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第4汎用スレ
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ご利用は計画的に!
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>>1149
「マークIIに会いにだろ?問題ない」
あっさりと許可した
中折れ式独特の折り方で弾を抜きとり、ポケットにしまう
「最近は物騒だからな、魔物に盗賊に色々とな」
そう言いながら、セリオンの数歩先に有った先ほど罠を解除する
「案内するよ」
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>>1150
「……それはありがたいです、が……
……なぜおわかりに?」
それは一言も口には出してなかった気がして
「確かに物騒ですよね……
盗賊の襲撃にはよく遭いますし……」
なんて漏らしつつも、案内に従う少女
マークⅡに対する、いろいろと複雑な思いと共に
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>>1151
「でるた、マークII、ニンフにアイルン。此だけの人の情報があれば容易に想像がつくさ」
泉を少しあるいた先に隠れるように小屋がある
「着いたぞ」
小屋は手作りなようで、少々粗い用に見える
大きさは三人家族が住めるぐらいの大きさ
「帰ったぞ」
中に入っていく
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>>1152
「そうでしたか……」
小屋が見えてくるも、
やはり気まずさは拭えない様子の少女
(この大きさも、かつては丁度よかったと……)
「ありがとうございます、では……」
意を決して、恐る恐るその一歩を踏み出そうとする少女
少し大げさかもしれない
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>>1153
中はこざっぱりしており、必要最低限の物しかない
ベッドにソファに後は小さな机
服や部屋の装飾品は見つからない
生活感すら、見えてこない
「すーすー」
ソファにマークIIが寝ている
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>>1154
(最低限生活できる環境のようですね)
キョロキョロと見渡して、そんなことを思いつつも、
「あっ」
マークⅡを見つける少女、
起こさないようそっと、近づいてみることにする
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>>1155
「ん……」
マークIIは前に見たときより少し成長したように見える。主に胸が
「何か飲むか?」
小声でセリオンに話しかけるアル兄
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>>1156
(下手をすると私よりも……、それはさておき)
ゆっくりと、マークⅡの頭に手を伸ばして、
起こさないよう慎重に頭を撫でようとして……、声が聞こえる
「冷たい物でもあれば嬉しいのですが……」
小声でそう返す少女
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>>1157
「わかった」
そう言って何かを用意している
ピクッと狼耳が動いたが、またへなって寝息を立てている
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>>1158
「………」
いつの間にか屈んでいた少女、そしてなにかを無意識に小さく呟いていた
しかし声には出していない
撫でていた手を止めてマークⅡから離してから、音を立てずに立ち上がろうとする
マークⅡから一度離れ、机のほうへと移動しようとする
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>>1159
「悪いな、こんな物しか用意出来なくて」
そう言って冷えた麦茶をセリオンに出す
「マークIIとは仲がいいのか?」
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>>1160
「いえいえ、お気遣いなく……
生き返ります……」
冷えた麦茶を一口飲んで、続けて
「……わかりません、ね
私が彼女に好意を抱いていたとしても、きっと彼女は……
そう、わからないのですよ……」
暗い、迷いが含まれる口調である
つまりは少女もよくわかってはいない様子
しかし、マークⅡの友達になりたかった、そんな自分もいるわけで
迷いを振り切ることができない限りは、またその目で確認しない限りは、
少女は決して、マークⅡと仲がいいとは言わないし、また言えないだろう
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>>1161
「わからないか……」
お白湯を一口のみ考える
「君はマークIIと友達になりたい?」
優しく問い率直な質問。
先ほどまでの軍人口調が嘘のようである
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>>1162
「……はい、友達がどういうものかなんて存じませんが」
頷きつつ、その言葉にだけは迷いは感じ取れなかった、とか
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>>1163
「友達が何かわからないか……」
少し考えている
「なら体験するのが一番だな」
ニヤッと笑った
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>>1164
「……はい?」
なにを言っているのだろうか、そんなことを思う少女であった
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>>1165
「私に良い考えがある」
失敗フラグを建てたアル兄であった
フェードアウト
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森の泉にある小屋
「えっとだな……あったあった」
二階に上がったアル兄が釣りざおを持って下りてきた
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「釣り竿ですか……?」
魚釣りにでも行くのかな、なんて思いつつも
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「それでマークIIと遊んでこい」
二本の釣竿をセリオンに渡す
「友達がなんなのかは俺も分からんが、少なくとも遊べばわかるはずだ」
ニッとニヒルに笑いつつ台所に向かっていく
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>>1169
「は、はあ、……えっ?」
それを受け取りつつも、一緒に遊ぶ、
なんて言われて一瞬いろいろと考えてしまう少女
「と言われましても、無理に起こすのも……
いえそれ以前に……」
でもやっぱり一歩が踏み出せないらしい
