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自民党の命脈、ついでに公明党

100片言丸 </b><font color=#A975FF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/19(木) 09:32:13
なんかまだ公明党の人と仲良くしてるのって違和感あるんだよなー。

小泉首相:「自公結束すればすべて優勢」与党幹部と会食で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050518k0000m010131000c.html

 小泉純一郎首相は17日夜、新しい首相公邸に自民、公明両党の幹部を招き会食した。出席者によると首相は「郵政」の言葉にかけて「自民党と公明党が結束すればすべてが優勢だ」などと上機嫌に話し、郵政民営化法案の審議拒否も辞さない構えの民主党など野党にも触れ「審議拒否は国民に理解が得られない」と批判した。
毎日新聞 2005年5月17日 22時33分

101片言丸 </b><font color=#A975FF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/20(金) 03:15:17
別にねぇ。

郵政特別委人事に側近ら起用 迷走のち小泉流決着
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000005-san-pol
調整力評価 法案成立へ決意示す
 郵政民営化関連法案の論戦の舞台となる衆院特別委員会の委員長・筆頭理事選びは、法案成立への決意を示す「小泉流サプライズ(驚き)人事」となった。委員長となる二階俊博総務局長は、先の衆院統一補欠選挙で小泉純一郎首相の盟友、山崎拓首相補佐官の復活に尽力。首相は信頼の厚い“重量級”の二人を据えて、反対派への攻勢を強める構えだ。
 「一任してくれるか。委員長は二階さんでどうだ?」
 首相は十九日夕、首相官邸を訪れた自民党の武部勤幹事長と中川秀直国対委員長にこう切り出した。首相は早速、二階氏を官邸に呼んで委員長就任を要請。山崎氏には電話で「筆頭理事を頼む」と伝えた。
 特別委員長は野党だけでなく自民党反対派との攻防が予想され、難しいかじ取りが求められる。だが、執行部の人選は法案提出から三週間もかかるなど迷走。旧橋本派からの起用なども取りざたされたが、いずれも決め手に欠けた。
 山崎氏は当初、官邸の強い意向で委員長就任を打診されたが、内閣府から「首相補佐官との兼務は三権分立に反する」と指摘されて頓挫。その経緯を知る「YKK」の一人、加藤紘一元幹事長は山崎氏の起用について「解説不能」と驚いてみせたが、山崎氏周辺によると内閣府は「筆頭理事との兼務なら可能」との見解も示したという。
 首相の決断の背景には、衆院で四十五人、参院で十八人が造反すれば否決される国会運営への危機感もある。二階氏は反対派や野党にも幅広い人脈を持つが、同時に「首相は、二階氏が補選の先頭に立ったから山崎氏が当選できたと思っており、信頼は厚い」(党幹部)という。何よりも二階、山崎両氏は、旧保守党と自民党の元幹事長として小泉政権を支えた緊密な関係にある。首相は二人が自分を裏切ることはないと踏んだ。
 二階氏が選挙の責任者である総務局長を兼務することもポイントだ。与党内には「二階氏は選挙もカネも握っている。首相が反対派に『反対すればどうなるか、わかっているな』と迫ったという意味だ」(幹部)との解説もある。二階氏が首相と距離を置く古賀誠元幹事長と近いことも、起用の理由の一つとして挙げられている。
 ただ、両氏は郵政民営化の党内論議にあまりかかわってこなかった。特に審議の実務を仕切る山崎氏は、これまで首相批判の「盾」だったこともあり、反対派の批判が集中しそうだ。他の自民党理事は、反対派が多い旧橋本派、亀井派、堀内派からバランス良く起用されており、その距離感の行方も注目される。
     ◇
 郵政民営化関連法案を審議する衆院特別委員会の自民党理事には、山崎拓氏のほか笹川堯(旧橋本派)、柳沢伯夫(堀内派)、松岡利勝(亀井派)の各氏が内定した。

102片言丸 </b><font color=#A975FF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/20(金) 03:15:50
そういえば理事は反竹中が揃ってるような?

(承前)
     ◇
≪二階氏 野党にも広い人脈「円満審議努める」≫
 特別委員長に内定した二階俊博氏は19日夕、記者団に「他党との間でいろんな議論があることを承知している。円満な審議ができるよう努めなければならない」と決意を示した。
 二階氏は昭和14年、和歌山県生まれ。中央大卒業後、故・遠藤三郎元建設相の秘書などを経て、58年の衆院選で初当選した。秘書時代に小沢一郎・現民主党副代表と出会い側近として実力を発揮。平成5年の政治改革法案をめぐる宮沢内閣不信任案に賛成し自民党を離党、新生党結成から新進党、自由党に至るまで小沢氏と行動を共にした。
 自由党の国対委員長時代、当時の自民党の古賀誠、公明党の草川昭三両国対委員長と「自自」「自自公」連立政権の維持に尽力。3氏は流行歌から「だんご3兄弟」と呼ばれた。だが、連立維持をめぐり小沢氏と対立、平成12年の保守党結成でたもとを分かった。その後保守党、保守新党で幹事長を務め、当時の自民党の山崎拓、公明党の冬柴鉄三両幹事長と密接な関係を構築。15年衆院選後に自民党に復党し、総務局長として選挙を取り仕切る。保守新党からの復党組を束ね、衆参両院6人の二階グループを率いる。運輸相と2度の運輸政務次官を歴任、最近は中国からの観光客受け入れに熱心で中国要人の信頼も厚いとされる。
     ◇
 ≪二階 俊博氏(にかい・としひろ)≫ 中大卒。運輸相兼北海道開発庁長官、保守新党幹事長、自民党総務局長。66歳。和歌山3区。衆院当選7回。
     ◇
≪特別委筆頭理事内定 山崎氏、驚天動地?≫
 郵政民営化関連法案を審議する衆院特別委員会の筆頭理事に内定した自民党の山崎拓首相補佐官は十九日夜、都内で記者団に対し「突然のご指名だったが、小泉純一郎首相との盟友関係にあることや、今後の政局運営に当たって非常に重要な委員会だと考え、引き受ける気持ちになった」などと語った。また、与党内に民営化法案への反対派を抱えることを念頭に「なかなか円満とはいかないが、円滑な委員会運営を心がけたい」と述べた。
 もっとも、首相の盟友として法案成立に向けた重要な役回りを引き受けたことに、党内の反発を招くことも予想したのか、同日夕に人事が表面化した当初は「寝耳に水だ」との立場を強調。周辺には「驚天動地の人事だ」と呆然(ぼうぜん)とした表情で語ったという。
(産経新聞) - 5月20日2時40分更新

103片言丸 </b><font color=#A975FF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/20(金) 03:43:08
郵政法案:二階氏内定 三権分立はどうなったと批判の声も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050520k0000m010122000c.html

 自民党の反小泉勢力とパイプのある二階俊博元運輸相が19日、衆院郵政特別委員会の委員長に内定したことについて、自民党内の郵政民営化反対勢力からは「なぜだ?」という疑問とともに、親近感から来る安堵(あんど)の声が上がった。ただし、反対派の一部は小泉純一郎首相が事実上、国会の人事を仕切ったことに「三権分立はどうなっているのか」と強く反発。野党からは「郵政の専門家ではない」との批判も出ている。

 まるで組閣の一場面のような光景だった。午後5時前、小泉首相が自民党の武部勤幹事長らとともに、特別委員長に起用する二階氏本人を首相官邸に呼び込んだ今回の人事。閣僚経験者の一人は「首相は閣僚だけでなく、国会の人事まで決めるのか。オールマイティーになってきた。暴走だ」とぶぜんと語った。

 自民党幹部は、二階氏の担ぎ出しについて「首相が大型連休中にひらめいたようだ」と語った。さらに野党との折衝を仕切る特別委の与党側筆頭理事に山崎拓首相補佐官を充てることも「前々から決めていたこと」という。

 二階氏の起用は、反対派からも「取りまとめがうまく、妥協してまとめられる人」との評価がある。ただ、反対派の牙城である亀井派の中堅議員は「首相が山崎氏ら側近を使えば、委員会で法案を通すことはできるかもしれない。でも、本会議で否決すればいい」と敵意をむき出しにした。

 一方、野党民主党は二階氏の起用を「予想外」と受け止めている。鉢呂吉雄国対委員長は「首相も味方がいない感じだ。自民党の幹部を総ざらいして出してきたように見受けられ、郵政の専門家でない人を出してきた」と皮肉混じりにコメント。五十嵐文彦「次の内閣」総務相は「強引な運営を期待した強行採決シフトだ。直接自分が国会を仕切るという意図が出ている」と話した。

 旧自由党時代に二階氏と行動を共にした民主党幹部は「自公保の旧3幹事長時代にテロ対策特措法などに尽力した経験があり、首相が一本釣りしたのではないか。徹底抗戦を主張する小沢一郎副代表らの動きを読むことも期待されている」と警戒感を示した。【三岡昭博】

 ◇兼職禁止の規定なし 山崎氏の筆頭理事就任

 今回の郵政特別委の人事で、山崎拓首相補佐官は政府側の要職にありながら与党側の筆頭理事を兼ねることになった。国会法は閣僚が国会の委員長を兼職することを禁じているが、衆院議院運営課によると「閣僚以外の行政職と理事の兼職を禁じる法令上の規定はない」という。

 類似例には00年3月、町村信孝氏(現外相)が衆院予算委員会理事のまま首相補佐官に就任したケースがある。ただ、町村氏は「補佐官職務に専念する」として、兼職3日目に理事の辞任願を提出した。【平元英治】
毎日新聞 2005年5月19日 22時03分

104片言丸 </b><font color=#A975FF>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/05/20(金) 03:43:43
郵政法案:人脈の二階、盟友の山崎拓 「身内」で固める
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050520k0000m010093000c.html

 小泉純一郎首相が19日、郵政民営化関連法案を審議する衆院特別委員会の委員長に二階俊博総務局長、筆頭理事に山崎拓首相補佐官を起用したのは、法案の今国会成立に向け「信頼できる人材」を求めた首相自身の強い意向によるものだ。党内の民営化反対派が一定の勢力を持つ中、首相は反対派にも人脈を持つ二階氏と「盟友」山崎氏のコンビで、採決時の混乱を最小限に抑えたい考えだ。

 「(人選は)私に一任してほしい」。首相は19日午後5時、官邸を訪れた武部勤幹事長と中川秀直国対委員長にこう告げ、二階氏を官邸に呼んだ。「これからは毎日のように顔を合わせることになりますが、よろしく」。21日からの中国訪問の話と思っていた二階氏は驚き、選挙を仕切る党総務局長との兼務への懸念を伝えたが、首相は「1カ月(で終わること)だ」と兼務を要請した。

 武部氏らが人事を知ったのはこれが初めてだったという。党幹部の一人は「二階氏起用は首相のひらめき。連休中には起用を決めていたようだ。山崎氏起用は(二階氏より)前から決めていたそうだ。頭の発想が違う」と舌を巻いた。

 二階氏は同じ運輸族の武部氏と近い間柄で、山崎氏や公明党の冬柴鉄三幹事長ともパイプがある。竹中平蔵・郵政民営化担当相とは同じ和歌山県出身で関係も深い。古賀誠元幹事長ら首相に距離を置く有力者とも気脈を通じ、民営化反対派を多く抱える旧橋本派にも、その前身派閥に所属していた関係で知己が多い。

 首相は19日、二階氏について「腹が据わっている。ぐらぐらしないで成立に全力を挙げてくれる」、山崎氏について「この法案にかける重要さをよく分かっている」と評価。「盟友」起用で予想される反対派の反発には「何やったって反対」と素っ気なかった。

