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第二裏ゲート

2747とある世界の冒険者:2014/07/07(月) 21:52:50 ID:JMYQy.mM
――王都 『永崎屋』

この日、店主たる永崎鐘は寄合に参加していた。
店を刹忠と、丁稚であるキャルヴィン・フィルボッツに託していったのだが……。
それはつまり、この男二人だけで過ごさなければならないということを示していた。

「……」

そして、なお事態を悪くしているのは、彼が良くも悪くも”優秀”であるということだ。
当初危惧された、店舗スペース内の清掃も、鐘が直接指導したところ、概ねのコツを掴み、今日まで一つもガラスを割ることなくやってのけたのだ。
今も、器用に掃除しているところである。――刹忠は、カウンターで彼を監督する必要があることになっているはずだ。

「これは、くたびれますね」

年相応には見えない、早熟な少年。
それがキャルヴィンという子供であった。


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