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安倍ちゃん総理の苦悩

1片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/06(金) 00:11:47
政策・戦略っていうより、安倍晋三さん個人について

160片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/18(日) 18:56:01
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058274329/513
だから大先生が総理やれよ。

自民幹事長「安倍首相に絶対忠誠を」・閣僚らに苦言
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070218AT3S1800C18022007.html

 「閣僚や官僚は首相への絶対的な忠誠と自己犠牲の精神が求められている」。自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台市内での講演で、安倍晋三首相のもとで閣僚や官邸の中枢スタッフらが緊張感を持って結束するよう呼びかけた。内閣支持率が下げ止まらない中、舌禍や調整力不足が相次いでいる政府内の現状に苦言を呈した。

 中川氏は「首相が入室した時に起立できない、私語を慎めない政治家は『美しい国づくり内閣』にふさわしくない」と指摘。「自分が目立つことを最優先する政治家や、野党の追及が怖くて改革を進められない政治家は官邸を去らないといけない」とも述べ、首相の掲げる改革実現にまい進すべきだと訴えた。

 一方、統一地方選を巡っては「分裂で得るものはほとんどなく、失うものは大きい」と保守分裂の回避を訴えた。(18:18)

161片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/18(日) 19:30:24
「忠誠心ない閣僚は去れ」=中川自民幹事長が苦言
2月18日19時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070218-00000050-jij-pol

 自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台市で講演し、「(閣議で安倍晋三首相が)入室したときに起立できない、私語を慎まない政治家は、内閣、官邸から去らなければならない」と述べ、閣僚らの緊張感の「欠如」に苦言を呈した。
 中川氏はまた、「閣僚や官僚には首相に対する絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められる。首相の当選回数や、かつて仲良しグループであったかどうかは関係ない。われわれは首相を先頭に一糸乱れぬ団結で最高峰を目指すべきだ」と語った。

162片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/18(日) 20:50:16
コラムニスト向きだな。日経で連載せよ。

「忠誠心なき閣僚は去れ」 自民・中川幹事長がげき
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070218/skk070218003.htm

 自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台市で講演し「閣僚には安倍晋三首相への絶対的忠誠、自己犠牲の精神が求められる。自分最優先の政治家は官邸(内閣)を去るべきだ」と述べ、強い調子で閣僚の結束を求めた。

 教育改革などをめぐり閣内で足並みの乱れが目立つことを踏まえた発言とみられ、中川氏は「当選回数や、かつて仲良しグループだったことは関係ない。首相が入室しても起立できない、私語を慎めない政治家は内閣にふさわしくない」と不快感をあらわにした。

 低下傾向が続く内閣支持率については「谷間にいることは事実かもしれない。首相は次の山を前に、気合を充実させ隊列強化を図っている」と反転上昇に期待を示した。

 また統一地方選、参院選に向けて「すべての選挙の敗北は保守分裂に(原因が)ある。失うものはあまりにも大きい」と述べ、党内の結束も呼び掛けた。

(2007/02/18 19:57)

163片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 08:15:15
首相 地方に配慮の対応強化
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/19/k20070219000013.html

安倍総理大臣は、都市部と地方の格差の問題が指摘される中、町おこしへの支援をはじめとした、地域活性化の具体策をまとめたり、地方の産業や商店街を相次いで視察するなど、地方に配慮した対応を強めています。
今の国会の審議では格差問題が1つの焦点となり、この中では、都市部と地方の格差の問題も繰り返し取り上げられ、安倍内閣は、こうした格差の問題に正面から取り組むとしています。こうした中、安倍内閣は、地域活性化に関する関係閣僚会合で、町おこしで成果を上げた実績のある人や政府の担当者を全国各地に派遣して、相談会を開くなどの具体策をまとめたほか、地域活性化に積極的な自治体に対し、平成19年度から地方交付税を増額する新たな措置を講じる方針です。また、安倍総理大臣は、今月初めに秋田県大仙市を訪れたのに続いて、25日には新潟県を訪問することにしており、地方の産業や商店街などの視察を活発化させています。こうした対応の背景には、ことし夏の参議院選挙で全国で29ある、定員が1人の選挙区の結果が鍵を握るとみられていることも踏まえ、地方への配慮を示したいというねらいもあるものとみられます。

164片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 15:18:17
ご心配には及ばない――自民幹事長の苦言に

 安倍晋三首相は19日昼、自民党の中川秀直幹事長が18日の講演で「閣僚や官僚は首相への絶対的な忠誠と自己犠牲の精神が求められている」などと苦言を呈したことについて、「ご心配には及びませんということですね」と一蹴(いっしゅう)した。

 中川幹事長と同日午前中に話した内容については、「4月の地方選、(参院)補選の方針について話をした」と説明。日銀が20、21日に開く金融政策決定会合で議論する追加利上げに関しては「話してません」と述べた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

参院選、具体的成果訴える=安倍首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007021900295

 安倍晋三首相は19日昼、夏の参院選の争点について「われわれの成果、具体的な政策を訴えていきたい」と語った。民主党の小沢一郎代表が格差是正を掲げる考えを示していることに関しては「わたしどもは新成長戦略で日本を力強く成長させる政策を既に述べている」と指摘。「再チェレンジの総合プラン、底上げ戦略と、処方せんを発表している」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

165片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 19:16:43
“首相支えるよう”再度要請
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/19/k20070219000100.html

19日の政府・与党連絡会議で、自民党の中川幹事長は、閣僚の発言などをめぐって政府内の足並みの乱れが指摘されていることなどを踏まえ、「閣僚も官僚も自分のことや出身官庁を優先することは許されない」と述べ、閣僚らは結束して安倍総理大臣を支えるようあらためて求めました。
会議では、まず、安倍総理大臣が「平成19年度予算案の審議を通じて、政府が進めている政策がいかに正しいかを国民にアピールしたい」と述べました。これを受けて、自民党の中川幹事長は「党の総務会でも政府内の足並みの乱れを憂慮する意見が多く出ている。閣僚も官僚も自分のことや出身省庁を優先することは決して許されない。安倍総理大臣を先頭に一糸乱れぬ団結で美しい国づくりに向け頑張っていかなければならない」と述べ、閣僚らは結束して安倍総理大臣を支えるよう求めました。また、公明党の北側幹事長も「予算案の年度内成立のため閣僚は緊張感をもって取り組むべきだ」と注文をつけました。一方、公明党の太田代表は、格差問題を取り上げ、「格差是正を具体的に実行し、国民にアピールしていくことが大事だ。一部の大企業に非正規社員や派遣請負社員の待遇改善を後回しにして新規採用を優先する動きがあると言われるが、雇用環境の整備に取り組むよう、政府は企業側にも要請してほしい」と述べました。

166片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 20:46:08
中川幹事長の閣僚批判に「心配する必要ない」…首相
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070219i112.htm?from=main1

 安倍首相は19日、中川自民党幹事長が18日の講演で、首相への忠誠心が足りないと一部の閣僚を厳しく批判したことについて、「心配をしていただく必要はない」と述べた。

 記者団に、「こうした発言が出る理由は」と尋ねられた首相は不快感をにじませ、「それは中川幹事長に聞いて下さい」と冷ややかに答えた。

 一方、塩崎官房長官は記者会見で、「『改めて気をひきしめて職務に当たるように』という檄(げき)ということで、引き続き首相をしっかり支えたい」と神妙に語った。ただ、「(閣議は)規律正しくやっている」と異議も唱えた。

 また、伊吹文部科学相は首相官邸で記者団に、「私について言われたとは思っていない」と強調した。

(2007年2月19日20時38分 読売新聞)

167片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 20:46:58
中川幹事長苦言:首相官邸も神経とがらせ…指導力問われ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070220k0000m010062000c.html

 安倍内閣に緊張感がないという自民党・中川秀直幹事長の苦言に、首相官邸は神経をとがらせている。中川氏の指摘通り、閣議で安倍晋三首相が入室しても起立せず、私語も慎まない閣僚がいるならば、教育問題で言う「学級崩壊」の状態。首相の指導力が問われ、「ダメ教師」のらく印を押されかねないからだ。

 首相は19日、官邸で中川発言の真意を記者団から聞かれ「それは中川幹事長に聞いて下さい。心配をしていただく必要はない」と機嫌を損ねた。ある政府筋も「大体、幹事長は閣議に入っていないのに、政府内の文句を言われるのはご苦労なことだ」と不快感を隠し切れないようだった。

 ただ、小泉前政権時の閣議と比べると、確かに緊張感が欠けていると言われて否定できない面もあるようだ。

 中川氏には、こうした基本的な規範の緩みが閣僚の相次ぐ失言、官邸内の連携不足につながっているとの不満がある。この日の政府・与党連絡会議でも、中川氏は首相を前に「政府・与党の足並みが乱れていると言われないように」と忠告。その後の記者会見では「首相を中心に団結しないといけない。(規範が)緩んで、自壊していくことが脅威だ」と訴えた。

 官邸内からは「まだ安倍さんの政治経験も浅いから」(政府筋)との弁明も聞こえるが、4月に統一地方選、7月の参院選を控え、与党内のいら立ちは高まっている。

毎日新聞 2007年2月19日 20時17分

168片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 10:05:20
盟友・中川氏ら つい苦言
閣僚らの“不敬” 我慢ならぬ
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070220/mng_____sei_____000.shtml

 中川秀直幹事長、中川昭一政調会長ら自民党執行部から、安倍内閣の「緩み」や、足並みの乱れに対する異例の苦言が相次いでいる。二人の中川氏は安倍晋三首相と距離が近く、兄貴分や盟友といえる関係。首相を守ろうとする分、閣僚への不満も強くなるようだ。  (原田悟、大杉はるか)

 閣僚に首相への忠誠心を要求した中川幹事長は、十九日の政府・与党連絡会議でも、首相や主要閣僚の前で「政府内の足並みの乱れを大変憂慮する発言が党に出ている。閣僚も官僚も、自分の考えを優先する態度は決して許されない」と苦言を呈した。

 幹事長が心配する「政府内の足並みの乱れ」は、教育再生をめぐる首相側近の言動にも表れている。

 首相は教育再生関連法案三本を今国会に提出し、成立を目指す意向を示している。しかし、下村博文官房副長官はテレビ番組で「成立は柔軟に考えてもいい」と発言。首相の女房役である塩崎恭久官房長官も今国会成立にこだわらない姿勢をにじませる発言をした。

 塩崎氏は最近も、法案作成のたたき台になる教育再生会議の第一次報告に触れて「再生会議として決めたとは聞いていない」と、方針が揺らいでいる印象を与える発言をした。

 閣内では、柳沢厚労相の「(女性は)産む機械」発言や、久間章生防衛相の対米批判も物議を醸してきた。自民党執行部は、こうした言動は、そもそも政府に「緩み」があるからだと見ている。

 例えば週二回行われる閣議前、閣僚は応接室に集まり首相が入室するのを待つ。その間、閣僚は談笑したり新聞を読んだりしている。首相が入ってくると、立ち上がって軽く会釈し、再び腰掛けるが、「起立」がバラバラになることがよくある。談笑が途切れないこともある。

 首相は特に気にしている様子もないが、中川幹事長の目には、緊張感がないばかりか、閣僚が若い首相を軽んじていると映るのだろう。

 首相は十九日夜、中川発言の感想を求められると「それは中川幹事長に聞いてください。心配していただく必要はない」と党側の懸念を打ち消した。

 しかし自民党には、参院選を控え内閣支持率が下げ止まらないことへの危機感が募っている。内閣への苦言や注文はやみそうにない。

169片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/21(水) 08:29:16
「いちいち問題にする必要ない」――自民幹事長の苦言に

 安倍晋三首相は20日夕、自民党の中川秀直幹事長による「首相が入室した時に起立できない、私語を慎めない政治家は内閣にふさわしくない」などの内閣への苦言を巡り、片山虎之助参院幹事長が「ちょっと逆効果」などと指摘していることについて、「いちいち問題にする必要もないんだろうと思う。もう既に申し上げている通り、幹事長の心配には及ばない」と苦笑した。

 同日の閣議前の写真撮影の際も閣僚が雑談していた状況に関しても、「写真撮影の場は私の内閣だけではなく、ずうっとそうじゃないか。皆さん見たことないですか。私、官房長官、副長官努めている時代知っているけれども変わりませんよ」とやや不機嫌そうに指摘。「多くの方々があの場を閣議と間違えている人たちもいる。報道関係者の中にもいたんじゃないか」と述べた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕


「鈍感力の有無は人それぞれ」――小泉前首相の“助言”に

 「鈍感力というのはなかなか人それぞれ持っているか、持っていないかということもあるでしょうけども、必要かも知れませんね」――。安倍晋三首相は20日夕、内閣支持率の低下傾向が続く中、塩崎恭久官房長官と中川秀直自民党幹事長が小泉純一郎前首相から同日「目先のことに鈍感になれ」などと助言を受けたことについて、ややぶっきらぼうに感想を述べた。また、「小泉総理らしい言葉だと思いますね」とも論評した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

170片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/22(木) 19:30:44
忠誠誓え→心配には及ばない→言い過ぎた→心配には及ばない

中川氏 忠誠発言は言いすぎ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/22/k20070222000129.html

安倍総理大臣は自民党の中川幹事長と党本部で会い、中川氏が、みずからの「閣僚や官僚は安倍総理大臣に忠誠を示すべきだ」とした発言について、「言いすぎた」と述べ、配慮を欠いた発言だったという認識を示したのに対し、安倍総理大臣は「心配には及ばない」と述べました。
中川幹事長が、さきに「閣僚や官僚には安倍総理大臣への絶対的な忠誠が求められる。閣僚の中で自分が目立つことを最優先にする人は、総理大臣官邸から去るべきだ」などと述べたことに対し、政府・与党内からは「閣僚らの態度は悪いのかとみられてしまい、逆効果だ」という反発も出ています。安倍総理大臣は、22日、党本部で開かれた選挙対策本部に先立って自民党の中川幹事長と会い、中川氏は、みずからの発言について「ちょっと言いすぎた」と述べ、配慮を欠いた発言だったという認識を示したのに対し、安倍総理大臣は「心配には及ばない」と述べました。これに関連して、高村元外務大臣は、高村派の会合であいさつし「小泉前総理大臣が鈍感力ということを言っているが、与党の政治家は、閣僚の一挙手一投足については相当、鈍感であった方がいい。どうしても鈍感でいられないときは、本人に直接言う方がいい」と述べました。

171片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/22(木) 19:42:13
中川幹事長:首相に陳謝 「忠誠心」発言で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070223k0000m010023000c.html

 「ちょっと言い過ぎました」。自民党の中川秀直幹事長は22日、参院選などに向けた選挙本部設置に先立ち党本部で安倍晋三首相と会い、首相への忠誠心を求めた自らの発言が党内に波紋を広げていることを陳謝した。首相も「(内閣は)ちゃんとやっていますから、どうぞご心配なく」と応じたが、ぎこちなさは否めなかった。

 中川氏のさきの発言は閣議の開始時などで閣僚のマナーが悪いと、緊張不足を厳しく批判したもの。その直後の閣議で閣僚のマナーは改善したが、安倍政権のゆるみぶりを印象づけることにもなっていた。中川氏は首相に「(必要なら)また言いますから」とも言い添え、直後の選対本部会議のあいさつでも「今求められているのは団結、結束だ」と訴えた。

 中川氏の発言を巡っては、22日の派閥総会でも反発が相次ぎ、津島派の津島雄二会長は「一部に忠誠心を持ってほしいという方がいるが、我々に大事なことは国家・国民に対して責任を果たすことに尽きる」と不快感を表明。高村派の高村正彦会長も、小泉純一郎前首相が「『鈍感力』が大事だ」と述べたことを念頭に「閣僚の一挙手一投足には相当鈍感であったほうがいい」と皮肉った。【大場伸也】

毎日新聞 2007年2月22日 18時44分 (最終更新時間 2月22日 19時07分)

172片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/23(金) 00:23:52
「閣議室は張り詰めている」=安倍首相、閣僚の緊張感欠如に反論
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007022201075

 安倍晋三首相は22日夜、都内のホテルで日本テレビの氏家斉一郎取締役会議長らと会食した。出席者によると、首相は席上、自民党の中川秀直幹事長が閣僚の緊張感の欠如を指摘したことに関して「言われているほど雰囲気が変わったとは思わない。小泉政権と変わらない。閣議室はずっと張り詰めている」と反論した。
 首相は同日午前、中川氏に対し「心配に及びません」と強調していたが、氏家氏らにも「心配無用」と言いたかったようだ。

173片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/26(月) 08:43:03
首相就任後初の来県 讀賣新潟

 安倍拉致被害者と面会、仮設訪問首相は25日、就任後初めて県内入りした。新潟市で北朝鮮による拉致被害者5人と面会したが、これも首相になってから初めて。統一地方選、参院選を意識して今月から始めた地方視察の一環で、中越地震の仮設住宅と金属加工会社の視察、戊辰(ぼしん)戦争の史跡訪問も行い、盛りだくさんの一日となった。

 首相は午前10時過ぎ、新幹線で長岡市に到着。同市陽光台の山古志災害ボランティアセンターで仮設住宅住民45人と懇談し、「できれば来年の正月は家で迎えられればいい。我々も全力を尽くす」と激励した。

 懇談では青木幸七・池谷集落区長(70)が「地域に帰って家を造るところまできたが、現実には二重ローンの世帯もある」と訴え、田中仁・山古志商工会長(46)は「中山間地にもIT(情報技術)が整備されれば、子どもたち、商工業者も一生懸命がんばれる」と要望した。関幸作・梶金集落区長(75)は懇談後、「今まで多くの大臣らが来たが空約束も多かった。今回は首相の訪問なので期待している」と話した。

 首相は地元山口県ゆかりの戊辰戦争史跡「船岡山の西軍墓地」(小千谷市)を回った後、金属洋食器メーカー「小林工業」(燕市)と、人気の携帯音楽プレーヤー「iPod」の鏡面部品を扱う「小林研業」(新潟市)を視察した。

 研業の工場では「頑張る地方応援プログラム」視察のため訪れた菅総務相と一緒に、作業着を着て鏡面の磨き作業を体験。最初は顔が映るほどになったが、後半は力みすぎで曇ってしまい、「達成感はあるが、なかなか難しい」とぼやいた。

