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ヤクザ

1片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/21(土) 11:54:11
((;゚Д゚)ガクガクブルブル

73片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 15:57:04
非業の死、深い悲しみ…長崎市長銃撃、悼む声相次ぐ 讀賣長崎

 伊藤一長市長が非業の最期を遂げ、深い悲しみに包まれた長崎市役所。18日、屋上には半旗が掲げられ、庁内に設置された記帳所を訪れる市民らが絶えなかった。市議会でも臨時の全員協議会の冒頭、全員で黙とうをささげ、3期12年にわたって市政に足跡を残し、凶弾に命を奪われた伊藤市長を追悼した。

 伊藤市長死去の知らせに、被爆者らからも悼む声が相次いだ。

 県平和運動センター単産被爆者協議会連絡会議議長の川野浩一さん(67)は「暴力での言論封殺は絶対に許されない。核廃絶と平和の発信をしてきた長崎市で、市長が2代続けて狙撃されるとは信じられない。頼もしい市長だったのに」。核実験に抗議する長崎市民の会・世話人の山川剛さん(70)は「2代続けて市長が撃たれたという事実にショックを受けている。民主主義に対する真正面からの挑戦だ」と声を震わせた。

 長崎原爆被災者協議会事務局長の山田拓民さん(75)は「長崎市が国民保護計画を策定する際、核攻撃を受けた場合の対応を(防ぎようがないとして)盛り込まなかった。大きな決断だった。これからも核廃絶に向け頑張り、本人の思いに応えたい」と話した。

 昨年10月に長崎市で開かれたNGO(非政府組織)集会「第3回核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」の実行委員長を務めた元長崎大学長の土山秀夫さん(81)は「市にとってかけがえのない人だった。明るく率直で、自分の意見を持ちつつ、我々の意見にも耳を傾ける姿勢を持っていた。話の分かる市長だった」と残念がった。

 長崎市職員からも、早すぎる死を惜しむ声が聞かれ、中嶋隆範・総務部長(58)は「実行力、創造力、企画力があり、職員をぐいぐい引っ張ってくれる人だった」と述べ、「(昨年に開催した)長崎さるく博の成功はその象徴。長崎をいい街にしようと頑張ってくれていた」と別れを悔やんだ。

 「気さくな人だった」と振り返るのは高比良則安・広報課長(50)。市役所内の食堂で市民と一緒に昼食をとったり、職員と飲みに出かけることも多かったといい、「記者と酒の場で政策論争するのも好きだった」と話していた。

 伊藤市長が銃撃された長崎市大黒町の選挙事務所前。この日、花束を手向ける人の中に、伊藤市長と早稲田大政経学部の同級生で、3、4年生時には一軒家に2人で住んでいたという横浜市の会社社長荒武捷二さん(60)がいた。

 17日、ニュースで事件を知り、いても立ってもいられなくなり、同日夜のうちに航空機を予約。しかし、朝になると、最悪の事態になっていた。18日午前7時35分発の便で東京をたって、事件現場に急いだ。花束を供え、手を合わせて、深々と頭を下げると、青春時代が思い出され、涙がこみ上げてきた。

 学生時代、ともに自治行政を研究するサークルに加入し、酒を飲んで語り合った仲。「(伊藤市長は)学生のころから『長崎市長になる』と言っていた。人生の良きライバルと思って自分も頑張ってきた。昨年7月、電話で話したときは元気そうだったのに」と、当時を振り返り、悔しさをにじませた。

 県労連や原水爆禁止長崎協議会など18団体は18日、伊藤一長市長銃撃事件に対する声明を発表した。「現職市長が2代続けて銃撃されたことに衝撃を受けた」とし、民主主義を踏みにじる暴挙に抗議の意思を表明している。

(2007年4月19日 読売新聞)

74片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 16:02:08
長崎市長銃撃事件 県政関係者からも憤り
「民主主義への冒とく」 讀賣宮崎

 懸命の祈りもむなしく、17日夜、JR長崎駅に近い選挙事務所前で、暴力団幹部の銃撃を受けた長崎市の伊藤一長市長(61)は、18日未明、死亡した。その衝撃は県内でも民主主義への挑戦の怒りとなって渦巻いた。

 ■県政界

 東国原知事は17日夜「暴力に訴えることは民主主義に対する冒とく、挑戦、否定であり、卑劣な行為に心から憤りを感じる」との談話を出した。伊藤市長が死亡した18日には、県庁で記者団に対し「誠に遺憾。ゆゆしき事態だ」と語った。

 また、1月の出直し知事選中に、自らも「身の危険を感じたことが何度かあった」と打ち明け「あやしい人物が寄って来たり、選挙カーに車が突進してきたりした」と述べた。自身の身辺警備については「危機管理意識は持たないといけないが、完璧(かんぺき)なセキュリティーはあり得ない。難しい問題だ」と話した。

 一方、宮崎市の津村重光市長は市役所で記者会見し、「法治国家の日本で市長が狙撃されるとは大変ショック。政治家に対する暴力事件はゆゆしき事態だ」と憤った。伊藤市長の九州市長会長としての実績については「地方分権を推進しながら、道州制の実現に頑張ってこられた」と評価。「先週も東京で話をしたばかりで、仲良くさせてもらった。明朗活発で人望があった」と悼んだ。

 自身の警備態勢に関しては「名案は浮かばない。秘書にSPの心得があるわけではないし、即効性のある対策は取りにくい」と述べ、「警察当局、市民が暴力団の存在を否定する意識の強化が必要」と話した。

 長峯誠・都城市長は「妻の実家が長崎市で、親しくさせてもらっていた。世界に平和のメッセージを発信し、九州市長会長として道州制の議論も先導していた。折りしも全国市長会の会長に推挙していたのに、暴挙でその志が途絶させられてしまった。怒りを通り越して、やるかたない思いだ」との談話を出した。

 ■「平和の発信地…嘆かわしい」被爆者 

 県内の被爆者で作っている「県原爆被害者の会」の井上信会長(81)(日南市隈谷乙)は、8月9日の「長崎原爆の日」にほぼ毎年、慰霊のため現地へ出向いてきた。「市長の考え、姿勢に共感していただけに、大変残念で言葉もない。平和の発信地でこのようなことが起こり、嘆かわしい」と語った。

 ■「背後関係徹底的に」県民の声

 宮崎市霧島2、会社役員長友孝允さん(67)「被爆地・長崎の市長は、平和運動の担い手という宿命的な重責を担っている。その市長が凶弾に倒れるというのは危機的な状況であり、世界に与える影響も大きい。警察は背後関係を徹底的に調べてほしい」

 都城市北原町、パート社員白水真由美さん(43)「あんなに優秀な人を亡くし、強い憤りを感じる。やりたかったことも色々あっただろうに、志半ばでさぞ悔しかったろう。許せない」

 延岡市長浜町3、スーパー従業員川崎幸則さん(23)「罪のない人間を撃ち殺すのは許せない。長崎のためにいろいろしていたのに、何で撃たれなくてはならなかったのかと思う。トラブルがあったらしいが、撃つほどのものだったのか」

 日南市材木町、主婦大谷恵子さん(59)「選挙の最中に、あんな人通りの多い街中で銃を発砲するなんて、信じられない。どんな理由があろうと、こんな形で人の命を奪うなんて許せない。県内で同じようなことが起こらないよう願っている」

(2007年4月19日 読売新聞)

75片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 16:03:17
長崎市長銃撃事件 県内首長ら憤り
県警、銃器取り締まり強化 讀賣鹿児島

 伊藤一長・長崎市長の命を奪った銃撃事件。伊藤市長が会長を務めていた九州市長会などで交流のあった県内の市長らは18日、口々に憤りや無念の思いを語った。県警にも衝撃が走り、銃器の取り締まり徹底を決めた。

 霧島市の前田終止市長は今月10日、東京での全国市長会主催フォーラムに出席した際、伊藤市長と言葉を交わした。「伊藤市長は全国市長会長を目指している」と聞いていたため、前田市長は「支持します。九州市長会も同じでしょう」と励ましたという。「信じられない。5月に宮崎市である九州市長会で再会するのを楽しみにしていたのに」と残念がった。

 昨年5月から九州市長会副会長として補佐してきた鹿児島市の森博幸市長は、ショックで眠れなかった。「一刻も早い回復を願ったが……。温厚で、明るく、人を引きつける方だった。市長会はリーダーを失った」と悔やんだ。森市長は18日午後、通夜に参列するため、長崎市へ向かった。

 薩摩川内市の森卓朗市長は昨年10月、長崎市で開かれた九州市長会で伊藤市長と顔を合わせ、世界平和についての話を聞いた。「核廃絶に奔走し続けた偉大な人を亡くした」と沈痛な表情で話した。容疑者の暴力団幹部は長崎市とトラブルを起こしていたとみられ、「わが市にも団体や市民からさまざまな要望が寄せられる。それに100%応えられないからといって、暴力で返してはならない。暴力追放運動を展開しなければ」と述べた。

 伊藤知事は「民主主義と地方自治の原点となる公職選挙の期間中に、現職の候補者が暴力行為により殺害されたことは決して許されることではない。今はただ、ご冥福(めいふく)をお祈りしたい」とのコメントを発表した。

 昨年8月9日の長崎市の平和祈念式典にも出席したという県原爆被爆者協議会の今村鉄夫会長(80)(鹿児島市坂元町)は、力強い言葉で核兵器廃絶を訴える伊藤市長の姿が忘れられない。「核兵器を使わせないという強い信念を持ち、被爆者の先頭に立ってくれた。絶対にあってはならないこと。夢であってほしい」と肩を落とした。

 県内でも2市議選と1町長選、10町村議選の選挙戦が展開されているが、垂水市議選の候補の一人は「選挙は民主主義の根幹。自らの主張を安心して訴えることもできない世の中になったのか」と憤った。

 県警によると、これまでに候補者側からの警備強化の要請はないという。県警警備課の幹部は「すべての候補者を警備するのは無理。事件を防止するには、トラブルや暴力団の動きなどの情報を事前に入手するしかない」と厳しい口調。県警組織犯罪対策課の幹部は「暴力団の銃器所持が改めて証明された」とし、18日の課内の朝礼で暴力団の銃器を徹底して取り締まるよう指示した。

(2007年4月19日 読売新聞)

76片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 17:16:27
県議選期間中、候補者脅す=右翼団体幹部ら逮捕へ−拉致問題の態度に立腹・鹿児島
http://www.jiji.com/jc/e?g=e04&k=news&p=2007041900326

 鹿児島県議選(8日投開票)の期間中に、立候補した元県議の男性を脅した疑いが強まったとして、県警組織犯罪対策課などは19日、暴力行為法違反の疑いで、鹿児島市内の右翼団体事務所など数カ所を家宅捜索した。同日中に同団体幹部ら3人を事情聴取し、容疑が固まり次第逮捕する方針。
 関係者によると、右翼団体に脅されたのは無所属で立候補し、落選した元県議浜田茂久氏(60)。同氏は1987年から99年まで3期連続で県議を務めていた。右翼団体幹部らは県議選期間中に同氏と面会し、胸ぐらをつかんで脅した疑いが持たれている。
 浜田氏は以前、北朝鮮の拉致問題で地元の被害者を支援する「北朝鮮に拉致された日本人を救出する鹿児島県民の会」の会長をしていた。右翼団体幹部らは、拉致問題に関する同氏の態度に立腹していたという。
 鹿児島県では、78年に失跡した増元るみ子さん=当時(24)=と市川修一さん=同(23)=の2人について、政府が北朝鮮による拉致と認定した。支援団体「救う会」は2005年、県民の会が集会や募金などをしていないとして活動停止を勧告。浜田氏は救う会から離脱している。

77片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 17:20:08
長崎市長射殺:平和の遺志、暴力に屈せぬ 県内に悲しみと怒り /広島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hiroshima/news/20070419ddlk34040526000c.html

 ◇関係者、取り組み継承へ決意

 「理不尽な暴力に屈せず、平和への遺志を継ぐ」−−。長崎市の伊藤一長市長が銃撃され死亡した事件は、被爆地として核廃絶や被爆者援護に連帯してきた広島の平和団体や行政関係者などにも、大きな衝撃を与えた。平和運動の中心的存在が卑劣な凶弾に倒れる一大事。怒りや悲しみ、不安などが渦巻く中、伊藤市長が尽力した平和への取り組みを受け継ぐ決意を強くしていた。【宇城昇、下原知広、田中博子、吉川雄策、大沢瑞季、矢追健介】

