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北朝鮮

1NAME:2012/04/13(金) 12:57:42
北朝鮮 朝鮮民主主義人民共和国 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE

軍事境界線(38度線)を挟み南半部の大韓民国(韓国)の統治区域と対峙している分断国家で、朝鮮戦争において中国軍両軍とアメリカ軍を中心とした国連軍の間で休戦協定が結ばれて以来、南北はあくまでも「休戦」中で、国際法上においてもいまだに戦争状態にある。ただし、朝鮮民主主義人民共和国の憲法上は朝鮮半島全体を領土と規定しており、「現在は北半部を統治している」との立場をとっている。

日本は、建国から現在に至るも朝鮮民主主義人民共和国を国家承認しておらず、国交も無い。

202NAME:2018/05/31(木) 00:09:02
中国とむしろ距離を置いてきた歴代「金王朝」

とはいえ北朝鮮のほうは、簡単に中国の支配下に組み込まれる気はないようです。 中国は以前から、北朝鮮を中国資本の傘下に組み入れようと画策し、北朝鮮に「改革開放」を迫ってきました。金正恩委員長の父の金正日は、2000年5月の最初の電撃訪中以降、2011年までに合計8回、訪中しています。その度ごとに、江沢民や胡錦濤は上海の経済特区を金正日に見学させるなどして、共産主義体制を維持しながら資本主義的な市場開放を行うことは可能だと示し、北朝鮮も中国にならって改革開放路線を歩むべきと説得しました。

しかし、金正日はこれを拒否し続けました。表向きは、「経済の自由化は政治の自由化を求める危険な動きとなる」ということでしたが、実際には「中国の介入を受けるのがイヤだ」ということだったのでしょう。 金正恩も露骨に中国を嫌い、中国を「1000年の宿敵」と呼んでいました。これは前述のように、朝鮮が長年中国の属国であった歴史的経緯を踏まえての発言です(歴史的な事実に基づけば、「2000年の宿敵」と言わなければならないところですが)。さらに2013年には、親中派の代表格で、改革開放を推進しようとしていた叔父の張成沢(チャン・ソンテク)を処刑します。これ以降、北朝鮮と中国との関係は急速に冷え込みました。 そこへトランプ大統領が登場し、北朝鮮への圧力政策を進めたことで、北朝鮮は窮地に陥ります。中国はこれを好機と見なしました。北朝鮮のクビが絞まれば絞まるほど、中国の差し伸べる「救いの手」は高く売れるからです。

習近平と金正恩は何を話し合ったのか?

ところが、北朝鮮は簡単には中国の「救いの手」を握りませんでした。北朝鮮は韓国を仲介にして、アメリカへ抱き付いたのです。この抱き付き作戦が予想以上に効果を発揮し、3月8日、トランプ大統領は米朝首脳会談の開催を決めました。 この一連の動きに焦ったのが中国です。中国は、北朝鮮が窮すれば自分たちのところへ頭を下げに来るはずだとタカをくくっていましたが、見事に当てが外れました。3月と5月に、習主席は金正恩と2回にわたって会談。3月の会談は中国側が金正恩を招聘(しょうへい)したもので、5月の会談も中国側の招聘で行われたとみて間違いないと思います。中国は北朝鮮という暴れ馬の手綱を握ろうと必死なのです。

この2回の首脳会談で、中国は北朝鮮に譲歩し、北朝鮮に有利な合意が形成されたことでしょう。これは、アメリカと中国をてんびんにかける北朝鮮の二股外交です。中国が金正日時代から求めている改革開放路線は是認されたものの、「カネも出す、口も出す」とはいかず、「口も出す」部分について、中国は大幅に制約をかけられたとみるべきです。

よくありがちな「北朝鮮が中国に泣きついた」論では、実態を捉えることはできません。北朝鮮はわれわれが考える以上に、外交技術に長(た)けた国です(北朝鮮は、外交官だけは処刑しない)。貧弱な小国でありながら、これまでも、アメリカや中国などの大国に外交上伍(ご)してきました。転んでもタダでは起きないのです。韓国の文在寅政権などが扱える相手でないことだけは確かです。 ただ、トランプ大統領が首脳会談の中止を表明した5月24日以降は、北朝鮮もトランプ大統領にはかなわないと思ったことでしょう。

203NAME:2018/05/31(木) 00:11:55
金日成による朝鮮戦争後の「親中派」粛清

中国は北朝鮮との経済連携を進めていきさえすれば、いずれ北朝鮮を中国資本の傘下に収めることができるという長期的な戦略を描いているでしょうし、それを対アメリカの外交カードに利用することもできます。そこで、まずは北朝鮮と経済連携をすることを急いだのです。習主席は5月16日、北朝鮮の訪中使節団に対し、「金正恩委員長と2度も会い、両国の関係発展の共通の認識を持つことができた」と述べました。

しかし、過去に、中国は北朝鮮に痛い目に合わされています。1950年に勃発した朝鮮戦争で、中国は北朝鮮を支援しました。戦後、毛沢東は北朝鮮への影響力を強め、属国にしてしまおうともくろんでいましたが、失敗します。中国は北朝鮮内の「延安派」と呼ばれる親中派の一派と連携していましたが(延安は1930年代後半の中国共産党の本拠地)、金日成はスターリン批判(1956年)以降の中ソ対立の隙を突いて、延安派を速やかに処刑していきました。

1959年、毛沢東の大躍進政策に対する批判が巻き起こり、中国指導部で内部紛争が生じたとき(彭徳懐の失脚)、金日成は「延安派」を完全に根絶やしにしました。中国は混乱に巻き込まれている間に、北朝鮮支配の足場を失ってしまったのです。中国共産党の対北朝鮮政策は、このように失敗続きでした。

北朝鮮は金日成時代と同じように、中国を都合よく利用しつつ中国の影響力は断つという方法を、今後模索していくと思われます。今日の習政権が、経済連携を通じて北朝鮮という暴れ馬の手綱を完全に握ることができると考えているなら、大きなしっぺ返しを食らうでしょう。中国の「朝鮮属国化構想」を阻止するうえで最も大きな力を発揮するのは、アメリカではなく北朝鮮かもしれません。

