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読書・瞥書メモ

1片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/12(火) 20:49:51
書籍・雑誌・新聞等、何を読んだか一瞥したか、あるいは読んだほうがいいものをメモ

2片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/12(火) 21:40:45
河野勝「なぜ、憲法か ―憲法主義の擁護のために」(中央公論5月号)、ついでに『ザ・フェデラリスト』を一瞥

民主主義と対立する概念としての憲法主義(立憲主義)を擁護する河野。政治学の立場からの憲法論。撞着する議論が多い中、頭に風を送り込んでくれた。
保守主義、自由主義、リベラル、民主主義、左右、憲法改正、リバータリアンとコミュニタリアン、家庭と地域社会と政府、、、こういうものがよく頭に浮かんでしまう最近の私だが、こういう話にからんでは、融通無下に二分化し自分の立場を正義視して対立者を叩きのめす分裂自虐者にうんざり。でも、明確に日本に合致した座標構造を把握できないでいる。ただ、なんとなく最近、三権分立を重視するかしないかなんじゃないか(一応の正当性を有する政府がかなりのフリーハンドで「行政」するのをよしとするかどうか)とうすうす思いはじめていた。
そこに河野論文。
やや粗い議論も含んでいる感じがするが、モヤモヤと浮かんでいたものを整理してくれた。今の自分の興味(というより考え方の筋道)の方向にかなり合致していて、現実政治への問題意識でも合致する面が多かった。
河野は『フェデラリスト』に議論の端緒を求めている。権力の分立原理と権力の抑制均衡原理は、日本では相互補完的と考えられている、と。しかし、この二つの原理の目指す統治の方向性は、必ずしも一致しない、と。マディソンがいうには、分立を紙面上でいくら行ってもすべての政府権限を同一の掌中に専制的に集中してしまう権力侵害に対して有効適切な保障にならない。そこで、抑制均衡原理だ。
三権分立でいいと思ってた私はハッとしてしまった。というか、家にある『フェデラリスト』を積ん読するなと。
ともかく、"多数派による一応の正当性付与を得てリーダーが政治を行う民主主義(そもそもは専制君主や独裁の抑制を強く心がける原理だ)"と"その時その時の多数派といえども簡単には変更できない憲法にいくつかの重要な政治的決定を国民が付託した形をとる立憲主義(少数派を多数派の暴挙から守る原理だ)。この二つの概念は大きくて深い!そして、結局よくわからない(現代日本に合わない?)右翼左翼論や保守リベラル論よりは使えそう。日本政治意識スレでも使おう。

3片言丸:2005/04/25(月) 23:50:10
吉原欽一編著『現代アメリカ政治を見る眼』(日本評論社)

日本の55年体制は、大きい政府vs反政府だと思った。全然関係ないけど。長らく議会の多数派を占めた米民主党と日自民党は似てるんじゃない?

4片言丸 </b><font color=#00FFDF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/30(土) 02:35:01
保阪正康『戦後政治家暴言録』(中公新書ラクレ)
昭和十六年の臨時帝国議会で、戦時下でない状況とはなにかを聞かれ、「戦争でないとき、平和になったとき」と答えた東条英機首相。

5片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/21(土) 11:29:21
三一書房の再審査申し立て棄却、解雇取り消し命じる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000312-yom-soci

 経営不振から対立が続いている出版社「三一書房」(東京都文京区)の労使問題で、中央労働委員会(山口浩一郎会長)は20日、組合員6人の懲戒解雇処分などについて不当労働行為を認め、初審を不服とした同社の再審査申し立てを棄却。懲戒解雇の取り消しや、組合員10人分の未払い給与支払いなどを命じた。

 この問題では、2001年9月に、初審の都地方労働委員会が懲戒解雇処分取り消しなどを命じ、中労委も踏襲。また、再審査中、さかのぼって懲戒解雇された組合員1人についても、命令書で事実認定した。

 命令書によると、同社は1998年に経営悪化が表面化。労組は賃金カットなどに反発してストライキを繰り返し、同社はロックアウト(事業所閉鎖)や懲戒解雇を行うなど、労使が激しく対立した。
(読売新聞) - 5月20日20時38分更新

6片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/01(水) 09:42:32
単なるメモ
内務省 : 名門官庁はなぜ解体されたか / 百瀬孝著 法 書庫3F和図書 325.31||M2
内務官僚の栄光と破滅 / 柴山肇著  法 書庫3F和図書 325.31||S3
内務省解体史論 / 平野孝著 法 書庫3F和図書 325.31||H2
内務省と国民 / 内務省史研究会編 法 書庫3F和図書 325.31||N7
内務省と明治国家形成 / 勝田政治著 法 書庫3F和図書 325.31||K6
内務省の解体 / 自治大学校編 法 書庫3F和図書 326||Z1
行政組織改革に関する調査研究 / プロジェクト担当者:山田洋, 濱西隆男 法 書庫3F和図書 325.3||G18
21世紀の日本の行政 : 内閣機能の強化 : 中央省庁の再編 : 行政の減量・効率化 / 行政改革会議事務局OB会編  法 開架基本図書 325.3||N12
「行革」の発想 / 大嶽秀夫著 附図 開架 2F A||311||キ16
行政改革 / 田中一昭著  法 書庫3F和図書 325||G10
行政改革の視点と展開 / 増島俊之著  法 書庫3F和図書 325.3||M11
国別行政改革事情 / 片岡寛光編 附図 開架 2F A||331||ク1
検証行政改革 : 行革の過去・現在・未来 / 並河信乃編著  法 書庫3F和図書 325.3||K7
歴代内閣の行政改革 : 明治維新から第2次世界大戦終結直後まで 法 書庫3F和図書 325||G3

7片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/07(木) 00:49:41
丸谷才一のエッセイがまとまって出版したので買った。連載モノ。『綾とりで天の川』

8片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 17:45:18
きだみのる『気違い部落周游紀行』(冨山房百科文庫版)を入手。

9片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/21(水) 05:45:03
田原総一郎責任編集の雑誌『オフレコ』が意外と面白かったなぁ・・・。
渡邉恒雄、堀江貴文インタビューなんかが特に。


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