 ◇秋葉・広島市長「パートナー失った」

 東京から急きょ帰広した広島市の秋葉忠利市長は18日、市役所で緊急会見。「平和を希求する都市の長崎でこういうことがあったのは、大変残念で容認出来ない。強力なパートナーを失った」と落胆した表情で語った。

 00年9月のドイツ・ハノーバー市での平和市長会議理事会後の夕食会で、伊藤市長が雨の天候に合わせて「長崎は今日も雨だった」を突然歌って場が和み、フランスやロシアからの参加者が母国の歌を次々と歌って盛り上がったことを振り返り、「場を盛り上げることが上手な人で、長崎を愛していた」と涙ぐみながら言葉を詰まらせた。

 秋葉市長も今年の市長選で選挙ポスターを破られるなどの被害に遭ったが、「(ポスター破損後)どのようにエスカレートするか可能性としては考えたが、(今も)現実的に起こるとは思わない」と話し、「街を歩いて市民と接することは大切なこと。今後もやめることはない」と強調。「伊藤市長の慰霊のためにも、市民の積極的な意思表示で社会的に暴力を根絶するきっかけになってほしい」と呼びかけた。

 会見の最後に、秋葉市長は「非常に残念な思いでいっぱいだ」と改めて述べ、沈痛な表情で会見場を去った。

 また、県警は18日から、秋葉市長の警備を始めた。県警警備課によると、秋葉市長の公舎など身辺の警備に当たる。また他の首長や、県選出の国会議員などについても、情報収集をして警戒を強める方針。

 ●前広島市長

 平岡敬・前広島市長は「平和運動の同志を失い、悲しみと怒りが混ざり合ったような気持ち。今は冥福を祈るばかり」と述べた。伊藤市長とは同じ早稲田大学出身で、市長時代には先輩後輩のように接していたという。一番印象に残っているのは、95年、オランダ・ハーグの国際司法裁判所で、核兵器の違法性について口頭陳述した時のこと。伊藤市長が「核兵器は国際法違反」と主張しようとしたところ、外務省から削除するよう圧力がかかったという。

 それを知った平岡前市長が「広島と長崎は歩調を合わせてやろう。二人が違うことを言ったらだめだ」と促し、伊藤市長も納得して二人で違法性を指摘。その結果「核兵器は一般的に国際法違反」とする勧告的意見を導き出した。平岡前市長は「国の方針に逆らうことは彼にとってつらかったと思うが、平和への思いが決断させたのだろう」と振り返った。

78片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 17:20:29
 ●知事、平和団体

 日本非核宣言自治体協議会の副会長で、会長の伊藤市長と行動を共にしてきた山下三郎・廿日市市長は「政治的な立場が暴力で脅かされるとは、日本は大変な時代になった」と憤った。山下市長は05年5月、米ニューヨークであった核拡散防止条約(NPT)再検討会議に併せて訪米し、会場で自身の被爆体験を語った。「伊藤市長が『山下市長は被爆者なのでスピーチを』と周囲に働きかけてくれて実現した。一緒に横断幕を広げて行進もした。反核平和に積極的に発言と行動をする指導者を失い、大きな損失だ」と語った。

 藤田雄山知事は「突然の訃報に驚き、深い悲しみを感じる。伊藤市長とは広島・長崎原爆被爆者援護対策促進協議会の活動などを通じて、被爆者援護の推進に共に取り組んできたので残念に思う」などとコメントした。

 県被団協の金子一士理事長は、県原水協の大森正信筆頭代表理事との連名で、「理不尽な暴力に心から憤りを感じる。伊藤市長の遺志を受け継ぎ、長崎市民の皆さんとともに努力を強めたい」などとする弔辞を遺族と長崎市あてに送った。

 県平和運動センターと県原水禁は「暴力で言論を封じる卑劣な行為に強い怒りを込めて抗議する。この事件にひるむことなく、核廃絶や世界平和の実現に被爆地ヒロシマから発信し続ける」などとする共同声明を発表した。平和団体や労組などで構成する「憲法と平和を守る広島共同センター」は中区胡町での街頭活動で、「平和と民主主義に対する蛮行」などと書いた横断幕を広げ、「憲法を守る重要さを示す事件だ」などと訴えた。市民団体「第九条の会ヒロシマ」も中区の本通商店街近くで、事件に抗議する街頭宣伝活動をした。

 ●市民の反応

 市民の間からも憤りの声などが上がった。

 買い物の途中だった安佐南区在住の主婦、山手かおるさん(27)は「子どもがいるので怖い。これから大きくなって一人で外に出ることも多くなるし……」と語った。中区在住のパートの女性店員(50)は「ショックを受けた。犯人はあまりにも自分勝手。誰にだって不満はあるはずで、不満があるなら市長にぶつけるのではなく、他の方法はなかったのか」と語った。

 「ただ腹立たしい」と語るのは、中区八丁堀の無職、須川勝弘さん(52)。「ひどい、ひどすぎる。罪のない人をなぜ撃ったのか」と憤った。

 新潟県糸魚川市から広島市に観光で来ていた元JR社員の佐藤章さん(60)は「常識では考えられない事件」と話し、「いろいろ主張するのはいいが、暴力は絶対にいけないし、それを許す社会であってはならない」と言葉に力を込めた。

毎日新聞 2007年4月19日

79片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 17:24:17
長崎市長射殺:防弾チョッキ・運動中止、県内現職にも波紋 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070419ddlk44040514000c.html

 統一地方選のさなか、長崎市の伊藤一長市長(61)が暴力団幹部に銃撃され死亡した事件は、大分、別府両市長選でも現職候補が警備態勢を見直したり、選挙運動を取りやめるなど波紋が広がっている。

 大分市長選で再選を目指す釘宮磐候補(59)の陣営は18日、大分中央署に警備態勢を相談し、同行する陣営スタッフが周囲に十分気を配ることを確認した。また、心配した支持者が持ってきた防弾チョッキを身につけて遊説した。釘宮候補はこの日午前、大分市下宗方の下宗方公民館前での演説で、伊藤市長について触れた。「九州・全国市長会の在り方を互いに相談していた伊藤さんが凶弾に倒れ、悲しみに打ちひしがれている。暴力での言論弾圧はあってはならない」

 選挙後には全国市長会のことで話し合う約束をしており、夫婦同士でも食事をするなど、公私共々付き合いがあった。「『自分の分も頑張れ』と思っている気がする」。23カ所の街頭演説は予定通り進めたが、喪に服する意味で移動中の選挙カーでの呼びかけは演説個所周辺だけにとどめた。

 別府市長選に3選を目指して出馬している現職の浜田博候補(68)は18日、選挙運動を中止した。伊藤市長の喪に服すため。19日から選挙運動を再開するが、選挙カーに候補本人が乗らない可能性もあるという。

 九州市長会は05年5月18日、別府市で総会を開いたが、伊藤市長は九州市長会長として別府開催に尽力。また、別府市の自治委員が昨夏、長崎市に視察に行った際、伊藤市長は自ら会場を訪れてあいさつした。浜田候補は「あの優しい人柄を忘れることはできない。今回の卑劣極まりない行為は絶対に許されない」と語った。

 また、午後2時ごろ、浜田候補の後援会幹部が別府署を訪れて身辺警護の要請文を提出。同署は、21日までの候補の行動予定表の提出を求めた。県警本部と協議した上で対応を決めるという。

 県警は、土木建築工事発注などを巡り各自治体が抱えるトラブルがないか、警備2課などが県内全署に情報を集めるよう文書で指示。自治体からも直接関連情報を集めている。【大島祥平、渡部正隆、金秀蓮】

毎日新聞 2007年4月19日

80片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 17:58:30
長崎市長射殺・城尾容疑者の水心会が「解散届」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007041911.html

 長崎市長を射殺した城尾哲弥容疑者(59)が会長代行を務めていた指定暴力団山口組水心会は18日付で、組織の「解散届」を提出した。

 水心会は山口組の「直参」といわれる直系組織(2次団体)。長崎県内には約600人(16団体)の暴力団員がいるが、水心会は構成員数十人ながらも県内では有力組織とみられていた。城尾容疑者のように、公共工事にからむ口利きなどを主な収入源としていたらしい。

 同じ山口組直系組織でも、数千人規模の組織を誇る弘道会(愛知)、山健組(大阪)などとは比べようもなく、「シノギ(収入)」はかなり厳しかったとみられる。

 ただ、今回の事件は、「シノギにからんで、かたぎ(一般人)を襲撃する」(捜査関係者)という暴力団組織のタブーに踏み込んだばかりでなく、城尾容疑者の暴走とはいえ民主主義へのテロともいえる。

 警察当局が威信をかけて組織の壊滅に乗り出すことは必至で、水心会が名誉のために、先手を打ったとの見方もある。
ZAKZAK 2007/04/19

81片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 19:13:08
長崎市長射殺 89年元市長にも恐喝未遂 城尾容疑者 水心会が解散届 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/20070419/20070419_006.shtml

 長崎市の選挙事務所前で17日夜銃撃された伊藤一長市長(61)が、18日午前2時28分に銃創による大量出血で死亡した事件で、殺人未遂の現行犯として逮捕された指定暴力団山口組系水心会会長代行、城尾哲弥容疑者(59)=同市風頭町=が1989年7月、当時の本島等・長崎市長に対する恐喝未遂容疑で逮捕されていたことが、同日分かった。

 捜査本部によると、水心会は準構成員も含め数十人。城尾容疑者は89年、当時の本島等・長崎市長から金を脅し取ろうと企て、組幹部2人と「市長の都合の悪い写真とビデオテープを1000万円で買い取れ」などと市職員らを脅迫したとして、恐喝未遂容疑で逮捕された。

 今回の動機について城尾容疑者は、「4年前、市道の陥没事故で自分の車に傷が付いたトラブルで、市の対応ぶりに我慢ができなかった」と供述しており、個人的とみられる恨みがなぜ伊藤市長に強い殺意を抱くまでになったのか、詳しい解明を進めている。

 また、犯行に使われたのは、極めて殺傷能力が高いとされる米国スミス・アンド・ウエッソン社製38口径回転式拳銃だったことが同日、県警捜査本部の調べで分かった。

 一方、城尾容疑者が所属する水心会は18日午後、県警に解散届を出した。県警によると、同会の水田元久会長(64)が県警本部を訪れ、「会員(城尾容疑者)の責任を取り、解散するとともに引退する」との文書を提出したという。

=2007/04/19付 西日本新聞朝刊=
2007年04月19日12時02分

82片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 20:20:11
長崎市長射殺事件/資金源求め行政狙う暴力団
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0418.html

 伊藤一長長崎市長(61)を銃撃した指定暴力団山口組系組幹部城尾哲弥容疑者(59)は、市側とのトラブルをめぐり金銭要求を繰り返していたとされる。資金源を求め行政の利権に手を伸ばす暴力団。違法、不当な手段で行政に公共工事の受注や補助金の交付などを求める「行政対象暴力」は社会問題化し、今回の射殺事件の背景にある。

 「市長を許せないのは、不正を許せないから」。テレビ朝日に十七日午前、伊藤市長を“告発”する文書が届いた。差出人名は城尾容疑者となっていた。

 ▽「小さな話」

 城尾容疑者と市のトラブルの発端は、二〇〇三年に市発注の道路工事現場で同容疑者の乗用車が破損した事故とされる。市が交渉を打ち切るまでの二年間、三十回以上も抗議を繰り返し、補償金の要求額は当初の四倍に増えたという。

 市長や担当者の刑事告発といった執拗(しつよう)な動きもあった。テレビ朝日に送られた文書には、市の公共工事に関するトラブルの記述も。「市長を殺し、自分も死んでも構わないぐらいの気持ちでやった」。逮捕後の供述には、強い覚悟がにじむ。

 だが、当時の市担当者の受け止めは「軽微な事案」。市長への面会要求もなく、市長には経緯説明もしなかった。職員の一人は「ほかにもクレームはたくさんある。あんな小さな話がこんな大事件になるとは想像がつかなかった」と言う。

 ▽相談が急増

 栃木県鹿沼市では〇一年、環境対策部参事が行方不明となり、産廃処理の許認可をめぐり組員らに殺害されていたことが後に判明した。行政を対象にした暴力団の犯行は後を絶たない。

 警察庁によると、暴力団対策法の施行後、民間企業が総会屋対策を進めた影響もあり、資金源の対象を民間企業から公務員や自治体にシフトするケースが増加。警察などに寄せられた相談件数は二〇〇〇年の千七百四十七件に対し、〇六年は二千三百九十一件だった。

