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「法律や政策は、単なる決め事である。いつでも変えられる」第50部

850正樹★:2020/11/24(火) 07:58:04
 
「冬の発熱患者 診療・検査体制は間に合うか」(時論公論)

2020年10月27日 (火)

米原 達生 解説委員



 https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/438461.html
 https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/438461.html

熱が出ているのに医療機関にかかれないような事態は避けられるのでしょうか。インフルエンザが例年流行する冬を控えて、各都道府県では新型コロナウイルスとの同時流行を想定した診療・検査体制の大きな変更が10月末を目途に進められています。しかし、十分な体制が取れるのかは見えてきていません。その現状と課題、そして今後何が求められるか考えます。

行政に必要なのは説明と対話の継続です。院内感染防止の支援策や感染しにくい検査手法などを丁寧に説明して、医療者の不安の払しょくに努めることはもちろんですが、検査や患者の集中などが起きないか、丁寧に詰めていく必要があります。院内感染が起きた場合の補償や保健所との役割をどう分担するかなど、医療者側の懸念は残っている状態です。今後もより良い体制を探るため、対話や支援の検討が国や都道府県には求められると思います。
また、地域の医療事情を最もよく知っているのは地元の医師会です。その温度差によって体制に差が出るのは避けなければなりません。診療・検査医療機関に参加する診療所が少ないところでは、参加の機運を高めることが必要ですし、それが難しければ、別の方法を提案するなど、リーダーシップを期待したいと思います。
私たちにも協力できることがあります。まずは、発熱して受診する際に、事前に電話連絡をすること、これは院内感染を防ぐ基本になります。そして発熱患者を診るクリニックを支えることです。高知県で名前を公表したクリニックの一つは、患者から「自分が発熱した時に受診できると聞いて安心した」と言われ、誇りに思ったと話していました。感染対策を取って検査を行う医療機関を「敬遠」するのではなく、「支える」ことが大切なのです。また、冬の南半球でインフルエンザが流行しなかったのは、新型コロナへの感染対策の効果だと考えられています。体調の悪い時には仕事に行かない・外出しない、3密を避けることなど、私たちが引き続き感染対策を行うことで、同時流行自体を防げれば、それが最善の方法となります。

新型コロナの最初の流行に直面した春、国内は診療や検査の体制が追い付かず、発熱患者が行き場を失う事態にもなりました。発熱患者が増える冬に同じような事態を招かないよう、診療・検査体制は継続して点検しながら拡充していくことを求めたいと思います。

(米原 達生 解説委員)


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