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名古屋社会情報
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ただし私は、佐々木議員のように「国民を愚弄している」などと批判したいわけではありません。
逆です。
この企画書は、わが国の将来がB層の動向にかかっていることを明確に示している点で非常に優れています。そしてグラフの縦軸(IQ)と横軸(構造改革に対する姿勢)の設定は、広告会社の単なる思いつきなどではなく、一八世紀以降の社会構造を考えるうえで、非常に重要な意味を含んでいるということを指摘したいと思います。
縦軸は説明するまでもありませんが、横軸の「構造改革に対する態度」は、「日本固有のシステムを国際標準に合わせることに対する是非」「グローバリズムに迎合することに対する是非」と捉えることもできます。
さらに深い場所を見れば、横軸を「近代的諸価値を肯定するのか、保留するのか」と読み替えることもできる(前ページの図を参照)。
B層は「改革」「変革」「革新」「革命」という言葉を好みます。ここに「大きな嘘」の秘密が隠されている。追って説明していきます。
安倍政権が短命に終わった理由
ここで私なりのB層に関する定義をしておきましょう。
B層とは、知的程度がそれほど高くなく、A層(財界勝ち組企業・大学教授・マスメディア)から投下されたメッセージをそのまま鵜呑みにしてしまう層です。企画書にあるように、「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」ですね。
B層は自分の頭で考えるのではなく、A層から結論を与えられるのを待っている。逆にA層にとって、B層は最大の顧客なので、B層向けコンテンツを中心につくるようになります。
その結果、A層とB層の間で増幅作用が発生し、巨大なB層エネルギーが誕生する。そしてこれが社会全体をのみ込んでしまった状態がわが国の現在です。
増長したB層は、もはやA層の手に負えなくなり、社会の前面に出てくる。恥を知らないおばさん連中まで国会に乗り込んでくる。
小泉純一郎は、このB層にターゲットを絞ることで、圧倒的な支持を得ました。
ところが、続く安倍内閣は短命に終わります。退陣の直接的な理由は、安倍晋三の健康問題でしたが、相次ぐ閣僚の不祥事が大きな影響を与えたことは間違いありません。
しかし一番の問題は、安倍晋三の視線がIQの高いA層とC層に向けられていたことでしょう。
彼は「戦後レジームからの脱却」を唱え、具体的な法改正を進めていきました。現行憲法の不備を指摘し、安全保障の枠組みを大きく見直すべきだと主張した。
しかし、B層の支持は得られませんでした。
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