したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

世相/事件事故

1片言丸:2006/11/21(火) 16:27:32
現代日本社会の世相を現象・事象面から考える。

10片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/03(土) 10:26:08
千葉・松戸で中2男子が飛び降り自殺 いじめで聴取後
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070202/jkn070202016.htm

 千葉県松戸市教育委員会は2日、市立中2年の男子生徒(14)が、ほかの生徒とともに同級生をいじめたとして教諭から事情を聴かれた翌日の1日夕、市内のマンションから飛び降り自殺していたことを明らかにした。

 飛び降りたマンションには、いじめを受けたとされる生徒のほか、いじめたとされる生徒数人が住んでいる。

 市教委は、校長ら学校関係者からいじめについて詳しい説明を受け、生徒が自殺した原因を調査している。生徒は吹奏楽部に所属しており、自身も昨年春ごろから、部内でいじめを受けていたという。

 市教委によると、男子生徒は1月31日の給食後から5時間目が始まるまでの間、2年生の教室がある学校の4階廊下で、同級生ら7人とともに、2年生男子(14)を殴ったり足をかけたりして、左肩を骨折させた。

 担任の教諭らが、同日の放課後、全員から事情を聴いたところ、自殺した生徒を含む8人がいじめを認め、骨折した生徒に謝罪した。自殺した生徒に特に変わった様子はなかったという。

 自殺した生徒はこれまで「自分が来ると、みんながひそひそ話をする」などと吹奏楽部の顧問に部内での疎外感を訴えており、退部も考えていたという。顧問も担任や保護者と相談していたが、いじめが最近まで続いていたかは市教委は把握していないとしている。

 生徒の母親から1日朝、「(布団の中で)丸くなって動かないので学校を休ませる」と連絡があったが、その後の行動は分からないという。

(2007/02/02 17:48)

中2男子がマンションから飛び降り死亡 千葉・松戸
2007年02月03日03時06分
http://www.asahi.com/national/update/0202/TKY200702020307.html

 千葉県松戸市の市立中学校2年の男子生徒(14)が1日、同市内のマンションから飛び降りて死亡していたことが分かった。同市教委が2日記者会見し、明らかにした。現場で見つかったノートに自殺をほのめかすような書き込みがあったといい、松戸東署は自殺とみて動機を調べている。

 市教委や同署の調べでは、飛び降りた現場は、中学校から約1キロ離れた9階建てマンション。1日午後4時前、住人の女性が「ドスン」という音を聞き、1階通路に男子生徒が倒れているのに気づいた。生徒は胸を強く打っており、運ばれた病院で死亡した。

 マンション8階通路には通学カバンがあり、1階に倒れていた生徒のそばでノートが見つかった。生徒はこの日、学校を欠席していた。生徒の自宅は、このマンションとは別の場所で、父母と姉の4人暮らし。

 市教委によると、生徒はその前日の1月31日、同学年の他の生徒7人とともに、1人の生徒を殴ったり足をかけたりして、肩の骨を折るけがを負わせた。学校側はいじめと判断し、加害側の生徒8人を個別に呼んで注意した。8人はけがをした生徒に謝罪したという。

 学校側によると、亡くなった生徒は1年の時は生徒会役員を務めた。2年の1学期ごろから、所属する部活動の中で「疎外感を感じる」という訴えを顧問の教諭に相談していたという。学校側は「本人がそう感じたのなら、広い意味でいじめを受けていたと認識している」と言う。

 いじめの加害側8人のうち、死亡した生徒を含む4人が同じ部活動に所属している。また、現場となったマンションには、加害側生徒数人と被害を受けた生徒が住んでいるという。

 市教委と学校は、亡くなる前日のトラブルや、部活動で疎外感を感じていたことなどと、飛び降りたことの因果関係は「分かりません」(校長)と話している。

11片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/03(土) 10:27:32
中2自殺「死でわびるなんて」 地域住民にも衝撃 讀賣千葉

 どうして死ななくてはならなかったの?――。松戸市における中学2年男子生徒(14)の飛び降り自殺は、教育関係者だけでなく現場となったマンションのある地域住民にも衝撃を与えた。

 男子生徒が自殺した1日午後、救急車が出動するなどマンション付近は一時騒然となり、目の前の惨状に涙を流す女性の姿もあったという。

 1階にいた管理人の女性(66)は、「ドスンという音を聞いて外に出たところ、男子生徒が学生服姿でアスファルト上にうつぶせで倒れていた」と話す。あわてて119番通報したが呼び掛けに応答はなく、男子生徒はぐったりとした様子だったという。女性は「死をもってわびるなんて」と表情をこわばらせていた。

 男子生徒が通う中学校では2日午後6時から緊急の保護者会が行われ、校長らは集まった保護者たちへの説明に追われた。体育館に集まった約400人の保護者からは、時折すすり泣く声も聞かれたほか、学校側が事実関係を説明した後、「報道で流れていることの説明がない」などといった保護者側からの苦情に、校長が答えに窮する場面もあった。

 校長は保護者会で「14歳の命を守れなかったことをおわびします」と謝罪。男子生徒が自殺に至った経緯を説明した。しかし、説明後に行われた保護者側からの質疑応答では、保護者の1人から、自殺した男子生徒が、吹奏楽部内でいじめを受けていたという部分の説明がなかったことに対し、「ニュースで流れていたのに、保護者会で説明がないのはおかしい」などの意見が寄せられた。

 これに対しては校長が「事実関係の中で今回の(自殺の)事件だけを述べさせてもらった。吹奏楽部については、個人が特定される部分があるので、非常に話しにくかった」などと説明した。また、別の保護者からは「まず、吹奏楽部内の保護者と先生で話し合いの機会をつくりたい」などの提案も出た。一方、自殺した生徒の担任教諭が学校を休んでいることを指摘する声も上がっていた。

 県教委は同日、学校側に4人のスクールカウンセラーを派遣。今後、生徒らのカウンセリングを行っていくことにしている。

(2007年2月3日 読売新聞)

12片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/03(土) 20:44:47
自殺前日、初めていじめる側に 千葉の中2男子 '07/2/3
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200702030213.html

 千葉県松戸市のマンションで一日、飛び降り自殺した市立中二年の男子生徒(14)が、前日に起きた同級生(14)に対する集団でのいじめに途中から参加していたことが三日までの市教育委員会などの調べで分かった。

 同級生へのいじめは一年時から発生。当初一対一で相対していた状態から最終的に集団と化したが、自殺した生徒は別のいじめの「被害者」で、いじめる側に回ったのは今回が初めてだったという。

 また、自殺した生徒の遺体のそばに本人のノートが落ちており、数ページにわたり悩みなどが書きつづられていたことも松戸東署などの調べで新たに判明。市教委は、それぞれのいじめと自殺の因果関係について調べている。

 市教委によると、自殺した生徒は一年時から所属していた吹奏楽部で、「自分が来ると、みんながひそひそ話をする」などと顧問の教諭に疎外感を訴えていた。

 自殺した生徒は、学校側が昨年実施した学校生活アンケートでも、同様の内容を書き、退部するかどうかを悩んでいたという。

 自殺した生徒が加担したいじめの「加害者」には同じ吹奏楽部のメンバー数人がいたとされる。

13片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 03:09:35
短大生切断:次兄を殺人罪で起訴 「性的事件」異例の否定
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070206k0000m040054000c.html

 東京都渋谷区の歯科医、武藤衛さん宅で長女の短大生、亜澄さん(20)の切断遺体が見つかった事件で、東京地検は5日、次兄の元予備校生、勇貴容疑者(21)を殺人と死体損壊の罪で起訴した。同地検は「犯行直前の被害者の言動に立腹した」と動機を認定。その上で、岩村修二次席検事と小島吉晴特別公判部長が「遺族らの心情を踏まえてあえて申し上げるが、性的な興味や遺体への関心に基づく事件ではない。遺体も全部見つかっている」と異例の説明をした。

 小島部長らは、勇貴被告が遺体の一部を食べたり、頭部を抱いて寝たなどとした一部報道について「証拠は全くない」と全面否定した。勇貴被告は、亜澄さんを含む家族に謝罪の気持ちを示しているという。

 起訴状によると、勇貴被告は06年12月30日午後4時ごろ、自宅で亜澄さんの首にタオルを巻いて絞め付け、水を張った浴槽内に押さえつけて沈めるなどして殺害。同午後6時半〜同8時半ごろまでの間、首や胴体、両腕、両脚などを包丁とのこぎりで切断して死体を損壊した。【銭場裕司】

毎日新聞 2007年2月5日 19時59分

14片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 23:18:18
松戸市の中2自殺、当日夕に親同伴「謝罪の場」設定
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070206i316.htm

 千葉県松戸市で、同級生への集団暴行をとがめられた市立中学2年男子生徒(14)が自殺した問題で、市教委は6日の記者会見で、暴行があった1月31日の翌1日夕、けがをした同級生に対して、暴行に加担した生徒8人が親同伴で謝罪する機会を設けていたことを明らかにした。

 市教委によると、この謝罪の機会は1日朝までに、自殺した男子生徒親子を含む関係者に伝えられていた。男子生徒は1日午後3時45分ごろ、自宅マンションで飛び降り自殺しているのが見つかった。

 市教委はこの謝罪の場の設定と自殺との関係については、「コメントできない」としている。

 また、市教委は6日、男子生徒の指導に当たるなどした教頭と教諭の計6人に対する事情聴取の結果を発表した。聴取の結果、教諭らは「人格を傷つける言葉は使っていない」などとし、市教委は「通常の範囲内の指導であり、特に問題はなかった」とした。生徒からは、学校に落ち着きが戻ってから事情を聞くとした。

(2007年2月6日22時32分 読売新聞)

15片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 16:57:27
中2自殺で市教委調査 「最低のことしたんだよ」指導詳細に 讀賣千葉

 「最低のことをしたんだよ」――。集団暴行をとがめられた松戸市立中学2年男子生徒(14)が自殺した問題で、市教委が6日まとめた調査結果は、暴行があった当日に行われた男子生徒への指導の詳細を明らかにした。市教委側は「特に問題はなかった」としたが、生徒や保護者への聞き取り調査をしておらず、さらに調査を続けることとなった。また、男子生徒が自殺した1日夕、この生徒を除く暴行に加わった7人と保護者が学校に集められ、暴行を受けた同級生と母親に謝罪していたことも明らかにした。

 市教委によると、暴行は1月31日午後1時15分から約10分間行われた。午後4時半からは、会議室で教員4人による加害生徒への指導が行われ、帰宅していた男子生徒は呼び出されて加わった。席上、教諭らは「もし私だったら耐えられない。最低のことをしたんだよ」「やったことは消しゴムで消せない。この後どうすればいいのか考えなさい」などと指導したという。

 その後、自殺した男子生徒は同級生に対し、自ら進んで最初に謝罪。「どうもすみませんでした」とうなだれると、同級生は「もうやらないで欲しい。仲良くして」と話したという。

(2007年2月7日 読売新聞)

16片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/09(金) 08:57:32
松戸の中2自殺から1週間
『部活で疎外』同調圧力?
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070209/mng_____sya_____007.shtml

 千葉県松戸市立中二年の男子生徒(14)が同級生への暴行に加担した翌日、謝罪の言葉を残して市内のマンションから飛び降り自殺して、八日で一週間が過ぎた。市教委は学校側の指導に問題がなかったか調査をしているが、原因は今もはっきりしない。なぜ自殺を止められなかったのか。関係者に無念さがにじむ。

 原因について市教委は「いじめに参加し指導を受けたほか、部活動と勉強のはざまで悩んでいた。ほかにも教師がはかり知れないものがあったかもしれない」と話す。

 生徒は一年後期から二年前期に生徒会の会計係を務め、部活動にも参加する「人望のあるいい子」(同級生の母親)だった。ところが、二年になると、部活動で「ほかの部員がひそひそ話をし、疎外されている感じ」と悩むようになる。暴行に加担した一月三十一日には退部に必要な書類を受け取っていた。

 暴行後の学校の指導では、教諭が「やったことは消せない。この後、どうすればいいのか考えなさい」などと反省を求めたという。指導は約四十分。その後、別室にいた暴行を受けた同級生に一人ずつ謝罪したが、自殺した生徒は最初に謝った。うなだれた様子で「どうもすみませんでした」と話したという。市教委は「手を出すことはもちろん、人格を傷つける言葉も使っていない」とする。市教委はけがをさせたほかの生徒七人からもどのような指導が行われたか話を聞く方針だ。

 同級生へのいじめは以前からあったが、自殺した生徒が加担したのはこの時が初めて。「疎外感」で悩む生徒の暴行加担について、筑波大人間総合科学研究科の藤田晃之助教授(中等教育論)は「中学校という段階は周りからの同調圧力が非常に高い。亡くなった生徒は部活動で感じた疎外感を振り切るため、周りに同調しようといじめグループに加わったのでは。(学校は)彼のつらさをくんでフォローするカウンセリングがあればよかった」と話した。

