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女児10人に性的暴行 被告に無期懲役判決 大阪地裁

1名無しさん:2025/07/30(水) 17:06:36
女児10人に性的暴行 被告に無期懲役判決 大阪地裁

02月18日 17時02分


1人で留守番をするなどしていた女子児童10人に性的暴行を加えた罪などに問われた28歳の男の被告に、大阪地方裁判所は「人格の根幹を傷つける卑劣で悪質な犯行で、有期刑の範囲内にとどめるのは困難だ」として求刑どおり無期懲役を言い渡しました。

大阪・吹田市の元病院職員、柳本智也被告(28)は、2022年までの6年間に、1人で留守番をするなどしていた当時8歳から12歳の女子児童あわせて10人に性的暴行を加えた罪などに問われました。
これまでの裁判で、検察は「抵抗力が備わっていない児童を狙い、用意周到に準備して犯行を繰り返した」と主張して無期懲役を求刑したのに対し、弁護側は「被告は性加害をやめるために治療を受けようと思っている」などとして有期刑にするよう求めました。
18日の判決で、大阪地方裁判所の伊藤寛樹 裁判長は「社会に守られるべき存在である女児を狙って人格の根幹を傷つけたもので、卑劣で悪質な犯行だ。最も安心できるはずの自宅やその間近で突然被害に遭った女児の受けた恐怖や精神的苦痛は想像を絶するものがある。事件から数年がたっても、心の成長が滞って対人関係に支障のある被害者もいて将来に残る影響が強く懸念される」と指摘しました。
そのうえで、「計画性は著しく高く、嫌がる様子を認識しても陵辱しようとする強固な犯意が認められる。女児に対する性的加害を長期間にわたり数多く積み重ねている以上、有期刑の範囲内にとどめるのは困難である」などと述べ、無期懲役を言い渡しました。

【裁判員“卑劣な事件が起こらなくなれば”】
判決のあと、裁判員を務めた30代の会社員の男性が会見に応じました。
男性は「裁判員は法律的な観点と一般の感覚の両方から見る必要があると思いますが、私は一般人なので一般の感覚に重きを置いていいものか、悩みました。卑劣なひどい事件が起こらなくなればと思いました」と話していました。
また、被告の印象については、「裁判中なので、感情の浮き沈みが出しづらかったのか、つかみどころのない印象を受けました」と話していました。

【計画的な手口が明らかに 被害児童の心情も語られる】
これまでの裁判で、柳本被告の計画的な手口が明らかになりました。
検察の冒頭陳述によりますと、被告は、大学や仕事の合間や休みを使って団地をうろつき、狙った女子児童がいるとあとをつけて家を特定して、長いときには1年近く見張りをして生活パターンや家族構成などを確認していました。
そして、家族がいない時に家に押し入るか児童が人けのない場所にいる時を狙っていたということです。
例えば、ある児童のケースでは、およそ1か月前から行動を確認し、スマートフォンに記録していたということです。
スマートフォンには、▽児童の名字や▽学校から帰宅した時間や家族が帰宅した時間のメモ、さらに▽児童が集合住宅のエレベーターホールから自宅に入る様子などの動画も残されていました。
事件当日、電気業者の設備修理を装って家を訪ねた際には、児童にドアを開けることを断られますが再びインターホンを押して「きょうしかできない」などと言って鍵を開けさせ、住宅に侵入したということです。
そして、児童にタオルで目隠しをして「黙れ。殺すぞ」などと脅して事件を起こし、児童の様子を撮影したうえで「誰かに話したらこの写真をばらまく。家族に話したら家族も殺す」と口止めをしていたということです。
裁判では、被害に遭った児童の心情も語られました。
供述調書によりますと、児童は当時のことを、「電気修理が必要なのだと思い、ドアを開けてしまった。抵抗したら殺されると思い、無心で耐えた。親に早く帰ってきてほしかったが、この瞬間を見られたくないとも思った。家にあげたことがばれたら怒られるし、悲しませると思った」と話したということです。
事件の直後、児童は被告のように眼鏡をかけた男性や父親にさえも恐怖を感じ、今もフラッシュバックに苦しんでいるということです。

【子どもの留守番中は“玄関開けない”約束を 警察呼びかけ】
子どもが1人で留守番をしているときに被害に遭わないようにするため、警察は「知らない人が来たら玄関を開けないでほしい」と呼びかけています。
1人で帰宅する際の対策として、▽玄関の鍵を開ける前には周囲に不審な人がいないか確認することや▽家の中に誰かがいると思わせるため、「ただいま」と言いながら自宅に入ること、▽集合住宅のエレベーターには、知っている住民とだけ乗るようにすることを挙げ、知らない人が訪れても玄関を絶対に開けないでほしいと呼びかけています。
また、地域の大人が散歩や買い物の際に子どもたちの見守りをすることで地域の防犯意識を高めることにつながるということです。
警察は家庭や環境にあった対策を家族で話し合い、不審な人に気づいたらすぐに警察に通報してほしいと呼びかけています。

【子どもの性被害 思春期に被害再認識 長期的な支援必要】
子どもの性被害に詳しい追手門学院大学の櫻井鼓 教授は、今回の事件の手口について「事前にかなりの計画をしていて悪質な手口だと感じた。子どもは困っている人がいれば話を聞いてあげようと思ってしまい、こうした優しさや素直さを利用している。被害を親に言ったら、本当に親が殺されてしまうと思い、子どもは誰にも言えない気持ちになってしまう」と指摘しています。
そのうえで、被害に遭ってしまった時の対応の注意点として、「まずは何があったのか声をかけてもらいたいが、話を始めたら細かく聞かないでほしい。何度もいろんな人が聞き取りをすることは子どもの負担が大きく、親としては心配だと思うが、専門家が1回で聞くことが大切だ」と話しています。
被害に遭った子どもの特徴として、▽頭やおなかが痛いといった体の症状に表れたり、▽気分が落ち込みがちになってことば数が少なくなり、元気がなくなる、▽逆にふだん以上に元気そうにふるまうこともあるということです。
また、その後のケアについては「性被害というのは、人を信じられなくなったり、世の中は危険だと思ったりしてしまうので、子どもが安心できる環境を整えてあげることが大事だ。思春期になったときに自分のされた行為の意味に気づいてしまう時がくるので、そのときにも周囲の親や支援者がケアをしてほしい」と話し、長期的な支援が必要だと話しています。



https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20250218/2000091783.html



出典関西 NEWS WEB NHK


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