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>>1170
「なーに、大丈夫大丈夫。直ぐに起こしてやる」
そういってコンビーフの缶を開けて
「ごはんだぞー」
マークIIの鼻の近くにおく
「………ん」
鼻をひくひくさせて匂いを嗅いでいるマークII
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>>1171
「心の準備といいますかなんといいますか……」
いつにもなく慌てた様子を見せる少女
そんなこんなでマークⅡが目覚めそうなことに気づく
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>>1172
「そんなもん、後二秒でなんとかしろ」
酷い人である
「……ごはん」
むくりとマークIIが起き上がった
「おはようマク。良く寝れたか?」
コクりと頷くマークII
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>>1173
「に、二秒……」
とりあえず深呼吸、マクはマークⅡの愛称のようなものなのかな、
とか色々考えつつ
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>>1174
「おは……よう?」
首を傾げながらセリオンを見つめる
ちびちびと缶詰のコンビーフを食べ始めてる
「よし、じゃぁ起きたし頑張れよ?」
ぽんとセリオンの背中を叩く
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「おはよう、です……
お久しぶりです……、いえお邪魔していますでしょうか?」
今だ思考がまとまらないといった様子である
「え、ええ」
小さくそう返事を返す
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>>1176
「よう……こそ?」
セリオンの最後のお邪魔しているに対しての答え
「……なんで………いるの?」
ジッとセリオンを見つめている
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>>1177
「あ……、あなたに会いたくなった、といいましょうか……」
ぎこちない口調である
もちろん本心ではあるのであるが、
ぎこちなさはやはり負い目故なのだろう
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>>1178
「………そう」
そのままコンビーフを食べ始める
「………釣竿?」
セリオンが持っている釣竿に首をかしげている
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>>1179
「あ、そういえば……」
すっかり釣り竿の存在を忘れていたらしく、
「天気もいいですし、釣りにでも出かけませんか……?」
とりあえず意を決してそう切り出す少女
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>>1180
「ん」
頷いてコンビーフを持ったまま立ち上がった
「……行こっ……か」
玄関まで歩きはじめた
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>>1181
「そう、ですね……」
気まずそう、なんとも気まずそうである
とりあえずマークⅡを追うように、玄関のほうへと
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>>1182
玄関で何かの袋を持ったマークII
「どこで……するの?」
泉をうろうろと歩き始めるマークII
「川……泉?」
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>>1182
玄関で何かの袋を持ったマークII
「どこで……するの?」
泉をうろうろと歩き始めるマークII
「川……泉?」
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>>1183
「そうですね……
どちらのほうが釣れると思います……?」
遠慮しがちにそう話題を振ってみる少女
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>>1185
「昨日……雨降ったから……川」
そういって川の方にふらふらと歩きはじめた
「川……」
川につくと、少し勢いが強いが確かに魚の数が多い
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>>1186
「なるほどです、参考になるのです……」
その後を追う少女
「なるほど、確かに……
あ、どうぞ……」
マークⅡのその知識に感心したりしつつも、
とりあえず釣り竿を一本渡そうとする
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>>1187
「あり……がと……」
そして小袋から何かを取り出した
それはミミズである
それも乾燥したミミズ
それを針の先に器用につけるマークII
「………ん」
セリオンに小袋を渡す
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>>1188
「あ、ありがとうございます……」
小袋を受け取り、ミミズを取り出して、
針の先につけようとしてみるも、
「あ、あれ……?」
慣れていないのか苦戦している
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>>1189
「………貸して」
手のひらを出して餌と針を要求するマークII
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>>1190
「あ、はい……」
そう言われて手を止めて、針と餌を手渡そうとする
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「……こう……」
手際よく針に餌をつけるマークII
「………ん!」
しかし油断したのか、手のひらを怪我したようだ
「……失敗」
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>>1192
「さすがです……」
手際に魅入られつつも、
餌のつけかたを記憶しようとする少女、が
「あ……、今絆創膏を……」
実は肩からぶら下げていた鞄からとりだそうとするのは、
なぜ持ち歩いているのか謎な絆創膏
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>>1193
「絆創膏……」
絆創膏を待ちつつ、傷口を舐めるマークII
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>>1194
「はい、どうぞ……
私がもっとうまくできていたなら、申し訳ありません……」
絆創膏を取り出しつつも、そう言い謝る少女
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「気に……しない……」
にっこりと微笑むマークII