 市教委によると、暴行は一月三十一日の昼休みに発生。計八人の生徒が同級生を殴ったり足をかけたりして肩の骨を骨折させた。男子生徒は翌日、暴行を受けた生徒が住むマンションで飛び降り自殺。遺体の近くには同級生あてに「ごめんね」と書かれたノートが落ちていた。

17片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/10(土) 06:07:37
鹿笛:「逆の立場だったらと思うと、助けるしかなかった」… /奈良
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nara/news/20070209ddlk29070568000c.html

 「逆の立場だったらと思うと、助けるしかなかった」。先月18日に生駒市のマンションの一室で起きた住宅火災。ベランダに取り残された子ども2人を近所の女性と協力して助け出した男性の言葉だ。

 男性は現場から離れた場所で作業中だった。騒ぎを聞きつけ現場に急行した。3階の火災現場までよじ登ろうとしたが力尽き、2部屋隣りのベランダにいた女性に助けるよう声をかけた。女性はベランダにいる子どもを抱えながら救出。その間、男性は「大丈夫や、助かるから」と声をかけ続けた。

 危険を顧みず子どもを助けた2人。男性の「もちつ、もたれつですよ」という言葉がとても印象的だった。(阿部)

毎日新聞 2007年2月9日

18片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/14(水) 19:49:22
命救ったいかだ 沈没漁船に船長、自主的装備
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200702140102

 日向市漁協所属のマグロはえ縄漁船が沈没した事故で、3人の命を救ったのは幸吉丸に装備されていた救命いかだと船長の是澤幸広さん(48)の安全意識の高さだった。是澤さんは救命いかだを自主的に装備し、昨年7月には所属する同漁協で「サバイバルトレーニング」も受講。関係者は「安全意識の高さと冷静な判断が生還につながった」と口をそろえる。

 県漁連によると、救命いかだには水や乾パンなどの非常食のほか、発煙筒、釣り具など2、3日間の漂流を想定した装備約20点が備え着けられている。価格は50万―60万円(6人乗り)。船舶安全法で装備が義務付けられているのは100カイリ(185キロ)以遠で操業する漁船。県内の小型マグロはえ縄漁船では約100隻が装備している。

 一方、幸吉丸のような100カイリ未満で操業する小型マグロはえ縄漁船は県内で約70隻あるが装備は対象外。しかし、是澤さんは1989年の幸吉丸の進水当時から救命いかだを自主的に装備しており、同漁協や同僚の間では「安全意識の高い船長」として知られていた。

 また、是澤さんは昨年7月に同漁協で開かれた通称サバイバルトレーニングと呼ばれる「生存対策講習会」(船員災害防止協会宮崎県地区支部主催)に参加。実際に救命いかだを海上に降ろす訓練や乗り移り方について同協会員の実技から学び、率先して非常食を試食するなどしており、「熱心に講習を聞き実技に見入っていた」(同漁協職員)という。

19片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/24(土) 17:04:39
家族経営の末に…吹田・スキーバス事故、24日で1週間
2007年02月24日 朝日関西
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200702240024.html

 白雪の北アルプスが見渡せる。大阪府吹田市でスキー客ら27人が死傷した事故を起こしたのは、長野県の小さな村にある会社のバスだった。規制緩和の波に乗って設立された会社は台数を増やし、経営は順調だった。しかし、その陰では運転手の過剰勤務など、無理な経営を続けていたことも浮かび上がった。事故から24日で1週間になる。

 人口1万人余りの同県松川村。小さな集落の一角に、「あずみ野観光バス」の事務所があった。田んぼを挟んだ民家で洗濯物を干していた女性(77)は、事故の話を向けると表情を曇らせ、「会社をつくって、よくやっていたのに」とこぼした。

 7年前の夏、同社は設立された。村で初めてのバス会社だった。貸し切りバスの事業が免許制から許可制に規制が緩和された直後だった。

 社長(39)は兼業農家の長男で、父親はトラック運転手もしていた。社長はバス会社を転々とし、バスガイドだった専務(44)と再婚。自分の会社をつくり、バスを3台そろえた。

 「うちを使って下さい」。長野市の旅行会社は夫婦がそろって営業に来たときを覚えている。それまで新規参入の会社は相手にしなかったが契約した。「社長は人柄が良いし、奥さんもガイドの技量がピカイチ」

 関西地方などから夏場は県内の上高地など避暑地へ、冬場はスキー場へツアー客を運ぶのが主な仕事だった。合間に、結婚式の招待客の送迎などもした。

 社長と専務、長男(21)が大型二種免許を持ち、次男(20)と事故で亡くなった三男(16)が乗務員。社長の母もバスの掃除を手伝った。

 給料や勤務で融通が利く家族経営は、価格競争を勝ち抜く「武器」となった。長野市内の零細バス会社は5年ほど前、仕事を奪われたことがある。旅行会社への提示額はこの会社が5万円、あずみ野観光バスは3万円を切っていた。

 売上高は01年の300万から03年に1億3千万円に伸びた。バスは中古を含めて12台に増えた。

 規制緩和に伴って、全国の貸し切りバス事業者数は99年度の2336から04年度には1.6倍の3743に。長野県では67から倍増した。タクシーやトラック会社の新規参入が目立ち、家族経営は珍しかった。

 過当競争は旅行会社の「買い手市場」となった。長野―大阪間の大型バスの契約は往復約18万円。旅行会社に支払う10%以上の手数料のほかに、整備費やローン返済などもある。人件費を3万円出せば、収益はほとんど残らないという。

 実入りが少ないツアーバスの運転手はなり手も少ない。あずみ野観光バスも繁忙期には県外から集めていた。「いつも知らない運転手が乗っていた」と近所の人は言う。

 あずみ野観光バスの昨年の売り上げは、9千万円に落ち込んだ。昨年夏、乗客の苦情が元で、得意先の旅行会社から契約を打ち切られたという。「夏の不振を取り返そうと、無理な運行をしたのだろう」と同社を知る業者は言う。

 新規参入組のあるバス業者はこぼした。「中古バスでも、1台1千万円前後。投資をしているので、途中でやめたくても、それさえできない」

    ◇

 23日夕、記者は小雪が舞う長野県小谷(おたり)村のホテル前から、大阪行きのスキーバスに乗り込んだ。日付が変わった24日午前2時35分ごろ、名神高速道路の養老サービスエリア(岐阜県)で3回目の休憩があった。約20分間。仮眠を取っていた別の運転手が運転を代わった。

 バスは24日午前6時ごろ、大阪・JR天王寺駅近くに着いた。運賃4500円。約11時間の長旅だった。「体がきついっす」。運転手(34)は北海道から初めて出稼ぎに来た。この日の夜、また長野に戻るという。

20片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/04(水) 10:43:42
一夫多妻、男性逮捕後もなお 女性10人同居 東大和
2007年04月04日09時27分
http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY200704030356.html

 女性10人以上と「一夫多妻」の集団生活をしていた東京都東大和市の男性(59)が昨年1月、脅迫などの疑いで警視庁に逮捕された。男性は執行猶予付きの有罪判決を受け、現在は自宅に戻っている。男性の逮捕で崩れると思われた集団生活は、依然続いている。畑の中に立つ白い館を改めて訪ねた。

 男性宅には逮捕当時、主に20代の女性11人が暮らしていた。男性は占いで女性の心をつかんでいたが、逮捕で「いかさま」が明らかになった。判決も「性欲を満たすとともに、女性たちの収入で安楽な生活を送ることなどをもくろんだ」と男性の下心を指摘した。

 しかし、逮捕後に男性宅から去ったのは1人だけ。10人の女性が帰りを待っていた。

 男性が不在だった約4カ月間、女性たちは警視庁の事情聴取に応じながら、乳児を抱える1人を除いて普段通り仕事を続けていたという。

 男性と共謀したとして逮捕され、不起訴となった女性(27)は、釈放後1週間で男性宅に戻った。「実家に帰っても出て行けと言われた」と言う。「男性が好きだし、みんなと仲良く暮らす生活も好き。逮捕の時、みんながすぐ差し入れに来てくれて感激した」

 男性は同居女性と結婚、離婚を繰り返してきた。9番目の元妻(25)は「5年前、母とけんかばかりしていて家を出た。ここには実家にはないあたたかさがあった」と話す。今年1月、テレビ局のクルーと母親が仕事場に来たが、帰宅は拒否した。

 6番目の元妻(25)は「マインドコントロールではなく、自分たちがいたいからここにいる」と言う。3番目の元妻(27)も「迷惑はかけていない。胸をはって生きている」。女性たちは3月、「結びつきを強めたい」と、お互いを養子縁組する手続きをとったという。

 女性たちは外出時、マスクなどで顔を隠す。「好奇の視線にさらされたくない」のが理由というが、白マスクの女性が行き来する様を「気味悪い」という近所の住民もいる。警視庁東大和署は「集団での生活自体は犯罪ではない」と、黙認せざるを得ない。

 男性は公判で「女性たちには実家に帰るよう説得する」と述べた。しかし、今は「帰れと言っても帰らない。もう女性を増やそうとは思わないが、こうなった以上このまま続けてやれと思っている」と話している。

 男性は以前同様、現在も体調不良を理由に働いていない。女性たちがスーパーのパートなどで家計を支えている。

21片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 01:17:37
窃盗:東近江の神社でさい銭、60歳女性に有罪 知的障害疑い、執行猶予付き /滋賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070412ddlk25040471000c.html

 ◇210円さい銭窃盗−−知的障害の疑い、行動制御できず

 ◇「服役より福祉」訴え続け、弁護人も安堵−−責任能力は完全に認定

 さい銭箱から210円を盗んだとして、窃盗罪に問われた無職の女性被告(60)=東近江市=に対し、大津地裁の長井秀典裁判官は11日、懲役8月、執行猶予4年と保護観察処分(求刑・懲役1年)の判決を言い渡した。弁護側は「被告は知的障害の可能性があり、行動を制御する力が著しく減退している」などと主張し、執行猶予付きか罰金刑を求めていた。判決では「完全に責任能力がある」と認めた。

 判決によると、被告は1月28日午前9時ごろ、東近江市内の神社で、さい銭用の缶から210円を盗んだ。

 弁護側は公判で、「被告が再犯しないため、服役ではなく、適切な福祉サービスを受けることが重要だ」と主張してきた。

 法務省が毎年発行する「矯正統計年報」によると、05年に刑務所に新たに入った受刑者は約3万2000人。このうち知的障害の目安となる知能指数69以下の人は7400人で約23%に当たる。しかし知的障害と認定されているのは287人に過ぎない。一見、日常生活には支障がないように見えるため、家族らの申し出がない場合、公的支援の網の目から漏れることが少なくない。

    ◇

 −−なぜお金を盗んだのか。

 「お菓子、服を買いたかった」

 −−210円では買えないね。

 「はい」

 −−どうやって買おうと思ったの。

 「分かりません」

    ◇

 被告人質問では、問われたことを問われた通りに返答し、理由を答えることができないやりとりが続いた。

 被告は05年4月、窃盗罪など6件で懲役1年2月、執行猶予3年を言い渡された。判決は「知的判断力の乏しさが認められる」と認定。その後かかりつけの医師も「精神障害が推認される」と診断した。しかし被告は知的障害のテストを受けることを拒否し、療育手帳を持たないままだった。福祉施設を利用する機会のないまま、猶予期間中に再び盗みをはたらいた。

 中学卒業後間もなく就職。早くに父親を亡くし、母親と2人で生活してきた。家族の支えがある間は生活に支障はなかったが、高齢と心臓の障害の悪化などから、金銭の価値を理解できなかったり、会話の内容が理解できない状態が強くなってきた。

 弁護人は「長期間服役することになれば、唯一の身内である高齢の母親(87)が亡くなる可能性があった。民生委員も支援を差し伸べている今を逃せば、更生の道が断たれることになってしまった」と執行猶予の付いた今回の判決に安堵(あんど)した。

 県障害者自立支援課は医師の診断を受けた上で、県内に約60人いる相談員や、5地区にある「働き・暮らし応援センター」に、どのような福祉支援が必要なのかを要望、相談することを勧める。

 支援してきた民生委員は「『悪いことをした』と本人が理解し、社会で居場所を作れるよう、福祉につなぐ努力をしたい」と厳しい表情で語った。【蒔田備憲】

毎日新聞 2007年4月12日

22片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 08:54:45
レンタルビデオ店に放火の女児を補導 相馬 福島民報
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20070413/kennai-200704131528360.html

