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【44衆】南関東
8
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/10(水) 01:57:08
自民県連 造反2氏支援へ 読売山梨
自民党県連の前島茂松幹事長は8日、堀内、保坂前衆院議員について、「県連として組織を上げて支援態勢を組む」と言明した。前島氏は県連の方針について「山梨方式だ」と述べ、理解を求めた。
党県連は8日午後、緊急の三役会議を開催。会議後、前島氏が会見した。前島氏は、両氏を支援する理由として〈1〉県連に対するこれまでの貢献、〈2〉県連代表として活躍した実績――を挙げ、「両氏への支援を優先させる」と強調した。党県連は9日、臨時の執行部会や県議団会議を開き、三役会議の合意に理解を求める考えだ。
県連幹部の方針には、“党分裂”が一時的なものに過ぎないとの読みがある。総選挙後、党執行部と“造反組”の対立が収拾し、堀内、保坂両氏の公認問題も解消されるとの考えだ。県連幹部は「自民党は政権維持のため、造反議員に合流を求めるはずだ」との見通しを示している。
しかし、今後、県連と党本部のあつれきも予想される。党本部は今後、参院本会議で法案に賛成票を投じた中島真人県連会長に対し、党公認候補の擁立を強く働きかける可能性があり、「県連は板挟みに陥りかねない」(県連関係者)状況だ。さらに、県連は、公明党に対し引き続き協力を求める方針だが、県連が“造反議員”を支援することで、協力関係にきしみが生じる場合もあり得る。土屋直・県連総務会長は「厳しい戦いになる」と予測している。
また、前島氏は、難航する1区の候補者選考問題について「9日以降に取り組みを本格化させる」と述べ、今月30日の公示前までに候補者擁立を模索する考えを示した。
これに対し、中島氏は1区の候補者について、県連独自の候補者擁立は困難との認識を示した。中島氏は「県連が懸命に候補者を選んでいるが、今回の解散・総選挙に候補を擁立するのは無理だろう」と語り、「党本部とも相談し、決めていかなければならない」と話し、前回衆院選に続き、落下傘候補を擁立する可能性も示唆した。
(2005年8月9日 読売新聞)
9
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/10(水) 05:18:18
横浜市議の福田氏を擁立
神奈川8区に自民市連
自民党横浜市連は9日の総務会で、神奈川8区(横浜市青葉区、緑区)に、横浜市議の福田峰之氏(41)の擁立を決めた。近く開かれる同党県連の総務会で正式に決定される見通し。
福田氏は、青葉区出身。立教大を卒業後、衆院議員秘書を経て、1999年の市議選で初当選した。現在2期目。
(2005年8月10日 読売新聞)
10
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/10(水) 05:43:18
保坂氏無所属で出馬へ 自民県連 党本部を批判 読売山梨
自民党県連は9日、甲府市で執行部会議と党所属県議の総会を相次いで開き、9月11日投票の衆院選で、県連として堀内光雄、保坂武両前衆院議員を全面支援することを確認した。これを受け、保坂氏は9日、無所属で出馬する意向を表明した。また、総会では、郵政民営化関連法案に反対票を投じた“造反議員”を非公認とする党本部の方針に批判が相次いだ。中島真人会長が、両氏の党公認を要請していくことになり、党本部に対する県連の結束ぶりを強調した形となった。
中島会長は総会で、法案が否決された8日、同党の青木参院議員会長に対し、「山梨県連は従来通り、2区堀内、3区保坂で戦う」と説明したと報告。その上で「山梨自民党には独自性と歴史がある。総理、幹事長の意に反してもこの問題を乗り越える」と強調、県議らの了解を得た。
県議らからは「首相の横暴に対して声をあげるべきだ」「あくまでも公認を求めるべきだ」などと小泉批判が噴出、党本部に抗議するよう求める声も上がった。中島会長は「党の具体的な方針が出てから、県連と話し合い、対応を決める。一任してほしい」と答え、状況次第では党本部に抗議する可能性を示唆した。
さらに、中島会長は、今後の支援態勢について、県連が一枚岩となって取り組むよう要請。県連は、堀内、保坂両氏が党公認を得られなかった場合でも、県議団や市町村支部組織をフル稼働し、支持者の動員などで、堀内、保坂両陣営に協力していくことを決めた。
総会では、焦点の自民党山梨1区の候補者擁立問題も協議されたが、中島会長は「党本部と相談しながら、県議と協力し必ず候補を立てる」と述べ、これまで県連主体だった選考過程に党本部が関与していく考えを示した。
(2005年8月10日 読売新聞)
11
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/10(水) 17:41:56
自民県連が衆院前職2氏を独自支援
党本部との〝ねじれ〟鮮明 山梨日日
三十日公示、九月十一日投開票される衆院選に向け、自民党山梨県連(中島真人会長)は九日、執行部会と同党県議の総会を相次いで開き、郵政民営化関連法案に反対し、党本部が公認しない方針を決めた堀内光雄(2区)、保坂武(3区)の両氏について、県連として独自に支援することで一致した。「小泉純一郎首相の横暴に抗議すべきだ」と反発も相次ぎ、中島会長が党本部と折衝を続けた上で、状況に応じ公認を要請することも確認した。自民党前職が全員反対の立場の県連は全国的にも異例。党本部に反する行動を打ち出したことで、“ねじれ”が鮮明になった。一方、保坂氏は同日、公認されない場合、新党には参加せず、無所属で立候補する考えを示した。
甲府・自民党県連会館で開かれた県連の執行部会で、中島会長は「まさに分裂、解党元年と言われるぐらい厳しい状況だ」と説明。堀内、保坂両氏の「非公認」問題について、八日の解散直後に青木幹雄同党参院議員会長に対し「山梨県の自民党は党公認候補ゼロという形にならざるを得ない」と伝え、党役員への事情説明を求めたことを報告した。
県連としては二人が公認されずに立候補した場合、従来通り各選挙区の県議団などが中心に支援する方針を確認した。
議員総会では執行部会の決定事項を承認。県議からは「非公認」問題について党本部に抗議するよう求める声が上がったほか、「小泉首相は公認をしない、当選しても自民党に入れないと言っているが、党総裁として自粛してほしい」との意見もあった。
こうした状況の中、十二日に県連総合選挙対策本部を設置し、活動を本格化させることを決めた。
また候補者不在の1区は、これまでの県連選考委員会の選考とは別に1区の県議を中心に擁立を探ることを確認。議員総会終了後に、複数の県連幹部の県議が選考委に推薦された五人のうち、選考の軸とみられていた甲府市在住の会社役員と会って決断を促すなど、擁立へ向けた動きをみせた。
しかし会社役員は同日、「今回は候補を受けることはできない」などと辞退する意向を県議に伝えたという。
選挙区で党本部の方針に反することから、比例代表への対応も焦点となるが、この日の執行部会などでは議論されなかった。
一方、保坂氏は九日、「党県連の支援を受けながら無所属でやればいい」との意向を表明。堀内氏はこれまでに新党結成を否定した上で「県連公認」の立場での立候補を視野に入れている。
12
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/11(木) 06:31:49
1区自民候補、専門学校長が浮上、郵政民営化賛成が条件決定へ難航予想も 読売山梨
自民党山梨1区の候補者選考問題で、甲府市内に住む40歳代の専門学校校長が有力候補として浮上、自民党県連が出馬への働きかけを始めたことが10日、明らかになった。県連は、党本部が公認申請期限とする12日までに正式決定したい考えだが、1区候補者は、郵政民営化関連法案に“賛成”するなどの条件もあり、最終決定までには難航も予想される。
1区の候補者選考は今年2月、1区県議らでつくる選考委員会でスタート。県議ら有力4人を対象に面談などが行われた。選考委は、衆院の解散・総選挙が確定した今月8日以降も選考を続けたが、最有力と見られていた甲府市内の会社役員が9日、「現在、全国組織の役員を務めており、現状では選挙は考えられない」と不出馬の意思を伝えたほか、ほかの対象者も出馬に否定的な意向を示したため、選考作業は暗礁に乗り上げていた。
このため、県連幹部は、1区在住者を対象に選考の枠を広げて絞り込みを行い、〈1〉民主党候補に比べて年齢が若い〈2〉国政選に出馬した経験がある――などから、校長の名前が挙がった。選考委の一部が10日、面談したところ、出馬の可能性を否定しなかったという。県連は今後、校長や選考委メンバーとの協議を重ね、最終的な決定にこぎつけたい考えだ。候補者に急浮上した校長は、元新進・民主党県連役員で、2001年から自民党員。
県内では、郵政民営化関連法案に反対した堀内光雄、保坂武両前衆院議員が自民党本部の公認を得られない可能性が高まっている。このため、同県連は1区には党公認候補を擁立する方針を確認している。
1区には、民主の前議員小沢鋭仁氏、共産新人の遠藤昭子氏が立候補を表明している。自民党県連の中島真人会長は10日、「新人が出る場合は、特別の配慮を求める」と言明。小選挙区で落選しても比例選で復活当選できるよう、比例選南関東ブロック(神奈川、千葉、山梨県)の名簿に上位登載するよう党本部と交渉、出馬しやすい環境を整える考えを示している。
(2005年8月11日 読売新聞)
13
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/11(木) 17:43:50
衆院選自民1区候補に赤池誠章氏が浮上
公認擁立へ向け、県連が環境整備急ぐ 山梨
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2005/08/11/1.html
九月十一日の衆院選で、候補者不在となっている自民党の山梨1区候補に日本航空総合専門学校学長の赤池誠章氏(44)=甲府市=が十日、浮上した。赤池氏は立候補に意欲を持っているとされ、同党県連幹部は擁立に向けての環境整備を急いでいる。同党県連は山梨2、3区では郵政民営化関連法案で反対票を投じ、党本部が公認しない方針を決めた同党前職二人を独自に支援することを確認している。県連幹部は1区は郵政民営化賛成が条件となる党公認候補とする考えを示しており、党本部と県連のねじれだけでなく、選挙区によって県連対応が異なるという有権者には分かりにくい対応となる可能性が出ている。
赤池氏は、県連が今年二月から進めてきた選考委員会(中村昌訓委員長)に候補推薦された五人には入っていない。関係者によると、衆院解散・総選挙が決まった後、候補者擁立を探る県議らが関係者らとの接触を本格化させた。
赤池氏周辺によると、本人は立候補に意欲を持っていて、「自民党県連の支援など条件が整えば」と話しているという。同専門学校の関係者も条件次第で本人が決断することに理解を示しているという。
十日は県議らが赤池氏や周辺関係者に働き掛けを行った。同日夜には中島真人県連会長と1区県議団が会合を開き、意欲を示している対象がいることなど選考へ向けた取り組み状況を報告。十二日に県連選考委員会を開催し、同委員会で理解が得られれば決定することを確認した。
会合後に中島会長は候補対象がほぼ絞られた状況を明かした上で、「県議を中心に働き掛けを続けているが、意欲を示している人がいる。十二日の県連選考委で決定されればその日のうちに党本部に公認申請する」との考えを示した。
甲府市選出県議は市議団に対し赤池氏擁立へ向けた方向性を伝え、理解を求めるなど環境づくりを進めている。
赤池氏は一九九三年七月(山梨全県区)、二○○○年六月(山梨1区)と過去に二度、無所属で衆院選に立候補。九五年七月には参院選山梨選挙区に新進党から立候補し、いずれも落選している。
自民党県連は、党本部の方針に反して、山梨2区で堀内光雄氏、3区で保坂武氏を独自に支援することで一致している。
1区に公認候補を擁立する場合は、党本部の意向に沿って郵政民営化路線に賛成の立場を取る可能性が高く、県連内の対応が割れることは必至。
山梨1区には民主党は五期目を目指す前職の小沢鋭仁氏(51)、共産党は新人の遠藤昭子氏(53)が立候補する予定。
14
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/12(金) 14:47:01
2005衆院選ちば 自民党候補「空白」2区
江口氏は出馬見送り 千葉
http://www.chibanippo.co.jp/t-news/seikei/seikei.html
親族からの人選も視野
三十日公示の衆院選に向けて、立候補予定者の決まっていない「空白区」の千葉2、4区で公募を行っている自民党は十一日、当初二十日までだった募集期限をきょう十二日に繰り上げることを決めた。選挙までの準備期間を考慮し、早期に候補者を選定したい考え。一方、公募対象の2区(千葉市花見川区、八千代市、習志野市)では、元衆院議員の江口一雄氏(67)が選挙区内の県議、市議と会談し、今回は自身が立候補しない意向を伝えた。ただ、出席議員から江口氏の親族からの擁立を求める意見も出され、公募と並行した人選を江口氏に一任した。きょうにも関係者らに方向性を伝える予定。
2区は前々回、衆院三期の江口氏が立候補したが、民主党の新人だった永田寿康・前衆院議員(35)=二期=に敗れ、前回選挙でも江口氏は永田氏に連敗した。
今回選挙に向け、江口氏は2区の選挙区内の県議、市議に呼び掛けて会談を開催。関係者によると「年齢的に厳しい」などと自身の立候補を見送る意向を示したという。
江口氏が立候補しない場合の対応として、(1)公募の状況を注視する(2)江口氏の親族から擁立する(3)決定しない場合は党本部に候補者選考を委ねる―などの意見が出された。
出席議員が「長男、二男、長女、長女の夫のいずれかが立候補できないか」と打診すると、江口氏は「これまで(長男らに)立候補についての話をしたことがない。早急に確認する」と回答。人選一任を受け、きょうにも方向性を示す。
一方、2、4区の公募について、同党県連は「両選挙区とも十一日現在で複数の応募が寄せられている。党本部は候補選定を急いでおり、当初予定していた面接が実施できるか不明」と選考方法を変更し選定を早めることもあり得るとの見方を示した。
15
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/13(土) 00:45:45
江田氏が無所属出馬を表明=神奈川8区
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050812-00000138-jij-pol
元衆院議員の江田憲司氏(49)は12日、横浜市内の選挙事務所で記者会見し、衆院神奈川8区から無所属で立候補すると表明した。江田氏は「郵政民営化だけの小泉自民党も困るが、その程度の改革もできない民主党では、より難しい年金、医療の改革はできない」と述べた。 (了)
(時事通信) - 8月12日19時2分更新
16
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/21(日) 19:53:34
社民県連 候補決定先送り
3選挙区「本人の了承得られず」 読売神奈川
社民党県連合(代表・福島瑞穂党首)は20日、横浜市内で県代表者会議を開き、9月11日投開票の衆院選に向けた活動方針を協議したが、新たに決めるはずだった県内3選挙区の候補予定者の決定は先送りした。
同党県連合では、すでに決まっている神奈川12区(藤沢市、寒川町)に加え、同3区(横浜市鶴見、神奈川区)、7区(同市港北、都筑区)、13区(大和、海老名、座間、綾瀬市)でもそれぞれ候補者擁立を目指す方針を打ち出していたが、「(候補予定者となる)本人の了承が得られないなどの事情があった」(高橋八一幹事長)という。
会議後、記者会見した福島代表は「公示日ぎりぎりまで、小選挙区への候補者擁立を目指す」と語ったが、同県連合幹部の一人は「この日の代表者会議で打ち止めにするつもりだった。今後のめどは立っていない」としており、新たな候補者擁立は難航しそうだ。
一方、同会議では、今回衆院選では、年金、社会保障、雇用問題などを訴えるとの方針を決めたほか、比例選南関東ブロック(神奈川、千葉、山梨県)に、比例選単独候補として、労働団体役員(50)を新たに擁立することも決定した。
(2005年8月20日 読売新聞)
17
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/23(火) 13:02:17
“刺客”の比例当選目指す方針を確認、自民系県議団 読売山梨
県議会の自民系会派「自民党政和会」は22日、甲府市内で開かれた会合で、郵政民営化関連法案に反対した前議員の対抗馬となる“刺客”2候補について、比例選での当選を目指すことを確認した。同党本部が送り込む長崎、小野両氏が比例代表の名簿上位にランクされると予想し、比例選で「自民党」の票の上積みを図る戦略と見られる。
前島茂松県連幹事長は会合後、「県議団は、1区の党公認、赤池誠章氏も含め、保守系5人を当選させ、共存共栄を目指す」と語った。
ただ、今後の選挙情勢によっては、態度を明らかにしていない公明党との選挙協力も視野に入れるべきだとの意見もあり、比例選で「自民党」の票の上積みを図る方針が変更になる可能性も捨てきれない。
また、“刺客”候補の応援を目的にした小泉首相が県内入りした際の対応を、県連が一両日中に協議することを決めた。さらに、党本部が今後、“造反組”に対して離党勧告などの強硬手段を講じた場合でも、一致して堀内、保坂両氏を支援することを確認した。
(2005年8月23日 読売新聞)
18
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/24(水) 13:05:58
民主県連、郵政改革「方向付けを」 党本部に要望書 神奈川
2005年08月24日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/kanagawa/TKY200508240216.html
民主党県連は23日、郵政民営化について党本部に対し、「都市部では(選挙戦が)極めて苦しい状況になっている」としたうえで、明確な方向付けを求める要望書を提出した。公示を前に地方県連が党本部の選挙方針に見直しを迫るのは異例で、県内の同党の苦戦ぶりを示している。
「『郵政改革』についての要望」という水戸将史県連幹事長名の文書で、民主党の浅尾慶一郎参院議員が党本部の川端達夫幹事長に電話で連絡したうえ、党本部にファクスで送ったという。
要望書では、「小泉首相の言う『郵政民営化』が総選挙の最大の争点であるという戦略が、都市部では深く浸透し、きわめて苦しい状況になっている。民主党は『民営化に反対するのか』と言う印象を与えてしまっています」と窮状を指摘。
そのうえで、「当面、郵政公社を維持し、その後の選択肢にはあらゆるものがある、とする(党)見解は弁明としか受け取られかねません」とし、「『郵便貯金・簡易保険については、縮小・廃止、あるいは民営化をめざす』という明確な方向付けを示していただきたい」と求めた。
同日の県連の選対会議で提出を決めた。立候補予定者からは県連に対し、「有権者に『結局、賛成なのか反対なのか』と聞かれたときに答えに窮する」といった声が寄せられていたという。
各陣営内には「郵政民営化が争点というのは長くは続かない。有権者はいずれ飽きる」(横浜市内の前職の陣営)との強気の見方もあった。しかし、実際には各マスコミの世論調査で小泉内閣支持率は上昇し、民主党支持率は低迷したまま。県連が県内の小選挙区立候補予定者18人に実施した郵政民営化についての賛否聴取でも、10人が賛成し、2人が反対と回答したという。
党本部は、小泉首相が仕掛ける郵政民営化論争に巻き込まれないように選挙戦では「郵政民営化」の言葉を使わないようにとの意向だったが、実際には街頭演説で「民営化」を訴える立候補予定者もいた。
「郵政民営化は構造改革の一つであって、すべてではない。でも、まあ街頭演説の3分の1は郵政民営化賛成と訴えている」。横浜市の民主党前職は、こう明かす。
22日に横浜市内であった公開討論会では、民主党前職が「我々は郵政改革についてずっと賛成してきました」と切り出した。
岡田代表は23日の記者会見で「民営化も一つのオプション」と、衆院解散後に初めて郵政民営化の可能性に言及したが、県連の選挙対策幹部の1人は「あいまいだ。明確に党の見解を示してもらわないことには選挙が戦いにくい」と話した。
19
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/24(水) 13:07:19
「小泉劇場」足元も加熱 首相おひざ元の11区ルポ 神奈川
2005年08月23日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/kanagawa/TKY200508230260.html
「刺客」「小泉劇場」「ワンマン政治」――テレビのワイドショーでは、小泉首相を中心とする選挙のキーワードが乱れ飛ぶ。猪突猛進(ちょとつもうしん)とも映る首相の行動は、総選挙の公示を前に世論を沸かしている。当然ながら、首相が立候補する11区(横須賀市、三浦市)は全国的注目区でもある。
反小泉派の立候補予定者らでつくる「新党日本」が候補擁立を有名人に働きかけている。いやいや、無所属がほかにも出るらしい……。
横須賀の政党関係者たちはこのところ、そんな話で持ちきりだ。
11区には現在、首相のほか、民主党参院議員の斉藤勁氏、共産党新顔の瀬戸和弘氏、無所属新顔の平松重雄氏が立候補を表明している。
だが、県の選挙管理委員会から市選管に最近、「6〜7人は立候補予定者がいるようだ」との連絡が入った。市選管は候補がさらに増える事態を想定し、急きょ、ポスター掲示場を「7人まで」から「11人まで」に収容できる大きさに変えた。
22日、地元市議らでつくる小泉陣営の議員選対「小泉改革を推進する議員団」が結成された。団長に就任した竹折輝隆市議はこう語る。「首相の地元入りは無理なので、陣営の決起集会も開けない。しかし、候補者乱立で選挙への熱は高まる」
前回03年選挙は小泉首相が17万を超す得票で圧勝したが、公示を前に激しさも増してきた。民主党の斉藤氏の陣営は、首相の強固な支持基盤を掘り崩そうと、中選挙区時代に小泉首相のライバルだった元自治相の田川誠一氏の支持者にも接触を図っている。陣営幹部は「首相が地元に戻ってこざるを得ないような状況を作り出したい」。
全国的に注目区となる中で、地元の有権者たちは「小泉手法」をどう見ているのだろうか。
首相にエールを送るのは、横須賀市内の男性商店主(59)。思い浮かべるのは、小泉首相が初めて国政に挑んで落選した69年の総選挙後の街頭演説だ。「歯切れは悪く、たどたどしい貧弱な演説だった。それが、こんなに磨かれた」
「子分」の国会議員をつくって自民党内でのし上がることをはなから考えず、国民への発信力だけを磨いてきたのだろう、とこの商店主はみる。「政策通の政治家はいくらでもいるが、言葉の力が破壊力につながっている」
一方、「小泉手法」に危うさを感じている有権者もいる。
米海軍横須賀基地近くで飲食店を営む男性(58)は「改革派と抵抗勢力という構図を打ち出した戦術は上手だと思うが、ほかの重要課題を争点から隠してしまうなんて、次の世代に対する責任ある姿といえるのか」。独り善がりの「改革」となりかねないことへの懸念だ。
20
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/24(水) 13:09:35
小野前首相秘書官が県内入り 3区の自民公認 南関東
2005年08月22日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/yamanashi/TKY200508220185.html
3区に自民党公認で立候補する前首相秘書官の小野次郎氏(52)が21日午後、衆院解散後初めて山梨入りし、昭和町で開かれた1区の自民党公認候補の赤池誠章氏(44)の講演会に出席した。
午後5時前、小野氏は電車とタクシーを乗り継いで1人で会場に入った。待ちかまえた報道陣に対し、小野氏は立候補の理由について、「今回は改革に賛成か反対かを改めて問い直す選挙。私の郷里で改革推進派の候補がいないからだ」と述べた。また、「刺客」と呼ばれることについては「私はそれほど若くない。やや遅咲きの新人としてご理解いただきたい」とした。
講演会で壇上に立った小野氏は、父が韮崎高校サッカー部員だったエピソードを紹介。「退官する私を心配してくれる人もいたが、定年後は山梨に住むつもりだった。郷里に戻ることに悔いはない」と決意表明した。
小野氏によると、次の山梨入りは未定というが、遅くとも政見放送の収録がある24日までには入るという。選挙事務所は甲斐市の旧双葉町内に置く予定だ。
21
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/24(水) 13:10:50
自民党本部、2・3区に新支部設立 山梨
2005年08月24日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/yamanashi/TKY200508240181.html
自民党本部は23日までに、郵政民営化法案に反対した前職2人にぶつける公認の立候補予定者の選挙区に新支部を設立した。これによって公認の2人は、この支部を受け皿にして、党本部から資金面で支援を受けることが可能となった。
県選管によると、22日に「山梨県衆院選挙区第2支部」の設立が申請され、「山梨県衆院選挙区第3支部」も23日に届け出があった。代表は、それぞれの選挙区から立候補を予定する長崎幸太郎氏(37)と小野次郎氏(52)となっている。
これまでにも、2区の前職堀内光雄氏(75)と、3区の前職保坂武氏(60)を代表とする政党支部がそれぞれの区にあるため、今後は政党支部が並立することになる。
これについて、前島茂松県連幹事長は「現在の支部は堀内、保坂両氏が開拓した党員で成り立っている。新支部は別組織として、独自に党員を集められるのだろう。県連としては尊重したい」と話した。
22
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 03:09:56
自民県議ら 2氏の支援を再確認 山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news02.asp?kiji=9400
公認2氏と「共存可能」
自民党県議らでつくる県議会最大会派の「政和会」(深沢登志夫代表、27人)は22日、議員総会を開き、総選挙の対応として、無所属で立つ堀内光雄(75)、保坂武(60)の両氏を支えていくことをあらためて確認した。
深沢代表によると、自民党本部が公認として擁立する長崎幸太郎(37)、小野次郎(52)両氏は、重複立候補する比例南関東ブロックで優遇される見通しだとして、有権者に比例区は自民に投じてもらえば「共存」は可能、との認識で一致。党本部といたずらに対立することなく、粛々と選挙運動を進めることを申し合わせた。
党本部が、郵政民営化法案に反対した前職に「離党勧告」を検討している件は、話題に上らなかったという。深沢代表は「山梨の県議は一枚岩なので、勧告が出ようとも支援態勢にゆるぎはない。がたつくのは、県連内が割れている他県の場合だろう」と話した。
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 18:20:11
国民新党公認で9区から出馬か、元佐倉市議の中原氏 千葉
2005年08月25日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/chiba/TKY200508250171.html
国民新党から衆院選への出馬を模索していた元佐倉市議の中原英雄氏(65)が24日、千葉9区の同党公認候補に「内定した」と明らかにした。25日にも綿貫民輔代表に会って正式に公認を伝えられる見通し、としている。
