[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【44衆】中国
50
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 18:16:39
コスタリカにしなかったのは、分裂でも村田が勝てるという読みあってのことなのだろうね。
加藤氏5区出馬へ 無所属、保守は分裂 岡山
2005年08月25日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/okayama/OSK200508250057.html
自民前職の加藤勝信氏(49)=比例中国ブロック=が24日、笠岡市内で記者会見し、岡山5区から無所属で立候補すると発表した。5区には自民前職の村田吉隆氏(61)が自民公認を得て立候補を予定しており、自民の前職同士が争うことになった。5区でほかに立候補を予定している民主新顔の花咲宏基氏(39)、共産新顔の堀良道氏(56)の両陣営はともに「自民の中の争いでしかない」と冷ややかに受け止めているが、保守分裂で5区の戦いは一層激しさを増しそうだ。
二転三転の末の決断だった。加藤氏は24日午前、笠岡市内の事務所開きで、「自民党にいた人間が党を出て戦わねばならなくなった」と述べ、無所属での出馬を強く示唆。同日夕には記者会見もセットした。
ところが、会見の直前、所属する旧橋本派の額賀福志郎氏から連絡が入った。「比例区での上位を前提にした上で、次の選挙以降のことは今後調整する」。こう語った額賀氏は、村田氏が所属する旧堀内派の古賀誠氏、自民党の二階俊博総務局長とすぐに協議を始めると知らせてきたのだった。
「それなら共存共栄できる」。加藤氏は午後5時の会見の開始を延ばし、協議の行方を待った。しかし、午後5時40分ごろ、額賀氏から協議が不調に終わったと知らされ、無所属での出馬を決断。武部勤幹事長と二階氏に電話で決意を伝えた。
その後、会見した加藤氏は「選挙準備のため、支持者のため、これ以上決断は延ばせない。一番いい道はコスタリカ方式だと思っていた。苦渋の選択だが無所属で立候補せざるを得ない。厳しい戦いになるとは思うが、これも私に与えられた運命」と語った。
これまで加藤氏を支援してきたある笠岡市議は「県議は動きにくいかもしれないが、私たちは全面的に応援する。勝算は十分ある」と話し、決戦の構えを見せている。
両氏の調整につとめてきた伊藤文夫県議(笠岡市選出)は「郵政民営化で歩調をあわせている両氏が、同じ選挙区で戦うことになり、大変残念な結果になった。民主党を利することにならないか、心配だ」と話す。
一方、他党の立候補予定者は冷ややかに見る。
花咲氏は「同じ政党で政策も違わないのに2人出るのは、政治理念に欠けている。私は自民か民主か、という政権選択選挙だということを有権者に訴えたい」。
堀氏は「加藤氏も村田氏も自民党の人。内部の話なのでとやかく言うことはない。誰が相手でも、増税や憲法改悪に反対する野党としての立場で戦い抜くだけだ」と話した。
一方、村田氏は同日夜、笠岡市内で記者会見を開き、加藤氏の無所属での出馬について「同じ政策で同じ党の人間なのになぜ、無所属で立候補をしたいのか、不可解で理解できない。5区の選挙区を取りたいというだけの話だ。私は公認候補の看板を背負って、正々堂々と戦うだけだ」と力強く語った。
51
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 23:44:09
公示直前の情勢 1区・2区/’05総選挙 広島
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news02.asp?kiji=4386
参院本会議での郵政民営化法案の否決を受けた衆院解散から2週間。「短期決戦」となった今回、県内7小選挙区の立候補予定者の顔ぶれがほぼ出そろった。30日の公示を前に、各区の情勢を報告する。(敬称略)
■1区 前職に挑む3野党新顔
立候補予定者
岸田 文雄48 自前
菅川 洋36 民新
長妻 亮28 共新
上村 好輝45 社新
中国地方最大規模の繁華街とオフィス街、新旧の住宅地が混在する広島市中心部の中、東、南区がエリア。前回は、自民、民主、共産が議席を争い、文部科学副大臣などを歴任した自民前職の岸田が4選。今回は、民主と選挙協力をしない社民を加えた構図になりそうだ。
岸田は、繁華街での街頭演説で、「構造改革の流れを推し進めるのか、止めてしまうのか」と聴衆に問いかけ、郵政民営化の必要性を訴える。解散後は、普段の土曜日の昼と月曜日の朝に加え、日曜日も街頭に立つ。7月に広島市内であったパーティーには、約1200人が集まった。
民主新顔の菅川は、今春同党が公募した広島1区の候補者に応募、三十数人の中から選ばれた。元参院議員(民主)の菅川健二氏の長男で税理士。「所得税控除の削減など、政府は不公正な改正を繰り返している。しがらみの多い自民党政権では本当の改革はできない」と訴える。
共産新顔の長妻は28歳。市田忠義・党書記局長を迎えて14日夕に広島市中区で開いた街頭演説会では、約500人を前に若者の雇用対策を訴えた。繁華街や住宅地での街頭演説を1日10回重ね、すでに選挙区内を一巡した。公示日までさらに二、三巡して、有権者への浸透を図る。
「市の中心部で党の主張を訴えるために、候補者を立てることが必要」(金子哲夫・社民党県代表)と、立候補を決めた社民新顔の上村。「弱い者をいじめている」と小泉政権の構造改革を批判し、繁華街などでの1日3回の街頭演説で、平和や税制問題、福祉の充実を訴える。
■2区 分裂回避し自民一本化
立候補予定者
平口 洋57 自新
松本 大輔34 民前
高見 篤己53 共新
広島市西部(西区、佐伯区)から県西部にかけて、ベッドタウンと山間部、島々が混在する。前回は、自民元職と公認を争った新顔2人が立候補し、保守が分裂、民主が初めて議席を得た。今回は自民党県連の調整で候補者を一本化。自民新顔と、民主前職、共産新顔が争う構図だ。
前回、約6万1千票を得た元国土交通省河川局次長で自民新顔の平口は、ほぼ毎朝約1時間の街頭演説をこなしてきたほか、地域の行事にも積極的に参加し、後援会の拡充に努めてきた。演説では「公務員を削減し、小さな政府の実現が必要」と郵政民営化法案に賛成の立場を強調。候補者一本化について、陣営幹部は「有権者が迷わず投票でき、勢いづく」と手応えをつかむ。
前回初当選した民主前職の松本は、元東京三菱銀行員。国会開会中の平日も毎週月曜日朝に、人通りの多い四つの駅で街頭演説を続けたほか、自身のHPでも国会での発言や審議の内容を紹介するなど、1年10カ月の実績をアピール。地元ベテラン県議も「『若くてこまめに動く』という評判が出てきた」と評価する。演説では、サラリーマン増税の凍結や公費の無駄遣いの一掃を訴える。
共産新顔の高見は、広島修道大生協で約5年間勤務したのち、日本民主青年同盟県副委員長となった。郵政民営化法案など政府の構造改革路線を「庶民にさらに負担を強いる」と批判。日中はスーパーやバスターミナルで街頭演説し、夜は支援者回りを1日十数カ所こなす。高見陣営は「2区は岩国基地にも近いので、米軍再編問題も訴えたい」と平和団体にも支援を求める。
(8/23)
52
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 23:52:25
公示直前の情勢 3区・4区/’05総選挙 広島
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news02.asp?kiji=4387
■3区 民主初擁立で混戦模様
立候補予定者
河井 克行42 自前
橋本 博明35 民新
大西 理39 共新
金子 哲夫57 社元
広島市北部のベッドタウンから島根県境まで広がる。市中心部への通勤者の多い安佐南区、安佐北区と、中山間地域の安芸高田市、安芸太田町、北広島町が併存する。
中山間地域の高投票率が目立ち、前回は旧大朝町が88・02%で県内の市区町村別で最高だった。
自民前職の増原がコスタリカ方式で比例に回り、比例区だった前職河井が選挙区から立つ。河井は外務政務官としての実績をアピールし、「改革か停滞か」と小泉首相による改革路線の推進を訴える。
民主は、科学技術庁や内閣官房で特殊法人改革などに携わった新顔橋本を公認し、3区で初めて候補者を擁立。橋本は街頭演説を重ねて「政権交代」を訴えている。前回社民の候補を推した連合は今回、橋本の推薦を決めた。
共産新顔の大西、社民元職の金子は、前回に続く立候補。大西は連日のように演説、集会をこなし、「大増税反対」「確かな野党の選択を」と訴える。県原水禁常任理事を務めるなど平和運動に携わってきた金子は「護憲」を訴えの中心にすえ、「ヒロシマの声を国政に届ける政治家が必要」と国政復帰を目指す。
また、国民新党を結成した亀井静香に近い自民県議石橋良三も出馬に向けて後援会と協議を続けており、近く結論を出すとみられる。
■4区 自民前職に民・共再挑戦
立候補予定者
中川 秀直61 自前
空本 誠喜41 民新
中石 仁42 共新
広島大学や大手メーカーの相次ぐ進出で有権者が増え続ける旧東広島市とマツダを抱える府中町、保守地盤が強い旧賀茂郡などからなる。
9選を目指す自民前職の中川に、新顔でいずれも前回立候補した民主空本と共産中石が挑む。社民は候補者擁立の動きを見せておらず、候補者は前回の5人から減りそうだ。
党国対委員長の中川は、国の深刻な財政赤字を強調し、「国破れて郵便屋さんだけ残ったではだめだ」と郵政民営化推進を前面に出す。20日に東広島市で開いた決起集会には約1400人を集めた。夏祭り会場や集会などで支援者らに支持を訴えるが、党本部の仕事で地元にほとんど戻ることができていない。
連合広島の推薦を得た空本は、選挙区を自転車で駆け回りスーパー前などで演説を重ねながら、「環境にやさしいものづくり国家」「子どもが自立できる教育環境の整備」を重点に訴えている。社民票の取り込みを目指す陣営は、「(前回より)票の上積みができる」と期待を寄せる。
中石は党後援会や支持者宅をこまめに回り、1日10回余りの街宣活動では「憲法改悪反対」「消費税を含む増税反対」のほか、「過疎地域の切り捨てにつながる」として郵政民営化反対を強調。自民の対立軸としての立場をアピールしている。
(敬称略)
(8/23)
53
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 23:53:04
公示直前の情勢 5区・6区/’05総選挙 広島
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news02.asp?kiji=4388
■5区 自・民・共、補選の構図
立候補予定者
寺田 稔47 自前
三谷 光男46 民新
角谷 進58 共新
沿岸部と島嶼(とうしょ)部を中心に工、農、漁業が混在する。池田行彦元外相の死去に伴う昨年4月の補選では自民候補が民主候補に競り勝ち、同区の議席を守った。今回も3人が立候補を予定し、補選とほぼ同じ構図の戦いとなりそうだ。
自民前職の寺田は、補選では元外相の後継を強調するとともに行政経験をアピール。公明の推薦も受け、知名度不足を克服した。池田家の旧来の地盤だった竹原市や島嶼部では大きく票を伸ばした半面、合併前の旧呉市では三谷に9千票近く上回られた。当選後、呉市内などでのミニ集会や街頭演説など積極的に開いており、陣営は「呉市でも勝利」を目指す。
民主新顔の三谷は、前回総選挙は無所属、補選では民主公認で立候補して、出身の旧呉市では投票者の半数を超える支持を集めた。補選に敗れた翌朝からほぼ毎日、駅前などで政策を訴え、島嶼部などへも積極的に訪れるなどして知名度を高めてきた。「広島5区は、民主の政権交代の分水嶺(ぶんすいれい)だと思っている」(陣営幹部)と話す。
共産党県中部地区委員長の角谷は4回目の衆院への挑戦。増税反対や憲法擁護などを中心に訴える。自民と民主の2大政党化の流れに、野党としての立場を鮮明にして、「国民に痛みを押しつける小泉政権に審判を下す選挙にしたい」と語る。
■6区 混戦、公明の動向も注目
立候補予定者
佐藤 公治46 民前
亀井 静香68 国前
堀江 貴文32 無新
尾道市、三原市の大部分を中心とした瀬戸内海沿岸の商工業地域と県北の三次、庄原市を中心とした中山間地という二つの地域性を抱え、県内七つの選挙区で最も広い。有権者数は約34万人。
前回比例区で復活当選した民主前職の佐藤、郵政民営化法案に反対し、国民新党から出る前職の亀井に加え、郵政法案賛成を訴えるライブドア社長の堀江が無所属で名乗りを上げ、混戦模様だ。前回は亀井を支援した公明の動向も注目される。共産は擁立を断念した。
前回、亀井に約1万7千票差まで迫った佐藤は9日に選挙区に帰り、精力的に動いている。父親以来の後援会組織に加え、前回に続き連合広島の推薦も受け、しまなみ海道などの無料化や農業対策、子育て支援などを「地道に、愚直に」訴える。
10選を目指す亀井は、20日に選挙区入り。地盤の三次、庄原市からミニ集会や事務所開きを回り、「農村や中小企業の活性化」を訴えた。ほとんど地元に戻らなかった前回とは一変し、選挙中もほぼ選挙区に張り付く予定だ。
堀江は19日午後に自民党本部で立候補を表明した後、同日夜、尾道市で会見し「小泉首相の改革をお手伝いしたい」と語った。翌日から選挙区を一巡。テレビのワイドショーや報道番組で取り上げられ、事実上の「メディア選挙」を繰り広げている。
(敬称略)
(8/24)
54
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 23:53:46
公示直前の情勢 7区/’05総選挙 広島
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news02.asp?kiji=4389
■7区 自・民・共の三つどもえ
立候補予定者
宮沢 洋一55 自前
和田 隆志42 民前
森川美紀恵55 共新
県内第2の都市福山市と、来年3月に同市への合併が予定されているベッドタウンの神辺町がエリア。元首相宮沢喜一の地元で、伝統的に保守支持層が多い。前回は、宮沢が和田に約1万7千票の差をつけて選挙区で勝ち、和田が比例区で復活当選した。今回は宮沢、和田に共産新顔の森川の3人が争う構図。前回、元職の山田が獲得した約2万3千票の行方に注目が集まる。
宮沢はおじ喜一の地盤を引き継ぎ、地元大企業や保守系団体の支持を集める。解散後は、支援者回りに加え、駅前やスーパー前の街頭演説もこなす。郵政民営化の法案づくりや年金改革などの実績を強調し、「郵政民営化は一里塚。本丸は公務員制度改革を含む行政改革」などと訴える。保守系市議約20人の支援を受ける。18日には公明党の推薦も取り付けた。
宮沢と同じ大蔵出身の和田は、高校の同窓生や地元中小企業などを回り、早朝のラジオ体操にも顔を出す。「小泉改革で拡大したのは貧富の格差。政権を変えなければならない」「政府の法案は郵貯の歳出構造の改革に手をつけていない」と訴える。在職中は週末や平日にも地元に戻り、行事や集会に顔を出して関係を築いてきた。19日に連合広島の推薦を得た。
県内唯一の女性立候補予定者森川は、住宅街やスーパーを1日15カ所のペースで回る。比例区の女性立候補予定者らと街頭に立ち、「平和な暮らしを守る党」と訴える。「私自身、子を育てた母親。主婦ら女性の苦労が分かる」と言い、「国民に痛みをおしつけ、郵政民営化、庶民大増税、憲法改悪へと進める小泉構造改革に『ノー』を示そう」と主張している。(敬称略)
(8/25)
55
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/26(金) 23:14:28
衆院選:広島6区 堀江氏参戦で混とん
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050827k0000m010115000c.html
「今日から改革始めるぞー」。広島県尾道市のJR尾道駅前に声が響いた。25日午前、堀江貴文氏の事務所開き。ボランティアスタッフら約60人はそろいの黒いTシャツ姿。「改革」の白い文字が胸に躍った。
「郵政民営化賛成の選択肢を示す」と立候補を表明してから1週間。何のつながりもなかった選挙区を知るため、堀江氏は、瀬戸内海の島々から中国山地に及ぶ南北100キロ、東西50キロを駆け足で回り、拠点を尾道に決めた。
広島6区は強固な地盤を誇る亀井静香氏に、農相などを務めた故佐藤守良氏の二男公治氏が96年から挑んできた。両氏の得票差は00年約5万7000票。03年は約1万7000票と佐藤氏が追い上げてきた。「次は激烈な勝負」と言われる中の堀江氏の参戦だった。
■
「小泉改革は地方切り捨て。どんな山の中でも一生懸命生きていれば何とかなるという政治に変えよう」。20日、亀井氏は選挙区に戻って支持者に語りかけた。公示の10日も前の地元入りは近年なかった。4日間で約40カ所の集会に出席。堀江氏を「金の力で何をやってもいいんだと考えているようだ。政治の世界で何をやろうとしているのか。私には理解しがたい。刺客なら堂々と自民公認で出たらいい。隠密刺客だ」と批判した。
事務所開きで堀江氏が気勢を上げていたころ、佐藤氏は三輪オートバイで街頭演説会場に向かっていた。「生の声で直接訴える自分の手法を貫きたい」。佐藤氏はテレビ出演より、街頭演説やあいさつ回りにこだわる。因島市では「郵政問題だけで国の舵(かじ)取り役を選ぶのは危険。小泉首相が勝ってしまえば、やりたい放題にやるのではないか」と訴えた。
小泉純一郎首相とツーショットの写真を掲げる堀江氏の事務所は尾道駅前にあって、対岸の向島との間を走る海峡「尾道水道」を見渡す一等地。買い物に来た主婦(53)は「目立つ場所に事務所を開いてホリエモンらしい」。
24日、堀江氏は尾道、三原の両市長を訪ねた。亀田良一・尾道市長との面会は予定の倍以上の約40分間。面会後、亀井氏を長年支持してきた亀田市長は言った。「テレビでは強気なイメージだったけど、実際の印象はさわやか。従順だししっかりしてるね。ただ選挙となれば話は別。あんまり褒めたら亀井さんが怒るわな」
堀江氏の選挙運動の柱は10万人握手作戦。「触れ合うことで自分を分かってもらう。亀井さんはこれまでどれぐらいの人と握手してきたんですかね。長い間積み上げてきた人たちに追いつくには、知名度を生かすしかない」。握手の何%が票に結びつくのか。その問いかけに、堀江氏は「分かりません」と即答した。【小原勝、堀江拓哉、藤田宰司】
56
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 03:29:31
【山口】
高村氏、郵政民営化に賛成を明言「再修正し決着を」
2005年08月26日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/yamaguchi/SEB200508260004.html
衆院山口1区に立候補を予定する自民党前職の高村正彦氏(63)が25日、周南市内で記者会見し、郵政民営化問題について「過疎地を含めた郵便局のネットワークが維持される形で、民営化を進めるべきだ」と述べ、賛成の立場を明らかにした。民営化法案の衆院採決では棄権していた。
参院特別委員会では、郵便局のネットワークを維持するなどの付帯決議付きで法案が可決され、過疎地の郵便局も存続する見通しになったため、今は賛成できると説明。衆院本会議の採決段階では、その見通しがなかったため棄権したという。
郵政民営化の進め方としては「付帯決議の内容を盛り込んで法案を再修正し、早く決着をつけるべきだ」と話した。
衆院解散後、自民党の公認を受ける候補者に党執行部が配った、郵政民営化賛成と構造改革支持の意思を明記した文書に署名した。採決棄権に関する弁明書などは提出していないという。
57
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:26:59
動乱:’05しまねの選択/上 郵政民営化 保守王国に内紛劇 /島根
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/shimane/news/20050826ddlk32010346000c.html
「最初は過疎地の郵便局がなくなる危機を感じ、法案に反対しないといけないと思った。しかし、今の郵便局ネットワークはすべて守ると修正案で決められたんです」
益田市で20日にあった与党の時局講演会。竹下亘(58)は、採決直前で郵政民営化法案の賛成に「転向」した理由を釈明した。
解散直前の6日、竹下は浜田市で苦しい胸の内を明かしている。「反対した方が楽は楽だった。政局にしてはいけない、という思いだった」
しかし、竹下を含め県内の多くの自民議員はもともと郵政民営化に反対の立場だった。県内の四つの特定郵便局長会は、法案に賛成した竹下らを顧問職から解任。特定郵便局のOBらで作る政治団体「大樹」の新比恵(いまひえ)健支部長(78)は憤る。「昨年、県議会や市町村議会で郵政民営化反対の決議が採択されたのに、いまやみんな法案に賛成。ただの茶番劇じゃないか」
× ×
県内に243ある特定郵便局の多くは過疎地や中山間地にある。郵便局が地区で唯一の金融や保険を担っているところも少なくない。法案に反対票を投じた亀井久興(65)は「郵便事業は本来赤字体質。郵貯や簡保と分離して民営化すれば経営が成り立たなくなり、郵便局のネットワークが維持できなくなる」と強調する。
だが、細田博之(61)はこう反論する。
「全国津々浦々の郵便局がなくなるなんてありえない。今こそ新しいことを始めるチャンスなのに、一種のデマゴーグのような反対が多い」
24日午前、出雲市のホテルであった「大樹」役員会。新比恵は「田舎の切り捨てを防ぐ」と説明し、法案に反対した亀井と国民新党への支持を決めたことを明かした。
「郵便局ネットワークの維持は法案で担保されているはずでは」。記者の問いに、新比恵は声を荒らげた。「そんなこと全然承知していない」
自民と郵便局の分裂は、この時点で決定的になった。
× ×
一方、民主の浜口和久(36)は「郵政問題は主要な争点ではない」と、一連の対立から距離を置く。
「今回の法案には反対だが、年金問題や過疎地、中山間地の医療など、島根にとって関心の高い課題はほかにいくらでもある」
郵政法案を巡る自民の内紛劇に、民主が埋没するのではないかとの危機感がそこに見える。
× ×
郵政法案の参院否決から始まった解散、総選挙は、保守王国・島根にもかつてない「動乱」をもたらした。その動きを報告する。(敬称略)
毎日新聞 2005年8月26日
58
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:28:02
2005総選挙:「公認でないことが誇り」 2区・川上氏、事務所開き /鳥取
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/tottori/news/20050824ddlk31010353000c.html
◇300人前に、自民執行部批判−−米子
鳥取2区から出馬予定の無所属前職・川上義博氏(54)は23日、米子市米原で約300人の支持者を集めて事務所開きを行った。川上氏は「郵政民営化法案は小さな政府実現につながらない無茶な法案」とした上で、「次の国会に出すという郵政法案の中身が分からないのに、自民公認がほしくて認めた者がいる。国民の声を聞くべき議員が小泉の声を聞いている。私は公認でないことが誇りだ」と公認を巡る党執行部や立候補者の“ひょう変”を批判した。
西部町村会長の住田圭成・伯耆町長、西部町村議長会長の佐々木秀明・日野町議長らも出席。後援会長の森田隆朝・元米子市長は「小泉お化けをやっつけよう」と鼓舞し、自民7、無所属1の計8県議らを組み込んだ陣営選対を公表した。
選対本部長の自民党県議・石黒豊氏は「地方には霞ケ関の官僚はいらない。私は負ければ県議を辞める。退路を断った私に腹を切らせないでください」と激しい調子で訴えた。【小松原弘人】
毎日新聞 2005年8月24日
59
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:29:31
2005総選挙:公示直前情勢 1区 「逢沢VS菅」くっきり /岡山
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/okayama/news/20050824ddlk33010489000c.html
◇追う植本氏、新顔・福島氏
「郵政解散」で走り出した衆院選は、30日の公示まで1週間を切った。郵政法案への賛否を巡る自民の公認問題など、一時混とんとした各選挙区の構図もほぼ確定。郵政だけでなく年金や外交、憲法など大きな課題を争点に、政権交代・政界再編も見据えた戦いが始まっている。次第に熱気を帯びてきた、県内5選挙区の情勢を報告する。
「前回衆院選(03年)はテレビカメラも来たんですが……。今日は少ないですね。(記者)1人ですか」
19日に岡山市で開かれた自民・1区支部の選対会議で、進行役の事務長が冗談交じりにあいさつした。郵政法案反対派に対する党本部の“刺客”擁立など荒れ模様の岡山で、1区だけは解散当初から、前回と同じ「自民前職に挑む野党」という構図。各陣営は、注目度の低さが関心の低下に結びつくことを警戒する。
前回、約4万票差をつけて菅源太郎氏(32)らを破った逢沢一郎氏(51)。今回も揺るがぬ地盤で臨むが、昨年の参院選で自民候補が民主の江田五月氏(64)に大敗。陣営は「今回は楽に勝てない」と気を引き締める。
女性支持者を集め市内のホテルで開いた22日の決起集会でも、逢沢氏自ら、副外相になって地元入りが減ったことや、菅氏の活発な活動に言及。萩原誠司氏(49)の衆院選出馬で10月9日投開票が決まった岡山市長選にも触れ「市長選のことは終わってからきっちり相談しますから、衆院選に集中していただきたい」と「お願い」する一こまもあった。
一方の菅氏は「1区は構図がはっきりしている。自民の逢沢さんか民主の菅源太郎か、政権選択の選挙だ」と訴える。前回は父直人氏が党代表だったことや、岡山に来て4カ月での選挙で注目された。「2世」批判を意識し、遊説で父の隣に立たないほど気も使った。
それから2年。地道な活動で自信をつけ、今は「菅直人の息子と認識されるのであれば、積極的に使おう」と割り切る余裕ができた。今回はポスターに直人氏と並んで写り、街宣車の録音テープに直人氏のメッセージを入れるなど活用。24日にもそろって街頭に立つ。建部事務所の重平毅1区総支部幹事(70)は「演説もうまくなったし、一日中やっても声がかれない。勉強もしとる。ものになると思った」と成長ぶりに目を細める。
懸念材料は、前回候補を立てなかった社民党の福島捷美氏(67)擁立。陣営は「予想外だった。票が重なる部分もあり、痛い」と本音を語る。
共産も前回と同じく植本完治氏(46)を擁立。ただし、植本氏も集会で「中林さんの議席回復を」と繰り返すなど、前回比例中国ブロックで失った中林よし子氏の議席復活に的を絞る。
立候補表明が最後になった社民の福島氏は、4年間の小泉改革の是非を問い地道に街宣活動をしている。前回も出馬した3候補と並び、どこまで出遅れをばん回できるかが課題だ。【植田憲尚】=つづく
60
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:30:27
2005総選挙:公示直前情勢 2区 自民VS民主の構図鮮明に /岡山
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/okayama/news/20050825ddlk33010485000c.html
◇熊代氏の出馬断念で
「小選挙区と市長選の自己チュー(自己中心の)コスタリカだ」。
20日、岡山市で開かれた津村啓介氏(33)の事務所開きで応援演説した、民主の前原誠司「次の内閣」防衛庁長官は語気を強めた。郵政民営化法案に反対し、自民党本部から岡山市長(25日付で辞職)の萩原誠司氏(49)を“刺客”として擁立された自民前職、熊代昭彦氏(65)が、同区からの出馬を断念、岡山市長選への出馬を表明するという異例の事態を、こう切り捨てた。
萩原氏の任期途中での出馬表明に対しては、自身の後援会内部でも批判的な意見があった。「市長を応援してきた我々は一体どうすれば良いのか」「市政も半ば。なぜ今、出馬なのか」。萩原氏が出馬表明した13日の後援会緊急会議では、一部の支援者が不満の声を上げた。
選挙戦に臨むに当たり、後援会の団結は欠かせない。萩原氏は衆院選出馬の決意表明文を支援者に送り、「苦渋の選択」への理解を求めた。後援会は、代表者会議を開き、引き続き萩原氏を応援していくことを決定した。陣営関係者は「後援会の動揺は今はない。一枚岩だ」と話す。萩原氏は今後、「改革と前進」のスローガンを掲げ、ミニ集会などを開き、直接、有権者に語りかける方針。さらに陣営は、連立を組む公明党や各種団体の推薦を依頼し、支持基盤を拡大していきたい考えだ。
前回、比例復活当選した津村氏は、年金改革、財政再建などを掲げ、小選挙区での勝利を目指す。前回選は、新人への期待感を集票に結びつける立場だったが、今回は衆院議員としての実績を主張できるようになったことも、大きな変化だ。在職中も、地域のイベントに精力的に参加し、国政の場で活動していることをアピール。ポスターの掲示依頼のため、自らが地域住民の下に足を運ぶことも。
江田五月参院議員後援会や連合岡山、民主県議らの支援を受け、解散後は連日、街頭演説に立つ。陣営秘書は「萩原氏が出馬することによって、自民党公認と民主党との政権選択選挙となり、有権者にとって分かりやすい構図となった」と話す。
自民VS民主の構図に埋没しないよう「たしかな野党」を前面に訴える共産の尾崎宏子氏(48)は4度目の挑戦。街頭演説や政策ビラを全戸配布し、政策の浸透を図る。山崎晶弘事務所長は「自民も民主も政策的にはほとんど同じ。市民の目線に立った政策を真正面から訴えたい」と意気込む。【佐藤慶】=つづく
61
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:31:15
2005総選挙:公示直前情勢 3区 挑む自民公認・民主 /岡山
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/okayama/news/20050826ddlk33010366000c.html
◇平沼氏、29年ぶりの無所属
「後援会が立ち上がらない。選挙カーで回れば背中を向けられる。厳しい思いをした」
郵政民営化法案に青(反対)票を投じ、無所属で立候補することになった平沼赳夫氏(66)は、同様に党公認を得られず、無所属で戦った29年前の初出馬当時のことを、そう振り返った。
党公認どころか、入党すら許されなかった。結果は約1万7000票で9人中最下位での落選。79年の選挙では、ようやく念願だった党公認を受けた。落選したものの、得票を2倍以上に増やした。そして、3回目の選挙。約8万6000票を集め、トップで念願の初当選を飾った。以来8期連続、自民党公認候補として当選を果たしてきた。特に小選挙区制となった後は圧倒的な強さを見せつけ、次点に2倍以上の差をつけて圧勝。「次期総裁候補」と呼ばれるまでになった。
その平沼氏が語る。「今回は厳しい選挙になる」と。
自民党本部が公認候補として送り込んだのが、政治団体に日本看護連盟を持つ日本看護協会の前副会長である阿部俊子氏(46)だ。宮城県出身で、3区には過去一度来たことがあるだけ。中尾嘉伸・津山市長が「落下傘候補擁立は感心しない」と語るように、多くの人が「落下傘」と受け止めている。
同党岡山県連は党本部に反し、平沼氏の支援を改めて決定。3区選出の県議11人も全員平沼氏支援を鮮明にしており、平沼氏の地盤は揺るぎそうもない。県看護連盟の幹部すら「勝ち目はない。大きな石の端っこにかじりつくようなもの」と話す。3区で5万票前後の得票で推移する民主の中村徹夫氏(50)、同じく平均的に1万5000票の得票がある共産の中嶋義晴氏(64)らも平沼氏をとらえているとは言い難い。
しかし一方ではこんな見方もある。中選挙区制時代、平沼氏の得票は7〜8万票。それが小選挙区になって12、13万票に増えた。阿部氏を支援する地元関係者は「党の公認があるとないとでは官軍と賊軍の差。もし当選しても、どれだけ発言力が残っているのか。平沼氏が自民党公認でなくなった今、これらの票が集まるかどうか」と話す。「自民党・平沼赳夫」の名の下に票が集まったこれまでの構図が一変し、自民公認の阿部氏に反平沼票が結集する可能性があるというのだ。小泉人気もあなどれない。
とは言え、平沼氏優位というのが大方の見方。むしろ、多くの人の関心は「選挙後」の平沼氏の去就に移っている。【若狭幸治】
62
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:32:52
2005総選挙:情勢報告 4区 自民前職と民、共新人の争い /広島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/hiroshima/news/20050822ddlk34010269000c.html
自民前職に前回も出馬した民主、共産の各新人が挑む。9選を目指す前職の中川秀直氏(61)、民主新人の空本誠喜氏(41)、共産新人の中石仁氏(42)が立候補を表明している。
02年10月から党国対委員長を務め、歴代の在任記録を更新した中川氏は「前回以上に全国を回って応援しなければならない」と多忙を極める。今回も妻佳津子さんが中心となり、地元の支援者回りを続ける。76年に初当選。その後、2度落選して辛酸をなめた。小泉改革を支える中心人物として、郵政民営化の重要性を訴える。
空本氏は2度目の挑戦で、雪辱を期す。「有権者に生の声を聞いてもらうしかない」と自転車などで選挙区内を駆け回っている。東大大学院で博士号を取り、東芝在職中は技術者としてエネルギー開発に従事。政界を志し、98年に旧自由党の候補者コンテストに合格した。前回選で得た知名度を生かし、浮動票の取り込みを図る。
党広島市東地区常任委員の中石氏も前回に続く挑戦。音戸町出身で、高卒後に広島電鉄へ入り、運転士になった。19歳の時、先輩の影響を受けて入党。日本民主青年同盟広島地区委員長などを務め、03年には広島市議選にも立候補。「2大政党は国民にとって不幸な選択」と語り、憲法改正反対を掲げて自民、民主との違いを訴えている。
◇
3区は後日、掲載します。【牧野宏美】
63
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:33:23
2005総選挙:情勢報告 5区 自民前職に挑む、民主・共産の新人 /広島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/hiroshima/news/20050823ddlk34010363000c.html
昨年4月の衆院補欠選で、故池田行彦元外相の後継者と訴え、当選した自民前職に、民主と共産の新人が挑む。共産候補が入れ替わったものの、補欠選と同じ構図の選挙戦となりそうだ。
再選を目指す自民前職、寺田稔氏(47)の夫人は、池田勇人元首相の孫で、池田元外相のめい。内閣府参事官から転じた補欠選では、「池田から寺田へ」の運動を実らせ、地盤を引き継いだ。今回は、1年4カ月の国政での活動経験を生かして「まっすぐ改革」を訴える。12年ぶりの自民分裂選挙にも、「改革を進めて新たなステップを着実に」と話す。
小渕内閣時代の蔵相秘書官だった民主新人の三谷光男氏(46)は、無所属で出馬した03年の前回選から2年足らずの間に3度目の衆院選挑戦となる。民主公認となった補欠選では、党本部主導の激戦を展開。大票田の呉市で寺田氏の得票を上回った。今回は地道な活動を積み重ねてきた勢いを選挙戦に持ち込み、「約7000票差をひっくり返したい」と意気込む。
過去に衆院選3回、呉市長選4回の立候補経験がある共産新人の角谷進氏(58)は、「立候補要請を7月末に受け、党勢回復のチャンスが早まった」と、意欲を燃やしている。「痛みを強いる政治にきっぱりと別れを告げ、“一票一揆”で小泉政権4年間のけじめをつけさせたい」と言い切る。党県中部地区委員長として、党勢拡大への責任も感じている。【牧正】
64
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:34:20
2005総選挙:情勢報告 6区 3氏が火花、注目の激戦区 /広島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/hiroshima/news/20050824ddlk34010546000c.html
比例代表で前々回、前回選とも復活した民主前職、佐藤公治氏(46)、自民党を離党し、国民新党から10選を目指す亀井静香氏(68)、ライブドア社長で無所属の新人、堀江貴文氏(32)の3人が立候補を予定している。
佐藤氏は、父親の元農相・故佐藤守良氏の秘書などを経て00年初当選。亀井氏に5万票以上の差をつけられたが、前回は約1万7000票まで詰め寄った。3期目挑戦となる今回は、小選挙区での初当選を目指し、陣営は勢いづいている。街頭演説などで地道に活動を続ける佐藤氏は「厳しい戦いだが、自分のスタイルでひたむきに訴えるだけ」と話す。
亀井氏は庄原市生まれで警察官僚出身。79年に初当選した。ほとんど地元に戻れなかった前回選とは違い、今回は公示10日前に地元に戻り、連日各地で演説会を開き、精力的に駆け回っている。後援会幹部は「これまでになく厳しい選挙になる」と口をそろえ、26年間の実績を強調し引き締めに懸命だ。亀井氏は「カラカラに乾いている地方を守る」と訴えている。
堀江氏は「郵政民営化賛成の選択肢を示し、金融、財政、政治改革を進めたい。リスクは自分でとる」と無所属で出馬。「経営者としての経験を政治に生かす」と意気込む。出馬表明した19日に選挙区に入り、各地を視察しながら有権者と握手して回っている。福岡県八女市出身で地縁も地盤もなく、浮動票や改革を望む声を短期間で取り込むことを目指す。【堀江拓哉】
65
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:34:47
2005総選挙:情勢報告 7区 自、民の前職対決に共産挑む /広島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/hiroshima/news/20050825ddlk34010494000c.html
3選を目指す自民前職の宮沢洋一氏(55)、2期目に挑戦する民主前職、和田隆志氏(42)、共産新人の森川美紀恵氏(55)が立候補する。前回は民主系の無所属元職も出馬したが、今回は宮沢、和田両氏の接戦となりそうだ。
宮沢氏は、政調副会長として郵政民営化法案の党内調整を担当。「郵政改革は改革の一里塚」と小泉路線の継続を訴える。結党50周年の党理念・綱領改訂の原案をまとめるなど、政策立案の中心となって活動してきた。後援会や経済界など支持基盤は厚いが、陣営は「前回の無所属元職と民主の票を合わせれば負けている。厳しい選挙だ」と引き締めている。
前回比例代表で復活当選した和田氏。小選挙区での当選を目標に、こまめに選挙区に帰り、あいさつ回りや辻立ちを続けてきた。「求められているのは社会保障や財政の改革。郵政以外何も言わず、解散で議論を打ち切るのは国民に対する裏切り行為」と小泉首相を批判。「政権交代のチャンス」と、労組や関連団体の支持を固め、自民党批判層への訴えを続ける。
森川氏は7区で3回目の立候補。県議や福山市議とともに選挙区内をくまなく回り、増税や憲法改悪反対、アジアとの友好外交など、党が掲げる七つの公約を街頭演説で訴え続けている。保育園勤務や母親としての経験から、「国の制度として乳幼児医療費無料化は特に実現させたい課題。育児環境を整えることは、少子化対策になる」という。【藤田宰司】
66
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:36:25
選択:2005衆院選 2区 福田良彦氏/平岡秀夫氏/山中良二氏氏 /山口
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/yamaguchi/news/20050824ddlk35010422000c.html
◇公示9日前に公認決定−−福田氏/政権交代の必要性訴え−−平岡氏/反基地姿勢の評価期待−−山中氏
自民の公認候補問題は新人の県議、福田良彦氏(35)擁立で決着したが、13日間も迷走した揚げ句苦渋の選択となった。
県連の迷走は9日、自民前職、佐藤信二氏(73)=比例中国=の引退表明で始まった。「無責任なようだが、後継者は党と地元に考えてほしい」。出馬に意欲を見せていただけに、県連幹部らを慌てさせた。その後、この地域を地盤にしていた岸信介元首相の孫、岸信夫参院議員の擁立に失敗。党本部に元通産官僚を打診されたが、「地元にゆかりのない候補は応援できない」と断った。
福田氏の擁立も難航を極めた。21日、2区選出県議11人でつくる「東栄会」のメンバー全員が、柳井市の結婚式場に集まった。会長の長谷川忠男副議長が1人ずつ別室に呼び、出馬の意思を確かめた。しかし、誰も応じない。このため個別の説得工作に乗り出し、まずは山手卓男県議をターゲットに。山手氏は叔父の山手満男氏が佐藤栄作内閣で労相を務めたことから佐藤元首相の二男信二氏の支援を期待できると判断。しかし2時間を超える説得の末、断られた。
次の矛先は東栄会で最も若い1期目の福田氏に向けられた。岸元首相の後継者の吹田アキラ元自治相の秘書や岩国市議を務めていた。同じ吹田氏の秘書だった守田宗治県議らから全面的な支援を約束され、決断したという。河野博行県連会長は「若い福田さんが急場を救ってくれた」と安堵(あんど)の表情を見せた。
一方、民主前職の平岡秀夫氏(51)は21日夜、岩国市でミニ集会を開いた。福田氏擁立の知らせを「どなたが出ても負けない準備をしてきた」と冷静に受け止めた。
平岡氏の地元での活動ぶりには、周囲の市町村議でさえ「ラジオ体操に盆踊り。小さな行事でも隅々まで顔を出す」と舌を巻く。初当選した00年の衆院選以来、徹底した「どぶ板」を展開。「政権交代のチャンス。本当の改革は、自民党政権ではできない」と訴える。
郵政民営化法案をめぐる自民党内のせめぎ合いに注目が集まり、民主党の存在感が薄いことに「話題づくりは党本部でしてもらわないと」と注文も。過去2回の選挙は「名門佐藤」に挑む構図だったが、今回は16歳年下の福田氏の挑戦を受ける。「若さと将来性への期待もあるだろう。楽観はしていない。こちらも挑戦者」と引き締める。
4度目の挑戦となる共産新人、山中良二氏(46)は20日、玖珂町で比例候補予定者と決起集会に臨んだ。米軍厚木基地の岩国基地への機能移転に反対が強いことに触れ「基地撤去を訴えてきた党の姿勢に住民の共感が得られている」と訴えた。【大山典男】
毎日新聞 2005年8月24日
67
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 04:38:05
あと一人誰?
