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名古屋社会情報

304名古屋:2012/03/11(日) 20:47:35
 ■思いは東北へ飛んでいった 大阪府藤井寺市、草村克彦さん(55)

 あの日、私は奈良県におひなさまを見に行っていました。帰宅すると信じられない光景がテレビで流れていました。

 原子力関係の仕事に長く携わったため東北に多くの友人や知人がいました。「一番困っているところに、たとえわずかでも確実に届く募金にしたい」と知人に訴え、4月29日に奈良県五條市の民俗資料館でのチャリティーライブ開催にこぎ着けました。

 募金先は三陸鉄道に決めました。汽車の走る姿は子供からお年寄りまできっと地元を元気づけると信じたからです。会場入り口に募金箱を置き、音楽家がボランティアで歌いました。不便な場所のため決して多くの観客ではありませんでしたが、思いは東北に飛んでいったと思います。

 福島県いわき市の知人は「ありがとうね。遠いところで応援してくれている人がいることをうれしく思いますよ。俺たちも頑張らないと」と言っていました。

 これからもおひなさまを見るたびに、あの日のことを思い出すでしょうし、逆に忘れてはいけないと思います。そして、春は必ず来るということも。

 ■魂を呼び起こしたコンサート 沖縄県浦添市、ゴードン佳子さん(68)

 目を覆いたくなるつらく悲しい場面に涙が止まらなかった。主人とテレビの画面を追いながら、自分たちに何かできないかと語り合う日々が続いた。

 もんもんとした模索の中から、私たちが被災地の人たちから逆に、強い勇気とぶれない未来への神髄を植えつけられた気がした。

 ジャズトランペット奏者の主人は被災地の若者たちを閉塞感から放たれ、自由な表現ができるジャズ音楽を通して前進してほしいと強く願った。多くの賛同者が得られ、昨年11月23日、スペシャル・ジャズコンサートが実現した。

 東北大学モダンジャズ研究会の学生7人を沖縄に招待し、沖縄の琉球大学ジャズ研究会の学生9人と東京からプロのジャズメンによるセッション。演奏者と観客が一体になり魂を呼び起こしたコンサートだった。私たちにとってこの上ない至福の時間であった。

 ■大渋滞…10分の帰路が1時間 宇都宮市、中村好美さん(29)

 あの日、会社にいました。会社から帰宅許可が出てやっと帰れると思ったら道路は大渋滞。10分で家へ帰れるところ、1時間かけて帰りました。

 家へ着くと、中はぐちゃぐちゃ。被害の少ない姉の住むアパートに避難しましたが、深夜も揺れが続き全然眠れませんでした。

 今は新しい家に住んでいます。2回も家を建ててくれた父、何度も引っ越しを経験してきた母に感謝しています。でも、なんだか心が晴れません。

 前を向いて生きていくしかないと感じています。

 ■「孫の家まで乗せてください」 大阪府茨木市、山崎シヅエさん(88)

 千葉県に嫁いだ孫から、水戸市の偕楽園へ梅見物に誘われ、3月10日は日立市の鵜の岬国民宿舎に泊まり、11日の昼食後、JR勝田駅をすぎたころ、地震にあった。

 車に乗っておられた人に「どうか千葉県我孫子の孫の家の近くまで乗せてください」と頼み回り、やっと親切な方に出会って送ってくださった。

 電車の動いている間にと、大阪まで帰宅することができ、その感動はただ感謝のみ。帰宅後、津波の恐ろしさをテレビで見て、お世話になった国民宿舎の皆さん方、いかがだったか、遥かきれいな海を眺めていたことを思い出し、どうぞご無事であれかしと祈りながら、胸がいっぱいになった。

 ■垣間見えた情景 千葉県流山市、畑耕逸さん(58)

 風景写真を撮りに来たというのに被災された人と同じ景色を前にして、さぞかし怖かったであろう、寒かったであろう、と心の情景が垣間見えた気がしたのは不思議でさえあった。




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