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「法律や政策は、単なる決め事である。いつでも変えられる」第48部
397
:
正樹★
:2018/10/09(火) 03:25:36
清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所
ウクライナとロシアの対立
<< 作成日時 : 2008/07/30 23:06 >>
ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4
https://kiyotani.at.webry.info/200807/article_14.html
https://kiyotani.at.webry.info/200807/article_14.html
少し前のJDWに「Ukraine resolute over departure of Russian fleet」という記事が掲載されています。
日本のメディアでも同様な報道がなされています。
現在黒海艦隊はクリミア半島を根城にしているわけですが、ウクライナはソ連崩壊後、黒海艦隊の駐留を2017年までは継続するという条約を結んでいます。
ところがウクライナは2017年以降、黒海艦隊をキックアウトすると公言しています。となると黒海艦隊はホームレスになるのか、ということになります。それとも黒海艦隊を分割して欧州方面や極東に配備するのでしょうか。いずれにしてもあのエリアでロシアのプレゼンスがさがることは確かでしょう。
もう一つ関連した記事があります。ロシアはウクライナがロシア製戦闘機のジェットエンジンの整備技術を中国に売り渡していると非難しております。ウクライナにソ連時代からジェットエンジンの整備工場があり、これが中国にエンジンのオーバーホールの技術を売っていると。
まあ、ありそうな話です。ロシアが仮想的たる戦闘機を売りつけているのはエンジンをロシアでオーバーホールしているわけで、これが「人質」なっているわけです。しかもエンジンを売りつけると延々とそのメンテで利益がありがります。
中国が整備の技術を身につけ、更にはエンジンの製造まで行うようになるとロシアにとっては安全保障の面からも、また防衛航空宇宙産業の利益の面からも看過出来る話ではありません。
恐らく近い将来ウクライナとロシアとの関係は結構険悪になるのではないでしょうか。特に原油など資源バブルがはじけたあとにそうなるのではないでしょうか。
ロシアのみならず、これは我が国の安全保障に関しても由々しき問題です。ウクライナは中国の旅客機や輸送機の開発にも協力しています。
我が国もウクライナ航空産業の中国への協力の状況を把握し、またできればこれを妨害するような方策をとるべきです。この件に関してはロシアと何らかの協力をしても宜しいのではないでしょうか。まあ外務省には無理でしょうけど。
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