 ある幹部は「自治体は民間企業に比べ庁舎が市民に開かれており、担当者への面会が容易。行政指導などを通じ民間へ強い影響力を持っていることもある」と解説。暴力団の関係企業を公共工事の下請けに参入させようと圧力をかける行為も目立つという。

 今回の事件を受け、警察庁は十八日、全国の暴力団対策担当者を集めて会議を開催。暴力団の動向把握と情報収集の徹底をあらためて指示した。

 ▽報復恐れ

 日弁連も相次ぐ行政対象暴力に対応するため、都道府県ごとに警察と弁護士会、暴力追放センターの三者による研究会を設置した。個別ケースの調査、研究を定期的に進めるなど取り組みを強化している。

 不当な要求に迅速に対応し、犯行をエスカレートさせないため、自治体側には積極的な「声掛け」を要請しているが、日弁連民事介入暴力対策委員の森川仁弁護士は「担当者が報復を恐れ相談をためらう場合もあり、表面化しないことも多い」と指摘する。

 昨年末現在、全国の暴力団構成員と準構成員は計約八万四千七百人。民事介入暴力に詳しい久保利英明弁護士は「利権への嗅覚(きゅうかく)が鋭い暴力団組織は、より防御の弱い組織をターゲットに絞ってくる。リスクに敏感に反応し事態を放置しないことが重要だ」と話した。

83片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 21:59:31
長崎市長射殺:ノンフィクション作家・溝口敦さんに聞く
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070420k0000m040125000c.html

 民主主義の根幹といえる選挙の真っ最中に、長崎市の伊藤一長市長(61)が射殺された。逮捕された山口組系暴力団幹部は同市に不当な要求を繰り返し、思い通りにならず不満を抱いていたという。山口組の実像を書いた著作で知られるノンフィクション作家、溝口敦さんは「短絡的な利害関係から、皮膚感覚でテロをやるという考えが増えているのではないか」と危惧(きぐ)する。「暴力」による言論封圧や報復は今もなくならない。社会はどう対峙(たいじ)しなくてはならないのか。溝口さんに聞いた。(聞き手・稲垣淳)

 −−長崎で再び市長が銃撃された事件をどう見ますか。

 テレビニュースを見て、最初は(90年に銃撃された)本島等前市長の事件をなぜ今、放送しているのかと思った。新しい事件と分かってショックだった。前回は思想的背景のある事件だったが、今回は所有する車の損傷による示談がトラブルの発端となっている。短絡的な利害から「市長を殺して、自分も死ぬ」という皮膚感覚で行われた政治テロだ。車のバンパーが傷ついたという理由で殺されたらたまらない。予測がつかないという不気味さもある。長崎の地で起きた二つの事件が、時代の違いを表す指標になっている。

 −−暴力団幹部による凶行でしたが、暴力団は一般市民は狙わないというのは幻想ですか。

 暴力団抗争による誤射で市民が犠牲になることはあったが、かつては、暴力団はカタギ(一般市民)には手を出さないのが不文律だった。一般市民をターゲットにした事件に、暴力団の窮乏化を感じる。昔のヤクザは、いい酒を飲み、いい服を着て、という幻想を持てたが、今はバブル経済期のような幻想が持てない。ヤクザはもはや、格好いい職業ではなくなってしまった。ヤクザの側にもそういう開き直りがあるかもしれない。

 −−事件は、長崎市に不当な要求をしていた行政対象暴力という面もあります。

 行政への不当要求は昔からあったが、民間から金を取りにくくなったので公金を狙うケースが増えているのでは。暴力団やエセ同和団体が行政の担当者に食らいつき、「おれのところから作業着を買え」「業務の下請けをやらせろ」と迫る。そんな不当要求に担当者一人が対応させられたり、「どうせ税金だから」と要求をのんでしまう無責任な公務員もいた。今、そういう不当要求に毅然(きぜん)と対処する動きが自治体に広がっている。暴力団が経済的に疲弊して、行政を金にしようとする動きがある一方、行政の側にそれをはね返そうという動きがあると言える。

 長崎市の事件でこの行政の動きが押し戻されてしまっては、伊藤市長の死を無駄にすることになる。担当セクションは一丸となって不当要求に対応し、担当者を孤立させないでほしい。警察官の立ち会いを求めてもいい。捜査機関の力も借り、絶対に金を出さないことが重要だ。

 −−暴力団山口組に関する記事を書いたことで、90年に自分が刺され、06年には長男が刺される事件がありましたが、どう対応されましたか。

 暴力におびえて活動を停止するのは、向こうの思うつぼ。おびえず、取り越し苦労もせず、従前どおりに仕事をしようと思った。加害者に「効果があった」と思わせることは、加害者をつけ上がらせ、同じ行為を繰り返させることだ、動けるなら動くしかない。それが被害を受けた者の社会責任だと、少しオーバーだがそう思っている。

 20年前の5月の朝日新聞阪神支局襲撃事件は、ジャーナリズムに「決してこの事件を風化させない」という意識を植え付けた。各メディアが特集を組んで、言論テロに対する共同戦線を張った。こうしたメディアの取り組みは、言論テロに対する効果的な意識醸成に役立っていると思う。

毎日新聞 2007年4月19日 20時54分 (最終更新時間 4月19日 21時34分)

84片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 23:59:11
坂本哲志
http://www.tetusi.com/diary/main.html
2007年4月18日(水)暴力を倒せ

 長崎で起きた選挙中の伊藤市長の銃殺事件はひどい。私の友人がフィリピンにいて「選挙になると候補者が何人か殺される。気にくわないと相手を消すということがこの国では平然と行われる」と言っていましたが、日本もそこまでになったのか、と言う気もします。
 それにしても安倍総理の昨日の段階での談話はいただけない。「捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む」とありました。候補者の一人である現職の市長が選挙中に銃撃にあったというのに、「捜査云々」などと言っている場合だろうか、と腹立たしくも感じました。「暴力は絶対に許せない」など強い暴力に対する批判を何故言えなかったのだろうか、と思います。憲法問題や教育問題などでは断定的に強い口調で言われる首相だけに残念です。
 長崎というと、暴力団や特定の団体に甘いんだろうかとも思います。私の前回の選挙の時、誹謗中傷をネットで流していたのも長崎の団体だったようです。前回の本島市長のときの銃撃事件も含め何故長崎か、いろいろ考えたくもなります。
 それにしても前代未聞の事件。徹底的に調べて欲しい。そして強硬な姿勢を示して欲しい。でないとアメリカのようになるし、ならず者が跋扈(ばっこ)する日本になってしまいます。
 明朝の辻立ち7時30分植木町。

85片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 08:09:40
ヤクザ問題へ確実に繋げるべきだ。

長崎市長射殺に共犯者浮上 車乗り捨て姿消す
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007041901000835_Main.html

 長崎市長射殺事件で、逮捕された指定暴力団山口組系水心会(解散届提出)の会長代行、城尾哲弥容疑者(59)が伊藤一長市長(61)に発砲した前後、現場近くで共犯者とみられる男や不審な車が目撃されていたことが19日、長崎署捜査本部の調べで分かった。

 捜査本部は、城尾容疑者の逃走を手助けしようとしたり、犯行を見届けたりするような役割だった疑いが強いとして、重大な関心を寄せており、背後関係を調べている。

 調べでは、城尾容疑者が市長に発砲した17日午後7時52分とほぼ同じころ、現場から約10メートルのバスターミナル脇の路地に国道から黒っぽい乗用車が進入し、急停車。城尾容疑者は銃撃後、車の方向に逃走しようとしたが、近くにいた伊藤市長の関係者らに取り押さえられた。

 車は髪を茶色に染めた20代前後の若い男が運転していたが、前方から警察車両が近づいてくると車を乗り捨て、集まってきた人込みに紛れるように立ち去ったという。

 また、銃撃前の午後7時45分ごろには、バスターミナルの喫煙所に暴力団員風の男2人がいるのを、バスの運転手らが目撃。この2人も銃撃直後に姿を消した。

86片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 08:46:47
行政対象暴力 マニュアル整備6割 危機意識、自治体で温度差 讀賣千葉

 脅迫的な言動をちらつかせて自治体の職員に不当な要求を繰り返す「行政対象暴力」について、県内で独自マニュアルや要項を作成して対応している自治体は全体の6割に満たないことが、読売新聞の調べで分かった。長崎市長が暴力団関係者に銃撃され死亡した事件では、容疑者が市に対し不当要求を繰り返したことが分かってきたが、行政サイドに毅然(きぜん)とした対応が求められる中、自治体の“危機意識”には温度差があることが、改めて浮き彫りとなった。

 行政対象暴力は、右翼などを名乗る団体に図書購入を強要されるケースが目立つが、公共事業を巡って「下請け」としての参加を求めてきたり、各種許認可に関して要求を行ったりと手口は様々。多くの自治体が何らかの“被害”を受けているとされる。県警捜査4課によると、2003年から昨年までに恐喝や暴行の容疑などによる検挙者は14人。昨年度、県に寄せられた図書購入を巡る不正要求は100件を超えたという。

 読売新聞が県内全36市の担当者らに対して聞き取り調査を行ったところ、マニュアルや要項があるのは21市。このうち船橋市では、一人で対応せずに複数で役割分担することなどを明記したマニュアルを04年に作成、各課に配布して活用している。戸籍謄本交付を巡り職員から現金を脅し取っていた男が18日に逮捕された千葉市では「2年ほど前にも建築確認関係で机をたたき壊され、検挙者が出た。いつ何が起きるか分からないので、組織で対応できる態勢を整えることが重要」とマニュアル配備の必要性を説明する。

 一方で、「これまで行政対象暴力の被害を受けたことがない」などの理由でマニュアルや要項を持たないのは15市。このうち四街道市は「年度内に作成する」としているが、勝浦市では「問題の発生ごとに対応していきたい」、南房総市や香取市などは「今のところ必要性は感じない」としている。

 不当要求を受けた場合の対応について、県警捜査4課は「(行政側の)ミスは謝罪すべきだが、見返りについては『要求をのめない』としっかりと断ることが大切。個人ではなく組織で対応していくべきだ」と話している。

(2007年4月20日 読売新聞)

87片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 08:54:31
行政対象暴力「不当要求受けた」16%
暴追センター昨年のアンケ 讀賣長野

 長崎市の伊藤一長市長(61)が銃撃されて死亡した事件で、逮捕された暴力団幹部は同市に不当要求を続けていたとされている。このような行政対象暴力は、長野県でも問題になっている。暴力追放県民センターが自治体の窓口担当者らに行ったアンケートで、職員の16%が「不当要求を受けたことがある」と回答。暴行を受けたケースもある。長崎市の事件を受け、センターは27日、行政機関を対象にした「一日暴力集中相談日」を実施する。

 「どうしてこの女にカネを出さないんだ」。昨春、東信地方の福祉事務所。ドスの利いた声で、愛人とみられる女性を連れた暴力団員の男が職員に迫った。「生活保護を受けるには要件がありまして」と説明しても、引き下がらない。結局、職員から相談を受けた県警幹部が男を電話で一喝すると、不当要求はなくなったという。

 センターのアンケートは昨年10月下旬、センターの講習を受けた諏訪、松本の両市の職員169人を対象に無記名で実施。143人から回答があった。

 それによると、「最近、暴力団から不当要求を受けたことがある」と答えたのは23人で、不当要求を受けた回数は計32件。一番多いのは、許認可など行政処分に関する要求7件。次いで、機関誌購読など6件だ。

 不当要求を拒否したケースが大半だが、要求に屈したケースも3件ある。対応の末に、暴行を受けたケースも1件あるという。

 「公務員として面会を拒否できない」などと、対応の難しさを訴える声も24件あった。

 不当要求への対応として最も多いのは、誰にも相談せずに自分で処理したケースの15件。所属機関内で相談したのは8件、警察など他機関への相談は9件。

 センターの舞沢正志専務理事は「自分で解決できたと思っても、相手が遺恨に思っているケースも多い。不当要求があった場合、積極的にセンターや県警に相談してほしい」と話す。

 集中相談は27日午前8時30分から午後5時まで。電話番号は026・235・2140。訪問しても相談可能という。

 同センターでは、自治体や民間企業が暴力団らの不当要求に適切に対処できるよう無料講習も行っており、参加を呼びかけている。

(2007年4月20日 読売新聞)

