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経済ニュース記録用 その7

910。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2016/12/02(金) 03:39:18 ID:???
【経済指標と逆の動きになることが多い過剰流動性相場】
過剰流動性の相場では、株価は、実体経済の期待金利、期待インフ
レ率、GDPの期待伸び率とは、無関係な動きをします。

これをメディアは、「株価が上がったから実体経済の景気がよくな
っている」と、本末転倒のとらえ方をします。

トランプ氏は選挙中から、FRBの量的緩和の継続を非難し、議長の
首をすげ替えても、「ドル増発を終わらせる」と言っていました。
(これは期待金利上昇の要素)

【FRBは、金融緩和を継続している】
FRBは15年12月に、2015年夏から中国が売った米国債の、海外から
の買い支えを促すため0.25%の利上げはしています。

しかし、満期が来る国債($2.3兆)は買い換え、MBSの配当分でも
MBS($1.7兆)を買い支えて、ドル増発($4.4兆)は維持してい
ます。新聞が言う出口政策は、とっていないのです。
https://www.federalreserve.gov/releases/h41/Current/

【トランプ減税と、インフラ投資のへ期待】
加えて、トランプは大幅な減税をした上で、$1兆規模の赤字国債
の増発をして、劣化している公共インフラ(道路など)への投資を
すること公約しています。(これも期待金利上昇の要素)(注)数
兆ドルになるという見方もあります。

現在は、年間$7000億規模の米国債が増発されています。国債の新
規増発が増えると、買い受けのために金利が上がり、米国の既発国
債($15兆:1500兆円)は、下落することを示します。

【早すぎる織り込み】
減税も、国債の増発も、1年以上先なることです。しかし米国の大
手投資銀行とヘッジファンドは、それを見越して、国債を売り、得
たドルで株を買ったのです。このため、金利は1.8%から2.3%へと
27.8%も急騰しました。

残存期間が10年の国債は、1.18÷1.23=0.96・・・4%下がってい
ます。国債価格での、わずか10日での4%の下落はとても大きなも
のです。これはヘッジファンドの米国債売りが大きかったことを示
しています。(注)1500兆円の既発国債全体では、60兆円も下落し
ています。

【日米の金利の動きは連動する】
米ドルの金利上昇は、円金利も上げます。円から金利差(イールド
スプレッド)が開いたドルへ買い(円売り)が増えるからです。米
国の長期金利は2.3%、日本は0%ですから、2.4%のスプレッドが
あります。これが、円高(ドル安)リスクをカバーします。

10年ものの円国債は、16年7月には最低のマイナス0.3%でしたが、
11月は、米国金利につれて上がり、ほぼ0%です。0.3%上がりまし
た。マイナス金利だった円国債も金利が0%に上がり、価格が下が
っています。(注)日本から米国にマネーが流れると、国内の金利
は上がり、円安になります。5兆円のドル買い/円売りで、円相場
は約1円下がります。

ほとんどのメディアは、「トランプ政権で、米国経済が好転すると
見こんで株価が上がった」としていますが、これは違います。

「米国債価格の下落(つまり金利の上昇)」を予測したのです。




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