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気になる事件、事故ニュースから

134毟られ むしられ:2018/06/23(土) 12:16:23 ID:Xiqf6b6k
(続き)

◆相談役でありながら実権を握り、経産省や 米国政界と通じ、裏で買収を画策した。
考えれば分かることだが、東芝にはウエスティングハウス(WH)を支配する力はない。
日本の原子力産業は米国の技術で育った。◆原子力は軍事技術であり、WHは
原子力空母や潜水艦などを抱える機密情報の塊だ。米国が日本の自由にさせるわけはない。

資本関係は親会社であっても、実際には「弟会社」。東芝は「口出しできない株主」
でしかなく、◆アメリカ人経営者のやりたい放題を許し、巨額の損失だけ
を押し付けられた。カネさえあれば買収は可能だ。しかし経営の実効支配は
たやすいことではない。◆西室は日本郵政で過ちを繰り返した。

トールの買収を決めた2015年2月は、東芝の不正会計はまだ表面化していなかったが、
社内では社長・会長が号令を掛け、◆決算の粉飾が常態化していた。経営陣を追い込んだ
のは無理して買ったWHだった。「絵に描いたモチ」は食えず、ひた隠しする損失が
財務の重荷になっていた。西室はその事実を知る立場にあった。

東芝の原子力部門は、「原子力ムラ」でもたれ合い、リスク感覚は希薄で、海外ビジネス
の怖さが分からない。気が付くと、甚大な損害が発生していた。トールも同じ。
国内の郵便事業で育った日本郵政は国際物流など分からない。「現地のことは現地で」
という西室流の甘い経営がトールを弛緩させ、損失を膨らませた。

「半径10キロ内の配送業でしかない郵便事業と、船やジェット機で国境を超える国際物流
は別物。言語も文化もの違う大企業を、国内しか知らない素人が支配するなど
できるわけはない」と関係者は言う。

・海外M&Aの裏に内部留保あり その原資は従業員の汗と涙

◆富士フイルムは、このほど3月期決算の延期を発表した。海外子会社で会計の不正処理
が発覚し、その調査が終わらず決算ができないという。東芝がWHの足を取られているのと
同じことが富士フイルムでも起きている。◆ゴキブリ1匹、裏に100匹というが、
海外M&Aが活発化する裏で、不正会計やガバナンスの欠如が日常化しているのではないか。

◆第一三共はインドで製薬会社を買ったが4500億円の損害を出した。◆キリンは
ブラジルで1100億円、◆LIXIL(リクシル)はドイツで660億円を失った。
日本企業は外資金融のカモにされている、と金融界で言われている。「手っ取り早く
国際市場に打って出るには合併・買収しかありません」とけしかけられ、その気になる。

同業他社が皆やっているので、やらないと不安になるらしい。内部留保を抱えこみ、
使い道に悩むキャッシュリッチの企業がM&Aでカネを毟られているのだ。
そんな経営者が必ず言う言葉がある。「時間を買った」。生き残るために技術革新
が必要だ。人を育て開発体制が強化する時間はもうない。

手っ取り早く技術やノウハウを得るには会社ごと買うしかない――。なまじ
カネがあるから、その気になる。年間利益の10倍を超える買収さえ珍しくなくなった。
結果は、死屍累々である。金持ち企業の失敗、と他人事のように、笑っている場合
ではない。

(続く)


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