 福島県相馬市のレンタルビデオ店でDVDのケースなどに火を付けたとして、相馬署は13日までに、現住建造物等放火未遂の非行事実で相双地方に住む小学生の女児(10)を補導、県浜児童相談所に通告した。
 同署によると、女児は3月24日午後4時45分ごろ、相馬市中村字砂子田のゲオリークル相馬店で、トイレットペーパーやフロアー内など数カ所に火を付け、トイレットペーパーのほか、DVDのケースなど数10本、プラモデル入りの箱14箱などを燃やした。
 店内にいた従業員6人が消火器を使って火を消し止めた。数人の客がいたが、けが人はなかった。
 同署は店内にある防犯ビデオの映像などから女児を特定した。女児は親や家族と一緒に来店し、車にあったライターを持ち出し火を付けた。火を付けたことを認めており好奇心からやったという。

23片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 18:00:09
野洲の集団自殺:男女5人の身元判明 CO中毒死、遺書なども /滋賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070418ddlk25040314000c.html

 野洲市野田の川岸に止まっていたワンボックスカーから見つかった自殺とみられる男女5人の遺体の身元が17日までの守山署の調べで判明した。運転席で死亡していた愛知県小牧市の飲食店店員の男性(40)の他、▽神戸市東灘区の大学生女性(19)▽愛知県知多市の派遣社員男性(27)▽同県春日井市の会社員女性(27)▽岐阜県羽島市の無職男性(25)。

 司法解剖の結果、死因はいずれも一酸化炭素中毒で、15日午前2時ごろ死亡したことも判明。また知多市の男性のカバンから「遺書」と書いた封筒も新たに発見した。同署は車内に置いた七輪で練炭を燃やし、集団自殺を図ったとみて、動機や5人の関係について調べている。【金志尚】

毎日新聞 2007年4月18日

24片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 17:13:41
コンパス:自分勝手と言うか、自分さえよければいいという… /滋賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070419ddlk25070336000c.html

 自分勝手と言うか、自分さえよければいいという行動をとる人が増えている。それが老若男女を問わない現状だから嘆かわしい。車を運転中、交差点で右折のため停車していると、後方から来た車が危険も顧みず小回りして突っ切っていく▽電車やバスで降りる人を待っていると、後ろから堂々と乗り込む若者▽ドアを開けて出ようとすると「どけどけ」とばかりに入り込む女性グループ▽日帰り温泉の休憩室で騒ぎまくる若者や親子連れ−−と、挙げればいとまがない。たまらず注意をしようものなら、にらみつけられるか、「ほっといて」と捨てぜりふが返ってくることが多い。マナーやルールを守るとか、譲り合いということが少なくなっている。なぜ、こんな時代になったのだろうか。自省も含めて行動を考えたい。【松井圀夫】

毎日新聞 2007年4月19日

25片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/02(水) 08:46:34
【ニュース追跡】木曽の殺人事件、背景に長男の「飲酒癖」
孤立する家族苦悩深く 讀賣長野

 木曽町開田高原の民家で、この家に住む無職男性(当時44歳)がバールで殴り殺された事件で、殺人罪に問われた父親で大工の松田憲三被告(67)。憲三被告は、物を壊すといった長男の飲酒癖について悩みながらも、関係機関の介入を拒んでいた。専門家は、長男の症状をアルコール依存症と“診断”し、病気は家族だけでは解決できないと指摘する。(永瀬章人)

■      ■ 心の糸■ 「この時初めて長男を憎いと思った。耐えてきた心の糸がぶっつりととぎれた」

 地裁松本支部で4月23日に開かれた初公判。憲三被告が長男を殺害した時の気持ちを供述した調書の一部が検察官から朗読された。

 冒頭陳述などによると、事件当日の2月18日、2階の憲三被告の寝室に侵入した長男が、金庫を庭に投げ捨てるなどしたことで絶望的な気持ちになり、さらに、長男が制止を振り切り飲酒運転をしようとしたことで激高し、犯行に及んだ。

 長男は大阪市内で司法書士として働いていたが、持病のつい間板ヘルニアが悪化し、2005年末に木曽町に戻り、憲三被告と暮らし始めた。長男は腰の治療を続けていたが、痛みが取れず、06年11月ごろから終日自宅で酒を飲み、暴力はふるわないものの、家具などを壊すようになった。

■      ■ 依存症■ 長男をアルコール依存症と診断した正式な診断書はないものの、長男の主治医だった医師は、警察の事情聴取の中で、長男について「アルコール依存症と診断するのが妥当」という見解を示している。

 県などによると、県内でアルコール依存症の治療を受けている患者数は250人以上、全国では約5万1000人(推計)。治療を受けていない患者や予備軍は全国で約80万人いるとされている。

 依存症になると、アルコールに対する強い渇望感が生じ、自分の意志では飲酒を止められなくなる。完治させる方法はなく、生涯、酒を断つしかない。

 県精神保健福祉センターの小泉典章所長(51)は、「「アルコール依存症の問題は、DV(女性に対する家庭内暴力)と同じで、家庭という密室で起きる。自然に立ち直れるものではなく、治療が必要な病気という認識を家族は持ってほしい」と強調する。

■      ■ 対応策■ 県内の各市町村や保健所は、アルコール依存症や飲酒癖の相談に応じている。

 憲三被告も、木曽署と木曽保健所に長男の飲酒癖について“相談”していた。だが、「自宅への電話連絡は控えてほしい」などと関係機関の積極的な介入を拒んでいた。

 小泉所長は「行政には強制力はなく、介入しないでほしいと言われると手を出せない。(憲三被告は)アルコール依存症を家の不名誉と考えていたのではないか」と指摘する。

 依存症患者らで作る「木曽おんたけ断酒会」の牛丸篤宜会長(71)も、「依存症患者を怠け者と見る風潮は根強く、家族は実態を隠したがる。(憲三被告が)依存症を家族ぐるみで取り組む病気だと理解し、家族で断酒に取り組んでいれば……」と残念がる。

(2007年5月2日 読売新聞)

26片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/04(金) 13:21:45
最近この話多いね。

「ワーキングプア」都市部で増加、ネットカフェ宿代わりも
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070504i503.htm

 地方の若者が都市部に職を求める場合、正社員採用も一定の需要があるが、一方で、アルバイトや派遣などの非正規採用にとどまった上、中には、どんなに働いても低収入の「ワーキングプア」と呼ばれる境遇に陥るケースもある。

 東京など都市部では最近、ネットカフェや漫画喫茶を宿代わりにする若者が増えている。全労連などが4月に東京、大阪、愛知など全国10都府県で行った調査では、ネットカフェ計34店舗のうち8割近くの店で長期滞在の若者がいた。

 首都圏青年ユニオンの河添誠書記長は、都市部で非正規雇用が拡大している現状を指摘した上で「雇用契約打ち切りなどで寮などを追われ、蓄えがないと敷金・礼金を払えないため、仕方なくネットカフェで寝泊まりするケースが増えているのでは」と話している。

(2007年5月4日10時49分 読売新聞)

27片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/06(日) 04:23:48
9日時効 なお残る傷跡
寂光院本堂放火全焼事件
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007050500041&genre=C1&area=K1D

 京都市左京区大原の寂光院の本堂が放火されて全焼した事件は、9日午前零時に非現住建造物放火罪の控訴時効(7年)を迎える。京都府警は聞き込みなどを中心に捜査を続けたが、容疑者の特定に至っていない。本堂は再建されたが、門前は事件前のにぎわいを取り戻しておらず、放火の傷跡は今も癒えていない。

 事件は7年前の5月9日午前2時35分ごろに発生した。木造こけらぶき(約82平方メートル)の本堂が全焼し、安置されていた重要文化財の本尊「木造地蔵菩薩(ぼさつ)立像」など仏像3体を焦がした。

 本堂西側の縁側付近から焼けたプラスチック容器が見つかり、大量の灯油をまいた跡もあった。府警は放火事件と断定して、下鴨署に特別捜査班を設置し、23人態勢で捜査を始めた。

 府警は寺への恨みや愉快犯など、さまざまな動機面から聞き込みを続けた。不審者の情報は30件以上寄せられたが物証が少なく、捜査は難航した。当時の捜査員の1人は「証言や情報も少なく、事件の真相に迫るのは困難だった。人的被害がなかったのは幸いだったが、全国的に注目を集めた事件でもあり、時効を迎えるのは無念でならない」と唇をかみしめる。

 事件は門前町や住民にも大きな影響を与えた。寺近くの茶店の女性(42)は「事件後、観光客が激減した。新しい本堂が完成して少しずつ増えてきているが、まだ以前のようなにぎわいは戻っていない」と話す。

 寺の真向かいで漬物店を営み、30年以上前から寺を水墨画に描き続ける奥典郎さん(60)は、1年半前に仏像を彫り始めた。「焼けた本尊さんのほっとするような優しい顔が忘れられない。あの顔をどうしても再現したい」と話し、「焼けた財産は戻らない。犯人が許せない」と憤った。

 ■重文本尊焦げたまま… 住職「寺を復興でき感謝」

 洛北の古刹(こさつ)、寂光院の本堂を一瞬にして灰にした放火事件から、間もなく7年の月日がたつ。建て替え直後は黄金色だった本堂のこけら屋根は雨に打たれて落ち着きを増し、焼かれた庭も再びこけむし、新緑が映える。時効を前に、境内は静寂を取り戻している。

 事件当日、僧侶として寂光院に住んでいた現住職の瀧澤智明さん(71)は午前2時ごろに目を覚ました。離れの2階の窓からは、闇と静寂に覆われた境内が見えた。「真っ暗で、静かで、連休が終わったらこんなに静かなんかと思った」。すぐに就寝したが、30分後に寺に勤めていた人に起こされた。本堂から火の手が上がっていた。

 本堂を失い、鎌倉時代の作と伝わる本尊は焼失だけは免れたが、表面が焼け焦げた。周囲の庭も黒く焼けただれた。あれから7年。復興への道のりは、門前の住民と、全国から集まった浄財に支えられた。本堂を再建し、炭化した本尊も重要文化財のまま残った。しかし、当時の住職で、再建の道筋を立てた小松智光さんは2003年に逝った。

 時効を前に、瀧澤さんは放火犯人に思う。「寺を焼失させた罪を背負い、1人で償いをしないといけない。苦しむと思います。ここまで寺を復興できたのは皆さんのおかげで、私は感謝の毎日を送っています。恨みをもって恨みを返してはいけません。だから恨むことはありません」。

28片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/06(日) 11:29:44
命かけた救出 荒れ狂う海、妻子への思い、でも仲間が・・
海上保安庁長官表彰八峰の漁師武田さん 讀賣秋田

 八峰町沖で昨年暮れ、荒波を受けて転覆したハタハタ漁船の乗組員を救出した地元の漁師、武田篤さん(47)が先月、個人としては県内初となる海上保安庁長官表彰を受けた。未明の海にのみこまれた仲間、脳裏をよぎる恐怖心、愛妻と一人息子への思い……。自分の漁船に乗り込み、生死の海に向かうまで、人命救助の経験もない武田さんの心は揺れ動いた。

 ハタハタ漁を終え、漁具を保管する浜の小屋から引き上げた。横なぐりの雨が吹き付けてきた。家路を急ぐ武田さんの耳が叫び声を拾った。「助けてくれー」。八森漁港の約300メートル沖にある岩場の方向から聞こえてきた。昨年12月13日午前2時ごろだった。

 「藤田さんの船に何かあったんじゃないか」。岩場周辺は、知人の藤田博英さん(56)の漁船が漁をしている海域。藤田さんとは、親の代から親交があり、船を購入する際には保証人になってもらった間柄だった。別の小屋で休む仲間を起こし、海岸線に戻ると、浜にいた見張り役から船の異変を知らされた藤田さんが、慌てて駆け寄ってきた。「船で行けるところまで行ってくれないか」

 海は荒れ狂っていた。風速毎秒10メートル、波は2メートル以上。岩場周辺は特に、予想外の大波が発生しやすい。「船を出せば自分も生きて帰ってこられないかもしれない」。長年この海で漁をしてきたからこそ、身震いするほどの恐怖を感じた。激しく波打つ暗黒の海を眺めた。猛烈な風でよろけそうになった。一瞬浮かんだのは、妻明子さん(49)の姿と、一人息子の哲哉くん(9)のあどけない顔だった。

 師走の冷たい海に放りだされた顔見知りを案じた。時間がたてばたつほど、体力は奪われ、命が危うくなる。岩場からはなお叫び声が聞こえてくる。海難救助の経験もない武田さんは、半ばパニック状態になりながらも、無我夢中でロープを用意し、わずか4トンの自分の船に、仲間3人と乗り込んでいた。

 「自分が行かなければ」「なんとかなる」。乗組員の人数も知らず、岩場の裏で転覆したらしいというあやふやな情報しかなかったが、暗闇に向けて操舵(そうだ)を始めた時、恐怖はなくなっていた。七、八分ほどして、船のライトが、ひっくり返った船の上で助けを求める乗組員たちを照らした。70歳の乗組員は「船を見たとき、涙が出てきた」と振り返る。 現場はしかし、水深が5〜6メートルしかない場所もある岩礁地帯。船が波に流され、岩にぶつかる危険があった。岩場特有の大波が突然襲ってくるかもしれない。残された乗組員たちの体力だけを信じてロープを投げた。無我夢中で9人を船に引っ張り上げると、出航から約30分がたっていた。岩場に逃れた残りの1人はその約2時間後、秋田海上保安部のヘリコプターに救助された。

