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自民党の命脈、ついでに公明党

1片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/12(火) 00:01:05
転機を迎えている自民党。そして、戦略が気になる公明党。

2434片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/16(水) 19:39:17
ゆかりたん、道路族へ走る?「古賀にすり寄り」との声
道路特定財源の一般財源化骨抜き阻止提言に名前なく

道路族転身疑惑が浮上した佐藤ゆかり衆院議員
 自民党の佐藤ゆかり衆院議員に対し、「道路族へ転向した」との憶測が飛び交っている。改革派の若手・中堅議員による勉強会有志が11日、道路特定財源の一般財源化を骨抜きされることを防ぐ提言を発表したが、勉強会設立当初から参加していた佐藤氏の名前がなかったからだ。永田町では「道路族のドンで、次期総選挙で東京5区の公認を決めてくれた古賀誠選対委員長=写真左=にすり寄ったのではないか」との声もささやかれている。

 勉強会は「プロジェクト日本復活」で、山本一太、世耕弘成両参院議員を中心に、小泉チルドレンら改革派を自任する若手・中堅議員20人がメンバーに名を連ねる。

 うち有志18人は、福田首相が提案した一般財源化をうたった政府・与党の基本方針に、道路族が「必要と判断される道路は着実に整備する」という骨抜き文言をねじ込んだことに「首相の提案が党内の反対で頓挫するのではないか」と反発。一般財源化を閣議決定や党総務会了承で担保するよう求める提言を11日、発表した。

 自民党内が道路族Vs改革派に割れるなか、有志には道路財源を10年間維持するための道路整備費財源特例措置法改正案に対して「首相案に沿う法案にせず再議決するなら、十数人の『タリバン』が造反し阻止する」と、造反を明言した河野太郎衆院議員も入っており、道路族の神経を逆なでする提言ともいえる。

 ただ、有志の1人は「過激にならないよう配慮しているのに、なぜ、全員でないのか分からない」と首をかしげた。

 外れたのは佐藤氏と御法川信英衆院議員(秋田3区)の2人だが、山本氏はブログで勉強会について「共に戦いたいと思う20人の確信犯を発掘する」としており、結束は固いはず。特に佐藤氏は昨年10月の発足当初のメンバー9人に名を連ねていた“筋金入り”の改革派だ。

 佐藤氏らの不参加について、別の有志は「選挙区事情でできない人がいた、と聞いた」と説明する。

 佐藤氏は、野田聖子元郵政相と岐阜1区公認を争った約2年半の女の闘いに敗れ、東京5区への転出が決まったばかり。東京では丸川珠代参院議員との結婚が決まった大塚拓衆院議員と水面下でのつばぜり合いがあったが、こちらはあっさりと勝利した。

 それだけに、自民党関係者は「公認争いで敗れて選挙区を失うはずだったが、あっさり都市部をあてがってくれたのは古賀氏。佐藤氏は、始動したばかりで地盤を固めていない。古賀氏に恩義に感じる一方、あまりうるさいと次期選挙で応援を得られないなど、まずいことになる、と思ったのではないか」と指摘する。

 真相はどうなのか。

 15日、国会内で佐藤氏を直撃すると、「毎回勉強会に参加しているわけではないので、提言については知りませんでした。事務所には連絡があったかもしれませんが、内容を見ていないので今後も入るかどうかは分かりません」と答えた。

 「道路族に気を使ったのではないか」という問いには、「そんなことはないです」と話していた。

ZAKZAK 2008/04/16
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008041631_all.html

2435片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 00:19:26
「史上最低の無責任」参院自民国対幹部が江田議長を批判
2008年04月17日20時14分

 自民党の脇雅史参院国対筆頭副委員長は17日の記者会見で、江田五月参院議長を「史上最低の無責任議長だ」と痛烈に批判した。道路整備財源特例法改正案の付託先が、税制改正関連法案の審議が滞っている参院財政金融委員会になったことに対し与党が抗議したが、江田氏が取り合わなかったことに不満を示した。

 与党と共産、社民両党は衆院と同じ国土交通委への付託を求めたが、民主党は財金委を主張。20年ぶりに議院運営委の投票で決まった。脇氏は「数の横暴だ。委員会で決まったことをすべて認めるなら議長は子供でもいい」とぶちまけた。

http://www.asahi.com/politics/update/0417/TKY200804170252.html

2436片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 00:20:18
自民、連休中の海外渡航は「禁止」 再議決にらみ通知
2008年04月17日19時31分

 自民党は17日、黄金週間の連休にかかる今月27日から5月3日までは、党所属の衆院議員に海外渡航や国内出張を認めない原則を決めた。与党はガソリン税などの暫定税率を元に戻す税制改正関連法案を、30日にも衆院の3分の2で再議決する方針で、定足数を保つための措置だ。

 この党国会対策委員会で決めた後、大島理森国対委員長が「27日の週は大決断をしなければならない。そういう決意と思いをしっかり持ってもらい、連休の計画はその翌週からにしてほしい」と衆院議員の会合で呼びかけた。

 連休中は例年、首相や多くの国会議員が「外遊」に出かける。だが今年は30日前後が再議決の「Xデー」とされ、福田首相も5月上旬で調整していた訪欧を取りやめた。他の閣僚の外国訪問も「基本的に難しいだろう」(国対幹部)との声が出ている。
http://www.asahi.com/politics/update/0417/TKY200804170240.html

2437片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 00:25:40
古賀氏、補選を前に自民党内の結束呼び掛け
 衆議院山口2区の補欠選挙を前に、17日に行われた自民党各派閥の会合では、派閥の領袖から党内の結束を求める声が相次いだ。

 「歳入法案、道路事業の財源による特別法とか、大事な法案が国会で審議される時に、我が党の中でいろんな異論が出てくる、また、心配するような状況が出てくるというのは、私は大変、気をつけるべきことだと思っている」−古賀派会長の古賀選対委員長は、自らの派閥のあいさつで、道路財源に関する法案や、後期高齢者医療制度などで党内に異論が出ていることに関し、「与党が結束してぶれずに責任政党としての姿勢を示すことが大事で、選挙にも影響を与える」と述べ、党内の結束を訴えた。

 また、山崎派会長の山崎前副総裁は、ガソリン税の暫定税率を元に戻す法案について「選挙の結果いかんにかかわらず、再議決しないと国や地方の財政に大きな穴があく。全員もれなく出席して再議決することが義務だ」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080417/20080417-00000056-nnn-pol.html

2438片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 01:41:35
後期高齢者医療制度:見直し求める自民議員が総会

自民党「後期高齢者医療制度を考える会」の設立総会=自民党本部で2008年4月17日午後3時5分、藤井太郎撮影 後期高齢者(長寿)医療制度の混乱を受け、自民党の「後期高齢者医療制度を考える会」が17日、党本部で設立総会を開いた。総会には代理出席を含め90人以上が出席。制度見直しへの要望や周知方法への批判が相次いだ。同会幹部は「最終的には制度廃止が会の目的だ」と話している。

 自民党支持者が多い高齢者層を直撃する問題のため、設立総会では「国民に今のままの説明しかできないなら次の選挙は戦えない」などの悲壮な声が上がった。議員本人の出席は42人。派閥別では、山崎派16人、古賀派6人、町村派5人、津島派4人、伊吹派1人、二階派1人、無派閥9人だった。

 これとは別に自民党の「社会保障制度研究会」もこの日会合を開き、出席議員からは同様の批判が相次いだ。【近藤大介】

 ◇「後期高齢者医療制度を考える会」の出席者は次の通り。(敬称略)
 <衆院>保岡興治、伊藤公介、木村義雄、佐藤剛男、今井宏、岩永峯一、田中和徳、竹本直一、平沢勝栄、渡辺具能、江崎洋一郎、小野寺五典、木村勉、高木毅、大前繁雄、岡下信子、菅原一秀、武田良太、山中あき(火ヘンに華)子、阿部俊子、安次富修、赤沢亮正、飯島夕雁、上野賢一郎、大塚拓、亀井善太郎、川条志嘉、清水鴻一郎、関芳弘、中川泰宏、林潤、平口洋、広津素子、福岡資麿、藤田幹雄、山内康一

 <参院>岡田広、秋元司、小泉昭男、中村博彦、石井みどり、磯崎陽輔

毎日新聞 2008年4月17日 22時40分(最終更新 4月18日 0時29分)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080418k0000m010113000c.html

2439片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 13:27:09
見直し議連に自民有志41人参加 後期高齢者医療制度(04/18 08:10)
 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の見直しを求める自民党有志の議連「後期高齢者医療制度を考える会」が十七日、発足した。設立総会には衆参四十一人が出席し政府の周知不足への不満のほか、制度に疑問を投げかける声が相次いだ。

 総会には政府からも小野寺五典外務副大臣が出席し、会長に佐藤剛男・党高齢者特別委員長を選出。厚生労働省に保険料増減の内訳を調査するよう求めたほか、問題点が明確になった時点で政府に見直しを求めることを確認した。

 このほか「七十五歳で分けた意味が分からない」との声や、地元の批判を受け「このままでは選挙を戦えない」などの批判も噴出。事務局長に就任した平沢勝栄衆院議員は会合後、「問題があるなら早い段階で改めた方がいい」と指摘した。

 こうした動きに、党執行部は二十七日投開票の衆院山口2区補選への影響を懸念。古賀誠選対委員長は十七日の古賀派会合で「持論をまくし立てるのは極めて残念だ」と不快感を表明した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/87884.html

2440片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 18:19:13
伊吹幹事長 党内異論に不快感
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014066351000.html

自民党の伊吹幹事長は、記者会見で、75歳以上の高齢者を対象とした新しい医療制度をめぐって自民党内で再検討を求める議員グループが発足したことについて「民主党の主張に同調して与党のきょうじをかなぐりすてるのはいかがか」と述べ、不快感を示しました。

75歳以上の高齢者を対象とした新しい医療制度で、高齢者からの問い合わせや苦情が相次いでいることを受けて、自民党内では、17日、制度の再検討を求める議員グループが発足し、今後、問題点があれば制度の見直しも検討することで一致しました。これについて、自民党の伊吹幹事長は、党の役員連絡会で「新しい医療制度は、高齢者の間の負担を平準化するもので、制度の趣旨を十分説明することが政府・与党の責任だ。『保険料が上がる人がいるからけしからん』と文句を言うのは民主党にまかせておけばいい」と述べ、政府・与党が一体となって国民に理解を求める努力をすべきだという考えを示しました。このあと、伊吹氏は、記者会見で「政権与党として、低所得の人の保険料が急増するようなケースには適切に対応していかなければならない。しかし、民主党の主張に同調し、与党としてのきょうじをかなぐりすててペラペラしゃべるのはいかがか」と述べ、不快感を示しました。

2441片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/19(土) 13:39:07
福田首相と公明党の女性議員が会食 首相の指導力に対して注文が飛び出す
福田首相と18日夜に会食した公明党の女性議員から、福田首相の指導力に対して注文が飛び出した。
浜四津代表代行は「生意気な話ですけれども、特に政治においてはトップのリーダーの資質が大事だと」と述べた。
会合には、公明党から8人の女性議員と太田代表が参加し、少子化対策などについて話し合った。
この中で、最近世論調査などで首相の指導力不足が指摘されたことに関し、浜四津代表代行が「指導力を発揮するには、国民に対する真剣さと誠意が大事だ」とやんわり注文をつけた。
これに対し、福田首相は「政治家には信義というものが一番大事だ」と述べ、信義を重んじることが国民の期待に応えることになるとの考えを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080419/20080419-00000225-fnn-pol.html

2442片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/21(月) 15:11:32
ポスト福田“麻生・与謝野”連合

2008年4月21日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ



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 福田首相の退陣Xデーが近づいているせいで、自民党内のポスト福田の動きが速まっている。ここにきて、クローズアップされているのが麻生・与謝野の急接近だ。


「最近、大きな動きが2つあった。ひとつは、与謝野のロコツな首相批判だ」(政界事情通)

 確かに13日の民放テレビでの与謝野前官房長官の大胆発言にはだれもが驚いた。

 日銀総裁人事の混乱について、「人事の責任は政権与党にある。野党のせいにしてはいけない」と言い切り、首相が2度も大蔵次官経験者を提示したことも「驚いた」と呆れていた。

 さらに党首討論については、「約束を守ってくれなかったという話で、レベルが低い」と、泣き言を並べた福田首相をバッサリ。同時に「官邸や執行部が意を尽くしていない。首相が携帯片手に『いいのか悪いのか』と電話しているのはかわいそうだ」と、町村官房長官や伊吹幹事長までボロクソだった。

「昨年の総裁選で福田を担いだ自民党各派は、ポスト福田では、与謝野を担ぐとみられている。それなのに与謝野は、福田勢力をコキ下ろした。次の総裁選に出るつもりはないと宣言したも同じ。その与謝野が、最近は麻生と連携を密にしている。これが、2つ目の大きな動きだ。2人はちょくちょく会っているし、雑誌で対談もする。ポスト福田に一番近い麻生は、民主党の小沢とパイプの太い与謝野を右腕にしたいし、与謝野は与謝野で、総裁選に3回もチャレンジした麻生を適任とみている。この2人が手を握ったら、福田の終わりは近いということだ」(前出の事情通)

 支持率暴落中の福田や現執行部とは距離を置いた方が、総裁ポストに近づけるというのが2人の共通認識だ。


●敵役の中川は小池担いで勝負

 共通の“敵”がいることも麻生、与謝野の絆を強めさせている。清和会の中川秀直元幹事長だ。

 安倍政権の最後、「クーデター説を中川に流され、麻生後継を潰された」思いが強い。

 その中川は、小泉や小泉チルドレンを抱き込み、小池百合子元防衛相の担ぎ出しに動き始めた。対抗心ムキ出しだ。

 自民党は事あるごとに、「民主党の足並みの乱れ」を強調しているが、四分五裂しているのは、むしろ自民党の方になってきた。

【2008年4月18日掲載】
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02036612/1.htm

2443片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 14:04:26
民主・横峯良郎参院議員が財政金融委で初質問 「石川 遼君と同じくらい、いい結果」
「さくらパパ」こと、民主党の横峯良郎参院議員が、参議院財政金融委員会で初質問した。また、丸川珠代参院議員も道路財源などについて質問したが、委員長から質問の仕方について、注意される場面も見られた。
横峯議員は、各地で相次ぐ心中事件に触れ、「ほとんどが介護疲れ、生活苦です。今から質問します。道路特定財源よりも、高齢者福祉の方が大事な気がします」と述べた。
そして、本題のガソリン税について、横峯議員は「わたしもゴルフをしていますが、暫定球は1球か2球くらいです。『暫定』というのは本来、イレギュラーなものでしょ?」とティーショットの行方がわからない場合に打ち直す「暫定球」になぞらえ、暫定税率復活を目指す政府の方針をバッサリ。
横峯議員は、初質問のできについて、先週、初トーナメントで5位と健闘した石川 遼選手(16)のようにハニカミながら、「ゴルフにすれば(石川)遼君と一緒かな? あれくらいいい結果を出せたと思います」と答えた。
また同じ委員会で、大塚 拓衆院議員との結婚が報じられた丸川珠代参院議員にも注目が集まった。
丸川議員は「大塚議員にお伺いいたします」と、お相手の大塚 拓議員ではなく、民主党の大塚耕平議員に、暫定税率を廃止した場合の道路事業計画や現状などを質問した。
しかし、丸川議員は「これでも、地元には迷惑がかかっていない? (大塚議員の)地元でどんな混乱が起きているかは、よくわからないということでしょうか」と、同じ質問を繰り返し、周りからヤジを浴びた。
さらに丸川議員は、委員長から「もうちょっとわかりやすく質問してくださいませんか」と注意された。
丸川議員は「(大塚 拓議員に)質問すると言ったら、『こういう質問もあるんじゃない?』と言われたけど、それはまったく質問しませんでした」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080422/20080422-00000421-fnn-pol.html

2444片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 14:55:06
ポスト福田に小池氏急浮上 さらりと布石、麻生氏牽制…擁立現実味
4月23日8時2分配信 産経新聞

 福田康夫内閣の支持率下落に歯止めがかからない中、「ポスト福田」の有力候補として小池百合子元防衛相が急浮上している。小池氏は「光栄だけどジョークに過ぎない」と無関心を装うが、最有力候補の麻生太郎前幹事長を牽制(けんせい)する勢力の思惑も重なり、小池氏擁立は現実味を増している。次期総裁選で米大統領選の「ヒラリーVSオバマ」と似た構図ができれば自民党が勢いを取り戻す公算も大きい。「小池フィーバー」に火が付き、解散風はますます強まるかもしれない。(加納宏幸)

 「小池百合子のイニシャルはKYですが『環境を良くする』のKYです。私は日本新党出身なので自民党にも民主党にも仲間がおり、分かれていても日本を変えなければならないという方向性は同じ。大人の対応ができるような舞台回しの役割を果たせれば…」

 小池氏は22日、都内で開かれた自民党中堅議員のパーティーで約1時間講演したが、予定を急遽(きゅうきょ)変更し、冒頭3分間でマスコミをシャットアウトした。周辺は「時期が時期だけに…」と釈明するが、小池氏がポスト福田を意識している証左ともいえる。

 小池氏が総裁候補として脚光を浴びる契機は3月23〜24日の中川秀直元幹事長との訪中だった。中川氏は中国側に小池氏を「日本の将来を担う新しいリーダーだ」と紹介した。

 3月中旬には民主党の前原誠司前代表らと訪露し、国際会議に出席。4月1日には「京都議定書目標達成議連」(もくたつ議連)を発足させた。4月9日には議連の名誉顧問に就任した小泉純一郎元首相、前原氏らと会食。小泉氏は小池、前原両氏を名指しで「ここに首相候補が2人もいる。面白いことになるかもしれない」と語り、この情報は与党内を駆けめぐった。

 小池氏は「食事会に呼ばれたから行っただけよ」と釈明するが、政局の流動化を見据え、「次」の布石を打ち始めたように映る。

 女性ファッション誌「Domani」4月号は「明日の日本を夢見て!気さくなトップキャリア、潔さの向こう側」と題したグラビア記事を特集。6月には環境問題を中心とした新著「もったいない日本」(仮題)を出す予定だ。

 平成4年にキャスターから政界に転身した後、細川護煕元首相、小沢一郎民主党代表、小泉氏−と時の権力者の傍らをしなやかにすり抜け、「小泉氏に匹敵する政局勘の持ち主」(閣僚経験者)といわれる。

 小池氏は「ナチュラルにやっているだけ」と説明するが、政界のさざ波に敏感なのは間違いない。「熟柿戦術」に徹する麻生氏を横目に小池氏はいつ次の一手を仕掛けるのか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000069-san-pol

2445片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 02:55:15
自民の新医療制度見直し論、公明が批判
 衆議院山口2区の補欠選挙でも争点となってきた後期高齢者医療制度をめぐり、自民党内で見直しの声が上がっていることについて、公明党から「選挙の足を引っ張っている」と厳しい批判が飛び出しました。

 「自民党から鉄砲を撃つような、あえて足を引っ張る、厳に慎んでもらいたい。逆に足を引っ張る人は次の選挙のときに応援できるかというと、応援できないというのが正直な現場の方々もそういう思いではないかと思う」(公明党 高木選対委員長)

 公明党の高木選挙対策委員長は、党の会合でこのように述べ、後期高齢者医療制度について自民党内で見直しの声が上がっていることを厳しく批判しました。さらに、「足を引っ張るのであれば、推薦を出す必要はない」とも話し、次の選挙で自民党議員を推薦するかどうかの判断にも影響するという考えを示しました。

 後期高齢者医療制度をめぐっては、自民党の山崎派が23日に発表した基本政策で制度の見直しを掲げたり、新たに議員連盟が発足するなど、自民党内に見直しを求める動きが目立っています。(24日16:54)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080425/20080425-00000004-jnn-pol.html

2446片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 11:55:29
【単刀直言】森喜朗元首相 今こそ自・民協力を チャンスあれば内閣改造
4月25日8時2分配信 産経新聞

 ■淡々とやるしか

 衆院山口2区補選の結果が福田政権の行く末を決めるかのようにマスコミは騒ぎ立ててるけど、300ある小選挙区の1つじゃない。勝つことも負けることもあるよ。嵐の時に屋根の瓦を直そうとしても、風が収まらない限りは無理でしょ。選挙ってのはいろんな要素が絡んでいる。まあ暴風雨の中の選挙なんだから、勝っても負けても淡々とやっていくしかないんじゃないの?

 民主党は後期高齢者医療制度(長寿医療制度)や年金問題を批判しているよね。福田康夫首相は一生懸命に後始末をしている。でも社会保障や税制、医療といった問題は、避けられないテーマなんだから、こういうものを選挙の争点にしたら、仮に民主党が政権をとったときに困ると思うよ。こういう問題こそ自民、民主両党が一緒にやるべきなんじゃないかな。ドイツだって大連立を組んで間接税を引き上げ、経済や財政の危機を乗り越えたんだよ。

 民主党の小沢一郎代表もそういう気持ちで大連立を持ちかけてきたんだと思うよ。あの大連立は小沢さんが持ちかけ、それに福田さんが応えた。これは厳然たる事実だ。福田さんが総裁になったその日には話が来たんだから。小沢さんは僕にも「急がなきゃダメなんだ」と言ったんだよ。参院選の公約を1つも実行せず衆院選を戦ったらデメリットも大きい。少しでも公約を実行することが民主党への信頼につながると考えたんだろうね。

 ■電話に出ない小沢氏

 でも小沢さんの考えは党内に受け入れてもらえなかった。もう今は手足を完全に縛られてリングに上がっているのと同じでしょ。9月の代表選を見据え、続投を意識して「連立はできない」となっちゃった。

 僕が電話をかけても小沢さんはもう出ない。頼まれたから仲介したのに「すまなかった」の一言もない。福田−小沢のホットラインなんて言われてるけど、そんなものはもともとないんだよ。民主党の渡部恒三最高顧問に話したら「昔からそうだからおれたちは慣れてんだ。病気はいつまでたっても治らねえなあ…」と笑ってたな。だから僕は「今こそ長老としてやることがあるだろ」と言って議員会館の地下で買った金色の印籠(いんろう)をあげたんだ。

 福田さんはまだいちるの望みがあるんだろうけど、僕はもう嫌だね。小沢さんや渡部さんらとの昭和44年の当選同期会も、今やれば効果があると思うんだけどね…。

 そういえば綿貫民輔国民新党代表は「民主党はヤマタノオロチだ」と言ってたね。福田さんは「誰を信用していいのか分からない」と言っていたけど、元々バラバラなのが集まっただけなんだよね。

 でも自民党と民主党も思想でわかれているわけじゃない。自由経済、民主主義、人権の尊重、法の支配−。基本的な考えは同じでしょ。かつてのような「自由主義か社会主義か」みたいな対立はない。だからこそ世界経済が危険水域に入っている今こそ協力すべきなんだけどね。

 ■問責無視すればいい

 今年は5月末に横浜でアフリカ開発会議(TICAD)があり、7月に主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が開かれる。国際社会に日本のイニシアチブを示す千載一遇のチャンスなんですよ。それなのに次期政権を担おうという民主党が福田さんの手足を縛っているのは残念だ。

 しかも福田さんは議員生活18年間をずっと外交一筋でやってきた人ですよ。この前会ったら「私は一番大事な外交の話で手足を縛られている」とこぼしてたな。むしろ小沢さんが官邸に行って「頑張れ」と言ったら民主党の評価も上がるんじゃないかな。ラグビーの「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」の精神だよね。選挙で激しく戦っても「ノーサイド」で国民のために協力してしっかりとやる。それができないから民主党は「烏合(うごう)の衆」と言われるんだ。

 参院は民主党が審議に応じず、まるで「国会ジャック」だよね。このままいけば、民主党はガソリンに絡んで福田さんに問責決議をぶつけてくるだろう。でも法的拘束力はないんだよ。無視すればいい。衆院で信任決議をやってもいい。衆院の民意は与党にあるんだから、国家国民のため憲法で保障された再議決を淡々とやっていくしかない。

2447片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 11:55:58
 ■福田カラー出せ

 僕は国会の会期延長なんて必要ないと思っているんですよ。多少の法案は残っても仕方がない。国民のためによかれと思って政府が出した法案の審議をやらせないのは、国民に対する挑戦じゃないですか。

 小沢さんは衆院を解散に追い込みたいんだろうけど、僕は限りなく来年9月の任期満了近くまで引っ張ればいいと思っている。すぐに解散がないとなると民主党にも自戒の念が生まれ、色々な不満や正論が出てくるんじゃないかな。そうなれば政界再編になっても不思議じゃないよ。

 それに福田さんは早く手作りの内閣を作って福田イズムを打ち出すべきだ。安倍晋三前首相の内閣を引き継いだわけだから気の毒だよ。いま考えれば1月に内閣改造をやっておくべきだった。僕は「国会召集を1週間延ばしても改造すべきだ」と言ったんだけど、福田さんは「日程がなくて」とあきらめたんだ。

 だからチャンスがあれば内閣改造をやればいい。その時は官房長官や幹事長は一番の身内を置くべきだろうね。ドライな小泉純一郎元首相だって、官房長官は身近な人を使ったし、幹事長には安倍さんを抜擢(ばってき)したんだ。安倍さんは官房長官に他派閥の人を起用したけど結果はひどかっただろ?

 マスコミは面白がって「ポスト福田」なんて騒いでいるけど「ポスト福田」は福田だよ。小泉さんが小池百合子元防衛相を首相候補と持ち上げたけど会合でのジョークでしょ?

 次が誰かなんて分からない。麻生太郎前幹事長とは長い付き合いで考え方も合っているけどちょっと心配しているんだ。福田内閣が発足したときも入閣を求めたんだけど「やる気はありません」と断ったでしょ。残念だったね。とにかく福田さんをしっかり支えたら僕の仕事は終わりだと思っているんですよ。(加納宏幸)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000063-san-pol

2448片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 17:33:23
>>839-840
特集ワイド:ポスト福田を“すしネタ”に例えると 大トロ・森喜朗さんに聞く
 これも貧乏くじを引いたせいなのか? 福田康夫首相の支持率下落が続く。いや、もっと辛酸をなめた首相がいた。いまや永田町のキングメーカーといわれる森喜朗さんである。ポスト福田も取りざたされる春の一夜、森さん行きつけのすし屋で、その思いをたっぷり聞いた。【鈴木琢磨】

 ◇コハダ首相、本領発揮を
 ◇「政界再編、早いかも」
 いかにも隠れ家っぽいたたずまい。白木のカウンターが美しい。東京・六本木にある「よしの」は、歴代首相らすし好きの舌をうならせてきた。のれんをくぐるや、森さん、さっと上着を脱ぎ、ビールでのどをうるおし、煮あわびをつまみはじめた。通い慣れた感じ。27日の衆院山口2区補選が近づいている。その結果が気にならぬはずはない。

 「さあ、どうなるかな。いずれにせよ、わが党はガソリン税の暫定税率維持のための法案を衆院で再可決させてもらう。憲法の規定にあるんだからね。問責決議なんて法的拘束力はないんだし。民主党が国会を開かせないのなら、国会ジャックと同じだ。国民があきれる。それで支持率が上がるとは思わんが、頑張れ、頑張れ、と言ってる」

 イモ焼酎の水割りを飲みながら、まずはコハダから。こぶりのシャリにつやつやのネタ。それを森さん、くるっとひっくり返して口中へ。「ああ、うまいなー。私、すしでコハダが一番好きでね。これさえあればいいくらい」。そのコハダ、どこか福田さんに似てません? 「……」。通好み。「なるほど。たしかに子供なんかは頼まんしな。あっさり、淡々としたところが福田さんらしいといえば、らしい。ただ、このうまさがわかるには時間かかるよね」

 そう、支持率低迷は福田さんのコハダ体質によるのかもしれない。その点、このところ、にわかに動きが慌ただしい元首相の小泉純一郎さんとは好対照である。さしずめクルマエビ、それも生けの踊り。「ハハハ、よく踊ってるね。エンジョイしてるよ。この間、久しぶりにゴルフのコンペに誘ったら、朝のスタートに来ないんだ。顔を見せたのは昼だよ。その言い方が面白い。おれは目覚ましで起こされる人生はやめた。自然に起きて、いい天気だ、行きたい、となれば行く。それをけしからんという人とはゴルフはやらん、とね。もういっぺん総理なんてないよ。思惑のある人が再登板を求める声を出してるようだ」

 続いてアナゴである。ご主人いわく、羽田沖で取れた正真正銘の江戸前らしい。ふむ。海中深く潜行し、ぬめぬめとしてとらえどころがない。あたかも民主党代表の小沢一郎さんではないか。「ご主人、アナゴってかみつくかい?」「ええ、肉食ですから」「そこらへんは同じだな」。肉厚の逸品を口に運びつつ、自ら仲介役を務めた大連立構想の頓挫を思い出したのか、こうもつぶやくのだった。「ずっしり重いなあ。まあ、ほんとうは味のある男なんだけどね……」

 ねじれ国会は未知の領域である。いくらベテラン政治家でも特効薬は見つからない。いら立ちは募る。焼酎は進む。「そもそも2大政党っていってたんだよ、民主党は。それがだ、そうなりそうになったとたん、行儀悪くなってきた。てんでんばらばら、みんな勝手なことばかり。やんちゃ坊主の集まりだよ。小沢さんは手足を縛られてリングに上がってるようなもんだし。ラグビー精神がないんだよ。戦っても、ノーサイドになれば相手をたたえる。いまは国難がいっぱい。こういう時こそ、挙国一致して考えてもらいたいよ」

 だんだんぼやきモードになってきたそのとき、マグロのヅケが。これまた渋い大人の味である。インテリの与謝野馨さんを連想した。「堂々たる政治をせよ、か。立派な方ですよ。体を壊され、不思議な貫禄も出てきて」。で、ポスト福田の最有力と目されている麻生太郎さんは? 「カズノコかな。歯ごたえあるし、気位も高い。好き嫌いはあるけどね。どれだけ党内をつかまえるかだな。まあ、痛々しいような努力をしておられるよ。昔と違ってきた。総理は足、腰なんだ。安定感でね。ジーンズも似合うけど」

2449片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 17:33:58

 そういえば、永田町にはマダムすしがいた。小池百合子さん。アメリカ生まれのカリフォルニア巻き、といったところか。しきりに初の女性首相か、と名前があがる。「彼女はマスコミに乗るのがうまくてね。ひょっとしたらひょっとする、そのうわさになるのが最高なんですよ。選挙対策じゃないですか。本人も悪い気しないからね」。そう言って、森さん、むずむずしている。焼酎をぐっとやり、身を乗り出した。「ところで、私はなんだ。クジラか? ハハハ」

 いえいえ、その脂の乗り具合からすれば、もちろんマグロの大トロでしょう、と申し上げた。「失礼だな。これでもずいぶん減ったんだ。10キロ減ったかな。タマネギやキャベツをトマトベースで煮込んだ女房特製のスープを朝昼晩、飲んでね。涙ぐましい減量をしたよ」。体への気遣い、ままならぬ国会をにらんで、まだまだ指南役として、ときに力業も求められる場面が出てくるからか。立ち消えた大連立の次なるポイントは衆院解散、そして政界再編である。

 「ずっと再編は衆院選後とみていたけど、案外、早いかもしれんなあ。民主党の連中は水面下で行動している。早くやってくれ、早くやってくれって。再編の軸? うーん、イデオロギーは一緒。価値観は同じ。結局、小沢さんについて行けるかどうか、みたいなことになるよね」

 ヘンな政治だなあ。回転ずしでささやかな幸せを感じるしかない庶民は置いてけぼり、格差社会、地方の疲弊、高齢者の不安……。どれも解決を託せる政治家が現れてこない。ねじれ国会のその向こうが見えない。「ネタ不足なんだね、永田町も。オーソドックスなマグロでいい。味があればなおさら」。だから、ポストコハダはコハダ? 「いくらでもいけるよ。でも、いまの段階で、コハダの次、イカだのタコだのって言えるかね。絶対という人がおればいいが。私はコハダ、いや福田さんにいい仕事をしてもらいたい。外交もそう。ロシアを訪問するのは北朝鮮の問題もあるんだよ」

 つまりマスコミの支持率に一喜一憂せず、ここはひとつ踏んばってコハダ首相の本領を発揮せよ、ということらしい。でも、そろそろとびきりのマグロが食べたいけれど……。森さん、大笑いして、あがりをすすった。

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毎日新聞 2008年4月25日 東京夕刊

2450片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/26(土) 00:36:41
「後期高齢者医療の見直しを」 揺れる与党、「反旗」続々 
2008年4月25日 07時16分

 後期高齢者(長寿)医療制度をめぐり、与党の足並みが乱れてきた。自公両党の執行部は現行制度に国民の理解を得ようと説明に必死だが、自民党山崎派は制度見直しを提唱。民主党が制度廃止へ攻勢を強める中だけに、27日投票の衆院山口2区補選の結果次第では、見直し論が強まり、福田政権が苦境に立たされる可能性もある。

 公明党の高木陽介選対委員長は24日の党代議士会で「補選の現場で苦労している人たちの足を引っ張るのならば(次の選挙の)推薦も含めて考える必要がある」と選挙協力の見直しに言及しつつ、山崎派を厳しく批判した。

 山崎派だけでなく、自民党有志議員約100人も17日、後期高齢者医療制度を考える会を立ち上げて、制度の在り方を再検討することを決定した。公明党は「小集会などで徹底して制度の説明に努めている」(幹部)と自負している。それだけに、相次ぐ見直しの動きに「後ろから鉄砲を撃つのと同じだ」(高木氏)と怒り心頭だ。

 自民党でも「時期が最悪だ」と批判が噴き出している。

 厚労族議員は「少子高齢化社会に向けた医療制度改革が必要という制度導入時の議論を忘れたか」と指摘。執行部の一員は「大衆迎合的な発言だ。目立ちたいだけではないか」と切り捨てた。

 山崎派会長の山崎拓前副総裁は派閥の総会で「党内に(見直しを)弾力的に考える動きがあることが、選挙でプラスになる」と反論。派閥幹部の野田毅元自治相は24日、福田首相を官邸に訪ねて、見直し提言の真意を説明した。しかし、首相は記者団に「具体的なことは聞いていない」と素っ気なかった。

 それでも、山口2区補選で自民党公認候補が大敗すれば、与党でも次期衆院選に向けて見直し論が広がるのは必至だ。

 加えて、山崎派が「A級戦犯」扱いされて首相と溝が生じれば、総主流派体制が崩れ、支持率低迷に悩む福田政権はさらに弱体化しよう。

(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008042590071117.html

2451片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/26(土) 00:39:47
山拓ぶち上げ野田聖子首相待望論

 郵政復党組の野田聖子元郵政相のパーティーが24日夜、都内のホテルで開かれた。出席者からは「女性で首相になるのは野田さん以外にないのでは、とかねて思っている」(山崎拓前自民党副総裁)といった「首相待望論」も出た。

 会場には約1200人が詰め掛け、太田昭宏公明党代表や谷垣禎一自民党政調会長、野中広務元官房長官ら新旧の実力者が出席したほか、藤井孝男元運輸相ら郵政復党組や社民党の辻元清美衆院議員らも顔を見せた。

 [2008年4月24日20時46分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20080424-352114.html

2452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/26(土) 12:27:21
与党、「補選応援で」大量欠席・参院本会議
 ガソリンなどの暫定税率を盛った租税特別措置法改正案の早期採決を求めた動議を否決した25日の参院本会議を、提案した与党側の16人が欠席した。その後の政府提出の新型インフルエンザ法の採決は19人が欠席した。

 多くは27日投開票の衆院山口2区補欠選挙の応援のためと説明。自民党の尾辻秀久参院議員会長は記者会見で「大事な補選のさなかでやむを得なかった」と弁明した。民主党の簗瀬進参院国会対策委員長は「与党は議会運営で自己崩壊している」と皮肉った。与党内では「本会議欠席を繰り返す小沢一郎民主党代表を批判できなくなる」との声も出ている。(07:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080426AT3S2501A25042008.html

2453片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 10:21:20
内閣改造 ウソだろ?!「武藤敏郎金融相」が飛び交う背景 (ゲンダイネット)
「早ければ連休後か」などといわれる内閣改造。目くらましの人心一新をしなければ、内閣が持たないからだが、その人事で仰天の名前がささやかれている。ナント、日銀総裁になり損ねた武藤敏郎元財務次官の金融担当相抜擢である。

 福田首相は日銀総裁人事であれだけ武藤にこだわった。しかし、読みの甘さから、恥をかかせた。お詫びに大臣ポストということだろうが、実は武藤抜擢は町村官房長官が言いだしっぺだ。裏には内閣人事庁設置など公務員改革に力む渡辺喜美金融・行革担当相外しがある。町村の裏には財務省の影がちらつく。狙いはもちろん、公務員改革潰しだ。渡辺更迭と武藤就任の一石二鳥の企みが見え隠れする。

「大新聞はほとんど報じていませんが、渡辺大臣が推していた国家公務員制度改革基本法案は24日、大きなヤマ場を迎えた。内閣人事庁の設置などが盛り込まれた公務員改革法で、今月上旬に自民党の総務会が了承し、閣議決定もされた。審議日程を考えれば、24日、本会議で趣旨説明を行う必要があったのに、内閣委員会の与党筆頭理事・村田吉隆元防災担当相が『宇宙基本法が先だ』とか強硬に反対して潰した。趣旨説明も行われなければ、法案は葬り去られてしまう。村田は元大蔵官僚だから、露骨です」(自民党議員)

 閣議決定までされている法案が、ひとりの委員の反対で、趣旨説明すら行われないのは異常だ。渡辺は議員会館の村田の部屋まで出向いて直談判に及んだが、かなわなかった。

「村田ひとりでやれる芸当ではない。裏に財務官僚や町村官房長官がいるのは間違いない」(永田町関係者)といわれる。

 国家公務員法改正が潰されれば、独立行政法人への天下りを禁止するためにトップの公募制などを盛り込んだ独立行政法人改正案もたなざらしになる。そんな最中に飛び交う武藤大臣抜擢説。福田内閣の正体が割れる話だ。

【2008年4月25日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/28gendainet02036708/

2454片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/30(水) 01:25:16
小池、猪口、佐藤ゆかりの3氏が政策ユニット「レディース」
4月29日23時12分配信 産経新聞


 自民党の小池百合子元防衛相が、同党の猪口邦子元少子化担当相、佐藤ゆかり衆院議員と政策ユニット「TPL」(トーキョー・プロジェクト・レディース)を結成することが29日、分かった。次期衆院選をにらみ、東京が地盤の女性議員3人(猪口氏は比例東京ブロック)で“共同戦線“を張る格好で、共著の出版計画も進んでいる。

 関係者によると、共著は6月中旬に発売予定で、タイトルは「東京女子大作戦」(仮称)。小池氏が環境、猪口氏が少子化、エコノミストの経歴を持つ佐藤氏が経済・金融と、それぞれ得意分野で政策提言をする内容だという。

 「ポスト福田」の有力候補に急浮上している小池氏は、このところ「京都議定書目標達成議連」(もくたつ議連)を発足させたり、自民党の小泉純一郎元首相、民主党の前原誠司副代表と会食したりと活動を活発化。「小泉シスターズ」の猪口、佐藤両氏との連携も注目を集めそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080429-00000937-san-pol

2455片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/01(木) 13:25:05
小池を「総裁候補」に担ぐ中川秀直の腹の内
2008年4月30日 FACTA
福田康夫首相の余命は今秋にも尽きそうだ。自民党内で「ポスト福田」をめぐる動きが表面化。にわかに注目を集めているのが小池百合子元防衛相である。小池氏は3月下旬、所属する清和研(町村派)の事実上の代表である中川秀直元幹事長とともに中国を訪問。外交の実質的な責任者となった戴秉国・国務委員や「革命第5世代」のエースの一人、李源潮・共産党組織部長らと会談した。その後、やはり中川氏が立ち上げた超党派の「京都議定書目標達成議員連盟」の幹事長にも就任した。
 
小池氏の動きを、一部メディアが「ポスト福田狙い」「小泉新党政権の首相狙い」などと報じたこともあり、彼女の「本気度」に関心が集まっている。結論を先に言えば、彼女は本気である。小泉純一郎元首相と中川氏は、次の総選挙で小沢民主党に勝つには小池氏を担いで戦うしかないと考えているフシがある。が、それが現実的かといえば、政界筋の大方は懐疑的だ。とすれば、中川氏が「小池プレーアップ」に熱心なのはなぜか。
 
中川氏の目下の関心は、最大派閥・清和研維持の資金手当てとされる。事実上のオーナー、森喜朗元首相も、最近は自己資金の提供を渋りがち。清和研としては、なおのこと官房長官が握る官房機密費は手放すことができない。森政権から4代続く「清和研政権」によって、同派は「歴代官房長官から毎月3千万円の『上納』を受けている」(自民党代議士秘書)と噂される。もし、事実とすれば、領収書のいらない年間3億6千万円ものカネが派閥を潤すことになる。政界有数の策士、中川氏の腹は、「麻生政権の小池官房長官」狙いであり、そのために9月に前倒しが観測される総裁選に小池を担ぐポーズを取っているというのである。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080430-01-1101.html

2456片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/02(金) 02:42:20
TPL:小池元防衛相ら女性議員3人が政策集団

 福田内閣の支持率が低迷する中、自民党の小池百合子元防衛相が存在感を高めてきた。1日には女性衆院議員3人で新しい政策グループ結成を発表。先月も小泉純一郎元首相らと環境問題に関する議連の発足にかかわるなど、マスコミへの露出が目立っている。党内には「ポスト福田を意識した動き」との憶測も広がっている。

 「日本の最大の未利用エネルギーは女性だ。女性の女性による女性のための政策を行いたい」。1日、国会内で記者会見した小池氏はこう語り、女性の視点で政策提言するグループ「TPL」(トーキョー・プロジェクツ・オブ・バイ・フォー・レディース)の結成を発表した。

 小池氏とともに会見したのは、猪口邦子・元少子化担当相(比例東京)と、佐藤ゆかり衆院議員(比例東海)。小池氏は東京10区選出で、佐藤氏も次期衆院選では東京5区からの出馬が決まっており、東京を基盤とする3氏が共闘する。

 「ポスト福田」候補に挙がっていることを記者団に問われた小池氏は「光栄の至りだが、今は一兵卒として自分の足元を固め、次の選挙の備えに精いっぱい」と答えた。

 小池氏は、小泉氏を名誉顧問に据えた温室効果ガスの削減問題を議論する「京都議定書目標達成議連」にも参加し、自ら幹事長に就いた。4月9日には、その小泉氏や民主党の前原誠司副代表らと会合を開き、意見交換している。

 小池氏が所属する町村派幹部は「毎週開かれる派閥の幹事会に、最近は熱心に参加している。勘の鋭い人だから、今後の政局を意識して活動しているのは間違いない」と話している。【近藤大介】

毎日新聞 2008年5月1日 21時16分(最終更新 5月1日 21時26分)
http://mainichi.jp/photo/news/20080502k0000m010099000c.html

2457片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/02(金) 02:45:20
一心同体“淑女隊”…小池、猪口、佐藤ユニット結成
「ポスト福田」でもガッチリ!?

 自民党の小池百合子元防衛相と猪口邦子元少子化担当相、佐藤ゆかり衆院議員が1日午前、衆院議員会館で記者会見し、3人による政策ユニット「TPL」(トーキョー・プロジェクト・オブ/バイ/フォー・レディース)の結成を発表した。永田町では「ガソリン税の復活など、福田康夫首相の低空飛行が続く中、小池氏がポスト福田に向け動き出した」との憶測が飛び交っている。

 小池氏によれば、佐藤氏が東京5区に転出が決まった今年3月、東京を選挙区とする3人が集まり歓迎の会合を開いて意気投合。7月初旬までに共著「東京女子大作戦」(小学館)を出版し、来る次期総選挙でも“共闘”する方針だ。

 会見開始予定時刻に5分遅刻し、早くも“大物”ぶりを見せた佐藤氏は「東京から女性の潜在力の活用ということで、モデルケースを示したい」と述べた。

 「ポスト福田への意欲を見せ始めた」(ベテラン議員)とも言われる小池氏だが、「面倒見が悪く、子分が少ない」(中堅)との評判もある。それを意識してか、「佐藤さんが選挙区を代えたばかりなので、地元活動でもサポートしたい。(比例単独の)猪口さんは東京選挙区全体だが、活動しやすくなるようなサポートをしたい」と、小泉チルドレンの中でも知名度の高い2人を全力で支える意欲を示した。

 もっとも、東京選出の自民党女性衆院議員には小池氏と同じ町村派の松島みどり氏(14区)もいるが、参加していない。会見で理由を聞かれると小池氏は「この3人で食事をしたのがきっかけなので…」と述べるにとどめた。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008050125_all.html

2458片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/03(土) 01:18:00
胡主席と池田名誉会長、8日に会談
5月2日8時1分配信 産経新聞


 6日に来日する中国の胡錦濤国家主席と創価学会の池田大作名誉会長が8日、都内のホテルで会談することが1日、固まった。胡氏は主席就任前の昭和60年と平成10年にも都内で池田氏と会っており、両氏の会談は今回で3回目。池田氏はこのほか、昨年4月来日の温家宝首相や、今年2月来日の唐家●国務委員(当時)とも会談している。

 中国は池田氏を、昭和47年の国交正常化に尽力したとして当時の周恩来首相らが「井戸を掘った功労者」と評価するなど、「特別の存在」(日中外交筋)として扱ってきた。胡主席も今回の来日にあたり、池田氏との会談を希望していた。

●=王へんに旋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080502-00000058-san-pol

2459片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/03(土) 17:24:36
東国原知事 支持率急落の首相を批判
 宮崎県の東国原英夫知事は3日、京都市左京区の京都大で行った講演で、福田内閣の支持率が20%を割り込んだことに触れ「薬害肝炎や年金、暫定税率などの問題で、後手後手に回っているのは間違いない」と、支持率低迷の要因を挙げた。

 知事は「(宮崎県で)わたしの支持率は93%あるらしい」と紹介した後、福田内閣について「希望や夢を持たせてくれない」と批判。「社会保障の充実などで希望を持たせてくれることを強く望む。地方から連携して国を変える」と語った。

 講演は京大生の新入生歓迎イベントの一環で行われ、知事は「この国を引っ張っていくという気概や志を持って、学生生活を送ってほしい」とエールを送った。

[ 2008年05月03日 16:24 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080503039.html

2460片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/04(日) 11:11:56
「演説では経済成長しない」=中川元幹事長を批判−与謝野氏
5月4日11時1分配信 時事通信


 自民党の与謝野馨前官房長官は4日午前、フジテレビの番組で、経済成長を重視する中川秀直元幹事長ら「上げ潮派」について、「演説では経済は成長しない」と批判した。同時に、「日本の社会保障制度は優れているが、財政の裏付けがないと続けられない」と述べ、消費税などの増税は避けられないとの認識を示した。
 与謝野氏は「実質的な潜在成長力が高くなる政策を打ちながら、経済も回復させ、税を通じて収入を増やす(べきだ)」と指摘。上げ潮派に関し「経済成長のために必要な要素は何も教えて下さらない。演説していれば経済が成長するなら、われわれもどんどん演説する」と皮肉った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080504-00000020-jij-pol

2461片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/05(月) 11:10:52
ポスト福田 『5氏眈々』 交代論、サミット後にも
2008年5月5日 07時12分

 「ポスト福田」候補たちの動きが、活発化している。衆院山口2区補選の敗北やガソリン税(揮発油税など)の暫定税率をめぐる混乱で、福田首相の求心力が大幅に低下。「福田首相では衆院選は戦えない。主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)後には、首相交代論が出てくるのではないか」との観測が自民党内で出ているためだ。 (渡辺隆治)

■麻生氏 融和優先 地力養う

「自民党の中が右往左往するのは断固避ける必要がある」

 ポスト福田の最右翼とされ、四回目となる総裁選出馬を明言している麻生太郎前幹事長(67)は、補選敗北翌日の四月二十八日の派閥総会でこう強調した。

 政府・与党が民主党の攻勢に苦しんでいる最中に「反福田」を鮮明にすれば、民主党を利するだけでなく、首相を支える最大派閥・町村派の恨みを買う。麻生氏としては当面、目立つ動きを控え、地道に力を養う方が得策だと判断している。

 実際、一昨年十二月に十五人で発足した麻生派は現在、二十人にまで拡大。地方の講演にも精力的に足を運び、支持者の拡大に余念がない。

■与謝野氏 首相批判で急浮上

 ポスト福田として急浮上したのが与謝野馨前官房長官(69)。与謝野氏は首相の知恵袋的な存在だったが、最近は批判的な言動が目立つ。一日の民放番組でも「首相は財政再建など、大きな課題を国民に訴えることが必要だ」と苦言を呈した。

 ときを合わせたように、消費税率10%などの持論を盛り込んだ初の著書を出版。「総裁選出馬の布石か」との観測が流れた。

 与謝野氏を囲む議員の勉強会も活動を活発化させる予定で、待望論が広がる可能性がある。

■議連結成 活動盛ん

小池百合子元防衛相(55)は、三月下旬に中川秀直元幹事長と中国を訪問。四月一日に中川氏とともに「京都議定書目標達成議連」を結成するなど華やかな活動を続けている。

 四月九日に小泉純一郎元首相(66)、民主党の前原誠司副代表らと会食した際、小泉氏は小池、前原両氏の名を挙げて「ここには二人も首相候補がいる」と発言したとされる。初の女性首相誕生となれば、国民の人気が沸騰する可能性は高い。

 ただ、所属する町村派の幹部は「派として推すなら、町村信孝官房長官。誰も小池氏を応援しない」と冷ややかで、支持が広がるかは不透明だ。

■発言増え 脈あり?

