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【原発】原発情報 避難所 18 【放射能】
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宮沢賢治「注文の多い料理店」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43754_17659.html
二人の若い紳士が狩猟に出かける話。
彼らは犬が倒れても眼ぶたを、ちょっとかえしただけで死亡認定し、
二千四百円の損害だと言う。
二千四百円出せばまた買えると考えているのだろう。
腹が減ったので帰るという。
山鳥を拾円も買って帰れば同じだと。
そして物凄い山奥でレストランを発見する。
結果、二千四百円の犬に命を救われるわけだが…
カネメが価値を持つのは人間のテリトリーの中だけに過ぎない。
この紳士は山に踏み入るだけまだ見込みがあるほうで、
多くの人間がテリトリー内で
カネメは絶対のカがあると信じている。
おカネさえあればなんでも手に入る。
死んだ猟犬はまた買えばいい。
獲物が獲れなければ買えばいい。
おカネがあれば外国人も尊敬と信頼を寄せてくれる。
おカネがあれば原発事故が起きてもオリンピックを誘致できる。
おカネがあれば原発を再稼動できる。
おカネがあれば最終処分場も地層処分もつくることができる。
しかしそんなものは幻想に過ぎないのだ。
カネメが通用しない山猫の前では紳士は震えて泣くことしかできない。
紙くずのようになったのは顔だけではなくカネメへの信仰だったのかもしれない。
しかし、山鳥を買って帰るあたりまったく懲りていないようでもある。
もし機会があったら山に分け入ってみると良い。
どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません。
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