 首相が特別委員長人事を重視するのは、委員長が法案の扱いに強い権限を持つからだ。91年の政治改革関連3法案の国会審議では、自民党議員が法案に反対し、衆院政治改革特別委の小此木彦三郎委員長(故人)が審議未了・廃案を決定。当時の海部内閣が総辞職に追い込まれた。

 党内では当初、「旧橋本派などから委員長を起用し反対派取り込みを図る」との観測もあったが、首相は反対派を掌握できない可能性を考え、リスクを避けたようだ。法案の大幅修正を余儀なくされたり、審議日程が足りなくなる事態を避けるには、いざとなれば強気の議事運営も可能な腕力の持ち主の起用を迫られていたとも言える。【尾中香尚里】
毎日新聞 2005年5月19日 21時10分

105片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/21(土) 11:15:25
ヒトラーとは直球だな。

靖国参拝、公明も批判 参院予算委集中審議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000153-kyodo-pol

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題が20日の参院予算委員会の集中審議で取り上げられ、野党だけでなく与党の公明党からも批判が上がった。神崎武法代表が19日に「自己の信念だけで行動するのではなく、大局観に立つ行動をしてもらいたい」と自粛を求めたのに続き、首相の靖国参拝に公明党が懸念を強めていることを印象付けた。
 この日の審議で同党の福本潤一氏は、A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社への参拝について「ヨーロッパでヒトラーの墓に参るようなものではないか」と指摘。首相は「ヒトラーの墓参りをするのとは全く別の問題だ」と声を荒らげた。
 福本氏は靖国神社参拝が、政教分離を定めた憲法に違反するとの司法判断があることも指摘。首相が「靖国神社だけでなく、(外国の)無名戦士の墓や広島、長崎、沖縄でも慰霊、参拝している」と反論する場面もあった。
(共同通信) - 5月20日18時46分更新

106片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/21(土) 11:18:38
職務外を強調しても、訴訟になると公的かどうかがまだ問題になる余地はあるのだろう。

靖国参拝は個人として 参院予算委で首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000086-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は20日午前の参院予算委員会の集中審議で、靖国神社参拝について「内閣総理大臣である小泉純一郎が個人として参拝している。総理大臣の職務として参拝しているわけではない」と述べ、参拝に問題はないとの立場を強調した。ただ、参拝が公的なものか私的なものかについては、明言を避けた。
 また「特定個人のために参拝しているわけではない。軍国主義を美化するとの批判は当たらない」と述べ、A級戦犯合祀を問題とする中国や韓国に反論した。
(共同通信) - 5月20日13時3分更新

107片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/21(土) 12:10:23
規定路線。

大幅延長で成立目指す 郵政法24日審議入り方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000182-kyodo-pol

 政府、与党執行部は20日の衆院本会議で郵政民営化特別委員会設置が議決されたことを受け、24日の本会議で民営化関連法案の趣旨説明と質疑を行い、審議入りする方針だ。自民党執行部は6月19日の会期末までに衆院を通過させ、国会を延長して成立を目指す。片山虎之助参院幹事長は20日、延長幅を「8月上旬まで」と明言した。
 しかし、野党に加え自民党内の民営化反対派の強い抵抗は確実で、法案修正の可否も焦点。国会審議の行方は、郵政民営化を最大課題としてきた小泉純一郎首相の政権運営に大きな影響を与え、緊迫する局面も予想される。
 与党は20日午後、特別委の委員長に内定している自民党の二階俊博総務局長と自民、公明両党の理事予定者らが委員会運営について協議し、24日の衆院本会議後に委員会を開き趣旨説明を行うことを確認した。
(共同通信) - 5月20日22時7分更新

108片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/21(土) 12:21:30
片山氏、郵政法案反対派をけん制
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050521/20050521-00000010-jnn-pol.html

 自民党の片山参議院幹事長は、郵政民営化法案が成立しない場合、小泉総理が衆議院を解散する可能性があると述べ、法案に反対する議員を強くけん制しました。
 「郵政民営化法案に小泉首相は命をかけているから、上手くいかないようなら、場合によっては解散もおそらく考えていると思う」(自民党 片山虎之助 参議院幹事長)
  片山氏は講演の中で、このように小泉総理が解散・総選挙に踏み切る可能性を指摘しました。
  その上で、総選挙になると、自民党が大変不利な状況になり、票を減らすと述べ、党内で、法案の採決の際に造反を検討している議員を強くけん制しました。
  また、片山氏は、郵政民営化法案を成立させるため、来月19日までの今の国会の会期を8月中旬まで大幅に延長することになるという見通しを示しました。

109片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/21(土) 19:43:57
ゴロツキ化しないように注意しなければいけない。

日本遺族会が存亡の危機、戦没者の妻86・8歳に
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20050520/20050520it15-yol.html

 日本遺族会(会長=古賀誠・元自民党幹事長)が、戦後60年を機に組織の抜本的な再建を検討している。活動の中核だった戦没者の妻たちが高齢化し、「組織が存亡の危機にある」(幹部)ためだ。
 自民党の強固な支持団体の一つである遺族会の変化は、政界にも波紋を広げそうだ。
 1953年に発足した日本遺族会は、遺族の処遇改善を最大の目的とし、首相や閣僚の靖国神社参拝なども求めてきた。幹部を自民党を通じて国会に送り込む一方、地方組織は党の“集票マシン”となった。
 党に強い影響力を持ち、前身の日本遺族厚生連盟の事務局長だった徳永正利氏は参院議長に就いたほどだ。小泉首相も2001年の党総裁選の際に遺族会を訪れ、その後、靖国参拝を公約に掲げた経緯がある。
 しかし、戦後60年を経て、組織力の衰えが目立ち始めている。組織の「第1世代」となる「戦没者の妻」の平均年齢は現在86・8歳。総務省によると、恩給に相当する「公務扶助料」の受給者は57年の154万人から05年には15万人に減少しており、死亡による退会も相次いでいる。
 会費減少や後継者不足の中、ここ数年の市町村合併を機に閉鎖・統合される地方組織も多い。
 国政選での集票力の低下も目立つ。参院では、遺族会出身の板垣正議員(当時)は80年の全国区で約92万票を集めたが、04年の比例選では選挙制度の変化もあって水落敏栄議員は約17万票にとどまった。
 遺族会は今年1月、遺児らへの「特別弔慰金」の支給を今後10年間継続する法案の成立のめどがついたのを機に、組織再建を検討する「終戦60周年特別委員会」を設置した。来年2月までに再建策をまとめる予定だ。
 再建のカギを握るのは、「第2世代」に当たる「遺児」たちだ。特別弔慰金の受給者は05年度で159万人で、公務扶助料の受給者の10倍以上に上る。
 4月下旬の60周年特別委の第3回会合でも、「遺児の世代に後継者の自覚を持たせるべきだ」といった声が出た。特別委は、定年退職した遺児による慰霊事業などを拡大して会員を増やし、戦没者の顕彰運動を中心に組織を維持する案を軸に再建策を検討している。
 ただ、遺児の平均年齢も既に60歳代後半に達している。戦没者への思いも、妻に比べて遺児や孫の代は希薄になっている。このため、遺族会を「平和啓発団体」に衣替えすることなどを模索する向きもある。
 自らも遺児である古賀会長は2月の理事会・評議員会で、「新たな組織と力強い結束をスタートさせたい」と再建への意欲を表明したが、しばらくは手探りが続きそうだ。

110片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/22(日) 11:45:45
言うほどの文化じゃあるめぇ。

郵政民営化反対で気勢 特定郵便局長会が総会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050522-00000028-kyodo-pol

 自民党の支持基盤である全国特定郵便局長会の総会が22日午前、大阪市内で開かれ、郵政民営化関連法案の審議入りを控え、特定郵便局長や国会議員らが民営化反対の気勢を上げた。自民党「郵政事業懇話会」の綿貫民輔会長は「国のかたち、文化を形成し大きな役割を果たしてきた郵便局を単に法律とか、利益といった物差しだけで計り、方向を決めようとすることは断じて許されない」と反対する考えを強調した。
 一方、麻生太郎総務相は郵政民営化について「経営の自由度を確保しなければならない。今回の法案はその点でそれなりのものが提出できた」と述べた。
(共同通信) - 5月22日11時4分更新

111片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/22(日) 17:54:18
嘘ばかりだから信用性がない。

「郵政法案否決する」 亀井氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050522-00000071-kyodo-pol

 自民党の亀井静香元政調会長は22日午後、新潟県長岡市での集会で郵政民営化関連法案の対応について「小泉純一郎首相は衆院解散をちらつかせて無理やりやろうとしているが、こんな法案を成立させるわけにはいかない。否決する」と述べ、衆院で否決を目指す考えをあらためて示した。
 衆院解散の可能性に関しては「公明党の小選挙区候補は(準備ができず)全滅する。自民党もだれも賛成しない」として解散はできないとの見方を強調。「解散風におびえて反対派が賛成に回れば衆院は通過するかもしれないが、解散のない参院の関門をくぐるのは絶対に不可能だ」と述べ、成立阻止に自信をみせた。
(共同通信) - 5月22日17時51分更新

112片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/22(日) 22:13:48
全特総会:日本郵政公社労組委員長が謝罪 59年ぶり和解
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20050523k0000m020092000c.html

 「過去の事実を重く受け止め反省したい」。22日の全特(全国特定郵便局長会)総会で、来賓として出席した日本郵政公社労組(JPU)の菰田義憲(こもだよしのり)委員長が、前身の全逓の運動について全特に謝罪する場面があった。菰田委員長が壇上で深々と頭を下げると会場から大きな拍手が起き、郵政民営化阻止へ向けて59年ぶりの「歴史的和解」が演出された。

 旧全逓は、1946年の発足時から88年まで、「特定郵便局制度の撤廃」を要求に掲げていた。60年代に簡易保険資金を使った特定局局舎建設に反対したのをはじめ、組合員の労働条件改善要求、局舎の私有制反対など、全特と鋭く対立した。

 しかし、民営化が現実味を帯びる中、両者は急接近。全特が初めて総会に菰田委員長を招待したのを受けて、「けじめ」のあいさつが実現した。
毎日新聞 2005年5月22日 21時43分

113片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/22(日) 22:23:06
こういう解散が一度あっても面白い(ないとは思うが)。

廃案なら衆院解散も 郵政で与野党幹部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050522-00000042-kyodo-pol

 与野党幹部は22日、NHKとテレビ朝日の番組で郵政民営化関連法案をめぐり応酬した。自民党の中川秀直国対委員長は同法案が廃案になった場合について「国民の多数は郵政民営化賛成だ。廃案になれば国民との意思のずれを調整せざるを得ない可能性だってある」と述べ、衆院解散・総選挙の可能性を示唆し、同党内の反対派や野党をけん制した。
 これに対し民主党の岡田克也代表は「50点の法案を修正し60点にすることはできる。しかし20点、30点のものを、いくら努力しても合格点にならない」と指摘。鉢呂吉雄国対委員長も同法案には「重大な欠陥」があるとして再提出を要求、衆院解散については「堂々と受けて立つ」と強調した。
(共同通信) - 5月22日15時54分更新

114片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/23(月) 01:15:06
もうどう考えても延長だ。
で、二階さんもいってるんだね。

「国会の延長不可避」 郵政法処理で武部氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000000-kyodo-pol

 【北京22日共同】自民党の武部勤幹事長は22日夜(日本時間同)、北京市内で同行記者団と懇談し、郵政民営化関連法案の取り扱いに関連し「国民的理解を求め国会論議を丁寧にして成立させるには、国会(の会期)延長は不可避ではないか」と述べ、6月19日までの会期を延長せざるを得ないとの考えを示した。同党内では、国会審議を通じた修正協議や参院の審議時間を考えれば、8月上旬までの大幅延長が必要との見方が出ている。
 武部氏らの訪中には衆院郵政民営化特別委員長に内定している自民党の二階俊博総務局長も同行。二階氏は記者団に同委員会の運営について「許される範囲で質問の時間を確保し円満にやっていきたい。特に少数の意見を大事にする」と述べた。
(共同通信) - 5月23日0時14分更新