9区にはほかに、自民前職の水野賢一氏(39)、民主前職の須藤浩氏(48)、共産新顔の小倉忠平氏(44)が立候補を予定している。中原氏は郵政民営化について、「郵便事業を国費で残し、保険、金融は完全民営化すべきだ」と主張している。
中原氏は佐倉市議を務めた後、03年4月の同市長選に無所属で出馬。3選を果たした現職に敗れた。国民新党の結成に共感して、候補者の公募に応募していた。
24
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 19:03:29
’05衆院選:選挙区情勢・ちば/1 1区/2区/3区 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/chiba/news/20050820ddlk12010219000c.html
30日の衆院選公示まで10日余り。県内では立候補を予定する各陣営が活動を本格化させている。03年の前回選挙では、民主党が都市部の1〜8区を独占し、さらに4選挙区で比例復活した。今回は、「郵政民営化」を旗印に党の刷新と失地奪還を目指す小泉・自民党と、「民主王国」の定着を狙う岡田・民主党が激突する構図。自民党と造反組の骨肉の争いこそないものの、内紛の影響で各区にさざ波が生じ始めている。揺れ動く各選挙区の情勢をまとめた。【総選挙取材班】
◆1区−−千葉市中央区、稲毛区、美浜区
◇自民、公明の連携なる
民主党の田嶋要氏は、前職のメリットを生かし、1期目の活動実績を訴える。前回、公募で初当選した「落下傘候補」の印象を払しょくしようと、夏祭りなど地域の行事にも積極的に顔を出してきた。前回同様、連合千葉から最重点候補指定を受け、選挙戦では労組が足腰となるが、ホームページを頻繁に更新して政策を主張するなど、無党派・若年層へのアピールをより重視している。
前回、落選の苦杯をなめた自民党の臼井日出男氏は、小泉純一郎首相が「衆院解散」を示唆し始めた7月半ばごろから、ポスターの準備など、他候補に先駆けて選挙態勢に入った。前回連携が取れなかった公明党からもすでに推薦を得た。7期務めた実績を武器に「本当に地元のためになる政治家」だと強調し、政界復帰に万全を期す。
共産党の佐々木友樹氏は、全候補中最年少の25歳の若さを前面に出し「若者に雇用を」などと訴えている。
◆2区−−千葉市花見川区、習志野市、八千代市
◇最多の5人出馬表明
県内13選挙区の中で最多の5人が出馬を表明している。
民主党前職の永田寿康氏はテレビやラジオ出演の知名度に強み。2000年の初当選以降、月4回のペースで続けてきた国政報告会もすでに160回を超え、有権者に浸透を図ってきた。前回選挙と同様、駅頭演説など街頭活動を中心に支持を広げたい考え。
自民党は難渋した擁立作業の結果、元衆院議員で国連大客員教授の山中〓子氏に白羽の矢を立てた。19日現在、同党公認では県内唯一の女性候補。ソフト路線で民主の「牙城」の奪取を狙う。
共産党は元「赤旗」記者の佐藤健氏が出馬予定。構造改革で切り捨てられた年金や雇用問題など、生活密着型の問題に焦点を当てている。
社民は前回も同区で出馬した若松繁男氏を擁立。「郵政民営化や『小さな政府』論以外の選択肢を示す」としている。
船橋商工会議所常議員で会社社長の脇本和夫氏も立候補予定。
◆3区−−千葉市緑区、市原市
◇浮動票の動向、鍵握る
前回わずか917票差だった激戦区は、今回も同じ3氏の戦いになりそう。人口急増地帯の千葉市緑区の浮動票の動向がカギを握る。旧自由党の県連会長だった岡島一正氏は前回、父・正之氏(故人、元衆院議員)の地盤を継承。「民由合併」効果で無党派層も取り込んで初当選。今回は前回選挙で、岡島氏に候補の座を譲り、04年の県議補選で緑区から初当選した竹内圭司氏らの支援で票の上積みを狙う。
自民党の松野博一氏は公募出身。2000年衆院選で岡島正之氏に約3万票の大差を付けて初当選したが、前回は紙一重の差で届かず、比例復活の憂き目を見た。今回は小泉純一郎首相の出身派閥である森派の利点を生かして「改革」を強調。従来からの地盤の市原市に加え、今回は新住民の多い緑区内にも事務所を構え、無党派票の奪還を狙う。
共産・金野光政氏は緑区ではサラリーマン増税反対、市原市では農業問題などを訴えて支持拡大を図る。=つづく
25
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 19:04:01
’05衆院選:選挙区情勢・ちば/2 4区/5区/6区 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/chiba/news/20050821ddlk12010104000c.html
◆4区−−船橋市
◇自民、候補絞り込めず
民主党の前職、野田佳彦氏は、抜群の知名度と実績を生かして4選を狙う。県内外に応援演説に飛び回る日も多いが、対抗馬となる自民の候補者選びを気にしつつも、約20年続けてきた朝の駅頭立ちなど地道な街頭活動を続ける。「結局、やることは一緒ですから」とマイペース。前回以上の得票差を目指す。
自民党は立候補予定者の選出が難航。03年の前回選挙は元市議の長谷川大氏が立候補したが大敗。都市部での議席奪還が悲願だが、一時浮上した中山恭子元内閣官房参与は立ち消えになり、20日夕現在、有力候補を絞り込めず、地元関係者も「事務所を用意し待っているのだが」と気をもむ。
6月の船橋市長選にも出馬した共産・仁木利則氏はさらなる浸透を図り、若者を中心とした浮動票の取り込みを目指す。
◆5区−−市川市中・南部、浦安市
◇「4万票」の動向焦点に
立候補を表明した3人が全員30代の若い選挙区。今回出馬を見送った田中甲氏が獲得した約4万票の動向も焦点だ。
民主党の前職、村越祐民氏は、半年間の県議を経て03年の衆院選で初当選した。今回の解散について「国政課題が山積する中、争点を郵政に単純化して国民の目をそらそうとしている」と小泉純一郎首相を批判。「この選挙は民主党にとって政権交代への最後のチャンス」だと訴える。
自民党の新人、薗浦健太郎氏は前回、読売新聞記者を退職して立候補したが落選。その後は麻生太郎総務相の政策秘書に就任し、「政治修業」を積んできた。地元でも駅頭演説やビラまきを行うなど、精力的に活動。香川県出身というハンディキャップの克服も着々と進める。選挙の争点は郵政にすえ、「まずは民営化に動き出すことが重要」と訴える。
共産党の新人、師岡徹氏は、3月の県議補選市川選挙区にも立候補。「青年の雇用拡充」などの若者施策が訴えの中心だ。
◆6区−−市川市北部、松戸市南部
◇3陣営が浮動票狙い
前回と同じ顔ぶれによる争いになりそう。前回は民主党の生方幸夫氏が自民党の渡辺博道氏に約4800票差で競り勝ったが、今回も接戦が予想される。3陣営とも解散後、駅頭やスーパー前などでの演説やミニ集会などを続け、浮動票の取り込みに懸命だ。
生方氏は前々回、前回と小選挙区で2連勝したが、有権者の関心が郵政民営化問題や自民党内の分裂に向かっていることに懸念を示す。「一票一揆」をスローガンに、「政権交代でしか日本は変わらない」と訴える。
党副幹事長を務める渡辺氏は、解散後に内閣支持率が上がったことを好材料ととらえ、郵政民営化をはじめとする「小泉改革」推進を前面に押し出して臨む。
共産党の高橋妙子氏は、松戸市議時代からの日常活動で培った支持基盤を生かし、さらなる浸透を図っている。=つづく
26
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 19:04:31
’05衆院選:選挙区情勢・ちば/3 7区/8区/9区 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/chiba/news/20050822ddlk12010125000c.html
◆7区−−松戸市北部、野田市、流山市
◇3陣営、懸命の「訴え」
社会保険労務士資格を持つ民主党の前職、内山晃氏は専門性を生かし、国会でも年金改革に注力してきた。週3回続けてきた駅頭演説を、今月から毎日に増やし、「政権交代実現のため再び国会に送り込んでほしい」と訴える。郵政民営化については「“小泉法案”には反対だが、改革していく方向には賛成」の立場。
前回選挙で落選後も、ラジオ番組のパーソナリティーなどを務めてきた自民党の新人、松本和巳氏は、今月に入って1日20回以上の街頭演説をこなすなど、精力的な活動を展開する。前回は父・和那氏の突然の引退で出遅れた。今回は継承した地盤と「マツキヨ」の知名度を武器に初当選を狙う。
共産党の新人、徳増記代子氏は、前回選挙で共産党候補の選対本部長を務めた。2大政党制に異議を唱え、増税反対や護憲を訴える。
◆8区−−柏市、我孫子市
◇民、自、共に新人参入
前回同様、民主党の松崎公昭氏、自民党の桜田義孝氏の前職同士の激戦に共産党の新人、高橋敏氏が割って入る構図だが、今回は無所属の新人、今井洋一氏もこれに加わる。
松崎氏は念願の「小選挙の公認問題」を解決して、地元候補に。前回後れを取った我孫子市で、今年3月に党新人が県議補選で初当選。柏市の選対事務所に次いで我孫子市にも初の事務所を開設した。連日駅頭などで“千葉都民”に「政権奪還」を訴える。
桜田氏は2回連続して小選挙区で民主党候補に破れ、比例代表で復活当選しただけに、今回は「背水の陣」の構え。柏・我孫子市の選対事務所もすでに設置した。公明党の全面支援で「聖域なき構造改革」の実現を訴える。
高橋氏は市議選などを含め初の選挙戦。知名度を高めようと街頭・駅頭で「小泉政権に決別。国民本位の野党の躍進」と熱がこもる。今井氏は、選挙運動を一切行わない独自の選挙戦を表明している。
◆9区−−千葉市若葉区、佐倉市、四街道市、八街市
◇中原氏出馬で構図一変
前回当選した自民党の水野賢一氏と比例復活した民主党の須藤浩氏の激突に、共産党の新人、小倉忠平氏と国民新党の公認を求める中原英雄氏が絡む構図となりそう。
郵政民営化法案の採決に賛成した水野氏は、今月9日に自民党旧亀井派を離脱。「小泉改革の推進」を強く訴える。中原氏の出馬が現実化すれば保守票の奪い合いも懸念されるため、養父・水野清元衆院議員から受け継いだ地盤固めを急いでいる。
須藤氏は前回、約1万4000票差で敗れた。比例票では民主が自民を上回っていただけに「政党だけでなく、候補者と有権者の関係が重要」と朝の駅頭活動や、地域行事への参加などで支持拡大を図る。
小倉氏は「小泉構造改革は国民に痛みを押し付けている」などと訴え、独自の活動を展開。
中原氏は国民新党に公認申請中。小泉首相の政治手法に異議を唱え、保守票の切り崩しを狙う。=つづく
27
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 19:05:05
’05衆院選:選挙区情勢・ちば/4 10区/11区 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/chiba/news/20050823ddlk12010178000c.html
◆10区−−銚子市、佐原市、成田市、八日市場市、旭市、香取郡、匝瑳郡
◇谷田川氏、労組に期待
前回は、自民党前職の林幹雄氏と、同党県議を辞め無所属で出馬した谷田川元氏がぶつかった“自民分裂”選挙。今回、谷田川氏は民主党にくら替えして再挑戦する。
林氏が衆院解散後、銚子市内で招集した10区内の自民党支部長会議には、区内全5市10町の首長と、選出県議のほとんどが出席。党県連も対立候補を応援した者を処罰する方針を決め、林氏は「前回よりは戦いやすい」と谷田川氏の民主入りをむしろ歓迎している。
前回、林氏に1万3000票差で敗れた谷田川氏は、落選の翌日から地元を中心に駅頭活動などを続けてきた。自民党の党議拘束があるため、前回同様の支援を県議から受ける可能性は低く、民主党の支持基盤である連合傘下の労働組合の支援に期待をかける。
共産党新人の坂本弘毅氏は「郵政民営化以外にも訴える要素はある」と、雇用・年金問題を中心に独自の戦いを展開している。
◆11区−−茂原市、東金市、勝浦市、山武郡、長生郡、夷隅郡
◇森氏に、2新人が挑戦
6選を狙う自民党前職の森英介氏に、民主、共産の新人2人が挑む構図になりそうだ。
森氏は、農村部など保守的な地域では「(小泉純一郎首相が進める)反対派つぶしなどがひんしゅくを買っている面もある」と懸念も示す。しかし、衆院議員だった祖父、父から引き継いだ強固な地盤と、前党県連会長の肩書もあり、地元首長や議員らの応援と公明党の選挙協力で、次点に約7万票差を付けた前回同様の大量得票を狙う。
民主党の土屋正秀氏は衆院解散の8日に立候補が決まった。前回11区から出馬し、比例代表で復活当選した長浜博行氏の元秘書で、39歳の若さを武器に無党派票の取り込みを狙う。「準備期間は短いが、一人一人に顔を覚えてもらうしかない」と、積極的に駅頭演説などを続け、「財政再建による社会保障の充実を」と訴えている。
元大網白里町議の共産党の小林周二氏は、「小泉改革は社会保障をズタズタにした」と主張。同町外への浸透に懸命だ。=つづく
28
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 19:05:36
’05衆院選:選挙区情勢・ちば/5止 12区/13区 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/chiba/news/20050824ddlk12010209000c.html
◆12区−−館山市、木更津市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、安房郡
◇「保守王国」死守に懸命
自民党はコスタリカ方式で、今回選挙区から立候補予定だった中村正三郎氏が突然引退。比例代表で出馬を予定していた県連会長・浜田靖一氏が前回同様、選挙区から立候補することとなった。浜田氏は「小泉改革」を前面に打ち出し、知名度の高い父・幸一氏と親子2代で築いた後援会を中心に、中村氏の後援会組織との連携強化に全力を挙げ、「保守王国」死守に懸命だ。
前回、選挙区で浜田氏を追い上げ、比例で初当選した民主党の青木愛氏は、各種団体や労組などへのあいさつ回りを進めている。前回と同様、選挙区内で最も人口が密集する木更津市に選挙事務所を設置して支持を呼びかけており、元タレントの知名度を生かし、無党派票の取り込みと保守票の切り崩しを狙う。
00回、03回に続き3度目の挑戦となる共産党の鴨志田安代氏は党組織を挙げ、前回獲得した票の上積みにやっきだ。
◆13区−−柏市(旧沼南町地域)、鎌ケ谷市、印西市、白井市、富里市、印旛郡
◇今回も3氏の争いか
前回と同じ3氏による争いとなりそう。前回は自民党の実川幸夫氏が民主党の若井康彦氏に約5700票差で競り勝ち、若井氏は比例で復活した。
「民主党に風が吹いた前回よりはやりやすい」とする実川氏だが、突然の解散による準備不足が懸念材料。地元・富里市をはじめ、前回票数で民主党を下回った鎌ケ谷市などでも後援組織固めを進め、短期決戦に備える。推薦を決めた公明党の市町村議へのあいさつ回りも進めている。
前職として初めての選挙に臨む若井氏は、支持者回りを進める一方、駅頭演説や住宅街、スーパー周辺での街宣活動にも余念がない。「真の改革は政権交代でしか成し得ない」と、政党選挙を強調。都市部の浮動票を狙う一方、前回得票率が低かった選挙区東部の農村部にも力を入れる。
共産党の井野長英氏は、33歳の若さを前面に打ち出し、印西、白井市など千葉ニュータウン地区を中心に若年層の浮動票の取り込みを狙う。=おわり
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 19:08:26
’05衆院選:1〜8区の民主公認候補を推薦−−ネット横浜 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/kanagawa/news/20050825ddlk14010306000c.html
地域政党ネットワーク横浜(宇都宮充子代表)は24日、衆院選(30日公示)で横浜市の選挙区、神奈川1〜8区すべてで、民主党公認候補を推薦すると発表した。
ネット横浜は会員1400人。6人の横浜市議が所属している。宇都宮代表は「小泉首相は郵政民営化法案の賛否を問う『国民投票』と言っているが、年金や外交などの争点はたくさんある。政権交代を目指し、民主党を支援したい」と述べた。【足立旬子】
毎日新聞 2005年8月25日
30
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 19:09:43
’05衆院選・やまなし:保坂氏、離党是非協議へ 選挙後「自民復党」考慮か /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/yamanashi/news/20050825ddlk19010177000c.html
自民党本部が郵政民営化法案に反対した前職に対し、自発的に離党し当選した場合は郵政法案に賛成することを条件に復党を認める方針を固めたことを受け、3区から無所属で立候補する予定の保坂武氏は、近く選対会議を開き離党の是非について協議する方針を決めた。選対本部の幹部は、「離党して当選後に、復党するのが最善」との意見でほぼ一致している。保坂氏は毎日新聞の取材に「党から正式に話があってから、選対本部と対応を協議し判断する」と話すにとどまった。
3区では前首相秘書官で新人の小野次郎氏が自民党公認で立候補を予定しているが、保坂氏の選対本部の幹部は「山梨県には他県の出身者を容易に受け入れない一面がある。県とのゆかりが薄い小野氏に多くの票は集まらない」とみている。陣営は、例え離党しても3区の自民党支持者が小野氏支持に流れる可能性は低く、選挙結果に影響を与えないと予測。当選した場合に、復党できる可能性を残す選択肢を採用すべきだとの意見が大勢を占めている。
一方、2区から無所属で立候補する予定の堀内光雄氏の陣営は、「離党しない方針にはまったく変化がない。これまでどおり自民党員として県連の支援を受けて戦う」と話している。【宇都宮裕一、吉見裕都】
31
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/25(木) 19:11:08
横内系?
’05衆院選・やまなし:堀内光雄、保坂武氏を推薦せず−−不動産政治連盟 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/yamanashi/news/20050825ddlk19010176000c.html
◇党本部擁立の2氏支援
県内の宅地建物取引業者で作る県不動産政治連盟は24日までに、いずれも自民党公認で新人の3氏を推薦することを決めた。同連盟はこれまでの選挙で、党公認だった2区、堀内光雄氏(75)と3区、保坂武氏(60)=いずれも無所属=を推薦して来た。今回の推薦理由について同連盟は「政権政党に効果的に陳情するための決定をした」としている。
同連盟関係者によると、党本部が堀内、保坂両氏への対立候補として擁立した長崎、小野氏を支援することに戸惑いの声もあるという。
同連盟は県内の740社が加盟し、今回は▽1区、赤池誠章(44)▽2区、長崎幸太郎(37)▽3区、小野次郎(52)−−の3氏の推薦を決めた。前回衆院選に続いて立候補を予定する堀内、保坂氏について、同連盟は「政権与党に対する政治活動を行うのが方針。形として無所属である以上、(推薦しないのは)やむを得ない」と話している。
毎日新聞 2005年8月25日
32
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 03:16:34
【千葉】
市民ネット 民・社10人の推薦を決める
2005年08月26日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/chiba/TKY200508260200.html
市民ネットワーク・千葉県(共同代表=山本友子県議ら3人)は25日、総選挙で県内13の小選挙区のうち、民主、社民両党の立候補予定者計10人の推薦を決めたと発表した。民主党の立候補予定者9人とは、政治改革や男女共同参画の推進など6項目の政策協定を結んだという。
推薦するのは、民主党の田嶋要(千葉1区)、永田寿康(2区)、岡島一正(3区)、村越祐民(5区)、生方幸夫(6区)、松崎公昭(8区)、須藤浩(9区)、青木愛(12区)、若井康彦(13区)と、社民党の若松繁男(2区)の計10氏。
前回03年総選挙では、市民ネットは13選挙区のうち、民主党公認候補3人を推薦している。
33
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 03:18:02
【山梨】
「出迎えは最低限の礼儀」 自民県連、首相来県で対応協議
2005年08月26日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/local_news/yamanashi/TKY200508260236.html
自民党県連は25日、小泉首相の来県日程が固まったことを受けて執行部会を開き、中島真人会長と土屋直総務会長の2人が随行することを決めた。首相の来県目的は、県連が推す前職に対抗する公認2氏らの激励だが、「出迎えは最低限の礼儀」として異論は出なかったという。
中島会長と土屋総務会長は、随行の大型バスに乗車。小泉首相とともに、大月市の長崎幸太郎氏(37)や甲斐市の小野次郎氏(52)、甲府市の赤池誠章氏(44)の事務所をまわる。
支援がねじれている選挙区で小泉首相がハプニング的に街頭に立ち、県連側が演説を求められた場合については、中島会長に対応を一任した。
中島会長は「総裁が来るのに、自民党国会議員であり県連会長の私が出迎えない方が不自然。演説を求められたらそのときに判断する」と話した。
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 03:58:06
選挙:衆院選 山教組、静かな選挙に−−資金集め問題で活動控え /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/area/yamanashi/news/20050826ddlk19010012000c.html
◇校長「選挙のせの字も聞かない」
県教職員組合(山教組)は、加盟する県政連の選挙資金集めに小中学校の教職員が関与したとされる問題で、衆院選に向けて活動を控えている。学校現場でも「選挙の『せ』の字も聞かない」(校長)。民主党の各陣営は「仕方がない」と受け止めるが、集票力に定評のある山教組の支援は大きく、退職した山教組OBに支援を要請するなど新たな作戦を模索する陣営もある。
教職員による選挙資金集め問題は、告発を受けた県警が組合員らから任意で事情を聴くなど捜査中。県教委は関係者から聞き取り調査を進め、昨年末に19人を処分したが、処分が甘いと文部科学省が自ら調査に乗り出す意向を示している。
組合員によると、通常は遅くとも解散直後には各学校ごとの分会や教師の住んでいる各地区ごとで在住者会議が開かれ、民主党候補予定者の推薦や支援態勢が協議される。選挙期間中は1人当たり20〜30の個票集めがノルマとなる。
また、自分のアドレス帳を持参し、知り合いやかつての教え子らに電話で支援を呼び掛ける電話当番があるほか、地区の家を戸別訪問するローラー作戦を行う。
山教組幹部は「教師一人一人が個人的にやっていること」と説明するが、連合の中でも集票力に定評があり、組合員は「教師はまじめな上、周りからのプレッシャーで半強制的に動かざる得ない」と話す。
しかし、今回の衆院選は8日の解散後、分会も在住者会議も開かれていない状態という。解散前の民主党県連と連合の連絡会議でも、山教組側が「表には一切出られない」と理解を求めた。
関係者によると、現役教員の代わりにOBが支持拡大を図っていくという新たな作戦も検討しているというが、「半強制的に行う現役とは違ってOBはボランティア的な感覚。現役が動くのと比べると集票力は小さいだろう」(組合員)。
民主党陣営からは「若干の目減りは仕方ない」というあきらめの声のほか、「組織内候補の選挙ほどは一生懸命にやらないのであまり影響ない」とのさめた見方もある。
一方、現場の教員からは「選挙のために教員になったわけではなく、(今回は)逆にありがたい」という声も聞かれる。
毎日新聞 2005年8月26日
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/27(土) 06:42:43
2005年08月26日(金)
共存戦術、比例処遇が焦点
衆院選山梨自民2、3区 県連上位を予想、否定論も
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2005/08/26/1.html
衆院選で「自民党分裂選挙区」となる山梨2、3区に自民党本部が擁立した公認候補の新人二人の比例代表南関東ブロック(山梨、神奈川、千葉)の名簿登載順位が焦点となっている。非公認の前職二人を支援する自民党県連は「『刺客』の二人は優遇され、当選圏の上位に入るのではないか」とみて、公認候補と合わせ四人全員の当選を目指す“共存共栄”戦術を取る。ただ「公認候補は反対派つぶしで擁立されたはず。優遇されると選挙区での戦いに力が入らなくなる」として優遇には否定的な見方もある。上位で処遇されない場合、同県連や各陣営が戦術の練り直しを迫られるのは必至。同党の名簿順位は三十日の公示直前にも決まるとみられている。
自民党本部は、郵政民営化関連法案に反対したために非公認とした2区の堀内光雄氏の対抗馬に長崎幸太郎氏、3区の保坂武氏に対しては小野次郎氏を公認候補として擁立した。
自民党県連は二人がいずれも官僚出身の“落下傘”候補となるため、「比例代表での当選圏の保証なしに官僚が辞めるはずがない」(前島茂松幹事長)などとして、上位で処遇されると予想している。二十一日の南関東ブロック三県連の幹事長会議でも「党本部が送り込むのだから、当選圏にランクされるはずだ」との意見が続出した。
山梨県連は、これまで二人が当選圏で処遇されることを前提に、「山梨方式」(前島幹事長)と名付け、比例で自民党への投票を呼び掛け、公認候補二人は比例、無所属の二人は選挙区での当選を目指す戦術を取っている。
一方、南関東ブロックの他県連は、山梨の公認候補二人が、長年党に貢献してきた前職を飛び越して名簿上位に登載されることに抵抗もある。
神奈川県連は、神奈川2区でコスタリカを組む前職がいたり、党本部と行った公募で擁立する新人を抱える。浮島敏男事務局長は「山梨の二人が優遇されるようなことはないだろうが、党本部に一方的に決められては困る」と警戒する。
自民党本部は今回、比例で女性枠を新設。郵政法案に反対した前職にぶつけるために国替えを強いた前職や、公明党に選挙区を譲った前職に「上位」を約束しているが、新人の扱いについて方針は示していない。県連関係者の中には「2、3区の公認候補は反対派つぶし。優遇されては選挙区の戦いに影響し、ぶつけてきた意味がないだろう」と、上位処遇説を疑問視する見方もある。
公認候補が比例で優遇されない場合について、「共存を訴える戦略は意味がなくなり、自民系での激しい票の奪い合いが起こる」(深沢登志夫・保坂氏選対本部長)と神経をとがらす。
民主党は同ブロックの重複立候補者を同一順位とする予定で、2区の坂口岳洋、3区の後藤斎の両氏も対象。共産党の2区の渡辺正好氏は選挙区のみの立候補となる。
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/28(日) 13:00:37
衆院選 姿消すコスタリカ
12区・中村正三郎氏引退で県内解消 読売千葉
同じ地盤の自民党衆院議員が比例選と選挙区で交互に立候補する「コスタリカ方式」。県内では、これまでに4選挙区で実施されたが、12区の中村正三郎氏の引退ですべて解消された。1996年に小選挙区比例代表並立制が導入された際、現職議員を減らさないため編み出された方策だったが、関係者からは功罪について様々な声が出ている。
