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▲2007年▲21参▲九州沖縄

252片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 20:37:08
“脱・晟一”の決起集会 自民大分県連 公明に配慮ピリピリ 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070530/20070530_001.shtml

 自民党大分県連は29日、参院選大分選挙区(改選数1)の公認候補と比例代表候補の総決起大会を大分市内で開いた。衛藤晟一・元衆院議員(前回の衆院選大分1区で落選)の比例代表くら替え問題で公明との緊張が続いているため、会場に衛藤氏のポスターを掲示しないなど公明側への配慮をうかがわせた。

 比例代表の公認候補33人を支持する県内の団体代表約20人がそれぞれの候補者を紹介し、支持を訴えた。しかし、県内で最も支持者が多いはずの衛藤氏についての応援演説はなかった。党県連の志村学幹事長は「衛藤氏は(復党条件で)県内で一切選挙活動をしない約束。党県連にとっての比例代表候補は32人だ」と言い切った。

 同党県連関係者はこの日の決起集会を前に、公明党支持団体の創価学会や同党幹部に福岡市や都内で頻繁に接触し、理解を求めてきた。しかしその度に「これまで衛藤氏を応援してきたのに」と、公明党の参院選重点候補の木庭健太郎・参院幹事長の得票が減る懸念をぶつけられたという。

 大分選挙区には、自民党公認候補として礒崎陽輔氏(49)が立候補を予定。応援に駆け付けた中川秀直幹事長は「大分県は候補を公募で選んだ新しい選挙態勢のモデル。党勢拡大の重点地区にしたい」と激励した。同選挙区は礒崎氏のほか、共産党公認の山下魁氏(30)、民主党県連が推す矢野大和氏(50)、社民推薦の松本文六氏(64)が出馬を表明しており激戦必至。

 自民県連の衛藤征士郎会長(衆院議員)は「われわれはけじめをつけた。投票日までには、自公関係も解決するはずだ」と語った。

=2007/05/30付 西日本新聞朝刊=

253片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 20:37:53
4陣営、前哨戦に熱気 与野党とも課題、波乱含み/日田玖珠 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070530/20070530_002.shtml

 7月下旬の参院選が近づき、大分選挙区(被改選数1)でも立候補予定者の事務所開きや決起集会の動きが続き、前哨戦が熱を帯びてきた。比例代表をめぐる自民、公明の緊張感に加え、2000年の衆院選以来続く民主、社民の選挙協力が決裂し、与野党ともに波乱含みの展開となっており、全国から注目を集めている。

 公募で自民党公認候補に選ばれた元総務省大臣官房参事官の礒崎陽輔氏は24日、選挙戦に向けた党県連戦略会議に出席。選挙ポスターなどに使うキャッチフレーズに「大分が選んだ日本の顔」「未来はまだ動かせる」が決まり、「私の姿勢とぴったり合う。10カ月間で聞いた県民の声を基に近く公約を決めたい」と意欲を語った。29日には大分市内で総決起集会を開催。中川秀直幹事長も応援に駆けつけ、本格的な運動に突入した。

 共産党公認の山下魁氏は24日、大分市中津留の県委員会事務所で事務所開き。「格差と貧困を正し、憲法を守るための選挙。農業県である大分が元気になるためには、家族型農家への支援が必要だ。国保料の引き下げも実現させたい」と、約50人の支持者を前に訴えた。25日からは1日2、3カ所を目安に街宣車で回るほか、地域単位で対話集会を開いて浸透を図る。

 社民の推薦が決まった無所属の松本文六氏は今月3日、大分市に選対本部を設置、支持者らを前に決意を語った。「命をキーワードに医療、介護、福祉を崩壊させない、戦争を起こさない社会をつくりたい」。社民の支持団体である平和運動センターを軸に組織固めを図る一方、同市を中心に街頭演説を行い、無党派層への浸透にも力を入れる。6月3日に同市で総決起集会を開き、動きを加速させる考えだ。

 元佐伯市職員の矢野大和氏は1500回行った県内の口演会で培った人脈を生かし、あいさつ回りやミニ集会を精力的にこなしている。立候補表明は今月10日と、4氏の中で最も遅かったが、各地で後援会や勝手連が組織されており、全面支援する民主党県連幹部は「出遅れ感はない」と強調。矢野氏も「政党や組織を超えた支持が集まっている」と手応えを語る。26日には地元の佐伯市で事務所開きを行った。

=2007/05/30付 西日本新聞朝刊=

254片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 20:38:24
国民新党後藤氏 選挙区で出馬へ 参院選大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070530/20070530_003.shtml

 7月の参院選に比例代表での立候補を予定していた国民新党の後藤博子参院議員(59)が一転、地元の大分選挙区(改選数1)から出馬することが30日、分かった。同日午後、大分市内で同党の亀井静香代表代行と記者会見し、正式に発表する。

 後藤氏は2001年、自民党公認で初当選。同党県連が国政選挙候補者選定に公募制を導入したことに反発し、06年6月に離党。国民新党に移り、比例代表で再選を目指していた。後藤氏の地元事務所は「国民新党に移ったときから選挙区での立候補は視野に入っていた。自民支持層を切り崩したい」としている。

 大分選挙区には、自民新人の礒崎陽輔氏(49)と共産新人の山下魁氏(30)、無所属新人の松本文六氏(64)=社民推薦、無所属新人の矢野大和氏(50)の4人が出馬を表明している。

=2007/05/30付 西日本新聞朝刊=

255片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 20:39:55
後藤博子 参院は選挙区で(11:30) 大分TOS
http://www.tostv.jp/news/index.php?nno=3587

 夏の参院選に比例区で出馬することを表明していた国民新党の参議院議員後藤博子氏が大分選挙区から出馬する方針を固めたことが分かりました。30日午後、正式に発表される予定です。
 後藤博子氏は6年前の参院選で自民党から出馬して当選。しかし2006年、自民党県連が実施した候補者公募制に反発して国民新党に鞍替えしていました。後藤氏はこの夏の参院選は国民新党から比例区で出馬する準備を進めていましたがその方針を一転させ大分選挙区で出馬する方針を固めたという事です。その理由について後藤氏の事務所関係者は「参院での与党過半数割れが党の方針であり大分で自民党支持層の取り込みを図るため」としています。

256片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 20:40:49
後藤参議大分選挙区からの出馬を表明 [15:32]大分OBS
http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD05300002337.html

国民新党の後藤博子参議院議員は今年7月の参議院選挙に比例区ではなく、大分選挙区から出馬することを正式に表明しました。
これは30日、大分市で開かれた会見で後藤参議と、国民新党の亀井静香代表代行が明らかにしたものです。
後藤参議が比例区ではなく大分選挙区から出馬する理由について、亀井代表代行は「大分選挙区で反自民の統一候補がつくれなかった中で、自民党の候補を勝たせるわけにはいかない」と述べました。
後藤参議は6年前の参院選で自民党公認で出馬し、初当選を果たしましたが、自民党県連が候補の公募制を導入したことなどに反発して去年5月に離党。国民新党に入党しました。
この他大分選挙区には自民党の礒崎陽輔氏、共産党の山下魁氏、社民党推薦の松本文六氏、民主党県連が擁立した矢野大和氏が出馬を表明しています。

257片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 20:41:41
後藤博子参議 大分選挙区から出馬へ <05/30 20:27 更新>  大分OAB
 7月の参院選で国民新党の現職、後藤博子議員が予想されていた比例区から一転、大分選挙区からの出馬を表明しました。国民新党の亀井静香代表代行らが、大分市内で会見を開き明らかにしました。民主、社民、連合の連携が難しくなっている中、このままだと反自民の議席が確保できないと、大分選挙区への出馬を決めたということです。後藤博子議員は「大分を誰にも渡したくないという思いで決心した。」大分選挙区には、このほか4人が立候補を表明しています。

258片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 06:02:35
後藤氏「選挙区の議員」に執着民主、社民決裂も後押し 讀賣大分

 7月の参院選で比例選からの立候補を予定しながら、大分選挙区(改選定数1)への突然の“転向”を表明した国民新党の後藤博子氏(59)。30日、亀井静香・党代表代行とともに大分市の事務所で行った記者会見では、言葉の節々に「選挙区の議員」への執着心があったことをうかがわせた。

 自民党県連が現職の自分を優先せずに公募制で候補者選定を行ったことに反発し、国民新党に移った後藤氏。昨年7月以降、「比例選での出馬」を貫いてきたが、今回の判断については「私の気持ちの中にずっと(選挙区で)戦いたいという気持ちがあった」「(議席を)誰にも渡したくないという思いに立ち返った」などと説明した。

 さらに、民主党県連、社民党県連合の候補の一本化調整の決裂も決断を後押しした要因であることを説明。その上で、「比例選ではどこに力を入れていいか分からなかったが、これで明確に県内に(活動を)絞れる。不安はない」と意気込みを示した。

 公約については、「家庭、教育の中で人づくりを行える政策を訴えたい」などとした。

(2007年5月31日 読売新聞)

259片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 21:03:24
国民新党後藤氏 大分選挙区出馬 各政党、冷静に受け止め 票の流れ「影響ほとんどない」 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070531/20070531_001.shtml

 7月の参院選で比例代表での立候補を表明していた国民新党の後藤博子参院議員(59)が30日、一転して大分選挙区(改選数1)での出馬を発表したことについて、既に候補者を擁立して選挙態勢に入っている各政党の関係者は比較的冷静に受け止めている。

 後藤氏の自民離党につながる公募を導入した自民党県連。礒崎陽輔氏(49)を公認候補に選んだ県連の志村学幹事長は「一喜一憂しない。比例代表でも後藤氏の票は大分県内で出る。その意味では選挙区に移っても構図は大きく変わらない」と、選挙態勢を変えずに臨む考えを示した。

 自民と協力関係にある公明党県本部の竹中万寿夫代表も「別に感想はない」と冷ややかだった。

 一方、無所属の矢野大和氏(50)を全面支援する民主党県連の吉良州司代表は「われわれは党派を超えて、ふるさと再生を願う人たちと自分たちの選挙を戦うのみ」と述べ、影響はほとんどないとの見方を示した。

 社民党県連合が推薦する松本文6氏(64)の総合選対の河野泰博事務局長は「取り込もうとしている自民票や無党派層の票が後藤氏にある程度流れると思うが、影響は大きくない」と分析した。

 山下魁氏(30)を公認している共産党県委員会の林田澄孝委員長は「憲法や税制に対する考え方といった政策的な立脚点も支持基盤も違うので、大きな影響はないだろう」と話した。

    ×      ×

 ●後藤氏「大分渡さぬ」 亀井氏は野党分裂を指摘

 国民新党の後藤博子参院議員は30日、大分市内で会見し、参院選への立候補を比例代表から大分選挙区(改選数1)に変更した理由について「大分をだれにも渡したくなかった。原点に戻って真っ向から戦う」と述べ、以前から念頭にあったことを強調した。

 しかし、会見に同席した同党の亀井静香代表代行は「大分は反自民で勝てる選挙区。(民主と社民が)統一候補を出せば推薦するつもりだった。どちらかが勝つと思えばわざわざ転戦しない」と述べ、野党分裂が変更の引き金になったとも説明した。

 公示までわずか1カ月余りでの出馬表明。出遅れ感も指摘されたが、後藤氏は「不安はない。比例で分散するより大分選挙区に集中する方がやりやすい」と自信を示した。さらに「投票率65%として、有効投票数約60万票を共産党を除く4人で分け合うことになる。16万票取れば何とか当確ラインが見える」との票読みも披露した。

=2007/05/31付 西日本新聞朝刊=

260片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 21:04:00
選挙区から出馬 後藤氏正式発表 国民新・参院大分 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070531/20070531_002.shtml

 国民新党は30日、7月の参院選に比例代表での立候補を予定していた後藤博子参院議員(59)を、地元の大分選挙区(改選数1)の公認候補にすると正式発表した。大分市内で亀井静香・党代表代行と会見した後藤氏は「人づくりを中心に、教育や格差問題を訴えていきたい」と決意を述べた。

 後藤氏は2001年参院選で、自民党公認で初当選したが、自民県連が国政選挙候補者の公募制を導入したことに反発して、06年6月に離党。国民新党に移り、比例代表で再選を目指していた。亀井代表代行は会見で「大分は反自民で議席が取れる選挙区。しかし、民主と社民がけんかしては勝てないと判断し、後藤氏を立てることにした」と説明した。

 同選挙区には自民新人の礒崎陽輔氏(49)、共産新人の山下魁氏(30)、社民が推薦する無所属新人の松本文6氏(64)、民主県連が推す無所属新人の矢野大和氏(50)の4人が出馬表明している。

=2007/05/31付 西日本新聞朝刊=

261片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 21:05:24
「夏の決戦」構図固まる 公示まで1カ月、5人立候補へ 西日本宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070531/20070531_001.shtml

 ●民主・短期間で浸透カギ 自民・分裂すれば負けに
 参院選宮崎選挙区(改選数1)は30日、民主党県連副代表の新人外山斎(いつき)氏(31)が無所属での出馬を表明。すでに立候補を表明している自民党現職の小斉平(こせひら)敏文氏(57)、共産党新人の馬場洋光氏(38)、無所属元職の長峯基氏(66)、無所属新人の東治男氏(61)と合わせ、計5人による選挙戦の構図がほぼ固まった。「一枚岩」を目指す自民に対し、民主は外山氏を推薦する方針で、社民や連合との非自民の共闘態勢で挑む。公示予定の7月5日(同月22日投開票)まで約1カ月に迫った「夏の決戦」は政党離れや知事選後の各選挙の低投票率、無党派層の動向が影響するとみられ、情勢は混沌(こんとん)としている。 (宮崎総局・郷達也)

 「6年前と同じ構図を許していいのかと思い、立候補を決意した。若い力で政治を変える」。30日の民主県連幹事会後、外山氏はこう抱負を語った。

 対応が注目されていた民主は当初、1月の出直し知事選後に民放キャスターなど独自候補の擁立を探ったが、調整が付かなかった。社民も独自候補を断念した中、次期衆院宮崎3区民主公認候補の外山氏が連合宮崎に立候補を持ちかけ、連合と両党県連、支援労組などの非自民系会議で外山氏擁立を協議。今月27日、外山氏を推薦する方針で合意した。さらに外山氏は、国民新党にも支援を要請するという。

 2004年の参院選では、同様の共闘態勢で松下新平氏が自民現職の上杉光弘氏を破った。連合幹部は「引き続き非自民が制すれば、次期衆院選につながる。若さと行動力のある外山氏で『風』をつかみたい」と意気込む。ただ、外山氏は05年の衆院選宮崎3区で落選しており、短期間で全県区に浸透できるかが最大の課題だ。

   □   □

 対する自民は衆院選、知事選と保守勢力の分裂が続き、前県連会長が逮捕されるなど「ガタガタの状態」(県連幹部)で、坂元裕一県連会長も「負ければ県連は解体」の覚悟で臨む。小斉平氏は農林漁業、商工業など企業・団体から幅広く推薦を取り付け、組織選挙を展開する様相だ。

 県連が知事選の反省に立ち、一枚岩となれるかが選挙戦の鍵を握るとみられ、小斉平氏も「保守分裂は県連分裂のこと。今回は分裂選挙ではないし、分裂したら残念な結果になる」と強調する。

 一方、01年参院選では、小斉平氏と長峯氏が激しい自民公認争いを繰り広げた。現職でありながら、小斉平氏に公認を奪われた長峯氏は「政治生命を懸けた戦いだ」と雪辱に燃える。

 東氏は「国政に東風」と銘打ち、出直し知事選で無党派旋風を巻き起こした東国原英夫氏流の選挙をもくろむ。東氏は今回、知事選での東国原氏同様、小斉平氏と長峯氏の保守系候補の間隙(かんげき)を縫って、無党派層の支持獲得を目指していたが、外山氏の出馬で無所属候補が計3人となった。陣営幹部は「票の奪い合いになる」と警戒する。

 共産は、4月の県議選で1議席を回復した勢いで、馬場氏が支持者を中心に政策を訴えている。

=2007/05/31付 西日本新聞朝刊=

262片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 21:10:00
【参院選】後藤氏選挙区出馬を表明 比例では自分の主張生かせぬ 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1180537200=118057304725218=1

 国民新党の後藤博子参院議員(59)は三十日、大分市内の党県支部事務所で会見し、七月の参院選で比例代表に出馬する方針を転換して、大分選挙区(改選数一)に党公認で立候補することを表明した。大分選挙区は、既に出馬表明している新人四人と現職の後藤氏の計五人が争う構図になり、情勢は混沌(こんとん)としてきた。(5面に関連記事)

 会見には同日県入りした同党の亀井静香代表代行も同席した。
 後藤氏は方針転換の経緯を「二十三日に亀井氏と大分選挙区の情勢について話し合い、『これまでの実績や自分の主張は比例代表では生かせない。選挙区で戦いたい』という気持ちになった」と説明した。
 亀井氏は、後藤氏を擁立する理由について「大分選挙区は(民主、社民両党が)反自民の統一候補をつくれない状況になった。自公勢力を過半数割れに追い込むためには、大分で反自民の議席を勝ち取らないといけない」と述べた。その上で「自民党は従来の支持者が離れており、後藤氏に流れる可能性は高い」との見方を示し、保守票を取り込んで議席獲得を目指す戦略を明らかにした。
 後藤氏は二〇〇一年の参院選大分選挙区に自民党公認で出馬し、初当選した。しかし、自民党県連の参院選への対応に反発して昨年六月に離党。同七月に国民新党の比例代表の公認を受けた。
 大分選挙区にはこのほか、いずれも新人で自民党公認の礒崎陽輔氏(49)=元総務省参事官=、共産党公認の山下魁氏(30)=党県委員=、無所属で社民党推薦の松本文六氏(64)=医療法人理事長=、民主党県連が擁立に動いた無所属の矢野大和氏(50)=元佐伯市職員=が出馬する。

263片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 21:11:21
【参院選】後藤氏〝参戦〟の余波は?
自民「4陣営影響は同じ」 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1180537200=118057354327391=1

 国民新党の後藤博子参院議員が大分選挙区への出馬を表明し、既に前哨戦を繰り広げている新人四人の陣営や各政党に波紋が広がった。「影響はどこも同じ」と冷静な見方の一方で、保守票の取り込みを狙う野党側からは影響を懸念する声も出ている。

野党、保守票の行方懸念
 後藤氏の”古巣”の自民党県連。志村学幹事長は「(自民党が擁立する礒崎陽輔氏だけでなく)すべての陣営に影響があると思う」との見方を示し、「他陣営の動きに一喜一憂することなく組織を引き締めていく」と泰然とした姿勢を見せる。
 連立与党を組む公明党は、影響は最小限と分析。竹中万寿夫党県本部代表は「『反自民の議席獲得』と言っても民主、社民両党と協議した上の決断なのだろうか」と冷ややかに見る。
 一方、社民党県連合が擁立した松本文六氏(党推薦)と民主党県連が擁立した矢野大和氏の両陣営は、現在の自民党政治に批判的な保守層の票が後藤氏に流れることを警戒する。
 松本陣営の河野泰博総合選対事務局長は「国民新党の支持者や郵政民営化見直しを求める有権者など、期待していた層からの票の取り込みに影響が出るかもしれない」と懸念する。
 矢野陣営の総合選対本部長の吉良州司民主党県連代表は「こちらは党派を超えた支持を目指すだけ」と意に介さない様子。ただ、県連内には「自民党に批判的な保守層の受け皿が(矢野氏に加えて)二つになる」との声もある。
 山下魁氏を擁立する共産党県委員会は「後藤氏は元自民党。今回の争点になる憲法や格差問題で違いを出せるとは考えにくい」(小川勉副委員長)と今回の方針転換を疑問視している。

 ◆解説◆七月五日(予定)の参院選の公示まで一カ月余りとなり、突然比例代表から選挙区での出馬に方向転換した後藤博子氏。自民党離党後の昨年七月、国民新党から比例出馬で公認を受けたが、選挙区出馬の選択肢は捨てていなかった。
 国民新党幹部は当初、選挙区からの出馬を促した。しかし、後藤氏本人が「『自民党の支持者を困らせたくない』と言うので、比例を選んだ」と実情を明かす。
 国民新党の比例の公認は現在十三人。郵政民営化に反対して自民党を離党した有力な元衆院議員も含まれており、県外で知名度がほとんどない後藤氏が当選するためには県内での大量の個人票の獲得が必要だった。
 後藤氏周辺は大分選挙区での戦いについて、郵政民営化に反対したことや自民党県連の対応に反発して離党したことなどから「県内の郵政関係の組織票や自民党県連の現体制に不満を持っている支持者を取り込みたい」と胸算用する。
 布石として、国民新党は四月の県議選大分市選挙区で初めて党公認の新人を立てたが、獲得したのは三千票弱。このため、県内の政党関係者の間では「(乱戦となり)後藤氏がどれだけ得票できるかは疑問」(自民党県議)と国民新党の戦略を疑問視する声もある。
 新人四人が名乗りを上げ、態勢固めを着々と進める中で、現職ながら最後発となった後藤氏が再選を果たすための道のりは険しいと言わざるを得ない。

264片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/01(金) 12:10:36
後藤議員、亀井氏と出馬会見
2007年05月31日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000705310004

 7月の参院選で、比例区から大分選挙区(改選数1)への転戦が30日決まった国民新党現職の後藤博子議員(59)は同日、亀井静香・党代表代行と大分市の事務所で会見し、「自民を勝たせたくない」と、古巣への対抗心をむき出しにした。勝算について問われ、後藤議員が思わず「非自民の候補を側面から応援することになる」と答えかけて、亀井代表代行が「当選が前提だ」と遮る場面もあった。


「今回の参院選を戦う場所は、大分県だと常々思っていた」。後藤議員は会見の冒頭、こう切り出した。大分選挙区は「民主と社民がけんかして、自民に勝てる状況を逸している」と見る亀井代表代行から「後藤がいくしかない」と言われ、「その思いが爆発した」のだという。


 自民公認で01年に当選し、再選出馬を表明しながら、自民県連に候補者の公募を実施される屈辱を味わって、自民を離党した後藤議員。「筋を通し、体を張ってきたのに、比例区では選挙区の候補のように報道され、注目される機会が少ない」と、存在感が薄れることへの危機感も語った。


 7月5日になると見られる公示まであと約5週間だが、亀井代表代行は後藤議員が初当選した01年参院選で約30万票を獲得した実績から、「今から頑張れば、まだ間に合う」と語った。


 自身の自民党在籍時に、同じ派閥にいて、今回は参院選比例区に自民公認で出馬する衛藤晟一氏のことも引き合いに出して、「人間関係や義理、人情を無視したことを、自民は大分でも平然とやった。そのような政党から心が離れた多くの人から、後藤さんは支持を得られる」。


 さらに、「我々は地方重視の政策を一番強く打ち出している。従来の自民支持層以外からも、支持を得る。勝つことしか考えていない」と明言した。


 「与党を過半数割れに追い込むため、大分で反自民が1議席を取る」。2人がこう口をそろえて強調したことから、06年まで自民県連に所属し、自民公認候補と支持層が競合する後藤議員の選挙区転戦が結果的に、野党候補への「助太刀」になるのでは、との質問も出た。


 後藤議員がこの時、「側面から応援することになるのではないか」と答えかけたが、亀井代表代行は「自民の票を食うだけではなく、当選する可能性は高い」と遮った。


 その一方で、具体的な戦術について聞かれると、亀井代表代行は「選挙というものは、やってみないとわからない」。後藤議員も「とにかくやるだけ。比例区で力が全国に分散するよりも、大分県一本に絞れてやりやすい」とだけ話した。


 比例区から立候補する予定だった後藤議員の突然の方針変更について、礒崎陽輔氏を公認する自民の衛藤征士郎・県連会長は「国政選挙は個人の競い合いではなく、政党間で政策を競い合うもの」と感想を漏らした後、「うちだけでなく、各党にも影響があるだろう」。


 矢野大和氏の選対本部長を務める吉良州司・民主県連代表は「一連の自民県連の対応に対する個人的な思いがあっての決断だろう」と話したが、選挙戦への影響については具体的な発言を控えた。


 松本文六氏を推薦する社民県連合の重野安正代表は「想定していなかった」と驚きを隠さない。01年の参院選では、社民の公認候補は民主の協力を受けて26万票を獲得したが、後藤議員に敗れた。「候補者数が5人に増えたので、当選ラインは下がるだろうが、現職だから甘い戦いはできない」


 山下魁氏を擁立する共産の林田澄孝・県委員長は「自民がイメージ戦略に苦心し、民主、社民が割れる中、現職の強みで勝算があると考えたのではないか」。


 立場や支持基盤が異なるため、影響は小さいとみているが、「無党派層の取り込みを意識した選挙戦を展開するはず。こちらも、主張を強く訴えていくだけ」と気を引き締めていた。

265片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/01(金) 12:12:22
外山氏 無所属で立候補の意志
2007年05月31日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000705310003