115片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/24(火) 09:12:09
河野衆院議長:与党幹部の会期延長発言にクギ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050524k0000m010075000c.html

 自民党の中川秀直国対委員長は23日の政府与党連絡会議などで、河野洋平衆院議長が今国会の会期延長や衆院解散について政府・与党幹部の発言が相次いでいることについて「不適切だ」として発言に注意を促したことを明らかにした。会期延長論が早々に取りざたされることで、国会論戦が空洞化することを危ぐしたとみられる。

 国対幹部によると、河野氏は川崎二郎・衆院議院運営委員長に対し「まだ会期が1カ月近くあるのに、解散や会期延長に関する話が出てくるのはいかん」と不快感を示したという。【平元英治】
毎日新聞 2005年5月23日 20時23分

116片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/25(水) 00:48:35
読売は共産党には触れていないが、ファクターとして重みはある。

郵政民営化法案、24日の衆院本会議での質疑見送りも
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050524i203.htm

 国会は24日、郵政民営化関連法案の審議入りをめぐり、与野党の対立が続いた。自民、公明両党は、同日に予定していた衆院本会議での同法案の趣旨説明・質疑を見送る代わりに、野党側に対し、早期の法案審議入りを要請する考えだ。

 自民党の武部幹事長は同日午前の記者会見で、「審議に応じてもらうよう最大限努力する。民主党から適切な回答がなければ、ルールに従って審議入りをする」と語った。

 一方、民主党は同日午前の役員会で、審議拒否を当面継続する方針を確認した。民主、社民両党による審議拒否には同調していない共産党も、早期審議入りには反対する姿勢を崩していない。
(2005年5月24日13時29分 読売新聞)

「26日に与党だけでも郵政趣旨説明」自民国対委員長
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050524i513.htm

 国会は24日、民主、社民両党が審議拒否を続けたことから、郵政民営化関連法案の趣旨説明のために設定されていた衆院本会議が流会となった。

 これを受け、与党は同日の国会対策委員長会談で、民主、社民両党が欠席した場合でも、同法案の趣旨説明と質疑を26日の衆院本会議で行い、審議を始める方針を決めた。

 与党は25日に与野党国対委員長会談を開き、民主、社民両党にこの方針を伝え、審議への復帰を要請する。

 これについて、自民党の中川秀直国対委員長は24日の記者会見で、「譲りに譲って本会議の趣旨説明、質疑も、野党の言い分も入れながら延ばしてきた経緯がある。26日は民主、社民両党の出席をお願いし、受け入れられない場合でも与党の責任で趣旨説明の本会議を行う」と明言した。
(2005年5月24日22時59分 読売新聞)

117片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/25(水) 01:00:47
中国側が一方的に公開して、武部は罠にはめられた格好になっており、憤懣遣る方無いのはわかるが、通訳のせいというよりは手前のせいだろう。通訳が不憫である。

「内政干渉」発言と撤回認める=中国側対応に不満−武部自民党幹事長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000439-jij-pol

 自民党の武部勤幹事長は24日午前の役員連絡会で、21日に北京で王家瑞中国共産党対外連絡部長と会談した際、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題での中国側の対応について「内政干渉」との見方を伝え、中国側の反発を受けて発言を撤回したことを明らかにした。
 武部氏は「通訳のせいで、自分が内政干渉だと思っていると受け取られたので、それなら発言を撤回すると言った」と説明。さらに、非公表で合意していたやりとりが報道されたことについて「中国側が一方的に明らかにした」として、中国側の対応に不満を示した。 
(時事通信) - 5月24日15時1分更新

118片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/25(水) 18:48:28
共産が、欠席戦術の民主社民に同調してきたようだが、自公はどうするか。

国対委員長会談、物別れに 郵政法案、野党は拒否崩さず 2005年05月25日11時06分
http://www.asahi.com/politics/update/0525/002.html?t

 郵政民営化法案の扱いを巡って空転が続く国会の打開に向け、与野党の国会対策委員長が25日午前、国会内で会談した。自民、公明両党は26日の衆院本会議で同法案の趣旨説明を行う方針を伝え、審議拒否を続ける野党側に出席を呼びかけた。民主、共産、社民3党は審議入りに応じない考えを示し、話し合いは物別れに終わった。

 野党側は会談で「法案は問題点が多く、出し直すべきだ」などと、従来の主張を繰り返した。

119片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/26(木) 01:51:38
共産党はあくまで正常な形での審議入りを求めていただけのようである。
欠席戦術の民主社民がどこで復帰するかが当面の焦点になる。

郵政民営化法案、審議入りへ 共産は出席の方針 2005年05月25日23時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0525/010.html?t5

 衆院議院運営委員会は25日の理事会で、26日の衆院本会議で郵政民営化法案の趣旨説明と質疑を行うことを決めた。民主、社民両党に同調し、審議を拒否していた共産党は本会議に出席する方針だ。与党側は与党単独での審議に慎重だったが、共産の出席方針を受け審議入りする。

 衆院本会議では自民党の柳沢伯夫政調会長代理、公明党の桝屋敬悟政調副会長、共産党の塩川鉄也氏が質問する。法案は同日中に衆院郵政民営化特別委員会に付託され、提案理由が説明される見通しだ。

 野党3党は審議入りに応じない方針で一致していたが、共産党の穀田恵二国対委員長は25日午後、「民主党の審議拒否戦術は道理がない。徹底審議で廃案に持ち込むべきだ」と述べ、審議に応じる考えを示した。

120片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/26(木) 02:49:24
意見が合わないとは如何な状況か?

自民県連:県議の川添睦身氏、新会長就任へ /宮崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000136-mailo-l45

 自民県連(会長、堀之内久男・元衆院議員)の次期会長を選ぶ総務会が23日開かれ、県議の川添睦身氏(71)=宮崎市区、8期目=を選出することを全会一致で了承した。28日の定期大会で決定する。現職県議の会長就任は初めて。
 会長選出を巡っては、通例は県選出国会議員が就任してきたが、今回は国会議員間で意見がまとまらなかったという。県連は今月中旬から、県議長経験者らを軸に人選を協議。議長経験者で県連副会長の川添氏が「県都・宮崎市の選出で、政治経験も豊富」(筆頭副会長・米良政美県議)との理由で選ばれた。
5月24日朝刊
(毎日新聞) - 5月24日17時50分更新

121片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/26(木) 02:50:22
自民党県連:古閑三博氏の会長続投で一致−−選考委が全会一致、推薦決める /熊本
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000228-mailo-l43

 任期満了(6月10日)に伴う自民党県連会長選考委員会(島永慶孝委員長)が23日、同県連であり、現会長の古閑三博氏(72)推薦で一致した。
 古閑氏はまだ就任の意思を明確にしていないが、決定の連絡には「重く受け止めたい」と答えたという。同党の県選出国会議員は早々に「古閑氏続投」でまとまっており、選考委では県連国会議員代表の松岡利勝衆院議員が古閑氏再任を求めた。松岡氏の意見に異論は出ず、全会一致での推薦を決めた。今後、県連大会で正式決定する。
 古閑氏は合併に伴い2月にあった地元の山鹿市長選で同党県連推薦の候補が敗れ、会長辞職を示唆していた。しかし、「人望やこれまでの公平な県連運営」(島永委員長)から続投を求める声が高かった。
 幹事長、総務会長、政務調査会長の三役は会長が指名するが、現幹事長の島津勇典氏は辞意を表明している。来年11月の熊本市長選、再来年春の統一地方選をにらみ、新体制づくりもぎりぎりまで調整が続くとみられる。【山田宏太郎】
5月24日朝刊
(毎日新聞) - 5月24日17時45分更新

122片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/26(木) 02:53:57
自民党県連:党県改革推進協と選対委、近く発足へ−−役員会 /三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000015-mailo-l24

 自民党県連(田村憲久会長)は22日、役員会を開き、県連改革のために党県改革推進協議会を、07年の参院選や次期衆院選などに向けて選挙対策委員会をそれぞれ設けることを決めた。
 改革推進協は6〜7月に発足させる予定で、学識経験者など県連外部の委員約10人と、三ツ矢憲生衆院議員ら県連側の委員数人で構成する。党県連は参院選で連敗するなど支持組織固めが急務で、改革推進協では三ツ矢衆院議員と1期目の県議らがまとめた素案をたたき台に意見交換し、県連改革案をまとめる。
 一方、選挙対策委の委員長には三ツ矢衆院議員が就任。早急に委員の人選を進めて近く初会合を開き、参院選のほか、空白区になっている衆院選三重2区の候補者選定、07年の統一地方選に向けた取り組みなどについて具体的な協議を始める。
 役員会ではこのほか、今月に行われた県議会役員改選で、自民・無所属・公明議員団に所属せず、別会派を結成している自民党籍のある県議3人が非自民会派の候補を支援したことについて協議。今後の対応は田村会長に一任することを決めた。役員会後、取材に応じた西場信行幹事長は「何らかのけじめを求める意見も出たが、個人的には3人と話し合いの場を設けるべきだと思う。田村会長も『除名とか、離党勧告などは考えていない』と言っていた」と述べた。【田中功一】
5月23日朝刊
(毎日新聞) - 5月23日16時55分更新

123とはずがたり:2005/05/27(金) 00:57:47
>>120
上杉氏の落選がまだ県連内に動揺をもたらしているんでしょうか?
ちなみに川添氏は県議会会派分裂時は自民党県議団(=長峯派)所属だった様です。
長老で当選回数的にも坐りがよかったのでしょうか?それとも上杉派が折れたんでしょうかね?

124片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/28(土) 16:39:00
靖国A級戦犯、分祀望ましい ラジオで武部幹事長  2005/05/28 13:53
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050528&amp;j=0023&amp;k=200505285950

 自民党の武部勤幹事長は二十八日午前、HBCのラジオ番組に電話出演し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に関して、「A級戦犯(の今の合祀(ごうし)のあり方)には、いろんな意見があるが、靖国神社でまつられている一般の戦没者にも望ましいことじゃないと思っている」と述べ、A級戦犯については分祀した方がいいとの考えを示した。

 ただ、「憲法では信教の自由を保障し、靖国神社は宗教法人で、国や政治が関与できない」と指摘した。

125片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/29(日) 13:36:54
二階氏、法案修正に柔軟 「議会として最終結論」  2005/05/29 12:06
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050529&amp;j=0023&amp;k=200505296200

 衆院郵政民営化特別委員会の二階俊博委員長は29日、和歌山市内で地元ラジオ番組の収録に出演し、郵政民営化関連法案について「ベストの法案というのが小泉純一郎首相の考えで、いいかげんな姿勢ではない。だが、議会としては議論を尽くし、何が国民のためかを考え最終結論を出したい」と述べ、法案修正に柔軟な考えを示した。

 法案成立のための会期延長は「見通しがないわけではない」としながらも明言は避け、「会期延長よりも、休んでいる人に出てきてほしい」と、欠席戦術をとっている民主、社民両党に出席を呼び掛けた。

126片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/29(日) 14:35:54
参院自民党候補になりかけた。

野口健さん 来春にマナスル、富士山同時清掃登山を実施
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050528-00000009-maip-soci