 先月24日、表彰式の会場。表彰状と記念品の盾を手にした武田さんは、少し困惑していた。死が大きく口を開けた海から自身も生還し、家族と再会できた。武田さんには「たまたま運が良かっただけ」という思いしかないのだ。ただ、「みんな助かって良かった」と語った時だけ、照れくさそうな優しい表情を浮かべた。

(2007年5月6日 読売新聞)

29片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/06(日) 11:49:10
「エキスポランド」に関する国会審議
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/071/0386/07103030386002c.html
泉陽興業
http://www.senyo.co.jp/index.htm

30片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/06(日) 11:51:43
歓声一転、恐怖の暴走…コースター脱線
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070506p201.htm

 ◆こどもの日騒然、「なぜ」怒る家族連れら

 車輪が落ち、車両が大きく傾く。その直後、歓声が悲鳴に変わった。5日午後、大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」でジェットコースター「風神雷神2」の2両目がレール脇の鉄柵に衝突し、女性1人が死亡、19人が負傷した。「こどもの日」を暗転させたのは、車輪の脱落という信じがたい出来事だった。「なぜこんなことが……」。親たちはわが子を抱きしめて、怒りの声を上げた。事故前の車両の揺れに、異状を感じ取っていた人もいた。解体検査を先送りにしていた園側の営業優先の姿勢も浮かび上がる。安全管理はどうなっていたのか。

 午後0時50分ごろ、事故が起きる直前、事故現場近くのベンチで食事をしていた大阪市平野区の女性(70)は、走行中の車両が「左右にグラグラしている」と思いながら見ていた。別のベンチに座っていた吹田市内の男子大学生(20)は、部品がパラパラと落ちているのを見た。「車輪のようなものが落ちた」という人もいた。

 コースが下りから上り勾配(こうばい)に変わる辺りで「バキバキ」というすさまじい音がし、下を歩いていた大阪府四條畷市の女子高校生(15)が見上げると、6両のコースターの2両目が左に傾き、レール脇にある通路に倒れ込んだ。コースターは減速して止まった。何かの破片が飛び散り、白い煙が上がった。キャーという悲鳴が聞こえた。

 2両目左側に乗っていた人が通路でぐったりし、別の女性が頭から血を流していた。女子高校生は「頭が真っ白になった」と震えた。

 「ジェットコースターに人が挟まれた」。大阪府吹田市消防本部に午後0時56分、来場者から119番が入った。隊員9人が午後1時ごろ到着したとき、乗客の多くは放心状態で「早く出して」と叫んでいる人もいた。レールにはしごを掛け、頭から血を流していた女性1人を担架で降ろして搬送。他の18人の乗客も自力で歩くなどして高さ6メートルのレール上から降りた。

 症状が重そうな10人を救急車で搬送。軽症者や事故を見て気分が悪くなった人計24人をマイクロバスで運んだ。青ざめ、涙ぐむ女性、両脇を抱えられ足を引きずって乗り込む人もいた。

 京都市の女子短大生(19)はこの日午前10時ごろと、事故の約15分前の2回、「風神雷神2」に乗った。2度目の時、カーブや下り坂で「ガガガガ」という激しい異音を感じたという。

 家族7人で来て、高校生の娘が気分が悪くなり病院に運ばれた大阪市大正区の自営業の男性(43)は、「ゴールデンウイークで人がたくさん来るのに点検をおろそかにするとは」と憤った。

31片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/06(日) 11:52:45

 ◆車両すべて「問題なし」…エキスポ社の定検報告

 「エキスポランド」(山田三郎社長)は「風神雷神2」を対象に今年1〜2月に実施した定期検査で、構造や安全装置など建築基準法で義務付けられている約50の検査項目について、すべて「指摘なし」にあたる「A」と評価し、吹田市に報告していたことがわかった。

 「B」(要注意)や「C」(不適合)は全く無く、「軸及び軸受装置」や「台車・車輪装置」などの項目も“問題なし”としていた。今回の事故は定期検査から約3か月で発生しており、国土交通省ではこうした経緯についても吹田市から詳しく報告を求める方針。

 一方、山田社長はこの日午後4時から園内で記者会見。「心の緩みから起きた」「こどもの日を悲しみの場にしてしまい、おわびのしようもない」と謝罪の言葉を繰り返した。

 会見は3回行われ、建部淳・施設営業部長が「金属疲労か車軸の加工に問題があったと思われる」と言い、メンテナンスについて説明。

 それによると、始業前点検のほか、月1回の定期点検を実施。しかし、年1回の定期検査で今年は、開園35周年記念の新アトラクションの建設に伴い、検査に使う車庫が利用できなくなったため、解体検査は先送りし、目視や触診による検査にとどめていたという。

 建部部長は「解体検査は義務づけられているわけではなく、法令違反はなかった。検査を行っていても事故が防げたかどうか分からない」と釈明。報道陣から「それなら何のための検査なのか」と追及され、「長い間、トラブルもなかったので……」と表情をゆがめた。

 ■エキスポランド■ 1970年の日本万国博覧会に合わせて開園した。万博閉幕後、阪急電鉄や大和銀行(現りそな銀行)などが出資して設立した「株式会社エキスポランド」が運営主体となり、72年に営業再開。2000年10月、再開後の累積入場者5000万人を達成した。01年3月期の売上高は50億円だったが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)の開業などの影響を受け、06年3月期は41億円に減少した。

(2007年5月6日 読売新聞)

32片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/07(月) 18:28:55
異音・激しい揺れ・飛び散る破片…コースターの4人証言
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070507itw5.htm?from=top

 大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」で、5日起きた立ち乗り型ジェットコースター「風神雷神2」の死傷事故の負傷者19人のうち、4人が読売新聞の取材に応じ、「恐怖の体験」を語った。

 異音、振動、衝撃、悲鳴――。証言をもとに、コースターの暴走を再現した。

 午後0時45分過ぎ。「風神雷神2」が全長970メートルのコースをゆっくりと走り出した。定員24人のうち20人分が埋まっていた。

 1分後、中盤の2周旋回のループに差し掛かった時だ。「いつもここはもっと速いのに。ちょっとおかしいよ」。最後尾の6両目に乗っていた女子中学生(14)(大阪市淀川区)は、隣の友人から声をかけられた。

 この約20メートル手前の路上から、2両目左側の車輪を車軸に固定するナットやボルトが見つかっている。停止位置まで273メートル。車軸に異変が起きていた。

 コースターは旋回を終えると、斜度30度の下り坂を駆け下りる。時速約50キロ。「ガガガ」「ギギッ」。突然、金属がこすれるような異音がし、車体が大きく揺れた。出発から約690メートル、停止位置まで28・5メートル。車輪が落ち、脱線したとみられる地点だ。

 3両目にいた男性会社員(25)(福井市)も、縦に揺れているのか横に揺れているのかわからないほどの激しい揺れを感じた。「わけがわからずパニックになった」

 坂を下りきると、揺れは、さらに激しさを増した。やまない異音。上りに入った直後、白い破片が飛び散り、「ガーン」というひときわ大きな衝撃音とともに、コースターは急停止した。焦げ臭いにおいが立ちこめた。

 先頭車両の後列にいた男性会社員(45)(大阪府松原市)は、安全バーで胸を強打し、ヘッドカバーに首をたたきつけられた。ぼう然としていると、「きゃー」「血が出てる」という悲鳴が耳に入った。後ろを振り返ると、2両目が横倒しになり、レール横の避難通路に血まみれの女性が倒れていた。

 約5分後、係員がやってきて携帯電話で応援を求めたが、その間も、「助けて」と泣き叫ぶ声が後ろから聞こえ続けた。

 最後尾の女子中学生は、急停車の衝撃で、みぞおちに安全バーが食い込み、しばらく息ができなかった。前方から叫び声や悲鳴が聞こえていたが、何が起きているのか見えなかった。

 3両目の男性会社員は、すぐ目の前で女性が上半身血まみれになっているのに気づいたが、バーで全身を固定されて身動きできない。隣に乗っていた友人の女性(25)は全身の痛みとショックでぐったりしており、か細い声で「大丈夫」と返すのがやっとだった。

 女子中学生は、友人とはしごで地面に下りた。家に戻れたのは事故から約6時間後。「もう二度とジェットコースターには乗りたくない」

 先頭車両の男性会社員の長女で、その前列にいた女子高校生(16)は約30分後、ようやく係員に安全バーを外してもらい、父親と避難通路を伝って発着場に戻った。2両目わきの通路に血が飛び散っていた。「『悪い夢なんだ』と言い聞かせ続けたけど、後ろからの悲鳴を忘れられない」と話す。

 父親の男性会社員は言った。「みんなに楽しい思い出を提供する乗り物は、安全があってこそ。それをおろそかにすれば、コースターは凶器になる」

(2007年5月7日16時2分 読売新聞)

33片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/13(日) 10:29:22
女性は妊娠5カ月 神戸沖袋詰め遺体
2007/05/13
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000333448.shtml

 神戸市兵庫区の沖合で、袋に詰められた若い女性の遺体が見つかった事件で、司法解剖の結果、女性は窒息死の可能性が高いことが十二日、兵庫県警捜査一課と神戸水上署の調べで分かった。同課などは何者かに殺害された後、海に遺棄されたと断定。殺人、死体遺棄事件とみて、同署に捜査本部を設置した。

 一方、女性は二十代とみられ、妊娠五カ月。死後一-二週間たっていた。身長約一六二センチ、体重五一キロ。両耳に一カ所ずつピアスの穴が開いており、手の指すべてに白色の付けづめをしていた。

 調べによると、女性は巾着(きんちゃく)のような黒っぽい袋二枚に包まれた上、両足をロープで縛られ、約二十キロの鉄製のダンベルとみられる重りがつけられていた。目立った外傷はなかったが、司法解剖の結果、窒息死の可能性が高いことが分かった。

 また、遺体が発見されたのは、兵庫港沖約十五キロの海面。明石海峡や大阪・泉州方面などからの潮流がぶつかる潮目で、漂流物が集まりやすいという。

 同課などは、大阪府警にも協力を求め、家出人捜索願を調べるなど、身元の確認を急いでいる。

34片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 11:13:00
切断の腕 植木鉢に入れる 男子生徒を精神鑑定へ
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20070517/kennai-200705170955570.html

 福島県会津若松市で起きた母親殺害事件で、殺人容疑で逮捕された同市の県立高3年の男子生徒(17)が切断した腕は、右腕の肩部分からで、白い塗料が塗られ室内の植木鉢に入れられていたことが16日、分かった。切断された右腕は指を上にして立てられ、指先は自然ではない状態になっていた。また、切断には事前に購入したのこぎりが使用されたことも分かり、会津若松署は計画的な犯行の可能性もあるとみて捜査している。
 調べでは、のこぎりは犯行の数日前に市内のホームセンターで購入したらしい。就寝中の母親を包丁で襲い、首を傷付けて頚(けい)動脈切断による失血で殺害したあと、のこぎりで頭部などを切断したらしい。母親の両手のひらは、襲われた際に抵抗したとみられる傷があった。男子生徒も両手にけがをしていた。
 室内の布団の上以外に血液が飛び散っていないため、男子生徒は布団の上で殺害、切断した。のこぎりは室内から見つかっている。
 男子生徒は会津若松署の調べに淡々と応じているが、反省の言葉や母親への謝罪などは口にしていない。
 同署は16日、殺人と死体損壊容疑で地検会津若松支部に男子生徒を送検した。殺害状況を詳しく調べるとともに、動機を追及している。
 同支部は事件当時の男子生徒の責任能力などを調べるため、専門家による精神鑑定を行う。

 男子生徒が通う会津若松市内の高校は16日、同校体育館で全校集会を開いた。校長が生徒に事件の概要を説明し、親の愛情や命の大切さについて語った。集会は非公開で行われ、終了後に校長が内容を報道陣に説明した。同校は今週いっぱい休校する。17日夜には保護者説明会を開く。

35片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 12:36:06
母親殺害高3男子「スポーツ続けてたら」
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070517-199873.html

 福島県会津若松市で15日、県立高校3年の生徒(17)が母親を殺害し、その頭部を持って会津若松署に自首した事件で、少年にスキージャンプを指導したコーチが16日、日刊スポーツの取材に対して「高校進学のために中2の途中でジャンプを断念した。そのままスポーツを続けていたらこんなことにならなかったかもしれん」と悔しがった。

 生徒に最初にジャンプを教えた金山町の角田紘伸さん(64)は中学入学と同時に少年をスカウト。母親も少年の練習を見るためにスキー場でパートをしたり、試合では最前列で応援していたという。「少年より母親の方が熱心だったな」と振り返った。

