したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

再審取り消しに「長すぎる冬」 前川さん父、女子中学生殺人事件

1鷹嘴:2013/04/02(火) 12:49:06
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/jyoshicyusei_saishin/40812.html
再審取り消しに「長すぎる冬」 前川さん父、女子中学生殺人事件

(2013年3月7日午前7時17分)
.

再審開始取り消し決定を受け、手をつないで裁判所を後にする前川さん親子=6日、名古屋高裁前


 福井女子中学生殺害事件、最後の審判へ 福井新聞連載企画「再審取り消し」(1)

 無罪、有罪、上告棄却、再審開始決定、そして6日に名古屋高裁で示された決定取り消し―。前川彰司さん(47)は1987年の逮捕から26年間、二転三転する司法の判断に翻弄(ほんろう)され続けた。そばには常に父の礼三さん(80)がいた。弁護団は最高裁に特別抗告する。「やっていないものはやっていない」(彰司さん)「長すぎる冬」(礼三さん)―。無実を訴え続けた親子に終わりは見えない。2人が待望する“春”は訪れるのだろうか。(取材班)

 ■「愚の骨頂」

 長男の無実を訴え、ともに闘ってきた礼三さんも、歓喜と悲劇を味わってきた。「まさに青天の霹靂(へきれき)だった」(礼三さん)という彰司さんの逮捕時は54歳で、福井市の職員だった。辞表を書いたが「息子の犯行を認めたことになる」と提出せず、定年まで勤め上げた。

 事件発生時は彰司さんを交えて家族らとともに自宅で食事をしていたという。「証言しても親族ということでアリバイと認めてくれなかった」と語気を強める。

 2004年に亡くなった妻の真智子さんも逮捕について「おかしなことが起こった」と繰り返していた。「(妻は)床に入っては泣いていた」とつらい過去を振り返る。

 「当たり前で特に何も感じなかった」一審の無罪判決だったが、二審の有罪判決は「新しい証拠もないのに、なぜ百八十度違った判決が出たのか」。再審開始決定は「こんなにうれしいことはなかった」と司法判断が出るたびに、気持ちも大きく左右された。

 7年かけて勝ち取った決定に検察側は異議を申し立てた。礼三さんは「人間だから間違いはある。間違いを権威で押し通すのは愚の骨頂」と痛烈に批判していた。

 ■「元気出そうや」

 異議審決定の3日前、彰司さんが卒業証書を手に礼三さんの元を訪れた。一審無罪後、道守高通信制に入学したが、逆転有罪を機に退学。昨秋から17年ぶりに学んでいた。「学校を卒業したい」―。彰司さんが口にした言葉に礼三さんは「子の成長を願わない親がどこにいる」ともろ手を挙げて喜んだ。

 彰司さんは常々「やっていないことは自分が一番よく知っている」と話し、「本人が自信を持ってくれることが非常にうれしい」と息子の心身の成長に目を細める。卒業証書を手にした彰司さんから「長い間、迷惑かけてごめんな」と声を掛けられ、思わず胸がつまった。

 再審取り消し決定を受け「お父さん、元気出そうや」と、彰司さんから声を掛けられた。「再審無罪になるまで闘い続ける」と気丈に振る舞ってきた礼三さんだが、今回の決定には大きなショックを受け、会見場に姿を見せなかった。年齢的なこともある。最高裁での親子の闘いは厳しさが増すことも予想される。

2鷹嘴:2013/04/02(火) 12:50:28
http://mainichi.jp/opinion/news/20130309k0000m070136000c.html
社説:再審開始認めず 疑問を抱かせる判断だ
毎日新聞 2013年03月09日 02時30分

 1986年に福井市で起きた女子中学生殺害事件で、有罪が確定した前川彰司さんの再審開始決定を名古屋高裁が取り消した。過去の裁判で開示されなかった証拠を精査して裁判のやり直しを認めた決定を覆すもので、再審制度にも適用される「疑わしきは被告の利益に」という刑事裁判の原則に沿って検討されたのかどうか疑問の残る判断だ。

 前川さんと犯行を結びつける物証や目撃証言はなく、前川さんの関与を示唆する知人らの証言が唯一の証拠だった。その証言の信用性を巡り、1審無罪、2審有罪と判断が分かれ、最高裁で懲役7年が確定した。服役後の再審請求で名古屋高裁金沢支部が11年に再審開始を決めると、検察側が異議を申し立てた。