  7月22日投開票の参院選宮崎選挙区に民主党県連副代表の外山斎(いつき)氏(31)が無所属で立候補する意思を固めたことについて、民主党県連は30日、幹事会を開き、了承した。外山氏は副代表職を外れ、近く離党する。そのうえで民主、社民、連合など非自民勢力の統一候補として擁立される見通しだ。同選挙区にはほかに自民現職ら4氏が立候補を表明しており、これで選挙戦の構図がほぼ固まった。(小暮純治)


  この日の幹事会は非公開で行われた。終了後、外山氏は報道陣に「温かく見守って応援していただけることになった。幅広い支援をお願いしたい」と話した。


  民主党県連は参院選に向けて、連合や社民党県連合と両党の支援労組を加えた6者会議で、非自民勢力として統一して支援する候補者の擁立を協議してきた。だが公示日(7月5日)まで2カ月を切った5月中旬になっても候補者は固まらず、選定がずれ込んでいた。


  次期衆院選宮崎3区で民主党公認に内定していた外山氏は、今回の参院選が01年とほぼ同じ顔ぶれになる情勢となったことなどから、くら替えを検討。今月23日、民主党県連の幹事会には諮らず、6者会議で各団体の調整役をしていた連合幹部に直接、立候補の意思を伝えていた。


  民主党を離党して無所属で臨むのは、6者会議の支援を取り付けやすくするだけでなく、東国原英夫知事が政党の支援を受けずに当選した1月の知事選の結果を考慮したためとみられる。


  この日の幹事会では、外山氏が連合に直談判したことについて、幹部から「党内の手続きを経ていない」「組織論として問題だ」など異論も出たという。だが、「外山氏の熱意を覆せるものではなかった。一途な思いで、水をかけるのは難しいと判断した」(県連の井上紀代子代表)。


  社民党県連合も独自候補を擁立しない方針で、同党の支援労組も同調するとみられ、外山氏が6者会議の統一候補として擁立される可能性が高くなっている。


  6者会議は04年7月の参院選でも、新顔だった無所属の松下新平氏=当選後、民主党会派入り=を共同支援。自民現職を破り、初当選させた。


  同選挙区にはほかに、自民現職の小斉平敏文氏(57)、共産新顔の馬場洋光氏(38)、無所属元職の長峯基氏(66)、無所属新顔の東治男氏(61)の4人が立候補を表明している。

266片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 01:37:21
選挙:参院選 自民・川上義幸氏が出馬表明 「高速交通網を整備」と抱負 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070601ddlk41010719000c.html

 7月の参院選に立候補する自民新人の川上義幸氏(52)が31日、県庁で正式に出馬会見した。川上氏は「九州新幹線長崎(西九州)ルートの早期着工や高速交通網の整備に取り組みたい」と抱負を述べた。

 また、特産の貝類を中心に不漁が続く有明海の再生や、佐賀市など中心市街地の再興も政策に掲げ、「県庁の一員(副知事など)として取り組んできたことを、国会議員として政治の世界から手伝いたい」と訴えた。

 高齢や佐賀商工共済協同組合の経営破たん問題で責任を問われている陣内孝雄元法相の“差し替え”としての出馬については「(自民は)佐賀選挙区は無敗で来ている。何としても頑張っていきたい」と必勝を誓った。

 同選挙区には民主新人の川崎稔氏(46)▽共産新人の中尾純子氏(54)▽無所属新人の門田正則氏(60)−−の3人も立候補を予定している。【上田泰嗣】

毎日新聞 2007年6月1日

267片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 02:50:58
「佐賀を輝く地域に」 川上氏が正式立候補表明 新幹線着工、有明海再生を 西日本佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/saga/20070601/20070601_001.shtml

 参院選佐賀選挙区(改選数1)に自民党公認で立候補を予定している新人で前副知事の川上義幸氏(52)が31日、県庁で記者会見を開き、正式に立候補を表明した。川上氏は「政治に情熱を持ち、佐賀を輝く地域にしたい」と抱負を述べた。

 川上氏は、自民公認を辞退した現職の陣内孝雄氏(73)の後任。具体的な政策として、九州新幹線西九州(長崎)ルートの早期着工など社会資本整備の充実や、有明海の再生などを挙げた。

 自民党県連の一部には「川上氏擁立の過程が不透明」との批判の声もあるが、川上氏は「(党が)一体となれるかが(当選の)1番のポイント。そうならないと勝利はおぼつかない」とした。また松岡利勝前農相の自殺については「(参院選への影響が)ないように願っている」と述べた。

 佐賀選挙区にはこのほか、民主党の川崎稔氏(46)、共産党の中尾純子氏(54)、無所属の門田正則氏(60)の3新人が立候補を表明している。

=2007/06/01付 西日本新聞朝刊=

268片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 02:51:41
民主が外山氏推薦決定 社民は6日に「自民議席減狙う」 西日本佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070601/20070601_001.shtml

 参院選宮崎選挙区(改選数1)で、民主党県連(井上紀代子代表)が無所属での出馬を表明した民主党県連副代表の新人外山斎(いつき)氏(31)の推薦を決めたことが31日、分かった。6月1日に党本部に外山氏の推薦願と次期衆院宮崎3区の公認取消届を送付する。社民党県連合(鳥飼謙二代表)も31日の常任幹事会で外山氏を推薦する方針を固め、6日の常任幹事会で正式決定する。

 社民県連の常任幹事会は非公開で行われ、県連幹部12人が出席。(1)外山氏を推薦する方針で既に合意済みの民主、社民、連合宮崎など非自民系会議の枠組みで取り組む(2)独自候補が擁立できないため、自主投票を避ける−などの理由で外山氏支援を全会一致で決定した。

 県連によると、5月26日に外山氏が鳥飼代表ら県連幹部と面会し、参院選出馬の動機などを伝えたという。県連は「外山氏との政策協定を早急に詰め、推薦の方向で進めたい」としている。

 外山氏は6月1日に民主党県連に離党届を提出後、記者会見を開き正式に立候補を表明する。その後、非自民系会議に推薦願をそれぞれ提出するとしている。幹事会後、鳥飼代表は「外山氏の『政治の流れを変える』という意思を大事にしたい。自民の議席減を目指す」と話した。

 同選挙には、外山氏のほかに、自民現職、共産新人、無所属元職、無所属新人の計5人が立候補を表明している。

=2007/06/01付 西日本新聞朝刊=

269片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 09:50:06
CNP会議が外山氏支援の方針 讀賣宮崎

 民主党県連前副代表の外山斎氏(31)が、7月に行われる参院選の宮崎選挙区(改選定数1)に無所属で出馬することを表明した1日、民主党県連や社民党県連合、連合宮崎などでつくるCNP会議は、「反自民・非共産・反利権」の理念に合致しているとして、外山氏を統一して支援する方針を決めた。

 連合宮崎はこの日、執行委員会を開き、外山氏の推薦を決めた。民主、社民両党も近く外山氏を推薦するとみられる。

 連合宮崎の横山節夫事務局長は「(外山氏は)政治の流れを変える若い力がある。当選に向けて、全力で支えたい」と話した。

 同選挙区には、自民党現職の小斉平敏文氏(57)、共産党新人の馬場洋光氏(38)、元参院議員で無所属の長峯基氏(66)、元民放キャスターで無所属の東治男氏(61)が出馬を表明している。

(2007年6月2日 読売新聞)

270片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 22:36:22
’07参院選ながさき:国民新党・亀井氏、民主・大久保氏を一方的に応援 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070602ddlk42010530000c.html

 国民新党の亀井静香代表代行が1日、大村市で会見した。同党が推薦する民主公認で長崎選挙区で立候補予定の大久保潔重氏に関して「一方的に応援する。選挙区の見返りで比例代表の応援を求めるようなバーターはやらない。自民党に選挙区で勝つことこそわが党への協力」と語り、最近の選挙での自民・公明の協力手法を批判した。

 具体的な応援としては、同党を支援する特定郵便局長らの家族やOBで作る政治団体「大樹」など支持母体に応援を働きかけるという。

 亀井代表代行はこの日、同市であった比例代表に公認で立候補予定の松本信枝氏(69)の集会に出席するため長崎入りした。

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年6月2日

271片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 09:26:19
自民党県連新宮新会長「参院選に全力」
県議から選出・・・地方の声代弁を強調 讀賣福岡

 自民党県連の総務会で2日、新会長に選出された新宮松比古県議(69)(博多区、当選7回)は就任記者会見で、参院選に向けて一枚岩で取り組むとともに、地方の実情を国に訴えていく姿勢を強調した。会見での主なやりとりは次の通り。

 ――就任にあたっての感想は

 身の引き締まる思い。(党を取り巻く)状況が悪い中で参院選を迎えようとしており、一致団結して、全力を挙げたい。(会長選を巡る県議団と国会議員団との対立が表面化し)まな板のコイだったのが、この10日間ぐらいは“針のむしろのコイ”だった。ようやく気持ちよく職務に専念できるとの思いでいっぱい。

 ――会長選の選考過程を改めてどう思うか

 間違ってはいなかった。国会議員も、どうやったら融和し、一緒にやっていけるか、との思いだったと思う。

 ――これまで国会議員が務めていた県連会長を県議が務めることで、何を変えたいのか

 我々は市民と接する機会が多い。地方の声を代弁して国に伝えていきたい。

 ――県連会長選の規約見直しについては

 会長選出だけでなく、県連のいろんな規約を検討していく。ゆっくりと皆さん方の意見を聞きたい。

 ――党本部とのつながりをどう確保するのか

 定期的に国会議員らと朝食会などの会合を持ちたい。

(2007年6月3日 読売新聞)

272片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 09:30:56
2007参院選 自民・加治屋氏が決起大会 皆吉(民主)、山口(共産)氏も遊説など 讀賣鹿児島

 7月22日投開票が有力視されている参院選で、鹿児島選挙区に自民党公認で立候補予定の現職・加治屋義人氏(69)の総決起大会が2日、鹿児島市の宝山ホールで開かれた。加治屋氏が党内で属する谷垣派会長の谷垣禎一前財務相らが応援に駆けつけ、「絶対に勝たなければならない戦い。力を結集しよう」と必勝を誓った。

 後援会と党県連が共催し、県選出の国会議員団や伊藤知事、支援者ら約2200人(主催者発表)が参加した。

 谷垣前財務相は「今後の農業を取り巻く諸問題をさばくには、農政に詳しい加治屋さんの力が必要」と支援を訴えた。伊藤知事は「加治屋さんは地方行政の経験が長く、地方にも目を向けてくれる」と述べた。参院農水委員長の職務で、地元に戻る機会が少なかったという加治屋氏は「今回の選挙は、私自身が危機感を感じている。社会資本整備の遅れを取り戻し、格差是正につなげるためにも、どうかご支援いただきたい」などと訴えた。

 鹿児島選挙区には民主党新人の皆吉稲生氏(56)、共産党新人の山口陽規氏(54)も立候補を表明している。

 皆吉氏はこの日、川辺町のグラウンドゴルフ大会や平和団体の会合に顔を出した後、鹿児島市内で民主党の川内博史・衆院議員とともに街頭演説。年金制度の立て直しなどを強調した。

 山口氏は5月27日に同市真砂本町で後援会事務所開きを行った。その後は奄美地区を遊説し、格差社会の打開や護憲などを訴えた。2日は地元・日置市の地域行事に参加したという。

(2007年6月3日 読売新聞)

273片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 10:51:46
自民・民主の票食う/亀井代表代行に聞く
2007年06月02日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000706020004

 7月の参院選大分選挙区(改選数1)には、現職と新顔の計5人が立候補を表明し、全国有数の激戦区になった。候補者擁立までの経緯で重要な役割を担い、今後の態勢固めなどでも中心となる「キーパーソン」たちに、それぞれ現状分析や勝算などについてインタビューする。1回目は、比例区での公認が予定されていた国民新党の現職、後藤博子氏の突然の選挙区への転戦を5月30日に発表した、党選対本部長の亀井静香代表代行に聞いた。(篠島真哉)


 亀井代表代行のインタビューは、1日正午過ぎから約20分間、東京都千代田区平河町2丁目の国民新党本部で行われた。


    ◇


 ――5月30日の会見で、「民主、社民の分裂で自民が有利」と述べた根拠は。


 「常識的に考えれば、当然のことだ」


 ――世論調査は?


 「我々なりにやった。自民が1番で、民主と社民は大差なく、次いで共産の順。自民が当選してしまう状況だ」


 ――本当は反自民勢力への「側面支援」が狙いでは。


 「バカな質問だ。おれも後藤博子が可愛い。比例区でも当選できるのに、助太刀で行かせるなんて可哀想なことはしない」


 ――後藤氏が競合するのは、どこの支持層か。


 「自民と民主だろう。社民の票は食うまい」


 ――だとすれば、結果的に社民を浮上させる。


 「そこまで強いかねぇ。自民の票を減らすから、民主や社民が勝てるなんて状況ではないよ」


 ――保守層にも浸透しようとする民主の存在は脅威では。


 「候補をよく知らんが、幕下クラスだろ。こちらは横綱とは言わないまでも、関脇なんだから」


 ――民主は社民の応援がなくても、自民に勝つつもりのようだが。


 「いかれてるよ、そりゃ。結果的に民主の候補を落とすことになるよ」


 ――今度はうちの番、という社民の言い分については。


 「順番は関係ない。1人区で社民が候補をすでに決めているのに、民主が対立候補をぶつけるのは、筋が通らないよ」


 ――後藤氏の勝利への道筋は。


 「小泉旋風のような追い風はないが、自民に逆風だから、当選する」


 ――自民の票をどれほど奪う算段なのか。


 「がさーっ、とだよ」


 ――後藤氏は自民を追われた観もあるが。


 「追い出したのは自民党のアホな国会議員や県議どもで、数えるほどしかいない。一般党員や保守支持層は、逆にけしからんと思っている」


 ――自民との対決姿勢は、参院選後も?


 「自・公が過半数割れして、数が足らんから助けて、と土下座してきても、絶対に応じない」


 ◆後藤博子氏


 後藤博子氏(59)は井上基喜・元大分市議(故人)の次女に生まれたが、「政治家を志していたわけではない」という。72年に結婚後、専業主婦として一男一女を育てた。81年から3年間、家族でブラジルに移住し、日本語教師を務めた。帰国後は夫の電気設備会社の経営を支えた。


 「中小企業の経営には妻の役割が重要だ」と痛感し、県中小企業家同友会で女性部を立ち上げた。PTA活動を通して教育問題にも関心を深め、商工関係者や働く母親らの人脈を築く。


 01年の参院選。社民現職から議席奪取を狙う自民県連は、森首相(当時)の支持率が下落する中、フレッシュな女性の擁立を目指した。難色を示す女性が多い中、白羽の矢が立ったのが後藤氏だった。


 「大分初の女性国会議員を」と訴えた後藤氏は、小泉首相の登場で波に乗り競り勝つ。だが、その小泉首相が進めた郵政民営化法案に反対。さらに、自民県連が昨年、参院選候補者の公募を実施したことに反発し、離党して国民新党に移った。


 比例区に立候補する予定だったが、急きょ、選挙区での出馬を決断。後藤氏は「自民票を切り崩す」と強調するが、国民新党の比例区立候補予定者には元衆院議員ら「大物」が多く、「選挙区でしか戦えないのでは」(自民県連幹部)との冷ややかな見方もある。(野崎健太)

274片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 11:01:09
外山氏、正式に出馬表明
2007年06月02日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706020001

  元民主党県連副代表の外山斎(いつき)氏(31)が1日、県庁で記者会見し、7月の参院選宮崎選挙区(改選数1)に無所属で立候補すると正式に表明した。外山氏は同日、党県連に離党届を出し、受理された。


  外山氏は立候補を決意した理由について、会見で「東国原知事の誕生」などを挙げた。「しがらみだらけの古い政治に断固として挑戦していく。若い力で政治を変えていかなければならない」とも述べた。無所属で立つことについては「幅広く支援していただくため」と語った。


  外山氏は日南市在住。民主党が04年に実施した候補者公募に応募。松下新平参院議員の私設秘書などを経て、05年の衆院選で宮崎3区の公認候補となったが、落選。次期衆院選でも同区の党公認候補に内定していた。


  一方、民主党県連や社民党県連合、連合宮崎などでつくるCNP会議は同日、外山氏の支援を全会一致で決定。連合宮崎の横山節夫事務局長は「政治を変えるためには大同団結が必要。残り短い期間だが、外山氏の活動をバックアップしていきたい」と述べた。連合宮崎は推薦を決めた。


  一方、外山氏は連合のほか、民主党や社民党、国民新党にも推薦を求める予定。民主党は近く正式に推薦を決めるほか、社民党も同氏と政策協定を取り交わすなどした後、推薦する方針だ。

275片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 12:25:10
外山斎 宮崎
http://blog.goo.ne.jp/izki-toyama/e/5b34244f89f3a53be1f0e5b12fb5ab4d

今朝の毎日新聞を読んだら、

『民主県連に対しては「私を公認候補に挙げてくれなかった」と不満をにじませた。』(毎日新聞 宮崎 より引用)
と載ってるではありませんか・・・・。

僕は、一度もこのような発言をしてませんし、そのような事は一度として思ったことありません。

問い合わせてみると、
そのような発言をしてないと相手も認め「言ったとは書いてません」との事・・・。
おまけに推測・思い込みで書かれた事も記者は認めました。

このような書き方をされると、「」を付けている以上、ほとんどの人が僕の発言と思うのではないでしょうか?
実際、「お前、あんな発言したのか?」と問い合わせもありました。

「新聞社にとって訂正を書くことは恥なんです。」と言われましたが、
事実以外の事を伝えられると困るんですよね。推測で書かれても困るんですよね・・・

276片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 18:23:46
自民県連なお溝 「バッジを外せ」執念むき出し 県議団と国会議員 「新宮会長」和解演出の陰で 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/fukuoka/20070602/20070602_001.shtml

 参院選を前に、無風とみられた福岡選挙区(改選数2)に自民党のお家騒動が影を落とし始めた。福岡県連の次期会長人事をめぐる国会議員団と県議団の対立は1日、派閥領袖でもある山崎拓、古賀誠両氏らと県議代表の六者会談で一応の“手打ち”となり、2日の県連総務会は会長選考委員会の結論通り、新宮松比古県議を選出する。だが対立劇が生んだ溝は容易に埋まりそうにない。

 1日夕、福岡市の県連事務所。山崎、古賀両氏に太田誠一氏の国会議員3人と県議団の蔵内勇夫会長ら3人が顔をそろえた。国会議員団が「新宮会長」を了承。「これで県議も一丸となって参院選を戦います」。蔵内氏の言葉に古賀氏も笑顔でうなずく。だがテレビカメラも招き入れたこの場は、和解アピールのセレモニーにすぎなかった。

 続く記者会見で太田氏が「国会議員がやった方がいいという意見はいまだに強い」と口を滑らすと、蔵内氏は「全国会議員の先生から新宮氏で行く、という結論をいただいている」。わだかまりが早くも露呈した。

 和解の筋書きは、前日に出来上がった。年金法案の衆院採決が未明にもつれ込む中、合間を縫って古賀、山崎、太田氏と現県連会長の原田義昭氏が衆院第二議員会館に集まった。

 「選考委の結論を了とするが、参院選は原田氏を選対本部長とし、全党的体制で臨む。以上確認する」−比例を含む同県選出国会議員14人の連名による「合意事項」がまとまった。通常は県連会長が務める参院選の選対本部長に原田氏が就くことで、双方の顔を立てた形。対立のまま県連総務会を迎える事態をとりあえず回避する措置だが、両者の不信は根深い。

 当面は原田氏が続投し、参院選後に仕切り直す−。古賀氏と有力県議の間で当初、練られていた両者妥協のシナリオ。だが、原田氏は地元の筑紫野市で、参院選後の辞任の約束を求める県議に「辞める時期なんて言えん」と突っぱねた。

 一方の新宮氏は有力国会議員からも強硬派県議からも「バッジを外せ」などと厳しい言葉を浴びせられた。国会議員は「名誉欲を出すな」という忠告、県議は「会長就任への覚悟」を求めた圧力。人事をめぐる双方の執念がむき出しとなった。

 内紛は永田町にも伝わっている。「亀裂ではなく、しっかりした県連体制をつくる調整の過程と思う」。中川秀直幹事長は1日の会見で取り繕ってみせたが、党本部の選対関係者はこう皮肉った。「参院選前に何をしてるんだ。九州は佐賀にしても宮崎にしても、分裂が好きだね」

=2007/06/02付 西日本新聞朝刊=

277片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 18:24:52
自民県連会長 新宮県議の就任決定 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/fukuoka/20070602/20070602_002.shtml

 自民党福岡県連は2日、福岡市内のホテルで総務会を開き、新会長に新宮松比古県議(69)を正式決定した。県議が県連会長に就任するのは1993年から2年間務めた早麻清蔵氏(78)以来14年ぶり2人目。規定上の任期は2年間となる。

 会長選考をめぐっては、新宮氏を推す県議団と、前会長の原田義昭衆院議員続投を求める国会議員側が対立。両陣営がけん制し合い、5月25日の会長選立候補受付日はだれも届け出ない事態となった。

 その後、県連初の会長選考委員会で新宮新会長が内定、1日の代表者会談で国会議員側も了承した。

 新宮氏は福岡市博多区選出で当選7回。県連幹事長、県議会議長などを歴任した。公選法違反容疑で逮捕された総務会長の久野清隆前県議の後任には井本邦彦県議を選出。

 また、参院選福岡選挙区(改選数2)で再選を目指す現職の松山政司氏の選対本部長は原田氏に決まった。

=2007/06/02付 西日本新聞朝刊=

278片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 18:26:27
連合宮崎も推薦決定 外山氏、民主に離党届 西日本宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070602/20070602_001.shtml

 参院選宮崎選挙区(改選数1)で民主、社民両党県連と非自民系会議をつくる連合宮崎(溝口究会長)は1日、執行委員会を開き、無所属での出馬を表明した民主党県連副代表の新人外山斎(いつき)氏(31)の推薦を決定した。外山氏は同日、民主党県連に離党届を提出し受理された。

 外山氏は離党届提出後、立候補表明会見を開き「自民の横暴な政治を止める。若い世代が国を変え、しがらみのない政治を築く」と抱負を語った。

 連合執行委員会には加盟労組などの代表ら35人が出席。外山氏が立候補への強い意思を連合に持ち掛けたことなどを重視し「政権交代の足掛かりとする」として推薦を決定した。溝口会長は「風穴をあけられるかという選挙。若さと行動力で旧来型の政治を打破していく」と話した。

 また、非自民系会議は同日朝に協議し、外山氏支援を最終確認した。

=2007/06/02付 西日本新聞朝刊=

279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/03(日) 18:27:01
皆吉氏の支持を社民県連合決定 協力団体の推薦受け 西日本鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kagoshima/20070602/20070602_001.shtml

 社民党県連合は1日、7月の参院選鹿児島選挙区(改選数1)に民主党公認で立候補を表明している同党県連常任幹事の皆吉稲生氏(56)の支持を、県連合として決定したことを明らかにした。

 社民党県連合は昨年12月の委員会で、「参院選に独自候補の擁立は困難」として常任幹事会に対応を一任。今年1月、皆吉氏側から推薦依頼があったのを受け、常任幹事会で協議を重ね、支持を決めた。県連合は2004年参院選では、皆吉氏を推薦して民主党と共闘態勢を組んだが、今回の参院選では、他党の公認候補を推薦しない党の方針が決まっている。

 県連合の北森孝男幹事長は支持の決定について「県平和運動センターなど社民党と協力関係にある団体が皆吉氏を推薦しているため」と話した。

=2007/06/02付 西日本新聞朝刊=

280片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 08:10:58
“苦肉の策”で最終決着
連合大分「ぎりぎりの選択肢」 讀賣大分

 7月の参院選大分選挙区(改選定数1)で3日、「具体的な対応は構成組織の判断にゆだねる」との条件付きで、社民党系の無所属新人を「推薦候補」、民主党系の無所属新人を「支援候補」と決めた連合大分(嶋崎龍生会長)。民主、社民の分裂劇に振り回されてきた連合大分は、結局、両者を推すという“苦肉の策”で最終決着を図った。

 会合は午前7時半から大分市の連合大分で始まった。社民系の官公労、民主系の民間労組の幹部がテーブルを囲み、社民党推薦の医療法人理事長・松本文六氏(64)、民主党県連が全面支援する元佐伯市職員・矢野大和氏(50)からの推薦願の取り扱いを協議した。

 関係者によると、矢野氏が党県連支援にとどまっていることを考慮し、〈1〉松本氏で一本化〈2〉産別自決(自主投票)――のいずれにするかに絞って協議。「松本推薦」でまとまる気配もあったが、総意とはならず、午後4時半まで続いた協議の結果、推薦、支援の濃淡をつけたうえで両氏とも推すとの打開策で一致した。