 1年から県代表となって全国大会を経験してきたが、2年の途中で「受験勉強を優先させるからジャンプを辞めます」と生徒から申し出た。当時は野球と駅伝の代表もこなしていたという。「スポーツが生活のリズムだったはず。高校で何もやんねえでバランス崩したんだ、きっと。スポーツをやっていたら仲間もできて、ストレス発散できたんじゃないかと思う」と角田さんは話した。

 また、この日会津若松署の調べに対し、生徒が事前にのこぎりを購入したと供述していることが分かった。同署は、生徒が就寝中だった母親を包丁で刺す一方、頭部を切断するのにのこぎりを使用したとみている。母親の遺体は頭部のほか、右腕も切断されていたことも判明。切断された腕は、白色の塗料で着色されたうえ、室内の観賞用植木鉢にさされていた。

 生徒が4月中旬に親しい友人に「同級生から嫌がらせされていて、学校に行きたくない」と悩みを打ち明けていたことも分かった。生徒は、殺人と死体損壊容疑で福島地検会津若松支部に送検された。同署と地検は生徒の精神鑑定を実施する方針を固めた。

[2007年5月17日9時12分 紙面から]

36片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/18(金) 19:38:38
SAT装備の再点検も 初の隊員死亡で警察庁 '07/5/18
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705180203.html

 愛知県の発砲立てこもり事件で隊員が射殺された対テロ特殊部隊(SAT)は、日本の警察で最も高性能な防弾チョッキを標準装備している。警察庁は、出動中の隊員が初めて死亡したことを重視、SATが使用する資機材についてあらためて点検するとしている。

 SATは日本赤軍が日航機を乗っ取った一九七七年の「ダッカ事件」を教訓に、警視庁と大阪府警に極秘に設置された。現在は北海道、千葉、神奈川、愛知、福岡、沖縄の計八都道府県警に計約三百人が隊員として所属している。

 これまで九五年の全日空機ハイジャック事件や二○○○年の西鉄高速バス乗っ取り事件などに出動。東京都町田市で先月発生した拳銃立てこもり事件でも、警視庁捜査一課特殊班の突入を支援したとされる。

 隊員は衝撃を吸収する素材でできた特殊スーツや防弾チョッキ、防弾ヘルメットを標準装備しているほか、サブマシンガンや特殊閃光(せんこう)弾、高性能な自動式拳銃などを所持している。

 愛知県警では警備部の機動隊に所属するが、今回は刑事部の指揮下にあったとみられる。警察庁警備局の幹部は「違う部の指揮で活動する難しさはあったと思う。仲間が亡くなってはいるが、現場は冷静に対応してほしい」と話している。

37片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 08:25:47
遺体の指に人為的な跡/若松の高3母親殺害
http://www.minyu-net.com/news/news/0521/news3.html

 会津若松市の県立高校3年の男子生徒(17)が母親(47)の頭部を持って自首した殺人・死体損壊事件で、殺害後に切断された母親の右腕の指の形が、人為的に作られたとみられることが20日、分かった。男子生徒が犯行後、約2時間を過ごしたインターネットカフェで視聴したとみられる音楽DVDに、右腕の指の形と酷似した手の映像があることから、会津若松署は殺人の疑いで逮捕した男子生徒が、切断後に意図的に形を作った可能性があるとみて、関連を調べている。
 調べでは、切断された母親の右腕はスプレーで白く染められ、植木鉢に差さった状態で見つかり、手が上を向いていたという。指の形はヒップホップ音楽で歌手や観客がリズムに合わせて作る手のポーズに酷似しており、生徒が視聴したとみられる音楽DVDの中では時折、白く画像処理された観客の手が同様のサインをしている。
 同署はこれまで、男子生徒がインターネットカフェで視聴したとみられる音楽DVDのほか、自宅で発見されたタイトルに「殺人」と付く数冊の本などを押収。殺害や遺体の切断など、男子生徒の犯行時の心理状態を知る手掛かりになるとみて、分析を急いでいる。
 男子生徒はこれまでの取り調べに対し、淡々と受け答えをし、犯行の重大性は認識しているというが、反省や後悔の言葉は依然として口にしていないという。
(2007年5月21日 福島民友ニュース)

38片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/23(水) 07:54:23
ネットに母殺害示唆
携帯で書き込み「自首までの暇つぶし」 讀賣福島

 会津若松市で県立高校3年の男子生徒(17)が母親(47)を殺害した事件で、生徒は母親を殺害後、携帯電話でインターネットの掲示板に人を殺したことを示唆する書き込みをしていたことが22日、会津若松署の調べでわかった。さらに、インターネットのチャットをしたり、自分の腕の写真を添付し、ネット上で使っていた名前でメールを送信したりしていた。

 調べに対し、生徒は「どうせつかまると思い、朝になったら自首すると決めていた。それまで、ひまつぶしをしていた」と供述している。同署は、生徒の罪の意識が薄かったとみて調べている。

 調べによると、生徒は15日午前1時半ごろに母親を殺害後、自転車で同2時半ごろに市内のカラオケ店に行って歌ったほか、書き込みやメール送信などをしていた。同4時55分には市内のネットカフェに寄り、米国ヒップホップグループのDVDを視聴した後、同店から携帯電話で予約したタクシーで同7時前に会津若松署に行き、自首した。


■100円ショップで殺害の包丁購入

 会津若松市の県立高校3年の男子生徒による母親殺害事件で、会津若松署の調べに対し、生徒は「殺害に使った包丁は前日、市内の100円ショップで買った」と供述していることが22日、わかった。生徒は殺害の準備を進めていたことを認めているという。

 これまでの調べで、生徒は、15日未明に母親の遺体切断に使ったのこぎりは14日午後、市内のホームセンターで購入したことがわかっている。その後の調べで、生徒はホームセンターからいったん帰宅後、再び市内の100円ショップに行って包丁を購入したことが判明した。生徒のアパートからは、殺害に使ったものとは別の包丁も見つかっており、同署で裏付け捜査を進めている。

(2007年5月23日 読売新聞)

39片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/23(水) 09:48:06
「年金減る」 社会保険事務所職員装った詐欺相次ぐ  産経兵庫
http://www.sankei.co.jp/chiho/hyogo/070522/hyg070522005.htm

 三木市内で4月下旬〜5月に年金受給者を狙った詐欺事件が相次いでいることがわかった。手口はいずれも社会保険事務所の職員と名乗る男が電話で「年金に関する税金が未納。支払わないと受給額が減る」と嘘をついて現金を払わせようとするもの。高齢者を狙った卑劣な犯行で、同市や三木署は注意を呼びかけている。

 三木署によると、5月9日正午ごろ、同市吉川町に住む農業の女性(78)宅に神戸市の社会保険事務所職員を名乗る男が電話をかけ、「年金に関する税金が未納になっている」などと60万円を要求した。信用した女性は約40分後、背広姿で現れた40歳ぐらいの職員を名乗る男に現金10万円を手渡したという。三木署は詐欺事件として捜査している。

 また、三木市職員によると、同市吉川町以外にも同様の電話が同市の別所町、大塚に住む年金受給者の自宅にもかかっていたという。

 別所町では4月27日、老夫婦宅に社会保険事務所職員を名乗る男から「20万円を今日か明日中に支払わないと受け取れる年金が減額される。これから職員が集金にいくから支払ってくれ」という電話があった。不審に思った妻(80)が市役所に確認したところ、支払う義務のないことが判明。現れた職員を名乗る男に対し、夫(81)が支払いを拒否したという。

 また、大塚でも5月9日、女性(78)宅に社会保険事務所職員を名乗る男から「20万円を支払え」という電話があったという。しかし、女性は取り合わなかったという。

(2007/05/22 03:14)

40片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 11:43:03
弟との生活に不満か/若松の高3母親殺害
http://www.minyu-net.com/news/news/0529/news3.html

 会津若松市の県立高校3年の男子生徒(17)が母親の頭部を持って自首した殺人・死体損壊事件で、会津若松署に逮捕された男子生徒は、昨年4月から同居していた弟に対し、生活面で不満を募らせたことが殺害の計画につながった可能性があることが28日、分かった。
 男子生徒は1年生の時は下宿生活をしていたが、昨年4月から、弟が別の県立高校に進学したため、同市内のアパートで2人暮らしを始めた。
 アパート生活後は、殺害された母親が時折アパートを訪れ、2人の身の回りの世話などをしていたが、普段は男子生徒が弟の分の食事も作るなど、家事の面で弟の面倒をみていたという。同署は男子生徒が弟の面倒をみることに納得できないと感じていたとみて、追及している。
 男子生徒は「誰でもいいから殺そうと思っていた」と供述する一方、当初は母親以外の別の人物を想定していたと供述していた。
 同署は当初、弟を殺害しようと犯行前日に包丁などの凶器を購入したが、たまたま前日に訪れた母親を殺害したとみている。また、男子生徒の部屋からは昭和期の殺人事件をまとめた本や猟奇的な描写のあるマンガなどが押収されており、殺害行為自体への興味、関心があったとみて慎重に調べている。
(2007年5月29日 福島民友ニュース)

41片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 07:56:14
義父のタンスへ偽札→娘が知らずに使用
52歳男 犯行バレる 讀賣埼玉

 義父のタンス預金を盗み、カラーコピーした偽札とこっそり交換したところ、娘が知らずに偽札を使い込んでしまい、犯行がばれた――。通貨及び証券模造取締法違反罪に問われた菖蒲町の会社員の男(52)の初公判が4日、さいたま地裁(井筒径子裁判官)であり、男は起訴事実を認めた。

 冒頭陳述などによると、男は2005年7〜8月ごろ、同居する義父が自宅のタンスにためていた200万円を盗もうと計画。自宅で1万円札をカラーコピーし、100万円の札束二つのうち、1番上と下の2枚ずつを除く計196枚をすり替えた。

 ところが、男の長女が知らずにタンスからこの偽札を抜き取り、06年3〜5月、北本市内の美容院など3か所で計3枚を使用。さらに同年6月、千葉県浦安市の東京ディズニーランドで使おうとした際、従業員が気付いた。

 男は03年12月に失業したが、家族には隠し、貯金を切り崩しては「今月の給料だ」と毎月20万円を渡していた。しかし、次第に金に困り、義父のタンス預金に目を付けたという。

(2007年6月5日 読売新聞)

42片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 07:58:50
とまどう生徒、講師「あまりに突然、ショック」
語学学校閉鎖 讀賣東京

 語学学校「エコール・ド・パリ」が、突然教室を閉鎖した問題で、吉祥寺校が入る武蔵野市吉祥寺本町1の雑居ビル前には4日午後、不安そうな表情の生徒や講師らが20人以上、集まった。

 ビル7階にある教室のドアは閉ざされたままで、5月31日付で営業を終了し、近日中に説明会を行うという、同校を経営するヴィジョンインターナショナル側の日本語と英語の張り紙があった。

 閉鎖の知らせは、講師にとっても生徒にとっても、寝耳に水。主任講師のオーレル・バドゥラさん(32)は、1日早朝、フィリップ・シンクレア社長から電話で、「セ・フィニ(終わりです)」と伝えられたという。「6月と7月の勤務予定表を、前日に受け取っていたので、閉鎖なんて考えもしなかった。あまりに突然で、ショック」と肩を落としていた。

 セドリック・ダルビーさん(24)は、今年4月に来日したばかり。「日本語は、全く話せない。次の仕事を探さないといけないが、どうやって探せばいいのかもわからない」と戸惑っていた。

 近くに住む女性生徒(37)は、31万1850円払ったうち、23万2000円分のレッスンが未受講。2日午前に、レッスンを受けようとやって来て、閉鎖を知った。「何も聞いておらず、途方に暮れている。信用できる学校だと思っていたのに。説明会があると言うが、どの程度返ってくるのか、わからない」と不安な表情を見せた。

(2007年6月5日 読売新聞)

43片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 13:22:20
出雲署で25歳女性巡査長が拳銃自殺 山陰中央島根
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=406689006

 四日午前六時四十五分ごろ、出雲市塩冶有原町の出雲署一階の女性用仮眠室で、地域課勤務の女性巡査長(25)が口から血を流して倒れているのを、当直の副責任者(58)が発見。約二時間後に死亡を確認した。近くに発射したとみられる拳銃が残されており、島根県警は自殺の可能性が高いとみている。同署では昨年三月にも男性巡査(20)=当時=が勤務中に自宅で拳銃自殺しており、管理体制が問われそうだ。

 同課によると、巡査長は三日午前八時半から二十四時間の当直勤務。四日午前五時五十五分ごろ、男性職員が保管庫に巡査長の拳銃がないことに気づき、副責任者に報告。副責任者が仮眠室にいた巡査長に尋ねると「知らない」と答えたが、再度、保管庫で拳銃銃がないことを確認して仮眠室に戻ったところ、巡査長が布団の上で、口から血を流し倒れていた。

