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第4汎用スレ
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ご利用は計画的に!
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>>1103
「同じような毎日……作家業も似たようなものだけど、日付ぐらいは――」
うーん、と少し考え、それから首を小さく横に振る。
「わからなくなることもあるかも、しれない……。お、おめでとう……?」
その動作に釣られるようにして、こちらも頭を下げる。
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>>1104
「新年の挨拶はおめでとう、だろう?」
【不思議そうな表情で首を傾げた。
疑問に思う点が少しずれている】
「正月といえばカードとプレゼントだったな」
【ごそごそとポケットを漁りだした】
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>>1105
「――い、いい。遠慮しておく」
ゆるゆると首を振り断ることに。
「そろそろ帰るところだから。気にしないで――少しだけ、ここまでお散歩をしにきただけだから」
まだ剣を振るい、魔法でもって障害をなぎ倒していた頃を懐かしんでいた。
失恋で自棄になり、死にかけたこともあったし、思いがけないアイテムを入手した驚きと感動もあった。
今となっては――どれもこれも、今じゃあ想像もつかないことだ。
「――じゃあね?」
もしも詩が好きなら、私を本から探してね、と言い残して彼女は去っていった。
最後まで名乗ることはなかったが――そこは、文章から導きだせということなのだろうか。
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>>1106
「そうか?」
【断りの言葉に、あっさり引っ込む素直者】
「それじゃ、気をつけて戻るんだぞ。
私はこの辺で探すつもりだ」
【彼女の複雑な胸中に気づいているのか、いないのか。
穏やかに見送るようなことをいいながら、辺りをぐるりと見回す】
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森と草原の境界線
公園のような墓地にて
耳が細長く長髪の女性が焚き火をしながら何かを読んでいる
「これは……でもなぜ?」
戸惑いながらも読み進めている
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「………?」
墓場という場所故か、別の理由か、
黒っぽい衣服に身を包む白銀髪の少女が一人
そして焚き火を見つけて、引き寄せられるように歩みを進める
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ニンフは真剣に読んでいて、セリオンに気がついていない
「でも……いや、そんなはずない」
困ったような、それでいて信じられないといった表情を浮かべている
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「どうか……、なされましたか……?」
ゆっくりと近づいて、声をかける
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>>1111
「え?」
少しビックリした様子で振り向きセリオンを見つめる
「いえ、なんでもありませんよ」
笑顔で言うが、何処と無くぎこちない
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>>1112
「無理は、いけませんよ……?
さきほどのあなたのあの表情を見ているも、どうも……」
普段の落ち着き払ったニンフとは違った、戸惑ったようなそんな表情
少女は、それを心配に思ったのであった
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>>1113
「ありがと」
セリオンに微笑みかける
「でも、これは貴女に聞くよりも皆さんに聞いた方がいいかもしれないの」
遠回しだが、自分ではどうにも出来ないと言いたそうだ
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>>1114
「私以外の、ほかの皆さん、ですか……
私ではお役にたてなさそうですね……」
なんとなくかそう思って
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>>1115
「いえ、セリオンさんも含めての皆さんですよ」
あたふたとして慌てている
そのせいか、読んでいた本もの表紙も見えた
ヘクトが持っていた本である
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>>1116
「別に慌てなくてもいいですよ……?
私も含まれていたとは、ほんの少し驚きです」
明るい表情で、続けて
「それは、あの時の……?」
本を見て
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>>1117
「頼りにしているのですよ」
笑顔は崩さないず、本心でそう言ってるのが分かる
「………はい」
暗い表情をしている
何かあったのだろうか?
