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第三汎用スレッド

1「鍵を持つ者」:2012/09/29(土) 00:27:21 ID:???
第三の眼なんて無かった

634とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:28:21 ID:Tl04GmjI
古びた黒ローブを外套の様に羽織るオッサン、草原をぶらり。

「てか何か妙に魔力が濃いな…なんだあ?」

635とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:31:28 ID:rcss0GO6
「だいぶ暖かくなってきたなぁ……でもまだ気温は低いかな…?」

薄青い髪の少女が草原を散歩している。

636とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:36:39 ID:OkMJUS/o

「……ちっ。」

【その乱入者に魔力が揺らぎ、そちらのほうへと振り返った。
そして、その二つの姿を確認するとあからさまに悪態をつく。】

「…………注意はされているんだがな……。」

【2人を見ながら左手をぐっと握りこむ。
魔力が燃え盛る炎の様に揺らぎ、溢れていく。】

637とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:38:07 ID:Tl04GmjI
>>636
「ん?嫌な感じだな」

頭を掻き掻き歩き続けるオッサン。

「何か居るし…誰だお前ら?」

638とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:38:42 ID:rcss0GO6
>>636
「むぅ……このまま暑い夏がきて……嫌だなぁ……」

ビィバードに気づく様子はない。

639とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:45:52 ID:OkMJUS/o
>>637-8
「…………ん?」

【左手を握りこんだ状態で2人を警戒の目で見ていたが突如、それが和らぐ。
そして、何かに気づいたような素振りを見せた。】

「(そんな敵意はねぇし、あまりこっちに気はなさそうだな。

……なら――――――。)」

【すると、すぅっと萎む様にして魔力が消えていく。
少し前までは魔力を扱うことすら、ままならなかったのに。】

640とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:48:13 ID:rcss0GO6
>>639
「むっ……」

何かの気配を感じたようにビィバードの方を向く。

641とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:48:15 ID:Tl04GmjI
>>639
「ほー。…何で魔力を抑えた?」

すぅ、と目を細めオッサンが何処か胡散臭そうに。

642とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:54:28 ID:OkMJUS/o
>>640-1
「…………っ。」

【こちらに気をやった2人に思わず、舌打ちを。
すると、再び、魔力が膨れ上がった。

流石に魔力が膨大であるため、隠そうとすれば、すぐにバレてしまうのは明白だ。】

「……こういう時の勘は良いんだな。気づかなきゃ、一瞬で消し炭にしてやったってのによ。」

【くっくっ、と低く喉を鳴らして。
不意打ちをするつもりだったようが、姿を見られて行うにはあまりにも大胆すぎる行いだ。

左腕の装具がぐにゃりと飴細工の様に形を変えていく。】

643とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:57:20 ID:rcss0GO6
>>642
「むっ……!?」

嫌な予感がして素早く別の場所へ。

644とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 22:59:31 ID:Tl04GmjI
>>642
「…出たよ通り魔。最近多いな、如何なってんだよ!」

そう言って腕を交差させアシンメトリーな恰好をとる。

「んならコッチもそれなりの対応ってやつをとる!
 ちょっとばかしテストもやってみたかったことだしなあ!!」

645とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:01:52 ID:OkMJUS/o
>>643-4
「……良いさ。最近は物騒だしな。
事が大きくなる前に手を打っておくってのも悪くねぇ。

ある意味じゃ独断専行だが……良いだろ、このくらい。」

【独り言ながら、わけのわからないことをごちゃごちゃと呟いている。
左腕は触手の様にのたうっていたが、やがて形が落ち着き始める。

腕の形に沿って真っ直ぐと伸びる筒。指があった部分はぽっかりと穴が開いている。
紛れもなく、それは銃である。……腕の大きさに等しいのだから、ある意味では大砲といえるかもしれないが。】

「通り魔……そうか。…………そうか、確かにな。」

【通り魔という言葉を耳にして自嘲気味に鼻を鳴らした。】

646とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:04:21 ID:rcss0GO6
>>645
「はっ……もしかしてその声とその顔は………!?」

ふと、彼が誰かということを思い出す。

647とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:07:06 ID:Tl04GmjI
>>645
「オッサンは大魔術師だから今なら土下座で許してやる。
 序にその物騒な代物寄こせ、興味があるぞ!」

と言いながら妙な動作を続ける。
片腕でゆっくりと大きく円を描くような動きだ。

648とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:13:19 ID:OkMJUS/o
>>646
「…………鈍いにもほどがあるな。過去に生きてんのか、お前。」

【今更ながら、こちらに気づいた様子のレイヤに赤い銃身を構えながら呆れた様に。
穏やかだった魔力も一瞬のうちに炎の様に沸き立つ。】

>>647
「大魔術師……ね。
もう、強い奴ってのには嫌気が差してんだよっ……こっちはっ!」

【声を荒げながら、赤い砲身をフォンベルのほうへと向けた。
すると、その瞬間、濃く強固に編まれた魔力の塊が打ち出された。

実に密度の高い魔力の弾であり、それは他の魔力塊にも遅れを取らないほど。】

649とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:16:33 ID:rcss0GO6
>>648
「この前も見たはずだよ?もう忘れたの?」

少し挑発をかけるようなことを言う。
と同時に剣の柄の部分を持つ。

650とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:17:05 ID:Tl04GmjI
>>648
チュガンッ!!