 ヒマラヤ8000メートル級峰の一つ、ネパール北東のマナスル(8163メートル)で来春、清掃登山を計画している登山家の野口健さん(31)が27日、環境省で会見し、同時期に富士山でも清掃登山を実施することを明らかにした。マナスルの野口さんと、富士山の参加者をテレビ電話で結び、両国を代表する名峰の清掃活動を盛り上げる。
 マナスルの清掃登山は野口さんを含め日本から5人が参加、ほかに現地や韓国から約25人が参加する。富士山の清掃登山は在日ネパール人を含め、約1000人が参加。清掃期間はマナスルが来年4月上旬〜5月下旬の約2カ月間、富士山は同4月中旬以降に青木ケ原樹海で予定している。
 マナスルは1956年に日本チームが初登頂するなど、日本にゆかりが深く、現地では「ジャパニーズ・マウンテン」とも言われている。野口さんは2000年から4年連続でエベレストの清掃に取り組み、計7・7トンのごみを回収したが、現地で「大量のごみが投棄されているジャパニーズ・マウンテンをどうするんだ」と問われ、今回の清掃登山を計画した。多くの登山家が残した酸素ボンベや食糧の食べ残しなどを回収する。
 来年は日本とネパールの国交樹立50周年でもあり、野口さんは「両国の連携による清掃で、友好と環境問題への意識啓発を行いたい」と話している。【江口一】
(毎日新聞) - 5月28日10時35分更新

127片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/29(日) 14:54:07
自発的分祀に期待−中川氏 「私人参拝」で理解促す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000048-kyodo-pol

 自民党の中川秀直国対委員長は29日のフジテレビの番組で、日中関係の障害となっている小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題について、靖国神社と遺族の協議による自発的なA級戦犯の分祀(ぶんし)実現に期待を示した。同時に、当面は小泉首相が「私人」として参拝することで中国側の理解を促したいとの考えを表明した。
 中川氏は「靖国神社と遺族が話し会い、A級戦犯の分祀を自発的にする。それで中国も日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに賛成する(ことが望ましい)」と述べ、靖国問題と日本の国連安保理常任理事国入りをセットで解決すべきだとの認識を示した。
(共同通信) - 5月29日14時37分更新

128片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/29(日) 20:12:57
対野党と対与党で、言葉の使い分けがキーポイントになってくるだろう。
与謝野さん(自民党政調会長)みたいに、難しい言い方になってしまう。

正常化、週後半以降か 郵政民営化法案審議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000088-kyodo-pol

 国会は30日、郵政民営化関連法案を審議する衆院特別委員会で共産党も初めて質問に立ち質疑を続行する。与党は民主、社民両党の審議拒否戦術で止まっている特別委以外の委員会を順次再開して揺さぶりをかけるが、両党は法案再提出を審議復帰の条件とする強硬姿勢を崩しておらず、正常化は今週後半以降にずれ込む気配だ。
 当初、31日の衆院本会議で民主、社民両党が同法案への質疑を行うことで正常化を図るとのシナリオが水面下で検討されたものの、与党と民主、社民両党が「決裂状態」(自民党幹部)にあり、折衝は難航している。
(共同通信) - 5月29日16時20分更新

野党の責任を放棄 神崎氏が審議拒否批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000117-kyodo-pol

 公明党の神崎武法代表は29日、都内で講演し、民主、社民両党が郵政民営化関連法案の審議を拒否していることについて「法案に問題があるならば、それを国民に指摘し、対案を示し、論戦をすることが野党の任務だ。問答無用で審議にも入らないのは野党としての責任を放棄している」と批判した。
 その上で「1日も早く国会に戻り、国民の立場に立った議論をするよう強く期待する」と国会正常化を呼び掛けた。
(共同通信) - 5月29日17時53分更新

郵政法案は最善−与謝野氏 否決なら解散も選択肢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000071-kyodo-pol

 自民党の与謝野馨政調会長は29日のテレビ朝日の番組で、民主、社民両党が求める郵政民営化関連法案の再提出について「政府・与党の合意は、既に法案(に盛り込んで)修正している。法案はわれわれが考える最善のものだ」と反論した。その上で、同法案が否決された場合の衆院解散・総選挙の可能性を「国民の信を問うのは、小泉首相に残された選択肢の一つだ」と指摘した。
 これに対し、民主党の仙谷由人政調会長、社民党の阿部知子政審会長は審議に応じられない立場を重ねて主張した。
(共同通信) - 5月29日15時25分更新

129片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/29(日) 20:14:45
A級戦犯の自発的分祀を 中川氏、靖国で理解促す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000104-kyodo-pol

 自民党の中川秀直国対委員長は29日、日中関係の障害となっている小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題で、靖国神社と遺族の協議による自発的なA級戦犯の分祀(ぶんし)実現に期待を示した。同時に、当面は小泉首相が「私人」として参拝することで、中国側の理解を促したいとの考えを表明した。フジテレビの番組で語った。
 一方、自民党の与謝野馨政調会長は同日のテレビ朝日の番組で、首相の靖国神社参拝について「一定の外交的効果を持っており、内政だけ(の問題)ととらえるのは、範囲が狭すぎる」と述べ、安倍晋三幹事長代理らが「内政干渉」と中国に反発する動きにくぎを刺し、中国側にも一定の配慮をみせるべきだとの認識を示した。
 中川氏は「靖国神社と遺族が話し会い、A級戦犯の分祀を自発的にする。それで中国も日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに賛成する(ことが望ましい)」と述べ、靖国問題と日本の国連安保理常任理事国入りをセットで解決すべきだとの見解を明らかにした。
(共同通信) - 5月29日17時16分更新

A級戦犯の分祀「正しい解決策」と与謝野氏=中川氏「私人」参拝に言及−靖国問題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000479-jij-pol

 自民党の与謝野馨政調会長は29日のテレビ朝日の番組で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝で日中関係が冷え込んだ問題について、靖国神社に祭られたA級戦犯を分祀(ぶんし)する案を解決策とするのは「正しい」と言明した。同党の中川秀直国対委員長もフジテレビの番組で「遺族と神社で話し合い、自発的に分祀の形でやる(べきだ)」と指摘。靖国神社と遺族の協議で自発的に分祀が実現することに期待を示した。
 中川氏は今年も首相が靖国神社を参拝するとの見方を示した上で、参拝形式に関しては「鈴木善幸首相の時代に中国が抗議をしなかったことは1つの手掛かりになる」と語った。鈴木氏が首相在任中に「私人」の資格で参拝したことを踏襲すれば、事態打開につながる可能性があるとの見方を示したものだ。 
(時事通信) - 5月29日19時0分更新

A級戦犯正当化の意図なし 高村元外相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000130-kyodo-pol

 自民党の高村正彦元外相は29日、徳島市内で開かれた自民党徳島県連の定期大会であいさつし、小泉純一郎首相の靖国参拝について「日中関係の安定に向け『戦争指導者を慰霊に行くのではない』と最低限(中国側に)言う必要がある。小泉首相に戦争を美化しようとする気持ちはなく、中国側の誤解だ」と指摘、A級戦犯の行為を正当化する意図はないことを中国側に説明する必要性を強調した。
(共同通信) - 5月29日19時1分更新

<公明政調会長>靖国参拝、連立問題とは別問題 TV番組で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000075-mai-pol

 公明党の井上義久政調会長は29日のテレビ番組で、小泉首相の靖国神社参拝問題について「(同党が連立を離脱し)政治的空白を今作るかどうかはまったく別の問題だ」と述べ、首相の靖国参拝を理由に連立離脱はしないとの考えを明確にした。同党は靖国参拝の自粛を再三求めているが、政権への対応までは踏み込まない考え。
(毎日新聞) - 5月29日20時8分更新

130片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/05/31(火) 21:24:14
社保庁改革の「政府組織」案、自民若手から批判
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050531AT1E3000N30052005.html

 自民党の丹羽雄哉社会保障制度調査会長、衛藤征士郎行政改革推進本部長らは30日、社会保険庁改革に関する大詰めの協議を続けたが、結論を31日に持ち越した。

 「社会保険庁を解体し、新しいシステムを創る会」の茂木敏充氏らは、年金業務を「新たな政府組織」に移すという丹羽氏らの案について「厚生労働省の外局でないことをはっきりさせるべきだ」と批判した。

 政府の「社会保険庁の在り方に関する有識者会議」は31日、最終報告をまとめる。年金業務は「政府の直接関与が必要」とする方向だ。

131片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/03(金) 20:38:52
これって、コンサルがキャンペーン張ってるのかな? でも、国民の認知度は低いような。
ひいおばあちゃんが、よく勿体無い勿体無いなんまんだぶ、みたいなことを言っていた。
現代的なセンスとしては、意表をついてるところだが、微妙。ただ、保守政党的なキャンペーンを張るとしたらこういうところしかないのかもなぁ。
親や先祖を大事にしよう運動とか急に言い出してもアレだし。←いや、バカにしているわけではないが。

自民党:「もったいない運動」で党職員に軽装の徹底決定
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050604k0000m010018000c.html

 自民党は3日、中央官庁や国会で始まった「ノーネクタイ、ノー上着」運動を党の「もったいないキャンペーン」の一環と位置づけ、党職員に対しても原則として上着とネクタイを着用しないよう徹底することを決めた。武部勤幹事長が同日の役員連絡会で報告するとともに「党本部ビルの平均室温は28度をめどにする。党としても『もったいない運動』を徹底したい」と語った。
毎日新聞 2005年6月3日 18時50分

132片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/03(金) 20:56:50
中曽根元首相、靖国参拝取りやめ求める2005年06月03日03時02分
http://www.asahi.com/politics/update/0603/001.html

 中曽根元首相は2日、都内であった後援団体の会合で講演し、小泉首相の靖国神社参拝について「個人的信条より国家利益を考えてやめるべきだ」と、参拝中止を求める考えを明確にした。

 中曽根氏は「個人的信条と国家的利益を比較考量するのが総理大臣の仕事だ。個人的信念を通す誉れがいいのか、外交的障害を除くか」と問題を投げかけたうえで、「国連の常任理事国になろうというなら、2、3年前から、個人的信条を犠牲にしても中国、韓国との友好を長期的戦略として考えるべきだった」と述べた。

 中曽根氏はまた、「小泉君がもっと早い段階で国益を考え自分はやめるといえば、やめぎわがよかった。それが国家の利益にプラスになるなら国民はわかる。やめる方が勇気を要するが、勇気のあることをするのが政治家だ」などと述べた。

 また、河野洋平衆院議長が首相経験者と靖国参拝について協議したことについて「河野議長が私を訪ね、協議を呼びかけられたが、三権分立に反すると断った」とのいきさつを明かした。

133片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/03(金) 20:58:37
九州が何となく多いかな。

郵政民営化、自民反対派が対案を提出 不受理の見通し2005年06月03日13時25分
http://www.asahi.com/politics/update/0603/006.html

 郵政民営化法案に反対する自民党議員でつくる郵政事業懇話会(綿貫民輔会長)は3日午前、同法案の対案となる日本郵政公社改革法案を衆院事務局に提出した。ただ、議員立法は所属政党の機関決定がなければ提出できない慣例で、自民党の小坂憲次国対副委員長は同日午前の記者会見で「議院運営委員会で受理しない決定をし、返すことになる」と語った。武部勤幹事長も会見で「(綿貫氏の行動は)正常ではない」と不快感を示した。

 綿貫氏は提出後、受理されない可能性が高いことについて「仕方ない。意思表示だけはした」と語った。法案の提出者と賛成者は次の通り。当初の予定から一部変更があった。(敬称略)

 【提出者】亀井久興、藤井孝男【賛成者】綿貫民輔、野田毅、佐藤信二、野呂田芳成、八代英太、亀井静香、自見庄三郎、斉藤斗志二、村井仁、熊代昭彦、小林興起、森山裕、近藤基彦、松宮勲、伊藤信太郎、保坂武、田中英夫、武田良太、古川禎久、坂本哲志

134片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/03(金) 21:10:09
負け戦をするな、をどう解釈するか。