 この日、松本氏は大分市・若草公園で約4500人を集めた「総決起集会」を開き、村山富市・元首相らと必勝を誓った。社民党の福島党首も駆け付け、連合大分の決定に「支援よりも推薦の方が効果的」と歓迎した。一方、矢野氏はこの日、由布市で集会を開催。民主党県連代表の吉良州司・衆議院議員は「連合にとって苦渋の決断だと思う。矢野氏を支援する道を残してくれたことに感謝する」と話していた。

 嶋崎会長は「民主、社民支持の組合員が半分ずつというなか、連合の姿勢を明確にし、産別の主体性も生かせるこの方策がぎりぎりの選択肢」と語った。

(2007年6月4日 読売新聞)

281片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 14:01:25
共闘の実績より大義/吉良代表に聞く
2007年06月04日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000706040002

 民主県連は、党本部が大分選挙区で公認、推薦候補を擁立しない方針にもかかわらず、元佐伯市職員の矢野大和氏(50)を支援する。吉良州司県連代表に狙いを聞いた。


    ◇


 ――勝てる候補者の条件とは。


 「大義のある人だ。郵政解散の05年総選挙で自民は分裂し、民主を利すると見られていたが、大勝した。それは小泉首相(当時)に大義があったからだ」


 ――どんな大義が。


 「特定郵便局長など自民の大切な支持層に不利なことでも、必要な改革なら断行するという姿勢に、国民は奮い立った。大分でも党のためではなく、国民が真に望む政治に結びつく選挙をすれば、野党が割れても勝てる」


 ――具体的には。


 「地方を大事にし、廃れゆく日本の心や田舎の人情を復活させたい、という思い。それを体現するのが矢野大和氏だ」


 ――一本化のため社民に対して予備選を提案した。


 「負けたら降りると、矢野氏も明言した。だが、社民には断られた。どんな候補者であれ、組織が決めれば当選させられる、というのが社民の主張だから」


 ――それなりの組織が社民にはある。


 「地方選を見ると、確かに中〜大選挙区では、民主よりはるかに強い。だが、1人区で勝てるだけの力はない」


 ――民主には、そのような組織すらないが。


 「本当にいい候補者がきちんと心に届く訴えをすれば、漠とした政権交代期待層がどっと民主にくる。その数は確固たる組織の何倍にもなる」


 ――党の公認も推薦もなしで、どうするのか。


 「かえって、しがらみのない政治のために、しがらみのない候補者で戦えてよい」


 ――共闘の意思など当初から無かったのでは。


 「最大の目的は与党を過半数割れに追い込むことだ。よい候補者を社民が立て、勝てると確信できれば、それに乗るのが一番楽だったし、全国でも摩擦は起きない。だが、今回は社民と分裂してでも責任を果たすことを優先した」


 ――大分での共闘の実績をどう考えるか。


 「私は、そうしたしがらみをなくすために登場し、県連代表として担がれた。無意味な問いだ」


 ――そう言い切って自身の衆院選は大丈夫か。


 「厳しくなるだろう。誰だって嫌われたくない。だが、今は私を捨てるべき時。自分を推してくれる特定層への配慮を優先する政治こそが、日本をだめにしたのだから」


(篠島真哉)  


 98年の結党以降、民主は県内の国政選挙で徐々に党勢を拡大してきた。比例区での復活当選を含めると、衆院で2議席、参院で1議席と、県選出国会議員8人中3人を占め、自民と並ぶ。躍進を支えてきたのは、社民、連合大分と3者で協力する「大分方式」だ。


 01年参院選では社民公認、04年参院選では民主公認を「大分方式」で立てた経緯から、社民県連合は「今回は社民の順番だ」と主張。松本文六氏(64)の支援を民主に申し入れたが、民主側は「勝てる候補者ではない」と断り、国政では98年以来となる民主・社民の分裂選挙となりそうだ。


 吉良・民主県連代表が主導した一連の動きを、県連内では複雑な心境で見守る人もいる。4月の統一地方選で当選した県議3人や市議の多くは連合大分の支援を受けた。連合大分が民主支持と社民支持に分かれ、将来の選挙にしこりを残すことを恐れるからだ。


 05年の衆院選を前に社民から民主へ移った横光克彦衆院議員は「連合大分に迷惑をかけてしまったことで、心配している地方議員は少なくない。大分で自民に立ち向かうには、社民の力が必要なのだが」と話す。参院選後に関係修復を探るべきだと主張している。
(野崎健太)

282片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 14:02:03
連合大分 松本氏を「推薦」
2007年06月04日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000706040004

 連合大分は3日、執行委員会を開き、参院選大分選挙区で社民党推薦の医療法人理事長、松本文六氏(64)を推薦候補とし、民主党の県連が支援する元佐伯市職員、矢野大和氏(50)は支援候補とすることを機関決定した。松本氏にやや重点を置いた形だが、具体的な応援態勢は傘下の各産別の自主判断に任せる。


 連合大分には、松本、矢野の両氏が推薦を要請していた。だが、官公労など社民党支持労組と、民間企業を中心とする民主党支持労組の間で調整が難航。結局、両候補の擁立に、政党の党本部がどう関与したかによって、差をつけることで合意した。


 嶋崎龍生会長は「連合大分としての姿勢を明確にしながら、各産別の事情も考慮した、ぎりぎりの選択だ」と話した。

283片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 14:02:46
地方組織の支え健在/重野代表に聞く
2007年06月04日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000706040005

 社民、民主、連合大分が共闘する「大分方式」はなぜ崩れ、医療法人理事長の松本文六氏(64)を推薦する社民はどう戦うのか。同党県連合の重野安正代表に聞いた。
    ◇
 ――民主に候補者一本化を求め続けた理由は。


 「労組が快く選挙に取り組めて、秘めたパワーを発揮しきれる装置が大分方式だ。そのための条件整備は、労組に応援される政党として当然だ」


 ――単に一本化であれば、民主県連の立てる候補者でもよかったのでは。


 「前回04年の参院選で社民は、次はうちの番だからと、民主の候補を総動員態勢で応援したのだから、譲れない」


 ――その順番論は世論の賛同を得られるか。


 「わからないが、党としての結論に至る過程では許されていい論法だ」


 ――民主の候補者を担いだ前回、党や支持労組に異論はなかったのか。


 「あっても本気で抑えてきた。野党が結集して強大な自民に対抗し、大分における政治のバランスを保ってほしい、という県民の期待に応えるために」


 ――一本化せずとも勝てると、民主は言う。


 「反論したい。大分方式は実績が示す通り、有権者の期待に応えるための知恵と工夫だ。浪花節的で非論理的かも知れないが、今回は社民、次は民主で一本化すれば、丸く収まるし、衆院選でも協力できる。選挙というものは、心だから」


 ――もはや一本化の余地はなさそうだ。


 「民主には、みこしに乗れる候補者を提案し、3年後の参院選では候補者を立てない、とまで伝えていた。共闘自体を受け入れる気がないのだろう」


 ――力量が低下して、見限られているのでは。


 「社民は消えるのみ、と一般的には言われている。日本全体から見れば、大分の重野はドンキホーテかも知れない」


 ――無謀な闘いを挑むという意味において?


 「違う。統一地方選で社民は多くの議員を当選させた。大分にはまだ相当数の地方議員を支える有権者がいる。国政選挙と地方選挙は連動する」


 ――松本氏が出馬を決意したのは大分方式の成立が前提だったのでは。


 「そんな説得の仕方はしていない」


 ――勝利への方策は。


 「党員全体が誠実にやるしかない」


(伊藤宏樹)


 社民にとって大分は、官公労を中心とした厚い支持基盤を持つ「心臓部」(福島党首)だ。村山富市元首相をはじめ、国会議員も数多く輩出。だが、党勢が退潮傾向にあるのは大分も例外ではなく、05年衆院選以降は重野氏1人だけだ。


 参院選比例区での得票を見ると、旧社会党時代の95年には約19万票(有効投票総数の約40%)を獲得していた。その後、98年には約11万票(同約18%)に減り、01年は約9万4千票(同約16%)、前回の04年は約7万4千票(同約12%)と、減少傾向に歯止めがかからない。


 その背景には、地域の党員や社会運動、農民運動出身の地方議員が高齢化し、次々と引退したり、落選したりしたことがある。


 社民県連合によると、県内の社民系の県議と市町村議は、98年3月の時点では74人だったのに対し、今年の統一選後には51人に減った。


 ただ、今年の統一選では底力を見せた面もある。同党公認、推薦の候補者27人のうち、県議選では3人が落選したものの、6市議選では立候補した13人全員が当選を果たした。

284片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 17:47:27
’07参院選さが:社民党県連、選挙区での候補擁立断念 比例代表に全力 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070604ddlk41010319000c.html

 社民党県連の第13回定期大会が3日、佐賀市の自治労会館で開かれ、7月の参院選について、佐賀選挙区での独自候補擁立を断念し、比例代表に全力を注ぐことを盛り込んだ選挙闘争方針を採択した。これを受けて、新人の川崎稔氏(46)を公認している民主党県連は、今週中にも社民党県連に対し同氏の推薦を求めて動き出す。

 大会には代議員約65人が出席し、柴田久寛代表ら役員を再任した。柴田代表は参院選に向けて、「与野党逆転ができれば、与党に歯止めをかけられる大切な選挙だ。全力で戦いたい」と話した。県内で比例代表4万票獲得を目標としている。

 佐賀選挙区には川崎氏のほか、いずれも新人の▽川上義幸氏(52)=自民▽中尾純子氏(54)=共産▽門田正則氏(60)=無所属=の3人が立候補を表明している。【関谷俊介】

毎日新聞 2007年6月4日

285片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 17:48:06
’07参院選おおいた:社民党・松本氏、大分市で必勝総決起集会 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070604ddlk44010270000c.html

 ◇「命を大切にする政治を」

 参院選大分選挙区に社民党推薦で立候補予定の医療法人理事長、松本文六氏(64)の必勝総決起集会が3日、大分市中央町の若草公園であった。関係者や支持者ら約4500人(主催者発表)が集まった。

 応援のため来県した社民党の福島瑞穂党首は年金記録の管理問題に触れ「安心安全な年金制度を作ることを自分の責任と考えない今の自民党に政治をする資格はない」と批判。現場で医療問題に取り組んできた松本氏への支援を呼びかけた。

 また、村山富市元首相は「『革新が割れて選挙は苦しいだろう』という声を聞くが(大分県の)自民、民主、国民新党の候補はみんな保守。保守は三つに割れるんだからこの選挙は絶対に勝つ」と鼓舞した。

 その後、松本氏が「現在の政治は『命』をおろそかにするどころか、切り捨てようとしている。皆さんの力で私を国政に送ってもらい、人、自然、地球の命を大事にする政治を作り上げましょう」と決意表明し「頑張ろう」三唱で士気を高めた。【大島祥平】

毎日新聞 2007年6月4日

286片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 17:49:57
’07参院選おおいた:松本氏推薦、矢野氏を支援−−連合大分 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070604ddlk44010275000c.html

 ◇事実上の自主投票に

 参院選大分選挙区への対応を協議してきた連合大分(嶋崎龍生会長)は3日、臨時の執行委員会で社民党推薦の松本文六氏(64)を「推薦」、民主党県連が支援する矢野大和氏(50)を「支援」とする方針を決定した。しかし具体的対応は「各構成組織に任せる」としており、事実上の自主投票という結果になった。

 今回の方針は(1)松本氏は社民党の推薦だが、矢野氏は民主党本部とは関係がなく同県連が独自に支援する候補者で、「公党」の立場と重みに配慮した(2)定員1人の選挙で2人推薦するのは現実的ではない−−などの理由からという。

 両県連から支援要請を受けた連合大分だが、組織内の分裂や、今後の運動への影響が懸念され、協議を重ねたが、結論が先延ばしになっていた。

 嶋崎会長は「連合としての姿勢を明確化させつつ、各構成組織の主体性を生かすにはこの方策がギリギリの選択だった」と話し、苦渋の決断だったことを強調した。

 今回の決定に、社民党県連合の重野安正代表は「『推薦』の方が重みがあると受け止めている。連合内にもいろいろな組織があるんだから、推薦はありがたいこと」と話した。民主党県連の吉良州司代表は「連合大分にとって厳しい決断を迫ることになったと思うが、矢野支援の道が残されたことに感謝している」との見方を示した。【大島祥平、小畑英介】

毎日新聞 2007年6月4日

287片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 23:52:42
【参院選】 松本氏推薦 矢野氏支援 連合大分が決定 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1180882800=118091871517938=1

 連合大分(嶋崎龍生会長)は三日、大分市内で政治センター幹事会、続いて拡大執行委員会を開き、参院選大分選挙区の対応を協議した結果、無所属で社民党推薦の松本文六氏(64)=医療法人理事長=を推薦することを決めた。また、民主党県連が擁立に動いた無所属の矢野大和氏(50)=元佐伯市職員=も組織として支援することを決めた。
 事実上の「産別対応」で、松本、矢野両氏のどちらの支援に動くかは、各産別の判断に委ねられることになった。
 民主、社民両党がそれぞれ擁立に動いた二人への支援を決めたことで、二〇〇〇年衆院選以降、連合大分を軸に両党が手を結ぶ「大分方式」の選挙協力は崩壊した。
 矢野氏に対する「支援」は連合大分として初めて使った。推薦よりは取り組みの度合いが弱いという意味を含んでいるという。
 嶋崎会長は「政党の本部推薦(社民党)か、県連支援(民主党)かの違いを重く見た」と理由を説明。その上で「連合大分の参院選大分選挙区に対する姿勢を明確化しながら、産別それぞれの考え方も尊重するぎりぎりの選択だった」と述べた。
 大分選挙区にはほかに国民新党現職の後藤博子氏(59)、自民党公認の礒崎陽輔氏(49)、共産党公認の山下魁氏(30)の二新人が出馬を予定している。 

次期選挙にらみ苦肉の策
 ◆解説◆組織が一枚岩になって戦える態勢を築くため、参院選大分選挙区で統一対応の道を最後まで探り続けた連合大分。「推薦」と「支援」という言葉の使い分けで最終決着した背景には、参院選後の国政選挙で再び「大分方式」の選挙協力を実現するため、民主、社民両党との関係を保つ意図がある。
 参院選の公示(七月五日の予定)が一カ月余りに迫り、両党がそれぞれ態勢固めに走りだす中で、連合大分内では「産別対応しか道はないのでは」との声が強くなった。
 ただ、執行部は「産別対応は方向性を示す責任を放棄することになる」という認識を共有。一本化のため歩み寄ろうとしない両党に抗議の姿勢を示す意味で「どちらも支援しない」ことも本格的に論議した。
 しかし、大分選挙区の出馬予定者が五人となったことで事情が急変。「矢野、松本両氏のどちらにも勝てるチャンスがある。支援をしないとどちらかが勝った場合に得策でない」と判断、今回の決定につながった。
 嶋崎会長は「今回を前例にしない」と強調。次期国政選挙での三者協力の実現に希望をつなぐ。
 しかし、大分方式が確立した二〇〇〇年衆院選以後、両党の勢力差は拡大。労働組合の組織率も下がるなど、三者を取り巻く環境は変わってきた。政権交代を視野に幅広い層から支持を取り込もうとする民主党と、護憲を掲げ、組織中心で戦う社民党では選挙手法も異なる。
 今回、候補者の一本化が実現しなかったことで三者の間にしこりが残ることも懸念されており、共闘態勢の再構築は決して容易ではない。働く者の代表として、連合大分がどう影響力を発揮していくのか。残された課題はあまりに大きい。

288片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 08:13:32
参院選 公示予定まで1か月
3新人 前哨戦熱く 讀賣長崎

 参院選の公示が見込まれる7月5日まで1か月となった。長崎選挙区(改選定数1)は、自民党の小嶺忠敏氏(61)、民主党の大久保潔重氏(41)、共産党の渕瀬栄子氏(51)が立候補を表明。新人3人による三つどもえの公算が大きくなっており、投票が見込まれる同22日に向け、前哨戦は熱を帯びてきている。

 「皆さんの協力なしでは目的を達成できない。支援をお願いしたい」

 3日午後、長崎市のホテルで開かれた自民党長崎支部の定期大会。党の県議、市議らを前に小嶺氏はこう力を込めた。

 小嶺氏は党県連の全国公募で久間防衛相(衆院長崎2区)が推薦した。県立国見高で長年にわたってサッカー部を率い、知名度は抜群だ。4月の統一地方選で各候補の集会を積極的に回ったほか、党の支援団体の総会などにも顔を出し、組織固めを図る。

 ただ、政治経験はなく、支持拡大は議員らの運動が頼り。しかし、自民党は県議選(定数46)で公認29人のうち19人しか当選せず、前回より8人減と大きく後退。連立与党を組む公明党も推薦願に対する態度を保留している。

 ある自民党県議は「高い知名度を投票行動に結びつけなければならない。実動部隊の運動量をいかに増やすかが課題」と話す。

 大久保氏は2005年9月の衆院選長崎2区で、立候補表明が公示直前にずれ込みながらも約8万8000票を獲得。約12万3000票だった久間防衛相に詰め寄った。

 三菱重工労組長崎造船支部などを傘下に置く連合長崎が推薦し、社民も支援する。加えて、本業が歯科医という経歴を生かし、医療関係者などへの食い込みも狙っている。

 自身が「最大の課題は知名度」と言うように、どれだけ全県的に浸透できるかがカギ。年明け以降、県内をくまなく回り、離島にもこまめに足を運んできた。5月末、離島選出県議が開いた集会では「地域の声をしっかり受け止め、中央に届ける政治家になる」とアピールした。

 渕瀬氏は昨年2月にいち早く立候補を表明。元大瀬戸町議で、大久保氏とは05年の衆院選長崎2区でも戦った。各地で街頭演説を繰り返すなどし、同時に比例選の票の上積みも目指す。

(2007年6月5日 読売新聞)

289片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 08:16:28
参院選・礒崎氏支援で14支部が「励ます会」開催へ〜自民党大分市連 讀賣大分

 自民党大分市連は4日、参院選大分選挙区(改選定数1)に党公認で立つ新人の元総務省大臣官房参事官・礒崎陽輔氏(49)の支援について臨時総務会を開いた。同日を手始めに、投票日へ向けて市連の14支部が「励ます会」を開き、顔の売り込みをバックアップすることを決めた。

 臨時総務会は、5人の立候補が予想される乱立模様となったことを受けて開催。礒崎氏のほか、衛藤征士郎・県連会長、県議、市議、市内の党員ら計約50人が出席した。

 総務会では、秦野恭義・市連会長が、国民新党公認の現職・後藤博子氏(59)が比例選から同選挙区に“転向”したことに触れ、「現職の参院議員の立候補表明は非常に衝撃」と述べ、「どうやって取り組んでいくか共通認識を作り、有権者にアピールしていきたい」と結束を呼びかけた。

 衛藤・県連会長は「(礒崎氏は)120人以上の選考委員が責任を持って選んだ。擁立には自信を持っている」とし、「何としても当選させなければならない」と力説。「励ます会」の日程を決めたうえで、出席者全員でガンバロー三唱をした。

(2007年6月5日 読売新聞)

290片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 08:18:00
参院選、5氏の戦いへ 讀賣宮崎

 公示が見込まれている7月5日まであと1か月となった夏の参院選。宮崎選挙区(改選定数1)には、自民党現職の小斉平敏文(57)、共産党新人の馬場洋光(38)、元参院議員で無所属の長峯基(66)、民主党県連前副代表の外山斎(31)、元民放キャスターで無所属の東治男(61)の5氏が出馬を表明し、ほぼ構図が固まった。自民党は、挙党一致体制を固めることができるか。1月の知事選で東国原知事を誕生させた無党派層の動きを強く意識する他陣営は、民主党県連幹部だった外山氏が無所属で出馬したことで、どんな影響を受けるのか。同選挙区の情勢を探る。

 知事選では、元官僚を推薦したが、党が分裂し、東国原知事に大敗を喫した自民にとって、今回は挙党一致体制を築けるかどうかが大きな鍵になる。

 2001年の参院選では、党本部への公認申請を決める県連選対委員会の投票で、現職の長峯氏が公認されず、県議だった小斉平氏が公認を得た。長峯氏は無所属で立候補し、県議会の自民党会派は分裂し、支持団体も割れて党は混乱した。

 「この6年、農水政務官も務めた」。小斉平氏の後援会事務所幹部は現職としての実績を強調。支持団体の会合に出席するなどして、支持を訴えている。県連の坂元裕一会長は「今回負ければ県連を解体せざるを得ないという覚悟で臨む」とし、“小斉平氏一本”の体制を強く呼びかけている。

 一方、長峯氏は、「保守系無所属」(陣営幹部)の立場を取り、反小斉平氏、反自民の集票を目指す。「都城市では他候補より、かなりの票を取れるだろう。県北も感触はいい」(同幹部)と自信を見せる。前回、他候補に差をつけられた宮崎市での票の取り込みが鍵を握りそうだ。

 ただ、自民党への批判を展開しているだけに、反自民勢力の結集を呼びかけている外山氏の出馬の影響は避けられない。陣営幹部は「浮動票に頼るのではなく、地道に人と会って票を集める」と話す。

 民主党は、擁立候補の人選が難航していたが、5月下旬になって県連副代表だった外山氏が急浮上。民主、社民両党や連合宮崎などでつくるCNP会議が1日、外山氏擁立で共闘する方針を確認した。連合宮崎は推薦を決めており、民主、社民の両党も近く推薦するとみられる。

 外山氏は05年9月、衆院選宮崎3区から民主党公認で出馬し、落選。次期衆院選で3区公認が内定していたが、辞退して離党した。幅広い支持を得るため無所属で、反自民と若さを前面に出す戦略だ。

 東氏は、01年の参院選で民主、社民など野党4党が推薦したが、今回は特定の政党や団体の支援を受けない。「しがらみのなさ」を掲げ「東国原知事が起こした改革の風を国政の場へも」と訴える。

 県内行脚を続け、支持を呼びかけてきたが、やはり、外山氏が無所属で出馬することで、無党派層の票を奪われる恐れもある。後援会幹部は「前回より一層厳しい選挙が予想されるが、地道な取り組みで共鳴の声は広がっている」と語る。

 共産党からは01、04年に続いて県委員会書記長の馬場氏が出馬する。福祉の充実や護憲など党の政策を訴え、比例選との連動を図る。小斉平、外山両氏の与野党対決の中、「確かな野党」としての党の存在感をアピールする。

 東国原知事は「県民の選択を見守る。(特定の候補を応援すると)しがらみができる懸念もある」として中立の立場を貫くことを表明している。

(2007年6月5日 読売新聞)

291片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 11:30:26
逆風自民、3区で混乱 民主、「補選との相乗効果狙う」 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070605000003

  七月五日が有力視される参院選の公示まで一カ月となった。県内は熊本選挙区(改選数一)に公認候補を擁立する自民、民主、共産はじめ、各党とも支持固めに躍起だ。しかし、松岡利勝前農相の死去に伴い、衆院熊本3区補選が参院選と同日で実施される。各陣営や政党に与える影響は大きい。

 前農相の死から一週間が過ぎた四日。熊本市水前寺の自民党県連では参院選への影響を考慮しながら3区補選の候補者調整の動きが続いた。そこに報道各社が先週末実施した世論調査の結果がさらに重くのしかかった。

 「内閣支持率が過去最低に」。地元大臣の自殺という衝撃に加え、年金記録の記載漏れに端を発した安倍内閣の支持率急落。補選で公認候補擁立に慎重な姿勢をとる県連幹部の一人は「また一つ逆風が加わった」と表情を曇らせた。

 自民党は今回、三選を目指す現職の三浦一水氏を擁立。三浦陣営は五月十三日に後援会事務所を設置するなど他陣営に先んじて選対組織を発足させた。陣営は三浦氏の個人後援会や党県連、農業団体などの友好団体で構成。約百五十の団体から早々と推薦を取り付け、「盤石の布陣」(党県連幹部)を組んだ。

 ただ、松岡氏の死去を機に、三浦氏の主地盤でもある3区は混乱。三浦選対の本部長や事務総長という司令塔を務める古閑三博県連会長や前川收県議が補選への候補調整の当事者となり、組織だった動きができない状態が続く。陣営幹部は「一日も早く3区の状況をすっきりしてもらいたい。挙党一致で参院選に集中してもらいたいのだが…」と気をもむ。

 中央で連立政権を組む公明党は前農相の死に、「大きな動揺はない」と城下広作県本部幹事長。ただ、党県本部は生活に身近な年金問題への影響を懸念。有力支持団体の創価学会幹部は「決して順風ではない」と危機感を募らせる。

 同党は今回も比例中心の戦いだけに城下幹事長は「あくまでうちの票の上積みが優先」と話し、三浦氏の推薦も自民側の比例での選挙協力を見極める姿勢を崩さない。

 これに対し、元衆院議員の松野信夫氏を擁立する民主党は「3区補選と参院選を連動させて相乗効果を狙う」(鎌田聡党県連代表)と意気込む。同党は熊本をはじめ全国二十九の改選「一人区」を勝負どころと位置付けてきたが、「熊本がさらに重要視されてきた」と党県連。党本部の充実したテコ入れを期待する。