「ぎゃーす!!」

魔力の塊が直撃し凄まじい大爆発を起こしてオッサンの姿が黒煙の中に消える。

651とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:24:10 ID:OkMJUS/o
>>649
「……ダメだな。会話が通じてねぇ。」

【言葉のキャッチボールが成功せずに、一つ大きくため息を吐いた。
銃身に手を添えて狙いを定めるようにして、構えて魔力塊を打ち出した。

先ほどと変わらぬ力を持つ魔力の弾である。
その密度は同サイズのものと衝突しても、打ち勝つほどに。

フォンベルへ直撃はさせたから、レイヤへと標的を変えているが
当然、フォンベルがやられているとは考えてもいない。】

>>650
「…………どうせ、無事なのは分かってるが。」

【仮にも大魔術師を名乗るのだから、コレぐらいで死んでいるとは思ってもない。
とはいえ、時間稼ぎくらいにはなるだろうと踏んでか標的をレイヤへと変えた。】

652とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:25:52 ID:Tl04GmjI
>>651
ばしゃしゃしゃ…
地面を何かが『泳いで』いる。
地表に波紋が動き広がっているのだ。

653とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:27:56 ID:rcss0GO6
>>651
「予測済み!リフレクトアイス!」

目の前に正方形の障壁を展開する。
これには魔力反射の効果があるとか。

654とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:33:01 ID:OkMJUS/o
>>652
「……っ、油断しないに越したことはねぇとは思ったが……。」

【もちろん、ビィバードの中に平然と起き上がって攻撃をしてくる
フォンベルのビジョンは存在した。そのためのレイヤへの牽制である。

しかし、地面を泳ぐ何かの存在なんて、当然ながら頭にあるワケがない。
とりあえず、迫るそれから逃げようと、その直線上から体をずらした。】

>>653
「まさか、地面から攻、――――――っ?!」

【地面を泳ぐ何かから逃げようと、自身の位置をずらした瞬間に、目の前を
先ほど打ったはずの自身の魔力塊が右肩を掠めた。

そう、フォンベルのそれに注意を向けさせられてレイヤの行動への警戒を怠ったが故である。】

「……っ、ちぃ、反射……か!」

【銃身と化した腕が元に戻り、右肩へと手を当てながらレイヤの方を呪い殺すが如くの視線を向けて。】

655とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:37:07 ID:Tl04GmjI
>>654
ザッパーン!!

魔力によって生じる可視化された飛沫が上がる。
出てきたのは額に第三の目を持つ半透明な鯱、シュヴェーアトヴァルアクロートル。
通称三眼鯱であった。

三眼鯱「ぎゅぎゅい!」

それは口を開きズラリと並んだ鋭い歯でビィバードの左腕に噛みつかんと。

656とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:38:19 ID:rcss0GO6
>>654
「うまく行った……?」


「(結構面倒だなぁ……どうしよう)」

何もしてこない。但し魔力が溜まって行くのが分かるかもしれない。

657とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:44:05 ID:OkMJUS/o
>>655
「……こ、の……失せろぉぉっ!」

【右肩に添えていた手を思い切り振りぬく。
すると、腕を振りぬいた軌跡を追うようにして魔力が迸り白い爆発が起こる。

大量の魔力が一気に炸裂しているのである。】

「……っ、うわ……っ?!」

【放ったは良いが、その衝撃に自身も吹き飛ばされ草原の草を削る。】

>>656
【地面から現れた巨大なシャチの対処に追われ、自身も吹き飛んでしまっている。
もちろん、こんな状況下ではレイヤに関しては完全にノーマークである。

冷静さを取り戻すまで、魔力が溜まっていることすら気づかないかもしれない。】

658とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:47:12 ID:Tl04GmjI
>>657
『ぎゅぎゅい!』

鯱はその一撃で怯み地中へと姿を消す。

「ふっふっふ、どうよ?大魔術師の使い魔は」

未だに黒煙が上がるその場から声。
いい加減晴れてもよさそうなものだったが…

659とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:48:04 ID:rcss0GO6
>>657
「うっ……わぁ!?」

突然起こった大爆発に対し回避するが、

そのまま後ろへと倒れてしまう。

660とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:53:13 ID:OkMJUS/o
>>658-9
「……るせぇ、そうやって弄ばれるのは懲り懲りだ!
今度こそっ、今度こそ、こっちの番なんだよっ……!!」

【獣の様に吼えると左腕を地面に勢いよく振り下ろした。
そして、その手からは大量の魔力が迸り、地面へと注がれていく。

地面もじわりじわりと侵食されるように白く染まっていく。

レイヤの方には特に気にしておらず、レイヤが後ろへと倒れていたのは幸いともいえる。
もし、レイヤにこの隙を突かれていたら、なす術もなかったからである。】

661とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:57:57 ID:Tl04GmjI
>>660
「ふはははっ!駄目だね、ずっと俺のターンだ!この世界が出来てからずっとな!!」

黒煙が内から放たれる突風によって勢いよく晴れる。

「そしてテストは失敗だ、畜生め!特になにも変わりない大魔術師が相手だ!!」

何かしたかったらしいが失敗らしい。
オッサンは煌めく魔力塊を一つ宙に浮かべた。

662とある世界の冒険者:2013/03/31(日) 23:59:56 ID:rcss0GO6
>>660
「でも次はこっちの番ね…!」



「オ ー ロ ラ キ ャ ノ ン ! !」

自らの前に冷気の球体を作り出す。

そしてそれからシャチもろともビィバードも飲み込まんと虹色に輝く極太の冷気のレーザーを放つ。

663とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:08:55 ID:rmuzjIUA
>>661-2
「うっとおしいンだよ……どいつもこいつも……!」

【地面から腕を離す。
離れる腕と地面はくっついており、それを無理矢理、引き剥がした。
魔力が余りにも濃い所為で粘着性を帯びており、とりもちのようになっていたからである。