 午後4時には新潟市内のホテルで柏崎市の蓮池薫さん、祐木子さん夫妻と佐渡市の曽我ひとみさん、福井県小浜市の地村保志さん、富貴恵さん夫妻と面談した。5人そろって会うのは自民党幹事長だった2004年5月以来。中山恭子首相補佐官も同席し、北朝鮮問題を話し合う6か国協議で日朝関係の作業部会開催が決まったことなどを説明した。

 曽我さんは「最近いろんな壁にぶつかり、そのときに相談相手になってもらいたいと思うのが母」と、一緒に拉致された母ミヨシさんの安否を気遣った。蓮池薫さんは「(翻訳の)楽しさが増し、ライフワークになってきた。子どもたちも自分の道を進み、本当に帰ってきて良かった」と、拉致被害者帰国に尽力した首相にエールを送った。

(2007年2月26日 読売新聞)

174片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/26(月) 14:35:53
首相、中東歴訪を検討 大型連休中、訪米に続き  2007/02/26 13:11
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070226&j=0023&k=200702268349

 安倍晋三首相が5月の大型連休中に、日米両政府で調整している米国訪問に続き、中東各国を歴訪する方向で検討に入っていることが26日、分かった。外務省幹部が明らかにした。

 中東和平問題に日本が積極的に関与していく姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。

 具体的な訪問国は明らかでないが、政府はイラク復興特別支援措置法を2年間延長する方針を固めており、日本のイラク支援の在り方をめぐり各国首脳と協議することも想定している。

 小泉純一郎前首相も退陣前の昨年7月、イスラエルやパレスチナ、ヨルダンを歴訪し首脳会談を行っている。

175片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/26(月) 19:25:20
国造りへ同じ信念の人は今後も参加を――衛藤氏の復党で

 安倍晋三首相は26日夕、2005年の通常国会で郵政民営化法案に反対して自民党公認を得られず、その後の衆院選(大分1区)で落選した衛藤晟一元衆院議員の復党を事実上容認した問題を巡り、公明党など与党内からも反対する意見が上がっている状況について、「同じ方向に向かって国造りを進めていこうという信念と決意と勇気がある人には、今後とも一緒に国造りに参加してもらいたいと思う」と述べ、さらなる郵政造反組の追加復党に含みを残した。
 低下傾向が続く安倍内閣の支持率に響きかねないとの見方については、「そういう観点から私は判断したことは1度もない。ご心配なく」とやんわり不快感を表明。首相が衛藤氏との個人的な関係から早期復党に配慮したとの観測に対しても、「そういう勘繰りをする人はいつもいる。そういう観点から私は判断しない」と反論し、「日本のために国造りに同じ方向を向いて努力していく情熱と信念を持っている人にやってもらいたいと申し上げた通りだ」と繰り返した。
 また、自民党の舛添要一参院政審会長が「参院は衆院のうば捨て山ではない」などと反発していることに対しては、「衆院から参院に替わって活躍をしている議員はたくさんいる」と反論した。
 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

首相「それほど心配には及ばない」――自民幹事長の忠誠心発言

 安倍晋三首相は26日夕、自民党の中川秀直幹事長が25日の講演で閣僚に首相への忠誠心を改めて求めたことを巡り、国民の目から首相が頼りない存在と映りかねないとの見方に対して、「まあ、どうぞ自由にご発言いただきたいと思うが、それほど心配していただくには及ばないと思う」と苦笑を浮かべた。
 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕


「どうぞご自由に」 中川幹事長発言に安倍首相うんざり
2007年02月26日18時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0226/007.html

 「どうぞご自由に発言いただきたい」。安倍首相は26日、自民党の中川秀直幹事長が25日の講演で首相に対する閣僚の姿勢に再び注文をつけたことに、うんざりした様子で記者団に語った。

 中川幹事長は兵庫県宝塚市での講演で「(閣僚らは)忠誠と自己犠牲を、民意の代表である内閣総理大臣に尽くすべきだ」と言及。18日にも同様の発言をしており、首相は「たいした心配にも、それほど心配していただくにも、及ばないと思いますが……」と苦笑交じりに反論した。

176片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/26(月) 19:36:20
内閣支持率「ご心配なく」=衛藤氏の復党容認批判に不快感−安倍首相
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007022600793

 安倍晋三首相は26日夕、郵政造反組の衛藤晟一前衆院議員の自民復党を容認する考えを示したことに対し、内閣支持率のさらなる低下を懸念する声が党内にあることについて「そういう観点から判断したことは一度もない。ご心配なく」と不快感を示した。 
 首相は衛藤氏の復党について「同じ方向に向かって国造りを進めていきたいという信念と決意、勇気がある人には、今後とも一緒に参加してもらいたい」と改めて表明。復党容認は、首相が衛藤氏との個人的関係を優先させたとの見方があることには「そういう勘繰りをする人はいつもいる」と不快感を示した。しかし、落選組の具体的な復党条件については「党紀委員会で考えることだ」と述べるにとどめた。
 さらに、衆院落選組の参院選へのくら替え出馬に参院側から批判が出ていることに関しても「衆院から参院に替わって活躍している議員はたくさんいる」と反論した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

177片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 05:56:20
「中国の何番目かの省に」と中川政調会長 首相は静観
2007年02月27日22時07分
http://www.asahi.com/politics/update/0227/012.html

 安倍首相は27日、自民党の中川昭一政調会長が講演で、中国の軍事力の増大を指摘して「ここ(日本)は中国の中の何番目かの省になるかもしれない」などと発言したことについて「昔よく日本は米国の何番目かの州、51番目の州になるんじゃないかと言われた。講演の一部の言葉をとって議論してもあまり意味がないんじゃないか」と述べ、問題視しない考えを示した。首相官邸で記者団に語った。

 中川政調会長は26日の名古屋市での講演で「一衣帯水の目の前の巨大な国家が年率10%で(経済)成長し、軍事費にいたっては15%、18%で成長している。15年で台湾がおかしくなっちゃったら、20年くらいの間に、ここは中国の中の何番目かの省になるかもしれない」と述べていた。

178片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 08:43:58
日本版NSC、必要なら集団的自衛権の解釈も研究

 安倍晋三首相は27日夜、日本版NSC(国家安全保障会議)の在り方を議論してきた「国家安全保障に関する官邸機能強化会議」(石原信雄座長)が同日取りまとめた最終報告書に関して、「素晴らしい案を出していただいたと思っている。時代の変化に対応して迅速な外交、安全保障に対する種々の問題に対応できる、戦略を議論し策定していくことができる組織を作っていける構想を取りまとめていただいた」と高く評価した。首相が問題提起してきた集団的自衛権の新解釈を日本版NSCで議論する可能性については、「研究を粛々と進めている。必要があればこの会議において研究することもあるかも知れない」と語った。

 日本版NSCの発足に伴い、外交・安保情報の機密保持に必要な法整備に関しては、「慎重な議論が必要だろうと思う」と指摘した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕


今後の自民党復党、郵政民営化に対する考えも含めて検討

 安倍晋三首相は27日夜、2005年の通常国会で郵政民営化法案に反対した後の衆院選で落選した衛藤晟一前衆院議員が同日、自民党に復党願を提出したことに関連し、「復党届を出している人は衛藤さんだけだから、対象は衛藤さんしかいないことになるのではないか」と述べた。他の郵政造反落選組が復党願を提出した場合の対応については、「その人の例えば郵政民営化に対する考え方も含めて検討することになる」と語り、郵政民営化に賛成する条件を満たせば前向きに検討する意向を示した。

 衛藤氏の復党を事実上容認したタイミングについては、衛藤氏が復党後、7月の参院選比例候補に立候補する予定に関連し、「参院選だから、そろそろ最終的なタイミングになったんだろう」と指摘した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

179片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 12:08:38
「身びいき」に広がる安倍首相批判=中川氏との不仲説も−衛藤氏の自民復党
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007022701080

 安倍晋三首相が郵政造反組の衛藤晟一前衆院議員の自民復党を容認したことで、「身内」の復党を優先させた首相への批判が党内外に広がっている。落選組の復党に慎重だった中川秀直幹事長は方針転換で苦しい釈明に終始。首相との「不仲説」も取りざたされている。
 「衛藤さん、何とかなりませんか」。首相は26日夜、笹川堯党紀委員長に電話し、党紀委での迅速な審査を求めた。衛藤氏は27日、復党願を提出し、党紀委の開催が決まった。首相の要請はこれを見越した「根回し」であるのは明らかで、党内では「首相の独走」(閣僚経験者)との反発の声が上がった。

180片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 21:30:23
下村官房副長官:「首相秋にも靖国神社参拝の可能性」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070301k0000m010081000c.html

 下村博文官房副長官は28日のCS番組の収録で、中国が4月中旬に予定される温家宝首相の訪日の際に安倍晋三首相の10月訪中を要請する見通しであることに関し「安倍首相を靖国神社の秋の例大祭に行かせないために(中国が)仕組んだという話があるが、安倍首相は温首相との話し合いの成果により、秋に行くか行かないか判断したいということだ」と述べ、4月の会談結果次第で首相が秋にも靖国神社に参拝する可能性があるとの認識を示した。

 下村氏はさらに「(参拝するかは)中国側がカードを握っているのではなく首相がカードを持っている。カードを切るかは自分が判断するというのが首相の考え方だし、主体的な外交戦略だ」と強調した。【平元英治】

毎日新聞 2007年2月28日 20時26分

181片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/06(火) 00:07:04
参院予算委:首相、強気の発言連発
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070306k0000m010072000c.html

 07年度予算案審議の第2ラウンドとなる参院予算委員会が5日スタートし、安倍晋三首相と与野党間で、格差、従軍慰安婦問題などを中心に論戦が交わされた。首相は、予算案の年度内成立が確実になった安堵(あんど)感も手伝ってか、強気の発言を連発。低迷する内閣支持率を気にせず、「安倍カラー」を大胆にアピールする政権運営が、自身への求心力を回復する唯一の道と思い定めているようだ。【佐藤千矢子、中澤雄大、谷川貴史】

 「支持率のために政治をするのではない。戦後60年後回しにされてきた改革をやらなければならない」。首相は同日の参院予算委で、持論の憲法改正や教育再生の実現に全力を挙げる考えを強調した。60年安保改定を世論の反対を押し切って実行した祖父岸信介元首相にも言及。「自省して『これは間違っていないんだ』と確信を持てば断固として行う」と語り、岸氏と同様「我を通す」政治を貫く考えをアピール。民主党議員に「私の内閣支持率を心配するよりも、民主党支持率を考えた方がいい」とこきおろす場面もあった。

 こうした答弁からにじみ出る首相の「強気」は、今年に入ってから与党との関係などで顕著になっている。郵政造反落選組の衛藤晟一前衆院議員の復党問題では、自民党の中川秀直幹事長らが決めた「参院選前の落選組の復党は認めない」との方針を覆し、選挙協力への影響を懸念する公明党の反対も押し切って、復党容認を主導した。

 首相周辺は「人から勧められて不承不承嫌なことをし、内閣支持率を下げるよりも、自分の思い通りにして支持率が下がるのなら、自己責任だからまだいいというのが今の首相の感覚」と首相の心境を解説する。

 5日の質疑では、復党問題などで距離が開いたと指摘される中川氏との微妙な関係も浮き彫りとなった。中川氏が安倍政権の経済政策を表現する際に多用してきた「上げ潮路線」について「首相が名付けた言葉か」(民主・大塚耕平氏)と問われると、首相は「おそらく私の記憶によれば、この言葉を使ったことは一回もない」と、冷ややかに反応した。

 中川氏は同日夕の記者会見で「(首相と)路線が違うことは全くない。ためにする議論だ」と首相とのすきま風を完全否定したが、中川氏の首相への「忠誠心」発言以来、首相の「中川氏離れ」をうかがわせる1コマだった。

 首相は、質疑の中で「首相(の座)は鋳型に入れて型を作るのではない。鍛造品のようにたたかれながら精神力も鍛えられていく。今まさにその途上」と自己分析する余裕も見せた。自民党内に「ポスト安倍」の有力候補が見当たらず、民主党も上昇気流に乗っていないとの状況判断をしているためとみられる。

 首相の側近、世耕弘成首相補佐官(広報担当)は「小泉(純一郎前首相)さんは劇薬だが、安倍さんは漢方薬的にじわじわ効いてくる。1回飲んだ時はわからないが、飲んでいけば効果が出てくる」と語っている。

毎日新聞 2007年3月5日 19時58分

182片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/06(火) 08:03:18
このコンビ笑えるなぁ・・・

首相「使ったことない」 中川氏唱える「上げ潮路線」
2007年03月06日06時52分
http://www.asahi.com/politics/update/0306/004.html

 安倍首相は5日の参院予算委員会で、中川秀直・自民党幹事長が唱える成長重視の経済政策「上げ潮路線」について、大塚耕平議員(民主党)から「総理が(名前を)つけた言葉か」とただされると、「私は使ったことは一回もない」と否定した。

 首相は「新成長戦略」という言葉は使っており、中川氏が著書の題名にも使った「上げ潮」との政策上の違いはほとんどない。そのため、「上げ潮」が、首相と中川氏の経済政策をあらわす通称として政府・与党内に浸透していた。首相がその言葉を否定するのは異例で、中川氏のいいなりになっているのではない、という姿勢を示したかったようだ。

 これについて、中川氏は5日の記者会見で「総理は『成長なくして財政再建なし』と答弁している。それこそが私が昨年来、上げ潮政策で言ったことだ」と指摘。「上げ潮政策などが安倍カラーの政策、戦略になっている。何ら矛盾はない」と説明した。

183片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/06(火) 15:19:29
格差批判に『政策正しいから雇用増』
首相 強気
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070306/mng_____sei_____002.shtml

 安倍首相は五日の参院予算委員会で、慎重さが目立った衆院での審議から一転、強気の答弁を連発した。二〇〇七年度予算案成立にめどがついたことから、四月の統一地方選や夏の参院選に向け「闘う政治家」をアピールし、指導力不足批判をはね返す狙いが透けて見える。 (篠ケ瀬祐司)

 「首相になった次の日からたたかれる。首相(というもの)は、鋳型に入れて型を作るのではなく、鍛造品のようにたたかれて鋼が鍛えられ、精神力も鍛えられるのかなと。その途上にあると思う」

 安倍首相は同日午後、自民党の片山虎之助参院幹事長に首相就任約半年の感想を聞かれると、こう答えた。その言葉を裏付けるかのように、この日の首相は強い口調での答弁が目立った。

 格差論争をしかけた民主党議員には「私の言っていることをよく聞いてほしい」と注文し、「二〇〇六年は正規雇用が増えている。やっていることが正しいから増えてきた」と安倍政権の雇用政策の正当性を強調。

 二〇二五年の日本の姿を描いた「イノベーション二十五」を「学生のリポートだ」と批判されると、首相は「ひぼう中傷だ」と色をなして反論した。

 今月下旬には統一地方選が告示され、夏の参院選まで選挙の季節に入る。必勝を期す首相にとって指導力不足との印象は致命傷となるため、首相は今後も、「強さ」を前面に出した答弁を続けるとみられる。

184片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/06(火) 20:15:46
中川幹事長HPで波紋「溝つくりたい一部の官僚いる」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007030607.html

 自民党の中川秀直幹事長のホームページにある「何らかの思惑をもって、官邸と党の『隙間風』『溝』という印象を与えたがっている一部の官僚がいる」との記載が波紋を呼んでいる。

 これは3日に書き記したもので、中川氏は「一部の官僚」について、「その人物は特定されている。もしも政治的中立性の枠を超えた政局介入発言を続けるならば、彼自身とその追随者がその結果責任を負うことになる」とピシャリ。5日の記者会見でも「そんな発言をしている人がいるということは、確かな話として聞いている」などと重ねて批判した。

 自民党内には安倍晋三首相と中川氏の不仲説が蔓延(まんえん)。同日の参院予算委員会でも、中川氏が唱える成長重視の経済政策「上げ潮路線」について、安倍首相は「私の記憶によれば、私がこの言葉を使ったことは1度もない」と突き放す場面があった。中川氏は会見で「路線が違うと言うこと自体、ためにする議論だ」と不仲説の火消しに躍起だが、党関係者によるこんな指摘もある。

 「幹事長が気になったのは、3日付の一部新聞に書かれていた『幹事長は首相のことが分かっていない』という首相周辺の発言。この人物は幹事長が進めようとしている公務員制度改革をつぶすために、意図的に不仲説を流し、官邸と党の足並みを乱そうとしている」

 安倍首相と中川氏。「溝」はあるのか、ないのか…。
ZAKZAK 2007/03/06

185片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/06(火) 20:37:06
安倍首相:官邸と自民党間の「すきま風」を否定
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070307k0000m010104000c.html

 安倍晋三首相と中川秀直幹事長の関係など、官邸と自民党の間に「すきま風」が吹いているとの指摘が出ていることについて、首相は6日夜、「すきま風ですか? ないですね。中川さんは割と体格がいいですから、あまりすきま風が入るすき間がないですね」と否定した。

 中川氏が3日、自身のホームページで「(新聞の社説が)官邸と自民党との間で気まずい空気と指摘しているが、心配はご無用。原因は、思惑をもって、官邸と党の『すきま風』『溝』という印象を与えたがっている一部の官僚。その人物は特定されている」と異例の官僚批判を行ったのを受け、記者団の質問に答えた。首相は「この官僚の心当たりは」と問われ、「全くない」と語った。【小林多美子】

毎日新聞 2007年3月6日 20時23分

186片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/07(水) 15:56:09
統一地方選で地盤強化を=1年生議員にアドバイス−安倍首相
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007030700631

 安倍晋三首相は7日午後、首相官邸で、当選1回の自民党衆院議員で作る「83会」メンバーと昼食を共にしながら懇談した。首相は「4月の統一地方選は地盤を強くするために大事な選挙だ」と地元の首長や議員らの支援に全力を挙げるようアドバイス。「首相の国会答弁は長過ぎる」という率直な意見には、「答弁は長いかもしれないが、懇切丁寧に言い続けなければ駄目だ」と答えた。 
 昼食会は、話を聞きたいという83会側の求めに首相が応じたもので、片山さつき、佐藤ゆかり氏ら30数人が出席。14日には残りのメンバーと会う予定だ。

187片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/07(水) 18:29:34
わくわく

首相、教育3法案取りまとめを改めて指示
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070307/shs070307002.htm

 安倍晋三首相は7日午前、首相官邸に伊吹文明文科相を呼び、教育再生関連3法案をめぐる中央教育審議会(中教審)答申が10日に出るとの報告を受け、「(法案の)取りまとめを進めるように」と改めて指示した。これに対し、伊吹氏は首相に「いずれ関係閣僚を集め、首相の意向を教えてほしい」と要請した。