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>>1118
「……本当にどうなされたので?」
少なくとも自分は信頼されていないわけではなさそう、
そう思い込んだ上で、もう一度そう尋ねてみる
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>>1119
「………犬種系の亜人の寿命ってわかりますか?」
なぜか思い詰めたような表情でセリオンに聞く
しかしなぜ犬種系の亜人の寿命を聞くだけで、このような表情をうかべるのか
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>>1120
「………15歳ぐらいでしょうか……?」
少女の顔は真剣そのものであったが、
「……いえ、忘れてください」
まさかそんなに短くないはず、と思い直すのであった
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>>1121
「たしかに、その程度の寿命もあれば人間までの寿命と様々な幅があります」
何処か自分を納得させようとする言い方である
「では、聞きます。30年たった犬種系の亜人の子供は子供のままでいましょうか?」
エルフ等の長命系ならいざ知らず、犬種系の亜人の子供は30年たてば大人である
無論、一部例外もあるが
彼女が知らないはずがない
しかし、今はセリオンに確かめるように聞いてくる
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>>1122
「……30年の経験を積んだ亜人の子供が子供のままでいられる、
ということでしたら……、答えはNO、な気がします」
それが正しいのかどうかはわからない
しかしそう思った少女は、そう返すのであった
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>>1123
「なら……あの子は……」
どこまでも悲しそうな表情を浮かべる
「ごめんなさい……この話しはまた今度でいいかしら?」
疲れた表情でセリオンを見つめる
この話で、精神がすり減ったようだ
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>>1124
「しかし、すべてがそうとは限らない……
そう、思いたいものです……」
言いだしながらも……
「……はい、無理はいけませんから……」
疲れた表情を見て、無理は言わなかった少女
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>>1125
「ごめんなさいね」
疲れきった表情でありながらもにっこり微笑む
「そうそうお願いがあるの」
そう言って、小袋を取り出した
「お使い頼めるかしら?」
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>>1126
「……いえ、本当に無理しないよう……」
微笑みすらも、無理しているように見えて
「はい、私でよければ……」
小袋を受け取りつつも、
「それで、どちらに……?」
場所を尋ねる
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>>1127
「でるたの妹さんに」
マークIIと言わないのは彼女にもマークIIという名に抵抗があるのだろう
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>>1128
「彼女に、ですか
今どこにいるか、などはご存知ないですか?」
表面上は淡々と続ける少女
しかし、内心では、彼女の話題故に、多少なりとも動揺していたりも
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>>1129
「はい。彼女はアル兄さんの家にいるとの事です」
彼女はアル兄を知っているような話し方であった
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>>1130
「アル兄……」
謎多き人物、お金持ち
断片的な情報を知る少女
しかしそれ故に、その人物を怪しんでいる節も
「配達の件は了解いたしました
しかしその前に、アル兄と呼ばれる方について、
少しお話を聞かせていただきたいのです」
少女自身が、そう望んだのであった
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>>1131
「何をお聞きしたいのですか?」
首を傾げている
アル兄について聞いてくるのは予想外だったようだ
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>>1132
「あなたから見た、アル兄という方の人物像を、お聞かせ願いたい次第
あとはお使いを果たすために、その方の家の場所でも」
お使いももちろん忘れていない
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「そうですね。普通の青年冒険家……といった感じですかね。ただ……いえ、なんでもありません」
何かを言いそうになったが、言葉を濁した
「ここより北東に進めば泉があります、その近くに小屋に彼が住んでいます」
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「ただ?」
もしもそれが怪しげな点であるというならば知っておきたかった少女
ニンフをまっすぐと見つめて
「泉近くの小屋ですか、了解です……・
そちらのほうは、きっちりと完遂してみせます……」
ついでに噂のアル兄に会えるなら好都合
と少女は考えていた
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>>1135
「何て言うか……何かを暗いものを隠して生きている。そんな雰囲気をもっているように思います」
ニンフも確信しての事ではないので、確定した言い方をさけている
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>>1136
「そうですか、どうもありがとうございます……」
前情報を知ることができただけでも、少女にとっては上等であった
「それでは、少し脱線してしまいましたが、私はお使いを果たしましょう
教えていただいた礼と恩返しを兼ねて」
と言い残すと、泉近くの小屋へと今から向かおうと歩き出そうとする
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>>1137
「お気をつけて」
//まだ時間や眠気が大丈夫なら続行するよ?
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>>1138
「警戒はもちろんしますよ」
//まだ持ちますぜ!
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ニンフの言われた通りに進むと、小さいながらも泉が見えてきた
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「見えてきました……」
もう少しすすめば小屋かな?