20日夜、木更津市内の料理屋で開かれた浜田靖一氏(自民)陣営の選対会議。引退表明した中村氏は「浜田氏を支持し、応援する。がんばっていこう」とあいさつした。従来通りの選挙態勢が確認されたが、浜田陣営の1人は「中村氏側に全力を尽くす理由もなく、どこまで期待できるか。票読みも難しい」と打ち明けた。
木更津、館山市などを選挙区とする12区では、96年から3回、中村氏と浜田氏の「コスタリカ」が行われてきた。中選挙区時代の旧3区では、館山市の中村氏と富津市の浜田氏がしのぎを削ったが、96年の選挙で浜田氏が選挙区、中村氏が比例に回り、以後、交互に立候補した。
「最初は相手の名前を投票用紙に書くことに抵抗があったが、二人三脚でうまくやれば、選挙であわてることはなかった」と両陣営は利点を語る。一方、「責任は半分なので、のんびり構えてしまう」(中村事務所)、「後援会のタガがゆるんだのは事実」(浜田事務所)との側面もあったという。
相互扶助的な選挙態勢が崩れた現在、中村氏の関係者は「後援会から、引退したのにどうして浜田氏を推さないといけないのか、という声も出ている」と話す。
6区(市川、松戸市の一部)でも、96年から渡辺博道氏と井奥貞雄氏(前回は不出馬)がコスタリカ方式で立候補した。
2000年に渡辺氏が比例に回った際、「なぜ一生懸命(井奥氏の当選に)協力しないといけないのか」と訴える後援会の説得に手間取ったという。事務所も、「命の次に大切」(秘書)という支援者名簿は井奥陣営に提供しなかった。
渡辺氏は、「比例に回った際は、選挙を戦う意識は薄かった」と打ち明ける。反面、03年に7年ぶりに小選挙区で立候補した時は、支持者から「今度も比例ですか」と言われるなど、理解を得るのに苦労したという。
県内ではこのほか、11区で96年に森英介氏と石橋一弥氏(故人)、旧9区で2000年に水野賢一、実川幸夫氏がコスタリカ方式で出馬している。
コスタリカ方式について、岩井奉信・日大教授(政治学)は、「利益誘導に走りがちな中選挙区制から政党本位の小選挙区制に移る際の妥協の産物。有権者にとってわかりにくく、解消されていくことが望ましい」と話している。
(2005年8月28日 読売新聞)
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/28(日) 13:06:38
首相登場 熱気の沿道、JR大月駅前に聴衆2000人 山梨
小泉首相が27日、県内入りし、大月、甲斐、甲府市の3か所で演説を行った。甲府市内の選対事務所やJR甲府駅は、首相を一目見ようと待ち構える主婦や若者らであふれ、異様な熱気に包まれた。
小泉首相はストライプのシャツの袖をまくり上げたラフな服装。最初の遊説先となった大月市のJR大月駅前では、約2000人の聴衆に向けて「初めて読んだ時代小説は井上靖の『風林火山』。武田信玄の戦いを考えれば、自民党内の権力争いは生ぬるい」などと語って笑いを誘った。
甲府市中心部の赤池誠章氏の選対事務所前に、首相の乗った車が滑り込むと、道の両側約200メートルを埋め尽くした聴衆から拍手と歓声がわき起こった。首相は予定を変更し、沿道の人々と握手を交わしながら車道を歩き、一時騒然となった。興奮は小泉首相が去った後も冷めやらず、赤池氏が集まった観衆にもみくちゃにされる場面も。
2時間前から到着を待っていたという甲府市塩部の主婦依田滋子さん(74)は「小泉さんのやり方には批判も多いが、今の日本には思い切ったことも必要だと思う」と話した。
また、首相が見たくて来たという笛吹市石和町井戸、パート中村久美子さん(30)は「ただ単に改革、改革と抽象的な主張をするのではなく、ほかの公務員と比べて、いかに郵便局の職員が多いかを数字で示してくれたのが、わかりやすかった」と理解を示していた。
午後0時半ごろ、静岡に向かうため、SPに囲まれた小泉首相が甲府駅に到着すると、拍手がわき、「小泉さーん」というかけ声に首相が手を振って応える場面もみられた。自民党県連には前日から首相の日程を尋ねる電話が60本あったという。
(2005年8月28日 読売新聞)
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/28(日) 14:26:00
動き鈍そうな選挙だなあ
自民・民主 垣根低く 千葉
http://mytown.asahi.com/chiba/news01.asp?kiji=5472
衆院解散の前日となった7日夕。谷田川元氏は成田市内のホテルで、後援会の幹部らに千葉10区に民主党の公認として出馬する意向を伝えていた。
前回03年の総選挙では、佐原市選挙区で選出された自民党の県議から転身し、無所属で10区に立候補。「再び佐原から国会議員を」という地元支援者のほか、「新人に国会への門戸を」という立場に共感する自民党県議の支持も受けた。結果は、自民党の林幹雄氏が地盤の銚子市などで他候補を圧倒、計約9万5千票を得て当選し、谷田川氏は約1万3千票差の次点だった。
ホテルで民主党からの出馬を聞かされた谷田川氏の支援者は拍手で応えた。谷田川氏は「私の政治信条をわかってくれる支援者には理解してもらえる。民主と自民に基本的な政策に大差はない」と話す。
今回の選挙で、林氏が「中小企業再生」「年金、医療、介護の社会保障制度の見直し」を掲げるのに対し、谷田川氏は「中小企業の活性化」「年金、医療等の社会保障制度改革」を訴える。
「民主党は革新政党ではありません。我々保守ががんばれば党はついてくる」。谷田川氏の応援演説に駆けつけた民主党幹部がこう訴えたように、谷田川氏の「鞍(くら)替え」の要因の一つは、自民党と民主党の垣根が低くなったことだ。
ただ、自民党が最大の争点と位置づける郵政民営化について、「今すぐ民営化する必要はない」とする谷田川氏に対し、林氏は「先延ばしはできない」と主張。林氏は「今回は非常にわかりやすい選挙。改革に賛成か反対か、それだけ」と、自民VS.民主の対決の構図を強調する。
主張の背景には、両陣営が思い描く戦略がある。
谷田川氏陣営は、保守層の支持のうち、前回支援を受けた自民党県議らにつながる分の目減りはあっても、後援会など個人票をまとめ、前回、民主党候補が得た3万票余りを上乗せする作戦だ。
林氏の陣営は「保守一本化」で、他陣営を上回る組織力を前面に出す。自民党県連は「対立候補を応援した場合は党紀委員会にかける」(金子和夫幹事長)と、「郵政造反者」に対立候補を擁立した党本部にならい、厳しい対応を見せる。林氏の陣営幹部は「前回、谷田川さんを応援した方も顔を出していただいている」と話す。
中には、自身の後援会に谷田川氏の支持者が多く、「谷田川氏も応援できないが、積極的に林氏を推すこともはばかられる」と打ち明ける自民県議もいる。一方、谷田川氏を推薦する連合千葉の内部には、谷田川氏が県議時代、堂本知事が提案した男女共同参画条例案に反対する急先鋒(きゅう・せん・ぽう)だったことなどへの不満もくすぶる。
前回に続く挑戦となる共産党新顔の坂本弘毅氏は「郵政民営化に隠れているが、自民も民主も増税を求めている。自民も民主も変わりない」と批判し、「野党らしい野党」をアピールする。郵政民営化には「もうけ本位では銀行と同じ。やめるべきだ」と反対の考えだ。
無党派層の動向が結果を左右する選挙が増えている中、成田空港に勤める男性(28)は「この地域は昔からのつながりがまだ強い」と話すが、こうも言う。「本当の改革をしてくれる人を見極めたい」
有権者は、垣根の低くなった二大政党をはじめ、各党、各候補の訴えに耳を澄ましている。
(矢崎慶一)
◇
30日の衆院選公示を前に、注目選挙区の戦いの構図とその底に流れる動きを追った。
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/28(日) 14:48:26
【05総選挙】動きだす政党 〈上〉自民 山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news01.asp?kiji=9420
23日、県連の中島真人会長は、永田町の自民党本部の一室で武部勤幹事長と向き合った。
武部「公認候補全員をきちんと支援してくれないか」。
中島「私の一存では決められない。県連に持ち帰って検討する」。
この日、小泉首相の来県日程が決まった。中島会長は、武部幹事長の言葉を、首相を迎えるからには郵政反対派の支援をやめるよう迫っている、と受け止めた。
郵政民営化法案をめぐって党内に生まれた「正統」と「異端」。県連は、はざまで揺れ動きながら、公示日を迎えようとしている。
◇
党の2次公認が公表された15日夜、名簿を手にした前島茂松県連幹事長は、いつになく冗舌だった。
党本部が擁立を決めた官僚出身の2人が公認され、県連が申請した赤池誠章氏の名前はなかった。さらにこの日朝、党本部主導で1区の候補擁立が計られていたことが明らかになっていた。
「党本部は山梨を直轄領にしたいようだ。本部が徳川幕府なら、われわれはさしずめ武田の残党。これからみんなで甲州弁をつかえば、相手にわからずいいじゃんね」。おどけた口ぶりながら、対決心がにじんだ。
県連には誤算が重なっていた。
郵政法案採決前、党執行部が「造反者は次期選挙で公認しない」と重ねた警告を軽く見ていたのがひとつ。衆院解散後、党主導による「造反つぶし」の候補擁立の動きも高をくくった。県議の1人は「亀井さんならともかく、知名度の低い保坂さんにぶつけてくるわけない」と言い切った。
ところが、読みがはずれる。堀内光雄、保坂武両氏に県連独自の「公認証書」を手渡すパフォーマンスを披露するなど、対決姿勢を示していた県連は、以後、党本部に向けて「共存」のシグナルを発し始める。
3区から無所属で立つ保坂氏の選挙対策会議。前島幹事長はあいさつで声を張り上げた。
「党主導で選ばれた候補は比例区で当選が保証されるので、その方々の当選も図っていきたい」
1区候補の応援で来県した中川秀直党国対委員長の横では、マイクを握った中島会長が「日本の夜明けをつくろうとする小泉首相」と持ち上げてみせた。
◇
21日、昭和町のアピオ。1区公認の赤池氏の後援会発足式で、公認3人が初めてそろって手を合わせた。
必勝を誓い、こぶしを振り上げる約600人の出席者のなかに、県連幹部や県議の姿はひとりもなかった。
「ねじれ」の象徴ではないかという問いに対し、赤池陣営と県議らはこう答えた。「内輪の会なので招待しなかった」「公認の3人が集まるとは知らなかった」。党と県連の対立と誤解されたらたまらない。そんな口ぶりだった。
◇ ◇
「造反」「刺客」「埋没」「新党」――。さまざまなキーワードが飛び交う今回の総選挙を、県内の各政党はどう戦おうとしているのか。その動きを追った。
㊤いずれも衆院解散後に擁立が決まった自民公認の立候補予定者。左から小野、赤池、長崎の各氏=昭和町のアピオで ㊦選挙対策本部の看板をかける堀内氏(右)、保坂氏(左から2人目)と県連幹部たち=甲府市の自民党県連で
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/28(日) 14:49:27
【05総選挙】動きだす政党 〈中〉民主 山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news01.asp?kiji=9422
「埋没」から脱出模索 「劇場」に注目奪われ
18日夜、昭和町のスーパー前。民主党の岡田克也代表の演説を聴く甲府市の男性(75)がいた。
これまでは自民党支持。だが、今回は小泉首相の強引な手法に反発を覚え、自転車をこいで岡田代表を見に来た。
演説は外交、教育、年金と多岐に及んだ。一つひとつに「なるほど」とは思った。だが、「印象に残ったところはなかったなあ」と漏らした。
◇
「政権交代」を強く訴える中、「刺客」などを次々と送り込む「小泉劇場」に有権者の注目を奪われる。民主は今、そんな「埋没状態」に直面している。県内でも自民は2区、3区にそれぞれ官僚出身の対立候補を擁立し、無所属の前職と対決する。
「劇場」が落ち着いた今でも、自民の支持は民主を大きく上回っている。ある陣営には「小泉の上をやらないと駄目だ」とはっぱをかける電話があった。だが、陣営の幹部は「小泉のやり方は天才的。対抗策といってもすぐには難しい」とため息をつく。
陣営幹部は「公示後は有権者も冷静さを取り戻す。分かりやすい言葉で訴えるしかない」。郵政民営化以外にも、年金や社会保障、外交など課題が山積していると考えている有権者は多い。「埋没」から何とか抜け出そうと模索している。
00年総選挙。1区は小沢鋭仁氏が初めて小選挙区で当選し、保守王国の一角を切り崩した。03年、マニフェストを掲げて戦った前回総選挙は、比例で初めて自民を1万票近く上回った。
これまで無党派層が投票に行き、投票率が上がると、民主に有利とされてきた。「もし自民に風が吹くとしたら、今回は投票率が低い方がウチにとってはいいのかもしれない」と関係者はつぶやく。
◇
民主を支えてきた労働組合の選挙態勢にも、ほころびが見える。
昨年暮れ、県教職員組合(山教組)の教員による選挙資金集めで、19人の管理職らが処分された。それから初めて迎える国政選挙。県警に告発されるなど、問題はまだ決着していない。
40代の小学校教師は「今回はまだ上からの指示が来ていない」と話す。これまで選挙が近づくと、名簿を元に電話をかける「電話作戦」の当番を決め、後援会入会カード(個票)集めには、ノルマが課せられたが、今回は音無しだ。ある陣営の幹部は「今回は無理。山教組に大きな集票力はない」とみている。
厚生労働省によると、県内の組合員数は04年は約5万4千人。この10年で8千人近く減った。連合山梨でも、加入率の低下やリストラの進行で減る傾向だ。
連合山梨の田中甲子男会長は「これだけ価値観が多様化して、判断材料が多い。組合員が必ず組合に従うという時代ではなくなった」と話す。
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/08/29(月) 14:11:52
’05衆院選・やまなし:小泉首相、きょう来県 出席悩む首長たち /山梨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000035-mailo-l19
◇飯島秘書官から案内状
小泉純一郎首相が27日、1〜3区の自民党公認の候補者に激励に訪れるのを前に、3区から自民公認で立候補する予定の小野次郎氏(52)の激励日程と「万難を排してお集まり下さいますようお願い申し上げます」との文言が記された案内状が26日、飯島勲首相秘書官から3区の複数の市町にファクスで届いた。首長らは行くべきか頭を悩ませている。
既に応援に駆け付ける意向を固めた首長は「首相が来県する以上、あいさつするのは当然。行かないわけにはいかない」と理由を説明。「まだ部下から連絡を受けていない。公務が入っており調整できるかどうか」と気をもむ首長や、「保坂氏を応援してきた経緯をくつがえすわけにはいかない。案内状は届いたようだが、行くつもりはない」と反発する首長もいて、反応は分かれている。
一方、小野氏の事務所開きが26日、甲斐市志田であった。3区内の13市町の首長は、「出陣式に出席できないおわびに偶然訪れたという」韮崎市の小野修一市長以外にはなかった。複数の首長は「事務所開きの案内がなく日程を知らなかった」と話した。陣営によると、事務所開きは内輪の行事だと考え、書面では案内しなかったという。【宇都宮裕一】
8月27日朝刊
(毎日新聞) - 8月27日16時46分更新
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/01(木) 15:01:09
(13)首相の足元は安泰
http://www.yomiuri.co.jp/election2005/feature/0003/fe_003_050831_01.htm
衆院選公示の30日、自民党総裁の首相・小泉純一郎は、与党候補の応援演説に声をからした。東京都内で2か所、神奈川県内で6か所を回った。川崎市高津区の溝の口駅前ではこう切り出した。
「小泉、小泉純一郎です。いやー、なつかしいですね。ここは私の選挙区(旧神奈川2区)だったんですから、中選挙区時代は。皆さん、会えてうれしいですよ」
小泉はこの日、現在の自分の選挙区(神奈川11区)には寄らなかった。前回の衆院選同様、選挙中に地元入りする予定はないという。
横須賀市米が浜通にある小泉の選挙事務所。神棚や日の丸、ブッシュ米大統領と握手する小泉の写真などが飾られている。30日午前11時、自民党市議団など支援者約500人で、主(あるじ)不在のまま出陣式をした。
小泉の名代は、実弟の正也だ。小泉似の正也は市議とともに商店街や街頭で兄への支援も訴える。
「今回は8日の衆院解散直後から支援者の反応がすごい。『留守は我々が守る』と激励をもらっている」
遺族会、薬剤師会、バス協会、隊友会……。事務所の隅にびっしりとはられた自民党支持団体の推薦状を指さし、正也は言った。
「これを無視しては戦えないが、小泉には(個人後援会など)『小泉党』の強さがある。だから『自民党の旧来の組織や団体に振り回されてはいけない』と言える。地元医師会などからはおしかりを受けるが、言うことを聞く人じゃない」
政治家が3代続く小泉家。中選挙区時代は小泉と元自治相・田川誠一(87)が勢力を二分した。地元関係者によると、横須賀中央駅の北側が田川、南側が小泉。農協や商工業は田川、建設や自衛隊は小泉。三浦半島の「大根軍団(野菜農家)」は田川、「サバ・マグロ軍団(漁業関係者)」は小泉――。特定郵便局長も両陣営に分かれていたという。
「小選挙区制になり、小泉の一人旅になった。自民党支持者は小泉以外に選択肢がない」
ベテラン県議は「小泉は日本一幸せな政治家。そもそもは小選挙区反対だったのに」と皮肉交じりに語る。
小泉は前回、17万4千票の大量得票で民主党新人候補に約4倍の大差をつけた。しかし、今回、民主党は参院議員の斎藤勁を擁立し、「地域経済の振興を忘れるな」とおひざ元で小泉を揺さぶっている。
自民、民主の対決を見つめる無所属の横須賀市議・吉田雄人(29)は、「小泉さんが首相になっても市民にあまりメリットはなかった。でも、地元経済の不振を総理のせいにするのも説得力はない」と言う。
「政権交代を目指す民主党の『本気度』を示したい」
そういう斎藤陣営は「郵政民営化に反対している特定郵便局長にもアプローチしたい。自主投票になるだけでも大きい」と保守票切り崩しを狙う。
自民党と縁は切れないが、民営化は賛成できない――。地元の特定郵便局長の口は重かった。
「お話しすることはありません。中立です。個人個人がどうするかは自由だけれど……」(敬称略)
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/01(木) 16:37:36
1区 “風”絡む「執念対理念」
2区 共闘と知名度激突 読売千葉
■1区■ 「歴史的な和解で、臼井さんに議席を奪還してもらいたい」。公明党県本部の吉野秀夫代表は30日、千葉市中央区の臼井陣営の出陣式でマイクを握り、“自公スクラム”をアピール。臼井氏の手を取ると、高々と掲げた。
中央では連立を組む自民と公明だが、公明と臼井氏の関係はぎくしゃくしていた。2003年春の県議選で吉野氏の地盤に、おいの臼井正人氏が立候補し、亀裂が残っていた。
同年11月の衆院選で議席を失った臼井氏は、今回の解散直後に吉野氏と会談し、後援会や支持団体に「比例は公明」と徹底することで合意。関係団体の責任者を集めた8月24日の会議で、臼井氏は言葉を詰まらせながら口にした。
「比例は公明にお願いします」
陣営幹部は「公明との連携は臼井の政治への執念の表れ。このまま追い風が続けば勝てる」と見ている。公明と関係を修復した臼井氏も、出陣式で「いよいよ私の出番」と胸を張った。ただ、居並ぶ自民市議の1人は、ため息交じりにつぶやいた。「公明の力を借りないと、勝てなくなってしまったのか」
対する田嶋陣営。今回は、郵政民営化を巡る“風”の行方を気にしている。前回は民主躍進の波に乗り、無党派層の支持で当選した田嶋氏には、小泉旋風の再来は「逆風での戦い」(民主県連幹部)につながりかねないからだ。
また、今年6月の千葉市長選では、民主とその主要支援団体の連合千葉とで別々の候補を支援する「ねじれ」が生じた。直後から、田嶋氏は連合千葉幹部へのあいさつ回りに奔走。黒河悟・連合千葉会長は「行きにくいところに飛び込めるのが田嶋さんの強さ。市長選の影響はゼロだ」と言い切る。
この2年弱で党員・サポーターは3倍に拡大しており、陣営は「歩みは遅いが、今の政治を変えようという田嶋の理念は、着実に広がりを見せている」と手応えを強調する。
それでも気になるのは潮目の変化だ。「小泉さんの法案では金の流れが官から民へと変わることはない。熱病も冷めつつある」。JR千葉駅前の演説で、田嶋氏は自分に言い聞かせるように力を込めた。
2人を追う佐々木氏は、「増税や憲法改悪など、自民も民主も同じ。確かな野党の共産党が伸びてこそ、政治は変えられる」と訴える。(川崎直博)
■2区■ 公示3日前の8月27日。夕闇が包むJR津田沼駅前には、1000人以上の公明党支持者があふれていた。
「比例は富田先生の公明党に」
公明党の広報車の上で同党の富田茂之氏(比例南関東)と並んだ山中氏が叫ぶと、大きな拍手がわき起こった。
山中氏は8月16日に出馬が決まった。永田氏に2連敗して引退を決意し、山中選対の本部長に就いた江口一雄氏は、「短期決戦には公明のフル回転が不可欠」と自公共闘を最重要視する。
そんな思惑を知る公明は、山中陣営のポスターなどに「比例は公明党」と入れるよう申し入れた。印刷を一時止めて検討に入った陣営では「何もそこまで」という声も出たが、最後は「勝利を最優先した」(選対幹部)。
ところが、自民の比例名簿で山中氏は南関東ブロックの単独1位にランクされた。緊迫感の緩みが懸念された。
山中氏の出陣式で、富田氏は「公明も、自民が千葉2区で議席を奪回できるよう全力を挙げる」と宣言。山中陣営の戦闘モードが解消し、比例の公明票が目減りすることをけん制する狙いもあるようだ。
自公協力の進展を横目に、永田氏は選挙区を駆けめぐった。8月16日からは、朝夕1時間の駅立ちを始め、公示までに選挙区内の駅を1巡。2週続けて新聞7紙とミニコミ紙に計68万部の機関紙を折り込み、各戸配布も30万部以上行った。
後援会を持たず、テレビ出演などで高めた知名度を武器に浮動票の結集を図るスタイルだけに、「どれだけ効果的に有権者に印象を残せるか」(永田氏秘書)を重視した活動に徹した。
自公共闘が進んだうえ、小泉批判票は共産、社民の候補に分散する懸念もあるが、陣営に動揺の気配はない。永田氏は30日の出陣式で、「自らを鍛える選挙戦を展開する」と語り、与党共闘に真っ向勝負を挑む姿勢を強調した。
佐藤氏は「自民も民主も庶民いじめをしている」と訴え、若松氏は「格差社会の是正を進めたい」と、支持の拡大を図っている。(近藤雄二)
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/01(木) 19:04:29
衆院選で支援?静観? 注目集める主張の動き 読売山梨
30日公示された衆院選で、首長の動きが注目を集めている。知名度も高く、強固な後援会組織を持つ知事や市町村長の動向が国政選挙に与える影響は少なくない。「地域への貢献度」を理由に特定の候補者を積極的に支援する首長がいれば、選挙後を見据え静観を決め込む首長もいる。今回は自民党の分裂劇もあり首長の対応をより難しくさせている。
山本知事は公示日の30日、2区のある候補者の出陣式に駆けつけ、「県民の力になっていただける」とあいさつした。知事は、出馬した10候補のうち、この候補の出陣式にだけ出席した理由について、「県政のために先頭に立って活躍して下さった」と説明。とはいえ、知事はその後、共産党2候補を除く7候補の事務所を訪れ、選対幹部に「健闘を祈ります」と激励した。「県政に協力的な県議の皆さんが各陣営に分かれている」と山本知事。共産党を除く、事実上のオール与党体制の県政界に配慮した形だ。
県都・甲府市の宮島雅展市長は出陣式には一切出席せず、1、3区の自民、民主、無所属の計5人に対し、「必勝」の張り紙を送った。宮島市長は、3区の2候補とは旧知の仲。“落下傘”となった残る自民党公認候補にも、「党が推す候補も大切だ」と配慮。特定の候補だけを支援しない考えだ。こうした事情は、昭和町の佐野精一町長も同じだ。町長はこれまで、3区で地元出身の候補者を応援してきたが、「今回は等距離で3候補に対応する」と話す。山梨市の中村照人市長も、出陣式には顔を出さず、共産党を除く全候補に電報を送っただけ。中村市長は、「(選挙後)どなたにお世話になるか分からない」と話す。
一方で、選挙戦に積極的な首長もいる。富士吉田市の萱沼俊夫市長は、2区のある候補者の出陣式に出席。4日には選挙カーで候補者と一緒に遊説に出かけ「力強く支援する」と明言した。萱沼市長はその理由として、候補者の国政での活躍ぶりや地元の基盤整備に対する貢献などを挙げ、「この地域に必要な人だから」ときっぱり語った。大月市の西室覚市長も、親交の深いある候補者への支援を明確にし、要請があれば、選挙カーにも乗る考えだ。南アルプス市の石川豊市長は30日、ある候補者の出陣式に出席、支持者を前に、「我々が一丸となることが大切」と訴えた。石川市長はかつて、この候補者を後継指名した選対幹部を支持していた経緯もあり、「応援するのは当然の流れ」として、この陣営が主催する主要な会合に顔を出している。
(2005年9月1日 読売新聞)
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/04(日) 14:59:44
536 無党派さん 2005/09/04(日) 11:03:55 ID:0MZiVAU8
神奈川新聞一面より抜粋
自民党は、10選挙区で公認候補が当選圏入りする情勢。さらに最大で16議席を
獲得する可能性も出てきた。これに対しめどが1議席にとどまる民主党は、
自民党や公明党と競り合う激戦区での支持拡大が焦点となる。
自民党候補が当選圏入りの情勢にあるのは、横浜市内の2、3区、川崎市の
10区のほか、横須賀市などの11区、県央、湘南、県西部の13、15、16、17の各区。
さらに、横浜市内の1、7区でも優位な戦いを展開している。
一方、民主党が議席獲得の見通しが立ったのは川崎市の9区のみ。しかし、
横浜市内の5、8区、川崎市内の18区、鎌倉市などの4区、藤沢市などの12区、
相模原市の14区の計6選挙区では自民党候補を相手にほぼ互角の戦いを展開している。
さらに公明党が唯一、候補者を擁立した横浜市の6区でも、同党前職と民主党前職が
横一線の大接戦を演じている。これら激戦区で競り勝てば、民主党も最大で8まで
議席を維持する余地を残す。
無所属は8区の元職が善戦している。
46
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/04(日) 21:36:52
●自民好調2ケタの勢い、民主追撃も苦戦/本社総合調査 神奈川
http://www.kanalog.jp/05election/entry_11886.html
十一日に投開票日を迎える衆院選で、神奈川新聞社は一日から三日までの三日間、県内の有権者を対象に世論調査を実施、取材に基づく情報も加味して総合的な情勢を探った。県内十八の小選挙区では、自民党が解散時の現有九議席を上回って、二けた台を確保、さらに上積みを進める勢い。現有八議席の民主党は七選挙区で自民党や公明党の候補者と激しく競り合うが、調査時点での当選圏入りは一議席にとどまり苦戦している。
ただ、選挙に関する有権者の関心は高く、投票する候補者を決めていない四割近い態度未決定者や無党派層(支持政党なし層)の投票行動によっては、情勢が変動する可能性もある。
自民党は、十選挙区で公認候補が当選圏内入りする情勢。さらに最大で十六議席を獲得する可能性も出てきた。これに対してめどが一議席確保にとどまる民主党は、自民や公明党の候補者と競り合う激戦区での支持拡大が焦点となる。
自民党候補が当選圏入りの情勢にあるのは、横浜市内の2、3区、川崎市の10区のほか、横須賀市などの11区、県央、湘南、県西部の13、15、16、17の各区。さらに、横浜市内の1、7区でも優位な戦いを展開している。一九九六年の小選挙区比例代表並立制導入以来、四度目の選挙で、同党県連としての悲願である「二けた議席」の確保が視野に入りつつある。
一方、民主党が議席獲得の見通しが立ったのは川崎市の9区のみ。しかし、横浜市内の5、8区、川崎市内の18区、鎌倉市などの4区、藤沢市などの12区、相模原市の14区の計六選挙区では自民党候補を相手にほぼ互角の戦いを展開している。
