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<水俣病>石牟礼さんに聞く

1鷹嘴:2013/04/24(水) 18:56:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20130417-OYT8T01521.htm
<水俣病>石牟礼さんに聞く

 水俣病問題を描いた「苦海浄土」で知られる作家の石牟礼道子さん(86)に最高裁判決の受け止めを聞いた。

 犯罪でもないのに、判決という形で出てくる言葉は合理的なようで冷たいですね。もう少し庶民の言葉に直して考えたい。「(溝口さん)今まできつうございましたね」って。これで溝口さんも一応胸が晴れなさったろうと思います。会えたら、よかったですね、と背中に触って言うでしょうかね。

 行政は何もしませんでしたからね。県庁に認定申請しても、ろくに調べず棄却という印鑑をついて返す。棄却とは捨てるということですよね。その言葉は大変残酷に聞こえます。

 政府は水俣病が最初から大変な事態になると分かっていたのに、当初、次の文明に進むために患者たちを人柱にして隠そうとした。外国人から見たら、日本人というのは情けを知らん民族だなと思われんだろうかと思います。

 2011年の夏にこういう俳句を作りました。<毒死列島 身悶(もだ)えしつつ 野辺の花>。日本列島は毒の島になってしまった。列島が身悶えしている。この前の地震もそう。けれども、野辺には小さな花が咲いています。それは希望でもあります。溝口チエさんが水俣病と認められたことは、かすかな、かすかな希望ですね。(談)

(2013年4月18日 読売新聞)


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