小泉氏は再登板を明確に否定しているが、待望論は根強い。首相退任後控えていた会合や講演を解禁して、解散時期などについて積極的に発言していることが「再登板の脈がある」(若手)との観測を生んでいる。

 ただ、「ねじれ国会の与野党攻防で『政局の小泉』の血が騒ぎ、黙っていられなくなっただけ。再登板の気はない」(ベテラン)との見方がもっぱらだ。

■アピール不足の声

前々回の総裁選に出馬した谷垣禎一政調会長(63)については「要職に就いたのにアピールが足りない」と厳しい意見が多い。谷垣、古賀両派が十三日に合流した後、新派閥内で総裁候補としての地位を固める必要もある。

(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008050590071229.html

2462片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/05(月) 11:58:47
自民・小池百合子氏がメイドカフェで環境アピール
 ポスト福田候補の1人、小池百合子元防衛大臣が4日、環境問題を訴えるイベントに参加しました。活動を活発化させる小池氏の思惑とはなにか、一日密着しました。

 「オタク」の聖地・秋葉原に乗り込んだ小池氏は、メイドに囲まれながら「環境問題」をアピール。「CO2を出さないゴールデンウイークにしよう」と東京都内を回る小池氏は、メイド喫茶でレジ袋削減を訴えました。次のイベントには、天ぷら油のリサイクル燃料で走るバスで移動しました。小池氏は、女性議員と本を出版したり、小泉元総理大臣や民主党の前原前代表らと勉強会を重ねています。5日からは、民主党の岡田元代表らと「環境」をテーマにドイツに向かう予定で、政界再編やポスト福田を見据えた動きではと憶測を呼んでいます。
 小池百合子氏:「(Q.ポスト福田が話題になっているが)私は、福田政権にしっかりと長期にわたって仕事をして頂きたいと思う1人です」
 ポーカーフェースを決め込む小池氏ですが、周辺によると、ある大物幹部から「今は黙々と政策に取り組めば、いずれは『総理候補』になる」とアドバイスされているということです。ただ、足元の自民党内には「小池氏についていく人はいるのか」と冷めた見方も少なくありません。得意の環境問題以外に具体的な政策をいつ打ち出すのか。その封印を解いた時こそが、ポスト福田へ向けて本腰を入れる証となります。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080504/20080504-00000018-ann-pol.html

2463片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/05(月) 12:56:02
法案の柔軟な修正を
田村耕太郎
http://kotarotamura.net/b/blog/index.php?itemid=2410

2464片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/05(月) 14:39:40
自民、外国人定住へ基本法・「移民庁」設置など検討
 自民党は外国人の定住を推し進めるための基本法制定の検討に入った。日本で一定期間働く外国人の受け入れや管理政策を担う「移民庁」を設置するほか、不当な低賃金労働などが問題となっている外国人研修・技能実習制度を抜本的に見直す。少子高齢化による人口減少の流れを踏まえ、海外からの人材確保体制を強化する。来年の次期通常国会への提出・成立を目指す。

 自民党の国会議員約80人で構成する外国人材交流推進議員連盟(会長・中川秀直元幹事長)が今月中旬に提言をまとめる。ただ、政府・与党内には治安や国内労働問題から慎重・反対論もある。 (11:10)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080505AT3S0201E04052008.html

2465片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/06(火) 13:26:43
与謝野前官房長官インタビュー ポスト福田?誰も言ってくれない

 「ポスト福田? 誰も本人には言ってくれないんだよね」―。自民党の与謝野馨前官房長官(69)の存在感&発言力が、日増しに強まっている。求心力を失った福田康夫首相の後任としてクローズアップされる中、先月には初の著書「堂々たる政治」(新潮新書)を出版。「9月の民主党代表選が、きっかけになる可能性もある」と政界再編をも視野に入れる永田町のキーマンにその決意を聞いた。

 ■平沼さん発言はわからない

 ガソリン税、後期高齢者医療制度などが焦点となり、全国の注目を集めた衆院山口2区補選。結果は自民党の惨敗となった。これを受けて攻勢を強める民主党。“ねじれ国会”解消のメドは立っていない。

 「こういう状況が長続きすると、世の中の変化のスピードについていけなくなる。世界情勢にも、うまく対応できるのかという疑問も大きくなるでしょう。その時に政策合意なのか、連立なのか、それとも政界再編なのかという土壌が生まれると思う」

 福田首相と民主党の小沢一郎代表の大連立構想は時期尚早だった感もあるが、決して間違いではないという与謝野氏。政界再編をどう読んでいるのか。

 「大連立も難しいとなり、もう少し機が熟してくれば『政界再編となる』と予想する人が多いですね。自民党の中の考え方が熟してきて、民主党の考え方にも変化が起きれば、9月の民主党代表選がひとつのきっかけになる可能性もあるが…断定的には言えない」

 先月29日の街頭演説で中川秀直元幹事長は、秋以降に経済成長重視派(中川氏ら)と、財政再建派の戦いが「始まる予感がする」と語った。与謝野氏とのバトルを念頭に置いたものと見られているが。

 「我々の考え方は経済成長も財政再建も両方重視する。経済成長だけで、財政再建も全部できるという幻想は持っていない。経済成長といっても日本は随分成長してしまったので、これから背が伸びるのは大変なんです。ただ『戦い』は始まらないですよ。まあ、街頭演説として面白い演説なんでしょう」

 先月28日には小沢代表と政界再編のかぎを握る平沼赳夫氏が会談。平沼氏は「自民党はダメだ」と発言したとされる。共著もある同志の言動には首をかしげた。

 「平沼さんは『ザ・自民党』のような人だったのに、なぜそういうことを言われたのか、真意はわからない。自民党のどこがダメなのか、それは本人に聞いてみないと…」

 自身の動向にも注目が集まっている。今回の著書の出版は、自民党総裁選出馬への布石なのでは、との憶測を呼んだ。

 「まったくそういうこと(出馬)は考えてなかったです」

 だが、周囲の期待は大きい。麻生太郎氏、小池百合子氏とともに「ポスト福田」の有力候補と目されている。

 「なんか名前が挙がっているんだけど、本人の私には誰も言ってくれないんだよね。『総裁選挙に出ろ』とは誰も言ってくれない」

2466片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/06(火) 13:27:09
 ■福田さん男気&安定感ある 

 「ポスト福田」の話になると、笑みを浮かべ冗談ぽい口調で話をそらした。それでもにじみ出る思いはあるという。

 「最近、先輩たちがいなくなっちゃったなあと感じます。我々は最も古いグループに入ってきた。この間、暇つぶしに鳩山邦夫法相の『長老度』はどれくらいかと思い調べてみると、上から12番目だった。鳩山さんの先輩は11人しかいない。もう古くなっているんです。やっぱり、いい政治をやりたい、いい日本を作りたい、いい世の中を子供や孫の世代に残したい、という意欲は一議員として非常に強いです」

 著書では、世の反発を覚悟の上で、消費税アップを堂々と提言。「耳障りなことを言う」ことが、政治家の仕事だと自負している。

 「方向を間違わないようにしないといけないと思う。間違った方向に“みんなで”進んじゃうというのは最悪なんです」

 小泉政権では自民党政調会長、安倍政権では官房長官を務めた。薬害C型肝炎訴訟をめぐる問題では、官邸に足を運び福田首相に助言。歴代3人の首相を支えてきた。

 「小泉さんは天才的な人。安倍さんは若いリーダーとして人間的にも優れている。福田さんは表現力はいまいちなんだけど、安定感はあるし大事なことには正面からぶつかっていく人です。福田さんから最近連絡があるか、ですか? 今は特に用事がないから…。何か用事があれば言ってくるでしょう」

 時の首相が頼りにする理由は「政策通」と呼ばれるその頭脳にある。

 「私は国会の中で委員会や本会議の運営ばかりをやらされていたんですよ。『政策通』と言われると、おもはゆい。照れちゃう。ただ自民党というのはすごく勉強する政党だから、朝の部会や調査会にちゃんと出て人の話を聞いていると、すごい政策通になっちゃいますよ。大学の授業を聴いているのと一緒。そこでまじめに聴いているかどうかです」

 自らをどう思っているのか。言葉を選びながら自己分析してくれた。

 「私は地味なほうだから…。まあ、職人肌で仕事にかかったら逃げないで、それを解決していくというタイプの人間だと思っています」

 その思いは著書のタイトル「堂々たる政治」にも込められている。

 「大事な話から逃げてはいけない。『まだ経済は大丈夫、まだ財政は大丈夫』と言って国民を引っ張っていくのはダメ。将来に対する正しい展望を持って、国民に語りかけることが政治家に課せられた課題なんです」

 ◆「堂々たる政治」 与謝野氏初の著書。小泉、安倍政権の舞台裏や自らの半生を赤裸々につづっている。一方で中川秀直元幹事長らが主張する「上げ潮路線」を「国民に幻想をもたらすのはよくない」と批判。社会保障制度の維持や財政再建のため、消費税アップは不可避などと主張している。(新潮新書、714円)

 ◆ナベツネさん巨人戦の話しなくなった 06年に咽頭(いんとう)がんの手術を受けた与謝野氏。選挙でも3度の落選を経験している。がんや落選の経験が、自身に影響を与えているかを問うと「ないですねえ」と即答。うまそうにたばこをくゆらせた。どんな相手に対しても正論を吐き、永田町では「怖いもの知らず」などと評される。
東大時代は野球部でマネジャーを務めたこともある。就職の際、中曽根康弘元首相と出会い、政官財、マスコミ界に人脈を広げていった。「巨人が勝たないから大変でしょう、報知も。ナベツネさん(渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長)も巨人戦の話をしなくなったからなあ…」
民主党の小沢一郎代表との対局が話題となった囲碁は、アマ7段の腕前。IT系にも通じており、趣味のカメラで撮った写真をパソコンで処理したり、インターネット上でも囲碁を打つ。「『2ちゃんねる』は見方がわからないから見ない」
最近のリラックス方法は自宅屋上にある菜園での野菜作りだという。「毎朝、15分でも20分でも水をやらないと、駄目になっちゃう。すぐ雑草が生えてくるのにはびっくりしますよ」

 ◆与謝野 馨(よさの・かおる)1938年8月22日、東京都生まれ。69歳。歌人の与謝野鉄幹・晶子の孫。麻布高から東大法学部を卒業し、日本原子力発電に入社。中曽根康弘元首相の秘書を経て、76年衆院選で初当選。文部相、通産相、自民党政調会長、経済財政担当相などを歴任。安倍改造内閣では官房長官を務めた。当選9回。

(2008年5月6日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080506-OHT1T00057.htm

2467片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/08(木) 00:54:26
参院自民に議長不信任の誘惑 提出なら自民は両院で初
2008年05月07日23時32分

 参院自民党が、江田五月参院議長への不信任決議案提出を検討している。江田氏が多数野党の「強引な国会運営」を黙認したとして責任を問う構えだ。ただ、会期中に1回しか出せないうえ、少数与党のため否決される見込みで、政治的効果を最大限に発揮できる時期を見極めている。

 これまで提出された参院議長不信任案は25件。いずれも野党が提出し、可決されなかった。衆参両院の事務局によると、自民党が提出すれば、両院を通じて初めてとなる。

 税制改正関連法案が衆院で56年ぶりに「みなし否決」され、再議決された4月30日。参院自民党の尾辻秀久議員会長は記者会見で「60日たっても結論を得ることができなかった。議長の責任は極めて重い。議長不信任案もあり得る事態だ」と述べ、提出を示唆した。

 有力視される時期は、民主党が4月末の政局で温存した福田首相や閣僚の問責決議案を参院に提出する時だ。民主党が再議決を乱発する首相や政府の責任を問うならば、対抗して、参院審議を滞らせて採決しなかった民主党の姿勢を容認した江田氏の姿勢を問うという。

 与党には、強引な民主党の国会運営を認めてきた江田氏に対して、「イエローカード(警告)がたまっている」(参院自民党国対幹部)という不満が積もっている。

 野党が衆院での予算案の採決強行に反発して審議を進めなかった時に、度重ねて江田氏に申し入れたが動かなかった。衆参両院議長が「07年度内に一定の結論を得る」とあっせんした税制関連法案は、3月中に参院で一度も審議されないまま暫定税率が失効。審議を積極的に促さなかった江田氏への不満が高まり、「史上最低の無責任議長」(脇雅史・参院自民党筆頭国対副委員長)と批判した。

 この切り札は「両刃の剣」でもある。不信任案の否決によって逆に信任されてしまえば、それ以後の国会運営に「従うしかなくなる」(参院与党議運関係者)からだ。このため「否決されるものを出しても仕方がない」(参院自民党国対幹部)といった消極論もある。(関根慎一)

http://www.asahi.com/politics/update/0507/TKY200805070194.html

2468片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/08(木) 12:55:49
津島派 独自の政策提言策定へ

自民党津島派は、後期高齢者医療制度などをめぐって自民党に対する国民の批判が強まっているとして、次の衆議院選挙に向けて社会保障や農業政策などで国民の要望をより反映した独自の政策提言をまとめることになりました。

津島派は、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度や年金記録の問題などで自民党に対する国民の批判が強まっているとしており、7日の会合でも、大型連休に選挙区に戻った議員から有権者の厳しい反応が寄せられたことが報告されました。こうした状況を踏まえて、津島派は、次の衆議院選挙に向けて社会保障や農業政策などで国民の要望をより反映した政策を打ち出す必要があるとして、派閥として独自の政策提言をまとめることになりました。提言には、年金や医療などの給付と負担のあり方も含め国民が安心できる社会保障制度の構築や、農家の自主性を尊重した農業政策など、幅広い内容を盛り込む考えで、会長の津島元厚生大臣は「有権者の地殻変動が起きつつあると率直に感じており、思い切った提言を出したい」としていましす。津島派は、速やかに提言を取りまとめ、福田総理大臣や党執行部に実現を求めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014436541000.html

2469片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 00:57:11
道路で首相支える公明党/政権安定へ改革アピール

 公明党が道路特定財源見直し問題で福田康夫首相の強力な応援団になっている。首相の一般財源化方針をいち早く支持し、ガソリン値上げにつながる税制改正法再可決にも世論の反発覚悟で全面協力した。改革姿勢をアピールし政権安定を図るとともに、一連の冬柴鉄三国土交通相の発言で定着しかかった「改革に消極的」というイメージを一掃したい思惑もあるようだ。

 「画期的だ。日本の将来を見据えて決断した」。太田昭宏代表は三月末の記者会見で、道路特定財源を二〇〇九年度から全額一般財源化するという首相の新提案を褒めちぎった。

 自民党幹部が「党内手続きを通っているものではない」と冷めた対応を見せたのとは好対照。自民党若手議員らが一般財源化実現の「担保」を求める声を上げた際も、「首相の言葉で十分だ。公明党はさらなる担保は必要ない」と言い切り、不快感すらにじませた。

 四月末の自民党町村派総会で森喜朗元首相が「公明党が一生懸命内閣を支えているのに、町村派がどうして福田さんを勇気付けないのか」と引き合いに出し、所属議員にげきを飛ばしたほどだ。

 その背景には、前幹事長の冬柴氏が国会答弁で繰り返し道路整備の必要性を強調し、「官僚寄り」などと厳しい批判にさらされてきた経緯がある。連日、野党の格好の標的になった冬柴氏に、党幹部も「『何か隠している顔』として認知されてしまった。テレビに出ない方がいい」と表情を曇らせた。これを打ち消すには、「改革推進」の姿勢を党が強くアピールするしかないという思いが働いている。

 ただ党内には疲労感も漂い始めている。先月二十七日の衆院山口2区補選では、太田氏と北側一雄幹事長が二度ずつ現地入りする異例の応援態勢を敷いたが、自民党候補は大敗。太田氏は一日の街頭演説で「再可決について首相は『苦しい決断』と言った。私たちの方がはるかに苦しい」と本音をのぞかせた。

 「底無し沼だ。いつ解散になるか、解散すれば負けるという恐怖心を抱えながら進むしかない」。幹部の一人は支持率低落傾向の止まらない福田内閣を支える心境をこう漏らした。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080505.html

2470片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 01:22:56
胡中国主席:創価学会の池田名誉会長と会談 訪中を要請
 胡錦濤国家主席は8日、東京都内のホテルで創価学会の池田大作名誉会長と会談した。胡主席は「都合のよろしい時の訪中を心からお待ちしております」と要請したが、池田氏は答えを明言しなかった。池田氏は74〜97年に計10回の訪中歴がある。00年に東南アジアを歴訪して以降、外遊に出ていない。

 池田氏は胡主席の名前にちなみ、「友好は波の音とともに万代へ流れゆく」などとの意味の漢詩を贈った。北京五輪について「大成功を真剣に祈っている」と述べたが、チベット問題は話題に上らなかった。【木村健二】

毎日新聞 2008年5月8日 23時22分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080509k0000m010150000c.html

2471片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 14:25:35
福田、運動音痴? 胡主席に“ピンポン外交”不戦敗

 中国の胡錦濤国家主席が8日に訪れた早稲田大学で、北京五輪に出場する福原愛選手らと楽しんだ卓球に、本来は福田康夫首相も参加し、ダブルスで「ピンポン外交」を行う予定だったが、首相側が固辞したという。毒ギョーザ事件などの重要問題を先送りにした福田首相にしては珍しく強硬姿勢を貫いたわけだが、「実は、運動音痴でカッコ悪い姿を見られたくなかっただけでは」との憶測も流れている。

 「ピンポン外交」は中国側の強い要望で胡主席の訪日日程に組み込まれ、約1カ月前から外務省や早大側で調整を進めてきた。

 中国側は、この日のために特製ユニホームまで準備し、「スーツを着替えて本格的にやりましょう」とノリノリだったが、首相官邸側は当初から福田首相の参加に難色を示し、本番間近になって正式に拒否を通知したという。

 日中関係筋は「参加を拒否した理由はよく分かりませんが、プライドの高い福田首相だけに卓球で負けてぶざまな姿をさらしたくなかったのでは。チベット問題などそれ以外では説明がつかない」と語る。

 実際、胡主席はユニホームにこそ着替えなかったものの、スーツの上着を脱ぎ、福原選手ら2人を相手にポイントを取るなどなかなかの腕前を披露した。

 卓球台の横で観戦した福田首相は「(胡主席は)戦略的な卓球をする人で、恐ろしいと思った」などと、コメントするだけだった。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008050901_all.html

2472片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/10(土) 04:16:39
太田代表 教育予算充実を要望

公明党の太田代表は町村官房長官と会談し、政府が近く閣議決定する「教育振興基本計画」にGDP・国内総生産に占める教育投資の割合を、5%を上回ることを目指す数値目標を盛り込むことなどを通じて教育予算を充実させるよう要望しました。

文部科学省は、教育予算を充実させるため「教育振興基本計画」に今後10年間でGDP・国内総生産に占める教育投資の割合を、今の3.5%から、5%を上回るようにすることなどを盛り込みたいとして政府内の調整を進めています。これについて、公明党の太田代表は、多様化する教育課題にきめ細かく対応するため、文部科学省の方針に沿って十分な教育投資を確保することや、子どもの学力向上につなげるため教職員を増やすことなどを求めました。これに対し、町村官房長官は「要望の内容を検討し、よく考えたい」と述べました。会談後、太田代表は記者団に対し「いちばん大事なのはGDPの5%を超える教育投資を確保することだ。予算を増やすことで教職員の増員などさまざまな対応をとり、教育を充実させることができる」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014481501000.html

2473片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/10(土) 05:16:55
パンダ有償貸与「疑問は少数派」 福田首相が中国のテレビに
2008.5.9 21:25
 福田康夫首相は9日、官邸で中国の中国中央テレビのインタビューを受け、雄雌のパンダ2頭の有償貸与に疑問の声があることに関し「メディアの一部でいろんなことを言う人がいるが、これはごくごく少数派。ほとんどはかわいいパンダを見たいと思っており、手放しで喜んでいる」と強調した。

 北京五輪について「中国の人が中国の応援ばかりし、相手国を批判したりブーイングすれば反感を持たれるが、今回はそういうことはないと思う」と指摘した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080509/plc0805092127016-n1.htm

2474片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/11(日) 23:49:12
#言ってることがまともすぎるw

中曽根元首相、二世議員の増加に懸念
 中曽根康弘元首相は11日のテレビ朝日番組で、国会議員に二世議員が増えていることについて「一族郎党政治みたいな状況では、結局は国の伸びが止まる。父親の地盤の上で心配のない世界で生まれた人間と、自分で切り開いて汗水流して上がってきた人間とは差がある」と述べ、世襲議員の首相就任が続いていることなどへの懸念を示した。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080511AT3S1100G11052008.html

2475片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/12(月) 11:31:57
読む政治:(その1) 支持率低下、かえって結束
 ◇首相「何があっても、解散も辞職もしない」
 ◇「みのさんに理解してもらわないと…」
 ガソリン(揮発油)税の暫定税率が復活した直後のマスコミ各社の世論調査で、内閣支持率はさらに下がり、毎日新聞では18%を記録した。極めて低い水準で政権に黄色信号がともった。支持率低下の動揺が解散回避の一点で、かえって自民党の結束を促している。

 衆院山口2区補選で自民党候補が敗れた4月27日夜、福田康夫首相はひそかに首相公邸に森喜朗元首相、青木幹雄前参院議員会長を呼んだ。

 首相は2人に「国内の政治状況で外交日程がなかなか決められない」とぼやいた。そして首相はこう続けた。「何があっても、衆院解散も内閣総辞職もしない」「支持率は気にせず、外交を粛々と進めていく」

 首相の弱気を心配していた森、青木両氏には安堵(あんど)のセリフで、いきおい話題は内閣改造に及んだ。3人は改造時期を巡り▽北海道洞爺湖サミットより前▽サミット直後▽党役員改選期の9月−−の各案について意見交換したという。

 青木氏は「支持率なんて気にしたって仕方ないわね」と周囲に語る。青木氏の「100%理論」。世論調査の支持率が低くても、党内の支持率と合わせて100%になれば、政権は維持できるというものだ。人事で人心を掌握する改造がその決め手というわけだ。

 この会談は党内の動揺を先手を打って封じ込めようという、実力者の腹合わせだった。

 しかし、その翌28日、国会内で開かれた首相と公明党の太田昭宏代表らとの党首会談。公明党の出席者からこんな指摘が出された。

 「新聞の論説委員だけに理解してもらっても仕方がない。みのもんたさんに理解してもらわないといけない」

 日銀総裁人事での武藤敏郎副総裁の昇格提案などで、首相は新聞の社説から比較的、好意的な評価を受けた。しかし、テレビ番組の人気司会者から批判を受ければ、支持率上昇はないという懸念だ。

 特にガソリン価格や後期高齢者医療制度などの生活テーマでは、自民党もテレビに神経をとがらせる。党の部会などでは「朝の番組でみのさんが、民主党と同じ主張をした」などと話題になり、「テレビ出演する議員は、執行部が人選して弁の立つ人を送り込め」などの注文も出る。

 7日の津島派幹部会。津島雄二会長は「『次の選挙では自民党に入れない』という人が増えている。地殻変動が起きている」と語った。連休中に選挙区でベテラン議員が感じた支持率低下を裏付ける逆風。多くの自民党議員の共通認識だろう。

毎日新聞 2008年5月12日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080512ddm001010071000c.html

2476片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/12(月) 11:32:23
読む政治:(その2止) 低支持内閣、反転なるか
 <1面からつづく>

 ◇森内閣は20%以下で持続/「外交カード」で上昇狙う
 解散回避で自民党内の結束を保っても、議員の動揺がいつマグマになって噴き出すかわからない。18%は歴代政権を見ても「政権末期」の数字だ。

 さらに「ねじれ国会」で野党の圧力が強く、今の通常国会を乗り切っても秋の臨時国会、来年の通常国会とハードルは高い。

 佐藤栄作、田中角栄、鈴木善幸各内閣は支持率20%を割って3カ月以内に退陣。竹下登、森喜朗両内閣は10%台からさらに9%まで下がり、宮沢喜一内閣の退陣直近の支持率は14、12、18%だった。

 福田内閣の今後を読む場合、森内閣が参考になるだろう。00年4月に支持率40%でスタートし「日本は神の国」という森氏の問題発言を受け、5月に20%に下落。その後20%を超えることはなかったが、1年間政権を維持した。00年11月に非主流派の加藤紘一元幹事長が森退陣を要求する「加藤の乱」を起こすが、主流派が数の力で抑え込んだ。

 その後、「ポスト森」の動きも、加藤氏の失敗にこりて「出ればつぶされる」と顕在化しなかった。この様子見の状況も、現在の「ポスト福田」候補の動きと似ている。しかし、年が明けると主流派は一転して「森おろし」に動き、01年4月に退陣に追い込んだ。7月に参院選を控え「森首相では勝てない」と判断したためだ。

 つまり、低支持率でも首相が「辞めない」と踏ん張れば政権維持は可能だが、選挙が近くなっても低いままでは「選挙の顔」にならないと、退陣包囲網を張られてしまう。森首相の退陣時の官房長官は福田首相だ。福田氏は、「支持率が1けたになった時に内閣は持たないと思った」と周囲に語ったことがある。

    ◆

 過去の例を見る限り支持率の反転は容易なことではないが、このまま回復しないとは言い切れない。

 「今回の外交成果が内閣支持率のアップにつながると思うか」

 中国の胡錦濤国家主席との首脳会談を終えた福田首相は7日夕、記者団から単刀直入にこう質問された。

 「あなたは自分のために仕事をしているわけではないでしょ?」

 首相は記者とのやりとりを切り上げてしまった。「支持率のために政治をしているのではない」という不快感だが、首相は「今の若い記者は」と、森氏らにも不満をぶちまけたという。実際、中国国家主席との会談が支持率上昇につながるか不明で、13日の道路整備財源特例法改正案の再可決に対する批判で、上昇分が吸収されてしまうかもしれない。

 ただ、北海道洞爺湖サミットは政権浮揚の有力カードであり、北朝鮮政策などで新たな外交カードを切る可能性も否定できない。

 歴代内閣で20%割れの逆境を一時的にせよはね返したのは、小渕恵三内閣だ。

 参院では過半数を割り、凡人、冷めたピザと酷評の中での支持率25%のスタートだった。16%、18%、16%と続くが、自由党との連立を機に30%に倍増。公明党との連立で48%にまで上昇したこともあった。小渕政権の番頭格だった野中広務元官房長官は「小渕さんの着実な姿勢が徐々に評価された。福田さんも仕事はきっちりやっており、日中首脳会談も評価すべきだ。もう少し何をしたいかはっきりさせるべきだ」と言う。

 政策研究大学院大の竹中治堅(はるかた)准教授は、支持率上昇の可能性にも言及する。

 「福田首相は世論の声に応えていない。世論に応えるということは迎合とは違う。小泉純一郎元首相の場合、郵政民営化を打ち出した結果、世論が歓迎した。迎合するための郵政民営化ではなかった。首相は道路特定財源の一般財源化を打ち出したが、やる気があるなら、政権発足当初から言わないといけない。世論に動かされるのでは駄目だ。首相が『これを頑張る』と言って実際に頑張れば、世論は支持すると思う」<読む政治は、政治部・犬飼直幸 世論調査室・中山裕司、田村佳子が担当しました>

2477片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/12(月) 11:32:45
 ◇小選挙区導入で重み−−世論調査
 自民党も民主党も独自に世論調査を実施して政策判断や候補者選びに利用している。背景には96年衆院選から始まった小選挙区制の導入と政党の組織力低下がある。中選挙区時代は、同じ選挙区で自民党が複数候補を擁立。派閥単位の争いという性格が強く、有権者は人物本位で投票する傾向があった。小選挙区では候補は各党1人で、投票は政党単位の選択となる。党首の魅力に選挙結果が大きく左右される。

 小泉氏が郵政民営化を争点に解散に踏み切り、自民党が圧勝した05年衆院選がその典型だ。国民の人気を知る手段として、世論調査に頼らざるを得なくなった。その傾向に、政党支持組織の衰退が拍車をかけた。

 早稲田大学政治経済学部の谷藤悦史教授は「社員の組織化の難しい第3次産業が盛んとなり、政党の系列団体や労働組合が衰退した。政党も『個人』を相手にした世論調査をするようになった」と指摘する。

 「自民党をぶっ壊す」と宣言した小泉氏の5年半で、業界団体の自民党離れは進み、「風」に頼らざるを得なくなっている。野中元官房長官も「世論調査を気にしているのは小泉・安倍(晋三)政権以後のことだ」と言う。

 世論調査が本格的に広まったのは戦後、連合国軍総司令部(GHQ)が普及を指導してからだ。調査の持つ意味は時代とともに変わっている。谷藤教授は「かつては政策の成果を問うものだったが、今は世論調査の結果を受けてから政策が選択される。時代の流れが速くなり、短い期間で成果が出ないと、国民も満足しない」と話す。

==============

 ◆暫定税率再可決後の各社内閣支持率(%)◆

     支持   不支持

毎日新聞 18   61

朝日新聞 20   59

日経新聞 21   68

共同通信 19.8 66.6

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◆毎日新聞調査による歴代内閣の発足時と退陣前の支持率(%)◆

      支持      不支持

内閣    発足時 退陣前 発足時 退陣前

吉田茂   55  38  14  35

鳩山一郎  35  34  14  33

石橋湛山   −   −   −   −

岸信介   46  28  24  34

池田勇人  40  33  26  36

佐藤栄作  46  19  18  46

田中角栄  53  18  13  48

三木武夫  47  32  12  30

福田赳夫  27  25  38  29

大平正芳  27  21  24  46

鈴木善幸  38  16  21  35

中曽根康弘 39  30  31  30

竹下登   30   9  20  63

宇野宗佑  22   −  40   −

海部俊樹  31  36  27  24

宮沢喜一  31  18  22  49

細川護熙  75  74   9  12

羽田孜   43   −  23   −

村山富市  40  24  31  37

橋本龍太郎 59  27  16  41

小渕恵三  25  28  48  43

森喜朗   40   9  24  75

小泉純一郎 85  45   5  37

安倍晋三  67  29  16  58

 (注)宇野、羽田の両内閣は在任中1回しか調査がなく、石橋内閣は在任中の調査がなかった。吉田内閣の発足時の数字は、第3次内閣のもの。支持20%未満は太字にした。

毎日新聞 2008年5月12日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080512ddm003010054000c.html

2478片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/13(火) 00:20:37
年内総選挙“伊吹発言”の理由は 記者解説
<5/12 21:06>

 永田町では早くも「ポスト福田」、衆議院の解散・総選挙をめぐる駆け引きが始まっている。自民党・伊吹幹事長が11日、年内解散の可能性を示す一方、党内では「福田首相では無理」との声が大勢を占めている。伊吹幹事長はなぜこの時期に年内総選挙の可能性を示したのか、政治部・青山和弘記者が解説。
 伊吹幹事長は「福田首相も解散に打って出るかもしれない」という姿勢を見せたかったとみられ、周辺には「一発かましてやったんだ」と話している。しかし、自民党内では、福田首相で解散・総選挙はできないというムードが変わる気配はない。今回の発言を「訳がわからない」と切って捨てるベテラン議員もいる。

 一方、民主党は、早く総選挙で民意を問うべきだと主張している。道路特定財源を今後10年間維持する法案は12日、参議院で否決されたが、13日に衆議院で再可決され、成立する。再可決は今年3回目となるが、この再可決に必要な衆議院の3分の2を超える与党の議席は、小泉政権の郵政民営化選挙の結果であり、民主党は「今の民意からかけ離れている」と批判している。ガソリン税や後期高齢者医療制度の問題で民意を問えというわけだ。

 福田首相は「ねじれ国会」の現状に「普通なら解散するよ」と周辺に話しているが、勝てないから先送りで許されるのか。今後の判断が注目される。
http://www1.ntv.co.jp/news/wmtram/dw/ng.html?m_url=080512078&amp;n_url=109224

2479片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/13(火) 01:30:47
町村、伊吹氏:ガソリン税や税制で火花 「専門家」を自負
 町村信孝官房長官と自民党の伊吹文明幹事長が週末から12日にかけ、ガソリン税、税制改革という当面の重要政策テーマで正反対の発言を行った。福田政権を支える政府と党の要の足並みの乱れは野党の追及材料にもなりかねず、自民党国対幹部は「困ったものだ」とおかんむりだ。

 ガソリン税に関し、町村氏が10日の講演で「温暖化対策上、今より高くいただくかもしれない」と引き上げに言及したところ、伊吹氏は11日の講演で「道路特定財源を一般財源化するなら減税してくれ、という話は当然起きる」と打ち消した。

 伊吹氏は同じ講演で来年度税制改正について「国会が閉会したあたりで国民に訴えたらどうかと福田康夫首相に申し上げている」と表明。これに対し、町村氏が12日午前の会見で「1カ月ちょっとで税制抜本改正の方針を決めることが果たして可能か」と反論すると、伊吹氏は同日夕の会見で「意見があるなら私に言ってほしい」と不快感を示した。

 両氏はともに官僚出身の当選8回で、自民党税調小委員長を務めた「税の専門家」。党内には「プライドが高過ぎる点も共通している」との声もある。【坂口裕彦】

毎日新聞 2008年5月12日 23時35分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080513k0000m010148000c.html

2480片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/13(火) 02:14:46
片山さつきのブログ「おめかけさん」騒動 (ゲンダイネット)
 自民党の片山さつき衆院議員(静岡7区)が地元から総スカン寸前だ。

 片山は7日の「さつきブログ」で、「弱い自民党女性部の典型、浜松の問題は女帝」と題した記事を掲載。この内容にトンデモない記述があった。地元関係者が言う。

「隣の静岡8区選出の自民党・塩谷立衆院議員の関係者で党浜松支部の女性部顧問を名指しし、『塩谷先生の先代の一夫先生のおめかけさん』と書いたのです。これを見た塩谷事務所関係者はカンカンになって片山氏に抗議。記事部分はすぐに削除されましたが、名指しされた女性は『名誉棄損で片山氏を警察に訴える』と怒りが収まらない。塩谷氏の支援者も『片山は国替えして出て行け』と大騒ぎです」

 片山氏に記事の真意を聞くと「いわれていることを書いただけ。私は開かれた政治をしたいので、なるべく情報を公開する。訴えるなら、こちらには顧問弁護士がいる」と強気。一方、同僚議員から予想外の“口撃”を受けた塩谷氏は「どういう意図で書いたのか理解に苦しむ。ブログに書く前に直接話をするのがスジではないか」と憤る。

 次期衆院選で、静岡7区は注目区のひとつ。片山と、郵政造反組の城内実氏に、元NHKアナウンサーの斉木武志氏=民主党公認=の東大卒三つ巴の激戦になる。騒動が起きた浜松市は、7区、8区にまたがる票田。自民党浜松支部も両区にまたがっているから、古参の女性支援者にソッポを向かれると片山は厳しい。

【2008年5月9日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_katayama_satsuki__20080512_3/story/12gendainet02036835/

2481片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/18(日) 22:56:55
与謝野氏、「ポスト福田」に意欲? 「いい仕事したい」
2008年05月17日07時36分

 「私は職人気質の人間で、仕事があれば一生懸命やる。個人的な野心は自覚していないが、いい仕事はしたい」。自民党の与謝野馨前官房長官が16日、東京都内の日本記者クラブで会見し、「首相をめざす考えがあるか」との質問に、こう答えた。

 最近の著書で財政再建のために消費税を10%に引き上げることに理解を求めたり、麻生太郎前幹事長と共同提言を発表したりして、「ポスト福田」の有力候補として注目される与謝野氏。質問者が「首相はいい仕事か。与謝野さんに期待する声がある」と畳みかけると、与謝野氏は「面と向かって『頑張れ』と言われたのは初めてなので、よく考えます」とだけ語った。

http://www.asahi.com/politics/update/0517/TKY200805170005.html

2482片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 00:28:17
高木公明選対委員長:「社会保障で党独自の政策ビジョン」
 公明党の高木陽介選対委員長は15日、衛星放送「BS11」の報道番組「インサイドアウト」に出演し、社会保障に関する党独自の政策ビジョンのとりまとめを急ぐ必要があるとの考えを示した。与党が次期衆院選で過半数割れした場合の対応にも触れ、このビジョンが「政界再編の軸になり得る」と指摘した。

毎日新聞 2008年5月16日 0時12分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080516k0000m010186000c.html

2483片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 08:45:05
『道路族のドン』環境族に!? 植林活動乗り出す
2008年5月18日 朝刊

 自民党の二階俊博総務会長=似顔=が、地球温暖化対策の一環として、インドネシアでマングローブ一万本の植林に乗り出している。

 二階氏は、福岡市内の外国産木材輸入会社の元社長が「産地に恩返しを」と進めているマングローブ植林事業に共鳴。

 自ら率いる二階派に実行委員会を設け、同派議員やその支持者らにも協力を呼び掛けている。来月には、同派議員の現地視察も計画している。

 運輸相などを務めた二階氏は「道路族のドン」と呼ばれるが、最近の講演では、道路行政に言及しなくても、マングローブ植林の意義を訴えることを欠かさないなど、「環境族」に転身したかのような力の入れよう。

 背景には、環境問題に熱心な福田首相を、党執行部として側面支援することで、政権浮揚を図る狙いがあるとみられるが、党内の一部には「道路特定財源を環境税にする話がある中、議論の主導権を握るための布石では」との見方もある。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008051802012260.html

2484片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 08:45:31
宏池会合流 古賀氏の出方に注目 名門復活鍵は結束力
2008年5月19日 朝刊


 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派の合流が実現した。「保守本流」を自負し、戦後政治の要所、要所で首相を輩出してきた名門派閥の真の復活の鍵は結束力だ。

 宏池会は旧大蔵省を中心に官僚出身者が多い。政策に強い一方で権力闘争が苦手な「お公家集団」と評されるのもそのせいだが、創始者の池田勇人氏をはじめ大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一の四氏が首相に上り詰めた。

 ただ、宮沢氏退陣以降は不遇の時代に。二〇〇〇年の「加藤の乱」で分裂するなど十五年も政権から遠ざかり、その間、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫の四氏を続けて首相にした町村派(清和会)と比べ影響力が著しく低下した。

 合流で議員数は六十一人と第二派閥の津島派(六十九人)に迫る勢力に。新派閥の会長を務める古賀誠選対委員長は十三日の合流記念パーティーで「宏池会を主軸とした政権を誕生させる」と、決意を披露した。宏池会政権を目指すのに不可欠な総裁候補や政策、理念の披露はなかった。

 旧谷垣派の議員の間では、〇六年の総裁選に出馬した谷垣禎一政調会長を首相候補に担ぐべきだとの意見が強い。だが、旧古賀派には、〇七年の総裁選で麻生太郎前幹事長を支持した議員が少なくない。中には、谷垣氏が総裁選に出馬した場合、派閥離脱も辞さない構えの議員もいる。とはいえ麻生氏や他の候補を担ごうとすれば、旧谷垣派の議員の反発が必至だ。

 注目されるのは、かじ取り役の古賀氏の出方。十五日夜、不仲とされてきた麻生氏と都内の料理屋で会談し、さまざまな憶測を呼んだ。古賀氏には、谷垣、麻生両氏の「カード」を示すことで派内の結束を保ち、さらに「ポスト福田」政局で主導権を握ろうとの思惑があるとみられる。しかし、二枚のカードを同時に切ることができない以上、いずれ難しい立場に立たされることは避けられない。 (本田英寛)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008051902012460.html

2485片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 21:02:55
自民党町村派:「ポスト福田」固まらず
 自民党町村派は19日夜、東京都内のホテルでパーティーを開いた。福田康夫首相まで4代続けて首相を出した党内最大派閥(所属議員86人)として、各派幹部ら約5000人の出席者を集め、力を誇示した。しかし、「ポスト福田」の総裁候補は固め切れておらず、幹部から「派の実態はばらばら」との声が漏れるなど、展望が描けない状況だ。

 同派代表世話人の中川秀直元幹事長はパーティーで「派内からこれからもヒーローやヒロインを続々と誕生させたい」と強調。そのうえで「改革の旗の下に、町村派や自民党の枠を超え、結集を呼びかけなければいけない」と政界再編の主導権を握る考えも示した。

 「ポスト福田」が固め切れないのは、同派会長を務めた町村信孝官房長官に総裁候補として派内の支持が集まらず、中川氏についても、女性スキャンダルが一因で森内閣の官房長官を辞任した経緯から、候補としてふさわしくないとの見方が強いからだ。

 そうした中で、同派出身の小泉純一郎元首相が同派中堅の小池百合子元防衛相を「将来の首相候補」と指名したり、派内若手が道路特定財源の一般財源化を要求して党執行部を突き上げるなど、序列無視の行動が目立っている。パーティーでは、伊吹文明幹事長が「(支持率が低迷する)福田首相は苦しんでおり、一糸乱れず支えてほしい」と注文する場面があったほどだ。

 同派幹部からは「総裁候補がいなければ、派としての求心力は失われる一方だ」と、同派の将来を不安視する声も出ている。【近藤大介】

毎日新聞 2008年5月19日 20時34分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080520k0000m010078000c.html

2486片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/20(火) 09:17:42
大塚氏&丸川氏 夫婦で町村派入りへ
5月20日8時1分配信 スポーツ報知

 6月16日に挙式する自民党の丸川珠代参院議員(37)と、大塚拓衆院議員(34)が、結婚を機に党の最大派閥・町村派に入ることが19日、関係者の話などで分かった。安倍晋三前首相の勧めを受け“夫婦”で最終調整に入っている。すでに披露宴の招待状を森喜朗氏、小泉純一郎氏、安倍氏ら同派閥が生んだ歴代首相に送付済み。披露宴が、派閥入りのお披露目の場ともなりそうだ。

 プライベートで人生のパートナーとなる丸川氏と大塚氏が、政策面でも足並みをそろえて歩くことになった。関係者によると、安倍前首相が2人に対し「結婚を機に、一緒に入ったらどうか」と町村派入りを勧めたという。元テレビ朝日アナウンサーの丸川氏は、安倍氏の肝いりで昨夏の参院選に出馬、当選した「安倍チルドレン」。一方の大塚氏も「小泉チルドレン」で、2人は自身の“父親”らと同じ町村派入りに向け、最終調整に入っているという。

 党内では、大塚氏が東京5区での公認を希望した際、町村派幹部の中川秀直氏に「後ろ盾」を頼んだとの見方がもっぱら。同僚議員によると「町村派に入るのも時間の問題と思われていた」という。

 一方で丸川氏は、東京都連会長の石原伸晃衆院議員のもとで選挙を勝ち抜き「石原ファミリー」の一員として、伸晃氏と同じ山崎派に入るのではと言われていた。だが、かねてから「大塚氏とは政治家としての志も似ている」とも話しており、最終的には夫妻で同じ派閥を選ぶ形になったようだ。

 東京都の比例代表で当選した大塚氏だが、岐阜1区から転出した佐藤ゆかり衆院議員にはじき出される形で、希望していた東京5区の公認候補になれず、選挙区問題では苦戦中。結婚&町村派入りを再浮上のきっかけとしたいところだ。

 披露宴は6月16日、日本経団連前会長の奥田碩氏(75)を仲人にホテルオークラで行われるが、2人はすでに森氏、小泉氏、安倍氏に招待状を送付。福田康夫首相を含め、現時点で出欠の確認はとれていないものの、歴代首相が顔をそろえれば、公私にわたって新しいスタートのお披露目となる。

 なお一部でささやかれていた結婚式での小泉元首相による「X JAPAN」熱唱について、2人に近い関係者は「頼んでもいないし、あり得ない話」と否定した

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000065-sph-soci

2487片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/20(火) 09:18:34
町村派 栄華に陰り 政権求心力衰え、確執は広がる
5月20日8時1分配信 産経新聞

 福田康夫首相を含めて自民党総裁が4代連続で輩出している町村派(清和政策研究会、86人)が19日夕、東京・グランドプリンスホテル赤坂で政治資金パーティーを開いた。都内最大級の宴会場は約5000人であふれ、権勢を見せつけたが、かつての高揚感はなかった。福田政権の求心力は急速に衰えており、派内では町村信孝官房長官、中川秀直元幹事長らの確執が広がる。最大派閥の栄華にも「陰り」が着実に忍び寄っているようだ。

 パーティーは身動きできないほど盛況で、別フロアに特設された3つの別会場も大入り満員となった。

 伊吹文明幹事長は「4代続けて首相を出すとこれほどの人が集まるのか」と驚き、古賀誠選対委員長は「清和研は自民党史にかつてない金字塔を打ち立てた」と賛辞を贈った。「ポスト福田」をうかがう麻生太郎前幹事長も圧倒されたのか、「結党以来の危機を克服するため一緒に頑張っていくことをお誓いしたい」と“忠誠”を示した。

 町村派は昨年9月の福田内閣発足を機に、町村官房長官、中川元幹事長、谷川秀善両院議員総会長の3人の代表世話人制に移行したが、実権は中川氏が掌握。最高顧問に退いた森喜朗元首相とともに「森−中川体制」となった。

 中川氏は、木村拓哉さん主演の政治ドラマ『CHANGE』(フジテレビ)を例に出し、「今まで日本のドラマで政治は悪役だったが、初めてヒーローとして描かれた。『正直』こそが政治の原点だ。われわれ清和研もヒーロー、ヒロインをこれからも誕生させたい」とあいさつし、最大派閥の「数の強み」を強調。他派閥の「ポスト福田」の動きを牽制(けんせい)した。

 故福田赳夫元首相の「清和会」を源流とする町村派は、反主流派として長く悲哀の歴史を歩んできたが、平成12年の森氏の首相就任後、形勢は逆転。小泉、安倍、福田−の3政権を打ち立て、森氏は故金丸信元副総裁に次ぐ「キングメーカー」として君臨してきた。

 しかし、「鉄の結束」を誇った町村派にもほころびが見え始めた。

 党人派の中川氏と、官僚気質の町村氏はソリが合わず、主導権争いが激化。森氏は「もう自分たちが次の総裁をやるなんて思ってはいけない。派内の仲間をどう支えていくか一緒に考えるべきだ」とたしなめたが、対立は深まる一方だ。

 加えて派内には小池百合子元防衛相を次期総裁選に担ぐ動きもある。3月に派閥復帰した安倍氏は麻生氏との盟友関係をますます深めており、「次期総裁選になれば町村派は空中分解するかもしれない」(中堅)との声も上がる。

 伊吹氏があいさつで「福田首相は苦しい中で一生懸命誠実にやっておられる。清和研のみなさんも一糸乱れず福田首相を支えていただきたい」と付け加えたのは、町村派への嫌みとも受け取れる。

 森氏は「日本の繁栄と、国際社会の平和をお祈りする」とにこやかに乾杯の音頭を取ったが、その胸中はいかに…。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000058-san-pol

2488片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/20(火) 09:20:03
自民党町村派と二階派がそれぞれパーティー 福田政権支持を確認、反転攻勢に気勢上げる
自民党の最大派閥・町村派と二階派が、それぞれパーティーを開き、福田政権を支えていくことを確認したうえで、反転攻勢に気勢を上げた。
中川秀直元幹事長は「改革を続けなければなりません。自民党の枠を越え、そうした結集を呼びかけていかなければいけない。話題のドラマも参考に、世の中を『CHANGE』していく。そうした努力を続けたい、こういうふうに思います」などと述べた。
町村派の代表世話人である中川元幹事長は、政界再編も視野に、小泉政権以来の構造改革路線を軸とした、改革派の結集を呼びかけた。
派閥のパーティーでは異例の発言で、自民党の危機感の深さを浮き彫りにした。
また、二階派の二階俊博総務会長は「自民党は、いろんな面で相手にしてやられるといいますか。ここらで、思い切って対応を考えていかなくてはならない」などと述べた。
二階総務会長は、民主党が攻勢を強める後期高齢者医療制度問題などで、「反省すべきところは反省したうえで、正々堂々と巻き返しを図るべき」と強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080520/20080520-00000115-fnn-pol.html

2489片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/20(火) 23:35:37
「異能の人」与謝野氏再起動 高齢者対策を陣頭指揮、ポスト福田の声も
5月20日23時21分配信 産経新聞


 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)導入による自民党への逆風が続く中、党内きっての「政策通」で知られる与謝野馨前官房長官が抜本的な高齢者対策策定に向け、陣頭指揮に乗り出した。財政再建をめぐり、中川秀直元幹事長ら経済成長重視の「上げ潮」派と対立し、政権で足場を失ったかに見えたが、卓越した調整能力と柔軟性により再び存在感を増し、「ポスト福田」に推す声も少なくない。与謝野氏は流動化しつつある政局の先に何を見据えているのか。(今堀守通)

 「君たち今昔物語を読んだことがあるかい?」

 20日午前、党本部で開かれた「高齢者の『安心と活力』を強化するための関係合同部会」の準備会合。会長に就任した与謝野氏は唐突にこう切り出した。居並ぶ財務官僚らがいっせいに首を横に振ると、「一度読んだ方がいいよ」と言ってニヤリと笑った。