なんて思いつつも、歩みを進める
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あと少しで泉に入ろうとした時だった
「振り向くな」
後ろから男の声
「そこで何をしている」
凍てつくような殺意が向けられているのがわかる
そして足先に何か違和感がある
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着替えておらず、コートを着ていない少女
故に、少女は冷気を発するわけだが……
「お使いを果たしに参りました、セリオンという者です」
名乗りつつも、違和感を感じた足元を見てみる
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「……危ないから後ろに下がれ」
足元には良く見ると、小さな縄が張ってある
魔物用の罠
「お使いか……物を手の上げてみろ」
何処か憲兵か軍人のような口調である
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>>1144
「あっ……」
数歩下がる少女
「こちらのほうになります……」
小袋を取り出して、それを手に持ち高く上げる少女
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>>1145
チャリチャリと金属が摺れる音が近づいてくる
そして銃剣で器用にそれをすくい投る
「これか……」
中身を確認している
今なら振り向いて反撃できそうだ
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>>1146
「ところで、アル兄と呼ばれている方で間違いないでしょうか?」
ゆっくりと振り向きながら、反撃する気はないように見える
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>>1147
振り向くと拳銃の銃口が此方に向いていた
指がトリガーに掛かってはいない事から、あの殺意は警告の意味合いがあったのだろう
「あぁ、そうだ。あんたは……セリオンだったかな?」
小銃さきの銃剣に着いた小袋の中身を確認して、それをポケットにいれ、銃をしまう
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>>1148
「はい、歓迎されていないみたいですけど
小屋に遊びに行ってもいいですかなんていえば撃ち殺されそうですけど」
名乗ったことを思い出しつつも、不満を漏らしつつも、
とりあえず目的を果たす少女
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>>1149
「マークIIに会いにだろ?問題ない」
あっさりと許可した
中折れ式独特の折り方で弾を抜きとり、ポケットにしまう
「最近は物騒だからな、魔物に盗賊に色々とな」
そう言いながら、セリオンの数歩先に有った先ほど罠を解除する
「案内するよ」
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>>1150
「……それはありがたいです、が……
……なぜおわかりに?」
それは一言も口には出してなかった気がして
「確かに物騒ですよね……
盗賊の襲撃にはよく遭いますし……」
なんて漏らしつつも、案内に従う少女
マークⅡに対する、いろいろと複雑な思いと共に
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>>1151
「でるた、マークII、ニンフにアイルン。此だけの人の情報があれば容易に想像がつくさ」
泉を少しあるいた先に隠れるように小屋がある
「着いたぞ」
小屋は手作りなようで、少々粗い用に見える
大きさは三人家族が住めるぐらいの大きさ
「帰ったぞ」
中に入っていく
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>>1152
「そうでしたか……」
小屋が見えてくるも、
やはり気まずさは拭えない様子の少女
(この大きさも、かつては丁度よかったと……)
「ありがとうございます、では……」
意を決して、恐る恐るその一歩を踏み出そうとする少女
少し大げさかもしれない
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>>1153
中はこざっぱりしており、必要最低限の物しかない
ベッドにソファに後は小さな机
服や部屋の装飾品は見つからない
生活感すら、見えてこない
「すーすー」
ソファにマークIIが寝ている
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>>1154
(最低限生活できる環境のようですね)
キョロキョロと見渡して、そんなことを思いつつも、
「あっ」
マークⅡを見つける少女、
起こさないようそっと、近づいてみることにする
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>>1155
「ん……」
マークIIは前に見たときより少し成長したように見える。主に胸が
「何か飲むか?」
小声でセリオンに話しかけるアル兄
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>>1156
(下手をすると私よりも……、それはさておき)
ゆっくりと、マークⅡの頭に手を伸ばして、
起こさないよう慎重に頭を撫でようとして……、声が聞こえる
「冷たい物でもあれば嬉しいのですが……」
小声でそう返す少女
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>>1157
「わかった」
そう言って何かを用意している
ピクッと狼耳が動いたが、またへなって寝息を立てている
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>>1158
「………」
いつの間にか屈んでいた少女、そしてなにかを無意識に小さく呟いていた
しかし声には出していない
撫でていた手を止めてマークⅡから離してから、音を立てずに立ち上がろうとする
マークⅡから一度離れ、机のほうへと移動しようとする
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>>1159
「悪いな、こんな物しか用意出来なくて」
そう言って冷えた麦茶をセリオンに出す
「マークIIとは仲がいいのか?」