88片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 09:09:14
長崎市長射殺に共犯者浮上 車乗り捨て姿消す '07/4/20
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200704200091.html

 ▽逃走手助け目的か、長崎県警が重大関心

 長崎市長射殺事件で、逮捕された指定暴力団山口組系水心会(解散届提出)の会長代行、城尾哲弥容疑者(59)が伊藤一長市長(61)に発砲した前後、現場近くで共犯者とみられる男や不審な車が目撃されていたことが十九日、長崎署捜査本部の調べで分かった。

 捜査本部は、城尾容疑者の逃走を手助けしようとしたり、犯行を見届けたりするような役割だった疑いが強いとして重大な関心を寄せており、背後関係を調べている。

 調べでは、城尾容疑者が市長に発砲した十七日午後七時五十二分とほぼ同じころ、現場から約十メートルのバスターミナル脇に黒っぽい乗用車が急停車。城尾容疑者は銃撃後、車の方向に逃走しようとしたが、近くにいた伊藤市長の関係者らに取り押さえられた。

 車は髪を茶色に染めた二十代前後の若い男が運転していたが、前方から警察車両が近づいてくると車を乗り捨て、集まってきた人込みに紛れるように立ち去ったという。

 また、銃撃前の午後七時四十五分ごろには、バスターミナルの喫煙所に暴力団員風の男二人がいるのを、バスの運転手らが目撃。この二人も銃撃直後に姿を消したという。

 一方、司法解剖の結果などによると、伊藤市長の背後から発射された二発の銃弾は、いずれも体内をほぼ同じ弾道で通り心臓を貫いていた。一発目は選挙カーを降りて事務所へ歩く市長へ水平に、二発目は市長が前のめりに倒れるところを、銃口を下げ狙いを定め発射していた。

 目撃証言では背後約一メートルから撃ったとされるが、捜査本部は伸ばした腕の先の銃口から市長の背中までは数十センチだったとみている。

 城尾容疑者と伊藤市長は直接の面識がなかったとみられることも判明。城尾容疑者と市のトラブルは市長に報告されておらず、市幹部や市長の親族らは「(市長は容疑者と)面識はなく、個人的な恨みを持たれるはずはない」と証言している。

 捜査本部は、銃の操作に熟練していた城尾容疑者が、伊藤市長に強固な殺意を持っていたとみて、動機の解明をさらに進める。

 捜査本部は十九日夕、殺人や銃刀法違反などの容疑で城尾容疑者を送検した。

89片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 00:36:37
城尾容疑者、04年に補償要求 副市長と面会 市長射殺
2007年04月20日23時06分
http://www.asahi.com/national/update/0420/SEB200704200012.html

 長崎市の伊藤一長市長が射殺された事件で、同市は20日、逮捕された指定暴力団山口組系の組幹部城尾哲弥容疑者(59)が04年11月、市役所を訪れ、当時助役だった松本紘明副市長の執務室に押し掛けていたことを明らかにした。事前の約束はなかったという。同容疑者は当時、市発注の道路工事現場での事故で市などに補償を求めており、市の対応について一方的にまくし立てたという。

 記者会見した松本副市長によると、城尾容疑者は市長室と同じ市役所3階にある助役室を1人で訪れ、秘書を通さず勝手にドアを開けて入室。事故に関する資料とみられる文書を手に「日時がおかしい。業者と市が結託して内容を改ざんしている」と、約30分間にわたってまくしたてたという。翌年1月にも助役室に押し掛けてきたが、助役がドアを押さえて入室させなかったという。

 城尾容疑者は03年2月、市発注の歩道工事現場にあったくぼみに車が転落して車の一部が傷ついたとして、市の担当課に修理代60万円を要求。その後要求額を二百数十万円に引き上げたことが分かっている。

 松本副市長は「威圧的ではなかったが、脅威は感じた。ただ大きな声を出して騒いでいたという印象。05年1月以来、会っていない」と説明した。

90片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 01:26:55
容疑者所属暴力団 解散直後に再結成 事件関与? 不審車両目撃証言も 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/20070420/20070420_012.shtml

 長崎市長射殺事件で、逮捕された城尾哲弥容疑者(59)の所属する指定暴力団山口組系水心会(長崎市)が、事件発生の翌日、組の解散届を長崎県警に提出しながら、名称を変えて再結成の動きを見せていることが19日、分かった。選挙運動中の市長を背後から銃撃するという前代未聞の犯行に市民の憤りが高まる中、県警捜査本部は地元暴力団が組織温存を狙った「偽装解散」の可能性もあるとみて調べている。

 また、捜査本部は、事件当時、現場近くに水心会関係者の車両に似た車が止まっていたとの目撃証言もあり、同会トップの会長や、城尾容疑者の運転手役とみられる組員からも事情聴取。組織的関与がなかったか調べている。城尾容疑者は、動機など核心的な部分については「黙秘します」などと話しているという。

 関係者によると、水心会の会長が事件翌日の18日、県警本部を訪ね「会員(城尾容疑者)の責任を取り、解散するとともに引退する」との解散届を提出した。

 しかし、会長代行だった城尾容疑者に次ぐ幹部が中心となり、名前を変えて組織の再結成を計画。山口組総本部(神戸市)と連絡を取りながら、福岡市にある山口組系組織の傘下となる方向で準備。解散前にいた数十人の構成員らの大半が、新たな組織に移る動きを見せているという。

 一方、城尾容疑者は17日夜、長崎市の選挙事務所前で伊藤一長市長を背後から銃撃した際、計28発の実弾を用意していたことが判明。捜査本部は19日午後、容疑を殺人と銃刀法違反容疑などに切り替えて送検した。

=2007/04/20付 西日本新聞朝刊=
2007年04月20日02時32分

91片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 03:11:16
長崎市長射殺:城尾容疑者、市の交渉拒否で抗議激化
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070421k0000m040168000c.html

 長崎市の伊藤一長市長(61)の射殺事件で、市が指定暴力団山口組系水心会幹部、城尾哲弥容疑者(59)を対象に内部に設置した「不当要求行為等対策委員会」に諮り、一切の要求拒否と交渉打ち切りの最後通告をした05年1月ごろから、城尾容疑者が市発注工事で関係企業が排除されたことを取り上げて市側に執ような抗議を繰り返していたことが分かった。県警は、暴力団排除で経済的に追い込まれた城尾容疑者が市役所トップの銃撃を計画したとみて追及している。

 市や関係者によると、城尾容疑者は03年2月に市道補修工事現場で高級車を運転中に起こした自損事故を巡り、市に最終的に270万円の補償の仲介を求め、当時の担当者らと30回以上に及ぶ交渉を繰り返した。04年11月15日には、助役室で当時助役の松本紘明副市長(62)を相手に約30分間にわたって大声で抗議した。

 松本副市長は同月、市の「不当要求行為等対策委員会」に諮り、今後一切の要求を拒否し、応対しない方針を決め、翌05年1月17日、城尾容疑者を市役所に呼び通告した。

 城尾容疑者はその際は「あ、そうですか」と淡々とした様子だったが、この前後から解体工事を巡る要求行為を激化させ、通告直前には、発注部署に突然現れて「市発注の解体工事から知り合いの業者が排除された。どうしてくれる。伊藤(市長)を出せ」と大声を出した。

毎日新聞 2007年4月21日 3時00分

92片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 14:41:03
長崎市長射殺、水心会解散は「偽装」…取り締まり継続へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070421i206.htm?from=main2

 長崎市の伊藤一長市長(61)が射殺された事件で、長崎県警は21日、城尾哲弥容疑者(59)が会長代行を務め、18日に解散届を出した指定暴力団山口組系水心会について、「偽装解散の可能性が高く、継続した取り締まりが必要」として、暴力団対策法の対象団体から外さない方針を明らかにした。

 県警によると、水心会は約10年前に結成され、長崎市内に組事務所がある。構成員は20〜30人とみられ、みかじめ料(用心棒代)や高金利の金融業などを資金源としている。県警では、解散届提出後も組員が従来通りの活動を続ける可能性が高いと判断した。県警幹部は「従来、水面下でみかじめ料の要求などを行っており、法の網をかけておいた方がいい」と話している。

 同法では、刑法などには直接抵触しないみかじめ料の要求などに、中止命令などを出すことができ、従わない場合は処罰できる。取り締まり対象は、山口組や工藤会、道仁会など指定暴力団21団体と、その傘下の暴力団。県警が傘下の組織から離れたと判断した場合、対象から外れる。

(2007年4月21日14時36分 読売新聞)

93片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/25(水) 04:46:12
城尾容疑者の動機不可解 長崎市長射殺事件から1週間
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070424/01.shtml

 長崎市の伊藤一長前市長(61)の射殺事件が発生してから二十四日で一週間になる。殺人と銃刀法違反などの容疑で逮捕された指定暴力団山口組水心会(解散)の会長代行、城尾哲彌容疑者(59)は県警捜査本部の調べに犯行動機などの供述を始めた。暴力団幹部が拳銃を使い市のトップの命を奪う衝撃的な事件だが、動機や背後関係の有無など不可解な点は多い。

 「伊藤のタマ(命)を取らんか? チャカ(拳銃)は貸してやるぞ」

 二〇〇五年の年末。長崎市内の喫茶店。市内の男性は、正面に座った城尾容疑者からこう持ち掛けられた。

 及び腰になる男性に城尾容疑者は「伊藤をやれば名前が上がるぞ。おれも病気で手がしびれているが、引き金ぐらい引ける」と真剣な表情で言ったという。この男性は動機について「やくざとしてのプライドと経済的困窮だ。衝動的ではなく、徐々に殺意が膨らんだのではないか」と察する。

 資金源の建設会社が市の融資を断られ倒産したり、市道工事現場で起きた自損事故の報告書の訂正を業者に指示するよう要求したが断られるなど、市への不満を募らせたとみられる城尾容疑者。「伊藤市長を殺し自分も死ぬつもりだった」と供述しているが、関係者によると、伊藤前市長と城尾容疑者は直接の面識はないもよう。こうしたことから「今言われているものが市長を殺す動機になるだろうか」との疑念は県警内部にも残る。

 城尾容疑者は捜査本部の調べに「一人でやった」と共犯者の存在を否定する。城尾容疑者の運転手をしていた男性や水心会関係者も事情聴取に対し関与を否定。城尾容疑者の知人は「城尾容疑者は水心会内で浮いた存在だった」と証言する。

 しかしこうした単独犯説を打ち消すような情報もある。事件当夜、現場付近の道路わきで不審な黒い車が目撃された。目撃者した男性は「二十代から三十代の若い男が乗っていた」と話す。市内の暴力団関係者は「いくら最近は孤立していたとはいえ組織の幹部だ。一人で行ったとは考えにくい。(城尾容疑者を)現場まで送った人間ぐらいいるのではないか」と推測する。

 捜査本部は現場周辺の店舗から事件当日の防犯カメラの映像の提出を受け解析。犯行前の城尾容疑者の足取りなどについて調べている。拳銃の入手経路や詳しい動機についても城尾容疑者をさらに追及する方針だ。捜査幹部は話す。「本格的な取り調べは始まったばかり。城尾容疑者の供述をすべてそのまま信用することはできず、事件の全容解明はこれからだ」

94片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/25(水) 04:47:15
「共犯者いない」土下座で謝罪も 城尾容疑者の私選弁護人会見
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070424/02.shtml

 長崎市の伊藤一長前市長射殺事件で、殺人容疑などで逮捕、長崎署に拘置中の城尾哲彌容疑者(59)は二十三日、同市の松尾千秋弁護士(76)を私選弁護人に選任した。松尾弁護士は同日会見し、城尾容疑者が「犯行現場には歩いて行った。共犯者はいない」、犯行現場で目撃された不審な黒い乗用車については「まったく関係ない」と“単独犯”を強調していることを明らかにした。

 城尾容疑者は接見で、犯行動機について、市道の工事現場で起きた自動車事故をめぐる市当局とのトラブルや、経営難だった知人経営の解体工事会社が市に融資制度の利用を申し込んだが頓挫したことなどを挙げ、「市の対応への不満が募って市長に向かった」と話したという。

 同日の接見は一時間程度。城尾容疑者は焦げ茶色のスポーツシャツにズボンという服装で、無精ひげが伸び疲れた表情。土下座して「市長、市民にご迷惑をお掛けしました」と謝罪の言葉を述べ、市長選の結果については「知っている」とだけ答えた。所属していた暴力団が解散を届け出たことについては「元会長におわびの言葉を伝えて」と話したという。