 再審請求審で検察側は、裁判所の勧告に従い、関係者の供述調書や解剖写真などを初めて開示した。裁判所は、これらの新証拠を確定判決の根拠となった証拠と併せて検討し、現場に残されたものと違う凶器が使われた可能性や犯行後に前川さんが乗ったとされる車から血液反応が出なかった不自然さから、前川さんを犯人とするには「合理的な疑いがある」と結論づけた。

 最高裁は75年、「疑わしきは被告の利益に」の原則が再審にも適用されるという「白鳥決定」を出し、冤罪(えんざい)事件に再審の扉を開いた。足利事件や東京電力女性社員殺害事件などで再審無罪が続き、その原則を適用する流れは明確になっている。今回もDNA鑑定のような決定的証拠はないとはいえ、確定判決に疑問を抱かせる新証拠が示された以上、再審開始の決定は妥当と言えよう。

 ところが名古屋高裁は、これらを無罪にすべき明らかな証拠と認めなかった。知人の証言が変遷した理由にも合理性があり信用できるとし、捜査による誘導の疑いも否定した。日本弁護士連合会が「白鳥決定を無視し、不当極まりない」と会長声明を出したが、証拠に対する評価がこれほど異なると、司法の信頼性を疑われても仕方ないだろう。

 大阪市平野区の母子殺害事件の最高裁判決(10年)は、状況証拠のみで有罪認定するには「被告が犯人でなければ合理的に説明できない事実関係が含まれていなければならない」として、反証的な姿勢で厳しく証拠を吟味するよう求めた。今回の決定で弁護側は最高裁に特別抗告するが、慎重な審理を望みたい。

 裁判員裁判が始まり、最高裁は、1審の判断を控訴審で覆すためには「論理則や経験則に照らして事実認定が不合理であることを具体的に示す必要がある」との見解を明らかにしている。これは再審にも求められる原則ではないか。

3鷹嘴:2013/04/02(火) 12:51:30
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG11058_R10C13A3CC1000/
前川さんが特別抗告 福井中3殺害、再審取り消しで
2013/3/12 1:54
 福井市で1986年、中学3年の女子生徒(当時15)が殺害された事件の再審請求異議審で、無実を訴えている前川彰司さん(47)は11日、再審開始を取り消した名古屋高裁決定を不服として最高裁に特別抗告した。

 申立書で弁護団は、6日の同高裁決定を「『疑わしきは被告人の利益に』とする刑事裁判の法則に反する」と批判した。

4鷹嘴:2013/04/02(火) 12:53:49
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/jyoshicyusei_saishin/40960.html
前川さん「勝つまで」再審へ決意 女子中学生殺人事件、特別抗告で

(2013年3月12日午後8時29分)
.

特別抗告審に向け「勝つまでやる」と意気込む前川さん=12日午後4時10分、福井市内の法律事務所


 1986年に福井市で起きた女子中学生殺人事件で、有罪が確定し服役した同市の前川彰司さん(47)の再審開始を取り消した名古屋高裁の決定を不服として、最高裁に特別抗告した前川さんと弁護団は12日、福井市内で会見を開いた。前川さんは「(被害者について)会ったことも聞いたこともない。とにかく何から何まで全てでたらめ。今度こそ勝つまでやる」と再審への強い決意を示した。

 6日の名高裁の取り消し決定以降は「ぼうぜんとしたが、周りの人の力添えのおかげでここまで元気になれた」と笑顔を見せた。一方で「自分以上にダメージを受けているのに『大丈夫か』と声をかけてくれる」と父の礼三さん(80)を気づかった。最高裁の特別抗告審に向けて「私はやってませんと小学生にも分かる文体で上申書を書きたい。『開かずの扉』も開くんじゃないかな」と意気込みを語った。

 小島峰雄弁護団長は「(名高裁の決定には)多くの最高裁判例違反があると確信している。今後、補充書を提出し、(前川さんが犯人とされた根拠が)いかにひどいことか最高裁に理解してもらう」と述べた。

 11日に提出した特別抗告申立書で弁護側は「再審請求審での審理経過すら検討することなく、検察官の主張をうのみにして開始決定を破棄した」と名高裁の決定を批判。白鳥決定など最高裁判例の違反などを指摘している。

5鷹嘴:2013/04/02(火) 12:55:04
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/jyoshicyusei_saishin/40839.html
県警OB、再審報道で眠れなかった 前川さんの決定取り消しに安堵

(2013年3月8日午前6時54分)
.