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>>1160
「いえいえ、お気遣いなく……
生き返ります……」
冷えた麦茶を一口飲んで、続けて
「……わかりません、ね
私が彼女に好意を抱いていたとしても、きっと彼女は……
そう、わからないのですよ……」
暗い、迷いが含まれる口調である
つまりは少女もよくわかってはいない様子
しかし、マークⅡの友達になりたかった、そんな自分もいるわけで
迷いを振り切ることができない限りは、またその目で確認しない限りは、
少女は決して、マークⅡと仲がいいとは言わないし、また言えないだろう
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>>1161
「わからないか……」
お白湯を一口のみ考える
「君はマークIIと友達になりたい?」
優しく問い率直な質問。
先ほどまでの軍人口調が嘘のようである
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>>1162
「……はい、友達がどういうものかなんて存じませんが」
頷きつつ、その言葉にだけは迷いは感じ取れなかった、とか
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>>1163
「友達が何かわからないか……」
少し考えている
「なら体験するのが一番だな」
ニヤッと笑った
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>>1164
「……はい?」
なにを言っているのだろうか、そんなことを思う少女であった
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>>1165
「私に良い考えがある」
失敗フラグを建てたアル兄であった
フェードアウト
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森の泉にある小屋
「えっとだな……あったあった」
二階に上がったアル兄が釣りざおを持って下りてきた
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「釣り竿ですか……?」
魚釣りにでも行くのかな、なんて思いつつも
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「それでマークIIと遊んでこい」
二本の釣竿をセリオンに渡す
「友達がなんなのかは俺も分からんが、少なくとも遊べばわかるはずだ」
ニッとニヒルに笑いつつ台所に向かっていく
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>>1169
「は、はあ、……えっ?」
それを受け取りつつも、一緒に遊ぶ、
なんて言われて一瞬いろいろと考えてしまう少女
「と言われましても、無理に起こすのも……
いえそれ以前に……」
でもやっぱり一歩が踏み出せないらしい
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>>1170
「なーに、大丈夫大丈夫。直ぐに起こしてやる」
そういってコンビーフの缶を開けて
「ごはんだぞー」
マークIIの鼻の近くにおく
「………ん」
鼻をひくひくさせて匂いを嗅いでいるマークII
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>>1171
「心の準備といいますかなんといいますか……」
いつにもなく慌てた様子を見せる少女
そんなこんなでマークⅡが目覚めそうなことに気づく
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>>1172
「そんなもん、後二秒でなんとかしろ」
酷い人である
「……ごはん」
むくりとマークIIが起き上がった
「おはようマク。良く寝れたか?」
コクりと頷くマークII
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>>1173
「に、二秒……」
とりあえず深呼吸、マクはマークⅡの愛称のようなものなのかな、
とか色々考えつつ
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>>1174
「おは……よう?」
首を傾げながらセリオンを見つめる
ちびちびと缶詰のコンビーフを食べ始めてる
「よし、じゃぁ起きたし頑張れよ?」
ぽんとセリオンの背中を叩く
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「おはよう、です……
お久しぶりです……、いえお邪魔していますでしょうか?」
今だ思考がまとまらないといった様子である
「え、ええ」
小さくそう返事を返す
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>>1176
「よう……こそ?」
セリオンの最後のお邪魔しているに対しての答え
「……なんで………いるの?」
ジッとセリオンを見つめている
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>>1177
「あ……、あなたに会いたくなった、といいましょうか……」
ぎこちない口調である
もちろん本心ではあるのであるが、
ぎこちなさはやはり負い目故なのだろう
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>>1178
「………そう」
そのままコンビーフを食べ始める
「………釣竿?」
セリオンが持っている釣竿に首をかしげている
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>>1179
「あ、そういえば……」
すっかり釣り竿の存在を忘れていたらしく、
「天気もいいですし、釣りにでも出かけませんか……?」
とりあえず意を決してそう切り出す少女
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>>1180
「ん」
頷いてコンビーフを持ったまま立ち上がった
「……行こっ……か」
玄関まで歩きはじめた
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>>1181
「そう、ですね……」
気まずそう、なんとも気まずそうである
とりあえずマークⅡを追うように、玄関のほうへと