「二股外交」はどこまで通用するか

もっとも、アメリカと中国の両方を利用しようとする北朝鮮の二股外交が、トランプ政権にどこまで通用するかはわかりません。 北朝鮮はこれまで、中国の支援を背景にアメリカに対して強気なアプローチを展開し、ペンス副大統領を罵倒までして揺さぶりをかけていました。ところが、トランプ大統領が突然会談中止を表明したことで、北朝鮮のこうしたアプローチはピシャリと退けられました。同時に、裏で策動していた中国の影響力も、一定のレベルで低下しました。

会談中止の発表直後、中国の「環球時報」は「信義にもとる行為」などという言葉を使って、トランプ大統領を批判する記事を掲載しました。一方で、同じ記事内では「アメリカが北朝鮮に対する軍事的圧力を高めないことを望む」と記され、中国のアメリカに対する屈服をうかがわせる内容となっています。

北朝鮮問題はその本質において、アメリカと中国の二大国の駆け引きであり、「米中冷戦」と呼ぶべき現在の危機構造の一部として存在しています。アメリカにとって、北朝鮮に譲歩することは、中国に譲歩することと同じなのです。「ドラゴンスレイヤー」と呼ばれる対中強硬派で占められたトランプ政権の中枢は、そのことを最もよく理解しています。
宇山卓栄(うやま・たくえい)

著作家。1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。おもな著書に、『世界一おもしろい世界史の授業』(KADOKAWA)、『経済を読み解くための宗教史』(KADOKAWA)、『世界史は99%、経済でつくられる』(育鵬社)、『「民族」で読み解く世界史』(日本実業出版社)などがある。(写真=AFP/時事通信フォト)

204NAME:2018/06/02(土) 02:10:01
【拉致から40年 救出への道筋】
米朝会談中止も「驚かず」 拉致家族、冷静に「時を待つ」 全員救出へ日本の“戦略”求める
2018.6.1 13:00更新
http://www.sankei.com/premium/news/180601/prm1806010007-n1.html

朝鮮半島情勢が二転三転している。シンガポールで6月12日に開催予定だった米朝首脳会談だったが、米国のトランプ大統領は唐突に「中止」を発表した。ただ、その直後から会談実現に向け再調整の動きが活発化。北朝鮮の非核化や体制保証など双方の思惑が交錯し、駆け引きは熾烈(しれつ)だ。過去にも国際関係に翻弄され続けてきた拉致被害者家族は静かに交渉の行く末を見つめている。(社会部 中村昌史)

想定外にも「静かな心で」

 「これまでに色々なことがありすぎて…。何か起きても、驚かなくなってしまった」。横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(82)は悲しげに肩をすくめた。 5月24日夜、トランプ氏は北朝鮮が米国高官らを名指しして批判を繰り返している状況などをあげ、「会談実施は不適切」と首脳会談の中止を発表した。拉致被害者の帰国へ尽力を明言してきたトランプ氏。金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長と交渉すれば拉致問題の解決を迫ると約束していただけに、米朝首脳会談への期待は日に日に高まっていた。

ただ、会談中止にも家族らの受け止めは冷静だった。「すべての拉致被害者を帰国させるのが大前提。国際情勢が二転三転することは過去にも繰り返されてきた。短期的動きに惑わされず静かに推移を見守る」。早紀江さんは語る。昭和52年にめぐみさんが姿を消して20年後の平成9年、拉致の事実を知った。14年に北朝鮮は拉致を認めたが、めぐみさんを「死亡」とし偽の遺骨を提出した。被害者帰国へ交渉の雰囲気が高まり、そのたびにしぼんだ。

 「期待は何度も裏切られてきた。でも、後ろ向きになりすぎると、心が押しつぶされる。北朝鮮については『想定外』が起きて当たり前。いつも『真ん中』の心持ちで冷静に見て、時を待つつもりでいます」 今回は、過去に米国に揺さぶりをかけ、見返りを得てきた北朝鮮の思惑を切り捨てるようにトランプ氏が“ノー”を突きつけた形だが、早紀江さんに驚きはなかった。「熾烈(しれつ)な交渉の中で思惑があり、今後も各国の駆け引きや、さまざまな動きがあるはず」。早紀江さんは過去の歴史も振り返るように淡々と語った。

米国の対応に理解

 それぞれの家族も、動揺することなく情勢を見すえていた。家族会代表で田口八重子さん(62)=同(22)=の兄、飯塚繁雄さん(79)は5月25日、報道陣に「中身が伴わなければ中止、延期するということなら適正な判断では」と感想を話した。

飯塚さんは、北朝鮮が非核化などの外交上の約束をたびたびほごにしてきたことを念頭に「トランプ大統領がそういうことを察知したのでは」と推察した。一方、北朝鮮への制裁継続の重要性を挙げながら「事態が変われば会談が実現してほしい。米国が『拉致問題は日本政府と直接交渉しなさい』と言ってくれれば、日朝会談の大きなテーマになる」とも語った。 増元るみ子さん(64)=同(24)=の弟、照明さん(62)も「北朝鮮はあの手この手で揺さぶりをかけ、譲歩を引き出してきた。米国の対応は正しい選択。本音の話し合いが求められる状況になってきた」と受け止める。

米朝会談の先を見すえる

 実際に事態は変わりつつある。米国が中止を発表した直後、米朝首脳会談の再設定へ各国の動きが活発化。会談が実現すれば、拉致解決に向けた米国の「後押し」と、その後の動きにいよいよ関心が集まる。 5月の家族会訪米で、拉致問題への理解が深く浸透した米政府の状況に手応えを感じていためぐみさんの弟、拓也さん(49)は「米国は毅然(きぜん)とした姿勢を貫いていると評価したい」と話す。