さらに公明党が唯一、候補者を擁立した横浜市の6区でも、同党前職と民主党前職が横一線の大接戦を演じている。これらの激戦区で競り勝てば、民主党も最大で八まで議席を維持する余地を残す。
共産党は全選挙区に候補者を立てたが、支持に広がりを欠き、伸び悩んでいる。
前回の六人擁立から一人へと候補者を絞り込み、「背水の陣」で臨む社民党も支持の拡大に懸命。現状では選挙区での議席獲得に届く勢いはない。新人二人を立てた新党日本も選挙区議席の獲得の見通しは立っていない。無所属は8区の元職が善戦している。
◆調査の方法 神奈川新聞社の衆院選世論調査は一日から三日までの三日間、県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピュータで無作為に電話番号を発生させてかける調査法で、電話帳に番号を載せていない人も調査が可能。この結果、性別、年代別など、有権者の縮図に合わせた精度の高い機動的な調査ができる。今回、無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは一万一千四百四十一世帯で、このうち八千八人(男性三千二百四人、女性四千八百四人)から回答を得た。
47
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/05(月) 21:17:31
1区で臼井が猛追=衆院選情勢・千葉【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000166-jij-pol
1区は前職田嶋が一歩リード、公明推薦を得た臼井が懸命に追い上げる。2区は永田が当選圏入りをうかがい、山中は出遅れが否めない。3区は前回と同様松野と岡島が横一線の激戦。4区は野田が安定した戦いだ。
5区は薗浦が自民への追い風で優位に立ち、村越が巻き返しに懸命。6区も渡辺が前職の生方にわずかに先行する勢いだ。9区は水野が組織力で須藤を圧倒、10区は林、11区は森、12区は浜田がそれぞれ厚い保守地盤で安定した戦い。
民主は7区で内山、8区で松崎の両前職が優勢で、13区は実川と若井が接戦。(了)
(時事通信) - 9月5日20時6分更新
6区で巻き返し図る上田=衆院選情勢・神奈川【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000168-jij-pol
1区松本、2区菅、3区小此木の自民3前職の優位は揺るがず、4区は2度目の挑戦の林潤が前職大石をわずかにリード。5区も先行する坂井を前職田中慶が懸命に追い上げる展開だ。
6区は前回比例復活の池田がわずかながらリード。上田が自公協力で猛烈な巻き返しを図っている。7区は前回に続き鈴木と首藤が接戦。8区は岩國と江田の競り合いで、福田は自民支持層を固めきれず伸び悩んでいる。9区は笠が山内に先行している。
10区は田中和が安定、11区は小泉が盤石。13区甘利、15区河野太、16区亀井、17区河野洋も他を寄せ付けぬ戦い。12区は自民への追い風に乗る桜井が前職中塚を上回る勢い。前回比例復活の阿部は今回も苦戦。14区は藤井と赤間、18区は山際と樋高が競り合う。(了)
(時事通信) - 9月5日20時5分更新
自民議席ゼロの可能性=衆院選情勢・山梨【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000173-jij-pol
自民分裂の2区は郵政反対組の堀内が自民対抗馬の長崎らを寄せ付けず安定。3区も郵政反対組の保坂に対して自民が送り込んだ小野は地元浸透が空回り状態。結果として後藤がリード、これを保坂が追う展開で、自民共倒れの公算も。1区は小沢が当選圏内に入っており、自民が県内議席を失う可能性がある。(了)
(時事通信) - 9月5日20時6分更新
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 01:46:03
’05衆院選:全県で自民に勢い 民主、都市部で猛追−−中盤情勢調査 /千葉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000080-mailo-l12
◇民主、都市部で猛追−−若年層で自民支持広がる
◇3選挙区で混戦模様
郵政民営化法案の参院否決を引き金とした今回の衆院選(11日投開票)で、毎日新聞は1〜3日の3日間、電話による全国世論調査を実施し、県内13選挙区での支局取材と総合して選挙戦の中盤情勢を探った。その結果、小泉純一郎首相の「郵政解散」で再び吹き荒れた「小泉旋風」の強力な後押しを受け、自民が、前回民主に大敗した都市部で巻き返しつつあることが浮かび上がった。郡部での強さは変わらず、県内小選挙区の獲得議席数で前回の民主(8議席)と自民(5議席)が逆転する可能性が出ている。調査結果では、20〜30代の若年層が小泉首相の「郵政解散」を強く支持していることが浮き彫りになった。この世代は、従来民主支持層が多いとされたが、今回は自民支持層が民主支持にダブルスコアを付けた。選挙戦の争点についても、「郵政選挙」と答えた人が半数近くを占め、「政権選択選挙」を掲げた人を上回った。一方で、投票に「行く」「たぶん行く」と答えた人の3割以上は無党派層で、終盤を迎えた今後の選挙戦の動向次第では形勢の大きな変化も予測される。【吉岡宏二】
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◆1区=千葉市中央・美浜・稲毛区
◇田嶋、臼井両氏競り合う
前回「1区現象」を起こした清新さを訴えて再選を狙う民主の田嶋氏と、閣僚経験の実績を武器に国政復帰に挑む臼井氏が激しく競り合う。
前回公募候補として初当選した田嶋氏は、岡田克也代表の応援を受けるなどして民主支持層の7割以上を固めたほか、地道な駅頭活動などで無党派層の4割に浸透。地域行事にも積極的に参加して「落下傘」脱却を狙い、自民支持層からも1割強の支持を得た。
世襲による強固な地盤を誇る臼井氏は、家族・親族らを核とした後援組織をフル回転。自民支持層の6割を確保し、60代以上では4割以上の支持を得る。「比例は与党(自民・公明)に」と自公協力を強調し、公明支持層も半数を固めた。
共産の佐々木氏は、26歳の若さを前面に「若者に雇用を」などと訴え、基礎票固めを進める。
◆2区=千葉市花見川区、習志野・八千代市
◇永田氏が一歩リード
民主の永田氏がメディア出演などで高めた知名度で幅広く浸透。民主支持層の約9割を固めたほか、無党派層の約3割にも支持を広げてリード。
自民の山中氏は出馬決定が遅れたが、江口一雄・元衆院議員の後援会を中心に勢力的に活動、追い上げを図る。自民支持層の6割を固めた。
共産の佐藤氏は共産支持層の8割を固め、無党派層の票の取り込みに懸命。社民の県内小選挙区唯一の候補、若松氏、無所属の脇本氏は知名度アップを図る。
◆3区=千葉市緑区、市原市
◇松野氏を岡島氏追う
前回、きん差で敗れた松野氏が、自民党人気を追い風に優勢。岡島氏は精力的な街頭活動で巻き返しを図る。
松野氏は、ミニ集会を繰り返して自公支持層の6割以上を固めた。新興住宅地でも、ビール箱を即席お立ち台にして「郵政民営化」を力説。無党派層の2割弱の支持を得る。
岡島氏は毎日数十カ所の街頭演説をこなし、民主支持層の7割を固めた。父・正之氏の時代から地盤としてきた市原市の支持拡大が成るかどうかがカギ。金野氏は共産支持層を固め切れていない。
◆4区=船橋市
◇野田、藤田氏横一線
民主の野田氏と自民の藤田氏が接戦を展開するが、「小選挙区で投票する人をまだ決めていない」とする有権者が3割を占め、終盤戦までもつれ込みそうだ。
野田氏は、かつて党代表選に出馬するなどした知名度を背景に、民主支持層の8割を固めた。毎朝駅頭演説を行うなどして、従来は高かった無党派層からの支持が2割強にとどまっているのがネックになっている。若手候補の応援演説も控えめにし、終盤での抜け出しを目指す。
公募の藤田氏は出遅れ感があるものの、自民支持層の6割に浸透。武部勤幹事長と親せき関係にあり、党本部が都市部での巻き返しに懸命のテコ入れ。中山恭子元内閣官房審議官ら有名弁士の応援も受け、無党派層からも一定の支持を得る。
前回選挙の際に、都市部で全敗を喫した自民県連は「民主の牙城」に食い込むため、総力戦に臨んでおり、終盤まで激しい選挙戦になりそうだ。
共産の仁木氏は6月の船橋市長に出馬した時の余勢をかり、共産支持層の8割以上を固めた。
49
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 01:46:27
◆5区=市川市中南部、浦安市
◇薗浦氏、優位な戦い
自民の薗浦氏が優位に立つ。地元県議、後援会を中心とした個人演説会を重ねるなどし、03年衆院選で課題だった知名度不足を克服。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固めた。小泉ブーム再来の追い風を受け、無党派層も3割以上固めている。年代別でも、幅広い年代層から支持を受けている。
民主の村越氏は1期目の実績をアピール。民主党支持層の6割、無党派層の3割弱に浸透し、巻き返しを図る。師岡氏は若者の雇用問題を訴え、支持拡大を図る。
◆6区=市川市北部、松戸市南部
◇生方、渡辺両氏が並走
政権交代を訴える民主の生方氏と「郵政」を前面に押し出す自民の渡辺氏が並走する。生方氏は、毎朝駅頭で演説を行い、ミニ集会を頻繁に開くなどして民主支持層の6割強を固めたが、無党派層に浸透し切れていない点が課題。終盤戦では労組票の取りまとめにかかる。
渡辺氏は、区内7カ所に車を使った「出前選挙事務所」を置いて票の掘り起こしを図り、民主支持層からも3割弱の支持を得る。しかし、自民支持層は5割弱しか固め切れていない。高橋氏は区内各地区の後援会を小まめに回っている。
◆7区=松戸市北部、野田・流山市
◇内山氏を松本氏が追う
社会保険労務士として「年金の専門家」をアピールする内山氏を、大手ドラッグストア役員の知名度を前面に押し出す松本氏が追い上げる。
内山氏は地元、流山市で票を固めたうえ、野田市でキッコーマン労組の支援を受けて民主支持層の7割強を固めた。小沢一郎副代表の応援も受ける予定で、無党派層の取り込みに躍起だ。
松本氏は、自公協力を前面に押し出して「比例は公明」と訴え、公明支持層の7割を確保。事務所を前回の流山市から地元・松戸市に移して「地元候補」を強調。安倍晋三幹事長代理などの応援をてこに、「小泉旋風」をかって巻き返しを図る。共産の徳増氏は増税反対や護憲などを訴える。
◆8区=柏市西部、我孫子市
◇桜田氏、無党派にも浸透
前回選挙から「小泉支持」を明確に打ち出してきた自民の桜田氏が世論を背景に優位。民主県連代表の松崎氏は「政権選択」を前面に巻き返しを図る。
小選挙区で初勝利を目指す桜田氏は「小泉改革の一番槍(やり)」を標ぼうし、無党派層の3割に浸透。市議らの協力で組織固めも進め、ミニ集会を次々と開いている。
松崎氏は柏市議や県議を務めた「地元候補」としての実績から、自民支持層の一部に食い込むが、民主支持層を固めきれていない。衆院選初挑戦の共産の高橋氏は共産支持層固めが急務となる。
◆9区=千葉市若葉区、佐倉・四街道・八街市
◇水野氏、優位に戦い展開
自民の水野氏が、小泉首相の郵政民営化支持を強く押し出して幅広い年代層から支持を集め、優位に戦いを進める。
養父の元衆院議員、清氏の地盤を引き継いだ水野氏は、地元首長の支援を受けて自民支持層の7割強をまとめたうえ、民主支持層の2割にも食い込む。公明支持層からも8割弱の支持を得る。
須藤氏はかつて市議を務めた四街道市を中心に、民主支持層の6割を固めた。今回は市民ネットの支援も受け、無党派層への拡大を図る。国民新の中原氏は郵政民営化反対をアピールして自民票の切り崩しを図る。共産の小倉氏は共産支持層をまとめた。
◆10区=銚子・佐原・成田・八日市場・旭市、香取・匝瑳郡
◇林氏が安定した戦い
5選を目指す林氏が、副国土交通相などを歴任した実績を背景に、幅広い年代層に浸透。自民支持層の7割と公明支持層の6割を固め、安定した戦いを進める。
谷田川氏は民主支持層の8割を固めたが、前回得られた自民県議の支援を失い、自民支持層の支持は2割弱にとどまる。共産の坂本氏は「弱者のための政治を」と訴え、独自の戦い。
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 01:47:21
◆11区=茂原・東金・勝浦市、山武・長生・夷隅郡
◇森氏、幅広い支持得る
自民県連の前会長を務めた森氏が、知名度の高さを背景に安定した戦い。森氏は自民支持層の7割、公明支持層の9割を固めたうえ、幅広い年代層から支持を受ける。
前回出馬した長浜博行氏の秘書を務めた民主の土屋氏は、民主支持層の約7割に浸透しているが、出遅れによる知名度不足は否めず、無党派層に浸透しきれていない。共産の小林氏は支持票固めを急いでいる。
◆12区=館山・木更津・鴨川・君津・富津・袖ケ浦市、安房郡
◇浜田氏、逃げ切り狙う
5選を目指す自民の浜田氏が自民支持層の7割を固めて優位に立つ。青木氏は地盤の安房郡を中心に巻き返しに懸命だ。
引退した中村正三郎元法相に代わり、急きょ小選挙区からの出馬が決まった浜田氏は、抜群の知名度を誇る父幸一氏と2代で築いた後援組織の引き締めを図る。中村氏の後援会の応援も受け、逃げ切りを狙う。
前回比例復活した青木氏は民主支持層の7割を固めた。「安房から代議士を」と保守層の応援も受け、自民支持層の一部にも浸透する。共産の鴨志田氏は基礎票が固まっていない。
◆13区=柏市東部、鎌ケ谷・印西・白井・富里市、印旛郡
◇実川氏、追い風で優位
自民の実川氏が、「小泉人気」を追い風に無党派層からも一定の支持を取り付け、優位に戦いを進める。
前回、比較的弱かった白井市など都市部を早くから小まめに回っているほか、保守地盤の地元・富里市や郡部で着実に票固めを進め、自民支持層の7割に浸透。公明支持層も7割を固めた。
民主の若井氏は、地元・白井市など都市部で浸透し、民主支持層の8割以上を固めた。無党派層の支持が3割弱にとどまっており、今後「態度未定」の層をいかに取り込めるかが課題となる。
共産の井野氏は増税反対などを訴え、基礎票固めを図る。
………………………………………………………………………………………………………
◇投票に「意欲」、9割超え
今回の世論調査では、重視する政策や支持政党についても聞いた。自民・民主の両党が争点に掲げる「郵政選挙か政権選択選挙か」についても質問し、無党派層の投票行動も合わせてまとめた。【森禎行】
◇「政権選択」が47% 「郵政」45%を上回る
今回の衆院選を有権者がどう位置付けているかを聞いたところ、県内回答者では「政権選択」選挙が47%で、「郵政」選挙の45%を上回った。
政党支持別でみると、自民党支持層では「郵政」選挙と考える人が61%を占めたが、「政権選択」選挙も34%に及んだ。
民主党支持層では「政権選択」が69%、「郵政」が29%と逆転している。回答者全体の3割強を占める無党派層では、「政権選択」が51%、「郵政」が40%だった。
年代別では、20代(53%)と30代(48%)で「郵政」が上回ったのに対し、40〜70代では「政権選択」が上回り、若年層は「郵政」重視、中高年齢層は「政権選択」重視の傾向がうかがえる。
51
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 01:47:48
◇4割が「年金・医療・介護」 「郵政」は関心低く−−最重視政策
県内回答者の41%は最重要政策に「年金・医療・介護」を挙げ、「郵政民営化」は半分以下の19%だった。「税制改革」と「景気対策」が13%で続いた。
支持政党別にみると、民主党支持層では52%と半数以上が「年金など」を最重要政策に挙げた。
自民党支持層、公明党支持層も35%が「年金など」を重視すると回答。共産党支持層の62%、社民党支持層の58%、国民新党支持層の53%、新党日本支持層の41%が年金など社会保障政策に強い関心を示した。
一方、「郵政民営化」を最重要とした人の割合をみると、最も高いのは公明党支持層の37%で、年金などの社会保障問題を上回った。
自民党支持層は30%で、年金など社会保障問題より5ポイント低かった。民主党支持層は11%、共産党、社民党支持層はそれぞれ7%。国民新党と新党日本の支持層ではそれぞれ22%、21%だった。
◇「支持なし」35% 民主は微増で16%−−政党支持
県内回答者の支持政党は自民党33%、民主党16%、公明党5%、共産党3%、社民党2%の順。「支持政党なし」の無党派層は35%だった。前回衆院選時の世論調査と比較すると、自民(32%)はほぼ同じで、民主(14%)は微増となった。無党派層(31%)は4ポイント増加した。
自民党支持は、60代以上が高いが、今回は20代が32%、40代も31%あり、前回衆院選の調査に比べ、それぞれ9ポイント増加しているのが目立つ。若年層に自民支持が広がる傾向がうかがえる。
市部と町村部を比較すると、自民支持は市部(33%)より町村部(37%)が高いのが特徴だが、前回(市部31%、町村部41%)より差が縮まった。都市部で強いとされる民主党は、市部が16%にとどまり、町村部の19%を下回った。
◇無党派も強い関心 重視する政策やはり「年金」
回答者の9割超が「投票に行く」と答えた。
一方無党派層は回答者全体の35%を占めた。このうち、「必ず投票に行く」は63%で、「たぶん行く」の31%を含めると94%が投票意欲を示した。前回の88%を6ポイント上回っており、選挙に非常に強い関心を寄せていることがうかがえる。
重視する政策は、無党派層でも「年金など」が41%と最も高く、次いで「税制改革」(17%)、「郵政民営化」(14%)の順。「教育問題」(7%)が全体平均(5%)より高くなっている。
また、40%が小泉内閣を「支持する」と答え、「支持しない」の37%を上回った。
52
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 01:49:34
’05衆院選:自民、都市部でも優位な戦い−−中盤情勢調査 /神奈川
毎日新聞は1〜3日、県内の有権者を対象に、衆院選中盤情勢の特別世論調査を実施し、取材結果と総合して情勢を分析した。小選挙区は6、8、9区、14区などで与野党候補が接戦となっているが、従来厚い地盤を誇る県中西部に加えて、横浜、川崎の都市部でも全体的に自民が優勢な戦いを続ける。党派別の支持率では、自民支持率が31%を占めてトップだが、「支持政党なし」が40%に達しており、無党派層の投票行動が接戦区の当落のかぎを握りそうだ。「必ず投票に行く」と答えた人は75%。「たぶん行く」と合わせると94%に達し、今回の選挙への有権者の高い関心がうかがえる。(名簿は届け出順)【衆院選取材班】
◇7割以上「必ず行く」 有権者に高い関心−−投票行動
県内18選挙区には61人が立候補している。都市部、県中西部とも自民が支持を広げ、優位な戦いを進めている。横浜市中心部の1〜3区はいずれも、自民前職が一歩リードする展開だ。民主前職に挑む4、5区でも、自民新人が優勢だ。都心に近い7区や川崎の中心部10、18区でも、自民候補が追い風に乗って支持を集めている。
民主候補が半歩抜け出す6、8、9区はいずれも横一線に近い大接戦。6区は、民主前職と与党統一候補の公明前職の一騎打ち。8区は、民主前職を自民新人と無所属元職が並走しながら激しく追い上げる。9区は、出遅れた自民新人が民主前職を猛追している。
県中西部は14区を除いて、いずれも自民が安定した戦いを進める。前回小選挙区で民主候補が競り勝った12区も、自民候補が優位な戦い。14区は民主幹部の前職を若さをアピールする自民新人が追い上げ、接戦模様となっている。
比例では、県全体で、「自民に入れる」と答えた人は約4割に達し、2割超の民主を引き離す。世代別に見ても20代から70代以上までのすべての年代で、4割前後が自民を支持。自民への追い風を感じさせる。
全体の4割を占める無党派層でも、自民が約3割から支持を受けトップ。民主が小差で続くが、約3割が「決めていない」としており、最終的な順位の変動もありうる。共産、社民、新党日本は自民、民主に後れを取っており、無党派層への浸透が課題となる。
………………………………………………………………………………………………………
◆松本氏が幅広い支持−−1区
総務政務官を務める松本氏が幅広い年代からの支持を集め、安定した選挙戦を展開する。5割が今度の選挙を「政権選択選挙」と位置づける中、自民軸の政権を望む回答が民主軸を上回った。それを背景に松本氏は自民支持層の7割、公明支持層の6割を固め、民主支持層の一部も取り込んだ。無党派層からの支持も4割弱押さえた。佐藤氏は民主支持層の7割弱を押さえた。無党派層の4割弱が選挙区での投票先を決めておらず、無党派層の取り込みが今後の鍵を握る。高山氏は支持層の6割程度を固め、上積みを目指す。前回投票率は59・28%で、11万1730票で松本氏が当選した。
◇1区
松本純 55 自前(2)
高山修 49 共新
佐藤謙一郎 58 民前(5)
◆菅氏、基礎固める−−2区
菅氏は自民支持層の8割弱、公明支持層の6割超の支持を集め、基礎をがっちりと固めた。郵政相を務めた父俊氏の地盤を守る大出氏は民主支持層の7割、社民支持層の6割強から支持され手堅い戦い。板谷氏は共産支持層の9割超をまとめ上げた。
港南区を中心に無党派層が多く、その3割はまだ投票する候補者を決めていない。そのうち4割が「年金・医療・介護政策を重視する」と回答。年金などを重視する有権者の間で自民と民主は互角の戦いを繰り広げており、この層の動向がカギを握る。
前回投票率は58・06%で、菅氏が11万5495票で当選した。
◇2区
菅義偉 56 自前(3)
大出彰 54 民前(2)
板谷みや子 61 共新
◆小此木氏が優位な戦い−−3区
小此木氏が自民支持層の8割を固め、公明支持層の7割近くを取り込んでいる。民主支持層の2割近くにも浸透、優位な戦いを進める。加藤氏は民主支持層の3分の2を固めるにとどまるが、候補擁立を見送った社民支持層で態度を決めていない5割強を狙い、追い上げたい。大谷氏は共産支持者の9割を固める。出馬表明が公示直前と出遅れた河野氏は民主支持層の一部を取り込んでいる。山下氏は知名度アップに懸命。無党派層の支持は小此木氏と加藤氏に分かれ、3割が態度を決めておらず、かぎを握りそう。
前回投票率は県内最低の54・71%で、小此木氏が9万1207票で当選した。
◇3区
山下浩一郎 53 無新
小此木八郎 40 自前(4)
加藤尚彦 68 民前(1)
大谷務 55 共新
河野敏久 48 日新
53
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 01:50:37
◆優位に立つ林潤氏−−4区
林潤氏が、地元での地道な活動の成果で優位に立つ。前回はなかった公明の推薦により、公明支持層への浸透も進む。「必ず投票に行く」と答えた人のうち4割が林潤氏を挙げた。3期目を目指す大石氏は民主支持層の7割を固め、無党派層には林氏を上回る浸透を見せる。年代別では40〜50代に支持が大きく、他世代への働きかけで巻き返しを図る。2度目の林伸明氏は「働くルールの確立」を唱えて共産支持層の8割を固め、比例票の上積みも目指す。高野氏は田中康夫代表の選挙区入りで無党派層へ支持を広げたい。前回投票率は県内で2番目に高い61・17%。大石氏が8万9515票で当選した。
◇4区
大石尚子 69 民前(2)
林伸明 39 共新
林潤 32 自新
高野良裕 57 日新
◆坂井氏追う田中県連代表−−5区
2回目立候補の坂井氏が自民、公明票の6割以上を固めて優位に立っている。当選5回、労組を中心に同区で幅広い支持を得てきた田中氏は民主支持層の6割と公明支持層の2割強を固めた。比例当選で国政復帰を遂げたい大森氏は南関東ブロック全域で活動を展開、共産支持層の8割を固め追い上げる。田中氏は、有権者の約4割を占める無党派層では3割の支持を得て、同2割の坂井氏をリード。今後の広がりに期待する。世代別では、坂井氏が20代の5割弱の支持を最高に全世代から3割以上の支持を集めている。
前回投票率は59・56%。田中氏が12万3905票で当選した。
◇5区
田中慶秋 67 民前(5)
坂井学 40 自新
大森猛 60 共元(2)
◆混戦抜け出し図る池田氏−−6区
池田氏が、前回まとまりきらなかった民主支持層の8割強を固めて、混戦からの抜け出しを図る。自民は候補者を擁立せず、上田氏支援に回った。公明支持層を固めきった上田氏は、自民支持層からも過半数の支持を集める。自民支持層の3割がまだ、誰に投票するかを決めておらず、連立与党を組む自民支持層への浸透がかぎを握る。
税制改革を重視する人の過半数が、金融再生法をまとめた財政通・池田氏を支持、景気対策を求める人の3割が副財務相の上田氏を支持する。初出馬の佐藤氏は、比例票の掘り起こしに懸命。
前回投票率は61・20%。上田氏が8万2269票で当選した。
◇6区
上田勇 47 公前(4)
佐藤清 50 共新
池田元久 64 民前(4)
◆鈴木氏が優位な戦い−−7区
前回激しく競り合いながら2622票差に泣いた鈴木氏は、こまめな地元活動を続け、幅広い世代の支持を集めて優勢。自民支持層の7割強、公明支持層の9割超をまとめた。首藤氏は危機管理の専門家としてメディアに露出して知名度を上げており、6割の民主支持層を固め、無党派層での支持上積みを狙う。比嘉氏は2万票を目指し、護憲や年金などで他党との違いを鮮明にする。
同区は、新住民や若年層など浮動票が多く、無党派層は全体の4割超。そのうち、小選挙区での投票先を決めていない人は4割で、今後の風向き次第では、結果を左右しそうだ。前回投票率は56・85%で、首藤氏が9万6479票で当選した。
◇7区
比嘉常一 46 共新
鈴木恒夫 64 自前(5)
首藤信彦 60 民前(2)
◆岩國氏を追い福田、江田氏が並走−−8区
3割強が最も重視する政策を年金・医療・介護と回答。年金制度改革を前面に支持を訴える岩國氏が幅広い層からの支持を取り込む。郵政民営化賛成を訴える福田氏は自民支持層の5割弱と公明支持層の5割強を押さえ、組織票固めに懸命だ。テレビ出演で知名度の高い江田氏は自民支持層と民主支持層の一部に浸透する。山中氏は共産支持層をまとめる。半歩先んずる岩國氏を福田、江田氏が並走して追っている。投票先を決めていない無党派層の4割強の動向が選挙の結果を大きく左右しそうだ。前回投票率は60・06%で、岩國氏が次点に約2000票の8万752票で当選した。
◇8区
岩國哲人 69 民前(3)
山中栄司 61 共新
江田憲司 49 無元(1)
福田峰之 41 自新
54
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 01:51:20
◆笠氏を山内氏が猛追−−9区
前職の笠氏を新人の山内氏が猛追する接戦。支持する候補者をまだ決めていない4割の無党派層を取り込めるかが鍵となる。笠氏は民主支持層の7割をまとめ、松沢成文知事から受け継いだ地盤を固めた。無党派層では、2割強の支持を得るが、さらなる働きかけで逃げ切りを図る。山内氏は、自民支持層の7割を固め、推薦を受けた公明支持層の5割から支持を得る。地元で活動を始めてまだ2カ月だが、若さをアピールして無党派層への浸透度は笠氏を上回る勢いで善戦している。鴨下氏は共産支持層の5割を固め、社民支持層にも浸透する。前回投票率は57・92%で、笠氏が7万8590票で当選した。
◇9区
山内康一 32 自新
笠浩史 40 民前(1)
鴨下元 27 共新
◆田中氏、組織力生かしリード−−10区
田中氏は組織力を生かし、自民支持層の8割、公明支持層の6割強をまとめ手堅くリード。国土交通省、財務省、外務省の各大臣政務官を務めた実績と駅頭演説で知名度を上げ、無党派層の3割弱の支持を得ている。計屋氏は民主支持層の6割強は固めたが、無党派層の取り込みは2割強にとどまる。国替えして2年で、田中氏に地元での浸透度で後れを取っており、必死に巻き返す。前回、県内の共産候補でトップの票を獲得した笠木氏は、支持層の4割はまとめたが、計屋氏にも一部の支持層が流れており、組織固めに全力。前回投票率は55・62%で、田中氏が11万4766票で当選した。
