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政界再編震源測定

1片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/16(土) 01:29:07
政界再編論、超党派の動きとか

14片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/24(木) 14:49:17
特集ワイド:綿貫民輔・国民新党代表の喝!! 軽石みたいな政治ではダメ
 ◇福田内閣は水槽に浮いている魚/民主党は子ども
 ねじれ国会の中、道路特定財源や日銀人事などを巡り、自民党と民主党の対立が続いている。福田康夫内閣の支持率はじりじりと下がる一方で、民主党の人気も伸び悩む閉塞感が政界を覆う。最長老の一人、綿貫民輔・国民新党代表(80)は「自民も民主も何をやっているのか」と一喝した。インタビューは松田喬和・専門編集委員。(敬称略)

 ◇組織の体なさぬヤマタノオロチ
 −−最近の民主党についてどう見ていますか。

 綿貫 とにかくねえ、組織としてきちっとしているのかな。小沢(一郎代表)さんに話をすれば全部通じるのかといえばそうではないし、鳩山(由紀夫幹事長)さんでもそうでもない。いろんな局面で不安定というか、ぴしっといかない。頭が八つあるヤマタノオロチだよ。

 −−民主党は、政権政党との違いを出さなければならない、という意識が強過ぎるように見えます。

 綿貫 1月の民主党大会であいさつをしました。「民主党は、反対のための反対の政党と言われてきた。政権政党を目指すのですから、任せられる、大人の政党になってもらわないといけない。来るべき衆院選が山場になると思うが、国会は前哨戦であり試金石だ」と。でも見ていたら、今も大人になっていない。子どもだなあ。

 民主党とはね、自民党の横暴な政治を止める同志として行動を共にする前提だったんです。選挙、国会運営、そして政策の3点で協力していこう。特に、参議院だけでも会派を組ませてほしい、と民主党から強く言われて組んだ。だから、べったりになることは一切ないんです。

 ◇衆参両院議長も調停機能を放棄
 −−自民党の国会対応はどうですか。

 綿貫 まったく稚拙ですね。党内をまとめる力が不足しているんじゃないでしょうか。日銀総裁人事の問題では、名前の出た何人かにも恥をかかせて。人事はよっぽど慎重に進め、最後にぱっと、しゃんしゃんといくのが本当なんですね。今回は下(げ)の下(げ)です。民主党にも責任がありますが、話し合いを進めるチャンスは何回もあったんですよ。ところが、アクセルとブレーキを踏み間違えた。このごろ、野党も与党も党首会談とすぐに言いますね。幹事長や国対委員長で決まらないから党首で決めてくれなんて、こんなバカな政治はない。無責任な政治です、両党とも。

 衆参両院の議長も、調停機能を放棄しちゃった。衆議院では与党に、参議院では民主党に気を使い過ぎだ。議長も副議長もいざというときの消防隊なのに、全然水もまけずに、火も消さない。(見通しが立つまでは本会議開会の)ベルを押さなければいいんです。議長というのはそれだけの権威があるんですから。

 −−昨年11月の大連立構想は、党首の間ではまとまりかけましたが。

 綿貫 基礎の固まっていないものが一緒になってうまくいくのかなあ、というのが私の考えでした。自民党はやっぱりねえ、(小泉)チルドレンという小石が入って、大石と一緒になったら崩れる。民主党も、社会党の流れがあれば、自民党の流れもある。玉石混交の基礎でしょ。両党が一緒になれば固まるかといえばそうじゃない。救国内閣と言えば格好いいけれど、私は無理だと思いました。

 −−日銀の総裁人事問題では国民新党は自民党に同調しましたが、両党の真ん中というポジションをもっとうまく使うべきではないですか。

 綿貫 暫定税率を自民は必要で、民主はやめろと言っている。親方(党首)が最初に結論ありきで言ってしまえばまとまらない。僕は全国道路利用者会議の会長という個人の立場で、暫定税率の期間を10年から1年に修正し、その後は一般財源化も含めて道路問題を相談しようという案を自民、民主に投げかけた。しかし、途中でパイプがつながらなくなって、ばかばかしくなってやめました。

 小泉郵政解散の前には同志が無所属で30人近くいました。キャスチングボートを握れると思ったが、衆院選では自民党が圧勝した。参院選では民主党が大勝して、出る幕がなくなった。よし、次は(出番が)来るんじゃないかと思っている。三度目の正直で。

 −−自民党と一緒にやるという可能性はないですか。

 綿貫 ありません。自民とは決裂した。いろいろな甘い言葉を言いますが、自民に行かなきゃならん理由が一つも見当たりませんね。しかも、郵政民営化見直し案をバシッと出している。自民に利用されるようなことはいたしません。

15片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/24(木) 14:50:03
 −−自民党が再生するのか、民主党に政権を渡した方がいいのか。27日投開票の衆院山口2区補選の結果が影響するのでは。

 綿貫 そんな局地戦で、(政局を)占うということにはならないと思います。それよりも、国会を見てほしい。

 −−福田内閣の支持率は、毎日新聞の世論調査では24%で、不支持率は57%。長期低落傾向が収まりません。内閣の寿命をどう予測しますか。

 綿貫 行くも地獄、退くも地獄じゃないですか。解散してもこれだけ支持率が低い時に勝算があるか。「やけくそ解散」というわけにはいかない。総辞職ということになれば、安倍(晋三)さんに続き、福田さんも短期間で放り出すことになる。まるで、水槽に浮いている魚です。死んでいるわけではないけれど、生きているだけ。動かない。こういう状況じゃないですか。

 閣僚もね、目立つ人をピョーンと一本釣りすることが、小泉(純一郎・元首相)政治から始まった。やっぱり、経験もあって大物と言われる重みのある方を登用しないと。党運営にしても、外交、内政にしても非常に軽く、軽石みたいです。重厚な国づくりのためには、小泉方式じゃダメ。元の派閥みたいなものに戻りますけど、党内外のトップクラスと横の連絡が取れる人じゃないと。

 民主党の支持も伸びていない。政治不信ということでしょう。どちらも信用できないと。福田さんは、改造するなら重厚で信頼される陣を敷かなくては。携帯電話で与野党の党首が連絡を取り合う現状を大いに憂えたい。言葉だけの「携帯電話政治」では迫力がないんです。「重厚長大な政治」をしてほしいね。【構成・坂巻士朗、中川紗矢子】

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ファクス03・3212・0279

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 ■人物略歴

 ◇わたぬき・たみすけ
 1927年、富山県生まれ。69年、衆院議員に初当選し、当選13回。建設相、自民党幹事長、衆院議長を歴任。全国道路利用者会議会長。郵政民営化関連法案を巡って05年に離党し、国民新党を結成、代表を務める。

毎日新聞 2008年4月23日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080423dde012010003000c.html

16片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 20:47:15
インタビュー:ねじれ解消で政界再編にも現実味=与謝野前官房長官

 吉川 裕子記者・リンダ・シーグ記者

 [東京 28日 ロイター] 与謝野馨前官房長官は28日、ロイターのインタビューに応じ、衆院山口2区補欠選挙での敗北を深刻に受け止め、「ねじれ国会」解消の打開策として「政界再編が現実的になっていく」と見通した。

 ただ、こうした動きが表面化するとしても「9月の民主党代表選前はない」と述べ、秋以降の政局の流動化の可能性をにじませた。

 今後の政局で与謝野氏は、現在のような低い内閣支持率・自民党に対する低い評価の下で「選挙があれば、自民党は自ら死を招くことになる」との危機感を示し、「来年9月の任期近くまで政権を継続し支持率の回復を待つべきだ」とした。

 ただ、党内には、福田康夫政権の支持率回復はもはや不可能で「選挙をやるのであれば、新しい政権でやるべきだとの意見が出始めたことは事実」とも語り、自民党総裁選前倒しの声が出始めたことを明らかにした。

 永田町周辺では、7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)後の衆院解散・総選挙観測が根強いが、自民・公明が現状より躍進することは考えられず、与党にとっては一段と厳しい国会運営が待ち受けている。

 与謝野氏は事態打開策として「連立か、部分連合か、その他のアグリーメント(政策協定)か、政界再編か。そういう話にだんだん近づいていくと思う」と述べた。与謝野氏自身も総理・総裁候補に名前が挙がるが、自民党総裁に出馬する考えがないことも繰り返した。

 インタビューの概要は以下の通り。

 ──衆院山口補選では自民党公認候補が負け、福田首相では選挙は戦えないとの機運も出始めた。自民党総裁選前倒しの可能性は、どうみるか。

 「低い内閣支持率、低い党に対する評価、こういう状況で選挙があれば、自民党は自ら死を招くことになる。私は出来るだけ、来年9月の任期近くまで政権を継続し、支持率の回復を待つべきだと思う」

 「もちろん党内には、現政権の支持率はもはや回復不可能である。従って選挙をやるのであれば、新しい政権でやるべきだとの意見が出始めたことは事実」

 「そういう意見がどこまで広がるかはまだわからない。しかし、1人1人の自民党議員は、自分の選挙、自民党全体の選挙について、既に深刻に考え始めた」

 ──支持率回復は可能か。

 「回復できるかどうかは別にして、福田首相は回復するための努力をしなければならない」

 「今回の選挙結果についてはコメントしようがない。しかし、この選挙を分析すれば、自民党として学ぶべきものがいくつも出てくる。敗戦を1つの重要な材料とし、モノゴトを考えていく必要がある」

17片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 20:47:52
  ──学ぶべきこととは。

 「個別の政策ではない。社会福祉制度に対する国民の不安をどう解消していくのかということは、財政との関係も大変重要で、そこを正直に言う勇気が必要だ」

 ──今後の国会運営について。ガソリン税の暫定税率維持を含む租税特別措置法改正案を30日に衆院で再可決する方針は変わらないか。

 「変わりない。これは憲法にきちんと書いてある手続きだ。憲法に書いてある手続きをとることに異論が出るとは、不思議なことだ」

 ──衆院での再議決に対して、民主党は時期をみて首相問責決議案を提出する構えだ。

 「問責決議案自体は政府を非難する決議案なので、政府は謙虚に耳を傾ける必要がある。しかし、それが、政治的あるいは制度的なインパクトがあるかといえば、問責自体は憲法に書いてない。内閣を信任するか不信任にするかは衆院の権能に委ねられている。政府は謙虚に受け止める必要はあるが、それによって、何らかアクションが始まるわけではない」

 ──総選挙後も国会のねじれ状況は解消せず、さらに深刻になる可能性がある。ねじれ国会解消の打開策は。

 「ねじれを解消する方法は連立か、部分連合か、その他のアグリーメント(政策協定)か、政界再編か。そういう話にだんだん近づいていくと思う」

 ──時期は。衆院選後か。

 「わからない。わからないが、少なくとも9月の民主党代表選前にはないと思う」

 ──政界再編は現実的か。

 「政界再編が現実的になっていくと思う」

 ──政界再編の政策的な対立軸は何か。

 「安全保障や社会福祉などで、極端な右の考え方と極端な左の考え方を捨てることが1つのメルクマールになるだろう。抽象的な概念でしかない。むしろ、彼となら一緒に行動できるといったヒューマン・ファクターが大きな要素になる」

 ──与謝野さん自身が再編の時の中心になって、「この指とまれ」としないのか。

 「私はしない」

 ──請われても、自民党総裁選に出る考えはないか。

 「私はそういうことはしない」

 ──抜本税制改革の進め方について。与党協議会を新設し議論を前倒ししてスタートさせる考え方もある。

 「税制改革は、どの国の税制改革をみても、国民にとって政治的な抵抗感が強いテーマだ。従って税制改革をやるのであれば、社会福祉とリンクして議論してもらわないと実現の方向に進まない」

 ──山口補選で批判の対象となった後期高齢者医療制度も、持続的な社会保障制度のために高齢者にも何らかの負担をお願いする考え方だった。与謝野さん自身は社会保障制度維持のためには消費税上げもやむを得ないとの立場だが、選挙結果を踏まえると、消費税を含む抜本改革の議論は難しくなったように思う。

 「これは制度としては決して悪い制度ではない。5割は税金で負担し、4割は現役で、1割が高齢者にも負担して下さいと(した)。ただし、高齢者でも負担出来ない人には保険料を安くする何段階かの措置、保険料を全く払わなくてよい制度も用意されている。全体としては高齢者医療制度を健全なものにするための正しい制度だと思っている」

 「(消費税を含む抜本税制改革のスタンスは)変わらない」

 ──経済が悪化している。景気対策の是非についてどう考えるか。

 「財政出動をして景気対策をやることは多分あり得ない。後は金融政策だが、金利政策全般ではなく、政策金融、中小(企業)金融の分野で政策的に強化しなければならない時期に入ってきた」