その笑顔は年相応のあどけない表情である
釣竿を持ち上げ大きく振りかぶり
「………!」
遠くに釣糸を投げた
ゾロ目なら釣れる
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>>1196
「そう言っていただけたなら……、少しは……」
微笑まれてか、少しは肩の力も抜けたらしい少女
そして少女もそれを真似て、
「では……!」
釣り糸を投げてみる
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>>1197
まるで魚は嘲笑うかのように二人の餌に食いつかない
「…………」
ジーと待っているマークII
「……セリオン……さっきは……ありがとう」
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>>1198
「……」
どこか間の抜けたような表情になりつつも、
声をかけられてはっとなって
「あ、いえいえ、どういたしまして……
私も助けられましたし……、……餌ですとか」
実際、一人ではつけられなかったかもしれず
餌については、ちょっとだけ俯いたりしつつも
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>>1199
「セリオンは……優しい……ね」
ぷかぷかと釣りをしている
しかし、一向につれない
「お魚……釣れないね……」
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「私は優しい、なんて呼ばれる資格があるのでしょうか……」
時には偽善者と取られかねない、そんな行動をとることもあった少女
そのせいか、その一言を間に受けることはできなかった
「確かに……
もう少し粘ってみたいものですが……」
諦めずに頑張ってみようとする少女
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>>1201
「優しいに………資格が……いる……の?」
マークIIは首を傾げてる
「なんで……いるの?」
優しいに資格が必要という自虐的な言葉
しかし、彼女は分かってないのかもしれない
「んー」
引き続きゾロ目なら釣れる
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>>1202
「資格、というのは一種の例えですが……、
やはり私みたいな人間が優しい、
なんて言われてもいいものか、などと思うわけです……」
やはりというか自虐的な少女
「悲しくなってきますね、ここまで釣れないと……」
なんて漏らしつつも、のんびりと
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>>1203
「なら……どんな人が……優しい……の?」
首を傾げてる
「…………」
何を思ったか、コンビーフを少しだけ川になげた
偶数なら釣れる
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>>1204
「あなたは、どんな人が優しい、と考えますか……?」
ここで逆にそう振りつつも、
「……なぜコンビーフを……?」
少女は意図に気づかない
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>>1205
「セリオン……みたいな人」
マークIIの中ではあくまでセリオンは優しい人
だからセリオンが基準となっているようだ
「……………………」
しょぼくれた表情を浮かべてる
投げられたコンビーフは浮かんだまま、魚に食べられている
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>>1206
「……そう、ですか」
しばらくして、少し冷たい息を吐くと、
「でしたら、少しは優しい人、になれるよう頑張ってみましょうか
その基準が、より正しいと、言えるよう……」
少しは意を決した様子の、少女
「……今少し竿に動きが見られたような」
自分の竿に動きがあったようなした少女
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>>1207
「がんば………て?」
首をかしげながらも応援?する
「!!」
マークIIは気がついたようだ
「ひっぱっ……て!!」
セリオンの竿を引っ張る
中々大きいのか竿がしなっている
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>>1208
「応援……、ですか?
はい……」
と、返しつつも、
「えっ!?」
わけもわからず、力一杯竿を引っ張ろうとする少女
力を込めれば込めるだけ、手と竿が凍りついてくっついてしまうわけだが、
手に込める力は増すのであった
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>>1209
「あと………すこし!」
竿がしなり、持ち手が氷っていく中で上に持ち上がった
「…………」
綺麗で大きな虹鱒が釣れた
「……つれた」
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>>1210
「どうにか、釣れましたね……」
持ち手の氷が勝手に解けていく中で、
ほっと一息つきながらも
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>>1211
「………食べる?」
そう言って、何処からかナイフを取り出した
いまここで食べるようだ
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>>1212
「焼かなくても問題ないので……?」
生で食べられるものなのかな、なんて思いながらも尋ねてみる
いろいろあってか、大分肩の力も抜けてきた様子
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>>1213
「さばいて……血を抜いて……焼く」
焼く前の仕込みをするようです
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>>1214
「なるほどです……
手伝えそうなところがあれば、声をかけていただければ……」
基本はマークⅡに任せるつもりの少女
料理ができないのであろうか?
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「わかっ………た」
手際よく捌いていくマークII
こうして二人の友達体験が始まっていくのだった
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「さすがに、手際がいいです……」
友達体験は、どこへと向かうのであろうか
//というわけで、お疲れ様でした!
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王都>>1254
「あ、ははは……アンナ気に入ってくれましたかね……?」
声色からは悪い印象は無い様だが……
が、しかし甲冑が不自然すぎて、冷や汗を垂らしながら乾いた笑いを浮かべる青年であった。
「あー…俺のこと話したのは良いんだけどさ……。
……あの執事さん、なんで鎧着てんの…??
