緊急事態条項はそれを政府が宣言することでいわゆる「戒厳令」下の状況を作ることができるもので、人権を制限するほか政府が臨時に立法権も得るため、9条の改憲よりももっと危険であるといわれています。今回のテーマである「緊急事態時に国会議員の任期を延長」するのは、多数を占める与党がそれを根拠にして緊急事態宣言を取り下げるまで(いつまでも)その勢力を維持できるなどの問題が生じます。
どういう場合に緊急事態宣言を出せるのかが曖昧なことを含めて、自民党改憲案の「緊急事態条項」は隅から隅まで国民の権利圧殺で満ち満ちています。
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緊急事態で任期は? 衆院憲法審査会で参考人質疑
NHK NEWS WEB 2017年3月23日
衆議院憲法審査会で参考人質疑が行われ、大規模災害などに対応するための緊急事態条項のうち、緊急事態が起きた際に、国会議員の任期を延長する特例を憲法に盛り込むべきかどうかなどについて、3人の専門家から意見を聞きました。
教育勅語について、政府が「憲法や教育基本法に反しない形で授業で使用することは否定しない」と閣議決定したことに対して、教育分野の専門家らおよそ120人が反対する声明を出しました。
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教育勅語 授業使用の政府方針 専門家らが反対声明
NHK NEWS WEB 2017年4月27日
教育勅語について、政府が「憲法や教育基本法に反しない形で授業で使用することは否定しない」と閣議決定したことに対して、教育分野の専門家らおよそ120人が反対する声明を出しました。