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時事問題議論総合スレッド ②

1136元気者警部:2010/04/02(金) 18:17:48
背後には陰謀体質(暴走した悪質な行動)がある。いわば忍者、武力の腐敗である。

足利事件、DNA鑑定を過大評価 最高検が検証結果公表
 菅家利和さん(63)の再審無罪が確定した足利事件で、最高検は1日、「DNA鑑定結果を過大に評価して判断を誤り、自白の信用性に対する検討が不十分だったため、虚偽の自白を見抜けなかった」との検証結果をまとめた報告書を公表した。重大事件発生時から検察が捜査に積極的にかかわり、高検、最高検の指導も強化するなど再発防止策も打ち出している。

 最高検が個別事件の捜査や公判の問題点に言及するのは、富山県氷見市の強姦冤罪事件と被告全員の無罪が確定した鹿児島県志布志市の公選法違反事件について、2007年8月に公表したのに続き2回目。

 警察庁もこの日、同様の検証結果を公表、取り調べ全過程の録音・録画(可視化)を求める声に拍車がかかりそうだ。

 記者会見した最高検の伊藤鉄男次長検事は「検察に対する国民の期待や信頼を損ねた。主任検事の責任は大きいが、検察全体の指導もできていなかった」と述べた。最高検は会見冒頭のカメラ撮影を認める異例の対応を取った。

 最高検は報告書で、冤罪の最大の要因となったDNA鑑定について「導入間もないため正確な理解が不十分だった」と指摘。一方で「具体的な実施方法にも疑問を抱かざるを得ない」と証拠能力を認めなかった宇都宮地裁の再審判決に対し「鑑定手順に特段の問題はなかった」とした。

2010/04/01 21:06 【共同通信】
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足利事件に関する警察庁報告書の概要
 警察庁が1日、発表した足利事件に関する報告書の概要は次の通り。


 ◆捜査経過◆

 1990年5月12日、当時4歳の女児が足利市内のパチンコ店付近で行方不明になったとの届け出を父親から受理した。翌13日、渡良瀬川河川敷の草むらで女児の遺体が発見された。

 90年11月2日、駐在所員が、保育園のバス運転手だった菅家利和さんを把握。12月3日から行動確認を開始した。91年6月23日、菅家さんが廃棄したビニール袋を回収し、女児の下着に付着した体液とのDNA鑑定と血液型の異同識別鑑定を実施。同11月、出現頻度は「1000人中1・2人」程度との結果を得た。

 同年12月1日午前7時頃、捜査員が菅家さんに任意同行を求めた。菅家さんは一貫して犯行を否認したが、午後10時少し前から、女児が行方不明になったパチンコ店近くに行ったと話し始め、「小さな女の子を自転車の後ろに乗せて河原に行った。女の子を倒して首を絞めて殺した」と自白した。

 ◆捜査の主な問題点◆

 捜査員は、DNA鑑定結果の出現頻度への正確な理解、検討が不十分のまま、鑑定結果を過大評価し、ほぼ間違いなく菅家さんが犯人との誤った認識を持って取り調べに臨んだ。内向的、非社交的で強く言われるとなかなか反論できない性格の菅家さんに対し、誤った先入観を持って取り調べたことが虚偽の供述を続けさせた原因になった。

 実質的な捜査指揮をしていた栃木県警捜査1課のベテラン警部が菅家さんの取調官を兼務した結果、供述の信用性などのチェックも十分に機能しなかった。菅家さんの供述のうち裏付けが取れたものはほとんどなかったが、DNA型が一致したことなどから心証を強め、「忘却」と安易に判断した。犯人であれば体験しているはずの事項についての説明も欠如しており、その信用性を慎重に吟味する必要があった。

(2010年4月1日15時28分 読売新聞)
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犯人視の報道、責任軽くない…菅家さんの弁護人
 「捜査当局がDNA鑑定を過大評価した要因に、マスコミがDNA鑑定を大々的に報じたこともある」


 菅家さんの控訴審から主任弁護人を務めた佐藤博史弁護士(61)は逮捕当時の報道について、「菅家さんを犯人視した当初の報道の責任は軽くない」と語った。

 一方、事件の捜査や裁判を疑問視した報道があったことを挙げて、「それが再審公判での裁判官の謝罪や、問題点を洗い出す捜査当局の姿勢を生み出し、冤罪(えんざい)の解明に貢献した」「報道に求められているのは結局、真実の声に耳を傾けることだ」と話した。

(2010年4月2日02時18分 読売新聞)


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