 首相は会談後、記者団に「中教審で議論を深めてもらい、最終的に方向として私が判断したい」と述べた。教育委員会制度見直しに関する地方教育行政法改正案に関し、国の関与強化の是非をめぐり関係省庁や与党内の意見が割れていることから、自ら裁定を下す考えを示したものだ。

 一方、伊吹氏は記者団に「国の関与をどこまでとするか、総務省などと調整しないといけない。これからが大変だ」と語った。

(2007/03/07 13:37)

188片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/07(水) 19:50:06
昼食会:1年生議員の「答弁長い」に、首相「懇切丁寧」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070308k0000m010048000c.html

 安倍晋三首相は7日昼、首相官邸で自民党の新人衆院議員グループ「83会」と昼食会を開いた。出席した約40人の新人議員からは「教育や憲法改正の道を歩んでほしい」などの声援が相次ぐ一方、「首相の答弁はすごく長い」と辛口評も出た。

 新人議員が1人ずつあいさつし、「堂々と反論すべきところは反論して」といった意見も出た。新人議員が党総裁の答弁を論評したわけだが、首相は「国会論戦は格差問題が多く、答弁は長いかもしれないが懇切丁寧に言い続けなきゃダメだ」と説明。「1回生が多士済々で、個性が十分にあることがわかった」と締めくくった。

 一方、自民党の中川秀直幹事長も同日、党本部で当選4回の衆院議員らを集めて懇談したが、集まったのは41人中19人と半数以下。事前の連絡ミスが原因だったことが判明したが、出席者によると「私の求心力に陰りが出たのかと思った」と苦笑いしていたという。【大場伸也、小山由宇】

毎日新聞 2007年3月7日 19時17分

189片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/07(水) 19:57:33
中川幹事長:不仲説否定の首相に感謝の意
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070308k0000m010065000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は7日夕、首相官邸に安倍晋三首相を訪ね、国民投票法案の取り扱いなどを報告した。その際、中川氏は6日夜、首相が記者団に中川氏との不仲説を否定したことに対して「私が太ってるからすき間風は入らないと話していただいたそうで、ありがとうございます」と感謝の意を伝えた。その上で「(党と)官邸とのすき間風なんてない。大いに旋風を起こしましょう」と伝えたという。

 中川氏が自身のホームページで「官邸と党との『すき間風』という印象を与えたがっている官僚がいる」と異例の官僚批判を展開したのが事の発端だが、首相は6日夜「この官僚に心当たりがあるか」と記者団から問われると「まったくないですね」と答え、合わせて不仲説を否定していた。

毎日新聞 2007年3月7日 19時54分

190片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/07(水) 22:59:46
教育再生会議、「話し方教室」を見学
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070307/gkk070307004.htm

 政府の教育再生会議は先に発表した第1次報告を踏まえ現場視察を開始、東京都大田区の馬込第2小で行われた劇団四季の「美しい日本語の話し方教室」を見学した。今後の議論に生かす狙いで、これを皮切りに東京近郊の小中学校などを視察する。

 教員との意見交換では、中学を受験する児童・保護者の要望と、学校が目指す教育の落差に苦闘する現場の悩みを聞き取った。

 「話し方教室」は、俳優が「相手に聞き取りやすい発音、発声の仕方」を児童に指導。山谷えり子首相補佐官は「美しい日本語を話すことで、体と心が豊かになる」と指摘した。

 「この授業をきっかけに美しい言葉をたくさん話したい」と、感想を述べた児童もいた。

(2007/03/07 21:59)

191片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/08(木) 19:36:31
安倍首相:雇用で企業経営者13人と意見交換
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070309k0000m010059000c.html

 安倍晋三首相は8日、首相官邸にトヨタ自動車の張富士夫会長、松下電器産業の中村邦夫会長、三菱重工の佃和夫社長ら企業経営者13人を集め、雇用に関し意見交換した。格差問題が追及される中、今国会提出予定のパート労働法に理解を求め、参院選をにらみ雇用改善への積極姿勢をアピールするのが狙い。

 「現場の声を聞きたいという首相の意向」(官邸関係者)で開かれた。政府側から、塩崎恭久官房長官、甘利明経済産業相らも参加した。

 首相は「働く人の視点に立って成長戦略を進めなければならない」とあいさつ。企業側は非正規雇用から正規雇用への登用促進策や、高齢者・女性の積極的な雇用策などについて説明した。今後も開催するかどうかは未定という。【渡辺創】

毎日新聞 2007年3月8日 19時26分 (最終更新時間 3月8日 19時34分)

192片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/09(金) 19:30:14
小泉・劇薬に安倍・漢方…改革の違い、首相が強調
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070309i111.htm?from=main1

 小泉前首相は劇薬、私は漢方薬――。安倍首相は9日の参院予算委員会で、「小泉改革」と自らの改革の違いをこう例えた。

 首相は「失われた10年から(景気)回復できない中、今までのやり方を変える。『まずはぶっ壊す』ということでは、小泉前首相はまさにふさわしい人物だった」と語った。

 その上で「小泉氏(の改革)は副作用を伴うかもしれない劇薬も含む薬ではないか。私は漢方薬のようにじわじわと効いて、気がついたら、かなり成果が出ている」と述べ、自らの改革が着実に成果を上げていることを強調した。

 具体例としては、昨年の臨時国会での教育基本法改正や防衛庁の省昇格などを挙げた。

(2007年3月9日18時38分 読売新聞)

193片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/09(金) 21:47:07
憲法問題しっかりやって欲しい…中曽根氏が首相を激励
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070309ia25.htm

 安倍首相は9日夜、都内の日本料理店で中曽根元首相らと会談した。

 中曽根氏は、首相の憲法改正への取り組みを評価し、「憲法問題をしっかりやって欲しい。(現行憲法の)どこが問題か国民にPRして欲しい」と激励した。

 また、教育問題についても「しっかりやって欲しい」と語ったという。

(2007年3月9日21時34分 読売新聞

194片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/10(土) 11:07:13
安倍首相:兵庫の神戸製鋼加古川製鉄所を視察
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070310k0000e010032000c.html

 安倍晋三首相は10日午前、兵庫県加古川市の神戸製鋼加古川製鉄所を視察した。格差問題が焦点となる中で、首相は積極的に地方に足を延ばしている。同製鉄所は首相がサラリーマン時代に勤務した「原点」(首相周辺)であり、首相は当時の先輩社員や同僚とも再会を果たした。

 首相は集まった社員を前に「工程課厚板係の安倍晋三です」と当時の肩書であいさつ。ヘルメットと作業着姿で約1時間、内部を見学した。阪神大震災でも高炉を止めなかったことを「日本の製造業の米を作っているという責任感のなせる技」とたたえた。

 安倍首相は79年に同社入社。80年5月から9カ月間、加古川製鉄所に勤務した。

 首相は同日午後には広島県内で少年院を視察する予定。【渡辺創】

毎日新聞 2007年3月10日 11時03分

安倍晋三首相、24日高松入りを調整
2007/03/10 09:28 香川四国
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20070310000099

 安倍晋三首相が地域活性化に取り組む現場視察のため二十四日に岡山、高松両市を訪れる方向で調整していることが九日、分かった。首相周辺が明らかにした。

 四月の統一地方選と夏の参院選をにらみ、地方重視の姿勢をアピールする狙い。

 首相は、岡山市内で地域清掃や子どもの安全確保に取り組むボランティア活動を、高松市内では地域再生を目指す商店街などを視察する予定。

 首相は二月三日には、秋田県大仙市で町おこし運動を視察。同月二十五日には新潟市で北朝鮮による拉致被害者五人と面会するなど地方訪問に力を入れている。

195片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/10(土) 11:58:20
近聞遠見:「煮込むと具がスープに」=岩見隆夫
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/kinbun/news/20070303ddm003070096000c.html

 最近は、外国のお客さんがぐんと増えた、と公明党の太田昭宏代表は言う。国内よりも外から注目されている政党かもしれない。

 太田の訪中回数は、多分政界最多である。21世紀になってからでも15回を数える。

 「毎年2、3回、圧倒的に中国が多いが、日中だけでない党にしたい。日露、日印、当然訪米も考えている」

 エース登場から5カ月、石田幸四郎、神崎武法の代表時代は、控えめな印象が強かったが、太田・北側(一雄・幹事長)新体制はかなり野性的、挑戦的だ。外との接触だけでなく内側、ことに連立を組む自民党政治に対してズケズケものを言いだした。

 安倍政権が発足したころ、太田は、

 「国の基本にかかわることはセンター前ヒットが基本だ。右翼線二塁打もたまにはいいが、何でもかんでも右翼線ばかりでは、幅広い国民の支持は得られない」

 とクギを刺した。右寄りでなく中道を、という注文だ。その後の安倍打線はどうか。

 「まあ、センター前でしょうね。ヒットかどうか。せっかく打ってもヒットに見えないところがある。中国残留孤児の補償で決断したのに、柳沢(伯夫・厚生労働相)発言でかき消されてしまったり、……」

 と遠慮がない。連立与党の相方、安倍晋三首相の人気低迷が気になる。

 「2月に入ってから安倍さん、元気になった。(支持率は)下げ止まるとみていたが、中川(秀直・自民党幹事長)発言が飛び出してね、みっともない。安倍さんには思い切って静かにやらせたいのだが」

 手を結ぶからには、両党首の相性も大事である。太田は安倍の9歳年長、当選回数は同じ5回、理系と文系の違い。

 「もっと話がはずむといい。この前は初めて笑いが出たけど」

 2月15日、安倍、塩崎恭久官房長官、下村博文官房副長官と公明党執行部が懇談した席だ。

 「ジェラルド・カーチス(米コロンビア大教授)さんから、『日本語は美しいのに、どうして安倍さん、塩崎さんはカタカナが多いのか』と言われましたよ」

 と太田が言うと、安倍が、

 「今年から少なくした」

 と答え、笑いになったという。なんとなく、まだぎこちない。

 ところで、自民、公明両党の政治路線の違いは、安倍が掲げる憲法改正に端的にあらわれている。自民党は9条2項(戦力不保持)の削除・改正を主張しているが、公明党は堅持論だ。

 どうするのか。太田は、

 「私が政治活動をしている間はそうだ。日本国民の平和主義は根強いものがある。数年後は、(自民と)ぶつかる場面がでてくるが、それでいい。よく煮込んでいくと、具がスープになる」

 とうまい言い回しをした。よく煮込む、か。宮沢喜一元首相ら自民党長老も、難問にぶつかると、

 <大国を治むるは、小鮮(しょうせん)を烹(に)るが若(ごと)し>

 という老子の言葉をしばしば引き合いに出した。大国を治めるのは、小魚をじっくり煮るようなもので、作為を弄(ろう)しない意味だ。

 比喩(ひゆ)に頼るのは、煮込む作業が並大抵でないからだろう。自公連立の先行きが必ずしも滑らかでないことを思わせる。

 太田は代表就任以来、<戦う人間主義>の理念を主張してきた。これもすっきりとは伝わってこない。

 「ヒューマニズムというと、ちょっと弱い響きがある。もっと情が通い合う強い人間の絆(きずな)」

 と太田は言った。安倍の<美しい国>とどう交差するのか。

 参院選の年、連立与党の内実が問われる。重なっているところと違いの両方が。(敬称略)=毎週土曜日に掲載

==============

 岩見隆夫のホームページはhttp://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/kinbun/

毎日新聞 2007年3月3日 東京朝刊

196片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/10(土) 17:56:39
安倍首相 広島の少年院を視察
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/10/k20070310000128.html

安倍総理大臣は10日、広島県東広島市の広島少年院で罪を犯した少年を立ち直らせるための取り組みを視察し、「子どもたちにとって、失敗しても人生をやり直すことが可能な日本にしていかなければならない」と述べました。
広島少年院では、罪を犯して入所する少年の多くが、基礎学力やコミュニケーションの能力が一般の少年に比べて低いことに着目して、少年たちを立ち直らせるための独自の教育プログラムを導入しています。視察に訪れた安倍総理大臣は、基礎体力づくりと協調性を高めるための、グループでのランニングや大縄跳びの様子を視察したあと、簡単なゲームや討論を通じて対人関係の築き方を学ぶ取り組みに参加しました。また、少年たちが寝起きしている寮を訪れ、少年たちから、親との関係がうまくいかなったり、いじめを受けていたりしたことなど、以前の生活ぶりや入所してから感じていることについて話を聞きました。視察のあと、安倍総理大臣は記者団に対し、「少年たちの立ち直りに成功していると聞き、成功例を見たいと思って来た。子どもたちはみんな明るく、夢を持っており、わたし自身たいへん励まされた。子どもたちにとって、失敗しても人生をやり直すことが可能な日本にしていかなければならない」と述べました。

197片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/10(土) 18:53:01
そんなドラマがあるのね

人気ドラマを意識? 安倍総理製鉄所を視察
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070310/20070310-00000015-ann-pol.html

 安倍総理大臣は、サラリーマン時代に勤めていた兵庫県の製鉄所を訪れ、作業服にヘルメット姿で高炉や厚板製造の現場を視察しました。

 安倍総理大臣:「皆さん『ご安全に』。工程課厚板係の安倍晋三です。26年ぶりに帰って参りました」
 安倍総理が訪れた神戸製鋼加古川製鉄所は、父・晋太郎氏の秘書として政界入りするまで、約1年間、サラリーマン時代を過ごした場所です。イノベーション=技術革新による国際競争力の強化を訴える安倍総理にとっては、その実践現場の視察でもあります。製鉄所を舞台にしたドラマに登場する人気俳優を意識したのか、作業服にヘルメット姿で視察に臨んだ安倍総理は、「鉄の様子は色で判断するんです」などと同行した議員に詳しく説明していました。来月の統一地方選挙や7月の参議院選挙を控え、支持率低迷に悩む安倍総理にとっては、ドラマの人気にあやかって、支持率回復につなげたいという狙いもあるようです。

[10日17時18分更新]

198片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/10(土) 20:57:13
「不満ない」一転、言い訳に終始 復党問題で首相
2007年03月10日19時09分
http://www.asahi.com/politics/update/0310/007.html

 「私が言ったら100対0になるという党じゃないんです。そこがいいところなんですね」

 安倍首相は10日、自民党党紀委員会で衛藤晟一・前衆院議員の復党が10対7の小差評決で了承されたことについて、こう評価してみせた。訪問先の広島県東広島市で記者団に語った。

 首相は9日の評決前、党内にある復党への不満について「そんな不満、くすぶっていませんよ。だれがいます? (不満な人は)いないんですよね」と強気に語ったばかり。ところが、予想外の展開になったため、10日は一転して「多数決で決めてはっきりしてよかったと思いますね。自民党は活力のある、ダイナミックな議論をする党ですから」などと言い訳に終始した。

 記者団から「(小差の評決は)予想外だったのか」と突っ込まれると、「(不満が)くすぶるというのは、この後も引きずるということで、もうこれでないと思います」と弱気そうだった。

199片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/10(土) 23:33:47
泣き芸が得意なようだ。

衛藤氏復党、安倍首相「決めたら従って」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070310/20070310-00000038-jnn-pol.html

 安倍総理は、自らの意向で進めた郵政造反組の衛藤晟一・前衆院議員の自民党への復党が、党紀委員会の採決で、反対が出て僅差で決まったことについて、「民主的な手法で決めて、決めたら従ってもらう」と述べました。

 「多数決で決めたということは、ハッキリしてよかったと思いますね。民主的な手法で決めて、決めたらみんなに従ってもらう。私が言ったら100対0になるという党ではないんです。そこがいいところなんですね」(安倍首相)

 安倍総理は10日、衛藤氏の自民党への復党が、9日の党紀委員会で異例の採決となった結果、反対が出て10対7の僅差で認められたことについて、このように述べました。

 そのうえで、自民党内の不満については、前日は「くすぶっていない」と否定していましたが、この日は「もう、これでくすぶることはないと思う」と述べ、党内融和に努めたいという考えを示しました。(10日17:00)

[10日21時3分更新]

安倍首相、かつて勤務していた兵庫・加古川市の製鉄所と広島の少年院を視察
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070310/20070310-00000804-fnn-pol.html

安倍首相は10日、かつて勤務していた兵庫・加古川市の製鉄所と広島の少年院を視察した。
安倍首相は10日午前、26年前に勤務していた神戸製鋼の加古川製鉄所を訪れた。
当時のマドンナだったという女性から花束を受け取った安倍首相は、「お帰りなさい」との声に、「ただいま」と笑顔で応えた。
安倍首相は、高炉などを視察したあと、当時の同僚らを前に「皆さん、ご安全に。工程課厚板係の安倍晋三です。26年ぶりに帰ってまいりました」とあいさつした。
耐火れんがに「鋼の匠(たくみ)」と力強く書いた安倍首相は、「一緒に仕事をしていたことを誇りに、日本のために頑張りたい」とうれしそうに語った。
安倍首相は午後、広島の少年院へ移動し、寮や教室などの施設を視察した。
その後、ディスカッションなどを中心にした広島少年院独自の矯正プログラムに参加した。
また、ある少年の「もう絶対に人生を誤らないように歩んで生きます」との言葉に、目に涙を浮かべる場面もあった。

[10日20時3分更新]

200片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/11(日) 23:13:47
参院選前の内閣改造を否定 首相「選挙で審判受ける」
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007031101000171_Politics.html

 安倍晋三首相は11日午前のNHK報道番組で、内閣支持率の下落が続く中、自民党内にくすぶっている夏の参院選前の内閣改造論について「改造はまったく考えていない。今の内閣で選挙に臨みたい」と述べ、明確に否定した。

 衛藤晟一元厚生労働副大臣ら郵政造反組の自民党復党問題については「内閣が代わったのだから、私の内閣で、私が信頼できる人に参加してもらうのは当然だ。そのことも含めて次の選挙で審判を受ける」と強調。

 自民党に復党していない郵政造反組への対応についても「郵政改革に反対する考えが変わったということがはっきりし、方向性が同じ人に、排除の論理をとることは寂しい」と述べ、安倍政権の目指す方向性と一致することを条件に今後も容認する考えを示した。

201片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/12(月) 13:38:20
吹っ切れた!? 安倍「内閣改造はない」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007031209.html

 安倍晋三首相=写真=は11日午前のNHK「総理にきく」に生出演し、「改造はまったく考えていない。今の内閣で選挙に臨みたい」と語り、夏の参院選前の内閣改造を明確に否定した。周囲からも「吹っ切れた」と評される首相。これから反転攻勢に打って出る!?