 拓也さんは、米朝首脳会談の先に、拉致解決の進展があると考えている。「米朝の次に行われるであろう日朝間の交渉も含め、冷静に状況を見ていきたい」 5月28日には、政府側の呼びかけで安倍晋三首相と家族会が面会、首相は不透明となった朝鮮半島情勢について説明した。安倍首相は、トランプ氏に拉致解決への協力要請を改めて念押しするとしたうえで「最終的解決には日朝首脳会談が必要」との認識を家族らに伝えたという。

早紀江さんは被害者全員の救出を強く願いながら、こう語る。「最後は日本がいかに被害者を救出するかの戦略が求められる。国を挙げた解決への動きをさらに強めていただきたい」

205NAME:2018/06/11(月) 23:27:25
【米朝首脳会談】
金正恩氏、母は在日「開明」と「非情」が同居
2018.6.11 20:47更新
http://www.sankei.com/world/news/180611/wor1806110035-n1.html

1984年1月8日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男として出生。82、83年生まれ説もある。母の高英姫(コ・ヨンヒ)が大阪出身の在日朝鮮人だった事実は国内で公にされていない。 少年時代にスイスに留学し、資本主義に接した。バスケットボールに熱中し、日本の人気漫画「スラムダンク」なども愛読していたとされる。父が「『正恩は根っからの遊び人でダメだ』とあきれていた」と評したとする内部情報も流れたが、2人の兄は後継レースから脱落。2011年の父の死に伴い最高権力者の座に就いた。

 妻を公表しなかった父とは対照的に、李雪主(リ・ソルジュ)夫人を南北首脳会談などに同行させ外交面で「通常国家」であることを強調。識者は「形ばかりだが会議や裁判の手続きを重視し、先代に比べ開明的」とみる。

 一方、13年には叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑。昨年2月にはシンガポールの隣国、マレーシアで異母兄の正男(ジョンナム)氏を暗殺するなど体制の安定のため、なりふり構わない非情さを持ち合わせる。 たばこ好きとして知られ、 煙をくゆらせながら年配の幹部らに訓示を垂れる写真が朝鮮労働党機関紙「労働新聞」にたびたび掲載されている。(シンガポール 時吉達也)

206NAME:2018/06/15(金) 11:49:14
米朝首脳会談】「トランプ大統領は拉致被害者の帰国について明確に発言」「金正恩氏もはっきり返事した」 ポンペオ米国務長官が説明
2018/06/14 13:20
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e7%b1%b3%e6%9c%9d%e9%a6%96%e8%84%b3%e4%bc%9a%e8%ab%87%e3%80%91%e3%80%8c%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98%e3%81%af%e6%8b%89%e8%87%b4%e8%a2%ab%e5%ae%b3%e8%80%85%e3%81%ae%e5%b8%b0%e5%9b%bd%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e6%98%8e%e7%a2%ba%e3%81%ab%e7%99%ba%e8%a8%80%e3%80%8d%e3%80%8c%e9%87%91%e6%ad%a3%e6%81%a9%e6%b0%8f%e3%82%82%e3%81%af%e3%81%a3%e3%81%8d%e3%82%8a%e8%bf%94%e4%ba%8b%e3%81%97%e3%81%9f%e3%80%8d-%e3%83%9d%e3%83%b3%e3%83%9a%e3%82%aa%e7%b1%b3%e5%9b%bd%e5%8b%99%e9%95%b7%e5%ae%98%e3%81%8c%e8%aa%ac%e6%98%8e/ar-AAyCpoF?ocid=iehp

【ソウル=千葉倫之】河野太郎外相は14日午前、訪問先のソウルで米国のポンペオ国務長官、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と日米韓3カ国の外相会談を行った。ポンペオ氏は会談後の共同記者会見で、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談に関し、「大統領は拉致被害者の帰国について非常に明確に発言し、金氏もはっきり返事をした」と明かした。返事の内容には言及しなかった。

 日米韓外相会談ではポンペオ氏が米朝会談の詳しい内容を説明。3氏は、米朝会談で発出されたシンガポール共同声明を歓迎し、北朝鮮の非核化へ緊密に連携していく方針を確認した。 ポンペオ氏は会見で「北朝鮮が完全に非核化したということを示すまで制裁を解除することはない」と強調。非核化の方針で日米韓に相違はないと強調し、河野、康両氏も同意した。

 河野氏は会見で、北朝鮮との対話について「拉致を含めた問題解決につながる形で首脳会談が実現されればいい。その方向で調整が行われることになる」と述べた。具体的な日朝接触については「今の時点で直接のハイレベル対話を検討していることはない」とするにとどめた。 康氏は、トランプ氏が米朝協議中は米韓合同軍事演習を中止すると述べたことに関し「(外相会談で)踏み込んだ議論はなかった」と述べつつ、「韓米演習は軍当局で協議し、決める問題だ」と語った。

 河野氏は日米韓外相会談の後、ポンペオ、康両氏との個別会談も行った。午後には文在寅(ムン・ジェイン)大統領を表敬する。 米メディアによると、ポンペオ氏は日米韓外相会談に先立つ13日、記者団に対し、トランプ米大統領の1期目の任期(〜2021年1月)内に北朝鮮の非核化をおおむね達成したいとの考えを表明。北朝鮮との交渉が行き詰まった場合には米韓合同軍事演習を再開するとも述べた。会談でも非核化の時期について意見交換したとみられる。

207NAME:2018/06/17(日) 00:00:43
【北朝鮮拉致】
安倍晋三首相「金正恩委員長は決断を」 河野洋平氏の発言には「大変残念」 
http://www.sankei.com/politics/news/180616/plt1806160009-n1.html
2018.6.16 12:35更新

安倍晋三首相は16日午前、読売テレビ番組「ウェークアップ!ぷらす」で、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、「金正恩(朝鮮労働党)委員長が大きな決断をすることが求められる」と述べた。そのうえで「相互不信という殻を破って一歩踏み出し、解決したい。信頼関係を醸成していきたい」と語り、北朝鮮との交渉に意欲を見せた。