引き剥がした勢いで飛び散る魔力には意を介さず、そのまま地面へと再び腕を振り下ろした。
そのあたりでレイヤの行動に気づく。】

「……ち、耐えられるかはわからねぇが……!」

【もちろん、今更、行動を大きく変えることなんて適わない。
腕を地面へと振り下ろした瞬間、地面を白く染めていた魔力が上空へと飛び出す。

そして、一部は不自然に布の様になり、不完全にビィバードを守ろうとする。】

「…………ぐっ……!」

【だが、そんな極太のレーザーなど防げるわけもない。まして急ごしらえの障壁の出来損ないだ。
完全な直撃は防げたようだが、ビィバードの体のあちらこちらが凍り付いている。】

664とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:15:46 ID:o/jcyaDg
>>663
「あれ?あんまり聞いてないようだけど……」

様子を見ている。

多分さっきのをまともに食らえば氷像にでもなるであろう。

665とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:16:44 ID:PD8tpqwg
>>663
「よっこらショット!!」

オッサンが魔力塊を殴りつけると、複数の魔力弾がまき散らされる。
それは弧を描き三方向から挟み込むようにビィバードを狙う。
一つ一つの威力は大きくないが連続で当たると鬱陶しく痛いだろう

666とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:20:22 ID:rmuzjIUA
>>664
「……素直に殺されてやるかよ、バカが……。」

【とはいえ、この状況は劣勢の一言である。
相手がレイヤのみならまだしも、もう一人いる。

最初から、無勢である上にこの凍りつくというのは実に手痛いダメージだ。】

>>665
「…………このっ、だから、ウザったいてぇのッ!!」

【魔力の弾に囲まれ、打ち込まれ面倒そうに手を動かして払おうとしていたが

とうとう、辛抱がたまらなくなったらしく、自身の魔力を一気に周囲に解放させ
その全てを打ち落とそうとする。

無論、その衝撃は周辺にも及ぶ。】

667とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:25:56 ID:PD8tpqwg
>>666
「よし、その衝撃もらった!」
『ぎゅぎゅい!!』

衝撃を利用し三眼鯱が宙を泳ぐ。
その背にオッサンを乗せて。

「三十六計逃げるにヒャッハー!!」

逃げて行った。

668とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:28:02 ID:o/jcyaDg
>>666
「でも動きが鈍くなったような……」

「フロストアロー!」

素早く後ろに回り込み、そこから氷の矢を放つ。

スピードはそこまで早くないが、後ろからなので気づくかは怪しい。
なお威力もそこそこあるらしい。

669とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:32:25 ID:rmuzjIUA
>>667
「ワケのわからねぇ奴だったな……。
(……いや、アレを読んでいたのか、それとも……。)」

【逃げていくフォンベルには手を出すことなく、そのまま逃がしたとか。】

>>668
「けど、お前は分かってなかったみたいだな。
ンなもん、こっちが分かってなくても、反応できるんだよっ!!」

【そんな後ろに回りこむスピードにこの少年が付いていけるはずもない。
しかし、その氷の矢が放たれた瞬間、その矢は上空から正確に打ち抜かれる。

そして、すぐさまレイヤに魔力の塊が上空からもの凄いスピードで襲ってくる。】

670とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:37:30 ID:o/jcyaDg
>>667
「あっ逃げた!?」

>>669
「わっ……!?」

障壁を展開する暇もなく、ただただ回避し続ける。
ただスタミナはいつまで持つことか。

671とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:41:18 ID:rmuzjIUA
>>670
「そう簡単には当たってくれねぇよなぁ、やっぱ。」

【避けつづけるレイヤを見ながら、腕を銃身へと変えていく。
そして、右手を添えて構える姿勢へと移る。】

「けど、そろそろ当たってもらう。やり過ぎたんだよ、お前は。」

【そういうと銃身と化した赤い腕から魔力の弾が次々と放たれる。
質を多少、犠牲にしたが、大量に生成できるらしく、打ち出していく。

とはいえ、打つたびに衝撃が体を襲うため、そう連射は出来ないのだが。
しかし、上空からとの二段構えの攻撃である。】

672とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:47:58 ID:o/jcyaDg
>>671
「はぁっ…はぁっ…しぶ…とい……」

「(このままでは圧倒的に不利……どうすれば…)」
「(ならば相手も同じ状況に……!)」

「クリスタルストーム……!」

弾の薄い一瞬の隙を使い、上空に冷気の弾を放つ。
すると上空から氷の塊が無数に降ってくる。

「きゃっ…!?」
しかし魔力の弾の一つに当たってしまう。

673とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 00:58:04 ID:rmuzjIUA

「……ふん、同じ攻撃なら防御策もあるんだよぉ!こんな風になっ!」

【そういうと魔力を全て引き戻し、それで自身を覆おうとする。
障壁という器用な真似は出来ないため、それの代わりとする分厚い魔力の盾である。

もちろん、身を守っている間は力を貯めている。……だが。】

「っ、な、何だ……うわっ、この……ぐっ……!」

【魔力を纏ったことでその氷の塊は防げたわけなのだが、その直後、異変が起こる。
その魔力が突然、忙しなく、まるで悶え苦しむように波打ち始める。

また、中のビィバードも苦痛を感じているらしい。】

674とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 01:00:32 ID:o/jcyaDg
>>673
「むっ、どうしたんだろ……」