 与謝野氏はそれ以上言及しなかったが、今昔物語には年寄りを疎んじた若者が年寄りの知恵と経験に一杯食わされる説話が多く、「高齢者を一律に『弱者』の視点で制度設計するとしっぺ返しに合う」と言いたかったようだ。官僚を頭ごなしにしからず、しなやかに誘導する“与謝野流”の人心掌握術がさっそく発揮されたといえそうだ。

 後期高齢者医療制度に対する高齢者の怒りはすさまじく、これをなだめる高齢者対策は福田政権にとって喫緊の課題となった。

 そこで福田康夫首相が白羽の矢を立てたのは与謝野氏だった。首相は16日、首相官邸に与謝野氏を呼び、「高齢者対策は党でまとめてほしい」と要請。与謝野氏は「上げ潮派」との確執により政権と距離を置いていたが、快く応じた。

 与謝野氏の高齢者政策の柱は「お年寄りにやる気と元気を促すこと」。「70歳定年制」導入などドラスチックな改革策を月内にもまとめる方針だ。「参謀役」の座長には園田博之政調会長代理が就任し、「影の政調会長」としてカムバックした感もある。

 与謝野氏は4月に初著書「堂々たる政治」(新潮新書)を出版し、テレビにも頻繁に出演。2月には園田氏や野田毅元自治相らの議連「正しいことを考え、実行する会」にも参加し、若手・中堅とも積極的に会合を重ねる。一昨年秋に咽頭(いんとう)がんを患ったが、「ゴルフで10ヤードほど飛ばなくなった」だけで健康状態もまずまずのようだ。

 「ポスト福田」をうかがう麻生太郎前幹事長との協調路線を取り、文芸春秋6月号で対談し、ねじれ国会の打開策を提言。中央公論7月号では民主党の前原誠司前代表との対談を掲載する予定だ。

 与謝野氏は「耳障りなことを言い続けるのが私の役割だ」と公言するが、与野党の主流・反主流、リベラル・保守−と、あらゆる勢力と等距離でつきあえることが何よりの強みだ。「ポスト福田」の呼び声に与謝野氏は「私は職人かたぎなので仕事があれば喜んで打ち込むが、個人的な野心は自覚していません」(16日、日本記者クラブ)とそっけないが、「もつれた毛糸玉」のような政治状況こそ異能を発揮するチャンスとみている向きもある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000984-san-pol

2490片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/21(水) 13:08:48
保守本流宏池会が再結集へ/ポスト福田で足並みに乱れ

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派は十三日、都内のホテルで政治資金パーティーを開き正式に合流、新「古賀派」となる。再結集で党内の発言力を高めたい考えだが、ポスト福田戦略では必ずしも足並みがそろっているとはいえず、存在感回復への道筋もまだ見えていない。四人の首相を輩出、「保守本流」と自任する「名門・宏池会」の完全復活には課題が山積している。

 「ただ集まるだけでは意味がない。国民生活や地方、アジアを重視する宏池会の政策をしっかり行い一致結束し福田内閣を支えたい」

 谷垣派会長の谷垣禎一政調会長は十二日、記者団にそう力説。党四役就任のため派閥離脱中の自身と古賀誠選対委員長を含めれば六十一人となり、町村派八十七人(福田康夫首相を含む)、津島派六十九人に次ぐ有力派閥となることへの自負をうかがわせた。

 谷垣氏が古賀派との合流を模索し始めたのは二〇〇六年十二月。戦後レジームからの脱却を掲げた安倍晋三首相(当時)への対抗心と、党内第三派閥に身を置くことで、次期総裁選への再出馬の備えを固めるもくろみがあった。

 しかし、合流を優先したこともあってポスト福田戦略はあいまいにされてきたのが実情で、両派有力幹部の思惑は異なっている。谷垣氏は新派閥の総裁候補として認知されることを狙うが、古賀氏は今年になってポスト福田の有力候補として、一時は距離があるとされた麻生太郎前幹事長の名前を挙げ、周囲を驚かせた。

 麻生氏も古賀氏の要請で四月の衆院山口2区補選の応援に入っただけでなく、投開票日には古賀氏に電話し労をねぎらうなど配慮をみせており、他派閥の領袖の一人は「古賀氏は、麻生氏が次期総裁に一番近いとみて連携を強めている」と指摘する。

 一方で、一枚岩とされてきた谷垣派でも、園田博之政調会長代理が政界再編も視野にポスト福田候補の一人とされる与謝野馨前官房長官との関係を強めている。古賀派の中堅議員からも「もはや派閥単位で議員が動く時代ではない」との声が上がる。

 谷垣派幹部は再結集に向け「福田首相のアジア外交、生活者重視の政策は宏池会が目指してきた政策。新派閥でさらに強力に政権を支えたい」と意気込む。ただ、現状では党内で主導権を握る勢いはなく、かつて結び付きが強かった津島派など他派閥との連携も、まだこれからというのが実情だ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080512.html

2491片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/21(水) 13:09:44
町村派が政治資金パーティー/「権勢」の陰で思惑交錯

 自民党町村派が十九日夜、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。福田康夫首相まで四代続けて首相を輩出している最大派閥だけに、与党幹部や財界人ら多数が詰め掛け「権勢」ぶりを見せつけた。だが福田内閣の支持率は20%を割り込む厳しい情勢で、派内には「ポスト福田」をめぐる思惑の違いも見え隠れしており、次の戦略は描き切れない。

 「四代も続けて首相を出すと、これほどの人が集まるのかと大変驚いている」。あいさつに立った自民党の伊吹文明幹事長が盛況ぶりを持ち上げると、古賀誠選対委員長は「町村派とともに福田政権を支えることを誓う」と強調。パーティーは表向き「福田支持決起大会」の様相を呈した。

 しかし次期衆院選をめぐっては、党内に「福田首相では戦えない」との見方が静かに拡大。福田政権が窮地に追い込まれれば、町村派としてもポスト福田の対応を迫られるのは間違いない。

 町村派を代表してあいさつに立った中川秀直元幹事長は「自民党の枠を超えて(改革派の)結集を呼び掛けたい」と、政界再編も示唆しながら改革を訴えた。これまでは「トップを目指すタイプではない」(若手)と目されてきたものの、森喜朗、小泉純一郎両元首相に近く、福田氏とも頻繁に接触。近く出版する著書で過去の女性問題に反省を表明し「自ら総裁選に立つことも考え出したのでは」(同派幹部)と観測が広がっている。

 一方で、昨年まで同派会長を務めた町村信孝官房長官も「ポスト福田」に強い意欲を持ち続けているとされ、中川氏に対抗心を隠さない。ただ首相との不仲が取りざたされ「町村氏を推す議員も多くない」(若手)との声が漏れてくる。

 昨年秋の総裁選で善戦した麻生太郎前幹事長は十九日、共同通信社論説研究会での講演で「総理総裁になるには時の運もある」と慎重な物言いに終始したが、町村派との連携を探っているのは衆目が一致するところ。町村派にも安倍晋三前首相はじめ麻生氏支持の議員がおり、以前から麻生氏を評価している森氏も総裁選で対立し一時悪化した関係の修復に動いているとされる。

 今も高い国民的人気を誇る小泉氏の存在も微妙な影を投げ掛けている。派内には小泉氏の再登板や政界再編での動きを期待する声が少なくない。小泉氏自身は明確な発言を控えているが、小池百合子元防衛相や民主党の前原誠司副代表と会食するなど政局にらみの動きを活発化させている。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080519.html

2492片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/21(水) 15:00:55
弟・竹中平蔵の七光り? ミサワホーム因縁社長人事

 「弟の七光り」−。そう言われたら、ご本人は心外なことだろう。ミサワホームは、竹中宣雄取締役専務執行役員(59)が6月27日付で社長に昇格する人事を発表した。宣雄氏の実弟は、小泉内閣で経済財政・金融担当相などを歴任した竹中平蔵・慶応大教授(57)。社長就任はどうしても実弟との関係で語られることになる。

 竹中宣雄氏は、創業者の三澤千代治氏(70)、旧三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)出身の水谷和生社長(64)に次ぐ3代目の社長で、プロパーとしては初の社長となる。

 宣雄氏は1972年に法政大社会学部を卒業後、ミサワホームに入社。直後に配属された長野県の販売子会社では3年半で住宅100棟を売り、営業マンとして頭角を現した。92年に本社の営業企画部長に抜擢され、95年取締役に就任した。ミサワホーム東京社長、持ち株会社のミサワホールディングス(HD、現・ミサワホーム)執行役員などを歴任し、昨年から現職。

 その宣雄氏の名前が登場してくるのは、いずれも実弟の平蔵氏絡みだ。

 2004年7月の参院選で、竹中平蔵金融・経財相(当時)が比例代表でトップ当選したが、当時、ミサワHDの執行役員をしていた宣雄氏が子会社幹部らを動員して選挙運動していたことが問題視された。

 宣雄氏は水谷社長に選挙応援への理解を求め、電話で全国各地の販売子会社の社長に約5000枚のポスター張りを要請。子会社の社長らは社員を使ってポスターを張った。支援要請のはがきのあて名書きを手伝った社員もいたという。

 「旧UFJ銀行の大口の不良融資先の産業再生機構入りが焦点になるなか、金融当局のトップである竹中平蔵氏が、再生機構入りの対象とみられていたミサワグループから便宜を受けていたことは、政治倫理の面から問題視する向きが多かった」とは金融関係者。

 05年3月、ミサワホーム創業者の三澤千代治氏が竹中平蔵氏を「職権乱用罪」で東京地検に刑事告訴した際も、宣雄氏の名前が取りざたされた。

 ミサワホームは04年12月に産業再生機構(すでに清算)入りし、05年3月、トヨタ自動車が再生のスポンサーに決定した。再生機構を経由したミサワの売却劇に竹中平蔵氏が違法にかかわっていたというのが、三澤氏の告訴理由だ。

 「三澤氏によると、竹中宣雄ミサワホーム東京社長(当時)から、弟の平蔵氏が奥田碩トヨタ自動車会長(当時)と(三澤氏が)会う場を設定したので会ってくれと頼まれた。03年10月に経団連で会談し、奥田氏からミサワホーム買収を持ちかけられたが、三澤氏はこれを断ったという。会談の事実を確認するため、竹中兄弟に問い合わせが殺到したが、平蔵氏も宣雄氏も口利きした事実はないと完全否定した」(三澤氏を知る関係者)

 金融相だった平蔵氏が生みの親となった産業再生機構のもとで再建を進めたミサワホーム。そのトップに実兄の宣雄氏が就く。因縁めいた話ではある。
ZAKZAK 2008/05/21
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008052110_all.html

2493片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/22(木) 18:24:21
宮崎元専務証人喚問 与党欠席
05月22日17時30分
22日、参議院外交防衛委員会で行われた防衛商社・山田洋行の宮崎元伸元専務に対する証人喚問で、自民・公明両党は、宮崎氏の意向に反して報道各社の撮影が許可されたことは認められないとして欠席し、野党側だけが質疑を行う異例の事態となりました。

参議院外交防衛委員会は、午後1時すぎから、防衛装備品をめぐる汚職事件で贈賄などの罪に問われている防衛商社・山田洋行の宮崎元伸元専務に対する証人喚問が行われました。これに先だって、国会内に入った宮崎元専務は北澤委員長らと会い、刑事被告人の身であるとして証言中の撮影や録音を許可しないよう求めました。しかし、北澤委員長が理事会で撮影と録音を許可する方針を示したことから、自民・公明両党は「証人の主張を尊重すべきだ」として委員会に出席せず、証人喚問は野党側だけが出席して行われました。衆・参両院の事務局によりますと、証人喚問が今回のように、与野党の一方だけが出席して行われたのは、過去に例がないとしています。自民党の筆頭理事を務める山本一太氏は記者団に対し、「証人喚問は非常に重いもので、きちんと人権上の配慮をすべきだ。北澤委員長の運営は非常に残念であり、自民・公明両党がいない状況での証人喚問はあってはならないことだ」と述べました。一方、民主党の筆頭理事を務める浅尾慶一郎氏は記者団に対し、「与党が欠席したことはたいへん残念だ。証人喚問そのものは全会一致で決めている。宮崎氏も証言を拒んでいるわけではないのであり、与党側も出席して質問してほしかった」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014761361000.html

2494片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/23(金) 01:06:21
小泉、麻生、中川氏らがゴルフ=米大使交え24日プレー
5月22日19時1分配信 時事通信

 自民党の小泉純一郎元首相と麻生太郎前幹事長、中川秀直元幹事長らが、シーファー駐日米大使を交え24日に山梨県内でゴルフをすることになった。「ポスト福田」政局のキーパーソンが顔をそろえるだけに、ゴルフ会談の中身に関心が集まりそうだ。
 7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)へ向けた機運を盛り上げようと、福田康夫首相に近い衛藤征士郎元防衛庁長官がサミット参加国の駐日大使と自民党実力者に呼び掛けた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080522-00000131-jij-pol

2495片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/24(土) 13:41:00
首相 自民結党以来最大の危機

福田総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し、世論調査で自民党の支持率が民主党を下回っているというような情勢について、結党以来、最大の危機だという認識を示したうえで、党勢の回復を図る方策を探っていく考えを示しました。

福田総理大臣は23日、当選4回の自民党の衆議院議員と昼食をともにしながら懇談し、この中で出席者から、世論調査で自民党への支持率が民主党を下回っているというような自民党を取り巻く厳しい情勢について「結党以来、最大の危機だ」などという意見が出ました。これに関連して福田総理大臣は記者団に対し、「わたしもそう思っている。そう思うことは当然だと思う。去年の参議院選挙の結果が出て以来のことで、まったく状況は変わっていない」と述べました。そのうえで、福田総理大臣は「常に危機感を持つことは悪いことではない。そして、何をなすべきかをあわせて考えていくことは大事だ」と述べ、党勢の回復を図る方策を探っていく考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014798841000.html

2496片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/24(土) 21:00:25
小泉元首相や麻生前幹事長ら政局のキーマンたちが「ゴルフ会談」 意味深発言も

自民党の小泉 純一郎元首相と麻生太郎前幹事長、中川秀直元幹事長ら政局のキーマンたちが、山梨県内に集結し、芝生の上で会談を行った。
第1打を打った小泉元首相は「お〜、いいねぇ。最初にしてはいいねぇ」と述べた。
すると、麻生前幹事長は「最近、よく(ゴルフを)やっているよね、絶対こりゃ。それじゃなきゃ、あそこまでいかないもんな」と語った。
このコンペは、7月の洞爺湖サミットを前に、アメリカのシーファー駐日大使らと交流を深める目的で行われたもの。
小泉元首相と並んで注目を集めたのは、「ポスト福田」の最有力候補と目される麻生前幹事長だった。
その麻生前幹事長の第1打は、大きく左にそれるミスショットだった。
中川元幹事長は「珍しいなあ。少し意識し始めたかな」と意味深な発言をした。
小泉元首相と麻生前幹事長は、郵政造反組の復党などをめぐり、関係悪化が伝えられており、「ゴルフ会談」での関係修復も取りざたされていた。
小泉元首相は「(ゴルフしながら政局の話は?)まったく、政局の話なし!」と述べた。
「ポスト福田」について、自民党のベテラン議員からは「小泉さんは、麻生君と小池(百合子)さんの一騎打ちの総裁選をやって、総選挙という絵を描いていると思う」といった声も出ている。
コンペでは、88打の麻生前幹事長は12人中6位、小泉元首相は9位だった。
小泉元首相は「麻生さんのスコアが88(打)だから、末広がりでいいんじゃないの」と述べ、思わせぶりな言葉を残した。
24日に参加した国会議員は、森 喜朗元首相、安部晋三前首相、与謝野 馨前官房長官、武部 勤元幹事長を加え、「富士の会」と名づけた会合を定期的に開くことで合意し、さまざまな憶測を呼ぶとみられる。.
http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00133414.html

2497片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/24(土) 21:53:58
ゴルフで関係修復? 小泉、麻生両氏がプレー '08/5/24

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 自民党の小泉純一郎元首相と麻生太郎前幹事長が二十四日、富士山に近い山梨県山中湖村でシーファー駐日米大使や財界人とのゴルフに参加した。麻生氏は、幹事長時代に郵政造反組の平沼赳夫元経済産業相の復党に動いて小泉氏と不仲になったと指摘されたが、両氏はプレー後の懇親会で隣席に座り談笑するなど関係修復をアピールした。

 小泉氏は、麻生氏のスコアが八十八だったことについて「『末広がり』でいいんじゃないの」と記者団に語り、エールを送った。

 スタート時、小泉氏は「プレッシャーがかかるなあ」と言いながらまずまずのショットを披露したが、麻生氏は林に打ち込むミスショット。周囲から「後の人が打ちやすくなった」とからかわれると、ポスト福田を狙う本人だけに「最近、気配りがいいでしょ」と切り返していた。

 コンペには自民党から両氏に加え、中川秀直元幹事長、高村正彦外相、額賀福志郎財務相、堀内光雄元総務会長ら計八人が参加。福田内閣を支えることを確認し、「富士の会」の名称で今後も交流を続けることにした。

【写真説明】記念撮影する小泉元首相(前列左から3人目)、自民党の麻生前幹事長(後列右端)ら参加者=24日、山梨県山中湖村

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200805240463.html

2498片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/26(月) 00:47:52
自民・菅選対副委員長、後期高齢者医療制度の凍結求める堀内氏を事実上名指しで批判

自民党の菅 義偉選対副委員長は、茨城県内で講演し、後期高齢者医療制度に関連して、「決めた人が『廃止』と騒いでいるが、それなら政治家を辞めて言うべきだ」と、制度の凍結を求めている堀内元総務会長を事実上、名指しで批判した。
菅選対副委員長は「私が一番許せなかったのは、自民党の中で、これを決めた人が、(制度が)始まってすぐに廃止だとか騒いでいる人がいるんですよね。そんなに今の制度に反対するのであれば、これは政治家を辞めてから、わたしは言った方がいいと思うんですよね」と述べたうえで、「点検して間違いがあったら、当然直す」とも発言し、運用面などでの見直しはあり得るとした。
5月30日告示の沖縄県議選を前にして、自民党執行部は、後期高齢者医療制度をめぐる党内世論の乱れに神経をとがらせており、菅選対副委員長の発言も、こうした異論を封じる狙いがあるものとみられる。
堀内氏は、2003年に制度の基本方針を閣議決定した当時、自民党の総務会長だった。
http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00133456.html

2499片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/26(月) 00:59:56
「議連に規制」、自民党内に波紋
 外交や憲法などの問題で党の垣根を越えて活動する議員連盟をめぐり、自民党執行部は活動の届け出を義務づけるなどの規制を設ける方向で検討に入りました。この「議連規制」問題、党内に波紋を広げています。

 「政治が動かなくなりますよ、これだけ(国会が)ねじれてるところで。それに勝るリーダーシップを、説得力を執行部が持つことが先です」(自民党 加藤紘一 元幹事長)

 自民党の重鎮、加藤紘一元幹事長が憤っているのは、このところ活発化している議員連盟の動きを規制しようとする自民党内の動きです。きっかけは、若手の反乱でした。

 道路財源特別措置法の再可決をめぐり、道路の一般財源化を求める自民党の若手グループが造反を示唆する発言を繰り返したのです。今回の規制は、こうした動きを封じ込めようとするものだというのです。

 「党所属の議員が作る議員連盟である限りは、党の決定、党の方針の中で活動していただかないと困る」(自民党 伊吹文明 幹事長)

 規制の矛先は、現在花盛りの超党派での議員連盟にも向けられています。「ねじれ国会」のもと、政策実現には党を超えた協力が必要だとして多くの議員連盟が発足していますが、そこには議員たちの「政界再編後の拠点づくりをしたい」思惑も見え隠れします。ある幹部は、「民主党に弱点を教えてあげているようなものだ」と話し、議連を規制する必要性を訴えます。

 「国会議員の活動の手を縛るということは無理だと思いますよ。(Q.山崎氏の議連への影響は?)まったくありません」(自民党 山崎拓 前副総裁)

 「議連の行動が党の趣旨とまったく違う方向にある場合が時々あります。そこまでの規制にする必要があるかは十分に考えていない」(民主党 鳩山由紀夫 幹事長)

 自民党は今後、党改革実行本部で具体的なルール作りを模索していく方針ですが、「『自由な議論』になぜ幹部の許可が必要なのか」といった反発の声もあがっており、今後、物議をかもしそうです。(25日14:28)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080525/20080525-00000021-jnn-pol.html

2500片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/26(月) 20:38:22
野田元郵政相:将来の総裁選立候補に意欲

 野田聖子元郵政相は26日、福岡市で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、自民党総裁選について「出る資格を得られるなら、明治時代の固定化した家族像を押しつける民法を改め、男性も女性も人間として堂々と生きていける社会を作りたい」と述べ、将来的な立候補に意欲を示した。ただ、一方で「この1、2年の政局にはあまり関心がない」とも語った。

 次期衆院選をめぐっては「消費者庁という新制度が来年でき、国民がハッピーになったのを見届け、任期満了で解散するのが福田康夫首相らしい美学だ」と指摘した。【堀井恵里子】

毎日新聞 2008年5月26日 19時23分(最終更新 5月26日 19時35分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080527k0000m010065000c.html

2501片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/27(火) 00:37:15
自民・中川秀氏が戦闘宣言 ポスト福田か? 政界再編か?
5月26日23時28分配信 産経新聞


 経済成長重視の「上げ潮派」リーダーである自民党の中川秀直元幹事長が、政界再編をにらみ、快気炎を上げ始めた。26日発売の新著「官僚国家の崩壊」(講談社)では「霞が関改革」を掲げ、与謝野馨前官房長官ら「財政再建派」や官僚機構との戦闘を宣言。講演でも歯にきぬ着せぬ発言を続ける。小泉、安倍両政権では黒子役に徹してきた中川氏だが、自著では愛人問題にも触れ、過去を“清算”しており、「小泉改革路線の継承者として『ポスト福田』を狙い始めた」(閣僚経験者)との見方も強まっている。(加納宏幸)
 「サミット後の政局は『霧の中』といわれるが、ビジョンが共有されればおのずと同志が結集するものだ。ビジョンが先であり、政界再編はその結果だ」
 中川氏は26日、札幌市内で講演し、改革に抵抗する官僚機構と族議員の同盟関係を「(目に見えない)ステルス複合体」と名付けて激しく批判。官僚機構との対峙こそが政界再編の軸となるとの考えを強調した。
 夏から始まる社会保障・税制の抜本改革論議では、消費税率引き上げをめぐり「上げ潮派」と「財政再建派」の対立は必至だ。そうなれば9月の民主党代表選にも飛び火し、自民、民主両党が「改革派」と「守旧派」に再編され、新たな政治の枠組みが形成される−。これが中川氏の描く政界再編の「青写真」だ。
 著書はこの青写真を念頭に約300ページにわたり霞が関批判を展開している。「霞が関を中心とする各界の劣化したエリートたちが見えざる抵抗勢力の複合体を形成し、われわれの前に立ちはだかっている」「無駄を残したままの増税は、劣化したエリートの延命のために負担を国民に押し付けることを意味する」−。
 著書では名指しこそ避けたが、一連の霞が関批判は、消費税引き上げ容認を唱える与謝野氏らへの牽制(けんせい)ともいえる。
 中川氏は昨秋、特別会計の余剰金「霞ヶ関埋蔵金」を財政再建に充てるプランを提案した。これを与謝野氏が批判したことに端を発した両氏の対立は根深い。与謝野氏は自著「堂々たる政治」(新潮新書)で「上げ潮派」を痛烈に批判しており、今回の著書は「意趣返し」ともいえる。
 一方、中川氏は著書で平成12年秋に官房長官辞任の原因となった愛人問題に触れ、「付き合いを終わらせようとしたことがかえって彼女からの恨みを買い、何年も経てスキャンダルとなった」と赤裸々に告白した。問題を今後、再浮上させないためにあえて触れ、「みそぎ」にしたとの見方も強く、「次期内閣改造で入閣し、ポスト福田を狙うつもりでは」(自民中堅)との声も上がる。
 だが、中川氏が置かれた境遇は複雑だ。町村派の主導権をめぐり町村信孝官房長官との関係は冷え切っており、安倍晋三前首相は「ポスト福田」の有力候補である麻生太郎前幹事長との連携を強めている。小池百合子元防衛相らとの連携を深めれば、兄貴分の森喜朗元首相との関係にヒビが生じかねない。
 それでも中川氏が「改革の旗手」として名乗りを上げたのは、悲痛な決意の証ともいえる。
 「明治以来の日本を根本から転換する旗を立てようという私なりの覚悟をまとめた本だ。明日から批判のオンパレードかもしれないが、それで思わぬ人が『ステルス複合体』の一員だと明らかになるかもしれない。トップを狙うとか、そういうものを超越した本なんですよ。うん!」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080526-00000962-san-pol

2502片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/27(火) 13:35:28
北海道カジノ 外国客限定で 中川氏が持論(05/27 07:36)
 北海道に外国人観光客に利用を限定したカジノを−。自民党の中川秀直元幹事長は二十六日の北海道政経懇話会の講演で、道内各地で誘致活動が活発化するカジノ構想が、北海道観光の起爆剤になるとの持論を展開した。

 中川氏は「宝くじ、競輪、競艇などは政策目的のためにお金を集めることが認められている」として、自民党内で検討しているカジノ合法化に問題はないとの認識を表明。「教育上よくないという意見があるが、外国人観光客に限ったっていい」との考えを示した。

 候補地に関しては「(カジノで栄える)米国のラスベガスのように隔離された土地がいい」とし、誘致構想が浮上している夕張市と、苫東がある苫小牧市を例示した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/95163.html

2503片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/28(水) 11:19:34
自民、CMに浜田幸一元議員を起用
 後期高齢者医療制度で厳しい世論にさらされている自民党は、イメージアップのため、「ハマコー」こと浜田幸一元衆院議員を起用したテレビ・コマーシャルを作りました。

 浜田氏の起用について自民党は、「後期高齢者に該当する79歳で、知名度も高い浜田氏によって制度の見直しを進めるイメージを社会に浸透させたい」としており、30日からの県議会議員選挙を控える沖縄県で放送を始める予定です。

 これに対し、民主党では来週、同じく後期高齢者に該当する渡部最高顧問らを動員して街頭演説する方向で調整を進めていて、与野党双方のアピール合戦が激しくなりそうです。(27日23:53)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080528/20080528-00000012-jnn-pol.html

2504片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/30(金) 10:35:46
「過酷な運命との戦い」 “裏の議長”森元首相 TICADIV
5月30日9時59分配信 産経新聞

 第4回アフリカ開発会議(TICADIV)の議長代理を務めている森喜朗元首相は29日、チュニジアのガンヌーシ首相らアフリカ5カ国の首脳級と相次いで会談した。森氏は議長の福田康夫首相同様に横浜市内のホテルに泊まり込みで会議に臨んでおり、「裏の議長」(自民党中堅)さながらの意気込みせている。

・ <<写真で見る>>福田首相、「マラソン会談」スタート

 森氏は28日の全体会合冒頭から、40カ国首脳との「マラソン会談」に追われていた首相に代わって議事進行のほとんどを任された。29日の全体会合の席では「私は過酷な運命と戦っている」と語り、会議の仕切り役の“重さ”を強調した。

 首相には「アフリカの最も大事な友人の1人だ」と紹介されたが、もともと「森氏にはアフリカでの日本の顔という自負がある」(外務省筋)とされる。

 現に森氏は平成8年、チュニジアのベンアリ大統領から「勲一等共和国勲章」が贈られた。また、13年1月には日本の首相として初めて南アフリカなどサハラ砂漠以南のアフリカ諸国を公式訪問したほか、今年1月にはエチオピアで開催されたアフリカ連合(AU総会)に政府代表として出席し演説している。

 29日の一連の会談の内容は明らかにされていないが、「相手側の要請でセットされた」(外務省筋)という。森氏は今回の会議でもアフリカへの隠然たる影響力と存在感を示している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000911-san-pol

2505片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/31(土) 17:35:26
衆院選比例代表は廃止…自民伊吹に公明太田が怒り爆発
比例議員大半で死活問題に

 連立与党内で大喧嘩が勃発した。自民党の伊吹文明幹事長=写真右=が衆院選比例代表の廃止を主張したため、公明党の太田昭宏代表=同左=が怒りを爆発させている。

 伊吹氏は28日の党全国青年部長・青年局長合同会議で、現行の衆院小選挙区比例代表並立制(小選挙区300、比例代表180)について「役人に無駄をやめさせるには政治家が身を切らなければならない。衆院小選挙区は300議席でいい。比例はむしろやめた方がいい」と、比例廃止論を唱えた。

 この発言を聞きつけた太田氏は30日の会見で、「全部小選挙区にするのは、とんでもない話だ。選挙制度では民意をどう反映するかが大事で、比例代表が基本になくてはならない」と強い不快感を示した。

 小選挙区制は大政党の自民、民主両党には有利に働く。だが、比例代表の廃止は、衆院31人のうち比例議員が23人を占める公明党にとっては死活問題に発展する。このため、太田氏も伊吹氏の“暴言”を許すことができなかったようだ。

 こうした公明党の怒りを意識してか、伊吹氏は30日の会見で「ポイントは国会議員が自ら血を流すことだ」と釈明した。あたかも衆院議員全体の定数削減が主眼であったかのように発言を軌道修正したわけだが、両者の遺恨は尾を引きそうだ。

ZAKZAK 2008/05/31
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008053113_all.html

2506片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/03(火) 13:27:13
「チェンジ」に共感 石破防衛相、改革論とうとうと披露
6月3日13時0分配信 産経新聞


 「あんなに格好良くないが、共感するところはある」−。石破茂防衛相は3日、閣議後の会見で、木村拓哉さんが首相役を演じているフジテレビ系のドラマ「チェンジ」について、「防衛省改革を進めている大臣として自身と重なるところがあるか」と問われると、一気に「石破節」を披露した。

 「(自分は)あんなに格好良くない。正直言って、かなり共感するところはある。ドラマなのでかなり誇張されたところはあるが、防衛省改革でもそうだが、現状を変えるには多くの抵抗がある」と切り出した石破防衛相。

 そのうえで、「防衛省改革で言えば、第一線で働いている中堅幹部や、歯を食いしばって働いている一般隊員、そういう人たちの心にすとんと落ちる改革でなければだめだということだと思う。“市ケ谷目線”の改革ではいかんと思う」と指摘。

 「誰のためにやるのか、それは単に受ければいいというものでなく、本当に多くの人の心を動かすものであり、声なき声というか、例えば、この市ケ谷には届いてこないが、一線で本当に心に悩みを抱えている隊員たちがいる。そういう人たちが本当に心に響く、そういうものでないと改革は実現しない」と、現場主義に立った改革という持論を展開した。

 そして、「『チェンジ』の中で総理にいろんな反対がある。だけど本当に国が誤っているとするならそれは正直に認めなければならない。政治家は誰のために仕事をしているのか、それをついつい忘れて省庁の代表者という意識を持つ。デフォルメされているだけにそういう感じがある。そして、それがその場だけの人気取りに終わってはいけない。そのことは心していかないといけない」と、自らの立場に置き換えて締めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000936-san-pol

2507片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/03(火) 13:31:54
コメ減反見直し発言…町村“暴走”に批判の声集中


 コメの生産調整(減反)政策の見直しを突然表明した町村信孝官房長官=写真=に対し、自民党内から「何も根回しがない」と、批判の声が集まっている。UFO論争など脱線発言はお手のものの町村氏だが、今回のスタンドプレー批判にはどうこたえるのか。

 町村氏は2日、「食糧不足や価格高騰が起きている。日本だけの問題ではなく、世界の食糧不足という文脈で考えなければならない」と述べ、減反見直しの必要性を重ねて強調した。

 これに対し、谷津義男元農相は「減反をやめれば農家が大赤字になる。差額補償など約8000億円の補助金が必要だが、できるわけがない」と反論した。

 政府・自民党は昨年秋、政府備蓄米を急遽買い増して米価急落をしのいだ経緯がある。減反見直しで米が増産すれば、米価下落は避けられず、農家の反発は確実とみたためだ。

 それだけに農水族議員は「農村を基盤とする自民党にとって、次期総選挙で致命傷になりかねない。ひと昔前なら罷免に値する失言だ」とまで憤った。

 野党からも「政府は減反をやらなかったら米価が下がると言って押しつけた。何の反省もなしにああいうことを言うのは思いつきで、無責任のそしりを免れない」(共産党・市田忠義書記局長)と厳しい追及の声が上がっている。

 町村氏は同日午後の会見で「いま、急に変えるという話をしているわけではない」と釈明したが、騒動が収まる気配はない。

 一方、町村氏は同日、日本財団の笹川陽平会長が、たばこ1箱1000円にするという、たばこ増税を提案していることについて、「私個人は大変面白い提案だと思っている」とも述べた。自民党内では賛成する声もあるが、「2006年に上げたばかり。取りやすいところから取るというのは役人的発想で、理解が得られない」(喫煙者のベテラン)と反対意見も根強い。この問題をめぐっても一悶着起きそうな気配だ。

ZAKZAK 2008/06/03
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_06/t2008060301_all.html

2508片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/03(火) 13:35:26
法相絶賛 サイバンインコ、統一キャラに“昇格” 裁判員制度PR
6月3日11時10分配信 産経新聞


 裁判員制度のPRのため福岡高検が作成した広報キャラクター「サイバンインコ」について、法務省は3日、全国の検察庁の“統一キャラ”として活用していく方針を明らかにした。鳩山邦夫法相が同日の閣議後会見で、「サイバンインコを全国の統一キャラにしたいと指示をした」と述べた。今後、法務省のホームページなどで活用し、裁判員制度をアピールする予定という。

 サイバンインコは5月23日に鳩山法相を訪問。「サイバンインコがいいと思う。裁判員と分かるから」と法相に絶賛されていた。

 5月14日現在で全国40の地検、高検で60のキャラクターを作成している。鳩山法相は「各地検でさまざまなキャラを使っており、それはそれで存在する。ただ、60キャラいる親玉にサイバンインコが君臨するということだ」と述べ、各検察庁のキャラクターを残したまま、サイバンインコだけを統一キャラクターに昇格させる考えを示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000918-san-pol

2509片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/05(木) 08:11:13
自民「高齢者医療見直しを」
党本部へ 次期衆院選へ強い危機感
 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)を巡り、自民党宮城県連は5日、谷垣政調会長に制度の簡素化や低所得者への保険料軽減などを求める要望書を提出する。自民党の地方組織が、同制度の見直しを文書で党本部に求めるのは「初めてでは」(党関係者)という。与党内では制度の見直し作業が進められているが、異例の申し入れに踏み切る背景には、次期衆院選に向けた県連幹部らの強い危機感がある。

 要望書では、▽制度全般の簡素化▽低所得者への保険料軽減▽名称の見直し▽年金問題など厚生労働行政に対する信頼確保−−など8項目の見直しを要求し、見直し作業では地方の声を反映するよう求める。

 県連が5月下旬に全67支部で実施した緊急アンケートでも、制度の運用への批判や、保険料の年金天引きに対する怒り、年金問題など厚生労働行政に対する不信感などが多数あることが判明した。

 県連会長の土井亨衆院議員(宮城1区)は「制度が始まったからといって簡単な見直しで済ましては、批判はなくならない」と強調。「少子化により、社会保障制度自体が機能しなくなっている。検証して抜本的に改革をしなければ、(与党への)逆風は続く」と次期衆院選への危機感をにじませる。

 谷垣政調会長に要望書を手渡す県連政調会長の中島源陽県議は「制度設計の段階から現場感覚がないから、大幅な見直しが必要になった」と批判し、「福田内閣には、地方をはじめ国民の声を聞く姿勢が足りない。地方のありのままの声を伝えたい」と語気を強めた。県連幹事長の柏佑整県議も「お年寄りから、批判の声が広がっている。制度は必要だが、地方の声を伝え、党に改善を促したい」と話した。

 政府・与党の修正原案では、保険料の負担軽減や診療報酬体系の見直しなどが盛り込まれ、同居の子供らが親の保険料を肩代わりして払える仕組みを導入するなど、保険料の年金天引き制度を一部見直すことなども検討されている。ただ、批判が根強い年金天引きは原則、現行制度が続く見通しだ。

(2008年6月5日 読売新聞)宮城
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20080605-OYT8T00115.htm

2510片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/05(木) 20:43:53
「低支持率のまま選挙はダメ」 与謝野氏が危機感表明
2008年06月05日18時37分

 自民党の与謝野馨前官房長官は5日、東京都内での講演で「福田首相にはしっかり仕事をしてほしいが、選挙だけは絶対にやってほしくない。福田さんの持ち味を生かして地道に仕事をやり、(内閣)支持率の回復を待ってほしい」と語り、低支持率のままで衆院解散をすべきではないと注文をつけた。

 理由については「あわてて選挙をやると、東京選出の我々は首を並べて討ち死にする可能性が高い」と語った。経済政策については「日本のように成熟した経済の潜在成長力は2%くらいが限界」と指摘。成長戦略を重視する中川秀直元幹事長らを念頭に「『上げ潮派』は5%が可能で、3%分はインフレ率だと(言う)。物価を低く安定させることを考えるべきで、インフレ頼みの政治は悪魔的政策だ」と批判した。

http://www.asahi.com/politics/update/0605/TKY200806050223.html

2511片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/06(金) 22:25:45
排出量取引、自民商工族議員は否定的
2008年06月06日19時36分

 自民党の商工族議員らでつくるエネルギー戦略合同部会(深谷隆司会長)は6日、国内での排出量取引導入について「メリットとリスク、国際的観点と国益を踏まえた十分な国民的議論が必要」とする報告書を了承した。鉄鋼や電力など主要排出業界の反対を受けて、導入に否定的な姿勢を示した。

 排出量取引をめぐっては、政府が福田首相が打ち出す地球温暖化対策に盛り込む方向で検討しているほか、同党の地球温暖化対策推進本部(野田毅委員長)も前向きに議論している。だが、この日の報告書決定を受けて、商工族として異論を唱えていくことになる。

 報告書は「原油価格高騰と長期的な地球温暖化の一体的解決を図る」ことを対策の趣旨とし、温室効果ガス削減の中・長期目標は「50年までに世界で半減」など世界レベルの目標にとどめ、日本自身の目標は盛り込まなかった。運転が停止している東京電力・柏崎刈羽原子力発電所について「万全な安全確認の上、早急な運転再開」を求めた。(田伏潤)

http://www.asahi.com/national/update/0606/TKY200806060057.html

2512片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/07(土) 12:45:03
「後期高齢者医療改善策」意見集約は困難 PT、強まる官邸不信
6月7日8時0分配信 産経新聞

 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の運用改善策を検討している与党高齢者医療制度プロジェクトチーム(PT)は6日、年金天引き選択制導入を確認したが、最終案まとめには至らず、福田康夫首相が指示した次回年金天引きの13日までの意見集約は困難な情勢となった。背景には、PTの頭越しに実態調査結果が公表されたことによる首相官邸への不信がある。最終案まとめを見送り、検討項目列挙で終わらせようとの強硬意見も浮上している。PTと官邸の対立はさらに激化する可能性もある。

 「何でわれわれが知らぬデータを発表したんだ!!」。5日開かれたPTの非公式会合で、公明党の坂口力元厚生労働相の怒号が響き渡った。6日のPTの会合でも批判の声は収まらなかった。

 PTの厚労関係議員の怒りに火を付けたのは、後期高齢者医療制度の保険料増減を調べた厚労省の実態調査の発表プロセスだ。

 PT側は改善策議論のため早期提出を求めていたが、厚労省が出し渋ぶり、調査結果を踏まえず保険料追加軽減策をまとめた。ところがPT案がまとまった3日夜、政府高官が突如記者団に結果を漏らしたのだ。7割の保険料が下がったことをアピールする思惑だったが、PTはメンツをつぶされた。

 怒りの火に油を注いだのが翌4日、厚労省が低所得世帯ほど負担増となっていたことを公表したことだ。沖縄県は保険料負担減となった人が全国最低で、8日投開票の沖縄県議選への影響を考えて保険料軽減策を急いだPTにとって最悪のタイミングだった。非公式会合では「マスコミに漏らした政府高官は更迭だ」「官邸の依頼で改善策を検討してきたが、はしごを外された」との批判が続出。最終案の詰めは棚上げとなった。

 厚生関係議員の多くは、首相が社会保障費の伸びを2200億円抑制する意向を示したことに不満を募らせてきた。調査結果公表のまずさが重なり、官邸批判が爆発した形だ。PTメンバーの1人は「沖縄県議選で負けなければ、官邸には事態の重大さが分からないのだろう」と指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080607-00000099-san-pol

2513片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/09(月) 01:04:02
佐藤ゆかり氏、本音トーク番組ドタキャン!「政治家としてありえない」 (スポーツ報知)
 自民党の佐藤ゆかり衆院議員(46)=東京5区=が4日、BS11の番組収録をドタキャンし、周囲を困惑させた。“政界キャンディーズ”こと「TPL(トーキョー・プロジェクツ・オブ・バイ・フォー・レディース)」を結成した小池百合子元防衛相(55)、猪口邦子元少子化担当相(56)とトークを繰り広げるはずが、収録直前に「食あたりで気分が悪い」と連絡。小池氏と猪口氏のみで収録を行った。放送局側は「前代未聞」と激怒。レディースの今後にも、暗雲がたれ込めた。

 収録開始直前、小池氏と猪口氏、12人の報道陣が居合わせた控室に衝撃が走った。「佐藤さんが、食あたりで気分が悪いとのことで、まだいらしていません」。驚く報道陣から「何を食べたのか」などの質問が上がったが、番組関係者も首をかしげるばかりだった。

 番組関係者によると、ゆかり氏の秘書は3日夜には参加の意向を示していたにもかかわらず、当日の午後1時30分、「食あたり」と連絡してきた。「それでも本人が行きたいと言っている。先に始めていてほしい」との話だったという。

 収録はゆかり氏不在で2時15分から、時間通りに小池氏と猪口氏の2人でスタート。番組関係者がゆかり氏の事務所に「結局来るのか来ないのか?」との問い合わせをすると、秘書は「遅れても出たいと言っている」としたが、最終的にはキャンセルとの答えだったという。

 政治番組を10年以上作り続けてきたという番組関係者は「前代未聞。森喜朗(元首相)といった大物政治家でも、前の予定が押して5〜10分の遅れということはあったが、来ないなんて」と、口をあんぐり。「つまりドタキャン。報道陣もスタッフも、何十人もが収録のために動いている。政治家としてありえない」と、怒りを通り越してあきれ顔だ。

 番組テーマは「政策ユニット『TPL』の向かう先」。5月1日に結成会見を行って以来3人が初めて顔をそろえ、50分間本音で語り合う趣旨だった。制作サイドは「これでは全く意味がない」と、ガックリだ。

 結成会見でも1人、遅れて現れたゆかり氏。収録後、ゆかり氏の秘書が報道陣に対して状況説明。パーティーの準備や本の出版のことで「過労がたたった」としたが、いつ何を食べてあたり、どのように具合が悪くなったかなどの経緯はあいまいなままだった。

 レディースは7月に、政策提言をまとめた共著の出版を予定。収録後、ゆかり氏の秘書から頭を下げられた猪口氏は「いいのよ」と優しく応じていたものの、いきなり足並みが乱れた格好だ。収録の模様は7日に放送される。

[ 2008年6月5日8時00分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_yukari_sato__20080605_4/story/20080605hochi110/

2514片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/10(火) 12:10:15
自民:森、青木氏らが会合 政権結束し支えると確認
 自民党の森喜朗元首相、青木幹雄前参院議員会長、山崎拓前副総裁、加藤紘一元幹事長は9日夜、東京・南麻布の日本料理店で会談した。民主党が福田康夫首相への問責決議案の提出方針を決めるなど攻勢を強めている事態を踏まえ、福田政権を結束して支え、衆院解散・総選挙の回避に当面、全力を挙げることを確認した。

 出席者によると、森氏は会合で「福田政権の足を引っ張る動きは断じて許せない」と発言。「党内が足並みを乱せば、衆院解散・総選挙に追い込まれかねず、民主党の小沢一郎代表の思うつぼだ」と述べたという。また、加藤氏は森政権当時の「加藤の乱」(00年秋)を振り返り、森氏に「迷惑をかけた」と述べた。【山田夢留】

毎日新聞 2008年6月9日 23時11分(最終更新 6月10日 0時09分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080610k0000m010165000c.html

2515片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/11(水) 04:29:18
森元総理、青木前参院議員会長らが麻生氏をけん制
 自民党の森元総理大臣や青木前参院議員会長らが都内の料亭で会談し、「ポスト福田」を狙う麻生前幹事長らの動きについて、「解散・総選挙を誘発しかねない」とけん制しました。

 会合には、山崎前副総裁と加藤元幹事長も出席しました。出席者の一人によると、麻生前幹事長を念頭に、「連夜会合を開いて自分の勢力を伸ばそうとしているが、ポスト福田の動きは解散・総選挙を誘発しかねない」などと批判が出たということです。そのうえで、「国会が閉じれば福田外交の季節になる」として、福田政権を支えることで一致しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080610/20080610-00000003-ann-pol.html

2516片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/13(金) 17:32:30
スコープ 内閣信任衆院が可決 打算の『首相支持』
2008年6月13日 紙面から

 自民、公明両党が提出した福田内閣信任決議案は十二日午後の衆院本会議で、与党などの賛成多数で可決された。与党内は「福田康夫首相を支える」の大合唱となったが、支持率低迷による求心力低下の歯止めには、なりそうもない。 (渡辺隆治)

 公明党の北側一雄幹事長は、信任決議後、記者団に「北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)が控えているし、さまざまな政策課題もあるのでしっかりとやってほしい」と首相にエールを送った。

 自民党の各派閥が本会議前に開いた総会でも「一致結束して福田政権を支える」(古賀誠選対委員長)、「首相をしっかり支える」(津島雄二元厚相)などと“福田支持”一色となった。

 ただ、信任決議は民主党への対抗上、前日に参院で可決された首相問責決議の影響を打ち消すのが狙い。与党議員が実際に首相に向ける視線は厳しい。

 福田内閣の支持率は、ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率復活や後期高齢者医療制度の影響で急落。衆院山口2区補選、沖縄県議選と連敗した与党内では「衆院選は福田首相では戦えない」との見方が共通認識となりつつある。

 首相はサミット後に内閣改造・自民党役員人事を断行する方針。続いて八月後半に臨時国会を召集し、道路特定財源一般財源化や新テロ対策特別措置法(給油新法)改正などの政策課題を処理しつつ政権浮揚を図りたい意向だ。衆院解散・総選挙はできるだけ先送りする考え。

 そんな意気込みを示すように、首相は十二日夜、都内で自民党の伊吹文明幹事長らと会食した席上「乱気流にあえて突っ込む覚悟で必死になって頑張る」と表明した。だが、一度落ちた支持率をV字回復させるのは至難の業。党内では「サミット後には首相交代論が出てくる」との見方が強まっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008061302000115.html

2517片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/14(土) 20:19:24
ポスト福田で露出急増 小池氏、動き活発 '08/6/14

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 「ポスト福田」候補に取りざたされる自民党の小池百合子元防衛相が、同僚女性議員と共著の出版準備を進めるなど活発な動きを見せている。「名前が挙がるのは光栄だけど、マスコミが面白がって取り上げてくれているだけ」とかわす小池氏だが、視線を楽しむかのように、メディアへの登場回数は急増している。

 ニュースキャスター出身の小池氏はもともと知名度が高く、政治的な勘の良さでも知られている。「クールビズ」を推進した小泉内閣の環境相、「女性初」の安倍内閣の防衛相と、閣僚経験も着々と積んできたが、ポスト福田で注目を集めたのは、今なお国民的人気の高い小泉純一郎元首相が四月に「首相候補」と評したのがきっかけ。「小泉さんは、次は小池さんで勝負するのでは」(閣僚経験者)との見方が党内に一気に広がった。

 最近は「京都議定書目標達成議連」の幹事長に就き、会長の中川秀直元幹事長とも連携を深めている。

 党内には日本新、新進、自由、保守、自民と所属政党を次々に変えてきたことにまゆをひそめる向きが少なくなく、所属する町村派内にも「派閥で小池氏を推すことはない」(幹部)との冷めた見方が多い。

 その一方で、党内には「小池氏擁立ぐらいの思い切ったことをやらないと、もう選挙で勝てない」(三役経験者)との危機感が強く、「米国の民主党のように、総裁選を麻生太郎前幹事長と小池氏の一騎打ちにすれば、自民党の支持率も上がる」(中堅)と期待する声も漏れている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200806140524.html

2518片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/17(火) 13:02:28
前原氏の身内批判「勇気ある」 自民選対幹部がエール
2008年6月16日22時54分

 自民党の菅義偉選挙対策副委員長は16日、川崎市内での講演で民主党の前原誠司副代表が月刊誌の対談で同党の政策批判をしたことについて、「勇気のあることを言った。前原さんのような人が指導者になれば、日本の真の2大政党、信頼できる政党になる」と述べ、エールを送った。菅氏は「小沢さん(民主党代表)という人はとにかく何でも政局、政局だ。こういう人たちが政権を取っても2大政党とは言えない」と強調した。
http://www.asahi.com/politics/update/0616/TKY200806160288.html

2519片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/17(火) 13:10:53
丸川珠代氏、大塚拓氏KY挙式 (1/2ページ)
2008.6.17 05:03