 口の中に拳銃を発射した跡があり、弾は頭部に残っていた。遺書などは見つかっていない。拳銃には通常、弾五発が入るが、四発しか入っていなかった。

 死亡推定時刻は四日午前六時から同七時の間で、当直の署員は銃声を聞いていないという。

 巡査長は三日午後九時ごろ、勤務を終えた男性警察官の拳銃の入庫に立ち会っており、その際に持ち出した可能性が高いと見ている。

 巡査長は二〇〇四年十月に県警に入り、警察学校を経て〇五年四月から出雲署の配属になり、交番や地域課に勤務。昨年三月に自殺した男性巡査と同じかわと交番で働き、忘れ物をしたといって巡査が自宅で自殺した際も、一緒に車で交番に向かう途中だったという。

('07/06/05

44片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 20:11:11
長岡の女子生徒出産:「逮捕されるとは…」 校長、沈痛な表情 /新潟
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/niigata/news/20070613ddlk15040283000c.html

 ◇男児殺害容疑

 長岡市の県立高校女子トイレで、3年の女子生徒が出産した男児を殺害したとして殺人容疑で逮捕された事件。女子生徒が通う高校の校長は午後6時半過ぎ、報道陣からの問い合わせで初めて事態を知った。県教委に報告するなど対応に追われたが、教職員には一切伝えなかったため、校内に混乱はなく、生徒も普段通り下校した。

 校長は午後7時過ぎに会見。「逮捕が事実とすれば、言葉もない。本人は11日に退院し、精神の安定を待ってから警察が事情を聴くと思い、逮捕されるとは想像もしていなかった」と沈痛な面持ちで話した。

 12日も捜査員らが午後5時ごろに学校を訪れ、現場のトイレを15分ほど検証。立ち会っていた校長に「明日も来る」と言い残して去ったという。学校側は13日朝に全校集会を開いて生徒に「性と生命」の尊さを呼びかける予定という。【根本太一】

毎日新聞 2007年6月13日

45片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 12:19:06
「諒介に申し訳ない」
4歳児殺害進藤被告初公判 讀賣秋田

 すごくばかなことをした。諒介に申し訳ない――。大仙市で2006年10月、進藤諒介ちゃん(当時4歳)を殺害したとして殺人罪に問われた母親の進藤美香被告(31)は20日、地裁で開かれた初公判で、消え入るような声で我が子に謝罪した。検察側は、進藤被告が、交際相手の元高校非常勤技師畠山博被告(44)(殺人罪で起訴)から結婚をほのめかされた上で、諒介ちゃんを殺害するよう懇願され、「なんとかする。任せて」と殺害を決意したことを明らかにした。

 初公判は午後1時半から始まった。進藤被告は、5分後、緑色のポロシャツ、黒っぽいズボン姿で法廷に姿を現した。

 検察官が起訴状を読み上げるのを、うつむきながら聞いた。藤井俊郎裁判長から「違うところはありますか」と問われると、「間違いありません」と小声で罪状を認めた。

 検察側の冒頭陳述の後、検察官が「諒介は暴行を受けている時も美香に助けてもらえると思っていたのでは」と諒介ちゃんの父親の供述調書を読み上げると、進藤被告は顔を紅潮させ、何度も両手で顔を覆い、涙を流した。

 検察側の被告人質問では、諒介ちゃんを暴行した後、病院に運ばなかった理由について尋ねられると、進藤被告は「最後まで病院に連れて行こうと思っていた」と語った。「(畠山被告に)それでも気に入られたいがためにやったのか」との指摘に、「はい」とうなずいた。

 さらに、諒介ちゃんを放置した場所に自宅近くの排水路を選んだ理由について、「諒介もよく散歩していた。そこしか思いつかなかった」と話し、諒介ちゃんをあおむけに抱きかかえ、ころがすように落としたことを明らかにした。

 放置後、土手に諒介ちゃんの靴が落ちていたのを見つけ、「事故に見せかけるために、まずい」と思い、排水路にその靴を投げ込んだとも説明した。

 一方、進藤被告は、法廷で、諒介ちゃんを虐待していた自らの過去も語った。

 諒介ちゃんと秋田市内の母子生活支援施設に入所していた04年5〜7月に、言うことをきかないため諒介ちゃんをベランダに出した。さらに、「仕事がうまくいかなくて、諒介とともに、死んでしまおうと考えたこともあった」と打ち明け、こう漏らした。

 「子育ては難しかった」

(2007年6月21日 読売新聞)

46片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 12:19:23
被告の近況 親族と断絶「独りで生きる」 讀賣秋田

 「衝動的で、結婚願望が強く、男性の気を引いて振り向いてもらいたいという思いが強い」。佐々木優弁護士は、この日の初公判で、進藤被告が1996年5月に起こした放火事件で、医師の診断を元にした捜査報告書を読み上げた。進藤被告は、思いを寄せていた男性が消防署員だったため、旧仙南村(美郷町)の駅などに火をつけていた。

 進藤被告は2000〜04年の間に、2回の結婚と離婚を繰り返している。03年秋には畠山被告と雑誌の恋人募集欄で知り合い、交際を始めた。その一方で、04年5月には雑誌の恋人募集欄で知り合った大仙市の男性とも付き合い始め、2人の男性との交際を続けた。

 05年12月には、この大仙市の男性と同居するため、諒介ちゃんを連れて潟上市の実家を出た。父親からは「二度と戻ってくるな」と告げられていた。その後、絶縁状態にあったが、両親から洋服と10万円の差し入れがあった。

 父親は進藤被告との面会を望んでいるが、畠山被告の公判前整理手続きが継続中で進藤被告との接見ができないため、実現していない。父親は読売新聞の取材に対し、「話すことはない」と話した。

 20日の初公判では、傍聴席に進藤被告の親族らの姿はなく、情状証人として出廷することもなかった。

 佐々木弁護士が話し合った際、進藤被告は「大変迷惑をかけたので、これ以上お願いできない」と語り、両親に連絡することすら拒んだ。さらに、同居していた大仙市の男性についても、「いつか出所できたとしても、よりを戻すのも考えられないから、お願いできる筋合いではない」と断ったという。

 進藤被告は夢の中に諒介ちゃんが出てくることがあるとも話し、朝晩の2回、手を合わせて息子の冥福(めいふく)を祈る日々が続いている。将来については、「これからは独りで生きていきます」と話しているという。

(2007年6月21日 読売新聞)

47片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 06:39:53
場所取り合戦過熱 土浦の花火大会
本番は10月なのに…河川敷の区画囲み名前 讀賣茨城

場所取りのためのくいが打たれ、テープが張り巡らされた花火会場の緑地(土浦市学園大橋下流の桜川河川敷で)

  「第76回土浦全国花火競技大会」の会場となる土浦市内の桜川河川敷で、見物席を事前に確保するための場所取り合戦が過熱している。大会は10月6日で、まだ50日以上も先なのに、早くも約100区画(1日現在)がくいとビニールテープで囲われるなどしている。市内外の会社名やグループ名などが記入され、“既得権”を主張している。年々早まる場所取り行為に、実行委事務局の同市は「目に余る。最低限のマナーを守ってほしい」と呼び掛けている。

 同市によると、土浦全国花火競技大会は全国三大花火大会の一つで、全国から花火師が集まり、スターマイン、10号玉、創造花火の3部門で腕を競う。有料桟敷席も設置され、昨年の観客数は約70万人にも上るなど、例年、身動きがとれないほどの混雑となる。このため、「よりよい場所で見物しよう」と、無料開放される河川敷での「縄張り争い」は年を追ってエスカレート。今年は、7月中旬から場所取りが始まったという。

 付近住民の男性は「ここで遊ぶ子供たちもおり、木材や鉄製のくいのほか、何重にも巻かれたビニールテープは危険極まりない」と憤る。

 河川敷は国有地で、現在は、市が市民の憩いの場として管理している。市公園街路課の直江喜一郎課長は「所有権の問題もあり、(くいやテープを)強制的に撤去するのは難しい。来年の大会に向けた改善策を関係機関と協議していく」と話し、大会当日に「過剰な場所取りを慎むよう」求める看板を設置することを決めた。

(2007年8月15日 読売新聞)

48片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 08:56:37
車衝突高校生3人死亡
成田の県道 対向車とスピード出し過ぎか 運転の生徒ら4人重軽傷 讀賣千葉

 2日午後7時55分ごろ、成田市赤荻の県道で、同市、高校3年男子生徒(18)の乗用車が、対向の茨城県美浦村宮地、小学校教諭篠田祐美子さん(32)の乗用車と衝突、男子生徒の車に同乗の男子高校生4人のうち、後部座席の3人が全身を強く打って間もなく死亡した。

 運転していた男子生徒と、助手席の高校3年の男子生徒(18)も腰や胸などに軽傷を負った。篠田さんも腹を強く打って重傷、同乗の茨城県稲敷市、小学校教諭男性(52)も軽傷を負った。

 成田署は3日午後、運転していた男子生徒を自動車運転過失致死傷の疑いで逮捕した。

 死亡したのは、香取市山之辺、県立成田北高3年高柳尚央さん(18)、同市寺内、県立佐倉東高3年椿直則さん(18)、成田市名古屋、県立小見川高3年長谷部将人さん(17)の3人。調べでは、現場は片側1車線で、運転していた男子生徒から見て緩い右カーブ。調べに対し、男子生徒は、「前の車を追い越した後、車が揺れてスリップした」などと供述しており、同署は男子生徒がスピードを出し過ぎてハンドル操作を誤り、対向車線にはみ出したものとみて、詳しい状況を調べている。

 男子生徒らは友人同士で、成田市内の飲食店で食事をし、帰宅する途中だった。男子生徒は今年8月に免許を取ったばかりで、車は父親名義という。

 高校卒業を4か月後に控えた3人の突然の死に、友人らは悲しみにくれた。

 長谷部さんが所属していた小見川高テニス部の顧問の男性教諭は、「『希望先に就職が決まった』と喜んでいた姿が忘れられない。夢に向かって、これからだったのに」と肩を落とした。

 椿さんは、佐倉東高野球部で、センターとして活躍していた。明るい性格が慕われ、ある2年生部員は「夏の大会では、『落ち着いていけ』と声をかけてくれた。面倒見が良く、本当に尊敬していた先輩。信じられない」と声を震わせた。

 高柳さんは、10月に大学入試センター試験の受験申し込みをしたばかり。母親は「『立て替えた受験料をお母さんからもらわなきゃ』と話していたばかりだったのに」と話し、涙を流した。

■追い越し目立つ事故現場■

 事故が起きた県道は、茨城方面と成田市内を結ぶ幹線道路の一つ。片側1車線の坂やカーブが続き、街路灯や信号機が少なく、夜間は特に見通しが悪い。

 追い越し禁止区間となっているが、猛スピードで追い越しをかける車が目立っていたといい、運転していた生徒の側から見て衝突現場の数十メートル手前には「スピード落とせ」の看板が設置されている。付近には保育園があり、道路を横断する高齢者もいる。近くに住む女性は「この辺は信号機がないため、かなりスピードを出す車が多く、怖い」と不安を口にした。

(2007年11月4日 読売新聞)

49片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/16(日) 15:10:25
乱射容疑者、3友人を何度も誘う 電話・メールで
2007年12月16日09時21分
http://www.asahi.com/national/update/1215/SEB200712150043.html

 長崎県佐世保市のスポーツクラブで散弾銃が乱射され、8人が死傷した事件で、逃走後に自殺したとみられる無職馬込政義容疑者(37)=同市船越町=が、死亡した藤本勇司さん(36)=同市鹿子前町=ら友人3人に対し、クラブに来るよう、事件の数日前から電話やメールで誘っていたことがわかった。待ち合わせ場所を指定していたという。藤本さんとともに誘い出され、事件当日現場に居合わせた同市内の男性が、朝日新聞の取材に対して明らかにした。

 男性は馬込容疑者の高校の同級生で、釣り仲間。自らの結婚式では馬込容疑者が友人代表でスピーチしたという。事件当日、現場のクラブ「ルネサンス佐世保」に誘われたのは藤本さんとこの男性らの計3人だった。

 男性によると、事件3日前の11日夜、馬込容疑者から携帯電話がかかり、「ちょっと会われんやろか。14日午後6時半から40分の間にルネサンスに来てほしい」と誘われた。翌朝も「プールの所で待っといてくれ」という内容のメールが携帯に送られて来た。その昼にも携帯に電話があり「場所わかるか」と確認されたという。

 男性は14日午後6時15分ごろクラブに到着。フロントに「待ち合わせしているのでプールサイドに行きたい」と言うと、「聞いていないので入れません」と断られた。

 藤本さんは同6時40分ごろ到着した。男性は藤本さんとは顔見知り程度の間柄だったので一緒に待つことはしなかった。

 男性がフロント前のベンチに座っていた午後6時40分すぎ、馬込容疑者から携帯に電話があり、「もう着いたや」と聞かれた。「フロントが通してくれない」と答えると、馬込容疑者はフロントに代わるよう言った。フロントの男性は馬込容疑者と話した後、男性に「原則として正会員と一緒でないと入れない」と、改めて告げた。