◇10区
計屋圭宏 60 民前(1)
田中和徳 56 自前(3)
笠木隆 58 共新
◆小泉首相が幅広く浸透−−11区
自民の小泉氏が自民、公明の7割以上に加え、民主の約4割、無党派層も半数を取り込み優位に立つ。全世代で5割弱〜7割弱が支持した。重視する政策で郵政民営化を選んだ人の9割、税制改革、年金、外交を重視する人も過半数が支持した。「最重点区」の民主の斎藤氏は30、40代の男性に支持が高い。景気重視の有権者から2割強の支持。共産の瀬戸氏は社民支持層にも浸透している。「反小泉」で急きょ出馬した元駐レバノン大使の天木氏は自民・民主の支持層に食い込み、無党派への広がりを期待する。三上氏は派手にアピールする。前回投票率は59・91%で、小泉氏が17万4374票で当選した。
◇11区
瀬戸和弘 53 共新
天木直人 58 無新
三上誠三 55 無新
小泉純一郎 63 自前(11)
斎藤勁 60 民新
◆桜井氏、幅広い層から支持集め−−12区
3期目を目指す桜井氏が自民支持層の7割を固めて優勢。公明支持層にも浸透する。幅広い年代から支持を集め、特に30代以下と60代以上の支持が高い。「必ず投票に行く」と答えた人のうち、5割弱が桜井氏を挙げた。前回約2000票の小差で桜井氏を振り切った中塚氏は、民主支持層のほか社民支持層の一部も取り込み巻き返しを狙う。前回比例復活で社民で唯一議席を獲得、今回ただ1人の小選挙区候補となった阿部氏は、女性票の取り込みで支持拡大を目指す。2度目の出馬となる共産の沼上氏は党勢拡大を図る。
前回投票率は56・55%。中塚氏が7万5826票で当選した。
◇12区
中塚一宏 40 民前(2)
阿部知子 57 社前(2)
桜井郁三 61 自前(2)
沼上常生 47 共新
◆甘利氏、着実に基礎票固める−−13区
甘利氏は自民支持層の7割、公明支持層の4割超をまとめ着実に基礎票を固める。6区から国替えして、13区で2度目の挑戦となる土田氏は、民主支持層の5割に浸透、前回より伸びた知名度を生かして無党派層への食い込みを図る。新人の近藤氏は基地問題や税金問題を中心に訴える。
「年金・医療・介護政策を重視する」層は、郵政民営化を争点と考える層の2倍以上の4割超に上る。甘利氏は郵政改革中心、土田氏と近藤氏はともに基地問題に熱心。社会保障制度への言及がこの票の行方を左右すると見られる。
前回投票率は57・96%で、甘利氏が13万9236票で当選した。
◇13区
近藤知昭 56 共新
甘利明 56 自前(7)
土田龍司 53 民元(2)
55
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 01:51:41
◆藤井氏の優位動かず、赤間氏ぴたり追走−−14区
民主の藤井氏が民主支持層の8割弱に加え自民、公明支持も2割前後取り込み、「藤井党」の底力を発揮。自民の赤間氏は自民、公明で7割弱を固めピタリと追走する。前回は社民候補が2万6000票を獲得。行方が注目される社民支持層は共産の藤原氏と藤井氏に行っている。無党派層は約4割を藤井氏が押さえた。年代別では藤井、赤間両氏ともに全世代から3割以上の支持を得た。特に20代では藤井氏支持が過半数を占め、スクーターでの選挙活動で親近感をアピールし、若年層取り込みを狙う赤間氏は3割にとどまった。前回投票率は55・46%で、藤井氏が9万7214票で当選した。
◇14区
藤井裕久 73 民前(5)
赤間二郎 37 自新
藤原正明 33 共新
◆河野氏、幅広く厚い支持受け−−15区
ほぼすべての年代を通して5割以上の厚い支持を得る河野氏は、自民支持層の8割、公明支持層の7割に加え、民主支持層にも深く浸透。無党派層からも4割以上の支持を得る。勝又氏は民主支持層の過半数を集め、政策通をアピールして新住民層の上積みを狙う。28歳の西脇氏は、平和問題をはじめ、教育や労働問題などを訴え存在感を示す。無党派層が4割を超え、政策課題では社会保障への関心が高い中、河野氏は改革推進、勝又氏は政権交代など関心とは異なる主張をしており、誰が受け皿になるか注目される。
前回投票率は57・82%で、河野氏が14万8955票で当選した。
◇15区
西脇拓也 28 共新
河野太郎 42 自前(3)
勝又恒一郎 42 民新
◆元農相・亀井氏、手堅くリード−−16区
小泉改革を支えた元農相の経験と実績をアピールする亀井氏が自民支持層の8割と公明支持層の6割強を手堅く押さえて一歩リード。民主支持層の一部にも浸透。無党派層の支持でもトップに立つ。5割が今回の選挙を「郵政選挙」と位置づける中、「政権交代」を訴える長田氏は、民主支持層の7割弱を押さえた。31歳の若さで、支持者層は6割強が20〜40代。他の年代の無党派層へ、いかに支持を広げるかが巻き返しの鍵になりそうだ。平和を訴える桧山氏は共産支持層の8割強を固め、浮動票も狙う。前回投票率は55・40%で、亀井氏が次点を4万票余り引き離した12万5067票で当選した。
◇16区
長田英知 31 民新
桧山千里 42 共新
亀井善之 69 自前(8)
◆支持高い河野氏、安定した戦い−−17区
衆議院議長を務めた河野氏は知名度の高さを発揮する。自民支持層の8割弱と公明支持層の9割を固めた。幅広い年代からの支持を集め、無党派層の3割強、民主の一部にも浸透するなど安定した戦い。民主支持層では8割弱が投票に必ず行くと回答しているが、4割弱が選挙区での投票先を決めていない。阪口氏は民主支持層を4割強押さえたのみで固めきれておらず、組織固めに懸命だ。増税反対や社会保障を訴える鈴木氏は共産支持層を固めきり、無党派層への浸透が支持拡大の課題となる。前回投票率は57・51%で、河野氏が次点に5万3306票差の13万5206票で当選した。
◇17区
鈴木新三郎 58 共新
河野洋平 68 自前(13)
阪口直人 42 民新
◆山際氏が基盤固め、頭一つ抜け出す−−18区
山際氏は自民支持層の8割、公明支持層は9割を固め、無党派層の3割にも浸透し、頭一つ抜け出した。前回、無所属で出馬した小川栄一氏と平田桂子氏の支持層の一部も取り込んでおり、さらに票を上積みして、リードを広げたい。樋高氏は地元県議、市議らの支援を受け、民主支持層の8割を固めた。しかし、鍵となる無党派層への浸透は2割にとどまり、水をあけられた。ただ、無党派層の3割強はまだ支持する候補者を決めておらず、最終盤の逆転を目指し巻き返す。宗田氏は支持層の6割をまとめ、党勢拡大を目指す。前回投票率は55・68%で、樋高氏が6万4879票で当選した。
◇18区
樋高剛 39 民前(2)
宗田裕之 46 共新
山際大志郎 37 自前(1)
56
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 01:51:57
◆4割が「支持政党なし」
◇「自民を軸」が半数
衆院選後にどのような政権を望むか聞いた質問では、「自民党を軸とした政権」と回答した人が半数に上り、「民主党を軸とした政権」と回答した人の34%を大きく上回った。
世代別でも「自民党を軸」が全世代で5割前後に達し、「民主党を軸」を10%以上引き離した。
無党派層では、「自民党を軸」が4割、「民主党を軸」が4割弱ときっ抗している。また、共産、社民の各支持層の6割は「民主党を軸」と回答した。
◇争点の位置付け、きっ抗
選挙の争点を「郵政」、「政権選択」のどちらに位置付けるかを聞いた調査では、ちょうど46%ずつと、きっ抗した。
支持政党別でみると自民、公明支持層で「郵政」を選んだ人が6割以上いたが、2〜3割は「政権選択」と答えた。民主、共産、社民支持層では7割前後が「政権選択」と位置付けた。無党派層では「政権選択」と答えた人は5割で、「郵政」の4割を上回った。
一方で「政権選択」と答えた人のうち、今後民主党を軸とした政権を望む人は5割超にとどまった。政権交代を期待する声が必ずしもそのまま民主支援につながっていないことが浮き彫りになった。
◇「年金・医療・介護」が38%
衆院選で、最も重視する政策は何かを聞いたところ、「年金・医療・介護」と答えた人が38%と最も高かった。すべての年代別、男女別でみてもトップで、小泉首相が是非を問う「郵政民営化」の23%を上回った。これに、「税制改革」(13%)、「景気対策」(11%)が続いた。
支持政党別では、自民、公明支持層は4割前後が「郵政」をあげてトップ。「年金」、「景気」と続く。一方、民主、共産、社民、国民新党、新党日本支持層では「年金」をあげた人が最も多かった。無党派層でも「年金」がトップだった。
………………………………………………………………………………………………………
◇質問と回答◇
(%)
◆小泉内閣を支持しますか
全体 男性 女性
支持する 54 55 53
支持しない 31 32 29
関心がない 9 7 10
◆どの政党を支持していますか
自民党 31 34 29
民主党 14 17 11
公明党 5 4 6
共産党 3 2 3
社民党 2 2 2
国民新党 0 0 0
新党日本 0 0 0
その他の政党 2 2 2
支持政党はない 40 35 45
◆衆院選では投票に行きますか
必ず行く 75 78 72
たぶん行く 19 17 22
たぶん行かない 2 2 2
行かない 1 2 1
◆衆院選で最も重視する政策は
景気対策 11 13 10
税制改革 13 13 14
年金・医療・介護 38 35 41
郵政民営化 23 25 20
治安の回復 2 2 1
外交・安全保障 4 5 3
教育問題 5 3 7
◆今度の衆院選は「郵政選挙」だと思いますか。それとも「政権選択選挙」だと思いますか
郵政選挙だ 46 45 47
政権選択選挙だ 46 47 44
◆衆院選後も自民党を軸にした政権が続いたほうがいいと思いますか、民主党を軸にした政権に代わったほうがいいですか
自民党軸を望む 50 52 48
民主党軸を望む 34 35 33
57
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 02:01:18
’05衆院選・やまなし:中盤情勢 1、3区で自・民激戦 2区は堀内氏有利 /山梨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000006-mailo-l19
第44回衆院選の投開票(11日)に向け、毎日新聞社が1〜3の3日間行った電話による特別世論調査と、県内支局・通信部の取材を加味した1〜3区の中盤情勢を探った。激戦区の1、3区は自民、民主の候補がそれぞれ激しい攻防を繰り広げており混戦模様。2区は堀内氏が強固な地盤を生かして優位に戦いを進め、長崎氏が追う展開となっている。有権者の選挙への関心は高く投票率の上昇が予想される。態度を決めていない有権者も2割強おり、流動的な要素もある。
◆1区
◇小沢氏、組織力生かす/赤池氏、小泉人気が「追い風」に/遠藤氏、政策訴え上積みへ
連合山梨や後援会の組織力を生かした運動を展開する小沢氏に、郵政民営化を最大の争点に掲げて「小泉人気」による追い風を受ける赤池氏が急接近している。
小沢氏は4期を務めた実績をアピールし、民主に加えて自民支持層や無党派層にも食い込んでいる。20代で5割、30代で3割半ばの支持を集めるなど若年層に浸透しており、今後も各地でミニ集会を重ねて50代以上の中高年への支持拡大を目指す。
解散後に急きょ出馬が決まった赤池氏は郵政民営化をはじめとする構造改革の必要性を訴え、郵政民営化を最重要視する有権者の7割を固めたほか、年金・医療・介護が最も必要と考える有権者の2割も取り込んだ。
遠藤氏は共産支持層の3割を押さえるが、無党派層も含めたさらなる支持の拡大に向けて党の政策浸透を図る。
今後は組織固めに加えて、投票者を決めていない2割強の有権者をどう掘り起こすかも課題となる。
◆2区
◇堀内氏、基盤固め急ぐ/長崎氏、自民の4割固める/坂口氏は20、60代で高い支持
堀内氏は地元入りの機会が少なかった前回の選挙と対照的に、徹底した“ドブ板選挙”を進め、祖父以来3代で培ってきた強固な支持基盤固めを急ぐ。経営する富士急グループの全面支援も受けて現状では一歩リード。
堀内氏への対立候補として出馬した長崎氏は郵政民営化の推進を旗印に掲げ、自民支持層では堀内氏を上回る4割強の有権者に浸透、出遅れをばん回して急追する。公明支持層の5割弱にも食い込んだ。
堀内氏陣営は近年にない接戦に「非常に厳しい」と上滑りへの警戒感を強め、組織を引き締める。確たる支持基盤を持たない長崎氏陣営は、長崎氏が県庁出向時代に築いた人脈を駆使、草の根選挙で無党派層の取り込みを急ぐ。
◇野党の必要性訴える渡辺氏
坂口氏は民主支持層の5割、無党派層の1割強の支持にとどまるが、20、60代では、堀内、長崎氏に肩を並べる。渡辺氏は7割弱の共産支持層をまとめており、増税反対などを訴え野党の存在の必要性を強調、与党批判層に浸透を図る。
◆3区
◇後藤氏、幅広く浸透/小野氏、自民支持の半数固める/保坂氏も組織に弾み
後藤氏は前回の落選以降、選挙区内での地道な活動を続け、市部、町村部で幅広く浸透する。小野氏も首相秘書官のキャリアを生かして自民支持層の5割弱を固め、公明の支持も集め、激戦を展開。自民党県連や市町村長、県議らの全面支援を受ける保坂氏も自民、公明支持層から一定の支持を得ており、手堅い組織票の囲い込みを図る。
後藤氏は連合山梨の組織力を強みに、働き盛りの30、40代で3割弱の支持を固め、自主投票とした共産支持層の2割強に食い込んだ。無党派層の支持も2割強と、3氏で最も高い。
出遅れが懸念された小野氏は郵政民営化を最重要視する有権者の約6割に浸透。比例南関東ブロックで単独3位に名簿登載され、支持を急拡大。職域団体からの推薦も多く取り付けた。
保坂氏は、自民支持層の取り込みで小野氏に遅れたが、公明支持層は小野氏とほぼ互角。20代で4割強の支持を受ける。
投票率の動向次第で競争激化も予想され、投票者を決めていない有権者の獲得囲い込みも大きな焦点となる。
58
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 02:26:59
◆政党別支持率
◇自民33%、民主18%−−公明、共産、社民と続く
主要政党の支持率は▽自民33%▽民主18%▽公明5%▽共産3%▽社民2%――の順。「衆院選後に望ましい政権」と同様、民主が前回調査時(自民39%、民主13%)よりも支持を広げる一方、自民に15ポイント差を許している。市部、町村部別でもほぼ同様の結果で、政権交代を大目標に掲げる民主に厳しい結果となった。
選挙区別では、1区で民主支持が21%と、自民との差を9ポイントに詰めているが、2、3区は自民と15ポイント以上の開きがあり、町村部が多い地域での支持拡大が課題として改めて浮き彫りになった。
「支持政党なし」は31%と前回並み。公明、共産、社民は、いずれも1けた台だった前回とほぼ横ばい。選挙区別でも同様の結果となった。
年代別では、全世代で自民が民主の支持率を上回った。一方、20、30、40代の各世代は、自民支持層を上回る4割強の有権者が無党派層で、特定の政党に距離を置く傾向が顕著。「支持政党なし」との回答が1〜2割台にとどまった50代以上とは対照的だった。
男女別の支持率も、自民が民主に15ポイント以上の差を付けた。
………………………………………………………………………………………………………
◇投票率低下に歯止め掛かる?
◆投票に行くか
◇9割超が「前向き」、20代でも関心の高さ示す
「支持政党なし」と答えた無党派層は3割で、そのうち70%は必ず投票に行くと回答。「たぶん行く」の25%合わせると、無党派層の95%が投票に前向きであることが分かった。
一方、全調査対象者のうち、投票に「必ず行く」と答えたのは8割弱で、「たぶん行く」と回答したのは15%。両者を合わせた投票に前向きな回答が9割を超えた。実際の投票率は調査時の回答より低くなることも予想されるが、過去最低だった前回(62・10%)を上回り、投票率の下落に歯止めが掛かることも期待される。
年代別では、70代以上を除く各世代とも「必ず行く」「たぶん行く」の合計が9割を超えた。政治への関心が低いとされる20代は「必ず行く」(65%)が他の年代より低かったが、「たぶん行く」(27%)を合わせた回答は92%に上った。
◆最も重視する政策
◇年金・医療・介護がトップ、郵政民営化は22%で続く
郵政民営化関連法案の賛否を受けての解散総選挙となったが、最も重視する政策は「年金・医療・介護」が38%でトップ。次点の「郵政民営化」(22%)を大きく引き離した。「景気対策」(16%)も「郵政民営化」に迫っており、明確な回復基調がうかがえない県内景気の先行きに対する有権者の不安感が色濃く表れた。
支持政党別に見ると、自民支持層は「郵政民営化」(35%)が最も多かったが、「年金・医療・介護」(31%)もわずかの差。民主支持層では党のマニフェスト(政権公約)での位置付けと同様、「年金・医療・介護」が52%で最多。「郵政民営化」(11%)は「景気対策」(18%)を下回った。
自民と連立与党を組む公明支持層では、「郵政民営化」が46%と最も多く、続いて「年金・医療・介護」(16%)、「税制改革」(13%)の順。共産支持層は「年金・医療・介護」(50%)を最も重視しており、次点の「郵政民営化」(16%)に大きく水をあけた。
59
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/06(火) 02:39:19
◆比例での支持政党
◇30〜50代・70代は「自民」 20、60代は「民主」
「比例(南関東ブロック)でどの政党に投票するか」の問いで、年代別の支持傾向を見ると、30、40、50代の各世代と、70代以上は「自民」とする回答が最も多く、「民主」を大幅に引き離した。20、60代は「民主」が「自民」を上回ったが、その差はわずかな差に接近している。
支持政党別では、自民支持層が「自民」、民主支持層が「民主」とする回答が大部分を占め、自民支持層が「民主」、民主支持層が「自民」とした回答もそれぞれ1割あった。公明支持層は8割弱が「公明」と答えた。
男女別で、「決めていない」と回答したのは男性で1割強だったのに対し、女性は2割強と男性を大きく上回った。
県内小選挙区では、自民公認3氏と民主公認3氏の計6氏が比例代表に重複立候補し、うち小野氏を除く5氏はブロック内の候補と並列して同順位で名簿登載されている。惜敗率勝負となることが予想され、比例での投票行動を決めていない2割の有権者の動向も注目される。ほかに、▽公明、吉田一国▽自民、秋山武▽共産、花田仁――の県内3氏は比例単独で立候補した。
◆今回の選挙は
◇「政権選択」「郵政」きっ抗、与・野党対決が鮮明に
「郵政選挙」か「政権選択選挙」かの問いには、「政権選択」(43%)と「郵政」(42%)がきっ抗。自民支持層の6割が「郵政」と答えた一方、民主支持層の7割は「政権選択」と答えており、両党が掲げる最大テーマについて、支持者からそれぞれ一定の理解が得られていることが分かった。
他の党派は、公明支持層の約6割も「郵政」で、政権与党を組む自民支持層の結果と同調する一方、野党である共産、社民の7割が「政権選択」と回答。与野党間の対決の構図が鮮明に表れた。
「郵政」と答えた有権者の4割強は自民支持と回答したが、「政権選択」と答えたのは民主支持(28%)と自民支持(24%)で割れた。
◆望む政権の軸
◇「自民」が43%、「民主」38%を上回る
衆院選後に望む政権は、「自民を軸にした政権」(43%)が、「民主を軸にした政権」(38%)を5ポイント上回った。「自民軸」が41%、「民主軸」は30%だった前回調査(03年)と比べると民主が差を詰めた格好だが、今回を「政権選択選挙」と位置付けるほどには有権者の支持を得られていないことがうかがえた。
無党派層が多い市部で強いとされる民主だが、大票田の甲府市を抱える1区で「自民軸」に4ポイント及ばず、2、3区の市部でいずれも「自民軸」の支持率が上回っており、厳しい戦いを強いられている。
支持政党別では、自民、民主支持層とも8割が支持する政党を軸とした政権を望んでいる。公明支持層は7割が「自民軸」、共産支持層は4割強を「民主軸」、社民支持層は9割が「民主軸」を望んでいる。
年代別では、20、60代を除く年代が「自民軸」と回答した。
60
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/07(水) 01:04:47
●「小泉改革を支持」4割超/無党派層でも3人に1人 神奈川
http://www.kanalog.jp/05election/entry_11983.html
「小泉改革」を支持する県内有権者は四割を超え、民主党など野党の支持層にも広がりを見せていることが、神奈川新聞社が実施した衆院選世論調査で分かった。投票態度をまだ決めていない人が六割近くいる無党派層(支持政党なし層)でも三人に一人が支持している。
調査結果によれば、小泉改革を「支持する」と回答したのは45・1%で、「支持しない」(18・4%)を26・7ポイント上回っている。「どちらとも言えない」が35・0%、「分からない、無回答」は1・6%だった。
支持政党別にみると、政権与党の自民の70・4%、公明の68・4%が支持。無党派層でも33・3%が賛同した。民主(27・6%)や共産(18・8%)など野党支持者にも一部で浸透している。
「支持しない」と答えたのは共産支持者が51・8%と最も多く、社民(47・2%)、民主(40・4%)と続く。自民は5・1%、公明は6・1%だった。
投票基準を「郵政民営化」としている人の81・7%が小泉改革を支持。一方、「憲法改正」にしている人は41・2%が支持していない。
年代別では、六十歳以上の半数以上が支持している。そのほかの年代でも40%以上の支持を集めているが、三十代だけ38・7%にとどまっている。
職業別では、農林漁業で64・0%の支持を集めているのが際立つ。ほぼ満遍なく40%以上の支持を得ている。
61
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 18:45:52
県内3選挙区、当選ライン6−7万票か
高い注目度、投票率は前回上回る予測 山梨
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2005/09/10/2.html
十一日の投開票が迫り、衆院選の県内三選挙区の十候補の陣営は、当選圏入りを目指し、支持固めや集票活動に懸命だ。自民党分裂劇などもあって、陣営の多くは「有権者の関心は高く、投票率は前回を上回る」との見方を示している。自民、民主両党候補が激戦を繰り広げる1区は投票率を60−65%前後、当選ラインを六万−七万票と予測。2、3区は自民分裂区としても注目度が高い中での混戦で、各陣営とも投票率は前回を上回る65−70%と予想。当選ラインは2区が六万−七万票台、3区は七万票台の攻防を想定している。
県内の期日前投票は、公示翌日からの九日間で不在者投票だった前回同期(十日間)に比べ36・5%増と、一日少ないにもかかわらず増えていて、全般的に有権者の関心は高いとみられている。
1区の前回投票率は60・57%。民主前職の小沢鋭仁陣営は「前回並みの60%前後」と予測。共産新人の遠藤昭子陣営は「投票率は予測できない」とするが、自民新人の赤池誠章陣営は「若年層の関心の高まりから65%前後」とみる。
当選ラインは、小沢陣営が「投票率から六万票が目安」とするのに対し、赤池陣営は「目標でもある七万票前後」とし、見方にやや開きがある。遠藤陣営は当選ラインを設定せず「比例代表の得票で一万四千五百票を上回ることが目標」とする。
前回投票率が59・43%と、三選挙区で最低だった2区は、自民分裂区となり注目度が高まっている。投票率は、無所属前職の堀内光雄陣営が「前回より高く65−70%」、共産新人の渡辺正好陣営は「65%前後に上がる」と予測。民主新人の坂口岳洋陣営が「65−70%」とし、自民新人の長崎幸太郎陣営も「70%前後になる」との見方だ。
当選ラインは、堀内陣営が「六万から六万五千票」、渡辺陣営が「七万票を想定」とする。坂口陣営は「票の分散を予想し、六万五千票」と読み、長崎陣営が「投票率アップに伴い七万票辺り」としている。
前回投票率が66・07%と最も高かった3区は、自民分裂組に民主が絡む三つどもえの戦い。自民新人の小野次郎、無所属前職の保坂武の両陣営は有権者の関心の高さを挙げて、それぞれ「70%前後」、「約70%」と予測。民主元職の後藤斎陣営も「前回より2、3ポイント上がり69%前後」とみる。
当選ラインは、小野陣営が「目標でもある七万票」、保坂陣営も「七万票前半」との見方、後藤陣営が「大接戦は間違いなく七万票」とほぼ一致した見方をしている。
62
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 20:34:12
’05衆院選:政権の枠組み、「自民軸」が9ポイント増−−特別世論調査 /千葉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000085-mailo-l12
◇無回答者、11ポイント減少−−「2大政党化」が浸透
衆院選に関する毎日新聞の特別世論調査(1〜3日)で、選挙後の政権の枠組みをたずねたところ、県内回答者では「自民党軸」が48%と「民主党軸」の36%を12ポイント上回った。無回答は16%だった。前回衆院選(03年)の世論調査では、自民軸39%、民主軸34%、無回答27%ときっ抗しており、今回は自民軸支持が広がっている。
また、無回答者の割合が27%から16%へ11ポイント減少したことから、「2大政党化」が県内有権者に浸透しつつあることもうかがえる。
今回の調査を男女別にみると、自民軸を男性46%、女性50%が選び、いずれも民主軸(男性40%、女性32%)を上回った。前回は、男性の43%が民主軸を選び、自民軸38%を上回っていた。
年代別では、全年代で自民軸が民主軸を上回ったが、特に20代(51%)、30代(50%)、70代以上(51%)が5割を超えた。
地域別では、町村部で自民軸が51%と民主軸の34%を17ポイント上回り、民主党が強いとされる市部でも自民軸が48%と、民主軸36%を12ポイント上回った。
支持政党別にみると、自民党支持層では81%が自民軸と答えたが、民主軸も12%あった。逆に、民主党支持層でも15%は自民党軸と答え、支持政党と政権軸が必ずしも一致しない結果となった。【森禎行】
9月6日朝刊
(毎日新聞) - 9月6日16時26分更新
63
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 20:36:30
’05衆院選・やまなし:3区・後藤陣営「他候補の応援演説、目に余る」 /山梨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000113-mailo-l19
◇南ア市長に抗議
3区候補の後藤斎氏(48)陣営は6日、南アルプス市の石川豊市長が執務時間中に他候補の選挙カーに同乗し、応援演説をしているとして「目に余るもの」と抗議した。
後藤選対の金丸直道幹事長は同日、県庁で会見し、「石川市長は一党一派に偏らない中立公正な市政執行を行うとの公約もほごにしている」と主張した。
石川市長は毎日新聞の取材に対し、問題はないとの認識を示した上で「今後は選挙カーには乗らない」と述べた。
県選管によると、首長の選挙活動を禁止する規定は公職選挙法にはない。【宇都宮裕一】
9月7日朝刊
(毎日新聞) - 9月7日16時46分更新
64
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/10(土) 20:40:34
奔走・激戦区ルポ:’05年衆院選 14区 苦戦に腰折る“重鎮” /神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000091-mailo-l14
◇複雑な「若手」の応援事情
雨が降り続いた5日夜、藤井氏の個人演説会が相模原市の田名農協会館で開かれた。藤井氏は広島県尾道市の遊説からとんぼ返り。「非常に厳しい選挙です」。締めくくりに苦境を訴え、支持者約100人の帰り際、1人ずつ握手を交わして深々とこうべを垂れた。