 首相は番組で、「支持率が高いときは落ちないようにしようとビクビクし、低いときは上げようと大きなことをやる誘惑にかられる」と発言。「(批判に対する)免疫が少し足りなかったが、この5カ月間で免疫力はだいぶ増した」「目先のことにおたおたせず目標に向かって進む強い心を持ちたい」と語った。

 また、「気分転換しないとなかなかつらい」と最高権力者の重圧にも言及。「ゆっくり風呂に入り、寝る前に本を読む。朝は庭の景色を見て心を和ませる」ことがストレス解消法と明かした。
ZAKZAK 2007/03/12

202片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/14(水) 19:23:09
国民投票法案「今国会で絶対に成立」 首相、強い意欲
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070314/shs070314003.htm

 安倍晋三首相は14日昼、官邸で開いた自民党の衆院当選1回議員との昼食会で、憲法改正手続きを定める国民投票法案について「今国会で絶対に成立させる」と、これまで以上に強い調子で成立に意欲を表明した。

 また「皆さんが選挙で勝ち上がったことで、この法案が成立するなら大きな成果だ」と、一昨年の郵政選挙大勝の意義を強調した。

 ただ「憲法記念日までに成立できるかどうかが論点ではない」と述べ、5月3日までの成立にこだわらない考えを重ねて示した。

 新人議員も一人一分ずつスピーチし、松岡利勝農相の光熱水費問題について地元有権者から投げ掛けられた厳しい意見の紹介が相次いだ。首相は「皆さんに迷惑をかけていることは十分認識している」と応じたが、具体的な対応は自民党改革実行本部に任せる方針を示した。

 首相と新人議員との昼食会は今月7日に続いて2回目で、今回は東日本を中心とした約40人が出席した。

(2007/03/14 18:31)

203片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/14(水) 19:23:41
国民の体温感じていない 内閣支持低下で東国原知事
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007031401000593_Politics.html

 宮崎県の東国原英夫知事は14日、都内の日本外国特派員協会で記者会見し、安倍内閣の支持率低下について「国民は日本の方向性が明確ではないことに、いら立ちや不安感、閉塞感を持っているのではないか。国民の体温を感じていないのが原因ではないか」などと分析した。

 安倍晋三首相に関しては「拉致問題の時のてきぱきした、決断力のある発言が最近、見られない」と指導力不足を指摘。

 知事の当選の原動力になった無党派層の増加については「政党が改革を怠った。国民の無関心や政治不参加でそうなってしまった」とした上で、「既成の政党を変えなくてはいけないという使命を、国民は感じているのではないか」と語った。

 この後、都内での東京都知事選に関する記者団の質問に「たくさん候補者が出るのは都民の選択肢になるが、各候補がきちんとしたマニフェスト(公約集)を提出して、東京をどうしていくのか、確固たるグランドデザインを今後議論しないといけない」と答えた。

204片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/14(水) 19:42:21
自民 当選1回議員が農相批判
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/14/k20070314000141.html

安倍総理大臣は14日、自民党の当選1回の衆議院議員と会合を開き、出席者から、松岡農林水産大臣の資金管理団体の光熱水費をめぐる問題について、「今の松岡大臣の説明では国民の理解が得られない」という批判が出されました。
会合には、自民党の当選1回の衆議院議員40人余りが出席し、統一地方選挙や参議院選挙を控えた地元選挙区の情勢などについて意見を交わしました。この中で、出席者から松岡農林水産大臣の資金管理団体の光熱水費をめぐる問題について、「国民は松岡大臣の説明に納得していない。今のような答弁を続けるのは問題ではないか」という批判や、「閣僚の発言をめぐる問題が相次ぎ困っている」と訴える意見などが出されました。これに対し、安倍総理大臣は「松岡大臣のことで、迷惑をかけていることはよくわかっている。当選1回の議員は、国民にいちばん近い場所にいるので、率直な意見を聞けてよかった」と答えました。

205片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/15(木) 12:25:55
歳川隆雄
安倍晋三首相は“官邸病”か
http://www.insideline.co.jp/cover_stories/cover_st.html

 自民党の中川秀直幹事長は11日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」に出演し,伝えられている安倍晋三首相との関係で「隙間風」が吹いていることなどあり得ないと断言してみせた。と同時に,そうした報道は,「改革路線」に反対する一部の官僚が発信源であると指摘,具体的にある「行政官」がオフレコ懇談で言及していることを掌握しているとまで言い切った。本誌が承知している限りでは,中川が示唆したのは財務省出身の坂篤郎官房副長官補(旧大蔵省1970年入省)のことだろうが,その信憑性はともかく,その根拠とされたのは『朝日新聞』(3日付朝刊)の1面トップ記事「安倍色回帰―予算年度内の成立確実」にある「首相周辺は『幹事長は首相のことがわかっていない。首相の関心は国のあり方や弱者救済にあり,幹事長が唱える"上げ潮路線"は興味ない』と明かす」の記述である。事実,安倍首相は5日の参院予算委員会で大塚耕平議員(民主党)から 「総理が(名前を)つけた言葉か」と質されると,「私はこの言葉(上げ潮路線)を使ったことは一回もない」と答弁しているのだ。ところが,事が複雑なのは,安倍は公の場では使っていなくても,官邸内で世耕弘成首相補佐官などスタッフとの協議では使っているからだ。ただ,塩崎恭久官房長官を中心にまとめた「成長力底上げ戦略構想」が2月16日に公表されてからは,官邸サイドでは公式的に「上げ潮路線」ではなく「底上げ戦略」とか「新成長戦略」というワーディングを使っている。いずれにしても,首相が国会審議の場で幹事長が頻繁に使ってきた主要政策を象徴する言葉を「使ったことは一回もない」と言い切ることは異常なことである。この一点をもってしても,安倍と中川との間の意思疎通が上手くいっていないことは明らかであろう。だからこそ,翌日7日夜,小泉純一郎前首相が安倍首相と中川幹事長との間を取り持つ会食がセットされたのである。  (以下略)

206片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/15(木) 21:08:00
公務員改革案、早期策定を指示=「突破力で頑張れ」−渡辺行革相に安倍首相
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007031500883

 安倍晋三首相は15日夜、首相官邸で渡辺喜美行政改革担当相と会談し、政府・与党内の調整が難航している公務員制度改革関連法案について「突破力で頑張ってほしい」と述べ、今月中の国会提出に向けて取りまとめを急ぐよう指示した。
 同法案をめぐっては、各省庁による再就職あっせんを全面禁止する行革担当相の案に自民党や各省庁が強く反発している。首相は会談後、首相官邸で記者団に「わたしの大臣だから当然、わたしが示している大方針にのっとって案を作っていくことになる」と述べ、この案への賛否は明らかにしなかった。 
 行革担当相は同日、首相に先立って塩崎恭久官房長官とも会談。その後、取りまとめ時期について「今国会で成立させるため逆算する。そんなに遅くはならない」と記者団に語った。

207片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/16(金) 19:55:06
#既に大方針は示されていたらしい

公務員改革で行革相激励・「突破力でがんばれ」

 安倍晋三首相は15日夕、首相官邸内で渡辺喜美行政改革担当相と会い、中央省庁による国家公務員の天下りあっせんを巡り自民党との調整が難航している問題で「行革相の突破力でがんばってほしい」と激励した。あっせん全面禁止を掲げる行革相の姿勢を基本的に支持した格好だが、肝心の改革の具体案には触れずじまい。党側の政府批判も一段と強まっている。

 首相は行革相と会談後、記者団に「私は大方針をすでに示した。プランを作り、与党や国民に説明するのが行革相の使命」と指摘。決着のメドについては「しばらく議論していくことになるかもしれない。これから細部の制度設計が必要だ」とするにとどめた。

 自民党は首相の威光で押し切りを図る行革相の姿勢に反発。太田誠一古賀派会長代理が15日の会合で「守旧派を作ってたたくのがアピールというのはいけない」と批判し、谷垣派の総会でも「唐突な提案だ」との声が出た。政府は16日の経済財政諮問会議で公務員制度改革を議論するが、落としどころはみえない。

208片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/17(土) 11:34:46
上杉隆:「安倍総理殿、支持率は恋愛のごときものです」 婦人公論
http://www.uesugitakashi.com/archives/50707053.html

209片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/17(土) 20:15:21
首相より役所に尽くす閣僚は想定外 自民・中川幹事長
2007年03月17日19時58分
http://www.asahi.com/politics/update/0317/005.html

 中国を訪問中の自民党の中川秀直幹事長は17日、北京市内で同行記者団に対し、安倍首相が中央省庁の天下り規制策を「新人材バンク」へ一元化するよう指示したことについて、「改革の方向性が明確になった。党も法案化に尽力しなければならない」と評価した。

 さらに「閣僚も役所を説得して、政府案をまとめるべきだ。万一、首相よりも役所に忠誠を尽くす大臣がいたら、想定外のことになる」と述べ、公務員制度改革に反対する一部の閣僚を牽制(けんせい)した。

210片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/18(日) 09:33:11
安倍首相、愛犬連れコンビニへ
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070317-171175.html

 安倍晋三首相は17日夕、昭恵夫人とともに愛犬を連れて都内の私邸周辺を散歩し、近所に最近開店したコンビニエンスストアにも立ち寄った。犬の散歩は昨年9月の就任後初めて。ちょっとした気分転換で表情もリラックスした様子だった。

 夕闇が迫る中、白いスポーツ観戦用コートを羽織った首相は、昭恵さんと言葉を交わしながら20分間散策。昭恵さんによると「大のコンビニ好き」の首相が「一度行ってみたい」と言って入った新しいコンビニでは、スナック菓子などを買った。

 首相は記者団に「就任から約半年たったゆとりか」と聞かれ「まあね」とひと言答えた。

[2007年3月17日21時13分]

211片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/18(日) 23:00:55
首相 踏切殉職の警察官を追悼
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/18/k20070318000140.html

東京・板橋区で、踏切に入った女性を避難させようとして電車にはねられ亡くなった警察官を追悼するコンサートが開かれ、安倍総理大臣が「大きな誇りに思うとともに、断腸の思いと深い悲しみを禁じえない」というメッセージを寄せました。
警視庁板橋警察署の宮本邦彦警部は先月、東京・板橋区の東武東上線のときわ台駅で、踏切に入った女性を避難させようとして電車にはねられ亡くなり、地元の住民たちが18日、駅前で追悼コンサートを開きました。コンサートでは、下村官房副長官が安倍総理大臣のメッセージを代読し、「宮本さんを、総理大臣として、日本人として、大きな誇りに思うとともに、宮本さんのようなすばらしい警察官を失ったことに対し、断腸の思いと深い悲しみを禁じえない」と、宮本警部の行動をたたえました。コンサートでは、宮本警部のために作られた曲などが演奏され、近くの住民らおよそ500人が参加しました。

212片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/18(日) 23:01:40
#自戒的発言?

「思索し決断を」防大卒業式で訓示

 「思索し、決断する幹部であってほしい」。安倍晋三首相は18日、神奈川県横須賀市の防衛大学校を訪れ、卒業式で訓示した。

 首相はチャーチル元英首相の回顧録から「慎重と自制を説く忠言が、いかに致命的危険の主因となり得るか」との言葉を紹介。「将来直面するであろう『危機』に臨んでは、右と左を足して二で割るような結論が、状況に真に適合したものとはならない」と述べ、自衛隊の幹部候補生らに主体的に決断する重要性を説いた。

 北朝鮮による拉致や核開発、弾道ミサイル発射などの問題を指摘し、日米同盟強化の必要性も力説した。

 留学生を除いた卒業生は411人で、このうち任官拒否者は前年度比5人減の10人だった。

213片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 21:00:03
自民役員会で全員起立 「ここではいいです」と安倍首相
2007年03月19日19時28分
http://www.asahi.com/politics/update/0319/008.html

 「ここでは、いいですから」――。安倍首相は19日夕、国会内での自民党役員会の冒頭で、全員が起立して首相を迎えたことに対し、こう言って制止した。

 中川秀直幹事長が2月下旬、閣議での首相入室時に起立せず、私語を慎まない閣僚がいると批判。それがきっかけで党役員会でも起立して首相を迎えるようになった。

 役員会では、閣議にも増して、同党の青木幹雄参院議員会長ら首相より政治経歴の長い議員が並ぶ。首相はそうした先輩に遠慮したとの見方がもっぱらだ。

214片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/21(水) 10:58:51
【安倍政権6カ月 孤独と苦悩の日々】塩爺の喝、腹固まる
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070320/shs070320001.htm

 □最後まで守るよ。私が選んだ閣僚なんだからね

 安倍政権が発足して26日で6カ月となるが、発足当初の熱狂的な支持は消え、政府・与党内のきしみが目立つ。難しいかじ取りを迫られる安倍晋三首相の孤独と苦悩の日々を顧みた。(文中敬称略)




 首相就任からほぼ半年たった3月7日、安倍晋三は、前首相の小泉純一郎と帝国ホテル内のフランス料理店で夕食を囲んでいた。安倍が小泉と2人でゆっくり会食するのは、首相就任後は初めて。長い間、2人が会わなかったのにはある理由があったが、この日は平成19年度予算案が衆院通過したという安堵(あんど)感もあって、安倍は肩の力を抜いて小泉と向き合うことができた。

 小泉は上機嫌で、安倍に語りかけた。

 「いやー、よくここまで踏ん張ったな。柳沢(伯夫厚労相)さんの発言で、野党が補正予算案の採決で審議拒否を仕掛けてくれて本当によかった。本予算案の採決であれをやられたら、おれだって持たなかったかもしれないぞ!」

 安倍は「そうですね」と相づちを打った。

 柳沢の「産む機械」発言に猛反発した野党側は、2月2日の18年度補正予算案の衆院採決を欠席する戦術に出た。ところが、直後に柳沢問題の集中審議を開くことを条件に19年度の本予算案審議には復帰。これにより、野党は同じ問題を蒸し返して本予算案を審議拒否する大義名分を失った。野党が補正予算案ではなく、より重要な本予算案審議の段階で徹底抗戦を始めれば、安倍政権は立ち往生しただろう。安倍が国会審議を乗り切った裏には、こうした野党の戦術ミスがあることを鋭い政局観を持つ小泉は理解していた。しかも、敵失とはいえ、安倍が難局を切り抜けたことを小泉は素直に喜んだ。そのことが、この数カ月間苦悩の連続だった安倍には、何よりの励ましとなった。


滑り出しは

 昨年秋に発足した安倍は、直後に電撃的な日中首脳会談を成功させ、滑り出しは順風満帆だったが、郵政造反組の復党問題でもたつき、11月下旬ごろから政府、与党の歯車がきしみ出した。

 スキャンダルも次々に浮上した。昨年末には政府税調会長の本間正明が公務員官舎問題で辞任し、息つく間もなく行革担当相の佐田玄一郎が政治資金の不適正処理問題で辞任した。内閣支持率は70%台から40%台に急落。首相官邸での仕事納め式を終えた安倍は周囲に語った。

 「いろいろあったが、逆に腹をくくることができた。来年はもっと自分らしさを押し出す。周囲におもねっていては何もできない。前を向いて倒れるならば本望だよ」

 この時点で、安倍には、まだ、そう話すだけの余裕があった。

215片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/21(水) 10:59:45
いったんは

 この言葉通り、1月4日の年頭会見で安倍は「今年を美しい国づくり元年として、たじろがずに一直線に進んでいく覚悟だ」と宣言、その表情から迷いが消えた。22日夜には、かねてから親交の深いジャーナリストの櫻井よしこや政治評論家の屋山太郎、元駐タイ大使の岡崎久彦ら保守派論客を首相公邸に招いた。

 政権発足後、安倍周辺では「保守再興路線を前面に出すと小泉改革を支持してきた中道保守層の支持を失う」との声が強く、幹事長の中川秀直も「左ウイングに懐の深い自民党を目指す」と、中道保守層への傾斜を明言していた。こうした動きに配慮し、安倍も保守的な言動を控え気味だった。

 それだけに、この櫻井らとの会食は、「今後は自らのカラーを遠慮なく打ち出す」という決意の表れだった。

 メンバーには、元台湾総統府国策顧問の金美齢も含まれていた。金は「(日中関係があるので)もうお会いできないかと思っていました」と目を潤ませ、「台湾の陳水扁総統が失敗したのは支持を広げようと中道に寄り、元々の支持者が離れていったからです。同じ愚は決してやってはいけません」と訴えた。

 「やはり自分の判断は誤っていなかった」。安倍は意を強くした。

 安倍は施政方針演説で、持論の「戦後レジームからの脱却」をうたい、憲法改正と教育再生を柱に据えた。マスコミ幹部との会合で、施政方針演説について、「理念ばかりで具体性が薄い」と批判されると、「政治家が理念を語らなくてどうする」と気色ばんだ。


再び逆風

 ところが、安倍の意気込みに反して、農水相の松岡利勝、文科相の伊吹文明の事務所費問題、防衛相の久間章生の不適切発言などで再び逆風が吹く。

 さすがの安倍も気落ちしたようだ。補正予算案の衆院採決直前の2月2日夕、会合出席のため、首相官邸を訪ねた元財務相の塩川正十郎が、首相執務室に顔を出すと、安倍は疲れた顔つきでソファに座っていた。

 「柳沢さんを辞めさせちゃいかん。食い止めろ。一人一人抜けたら政権はガタガタになる」

 もともと、「言葉狩り」による閣僚更迭を嫌っていた安倍は塩川の一言で腹を固めた。この夜、与党は単独で補正予算案を衆院通過させた。多くの政界関係者が不可避だとみていた柳沢更迭は見送られた。

 「私は閣僚が辞表を出さない限りは最後まで守り続けるよ。私が選んだ閣僚なんだからね…」


思いやり困惑

 しかし、相次ぐ閣僚のスキャンダルと問題発言には、参院を中心に自民党からも「このままでは統一地方選、参院選を戦えない」と悲鳴が上がった。元首相の森喜朗も「閣僚が首相を尊敬していない」と閣僚らを痛烈に批判、政府・与党の足元が揺らぎだした。

 安倍は夜の会食を入れずに公邸に引きこもる日が増えた。酒は飲まないが、親しい議員らとワイワイ騒ぐのが好きだった安倍には、初めての孤独だった。「孤独を苦にしない小泉さんってやっぱりすごいな…」。安倍は周囲にこうつぶやいた。