 首相は拉致問題は「(北朝鮮が)すべての拉致被害者を帰国させたときに初めて解決する」と強調。金氏との首脳会談に関し「やみくもに行うのではなく、拉致問題の解決に資する会談にしないといけない」と述べた。 首相は北朝鮮が完全な非核化を約束した米朝首脳会談を「非核化に向けて土台を作ることはできた」と評価し、金氏を「大きな決断ができる人物だ」とした。非核化への資金協力に関しては、費用を拠出する国際的枠組みを設ける可能性にも触れ「例えば、北朝鮮の核廃棄へ機構を作って進めることになる」と説明した。

 また、河野洋平元衆院議長が拉致問題より国交正常化や戦後賠償を優先すべきととれる発言をしていることに対しては「北朝鮮に大変なサービスをされている。そういう発言は交渉力をそぐ。私たちの大先輩で、大変残念だ」と述べた。 一方、9月の自民党総裁選への出馬を判断する時期について「東京近辺でセミの声がうるさいと感じられる状況になった頃」と説明した。「まだまだやるべきことがたくさんある」とも述べ、連続3選に意欲をにじませた。

208NAME:2018/06/17(日) 01:39:44
「米朝会談は金一族のため」「北は常識とは違う国」 脱北女性2人が前橋で証言
2018.6.15 13:47更新
http://www.sankei.com/world/news/180615/wor1806150025-n1.html

史上初の米朝首脳会談から2日後の14日、前橋市大手町の群馬県政会館で、「脱北者の話を聞く集会」(群馬拉致議連主催)が開かれた。韓国人の父、日本人の母という共通項を持ち、2002年に脱北した女性2人が北朝鮮での過酷な実態や脱北の経緯、独裁政権への怒りを語った。(前橋支局 吉原実)

 登壇したのは、荒川昌子さんと佐藤美子さん(ともに仮名)。 荒川さんは昭和27(1952)年、埼玉県出身。11歳のとき、父の強い意向で帰還船に乗り北へ渡った。当時の日本国内では、北朝鮮を「地上の楽園」と表現して疑わない人たちが多くいた。「楽園へ行く」と口にしていた父はすぐに亡くなった。

 「金日成時代は、なんとか食べ物があった。せっけんも塩も、配布された。金日成が亡くなり、この世がおかしくなると思った」 初めての脱北は失敗に終わる。中国へ向かうために川を渡っているところを捕らえられ、「牢屋」に連行された。金正恩朝鮮労働党委員長の父の金正日体制だった当時に脱北を試みる人が続出したため、連行先では「6畳の部屋に20人くらいいた」という。周辺で、毎日のように死体を目にしたことから「感覚がおかしくなった」と振り返る。

 2002年、中国国境にある流れの速い川の横断を再度試み脱北に成功。平成19(07)年にようやく日本の土を踏んだ。「脱北できたことがどれだけ幸せだったか、今でも考える」と語る。 佐藤さんは北朝鮮北東部の咸鏡北道で昭和46(1971)年に生まれた。父は在日韓国人1世として日本で生活し帰還船で北へ渡ったが、「亡くなるまで自分の選択を後悔していた」。

夫が韓国軍捕虜を捜索していたことから監視対象となった。父の影響もあって脱北を決意し、02年にシベリアに近い中国吉林省のキリスト教会で保護された。その後、脱北者を支援する「北朝鮮難民救援基金」の協力でタイへ渡航、11年に日本入国が許可され、現在は内装工事会社を経営している。

 北が「常識とは違う国」であると知ってほしいと願い、初めて自身の体験を口にした。12日の米朝首脳会談では「朝鮮半島の完全な非核化」で合意したが、佐藤さんは「私たちはそこ(北)に住んでいて出てきた者。現実をよく知っている。会談は本質的なことが語られたわけではない」と断じる。今後、複数回の会談を重ねても「金一族のための会談になってしまうのではないか」と危惧しているという。

 一方、4月27日に実現した南北首脳会談について、荒川さんは「とてもうれしかった。私の家族は今も北におり、会いたいし話したいことがたくさんある」と語り、「南と北は1つの民族。早く1つになってほしい」と訴えた。

209NAME:2018/06/20(水) 00:30:41
【本社・FNN合同世論調査】
対北制裁「拉致解決まで続けるべき」83.9% 内閣支持率40%台回復、不支持に1ポイント差迫る
2018.6.18 23:43更新
http://www.sankei.com/politics/news/180618/plt1806180043-n1.html

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は16、17両日、合同世論調査を実施した。安倍晋三内閣の支持率は44.6%で、前回調査(5月19、20両日)から4.8ポイント上がり、3カ月ぶりに40%台を回復した。不支持は前回比2.9ポイント減の45.6%となり、支持と不支持の差は1.0ポイントに縮まった。

 12日に史上初の米朝首脳会談が開催されるなど朝鮮半島情勢が激変する可能性がある中、首相の外交手腕への期待が支持率回復につながったとみられる。 米朝首脳会談を受けて、北朝鮮の完全な核廃棄は82.5%が「実現すると思わない」、日本人拉致問題の進展は59.3%が「期待できない」と答えた。日本政府による対北朝鮮制裁については、拉致問題の解決まで「続けるべきだと思う」との回答が83.9%に達した。

 日朝首脳会談に関しては53.9%が「慎重に検討すべきだ」と答え、「できるだけ早く行うべきだ」は40.7%、「行うべきでない」は4.0%だった。北朝鮮の核や弾道ミサイルを廃棄する費用の一部を日本が負担することには、69.6%が「反対」、26.8%が「賛成」と答えた。

米朝両首脳が会談後に署名した共同声明で、米国は北朝鮮の体制保証、北朝鮮は「朝鮮半島の完全な非核化」へ取り組む方針を、それぞれ約束した。会談の合意内容に対しては、「大いに評価する」5.9%、「ある程度評価する」45.1%、「あまり評価しない」35.8%、「まったく評価しない」12.2%で、評価すると答えたのは51.0%、評価しないとの回答は48.0%だった。 米朝首脳会談では金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長が一枚上手だったと答えたのは36.5%で、トランプ大統領の19.2%を上回った。