 一方、県弁護士会も同日、弁護士二人を同署に派遣して城尾容疑者と接見。私選弁護に加わるかどうか検討している。

95片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/25(水) 07:44:18
行政不当要求 「県警OBらが対処」 知事 讀賣埼玉

 長崎市長射殺事件の背景にあった行政への不当要求行為について、上田知事は24日の定例記者会見で、「警察官OBを県土整備事務所に置き、実効性ある対処を取っている」と述べ、県は十分な対応策を取っているとの見解を示した。

 県は2006年4月から、公共工事の発注元となることが多い県土整備事務所に、非常勤の県警OBを「警察連絡調整員」として配置。連絡調整員は、職員と業者の面談に同席し、不当要求行為の抑止力となったり、トラブル防止のための職員研修を行ったりしている。現在は、欠員となっている北本を除く11の県土整備事務所に連絡調整員がいる。このほか、環境管理事務所や県営競技事務所、廃棄物指導課などで、県警からの出向者やOBを受け入れているという。

 県入札企画室は「背後に暴力団の姿が見え隠れする業者もいる。事務所に来て机をたたいたり大声を出したりするケースもあった」とし、05年4月には「公共工事への暴力団等の不当介入対応マニュアル」を定め、「複数の職員による対応」「(金品要求の材料などに悪用される恐れのある)理由のない書類は作らない」などの徹底を職員に指導している。

 県内では、1997年9月に、場外舟券売り場の誘致に反対していた嵐山町議が、暴力団組員に襲撃される事件が起きている。

(2007年4月25日 読売新聞)

96片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/25(水) 11:07:09
銃声4発、北九州市で漁協組合長の車などに弾痕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070425it03.htm?from=top

 25日午前3時ごろ、北九州市若松区畠田2の住民から、「パンという銃声のような音が4回連続で聞こえた」と福岡県警若松署に通報があった。

 署員が調べたところ、脇之浦漁協組合長、上野忠義さん(63)の長女宅1階車庫にある車のフロントガラスと、隣接する長男宅の壁、車など計4か所から弾痕が見つかった。けが人はなかった。

 薬きょう数個が近くの路上で見つかっており、県警は連続発砲事件として捜査している。

 調べによると、現場は上野さんと長男、長女の自宅が隣接しており、発砲時は少なくとも5人が家の中にいた。県警に対し、組合長は「心当たりはない」と話しているという。

 脇之浦漁協を巡っては、1998年2月、元組合長の梶原国弘さん(当時70歳)が同市小倉北区の繁華街で射殺された。福岡地裁小倉支部は昨年5月、殺人罪に問われた指定暴力団・工藤会系組長ら3人のうち、1人に無罪、2人に無期懲役と懲役20年の判決を言い渡した。

(2007年4月25日11時0分 読売新聞)

97片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/26(木) 08:20:29
知事随行者増やす
県警も警戒強化 讀賣滋賀

 嘉田知事の後援会事務所に、前長崎市長が銃で殺害された事件を引き合いに出し、栗東市の新幹線新駅建設を要求する脅迫電話があった事件で、県は25日、嘉田知事が外出する際の人員を増やすなどの安全対策を行うことを決めた。県警も、知事公舎への巡回を強化するなど警戒を強める。

 県警の調べでは、留守番電話の録音時間は約20秒で、聞き取りにくい声だった。

 留守番電話を確認した23日、大津市内で行われた行事に参加した嘉田知事に近づいた男を職員が制止していたこともあり、県は24日夜、今後の警備などについて、約2時間にわたり県警と対応を協議。その際、嘉田知事自身が、身を守る方策や外出の際の随行者数を増やすことなどについて、県警から助言を受けたという。

 嘉田知事は25日午後、彦根市で開かれた会合や記念植樹に出席。随行は秘書課員1人だったが、現地の県湖東地域振興局が職員2人を植樹会場に追加派遣し、周辺の警戒にあたらせた。

 一方、県広報課によると、今月1日から25日までに県に寄せられた新駅問題に関するメールや手紙は9件。このうち、「凍結したら経済発展につながらない」など推進意見は2件で、「駅はいらないので早く実現すべき」などとした凍結・中止意見は5件、その他が2件だったという。

 同課は「これまでも新駅凍結を批判する意見はあるが、脅迫的な言葉は一度もない」と説明している。

(2007年4月26日 読売新聞)

98片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 08:04:09
幸山・熊本市長:前長崎市長射殺事件受け、警備態勢見直しへ /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070426ddlk43010455000c.html

 幸山政史市長は25日、伊藤一長・前長崎市長が暴力団組員に射殺された事件について「民主主義の根幹を揺るがすもので断じて許されない」などと話した。市の警備態勢を見直す考えも示した。

 同日の定例会見で話した。幸山市長は伊藤前市長が九州市長会会長として、各市の連携強化に務めたと功績をたたえ、24日の県市長会でも暴力追放の緊急決議をしたことも紹介した。

 市は03年5月に総務部長を会長、警察関係者を顧問とする不当要求行為等防止対策協議会を設置している。不当要求行為への対応手引も作成し研修も実施しているが、幸山市長は「身の危険を感じることも正直ある」と話した。

 今後改めて警備態勢を見直すが、一方で幸山市長は「より多くの市民と接して話を聴く姿勢を大事にしたい」と述べ、両立の難しさに頭を悩ませている。【谷本仁美】

毎日新聞 2007年4月26日

99片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 09:08:49
柳川・御嵩町長退任式 「整地は終わった」
産廃処分場問題抱え12年 讀賣岐阜

 御嵩町の柳川喜郎町長(74)の退任式が、任期満了を迎えた26日、町役場であった。産業廃棄物処分場建設問題を抱えた3期12年を振り返り、「整地は終わった。今後はみんなの力に期待したい」と最後の訓示をした。

 任期満了となる直前、古田肇知事と建設を目指す寿和工業の清水道雄社長との三者会談で話し合い解決を目指すことで一致したことを受け、柳川町長は「産廃問題も何とかメドがついた」と訓示、「多少のデコボコはあるが、整地は終わった」と述べた。

 退任式が開かれた庁舎の会議室には、幹部を中心に約80人の職員が集まった。梅田雅美副町長が、1996年に起きた町長襲撃事件に触れ、「事件が起きなければ、違った行政手腕を見せてくれたと思う。今後とも町を見守ってください」とねぎらいの言葉を述べた。

 柳川町長は「(町長襲撃事件は)全く後悔していません。きょうの天気のように晴れ晴れです」と言い切った。また、「妻が住む名古屋と御嵩町を行ったり来たりの生活を続けたい。産廃問題についての本を年内にも出すため、執筆活動に取り組む」と語った。

 柳川町長は、女性職員から受け取った花束を手に、職員たちに拍手で送られ、会場を後にした。

(2007年4月27日 読売新聞)

警察官詰め所撤去へ 柳川町長襲撃

 柳川喜郎町長の引退を受け、自宅マンション前に設置されていた警察官詰め所=写真=も撤去されることになった。撤去作業は大型連休後の5月7日から始まり、同月末までの撤去を目指す。

 警察官詰め所は、襲撃事件から約1か月後の1996年12月、町長の退院に合わせて設置された。再び襲われるのを防ぐため、自宅マンション前の駐車場の一角に設け、一時は警察官2人が24時間態勢で自宅マンションの警戒にあたった。駐車場代やプレハブのリース代などかかった年間約60万円の維持費は公費で支払われてきた。

 県警では、襲撃事件が未解決のままとなっている現状を踏まえ、柳川町長の警備は状況に応じて続けることにしている。

(2007年4月27日 読売新聞)

100片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 10:49:57
諏訪の信州斉藤一家総長が国粋会トップに 県警表明
4月24日(火)
http://www.shinmai.co.jp/news/20070424/KT070423FTI090001000022.htm

 県警は23日の定例会見で、指定暴力団山口組系国粋会信州斉藤一家(諏訪市)の総長(60)が国粋会(東京都)の5代目会長に就いたとみられる、と明らかにした。県内から山口組の直系組長が出るのは、既に引退した近松組(長野市)の組長以来という。

 吉沢敏彦刑事部長が「関東系の他組織との縄張り争いが県内や諏訪地方に飛び火する可能性があり、内紛も心配」と指摘。「暴力団組織が資金源とする犯罪の取り締まりや、犯罪収益のはく奪が重要になる」とした。

 総長は、国粋会内で会長に次ぐ理事長だった。2月に自殺したとみられる当時の会長の後継として承認されたという。

 また、吉沢部長は、長崎市長射殺、東京都町田市の発砲立てこもりの2事件について「いずれも暴力団員による発砲事件。捜索差し押さえを強化し、組織中枢への突き上げ捜査を徹底したい」と述べた。

101片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 11:12:29
長崎市発注の12件受注 城尾容疑者と「親密な」業者
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070427/01.shtml

 長崎市の伊藤前市長射殺事件で、殺人容疑などで逮捕された指定暴力団六代目山口組水心会(解散)の会長代行、城尾哲彌容疑者(59)と親密な関係にあった解体・土木業者(二〇〇四年一月事実上倒産)が、記録が残るだけで十二件の市発注工事を受注していたことが二十六日分かった。判明した落札額の総額は約四千七百万円に上る。この業者をめぐっては、城尾容疑者が市の融資制度の適用を市に働き掛けたことが分かっており、暴力団が資金源を求め公共工事に介入する実態が浮かび上がった。

 長崎新聞社は市に記録が残る二〇〇一年度以降にこの業者が入札に参加した工事を情報公開請求して入手した。それによると、この業者は〇一年度以降に二十九件の市発注工事の指名競争入札に参加。公共施設の解体工事や河川改良工事など十二件を受注した(一件は随意契約)。〇一年度が五件、〇二年度が四件、〇三年度が三件で、落札(決定)価格の合計は約四千七百五十五万円に上る。

 指名競争入札で落札した十一件について、入札予定価格に対する落札額の割合を示す「落札率」は70・8%から97・5%だった。ある業者関係者は「この業者がほかの指名業者に談合を持ち掛けた工事もある」と指摘。城尾容疑者とこの業者の社長の二人を知る関係者は「この業者の金が城尾容疑者に流れていたのは間違いない」と話す。

 城尾容疑者は〇二年一月、この業者に市の融資制度を活用できるよう市に働き掛けたが市から断られた。この業者は城尾容疑者が自損事故を起こした現場となった市道工事の指名競争入札にも参加したが、別の業者が落札。事故は入札の約一カ月後に起きている。

 長崎市契約課は「県警などから情報が寄せられない限り、業者と暴力団との関係を把握するのは難しい」としている。

 民間の調査会社によるとこの業者は一九八五年一月に創業した。二〇〇〇年十月に資本金三百万円で有限会社を設立。〇二年九月期は一億六千九百五十三万円の完工高を上げたが、〇四年一月に二回目の不渡りを出し事実上倒産している。

102片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 21:03:54
北九州・門司区の連続発砲:「治安よかったのに…」 事件に市民動揺 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070427ddlk40040437000c.html

 門司区の土木建設会社ビルに銃弾5発が撃ち込まれた事件で、発砲は26日午前0時半ごろとみられることが門司署の調べで分かった。銃弾は窓ガラスを貫通し、車庫内の乗用車にも当たった。25日未明には若松区で漁協組合長の家族宅などが銃撃されたばかり。連続する発砲事件で市民に動揺が広がっている。

 調べでは、26日午前6時半ごろ、近所の男性から「建設会社の窓ガラスに穴が開き、薬きょうが落ちている」と110番があった。複数の住民は「パンパンという音がした」と話している。けが人はいなかった。

 社長は同署に「狙われるような心当たりはない」と話しているという。同社は主にトンネル工事を手がけており、同署は工事を巡るトラブルとみて暴力団の関与や一連の発砲事件との関連を調べている。

 近くに住む男性(74)は「門司は治安がよかったのに残念。とにかく暴力はやめてほしい」、商店主の妻(73)も「発砲事件と聞いて驚いた。こういう事件は怖い。なぜ狙われたのか」などと話していた。

〔北九州版〕

毎日新聞 2007年4月27日

103片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/29(日) 10:14:24
前長崎市長射殺、ほう助容疑で建設会社社長を逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070428i116.htm

 長崎市の伊藤一長・前市長(61)が射殺された事件で、殺人容疑で逮捕した指定暴力団山口組系水心会会長代行の城尾哲弥容疑者(59)を現場まで車で連れて行ったとして、長崎県警の捜査本部は29日午前0時25分、長崎市本河内3、建設会社「小川組建設工業」社長、小川弘美容疑者(60)を殺人ほう助の疑いで逮捕した。