 そんな中、自民党幹事長の中川秀直は、党内の引き締めを狙って小泉を担ぎ出し、小泉が「鈍感力」の必要性を説くという場面もあった。

 しかし、安倍にとって、森や中川の「思いやり」は有り難い半面、迷惑でもあった。森たちが援護射撃すればするほど「安倍は半人前だ」とみられるからだ。このため、安倍は中川から小泉との会食を持ちかけられても、「予算が衆院通過するまではやめておきます」と断ってきた。

 安倍が小泉と会わなかった理由はもう一つある。安倍が今年から鮮明にした保守再興路線は、ともすれば小泉の構造改革路線に逆行し、古い自民党への回帰を目指しているようにも受け取れる。昨年11月27日、安倍が郵政造反組11人の復党を決め、小泉に電話した際、「君がそう決断したのならば、それでいい」と言った小泉の口調は明らかに不快そうだった。自らを幹事長や官房長官にとり立ててくれた小泉への一種の後ろめたさもあった。

 だが、久しぶりに会った小泉はときにジョークを交えながら、大いに語り、安倍を励ました。

 「いいか。参院選なんて負けてもいいんだ。参院選で負ければ、民主党の反小沢派はガタつく。親小沢だって大きく動くだろう。どうなるかな…。そもそも考えてみろよ。小渕(恵三元首相)政権で、参院が首班指名(首相指名)したのは菅直人(民主党代表代行)だぞ。政権選択の選挙は衆院選だ。首相はそれだけを考えていればいいんだよ」(石橋文登)

(2007/03/20 08:17)

216片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/21(水) 17:34:57
面白いけど取材が狭い感じ。

【安倍政権6カ月 孤独と苦悩の日々】密談「軸足を右に」
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070321/shs070321002.htm

 薄く霧が立ちこめる2月のある夜、外相、麻生太郎を乗せた車は、都内某所の車寄せに静かに滑り込んだ。薄明かりが灯るロビーで、麻生を出迎えたのは首相、安倍晋三。「こんな夜分に申し訳ない」とあいさつした安倍に、麻生は「お呼びならいつでも駆けつけますよ」と笑顔で応じた。


今の自民党は、どっちを向いているのか分かりにくい

 ソファに腰をおろした2人の話題は外交から内政、そして政局へと移っていった。14歳も年下であるだけにやや遠慮がちの安倍に対し、麻生はこう切り出した。

 「ちまたでは春の内閣改造なんて騒がれていますが、どうですかね。ずいぶんとエネルギーを使う割に得るものはどれほどあるのか…。しかも切られた閣僚に一生恨まれることになりますよ」

 安倍「そう、エネルギーの割にね…。難しいですよ」

 さらに、会話は自民党への政治路線へと流れ、麻生が「小選挙区が定着したことを考えると自民党は最大でも右から6割の支持者の声を反映する真の保守政党になるべきじゃないですかね。結党したころは少なくともそうだったはずだ」と熱を込めると、安倍は身を乗り出した。

 「その通り。今は右から左まであまりに幅広くて、どっちを向いているのか国民には分かりにくい」

 「自民党は右、左の2割を差し引いた保守中道を目指す」という、一時自民党内で有力だった保守中道路線から、いかに軸足を右へずらしていくかという問題意識は安倍と麻生に共通だった−。このことを確認できただけで、安倍にとってこの夜の極秘会談は成功だった。話は弾み、2人が別れたのは、日付が変わる直前だった。

 安倍が麻生との会談を設定したのには理由がある。

 厚生労働相、柳沢伯夫の1月末の「女性は産む機械」発言などで国会は混乱。自民党内からも安倍内閣に手厳しい声が続いていた。

 そんな中で飛び出したのが、自民党幹事長の中川秀直が2月18日の仙台市で講演した際の「閣僚や官僚は首相に対し絶対的忠誠心、自己犠牲の精神が求められる。忠誠心のない閣僚は去るべきだ」との発言だった。中川からみれば、安倍への援護射撃のつもりだったようだ。だが、安倍は激高した。

 「内閣の結束が一番大事な時期に逆効果じゃないか」

 安倍は記者団にも「幹事長の心配には及ばない」と、不快感を隠そうともせず、中川が22日に「ちょっと言い過ぎました」とわびたものの、わだかまりは残った。

 実は中川発言には伏線があった。中川は2月7日夜、赤坂の料亭で前首相の小泉純一郎、前総務相の竹中平蔵と会談した。この際、小泉が「首相の権限は絶対だ。忠誠心のない奴は去ればいい」と言い放ったのだ。強力なリーダーシップで5年半も政権を維持した小泉らしいせりふだった。

217片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/21(水) 17:35:18
 このころ、自民党内では「麻生は安倍を支えるふりをしてハシゴを外す気ではないか」とささやかれていた。昨年末に麻生派(為公会)を立ち上げ、増員工作を続けていることも他派閥を疑心暗鬼に陥らせた。

 そんな雰囲気を察知したのかどうか、中川は2月21日深夜、麻生を会合に誘った。麻生は、中川が遠回しに麻生の意向を探りにきたのだと感じ、不快感を込めて言った。

 「ニューYKKって知っているか。山崎拓(元副総裁)、加藤紘一(元幹事長)、それに小泉の代わりに古賀誠(元幹事長)だ。おれがこいつらと手を組むと思うのか」

 新YKKの動きは、反安倍色を帯びている。その加藤と麻生は以前から路線が合わないばかりか、性格的にも合わないことは、政界では周知の事実だ。それだけに、中川の動きは、麻生には心外だった。

 麻生が機嫌を損ねているという話はしばらくして安倍にも伝わった。政治路線がほぼ一致する麻生の存在は安倍の政権運営にとって欠くことができない。その麻生が抱いた不信感を早急に取り除かなければならない−という安倍の思いが、冒頭の安倍−麻生極秘会談のきっかけだった。

 2月7日の小泉−中川会談があった料亭で、もう一人の大物政治家の姿が目撃された。かつての小泉の盟友である山崎だった。

 山崎が小泉−中川会談に同席したかどうかは定かではない。ただ、このころから、山崎は小泉の3度目の訪朝について口にしなくなる。さらに、なぜか党内で、参院選後の「小泉再登板説」も下火になっていった。それと、歩調を合わせるように、山崎は昨年末からひそかに進めてきた新YKKの動きを公然化させる。このため、自民党内には、安倍を降ろして小泉再登板をねらっていた山崎らの勢力が、その気のない小泉を見限り、みずから反安倍の動きを開始したとの見方も広がった。

 実際に2月19日には新YKKが会談、3月12日には国対委員長の二階俊博を加えて4人の会合が開かれた。この席で二階をのぞく3人は「参院選に負ければ安倍政権は行き詰まる」との認識で一致した。

 その2日後、山崎、加藤はCS放送の「朝日ニュースター」に出演。山崎は「小泉さんの靖国参拝で中韓との関係が非常に深刻になった。加藤さんや古賀さん、高村(正彦元外相)さん、福田(康夫元官房長官)さんらと力を合わせて日米中新時代を作っていくべきだ」と述べ、反小泉、反安倍色を鮮明化させた。

 加藤が安倍包囲網の核に位置づけるのが、自らが昨年夏に立ち上げた議員連盟「アジア外交・安保ビジョン研究会」だ。安倍外交に批判的な講師を招いてほぼ毎月勉強会を開いており、衆参議員20〜30人が固定メンバー化しつつある。

 安倍はこの動きに無関心を装うが、心中は穏やかでないようで、会合の度に出席メンバーを逐一報告させている。安倍はかつて歴史教育議連や、平和靖国議連、再チャレンジ議連など数々の議連を作り、「仲間」を増やしていっただけに、「逆手に取られた」との思いもあるようだ。

 政権6カ月で芽生えたこのような動きを見て、かつて加藤に宏池会(旧宮沢派)を追われた麻生はこう語った。

 「左と右が真ん中を取り合う綱引きを続けているのが自民党の現状だ。保守政党はどうあるべきか、どっちも譲らないから、いずれ火を噴くのは間違いない。ひょっとして案外近いんじゃないかね…」
 =敬称略
 (石橋文登)
(2007/03/21 08:44)

218片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/22(木) 08:33:08
安倍首相は公邸がお嫌い? 週末は外出か“里帰り”
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070322/shs070322000.htm

 安倍晋三首相が官邸に隣接する公邸住まいを始めてから約4カ月になるが、「24時間勤務の覚悟」と強調した当初の意気込みとは裏腹に、週末はほとんど外出したり、東京都渋谷区の私邸で過ごしたりしている。公邸の住居スペースは、「癒やしと安らぎを提供する空間」(官邸筋)をうたい文句につくられた。もちろん公務絡みの外出もあるが、安倍首相にとって、公邸はそれほど居心地のいい場所ではないようだ。

 週末はほぼ公邸にこもっていた小泉純一郎前首相とは対照的に、土日に安倍首相が公邸から一歩も出なかったのはこれまでわずか2日間だけだ。

 今月10日の土曜日。翌朝には公邸近くのスタジオでテレビ出演が決まっていたが、首相は兵庫、広島両県の視察をこなした後、私邸へ。11日の番組出演後も、高級ホテルのフィットネスクラブで汗を流し、レストランで弟の岸信夫参院議員一家などと夕食を共にした後、私邸に戻った。

 その前の週の3日は、私邸には帰らなかったものの、衆院の予算案採決が遅れ午前4時すぎに帰宅したにもかかわらず、午前10時すぎには昭恵夫人と映画観賞し、ラーメン店にも入って気分転換した。

 首相は就任から2カ月後の昨年11月26日、私邸から公邸に移った。その際、私邸に帰るのは「週末、たまに」と表明。だが6日後の12月2日には早くも“里帰り”した。

 首相は3月11日のテレビ番組で、公邸暮らしについて「通勤時間も2、3分で便利だが、気分転換をしないとなかなかつらいところもある」と吐露。松岡利勝農相の「政治とカネ」の問題を抱え、内閣支持率低下に歯止めがかからない中、首相の週末外出や私邸帰りは当面続きそうだ。

(2007/03/22 00:33)

219片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/22(木) 11:20:23
【安倍政権6カ月 孤独と苦悩の日々】米決議案との狭間で
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070322/shs070322003.htm

 3月8日夕刻。首相、安倍晋三の思想信条に共感し、かねて支え続けてきた自民党若手・中堅議員らに激震が走った。


河野談話 強制性は党が再調査、政府は必要に応じて協力

 安倍が慰安婦募集における官憲の関与を認めた平成5年の官房長官、河野洋平の談話(河野談話)について、記者団に「われわれは談話を基本的に継承していく立場だ。強制性については党が再調査するので政府は資料の提供など必要に応じて協力していく」と明言したからだ。

 この2時間前、自民党有志の議員連盟「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(歴史教育議連)の会長、中山成彬らが首相官邸に安倍を訪ね、談話の根拠となる資料の政府による再調査を求めた。政府が再調査に踏み切れば、軍・官憲による強制連行を示す資料が存在しないことが改めて確認されることは確実とされており、談話見直しは必然とみられていた。

 その際、安倍は中山らをねぎらい、再調査に前向きな意向を示した。ところが、政府ではなく「党で再調査」という中途半端な方針変更に議連メンバーは困惑した。政府は談話見直し論議の最前線から一歩身を引くという意味でもある。「ハシゴをはずされた」「誰が首相をそそのかしたのか」と憤りの声も上がった。


対立回避へ

 歴史教育議連は、慰安婦に関する記述がすべての中学歴史教科書に掲載されるようになったことを受けて、安倍や政調会長の中川昭一らが9年、「自虐史観」の見直しを掲げて発足させた。談話見直しは安倍のレゾン・デートル(存在理由)と言っても過言ではないほどのテーマなのだ。

 にもかかわらず、安倍は昨年10月3日の衆院本会議で河野談話踏襲を明言。同月5日の衆院予算委の答弁で、軍の直接関与を示す「狭義の強制性」を否定したとはいえ、大きな政治的妥協だった。当時の政治状況で談話見直しに踏み込めば、元自民党幹事長の加藤紘一ら反安倍派や野党の格好の餌食になったことは間違いないが、安倍には忸怩(じくじ)たる思いが残った。

 それなのに、なぜ安倍は政府による再調査を思いとどまったのか。

 そのもっとも大きな理由は、米下院の対日非難決議案の動向だった。

 慰安婦問題を「20世紀最大の人身売買」と断罪するこの決議案はもともと米国でも大して注目されていなかった。

 ところが、決議案に対する日本国内での反発に乗じる形で米メディアに火が付いた。ニューヨーク・タイムズは3月6日付の社説で「安倍晋三は『日本軍の性的奴隷』のどの部分に理解や謝罪ができないというのか」と激しく批判、他の有力紙も相次いで安倍の非難記事を大きく掲載した。

 3月8日の時点では、安倍にも複数の外交ルートから「決議案可決は不可避」との見方が伝えられていた。ここで政府による再調査を表明すれば火に油をそそぎかねないというのが安倍のやむをえない最終判断だった。

 4月中旬の中国の首相、温家宝の来日、下旬には自らの訪米を控えていたことも足かせとなった。だが、それ以上に安倍が恐れたのは、日本の保守勢力に潜在する反米感情に火が付くことだった。

 決議案が可決されれば、日本の保守論陣から連合国軍総司令部(GHQ)占領下での米軍による婦女暴行事件を糾弾する声が上がることは必至だ。東京大空襲や広島・長崎への原爆投下の人道上の罪を問う声も上がるだろう。そうなれば、米共和党も黙っていまい。日米保守勢力の対立をほくそ笑むのは、誰であり、どこの国なのか−。

 安倍は9日昼、首相官邸に自民党衆院2回生議員を招き、昼食会を開いた。提言をまとめた中山泰秀はこぼした。「みんな残念がっていますよ」。安倍は厳しい表情で「中川昭一さんとよく相談してほしい。私からも言っておく」とだけ語った。

220片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/22(木) 11:22:23
反論できず

 対日非難決議案は過去5回提出されているが、いずれも廃案になっている。しかし、「今回は少し動きが違う」と、いち早く察知したのは首相補佐官(教育担当)の山谷えり子だった。

 山谷は昨年9月の補佐官就任直後、官房長官の塩崎恭久に「このまま放置したら大変なことになる」と進言したが、塩崎の動きは鈍かった。安倍が事態の深刻さに気付き、外務事務次官の谷内正太郎らに「事実関係に基づかない対日批判に対しては、一つ一つ徹底的に反論するように」と指示したのは昨年12月だった。

 だが2月15日には米下院の小委員会が元慰安婦女性の公聴会に踏み切った。業を煮やした安倍は首相補佐官(広報担当)の世耕弘成を同月19日、米国に派遣した。

 「決議案の裏には中国ロビイストがいる。狙いは日米の離反だ」

 世耕は応対に出た米国務省の課長級職員に懸命に訴えた。世耕の勢いに押されて職員が呼びに行ったのは国務次官補のヒルだった。

 「そういう背景があるとは知らなかった」

 ヒルはそう話して頭を抱えるポーズをとった。しかし、人権に関するテーマだけに米国内保守派も日本を援護しにくい。時すでに遅しだった。

 駐米大使の加藤良三は米議会に「日本政府は慰安婦問題に関し、責任を明確に認め、政府最高レベルで正式なおわびを表明した」と声明を出したが、大使館員が米政府や米国議会に詳しい事情説明や反論を試みた形跡はない。理由は河野談話だった。「政府が談話を継承する限り、反論しようがない」(政府高官)。談話は決議案の根拠となっているだけでなく、日本政府が反論できない理由にもなっていた。


自戒の念?

 談話の主、河野洋平が衆院議長を務めていることも政府が見直しに踏み切れない要因となっている。3月3日の19年度予算案の衆院採決直前には「これ以上見直しの動きが加速すると、河野は衆院本会議開会のベルを鳴らさないのではないか」との情報が駆けめぐった。河野は15日には国会内で記者団に「談話は信念をもって発表した。あの通り受け止めてほしい」と述べ、談話見直しの動きに不快感をあらわにした。政府・自民党内にも「なぜわざわざ波風を立てるのか」と見直しに否定的な声は強い。

 厳しい状況が続く中、安倍は18日、神奈川県横須賀市の防衛大学校卒業式に臨んだ。訓示で、元英国首相のチャーチルの回顧録の一節「慎重と自制を説く忠言がいかに致命的危険の主因となりえるか。安全と平穏の生活を求めて採用された中道はいかに災害の中心へ結びつくかをわれわれは知るだろう」を引用した。

 その上で、安倍は「『危機』に臨んでは右と左を足して2で割るような結論は、状況に真に適合したものにはならない。情勢を的確に分析し、自らの信じるところに従って的確な決断をすることが必要だ」と話した。自戒の念を込めたとみるべきだろう。=敬称略(石橋文登)

(2007/03/22 10:09)

221片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/22(木) 14:30:15
統一地方選告示 安倍首相「国政選挙に影響」
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070322/shs070322004.htm

 安倍晋三首相は22日昼、統一地方選挙の幕開けとなる13都道県知事選が告示されたことを受け、「夏の参院選、将来の衆院選にも統一地方選の結果が影響を及ぼす。そういう観点から、自民党として衆院、参院(の議員)は全力を尽くしてもらいたい」と述べた。自身の地方遊説については「予定していない」とした。首相官邸で記者団に述べた。

(2007/03/22 12:58)

222片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/22(木) 21:44:48
いずれにしろ、国民に語りかけてはいない。

安倍首相:「安倍語」に変化 逆質問倍増、官僚言葉は減少
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070323k0000m010122000c.html

 安倍晋三首相が発する言葉が変わってきた。記者団を問い詰めるような「逆質問」が増えたのがその一例。内閣支持率の続落で、首相は「どうせ落ちるなら、やりたいことをやる」(首相周辺)という心境になっていると言われ、「安倍語」の変化も、そんな開き直りの姿勢と関係しているようだ。

 記者 公務員制度改革は必要なのか。

 首相 必要じゃないと思ってます?

 記者 そんなことないと思う。

 首相 そうでしょうね。多くの人がそう思っているからやるんです。

 記者 国民にとってどんなメリットがあるか。

 首相 公務員制度改革をですね、やるべきというのは国民の声だと思いますよ。あなたもそう思いませんか?