’05衆院選やまぐち:2区・自民「福田氏は4位?」−−県連会長 /山口
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/yamaguchi/news/20050823ddlk35010489000c.html
◇比例への重複立候補で
自民党県連の河野博行会長は22日、記者会見し、衆院選山口2区で擁立した県議の福田良彦氏(35)の比例中国ブロック(定数11)への重複立候補について、「(復活当選の可能性がある)4位になるようだ。小選挙区で勝つつもりだが、万一の時救いになる」と述べた。
県連関係者によると、自民党は中国ブロックで上位3位まで比例区単独出馬の候補とし、重複立候補者は4位以下にすることを検討しているという。前回03年の衆院選では、5位で重複立候補した佐藤信二氏(73)が山口2区で落選したものの復活当選している。福田氏が4位にランクされ、小選挙区で落選しても、接戦に持ち込めば、復活当選する可能性があるという。
福田氏はこの日、山口2区支部長に就任。急きょ上京し、小泉純一郎首相とのポスター用の写真を撮影した。
河野会長は「目標はあくまで小選挙区での勝利。そうなれば全員が当選できる」と述べ、5年ぶりに全選挙区で議席独占を目指す考えを示した。【佐藤丈一】
毎日新聞 2005年8月23日
68
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/28(日) 13:30:35
2005衆院選 鳥取
自民党県連党紀委員会が、衆院鳥取2区から無所属で立候補予定の前議員、川上義博氏(54)の決起集会に参加した県議7人の離党勧告を決めた問題で、勧告対象にならなかったものの、川上氏支持を表明し、集会にも出席していた同党の前田宏・県議会議長は27日、会見。「県議会は、郵政民営化に反対の決議をしている。川上氏は地方の声を国政の場で主張してくれたので、議長として感謝の気持ちで出席した」と説明した。
同委員会は、22日に米子市内で開かれた川上氏の集会に参加した2区内の県議7人について、「党公認の赤沢亮正氏に不利益」と判断し、離党勧告を決定。1区内選出ながら出席した前田議長については「どういう立場で出席されたのか、考えをまず聞きたい」としていた。
前田議長は「『党員の川上氏を応援して何が悪い』と言っている県議7人の考えは理解できる」とした。
また、前田議長も委員でありながら、この時の委員会を欠席したことについては「所用があった。事前に相談はなく、誰かの都合に合わしたのだろう。不明朗だ」と批判。決定についても「正当性はあるが、重みは全然ない」と語った。
今後については「郵政民営化には反対。降ってわいたように出てきてすぐに公認が決まった赤沢氏を応援しろと言われても、そう簡単にはいかない」と述べた。
(2005年8月28日 読売新聞)
69
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/28(日) 13:37:08
決戦前夜 2005衆院選島根 <上>
保守分裂 地元一本化できない
「衆議院を解散する」。河野洋平議長が高らかに詔書を読み上げた8日。議院入り口で、まだ自民党の議員同士だった亀井久興(65)と竹下亘(58)がばったり出くわした。
ぎこちなく握手を交わした2人。亀井が「君とは戦いたくなかったのだが……。お互い全力を尽くそう」と言うと、どちらからともなく握った手をほどいた。島根2区での〈宣戦布告〉の瞬間だった。
翌日、空路、地元入りした竹下は10日、出雲市の事務所で記者会見し、亀井の比例選からのくら替えで保守分裂選挙となることに「これまでスクラムを組んできた相手だけに、戦いづらい」と真情を吐露した。
当初は郵政民営化関連法案に反対していた竹下は、過疎地を含めた現行ネットワークを守ることを義務づける、とする修正案に賛成した。政局にしたくもなかった。だが、態度変更に支持者からは疑問の声が上がっており、「地元に丁寧に説明する」と力を込めた。
衆院採決で反対票を投じ、国民新党を立ち上げた亀井の主張は一貫している。「なぜ民営化が必要か、小泉首相から説明がない」。21日、益田市の事務所で出馬表明した際もそう強調し、郵貯や簡保を財政投融資で生かすはずの特殊法人や政府系金融機関こそ徹底して洗い直し、無駄を廃すべき、と息巻く。
□ ■
対照的な2人を巡り、自民党内にもねじれが生じる。造反組の亀井に、県連のある幹部は「謙虚に考え、政界を引退すべきだった」と手厳しいが、美保関支部は、1区の官房長官・細田博之(61)を支援しつつも、比例中国ブロックは自主投票と決めた。
支部内には、中選挙区時代の名残で亀井の強い地盤があり、役員クラスにも支持者が多い。支部幹部は「県連から『比例も自民一丸で』と言われているが、合併で地元をまとめる議員も減り、一本化できない」と頭を抱える。
また、県議会が昨年6月、郵政民営化反対の意見書を採択、県内市町村の大半の議会が今春までに、同様の反対意思を表明してきたという経緯もある。
県連幹事長の浅野俊雄(74)は言う。「あれから法案を修正し、地方の農山村を切り捨てないことになった訳ですよ。法律で定める以上、そうなるに違いないんだから」
□ ■
「先の具体像が見えないまま、民営化は白か黒か、と安直に問うところが怖いんです」と話すのは、飯南町の特定郵便局、頓原郵便局の信藤一郎局長(57)。
中国地方を単身赴任で巡り、頓原郵便局長になって丸4年。郵政3事業一体での黒字を維持すべく、日本郵政公社が取り組む職員削減や資材の一括調達などの合理化、配達業務の統合計画など、民営化の前に公社の経営状況をまず見定めるべきでは、というのが職場から見た実感だ。
分社化して民営化すれば、簡保がまずつぶれ、郵貯は外資系に食われ、郵便事業はたちまち累積赤字となって空中分解する――。こんなシナリオも頭をよぎるが、「説けば説くほど、『身を守るため』と思われるから、あまり言いませんがね」と苦笑する。
郵貯の行く末を尋ねるお年寄りは多く、この選挙への関心は高いと感じている。小泉首相は、公認候補に地縁や血縁は関係ないとでも言いそうだが、地方ではおいそれと、「縁」は切れない。だから、投票率も上がるだろう……。
「民営化について説明せねば」とは思うが、局長として、だれに投票するかも定まらない。そこに苦悩が見え隠れする。(敬称略)
◇
衆院選公示まであとわずか。悩みを抱えながら突入する県内の政治決戦を探った。
70
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/28(日) 13:38:33
連合 民主支援に温度差<中> 島根
「いろんな方に相談した。後援会や妻にも、『やる』という決意を伝えて、のみ込んでもらった」
衆院解散から2日後の10日、県議だった小室寿明(44)が記者会見し、民主党公認で島根2区からの立候補を表明した。「勝とうと思って出る。勝ちたいと強く思った人が最後に勝つ」。硬い表情ながらも、そう決意を語った。
出身地は2区内の邑南町だが、県議としての地盤は1区の松江市。不安がないわけではない。「知名度も足りないかも知れないが、考えられる他の候補より、なじみはあるのかなと思う」。その言葉に、党の事情が垣間見える。
民主党は今回、全選挙区に候補者を立てるのが命題で、当初、2区には公募に応じた30歳代の男性を擁立しようと検討していた。
だが、中山間地が多く、「自民の牙城(がじょう)」でもある2区は「経験のない、無名の人間が出て、何とかなる土地ではない」と県連幹事長の石橋富二雄(57)が言うように、調整は難航。結局、県連は解散数日前に「出てくれるか。出る決意はあるのか」と小室に打診した。「彼は『勝てる玉』なんですよ」と石橋は認める。
「郵政民営化で自民党が割れている今回は、チャンスだ」と、元参院議員で、今は社会福祉法人理事長をしている岩本久人(62)も再三、国政進出を勧めていた。小室にとって、県職労―自治労―県議と歩んだ大先輩の言葉は重かった。「県議4期は長い。考えの同じ人間が国政に足場を築かないといけない」
□ ■
組合員約3万6000人を抱える連合島根は12日の地方委員会で、2区は小室、1区は濱口和久(36)の推薦を決めた。とはいえ、傘下の組合員の2人に対する思いは微妙に違う。
濱口は防衛大学校出身の元自衛官。かねてから「集団的自衛権については行使すべきとは言わないが、可能だということを認めるべき。主権国家として最低限、防衛力を整えることが大切」と主張してきた。
「連合の中に、濱口さんにアレルギーがある人がいるのは確か」と会長代行の矢倉淳(51)は認める。だが、「税や社会保障問題などの政策では同じ考え。自衛隊や外交で違いがあるだけで、8割以上は一緒。現実的には100%一致することなんてあり得ない」。
□ ■
一方、社民党も解散後、1区に候補擁立を決めた。県連副代表の加納克己(61)。参院選への出馬経験があり、「憲法の改悪を許さない島根県民の会」の事務局長として平和運動にも取り組んできた。
濱口の主張に反発する自治労など一部の組合員票の取り込みを狙う県連には「これで一票が入れられる」と感謝の電話がかかっているという。幹事長の足立昭二(50)は「平和の問題は、民主党と明確に区別できる。党の独自性を出せば戦いやすい」と計算する。
連合の矢倉は「大勢に影響はない」と言うものの、内部の不協和音へのいらだちを隠さない。「敵は一体、誰なのか。少しの違いにこだわるべきではない。それでも反対なら、投票用紙に『小泉さん大好き』とでも書くしかないな」(敬称略)
71
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/28(日) 13:40:30
3、5区で自民系激突 選挙後のしこり 心配する声も 岡山
全国で自民系議員同士が激突する今回の総選挙。県内でも、郵政民営化関連法案に反対した前議員に党本部から「刺客」を送り込まれた岡山3区と、ともに賛成しながら選挙区事情で前議員同士が争うことになった岡山5区で同様の構図が生まれた。かつての中選挙区時代を思わせる自民系同士の激突に、陣営や支持者らからは「選挙後にしこりが残らなければいいが」と心配する声も聞かれる。
◆ 3 区 ◆
「油断すると公認候補の方にあなどれない数の票が行く」。25日夜、元経済産業相・平沼赳夫さん(66)の津山市の事務所で陣営幹部が後援会青年部に語る表情は厳しかった。約30年ぶりに無所属で臨む選挙を控え、自民党本部が送った元日本看護協会副会長、阿部俊子さん(46)との戦いに緊張感が漂った。
3区に阿部さんの擁立が決まった20日、平沼陣営は首をかしげた。「何者なんだ……」。「郵政造反組」の中心人物の平沼さんには、必ず大物の「刺客」が送られる。覚悟していた陣営に阿部氏の名はピンと来ない。「ホリエモンじゃない」。陣営の空気が緩みかけたが、日本看護協会は全国57万人の会員がいる巨大組織であることが知れ、幹部は、組織の引き締めに躍起だ。
対する阿部さん。津山市に設けた事務所を拠点に、県看護連盟の幹部らと、医療、福祉関係者らへのあいさつ回りや街頭での訴えに奔走している。阿部さんは「郵政民営化は構造改革の根幹」と、〈小泉改革〉を前面に出し、平沼批判はほとんど口にしない。
一方、民主新人・中村徹夫さん(50)の陣営幹部は「郵政だけが争点ではない。2人が食い合えば、戦いは有利」と言い、共産新人・中嶋義晴さん(64)も「道理のない解散だが、国民の声を代弁できる選挙は大歓迎」と強気だ。
◆ 5 区 ◆
「苦渋の選択だが、これも私に与えられた運命」と、中国比例の自民前議員加藤勝信さん(49)が、無所属での立候補を表明したことから、自民前議員で国家公安委員長の村田吉隆さん(61)との自民分裂選挙が確定した岡山5区。民主新人の花咲宏基さん(39)、共産新人の堀良道さん(57)も加わり、一転して「激戦区」に様変わりした。
もともと5区は加藤さんの義父で、農水相などを務めた加藤六月さんの地盤。小選挙区になって4区にくら替えしたが、今でも5区には熱烈な「六月支持者」がいる。こうした状況の中、あえて〈火中のクリ〉を拾った加藤さんの決断を、ある支持者は「一国一城の主としての選挙を戦いたかったのでは」と話す。
これまで六月さんの選挙で抜群の組織力を発揮してきた『加藤軍団』がどれほど復活するのかは未知数だが、受けて立つ村田さんの陣営では「今までの中で一番厳しい選挙になるかも」と危機感を募らせる。
一方、自民分裂をプラス材料と考えていた花咲陣営だったが、両陣営の過熱ぶりに埋没することを警戒、「築いてきた地盤を再点検し、政権選択の選挙だということを訴えていく」とし、堀陣営は「あくまで増税反対、憲法9条堅持などの主張を訴える」としている。
(2005年8月28日 読売新聞
72
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/29(月) 14:33:02
2005総選挙:公示直前情勢 4区 「世襲」も争点 若手新人対決に /岡山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000111-mailo-l33
◇元首相引退で若手新人対決に
◆予想される顔ぶれ(敬称略)
橋本岳 31 [元]会社員 自新=[公]
柚木道義 33 党総支部代表 民新
東毅 29 党地区役員 共新
………………………………………………………………………………………………………
「私は党員。誰であっても自民候補に投票する。しかし、橋本(龍太郎)先生や久美子夫人は知っていても息子の岳君は知らん」。小選挙区出馬を辞退した橋本元首相(68)の後援会が今月13日、後継に二男の岳氏(31)擁立を決めたと聞き、長年の党員という男性(62)はため息まじりに話した。「今度の選挙は、もしあの事件がなくて橋本先生が出ても厳しいと思っていた。難しい選挙になるな」
倉敷市の衆院選は、中選挙区制だった旧岡山2区時代から加藤六月元農相と橋本元首相が激しく競い、「六龍戦争」と呼ばれた。小選挙区となった96年、両氏の最後の対決で元首相が約15万票を獲得。00年には加藤氏が政界引退を表明し、4区の「橋本王国」は当面安泰か、と思われた。
だが得票数を見ると、加藤氏引退後の00年は12万票台、前回(03年)は10万票台と選挙のたびに目減り。「首相」という目標達成後の求心力低下や、後援者の高齢化が指摘されていた。更に「あの」日本歯科医師連盟による旧橋本派への1億円献金隠し問題が発覚し、王国は大揺れになった。
「私は小選挙区には出ない。親族や家族も立てない」。元首相は昨年7月、事件の責任を取って派閥会長を辞任した際、こう述べた。ところが突然の衆院解散で、後援会からは「元首相が出ないなら家族、親族を。そうでなければ戦えない」との声が上がった。党への公認申請の締め切りが迫る中、最後は岳氏擁立で落ち着いた。
「私は橋本の名を捨てて立候補する」。今月15日、県庁で立候補表明した岳氏は「(立候補は)自分で決めた」と強調。「世襲では」との見方を強く否定した。しかし、実際に選挙運動を担うのは父の後援会。事務所も同じだ。
前回に続き出馬予定の柚木道義氏(33)は「橋本さんが『家族や親族には継がせない』と言った時は『さすが元首相』と思ったのに。これでは古い政治の姿そのもの。橋本の名を捨てるくらい強い意志があるなら、地縁、血縁のない新しい地から出る気概を持たれたらどうか」と批判。
同じく再挑戦の東毅氏(29)も「自分たちに必要な政治とは無関係に、世襲で候補が決まるのは時代に逆行している。本人が否定しても、出馬表明の経緯を見れば世襲としか言いようがない」と話す。
岳氏は「批判は覚悟しているが、争点は郵政民営化。世襲ではない」という。しかし、保守系市議の中に「家族に継がせないと言ったのに、なぜ岳氏なのか、支援者への説明が難しい」とこぼす声があるのも事実だ。
30歳前後の3新人によるフレッシュな選挙戦となりそうな岡山4区。一方で、「世襲」という古くからの問題も確実に争点となりそうだ。【小林一彦】
8月27日朝刊
(毎日新聞) - 8月27日17時20分更新
73
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/29(月) 14:34:01
“仁義”どこへ:’05衆院選・広島の舞台裏/上 「党規違反」怒る関係者 /広島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000125-mailo-l34
衆院選の公示まであと3日。郵政民営化法案の参院否決を受け、自民党総裁の小泉純一郎首相が造反議員の選挙区に「刺客」を送り込み、保守王国を誇ってきた県内にも、強烈なねじれが生じている。民主党など野党側は、この保守分裂に乗じた勝利を期す一方、派手な“仁義なき争い”の陰に存在感が埋没してしまう懸念も高めている。今回の衆院選を巡る県政界の舞台裏を探った。
◇亀井静香氏を応援する自民党県連会長や県議ら
「困った会長のせいで、大変だよ」。衆院選公示が目前に迫る中、自民党関係者がはき捨てた。「会長」とは、参院議員の亀井郁夫・同党県連会長(71)。郵政民営化法案反対派のリーダーで、国民新党を旗揚げした広島6区の亀井静香氏(68)の実兄だ。
「隠れてするならまだしも、弟の所に行って、マイクを握ってね。党規違反もいいところだ」。弟とはいえ、県連会長自身が、他党の候補を積極的に応援し、党規違反を繰り返していると、怒りが収まらない。
ある県議は「道義的にも許されない」と痛烈に批判する。別の県議は「私なら自民党をやめ、堂々と応援するよ」。
郁夫会長は国民新党が結成される前の今月17日、尾道市で記者に囲まれた際、「弟は支援する。新党を結成しても、精神的には応援していく」と述べた。さらに、「兄弟の情と県連会長の立場は、両方大事に考える。最後は人間、亀井郁夫として生きていきたい」とも。今後の動向が注目されるが、現状では党と会長が別の方向を向いたまま、選挙戦が進んでいる。
郁夫会長だけではない。24日に府中市であった静香氏の事務所開きで、後援会顧問の地元県議がマイクを持って絶叫した。「私も自民党員。党を地域から変えていかなければ」。県東部選出の自民党所属県議には「最後まで支える」「命をかけて頑張る」と、静香氏支持を鮮明にする人が多い。
86年に衆院議員に当選し、03年まで5期17年務めた粟屋敏信氏(79)が自民党を離れた時が、今回に近かった。党を離れての最初の選挙は3期目だったが、粟屋派の地方議員は、応援をやめなかった。
自民党県連幹部にも、「党員が集まって支部を作り、支部が集まって県連になる。県連あっての党本部であることを履き違えないでほしい」と、「刺客」には疑問の声がある。
ただでさえ、亀井陣営は、民主前職の佐藤公治氏(46)に苦戦を強いられてきた。佐藤氏の父守良氏(故人)は、もともと自民党の有力者で農相なども務めた。その経緯から、佐藤氏支持の保守層も多い。
そこへ放たれた「刺客」が、誰もが知っているホリエモンこと、ライブドア社長の堀江貴文氏(32)だった。静香氏は「(首相は)何をやってもいいのか。小泉は冷徹だと評価する向きがあるが、冷徹もルールに従ってなきゃだめだ」と、声を荒らげている。
これに対し、古参の自民党県議は「気に入らなければ、仲間だった人間に対抗馬を立てるのは、亀井さんがずっとやって来たこと」と指摘した。続けて、「それで、仲間が県政界から去ったんだよ」とつぶやいた。
勝負になると、なりふり構わぬ闘争が始まる政治の世界。別のベテラン県議は「結局、自民党は自分党なんだ」と顔をしかめた。
8月27日朝刊
(毎日新聞) - 8月27日17時20分更新
74
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/29(月) 14:34:48
動乱:’05しまねの選択/中 保守分裂 「郵政」以外、主張は同じ /島根
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000104-mailo-l32
「私の盟友の亀井静香さんへ、堀江某というわけの分からない人を刺客に立てる。こんな気の毒な話がありますか」
21日、益田市であった亀井久興(65)の事務所開き。集まった約100人の支持者を前に、亀井は涙ながらに訴えた。
この日、亀井は徹底して小泉首相への不満をぶちまけた。一方、対立候補の竹下亘(58)については「個人的な感情を乗り越えるのも政治。割り切って選挙を戦う」と淡々と語った。
× ×
「もううちの人じゃないけん」。国民新党が発足した17日、松江市の自民党県連3階に竹下と並んで張られていた亀井のポスターが即座に外された。浅野俊雄・県連幹事長は「今回の選挙は郵政法案を巡る国民投票。(亀井が)公認されないのはやむを得ない」と、竹下への全面支持を明言した。
だが、亀井の地盤・旧3区の益田市や津和野町などでは亀井支持を公言する市議や町議がいる。大畑茂三郎・益田市議会議長は、亀井の後援会長を務めるため自民党籍を捨てた。「先生には30年間お世話になった。わしらは自民党よりも、まず亀井党じゃから」
一方で、自主投票を決めた自民党美都支部長の草野和馬・益田市議は「亀井先生を推したいが、党支部長という立場もある。板挟みで本当に苦しい」
× ×
「小泉さんのやり方はおかしいと思いますよ。心の底から快く思っているかと言われれば、とてもそうは言えない」
郵政法案否決で即座に衆院解散、造反議員に対して送り込まれる刺客……。強権的とも取れる小泉の政治手法に、竹下は不快感をあらわにした。「小泉さんには地方切り捨ての感があり、私たちが小泉さんに通じない部分はある」。選対本部長を務める佐々木雄三県議も認めるところだ。
竹下を支持するある県議はこう漏らした。「小泉さんさえいなければ、こんな事態にはならなかった。今回の選挙で島根のためになることは何一つない」
× ×
自民党と国民新党にたもとを分かち争う両候補。「古里・島根の発展のために働く」「地方切り捨ては許さない」――。郵政法案への賛否を除けば、主張は重なる部分が多い。
今回の「動乱」の本質は、地方の切り捨てと批判される「小泉自民党」と、切り捨てられると感じている「島根自民党」との、もう一つの“保守分裂”なのだ。(敬称略)
8月27日朝刊
(毎日新聞) - 8月27日17時18分更新
75
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:25:12
自民比例 加藤氏が中国2位 「コスタリカ成立」 岡山5区分裂回避
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050830_1.html
自民党は29日、衆院選の比例代表名簿を発表。岡山5区から無所属で立候補を表明していた加藤勝信氏(中国比例前職)が中国ブロック二位に登載された。同区は同党前職の村田吉隆防災担当相が公認を受けていたが、武部勤幹事長は会見で、二氏が小選挙区と比例代表を交互に入れ替わるコスタリカ方式が成立したと述べた。前職二氏による自民分裂選挙は公示直前で回避された。
会見で武部幹事長は「今回は小選挙区に村田氏、次回は加藤氏が小選挙区」と述べた。
村田氏と加藤氏はともに岡山5区からの公認を申請し、党本部は村田氏を公認した。党本部が比例単独候補を原則として認めない方針を示したため、党県連などはコスタリカ方式での解決を模索したが調整は難航。加藤氏は24日、岡山5区から無所属での立候補を表明した。
党本部の決定に対し、加藤氏は会見で「両者共存が確認でき、比例区での立候補を決意した」と表明。村田氏は「党が加藤氏を二位にし、配慮した。次回はコスタリカ方式を含め協議していく」と受け入れる意向を示した。
中国比例1位は、郵政民営化関連法案に反対し無所属で出馬する平沼赳夫前経産相の対立候補として岡山3区から立候補する阿部俊子氏。3位はコスタリカ方式で比例代表に回った広島3区前職の増原義剛氏。4位には阿部氏以外で小選挙区と重複立候補する十八氏が惜敗率で争う形となった。広島県連から公認申請が出ていた元職桧田仁氏は22位だった。
ぎりぎりで激突回避
タイムリミットぎりぎりの決着だった。自民党前職の村田吉隆氏と同党中国比例前職の加藤勝信氏が出馬の構えを見せた岡山5区は、公示前日の29日深夜、両者の間で選挙区調整の合意が成立。自民分裂選挙は、激突寸前で回避された。
午後5時前、自民党本部で記者会見した武部勤幹事長は、岡山5区で小選挙区と比例代表を交互に入れ替わる「コスタリカ方式」が成立したと説明。加藤氏を中国比例2位で処遇することを明らかにした。
中国比例での処遇が不透明だった加藤氏は、岡山5区での公認を党県連に申請したが、党本部は村田氏を公認。行き場をなくした加藤氏は24日、同区から無所属で立つことを表明した。
公示前日になって武部幹事長らが最後の調整に乗り出し、両者の合意を取り付けた。それでも、村田、加藤両氏の疑心暗鬼は消えない。
夜、両陣営に届いた確認書は「(次期衆院選の調整は)党本部が県連と協議して決定することとし、村田、加藤両氏とも国政に参画できるよう関係者は努力する」とあるのみ。
「コスタリカ方式が明確でない」と署名を渋る加藤氏。村田氏も「次回以降について文書以上の約束はない」とし、小選挙区を明け渡すことについては明言を避けた。
事態が動いたのは午後10時すぎ。村田氏が記者会見し「今回の選挙が終わり次第、次回以降について協議していくことになる。協議にはコスタリカ方式も含まれる」との見解を示したからだ。
これを受け、加藤氏も笠岡市の事務所に集まった後援会幹部に比例での出馬を表明。衆院解散以来21日間にわたる対立は一応の解決を見た。
党関係者は「これ以上ない決着」(森正人県連幹事長)と喜んだが、村田、加藤両氏にとって笑顔での決着とはならなかった。
76
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:39:24
「同根」せめぎ合い 自民分裂区 '05/8/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200508310026.html
全国が戦いの行方を注視する広島6区以外の四選挙区でも、自民系の「同根対決」が幕を開けた。郵政民営化への賛否、地元代表としての実績―。「自民王国」の草の根をかき分けるかのように、支持を奪い合う主張がヒートアップした。
広島3区。自民党前職は「あらゆる改革の突破口」と郵政民営化の推進論を展開し、小泉カラーを前面に出す。選挙区で過去二度対決し、今回は比例から立つ前職と握手を交わし「党の結束」をアピールした。
それに対し、元県議の無所属新人も「私は自民党が好き。断腸の思いで離れた」と第一声。県議会の会派で幹部の経験もある。郵政民営化には慎重な姿勢を示し「正常な自民党に変え、信頼を勝ち取る」と意気込んだ。
離党して新党を結成した島根2区の国民新党前職は地盤とする益田市で「石見(に基盤を持つ)唯一の国会議員」と自己PR。対する自民党前職も初日から益田市へ攻め込み、「公認の誇りをもって田舎のために尽くす」と強調した。
党本部が擁立した岡山3区の自民党新人は津山市内での出陣式で「住民票を移しました」と報告。構造改革の必要性を訴えた。前回、十二万五千余の大量得票で当選した無所属前職は、津山市内で「誇り高き自民系無所属で頑張る」と、自民を足場にする姿勢を示した。
鳥取2区でも郵政民営化を軸に舌戦がヒート。無所属前職は「ごみ箱に捨てるような法案」とばっさり。自民党新人は「(否決した)参院の先生に考えを変えてもらう」と決選後の法案成立に意欲を示した。
そうした自民系対決を民主、共産、社民の各党候補は「コップの中の争い」などと批判。郵政にとどまらない政策論議を仕掛け、「埋没回避」にも躍起となっている。
77
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:40:12
前職・新人、再び激突 広島5区 '05/8/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200508310005.html
故池田行彦元外相の地盤を受け継いだ自民党前職の寺田稔氏(47)に、民主党新人の三谷光男氏(46)が挑む昨年四月の衆院補選と同じ対決となった広島5区。一年四カ月たってもいまだに激戦のしこりが残り、両氏とも戦いの初日から対決姿勢を鮮明にした。
寺田氏は支持者や企業関係者を集め大規模な出陣式。JR呉駅前の街頭演説では郵政民営化の旗手、竹中平蔵氏が来援。寺田氏を「改革の友」と紹介し、「改革に反対の民主党に政権は渡せない」と声を張り上げた。
呉市出身の三谷氏は、市内の事務所前で支持者らを前に第一声。広島市出身の寺田氏に対して、「地元候補」を強調。街頭演説などでは「落下傘候補に、二度も続けて負けられない。呉から国会議員を」と繰り返した。
二人の対決に絡む共産党新人の角谷進氏(58)は「自民と民主に違いはない」と党勢拡大を狙う。
78
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:41:05
山口2区 民主牙城に自民挑む '05/8/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200508310011.html
三選を目指す民主党前職の平岡秀夫氏(51)に、自民党新人、福田良彦氏(35)が挑む山口2区。山口県内で唯一、民主が持つ小選挙区の議席をめぐり、初日から火花が散った。
福田氏は自宅に近い岩国市内のグラウンドで第一声。「市町村、県、国のパイプ役を務めたい。若さいっぱい頑張る所存だ」。自民党候補が二回続けて敗れているだけに、口調には熱がこもった。自民党県議十八人がそろい、党県連の団結力をアピール。佐藤信二前衆院議員と岸信夫参院議員も応援のマイクを握った。
受けて立つ平岡氏は、同市のスーパー前で出陣式をした。「小泉政権四年四カ月を振り返れば、もう政治を任せられない」と断言。政権交代の必要性を訴え、演説のボルテージも上がった。あいさつした選対幹部らは「自民ブランドの対立候補は手ごわいが、平岡の真の力が試される」と敵対心を燃やしていた。
共産党新人の山中良二氏(46)は「自民、民主とも大企業優先の政策。大きな違いはない」と批判した。
79
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:41:42
市長転身めぐり攻防 岡山2区 '05/8/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200508310025.html
岡山市長からの「くら替え」を狙う自民党新人の萩原誠司氏(49)が立った岡山2区。民主党前職の津村啓介氏(33)と、共産党新人の尾崎宏子氏(48)の両陣営が批判した「突然の転身」をめぐり、初日からせめぎ合った。
津村氏の出陣式では、江田五月民主党県連代表が「地方自治を捨てた者が中央で地方自治を大切にできるのか」と萩原氏を批判。津村氏は「仕事を途中で投げ出さない、有権者を裏切らない政治家になりたい」と政治姿勢の違いを強調した。
尾崎氏の出陣式でも、支援する岡山市議が「行き詰まった市政を放り投げた人に国政を任せられるのか」と問い掛けた。
当の萩原氏は「中四国州を実現して州都にするチャンスを取るのか、今の地位を続けるだけかを迫られた」と立候補を決断した経緯を説明。「長い目で見て市民のためになる」と切り返した。
80
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:45:21
「小泉自民」に造反 西部7町村長、議長 鳥取
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/news/082902.html
保守分裂の構図となった鳥取2区で、県西部七町村の町村長と議長が無所属前職を推薦する異例の事態が起きている。小泉改革によって進められてきた地方切り捨てに対する反発が理由という。これまでは隠忍自重の日々だったが、郵政民営化関連法案に反対票を投じた無所属前職に「反小泉、親自民」を重ね合わせることで、不満を一気に噴出させた格好だ。
無所属前職を推薦したのは、西部町村会(会長=住田圭成・伯耆町長)と西部町村議会議長会(会長=佐々木秀明・日野町議会議長)。過去の国政選挙では国の予算編成に影響力を持つ自民党候補を推すのが慣例だったが、今回は同党新人の推薦を見送った。