 「ただ、米国から始まったサブプライム問題が、他の証券化商品や金融機関取引など全体を信用縮小させている面がある。信用不安が日本にも少しづつ伝わってきている。また、米国が景気後退すれば、中国や東南アジアも景気後退する。日本経済は、米国、中国、東南アジアの経済と深くかかわっており、その影響は免れない」

 「もっとも、日本経済は当面は健全だ」

 ──米国の景気後退で日本経済がさらに悪化した場合、利下げも選択肢になるか。

 「日本銀行が短期金利を下げても何の効果もない」

 ──市場では金融政策の次の一手は利上げとの見方が根強い。

 「今の金利水準では金利が持っている資源配分機能は失われており、長期的には元に戻さなければならない。しかし、今みたいなときに、金利を上げるのは心理的な影響があるので、よほど考えなければならない。慎重にやったほうが良い」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31552520080428

18片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/29(火) 12:58:26
小沢・平沼会談 民主党と平沼新党が連携?
4月28日22時50分配信 産経新聞


 民主党の小沢一郎代表が28日夜、無所属の平沼赳夫元経済産業相と都内の日本料理店で会談した。同席した民主党の川上義博参院議員によると、平沼氏は「自民党は今のままではダメだ。国民の意識と乖離(かいり)している」と指摘。川上氏が「平沼新党をつくり、民主党と新しい政治をやろう」と呼びかけると平沼、小沢両氏は前向きな姿勢を示したという。

 平沼氏は「保守勢力の結集」を掲げ新党結成を目指しており、次期総選挙を機に民主党の若手・中堅や国民新党議員との連携を模索。小沢氏は揮発油税の暫定税率復活や後期高齢者医療制度などの問題を争点に衆院山口2区補選で勝利したことから、福田政権との対決姿勢を鮮明にしている。小沢、平沼両氏の会談は、政局の流動化をにらんだ動きとして波紋を広げそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000974-san-pol

19片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/29(火) 12:59:47
民主・小沢代表、平沼元経産相と会食 解散総選挙に向けた協力呼びかけるなど意見交換
民主党の小沢一郎代表は28日夜、無所属の平沼赳夫元経済産業相と都内で会食し、衆議院の解散総選挙に向けた協力を呼びかけるなど、意見交換した。
小沢代表は「何にもない。久しぶりに飲んだだけ」と話した。
会合に同席した民主党の川上義博参院議員が、「『平沼新党』をつくり、民主党と一緒になって新しい政治をつくるべきだ」と持ちかけたところ、2人とも前向きな姿勢を見せたという。
川上議員は「平沼先生は、『民主党と一緒にやろうよ』と、『新しい政治をつくろう』と、そう言った。(平沼さんも)肯定したんじゃないですか? 新しい政治というのは...、やろうと。やろうとは言わないけど、いいんじゃないの? やろうと」と話した。
また、平沼氏は「自民党は、国民の意思から乖離(かいり)しているので、もう駄目だ」と述べたということで、今後、さらなる政界再編の動きにつながるとの見方も出るとみられる。
一方、民主党の前原副代表は、党内の支持グループの会合で、9月の党代表選について「きちっとやるべきだ」と述べ、小沢氏への対立候補出馬が望ましいとの認識を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080429/20080429-00000815-fnn-pol.html

20片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/30(水) 09:01:44
中川元幹事長:経済政策巡り「政界再編も」
 自民党の中川秀直元幹事長は29日、東京都内で街頭演説し、経済・財政政策をめぐる自民党内の「経済成長重視派」と「財政再建派」の対立に触れ、「この秋以降、(両派の戦いが)大きく始まる予感がする。この戦いの結果、場合によっては政界再編が起きるかもしれない」との見方を示した。

毎日新聞 2008年4月29日 21時08分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080430k0000m010094000c.html

2008/04/29-18:07 「成長Vs増税」で政界再編も=秋以降の対立激化−中川自民元幹事長
 自民党の中川秀直元幹事長は29日午後、都内で街頭演説し、経済・財政政策をめぐる自民党内の「経済成長重視派」と「財政再建派」の対立に触れ、「この秋以降、(両派の戦いが)大きく始まる予感がする。この戦いの結果、場合によっては政界再編が起きるかもしれない」との見方を示した。
 中川氏は「現在の日本経済や国民生活は増税できる状況になく、行政の無駄を省くべきだ」と述べ、消費税増税による財政再建よりも経済成長を重視すべきだとの考えを強調。「もう1度日本を日の昇る国にするため、わが身を捨ててその先頭に立つ」と語った。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008042900361

21片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/01(木) 12:11:42
伊吹幹事長 平沼氏に協力要請

自民党の伊吹幹事長は、30日夜、東京都内で平沼元経済産業大臣と会談し、引き続き福田政権に協力してほしいと呼びかけました。

会談には自民党の中曽根弘文元文部大臣らも出席し、当面の政局などについて意見を交わしました。関係者によりますと、平沼氏が「支援者から新党結成を求める声が多く寄せられているが、拙速に行動するつもりはない」と述べたのに対し、伊吹氏は、平沼氏が郵政民営化に反対して3年前に自民党を離党するまで同じ派閥に所属するなど政治理念は共有しているとして「引き続き福田政権に協力してほしい」と呼びかけたということです。平沼氏は、先月28日には民主党の小沢代表と会談して小沢氏から次の衆議院選挙での協力を要請されており、福田総理大臣の政権運営が厳しさを増すなか、自民・民主両党から平沼氏への働きかけが活発化しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014329191000.html

22片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/04(日) 19:28:44
民主・前原氏:小泉元首相との会食弁明「政界再編話ない」
 民主党の前原誠司副代表は4日、民放番組に出演し、自民党の小泉純一郎元首相と先月会食したことについて「政界再編の話は一切出ていない。今は民主党の正念場なので軽々にそんな話はしない」と語った。

 先月9日夜の会食では自民党の小池百合子元防衛相も同席しており、小泉元首相が政界再編に向けて動いているとの憶測を呼んでいた。前原副代表は「私は2大政党論者で、政権交代可能な仕組みを作っていきたい」と述べた。【小山由宇】

毎日新聞 2008年5月4日 18時38分
http://mainichi.jp/select/today/news/20080505k0000m010021000c.html

23片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/07(水) 15:09:54
思惑いろいろ、議連の設立や活動再開が相次ぐ
政治・行政 2008/05/06

 議連って何?-。「ねじれ国会」で混迷が続く中、国会内には議員連盟(議連)の設立や活動再開が相次いでいる。党派や派閥を超えて活動できるため、今後の与野党協議や政界再編をにらんだ思惑も見え隠れ。まじめに政策実現に取り組む議連もあれば、”休眠状態”の会も。一方で議連に入りすぎての苦労もあるようで…。

■憶測を生み
 知事や有識者らでつくる組織と連携する超党派議連「せんたく議連」は当初、「政界再編を念頭に置いたものでは」との憶測を生んだ。自民党の菅義偉衆院議員(2区)が「政界再編のためではない。地方分権実現のため参加した」という一方で、「入ってみないと危なっかしい。再編の起爆剤になるともかぎらない」との衆院議員もいる。

 「新世紀の安全保障体制を確立する若手議員の会」も先日、三年ぶりに活動を再開。自衛隊海外派遣に関する恒久法などの議論を深める。これも「恒久法は別としても、与野党協議のチャンネルにしたいとの思惑はあるのでは」(ある与党議員)との声もあがっている。

■実態は不明
 議連は政党や派閥にとらわれず議員有志が任意で立ち上げるグループ。数については「数百以上あると思うが把握していない」(衆院事務局)というのが実態だ。

 法案提出や政策推進を念頭に置いた政策系、諸外国との交流やスポーツ振興の友好・交流系、業界をバックにした産業振興系などさまざま。趣味で集まる議連もある。「入って得な議連と損な議連がある。よく見極めなくてはいけない」(中堅議員)。

 名前だけの登録も多く、会費だけで月数万円を払っている議員も。「会費がバカにならない。少し整理しなくては」(衆院議員秘書)。活動実体のない”休眠状態”の議連も少なくない。

■自由に議論
 政策を主にする議連は、議員個人の主張に沿って参加できるため、党方針と違っても、自由に議論できるメリットがある。「身体障害者補助犬を推進する議員の会」のように、自民党ベテラン議員が会長、社民党の阿部知子衆院議員(比例南関東)が事務局長で実務を担うなど与野党が協力。「身体障害者補助犬法」改正案を議員立法し、成立させている。

 道路特定財源論議をめぐっては自公若手の議連「福田提案を支持し道路特定財源の一般財源化を実現する会」がタイムリーに設立された。こうした議連は、今後の政策決定の行方を左右することもある。

 また、ある秘書によると「党が打ち出せないことを議連で議論して、世論の反応をみたりと、党と表裏一体の議連もあるようだ」と話している。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiimay080572/

24片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/08(木) 01:03:52
綿貫国民新党代表:「平沼新党」には政局見極め対応
 国民新党の綿貫民輔代表は7日の記者会見で、平沼赳夫元経済産業相が結成に意欲を示している保守新党との連携の可能性について「平沼(新党)という台風の目が出てくるのか、どういう台風が出てくるのか、まだ分からない。当たらない天気予報みたいなもんだ」と述べ、政局の動向を見極めて対応する考えを示した。

 平沼氏は1日に綿貫氏と会談し、新党結成を目指していることを説明した。

毎日新聞 2008年5月7日 21時27分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080508k0000m010100000c.html

25片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 00:54:53
平沼氏らが会談、グループ立ち上げへ
 自民党を離党後、新党結成を模索する平沼元経済産業大臣が8日夜、国民新党の綿貫代表らと会談しました。

 会合には、このほかに中村喜四郎元建設大臣や鈴木宗男氏ら、自民党を離党した無所属議員が参加。今の国会は「機能していない」という意見が相次ぎ、平沼氏を中心に保守系無所属のグループを今月中に立ち上げる事で合意しました。

 非自民勢力の結集を目指す平沼氏の、今後の足掛かりになるものと見られます。(08日22:44)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3848125.html

26片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 00:55:11
橋本大二郎氏、田中真紀子氏らと会食
2008年05月08日23時21分

 橋本大二郎・前高知県知事と、衆院で民主党系会派に所属する田中真紀子元外相(無所属)が8日夜、東京都内の飲食店で会食した。元Jリーガーの友近聡朗参院議員ら同党系参院会派の無所属議員ら6人が同席。橋本氏は次期衆院選に高知1区から立候補予定で、第三極をめざす新党旗揚げもとりざたされている。

 会食後、田中氏は記者団に「今の政治のあり方はこれでいいのか意見交換した」。橋本氏は「政界再編の話はしていない」と語ったが、出席者によると、席上では「自民党には不安がある。民主党には不満がある」と無所属の意義を強調していたという。

http://www.asahi.com/politics/update/0508/TKY200805080295.html

27片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 00:55:38
2008/05/08-22:44 衆院選前の再編あり得る=橋本前知事と会談−自民・与謝野氏
 自民党の与謝野馨前官房長官と高知県の橋本大二郎前知事が8日昼、都内で会談した。両氏は、既成政党の枠組みを超えた政界再編の必要性について意見交換し、「次期衆院選までに政界再編があり得る」との認識で一致した。
 会談は、同党の後藤田正純衆院議員が仲介し、園田博之政調会長代理も同席した。園田氏は党内情勢に関し「次期衆院選は福田康夫首相の下では戦えない」と指摘し、「ポスト福田」として与謝野氏を支援する考えを示した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008050801083

28片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 01:24:52
綿貫、平沼、ムネオ、それに喜四郎も どうなる政界再編
2008.5.8 23:16
 国民新党の綿貫民輔代表は8日夜、平沼赳夫元経産相、鈴木宗男・新党大地代表らと東京都内で会談し、連携を強化していくことで一致した。

 出席者によると、今月中に超党派議員連盟「野人の会」を発足させ、「非自民」を掲げて活動を続けることを確認した。平沼氏は次期衆院選を機に新党結成を目指しており、綿貫氏らとの連携アピールは政界再編をにらんだ動きとして波紋を広げそうだ。会談には無所属の中村喜四郎元建設相、国民新党の亀井久興幹事長、国民新党と統一会派を組む下地幹郎衆院議員も参加した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080508/stt0805082320003-n1.htm

29片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/10(土) 13:37:42
「THIS WEEK 政治」(P.58)より

