したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

名古屋社会情報

339名古屋:2012/03/13(火) 00:02:42

それに続いた沈黙を私は一生忘れないだろう。私たちのうち5人は経験豊かな科学者か技術者であり、残りの4人は報道関係の仕事をしていたが、地理学者のビーレックを見つめてただ座っているだけだった。やがて、電子工学の専門家が沈黙を破った。

「ね、自然というものはめったに正確じゃないものだ。でもこればかりは物理学的に正確だ。太平洋北西部で何か事件が起こったのを聞いたことはないかね」

人間コンピューターのような私たちの秘書兼図書室主任のマリオン・フォーセットがすぐに、全然何も聞いていない、と答えた。実際、私たちはまだ何も知らなかったのである。

南半球の消失海域

その間私の心の中では小さな虫が1匹うごめき始めていた。私たちがバーミューダや小笠原に関するデータを整理したりもっと集めたりする数ヶ月かの間、私自身は静かに自分だけの思いつきについてあれこれ考えていたのである。それは南半球だ。

通信と調査を通じて私は、南半球にもおそるべき「消失海域」があることを知ったのである。それは(1)アルゼンチンの南東海岸の沖、(2)南アフリカの南東海岸の沖、そして(3)オーストラリアの南東海岸の沖、つまりタスマニア海の3ヶ所だった。私はもう1度地球儀を取り上げて、南極が上に来るようにひっくり返してみた。そしてこれらの3つの菱形海域をそっと指でたどると、計算係に仕事を命じたのだ。そこで何がわかったか?

2つの海域は経度にして72度離れており、どちらも南緯36度線上に位置していたのである。ただ3番日の海域は他のどちらからも144度離れていた。144度は72度の2倍である。それでは未発見の残る2つはどこになるのか?

1つはインド洋東部に、他の1つは南東太平洋にあるはずになる。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板