210NAME:2018/06/25(月) 13:38:45
【ソウルからヨボセヨ】
世界に類を見ない「工業化された植民地」
2018.6.23 13:22更新
http://www.sankei.com/world/news/180623/wor1806230013-n1.html

中朝国境の西側の鴨緑江沿いを遡ると、河口に近い中国・丹東の対岸の新義州にでっかい煙突が見える。観光ガイドは「日本時代の王子製紙の工場で今も動いている」という。さらに中流には日本時代に水力発電のために造られた巨大な水豊ダムがあり、古代・高句麗の有名な「広開土王碑」がある集安では、対岸の満浦に巨大な「日本時代の銅精錬工場」が見える。

 中朝国境は東側は豆満江だが、観光スポットの図們で川の水が濁っているのを見てガイドは「上流に鉱山があるから」という。上流の北朝鮮側に鉄鉱山で有名な「茂山」があり、日本時代に三菱鉱業が開発した世界最先端の鉱山だった。

 日本統治時代の北朝鮮には東海岸を中心に工業地帯が形成され、多くの日本企業が進出していた。日本の朝鮮半島併合をよく「植民地支配」というが、世界史的に見て植民地であんなに工業化を進めた例はほかにない。そこから「正確には植民地支配ではなかった」という見方も出てくる。

 日本の敗戦・撤退後、ソ連進駐軍がその工業施設のいいところを持ち去ったといわれるが、北朝鮮はソ連(ロシア)に返せと言ったことはあるのかしら。将来、日朝間で「支配の補償」という話が出るかもしれないが、誰が何をどう補償するのか一悶着は必至だろう。(黒田勝弘)

211NAME:2018/06/27(水) 23:53:04
【激動・朝鮮半島】
拉致問題は「ありもしない」 北朝鮮が日本を牽制
2018.6.26 19:45更新
http://www.sankei.com/world/news/180626/wor1806260034-n1.html

【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の平壌放送は26日の論評で「日本反動らは今日まで自らの過去の犯罪を謝罪し賠償するどころか、逆に誰それのありもしない拉致問題を騒々しくわめき立て、自分たちを『拉致被害国』に化けさせようと破廉恥に策動している」と日本を非難した。ラヂオプレス(RP)が伝えた。

 論評は「(日本の朝鮮半島統治時代の)朝鮮人強制連行・拉致蛮行は、歴史に類を見ない特大型犯罪だった」と非難。日本に対し「自分たちの過去を至急清算すべきだ」と主張した。日朝首脳会談の実現を念頭に、「過去」を盾にすることで、拉致問題解決に向けた安倍政権の動きを牽制する狙いがうかがえる。 平壌放送は15日にも拉致問題を「既に解決された」と主張した論評を報道していた。

212NAME:2018/07/26(木) 23:34:19
【北朝鮮拉致】蓮池薫さん事件
2018.7.26 07:07更新
https://www.sankei.com/world/news/180726/wor1807260006-n1.html

北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫(はすいけ・かおる)さん(60)が、31日で事件発生から40年となるのを前に、産経新聞の単独インタビューに応じた。今後、国内で拉致問題解決よりも国交正常化を優先させる動きが強まる可能性があるとし、「非常に危険なことだ。ただ仲良くなれば被害者を帰すなどということは絶対にないと断言できる。拉致問題の解決は国交正常化の絶対条件だ。(政府などは)警戒心をしっかりと持っていただきたい」と訴えた。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は6月12日の米朝首脳会談で、拉致問題を提起したトランプ米大統領に対し、日本との対話に応じる意向を示した。

 蓮池さんは、北朝鮮にとって拉致問題が「できれば一人も被害者を帰したくないし、認めたくもない(事案)」と言及。「北では最高指導者の金正恩氏の発言は絶対的に重い。もし『拉致は解決済みだ』と彼自身の口から改めて宣言されてしまうと、覆すのに大変な労力が要る。日本政府はそれを言わせないために、あらゆる努力をすべきだ」と強調した。

 政府認定で未帰国の拉致被害者は12人。「平成14年に私たち5人が帰国のため北朝鮮を離れたことを他の被害者は知っていただろう」とし、「細い希望をつないで生きていた人々が、なぜ自分だけは帰れないのかと絶望したに違いない。何重にも隔てられ、閉塞感と絶望に耐えながら帰国を待ち望んでいるかもしれない」と気遣った。

 今年に入って続く北朝鮮の対話攻勢。蓮池さんは「米国による北朝鮮への軍事攻撃の可能性はなくなったと思う」と語り、米朝関係の進展に一定の評価を示す。 ただ、トランプ政権の対北政策に「ブレが多い」とし、北朝鮮に対応を迫る際の圧力に不安が広がっているとも指摘する。 こうした中、日本は北朝鮮との交渉の糸口をいかにつかむべきか。蓮池さんは、北朝鮮が非核化を進め、見返りの経済支援が実行される局面で日本が存在感を示し、拉致問題が進展する可能性があるとみる。

 「実は、北朝鮮はトンネル掘削など日本の高い技術に憧憬(しょうけい)がある。経済への関心も高い。核・ミサイルによる体制維持から、経済発展へと本気でかじを切りたいのならば、拉致問題の解決、国交正常化の後に繁栄をつかむチャンスがあることを真に理解させる必要がある。日本はそのプランを構築して真剣に伝えるべきだ」

213NAME:2018/08/20(月) 01:08:31
金正男氏、隠し続けた「収入源」 北朝鮮から途絶えた送金…暗殺7カ月前「古民家を買わない?」
withnews
2018/08/19 07:00
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e9%87%91%e6%ad%a3%e7%94%b7%e6%b0%8f%e3%80%81%e9%9a%a0%e3%81%97%e7%b6%9a%e3%81%91%e3%81%9f%e3%80%8c%e5%8f%8e%e5%85%a5%e6%ba%90%e3%80%8d-%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%81%8b%e3%82%89%e9%80%94%e7%b5%b6%e3%81%88%e3%81%9f%e9%80%81%e9%87%91%e2%80%a6%e6%9a%97%e6%ae%ba7%e3%82%ab%e6%9c%88%e5%89%8d%e3%80%8c%e5%8f%a4%e6%b0%91%e5%ae%b6%e3%82%92%e8%b2%b7%e3%82%8f%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%9f%e3%80%8d/ar-BBM6hHP?ocid=iehp#page=2