郵政法案:自民反対派、独自案提出へ 与野党連携の動きも
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050603k0000m010135000c.html

 自民党の郵政民営化反対派でつくる「郵政事業懇話会」(会長・綿貫民輔前衆院議長)の有志議員は2日、同会が郵政民営化関連6法案の対案としてまとめた「日本郵政公社改革法案」を、議員立法として3日に衆院に提出することを決めた。同日の衆院郵政特別委員会の総括審議を前に、反対姿勢を鮮明にする狙いとみられる。綿貫氏は民主党の小沢一郎副代表と接触するなど、反対勢力が与野党で連携を探る動きも活発化してきた。

 法案は現行の日本郵政公社の存続を前提とした改革を目指す内容。国会法によると、予算措置を伴わない法案を議員立法で国会に提出するには、衆院の場合計21人が必要。ただ、議員立法を提出するには、提出前に所属会派の了承を得ることが慣例となっており、自民党執行部は同法案の提出を了承しないことを決めている。執行部の一人は2日夜「(提出すれば)党規に反する。提出しても、審議には入れない」と語り、綿貫氏らの動向を厳しくけん制した。

 その綿貫氏は2日夜、特別委で野党側の筆頭理事を務める民主党の中井洽副代表らと東京都内で会談し、法案提出の考えを伝えた。会合には自民党から野呂田芳成元農相、民主党の反民営化グループの代表を務める伊藤忠治氏らも出席した。

 綿貫氏は先月28日、同党の岡田克也代表とも意見交換している。出席者によると綿貫氏は数日前に同党の小沢副代表や鳩山由紀夫元代表らとも会談したことを明かし「小沢さんには『負け戦はするな』と言われたが、オレは『負け戦はやらない』と言った」などと語ったという。【山下修毅、田中成之】
毎日新聞 2005年6月3日 3時00分

135片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/03(金) 21:15:29
これたとえば、社民党が判子押して出したらどうなるんだろ。
民主党は無理じゃないかな? そんなのやると、さすがに持たないだろう。
もっとも社民党が持つというわけでもないが、起死回生できるかもよと。

郵政公社存続へ対案 綿貫氏らきょう提出 民主も連携?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000004-san-pol

 郵政民営化に反対する自民党議員らで構成する郵政事業懇話会会長の綿貫民輔前衆院議長は二日夜、都内で衆院郵政民営化特別委員会の民主党筆頭理事の中井洽副代表らと会談し、現在の日本郵政公社の存続を前提とする「日本郵政公社改革法案」を三日、政府の関連法案への対案として河野洋平衆院議長に提出する考えを明らかにした。 
 会談には自民党の野呂田芳成元農水相と民主党郵政公社発展議員連盟の伊藤忠治会長も同席。綿貫氏らは法案提出に必要な衆院議員二十人の賛同を得たとしているが、議員立法提出に必要とされる自民党の承認はなく、本会議を経て郵政民営化特別委員会に付託され郵政法案と並んで審議入りできるかどうか不透明だ。
 綿貫氏は会談後、記者団に「表舞台で堂々と議論するのは、議会制民主主義の当たり前の話だ。自民党の承認がないからダメだというかもしれないが、議会のルールに従って出そうと思う」と述べた。綿貫氏は民主党との連携は否定したが、中井氏は記者団に「民主党として法案の中身を見させてもらうと(綿貫氏に)言った」と連携に含みを残した。
 公社改革法案は、郵便、貯金、保険の郵政三事業の一体的経営を維持するため、現行制度の枠組みのまま規制緩和し、業務を拡大することなどが柱だ。郵政法案は衆院で四十六人、参院で十八人の自民党議員が反対に回れば否決され、造反の行方が最終的な焦点となるが、反対派が対案提出に出れば同調者が増える可能性もある。審議入りしなくても対案をもとに大幅な法案修正を迫ることも予想され、国会審議は緊迫化しそうだ。
(産経新聞) - 6月3日2時46分更新

136片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/03(金) 21:19:08
議長として動くとしたら、ちょっと動きすぎのきらいはあるな。

河野衆院議長、歴代首相呼び「靖国」慎重論 行政府へ“介入”に異論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000007-san-pol

 河野洋平衆院議長が一日に歴代首相を集め、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について意見交換したことについて、二日、三権分立の観点から批判が出るなど波紋を広げた。河野氏サイドは会合について「参拝には慎重に対応すべきだとの見解で一致した」と説明。これに対し、首相は二日の衆院予算委員会で「首相経験者といえども私と違う」と述べた。
 一日の意見交換会には、海部俊樹、宮沢喜一、村山富市、橋本龍太郎、森喜朗の各元首相が出席。河野氏は「議長としてではなく元外相として呼びかけた」(秘書)としているが、会場は議長公邸。衆院議長が首相経験者を個人的に集め、政治的問題の意見交換を行うのは極めて異例だ。
 歴代首相のうち、中曽根康弘元首相は欠席。中曽根事務所によると、河野氏が五月三十一日、中曽根氏の事務所を訪れ、会合について相談したが、中曽根氏は「立法府の長が行政府の長の経験者を呼ぶのは、三権分立に照らして問題だと思うので賛成しない」と出席を断ったという。このほか羽田孜、細川護煕両元首相も欠席した。
 意見交換の内容は会合後、河野氏から概要を聞いた議長秘書が記者団に説明。それによると、河野氏が「近隣諸国との関係の悪化は看過できない。原因のひとつに首相の靖国参拝があることは否定できない」と述べ、出席者から意見を聴取。出席者からは「首相として参拝すべきではない」「日本にも問題があるが、中国も考えてほしい」といった意見が出たが、最終的には「首相の参拝は慎重の上にも慎重に対応すべきだ」との見解で一致したという。
 河野氏は十五年十一月の衆院議長就任以来、昨年八月の講演で「憲法を改正してまで国連安保理常任理事国になる必要はない」と述べるなど、小泉首相と真っ向から対立する言動が目立つ。
 河野氏の歴代首相との会合について、自民党内からは、「議会と政府の関係が憲法に書かれているように粛々としておらず乱れている」(伊吹文明元労相)、「議長が公邸に歴代首相を呼んで都合のいい発表をするのはおかしい」(幹部)など批判が噴出。河野氏の議長としての適性を疑問視する声も出ている。
(産経新聞) - 6月3日2時46分更新

137片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/03(金) 21:20:06
人権擁護法案 与謝野氏、修正に難色 自民内反対派と攻防激化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000005-san-pol

 自民党内で賛否が分かれる人権擁護法案をめぐる折衝が再び動き出した。調整役の与謝野馨政調会長は二日、反対派の「真の人権擁護を考える懇談会」会長の平沼赳夫元経産相と会談したが、人権救済対象を限定することを柱に懇談会がまとめた修正案に難色を示し、物別れとなった。この問題は、郵政民営化の国会審議が軌道に乗るまで冷却期間が置かれていたが、再開後も対立解消の糸口がみえず、十九日に会期末を迎える今国会での法案提出をにらんだ最終攻防は激化しそうだ。
 二日の協議は、平沼氏が先月末、与謝野氏に示した修正案への回答を受ける形で行われた。この日全容が判明した修正案によると、救済手続きの対象を「違法な差別的行為」に絞り、政府案に盛り込まれた「差別的言動」や「誘発・助長行為」は対象外とした。
 このほか救済手続きを行う新設の人権委員会は、独立性が高い三条機関から、所管官庁に従属する八条機関に変え、出頭要請や捜索・押収など特別調査権を付与しないよう規定。
 さらに、人権擁護委員の国籍条項を設け、政治的中立性を求める規定を明記することなども条件付けた。
 人権侵害の救済を目的とした政府案は、問題点として(1)人権侵害の定義があいまい(2)人権委員会の権限が強大(3)人権擁護委員の選任基準が不適当−などが指摘されており、懇談会の修正案はその是正を目指すものだ。
 だが、与謝野氏は、国籍条項の追加など小幅な修正には応じる意向を示したが、「人権侵害の定義や人権委員会の位置付けは、法案の根幹にあたる」として、大部分は「ゼロ回答」とした。
 その上で「いざとなったら、私の職権で政調審議会を通してもいいんだよ」と述べ、反対派の意向を踏まえずに法案了承の党内手続きを進める考えを示唆。
 これに対して平沼氏が「そんなことをやったら党内にどんな禍根を残すことになるかお分かりか」と反論する一幕もあったという。
 協議後、平沼氏は懇談会役員会を開催。「与謝野氏の回答では法案への疑念は払拭(ふっしょく)されない」「修正案がのめないなら、人権擁護推進基本法(仮称)など対案を作るべきだ」と反発が続出したため、来週早々にも再度役員会を開き、今後の対応を決めることにした。
 一方、与謝野氏は来週にも、党人権問題調査会長として賛成派を主導する古賀誠元幹事長や平沼氏と会談し、打開策を示したい考えだ。ただ、党内手続きについても「一任を取り付けた」と主張する古賀氏に対し、党法務部会の平沢勝栄部会長が「了承していない」と反論するなど、見解が分かれたまま。
 今国会での成立を求める公明党側の圧力も強まりつつあり、法案の取り扱いをめぐる与党内の混乱は簡単に収まりそうもない。
(産経新聞) - 6月3日2時46分更新

138片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/03(金) 21:21:20
国立追悼施設、公明が調査費要求へ…対中改善図る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000401-yom-pol

 公明党は2日、靖国神社に代わる国立戦没者追悼施設の建設について、2006年度予算案に調査費を計上するよう、政府に求める方針を固めた。

 小泉首相の靖国神社参拝に中国などが強く反発していることから、追悼施設の建設を関係改善の足がかりとしたい考えだ。近く同党幹部が政府に直接伝える見通しだ。

 追悼施設建設を巡っては、2002年に福田官房長官(当時)の私的懇談会が、国立・無宗教の追悼・平和祈念施設が必要だとする報告書をまとめたが、自民党内で反対論が根強く、棚上げ状態になっている。公明党は以前から、建設調査費を計上すべきだと主張していた。

 しかし、首相の靖国神社参拝に関する発言などを理由に、中国の呉儀副首相が首相との会談をキャンセルするなど、日中関係が急激に悪化していることから、政府に直接、計上を求めることにした。

 公明党は与党の一員だが、靖国問題では首相の立場と異なることを明確に示す狙いもある。

 神崎代表は1日の記者会見で、「首相は靖国神社参拝を自粛すべきだ。中長期的には国立の追悼施設をつくることが重要だと考えている」と強調した。
(読売新聞) - 6月3日3時9分更新

139片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/03(金) 21:22:32
「郵政民営化目的分からない」=反対派野田聖子氏が小泉首相を追及−衆院特別委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000552-jij-pol

 衆院郵政民営化特別委員会は3日午前、小泉純一郎首相と関係閣僚が出席し、郵政民営化関連6法案の質疑を行った。自民党の野田聖子元郵政相は法案反対の立場から、民営化の意義を質問。これに対し首相は、「民営化は経済活性化に資する」と強調したが、議論は平行線に終わった。
 野田氏は同党内で反小泉・反郵政改革の急先ぽう。同日の質疑でも「郵政事業は民業の補完に徹すべきだ」などと公社形態の維持を主張。「(首相の)異常な信念はいいが、国民にとって(民営化の)目的が分からない」などと厳しく批判した。さらに、国鉄や電電公社の民営化と対比しながら「(経済が)右肩下がりの中(郵政民営化は)成功するのか」と疑問を呈した。
 これに対し首相は、現行の郵政公社は事業展開などの面で制約が多いと指摘した上で、「これからは税負担なしでは運営できない」として民営化の必要性を改めて強調した。
 一方、自民党の園田博之氏は法案賛成の立場から「郵便事業の取り扱いが減少しており民営化は妥当」と指摘。首相も「今国会中に成立を期したい」と応じた。 
(時事通信) - 6月3日13時1分更新

