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経済ニュース記録用 その8

907。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2017/02/15(水) 14:41:58 ID:LLhg0xC6
将来も原発を使いつづけるかどうかは,国民の覚悟の問題だと思います。エネルギー資源が乏しいこの国で,使うリスクと,使わないリスクを比較考量して,やめると決めるのならよいたたみ方を考えるべきでしょう。ただ,再生可能エネルギーは急速に増えてはいますが,水力をのぞいた太陽光や風力がまかなう電気は,全体の約5%にすぎません。日本は原発事故の前,電気全体の約3割を,原子力に頼っていました。
 補注)この段落における意見は完全に時代遅れというか,また完全に間違えたような,原発問題に関する立脚点からモノをいっている。こういうことであるから,いちいち反論・批判しておく。

 a)「将来も原発を使いつづけるかどうかは,国民の覚悟の問題だと思います」というのは奇怪な指摘である。各大手新聞社による世論調査の結果をまつまでもなく,国民・市民・住民・庶民の立場・意見・希望はその過半が原発反対,つまり脱原発の意向である。にもかかわらず,あえてこのように意見を表明し,わざわざ押しつけたがるかのように唱えるのは,意識的な「神経過剰サービス」でなければ「鈍感の過ぎた立場」の表明である。

 なぜならば,その「国民の覚悟」は以前よりできていた。だから,そこのろことへくわえて「問題だと思います」と断わった点は,すでに克服されている。つまり,国民の側はその「覚悟ができている」のである。竹内純子の意見は露骨な〈論点外し〉であるだけでなく,過去のにおける,それも「3・11」以降にかぎってみても,続々と登壇してきている関連の諸見解を,頭から無視したうえでいわれている。その意味では原発支持論者に特有である「現実無視の基本観点」が色濃く,前面に押し出されており,説得力がない。

 b) ここであらためて引用するが,「エネルギー資源が乏しいこの国で,使うリスクと,使わないリスクを比較考量して,やめると決めるのならよいたたみ方を考えるべきでしょう。ただ,再生可能エネルギーは急速に増えてはいますが,水力をのぞいた太陽光や風力がまかなう電気は,全体の約5%に過ぎません。日本は原発事故の前,電気全体の約3割を,原子力に頼っていました」という点については,こういっておく。

 本ブログでは,2017年02月13日の記述「原発産業というババを引いた東芝の経営失敗,アメリカ企業が手を引いた原発事業に進出した日本企業の失策など」で言及したように(こちらが関係する論点をくわしく解説している),竹内純子のように短期的かつ固定的にしか,再生可能エネルギーの開発・利用を観察・評価しようとしない見地・立場は,問題があり過ぎる。

 そもそも「3・11」以前における原発依存率3割の事実を,いまごろになってもちだしウンヌンすることじたい,論理として醜怪である。原発なしでもやってきた現状までにおける日本のエネルギー事情の推移に関する解釈はさておいても,この「原発がなし」でもやってきたこれまでの実績に対する,以上のごとき弁説は理解しがたいものである。

 ここで「再生可能エネルギーは急速に増えてはいます」という現実と,今後に向かっているその現実的な方向性については,つぎの図表を参照しておきたい。


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