両会は十九日に合同で会合を開き▽同法案反対派に対立候補を擁立する自民執行部の手法は地方分権の時代にそぐわない▽同法案反対の意見書を国に出した議会議決に責任を持つ▽無所属前職の実績を評価−などの理由で推薦を決めた。
住田町長は推薦について「総選挙を通じ地方の実情を訴える姿勢の表れだ」と語り「地域の声に耳を傾け、幅広い意見を聞いてきたのが自民党だった」と小泉政権の手法を批判した。佐々木議長は「今のやり方では地方が弱体化し再生できなくなる」と疑問を呈した。
県面積の約十分の一を占める日南町。郵便局が住民票などを発行するワンストップサービスを展開して住民生活に密着しているだけに、矢田治美町長は「民営化で分社化すれば、赤字局がなくなることは当然予想できる」と将来を危ぶむ。
同町の住民は、地域の核となる公共施設が消える不安にさいなまれている。昭和三十年代の広域合併で地域から役場がなくなった。農協の合併では支所が削減された。今また、小学校の統合が検討されている。
矢田町長は小泉改革に対し「地方分権を進めると言いながら都会寄りの政治だ。選挙でも地方の声を聞かない姿勢が見える。ますます過疎が進み、田舎が切り捨てられる危機感がある」と焦燥感をにじませる。
小泉政権に対する反発の背景には、郵政民営化法案だけでなく〇四年度の「地財ショック」、思うように進まない地方への税源移譲など国・地方財政の三位一体改革に対する不信感がある。
県町村会長の坂本昭文南部町長は「地方は歳出や人員削減などあらゆる手段を講じているのに、国家公務員の削減や特殊法人改革は進まない。国は手本を示すべきだ」と不満を募らせる。
市町村合併で血のにじむような思いをしながら景気回復は実感できず、過疎高齢化が止まらない県内の現状。「自民造反議員」という格好の選択肢の登場で、国政と町村行政のずれが目に見える形となって表れた。山口隆之大山町長は「われわれの代弁者として地元の実情を国に届けてくれる人を選んだ」と話した。
81
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:46:16
自民7県議が離党 「川上氏支援に集中」 鳥取
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/news/083001.html
自民党県連(石破茂会長)が鳥取2区に無所属で出馬する川上義博氏(54)の支援に回った県議七人に文書で離党勧告した件で、七県議は二十九日、勧告に従って連名で県連に離党届を提出した。公示後の無所属候補支援という党規違反による処分追及を避け、選挙戦に集中するのが理由。2区の自民分裂選挙は県議の離党という形で前哨戦を終え、公示を迎えることになった。
同日に六県議が米子市内で会見を開き、明らかにした。届けを出したのは、川上陣営の選対本部長を務める石黒豊(境港市)、斉木正一(米子市)、小谷茂(西伯郡)、生田秀正、内田博長(以上日野郡)、石村祐輔、横山隆義(以上東伯郡)の七県議。離党届はファクスで送った。
県連からの文書は、川上氏支援を続ける場合、公示日の三十日までに離党するよう促す内容。二十九日までに速達で送られてきたという。
「文書は勧告というよりも警告的」とする石黒県議は、離党の理由について「三十日から選挙戦に突入するのに、県連から処分の波状攻撃をされると集中できない。身ぎれいにして全力投球するために離党届を自ら出した」と語った。
石黒県議は、離党勧告など川上氏の応援を抑制する県連に対し「こんな仕打ちをするのは自分たちに非があり、選挙に負けると思っているのではないか」と批判。「党公認候補を応援するよう誘導したかったのだろうが、一連のいじめで、県民は逆にわれわれを評価してくれる」とした。
七県議の離党に、川上氏は「皆さんの気持ちを思うと大変申し訳ない。七人の意思に応えるためにも当選という目的達成のため命を懸けたい」と語り、自身については「離党はまったく考えていない」と断言した。
一方、県議会自民党は党員で構成する規約のため、七県議は離党と同時に会派離脱となる。今後について石黒県議は「当然、別会派になるだろうが、選挙が済んでから考える」としながらも「いつの日か戻り、素晴らしい党づくりに励みたい」と復党も視野に入れていることを明かした。
82
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:47:07
大票田米子は混沌 自民各支部 割れる支持 鳥取
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/news/083003.html
保守分裂選挙となる鳥取2区は、自民党公認の赤沢亮正氏(44)と無所属の川上義博氏(54)の支持をめぐり、各支部で対応が割れた。郡部では赤沢支持が六支部、川上支持が一支部、自主投票が六支部で、三支部は態度を決めていない。境港市は態度未定、大票田の米子市内各支部は混沌(こんとん)としている。
赤沢支持を打ち出したのは西伯町、会見町、名和町、中山町、赤碕町、日吉津村の六支部。「党公認を推すのは当たり前」「県連の意向に従いたい」などとして一本化で選挙戦に臨む。
これに対し、川上支持を決めたのは溝口町支部のみ。淀江町、大山町、岸本町、江府町、日野町、日南町の六支部は自主投票とした。ただ「川上支持が多数を占めるが、赤沢支持もあり、一本化は選挙後の支部運営に支障を来す恐れがある」(日野町支部)など自主投票でも川上支持が色濃い支部もある。
北条町、大栄町、東伯町の三支部は両氏の支持者が混在しており、支部としての態度を決めなかった。境港市支部は過去の選挙違反事件のあおりで党員が激減。さらに支部長不在が続いており、ほぼ機能していない。
一方、大票田の米子市内には二十三支部があるが、赤沢支持や自主投票のほか、組織が機能していない支部もあり、混沌とした情勢。市議会の保守系最大会派「しんせい」は自主投票という異例の方針を選んだ。
83
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:47:59
いよいよ”開戦” 鳥取2区
激しいつばぜり合い 渦巻く各陣営の思い
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/news/083102.html
郵政選挙の縮図となった鳥取2区の選挙は三段ロケットに例えられる。候補擁立が第一段階、前哨戦が第二段階、そして公示が第三段階だ。各段階で強力なエネルギーを発してきただけに、選挙戦開幕を告げる出陣式は激しい弁が続いた。保守分裂、騒ぎに埋没する懸念…。各陣営の思いが渦巻き、全国注目の選挙区らしく激しいつばぜり合いとなった。
衆院選の最大関心事となった保守分裂を戦う無所属の川上義博氏。米子市の出陣式で弁士は、郵政民営化法案反対派に党公認の対抗馬を立てる党本部の姿勢を激しく批判した。
川上氏は「民意を議場に反映したために、公認外しとはどういうことか」と拳を振り上げ「党公認候補は全て小泉首相の意のままに従うような議員になり下がるのか」と激しい言葉。前日に離党を表明した石黒豊総合選対本部長は「県議七人ともども、残るは命だけ」と覚悟を強調する。
今選挙で県西部の首長や議長は、自民ではなく無所属候補の推薦を選んだ。住田圭成西部町村会長(伯耆町長)らは三位一体改革を「地方いじめ、地方の切り捨て」として「地域の声を国政に反映できるのは川上氏しかいない」と訴えた。
保守分裂で川上氏と対峙(じ)する形となった自民公認の赤沢亮正氏。米子市での第一声では、郵政民営化を突破口に構造改革を目指す考えを強調し、「選挙期間中に一日七千票の積み上げ」との目標を掲げた。
約七百人が出席した出陣式。来賓には自民の田村耕太郎参院議員や公明の長岡和好県議、野坂康夫米子市長、片山善博知事夫人の弘子さんのほか、米子商議所の永瀬正治会頭や坂口清太郎副会頭ら経済人も。
が、広江弌選対本部長をはじめ陣営関係者のあいさつは他陣営を意識した発言はまったくなく、支援のお願いに終始した。保守分裂という爆弾を抱えている上、出遅れが懸念されているだけに、他陣営を刺激する戦略は避けたとみられる。
一方、郵政民営化に端を発する自民内紛の騒ぎに、埋没する懸念を抱える民主前職の山内おさむ氏。米子市での第一声では埋没を恐れる危機感からか、「郵政」という単語を一言も発しなかった。高齢者医療・介護問題の解決、年金制度の一元化、国会議員の定数削減や議員年金の廃止など、党マニフェストに沿った政策を訴えた。
弁士は「郵政民営化が争点でいいのか」と訴え「政権交代」というフレーズを反復した。鍵谷純三選対委員長は「政権交代のために山内を当選させ、鳥取から日本を変えよう」と熱弁。「社会保障制度の充実が緊急課題だが、自公政権では期待できない。今こそ政権交代を」(連合鳥取西部地協幹部)などと声を張り上げた。
保守分裂と自民・民主の二大政党化で埋没が懸念される鷲見節夫氏。山内氏の選挙事務所と目と鼻の先にある米子市の選挙事務所で行われた出陣式には2区の共産党の地方議員や党員、支持者ら約五十人が集まった。
岡村英治選対本部長は「郵政民営化を止めさせ、小泉構造改革に審判を下す選挙にしよう。党の政策を訴え、訴え、訴えて大きな躍進を」とハッパ。鷲見氏も「政策に違いのない二大政党では展望は開けない。たしかな野党が必要であり、その役割が担えるのは共産党」と訴えた。
同党は自民、民主との違いを際立たせ、「たしかな野党」の必要性をアピールする戦術。前回失った比例中国ブロックの議席回復へ、選挙区、比例とセットで党勢拡大を目指す。
84
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:48:38
日野、日南町 議長が自民離党 鳥取
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/news/083103.html
鳥取2区に立候補した川上義博氏を支持する県議七人が自民党を離党したのを受けて、日野町議会の佐々木秀明議長と日南町議会の坪倉勝幸議長は三十日、県議と同じく川上氏の選挙応援を理由に自民党を離党する考えを表明した。両町議会の議員や他町支部でも同調する動きがあり、衆院選公示を機に町村での自民分裂が表面化した。
離党を表明、あるいは離党するとみられる町議は日野町の保守系議員三人と日南町の保守系議員十二人の中の八−九人。両議長とも党町支部の支部長を務めるなど離党町議には支部の役職者も含まれており、衆院選の勢力図に影響を及ぼすのは必至の情勢だ。
離党の理由について両議長は「支部長としては自民候補を応援しなければならない。きちんとした形で川上氏を支持したかった。選挙後の離党も考えたが、県議が離党したので、はっきりさせた」などと説明した。
今衆院選に際し、両町支部は自主投票の方針を決めていた。同じく自主投票とした江府町支部の支部長を務める長岡邦一同町議会議長は「県議の離党を受けてわれわれも、という話はある。日南、日野両町と歩調を合わせることも考えている」と離党を検討していることを明らかにした。
一方、県西部で唯一、川上支持の溝口町支部は「勧告があれば仕方がないが、党に籍を置いたまま応援する」と静観の構え。自主投票とした淀江町、大山町、岸本町の各支部は「今のところそういう動きは聞いていない」などとしている。
85
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/31(水) 12:49:54
2005衆院選の断面 ⑥
注目の公明票
激戦2区で勝敗の鍵に 鳥取
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/danmen/050823.html
公明票が2区の激戦の行方を左右する=2003年11月9日の前回衆院選開票の様子
自公連立で政権与党の枠組みを維持しようとする公明党。鳥取県内の公明党基礎票は約四万票強とみられており、同党独自公認候補を出さなかった、二〇〇三年の前回衆院選では比例区で六万三千三百五十四票を獲得している。同党県本部では今衆院選も小選挙区の独自候補を立てない方針を固めており、公明票の行方が注目される。特に激戦の2区では、公明票が勝敗の鍵を握ることも予想されている。
公明党の支援に関しては連立与党を組む自民党が、公認候補として出馬予定の鳥取1区の前衆院議員、石破茂氏(48)、2区の元郵政公社部長、赤沢亮正氏(44)への、推薦を依頼。小選挙区での支援を要請した。
1区は3万票余
このうち、前回衆院選の比例区で公明党得票数が三万千五百票余りだった1区では、十八日には石破氏の支援が決定。二十日に後援会事務所で推薦状の交付が行われた。
公明票の石破氏支援に関しては、同氏が新進党から自民党に復党した際のあつれきが根深いものとして残っているとの見方もあるが、前回衆院選の出口調査を基にした分析では、石破氏は公明支持層の87%の支持を受けており、両者の連携はスムーズに進むものとみられる。
一方、2区では前回衆院選の比例区での公明党得票数は三万千八百票余り。連立与党の自民党公認候補の赤沢氏、無所属での立候補となるが、これまで連立与党の一員として連携を深めていた前衆院議員の川上義博氏(54)の保守系二陣営はぜひとも取り込みたいところだ。
比例支援で含み
二十二日現在、2区での公明党の支援方針は明らかにされていないが、出遅れている赤沢陣営では手堅い公明票は力強い支援となる。赤沢陣営幹部は「川上陣営に対抗するためにも公明票は重要。支援は何としてもほしい」と話す。
しかし、前回の衆院選では保守分裂で無所属として立候補した川上氏には少なくない公明票が流れている。出口調査を基にした分析では、公明党支持層の51%が川上氏に、対抗馬の相沢英之氏へは31%が投票したとみられており、川上陣営では公明・創価学会票の流れに望みをつないでいる。
さらに、自民党本部の川上氏への処分によっては同氏が自民党籍を失うおそれもある。そうなった場合、川上陣営は比例区での公明支援も理論上可能となることから、赤沢氏と川上氏の間で、公明党の有力支援団体である創価学会と公明党の「配分調整」が働く可能性も十分に残されている。
創価学会の幹部も「比例区に熱心に取り組んでいただける候補をおろそかにはできない」と含みを残す。
長岡和好代表は、現状について「自公で過半数という大前提があり、また改革推進のための郵政民営化の是非を問う選挙。自民党の公認候補が立つ以上、(川上氏支援は)難しい」との見方を示しているが、公明票の行方は選挙終盤まで目が離せない。(終わり)
86
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/01(木) 22:11:55
日野郡内、町議13人自民離党 鳥取2区の無所属候補を支援
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105321148.html
衆院選鳥取2区の候補者支援で、町議会議長を含む鳥取県日南町議十人と日野町議三人が三十一日、自民党鳥取県連へ離党届を郵送した。党公認候補を支持せず、無所属候補を支援しているため、けじめをつけた。両町とも議長が党町支部長を務めており、支部運営への影響は大きい。
離党は日南町が坪倉勝幸議長(党町支部長)や福田稔副議長(党町支部幹事長)など党籍を持つ十二議員のうち十人。日野町は佐々木秀明議長(党町支部長)、安達幸博議員(党町支部幹事長)など党籍がある三人全員。各町とも連名で郵送した。
坪倉議長は「日野郡選出の自民党県議二人も無所属候補支援で離党したため、私たちもけじめをつけた」と話した。佐々木議長は「支部に迷惑をかけられず、離党によって、すっきりした形で支援する」と述べた。両支部とも、今選挙では自主投票を既に決めている。
両町とも支部長や幹事長など支部役員が離党。仮に復党するにしても規則で二年間はできないため、支部運営の影響は避けられない。
江府町議会でも、無所属候補支援の七人が離党を検討したが、三十一日、「状況を見守り、七人が統一行動をとる」として結論を見送った。鳥取2区内の党町村支部で唯一、無所属候補を推薦した溝口町支部の町議には、離党の動きがない。
87
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/02(金) 16:24:40
「王国」票 3氏が争奪 広島6区 '05/9/2
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200509020033.html
■自民不在で支持流動
一日、広島県議会の議長室。「役員会を開くように幹事長に言え」。自民党県連総務会長でもある新田篤実議長が、事務局幹部に強い口調で迫った。役員会開催の目的は、「県連会長の処分」である。
その前夜、広島6区に立つ国民新党前職のmmmm氏(68)が、隣の7区となる福山市内で党決起集会を開いた。「国を危うくする自民党にいて責任は果たせない」。しわがれ声をmm氏がしぼった。
県連会長訴え
会場の一角に自民党県連会長の亀井郁夫参院議員。東京に向かう主役を見送った後で、「弟を助けて下さい」。自民県連のトップが、マイクを通じて訴えた。
「自民王国・広島」の象徴ともなってきた広島6区。その地盤を固めてきたのが、ほかならぬmm氏だった。「今、mm先生を失うことは耐え難い」と庄原市の滝口季彦市長。離党、新党結成後も、mm氏は首長や自民党県議、同党支持者を自陣に強く引きつける。尾道市などの沿岸部ではしかし、その自民支持層が流動化し始めている。
市議がエール
公示を二日後に控えた八月二十八日。民主党前職のxxxx氏(46)が尾道市内で街頭演説に立った。党の小沢一郎副代表が並ぶ。演説の後、小沢氏と名刺交換をする男性の姿があった。
紳士服チェーン最大手、青山商事(福山市)の青山五郎会長。府中市出身の青山会長は、6区にも少なからぬ影響力を持つ。元来、自民党候補を推してきた。「(mm氏は)新党で、自民党ではない。だから今回は、xxさんを推す」。真の二大政党制をにらむ、創業者の動きでもある。
一日、xx氏が府中市で開いた集会では、府中市議がマイクを握った。今は無所属だが長年、自民党員だった。「私は強い信念と勇気を持ってここに立っている」。xx氏が民主党入り後、支援の表舞台に立った初めての府中市議である。
「基本は自民」
小泉純一郎首相の「エール」を受けた無所属新人のpppp氏(32)。一日、pp氏は尾道市内の企業を回った。食品、繊維、物流…。「自民支持」を公言する経営者たちが、無所属候補をすんなり受け入れる。
pp氏を招いた食品販売会社の社長(50)は、前回までずっと自民党候補を支持してきた。「ppさんは当選したら自民党に行くんでしょう。もう決めたよ」と社長は打ち明ける。「自民党支持の経営者の中でも推す人間は多いね。今までと風向きが違う」。この社長は、そう表した。
pp氏自身も演説で「小泉首相との共同歩調」を繰り返す。「当選したら、どこかの党に属するか考える。基本には自民党」。三十一日、尾道市沖に浮かぶ百島で集会に臨んだpp氏が、報道陣に漏らした。
無所属新人のqqqq氏(27)は一日朝、JR尾道駅を自転車で出発し、ポスターを張りながら選挙区を北上。夜、府中市上下町に到着した。「今後も一人一人に自分の考えを伝えるやり方を貫く」と語った。
mm、xx、ppの三氏による激戦。それは、自民党票の争奪という過去にない現象を、広島6区に生み出した。
88
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/04(日) 17:11:36
終盤へ 予断許さず (世論調査) 岡山・山陽
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050904_1.html
第44回衆院選は、11日の投票まで1週間となった。山陽新聞社は1〜3日の3日間、各選挙区の有権者を対象に世論調査を実施、独自の取材を加味し、岡山県と広島県東部の小選挙区、中国比例の情勢を分析した。全般に自民が優位に進める中で、岡山2、4区などは激戦の様相。態度未定の有権者も多く、予断を許さない戦いが続きそうだ。
逢沢が幅広い支持 岡山1区
自民前職の逢沢が安定した戦いで優位に立つ。民主新人の菅は終盤の追い上げを図り、共産新人の植本、社民新人の福島は党組織を軸に浸透を急ぐ。
逢沢はきめ細かい地域選対、党支持団体・企業をテコに、各地域、年代で幅広い支持。自民、公明支持層の大半を固め、無党派層でもリード。民主支持層へも食い込む。
二度目の挑戦の菅は民主支持層には一定の浸透を見せるが、ほかへの拡大が課題。江田五月参院議員後援会、連合岡山などの支援を得て、巻き返しをうかがう。
植本は共産支持層を手堅くまとめる。福島は社民支持層を固めきれていない。
萩原に津村が迫る 岡山2区
自民新人の萩原が前岡山市長の知名度を生かして先行。民主前職の津村が迫る。共産新人尾崎は支持拡大に懸命。
萩原は、自民支持層をまとめきれていないものの、公明の推薦を受けたことが奏効。無党派層の支持も集める。大票田の岡山市で優位に立ち、高齢者をはじめ、各年代に浸透している。
津村は、民主と社民の支持層の大半を固め、保守層の一部にも食い込む。無党派層でも強みを発揮。玉野地域で先行する。中年層の感触はよいが、その他の広がりがいまひとつ。
尾崎は、共産支持層をまとめ、比例代表での得票上積みも意識し無党派層の取り込みを狙う。
地盤揺るがぬ平沼 岡山3区
九選を目指す無所属前職の平沼が地盤を守り、優位に運ぶ。自民新人の阿部、民主新人の中村が追う。共産新人中嶋は支持拡大に懸命。
平沼は自民の公認は得られなかったが、自民支持層の根強い支持を受ける。無党派層や民主、公明支持層にも食い込む。地域、年代、性別に関係なく安定した戦い。
急きょ出馬が決まった阿部は推薦を受けた公明支持層を取り込む。看護組織の支援で自民支持層への浸透を図る。
中村は連合岡山を軸に民主支持層や無党派へのアピールに懸命。終盤に向けて、追い込みに全力を挙げている。
中嶋は共産の支持層の大半を固め、比例票獲得も目指す。
橋本、柚木が接戦 岡山4区
元首相の二男で自民新人の橋本と、二度目の挑戦となる民主新人の柚木が接戦を演じる。共産新人の東も再挑戦。
橋本は元首相から引き継いだ後援会組織の支持固めに全力を挙げる。出馬表明は遅れたが、個人演説会などを通じて自民支持層に徐々に浸透。推薦を受けた公明支持層にも食い込む。
柚木は連合岡山など民主支持層をほぼまとめ、自民支持層にも食い込みを図る。若年層の感触も良い。街頭では「政権、世襲交代」を訴え、無党派層や元首相支持層の取り込みも狙う。
東は街頭宣伝を中心に訴えを続ける。中国比例での議席回復に向け、票の上積みを目指す。
全域で村田リード 岡山5区
小泉内閣の現職閣僚として臨む自民前職の村田が、厚い保守地盤に支えられて全域でリード。民主新人の花咲が懸命に追い、共産新人の堀は支持拡大に努める。
六選を目指す村田は、自民、公明支持層の大半をまとめ、無党派層にも支持を広げる。中北部や高齢者層に強みを見せ、最終盤に向け南部のてこ入れを図る。
花咲は民主支持層で安定、社民支持層へも食い込むが、年代、地域ともに広がりが不足している。南部の大票田に狙いを定め、保守層切り崩しをうかがう。
堀は街頭演説などを重ねながら、無党派層に対する働きかけを強め、比例票の上積みを図る。
89
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/04(日) 17:12:17
(続き)広島・山陽
亀井支持固め優位 広島6区
国民新前職の亀井が先行。民主前職の佐藤、無所属新人の堀江が激しく競り合いながら追い上げる。無所属新人の伊藤は苦しい戦い。
自民を離党した亀井は危機感をバネに、公示前から集会を重ねた引き締め策が奏功。小泉首相の政治手法に批判的な自民支持層も取り込む。
比例復活組の佐藤は、地盤の大票田・尾道、三原市を中心に保守系支持者、労組票を固める。党幹部の相次ぐ来援で無党派層にも訴える。
堀江は、圧倒的な知名度を生かして街頭演説などを展開し郵政民営化推進を訴え、自民との親密さをアピール。一部企業にも食い込む。
宮沢先行 追う和田 広島7区
三選を目指す自民前職の宮沢が先行し、民主前職の和田が追う。共産新人の森川は支持層の拡大を図る。
宮沢は厚い保守地盤を生かし、企業や県議、市町議らを通じ自民支持層をまとめる。7区に候補者のいない国民新や、推薦を受けた公明支持者にも働き掛け、票を上積みする。
前回、比例で復活した和田は労組の支援を基盤に、企業や保守層にも支持を広げ追い上げる。地域での浸透にも力を入れるほか、街頭演説を通じ無党派層の掘り起こしを図る。
森川は連日、10カ所以上で街頭演説を開き、党の政策をアピールしている。
<調査の方法> 1〜3日、有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に番号を発生させる電話調査法で、電話帳に番号を載せていない人も調査できる。実際に有権者がいる世帯にかかったのは、岡山県内で3758件(岡山1区821件、2区829件、3区726件、4区685件、5区697件)。うち2941件(1区613件、2区680件、3区535件、4区537件、5区576件)から回答を得た。
90
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/04(日) 17:57:56
中国地方小選挙区で自民優勢 '05/9/4
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200509040049.html
中国地方五県の二十選挙区では、自民党が半数を超える選挙区で優位な戦いを進めている。一方、全国的な注目を集める広島6区は、国民新党前職がリード。広島2区、山口2区などで自民と民主の両党が激しく競り合う。比例中国(定数一一)は、自民と民主、公明の三党が支持層を固めつつあり、解散時議席をうかがう情勢だ。
事実上の三つどもえの激戦になった広島6区は、郵政民営化関連法案に反対し、国民新党を結成した前職が優位に立つ。これを民主党前職(比例)と、自民党の支援を受ける無所属新人が追い上げている。
広島2区は、前回支持層が三分裂し今回は一本化した自民党の新人と、民主党前職がデッドヒート。山口2区も、民主党前職と自民党新人の勝敗の行方が見通せない情勢だ。
岡山2区は、岡山市長から転じた自民党新人と民主党前職(比例)が競り合う。岡山4区も、元首相の二男である自民党新人と民主党新人がほぼ一線に並ぶ。
一方、岡山3区では郵政法案に反対し、自民党公認を外れた無所属前職が、対立候補の自民党新人をリード。鳥取2区は、法案に反対して無所属になった前職を、対立候補として立った自民党新人が激しく追い上げる構図となっている。
残る十三選挙区では、自民党前職が優位に選挙戦を進めている。
ただ、各選挙区とも投票する候補を決めていない有権者が三割前後いる。このため、終盤戦の流れによっては情勢が流動化する可能性をはらんでいる。
比例中国では自民が五、民主が四、公明が二の解散時議席の維持をそれぞれうかがう勢い。議席奪還を狙う共産と社民は浮上に向けて厳しい戦い。国民新党の議席確保は微妙な情勢となっている。
91
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/04(日) 21:20:03
島根2区・石西の建設業界 集票マシン機能不全
保守分裂で自主判断
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105424146.html
「比例は国民新党、選挙区は自民の竹下さん。異例だが、2議席は願望。よろしく頼む」
保守分裂で注目の島根2区。郵政民営化関連法案に反対し、「反小泉」を掲げ、比例と重複立候補した国民前職の亀井久興候補(65)のおひざ元、益田市内で1日、地元建設会社社長が朝礼で頭を下げた。
「竹下さん」は自民前職の竹下亘候補(58)。本来なら小選挙区と比例代表はリンクする。亀井候補が比例転出を強いられた前回は「あうんの呼吸」が社内で機能した。
が、今回は様変わり。公示日を過ぎても揺れるトップの判断。指示を待つ従業員はいら立った。
国政選挙では家族や親族をフル動員して支持者名簿を積み上げる。その数は下請けも含めて約400票。影響力はある。「動かなくてもいいのか」。従業員の矢の催促は二度三度と続いた。
■ねじれ現象
自民分裂のねじれ現象を象徴し、石見部の中でも激戦模様の益田。知れ渡れば竹下系県議の逆鱗(げきりん)に触れる社長の判断には、伏線がある。
新益田市(益田、美都、匹見1市2町)の53社で構成の県建設業協会益田支部(大畑清美支部長)で8月下旬、緊急理事会が開かれた。1時間半の激論を経た答えは、上部団体が造反したと受け止めかねない「前代未聞の自主判断」(支部理事)。
「亀井さんを失えば、石見から二度と国会議員は出ないという危機感が内部に強い。出雲の人には分からん心情じゃろ」。自民公認候補の支持要請が強まる中、公然と色を出せない役員は重い口を開いた。
亀井支持者の地盤、同協会鹿足支部や津和野分会は選挙後のペナルティーを警戒し、表立って会合も開けない。
「もっと業界の立場で考えてほしい」。31日夕、益田入りした青木幹雄自民党県連会長を囲んだ身内の会合前、「亀井優位」の情報に危機感を募らせる宮隅啓党県連益田支部長は同業界幹部に言い含めた。
■先行き不安
石西の地域経済をけん引し、有権者の1割近い従業員らを抱える保守基盤の建設業界が投票日を目前にしても動けない。
県内7市圏域でも公共事業依存度が突出している益田圏域。国交省の益田道路、県の芸術文化センター、市のJR駅前開発ビル…。大型プロジェクトが相次ぐ。
しかし、内情は「勝ち組は大手ゼネコンと一握りの地元業者」(同市内の業者)。負け組が頼る県道など身近な生活関連事業は右肩下がり。2003年度195億6300万円、04年度158億7300万円、05年度104億6900万円(見込み)。益田土木建築事務所管内の事業費推移が縮減を裏付ける。
「3、4年しか先が見通せない。高速道など大きなことを引き合いに踏み絵を迫られても迷惑な話だ」(郡部の業者)
雇用調整で業界内部にくすぶる不満と先行き不安が集票マシンの機能不全を招き、過熱する保守分裂選挙の行方をより不透明にしている。
保守分裂の間隙(かんげき)を縫って民主新人の小室寿明候補(44)はダイワボウ労組を中心に支持拡大へ奮闘。共産新人の向瀬慎一候補(34)は街頭演説を重ね、浸透を狙っている。
92
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/04(日) 22:35:36
本紙世論調査 衆院選に関心8割超 支持政党トップは自民 岡山
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050904_2.html
岡山県内有権者の8割以上が衆院選に関心を持ち、支持政党は自民がトップ―。山陽新聞社が行った世論調査で3日、こんな結果が出た。
関心度
衆院選について「大いに関心がある」は52.5%、「少しは関心がある」は34.2%で、合わせて86.7%に上った。
年代別では四十歳代の93.3%を最高に、50、60歳代も9割以上が「関心がある」と回答。最も低い20歳代でも74.3%と、各年代にわたって関心が高かった。男女別では男性89.0%、女性84.8%。
職業別では管理職の100%が「関心がある」と回答。次いで、学生92.2%、商工・サービス業91.9%、専業主婦89.3%の順だった。
政党支持率
政党支持率は自民が38.2%でトップ。民主が10.0%で続いた。主要各党は公明3.7%、共産2.2%、社民1.7%。支持政党のない、いわゆる無党派層は36.3%に上った。
衆院解散後に発足した国民新、新党日本は1%未満だった。
自民は年齢層が上がるほど支持率が高く、60歳代(52.4%)、70歳以上(56.0%)では過半数が支持した。職業別では、農林漁業(57.5%)、管理職(52.0%)などで高かった。
民主は50歳代の支持が最も高く17.3%。職業は事務・技術職(16.4%)で高かった。
無党派は若年層ほど多く、20歳代59.8%、30歳代53.4%など。学生(65.1%)、事務・技術職(46.2%)などで目立った。