140片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/04(土) 00:21:05
なにこの記事って感じもするが、年金法案のときの小泉首相を想起すればいいのか?ビデオライブラリ見てみるか・・・。

野田聖子、小泉に圧勝…郵政法案初対決 終始にこやか、だが核心突いて
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_06/t2005060320.html

 郵政民営化反対派の“ジャンヌ・ダルク”こと自民党の野田聖子元郵政相(44)が3日午前、衆院特別委員会で質疑に登場、小泉純一郎首相(63)との初の直接対決に挑んだ=写真。にこやかに鋭い質問を連発する野田氏に対し首相の表情は終始険しく、まさに野田氏の“圧勝”といえる展開に。また、野田氏らは近く民主党議員との「反民営化勉強会」を立ち上げることも判明、「郵政国会」は政局ムードが漂い始めている。

 【対決】

 「民営化は10年後だが、これから日本は人口減少社会に入る。総理は10年後をどんな社会になると想定して民営化しないといけないと言っているのか、説明してほしい」

 郵政民営化が持論の首相に対し、野田氏も持論の少子化対策を切り口に“ジャブ”を放ったが、これは効いたようだ。

 首相はみけんにしわを寄せつつ、「今の形で収益を上げられるのかというと…」などと今ひとつかみ合わない答弁を展開。日本の将来像を示せないばかりか、なぜ民営化でなくてはならないかという点についてもはっきりした答えはなし。

 また、野田氏が政府が民営化の成功例としてJRやNTTなどを挙げていることに関して、「いずれも80年代のこと。(経済も人口も)右肩上がりの時期で、これからは前提が違ってくる」などと指摘。答弁席に並ぶ首相や助っ人の竹中平蔵郵政民営化担当相(54)も、“骨太の議論”に明確な回答を示せなかった。

 【ポスト小泉】

 「郵政法案は欠陥だらけ。このままなら反対せざるを得ない」

 「法案修正は考えていない」と明言する首相に対し、野田氏は衆院本会議での採決で反対すると言ってはばからない。

 衆院本会議で自民党議員46人が反対に回れば、法案は否決され政局は一気に流動化。そうなれば、「首相は衆院を解散し、自民党が崩壊する」(高村派若手)との見方がもっぱらだ。

 しかし、総理総裁を目指す野田氏が「解散」に怯むようでは、ポスト小泉の“資格”はない。それだけに今後、態度を先鋭化させていくのは間違いないところだ。

 【会期延長】

 首相サイドと民営化反対派の最初の決戦は今月15日前後に採決が行われる会期延長問題。審議日数は衆参両院で最低6週間要するといわれるが、今月19日の会期末まで、土日を除くと残されているのはわずか10日間。このため、政府・与党は法案成立に向けて会期延長を議決する方針なのだ。

 一方、自民党の民営化反対派議員で構成する郵政事業懇話会会長・綿貫民輔前衆院議長(78)は1日の拡大役員会で、会期延長反対の意見が大勢に。今後の対応については綿貫氏に一任することを決めた。

 また、野田氏は民営化阻止に向けて水面下で民主党議員との連携も模索していたが、それが赤松広隆元国対委員長(57)らとの勉強会結成という形でついに日の目をみることになった。

 こうした野田氏の動きに、政府と自民党執行部はピリピリムード。

 関係者によると、首相側近の中川秀直国対委員長(61)は先月31日の党役員連絡会後、「18、19日は空けておくように」と周囲に漏らしたというが、これは会期延長の議決が混乱することを想定してのもの。

 自民党が下野するきっかけとなった平成5年6月の宮沢内閣不信任成立以来の一大政局の予感すら漂い始めた。
ZAKZAK 2005/06/03

141片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/04(土) 08:11:10
ここが進展すればきな臭くなる可能性も。しかし、まだまだ。

郵政特別委:自民執行部、民主との連携を懸念 対案提出で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050604k0000m010137000c.html

 自民党の郵政民営化反対派の綿貫民輔前衆院議長らが3日、郵政民営化関連6法案の対案を提出したのは、法案提出を事前に民主党に明かして連携の可能性をにおわせ、執行部を揺さぶる狙いからだった。執行部も反対派と民主党の連携を懸念。武部勤幹事長は対案の賛同者の切り崩しを始めた。

 対案は党の了承を得ておらず、法案が審議される可能性は皆無に近い。綿貫氏も「倒閣運動ではない」と語っており、受理されないのを承知で「民営化反対」の意思表示をしたとの見方が党内の大勢だ。小泉純一郎首相も綿貫氏らの動きについて「(脅威とは)思っていない」と語った。

 それでも執行部は、反対派と民主党の連携への懸念をぬぐえずにいる。片山虎之助参院幹事長は記者会見で、民主党が反対派と同内容の対案を国会に提出する可能性に触れ「ちょっと困る」と述べた。「綿貫案」の賛同者が「同じ法案に反対とは言えない」(参院幹部)として、民主党案に乗り政府案に反対する可能性も出るからだ。

 民主党が「綿貫案」を共同提案する可能性は、現時点でほとんどない。岡田克也代表は「反対派とは目指す方向が違う」との立場。反対派、民主党双方に「野合」批判への懸念も強く、連携の動きは一部のベテランにとどまっている。

 とはいえ、綿貫氏は2日の中井洽・民主党副代表との会談で、同党の小沢一郎副代表や鳩山由紀夫元代表との会談を明かした。会談では「対案の賛同者は100人」「首相は民主党に賛成者がいると信じている」など「票読み」じみた会話もあったという。【尾中香尚里、衛藤達生】
毎日新聞 2005年6月4日 1時02分

142片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/04(土) 08:13:17
郵政特別委:首相対自民反対派・野党に溝 議論は平行線
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050604k0000m010069000c.html

 郵政民営化関連法案の本格論戦が3日、衆院郵政特別委員会で始まった。初めて論議に参加した野党に加え、自民党反対派の野田聖子元郵政相が「なぜ民営化が必要なのか」と同じ論理で小泉純一郎首相を追及し、「首相VS自民党反対派プラス野党」という対立構図が浮き彫りになった。ただ、論戦は双方言いっぱなしの展開になり、自民党郵政改革関係合同部会の最終局面が繰り返されているかのようだった。【坂口佳代】

 ■民営化の目的

 野田氏「最近、郵便局を使ったことはあるか」

 首相「総理になってからはない」

 野田氏「以前は態度の悪い職員もいたが、日本郵政公社になって窓口が良くなった。公社でも十分に国民の期待に応えるサービスを展開できる」

 法案採決で反対票を投じると明言している野田氏は、民営化にこだわる首相に野党顔負けの論議を論戦を挑んだ。野党席からは「そうだ」という声が上がり、質問を終えると大きな拍手がわき起こった。民主党の小沢鋭仁氏らも野田氏の発言を引用するなど、同じ論理で「民営化の意義」をただした。

 首相は「郵便貯金も財政投融資も特殊法人も一体的に改革しないといけない」「公社でやる限りは制約がある。もっと自由な事業展開をした方がサービスも良くなる」などと持論に終始。野田氏らが「民営化を言うならなぜ、(公社設立を認めた)公社法を通したのか」と追及しても、「与野党圧倒的に反対論が多かった。そこが政治家の我慢のしどころだ」とはぐらかし、自らの執念を語るばかりだった。

 首相は3日夜、記者団に「(理解は)だんだん深まってきたと思う。静かになってきたでしょ、ヤジも」と語ったが、反対派、野党ともに首相の答弁には納得しておらず、今後も同種の議論が続くのは確実だ。

 ■郵便局の設置基準

 仙石由人民主党政調会長「国民に不利益、デメリット、危険度が増すことはないか」

 首相「身近の郵便局がなくなれば、ちょっと不便になったという感じは出てくる。それは役所、役場、中央官庁地方支分部局でも統廃合されると、近くの人たちは『俺たちのところにいてくれ』と必ず反対する」

 首相は都市部の郵便局の統廃合の可能性に言及する中で、住民の利便性への影響は最小限に抑えられると強調した。

 政府が総務省令で定める郵便局の設置基準によると、過疎地を除けば、「市町村に1以上」が保証されるだけだ。あとは経営判断に委ねられるため、反対派の幹部は「採算性で考えれば、最終的には各市町村に1局になる」と危機感を募らせている。

 首相が言及した都市部の定義について、竹中平蔵郵政民営化担当相は「都市部がどこまで入るかという議論は法律論として意味がない」と繰り返している。反対派がさらに疑念を深めるのは必至で、政府関係者は「個別地域の設置状況の見通しといった不毛な議論が展開される可能性がある」と語る。

 ■一体的経営

 園田博之自民党郵政関係合同部会座長「政府との協議で、関係閣僚から『首相が納得しない』との言葉がよく出た」

 首相「私が出したのは大まかな方針だ。郵政サービスをなくさない、郵貯・簡保の政府保証をなくす、国家公務員は民間人になる。この方針は守ってくれと言った」

 首相が最もこだわったのは、政府関与が残る特殊会社の持ち株会社が、郵貯・保険両社の株式を完全売却する点だった。この一線を守らなければ「改革の本丸」である郵政民営化は骨抜きになり、「官の肥大化」との批判を招くからだ。

 自民党内では一体的経営の観点から、資本関係の維持を求める大合唱が起きた。このため、政府・与党合意文書は経営判断による株式の買い戻しや持ち合いを事実上認める妥協案となった。

 こうした経緯から、合意文書は双方が都合よく解釈できる玉虫色となっている。民主党の小沢氏はその点を突いて「株式は何%まで買い戻せるのか」と追及。竹中氏は「民間金融機関と同様の水準が想定されるが、決して大きな数字は想定されない」と応じたが、小沢氏は「せいぜい2、3%でしょ。これで一体的経営なんて。与党もよくだまされた」と指摘、反対派の怒りを促した。

毎日新聞 2005年6月3日 21時13分

143片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/04(土) 08:24:42
郵政法案 自民議員アンケート 参院8人「棄権」、9人「反対」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050604-00000000-san-pol
採決予断許さず
 今国会最大の焦点となっている郵政民営化法案への自民党議員の対応を探るため、産経新聞社は、同党所属の国会議員三百六十四人を対象にアンケートを実施し、三日、集計した。その結果、政府案が本会議で採決された場合の投票行動について、与野党勢力が拮抗(きっこう)する参院で八人が「棄権する」と回答。野党が一致して反対し、アンケート通り八人の棄権者が出た場合、十四人が反対票を投じれば否決されるが、九人が「反対する」と答えた。回答しなかった議員のうち、法案に反対姿勢をとる議員が十人前後おり、法案成立の最終関門である参院本会議での採決は、現時点では予断を許さない情勢であることが浮き彫りとなった。
 アンケートは(1)法案へのスタンス(2)党議拘束の有無(3)政府案採決の場合の賛否(4)衆院解散の可能性−について聞いた。五月二十四日から質問書を各議員事務所などに配布、三日までに衆院八十人、参院三十九人の計百十九人から回答を得た。回答率32・7%。
 法案へのスタンス(回答百十四人)では「賛成」が三十四人(28・5%)、「反対」が十九人(15・9%)だったが、「賛成だが、修正が必要」は三十一人(26・0%)、「反対だが、修正次第で賛成も検討」も三十人(25・2%)で、賛否にかかわらず、法案修正を求める意見が過半数を占めた。
 反対派が問題としている党議拘束(回答百五人)については「かかっている」が三十一人だったのに対し、「かかっていないが採決ではかけるべきだ」が四十二人、「自主投票にすべきだ」は三十二人に上り、党議拘束はかかっていないとの認識が多数を占めた。
 政府案のまま、採決が行われた場合の投票行動(回答九十二人)については、「賛成」が衆院三十七人、参院十六人の計五十三人、「反対」は衆院十五人、参院九人の計二十四人、「棄権」は衆院七人、参院八人の計十五人。衆院は四十六人が反対票を投じなければ否決されないが、参院は十八人の反対で否決されるため、参院執行部は「造反者」を減らすため全力をあげる構えだ。
 法案が不成立の場合、小泉純一郎首相が衆院を解散するかどうか(回答九十九人)については、六十二人が「解散すると思う」と答え、「解散しない」の三十七人を大きく上回り、首相の「解散カード」が浸透していることが浮き彫りになった。
 派閥別では、首相の出身派閥である森派のほとんどが法案に「賛成」と答えたが、旧橋本派や亀井派では「反対」の回答が目立った。
     ◇
 《造反で否決になるケース》法案が成立するには、憲法56条により、衆参両院の本会議で、出席者の過半数の賛成を得ることが必要。議長は採決に加わらないが、可否同数の場合は議長が決する。
 現在、参院の過半数は121。与党は自民114人、公明24人の計138人で、このうち18人が反対に回ると賛成は過半数に届かず、法案は否決される。また、棄権(欠席)する議員が出た場合は総数が減るため、影響も大きい。アンケート結果のように、自民党から8人が棄権した場合の過半数は117。その場合、14人が反対票を投じれば、否決される。
 衆院の定数は480だが、欠員2と議長を除くと過半数は239。与党は自民、公明両党で計284人を数え、否決には46人の「反対者」が必要になる。
(産経新聞) - 6月4日3時5分更新