 調べによると、小川容疑者は17日午後、城尾容疑者の自宅(長崎市風頭町)の近くから、長崎市大黒町の伊藤前市長の選挙事務所付近まで、車で城尾容疑者を送り届けた疑い。小川容疑者は「城尾(容疑者)に頼まれて運転した。殺人をするとは知らなかった」と述べ、容疑を一部否認しているという。

 小川容疑者が経営する建設会社は、2002年に市の融資制度を利用しようとして断られており、城尾容疑者が市に抗議していた。城尾容疑者は、関係者に対し、「小川容疑者の会社の経営が行き詰まり、自分が倒産させないような防波堤になっている」という趣旨の話をしていた。

 また、事件前、城尾容疑者が都内のテレビ局に送りつけた、市への不満を書き連ねた文書について、城尾容疑者以外の人物が代筆した可能性があり、小川容疑者が関与していないか追及する。

(2007年4月29日3時29分 読売新聞)

104片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/30(月) 20:32:26
長崎市:田上新市長に「選挙やり直せ」の抗議電話相次ぐ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070501k0000m010057000c.html

 伊藤一長・前長崎市長の射殺事件を受け、補充立候補して初当選した田上富久市長(50)に対し「選挙は無効。やり直せ」などの抗議電話が市役所に相次いでいる。投開票日翌日の4月23日からこれまでに二十数件にのぼるといい、県警は田上市長の自宅周辺の警備を強化するなど警戒を始めた。

 田上市長は、伊藤前市長が死亡した翌日の4月19日午後に補充立候補し、実質2日半の選挙戦で初当選した。同23日以降、「選挙のやり方がおかしい」「辞めるべきだ」などの電話が、実名や匿名で寄せられた。中には怒鳴り声もあったという。

 同日、市から相談を受けた長崎署が即日、自宅周辺のパトロール強化したり、市長の公式行事には数人の私服警官を付けるなど、身辺の警戒を始めている。同署は「2代続けて、市長が撃たれており、必要最低限の警備が必要と判断した」と説明している。【柳瀬成一郎】

毎日新聞 2007年4月30日 20時24分

105片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 09:06:02
新たに監視役の男逮捕 告発文も代筆か 長崎市長射殺事件
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070501/jkn070501001.htm

 長崎市長射殺事件で、長崎県警は1日未明、伊藤一長前市長(61)の銃撃当日に関係先などを見張り、暴力団幹部、城尾哲弥容疑者(59)の犯行を手助けしたとして、殺人幇助(ほうじよ)の疑いで、新たに無職、山下正樹容疑者(29)を逮捕した。山下容疑者はテレビ朝日に郵送された告発文書のあて名を書いていた疑いもあり、県警で追及する。

 調べでは、山下容疑者は城尾容疑者の運転手。事件当日の4月17日は銃撃現場とは別の場所にある長崎市内の後援会事務所などで、伊藤前市長の動向を監視していた疑い。

 山下容疑者は所在が分からなくなっていたため県警が指名手配していたが、4月30日夜になって長崎署に出頭した。

 城尾容疑者はこれまでの調べに「1人でやった。自宅から現場まで1人で歩いていった」と供述していた。

 しかし県警は4月29日、城尾容疑者を銃撃現場まで車で送り届けた殺人幇助の疑いで、長崎市の建設会社社長、小川弘美容疑者(60)を逮捕。小川容疑者は「送ってくれと頼まれたが、市長を殺す計画は知らなかった」と供述しているが、告発文書を代筆した疑いが強く、県警は事前に銃撃計画を知っていたのか追及している。

 小川容疑者の会社は長崎市の制度を利用した融資あっせんを求め、出資していた城尾容疑者も動いたが融資を受けられなかった。県警はこうしたトラブルが銃撃の背景にあるとみて調べている。

(2007/05/01 08:14)

106片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 22:09:21
新たに見張りの男を逮捕 長崎市長射殺ほう助容疑 '07/5/1
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705010159.html

 長崎市長射殺事件で長崎署捜査本部は一日、銃撃当日に市長の動向を探る見張り役をしたとして、殺人ほう助の疑いで長崎市坂本一丁目、無職山下正樹容疑者(29)を逮捕した。暴力団幹部城尾哲弥容疑者(59)の犯行を手助けした容疑での逮捕者は、同市の建設会社社長小川弘美容疑者(60)に続き二人目。

 城尾容疑者は「小川と山下(両容疑者)に手伝ってもらった」と協力関係を認める供述を始めており、捜査本部は山下、小川両容疑者に伊藤一長前市長の殺害計画を事前に知らせた上で協力を頼んだとみて、三容疑者を追及する。

 城尾容疑者はこれまで「一人でやった」と供述していた。

 調べでは、山下容疑者は四月十七日、銃撃現場から約七百メートル離れた伊藤前市長の後援会事務所を見張って前市長の動向を探り、城尾容疑者の殺人を手助けした疑い。

 山下容疑者は「行動は見張っていたが、殺すとは思わなかった」と供述しているという。日ごろから城尾容疑者の専属運転手をするなど、近い関係にあった。

 一方、城尾容疑者がテレビ局に送った伊藤前市長を告発する文書は、文書本文を小川容疑者、封筒のあて名を山下容疑者が書いたことが判明。文書には、小川容疑者の会社が市の中小企業向け融資を受けられなかったことへの不満が記されていた。

 捜査本部によると、城尾容疑者は銃撃当日、長崎市内の自宅近くのアパート駐車場で落ち合った小川容疑者の運転で午後七時四十分ごろ、JR長崎駅前の伊藤前市長の選挙事務所近くに到着、車を降りた。

 その後、選挙事務所近くのビル出入り口に潜んで待ち伏せし、同七時五十二分ごろ、街頭活動から戻った伊藤前市長を背後から二発撃った。

107片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 23:51:37
長崎市長射殺 「2人に役割指示した」 城尾容疑者「単独」の供述一転
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/20070501/20070501_008.shtml

 長崎市長射殺事件で、殺人容疑などで送検された暴力団幹部、城尾哲弥容疑者(59)が、殺人ほう助容疑で逮捕された家屋解体会社社長小川弘美(60)と、無職山下正樹(29)の2容疑者に対し「(細かい役割を)指示した」と供述していることが1日、分かった。小川容疑者らは「(城尾容疑者が)殺人をするとは思っていなかった」と容疑を一部否認しているが、長崎県警捜査本部は、城尾容疑者の供述を受けて、3人の役割や加担した経緯などを詳しく捜査する。

 調べでは、小川容疑者は事件当日の4月17日夕、城尾容疑者を自宅からJR長崎駅前の殺害現場付近まで車で送り、山下容疑者は同日、約700メートル離れた伊藤一長前市長の後援会事務所近くで前市長の動向を監視する見張り役をしていた疑い。

 城尾容疑者はこれまでの調べに対し「1人でやった」と供述。しかし、捜査本部は小川容疑者らが事件直前まで城尾容疑者らと行動をともにしていたことをつかみ、城尾容疑者を追及。また、小川容疑者ら2人に対しても事件直後から、任意で事情を聴くなど関与について調べていた。

 一方、29日に指名手配され、1日未明に出頭した山下容疑者は「連日取り調べられ、怖くなって逃げた。2日ほど山に隠れていた」などと知人に話していたことも分かった。

 山下容疑者は逃走後、「自殺するつもりだった」とし、近くの山に逃げ込んで首をつったり、橋から飛び降りようとしたりしたが、通行人らに見られるなどして果たせなかったという。一部報道機関には自殺をほのめかす電子メールも送っていたという。

=2007/05/01付 西日本新聞夕刊

108片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/02(水) 08:00:11
長崎市長射殺:殺人ほう助の山下容疑者、脅迫で立件視野
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070502k0000m040143000c.html

 伊藤一長前長崎市長の射殺事件で、事件当日に伊藤前市長の行動を確認したとして、長崎県警が殺人ほう助容疑で逮捕した同市坂本、暴力団関係者で無職、山下正樹容疑者(29)が交通事故の補償を巡り、05年初め、当時助役だった松本紘明副市長を一人で訪ね、抗議していたことが分かった。城尾哲弥容疑者(59)=殺人容疑などで送検=の意向を受けて何らかの要求をした可能性もあり、県警は脅迫容疑での立件も視野に入れ、市幹部らの事情聴取を進めている。

 市などによると、山下容疑者が助役室を訪れたのは05年1月。執務中にノックもせず、突然、部屋に侵入してきた。「事故車を運転していたのは自分だ。現場の証拠写真を見せろ」などと要求したが、この時は金銭的要求はなく、約5分間で立ち去ったという。

 松本副市長は1日の毎日新聞の取材に「山下容疑者の当時の言動から城尾容疑者の意向を受け、市役所を訪れたように感じた」と話している。

 城尾容疑者の車は03年2月、長崎市内の市道工事現場で、陥没した部分に脱輪し、破損した。城尾容疑者らは市との間で補償を巡り、30回以上、交渉を重ねていたが、市は不当要求行為と判断し、市は城尾容疑者に「もう会わない」と通告していた。

 一方、山下容疑者に1日接見した弁護士によると、当日午後6時ごろ、城尾容疑者から「(伊藤前市長を)見張れ」と指示され、長崎市上町の伊藤後援会事務所近くの駐車場に止めた車の中から見張っていた。ところが、午後8時前に事件を知った運転手役の建物解体会社社長、小川弘美容疑者(60)=殺人ほう助容疑で逮捕=から「社長(城尾容疑者)が大仕事をしたようだ」などと、携帯電話に連絡が入り、山下容疑者はそのまま帰宅した。

 山下容疑者は「拳銃を持っていたことすら知らなかった」と供述。事件から約10日後、長崎市内の橋から飛び降り自殺をしようとしたが怖くなってやめたという。

毎日新聞 2007年5月2日 3時00分

109片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/02(水) 08:23:56
城尾容疑者ら3人、携帯で連絡取り合う 長崎銃撃事件
2007年05月02日07時51分
http://www.asahi.com/national/update/0502/SEB200705010027.html

 長崎市の伊藤一長・前市長が射殺された事件で、発砲した指定暴力団山口組系の組幹部、城尾哲弥容疑者(59)と、殺人幇助(ほうじょ)容疑で逮捕された容疑者2人が事件前後に携帯電話で連絡を取り合っていたことが1日、長崎県警の調べで分かった。通話記録や供述などから判明したもので、県警は3人の役割分担の全容解明を進めている。

 城尾容疑者は当初「自分1人でやった」と供述していたが、その後の調べに、資金の貸借があった建設会社社長の小川弘美容疑者(60)と、組関係者で普段から自分の運転手をさせていた無職山下正樹容疑者(29)に協力を求めたことを認めているという。

 調べなどによると、城尾容疑者は小川容疑者に前市長の選挙事務所近くまで車で送り届けるよう依頼。4月17日夜、自宅近くのアパート駐車場を一緒に出発した。JR長崎駅前の選挙事務所近くに着いたのは、銃撃の約10分前だったという。

 その後、城尾容疑者はビルの柱の陰で待ち伏せ。事務所に向かって歩いてきた前市長の後を付けて銃撃した。小川容疑者はしばらく現場付近にいたが、調べに「騒ぎを聞いて逃げた」と供述している。

 一方、山下容疑者に接見した弁護士によると、事件当日の17日午後6時前、携帯電話で城尾容疑者から「市長が帰ってきたら携帯に連絡を」などと言われ、選挙事務所から約700メートル離れた後援会事務所を見張ることになった。そこで同事務所近くの駐車場に止めた車内から、選挙カーが来ないか監視。しかし、事件直後に小川容疑者から「城尾が何かやったようだ」と電話があり、自宅に帰ったという。

 小川、山下両容疑者とも調べに対し「(城尾容疑者が)市長を殺害するとは思っていなかった」と供述しているが、経緯にあいまいな点があることから、県警は裏付け捜査を続けている。

110片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/03(木) 23:51:25
長崎市長射殺:企て知らなかった 小川容疑者、犯行否定−−拘置理由開示法廷 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070503ddlk42040436000c.html