自民、民主に国民新も候補 「平沼新党」の連携先はどこか
 郵政造反組として、無所属を貫く平沼赳夫元経済産業相が、新党結成に本格的に動き始めた。

 平沼氏はこれまで、保守合同に参加しなかった吉田茂や佐藤栄作が後に自民党に迎えられたことを引き合いに、「そういう形が一番いい」と復党への期待を口にしてきた。しかし自民党候補が惨敗した衆院山口二区補選の翌日、民主党の小沢一郎代表と酒席を共にし「自民党はもう駄目だ。国民の意識からかい離している」と“決別”を宣言。国民新党の綿貫民輔代表とも会談し、「一緒に第三極をつくろう」と呼び掛けた。

「まず『健全な保守』を旗印に綿貫氏らと連携し、自民、民主両党の不満分子も糾合する。そして次期衆院選直前に新党を立ち上げる。選挙戦では『非自民・非民主』の第三極が政局の安定に必要だと訴え、ねじれ国会の不毛な攻防に飽き飽きしている無党派層の票を奪う。そして与党も野党も過半数に達せず、選挙後は『平沼新党』が政権の行方を左右する展開になる。これが平沼氏の皮算用です」(政治部デスク)

 自民党にはお灸を据えたいが、「何でも反対」の民主党に政権を任せる気にもなれない。そんな世論がさらに広がれば、あながち「捕らぬ狸の……」とも言い切れないが、もちろん現実はそんなに甘くない。自民党議員が語る。

「第一のハードルは国民新党との連携だろう。平沼氏は『郵政政局で共闘した同志』と単純に考えている節があるが、国民新党関係者は『こちらは政党、平沼氏は一議員。対等の立場で“連携しよう”とか、“平沼新党だ”とか言われても答えに窮する』と冷ややか。対等の立場で話がしたいなら、まず政党要件を満たす『現職議員五人以上』を自力で集めてこい、というのが綿貫氏らの本音だ」

 自民、民主双方からいずれ「踏み絵」を迫られるのも確実。小沢氏サイドが熱心に新党結成を勧め、場合によっては平沼氏が面倒を見る郵政造反組で落選中の城内実氏(静岡七区)らを支援してもいいと持ち掛けているのは、「別働隊」としての役割を期待しているからにほかならない。

 一方、弟分の安倍晋三前首相や中川昭一元農水相からは「ポスト福田は麻生太郎前幹事長。その時は無条件で復党し盟友・麻生を支えてほしい」とラブコール。民主か、自民か。人情家・平沼はハムレットの心境のようだ。
http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/thisweek/index.htm

30片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/11(日) 01:56:43
政界再編でなく政権交代を 「せんたく」北川代表


 政策集団「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」の北川正恭代表は10日、有志の市町村長らによる全国首長連携交流会で講演し、せんたくの目指す方向性について「政界再編ではなく、あえて言えば政権交代を目指す」と述べた。

 政権交代の手法については「一部で決めるのではなく、国民全体で選択するということを担保しなければならない」と強調、「次の選挙を政策中心の政権選択選挙に位置付けたい」とした。

 交流会は、各首長が「地方分権」や「農業・農山村」など8つのテーマを分科会で討論。限界集落の問題では、市町村合併によって過疎法の適用が外れた場合に集落への支援が困難になっている状況が報告され、「(来年度で期限が切れる)過疎法の継続と、これをフォローする取り組みが必要だ」とするアピールを採択した。
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008051001000691.html

31片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/11(日) 22:49:48
反自民:平沼、綿貫氏ら勉強会発足へ 第3極づくりの一環

 郵政民営化に反対し自民党を離党した平沼赳夫元経済産業相(無所属)と国民新党の綿貫民輔代表が、「反自民」を合言葉に政策勉強会「野人の会」(仮称)をつくる。国民新党メンバーを中心に保守系無所属議員が加わり、計7人で月内にも発足の予定だ。

 「自民、民主の橋渡し」を目指し、保守系新党の結成を検討する平沼氏と、統一会派を組む民主党に対し、最近では「政権与党になる資格なし」と手厳しい批判が目立つ綿貫氏。「郵政造反組」の2人は郵政民営化以前の自民党に対する強いこだわりで共通しており、勉強会は来る政界再編を見据えた「第3極」づくりの一環といえそうだ。

 「綿貫氏の誕生会」を名目に東京都内で開かれた8日夜の会合には、平沼、綿貫両氏のほか、国民新党の亀井久興幹事長、地域政党「新党大地」の鈴木宗男代表、「そうぞう」の下地幹郎代表、無所属の中村喜四郎元建設相が参加。福田政権の政策路線に対する対決姿勢で一致した。

 平沼氏は綿貫氏との連携に関して、11日の民放の報道番組で「国民新党は考え方が同じだ。特に綿貫さんは」と強調。4月28日の小沢一郎民主党代表との会談で「小沢さんは『新党を作れ』と盛んに言った。キャスチングボートをとるのが新しい受け皿の使命だ」と述べ、次期衆院選前にも新党を結成したいとの意向を示した。【小山由宇】

毎日新聞 2008年5月11日 19時25分(最終更新 5月11日 22時24分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080512k0000m010042000c.html

32片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/11(日) 23:38:21
自民党:閣僚、党役員らと交流 政経文化懇談会に2000人−−岡山 /岡山
 自民党、党県連主催の「第13回岡山政経文化懇談会」が10日、岡山市内のホテルで開かれた。05年以来3年ぶりの開催とあって、谷垣禎一政調会長ら党役員や、鳩山邦夫法相ら閣僚が多数出席。支持者ら約2000人が参加して交流した。

 谷垣政調会長は、道路特定財源を10年間維持する道路整備財源特例法改正案が13日にも衆院本会議で3分の2以上の賛成多数で再可決されることに触れ、「ねじれの状態で物事を決めることをためらってはならない。再可決は使うべき時には使うことが必要だ」と訴えた。鳩山法相は、次期衆院選について、「我々が勝てば、民主党は必ず分裂する。そして民主党の“良い部分”と一緒になれば、ねじれは解消する」と語った。【佐藤慶】

毎日新聞 2008年5月11日 地方版
http://mainichi.jp/area/okayama/archive/news/2008/05/11/20080511ddlk33010277000c.html

33片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/12(月) 11:24:42
起爆剤は平沼新党? 日中首脳会談「空振り」…解散遠のき再編ムード
5月12日8時0分配信 産経新聞


 中国の胡錦濤国家主席訪日を政権浮揚につなげられないまま「超低空飛行」を続ける福田政権。フジテレビの「報道2001」世論調査でも、内閣支持率は訪日前の22%から20%に下落した。次期衆院選を来年に見送る公算が大きくなる中、政界再編を前倒しする動きが与野党ともに強まってきた。「台風の目」は新党構想を掲げる平沼赳夫元経済産業相(無所属)だ。自民、民主両党とも「保守VS.リベラル」の軋轢(あつれき)を抱えており、政界再編待望論はくすぶり続けてきた。うっすらと浮かび上がるその青写真を追った。(石橋文登)

 ■「総選挙前」と快気炎

 「日本を射程に入れたミサイルを1300基以上並べておきながら、北京五輪に向けて友好を振り回されても日本人は信用しない。首脳会談で言うべきことを言わなければ戦略的互恵関係とはいえない」

 平沼氏は11日、フジテレビの「報道2001」に出演し、福田康夫首相と胡主席の首脳会談を激しく批判。新党構想についても「ブレない政治家を1人でも多く永田町に送らなければならない。総選挙前にそういう方向性でまとまっていけば新党を立ち上げることはやぶさかではない」と快気炎を上げた。

 平沼氏は、平成18年秋に安倍晋三前首相が郵政造反組を復党させた際、1人誓約書提出を拒み、直後に脳梗塞(こうそく)で倒れた「悲劇性」もあり、保守勢力に強いカリスマ性を持つ。昨年秋以来、衆院選後の新党構想を掲げてきたが、「月刊日本」5月号で「求める声が大きくなれば解散前に新党を結党する心づもりだ」と前倒しを宣言。これを機に周囲が騒がしくなった。

 4月28日に民主党の小沢一郎代表、30日には自民党の伊吹文明幹事長らが相次いで平沼氏と接触し、秋波を送った。5月8日には国民新党の綿貫民輔代表、新党大地の鈴木宗男代表らと会談し、10人ほどで定期会合「野人の会」を結成する運びとなった。

 安倍氏−中川昭一元政調会長−麻生太郎前幹事長の「ANAライン」とのパイプも健在だ。中川氏が主宰する勉強会「真・保守政策研究会」を通じ、自民党若手・中堅にも影響力を保ち続けている。

 政界再編の流れが急加速したのは、次期衆院選が遠のき、衆参ねじれの閉塞(へいそく)感が強まったことも大きい。

 もともと自民党反主流派では、7月の北海道洞爺湖サミットを花道に、首相退陣↓総裁選↓解散・総選挙↓政界再編−とのシナリオも浮上していた。ところが、ガソリン税の暫定税率復活や後期高齢者医療制度への批判を受け、内閣支持率は20%前後に落ち込み、大勢は「当分解散できない」との考えに傾いた。

 加えて首相は「解散は現時点で考えていない」(4月30日)と明言。「故三木武夫首相のように何があっても来年9月の任期満了まで居座るつもりではないか」(自民中堅)との見方も広がっている。

 ■リベラル勢力も

 民主党も楽観できる状況ではない。参院と違い、衆院選の選挙区で自民党の強固な基盤を崩すのは難しい。小沢氏も「200議席はなんとかメドが付いたが…」と周囲に漏らしており、過半数(241議席)確保には第3勢力との連携が不可避とみているようだ。13日に予定される道路整備特別措置法案の衆院再議決に対し、首相の問責決議案提出を見合わせた本当の理由はここにあると見る向きもある。

 政界再編の軸に「日本の伝統」を掲げ、保守勢力の結集を目指す平沼構想に触発され、その対極として自民、民主の「リベラル勢力の再結集」を目指す動きも活発化している。

 自民党の加藤紘一元幹事長はアジア重視とグローバリズムを掲げ、超党派議連「ラー(太陽神)の会」(旧ビビンバの会)を発足。後藤田正純衆院議員や園田博之政調会長代理らも民主党若手・中堅らと再編を模索する。中川秀直元幹事長は自らが率いる「上げ潮派」と与謝野馨前官房長官らの「財政再建派」の対立を再編の軸とみる。

 だが、政界再編には起爆剤が必要だ。小泉純一郎元首相は皇室典範改正、靖国神社参拝など保守、リベラル両勢力に妥協点のないテーマに果敢に踏み込んだが、福田首相はそういったテーマを回避する傾向が強い。カラーを出さず「柳に風」の政権運営こそが延命の秘訣(ひけつ)かもしれない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080512-00000047-san-pol

34片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/12(月) 11:26:31
無所属・平沼赳夫議員、次の解散総選挙前に保守勢力結集した新党立ち上げに強い意欲 フジテレビの「報道2001」で
郵政民営化に反対して自民党を離れ、現在無所属の平沼赳夫衆議院議員は、フジテレビの「報道2001」で、次の解散総選挙前に、保守勢力を結集した新党を立ち上げる強い意欲を示した。
平沼氏は「国民の皆さん方は、自民党も民主党も信用できないと。だから、新しい受け皿をつくってほしいと。選挙前に、そういうものがまとまってくれば、新党を立ち上げることだって、やぶさかではないと」と述べたうえで、「政界再編では、必ず新党がキャスチングボートを握るときがくる」と強調した。
平沼氏はまた、国民新党との連携について「考え方が同じだし、立派な人たちだ」と、前向きな姿勢を示し、さらに、自民党や民主党内の保守勢力にも参加を呼びかける考えを示した。
一方、新党の名称については、「日本は『侍精神』を持っている。そういう政党の名前を考えたい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080511/20080511-00000582-fnn-pol.html

35片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 08:46:05
モテモテ平沼新党 連携図る自民、民主 当面は「等距離外交」(05/19 07:43)
 郵政民営化に反対し、自民党を離党した平沼赳夫元経済産業相(無所属)が保守系議員らと結成を検討する「平沼新党」に対し、次期衆院選後の連携を視野に自民、民主両党が秋波を送っている。

 「国民新党は考え方が同じだ。特に綿貫民輔代表と仲がいい」。平沼氏は最近、テレビ出演などで、そう強調する。

 同氏が思い描く新党は、自民党を離党した郵政造反組や自民、民主両党内の保守系議員を集めた上で、国民新党と合流するというイメージだ。

 平沼氏は八日、綿貫氏や新党大地の鈴木宗男代表らと会談し、定期会合「野人の会」を始めることで一致。自民、民主両党以外の「第三勢力」として基盤固めに入った。

 ただ、平沼氏は自民党の中川昭一元政調会長が会長を務める真・保守政策研究会に参加しているほか、伊吹文明幹事長らとも会談を重ねる。自民党サイドからは、衆院選後は同党を補完する勢力になるとの期待感が広がる。