比例代表で投票する政党は、自民が33.7%で最多。民主20.2%、公明8.5%、共産3.6%、国民新2.6%、社民2.5%など。無党派では「自民に投票する」と答えたのが24.8%、「民主に投票する」は22.4%だった。
93
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/04(日) 22:36:49
自民 4議席ほぼ確実 中国比例 民主4、公明2確保へ 岡山・中国
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050904_3.html
中国比例(定数11)は自民が得票数でトップの座を守れるかどうかが最大の焦点になる。自民の4議席はほぼ確実。民主は4議席目に届く勢い。公明は2議席を守れそうだ。
最後の議席をめぐって、自民、民主、共産が激しく争う状況が想定される。議席獲得を目指す国民新、議席回復を目指す社民の戦いぶりも注目される。
自民の上位3位までは女性、比例単独優遇枠。他の小選挙区との重複立候補者は4位に並ぶ。惜敗率争いが激化しそうだ。全員が小選挙区と重複立候補して1位に並ぶ民主も、党内の惜敗率争いで比例票の上積みを図る。公明は小選挙区で支援する自民からの見返りに期待し、議席増を目指す。
94
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/04(日) 22:37:43
反対議員に「恩義」 郵政民営化 揺れる団体、労組 岡山
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050904_4.html
郵政民営化の是非をめぐり、自民党を支持してきた特定郵便局長のOBらでつくる政治団体「大樹」と、民主党を支持する郵政関係労組が揺れている。双方ともに、協力関係にある支持政党ではなく、民営化法案に反対して自民党執行部から対立候補を立てられるなどした前職や他党候補を支持する動きも見られる。
公示日の岡山3区。無所属前職陣営の出陣式には自民党岡山県大樹支部の会員約50人が駆けつけた。「無所属になっても必ず大量票で当選してもらいたい」との願いからで、県内全域から会員が集まった。
同支部が集める自民党員は多いときで約4000人。県内党員全体の1割ほどを占め、獲得数では常に1、2位を争う。
選挙になると結束力と元特定郵便局長という地域での信頼を武器に、自民党を支えてきた。「票の集め方は肌で知っている」との自負が会員にはある。
しかし、今回は五小選挙区に立つ自民候補全員が民営化賛成派。同支部はためらうことなく、民営化法案に反対票を投じた3区の無所属前職以外は支援しないことを決めた。
「小泉自民党には裏切られた。やりきれないが、今回は自民の票を減らすことがわれわれの戦いになる」と川崎辰雄岡山県大樹支部長は言い切る。岡山県内の3区以外では、民主に票が流れる可能性さえある状況だ。
一方、郵政関係労組は、最大組織の日本郵政公社労働組合(JPU)と全日本郵政労働組合(全郵政)がある。いずれも民主党支持を基軸とすることには変わりない。
ところが、全郵政は自民党で郵政民営化法案に反対票を投じ、広島6区で新党から出馬した前職に「恩義がある」(宮原好男中国地方本部執行委員長)と、民主前職の推薦をやめ、自主投票にした。
岡山県内ではすべての選挙区で民主候補を推薦するが、反対票を投じた3区の無所属前職について、「反対してくれた事実は重い。一部の票は流れるかもしれない」という声もある。
さらに、民主党の岡田克也代表が、自民の法案には反対するものの、「将来の民営化には賛成」との方針を打ち出した。マニフェストでは郵便貯金の預け入れ限度額を現在の1000万円から将来的には500万円まで引き下げる方針を示しており、組合員の中から「民営化反対の立場で民主を支援しているのに、最近の言動は支持拡大を図るうえで説得力に欠ける」との声も漏れる。
長年、対立してきた大樹と郵政関係労組が、民営化反対へ思いを重ねる。見えない民意に戸惑いながら、11日の投票日に向けた戦いが続く。
95
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/05(月) 21:54:42
2区は赤沢、川上と互角の戦い=衆院選情勢・鳥取【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000185-jij-pol
1区は石破が独走。2区は赤沢が引退した相沢英之・元金融再生委員長の支持基盤に浸透し、遺族会などの組織支援を受ける郵政反対組の川上と互角の戦い。連合推薦の山内は都市部への浸透を狙う。(了)
(時事通信) - 9月5日20時11分更新
自民盤石、亀井は比例票が課題=衆院選情勢・島根【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000186-jij-pol
1区は細田が盤石。2区も竹下が郵政反対組前職の亀井を寄せ付けず、当選圏入り。亀井は新党への比例得票拡大を図る。(了)
(時事通信) - 9月5日20時12分更新
4区で新人が競り合い=衆院選情勢・岡山【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000187-jij-pol
1区は逢沢が盤石、菅は前回得票の上積みが課題。2区は萩原が岡山市長として培った基盤と知名度で一歩先行、津村が激しく追い上げる。3区は郵政反対組の平沼が自民県連の支援を得て安定、対抗馬の阿部らを大きく引き離している。4区は元首相橋本龍太郎の後継で二男・岳が初挑戦、柚木との新人対決で競り合う。5区は現職閣僚の村田が独走状態。(了)
(時事通信) - 9月5日20時10分更新
6区で亀井・佐藤が接戦=衆院選情勢・広島【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000188-jij-pol
「郵政」対決が焦点の6区は民営化反対組の亀井がわずかに先行、保守地盤にも食い込む佐藤との接戦となっており、これを堀江が追う戦い。小まめに集会をこなし、どぶ板選挙に徹する亀井に対し、佐藤は連合票を手堅くまとめ無党派層への浸透も狙う。県東部の保守票の動向が勝敗のカギとなる。
1区岸田、3区河井、4区中川の自民前職が安定。2区は松本と平口、5区は寺田と三谷、7区は宮沢と和田が競り合っている。(了)
(時事通信) - 9月5日20時12分更新
自民、3議席は確保=衆院選情勢・山口【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000189-jij-pol
1区は高村、3区は河村、4区は安倍の自民前職が安定。2区は平岡が無党派層にも支持を広げて先行、引退した元通産相佐藤信二の後継候補である福田が猛追している。(了)
(時事通信) - 9月5日20時11分更新
96
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 04:38:18
2005総選挙:島根2区を自主投票に−−社民党県連 /島根
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000256-mailo-l32
社民党県連は4日、同党が候補者を擁立していない島根2区で、自主投票にすると発表した。
代表、副代表、幹事長の三役会議を開いて決定した。「他党との選挙協力はバーター方式が原則」として、他政党や団体から2区での支持を求められた場合も、党県連は「反自民、自主投票」を呼びかける。【久野洋】
9月5日朝刊
(毎日新聞) - 9月5日17時16分更新
97
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 04:44:55
2005総選挙:中盤情勢調査 自民2氏に支持浸透 /鳥取
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000240-mailo-l31
郵政民営化や年金などを争点に「政権与党」を選ぶ衆院選は、11日の投開票日まで6日に迫った。毎日新聞社は1〜3日の3日間、県内の有権者を対象に電話による特別世論調査を行い、調査結果と各陣営などへの支局取材結果を総合して選挙戦の中盤情勢を探った。鳥取1区は、知名度抜群の自民前職・石破茂氏が安定した戦いで、民主新人・早川周作、社民新人・田中清一、共産新人・塚田成幸の3氏をリード。保守分裂の鳥取2区は、急速に浸透した自民新人・赤沢亮正氏を、郵政民営化関連法案に反対票を投じた民主前職・山内功、無所属前職・川上義博の両氏が追い上げる展開で、共産新人・鷲見節夫氏は党勢拡大に懸命だ。ただ、まだ態度を決めていない有権者は両区とも3割おり、今後の展開次第では変動も予想される。【衆院選取材班】
◆1区
◇石破氏、幅広くリード−−早川氏、民主支持層固める
石破氏は、03年の前回選と同じく自民支持層の8割弱を固めた上、民主支持層の2割近く、共産支持層の3割以上にも浸透。当選6回の強みに元防衛庁長官の実績などもあり、性別や世代に関係なく、幅広い支持を集めた。無党派層の4分の1の支持も得るなど、安定した戦いをしている。
早川氏は、民主支持層の7割近くを固めたが、無党派層の支持は2割に届いていない。「望む政権」で「民主党を軸」と回答した人の支持は5割、「内閣を支持しない」人の支持も4割未満で、小泉政権への不満を集約しきれずにいる。
田中氏は、候補を擁立しなかった民主の選挙協力が得られた前回選と比べ、他党支持者への食い込み不足は隠せない。社民支持層の8割強も、誰に投票するか「決めていない」と答えるなど、伸び悩んでいる。
塚田氏は共産支持層を固めきれず、無党派層にも支持を広げるまでに至っていない。「年金・医療・福祉」の充実を訴えるが、この問題を最重要視する人たちの支持も伸びていない。【松本杏】
◆2区
◇赤沢氏に自公層好感−−山内、川上氏追い上げ懸命
「郵政民営化賛成」の赤沢氏は出遅れが心配されたが、旧自治相だった祖父の関係者や若手経営者らの呼び掛けで、青壮年層の動きが活発化。自民県連の支援で町村部でも浸透し始め、急速に勢いが出てきた。自民支持層の約5割、公明支持層の5割強をまとめ、知名度不足を克服している。年代別では40代以上で他候補を抑え、性別では男性の3割弱の支持を取り付けた。地域別では市部、町村部ともよく広がっている。
2回連続で比例復活した山内氏は、連合などの支持基盤の動きがよくなり、民主支持層の7割以上を固めた。公明支持層の1割以上に食い込み、自民支持層の一部にも広がる。無党派層の支持は2割を超え、4候補で一番浸透している。年代別では30代でトップ、20代も赤沢氏と並んで1位だった。性別では男性によく浸透し、地域別では市部で健闘するものの、町村部はまだ不十分だ。
再選を狙う川上氏は、JAグループや遺族会など保守基盤を軸に、県議や町村長の支援で臨んだが、自民支持層の獲得はまだ約2割。その半面、民主支持層の約2割を取り込んだ。しかし、前回食い込んだ公明支持層からは約1割と振るわない。年代別でみると40〜70代以上で健闘し、地域別では町村部で広がりがあるが、市部でやや後れを取っている。
鷲見氏は街頭演説を中心に「年金・介護・医療」で小泉政権を激しく批判し、共産支持層の約7割をまとめたが、他の支持層では広がりがない。年代別では50〜60代を除く年代で支持があった。
4候補者が「郵政民営化」「年金・医療・介護」で対立する選挙戦は、無党派層の約4割、公明支持層の約2割が候補を決めておらず、今後の動向が注目される。【小松原弘人】
◆比例
◇前回と同数議席を3党で分け合う勢い
中国ブロックの前回議席数は自民5、民主4、公明2で、今回も3党が同数ずつで議席を分け合う勢いを見せている。
自民支持層の7割を固め、「小泉人気」で無党派層の4分の1も取り込んだ自民が、3割以上の支持を得て他党を一歩リードしている。
民主は、支持層の4割弱しか固められなかった前回選と違い、今回は8割強をまとめ、無党派層の2割強から支持を得るなど、2割強を集票して自民に迫る。
支持層の9割弱を固めた公明は、前回選で果たせなかった議席3を目指す。現在、10%弱の支持を今後、どれだけ無所属候補や自民支持層に広げられるか。国民新党、共産、社民は、それぞれの支持層の6〜8割を固めたが、無党派層の支持が一ケタのため党勢拡大は難しそうだ。【松本杏】
98
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 04:49:52
◆投票
◇「行く」91%で投票率低下の可能性も−−戦後最低の前回より3ポイント減
「必ず投票に行く」と「たぶん行く」を合わせると91%で、前回衆院選より3ポイント減少し、「必ず」だけは69%と4ポイント減少した。「刺客候補」や「マドンナ作戦」など自民の選挙手法に注目が集まる中、投票率のアップが期待されたが、調査結果を見る限り、戦後最低の投票率(66・94%)だった前回選を下回る可能性も出てきた。
年代別では、「必ず」「たぶん」が20代88%(前回選59%)、30代93%(同88%)と前回を上回り、若者の選挙への関心の高まりがみられた。一方で、40〜70代以上は87〜94%(95〜100%)で軒並み減少した。
「必ず」「たぶん」と答えた人のうち最も重視する政策は「年金・医療・介護」が41%で、「郵政民営化」20%、「景気対策」15%と続いた。
「必ず」「たぶん」と答えた人は、民主支持者が97%(同84%)と前回を上回り、その他の党はあまり変動はなかった。地域別では、市部が90%、町村部が95%。【山下貴史】
◆政党支持率
◇自民が35%でトップ維持−−民主11%「支持政党なし」は38%で定着
自民は35%で、前回衆院選(03年)の39%を下回ったが、昨年参院選の32%から増加した。民主は前回と同じ11%だが、参院選の14%から後退。「支持政党なし」は38%で、前回(23%)から急増した参院選(37%)とほぼ同率となり、都市部の有権者で先行していた「政党離れ」が県内でも定着したといえそうだ。
年代別では、自民は各世代からまんべんなく支持を集めた。特に50、70代では半数近い支持を得たほか、20代でも28%が支持しており、郵政民営化の“造反組”に候補を立てた「小泉劇場」が若者の興味をひいた影響と見られる。民主は30、40、60代の支持が2けたを超えた。「支持政党なし」は20〜30代で半数を超え、若年層の政党離れが顕著に現れている。
男女別では、前回衆院選で男女とも約4割の支持を得ていた自民が、女性の支持を29%に減らした。民主は男性14%、女性8%と前回とほぼ同率だった。「支持政党なし」は▽男性が前回23%→今回35%▽女性が22%→42%――と大幅に増えた。【小林多美子】
◆無党派層の投票行動
◇「必ず行く、たぶん行く」90%−−民主が今回も「比較第1党」
回答者の4割近くを占める“最大勢力”の無党派層で、投票に「必ず行く、たぶん行く」は計90%に上った。選挙への関心は高く、今後の選挙運動での支持拡大が結果を大きく左右しそうだ。
比例での投票先を前回衆院選と比較すると、▽自民が前回26%→今回21%▽民主が29%→24%▽公明が3%→5%▽共産が6%→2%▽社民が2%→11%――となり、無党派層では民主が前回に続いて「比較第1党」になったほか、社民が支持を伸ばした。国民新党は2%。態度を決めていない人は、前回同様35%だった。「望む政権の軸」でも民主軸34%、自民軸31%となった。一方で、無回答は35%で、無党派層の多くは投票日直前に態度を決めることになりそうだ。
「最も重視する政策」は年金・医療・介護が45%と圧倒的な関心を集め、景気対策15%、郵政民営化12%と続いた。今回の選挙を「政権選択選挙」としているのが50%と半数を占めたのに比べ、「郵政選挙」との認識は34%で、無党派層にとって郵政民営化は最優先課題ではないことをうかがわせた。内閣支持も「支持」が27%、「支持しない」が40%と全体の調査と反対の結果だった。【小林多美子】
◆重視する政策
◇年金・医療・介護39%−−「郵政」19%、他政策も重要と認識
「年金・医療・介護」とする回答が39%で、自民が最大の争点として掲げる「郵政民営化」は19%だった。男女別では男性38%、女性41%が「年金など」を挙げ、郵政民営化はそれぞれ22%、16%で続いた。
年代別に見ると、20代は郵政民営化が26%で1位だったが、30代以上の世代は4割前後が「年金など」と回答し、世代が上がるごとに割合は上昇した。20〜30代では「教育問題」に関心が高く、40〜60代では「景気対策」を望む声が多かった。
支持政党別で「年金など」と「郵政民営化」を比較すると、それぞれ▽自民=31%、32%▽公明=33%、39%――の与党に対し、野党は▽民主=57%、5%▽共産=33%、21%▽社民=79%、3%――と、与野党で意見が分かれた。
今回の選挙を「郵政選挙」と答えた人のうち、郵政民営化を挙げたのが39%、「年金など」重視が29%で、「自民を軸」にした政権を望む人でもそれぞれ35%、31%となり、民営化以外の政策も重要との認識が裏付けられた。【田辺佑介】
99
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 04:50:07
◆望む政権の軸
◇自民45%、民主29%−−30代では4割近くできっ抗
45%が「自民を軸」を選び、民主は29%だった。自民を選択したのは男性が50%、女性は41%で、男性は全世代、女性も30代を除き自民を選んだ。世代別でみると、30代が自民と民主で4割近くときっ抗したほかは、5割前後が自民を軸にした政権とした。
最も重視する政策では、「自民を軸」の35%が郵政民営化をトップに挙げたが、年金・医療・介護も31%に上った。「民主を軸」では、年金などが58%で1位だった。
自民を選択した57%が「郵政選挙」としたのに対し、民主では70%が「政権選択選挙」と回答した。市部、町村部とも「自民を軸」が上回り、保守基盤の強さを見せつけた。【田辺佑介】
◆内閣支持
◇支持43%、不支持32%−−中年世代と若年・高齢世代で意識の差
小泉内閣への支持は43%、不支持は32%で、男性は44%、女性も42%が支持を表明した。年代別では、30代と40代ではそれぞれ支持が37%と40%、不支持が35%と41%できっ抗する一方、20代と70代以上ではともに53%が支持と答え、中年世代と若年・高齢世代での意識の差がみられた。
「最も重視する政策」で「郵政民営化」を選んだ85%が支持したのに対し、「年金・医療・介護」では43%が不支持だった。
支持政党別では、自民、公明支持者の中では、それぞれ79%、67%が支持、12%、18%が不支持だった。【田辺佑介】
◆郵政か政権選択か
◇「郵政」38%「政権」45%−−有権者は政党に関心
38%が「郵政選挙」、45%が「政権選択選挙」と回答した。有権者は郵政という1政策よりも、自民党を軸にした政権か民主党を軸にするのかということに関心を寄せているようだ。
年代別で、郵政が政権選択を上回ったのは49%を占めた70代以上だけで、他の20〜60代は政権選択が多数だった。
支持政党別では、自民52%、公明70%が郵政選挙を選ぶ一方、民主80%、共産60%、社民65%が政権選択を支持しており、与野党で認識の違いがみられた。【山下貴史】
………………………………………………………………………………………………………
◇質問と回答◇
◆小泉内閣を支持しますか。
全体 男性 女性
支持する 43 44 42
支持しない 32 34 31
関心がない 13 13 14
◆どの政党を支持していますか。
自民党 35 40 29
民主党 11 14 8
公明党 4 4 5
共産党 2 2 2
社民党 2 − 3
国民新党 1 1 0
新党日本 0 − 1
その他の政党 1 − 1
支持政党はない 38 35 42
◆衆院選では投票に行きますか。
必ず行く 69 71 68
たぶん行く 22 20 24
たぶん行かない 2 2 2
行かない 3 3 2
◆衆院選で最も重視する政策は。
景気対策 14 16 13
税制改革 9 11 7
年金・医療・介護 39 38 41
郵政民営化 19 22 16
治安の回復 0 1 0
外交・安全保障 2 3 2
教育問題 6 5 7
◆今度の衆院選は「郵政選挙」だと思いますか。それとも「政権選択選挙」だと思いますか。
郵政選挙だ 38 37 39
政権選択選挙だ 45 50 40
◆衆院選後も自民党を軸にした政権が続いたほうがいいと思いますか、民主党を軸にした政権に代わったほうがいいですか。
自民党軸を望む 45 50 41
民主党軸を望む 29 33 26
100
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:08:43
2005総選挙:中盤情勢総合調査 1区・2区、自民前職が有利な戦い /島根
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000254-mailo-l32
◇6候補が追う展開−−無党派層の動きに注目
第44回衆院選は、投開票日の11日まで1週間を切り、県内2選挙区の8候補は連日、激しい舌戦を繰り広げている。毎日新聞は選挙の動向を探るため9月1〜3日の3日間、県内の有権者を対象に世論調査を実施。これまでの取材で得た情報と合わせて選挙戦の中盤情勢を分析した。1、2区とも自民前職が、厚い保守地盤を背景に有利に選挙戦を進め、残りの6候補が追いかける展開になっているが、一方で全体の2割の有権者が投票先を決めておらず、終盤の展開によっては情勢が変わる可能性もある。とりわけ、有権者全体の4割を占める無党派層の動向が注目される。【衆院選取材班】
◆1区
◇細田氏、知名度生かす
官房長官を務める自民の細田氏は、公示日と4日の決起大会以外には公務のため地元入りできず、党県連が県議や松江市議らを中心に選挙活動。政府の「顔」としての知名度と実績を生かし、自民支持層の9割、推薦を受ける公明支持層の8割をまとめ他候補をリード。世代別でも、若年層から高齢者まで幅広い支持を集めている。「郵政民営化」を全面に打ち出し、郵政問題に関心の高い無党派層への浸透を目指している。
民主の浜口氏は、推薦を受ける連合島根などの支持層をまとめ、民主支持層の8割を固めた。「離島や中山間地の医療問題」を中心に訴え、衆参選挙で同党の支持率が低かった町村部での浸透を図るほか、竹島問題をアピールし隠岐での遊説も積極的に行う。
共産の上代氏は、商業地や住宅地などで街頭演説を展開。「たしかな野党」をキーワードに共産の支持層のほか、無党派層の取り込みを狙う。
社民の加納氏は、小選挙区では同党初の1区での擁立候補。「護憲」を軸に地元・雲南市や大票田の松江市を中心に遊説を行っている。
◆2区
◇竹下氏、保守層手堅く
郵政民営化法案の賛否を巡る保守分裂選挙となった2区。賛成票を投じた自民の竹下氏は、区内の大半の党支部が支持を表明し、党県連の全面的なバックアップを受けて選挙戦を展開。高速道路建設などの公共事業の必要性を訴え、自民支持層の7割以上に浸透するほか、3割の無党派層へも支持を広げ、安定した戦いを進める。地元・雲南市や大票田の出雲市など地盤の旧2区で保守層を手堅くまとめている。
民主の小室氏は、書記長を務めた県職労などの支持を受け、民主支持層の6割、県西部に地盤を持つ社民支持層の4割を取り込む。邑南町出身をアピールし、1区である松江選出の県議からのくら替えをカバーする。
法案に反対し自民党を離党した国民の亀井氏は、郵政民営化や小泉首相の政治手法を批判。旧3区の地元・益田市や大田市、津和野町などの自民党支持者を中心に後援会を組織。無党派層の2割から支持を得ている。
共産の向瀬氏は市町村をくまなく回って増税や憲法問題などを街頭演説で訴え、自民、民主両党への批判票の取り込みを狙う。
101
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:09:16
◆政党支持率
◇自民33%、民主10%−−前回比で自民10ポイント下がる
今回、毎日新聞が実施した調査で、県内の政党支持率は、自民33%▽民主10%▽公明5%▽共産2%▽社民2%▽国民1%▽支持政党なし37%▽その他、無回答8%となった。
03年11月の前回衆院選での調査では、自民44%▽民主12%▽公明3%▽共産3%▽社民1%▽支持政党なし31%▽その他、無回答6%。04年7月の前回参院選では、自民41%▽民主12%▽公明3%▽共産2%▽社民3%▽支持政党なし29%▽その他、無回答9%。
前回の衆院、参院選時の調査に比べると、自民支持層が約10ポイント下がっており、一方で無党派層が37%と、6〜8ポイント高くなっているのが注目される。他政党は、民主が2ポイント減らしているが、全体としてほぼ横ばい。今回の解散に伴い、結成された国民新党、新党日本両党はいずれも1%程度で、有権者に十分浸透しきれていない傾向が見られる。
市町村別でみると、前回衆院選では町村部の自民支持層が市部よりも高く、5割を超えていたが、今回は自民が市部で34%、町村部で30%と市部の支持層が町村部を上回り、1、2区ともに同じ動向が見られた。
一方、民主は1区で26ポイント、2区が7ポイント、それぞれ市部よりも町村部の方が支持層の割合が高く、自民が市部で支持を伸ばし、民主が町村部で支持を受けるという、従来に比べ、「逆転現象」がうかがえる。
比例での投票については、どの政党支持層も7〜9割が支持政党に投票すると回答。一方、無党派層では自民、民主ともに約2割ときっ抗。「決めていない」が3割に上った。
無党派層では、投票に「行く」と答えたのは全体の9割で政党支持者と変わらないが、「たぶん」の割合では政党支持者よりも高く、投票するかどうかは流動的要素が多い。
無党派層がどれほど投票所へ向かうか、各政党がどこまで浸透できるかによって、今後の情勢が変化する可能性もある。
◆政権の軸
◇選挙後の政権、「自民を軸」46%−−「民主を軸」は3割
有権者が望む選挙後の政権では、「自民を軸に」とする回答が46%を占め、「民主を軸に」は30%にとどまった。年代別では、すべての層で「自民を軸に」が「民主を軸に」を上回っている。男女別では、特に女性でその差が大きく、30代を除くすべての年代で「自民を軸に」を支持する回答が5割を超え、民主党への女性の不人気ぶりが現れている。
一方、男性では、20代、60代、70代で「民主軸」が「自民軸」を上回り、両政権に対する意識の差は女性ほどはみられない。
支持政党別を見ると、自民支持層の8割、公明支持層の6割が「自民を軸に」を支持。一方、民主、社民、国民支持層の8割は「民主を軸に」を支持。「支持政党なし」とする無党派層では、「自民を軸に」「民主を軸に」「無回答」がそれぞれ3割と、差がきっ抗している。
◆重点政策
◇「年金・医療・介護」トップ−−将来の生活に不安示す
「最も重視する政策」として一番多くの有権者が挙げたのは、民主党が最大の争点とする「年金・医療・介護」で、20代を除く全年齢層でトップになった。この傾向は高年代へ向かうほど強く、60代、70代では5割を超えている。年代が上がるほど、年金や社会保障など将来の生活に不安を抱えていることが浮き彫りになった。
一方、20代では「景気対策」が31%を占め、最も多かった。また、自民党が最大の争点と位置付け、今回の解散総選挙のきっかけともなった「郵政民営化」は幅広い世代で1割〜2割にとどまっており、どの年齢層でもトップにはならなかった。
また、「教育問題」は実際に子どもを育てている20代〜40代で1〜2割の関心を集める一方、「治安の回復」「外交・安全保障」はどの年齢層でも1割にも満たなかった。有権者は、より生活に身近な問題である年金や景気回復に関心を持っていることがうかがえる。
102
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:09:30
◆投票基準
◇「郵政」と「政権選択」、ほぼ同数の4割
今回の選挙で、「必ず」「たぶん」を合わせ、「投票に行く」と答えた人は9割を超えた。最も低かった20代でも85%、50代では97%が「行く」と答え、50代以上では「必ず行く」と回答した人が8割を超えた。一票を投じる意志を持つ有権者は、政治への関心が薄いといわれる若者から壮年、高齢者まで世代を問わず、高い比率を占めている。
一方、「支持政党なし」も「必ず行く」が58%、「たぶん」とあわせると91%が「行く」と回答。特定の政党支持者だけでなく、無党派層でも、今回の選挙への関心が高いことが裏付けられた。
島根県は国政選挙で95年参院選を除き、30年以上も投票率全国一を記録している。
◆投票傾向
◇「行く」9割超す−−20代85%、50代97%
今回の選挙の位置付けとして、与党が主張する「郵政選挙」が40%、野党が目指す「政権選択選挙」が43%とほぼ同数。支持政党別では、自民支持層の54%が「郵政選挙」と答えたのに対し、民主支持層の80%は「政権選択選挙」と回答し、与野党の支持層の間にも、今回の選挙の位置付けに隔たりがあることが明らかになった。一方、無党派層ではそれぞれ44%ずつとほぼ同数の回答が得られた。
年代別では、20代が「郵政選挙」、50代で「政権選択選挙」と回答した人数がそれぞれ1割程度上回っているが、他の世代ではほぼ同数となっている。
政策別でみると、「最も重視する政策」として郵政民営化を選んだ層の73%は「郵政選挙」と位置付け、「年金・医療・介護」を選んだ層の58%が「政権選択選挙」を選んでいる。
◆内閣支持率
◇「支持する」42%、女性が高く50%
内閣支持率をみると、「支持する」が42%▽「支持しない」が33%▽「関心がない」15%。04年の参院選での調査では「支持する」47%▽「支持しない」30%▽「関心がない」15%で、支持率は5ポイント下がった。
男女別では、女性の支持率が高く「支持する」50%を占め、男性を16ポイント上回った。また、政党別をみると、自民支持層の69%、公明の72%が「支持する」。一方、民主の61%▽共産の59%▽社民の83%▽国民の75%が「支持しない」と答えている。
103
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:22:41
2005総選挙:中盤情勢調査 1、5区で自民が優勢 無党派の動向に注目 /岡山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000261-mailo-l33
9月11日投開票の衆院選で、毎日新聞社は1〜3日、電話による世論調査を実施。回答とこれまでの取材を合わせ、県内5小選挙区の情勢や政党支持率などを探った。郵政民営化の是非を争点とする小泉首相の下、1、5区では自民が安定した戦いぶり。3区では郵政法案に反対投票した無所属前職を自民新人が猛追し、2、4区では自民、民主両候補が接戦を展開している。共産、社民は比例での得票をにらみ支持拡大に懸命だ。一方、無党派層は3割を超え、今後の動向によっては選挙結果が大きく動く可能性もある。投開票まで1週間を切り、各候補のラストスパートが注目される。(名鑑は届け出順。四角囲みは推薦)。【衆院選取材班】
◆1区
◇逢沢氏が優位な戦い
7期目を目指す逢沢氏が優位に戦いを進め、「政権交代」を問う菅氏が追っている。
逢沢氏は小泉改革の必要性と副外相としての実績を前面に、自民支持層をほぼまとめた。後援組織を軸に年代・性別を問わず幅広く浸透。安定した戦いぶりで無党派層にも食いこんでいる。
菅氏は民主支持層の7割を固めたが、2割強にとどまっている無党派層への浸透が課題。有権者が「最も重視する政策」は「年金・医療・介護」が4割近くで、「郵政」の2割を大きく上回っており、今後どこまで主張が理解されるかが鍵になる。
植本氏は「庶民大増税」反対などを掲げ共産支持層の7割をまとめた。福島氏は社民支持層の3割強の支持を得たが、出遅れが響き浸透しきれていない。
◆2区
◇津村氏、萩原氏が激戦
津村氏と萩原氏が小差で激戦を展開。民主初の小選挙区議席獲得を目指す津村氏は、民主支持層の9割強をまとめ、自民支持層の1割強も取り込んでいる。20〜40代では萩原氏をリード。無党派層でも上回っている。
