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好きな小説を語るんだよ(*`Д´)ノ

2840V3:2015/05/16(土) 00:06:04 ID:wAu9GGWA
「おれは四つのときからひとりで戦場稼ぎをして生きのびてきたし、十ニのときにはもう大人の鎧をくすねて一人前の傭兵だった。だから云うのだがおれの、生きのびるための直感は超能力といっていいほど鋭いのだ。人は、それで、おれのことを魔戦士などともいう。どんな戦場でも、どこにどんな危険がひそんでいるかかぎあててしまうからだ。そのおれが云うのだからまちがいはない。この城には悪魔がとっついている。災厄の黒雲がこの城をおおいかくしている。その瘴気はあの包帯だらけの城主にあるのかもしれないし、あれはただその災厄の一部にしかすぎないのかもしれん。だが、グイン、いいかーーいずれにせよこの砦は何かに呪われているぞ。傭兵部屋でこっそり囁かれていた話だがな、近習たちでさえ決して近付こうとしないあの黒い塔の中で、いったい何がおこっているのか、誰も知らぬそうだ。しかしたしかに何かがおこっている。その何かとはーーチェッ、たいして知りたいとも思わんがね!」
グイン・サーガ第一巻『豹頭の仮面』

梅(*`Д´)ノ♪

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