 一方で、四月下旬には民主党の小沢一郎代表と会談。小沢氏は「次期衆院選前に新党をつくれば、テレビ出演の機会が増える」などとアドバイス。今後の連携の可能性についても話し合ったという。

 平沼新党がある程度の人を集めることができれば衆院選後にキャスチングボートを握ることもあり得る。自民、民主両党からの連携働きかけに対し、今後も「等距離外交」で様子見をすることになりそうだ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/93567.html

36片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 20:17:01
橋本大二郎氏、新党で新風!?…6月中に基本政策
小選挙区制度では「大化け難しい」の声も

 橋本大二郎前高知県知事(61)が、次期衆院選前に新党を立ち上げる意向を明らかにした。自民党の支持率急落が目立つ一方、民主党の人気にも爆発力は感じられない。「平成の関ヶ原」が近づく中、橋本新党は台風の目になるのか。

 これは橋本氏が読売新聞のインタビュー(18日付)で語ったもの。

 橋本氏は「社会が求めているのは新しい党ではないか。(衆院選まで)時間があるのなら、正しいグループ、旗作りを中心に考える」と新党を目指す考えを示し、方向性や意気込みをこう語っている。

 「地方分権、経済政策、外交防衛、憲法などの基本スタンスを示す。60(歳)を超えて、短期決戦、最初の選挙、その後の(政界再編の)動きで力尽きてもいい。6月中に自分なりに(基本政策などを)整理したい」

 昨年12月の知事退任時、橋本氏は次期衆院選への出馬を表明。月刊「現代」3月号では、兄・龍太郎元首相の政務秘書官を務めた江田憲司衆院議員(無所属)と対談し、自民、民主両党の現状を批判して「政界に新風を吹き込む大きなチャンスです。是非ご一緒させてください」(江田氏)、「ええ、がんばりましょう」(橋本氏)とエールを交わしている。

 永田町事情通は「平沼赳夫元経産相が目指す保守新党とは違い、橋本新党は『環境』『地方分権』を強く打ち出しそうだ。ただ、小選挙区制度の下では新党を大化けさせるのは簡単ではない」と語っている。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008051913_all.html

37片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/20(火) 09:06:56
民主党:公明との連立も 次期衆院選後の枠組み
 民主党の赤松広隆選対委員長は19日、BS11の「インサイドアウト」に出演し、次期衆院選後の新たな政権の枠組みについて「自民党が政権を失えば公明党はくっついている必要はない。(政権交代の)1、2年後に、民主などと連立するのも選択肢の一つだ」と述べ、民主党と公明党の連立政権が誕生する可能性があるとの見方を示した。

 これに関連し赤松氏は、公明党の太田昭宏代表が出馬を予定する衆院東京12区に、民主党の小沢一郎代表の国替え説が浮上していることについて「あり得ない。選挙後を展望すれば何のプラスもない」と否定した。【渡辺創】

毎日新聞 2008年5月20日 0時34分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080520k0000m010148000c.html

38片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/30(金) 08:34:54
平沼氏「福田首相すべてひとごと」 衆院選30人規模 新党も視野
5月30日8時0分配信 産経新聞


 無所属の平沼赳夫元経済産業相(68)が29日までに、夕刊フジのインタビューに応じ、内閣支持率下落が著しい福田康夫首相を「すべてがひとごとで、国民の気持ちが分からない」と批判した。その上で次期衆院選の前に「30人擁立」規模の新党の結成を選択肢に入れていることを明らかにした。

 また、平沼氏は同日に発足した超党派の保守系地方議員らのグループ「日本国民フォーラム」(代表・米田建三帝京平成大教授)の最高顧問に就任。発足総会での講演で「全国から政治の流れを変えようと声が寄せられている。拙速は許されないが、新党も将来の構想に入れ、日本を希望の持てる国にしたい」と語った。また平沼氏は政府・与党が検討中の消費税などの増税に反対する考えを強調した。

 平沼氏のインタビューは次の通り。

 −−福田内閣の支持率下落が著しい

 「国民が期待する政治をしていない。山積する問題も『先送り』で、福田首相のマスコミへの受け答えも『ひとごと』。国民の気持ちが分かっていない。国民の不満が増幅している」

 −−後期高齢者医療制度(長寿医療制度)への批判も多い

 「考えられない悪政というしかない。お年寄りの面倒を若い人たちがみるのが日本の良き伝統、美風のはず。医療費抑制のために、戦後の経済復興に貢献した75歳以上のお年寄りを別枠にして、わずかな年金から保険料を天引きするなんてとんでもない」

 −−福田首相は「制度の基本は正しい」と公言する

 「まるで役人答弁だ。国民の視線に立っていない」

 −−今の自民党をどう見るか

 「私は25年間、自民党に所属したが、現在の自民党には失望している。第三極が必要だ」

 −−新党結成か

 「日本にとって第三極ができることはいいことだ。私がいま取り組んでいるのは、ブレない筋の通った保守政治家を養成すること。郵政民営化に反対して落選した優秀な元国会議員5人と、全国の地方議員など8人、計13人を応援している」

 「自民党にもいい人材はいる。中川昭一元政調会長が代表の『真・保守政策研究会』には約90人のメンバーがいる。私は最高顧問として交流を密にしている。永田町は現実的な世界だから、現時点で『新党に来るか』と言っても百パーセント来ないが、選挙直前になれば分からない。民主党にも国民新党にも連絡を取り合っている人はいる」

 −−結成の時期や規模は

 「やるとすれば選挙前の早い時期だ。(小選挙区擁立は)30人ぐらいを考えている。新党構想も選択肢の一つとして、地道な活動をしている」

 −−先月28日、民主党の小沢一郎代表と会食した

 「郵政総選挙で落選し、昨年の参院選で民主党から当選した川上義博参院議員が『恩人2人を呼びたい』と誘ってくれた。生臭い話はしなかった。ただ、小沢氏はしきりに『新党をつくれ』と言っていたな」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000111-san-pol

39片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/30(金) 10:37:52
東京・赤坂に自民・加藤元幹事長ら与野党大物議員「3KY」が集結
29日夜、東京・赤坂に自民党の加藤紘一元幹事長、山崎 拓前副総裁、民主党の菅 直人代表代行、国民新党の亀井静香代表代行と、与野党大物議員が集結した。
人呼んで「3KY」。
この名が知られるようになったのは、2008年3月、日銀総裁人事をめぐる混乱の時だった。
政界の揺れにすばやく反応する、きな臭い面々。
しかし、29日夜は趣が違った。
29日、衆議院を通過した公務員制度改革法案で、自民・公明・民主の3党のみで合意したことに、亀井代表代行はカメラの前で激怒し、「民主党との定期協議をやめる」と菅代表代行に通告した。
28日、亀井代表代行は「何ならさ。それは、小沢(代表)に怒鳴り込んだっていいけどさ」と話していた。
この一件について、29日夜、亀井代表代行は「(怒りに対して菅さんは?)いやいや、別にそんな仲じゃないからね。党対党の関係だから」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080530/20080530-00000739-fnn-pol.html

40片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/07(土) 12:48:31
近聞遠見:血が騒ぐ季節になった=岩見隆夫
 血が騒いでいるのが伝わってくる。じっとしておれない焦燥感だ。自民党中堅議員たちの夜の会合をのぞくと、

 「もうこの党はだめだ。間違ったことを正すこともできないんだから。いま選挙やったら半分に減るぞ」

 などと慨嘆している。そんな集まりが連夜、党派入り乱れ、何カ所でも開かれているのが永田町の近況だ。何かが始まる、という予感のなかで、だれもが落ち着かない。それは、

 <政界再編>

 という不穏な言葉が、割合安易に使われだしたことに端的にあらわれている。再編とは何か。正確に説明できるものはいない。

 「小泉さん(純一郎・元首相)が首相に返り咲くことはないが、政界再編の軸にはなる」

 と言ったりするが、その場合の再編の意味も漠然としているのだ。最近、過激発言で注目される自民党の中川秀直元幹事長も、

 「サミット後の政局は『霧の中』と言われるが、ビジョンが共有されればおのずと同志が結集するものだ。ビジョンが先であり、政界再編はその結果だ」

 と再編不可避ととれる言い方だが、やはり再編の形には具体性がない。

 入り口でイメージしにくいのは当然、だからこそ政界は右往左往する、ということだろう。だが、再編と言うからには政党の組み替えが前提だ。その出口をめぐり、あちこちでひそかにシナリオが練られている。

 大義名分は、衆参のねじれ解消によって早急に国政を軌道に乗せないと、国際社会の落伍(らくご)者になる、という与野党の共通認識だ。ねじれのメリットもないわけではないが、渋滞のほうがひどい。

 ねじれ解消の道筋を比較的わかりやすく整理してみせたのは、にわかに首相候補の一人に擬せられている小池百合子元防衛相だ。(「文芸春秋」1月号の論文)

 一つは次期衆院選で民主党が過半数を握ることによる完全な政権交代、二つ目は大小いずれかの連立政権。

 <私は第三の道、政界再編もあると思っている。そのキーマンは、おそらく小泉氏と小沢氏(一郎・民主党代表)になるだろう。「明」と「暗」の両者による新たな舞台が幕を開ける>

 と小池は予測した。

 93年、自民単独から連立政権時代に移って15年、日本の政治が<O(小沢)K(小泉)牧場の決闘>さながらに、この2人の荒業でひっかき回されたのは間違いない。さらに延長戦が繰りひろげられるというのだ。果たしてそうなのか。

 小泉は、

 「衆院選でかりに民主党が第1党になり、政権を担当しても、必ず自民党に協力を求めてくるはずだ」

 と微妙な言い回しで、本音は隠している。一方の小沢も、

 「野党政権ができることによって、必然的に自民党がつぶれる。そこから政界再編が始まる」

 ともうひとつ要領を得ない。双方、まだジャブの段階だ。

 しかし、破壊力を持つ腕力派の小泉、小沢の舞台、と決めてかかるほど状況は単純でない。非腕力派の与謝野馨前官房長官、加藤紘一元幹事長らも政界再編の必要を唱えている。<OK牧場>と別の風が吹けば、別の展開になるかもしれない。

 心すべきは、野合再編を避けることだ。8派連立の細川政権、自・社・さ連立の村山政権も野合的だった。権力争奪ゲームはもういい。(敬称略)=毎週土曜日掲載

==============

 岩見隆夫ホームページhttp://mainichi.jp/select/seiji/iwami/

毎日新聞 2008年6月7日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20080607ddm003070106000c.html

41片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/21(土) 12:29:13
国民新党:綿貫、亀井両氏が対立−−平沼氏と連携巡り
 郵政民営化への造反をきっかけに生まれた国民新党の中で、同じ造反組の平沼赳夫元経済産業相(無所属)との連携を巡り、対立が表面化している。衆院での統一会派結成も視野に、平沼氏らと定期的に会合を開く綿貫民輔代表。これに亀井静香代表代行が反発を強めている。新党結成で「第3極」作りを目指す平沼氏に、「第3極」の主導権を握りたい亀井氏が対抗する形だ。

 綿貫氏と平沼氏は「野人の会」と称し、16日夜に東京・銀座の料亭で2度目の会合を開いた。無所属の鈴木宗男、下地幹郎、中村喜四郎の3衆院議員も加わった。亀井氏も、自民党の山崎拓前副総裁や民主党の菅直人代表代行らと政界再編をにらみ会合を開催。「野人の会」について「新しい動きにはならない。(平沼氏が)国民新党に来た方がすっきりする」と述べ、けん制している。

 綿貫氏が平沼氏との連携に積極的な背景に「平沼新党」構想に対する国民新党内の期待感もある。【小山由宇】

毎日新聞 2008年6月20日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2008/06/20/20080620ddm005010042000c.html

42片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/23(月) 07:13:34
国民新に衆院新会派構想 「平沼新党」封じの狙いも '08/6/22

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 国民新党内に、次期衆院選での生き残り策として無所属の平沼赳夫元経済産業相、新党大地の鈴木宗男代表らと衆院で統一会派を結成する構想が浮上している。平沼氏が旗揚げを模索する新党は反・郵政民営化で国民新党と支持層が重なる公算が大きい。平沼氏の取り込みで新党の芽を封じる狙いもあり、駆け引きが激しくなりそうだ。