……調子乗りすぎた俺を始末しに来たの…!?」
甲冑姿の執事を横目でチラチラと警戒しつつも、
少女にぼそぼそと耳打ちする。
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『気に入ってるからこそ6世様に会うときに着ていったのでしょう』
向こうの態度を全く気にせず相変わらず明るい声で喋っている
「……?ああ、話してなかったね………」
一瞬、不思議そうな顔でフェムトを見るがやがて
「……フランツには肉体が無い…。
中身は空っぽ………」
と信じられない事を口にする
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「あ、ちゃんと着てるんだ…。
…そりゃ良かった、選んだかいがあったなぁ。」
(……そして…いつ俺は首を跳ねられるんですかね……!?)
ビクビクしながら執事と言葉を交える。
「……え、何々……??
…おたくの執事さん、そういう系の悪霊か何かの類なの……!?」
と、驚いた様子の青年、思わず執事を二度見。
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「………ちょっと違う…んーと……」
『ロマノフ様の手によって魂を体から引き剥がし、この鎧に宿してもらいました』
話を盗み聞きしていたのか、ロマノフの言葉に続けるように言う
……言ってることはぶっ飛んでいるが
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「……へぇー…そりゃまた、結構凄い事できるんだな、アンナ…。」
「…けど、なんでまたそんな事になっちゃったの?
……なんかヤバい魔法でも無理して使っちゃったんじゃない…?」
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『私にとってロマノフ様とはアンドレイ・ニコライビッチ・ロマノフただ一人。
ロマノフ一世様のことしか私は¨ロマノフ様¨とは言いません……!』
やけに気迫がある声で喋り出す甲冑
「よくわからないと思うけど……だいたい2、300年くらい生きてるらしいから………
……………その事に誇りを持ってる…」
とめんどくさそうに言う少女
『それと、呪術を失敗したときの副産物でこの姿になったので失敗と言うのはあながち間違いではないですね』
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「……あー、アンナの事じゃないのね、祖先の人か。
数百年前って、随分と生きてるんだな執事さん……。」
なるほど、と頷く青年。
「…呪術……
執事さんの身体が無くなるくらいだから、
きっと半端ねぇのをやったんだろうけど……。」
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『いかにも。故に名前は捨てました。もはや人ですらないので』
『………………ま、立ち話もなんですし、どうします?
夕方にはパーティの準備が整いますが』
しばらく黙っていたあと、露骨に話をそらしていく
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「……ふーん、フランツってのは本名じゃないんだ…?」
(あ、話逸らしたな…あんまり触れられたくないんだな…。)
と、勘繰る青年であったが…
「…そりゃそうと、アンナの誕生パーティーかい?
今日誕生日って知ってたら、プレゼントの一つも用意できたのにな。」
ひとまず話しに乗っかっておくのであった。
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「えっと………話す機会がなくて……ごめん…………」
『私としては一緒に誕生日を祝ってあげるだけでも十分かと。
何せ普段は私と6世様しか誕生日を祝わない………』
「フランツ……!」
まあ、仲は良さそうだ
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「いやぁ…また今度改めてなんかプレゼントするよ…!」
(……次のコスチュームをな……!!!)
また懲りずに良からぬ企みを…。
「えー、でもそんな家族和気藹々としてるところ、
俺なんかがお邪魔しちゃってもいいのかい……?」
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「父様はこっちに来れないだろうし………
一人でも多いほうがいい………」
『………やはりですか』
「…フランツ、向こうで祝うならまだこっちに帰ってないよ………」
なんだかんだでお邪魔しても良さそうではある
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「そう…?
…そう言うんなら、せっかくだしお邪魔させていただこうかなぁ。」
(……でもできれば二人きりが良かったかなぁ……)
とか思ってしまう青年なのであった。
…せっかく少女の家まで来たのにまさか執事が……!
という思いは、うら若き青年には多少なりともあるのである…。
(…ま、でもせっかくですし、楽しんでいきましょうかね…!)