 松野氏は現在、熊本市以外を積極的に回り、郡部での知名度不足をばん回したい考えだ。さらに、補選とセットで3区への切り込みを図る。

 共産党の橋田芳昭氏は憲法九条の堅持や格差是正、年金問題を争点に遊説を重ねる。3区補選でも「独自候補をたてて政治とカネの問題を追及する」と久保山啓介県委員長。前回に続き比例に絞った社民党県連は護憲などを訴え、自民と民主の二大政党間の埋没を警戒する。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年6月5日朝刊

292片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 12:26:46
公示まで1カ月
2007年06月05日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706050001

 7月5日と見込まれる参院選公示まであと1カ月。宮崎選挙区(改選数1)にはこれまで自民現職、共産新顔、無所属の元職、無所属新顔2人の計5人が名乗りを上げている。うち4人は01年参院選と同じ顔ぶれで、一見、新味は乏しい。だが分裂を繰り返す自民や、東国原英夫知事を誕生させた新しい風など、選挙を取り巻く状況は大きく変化している。


 「6年前と同じ顔ぶれを許していいのかと思った」。外山氏は5月末、立候補する動機の一つをこう語った。


 民主と社民両党が、県内の国政選挙で初めて共闘したのが01年参院選だった。非自民勢力が結束して東氏を支援。一方、自民は新顔の小斉平氏を公認した。もともと長峯氏が自民現職だったが、自民県連の決選投票で敗れた。長峯氏が無所属で出馬したため、県連は分裂。結局、全国を席巻した「小泉ブーム」に乗る形で、小斉平氏が東氏らを抑えて初当選した。


 今回の立候補予定者の大半は01年と重なる。だが、情勢はより複雑だ。


 一つは、1月の知事選で自民県連が再び分裂したこと。県連は経産省OBを推薦したが、一部の勢力は前林野庁長官を支援し、共倒れした。小斉平、長峯両氏が再び相まみえる今回、坂元裕一会長は「公認候補が負ければ、県連は解体だ」と団結を呼びかける。前県連会長が4月の県議選をめぐる選挙違反事件で逮捕されるという痛手もあり、県連の危機感はかつてないほど強い。


 1月の知事選で政党の支援を受けなかった東国原知事が圧勝で誕生し、いまも高い人気を保っていることも、選挙の構図を大きく変えた。


 6年前の東氏に代わって非自民勢力の支援を受ける外山氏は、民主党を離党して無所属で出馬する。その一因を「東国原県政の誕生」と説明し、「しがらみのない国政を」と力を込める。狙うのは04年参院選の再現。非自民勢力が共同支援した無所属の松下氏が自民現職の上杉氏との事実上の一騎打ちを制し、自民が独占してきた県内国会議員の一角を奪った。


 東氏は今回、党派色を打ち消し、東国原知事が展開した選挙戦に近い形で臨む方針だ。知事に一票を投じた有権者を意識し、ストレートに「国政にも東風を」と訴える。


 馬場氏は04年参院選で01年より1万票以上を上乗せし、今回はさらに得票の上積みを図る。


 長峯氏は、自民への批判票の受け皿を狙っていたが、外山氏が出馬表明したことから戦略の練り直しを迫られている。

293片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 00:06:06
’07参院選さが:佐賀選挙区、4新人が出馬予定 自、民軸に展開か /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070605ddlk41010551000c.html

 ◇公示まで1カ月

 7月5日に見込まれている参院選の公示まで後1カ月となった。5月に入ってから自民現職の陣内孝雄元法相(73)が急きょ引退を決めた佐賀選挙区(改選数1)は、今のところ新人ばかり4人が立候補を表明している。補選を含めて59年の第5回以来20連勝中の自民と、前回04年の選挙で自民候補に2万票差まで迫った民主の争いを軸に展開しそうだ。

 自民の“差し替え”対象となった陣内氏の後継に選ばれたのは副知事を務めていた川上義幸氏(52)。陣内氏と同じ国交省(旧建設省)出身。県連には本部主導の選考への不満が残り、組織の修復を急ぐ。

 民主は04年に続いて元日銀調査役の川崎稔氏(46)=国民新党推薦=が2度目の挑戦。年金支給漏れ問題や松岡利勝前農相の自殺などで自民に吹き始めた逆風を利用して、上昇気流に乗りたい考えだ。

 共産はみやき町(旧北茂安町)の前町議、中尾純子氏(54)が初めて国政選挙に挑む。保育士としての経験を生かした教育問題への対応や改憲阻止などを訴えながら、同党支持層を中心に浸透を図る。

 無所属の門田正則氏(60)は前千葉県船橋市議。佐賀県出身で、陣内氏の公認辞退が浮上した時に名乗りを上げた。【上田泰嗣】

毎日新聞 2007年6月5日

294片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 00:06:38
胎動・夏の陣:07参院選ながさき/1 自民「党営選挙」機能せず /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070605ddlk42010067000c.html

 ◇知名度の高さ裏目に

 7月5日予定の参院選公示日まで残り1カ月に迫った。選挙結果が安倍内閣の政権運営を左右し、「天下分け目の決戦」とも位置づけられている。長崎選挙区(改選数1)は与党過半数維持の鍵を握る1人区の一つ。これまでのところ自民公認の小嶺忠敏氏(61)、民主公認の大久保潔重氏(41)、共産公認の渕瀬栄子氏(51)が出馬を表明している。すでに選挙モードに入った各陣営の現状を追った。

 「党が一体となった『党営選挙』で戦う。勝つために4選挙区の組織を100%動かしてもらいたい」

 先月19日に長崎市内のホテルであった小嶺陣営の会議。県選出の衆院議員、県議、財界幹部らを前に、陣営の事務局長を務める浦瀬清七郎氏はこう訴えた。

 小嶺氏は、無名だった県立国見高校サッカー部を強豪校に押し上げ、全国大会100回出場、うち17回優勝に導いた名監督。「サッカー界で知らない人はいない」ほど抜群の知名度を誇り、88年には県民栄誉賞の第1号に輝いた。

 自民党は04年の前回参院選で現職の松谷蒼一郎氏が落選、今回負ければ県内から参院議員がゼロという結党以来の危機となる。だが候補者選定は難航し、昨年暮れには党本部の中川秀直幹事長が居並ぶ県連幹部に「まだ決められないのか。長崎から参院議員をなくしたら長崎のために何もしない」と激怒したほど。県連側が慌てる中、「勝てる候補」として久間章生防衛相(衆院長崎2区)が引っ張ってきたのが小嶺氏だった。

 しかし、教育界一筋の小嶺氏は自他ともに認める「政治と選挙はまったくの素人」。今年1月に立候補を決断する際には、久間氏とこんなやり取りを交わしたという。

 「今までサッカーしかしていないから政治の世界を知らない。選挙にはカネもかかると聞いているが、そういうものもない」(小嶺氏)

 「その辺は私たちがしますから」(久間氏)

 この時、党営選挙が約束された。つまりは地盤、カネ、ノウハウのない小嶺氏に代わり、県内の衆院1〜4選挙区の国会議員が自らの組織を動かし、自分の選挙として展開する。小嶺氏はポスター張り、推薦依頼、電話作戦を含め基本的にすべてを各衆院選挙区支部に委ねる形だ。

 しかし、実態はこの党営選挙が機能していない。陣営幹部は「久間氏が約束したはずのカネが調達できていないのが最大の原因」と打ち明ける。会議で方針を決めても「誰がやるのか。カネはどこから出るのか」で話はストップ、組織が動かない。先月24日、窮余の策として東京で開いた政治資金パーティーでは、久間氏自らが「(約束したものの)そう簡単に出来るわけがございません」と暴露した。

 「あれだけいい候補を担いだのに、民主党に差を詰められている。自分の選挙だと思ってやってもらわないと」。先月17日、長崎第1選挙区支部を預かる冨岡勉衆院議員(比例代表)は党本部の幹事長室に呼ばれ、中川幹事長から厳しく詰め寄られた。党本部が実施した世論調査で「予想外」に民主党に追い上げられていたためだ。以降、知名度の高さにあぐらをかいていた県連側にも焦りが広がりはじめている。

 9日に控えた年に一度の県連大会。ある幹部は「小嶺氏の決起大会にして、県内全党員の引き締めを図る」と強調する。

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年6月5日

295片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 07:55:10
’07参院選かごしま:公示まで1カ月 「1人区」三つどもえか /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070605ddlk46010726000c.html

 7月22日投開票が見込まれる参院選は5日、公示まで1カ月に迫った。鹿児島選挙区は改選数1で、与野党が攻防を繰り広げると注目される「1人区」の一つ。04年同様、自民、民主、共産の3党公認による三つどもえとなる見通しだ。【神崎真一】

 ◇再選へ支持固め−−自民

 ◇連合中心に選対−−民主

 ◇「政治とカネ」争点−−共産

 統一地方選とセットの亥(い)年選挙。「なかなか参院選に関心が集まらなかった」(関係者)が、国会会期末が迫り、各党、各陣営の運動も熱を帯びつつある。

 再選を目指す自民の加治屋義人氏は2日、鹿児島市で「はげます会」を開き、党員ら約2000人を集め、選挙戦を本格化させた。農水政務官、参院農水委員長などを歴任した6年間の実績を強調。得意の農政関係を中心に訴える構えだ。

 比例代表の予定候補とも連携、党友好団体などの支持固めに余念がない。昨年末、徳田毅衆院議員(鹿児島2区)の入党などで党は衆院の県内5小選挙区を独占。陣営は追い風と、期待する。

 民主新人、皆吉稲生氏は04年に続き2度目の立候補。連合鹿児島副会長で、連合を中心に選対を組む。格差問題を積極的に訴え、安倍政権批判を展開。年金問題の追い風も期待する。

 06年から県内各地をめぐり、3巡目。知名度アップとともに、地方の厚い保守票への食い込みに必死だ。既に小沢一郎代表が2度鹿児島入りするなど党本部からの応援も。国民新党や京セラ労組の推薦も得た。社民は県連支持。

 共産新人、山口陽規氏は、党県委員で、元旧日吉町議。01年に挑戦して以来の参院選となる。「憲法改悪・庶民大増税反対」など、党の政策を積極的に訴え、支持拡大を狙う。「政治とカネ」や年金問題も争点化する構えだ。また、党では「2大政党制」の風潮を警戒し、「たしかな野党」と存在感をアピールする。

 17日、市田忠義書記局長が鹿児島市入りし、決起集会を開く予定。比例の予定候補の参加も得、連携する構えだ。

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 ◇鹿児島選挙区の立候補予定者

加治屋義人 69 農水委長 (1)自現

皆吉稲生  56 党県幹事    民新=国

山口陽規  53 党県委員    共新

毎日新聞 2007年6月5日

296片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:40:39
社民県連 参院選、候補擁立見送る (07年6月4日)  佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=481093&newsMode=article

 社民党県連(柴田久寛代表)は3日、佐賀市内で定期大会を開き、7月に投開票が予定される参院選佐賀選挙区(改選数1)に、独自候補を擁立しないことを決めた。擁立見送りは2001年選挙から3回連続となった。

 定期大会では、議席減となった今春の統一地方選結果なども踏まえ、「参院選選挙区は候補擁立を見送り、比例区に全力を挙げて取り組む」とする方針を承認。比例得票は04年選挙から1万5,000票上積みする4万票を目標に掲げた。

 前回は民主党公認候補を「支持」。今選挙ではまだ同党から推薦要請はなく、柴田代表は「選挙区対応はこれからだが、与野党逆転を図り、政治を変える大きな流れの中での協力はあり得る。今後、議論していきたい」と話した。

297片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:41:42
新人4人 激戦必至―参院選公示まで1カ月 (07年6月5日) 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=483896&newsMode=article

有権者関心高まる―自民 公認差し替えで注目

 7月5日公示予定の参院選まで、あと1カ月。佐賀選挙区(改選数1)は新人4人が出馬を表明し、3人で争った前回以上の激戦が予想される。自民の「公認候補差し替え」で全国注目区の1つとなった上、国会では年金記録不備問題や「政治とカネ」の問題が大きく取り上げられ、県内有権者の関心も高まっている。

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 自民は5選を目指した現職の陣内孝雄氏(73)が5月中旬、突然の出馬辞退。後継候補として、前副知事川上義幸氏(52)の出馬が決まった。

 一連の経緯に対し、県連内にはまだ、「党本部主導」との不信感が残り、組織が“一枚岩”となれるかが当面の焦点。2日の事務所開きには県選出の国会議員や県議ら約400人が参加し、結束を呼び掛けた。公示予定日まで1カ月となり、「時間的にも厳しい戦い」と陣営幹部。各種団体回りなど「名前を売る」ことに力を注ぐ。

 民主は前回に続き、新人の川崎稔氏(46)を擁立する。4月下旬に後援会事務所を構え、実質的な選挙態勢に入った。連合佐賀加盟の労働組合など約40団体の推薦を得ている。川崎氏も5月の大型連休明けから、三養基郡基山町を皮切りに「歩くキャラバン」を展開し、浸透を図っている。

 前回は自民候補に約2万票差に迫る約17万7,000票を獲得。ただ、後援会は知名度不足を懸念し、ポスター4,000枚を県内全域に掲示した。今月10日には党本部から岡田克也副代表が来県予定で、さらにムードを盛り上げる。

 共産は新人の中尾純子氏(54)が出馬する。昨年7月に立候補を表明後、県内各地でミニ集会を開いてきた。同党は4月の県知事選で約8万7,000票を獲得し、県議選では佐賀市選挙区で議席を奪還した。その勢いをつなげたい考えで、格差是正や改憲阻止を掲げ、第三極としての野党をアピールする。1日の事務所開きには約150人が参加し、気勢を上げた。

 元船橋市議の門田正則氏(60)は5月中旬に出馬を表明した。自民の公認は得られず、無所属で立候補を予定。ただ、他の政党の支援が受けられないか、打診しているという。事務所など選挙活動の拠点は出身地の杵島郡旧有明町に置く考えだ。

 比例区の戦いも準備が進む。公明党県本部は「比例区で九州から1人当選」が最低限の目標。県内の得票は6万票(前回約5万9,000票)突破が目標で、今月下旬には党幹部を招いた時局講演会や決起大会を予定している。

 社民党県連は選挙区への独自候補擁立を断念し、比例区の戦いに専念する。改憲問題が争点に浮上する中、護憲の党をアピールし、党勢拡大を図る。4万票(同約2万5,000票)を目標に掲げる。

298片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:49:09
【参院選】 比例は自主投票に 公明に配慮の姿勢 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1180969200=11810052644869=1

 自民党大分市連の秦野恭義会長は四日、参院選比例代表の対応について「どの候補を応援するかは市議や党員の判断に委ねる」と述べ、自主投票で臨む考えを明らかにした。市内で記者団に答えた。比例代表には大分市出身で、自民党に復党した衛藤晟一元衆院議員が出馬を予定している。
 今回の判断は衛藤氏の比例出馬に反発する公明党に配慮し、「組織的な支援はしない」という姿勢を示す意図があるものとみられる。
 自民党県連と公明党県本部は参院選での選挙協力に向けて協議中。大分選挙区に自民党公認で出馬する礒崎陽輔氏を公明党が支援する代わりに、自民党は比例で公明党に一定の票を提供することが協力実現の前提となる。
 党市連は衛藤氏の復党を求め、党県連などに働き掛けてきた。市議や党員は衛藤氏と連携して各級選挙を戦ってきたため、市連内には「心情的に衛藤氏を応援したい、という人が多い」(市連幹部)という。
 秦野会長は衛藤氏への支援について「勝手連的に動いている人たちを止めることはできないが、市連で(組織的に衛藤氏を)支援することは考えていない」と述べた。
 一方、公明党県本部の竹中万寿夫代表は「(市連が判断した)背景や経過が分からないので、コメントできない」としている。

299片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:53:11
3氏が激しい前哨戦 参院選長崎選挙区
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070605/01.shtml

 七月五日に予定される第二十一回参院選の公示まで一カ月となった。

 参院選長崎選挙区(改選数一)には、県立国見高サッカー部前総監督の小嶺忠敏氏(61)=自民=、元県議の大久保潔重氏(41)=民主=、旧大瀬戸町議の渕瀬栄子氏(51)=共産=が立候補を表明。一カ月後に予定される選挙戦をにらんで激しい前哨戦を演じている。

 小嶺氏は、教師生活三十八年間の経験を踏まえ、教育改革を公約の柱に据える。自民党の支援団体や企業の会合に足を運び、「『教育力』が家庭内でも低下。何かをしなければ」と訴える。

 大久保氏は、連合長崎や社民党などの支援を受け、県内各地で早朝からつじ立ち。「医療、福祉、農漁業分野に『競争原理』を導入するのは間違い」と政府・与党の規制緩和策を批判する。

 渕瀬氏は、三氏の中で最も早く出馬を表明。街頭演説では、県内でも増え続ける派遣社員問題を取り上げ「同じ仕事をしているのに、賃金に差が出るのは明らかにおかしい」と主張する。

300片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:58:06
農政確立緊急県大会 「前農相は戦死だ」「年金消えてない」 県選出の自民衆院議員 野党の批判に反論 西日本佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/saga/20070605/20070605_001.shtml

 農業政策確立緊急県大会が4日、佐賀市新栄東のマリトピアで開かれ、県選出の自民党衆院議員3氏が国政報告を行った。県内の農協組合員ら約1700人を前に、3氏は松岡利勝前農相の自殺や「消えた年金」問題で野党の批判に反論。参院選を前に防戦した。

 自民党県連会長の今村雅弘衆院議員は、松岡氏の自殺について「(農業関係の)国際交渉が大変な激務であり、国会での野党の追及と内閣支持率の急落で疲れ果てたのではないか」と分析。政治と金の問題には触れず「農政のため壮絶な戦死を遂げた」と強調した。また、年金納付記録不備問題について「年金は消えたわけではない。批判は簡単だ」と述べた。

 保利耕輔衆院議員は「(松岡氏は)大変な見識がある方なので惜しいなという感じ」。福岡資麿衆院議員も「佐賀農政にも理解ある方だったので大変残念だ」と語った。

 一方、中野吉実・JA佐賀中央会会長は、自民党の公認を辞退した陣内孝雄参院議員から「党本部から選挙は厳しい情勢と言われ断念した」とのあいさつ状が送られてきたことを明かし、「農協は自民と手を取り合ってここまできた」と、後任の川上義幸・前副知事への支援を呼び掛けた。


=2007/06/05付 西日本新聞朝刊=

301片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 08:59:09
参院選候補 支援を強化 自民党大分市連 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070605/20070605_001.shtml

 自民党大分市連(秦野恭義会長)は4日、同市内で臨時総務会を開き、参院選に立候補を予定している党公認の元総務省大臣官房参事官、礒崎陽輔氏(49)の支持拡大を図るため、13日から7月3日まで、市内12カ所で200−800人規模の「励ます会」を開くことを決めた。

 国民新党の後藤博子参院議員(59)が大分選挙区から出馬することから、「自民票がくわれる」と危機感が強まり、急きょ支援態勢を再確認した。秦野会長は「自民に逆風が吹いていると言われているが、党本部と連携してさまざまな施策を打ち出してアピールしていく」と語った。


=2007/06/05付 西日本新聞朝刊=

302片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 21:37:23
胎動・夏の陣:07参院選ながさき/2 民主、小沢氏主導 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070606ddlk42010301000c.html

 ◇無党派にも熱視線

 「24%対85%」。民主党本部が4月下旬に実施した世論調査での民主公認の大久保潔重氏と自民公認の小嶺忠敏氏の認知度だ。この差を克服することが最大の課題となる。

 長崎市であった3日の県連常任幹事会は、知名度向上に全力を挙げることを確認したが、手始めの衆院選挙区ごとのポスター3000枚を誰が張るかが問題に。川越孝洋・県連幹事長は「人がいない」と苦虫をかみつぶす。自民に比べ地方組織が貧弱で、頼みの労組の弱体化も深刻だ。

 定番の感がある西岡武夫・参院議員を巻き込んだドタバタ擁立劇は05年衆院長崎2区、06年知事選に続き再燃。今回も県連は西岡氏擁立を表明したが、西岡氏は比例代表を選択した。小沢一郎代表が介入し、12月に県議の大久保氏を擁立し事態を収拾。自ら説得に乗り出し出馬会見にも同席し、逆に重点候補として印象付けた。

 ただ、小沢流は労組主導だった県連に困惑ももたらした。小沢代表は3月、離島の小値賀町などで自らが提唱する「ドブ板選挙」を実践。すべて代表側に決められ、川越幹事長は「前もって相談して、県連の意向も聞いてほしい」とぼやく。

 今月から長崎市の事務所に、抜群の集票力を誇る三菱重工労組長船支部のスタッフが常駐。10日には岡田克也・副代表が来県。29日に長崎市で1万人、30日に佐世保市で3000人の集会を開く。陣営は「統一選で遅れたが、体制は(自民現職に新人の犬塚直史氏が圧勝した)04年よりずっといい。04年の後援会名簿が手元にあるのも強み」と自信を見せる。

 国民新党の推薦で保守層への浸透も図る。郵政民営化で不満を募らせる離島・半島部が多いだけに、特に、同党を支援する特定郵便局長OBらで作る政治団体「大樹」の応援を期待。大久保氏は「亀井静香代表代行は『動きが悪ければ言ってくれ。何とかする』と言ってくれた」と語る。

 悩みの種は二つ。一つは西岡氏の支援態勢だ。県連は比例代表では労組ごとに支援候補8人を決定。連合長崎幹部も「8人で手いっぱい」と語る。労組出身ではない地方議員が西岡氏を支援するが、同氏側の期待に応えられるかは不透明で、不調なら選挙区への悪影響が出かねない。

 もう一つは04年の推薦から支援に格下げした社民党との微妙な距離。総合選挙対策長に民主、社民の“接着剤”として連合長崎の高石哲夫会長が就任。民主、社民県連や労組などで作る選挙協力組織「6者懇」は限界となったが、市民団体や後援会も交えて支持母体を8日に発足させ、関係維持を図る。

 あいさつ回りや街頭演説を地道に重ねる大久保氏だが「知名度の差はダブルスコアに縮まった程度」と分析は厳しい。

 陣営が注目するのは無党派対策。06年の知事選で新人女性候補の応援を通じ、山田正彦衆院議員と、無党派選挙の“当選仕掛け人”として知られる斎藤まさし氏が接近。今回、斎藤氏が無党派対策を伝授した。

 県連幹部は語る。「組織選挙だけでは勝てない。無党派を6割制した方が勝つ」

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年6月6日

303片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 21:43:25
’07参院選おおいた:大分選挙区、公示まで1カ月 分裂経て5人の激戦へ /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070606ddlk44010075000c.html

 7月5日予定の参院選公示まで1カ月となった。大分選挙区(改選数1)には自民新人、礒崎陽輔氏(49)▽共産新人、山下魁氏(30)▽国民新党現職、後藤博子氏(59)▽社民推薦の無所属新人、松本文六氏(64)▽民主県連が支援する無所属新人、矢野大和氏(50)−−の5人が立候補を表明。「分裂」がキーワードとなって、全国屈指の激戦区の様相を呈している。【梅山崇】

 ◇各陣営に不安要素

 参院選では01年、04年と続いた民主、社民の選挙協力が事実上破たん。統一候補選定を目指し、両党県連と連合大分が水面下で調整したが、「今回は我々の番」とする社民県連合が白羽の矢を立てた松本氏に、民主が難色。候補者変更を求めたが、社民側は譲らず、2月に擁立を発表した。

 松本氏は医師として大分市以南では知名度が高く、「いのちが一番」をキャッチコピーに、医療制度改革などを街頭で訴え、平和運動センターを核にした組織選挙を展開している。

 矢野氏は旧宇目町、佐伯市の観光大使としての口演活動が財産。「古里の心と人情を取り戻す」と地方再生を訴え、保守・無党派層への浸透も目指す。社民への配慮から党本部は推薦を見送った。対応に苦慮していた連合大分は松本氏を推薦、矢野氏を支援とすることを決めた。

 両党県連の分裂は好材料の礒崎氏だが、自民比例代表で地元の衛藤晟一氏が立ったことに、「九州ブロックの候補が大きな影響を受ける」と反発する公明の推薦はまだ得られず、後藤氏の立候補表明もマイナス材料。6年前、自民公認だった後藤氏が獲得したのは30万票。国民新党にくら替えしても離れない女性票なども少なくないとみられ、礒崎氏陣営は危機感を強めている。

 礒崎氏は党改革にも言及しつつ「与党でしかできないこと」を強調。街頭演説と夜の講演会を、先月末から県内各地で本格化させた。

 自民公認で2期目を目指していた後藤氏は、党県連の「候補者は公募で」との決定に反発、離党。当初は国民新党から比例で立つ予定だったが、民主、社民の分裂を見て、急きょ選挙区での立候補を決めた。衛藤晟一氏が県内での政治活動が認められないことで、自民党への不満を高める保守層の取り込みを図り、「16万、できれば20万票が目標」と語る。