 国民新党の綿貫民輔代表は平沼、鈴木両氏に加え無所属の中村喜四郎元建設相、下地幹郎衆院議員ら自民党「離党組」と「野人の会」と称する定期会合を開催。十六日夜には「衆院で統一会派を組む方が発信力がある」と提案し賛同を得た。メンバーの一人は「会派を組めば衆院選で協力しやすくなる」と強調する。

 ただ平沼氏は「衆院選では独自に十三人を支援する」と公言、新党を含めた「第三極」づくりを目指す構えを崩していない。綿貫氏や亀井静香代表代行ら国民新党幹部は平沼氏に入党や連携を呼び掛け、主導権をめぐり思惑が異なっている。

 亀井氏は一方で衆院選後の政界再編をにらみ、自民党の山崎拓前副総裁、加藤紘一元幹事長、民主党の菅直人代表代行と定期的に会合を開いている。そもそも国民新党は、参院で統一会派を組む民主党や社民党と衆院選での野党選挙協力も進めており、合従連衡への路線は定まっていない。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200806220252.html

43片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 11:16:48
橋本・前高知県知事、新党の基本政策で「大二郎の旗」
 橋本大二郎・前高知県知事が次期衆院選前に結成を目指している新党の基本政策が30日、明らかになった。

 「大二郎の旗」と題し、〈1〉権限、財源を全面的に地方に移行した「地域自立型国家構造」〈2〉憲法の平和主義を基にした国際貢献〈3〉「構造改革」の継続と経済成長〈4〉行き過ぎた市場主義による格差問題の解消と少子高齢化社会に対応した安心できる暮らしづくり――を目指すとした。

 また、政治姿勢として、「三つの独立」を掲げ、「既存政党や従来型政治家」「利権やしがらみ」「中央主権や官僚支配」からの独立を唱えた。

(2008年7月1日03時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080701-OYT1T00058.htm

44片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:04:45
言わせて:実感「ねじれ国会」/4 自民党・水野賢一衆院議員
 ◇ルール改革のチャンス
 −−自民党内の道路特定財源の一般財源化論議では注目を浴びました。

 ◆ねじれ国会は、国の意思決定が停滞することになるわけで、良くないですよ。私は1院制論者ですし。ただ、自民党でタブー視されてきたものが取り上げられたのも事実です。典型例が道路特定財源を一般財源化する方針の閣議決定です。

 −−小泉政権から改革のテーマに挙げられてきました。

 ◆安倍政権でも挑戦しましたが、骨抜きになりました。建設業界は自民党の固い支持基盤で、党内の道路族議員の抵抗も激しい。でも今回は福田康夫首相の決断でいい方向に行っている。

 −−どうしてですか。

 ◆自民党が1院の支配権を失ったという政治状況が背景にありますね。与党の中堅・若手を中心に「一般財源化を実現しないと次の衆院選は戦えない」という危機感があった。民主党が一般財源化を掲げているというのに、自民党は当初、道路特定財源を10年間維持するんだと考えていましたから。「ここが党の分水嶺(ぶんすいれい)だ」という思いで、閣議決定するように首相や党執行部に何度も訴えた。

 −−閣議決定はしましたが、成否はまだ先です。

 ◆これからが勝負です。「一般財源化されても道路予算は前年度と同じ」では国民に説明できない。教育や医療など他の予算に振り分けて、改革のメッセージを持った予算の編成が必要です。

 −−3月には民主党の細野豪志氏、馬淵澄夫氏らとともに国会改革の提言をまとめましたね。

 ◆党議拘束の緩和などを訴えました。選挙で与野党が入れ替わる可能性があるので、筋が通った話であればルールを改革するチャンスなんです。

 −−そうした行動に政界再編の兆しを感じ取る向きもあります。

 ◆簡単な話じゃありません。次の衆院選の結果によりますが、選挙は党を背負って戦うわけですから。与野党が小差なら議員の引き抜き合いということはあるかもしれませんが、民主党が過半数を取ったら再編なんて当面ない。選挙前に議員の生存本能でいろんな動きがあっても、再編と呼べるものにはならないだろうと思います。【聞き手・近藤大介】=つづく

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 ■人物略歴

 ◇みずの・けんいち
 66年生まれ、41歳。早稲田大政経学部卒。養父の水野清元建設相秘書などを経て99年、当時の最年少で衆院選に初当選。当選4回(千葉9区)。与党有志の「福田提案を支持し、道路特定財源の一般財源化を実現する会」で代表世話人を務める。

毎日新聞 2008年7月1日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080701ddm005010160000c.html

45片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:05:29
言わせて:実感「ねじれ国会」/3 国民新党・亀井亜紀子参院議員
 ◇民主は政局に走るな
 −−ねじれ国会をどう振り返りますか。

 ◆野党の追及で今まで出なかった情報が明らかになったのがメリットでしょう。ただ政局に走り過ぎています。民主党の戦略として疑問に感じました。対決姿勢は悪くはないけど、党内にもいろいろな意見があるのに、道路、ガソリンなど、執行部が先に旗を上げて突っ走っていましたね。

 −−統一会派の民主党と賛否が合わない案件もありました。

 ◆日銀審議委員の国会同意人事案では「国民新党は黙ってついて来る」と言われました。民主党からの法案に対する協力の申し入れは、我々からのお願いよりはるかに多いです。10対1なんてものじゃない。我々からの数少ないお願いを聞き入れずに「ついて来い」と言われても無理です。単独過半数ではないのに、民主党だけで参院が動くと勘違いしています。

 −−一方では郵政民営化見直し法案を民主党と共同提案し、参院で可決できました。

 ◆私たちのこの国会での最大の目標でした。会派を組んだのも、民主党が「会派を組まないと協力しない」と言ったからです。逆に言うと、この法案を実現できれば会派を組まなくてもいい。道路や同意人事といった他の政策での対応が違ったのは当たり前です。

 −−民主党政権になると国民新党の政策も実現しやすくなると思いますか。

 ◆初めの段階で他党の意見も聞くようになればね。労働者派遣法改正を巡って、昨秋から各党代表者が意見交換していたが、民主党だけ案を出さない。「党内で割れているので話し合う状況ではない」と。出てきたら連合案よりトーンダウンしていました。社民と国民新は連合案に近い。意見調整しないと協力できないのに。司令塔がどこにいるのか分かりませんね。

 −−所属の農林水産委員会ではねじれを生かせましたか。

 ◆ねじれを感じないです。食料自給率を上げるのはどの党も言っており大きな対立はありません。ただ農業政策は今後民主党と違ってくると思います。民主党の目玉の戸別所得補償法案に賛成はしたが、私の地元では評判は良くないですね。

 −−政界再編を見据えると。

 ◆国民新党は結党時から政界再編を目指しています。参院の与野党逆転で第1目標はクリアした。次は衆院選。自民も民主もばらけるべきです。国民新党は社会民主主義を目指しています。社会民主主義と新自由主義の2大政党になればいいと思います。【聞き手・小山由宇】=つづく

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 ■人物略歴

 ◇かめい・あきこ
 65年生まれ、43歳。学習院大法学部、カールトン大卒。「世界青年の船」参加など国際交流に取り組む。衆院議員政策秘書を経て07年参院選で島根選挙区から初当選。父は国民新党幹事長の亀井久興衆院議員。

毎日新聞 2008年6月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080627ddm005010105000c.html

46片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/02(水) 14:36:39
衆院選に向けブチ上げ、橋本大二郎新党“現実度”は?
政界再編主導狙うも「勝算ない」

 次期総選挙で高知1区からの出馬を表明している橋本大二郎前高知県知事が、新党結成への決意と「大二郎の旗」と名付けたマニフェストをブチ上げた。永田町では「政界再編の軸になるのでは」との声もあるが、「カネもないし、小選挙区制度では新党に流れにくい」と冷ややかな見方が大勢だ。「橋本新党」の現実味は−。

 「今日は兄の3回忌。一昨年、武道館で行われた兄の葬儀での写真を見たら、『おれの落とし物を拾ってくれないか』と語りかけてくるようだった」

【橋龍3回忌に表明】

 橋本氏は1日、都内で記者会見し、故・橋本龍太郎元首相を持ち出して国政転向への思いを述べ、総選挙前にも新党を視野に入れた政治集団の立ち上げを目指す意向を表明した。

 目指すところは、「党内に政策的なねじれを持たない、筋の通った政治集団」(橋本氏)で、選挙後の政界再編で主導的な役割を果たし、与野党が過半数に満たない場合にはキャスチングボートを握ることも「頭に置いている」という。

 ここのところ橋本氏は、自民党の与謝野馨前官房長官や、学習院初等科の同級生でもある民主党の鳩山由紀夫幹事長らと会合を開いた。菅直人代表代行や仙谷由人衆院議員とも近い。周辺によれば、今後は自民党の園田博之政調会長代理や民主党の枝野幸男元政調会長らリベラル派の取り込みを念頭に、声をかけ続けていくという。

 「大二郎の旗」は「地域自立型の国家構造の実現」など4項目を骨格に掲げているが、永田町事情通は「地方分権などを掲げ、リベラル勢力や財政規律派の旗手になることを狙っているのでは」とみる。

 ただ、橋本氏が「やるときは一緒にやる」として個人名を挙げたのは、兄の首相秘書官だった無所属の江田憲司衆院議員だけ。賛同が見込まれる人数に関しては言及を避け、総選挙に新党の公認候補を立てるかどうかについても「そこまではまだ考えていない」とした。

 新党設立には多大な資金が必要だが、「同調する議員が自身で努力して活動していただく。新党で資金をどうこうとは考えていない」とも述べた。

 また、マニフェストの名前を「大二郎の旗」と命名したことについても「センスがない」との批判が出ている。自民党中堅は「これに参集したら、大二郎の子分みたいだ。複数回当選組には抵抗があるだろう」と切り捨てた。

 政治評論家の浅川博忠氏は「かつて、細川護煕元首相ら知事経験者が政治中枢になだれ込んできたことがあったが、みんな失敗して去っていった。龍太郎元首相も辞める前に日歯連の献金騒動があってうやむやのまま。その弟というのは、いつかマイナスに作用する。政界再編の軸とか、大きなことは難しいのではないか」と分析している。

 会見で「勝算はないが…」と弱気な面ものぞかせた橋本氏だが、果たしてブラフか、それとも本音なのか。
ZAKZAK 2008/07/02
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_07/t2008070204_all.html

47片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 19:54:26
言わせて:実感「ねじれ国会」/7 自民党・世耕弘成参院議員
 ◇再編の核は知事に
 −−ねじれ国会になって「参院無用論」が政界に広がり始めています。

 ◆参院の地位がどんどん低下しています。2院制には意味があると思うが、議論に時間がかかるとか、何も決まらないとか、そういったことばかり表に出てしまっている。与野党の立場を超えて、参院として立ち上がらなければならない面はあると思う。

 −−でも次の参院選は2年後です。ねじれは当面、解消されそうにありません。

 ◆政界再編しかありません。それが衆院解散の必須条件になると思うし、解散の時にはその目星がある程度ついていないといけない。衆院選の結果、与党は衆院で3分の2以上の勢力を失い、再可決はできなくなりますから。その時に向けて我々は今、水面下で動いている。見えないように民主党議員とコンタクトを取ったりね。参院は6年と任期が長いだけに、再編は真剣勝負です。

 −−民主党の中堅・若手との連携が政界再編の軸になることはありえますか。

 ◆今でも超党派の横断的な勉強会はやっています。価値観も一緒だし、どうして党が違うのかな、と思うこともある。しかし再編といっても何人ついてくるんだろうか、と。我々も民主党の側も、最大の弱点はそういう議員が多数派とはいえないことですね。

 −−では、再編のイメージをどう描いているのですか。

 ◆その核の一つは、道州制や地方分権だと見ています。国民は自民党に厳しい目を向けています。でも、「かといって民主党も……」という感じではないでしょうか。だから自民、民主の2大政党に再編のエネルギーがあるようには思えない。そのエネルギーを生めるのは知事ではないかと。知事や知事OBにリーダーシップやエネルギーのある人が増えていますから。片山善博・前鳥取県知事とか上田清司・埼玉県知事とか。東国原英夫・宮崎県知事らのように広い支持を得られる人たちもいる。

 −−次期衆院選で知事たちに何を期待するのですか。

 ◆まだまだこれからの話です。しかし、地方分権、道州制の実現を求める知事たちが次の衆院選の候補者を推薦する動きになれば、世論に火が付く可能性があると思います。【聞き手・山田夢留】=つづく

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 ■人物略歴

 ◇せこう・ひろしげ
 62年生まれ、45歳。早稲田大政経学部卒。NTT勤務を経て、伯父の世耕政隆元自治相の死去に伴う98年の参院和歌山補選で初当選。当選3回。自民党町村派に所属し、安倍内閣で首相補佐官(広報担当)。現在は、参院議院運営委員会で自民党筆頭理事を務める。

毎日新聞 2008年7月4日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704ddm005010094000c.html

48名無しでチュウ:2008/07/20(日) 07:33:41
“新党結成なら衆院選前に”

7月20日 5時17分
平沼元経済産業大臣は青森市で記者会見し、みずからが模索する新党の結成は、政治状況を十分見極めたうえで踏み切る必要があるという慎重な姿勢を示しながらも、仮に新党を結成する場合には次の衆議院選挙の前が望ましいという認識を示しました。

この中で平沼元経済産業大臣は「新しい政党をつくることは、拙速を避けて、じっくりやらなければならず、今の段階で明確な時期は言えない。ただ、自民党や民主党に満足していない有権者にアピールし、機が熟せば、新しい政党が誕生できるのではないか」と述べました。その一方で、平沼氏は「将来、新党をつくるなら、衆議院選挙の前がいいか、あとがいいかという問題があるが、わたしは衆議院選挙の前が望ましいと思う」と述べ、仮に新党を結成する場合には次の衆議院選挙の前が望ましいという認識を示しました。また、新党をつくるにあたって、どのような勢力と協力するかについて、「国民新党との協力も視野に頑張りたいと思っており、自民党や民主党の保守系議員との交流も深めたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013012971000.html

49片言丸:2008/08/29(金) 09:18:14
民主離党組、二階経産相が切り崩し?