2017年2月に暗殺された金正男(キム・ジョンナム)氏が、ひた隠しにしていた秘密がある。親友にも明かさなかった「収入源」。北朝鮮から送金が途絶え、動静が監視されるなかで、どうやってお金を調達していたのか。それを隠し通さなければならない事情が、正男氏にはあったようだ。(朝日新聞国際報道部記者・乗京真知)

1泊12万円の高級物件

 正男氏がビジネスの話を持ち出したのは、2016年7月17日。殺害される約7カ月前の夜だった。 「韓国にある古民家を買ってくれそうな人、いないかな?」 よく知る実業家に仲介をお願いした。古民家が正男氏のものなのか、知り合いに頼まれたものなのかは、言わなかった。 古民家は北朝鮮との国境に近い韓国北西部の島にあった。民話に出てきそうな築100年近い瓦ぶきの平屋は、古木が茂る庭や池に囲まれていた。4年ほど前に改装し、富裕層向けに1泊12万円ほどで貸し出していたという。

「武器や麻薬の販売はうそ」

 10代のころ欧州に渡った正男氏は、留学先で暮らしの豊かさを目の当たりにしたと言われている。留学から帰った後の1990年代には、父の故・金正日(キム・ジョンイル)総書記とともに、国内の農園や工場を視察して回ったという。 当時の状況について、正男氏は友人に「父とウナギの養殖場を見に行ったことがある。(運営がうまくいかない場合は)養殖場の責任者に死刑も含めた厳しい罰が科せられる」と話していた。

 日本から強制退去処分を受けた2001年ごろからは、北朝鮮を離れ、北京やマカオで過ごすことが多くなった。国家ぐるみの資金洗浄や密輸に関わっていると、疑いの目を向けられた。 ただ、正男氏本人は、2011年1月の五味洋治・東京新聞編集委員(当時)のインタビューで「武器の販売とか麻薬の販売というのはうそです」と疑惑を否定している(五味氏の著書「父・金正日と私 金正男独占告白」より)。 このころまでは、金総書記や正男氏の後見人だった張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の援助があったとみられている。

「隠し資産」が頼り?

 正男氏の生活が追い詰められたのは、その後だ。 2011年12月、金総書記が死去した。2013年12月には、張成沢氏が粛清された。「後ろ盾」を立て続けに失い、窮地に陥った。正男氏に残されたのは、国を追われた張成沢氏の妻ら、親族とのつながりだった。親族は国外に「隠し資産」を持っていて、それを取り崩しながら生活していると言われてきた。

 正男氏が親族にどれくらい頼っていたかは定かではないが、両者は北朝鮮当局の目が届きにくい欧州で落ち合っていた。当局に資産を没収される事態だけは避けたかったに違いない。 また親族のなかには、自らの才覚で不動産業を始めた者がいて、正男氏も起業を後押ししていた。監視をかいくぐり、資金を融通しながら、新しい生活基盤を探る――。正男氏が持ちかけた冒頭の商談は、そんな葛藤の一幕だったのかもしれない。

【金正男氏と収入源】正男氏が北京やマカオで過ごすことが多かった2000年代は、金総書記や張成沢氏からの送金のほか、中国政府の援助を受けていたとみられている。張氏が東南アジアに持つ秘密資金の管理や武器・麻薬の密輸など非合法活動への関わりもうわさされたが、本人は口をつぐんできた。弟の金正恩(キム・ジョンウン)氏が指導者になって以降、正男氏がどうやって生計を立てていたかは謎だった。

214NAME:2018/08/27(月) 12:03:49
【北朝鮮拉致】
蓮池薫さん「命以外すべて奪われた」 拉致解決訴えることが使命
2018.7.26 07:10更新
https://www.sankei.com/world/news/180726/wor1807260007-n1.html

北朝鮮による拉致から40年を迎える蓮池薫(はすいけ・かおる)さん(60)はこれまで、拉致された意味と向かい合ってきたという。恐怖に耐えつつ共に生活した拉致被害者の中には、いまだ帰国を果たせない人たちが多くいる。「一刻も早く風穴をこじ開けてほしい」。焦りをにじませながら全被害者の即時帰国を訴えた。(加藤達也、中村昌史)

 昭和53年7月31日、新潟県柏崎市の海岸で袋詰めにされ船に放り込まれた。何度も死を覚悟したが、2晩かけて見知らぬ港町に着いた。「ようこそ」。船内で注射を打たれ、もうろうとする中、男に日本語で声をかけられた。工作機関「朝鮮労働党対外情報調査部」指導員のハン・クムニョン容疑者。当時は知りようもなかったが、蓮池さん拉致を現場で指揮し、後に国際手配された男だった。

 連行された建物には初めて見る人物の大きな肖像があった。「ここは朝鮮民主主義人民共和国だ」。初めて居場所を知らされる。肖像は金日成(キム・イルソン)主席だった。現実離れした状況がのみ込めない中、一緒に拉致された現在の妻、祐木子(ゆきこ)さん(62)が心配だった。「下手なことをしなかっただろうな」。そう問うと「われわれ共産主義者はそんなことはしない。信じていい」。それが真実であることを願った。

 1年9カ月ほどたったころ、日本に帰したと嘘を聞かされていた祐木子さんが北朝鮮にいると明かされ、勧められて結婚した。 現地では工作員への日本語教育を強いられた。「あなたを立派な共産主義者、革命家に育ててあげよう」。利己的な言葉を幾度もかけられたが、平成14年の帰国まで2人の子供と妻が心の支えだった。