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>>1182
玄関で何かの袋を持ったマークII
「どこで……するの?」
泉をうろうろと歩き始めるマークII
「川……泉?」
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>>1182
玄関で何かの袋を持ったマークII
「どこで……するの?」
泉をうろうろと歩き始めるマークII
「川……泉?」
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>>1183
「そうですね……
どちらのほうが釣れると思います……?」
遠慮しがちにそう話題を振ってみる少女
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>>1185
「昨日……雨降ったから……川」
そういって川の方にふらふらと歩きはじめた
「川……」
川につくと、少し勢いが強いが確かに魚の数が多い
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>>1186
「なるほどです、参考になるのです……」
その後を追う少女
「なるほど、確かに……
あ、どうぞ……」
マークⅡのその知識に感心したりしつつも、
とりあえず釣り竿を一本渡そうとする
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>>1187
「あり……がと……」
そして小袋から何かを取り出した
それはミミズである
それも乾燥したミミズ
それを針の先に器用につけるマークII
「………ん」
セリオンに小袋を渡す
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>>1188
「あ、ありがとうございます……」
小袋を受け取り、ミミズを取り出して、
針の先につけようとしてみるも、
「あ、あれ……?」
慣れていないのか苦戦している
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>>1189
「………貸して」
手のひらを出して餌と針を要求するマークII
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>>1190
「あ、はい……」
そう言われて手を止めて、針と餌を手渡そうとする
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「……こう……」
手際よく針に餌をつけるマークII
「………ん!」
しかし油断したのか、手のひらを怪我したようだ
「……失敗」
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>>1192
「さすがです……」
手際に魅入られつつも、
餌のつけかたを記憶しようとする少女、が
「あ……、今絆創膏を……」
実は肩からぶら下げていた鞄からとりだそうとするのは、
なぜ持ち歩いているのか謎な絆創膏
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>>1193
「絆創膏……」
絆創膏を待ちつつ、傷口を舐めるマークII
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>>1194
「はい、どうぞ……
私がもっとうまくできていたなら、申し訳ありません……」
絆創膏を取り出しつつも、そう言い謝る少女
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「気に……しない……」
にっこりと微笑むマークII
その笑顔は年相応のあどけない表情である
釣竿を持ち上げ大きく振りかぶり
「………!」
遠くに釣糸を投げた
ゾロ目なら釣れる
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>>1196
「そう言っていただけたなら……、少しは……」
微笑まれてか、少しは肩の力も抜けたらしい少女
そして少女もそれを真似て、
「では……!」
釣り糸を投げてみる
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>>1197
まるで魚は嘲笑うかのように二人の餌に食いつかない
「…………」
ジーと待っているマークII
「……セリオン……さっきは……ありがとう」
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>>1198
「……」
どこか間の抜けたような表情になりつつも、
声をかけられてはっとなって
「あ、いえいえ、どういたしまして……
私も助けられましたし……、……餌ですとか」
実際、一人ではつけられなかったかもしれず
餌については、ちょっとだけ俯いたりしつつも
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>>1199
「セリオンは……優しい……ね」
ぷかぷかと釣りをしている
しかし、一向につれない
「お魚……釣れないね……」
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「私は優しい、なんて呼ばれる資格があるのでしょうか……」
時には偽善者と取られかねない、そんな行動をとることもあった少女
そのせいか、その一言を間に受けることはできなかった
「確かに……
もう少し粘ってみたいものですが……」
諦めずに頑張ってみようとする少女
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>>1201
「優しいに………資格が……いる……の?」
マークIIは首を傾げてる
「なんで……いるの?」
優しいに資格が必要という自虐的な言葉
しかし、彼女は分かってないのかもしれない
「んー」
引き続きゾロ目なら釣れる
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>>1202
「資格、というのは一種の例えですが……、
やはり私みたいな人間が優しい、
なんて言われてもいいものか、などと思うわけです……」
やはりというか自虐的な少女
「悲しくなってきますね、ここまで釣れないと……」
なんて漏らしつつも、のんびりと
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