 自民党の丸川珠代参院議員(37)と同党の大塚拓衆院議員(35)が16日、東京・ホテルオークラで、結婚披露宴を行った。

 披露宴前の会見に、丸川氏はウエディングドレス、大塚氏はタキシード姿で登場。「きょうの丸川さんは?」との質問に大塚氏は、丸川氏を見つめ「きれいです」。その丸川氏は「恥ずかしい」とほおを赤らめた。

 丸川氏は大塚氏について「議会では論点の見極めが的確」とデレデレ。だが、国会は参院で福田康夫首相(71)の問責決議が可決し、13日には会期延長が決定(会期末が15日から21日に変更)。翌14日は宮城・岩手内陸地震が発生した。

 冒頭、大塚氏は「被災者にお見舞い申し上げます」と述べ、今回の日取りに「延長を踏まえ、この日なら大丈夫と判断した」。延長期間は知っていたはずだが…。

 さらに、東京5区に国替えした佐藤ゆかり氏(46)と、昨年7月の参院選で東京選挙区を同じ自民党として丸川氏とともに戦い、落選した保坂三蔵氏(69)に、招待状が未送付だった疑惑が浮上。その真偽について大塚氏は「お答えできない」としたが、都連幹部は「その件で自民党のある幹部は怒っていた」と明かした。

 この日の披露宴には、女優の藤原紀香(36)も薄紫色の和服姿で出席。藤原によると「タマちゃんとは学生時代からの友だち」。友人代表のスピーチ中、丸川氏の涙にもらい泣きをしたという。夫婦生活のアドバイスとして「私もまだ1年ですが、お互い主人に思いやりを持って接したいものです」と話した。
http://www.sanspo.com/shakai/news/080617/sha0806170503002-n2.htm

2520片言丸:2008/06/19(木) 00:04:29
骨太の方針:削減路線に自民党内から猛反発

 政府がまとめた経済財政運営の基本方針「骨太の方針08」素案について18日、自民党内から歳出削減方針を見直すよう求める意見が噴出した。歳出圧力の背景にあるのは、次期衆院選への危機感。小泉政権下で官邸の力が強まった予算編成の主導権を奪い返したい思惑も絡み、「財政規律の堅持」か「歳出増」かを巡る綱引きが本格化してきた。【三沢耕平】

 「地域経済を支える公共事業はこれ以上減らせない」「社会保障費を毎年2200億円抑制する方針は見直すべきだ」。素案を討議するため、自民党が18日開いた政務調査会全体会議は約3時間に及び、ベテランから若手まで30人を超える議員が次々にマイクを握って歳出削減路線に「待った」をかけた。財政規律の堅持論を訴えたのは2人にとどまり、「国・地方を通じて最大限の歳出削減」と明記した素案への不満の大合唱となった。

 この後の党国土交通部会関係合同会議は、素案にある公共事業費の3%削減の見直し要求の決議までまとめた。福田政権下で歳出削減路線を骨抜きにしようとする動きが一気に顕在化した。

 党内論議に火を付けたのが、消費税率引き上げは不可避との考えを示唆した福田康夫首相の17日の発言。

 引き上げ論者がそろう、与謝野馨前官房長官らを囲む勉強会で、野田毅元自治相や園田博之政調会長代理は18日、「妥当な発言だ」と評価した。会合後、与謝野氏も記者団に「自民党が過去に約束したことからも、理にかなっている」と語った。

 これに対し、若手中心の党内グループ「新しい風」の会合で、会長の武部勤元幹事長は「北海道開発局の職員逮捕など不祥事が続く状況で増税などできるわけない」と訴え、引き上げ論を激しくけん制した。津島派の幹部会では、党税調会長を務める津島雄二会長が「今の段階では、首相は税制は頭に入れず、政策をどんどん打ち出していただくのがいい」とクギを刺した。

 首相は同日夕、官邸で記者団に、自らの消費税発言に関し「ものには順序がある。もろもろのことを詰めていき、その財源がどうなるかを詰めないといけない。(消費税を)どうするかはその先の話だ」と強調し、事態の沈静化に努めた。

毎日新聞 2008年6月18日 21時23分(最終更新 6月18日 23時26分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080619k0000m010110000c.html

2521片言丸:2008/06/19(木) 01:05:55
社会保障費削減「もう弾切れ」 骨太素案に自民異論
2008年6月18日22時58分

 社会保障費の伸びを抑制する方針を踏襲した政府の「骨太の方針08」の素案に対し、18日の自民党政調全体会議で、方針の撤廃や見直しを求める声が相次いだ。

 山口俊一衆院議員は「国民の声に応えなければならないのに、危機意識が欠如した素案だ」と批判。衛藤晟一・党厚生労働部会長も「ただ削るだけで、穴を補正予算で埋めてきたのは完全に限界に来ている。国民の批判を浴びている」と異を唱えた。

 谷垣禎一・政調会長が「強いご意思が示されたので生かせるものは生かしていきたい。ただ何事もカネなしでやるわけにはいかず、歳出の議論だけでなく歳入の議論もある」と指摘したが、異論はやまず、鈴木俊一・党社会保障制度調査会長は「これまでかろうじて年2200億円(の削減)を工面してきたがいよいよ弾切れだ。こうした手法は限界だから、見直していただきたい」。木村義雄・党財務委員長は「党主導で(素案を)全面的に書き直すべきだ」と訴えた。
http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY200806180315.html

2522片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/21(土) 09:03:47
大連立構想の裏側、森氏が激白 小沢氏「どうせみんな離れる…」
6月21日8時1分配信 産経新聞


 自民党の森喜朗元首相は20日、神戸市内で講演し、昨年秋に浮上した自民、民主両党の大連立構想の際に小沢一郎代表と交わしたやりとりを“激白”した。

 森氏は、小沢氏から大連立構想を持ちかけられた時に「小沢さんが言ったことが忘れられない」と前置きした上で、小沢氏が「(参院選で民主党が大勝し)うちの連中は私に目を向けているが、(党内には)『小沢嫌い』がいっぱいある。日がたつとどうせみんな離れていく」と語ったことを紹介した。

 この際、小沢氏は「今の(戦勝)ムードのときに自民党と協力して(民主党が)参院選で並べた公約を実現することが大事だ。民主党が野党である限りは無理だ。次の衆院選までに公約を実現しないと、国民からしっぺ返しがくる」と述べたことを明かした。

 小沢氏は連立が頓挫した後、代表辞任を表明しながら撤回したが、森氏は「連立と言わない約束で(代表に)残った。辞めればよかった。みっともない話だ」とこきおろした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080621-00000065-san-pol

2523片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/22(日) 16:19:13
人権擁護法案、今国会提出先送り 新素案も不発 自民
2008年6月21日9時57分

 自民党の人権問題等調査会(太田誠一会長)は20日、人権侵害に救済制度を導入する人権擁護法案をめぐり意見集約を図ったが、結論が出なかった。同党は政府を通じた今国会への法案提出はせず、秋の臨時国会に議論を先送りした。ただ党内の意見は割れており、見通しは立たない。

 調査会幹部は反対派にも配慮し、人権侵害の定義を限定するなど新たな素案をまとめた。20日の調査会には推進派の重鎮である古賀誠選対委員長も出席。だが中堅・若手議員から「現在ある個別法で対応すべきで、新たな法案は不要」と反対が絶えなかった。幹部の一人は「反対派の大半は選挙が危ない若手議員だ。政府による法案化は、次の衆院選が終わってからでもいいだろう」と話している。
http://www.asahi.com/politics/update/0621/TKY200806210044.html

2524片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 11:09:01
自民党:町村派、不協和音 ポスト福田にらみ、「改造で亀裂」の声
 自民党最大派閥である町村派の不協和音が、福田康夫首相の政権運営に影を落としている。同派では、中川秀直元幹事長が「政権獲得を目指している」との観測が浮上しているほか、安倍晋三前首相が「ポスト福田」をうかがう麻生太郎前幹事長と連携。政権を支えるはずの派内に足並みの乱れが表面化しつつあるためだ。首相が内閣改造を「白紙」と繰り返すことについても「改造で町村派に亀裂を生みかねず、ためらっているのではないか」(古賀派幹部)との声が出ている。【犬飼直幸、近藤大介】

 町村派は福田首相の出身派閥で、衆参合わせて88人。00年以来、森喜朗氏、小泉純一郎氏、安倍氏、福田氏と4代続けて首相を輩出した。ただ、首相、幹事長経験のある実力者が増えたことで、派内運営の難しさが強まっていたのも事実だ。

 町村派の最高顧問を務める森氏は26日、訪問先のスウェーデンで同行記者団に、町村派について「ポスト福田(の動き)があるとみられることをしてはいけない」と述べ、首相後継をうかがう動きへの不快感を示した。

 森氏の不満の矛先は、中川氏に向けたものとみられる。派内に約30人を集める勉強会を発足させ、主導権確保と受け取られる行動を表立って取るなど、存在感を高めているためだ。中川氏は、同派を離脱しているものの影響力を残す小泉氏との関係を深めている。

 中川氏が行動を先鋭化させるのは、中川氏と並んで同派代表世話人を務める町村信孝官房長官の存在がある。首相が内閣改造に踏み切った場合、党内で町村氏の去就に関心が集まる背景にも、この「派内力学」がある。党四役の一人は「町村氏が閣外に去って閥務に専念しようとすれば、中川氏との主導権争いで町村派は分裂しかねない」との見立てを示す。

 一方、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定解除を議会に通告したことも、懸念材料の一つだ。安倍氏は27日、記者団に「拉致問題が前進していない中での解除(着手)は本当に残念だ」と発言。圧力重視の対北朝鮮外交を打ち出してきた経緯があるだけに、拉致問題の進展が見込めない場合、福田政権批判に転じる可能性がある。

 安倍氏は首相時代に外相、幹事長として支えてくれた麻生氏に恩義を感じており、次期総裁選で麻生氏を支持する構えだ。

毎日新聞 2008年6月29日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080629ddm002010152000c.html

2525片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:15:09
北朝鮮・拉致問題:自民党県連、被害者奪還を訴え−−JR金沢駅前 /石川
 自民党県連は29日、「北朝鮮による拉致問題の解決」などをテーマに、金沢市のJR金沢駅前で街頭演説を行った。岡田直樹参院議員は「『対話と圧力』の姿勢を堅持しながら、残る拉致被害者を奪還するのが与党の最大の使命だ」と話した。

 党青年局・青年部による全国一斉の活動。森喜朗・元首相は昨年の参院選時の民主党の公約について「1人区で勝つための政策を並べただけ」と批判。「次の衆院選までに公約が実現できたか見ようじゃないですか」と話した。また岡田参院議員は拉致被害者の再調査を「若干の前進」としつつも「無責任な対応だった場合、重油を提供しないなど外交カードを一つずつ切っていくことが必要だ」と述べた。【高橋慶浩】

毎日新聞 2008年6月30日 地方版
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20080630ddlk17040291000c.html

2526片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 16:48:00
スコープ 町村、中川秀氏綱引き 統制乱れる?最大派閥 
2008年7月1日 紙面から

 自民党最大派閥である町村派のごたごたが収まらない。共同代表の町村信孝官房長官と中川秀直元幹事長の微妙な関係が最大の要因。このままでは主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)後に予想される内閣改造・自民党役員人事にも影響しかねない。 (安藤美由紀)

 「不協和音や亀裂が走っていると取り上げられているが、そんなことは全くない」

 中川氏は三十日、都内の講演の冒頭、こう強調した。

 騒動の発端は六月四日に発足した中川氏の新著を教材とする派内勉強会。同派所属の議員八十八人のうち三十三人が出席した。

 中川氏は「政策委員会という正式機関が開催している勉強会の一つだ。私から頼んだことはない」と説明しているが、「派中派をつくるつもりか」と憶測を呼んだ。

 勉強会の翌日開かれた同派総会では、最高顧問の森喜朗元首相が「(首相の)足を引っ張るのはやめてほしい」と苦言を呈した。

 森氏は六月十日に中川氏と二人きりで会談。二十六日には滞在先のスウェーデンで、記者団に「謙虚であれ」とクギを刺した。

 森氏は派閥一丸となって福田内閣を支えなければ、総裁派閥としての示しがつかないという考え。中川氏が突出すれば、同派の次期後継者との声もある町村氏との均衡が崩れ、政権基盤を揺るがすと心配している。

 内閣改造で町村氏が官房長官を外れて中川氏が党にとどまれば、派閥で両氏が直接、角を突き合わせることになる。同派出身の首相は、改造に際しては、両氏の処遇に気を使わざるを得ない。

 中川、町村両氏以外にも、安倍晋三前首相が北朝鮮問題で山崎拓前副総裁と派手な舌戦を展開中。

 小泉純一郎元首相に「首相候補」と持ち上げられた小池百合子元防衛相も三十日の講演で、日本の温室効果ガス排出量削減の中期目標について「首相は野心的に言ったほうがいい」と注文をつけるなど同派の議員たちは活発に活動している。森氏の心痛は続きそうだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008070102000130.html

2527片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/02(水) 14:38:11
「内閣改造」意見交換 福田首相が森元首相と会談
7月2日8時0分配信 産経新聞


 福田康夫首相は1日午後、自民党の森喜朗元首相を東京・永田町の事務所に訪ねて会談し、7日から開かれる主要国首脳会談(北海道洞爺湖サミット)について意見交換した。サミット後に予想される内閣改造など、福田政権の今後の政権運営に関しても意見を交わしたものとみられる。

 森氏は1日夕、首相との会談後、仙台市内で講演し、次期衆院選に関し「なにも(衆院での再議決が可能な)3分の2という大きな力があるのに、みすみす負けることが分かっていて、解散することはない。ぎりぎり来年9月まで頑張ったらいい」と述べ、早期の解散を否定。その上で「衆院で負ければ自民党は野党となり、政権は破綻(はたん)する。野党の幹事長をやったことがあるが、悲しい寂しい11カ月だった」と語った。

 福田首相はサミットを前に歴代首相と会談しており、6月30日には小泉純一郎元首相と電話で協議するなどした。2日には安倍晋三前首相と意見交換する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080702-00000126-san-pol

2528片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/03(木) 08:33:18
「支持率低迷なら衆院選前に首相退陣も」公明・神崎前代表
 公明党の神崎武法・前代表は2日夜、千葉県市原市での党会合で講演し、「次の衆院選はいつになるか分からない。福田首相の支持率がこれから上がり、福田氏の手で解散になるのか、あるいは支持率が低迷して福田氏が代わり、次の首相で解散になるのか、それも分からない」と述べ、今後の内閣支持率の動向次第では、衆院選前に福田首相が退陣する可能性もあるとの見方を示した。

 与党の実力者が、公の場で首相退陣の可能性に言及したのは神崎氏が初めて。

 4月の衆院山口2区補欠選挙での自民党候補敗北などを受け、公明党内に「首相の支持率が低迷したままでは次期衆院選は戦えない」と不満が出ている。神崎氏の発言は、こうした党内の空気を代弁したものと見られる。

(2008年7月3日03時01分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080702-OYT1T00931.htm

2529片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 08:41:19
神崎氏発言で与党に波紋 「福田おろし」の憶測も '08/7/3

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 公明党の神崎武法前代表が次期衆院選前の福田康夫首相退陣の可能性に言及したことが三日、与党内に波紋を広げた。かつて神崎氏は森喜朗元首相に退陣を迫る口火を切った過去があるだけに、自民党で「福田おろしか」の憶測を呼び、公明党幹部は沈静化に躍起になった。今後、両党の亀裂にもつながりかねない。

 神崎氏は二日夜、千葉県市原市での講演で、公明党支持者を前に約四十分間にわたり党の実績を紹介した後、付け加えるように語り出した。「これから支持率が上がり福田首相の手で衆院解散になるのか、支持率が低迷して次の首相で解散になるのか分からない」

 発言はその夜のうちに太田昭宏代表ら党幹部に伝わり、北側一雄幹事長は三日の記者会見で「可能性の話をしたのだろう。重く発言したのではない」と火消しに努めた。

 しかし自民党側は軽く受け流すわけにはいかなかった。幹部は「公明党全体の意向だろう」として、公明党が重視する来年の東京都議選前の退陣を求めているとの見方を示した上で、付け加えた。「森おろしのときも公明党からだった」

 二〇〇一年二月、ハワイ沖での米原子力潜水艦と水産高校実習船との衝突事故の際にゴルフを続行した当時の森首相に批判が集中し、低迷する支持率がさらに下落。このとき公明党代表だった神崎氏は、野党の内閣不信任決議案に関し「簡単に否決に回ることはできない」と述べ、三月の首相退陣表明につながった。

 神崎氏の今回の発言については自民党内に「支持率が上がらないなら自民党総裁を代えて選挙をするのが当たり前だ」(ベテラン議員)と理解を示す声もあるが、町村信孝官房長官は三日の会見で「首相は全力を挙げて課題に取り組んでいる」と不快感をにじませた。

 公明党幹部は「内閣支持率がもっと下がっているときであれば大変だった」と影響は大きくないとする。それでも「神崎氏の発言だけに、かつての森おろしを想起するのだろう。しばらく自民党とぎくしゃくするかもしれない」と懸念せざるを得ない。

 一方、野党側は神崎氏の発言にほくそえむ。民主党の菅直人代表代行は記者会見で「つい本音が出たということではないか。福田首相で選挙をすると考えている人はほとんどいないのでは。主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)後に、いつ首相を代えるか自民党内でせめぎ合いが始まる」と指摘した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807030370.html

2530片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:00:23
特集ワイド:死刑執行13人 鳩山法相の死生観

愛犬ジャムの遺影の前で語る鳩山邦夫法相。後ろは不動明王=武市公孝撮影■遺族が望んでいるなら断ち切れない

■日本人はウエット

 何かとお騒がせな鳩山邦夫法務大臣(59)である。安倍改造内閣で昨年8月に就任、同9月の福田内閣発足で再任されて以来、13人の死刑を執行し、朝日新聞の一面コラム「素粒子」に「死に神」と書かれて、怒った。「執行を自動的に」「友人の友人はアルカイダ」発言など、話題が絶えない。鳩山大臣、いかなる人物なのか。

 文京区本駒込の自宅を訪ねると、アロハシャツの大臣は、台所の椅子にどかっと腰を下ろした。

 「批判、中傷は慣れとる」。だから「死に神」と書かれたときの最初の反応は「ふーん、よく言うわ」だった。だが「待てよ、これはいかんわ、絶対いかん」と思い直したという。

 「だって正義のために死んでもらっているわけでしょ。他人を無残に殺して生き延びていてはいけない、というのが日本の法律であり、世論だ」。熱弁は続く。「遺族は極刑を望んでいる。大部分は1日も早い死刑執行を願っている。一生忘れることのできない傷であっても、正義の実現により、墓前に報告できる。うちの家族を殺したから報いを受けたんだよ、と。そういう気持ちになろうとしているときに、死に神が連れて行ったと言われたら、どう思うか」

 大臣は死刑にどうかかわっているのか。

 法務省の職員が再審や恩赦の可能性、心神喪失などの要素を検討し、候補を挙げる。「説明を聞いた後、自分でも1件あたり2時間くらい資料を読む。資料は持ち出せないから大臣室にこもって。それで、皆さんが提案してきたなかでこういうのをやりましょうか、と決まる」。先月17日に執行された連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚の資料も見た。「私も精査して、間違いないね、と決めた」。秋葉原殺傷事件直後の「みせしめ執行」説もあるが、「事件前に内定していた」と明確に否定した。

 だが、大臣が「日本の生命観は自然と共生であり、日本人はウエット」という持論を話し出したあたりから、分からなくなってきた。「死刑廃止論はドライでかさかさした人たちの考え。人の命を奪ったんですよ。何人奪っても死刑がない、そんなドライな世の中に私は生きたくない」

 大臣は、日本人は木や石などすべてのものに神をみるアニミズム(汎神論者)と考えている。「すべての命を大事にする文明だ。すべてと共生するアニミズムこそ、洞爺湖サミット最大の課題である地球環境を救う唯一の道だ」

 ……分からない。すべての命に死刑囚は含まれないのか。後で元秘書に解釈してもらう。「大臣の立ち位置は死刑囚でなく、遺族。遺族が死刑を望んでいるならその望みを断ち切ることはできない、という意味でウエットなんです」

 どうしても聞きたかったことがある。裁判員になって死刑判決にかかわるのは嫌だという理由で、裁判員になることを拒否できるのか。

 答えは意外にもイエスだった。「それはなんとか認める方向に持っていこうとしている。どうしても苦痛が大きいのであれば配慮されるようになると思う」

 大臣自身は死刑執行前に心の整理をつけるため、東京・谷中の鳩山家の墓や、福岡にある母の父であるブリヂストン創業者石橋正二郎氏の墓にお参りするという。「極めて凶悪、社会を震かんさせた事件、あるいは遺族が極刑を望んでいる、手口が残忍など、私なりに記録を精査、再確認して、やらなきゃならないと思ってからお参りをする。おじいさん、お父さん、やらせていただきますよ、と」

 鳩山家の宗教は神道だ。だが、大臣は真言密教の鹿児島最福寺の総代でもある。居間には池口恵観大阿闍梨から贈られた不動明王の像が鎮座していた。「不動明王は地獄に落ちた人を救うそうです。執行した後は不動明王にお参りしてます」という。大臣は、ひょっとして地獄に落ちるかも、と怖いのだろうか。

 「失礼だな、私自身は地獄に落ちるとは全然思っていない。死刑囚は天国に行かず地獄に落ちるだろうから(死刑囚を)導いてくれ、ということだ」とむっとした。

 その不動明王の隣の祭壇に、犬の写真と白い袋に包まれた骨つぼがあった。(溺愛できあい)していたポメラニアンのジャム(雄)が昨年3月、16歳で死んだのだ。

 「家に帰ってもすることがない。午後11時ごろ帰宅して、ジャムとじゃれて一緒に寝るという生活がずっと続いてきたから。ジャムのいない家になぜ帰ってきたのだろうと思うことがある、1年4カ月たった今でも」。

 選挙区に向かう飛行機の中で、「私のお墓の前で泣かないでください」で始まる「千の風になって」を初めて聞いた大臣。「これはジャムの歌だ、光も風もジャムなんだ」と思ったとたん、涙が止まらなくなったという。

2531片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:00:41
◇身近な人の鳩山評

■「裏表の感覚ない王様」

 身近な人に鳩山評を聞いてみた。正直、子どもっぽい、人情家、強情、努力家、野心なし−−。写真のように覚える直観像記憶があるのでは、との推測まで飛び出した。

 「本質は芸人。受けるか、受けないかがすべて」。あるメディア関係者は批判する。「注目させて、ほめられたら万歳。もっと受けようとして放言する。死刑囚の人権など後からつけた理屈だ」

 一方、元秘書で、ジャーナリストの上杉隆氏は「普段の発言が報道されただけ。大臣はプラスマイナスなしにそのまま。深読みすべきではない」。

 物心ついたときは、祖父は総理大臣、父は大蔵官僚。音羽の邸宅には常に政治家、記者、秘書がうろうろしていた。「普通の人にとって公式な世界が、鳩山氏にとってはプライベート。だからオンオフ、裏表の感覚が育たなかった」というのが上杉氏の分析だ。他人が家で生活していても、どんな相手に出会っても、緊張することも怖がることもない。つまり王様だ。取材の際も、目の前でランニングシャツとパンツになって、スーツに着替えていた。

 こうだと思ったら、政治的損得は考えず、突き進むタイプらしい。財界人が集まった後援会で「日本はマイナス成長すべきだ」と発言したこともあるという。

 趣味は、チョウの飼育、畑仕事、料理。朝6時ごろから包丁を握り、庭で育てた無農薬野菜で秘書らの朝食をつくる。食わせて育てた秘書出身の国会議員は現在、衆参合わせて7人もいる。

はとやま・くにお 1948年生まれ。東大法学部卒。76年、28歳で初当選。当選10回。文部、労働各大臣を歴任。祖父は鳩山一郎元首相。父は威一郎元外相。兄は鳩山由紀夫・民主党幹事長。

2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010029000c.html

2532片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:02:56
特集ワイド:鳩山法相インタビュー詳細(1)「刑場は見に行った」

 7月4日夕刊「特集ワイド」で掲載した鳩山邦夫法相インタビューの詳細は次の通り。

−−法務大臣になったとき、刑場の視察をするのですか。

鳩山氏 刑場は見に行きました。凶悪犯がたくさんいる府中の刑務所、著名な死刑囚がずいぶんとおる東京拘置所にいきました。正直に言います。東京拘置所の視察のとき、所長さんに「刑場は勘弁できないかな?」と言った。見ないで済むものなら、と思ったんですね。だけど、ずっと一通り終わって最後に「秘書官、SPさんもここで待っていて下さい」と言って、案内の3人が手を合わせた。「あー、これが刑場だな」と思った。

−−(死刑囚が立つ)藤色の絨毯(じゅうたん)の部屋(死刑を執行する場所)も見ましたか?

鳩山氏 見ました。

−−どう思いましたか。

鳩山氏 人の命を奪い、凶悪犯罪を犯した結果、犯罪者が命を奪われる場所。ある意味神聖な場所なんだろうな、と。数々の死刑囚がここで執行されていったと思うと、まあ、手を合わせる、ということですね。「治安のため、正義のために死んでいった方ですが、冥福はお祈りしましょう」という気持ち。

−−執行については、死刑囚のリストが上がってきて、大臣が選ぶのですか。

鳩山氏 死刑執行は大変厳粛な事実でございますので、そう簡単に決められることではない。そのために再審が開始される可能性とか、恩赦にあたる事実、心神喪失、裁判で間違いがなかったか、などを慎重に検討する。何十年もないが、かつて死刑囚の恩赦があった。このケースは、分離裁判で子分が死刑確定、親分が無期となっていた。「おかしいんじゃないか」ということで、子分を恩赦して無期懲役に減刑した例があった。そういうことがないように。役人に検討させ、いくつか候補があがってくる。説明を聞く。その後、自分でも資料を読む。まあ、1件あたり2時間くらいですか。資料は持ち出せないから、大臣室にこもって精査する。みなさんが提案してきたなかでこういうのをやりましょうか、と決まる。

−−幼女連続誘拐殺人犯の宮崎勤元死刑囚はなぜこの時期に?

鳩山氏 宮崎の件は上がってきて、私も精査して、間違いないね、ということで決めた。「秋葉原事件のみせしめ」というばかみたいなコメンテーターがいるが、宮崎勤の執行決定は事件以前に内定していた。

−−執行前は何か儀式をするのですか?

鳩山氏 いたします。非常に厳粛な決定ですから、不可逆的な刑を執行するわけですから。どんなに凶悪であっても、人権人格をもった人間の命を絶つわけですから、正義のために。私ががへらへらしてできることではない。斎戒沐浴してやるべき、と(メディアに)発言したが、やり方が分からない。そのころお袋が電話してきて、「死刑執行するときは先祖の墓ぐらいはお参りしなさいよ」と。

 谷中にある鳩山先祖代々の墓にお参りし、たまたま福岡の選挙区には母の父、石橋正二郎の墓がある。そこにもお参りする。役所から説明を受けて、自分の目で読んで私なりに記録を精査して「極めて凶悪、社会を震かんさせた事件である、あるいは遺族が極刑を望んでいる、手口極めて残忍である」などを再確認して、やらねばならない、と思ってから墓参りをする。お墓の前で気持ちの整理をつけている。「おじいさん、お父さん、やらせていただきますよ」と。これが私のいう斎戒沐浴です。斎戒沐浴というよりは、自分の気持ちの整理のためにやっているというほうが正しいかも。墓の前に立つと澄んだ心境になる。

−−「冷血」を書いた米小説家トルーマン・カポーティは小説のモデルとなった男の死刑執行を見た後、アル中になり、2度と作品を書けなかったといいます。大臣は執行後に何もないですか。

鳩山氏 私は真言密教の鹿児島最福寺の総代です。これは総代の数珠(と、手首にまいた数珠2本をみせる)。私自身は神道だが、池口恵観大阿闍梨からそこ(居間)にある不動明王をいただきました。不動明王は地獄に落ちた人を救うそうです。執行した後は不動明王にお参りしてます。

−−それは大臣、ひょっとして自分で地獄に落ちるかもと思われるわけですか。

鳩山氏 そうじゃなくて、そうは全然思いません。失礼だな。私は地獄に落ちると思っていない。死刑囚は普通天国にいかず、地獄に落ちるでしょうから(死刑囚を)導いてくれ、ということ。私自身のことじゃない。

(2)に続く
2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010035000c.html

2533片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:04:08
特集ワイド:鳩山法相インタビュー詳細(3)「風も光もジャムなんだ」

−−愛犬のポメラニアンのジャムについて、ウェブサイトで語っていますね。

鳩山氏 ジャムは私にとってオンリーワン・ドッグ。次の犬は飼えない。本当に家にいるときはいつも一緒にいたし、信頼関係があったし。いま、ジャムが死んで1年4カ月。家に帰って来るとやることがない。わたしは変わっていて、テレビはスポーツ以外は見ない。だから死に神報道は見ていない。裁判インコの報道も。チョウと野菜の世話、料理はする。だが、すべての中心にジャムがいた。夜11時ごろ、酔っ払って帰ってきたら、ジャムとじゃれて、ジャムと一緒に寝る。それがずっと続いてきたから。ジャムのいない家になんで帰ってきたのだろう、と思うことがある。1年半たった今でも。

 1年ぐらい前、選挙区に向かう飛行機のなかで、「私のお墓の前で泣かないでください」(「千の風になって」)を初めて聞いた。「これはジャムの歌だ」と思ったら涙が止まらない。千の風になって、光になって戻ってくるんだ。風も光もジャムなんだ。

 もうひとつ大泣きに泣いたのは、虹の橋という詩。死んだ犬が天国にたくさんいて、最愛の人がやってくるのを待っているという内容。これなんかすごいよ、これは大泣きに泣いた。いまでもパソコンに入っているが、見るのが怖い。読むとまた泣くから。

−−頭のいい犬だったと聞きましたが。

鳩山氏 一体だった。(これこれ、といって「虹の橋」を読み上げる)。「幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎ あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します そしてあなたは 信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです あなたの人生から長い間失われていたけれど その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を」

−−政界31年で、大臣は大金持ち。何でも手にはいるじゃないですか。(鳩山氏 何でもなんて……と下を向く)それがなぜポメラニアンのジャムちゃん?

鳩山氏 かけがえのない存在なんでしょう。

−−家族は?

鳩山氏 家族はもめることもあるし、ケンカすることもある。ジャムは16歳になってすぐ死んだが、10歳を超えたころから、キスしたり抱っこしながら、この子がもし死んじゃったらどうしよう、と考えるようになった。老犬になりますからね。死んだ後、「2頭目を飼ったら」と勧める人もいたが、一心同体に過ごせる可能性は極めて低いから。かわいい犬を飼っても、僕はその犬を愛せないのではないか、という気がしてね。飼えないですね。

−−クローンにしたかったくらいでしょうね。

鳩山氏 随分考えたんだよね。毛だけは一応、死んだ後すぐに切り取って、金庫にしまってあるんだよ。毛から作れるのかね?

−−米国でやってましたが、毛並みが微妙に同じにならないらしいですよ。

鳩山氏 だから同じに思えないわけか。生物学的には分からないけど、僕の毛と皮からとったDNAでも同じに発現するとは思えないしね。

−−ジャム亡き後、心の慰めは何ですか?

鳩山氏 穴が空いたままです。

−−1日の畑仕事の時間は。

鳩山氏 嫌なこと聞きますね。いまはもう肝心なこと以外は秘書まかせ。30分もないかな。

−−チョウの世話は。

鳩山氏 チョウは慣れているから。ちょいちょいと。秘書が手伝ってくれるし。日本のチョウはだいたい飼育したから。

−−チョウの飼育の腕は日本十指に入ると言ってました。

鳩山氏 五指に入るでしょ。15年前までは20〜30種類飼っていたが、そのときは徹夜もあった。雌を1匹捕ればいい。それに卵を産ませるんだ。珍しいチョウを手に入れたいとは思うが、捕りに行く暇がない。3連休が取れればどこかに行くが、いまは無理でしょ。いまは平凡なチョウを飼う。3種類ぐらいしか飼っていない。

(4)に続く
2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010037000c.html

2534片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:05:25
特集ワイド:鳩山法相インタビュー詳細(2)「彼らは正義のために処刑された」

−−「素粒子」に怒るのはなぜですか。

鳩山氏 何度も申し上げたように、政治家は悪口はさんざん書かれる。批判、中傷は慣れとる。「友達の友達にアルカイダ系の人間がいる」という話をしたときも、平和ぼけもいいとこで批判された。友人の友人というのは事実。その人間が日本に入国しているのは怖いでしょ、と警告を発したつもり。外国のマスコミは「率直でよろしい」。日本のマスコミは「法務大臣の友人の友人にアルカイダがいていいのか」。そればっかり。典型的な中傷ですよ。でもそれは慣れている。

 死に神か、ふーん。よく言うわ、と思った。待てよ、これはいかんわ、絶対いかん、と。だって、正義のために死んでもらっているわけでしょ。法律があって法治国家だから。正義のために、凶悪犯罪を犯した人の死刑は執行しなくちゃいけない。まさに正義のためと私は思ってる。世論も9割が支持してくれているんだし。どんなに苦しくても責任を果たそうと思ってやってきた。決して死に神が連れて行ったのではない。私を死に神と呼ぶことは処刑された人への冒とくでもある。

−−そこが分からない。

鳩山氏 彼らは正義のために処刑されたんだ。死に神に連れて行かれたのではない。法治国家としての正義の実現だ。他人を無残に殺して生き延びていてはいけない、というのが日本の法律、世論だ。死に神が連れて行ったのではない。もうひとつは遺族だ。最愛の肉親を奪われた遺族は極刑を望んでいる。一日も早い執行を願っている、だいたいは。やっとやってくれたか、と思うと思う。一生忘れることのできない傷であっても、正義の実現により、少しは墓前に報告できる。やはりうちの家族を殺したんだから報いを受けたんだよ、と。正義のために死刑が執行されたんだよ、と。そういう気持ちになろうとしているときに、死に神が連れて行った、と言われたら、遺族はどう思うか。私の怒りに比べたら、遺族の怒りは1万倍、100万倍ではないか。そういう意味であの死に神という表現は許してはならない。事務所には300本の激励電話がかかってきた。

−−死刑には賛成反対ありますが……。

鳩山氏 死刑反対は極めて少数だ。

−−団藤重光さん(死刑反対派の元最高裁裁判所判事)は「鳩山君なら私の死刑廃止論を読んだらきっとわかってくれるはず」と夕刊編集部のインタビューに答えている。

鳩山氏 尊敬すべき大先輩が、どうして考えを変えたのか、残念です。

−−死刑廃止論は読みましたか。

鳩山氏 団藤さんのいろんな意見は読んでいるが、私とは相入れないものがある。

−−自分が裁判員になったら死刑判決にはかかわりたくない、それが理由で裁判員を拒否していいのか。

鳩山氏 それはなんとか認める方向にもっていっている。苦痛がどうしても大きいのではあれば配慮されるようになると思う。心情として裁きたくない、という。

−−なぜ死刑賛成派は増えていると思うか。

鳩山氏 日本人は優しい国民だ。人の命を奪うことへの怒りが大きい。日本の生命観が縄文時代より一貫している。縄文の1万年は戦争はおきていない。武器を造ることも考えもしなかった。自然と共生。日本人はウエット。死刑廃止と聞くとなんてドライな人たちと思う。死刑廃止論はドライでかさかさ人たちの考え。人の命を奪ったんですよ。何人奪っても死刑がない、そんなドライな世のなかに私は生きたくない。それが日本の9割の人の考えだ。それはドライ過ぎますよ。

−−ドライというのがよく分からない。

鳩山氏 私の文明論を2時間聞けば分かる。(日本の文明は)森で起きた文明だ。夜にいろんな音がしている。神道は森のなかから生まれる。木や草はあたりまえだが、山にも川にも神がある。石ころにも。すべての命を大事にする文明だ。

−−アニミズムですね。

鳩山氏 アニミズム以外に地球環境を救う法はない。

すべてのものに神をみる、すべてと共生するというアニミズムこそ、洞爺湖サミット最大の課題である地球環境を救う唯一の道である。

−−大臣の発言は、死刑制度に関する国民的議論が活発になることを望んでしているのか。

鳩山氏 死刑にたいする国民的議論を沸騰させるために行動しているわけないが、国民的議論がおこることはいいことだ。

(3)に続く
2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010036000c.html

2535片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:06:12
特集ワイド:鳩山法相インタビュー詳細(4)「兄弟で新党つくりたい」
−−政界31年で、政治観や世界観は変化したか? もう飽きてきたとか。

鳩山氏 ……政治って進歩しないものだな、と思いますね。日本の政治は質的に低下しているように思えてならない。民主党を見てると、特にそうだ。足を引っ張ることしか考えていない。自民党だって、なんだか、こう、はっきりせんですよね。私は総理は尊敬している。すごい総理だと思う。能力的にも、人格的にも、すごい総理だと思う。リーダーシップもある、何でもよく知っているし。まあ、前の政権からの借金が多すぎて、たいへん苦労されている。なんかな、総理の個性丸出しでいったら、相当人気が出るという気がするが。

鳩山氏 ちょっと話は別だが、北朝鮮の核の申告にたいするテロ支援解除。国際政治の中では仕方ないのかな、と思う部分はあるが、拉致を抱えてる日本の立場でいうと、国際政治はドライに動きますなあ。だからといって我々日本の国がドライになってはいけない。日本の良さが失なわれるから。日本は外交もある程度ウエットでいい。

−−通じないかもしれないですけど。

鳩山氏 外交はテクニックも大事だが、みんながドライだからってこっちも、となるとなると、みんがおかしくなってしまう。祖父の鳩山一郎は典型的なウエット政治家でした。日ソ国交回復に命をかけた。シベリア抑留の人たちをなんとしても連れて帰りたい、という一念だった。

−−抑留者の家族が陳情にきて、その話を聞きながら泣いている祖父の姿を見て、幼い鳩山さんが政治家になろうと思ったわけですよね。

鳩山氏 うん。だからみんなうちはウエットでいいんだよな。兄貴ももっとウエットになれ、って。民主党の幹事長という立場ゆえに、自民党や福田政権に対してさあ、素粒子みたいなこというわけでしょう。兄貴の本心とは思えない。兄貴もウエットな人間ですからね。かなり無理している。はやく民主党抜けてくればいい。で、新党つくればいい、また。

−−また兄弟で?

鳩山氏 お互いが政治家を辞める前には、また(2人で)新党つくりたいね。

−−それは熱烈なラブコールですか。またテーマは友愛?

鳩山氏 ウエットさと友愛ですね。

(終わり)
2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010038000c.html

2536片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/06(日) 08:17:58
ねじれ国会で行き詰まり感 「自公後」探る公明
 公明党は自民党と組むことで、自らの政策を実現するという基本戦略を立ててきた。ところが参院選で与党が惨敗し、民主党が主役の一角を占める「ねじれ国会」では、行き詰まり感が漂う。自民・民主の大連立構想の中で、外されかける場面もあった。次期衆院選では、政権交代の可能性も指摘されている。このままでは将来的な展望が開けないと、党内では「ポスト自公連立」を探る動きも語られ始めた。【川上克己、田所柳子】

 ◇表向きは蜜月関係
 「何を話したのか、物議を醸してますよ。冗談ばかりじゃ3時間も持たんでしょう……」

 5月22日の衆院本会議場で、自民党の麻生太郎前幹事長は、公明党の太田昭宏代表の席に立ち寄り、探りを入れた。同月17日、太田氏と福田康夫首相は公邸で、日本酒を飲みながら長時間、会談したからだ。

 会談後、政界には衆院選のタイミングや内閣改造について意見が交わされたとの観測が広がった。これを皮切りに、6月に入ってから首相と太田氏は官邸や国会内で5度も会談している。

 「私のせいで苦労をおかけした。私が苦しい時に声をかけ、的を射た政策提言も持ってくる。皆様方は、日ごろから生活者視点です」

 6月20日、首相は国会閉会のあいさつに国会内の公明党の控室を訪れ、頭を下げた。

 ガソリン税暫定税率維持のために改正租税特別措置法を3分の2条項で再可決。道路特定財源問題の矢面に立ったのは、公明党の冬柴鉄三国土交通相だ。後期高齢者医療制度では、与党として逆風を浴び続ける。

 「苦労をかけた」との首相の言葉は本音であろう。

 しかし、旧新進党の結成に加わった公明党幹部は「かつての野党暮らしで、何の政策実現ができたというのか。苦しくても今さら野党には戻れない」と話す。自民党幹部も「衆院選まで公明党が離れることはあり得ない」と断言する。

 ◇中堅議員「衆院選戦えない」
 こんな公明党と福田政権との固い関係に、一石を投じる発言が飛び出した。

 「福田首相の手で衆院解散になるのか、内閣支持率が低迷して福田首相が代わり、次の首相で解散になるか、それも分からない」

 公明党の神崎武法前代表が2日、千葉県市原市の講演で首相の進退に言及したのだ。

 公明党内には「支持率が低迷している福田首相では絶対に選挙は戦えない。このまま衆院選に突っ込んでもいいのか」(中堅議員)という声が強い。

 立場上発言しにくい太田代表ら執行部に代わって、神崎氏が党内の不満を代弁してみせたとの見方が有力だ。

 「衆院選挙の顔を誰にするか」は、自民党にとって政権維持の肝となる戦略テーマ。それだけに党内では退陣を口にするのは、はばかられる空気がある。

 町村信孝官房長官は3日の記者会見で、「首相の出処進退にかかわる話について、何を言うのも自由だが、一切コメントしない」と不快感をあらわにした。

 神崎氏には代表時代の01年、森喜朗首相(当時)退陣の引き金を引いた「過去」がある。この年も参院選が7月に迫り、支持率が1けたに落ち込んだ森内閣への不満がくすぶっていた。

 神崎氏は講演で「自民党の自己改革に期待したい」と、暗に首相交代を求めた。それをきっかけに「森降ろし」の大合唱が始まり、森氏は4月に退陣に追い込まれた。

2537片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/06(日) 08:18:19
 ◇幹部「民主は嫌っていない」
 公明党内では衆院選での与党敗北を想定し、政界再編が現実味を帯びて語られ始めている。5月末、国会内で数人の幹部が顔を合わせた際に、一人からこんな言葉が飛び出した。

 「民主党だって我々を決して嫌がっているわけじゃない。民主党が政権を取ったら、いずれは組んだらいい。その時は執行部が全員辞めようじゃないか」

 同席した一人は「半ば本気で話を聞いた」という。

 自公路線を主導してきたベテランが一線を退き、中堅・若手に民公路線の推進役を担わせるシナリオだ。

 公明党の支持母体である創価学会幹部は「民主党との関係が元々深い関西などでは、支持者の中にも『一度、民主に政権をとらせてみては』という声も意外にある」と話す。

 民主党が政権をとれば、公明党は民主党との関係を再構築しなければならない。自民党が比較第1党になり、公明党を加えてぎりぎりで過半数を維持しても、ねじれ状態は変わらない。「その時こそ政界再編が起きる」と指摘する自民党議員は多い。その時、公明党はあくまで政権を志向するのか。

 一方、昨年来、公明党との対決姿勢を見せてきた民主党内には、「投票率さえ上がれば公明党票は大きな影響力を持たない」(幹部)と、公明党に秋波を送る空気は薄い。

 臨時国会の運営の中で、民主党が創価学会を支持母体にする公明党との対決姿勢を強めれば、選挙後の両党の関係にも影響を与えるかもしれない。

 先行きの見えない政局の中で、公明党の苦悩は深い。

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 ■公明党関連の主な動き

92年 6月 宮沢内閣で国連平和維持活動(PKO)協力法が自民、公明、民社3党の賛成で成立。「事実上の閣外協力」と指摘される

93年 8月 非自民連立の細川内閣が発足し4人が入閣

94年 6月 自民、社会、新党さきがけ3党連立の村山内閣が発足。野党に転落

94年12月 新生党、日本新党、民社党などと新進党の結成に参加。参院議員の一部と地方議員は「公明」を結成

97年12月 新進党が解党

98年 1月 旧新進党の衆院議員が「新党平和」、参院議員は「黎明クラブ」(すぐに公明に合流)をそれぞれ旗揚げ。衆院議員の一部は自由党結成に参加

98年11月 新党平和と公明が合流して公明党を結成

99年10月 自民、自由、公明連立政権(小渕内閣)がスタート

00年 4月 自由党が連立を離脱。自由党から分裂した保守党が加わり、自公保連立政権(森内閣)が発足

03年11月 保守党が改組した保守新党が自民党に合流。自公連立(小泉政権)始まる

06年 9月 太田昭宏氏が党代表就任

07年 7月 自公両党が参院選で惨敗(安倍政権)。民主党など野党が参院で過半数に

08年 4月 衆院山口2区補選で自民党公認候補敗北

毎日新聞 2008年7月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/choice/news/20080706ddm003010167000c.html

2538片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/07(月) 10:24:40
「小泉路線から転換へ内閣改造を」 自民・加藤元幹事長
2008年7月7日0時8分

 自民党の加藤紘一元幹事長は6日、山口県萩市での講演で「小泉・竹中路線で自民党の評判が悪くなって、福田さんがかぶっている。政策を変える、という意味でも内閣改造をすべきだ」と述べ、内閣改造によって政策転換をアピールすべきだと主張した。また改造しない場合でも「小泉・安倍(政権)時代からの経済財政諮問会議メンバーを一掃すべきだ」と強調した。

 また衆院解散について「今解散するのは自殺行為に近い。任期満了でもいい、と割り切るべきだ」と語った。
http://www.asahi.com/politics/update/0706/TKY200807060215.html

2539片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/08(火) 16:33:19
言わせて:実感「ねじれ国会」/8 公明党・遠山清彦参院議員
 ◇「民公」連立も排除せず
 −−ねじれ国会での対応は、どんな点が難しいのですか。

 ◆衆院で単独過半数の自民党と、参院で第1会派の民主党との間で存在感を発揮するのは難しい。野党に寄り過ぎると国会運営ができない。さりとて自民党に寄り過ぎると、公明党独自の主張にほおかむりせざるを得なくなり、埋没してしまうからです。

 −−民主党をどう見ていますか。

 ◆「与党は負担一辺倒だ、悪政だ」と言いますが、負担増は少子高齢化が原因です。どの政党が政権にあろうが、直面する問題なのです。民主党が「政権準備政党」と言うのなら、現役世代がどれくらい負担すればいいのかなど、現実的な話をしてほしい。政府の社会保障国民会議にも参加してもらいたい。それを拒否して政局に走るなら、長期的には国民の信頼を失う。

 −−次の衆院選で、もし民主党が過半数を取ったらどうなると思いますか。

 ◆国民の多くは民主党が勝てば、ねじれが解消されると思っていますが、民主党は参院で単独過半数ではありません。社民党は今、与党だけでなく、民主党も批判している。参院で自民、公明、社民が組む可能性だってありますよ。民主党は衆院選の前に、単独で政権を取るつもりなのか、それとも今の野党のどの政党と連立政権を組むのかについて、展望を示すべきですね。

 −−与党がぎりぎりで過半数という選挙結果の場合はどうしますか。

 ◆今、衆院で持っている3分の2以上の勢力を維持できなかった場合、法案を衆院で再可決できなくなります。ですから、野党の意見を聞いて修正し、基本的に全会一致で両院を通すアプローチを取る。それからもう一つ、政界再編という選択肢も出てきます。

 −−公明党が政界再編を選ぶ場合はどう対応すべきだと思いますか。

 ◆自公ありきでも、民公ありきでもなく、どの枠組みが国民のためになるか、という視点で臨むべきだと思います。自民党とともに野に下ることもあり得ます。その一方で、政党としては政策をなるべく実現したいので、民公も選択肢として排除しません。9年前、自民党と連立政権を組んだ時の決断もそうでした。【聞き手・田所柳子】=つづく

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 ■人物略歴

 ◇とおやま・きよひこ
 69年生まれ、39歳。創価大法学部卒、英ブラッドフォード大院修了。宮崎国際大で国際関係論や政治論の講師を勤めた。01年参院選の比例代表に立候補し初当選。当選2回。小泉内閣で外務政務官。現在は党国際局長、参院法務委員長。

毎日新聞 2008年7月8日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080708ddm005010177000c.html

2540片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/12(土) 00:08:28
舛添厚労相「留任工作?」 会議乱立…結論すべて「秋以降」
2008.7.11 23:31
 舛添要一厚生労働相は11日の記者会見で、厚労省改革の一環として、厚労相直属の有識者会議や省内組織を一挙に4つ立ち上げることを発表した。ほかにも7月中に設立予定の厚労相直属の有識者会議が医療と介護分野で1つずつあり、舛添氏自身も「整理がつきにくい」と認めるほどの乱立ぶり。今月末にも内閣改造が予想される中で、会議の結論がすべて秋以降となっており、与党内からは「留任運動か」と冷ややかな見方も広がっている。

 舛添氏が設立を発表したのは外部有識者による「厚労省改革会議」(仮称)など4つの厚労相直属組織。福田康夫首相に同日の閣議後に面会し、10分以上もアピールした舛添氏は「私に入る情報と雑多な意見をまとめて首相にお持ちし、首相と私で最終的に政府の方針を決めるという体制づくりをしたい」と説明した。

