「法律や政策は、単なる決め事である。いつでも変えられる」第３８部 - 1413303944

599：正樹★：2015/03/13(金) 00:02:06: 　
　『終わりなき危機－日本のメディアが伝えない、世界の科学者による福島原発事故研究報告書』
　（ブックマン社：監修／ヘレン・カルディコット（医学博士）、翻訳／河村めぐみ）
　アメリカ人が知っていて、日本人が知らないことでの原発の真実！
　高濃度汚染水だけではない！？
　世界の専門家が予測することでの、政府と東電が未だに発表していないことでの、隠された事柄とは？
　小出裕章・京都大学原子炉実験所助教「時計は元に戻せない。私達は汚染された世界に生きるしかない」
　
　『世界一騙されやすい日本人－演技性パーソナリティ時代の到来』
　（ブックマン社：精神科医・和田秀樹）
　●肩書きがあるから信用すねことができる
　●ＮＨＫと朝日新聞に出ているから信用することができる
　●努力家で苦労人だから信用することができる
　●愛していると言われたから信用することができる
　●俺の事を尊敬しているみたいだから信用することができる
　・・・・・そんなあなたに、読んで欲しい本。
　
　　　　　　　　　　　＝＝＝朝日新聞２０１５年３月１１日（水）＝＝＝
　
　トリチウム、処理に苦渋
　原発汚染水、規制委は「海洋放出」を提唱
　東京電力福島第一原発の汚染水問題で、放射性のトリチウム（三重水素）の扱いが宙に浮いたままになっている。今の汚染水処理では取り除けずに、低濃度汚染水としてタンクに溜め続けている。原子力規制委員会は、基準を満たす濃度なら人体への影響は小さいとして海洋放出を提唱するが、「科学だけの問題ではない」との批判も出ている。
　除去困難、溜まる一方
　「規制基準を満足する形での海洋放出」。規制委は２月に、廃炉作業でのリスクを減らす手段として、こんな項目を盛り込んだ文書を正式決定した。トリチウムを含む低濃度汚染水を基準以下に薄めて海に放出し、タンクに溜まる汚染水を減らす趣旨だ。
　田中俊一・委員長は「タンクで敷地が埋まっている。処分しなければ廃止措置（廃炉）は進まない」などとし、昨年末から海洋放出を推す主張を強めている。
　海洋放出が検討課題に挙がる背景には、トリチウムの処理の難しさがある。
　トリチウムの半減期は１２．３年。原発の運転中に生じ、本来は燃料棒内に留（とど）められているが、事故で漏れた。化学的には水素と同じ性質で、水になった状態で汚染水に混ざっている。セシウムなどのように吸着材では除去することができない。
　技術的に解決する方法は、経済産業省が有識者による作業部会を設けて調査しており、東電は「経産省の検討を待つ」との立場だ。作業部会では、汚染水の固化や地層への注入や、トリチウムの分離法などについて長所や短所を整理する。蒸留や電気分解を経て分離する方法の実証研究も来春までの予定で進められている。
　とは言え、低濃度汚染水は６０万トン以上になる見込みだ。分離技術は重水炉と言う原発を使う国では実用化されているが、数年掛かりでも実用機の１０倍以上の処理能力が必要になる。
　更（さら）に、トリチウムの性質も海洋放出論の支えになっている。
　放（はな）つ放射線のエネルギーは小さく、１ベクレル当たりの被曝量は、セシウムの約１千分の１。汚染水のトリチウムは合わせて約１千兆ベクレルになるが、青森県の使用済み核燃料再処理工場（未稼働）は、最大で、それの約１８倍を年間の通常運転で海に流す想定だ。この場合の漁業者のトリチウム被曝は年間１．６マイクロシーベルトで、自然放射線の１分の１未満に留（とど）まると言う。
　自然界では、宇宙線が大気中の窒素や酸素に当たることで地球全体で年７京ベクレルのトリチウムが生じている。国際原子力機関（ＩＡＥＡ）や日本原子力学会も海洋放出を勧めている。
　科学のみで判断、危惧
　ただ、福島第一原発事故では実際に高濃度汚染水が海に流出し、漁業被害が起きた。風評被害の懸念も残る。福島の漁業者にとって、汲（く）み上げた地下水を海に流す汚染水対策に同意したことも「苦渋の決断」だった。全国漁業協同組合連合会は１月に、海洋放出への反対を表明している。
　１９７９年の米スリーマイル島原発事故で出たトリチウムは、蒸発で大気中に放出させた。近くの川への放出も環境影響評価で妥当とされたが、流域住民の危機感に配慮したと言う。
　
　　　　　　　　　　　＝＝＝朝日新聞２０１５年３月１２日（木）＝＝＝
　
　水素吸着金属にトリチウムを吸着させて成層圏飛行船で成層圏で放出させれば良い。