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「法律や政策は、単なる決め事である。いつでも変えられる」第42部

384正樹★:2016/03/20(日) 03:10:26
 
 外国人CAの最大の魅力は、やはり何と言っても邦人より雇用調整が比較的に容易であることと、給与が安く済むことです。雇用するCAの国や、或(ある)いは地域によって条件の違いは、それぞれですが、大体(だいたい)35歳定年とか、5年契約が多いようです。このことによって、常に「新鮮な人材」を確保することや、補給することができると言うメリットも生まれました。
 会社側の外国人CA採用の際の私達・日本人CAへの説明は、「英語を始めとする言葉の問題と、外国人CAによることでの、その国の旅客に対して、より良いサービスの提供」を意図するとのことでした。しかし、誰が考えても、これは“建前”に過ぎません。なぜなら、ドイツ人がドイツ語で同国人CAにサービスして貰(もら)いたいのであれば、ルフトハンザ航空を利用すれば済む話で、わざわざJALには乗って来ないのでしょう。中国語を望むのならチャイナエアや、中国民航や、シンガポール航空などの選択肢は沢山(たくさん)にあり、敢えて中国語を話せるCAを期待してJALを利用するはずがありません。旅客アンケートを見ても、言葉の問題はエアラインを選択する要素としては極めてプライオリティー(優先順位)が低いと言う結果が出ています。
 面白いことに、JALにとって最重要路線である日米間にはアメリカ人CAは乗務していません。この路線にはシンガポールや香港ベースのCAが乗務しています。担当者に、それの理由を聞いたことは無いのですが、恐らくアメリカ人を雇用する条件として、年齢や、性差や、人種や、昇給などの邦人との差別や区別化が困難であると言うことでしょう。彼女らは横の繋(つな)がりが極めて強い職種別組合に加入し、それのことで新たな「火種」を抱えることは、御免(ごめん)被(こうむ)りたいと考えることも当然です。昇給や、昇格もトラブルの元になることは時間の問題。機内サービス面でも、サービス遂行上の重要なファクターである「協調性」を自己主張の強い彼女らに期待しろと言うことは無理な話です。ユナイテッドやノースウエスト航空の機内サービスを是とする旅行者は極めて少ないことは旅行代理店やインターネットによる各種アンケートを見れば市一目瞭然です。
 それの上に、定年も州によっては「UNTIL DEATH」、すなわち“死ぬまで”などとなったら、どうします?緊急脱出の際は“乗客によることでのCAの援助”が必要になることしを覚悟して乗らなければなりません。日本人にとって、どうでもいいことでの些細(ささい)なことが、「差別だ」と裁判沙汰になつたら、膨大なことでの時間と費用を費やすことを覚悟さなければなりません。過去に、日本の自動車や、電機メーカーがアメリカで巻き込まれたトラブル、訴訟問題は大いに参考になるはずです。それらの容易に想像することができるトラブルを抱えるリスクを計算に入れても尚(なお)、多大なメリットが得られるのなら、アメリカ人雇用も構いませんが、現在の状況ではあり得ない話です。


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