 「(城尾哲弥容疑者が)市長を殺害する企ては全く知らなかった」。長崎簡裁で2日開かれた、建物解体会社社長、小川弘美容疑者(60)=殺人ほう助容疑で逮捕=の拘置理由開示法廷。小川容疑者は公の場で初めて意見を述べた。白髪交じりの短髪にひげをきちんとそった小川容疑者は落ち着いた表情。しかし、決意を秘めたように口をぎゅっと真一文字に結び、じっと目を閉じ、開廷を待っていた。

 午前10時半に開廷した法廷は約40席の傍聴席が埋まった。小山恵一郎裁判官は人定質問に続いて「ほう助容疑には相当な理由があり、逃亡、証拠隠滅の恐れもある」などと拘置理由を説明した。

 さらに、小山裁判官は暴力団幹部、城尾哲弥容疑者(59)=殺人容疑で逮捕=との親しい関係を挙げ、「射殺計画を事前に知っていた疑いがある」と指摘した。

 最後に小山裁判官から「意見を述べますか」と問われた小川容疑者は「ちょっといいですか」と言って立ち上がり、強い口調で語り始めた。

 小川容疑者は「警察で難しい熟語を聞かされた。調書に『企て』という部分があったので何度も訂正をお願いした」と主張。直前の行動については「当日、裸のキーを渡され、右に行け、左に曲がれ、ここで止めてよか、と城尾に言われただけ」と述べ、容疑を否認した。【阿部弘賢】

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年5月3日

111片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/04(金) 10:22:23
長崎市長射殺:4選阻止が目的…出馬表明後に決意
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070504k0000m040150000c.html

 伊藤一長・前長崎市長の銃撃事件で、暴力団幹部、城尾哲弥容疑者(59)=殺人容疑などで送検=が長崎県警の調べに「前市長の4選は許せなかった」と供述していることが3日分かった。伊藤前市長が2月20日に4選出馬表明した直後、城尾容疑者は知人から拳銃を入手して自宅で試し撃ちしており、県警は暴力団排除で経済的に追い込まれた城尾容疑者が同時期に、「4選阻止」を目的に前市長銃撃を決意したとみて追及している。城尾容疑者が事件を起こした明確な目的が明らかになったのは初めて。

 調べでは、城尾容疑者は交通事故の補償や公共事業を巡るさまざまなトラブルから伊藤市政を敵視するようになった。一方、伊藤前市長は今年2月「もう少し頑張るべきだという声が強い」などと4選に向けた立候補の意向を初めて表明した。

 城尾容疑者は拳銃の入手時期を「2月下旬」と供述。伊藤前市長が4選すれば、これまでの市の対応が変わらないと思い込み、前市長への接触が容易になる選挙期間中に銃撃する意思を固めたとみられる。

 城尾容疑者は、殺人ほう助容疑で逮捕された運転手役の建物解体会社社長、小川弘美(60)▽後援会事務所の見張り役だった無職、山下正樹(29)の両容疑者と事件直前、頻繁に会って当日の役割の打ち合わせを繰り返していたといい、入念に計画した疑いが強い。

 県警は小川、山下の両容疑者も事前に殺害計画を知っていたとみているが、2人は「城尾容疑者が拳銃を持っていたことは知らず、前市長を殺害すると思わなかった」と否認している。一方で、県警はその後の調べで、2人以外にかかわった人物はいないとの見方を強めている。

 城尾容疑者は県警の調べに「市の対応に不満があった」と供述。城尾容疑者は03年に市道工事現場で起こした自損事故の補償を巡り、市への抗議を執ように繰り返したが拒否された。05年1月には小川容疑者の会社が市の解体工事から排除されたことで市に抗議、前市長あてに公開質問状も送っていた。

 小川容疑者の会社は市の連鎖倒産防止を目的にした融資を受けられずに経営破たん。城尾容疑者は「伊藤のせいで生活が苦しくなった」とも供述しているという。

 城尾容疑者は事件前、テレビ朝日に、公共工事を巡るトラブルなどをつづった文書を送りつけ、県警の調べに「動機は文書に書いてある」と供述している。しかし、そうした市とのトラブルが、前市長銃撃へ発展する心情には理解しがたい点もあり、県警は慎重に調べを進めている。

毎日新聞 2007年5月4日 3時00分

112片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/04(金) 22:21:45
「知事でも市長でもいい」 立場挽回狙い不満も絡む
2007年05月04日 18:18
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20070504/105548.html

 長崎市長射殺事件で、実行犯の暴力団幹部城尾哲弥容疑者(59)が事件前に「(襲撃対象は)知事でも市長でもいい」と話していたことが4日、関係者の話で分かった。実際、事件の約3週間前には、金子原二郎長崎県知事の後援会事務所に「覚悟しろ」と脅迫めいた電話をかけていた。
 長崎署捜査本部のこれまでの調べに、城尾容疑者は「自分の抗議に取り合わない市や(伊藤一長前)市長に不満が募っていた。市長がまた選挙で当選することが許せなかった」などと供述。
 捜査本部は金銭的に困窮し、組で立場を失っていた城尾容疑者が「でかいことをやれば挽回できる」と考え、もともとあった市への不満が複合的に絡んで市長殺害に至ったとみて、心理状態の解明をさらに進める。
 関係者によると、金子知事の事務所に城尾容疑者から電話があったのは3月下旬ごろ。
 これより前には、周囲に「一長(前市長)のタマを取る。原二郎(知事)でもいい」と誇らしげに話したり「(襲撃を)やれ」とけしかけたりしたという。

113片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/05(土) 21:32:37
長崎市長射殺:城尾容疑者、金子県知事も銃撃対象に
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070506k0000m040064000c.html

 伊藤一長・前長崎市長の射殺事件で逮捕された暴力団幹部、城尾哲弥容疑者(59)が、銃撃対象に金子原二郎長崎県知事も視野に入れていた可能性の強いことが分かった。また、城尾容疑者と見張り役の山下正樹容疑者(29)=殺人ほう助容疑で逮捕=が、交通事故の補償交渉を巡り市幹部を脅した疑いが強まり、県警は両容疑者を脅迫容疑でも立件する方向で検察との協議に入った。

 関係者によると、城尾容疑者は事件前、知人に「伊藤(前市長)か金子(知事)をやらんか。拳銃は貸してやる」などと持ちかけていたという。知事を巡っては、昨年3月下旬から事件直前まで計3回、知事の後援会事務所に電話をかけ、3回目は応対した事務所幹部に「他の建設業者の世話ばかりしている。覚悟しろ」と脅していたことが分かっている。

 一方、城尾容疑者らについては、03年2月、長崎市内の市道補修工事現場で陥没した部分に脱輪して破損した車の補償を巡り、城尾容疑者が山下容疑者に補償交渉を指示し、不当な要求をさせた疑いが持たれている。

山下容疑者は05年1月に当時、助役だった松本紘明副市長の部屋にノックもせずに入り、「事故車を運転していたのは自分だ。現場写真を見せろ」などと要求した。約5分で終わったが、県警はこの問題でも他にも何らかの要求をしたとみて調べている。

 山下容疑者の応対した松本副市長は毎日新聞の取材に「言動からみて(山下容疑者は)城尾容疑者の意向を受けて、市役所に来たようだ」と証言した。

 小川弘美容疑者(60)=同=の解体会社が、市の連鎖倒産防止目的の融資を受けられずに経営が行き詰まったことでも、城尾容疑者が執ような抗議を重ねるなどしたことから市は不当要求行為として、面会拒否を通告していた。

毎日新聞 2007年5月5日 20時39分

114片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/06(日) 11:31:21
不当要求2割が経験暴力団根絶県民会議調査うち23%が応じる 讀賣福島

 財団法人暴力団根絶福島県民会議(福島市)が実施する不当要求防止責任者講習を受講した845人のうち、22%(186人)が暴力団などの反社会的勢力から不当な要求を受けていたことが、同会議のアンケート調査でわかった。要求の4割以上が機関紙購読や機関紙への広告掲載を求めるもので、5%(41人)が金銭を支払ったり、支払いを免除・猶予していた。

 同会議は昨年4月から今年3月に行った講習の際に受講者895人に初めて無記名のアンケート調査を実施、94%にあたる845人から回答を得た。

 調査結果によると、要求者の内訳は、右翼または右翼仮装団体が35%、エセ同和または同和仮装団体が30%、暴力団が18%だった。要求内容は機関紙の購読や広告掲載が42%、不適切な対応へのクレームや示談金要求が13%、しめ縄などの購入強要が11%だった。

 要求に対しては73%が拒否した一方、全面的にまたは一部を受け入れたケースも23%あった。要求者に便宜を図った金額では、5万円未満が70%だったのに対し、100万円以上も7%(3人)いた。

 同会議は「要求に応じる人や会社は、かつては被害者とみなされたが、反社会的勢力を支援する行為であり、今は社会的にも糾弾される」としている。

(2007年5月6日 読売新聞)

115片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/08(火) 10:41:25
長崎市長射殺:城尾容疑者、前市長宅でも待ち伏せか
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070508k0000e040015000c.html

 長崎市の伊藤一長・前市長銃撃事件で、逮捕された暴力団幹部、城尾哲弥容疑者(59)が事件前、市内にある伊藤前市長宅でも待ち伏せしていた疑いの強いことが関係者の話で分かった。事件直前の2日間、後援会事務所でも張り込んでいたことが既に判明している。伊藤前市長が事件前、不審者の存在を認識していたとの情報もあり、県警は城尾容疑者が銃撃のタイミングをうかがっていた疑いもあるとみて調べている。一方、地検は城尾容疑者の拘置期限を迎える9日、殺人罪などで起訴する。県警は同日にも、市幹部に対する脅迫容疑で再逮捕する方針。

 調べなどでは、城尾容疑者は約2年前から、知人の男性に「前市長の自宅を教えてほしい」と尋ねるなど所在確認を始めた。その後、何らかの方法で前市長宅の住所を探し出した城尾容疑者は事件数日前、自宅周辺で待ち伏せしたとみられる。

 さらに、15、16の両日、前市長の後援会事務所でも待ち伏せしていたが接触できず、知人から選挙事務所の所在地を教えてもらったという。

 事件当日の17日は、無職、山下正樹容疑者(29)=殺人ほう助容疑で逮捕=に後援会事務所に張り込ませて頻繁に連絡を取り合い、解体会社社長、小川弘美容疑者(60)=同=には、選挙事務所まで車で送らせていた。城尾容疑者は「2人に指示した」と供述し、2人は「前市長を殺すとは思っていなかった」と容疑を否認している。

 一方、城尾容疑者の弁護士は7日会見し、城尾容疑者について「事件当日、文書を手渡すために前市長に接触しようとしたが、会えたら発砲するかもしれないとの思いで家を出た」と話した。また、動機に関しては「前市長の政治姿勢に漠然とした不満があった。自らが4選に反対しておきながら、それを翻したので腹が立った」と述べた。

毎日新聞 2007年5月8日 10時21分

116片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/09(水) 19:41:59
長崎市長射殺:城尾容疑者を起訴 公選法違反の罪でも
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070509k0000e040084000c.html

 長崎市の伊藤一長・前市長銃撃事件で、長崎地検は9日、暴力団幹部、城尾哲弥容疑者(59)を殺人罪などで起訴した。また、銃撃は前市長の4選を阻止する目的だったと断定し、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の罪でも起訴した。地検は選挙期間中に立候補者が殺害された点を重視し、民主主義の根幹を揺るがした事件の重大性を明確にした。

 起訴状などによると、城尾被告は4月17日午後7時52分ごろ、選挙運動から選挙事務所に戻ってきた伊藤前市長を背後から回転式拳銃で銃弾2発を発射して、前市長を翌日死亡させ、選挙の自由も妨害した。

 城尾被告は事件当日の17日、後援会事務所に張り込ませた専属運手だった山下正樹容疑者(29)=殺人ほう助容疑で逮捕=から「前市長が姿を見せない」と報告を受け、選挙事務所に行けば会えると考え、解体会社社長の小川弘美容疑者(60)=同=に車で選挙事務所付近まで送らせていた。

 しばらく待って事務所に戻ってきた前市長を見て「今しかない」と銃撃したという。

 城尾被告は03年2月、長崎市内の市道補修工事現場で、陥没した部分に脱輪した車の補償を巡り市に抗議を繰り返していたほか、小川容疑者が経営する解体会社が倒産防止を目的にした市の融資を受けられないことに対しても、頻繁に交渉を重ねていた。

 伊藤前市長の死亡後、長崎市長選挙は投票3日前、伊藤前市長の長女の夫で新聞記者の横尾誠氏(40)と、元市課長の田上富久氏(50)が補充立候補。田上市長がわずか約950票差で競り勝った。

