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「法律や政策は、単なる決め事である。いつでも変えられる」第48部

406正樹★:2018/10/09(火) 03:59:15
 
ですが、アプローチの方法ではこのミストラル二隻を日本が買うことも可能です。

 日本がミストラル2隻を購入すれば、島々が脅威にさらされたときに援護の兵員やヘリコプターを輸送できるようになる。昨年一番艦が進水した2隻のいずも型ヘリコプター搭載護衛艦を補完することにもなるだろう。ミストラルを追加配備することで、東シナ海で領有権が争われている尖閣諸島を守り、北方海域での強い存在感を維持する能力を得られる。ロシアと中国が軍事力を増強しているなか、日本の軍事的信頼性を維持する能力が強化されることだろう。

 この部分は「ロシアと中国が軍事力を増強しているなか、日本の軍事的信頼性を維持する能力が強化されることだろう」を除いて正しい。
 ロシア太平洋艦隊なんぞボロボロです。この先10年単位の時間をかけてもかつての威容を取り戻すことは不可能でしょう。

 防衛省最大の問題は時間という概念がないことです。次の海自の護衛艦が設計され、戦力化されるには長い時間がかかります。多少不満はあっても2隻のミストラルは魅力があります。何よりも時間が買えます。オスプレイだのAAV7だの役立たずの玩具を買うカネがあればミストラルを買うべきです。
 併せて高速揚陸艇のLCATなども調達すれば宜しい。ついでにミルの中型ヘリを調達するのもいいでしょう。オスプレイ1機の予算で5〜8機程度は買えるでしょう。


 ロシアに対するアプローチとしては、中国の脅威が高まっているからおたくのミストラル2隻を売って欲しい、おたく様はまた2隻発注すれば宜しいでしょう、と持ちかければ角が立ちません。で、フランスに追加発注を確実に履行することを日本政府が保証する。
 これならばロシアのメンツも立ち、欧米のメンツも立ちます。

 実はロシア国内でもミストラルの発注には反対の勢力はあります。
 ロシアがミストラルの導入を決定したのは自国の軍事産業のあまりのダメさが原因のひとつとなっています。ミストラルやその他の外国製装備を導入することで自国のメーカー達に危機感をもたせようとしたわけです。国内のメーカーやつるんでいる政治家は面白くありません。

 ミストラルという「ロシアから装備の導入」の実績は今後のロシアと日本の防衛部門の可能性に含みをもたせられるでしょう。
 
 ミストラルを運用して、結果がよければライセンス生産してもいいでしょう。ミストラルはフランスでは商船部分はコストの安いポーランドで製造しています。同じように商船部分は今治造船のフィリピン造船所でつくって、その後の仕上げを三菱重あたりにやらせればかなりコストは下がります。
 これをフィリピンやベトナムなどに供与してもいいでしょう。

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