党代表代行。政策立案や党内運営などで実質的に党内を仕切る重鎮だ。地元では旧自民、自由党時代から培った自民支持層を含めた強固な支持基盤を持つ。これまでの選挙では、「厳しい」と漏らしたり、腰を折ることを知らなかった。だが、今度ばかりは、顔をこわばらせた。
4日夜、選挙事務所の緊急選挙対策会議。危機感が表面化した。「尻に火がついて、ほかの応援どころじゃ、ないだろう。しがみついてやれ」――。党の顔として公示後、北海道、京都など1都1府4県を遊説した。6日夜の選対会議でも「地元で顔が見えない。張り付け」と激励が飛んだ。党支部、労組、後援会の三つの歯車は必死だ。
03年の選挙で約9万7000票を獲得。小さな会合にも出席する“どぶ板”を続けてきた。社民が擁立を見送り、自民党支部がほぼ分裂状態となった今回、厳しい選挙の要素はなかった。だが、世論調査結果は「自民優勢」「ほぼ互角」を伝えた。だれもが顔を引きつらせた。「比例復活もなければ、藤井の政治生命は終わる」。藤井氏の県外遊説は7日以降、すべてキャンセルされた。
◇ ◇ ◇
「いけそうなムード」。小型自転車で選挙区を回る赤間氏のペダルは軽い。選挙事務所に来る支援者は日ごとに増え、勢いを実感する。
父一之氏は元自民党県議。元県議の小川勇夫市長、現職で議長を務めた桐生忠一県議とは“天敵”とさえ言われたライバル。8月半ばの自民党支部会議で桐生県議を選対本部長、舘盛勝弘県議を同代行に決め、一枚岩の体制を敷いた。だが、それは表向き。桐生県議後援会は8月21日、「自主投票」を決め役員に文書通知した。
小川市長は藤井氏の出陣式に出席、「政権交代」を2度口にして、藤井氏寄りのスタンスを見せ、その後、労組の集会にも顔を出している。
「おやじが陣頭指揮したら、桐生県議も小川市長も動かない」。一之氏は公示直前から裏方に回った。出陣式ではバイク用のヘルメットをかぶり、会場に出入りする車の交通整理にあたった。公示後、一之氏は小川市長と会い、遺恨をわびて頭を下げた。小川後援会の一部が動き出した。6日、斉藤達也・自民党県連幹事長が、持病で入院して退院したばかりの桐生県議を見舞った。赤間氏への応援要請の意味を込めた来訪といわれる。
同市の政治勢力は、小川市長と桐生県議が主導権を握ってきた。赤間氏が国会に出れば、桐生、小川両氏の勢力後退は必至となり、合併後の次の市長選にも大きく影響する。市長選出馬が取りざたされる舘盛県議が、赤間選対の指揮を執る。相模原の政治事情が選挙を複雑にしている。
赤間氏選対は「もっと風を吹かそう」と党本部に大物支援を懇請。公示日の小泉純一郎首相に続き、8日に竹中平蔵郵政民営化担当相、細田博之官房長官が駆けつけた。
激戦の谷間に置かれた藤原氏。「憲法と平和を守り、大増税に反対する勢力は我が党だけ」と、地をはう運動を続ける。「社民支持層の票も期待できるし、前回以上の手応えを感じる」と選対幹部。各陣営とも最後の追い込みにかける。【高橋和夫、写真も】
65
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/12(月) 20:10:00
ザ・焼け太り
衆院選山梨、3選挙区とも前職が激戦制す
比例代表で4人が復活、衆院議員は7人に
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2005/09/12/1.html
三選挙区で計十人が激戦を繰り広げた山梨県内は、「自民分裂選挙区」で大接戦となった2区で自民党県連が推した無所属前職の堀内光雄氏が、自民党新人の長崎幸太郎氏らを振り切り、十選を果たした。同じく分裂区の3区も大混戦となり、同党県連が推した無所属前職の保坂武氏が、民主党元職の後藤斎、自民党新人の小野次郎の両氏を破り、当選。1区は民主党前職の小沢鋭仁氏が、自民党新人の赤池誠章氏らを退けた。
長崎、後藤、小野、赤池の四氏は比例代表南関東ブロックで復活当選し、県内から七人の衆院議員が誕生した。
2区は、自民党の公認が得られず、若手の挑戦を受けるこれまでにない厳しい戦いを強いられた堀内氏が組織力を生かし、基礎票をまとめた。長崎氏は改革推進、世代交代の訴えを二本柱に「反堀内票」を結集し、九百三十七票差まで詰め寄ったが、わずかに切り崩し切れなかった。民主党新人の坂口岳洋氏は自民党分裂劇に埋没し、共産党新人の渡辺正好氏も浸透できなかった。長崎氏は比例で自民党の同列四位で、惜敗率で復活した。
3区は、保坂氏は自民分裂で厳しい戦いを強いられたが、地元の甲斐市や南巨摩郡で得票を伸ばした。後藤氏は年金改革など幅広い政策を訴え、北杜市や中巨摩郡で保坂氏を上回る票を集め、千九百四十三票差まで迫り、小野氏も小泉人気に乗って北杜市などで食い込んだが、及ばなかった。比例で民主党の同列二位に登載された後藤氏は惜敗率で、小野氏は自民党の単独三位にランクされ、法定得票数を上回り、復活を果たした。
1区は知名度に勝る小沢氏が民主支持層を手堅くまとめ、自民支持層や無党派層にも浸透。赤池氏は「小泉人気」に乗って激しく追い上げたが、出遅れが響いた。共産党新人の遠藤昭子氏は支持を広げられなかった。赤池氏は比例で惜敗率で復活した。
66
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/13(火) 18:58:48
ちば衆院選 出口調査から
「政党支持率」で明暗 千葉
http://www.chibanippo.co.jp/t-news/seikei/seikei.html
衆院選の県内小選挙区が、自民十二議席、民主一議席となった結果に、県内政界に激震が走った。投票日に行った出口調査や、各党、各候補の表情を通して衆院選を検証する。
「ここ数年の国政選挙で民主党は無党派層の多くを取り込んできた。無党派層は民主党に投票してくれるという『おごり』があったのかもしれない…」
衆院選県内小選挙区の大勢が見えてきた十一日午後十時半ごろ、沈滞ムードの漂う民主党県連の事務所で、広中和歌子・選対本部長が重い口を開いた。
今回の県内十三小選挙区は、自民党が十二議席、民主党が一議席で、全国同様自民圧勝に終わった。無党派層が自民党に流れたために、勝ったのか。十一日に投票を済ませた有権者に対し、共同通信社が行った「出口調査」は、興味深い数字を示す。
◆自民45%、民主20%
出口調査は、各選挙区ごとに約九百人(七百九十九〜九百六十二人)に投票行動を聞いたため、県全体に直すと多少の偏りはあるが、合計一万二千六人に「支持政党」「小選挙区での投票結果」「比例代表の投票結果」などを質問した。
政党支持率は、自民45・0%、民主20・7%、公明5・7%、共産3・6%、社民2・1%、「支持政党なし」20・9%、その他2%。
支持政党なしと答えた有権者のうち、各小選挙区の合計では52・6%が民主党候補に投票し、38・9%の自民党候補を上回った。中でも、都市部の千葉1、2、4、6、7、8、13区では、民主党候補が自民党候補を約20ポイント近く離し、数字の上では、民主党が「無党派層からの支持」を得たことが読み取れる。
それでも小選挙区で自民がほとんどの議席を獲得したのは、民主の支持率の倍以上という高い政党支持率を受けて、安定的な票が自民党候補に集まったからと見られる。
◆内閣支持動向も鍵
また、「内閣支持動向」と小選挙区の投票結果との関連性からも検証。「支持する」と答えた有権者のうち約八割が自民党候補に投票し、中でも9区、11区はそれぞれ、87・6%、87・5%と特に高い数値を示した。
一方、「支持しない」有権者の七|八割が民主党候補に投票した。今回選挙の最大の焦点だった「政権選択」が、小選挙区の候補者への投票行動を通じて行われた状況が浮かび上がる。
結果的に当落を左右したのは、「内閣支持派」が58・1%と高かったのに対し、「不支持派」は38・1%にとどまり、多数の「支持派」からの票を得て、自民党候補が小選挙区で次々と議席を獲得したことをうかがわせる。
「政権選択」と同時に、小泉純一郎首相が「郵政民営化に賛成の自民か、反対の民主か」と争点を絞り込み、戦いの場を自らの土俵に持ち込んだことが奏功したと言える。民主党県連幹部は「小泉マジックに敗れた」と悔やんだ。
67
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/09/15(木) 20:57:11
藤井裕久氏が政界引退を表明 神奈川
http://www.kanalog.jp/news/local/entry_12461.html
民主党代表代行や幹事長などを歴任し、衆院選14区で落選した藤井裕久氏(73)が十四日夜、相模原市内で開かれた選対本部解散式で百人以上の地元支持者を前に政界からの引退を表明した。
藤井氏は「国会議員の職責は永久ではない。いつかは自分で決めなければと思ってきた。今回の結果は天の配剤。天命に従い、一つの区切りをつけたい」と表明。今後は東京都内と相模原市に拠点を置き、「引き続き、公のために努力する。今の政治の悪さに、より自由人となり発言していきたい」と語った。
長年、後援会役員を務めた支持者は「今、辞められたら困るとお願いしたが、本人の意思が固く残念だ」。市議の一人は「存在が大きかっただけにつらい」と、口々に政界きっての政策通の引退を惜しんだ。
藤井氏は旧大蔵省を経て一九七七年に自民党から参院議員初当選(二期)。その後、衆院議員五期、細川、羽田政権では蔵相を務めた。九三年の新生党結党に参加、小沢一郎氏らとともに新進、自由、民主と政党は移ったが、地元では「藤井党」といわれる強固な個人後援会が支えた。
68
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/10/06(木) 19:01:31
民主党県連:新代表に長浜博行氏選出 16日、承認経て新体制発足 /千葉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051004-00000141-mailo-l12
民主党県連は3日、衆院選で大敗した責任を取って代表を辞任する松崎公昭氏(62)に代わり、衆院議員の長浜博行氏(46)を新代表とすることを決めた。16日の党県委員会で正式に承認され、新体制が発足する。
長浜氏は4期目。松崎氏と同じ8区を地盤としているが、今選挙では松崎氏が8区で立候補して落選、長浜氏は単独比例候補となり、当選した。
幹事会では、長浜氏の当選回数が県内の衆院議員の中で最も多いことなどから、全会一致で決まった。長浜氏は「責任の重さを痛感している。今後の活動方針は、正式就任後に明らかにしたい」と話した。
また、代表代行には3区で落選した岡島一正氏(47)、選対委員長には参院議員の今泉昭氏(71)とすることも決めた。【森禎行】
10月4日朝刊
(毎日新聞) - 10月5日10時57分更新
69
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2005/10/06(木) 19:14:27
民主県連 新代表に長浜氏
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20051004/lcl_____cba_____002.shtml
民主党県連は三日、県連の幹事会を開き、衆院選で大敗し、自らも落選して辞意を表明した松崎公昭代表の後任に、長浜博行衆院議員(比例南関東ブロック)を全会一致で選んだ。十六日の県委員会で正式に決める。
代表代行には落選した岡島一正氏を選び、県議の田中明幹事長は留任。任期は、現執行部の任期である来年春の大会まで。長浜氏は記者団に「本来は(県連内の)選挙で選ばれるポジションだが、党の置かれた状況を理解した上で『やれ』ということだから、覚悟を決めてやる」と語った。
出納責任者が逮捕された松本和巳氏(自民)陣営の選挙違反事件で、再選挙の可能性がある7区への対応は「分からないが、党のルールでいけば、(7区で落選し比例で復活した)内山晃氏が出るだろう」と述べた。
衆院選の結果も総括し、「民主に政権を任せるのはまだ早いという判断だった」とし、次期県議選に県連で基本政策をつくり、議席の倍増をめざすことなどを話し合った。
(荘加 卓嗣)
70
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/05/11(木) 09:48:36
自民県連:各支部の党員1000人増、改めて要請へ−−執行部決める /山梨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060509-00000043-mailo-l19
自民党県連は8日、新執行部が決まってから初めての執行部会を開き、05年の党員数が前年の6割近くまで減った党勢回復に向け対応を協議した。次回執行部会は衆参4議員に出席を求めて6月上旬に開き、各支部で新規党員を1000人ずつ獲得するよう改めて要請する。また、知事、参院選の候補者選考は時期尚早として議題に上らなかった。
執行部会では県内の党員が04年の約1万5000人から05年の約8600人へと激減したことが報告された。昨夏の衆院選で郵政民営化方針を巡り、ねじれ現象が起きたことへの不信感が影響しているとみられる。初当選し支部長を務める赤池誠章、長崎幸太郎、小野次郎の3衆院議員への要請の他に、県議も党員獲得に努める方針を確認した。県連執行部と職域支部とも意見交換の場を設けることで意見が一致した。
また、山下実会長は、小野氏らが刷新を求めていた旧執行部の前島茂松会長代行と必要に応じて相談し県連を運営していく方針を伝え、了承された。
執行部会後の記者会見で山下実会長は、来夏の参院選について「まだ少し早い。大同団結する態勢作りを作ってから(選挙の話に)収れんしていく」と話すにとどめた。【宇都宮裕一】
5月9日朝刊
(毎日新聞) - 5月9日12時1分更新
71
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/07/26(水) 03:41:34
県内首長の半数「小泉改革が悪影響」と回答
アンケート実施、三位一体 7割が否定的
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2006/07/24/1.html
共同通信社と山梨日日新聞社など加盟新聞社が合同で行った、全国の都道府県知事と市区町村長を対象にしたアンケートで、小泉内閣が推し進めた構造改革の影響について、県内では山本栄彦知事と二十九市町村長のうち過半数の十五人が「悪い方向に向かっている」と受け止めていることが分かった。多くが、地方分権が進んでいないことや規制緩和による地域経済への影響を理由に挙げている。改革の柱・国と地方財政の三位一体改革は、予想以上に地方交付税が減らされたとして、七割強が否定的な評価。将来的な自治体運営は九割以上が不安を感じていて、「ポスト小泉」には地域間格差の是正に期待する声が目立った。
市町村長のうち、構造改革によって自治体が「どちらかといえば悪い方向に向かっている」「悪い方向に向かっている」と答えたのは都留、大月、北杜市など十五人(51・7%)。理由は「地方分権は国が言うほど進んでいない」九人、「規制緩和の行き過ぎで商店街や地場産業の活気がなくなってきた」三人など。甲斐市は「良い方向」とし、「どちらかといえば良い方向」は甲府、山梨市など十一人だった。
三位一体改革に関する質問では「あまり評価しない」が富士吉田、甲州、中央市など十六人で最も多く、上野原市や小菅村など「評価しない」の五人を合わせると72・4%に上った。このうち十四人が「地方交付税が予想以上に削減され、財政運営が厳しくなった」とした。一方、評価する声は「地域の特性に合った政策や事業ができるようになった」など。
地方交付税については「国の判断だけで年度によって総額が大きく異なる」「算定が複雑で配分額が適切か判断しにくい」などの指摘が多かった。交付税改革では、地方が配分調整に参加する「地方共有税」の創設や、国税から交付税に繰り入れる法定率の引き上げを望む傾向が目立った。
地方分権に関する国の政策に対する記述回答では、「交付税改革は国の財政再建をめどにしたもので、国の失政を地方に転嫁するもの」(石川豊南アルプス市長)、「地方は優遇されてきたという中央の発想は納得しがたい。過疎地の後退は国策の在り方に問題がある」(辻一幸早川町長)と、批判的な見解が少なくなかった。
将来的な自治体運営をめぐっては、中央市と昭和町を除く二十七人が「不安」と答えた。地方交付税削減による厳しい財政運営、高齢化による財政圧迫懸念、少子高齢化や若者流出に伴う人口減少を理由に挙げた。次期政権への期待としては、地域間格差の是正(十三人)がトップで、地方財政への手厚い支援(七人)、地方の景気対策(五人)の順だった。
一方、山本栄彦知事は、小泉構造改革の影響について、地方分権が進展していないことを理由に「どちらかといえば悪い方向に向かっている」と回答。三位一体改革は、予想以上の交付税削減から「あまり評価しない」とし、記述回答では「前進する姿勢は評価するが、地域や企業、世代間の格差が生じていて、是正に十分配慮すべきだ」との見解を示した。
72
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/09/05(火) 10:50:58
少し遡りますが・・・
「刺客」に親類はいるか
「甲州選挙」
http://www.yomiuri.co.jp/election2005/feature/0003/fe_003_050814_01.htm
12日午後4時ごろ、甲府市内の自民党山梨県連の事務室に、いらついた声が響き渡った。
「実家は市川大門らしいじゃんけ。どうして分からんだっ」
声の主は、携帯電話を握りしめる山梨県議(県連副会長)の深沢登志夫(69)だ。
傍らに座る県議の高尾堅一(67)も、携帯電話で支持者に問い合わせている。
「井上? あっちは井上姓が多いから、まずいな」「竜王に嫁に出た親類がいる? まずいど、そら」
2人のベテラン県議は、財務省のキャリア官僚である長崎幸太郎の親類縁者が県内にどれだけいるかを調べていた。
長崎こそ、郵政法案に反対した元通産相・堀内光雄(山梨2区)に差し向けられた「刺客」だからだ。
「甲州選挙」には勝利の法則があるという。
仲間で金を融通し合う互助組織から地域の親睦(しんぼく)組織として定着した「無尽」、「巻き」と言われる親類縁者網、地方議員の後援会組織――この三つをすべてネットワーク化することだ。地縁と血縁が山梨では最強の集票マシンなのだ。
2人の電話は約1時間に及んだ。長崎の親類縁者、つまり集票力は、それほど多くはなさそうだと分かった。堀内の選挙を心配していた深沢は、ようやく気分が落ち着いてきた。
すると、今度は違う疑問が頭をもたげてきた。
「縁もゆかりもほとんどない人が、どうやって選挙をやるんでぇ?」
その長崎は、こう言う。
「損得は度外視。捨て身で、航空母艦とぶつかる」
自民党幹事長の武部勤から「山梨でやらないか。君の志は理解している」と持ちかけられたのは10日だった。「ところで、山梨2区がいいか、3区がいいか」
武部の問いに、2日後、「2区で」と答えた途端、あっという間に「堀内への刺客は若手財務官僚」との情報が広まった。上司、同僚へのあいさつもままならないまま、長崎は12日、財務省を退職した。
「もともと政治の世界に興味はあったが、もう少し先と思っていた。でも、小泉首相の解散当日の記者会見を聞いて、この改革に参加しようと思った」
山梨3区の「刺客」としては、首相秘書官として小泉に仕える警察官僚の小野次郎の名が浮上している。本籍こそ山梨だが、生まれも育ちも東京。地縁血縁はないに等しい。
だが、小野は周囲にこう漏らす。「首相のそばで最初から見てきたので、郵政民営化は成し遂げたい」
73
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/09/05(火) 11:10:59
結局、ドサクサ選挙の中、比例で優遇を得る。
カバンがお守り
http://www.yomiuri.co.jp/election2005/feature/0003/fe_003_050827_01.htm
警察官僚がひょんなことから「刺客」になった。
「山梨3区が空いてるんだ。官僚で誰かいないのか」
8月12日、首相官邸の秘書官室で自民党幹事長・武部勤(64)がぼやいた。警察庁出身の首相秘書官・小野次郎は「あのー、僕の本籍地は山梨3区の旧明野村(現北杜市)なんですけど……」と切り出した。
「なんで早く言わないんだ」と話は一気に進み、夕方のテレビでもう「小野氏、出馬へ」と報じられた。
「違うよな?違うよな?」とあわてて電話してきた警察庁の官房長に、小野は「実は、そういう話あるんです」。帰宅して妻に「相談が……」と言ったら、「こういうのは『相談』とは言いません」とそっぽを向かれた。
自民党山梨県連は、3区では郵政民営化関連法案に反対して無所属で出馬する前議員・保坂武を支援している。山梨で暮らしたことがない小野は徒手空拳で敵陣に乗り込む覚悟だった。
24日午前、小野は一人で新宿駅から「特急スーパーあずさ」に乗った。甲府駅が近づくと緊張した。「来ちゃったなあ。引くに引けない所まで……」。改札口に出迎えはなかった。
支援要請に訪れた党県連では、県連会長・中島真人(70)にこう言われた。
「県連としては、ある候補(保坂)が小選挙区で、ある候補(小野)が比例で、2人の国会議員が誕生するのが望ましい。党本部公認で来るなら正々堂々と戦ってください」
甲斐市に新設した事務所に着いたのは午後5時すぎ。パンフレットも名刺も届いていなかった。あかね雲の切れ間から富士山が見えた。
事務所では遠い親類ら約20人が待っていた。半数は小野と面識がなく、携帯電話の番号を交換することから選対会議が始まった。
小野の“売り”は首相の小泉とのパイプだ。それだけに、小泉に恥はかかせられない。25日、台風11号の大雨の中で甲斐市役所を案内してくれた公明党市議・小林佳一(61)に、人目もはばからず哀願した。
「私たちも30人なら集められるんですが、総理が(27日に)わざわざ山梨に激励に来るのにそれじゃ困るんです。“ナマ小泉”ですよ。動員をお願いします」
小野は秘書官時代に愛用した緑色のカバンをお守りのように持ち歩く。
「僕のトレードマークだから。秘書官の時は、北朝鮮ミサイルへの対処マニュアルとか機密文書がぎっしりだったけど、今は僕の選挙資料ばっかりさ」
74
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/10/10(火) 15:36:29
浮島敏男議員 衆院当選から1年 「毎日充実した日々」
http://www.sankei.co.jp/local/kanagawa/061004/kng000.htm
昨年の総選挙で当選し、自民党県連事務局長から衆院議員に転じた浮島敏男議員は約1年間にわたり、産経新聞神奈川版に日々の議員活動をつづった「36番目の男」を連載した。連載終了に合わせ、浮島議員に1年の議員生活を振り返ってもらった。
−−議員となって1年が過ぎた
「あっという間の1年だった。何も分からなかったが、先輩議員や秘書の支えもあって1年たってやっと国会の生活に慣れてきた」
−−議員になって仕事の変化は
「休会中は県連の仕事も手伝っているので毎日充実した日々を過ごしている。現在は生前お世話になった故亀井善之先生の衆院16区の補欠選挙に全力を尽くしている。選挙区をもつ議員と違って休日に地元を回るわけではないので、比較的自由な時間をもつことができている」
−−実際にやってみて分かったことは
「国会議員は国会がないときも、さまざまな勉強会に参加して家庭も顧みず国のために働いている。みなさんが考えるほど国会議員の仕事は楽ではないことです」
−−小泉純一郎首相が退陣したが、その評価は
「『やりっぱなし』という批判もあるが、何年か過ぎて成果が現れれば、小泉前総理を評価するようになるのではないか。郵政民営化のような大改革は国鉄民営化と同じで、何年かたたないと成果が出たかどうか分からないだろう」
−−9月に発足した安倍政権への期待は
「小泉前総理が数々の批判に耐え、進めてきた改革をフォローし、成果が出るような政策を打ち出してほしい」
−−自身の今後の抱負は
「1年が過ぎ、状況も分かってきたので現行の選挙制度について、自分なりに勉強を進めてみたい。あとは仲間である1年生議員が次の選挙で当選するために、私の経験を生かし手助けができればと考えている」
−−日記をつけるのは大変だったか
「小学生の低学年以来、日記なんて書いたこともないので一度は断った。でも(元県議の)梅沢健治先生が県連幹事長時代に私に言った『難しい言葉で書くな。小学生でも分かるような文章を書きなさい』という言葉を思いだし、引き受けた。1年にわたり日記を読んでいただいた読者のみなさんにも感謝したい」
−−当選時、次の選挙は立候補する気はないと言明していたが
「選挙区もないから出られないと思う。ただ(比例の)名簿順位が36位だったら考えるかもしれない」
(10/04 00:37)
75
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/10/19(木) 23:11:17
「造反組」「刺客組」資金模様くっきり 朝日山梨
2006年10月19日
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000610190003
自民党を割って「造反組」と「刺客組」が争った05年総選挙。収支報告書で振り返ると、各候補者に党本部や造反組仲間から多くのカネが飛び交った様子が浮かび上がる。05年は造反組が刺客組を資金力で上回ったが、造反組の選挙後の収入は減少傾向にある。
2区の「造反組」堀内光雄氏は、資金力で「刺客」の長崎幸太郎氏に差をつけた。堀内氏の前年繰越金を含めた総収入は約4767万円。長男が代表を務める「自民党県芙蓉会支部」からは、05年8月の解散から同9月の投開票日までに渡った1130万円を含め、計2325万円を受けた。豊富な資金を背景に、堀内氏は同8、9月、2区内の26の党支部に計860万円を投入、公認問題に揺れる党組織の引き締めを図った形だ。
芙蓉会支部は堀内氏が無所属となった後の同12月まで、寄付を続けていたが、「無所属で自民党組織から寄付を受けると誤解を招きかねず、現在は受けていない」(堀内氏の事務所)。
一方、長崎氏は同8月、党本部からの交付金1100万円に加え、山崎派の政治団体からも300万円を受けて対抗した。長崎氏の総収入は3508万円で、堀内氏には及ばなかった。長崎氏は当選後の同10月、今度は二階派の政治団体から寄付300万円を受けた。長崎氏は今年8月、二階派入りしている。
3区の「造反組」保坂武氏の前年繰越金を含めた総収入は3905万円。05年8月には、同じ造反組の綿貫民輔氏の政治団体から1千万円、平沼赳夫氏の政治団体から100万円の計1100万円の寄付を受けた。保坂氏は「同じ立場の先生方からの応援で、ありがたかった」と話した。保坂氏と争った「刺客」の小野次郎氏の収入は、党本部からの交付金2千万円のみ。小野氏の事務所は「政治に金をかけない、という考え方で活動している」とした。
ただ保坂氏の選挙後の収入は減少傾向にある。同8月以降は党本部からの交付金、津島派の政治団体からの寄付金が途絶え、前年比計1500万円減った。同11月に離党して政党支部が解散した影響も小さくなかった。政党支部は解散前に45の企業・団体から計約493万円を集めたが、同11月以降は途絶えた。
堀内氏は、同10月31日に自民党を離党し代表を務めていた党支部を解散した。同日付で党支部の残金約12万円余りを自身の政治団体に寄付し、党へは返納しなかった。保坂氏が11月に解散した党支部も残金はゼロで、党への返納はなかった。
(上原佳久)
76
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/11/26(日) 15:14:15
造反組の復党めぐり県民から賛否の声
「参院選向け協力必要」「説明なく筋通らず」 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2006/11/26/2.html
