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第二裏ゲート

27とある世界の冒険者:2012/08/27(月) 07:37:55 ID:0SMFSdvI
【王都領海/――港町/浜辺】


早朝、薄靄が漂う未だ夏の浜辺から、一部が削げ落ちた銀色の甲殻を身に纏った化生が這い上がってくる。

「……やれやれ……ヘヴィ過ぎるぞ……。」

右腕を一振り、その身に纏った銀色の甲殻が硝子が砕ける様な音と共に掻き消え、
鮮血を思わせる真っ赤な髪の青年が倒れる。 見る者が見れば――”使った”と言う事が解る。

「(不味い、な――意識が、途切れ、る――)」

そのまま脚が縺れるように、地面に倒れ伏す。
視界と意識は、暗く、闇の底に。


――――水平線の方を見れば、巨大な「蛇」の様な死骸が浮いていた。
最も、それも後一刻もせず消え去る、幻の様なものだったが。


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