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民主党検証スレッド

699。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2017/07/31(月) 02:55:32 ID:sV1MSBxg
安倍晋三を追い詰めている今の政治の局面で、民進党代表選というアクシデントとフリクションが横から一方的に介入することは、反安倍の側の国民にとっては重大な不安要素の発生だ。ところが、蓮舫が電話をかけたであろう一人の枝野幸男は、早速、立候補者としてマスコミ記事に名前が上がっていて、蓮舫辞任のニュースに国民が困惑しているさなかに、新聞を使って出馬の意思表明を世間と党関係者に周知させていた。この事実には脱力させられる。マスコミ報道によれば、代表選は枝野幸男と前原誠司の二人の戦いになり、左派と右派の関ヶ原の構図になるらしい。どちらが勝ったとしても、民進党の凋落は止まらないだろうし、国民の支持を集めることはできないだろう。国民が求める受け皿になるなど考えられない。われわれは、2日前の蓮舫の続投宣言を聞いて安堵し、誰でもいいから早く新しい幹事長が決まって、蓮舫を支える体制が強化されればいいと思っていた。だが、蓮舫が四面楚歌になっている内情を知った党幹部たちは、特に枝野幸男と前原誠司は、俺の出番だとばかり次へ向けて水面下で始動していたのである。蓮舫辞任があった同日、横浜市長選の現場で山尾志桜里が林文子の応援演説に立ったのは、党内と世間に向けてのデモンストレーションであり、前原誠司の差し金による作戦だと推測される。

昨夜(27日)のプライムニュースでは、辻元清美が出演し、代表選についての感想を反町理に尋ねられ、今度は必ず党をリベラル路線に固めると意気込みを語っていた。枝野幸男を勝利させ、「野党共闘」を従来のような曖昧な位置づけではなく確固とした方針に据え、左寄りの基本政策で自民党との対立軸を鮮明にするという宣告だ。これは、共産党・社民党・自由党の支持者が要求している方向である。一方、前原誠司の所信はまだ明言されてないが、どういう政見と政策で代表選に臨むかを想像することは難しくない。前回の1年前も、共産党との共闘関係の見直しを訴え、党として憲法改正に踏み出す進路を提起していた。2015年の安保法制国会以来、いわゆる「野党共闘」のブロックが成立し、2016年の参院選を挟んで約2年間、民進党は共産党との間で協力関係を維持してきた。その間、この左寄りの路線に不満と反発を覚える右派議員たちが次々と離反し、今年4月には細野豪志が代表代行を辞任、長島昭久が離党、都議選直後の7月初旬には藤末建三が離党した。いずれも理由として憲法問題を挙げ、共産党との関係について拒否を言っている。この2年間、右派は冷や飯の境遇が続き、ストレスが溜まった状態にあって、次の代表選でマグマが噴火する気配にある。プライムニュースでの辻元清美の「挑発」を聞き、右派は大いに発奮して闘志を燃やしたことだろう。

枝野幸男が勝った場合は、おそらく、右派議員は大量に離党して仲間の長島昭久と合流し、小池新党が国政進出する政党を作るだろう。辻元清美の言うとおりに進行したとき、代表選は左右のイデオロギー論争が激突する修羅場になる。民進党は何をめざす政党なのかという理念の定置をめぐる議論が避けられない場合、当然ながら、民進党は保守なのかリベラルなのかという立脚点へと関心が収斂し、憲法についての立場や共産党との位置関係が問題となる。政党支持率が地を這う低さになり、最後の看板だった蓮舫の辞任を目撃した現在の民進党議員たちは、抑制し封印してきたイデオロギー闘争が不可避であり、党が分裂する結末になってもやむを得ないと覚悟しているだろう。左側には「野党共闘」があり、右側には小池新党がある。議員として生き残る道が外に見えている。解党となっても、右か左かどちらかを選べばよい。選択肢があり、可能性が具体的に目に入っているという環境条件は、敵味方に分かれて派手に殴り合いをして党を壊してもいいという判断に繋がりやすい。
前原誠司が勝った場合は、民進党そのものが国政進出する小池新党の器となり、共産党とは手を切る決断を下し、9条改憲への同意と協働をコミットするだろう。左派議員は新党の準備をし、社民党・自由党と小さな合流新党を結成するだろう。
民進党は保守政党として純化され、あらためて保守二大政党をめざすことになる。

不愉快きわまる、不吉な予感漂う、国民不在の民進党の蓮舫降ろし。この事件を契機に風向きが安倍晋三の方に変わることのないよう、革命のロードマップに支障が出ないよう天に祈りたい。


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