 記者 はい。

 首相 だったら質問しないでください。

 15日夜、立ったまま記者団の質問に答える「ぶら下がり」でのやり取りだ。衛藤晟一前衆院議員の復党問題でも9日、記者団から「党内に不満がくすぶっている」と指摘され、「そんな不満くすぶってませんよ。誰かいます? 特定の人物?」と切り返した。

 毎日新聞の調べによると、首相がぶら下がりに逆質問など「疑問形」で応じた回数は、政権発足後の3カ月では10回だったのに対し、最近の約2カ月半(1月5日〜3月19日)では26回と倍以上に上っている。

 歴代首相の言葉に焦点を当てた著書のある立命館大学の東照二教授(社会言語学)は、首相の疑問形多用について「挑戦的に聞こえる。『顔が見えない首相』などと批判され、居直ってきたのではないか」と分析する。

 東教授によると、小泉純一郎前首相も疑問形が多かった。ただ「小泉さんは聴衆との距離感を縮めるための疑問形だった」のに対し、「安倍さんは『居直り』の結果の疑問形で、それが『強気』と見られているのではないか」と指摘する。

 最初の3カ月と最近の2カ月半の首相を比べ、「いずれにせよ」という言い回しが、28回から13回に減ったのも特徴だ。

 首相はこれまで、政府のタウンミーティングの「やらせ」問題や復党問題など「耳が痛い」質問には、「いずれにせよ」とかわすことが多かった。「タウンミーティングで質問をした人に金銭を渡していたとの疑惑があるが」(昨年11月14日)との問いに対しては、「報告を受けていない。いずれにせよ、きっちり調査をしなければならない」と応えていた。

 東教授によると、この表現は「官僚スタイルの言葉で、自信がないときに物事を客体化する話し方」という。弱気な言い回しを意識的に抑えることで、強気な姿勢を示そうとしている面もあるとみられる。【小山由宇】

毎日新聞 2007年3月22日 21時22分

223片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/23(金) 21:55:52
これは中川大先生の言い回しだよなぁ。中川の介入を嫌うわりにはこういうところで乗っかる。

首相、これまで振り返り意気込み語る
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070323/20070323-00000055-jnn-pol.html

 来週月曜日で政権発足から半年を迎える安倍総理は、23日夜これまでを振り返って、自らを飛行機に例え「離陸は出来たので、次は音速の壁を超えたい」と意気込みを語りました。

 「なんとか離陸することはできたかなと、こんなところですね。だんだん巡航速度に移って、次には音速の壁を突き抜けていく、という気持ちで頑張っていきたいと思います」(安倍首相)

 安倍総理はさらに参議院選挙を含む「次の半年の目標は何か」という質問に対しては、「次の半年間よりもまず明日。毎日毎日積み上げていくことが大切だ」と述べて、派手なパフォーマンスではなく実績を1つずつ積み上げることが安倍流だとアピールしました。(23日19:46)

224片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 11:10:44
安倍首相  就任後初めての来県 讀賣香川

 首相就任後初めて来県した安倍首相は24日、昨年12月にオープンした高松市の再開発ビル「高松丸亀町壱番街」を視察した。開業の経緯の説明などを受けた後、近くの丸亀町商店街を歩き、買い物客らとふれあった。

 壱番街では、高松丸亀町商店街振興組合の役員らと懇談。首相は「新しい試みに挑戦して21世紀の商店街を形作りながら、伝統も生かしている。これまでの工夫と効果を聞きたい」とあいさつした。同組合の古川康造・専務理事は、土地の所有権と建物の使用権を分離し、テナントなどは運営会社が決めていることを説明。首相は「権利調整は役所と地元とどちらがしたのか」などと質問した。

 商店街に出ると、首相は買い物客ら囲まれ、握手をしながら壱番街1階の菓子店「松風庵かねすえ」へ。店内では菓子に舌鼓を打ち、名前にちなんで用意された「あべ川もち」などを購入した。包末招社長は「国は町を元気にしていく施策を進めてほしい」と話していた。

 その後、首相は茶専門店にも足を運び、抹茶と県特産の和三盆糖の干菓子を堪能。「大好きだ」という玄米茶などを買い求めた。

(2007年3月25日 読売新聞)

225片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 12:30:13
首相、サミット開催地「拙速には決めない」
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070324/shs070324003.htm

 安倍晋三首相は24日夕、来年夏に日本で開かれる主要国首脳会議(サミット)の開催地決定について「総合的に勘案して、私が最終判断したい。あまり時間をかけようとは思わないが、急いで拙速に決めるのもいけない」と述べ、慎重な判断が必要との考えを示した。

 この日は「瀬戸内海サミット」を掲げ誘致に名乗りを上げている香川、岡山両県で地域活性化の取り組みを視察。首相は「気候がいいし食べ物もおいしい。人情も豊かで立候補資格は十分だ」と持ち上げる一方で、「会議の(予定)場所を見てきたわけではない」とも述べ、具体的な言及を避けた。

 視察先の岡山市内で記者団の質問に答えた。

(2007/03/24 21:07)

首相が平沼氏にエール 「一日も早い復帰を」
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070324/shs070324002.htm

 安倍晋三首相は24日夕、視察先の岡山市内で内閣記者会のインタビューに応じ、一時、脳梗塞(こうそく)で入院していた郵政造反組の平沼赳夫元経済産業相について「健康を害されたが、復帰に向け1日も早く活動を再開してほしい」とエールを送った。首相は「(平沼氏は)もともと自民党であり(統一地方選や参院選で)『自民党を応援する』と言ってくださっている。大変ありがたい」と述べた。

 昨年12月の造反組復党の際、郵政民営化賛成の誓約書を提出しなかった平沼氏の対応については「大変残念だった」とあらためて指摘。その後、平沼氏から復党の打診がないことも明らかにした。

(2007/03/24 20:24)

226片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 12:44:42
安倍首相、「頑張る地方応援プログラム」の一環で岡山・香川両県の独自の取り組み視察
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070325/20070325-00000604-fnn-pol.html

安倍首相は24日、「頑張る地方応援プログラム」の一環として、岡山・香川両県での地域の独自の取り組みを視察した。
再開発による中心市街地の活性化に取り組んでいる香川・高松市の商店街では、視察した和菓子屋で、代金を自分の財布から支払う場面もあった。
安倍首相は「なんとなく、ほっと一息。おいしいです」と語った。
その後、岡山市では、地域の安全を守るボランティア活動に参加し、青年たちと、壁の落書きをペンキを塗って消すなどの作業を行った。
安倍首相は「落書きした人にこういう作業をさせるべき」、「こういう試みを全国に、成功例として広げていきたい」と語った。
夏の参院選の前哨戦となる統一地方選挙の中、今回の視察は、地方重視の姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。

227片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 22:49:53
安倍首相:岡山訪問、落書き消去活動視察 /岡山
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/okayama/news/20070325ddlk33010183000c.html

 安倍晋三首相と菅義偉総務相が24日、岡山市を訪れ、地元の青年団体などによる落書き消去活動を視察した。

 安倍首相らはこの日午後、高松市内視察の後に瀬戸大橋を車で渡って岡山市に。同市南方2の「きらめきプラザ」で高谷茂男市長や、ボランティアとして防犯に取り組んでいる岡山ガーディアンズの小池敏彦代表らと懇談した。小池代表から活動内容の説明を受けた安倍首相は「落書き減少への効果は上がっていますか」「ガーディアンズの年齢構成は」などと熱心に質問していた。

 同市岩田町の交差点では、県青年団協議会のメンバーら12人とともに自らも建物の壁の落書き消しを行い、「本来は書いた本人がやるべきなんだが…」とコメント。作業終了後、メンバーから普段の活動内容や落書き消しへの取り組みを聞き、「目に見える形で行動すると、落書きしにくくなるだろうね」などとねぎらった。【傳田賢史、石川勝義】

毎日新聞 2007年3月25日

228片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/26(月) 01:36:43
安倍首相、丸亀町商店街の再開発事業を視察 香川四国
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20070325000054

 安倍晋三首相は24日、香川県高松市丸亀町の丸亀町商店街を訪れ、民間主導による先進的な「まちなか再生」の取り組みとして注目される丸亀町の市街地再開発事業を視察した。地域活性化を図る地方の現場を視察するのが目的で、首相就任後の来県は初めて。

 安倍首相は菅義偉総務相とともに、午後零時半すぎにマリンライナーで高松駅に到着。昨年オープンした高松丸亀町壱番街(A街区再開発ビル)で、増田昌三高松市長らと懇談した。

 首相は「歴史ある商店街の新しい試みがうまくいくようであれば、全国にも広めていかなければならない」とあいさつ。同商店街の古川康造専務理事から土地所有と建物利用の分離など再開発の特長を聞き、「所有と利用の分離の背景は」「地権者の権利調整は地元がしたの」などと質問した。

 この後、買い物客らの歓迎を受けながら商店街を歩き、和菓子や抹茶を食した。和菓子店の包末招社長(68)は「首相には地方に目を向けて、まちを元気にする施策を進めてほしい」と話した。

 首相はその後、岡山市へ移動。子どもの安全確保に取り組むボランティア活動などを駆け足で見て回った。

229片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/26(月) 22:12:40
能登半島地震、激甚災害の指定要望に応えていきたい

 安倍晋三首相は26日夕、25日に発生した能登半島地震への対応策について、「被災者の方々が1日も早く安心して生活ができるように、全力を尽くして対応していきたい」との考えを示した。激甚災害指定に関しては、「被災者の方々が1日も早く復旧して安心でいる生活を送りたいという中で、激甚災害指定を強く希望されているということだから、私もこの要望に応えて参りたいと考えている」と述べた。そのうえで、地震の被災者に向けて「何でも政府に要望があれば言ってきていただきたい」と呼び掛けた。

 一方、同日の参院本会議で2007年度予算が成立したことを受け、「これで今年の4月から予算が執行できる。ほっと一息、ほっと一安心というところだ」との感想を漏らした。後半国会に向けては、「重要法案が山積しているから気を引き締めていきたい」と語った。

 後半国会で成立を目指す法案に関しては、「すべて重要な法案については、この国会で成立させていただきたいと思う。それぞれ(審議する)委員会は別の委員会だから、ベストを尽くしていただきたいと思う」と与党に努力を求めた。

 省庁による国家公務員の天下りあっせん禁止に関連し、27日夕の経済財政諮問会議で、「(新・)人材バンクも含めて公務員制度改革について基本的な考えを述べたいと思う」と語った。天下り規制も含めた公務員制度改革関連法案の扱いに関しては、「この国会で成立を目指したい」と改めて強調した。自民党などとの調整が難航している状況に関しても、「戦後初めてこの分野に私が改革のメスを入れる訳だから、いろんな議論があるのは当然だろう」との姿勢を示した。

 国会内で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

230片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/26(月) 23:45:47
地震の死者、「1人でよかった」=首相、防災担当相発言に理解
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007032601053

 溝手顕正防災担当相は26日、能登半島地震の被害状況を視察するため訪れた石川県輪島市で「人命(被害)は幸い少なかった。1人だから」と記者団に述べた。これに関し、安倍晋三首相は同日夜、国会内で記者団から「不適切発言ではないか」との質問を受け、「その話は聞いていないが、死亡された方が1人でよかったという意味なんだろうと思う」と一定の理解を示した。
 地震の規模に比べて死者が少なかったことを強調したかったようだが、被災者への配慮に欠け、誤解を招きかねない表現と指摘されそうだ。 
 また、首相は「けがをされた方がたくさんいる。被災者に本当に心からお見舞いを申し上げたい」と記者団に強調した。同日の参院予算委員会では「亡くなられた方のご冥福をお祈りする」などと弔意を示している。

231片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/27(火) 19:28:17
安倍首相:参院選後の内閣改造に含み
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070328k0000m010016000c.html

 安倍晋三首相は27日午後、07年度予算が前日に成立したことを受け、首相官邸で記者会見した。内閣支持率の低迷を背景に自民党の一部で浮上している夏の参院選前の内閣改造論について「現在、全く考えていない」と否定しながらも「(一内閣一閣僚とは)私はそういうことは今まで申し上げていない。その時々に必要とされる人材を活用していきたい」と語り、参院選後の内閣改造には含みを残した。

 参院選での自民党の獲得目標議席や与党が過半数割れした場合の責任論については、首相は「大変、気の早い話」と言及を避け、「政策を着実に実行し、実績を作っていくことによって参院選で勝てる状況を作っていく」と述べた。

 また首相は、中国の温家宝首相が4月11〜13日に来日することに関連して「(昨年10月の)私の訪中以来、拉致問題の解決でも日中で緊密な連携が図られている。戦略的互恵関係の構築に向け、さらに一歩前進したい」との認識を強調。日本の国連安保理常任理事国入りについて「中国の支持を得るべく努力していきたい」と温首相との会談で協力を求める考えを示した。自身の年内訪中については「スケジュールなどを見ながら検討していきたい」と語った。

 靖国神社の参拝問題では「参拝自体が外交問題化するという現実がある以上、するかしないかは申し上げるつもりはない」と従来の立場を改めて説明した。

 また今国会の焦点となっている松岡利勝農相の光熱水費問題について首相は「法令にのっとって報告していると聞いている」と擁護。政治資金規正法の見直しでは「法改正が必要であれば、改正も視野に入れて議論するように指示している」と述べるにとどめた。【谷川貴史】

毎日新聞 2007年3月27日 19時01分

232片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/27(火) 20:09:30
安倍内閣 発足半年
支持低迷…指示連呼
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070327/mng_____sei_____003.shtml

 安倍内閣が発足し、二十六日で半年を迎えた。この間、安倍晋三首相の政権運営には「顔が見えない」「指導力が発揮し切れていない」との評価が付きまとい、内閣支持率は低迷し続けている。だが、最近、首相の姿勢に微妙な変化も表れており、「安倍カラー」が顔を出し始めているようだ。 (原田悟、岩田仲弘)

■小泉流

 首相は二十日の閣僚懇で、渡辺喜美行政改革担当相に対し、二十七日までに公務員制度改革案をまとめるよう指示。記者団に内容を問われると「私の指示にのっとって」「綿密な制度設計を指示した」などと、「指示」という言葉を五回も繰り返した。

 このところ、首相が自らの考えを押し出す場面が増えている。

 トップダウン手法は、郵政民営化を断行した小泉純一郎前首相の手法にダブってみえる。

 安倍首相は、就任時「多くの人たちに参加してもらうことで、政策を実現したい」とチームプレーを強調。理念も政策も近い人材を首相官邸に集めて政策課題を任せ、一つ一つの政策にはあまり細かい指示は出してこなかった。

 しかし、「指導力がない」という評価が国民に広がり、それが支持率低迷の一因となっている状況のもと、手法の軌道修正を始めた。

 ただ、これは「首相主導」を印象づけようという演出にすぎない、との冷ややかな見方もある。

 本物のリーダーシップか、それとも演出か。

 土壇場を迎えつつある公務員制度改革をめぐり、首相がどこまで明確な方向性を示せるかどうかが、試金石となる。

■保守色

 首相が指導力を発揮することは「保守」「タカ派」という安倍カラーが前面に出ることを意味する。

 例えば、従軍慰安婦への「おわびと反省」を盛り込んだ河野洋平官房長官談話の見直し問題。

 就任当初、首相は中韓訪問を控えていたこともあり、国会答弁で談話踏襲を表明した。

 もちろん今でも、この基本姿勢は変えていないが、最近の言動は微妙に変わっている。

 米議会で慰安婦問題をめぐる対日非難決議案採択の動きが本格化すると、談話の見直し・再調査を求める自民党有志議員と自ら面会、党が行う再調査に協力する考えを表明した。首相が、もともと談話に批判的なことは知れ渡っているだけに、「地金」が出たとの受け止めも出た。

 こういった変化は、旧来の自民党支持層には好意的に受け止められるだろう。最近、内閣支持率の「下げ止まり」傾向がみられるのも、このためだという分析もある。

 ただ、統一地方選や参院選の結果を左右すると指摘される無党派層がどう受け止めるかは、分からない。「右」に軸足を置き始めた安倍政権の行方は、依然として不透明感がぬぐえない。

233片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/27(火) 20:45:51
能登半島地震、激甚災害指定へスピード感持ち進める

 安倍晋三首相は27日午後、2007年度予算成立を受けて記者会見し、25日に発生した能登半島地震への対応について、「激甚災害の指定についてもスピード感を持って進めていきたい」と語り、被害額算定などの作業を急ぐ考えを示した。そのうえで「日も早く安心して生活できる状況を作り出すために我々は全力を傾けていく」と述べた。

 また、4月11日に中国の温家宝首相が来日することに関して、日本が目指している国連安全保障理事会の常任理事国入りに向け「中国の支持を得るべく努力していきたい」と語った。北朝鮮問題での連携については、「私の訪中以来、拉致問題においても日中間では緊密な連絡、連携が図られている。先般の6者会合でも日中で情報交換しながら協力して合意に達した」と指摘。「今後も問題解決に向けてさらに協力を強めていきたい」と強調した。

 このほか、7月の参院選における自民党、与党の勝敗ラインについては、「参院選はまだ大変気の早い話だと思う。自民党総裁としてはすべての戦いに勝ち抜いていく気持ちで取り組んでいかなければならない」と語った。参院選前に内閣改造に踏み切る可能性について「人心一新というのはいわゆる内閣改造だと思うが、現在、私は全く考えていない」と否定した。〔NQN〕

234片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/27(火) 21:25:40
【安倍色の軌跡 政策を振り返る】教育再生、見えぬ意向
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070327/shs070327001.htm

 1月16日朝、自民党本部の702会議室で開かれた教育問題連絡協議会。党文科部会専門部会長の萩生田光一の怒声が部屋中に響きわたった。

 「平日でもハッキリと幟(のぼり)を立てていたじゃないか。文部科学省が把握できていないとしたら、でかい問題だぞ。各都道府県で勤務実態を全部調べろよ!」

 きっかけは萩生田と向かい合わせの席にいた前文科政務官、有村治子の発言だった。

 「文科省の幹部が、教育基本法改正案の審議中に連日のように国会前で抗議行動をしていた日教組(日本教職員組合)の幹部と飲食を共にしていたと聞いた。極めて不謹慎。裏切られているような思いがした。猛省してほしい」