毎日新聞 2007年5月9日 16時53分

117片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 08:04:35
拳銃試射の現場に幇助の容疑者も 長崎市長射殺事件
2007年05月15日06時20分
http://www.asahi.com/national/update/0514/SEB200705140014.html

 長崎市の伊藤一長・前市長が射殺された事件で、殺人罪などで起訴された城尾哲弥被告(59)が同市内の自宅で拳銃の試し撃ちをした際、同被告の運転手で組関係者の山下正樹容疑者(29)=殺人幇助(ほうじょ)容疑で逮捕=がその場に居合わせていたことが県警の調べで14日、分かった。また、同被告はその翌日、建設会社社長の小川弘美容疑者(60)=同=に「弾を撃ち込んだ畳の修理をしてくれ」と依頼していたという。

 両容疑者は調べに対して「(城尾被告が)前市長を殺害するとは思わなかった」と容疑を否認しているが、県警はこうした経緯を踏まえ、2人の事件への関与の程度をさらに調べる方針。

 県警によると、城尾被告は前市長を銃撃する前に長崎市内の自宅で、畳に向けて拳銃を1発試射。その場に山下容疑者も一緒にいた。さらに、その翌日、城尾被告は小川容疑者に傷んだ畳の修理を持ちかけていた。

 この拳銃は前市長の銃撃に使用されたものだという。また、畳はそのまま放置されており、事件後に県警が押収した。試射の時期については、3人の供述に食い違いもあり、県警が裏付けを急いでいる。

 山下容疑者は事件当日に前市長の別の事務所を監視していたとして、小川容疑者は城尾被告を銃撃現場近くまで車で送ったとして、それぞれ逮捕された。

118片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/19(土) 22:15:44
片山弁護士を懲戒手続き 元暴力団幹部を雇用し非弁活動 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070519/04.shtml

 県弁護士会(山下俊夫会長)は十八日、長崎市の片山昭彦弁護士(52)について、法律事務所の事務長として雇用した元暴力団幹部(54)が非弁活動をしたなどとして、懲戒手続きを始めたと公表した。同弁護士は過去三回懲戒処分を受けている。弁護士法違反での刑事告発も視野に調査を進める。

 県弁護士会によると、元幹部は昨年七月一日付で片山法律事務所の事務長に採用された。少なくとも一年数カ月前まで佐世保市の暴力団幹部だったという。

 元幹部は今年三月、独断で佐世保市の多重債務者の夫婦から法律相談の委任を受け、自己の判断で自己破産の方針を決めた上、弁護士費用とは別に手数料名目で三十万円を受け取った。この際、元幹部は事務長とは別に、コンサルティング会社社長も名乗っていたが、県弁護士会の調査では、同社の法人登記は確認できなかった。

 「手数料」を不審に思った夫婦が県弁護士会の市民相談窓口に相談し発覚した。

 県弁護士会は、元暴力団幹部に自己の弁護士資格を利用させ、非弁活動を助長したなどとして今月八日、同会綱紀委員会で調査を開始。事実が確認されれば懲戒処分を決める。

 片山弁護士は県弁護士会に対し、「暴力団関係者だったとは知らなかったし、現在暴力団との関係はない。非弁活動をした事実はなく、弁護士資格を利用させたこともない」と全面的に否定し、今後も継続して雇用する意向を示したという。

119片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 08:50:50
ほう助2容疑者不起訴 長崎市長射殺事件
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070520/01.shtml

 伊藤一長前長崎市長の射殺事件で、長崎地検は十九日、実行犯の暴力団幹部、城尾哲彌被告(59)=殺人罪などで起訴済み=を手助けしたとして、県警が殺人ほう助容疑で逮捕した建設会社社長の小川弘美(60)、元運転手の山下正樹(29)両容疑者を、嫌疑不十分で不起訴処分とし、釈放した。地検は、社会を震撼(しんかん)させた現職市長の射殺事件を、城尾被告の単独犯と判断した。

 長崎地検の仁田裕也次席検事は会見で「二人が関与したいろいろな事実は明らかになったが、殺人ほう助罪での立証に足る十分な証拠は集まらなかった」と説明。一方で「二人の取り調べで、城尾被告の犯行前後の行動や犯行に至る経緯など、事件の真相解明に向けた捜査はかなり進んだ」と述べた。

 小川社長は城尾被告の資金源とされる建設会社を経営し、山下元運転手は長く同被告の専属運転手だった。事件当日の四月十七日、小川社長は車で城尾被告を銃撃現場近くまで送り、山下元運転手は伊藤前市長の後援会事務所で前市長の動向を監視。県警捜査本部は小川社長を四月二十九日、山下元運転手を五月一日にそれぞれ殺人ほう助容疑で逮捕した。

 調べに対し二人は、城尾被告の指示でそれぞれ「運転手役」と「見張り役」を担当したことは認めたが、「城尾被告が拳銃で伊藤前市長を殺害するとは知らなかった」と容疑を否認していた。

 一方、城尾被告が犯行直前に東京のテレビ局に郵送した「告発文」は文面を小川社長が、あて名を山下元運転手がそれぞれ代筆。また昨年、城尾被告が自宅の畳に拳銃の試し撃ちをした際に山下元運転手が居合わせ、城尾被告がその畳の処理を小川社長に指示していたことも判明。捜査当局は、城尾被告に近い二人が事前に計画を知った上で協力していたとみて追及していた。

 だが二人は一貫して容疑を否認し、城尾被告も犯行前に二人に計画を告げていたことを否定。伊藤前市長殺害への二人の関与を裏付ける供述や決定的な物証は得られず、地検は殺人ほう助罪で起訴しても公判を維持するのは難しいと判断した。

供述一貫、検察と県警に温度差 2容疑者不起訴
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070520/02.shtml

 伊藤一長前長崎市長を射殺した暴力団幹部、城尾哲彌被告(59)=殺人罪などで起訴=の指示で、犯行時の運転と見張り役を担った二人は十九日、嫌疑不十分で不起訴、釈放された。長崎地検は「証拠と法に照らした結論。それ以上でも、それ以下でもない」とし、「城尾被告の単独犯」と判断した。

 「市長殺害は知らなかった」。城尾被告を伊藤前市長の選挙事務所近くまで送り届けた小川弘美・建設会社社長(60)、前市長の後援会事務所付近で見張りをしていた山下正樹元運転手(29)の供述は一貫していた。城尾被告も当初から「単独犯」を主張。三人の供述はぶれなかった。

 殺人ほう助とは、殺人を知った上で手助けする行為。ある捜査幹部は二人逮捕に踏み切った当時、「三人いれば崩せる。『知っていた』と供述するのが一番だが、『拳銃を見た』でも起訴は間違いない」と自信を見せた。しかし、小川社長と山下元運転手は「指示に従っただけ」と、最後まで殺人に直結する供述はしなかった。

 県警は基本的に「逮捕イコール起訴、有罪」とのスタンスだが、思うような供述や物証が得られず捜査は難航。いくつもの状況証拠を積み重ねた。

 試し撃ちの同席、銃弾のあとが残る畳の処理、テレビ局に送り付けた告発文の代筆。犯行当日の城尾被告の様子について「何かするんじゃないかとは思っていた」との供述も得た。

 ほかに、城尾被告の「市への不満」という犯行動機にも二人は関与していた。市道工事現場をめぐる市とのトラブルでは、山下元運転手が当時の助役に面会。連鎖倒産防止のための融資仲介をめぐるトラブルでは、小川社長の建設会社が融資対象だった。

 別の県警幹部も当初「起訴は可能」と踏んでいた。しかし小川、山下両者の捜査終盤では「私たちの仕事は全容解明。証拠と法律ですべてを割り切る検察とは違う」と苦しい表情で漏らした。

 十九日、地検が出した答えは事実上の“無罪”だった。「公判で明らかにしたい」。長崎地検の仁田裕也次席検事は事件発生以降、何度も口にした言葉をこの日も繰り返した。「検察庁と県警に温度差はないのか」との質問にも、笑顔で「そういうことはない」と断言。だが県警側の沈うつな表情と比べると、明らかに温度差があった。

120片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/23(水) 09:16:31
政治結社代表ら規制法違反で逮捕
滋賀県警、虚偽記入の疑い
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007052200184&genre=C1&area=S10

 滋賀県警警備二課などは22日、政治資金規正法違反(虚偽記入)の疑いで、彦根市の政治結社「維新青年同盟」代表の後藤建一容疑者(39)=同市平田町=と関連の政治団体「維新青年同盟皇行動隊」代表の小松崎光夫容疑者(45)=同市楡町=ら3人を逮捕した。

 調べでは、3人は昨年2月と3月、2005年の政治資金収支報告書に、二団体の街宣車計3台の車検料や駐車料などの支出が計約24万5000円あったのに、0円と虚偽の記載をして、県選管に届けた疑い。

121片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 12:21:49
2007/05/28-12:18 右翼団体代表と社労士を逮捕=労災保険で詐欺容疑−大阪府警
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007052800301

 労災保険の受給資格があるよう装うなどの方法で約566万円をだまし取ったとして、大阪府警警備部は28日までに、詐欺の疑いで寝屋川市黒原旭町、右翼団体代表浦快広容疑者(58)と兵庫県西宮市甲子園四番町、社会保険労務士西沢勝容疑者(72)を逮捕した。浦容疑者は容疑を認め、西沢容疑者は否認している。
 調べによると、浦容疑者は無許可で運送業を営んでいたが、2001年7月に兵庫県内でクレーン車で鉄板の積み込み作業中に右手中指を骨折。知人の運送会社従業員と偽って休業したように装い、02年12月から03年6月にかけ、西沢容疑者を通じて労災保険金を請求し、休業補償金など約389万円をだまし取った疑い。クレーン車の自賠責保険でも約177万円を詐取したという。 
 浦容疑者は、運送業の無許可営業で3月に逮捕され、公判中だった。(了)

122片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/20(土) 17:45:19
「報復か」不安広がる…鹿児島市西千石町の傷害事件
近隣の小学校で集団下校 讀賣鹿児島

迎えの保護者に手を引かれて下校する市立山下小の児童たち(鹿児島市西千石町で)

 暴力団追放に立ち上がった地域のリーダーに向けられた凶行――。鹿児島市西千石町の路上で19日早朝に会社社長、妹尾博隆さん(65)が刃物のような物で刺された傷害事件は、地域の暴力団追放運動への「報復」との見方も出ている。現場は通学路だったことから、周辺の小学校では急きょ集団下校に踏み切った。地区の運動会も中止になるなど事件の影響は広がっており、住民からは不安と怒りの声が上がった。


■地域住民

 被害者の妹尾さんは西千石町の町内会長で、3月に山口組系暴力団幹部が町内にビルを取得したことを受けて、PTAや町内会など14団体で結成した「山下校区安心・安全まちづくり推進連絡協議会」の会長にも就いていた。今月9日には地域住民約300人を集め、追放決起集会を開いたばかりだった。

 町内に長く住む60歳代の男性は「暴追運動への仕返しだったら許せない。一般住民に脅威を与えるようなことはあってはならない」と語気を強めた。町内のある商店主は「暴力団がいることで地域のイメージダウンにつながっている。撤退して別の場所に移ろうとしている店もあるようだ」と心配していた。

 ビルの周辺ではこの日、県警機動隊員が防護盾を持って待機し、近くは物々しい雰囲気に包まれた。


■市民生活

 暴力団幹部が所有するビルの約150メートル先には市立山下小(吉留孝信校長、293人)がある。ビル沿いの県道24号線や事件現場は通学路となっており、同校は急きょ、児童たちの集団下校を決めた。楽しかった遠足から帰ってきた児童たちは、体育館で西孝一教頭(49)から「きょうは外で遊ばないでください。あす、あさっても、外に出るときはお父さんやお母さんと一緒に」との注意を受けた。

 この後、児童らは地区ごとに、教職員の引率を受けて下校。心配して学校まで駆けつける保護者もおり、母親らから手を引かれて帰る子どもたちの姿も多く見られた。

 6年生の二男が同校に通う母親(43)は「通学時間帯に起こり、子どもたちが巻き込まれる恐れもあった。ぞっとします」と表情を硬くした。事件を受けて、市内の小学校14校、中学校7校でも同様の集団下校の措置を取った。

 また21日に同校グラウンドで予定されていた校区内の運動会の中止が決まるなど、市民生活への影響も広がっている。

(2007年10月20日 読売新聞)


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