萩原氏は市長時代からの後援会組織を支えに、「改革と前進」を掲げて選挙戦を展開。知名度と実績を生かし、自民の7割、推薦を受ける公明の6割以上を固めた。最も重視する政策で「郵政民営化」を挙げた人は、8割が萩原氏を支持している。
尾崎氏は増税・郵政民営化反対、護憲などを訴え、党の独自性を強調。共産支持層の9割強をまとめた。4割弱を占める無党派層のうち、約3割は誰に投票するかまだ決めていない。接戦の行方を大きく左右しそうだ。
◆3区
◇平沼氏が一歩リード
自民非公認となったものの、自民県連と3区選出の自民県議11人が平沼氏を支える。強固な組織力に加え、前回から一転した豊富な運動量でリード。自民支持層への浸透は3割強にとどまるが、社民の8割近くに加え民主、公明、共産、無党派層の2割前後に幅広く支持を広げている。
出馬表明が遅れた阿部氏は自民の5割近く、公明の6割を固め平沼氏を追い上げている。ただ、「重視する政策」で郵政民営化を挙げた人の6割が支持する一方、得意分野の「年金・医療・介護」では平沼氏の約4割に及ばぬ1割強にとどまり、有権者の認知度が課題。
再挑戦の中村氏は前回受けられなかった連合の推薦を受け、備前市などを中心に支持拡大を図る。中嶋氏は町議を務めた旧大原町をはじめ、支持基盤固めに力を入れている。
◆4区
◇橋本氏、出遅ればん回
元首相の父の地盤を継いだ橋本氏が自民支持層の約6割を固め、公明支持層の5割以上も加えてリード。後継問題で出遅れたハンディをばん回した。
再挑戦で知名度のある柚木氏は民主、社民支持層を固め、自民、公明、共産支持層の一部も取り込む。全体の4割近い無党派層でも他候補を一歩リードし、激しく追い上げている。
年代別では、橋本氏は50代以上のほか、20代の5割近くの支持を得た。男性の支持が多いのも特徴。柚木氏は40代で男女とも強みを発揮し、30代で橋本氏と互角の戦い。子育て世代に支持を広げている様子がうかがわれる。
共産の東氏は支持基盤を固め切れず、青年層の失業問題に取り組む訴えも、最も深刻な20代に浸透できていない。
104
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:23:31
◆5区
◇村田氏に幅広い支持
6選を目指す村田氏が男女、年代別を問わず幅広い支持を集めている。
村田氏は公示前日の29日、5区出馬を表明していた加藤勝信氏(49)=比例中国ブロック=との間で、次回衆院選での立候補調整に同意。分裂選挙を回避したことで、自民支持層の8割を手堅くまとめた。現職閣僚としての実績を強調、無党派層の一部や推薦を受けた公明支持層の7割も取り込んでいる。陣営は「大臣にふさわしい勝利を」と気勢を上げる。
花咲氏は民主支持層の大半を固め、無党派層にも浸透。50代男性の支持は村田氏を上回るが、狙い目の20、30代の若い有権者への浸透は今一つ。「政権交代で政官業の癒着を断ち切ろう」と呼びかけ、懸命に巻き返しを図る。堀氏は共産支持層を十分にまとめ切れていない。
◇投票「必ず行く」72%−−20代は前回より倍増
投票に「必ず行く」と答えたのは72%。「たぶん」と合わせると94%となった。前回(03年)は「必ず」が69%、「たぶん」が23%で、実際の投票率は県平均で過去最低の59・05%。郵政法案を巡る自民の候補者擁立劇などもあり、有権者の関心は高いとみられるが、回答が投票率に反映するかは未知数だ。無党派層は60%が「必ず」と答えた=グラフ。
年代別では、「必ず」と回答した割合が最も高いのが50代の83%。60代の82%、70代の79%と続いた。若年層も比較的高く、20〜40代で6〜7割を占めた。特に20代は、前回27%だった「必ず」が倍増している。
重視する政策との関連では、「必ず」と答えた人の47%、「たぶん」の43%が「年金・医療・介護」を挙げた。郵政民営化は「必ず」の18%、「たぶん」の12%だった。支持政党別では自民が「必ず」の37%を占め、民主(14%)などを大きく引き離している。
◇自民、幅広く支持を獲得−−20、60代では4割超
自民が幅広く支持を獲得。「投票する」と答えた人は全年代で他党を上回り、20、60代では4割を超えた。自民支持層の大半を固め、民主支持層の一部も取り込んでいる。
民主は支持基盤の9割近くを固め、社民支持層の一部にも浸透している。無党派層は自民と同じ2割台だった。
公明、共産はそれぞれの支持層をほぼ固め切ったが、無党派層には浸透しきれていない。社民は党支持層の支持が5割に満たず、まとめきれていない状況だ。
◆政党支持率
◇自民支持33%、民主12%−−自民、前回より10ポイント低下
◇「支持政党なし」36%、公明7%、共産2%、社民1%
前回(03年)調査で43%を記録した自民の支持率は、10ポイント下がったもののなお33%と高く、民主の12%を大きく上回っている。民主は前回に比べ1%の微増。公明は7%、共産は2%、社民は1%だった。公明は前回より3ポイント伸びたが、共産、社民はともに1ポイント減。郵政法案反対派などが結成した新党は支持を得られていない。
一方、選挙結果に大きな影響のある「支持政党なし」は、全体の3分の1強。▽20代=53%▽30代=46%▽40代=42%▽50代=26%▽60代=22%▽70代以上=23%と、若い層ほど高い傾向を示した。
◇支持政党なし層の投票、6割が「必ず」−−32%「たぶん」と回答
支持政党なしの60%が投票に「必ず」、32%が「たぶん」行くと回答。望む政権の枠組みは「民主軸」が35%、「自民軸」が27%だった。重視する政策では「年金・医療・介護」が45%と、郵政民営化(11%)などを大きく引き離した。
年代との関連では、自民支持は60代(42%)をトップに50代(39%)、70代以上(35%)の順。40代以下はいずれも20%台だった。民主も50代以上で15%前後と高かったが、20代、40代では一けた。30代は11%だった。
105
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:23:48
◆最重視政策
◇「年金・医療・介護」トップ−−「郵政」を大きく引き離す
有権者が最も重視する政策は「年金・医療・介護」が45%でトップ。20代の30%から70代以上の68%まで、全世代で首位を占めた。解散・総選挙のきっかけとなった2位の「郵政民営化」(16%)を大きく引き離しており、実際の投票行動にどう影響するか注目される。
3位以下は長引く不況などを反映して「景気対策」(12%)「税制改革」(11%)が続く。「教育問題」を挙げたのは50代で1%、60代で2%と低率だが、20代で13%、30代では14%と比較的高い。
支持政党別に見ると、自民と公明では郵政への関心が25%程度と高いが、民主と共産では一けた台と低調。社民の69%、民主の56%、共産の53%は年金などを重視し、自民と公明(ともに41%)を大きく上回っている。
市部と町村部を分けて見ると、年金などは同率の45%、景気対策も12%ずつなど、大部分の政策で大差はない。しかし、郵政については市部で17%、町村部で12%と差がついた。民営化されると過疎地では郵便局閉鎖によるサービス低下が、都市部では競争によるサービス向上が指摘されており、失望と期待が関心の差に表れた可能性がある。
◆政権の枠組み
◇「自民を軸」44%、「民主を軸」は32%
選挙後の政権の枠組みは「自民を軸」が44%。「民主軸」の32%を大きく上回った。男女別では男性の47%、女性の41%が「自民軸」と答え、男性の支持が目立った。「民主軸」は男性32%、女性31%と差はなかった。
「自民軸」を選んだ人が最も重視する政策は「年金・医療・介護」が37%でトップ。「郵政民営化」は2位の29%で、3位が「景気対策」16%だった。
一方、「民主軸」の人は58%が「年金・医療・介護」を選択し、「郵政」はわずか5%。「自民軸」との違いが鮮明になった。次いで「税制改革」が15%、「教育問題」が9%だった。
支持政党別では自民、民主の8割以上が、それぞれ支持する党の枠組みを回答。公明は「自民軸が」64%を占めたが、「民主軸」も13%あった。無党派層では35%が「民主軸」と答え、「自民軸」の27%を上回った。ただ「無回答」が最多の38%に上っており、実際の投票結果との関連は流動的だ。
◆選挙の争点
◇44%「郵政」、42%「政権選択」
選挙で問われるのは「郵政民営化の賛否」か「政権選択」かという問いには、44%が「郵政」、42%が「政権選択」と回答。ほぼきっ抗した。
年代別では20、30代で「郵政」が「政権」を上回った。20代では56%が「郵政」を選んだのに対し、「政権」は30%。30代は「郵政」47%、「政権」41%だった。40代以上は「政権」がいずれも40%台で、「郵政」を1〜8ポイント上回った。若年層と中高年層との意識の違いが浮き彫りになった。男女別では、女性が「郵政」45%、「政権」40%だったのに対し、男性は「郵政」43%、「政権」45%と小差ながら逆の傾向が現れた。
支持政党別では、「郵政」は▽公明62%▽自民58%▽共産31%▽民主20%▽社民8%の順。「政権選択」は▽社民73%▽民主70%▽共産62%▽自民34%▽公明22%で、順番が逆転した。
◆小泉内閣支持
◇「する」44%、「しない」34%
小泉内閣を「支持する」と答えた有権者は全体の44%。「支持しない」は34%、「関心がない」は14%、無回答は8%だった。全国とほぼ同じ傾向となっており、劇場型選挙による小泉人気は県内の投票行動にも影響しそうだ。
政策面で郵政民営化を重視する人の内閣支持率は83%と高率。税制改革と年金・医療・介護を重視する層では、不支持が支持をそれぞれ14、6ポイント上回っている。特に外交・安全保障を重視する層では、支持19%に対して不支持55%と大差。靖国神社参拝などによる近隣諸国との関係悪化が影響したとみられる。
支持政党別で見ると、自民の71%が内閣を支持し、19%が不支持。民主層では17%が支持し、72%が不支持。無党派層では支持が31%、不支持が36%だった。
106
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:28:52
2005総選挙:中盤情勢総合調査 各選挙区で激しく競り合い /広島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000249-mailo-l34
◇終盤に向け、票掘り起こし
第44回衆院選は4日、最後の日曜を迎えた。11日の投票まであと1週間に迫り、各候補者の訴えにもいっそう力がこもった。毎日新聞社は、今月1〜3日にかけて電話世論調査を実施。取材結果を踏まえ、26人が立候補する県内7小選挙区の情勢を分析した。郵政民営化法案の参院否決を受けての衆院解散だったが、有権者は年金や医療、介護にむしろ関心が高かった。政権選択選挙と位置づける人も多かった。【まとめ・下原知広、山口一朗】
◆1区
◇岸田氏、安定した戦い−−菅川氏、民主支持層まとめる
党経理局長で5期目を目指す自民の岸田氏が、安定した戦いを進めている。自民支持層の7割と公明支持層の5割の支持を固め、無党派層の4割にも浸透している。50代以上が特に強いが、各年代でも満遍なく支持を獲得している。
民主の菅川氏は、連合広島の推薦を受け、民主支持層の9割をまとめた。自民支持層や無党派層の一部にも食い込みを見せる。広島市の商店街などで訴え、無党派層への支持拡大を図る。
社民が広島1区で96年の衆院選以来に擁立した上村氏は、平和、護憲などをアピールする。
同区で最年少候補の共産の長妻氏は、若者を巡る諸問題の解決や核兵器廃絶を訴える。
◆2区
◇一本化で平口氏、優位に−−30代に強み、松本氏追い上げ
前回選で3分裂した保守系候補が一本化され、自民の平口氏が優位に立っている。前回選は無所属の会公認だったが、今回は自民公認となり、自民支持層の6割強と推薦を得た公明支持層の半数強を固めた。無党派層でも2割に浸透している。年代別では70代以上で7割弱と強く、他の年代でも3割弱〜4割弱の支持を得ている。
前回選で、民主候補で初めて県内の小選挙区を制した松本氏が、追い上げる。連合広島の推薦を受け、民主支持層の7割弱を固めた。無党派層で4割弱の支持を得て、保守層の一部にも浸透、30代では3割強と平口氏を上回る。無党派層の4割弱の投票先は未定で、支持拡大を図っている。
共産の高見氏は、初出馬で知名度の向上に懸命だ。共産支持層の票固めと党勢拡大を目指す。
◆3区
◇河井氏が堅実な戦い−−橋本氏、中高年取り込みへ
前回選の広島3区で当選した自民前職の増原義剛氏が比例に回り、代わりに比例から同区で立候補した自民前職の河井氏が優勢だ。河井氏は、自民支持層の7割、推薦を受けた公明支持層の6割弱を固める堅実な戦いぶり。市部、郡部ともに4割弱をまとめた。幅広い年代から支持を得ているが、特に60代以上の支持が高い。
民主の橋本氏は、党支持層のほぼ半数を固めた。20代で3割弱の支持を獲得し、河井氏をわずかに上回ったほか、無党派層でも河井氏ときっ抗する。だが、他の年代はいずれも1割台にとどまっている。連合広島の推薦を背景に、中高年層や女性への浸透をどこまで図れるかが注目される。
社民の金子氏は、党支持層をまとめ、民主の2割弱、共産の3割弱に食い込む。前回選と異なり、民主の候補擁立で連合広島の支持を得られず苦しいが、平和を訴えて無党派層への浸透を狙う。
保守系無所属の石橋氏は、公明支持層の一部に浸透。自民、国民支持層など保守層の掘り起こしを図っており、出馬表明の遅れを取り戻そうとしている。
共産の大西氏は、党支持層の票固めと、反保守票の取り込みを狙い、巻き返しを期す。
◆4区
◇中川氏に幅広い支持−−空本氏、無党派へ浸透図る
党国対委員長として小泉政権を支える自民の中川氏が知名度と実績を生かし、優勢。9期目を目指す中川氏は自民支持層の7割強、公明支持層の6割強を固めた。幅広い年代から安定した支持を受け、特に60代以上では半数以上を固めた。
2回目の立候補で雪辱を誓う民主の空本氏は民主支持層の7割近くを固めたほか、40代で3割弱の支持を得て中川氏を上回った。態度を決めていない無党派が半数近くあり、浸透を図る。
同じく2回目の挑戦で護憲などを訴える共産の中石氏は、無党派層の1割に浸透。党支持層の票固めと党勢拡大を図る。
107
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:29:44
◆5区
◇寺田氏、市・郡部とも安定−−三谷氏、呉での支持拡大図る
池田行彦元外相の死去に伴う昨年4月の補選で初当選した自民の寺田氏が有利な戦い。自民支持層の6割強、公明支持層の7割弱の支持を固めた。無党派層の3割にも浸透し、民主支持層の一部にも食い込んでいる。各年代で優位に立ち、特に20、30代で半数近くの支持を得て強い。市部、郡部ともに安定した戦いぶりでもある。
民主の三谷氏は、党支持層の8割を固め、無党派層の2割強も取り込む。昨春の補選は民主党公認だが、前回選は保守系無所属で、自民支持層の一部にも浸透している。04年の衆院補選では、大票田・呉市で寺田氏を上回る得票を得ており、同市を中心とした保守、無党派層への支持拡大を狙う。
共産の角谷氏は党支持層の7割を固めた。過去に衆院選や呉市長選に出ており、知名度は高い。
◆6区
◇亀井氏、支持層を底固め−−佐藤、堀江氏、無党派層に狙い
国民の亀井氏は自民党時代、各地の応援で選挙区を空けることが多かったが、今回は地元にとどまり、こまめな活動で旧来の支持層の底固めを図る。党支持層別では、国民のすべて、自民の3割、民主の2割、公明の1割を押さえた。候補のいない共産支持層の一部も取り込む。各年代で2割以上の支持を集めるとともに、60代以上では4割前後と最も人気が高かった。男女別の女性と市郡別の郡部でも3割弱と支持は最も厚かった。
4回目の挑戦で小選挙区での初当選を目指す民主の佐藤氏は、民主支持層の6割弱と、自民、社民支持層の一部、無党派層の2割弱の支持を固めた。各年代で2割前後の支持を集め、40代では2割強と最高だった。30〜50代の男性に浸透する一方、女性の支持は伸び悩み傾向にある。民主が軸の政権を期待する層の支持は、亀井氏とほぼ2分しており、政権選択の訴えを強める構え。
郵政民営化賛成を軸に改革推進を訴える無所属の堀江氏は、自民支持層の3割弱と公明支持層の半数弱の支持を集めた。全国的な知名度や若さ、改革への期待感を背景に無党派、民主支持層の2割弱にも浸透する。高齢層の支持は薄いが、20代で4割弱の支持を集め、20、30、50代で最高の人気を得ている。佐藤氏同様、投票先未定の4割弱の無党派層への浸透を狙う。
伊藤氏は、知名度向上に懸命だ。
◆7区
◇和田氏、各層で支持固く−−宮沢氏は組織の引き締めへ
前回選比例代表で復活当選した民主の和田氏は、前回時のような同系列候補との間の支持層の分裂もなく、民主支持層の7割強を固めた。地道な地元回りも実って、小泉内閣への反発を強める自民支持層の1割強や、国民、社民など野党支持層も押さえた。無党派層でも、4割弱と最高の支持を獲得している。年代別では20〜50代の3〜4割を取り込み、30、40代では最高の支持率となっている。男性の支持も39%と最も高い。
郵政民営化法案の起草にあたった自民の宮沢氏は、改革の継続を前面に掲げて訴えている。与党の結束のもと、自民、公明支持層とも6割強を固めたが、組織の引き締めを図り、さらに上積みを狙っている。2割強の支持も得ている無党派層への支持拡大にも懸命だ。20〜50代まで3割前後に浸透し、60代以上では半数弱と他候補を圧倒している。20代でも最高の支持を獲得。女性からの支持も、38%と他を引き離している。
共産の森川氏は、党支持層の8割弱を固め、平和憲法堅持や増税反対を訴え、支持拡大を図る。
◇自民、民主ともに支持落とす 無党派、トップの42%−−政党離れ加速、30代では6割にも
政党支持率は、自民、民主が前回選、04年参院選より支持を落とす一方、支持政党はない(無党派)が全体でトップの4割を占めて自民支持と逆転。政党離れが一段と顕著となった。
郵政民営化と構造改革を旗印とする自民支持は32%で、前回選の40%より8ポイント、同参院選の37%より5ポイント下げた。政権交代を掲げる民主支持は12%で、前回選の13%より1ポイント、同参院選の17%より5ポイント下げた。
両党が支持を落とす中、無党派は前回選の30%を12ポイント、同参院選より11ポイント上回る42%となった。公明は前回選比1ポイント増の5%。共産は同1ポイント増の2%、社民は同1ポイント減の2%、国民は1%だった。
年代別では、20〜50代で無党派がトップを占めた。30代では無党派が59%に及んだ。自民は、60代以上で40%台の支持を集めた。全体でも無党派が自民を10ポイント上回った。
男女別では、自民(男性35%、女性29%)、民主(16%、8%)、公明(5%、6%)だった。無党派(37%、48%)では、女性が男性を11ポイント上回った。
108
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:30:37
◇選挙後に望む政権の軸−−男性は「自民」「民主」きっ抗
「郵政選挙」か「政権選択選挙」か――。「郵政」を選んだ人は46%(男性42%、女性49%)、「政権選択」を選んだ人は44%(男性50%、女性39%)と、ほぼ同じ割合となった。
年代別と性別では、20〜50代の男性、50代女性は「政権選択」が多数。残りは「郵政」を選んだ人が多かった。支持政党別では、自民と公明、「その他の政党」の支持層が「郵政」を選び、他の野党の支持層はいずれも「政権選択」が今回の選挙だと定義した。
一方、衆院選後に望む政権は「自民を軸とした政権」が45%(前回選調査時43%)、「民主を軸とした政権」36%(同33%)、「無回答」20%(同24%)となった。
男女別でみると、男性は「自民軸」が46%なのに対して、「民主軸」は42%と、近い割合。だが、女性は「自民軸」43%対「民主軸」30%の大差となった。
また、望む政権についても、年代別・性別を併せてみると、30代と40代の男性では「民主軸」が「自民軸」を上回ったが、他の年代では自民軸が多数を占めた。女性は全年代で「自民軸」の方が多かった。
………………………………………………………………………………………………………
◇無党派層、「投票に行く」92%−−今選挙へ高い関心
「支持政党はない」と答えた無党派層は全体の42%を占め、この層の投票行動が注目される。無党派のうち、投票に「必ず行く」と答えた人は70%、「たぶん行く」は22%、「たぶん行かない」は5%、「行かない」は2%だった。必ず行く・たぶん行くは計92%に上り、今選挙への関心の高さをうかがわせた。
男女別では無党派が男性の37%に対し、女性は48%を占め、大きな差が出た。また、無党派は若い年齢層ほど多い傾向があり、20代では57%(男性48%、女性67%)、30代では59%(男性55%、女性62%)、40代では47%(男性38%、女性56%)を占めた。無党派が最も少ない60代でも、23%(男性24%、女性22%)だった。
◇重視する政策、年金・医療・介護46%−−争点の郵政民営化は19%
有権者が重視する政策では、「年金・医療・介護」と回答した人が46%(男性44%、女性47%)で最も多く、2番目に多かった「郵政民営化」の19%(男性21%、女性17%)などを大きく引き離した。3位以下は、「景気対策」12%(男性14%、女性10%)▽「税制改革」10%(男性9%、女性10%)――が続いた。
年金・医療・介護はいずれの政党支持者、無党派の中でも重視する人が最多で、特に民主、社民支持者は6割以上を占めた。また、どの年齢層でも関心が最も高く、特に50代以上は5割以上がこれを挙げた。
与党が選挙の争点とする郵政民営化は、自民、公明支持者の3割強が重点政策として挙げたが、他の政党支持者や無党派層の関心は薄かった。年代別では70代以上の26%が最高だった。
景気対策は20〜50代、税制改革は20〜40代の人の1割以上が重視する政策として選んだ。
「教育問題」は全体で7%。男性が5%にとどまったのに対し、女性は10%が挙げた。また、「外交・安全保障」は3%(男性4%、女性2%)、「治安の回復」は1%(男性1%、女性1%)のみだった。
護憲を掲げる共産、社民の支持層でも、外交・安全保障を重視する人は、各1割にも満たなかった。社会保障への不安が、平和問題などに対する関心を上回っているようだ。
109
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:30:50
◇比例代表、自民33%、民主23%−−全年代で自民がトップ
「比例代表でどの政党に投票するか」では、自民33%、民主23%、公明8%、国民5%、共産、社民が各4%の順。未決定は18%、無回答は5%だった。
男女別では、男性は自民35%、民主29%、公明7%、国民6%、共産5%、社民3%だった。女性は自民31%、民主19%、公明9%、国民5%、社民4%、共産2%。
年代別では、各年代とも自民を選ぶ人が最多で、70代では40%を占めた。民主を選んだ人との開きが最小だったのが50代で、31%の自民が民主につけた差は2ポイントだった。前回選では、20、40、50の各年代で、民主が自民を上回っていた。
支持政党別では、国民新党に投票するとした人の31%が自民支持で、10%が民主支持だった。
「郵政選挙」か「政権選択選挙」かの問いとの比較では、自公に入れるとした人の約6割が「郵政」と回答。これに対し、民主に投票する人の約7割が「政権選択」とした。
◇小泉内閣支持46%、不支持35%−−各年代、支持40%以上で安定
小泉内閣の支持率は、「支持する」が46%、「支持しない」が35%だった。男女別では、男性で支持が47%、不支持が37%に対し、女性が支持44%、不支持33%で、男性の支持の方が高かった。
年代別では、20〜70代以上の各年代とも、支持は40%以上で安定しており、特に60代が52%と高かった。不支持は40代の39%が最高で、70代以上の29%が最低だった。
自民支持層では、支持が73%で、不支持が17%だった。公明支持層でも、支持が68%、不支持が11%と自民支持層と同等の結果だった。これに対し、民主支持層は支持が22%、不支持69%で、国民新党支持層では支持が10%、不支持が86%となった。
支持する人の中で、「最も重視する政策」の1位は「年金・医療・介護」の35%で、2位の「郵政民営化」を1ポイント上回ったのは注目される。不支持では、「年金・医療・介護」が59%と他を引き離してのトップだった。
110
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:32:13
2005衆院選やまぐち:中盤の情勢 毎日新聞社総合調査から /山口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000179-mailo-l35
◇2区、福田氏と平岡氏が激戦/1区、高村氏が幅広く浸透/3区・河村氏、4区・安倍氏が支持拡大
衆院選は11日の投開票まであと6日。毎日新聞社は1〜3日の3日間、電話による特別世論調査を実施し、取材結果を加えて中盤情勢を探った。県内小選挙区の2区では自民新人の福田良彦氏と、民主前職の平岡秀夫氏が接戦を繰り広げており、決着は終盤までもつれ込む情勢だ。残る1、3、4の各区ではそれぞれ自民前職の高村正彦、河村建夫、安倍晋三の各氏が知名度や強固な組織力を生かし幅広く浸透している。ただし、まだ投票態度を決めていない有権者が約3割いることから、終盤で情勢が変わる可能性もある。
◆1区
9選を目指す高村氏が優位に戦いを進めている。北角、三村両氏はそれぞれの支持組織を固めつつ、終盤で無党派層への浸透を狙う。
高村氏は自民支持層の7割、推薦を受けた公明支持層の8割を固めた。「郵政棄権」の影響からか、態度を決めかねている無党派層が多く、これを取り込めればより優勢となる可能性も。年代別では70代以上が5割と高く、都市部に比べ郡部で浸透している。
北角氏は民主支持層の7割をまとめ、無党派層からも一定の支持を得ている。年代別では60代の支持が4割と高い。「サラリーマン増税反対」を掲げ、無党派層の「上積み」を期待する。
三村氏は共産支持層をほぼ固めた。「老人福祉政策の充実」「増税阻止」を訴え、無党派票の獲得を目指す。
◆2区
福田氏と平岡氏が激しく競り合っている。
福田氏は、自民党の候補擁立が難航した末、公示9日前に出馬表明した。党県連は前回、公認候補への支援をめぐり足並みがそろわなかったが、今回はスクラムを組み、公示からフル回転している。自民支持層の6割を固め、公明支持層からも5割近い支持。年代別では60代以上からの支持が高い。男性の支持が平岡氏よりやや高い。地域別では、市部や郡部とも平岡氏を上回る勢い。
平岡氏は解散前から週末は地元に戻り、地盤を固めた。民主支持層の8割近くをまとめ、30〜50代の働き盛りの支持は福田氏と五分。20代では福田氏より浸透している。中盤からは支持労組の動きが本格化してきた。
挑戦4回目で知名度が増した山中氏は共産支持層の6割をまとめた。
◆3区
6選を目指す河村氏が全域で安定した戦いを展開している。
河村氏は自民支持層の8割を固め、推薦を受けた公明の支持層からも9割近い支持を受けている。都市部の無党派層にも浸透し、民主の一部も取り込んでいる。年代別ではすべての年代で他候補より高い支持を受け、郡部で8割、市部で5割をまとめた。
三浦氏は民主支持層の7割を固めた。20、50代の男性や、女性では60代の支持が比較的高い。市部の支持は2割を超えるが、郡部では1割に満たない。支持労組や小中校時代の同級生の支援もあり、巻き返しを図る。
6月の宇部市長選に立候補し知名度の上がった五島氏は、組織票や比較的支持の多い20代の若者層のほか、2大政党化に満足しない層への浸透を図る。
◆4区
安倍氏が各層から幅広い支持を得ており、他を寄せ付けない勢いをみせている。自民支持層の9割弱、推薦を受けた公明支持層の9割強を固めており、民主支持層、無党派層にも食い込む。
年代別支持もほぼ満べんなく高く、20代・60代で7割超。本人は前回総選挙同様、他候補応援などで選挙区入り出来ない状態だが、妻や地元議員、著名人らによる個人演説会は超満員だ。地場有力企業などからの支援も得ており、優勢に戦いを進めている。
4区初の民主公認で、出馬表明が最も遅くなった加藤氏は、民主支持層の4割近くをまとめ、追い上げに懸命。街頭演説メーンに社会保障問題などを訴え、年代別では50代の支持が比較的高い。
木佐木氏はこまめな街頭演説や集会を重ね、基礎票固めを図る。
111
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:33:10
◇70代以上「自民軸」60%、20代では「民主軸」49%−−選挙後の政権像
選挙後の望ましい政権像について「自民党を軸にした政権を望む」と答えた人は48%。「民主党を軸とした政権を望む」の34%を大きく上回った。ただ、前回(03年衆院選)調査で同じ質問の回答と比較すると、両党の差は9ポイント縮まった。「無回答」は18%。
年齢別では「自民軸」と答えた人は70代以上が60%と最も多く、次いで60代が51%。以下30代は49%、50代と40代はともに45%。最も低かったのは20代の34%だった。一方、「民主軸」は20代が49%と最も高く、最も低かったのが70代以上の25%だった。
支持政党別では自民支持層の84%、公明支持層の79%が「自民軸」、民主支持層の87%が「民主軸」を望む。性別では「自民軸」が男女共48%と満遍ないが「民主軸」は男性で39%だが、女性は30%とやや低い。
最も重要な政策に郵政民営化を挙げた人は、83%が「自民軸」と回答、「民主軸」は11%。年金・医療や景気対策を挙げた人は、両党軸とも約4割でほぼ互角。税制改革を挙げた人は「民主軸」43%、「自民軸」36%だった。
◇支持率は47%に、「支持しない」を上回る−−小泉内閣を支持するか
小泉内閣を「支持する」は47%で、「支持しない」の34%を上回った。「関心がない」は13%。今選挙で重視する政策を「郵政民営化」と答えた人の9割が「支持する」と回答した。
年代別では20代と60代以上が5割を超える高い支持率。40〜50代は4割が「支持しない」。特に50代は不支持が、支持を上回った。20〜30代では2割が「関心がない」。「支持する」に男女差はないが、「支持しない」は、男性が39%で、女性の29%を上回った。
政党別では自民、公明支持層のいずれも8割が「支持する」。郵政民営化法案をめぐり、小泉政権と厳しく対立した経緯からか、国民新党、新党日本支持層のほぼ100%が「支持しない」と答えた。
また、民主、社民支持層はいずれも75%が「支持しない」。市郡別でも同様の傾向だが、「関心がない」との回答は郡部より都市部が5ポイント高かった。
◇「年金・医療・介護」42%、「郵政民営化」19%にとどまる−−重視する政策
衆院選の投票に際して最も重視する政策は「年金・医療・介護」と答えた人が42%で最多だった。次いで郵政民営化19%▽景気対策15%▽税制改革10%▽教育問題7%▽外交・安全保障2%▽治安の回復1%。無回答は6%だった。
「年金・医療・介護」は男女共にトップ。男性が39%、女性が45%と、女性がやや高い。年代別でも全年代で最も関心が高かった。特に30〜40代が30%台なのに比べ、20代の約半分が重視すると答え、制度に対する若者の不安が垣間見える。
「郵政民営化」は70代以上が23%、60代は26%だが、20代は12%と若い世代ほど関心が低い。性別では男性が21%だが、女性は17%とわずかに差が出た。「景気対策」は、40代22%▽50代17%▽30代18%と働き盛りの世代で高く、男女別では男性の関心が女性よりも4ポイント高い。
112
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 05:33:22
◇政党離れ一層進む、「支持政党はない」39%にも−−支持政党と比例動向
政党支持率は、自民34%▽民主12%▽公明5%▽共産3%▽社民1%。「支持政党はない」は39%で前回衆院選の同時期調査の24%と比べて、政党離れが一層進んでいる。比例代表は4人のうち3人が投票する政党名を挙げたが、約2割が態度を決めていない。
比例で自民は自民支持層の約7割を固め、無党派層の2割以上に食い込む。さらに公明にも支持を広げている。「郵政民営化」を重視する人の約6割をまとめた。年代別では20代がやや弱い。
