資金不足は深刻で、大飢饉(ききん)から3年も経っていないソマリアが再び食糧危機に舞い戻る恐れがあると、ユニセフは警告。すでにソマリアの5歳未満の子ども約5万人が深刻な栄養不良に陥っており、ユニセフの援助がなければその数は20万人まで膨れ上がる可能性もあるという。 2011年にアフリカ北東部の「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれる地域で1300万人を襲った大規模な干ばつで、最大の打撃を受けたのはソマリアだ。特に内戦で荒廃したソマリア南部では大部分が飢饉地区として宣言された。国連によると、この飢饉の間にソマリアで亡くなった25万人の半数は子どもたちだった。