 同じ頃、藤本さんには別のスタッフが対応。一緒にプールサイドに向かっていった。

 午後7時すぎ、迷彩服の男が入ってきた。顔がよく見えず、馬込容疑者とは気づかなかった。同じ迷彩柄の布で包んだ約1.5メートルの細長い棒のようなものを持っていた。

 5分ほどすると「パン、パン」。奥から2、3回音がした。男性は外の駐車場へ逃げ出した。馬込容疑者の携帯に電話したが、出なかった。

 男性は馬込容疑者の家に電話。出た母親に「待ち合わせをしてる」と伝えると、母親は「午後4時半から就職の面接に行っているので、ルネサンスには行っていないはず」と答えた。「もう1人も待ち合わせしてるようだ」と伝えると、母親は事件に触れ「実は息子は家に銃を持っている。まさか犯人では」と心配そうに言ったという。

 「警察から『あなたもプールサイドに行っていたら撃たれていたでしょう』と言われ、ぞっとした」と男性は語る。「仲の良かった3人を呼び出し、道連れにして自殺しようとしたのかもしれない。寂しかったのか」

 ルネサンス社によると、馬込容疑者は正面玄関から侵入後、待ち合わせ場所に指定したプールの方へまっすぐ向かったとみられる。事件では水泳コーチの倉本舞衣さん(26)も殺害された。

50片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/17(月) 01:46:59
佐世保乱射:馬込容疑者 7、8年前から奇妙な言動
http://mainichi.jp/select/today/news/20071216k0000m040089000c.html

 自殺した馬込政義容疑者は7、8年前から奇妙な言動が目立ち始めていた。近所の会社役員の男性(67)は2、3年ほど前、銃を持って近所の山をうろつく馬込容疑者を目撃した。精神的に不安定になっていると思い、近所の船越町駐在所に「精神を病んでいるのに、銃を持たせていいのか」と伝えたが、応対した警察官は「あんたがとやかく言うことではない」と取り合わなかったという。

 この男性は、馬込容疑者から「あんたが悪口を言うから、就職できない」と苦情を言われたこともあった。事件のニュースを聞いて、すぐに馬込容疑者の顔が浮かんだという。

 立山秀夫・佐世保署長は15日の会見で「一般的には通報を受けたら慎重に捜査することになる。しかし、今回どうだったかは個別の案件で、プライバシーに関係するので言えない」と口を濁した。【錦織祐一、徳野仁子】

毎日新聞 2007年12月15日 21時34分

51片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/17(月) 01:59:49
佐世保の散弾銃乱射事件/「許可銃」でまた惨劇
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/1215_1.html

 長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件で使われたのは、所持の許可を受けた銃だった。県警は「審査は適正だった」と説明するが、馬込政義容疑者(37)が銃を持ちうろつく姿を目撃し、警察に相談した住民もいた。許可を受けた猟銃や空気銃は全国で約三十四万丁。殺人事件などに使用されるケースもあり、審査をめぐる訴訟で警察側の過失が認定され、敗訴した例も。警察庁は審査内容の調査に乗り出し、規制強化を求める声が広がった。

 ▽不審な言動

 県警によると、馬込容疑者は二〇〇二年七月、射撃目的で初めて散弾銃所持の許可を受けた。近所の住民はそのころから、同容疑者の不審な言動を目にするようになる。迷彩服で釣りに出掛けたり、散弾銃を持ち歩いたり。未明に「トイレを貸して」と近隣宅を訪ねたこともある。不安を感じた住民が「銃を持たせないで」と交番に相談したが、取り合ってもらえなかったという。

 馬込容疑者は今年九月までに、さらに散弾銃二丁と空気銃一丁の許可も取得。所持目的には「狩猟」が加わった。

 十五日午後、長崎県警本部で開かれた記者会見。畔林一喜刑事部長、立山秀夫佐世保署長に加え、銃の許可審査を担当する道脇茂生活環境課長が苦渋の表情で並んだ。

 質問は、なぜ許可を出したのかに集中。立山署長は「許可は法律にのっとり、適正だった」と説明を繰り返したが、具体的な審査内容を問われると、口をつぐんだ。

 道脇課長は会見後「誰にも銃を持たせないのが安全だが、射撃や狩猟はれっきとしたスポーツ」と強調した。三年に一回の許可更新も認めた県警。住民からの「不審情報」は把握していなかったという。

 ▽緊急調査

 「銃はルールを守って所持するのが現行制度の大前提。今回の事件は極めて遺憾だ」。高知県で九日に二人が散弾銃で殺傷された事件に続き、許可銃が使用されたことに警察庁幹部はショックを隠さない。許可手続きに問題がなかったか緊急調査に乗り出した。

 銃刀法の規定で、所持できるのは原則として猟銃が二十歳以上、空気銃は十八歳以上。犯罪歴や精神障害などの欠格事項に触れず、講習を受けて技能検定をパスすれば許可される。近所とのトラブルの有無や過去の犯歴、暴力団との関係などの身辺調査も行われ、更新時も審査を受ける。

 今年一―十一月に起きた発砲事件五十四件のうち、猟銃が使用されたのは七件で、昨年同期の三件から倍増。警察庁幹部は「審査では本人の性格や近隣との微妙な人間関係まではなかなか分からない」と話し、実際に審査する警視庁の担当者も「犯罪や盗難のことを考えると、許可はできるだけ出したくないのが本音だが、欠格事項に当たらなければ許可を出す以外ない」と明かした。

 ▽管理強化

 宇都宮市では二〇〇二年、男が散弾銃で隣人二人を殺傷し、自殺する事件が起きた。以前からトラブルを抱えていたのに銃の所持を許可したとして、遺族が県警側に損害賠償を求めて提訴。一審宇都宮地裁は今年七月、「銃による襲撃を予見できた」として警察側の過失責任を認めた。

 妻を殺害された原告の田中道雄さん(65)は、馬込容疑者が四丁の銃を所持していたことに「そんな数の銃が必要なのか」と首をかしげる。“銃社会”の広がりを懸念し「今回も審査が妥当だったのか疑問だ。ただ審査を厳しくするだけでなく、銃の保管を公的な場所にするなど具体的な管理強化も必要ではないか」と話している。

52片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/12(水) 00:32:08
交際の女と痴漢被害でっち上げ…虚偽告訴容疑で大学生逮捕
 地下鉄の車内でうその痴漢被害を申告したとして、大阪府警阿倍野署は11日、京都市山科区北花山寺内町、甲南大法学部4年、蒔田文幸容疑者(24)を虚偽告訴の疑いで逮捕した。

 調べに対し、蒔田容疑者は「当番弁護士を呼んでほしい」と話しているという。

 調べによると、蒔田容疑者は当時交際していた奈良市の無職女性(31)と共謀。2月1日午後8時半ごろ、大阪市営地下鉄御堂筋線の動物園前―天王寺駅間の電車内で、堺市の男性会社員(58)が女性の尻を触ったとのうその申告をした疑い。

 蒔田容疑者は女性を知らないように装っていた。

 男性は蒔田容疑者らに天王寺駅の駅長室で同署員に引き渡され、府迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕されたが、否認。同署は3人の供述や証言が食い違うなどしたため、約22時間後、男性を釈放した。

 同7日夜、女性が同署に「金に困っていた蒔田容疑者から持ちかけられ、男性から示談金をもらうために2人で被害をでっち上げた。自分から男性に近づいた」と自首した。同署は女性を虚偽告訴容疑で書類送検する方針。

(2008年3月11日22時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080311-OYT1T00670.htm

53片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/22(土) 03:47:46
【衝撃事件の核心】ブログで「憂国」気取る 痴漢でっち上げ大学生
03/16 11:06更新
 「アジアの統合こそが僕の夢」。大阪の会社員を痴漢の犯人にでっち上げた大学生の男は、自身のブログで日米関係やイラク戦争を批判するなどして“憂国の士”を気取っていた。一方、ガールフレンドの女に被害者を演じさせ、示談金をせしめようとした今回の悪質な手口。取り調べに対し、会社員への謝罪の言葉はないという。昨今、相次ぐ大学生による犯罪。「大学全入時代」とはいえ、大学生のレベルの低さは嘆かわしい限りだ。

 今回、大阪府警に逮捕された大学生、蒔田文幸容疑者(24)=京都市山科区、虚偽告訴容疑で逮捕=は、神戸市東灘区にある甲南大学法学部の4年生。同大は受験偏差値では、関西で「関関同立」(関西大、関西学院大、同志社大、立命大)に次ぐランク。昔からおしゃれな学生が多いとされ、人気は高い。

 蒔田容疑者は自身のブログでプロフィルを紹介。趣味としてスポーツ、カラオケ、バンド、ショッピング、アウトドア、旅行、語学、読書などを挙げている。「自己紹介」と称してメッセージを掲載。その中で日本の現状を憂う大学生として、現在の日本を取り巻く状況について述べている。

 はじめに「僕は今自分の夢に向かって全力で前進しています。僕の夢はあまりにもでかいので、みんなに話すと必ずバカにされて笑われてしまう」とした上で、「皆さんは今の日本がどれだけ危機的状況にあるかご存じですか?日本は島国で平和なので気づいている人はごくわずかだと思います」と問題提起する。

 日本とアメリカとの関係やイラク戦争を批判。「日本はアメリカから離れて真の自立をすることが最適だと思います」と力説する。さらに「日本がリーダーシップをとってアジアを一つにまとめEUのような強力な組織をつくる事が最善の策」と訴え、「アジアの統合こそが僕の夢なのです」などと記している。

 ガールフレンドの女とは1月下旬、大阪・ミナミの繁華街で知り合い、すぐに犯行を持ちかけたという。

 2月1日午後8時半ごろ、大阪市営地下鉄御堂筋線の車内でターゲットを見つけた。女の隣で堺市北区の会社員、国分和生さん(58)が風邪気味のけだるい身体で揺れに耐え、両手をポケットに突っ込んでうつむいていた。

 天王寺駅手前でブレーキがかかり、女と肩が触れた瞬間、女は「触りましたね」と声を上げ、泣きながらしゃがみ込んだ。そこに乗客をかき分けるようにして蒔田容疑者が「触りましたよね」と、周囲に聞こえるように連呼した。

 後ろにいた乗客が「この人何もしてないやん」とつぶやいた。その声に自信を得たかのように、国分さんは誤解を解こうと、自ら天王寺駅で降りた。このとき蒔田容疑者はしまったと思った。

 国分さんが自ら駅員に連絡したことで「直接交渉して示談金をとろうと思ったが、あてがはずれた」と、後の警察の取り調べで供述している。

 一方、駅員に事情を説明し、「助けてもらえる」との思いで足を運んだ国分さん。駅員に「警察を呼んでもいいですか」と聞かれ、「どうぞ」と答えた。逮捕されるとは夢にも思わなかった。

 蒔田容疑者は逮捕された今月11日朝、張り込む捜査員をよそに、酒に酔って京都市内の自宅にタクシーで帰ってきた。法学部で学んだためか、取り調べにも当初、「当番弁護士が来るまで何も言えない」「警察は信用できないから取り調べを録画してくれ」などと知識をひけらかすようだったという。

 捜査員は「反省するそぶりもなく、何を考えているのかわからない。本人は何か目標があるようだが、他人を陥れてまで何のために金が必要だったのか」と首をかしげる。

 蒔田容疑者にぬれぎぬを着せられた国分さんは簡単な取り調べの後、留置場に入れられた。名前では呼んでもらえず、与えられたのは「14番」という番号だった。暗く狭い空間で、寒さと不安に震えながら2枚の毛布にくるまったという。翌日も朝から取り調べが続いたが、午後3時ごろに弁護士と接見して無実を訴え、午後6時にようやく釈放された。

 容疑が晴れたのは女が自首した後の2月中旬。刑事は「私たちもだまされました」と謝罪。署長からも「このような事件がないよう一生懸命捜査します。協力してください」と電話があった。

 国分さんは「男性なら誰でも起こり得ること」と振り返り、取り調べに関して「何を言っても信じてもらえなかった。警察は最初にもっと言い分を聞いてほしかった」と話している。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/130288/

54片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/24(木) 11:58:59
なぜ? 映画館前に生ごみをまき散らした被告
4月24日11時41分配信 産経新聞


 映画館の前に生ごみを捨てたとして、廃棄物処理法違反の罪に問われた女性被告(58)の初公判を23日、東京地裁で傍聴した。
 起訴状によると、被告は平成20年3月8日早朝、東京都台東区の映画館の前の路上で、約1650グラムの生ごみなどを捨てた。罪状認否で被告は起訴事実を認めた。