144片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/04(土) 08:30:00
これは妥協材料として大きいのでは。

郵便局設置基準で調整「法案明記」軸に…自民執行部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050604-00000301-yom-pol

 自民党執行部は3日、郵政民営化関連法案について、総務省令で定めるとしている郵便局の設置基準を法案に明記する案を軸に、政府側と法案修正に向けた調整に入る方針を固めた。

 小泉首相は法案修正はしないとの考えを明言しているが、党執行部は、法案成立には政府側の譲歩で党内の幅広い理解を得ることが必要と判断した。過疎地の郵便局網維持を担保する規定を法律事項に格上げすることで、郵政民営化に慎重な議員の理解を得て法案成立を確実にするのが狙いだ。

 郵便局設置基準に関し、法案提出前の政府・与党の合意では、「特に過疎地については現在の郵便局ネットワークの水準を維持することを旨とする」などと明記されている。しかし、関連法案では、「あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置しなければならない」とし、具体的な設置基準は総務省令に委ねている。このため、党執行部は、過疎地での郵便局網維持を明確にすることを、法案修正の焦点と位置付けた。

 執行部はこのほか、〈1〉郵便局の業務について、郵便窓口業務に加え、金融(貯金・保険)の代理店業務も明記する〈2〉民営化状況に関し郵政民営化委員会が3年ごとに行う検証結果の「国会報告」を「国会承認」にする――などの修正についても検討を進める方針だ。
(読売新聞) - 6月4日3時37分更新

145片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/05(日) 21:57:47
公聴会日程で攻防激化へ 郵政、会期延長絡み
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050605-00000102-kyodo-pol

 郵政民営化関連法案を審議する衆院特別委員会で、与党側は法案採決に向けた重要なステップとなる公聴会の日程を週内にも固めたい考えだ。これに対し、野党側は「時期尚早」としており、19日までの会期の延長や、法案修正をめぐる思惑も絡み、与野党の攻防が激しくなりそうだ。
 関連法案の審議は6日に一般質疑に入り、7日には参考人質疑を行う予定。与党側は「粛々と進める」(自民国対幹部)一方で、有識者らから意見を聞く公聴会については、公述人の手配など準備に1週間程度かかるため、今週半ばには野党側に具体的な日程を提案する構えだ。
 これに対し、民主党は「法案の審議が不十分なまま会期末を迎える」(特別委理事)状況を狙う。公聴会の協議には当面応じず、参考人質疑についても特別委理事会の「4回開催する」との合意実現を迫る方針だ。
(共同通信) - 6月5日19時46分更新

146片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/05(日) 23:07:42
首相の靖国参拝「行かないことはない」 山崎元幹事長2005.06.05Web posted at: 19:03 JST- CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200506050012.html

東京──自民党の山崎拓元幹事長は5日、テレビ朝日の番組に出演し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「小泉首相の性格からして、行かないことはない」と述べた。首相の靖国参拝については、日本の戦争行為を賛美するものとして、中国をはじめアジア諸国から強い反発が挙がっている。

山崎氏は、首相が日本国の総理大臣として戦没者を慰霊する義務が自分にあると考えていると説明。その上で、「次に首相が参拝したときに中国、韓国が納得できるような外交的配慮のある案を模索する必要がある」と述べた。

中国の唐家セン国務委員との会談で提案された、A級戦犯の分祀については、「靖国神社に求めるのは無理だ。分祀にこだわらず解決する方法が必ずある」と述べた。

また、宗教性のない追悼施設の新設については、自民党内の反対が強すぎるため、「小泉首相の任期中にとうてい施設ができない」と述べた。

147片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/06(月) 20:00:59
率先してヘタレましたな。でも、この人は鼻が利くような印象。

郵政法案:自民党の平沢勝栄衆院議員が「棄権する」と明言
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050607k0000m010029000c.html

 自民党の平沢勝栄衆院議員は6日、福岡市内のホテルで開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催、外務省後援、世界の動き社協賛)で講演し、郵政民営化法案について「簡単に通るとは思っていない。私自身は棄権させてもらう。反対しても国民はけしからんと思わないから選挙には響かない」と述べ、衆院解散を覚悟して造反する意向を示した。

 また、北朝鮮の拉致問題について「袋小路に入っている。北朝鮮はだまされたと思っており、外務省が事態を打開するのは難しい。小泉純一郎首相も動けばたたかれるから慎重になっている」と語った。【早田利信】
毎日新聞 2005年6月6日 19時13分

148片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/06(月) 20:04:08
郵政法案採決は棄権 自民・平沢氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050606-00000174-kyodo-pol

 自民党の平沢勝栄法務部会長(山崎派)は6日午後、福岡市内で講演し、郵政民営化関連法案への対応について、衆院本会議採決では賛成に回らず棄権する考えを明らかにした。
 平沢氏は「なぜ民営化なのか、国民に分からない。自民党の中の手続きにも疑問が多い」と指摘。その上で「山崎派にも(同法案に)反対する人が少なからずいる。5、6人はすぐに名前が浮かんでくる。他の派閥でもそう。私自身は棄権させてもらう」と明言した。
 これに対し武部勤幹事長は6日夕の記者会見で、棄権者への対応について「その時に考える。棄権すればいいというものではない」と述べ、何らかの処分もあり得ることを示唆した。
(共同通信) - 6月6日18時37分更新

149片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/06(月) 20:08:10
なんだかんだで、タイムスパンに関しては譲歩しまくりですよね。都議選前の採決はないような気もする。
東京の自民議員も何人も郵政反対だもんなぁ。どういうことだか。

衆院通過時期で複数案検討 郵政法案「7月説」も浮上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050606-00000206-kyodo-pol

 自民党執行部が、郵政民営化関連法案の衆院通過時期を探り始めた。党内では東京都議選(7月3日投開票)後の「7月説」など複数案が浮上。19日に会期末を迎える今国会の会期延長は、執行部が検討している「8月上旬までの約50日間」よりさらに大幅になるとの見方も出ている。
 ただ、小泉純一郎首相サイドはあくまでも当初の会期内での衆院本会議可決、参院送付を目指しているとされる。今後、政府、自民党執行部、同党の民営化反対派、野党間で駆け引きが展開されそうだ。
(共同通信) - 6月6日20時4分更新

150片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/08(水) 01:16:14
大幅修正通過が規定路線だが、ブレはあるか。

郵政民営化:自民懇話会に反対派108議員が集結
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050608k0000m010092000c.html

 自民党の郵政民営化反対派議員で作る「郵政事業懇話会」(会長・綿貫民輔前衆院議長)は7日、党本部で総会を開き、衆参両院の108議員(他に代理55人)が出席した。小泉純一郎首相や党執行部は衆院解散や人事権をちらつかせて反対派の切り崩しを図ってきたが、数の上ではなお衰えていないことを見せつけた形。19日の国会会期末が迫る中での反対派の動きは、法案の修正内容や会期延長にも微妙な影響を与えそうだ。
 「(政府案が国会の)表舞台に出てきた以上、国民の声を代表するわれわれが賛否を堂々と述べ、投票行動を起こす」。綿貫氏はあいさつで、衆院本会議の採決で決着をつける考えを強調した。平沼赳夫前経産相は会合後、大幅修正がなければ法案に反対する考えを示した。
 108人の内訳は衆院79人、参院29人。全員が本会議で反対すれば、両院で法案を否決できるだけに、執行部は神経をとがらせる。過去度々反対派の会合に出席した能勢和子環境政務官(亀井派)は「総会に欠席するよう圧力を受けた」(政府筋)が、結局、短時間ながら出席。出席者は4月の前回総会から、さらに7人増えた。
 懇話会の出席者が減らないことについて、片山虎之助参院幹事長は同日の記者会見で「(4月の)政府・与党の合意を(法案で)担保することが必要。それに不安を持つ人がこの中には含まれている」と述べ、法案の大幅修正で反対派は減るとの期待感を示した。ただ首相は同日夜、反対派の動きについて「夏の陣の準備をしているのかなあ」と記者団に語った。
【西田進一郎】
毎日新聞 2005年6月7日 20時59分

郵政民営化法案:自民党反対派の対案を、議運が不受理決定
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050607k0000e010067000c.html

 衆院議院運営委員会は7日の理事会で、自民党の郵政民営化反対派が政府の郵政民営化関連6法案の対案として提出した「日本郵政公社改革法案」について「党の承認を得ずに提出された」として不受理とすることを決めた。議員立法の提出について「事前に党の承認を得なければならない」とする自民党の内規に与党会派が従ったため。
毎日新聞 2005年6月7日 13時16分

郵政法案:修正「衆院通過前に一括で」自民・久間総務会長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050608k0000m010101000c.html

 自民党の久間章生総務会長は7日の記者会見で、郵政民営化関連6法案の修正問題について「2回も修正し直すなんてことはすべきではない。(衆参)両方できちんと話をして『これでいこう』ということをやるべきだ」と述べ、参院の意向を踏まえ、衆院段階で修正作業を終えることが望ましいとの考えを示した。
 同党の片山虎之助参院幹事長も同日の会見で同様の考えを示した上で、衆院での修正について「参院の意向もきっちり入れてもらいたい」と強調。修正のポイントについて「一番問題なのは、郵政3事業のユニバーサル(全国均一)サービスが維持できるかどうかだ」と述べた。

 ◇「修正は考えず」…小泉首相
 小泉純一郎首相は7日夜、郵政民営化関連6法案の修正について、「修正は考えていません」と記者団に語り、衆参両院のいずれでも修正は行わないとの考えを示した。
毎日新聞 2005年6月7日 21時11分

151片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/08(水) 01:44:36
郵政民営化:反対で東北総決起集会−−滝沢村 /岩手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050606-00000114-mailo-l03

 郵政民営化関連法案が国会で審議される中、「郵政民営化反対東北総決起集会」が5日、滝沢村滝沢砂込の岩手産業文化センターであり、東北6県から郵便局関係者ら約5000人(主催者発表)が集まった。郵便局ファンの会や東北地方特定郵便局長会などの主催。
 講演会などの後、「郵政民営化法案は利用者にとっては何のメリットもない。法案の廃案、否決を目指して国民運動を展開していく」などと宣言した。【念佛明奈】