 ただ、テーマが重なる会議もあり「屋上屋」(厚労省幹部)との指摘も。与党内には「首相官邸で伊藤達也首相補佐官の存在感が増しており、厚労相留任のためには、なりふり構っていられないのでは」(自民党中堅)との声も出ている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080711/plc0807112333018-n1.htm

2541片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/12(土) 00:13:02
単刀直言 菅義偉自民党選対副委員長 「小沢民主党は怖くない」

 巷(ちまた)では「自民党に逆風」などといわれてるけど、次期衆院選で民主党代表が小沢一郎氏のままならば別に怖いことはない。だって自民党が変わる前の姿が小沢民主党なんですよ。選挙のやり方も旧態依然じゃないですか。党運営も民主的ではなくすべて密室で決まっている。そういうことは国民にも次第に見えてくるはずですよ。

 民主党はマニフェスト(政権公約)もメチャクチャじゃないですか。財源の裏付けもなく、高速道路無料化や農家への戸別所得補償、子供手当などをうたっていますよね。国家自体をばらまいてしまいそうな政策だ。こんな政党に一度でも政権を取らせてしまったら取り返しのつかないことになってしまう。

 ただ、自民党にも大きな課題があります。まず、衆院選に向けて各候補予定者は原点に立ち返り、一人でも多くの有権者とコンタクトをとり、政策面で説明責任を果たしてほしい。「頼れる政党は自民党だな」と国民に思ってもらわなければならない。

 そして、改革への意欲をきちんと示していかなければ国民の理解は得られません。例えば、公務員のさまざまな不祥事が出ていますが、与党だからといって彼らをかばっていては国民はソッポを向きますよ。


 とにかく次期衆院選は、その後の政界の帰趨(きすう)を決める大決戦になると思いますよ。焦点は都市部です。平成17年の前回衆院選で自民党が大勝できたのは都市部で圧勝したからでしょう。次期衆院選で都市部がおかしなことになれば、与党は過半数割れしてしまうと考えています。

 解散時期については首相の専権事項ですが、衆院の任期は4年ですから、よほどのことがない限り、来年9月の任期満了まで衆院議員は国民の負託にしっかり応えて仕事をすることが基本です。これまで衆院の平均任期が2年8カ月だったことの方がおかしい。まあ来年7月に東京都議選があり、衆院選と重なればいろいろな弊害が出るだろうからどう兼ね合いをつけるか…。

 私は昨年8月に安倍晋三首相(当時)に選対総局長を命じられ、9月の福田政権発足により選対副委員長となり、郵政造反組と比例復活組の公認調整はずいぶん苦労しましたね。でも岐阜1区(野田聖子、佐藤ゆかり両氏)などもようやく決着した。残る福岡11区(武田良太、山本幸三両氏)だけど秋までにメドをつけたいね。


 あとは8選挙区で採用しているコスタリカ方式ですが、これは中選挙区制から小選挙区制への移行に伴う過渡的な措置であり、選挙をやる前から特定の候補者の当選が決まっているというのはやはりおかしい。選挙は横一線でやらないとね。難しい問題もありますが、基本的にはなくしていく。まず神奈川12区(桜井郁三、江崎洋一郎両氏)のコスタリカを今月中に解消するつもりです。

 少し前に東京12区に民主党の小沢一郎代表が出馬するという話があったが、出たければどうぞ。でも出る勇気はないんじゃないかね。福田康夫首相は地味だけど「静かなる改革」の持ち味がジワジワ浸透しているじゃない。確かに昨年の参院選では民主党に負けましたが、二匹目のドジョウはいません。いつ解散しても自民党は一丸となって闘いますよ。(坂井広志)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080711/stt0807110200001-n3.htm

2542片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 15:46:23
参院自民に9月召集案浮上=民主の追及回避狙う−臨時国会
7月18日13時18分配信 時事通信


 与党内で18日、8月下旬に予定していた次期臨時国会の召集時期を9月に先送りする案が浮上した。早期に国会を開いて、原油高騰や年金記録漏れ問題などで野党から攻勢を受けるのは得策ではないとの判断からで、主に参院自民党が主張している。ただ、衆院サイドには異論があり、最終的には福田康夫首相が判断する。
 臨時国会では、来年1月に期限が切れる新テロ対策特別措置法の延長問題が最大の焦点。政府・与党は野党が法案審議を拒否しても、憲法の「60日ルール」を使って衆院で再可決する構えで、そのためには日程に余裕を持てる8月下旬の召集が望ましいとしていた。
 しかし、参院自民党幹部は18日午前、「民主党が新テロ法延長に反対することを考えれば、例年通りに9月に開けば十分だ」と指摘。自民党国対幹部は「(参院側は)民主党の追及を受けたくないから、召集時期を遅らせるべきだと言っている」と明かした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000075-jij-pol

2543片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 19:14:16
公明:地方議員から連立批判の声 執行部との懇談会で
 公明党の地方議員から、自民党との連立政権維持への懐疑的な声が上がっている。17、18の両日、党本部で行われた「地方議員懇談会」では、福田康夫首相の支持率が低迷したままの自公連立政権について、「自民党と泥船に乗っていていいのか」とする執行部批判が続出。次期衆院選を念頭に置いた危機感が強まっている。

 懇談会は17日に東日本、18日に西日本の公明党市議や町議など約40人ずつが出席し、太田昭宏代表、北側一雄幹事長ら党執行部が顔をそろえた。太田氏は「衆院選は常在戦場だ。しっかりと3000人の(国会と地方の)議員が一体感を持って戦わなければならない」と強調した。

 しかし、地方議員からは「自民党とべったりだ」「党の独自性を発揮してほしい」などといった意見が上がった。具体的な政策では、原油高騰や後期高齢者医療制度などへの対応を求める声が出た。【仙石恭】
毎日新聞 2008年7月18日 18時39分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080719k0000m010030000c.html

2544片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/19(土) 00:04:17
古賀氏「臨時国会の召集急がなくていい」
7月18日22時31分配信 産経新聞


 自民党の古賀誠選対委員長、麻生太郎前幹事長、高村正彦外相、久間章生元防衛相と平沼赳夫元経産相(無所属)の月例会「士志の会」は18日夜、都内の料亭で会合を開いた。古賀、久間両氏は次期臨時国会の召集時期について「急いで開くことはない」との考えを示したが、高村氏は「新テロ対策特別措置法の延長があるから」と言葉を濁したという。麻生氏は中座したため、この話題には加わっていなかったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000977-san-pol

2545片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/19(土) 03:12:31
「選挙勝つには目くらまし必要」 伊吹幹事長 与野党から批判(07/19 00:58)
 自民党の伊吹文明幹事長が講演で、次期衆院選について「勝とうと思うと一種の目くらましをやらないとしょうがない」と発言し、与野党に波紋を広げている。選挙対策上、消費税引き上げ問題などから国民の目をそらす意図があったとみられ、野党は「有権者軽視」と批判。与党内からも「あまりに軽率」との声が上がる。

 伊吹氏は十六日に京都市内で「(消費税を)上げてから選挙をすれば大変なことになる」と強調し「目くらまし」に言及した。

 さらに「いい意味での目くらましとパフォーマンスを福田康夫首相にお願いし難局を切り抜けたい」と、一時的な人気取りの政策が必要とのとの姿勢も示した。

 北海道洞爺湖サミット後も内閣支持率が横ばいの現状に危機感を抱き、首相に対し国民にアピールする政策を打ち出すよう促す意図があったとみられる。

 ただ、政党同士がマニフェスト(政権公約)を掲げ、政策の実現性を競い合う選挙が定着しつつある流れに逆行するかのような発言で、民主党の鳩山由紀夫幹事長は「国民をばかにしなければ、そんな発言は絶対にできない」と批判した。

 自民党伊吹派内からも「国民をだましていると受け取られ、明らかにマイナス。自民党の支持低下を招く」との懸念が出ている。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/105880.html?_nva=19

2546名無しでチュウ:2008/07/21(月) 23:40:39
自民党:派閥研修会相次ぐ 政局流動化にらみ結束へ
 自民党の各派閥が「夏の研修会」を相次いで開催している。参院選があった昨年夏はほとんどの派閥が開催を見送ったが、今年は伊吹派が結成後初めて開催に踏み切るなど8派閥すべてが9月中旬までに開く予定だ。今の派閥には往時のような政局・政策面での力はなく、衆参両院で多数勢力が異なる「ねじれ国会」下で、衆院解散・総選挙を含めた政局の先行きが読めない不安感が結束を促しているようだ。【近藤大介】

 ◇伊吹派が初開催、町村派6年ぶり
 5月に谷垣派と合流したばかりの古賀派は10日、山梨県富士吉田市で研修会を開いた。会長の古賀誠選対委員長は「たくさんの議員の参加で開催できたのは合流の成果だ」と強調。ナンバー2の谷垣禎一政調会長も「古賀会長を中心に福田政権を支えたい」と息を合わせた。

 研修会には約50人の議員が参加し、1泊2日の日程で寺島実郎・日本総研会長の講演を聞いたほか、ゴルフなどで懇親を深めた。

 町村派に次ぎ党内第2勢力の津島派(会長・津島雄二元厚相)は24日、東京都内で研修会を開く。派閥政治そのものと言われた旧竹下派の流れをくむ同派だが、最近は影が薄く、「団結して政権を支えるとアピールし、党役員人事があれば四役を取りたい」(若手議員)との声がしきりだ。

 次期衆院選を見据え、内閣改造や党役員人事にどうからむかが当面の課題になっている。

 首相とのパイプを誇示する伊吹文明幹事長が率いる伊吹派は9月12、13の両日、99年に結成した「村上・亀井派」以来初めての研修会を開く予定だ。派内には首相と距離を置く中川昭一元政調会長ら「保守派」も多く、幹部は「政局の流動化をにらんで結束を固めておく必要がある」と事情を説明する。

 首相の出身派閥の町村派も6年ぶりの開催だ。7月初めまでは「研修会より選挙準備が大事」と見送る方向だったが、急きょ方針を転換した。

 町村信孝官房長官と中川秀直元幹事長の主導権争いが顕在化するなど、結束がゆらいでいるため、研修会をテコに「規律の緩みを締め直したい」(幹部)との思惑がある。

毎日新聞 2008年7月21日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080721ddm002010122000c.html

2547名無しでチュウ:2008/07/23(水) 06:14:46
山崎拓氏「小泉時代終わった」 構造改革路線に決別宣言
2008年7月22日23時52分

 「小泉時代は終わった。単に構造改革を唱えるだけでは日本が持たない」。自民党の山崎拓元幹事長が21日、大津市での講演で、かつて加藤紘一元幹事長とともに「YKK」トリオをつくっていた盟友の小泉元首相の構造改革路線に決別宣言をした。

 構造改革を進めていた当時の幹事長だった山崎氏は「小泉政権がなければ自民党はもっと前に衰弱していたが、一時立ち直った」と評価。その一方で「もうポスト小泉だ。地方を活性化しないと、東京一極集中だけで国は伸びていかない」と強調し、福田首相が力を入れる中央と地方の格差是正路線を支持した。
http://www.asahi.com/politics/update/0722/TKY200807220326.html

2548片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/28(月) 10:10:35
伊吹文明幹事長、続投に意欲満々
7月27日15時6分配信 産経新聞


 内閣改造が政局の焦点となる中、続投に意欲満々なのが、自民党の伊吹文明幹事長だ。24日、大阪市内で講演し、首相とのパイプの太さを誇示し、内閣改造について、「わたしも何度か話をしたが、首相は来週あたりに決断されるのでしょう」と語った。

 伊吹氏は「7月中旬ごろからご機嫌になった」(周辺)とされており、首相から続投をにおわす言質を取ったのではないか、という観測も流れている。

 さて、首相が内閣改造に踏み切った場合、伊吹氏は続投となるのか、一議員に戻るのか。心中は穏やかではないはずだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080727-00000916-san-pol

2549名無しでチュウ:2008/08/08(金) 17:32:12
自民党:四役インタビュー
 自民党の新体制発足に伴い、麻生太郎幹事長▽笹川尭総務会長▽保利耕輔政調会長▽古賀誠選対委員長は5日、党本部で毎日新聞などのインタビューにそれぞれ応じ、新テロ対策特別措置法の延長問題など次期臨時国会の展望や、衆院解散・総選挙に向けた戦略などについて語った。主な発言は次の通り。【写真はいずれも長谷川直亮撮影】

 ◇給油以外の国際貢献も−−麻生太郎・幹事長
 今の段階で、衆院解散はいつなのかと聞かれても答えようがない。衆院の解散権は、首相の専権事項で、首相がどう判断するかだ。その判断がいつあっても対応できるよう、態勢を作っておくことが、私や選対委員長に与えられた仕事だ。

 臨時国会の召集時期は、必ずしも8月末でなければならないと思っているわけではないが、具体的なことを言う段階ではない。

 新テロ対策特別措置法の延長は、国際的な関心がイラクからアフガニスタンに移っている中で、日本だけ撤退というのはいかがなものかと思う。給油はどうしても(世論が反対)というなら、給油以外の国際貢献も考えておかなければいけない。

 政府は基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を11年度に黒字化する方針を掲げているが、これを優先させて景気がさらに悪くなるというのは取るべき選択じゃない。景気対策が優先されてしかるべきだ。2、3年して、改めて、という話にするのが順番じゃないか。(PBは)財政再建の目標として掲げなければいけないが、こだわると動けなくなる。小泉内閣から掲げてきた国債発行の30兆円枠には、全然こだわらない。景気は踊り場じゃなく、後退に入っている。

 ◇テロ対策法目的、石油船の安全に−−笹川尭・総務会長
 臨時国会の召集時期は内閣が決めることだが、首相の希望はなるだけ早くということだ。与党内には9月召集という説もあるが、少なくとも9月前半になるのではないか。

 臨時国会での新テロ対策特別措置法の延長問題は、「ねじれ国会」だから野党との話し合いが大切だ。3分の2の衆院再可決という意見を頭から出さないほうがいい。自衛隊の活動をインド洋での給油主体ではなく、日本に石油を運ぶ輸送船の安全を図ることにすれば、公明党も民主党も反対しない。

 今は福田内閣の存続どころか、自民党政権そのものの存続の危機。麻生太郎幹事長は、福田内閣の存続に協力することで、首相になる可能性が出てくる。

 ◇改革路線止めず、原油高対策出す−−保利耕輔・政調会長
 小泉内閣の構造改革は行き過ぎがあったかもしれない。ただ、旗印にしてきた改革路線を止めるわけにはいかない。今の原油高、食糧価格の上昇などに対し、党として国民に安心を与えるための対策を考える。公明党とも意見交換したい。

 消費税率を上げる時期については、首相や幹事長の発言を踏まえながら考えたい。次期衆院選と絡む問題かもしれないが、今の厳しい財政状況を国民に分かりやすく話すところから始めなければならない。自民党と民主党の大きな違いは一つの政策を打つ場合に財源をしっかり考えるかどうかということだ。(税引き上げなど)財源の処置は国民に嫌がられるかもしれないが、粘り強い説得が必要だ。

 ◇臨時国会召集前、景気対策で努力−−古賀誠・選対委員長
 選挙を戦う者として、経済状況が極めて厳しく、しっかり景気対策を打ち立てたい。年金など社会保障制度の道筋も明らかにすべきだ。そのために選挙まで時間が必要だ。

 次期臨時国会を8月下旬に召集する余裕はない。まず政府・与党一丸で景気対策で努力すべきだ。予備費も投入し、結果として補正予算編成などで臨時国会が必要になるかを考える手順で、開会日を決めればいい。

 次期衆院選では、地方の取りこぼしを少なくする戦術を考えないといけない。また、コスタリカ方式は原則やめる。ただ、候補者の党への貢献を認め、結果的に比例上位になることはあり得る。公明党との信頼関係は揺らいでいない。

毎日新聞 2008年8月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080806ddm005010011000c.html

2550片言丸:2008/08/09(土) 18:00:19
公明、選挙控え「バラマキ」要求 緊急経済対策 自民「参った」(08/09 06:59)
 自民党の保利耕輔、公明党の山口那津男両政調会長は八日、与謝野馨経済財政担当相に対し、原油高に対する緊急経済対策を申し入れた。公明党は独自に、減税や低所得者支援など大型の財政出動を求め、衆院解散・総選挙をにらんだ有権者対策がにじんだ。

 公明党は、低所得者層に対する定額減税や住宅ローン減税の延長・拡充などのほか、生活保護世帯に対する物価スライド分の給付も求めた。給付方法として、一九九九年に実施した地域振興券も念頭に置いているという。

 山口氏は申し入れ後、記者団に「(与謝野氏は)否定も肯定もしなかったので、今後の協議に委ねられたと認識している」と実現へ期待感を示した。

 同党は、福田康夫首相が内閣改造で歳出削減から財政出動路線へかじを切ったとみて、選挙向けの実績づくりに乗り出した格好だ。多額の財源を要するため、自民党政調幹部は「公明党はできもしない減税を求めた。選挙が近いからとはいえ参った」と困惑気味だ。

 このほか、両党共通で要望したのは、高速道路料金引き下げや中小企業の資金繰り対策など。与謝野氏は「政府、与党が密接に連絡を取ってやろう」と応じた。政府は週明けにも対策を発表する。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/110087.html?_nva=6

2551片言丸:2008/08/09(土) 18:03:16
自民で給油継続に反対・慎重論/延長断念の地ならし説も

 自民党内で、インド洋での海上自衛隊による給油活動継続への反対論や慎重論が表面化し始めた。福田康夫首相は次の臨時国会で新テロ対策特別措置法改正案の成立を目指す意向だが、民主党を引き寄せるため党執行部では給油以外の活動を模索する動きも出ており、延長断念も視野に入れた地ならしとの見方も出ている。

 「給油はもうやめるべきだ。米国への支援の意味があったが、そろそろ限界だ。国会も(法案を)通せない」。自民党の加藤紘一元幹事長は八日の民放番組収録で、党有力議員としては初めて明確に反対論をぶち上げた。

 執行部からは慎重論が相次ぐ。笹川尭総務会長は五日の報道各社のインタビューで「衆院再議決で成立させた昨年と経済情勢が違う」と指摘。ただで給油を続けるのは、原油高騰で生活が苦しい国民の理解が得られないとの認識だ。

 麻生太郎幹事長も五日のインタビューでねじれ国会を踏まえ「給油活動を『どうしても(駄目だ)』というのであれば、それ以外に何ができるかを含めて考えないといけない」と継続断念の可能性に言及。「日本の船を護送するとか、いろいろな方法がある」と代替案を提示した。

 一方、政府は早期成立の立場を崩していない。首相は一日の記者会見で「関係国が大きな犠牲を払っていることも無視できない」と活動継続の意向を表明。高村正彦外相も「給油活動は必要最低限の国際貢献。続けたい。やめたら日本はテロとの戦いをやめたのかと思われる」と強調している。

 問題は法案成立の見通しが立たないことだ。民主党が徹底して反対するのは確実。成立させるためには衆院再可決が必要だが、これには公明党が慎重姿勢だ。公明党が方針を変えない限り、継続断念が現実味を帯びる。

 六日の自民、公明両党の幹事長、国対委員長会談。公明党の北側一雄幹事長が「民主党に協力を働き掛けよう」と呼び掛けると、麻生氏は「タンカーが日本に来る際の護衛は必要だ。野党も反対できないのではないか」と提案。自民党の大島理森国対委員長も、民主党対案を与野党協議の場に乗せてもいいとの考えを示した。

 麻生氏らの代替案には民主党との接点を探る狙いがあるとみられる。ただ、衆院解散・総選挙を求めて対決姿勢を強める民主党が応じるとは考えにくい。「福田首相の退陣と引き換えに公明党が再議決に応じ、『麻生首相』で衆院解散に踏み切る」。与党内ではこんなささやきも聞こえている。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080808.html

2552片言丸:2008/08/09(土) 18:07:36
#ドタキャン癖?

代議士の都合で公開講座中止 '08/8/9

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 周南市は8日、市内のホテルで23日に計画していた自民党衆院議員佐藤ゆかり氏の公開講座を中止すると発表した。「支援者へのあいさつ回りに忙しく、エリア(東京)外に出られない」(佐藤事務所)のが理由。島津幸男市長は「政治色は出さない」と主張していたが、結局は政治家の都合で開催できなくなった。

 佐藤氏の講座は、市長をトップとする実行委員会が主催する連続講座「周南再生塾」の第1回。事務局の市教委によると、佐藤氏側から6日、島津市長に断りの連絡があったという。佐藤氏は岐阜1区から東京5区への転出が決まったばかりで、事務所は「街頭演説や支援者宅への訪問に注力する時期」と説明する。市教委は第2回に予定していた9月の萩市特別学芸員の講演会を初回にスライドさせた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200808090067.html

2553片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/19(火) 18:17:08
近聞遠見:「町内会長」の出番が続く=岩見隆夫
 内閣改造から1週間、人事話は伝播(でんぱ)力がすごく、中央より地方に意外な情報があったりする。

 自民党の当選5回、中堅衆院議員Mの地元の福岡県、先日たまたま訪れると、後援会幹部が、

 「M先生は防衛大臣に決まっていたんだけど、アフリカに旅行していて間に合わなかった。ツイてないんです」

 とくやしげだ。Mが所属する派閥に問い合わせると、

 「そう聞いている。首相は早めに打診してほしかった」

 と言う。もし事実なら、随分粗雑な話だ。

 ところで、福田康夫首相の初人事、表の主役は麻生太郎新幹事長だが、舞台回しをした裏の主役は、今回も森喜朗元首相だった。

 森が早くから麻生起用で動き、大詰めではかつて総裁・幹事長でコンビを組んだ河野洋平衆院議長に協力を求めた内幕は、すでに報じられた通りだ。森の助けを借りなければ、福田新体制は完結しなかった。

 輪郭はそうだが、いつの人事も微妙で複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながら推移する。今回にしても、細部にわたる真相が明らかになるのには時間がかかる。

 古い話になるが、<河野洋平首相>が誕生しかけてつぶれたことがあった。95年夏、参院選の直後である。

 首相官邸で、村山富市首相(社会党委員長)、河野自民党総裁、武村正義新党さきがけ代表の連立3党首会談が開かれ、席上、村山は社会党の大敗を受け、

 「政権を河野さんに譲りたい」

 と申し出た。しかし、河野は断る。その理由について、当時幹事長だった森は、10年後、自民党の機関誌「月刊・自由民主」の対談で、

 「ある自民党の有力者が、河野さんの総理就任に絶対反対と異を唱えたからだ。誰かはいまは言えない。いろいろと影響するから」

 と述べた。

 この発言のあと、当コラムは、

 <党首会談の控えの部屋で待機していた森幹事長のもとに、「反対だ」と電話をかけてきた有力者は、最大派閥、平成政治研究会の小渕恵三会長だった。

 竹下政権の退陣から6年余、河野政権を許せば、この集団にいつまた政権がめぐってくるかわからないからだ。河野は党内融和を優先して断念したのだろう>

 と明かした。しかし、しばらくして、森は、

 「あのコラムは少し違う。電話ではなく、直接(官邸に)来たんだよ」

 ともらす。そう言われれば、電話1本ですませる事柄ではない。こうして、時を経て少しずつ真相に近づく。

 それにしても、巨体にもかかわらず、森の行動範囲は驚くほど広く、敏しょうだ。海外にしょっちゅう出掛けるかと思えば、オリンピック選手団の結団式で乾杯の音頭をとっている。

 とにかく、面倒見がいい。相談しやすい。話がうまく、和む。情があってやさしい。怒ってもシコらない。融通無碍(むげ)で敵がいない……。

 褒めゴロシみたいだが、いまや実力者でただ一人の貴重なキャラクターだ。最近の雑誌対談で、

 「若い人がすっかり若年寄りになっちゃって。自分の身の安全ばかり考えている」

 と71歳の森がぼやいている。教育係も当分やめられない。

 政界は動乱前夜を思わせる。荒れてこじれれば、ほぐし役がほしい。

 「永田町の町内会長だな」

 という森評を聞いたが、森の出番が続きそうだ。(敬称略)=毎週土曜日掲載

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 岩見隆夫ホームページhttp://mainichi.jp/select/seiji/iwami/

毎日新聞 2008年8月9日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20080809ddm003070103000c.html

2554片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 06:01:57
尾辻氏“大型補正予算案を”

8月19日 17時13分
自民党の尾辻参議院議員会長は記者会見で、政府が臨時国会に総合的な経済対策として今年度の補正予算案を提出するという見通しを示したうえで、「かなり思い切った規模が必要だ」と述べ、大型の補正予算案の編成を求める考えを示しました。

このなかで自民党の尾辻参議院議員会長は「福田総理大臣は臨時国会で取り組む主な課題として、物価高や景気の後退を受けた総合的な経済対策を冒頭にあげた。補正予算案を編成し臨時国会で審議することになると思う」と述べ、政府が次の臨時国会に補正予算案を提出するという見通しを示しました。そのうえで尾辻氏は「原油高など経済情勢はたいへんな事態であり、かなり思い切った規模の補正予算案を編成する必要がある」と述べ、大型の補正予算案の編成を求める考えを示しました。また尾辻氏は、福田総理大臣が来月中旬に臨時国会を召集したいという考えを示したことについて、「国会の召集は月曜日か金曜日が普通であり、来月中旬には12日と19日しか条件に合う日はない」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013588291000.html

2555名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:32:32
「緊急の非常対策発信を」 自民・中川昭一氏が首相批判
2008年8月23日21時36分

 自民党の中川昭一元政調会長は23日、北海道帯広市で講演し、福田内閣の経済政策に触れて「緊急の非常対策をまず発信すべきだ。何もしていないのは政治の無責任と言わざるを得ない。このままでは日本が沈没しかねない。何も発信しない総理では駄目だ」と首相を批判した。中川氏は麻生太郎幹事長に近く、「ポスト福田」に麻生氏を押し上げる狙いがあるとみられる。

 中川氏は「2兆〜3兆円相当の財政出動が必要だ。必要なことは何でもやって難局を乗り切るべきだ」とも語った。
http://www.asahi.com/politics/update/0823/TKY200808230230.html

2556名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:33:36
「何もしない首相はダメ」中川昭一氏が景気対策で発言
 自民党の中川昭一・元政調会長は23日、北海道帯広市の会合で、最近の景気後退に関し、「政府がやれることはなんでもやらなければならない。何も発信しない日本、何もしない政治、何もしない首相はダメだ」と述べ、福田首相が指導力を発揮して積極的な景気刺激策を取るよう強く求めた。

 政府・与党が月内に策定する総合経済対策については、「2〜3兆円の財政出動を含めた定率減税、投資減税が必要だ」と指摘した。また、2011年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する政府の財政再建目標について、「黒字化して日本が沈没したのでは世界中の笑い者になる」と語り、先送りを検討すべきだと主張した。

(2008年8月23日22時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080823-OYT1T00773.htm

2557名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:38:39
「臨時国会で一気に解散を」公明副代表
2008.8.23 20:20

 公明党の東順治副代表は23日、鹿児島市での自民党議員の会合であいさつし、臨時国会の会期に関し「のんべんだらりと長い国会をやっていたら攻撃の的になる。与党にとっていいことは一つもない」と述べ、短い会期が望ましいとの考えを示した。

 同時に「原油、物価高騰で国民は大型の補正予算を望んでいる」と指摘。「大胆な経済政策をやり、短い国会で、勝機が訪れたら一気に衆院を解散する。それがわれわれの構えだ」と強調した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080823/stt0808232022004-n1.htm

2558片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/28(木) 06:36:49
対テロ新法、補正予算で思惑交錯/自公が〝溝〟取り繕う

 自民、公明両党は二十五日、調整が難航していた次期臨時国会の会期を九月十二日から七十日間とすることで合意。インド洋での給油活動を継続する新テロ対策特別措置法改正案と補正予算の扱いをめぐり表面化していた福田康夫首相と公明党の考え方の溝を取り繕い、会期をめぐり長短で割れた意見を「足して二で割る」形で何とか一致点を見いだした。ただ衆院解散・総選挙の時期への影響をにらみながらの会期延長判断で再び対立が再燃しかねない。

 「給油活動は続ける必要がある。シーレーン(海上交通路)を守り、平穏な状態を確保することが日本にとって必要だ」。自民党の保利耕輔政調会長は二十五日の日本記者クラブでの講演で、対テロ新法延長の必要性を重ねて強調した。「慎重居士」で知られる保利氏だけに、首相の意を体した発言とみられる。

 ところが公明党からはなおも首相の意向に沿わない発言が続く。東順治副代表は二十三日に「大胆な経済政策をやり、短い国会で、勝機が訪れたら一気に衆院を解散する。それがわれわれの構えだ」と、対テロ新法改正案を棚上げするように短期国会を主張。公明党幹部の一人も「常識的には対テロ新法の延長は必要だが、与党にいればいつでもできる。政権維持が大事だ」と解説する。

 ただ、公明党内でも東氏のような過激な発言は一部にとどまり「衆院再議決を前提としない会期設定であれば受け入れる」というのが基本姿勢。この点については「首相も公明党の考えを無視することはないだろう」(幹部)と楽観していた。

 公明党のもう一つの要求は大型の補正予算編成だ。さらに所得税を一律に一定額減税する「定額減税」を緊急経済対策に盛り込み、中低所得者へのアピールを狙う。

 これに対し自民党は大型補正に前向きな保利氏も「難しい」と否定的。大型減税を実施するには赤字国債増発が必要になるためだ。公明党の北側一雄幹事長は「実施時期はいろいろあるかもしれないが、何らかの表現があってしかるべきだ」とけん制。仮に「ゼロ回答」であれば公明党の反発は避けられない。

 定額減税を別にすれば、自民党内でも麻生太郎幹事長らは「まずは景気対策だ」と赤字国債増発も視野に大型補正予算に理解を示すが、中川秀直元幹事長らは慎重な姿勢を崩さない。同じ選挙担当者でも公明党に近い古賀誠選対委員長と菅義偉選対副委員長は補正予算へのスタンスが異なる。

 補正予算を「成果」に年末年始の衆院解散を狙う公明党。主張通りに、大型補正予算を編成すれば、一気に「解散風」が吹きかねない。首相は二十五日、記者団に「しっかりした経済対策。しかし、財政の健全化も大事でしょう。両方大事です」とけむに巻いた。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080825.html

2559片言丸:2008/08/29(金) 09:32:39
自民党:国家戦略本部、「改革続行」を強調 中川元幹事長、反転攻勢へ

 自民党国家戦略本部(本部長・福田康夫首相)は28日、党本部で今月1日の内閣改造・党役員人事後初の会合を開いた。実質トップの本部長代行に就任した中川秀直元幹事長は、渡辺喜美前行革担当相、塩崎恭久元官房長官ら「改革続行の同志」の閣僚経験者を副本部長にそろえた。小泉改革路線見直しを図る麻生太郎幹事長らが登用される半面、中川氏らは冷遇されただけに、戦略本部を反転攻勢の拠点にする考えだ。

 「世界が音を立てて前に進んでいる。今の時代を好機ととらえ、変革に挑戦するビジョンを作りたい」

 中川氏はあいさつで、次期衆院選の党のマニフェスト(政権公約)に反映させる「中長期ビジョン」を策定する方針を示した。ビジョンには経済財政や政治改革などの政策が盛り込まれる見通しだ。

 会合には約70人が出席、渡辺氏は「改革続行のメッセージを発信しないといけない」と強調した。

 慣例的に執行部の「あて職」として本部長代理に麻生氏、副本部長に「郵政造反復党組」の保利耕輔政調会長らを入れざるを得なかったが、中川氏は副本部長ポストを6人から27人に増員して改革派で包囲する人事を実行。渡辺、塩崎両氏のほか、小泉純一郎元首相につながる武部勤元幹事長、小池百合子元防衛相、中川氏と親しい伊藤達也首相補佐官らを任命した。

 中長期ビジョンは11月をめどに原案をまとめる。新たに策定委員会を設置して小池氏が委員長に就任。計130人の副委員長には05年の郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」の衆院議員からも52人を起用した。

 中川氏は「改革の旗を掲げないと衆院選で都市部の無党派層の支持を得られない」との考えだが、改革路線に後ろ向きな執行部とあつれきが生じるのは必至だ。【近藤大介】

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 ◆自民党国家戦略本部の主な役員メンバー◆(敬称略、党執行部以外)

<本部長代行>中川秀直

<副本部長>鳩山邦夫、伊藤公介、額賀福志郎、逢沢一郎、石破茂、金子一義、武部勤、谷津義男、石原伸晃、河村建夫、杉浦正健、山本有二、伊藤達也、小池百合子、塩崎恭久、菅義偉、棚橋泰文、渡辺喜美、猪口邦子、松田岩夫、川口順子

毎日新聞 2008年8月29日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080829ddm005010015000c.html

2560片言丸:2008/08/29(金) 11:31:25
自民党国家戦略本部が始動/経済政策で路線対立へ

 自民党の中川秀直元幹事長が本部長代行として率いる国家戦略本部(本部長・福田康夫首相)が二十八日、始動した。衆院選マニフェスト(政権公約)に、小泉構造改革を反映させる考えで、経済政策をめぐり麻生太郎幹事長らとの路線対立が予想される。ポスト福田で「反麻生」の拠点になるとの憶測も消えない。

 「改革路線の明確化が重要だ。意見があるなら大いに論争をすべきだ」

 中川氏は初会合でこう表明し、集まった約六十人の衆参両院議員に協力を求めた。副本部長は中川氏と近い武部勤元幹事長や塩崎恭久元官房長官ら党三役、閣僚経験者ら二十七人で構成。政権公約を練る新設の「中長期ビジョン策定委員会」委員長にはポスト福田の一人とされる小池百合子元防衛相を起用した。十一月までに政権公約の原案を策定する段取りだ。

 今月一日の内閣改造では、財政再建に向け消費税率引き上げを唱える与謝野馨氏が経済財政担当相に就任し、党執行部も小泉改革に批判的な麻生氏、保利耕輔政調会長らが占め、中川氏は要職から外された。

 ところが「脱小泉路線で改革後退だ」との批判を恐れた首相は四日、急きょ本部長代行を新設、中川氏を処遇した。経済成長を優先する「上げ潮派」の中川氏は国家戦略本部を足場に巻き返しを図ることになった。

 中川氏は六日、自身のホームページで「小泉改革路線を後退させるのではなく、前進させねばならない。下野した上げ潮派は、国家戦略本部を改革派の拠点として、改革貫徹の旗を振り続ける」と宣言した。

 ただ本来、政権公約づくりは政務調査会の仕事。党内には「二つの政権公約ができてしまう」との懸念が出ている。この日の会合でも「政権公約とこの会との関係が分からない」(鳩山邦夫前法相)、「ここで政権公約をつくるとは思っていなかった」(松田岩夫元科学技術担当相)などと異論が続出した。

 これに対し中川氏は「三―五年のビジョンをつくれば政権公約の枠組みになるのは当然だ」と反論した。

 中川氏が決めた戦略本部の顔触れから首相が退陣した場合、「小泉改革」を旗印に小池氏らを擁立して麻生氏に対抗するのではないかとの憶測も強まる。マニフェストづくりが前哨戦となりそうだ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080828.html

2561片言丸:2008/08/30(土) 06:46:47
近聞遠見:太田・公明の「がぶり寄り」=岩見隆夫

 国民新党の亀井静香代表代行は24日朝、TBSテレビの番組<時事放談>で、

 「自民党の最大支持母体は創価学会だ。あとは小泉さん(純一郎・元首相)が全部つぶした。このままでは(自公の)抱き合い心中になる。『泥舟から出てこい』と私は公明党の人に言っている」

 と述べた。極端な発言のようだが、核心をついたところがある。

 臨時国会の舞台だけは設定されたが、本番はこれからだ。与野党対立よりも、与党内の綱引きが日々緊迫の度を増してくる。すべては亀井が言う<抱き合い心中>をいかに回避するか、をめぐるぎりぎりの選択だ。

 近づく衆院選、与党勢が過半数を割り込めば、自民党が第1党の席を譲れば、政権を失う。それは自民、公明両党の心中を意味する。

 回避策として、公明党の太田昭宏代表は、

 「どのあたりが勝ちうる状況を生み出せるか考えなくてはいけない。年末・年始(の解散)は当然、最初に出てくる選択肢だ」(22日の発言)

 という答えを出した。

 福田康夫首相はこれに応じるかどうか。公式、非公式に福田・太田会談を重ねているらしいが、福田はハラのうちを明かさないという。年末・年始案に乗れば、解散権を渡したも同然、と言われかねないからだろう。

 福田の進退、法案の選択をからめながら、公明党はひたひたと強引に迫っている。こんな姿を見ることはかつてなかった。党の命運を懸けているかのようだ。

 太田は四十数年前の京大生時代、相撲部の主将をつとめた。最近の執念は<がぶり寄り>を連想させる。それは、福田が内閣改造を終えた日、太田が

 「内閣を支えるのは当然だが、むしろ私はリードしたい」

 ともらしたのにあらわれていた。リードという名の闘争宣言、波状攻勢だ。

 自民、公明両党の連携は98年7月の小渕政権発足から始まっている。やはり参院が少数与党だった。野中広務官房長官を中心に連立を持ちかけると、公明党が

 「いきなり一緒になれますか。間に座布団を置いてもらわないと」

 と答えたのはよく知られた話だ。座布団用に小沢一郎率いる自由党を引き入れ、まず自自、ついで自自公、自公という経過をたどった。

 だから、最初はクッションつきの連立だったが、次第に選挙支援が深まり融合関係に入っていく。しかし、自公連立8年、自民党の退潮、政権ピンチのもとで、転機が訪れたようだ。

 自民党はがけっぷち、公明党もまた揺れている。同党首脳は、

 「結党以来の危機でしょうね。支持組織の創価学会との関係をちゃんとしなければならない」

 と言う。

 与党暮らしが長くなり、自民党との政策的な一体化が進んで、当初唱えた中道政治がかすんできた。海上自衛隊のインド洋派遣の根拠法である新テロ特措法は、公明党の協力で3分の2以上が賛成しなければ成立していない。批判の強い後期高齢者医療制度も同党が支えた。

 だが、<平和・人権・福祉>を原点とする学会側はいずれにも反発を強め、公明党とのズレが広がっている。国家運営に責任を持つ与党と宗教の立場の違いだ。

 公明党の結党大会は64年11月、衆院に進出したのが67年1月の選挙で、25人当選させた。同じような党勢のまま、40年以上が過ぎている。

 中型、それも宗教団体に支えられた政党の身の振り方、むずかしい。(敬称略)=毎週土曜日掲載

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 岩見隆夫ホームページhttp://mainichi.jp/select/seiji/iwami/

毎日新聞 2008年8月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20080830ddm003070101000c.html

2562片言丸:2008/08/30(土) 06:52:47
クローズアップ2008:政府、定額減税実施へ 解散視野、バラマキ
 ◇攻勢公明に押し切られ
 29日に決定した総合経済対策では、公明党が総額2兆円を念頭に低所得者向けの定額減税を強く求め、財政規律を守ろうと抵抗した政府・自民党を押し切った。年末年始の衆院解散・総選挙を狙ってタブーだった「バラマキ」へ突き進む公明党に引きずられた形だ。ただ、経済対策としての効果は不透明。福田康夫首相は赤字国債発行を否定するが、福田政権は構造改革路線からの転換に続き、財政再建でもつまずきかねない。

 28日深夜、国会近くのホテルで行われた自民、公明両党の幹事長、政調会長らの協議は延々3時間半に及んだが、午前0時を過ぎてもまとまらなかった。

 「定額減税は緊急性があり、臨時国会で実現すべきだ」。公明党の北側一雄幹事長らが「年内実施」を強く迫ったのに対し、自民党は「年末の税制調査会での議論を経ないわけにいかない」(保利耕輔政調会長)と反論。

 公明党は妥協案として、来年3月までの「年度内実施」に譲歩し、自民党も受け入れたが、了承を得るために呼んだ与謝野馨経済財政担当相は「即答できない」と結論を避けた。そのため29日朝、町村信孝官房長官や与謝野氏、麻生太郎幹事長らが首相官邸に集まり、首相の了承を得て決着した。自民党幹部は「選挙協力を考えたら自民党に公明党とケンカできる余裕はなく、受け入れるしかなかった」と解説する。

 8月1日の内閣改造前まで、自民党内では与謝野氏ら「消費税増税派」と経済成長と歳出削減で増税を避けるとする中川秀直元幹事長ら「上げ潮派」が路線対立を繰り広げていたが、どちらも財政再建を目標に掲げていたのは同じだった。

 ところが、内閣改造を機に公明党が「年末・年始解散」への期待をむき出しにし、自民党もあおられ出した。物価上昇と景気減速への不安が広がる中、選挙をにらんだ経済対策の合唱が始まった。公明党は大型補正予算編成を迫り、「ポスト福田」政局で公明党の支えが欲しい麻生氏も「財政再建より景気対策を優先すべきだ」と同調。「財政出動派」が一気に台頭した。

 流れに押されて、与謝野氏も「赤字国債発行の回避は首相の願望だ」と、財政再建路線を後退させた。

 しかし、選挙前に連立政権での存在感を誇示したい公明党の攻勢は止まらない。大型補正だけでは飽きたらず、家族の数などに応じて所得税や住民税から一定額を減税し、低所得者ほど恩恵が大きい定額減税という難題を持ち出した。これには麻生氏も「一律いくら(の減額)ではありがたみがない」と腰が引けたが、押し切られた。

 公明党は減税規模2兆円を狙うが、実施するには赤字国債発行が避けられない。減税の法案提出は年明けの通常国会になる。実施は決まったものの、先送りされた規模や財源の調整は解散時期の駆け引きに直結する。自民党幹部は「公明党に譲歩した分、新テロ対策特別措置法の延長や、衆院解散時期は協力してくれないと割が合わない」とぼやく。

 しかし、公明党とパイプを持つ自民党の古賀誠選対委員長が29日、新潟市での講演で「もう少し財政支出など踏み込んだ対策が必要ではないか」と不満を述べるなど、圧力はやみそうにない。【犬飼直幸、三沢耕平】

 ◇民主は「22兆円」
 民主党は昨年の参院選で▽年金基礎部分への消費税全額投入6・3兆円▽子供手当創設4・8兆円−−など総額15・3兆円の政策を掲げた。次期衆院選では、さらに▽緊急経済対策3・5兆円▽ガソリン税など暫定税率の廃止2・6兆円−−などを加え総額22兆円超を打ち出す方向。小沢一郎代表は「財源の具体的な検討は政権を取ってから」と主張する。【小山由宇】

 ◇景気刺激効果は不透明
 定額減税が焦点となったのは、「公共事業が封印され、減税以外に有力な需要喚起策が見当たらない」(公明党幹部)事情もある。ただ、景気低迷で節約志向が強まる中、減税分が消費に回らず貯蓄に向かえば経済対策としての効果は薄く、単なるバラマキに終わりかねない。

 過去の経済対策で実施された大規模公共事業については「景気浮揚効果は大きくない。国の借金を膨らませただけに終わった」(市場関係者)との評価が定着している。国際的にも、近年の経済対策は公共事業のような需要追加型がほとんど採用されず、減税が中心となっている。

 低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題で景気が失速した米国でも今春、総額16兆円の所得税減税が行われ、個人消費の落ち込みを一時的に和らげた。ただ、「景気刺激効果は一時的」(米大手証券)と言われ、米政府は早くも追加減税を迫られているのが実情だ。

2563片言丸:2008/08/30(土) 06:53:20
 日本でも橋本龍太郎政権が98年に4兆円規模の定額減税を実施。小渕恵三政権も99年に恒久的減税に踏み切ったが、目立った効果はなかった。

 一方で、日本の国と地方の借金残高は800兆円に迫る。財政再建が急務なのに、大型減税はそれに逆行する。政府・与党は「減税は実施しても単年度限り」(伊吹文明財務相)、「財源は赤字国債ではなく埋蔵金を活用する」(太田昭宏・公明党代表)と言いつくろう。政府内では特別会計の積立金の取り崩しが検討されている。

 しかし、09年度から基礎年金の国庫負担割合を2分の1(現行3分の1)に引き上げるのに必要な財源(2・3兆円)の手当てさえ付かない中での減税は、政府の懐具合を一層厳しくさせる。エコノミストからは「景気対策ではなく、選挙対策としての展望なき壮大なバラマキだ」との声も上がっている。【清水憲司、赤間清広】

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 ■過去の特別減税■

    政権 規模

94年 細川 5.5 定率

95年 村山 2.0 定率

96年 村山 2.0 定率

98年 橋本 4.0 定額

99年 小渕 3.5 定率

 ※規模の単位は兆円

毎日新聞 2008年8月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080830ddm003010098000c.html

2564片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 19:48:16
「無用の雑音」と首相、取材拒否 問われる説明責任 '08/9/2

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 福田康夫首相は二日、退陣表明を理由に、原則一日一、二回行っていた記者団のぶら下がり取材(質疑)に応じない意向を内閣記者会に伝えた。新内閣発足までの二十日間以上、質疑が中止となる上、拒否理由で、質疑を「無用な雑音」と表現しており、説明責任に対する首相の姿勢が問われそうだ。

 首相の意向を伝達した秘書官によると、首相は「退陣表明した以上は職務を淡々とこなしたい。無用な雑音を立てるべきではない」と話している。ただし、国内外で大事件・事故があった場合は「柔軟に対応する」としている。

 森内閣以前は、首相の隣を歩きながら記者団が質問する方式だったが、小泉内閣発足に伴い、立ち止まってのぶら下がり取材が定着。安倍晋三前首相は退陣表明翌日に入院したため、ぶら下がり取材には応じられなかった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809020379.html

2565片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 19:49:06
麻生氏、総裁選出馬を表明 10日告示22日投票 '08/9/2

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 自民党は二日午後、総裁選挙管理委員会(臼井日出男委員長)を党本部で開き、退陣表明した福田康夫首相の後継を決める総裁選を十日告示、二十二日投開票の日程で行うことを決めた。後継に本命視される麻生太郎幹事長は出馬する意向を事実上表明。中堅、若手を中心に麻生氏の対抗馬擁立を模索する動きも広がり、小池百合子元防衛相らに期待する声が出ている。

 麻生氏は記者会見で「(総裁を)受ける資格はあると思う。自分なりの考えを実行したい」と明言。支持グループは、麻生派が会合を開くなど立候補に向けた調整をスタートした。

 小池氏は都内で記者団の質問に「日本の危機そのものなので皆と危機感を共有したい」と答え、出馬に含みを残した。

 首相は二日の自民党役員会で「お騒がせして申し訳ない」と陳謝した。

 総裁選は十日午前十一時から三十分間、立候補を受け付ける。複数の候補者が届け出た場合は同日午後二時から共同記者会見を開き、十一日に所信表明演説を実施。二十二日に党大会に代わる両院議員総会で投開票する段取りだ。

 選挙方法は党所属国会議員三百八十七人にそれぞれ一票、各都道府県連に三票ずつ計百四十一票を割り振り、合わせて五百二十八票を争う。各都道府県連には党員・党友投票を実施するよう要請する方針で、最も得票の多かった候補者に三票全部を投じる「総取り方式」にするか、得票数に応じて票を配分する「ドント方式」にするかは各都道府県連の判断に任せる。

 自民党内では、小沢一郎代表の無投票三選となる見通しの民主党代表選との違いを鮮明にするためにも、複数候補による選挙戦を展開すべきだとの声が大勢で、石原伸晃元政調会長を推す声もある。若手の一部に待望論がある小泉純一郎元首相は出馬する意思がないことをあらためて周辺に伝えた。

 党内各派はそれぞれ会合を開き対応を協議したが、派閥単位の統一行動は難しいとの空気が広がっている。こうした情勢を踏まえ、麻生氏支持グループや、対抗馬擁立を目指す中堅・若手議員グループなど派閥横断の動きが活発化しそうだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809020378.html

2566片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 19:50:39
麻生氏に反発?小池氏と中川氏会談 野田氏出馬せず
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(56k / 300k)(56k / 300k)
 福田総理大臣が1日夜に辞意を表明しました。ポスト福田は誰になるのか、永田町が動き出しました。

 2日夕方、「上げ潮派」の中川元幹事長のもとを小池元防衛大臣が訪れました。現在も話し合いが行われています。中川氏は、麻生幹事長の政策に「小泉改革の後退だ」と批判的で、2日は渡辺前行革担当大臣ら「上げ潮派」の議員と意見交換を重ねました。中川氏に担がれて小池氏が出馬するかどうかが最大の焦点です。ただ、自民党幹部の一人は「小池氏が出馬すれば、小泉チルドレンが結構集まる。最大派閥の町村派も麻生支持と小池支持で割れるかもしれない」と指摘し、党を二分しかねない状況を予想しています。一方、いち早く出馬の意向を示した本命・麻生幹事長の陣営は、麻生派が会合を開いて情勢分析を行いました。しかし、去年と同様に、幹事長でありながら真っ先に手を挙げたことに党内の反発も出ていて、期待通り所属議員の支持が広がるかは不透明です。また、出馬に含みを見せた野田消費者担当大臣ですが、記者団に「出馬しない」と明言しました。こうした状況に、去年は反麻生で福田支持に回った津島派や古賀派などは、ほかの派閥の動向をにらみながら様子見といった状況です。まずは小池氏が出馬するかどうか、この結果次第で各グループの動きは大きく左右されることになります。