 「帰国後も拉致を考えない日はなかった。家族たちとの絆や時間。命以外のすべてを奪われた」。悔しさを押し殺し語る。北朝鮮では一部の被害者と隣同士で暮らしたときもあった。蓮池さんは、祖国の土を踏みたいと願い続けていた横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の姿を鮮明に記憶する。

 「私は共に拉致された妻と家族を持ち、安らげる場があった。めぐみさんは13歳で、たった1人で拉致された。早く帰りたいと、極限状態の中で生きていたと思う」 各地で精力的に講演などを行う蓮池さんは決意を語る。「拉致の解決を訴え続けることが今、自分にやれること、やらねばならないことだと思っている」

215NAME:2018/08/27(月) 18:54:47
北朝鮮に2年拘束「毎日9時間尋問、自殺も考えた」
2018/08/27 02:05
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%81%ab%ef%bc%92%e5%b9%b4%e6%8b%98%e6%9d%9f%e3%80%8c%e6%af%8e%e6%97%a5%ef%bc%99%e6%99%82%e9%96%93%e5%b0%8b%e5%95%8f%e3%80%81%e8%87%aa%e6%ae%ba%e3%82%82%e8%80%83%e3%81%88%e3%81%9f%e3%80%8d/ar-BBMsIiP?ocid=iehp#page=2

北朝鮮西部の南浦(ナムポ)で今月、30代の日本人男性が拘束された。邦人保護を担う外務省は北朝鮮との交渉を一切明らかにしていない。かつて2年余り北朝鮮当局に拘束された杉嶋岑(たかし)氏(79)が、朝日新聞のインタビューに応じて当時の状況を語った。

 ――北朝鮮に拘束された経緯は。 「1999年12月、よど号ハイジャック犯を追悼するため、6人で北京から北朝鮮に入った。帰国当日、空港に向かうはずの車が突如、平壌市内のホテルに向かい、同乗していた監視員に一室に連れ込まれた」

 ――当局側から拘束理由の説明はありましたか。 「取調官から『スパイ容疑』と言われた。カメラや財布を没収され、3カ月もの間、1日約9時間の尋問が続いた。食事は3食出ていたが、自殺を考えたこともあった」 「尋問では日本政府のスパイだと認めるよう強要された。内閣情報調査室や公安調査庁との関係を調べているようで、取調官は私が過去に政府側に提供した北朝鮮の情報や写真を全部知っていた」

 ――政府にどういう情報を提供していたのですか。 「私は5回訪朝経験があり、政府から頼まれて撮影した写真を提供したり情報を説明したりした。ただ、拘束時のツアーは監視が厳しく、写真もほとんど撮っていなかったので、『現行犯』ではなく、私の訪朝を待っていたのだろう」

――北朝鮮の目的は何だと思いますか。 「当時は日朝国交正常化交渉が再開される数カ月前。北朝鮮は対日外交を有利に進めるためにカードを欲していたはずだ。私の釈放と引き換えに、日本から外交上の譲歩を引き出せると考えたのだろう」(聞き手・鬼原民幸)

 すぎしま・たかし 静岡県生まれ。日本経済新聞記者時代に取材のため初めて訪朝。記者を辞めた半年後の1999年12月、5回目の訪朝で当局に拘束される。平壌市内のホテルや団地の一室など6カ所を転々としながら取り調べを受けた。 2002年2月に釈放され帰国。11年3月、拘束時の体験をつづった「北朝鮮抑留記 わが闘争二年二カ月 1999年12月〜2002年2月」(草思社)を出版。拘束の状況や北朝鮮の生活事情、当局とのやりとりなどをメディアを通じて発信している。日本政府は杉嶋氏が釈放されるまでの経緯や交渉過程を明らかにしていない。

216NAME:2018/09/08(土) 23:48:02
性拷問、昏睡死......北朝鮮・外国人拘束のあこぎな手口
2018年8月28日(火)13時10分
高英起(デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト) ※デイリーNKジャパンより転載
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/08/post-10860.php
米国人大学生ワームビアは北朝鮮で拘束された後、昏睡状態で帰国したが、そのまま死亡した KCNA-REUTERS

<北朝鮮が自国民に拷問を加えているのがわかっているだけに、外国人拘束の情報は人々に恐怖を感じさせる>

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は26日、同国法に違反して調査を受けていた日本人観光客の杉本倫孝氏を、当該機関が「人道主義の原則に従って寛大に許してやり、朝鮮の境外へ追放することにした」と発表した。 同記事の朝鮮語版を見ると、杉本倫孝氏の名前の読みは「スギモト トモユキ」となっている。この名前は8月10日、メディア関係者の間で日本人男性の拘束情報が飛び交ったときから伝えられていた。

当時、男性は欧州の旅行会社が企画したツアーで北朝鮮に入国。西海岸の港湾都市・南浦(ナムポ)で軍事施設を撮影したとの情報も伝えられた。真偽は不明だが、事実なら男性はスパイ容疑をかけられている可能性があり、拘束が長期化する恐れもあった。

まだ男性の追放は確認されていないが、健康な状態で日本に帰国できるなら何よりである。 こうした情報に接していまいちばんに思い出すのは、やはり米国の大学生、オットー・ワームビアさんの事件だろう。 ワームビアさんは北朝鮮を旅行中に拘束され、裁判で労働教化刑を受けた。2016年1月から翌年6月まで拘束された後、昏睡状態で釈放。同月12日に帰国したが、意識を取り戻さないまま死亡した。 彼の両親は2017年9月26日、米FOXニュースの番組に出演し、ワームビアさんには北朝鮮当局から拷問された跡があったなどと語った。また、トランプ米大統領は同日、ツイッターでインタビューに言及し「オットーは北朝鮮から信じがたいほどの拷問を受けた」と非難した。

<参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...>

北朝鮮にとって、スパイ容疑などで捕まえた外国人は人質外交やプロパガンダの材料などとして「利用」するためのものだ。後で記者会見に引っ張り出す必要があるから、凄惨な暴力を振るわれたとする事例は報告されていない。ただ、かつて北朝鮮に43日間にわたって拘束された韓国系米国人が、「性拷問」のビデオを撮られ、それを公開すると脅されたと証言したことはある。