 渡辺秀央参院議員(元郵政相)らが民主党を離党して、新党「改革クラブ」結成に動いた背景には、民主党の小沢代表の党運営への反発や選挙区事情などがある。

 改革クラブは衆院選後の民主党離党者の「受け皿」を目指しており、衆院解散の可能性もある臨時国会を前にしたこの時期が適当と判断したと見られる。

 新党結成の中核となった渡辺氏は中曽根元首相の秘書を経て、自民党で衆院議員を6期務めた。その後、小沢氏が率いていた自由党に参加し、98年の参院選で当選した。小沢氏の側近として知られ、2003年に小沢氏とともに民主党に合流した。

 しかし、次第に党運営などを巡って小沢氏と対立するようになり、今年の通常国会では、日銀副総裁人事の同意案件や道路整備費財源特例法改正案などの採決で造反し、処分を受けるなど「造反の常連」になっていた。「小沢氏に遠ざけられ、民主党に残っていてもポストに恵まれない、と思っていたようだ」(党関係者)とも言われる。

 大江康弘参院議員は、渡辺氏が自由党の選対委員長時代に参院選で初当選し、渡辺氏の「弟分」と見られている。通常国会の法案対応でも、渡辺氏と行動を共にすることが多かった。

 姫井由美子参院議員は昨夏の参院選で初当選して以来、自身の交友関係などが週刊誌に取り上げられ、その対応に問題があったとして党岡山県連から厳重注意を受けるなど、トラブルが続いていた。「民主党にいても次期参院選で当選は厳しいと考えたようだ」(参院幹部)と見られている。

 今回の動きは、自民党の二階経済産業相らによる民主党切り崩しの成果だとの見方が専らだ。大江氏は和歌山県議出身で、同県を地盤とする二階氏と以前から近く、今回、その意向を受けて窓口役となったとされる。政党交付金が受給可能となる政党要件の国会議員5人を確保するため、二階氏らが渡辺、大江、姫井の3氏と、無所属の荒井広幸、松下新平両参院議員の仲を取り持ったと見られている。

 荒井氏は郵政民営化に反対して自民党を離れ、新党日本に参加。田中康夫代表との確執などから離党し、参院選後は無所属のまま自民党会派に所属した。

 松下氏は04年の参院選宮崎選挙区に無所属で出馬し、自民党候補を破って当選、民主党会派に属していた。しかし、昨年の参院選で、無所属の長峯基・元参院議員の推薦を求めたが、民主党が新人の外山斎氏を推薦したとして、会派を離脱していた。

(2008年8月28日23時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080828-OYT1T00891.htm

50片言丸:2008/08/29(金) 09:19:15
民主離党の渡辺秀氏ら、新党「改革クラブ」結成

 渡辺秀央(74)(参院比例)、大江康弘(54)(同)、姫井由美子(49)(参院岡山選挙区)の参院議員3人は28日、民主党の鳩山幹事長に離党届を提出した。

 その後、新党「改革クラブ」の結成届を東京都選管を通じ総務省に提出、受理された。

 新党には無所属の荒井広幸(50)(参院比例)、松下新平(42)(参院宮崎選挙区)両参院議員も参加し、改革クラブの国会議員は5人となる。新党の代表には渡辺氏が就任する見通しだ。参院第1党の民主党の今後の党運営や国会対応への影響は避けられないと見られる。

 渡辺氏らは離党の理由として、小沢代表の党運営への反発を挙げている。今後は政府・与党寄りの対応を取ると見られる。渡辺氏ら5人は28日夜、都内のホテルで新党の政策や理念、党運営の基本方針などを協議し、国会対応で党議拘束をかけないことで一致した。29日午後に記者会見し、人事を含めた新党の全容を説明する。また、大江氏は28日、記者団に「(国会運営について)『野党だから反対』でいいのかという疑問を持っていた。民主党内にはそういう思いの人はまだいる」と述べ、今後も民主党議員に新党への参加を呼び掛けていく考えを示した。

 これに対し、小沢氏、菅代表代行、鳩山幹事長ら党執行部は28日、党本部で協議し、当面、渡辺氏らの離党届は受理せず、9月21日の臨時党大会後に発足する予定の新執行部に扱いを委ねる方針で一致した。

 協議後、鳩山氏は、記者団に、「(新党結成は)大変な背信行為だ。議員辞職するなら(離党届を)受けられるが、そうでない限り、受理はできない」と述べた。菅氏は記者会見で、「大江、渡辺氏は、離党に先立って、参院議員を辞職するのが政治家としての義務、責任だ」と指摘した。

 渡辺、大江氏は先の通常国会で、道路整備費財源特例法改正案、日銀副総裁人事などの採決で造反を繰り返し、党員資格停止処分を受けた。両氏は民主党から「除籍処分」となる見通しが強まっている。

 民主党から議員が集団で離党し、新党を結成するのは、2002年12月、当時の熊谷弘・前副代表、佐藤敬夫衆院議員らが離党し、保守新党を結成して以来、約5年半ぶり。

(2008年8月29日00時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080828-OYT1T00497.htm

51片言丸:2008/08/29(金) 09:22:25
「辞職すべき」
民主・姫井参院議員離党へ

 姫井由美子参院議員が所属する民主党に離党届を提出した28日、同党県連にも衝撃が走った。昨年7月、自民党参院幹事長だった片山虎之助氏を破る大金星を挙げ、参院での与野党逆転の象徴と言われた「姫の虎退治」から1年余。民主党関係者は情報の確認や、今後の対応の協議に追われた。

 津村啓介・党県連代表はこの日、岡山市の県連事務所で開かれた常任幹事会に出席し、姫井氏の行動について対応を協議。会議後、記者会見し「事実であれば議員辞職すべきだ。政権交代に期待して一票を投じた有権者に対する背信行為」と批判。離党届は党本部が受理していないことから「県連の責任者として、翻意を促したい」とも述べた。

 津村氏によると、この日午後5時半の常任幹事会開始直前、姫井氏から今回の行動についてメールで連絡があった。同会議では除名処分を求める声も出たという。柚木道義・県連幹事長は「有権者に対し、おわびの気持ちを重く感じている」と述べた。

 参院選で姫井氏を支援した二宮卓志・連合岡山会長は「姫井氏からは事前に何の連絡もなく、離党するのは誠に遺憾だ。支援者の信頼を裏切る行為」とのコメントを発表した。

 民主党内には次期衆院選への影響を懸念する声も。1区から立候補を予定する高井崇志氏は「寝耳に水としか言いようがない」。同党国会議員の秘書は「党のイメージダウンにつながりかねない。批判の矛先が党に向かなければいいが」と話した。

 片山氏の選対本部長を務めた原寿男・元県議は「有権者を愚弄(ぐろう)したと言わざるを得ない。本来なら議員辞職すべきではないか」と語った。

 岡山市の無職男性(65)は「昨年の参院選では、新しい観点で国政に物申してほしいという思いで、『民主党の姫井さん』に投じた一票が無駄になった」と悔しがった。

(2008年8月29日 読売新聞)岡山
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20080828-OYT8T00796.htm

52片言丸:2008/08/29(金) 09:23:22
「民主で当選したのに」
大江参院議員ら新党結成へ 関係者批判的自民は冷ややか

 県出身の民主党の大江康弘・参院議員(比例)らが28日、離党して新党を結成する意向を明らかにした。民主党県連の〆木佳明幹事長は「(比例選で)民主党で当選していて、離党するのは誠に遺憾。県連としても責任を感じる」と厳しい表情。自民党県連では、最近の大江氏の動向から「予測された話」と冷ややかに受け止めた。

 和歌山市の事務所には午前10時過ぎ、大江氏から「午後1時に離党届を提出する」との連絡があった。支持者らからは離党を批判する電話もかかってきているといい、秘書は「我々は本人の信念に付いていくだけ。29日の記者会見の内容を見守りたい」と話した。

 大江氏は、県議時代は自民党に籍を置いていたこともあり、2001年7月の参院選比例選で自由党から立候補して初当選。03年9月の民主党との合併に伴って同党に所属し、04年3月に党県連の最高顧問に就任した。しかし、06年12月の知事選での候補擁立を巡り、県連幹部らとの対立が表面化した。

 昨年7月の参院選では、民主党から立候補して比例選で当選したが、党県連から応援を得られなかったことなどを理由に、最高顧問を辞任。今春のガソリン税の暫定税率廃止を巡っては、存続を求める決起大会に自民党国会議員らと参加し、民主党の意向に異を唱えていた。

 連合和歌山の村上正次会長は「自分の名まえの票だけでは、当選していないはず。民主党の看板で支持を得たのだから、その任期中は党にいるべきだ。党の方針に反対して頑張るのはかまわないが、反対だからと辞めるのはおかしい」と語気を強めた。

 一方、自民党県連の下川俊樹幹事長は「大江さんはもともとは保守で、相いれないものがあったのでは。民主党は(参議院での)審議拒否をしてきたツケがきた」と述べた。

(2008年8月29日 読売新聞)和歌山
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20080828-OYT8T00870.htm

53片言丸:2008/08/29(金) 09:26:15
渡辺秀央参院議員の離党届に民主県連に困惑

 県出身の渡辺秀央参院議員(比例選出)が28日、民主党に離党届を提出、新党を結成したことに、県内の民主党関係者の間で困惑、反発が広がった。民主党県連副代表でもある渡辺氏の行動に、県選出国会議員からは「選挙前の大切な時期に理解出来ない」などの声が聞かれる。

 ■小沢氏に反発か

 渡辺氏が離党、新党結成に走った背景には、小沢代表による党運営への不満があると見られる。渡辺氏は、参院本会議での道路整備費財源特例法改正案採決や日銀副総裁の人事案採決で党議に反して政府案に賛成するなど、造反行為が目立っていた。渡辺氏は今年5月、党員資格停止3か月の処分を受けている。

 ■「理解できない」 

 民主党県連代表の西村智奈美衆院議員は28日午後、新潟市内で緊急記者会見を開いた。西村氏は「民主党と自由党の合併からちょうど5年。一緒に活動する期間は短かったが、渡辺さんらしい決断だ」と評する一方、「比例代表(選出議員)は党の得票で当選しており、任期満了まで(民主党議員として)全うする責任がある」と批判。民主党が政権獲得を目指す次期衆院選への影響については、「少なからず痛手はあるが、県連内部の結束は揺るがないと思う」と述べた。

 菊田真紀子衆院議員(新潟4区選出)は読売新聞の取材に対し、「全くの寝耳に水で、知事選、衆院選を控えたこの時期になぜ離党するのか理解出来ない」と語った。菊田氏と渡辺氏が共に旧自由党系であることに関しては、「追随して離党することはあり得ず、県民の信頼を失わないためにも挙党体制を作ることが肝心」と強調した。

 ■知事選に影響も

 渡辺氏の離党表明は、10月に行われる知事選への対応にも影響しそうだ。2004年の前回選では、自民、公明両党が推薦した泉田知事を渡辺氏ら民主党の一部が支援し、民主党県連は社民党の推す対立候補を支援した。

