したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

菊の国より〜菊地板編〜

43本当の三十五話:2002/09/29(日) 22:54
びたみんとの結婚披露宴、菊地は人生最高の瞬間を迎えていた。
「うおおおおおおおお、びたみんさん。こんなに多くの人民がボク達をお祝いしてくれているんですよ。
すごいですよね。エッヘン」
びたみんの耳にはその声が聞こえない。
「これもボクの実力ですよ。あのまま日本に居たらボクは絶対ダメになっていた。高校の頃からみんな
ボクはすごいのに全然誉めてくれないんですよ。びたみんさん。ボクはすごく有名な私立中学に入学して、
日本の指導者になる人間だった。でも、誰も誉めてくれない。それどころか街に遊びに逝ったら犯罪系な
バカンボ高校生にバカにされる。それで悔しくて小林さんのマンガを読んだ、そうしたらこの日本がおかしい
ことに気付いた。だからボクは戦うことにした。でも学校じゃみんなや先生にバカにされ、右翼とか軍国
主義者とか言われた。」
ん、とびたみんは思った。本当は菊地君って寂しい人じゃないの?と。
「その頃お父さんが使わなくなったパソコンをボクにくれた。そしてネットに繋いだ。そうしたら
ボクみたいな、ボクと同じような人がいっぱいいたんだ・・・・。」
菊地の目元に何かが光った。涙だ。
「なんかボクらしくもありませんね。うおおおおおおおおおおお、ボクはやるぞ」
その時菊地の首筋に冷たいモノが当てられた。
「きゃああああああああ」びたみんの悲鳴が宮廷中に響いた。
続く


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板