実際のところ、ワームビアさんの死因が謎のままであるのも事実だ。AFP=時事によれば、遺体を検視したオハイオ州の監察医は、同氏が拷問を受けた明らかな痕跡は見つからなかったと語っているという。 しかしいずれにせよ、北朝鮮当局による外国人の拘束情報が、人々の恐怖や緊張を誘うものであるのは明らかだ。それは、北朝鮮当局が自国民に凄惨な拷問を加えていることを、国際社会が知っているからでもある。

<参考記事:北朝鮮の刑務所で「フォアグラ拷問」が行われている>

北朝鮮はそのような状況を逆手に取り、対外交渉のための人質のように使っている。そのような北朝鮮の外交姿勢については指弾されてしかるべきだろう。実際、北朝鮮は5月に拘束していた米国人3人を解放。米朝首脳会談に向けた事実上の「手土産」とした。 今回の発表記事でも、男性を「人道主義の原則に従って寛大に許してやる」などと言っているが、北朝鮮がこれをテコに、日本に何か言ってくる可能性は十分にある。ただ、北朝鮮の最近の対日論調を見る限り、日朝対話の新たな始まりは、日本にとってそれほど気分の良いものにはならないかもしれない。

[筆者]高英起(デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト) 北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)、『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)、『北朝鮮ポップスの世界』(共著、花伝社)など。近著に『脱北者が明かす北朝鮮』(宝島社)。

217NAME:2018/11/18(日) 02:39:57
元北兵士詳報「カネか権力ないと野垂れ死ぬ」
2018.11.16
https://special.sankei.com/a/international/article/20181116/0003.html?_ga=2.218899737.1201390398.1542469522-460585856.1480402570

昨年11月、在韓国連軍司令部が公開した、亡命した北朝鮮軍人が車両を降りて走る映像(共同) 昨年11月に北朝鮮から韓国に越境した元北朝鮮兵士、呉青成(オ・チョンソン)氏(25)は、北朝鮮の市民の多くは実は金正恩(キム・ジョンウン)政権に冷ややかな視線を送っていることや市民生活の現状、越境事件の真相についてよどみなく語った。産経新聞による単独インタビューの詳報は次の通り。

撃った4人「全員が友人だ」

 《細身だが肩幅があり、高身長。身長172センチの記者よりも目の位置が5センチ以上高い》 --傷は癒えたか 「2月まで入院したが、現在は通院の一方、仕事をしている。腕の神経を抜かれ、つねっても感じない」《シャツの右袖をまくると、上腕に傷痕。弾は腕の後部から入り、前部へ貫通した。大きく裂け、縫合された射出痕が痛々しい》

 --撃ったのは誰か 「4人全員が(軍隊の)友人だ。撃たなければ重い処罰を受ける。逆に自分がその立場でも、撃っていた」

 --当時は重篤と伝えられたが 「手術後、ようやく目を開けると、太極旗(韓国旗)が目に入ったのを覚えている」

 《軍少将の父を持つ4人家族。出身階層が高く、裕福な方だった。配属先も軍警察など特権を持つ部署を回った》

 --北朝鮮の貧困の実態は 「農民が米や野菜を作り、権力者が口にする。制裁で(外国製品の)流通がよくない。国産品は一部の者が奪う。既に国家配給は機能していない。権力者以外は貧しいが、特権的な平壌市民にも昨年は国家記念日の特別配給がなかった」

 --配給などがなければどうやって暮らしているのか

 「例えば勤務先の会社がもうかれば、従業員は豚肉1キロ、たばこ1カートンなどを支給される。北の人々は日本製品が大好き。日産のパトロールという車は将校らの専用になる。政治的には日本を罵倒するが、経済的な面では敬っている」

 《呉氏が「カネか権力かのどちらかを持っていないと、野垂(のた)れ死ぬ」と表現する北の市民生活。金正恩政権を見る国民の視線は冷めているようだ》

 --脱北の意思はあったのか 「韓国の映画や音楽を知っていたし一度行きたいとは思っていたが、亡命までは…。自分は上流階層だった。軍警察に勤務していた当時は自分も違反を見つけたら金を出せば見逃し、なければ留置場行きだと脅して小遣いを稼いだ」

 --手術の際、寄生虫が見つかったと伝えられた 「北では肥料に人糞を使う。駆除薬も飲むが、おそらく住民のほとんどが寄生虫を持っている。軍では食器を洗わずに使い回す。ただ、寄生虫は本当に栄養不良ならば育たない。私については栄養不良だったのではなく、むしろ良かったから出た」

正恩体制「同世代80%が無関心」

 --金正恩朝鮮労働党委員長の統治を国民はどう見ているか 「友人らがどう感じていたかに関心はなかったが、自分は無関心。同世代ではおそらく80%ほどが無関心で、忠誠心もないのでは。人民を食わせられなくとも、世襲で、それが当たり前となれば、関心も忠誠心もわかないだろう」

 《厚いベールに包まれた北の“ロイヤルファミリー”。正確な情報は、軍高官の息子であっても接することはなかったという》

 --金正恩氏の異母兄の正男(ジョンナム)氏や、叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏が殺された 「そもそも正男氏を知らなかった。張氏の処刑は大事変だった。悪い人間と思い込んでいたが韓国に来てから、悪いから殺されたのではないと分かった」

 --現政権になってからの軍隊に変化は 「規模が拡大され、より戦闘的な態勢になった」

 --韓国軍をどう思う 「軍隊のようで軍隊ではない。韓国にも自分と似たような苦しい訓練をした人がいるだろうが、全体ではそれほど強くないのでは」

 《脱北者の家族は厳罰となることが多い》

 --家族の安否は 「家族の身の上への不安から、むしろ調べないようにしている。孤独感はあるが、南で新たな名を持つ別人で再出発した」

 --韓国メディアで「殺人が原因」などと報じられたが、越境の理由は 「殺人などしていない。越境は友人とのトラブルが高じたことが原因だったが、話したくない」


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