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index.html?now=20080902193302

2567片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 20:07:29
【記者手帳】首相の辞任会見に思う '08/9/2

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 「総理の会見は国民には『人ごと』のように聞こえる。この辞任会見も」。一日夜、福田康夫首相の辞任会見で、そんな質問をぶつけた。首相は「私は自分を客観的に見ることができる。あなたとは違う」と気色ばんだ。生意気な質問だという指摘を受けるかもしれないが、あえて聞いておきたかった。

 昨年十月、米民主党のオバマ上院議員が大統領候補指名を争う中、「米国は核兵器のない世界を追求する」と発言した。首相はどう感じたか、夕方の「ぶらさがり会見」で尋ねた。返答は次のようなものだった。

 「そりゃ、そういう世界が実現すれば、それにこしたことはないと思います。まあ、いずれにしてもですね、核兵器を保有する、その競争をするような世界では、あまりよくないと思いますけどね」。被爆国の首相の言葉としては、あまりに物足らなく感じた。

 福田首相は確かに自身の置かれた状況を客観視し、慎重に発言する人だと思う。しかし、それだけでは務まらないのが首相の重責だろう。国民に自身の明確な意思を伝える必要に常に迫られている。辞任会見を聞きながら過去の取材経験がよみがえり、どうしても聞かずにはおれなかった。(東京支社・道面雅量)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809020385.html

2568片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 20:37:44
自民総裁選:浜四津・公明代表代行が麻生氏支持 幹部で初
 公明党の浜四津敏子代表代行は2日、党本部で記者団に、自民党総裁選に出馬表明した麻生太郎幹事長について「明るくて、はっきりしていて(総裁・首相として)いいのではないか。公明党の党員・支持者からも受け入れられる」と述べ、いち早く支持を打ち出した。党幹部で麻生氏支持を表明したのは初めて。福田康夫首相を事実上先頭に立って退陣に追い込んだ公明党が、今度は「麻生禅譲」戦略もリードしようとしているようだ。

 浜四津氏は支持母体・創価学会の中核である婦人部から絶大な支持があり、大きな党内発言力を持っている。閣僚の問題発言などで、公明党が辞任を迫る時には浜四津氏が口火を切るケースも多く、「麻生氏支持」発言も同党全体の姿勢を示唆しているとみられる。

 公明党は、年末年始の解散・総選挙実現に向けて8月以降、政局をリードしている。臨時国会の召集日や会期幅の決定、定額減税の年度内実施合意など、この間の重要な政府与党決定では、北側一雄幹事長を中心に麻生氏と連携しながら議論をけん引してきた。

 麻生氏との「蜜月関係」の一環で、党内では福田首相の退陣表明前から、麻生氏への早期交代を待望する意見が半ば公然と出ていた。その意味で、浜四津氏の支持発言は必ずしも唐突でない。

 だが、自民党総裁選で公明党は、しょせん局外にいる。自民党の各派閥はまだどこも態度を明確にしておらず、公明党の先行ぶりが目立つ。麻生氏が狙い通り次期総裁に選出されれば、いち早い支持表明は、連立与党内の足場を強くするが、思惑が外れた時は、先走りすぎたリスクを背負う可能性もある。

 このため、太田昭宏代表は同日の記者会見で「個別の人の論評は差し控える」と慎重姿勢を強調。党内には、「昨年の自民党総裁選では1日で情勢が一変した。行方をよく見極める必要がある」(公明党幹部)と、前のめりな「麻生氏支持」を不安視する声もある。

【仙石恭】

毎日新聞 2008年9月2日 20時04分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080903k0000m010069000c.html

2569片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 08:17:09
『大連立かなっていたら』 首相退陣検証
2008年9月3日 朝刊

 一日夜の記者会見で突然、辞意を表明した福田康夫首相。決断の背景に何があったのか−。

 (政治部政局取材班、文中敬称略)

 「辞意、辞意」

 一日夕、福田は長男で秘書官の達夫を執務室に呼んで、こう告げた。達夫が「えっ」と問い直すと「辞意表明する」と、福田は言い直した。

 福田は同日午後、大阪府岸和田市で開かれた近畿府県合同災害訓練を視察。炊き出しの昼食として自衛隊がつくったカレーライスを「おいしいね」と平らげており、辞任の気配など全くなかった。

 驚いた達夫は、自民党幹事長・麻生太郎に連絡。官邸に駆け付けた麻生と官房長官・町村信孝の二人が福田とひざ詰めで「内閣改造をしたばかりだ。なぜ今、辞めるのか」と、一時間にわたり慰留に努めた。

 福田は、ねじれ国会での民主党代表・小沢一郎らの「横暴さ」を挙げ「小沢対私では通常国会のままだが、別の人なら少しは変わるかもしれない」と説明。麻生らは「首相が代わっても民主党の態度は変わらないのでは」などと反論したが、福田は「可能性」を強調して譲らず、午後九時半からの緊急記者会見を設定した。

 準備を終えた福田は、後見役の元首相・森喜朗や連立相手の公明党代表・太田昭宏、財務相・伊吹文明などごく少数の関係者に電話で連絡。唐突な辞意に戸惑う森らに構わず、会見に臨んだ。

 福田は会見でも民主党を批判。会見後に正副官房長官を集めた席でも「大連立がかなっていたらなあ。少しは変わっていただろう」と未練を口にした。政府高官は「民主党への抗議の辞任だ」と福田の心中を思いやった。

  ■   ■

 ただ、福田に近いベテランは「会見で本当の理由を言うわけがない」と指摘する。

 政府・与党は八月二十五日、臨時国会を九月十二日に召集し、会期を七十日とすることで合意。二十九日に決定した総合経済対策には定額減税が盛り込まれた。いずれも福田が公明党に譲歩した形の決着だった。

 福田は会見で、辞任の決断は「先週末」と明かした。口をつぐんでいるが、真の辞任理由は「公明党の要求に愛想を尽かした」「公明党の首相交代論が強まる機先を制した」との見方を生んでいる。

 太田は、二日の記者会見で「亀裂があるとは思ってない」と、福田追い込み説の否定に躍起になった。公明党代表代行の浜四津敏子は「限界を感じたのだろう」と福田を突き放す一方、次期首相候補の麻生に「明るくてはっきりしている」とエールを送った。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008090302000150.html

2570片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 08:18:46
発信力弱かった福田首相 TVメディアには物足りず
2008年9月3日 08時14分

 突然の退陣を一日に表明した福田康夫首相。在任十一カ月を振り返っても印象的な言動はほとんど浮かんでこない。派手なパフォーマンスや紋切り型のワンフレーズ…。メディアをフル活用した小泉純一郎元首相の「劇場型政治」に慣れてしまった国民にすれば、刺激に乏しく、物足りなさを感じたのは間違いない。安倍晋三前首相は「小泉劇場」をうまく引き継げなかったが、福田首相もまたメディアを存分に使いこなせなかったといえる。 (小田克也、石原真樹)

 「小泉政治は激辛料理。それに国民の舌はまひしてしまった。『安倍中華』も『福田和食』も小泉政治に比べると味がしない」。政治アナリストの伊藤惇夫氏は、メディアを通じた首相の影響力を、料理にたとえてこう語る。

 小泉元首相は、大相撲夏場所で横綱・貴乃花関(当時)が優勝すると「感動した!」と絶叫。訪米すればプレスリーのまねをしてワシントン・ポストに大きく報じられた。

 テレビカメラは、予想外の出来事や派手なパフォーマンスを期待する。フジテレビ関係者は「小泉さんを追っかけたのは、何かやってくれるのではないかという期待感からだ。だが福田さんにはそれが感じられない」。手を高く突き上げるバラク・オバマ上院議員や絶叫するヒラリー・クリントン上院議員…。この夏、テレビカメラはむしろ米民主党の大統領候補指名争いを大きくとらえた。

     ◇

 福田首相はメディア向きの政治家ではないのか。音好宏・上智大学教授(メディア論)は「メディア受けは悪くない。小泉首相時代に内閣のスポークスマンである官房長官を務め、皮肉っぽい口調がウケた。名脇役だったが、自分が主役になると、周りの役者が手薄。八月の改造で消費者行政担当相に野田聖子氏を起用するなどしたが、遅きに失した感がある」。

 「キャスティング」が後手に回ったのは、飯島勲氏(小泉首相の首席秘書官)のような“敏腕プロデューサー”がいなかったことも影響しているのだろう。

 メッセージの発信力も脆弱(ぜいじゃく)だった感は否めない。「小泉首相はメディアを通じて郵政民営化など自らの政策課題を鮮明にしていった。しかし福田首相は受け身。環境問題や消費者庁設置に取り組んだが、その意欲を伝えきれなかった」(放送関係者)。伊藤氏は「福田さんは心構えも準備もないまま首相になった。発信したいことがない。だから人に説明できない。(国民が)政権発足数カ月でそういう固定観念を持ってしまった」と切り捨てる。

     ◇

 福田政権は昨年九月に発足。国民は、小泉−安倍と続いた派手なパフォーマンス型の政治ではなく、少し落ち着いた政治を求めたといえるし、福田首相もそうしたパフォーマンスを内心、嫌っていたのは間違いない。

 ただ「小泉劇場」の劇薬に慣れた国民にすれば、福田首相の言動はやはり物足りなく映ったのだろう。

 福田首相も、日中首脳会談で温家宝首相とキャッチボールしたり、洞爺湖サミットに向けて未来のクルマに試乗したりと、それなりのサービスを見せたが、国民のハートをつかむには至らなかった。

 辞任を表明した一日の緊急会見。出席した記者から「人ごとのようだ」と半ば批判されると、福田首相は、「私は自分自身を客観的に見ることができる。あなたとは違う」とめずらしく気色ばんだが、国民が見たかったのは、まさにこの表情だったのではないだろうか。

(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008090390070642.html

2571片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 09:01:12
自民足元ガタガタ 退陣、怒る東北の支持者

 政権の座に君臨し続ける自民党の足元が揺らいでいる。福田康夫首相の退陣表明を受けて2日、東北の自民党国会議員や県連幹部は釈明に追われた。首相が2人続けて政権を投げ出す醜態の連鎖。草の根で政権を支え続けてきた支持者は、国民からのかつてない逆風を感じ始めている。「自民党はもうおしまいだ」。冷たく突き放すような声も聞かれた。

 2日夕、党宮城県連会長を務める土井亨衆院議員(宮城1区)の政治資金パーティーが仙台市内で開かれた。次期衆院選に向け気勢を上げようと思っていた土井氏だが、あいさつでは同じ町村派出身の首相をかばい続ける羽目になった。

 「若い世代で新しい政治をつくる必要性を問い掛けるため、福田首相が自らお辞めになったのです」

 「苦しい言い訳だな」。失笑する会場。集まった約800人の支持者のうち何人が納得できたか。60代の建設会社役員は「1年たたないうちに辞めるとは頼りない。一度、民主党に政権をやらせてもいいんじゃないの」と真顔で話した。

 宮古市では2日、党岩手県連主催の政策要望懇談会が開かれた。「ちょうどいい時期の辞任劇だ。辞任するんじゃないかと思っていた」。菊池勲県連会長は開き直るしかなかった。集まった首長らが「大変ですね」と同情した。

 秋田県選出の国会議員の事務所には「党は大丈夫なのか」と行く末を案じる電話が相次いだ。ただ、怖いのは今後だ。「これから怒りの声が強まるだろう」。事務所関係者は頭を抱える。

 自民党の地方組織を支える小熊慎司福島県議も「支持者は皆あきれている。総理の座はこんなに軽いものか」と嘆いた。

 秒読みが始まった衆院解散・総選挙。総裁選で誕生する新たな「党の顔」は、がけっぷちの巨大与党を救えるのか。

 青森県中泊町中里地区の佐藤均党支部長は「誰が総裁でも党への厳しい声は変わらない。大規模農業の推進、後期高齢者医療制度は、党を支えてきた人を敵に回した。事態は昨年の参院選より深刻だ」と声をこわばらせた。

 「自民への風はもはや逆風以上だ。実行力に乏しい福田首相は民主党にもてあそばれた」と分析する党山形支部長の鈴木善太郎山形市議。「次はきちんとものが言えるリーダーが必要だ」と切実に願った。
2008年09月03日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080903t73012.htm

2572片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 10:05:30
福田首相、GW以降2度辞意漏らす…森氏が慰留
福田退陣・総裁選
 福田首相が今春の大型連休以降、森元首相に対して2度にわたり、辞意を漏らし、慰留を受けていたことが分かった。首相の出身派閥の自民党町村派関係者が2日、明らかにした。

 8月21日には、森氏、小泉元首相、安倍前首相の首相経験者3氏と中川秀直・元幹事長が静岡県内でゴルフを名目に会合し、慰留に努めることを確認するとともに、首相退陣後の自民党総裁選への対応などについても協議したという。

 連休前の4月27日の衆院山口2区補選では、自民党候補が敗北。首相は「自らの手で今後、衆院を解散してもいいのか」と漏らしていたともいう。

(2008年9月3日09時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080903-OYT1T00181.htm

2573片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 10:20:49
「一体、どうすれば?」 不安募らす小泉チルドレン '08/9/3

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 「一体どうすればいいのか」。福田康夫首相の辞意表明で早期の解散総選挙もささやかれる中、二〇〇五年の郵政選挙で初当選した自民党の「小泉チルドレン」のうち選挙区が決まっていない新人議員たちが党の混迷に不安を募らせている。

 「解散総選挙に向け心の準備は怠っていないが、いつになれば選挙区が決まるのか」と、複雑な表情を浮かべるのは第三次小泉内閣で少子化担当相に抜てきされた猪口邦子衆院議員。

 政治学者から転じた前回総選挙では比例東京ブロック一位で優遇されたが、次回は小選挙区での出馬を狙う。昨秋以降、約千四百人の新規党員を獲得、小池百合子元防衛相らと女性議員による政策ユニットも結成し執行部に猛アピール。それでも選挙区の決定通知はいまだに届いていない。

 求める総裁像についても「これまでの党への貢献度をきちんと評価できる人」と話し、自分の選挙区を早く決めてほしいとの期待をにじませた。

 大塚拓衆院議員(比例東京)は「選挙区が決まらず、正直焦っている」。同党の丸川珠代参院議員と六月に結婚したことに触れ、「生活の足場を築いたばかりで、何としても勝ち上がらなければならない」。再選への決意は強まる一方だが、「選挙時期もはっきりしない今の状態でどう動くべきなのか」と、揺れる胸中を明かした。

 「突然の辞意表明はあまりに無責任」と憤るのは、単独比例での出馬の意向を示す浮島敏男衆院議員(比例南関東)。「党幹部たちは選挙が強いからいいが、来年の選挙を念頭に一生懸命動いてきた一回生議員はどう対応すればいいのか」と話した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809030217.html

2574片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 11:08:48
検証・首相退陣/「辞意だ」とさじ投げる

 内閣支持率の低迷にあえいだ首相福田康夫は、周囲に「辞意だ」と唐突に告げて政権運営のさじを投げた。信頼回復と国民目線を掲げての就任からわずか一年足らず。国民不在の退陣劇が繰り返された背景には、解散・総選挙前の「顔」のすげ替えを既定路線にした与党の「暗黙のシナリオ」があった。(敬称略)

 ▽かん口令

 「小沢とはもうやれない。民主党が変わらないなら自民党が変わらなければいけない。余裕のあるうちに新しい態勢をつくって臨むべきだ」。福田は一日午後六時ごろ、官邸に自民党幹事長麻生太郎と官房長官町村信孝を呼び込み、民主党代表小沢一郎と信頼関係を構築できないことを理由に辞意を切り出した。

 福田は、麻生の顔をのぞき込みながら「麻生さん、総裁選に出るんでしょ。麻生さんが出ないんだったら誰も出られないよ」と強調。町村が元首相森喜朗には伝えたのか問うと「関係先への連絡は僕がする。あんまり早く情報が流れると、また『禅譲密約』とか言われちゃうからね」とかん口令を敷いた。

 この一時間後、元自民党幹事長中川秀直と食事を共にしていた森は、福田から携帯電話で政権の幕引きを聞かされる。「ご決断されたのですか。もう少し待ってくれませんか」。森は慰留したが、福田は「もう麻生さんにも話しましたから。党総裁選は正々堂々とやっていただきたい」と受け流した。

 森は退陣を予感していた。しかし引き際には何らかの「花道」を用意することが必要だと考えていた。時期が早いことだけが計算違いだった。

 森は元首相小泉純一郎に電話し「清和会(自民党町村派)は四代続けて首相を出した。今度の総裁選は静観すべきだ」との認識で一致。小泉はこの後、親しい議員に「にぎやかな総裁選をして、来年の通常国会冒頭で解散すればいい。おれは出ないぞ」と宣言した。

 ▽見切り

 福田にとって、七月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)と、八月の内閣改造は政権浮揚に向けたラストチャンスだった。しかし政権は低空飛行を続けた。「なすべきことをこなしていけば、国民に分かってもらえる」。福田が周囲にいくら強気を見せても「福田では衆院選を戦えない」という与党の声は増幅していった。

 八月二十日夜、神奈川県・箱根で開かれた町村派研修会の終了後、幹部が場を移して集まった。「福田さんが自分の手で解散に踏み切るのは無理ではないか」。出席者の一人が口を開くと、元法相杉浦正健は「(衆院議員の任期満了直前の)来年八月まで続投し、その後に総裁選をして新首相で解散する手はある」との延命策に言及した。しかし、小泉は「そりゃ無理だ」と即答。この間、森は沈黙を続けた。福田は、出身派閥からも見切りをつけられていた。

2575片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 11:11:56
 ▽直談判

 「時間があるならちょっとお茶でもどうですか」。内閣改造直前の七月二十八日夕、福田は官邸での政府与党政策懇談会終了後、公明党代表太田昭宏と幹事長北側一雄を執務室に招き入れるや「首相は私なんだから、外交のことは任せてください」と言い放った。

 公明党は、インド洋での給油活動を継続する新テロ対策特別措置法改正案の衆院再議決について、衆院選への影響を懸念する立場から慎重論を展開した。連立パートナーの協力を得られなければ「国際公約」は空手形になり、政権は立ち往生しかねない。危機感を強めた福田による直談判だった。しかし太田は押し黙ったまま。会合後には、周囲に「よく分からん」とつぶやいた。

 「公明党は何やってんのかねえ」。対テロ新法改正案の審議時間を確保するための早期の臨時国会召集にも待ったを掛けた太田らに、福田のいら立ちは募っていく。

 公明党の支持母体・創価学会とは、父親の元首相福田赳夫から引き継いだ複数のルートで接触を続けてきた。周辺は「首相は『党が駄目でも創価学会とさえうまくやればいい』と考えていた」と明かす。だが衆院の年明け解散を狙う友党の揺さぶりはやまず、福田の目算は大きく狂う。

 公明党サイドには七月になって、福田で衆院選に突入した場合には惨敗が必至との自民党の独自分析が伝えられた。公明党は解散前の首相退陣は不可避と判断し、最も早いケースとして「お盆明けの退陣表明―自民党総裁選―新首相の手による秋口の解散」を想定した。これは「九月の民主党代表選つぶしのベストシナリオ」と位置付けられた。退陣劇はこの筋書きにほぼ沿った形で進行することになる。

 政権取りを狙う麻生は、国会召集時期や総合経済対策の策定で北側と歩調を合わせ「麻生―公明ライン」が政局の主導権を握る。首相周辺は「公明党との距離感、麻生への違和感が退陣の理由だ」と言い切る。自民党中堅議員からは「福田内閣は公明党につぶされた」との恨み節も漏れた。

 「スーパーにはいつ行くんだ」。福田が退陣表明した一日、異変に気付かなかった太田は官邸に何度も電話をかけ、福田と一緒に行う計画だった商店街の視察日程を首相秘書官に問い合わせた。福田が太田に電話で退陣を伝えたのは、記者会見のわずか三十分前の午後九時ごろ。福田のささやかな「意趣返し」だったといえる。

 ▽貧乏くじ

 「辞意だ、辞意」。一日午後五時半ごろ、大阪での防災訓練を終えて官邸に戻った福田は、官邸スタッフの面々に初めて明かした。驚く秘書官を横目に、会見設定を指示。約十七分間の会見を終えると、いつもと変わらぬひょうひょうとした様子で、職員が用意した夕食のしょうが焼き弁当を平らげた。

 この後、福田は官房副長官塩谷立らを集め「日銀人事、ガソリン税、対テロ新法など大変なことがあった。大連立がかなっていたらなあ」と語り、小沢に持ち掛けながら頓挫した大連立構想に未練を見せた。

 就任当初の所信表明演説で野党との話し合い路線を掲げ、ねじれ国会の克服に全力を挙げた。しかし野党の攻勢と与党の交代圧力に挟撃され、孤立無援に陥った。「首相になろうなんて考えたことは一度もなかった」とつぶやき続けた福田にとって、この一年はやはり「貧乏くじ」だったのかもしれない。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0902.html

2576片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 23:27:20
【単刀直言】 森喜朗元首相 自主投票にあらず 「当面静観」だ! (1/4ページ)
2008.9.3 22:59
 ここ最近の報道があまりにもデタラメなので断っておきたいが、わが派(町村派)は党総裁選で自主投票を決めたわけじゃない。福田康夫首相が辞意表明をしたのは1日だ。こんな時期に、うちが派の候補者を立てたり、まとまって誰かを推したりすることは避けなければならない。かといって90人近くのメンバーが勝手に動き出したら収まりがつかなくなるでしょ。

 すでに報道をみて、私のところに「誰をやってもいいんですね」と言ってきた議員がいるし、「麻生太郎幹事長の支持を呼びかけているのに自主投票では困る」と言ってきた議員もいる。みんな立場があるから変な記事を捏造(ねつぞう)されると困る。記者魂に反することだよ。

 とにかく自主投票は決めていない。「当面静観」。もっと分かりやすくいえば「謹慎」だな。小泉純一郎元首相も同じ意見だったよ。「森さん、(町村派出身の首相が)4人も続いたのだから今回は気を付けようよ」ってね。

 2日夜の中川秀直元幹事長、安倍晋三前首相たちとの会合での結論もそうだった。「3人でも4人でもたくさんの候補に出てもらい、激しく議論し合ってほしいな」「推薦人が20人そろわない人がいて、手伝いを頼まれたら個々のケースで判断しよう」という話をしただけだ。総裁選告示日が近付き、ある程度候補が出そろったときに改めて誰を応援するか、自主投票にするかを決めることになるだろう。もっともこれは代表世話人の中川君や町村信孝官房長官が考えればよいことだ。

 だから中川君が代表世話人として小池百合子元防衛相に「改革派のチャンピオンとして出なさい」と要請するのは間違いだよ。総裁選でエキサイティングに議論するのはいいことだが、代表世話人としての立場がある。彼女に総裁選への出馬の意欲を持ってもらうために中川君が何かを言わなければならないというのは分かる。しかし、「改革路線を貫徹すべきだ。改革派から誰かが総裁選に出なければいけない」という発言は、わが派の代表の発言としてはふさわしくないな。違いますか?

 小池さん本人が出馬表明するのは構わない。応援する、応援しないとは関係なく、うちの派から手を挙げて「出たい」という者に「君は出てはいけない」といえるような時代ではなくなったからね。でも、うちがグループとしてまとまって「この人を推そう」という行動に出ることは慎むべきだ。麻生さんを推すかどうかだって、今はまだ何も決めない。それはみんなで相談することだ。

 自分の胸の内はまだ言わないけど、私も福田さんもお世話になった人が麻生さんだ。私が「福田さんと率直な話をしてくれ」とアドバイスをしたら、それを聞き入れて幹事長に就任してくれた。そういうことがあるから麻生さんに感謝の念はあるわなあ…。

 私は麻生さんを非改革派だとは思っていない。中川君のいう「改革派」が総裁選に出ることはよいことだけど、改革にもいろいろとあるんだよ。都会にだって田舎にだって改革はある。俗にいう都会的な改革は田舎にとっては一番困るんですよ。郵政民営化だってそうだったでしょ。わが派の仲間だった小泉さんが命がけでやったから協力したけど、郵便局がなくなって田舎の人が困っているのは事実でしょ。

 代表世話人が改革派だと派全体が改革派になるのかな? そんなヒトラーみたいな世の中じゃないんだ。中川君とは親しい仲だから言っているんですよ。奥さんから「あなたのやることはよくないわね」といわれただけで、夫婦関係に亀裂ができると思いますか。

 この年になっておれももうそろそろ辞めようかと計算しているんだ。もうちょっと派閥に関係なく一人でのんびりとやってみたいんだ。1期くらいは…。記者に付け回されてあることないことを書かれるのは煩わしいよ。ちゃんと、しっかり、派としてまとめていってくれるなら、もう喜んで私は辞めますよ。(加納宏幸)

     ◇

 今回の単刀直言は、森喜朗元首相が3日、各社記者団に語った内容です。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080903/stt0809032302014-n4.htm

2577片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/04(木) 00:04:59
全党員で選挙を、中堅若手の不満が爆発/自民党総裁選
政治・行政 2008/09/03

 自民党総裁選をめぐり三日、若手中堅議員の不満が爆発した。午後に開かれた両院議員総会で河野太郎氏(衆院神奈川15区)らが「総裁選はすべての党員が投票すべき」と、選挙方法に異議を唱えたものの、受け入れられなかった。しかも質疑も打ち切り。河野氏は「あまりの危機感のなさに心底あきれた。末期的だ」と党執行部を厳しく批判した。

 今回の総裁選は党所属衆参両院議員票三百八十七、地方票百四十一(各都道府県連三票)の計五百二十八票で争われる。しかし、若手議員らは全党員による投票で新総裁を選出すべきと提案している。

 口火を切ったのが河野氏。「結党以来の危機。その中で党を支えている党員が投票できない総裁選をすべきでない。すべての党員が投票できるルールで行うべき。総裁選挙管理委員会からの提案に断固反対する」と訴えた。

 これに、「総裁選は反転攻勢する機会。できるだけ国民に開かれないと」(山本一太参院議員)「党内の制度も変えられないなら党は発展できない。新しい自民党をつくらないと絶対つぶれる」(関芳弘衆院議員)などとの声が続いた。

 しかし、選管委は「総務会でも了承されている」と一蹴(いっしゅう)。しかも手を挙げ発言を求める若手がまだいるにもかかわらず、両院議員総会長が「これで終わりにします」と一方的に打ち切った。

 これで若手の不満は増幅。河野氏は総会後、「もう切れた」と興奮気味にまくしたて、近くにいた仲間に「名前を貸してくれ」と総裁選出馬に必要な推薦人集めともとれる発言も。出馬について「それも含め、仲間と真剣に考えたい」と含みを残した。
                    ◇
 地方票三票の扱いは都道府県連の判断に委ねられているが、判断材料にするため党員投票を行う動きが全国で広がっている。

 神奈川県連は前回総裁選と同様に、党員・党友による予備選挙を実施する方針。六日に総務会を開き、最多得票候補に三票全部を投じる「総取り方式」にするか、得票数に応じ票を配分する「ドント方式」にするかなど、運営方法なども協議する見通し。

 県連は前回の総裁選で総取り方式を採用。最多得票の麻生太郎氏に三票を投じた。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiisep0809100/

2578片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/05(金) 00:48:07
「好き嫌いで公務選別」 首相提案の政策にはご執心
9月4日21時8分配信 産経新聞


 福田康夫首相は1日の退陣表明後、ほぼ首相官邸の執務室にこもって“残務整理”にいそしんでいるが、自らの肝いりで設置した有識者会議には出席するなど、「福田カラー」の濃い政策には強いこだわりをみせている。
 首相は4日、官邸近くの内閣府に出向き、自身の鶴の一声で3月に立ち上げた「公文書管理の在り方に関する有識者会議」(座長、尾崎護・元大蔵事務次官)に初めて出席した。首相は席上、「平成20年に急に首相が辞めちゃったことが百年たっても千年たっても分かるようにしなければならない」と軽口をたたき、公文書管理強化に向けた政策は次期政権でも継承されると強調してみせた。
 首相は3日には、野田聖子消費者担当相を官邸に呼び、自身が金看板としていた「消費者庁」設置法案について現内閣で閣議決定する方針を確認した。消費者庁設置は首相がことさらこだわった政策課題であり、道筋は自らの任期中にしっかりとつけておきたいという思いのようだ。
 首相は退陣表明後、定例の記者団との「ぶら下がり取材」を拒否し続けているほか、防衛省で3日行われた自衛隊高級幹部会同には欠席した。
 ところが、公文書管理や消費者庁など思い入れのある政策課題だけはしっかりと見届けたいようで、「首相は公務を気分や好き嫌いで選別している」(政府関係者)との声も漏れている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000974-san-pol

2579片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/05(金) 00:48:57
福田首相:「ぶら下がり」拒否続く 電話問い合わせもNO

 突然の辞任表明以来続いている福田康夫首相の「ぶら下がり取材」拒否は、4日でまる3日となった。首相が連日、秘書官を通じて内閣記者会に伝える拒否の言葉は次第に語調が強まり、4日はぶら下がり時間の問い合わせも拒否した。一方で首相が好む有識者会議などでは、マメにあいさつしている。一方的な情報発信だけを求める姿勢に、自ら訴えてきた「国民目線」は感じられない。

 「今後やるつもりはない。電話はかけてこなくていいから」。4日午前、首相秘書官から内閣記者会側に、ぶら下がりに関する電話での問い合わせも拒む考えが示された。

 原則として平日の昼と夕の1日2回、立ったまま記者団の質問に答える「ぶら下がり取材」について首相は、辞任表明翌日の2日、秘書官を通じ「退陣表明した以上、無用な雑音を立てるべきではない」と、拒否する意向を伝えてきた。毎日新聞を含む翌3日の朝刊各紙で批判されると、同日には「考えは変わらない。映像、記事にかかわらず、取材は受けたくない。記事にしないならいいけど」。

 首相としては、自民党総裁選をめぐる記者団との質疑が面白おかしく取り上げられることを避けたい−−との思いがあるようだ。しかし、テーマは総裁選だけでなく、首相辞任を受け積み残される政策課題の行方など多岐にわたる。辞意表明したとはいえ、現職首相である以上、説明責任は今でもある。

 首相は4日発行の「福田内閣メールマガジン」最終号「ありがとうございました。福田康夫です」で、辞任を報告するとともに「厳しいご批判も(中略)政策を進めるための大きな原動力でありました」と読者に謝意を述べた。だが、一方通行で自らの思いを伝え、国民の疑問に答えないならば、「批判に感謝」の言葉もむなしい。【尾中香尚里】

毎日新聞 2008年9月4日 22時52分(最終更新 9月5日 0時10分)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080905k0000m010124000c.html

2580片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/05(金) 02:51:30
自民総裁選:4人の出馬固まる 若手も擁立を模索

 福田康夫首相の後継を選ぶ自民党総裁選(10日告示、22日投開票)で、麻生太郎幹事長(67)、小池百合子元防衛相(56)、与謝野馨経済財政担当相(70)、石原伸晃元政調会長(51)がそれぞれ出馬することを決めた。麻生氏は景気回復を重視の立場を鮮明にし、今後3年間で減税などの政策を集中的に進めることを打ち出す方針。また、棚橋泰文元科学技術担当相(45)が立候補を目指し推薦人集めに乗り出した。総裁選は既に立候補を固めた4氏を軸に、さらに出馬を模索する動きも出てきている。

 麻生氏は8日に正式に出馬会見を開き、政権構想を明らかにする。素案のタイトルは「日本の底力−強くて明るい日本をつくる」。経済分野では、政府・与党が先に合意した所得税・住民税の定額減税のほか、設備投資減税などを盛り込んでいる。11年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化する政府方針を事実上凍結する内容で、財政再建を重視する与謝野氏らとの論争が活発に展開されそうだ。

 年金改革については「安定的な財源を確保する」と記すにとどめた。麻生氏は基礎年金の財源をすべて税金でまかなう「全額税方式化」を唱えてきたが、消費税率の引き上げが必要なことから盛り込むのは見送った。

 石原氏は4日、党内最大派閥の町村派(88人)で最高顧問を務める森喜朗元首相と東京都内で会談。「自民党のため、日本のため出馬する決心をした」と立候補の意思を伝えた。石原氏は森氏から出馬に必要な党所属国会議員20人の推薦人確保に向けての協力を取り付けた。石原氏が所属する山崎派は、山崎拓会長が野田毅元自治相ら幹部と会談し、派として自主投票とする意向を固めた。

 このほかには、棚橋氏が4日夜、都内で記者団に「次時代に責任を持てるのは30代、40代の政治家。自民党の世代を変えるため仲間と頑張りたい」と、出馬を目指す考えを表明。中堅・若手の勉強会「プロジェクト日本復活」でもメンバーの山本一太副外相の擁立論が出た。党内第2派閥の津島派(70人)でも同日、若手議員を中心に独自候補の擁立を模索する動きが表面化。石破茂前防衛相(51)の名が挙がっているが、同派実力者の青木幹雄前参院議員会長が同派からの候補擁立に否定的で、派としての擁立は不透明な状況だ。

 伊吹文明財務相が会長を務める伊吹派(28人)は役員会で、麻生氏支持を決めた。【川上克己】

毎日新聞 2008年9月5日 2時30分(最終更新 9月5日 2時30分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080905k0000m010159000c.html

2581名無しでチュウ:2008/09/06(土) 08:43:16
山本議員出馬意向で渦巻く賛否
自民総裁選 「応援したい」「混乱に拍車」

 自民党の山本一太参院議員(50)が5日、自民党本部での記者会見で総裁選に出馬する意向を表明したことについて、県内の関係者からは「応援したい」とする声が出たほか、「福田首相の辞任で意気消沈している県民感情を考えてほしい」といった異論も吹き出した。山本氏は推薦人20人を確保できていない模様で、10日の告示に向けて党内の支持をどこまで伸ばせるかは不透明な情勢だ。

 前橋市元総社町の山本氏の事務所には、山本氏の会見後、支持者らから立て続けに電話が入り、秘書ら3人が「詳しいことはよくわからない」などと説明、応対に追われた。

 山本氏の出馬表明について、地元・草津町の中沢敬町長は「若い政治家が野心を持って混沌(こんとん)とした社会を直そうとするのは良いことだ。本人の意思を尊重して応援したい」と語った。

 同町出身の萩原渉県議は「同郷の仲間としてエールを送りたい。福田首相が辞意表明をした後だから、群馬に次の首相を狙う議員がいることをアピールするいい機会だ」と語った。山本氏は当選1回の自民党県議と、3か月に1回程度の頻度で勉強会を開いており、メンバーでもある萩原氏は「山本氏は外交政策に通じている。これからの首相はこうでないといけない」と話していた。

 しかし、突然の出馬会見には、「自民党の混乱に拍車をかける」「推薦人確保の見通しを立ててから表明すべきだった」といった冷ややかな声も上がった。

 背景には、山本氏が一昨年の総裁選で県連が福田氏擁立を目指す中、山本氏が公然と安倍前首相支持を打ち出し、県連や福田氏の支持者から「県民の気持ちを逆なでした」と、怒りを買ったことがある。

 県連の飯塚実枝子女性部長は「山本さんが安倍さんの旗振り役でテレビに出た時は不愉快だった。『康夫さんがいるのに、なぜそんなことをするのですか』と注意したら、『ごめんなさい』と言っていたのにその後もテレビに出続けた」と話した。

 柳沢本次元県議も「総理総裁を目指すには勉強も経験も足りない。お祭り騒ぎの中で手を挙げたようなものだ」と厳しく批判した。

 こうした党内の雰囲気もあって、南波和憲幹事長は、地元出身ながら山本氏を特別扱いせず、予定通り予備選を実施する考えを示した。

 一方、民主党は21日の代表選で小沢代表が無投票で3選を果たす見通しで、県内でも話題をますます自民党にさらわれることに埋没感を強めている。同党関係者は、「民主党も代表選をやるべきだ。有権者が民主党の政策を理解するいい機会だ」と述べ、小沢代表の対抗馬出現に期待を示した。

 公明党は、「無投票で党首を決めるより、選挙をした方が議論が深まる」(加藤修一・県本部代表)と、基本的に総裁選の活性化につながると歓迎。社民党県連の土屋富久代表は、「(立候補者が増えて)総裁選が盛り上がればスピード解散もあるだろう。選挙準備を急がないといけない」と語った。

(2008年9月6日 読売新聞)群馬
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20080906-OYT8T00030.htm

2582片言丸:2008/09/07(日) 00:36:26
クローズアップ2008:自民総裁選、乱戦模様に 「首相候補」重み薄れ
 4人が争う構図に固まるとみられていた自民党総裁選は5日、石破茂前防衛相(51)が出馬を表明、1955年の結党以来最多となる5人以上の戦いになる可能性が強まった。棚橋泰文元科学技術担当相(45)、山本一太前副外相(50)も出馬を目指す。中堅・若手議員らの相次ぐ「参戦」は、多様な論戦を生み出す一方、「首相候補」の重みまでそぎ落とす副作用をもたらしそうだ。【川上克己、犬飼直幸】

 ◇「派閥打破」口々に−−党内から「売名行為」批判も
 第5、第6の候補者たちは口々に「派閥への反発」を立候補の大義名分に掲げた。

 5日、党本部で記者会見した山本氏は「今までのように派閥が相談して候補者を立てる総裁選をやったら、自民党に未来はない」と訴え、石破氏も「今回の総裁選は派閥単位でやるのではなく、同志が集い、国民に訴えるべきだ」と強調した。

 しかし、小泉政権の誕生後、派閥はすでに弱体化の道を歩んできた。乱戦模様になっているのは、派閥の締め付けが効かず、出馬へのハードルが下がっている証左でもある。

 福田康夫首相の退陣表明を受け、党内ではベテラン、若手を問わず「開かれた総裁選」を提唱。それが派閥領袖の麻生太郎幹事長(67)に対抗して石原伸晃元政調会長(51)、小池百合子元防衛相(56)、与謝野馨経済財政担当相(70)が出馬する土壌となった。

 派閥の流動化は確実に進んでいるものの、水面下では各派幹部間で旧来型のやり取りもまだ行われている。立候補に必要な国会議員20人の推薦人を、各候補者にどう割り振るかといった調整だ。

 麻生、津島両派の幹部は4日に会談し、麻生、与謝野両氏に票を割り振ることを約束した。津島派幹部は「与謝野氏を支援するのは総裁選全体を盛り上げるため。勝とうと思っているわけではない」と伝えた。

 5日に自主投票を決めた古賀派の幹部は「独自候補を出さずに、推薦人を出すことで支援を高く売れる」と明かす。4日には古賀派の塩崎恭久元官房長官が出馬を目指し、会長の古賀誠選対委員長らに派閥の支援を要請したが、幹部側は「自力で20人の推薦人を集めるならいいが、派閥は支援しない」と断った。

 こうした動きが結果として中堅・若手を「派閥政治打破」名目の出馬に向かわせた。

 「このままでは本命の麻生氏を当選させるための壮大な『出来レース』になりかねず、構図を変えないといけないと考えた」

 若手議員の一人はそう解説する。しかし、中堅議員は「売名行為にほかならない。派閥への反発は方便だ」と指摘する。

 降ってわいたような乱戦模様に麻生陣営は警戒感を強める。陣営幹部は「麻生包囲網ができるかもしれない。決選投票になったら危なくなる」と語った。

 5日午後には古賀派の菅義偉選対副委員長をはじめ、津島派、伊吹派など麻生氏支持の議員が集まって対応を協議。決選投票も視野に入れ、麻生氏を2番目に支持する議員などのリストを作った。

2583片言丸:2008/09/07(日) 00:36:57
 ◇一転、ほくそ笑む民主 「単なるお祭り騒ぎ」/「国民に対し失敬だ」
 首相の「政権投げ出し」で世論の批判を浴びた自民党。文字通り「背水の陣」の総裁選は麻生、石原、小池、与謝野4氏が名乗りを上げ、「ダメージを挽回(ばんかい)する役者がそろった」(党幹部)と、思い通りの展開となりつつあった。

 ところが、相次ぐ出馬表明で誤算が生じ始めている。首相の座に直結するはずの総裁候補が軽くなり、総裁選本来の緊張感を損ないかねない状況となっているためだ。

 「最大のライバルは民主党の小沢一郎代表だということを念頭に入れておくべきだと思います」

 小池氏は5日夜、東京都内で記者団に乱戦模様の総裁選への不満を漏らした。ベテランから中堅、若手まで入り乱れて候補者が乱立すれば、改革志向で党内の中堅・若手を中心に支持を集めたい小池氏の戦略を揺るがしかねないという計算もあった。

 今回の総裁選は、低迷の続く党支持率の回復には格好の滑り出しだった。与謝野氏の登場で麻生氏との経済政策をめぐる論戦への期待を膨らませ、小池氏が出馬すれば女性初。石原氏も世代交代の機運をアピールできるとの空気がベテランの間で強まった。

 ところが棚橋、山本両氏が相次いで出馬を目指す考えを表明。棚橋氏は5日、出馬に必要な20人の推薦人を確保しようと国会議員会館を走り回った。中堅・若手として活動範囲が重なる両氏の一本化を期待する声も上がっているが、行方は不透明だ。

 「本格的な政策論争をされるのが一番困る」と総裁選による埋没に懸念を深めていた民主党からは、一転して強気の声が聞こえてきた。

 輿石東参院議員会長は5日、東京都内の会合で「劇場型の総裁選どころか、単なるお祭り騒ぎだ」と皮肉り、鳩山由紀夫幹事長も滋賀県近江八幡市の街頭演説で「候補を出せるだけ出して、レスリングのバトルロイヤルではないがめちゃくちゃで、国民に対して失敬だ」と批判した。

毎日新聞 2008年9月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20080906ddm003010050000c.html

2584片言丸:2008/09/07(日) 00:57:10
総裁選に7候補乱立 20人の推薦人集め難航の候補も
 自民党総裁選は、本命・麻生幹事長ら4人に加えて、5日、石破前防衛大臣が出馬を表明しました。山本一太外務副大臣らも出馬を目指していて、候補者乱立の様相ですが、20人の推薦人集めが大きな壁となっています。

 小池元防衛大臣:「ここへ来まして、改革はやっぱり進めなくちゃだめだよねということで、そういった、私は勢いも感じるようになって参りました」
 横浜での講演後推薦人集めに自信を見せた小池元防衛大臣は、地元の東京・池袋に帰って祭りに参加しました。さらに、この後、秋田に飛んで講演を行う予定です。
 自民党・石原元政調会長:「何とか応援してくれる方がいる以上は、(推薦人)20人のめどを早くつけたい」
 石原元政調会長は、都内の事務所で推薦人集めを続けています。
 与謝野経済財政担当大臣:「(公約は)大体きょう、最終稿を見まして、あしたから印刷」
 すでに20人の推薦人を確保した与謝野経済財政担当大臣は、囲碁を楽しむ余裕ぶりを見せました。そんな与謝野氏を支持するのか、杉村太蔵議員が事務所を訪れました。
 石破前防衛大臣:「歴史を変えるのは、常に己を捨てた人たちが歴史を変えてきたのだ。私もその一員でありたい」
 石破前防衛大臣は、地元・鳥取で街頭演説や20世紀梨の集荷場の視察を精力的にこなしました。こうしたなか、本命の麻生幹事長は、広島市で行われる自らの政治団体の会合で講演しました。8日には、政策発表の記者会見を行う予定です。一方、棚橋元科学技術担当大臣は、地元・岐阜県で、「若手の代表として頑張りたい」と決意を示しましたが、難航する推薦人集めに、同じく出馬を目指す山本一太副大臣との一本化も検討する考えを示しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080906/20080906-00000022-ann-pol.html

2585片言丸:2008/09/07(日) 04:54:30
「首相辞任」検証 「先手を打つ」麻生氏に打ち明けた(1/5ページ)
2008年9月7日3時4分

 1日午後6時、首相官邸5階の首相執務室。福田首相は急きょ呼び出した自民党の麻生太郎幹事長に、一枚の紙を差し出した。

 1週間前、首相と麻生氏らが秋の臨時国会の打ち合わせをした際、12日の召集日や代表質問など、9月の政治日程を書き込んだカレンダーだった。首相はおもむろに口を開いた。

 「この日程で、総裁選をやってほしい」

 突然のことに、麻生氏は黙り込んだ。首相はたたみかけた。「辞意表明をしようと思っている」

 ようやく意味がのみ込めた麻生氏は、あっけにとられた。

 麻生氏「いつですか」

 首相「今日」

 麻生氏「早いですな」

 首相「早いんだよ。こういう事は」

 麻生氏は慰留したが、首相の考えは変わらなかった。数分後に入ってきた町村官房長官も、首相の辞意を聞かされ、絶句した。「改造したばかりではないですか」

 慰留する2人を説き伏せるように、首相は一気にまくし立てた。

 「私は任期ぎりぎりまで解散するつもりはなかったが、政局によっては、追い込まれて解散になる可能性はある。ならば先手を打って、こちらに余裕がある状態で、勝てる態勢を作るべきだ。民主党が変わらないのであれば、自民党が先に変わって主導権を握るべきなんだよ」

 臨時国会が始まれば、早期の衆院解散を求める民主党の攻勢が一気に強まる。与党が追い込まれて手詰まりになりかねない。一方、自分が開会前に辞めれば、新しい首相が内閣支持率の高いうちに解散・総選挙に打って出る戦略も立てられるし、民主党も「解散カード」を振り回せなくなる――。首相の真意は、こうしたところにあった。

 「総裁選が始まるが、ぜひ国民がわくわくするような、エネルギーに満ちあふれた自民党を多くの皆さまに見せて欲しい。この際、徹底してやって頂きたい」


http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231.html

2586片言丸:2008/09/07(日) 04:55:27
 1日の辞意表明会見の2日後、自民党本部で開かれた党両院議員総会。首相は党所属国会議員らを前に、声を張り上げた。

 首相の狙い通り、総裁選は5人以上が立候補する異例の展開になった。多彩な候補者の競演で、民主党はかすみがち。勢いづく与党内では臨時国会での「冒頭解散論」が強まってきた。

 攻勢に立つ民主党、守勢の与党。首相の突然の辞任は、確かにその構図を逆転させた。

■首相「小沢とはもうやれない」

 1日午後9時半。辞意表明の記者会見に臨んだ福田首相は、記者から「民主党の小沢代表におっしゃりたいことは」と問われ、こう答えた。

 「国のためにどうしたらいいか。虚心坦懐(きょしんたんかい)、胸襟を開いて話し合いをする機会がもっとあったらよかった。そういう機会を持ちたかった」

 首相が辞意を固めた背景には、小沢氏との修復不能な関係悪化があった。

 約3時間半前、首相は麻生太郎幹事長、町村官房長官に漏らした。

 「小沢とはもうやれない。信頼関係がないからな。小沢が残り、自分も残ると、これまでと同じ繰り返しになる」

 首相は昨年10月と11月、小沢氏との2度にわたる党首会談で、民主党との「大連立」を模索した。小沢氏が党内の反対にあい、不発に終わったが、その後も小沢氏との「ホットライン」はつながっていた。

 だが、与党が2月末に衆院で予算案の採決を強行。逆に民主党が日本銀行総裁人事で、首相が強くこだわった武藤敏郎副総裁の昇格案を不同意にした頃から、連絡は途絶えがちになった。

 「経済活性化が必要な時期なのに、日銀の副総裁が決まっていない。福田対小沢という図式では展望が開けない」。首相は日銀人事も引き合いに、慰留する麻生、町村両氏に反論した。「福田対小沢の構図だと旧態依然とした『ねじれ国会』の情勢に変化を見いだせない」

http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231_01.html

2587片言丸:2008/09/07(日) 04:56:03
 「(首相の進退を)小沢が全部決めているようで……」。町村氏は悔しさをにじませたが、首相を翻意させることはできなかった。

■「党が変わる勢いを殺してしまう」

 首相はなぜ、このタイミングで辞任を決断したのか――。

 政府・与党は3日前の8月29日、原油高や景気減速を受けた総合経済対策を決定した。首相は麻生、町村両氏に「限られた時間の中で、しっかりとした経済対策をつくらなければならなかった。経済について強力な布陣を敷いた改造内閣で、その対策ができあがった。よいタイミングだ」と、経済対策に一区切りついたことを理由に挙げた。

 実は首相周辺では、経済対策のとりまとめが、首相の「延命」につながるとの見方の方が強かった。

 公明党が強く求めた「定額減税」の実施を受け入れたことで、そのための税制関連法案を来年1月召集の通常国会で成立させるまでは、公明党からの「早期解散圧力」をかわせる。うまくいけば、解散時期を3月ごろの来年度予算成立後に先送りすることも可能、というわけだ。

 首相に翻意を促す町村氏は粘った。「(辞任は)来年度予算を通してから、ということは考えられませんか」。首相はにべもなかった。「それはだめだ。花道論と言われてしまい、自民党が新しく変わる勢いを殺してしまう」

 「太田農林水産相の問題などで、臨時国会は開会当初からゴタゴタする。結局、国民に迷惑をかける。今なら国民にも迷惑をかけずに交代できる」。首相は臨時国会前の体制一新にこだわった。

 首相の傍らには、辞任会見を想定して、この1年間に手がけた政策をまとめたと見られるメモがいくつもあった。首相は1日は朝から防災訓練などに忙殺されており、メモは前日までに用意したものとみられる。

http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231_02.html

2588片言丸:2008/09/07(日) 04:56:52
 一方で、首相は前日の31日午後、首相公邸にひそかに官僚を呼び入れ、12日に召集を予定していた臨時国会での所信表明演説の原稿を練っていた。

