安倍晋三研究スレッド 5 - 1491224014

571：。・゜*ヽ(´ー｀)/。・゜*：2017/05/30(火) 06:02:57 ID:EPfOCQA2: 2017年05月29日
宏池会６０年＜本澤二郎の「日本の風景」（２６２０）
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52175904.html

＜雌伏５年の岸田文雄決起＞

自民党名門派閥の宏池会が、派閥創設６０年を迎えて、ようやく中原に鹿を追う体制が確立したようだ。５月２８日には、創設者・池田勇人の銅像のある広島県で、会長の岸田文雄が決起の第一声を放った。野党が無力化、選挙さえも戦えないと怯えている現状では、自民党内から改革の火の手を上げざるを得ない。宏池会は、大平時代からもっとも慣れ親しんだ派閥だ。吉田茂を始祖と仰ぐ派内に、右翼はいなかった。戦争推進派の岸信介の右翼派閥を継承する安倍晋三のグループとは、同じ自民党でも水と油・異質である。雌伏５年、死に体政権を目の前にしての岸田・宏池会決起は永田町一番の注目株であろう。

＜安倍犯罪の深さを認識＞
　北朝鮮を抑え込んだとはしゃぐG７シチリア首脳会議の安倍は、どうみてもおかしい。北を暴走させてきた原因についての思考がゼロである。原因を絶たねば、いい結果は生まれない。
　北を追い詰めているのは、アメリカの産軍体制である。それに従属する日本と韓国の右翼勢力ではないか。武器弾薬利権に突進する財閥である。

　要するに、安倍は自ら進んで対決政治を演出して、檻に入っているような虎をけしかけて、結果、今度は虎の咆哮を口実にして、制裁・制裁とオオカミ少年のようにわめいて、我田引水よろしくG７で勝った・勝ったと触れ回っている。安倍のアンちゃん外交に付き合わされる国民はたまったものではない。そばで見てきている岸田の辛抱強さにも呆れる。

　本当であれば、憲法違反の特定秘密の時に辞表を叩きつけるべきだった。あるいは集団的自衛権行使の「戦争法」強行の場面で。いまの共謀罪でも辞表を叩きつける場面である。安倍の憲法違反政治は、許容範囲をはるかに超えているのだから。

　浮かれた北包囲網の挙句の果ての戦争を「悲惨な結果になる」と、ワシントンのマティス国務長官は、世界に向かって警鐘を鳴らしている。最近になって事情通が「北の核・ミサイル技術は、ソ連崩壊時にソ連技術者を招聘して、確立したものだ」と語っていた。頷けよう。

　そんなことよりも、安倍夫妻の売国的犯罪に驚愕している自民党内である。安倍の嘘を自民党員は、みな感じて眉をひそめている。一部の国民をごまかせても、自民党員をごまかせない。事態は深刻だ。官邸を犯罪の巣にした罪は測り知れない。連日嘘の会見をする菅にも辟易している。
　宮澤喜一の親類で、薫陶を受けた岸田が感じないわけはない。
＜「９条は変えない」と断言した岸田＞
　宮澤発言で、ひどく感激したのは、宮澤の最初の自民党総裁選の出陣式での演説である。彼は「中原に鹿を追う」と声高らかに叫んだあと、９条に触れる。「核戦争の時代において、もう戦争は出来ない。ますます９条は光輝を放っている」と鋭い指摘をした。
　「宮さん、いいことを言うな」と耳元で囁いたのは、池田勇人の娘婿の行彦だった。実をいうと、宮澤の後を、池田行彦が登板するはずだったのだが。
　それかあらぬか、岸田は９条改憲をわめく安倍に対抗して「９条は変えない」と明言した。岸田リベラルと安倍極右の違いである。
　ここが宏池会・保守本流のいいところである。池田内閣の官房長官の黒金泰美は「宏池会は国民の合意・コンセンサスを政策に生かす政治集団」と筆者に語っている。

＜広島・会津と山口の怨念＞
　戦前の日本の軍国主義・侵略の牙城は、岸や安倍の出身地の長州・山口県である。陸軍を制したのは、長州軍閥・山縣有朋である。この山縣に三菱や三井の財閥がまとわりついて、侵略戦争という資源略奪・強盗戦争が強行された。