したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

ネット、メディア規制関連情報スレ15

954。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2014/07/15(火) 13:36:20 ID:Tis9nzoQ
大学の先生と話すと、「レポートや論文がネットのコピペ(コピー&ペースト)だらけなので頭が痛い。
ネットの情報にはうそも多く混ざっているのに、その情報が本当か疑いもしない」といった声をよく耳にする。
最近の子どもたちは、「調べ学習」として小学校中学年からインターネットで検索することに慣れている。
自ら辞書や書籍などで調べることなく、インターネットで見つかったことをそのままコピペして済ませてしまう。
その時に引用されることが多いWikipediaの情報は、個人的な考え方が強く反映されていたり、
編集合戦が行われていたりすることも多く、あくまで参考程度にとどめるべきものだ。
信頼できる情報を得るためには、一次情報や原典に当たったり、
自ら足や頭を使って調べたりする必要があるのに、そのようなことをする子どもはほとんどいない。
 それどころか、友達についての情報もネット上の噂やSNS上の書き込みなどをそのまま信じ、翻弄されてしまう子どもが後を絶たない。

■「本当の情報はネットだけ」と話す小学5年生
 その先生はある日、生徒たちがそろって妙なお守りを持っていることに気がついた。持っている生徒に聞くと、
「持っていると成績が上がるんです。私もこれで百点とったし」と真面目な顔で話したという。
聞いてみると、クラスの約半数がその噂を信じていたという。残りは半信半疑だが、
まわりがやっているから浮きたくなくて従っている生徒、信じてはいないが本当かもしれないと考えて参加している生徒などが混じっていた。
 この発信元は、クラスのLINEグループに流れた噂話だった。
影響力のある生徒がネットで見た噂をLINEグループに貼り付けたことから、みんなが一斉に真似し始めたのだという。
LINEをやっていない生徒たちには口頭で噂が広まっていったらしい。
 この噂自体は悪質ではないが、悪質な噂も同様に広まる可能性があることを考えると、微笑ましいと笑ってはいられない。

 実際に、保護者や教員などの大人が言うことではなく、ネットに書いてあることを信じている小学生がいる。
小学校5年生のA男は、掲示板やSNSに書いてあることこそが真実だと思い込んでいる。「大人は都合のいいことしか言わない。
ネットには本当のことがあるから信じる。本当のことは都合が悪いから隠されてるんだ」と言って、ネットから得たであろう知識をとうとうと述べた。
 その内容には極端なものが多かったが、A男はネットで見つけたそれらの情報を心から信じ切っていた。確かにネットでは、
公に表に出せない真実が公開されていることもあるが、真実のふりをしたデマも出回っている。A男の考え方は単純すぎると言わざるを得ないが、
その半面で周囲の大人が信用に値しない言動をしているではないかと心配になった。

■身の回りから離れ、社会に目を向けさせよう
 子ども時代に、身近なところにいる友だちとの関係はとても大切だ。
しかしある年齢を超えても興味関心が友だちで止まっているのは、視野が狭すぎると言わざるを得ない。
 成長するとともに広い世界に目を向け、その中での自分の立ち位置や存在価値を考え、社会の中で何をできるか、何をしたいかを考えていくべきと筆者は考える。
 視野が狭すぎると、友だち同士でのやり取りしか見えなくなり、その先に起こることに考えが至らない。
そして、「LINEでのやり取りがすべて」「他人の目に気付かずに問題投稿をして炎上」「コピペがばれて落第」
「ネットの書き込みを信じ込んで真実が見えない」という事態につながってしまう。
 もちろん友だちが言うことやネットの噂が真実のこともある。けれども、ネット上には嘘もある。世の中の物事はもっと多面的で決して単純ではない。
 大人は、子どもたちにその事実を教え、社会の中での自分の存在を考えさせる機会を持つようにすべきだろう。
それがソーシャルやネットを正しく使う上で重要な要件となる。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板