ふらふらと立ち上がり、ビィバードの方を見る。

675とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 01:11:23 ID:rmuzjIUA

「ぐ、うぁ……うぅ……!」

【今や魔力の塊に覆われている状態だ。
その魔力の塊は生き物の様に蠢き、時折、色が紺色に変わる。

異常があるのは明らかである。】

「っ゛、……うぐ、あ、あああぁ―――――――!」

【その表情が読み取れてしまいそうなほど、苦痛に喘いでいたが
突如、その魔力塊ごとどこかへと消えてしまった。

間違いなく転移の魔法であろうが、あんな状態のビィバードが使えるわけもない。
どうやら、ビィバードとは〝別の力〟が働いているのかもしれない。】

676とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 01:13:44 ID:o/jcyaDg
>>675
「む…あれ?消えた?」

彼が消滅したことを確認すると何処かへと去って行った。

677とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 01:16:08 ID:rmuzjIUA

【残滓も跡形も残らず、その場からビィバードは消え去ったとか、FO】

//長々と付き合ってくださってありがとうございました!

678とある世界の冒険者:2013/04/01(月) 23:40:37 ID:rmuzjIUA
<王都近くの草原>

「……ジョーク、ワかる、奴……イイ、ね……!」

【グネグネと黒い芋虫の様な物体が王都の草原を進む。
それは、4メートルはある巨体であり、非常に不気味である。

その体は粘液に覆われ、また粘着質であり、それはぷにぷに種を連想させられる。
また、時折、膿が潰れるように体内から黒い泥があたりへと噴出している。

それは、死臭を漂わせ、撒き散らされていく。】

679とある世界の冒険者:2013/04/02(火) 00:02:00 ID:/9qumpfQ

「……ン…………ほう……あ゛っははっはっは……!」

【偶に出現していた黒い塊。
しかし、今回はそれまでとは違うようだ。

黒い泥を時折、放ち周囲を汚染させることや、その巨体を揺らし進むことは同じ。
違う点は明らかに喋っていることである。

……それも、言葉の内容を察するに〝誰かと話している〟
もちろん、こんな不恰好な黒い芋虫に知性を垣間見ることなど出来ない。】

680とある世界の冒険者:2013/04/02(火) 00:11:47 ID:/9qumpfQ
【〝会話〟を続けながら進み続ける黒い塊であった、FO】

681とある世界の冒険者:2013/04/03(水) 22:52:46 ID:tkBH9UQU
【王都、広場】
「……………。」
ただ、フラフラと当てもなく辺りを歩いている少女。
レイヤに言われ、悩みに悩みぬいて、答えが少しは見えてきたので気分転換に外を歩く。

682とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 20:27:43 ID:oFmgq6UE
「……ぁーー……。」
どことなく生気の抜けた顔でぼんやり歩いてくるのは、
赤い髪の魔法使いの青年……。

683とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 20:33:34 ID:Vijz.j8E
「…………あ……えっと…」
言いたいことを伝えるかどうかを悩んでいればそれを伝えるべき相手が目の前に見えて。
それと同時に告白されたことを思い出して頭が真っ白になる。

684とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 20:35:04 ID:Xw8Qf9Qo
「む…あの2人は……」

薄青い髪の少女がふらふらと。

685とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 20:36:28 ID:oFmgq6UE
「……あ……あ、アンナ…!?」
つい先日、やたらと不恰好な告白をし、自爆…
気付くとその相手が目の前に。

「……や、やあ……元気ー!??」
できるだけいつも通りを心がけるも、
明らかに空回りなテンションで声をかけるのであった。

686とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 20:38:14 ID:oFmgq6UE
>>684
「…あぁ、レイヤもこんにちわ……!?」
タイミングよく出くわしたレイヤにも挨拶…

丁度いいのやら悪いのやら…気まずいシーンに遭遇してしまったものである。

687とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 20:43:48 ID:Vijz.j8E
>>684
「………。」
いつぞやの二人が向い合ってますね。
雰囲気は気まずいってもんじゃないですが

>>685
「………あ……ああ…うん……。」
フェムトのいつもとは違う無駄に明るい様子に気圧され、戸惑うながらも頷く。

「その……フェムトはいつもより元気なのかな?」
そんなフェムトの様子につられて、変な問をしてしまう。

688とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 20:47:09 ID:Xw8Qf9Qo
>>686-687
「む、こんばんわー」
「あれからどうなったのー?」

……と唐突に質問を投げかける。

689とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 20:49:51 ID:oFmgq6UE
>>687
「…い、いやぁ…俺は、まぁ、いつも通り元気だよ…?」
どことなくぎこちなく言葉を返す青年。

「……アンナは……。」
(…あー、なんかやっぱ暗い様な……
 ……前のアレのせいですよねー…ですよねー……)

>>688
(…ど、どうもこうも…アレから今日まで会ってなかったし…!)
レイヤに向かってこそこそと小声で答える。

690とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 20:58:40 ID:Vijz.j8E
>>688
「…………。」
無言で頭を振る。

>>689
「………えっと……ちょっと考え事があったから………寝不足で…。」
こちらもぎこちなくそう答える。

691とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 21:04:26 ID:Xw8Qf9Qo
>>689
「ふーん……あれからまだ会ってないんだ……」

と小声で返す。

「(あの後一回アンナに会ったことは黙っておこう……)」

>>690
「つまり未だ進展なし…ってこと?」

692とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 21:07:00 ID:oFmgq6UE
>>690
「……あぁ、寝不足で……。」
かく言う青年もあれからと言うもの、眠りの浅い日々であった。

「……そ、その……。
 ……考え事って言うのは……やっぱり……」
触れるかどうか一瞬悩んだものの、
やはり突っ込まずにはいられない。

>>691
「まぁそんなわけで…!
 ……何にもおきてはいないのです…!」

693とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 21:13:39 ID:Vijz.j8E
>>691
「…………。」
こくこくと頷く。