前川さんを逮捕し、記者会見する当時の県警幹部ら。二転三転した司法判断に捜査員や関係者も複雑な心境をみせている=1987年3月29日、福井署


 福井女子中学生殺害事件、最後の審判へ 福井新聞連載企画「再審取り消し」(2)

 「(再審について)報道されるたびに眠れなかった」。事件発生当時、捜査に関わった元県警幹部が明かす。
 事件から27年。関わった当事者たちもまた、二転三転した司法判断に心が揺れた。自らの捜査で集めた証拠や証言が、その基となっているだけに苦しみもあった。

 「血を付けた服を着た前川君を見た」と供述した男性は「もう勘弁してほしい」と本音を漏らした。(取材班)

 ■真実は一つ

 「弁護側の主張を理路整然と論破している。しっかり証拠を見ているし、よく精査されている」

 1986年に起きた福井市の女子中学生殺人事件で前川彰司さん(47)の再審開始を取り消した名古屋高裁の決定内容を、捜査に携わった県警OBは満足げに話した。前川さんを持ち上げがちな報道を苦々しく思っていたから、なおさらだ。

 前述の元県警幹部は「目撃者供述が変遷しているのは捜査官の誘導」と主張する弁護側に対し、以前は「むしろ弁護側が供述を翻すよう誘導したのではないか」と息巻いていた。しかし、2011年に再審決定が出てからは言葉少なに。弁護側の主張ばかりにスポットが当たる現状に不満を抱いていた。

 別の県警OBは「前川さんと一緒に現場に行き、前川さんから犯行を打ち明けられた関係者の供述は一貫している」と指摘。今回の決定に「真実は一つだと信じていた」と胸をなで下ろす。

 「司法解剖時の計測で刃物の大きさと傷口に誤差が生じることもある」とした上で、「(弁護側が主張する)第3の凶器はあるはずがない。(存在を認めなかった名高裁の)決定は妥当で、ようやく捜査が認められた」と話した。

 ■罪悪感も

 弁護側が「変遷があり、警察に誘導された」とし争点となった関係者の証言を、名高裁決定は「変遷を重ねた理由には合理性があり、十分信用できる」とした。

 無罪判決の一審と有罪判決の二審とでまったく異なる証言をした男性(48)。事件当夜、前川さんを迎えに行ったり、ともに女性宅に同行したとされ、一審は「(事件当夜に)血の付いた前川さんを見た」「(当夜ではなく)別の日だった」と証言がぶれた。

 しかし、二審では「見たのは事件の日だった」と断言。逆転有罪の根拠となった。この男性は「今では見たのは事件とは別の日だと思っており、罪悪感がある。彼は無実だ」と苦しい胸の内を明かした。

 一方、事件の日「血を付けた服を着た前川君を見た」と供述した男性は、再審開始取り消しから一夜明け「うそつき、利益のためと言われてきたが正直、うれしく思う。分かってくれる人は分かってくれる」とつぶやいた。

 当時、警察の取り調べに対して「協力的ではなかった。警察とよくけんかもした。積極的に言った訳ではない」と誘導されたことをきっぱりと否定。「記憶違いで細かな間違いはあったかもしれないが、あった事実だけを話した。大筋に間違いはない」と強調した。

 26年以上、この事件に関わってきた男性。弁護側が主張する「警察の誘導」も「全くない」とし、「証言したことに責任は持っている。言ったことは貫く」と話した。

6鷹嘴:2013/04/10(水) 17:37:03
http://megalodon.jp/2013-0410-1734-35/www.fukuishimbun.co.jp/localnews/jyoshicyusei_saishin/40839.html
(cache) 県警OB、再審報道で眠れなかった 前川さんの決定取り消しに安堵 特集・女子中学生殺人事件 再審開始決定 福井のニュース :福井新聞

7モンブラン 時計:2013/07/31(水) 02:42:42
フランス語でモンは「山」、ブランは「白」を意味するそうで、イタリアではモンテ・ビアンコと呼ばれるそうです。 モンブラン 時計 http://montblancballpen.hatenablog.com/


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板