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第二裏ゲート

2477とある世界の冒険者:2014/04/23(水) 06:05:15 ID:OjDnPuP6
「邪気殿。」
一度きょとりとしたが、再び眼を閉じて畏まる。

「嘘はいけません。」
眼を開き、澱みない目付きで真っ直ぐに見る。

「答えが欲しいのなら、私は何度でも申し上げます。
ええ、何も知らないからこそ、何度でも申し上げます。」

――生きている限りは、きっと止まらないの。
言葉が一つ、フラッシュバックする。

「貴方は、間違って居ないと。
なるべくして、背負うべくして、貴方は背負ったのだと。」
――狡いけど……誰かに悪い子になって貰わないといけないの。

先程とは逆に、今度は夢路が立ち上がる。

「際の際まで、迷われた筈です。
本当にこれで良いのか、本当に自分は正しいのか。」
――だから、ごめんなさい。ジャキ君


「……不安でしたね、邪気さん。」
――ありがとう。

邪気の頭の上に、白磁の様な白い手が置かれていた。


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