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名古屋社会情報

57名古屋:2012/04/12(木) 19:48:34
ここから少し日本から離れて世界の金融の流れ、金融の歴史を知らねば
理解することは難しいと思います。

北朝鮮という怪しい国ですら自国通貨を発行していますが、世界中の
誰もが北朝鮮の通貨では物を買うことはできません。ただの紙切れです。
北朝鮮が外国から物を買うには基軸通貨であるドルが必要です。
日本から買うときにはドルか円で支払います。だから以前はマッタケや
海山物を日本に売って円を手に入れていました。日本に存在している
朝鮮総連がパチンコで稼いだ円を北朝鮮にせっせと送金していました。

ドルを手に入れるには貿易で稼ぐ以外ありませんが北朝鮮は手っ取り早く
偽ドルを印刷しています。

このような偽札を作らさないためにも、また自国通貨を大量に刷って
暴走する歳出に歯止めをかけるために19世紀末には金本位制が国際的
に確立しました。

金本位制とは各国の中央銀行が保管している金と同額の紙幣を発行し、
金と紙幣の等価関係が保証されている制度です。

しかし1929年には世界大恐慌が起こったため、多くの国が金本位制
を離脱し、金の保有量とは関係なく通貨を発行する管理通貨制度に移行
しました。

第二次世界大戦後、アメリカは世界一の金保有量を誇っていたので、
米ドルが基軸通貨として金と並び,国際通貨になったため、再び金ドル
本位制(プレトンウッズ体制)が確立しました。

しかし1971年ニクソンは金とドルの兌換を禁止する声明を発し、金本位
制は完全に終焉を迎えました。貿易が増大し経済が膨れたために貨幣量
の制約では抗しきれなくなり、また有効な刺激策を打てずに不況が深刻
化したという認識が各国で一致したからです。

金本位制の縛りが無くなったアメリカは基軸通貨の強みでドルを際限
なく刷って超輸入大国になり、世界の総輸入額の20%近くを占めるまで
になりました。有難いことに、ドルは基軸通貨です。アメリカ政府は
ドルをどしどし印刷して、輸入代金を支払うことができます。

そのおかげでアジア諸国を中心にその他の新興国は対米輸出の増大で国
が発展し豊かになっていきました。06年まで5%超の成長を記録した
国は104ヵ国に達しました。このようにアメリカは世界中の国々を浮上
させる経済成長の大波を起こしたのです。


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