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『………でしたら、パーティの準備をしますので、夕方ごろまでお待ちください』
「わざわざそこまでしなくても……すぐに始めるのは…?」
『いいえ、曲がりなりにも客を招待する以上、本気でやらせてもらいます!!』
「………………」
やけに気合い入っている鎧とそれを冷ややかな目でみている少女
要は一旦帰れと言っているようだ
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「え、いや…そんな俺はお構いなく……。
……でも、せっかくのアンナの誕生日だし、盛大に…ってのは良いかもねぇ…。」
「それじゃ、また夕方くらいにお邪魔します。
……一旦帰りますね。」
(……その間、プレゼントも用意できるしねぇ…。)
と、言って一旦アンナの部屋を去る青年。
-
「………それじゃあ」
そう言って見送る
『………それではまず料理の仕込みから…………』
「材料無いけど………」
『なんと!』
「だって、料理できないから………」
『…………………』
まず具材の買い出しが必要であった……
一旦fo
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【王都近くの森】
「……ふう」
【星を見上げながら小さく息をつく、黒髪金目の少女がいる。
地面に腰掛け、野宿モードだ】
-
「……?」
人の気配を感じてか、森から顔を出すのは、
白いワンピースのようなものを着た、白銀髪の少女
-
>>1235
「ん?」
【人の気配に隙ない動作で振り返るが、見知った顔を見つけて幾分肩の力を抜いた】
「こんばんは、セリオン」
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>>1236
「!」
隙がなさ過ぎて一瞬肩に力が入るも、
見知った顔であることに気づいて
「あなたは確か……、ラーナイさん、お久しぶりです」
と挨拶、続けて
「このような時間にこのあたりにいる、ということは……
今日は野宿で?」
なんて尋ねてみたりする
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>>1237
「ああ。
今度はあっちへ行くつもりだから」
【いいながら、森の奥を指差す。
目的地は森の奥ではなく、その先なのだろう】
「そういえば、セリオンは森に住んでいるんだったな」
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>>1238
「なるほどです……」
指差されて、どこで野宿するのかを、なんとなく理解
「はい……、その通りです……
奥に進めば進むだけ、見知らぬ人と会わなくて済みますし……」
そう続ける
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>>1239
「そうか……」
【セリオンの答えをきいて少し考えこんだあと、腰を下ろしたままでセリオンをまっすぐ見上げ口を開いた】
「できる限りでかまわない。
……もし、この森で10歳前後の男の子を見かけたら、教えてくれないか?」
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>>1240
「10歳前後の男の子、ですか……」
暫し思案したあとに、
「頭の隅に置いておくとします……
しかし、なぜお探しになるので……?」
恐る恐る尋ねてみる少女
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>>1241
「そうだな……それが私の使命だから、かな」
【困ったような笑みを浮かべながら首の後ろを掻いた後、肩をすくめて答えた。
夜風が木枝を揺らしながら2人の間を吹き抜けていく】
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>>1242
「使命、ですか……
責任感を伴う使命、私の経験ではこう……」
なにか言いかけて、夜風に身を震わせた少女
その間は、少女に言葉を飲み込ませるだけの時間を与えた
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>>1243
「今日は夜風が冷たいな」
【立ち上がりながら、着ている上着の襟あわせる】
「使命といったが、セリオンが気負うほどのものじゃないさ。
強いていえば、子供もお使いみたいなものだ」
【口元に笑みを浮かべながら、ポケットに両手を入れる】
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>>1244
「ええ……、今日は特に……
風は私のせいではないです、なぜでしょうね……」
夜風を受けつつも、しんみりと
「使命違い、というわけですね……」
なにを考えていたのかは少女のみぞ知る
「そういえば、先ほど星を眺めてませんでした……?」
思い出したように
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>>1245
「風はいつだって吹くさ。
自由の象徴だしね」
【微かな風が、ラーナイの首元でひかるペンダントを軽く揺らす】
「ああ、明日の天気を占っていたんだ。
星が見えていると晴れって、よく言うだろう?」
【笑みを浮かべたまま、肩をすくめた】
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>>1246
「自由の象徴……、確かに……
……ペンタント、身につけていたのですね」
ペンタントが揺れたことに気づいて
いままで、気づかなかったらしい
「ああ、それで……」
それを真似てか、少女も星を見上げてみようとする
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>>1247
「ああ、これ?
着けっぱなしの御守り代わりだ。
セリオンは、何か身につけないのか?」
【新品とは言い難いペンダントはくすんだ色をしている】
「これだけ星が綺麗なら、明日も晴れそうだな」
【夜空を見上げるセリオンをみて、再び首の後ろを掻きながら呟いた】
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>>1248
「お守り、ですか……
何物にも変え難い、大切なものなのでしょうね……」
新品とは言い難そうな、それを見て
そしてなにか身につけないのかと聞かれて
「ペンタントではないのですが、お守り代わりとして持っているストラップなら……」
言って取り出すのは、雪の結晶のストラップ
しかし、このあたりではあまり見かけないような、ちょっと変わったストラップ
「だと、いいですね……」
のんびりと、どこかしんみりと、
星を眺めながらも呟く少女
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