民主は、民主支持層の8割以上を手堅くまとめる。ただ無党派層では自民ほどの広がりがない。「年金・医療・介護」を重視する人の約3割の支持を集めたが、自民ともきっ抗している。
公明は、公明支持層の8割以上、自民支持層からも約1割の支持を集める。年代ごとの支持に偏りが少ないのが特徴。
共産は共産支持層をほぼ固め、無党派層の一部にも浸透。20代の支持がやや厚く、その他の世代は安定している。
社民は、社民支持層の約7割をまとめたが3割弱が民主に流れている。ただ、無党派層の約4割が比例で投じる政党を決めていない。
◇43%で二分、14%は無回答−−郵政選挙か政権選択か
今度の衆院選について、郵政民営化の賛否を問う「郵政選挙」と答えた人は43%。政権を担う政党を選ぶ「政権選択選挙」と答えた人も43%で、同数だった。設問が二者択一のため無回答は14%いた。
自民支持層の64%が、「郵政選挙」と答え、民主支持層の72%が「政権選択選挙」と回答した。重視する政策で「郵政民営化」を選んだ人のうち75%が「郵政選挙」と回答。また「年金・医療・介護」に関心を寄せる人の53%が「政権選択選挙」と位置づけている。
年代別では20代、30代、60代が「郵政選挙」が多く、40代や50代は比較的「政権選択選挙」が多かった。
◇「必ず行く」と「たぶん」で91%−−投票に行くか
投票に「必ず行く」と回答したのは74%。「たぶん行く」の17%と合わせ、91%が投票の意思を示した。前回選挙も9割強だったことから、投票率は前回並みになる可能性もある。
男女別では、男性の89%、女性の93%が「必ず行く」「たぶん行く」と回答。また「必ず行く」を年代別にみると、年代が上がるほど割合が上がる傾向で、40〜50代で7割台、60〜70代以上では8割超。20代は55%、30代は61%だった。
「政治に無関心な人が多い」と言われる20代は、2割弱が「行かない」「たぶん行かない」と回答。数%だった40〜70代以上に比べ、無関心さが目立った。
「必ず行く」を支持政党別にみると、▽自民81%▽民主88%▽公明90%――など。無党派層は65%にとどまった。
113
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/07(水) 02:34:03
関心 最高の88% 本社世論調査
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/05/news/Sn05090501.html
中国新聞社が共同通信社とともに一〜三日、広島、山口県で実施した衆院選の電話世論調査で、衆院選への関心が「ある」と回答した有権者が両県とも88%を超え、一九七六年に始めた衆院選の世論調査で最も高いことが四日、分かった。郵政民営化関連法案の廃案から突然の解散、法案反対派への対立候補の擁立…。異例の展開をたどった今回の衆院選に、有権者が極めて強い関心を抱いている傾向が浮き彫りになった。
中国新聞社は七六年十一月以降、衆院選期間中に同様の意識調査を継続しており、今回が十一回目。調査結果によると、衆院選に「大いに関心がある」「少しは関心がある」と答えた有権者の割合は、広島で88・8%、山口で88・6%。二〇〇三年十一月の前回を、広島は5・9ポイント、山口は5・4ポイント上回り、いずれも過去最高となった。
これまで関心度が最高だったのは、九〇年二月、参議院の与野党が初めて逆転した状況で、海部内閣が衆院での自民党の単独過半数の可否をめぐる体制選択を問うた衆院選。広島は84・8%、山口は84・4%だった。今回はこれより広島で4・0ポイント、山口で4・2ポイント高い。
両県の選挙区別で、関心度が最高だったのは広島1区の92・3%。民主党前職と自民党新人の競り合いが続く山口2区が91・7%で次ぐ。国民新党前職と民主党前職(比例)、自民党が支援する無所属新人らが争う広島6区は89・9%で三番目だった。
主な政党支持率は、自民党が広島39・0%、山口が42・8%でともにトップ。民主が広島11・3%、山口12・9%で続き、公明党は広島4・9%、山口4・6%だった。共産党は広島1・7%、山口2・8%▽社民党は広島2・2%、山口1・5%▽国民新党は広島1・8%、山口0・2%▽新党日本は広島0・2%、山口0・5%。
「支持政党なし」と答えた無党派層は広島が32・0%、山口は31・1%だった。
前回比では、自民党が広島で7・1ポイント、山口で4・9ポイントそれぞれ低下。逆に民主党は広島で2・5ポイント、山口は3・3ポイントアップした。無党派層は広島1・9ポイント、山口4・5ポイントいずれも上昇した。
一方、選挙区で投票する候補を「まだ決めていない」のは広島で32・1%、山口も28・7%に上る。終盤戦は、無党派層を含め、こうした有権者をどう取り込むかが大きな焦点になりそうだ。
《調査の方法》 一〜三日の三日間、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。
都市部を中心に増えている電話帳に番号を載せていない人も調査が可能。性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い調査ができる。
今回、無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは十九万五千八百三十二件で、このうち十五万三千六百五人から回答を得た。中国地方では、広島県が四千四百六十九件、山口県が二千六百六十七件にかかり、このうち広島は三千七百八十人、山口は二千二十一人から回答を得た。
114
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/07(水) 02:41:56
「年金」33.6% 最重視政策 本社世論調査
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/05/news/Sn05090601.html
■広島2番目は「郵政」
衆院選で投票する際、有権者が最も重要視する政策は「年金問題」であることが五日、中国新聞社が共同通信社とともに広島、山口県で実施した電話世論調査で分かった。与党側が争点として絞り込む「郵政民営化」を上回る。少子・高齢化が急速に進展する中で、年金制度に対する有権者の将来不安を映し出す結果となった。
最重視する政策に年金を挙げたのは、広島が33・6%、山口39・7%で、いずれも最多。連立与党の自民、公明党がマニフェスト(政権公約)のトップに据える郵政民営化は広島27・2%、山口30・5%で、年金問題に比べるとそれぞれ6・4ポイント、9・2ポイント下回った。
そのほか、「行財政改革」が広島9・6%、山口7・8%、「税制問題」が広島9・1%、山口7・1%で続く。「経済対策」は広島6・4%、山口4・2%で、「憲法問題」や、「外交問題」を選ぶ有権者は少数にとどまった。
支持政党別にみると、与野党で最重視する政策が二分化される傾向が浮かび上がった。両県とも自民、公明の与党支持層は「郵政」が最も多く、逆に民主、共産、社民の各党支持層では「年金」がトップになった。
調査では、党首が自らの政策に従わない議員を公認せず、対抗候補を立てる手法への賛否も聞いた。広島は「反対」が最多の36・5%で、「どちらとも言えない」が32・4%、「賛成」は25・4%。山口は「どちらとも言えない」が36・4%で最も多く、「反対」は31・3%、「賛成」は27・8%だった。
支持政党別では、自民党の支持層は「賛成」が広島36・3%、山口36・7%でともに最多。これに対し、公明は「どちらとも言えない」が広島41・9%、山口48・4%でトップとなり、同じ与党の支持層でも受け止めに違いがにじんだ。
≪調査の方法≫1―3日の3日間、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは、広島県は4469件、山口県は2667件。このうち広島は3780人、山口は2021人から回答を得た。
115
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/07(水) 02:44:17
選挙情勢 鳥取
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/kikaku/050904.html
十一日に投開票される第四十四回衆院総選挙は、小選挙区鳥取1区、2区に計八人が立候補、激しい選挙戦となっている。新日本海新聞社は鳥取県内の有権者の投票行動について調査し、これに本社の取材網を通じて得た情報を加え、三日現在の選挙戦の情勢を探った。鳥取1区では前職の石破茂氏(自民前)が大きくリード、これを塚田成幸氏(共産新)、田中清一氏(社民新)、早川周作氏(民主新)が追い上げに懸命な情勢となっている。大激戦の鳥取2区は、川上義博氏(無所属前)と赤沢亮正氏(自民新)が実力伯仲の争い。これを前回衆院選で川上氏と死闘を繰り広げた山内おさむ氏(民主前)が猛追し、鷲見節夫氏(共産新)が続いている。比例区の投票行動では、全県平均で自民党が民主党の二・五倍近い支持を集めているが、1区は自民33・58%、民主8・63%、2区では自民30・41%、民主17・34%と、地域格差が目立つ。しかし、態度を決めていない有権者は1区で40・9%、2区で31・48%もあり、情勢が大きく変化する可能性がある。調査は一、二両日に電話で行った。
鳥取1区
七期目の当選を目指す石破氏に新人の塚田氏、前回衆院選に続いて二回目の挑戦となる田中氏、若手の早川氏が挑む。保守票に強固な支持基盤を持つ石破氏に対し、現状で態度を未決定としている約四割の有権者を三氏がどれだけ取り込むことができるか注目される。
石破氏は自民党、公明党支持の保守票をがっちりと固め、出身の旧八頭郡をはじめ各地域で満遍なく支持を集めており圧倒的な強さを見せつけている。
塚田氏は、共産党支持層をきっちりとまとめ上げている。比例区とセットで得票増大を目指すが、三氏の中から抜け出して石破氏を脅かすまでには至っていない。
田中氏は民主との選挙協力で三万票台を獲得した前回に比べ、二回目の知名度を生かせず支持拡大に大苦戦。出身の岩美町でも票固めが進まず、伸び悩んでいる。
早川氏は郵政民営化反対と政権交代を強く訴えて、浮動票、反石破氏の票をまとめ上げたいところだが、肝心の民主党支持層の支持を固め切れていない。
郵政民営化を投票の重要な判断基準とする層では、石破氏が六割近くの支持を集め、小泉政権の進める民営化に異論を唱える他の三氏は後れを取る結果となっている。
また、小泉内閣を支持しない層でも石破氏が堅実に支持を集めており、追い上げを狙う三氏は反小泉票を取り込めていないほか、無党派層でも石破氏が多くの支持を獲得、続く早川氏に大きく水をあけている。
116
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/07(水) 02:44:37
鳥取2区
前職の川上氏に対し、自民公認で新人の赤沢氏が互角にわたり合い、これを山内氏が猛追する三つどもえの展開。保守分裂で激しい得票争いが繰り広げられており、態度を決めかねている無党派層の動向や、公明票の行方が注目される。
地域別では、大票田の米子市で赤沢氏と川上氏が肩を並べ、前回選挙で同市を制した山内氏が二氏を追い上げる。西伯郡では町村ごとに情勢が異なり、三氏が拮抗(きっこう)する激戦となっている。
東伯郡(2区)では地元出身の川上氏が二氏に大きく水をあけている。東伯郡(同)と有権者数がほぼ同規模の境港市、また日野郡でも同氏が一歩リードしており、赤沢、山内両氏が切り崩しを狙う。
川上氏は、保守分裂の影響で自民支持層の支持は二割強にとどまるが、一方で支持政党を持たない無党派層に食い込んでおり、層全体の四分の一から支持を得ている。公明支持層の一部からも支持を受けている。
年代別では各世代にくまなく浸透しているが、特に働き盛りの五十代の支持が目立つ。農林漁業の従事者から約五割と圧倒的な支持を得ていることも特色だ。
前回の総選挙で得た支持の一部が赤沢氏に流れる傾向もある。前回取り込んだ相沢英之氏への批判票の一部が赤沢氏に流れているとみられ、赤沢氏との攻防が激しい。
これに対して、今回、小泉政権の選択肢を標ぼうし、郵政民営化の実現を掲げる赤沢氏は、小泉内閣を支持する層のおよそ五割から支持を受ける。党公認の強みもあり、自民支持層からの支持率は四割強の水準で推移している。
年代別では、六十代以上の支持が約三割と抜きんでており、祖父で元自治相の赤沢正道氏を知る世代への浸透が広がっているとみられる。
ただ、東伯郡、日野郡など郡部で伸びを欠いており、出遅れによる浸透不足が依然として課題となっているもよう。
山内氏は民主支持層のうち約五割の支持を得ているほか、公務員からの支持を集める。出身の米子市、西伯郡で激戦を繰り広げているものの、民主支持層の二割が態度を決めかねており、組織の基盤固めに課題をのぞかせる。
郵政民営化を投票基準にしない人々や年金・医療など社会保障の充実に期待する層の受け皿となっていることも特徴で、若年層や会社員に集中している無党派層への浸透が浮上の鍵を握る。
鷲見氏は共産支持層を固めているが、無党派層への食い込みがいまひとつ。他の三氏による激戦の間で苦戦を強いられている。
117
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/07(水) 02:46:48
本紙世論調査詳報 鳥取
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/kikaku/050905.html
新日本海新聞社が衆院選公示後、九月一、二の両日実施した世論調査で、県内有権者の八割以上が高い関心を持っており、鳥取1区は92・5%、2区では95・7%が「必ず投票する」「できれば投票する」と答えるなど、前回の衆院選を上回る投票への強い意思を示していることが分かった。また、注目の郵政民営化については、五割以上が投票する際に重要視すると答えた。鳥取2区では分裂選挙で自民支持層が二分化。郵政民営化法案の是非などをめぐり、無所属前職と自民党新人がつばぜり合い、これに民主党前職が割って入る混戦が続いている。調査結果を詳報する。
関心度 9割超「投票する」
今回の衆院選への関心度を聞いた質問では、郵政民営化関連法案に反対した自民党の「造反議員」やその後の「刺客」送り込みなどの動きが注目され、2区の激しい前哨戦などがテレビなどのメディアで大きく取り上げられたこともあり、関心度の高まりを示す結果となった。
1区では有権者の約半数に当たる49・9%が「大変関心がある」と答え、「まずまず関心がある」と答えた34・7%と合わせると84・6%と高い関心を示す。さらに、激戦となっている2区では「大変関心がある」50・3%、「まずまず関心がある」36・6%で、いずれも1区を上回っている。
当日の投票行動については「必ず投票」は1区で83・7%、2区は82・2%、「できれば投票」は1区8・8%、2区13・5%で、両選挙区とも九割を超える有権者が投票の意思を示していることから、高い投票率が期待される。
年齢別にみた投票行動では、県内有権者の二十代の「必ず投票」が66・0%にとどまったほかは三十代の77・1%、四十代76・5%、五十代89・2%、六十代以上92・4%となり、いずれの世代も「できれば投票」と合わせると八割以上が投票への意思を示した。
重要視する政策 「社会保障」トップ
重要視する政策では、45・8%の有権者が年金や医療などの社会保障を一番目に挙げており、小泉首相が衆院解散で国民に信を問うとした郵政民営化の21・5%を大きく上回っている。次いで回復基調にあるとされる景気や雇用対策を挙げる人が12・9%となっており、いまだ深刻な県内の景気、雇用情勢を反映しているものとみられる。
このほか、行財政改革が6・5%、憲法改正については、わずか3・4%の人が重要視するにとどまっており、憲法改正の議論への関心の低さをうかがわせた。
政策としての関心度は二番手となった郵政民営化だが、投票の際に「重視する」と答えた人は52・5%に上り、「重視しない」は28・2%で、投票行動の大きな要因となっていることが分かる。
選挙後の政権 「自公連立」期待が最多
小泉内閣に対する支持に関する質問では、「支持」または「どちらかといえば支持」の答えが46・5%で半数近くを占めた。しかし、「支持しない」「どちらかといえば支持しない」とする有権者も36・1%に上っている。
支持政党別による内訳では、自民、公明の支持層で七割を超える支持を得ているが、無党派層では「どちらかいえば支持」を含めた支持が28・5%、「どちらかといえば不支持」を含めた不支持が44・3%で支持を上回っている。
年齢別の内訳では、三十−五十代の各層で「不支持」が「支持」を上回っている。四十代では「支持」の15・4%に比べ、「不支持」が27・2%で大幅に上回っており、働き盛りの世代での「小泉流」への反発も相当数に上っていることを示す。
これを反映して、選挙後に期待する政権についての質問では、自民単独の16・1%を抑えて、現在の自公の枠組みによる連立政権と答えた人が29・9%と最も多くなっている。
一方、政権交代を訴える民主党の単独政権への期待は、自民単独政権を期待する声の半分以下の7・3%と低迷。民主党中心の連立政権への期待は15・5%で、県内では自民、民主の二大政党による政権選択選挙の構図とはなっていないことを示した。
118
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/07(水) 02:47:16
(つづき)
2区 無党派5割が「未定」
鳥取2区では、保守分裂選挙を反映し、自民支持層の動向が二分化していることが調査結果で浮き彫りになった。四氏が立候補しているが、無所属で出馬した前職の川上義博氏(54)と自民党公認で新人の赤沢亮正氏(44)が激しい攻防を繰り広げ、さらに民主党公認の前職、山内おさむ氏(50)が割って入る三つどもえ戦が争いの主要な構図。しかし、無党派層の五割近くが投票する候補を決めていないなど、三つどもえ戦の行方には流動的な要素を残している。
【郵政民営化】
郵政民営化関連法案の是非を発端に自民が分裂した2区。自民党を支持政党とする人のうち、赤沢氏に投票すると答えた人は46・5%、川上氏は23・9%と分け合っており、文字通り分裂の様相を呈している。
小選挙区で郵政民営化に対する候補者の考えを重視するかとの問いには、全体の53・3%が「重視する」と回答し、「重視しない」の27・4%を大きく上回った。今回選挙の主要争点を郵政民営化とする意識の広がりがうかがえる。
これと候補者との関係をみると、「重視」を選択した人のうち、25・7%が川上氏、28・5%が赤沢氏の支持を打ち出しており、郵政論議への関心の高さを主に保守二人が吸収した形となっている。
【社会保障】
一方、重視すべき国の施策は、との問いに対しては、全体の44・7%が「年金、医療など社会保障」を挙げており、郵政民営化の20・3%を大きく上回った。少子高齢化の進行も背景に、郵政民営化だけでなく、身近な社会保障を投票基準に据える有権者が多いことをあらためて示す結果となっている。
「年金、医療」を挙げた人のうち、山内氏を支持すると答えた人は14・4%で、35・4%がまだ態度を決めかねたまま。「年金問題」を主要な争点に掲げる民主が現時点において、この層の受け皿になっていない現状が垣間見える。
【無党派層の行方】
比例代表はどの政党に投票するかについては、自民30・4%(前回衆院選の調査時31・7%)、民主17・3%(同17・1%)、公明7%(同8%)、共産2・1%(同1・8%)、社民2・1%(同2・4%)と、前回調査とほぼ同じ傾向で推移しており、国民新党は3・6%が支持している。
一方、支持政党を持たない無党派層の割合は全体の45・1%をも占めている。しかし、この無党派層のうち48・3%の人が調査時点で小選挙区で支持する候補者を決めておらず、この層の動向が、公明票の動向とともに、激戦の行方を決める大きな要素となりそうだ。
119
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/07(水) 03:26:18
【混沌05総選挙】広島6区 比例でサプライズ!?(09/06)
「比例は、公明党を選んでください」
http://www.sankei.co.jp/databox/election2005/0509/050906m_nat_14_1.htm
hhhh(32)=無所属=は五日、広島県三次市のショッピングセンター前で約二百人の聴衆に訴えた。hhが比例の意思表示をしたのは初めてだ。
kkkk(68)=国民新党=のおひざ元、庄原市でも「比例は公明党」と連呼。驚いたkk陣営は「hリエモンが公明と言うとるが、どうなっとるんじゃ」。庄原市のkkの事務所では、前日の朝礼で陣営幹部が「公明票は全部は無理かもしれないが、いただけるものはいただく」とあいさつしていた。
広島6区で公明党は前回の衆院選比例で約四万三千票、昨年の参院選比例で約四万票を獲得した。広島県の公明関係者は「今回は、あくまで自主投票。ただ数日前、hhサイドから『比例は公明と言わせてもらいたい』と要請があったのでお受けした」と話す。
前回、公明の推薦を受けたkkは、民主のssss(46)に約一万七千票差で辛勝した。公明票の動きは選挙情勢を一変させる可能性もある。
hh陣営は、自民党にいた選挙スタッフが常駐し、自民党国会議員も応援しているのに、なぜ「比例は公明」なのか。広報担当者は、はぐらかすようにこう答えた。
「公明党も郵政民営化に賛成している。票のバーターはないよ。これもサプライズの一つと思ってください」
120
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/08(木) 05:03:53
思惑絡む自公協力 影落とす自民分裂 互いに票上積み躍起 岡山
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050907_3.html
衆院選は、11日の投票に向けて終盤戦に入った。各小選挙区の与野党陣営がともに気をもむのは、中四国では比例に絞って戦う公明票の行方。連立与党を組む自民陣営は固い組織票に期待を寄せるが、郵政民営化法案の採決を端緒とした自民分裂選挙は、両党の協力関係にも影を落としている。
「公明の皆さんにもう一票一票を重ねていただき、当選させてやってほしい。恩返しはさせていただく覚悟だ」
5日午後、土砂降りの倉敷市内。自民新人陣営の市議が公明党政策宣伝車のマイクを握った。
すがるような訴えに、強い危機感がこもる。激戦を勝ち抜くには、公明の固い組織票をどれだけまとめきれるかが、焦点となるからだ。
地元選出の公明県議も「小選挙区は○○(自民新人の名前)、比例は公明。皆さん重ねてお願いします」とエールを返した。
バーター戦術
自公両党が連立を組んで以来、自民は国政選挙で公明への依存を強めてきた。小泉政権になってから、その傾向はより顕著だ。
市町村合併で前線部隊の地方議員が減り、構造改革で痛みをこうむる業界団体、中小企業の動きは鈍った。自らの組織力低下を、公明との協力で補おうとする自民の姿が浮かび上がる。
今回の衆院選。公明は岡山、広島、香川三県の15小選挙区で自民候補14人全員を推薦。その一方、比例で自民支持者からの見返りに期待を寄せる。
一昨年の衆院選、昨年の参院選でも取った「バーター戦術」。公明の比例票は着実に伸び、昨年参院選で岡山県内では、過去最高の18万2000票をたたき出した。
公明党岡山県本部の景山貢明代表は「当然、自民には小選挙区で推薦する代わり、ギブ・アンド・テークを求める。今回衆院選では昨年参院選の比例票をさらに上回り、最終的には県内20万票を目指したい」ともくろむ。
期待と打算と
「会員の家に、小選挙区の自民陣営から『比例は自民』と電話がかかってきた。ちゃんと徹底してくれているのか」
公明の支持母体、創価学会関係者は自民陣営に不信を向ける。互いに票の上積みに躍起になるあまり、協力関係にきしみも出てきた。
郵政法案をめぐる自民勢力の分裂も、波紋を広げている。
公明が前回選挙で推薦した前職が同法案に反対し、無所属で立った岡山3区。公明が、自民党本部が擁立した新人の推薦を決めたのは、公示直前の8月27日だった。
比例の処遇をめぐり、自民前職同士が公認を争った同5区でも、推薦決定は難航を極めた。
「これまでの人間関係があるから、推薦したからといってすべての票が行くわけではない」と公明岡山県本部の幹部は打ち明ける。
期待と打算、それに疑心暗鬼―。協力の裏にさまざまな思惑を秘めながら、選挙戦が進む。
121
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/08(木) 05:04:55
見えぬ簡易局の将来像 過疎地に戸惑い 広島・中国
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/05/news/Sn05090702.html
■郵政民営化議論乏しく困惑
終盤を迎える衆院選で、郵政民営化をめぐる論戦は一段と熱を帯びている。与党の民営化推進の主張に対抗し、政権交代を掲げる民主党も郵便貯金・簡易保険の「廃止か民営化」を打ち出した。しかし、中山間地域や島しょ部の住民が最も気をもむ地元郵便局の将来像を明確に示す議論は乏しい。過疎地の有権者は「十分な判断材料がない」と困惑する。
安芸灘に面した道沿いに、候補者のポスターが並ぶ呉市の倉橋島(旧広島県倉橋、音戸町)。約四百世帯の尾立地区で尾立簡易郵便局を営む米家茂局長(51)がこぼす。
▽経営難の簡易局
「経営は厳しいが、地域のために何とか続けたい。この選挙で先行きが決まってしまうのか」。選挙区からは自民党前職、民主党新人、共産党新人が立つ。尾立地区では、選挙カーが候補者名を訴えて通り過ぎるだけで、郵政問題の政策はまだ聞いていないという。
普通局などと違い、簡易局は日本郵政公社と業務の受託契約を締結。局長は国家公務員ではない。尾立簡易局は来月で開局から丸五十五年。郵便、郵貯、簡保などの業務を請け負う。局の収入は、いわば歩合制。年間三百万円足らずでパート職員の人件費も賄う。酒類販売などで生活費を補う。
呉市と三月に合併した倉橋町では、市税を直接納付か郵便局などで口座振替にする方法に変わった。「車には乗らんし他の郵便局は遠い。簡易局がないと困るが、どの候補もこの局がどうなるんか説明してくれん」。造船所に勤める本屋敷茂さん(75)も困惑する。
▽中国地方に522局
中国地方では三月末現在、簡易局が五百二十二ある。全郵便局の22・9%で、全国平均(18・0%)より割合は高く、主に中山間地域や島しょ部での業務を担う。
経済界などにも郵政民営化への期待は強いが、神戸大大学院の滝川好夫教授(金融経済論)は民営化後の郵便局の姿を簡易局に重ね合わせる。「民営化で、特に過疎地での経営が苦しくなるのは目に見えている」
各党のマニフェスト(政権公約)。自民、公明の与党側は郵政三事業を分割し、郵便局を運営する窓口会社も設けた上で、郵貯・簡保の完全民営化を主張する。共産、社民党などは真っ向から反対し、郵便局網とサービスの維持を打ち出す。
一方、民主党はマニフェストに、郵貯・簡保の規模縮小などを記載していた。それが公示直前に「政権を取れば、国民が納得できるような民営化か、廃止のシナリオを説明したい」(岡田克也代表)と表明。民営化を選択肢の一つに挙げた。
▽「違い分からん」
「民主と自民のどちらが政権を取っても結局、民営化しかないのか」。民主党を推薦している日本郵政公社労組(JPU)中国地方本部(約一万二千五百人)の組合員(44)ですら戸惑う。
民営化で暮らしがどうなるのか、尾立簡易局近くの農業女性(72)は、よく理解できないという。「主張の違いがよく分からんし、誰に投票したらええのか」。迫る投票日を前に悩みが深まる。
【写真説明】尾立簡易郵便局の窓口。利用者の約7割はお年寄りという (呉市倉橋町)
122
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/08(木) 05:06:44
近づく審判 選挙区情勢(2)鳥取2区
激しい競り合い 赤沢・川上氏
山内氏 組織固め急ぎ猛追
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105544149.html
出遅れを盛り返した自民の赤沢候補と、序盤の優位を維持しようとする無所属の川上候補が競り合っている。民主の山内候補が組織固めを急ぎながら猛追し、共産の鷲見候補は有力3候補の間で支持拡大を図っている。公明票の動向にもよるが、当選ラインは5万票台半ばになりそうだ。
赤沢候補は祖父が元自治相で、公認の強みに加えて党の青年部、女性部を軸に経済界の支援も得て、米子市を中心に急速に浸透。「選挙期間中、7000人に会う」と、一日4回もミニ集会を重ねて顔と名前を売り込み、川上候補に流れていた保守層に食い込んでいる。
前線の市議、町議は川上系県議と決別したことで引き締まり、県選出国会議員や鳥取1区の県議もてこ入れ。世論調査でも躍進が伝えられ、陣営は活気づいてきた。前回の相沢英之氏の得票より1万票以上の大幅な上積みとなる、6万票近くを目標にしており、広江弌選対本部長は「勢いを維持し、トップに躍り出たい」と意気込む。最後の一押しとして、小泉首相の応援を党本部に働き掛けている。
川上候補は公示前から3000人規模の集会を開くなど、前職の力を見せつけた。その後、やや息切れ気味だったが、赤沢候補の急追で活が入った。
県議7人が自民を離党して支援に回り、反小泉感情に訴え、県西部町村会や県農協農政協議会、自民有力職域支部の推薦を得て、分厚い布陣を取っている。草の根選挙の前回と勝手が違い、支援組織の末端まで徹底しきれない悩みも抱えながら、保守層、無党派層への浸透を図る。
郡部では優位に立ち、終盤は遊説の大半を米子市に振り向け、勝負を懸ける。松田一三米子選対副本部長は「米子市民にはエリート対庶民のイメージを訴える」と大票田での掘り起こしを狙う。
山内候補は、郵政対決から距離を置き、年金を重点に政権交代を訴えるが、無党派層への浸透が振るわない。悲願の小選挙区当選に背水の陣を敷いたはずが、保守分裂で危機感が薄らぎ、前半戦は緊張感を欠いた。
態勢づくりが遅れた連合鳥取に、エンジンがかかり始めたのが好材料。組織固めを急ぐとともに、7日に総決起集会を開き、引き締める。
福間裕隆選対副委員長は「奇策はない。愚直なまでに政策を訴え続け、審判を仰ぐ」と政策論争を貫く構え。「米子生まれ、米子育ち」を強調し、赤沢候補に票が流れるのを食い止めようと懸命だ。
独自色訴える鷲見氏
鷲見候補は郵政民営化反対のほか、増税反対や護憲で独自色をアピール。終盤は米子市での訴えに重点を置く。
比例中国ブロックの議席奪回が至上命題。六日に比例単独の中林佳子候補を招き、米子市で演説会を開くなど、比例とセットで支持を呼び掛けている。岡村英治選対本部長は「比例の議席奪還に少しでも貢献したい」と無党派層の取り込みに期待する。
123
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/08(木) 05:09:20
hh氏人生初の投票、比例は公明党
http://www.nikkansports.com/ns/general/p-so-tp0-050907-0001.html
広島6区から無所属で出馬したライブドアhhhh社長(32)が6日、都内で期日前投票を行い、比例代表東京ブロックで公明党に投票したことを明かした。6区ではライバルの国民新党kkkk氏(68)優勢が伝えられる中、小選挙区での公明票を期待する“バーター”戦略に出たとみられる。ちなみに著書で「面倒くさい」と投票行動に否定的見解を述べていたhh氏はこの日が「人生初」の投票だったという。
5日夜東京に戻ったhh氏は6日午前、港区で投票後「比例は公明党に入れました」と明言した。事実上自民党の支援を受け出馬しただけに、報道陣から「自民党に入れるのが筋では?」と聞かれると、hh氏は「筋? (公明党も)改革推進、郵政民営化賛成じゃないですか」と気色ばんだ。hh氏は5日ごろから突然、広島6区でも「比例区は公明に」を連呼し始めていた。
