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59：Christian Identity　アダム＝白人：2022/02/06(日) 12:17:00 ID:Iztfjw/s: 　■Robotic Mobility　https://num.to/120128502936　　■Jet Suit　https://num.to/140128500714
https://news.livedoor.com/article/detail/21628402/　日刊ゲンダイ　2022年2月5日 14時32分
■IS指導者殺害で高まる米ロ緊張さらなる原油高騰で強まる日本経済への逆風（宮田律）

2月3日、バイデン米大統領は、米軍が　シリア北西部で対テロ作戦を行い、追い詰められた ISの最高指導者
アブイブラヒム・ハシミ容疑者が　家族とともに自爆したと発表した。…
米政府は彼に関する情報提供に1000万ドル（約　11億円）の賞金をかけていた。…
◆ロシアは　2015年9月末から　シリアに軍事介入を行ってきたが、シリアをロシアの「勢力圏」と考え、

地中海に面するシリアのタルトゥース港に海軍の基地を置き、また親子 2代にわたるアサド政権に　40年以上も
武器を売却してきた。…
アサド政権が不安定になり、親米的な政権がシリアで成立すれば、ロシアにとっては経済的な痛手になる。
「モスクワ・タイムズ」によれば、◆2020年のロシアの　軍需産業への注文額は500億ドル（約　5兆7500億円）

から550億ドル（約　6兆3000億円ぐらい）で、アジアや　アフリカでの市場拡大は　ロシアの政治的影響力が
地域的にも広がることにもなる。ロシアでは　兵器関連の産業に　250万人から　300万人が雇用され、
ロシアの製造業の中では最大の被雇用者を抱える。雇用の維持のためにもプーチン大統領は　勢力圏の維持、拡大
を図りたいに違いなく、それもウクライナについて欧米に妥協しない姿勢となっている。…

◆ハシミ容疑者は、2019年10月に　ISの最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者が　米軍の急襲作戦で殺害
されると、後継の　ISの最高指導者となった人物だ。…
モスル大学でコーラン学を学び、サダム・フセイン体制では　18カ月間軍役に服し、米軍が　2003年3月に
イラクに侵攻すると強く反発するようになった。モスル大学大学院に進学し、そこで　ISの前身である「イラクの

アルカイダ」に加わり、組織の宗教判事となり、2008年初に組織のモスル県の副知事となった。2008年に
米軍に拘束され、イラク南東部の港湾都市ウンム・カスルにあるキャンプ・ブッカに収容され、そこで
バグダディ容疑者などと出会い、…
ハシミ容疑者の死を受けて　ISは「シューラ」と呼ばれる合議体で　新たな指導者を選ぶことだろう。…

◆過激派の指導者を殺したところで、テロが止むことはこれまでなかった。米軍は　2011年5月に　アルカイダの
最高指導者であったオサマ・ビンラディン容疑者を　パキスタンのアボタバードで殺害したが、その後　ISが
イラクとシリアにまたがる「カリフ国家」を創設、日本人ジャーナリストの斬首を含めたテロで世界を震撼させた。
2019年のバグダディ容疑者の死亡後も、ISの支部を自称する「ISホラサン州（ISK）」、アフリカのチャド湖周辺

では「IS西アフリカ州」、さらに　コンゴや　モザンビークでは「IS中央アフリカ州」が活動するようになって
いる。ISKは　米軍がアフガニスタンから撤退中の昨年　8月末に　大規模テロを起こし、90人以上が犠牲になった。
米軍による過激派　指導者の殺害は　暴力の種子を蒔いているようで、テロ活動は　ISの支部が世界各地に創られて
いるように世界的にも拡散している印象だ。イスラムに訴えるテロとは縁がなかったスリランカでも　2019年4月に
259人が死亡する大規模な同時多発テロが発生した。米国は反米テロの背景になっている国際法を破るイスラエル

への偏った支援、ドローンによる過激派指導者殺害など　イスラム諸国の主権を無視した軍事介入などを止め、
中東や　アフリカなど　発展途上地域の人々の福利の改善に貢献しない限り　米国に対するテロは止むことなく、
米国の安全保障上の重大な懸念材料となり続けるだろう。バイデン政権は　トランプ大統領による駐イスラエルの
米大使館のエルサレム移転や　イラン核合意からの離脱など　イスラムの人々の神経を逆なでする負の遺産を
覆すこともできないでいる。（宮田律／現代イスラム研究センター理事長）

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