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「法律や政策は、単なる決め事である。いつでも変えられる」第33部

651正樹 ◆6z10n91cnw:2014/03/07(金) 00:17:59
 
 敢えて言うならば外国語を取得し、実用できるためには何より厚かましさが必要です。外国では一般に英語が下手でも一生懸命喋れば話を聞いてくれます。ところが何も話さない人は相手にされません。自己主張がないのは馬鹿である、あるいは無視しても宜しいという感じです。
 周りを見ても語学が得意な人間は得てして厚かましいか鈍感です。

 海外の語学学校でも文法メチャクチャでも一生懸命話す生徒には教師も熱心に指導をしますが、恥ずかしがって何も話さない日本人学生はあまりかまってもらえません。
 
 
 英検やTOEICで高得点取れる人の英語が意外に通じないのは、英語は通じているがコミュニケーションができない場合が多いのではないでしょうか。
 外務省は語学が出来る人が多いはずですが、何であんなに交渉力がないんでしょうかね。
英語だけできても仕事にはなりません(まあ外務省では語学ダメな外交官も多いらしいですけど)。
 
 同様に英語は出来ても仕事はできない残念な人も外資系企業などでは多々見られます。
英語は出来ないが仕事ができる人間と、英語はできるが仕事はできないという人間、どちらを企業は取るでしょうか。
 仮に会社が後者ばかりになれば会社は潰れるでしょう。

 日本人を英語だけはできる大英帝国のインド人官吏みたない人種に教育して、メリットがあるのでしょうか。 

 かといって、ディベートを学校の授業に取りいれろという声もありますが、ぼくは反対です。あれは、信念は関係なく黒を白といいくるめるだけのテクニックで、こんなものを皆が身に付ければ、日本人は誠実だという国際的な評価という我が国の資産を毀損することになります。
 自己主張をするとの黒を白と強弁する技術は似て非なるものです。

 件の記事ではこのように締めくくっています。

「文法の理解力や長文を訳読する力を問う現在の「受験英語」から、生徒の「聞く」「話
す」能力を見極める入試へと転換していくことが求められる」

 それはあなたの願望でしょう。
 

 これも極めてアレな考えです。
 ネットで情報を取るにも、込み入った仕事をするにしても「受験英語」の知識は必要不可欠です。よく日本人は読み書きは得意だといいますが、嘘もいいところです。
  防衛省だって英語の読み書きがアレな人達が多いから、海外からの売り込み用パンフレベルでさえ多くが日本語に翻訳する必要があります。

 読み書きこそ力をいれるべきです。

 読み書き文法の基礎がないとリスニングも会話力も伸びません。

 
 そもそも何の仕事に英語がいるのでしょうか。
 国際的な交渉と店番では求められる英語力は全く異なります。
 何のために英語教育が必要か、それを原点に戻って考えることが必要ではないでしょうか。
 
 そもそも殆どの日本人に込み入った英会話の能力なんて必要ありません。むしろネットで英語の情報を拾う能力の方が必要でしょう。

 子供に過度な英語教育を行うよりも、教え方が上手い予備校経営の社会人向けの英語教室を増やして、受講する社会人に経済的な補助でも行うほうが、よほど効率がいいかと思います。

 あるいは外語大のような学校でのアラブやらもっとマイナーな言語のスペシャリストを要請することにリソースを使うべきです。そのほうが英語だけが出来る人間を量産するよりもよほど国益になります。
 「英語しか話せない」アメリカ人は自分の価値観をゴリ押しますから、嫌われるし、現地の文化や他者の気持ちを尊重できないので損をすることも多いです。
 「英語だけできる日本人」はアメリカ人の劣化コピーになる可能性があります。


 繰り返しますが、子供に必要なのは英語教育以前に、日本語で自己主張をし、議論ができる能力を伸ばす教育です。


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