 昨年11月から12月にかけて、日教組は「教育の国家統制を強める」ものだとして、教育基本法改正への反対闘争を激化させていた。組合員が平日に学校の授業を休んでまで国会議事堂周辺でのデモや座り込みに参加、公立学校のファクスで大量の抗議文を送信するなどの問題行動が国会でも指摘されていた。その日教組と文科省が飲食するという非常識な「なれ合い」関係に声を震わせて抗議した有村。これに対して、文科省幹部は悪びれることもなく「誰がピケをはっていたのか分かりません」とうそぶいたのだった。

 それまで黙って聞いていた萩生田が我慢できず、デモ隊の参加者を調べ上げろ、と怒鳴ったのが冒頭の発言だ。萩生田はこのときのことを今も鮮明に覚えている。「安倍内閣の『教育再生元年』となる今年最初の会合から、これなのかよ、と思った」

                  ◇

 子供たちの基礎学力低下や規範意識の薄さなどの問題が指摘され、教育改革が叫ばれるのは今に始まったことではない。過去にも、小渕政権が教育改革国民会議、中曽根内閣が臨時教育審議会(臨教審)を設置し、膨大な答申をまとめた。だが、成果はそれほどあがっていない。

 文科省と日教組、さらに一部の文教族議員の利害や思惑が絡み、改革への動きが失速していく。その繰り返しだった。

 首相、安倍晋三の肝いりでつくられた教育再生会議は、この教育改革の足かせになる文科省、日教組、文教族の「文教トライアングル」(自民党中堅)を崩すテコとして設置された仕組みだった。幅広く著名な学識経験者を参加させることで世論の応援を取りつけ、トライアングルを押し切り、安倍がめざす「公教育の再生」や「教育新時代」を実現する−。

 安倍は幹事長や官房長官時代にも、人権擁護法案阻止などの目標に向けて、自民党内で議員連盟を組織させて、徐々に党内の雰囲気を醸成していったという成功体験を持っていた。教育再生会議は、その同じ手法を政府に持ち込んだものだった。

                  ◇

 だが、幹事長や官房長官とは違い、首相という立場が安倍を気負わせた。教育再生会議では、幅広く多くの意見に耳を傾けなければならないという建前にとらわれ、人権擁護法案のときとは逆に、安倍は自身の強い意思をメンバーに示すことがなかった。このため、議論はしばしば迷走した。安倍が今国会への教育再生関連3法案提出を「かなり以前から心に決めていた」(周辺)ことさえ、多くのメンバーが知らなかったという。

 さらに、第1次提言のとりまとめ直前の1月15日の第1分科会で、官房副長官の下村博文が「方向性が決まったとは全然思わない」「タイムリミットはない」などと発言。作業を急いでいた事務局側が一時混乱に陥るなどの一幕もあった。

 結果として教育再生関連3法案は中央教育審議会の異例のスピード答申の結果、ようやく今月下旬に国会に提出される見通しとなった。だが、与党内にもいまだに異論がくすぶっている上、審議日程はきわめて窮屈で、今国会での成立は危ぶまれている。

 教育再生会議による審議の段階から、もし首相からの矢のような督促があれば、法案はもっと早く提出され、審議時間に余裕ができたかもしれない。

 相次ぐ閣僚らの不祥事などへの対応に忙殺されていた首相は教育問題に時間を割くことができなかったのだと、首相をかばう声も自民党内にはある。また、政府高官の一人も、「国会で3法案の審議が始まれば、間違いなく首相の姿勢は変わる」と断言する。その言葉が真実かどうかは、まもなく明らかになる。=敬称略

 (佐々木美恵)

235片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 21:48:31
安倍首相:右足首ねんざ「大丈夫です」記者団に余裕見せ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070329k0000m010061000c.html

 安倍晋三首相が右足首をねんざしていたことが28日分かった。07年度予算が成立した26日には国会や首相官邸を右足を引きずって歩いていたが、28日夜までにはほとんど回復。記者団の質問にも「大丈夫ですね。皆さんもよくくじくんじゃないの?」と余裕を見せた。

 首相周辺によると、26日朝の出勤前に首相公邸内で何かに足をぶつけてバランスを崩し、右足をくじいた。その後、官邸内に詰めている医師に診てもらったという。

 28日夜、記者団から「従軍慰安婦問題についての下村博文官房副長官の発言は、首相の『足』を引っ張るのでは」と引っかけ質問が出ると、安倍首相は「工夫したつもりかもしれないが、そういう質問をしているようじゃ、先輩の『足』元にも及ばない」と切り返した。【小山由宇】

毎日新聞 2007年3月28日 19時59分

236片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 21:53:15
新人材バンク、首相「早ければ20年度に設置」
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070328/shs070328003.htm

 安倍晋三首相は28日夕、各中央省庁に代わり官僚の再就職あっせんを一元的に行う「新人材バンク」創設について「予算を付けなければいけないから当然、平成20年(度)でないとできない。概算要求はこれからだから、それほど急ぐ必要もないのではないか」と述べ、早ければ20年度に設置する意向を示した。官邸で記者団の質問に答えた。

 27日の経済財政諮問会議で一元化時期を「設置後3年以内」とした理由は「例えば5年計画では、民間では長すぎる。視野に入る範囲ということでは3年ではないか」と指摘した。

 公務員制度改革に関する政府与党協議会の設置が決まったことに関しては「公務員が能力とやる気を生かせるような仕組みについて活発な議論をしてもらいたい」と述べた。

(2007/03/28 20:00)

237片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 22:02:57
なんか必死だな・・・

右足くじくも「大丈夫」=安倍首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007032801014

 「大丈夫ですね。みなさんもよくくじくのではないか」。安倍晋三首相は28日夕、記者団から足を痛めていることを指摘されると、問題ないことを強調した。
 首相はさらに、「あなたなんか、しょっちゅうくじいている感じがあるけどね」と質問した記者を一蹴(いっしゅう)。その後の別の質問に対し、「そういう質問をしているようでは、先輩の『足元』にも及ばない」と切り返す余裕も見せていた。
 関係者によると、首相は26日に右足を痛めた。かばうようにゆっくり歩いているため、記者団が状態をただした。

238片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/29(木) 09:01:01
【安倍色の軌跡 政策を振り返る】多面外交も「日米」懸念
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070329/shs070329001.htm

 3月19日、北京の釣魚台迎賓館の会議場「芳菲苑」の大テーブルを囲んで始まった6カ国協議の全体会合は、冒頭から日本と北朝鮮の応酬となった。

 「日本が成果文書の履行を拒むなら、6カ国協議の参加資格を失う」

 まず、戦線の口火を切ったのは北朝鮮外務次官の金桂寛。拉致問題が進展しないと2月に合意したエネルギー支援に応じないとする日本を非難した。外務省アジア大洋州局長の佐々江賢一郎がすかさず反論した。

 「資格うんぬんはコメントに値しない。誠意ある対応を求めたい」

 北朝鮮は昨年12月、今年2月の協議では、拉致問題を取り上げる日本の主張を一切無視した。だが、今回は冒頭から日朝関係に言及した。6カ国協議の枠組みの中で拉致を含む日朝の懸案解決を図ることが2月の合意文書で明記されたからだ。

 6カ国協議は、拉致問題という視点でみれば、日朝が残りの4カ国を抱き込む綱引きの場でもある。米国が北朝鮮への譲歩姿勢を強める中、北朝鮮は「核問題が進展しないのは日本のせい」という理屈を押し通し、日本と各国の連携にくさびを打ち込む戦術だ。米国をはじめ各国が北朝鮮に柔軟な姿勢をとれば、日本は孤立しかねない。

 だが、外相の麻生太郎は、「孤立しているのは日本ではなく北朝鮮だ」といらだつ。確かにわけのわからない北朝鮮のような国を交渉のテーブルに引きずり出した点では、日本が得点を挙げた。それは拉致問題を盾にして、一切の譲歩を排除した安倍や麻生の強面(こわもて)外交が功を奏したものといえる。ただ、逆に北朝鮮も米国をおびき寄せることに成功している。日本が置き去りにされるのか、北朝鮮が孤立するのか。決着はまだついていない。

 安倍は就任直後の昨年10月、中国と韓国を電撃的に訪問し、関係改善に一歩踏み出した。その後も欧州やインド、豪州、中東諸国などとも関係を強化。外交に幅と厚みを加えている。こうした積み重ねで、安全保障や経済問題だけでなく、拉致や国連改革などの懸案でも各国を味方につける狙いだ。

 特に中国とは戦略的互恵関係を築くことで一致している。だが、互恵関係とは名ばかりで、いまだに日中関係はぎくしゃくしている。

 「どうなっているんだ。次は向こうがこっちに来る番だ」

 安倍は昨年11月、ベトナム・ハノイで中国国家主席の胡錦濤と会談した直後、外務省幹部を叱責(しっせき)した。10月訪中に続く2回目の会談だったが、会場が胡の宿泊先ホテルだったのが気に入らなかったのだ。

 中国が連続して安倍を迎え入れたことは、中国が日本より優位に立っているという心理的な意味を持つ。こうした中国の作戦にまんまとやられたという屈辱感が安倍をいらだたせた。

 安倍と同様に麻生も中国に対する不信感を持ち続けている。2月に来日した中国外相の李肇星は麻生に「中国に来てはどうか」と持ちかけた。訪中の打診はこれで4回目だったが、麻生は今回も断った。

 「物見遊山で中国へ行く気はない」

 日中間には東シナ海のガス田開発問題などの懸案も多い。これらの問題を本気で話し合うことなく、中国の微笑外交に調子を合わせ、表面上の友好関係を取り繕うことの無意味さを麻生は理解している。

 一方、こうした安倍外交の展開の中で、訪米は後回しにされた。それは、日米関係は強固で揺るぎないという自信の裏返しでもある。外務省幹部も「日米同盟は首相訪米の遅れが影響するほど弱くない」と胸を張る。

 だが、盤石だった日米関係に最近、秋風が吹き始めた。

 昨秋の中間選挙で共和党が敗北。親日的だった大統領、ブッシュの立場が不安定になってきた。さらに、米政権が神経を使ってきたイラク政策では、防衛相の久間章生が「イラク戦争は間違いだ」と発言し、米側の一部の不信感を招いた。慰安婦問題では、日本を非難する米下院決議案の問題が浮上。米マスコミに慰安婦問題と拉致問題を絡める論調もある。

 米国からは副大統領のチェイニーら多くの要人が来日しており、麻生も再三、日米基軸の日本外交に変わりがないことを強調してきた。拉致問題にしても日米連携を何度も確認したが、ブッシュが残りの任期で北朝鮮問題を解決しようと前のめりになれば拉致問題が取り残され、日米の信頼関係は揺らぎかねない。

 首相は4月下旬に訪米する予定だ。盤石の日米同盟を再確認し、対北朝鮮、対中外交などで日本の立場を貫けるのかどうか。安倍外交は正念場を迎えている。=敬称略

 (大谷次郎)

(2007/03/29 08:18)

239片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/29(木) 23:53:10
「次官会議なんていらない」=答弁書への異論で首相−自民幹事長講演
3月29日23時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070329-00000233-jij-pol

 自民党の中川秀直幹事長は29日午後、福島県会津若松市で講演し、国家公務員の再就職で「押し付け的あっせん」を認めた先の政府答弁書の決定をめぐり、事務次官会議で異論が出たことに関し、安倍晋三首相が「事務次官会議なんていらない」と発言したことを明らかにした。

240片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/30(金) 23:34:16
事務次官会議、閣議前の事務的整理以上でも以下でもない

 安倍晋三首相は30日夕、天下り規制問題への官僚側の異論を巡って首相が「事務次官会議なんていらない」と発言したと伝えられたことについて「閣議の前に事務的な整理、詰めを行うもの。それ以上のものでもそれ以下のものでもないと思う」と話した。

 また、4月から入居が始まる衆院赤坂議員宿舎を巡り、豪華な割に家賃が相場より安すぎるとの批判を受けて入居を辞退する野党議員が続出しそうな見通しであることについて「宿舎を必要とする議員は、だいたい地元に家を持っていてその経費もかかり、さらに東京にも宿舎を持つ必要がある。そういったこともよく国民の皆さまに理解してもらう必要もあると思う」と語った。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

241片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/31(土) 03:20:29
薬害C型肝炎訴訟:安倍首相が患者救済策の検討指示
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070331k0000m040183000c.html

 安倍晋三首相は30日、薬害C型肝炎訴訟で国が東京高裁に控訴したことに関連して「訴訟は訴訟として、現実問題として解決できることがあれば努力しなければならない。対応を考えられるところから進めるよう、政府としても検討しなければならない」と述べ、患者救済策の検討を下村博文官房副長官に指示した。【平元英治】

毎日新聞 2007年3月31日 0時37分 (最終更新時間 3月31日 1時14分)

242片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/01(日) 23:55:20
体力作りで新年度をスタート=安倍首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007040100212

 安倍晋三首相は1日午後、東京・六本木のホテル内にあるフィットネスクラブを訪れた。関係者によると、首相はプールで水泳に励むなど、体力作りで新年度のスタートを切った。
 首相がクラブで汗を流したのは先月11日以来、3週間ぶり。先週初めにくじいた右足がまだ完治していないからか、足をややかばうようにホテル内へ。3時間後に姿を現した首相は、すっかりリフレッシュしたようで「元気になりました」と記者団に笑顔を見せた。

243片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/02(月) 08:49:21
やはり、向いてない感じがするがなぁ・・・

昭恵夫人インタビュー 人を勇気づけることに喜び
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070402/shs070402001.htm

 安倍晋三首相の昭恵夫人が政権発足から半年たったのを機に産経新聞のインタビューに答え、首相夫人としての生活、日ごろの首相との会話などについて率直に語った。(聞き手 阿比留瑠比、尾崎良樹)


バッシング、厳しさ痛感/主人、DVD鑑賞が日課

 −−この半年を振り返っての感想は

 「大変でしたが、主人にとってはやりがいのある半年間だったと思います。周りの皆さんは『最近、首相は少し変わってきた』と言いますが、本人は『変わったんじゃなくて、慣れたんだ』と言っています」

 −−安倍首相の様子は

 「主人は地位にしがみつこうとは全然考えていないと思います。自分のためではなく、本当にこの国をよくしたいとの思いで政治をやっているので、その信念を貫き通してもらいたい。首相就任前から『首相になったらどうしよう』と考えていたでしょうが、就任したら理想と現実は違うと感じるときもきっとあるのかと思います。主人はいつも『初心を忘れず』という義父(故・安倍晋太郎元外相)が用いた言葉を好んで使いますが、政治家になりたいと志したときの気持ちを忘れず、頑張ってもらいたい」

 −−バッシングもある

 「こういう立場に立つということは、そういうことなんだと改めて思いました。バッシングは首相になる前からありましたが、なかなか厳しいという感じがしています」

 −−内閣支持率は発足時に比べ下がった

 「主人は『昔、世論調査をしたら(祖父の)岸信介元首相は低い支持率しかなかっただろう。そんなものなんだよ』と言ってます。もちろん世論は大事ですが、自分の思うことをやれば、支持率は後からついてくるものだと思っています」

 −−首相は激務だと思うが

 「昨年8月、(首相の地元の)下関市に小泉純一郎前首相が来られたとき、私が『(首相としての日々で)何が一番大変でしたか』とうかがうと、『何がじゃなくて毎日だ』とおっしゃり、びっくりしました。『やってみれば分かるよ。とにかく毎日毎日が大変だった』と。首相職は本当に大変なんだと思います」

244片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/02(月) 08:49:59
 −−安倍首相は政治家向きの性格か

 「向いているのかどうかは分かりませんけど、やはり、人から見るよりも強いです。お坊ちゃんみたいに見ている人も多いでしょうし、若いのでちょっと頼りないと思っている人もいるかもしれません。ですが、ここぞとなったときには本当にすごく強い人だと思っています。命を惜しまずに、政治にかけている気迫が伝わってきます」

 −−首相夫人の立場とはどういうものか

 「周りに、首相夫人としてどうしたらいいんだろうと相談できる人もあまりいませんでしたし、『私はできるんだろうか』という不安もありました。しかし、あまり背伸びをしてできないことをやろうとしても仕方がないので、できる範囲のことを一生懸命やっていこうと思いました。あまり意識せず、主人が首相になる前と変わらないような生活をしています」

  −−ファーストレディー外交として、各国の首脳夫人とも会うが

 「ほとんどの方が私より年上で、首脳夫人としての経験が長い方ばかりなので、いろんなことを教えていただけたらと思い、どんな活動をしていらっしゃるのかを聞いています。女性同士なので世間話みたいなものもします。家庭の話や洋服、料理、食べ物の話など。やはり女性同士が仲良くなることが、とても大切だと思っています」

 −−各国の大使夫人を公邸に招き、拉致事件をテーマにした映画「めぐみ」を上映した

 「『めぐみ』を見て心に響くものがありましたので、大勢の人に見てもらいたいと思っていました。最初は大使夫人の反応も気になりましたが、大使夫人たちは『たくさんの人にこれを知らさないといけない』『拉致問題はあまり知らなかったけど非常によく理解できた』などと言っていただきました」

 −−公邸での生活はどうか

 「最初は緊張をしましたが、大変住みやすく、おかげさまで快適です。以前は公邸に戻っても、家に『帰ってきた』という感じがしませんでしたが、最近はもう『帰ってきた』という感じがするようになりました」

 −−首相は孤独な決断が必要だというが、1人で沈思することは

 「公邸に帰ってきてからも、書斎にこもっていることも多いです。私には分かりませんが、それは大変だと思います。あとは主人は夜、DVDを見るのが日課みたいになっています。『24』を見終え、今は『プリズン・ブレイク』を見ています。見ている間はほかのことを忘れられますからね。主人はハラハラドキドキするような映画を、没頭して見ているような感じですね」

 −−夫人がいま一番楽しい時間は

 「友人とご飯を食べているときは楽しいひとときです。最初はちょっと控えていましたが、公邸の中にいて普通の感覚を見失わないためにも、いろんな人に会いたいと思っています。先週も広島と神戸に行きましたが、首相夫人という立場で行くと、大変皆さん喜んでくださる。多くの人を勇気づけることは、今の立場だからこそできるという喜びを感じています」

 −−これからの夢は

 「私は先に目標をおいて何かを成し遂げたいというタイプではないので、毎日毎日の出会いや、自分が素直に感じたことを大切にし、自分が思った方向に進んでいきたい」

 ■安倍昭恵(あべ・あきえ) 昭和37年6月生まれ、44歳。東京都出身。森永製菓の創業者一族・松崎昭雄氏の長女。電通勤務時代に知人の紹介で、父の安倍晋太郎元外相の秘書を務めていた安倍晋三氏と出会い、62年6月結婚。平成18年9月に晋三氏が首相に就任、5年半ぶりのファーストレディーに。首相公邸に約100カ国の大使夫人を招くなど積極的に夫人外交を展開している。趣味はテニス、ゴルフ、フラダンス。「アッキー」の愛称で知られ、ラジオ番組のパーソナリティーを務めた経験も。