 過酷な路上生活の影響だろうか。被告の腰はいびつな形に曲がっており、実年齢よりも年上に見えた。
 弁護人「浅草で路上生活をするようになったのはいつから?」
 被告「5年間くらい前」
 弁護人「働いていなかった?」
 被告「仕事がもらえない」
 検察側の冒頭陳述によると、被告は19年夏から映画館に生ごみなどを捨てるようになった。

 弁護人「ごみを捨てた理由は?」
 被告「私の荷物を捨てられた」
 弁護人「どこに置いていた?」
 被告「映画館の裏側に置いていた」
 弁護人「捨てられる前に注意を受けた?」
 被告「2回言われた。置くところがなかった」
 質問が終わる前に早口で答える被告に、弁護人はなだめるように何度か「落ち着いてくださいね」と言った。

 弁護人「何回か生ごみを捨てていたようだけど、なぜ?」
 被告「『ばばあ』だの『こじき』だのと(映画館の人に)言われた」
 弁護人「路上生活をしている限り、またトラブルになる可能性があるのでは?」
 被告「何か仕事をください。何でもいいです」
 弁護人「家もほしい?」

 被告「贅沢は言いません。食べるものだけ。仕事をください。何でもいいです」
 被告は訴えかけるように言った。
 弁護人「家族は?」
 被告「妹がいます」
 弁護人「親は?」

 被告「死にました。いません」
 弁護人「今回捕まって死んだことを知った?」
 被告「一緒に死にたかったです」
 裁判官からの問いに被告の発言は二転三転した。
 裁判官「映画館に恨みがある?」
 被告「ないです」

 裁判官「今はもういい?」
 被告「(恨みが)ないと言ったらうそになる」
 裁判官「外に出たらまたやる?」
 被告「やりません」
 裁判官「なぜ?」

 被告「ここに来るのが嫌です。みんなうちらのことをほっておいてくれたらいいのに。なぜ一言言いたいのかと思う」
 ホームレス犯罪を傍聴するたびに、暗い気持ちになる。ホームレスのことを一くくりに「自由を好んであえて路上生活している人たち」ととらえる人がいるが、少なくともこの被告は違った。仕事が見つからず仕方なく路上生活をしていた。
 弁護人の最終弁論の間、被告は涙を流していた。

 弁護人「勾留(こうりゅう)中、両親が他界していることを知り、親孝行ができなかったと反省している。被告の犯行は路上生活に原因がある。被告は50代後半で社会復帰できる最後のチャンス。台東区の福祉事務所に確認したところ、荒川寮には余裕がある」

 被告の胸に去来していたのはどんな思いだったのだろうか。
 検察側は懲役6月を求刑。判決は4月28日に言い渡される。(末崎光喜)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000911-san-soci

55片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/28(水) 09:57:01
見えない家庭状況 民生委員に個人情報の壁

 鹿児島市坂之上で、山元琉(りゅう)ちゃん(4)が、母親の山元りえみ被告(27)と、同居していた内縁の夫の小川孝介被告(24)=いずれも傷害致死罪で起訴=から殴られるなどして死亡した虐待事件から約1か月。「家庭の状況が把握できていたら……」と、関係者は自責の念に駆られている。特に、地域を見守る民生委員は個人情報保護の壁に阻まれ、状況把握が困難になっているという。(松下浩子)

 「アパートやマンションはなかなかドアを開けてくれない。転出入も激しく、名簿作成も難しい。各家庭を把握するのは限界がある」。

 26日に市役所で開かれた「要保護児童対策地域協議会」の代表者会議で、市民生委員児童委員協議会の米山昭規会長は、年々、実態把握が厳しくなっている現状を訴えた。

 民生委員は非常勤の地方公務員。生活保護世帯や母子家庭など、援助を必要とする人の相談に乗ったり、独居高齢者を見守ったりしている。市内には1027人いて、1人当たり170〜360世帯を担当。「世帯票」に家族構成や緊急連絡先などを記入してもらい、各世帯の状況の把握に努めている。

 今回、事件が起きた坂之上地区担当の民生委員も、世帯票集めのため担当地区の家々を回っていたが、夫婦共働きのための留守や、個人情報保護法を盾にした門前払いが相次いでいたという。虐待事件を起こした家庭は転居間もなかったこともあり、まだ訪問していなかったという。

 オートロックのマンションなどの集合住宅が増えたことも、実態把握の困難さに拍車をかけている。個別にベルを鳴らしたり、大家に訪問の許可を求めたりしてもなかなか同意は得られず、玄関前にすらたどり着けない。そのため、子育て家庭かどうか、家の周りの洗濯物や三輪車の有無を頼りにしているという。

 ただし、それだけでは、いざ虐待が疑われることがあっても「声をかけにくい」と明かす。「信頼される活動を地道に続け、何でも相談してもらえる環境をこちらから作っていくしかない」と米山会長は感じている。

◎「地域の目」重要に

 2007年度、市には虐待に関する相談が188件寄せられ、このうち子どもが12歳以下だったケースが159件を占めた。

 同代表者会議でも、▽生活保護費を遊興費に使ってしまった母親が、子どもに近所の家から借金してくるよう強要▽未明に泣きながら外を歩いていた子どもを通行人が保護した――などの事例も報告された。周囲の大人たちが、子どもたちの異変に気付くかどうかが、虐待防止のかぎともいえる。

 従来あった「地域の目」が、プライバシー意識の高まりや、個人情報保護の壁に“目隠し”されつつある今、民生委員の役割を、地域全体で補完する必要が出てきているようだ。

(2008年5月28日 読売新聞)鹿児島
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20080527-OYT8T00633.htm

56片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/01(日) 10:56:20
ストーカー容疑判事 匿名メール好意動機か
強引な手段残るなぞ

 宇都宮地裁判事・下山芳晴容疑者(55)がストーカー規制法違反容疑で逮捕された事件で、下山容疑者は依然、自身の行為が同法違反にはあたらない旨の主張を続けている。捜査当局は、女性裁判所職員へ匿名メールを送った背景には「女性への好意が動機としてある」とみており、下山容疑者の追及を強める構えだ。(田中重人、山田佳代)

 下山容疑者の行動で最も不可解なのは、女性の被害を知人の警察庁幹部に伝え、捜査のきっかけを自身で作り出した点だ。様々な憶測が報道されたが、ある捜査幹部は「意図はもっと単純だ」と話す。

 下山容疑者は、被害女性に匿名メールを送ったことは認めているものの「恋愛感情はない」との主張を貫いているが、捜査当局は下山容疑者が女性に好意を抱いていたとみている。捜査幹部は「下山容疑者は女性の被害を警察庁幹部に相談したことを女性に伝えた。自身の社会的地位を見せつけ、気を引きたかったのだろう」と分析する。

 下山容疑者は匿名で使える二つのフリーメールのアドレスから、女性の携帯電話に「今なにしてるの」「次いつ会えるのかな」などの匿名メールを送信する一方、下山容疑者であることを女性に明かしている携帯電話のメールでは、匿名メールに悩む女性の相談に乗っていた。

 別の捜査幹部は「女性から相談を受け、頼りになると思われたかったのだろう。メールで不安をあおり、そのきっかけを作り出していた」と指摘する。

 県警は、下山容疑者の自宅の捜索で押収したパソコンや携帯電話の分析を進めている。また、近く自宅などで、下山容疑者を立ち会わせて現場検証し、メールを送った状況を確認することも検討している。

 女性の自宅や携帯電話には、昨年秋から無言電話が繰り返しかかり始めた。下山容疑者は「無言電話をかけていない」と否認しているが、捜査当局は、発信記録から下山容疑者がかけた可能性があるとみている。無言電話は2月半ば以降にやむ一方で、メールの送信は2〜3月に集中。下山容疑者が無言電話をかけていたとすれば、ストーカー行為の手段を変えたことになる。捜査員は「メールは証拠が残るうえ、プロバイダーなどから発信元も容易に特定される。なぜだろうか」と首をひねる。

 別の捜査員は下山容疑者の異動時期を理由に挙げる。下山容疑者は4月1日付で甲府地家裁都留支部長から宇都宮地家裁足利支部長に異動している。関係者によると、下山容疑者は1月に自身の異動を知ったという。捜査員は話す。「異動が迫り、女性を振り向かせようと焦って強引な手段に出たのかもしれない」

(2008年6月1日 読売新聞)山梨
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20080531-OYT8T00681.htm

57片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/13(金) 03:08:04
スケボーで傷ついたベンチで23人けが…海響館周辺

 下関市の「海響館」周辺の遊歩道や広場で、スケートボードで傷つけられた木製ベンチに座った子どもたちの手足に、木のささくれが刺さる被害が広がっている。市が4月12日から今月6日までに把握した被害者は23人にのぼり、11日にはスケボー禁止を訴える看板10枚を設置するとともに、市内の幼稚園・保育園に文書で注意を呼びかける。

 市などによると、子どもたちへの被害は遠足シーズンのゴールデンウイーク前から急増。園児がベンチに座って弁当を食べたり、遊んだりする際に刺さるなどし、今月6日には「利用注意」の紙10枚をベンチに張るなどの緊急措置を取ったものの、7日に園児2人が病院で手当てを受けた。

 海響館でも、痛がって泣く園児らを静養室に招き入れ、応急処置をするケースが後を絶たない。目撃者の話では、スケボーをしている若者は深夜に3、4組十数人いるとみられる。

 市は夜間パトロールを強化。下関署にも巡回を依頼しており、「スケボーは絶対にやめてほしい」と繰り返し呼びかけている。

 市は海沿いで板張りのボードウオークの遊歩道や広場を整備し、ベンチも木製で統一した。スケボーでベンチの角などが傷つけられたのを確認するたびに修繕し、禁止を訴える「いたちごっこ」が続いているという。

(2008年6月11日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20080610-OYT8T00833.htm

58片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/17(木) 12:04:00
バス乗っ取りに同級生ら驚き '08/7/17

--------------------------------------------------------------------------------

 「明るくて事件を起こすようなタイプではない」―。16日起きた東名高速道路のバス乗っ取り事件で、愛知県警に逮捕された少年の宇部市にある自宅周辺の住民や同級生らは一様に驚いた表情を見せた。「世間を騒がせたかった」と供述しているという少年とはかけ離れた姿。凶行に走らせたのは一体何だったのか。

 逮捕されて約1時間後の午後3時すぎ、少年の通う中学校。「まだ不確定だが生徒が事件を起こした」。宇部市教委からの連絡に、校長らは耳を疑った。校長は集まった報道陣に応え、「欠席もなくクラブ活動もまじめ。学校、家庭の複合的な問題で、追いつめられた精神状態だったのかもしれない。人違いだといいのだが」と、取り乱していた。住民らは「会えばしっかりあいさつする子」と声をそろえる。両親ら4人暮らしで、「休日に庭で焼き肉するなど仲が良さそうだった」と振り返った。

 中学では運動部に所属、生徒会の役員に立候補した。成績も良かったという。近くの中3女子(14)は「活発な子。ユーモアがあっていつも人を笑わせようとしていた」と話す。快活なイメージの一方、別の顔も浮かび上がる。小学校時代の同級生(14)は「怒ると怖くて手がつけられなかった」と明かす。「女の子と付き合っていたけど、最近別れたと聞いた。きっとイライラをため込んでいたんだと思う」

 高台の住宅団地にある少年の自宅は雨戸が閉まったまま。「まじめな生徒」が見せた心の闇の解明が急がれる。学校は17日にも生徒や保護者に経緯を説明する。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807170064.html

59片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/17(木) 12:04:33
現金持ち出し新幹線で移動 バス乗っ取りで少年供述 '08/7/17

--------------------------------------------------------------------------------

 愛知県岡崎市の東名高速道路で宇部市の中学二年の少年(14)が高速バスを乗っ取った事件で、少年は愛知県警の調べに「自宅から現金を持ち出し、新幹線で名古屋まで来た」と供述していることが十七日、分かった。

 調べでは、十五日未明に家出した少年は宇部市から北九州市に出て、同日夜にJR小倉駅(北九州市)から新幹線に乗車。深夜に名古屋駅に着き、駅近くのホテルで一泊した。犯行に及んだ翌十六日の午前中に、名古屋駅近くの百円ショップでナイフを購入したとみられる。自宅からは現金数万円を持ち出していた。

 宇部市教育委員会などの調査で、少年が直前に同じ中学校の女子生徒との交際をめぐりトラブルとなり、担任や親から注意されていたことが分かっており、県警はこれがバス乗っ取りの引き金になった可能性が高いとみて動機を追及している。少年はこれまでの調べなどに「親に怒られ、嫌がらせでやった」「家族に恥をかかせたかった」と話している。

 県警は十七日午前、乗っ取りの状況などを調べるため、バス運転手が同乗した捜査車両で高速バスの経路を再現し、JR名古屋駅前から、少年を逮捕した岡崎市の美合(みあい)パーキングエリアまでの走行状況を確認。午後には岡崎署で実際にバスを使い、運転手の立ち会いの下で実況見分を行う。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807170170.html


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板