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時事問題議論総合スレッド ②

1371元気者警部:2010/06/14(月) 18:00:08
「はやぶさ」大気圏突入、60億キロの旅帰還
画像 大気圏に突入し、右下から左上に進む「はやぶさ」の光跡(13日午後11時21分、豪州南部グレンダンボ近郊で、44秒露光)=尾崎孝撮影 ttp://img.gazo-ch.net/bbs/2/img/201006/732673.jpg

 飛行した距離は、地球―太陽間の40倍にあたる60億キロ・メートルで、満身創痍(そうい)の奇跡の帰還だった。機体は大気圏突入で燃え尽きたが、突入前に分離した耐熱カプセルは、ウーメラ(南オーストラリア州)付近に着地した。宇宙機構は今後、カプセルを日本に運び、内部の確認を行う。はやぶさは月以外の天体に着陸して帰還した人類初の探査機となった。
 カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとどめているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。
 はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。小惑星に軟着陸したのは、史上初だった。
 しかし、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。
 はやぶさは13日午後8時21分(日本時間午後7時51分)、インドの上空7万4000キロ・メートルでカプセルを分離した。同11時21分(同10時51分)ごろ、まずカプセル、続いて本体がオーストラリア上空で大気圏に突入し、夜空に光跡を描いて落下した。
 本体は大気との摩擦で燃え尽きたが、カプセルは底面が断熱材で覆われており、パラシュートを開いて減速した模様。位置を知らせる電波を発信しながら降下して、同11時37〜38分(同11時7〜8分)ごろ、ウーメラ付近に着地した。
 宇宙機構は、着地点をヘリコプターから確認した。14日にもカプセルを回収する。今後、日本へ空輸し、専用施設で慎重に中身を調べる。
 イトカワで試みた砂の採取は、装置が正常に作動しなかった。しかし、着陸の際に舞い上がった砂煙が、カプセル内に入った可能性があると期待される。
 はやぶさは、新技術のイオンエンジンを搭載した。のべ4万時間稼働して、小惑星へ往復する長距離の航行を完遂。日本の宇宙技術の高さを世界に示した。

(2010年6月14日02時26分 読売新聞)


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