hh氏は午後、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見。kk氏のことを「僕が行かなかったらkkさんが楽勝だった」「古い日本の象徴」「日本は破産寸前。それを助長している象徴がkkさん」「kkさんの演説を聞いているとまるでコミュニスト(共産主義者)。共産党の票が結構入るんじゃねーかと思うくらい」と言いたい放題で批判しまくった。一方で「次の選挙も出るか?」と聞かれたhh氏は「選挙活動はかなりエキサイティングなので多分次もやると思う」と述べ、すでに敗戦を想定したかのような発言も出た。【広部玄】
124
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 18:39:22
盛り上がる旧市内 鍵握る大票田・松江市 旧町村ムード低調 島根
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105623146.html
衆院選島根1区の大票田・松江市で、旧松江市では期日前投票数が連日のように千人を超え、有権者の関心の高まりをうかがわせている。「劇場型選挙」の影響からか各種選挙で低投票率が続いていたのがうそのような現象だが、対照的に旧町村部は選挙ムードが低調なままフィナーレを迎えようとしている。
「まるで人気ラーメン店」。松江市役所の期日前投票所の前にできた長い行列に、市職員は驚く。八日までに旧松江市だけで四千四百八十三人。投票日まで二日を残して、前回衆院選の不在者投票数四千六百三十三人に迫る数字だ。
郵政解散に端を発し、自民分裂、郵政反対派への対抗馬擁立の前哨戦を経て、激戦区はマスコミが連日取り上げる。盛り上がりは島根1区も例外ではなく、山陰中央新報社の世論調査でも、今選挙に「関心がある」は91・6%に及んだ。
期日前投票所では、無関心層とされてきた若年者の姿も目立つ。政治への関心が薄かったという市内の主婦(33)は「今回だけは自分の意思を表明したかった」と、子どもを抱えながら投票を済ませた。
旧松江市とはやや異なる雰囲気なのが旧七町村側。期日前投票数が島根町と鹿島町、八雲町こそ前回より倍増しているが、残り四町は目立って増えておらず、劇場選挙の観客席からは距離を置く。
集票役を担った議員が百三十三人から四十八人に激減した市町村合併の影響がうかがえる。自民系の元宍道町議は「議員でもないのに、人にハッパをかけてまで運動はやれない」と、支援要請や声掛けに二の足を踏む。
非自民側でも、選挙運動を下支えした各市町村の労働組合が、合併で組合員千七百五十人の松江市職員ユニオンに一本化し、大所帯になったことで末端まで指示が伝わりにくくなった。八雲支所の組合員は「運動量は落ちた」と言い切る。
1区に立候補している四人の陣営の遊説が、最終盤になると、おのずと有権者の七割を占める旧松江市を中心にした日程になることも、やむを得ないとはいえ熱い旧市、冷めた旧町村の傾向に拍車を掛ける。
125
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 18:41:19
近づく審判 選挙区情勢(4)島根2区
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105614147.html
集会重ね引き締め 竹下氏
追い上げ図る亀井、小室氏
組織力で先行する竹下候補が、10万票台を視界にとらえる。亀井候補は地盤の石見での票の掘り起こしで、小室候補は支持基盤の労組に懸命の働きかけで、それぞれ追い上げを図る。向瀬候補は保守分裂・2大政党化の流れで苦戦を強いられている。
竹下候補は、約180の団体の推薦を取り付けた上、公明票の大半を固めて終盤戦を迎えている。保守分裂で前回の約14万5000票を割り込むのは必至だが、牙城の出雲部を固める戦略で、逃げ切りを図る。
報道機関の世論調査で優位が伝えられた後の七日に自民県議が緊急に集まり、引き締め徹底を確認した。佐々木雄三選対本部長は「集会をきちっとやり、電話作戦も含めて各組織を一層引き締める」と楽観ムードを振り払う。
郵政民営化法案の賛成が招いた当初の支持者の反発について、陣営はきめ細かい集会を重ねてほぼ理解は得られたと受け止めている。ただ、郵便局関係の支持団体は離反し、石見部や建設業界を中心に既存の支援団体の動きに鈍さもある。
亀井候補は、大畑茂三郎選対副本部長が「意地でもトップを狙う」と意気込む地盤の益田市・鹿足郡では、竹下候補と互角の戦いを展開するが、大票田の出雲で苦戦し、石見でも浜田・江津両市などでは劣勢が続く。
7日には、ともに新党を立ち上げた亀井静香氏を援軍に益田から出雲まで遊説。ウイークポイントの出雲での演説会には450人を集めた。反竹下系の保守層を足掛かりに、自民の強固な地盤を切り崩そうとする。
特定郵便局長のOBらでつくる「大樹」が全面支援。郵政労組の一部も支持に加わり、大田、出雲で自主的な後援会が立ち上がった。候補が重複立候補している比例の政党票とセットで、「反小泉」感情に訴える。
小室候補は、支持基盤の労組固めに奔走し、巻き返しを狙う。保守分裂の構図と知名度不足から埋没気味だが、演説会ではマニフェストを活用し「政策の民主・小室」の浸透を目指す。
選挙区内に1万5000人の組合員を抱える連合は、産別代表に組織末端までの浸透を徹底。堀内幹夫選対事務局長は「組合内では浸透した。家族に広げていく」と支持の広がりを図る。若年層への働きかけも強める。
2区を自主投票とした社民票にも期待するが、その一方で、石見部では「反小泉」の主張が重なる亀井候補への流出と、頼みの市町村職労の動きが最終盤を迎えても鈍いのが懸念材料だ。
向瀬氏 街頭演説に力
向瀬候補は、比例議席奪還に向け増税反対と護憲を柱に街頭演説に徹する。佐々木洋子選対責任者は「たしかな野党というキャッチフレーズは浸透してきている。ぎりぎりまで街頭に立つ」と意気込む。
126
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 18:41:51
近づく審判 選挙区情勢(3)島根1区
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105576147.html
楽観ムード警戒 細田氏
浜口氏 無党派層食い込み懸命
知名度と保守地盤に支えられる自民の細田候補が優位に立ち、民主の浜口候補が無党派層や保守層への食い込みを図って懸命に追う。2大政党化にあらがう共産の上代候補と社民の加納候補は比例中国での議席奪還に照準を合わせた戦い。
首相補佐役の官房長官の細田候補は、公明と200を超す団体の推薦を得た。全国的な小泉人気に乗り、民主に流れがちだった都市部の浮動層や若者からも支持を得て安定。陣営は山間部で抵抗感が強かった郵政民営化も理解が進んだとみる。
後藤■一選対事務局長(注:■は目ヘンに完)は「官房長官にふさわしい票を」として、主戦場の旧松江市で前回を上回る4万票、全体でも前回より6000票積み増した12万4000票を得票目標に掲げる。
ただ、手足となって動く市町村議が合併に伴い激減した上、小泉路線への反発から一枚岩にもなれておらず、運動量の低下は否めない。加えて報道各社の世論調査で優勢が伝えられ、当初から漂っていた楽観ムードに拍車がかかりかねない。
陣営は5日、松江市内の担当者を緊急召集し、電話作戦の徹底を求めたほか、7日の選対会議でも郡部での「小泉アレルギー」を警戒して票固めを再要請して引き締めに躍起になっている。
前回に続く再挑戦を意識し第一声で「背水の陣」を強調した浜口候補は、街頭演説の回数を増やし国の歳出削減の必要性など政策を訴える戦術。「地方切り捨て」と小泉批判を展開し、政権交代を掲げて民主支持層をまとめる。
有権者の7割を占める松江、東出雲、安来の国道9号沿いが天王山とみて集中的に回るが、追い上げに不可欠な頼みの無党派層の掘り起こしが十分ではない。基盤の労組が不祥事や社民の擁立による離反で万全の態勢ではないことも影を落とす。
初めて立正佼成会の推薦を受けた。ライフワークの竹島問題の主張が一定の保守層に受け入れられること、山間部での反郵政民営化票にも期待を込め、石橋富士雄選対委員長は前回の6万1000票から3万票の上積みを図りたいとする。
追い上げ図る上代氏
上代候補は6日、党の広告搭の小池晃参院議員を招き、松江市で総決起集会。「追い上げには自信がある」と中林隆県委員会委員長は言い、増税と憲法改定反対で「たしかな野党」の必要性をアピールし、選挙区とセットで全県で4万票の比例の得票を狙う。
上積み目指す加納氏
加納候補は暮らしと平和を守る訴えを続ける。6日は又市征治党幹事長が松江市でてこ入れを図った。足立昭二選対事務局長は「無党派層に切り込む」。全県で比例四万票の獲得に向け、1998年参院選出馬時に1区内で得た1万1000票からの上積みを目指す。
127
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 18:42:38
鳥取2、鍵握る公明2万票 創価学会員の動向次第
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105589148.html
公明党は七日、衆院選鳥取2区で自民新人の赤沢亮正候補(44)の推薦を発表した。同選挙区は赤沢候補と無所属前職の川上義博候補(54)が競り合い、二万票と言われる公明票の行方が勝負の鍵を握る。比例代表とのバーターで両陣営の綱引きは今も続いており、公明党の支持母体・創価学会の動向によって、状況は予断を許さない。
前回選挙で公明党は多選、高齢批判の強かった自民公認の相沢英之氏の推薦を見送り、公明票の大半が川上候補に流れたという。
今回、遅ればせながら公明党が対応を明らかにしたのは、自民党との協調をより意識したため。
出遅れを取り戻し、追い上げる赤沢陣営は推薦を「勢いが増す」と歓迎。前回、川上候補に流れた公明票を取り戻せると自信を深める。
無所属の川上候補は、バーターだけ考えれば優位だが、当初郵政法案を痛烈に批判したことが公明党支持層の反感を買い、反応はいまひとつのようだ。
公明党鳥取県本部の長岡和好代表は「党としては赤沢候補しか選択肢はない」としながらも、学会の動向について「最終的にはどちらに熱意があるのかだろう」と指摘。公明票の多くを学会員が占めるため、川上候補に票が流れる可能性も否定しない。
128
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 18:47:15
岡山、広島県内 合併で揺らぐ保守基盤 首長、議員が大幅減
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050908_2.html
「平成の大合併」が大きな区切りを迎えてから、初めての国政選挙となる今回衆院選。自治体エリアが広がった半面、選挙運動を中心になって担ってきた首長、議員は一気に減少した。候補と地域の距離が開いてきたとの指摘もある。中央との距離を測りかねている地方が、どういう答えを出すのか。各党、陣営の模索は続く。
「今まで通り投票をお願いはするが、どこまで効果があるだろうか」
4日、県北の農村で開かれた岡山3区の無所属候補の街頭演説。今年3月の合併で引退した町長の一人が、応援弁士を務めた後、寂しそうな表情を浮かべた。
前回選挙では自分の後援会をフル回転させ、地区の中心に立った。それが中央との太いパイプになると信じた。
地域は過疎高齢化がさらに進む。「本当に国の支援が必要になるのはこれから。それなのに合併で首長や議員が減り、パイプが細くなるのが気がかりだ」。元町長は、そう心配している。
薄い責任意識
岡山県内は前回選挙時に78あった市町村の数が32になった。市町村議員の数も1130人から約700人に。数はさらに減り続ける。
自治体数が大きく減ったのは岡山3区(41から15)と同5区(26から13)。少子高齢化が深刻な市町村が、身を寄せ合って生き残る道を選んだ選挙区だ。
両選挙区の保守地盤は厚い。支えたのは市町村長、議員だ。国政選での得票の多さが国への陳情の武器になった。「どれだけ得票できたかが、政治をする上での力だった」と元備中町長の森崎光政さんは言う。
今回も失職した首長の多くが表向き保守系前職を支持する。だが、森崎さんは「どの首長も国の旗振りで合併させられたという意識は強い。バッジを外したら力の入れようが違う」と言う。
76市町村から28市町と全国屈指の減少率となった広島県。選挙を支援してくれていた首長や議員が激減したことで、「合併によるマイナスの影響はある。得票数が旧市町村ごとに出なくなったから、各地域の責任意識も薄らいでいる」と広島6区の保守系前職陣営。終盤の運動量不足を懸念する。
各候補と等距離
民主党は市町村合併を追い風にしようともくろむ。岡山県内では今春、合併に伴う市長選で党の推薦候補が三連勝した。うち二市は単独推薦で勝利している。
だが、推薦を受けたある市長は今回、自民、民主の各候補と等距離を保つ。「確かに推薦はプラスになったが、市民党の立場で当選したから…」と歯切れが悪い。
この市長を含め、民主党の推薦を得て勝利した市長はいずれも元は保守系。自治体議員選挙で民主所属の地方議員も大きくは増えていない。
同党県連の草苅隆幸幹事長は合併の影響を「自民にとっては大きな痛手になるはずだ」と話すが、党の足腰を強化し、揺らぐ保守基盤を切り崩すだけの戦略は描き切れていない。
市町村再編をめぐるつかみきれない民意の中で終盤を迎えた衆院選。各陣営は、合併による影響に神経をとがらせながら11日の投票へ向かう。
129
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 18:56:04
終盤の情勢鳥取1区
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/jousei/050907.html
第四十四回衆院総選挙は十一日の投票まで、あと四日と迫った。鳥取1区は石破茂(48)=自民前=が地盤の強さを見せ、早川周作(28)=民主新=、田中清一(52)=社民新=、塚田成幸(41)=共産新=を大きく引き離している。鳥取2区は混戦模様で、赤沢亮正(44)=自民新=と川上義博(54)=無所属前=が互角の戦いを繰り広げる。山内おさむ(50)=民主前=がわずかな差でこれを追い、鷲見節夫(60)=共産新=は苦戦を強いられている。終盤の情勢を地域別に探った。(文中・敬称略)
鳥取1区
【旧鳥取市】
石破は、無党派層の選挙への関心の高まりを小泉改革、郵政民営化への支持に結びつけ、大票田で一気に大量得票を狙う。他候補の応援のために留守が多いが、わずかな滞在時間を使って票の掘り起こしを図る。
早川は、多くの浮動票が見込める旧鳥取市で何とか食い込みたいところ。民主党の系列県議や市議も増えており、前回参院選で同党公認候補が獲得した約二万五千票に上積みを狙うが、知名度不足は解消できず。
二度目の挑戦となる田中は、大票田の鳥取市で二回目の知名度を生かし、石破を追う三候補の中から抜け出したい。しかし、前回同様、部落解放同盟の支援は得られず、今回は民主の選挙協力もなく、苦戦。
塚田の現住地で、最重点地域に挙げている地域の一つ。妻の市谷知子氏の知名度を生かした選挙戦を展開し、前回衆院選での比例得票の一・五−二倍の得票を狙い、選挙区全体で二万票台の獲得を目指す。
【倉吉市】
石破は、農林業、会社員、企業経営者、幅広い年代から支持を集めて選挙戦を優位に展開。民主党支持層への食い込みも見せる。陣営幹部は「『大丈夫』という言葉ほど危険なものはない」と緊張感を持って臨み、前回同市で獲得した一万六千票を最低目標に票の上積みを目指す。
早川は、連合傘下の労組、部落解放同盟の支援を受けて支持拡大を図る。一方で支援団体の動きに鈍さもみられ、民主党支持層に浸透し切れていない。無党派層の支持獲得、労組の票固めに力を入れ、九日の総決起大会で最終盤の追い上げを狙う。
田中は、社民党支援労組の支援で浸透を図るが情勢は厳しい。七、八両日の中部遊説で支持拡大を訴える。
塚田は、反自民票獲得を目指すが苦戦。共産党市議らを先頭に、税金、年金問題を訴えて支援の輪を広げる。
【東伯郡東2町】
石破が旧泊村、旧東郷町、三朝町で圧倒的な支持を集める。「ピークの状況で、投票日まで維持したい」と陣営幹部。
早川は、旧羽合町で健闘しているが、保守地盤の強い地域で市内に比べて浸透度は低い。反自民票の掘り起こしを狙う。
田中は、厳しい情勢だが陣営幹部は「新社会党の支持者の応援もある」と語り、終盤に向けて巻き返しを図る。
塚田は、小泉政権への批判で反小泉票の獲得を狙っており、比例区での得票上積みと並列で選挙戦を展開する。
【旧岩美郡】
石破が大きくリードを広げるが、態度未定の有権者も二割以上あり、さらに支持を掘り起こす。
早川は、県東部の中で手応えを感じている地域。終盤には重点的に遊説し、反石破の受け皿を狙う。
岩美町出身の田中は、町議、町長選出馬の経験もあり、得票を積みたいが、伸び悩んでいる。
塚田は、比較的支持者の多い地域で前回得票の一・五倍を目指す。だが、浸透は薄く、難しい状況。
【旧八頭郡】
石破が系列議員らの厚い支持基盤に支えられ、圧倒的な強さを見せる。本人不在の二度目の選挙も有利に展開している。
早川は、中山間地対策や社会保障などの訴えには手応えを感じているが、保守地盤を切り崩すまでには至っていない。
田中は、前回四千八百票を獲得し健闘したが、今回は苦戦。系列県議のいる智頭町を拠点に支持拡大に力を注ぐ。
塚田は、八頭町議選の八東選挙区でトップ当選を果たした町議らを軸に浸透を図るが、町議のいない智頭町が課題。
【旧気高郡】
石破がリード。前回、八頭、東伯に次いで三番目の得票率となっており、さらに上積みを狙い、盤石な基盤を確立したい。
早川は、出遅れによる民主支持層への知名度不足を解消できない。無党派層の取り込みによる支持拡大に躍起となっている。
田中は、支援者や組織などの足場がないため大苦戦。知名度向上に力を入れる。
塚田は、前回衆院選で共産党候補の支持率が最も高かった地域であり、今回も前町議らの支援で得票増に期待する。
130
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 18:57:22
終盤の情勢鳥取2区
http://www.nnn.co.jp/sp/senkyo/syuin2005/jousei/050908.html
第四十四回衆院総選挙は十一日の投票まで、あと四日と迫った。鳥取1区は石破茂(48)=自民前=が地盤の強さを見せ、早川周作(28)=民主新=、田中清一(52)=社民新=、塚田成幸(41)=共産新=を大きく引き離している。鳥取2区は混戦模様で、赤沢亮正(44)=自民新=と川上義博(54)=無所属前=が互角の戦いを繰り広げる。山内おさむ(50)=民主前=がわずかな差でこれを追い、鷲見節夫(60)=共産新=は苦戦を強いられている。終盤の情勢を地域別に探った。(文中・敬称略)
鳥取2区
衆院選鳥取2区は、保守分裂のもとで川上義博(54)=無所属前=と赤沢亮正(44)=自民新=が互角の戦いを繰り広げ、山内おさむ(50)=民主前=がわずかな差で保守二人を猛追する展開。鷲見節夫(60)=共産新=は三つどもえ戦のはざまで苦戦、支持拡大に懸命だ。
【米子市】
各陣営とも決戦場と位置付ける。保守分裂では川上が前回選で取り込んだ当時の現職批判票をめぐる攻防も焦点だ。
無所属の川上は「小選挙区の完勝」が命題。郡部や境港市でリードし、米子市で極力、互角に持ち込みたいところだが、米子市を地盤とする赤沢、山内の追い込みを受け、陣営は「米子市では多少後れを取っている」と厳しい見方だ。
陣営は重点地区へのローラー作戦や電話作戦などきめ細かい戦術で浸透を図る。市内の旧市部や弓浜部への食い込みが主要な課題。
山内は境港市や東伯郡で他候補に後れを取る分を、前回も他候補を突き離した米子市でカバーしたい考え。米子市での獲得目標は「三万票」。
市議や連合鳥取を中心に基礎票固めに懸命。短期決戦のため、組織の末端にまで浸透するのに時間が掛かったが、終盤になって動きが活発化。時間的にカードを回収して電話で固める手法が困難で、各職場で開く集会などで引き締めを図る。
赤沢は序盤の出遅れを跳ね返し、急速に追い上げている。元衆院議員の相沢英之の選対組織を受け継ぎ、相沢支持の保守層を固めつつある。
本籍を米子市に持ち、元自治相の赤沢正道の孫。米子、境港市で引き離し、郡部の劣勢を補いたい考え。米子市での目標は「三万票」。若手を中心とする経済界からも支援を受け、保守分裂で懸念された党支部の動きの鈍さをカバーする。
鷲見は厳しい戦いを強いられている。終盤は重点地区として支部、後援会の取り組みを強めて挽回(ばんかい)に懸命。「たしかな野党」の必要性を訴え、比例代表とセットで政権批判票の受け皿となることを狙う。
【境港市】
川上は市議十七人のうち保守系九人が支持。地元県議とともに脇を固める。現職時代の実績を基に水産業界へ浸透。前回得票の倍に当たる「一万票」の獲得を目指す。
山内は「前回の五千百二十票に千票の上積み」が目標。市職労などの支援を受けるが、苦戦。「橋頭堡(ほ)がない」と陣営。反自民層への浸透で巻き返しを図る。
赤沢は、地元県議を中心に保守系市議四人が支持。集会には公明市議二人も。国交省出身を強調し、港湾業界への浸透を図る。相沢の支援を受け、水産業界にも。
鷲見は、市議、元市議の動きが活発で、水産関係などにも支持拡大を狙うなど、比例代表とセットで浸透を図る。
【西伯郡】
川上は県議や町村議、前回の支持者らが中心となり、西部町村会や県農協農政協議会などの推薦を背に、浸透を図る。
山内は民主県議の地盤の南部町で手応え。郡東部では保守に押され気味だが、党前代表の菅直人が入った伯耆町で好感。
赤沢は県議が支援する大山町で健闘するが、その他の動きはやや鈍い。祖父の正道の知名度を生かし浸透に懸命。
鷲見は六人の党町村議、支部を中心に追い上げを図る。
【日野郡】
川上が強く、夫人の出身地の日南町をはじめ日野、江府町でも前回票の上積みを目指す勢い。
山内は町議や支援者による組織固めができたことで、前回票への上積みを期待している。
赤沢は、保守分裂で町議の足並みがそろわず序盤から苦しい展開。どこまで挽回できるか。
鷲見は苦戦しているが、党町議を中心に支持拡大に懸命だ。
【東伯郡西3町】
地元の川上がリード。自民党を離党した二県議が支援し、地元三町長も支持。保守、無党派層の票を固めつつある。
山内は、支援県議の地元・旧赤碕町で健闘するが、川上、赤沢のつばぜり合いの前に苦戦を強いられている。
赤沢は出遅れたが、保守系県議の支援を受け、陣営は「旧赤碕町と北条町の反応が良くなってきた」と追い上げを強調。
鷲見は、琴浦、大栄町で共産党町議らが中心となって支持を訴えるが、厳しい戦い。
131
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 19:56:12
武部氏の弱気発言に…hリエモン絶叫「負けん!」
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/sep/o20050908_50.htm
自民党の武部勤幹事長(64)が8日、衆院選広島6区から無所属で立候補したライブドア社長・hhhh氏(32)の応援に訪れ「自民党幹事長として、私の息子、堀江貴文をよろしくお願いします」と有権者に頭を下げた。
形勢不利が伝えられるホリエモンに、強力な援軍が現れた。午後7時20分、JR尾道駅前に集結した1000人以上の大観衆の前に、武部幹事長が登場。「hh君が政治家として脱皮するまで応援には来ないつもりだったが、亀井(静香)先生とかなり大きな開きがある。このままでは勝てない。将来のために、本当に亀井先生でいいのか考えて下さい」「平幕どんじりが大横綱に勝ったら面白い」と熱烈に訴えかけた。
これに輪をかけて熱かったのが、hリエモン本人。「武部先生は負けそうだとおっしゃいましたが、僕は負けるつもりはない!」。薄ら笑いを浮かべて常にクールに振る舞っていた男が、大絶叫。最後に「尾道を活性化させます。頑張るぞ!」と声を張り上げると、ホリエコールが沸き上がっていた。
hリエモンお疲れ
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/sep/o20050909_40.htm
衆院選広島6区から無所属で立候補したライブドア社長・hhhh氏(32)は9日、府中市、世羅町などで演説会を行った。しかし疲労のためか精彩を欠く内容となった。
選挙戦も最終局面を迎え、ここまで全力疾走をし続けてきたhリエモンに、ついに疲労の色が見え始めた。この日、数回行ったミニ集会では、通常より短めの時間でスピーチを切り上げ、移動中の街宣車でもスピーカーを使ってのあいさつはなかった。
さらに、世羅町の文化センターで行った演説会では、大失敗を犯してしまった。有権者から高齢化社会へ向けた対策について質問され、自らが受けたインプラント(人工歯根の埋入)術を例に挙げつつ、医療技術の進歩について説明。そこで「インプラントは、歯医者さんの腕によるところが大きい。世羅には、そこまでの歯科医院はまだないでしょうけど」と“失言”。すぐさま、中年女性に「あります」と突っ込まれ、さすがのhリエモンも「すみません、本当にすみません」と平謝りするしかなかった。
さんざんな一日を証明するかのように、700人収容の会場に集まった一般市民は、300人程度と寂しい入り。10日は、自民党の大仁田厚参院議員(47)と竹中平蔵郵政民営化担当相(54)が応援に駆けつける予定。最後の追い込みに全エネルギーを注入し、大逆転を狙う。
132
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 19:57:46
hリエモン 早くも次回準備?新事務所探し
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/09/10/01.html
広島6区から無所属で出馬したライブドア社長、hhhh氏の陣営が、尾道市内の選挙対策事務所を今月末で閉鎖する方針を9日までに決めた。来月以降、同市内の別の場所に新事務所を開設する予定で、すでに物件を探し始めているという。事務所関係者は「次の選挙も広島から出ることになるだろう」と強調した。また、選挙活動終了の前日にもかかわらず、新ポスター1000枚を9日に急きょ、張り替えた。
選対事務所は先月25日に開設された。尾道駅前という好立地のため「観光の街・尾道」の新たな観光スポットとして定着しつつあった。事務所によると「契約は今月末まで。更新はしない」
しかし、広島6区から事務所を完全撤退するつもりはなく「現在、尾道市を中心に新しい事務所を探している。次は駐車場がある物件にするつもり」としている。
hh氏は今月6日に東京・外国特派員協会で行った講演で「選挙活動はエキサイティング。次も出る」と再出馬を宣言した。hh氏の事務所広報担当の木村力氏は「次も広島から出ることになるでしょうね」。落選を“想定”しているのか、それとも当選後の2期目を狙っているのか。「できれば三原市などにも後援会の事務所や連絡所を拡大したい」と、陣営は早くも次回選挙に向けて準備を進めていることを断言した。
9日はポスターのデザインが一新された。hh氏の顔写真は消え、赤地に白い文字で「改革実行 俺(オレ)がニッポンの未来を変える!」と書かれたシンプルな内容。デザインと文言は堀江氏の発案だという。関係者は「もともと変えるつもりだった。サプライズの1つ。写真がなくても顔はみんな知ってるでしょ」と経緯を説明した。
一方、hh氏は同日、亀井氏が強固な地盤を築く三次市、世羅町、府中市で集会を行った。参加者に「これが最後のお願い!本当にお願いします!」と声を張り上げ、最後の追い込みをかけた。
≪株価は小幅上昇≫ライブドアの株価は9日、前日比18円高の485円で取引を終了。話題を集めたhh氏の立候補だったが、自民党執行部との接触が報道される以前の8月15日と比べ、20円上昇しただけにとどまった。hh社長が立候補を表明した8月19日には一時、年初来高値となる536円までアップ。サプライズ出馬の効果を見せていたが、時間の経過とともに新鮮さを失い、下落傾向が続いた。
[ 2005年09月10日付 紙面記事 ]
133
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 22:03:54
選挙区点描:衆院選 広島7区 地元に密着する3氏 /広島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000162-mailo-l34
◇支持拡大へきめ細かく回る
「民主党に風は吹いていない。が、和田さんには勢いがある」
2期目で小選挙区初当選を目指す民主前職、和田隆志候補(42)。大接戦を演じているのは旧大蔵省勤務時代の上司で自民前職、宮沢洋一候補(55)。その両陣営が、口をそろえる。
両陣営の読みは「小泉自民党への国民の支持は、根強い」という点でも一致する。その上で「地道な地元回りを通して、持続可能な年金制度や子育て政策を提案、共感は得ている」と胸を張る和田陣営。これに対し、郵政民営化関連法案を起草した実績を強調する宮沢洋一後援会の倉橋吉敬会長は「今回は自民が改革する側。その重要性をアピールして無党派層を取り込む」と切り返す。
一方、3回目の出馬の共産新人、森川美紀恵候補(55)は市議らと選挙区を回り、郵政民営化反対と同時に、平和憲法の堅持や小泉首相の靖国神社参拝の中止を訴える。
8月22日、福山市内であった和田候補の事務所開きに、同市内に本社を置く紳士服販売大手「青山商事」の会長が姿を見せた。陣営は「全国企業が応援してくれたからといって、票に直結するほど甘いもんじゃない」と冷静さを保ちながら、企業間のつながりによる支持拡大を期待する。
金融庁を辞め、03年の衆院選に初出馬した和田候補は、宮沢候補に約1万7000票差で敗れた。比例代表で復活当選したが、この1年10カ月間、ほぼ毎週末に帰郷し、支持者らと会い続けた。選対事務所の藤本和士事務局長は、「配った名刺は2万枚以上。直接話し、考えを伝えた効果は大きい」と言う。
強固な地盤を持つ宮沢候補は、余裕を見せながらも、これまでにも増して引き締めを図る。街頭演説を連日こなし、ピンクのシャツ姿で郵政民営化への支持を訴える。安倍晋三・党幹事長代理や谷垣禎一・前財務相らも駆けつけ、国民新党の福山地区総決起集会では県議が「小選挙区は宮沢候補に」と何度も呼びかけた。
前回選以降、少人数の集まりに出向いたり、手料理を振る舞いながら支持者とも話したという。陣営は「小泉人気は当てにしない。攻めるだけ」。
今回、自主投票の方針を確認した「大樹備南」。県東部の特定郵便局局長OBらで作る政治団体だ。郵政民営化に反対し、街頭活動も行った開原元也会長(73)は「(民営化を進める)そんな考え方の人とは、やっていけん。郵便局を残すというが現実味がない。過疎地は採算が取れず、赤字経営を続けるのは無理」ときっぱり。だが、宮沢候補のおじの喜一元首相を支援してきた経緯から、「ふっ切れない気持ちもある」と、複雑な思いをにじませる。
森川候補は、人通りの少ない商店街もこまめに歩くなど、丁寧な活動を重視している。「比例代表をお願いします」と声をかけ、党の支持拡大にも力を入れる。【久木田照子、茶谷亮】
9月6日朝刊
(毎日新聞) - 9月6日17時23分更新
134
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 22:08:07
2005総選挙:台風下の演説会や涙の訴え 大票田・米子で終盤攻防−−2区 /鳥取
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000204-mailo-l31
「郵政対決」「政権選択」、さらに「2大政党批判」が声高に飛び交う衆院選・鳥取2区。激しく競り合う▽無所属前職の川上義博▽民主前職の山内功▽自民新人の赤沢亮正▽共産新人の鷲見節夫――の4陣営は、選挙戦終盤を迎え、次第に「決戦場・米子」に集中し始めた。投票日まであと3日。し烈な攻防を、現場から報告する。(敬称略)【鳥取2区取材班】