 辞意表明への準備と、臨時国会への準備。首相周辺はいう。「ギリギリまで悩み、二つの作業を同時並行で進めていたのだろう」

 首相は麻生、町村両氏にこう言った。「無責任と言われるかもしれないが、いま辞めるのが、最も責任のある辞め方だ。今を失えば、機会を失う」

■「禅譲説、麻生さんが迷惑しちゃう」

 首相の辞任の背景に「禅譲密約」はあったのか――。

 首相が8月の内閣改造で、地方組織を中心に人気のある麻生氏を幹事長に起用、麻生氏も応じたことで、解散・総選挙の前に麻生氏に政権を禅譲するという「密約」があったのではないかとの憶測が一気に広がった。

 首相は「公になっているものは『密約』とは言わない」と記者団に不快感をあらわにし、麻生氏も記者会見で「その種の話は一回もない」と否定している。

 1日の3者会談で、首相は冗談めかして「総裁選が成立するかどうかわからないが、幹事長は出るんでしょうなあ。幹事長が出ないと誰も出なくなっちゃう」と笑った。

 そのうえで、麻生氏に向かって「(昨年9月の初の)組閣の時、本当は外務大臣とかで引っ張り出そうとした。今回ようやく表舞台に引っ張り出すことができた」。期待感を隠さなかった。

 首相は世間に流布する「禅譲説」を気にしていた。退陣表明を来春の予算成立後に延ばせないかと訴える町村氏に対し、翻意がありえないことを断言したうえで、こう語った。「禅譲説がますます信憑(しんぴょう)性を帯びてしまう」

 首相はこの日の朝、貴代子夫人には真意を明らかにしていたが、3者会談の時点では、後見人である森元首相にも辞意を伝えていなかった。

http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231_03.html

2589片言丸:2008/09/07(日) 04:57:24
 「あまり早いうちに話が出ると、『禅譲説』とかいう、ありもしない話が定着しちゃう。麻生さんが迷惑しちゃう」。首相は麻生氏をおもんぱかった。

 「総理は総裁選で麻生氏を支持するのか」。辞意表明会見でそう聞かれた首相は、記者の質問には直接答えず、こうはぐらかした。「その後のことは、自民党内でどうするかという問題。総裁選挙の日取りとか、手続きを進めていただきたいと麻生幹事長にお願いしました」

http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231_04.html

2590片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 10:09:56
野田聖子氏に総裁選出馬要請していた 森元首相明かす
2008年9月8日1時55分

 森元首相は7日、金沢市であった自民党パーティーでのあいさつで、無派閥の野田聖子消費者行政担当相に総裁選への立候補を要請していたことを明らかにした。森氏は町村派の最高顧問で、総裁選には同派の小池百合子元防衛相が出馬の意向を示している。

 森氏は野田氏について「女性はたくさんいらっしゃるが、一番、女性として、政治家として強い信念を持った人だ。きっと女性候補として出てくれるだろうとの思いがあった」と語った。ただ、立候補を勧めたところ野田氏は拒んだという。

 一方、小池氏は7日、記者団に「昨日は森(元)総理にごあいさつして、決意のほどはお伝えしました」。推薦人20人が確保できたとして8日にも正式に立候補を表明する。
http://www.asahi.com/politics/update/0908/TKY200809070171.html

2591片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 10:14:01
自民党総裁選 財政政策三つどもえ 路線闘争見直しも
9月8日8時23分配信 産経新聞


 自民党総裁選は、経済財政政策をめぐり党内で反目を続けてきた「積極財政派」「上げ潮派」「財政規律派」の代理戦争の様相を帯びてきた。論争は自民党に国民の関心を引きつける効果がある一方、党内の亀裂を深めかねない。自民党の路線闘争はどこから始まり、どう収拾していくのか−。(加納宏幸)

 ≪バラマキ批判≫

 「麻生太郎幹事長も小沢一郎民主党代表もバラマキだ。聞こえのいいことばかりいってたら10年後に財政は破綻(はたん)する」

 総裁選出馬を目指す棚橋泰文元科学技術担当相は7日の民放番組で激しいバラマキ批判を展開。山本一太参院議員も同調した。

 麻生氏は地元・福岡の講演ですかさず反論した。

 「財政出動と言った途端に『バラマキだ』というのはためにする論理だ。何も公債をバンバン出せと言っているわけではない。『増税』『上げ潮』と単純に二者択一化するのは経済を知らない人たちだ」

 総裁選候補のうち麻生氏と石破茂前防衛相は景気対策を重視する積極財政派。与謝野馨経済財政担当相は税財政改革を掲げる財政規律派のリーダー。石原伸晃元政調会長、小池百合子元防衛相は規制緩和や霞が関改革を優先する「上げ潮派」に近い。3派が出そろったことで、経済財政政策が最大の争点となった。

 対立の端緒は昨年秋、上げ潮派リーダーの中川秀直元幹事長と与謝野氏が火をつけた「霞が関埋蔵金」論争だった。与謝野氏が社会保障費増大を理由に消費税増税に動き出したところ、中川氏は特別会計の「埋蔵金」活用による増税回避を主張。論争は党内を二分する騒ぎに発展した。

 米国のサブプライムローン問題に端を発する世界的な金融不安や原油高騰を受け、対立は一度終息したが、景気の先行き不安を受けて、今度は積極財政派が台頭。麻生氏がプライマリーバランスを平成23年度までに黒字化する政府目標の先送りを示唆したことにより、路線闘争は「三つどもえ」となって復活した。

 ≪矛先は民主に≫

 ただ、麻生氏の主張は住宅関連の政策減税や投資促進が中心であり、従来型の公共事業路線とは一線を画す。上げ潮派も景気対策を否定しているわけではなく、中川氏は「『改革の配当』をバラマキでない形で還元すべきだ」と埋蔵金による景気対策を主張する。与謝野氏も政府の総合経済対策をまとめる際に建設国債発行に柔軟姿勢を示しておりゴリゴリの財政再建論者とはいえない。

 上げ潮派の若手・中堅は優位に立つ麻生氏に対し、「バラマキ批判」を強める構えだが、批判の応酬は党内にシコリを残す。石破氏は「麻生氏がカネをバラまけばよいと思っているはずがない。要はアクセントの違いであり3派に分けるのはミスリードだ」と論争の軌道修正を呼びかけており、小池、石原両氏はややトーンダウンしている。

 むしろ矛先は民主党に向きつつある。石原氏はこう強調した。

 「民主党の政策は公共事業や高速道路無料化などのバラマキだが、自民党は財源が裏打ちされた政策だ。理性があるんです」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000908-san-pol

2592片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 13:23:35
集票合戦が活発化 自民党総裁選・県関係議員
派閥軸に支持調整/乱立の影響「板挟み」も  沖縄

 乱戦模様の自民党総裁選で、県選出・出身の自民党国会議員は、立候補に必要な推薦人に名を連ねるなど動きが活発化している。一方、派閥の意向などを理由に支持表明していない議員に対する各陣営からの綱引きも激化している。

 津島派に属する西銘恒三郎衆院議員は同じ派閥から立候補を表明した石破茂前防衛相(51)の推薦人に加わった。西銘氏は「安全保障など国の在り方に明確な指針を国民に示せる」と政策論争に期待する。鳥取県選出の石破氏に、「地方の痛みがよく分かり、国政に生かせる」とした。

 安次富修衆院議員も、同じ山崎派の石原伸晃元政調会長(51)の推薦人に名を連ねた。安次富氏は「国交相や政調会長を歴任し、政治的な力量は十分。同じ派閥の仲間として力になっていきたい」と述べた。立候補者の乱立に「開かれた政党として、堂々と政策を主張し、党員・党友さらに国民に支持を訴えるべきだ。党の活性化につながる」と強調した。

 一方、津島派の仲村正治衆院議員は総裁選の選挙管理委員会副委員長に就いた。公平公正な姿勢が求められる立場上、推薦人や支持表明は控える考えだ。

 嘉数知賢衆院議員は八日夕に開かれる町村派臨時総会の結果を受け、態度を表明するとしている。

 島尻安伊子参院議員は参院津島派の支持表明に従う方針という。「参院が結束した行動を取ることが重要」とした。

 各国会議員には、立候補を表明した各陣営幹部が電話などで支持を訴え、集票合戦に火がついている。

 ある議員は「個人的なお世話を受けた議員も多いが、派閥や仲間との意向も重視しないといけない。板挟みに遭っている」と複雑な表情を見せている。

 一方、党県連は党員・党友約六千五百人による投票(予備選)を実施。往復はがきで二十日までに投票し、二十一日に開票。県連持ち分の三票を、投票数に応じたドント方式で分配する。
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-09-07-M_1-002-1_001.html?PSID=3450aa626d626301919333d5ffc3a422

2593片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 17:35:36
ドキュメント・九月政変:総裁選劇場、盛り上げ 自民、早期解散に照準
 ◇山本、棚橋氏には推薦20人の壁
 自民党の古賀誠選対委員長は7日のテレビ番組で、「10月上旬解散−11月上旬総選挙」の公算が大きいとの見方を示し、町村信孝官房長官もテレビ番組で「早く選挙をやる選択肢はあり得る」と語った。民主党側からも小沢一郎代表をはじめ、臨時国会召集後の早期解散の見方が相次ぐ。

 自民党が衆院選挙での劣勢予想を覆すための「総裁選−解散」シナリオが見え隠れする中、7日の日曜日、7人の議員による「総裁選劇場」が繰り広げられた。

    ◆

 山本一太前副外相と棚橋泰文元科学技術担当相は、立候補の条件となる推薦人(20人)の壁にぶつかる。

 7日朝、2人はテレビ番組に相次いで出演し、同じテーブルで意欲を語った。

 棚橋氏「麻生さんも小沢さんもバラマキを言っている」

 山本氏「構造改革路線を転換する動きがあった。おかしい」

 2人の主張は重なっておりコメンテーターからは、「政策の違いが分からない」と指摘された。

 最初の番組終了後、山本氏は棚橋氏に「驚きました。言っていることが似ている」と話しかけると、棚橋氏は「一緒にできませんかね」と応じた。

 ただ、互いのグループには山本嫌い、棚橋嫌いの議員も存在し、仮に両グループが一本化できても、単純な足し算にならない。

 一方、推薦人を確保した石破茂前防衛相は朝、地元・鳥取県から夜行列車で上京。そのままテレビ局に駆けつけ、午前中2本の番組をはしごした。石破氏は外交・安全保障などの問題が埋没していることから、「新しい論点を総裁選に持ち込みたい」と意欲を示す。

 ただ、この日は得意分野を持ち出して論戦に持ち込もうとしたものの、空回りが目立ち、表情にはいら立ちがにじんだ。「経済政策」に焦点が当たる総裁選で、安保の石破氏はどう存在感を示していくのか。

    ◆

 与謝野馨経済財政担当相は朝一番で、東京都新宿区の水稲荷神社の例大祭を訪れた。あいさつに立つと、法被姿のみこしの担ぎ手たちから「総理、総理」と声がかかった。

 その後、同区内の運動場で開かれた少年野球大会に参加。衆院東京1区で対決する民主党の海江田万里前衆院議員が姿を見せ、無言で会釈を交わした。

 小池百合子元防衛相は7日、講演先の静岡県熱海市から、生中継でテレビ出演。

 米大統領選にも触れ「アメリカには(女性の活躍を妨げる)『ガラスの天井』があるが、日本は『鉄板』だ。明確な政策と国民との共感を持って進めたい」と強調した。

 夕方、地元・練馬区北町商店街の祭り会場。雨の中、法被姿の小池氏が現れると、みこしの担ぎ手らからは「ゆりっ、ゆりっ」と声が上がった。

 石原伸晃元政調会長は朝、東京都内でテレビ番組に出演した後、飛行機で石川県へ飛び、金沢市のテレビ局から番組に出演した。

 石川県連の会合では、壇上で並んだ森喜朗元首相が建設相だったころ、森氏を総裁候補に擁立しようとしたエピソードを披露。推薦人集めについて「大変です。森元総理みたいな方がサインしてくれたらバッチリなんですが、なかなかそうもいかない」と述べ、会場の笑いを誘った。

 過去3度の出馬経験があり、政権構想作りも進む麻生太郎幹事長は、立候補表明後初の地元・福岡入りをした。

 「誰が小沢一郎と戦うに最もふさわしいかを考えてほしい。経験豊富な麻生太郎しかいない」

 飯塚市のホテルで開いた地元後援会の非公開の緊急役員会で、麻生氏が自信たっぷりにあいさつすると、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

毎日新聞 2008年9月8日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080908ddm002010139000c.html

2594片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 18:56:28
気をもむ公明/本命麻生氏に熱い視線

 公明党が自民党総裁選の行方に気をもんでいる。景気対策を重視する本命候補の麻生太郎幹事長に「熱い視線」を送るが、五候補乱立でレースの展開が見えにくくなってきたためだ。財政再建派の与謝野馨経済財政担当相、上げ潮派の小池百合子元防衛相らの出馬により、経済政策が争点軸になるのは必至で、論争を通じて肝いりの定額減税をめぐる「ばらまき批判」が拡大することへの警戒感も募る。

 「原油高、物価高で中小企業、庶民から悲鳴が上がっている。危機感がまだ足りない」。太田昭宏代表は七日、テレビ番組に出演し、これに先立ち番組内で論戦した小池氏、石原伸晃元政調会長、石破茂前防衛相の各候補に駄目出し。この後、記者団にも「活発であれば何を話しても結構だが、もう少し日本をどうするか議論してほしい」と注文を付けた。出演を見送った麻生氏をやんわり“援護射撃”したといえなくもない。

 太田氏は別の番組で、公明党が麻生氏後継を望んでいるとの見方を否定し「大いなる論戦が行われればいい」と強調して見せた。しかし浜四津敏子代表代行は二日に麻生氏について「明るくていいのではないか。支持者にも受け入れられる」との本音を隠していない。北側一雄幹事長も四日、総裁選に向けて「景気対策が国民の一番の関心事だ」と指摘した。

 太田氏が“意中の人”を明言しないのは、自民党内の一部に「公明党が麻生氏と連携して福田おろしを画策した」(幹部)との反発がくすぶるためだ。麻生氏への期待感を露骨に口にすれば、「ひいきの引き倒し」にもなりかねない。山口那津男政調会長は四日、「誰がいいとか介入しないで見守る」と不干渉を宣言した。

 ただ公明党にとって、衆院の「十月解散―十一月総選挙」の流れが強まる中、支持者への実績としたい定額減税の年度内の実施方針を総裁選後の自公連立合意に盛り込むことが「譲れない一線」(党幹部)だ。財政規律を重視する与謝野氏や、改革後退を戒める小池氏らがレースで飛び出せば、減税実施や規模をめぐる自公間の不協和音が拡大する可能性も否めない。

 山口氏が四日のテレビ番組で「次の首相も(定額減税実施の)政府与党合意を守っていかなければならない。次の内閣も実現する義務を負っている」と念を押したのも、こうした懸念があるからにほかならない。

 「(与党が衆院選で過半数を得られずに)数が足りないということになれば『連立野党』はない」。これまで自民党が下野した場合でも民主党と連立する可能性を否定してきた太田氏は七日、一転して民主党との連携カードをちらつかせた。自民党内で「反麻生包囲網」を構築する動きを暗にけん制した発言とも受け取れそうだ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080907.html

2595片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/09(火) 09:10:57
総裁選 総選挙 自民議員“板挟み” 他党は準備着々「早く地元へ」
2008年9月7日 00:14 カテゴリー:政治
 自民党総裁選が混戦模様となる中、若手から派閥の領袖クラスまで、党内の最大の関心事は、実は総裁選後とみられる衆院解散・総選挙だ。民主党代表選は早々に無投票が固まり、すでにそれぞれの選挙区での準備を活発化させているだけに、自民党議員も地元に張り付きたいのが本心。しかし総裁選に多くの時間が割かれる上に、新政権で存在感を誇示したい思惑から、中央を空けるわけにはいかない。自民党議員には悩ましい状況が続いている。

 「総裁選、にぎやかにやれば、報道してくれるんだから。相手(民主党)は何もないんだから」。長崎県選出のある自民党議員は、総裁選が盛り上がれば、自民党の支持率アップにつながると期待する。

 しかし、九州のある若手議員は「自分が所属する派閥から候補者は出てほしくない」と複雑な表情。総選挙は「秒読み」(古賀誠選対委員長)との見方が大勢を占める中で、本来は支援者へのあいさつまわりに力を入れたい時期だからだ。派閥から候補者が出ることで「公約づくりや協力依頼の電話などに駆り出される。自分の選挙をやりたいのに…」。

 ベテラン議員からも「(総裁選の投票まで)3週間もとられるのは痛い」(古賀派幹部)との声も漏れてくる。ただ、新政権発足後の影響力を考えると「派閥を高く売らなきゃいかん」(閣僚経験者)という思惑もあり、党内の動向を見極めるため永田町にいなければならない「板挟み状態」になっている。

 候補者が過去最多となる見通しとなった総裁選。党の支持率を押し上げる可能性もあるが、有力候補の麻生太郎幹事長が打ち出している財政出動を柱とする経済政策を「ばらまき」と批判され、次期衆院選へ影響が出ることを懸念する議員も。民主党との決戦を控えた自民党だけに、議員らは気もそぞろだ。 (東京報道部・稲田二郎)

=2008/09/07付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/45985

2596片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/09(火) 19:34:09
太田公明代表、23日再選へ

 公明党は23日の党大会で太田昭宏代表を再選する。支持母体の創価学会の組織票は次期衆院選で苦戦必至の自民党議員にはのどから手が出るほど欲しく、公明党の強気を支えている。
 8月初めの内閣改造前、自民党幹部が独自データを使ってまとめた次期衆院選の推計は同党幹部に衝撃を与えた。公明党・創価学会の支援がない場合、自民党は100議席を切るとの結果が出たからだ。
 小泉純一郎元首相が退いた後、安倍晋三前首相で臨んだ昨年夏の参院選で自民党は惨敗した。郵政民営化や公共事業削減などの影響で、自民党の「集票マシン」は目に見えて衰えている。
 昨年の参院選の比例代表での公明党の得票は777万票。衆院小選挙区の300で単純に割れば、一選挙区あたり約2万6000人が公明党に投票したことになる。小選挙区でしのぎを削る候補には重い数字だ。
 「自民党が辞めさせないなら嫌な役回りをうちがする」。福田康夫首相が退陣表明する2カ月前、公明党のベテラン議員は漏らした。緊急総合経済対策では連立離脱までちらつかせて定額減税を盛り込ませた。同党の支持層を意識した定額減税は、かつての「地域振興券」を思わせる。首相は「公明党の言いなりになるな」と自民党執行部に指示したが押し切られたともいわれている。
 公明党に揺さぶりをかけているのが民主党だ。材料は創価学会を提訴している矢野絢也元公明党委員長の国会での参考人招致だ。
 それでも自民、民主両党とも次期衆院選で単独過半数を取るだけの力はなく、公明党の影響力はなお残るとの見方は多い。ただ、そんな立ち位置は「勝ち馬に乗るだけで無節操」との批判と紙一重。野党に回ってもより逆風が強まりかねず、同党の強気の裏側にある危機感の背景になっている。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080908AT3S0600Y07092008.html

2597片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 03:57:33
自民総裁選:推薦人リストににじむ派閥談合色
 10日告示された自民党総裁選で、麻生太郎幹事長(67)ら5人の候補者が集めた20人の推薦人リストは、「脱派閥」を装っているが、分析すると派閥有力者らによる「談合」色が濃くにじんでいる。総裁選後に有利な位置を確保したい派閥幹部らが、各候補者に推薦人を割り振った形跡も見られる。他方で、党内最大派閥の町村派(88人)が分裂含みの様相となるなど、次期衆院選後の政界再編の予兆もうかがえる。

 最も注目されたのが町村派の小池百合子元防衛相(56)の推薦人だ。派内実力者の森喜朗元首相と中川秀直元幹事長の暗闘にほんろうされたからだ。

 小池氏出馬に難色を示す森氏は締め付けを強化。対抗して中川氏は小池氏を強力にテコ入れし、同派から若手中心に12人が名を連ねた。同派以外では「小泉チルドレン」の衆院1回生6人が加わった。小池氏出馬に伴う同派の亀裂は深刻で、小池氏の支持勢力を基に中川氏が「政界再編」の引き金を引く可能性も指摘されている。

 津島派の石破茂前防衛相(51)の推薦人は20人中19人が同派中堅・若手。青木幹雄前参院議員会長ら同派幹部が総裁選で過去2回候補者擁立を見送り、今回も麻生氏や与謝野馨経済財政担当相(70)らの支援を鮮明にしている現状への不満が公然と表れた。竹下登元首相の実弟、竹下亘衆院議員が青木氏を「若手の意見を聞かない」と痛烈に批判する一幕もあった。

 本命視される麻生氏は、総裁選後の挙党体制構築を意識して、町村、津島、山崎派など各派から満遍なく推薦人を選んだのが特徴。

 与謝野氏の推薦人は財政再建派の勉強会メンバーが中心だが、青木氏や古賀誠選対委員長が派閥から子飼いの議員を推薦人に回したと見られる。

 石原伸晃元政調会長(51)は、所属の山崎派を主体に、東京都連メンバーや塩崎恭久元官房長官ら「政策新人類」と言われる中堅クラスと混成部隊だ。

 古賀派が与謝野氏6人、石原氏4人、小池氏2人、麻生氏2人と推薦人を配分したと見られるのが、派閥の思惑を象徴している。【犬飼直幸】

毎日新聞 2008年9月11日 2時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080911k0000m010124000c.html

2598片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 10:33:58
クローズアップ2008:自民総裁選スタート 敵は民主? 論戦低調
 自民党総裁選が告示された10日、5候補の共同記者会見で12日間の舌戦の火ぶたが切られた。しかし、各候補とも目玉政策を打ち出せたとは言えず、最大の対立軸の経済財政政策をめぐっては慎重な物言いが目立った。むしろ民主党批判で足並みをそろえるなど、総裁選後の衆院解散・総選挙をにらんだ奇妙な結束が浮かび上がる滑り出しとなった。【中田卓二、古本陽荘】

 ■経済政策

 ◇党分裂懸念? 影潜める対立
 「補正予算はできるだけ早く成立させていくように、最大限に努力していくべきだ」

 麻生太郎幹事長は共同会見で、8月末にまとめた総合経済対策の裏付けとなる08年度補正予算案を臨時国会で早期に成立させる意欲を示し、他の4候補もこれに同調した。

 石原伸晃元政調会長が国の特別会計の徹底見直し、道路特定財源の一般財源化を力説するなど、安定財源をめぐって多少の意見の相違が見られたものの、各候補ともに経済財政政策を語る際、そろって「自民党は責任政党」と繰り返した。

 今回の総裁選は、(1)財政規律よりも当面の景気対策を優先させる「景気対策派」の麻生氏と石破茂前防衛相(2)消費税増税を視野に入れた「財政再建派」の与謝野馨経済財政担当相(3)経済成長を重視する「上げ潮派」の石原氏と小池百合子元防衛相−−という構図に注目が集まっている。

 「バラマキVS財政規律」と「増税VS経済成長」という経済財政政策をめぐる二つの党内対立を反映しているからで、「総裁選の論争は経済財政政策が中心になる」というのが衆目の一致するところだった。

 しかし、この日の共同会見はそうした対立は影を潜め、融和が優先されるかのような印象を与えた。

 党内には「経済財政政策をめぐる対立は、衆院選前後をにらんだ党分裂、政界再編の引き金になる」(幹部)との見方が強い。そこには経済財政政策を隠れみのにした政局的思惑も働いており、まさに権力闘争そのものになっている。

 経済財政の対立を覆い隠すように慎重な5候補の発言には「党分裂、政界再編に発展」というきな臭さを消す考えも働いたとみられる。

 ■暮らし

 ◇推薦人に配慮、独自色出せず
 福田康夫首相の突然の退陣表明で、以前から「ポスト福田」をにらんで動いていた麻生氏を除くと政権構想執筆はほとんど「一夜漬け」。それに加え、石破氏以外は派閥横断的に推薦人を集めたことから、多方面への目配りが必要になった。

 「政権構想は総花的にならざるを得なかった。推薦人にしてみれば、『おれの政策が入っていること』が大事なんだから」

 ある陣営の幹部は嘆くが、各候補の政権構想を読み、共同会見を聞く限りは、それが端的に表れたのは「暮らし」の分野だった。

 社会保障には各候補とも独自色がない。医師不足対策、中小・零細企業振興、食料自給率の向上などはほとんどが政権構想に盛り込み、主張は重なっているように映る。

 全員が実行する考えを示した09年度からの基礎年金国庫負担率引き上げ。3分の1から2分の1になるが、財源に消費税を充てる考えを示したのは与謝野氏だけだった。その与謝野氏も来年の通常国会での法改正は困難との見方で、五十歩百歩とも受け取れた。

 一昨年と昨年の総裁選では多弁を誇った麻生氏。一人だけ準備万端かと思いきや、「追われる立場」を考慮してか、他候補に比べて回答を早めに切り上げる場面が目立ち、暮らしをめぐる論戦も盛り上がりを欠いた。

 民主党は衆院選に向けて「暮らし最優先」だ。小沢一郎代表が8日に発表した基本政策案は「新しい国民生活をつくる」と題し、子ども手当創設、「働く貧困層」解消などを列挙している。

 「暮らし論議が低調なままだと、民主党に付け入るすきを与えかねない」。自民党内には危機感も芽生え始めた。

2599片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 10:34:36
 ■外交・安保

 ◇似通う主張、争点化を回避
 各候補ともインド洋での海上自衛隊の補給活動継続の必要性を強調し、小池氏は「民主党の小沢一郎代表はアフガニスタン本土への陸上自衛隊派遣を主張したが、テロリストとどう停戦合意するのか」と語気を強めた。

 小池氏に続き、麻生氏は「日本だけ撤退することは常識的に考えられない」と発言。石破氏も「各国の若者がテロとの戦いに参加する中、何で日本だけ逃げるのか」と語り、批判の矛先はお互いではなく、活動延長に反対する民主党に向いた。

 党内きっての防衛政策通の石破氏の参戦で外交・安保の争点化が予想された。

 ただ、麻生氏は対立を避けるかのように、外相時代に提唱した「自由と繁栄の弧」構想を政権構想に書き込まなかった。石破氏でさえ五つの主要政策の中で外交・安保は最終項だ。

 外交・安保は一昨年は「安倍晋三VS谷垣禎一」、昨年は「福田VS麻生」がクローズアップされたが、今回は主張が似通い、重要度の低下は否めない。

 ◇決選投票に地方票も
 今回の自民党総裁選(22日投開票)は、党籍を離れている河野洋平衆院議長と山東昭子参院副議長、山梨県甲斐市長選立候補のため21日に失職する保坂武衆院議員を除き、党所属国会議員386人の各1票と、各都道府県連3票ずつ割り当てる地方票141票の計527票で争われる。

 総裁任期(3年間)満了に伴う総裁選は総裁公選規程が適用され、国会議員票と地方票300票で争うが、今回は福田康夫首相(党総裁)が任期途中で退陣表明したため、総裁選管理委員会は党則6条の「特に緊急を要する時」と判断。安倍晋三前首相の突然の辞任表明を受けた昨年9月の総裁選と同じだ。

 全都道府県連で21日までに党員・党友の予備選を行うが、投票への反映の仕方は、最多得票者に3票すべて投じる「総取り方式」か、得票割合に応じて配分する「ドント方式」かに分かれる見通しだ。

 どの候補者も1回目で有効投票数の過半数を得られなかった場合、上位2人の決選投票が行われる。総裁公選規程は国会議員票だけで行うと定めているが、今回は「本選」と同様に地方票141票も加わるため、「地方で人気のある麻生太郎氏に有利に働く」との指摘もある。【高山祐】

毎日新聞 2008年9月11日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080911ddm003010109000c.html

2600片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 10:36:50
「麻生」3人「小池」1人 総裁選・宮城県選出議員
 10日告示された自民党総裁選(22日投票)は、5人が立候補して支持を訴えている。河北新報社が県関係の同党国会議員8人に支持動向を聞いたところ、3人が麻生太郎氏、1人が小池百合子氏に投票すると答えた。残る4人のうち2人は「未定」で、2人は連絡が取れなかった。石原伸晃氏、石破茂氏、与謝野馨氏を推す声は今のところない。

 麻生氏を推すのは、土井亨(1区)、小野寺五典(6区)、中野正志(比例東北)の3衆院議員。

 土井氏は「都市部や大企業だけが『勝ち組』になるのではなく、地方の活力をいかに取り戻すかについて麻生さんは明確な考えを持っている」と理由を挙げた。所属する町村派は事実上自主投票となったが「派閥は関係なく、自分の信念で決めた」と言う。

 麻生氏が掲げる地域景気対策などの政策作りにかかわった小野寺氏は「麻生さんが地域経済や地方の活性化の政策について一番多く取り上げている」と強調する。

 「原油高、景気低迷の中で経済対策に本気で取り組めるのは麻生さんしかいない」と話すのは中野氏。「明るいキャラクターで閉塞(へいそく)感も一掃できる」と、人物的な魅力も理由に挙げた。

 同じ町村派に所属する小池氏の推薦人となった西村明宏衆院議員(3区)は「当初は麻生さん以外の人が立候補できる雰囲気は無かったが、経済成長、財政再建、景気対策について国民の前で論戦をしてもらうのが大事だと思った」と説明する。ただ、複雑な思いもあるようで「(もし負けたら)冷や飯を食わされるぞといろんな人から言われた」と明かす。

 麻生氏か小池氏かで迷っているという秋葉賢也衆院議員(2区)は「地方経済の現状を考えると麻生さんのリーダーシップは捨て難いし、小池さんの掲げる構造改革の継続も大切。政策の中身をよく見極めて、最終的に判断したい」と話す。

 伊藤信太郎衆院議員(4区)、愛知治郎参院議員は10日現在、支持を明確にしていない。愛知氏は「国民にとってだれがベストか、政策、人物を見極めて投票したい」と語った。伊藤氏の東京事務所秘書は「連絡が取れない」と言っている。

 市川一朗参院議員は、WTO(世界貿易機関)に関する議員会議出席のため、スイスに出張中。所属する古賀派は自主投票を決めている。
2008年09月11日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080911t11031.htm

2601片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 11:11:52
検証・5候補乱立/再編にらみ液状化

 自民党総裁選に五候補が出走したのは、衆院選決戦の“前座ショー”で風を引き戻し、政権の座にしがみつこうとの生存本能の表れだ。ただ乱立レースの舞台裏では、大連立や政界再編をにらんだ思惑が交錯。小泉改革継承を旗印にした元幹事長中川秀直らによる新党構想がささやかれるなど、路線対立の激化に伴う党の“液状化”も始まりつつある。(敬称略)

 ▽冷や飯

 「麻生が首相になったら、小池だ何だとやっていると冷や飯を食わされる。中川君はあんな風だから三役にはなれない。なるとすれば君しかいないんだ。そこをよく考えて君がまとめろ」

 四日、元首相森喜朗は事務所を訪れた町村派代表世話人の官房長官町村信孝に「麻生政権」での要職起用をちらつかせて、派内を幹事長麻生太郎支持でまとめるよう求めた。

 町村とともに代表世話人を務める中川は、経済成長重視の「上げ潮派」で同派所属の元防衛相小池百合子擁立を画策。総裁選後の冷遇を危ぶむ森は中川を見限り、町村の前に「ニンジン」をぶら下げた。首相福田康夫は、女房役の町村が出馬に意欲を持っていることを察知し、森に「町村さんを抑えてほしい」と依頼していた。

 「政策集団として対応を強制したら、国民目線にかなわない」。八日の町村派総会。中川は、森が「長い」と一喝しても構わずに小池支持を容認するよう訴え続けた。一方の森は総会の最後、「麻生さんには大変世話になった。それを忘れてはいけない」と麻生支持を表明した。

 しかし森の発言でも「流れ」はできなかった。十日の総会では、小池の推薦人に名を連ねた衆院議員馳浩が「森先生と違う行動を取ることについてけじめをつけたい」と森の面前で退会届を出す場面もあった。

 「干されることが嫌なら政治家を辞めればいい」。派閥離脱も辞さないかのような中川の言動について、ある党幹部は「中川周辺では都市部選出議員を中核にした新党構想がある。小池擁立の先に政界再編を見据えている」と解説。中川は十日、自身のホームページでこれを裏付けるように「自民、民主の保守改革派は、日米同盟重視と改革路線継承で手を組めというのが民意なのではないか」と強調した。

 ▽布石

 「わたしは出ませんよ。記者会見でよく聞かれるけど」。経済財政担当相与謝野馨は三日、首相官邸で福田と向き合い、出馬説を打ち消した。しかし翌四日になって、唐突に出馬を表明する。

 福田が退陣を表明する数時間前の一日午前、いち早く異変を察知した与謝野は「様子がおかしい。何かあったんでしょうか」と森の個人事務所に駆け込んだ。この時点から出馬を考え始めていた可能性は高い。

 四日夜には、森と、前参院議員会長の青木幹雄、読売新聞グループ本社会長渡辺恒雄らが都内で会談し「麻生優勢」との認識で一致した。しかし青木は「麻生が独り勝ちすれば、みんな麻生になびく。それはいかん」と政局の主導権を麻生一人に握られることを警戒し、津島派所属の参院議員を与謝野支持でまとめる意向を示したとされる。渡辺、与謝野ともに昨秋の大連立騒動の仕掛け人に挙げられており、与謝野擁立は衆院選後の民主党との連携を探る「布石」との見方も強い。

 麻生包囲網が狭まることを危ぶんだ森は九日、麻生の選対本部長を務める前法相鳩山邦夫に「投開票日までまだ時間がある。油断大敵だ」と忠告した。

 ▽反旗

 「どうして参院だけ事前に対応を決めるんだ。小沢(一郎民主党代表)のようなことをするな」。五日の津島派会合。衆院議員竹下亘は、参院側から「うちは独自に対応する」と告げられるや声を荒らげた。

 二〇〇三年の総裁選以降、青木は津島派の衆院側が独自候補を立てようとする動きにことごとく反対。衆院側は「総裁選の度に他派の草刈り場になっている」(中堅)と不満を募らせていた。青木と同じ島根県選出の竹下が反旗を翻したことは、青木の影響力低下を印象づけた。

 青木は五日、出馬のあいさつに訪れた前防衛相石破茂を「もう少し早く来ていればなあ」と突き放した。二十人の推薦議員集めに難渋する石破が参院議員会長尾辻秀久に頭を下げ、青木はようやく参院側からの推薦人「貸し出し」を認めた。

 麻生陣営の幹部は「小池との一騎打ちになるのが最も嫌だった」と漏らし、世論調査での期待度が高い「麻生首相」による衆院解散を望む森ら有力者が、元政調会長石原伸晃を含めた乱立を演出したとの見方を示す。ただレースの劇場化が、二度にわたる首相退陣劇で露呈した「統治能力の欠如」を覆い隠せるかはまだ見通せない。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0910.html

2602片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/12(金) 02:39:34
自民総裁選:演説会、若者の反応いま一つ…東京・渋谷

自民党総裁選の街頭演説会に集まる大勢の人たち=東京都渋谷区のJR渋谷駅前で2008年9月11日午後4時15分、木葉健二撮影 見てみたいけど、駅前占拠はちょっと迷惑−−。11日夕、自民党総裁選の街頭演説会が行われた東京・渋谷のJR渋谷駅前。学校帰りの高校生や大学生でごった返す若者の街に、硬質の政策論が響いた。「テレビより分かりやすい」と話す20代もいたが、投票権を持つ党員がどれだけ聞いていたか不明だ。【町田徳丈、長野宏美、木戸哲】

 時折、小雨がぱらつく中、「忠犬ハチ公像」のそばに囲いの柵が置かれた。待ち合わせをしていた人たちが外にあふれ、相手を探している。

 午後4時過ぎ、正面に止まった街宣車の上に5人の候補が姿を見せると、ぱらぱらと拍手が起きた。囲いの中に若者たちが入り、携帯電話をかざして写真を撮り始める。

 「全員いるの? まじっすか」。改札から出て来た男子大学生(22)が声を上げた。「ちょっと見て行こう」。一緒にいた友人を誘ったものの、断られると「やじ馬根性で見たいと思ったけど、人が多すぎるし、今なら居酒屋が安いんで」。人込みをかき分け、繁華街へ向かった。

 麻生太郎幹事長(67)がマイクを握る。「景気対策が最優先だ」。この日は得意の漫画の話題もなく、若者の反応はいま一つ。柵の外で友達を待っていた茶髪の高校1年生、マイコさん(16)は「芸能人なら興味あるけど、ぶっちゃけ迷惑」。一方、「麻生さんには親しみが持てる。民主党の政策は財源があいまい」と話した女子中学生は、麻生氏が卒業した学習院の後輩だった。

 横浜市の大学生、荻野みづきさん(22)は「2代続けて首相が途中で辞めているので、信頼感がある人がいい」と話し、5人の舌戦を見届けた。

毎日新聞 2008年9月11日 21時35分(最終更新 9月11日 21時41分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080912k0000m010100000c.html

2603片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/12(金) 02:40:06
自民総裁選:小池氏の選挙事務所、たった1日で閉鎖
 自民党総裁選で、小池百合子元防衛相(56)の陣営が構えた選挙事務所が不動産契約に絡むトラブルで11日、閉鎖に追い込まれた。党本部に隣接するビル内の通称「サテライト・オフィス」で、告示の10日に新設。応援の寄せ書きを掲示するなど一般の人との交流の場を想定していた。

 小池氏の選対関係者によると、ビルの管理会社と不動産会社との間の契約で、また貸しやビラ掲示が禁止されており「契約上問題がある」と管理会社に指摘された。

 ただ、関係者は「管理会社は『ビルの他のテナントからクレームがついている』と説明した」と話した。同じビルには同党の森喜朗元首相ら政治家の事務所も入居している。

毎日新聞 2008年9月11日 22時06分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080912k0000m010116000c.html

2604片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/12(金) 03:18:29
自民総裁選で町村派に亀裂、麻生・小池支持で二分
福田退陣・総裁選

 自民党総裁選の対応をめぐり、町村派の亀裂が一段と鮮明になってきた。

 代表世話人の中川秀直・元幹事長が11日、同派の小池百合子・元防衛相支持を表明したのに対し、町村官房長官は、麻生太郎幹事長支持を明言した。

 森元首相や安倍前首相らも麻生氏支持で派内のとりまとめに動いており、「中川包囲網」の様相も見せている。

 ◆中川包囲網◆

 この日、中川氏は立会演説会の後、記者団に対し「小池さんを中川個人として今からしっかり応援していく」と語った。「改革路線を進化、発展させる旗印を持たないと、次の総選挙では支持は得られない」とも指摘した。

 中川氏は構造改革を堅持するとともに、経済成長で経済のパイを大きくして増税を回避する「上げ潮派」だ。構造改革より景気対策を優先する麻生氏とも、増税をためらわない与謝野馨経済財政相とも立場が違う。

 これまで、代表世話人の立場を考慮し、表だった行動を控えてきたが、小池氏の支持が広がりに欠けるため、旗印を鮮明にしたと見られる。今後、山崎派の武部勤・元幹事長が率いる政策研究グループ「新しい風」と連携し、選挙運動を進める構えだ。

 ◆政局第二幕◆

 しかし、町村派では、麻生氏支持の流れが急速に強まっている。

 町村氏や同派事務総長の中山成彬・元文部科学相、尾身幸次・元財務相らは11日午前、党本部にひそかに集まり、麻生氏支持の選挙対策本部を派内に発足させることで一致した。

 尾身氏は同日昼の総会で、「麻生選対」の設置を明かし、「森、安倍、町村各氏と谷川秀善参院議員が顧問だ」と説明した。これに対し、小池氏の選対本部長を務める衛藤征士郎・元防衛長官が「派閥の縛りをかけないと決めていた。断固、設置すべきではない」と異論を唱えた。結局、麻生選対の設置は報告事項で、派として了承したわけではないということでその場はおさまった。

 同派の参院議員らは同日夜、都内のホテルに集まり、他候補の推薦人となった議員以外は麻生氏を支持する方向でまとまった。同派参院幹部は「27人のうち20人以上が麻生氏支持だ」と語った。

 中川氏は周囲に「総裁選は政局の第一幕で、衆院選が第二幕だ」と漏らし、衆院選にあわせて、民主党を巻き込んだ政界再編を視野に入れている。今回の小池氏支持の動きが、その第一歩との受け止めがある。もっとも、小池氏を支持する議員にも「離党とか、派閥離脱など考えていない」などと、冷めた声も少なくない。

(2008年9月12日03時05分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080912-OYT1T00134.htm

2605片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/16(火) 21:20:57
玉沢元農相が引退表明
 元農相の玉沢徳一郎衆院議員(70)=無所属、比例東北=は13日、河北新報社の取材に対し、「(自民党に)復党して最後を全うしたい」と述べ、次期衆院選に出馬せず引退する意向を明らかにした。既に党本部に復党願を提出している。

 玉沢氏は昨年9月、自身が支部長を務めていた自民党岩手4区支部が2003年の収支報告書に虚偽の領収証を添付したことが発覚して自民党を離党した。

 玉沢氏は「党には迷惑をかけたが、最後に無所属で終わるわけにはいかない。国会議員でなくても政治活動はできる。若い議員を育てるなど、わたしなりの活動をしたい」と語った。

 玉沢氏は岩手県宮古市出身、早大大学院修了。1976年の衆院選に無所属で初当選し、現在9期目。村山内閣で防衛庁長官に初入閣し、小渕、森の両内閣で農相を務めた。
2008年09月14日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080914t31034.htm

2606片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/22(月) 07:57:08
『麻生構想』 影ひそめ 国民受け狙い“変節”
2008年9月22日 07時06分

 五候補が十二日間にわたって繰り広げた自民党総裁選。論戦では、当選が確実視される麻生幹事長が、従来と違う主張をする傾向が目立った。首相の座が近いのを意識し、持論を貫くより政府方針との整合性や国民受けを重視したようだ。

 代表例は経済政策。麻生氏は二月、月刊誌で「基礎年金は全額税方式に改め、財源は消費税を10%に引き上げて充当する」との論文を発表、注目を集めた。ところが総裁選では、全額税方式は「一つのアイデアとして話をしただけ」。消費税増税についても「景気を著しく冷やす可能性がある」と消極姿勢に転じ、10%台は将来景気が回復した時点での「一つの目安」と述べるにとどめた。

 赤字国債発行については八月、幹事長就任当初は、新規国債発行額の三十兆円枠に「こだわらない」と発言していたが、総裁選が始まると「(自分は)赤字国債発行と一度も言ったことはない」と修正した。

 批判が多い後期高齢者医療制度は、総裁選の論戦でもずっと触れてこなかったが、舛添要一厚生労働相の提案を受け論戦最終日の二十一日、テレビ出演でいきなり「抜本的に見直すべきだ」と明言した。国民受けを狙った発言とみられるが、逆に“変節”が批判対象になる可能性もある。

 外交政策でも、麻生氏は東欧、中央・東南アジア諸国との連携強化をうたった「自由と繁栄の弧」構想を強調してきたが、総裁選ではほとんど触れずじまい。「中国・ロシア包囲網」との批判を気にしたようだ。

 “変節”は麻生氏だけではない。与謝野馨経済財政担当相は二年前、二〇〇八、〇九年の消費税率引き上げを見通していたが、今回「二、三年以内に上げる道筋をつける」と先送り。

 小池百合子元防衛相は当初、環境政策や女性目線の政策に重点を置いていたが、小泉純一郎元首相の支持を受けると一転、「霞が関をぶっ壊す」と小泉節を強調し始めた。 (古田哲也)

(東京新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008092290070606.html

2607片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/24(水) 14:18:51
自民・麻生新総裁:新四役人事、派閥均衡に配慮

 自民党新総裁に選出された麻生太郎前幹事長が後任幹事長に町村派の細田博之前幹事長代理を指名し、無派閥の保利耕輔政調会長、津島派の笹川尭総務会長、古賀派の古賀誠選対委員長らの続投を決めたのは、党内各派のバランスを重視し、衆院選に向けた挙党体制構築を目指した結果にほかならない。特に最大派閥・町村派重視の政権運営を行わざるを得ない麻生氏の基盤の弱さを映し出した。

 麻生氏は18日、外遊から帰国した町村派最高顧問の森喜朗元首相に電話をかけた。

 麻生氏「おかげさまで総裁選うまく戦わせていただいています。もう一つ甘えていいですか。党をまとめていただけませんか」

 森氏「一体何のことだ」

 麻生氏「幹事長をお引き受けいただきたいのです」

 麻生氏の幹事長打診を森氏は固辞した。首相経験者の幹事長は前例がないとの理由からだったとみられる。

 総裁選で、町村派が麻生氏支持と小池百合子元防衛相支持に割れる中、派内の7割近くを固めて麻生氏優勢の流れを作った森氏は、その「見返り」として町村派の幹事長に意欲を見せていた。

 麻生氏はそうした事情を踏まえ、まず森氏に幹事長を打診し、「最大派閥重視」の姿勢を示した。しかしその一方で、森氏が町村信孝官房長官に派の運営を任せる意向であるのを渡りに船と、調整型で「裏方」のイメージの強い細田氏を選んだのだ。次期衆院選は麻生氏自身の「一枚看板」で臨むとの強気の姿勢を示したとも言える。

 麻生氏は21日、森氏に再び電話して、細田幹事長の了承を得たという。【高山祐、近藤大介】

毎日新聞 2008年9月23日 2時30分(最終更新 9月23日 10時17分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080923k0000m010147000c.html

2608片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/24(水) 16:08:36
検証・麻生新総裁誕生/幻の森幹事長構想

 「党運営の責任者をやってほしい」―。自民党総裁選が最終盤を迎えた十九日。当選を確信した幹事長麻生太郎は、町村派最高顧問の元首相森喜朗に電話し、幹事長就任を要請した。周囲に人がいれば気付かれかねないため、森が在宅であることを確認したうえで電話を入れるほどの“極秘打診”だった。

 首相経験者が幹事長に就任するのは自民党史でも前例がない。森が即座に拒否すると、麻生は代わりに同派の幹事長代理細田博之の起用案を持ち出す。「細田さんは体調が悪いと聞いている。幹事長を務めても大丈夫なのか聞いてほしい」

 森は麻生の求めに応じて細田の意向を確認。二十一日、ニューヨークでの国連会合出席のため離日する直前に、成田空港のVIPルームから麻生に電話で「それでいい」と伝えた。細田抜てきが決まった瞬間だった。

 森は麻生に「幹事長代理は選挙戦で全国を飛び回るのだから、(元政調会長の)石原(伸晃)君がいい」と推挙。一連の党人事は森・麻生の合作であるのは間違いない。

 × ×

 麻生が四度目の総裁レースを圧勝で駆け抜けた。迫りくる衆院選を“麻生人気”で乗り切りたい議員心理が働いたことに加え、森が最大派閥・町村派の影響力維持を狙い麻生選出へのレールを敷いたことも、党内の「勝ち馬志向」に拍車を掛けたといえる。ただ麻生はわずか二十人の小派閥領袖。幻に終わった「森幹事長」構想の背景には、政権運営や衆院選決戦をにらみ、党内基盤の確保に腐心する「町村派頼み」の構図も浮かび上がる。(敬称略)

 × ×

 ▽禅譲シナリオ

 首相福田康夫が退陣表明した翌日の二日夜。森や前首相安倍晋三、官房長官町村信孝、元幹事長中川秀直ら町村派幹部が都内のホテルに集まった。「麻生でいいじゃないか」。森は、元防衛相小池百合子擁立を探る中川に翻意を迫った。

 安倍、福田を幹事長として支えた麻生は、一時本命視された昨年の総裁選で、安倍から辞意を漏らされながら町村派に伝えなかったとして「クーデター説」を流され、急きょ出馬した福田の前に涙をのんだ。

 森は同じ文教族の麻生と親しく、首相時代には経済財政担当相として入閣させるなど引き立ててきた。辞任を決意した福田からは「何とか麻生さんに協力してもらえないか」と禅譲シナリオも伝えられていた。安倍、福田と二代続いた同派出身首相による政権投げ出しで「一回休み」を決め込んだ森は、迷わず麻生支持へかじを切る。

 「小泉改革の継続」を訴えて麻生と対立する中川はこれに反発。周囲に「干されることが嫌なら政治家を辞めればいい」と森との決別までほのめかして小池擁立―支持拡大に奔走した。しかし元首相小泉純一郎の小池支持表明の効果も空振りに。全国の党員・党友票の得票率では二位につけて、将来へ「一定の足場」を築いたとはいえ、麻生に独走を許したことに変わりはない。

 中川は総裁選終盤に入り、態度を決めかねている議員に「ワンサイドゲームだと自民党には活力がないと思われ、その後の衆院選にもマイナス材料になる」と働き掛けたが、過半数は遠かった。

 「派閥は町村君と安倍君がしっかりやればいい」。森は二十二日、周囲にこう語ったが、反旗を翻した中川の処遇には触れなかった。

2609片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/24(水) 16:09:25
 ▽盛り上げ役

