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理系ネタスレッド

51СТАЛКЕР:2006/01/18(水) 14:49:36
述語同一視

> 吉田がいかに「言語使用」の分裂病化という様相を作品制作に取り入れているか、今度はその「文法」的側面に注目しつつ検討してみよう。 分裂病的な論理としてフォン・ドマルスが提唱し、アリエティの引用によって知られるようになった「述語的同一視」という錯論理がある。例えば「マリアは処女である」「私は処女である」「よって私はマリアである」といった妄想的ロジック。図2(「伝染るんです。」第一巻所収)の作品では、まさにこうした錯論理がギャグの手法として採用される。この頑固親父は、TVに一緒に出ている2人組の歌手やタレントがなぜ兄弟ではないのか不審に思っている。すなわち「一緒に出る」という述語的共通項によって、すべての人間関係を「兄弟」であると同一視してしまう。

> 東京医科歯科大学の花村誠一氏は、分裂病者が陥る言語危機の多様性を統一的に理解し記述するための手段として、パースの記号論を採用した。花村氏によれば、ある種の分裂病者は通常の言語、すなわち「シンボル」による意味連関から、類似関係による記号、すなわち「イコン」的な記号過程へとあけわたされるという。いいかえれば、言語的な分節構造から「逸脱」して、図像的、音声的、意味的にいずれのレベルにおいても、類似関係を媒介としてコード付加がおこるというものである。
http://homepage3.nifty.com/tamakis/%8D%D6%93%A1%8A%C2/sensya.html


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