 今回も、民主党としての方針が決まらない中、渡辺氏が泉田支持を公言。県連は30日に知事選への対応を決める予定だが、独自候補を擁立するかどうかで注目される方針決定に際し、渡辺氏離党問題が波乱要素になる可能性も。泉田知事本人は、「大変驚いたが、報道されている以上のことは承知していない」とのコメントを発表するにとどめた。

(2008年8月29日 読売新聞)新潟
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20080829-OYT8T00026.htm

54片言丸:2008/08/29(金) 09:29:08
渡辺氏の新党は「改革クラブ」

 元郵政相の渡辺秀央氏ら参院民主党議員3氏が28日、離党届を提出し、無所属議員2氏とともに5氏で新党「改革クラブ」を結成する方針を明らかにした。新党の結成届は同日、総務省に受理された。新党代表には渡辺氏が就く。結党の理由について渡辺氏は「参院改革」と説明。ねじれ国会の中で参院不要論も浮上する状況に対し「良識の府として、参院の本来の姿を取り戻す」としている。

 一方、今回の行動が今後の政界再編をにらんだものであるとの見方には「最終的にどうなるか分からない。すべては衆院選後」と明言を避けた。

 新党に加わるのは民主党の大江康弘、姫井由美子の両氏と、無所属の松下新平、荒井広幸の両氏。28日時点では新たに同調する議員は出ていない。渡辺氏を含む民主党の3氏が同日提出した離党届の取り扱いについて、党執行部では預かりとし、9月8日告示の代表選挙以降に対応を決める見通し。

 離党届と新党の結成届の提出後、渡辺氏は東京・永田町の議員会館で報道陣に対し、「参院の今日の状況は憂いに耐えない。このままでは参院が衆院の政局に埋没する」と語り、小沢一郎代表ら執行部の党運営を「政局的」と批判した。新党結成については29日午後に都内で会見し、正式に表明する。

 6月に閉会した通常国会でも渡辺氏や大江氏は日銀人事や道路整備費財源特例法改正をめぐって党方針に造反するなど、小沢氏とのあつれきを強めていた。関係者によると、渡辺氏が新党結成に動き出したのは国会閉会直後。小沢氏主導の党運営により参院が独自性を失った不満だけでなく、「小沢氏は私のことを一番嫌っている」と繰り返し、疎外感を口にしたという。

 渡辺は衆院当選6回、比例代表当選2回、大江氏は比例代表選で当選2回。姫井氏は昨年夏の参院選で岡山選挙区から初当選した。

 荒井氏は2004年の参院選比例代表で自民党から当選したが、郵政民営化に反対して離党。松下氏は2004年参院選の宮崎選挙区で無所属で立候補して当選した。


新潟日報2008年8月28日
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=112975

55片言丸:2008/08/29(金) 11:05:40
参院5議員が新党/反小沢で「別動隊」

 民主党で小沢一郎代表の党運営を批判してきた渡辺秀央元郵政相ら「離党予備軍」が新党旗揚げに踏み切った。自民党は参院での与野党逆転を受けて渡辺氏らとの接触を重ねてきただけに、新党は「自民別動隊」の色彩を帯びる。参加者は五人にとどまり、ねじれ解消には直結しない。ただ自民党サイドは「さらに脱藩を促す」(中堅議員)としており、過半数ラインをにらんだ切り崩し攻防は激化の雲行きだ。

 ▽密談

 「小沢氏が代表のままでは道が開けない」。渡辺氏は十九日夜、都内のホテルで自民党の麻生太郎幹事長とひそかに会談し、臨時国会召集前に新党を結成する考えを打ち明けた。この数日前に奈良で開かれたアジア太平洋国会議員連合(APPU)の会合では、渡辺氏と行動をともにした姫井由美子参院議員が麻生氏となごやかに記念写真を撮る姿もみられた。

 麻生氏は幹事長就任前から二カ月に一度のペースで渡辺氏と接触。離党三人組の一人である大江康弘参院議員については、同じ和歌山県議出身の二階俊博経済産業相が党総務会長時代から連絡を取り合っていた。麻生氏は就任後、周囲に「いろいろ仕掛けているんだ」ともささやいており、離党劇の背景には昨年七月の参院選後から続いた自民執行部の分断工作があったのは間違いない。

 渡辺氏は離党の理由として、道路特定財源の一般財源化などをめぐる小沢執行部の対応が「責任政党とは言えない」ことを挙げる。しかし小沢氏とは旧自由党時代からの個人的な確執も指摘される。代表選では小沢氏の対立候補が出馬すれば支援に回る方針だったが、無投票三選が確定的になり「離党のタイミング」と判断したようだ。

 ▽不満分子

 「国民は民主党候補であることを前提に議席を与えた。(新党結成の)行動をとるなら、それに先立ち参院議員を辞職するべきだ」。民主党の菅直人代表代行は二十八日の記者会見で渡辺氏らを厳しく批判した。

 民主党内では三人の離党について「もともと出て行って困らない不満分子。党運営に何ら影響はない」(幹部)と冷静に受け止める。新党メンバーが五人にとどまったことで与野党逆転状況は変わらないためだ。与党の過半数回復には野党勢力から、あと十二人を離反させる必要があり、自民党のベテラン議員も「どう計算しても、まだまだ足りない」とつぶやく。

 姫井氏に関しては週刊誌にスキャンダル記事が掲載されるなどの「お騒がせ」も目立っており、民主党内では「むしろすっきりした」(若手議員)との声も聞かれる。

 ただ小沢氏の代表選出馬表明の日に合わせた離党劇で、政権奪取に向けた選挙態勢構築の出はなをくじかれたことに変わりはない。

 ▽左寄り路線

 「政策が一致するなら、そういう方々と力を合わせてやるということは当然ある」。福田康夫首相は二十八日夜、官邸で新党結成を歓迎した。

 自民党幹部は「あと数人はいつでもこちら側へ引き込める」と強調。別の執行部メンバーは「民主党は勢力後退で社民、共産両党との連携を強めざるを得なくなる。左寄り路線への保守系議員の反発で党内の不協和音は拡大する」との皮算用をはじく。

 これに対して民主党幹部は「次の衆院選で政権交代が実現するかもしれないのに、これ以上、与党サイドにくら替えする議員はいない」とけん制。臨時国会に向けて水面下の駆け引きは続く。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0828.html

56片言丸:2008/08/29(金) 11:17:27
【民主から新党結成(1)】小沢氏出馬に「ぶつけてきたな」
2008.8.28 23:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080829/stt0808290002000-n1.htm

幹部会合に向かう民主党の小沢代表=28日午後、東京・永田町の同党本部 民主党の小沢一郎代表が28日、9月の党代表選に出馬を表明したが、これにぶつけるかのように、民主党の渡辺秀央元郵政相らが同党に離党届を提出し、新党「改革クラブ」を結成した。太田誠一農水相の事務所費問題を追い風に臨時国会で福田政権へ攻勢をかける構えだった小沢執行部は、出ばなをくじかれた形だ。民主党内には、「自民党が新党を作らせたのだろう」(幹部)との見方が広まっている。福田康夫首相は28日夕、首相官邸で記者団に対し、新党について「わたしどもの政策や考え方と同じ方向であるならば、協力していくことはできる」と期待感を示した。

 「わざとぶつけてきたんだな」。渡辺氏らの離党、新党結成のニュースを聞いた民主党のベテラン議員は苦虫をかみつぶしたような表情でいった。

 3人の離党通告は28日朝だった。もともと民主党はこの日午後の幹部会で、小沢氏が菅直人代表代行、輿石東参院議員会長、鳩山由紀夫幹事長らに代表選出馬の意思を伝える手はずとなっていた。

 小沢氏は予定通り、出馬の意向を示し、菅氏らに推薦人のとりまとめを要請。小沢氏の発言に出席者からは拍手が起こり、出馬を断念した野田佳彦広報委員長や、対抗馬の擁立を模索した前原誠司副代表の各グループからも推薦人を募ることになった。

 だが、小沢氏を中心に党の結束を誇示する場となるはずだった幹部会は、渡辺氏らの離党届で、ダメージ・コントロール(危機管理)にかなりの時間を割くはめに陥った。

 幹部会に出席した小沢氏は無言で党本部に入り、党本部を去る際も、記者団の呼びかけに応じることなく、笑顔をまったく示さずに車に乗り込んだ。

 菅氏は28日の記者会見で、比例代表で当選した渡辺秀央、大江康弘両氏について、「民主党候補であるのを前提に議席を得たのだから、離党するなら議席を党に戻したうえで行動すべきだ」と議員辞職を要求した。

 民主党が恐れるのは、政治決戦と位置づける次期衆院選を前に、小沢氏批判を掲げた離党者が出たことによるイメージダウンだ。

 渡辺、大江両氏は、福田康夫首相への問責決議採決に欠席したり、揮発油(ガソリン)税の暫定税率廃止や、新テロ特措法延長などほとんどの重要法案で、民主党の方針に反する行動をとってきた。姫井氏は相次ぐスキャンダルで、地元の岡山県連からも批判され四面楚歌の状況だった。

 このため、民主党幹部らはこれらの経緯を強調し、「離党は織り込み済みだ」(平田健二参院幹事長)と涼しい顔を装った。強気で鳴らす石井一副代表は、小沢氏との会談後、記者団に「前から自民党(の法案に票を)に入れるようなやつらだ。あんまり騒がん方がええ」と、強がりともとれる発言を行った。

 執行部の1人は28日夜、「これからいろんな動きがある」と述べ、民主党と統一会派を組んでいたこともある松下新平氏を含む4人に、翻意するよう働きかける考えを示した。

【民主から新党結成(2)】「泥船の与党に走るのか」と冷ややかな声
2008.8.28 23:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080828/stt0808282355013-n1.htm

 渡辺秀央元郵政相らの新党は、9月12日召集の臨時国会で政府・与党との連携を進め、事実上、与党陣営の一角を占める見通しだ。

 新党参加議員の一人は、臨時国会で焦点となる新テロ対策特別措置法の延長問題について、「きちんとした姿勢を示したい」と強調するなど、政府・与党と一致した行動を取る考えを示した。

 別の参加議員も「民主党は、オレみたいな厄介なのはいない方がいいだろう」と政府・与党との連携を示唆している。

 渡辺氏はこれまでにもたびたび、周囲に「彼(小沢氏)は何でも政局にする。定見がないから政策もない」と、小沢氏の党運営をこきおろしてきた。

 これに対し、新党参加議員の一人と政治行動を共にしてきたが、今回、離党に反対してたもとを分かった民主党関係者は「政治の先を読めない人たちの党だ。付き合いきれない」と批判。民主党の保守系若手からも「次の衆院選で民主党への政権交代が目前なのに泥船の与党に走るなんて前代未聞の新党だ」と冷ややかな声が出ている。

57片言丸:2008/08/29(金) 11:18:30
【民主から新党結成(3)】「反小沢、自民との関係…」の事情抱え
2008.8.28 23:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080828/stt0808282355012-n1.htm

 民主党を離れる渡辺秀央、大江康弘両氏は「反小沢の急先鋒」だ。渡辺氏は自由党時代、小沢氏との確執が深まった。大江氏は和歌山県出身で、自民党の二階俊博経済産業相との深い関係が指摘されている。

 両氏は4月の日銀人事で政府案に賛成。5月に道路整備事業財政特別措置法の採決で造反し、党員資格停止3カ月の処分を受けた。

 昨年の参院選で、岡山選挙区から出馬、自民党の片山虎之助前参院幹事長を破り「姫の虎退治」と話題になった姫井由美子氏は、男性関係に触れた著書の出版をめぐり執行部と対立。松下新平氏は同様に参院宮崎選挙区の候補者調整で執行部と対立、民主会派を離脱した。荒井広幸氏は16年参院選比例代表で自民党から当選。翌年、郵政民営化関連法案に反対し新党日本を結成。昨年、同党を離党して自民党と統一会派を組んだ。

【民主から新党結成(4)】民主、共産、社民で参院過半数は変わりなし
2008.8.28 23:58
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080828/stt0808282355014-n1.htm

 「渡辺新党」は政府与党寄りとなる見通しだが、民主、共産、社民各党の野党勢力が参院で過半数を握る情勢に変わりない。ただ、民主が参院で過半数を得るに国民新や社民の協力が「より必要になった」という意味で、「ねじれ」構造は一層不安定化したともいえそうだ。

 参院は定数242で過半数は122。自民、公明両党104に対し、民主と国民新、新党日本などの統一会派は120から3人が離党して117となる。足りない議席は5。最低でも5議席の社民の同調が必要で、無所属議員とともに、7議席の共産の協力も欲しいところだ。