 当初は出馬に否定的だった経済財政担当相与謝野馨は四日、首相官邸で町村と向き合い「麻生対小池の政策論争では、『自民党のレベルはこの程度か』と思われてしまう。居たたまれない」と参戦を表明した。

 小泉内閣以降、要職を歴任してきた麻生に反感を抱く一部の派閥領袖の間では、与謝野を押し立てての「麻生包囲網」構築に動く気配もあった。党幹部の一人は当初、昨年の総裁選で麻生を追い落とした福田擁立劇の再現を念頭に「これぞ選挙というのを見せてやる」と息巻いた。

 だが、包囲網の一角を担う可能性もあった津島派の前参院議員会長青木幹雄は、与謝野を支持する一方で「最後は結局、麻生が勝つだろう」と予測し、“盛り上げ役”に徹することを宣言。青木は与謝野に「一生懸命やるのはいいが、地方票を掘り起こすなどと考えてはいけない」と諭し、番狂わせは消えた。

 ▽決戦布陣

 自民党は総裁選を激戦で盛り上げ支持回復につなげようとの戦略を描いた。しかし序盤から麻生独走の構図が固まり、レースは一気に消化試合になった。劇場化戦略は、皮肉にも勝ち馬に乗ろうとする当の自民党議員たちに覆された格好だ。

 「選挙に強いやつを選びたいんだ」。麻生は総裁選会場を後にする際、二十四日の首相指名後の組閣に向けて、民主党代表小沢一郎との戦いを意識した布陣とする考えを親しい議員に漏らした。ただ天下取りで森への“依存体質”をうかがわせた麻生が、衆院選決戦で「剛腕・小沢」を打ち破れるかは未知数だ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0922.html

2610片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/25(木) 12:45:46
「今、選挙運動で…」と発言=就任会見で佐藤国家公安委員長
 麻生内閣で初入閣した佐藤勉国家公安委員長(栃木4区)は25日未明、警察庁で就任会見を行った際、事故米の不正転売事件に関連し、「私も今、選挙運動ということで農家などを訪れる」と述べた。会見直後、広報を通じて「『政治活動』の言い間違い」と訂正したが、警察庁を管理する国家公安委員長が公職選挙法で禁じている「事前運動」をしていると受け取れる発言だった。 
 会見で佐藤氏は事故米の食用転売に関する質問に対し、「誠に悪質な事件と思っている」と述べた後、「私も今、選挙運動ということで、特に農家等々を訪れると、『この件については本当に真剣に考えてくれ』という話があって、本当に身につまされた状況だと思います」と発言した。
 公選法は、立候補届け出前の選挙運動を事前運動として禁じている。
 佐藤氏は1996年と2000年の衆院選で、運動員が買収や供応などの公選法違反容疑で栃木県警に摘発されている。(了)
佐藤勉(さとう・つとむ)
(2008/09/25-05:49)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2008092500100

2611片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/25(木) 13:32:53
ドタバタ二転三転、組閣の舞台裏…森元首相が強権

 24日に発足した麻生太郎内閣は組閣当日、朝刊各紙に閣僚人事情報がスッパ抜かれたうえ、その後、ポストが二転三転するドタバタ劇を見せた。自民党総裁選を圧勝し、強いリーダーシップを目指した麻生首相に何があったのか。その舞台裏は。

 波乱は組閣前夜の23日夜から始まった。麻生首相が都内のホテルで、自民党の細田博之幹事長や公明党の太田昭宏代表と食事をしていたところ、ニューヨーク滞在中の森喜朗元首相から国際電話が入った。

 森元首相はオーナーを務める町村派からの入閣が1人との情報を聞きつけ、「1人じゃダメだ」とまくし立てた。弱小派閥(20人)の領袖である麻生首相は、最大派閥・町村派(88人)の意向に逆らえない。麻生氏は「衆院1人、参院1人ではどうか」と提案したが、森元首相は衆院2人を譲らなかった。

 24日も混乱は続いた。朝刊各紙には「入閣が固まった顔ぶれ」が掲載された。人事情報を一切漏らさない小泉内閣以来のスタイルは崩れたのだ。

 総裁選で麻生選対の本部長を務めた鳩山邦夫氏は「法相」と報じられたが、2度目の法相就任に難色を示した。このため、麻生首相は鳩山氏を総務相に横滑りさせ、総務相起用を検討していた甘利明氏を国交相で処遇しようと考えた。

 同日午後、首相指名選挙を控えた衆院本会議場でまた“事件”は起こった。町村派事務総長の中山成彬氏が、官房長官就任が内定していた河村建夫氏に近づき、ポスト差し替えを求めたのだ。

 中山氏は、麻生首相から「行革担当相」を提示されたが、家族が公務員のため、公務員改革には不向きだという理由だ。

 最大派閥として重要閣僚を求めたとの見方もあり、日経新聞は中山氏が河村氏に「首相指名選挙で町村派が『小沢一郎』と書いてもいいのか」と詰め寄ったと報じた。

 最終的に中山氏は国交相になり、国交相を検討されていた甘利氏は空いた行革担当相に着任した。甘利氏は就任会見で「これだけ、ポストがいろいろ報道されたのは経験がない」と不満を漏らした。

 福田改造内閣で、麻生派の鈴木恒夫氏が務めていた「文科相」には、同派の森英介氏の起用が検討されていたが、森氏は鳩山氏が固辞した法相に着任した。

 麻生首相は24日夜の記者会見で、「(閣僚人事の)基本は適材適所」と語ったが、閣僚候補のポストが次々に変更され、振り回された夕刊フジを含む報道機関は記事を差し替え続けた。党内各派にしこりも残した。

ZAKZAK 2008/09/25
http://www.zakzak.co.jp/top/200809/t2008092507_all.html

2612片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/25(木) 13:34:53
「麻生ワンマン人事」波紋 「盟友優遇」に派閥反発

 24日に発足した麻生内閣は、目玉人事の少なさから逆に麻生太郎首相1人が際立つ一方、自らの盟友らを優遇する「「ワンマン」人事となった。「親麻生」ばかり並ぶ布陣には最大派閥・町村派などが反発、閣僚リストは当初案から修正を余儀なくされた。「選挙の顔」としての首相への期待は強いが、支持率次第で政権の求心力が一気に低下しかねない。
 24日朝、麻生首相の人事構想を伝え聞いた町村派内は大騒ぎになった。リストに所属議員が一切見あたらなかったからだ。福田改造内閣の1人から3人に増えた伊吹派とは対照的だった。中川昭一、甘利明、鳩山邦夫各氏ら麻生首相と親密な議員、文教族の麻生首相に近い文相・文部科学相経験者も主要ポストにずらりと並んでいた。
 麻生首相は小泉純一郎元首相のように派閥の意向に耳を貸さない人事にこだわったフシがある。しかし、それを「冷遇」と感じ取った町村派は巻き返しに動いた。
 「どうなってるんだ。首相指名選挙で町村派が小沢一郎と書いてもいいのか」。首相指名を目前に控えた24日午後の衆院本会議場。町村派事務総長の中山成彬氏は、官房長官に内定していた河村建夫氏に近づき、激しく抗議した。
 町村派は当選6回議員2人の初入閣を最優先に求めてきた。しかし、麻生首相は中山氏に行政改革担当相での再入閣を提示した。
 「ウチは私も妻も息子も大蔵省(現・財務省)の公務員一家だ。行革相なんてできるわけない」。中山氏は同僚議員に不満をぶちまけた。30分後、中山氏のポストは国土交通相に差し替えられた。結局、同派からは福田改造内閣と同じ2人が入閣したが、幹部は怒りを隠さない。「こういう仕打ちを受けるなら、町村派は反主流派だな」
 同じく「入閣ゼロ」に危機感を強めた古賀派は幹部がポスト取りに動いたが、獲得したのは一ポスト。伊吹派とやはり明暗を分けた。
 小泉純一郎、安倍晋三両首相時代に主流派として政権を支えた「上げ潮派」の姿もない。小泉構造改革が党内ではすでに「過去」になりつつあることを印象付けた。
 麻生首相にも誤算があった。組閣前日の23日夜の段階で「甘利総務相」「鳩山法相」「森英介文科相」らを固めたところ、鳩山氏が二度目の法相就任に難色を示したことだった、と周辺は明かす。そのあおりを受けて甘利氏は総務相、国土交通相、行革相とポストがくるくると変わった。
 麻生派の鈴木恒夫氏の後任の文科相に森氏を充てる案は「派閥順送りはしないと言いながら、自派閥だけ順送りは良くない」と批判が出たため、白紙に戻った。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080925AT3S2402Z24092008.html

2613片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/25(木) 21:45:49
中山国交相が「誤解を招く表現」を連発、撤回
2008年9月25日21時7分

 中山国土交通相は25日、報道各社のインタビューで失言を連発した。「誤解を招く表現があった」として撤回したが、今後、波紋を呼びそうだ。

 住民の根強い反対もあり整備が遅れる成田空港。今後の施策、整備の考え方を問われ「ごね得というか戦後教育が悪かったと思いますが、公共の精神というか公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでも捨ててもというのが無くて、なかなか空港拡張もできなかった」と、住民の対応を批判した。

 来月1日に観光庁が発足するなど注目を集める観光行政。訪日観光客を増やすには閉鎖的な国民性の克服が必要ではないかとの質問に「日本はずいぶん内向きな、単一民族といいますか……」と答えた。86年、当時の中曽根首相は、「日本は単一民族」と発言し、アイヌ民族から抗議を受けた。

 文部科学相を経験している中山国交相は、教育問題にも言及。大分県教委の汚職事件について「日教組(日本教職員組合)の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」と主張した。自ら提唱した全国学力調査については「日教組の強いところは学力が低いんじゃないかと思ったから」と実施の背景を説明。その仮説が証明されたとして「テストの役目は終わった」とも述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/0925/TKY200809250311.html

2614片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/27(土) 03:20:39
中山国交相:与党内に更迭論強まる 解散日程にも影響か

 中山成彬(なりあき)国土交通相が、成田空港の拡張が進まなかった原因を「(地元住民の)ごね得」などと発言した問題で、麻生太郎首相が中山氏を更迭するのは不可避との声が26日、与党内で強まった。10月上旬が確実視される衆院解散を前に、民主党など野党4党は中山氏の罷免を求めて攻勢に出ている。内閣を発足させたばかりの麻生首相の任命責任は免れず、解散日程にも影響するとみられる。この問題で26日、堂本暁子千葉県知事とアイヌ民族団体の北海道ウタリ協会の加藤忠理事長らが国交省を訪れ、中山氏に抗議した。

 中山氏は25日、成田空港に関する発言のほか、「日教組の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」「日本は『単一民族』と言うか、内向きになりがち」と問題発言を続けた。

 麻生首相に近い自民党幹部は26日夜、「野党が多数の参院から中山氏の辞職を求めて問責決議案が出る。放置したら、予算委員会で野党から散々にやられて持たなくなる」と述べ、中山氏を更迭する以外に収拾策はない、との考えを強調した。

 公明党幹部も同日夜、「首相は更迭を迅速に決断すべきだ。すっきりするし、麻生内閣の支持率は逆に上がる」と述べ、中山氏の更迭を強く促した。

 首相は国連総会出席で25日から訪米していたが、27日未明に帰国。政府・与党幹部と発言問題への対応を協議するとみられる。

 堂本知事は26日、小泉一成・成田市長らとともに中山氏と面会。「成田空港は地元住民の協力と関係者の努力で建設された。発言は、今後の空港の整備・運用にも大きな影響を及ぼす」との抗議文を手渡した。

 「日本は単一民族」との発言には、北海道ウタリ協会の加藤理事長が中山氏に抗議した。日教組の高橋睦子副委員長らも国交省を訪れたが、中山氏とは会えず、謝罪と辞任を求める抗議文を事務方に渡した。中山氏は堂本知事とウタリ協会に謝罪後、記者団に「しっかり職務を全うしたい」と述べ、辞任は否定した。【犬飼直幸、太田圭介】

毎日新聞 2008年9月27日 2時30分(最終更新 9月27日 2時30分)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080927k0000m010163000c.html

2615片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/29(月) 20:15:28
国交相辞任の中山氏、日教組批判の持論繰り返す
麻生内閣
 失言で国土交通相を引責辞任した自民党の中山成彬衆院議員は、29日朝もTBSのテレビ番組に出演し、「私の次の選挙は本当に危ないが、政治生命をかけてでも国民に訴える責任がある」として、持論の日教組批判を繰り返した。

 中山氏の“口撃”の対象は民主党にも及び、「民主党政権が誕生すると、日本全国が大阪府みたいになる。職員組合とのなれ合いで財政破綻(はたん)にひんしている」などと発言した。

 こうした中山氏の発言に対し、町村派では、衆院選への悪影響を懸念する声が党内に出かねないとして、森元首相、町村信孝・前官房長官、細田自民党幹事長が急きょ、麻生首相の所信表明演説終了後に衆院本会議場に残って対応を協議。その結果、中山氏に発言を控えるよう求めることを決めた。

 中山氏は30日にもテレビ朝日の番組出演を予定していたが、29日夕になってキャンセルした。中山氏の事務所は「知人の葬儀に出席するため」と説明している。

(2008年9月29日19時28分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080929-OYT1T00571.htm

2616片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/12/03(水) 06:57:03
歳出抑制の政府方針維持 首相、景気対策は補正で '08/12/3

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 麻生太郎首相は二日、官邸で記者団に、二〇〇九年度予算編成について、公共事業関係費の前年度比3%減や、社会保障費の自然増を抑制する政府方針を維持する考えを表明した。

 首相は社会保障費などのシーリング(概算要求基準)に関し「維持します」と明言。同時に「現下の経済情勢は急転直下みたいなところがあるので、どのような形が最も機動的に対応できるか、党としても検討するように」と自民党の保利耕輔政調会長に指示したことを明らかにした。景気対策は補正予算や三千三百億円の重点枠で対応する方向だ。

 自民党は二日午前の総務会で、公共事業費や社会保障費の歳出削減方針について〇九年度予算から三年間凍結するよう政府に要求する方針をいったん決めた。しかし首相と会談した笹川尭総務会長は同日夕、記者団に「総務会は決定機関ではない」と撤回。自民党の迷走ぶりをあらためて露呈した。

 関係者によると、保利氏とともに首相に会った園田博之政調会長代理が財政規律を維持すべきだと強く進言、首相も了承したという。

 午前の総務会では笹川氏が「景気回復以外に国民が幸せになる方法はない」と切り出し、細田氏が「骨太方針や財政健全化路線を三年程度停止してでも景気刺激策にかじを切らなければならない」と指摘。これに同調する意見が相次ぎ、総務会決定とした。

 笹川氏は直後の会見で「きょうの総務会決定は誠に重い」と強調、党四役で申し入れる方針を明らかにしたが、首相と会った際は総務会の議事録を手渡しただけだった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812030074.html

2617片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/01/31(土) 08:21:32
中川財務相が言い間違え、「歳入」を「歳出」など26か所
1月31日1時21分配信 読売新聞


 中川財務相が28日の衆院本会議で行った2009年度予算案に関する財政演説について、財務省が26か所の速記録訂正を衆院事務局に申し出ていたことが30日、明らかになった。

 同省によると、財務相は「歳入」を「歳出」、「7兆4510億円」を「7兆4050億円」、「9兆1510億円」を「9兆1050億円」と取り違えた。この3か所以外は、「税制抜本改革」を「税制抜本改正」と呼ぶなど、意味が通じないわけではないが演説原稿に即して正確を期すために訂正を求めたという。

 同省は、過去の財政演説でも、原稿の読み間違いによる速記録訂正を行ったことは時々あったという。ただ、民主党側は「2、3か所ならともかく、26か所とは尋常な数字ではない」(渡辺周・衆院議院運営委員会理事)と問題視し、訂正の了承を保留している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090131-00000005-yom-pol

2618片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/12(木) 07:56:11
細田氏、首相とすきま風?郵政発言にイライラ募る
 麻生太郎首相を支える立場にある自民党の細田博之幹事長と首相との間に「すきま風が吹き始めた」との観測が党内で広がっている。細田氏は11日、地元松江市でのパーティーで、支持率低迷に悩む麻生政権への理解を求めた。しかし、郵政民営化などで定まらない発言を繰り返す首相に内心いら立ちを募らせているようで、首相の求心力低下は党の中枢ラインにも及びつつある。

 「最もふさわしい首相は、いろんな意味で麻生首相だ。“幹事長だから麻生さんをかばっているだけで、つらいでしょう”と言う人がいるが、そんなことはない」。細田氏は支援者の前で、憶測が広まらないよう火消しに努めた。

 ところが、これに先立つ記者会見では、民営化からの後退とも受け取れる首相の答弁に関し「非常に分かりにくい内容だった」と本音を吐露。野党が国会で首相のぶれを追及した9日も「首相は余計なことを言った」と周囲に漏らすなど、不満を隠しきれていない。

 背景にあるのは、自民党が圧勝した2005年の衆院選当時、官房長官として小泉純一郎首相(当時)に仕えた自らの経験だ。民営化に逆らえば世論の猛反発を招き、政権基盤を揺るがしかねないとの危機感は「人一倍強い」(細田氏周辺)だけに、首相の認識との違いは明確だ。

 「すき間風」は、首相が細田氏の早期の衆院解散論に耳を貸さずに先送りした昨年11月から吹き始めたと見る向きもあって、党幹部の1人は「2人の意思疎通は不足する一方だ」と懸念を示している。

[ 2009年02月11日 17:54 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090211084.html

2619片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/12(木) 07:58:54
森氏「民営化賛成、小泉さんだけ」 首相の郵政発言を擁護
 自民党の森喜朗元首相は11日、麻生太郎首相が郵政民営化について「賛成ではなかった」と発言したことについて「胸を張って『民営化して正しい』と思った議員は、私は小泉純一郎元首相だけだったと思う」と述べ、同発言で批判を浴びた首相を擁護した。徳島市内で開いた同党参院議員の国政報告会で講演した。

 首相が2005年の郵政解散に関して「あのとき4分社化を知っていた人はほとんどいない」との認識を示したことにも、森氏は「よっぽどの専門家でないと分からなかった」と指摘。一方で「少し分が悪くなると浮足立って、自民党の悪口を言って『野党と協力して新しい旗の下に政党をつくる』と、結構な(立場の)人まで言うのは残念」と述べ、中川秀直元幹事長を念頭に党内の政界再編志向組をけん制した。(11日 22:32)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090211AT3S1100V11022009.html

2620片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/16(月) 20:21:29
「麻生降ろし」の声広がる/予算成立後に炎上?

 小泉純一郎元首相の痛烈な批判を機に麻生太郎首相の求心力が一段と低下、自民党内で「麻生降ろし」が公然と語られるようになった。党執行部は結束を訴えるが、二〇〇九年度予算成立後に首相交代を求める動きが一気に「炎上」するとの見方もある。

 ただ有力な後継候補は見当たらず「麻生首相で我慢して戦うしかない」との声も根強い。首相が「景気悪化」を理由に〇九年度補正予算編成に踏み切れば、麻生降ろしも先送りになりそうだ。

 「改革を逆戻りさせ古い自民党に戻そうという人と、改革を進め新しい自民党をつくろうという人と両方いることは事実だ」。中川秀直元幹事長は十三日の会合でこう指摘し、構造改革路線を推進する新たな議員連盟を予算案衆院通過後に旗揚げする意向を表明した。

 首相への批判的な言動から、所属する町村派で降格処分を受けた中川氏が“戦闘再開”を宣言したのは、小泉氏発言で党内の空気が大きく変わると読んでいるからだ。

 実際、小泉氏の首相批判を受け「麻生首相では衆院選を戦えないという認識を確認した」と語る中堅・若手は少なくない。古賀派若手は「七月の『サミット花道論』ではなく、四月の『金融サミット花道論』でもいい」と主張。中堅議員の一人も「予算が成立すれば本格的な『麻生降ろし』になる。新しい総裁の下ですぐに衆院解散だ」と意気込む。

 昨年末、小泉チルドレンが「私たちは当選一回で首相指名を四回やった」とぼやいたのに対し、小泉氏が「五回目があるかも」と“予言”したとの話も広がっている。

 ただ、麻生降ろしが簡単でないのも事実だ。党則には、臨時総裁選を要求できる事実上のリコール規定があるが、党所属国会議員と都道府県連代表各一人の合計の過半数が必要で、必ずしもハードルは低くない。

 安倍晋三、福田康夫両氏が二代続けて一年で政権を投げ出したことも影響する。津島派若手は「内閣支持率低迷は首相がころころ代わったのも一因。また『顔』を代えれば批判の方が大きい。それを吹き飛ばすだけのカリスマ性を持った後継者もいない」と指摘する。

 福田前首相の退陣を主導する形となった公明党も「自民党で麻生降ろしが始まっても、次を誰にするという展望がない。そういう状況で公明党が発言することはない」(幹部)と静観の構えだ。

 こうした状況を踏まえ、首相周辺は「麻生氏を代えて、ほかに誰がいるのか。首相の足を引っ張れば結果的に自分に降り掛かる。それが小選挙区制だ」と乗り切りに自信を見せている。

 また急激な景気悪化を受け、首相が〇九年度予算成立直後から補正予算編成、成立を目指せば、その間は与党として支えざるを得ない。執行部内で比較的、首相に距離を置く石原伸晃幹事長代理は十五日のテレビ番組で「首相を引っ張り降ろす余裕は与党にも国民にもない」と述べた。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20090215.html

2621片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/17(火) 07:57:41
きょう問責決議案 中川財務相問題で野党 '09/2/17

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 民主党は十六日夕、幹部会を国会内で開き、先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)閉幕後、ろれつが回らない状態で記者会見した中川昭一財務相兼金融担当相に対する問責決議案を十七日に参院へ提出する方針を固めた。十六日の国対委員長会談でほかの野党に伝え、了承された。早ければ十八日の本会議で採決、可決されれば、麻生政権に大きな打撃となるのは必至だ。

 自民党役員会でも尾辻秀久参院議員会長が「国家存亡のときに、体調の悪い方が財務相をやっていて良いのか」と早期の辞任を要求。自民党幹部は「世界に恥をさらしてくれた」と辞任を求めており、首相は難しい対応を迫られそうだ。

 一方、麻生太郎首相は十六日夜、官邸で中川氏に「大変な時期だから体調を管理して職務に専念してほしい」と続投を指示。問責決議案が可決された場合の対応について、記者団に「今の段階で仮定の質問に答えることはしない」と述べた。自民党執行部の一人は「問責を無視する」と強調した。

 中川氏は首相との会談後、官邸で記者団に「昼食会の乾杯でワインに口を付けたが、ごくっと飲んだということはない」と「深酒」を否定。十六日の衆院財務金融委員会では、ろれつが回らなくなった原因について「風邪気味だった。念のためと薬を倍近く飲んでしまった」と釈明した。

 自民党幹部は共同通信の取材に「会見には世界各国の記者がいた。どうしようもない。自ら腹を切るべきだ。一日でも早い方がいい」と述べ、早期に辞任すべきだとの考えを示した。

 河村建夫官房長官は記者会見で、中川氏の進退問題について「本人は深く反省している。大事な時だからその職務を果たしてほしい」と述べ、更迭や辞任の必要はないとの認識を表明。「G7が中川氏の発言で壊れたわけではなく、泥酔状態で失敗したわけではない」と擁護した。

 中川氏は財務金融委員会で「ああいう映像、発言が世界に報じられ、国会はもとより国民に大変申し訳ない。深く反省している」と謝罪した。民主党の小沢一郎代表は山口県宇部市内で記者団に「閣僚としての責任が問われる」と指摘。鳩山由紀夫幹事長は記者団に「国益の損失は計り知れない」と強く批判した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902170081.html

2622片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/18(水) 09:09:41
ヤマ場になると飲まずにいられない…中川氏、失態いろいろ
激震・麻生政権
 17日夕に辞任した中川氏にはこれまでも飲酒や体調不良が理由で、政治活動に支障をきたす場面があった。

 経済産業相時代の中川氏を知るキャリア官僚は「見かけによらずプレッシャーに弱いのか、大きな交渉の前に酒を飲まずにはいられないようだった」と振り返る。2004〜05年にかけて行われたアジア各国との経済連携協定(EPA)交渉では、「締結前のヤマ場を迎えると、ホテルの客室の冷蔵庫から酒が全部なくなることもあった」と明かす。

 昨年11月には、スペイン国王夫妻を歓迎する宮中晩さん会でワインなどを飲み、懇親会で「宮内庁のばかやろう」などとどなって途中退席。先月28日の衆院本会議で行った財政演説で、「歳入」を「歳出」とするなど、計26か所を読み間違えたことについては、「体調不良が原因」と周囲に説明していたという。

 中川氏は、もうろうとなった理由を風邪薬の飲み過ぎとしている。製薬会社でつくる日本OTC医薬品協会(東京都)によると、少量のアルコールでも、風邪薬を併用すると副作用が強まる恐れがあるというが、同協会は「個人差もあるが、薬だけであれ程もうろうとした状態になるとは考えにくい。体調が相当悪かったのだろうか」としている。

(2009年2月18日03時10分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090218-OYT1T00004.htm

2623片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/18(水) 18:44:49
財務相辞任/衝撃映像が命取り

 もうろう会見をめぐる中川昭一財務相の辞任劇は、景気優先を大義名分にした麻生太郎首相の“延命シナリオ”を大きく揺さぶった。前代未聞の衝撃映像がテレビ、ネットで繰り返されたことが命取りとなり、強気の続投路線は一夜で破綻(はたん)。盟友をかばい傷口を広げた首相の威信失墜は避けられない。辞任時期についても、二〇〇九年度予算案の衆院通過後とした当初方針を引っ込めるドタバタぶり。引き際での「醜態再演」は、迷走政権の機能不全をあらためて見せつけた格好だ。

 ▽赤城氏再来

 「〇九年度予算と関連法案が衆院を通過したら辞任したい」。十七日昼、進退をうかがう中川氏の電話に、首相は「全力を尽くして(衆院通過までは)当面の懸案事項に取り組んでほしい」と応じ、辞任させる方針に転換した。

 首相は十六日から中川氏を擁護し続けた。景気対策は内閣の一枚看板で、担当閣僚を交代させれば政権へのダメージは計り知れない。中川氏の金融担当相兼務が、持論の「財政・金融一体」を体現する目玉人事だったことも早期辞任に二の足を踏ませたようだ。政府関係者は「(十七日午前の)閣議後にも中川氏が辞任を申し出たが、首相は慰留した」と明かす。

 首相は十六日の自民党役員会で、尾辻秀久参院議員会長が辞任論を展開した際には「(中川氏は)酒を飲んでいないと言っているのに、何が問題なんだ」と強調。直後に官邸を訪れた中川氏には「大丈夫だ。おれが必ず守る」と言い切った。

 だが、もうろう会見の「ショッキングな映像」(野田聖子消費者行政担当相)に対する拒否反応は首相の予想を超えた。

 安倍内閣当時には、顔に大きな「ばんそうこう」を張った赤城徳彦農相の異様な姿が何度も報道され、参院選惨敗を招いた。自民党内では次期衆院選に向けて「赤城氏の再来だ」(若手)との危機感が増幅し、国対幹部は中川氏サイドに「早く辞意を表明した方がいい」と要求。所属する伊吹派幹部も説得に回り、中川氏も「映像を見た人たち、とりわけ子どもたちにいろんな印象を与えた」と辞意を固めた。

 ▽KY体質

 ただ辞任時期をめぐる混乱は続いた。中川氏は当初、春の予算成立後の辞任を要望したが、国会審議への影響を懸念した大島理森国対委員長が即刻辞任を要求。間を取って「〇九年度予算の衆院通過後」にいったんは落ち着いた。

 しかし野党は「辞めると分かっている財務相の下で予算審議などできるわけがない」と猛反発し、問責決議案提出方針を確認。自民党でも石原伸晃幹事長代理が「『衆院を通過してから』という文言に驚いた」との不快感を示したほか、中堅議員から「政権のKY(空気が読めない)体質がまた露呈した」との声が上がるありさまに。

 「私の決断が理解されない状況だ。今日辞任することが国家、国民のためになる」。中川氏は与党だけで開かれた衆院予算委員会後、大島氏に即刻辞任の意向を伝えた。

 ▽オウンゴール

 中川氏は飲酒にまつわる武勇伝に事欠かなかっただけに、首相の任命責任は免れない。民主党は衆院の早期解散を求めながら決め手を欠いてきたが「こちらは何もしていないのに、政権は次から次へと勝手にオウンゴールを決めてくれる」(国対幹部)とほくそ笑む。

 平田健二参院幹事長は記者会見で「自民党が断末魔(の叫び)を上げている」。小沢一郎代表も福岡市内で記者団に「ほとんどの国民は選挙をやって出直せと思うだろう。そうせざるを得なくなる」と追撃した。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2009/0217_1.html

2624片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/18(水) 18:50:44
中川財務相辞任:何度も酒に飲まれ 千鳥足で会議出席 04年改造、初閣議でも失態
 「酔って閣議に出席した」「飲み過ぎで会議に遅刻した」。17日に財務・金融担当相を辞任した中川昭一氏(55)は、過去に飲酒が原因とみられる失態を度々演じてきた。今回のもうろう会見については「風邪薬を多めに飲んだ」と述べ、会見前の飲酒を否定した。だが、酒にまつわる過去の問題は麻生太郎首相も認識していたはずで、任命責任を問う声は弱まりそうにない。

 1月28日の衆院本会議で行った財政演説。読み間違いが26カ所もあり、財務省は「風邪で体調が悪かった」(幹部)と釈明に追われた。だが、自民党国会議員の秘書によると、中川氏は前日に東京都内で酒を飲みながらテニスをし、持病の腰痛を悪化させていたという。

 昨年10月に政府が「緊急市場安定化策」を決定した際は、会見が午前9時の開始予定から15分ほど遅れたうえ、対策の具体的中身に触れず、正式な発表が昼にずれ込んだ。

 このためバブル後の最安値を更新していた株安の流れを止められず「危機対応に甘さがある」(アナリスト)と批判が集中。一部週刊誌が「前日の飲酒が原因で会見に遅刻した」と報じると、中川氏は「会見時間前に登庁していた。(事務方からの)レクチャーが長引いただけだ」と抗議する騒動に発展していた。

 自民党政調会長時代の06年には、都内のホテルで開かれた与党幹事長・政調会長・国対委員長会談に遅刻して現れた。酩酊(めいてい)状態で、千鳥足で歩き、ホテルの柱にぶつかりそうになった。見かねたSP(警護官)に抱きかかえられて会場に向かった。

 経済産業相当時、04年9月の小泉政権の内閣改造では、お別れ会見後に経産省を出て別の場所で酒を飲んだ。ところが再任され、あわてて官邸に向かい、酔ったまま初閣議に臨んだ。

    ■

 17日午後7時、中川氏はこの日2回目の辞任会見に臨んだ。疲れ切った表情。辞任理由について「08年度補正予算の関連法案と09年度予算を通すため」と繰り返し、酒については「体調からすれば、とても飲む気分になれない」と話した。

2625片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/18(水) 18:51:12


 ◇「国益損ね、当たり前」
 中川昭一財務・金融担当相の辞任表明には、与野党双方の国会議員からも厳しい指摘が相次いだ。

 自民の山本一太参院議員(51)は「あの会見が世界に配信されたのが痛い。党にとってマイナスイメージだ。麻生総理の判断だが、党内には『これでは選挙が戦えない』という声もある」と衆院選への影響を心配した。

 同じく自民の平将明衆院議員(41)は「予算案の衆院通過後に辞めるという理屈はおかしく、辞表提出は当然だ。中川さんの緊張感の欠如が原因なのだから、麻生総理にも任命責任がある」と執行部を批判した。

 一方の野党。中川財務相の父、故中川一郎氏の秘書を務めたことがある新党大地の鈴木宗男衆院議員(61)は「昨年11月に地元の式典で会った際も、あいさつの内容が的外れで、どうしたのかなと感じていた。豪放磊落(ごうほうらいらく)な一郎先生だったら『おれより大物だ』とおっしゃるかもしれないが、世界の経済危機を論じる場での失態だけに、辞任せざるを得なかったのでは」と話した。

 民主の笠浩史衆院議員(44)は「国益を損ねる失態で日本の恥。内閣の危機管理がなっていないことの証明だ。『辞める』と言っている大臣が予算について答弁するのは筋が通らず、即辞任は当たり前だ」と語った。【篠原成行】

 ◇ダルマに黒い涙−−祝6選、酔って墨はみ出し
 00年6月の衆院選。6選を決め帯広市内の選挙事務所に現れた中川氏は酒に酔い、ふらふらとしながら万歳三唱。必勝祈願のダルマに目を入れる際も筆に墨をつけすぎて大きくはみ出し「黒い涙」を流すダルマの目になって周囲を慌てさせた。支持者らには「友達が来ていて夕方から飲んでいた」と話した。

 十勝管内本別町で05年夏に開かれた後援会パーティー。複数の関係者によると、中川氏は支持者約2000人が集まる中、酩酊(めいてい)状態で現れた。10分間を予定していたあいさつはろれつが回らずに、数分間で終了。同席していた同管内の首長から「ちゃんとあいさつした方がいい」と一喝されたという。

 地元道議は「中川氏はああ見えて『ガラスの心臓』の持ち主で、選挙の投開票前日は不安が募るのか、酒なしではいられなかった」と指摘。別の道議は「中川氏はビールが嫌いで以前はウイスキーや日本酒を好んでいたが、ここ数年は酒に弱いことを自覚してか焼酎をソーダで割るなどしていた」と証言する。

 また、08年11月29日には、十勝管内中札内村立中札内小学校体育館で開かれた道路開通式に出席。昼食中にたばこを吸い始め、一部出席者は「小学校の体育館でたばこを吸うのはいかがなものか」とまゆをひそめた。後援会関係者は「要職を務めるようになって、古い付き合いの人を除いて意見できる人がいなくなった」と漏らした。【鈴木勝一、横田愛、田中裕之】

毎日新聞 2009年2月18日 北海道朝刊

2626片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/19(木) 07:25:44
自民の森・青木氏ら会談「麻生首相では選挙にならない」
2009年2月19日1時1分
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 自民党の森元首相と山崎拓元幹事長、青木幹雄前参院議員会長らが18日夜、東京都内の日本料理店で会談した。出席者によると、中川昭一財務相の辞任を受けて「麻生首相の下では選挙にはならない」など、複数の出席者が次期衆院選は厳しいとの認識を示したという。会合には、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長らも同席した。
http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY200902180363.html

2627片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/19(木) 07:27:29
「小泉改革前に戻りたい」 自民26地方組織、転換訴え(1/2ページ)
2009年2月19日1時1分
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 郵政民営化の見直し一つとっても姿勢が定まらない麻生首相にしびれを切らし、地方組織は「小泉改革前」への回帰を求めている――。自民党の都道府県連幹部への取材で、そんなもどかしさが浮かび上がった。地方経済を疲弊させた「小泉改革」の総括なしに総選挙は戦えないという危機感が広がっている。

 次の総選挙で「小泉構造改革路線を継承する姿勢を強調すべきだ」としたのは6府県連にとどまり、「転換を強調すべきだ」と答えたのは26都道県連にのぼった。地方組織からみれば、麻生首相は景気対策を最重視すると主張しながら、財政再建などの小泉改革路線に引きずられていると映っているようだ。

 「転換派」が唱えるのは、小泉改革こそ地方疲弊の元凶とする見方だ。「構造改革で公共事業は減り、田舎になるほど厳しい」(島根)、「規制緩和で中小企業を軸とした地方経済が破壊された」(徳島)と改革の痛みを強調。「麻生さんの景気対策で倒産を免れた企業は多い。小泉路線復活では選挙を戦えない」(宮城)と、どっちつかずの首相にいらだちを隠さない。

 「継承派」にも「構造改革を全否定するような方向転換を打ち出せば国民の信頼を損なう」(佐賀)と路線修正を求める声は多く、そのままの継承を認める声は少ない。

 麻生首相を批判した小泉元首相の言動についても、「共感できない」が33都道府県連と圧倒し、「共感できる」はわずか6県連にとどまった。

 小泉氏には「同志が難局にあたっているのに、足を引っ張るのはおかしい」(福島)、「挙党一致で臨むべき時に不穏当な発言は避けるべきだ」(福岡)、「再議決へのスタンスを人質にとった政局絡みの発言はすべきではない」(沖縄)との批判が相次いだ。「小泉節」への反応はきわめて冷淡だ。


 景気回復や地方重視を掲げて政権の座を射止めたはずの麻生首相が、小泉路線との決別に躊躇(ちゅうちょ)するのは、05年郵政選挙で得た衆院の3分の2の議席に政権運営を依存しているからだ。小泉路線を転換する姿勢をみせた途端、中川秀直元幹事長や小泉チルドレンが造反の構えを見せ、ねじれ国会に不可欠な衆院再可決が危うくなる。総選挙で国民に信を問うまで路線転換はままならないのだが、今の低支持率では解散に踏み切ることもできない。

 05年の民意に縛られたままの麻生政権と、経済情勢の変化を受けて「脱小泉」に動く地方組織。そのギャップを埋められないまま、国民に信を問う期限は迫ってくる。(松村愛、関根慎一、渡辺丘)
http://www.asahi.com/politics/update/0218/TKY200902180312.html

2628片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/19(木) 07:29:10
「麻生降ろし」自民党内で公然と、中川財務相辞任から一夜
 中川昭一前財務・金融相の辞任から一夜明けた18日、自民党では「麻生降ろし」が公然と語られ始めた。

 後藤田正純衆院議員は同日午前、党本部で記者団に、「首相には危機管理能力、信頼、誠実さがすでになくなっている」と語り、首相退陣を要求した。

 夜には、棚橋泰文・元科学技術相や世耕弘成参院議員、平将明衆院議員ら中堅・若手議員約10人が都内で開いた会合で、「麻生首相は交代すべきだ」などの意見が相次いだ。篠田陽介衆院議員は会合後、「今の体たらくに、ストレスがたまって爆発しそうだ」と記者団に不満をぶちまけた。

 2009年度予算の年度内成立を最優先する執行部は当面、麻生政権を擁護する姿勢を示している。しかし、参院幹部が「これからは首相交代に伴うゴタゴタより、メリットの方が大きくなる」と述べるなど、4月末にも09年度予算の関連法が成立すれば、首相退陣を求める動きが強まる可能性が出てきている。

 「首相の下で衆院選は戦えない」という危機感が、中川氏の辞任劇を機に党全体を覆いつつある。

          ◇

 麻生政権の失態が続く中、自民党では麻生離れが進み、「嫌麻生」とも言うべき空気が漂い始めている。

 ◆「次の顔」探し

 選挙を控えた自民党衆院議員の今の悩みは、「誰と一緒にポスターに写るか」だ。首相とのツーショットが一般的だが、不人気の首相と一緒だと「票が逃げる」という。

 南関東の当選1回の議員は「無党派層に知名度が高い舛添厚生労働相にお願いした」と語る。悩んだ揚げ句、地元の知事に頼んだ議員もいる。首相に近い東京都選出議員は、「7月に都議選があるから、都議と並んで撮影する」という。

 加藤紘一・元幹事長は18日収録の朝日ニュースターの番組で、「1週間に数百軒を訪ねて『少し盛り返したかな』と思うと、(首相の失言などで)潮を引いたようになるから、やるせない思いだ」と語った。

 麻生内閣の支持率が下降の一途をたどる中、「麻生離れ」という漠然とした雰囲気は、首相に対する明確な嫌悪感に転じている。2009年度予算案の審議中でもあり、直ちに「反麻生」の行動には結びついていないが、衆院選が近づくに連れ、「麻生降ろし」に発展するのは間違いない。首相に批判的な議員が口にする、「景気への影響を避けるため、09年度予算成立までは動かない」という言葉は、「予算後には退陣を求める」という思いの裏返しだ。

 麻生首相の自民党総裁任期は9月末までだ。「反麻生」陣営は、首相の辞任によって事実上前倒しする形で臨時の総裁選を実施し、「新たな顔」で衆院選に臨むシナリオを描く。

 党内では早くも、ポスト麻生の名前が取りざたされている。後藤田正純衆院議員は「世代交代という意味で、石破農相や野田消費者相。新たな国づくり、種まきという構想力は与謝野財務・金融・経済財政相」と語った。舛添氏や石原伸晃幹事長代理らの名前も挙がる。

2629片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/19(木) 07:29:23

 ◆中川秀氏攻勢

 安倍元首相、福田前首相が約1年で退陣した経緯から、麻生首相を交代させれば、「『政権たらい回し』と世論の批判を浴びる」と懸念する向きもある。それでも、「麻生氏の下で選挙をやるよりましだ」という声は確実に増えている。

 反麻生の急先鋒(せんぽう)である中川秀直・元幹事長は、月内にも議員連盟を発足させる予定だ。テーマは「政治の信頼と責任」という。「反麻生」の受け皿を狙っていると見られる。

 中川氏は18日、都内で自民党町村派の議員と会い、「もう麻生さんじゃ厳しい。麻生さんは引きずり下ろそうとしても辞めない性格だが、5月には党内から動きが出るかもしれない」と語ったという。

 ◆補正で「延命」

 首相周辺や党執行部の危機感は強い。河村官房長官は18日の記者会見で、後藤田氏らの動きについて、「元気があっていいが、今がどういう時なのかを考えていただきたい」と不快感をにじませた。首相や周辺は、09年度予算の成立後に新たな政治課題を設定し、求心力を回復しようとしている。最大の武器は、09年度補正予算の編成だ。

 09年度予算案の衆院通過後、首相が補正を念頭に、追加景気対策の策定を与党に指示し、4月2日のロンドンでの金融サミットまでに策定し国際公約にする。4月中旬に補正予算案として国会に提出する――。

 首相に近い自民党幹部は、こんな戦略を描く。

 6月3日までの通常国会を乗り切れば、主要国首脳会議(サミット)はすぐそこだ。中曽根元首相は、予算成立後、内閣改造に踏み切ることを提案している。政権のテコ入れが狙いだ。

 しかし、こうした反転攻勢を仕掛けるだけの「体力」が政権に残されているのか。仮に実現しても、支持率が回復するかどうかはわからない。1けたまで落ちこめば、「麻生降ろしの激流にのみ込まれる」という見方が強まっている。

(2009年2月19日03時01分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090219-OYT1T00039.htm?from=main1

2630片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/20(金) 07:47:15
自民 結束図るも批判くすぶる

2月20日 5時22分
小泉元総理大臣が第2次補正予算の関連法案を再議決する衆議院本会議への欠席を表明したことに対し、自民党内では批判が相次ぎ、結束を図る動きが出ていますが、一方で中堅・若手議員らの間には、麻生総理大臣の政権運営に対する批判もくすぶっています。

20日に帰国する小泉元総理大臣は、訪問先のロシアで定額給付金などの財源の裏付けとなる第2次補正予算の関連法案が衆議院で再議決される場合、本会議を欠席する考えを示しました。これについて、麻生総理大臣は19日夜、「3分の2の議席はみんなで頑張ってとった議席だ。小泉元総理大臣が3分の2の議席をとったという話と、定額給付金の再可決の話は脈絡が通じてないように思う」と述べました。また、自民党の笹川総務会長は「小泉氏の投票行動が、党の方針と違うのであれば、それなりの対応を考えざるをえない」と述べ、欠席すれば処分するという認識を示し、自民党の各派閥の会合でも、党内を混乱させるような行動は慎むべきだといった批判が相次ぎました。そして、19日夜開かれた各派閥の事務総長の会合に出席した河村官房長官は「補正予算の関連法案の再議決などで、党側の協力をお願いしたい」と述べ、事務総長らは反対や欠席が出ないよう、各派閥で引き締めを図っていくことを確認しました。一方で会合では、「小泉元総理大臣をこれ以上刺激することは、党の結束を図るうえで好ましくない」として、河村官房長官に対し、対立が深まりかねないような発言は控えるよう求める意見も出されました。こうしたなか、塩崎元官房長官や石原幹事長代理、それに菅原一秀副幹事長ら5人が19日夜会談し、「麻生総理大臣に対する批判が強まっており、今の体制では衆議院選挙は戦えない」という意見が相次いだということで、党内の中堅・若手議員らの間には、麻生総理大臣の政権運営に対する批判もくすぶっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014290121000.html

2631片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/20(金) 08:49:32
与党の危機感、官邸に伝わらず=入院シナリオ幻に−中川氏辞任劇
 求心力低下にあえぐ麻生政権にとって、屋台骨を揺るがす大打撃となった中川昭一前財務・金融相の辞任劇。与党内には危機感が満ちていたにもかかわらず、なぜここまで傷口が広がったのか。盟友をかばい判断ミスを重ねた麻生太郎首相と統制力を失ってしまった首相官邸の姿は、この政権が末期にあることを如実に物語った。
 「そんな健康状態で(予算審議を)乗り切れるのか」。16日夕の自民党役員会。中川氏の「もうろう会見」は飲酒でなく薬の服用によるものだとして「問題なし」との判断を下した首相を一喝したのは、尾辻秀久参院議員会長だった。ねじれ国会の最前線である参院は、定額給付金関連法案の採決を控えた大事な時期。ここで進退のタイミングを誤れば、国会審議は立ち行かなくなるとの危機感からだ。
 これより先、自民党の細田博之幹事長と石原伸晃、林幹雄両幹事長代理らが国会内で額を寄せ合い善後策を協議。林氏はここで「検査入院で様子を見てはどうか」と提案。野党の追及次第で、中川氏に入院先から辞表を提出させ幕引きを図るというシナリオが練られた。しかし、官邸サイドは林氏の秘策に難色を示し幻に終わった。
 夜になっても動きは続く。与党内の空気を察知した鴻池祥肇官房副長官は石破茂農水相を伴って、首相行きつけの都内のホテルのバーに赴いた。表向きの話題は農政改革。鴻池氏は首相に向かって開口一番「今回は腹を切らせた方がいい」。石破氏も内閣改造まで持ち出して局面転換の必要性を説いた。しかし、首相は「体調に気を付ければ頑張れる」と擁護の姿勢を崩さなかった。
 首相はこの時点で「野党は中川氏の問責決議案を提出できないと読んでいた」(自民党幹部)とされる。中川氏の兄貴分だった国民新党の亀井静香代表代行が問責提出に否定的だったことから、同党がブレーキ役になると踏んでいたのだ。
 結局、首相の読みは外れ、民主党は17日午前に決議案提出を決定。中川氏はこの日午後、「2009年度予算案の衆院通過後の辞任」を表明したが、即時辞任を求める野党は攻勢を緩めず、最後は自民党の大島理森国対委員長が官邸サイドに「国会の状況は厳しい」と伝え、中川氏に引導を渡した。
 与党幹部の耳には、泣いて馬謖(ばしょく)を切った首相は悲嘆に暮れ、周囲ももらい泣きしたという話が伝わってきた。しかし別の幹部は、聞きたくもないといった表情で「『お友達』という関係にこだわり全体の判断を誤った。官邸は機能不全だ」と突き放した。(了)(2009/02/19-21:14)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009021900948

2632片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/03/02(月) 08:06:45
「解散・総選挙は間違いなく麻生総理でやります」
 自民党の古賀選対委員長はテレビ朝日の番組に出演して、20兆円規模の追加経済対策を盛り込んだ2009年度補正予算を編成し、その成立後に衆議院の解散に踏み切るべきだという考えを示しました。

 自民党・古賀選対委員長:「補正予算を作り上げるところまでは責任だと思いますよ」「(Q.補正が終わったら解散)そういう状況を作り上げたら一つのタイミングだと、ということは総理には申し上げようと思います」
 古賀氏は、7月12日の東京都議選の前後1カ月は、公明党に配慮して衆議院選挙は行わない考えを示しました。また、菅選対副委員長は、自民党内に広がる「麻生降ろし」の動きをけん制しました。
 自民党・菅選対副委員長:「総理大臣が途中で代わることなんて100%ありませんから。解散・総選挙は間違いなく麻生さんでやりますよ」
 また、現職閣僚からも「麻生降ろし」に批判の声が出ました。
 石破農水大臣:「今の時期に『ポスト麻生』だとか、『麻生降ろし』とは何たる有り様か。5カ月前にみんなで麻生(総裁)と決めたんですから」

[2日1時56分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20090301/20090301-00000018-ann-pol.html

2633片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/03/13(金) 17:55:38
自民太田氏が「野党優遇の献金は不公正」記事を印刷する

 農相などを務めた自民党の太田誠一衆院議員は12日の古賀派総会で、西松建設の巨額献金事件や東北地方の公共事業をめぐり、小沢一郎民主党代表側と建設会社の不透明な関係が伝えられていることを念頭に「自民党政権下であるにもかかわらず、予算案の議決に賛成する与党でなく、反対している野党が(建設会社に)大変優遇されている。どこかに不公正さがある」と発言した。

 建設会社が与党の自民党に高額の献金をするのは当然との認識を示したと受け取られかねない発言だけに、与野党内で波紋を広げそうだ。

 太田氏は「言葉が滑るかもしれない」と前置きした上で、「農相時代の私は東京後援会を通じて全部で二千数百万円。それなのに小沢氏はたった1社で二千数百万円だ」とも指摘した。

 総会後、複数の議員が記者団に「極めて不適切な発言だ」と不快感を表明。太田氏が古賀派会長代行を続けることを疑問視する声も上がった。(共同)

 [2009年3月12日22時11分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090312-470464.html


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