>>692
「………フェムトの思ってるとおりだよ…………。
……考えも少しは纏まった。」
一度深呼吸をしたあとに覚悟を決めた、キリッとした顔立ちになる。
………考えぬいた結果をいう気なのだろう。

694とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 21:17:49 ID:Xw8Qf9Qo
>>692
「本…当…に…?」
「……まあアンナちゃんも言ってるし、信じようかな…?」

あまり信用されていないのは多分気のせいである。

>>693
「……そうか…」
「……せめてこれまで通りに戻してあげたいんだけどなぁ」

少し上を向きながら考える。

695とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 21:20:30 ID:oFmgq6UE
>>693
「……う、うん……
 ……そんじゃ……。」
こほん、と軽く咳払いして心の準備を…。

「……分かった、それじゃその纏まった答え、聞かせてくれるかい…?」

>>694
「……ま、これからその何かが起きるみたいだけど……
 ……どうなってもそっとしておいておくれ……ヘヘヘ………。」

696とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 21:42:51 ID:Vijz.j8E
>>694
「……こういうのは、他人の手を借りたとしても自分がやらなくちゃダメだから……。
………ここからは、僕が全て頑張る。」
レイヤに向かって緊張している面を向けた後

「……ありがとう。」
と、軽い笑みを浮かべながら言う。

>>695
「………じゃあ、言うよ。」
少しだけ言うのを躊躇ったかのように黙っていたが、やがて口を開いて

「…………僕は、フェムトに嫌われたくなかったんだ。
その理由は、フェムトのことを好いてるから……だと思う。
それが恋愛としてなのか、友愛、親愛なのかはわからない………けど……。」
そこで一旦言葉を区切り、俯いて

「僕は、フェムトに好かれるためじゃなくて嫌われないようにしてた、受け身だった……。
フェムトの事は嫌いじゃないし、むしろ好きで、この告白を受けてもいいって思ったのも確かなんだけど…。
そんな気持ちじゃ、フェムトの思いにも答えられないし、お互いがお互いを傷つけ合うかもしれない。」
そこまで言った後に再びフェムトの方を見て

「だから………」
と、言って再び深呼吸をする。
ここまでは前ぶりの様子である。

「……もう少ししたら、フェムトの告白を、受けてもいいじゃなくて受けたいと思えるようになる……と思う。
それまで、今までのような関係で、一緒にいて欲しい………お願い……ッ。」
と、告白をされた側なのに懇願するように頭を下げて

697とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 21:48:00 ID:Xw8Qf9Qo
>>695
「はいはい……まあせいぜい見守る程度だから大丈夫だよ……」

>>696
「うん、頑張って」
「……応援してるよ」

698とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 22:19:08 ID:oFmgq6UE
>>696
「………。」
アンナと向き合い、内心胸をバクバクさせながら彼女の言葉をじっと聞く。
そして、彼女が答えを言い終わり、少し間を空けて青年が口を開く。

「……い、いやぁ……てっきり、嫌われちまったもんだと思ってたから……
 …ほら、前は告白しておいて勝手に忘れろなんて言って逃げちまったもんだから…。」
あんまりいい答えは、正直期待できなかった…
もやもやさせてしまったし、しばらく距離をおこう…なんて言われる気がしていたのである。
張り手の一発でも貰ってすっぱり別れを切り出される場合すらも、最悪想定していたり。

しかし、思いのほか悪くない答えに、強張った顔が少し緩むのであった。

「…じゃ……俺からも一つ…
 あの時はいきなり告白しておいて勝手に忘れろなんて日和った事抜かして、
 アンナを色々悩ませちゃって……
 ……ほんと悪かった…!」
そういうと、がばっと頭を下げる。

「だから、改めて言うと………俺がアンナの事好きなのは本気だから…!
 アンナが俺の気持ち受け入れても良いって思えるまで、俺はいつまでも待つし、
 そう思ってもらえるようにも頑張るし…。
 そのために、今まで通りで居て欲しいって言うのなら、
 ……むしろ喜んでそうするよ…!」

「…だから、これからも、良い友人として…よろしく、アンナ。」
と、言って手を差し出す。
キスやハグでも出来るもんなら最高だが、
この場は握手くらいがふさわしいだろう。

699とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 22:27:57 ID:Vijz.j8E
>>698
「………フェムトだってさんざん悩んでただろうし、お互い様だよ……。」
そうして差し出された手を握り

「……よろしく、フェムト。」
握手をした後に

「……………はぁ〜良かった〜。
こんなこと言って嫌われるかと思った……。」
と、深い溜息を吐く。

700とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 22:37:07 ID:oFmgq6UE
>>699
「そんな訳は無いよ、アンナの事好きなんだし…。」
にこりと笑いながら握られた手をぎゅっと握り返す。

「…むしろ嫌われたわけじゃなくて安心したのは、俺の方だよ。
 ……早まったことしちまったなぁ…ってずっと思ってて…
 …いや、まぁ早まったことだったのは確かだけどさ…!」

701とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 22:43:04 ID:Vijz.j8E
>>700
「………そんなに好き好き言われると照れる…。」
とが言いって少し恥ずかしそうにしながらも自分から握った手を離す事はせず

「……早かったって自覚してたんだ………。
本当に急すぎて、あの時は頭のなかが真っ白だったんだよ?」
今もその時と似たような状態ではあるのだが、違うのは胸の中の靄が完全になくなっていること。
考えを伝えてよかったなと、晴れやかな気持ちになっている。

702とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 22:50:26 ID:oFmgq6UE
>>701
(……そういうとこが可愛いんだって……。
 ……これはもはや反則ですよアンナさん。)
恥ずかしそうなアンナの表情…
それだけで青年はもう大満足であったりする。


「…遅かれ早かれいつか言おうと思ってたけど…
 俺、本気でああいう事したの初めてだったし、やっぱなんかうまくいかなかったよ。
 ……あれだね、若気の至りという奴ですよ。
 …でも、そんなに悪い結果にならなくて良かった…!」

703とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 22:59:43 ID:Vijz.j8E
>>702
「…………うん、悪い結果にならなくてよかった…本当に。」
そして、ふうと軽く息を吐いた後に

「………………そういえば、フェムトの知り合いに告白されたこと、言っちゃったんだよね……。
………ごめんなさい。」
と、ついさっきまで忘れていたことを口にしながら再び頭を下げて
…あの子がフェムトを見かけたら何をするかわかったものではない。

704とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 23:03:32 ID:oFmgq6UE
「……え、俺の知り合い……?
 ……誰だろう……どんな奴……?」
ぱっと思いつくのは、自分の家の関係者か、大学の同級生辺り……
あいつに知られたらなんか知らないけどロクな目に会いそうにないなぁー…
と、何気なく思う青年。

…その、「あいつ」ことエリスこそ、ロマノフの言う知り合いである。

705とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 23:09:29 ID:Vijz.j8E
「……女の子で、黒いローブ着てた。
………フェムトに対してあまりいい感情を持ってなかったね。」
その子に、仲直りできたと報告すべきなのかなとか少し見当違いの方向の思考をして
…互いに手を離そうしてないのでずっと手を握ったままでなんだかシュールである。

706とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 23:16:25 ID:oFmgq6UE
「はい当たりー…!!!
 …よりによってエリスさんですね……!!!」
なにかと因縁をつけられて酷い目に会わされる…そんな未来が思い浮かぶのであった。

「…俺の事嫌いってより、あいつ構って欲しいだけだから…。
 ……偉そうな事いってるけど、割と生粋の寂しがりやだから……。
 …でもしばらく近づくのはやめとこう…。」

707とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 23:23:03 ID:Vijz.j8E
「…………エリスって言うんだ…覚えとこう。」
フェムトの考えとは裏腹にそんな呑気なことを考えている。

「………ん、寂しがりやか……。
会ったら仲直りしたって言っておくよ………。」

708とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 23:27:26 ID:oFmgq6UE
「…ははは、ありがとう……。
 ……でも、そう言ってもなんか納得しないだろうなぁ、あいつ…。
 …2、3発くらいは殴られる覚悟はしておくよ。」
と、苦笑する青年。

709とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 23:33:04 ID:Vijz.j8E
「……むー………もし、殴られたら手当てするからね……。」
友人としても、それくらいはしないとなと思い、そう言って

「……………どうする?」
手をつないだまま突っ立っていついるのもどうかと思い、フェムトにそう訪ね

710とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 23:39:31 ID:oFmgq6UE
「あ、はい、よろしくお願いします。」
(…この身で全て受けきろう。奴の猛攻を。)
少女の手当て>>>>>怪我


「…あ、そうだね、えーっと…どうしよう?
 ……家まで送ろっか…??」
今更ながら、ちょっと気恥ずかしくなってくる青年であった。

711とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 23:45:57 ID:Vijz.j8E
「……家の前まで、お願い。
………それじゃ、行こっ!」
フェムトの事を考えるとこの前みたいに家の中に入れるようなことはできないに決まっている。
そして、握手の状態を普通に手をつないだ状態に握り変えてフェムトを引っ張るようにして歩き出す。

712とある世界の冒険者:2013/04/04(木) 23:56:05 ID:oFmgq6UE
「…おっけー、それじゃいこっか。」
…今日のところは家に上がりこんで…とまではいかないな、
とか思いながら、アンナに手を引かれるまま歩みだす。

…結局関係は今までのまま、という事になったが、
それはそれで楽しいものである。…少女は可愛らしいし。
今は焦る事なく、ゆっくりと…などと胸に秘めながら、少女の家へと向かうのであった。

//ひとまず今日はこの辺りでしょうか… どうもありがとうございました!

713とある世界の冒険者:2013/04/06(土) 22:36:29 ID:QB.Bd09g
<王都近くの森>

「……んや、実にアレ。自分探しの旅的な。
ちょっとしたアヴァンチュールとかひと夏の思い出的な……!」

【黒い布を首に赤いリボンを尾に巻いた二足歩行の小さな渋い黒ネコが
木で編まれた籠を背負い、歩いている。

籠には色々なものが入っているが、どこかからへの帰りだろうか。】

714とある世界の冒険者:2013/04/06(土) 22:49:43 ID:QB.Bd09g

「にゃー、彼奴にも会いたかったが、留守にしてるとか珍しいことも
あるもんにゃね、ホント。」

【何かに対しての感想だろうか、独り言をぺらぺらと喋りながら夜の森を行く。
ネコということで夜行性だからなのか、夜の森というのに臆する様子は無し。】

715とある世界の冒険者:2013/04/06(土) 22:58:24 ID:3FXiccog
ガサ!ガサガサガサ ガサッ!