 山下氏は、乱戦に「選択肢が多くなって良いのでは」と余裕の表情。街頭では、格差社会是正、護憲などを訴える。05年衆院選大分2区で取った1万4890票を核に、4万5000票以上を目指す。

毎日新聞 2007年6月6日

304片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 21:46:04
’07参院選みやざき:公示まで1カ月 1議席巡り、5人の前哨戦が加速  /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070606ddlk45010015000c.html

 7月5日に公示が見込まれる参院選まで1カ月を切った。宮崎選挙区(改選数1)では、再選を目指す自民現職の小斉平(こせひら)敏文(57)▽共産新人の馬場洋光(38)▽無所属元職の長峯基(もとい)(66)▽無所属新人の東治男(61)−−の4氏の6年前と同じ顔ぶれとみられてきたが、反自民勢力が支援する無所属新人の外山斎(いつき)氏(31)が加わり、一気に前哨戦が加速してきた。【中尾祐児、種市房子、佐藤恵二】

 01年の参院選では小斉平氏が次点の東氏に2万7000票差を付け、混戦を制したが、公認選びを発端に自民党県連を二分する選挙となった。県連内の投票で当時、現職の長峯氏ではなく、県議だった小斉平氏が公認に選ばれ、小斉平氏支持に回った上杉光弘参院議員(当時)に反発する県議らが無所属の長峯氏を支援した。一方「反自民」の民主、社民両党と連合は統一候補として東氏を擁立したが、あと一歩及ばなかった。

 その後「保守王国・宮崎」の衰退は著しい。自民は04年の参院選で公認の上杉氏が落選。今年1月の知事選では推薦候補と、県連支部の一部が支援する無所属候補とで分裂し、共倒れ。4月の県議選では前県連会長が選挙違反事件で逮捕・起訴され、県民の批判を浴びた。

 新聞各社の世論調査では「政治とカネ」「年金支給漏れ問題」などで内閣支持率が低落しているが、自民県連は「公認が負けることになれば、県連は解体したも同然」(坂元裕一会長)と危機感を強め、臨む。小斉平氏は県農民連盟や建設業協会など有力10団体の推薦を得て、組織固めを進める。

 1日に出馬表明し、出遅れた外山氏陣営だが「残り1カ月と短いが、候補者を前面に押し出す」(横山節夫・連合宮崎事務局長)と意欲満々だ。民主党を離党した上で社民、連合からも支援を受け、無党派層をも巻き込んで支持拡大を図る。

 返り咲きを狙う長峯氏は、出身地の都城市を中心にミニ集会を繰り返す。04年に長男誠氏が都城市長に当選し、陣営は「幅広い人に支持を訴えたい」(隈元寛秘書)と強調する。

 東氏は「自分は保守系」と明言し、6年前の「反自民」の政治的立場を転換。東国原英夫知事を高く評価し「東国原ブラザー(兄弟)として国政の場で支えたい」と訴える。

 馬場氏は01年、04年に続き、3回連続の参院選挑戦。年金支給漏れ問題への批判や、憲法改正反対を主張している。

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 ◆今回の立候補予定者

小斉平敏文 57 元農水政務官 自現

馬場洋光  38 党県書記長  共新

長峯基   66 幼稚園理事長 無元

外山斎   31 元参議員秘書 無新

東治男   61 元キャスター 無新

毎日新聞 2007年6月6日

305片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 10:14:24
’07参院選ふくおか=公示まであと1カ月 年金問題で戦略見直し 選挙区に5人出馬予定/ふくおか県総合 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/fukuoka/20070606/20070606_001.shtml

 ●自民候補・危機感募らせる 民主候補・支持拡大が課題

 7月5日に予定される参院選公示まであと1カ月。社会保険庁の年金記録不備問題や「政治とカネ」が新たな争点として急浮上し、福岡選挙区(改選数2)の5人の立候補予定者も戦略の練り直しを迫られている。安倍内閣の支持率急落で逆風にさらされる自民候補は危機感を募らせ、攻勢を強める民主候補は支持拡大につなげることができるかが課題。社民、共産、諸派の3人は存在感を示すのに必死だ。

 立候補予定者は、ともに現職で再選を目指す自民の松山政司氏(48)、民主の岩本司氏(42)の2人と、共産の田中美由紀氏(33)、社民の金岩秀郎氏(43)、政治団体「維新政党・新風」の馬場能久氏(57)の3新人。

 松山氏は「『消えた年金』と言われるが、実際は消えていない。国民に不安を与えない努力が必要で、説明責任を果たしていく」と年金不安の打ち消しに躍起。自民は3年前の参院選でも年金未納問題が響き民主に敗れただけに、「決して油断できない」(松山氏)と緊張感を漂わせる。

 会長人事をめぐって県連を2分した内紛のしこりも懸念材料。新会長に新宮松比古県議、選対本部長には原田義昭衆院議員が就任したものの、ぎくしゃくした雰囲気はぬぐえない。そんな中で、衆院選県内十一小選挙区ごとに地域回りを始める予定だ。

 岩本氏は独自に約30万部発注したリーフレットで年金記録不備問題を取り上げる。陣営幹部は「格差を一番に訴える予定だが、年金問題での政府与党の対応もただしたい」と力を込める。

 若年者の雇用確保や子育て支援、農業政策なども地道に訴える予定。16日から「ツール・ド・ふくおか 司の挑戦」と銘打った遊説プロジェクトを開始する。6年前の選挙戦でも使った愛用の自転車にまたがり、11の小選挙区を1日1区ずつ回るという。

 田中氏は主要駅を中心に街頭活動。夜は駅前広場などで「お帰りなさい宣伝」と銘打ち、若手サラリーマン層に名前の浸透を図る。年金問題は「自民も民主も責任のなすり合いをしているだけ」と両党を批判。格差是正を訴え、最低時給を1000円以上にすることを提案、改憲反対も強調している。

 金岩氏は護憲や格差是正を柱に訴えていたが、現在は年金問題に軸を移し、各種年金の一元化を訴える。党県連幹部は「年金問題を追い風に、改憲反対や格差是正につなげたい」と意気込む。

 自身も車いす生活を送る馬場氏は「福祉政策を見直す」と訴え、福岡市の西鉄大橋駅前などで街頭宣伝活動を行う。また、福岡市や大野城市を中心に自動車でアピールして回っている。

=2007/06/06付 西日本新聞朝刊=

306片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 10:15:15
’07参院選かごしま=公示1カ月切る 鹿児島選挙区 3党対決の見込み 現職に2新人挑戦 前哨戦熱く 西日本鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kagoshima/20070606/20070606_001.shtml

 7月5日予定の参院選公示まで、1カ月を切った。鹿児島選挙区(改選数1)には、自民党現職で参院農林水産委員長の加治屋義人氏(69)、民主党新人で党県連常任幹事の皆吉稲生氏(56)、共産党新人で党県常任委員の山口陽規氏(54)が立候補を表明。3年前の参院選と同じ3党対決となる見込みで、年金や格差問題などを焦点に激しい前哨戦を展開している。

 農業、建設、商工など300団体以上の推薦、公明党の協力のほか、自由連合の代表だった徳田毅衆院議員の入党などで組織票に厚みが増した加治屋氏。新人だった前回と違い、今回は「実績が評価されている」と自信をみせる。一方で前回の「小泉旋風」は、年金問題などの“逆風”に変わり、危機感も。党県連は「衆参同時選並みの体制で臨む」と確認。県内各所で決起大会、ミニ集会を開くなど小まめな運動を展開する。加治屋氏自身も「天下分け目。全力で戦う」と決意をのぞかせた。

 3年前の参院選で敗れた皆吉氏は党と労組、後援会の合同選対を前回より3カ月早く結成。13の地区選対を設け、労組OBの「年金と医療を守る会」が各地に発足するなど態勢を強化。既に3巡目となった県内回りでは、街頭演説やつじ立ちなど「露出度」が高い活動を増やした。年金と格差、「政治とカネ」、農業の4課題に絞って政策を訴える。県内に組合員6000人を抱え、6年前の参院選では加治屋氏を推薦した京セラ労組が皆吉氏推薦を決め陣営は「大きな追い風」と話す。

 山口氏は県内をくまなく回っている。5月下旬の事務所開きでは「県民の痛みを肌で感じ、涙が出る」と目を潤ませあいさつ。「大企業は史上最大のもうけを出しているのに税金をまけ、庶民は増税。安倍政権の税金の取り方はまさに“あべこべ”」と批判、市民本位の税制や社会保障を訴える。格差社会や長時間労働、偽装請負、若者の就職難など労働者を取り巻く問題を指摘し、「今こそ、大企業からの献金を受け取っていない共産党が必要」と支持拡大を図る。

=2007/06/06付 西日本新聞朝刊=

307片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 16:39:37
争点探る3陣営
2007年06月07日 朝日熊本
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000706070003

  参院選公示予定の7月5日まで、1カ月を切った。熊本選挙区(改選数1)には自民現職の三浦一水氏(53)、民主新顔の松野信夫氏(56)、共産新顔の橋田芳昭氏(51)の3人が立候補を予定している。何を争点にして、どう訴えるのか。各陣営が知恵を絞っている。


  三浦氏は農水副大臣も務めた農政通。陣営はまず農林水産業の振興を掲げる。「外国でも安全な農産物の需要が高まっている。安全安心な日本産品を輸出するため、輸出用の基準づくり、必要な設備の整備を進めたい」と幹部は話す。


  年金問題では、収支の改善のために、年金納付率の向上と支出削減が不可欠。「それには社会保険庁の改革を進めなければならない」


  都市と地方の格差是正も大きな問題。地方では、人口減がさらなる人口流出を招く「負の連鎖」に陥っている。「歯止めは地方での雇用確保しかない。新しい分野での起業支援策が必要」


  一方、松野氏は年金制度を含めた格差是正を第1の争点に挙げる。「年金生活者は、介護保険料も引かれて大変。制度改革で、格差解消を目指す」と話す。また、都市と地方の格差も深刻な問題とみる。「都市部から地方へお金が流れるように、地方交付税などによる再分配が必要」


  自殺した松岡前農水相の事務所費問題や緑資源機構の談合事件に絡み、浮上した政治とカネの問題。「まず談合と政治資金の現状を究明したうえで、対策を立てる」と話す。


  農政については「所得補償により小規模農家も支援する。担い手として、大規模集約型とどちらがいいのか問いたい」。


  橋田陣営は、党中央と同様、「貧困と格差問題」「憲法問題」を2大争点として掲げる。党県委員会選挙対策部の安達安人部長は「格差是正の方法としては底辺層の底上げが欠かせない。最低賃金を時給千円に引き上げる」と言う。憲法問題では「各地の『九条の会』と協力しながら、国民投票で憲法9条改定を阻止する世論を形成したい」。


  政治とカネの問題については「公共工事を受注した会社が、政治家に迂回(う・かい)献金している。抜け道をふさぐための法改正が必要」と訴えている。

308片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 16:42:00
分裂「主張曲げず残念」/島崎会長に聞く
2007年06月06日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000706060004

 社民推薦の松本文六氏(64)、民主県連が推す矢野大和氏(50)の双方から推薦要請を受けた連合大分は5月7日から、執行委員会や幹事会など計7回の会議を開いたが対応が決まらず、8回目の今月3日の執行委員会で、ようやく松本氏を推薦、矢野氏を支援する「自主投票」で決着させた。傘下に社民、民主をそれぞれ支持する労組を抱える連合の困惑は、今回の野党分裂の事態を象徴する。結束して包囲網を作るはずだった野党の足並みの乱れの影響などをどうみるのか。嶋崎龍生会長に聞いた。(野崎健太)


 ――支持の度合いに差をつけたのはなぜか。


 「定数1の選挙区で2人を推薦するのは現実的でない。そこで、政党が本部レベルで推薦する松本氏に重きを置くことになった。連合の姿勢を明確にすると同時に、各産別の自主性も尊重するぎりぎりの選択だ」


 ――野党分裂をどう受け止めているのか。


 「政権交代が何よりも大切。勝つ可能性の高い選挙区で互いの主張を曲げないのは、理解しがたい部分がある。残念だ」


 ――国政選挙で協力する「3者協力」はなぜ崩れたと思うか。


 「98年の参院選で民主、社民が共倒れした教訓をもとに生まれたのが3者協力だ。社民はその歴史を重視した。民主も大事にしているとは思うが、党としての主体性や、選挙に勝つということに主眼を置いた」


 ――連合が一本化の調整をできなかった?


 「候補者を立てるのは政党だ。3者協力は、野党の連携が前提で、連合はそれを支える役割。連合が調整役を買って出たら、政治への介入になる」


 ――労組の影響力が低下しているのでは?


 「組合員数が減ったからといって、影響力が小さくなったとは思わない。雇用や労働条件の改善に向け、労働相談や要請行動、街宣など地道な活動を続けている。組合員でなくても、連合から何らかの恩恵を受けている人たちがいる」


 ――民主と社民の溝は埋められるのか。


 「これまでの3者協力の成果を十二分に評価すべきだ。衆参で民主と社民の議席を比べれば、民主が圧倒的だ。連合本部も民主党支持を基軸にしている。だが、大分は特別だ。ここでの社民の歴史は尊重しなければ」


 ――次の選挙でも、3者協力の実現は難しいのでは。


 「自公政権を倒すという一点で再び手を結ぶことは可能だ。社民、民主の両党には、政権交代可能な野党に早くなってもらわなくてはならない」


 県内の公務員や企業などに雇用されている労働者数は約45万人で、そのうち約8万人が労組に加入している。連合大分の組合員数は約6万人。傘下の組合員のうち、約半数が自治労や県教組など官公労を中心とする社民党支持層、残りの半数が基幹労連や電力総連など民間企業を中心とする民主支持層だ。


 連合大分は、県内を八つの地域協議会(地協)に分け、労働運動や地方選挙に取り組んでいる。民主、社民の選挙での協力関係が崩れるのを敬遠するのは、野党分裂で地協が一体的に動けなくなるからだ。参院選の対応を巡っては、七つの地協が連合大分として対応を一本化するよう文書で申し入れた。


 4月の統一選では地力を見せた。県議選(定数44)では13選挙区の20人を推薦し、15人が当選。市町議選では30人を推薦し、27人が当選した。


 県議選で当選した15人のうち、社民公認は4人、民主公認は3人。無所属8人のうち、自治労と教組出身者が6人、民間労組出身が2人。当選議員数でみると、社民系の層がやや厚い。


 参院選で民主、社民が分裂する動きとは逆に、県議会では選挙後、連合大分の要請で非自民3会派の県議14人が統一会派を結成し、自民(24人)に次ぐ第2勢力となった。地方選挙における連合大分の存在感の大きさをうかがわせる。

309片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 17:50:23
胎動・夏の陣:07参院選ながさき/3 共産、二大政党化を危惧 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070607ddlk42010378000c.html

 ◇得票伸びずジレンマ

 「暮らしを直撃する問題だ。このタイミングを狙って我々の主張を展開していく」

 先月28日、長崎市内の共産党県委員会事務所であった対策会議。幹部約15人が党公認の渕瀬栄子氏の運動の進め方について協議した。話題は6月の個人住民税のアップに集中。有権者に「重税感」をもたらすのは必至とみて、ビラ配りなどの徹底を決めた。

 渕瀬氏が力を入れるのは「暮らし」と「憲法」だ。今年2月には県労連が呼びかけた1カ月間の「最低賃金生活」に挑戦。県内の最低賃金は全国で下から2番目に低い時給611円。月収10万7536円と換算し、食費を1日945円に切り詰めなんとか乗り切った。体重は1キロ減。「1カ月だけだから出来た。この最低賃金では暮らしていけない」と渕瀬氏。先月31日に長崎市内の商店街を回った際は「自民、公明、さらには民主党までもが規制緩和を競い合い、働くルールを壊してきた」と訴えた。

 昨年2月の出馬表明以降、長崎、佐世保両市を中心に600回近い街頭演説、5〜6人規模のミニ集会を100回以上こなしてきた。実感するのは「憲法問題への県民の意識が高まっている」ことだと言う。要因は改憲を参院選の争点にすると明言した安倍晋三首相。渕瀬氏は「憲法9条には被爆地・長崎の思いが込められている。平和が当たり前と思っていたが、首相の発言で危機感を持った県民が多いのでは」と指摘、自らの訴えに共感する県民は多いと受け止める。

 しかし、共産党の政策は選挙では、から回りしている感は否めない。過去2回の参院選で共産党の比例代表の県内得票は01年2万9294票(得票率4・3%)、04年3万3853票(同4・9%)と低迷。党県委員長の山下満昭氏は「9条を変えるなという国民は半数以上。消費税引き上げも反対している。政策面でいえば、うちの票がもっと伸びていいはず」と漏らす。

 投票行動に結びつかないジレンマに、共産党は選挙戦略の見直しを迫られている。山下氏が着目するのは05年の前回衆院選だ。「今、確かな野党が必要です」をスローガンに、政策よりも党の存在を前面にアピール。当時、小泉純一郎首相の郵政旋風による与党大勝の中、共産党も比例の得票を伸ばした。山下氏は「自民、民主両党の違いが見えず、有権者には二大政党化でいいのかという危機感がある」と見る。6日からは党の存在意義を強調した16ページからなるパンフレット30万部を県内で配り始めた。

 共産党の参院での勢力は現在9人。10人で党首討論、11人いれば予算の伴わない独自の法案提出も可能となる。「うちの票が伸びれば、有権者が求める政策を国政に反映させられるということをどう理解してもらうかだ」と山下氏。渕瀬氏と連動させ、比例代表での得票の上積みも狙う。渕瀬氏は「安倍政権に不安を感じる有権者は多い。これから風を吹かすことは出来るのではないか」と望みを託す。

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年6月7日

310片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/07(木) 17:51:43
’07参院選みやざき:社民党県連、外山氏の支援方針を確認 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070607ddlk45010012000c.html

 社民党県連は6日、宮崎市内で拡大幹事会を開き、7月の参院選(改選数1)に民主党を離党し、無所属での立候補を表明している外山斎(いつき)氏(31)を支援する方針を改めて確認した。今後、外山氏と政策協定について協議し、具体的な支援方法を決定する。民主党は既に外山氏推薦を決めている。

毎日新聞 2007年6月7日

311片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/08(金) 10:51:27
参院選懸念苦渋の決断  “自主投票”どう響く 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070608000002

  衆院熊本3区補選で難航していた自民党の候補者選考は七日、公認候補の擁立見送りで決着した。熊本県の国政選挙で自民党が公認候補を擁立しないのは「前例のない事態」(党県連事務局)。保守同士が対立してきた3区の争いに距離を置き、同日選挙になる参院選への影響を最小限に食い止めようとの判断だが、思惑通りにことは運ぶか。行方は不透明だ。

 候補者選考が最終局面を迎えた六日夕。熊本市の自民党県連会館に、党本部の選対幹部から電話が入った。

 「(3区の)公認は難しい」。世論調査などから選挙区情勢を分析した党本部の答えは“補選参戦”の回避だった。

 「(擁立見送りは)参院選との同日選という特殊事情が最も大きく影響した。県連も友好団体も参院選で手いっぱい。まして地元が混乱する保守分裂を引きずり、力を分散して戦ってもプラスには働かない」。党本部の考えに従い、県連が出した方針も公認見送りだった。

 3区補選は、自民党の荒木義行県議が公認申請する一方、松岡氏と選挙区を二分してきた自民党系無所属の坂本哲志元衆院議員が出馬方針を固めている。「公認候補を擁立しても、しなくても、われわれが悪者になるしかない」。公認候補擁立に苦悩してきた党県連役員の表情は疲れ切っていた。

 一方、決断に時間を要した県連とは対照的に、「党本部の目は冷ややかだった」(県連幹部)という。自民党にとって圧倒的多数を占める衆院に比べ、過半数割れの可能性もある参院一人区の議席死守は至上命令。しかも党本部の世論調査では、熊本選挙区(改選数一)で自民、民主はきっ抗し、「衆院補選どころではない状態」(党本部関係者)だ。

 県関係の野田毅衆院議員と園田博之衆院議員も党県連の落としどころを、「参院選を優先する賢明な判断」と評価する。ただ事実上の自主投票とした姿勢が参院選の得票にどう働くか。党県連が読み切れているわけではない。

 「今日で一つの区切りがついた。これ以上、参院選の対応を鈍らせることはできない」。自民党の三浦一水参院議員の有力支持母体の県農政連幹部は胸をなで下ろす。三浦氏も「影響はプラスともマイナスとも言えない。限られた時間の中で一心不乱に動くしかない」と慎重な言い回しだ。

 松岡後援会は公認候補を見送った党県連に反発。「三浦氏の支援は絶対できない」との強硬論も出始めた。

 七日午後、県連役員会後の記者会見で、古閑三博会長は「(公認を立てない選択は)そしりを受けるかもしれないが、自分の責任として受け止めるだけだ」。自らに言い聞かせるようそう話した。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年6月8日朝刊

312片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/09(土) 01:31:06
胎動・夏の陣:07参院選ながさき/4止 公明、漂う自民への不信感 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070608ddlk42010143000c.html

 ◇社民、消去法で民主支援

 「前回の参院選で負けている。今回もそう簡単にはいかないのではないか」。先月22日、長崎市内の公明党県本部で、江口健幹事長は小嶺忠敏氏の推薦要請に訪れた自民党県連の末吉光徳・次期幹事長にくぎを刺した。

 自公連立政権のもと、公明党は04年参院選で自民公認の現職、松谷蒼一郎元官房副長官に推薦を出した。しかし、結果は知名度の低い民主党の新人候補に惨敗。当時、選挙区での松谷支援の見返りに、公明党は比例代表での自民の協力を期待したが、「本当にうちに協力するのか」と文句が噴出した。今回も、公明側は「選挙区は小嶺、比例は公明」のバーターを模索するが、不信感は今も残る。

 加えて憲法改正志向の安倍晋三首相に対し、公明党の支持母体である創価学会内に不満がくすぶる。安倍政権誕生以降、県内の支持者からは「首相の考え方は公明党としてどうなのか」との疑問をぶつけられるようになった。ある幹部は「長崎と沖縄は憲法や平和の問題に敏感。刺激を与えないようにしてもらわないと、最悪の場合は連立も難しくなる」と苦言を呈す。

 県内の公明票は10万票とされる。自民党にとっては極めて魅力的な数字だ。しかし、公明側は「簡単には推薦を出せない。向こうがどれだけ『比例は公明』をやるかにかかっている」とキッパリ。相手をじらすほど、見返りは多くなる。公明党のしたたかさもうかがえる。

 選挙区で自前候補を持たない社民党県連が民主公認の大久保潔重氏への「支援」を決めたのは今年2月だった。吉村庄二県連幹事長は「非自民、安倍・改憲政権打倒に向け応援する」と説明する一方、「言いたいことがないといえばうそになる」との本音も漏らし、消去法の選択だったことは否めない。

 原因は民主との不協和音を払しょくできないことにある。社民、民主県連、労働4団体で作る「6者懇」で調整し、社民党県連は04年参院選で民主公認の犬塚直史氏を推薦。だが翌年の衆院選長崎4区では、民主が社民の公認候補にぶつける形で独自候補を擁立。6者懇でも調整できず、共倒れした。

 06年12月25日に長崎市内で開かれた「6者懇」の会合。「衆院選の総括を」と求める社民側に、座長役を務める連合長崎の高石哲夫会長が「今さら衆院選のことを持ち出さないで」と制止し、険悪な雰囲気となった。「推薦」より2段階低い「支援」にとどまった今回の社民の対応は、衆院選のしこりの表れといえ、吉村幹事長は04年参院選並みの応援ができるかどうか明言を避ける。

 社会党時代は比例で10万票を超えた社民党だが、最近は低迷。支持基盤の労組は民主も支持し、関係は複雑だ。二大政党化の波にのみ込まれ、存在意義も薄らぐ危機感さえ漂う。こうした中、民主候補を応援することへの党内反発もある。「非自民」結集は、苦渋の選択ともいえそうだ。=おわり(この企画は横田信行、宮下正己が担当しました)

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年6月8日

313片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/09(土) 09:31:24
大久保、渕瀬両氏が事務所開き…参院選長崎選挙区 讀賣長崎

 7月5日公示、同22日投票見込みの参院選長崎選挙区(改選定数1)で、立候補を予定している民主党新人の前県議・大久保潔重氏(41)、共産党新人の党県委員・渕瀬栄子氏(51)の事務所開きが8日、長崎市でそれぞれ行われた。

 同市元船町であった大久保氏の事務所開きには、党県議や労働団体幹部ら約180人が出席。大久保氏はあいさつで年金記録漏れ問題などに触れ、「今の政権与党の政治にはっきりとノーを突き付けたい」と決意を表明。参加者らでガンバロー三唱をした。

 渕瀬氏の事務所は同市扇町に開設され、党県議や市議、女性団体関係者ら約60人が出席。渕瀬氏は「今の自民、公明の政治にきちんとした対立軸を持っているのは共産党だけ。被爆地・長崎から国政へ送って頂き、憲法9条を守る活動をさせてほしい」と訴えた。