「復党は当然の流れ」「政治家として筋が通らない」−。衆院議員の堀内光雄(山梨2区)、保坂武(同3区)両氏ら郵政造反組の自民党への復党問題が大詰めを迎え、山梨県内にはさまざまな反応が広がっている。堀内、保坂両氏が復党する見通しが強まったことに、支持者らは「政治活動が厚みを増し、一層期待ができる」と歓迎。来年の参院選を見据え「自民党が勝つためには造反議員の力は不可欠だ」との意見も聞かれた。一方で「有権者への明確な説明がないまま復党するのは納得いかない」と造反議員や党本部の対応を疑問視する声もあり、賛否が分かれた。
「選挙区に刺客を送り込まれ、苦渋を味わい、みそぎは済んだ」。山梨市小原西の主婦(45)は堀内、保坂両氏の復党に理解を示し、「無所属のままでは幅広い議員活動はできず、復党は山梨のためにも良いことだ」と話す。富士吉田市上吉田の主婦(35)は「郵政民営化そのものに反対したのではなく、法案の中身に反対した議員もいる。こうした議員に離党を迫った当時の党本部のやり方は納得できない」と、小泉純一郎首相時代の党本部対応に不快感をにじませた。
また来年の統一地方選や参院選をにらみ、自民党支持者からは「造反組の復党は必要」との声も聞かれた。大月市梁川町の自営業男性(65)は「参院選に向け、自民党は造反議員の力を借りなければならない立場。本来は党本部が要請してでも造反組に復党してもらうべきだ」と主張する。
一方、安倍晋三政権誕生後間もなく浮上した復党論に対して疑問の声も上がった。大月市大月一丁目の自営業女性(57)は「前回の衆院選では郵政民営化という政策が支持され、自民が圧勝したのに、党総裁が変わった直後に復党の話が出てくるなんて、党も造反議員も節操がない」と言う。
甲斐市の会社員男性(27)も「参院選や統一地方選をにらんで復党を図る党執行部の考え方には嫌悪感を感じる。造反議員も政治への信念はどこへいってしまったのか」と首をかしげた。
また復党をめぐる議論が熱を帯びる現状に、韮崎市の教員女性(37)は「力を注ぐべき重要な政策課題が別にあるはず。早急に建設的な解決を図るべきだ」と、不満をぶつけた。
77
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/11/29(水) 00:52:19
造反組復党願提出 堀内氏「私は元々自民党」長崎、小野氏は冷ややか 讀賣山梨
郵政民営化に反対して自民党を離党、無所属で活動していた堀内光雄(衆院2区)、保坂武(同3区)両衆院議員が27日、復党願を党本部に提出した。堀内氏は「私は元々自民党」と、復党願の提出理由を説明し、復党は当然との考えを強調した。自民県議団からは歓迎の声があがる一方、選挙区が重なる長崎幸太郎、小野次郎両衆院議員は冷ややかな反応を見せた。
自民党2区県議団の奥秋恵次幹事長は「県議団全員が復党を願っていた。堀内氏も党に戻った方が県民のために働きやすいと思う」と歓迎した。
また、保坂氏は地元が復党を望んでいることを挙げた上で、「(離党から)1年たって安倍首相になったんだから」と復党は自然な流れとの考えを示した。
党3区県議団幹事長で、昨年の衆院選で選対本部長も務めた深沢登志夫県議は「党員の一人としてうれしい。復党後は保坂氏を中心に県議団はまとまっていきたい」と喜んだ。後援会「風」の中原英幸会長も「無所属のままでは支援者が離れる可能性もあった」と打ち明け、「1年間つらい思いもしたがよかった。保坂氏の決断を評価したい」と話した。
一方、昨年の衆院選に党公認で出馬し、比例復活した長崎幸太郎、小野次郎両衆院議員は、1年間対立してきた堀内、保坂両氏を迎え撃つ形となり、選挙区調整や支部長ポストの問題が浮上する。27日午後に復党反対の議員と対策を協議した3区支部長の小野氏は「本当に反省しているならいいが、どこまで反省しているか分からない」と述べ、早期の復党に疑問を呈した。韮崎市内の小野氏事務所には、復党に反対する支援者からの激励や、復党後の混乱を心配するメールなどが複数寄せられているという。
2区支部長の長崎氏は「復党願を出すのは自由」とし、堀内氏が「2区で当選したのは自分」と優位性を強調している点についても「そう発言するのも自由」と冷ややかな反応を示した。
復党問題では、県民の声も様々だ。富士吉田市の50歳代の会社員男性は「選挙区調整など解決すべき問題が多いので複雑な気持ちだが、復党は当然だと思う」と支持する一方、山中湖村の30歳代の自営業男性は「党からの資金提供がほしくて復党したいのでは。今は若手に期待している県民が多く、堀内氏らが復党しても山梨は何も変わらない」と断言した。
(2006年11月28日 読売新聞)
78
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/11/29(水) 01:22:15
当選者は私vs支部長は私
自民党:郵政造反11人復党 堀内・保坂両衆院議員「支持者が望んでいる」 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20061128ddlk19010331000c.html
◇選挙区内、すみ分けなど問題に
郵政民営化法案に反対し自民党を離党した議員の復党問題で、県選出の堀内光雄(2区)、保坂武(3区)の両衆院議員=無所属=は27日、復党願と郵政民営化への賛成を明記した誓約書を提出、早期復党を求めた。昨年の衆院選に党公認で立候補し2、3区の党支部長を務める長崎幸太郎、小野次郎の両衆院議員=いずれも比例代表=は復党に「個人的な事柄」とコメントしなかったが、党本部に対し復党に慎重な対応を求めた。県連幹部は来夏の参院選もにらみ歓迎の意向を示したが、堀内、保坂氏は党員としての実績などから支部長復帰を求める考えで、復党後、選挙区内でのすみ分けなど新たな問題が生じるのは必至の状況だ。【鷲頭彰子、吉見裕都、宇都宮裕一、藤野基文】
堀内、保坂氏は同日午前9時半、東京都千代田区で開かれた造反組無所属議員12人の会合に出席、約2時間に渡る会合で復党願や誓約書の内容を決め、党本部に届け出た。党本部が出した誓約書の案では、「誓約に反した場合は議員辞職する」との内容も含まれていたが、両氏とも記した内容は明らかにしなかった。
◇2区当選者は私−−堀内氏
会合を終えた午前11時半ごろ、報道陣の前に現れた堀内氏は当初緊張した様子だったが、全員が復党願を提出すると決めたことを笑顔も交えながら説明した。
その後、議員会館で取材に応じた堀内氏は復党の理由を「支持者の大半が望んでいる」と説明。「それに私は元々自民党員ですから」と満面の笑みを浮かべながら続けた。
復党後に問題となる支部長職については「2区の当選者は私。そこを間違えないように」と語気を強め、「そういうことを加味しながら進んでいくでしょう」と話し、自らが支部長にふさわしいとの認識を示した。
◇“貢献度”判断を−−保坂氏
一方、保坂氏は会合終了から約50分後に姿を現し、誓約書の内容についての報道陣の問い掛けに、「(誓約書は)納得して出した」とのみ話し、やや緊張した面持ちで会場を後にした。
その後、毎日新聞の取材に、保坂氏は復党理由に支持者の意向を挙げ、支部長問題について「約30年間、自民党員として活動してきた」とこれまでの党での活動と貢献に自負を示した上で、「復党できれば、お互いの自民党の中での貢献の度合いを判断した上で、対応が決まってくると思う」と話した。地元の支持者に対する思いを聞かれると「長い1年だった。皆様には心配を掛け、気をもんで頂いた」と感極まった様子で目を赤くした。
◆「刺客」、党本部に慎重対応求め
◇長崎氏「支部長は私」
長崎氏は午前11時半ごろ、復党願が出たことを議員会館の事務所で知らされると、表情を変える様子もなくうなずき、取材に対し、「堀内さんと党との関係で、自分とは関係なくコメントするものではない」と述べた。自民党2区支部長については「2区の支部長は私」と強調、「自分は2区支部長として選挙区で有権者との約束を果たすべく努力するのみ」と淡々と話し、堀内氏と地盤が重なることについては「私は私の地盤を作るだけ」と話した。
79
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/11/29(水) 01:22:55
◇小野氏「“条件付き”論外」
小野氏は「自分が支部長だといって復党に条件を付けてきたのなら論外」と支部長の変更はありえないとの認識を改めて示し、「復党願を提出したことについては個人的なことで何も言うことはない」とコメント。党本部の対応については「早期の一括復党は問題」と反発し、「選挙区ごとに関係する議員に意見を聞くなどして慎重に対応してほしい」と厳しい表情で話した。
両氏は午後2時から復党に慎重な新人議員らによる「復党問題を考える会」に出席。その後、同会として党本部に対し、復党に対し慎重な対応を求めた。
◇「保守王国復活」−−県連幹部、一様に歓迎の声
堀内、保坂氏の復党願提出に対し、自民党県連幹部からは一様に歓迎の声が上がった。上野原市で支持者回りをしていた山下実・自民党県連会長は取材に「まことに歓迎すべきこと」と手放しで喜んだ。「県内には自民党の国会議員が6人になる。保守王国の復活だ。これで来年の参院選も戦える」と終始にこやかに話した。相馬紀夫幹事長も「たった一法案に反対しただけ。当然の流れだ」と復党を支持した。
党支部長には衆院選で党公認候補が就任してきたが、2、3区では党の衆院議員が2人になることについて山下会長は個人的な意見として「普通にいけば次の(衆院)選挙は2年半後にある。その時にすみ分けを考える」との考えを示した。
◇有権者、意見さまざま
県内の有権者や自民党員からは復党にさまざまな意見が聞こえた。
堀内氏の選挙区(2区)である富士吉田市の主婦(61)は「無所属では何もできないので仕方がないのかもしれない」。同市の自営業の男性(64)は「郵政民営化法案に反対して党を出たのだから無所属を通すべきだった」と首をかしげた。保坂氏の選挙区(3区)である甲斐市に住む会社員の男性(58)は「(保坂氏が)郵政民営化法案に反対したのは間違いだったと考えているようだから問題ない」。同市の主婦(65)は「自分の信念を貫いてこそ政治家」と納得のいかない様子だった。
また、自民党員で山梨市に住む男性(62)は「反省を込めた“一筆”を添えたのだから納得はできる」とした。一方で同じく同党員で昭和町の男性(62)は「違う道を進むべきだった。自民党に対する不信感が広がるのではないか」と心配した。
毎日新聞 2006年11月28日
80
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/11/29(水) 01:49:02
>来夏の参院選で自民党が負ければ日本はおかしくなる。参院選のための復党で構わない
潔くて良いかも。
造反2氏復党へ、“刺客”とにらみ合い
2006年11月28日
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000611280006
郵政民営化法案に反対して自民党を離れた堀内光雄氏(衆院山梨2区)と保坂武氏(同3区)が27日、党執行部へそろって復党願を提出した。昨秋の衆院選から1年2カ月。県内の自民党関係者からは「これで次の参院選を戦える」と安堵(あん・ど)の声が聞かれる一方、「大義名分のない復党」と変わり身の早さを指摘する声も出ている。(後藤泰良、燧正典、上原佳久、南日慶子)
2氏が復党した場合、2区支部長の長崎幸太郎氏、3区支部長の小野次郎氏の両議員との選挙区調整が課題となり、党公認で戦った「刺客」と自力で選挙区を勝ち抜いた「造反」の主導権争いが激しくなりそうだ。
2区では堀内氏の支持者の多くが復党を歓迎した。ただ、「復党は当たり前」「誓約書まで書かされたのはすっきりしない」という受け止め方もあった。
長崎氏との選挙区調整については「長年かけて築いた地盤は譲れない」「小選挙区で勝った人間が次も小選挙区で出るのが当然だ」といった声が圧倒的だった。
一方、長崎氏の支持者からは「昨年の衆院選は何だったのかといった批判が出るのは確実」「来夏の参院選は苦戦する」などと、堀内氏を牽制(けん・せい)する声が聞かれた。
長崎氏自身は「復党願の提出についてコメントすることはない。支部長として引き続き党勢拡大に努める」と静観の構え。“棲(す)み分け”については、2500人を超える新規党員を確保した自信からか、「堀内さんのことは執行部が考えてあげればいい。選挙区からは私が出る」と言い切った。
一方の3区は互いに様子見の構えだ。
保坂氏は一つの区切りを迎え、「長い一年間だった」と感想を述べた。小野氏との選挙区の折り合いについては「正式に復党したわけではない」「解散総選挙は1年以上先」などと言葉を濁した。
安易な復党は認められない、と主張してきた小野氏は「真剣に反省しているのならしょうがない」と言葉少な。復党による参院選への影響や、保坂氏との調整についても「今はコメントはできない」と“戦略”は明らかにしなかった。
山下実県連会長は「これで参院選が戦える」と歓迎している。大義名分のない復党、との批判については「来夏の参院選で自民党が負ければ日本はおかしくなる。参院選のための復党で構わない」と反論した。
81
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/11/29(水) 16:44:50
#これまでの鬱憤晴らしをしそうである。
復党問題保坂氏、小野氏へ対抗心 本紙と会見「党員の支持得ている」 讀賣山梨
自民党への復党が確実となった保坂武衆院議員(山梨3区)は28日、都内で読売新聞の取材に応じ、「(山梨3区では)私が党員、党友の支持を得ている」と述べ、同党山梨3区支部長を務める小野次郎衆院議員への対抗意識を強くにじませた。また、堀内光雄衆院議員(同2区)は同日、同党への復党願を提出した議員3人と共同で会見し、復党に対する理解を求めた。
自民党本部は、両氏を含む11人の復党を内定している。保坂氏は「(12月4日の)党紀委員会までは復党が決まったとは言えない」としながらも、「30年近く党活動を行い、衆院選で3度当選した。引き続き小選挙区でやりたい」と述べ、3区の支部運営で主導権を握ることに意欲を示した。
保坂氏は、無所属で活動した1年余を「じっと耐えてきた」と振り返り、「筋論で言えば元々私が(自民党の)党員、党友、支持者の支持を得ている。私が戻れば党県連の運営にも貢献できる」と強調した。
安倍首相が、復党議員に対して国民への説明を求めているため、保坂氏は来月2日、県内で会見する予定だ。
一方、堀内氏は「(昨年の)衆院では反対票を投じたが、基本的には民営化に賛成。衆院選でも『民営化に反対』とは一言も言っていない」と述べ、復党について、有権者の理解が得られるとの認識を示した。
堀内氏は復党内定について、「元々、党籍を無理にはく奪された気がする。帰ってよいと言われ、うれしい」と笑顔を見せた。
山梨2区の支部長を務める長崎幸太郎氏との“住み分け”の問題については「(正式に)復党する前にする話ではない」と述べるにとどまった。
(2006年11月29日 読売新聞)
82
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/05(火) 10:49:39
堀内光雄、保坂武衆院議員が復党
自民決定、選挙区調整は棚上げ 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2006/12/05/1.html
自民党は四日の党紀委員会(笹川尭委員長)で、堀内光雄元党総務会長(山梨2区)や保坂武氏(同3区)ら郵政造反組の衆院議員十一人を、同日付で復党をさせることを全会一致で決めた。これで衆院の自民議員は三百五人に膨らんだ。参院の造反議員についても執行猶予期間の終了を決め、処分を解除した。安倍晋三首相(党総裁)は記者団に「(復党への)批判は甘んじて受けたいが、新しい仲間を受け入れて政策を推進し、国民に理解を得たい」と述べた。一方で、山梨2、3区など昨秋の衆院選で争った“刺客議員”との選挙区調整は棚上げされたままで、造反組のうち落選した元議員の扱いを含めて、引き続き党内の火種になりそうだ。
首相は党紀委決定後、党本部で十一人と会い「お帰りなさい。『美しい国』づくりに向けていっしょに汗をかいてほしい」と協力を要請。選挙区調整では記者団に「全員が次の衆院選後にも議員として活動できるようにしたい」と強調した。
ただ、復党への世論の視線は厳しく、首相が「改革後退」との批判をかわすため、道路特定財源改革などで指導力の発揮を迫られるのは間違いない状況だ。
昨年十月の参院処分をめぐっては、党役職停止一年(執行猶予二年)、党員資格停止一年(同)とされた計十八議員(離党済みの後藤博子氏を除く)について、執行猶予期間を一年とし、今年十月二十七日付にさかのぼって処分を終了することが決まった。
中川秀直幹事長は記者会見で、落選組については来夏の参院選出馬希望者を優先検討する方針を認め、「参院選の準備を考えれば、年内から来春の早い時期にかけて(検討を)しっかりやらねばならない」と表明した。
自民党が衆院で三百議席を超えるのは、一九八六年の衆参同日選挙での圧勝以来。公明党を含めた与党議席は定数四百八十議席の70%、三百三十六人となる。
一方、復党した堀内氏は自民党本部で安倍首相と対面後に「『これからも一緒にやっていきましょう』と言われ、力強く感じている」と述べるにとどめた。選挙区調整が焦点となる支部長問題についてこの日はコメントしなかったものの、先月二十七日には「私は選挙区の当選者であり、そうした点を加味して判断するのではないか」と話している。
保坂氏は党本部で復党決定を聞き「首相が目指す美しい国づくりに努力したい」と話した。支部長問題は「小選挙区で選ばれた議員は地域の声を施策に反映するのが役割で、比例当選者は小選挙区に足りない部分を補完するのが役目だと考える」として現3区支部長の小野次郎氏(比例南関東)をけん制した。
一方、復党組と選挙区で競合する刺客側では、現2区支部長の長崎幸太郎氏(比例南関東)は「今後、(堀内氏に)先輩議員としてご指導いただきながら、引き続き2区のために努力していきたい」と述べた上で、支部長については「交代する理由がない」と強調した。
小野氏も「(山梨には自民党議員が)二人戻ってくる形だが、安倍改革を推進するために互いに協力していきたい」としながらも、「これまで通り支部長として粛々と務めを果たしていきたい」と続けた。
自民党県連の山下実会長は「支部長問題は党本部が決めることであり次期衆院選まではまだ時間がある」としている。
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:
片言丸
:2006/12/06(水) 11:18:01
“刺客組”に対抗心 小選挙区当選を強調 復党会見 讀賣山梨
「郵政造反組」として自民党を離党、4日の党紀委員会で復党が決まった堀内光雄(山梨2区)、保坂武(同3区)両衆院議員が5日、甲府市丸の内の同党県連会館で会見を開いた。選挙区調整問題では、両氏とも小選挙区の当選者であることを強調し、“刺客組”の長崎幸太郎、小野次郎両衆院議員への対抗心を強くにじませた。注目された知事選への対応は「復党したばかり」などとして、明言しなかった。
会館入り口では、山下実・県連会長が出迎え、堀内氏と握手を交わした。その後行われた会見で、堀内氏は「復党問題は一区切りついた。安倍内閣を支えながら改革を進めていきたい」と述べた。保坂氏も「安倍総裁に『お帰りなさい』と言われ、大変重みのある言葉だった。党勢拡大に努力したい」と抱負を語った。
復党により2、3区では長崎氏、小野氏それぞれと地盤が重なるが、堀内氏は「深刻な問題ではない。支部長は選挙直前までの役職で公認候補とは別。(公認候補は)選挙まで一生懸命頑張った方がやればいいのでは」と余裕を見せる一方、「自民党で山梨2区選出の国会議員は私一人だけ」と強調するのも忘れなかった。保坂氏は「党本部が判断すること」とした上で、「今の選挙は地域から選ばれた人が意見を述べる制度。それを考えると必然的に次のことは整理できる」と述べ、小選挙区で当選した自分が支部長にふさわしいとの認識を示した。
一方、「復党までは明言しない」としていた知事選の対応について聞かれると、「県連会長らから話を聞いて判断したい。当面は勉強期間がいる」(堀内氏)、「復党してすぐ知事選にはならない。政策や支持者のことも合わせて判断する」(保坂氏)と述べるにとどまり、態度表明は早くとも臨時国会が閉会する15日以降との見通しを示した。
(2006年12月6日 読売新聞)
84
:
片言丸
:2006/12/06(水) 11:19:12
横内氏支持赤池氏表明 自民1区県議団が抗議土屋会長ら5人「決議無視の独断」 讀賣山梨
自民党山梨1区支部長の赤池誠章・衆院議員が、知事選で横内正明・元衆院議員の支持を表明したことを受け、山本知事支持を表明している同党1区県議団の土屋直会長ら県議5人は5日、「何の相談もなく決めた」と抗議文を赤池氏事務所に提出した。今後の対応次第では次期衆院選の協力態勢に支障が出ることも示唆している。
抗議文は、1区県議団のうち、横内氏支持を表明している臼井成夫、高野剛両県議を除く県議5人の連名。土屋氏と皆川巌県議が甲府市内の赤池氏事務所を訪れ、抗議文を提出した。
抗議文では、1区支部長の赤池氏の横内氏支持の表明について「昨年の衆院選で赤池氏を支えた県議、市議らに何の説明もなく行われた」と批判、「県議団の山本知事推薦決議を無視した独断専行」としている。
土屋氏は「今回は抗議だけだが、今後の赤池氏の動向次第では、次の衆院選で支援することはできなくなる」と明言している。
これに対し、赤池氏は「1区支部長として中立でいることも考えたが、政治家として1票を投じる先を決める方が重要だった」と述べ、「自分の決定は支部長としてではなく、あくまで一人の政治家としての決断」と述べ、支部としては自主投票であることを強調した。
(2006年12月6日 読売新聞)
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:
片言丸
:2006/12/06(水) 11:33:16
自民党:郵政造反11人復党 堀内・保坂氏、支部長職就任に強い意欲 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20061206ddlk19010072000c.html
◇復党会見
自民党への復党が認められた県選出の堀内光雄(2区)、保坂武(3区)の両衆院議員は5日、甲府市丸の内の自民党県連会館で記者会見を開いた。堀内氏は「私は生粋の自民党員。復党を素直に喜んでいる」と笑みを見せ、保坂氏も「3区の党勢拡大に努力したい」とやる気をみせた。
会見では両氏とも、郵政民営化について「法案の内容には反対したが民営化自体には反対ではなかった」と釈明、「民営化して良かったと言われるような制度の実現に取り組みたい」と党本部と協力して取り組む考えを示した。
また、支部長職については「次の選挙の前までに頑張った方が次の支部長になるでいいのではないか」(堀内氏)、「党本部の判断に任せたい」(保坂氏)と述べたが、両氏とも「選挙区では自分が選ばれている」と就任に強い意欲を見せた。【鷲頭彰子】
毎日新聞 2006年12月6日
86
:
片言丸
:2006/12/06(水) 11:39:52
自民党の知事選対応、国会議員も2派に
赤池誠章氏は横内氏支持を表明 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news/2006/12/05/2.html
来年一月四日告示の山梨県知事選で、自民党山梨1区支部長の赤池誠章衆院議員(比例南関東)は四日、昭和町内で開かれた会合で、横内正明元衆院議員を支持する考えを明らかにした。自民党国会議員では中島真人参院議員(山梨)が山本栄彦知事を支持しており、県議団に続き、国会議員も知事選対応が分かれることになった。今後、赤池氏以外の新人衆院議員二氏や、この日復党した郵政造反組二氏の対応が注目される。
赤池氏は「新しい県政が求められている。長年の行政経験や国会議員経験を持つ横内氏に県政と国政とのパイプ役を期待したい」と述べ、横内氏を支持する考えを示した。「県政に生かせるアイデアを持っていても、話せる方がいない。県庁はすべて出来上がったものを持ってくるだけだ」とも述べ、暗に山本県政を批判した。
一方で、赤池氏後援会の中村昌訓会長は山本知事の選対本部役員に就任している。また、山梨1区県議五人のほか、甲府市議の大半も山本知事を支持しており、赤池氏の横内氏支持表明は今後、波紋を広げそうだ。
同党国会議員の知事選対応をめぐっては、中島氏が山本知事の再選を支持する考えを表明。知事の選対本部の最高顧問にも就任している。一方、山梨2区支部長の長崎幸太郎衆院議員、3区支部長の小野次郎衆院議員(いずれも比例南関東)は「候補者の政策を見た上で判断したい」として、態度を明らかにしていない。
また、郵政民営化関連法案に反対して自民党を離党し、四日に復党が認められた堀内光雄(山梨2区)、保坂武(同3区)両衆院議員もこれまで「復党問題が解決するまでは言えない」などと対応を明確にしていない。前回知事選で堀内氏は山本氏、保坂氏は横内氏を支持しており、「今回も同様の対応を取る」との見方があるが、選挙区で競合する長崎、小野氏も含めて四氏の対応が注目される。
自民党県議団(二十六人)は多数決で、山本知事の推薦を決めているが、3区県議を中心に九人は横内氏支持で、知事選対応は分かれている。
87
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/08(金) 09:11:06
【それぞれの復党】〈上〉3区の保坂氏
2006年12月07日 朝日山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000612070006
「私は自民党、それが筋だ。反対行動とは何だ」
「復党したら有権者に裏切りになる」
2人の国会議員が激しく言い争った。11月3日、北杜市須玉町内の式典会場の来賓控室。自民党への復党が念願だった保坂武(衆院3区)と自民3区支部長の小野次郎(比例南関東)。保坂は、復党反対運動の先頭に立っていた小野に憤りを抑えられなかった。
◆
「復党を前提に我慢し続けた。本当に長かった」。保坂は郵政民営化法案に反対して昨年11月に離党に追い込まれ、無所属となった。カネ、権限、評価。政治活動の環境は一変した。
総選挙が終わって間もない昨年9月下旬、保坂の事務所に1台の中古車が納車された。都内での移動に使うためだ。走行距離約8万3千キロの国産中型車。離党が確実となる中、資金難を心配した支持者が、5万円で譲ってくれたのだ。秘書は「やり繰りに苦労していたのでありがたかった。議員会館では警備員に誘導もされないことがありましたが」と苦笑する。
05年の自民党本部からの交付金と所属派閥だった津島派からの寄付金は前年比で1500万円減った。45の企業・団体から計493万円を受けていたが、企業献金が受けられなくなる無所属議員になってからは途絶えた。
離党前には衆院などの4委員会に所属したが、離党後は一つだけ。支持者からは「国の情報が入ってこない」との声も漏れ始めた。後援会長の中原英幸は「(国会活動を)しなかったんじゃない。させてもらえなかった」と説明に回った。
◆
一方、選挙区内で存在感を高めたのはライバル小野だ。
「自民の小野先生のおかげです」。昭和町幹部の言葉に、保坂の秘書は耳を疑った。
昭和町内で工事中のヴァンフォーレ甲府の練習場も備える押原公園。町は09年の完成実現にあたって、国土交通省からの補助金確保など国との折衝を必要とした。保坂は水面下で、津島派の人脈を頼り、国交省からの予算取りなどに動いた。
だが町幹部から評価を得たのは小野の方。保坂は「自民党でなければ、仕事をしても信じてもらえない」と嘆く。足元の後援会関係者からも「無所属のままでは選挙はどうなる」と不安の声も聞こえ始めていた。
保坂の復党が実現した今、焦点は小野との小選挙区の公認争いだ。小野は5日、公認候補予定者になる3区支部長職の続投を党幹部から内示された。「次の選挙まで」の期限つきだ。保坂への警戒感は抜けず、「粛々とやっていく」と言葉少なだ。同じ党の仲間同士として協力し合う姿勢は全くうかがえない。
一つの小選挙区に2人の自民党衆院議員。山梨2、3区の「復党後の事情」を取り上げる。(敬称略)
88
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/08(金) 14:46:07
水増し党員って多いのかね?