チャオウスのすぐ近く、とまでは行かなくとも結構近くの茂みが揺れた
風のせいにしては少し揺れる茂みが限定的、かつ揺れ方が規則的

716とある世界の冒険者:2013/04/06(土) 23:01:19 ID:QB.Bd09g
>>715
「…………!」

【それの茂みの音に立ち止まる。
そして、その茂みの揺れを目で追いかけ、暫しそれに集中。直立不動である。】

「……うむ、何も見ていにゃい!」

【そういうと懐から魔符を取り出しながら、その茂みの動きをスルーしようとする。】

717とある世界の冒険者:2013/04/06(土) 23:17:15 ID:3FXiccog
>>716
ガサッ ガサガサッガサッ!

しかし茂みの動きを無視するチャオウスを嘲るかのように、より一層激しく震えはじめ
ついには木の枝がへし折れるような音とともに、茂みから現れる生物
全身に薄いクリーム色の毛で覆われ、頭に二つの角が生えた犬のような顔、口には得物をむさぼり食うにはぴったりであろう鋭い牙
そしてドラゴンを連想するような大きな翼と尻尾、これまた毛に覆われているが
茂みから姿を現した生物は、真赤な血を思わせるような瞳でチャオウスを見下ろし、口を開いた

「………や、やっと……」

「やっと、第一村人発見したッスー!!!」

718とある世界の冒険者:2013/04/06(土) 23:25:56 ID:QB.Bd09g

「にゃにゃっ!?」

【色々と予想していた生物と違ったことに面を食らう。
冷静にその生物を観察する前に、体が動き出し、脱兎の如く逃げようとしたが。】

「……にゃ?それは最優先ご飯の間違いではにゃく?」

【自分も獣人の癖に目の前の生物が言葉を操ることに足をピタリと止めた。
そして、その言葉も内容的に物騒でないと分かると、そのまま振り返る。

だが、聞き間違いだと大変なことになるので、一応、確認を取ろうと。
とはいえ、仮に捕食しようとしているとして、素直に答えてはくれないだろうが。】

719とある世界の冒険者:2013/04/06(土) 23:38:58 ID:3FXiccog
>>718
「猫の肉なんて好みじゃないッス!! グルメならもうちょっとマシな物食べるッス!」

「それに絶賛迷子なのに近くに町があるか知っている人を食べるなんてできるわけないじゃないッスか!」

なんともひどい言われよう、しかしむしろ助かったのか
そもそも何で猫の肉が好みと知っているのかは触れない方がいいかもしれない

足を止めて振り返った生物は、犬獣人と竜人を足して2で割ったような見た目をしていた
ちゃんと言葉を発した後に見たせいか顔の印象が変わり、凶悪そうな面構えから温厚そうな顔に見える
背中には弓と矢筒を背負ってるように見えるが、矢筒の中は空っぽだった

720とある世界の冒険者:2013/04/06(土) 23:48:30 ID:QB.Bd09g

「にゃにゃー、助かったけど、なぜか怒られる吾輩。」

【腕を頭の後ろで組みながら、口を不満げに尖らせている。

こちらはこちらで、ネコがそのまま二足歩行をしたような出で立ちをしている。
手のひらにはきっちりと肉球が付いているし、髭も耳も存在している。

もちろん、体格はネコのサイズであるため、非常に小さい。】

「えー、でも、その近くの街を教えたら、そこの街の人を食べるんじゃね?」

【こちらはこちらで酷い言い様である。
まぁ、偶々自分が助かっているが、目の前の生物はそういう行為をする恐れがある生き物である。

これはこれで、一応ながら警戒をしているようだ。】

721とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 00:05:54 ID:tDM74ySM
>>720
「た、食べないッスよ! 食種が合う物だとしても普通食べないのがヒト…… う、疑われるようなこと言っちゃったのが悪いッスね……」

落ち込んだように耳ごとうなだり、尻尾もゆらゆらと不安げに揺れる
どうチャオウスの考えを否定すればいいのやらと

「……え、えっと!普通に街とかにある!普通の酒場で出るような!普通の食事にしか手を出さないッス!」

722とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 00:11:43 ID:IESJKDk6

「にゃるほど。
まぁ、ネコ的シックスセンスでとりあえずは物騒じゃにゃさそうってことで。」

【勘……というよりは言葉によって、一応、危険ではないと判断したらしい。
今にも逃げ出しそうだったその姿勢も崩して通常通りに。】

「ところで、迷子で近くの街に……ってことは汝はこの辺の住人じゃにゃいのん?」

【確かに目の前に居るような生物は見たことがないが、それでも分からないのが王都である。
だが、目の前の生物の言葉を鵜呑みにすれば、そうではないかと推測して。】

723とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 00:30:36 ID:tDM74ySM
>>722
「もちろんッス! 人里離れた一軒家から抜け出しどこかの街で優雅に暮らす!」

「……事を夢見て旅に出てたら、三ヵ月くらいまともな街に辿り着けず延々と迷子ッス」
「始めの数週間で矢も尽きて、地図を見ようにも今どこにいるかわからずグールグル……」

初心者冒険者にありがちな典型的ミス
どうやら大成を夢見て上京してきた、駆け出し冒険者らしい

724とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 00:38:31 ID:IESJKDk6

「…………にゃにゃ、まるで一国のプリンセスにゃね。」

【そんな小説などで散々、目にしてきたような理由に思わず。
とはいえ、旅人が多いこの付近ではそう珍しくはないのか、大して驚いてはいない。

実は昔、このネコもそんな旅人の一員だったこともある。】

「よく今まで生きてこれたにゃね。
んで、そんなのんびりとしたテンションを維持できたにゃね!