 長崎選挙区には、自民党新人の県立国見高サッカー部前総監督・小嶺忠敏氏(61)も立候補を予定している。

(2007年6月9日 読売新聞)

314片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/09(土) 10:19:23
焦点の「年金」自民迷走 批判ビラ、既に選挙区へ“敵失”に攻勢強める野党 福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/fukuoka/20070608/20070608_001.shtml

 参院選の争点に浮上した年金記録不備問題の逆風にもまれ、自民党が迷走している。菅直人民主党代表代行の責任を強調するビラは、党内でも「言い訳がましい」と不評。急きょ作り直しを決めたときには既に各選挙区で配布済みだった。福岡選挙区(改選数2)の自民候補陣営は「党本部がしっかりしてくれなければ困る」と選挙戦への影響を懸念する。民主ら野党陣営は一斉に批判姿勢を強めている。

 自民党本部は今月初め、年金記録不備問題を国民に説明するため、ビラを約10万枚作製した。記録不備のきっかけとなった基礎年金番号の設計・導入時の大臣を「菅直人厚相」として、その責任を強調。全国の都道府県連に2000枚ずつ配布し、街頭などで配った。

 ところが、党内から「責任のなすりつけにみえる」などと、批判や疑問が続出。菅氏に触れた部分を削除し、新しい内容に変更することを決めた。

 福岡選挙区に立候補を予定する自民現職の松山政司氏の陣営幹部は、党本部の対応のぶれに困惑気味。自民党県連は2000枚を既に県内47支部に配っているが、陣営幹部は「この内容で国民が納得するか疑問だった。次のビラも効果があるか分からない」と首をかしげる。

 野党陣営は“敵失”に攻勢を強める。民主現職の岩本司氏の陣営幹部は「まったく子どもじみている」と一蹴(いっしゅう)。社民新人の金岩秀郎氏や共産新人の田中美由紀氏の陣営も「年金問題で自民がいかに追い詰められているかを証明している」と批判のトーンを上げる。

 同選挙区には、政治団体「維新政党・新風」の新人、馬場能久氏も立候補を表明している。

    ×      ×

 ●「格差への怒り訴える」 共産・田中氏が事務所開き 福岡市80人出席

 夏の参院選福岡選挙区(改選数2)に立候補予定の共産党新人、田中美由紀氏(33)の後援会事務所開きが7日、福岡市博多区の同党県委員会事務所であった。党関係者や支持者ら約80人が出席した。

 田中氏の選対本部長を務める党県委員会の岡野隆委員長は「格差、憲法改正、政治と金など、国民にかかわる問題が争点となる大事な選挙。県民、若者、女性の代表として田中氏を国会に送り出したい」とあいさつ。

 田中氏は「格差が広がる社会に怒りを感じる」と強調。「県民の怒りや苦難の声を国会に届けられるのは私だけだと訴えたい。若い勢いと、女性の粘り強さを発揮して頑張る」と、立候補に向けて決意を述べた。

 同事務所は、同党から比例代表で立候補を予定する春名真章氏(48)の福岡事務所も兼ねている。


=2007/06/08付 西日本新聞朝刊=

315片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/09(土) 10:29:07
西銘氏が出馬表明 参院沖縄区 琉球沖縄
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-24470-storytopic-3.html

 再選を目指し7月の参院選沖縄選挙区への出馬を表明する西銘順志郎氏=8日午後、那覇市の沖縄ハーバービューホテル 参院議員の西銘順志郎氏(57)=自民公認、公明推薦=は8日午後、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで記者会見し7月22日投票予定の参院選沖縄選挙区(改選一議席)に2期目を目指し出馬することを正式表明した。西銘氏は「6年間で培った経験と実績を生かし仲井真県政とともに、強固な永田町、霞が関の壁に風穴を開けるべく『自立への一議席』を獲得する」と決意を述べた。 選挙戦は西銘氏と野党統一候補となる糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主推薦=の与野党一騎打ちとなる見込み。
 会見には仲井真弘多知事、島尻安伊子参院議員、新垣哲司自民党県連幹事長、糸洲朝則公明党県本代表、翁長雄志那覇市長らが同席した。西銘氏は5月26日に選挙母体「はばたけ!美(ちゅ)ら島県民の会」を設立。仲井真知事が会長を務め、態勢づくりを活発化させている。
 西銘氏は「知事選、参院補選の政策を包含し、沖縄の自立をキーワードに訴える」と強調。「与党自民党の中にあっても、県益を最優先に是々非々で県民の声を代弁し、沖縄問題解決に取り組む」と述べた。
 西銘氏は1950年生まれ。旧知念村出身。立正大卒。会社員、県知事秘書などを経て2001年に参院選沖縄選挙区で初当選。内閣府大臣政務官などを歴任。現在、自民党県連会長。
(6/9 9:59)

316片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/10(日) 09:14:10
定期大会で小嶺氏必勝態勢構築確認  自民県連 讀賣長崎

 自民党県連は9日、長崎市で定期大会を開き、7月5日公示、同22日投票見込みの参院選長崎選挙区(改選定数1)について、党新人の県立国見高サッカー部前総監督・小嶺忠敏氏(61)の必勝態勢を構築することを確認した。

 小嶺氏は7日に死去した母の告別式参列のため欠席したが、県選出国会議員や県議ら約250人が参加。参院選に向け「一丸となって勝利し、『地方に活力』を取り戻す」などとする大会アピールを採択した。

 役員人事では、新会長に谷川弥一・衆院議員(長崎3区)、幹事長に末吉光徳県議(南島原市区)を正式に選任。谷川氏は就任あいさつで「(参院選の勝利は)そう簡単ではない。とにかく頑張るので、力を貸してほしい」と述べた。

(2007年6月10日 読売新聞)

317片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/10(日) 14:02:53
小泉旋風去り自民に対抗心 大分・“追い風”当選後藤氏 宮崎・“逆風”落選長峯氏
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kyushu/20070609/20070609_001.shtml

 6年前の参院選で自民に65議席をもたらした「小泉ブーム」。まさかの逆風となり吹き飛ばされた宮崎選挙区の長峯基氏(66)と、旋風を追い風に奇跡の勝利を得た大分県選出の後藤博子氏(59)。小泉ブームに明暗分けた2人がいま、様変わりした環境で新たな戦いに挑んでいる。

     ◇

 ●国民新に移り批判/無所属で雪辱狙う

 7日、日も暮れかけた宮崎県小林市のスナックに、建設業者や自民党員など17人がひっそりと集まった。中心には参院選宮崎選挙区(改選数1)に無所属で立候補を予定する元自民党参院議員の長峯氏がいた。

 「相手は前回、小泉旋風に便乗しただけ」「自民党は崩れている。今度は無所属の方がいい」。参加者から口々に激励の声が上がった。

 6年前。自民党県連内の派閥争いも絡み、長峯氏は自民現職ながら公認を外された。代わって公認を得たのは県議だった新人の小斉平敏文参院議員(57)だった。

 「公認を外れても勝てると思っていた」。だが、そこに襲った小泉旋風。「小泉さんと握手している人がいいという話がどんどん広がっていった」。無所属で出馬した長峯氏は敗れた。

 小林市は自民公認で再選を目指す小斉平氏の地元。この6年間、雪辱を胸に県内をこつこつ回った長峯氏はいう。「小泉政権は勝ち組と負け組をつくり、地域格差を広げた。今度こそ私の出番」

 ◇ ◇

 「民主、社民のどちらかが勝つと思えばわざわざ転戦しない。保守票が自民党からどんどん流れている」。5月30日、大分市で開かれた記者会見に後藤氏と並んだ国民新党の亀井静香代表代行が語気を強めた。

 6年前、後藤氏は「小泉首相に共感した」として、大分選挙区(改選数1)から自民党公認で出馬し、初当選。今回は国民新党公認で比例代表から立候補予定だったが、急きょ選挙区に変更した。

 直前に「大分方式」と呼ばれる民主・社民の選挙協力が崩壊。両党が候補者を出すことが確実になっていた。後藤氏に代わり自民党公認で礒崎陽輔氏(49)が立つ。

 後藤氏は昨年7月、自民県連が導入しようとしていた参院選候補の公募を「現職の実績を無視し、何の相談もなく導入しようとしている」と強く批判し、公募開始直前に離党。女性を中心とする支持者132人も県連を脱会した。

 後藤氏の胸には自民党への対抗心がにじむ。それは、小泉政権下で自民党を追われた亀井氏に共通する思いでもある。

=2007/06/09付 西日本新聞朝刊=

318片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/11(月) 09:42:19
自民党県連:会長に谷川氏 新役員決まる−−定期大会 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070610ddlk42010123000c.html

 自民党県連は9日、長崎市内で定期大会を開き、谷川弥一衆院議員(長崎3区)を会長に就けるなど新役員を決めた。

 県選出の全国会議員、県議ら約250人が出席。谷川氏は、7月の参院選を見据え、民主党が掲げる農家への所得補償制度などの公約を「財源はどうすっとね。票になるから彼らは言っている。こんなことできんとですから」と批判した。

 続いて参院選の総決起大会を開催。公認候補の小嶺忠敏氏は母親の葬儀で欠席したが、久間章生防衛相(長崎2区)が「県を挙げて支援してもらいたい」と呼び掛けた。

 新三役は次の通り(敬称略)。幹事長=末吉光徳▽総務会長=野本三雄▽政調会長=馬込彰

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年6月10日

319片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/11(月) 10:16:12
熊本 渡辺裕之
http://blog.q-ring.jp/bros/531

竜門ダムに向かう道の途中から水源に向かう道に入った。その途中に幹事長から電話があり、車を止めて話していた。すると前から車がこちらにやって来る。民主党支持者の方かな?笑顔で寄って来るその顔をよく見ると…「あ!魚住先生!!」幹事長の電話をそのままにご挨拶申し上げ、話し込む。報道では強面に見えるがとても優しくて気さくな方だ。え?そこまで言っていいの?って話まで民主党の我々にしてくれた。「大体民主党気合が足らん」とご指摘頂いたので「いや〜先生の半分位あればいいんですがね〜」と返答。笑顔の先生。まだまだ現役の自民党参議ですので詳細は書きませんが面白い話でした。日が経ってから書きますね。先生有難うございました。

実は私は魚住後援会の事務局長をした事がある。勤めていた林業の会社など木材業界でつくった後援会、その名も木魚会。ベタな名前です。政治家志望の私を社長が事務局長名目で世話役をやらせたって事。その時から当時秘書だった荒木義行県議とのお付き合いが始まりました。魚住先生も私の事は記憶にないだろうからその時は名乗りませんでしたけどね。もう15年程前の話ですしね。

320片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 05:23:14
民主小沢代表来鹿 打越氏入党 [06/11 17:26] 鹿児島MBC
http://www.mbc.co.jp/newsfile/news-v/00103341_20070611.shtml

民主党の小沢一郎代表がきょう鹿児島入りし、元自民党県議の打越明司さんに入党を要請しました。打越さんはこれを受け入れて正式に入党を決め、きょう夕方、そろって記者会見をしました。会見で小沢代表は、「保守王国といわれる鹿児島で民主党が勝利することは、参議院での与野党逆転とイコールだ」と述べ、打越さんの入党により参院選の鹿児島選挙区で「県民からより多くの賛同が得られるのではないか」と期待を表明しました。指宿市出身で元自民党県議の打越明司さん(49)は、2年前の総選挙の鹿児島2区に無所属で立候補して落選。その後一時自民党を離党したものの復党し、国政を目指して活動していましたが、現職の徳田毅さんが自民党入りしたことから再度、自民党を離党していました。そしてきょう、小沢代表から直接、入党の要請を受け、民主党入りを最終決断しました。総選挙で4万4千票あまりを獲得した打越さんの入党は、来月行われる参院選の鹿児島選挙区の構図にも大きな影響を与えそうです。

小沢代表、社民党や伊藤知事を訪問 [06/11 17:43]
http://www.mbc.co.jp/newsfile/news-v/00103334_20070611.shtml

民主党の小沢代表は、打越さんと横峯さんの記者会見のほかに、社民党県連合や伊藤知事を表敬訪問するなど、精力的に動きました。社民党県連合は、参院選の鹿児島選挙区で民主党の立候補予定者への支持を表明しています。表敬訪問した小沢代表は、社民党県連合の南代表らと参院選での協力について話し、決意を新たにしていました。このあと、県庁を訪れ、伊藤知事を表敬訪問しました。伊藤知事は、厳しさを増す地方の財政状況を訴え、小沢代表に理解を求めたということです。民主党県連によりますと、小沢代表は、参院選公示までにあと2回の鹿児島入りを計画しています。

321片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 06:15:19
竹田医師会病院 「救急休診」窮状訴え 自民党委との懇談会に220人 讀賣大分

 竹田市の竹田医師会病院の救急医療が医師不足を理由に休診になっている問題で、同医師会は11日、自民党・緊急医師不足対策特命委員会の委員長代理、鴨下一郎衆院議員(元厚生労働副大臣)との緊急懇談会を、同病院で開いた。市関係者、住民ら約220人が参加し、窮状を説明したり、「地方に住んでいるからといって、救急医療が保障されないのは不安」などと訴えたりした。

 鴨下議員の視察に合わせ、地方の声を届けようと開催。医師会からは加藤一郎会長らが出席して現状を説明、市民代表も意見を述べた。

 医師会は、大分大医学部から派遣されている医師の引き揚げに伴って1日に救急医療を休診とした経緯を紹介し、「派遣停止を知ったのは3月。あらゆる策を講じたが時間がなく、救急病院の辞退と内科病棟の閉鎖に追い込まれた」などとした。

 また、住民代表の市自治会連合会の吉弘央会長は「国や県、市の医療政策は、とても見えにくくなっている。ここに救急病院があったから、不安なく暮らして来られた。(休診になって)搬送に時間がかかると、助かる命を失うことにもつながりかねない」と訴えた。

 これに対し、鴨下議員は「みなさんが心配していることはよく分かった。医師不足の問題を解消できる制度を早急に整備し、竹田市の医師確保に向けても最善の努力を尽くす」と答え、党として国が医師を派遣する制度を早急に整備できるよう政府に働きかける考えを示した。

 懇談会の最後に、医師会は単独で、市と市議会は連名で、同病院への医師派遣について、国に支援を求める要望書を渡した。

 視察に先立ち、鴨下議員と面談した広瀬知事は、地域の医師不足解消を求める要望書を手渡した。

(2007年6月12日 読売新聞)

322片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 06:16:45
3陣営前哨戦本格化 2007参院選
民主・小沢代表が来県 皆吉氏への支援求める 讀賣鹿児島

 民主党の小沢代表が11日来県し、連合鹿児島の幹部らと懇談、夏の参院選で鹿児島選挙区に立候補を予定している同党新人・皆吉稲生氏(56)への支援を求めた。同選挙区では自民党現職の加治屋義人氏(69)、共産党新人の山口陽規氏(54)の両陣営も近く、必勝決起大会や党幹部の来県を予定しており、3陣営による前哨戦が本格化してきた。

 小沢代表が県入りするのは、4、5月に続いて3回目。公示が予想される7月5日までにさらに2回の来県を予定するなど、厚い保守地盤の切り崩しに躍起になっている。

 この日は鹿児島市内のホテルなどで支持母体となる連合鹿児島や社民党県連の幹部らと次々に面会。「今回の参院選は与野党逆転が目標。自民党の地盤と言われる鹿児島で皆吉氏が勝てば政治が変わる。これまで以上に力を貸してほしい」と協力を求めた。

 2005年の衆院選鹿児島2区で落選、民主党入りの意向を固めていた元自民党県議の打越明司氏(49)とも同じホテルで面談。打越氏はこの後、正式に入党手続きを済ませた。打越氏は「小沢代表から『世直しのために一緒に頑張ろう』と声をかけていただき感激した。(民主)党員としての自覚を持ち、参院選に臨みたい」と、皆吉氏の支援に積極的に取り組む考えを示した。

 記者会見した小沢代表は、3回の来県について「県民が好意的に受け止めてくれている。この流れが投票日に最大限の力になるようにしたい」と語った。

 皆吉氏はこの日、薩摩川内市などで支援団体へのあいさつ回りに汗を流した。

 加治屋氏は県治山林道協会の会合に出席した後、鹿児島市内で企業回りをし、支援を求めた。16日には同市のホテルで、参院選必勝決起大会を兼ねた自民党県連大会が開かれる。

 山口氏はこの日、同市の党県委員会で、17日に開催する党演説会の準備に追われた。市田忠義書記局長も来援する予定で、事実上の総決起大会と位置づけている。

(2007年6月12日 読売新聞)

323片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 10:47:40
【参院選】「小泉チルドレン」投入 自民1区、礒崎氏浸透で 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1181574000=118160952030300=1

 参院選大分選挙区に出馬する自民党新人の礒崎陽輔氏(49)の陣営は、十三日から大分市内の計十二カ所で開く「励ます会」に「小泉チルドレン」など知名度のある党の若手、中堅衆院議員を応援弁士として招く。党の大分市議と一緒に街頭演説もしながら、大票田の大分市での浸透を狙う。
 党県衆院1区支部(佐藤錬支部長)と党大分市連(秦野恭義会長)が企画した。ほぼ二日に一回は応援の議員が入る形で、「党本部が大分を最重点区と位置付けていることの表れ」(1区支部)という。
 現在来県を予定している議員は十二人。二〇〇五年の衆院選で当選した小泉チルドレンでは佐藤ゆかり氏(十五日)、片山さつき氏(二十五日)、佐伯市出身の井脇ノブ子氏(十八日)らが駆けつけるほか、後藤田正純氏(十三日)や棚橋泰文元科学技術担当相(七月三日)らも来県する。
 励ます会は夜に開かれ、日中は衆院議員と党市議がチームになって、市内各地で街頭演説を実施。集会と連動した活動で選挙ムードを盛り上げ、礒崎氏を売り込む。

【参院選】共産、国民新、社民 3陣営も大物続々
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1181574000=118160964230851=1

 共産党は党副委員長の石井郁子衆院議員が二十三日に大分入りし、党公認の山下魁氏を激励。
 現職の後藤博子氏が再選を目指す国民新党は今月下旬に亀井静香代表代行が来県し大分、別府両市で街頭演説する予定。
 無所属新人の松本文六氏(社民党推薦)を応援するため、社民党の福島瑞穂党首が三日に来県した。陣営は社民党の衆院議員の派遣を要請している。
 民主党県連が支援する無所属新人の矢野大和氏の陣営は「今のところ中央からの応援の予定はない」という。

324片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 11:25:02
岡田民主副代表 参院選応援で来佐 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=493026&newsMode=article

 民主党の岡田克也副代表は10日、参院選佐賀選挙区(改選数1)に立候補を予定する川崎稔氏(46)の応援のため佐賀市内で街頭演説を行い、年金問題を前面に打ち出して支持を訴えた。

 岡田副代表は同市の大型ショッピングセンター前でマイクを握り、年金記録不備問題について政府・与党の責任を追及。「民主党が問い詰めなければ五千万件の不備があることさえ、表面化しなかった。政府は調査すると言っているが、本当に意味のある調べができるのか。私たちに任せてほしい」と呼び掛けた。

 川崎氏や県連代表の大串博志衆院議員らも演説の大半を年金問題に割き、「生活者重視」の姿勢を強調した。

325片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 15:58:43
参院選 来月公示 各陣営 動き本格化
2007年06月12日 朝日長崎
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000706120001

 7月5日公示予定の参院選に向けて、各政党や立候補予定者の動きが本格化してきた。統一地方選の県議選では、自民の公認候補が離島の選挙区で全敗するなど、格差拡大への不満は県内でも根深い。「政治とカネ」や年金などをめぐる問題も浮上するなか、各陣営は何を訴えようとしているのか。


 ◆小 嶺氏 教育アピール
 ◆大久保氏 格差是正訴え
 ◆渕 瀬氏 憲法問題に力


 自民公認で立候補予定の小嶺忠敏氏が前面に掲げるのは教育問題。「教育改革の場に、現場を知る人間がいないことが問題だ」などと訴え、県立国見高校で校長やサッカー部の総監督を務めてきた経歴をアピールしている。
 統一地方選の最中から、自民系の候補者の応援演説で各地を回ってきたが、本人は「サッカーなら戦略や展開は分かるが、選挙や政治は素人」。自民県連は、県選出の国会議員の後援会などの組織をフル稼働させ、集票をはかる考えだ。
 一方、民主公認で立候補予定の大久保潔重氏。8日、長崎市内での事務所開きでは支持者を前に、格差是正と地方の再生を訴えた。
 「個人の力ではどうにもならないほど、格差が広がっている。国民生活をめちゃくちゃにしておいて、何が美しい国なのか」
 年金や医療、介護など、社会保障制度の改革も主張。県議を務めた政治経験と41歳という若さを強調する。課題は知名度不足。毎朝、県内各所で街頭演説を続け、浸透をはかる。
 共産党が擁立する渕瀬栄子氏が力を入れるのは憲法問題。「今の政治にきちんとした対立軸を持っているのは共産党だけ」と訴え、自民、民主への批判票の取り込みをはかる。
 長崎市で8日にあった事務所開きでも「被爆地・長崎から国政に送っていただき、憲法9条を守る活動をさせてください」と力を込めた。
 地域経済の落ち込みが激しい離島にも足を運び、市民集会では一貫して「格差是正」と「暮らしの再建」を訴えている。


 ◇予想顔ぶれ
  小嶺 忠敏61〈元〉県立高校長  自新
  大久保潔重41〈元〉県議     民新
  渕瀬 栄子51党県委員      共新


 ■憲法改正争点年金も改革を
  北村誠吾・自民党県連選対本部長 国の屋台骨がゆるがないよう、憲法改正を争点にする。年金問題は抜本的改革が必要だと認識している。国民の不安を解消するために、いかにきちんと説明できるかが重要になる。また、小嶺氏が訴える教育問題、生活改善なども打ち出したい。


 ■「政治とカネ」病根断ち切る
  川越孝洋・民主党県連幹事長 生きている幸せを感じられる生活を選ぶのか、見せかけの繁栄を選ぶのかを問いたい。企業の利益は国民に全く還元されず、格差は広がるばかりだ。政権交代で年金問題や「政治とカネ」などの病根を断ち切り、国民が安心して暮らせる社会を築きたい。


 ■子育て支援や年金どう対処
  江口健・公明党県本部幹事長 争点は、国民が大きな関心を持つ年金や子育て支援など、生活に身近な問題をどうするかだ。年金問題では、ずさんな仕事をしていた社会保険庁に対し、国会がチェック機能を果たしていなかった。与野党で責任のなすりつけあいをすべきではない。


 ■これまで通り「9条を守る」
  山下満昭・共産党県委員長 格差がさらに広がっている。市民集会でも負担増大による苦しみの声を聞く。国民の暮らしを立て直さなければならない。まず、年金や増税など生活にかかわる問題を訴える。自民党が争点にするという憲法問題でも、これまで通り「9条を守る」と訴えたい。


 ■政権交代向け大久保氏支援
  前田富雄・社民党県連代表 年金や医療など、生活に身近な問題をどうするのかが争点だ。政府は、国民に苦しい生活を強いておきながら、教育基本法や米軍再編法案、憲法改正など、生活とはほど遠いことにばかり力を入れている。大久保氏を党を挙げて支援し、自公政権を変える。

326片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/12(火) 16:04:51
官僚色薄め公募強調/志村幹事長に聞く
2007年06月12日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000706120001

 参院選大分選挙区(改選数1)で自民県連は昨年7月に、他党に先がけて早々と、総務官僚の礒崎陽輔氏(49)の擁立を公募で決めた。だが、4月末以降、民主・社民の共闘崩壊や、国民新の現職の突然の選挙区転戦など情勢が目まぐるしく動くなか、自民の若手県議らは埋没しがちな礒崎氏の存在感に危機感を強めている。5月15日から3回開いた「戦略会議」で、若手県議らと練った対策などについて、自民県連の志村学幹事長に聞いた。(伊東邦昭)


 ――新たに決めたキャッチフレーズは?