 ■ファーストレディー 大統領や首相の夫人を意味するが、企業や法人トップの夫人を含むこともある。安倍晋三首相の昭恵夫人は、小泉純一郎前首相が独身だったため、森喜朗元首相の智恵子夫人以来、約5年半ぶりのファーストレディーとなった。

 主な仕事には、首相の海外歴訪同行や首脳夫妻の接遇、閣僚夫人や駐日大使夫人との交流や、地方視察などがある。首相が未婚だとか、夫人が病気であるなど理由がある場合は、近親者が務めるケースもある。

 これまでに首相の妻以外が務めた例には、故・田中角栄元首相の首相時代には長女・真紀子氏(元外相)が、村山富市元首相の首相時代には二女の中原由利氏が務めたことがある。米国では、第15代のブキャナン氏が初めて独身大統領となり、めいが担当した。

 故・小渕恵三元首相の首相時代は、千鶴子夫人が閣僚夫人との懇親会を重ね、政権の結束力強化に貢献したとされ、「首相の意向を知っている夫人の一挙手一投足は、国会議員も注目している」(官邸筋)という。

(2007/04/02 08:07)

245片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/04(水) 18:53:49
靖国参拝で考えは変わらない 首相
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070404/shs070404005.htm

 安倍晋三首相は4日昼、11日から来日する中国の温家宝首相が日本の首相の靖国神社参拝について「二度とないよう希望する」とあらためて表明したことについて、「私の考えは今まで申し上げてきた通りだ。考えが変わることはない」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は就任以来「国のために戦った方々に対する尊崇の念は持ち続けたい」とする一方、自身の参拝については「参拝自体が外交問題化する現実がある以上、参拝するかしないか申し上げない」と明言を避けている。

(2007/04/04 14:50)

246片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/04(水) 21:33:17
地デジ大使の女子アナが安倍首相を表敬訪問
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070404-OHT1T00193.htm

 安倍晋三首相は4日午後、官邸で「地上デジタル放送(地デジ)推進大使」を務める在京テレビ各局の女子アナウンサーの表敬を受けた。

 テレビ朝日の丸川珠代さんら6人の大使は代わる代わる地デジ対応の携帯電話を首相に示し「忙しい人でも移動中に視聴できます」などと、2011年の完全移行に向けアピール。首相は「便利ですね」と画面をのぞき込みながら、「自分はあんまりニュースは見たくない」と“本音”を吐露する場面もあった。

 地デジは昨年12月から全都道府県の県庁所在地で視聴できるようになり、全世帯の約8割をカバー。携帯電話などワンセグ用機器の出荷台数は2月末で500万台を超えているという。

(2007年4月4日19時28分 スポーツ報知)

247片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 09:56:38
「大半の子を救済できる」・300日規定見直しで
 安倍晋三首相は6日、離婚後300日以内に生まれた子が離婚後の妊娠であることを医師が証明すれば前夫の子としてでなく出生届を受理するとの通達を法務省が出すことについて「速やかに対処できてよかった。これで大半の子供たちを救済できる」との見方を示した。記者団の質問に答えた。

 今回の法務省の措置でも、離婚前に妊娠した子供が救済の対象外となっていることや、夫婦間の離婚手続きが進まないケースなどに対応できないといった問題が残るが、こうした点については「婚姻制度の根幹にかかわることは色々な議論がある。慎重な議論が必要だ」と述べるにとどめた。

「離婚後300日」見直し、現実に対応し速やかに対処できた
 安倍晋三首相は6日夜、「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子」と推定する民法772条の見直し問題を巡り、離婚後に妊娠したことを証明する医師の証明書を添付すれば「再婚した夫の子」か「前の夫の子でない非嫡出子」とする出生届を受理する運用改善方針を長勢甚遠法相が表明したことについて、「現実に対応して速やかに対処できたことは良かったと思う」と評価した。一方、離婚前に妊娠した子には救済が及ばないとの批判に対しては、「今回の対応でかなり大半の子供たちについては救済することができた。婚姻制度そのものの根幹にかかわることについては、いろんな議論があるんだろうと思う。そこは慎重な議論が必要だと思っている」と主張した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

248片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 09:58:20
「初球の直球勝負、松坂らしい」――大リーグ初勝利に
 「最初の第1球、直球勝負。気持ちいいですね。松坂らしいと思います。10三振。今後、活躍が期待されますね」。安倍晋三首相は6日夜、米大リーグ、レッドソックスに今季加入した松坂大輔投手が5日のロイヤルズ戦に登板し、デビュー戦を白星で飾ったことを受け、喜びを表した。今季の勝ち星について、「20勝ぐらい目指してもらいたいと思いますね」と笑顔で期待感を表明した。

 26日からの訪米時に松坂投手の登板する試合を観戦する可能性に関しては、「行きたいのは行きたいですがね、時間がうまくあるかどうか。なかなか難しいと思います」と語った。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

249片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 19:52:36
安倍首相:「東京の圧勝、今後の弾みに」3選高く評価
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070410k0000m010061000c.html

 安倍晋三首相は9日、統一地方選前半戦の結果について「東京で圧勝できたので、一つの弾みになると期待している」と語り、東京都知事選で現職の石原慎太郎氏が大差で3選を果たしたことを高く評価し、22日の福島、沖縄の参院補選や参院選への影響に期待感を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は「東京の勝負をみんな注目しているから、そこで圧勝できたことは大きかった」と述べ、勝因については「今までの石原さんの実績」との認識を示した。【渡辺創】

毎日新聞 2007年4月9日 19時13分

250片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 21:18:50
首相 都知事選の圧勝は弾みに
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/09/k20070409000200.html

安倍総理大臣は、9日夕方、総理大臣官邸で記者団に対し、8日投票が行われた統一地方選挙の前半戦の結果について、「注目されていた東京都知事選挙で圧勝できたので、一つの弾みになると期待している」と述べました。
8日投票が行われた統一地方選挙の前半戦で、自民党と民主党が事実上対決する構図となった5つの都道県の知事選挙の結果は、自民党の3勝2敗となりました。これについて、安倍総理大臣は記者団に対し、「東京都知事選挙で圧勝できたので、一つの弾みになると期待している。東京での勝負を、みんな注目していただろうから、そこで圧勝できたことは大きかったと思う」と述べました。その一方で、安倍総理大臣は、道府県議会議員選挙で、自民党の獲得議席が改選議席を下回ったことについて、「自民党の分析では、定数減と市町村合併の影響だということだが、身を引き締めていかなければならない」と述べ、道府県議会議員の定員が減ったことと、市町村合併に伴う地方議員の減少が、影響しているという認識を示しました。また、今月22日に投票が行われる参議院の福島選挙区と沖縄選挙区の2つの補欠選挙への対応について、安倍総理大臣は「選挙はすべて勝つという意気込みで戦いに臨みたい」と述べました。

251片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 03:10:02
安倍首相:国内線搭乗を解禁 
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070411k0000m010154000c.html

 危機管理の観点から民間機を使った国内移動を見合わせてきた安倍晋三首相が15日、国内線に首相就任後初搭乗する。22日投開票の参院沖縄補選の応援で沖縄県を訪問する。緊急時に首相と連絡がとれない事態を解消するため、内閣官房は国土交通省などと検討を進めてきた。今回の解禁が問題解決なのか、選挙応援という必要に迫られた方針転換なのかについては、首相サイドは「危機管理上明らかにできない」(周辺)としている。

 国内線搭乗見合わせのきっかけは、就任間もない昨年10月の北朝鮮の核実験。実験当日、久間章生防衛相が衆院大阪9区補選応援のため国内線に搭乗中で連絡が遅れ、危機管理の問題として国会でも追及された。

 首相の外国訪問は政府専用機を利用するため、通信手段が確保される。これに対し、国内移動はコスト面から政府専用機は通常使わない。民間機の機内では携帯電話の電源を切るため、スタッフを含め首相一行に連絡をとれなくなる。

 政府は改善策として(1)電波法で非常時の目的外利用が認められている機長無線の活用(2)衛星電話の小型専用機の配備−−などを検討してきた。しかし、機長無線の活用が「航空会社に通信内容が聞こえるため、国家機密を扱うには不適格」(官邸関係者)と指摘されるなど、それぞれに課題を抱え難航してきた。

 首相はこれまで国内訪問は新幹線を中心に陸路を使ってきた。3月24日には空路なら1時間20分の高松市に4時間半かけて到着。3月10日の広島入りも広島空港近くが最終訪問先だったが、1時間かけてJR広島駅まで戻って新幹線で帰京するなど、徹底して国内線の利用を避けてきた。

 国内線解禁により、参院選に向けて訪問先のエリアが広がりそうだ。ただ、危機管理に詳しい軍事評論家の小川和久氏は「政府が解決策を検討しているのは間違いないが、取り組みの途上だろう」と分析している。沖縄参院補選は夏の参院選本番の前哨戦となる重要な選挙のため、具体的な解決策が確立する前に解禁した可能性もある。

 小泉純一郎前首相は国内線を利用した。官邸内には「連絡が取れないのは短時間だし、東京には官房長官が残っているのだから、それほど気にすることはないのでは」との声もある。【渡辺創、小山由宇】

毎日新聞 2007年4月11日 3時00分

252片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 01:03:28
安倍首相:石原都政継続に期待感 再開発事業パーティーで /東京
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tokyo/news/20070412ddlk13010430000c.html

 安倍晋三首相は11日、千代田区内で開かれた再開発事業のパーティーに出席し、石原慎太郎氏(74)が3選した知事選について「都民のみなさんは賢明な判断をされた。東京は世界の東京としてアジアの玄関でなければならず、石原知事にはさらにらつ腕をふるっていただきたい」と述べ、石原都政の継続に期待感を示した。このパーティーには安倍首相、石原氏、自民党の中川秀直幹事長が同席した。

 安倍首相は石原氏の戦いぶりについて「一部マスコミの心ない批判を見事にはねのけた」と評価した。中川幹事長も「(東京が)世界の都市間競争に負けては困る。石原知事が再選のうえでこういうパーティーが開かれ、感謝したい」と語り、石原氏の3選を歓迎した。石原氏は都市再生に関して「世界で東京ほど集中集積の進んだ首都はない。さらに活力を増進し、バイタルな(生気あふれるような)活動を維持していきたい」と意欲を見せた。

 この日のパーティーは、千代田区大手町1丁目の第一種市街地再開発事業の起工披露のために開かれた。国の旧大手町合同庁舎跡地約1・3ヘクタールに3棟の高層ビルを建てる計画で、日本経済新聞、全国農業協同組合中央会、日本経団連などが入る。総事業費は1150億円。今月着工し、09年3月に完成する予定。【木村健二】

毎日新聞 2007年4月12日

253片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 07:44:29
首相、公務員制度改革「私の方針通り」
 政府・与党は13日、首相官邸で公務員制度改革に関する協議会を開き、新・人材バンクを設けて各省による天下りあっせんを原則禁じる一方、将来の見直し規定を盛り込むとの改革案を正式決定する。安倍晋三首相は12日、記者団に「私が示した基本方針通りに決めていただいた。今後この改革は進んでいくと期待している」と強調した。

 与党では12日午前の自民党に続き、午後に公明党も行政改革推進本部・公務員制度改革委員会を催し、同案を了承した。

254片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 07:45:01
中学生の手紙に感激=首相
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2007041300010

 安倍晋三首相は12日夜、都内のフランス料理店で開かれた1954年生まれの著名人でつくる「午(うま)年の会」の会合に昭恵夫人とともに出席した。
 出席者の1人が、修学旅行で上京し同店でケーキ作りを体験した山口県の女子中学生3人が、首相の来店を知って書き残した手紙があることを紹介。「美しい国、日本と言っている首相が山口県出身であることを誇りに思います」と書いた文面が読み上げられると、首相は「この中から初めての女性首相が出るといいね」とうれしそうに話していた。

255片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 06:59:59
またみのもんた?

首相、桜を見る会で「美しい国に」
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070414/shs070414001.htm

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」が14日午前、東京・新宿御苑で開かれた。五輪女子マラソン銀メダリストの有森裕子さんや女優の蒼井優さんら、スポーツ界や芸能界、政財界などから約1万1000人が招かれ、首相とともに満開の八重桜を楽しんだ。東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅で線路内に侵入した女性を助けようとして殉職した宮本邦彦警部の妻、礼子さんの姿もあった。

 昨夜の大雨から一転、初夏を思わせる陽気のなか、首相は、松尾芭蕉の「さまざまのこと思い出す桜かな」の句を引用し、「今日は皆さんもいい思い出をつくっていただきたい」と上機嫌であいさつ。そのうえで「国会もいよいよ後半戦だ。日本をもっともっと素晴らしく美しい国にするために私も全力を傾ける決意だ」と表情を引き締めていた。

(2007/04/14 12:15)

256片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 14:41:01
首相4市で街頭演説
http://www.minyu-net.com/news/news/0415/news2.html

 安倍晋三首相は14日、参院福島選挙区補選の自民党公認候補の応援のため本県を訪れ、福島、会津若松、郡山、いわきの4市で街頭演説した。安倍首相が就任後に本県を訪れたのは初めて。
 福島市で行われた演説で安倍首相は、「野党は格差、格差と文句ばかり」と野党の姿勢を厳しく批判した上で、「私たちは6年前から勇気を持って構造改革を進め、日本全体の景気は間違いなく良くなった。もっと皆さんが実感できるように取り組む」と改革路線の継続に理解を求めた。
 また、再チャレンジ支援策について「1回失敗しても何回も立ち上がる日本にしていく」と述べ、非正規社員の待遇改善、厚生年金の適用拡大などに強い意欲を示した。地方の地域振興策を国が支援する「地域再生計画」については「霞が関のお役人が考えた、かつての地域再生はもう古い。地域をよく知る皆さんが出すアイデアを応援し、地域力を発掘する新しい政策を続けていく」と語った。
 安倍首相は就任後初めて会津入りし、演説の冒頭「わたしは山口の出身。山口の先輩がご迷惑をお掛けしました。これからは力を合わせて頑張りましょう」と切り出し、小学校の修学旅行で鶴ケ城を訪れた思い出も披露した。
 首相の会津入りが報じられてから、地元では戊辰戦争で敵対した首相の地元との関係を指摘する声もあったが、首相からの思わぬ”おわび”に聴衆から拍手がわき上がった。
(2007年4月15日 福島民友ニュース)

257片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 14:52:30
安倍首相会津入り「戊辰戦争で迷惑掛けた」 河北福島
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070415t61021.htm

 戊辰戦争では迷惑を掛けた―。安倍晋三首相は14日、長州(現在の山口県)出身の首相として初めて、因縁の地福島県会津若松市に入った。参院福島選挙区補欠選挙の党公認候補を応援する街頭演説で、真っ先に140年前の「非」をわびると、約1000人の聴衆が詰めかけた会場は拍手に包まれた。

 首相は、自民党幹事長だった2003年にも、選挙応援で会津若松市を訪れたが、この時は「会津長州同盟を作り、この国を変えたい」と「歴史認識」を飛び越えて日本の構造改革などを訴えていた。

 今回は「私は山口県の出身。先輩がみなさんにご迷惑をお掛けしたことを、まずおわびしなければならない」と切り出した。「安倍姓のルーツは東北地方。みなさんの仲間だと思ってほしい」と続けると、会場から「総理、心配するな」と掛け声が飛んだ。

 聴衆の多くは自民党支持者と、首相を一目見ようという市民。歓迎ムードに安心した様子の首相は、「地方を、会津を元気にしたい」と熱弁を振るった。

 会津の視点で戊辰の歴史をとらえた著作が多い作家星亮一さん(71)=郡山市=によると、長州出身の政治家が首相として会津若松市を訪れた記録はない。星さんは「今も確執が残る中、思い切った発言だ」と首相のおわびを評価。先ごろ来日した中国の温家宝首相の言葉になぞらえ、「会津の氷も解ける」と話した。

 同市の保育士伊藤由美さん(25)は「私たちの世代は会津とか長州とかこだわらない。安倍さんを近くで見られてうれしい」と、若い世代には過去のわだかまりとは無縁の反応も。携帯電話で盛んに首相の写真を撮っていた。

258片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 22:15:59
http://www.nikkei.co.jp/seiji/syusyou.html
「美しい国に決意」、桜を見る会
 安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」が14日午前、東京・新宿御苑で開かれ、各国大使やスポーツ選手、文化・芸能人ら約1万1000人の招待客が汗ばむような晴天の下、八重桜などを楽しんだ。

 首相は桜色のネクタイをしたスーツ姿で昭恵夫人とともに到着。「国会もいよいよ後半戦だが、日本をもっともっと素晴らしい美しい国にするため全力を傾けていく決意だ」とあいさつした。会場からは「晋三さーん」といった声援も。女優の蒼井優さんやタレントのみのもんたさんらと談笑するなど終始、にこやかな表情だった。

 首相は官房長官だった昨年4月の「桜を見る会」当日の早朝、靖国神社を参拝。参拝が明らかになった後も事実確認を避けているが、この日は午前8時半すぎに公邸を車で出発し、まっすぐ新宿御苑に向かった。

259片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 15:25:27
野党、長崎市長銃撃事件の首相談話を批判=塩崎官房長官「真相究明を優先」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007041800454

 長崎市の伊藤一長市長銃撃事件で18日、野党幹部から、事件直後に安倍晋三首相が「捜査当局で厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む」との短いコメントを発表するにとどまったことを批判する声が上がった。
 社民党の又市征治幹事長は国会内で記者団に対し「表現の自由、政治活動の自由、選挙運動を暴力で圧殺したことに対するコメントが一番求められていた。一国の首相としては極めて残念なコメントだ」と語った。
 国民新党の亀井久興幹事長も「行政の長としては、暴力行為で言論を封殺するようなことが選挙戦の最中に起こったことに対する憤りを、まずはっきり言ってしかるべきだ」と強調した。
 これに対し、塩崎恭久官房長官は記者会見で「第一報が入ってすぐで、まだ真相究明がなされなければいけないタイミングだった。真相究明を最優先すべきだということで、やや簡単なコメントになった。思いは同じだ」と釈明した。


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