 共産や社民とは、憲法改正や自衛隊の国際貢献などで対立する政策も多いが、今後は国民新に加えて、社民、共産に対しても政策協議や国会での共闘、選挙協力で気を使わなければならない場面が増えそうだ。

【民主から新党結成(5)】 自民党が切り崩し工作
2008.8.29 01:28
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080829/stt0808290126001-n1.htm

 政府・与党は渡辺秀央元郵政相らの新党結成を「大きな政治的な意味合いがある」(町村信孝官房長官)と歓迎している。政府高官は28日、「(離党は)第1弾だといううわさもあるみたいですよ。分かりませんけどね」と述べ、民主党を揺さぶった。

 民主党など野党側の国会での攻勢にさらされてきた自民党は、久々の“朗報”にわいている。「ちょっとした拍子でバランスが崩れると、一気にガタガタといくものだ」(自民党幹部)と、民主党議員の離党の雪崩現象に期待する声もあがっているほどだ。

 政界では、今回の新党劇には自民党側の切り崩し工作があった−とささやかれている。

 自民党の麻生太郎幹事長は、昨年春ころから渡辺氏との接触を続けてきた。幹事長に就任した直後の8月11、12日には、奈良県で開かれたアジア・太平洋議員連盟(APPU)の総会に駆けつけた。

 総会に渡辺氏や大江康弘参院議員ら新党に加わった議員が出席しており、国際会議の場を利用しての接触を試みるためだった。

 さらに、二階俊博経済産業相は、党総務会長時代の3月下旬、都内の日本料理店で、同じ和歌山出身の大江氏や、姫井由美子参院議員らと会談するなど「脈がある」と見た参院議員に秋波を送り続けてきた。

 そうした自民党側の働き掛けで、渡辺氏らは無所属の荒井広幸氏らとともに新党結成の青写真を固めていったようだ。

 麻生氏は新党結成の動きが表面化した28日、周囲に「1年くらいたってから『あのとき歴史は動いた』となるんじゃないか」と語り、ニヤリと笑った。

58片言丸:2008/08/30(土) 06:56:07
姫井参院議員:新党「ドタキャン」 切り崩し「水際阻止」 民主党に安堵感
 民主党の渡辺秀央参院議員らによる新党「改革クラブ」は、参加を予定していた姫井由美子氏が執行部の説得に応じて不参加を表明したことで、一夜にして政党要件を失った。自民党側の「切り崩し工作」を背景とする新党の動きに対し、民主党側が応戦に転じた形。渡辺氏らは欠けた1人分の穴埋めを急ぐ構えだが、小沢一郎代表の求心力低下を未然に防いだ鳩山由紀夫幹事長ら党執行部には安堵(あんど)感が漂った。【野口武則、山田夢留】

 29日午後6時半から党本部で急きょ開かれた姫井氏の会見には、菅直人代表代行、鳩山幹事長、輿石東参院議員会長ら執行部がずらりと顔をそろえ、姫井氏の離党撤回表明に拍手を送った。

 「新党は自民党による民主党切り崩しの受け皿だと分かった」。姫井氏はこわばった表情で語り「軽率な行動だった」と反省の弁を述べた。

 民主党執行部はこの日、姫井氏への説得工作に動いた。まず菅氏が姫井氏と電話協議。菅氏が輿石、鳩山両氏に声をかけ、3人で姫井氏に翻意を促した。

 とりわけ、菅氏は言葉を尽くして姫井氏の説得にあたった。「姫井さんは民主党にプラスになると見たようだが、普通は『自民が民主から引き抜く』と見える」と指摘。「これから民主党の中で大いに活躍してもらいたいと思っています」と激励までした。

 この間、姫井氏は渡辺氏らと一切音信不通のまま会見も欠席。会見に備えてホテルに呼ばれていた美容師は待ちぼうけを食わされた。

  ◇   ◇

 渡辺氏らは携帯電話を鳴らしても反応しない姫井氏の捜索願を警察に出したが、新党参加撤回が分かって肩を落とした。

 大江康弘参院議員は東京都内で記者団に対し「民主党は怖い政党だ。そういう体質が嫌だ」と述べ、党執行部からの「巻き返し」が功を奏したことに悔しさをにじませた。

 渡辺氏らの新党結成の動きの背景にあったのは、参院での過半数を奪い返したい自民党側の働き掛けだった。中心となったのは、大江氏と同じ和歌山県議出身の二階俊博経済産業相とされる。参院側では、矢野哲朗前参院国対委員長が「参院に第3極を作る」と公言し、「中の島新党構想」を掲げていた。

 二階、矢野氏らは当初、今春の道路特定財源問題を巡る政局で「一本釣り」を画策。この時点では頓挫したが、「次のタイミングは臨時国会開会時」(周辺)と手ぐすねを引いていた。矢野氏は今月上旬、就任間もない麻生太郎幹事長に対し「バックアップしてほしい」と依頼。麻生氏も快諾したという。

 ◇「参院本来のあり方追求」−−改革ク結成会見
 渡辺秀央元郵政相ら参院議員4人は29日、東京都内の憲政記念館で新党「改革クラブ」結成の記者会見を開いた。代表に就任した渡辺氏は「参院の本来のあり方を追求したい」と決意を述べた。党の方針として「党議拘束を外す」などを掲げたが、具体的な政策は示さなかった。会見には、渡辺氏のほか大江康弘、荒井広幸、松下新平の参院議員3人も出席した。【小山由宇】

 ◇政党交付金もらえず
 公職選挙法上、(1)国会議員5人以上(2)前回の衆院選・参院選の選挙区または比例代表の全国得票率が2%以上−−のいずれかを満たすことが政党の要件。「改革クラブ」から姫井由美子参院議員が離脱するとメンバーは4人となり、どちらの要件も満たさず、政党助成法上、政党交付金も受けられない。一方、参院で会派を作るには先例で「2人以上」となっている。【高山祐】

毎日新聞 2008年8月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080830ddm002010064000c.html

59片言丸:2008/08/30(土) 10:00:34
参院新党、一夜で頓挫 姫井氏が民主離党撤回
2008年8月30日 朝刊

記者会見で民主党離党の撤回を発表する姫井由美子参院議員(右端)。同席する(左から)鳩山幹事長、輿石参院議員会長、菅代表代行=29日、東京・永田町の民主党本部で(松崎浩一撮影)


 民主党に離党届を提出した三人と無所属二人の参院議員五人による新党「改革クラブ」が二十九日、結党表明から一夜で頓挫した。民主党の姫井由美子氏が離党を撤回し、新党に加わらないことを表明。新たな参加者がない限り「国会議員五人以上」とする政治資金規正法上の政党要件を満たさなくなった。 

 姫井氏は二十九日夕、民主党本部で記者会見。「自民党による民主党切り崩しの受け皿だったことが分かった。当初描いていた形と違った。軽率だった。心からおわびしたい」と陳謝した。

 姫井氏には、菅直人代表代行ら民主党幹部が、離党しないよう説得を繰り返したという。菅氏は姫井氏の会見後、記者団に「結果として、雨降って地固まるだ」と語った。一方、民主党分断の思惑が外れた自民党幹部は「大山鳴動してネズミ四匹…」と嘆息した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008083002000157.html

60名無しでチュウ:2008/08/31(日) 00:31:09
鳩山民主幹事長:定額減税に反対の意向 「効果薄い」
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は30日、奈良市での記者会見と講演で、政府の総合経済対策に盛り込まれた定額減税について「効果が薄く、賛意を示すことはない」と述べ、来年の通常国会に法案が提出されても反対する考えを示した。

 鳩山氏は「(道路特定財源の)暫定税率撤廃や高速道路無料化の方が有効だ」と主張。「公明党の選挙対策だ。やらないと政権離脱すると、(自民党に)脅しをかけた」と公明党を批判した。

 また、渡辺秀央元郵政相らの新党「改革クラブ」について「裏でどんな力がうごめいていたか国民にも見え、冷ややかに見られている」と指摘。「今さら加わる方は民主党からはいない」との見方を示した。【野口武則】

毎日新聞 2008年8月30日 18時14分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080831k0000m010015000c.html

61片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/01(月) 20:51:20
自民・園田氏:福田首相による解散を 新党結成に意欲も

 自民党の園田博之政調会長代理は1日、名古屋市内で行われた「ミッドランド毎日フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、今後の政局について「次期衆院選後に民主党の優秀な人も含め、場合によっては新しい政党を作るくらいの気概で取り組まないと本当の再編はできない」と述べた。これまでも政界再編の可能性に言及してきたが、新党結成に意欲を示したのは初めて。

 園田氏は衆院の解散・総選挙に関連して「福田康夫首相が代われば内閣支持率も上がるというものではない」としたうえで「福田首相を代える理由もきっかけも見つからない。福田首相のもとで選挙をやるという腹を固めた方がいい」と述べ、福田首相による衆院解散が望ましいとの考えを強調した。

 その上で選挙後の政局について「自民党が勝っても、参院で(法案が)否定される構図は変わらない。参院で数が足りないから民主党に手を入れて『こっちに来い』というのは再編ではない」と指摘。新党の結成で「ねじれ」状況の解消を図る必要性があるとの認識を示した。【三沢耕平】

毎日新聞 2008年9月1日 19時08分(最終更新 9月1日 19時20分)
http://mainichi.jp/photo/news/20080902k0000m010036000c.html

62片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 09:04:00
年内解散あり得る 「新党」平沼元経産相に聞く

 郵政民営化に反対し自民党を離党した元経済産業相の平沼赳夫衆院議員(69)=無所属=が講演のため仙台市を訪れ、2日までに河北新報社のインタビューに応じた。「平沼新党」構想について、「新党は総選挙前に具体的な形を作るのがよいと思っている」と強調した。福田康夫首相の退陣で政局が衆院解散含みの展開になることに伴い、構想が加速する可能性も出てきた。(聞き手=報道部・吉岡政道)

 ―「平沼新党」発足の見通しは。

 「先週末、全国で応援する12人の次期衆院選立候補予定者と話し合った。新しい流れをつくることに賛成だった。青森1区で支援する無所属の元青森県議、升田世喜男氏もその中の1人だ。新党を発足させるのなら総選挙前。はっきりした形がよい。これから詰めていく」

 ―福田首相が決めた総合経済対策の評価は。

 「経済対策はもっと積極的に行うべきで得心していない。財政支出を伴う真水の予算措置が2兆円では弾みがつかず、景気回復には結び付かない。福田首相のリーダーシップは全くなかった」

 ―定額減税に対し、公明党の攻勢も強かった。

 「自民党が公明党と一緒にやっていること自体が間違い。公明党に引っ張られる自民党は情けない。いろいろ影響を受けたのだろうが、そうした政治に疑問を感じる」

 ―民主党との連携は。

 「民主党の若手らのほか、自民党のかつての仲間とも接触を続けている。年内中の衆院解散が十分あり得る状況だ。総選挙に向けて両党にもいろいろ動きが出て事態は変わる。培ってきた連携を生かしたい」

 ―新党「改革クラブ」が結成された。

 「結局、自民党サイドの工作ではないか。自民党の法案に賛成するような人たちが集まった。さし当たり、わたしたちとは関係はない」

 ―新党の政策は。

 「正しい保守政治家の集いを目指す。思い切った景気対策と減税を打ち出す。夢を語れる政党でなければならない。自民党も民主党も脱皮が必要。健全な受け皿を作るのがわたしの使命だ」
2008年09月03日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080903t11032.htm

63片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/04(木) 16:31:34
坂元裕一 宮崎県議(自民)
http://www.face.ne.jp/sakamoto/
○春、拓殖大学の学友会鹿児島県支部総会に出席戴いた渡辺秀央先輩、『8月までには新党を旗揚げするから新平のこと、考えてくれよ!』 『新党の規模はどれくらいですか?』 『うん!やっぱり2桁にはのせないとなぁ〜』 『新平君については約束できません!宮崎県連は公募制度を導入しますから、それに応募しないと!』 『そうかぁ! 君が出るという話もあるじゃないか!そうなれば君が優先だよなぁ!』 『私は、そういう考えはありません!いまさら雑巾掛けから〜でもないでしょう!』 『そうかぁ!兎に角一度上京してくれよ!古賀君達と飯でも食おう!』 県連定期大会前に上京、選対委員長にも『公募制導入ですから!その手続きから入らないと!』と申し上げておいた。新党は、多段階で計画されているようだった。しかし、姫井議員参加には驚いた。折角の『改革志向』が台無しである。予想通りのドタバタで、離党撤回、昨夏の参院選、粗製濫造のツケは大きい。(30日)


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