 「『未来はまだ動かせる』と、『大分が選んだ日本の顔』の二つ。政治への不満を受け止めてくれる、公募の候補であることを強調した」


 ――ほかのイメージ戦略は。


 「官僚出身の硬いイメージを壊すため、カジュアルな服装にする。礒崎氏の家族も選挙戦に参加してもらう」


 ――なぜ、この時期に戦略会議を開いたのか。


 「礒崎氏について、県議の間から、『油断が感じられる』『危機感がない』『あいさつが上手じゃない』などの批判的な意見が噴出した。若者や女性、無党派層への浸透も不十分だと感じた」


 「このままでは無党派層などへの浸透は難しい、というのが県議らの印象だ。身近な言葉や、笑いを交えたキレのある演説で訴えることができる候補と比べた時、やや見劣りする。そうした点が、知名度不足にもつながっているのでは、という指摘だ」


 ――厳しい指摘だ。


 「県議らは自身の選挙経験に照らし、礒崎候補には、はいつくばってでも、という気迫が足りないと見たのだろう」


 ――これまでの10カ月間の戦術を見直すのか。


 「あいさつ回りや、友好団体の集会への参加を通じて、県民の声を聞いてきた。その戦術に今回の結論をプラスする」


 ――戦略会議の開催を公表したのは、話題作りのためか。


 「それは違う。隠す必要は無く、オープンにした方がよいと考えた」


 ――戦略会議のメンバーに若手県議らを起用した意図は。


 「公募で選んだ以上、当選させることは県議団の責任でもあり、士気を高める狙いもあった」


戦略会議には県内の大手広告会社・大宣(大分市)も加わった。過去の国政選挙で候補者のリーフレットをデザインした実績はあるが、キャッチフレーズの提案は初めて。通常は1、2人で考えるが、今回はコピーライター4人にアートディレクターなども含めたプロジェクトチームを組んだ。


 県連側からは、「大分らしさ」や「強いインパクト」、「斬新さ」を打ち出せるよう注文があったという。同社チーフコピーライターの戸田禎幸さんは「投票行為に結びつくものでなければならず、商品と違って難しかった」。


 硬軟さまざまな案を示したが、県連は比較的ソフトな言い回しのものを選んだという。考案者の一人、帯刀淳子さんは「候補者を身近な存在に感じてもらって、少しでも有権者との距離を縮めたい、という思いの表れでしょう」。

327片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 01:23:56
参院宮崎選挙区に「東知事」のそっくりさん出現
顔も髪形も似ていないが…
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007061119.html

 国民的人気を誇る宮崎県の東国原英夫知事。ついにというか、7月の参院選の宮崎選挙区に「知事のそっくりさん候補が出現した」として話題になっている。顔立ちも、髪形も似ていないそっくりさんらしいが、一体、どこが似ているのか?

 「実は、似ているのは名前なんですよ」と語るのは地元事情通。

 話題候補の名前は、東治男(ひがし・はるお)氏(61)=無所属。もちろん本名だ。

 「知事の名前の『ひがしこくばる・ひでお』を省略した感じでしょ。ともに投票用紙に『東』と書いてもらえばいい。ホームページも相当意識している」と事情通。

 確かに、HPを見るとイメージカラーは知事と同じオレンジ。知事は選挙中、「太陽は東からのぼる」と連呼していたが、東氏のHPにも太陽があしらわれ「国政に東風」という文字が躍る。これはメディアが知事の活躍を表現する際に使う「東風」と同じだ。

 東氏は同県高原町出身。日大卒業後、地元テレビ局のアナウンサーを33年間務め、2001年の参院選に民主、社民の推薦を受け立候補し、次点で落選した。

 地元事務所を直撃するとスタッフは「当然、知事を意識しています。イメージカラーも緑から変え、コピーも練り直しました。知事人気にあやかりたい」と認めた。

 東氏自身、「知事の施策を国政の立場からサポートしたい」と出馬会見で語り、東国原チルドレン入りをほのめかす。宮崎に再び東風は吹くか!?

ZAKZAK 2007/06/11

328片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 18:05:27
公示まで1カ月切り活動本格化 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/nagasaki/20070612/20070612_001.shtml

 ●組織機能に不安も・小嶺氏 6者懇の連携課題・大久保氏 「野党」をアピール・渕瀬氏

 7月5日に予定される参院選の公示まで1カ月を切り、長崎選挙区(改選数1)で立候補を予定している自民新人で元国見高サッカー部総監督の小嶺忠敏氏(61)、民主新人で元県議の大久保潔重氏(41)、共産新人で同党県委員の渕瀬栄子氏(51)の各陣営の動きが慌ただしさを増してきた。各陣営ともに5月中旬以降、長崎、佐世保市などに事務所を構えるなど活動を本格化させている。

 ◆「党営」に疑問

 9日、長崎市であった自民党県連の定期大会。小嶺氏が母親の葬儀参列のため欠席した中で、あいさつに立った国会議員から景気のいい話はほとんど聞かれなかった。

 「もう少し知名度があると思ったが…」「資金はこちらで何とかすると言ったが、こういうご時世。簡単にはいかない」…。揚げ句、小嶺氏が欠席したことについて「率直に言って素人。来るべきだった」などという発言まであった。

 今年1月、立候補を決断した小嶺氏に党県連は「党営選挙」を約束した。しかし党支部や地方議員が小嶺氏を伴って各地域を回り始めたのはこの1、2カ月のことで、それまで小嶺氏は教え子らのつてを頼って県内をひたすら回るだけだった。

 県連会長に就任した谷川弥一衆院議員(長崎3区)は「選挙運動はまだ全然していない。これからだよ」と支持者らの不安を打ち消すように語った。

 ◆社民への配慮

 「今回選挙で6団体懇話会の皆さんに参加をいただき、とりわけ社民党のご理解を賜り、結集して勝利したい」

 8日に開かれた大久保氏の長崎事務所開き。総合選対長の高石哲夫・連合長崎会長は、社民党への配慮をみせた。

 民主、社民両党と連合などの労働4団体でつくる選挙協力組織「6団体懇話会」は3年前の前回参院選で、支援した民主公認候補が自民現職を破った実績がある。

 六者懇は今回も大久保氏の支援を決めた。しかし2005年衆院選の長崎4区で社民党が先に公認候補を決めたのに対して民主党が独自候補を擁立し共倒れした経緯もあり、両党の関係は必ずしもしっくりいっていない。社民党は今回、大久保氏を「推薦」ではなく「支援」とした。

 ◆年金追い風に

 「二大政党」の影に埋没感がぬぐえなかった共産党。しかし、この1カ月、渕瀬氏をはじめ、県委員会幹部の街頭などでの演説がにわかに熱を帯びている。

 「消えた年金問題の責任は、自民、公明、民主と歴代政権にある。対立軸を打ち出しているのは共産党だけだ」

 従来、国政選挙、地方選を問わず、政策論争を繰り広げてきた共産党。今回参院選でも、社会保険庁の年金記録不備問題の追及や、憲法改正の動きを「改悪」ととらえて反対しているのをはじめ、地域課題でも国営諫早湾干拓事業の中止を求めるなど政策中心に訴える。

 ただ、得票につながらなかった過去の選挙を教訓に今回は「野党」としての存在をアピールする戦術を展開している。

 山下満昭・県委員長は「この数年で自民や民主を支持していた農業者、郵便局長、建設業者は確実に離れている。非保守系の受け皿として風を起こしたい」と意気込む。

=2007/06/12付 西日本新聞朝刊=

329片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 18:06:48
戦いの構図複雑に 打越元自民県議が民主入党発表 「自」「民」支持層入り乱れ 西日本鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kagoshima/20070612/20070612_002.shtml

 打越明司・元自民党県議(49)が11日、民主党に入党したことで、自民・民主・共産の三つどもえになるとみられる今夏の参院選鹿児島選挙区は、与野党の支持層が複雑に入り乱れ、新たな戦いの構図に突入した。

 この日、打越氏は、鹿児島市で民主党の小沢一郎代表と会談。この後行われた会見で、打越氏は「小沢氏との会談で、日本の政治を一緒につくっていくため、民主党に入党する決意をさせていただいた。日本の政治は大きな曲がり角に立っており、参院選の意味は大きい。党員としての自覚を持って頑張っていきたい」と話した。

 小沢代表は「参院選は国民が与野党逆転、政権交代を実現できるかどうかの最後の選択の機会になる。打越氏がわれわれと政治行動をともにすることを決断したことは大変、心強い」と述べた。

 同日夜、打越氏の主地盤の指宿市で行われた打越氏後援会の緊急総会で、打越氏は支援者に「2つの立派な政党が競いながら日本の政治をいい方向に変えていくのが必要と感じている。参院選では民主党の一員として先頭に立たねばならない。参院選で民主党から日本の政治を変えなければならない」と訴え、協力を呼び掛けた。

=2007/06/12付 西日本新聞朝刊=

330片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 18:22:40
【参院選】 松本氏「推薦」 矢野氏「支援」 連合が政策協定 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1181660400=118169474822622=1

 連合大分(嶋崎龍生会長)は十二日、参院選大分選挙区に無所属で出馬する松本文六氏(64)=社民党推薦=と矢野大和氏(50)の両者と政策協定を結んだ。
 同日、大分市内であった連合大分の総合選挙対策委員会の中で協定の締結式があり、松本氏と矢野氏は個別に嶋崎会長と協定書に調印した。
 協定の内容は両者共通で、「連合の掲げる政策・制度の実現」「格差の拡大・固定化の是正」など四項目。
 松本氏は「人、自然、地球の命が切り捨てられつつある政治を根本から変えたい。強力な支援、支持を」、矢野氏は「地方がなくなるという危機感から出馬を決めた。支援をありがたく感じており、一生懸命頑張る」とそれぞれ決意表明した。
 連合大分には社民党県連合が松本氏、民主党県連が矢野氏への支援を要請。両党間で候補者の一本化ができず、連合大分内でも松本、矢野両氏のどちらかに支援対象を絞ることで意見がまとまらなかったため、今月三日の執行委員会で、政党推薦の松本氏を「推薦」、矢野氏を「支援」とする事実上の産別対応で最終決着していた。
 選対委ではこのほか、参院選の活動方針も協議。六月下旬に「格差是正キャンペーン」、公示期間中に「投票に行こうキャンペーン」を行うことを決めた。

民間労組 動き加速
多くが矢野氏支持へ

 連合大分が参院選大分選挙区を事実上の「産別対応」と決めたことを受け、民主党を支持する県内の労組は民主党県連が擁立に動いた無所属の矢野大和氏(50)の支援態勢づくりを急いでいる。連合大分の決定は矢野氏を「支援」、社民党推薦の松本文六氏(64)を「推薦」とし、取り組みの比重をやや松本氏に置いた形になっているが、民間労組の多くは民主党県連が全面的に支える矢野氏を支援する方向で加速している。
 主要産別では、電力総連、電機連合、UIゼンセン同盟が十二日までに推薦を決定。基幹労連、情報労連も支援の方向で作業を進めている。
 構成する三十一の民間労組のほとんどが連合に加盟している「みんろうきょう」も十一日、矢野氏を招き政策を聞いた上で推薦を決めた。また、旧民社党支持産別でつくる県友愛連絡会も、十五日に推薦を決める方向で調整している。
 ただ、民主党支持労組の対応には微妙な温度差もある。自動車総連は中央と歩調を合わせるため判断を保留しているが、県組織は「党本部の公認、推薦がない出馬予定者の推薦は難しい」(大分地方協議会幹部)との見方をしている。
 特定の支持政党を持たないサービス・流通連合は連合大分が対応を一本化できなかったため、選挙区の対応方針を決めない見通しだ。
 七月五日の公示予定日まで一カ月を切り、民間労組の多くが慌ただしい選挙区対応を迫られたが、基幹労連県本部委員長を務める開田恵三新日鉄大分労組組合長は「連合方針との整合性を取るため、組織決定の時期が遅くなった。ただ、(産別の組織内候補を支援する)比例では早くから動いており、助走はついている」と、焦らずにじっくり態勢固めしていく構えだ。

331片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 18:23:30
松本、矢野両氏と政策協定 連合大分、内容に差つけず 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20070613/20070613_003.shtml

 連合大分(嶋崎龍生会長)は12日、参院選大分選挙区(改選数1)から立候補を表明している無所属新人の松本文六氏(64)=社民推薦、矢野大和氏(50)の両氏と政策協定を締結した。連合は松本氏を推薦、矢野氏を支援することを決めているが、協定の内容は同じにした。

 松本、矢野両氏は、連合大分が同日開いた参院選第1回選対委員会に出席。(1)連合の掲げる政策・制度実現に向けて努力する(2)勤労者が安心して暮らせる福祉社会の実現へ努力する(3)憲法を尊重し、平和な社会の実現に努力する(4)格差拡大を是正し、安心で公正な社会の構築に努力する‐の4項目を盛り込んだ協定に署名した。

 連合大分はそれぞれ候補を擁立した民主、社民両党の県組織から推薦要請を受け、先月末から対応を協議。両党をそれぞれ支持する労組の意見がまとまらなかったため、前例がない「支援」をひねり出し、支援内容に差をつけていた。

=2007/06/13付 西日本新聞朝刊=

332片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 20:25:05
主役:07夏・参院選おおいた/1 礒崎陽輔氏 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070613ddlk44010039000c.html

 参院選の公示予定日(7月5日)まで1カ月を切り、大分選挙区で立候補を予定する5人は頻繁に集会を重ね、党中央の応援弁士を招くなど、前哨戦も過熱している。かつてない激戦は、混とんとした情勢になっている。立候補予定者本人や、比例への思惑が絡む政党、動向が注目される元衆院議員、対応に苦慮する労働団体など「主役」たちに焦点を当てる。

 ◇自民、本格テコ入れ−−議員減、選挙疲れに懸念も

 「自民3人に野党5人。4対4に戻さないと、大分の未来はない」

 5月29日、自民県連が大分市で開いた参院選総決起大会。応援弁士の中川秀直・党幹事長が県内国会議員の構成を持ち出した。大分選挙区に公認で立つ元総務官僚、礒崎陽輔氏(49)も、県連幹部も神妙な顔で聴いた。

 党が重点区に位置付ける29の1人区。中でも大分は幹事長直轄とされ、党広報車を張り付けたほか「応援の求めには積極的に応じる」(党選対)という最重点区だ。陣営は13日〜7月3日、大分市内の夜の集会に「小泉チルドレン」ら党国会議員を応援弁士として呼び、テコ入れを図る。15日の佐藤ゆかり氏、20日の猪口邦子氏、25日の片山さつき氏の他、18日には佐伯市出身の井脇ノブ子氏の名も。

 ただ、肝心の足元は盤石とは言い難い。2年前に58あった市町村が18に激減した大合併で、議員定数が904から459に半減した。「地方の保守系議員が支持を訴え『○○さんが言うなら』と投票したのが、自民党の国政選スタイル」(国会議員秘書経験者)だったが、合併で自民を支えた地方のパワーが弱まった。

 さらに今年は12年に一度、統一地方選と参院選が実施され、地方議員の「選挙疲れ」も垣間見える。同月17日、自民県議全員が参加すべき県連常任総務会の後、まとめ役の志村学副議長(県連幹事長)は渋面だった。「参院選に向けた最初の会議なのに、半数しか来ていない。地域の行事など理由はつけるが、真剣に考えてほしい」。ある自民県議は「統一選を戦い終え、まだ支援者へのあいさつも済んでおらず、参院選に気持ちを切り替えにくい」と話す。

 懸念材料はほかにもある。選挙で頼りになるのが同窓会だが、無所属候補を擁立した民主県連の吉良州司代表と足立信也代表代行は礒崎氏と同じ大分舞鶴高の同級生。元衆院議員の比例出馬に伴う公明との選挙協力の行方。6年前の参院選で自民新人として30万票を獲得した国民新党女性の選挙区への参戦−−。

 そんな状況の中、礒崎氏は「与党だからこそ責任を持って、どんな問題にも対応する」と、与党候補として存在感のアピールに余念がない。地方財政のプロを自認。景気から環境、福祉、教育まで訴えは多岐にわたる。

 陣営は8日、初の「調整会議」を開き、組織の機能方法を確認し、責任体制を明確化した。「このままでは」。参加者に危機感がにじむ。

 参院選の行方を大きく左右するといわれる1人区。政権与党の意地をかけた戦いが始まった。【梅山崇】

毎日新聞 2007年6月13日

333片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 20:26:35
’07参院選みやざき:社民県連、外山氏の推薦を決める /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070613ddlk45010021000c.html

 社民党県連は12日、7月5日公示が見込まれる参院選宮崎選挙区(改選数1)に無所属での立候補を表明している外山斎(いつき)氏(31)の推薦を決定した。同日、鳥飼謙二代表らが宮崎市内で幹事会を開いて決めた。今後、憲法9条の尊重や格差社会是正を盛り込んだ政策協定を外山氏と締結したうえで、党本部に報告、正式な推薦を得る。

 外山氏は既に民主党が推薦を決めている。

毎日新聞 2007年6月13日

334片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 21:02:32
頼みは小泉チルドレン 参院選大分選挙区 自民、異例の連日投入 「革新の拠点」にてこ入れ 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070612/20070612_001.shtml

 今夏の参院選への危機感を強める自民党は重点選挙区と位置付ける大分(改選数1)での応援演説に、前回衆院選で小泉純一郎前首相の肝いりで当選した「小泉チルドレン」と呼ばれる議員らを13日から公示予定日の7月5日直前までほぼ連日投入する。公認候補として礒崎陽輔氏(49)を擁立する同選挙区は激戦必至。自公過半数維持へ知名度の高い議員を動員して、てこ入れを図る。

 大分に駆けつけるのは佐藤ゆかり、片山さつき、猪口邦子、安井潤一郎氏ら衆院議員を中心に計12人。礒崎陣営が大分市内でほぼ毎日行う「励ます会」で応援に立つ。5月末の決起集会に訪れた中川秀直幹事長が再び来県する予定もあり、異例の支援態勢になる。

 村山富市元首相を輩出するなど革新勢力が依然強い大分県。国政選挙の場合、民主、社民はこれまで連合大分が選挙協力を仲介する「大分方式」で自民と対決してきた。衆参両院の県選出国会議員は自民3に対し、民主3、社民1、国民新党一と野党勢力が上回る。

 ただ、次期参院選は民主、社民がそれぞれ候補者を擁立するため、自民県連は「巻き返す好機」と党本部にてこ入れを求めていた。党県連選対本部の麻生栄作県議は「国政で活躍する人の話をこれだけ多く聞けるのは意義がある」と話している。

=2007/06/12付 西日本新聞朝刊=

335片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 09:53:40
応援弁士来県や総決起集会で前哨戦加熱…参院選大分選挙区 讀賣大分

 7月の参院選大分選挙区(改選定数1)の前哨戦が加熱してきた。13日、自民党公認の新人で元総務省大臣官房参事官・礒崎陽輔氏(49)の「励ます会」には副総理を務めた故後藤田正晴氏の親族、後藤田正純・衆院議員(徳島3区)が応援弁士として出席。民主党県連が支援する無所属新人で元佐伯市職員・矢野大和氏(50)は総決起集会を開き、無党派層の獲得に気勢を上げた。

 礒崎氏の「励ます会」は、大分市牧緑町の平和公園能楽堂で開かれた。党本部は今後、市内12地域で同様の会を予定し、毎回のように「小泉チルドレン」を投入する計画。この日は、それに先立ち、女優の水野真紀さんの夫でもある、後藤田議員が駆け付けた。

 後藤田議員は会場に集まった約400人を前に、「総務省出身の礒崎さんの知識、経験を生かさないといけない。大分の良識を発揮してほしい」と呼びかけた。

 「小泉チルドレン」は、佐藤ゆかり(15日)、井脇ノブ子(18日)、猪口邦子(20日)、片山さつき(25日)ら各議員の来援が決まっており、党県連は「年金問題の逆風を吹き飛ばす勢いで臨みたい」と意気込んでいる。

 一方、矢野陣営は13日夜、大分市の大分文化会館で総決起集会「支える大集会」を開いた。民主党本部は大分選挙区は自主投票としており、党からの応援弁士はない。政党色を前面に出す礒崎氏に対し、「挙党態勢VS草の根選挙」のイメージを作って戦う作戦だ。

 総決起集会で、党県連代表の吉良州司・衆院議員は「民主党県連も民間労組もボランティアとして戦っていく。草の根の戦い。民の力で、この国、大分を再生させよう」と会場の支援者に訴えた。

 同県連幹部は「熱心な素人は玄人に勝る。応援弁士を呼べばいいというわけではない」と自民党への対抗心をむきだしにしている。

(2007年6月14日 読売新聞)

336片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 12:51:44
門田氏出馬取りやめ 参院選佐賀選挙区
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=494713&newsMode=article

 参院選佐賀選挙区(改選数1)に立候補を予定していた杵島郡白石町(旧有明町)出身で、元船橋市議の門田正則氏(60)=千葉県船橋市=は13日、出馬を取りやめる考えを明らかにした。

 門田氏は5月23日、県庁で記者会見を開いて立候補を表明。自民党県連に公認を申請したが、受け付けられず、無所属で出馬する予定だった。門田氏は「私は自民党員であり、同じ党の公認候補と争うのは避けるべきだと考えた」と断念の理由を述べた。

 参院選には自民の川上義幸氏(52)、民主の川崎稔氏(46)、共産の中尾純子氏(54)の新人3人が立候補を表明している。

参院選立候補 門田氏が断念 佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20070614/20070614_002.shtml

 参院選佐賀選挙区(改選数1)に無所属での立候補を表明していた元千葉県船橋市議、門田正則氏(60)が12日、立候補を断念する意向を明らかにした。

 門田氏は佐賀県白石町出身で、船橋市の自民党市議を3期務めた。立候補断念の理由は「年金問題など国民の自民党を見る目は厳しい」とした上で、自民党員として活動してきた自分が立候補することは「有権者に混乱を与えるだけ」などとしている。

 佐賀選挙区には、自民党の川上義幸氏(52)、民主党の川崎稔氏(46)、共産党の中尾純子氏(54)の3新人が立候補を表明している。

=2007/06/14付 西日本新聞朝刊=

337片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 12:52:29
安倍首相が16日 長崎と佐賀遊説 前長崎市長弔問も
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070614/20070614_001.shtml

 安倍晋三首相(自民党総裁)は参院選に向けた全国遊説の一環として、16日に長崎、佐賀両県入りする。年金記録不備問題の逆風が収まらない中、首相は立候補予定者の会合などでマイクを握り、年金対策をアピールする考え。長崎では市長選の最中に凶弾に倒れた伊藤一長・前長崎市長の自宅を弔問する予定。

 党選対本部は、参院選の勝敗のかぎを握る1人区を中心に、「選挙の顔」として首相の遊説を計画。首相就任後、九州入りは初めてとなる。

 首相は長崎市で講演を予定しているほか、伊藤前市長宅への弔問では、銃器対策の強化に取り組む政府方針などを伝えるとみられる。

 一方、参院選佐賀選挙区は、首相の強い意向から公認候補を高齢の現職から前副知事に差し替えた経緯があり、首相の発言が注目を集めそうだ。

=2007/06/14付 西日本新聞朝刊=

338片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 14:10:29
草の根協力を呼び掛け 「大集会」で矢野氏 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1181746800=118178154921236=1

 参院選大分選挙区に無所属で出馬する矢野大和氏(50)=元佐伯市職員=を応援する「矢野大和を支える大集会」が十三日夜、大分市の大分文化会館であった。民主党県連が矢野氏の擁立に動いたが、党中央は大分選挙区で候補者の公認、推薦をしない方針を打ち出しており、矢野氏は「草の根ボランティア」への協力を呼び掛けた。
 支援者約千二百人(主催者発表)が参加。「矢野大和と笑って元気な故郷(くに)つくりの会」の泥谷玄生代表世話人が「地方を再生させなければという、地域に生まれ育った人の声を国政に届かせよう」とあいさつ。
 総合選対本部長の吉良州司民主党県連代表は「民主、社民両党が割れたら勝てないという先入観を捨て、自信を持って戦ってほしい」と呼び掛けた。
 矢野氏は「世の中の矛盾を見つけて指摘するという点で、政治と(矢野氏が得意の)落語は同じ。わたしが勝てば大分、日本の選挙が変わる。一生懸命やる」と決意表明した。
 民主党県連は集会前に臨時大会を開き、矢野氏の全面支援を確認した。

339片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 01:43:26
主役:07夏・参院選おおいた/2 矢野大和氏 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070614ddlk44010388000c.html

 ◇「しがらみのない選挙を」−−「風任せ」不安の声も

 11日夕、新日鉄大分労組などの幹部約30人が集まった大分市での集会で、民主党県連が支援する矢野大和氏(50)は軽妙な口演を繰り広げた。「選挙に出ると言ったら、妻も『出る』と言う。『何に出るんか』と聞いたら『家を出る』と」。笑いを取りつつ、望ましい国の補助金のあり方など政策面にも言及し「政治家としては未完成だが、支援をいただければありがたい」。約1時間の口演を終え、大きな拍手の中、深々と頭を下げた。

 5月10日の立候補表明から1カ月余り。矢野氏は約30人単位での口演活動を連日続けてきた。陣営の戦略はボランティア主体の「草の根選挙」。公務員時代に「観光大使」という肩書で、企業や団体向けに年間約400回の口演をしていた矢野氏の人脈は、陣営にとって大きな武器だ。吉良州司・民主県連代表は「私よりも、矢野さんの潜在的な支持者の方がはるかに大きいものがある」と期待する。先月26日に佐伯市であった事務所開きでは、独自に実施した世論調査結果を挙げ「十分に勝てる状況だ」と鼓舞してみせた。

 社民党県連合との候補一本化が不調に終わり、04年参院選で党県連代表代行の足立信也氏に約34万票を積み上げた、連合大分を含む3者協力は破たんした。民主党本部は大分での公認・推薦を見送り、組織の看板はない。草の根選挙は「しがらみとの決別を」と主張して知事選、衆院選を戦った吉良氏の信条である半面、矢野氏に残された戦術の一つでもある。