【それぞれの復党】〈下〉2区の堀内氏
2006年12月08日 朝日山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000612080001
5日夕、自民党県連会長の県議山下実が甲府市丸の内2丁目の県連会館の玄関前に立っていた。「やっぱり最初のあいさつはお帰りなさい、だよな」。周囲にいた記者につぶやいた。
間もなく堀内光雄が現れ、がっちり握手を交わして迎え入れた。「ここは元々、(堀内)会長の城だから」。誰からともなく、そんな声が聞かれた。
「貴重な経験をしたと思っている」「大変勉強になった」「(郵政)民営化なら、もともと賛成」。県連会館での会見で堀内は、無所属時代を冗舌に振り返った。
富士急行の会長で05年の所得は7560万円。05年分の政治資金の収入は繰越金を含め約4767万円もあった。無所属で政党助成金がなくなっても困らなかった。政治的にも民主党から一時、秋波を送られるなど、存在感もあった。
昨年の衆院選では「刺客」の財務省出身の長崎幸太郎と戦った。強固に思われた地盤は切り崩され、「圧勝」の前評判は吹き飛んだ。結果的に堀内6万3758票、長崎6万2821票とわずか937票差でかろうじて逃げ切った形となった。
「自民党は殺された!」。離党後に出版した自著の中で堀内は接戦の要因を、前首相・小泉純一郎が公示直前に大月市に入り、「人寄せパンダ」となって「一介の無名の青年」の長崎を押し上げたからだ、と分析している。長崎自身について書いているのは 222ページ中の3ページにも満たない。選挙結果にもかかわらず、長崎を相手にしていない様子がうかがえる。
一方の長崎は、「刺客」と言っても政治家を長年、目指してきた元官僚だ。この1年で、簡単には「使い捨て」にならない立場を築いた。
比例区での復活当選後、小泉の「新人議員は派閥に入るな」という号令を無視して二階派に入った。
県連で衆院議員に課せられた新規の党員獲得数は千人。県議のノルマ50人の20倍にあたる。達成は不可能とみる県議からは「織田信長と適当な名前を書いて、その分の党費を出しておけ」という声まで出た。
だが、長崎は1年間、10人程度の支援団体をいくつも立ち上げるなど後援組織を広げた。純粋に2500人超の新規党員を集めた。ノルマ達成で雑音を抑え、県連内での発言力も得た。
衆院山梨2区も、3区と同様に公認候補が決められない。堀内は「(総選挙直前まで)一生懸命に頑張った方が、なるのがいいのではないか」、長崎は「支部長として地元山梨2区で頑張っていく」とともに小選挙区にこだわりをみせる。
「城主」と「刺客」の争いは、次の衆院選まで続きそうだ。(敬称略)
◇
この連載は後藤泰良、燧正典、上原佳久、南日慶子が担当しました。
89
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/10(日) 11:22:40
#勝手に党の方針を自作する武部君。
“刺客組”が集会
武部氏「小選挙区は長崎、小野氏」 讀賣長崎
自民党の長崎幸太郎、小野次郎両衆院議員が9日、県内でそれぞれ国政報告会、講演会を開き、地元定着をアピールした。武部勤・前幹事長も駆け付け、堀内光雄、保坂武両衆院議員の復党を認めた党本部の手法を批判した上で、「小選挙区の公認候補は長崎、小野両氏」と強調、選挙区の重なる復党組を意識して、後押しに懸命だった。
長崎氏にとっては初めての国政報告会。都留市内のイベントホールには支持者約700人が集まり、山下実・自民党県連会長など2区の県議7人も顔をそろえた。
長崎氏は、二階派に派閥入りしたことや、新人議員で作る83会内の勉強会で事務局長を務めていることなど、これまでの活動を説明、「山梨2区を発展させるため日々政策作りに励んでいる」と述べ、道路整備や農産物の販路拡大などに力を入れているとした。
講演した武部氏は「既に決着はついた。堀内先生と保坂先生が復党された後の処理は(山下実)県連会長がうまくやる」と述べたが、焦点となっている小選挙区の候補者問題では「党の方針は現支部長が次の公認候補。2区は長崎幸太郎」と、くぎを差した。
長崎氏は衆院議員になって以降、2区内で2500人以上の新規党員を獲得するなど、郡内地域で着実に地盤を固めつつある。堀内氏を師と公言する山下県連会長だが、国政報告会後開かれた懇親会の壇上で、新規党員獲得に触れ「このような努力があれば長崎先生は大成する」と持ち上げた。
長崎氏は記者団に対し、堀内氏との関係について「大先輩の議員ですから、色々指導をいただきながら2区をよくする活動をしていきたい」と話した。
一方、増穂町内のホテルで開かれた小野氏の講演会「南巨摩の明日を語る会」には、支援者ら約200人が集まり、山下県連会長と山梨3区の自民党県議の内田健、辻弥の両氏も出席。小野氏は「政治に必要なのは大義名分。筋が通らないと参院選では勝てない」と「郵政造反組」の復党に改めて疑問を呈しながらも、「今まで同様、これからも頑張り、政権を支えることで(復党問題で)下がった内閣支持率を立て直したい」と支援を呼びかけた。
武部氏は、堀内氏らの復党で「沖縄県知事選で共産党とも手を組んだ小沢民主党を批判できなくなってしまった」と述べ、「急ぐ必要はなかった。新党を作らせて連立政権を作るなり、統一会派を組むなどして、統一地方選や参院選で実績を作らせてから考えれば良かった」となりふり構わない党本部の手法を批判した。
講演会の前には、武部、長崎、小野3氏が同席して会見も開いた。長崎、小野両氏に対し、報道陣からは知事選の対応について質問があったが、小野氏は「私の言動がこれ以上分裂を生むことがないよう、政策を見て慎重に判断したい」などと述べるにとどめた。
(2006年12月10日 読売新聞)
90
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/12(火) 09:54:04
来年から代表選挙に党員参加へ/民主党県連 神奈川新聞
政治・行政 2006/12/12
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxidec231/
民主党県連は十一日、県連代表を党員から選ばれた代議員による選挙で選ぶ方式を、来年の定期大会から導入するための県連代表選挙規則を定めた。事実上、話し合いで決めてきた従来の方式をあらため、透明性の向上を目指す。
県連代表は、衆参両院議員から選出し、候補者が複数の場合に投票を行う。投票者は党員約五千人の中から選ばれた代議員四百〜五百人程度を想定。代議員は、衆院選挙区ごとの十八総支部と参院所属議員と公認候補者の六総支部から選出される。各総支部の代議員数は、党員数に応じて割り当てられる予定。
これまでの代表選考は、選考委員会(国会議員二人、県議一人、横浜・川崎市議各一人で構成)で候補者を絞り、定期大会で選考委の決定を追認する形だった。
県連代表選挙検討委員会(委員長・池田元久衆院議員)が答申をまとめ、十一日の常任幹事会で決定した。候補者が一人の場合は選挙を行わずに選考委員会で検討し、定期大会か常任幹事会で承認される。
91
:
片言丸
:2006/12/13(水) 10:57:11
赤池氏に“絶縁状”「政治信条異なる」 讀賣山梨
知事選で、自民党1区支部長を務める赤池誠章衆院議員が横内正明・元衆院議員の支持を表明したことを受け、甲府市議会の最大会派「新政クラブ」(14人)の保守系市議ら十数人が反発、赤池氏に対し政治活動を支援しないとする通告書を、13日にも甲府市内の同氏事務所に届ける。同市議会は新政クを始め、保守系市議の大半は山本知事を支持しており、「赤池氏と政治信条が異なる」ことなどを理由に挙げている。
ベテラン市議は「赤池氏が1区支部長という立場で、市議や県議の了解を得ずに(横内氏支持を)決めるのはおかしい」と通告の理由を説明。新政ク幹部は「絶縁するぐらいの気持ちで通告する」と述べた。今後は選挙活動を含め、一切の支援を行わないという。
赤池氏は12日、読売新聞の取材に対し、横内氏を支持することを市議に説明していないとしたが、「党県連が自主投票とし、党議拘束はかかっておらず判断したこと」と述べた。
また、新政クは、横内氏の選対本部で活動している福永稔、野中一二の両市議に対し、会派にとどまる条件として、〈1〉山本知事を支援する〈2〉会派で知事選対応を協議する際に席を外す――のどちらかを選択するよう求めた。当初、「政治信条が異なる」として退会を勧告したが、両氏が「退会の理由がない」として拒否。会派で再協議した結果、勧告を取り下げた。両氏は会派幹部に対し13日、引き続き新政クにとどまるが、知事選が終わるまでは会派の会合に出席しない意向を伝える方針。
(2006年12月13日 読売新聞)
92
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/14(木) 19:25:54
甲府市議会新政クラブ横内派の2人残留 会派活動自粛で決着 讀賣山梨
甲府市議会の最大会派「新政クラブ」が、知事選で横内正明氏を支援する福永稔、野中一二の両氏に退会を勧告した問題で、両氏は13日、知事選終了までは会派活動を自粛すると申し入れた。新政クが受け入れたため、両氏は会派にとどまることになった。
知事選で山本知事の再選を支援する新政クは、2人が会派にとどまる条件として〈1〉山本知事を支援する〈2〉知事選対応を協議する際に席を外す――のいずれかを選択するよう求めていた。野中氏は「市長選で会派が推薦する宮島市長を応援しており、辞める理由がない。妥協案で会派残留を了承してもらった」と述べた。
また、福永氏は12月定例会の代表質問で、質問内容を事前に説明していなかったとして、会派に謝罪した。福永氏は代表質問で、山本知事が甲府市長だった時期に起きた下水道料金の未徴収問題を取り上げ、「道義的責任は誰にあるか」などと宮島市長に迫った。福永氏は「市議として、山本市長時代の12年を総括するのは当然。(質問内容を事前に説明するという)慣例を順守しなかったことだけを謝罪した」としている。
■“絶縁状”は延期■ 一方、新政クなどの保守系市議十数人は同日、横内氏支持を表明した自民党山梨1区支部長を務める赤池誠章衆院議員に通告書を届ける予定だったが、人数がそろわず、14日以降に延期した。
(2006年12月14日 読売新聞)
93
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/14(木) 21:26:10
’07山梨選挙:知事選 「横内派」会派活動自粛 赤池衆院議員に“絶縁状” /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20061214ddlk19010365000c.html
◇甲府市議会・自民系会派
知事選で山本栄彦知事(71)を支持する甲府市議会最大会派の自民党系「新政クラブ」(14人)は13日、横内正明元衆院議員(64)を推す同会派所属2市議への対応を協議、知事選終了まで会派活動を自粛することを条件に会派にとどまることを了承し、2人も同意した。
一方、横内氏支援を表明した同党山梨1区支部長の赤池誠章衆院議員に対し、同会派を中心とした同市議会の自民党系市議が反発、今後の政治活動を支援しないことを決めた。
知事選で山本知事を推す同会派は、横内氏を支持する福永稔市議(59)=3期=と野中一二市議(55)=2期=に退会を求めていた。市議会代表質問で山本知事を批判する趣旨の発言をした福永市議がこの日の会合で「会派に事前説明が足りなかった」と発言までの手続きの不備について謝罪。野中市議も「一緒に会派の活動中、互いに知事選の対応の協議を聞かれたくないと(2人と会派で)意見が一致した」と活動自粛に理解を示し、会派に残るなら山本知事を支持するよう求めていた会派側が軟化し、問題の収拾を図ることで意見が一致した。
赤池氏の政治活動を支援しないことを決めた同市議会の自民党系市議ら十数人は山本氏を支持しており、14日にも通告書を赤池氏の事務所に提出する。同会派幹部は「我々とは政治信条が異なる。支部長なのに市議に相談もなく横内氏への支持を決めた」と理由を説明している。これに対し、赤池氏は「(通告書の)動きがあるというだけではコメントできない」とした上で「県連は事実上の『自主投票』の段階にあると判断して支持を表明した」と従来の主張を繰り返した。【吉見裕都】
毎日新聞 2006年12月14日
94
:
片言丸
:2006/12/20(水) 12:24:04
甲府市議11人が赤池氏に“絶縁状” 讀賣山梨
甲府市議会の保守系市議11人は19日、知事選で横内正明・元衆院議員の支持を表明した自民党山梨1区支部長を務める赤池誠章衆院議員に対し、「政治活動は一切決別する」と文書で通告した。
市議11人は新政クラブの8人、政友クラブの2人、無所属の1人で、知事選で山本知事の再選を支持している。新政クラブの依田敏夫代表ら3氏が甲府市内の赤池氏の事務所を訪れ、秘書に通告書を手渡した。国会会期中のため、赤池氏は不在だった。
通告書は「私どもの山本知事再選を果たそうとする立場と政治信条が全く異なる」とした上で、「これを契機として、今後貴殿との政治活動は一切決別させていただく」と宣言。次期衆院選も支援しないという。
政友クラブの森沢幸夫氏は「次の衆院選で、我々の支援はいらないということだろう」と述べた。依田氏は「我々は“赤池代議士”の誕生を願って昨年の衆院選を戦ったが、猛省を促すため通告書という形になった」と無念さをにじませた。
赤池氏は同日、1区支部の役員間の支持が分かれ、役員会議等が開催できない中で、横内氏支持を決めたと強調。「政治家である以上、選挙で支持が分かれ、政治行動を異にすることはある」などとコメントした。
(2006年12月20日 読売新聞)
95
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/21(木) 00:17:11
【’07知事選】赤池氏に「絶縁状」
2006年12月20日 朝日山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000612200006
来年1月の知事選で、現職山本栄彦氏を推す甲府市議の有志は19日、元衆院議員の新顔横内正明氏を支持する自民党の赤池誠章氏(衆院山梨1区支部長)に「絶縁状」を届けた。市議11人が署名した。地元の国会議員の知事選対応をめぐり、地盤の市議から、こうした動きが出るのは極めて異例だ。(西村悠輔)
「赤池氏と政治活動を決別する」とした通告書に名を連ねたのは、甲府市議会最大会派の新政クラブ、政友クラブ、無所属の保守系市議。山本知事の再選を支援している。
通告書には「自分の立場も顧みず、横内氏支持を表明した赤池氏とは政治信条が全く異なる。これを契機として、今後の政治活動は一切決別させていただく」と記されている。
19日朝、通告書を出す直前の記者会見で、上田英文市議は「1区の支部長としてまずは地元に相談すべきだった」と責めた。さらに「次は韮崎(横内氏の出身地)の方にでも行って選挙をやったらいい」と突き放した。
きっかけは今月4日、赤池氏が急きょ横内氏支持を表明したこと。これに対し、翌5日には山本氏を支援する1区の自民県議5人を始め、甲州市や山梨市の市議も相次いで赤池氏に抗議文を出した。
今回の通告書は「今後は縁を切り、選挙協力しない」というさらに重い内容だ。10月下旬に市議の一人が、赤池氏に「知事選への対応を決める際は地元と事前に相談した方がいい」と伝え、了解を得たにもかかわらず、連絡がなかったことが反感を招いたという。
新政クラブ会長の依田敏夫市議は「山本、横内で割れている両方の支持者に配慮し、少なくとも中立の立場をとるべきだった」と話した。
赤池氏は昨年9月の衆院選で党公認候補として出馬し、比例区で復活当選した「小泉チルドレン」の一人。上田市議は「(小泉旋風の)バブルの中の選挙で、皆に支援してもらった実感がないのではないか。謝罪で関係が回復する問題ではない」と批判した。
会見後、依田市議ら3人は甲府市内にある赤池氏の事務所を訪れ、政策秘書に通告書を手渡した。
赤池氏は、報道各社にファクスで「横内氏が適任と考え、支持を決断した」などと経緯を説明。党員を拘束しない個人的判断だと強調した上で、「政治家である以上、各種選挙で政治行動を異にすることはある。今回は支持が分かれても、今後は再び政治活動を共にできると考える」とするコメントを出した。
96
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/29(金) 12:08:44
来年は選挙イヤー 知事、参院、統一地方選県内情勢展望 讀賣山梨
2007年の県内の選挙は1月21日の知事選で幕を開ける。同日は、県都のリーダーを決める甲府市長選、2市議選も行われる。その後、2月の昭和町長選を経て、4月8日投票の統一地方選・前段で県議選、同22日投票の後段で、富士吉田、南アルプスなど3市町長選と11市町村議選がある。さらに夏は参院選が控えており、まさに選挙イヤー。参院選までの主な選挙の情勢を展望する。
■■ 知事選■ 現職の山本栄彦氏(71)、元衆院議員の横内正明氏(64)、私設美術館主宰の金子望氏(61)、前県議の石原秀文氏(63)の4氏による争いがほぼ確実だ。共産公認の石原氏以外が無所属。
山本氏は約600の団体から出馬要請を受けたほか、民主党県連や自民党県議団、公明党県本部が推薦・支持を決定。組織の引き締めを強めて再選を目指す。公約では具体的な数値目標を示し、県政の継続をアピールしている。
横内氏は、地盤の衆院3区の自民党県議に加え、前回知事選で12万票余を獲得した井上幸彦氏の陣営幹部らの支援を得た。「ほっとけない山梨」をうたい文句に現県政を批判し、1、2区での支持者拡大に努めている。
元電通社員の金子氏は、民間のノウハウを県政に生かす政策を訴える。組織力は他の3氏に劣るが、逆に政党の支援を受けない“しがらみのなさ”を強調し、大票田の甲府と周辺部を中心に無党派層の取り込みを狙う。
医師出身の石原氏は、福祉や医療の充実を県政の最重要課題と位置付け、ミニ集会などを利用して、共産党基礎票の上積みを狙う。同党は、知事選で弾みをつけ、統一地方選の躍進につなげたい考えだ。
■■ 参院選■ 山梨選挙区で出馬を表明しているのは共産党県常任委員の花田仁氏(45)と、民主党が支援する元民放テレビ記者の米長晴信氏(41)の2人。
2月に出馬表明した花田氏の国政選への挑戦は4度目。精力的に街頭演説をこなす一方で、中小企業を回って党の不況対策を訴えるなど、比例選も視野に入れた活動を行っている。党は県内比例票の獲得目標を4万2000票に掲げている。
米長氏は、8月に民主党県連が擁立を決定して以来、連日、県内の駅頭に立って知名度アップに努めている。本格的な選挙戦術は知事選の結果や自民党の出方を見てから練る方針。11月に民主党員になったが、推薦・公認のいずれを受けるかは、有権者の反応を見極めて決定する予定だ。
自民党は、引退を表明した中島真人氏の後継者として、衆院1、2区の県議の間で横内正明氏を推す動きがあった。しかし、横内氏が知事選出馬を表明したため、県議団が分裂状態となり選考は先送り状態。水面下で複数の名前が取りざたされているが、具体化していない。知事選を巡るしこりが長引けば、擁立が4月の県議選以降にずれ込む可能性もある。
97
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/29(金) 12:09:05
■■ 首長選■ 【甲府市長選】
再選を目指す現職の宮島雅展氏(61)と、共産党が擁立する新人で同党甲府・東山地区委員会副委員長の植村道隆氏(33)の一騎打ちが確実となっている。
宮島氏は市職員組合や共産を除く市議会の全会派から出馬要請を受けた。民主党県連、公明党県本部から推薦を受けたほか、支持を取り付けた団体は600を超える。
出馬表明が12月にずれこんだ植村氏は街頭演説に力を入れる一方、高齢者福祉や若者の雇用確保など6つの柱からなる政策を掲げ、支持拡大に努めている。
【昭和町長選】
昭和町長選は、前町議の角野幹男氏(63)、前助役の内藤弘氏(59)が出馬表明している。佐野精一町長(76)は引退を表明しており、一騎打ちとなる見通し。既に角野氏は町内全12地区で集会を開き、内藤氏も後援会事務所を設立するなど、選挙戦に向け、動きは活発化している。
【富士吉田市長選】
元県議の堀内茂氏(58)は12月に出馬を表明。現職の萱沼俊夫氏(71)は再選出馬に意欲的だが、表明は1月末になりそうだ。二大政治勢力が毎回激しい選挙戦を展開しており、萱沼氏の対立派閥からは渡辺正志県議や武川勉・前市長の名前が挙がっているが流動的だ。「脱派閥」を掲げる堀内氏の支持層には両派閥の一部が入り交じっており、第三勢力となっている。知事選後には各陣営とも活動を活発化させる見通しで、現在は様子見の状態だ。
【南アルプス市長選】
現職の石川豊市長(79)が12月定例市議会で引退を表明。旧白根町長で今月21日まで市助役を務めていた小池通義氏(64)が出馬に意欲を見せており、既に白根地区の区長会など約50の団体から出馬要請を受けている。市議の桜本広樹氏(45)も後援会からの出馬要請を受け、出馬する公算が大きい。このほか、旧八田村長の斎藤公夫氏(67)、県議で旧甲西町長の今沢忠文氏(69)の出馬が取りざたされている。
4人はそれぞれ合併前の旧町村地域の出身。住民からは「選挙を機に地域間がぎくしゃくするのでは」と懸念する声も上がっている。
【南部町長選】
現職の小沢介三町長(77)は12月町議会で、知事選終了後に進退を明らかにする意向を示した。名前を取りざたされている町議2人はいずれも「検討中だが、小沢町長の動向を見極めたい」などとして、態度を明らかにしていない。
■■ 県議選■ 現職のうち、公明は2人が引退、共産は石原秀文氏が知事選出馬で辞職、1人が引退。それ以外は、出馬に意欲を見せている。前回より総定数が4議席減るほか、各地区で新人や元議員が立候補の動きを進めており、激戦が予想される。
3月の県議会で可決された定数条例では、富士吉田市、大月市、韮崎市、北杜市(旧北巨摩郡)で1議席ずつ削減された。横内公明氏が市長に転身した韮崎市を除く3市は現職が定数を上回る。このうち自民が議席を独占している富士吉田、大月両市は、知事選後に候補者調整が進む可能性もある。
市町村合併で中巨摩郡は南アルプス市(定数3)、甲斐市(同3)、中央市・中巨摩郡(昭和町)(同2)に分かれる。現職は南アルプス、甲斐両市に分かれる一方、中央市・中巨摩郡が空白区となる。
(2006年12月29日 読売新聞)
98
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2006/12/29(金) 13:25:54
自民党:堀内光雄・衆院議員が富士吉田支部長に復帰 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20061229ddlk19010317000c.html
自民党に復党した堀内光雄衆院議員(山梨2区)が、離党した際に辞任した同党富士吉田支部の支部長に復帰していたことが28日分かった。地盤の重なる同党山梨2区支部長の長崎幸太郎衆院議員(比例代表)は「党の分裂を避けるためにどちらも支部長に付くべきではないと考えていた」と反発。地元では「これで堀内、反堀内が明確になる」との声もあり、知事選で、特定候補への支持を表明していない長崎氏の対応に影響する可能性が出てきた。
同支部など地域単位の支部長と、衆院選の公認候補になる小選挙区支部長は系列関係に無い。
同党富士吉田支部関係者によると、堀内氏は長年同支部長を務めてきたが、離党の際に辞任。後任を置かず、渡辺亘人県議が同支部長代行を務めてきた。今月4日に堀内氏が復党したため、同12日に同支部役員が協議し、堀内氏の復帰を決定、13日に県選管へ届け出た。
同支部関係者は「支部長が元に戻っただけ」と説明するが、長崎氏は「(自分を支持する)新規党員から集団離党するという怒りの声が上がっている」と話した。【藤野基文】
毎日新聞 2006年12月29日
99
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/05(金) 10:45:25
民主、巻き返しに懸命
2006年12月29日 朝日千葉
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000612290003
07年春の統一地方選を足がかりに参院選で「与党の過半数割れ」を目指す民主党が、今年9月以降、県内の市議選でふがいない成績を続けている。党のお墨付きが付いた公認・推薦候補が落選し、なかには得票が一定の数に達せず、立候補のために預けた供託金が没収されたケースもある。党県連は「これでは党のイメージが傷つく」と各総支部にハッパを掛け、地道な活動と組織づくりを急いでいる。
11月19日に投開票された松戸市議選は「みっともない結果」(党県連幹部)だった。現職2人を含む5人を公認し、新顔2人を推薦した。しかし、新顔の公認1人と推薦2人が落選した。定数46に対し62人が立候補、新顔の公認候補は57位、推薦候補は59位と61位だった。61位の候補は法定得票数(有効投票総数を定数で割った数の10分の1)に達せず、30万円の供託金は没収された。
今月17日に投開票された八千代市議選。同党の公認候補、松井秀雄氏(63)はトップ当選したものの、38人の候補者のうち党公認・推薦は松井氏だけ。八千代市を含む党県2区総支部は当初、公募で新顔候補の発掘を検討したが、「送金メール問題」で総支部長の永田寿康氏が衆院議員を辞職し「組織がガタガタになった」(松井氏)。公募は見送られた。
房総地方はさらに深刻だ。11月12日のいすみ市議選では、新顔の公認候補を擁立したが、唯一法定得票数に達しない最下位。内房地域を管轄する党県12区総支部の幹事6人は、10月の君津市長・市議補選を機に「総支部長のやり方に付いていけない」と辞職した。
党県連代表の長浜博行衆院議員は「ケタ外れに負けている。党の看板を傷つけている」。市議選の推薦・公認は、総支部長からの申請を党県連が追認して決まる。決定権は事実上、総支部長にあり、長浜代表らは総支部長会議などで「公認・推薦候補の選考過程に強く注意するように」とクギを刺した。
同党は県議会に12議席を有し、来年の県議選には27人を公認、倍増を目標にする。党県連の田中明幹事長は「統一選と参院選に向け、日常活動をしっかりすることが大事なのだが」と話す。
100
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/05(金) 10:46:45
自民支部 民主市議に出馬打診
2007年01月05日 朝日千葉
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000701050002
4月の統一地方選で行われる県議選に絡み、自民党茂原市支部(支部長・篠田哲彦県議)が民主党の初谷智津枝・茂原市議(47)に、自民党公認か推薦で茂原市選挙区(定数2)からの立候補を打診していることが、4日分かった。初谷氏は05年4月の茂原市議選にただ一人の民主党公認として立候補し、3選を果たした。現在、同党県連の11区総支部選出幹事でもある。都市部と比べて組織が脆弱(ぜい・じゃく)な地方の民主党が、自民党につけ込まれた形だ。
茂原市選挙区からは現在、いずれも自民党の篠田氏(72)と田中豊彦県議(54)が選出されている。ところが篠田氏が今期限りでの引退を表明し、党茂原市支部は後継選びを進めていた。
そんな中、地元選出の衆院議員が党支部からの一任を受けて12月下旬、初谷氏に立候補を打診した。初谷氏は茂原市内で4日、打診されたことを認めたうえで「今熟慮している。今月中旬までに回答したい」と述べた。
初谷氏は自民党県連幹部に対し、「クリアしなければならない問題がいくつかある」としつつも、「現状では、思った通りの活動ができない」などと話していたという。
篠田氏はこの日、同市内で「県議会自民党にはいない女性議員が誕生すればすごい衝撃だ」「政策が男性の視点で考えられてきた風潮を変えられる」などと述べ、初谷氏が立候補に踏み切れば、自身の後継として自民党県連に公認申請したい考えを示した。
県議選茂原市選挙区には今のところ、自民党公認の田中氏と民主党公認の新顔、横堀喜一郎氏(47)が立候補する意欲を見せている。
民主党県連代表の長浜博行衆院議員はこの日、「『寝耳に水』の話だ。総支部でトラブルがあったとは聞いていない。ただ本人が(民主党を離れて)出ると言えば、けじめを付けてやればいい」と話した。
101
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/06(土) 11:23:33
対立議員も一時休戦? 讀賣山梨
県議会の新年互礼会が5日、甲府市内で開かれ、知事選を巡って、それぞれ別の候補を支持して対立している国会議員や県議が一堂に会した。あいさつに立った自民党の堀内光雄衆院議員が「会場を見渡すと呉越同舟という感じ」と述べると、笑い声が起きた。
横内候補を支援する自民党の深沢登志夫県議が、山本候補を支持する堀内氏の席にあいさつに向かうと報道陣のカメラが集中。堀内氏が「さわやかに行きましょう。一生懸命にやった方が勝つ」と呼びかけると、深沢氏も「そうですね。そうしましょう」と応じ、握手で健闘を誓った。深沢氏は「知事選でどっちが勝っても参院選は一丸となる」と強調していた。
(2007年1月6日 読売新聞)
102
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/11(木) 09:47:53
堀内氏が復帰、長崎氏側反発
支部長巡り因縁再び 讀賣山梨
「堀内光雄衆院議員が自民党復党後に、同党富士吉田支部長に復帰したのは、大多数の党員の意向を無視した非民主的な手法」として、同党の長崎幸太郎衆院議員の支持者が10日、堀内氏サイドに抗議・質問状を提出した。
関係者によると、堀内氏は同支部長を長年務めていたが、離党の際に辞任。渡辺亘人県議が代行を務めていた。堀内氏は12月に復党後、支部長職にも復帰、長崎氏の支持者から「こちらに断りなく決めた」と反発が出ていた。
長崎氏は衆院議員になって以降、2区内で2500人以上の新規党員を獲得している。長崎氏の支持者4人は10日、富士吉田市内の掘内氏の事務所を訪れ、抗議・質問状を秘書に手渡し、復帰が決まった経緯を13日までに明らかにするよう求めた。
堀内氏の事務所は「支部の問題なので文書は支部の役員に渡した」としている。支部役員は取材に対し「今後取り扱いを検討する」と話した。
(2007年1月11日 読売新聞)
103
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/14(日) 18:32:27
自民党富士吉田支部問題 長崎氏側の質問に回答せず 讀賣山梨
堀内光雄衆院議員が自民党復党後に同党富士吉田支部長に復帰したことに関し、同党の長崎幸太郎衆院議員の支持者が堀内氏側に抗議・質問状を提出した問題で、同支部は、期限とされた13日を過ぎても回答しなかった。同支部役員は取材に対し「文書の中に新規党員有志代表として個人名が書かれていたが、この人物や有志が本当に党員なのか確認できない。回答すべきものではないと判断した」としている。
これに対し長崎氏の支持者は、あらためて回答を求める通告書を提出する方針。それでも回答がない場合、「県連にも通告書を出し、県選管には復帰の経緯を調べるよう要請する。新規党員などから署名を集め、一定数以上になれば(支部長復帰問題をただす質問状を)党本部にも提出する」と話している。
(2007年1月14日 読売新聞)
104
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/18(木) 22:44:42
党紀保持の厳守指示自民
’07統一地方選 東京新聞千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20070118/lcl_____cba_____003.shtml
四月の統一地方選挙で実施される県議選で、自民党県連は党所属の国会・県会議員、各支部に対し、党紀保持の厳守を文書で指示した。金子和夫県連幹事長名で、十五日付で送られた。
それによると、「党紀保持を厳守し、利敵行為などがないようお願い申し上げる」とし、党の公認、推薦以外の候補者や、対峙(たいじ)する党の候補者を応援することを強く禁じている。
背任罪で有罪判決を受け、同党を離党した花沢三郎元県議が千葉市緑区選挙区で無所属で出馬する動きを見せており、この対応の一環とみられる。 (林容史)
105
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/19(金) 20:56:36
選挙:厚木市長選 自民を集団離党へ 小林氏の支持者ら、山口氏推薦に反発 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070119ddlk14010040000c.html
厚木市長選(21日告示、28日投開票)に立候補予定の前県議、小林常良氏(57)の支持者らが、集団で自民党離党を検討していることが18日、分かった。小林氏は既に離党している。同市長選で自民党は現職の山口巌雄氏(64)を推薦しており、推薦決定に反発した動きとみられる。離党の時期や、何人が離党するかは不明だが、規模によっては夏の参院選に影響する可能性もある。
同市長選をめぐっては、山口氏、小林氏とも自民党に推薦を依頼。同党厚木支部が一方に絞れず、2人の推薦を申請して判断を事実上、県連に委ねた。県連は実績などを評価して06年12月13日、山口氏の推薦を決めた。
小林氏を支援する党員には「支部の対応はおかしい」「県連は『自主投票』と決めるべきだった」などの声があるという。離党の意向を固めた党員の1人は「離党の賛同者は多い」と話している。【佐藤浩】
毎日新聞 2007年1月19日
106
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/23(火) 09:52:32
「自民県議団と協力する」横内氏、関係修復に意欲 讀賣山梨
知事選当選から一夜明けた22日、横内正明氏は昭和町内で当選報告会を行った後、記者会見を開いた。知事選を巡って分裂した自民党県議団については「選挙の対立は、政治家である以上ままあること。県議も私も山梨を良くする責任があり、選挙後は協力するのが当然」と話し、協力体制を作っていくと強調した。
夏の参院選には同党県連が結束して対応すべきとの考えも示したが、知事選に無所属で出馬したことを踏まえ、自身の関与は「限界がある」とした。
また、選挙戦を振り返り「非常に大きな相手と戦った。遊説半ばから手応えは感じていたが、最後まで勝利の確信は持てずにいた」と述べた。勝因として、無党派層の取り込みや、郡内、国中地域の格差是正を公約して郡内地域で票を伸ばした点などを挙げた。多選批判への意見を求められると、「一般論では、権力は10年を超えると腐敗する。その程度が知事としては適当ではないか」との見方を示した。
また、財政改革で「一定の痛みを県民、県職員にお願いする以上、率先推進していく」として、公約した知事の退職金の返納を改めて宣言。「郡内、国中の格差是正」「新学習拠点建設の白紙撤回」「昭和町の大型ショッピングセンター建設の見直し」などの公約の具体的実施方法については「3か月くらいで方向性を決めたい」と話した。
(2007年1月23日 読売新聞)
107
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/23(火) 17:46:39
民主県連:小沢代表が辞任届 山本氏敗北責任取り /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070123ddlk19010389000c.html
民主党県連の小沢鋭仁代表(衆院議員)は21日夜、同日投開票された知事選で県連が推薦した現職の山本栄彦知事(71)が元衆院議員の横内正明氏(64)に敗れた責任を取り代表職の辞任届を出した。県連は近く国会議員や県議らで対応を協議するが小沢氏の辞意は固く、2月17日の県連大会で新代表の選任について議論される見通し。
小沢氏によると、山本氏の落選が確実となった後、山本氏の事務所で樋口雄一幹事長(県議)に辞任届を出した。毎日新聞の取材に対し「党本部の意向に反して県連独自で推薦を出し、敗北したことに責任を感じており、代表としてけじめを付けたい」と説明した。
県連は昨年11月の幹事会で「前回も推しており、政策面で一定の評価ができる」などと山本氏の推薦を決定。党本部に申請したが協議されず、県連独自での推薦となった。
党本部は自民党との知事選での相乗りをしない方針だが、自民党県議団は独自に山本氏の推薦を決めており事実上の自民、民主の相乗りとなった。選挙中は党本部から幹部の応援演説はなく、自民の内紛に埋没し存在感が薄れ、県連内からは選挙中、「山本氏が勝っても自民党の手柄になり、負ければ民主党本部の方針に反したと批判される」との声も出ていた。【宇都宮裕一】
毎日新聞 2007年1月23日
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