正直、その話を聞いたら、吾輩が出会い頭に食べられても文句は言えにゃー。」

【想像するに目の前の生物は極限状態でもおかしくない。
だというのに、こうしてまともに会話できる状態であることに驚きと共に疑問を感じる。】

725とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 00:48:34 ID:tDM74ySM
>>724
「元々ご飯手に入れる技術には事欠かなかったんッスよ」

「木の実を取ったりは季節柄無理ッスけど冬眠している動物や虫ならなんとか手に入るッス」

得意げな笑みと、ちょっぴり恥ずかしそうな顔
説教したり悩んだり落ち込んだり照れ笑いを浮かべたり、コロコロとよく表情が変わる奴だ

「……ええと、それで街へはどっちの方へ行けばいいッスか?」

726とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 00:55:02 ID:IESJKDk6

「ほほう、サバイバル技術はあったワケにゃね!
……いや、本来、サバイバルしない方が良いに決まってるけどにゃ。」

【ふむ、と頷いて。
早計にも家を飛び出したにしては、生き抜く力を持っていることに感心しているようだ。

とはいえ、そういう状況に陥っているのはアレなことに変わりはにゃいが。】

「うむ、王都はあっちにあるにゃ。
ってか、吾輩も王都に帰るところにゃから、良ければ案内するにゃよ?」

【木の籠を背負いなおしながら、そんな提案を行う。】

727とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 01:02:45 ID:tDM74ySM
>>726
「家にいたときでも食べ物が安定しない時が結構あったッスからねー! 生きていくうえでの知恵ッスよ!」

「おお、響きだけで何だか大きな街って感じがするッスー! お願いするッス!」
「……あ、俺案内される立場ッスけど前の歩いた方がいいッスか? やっぱり後ろ歩かれると不安ッスよねー……」

笑顔、そして仕方ないと諦めた顔
チャオウスの提案には無論乗っかるつもりだ、それが目的だったわけだし

728とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 01:14:58 ID:IESJKDk6

「にゃにゃ?……にゃるほど、そういう考えがあるのね。」

【思っても居なかったというように。
既に警戒はなくなっているようだ。意外とお人好しなのかもしれない。】

「んー……でも、それって結構、面倒にゃのよね。
あ、ちょいと聞くにゃけど、汝は飛べたりしないのん?」

【そのドラゴンめいた大きな翼の方を指しながら。】

729とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 01:22:31 ID:tDM74ySM
>>728
「お、空の旅をご所望ッスか?」

「ドラゴンみたいに何時間も空を飛ぶ、ってわけには行かないッスけど短い距離なら無問題ッスよ!」

空から行く事を決定事項にしたのか、チャオウスに背を向けると膝をつき、乗る事を促すように翼を何度か動かす
背中には弓矢があるため乗れそうにないが、チャオウス程度なら肩車するなりしたら無問題そうだ
多分この生物もそれを狙っているだろう

730とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 01:27:09 ID:IESJKDk6

「そっちの方が案内しやすいしにゃ!
ぶっちゃけ、空を飛ぶって言うのは中々、ないことにゃし……!」

【腕をぶんぶんと振りながら、興奮した様子で。
一応、気遣っての提案なのだろうが現在は「空の旅>案内しやすさ」であることは言うまでもない。

ただでさえ、小さいネコの体であるため、高い場所に憧れめいたものが存在するのだろう。】

「そうにゃ?
んじゃ、ちょっと失礼して……。」

【木の籠を背負ったまま、促されるままに獣竜人に乗る。
だが、木の籠もネコ向けのものなので、大きくなく問題は余りないであろう。

そして、肩車されるような体勢に持っていく。】

731とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 01:38:21 ID:tDM74ySM
>>730
「頭の後ろがフカフカっすねフカフカー!」

「それじゃあ、しっかり掴まるッスよー!!!」

翼を立て、上下運動を開始する
見た目同様に力強い羽ばたきで宙に浮き、ゆっくりと前進しながら浮上
木々から抜け出し、完全に空へと飛びたった二人

「猫さーん!!こっからどっちの方に行けばいいッスかー!!!」

732とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 01:45:47 ID:IESJKDk6

「うむ、そりゃネコだからにゃ!」

【位置を確保しながら、得意げに言う。
得意げに言うだけのフカフカ、もふもふさは持っているようだが。】

「あいにゃ、いつでも――――……にゃ、にゃにゃにゃにゃっ?!」

【このように空を飛ぶのは当然初めてであるため、色々なことが新鮮である。
要するにはその羽ばたきに驚いて、バランスを崩しかけたのである。

なんとか、体重を前に持っていって、事なきを得たようではあるが。】

「んにゃー……え、あぁ、えっと……ほら、あっちにでっかい街があるにゃしょ!
えーと、ほら、あの大きな建物の……!」

【風圧で飛ばされそうになるのを堪えながらの案内であるため、思いのほか、辛い。
とはいえ、別にそこまで強い風圧ではないはずだが、やはりネコの体重は軽い。】

733とある世界の冒険者:2013/04/07(日) 02:02:17 ID:3igeGf9U
>>732
「おお……!おおおおお!!我が家を飛び出したのは間違いじゃなかったッス!すごい、すごいッス―!!!!」

上京してきた田舎者にとっては、これ以上にないほどの刺激的だっただろう
喜びの雄叫びと、隠すことをしない満面の笑み
体がブルブルと震えた

「普通の速度で行く予定だったッスけどこりゃあ飛ばすしかないッス―!」

「というわけで猫さん、失礼っして」

肩車状態のチャオウスに手を伸ばし、今回は鞄ごと胸に抱くように持つ獣竜人
翼のはばたきがますます強く、そして素早くなっていく

「うおおお!!!いくッスよ王都ー!!」

/切りがいいので、これでFOで
/絡みありがとうございました!


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