 陣営幹部は「従来の共闘では得られなかった支持者も獲得しつつある」と未練を感じさせないが、県連内部には不満の声もくすぶる。4月に候補一本化を求める要請書を県連に出した別府、中津、宇佐の各支部でつくる衆院3区総支部(支部長、横光克彦衆院議員)。横光氏のほか、党所属の県議3人を抱えるが、ある県議の後援会関係者は「支部自体の勢力はぜい弱なので、社民との候補一本化が望ましかった。風任せの戦いで大丈夫なのか」と不安を口にする。別の党関係者は「選挙で社民系団体の支援も受けてきたが、次は(選挙が)危ない可能性もある。矢野氏を推すにも覚悟が必要だ」と複雑な心境を明かす。

 吉良氏に思いを重ねるように、矢野氏は「しがらみのない選挙をしたい」と語り、党派を超えた支持の取り付けに走る。短期決戦に向け、吉良氏は「参院選特集」と題した最新の後援会報で決意をこう表現した。「私の政治生命を賭けた戦いです」【小畑英介】

毎日新聞 2007年6月14日

340片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 01:43:52
’07参院選おおいた:「地方から国を元気に」 矢野氏、大分市で支援者集会 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070614ddlk44010390000c.html

 ◇民主県連支援の矢野氏

 参院選大分選挙区に無所属で立候補する元佐伯市観光大使、矢野大和氏(50)の支援者集会が13日、大分市荷揚町の大分文化会館であった。参加者は「日本の古里を再生させるため、矢野さんを国政に届けよう」と気勢を上げた。

 矢野氏の似顔絵が入った緑の法被が置かれ、「地方が主役!」と書いた幕を掲げた舞台で、選対本部長を務める民主党県連の吉良州司代表があいさつ。県連の全面支援を改めて強調し「私も古里のことを思う一ボランティアとして、とことん頑張る。政権党や霞ケ関にコネがある人のためではなく、県民のための政治を取り戻すために力を結集しよう」と呼びかけた。

 続いて矢野氏が決意表明。「地方が元気にならないで、国が元気になるわけがない。田舎をとことん知っている自分でなければ、古里を元気にできない」とアピール。「今度の選挙で私が勝てば、大分、日本の選挙が変わる。本当に言いたいことが言える、しがらみのない政治にしたい」と力を込めた。【小畑英介】

毎日新聞 2007年6月14日

341片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 01:45:29
選挙:参院選 県北地区同盟、外山氏支援を見送り 自主投票に決定 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070614ddlk45010535000c.html

 旭化成労組延岡支部(山本次郎支部長、約2600人)など延岡市の労組を中心とする「県北地区同盟」(工藤博司議長、48労組・約6500人)は、7月5日公示予定の参院選宮崎選挙区に立候補を表明している前民主党県連副代表の外山斎(いつき)氏(31)支援を見送ることを決めた。6日の幹事会で決定した。

 外山氏は、民主や社民、連合など非自民勢力6団体でつくる「CNP会議」の統一候補。地区同盟の上部団体で、CNP会議の一員の県友愛連絡会は外山氏支援を1日に決めている。地区同盟の笠江良一事務局長は「組織の方針を決めた執行委員会(5月28日)の段階では、まだ外山氏の支援要請は来ていなかった」と言う。

 地区同盟は、既に比例代表に初出馬予定のUIゼンセン同盟の川合孝典氏の推薦を決めており「(執行委では)『きっちり1議席を確保することが先決。もう一度、組織に周知して気持ちを引き締めて比例に集中しよう』という意見が出された」という。

 また、県友愛連絡会から「地区同盟の議論を尊重する」という文書(6月2日付)が出、6日の幹事会では「『外山氏は知名度が低く、今さら支援しても組織が混乱する』などという意見もあり、全会一致で自主投票を決定した」という。

 ただ、笠江事務局長は加盟労組中の最大労組、旭化成労組について「連合にも加盟しており、独自に外山氏の応援をしても問題はない」という。同労組は現段階では同氏の支援を決めていない。【甲斐喜雄】

毎日新聞 2007年6月14日

342片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 01:46:33
「1人区」に吹く風は:07参院選・鹿児島/1 小沢効果 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070614ddlk46010477000c.html

 ◇「自民王国」でテコ入れ

 ◇京セラ動かす−−稲盛名誉会長と代表トップ会談

 「京セラの件、どうにかなりませんか」

 4月17日夜、鹿児島市のホテル。「1人区行脚」で初めて鹿児島入りした小沢一郎代表を迎えた懇親会の席で、直訴したのは連合鹿児島の出口能美会長だった。参院選に2度目の挑戦となる民主新人、皆吉稲生氏の選対委員長代理。稲盛和夫名誉会長との仲を見込んでの要請だった。

 県内で3工場を構える京セラ。労組は約6000人。パート、家族、関連企業と、すそ野は広い。労組は連合に加盟していない独立系で、選挙対応はその都度、判断するという。6年前の参院選。今回、再選を目指す自民現職、加治屋義人氏を推薦した。

 「反転攻勢の足がかりにしたい」。皆吉陣営は昨年来、推薦を得るべく、京セラ側と接触を重ねた。面接のようなやりとりが続いたが、首は縦に振られなかった。

 情勢を一変させたのは直訴を快く受けた小沢代表。稲盛氏とトップ会談で、京セラの対応は「選挙区は皆吉、比例は民主」に。5月8日、再び鹿児島入りした小沢代表は3工場を回り、推薦への謝意と支援要請と、仕上げにも余念がなかった。

 6月に入り、各工場は、皆吉氏を迎え、朝立ちや集会を開くなど動き出した。「やる以上は、『風』を吹かせたい」(同労組支部幹部)。

  ◇    ◇

 「効率一辺倒の政治が『地方』を置き去りにしている。旧来の自民党基盤ほど、大きな不満を抱いている」

 小沢・民主が攻勢をかける「1人区」。鹿児島など地方の「格差」の不満を爆発させ、追い風に、と狙う。

 4月17日、肝付町の元自民党副総裁の故・二階堂進氏の墓参から始めた鹿児島入り。3度目の11日は、鹿屋市出身の「さくらパパ」、横峯良郎氏擁立と、元自民県議、打越明司氏の入党会見も。公示まで、あと2回も入る予定という。

 県内の民主党議員は、衆院議員1人、県議1人、鹿児島市議2人。「組織力で自民との彼我の差は歴然としている」と、党県連関係者はこぼす。そんな「自民王国」鹿児島での異例のてこ入れ。小沢代表は11日の記者会見で「ここで勝てば、参議院での与野党逆転だ」と力を込めた。県連の川内博史代表は「京セラの推薦を得たことが一つの転機だった」と手応えを感じ始め、党関係者も「注目区に仕立てようと『風』を起こしている。これに、乗らなければ」と意欲をみせる。

 参議院での与野党逆転。小沢代表の動きは、大きな目標に向け、組織ではぜい弱な県連をせき立て、奮い立たせている。

  ◇    ◇

 7月5日公示、22日投開票が見込まれる参院鹿児島選挙区は、全国29の「1人区」の一つだ。再選を狙う自民現職、加治屋義人(69)▽民主新人、皆吉稲生(56)▽共産新人、山口陽規(54)の3氏が争う見込みだ。比例代表も混とんとする。各党、各陣営を左右する「風」の動きを追う。

毎日新聞 2007年6月14日

343片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 11:19:09
保守王国激戦の様相 年金問題で危機感 2007参院選 讀賣鹿児島

 政界の行方を左右する夏の参院選が近づいてきた。14日には県庁で鹿児島選挙区(改選定数1)への立候補予定者説明会が開かれ、自民党現職・加治屋義人(69)、民主党新人・皆吉稲生(56)、共産党新人・山口陽規(54)の3陣営が出席した。年金加入記録漏れ問題などで自民党に逆風が吹く中、「保守王国」と言われる鹿児島でも激戦の様相を呈してきた。前哨戦の現場から報告する。(文中敬称略)

 「悪いのは社会保険庁」

 「自民党はその社会保険庁をぶっつぶそうとしているんです」

 10日に、姶良町の農協支所で、自民党衆院議員・小里泰弘(48)の後援会が中心となって開いた「励ます会」。加治屋義人はこの場で、社保庁の年金加入記録漏れ問題について、支持者に“弁明”を余儀なくされた。

 加治屋は4月に事務所開きを行い、早々と県農政連など200団体以上の推薦を取り付けた。衆院鹿児島2区では、前自由連合代表の衆院議員・徳田毅(36)が自民党入りし、衆院の県内5小選挙区はすべて自民党が独占。参院選に向けた体制は万全に整ったかに見えたが、6月に入って「年金」の逆風や民主の激しい攻勢に、陣営では危機感が高まっている。

 鹿児島市照国町にある加治屋の事務所。外壁には、県内5小選挙区の衆院議員と加治屋のツーショットを収めた5枚の政党ポスターが並ぶ。民主党の皆吉稲生陣営の攻勢に対抗するため、今月に入って急きょ計6000枚を印刷した。「金のかからない選挙をするつもりだったが、そうもいかなくなった」と陣営幹部。

 自民党県連は9日、公明党県本部に加治屋の推薦を正式に申請した。姶良町での「励ます会」が終わった同夕、そのことを知った加治屋は「出してくれたか」とホッとした表情でうなずいた。

 鹿児島選挙区に候補者を出さない公明党。6年前も3年前も自民党候補を推薦してきた。今回、公明党県本部は比例選での県内獲得目標を過去最高の12万5000票に設定した。加治屋陣営にとっては、のどから手が出るほど欲しい「推薦」の2文字だが、その一方で、「見返り」として自民側が示せる材料は乏しいようだ。

 比例選には自民党現職・尾辻秀久(66)も立候補の予定。自民党県連として「比例は公明」の方針を取るのは事実上不可能。実際、加治屋の「励ます会」の壇上には、尾辻の妻の姿もあった。「選挙協力が成立しても、票をバーターするという話にはならない」。公明党県本部代表・成尾信春(50)は冷ややかだった。

 「厳しい戦い」を強調する加治屋陣営と自民党県連だが、そこには「保守王国・鹿児島は大丈夫」という油断を戒める狙いもある。県連は「衆参同時選並みの選挙体制」を掲げ、衆院議員の後援会や40人の県議が、それぞれの地盤ごとの決起大会開催や支持者集めに奔走している。

 「今回、切り崩しを狙う民主党の動きで、危機感が高まっている。うちの保守票の掘り起こしになる」と県連幹部は話した。

(2007年6月15日 読売新聞)

344片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 11:41:58
参院熊本選挙区 与野党の攻防、激しさ増す
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070615000003

 参院選で自民、民主の両党が勝負どころとする全国二十九の改選「一人区」。その一つの熊本選挙区で与野党の攻防が激しさを増してきた。保守王国の熊本で、年金記録不備問題を追い風に衆院熊本3区補選と絡めて攻勢をかける民主党。これに対し、松岡利勝前農相の自殺という衝撃に見舞われた自民党は警戒感を募らせ、迷走した約二週間を取り戻そうと参院選の立て直しに躍起だ。

 「全国を回ってみて、自民党の支持基盤である地方ほど政治への不信感が高まっている。われわれの主張を受け入れてもらえる要素は強い」

 十四日、熊本市で会見した民主党の小沢一郎代表は全国行脚の成果を強調した。小沢氏の来熊はこの日で三月以降三回目。3区補選と同日選挙となる参院選熊本選挙区に「勝算は十分にある」と力を込めた。

 同党は前農相の死後、前農相の足元・阿蘇地方の農家や県出身の女性キャリア官僚の擁立に動いたが不調に終わった。七日に、自民党県連が公認擁立の断念を決めると、民主党県連内には「不戦敗の可能性も…」との声さえも漏れた。

 しかし、自民党が混乱する中、3区補選が参院選のプラスになるとみた民主党本部は擁立を強く指示。最後は小沢氏自らが候補者に電話をかけ出馬を決断させた。十四日の会見で小沢氏は3区補選を指して「議会制民主主義で、政権与党が衆院選に候補者を立てないなどあり得ない。すぐに政権を代わってもらっていい」と自民党の姿勢を批判。毎月のように訪れる代表の動きを見た民主党県連幹部の一人は「本気で熊本の参院議席を取りにきている」。

 また、共産党も3区補選と参院選の相乗効果を狙い、同日候補者を発表した。党県委員会の久保山啓介委員長は「前農相を任命し、罷免もしなかった安倍首相にも責任がある。政治資金では民主党も不透明さを抱えている。『政治とカネ』を徹底的に訴える」と、党の存在感を力説する。

 一方、自民党は参院選を重視するあまり3区補選の対応で迷走、守勢に回った感がある。党県連は十四日、役員会を開き、各選挙区支部や友好団体、党所属議員の後援会に運動強化を再確認するなど組織固めに必死だ。第三選挙区支部長代行に就いた古閑三博県連会長は「敵の混乱に乗じて攻め込む小沢氏のやり方に、浮足だってはいけない」と引き締める。

 ただ、年金問題などで自民党への批判の高まりに加え、3区補選で自民系分裂という悩ましさを抱え込んだ党県連。参院選を仕切る西岡勝成幹事長は自分に言い聞かせるように語った。

 「気持ちを切り替えてこの二週間を取り戻すしかない。自民党として、この選挙は絶対に負けられない」(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年6月15日朝刊

345片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 12:26:42
県農政協が川上氏推薦 参院佐賀選挙区
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=0&classId=0&blockId=495843&newsMode=article

 県農政協議会(会長・中野吉實JA佐賀中央会会長)は14日、県JA会館で役員・支部長合同会議を開き、7月の参院選佐賀選挙区に立候補を表明している自民新人の川上義幸氏(52)の推薦を全会一致で決めた。

 同協議会は県内11支部など18団体で組織。2月に自民現職の陣内孝雄氏の推薦を決めていたが、先月、自民党が候補者を川上氏に差し替え、先月下旬に川上氏が各支部に推薦願を出していた。中野会長は推薦理由に農業団体と自民党のこれまでのかかわりや同党の農業政策を挙げた。

346片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/16(土) 01:54:25
主役:07夏・参院選おおいた/3 松本文六氏 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070615ddlk44010111000c.html

 ◇牙城守りたい社民、医療追い風も組織力に陰り

 「ひどい肺炎の老人が病院に来て『お金のことが心配でずっと我慢してた』と言われた。このままでいいのか、という思いが私の背中を押した」。社民県連合が大分市で3日に開いた必勝総決起集会。党推薦の医療法人理事長、松本文六氏(64)は医療現場での体験を支援者に語りかけた。

 01年、04年と2回続いた参院選での社民、民主、連合大分による「大分方式」の選挙協力。今回、社民県連合と民主県連がそれぞれ候補を擁立し、破たんした。「共闘が崩れては勝負にならないから気合が入らない」(社民支持労組)という空気も漂うが、松本氏陣営は、ある「追い風」に手応えを感じている。

 その一つが地方で深刻化している医師不足などの医療制度問題。医師として長年、地域医療の現場に携わってきた松本氏には打ってつけのテーマで、ある市議は「『いのちが一番』という松本氏の主張に共感したとして集会に足を運ぶ無党派の男性の姿も見られるようになった」と話す。

 もう一つ「うれしい誤算」なのが、比例区への出馬を予定していた国民新党現職の選挙区への参戦。民主、社民の分裂選挙で自民新人が優位と見る向きもあったが、現職は01年参院選大分選挙区で自民新人で立候補し30万票を獲得しただけに、社民県連合幹部らは「保守票を割ることも予想され、ボーダーラインが下がる」と胸算用する。

 それでも社民県連合幹部の顔はさえない。「やっと勝負になる状態になったところなのに大票田の大分市で支持労組の動きがにぶい」

 大分は労組や平和センターなど強固な支持基盤を誇り、村山富市・元首相を生んだ社民の「牙城」。しかし、近年はその組織力に陰りがみえる。95年参院選比例区で約19万票(旧社会党時代)あった得票は、04年に約7万4000票まで激減した。

 「選挙区で勝てるとすれば新潟、沖縄、そして大分くらい」(社民県連合関係者)とささやかれる中、社民党本部も大分選挙区に熱い視線を注ぐ。先の総決起集会に駆けつけた福島瑞穂党首は「大分は社民の心臓部のような重要地域。何が何でも当選させたい」と語気を強め繰り返した。

 動きの鈍い支持労組に対し、県連合幹部は「いくら『風』が吹いても、母体がしっかりしていないと」と、組織の引き締めに意欲を見せる。

 議席を奪還し、社民の「牙城」を守ることが出来るのか、大分選挙区の勝敗の行方は、党の浮沈を左右する重要な選挙になってきた。【大島祥平】

毎日新聞 2007年6月15日

347片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/16(土) 01:56:02
「1人区」に吹く風は:07参院選・鹿児島/2 同日選的対応 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070615ddlk46010005000c.html

 ◇自民、組織のフル回転狙う−−衆院議員、県議も

 「小沢(一郎)代表が何度も(鹿児島に)入る。鹿児島も容易ならざる状況になった」

 2日、鹿児島市の宝山ホール。再選を目指す自民現職、加治屋義人氏陣営と、党県連が共同で開いた「励ます会」。宮路和明県連会長は、小沢代表の動きに触れ、危機感をあおった。「仮に鹿児島で負けると、日本全国、負けてしまうということにもなりかねない」

 自民にとって鹿児島は「牙城」の一つ。「励ます会」の壇上には、県内選挙区を独占する衆院議員5人、参院議員1人が並び、傍らには農政連、医師連盟、建設業協会など友好団体幹部も姿をみせた。「本当の格差是正に取り組むのは自民党だ」(5区、森山裕氏)。

 激励のあいさつは2時間を超えた。組織の厚みを誇示。「自民王国」の自負がにじんだ。

  ◇   ◇

 5月12日、自民党県連の選対会議。申し合わせたのは「(衆参)同日選的対応」だった。選対委員長の野村哲郎参院議員は記者団に「衆院の先生(議員)方も含め、こまめな選挙をするということだ」と説明した。

 加治屋氏は元鹿児島市議、県議。全県を網羅する後援会はない。申し合わせは、その「ぜい弱さ」を補う意図もあった。

 「同日選的対応」は後日、党本部方針となり、幹事長、選対総局長名で各小選挙区支部長(衆院議員)らに文書で通知された。「同日選」をあえてにおわせ引き締めを図る狙い。年金問題などによる安倍政権の支持率低迷に対する党本部の危機感が、背景にあるとみられる。

 指示は細かい。電話回線は○本以上設置▽地区ごとに担当者を▽秘書の派遣−−など。地元での決起集会開催予定の報告まで求めた。衆院議員、県議らにまるでノルマを課すような対応で「これまでになく、異例」(関係者)。組織のフル回転を求めた形だ。

 いち早く動いたのは、宮路会長の地元、衆院3区。3日、川辺町で集会を開き、地元県議や2市2町長が駆けつけた。加治屋氏と同じ派閥の小里泰弘氏の4区では24日、13会場でミニ集会。1、2、5区でも、各種集会が予定されているが、支援方法はさまざまだ。

   ◇   ◇

 「『地元』で頑張るしかない」と加治屋陣営幹部はこぼす。党幹部クラスの応援弁士は、「励ます会」に駆け付けた谷垣禎一元財務相だけ。公示まで他の予定はないという。小派閥ゆえの事情も垣間見え、小沢代表らがてこ入れする民主とは対照的だ。

 党本部からの支援が望めない分も、地元の組織が頼り。「まだ、全体的に動きはにぶい」(関係者)とも。年金など「逆風」の中、不安もふくらむ。

毎日新聞 2007年6月15日

348片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/16(土) 14:26:40
【参院選】佐藤ゆかり氏が応援 礒崎氏を“励ます会” 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1181919600=118195532913122=1

 参院選大分選挙区に出馬する自民党新人の礒崎陽輔氏(49)を「励ます会」が十五日夜、大分市の滝尾校区公民館であり、二〇〇五年衆院選で当選した「小泉チルドレン」の佐藤ゆかり氏が駆けつけた。 (写真)
 佐藤氏は「道州制の導入や憲法改正など日本が変わる大切な時期を迎えている。能力のある礒崎さんを国会に送ってほしい」と支持者に呼び掛けた。礒崎氏は「景気回復、地方財政の立て直し、教育再生に取り組みたい」と決意表明した。
 励ます会は自民党大分市連と党衆院1区支部の主催で、七月三日まで市内の計十二カ所で開催。小泉チルドレンの片山さつき氏ら知名度のある衆院議員が応援に入る。

349片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/17(日) 02:15:35
主役:07夏・参院選おおいた/4 連合大分 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070616ddlk44010657000c.html

 ◇「かすがい」にきしみ−−共闘見据え苦渋の決断

 署名が異なる2通の政策協定書が完成した。12日にあった連合大分の参院選総合選対委員会で、嶋崎龍生会長は「推薦」とした社民推薦の松本文六氏(64)と、「支援」とした民主県連支援の矢野大和氏(50)を個別に迎えて協定を結び「ぜひ頑張ってほしい」と激励した。改選数は1。どちらにも「勝ってくれ」とは言えなかった。

 連合の決断には、両党の擁立問題で揺れ続けた苦悩の跡がにじむ。自民候補に民主、社民がそれぞれ対抗馬をぶつけ共倒れに終わった98年参院選。これを教訓に民主、社民、連合大分の3者による「大分方式」の選挙協力は始まった。民主、社民の支持労組が加盟する連合は、ともすれば理念や政策に隔たりのある両党をつなぐ「かすがい」の役割を果たしてきた。しかし、今回の「分裂」は、そのかすがいに、きしみを生じさせた。

 社民県連合が松本氏の擁立を決めたのは2月5日。5日後、民主県連は「保守層を取り込めない」などとして松本氏の推薦は困難と社民側に伝えた。一方、民主側は4月12日、矢野氏への出馬要請を明かし、12日後に矢野氏が受諾。5月10日に立候補を表明し、両党の分裂は不可避となった。

 双方から支援要請を受けた連合大分は5月25日、政治センター幹事会で対応を協議したが結論は出ず。「ここまで両陣営が走っている状況では、致し方ない」との弱音が漏れる。2日後、再び同幹事会。「意見続出で決まらなかった。お手上げにして自主投票にするのは簡単だが」。苦悩の色が次第に濃くなる。

 「(連合が産別対応とする)産別自決となれば(民主党国会議員の)選挙の際に一切動かないことを通告する」と社民系団体からは焦りが。一方「産別(判断)になるしかないでしょう」(民主県連関係者)の声も。さまざまな思いが交錯する中、今月3日の臨時執行委員会でようやく結論は出された。

 混迷を深めながらも自主投票を避け、前例のない「推薦」「支援」を使い分けてまで「着地点」を作り出したのは、参院選後に再び3者共闘を実現するために、両党と関係を保つ狙いがあった。何よりも、組織分裂で「連合大分が蓄積したきたものを崩壊、停滞させるのは絶対避けたかった」。幹部は厳しい表情で語った。

 嶋崎会長は「軌道修正して、3者共闘体制を取れるように努力する」。しかし、民主、社民の分裂で生じた組織のきしみは、今後の共闘の行方を不透明にしている。【大島祥平、小畑英介】

毎日新聞 2007年6月16日

350片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/17(日) 02:16:15
選挙:参院選・熊本選挙区 立候補予定者説明会、5陣営が出席 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070616ddlk43010068000c.html

 参院選熊本選挙区の立候補予定者説明会が15日、県庁であった。すでに出馬を表明している自民現職で元副農相の三浦一水氏(53)▽民主新人で元衆院議員の松野信夫氏(56)▽共産新人で党県委員の橋田芳昭氏(51)−−の3陣営のほか、自民の比例現職ながらまだ比例代表名簿への登載が決まっていない魚住汎英参院議員(65)の親族、諸派の男性の計5組が出席した。

 魚住氏の親族は、受け付け名簿に「魚住汎英(無所属)」と記入。「出馬を検討しているがまだ何も決まっていない」とだけ話した。諸派の男性は「候補者を探している。告示日までには擁立したい」と述べた。両者とも届け出に必要な書類を持ち帰った。

毎日新聞 2007年6月16日

351片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/17(日) 02:17:02
’07参院選みやざき:社民・福島党首、知事を訪問 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070616ddlk45010649000c.html

 宮崎出身の福島瑞穂社民党首が15日、県庁の東国原英夫知事を表敬訪問した。「憲法9条をそのまんまに」と書いた巻物を知事に贈り、改憲反対を訴えたほか、地域間格差の解消や、医師偏在の問題、経済の活性化などについて話し合った。

 福島党首は、同じく宮崎出身で、参院選比例代表に立候補する予定の党公認候補を応援するため来県した。知事訪問後に会見した福島党首は「知事のPRで宮崎が一気に注目される県になった」と知事にエールを送った。参院選については「『9条と年金が危ない』をスローガンに、これまでの社民党支持者以外にも広く訴えて、存在感を示したい」と語った。

毎日新聞 2007年6月16日


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