◇当落に直結、各陣営懸命
「テレビや新聞の電話調査、これはあてにならない。やっと追いつき、抜こうとするところ」。3日夜、米子市内で開いた赤沢の個人演説会。石破茂・前防衛庁長官らは「赤沢浸透」というマスコミの世論調査に、厳しい見方を示した。旧自治相を務めた祖父の地盤とはいえ、「公認とは名ばかりの大苦戦」と認識していただけに、選対幹部の表情は明るかった。「よくここまで来た」
◇
5日午前8時、鷲見の選対本部長、岡村英治・米子市議が「現場の空気を知りたい」と選挙カーに同乗し、弓ヶ浜半島の住宅地を2時間半かけて回った。岡村は「手を振る人もいていい感触だ。昨年の参院選、一昨年の衆院選とは違う。小泉政権の4年間で有権者はもう痛みを我慢できず、我々に共感がある」。
◇
伯耆町溝口では5日、山内の応援に前民主党代表の菅直人が駆けつけていた。初の党幹部来訪。前日の緊急選対会議で「郡部でも山内はよく人を集めた、と言わせないと」と結集を図った甲斐(かい)があったのか、雨の中でマイクを握る菅を、約300人が迎えた。満足そうな表情をすぐ引き締め、鍵谷純三・選対本部長は、陣営の合言葉を口にした。「あと1人2票」
◇
5日夜、米子市内の個人演説会場。川上は「神が与えた試練。皆さんとともに困難と喜びを分かち合いたい」と決意を示し、夫人も「たたかれても踏まれても、芽を出します」と涙声で訴えた。造反組の前職・野田聖子(岐阜1区)を招いた公示直前の決起集会に、約3000人を集めた余裕は今はない。JAや遺族会など保守層の支持を取り付けたが、世論調査では思った数字が出なかった。「まだ自民支持層の獲得が少ない」。川上は帰り際、自分に言い聞かせるようにうなった。
◇
台風14号が接近した6日正午前、米子市淀江町の展望駐車場「淀江どんぐり村」。「郵政民営化を推進」と連呼する赤沢の選挙カーが通った。20分後には山内の選挙カーが「今回は政権選択選挙」と叫べば、その10分後には「3事業一体の民営化」を訴える川上の選挙カーが到着した。しかし、それぞれの主張は、強風でかき消された。
◇
135
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 22:08:19
「米子だよ、米子」。川上は5日夜、来援する親しい大物前職の街宣コースが郡部だったため、米子市中心部に変更できないかと言い出したが、既に地元と調整済み。「1票でも多く」と念願する川上は、コース表をじっと見つめた。
◇
6日午後4時、米子市のJR米子駅近くで、鷲見が比例中国ブロックの元職・中林佳子と並び立った。比例区で1議席奪回を目指す共産は、2区得票目標が1万6000票。鷲見は「自民や民主では大増税、憲法改悪を止められない」と2大政党を批判、「たしかな野党」を売り込んだ。
◇
「やるぞ」。6日夜、山内陣営は台風14号の影響を懸念しながら、米子市内2カ所で演説会を決行。雨が会場の窓ガラスを打つ中、計70人以上の有権者が山内の演説に耳を傾けた。「この天気で人が集まったのは大きい」。連合などの支持労組の動きがよくなり、選対幹部は確かな手応えを感じた。
◇
6日夜、米子市内の赤沢の個人演説会。片山善博知事の妻弘子さんが「夫も赤沢さんを一目見て、応援しようと決めた。久しぶりに夫婦の意見が合いました」と会場を沸かせた。選対本部長の広江弌県議は「もう対立候補の肩に手は届いた」と宣言。「後は手を引き寄せるだけ」と力を込めた。
………………………………………………………………………………………………………
◇米子票は2区の52%
鳥取2区の有権者数23万2115人(8月29日現在)のうち、米子市は12万317人と52%を占める大票田。前回(03年)衆院選と比べると、淀江町との合併などで約8900人増加した。
前回の得票数(カッコ内は旧米子市での得票と割合)は▽川上義博5万2466票(1万9674票=37%)▽山内功5万989票(2万6422票=52%)▽相沢英之4万5900票(1万9528票=43%)▽大谷輝子9266票(5314票=57%)。同市の得票数1位の山内が比例で、2位の川上が選挙区でそれぞれ当選した。
9月初めに行った毎日新聞の世論調査では、急速に浸透した赤沢に山内、川上が続き、鷲見が追う展開。
9月8日朝刊
(毎日新聞) - 9月8日17時18分更新
136
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 22:08:38
2005総選挙:公明、赤沢氏の推薦決める 「安定政権つくるため」−−2区 /鳥取
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000205-mailo-l31
公明党は7日、衆院選・鳥取2区で自民新人の赤沢亮正氏(44)の推薦を決めた。米子市錦町にある赤沢氏の選挙事務所で、同党県本部の長岡和好代表から広江弌選対本部長に推薦状が渡された。
長岡代表は「郵政民営化に加え、年金や社会保障などの課題が山積しており、安定した政権をつくっていくために自民党公認候補を推薦した」と理由を述べた。投票日直前になったことには「赤沢氏の立候補表明が遅かったため、党中央の判断に時間がかかった」と説明。赤沢陣営は「(推薦の)お返しとして必ず当選したい。自公両党でいい成績を収めたい」と話し、支援者には「比例区は公明党への投票を呼び掛ける」という。
公明党の同区集票力は約2万3000票とみられる。【小林多美子】
9月8日朝刊
(毎日新聞) - 9月8日17時18分更新
137
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 22:10:21
2005衆院選やまぐち:2区、自・民の激戦続く−−あす、投開票 /山口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050910-00000247-mailo-l35
◇各陣営ラストスパート
衆院選は11日、投開票される。県内4小選挙区には自民、民主、共産各3人の計12人が立候補し、「郵政改革」や「政権選択」を争点に舌戦を展開している。自民と民主の接戦となっている山口2区を中心に終盤情勢を探った。
◆2区
◇大票田・岩国で決戦
自民新人の福田氏と、民主前職の平岡氏が激しい競り合いを続けている。両陣営は「大票田・岩国市の票が勝敗を分ける」と、10日の最終日に攻勢をかける。
前々回と前回の衆院選では、平岡氏が自民の佐藤信二元通産相を破り、厚い保守地盤の一角を崩した。しかし、今回は構図が一変。佐藤氏が解散直後に引退し、後任の擁立が混迷した揚げ句、公示9日前になって福田氏の出馬が決まるという異例の経緯をたどった。
福田氏の陣営は2区の自民県議10人がフル回転し、郡部の保守層を固める。市部は推薦を受けた公明票に期待する。9日には安倍晋三幹事長代理が岩国入りした。選対本部長の長谷川忠男県議は「若さと小泉改革の追い風で、押せ押せムードで来ている。『佐藤・平岡対決』の時とは違う手応えを感じる」と話す。
一方、平岡氏の陣営は、自民候補がなかなか決まらなかったため、公示前後まで動きが鈍かった。中盤以降、連合山口幹部が選対に入るなど立て直しを図っている。8日には岩国市で決起集会を開き、攻勢を本格化させた。
平岡氏の支持層は保守層から無党派層まで広いが、陣営は平岡氏支持に回っていた保守層が「小泉人気」で、自民へ回帰することを警戒。選対本部長の藤谷光信県議は「厳しいが、最後に巻き返す」とこぶしをにぎる。
共産新人の山中氏は岩国基地への厚木基地移転反対などを訴え、理解を求めている。吉田貞好選対本部長は「痛みを押し付ける構造改革の是非が大きな争点だ」と強調する。
◆1区
共産新人の三村氏は7日、山口市で演説会を開くなど懸命の追い上げ。最終日は活動を周南市に集中させる。原哲朗選対本部長は「消費税増税阻止などを力強く訴えることができた」。
自民前職の高村氏は8日、周南市の総決起大会で「郵政民営化は過疎地の郵便局網を維持する形で進めるべき」と訴えた。近間一義党徳山支部長は「郵政棄権の影響を心配したが支援者には納得してもらえたと思う」。
民主新人の北角氏は自転車で各地を回り行動力をアピール。200回を超す街頭演説をこなし国会議員年金廃止などを訴えた。選対責任者の西嶋裕作県議は「予想以上の反響があった」と話す。
◆3区
自民前職の河村氏は8、9の両日、宇部市と萩市の3カ所で計5000人を集めて総決起大会を開いた。宮本浩一郎本部長は「目標(12万票)達成の手ごたえは感じている」と話す。
民主新人の三浦氏は9日夜、宇部市で決起大会を開催した。10日にも宇部市や山陽小野田市、美祢市を回り、運動を締めくくる。連合傘下の組合員(約1万5000人)とその家族を動員し、当選ラインを目指す。
共産新人の五島氏は8、9の両日、宇部市で個人演説会やミニ集会を開き、「小泉・郵政改革はまやかし」と訴えた。野村英昭本部長は「党の訴えが理解されている」と最後まで浸透を狙う。
◆4区
共産新人の木佐木氏は5日、下関市で400人を集め個人演説会。「確かな野党に支持を」と声をからした。池之上博選対本部長は「暮らしと平和の問題が争点になってきた」と手応えを語る。
自民前職の安倍氏は8日に下関入り。総決起大会では参加した3100人と共に「改革にYES!」と気勢を上げた。伊藤昭男選対本部長は「民主もいて前回より厳しい。最後まで1票1票積み上げる」と表情を引き締めた。
民主新人の加藤氏は9日、下関駅前の総決起集会で430人に「政権を交代させよう」と呼びかけた。加藤寿彦選対委員長は「終盤の反応が良い。安倍さんをどこまで追い上げられるか」と語った。
9月10日朝刊
(毎日新聞) - 9月10日17時25分更新
138
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 19:34:22
竹下氏 分裂選制す 島根2区
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/105661004.html
自民・後援会組織をまとめた竹下亘氏が、牙城の出雲部で手堅く票を伸ばし、郵政民営化問題で自民を離党し新党から出馬した亀井久興氏らの追撃をかわして、保守分裂選挙を制した。
竹下氏が兄の故・竹下登元首相から引き継いだ「王国」の厚い地盤は、亀井氏の離党の引き金にもなった郵政問題をめぐって大きく揺れ、解散直後は組織内部に少なからず亀裂が走った。
さらに民営化法案に反対するとの印象を与え続けた竹下氏が賛成に回ったことに対して、支持者から批判の声が上がった。潜在的な構造改革路線への反発とも重なり、不満は市町村議や建設業界などへ広がった。
陣営が当初抱いた懸念は、集会を重ねて、法案修正による郵便局ネットワーク維持の主張でぬぐい去った。王国の「遺産」といえる自民・後援会も、危機感を背景に選挙戦に入ってからは本来の組織力を発揮した。
青木幹雄党県連会長も公示から三日間選挙区に張り付いて、演説や地元有力者の説得に奔走。前回の十四万五千票には及ばなかったものの、保守分裂の中で目減りを最小限にとどめ、亀井氏に約五万五千票差をつけた。
亀井氏は、新党結成の準備による出遅れが最後まで響いた。ただ、比例転出後に離散状態だった後援会が機能。反小泉層を引き込み、政治生命を懸けた戦いへの「同情票」も集めて、出身地の鹿足郡では竹下氏と互角以上に渡り合ったが、出雲部で浸透しきれなかった。
小室寿明氏は、保守分裂の間げきを突く狙いで解散直後に出馬表明したが、知名度不足が尾を引いた。労組の動きは最後まで鈍く、保守同士の激戦に埋没。石見部では亀井氏に支持層を切り崩された。
向瀬慎一氏は二度目の挑戦で、増税反対や「たしかな野党」の必要性を訴えたが、二大政党化の中で支持を広げられなかった。
139
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 19:35:11
細田氏 余裕の6選 島根1区
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/105660004.html
細田博之氏が官房長官の知名度と厚い保守地盤に支えられ、全十市町村で完勝した。有権者の半数以上を占める大票田・松江市で支持を広げ、得票率は約60%。盤石の強さで六選を果たした。
県議や市町村議で固めた陣営は「官房長官にふさわしい得票」を合言葉に支持を訴え、本人の地元入りが二日間の不在選挙も、内閣のスポークスマンとして群を抜く知名度でカバーした。
小泉純一郎首相の補佐役として改革イメージを打ち出し、前々回まで得票率が50%超えず「アキレスけん」だった松江市の無党派層に訴える戦略が的中。郵政民営化については、法案修正による局ネットワーク維持を強調して理解を求めた。
一部で劣勢が伝えられた隠岐で最終盤てこ入れを図り、全市町村でのトップ得票を達成。高い投票率に支えられて、前回は届かなかった十二万票台にも乗せ、他の三候補を寄せ付けなかった。
ただ、市町村議が合併で激減したのに加え、構造改革路線への反発、楽観ムードからの緩みから陣営の運動量が低下。集票ピラミッドにほころびも見え、一部の山間部では票が伸び悩んだ。
二度目の挑戦となる浜口和久氏は、郵政民営化法案への反対姿勢を鮮明にするなど地方切り捨ての危機感をあおって小泉政権を徹底批判。政権交代の必要性を訴えたが、頼みの無党派層が掘り起こせず、天王山の松江市で完敗した。
基盤の労働組合も自治労県本部の不祥事の影響や憲法問題をめぐる路線の不一致から動きが鈍く、ライフワークの竹島問題の主張も保守層への食い込みには十分に結び付かなかった。
上代善雄氏は増税と憲法改定反対で野党の必要性をアピールし、加納克己氏も護憲と格差是正で党の独自性を前面に出したが、ともに自民、民主の二大政党の競い合いに埋没。票を伸ばせなかった。
140
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 19:35:49
石破氏 余裕の7選 鳥取1区
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/105663005.html
鳥取1区は、自民前職で公明の推薦を受けた石破氏が、強固な後援会組織と抜群の知名度を生かし、初対決となった民主党候補をはじめ新人三人に圧勝した。
石破氏は、前回に続き他候補の応援で選挙区不在が多い選挙となったが、妻の佳子さんや県議らが留守を預かり、後援会を軸に組織戦を展開した。
選挙戦では郵政民営化実現と構造改革の継続を主張。保守地盤に広がる「地方切り捨て」との反小泉感情に「自分が一番、鳥取を知っている」と理解を求め、支持をつなぎ留めた。
民主党候補との対決は陣営の危機感にはつながらず、終盤まで安泰ムードがまん延。後援会を中心に引き締めを徹底、最終盤は石破氏が都市部を中心に回り、無党派層の掘り起こしを図った。
高投票率に加え、当選六回と前防衛庁長官の実績も物を言い、「国のリーダーになるためには圧勝的勝利が必要」と、陣営が最低限の目標としてきた十万票を超え、完勝した。
初の民主党公認候補として出馬した早川氏は「政権交代」を前面に出し、年金問題に絞った政策を訴えたが、最後まで出遅れと知名度不足を挽回(ばんかい)はできなかった。
社民の田中氏、共産の塚田氏はともに小泉政権を批判し、比例とセットで党の存在意義を訴えたが、浸透し切れなかった。
141
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 19:36:26
赤沢氏 保守分裂の激戦制す 鳥取2区
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/105664005.html
郵政対決、保守分裂と今回衆院選の象徴的な選挙区となった鳥取2区は、自民党公認の強みを生かした赤沢氏が出遅れと知名度不足を盛り返し、初当選を果たした。大票田の米子市で大差をつけ、郡部でも健闘。前職二人を退けた。
赤沢氏は、郵政法案賛成派の受け皿として改革を訴えたほか、将来への期待感から保守層の支持を集めた。元自治相の祖父の地元・米子市に、待望論があったことも出遅れのハンディを埋めた。
党青年、女性部を軸に経済界の支援を受け、県選出国会議員や鳥取1区の県議もてこ入れする組織戦を展開。前回、川上氏に流れた反相沢票や公明票も奪い返した。
川上氏は、郵政法案反対で自民党公認を得られず、前回選のしこりを背景に対抗馬を立てられ、政党の力に屈した。地方の声の代弁者との姿勢を訴え、反小泉感情の取り込みを狙ったが、守旧派のレッテルを張られたのが痛かった。
自民を離党した県議や県西部町村会、農協の支援も得て序盤はリードしたが、赤沢氏による切り崩しを防げなかった。
山内氏は、悲願の小選挙区当選に背水の陣を敷いたはずが、保守分裂で危機感が薄らぎ、緊張を欠いた。連合鳥取の集票力が落ち、赤沢氏の登場で地元・米子市の票が流出。郵政対決から距離を置き、年金を重点に政権交代を訴えたが、無党派層を取り込めなかった。
鷲見氏は、増税反対や護憲で共産党の存在をアピールしたが、有力三氏の間に埋没した。
142
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 19:38:59
亀井さん踏ん張る 比例復活 「信念が天に通じた」 2区 島根
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105672146.html
「信念が天に通じた」−。国民新党から出馬した前職の亀井久興さん(65)は小選挙区こそ手が届かなかったものの、重複立候補した比例中国で「復活」。益田市あけぼの西町にある選対本部事務所は、幾重もの「歓喜」の渦に包まれた。
投票後に上京し、党本部に詰めた本人に代わり、妻陽子さん(60)や幹部、支持者が待機する選対事務所に比例での議席獲得の情報がもたらされたのは十二日午前一時すぎ。万歳三唱が響き渡り、喜びを爆発させた。
地元の熱気が伝わったかのように、亀井さんも党本部で綿貫民輔代表と抱き合い「訴えが通じた。皆さんのおかげだ」と声を振り絞った。
激動の一カ月だった。一貫して異議を唱えた郵政民営化関連法案は参院で否決。ほっとしたのもつかの間、小泉純一郎首相が衆院解散に打って出て、反対派に次々と「刺客」を放って逆襲した。
これに対し、同志である綿貫元衆院議長らと新党を発足させ、三十四年間の政治生命を懸けた戦いに挑んだ。
出遅れは「石見代表」という強い自負と、街頭演説での徹底した「言論戦」で盛り返し。丁寧に郵政民営化の愚を説き、景気回復抜きの改革はあり得ないと、小泉自民党に真っ向勝負を挑んだ。
「造反組のレッテルを張られ、急造の新党もゼロからの組織構築。よく勝ち抜いた」。長年、亀井さんと苦楽をともにした選対本部の斎藤隆三本部長と大畑茂三郎副本部長は、こみ上げる感涙に言葉が途切れがち。声を震わせながら勝利宣言した。
143
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 19:57:36
川上さん 念の戦い及ばず 政治活動継続を宣言 2区 鳥取
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105686148.html
非公認となり、対抗馬を立てられたハンディは大きかった。米子市米原四丁目にある無所属前職、川上義博さん(54)の事務所に吉報は届かず、詰め掛けた支持者は「信じられない」と悔しさをにじませた。会場のあちこちからため息が漏れ、重苦しい雰囲気。
郡部では健闘したが、米子市の票が思うように伸びず、テレビが対立候補の当確を報じると、支持者からは「ああっ」と悲鳴に似たどよめきが。姿を見せた川上さんは「皆さんの支援に応えられず申し訳ない。小泉人気と私の力量不足を痛感した」と敗戦の弁を述べた。
前回選挙のしこりが残る中、郵政法案に反対票を投じ、厳しい選挙戦を強いられた。自民党の純化路線に反発した県議や町議が離党して支援し、党職域支部や県西部町村会、農協も後押し。だが「圧力に屈せず、信念と民意に従った川上さんを再び国会に」との訴えは有権者に届かなかった。
相沢英之氏の秘書時代と二期の県議時代を通じて初めて味わう敗北。川上さんは「私には政治活動しかない。これからもいろいろな形で挑戦したい」と気持ちを切り替え、選対幹部からは「川上は不滅だ」の声が飛んだ。
144
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 19:58:23
山内さん 民主「3選」逃す 比例復活ならず完敗 2区 鳥取
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/105687148.html
山陰から民主の議席が消えた−。三選を目指した民主前職の山内功さん(50)は小選挙区で落選し、比例中国ブロックでも復活はならなかった。米子市両三柳の選挙事務所で、山内さんは「期待に応えることができず、申し訳ございません」と頭を下げた。
十一日午後十時五十分、小選挙区の落選が決定。支持者らは、その後の復活に期待を寄せていたが、日付の変わった十二日午前零時四十分、頼みの綱の比例でも復活当選の可能性が消えたことが分かり、鍵谷純三選対委員長が「当選がおぼつかないことが分かった。これで事務所を閉じたい」と敗北宣言した。
山内さんは過去二回、重複立候補の比例中国ブロックで復活当選。今回は小選挙区初当選を目指したが、地元の大票田・米子市に縁のある赤沢亮正氏の出馬や小泉人気の逆風の中で、終始苦戦を強いられた。
前回より一万票近く票を減らし、前回は97・18%の高惜敗率で比例復活したのが、今回は64・76%にとどまった。
山内さんは「これまでの経験を生かし、今後の人生を歩みたい」と述べたが、政界引退については「今はまだ白紙の状態。何も考えられない」と答えた。
145
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 20:00:32
あくまで出口ですが。
比例中国政党得票率 出口調査 自民トップ41.7% 続く民主は28.4%
http://www.sanyo.oni.co.jp/34news/2005/09/12/20050912102023.html
山陽新聞社など加盟の共同通信社が11日行った出口調査によると、比例代表中国ブロックの政党得票率は、自民が41.7%でトップ。次いで民主28.4%、公明14.0%、国民新6.2%、共産5.4%、社民4.3%となった。
自民は前回衆院選(2003年)の得票率37.4%を4.3ポイント上回ったのに対し、民主は5.4ポイントダウン。公明、共産、社民もそれぞれ3.7ポイント、0.9ポイント、0.4ポイント低下した。
【詳しくは山陽新聞紙面をご覧ください。】
(2005年9月12日掲載)
146
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 20:02:41
改革の風吹かせる 柚木さん 支持者と喜び爆発 岡山
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050912_8.html
勝った。自民の牙城に風穴をあけた―。固い地盤を受け継ぐ自民党新人候補を制し、岡山4区で勝利した民主党の新人柚木道義氏(33)の事務所(倉敷市堀南)は、当確の知らせに大きくどよめき、支持者は万歳を繰り返し喜びを爆発させた。
12日午前零時20分、柚木氏が到着すると、支持者は「ユノキ、ユノキ」の大合唱。壇上の柚木氏は何回も頭を下げ、前回選挙で敗れて以来の地をはうような日々を思い出してか、感無量の面持ち。「小泉改革で最も進んでいないのが政治改革だ」と力強く述べると、再び大きな拍手と歓声がわき起こった。
選挙戦を支えたスタッフの一人、福田玄さん(23)は「4区から新しい改革の風を吹かせたい」と声をうわずらせていた。
柚木さん「民主の灯」 岡山4区
「ついにやったぞ」。若者3氏の戦いとなった岡山4区は、2度目の挑戦の民主党新人柚木道義氏(33)が悲願の初当選。橋本龍太郎元首相(68)が守ってきた同区の自民議席を奪い、初めて民主の灯をともした。
倉敷市堀南の柚木氏の選挙事務所に当確の知らせが入ったのは12日午前零時10分をすぎたころ。大激戦を制した柚木氏は、笑顔で「良識を示してくれた有権者のみなさんに感謝と誇りを感じます。国会で改革の中身を明らかにしていく民主党の使命は大きい。これからが本物の改革への第一歩」と述べ、国政の舞台に意欲を見せた。
橋本元首相に挑んだ2003年11月の前回衆院選では、敗れた翌朝から連日選挙区内を歩き、支持を広げた。選挙戦では連合の手厚い支援を受け組織票も固めた。
147
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 20:03:33
橋本さん国政切符 比例復活 岡山
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050912_9.html
岡山4区の自民党新人橋本岳氏(31)は、民主党新人に小差で敗れたものの比例で復活、国政への切符を手にした。
父の龍太郎元首相(68)が守ってきた選挙区の議席を失ったことで、倉敷市吉岡の選挙事務所は一度は重苦しい空気に。12日午前2時20分ごろ、比例復活当選の知らせが届き、支持者の前に姿を現した橋本氏は「将来の世代が希望を持って生きられる社会をつくる。そのために構造改革や郵政民営化、福祉、医療、介護の問題に全力で取り組みたい」と国政への抱負を語った。
橋本元首相の後継問題がもつれ、8月13日に急きょ出馬を表明。旧橋本派の1億円献金隠し事件や世襲批判の逆風の中、後援会がフル稼働し、公明の推薦も受けて票を固めた。
148
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 20:07:03
【解説】 自民の組織力低下 勢いづく民主にも課題 岡山
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050912_13.html
11日投開票された衆院選で、全国的に自民党が大勝しながら、民主党が県内5議席のうち2議席を奪った。1996年に小選挙区比例代表並立制が敷かれて以来、県内の議席を独占してきた「自民王国」はもろくも崩れ落ちた。
自民は支持基盤のほころびが極限に達しつつある。郵政法案反対の前職を支持した県連と、対立候補を擁立した党本部の関係悪化は決定的だ。党を支えてきた団体や企業も党内対立に巻き込まれて結束が崩れ、従来型の組織選挙は通用しなくなった。
単に小泉純一郎首相の政治手法だけが原因でなく、政策そのものが根源といえる。
人口減社会を迎え、郵政民営化に象徴される小さな政府、効率的な政府を目標とすることには高い支持が寄せられた。だが、その具体像や手法について、十分な説明を欠き、地方には切り捨てられることへの不安が根強い。市町村合併による地方議員の激減も、最前線の動きを鈍らせた。
加えて、敗北を喫した岡山2、4区は市長職を任期途中で辞したり、世襲となる候補に批判が強く、有権者不在の姿勢が厳しい審判を受けた。
昨年の参院選岡山選挙区で敗れ、再起を図る途上だっただけに、痛手は計り知れない。組織力の低下は今後に重くのしかかるだろう。
民主党は一気に2議席を獲得し、勢いづく。勝利した選挙区は“敵失”があったとはいえ、候補が日ごろからこまめに地域を歩き、有権者と対話を重ねた地道な活動が実を結んだ。
ただ、組織力では依然として自民と大きな開きがあり、小泉首相が仕掛けた劇場型の演出に対しても、主導権を引き寄せるだけの争点を提示することはできなかった。
自民と互角に争っていくには、党員、地方議員の確保・育成に努めるとともに、候補者がより有権者の中に入り込み、課題に耳を傾け、政権担当能力を示す必要があるだろう。
社民、共産両党は、護憲、増税反対などを徹底して訴えたが、退潮傾向を止められなかった。
小選挙区制による選挙が四度を数え、党執行部が主導する選挙は必然の流れといえる。首相は制度を最大限に活用し、権力を保った。
定着しつつあるマニフェスト(政権公約)型の選挙ではあるが、政策ばかりか候補者まで、地元に相談なく決める手法には不安を抱かざるを得ない。候補者の個性が薄れ、訴えの幅を狭めているのは確かだ。
当選した議員が地域の課題とどう向き合い、国政に反映していくのか。次の選挙の審判材料になるよう、監視を強め、冷静な評価を続けていく必要がある。
149
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 20:08:45
選挙区の戦い振り返って 岡山
http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/2005/senkyo/20050912_14.html
1区 逢沢氏、後援会フル回転
自民前職の逢沢一郎氏が厚い支持基盤に支えられ、終始優位に戦いを進めた。
逢沢氏はきめ細かい後援会組織がフル回転。自民党内の混乱に巻き込まれなかったことで、党支持団体、公明党の支援もかみ合った。外務副大臣として実績を重ね、組織力、知名度ともに他陣営を圧倒した。
民主新人の菅源太郎氏は前回に続く挑戦で、無党派層、若年層の取り込みに力を注いだが、自前の組織を整えることができず、伸び悩んだ。連合岡山との連携にも課題を残した。
共産新人の植本完治、社民新人の福島捷美の両氏は、自民、民主の二大政党のはざまで苦戦。退潮には歯止めをかけられなかった。
2区 津村氏、自民内紛追い風
民主前職(中国比例)の津村啓介氏が地域に根ざした活動で浸透を図り、自民新人の萩原誠司氏に競り勝ち、自民王国の岡山に風穴をあけた。
津村氏は前職時代に地域の催しに細かく顔を見せてきた。選挙戦はマニフェストを掲げ政権選択を訴え、連合岡山傘下の労組や若者ボランティアが懸命に活動。自民の内紛劇も追い風になり、保守地盤を切り崩した。
萩原氏は小泉改革の推進を訴えたが、岡山市長を任期半ばで辞職した批判を受けて伸び悩んだ。郵政法案に反対した自民前職の出馬断念による混乱で、自民支持層を固められなかった。
共産新人の尾崎宏子氏は、党支持層以外への拡大が図れなかった。
3区 平沼氏、危機バネに大勝
郵政民営化をめぐる自民党の分裂選挙を象徴する戦いは、無所属前職の平沼赳夫氏がこれまで築いた支持基盤を守り抜いて大勝。自民新人の阿部俊子氏は小選挙区では敗れたが、比例で復活した。
自民党本部が阿部氏、同党県連が平沼氏を支援するねじれの構図。平沼氏は危機感をバネにした戦い。地域選対がフル回転、本人も地元に張り付いて支援を訴えた。
阿部氏は、看護組織や推薦を受けた公明党の支援で追い上げたが、急な出馬で地域に浸透できなかった。
再挑戦の民主新人中村徹夫氏は保守対決に埋没。無党派層も取り込めなかった。
共産新人の中嶋義晴氏は支持が広がらなかった。
4区 柚木氏、無党派層に浸透
再挑戦となる民主新人の柚木道義氏が、自民新人の橋本岳氏との激しい接戦を制し、「自民の牙城」を崩した。
柚木氏は、前回選挙で橋本龍太郎元首相に敗れた直後から活動を再開。「一日100人との名刺交換」を目標に街頭演説やミニ集会を重ねた。連合岡山系労組など民主支持層を手堅く固め、無党派層に浸透。一部保守層にも食い込んだ。
橋本氏は龍太郎元首相の二男。出馬表明の遅れが最後まで響き、元首相から継承した地盤に浸透し切れなかった。世襲批判も強い逆風となった。
共産新人で再挑戦の東毅氏は庶民増税、憲法改悪反対を訴えたが、共産支持層以外の支持が得られなかった。
5区 村田氏、新人寄せ付けず
小泉内閣の現職閣僚で自民前職の村田吉隆氏が厚い支持基盤を生かし、民主、共産の新人を寄せ付けなかった。
一時取りざたされた加藤勝信氏(中国比例)との自民分裂選挙が回避され、緩みも見られた村田氏陣営。終盤にかけて後援会組織の活動が活発化、他候補の応援や台風被害地の視察で“あるじ不在”が目立った選挙戦を押し切った。連立を組む公明党の推薦もあり、終始戦いを優位に進めた。
民主新人の花咲宏基氏は選挙区を地道に回り、若さや子育て支援策の充実などを掲げて保守層切り崩しを狙ったが、知名度不足と組織力の差が響いた。
党の政策を訴えた共産新人の堀良道氏は、支持を広げられなかった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板