6月6日朝刊
(毎日新聞) - 6月6日16時6分更新

152片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/08(水) 22:45:05
笑った。じゃあ,反対派の法案に社民党の判子ついて出してやれよw

福島社民党首:自民反対派と手をつなぎたい 郵政法案問題
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050609k0000m010014000c.html

 社民党の福島瑞穂党首は8日の記者会見で、郵政民営化問題での自民党内の反対派との連携について「政府提出法案に関し問題点の認識は一致している。廃案に追い込むため大いに手をつなぎたい」と述べ、連携に意欲を示した。
毎日新聞 2005年6月8日 18時30分

153とはずがたり:2005/06/09(木) 00:53:20
>>152
おお,名案!更に政界再編で落ち目の社民党起死回生の自社新党か!?w

154片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/09(木) 00:59:23
>>153
自社新党w
しかし、自民党が割れるとしたら、一方は組めないこともなさそうですね。
まぁ今の社民党は、村山社会党よりもずっと強情な感じではありますが。

それにしても、本当にやってみたらどうだろ。かなり面白いと思うが。その代わり民主党は割れるかもしれませんな。

155とはずがたり:2005/06/09(木) 01:21:14
>>154
郵政民営化反対(全特と全逓)・善隣友好外交(親中派)・人権擁護法案(解放同盟)で政策はきっちり統一されてどこからも野合批判はでないどころか民主党よりも政策的に統一がとれてると評されるやもしれませんねぇ(笑

156片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/11(土) 01:19:27
どうも理念が見えない。
靖国神社に行政のトップが行くか行かないかが問題ではないのか。
それに、世界のテロと戦う人、みたいな感じで入れていいのかすぃら? 靖国の話じゃないからいいか。
なお、奥参事官(当時)がテロと戦った功労者みたいなのはどうなのかなぁと思うけど。結果的に斃れただけで。国を背負ったお仕事には敬意を表するところではありますが。

首相は今年も靖国参拝 武部氏、新追悼施設が必要
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050610-00000255-kyodo-pol

 自民党の武部勤幹事長は10日午後、札幌市で講演し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題について「今年もご自身の考えに基づいて参拝するのではないか」との見方を示した。
 靖国神社には戦没者が祭られているが、武部氏は「外国の元首がお参りできない、天皇陛下もお参りできないのは良いことではない」と指摘。さらに、イラクで殺害された奥克彦大使らを挙げ「テロと戦って心ならずも命を亡くした人々。世界で活躍し、命を亡くしている人々を慰霊する墓地をつくるべきだ」と述べ、新たな追悼施設の必要性を強調した。
(共同通信) - 6月10日21時41分更新

157片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/11(土) 15:24:14
靖国参拝:森前首相が自粛を促す
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050611k0000m010136000c.html

 自民党の森喜朗前首相は10日、神戸市内で講演し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「小泉さんも苦悶(くもん)していると思う。周りからとやかく言うべきでない」としながらも、「自分の気持ちと国家の命運のどちらを優先させるべきかだ。日本の将来がどうなるかという問題だ」と述べた。今年の参拝は自粛すべきだとの考えを強くにじませたとみられる。

 森氏は、小泉首相が首相就任まで所属していた森派の会長。同氏が公の席で参拝自粛を促すのは初めてで、首相への自粛圧力が一層強まりそうだ。
毎日新聞 2005年6月10日 23時38分

158片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/11(土) 15:51:12
安倍の政策の何たるかを知らないけれども。

http://www.mass.jp/abe/abe-kouenkai.html

安倍晋三応援スレッド
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/giin/1101504094/

546 無党派さん 2005/06/11(土) 15:10:50 ID:OPgNe/9b
安倍チャンが早稲田でネラー宣言したって聞いたけどホント?

89 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2005/06/11(土) 01:41:57 ID:fNmOS0UY
16 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2005/06/11(土) 01:17:09 ID:GkZBnmwU
ワロスwwwwwwwwwwwww
オレでさえキャンプデービットに行ったことあるのに


>>16
誰だお前はw

早稲田でねらー宣言した安倍晋三か?

159片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/11(土) 18:00:13
そういう表明しないという結論は悪くないと思うが、首相の言ってることは意味がよくわからないな。

「A級戦犯以外を参拝」 靖国問題で政府が表明検討、首相反対で立ち消え  2005/06/11 09:04
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050611&amp;j=0023&amp;k=200506110095

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題をめぐり、政府内で今年の参拝に備えて、首相が「A級戦犯以外を参拝した」と表明することを一時検討していたことが十日、分かった。A級戦犯を参拝対象から外すことを強調して、中国側の理解を得ることを狙ったものだが、首相の反対で立ち消えになった。

 検討は昨年後半、官邸を中心に行われた。政府高官が参拝対象からA級戦犯を除いたとする発言案を文書にまとめて提示。

 首相は「(A級戦犯とそれ以外を)区別して参拝してはいない。平和を祈念しているだけだ」と述べて、取り合わなかった。

 当時、与党内からも同様の案が首相に寄せられたが、首相は応じなかったという。

 見送りの背景には、参拝に合わせてA級戦犯除外発言をしても「中国がB・C級戦犯問題も取り上げるなどハードルをあげる可能性がある」(政府筋)との見方があり、問題の根本的解決には結びつかないと判断したとみられる。

160片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/11(土) 18:02:45
>>156
こっちのまとめ方なら意味がわかるな。
ただ公務っていう縛りが難しいところだけど。
宗教性に言及しているのはよい。

戦没者に限らぬ追悼施設新設を 武部幹事長  2005/06/11 09:04
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050611&amp;j=0023&amp;k=200506110100

 自民党の武部勤幹事長は十日、札幌市内のホテルで講演し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に関連して、イラクでの日本人外交官殺害事件などを例に挙げ「戦没者という概念に入らない問題も出てきている。しかも宗教もたくさんあり、一つではない」との認識を示し、外国で殉職した日本人を「慰霊する墓地」のような国立追悼施設を新設すべきだとの考えを示した。

 首相の靖国参拝については「今年もご自身の考えに基づいて参拝するのではないか」との見通しを示した。

161片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/11(土) 18:03:51
郵政特別委、法案採決は都議選後 与党が先送りの方針  2005/06/11 09:02
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050611&amp;j=0023&amp;k=200506110097

 与党は十日、郵政民営化関連法案について衆院郵政民営化特別委員会の採決を七月三日投開票の東京都議選以降に先送りする方針を固めた。自民党内の反対派を取り込むための法案修正協議のメドが立たず、採決に伴う国会の混乱で都議選に影響を及ぼすべきではないと判断した。

 自民党幹部は十日、特別委での法案採決の前提となる公聴会について「都議選の間にやればいい」と述べ、採決は都議選以降になるとの見通しを明らかにした。

 公明党の東順治国対委員長は同日、特別委の二階俊博委員長に採決を都議選以降に先送りするよう要求。都議選を国政選挙並みに重視する公明党は、法案採決に伴う国会混乱を回避すべきだと主張しており、自民党もこれに応じた。

 一方、自民党の中川秀直国対委員長は国会内で片山虎之助参院幹事長と会談し、十九日に会期末を迎える国会延長について、十七日の衆院本会議での議決を目指す方針を確認。片山氏は「八月のお盆前までには(法案を)成立させるのが一番いい」と述べ、延長幅を五十日程度にするよう求めた。

 ただ、衆院通過を都議選後に先延ばしする一方で、延長幅を五十日程度に抑え込むには、法案修正による自民党内の反対派取り込みが必要となる。党内からは修正協議と参院審議の時間を確保するため、会期を七十日以上延長する案も浮上しており、大詰めの調整が続いている。

162片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/11(土) 19:10:56
「16日に会期延長幅決定」首相、中川氏の意見を了承
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050611-00000211-yom-pol

 小泉首相は11日、都内のホテルで森前首相、自民党の中川秀直国会対策委員長と会談し、郵政民営化関連法案の国会審議の進め方などについて意見交換した。中川氏は、「16日に自民、公明両党が幹事長・国会対策委員長会談を開き、19日に会期末を迎える通常国会の会期延長幅を決定する」との考えを示し、首相も了承した。与党は同法案の衆院通過時期について、7月3日投開票される東京都議会議員選挙後にする方向で調整しており、こうした日程を検討しながら会期幅を決める方針だ。

 一方、14日にロシアでプーチン大統領と会談する森氏に対し、首相は「(日露)双方がいい時期に(大統領に日本に)来てもらい、話をしたい」と述べた。
(読売新聞) - 6月11日18時59分更新

163片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/11(土) 19:13:53
保守回帰っていうよりも別の保守じゃないかと思うけど。仮に保守だとすれば。むしろ新しいラディカリズムかもしれんとも思うが。

大村氏、意欲示す/自民党県連新会長内定
http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=11814

「無党派層への支持拡大」
  自民党県連の新会長に内定した大村秀章衆院議員(45)=愛知13区=は9日、県庁での会見で、これまでの県連運営について「無党派へのアピールが足りなかった」と述べ、任期の2年間に若い層中心に無党派への支持拡大に力を注ぐ考えを示した。

  県連会長を選ぶ選挙は6〜8日に立候補を受け付けたが、大村氏のほかに候補者はなかった。25日の県連大会で承認され、正式に就任する。

  この2年の間には知事選や統一地方選、参院選があり、衆院選も予想される。愛知は衆院15小選挙区のうち10選挙区を民主党が占める「民主王国」。大村氏はこれまでも、県連選対委員長として衆院選の候補者選びに公募方式を導入するなどの改革を進めてきた。

  これについては、「選挙への対応が一番大事。開かれた形で候補者を発掘する公募制度は続けたい。また、選挙で支持が得られるような施策やアピールの仕方を考えなければならない」と述べた。シンポジウムやイベントの開催、インターネットの活用などを通じて無党派層に支持を広げる考えを示した。

  その見通しについては、「世論調査などでは一定の支持がある。それを確実に票にすることだ。20代ぐらいの若い層には保守回帰の現象も見られる。その人たちをきちんと引きつけたい」と話した。

  一方、党の「顔」となる総裁に関し、来年9月に任期満了を迎える小泉純一郎首相の後任については、名は挙げなかったが、「私たちは党の世代交代を求めてきた。複数の人が名乗りを上げ、切磋琢磨(せっさたくま)し、自由闊達(かったつ)に議論して、党の活力をアピールすることが何より大切だ」と話した。

  大村氏は、倉知俊彦県議に代わって1年半ぶりに国会議員が会長に就任することには、「倉知会長を除けば、国会議員が務めてきた。国政を担う者が県連の責任も担わせていただき、国会、県議会、市町村議会議員が総力を発揮できる仕組みを作らなければならない」と話した。
(6/10愛知各版共通)

164片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/11(土) 21:40:24
現実的だろう。これが基本かな。

郵政法案:修正なら総務会にかけ党議拘束を 久間総務会長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050612k0000m010031000c.html

 自民党の久間章生総務会長は11日、三重県四日市市で講演し、郵政民営化関連6法案の扱いに関し「国会が延長されると、法案修正の話が出る。そのときはもう1回総務会にかけ、『いいですね』と確認し合いながら国会に臨むのが自民党の姿だ」と述べた。修正の了承手続きに際して党議拘束を明確にし、採決での造反を抑え込む考えを示したものだ。
毎日新聞 2005年6月11日 19時24分

165片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/12(日) 21:44:43
「民営化賛成上回れる」 西川氏が支援議連で見解
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/050612/news_6.html

 内閣府副大臣で郵政民営化担当の西川公也衆院議員は十一日、宇都宮市内で開かれた支援議員連盟役員会で国政の動きを報告。焦点の郵政民営化法案について「私は賛成が野党の数を大幅に上回ることができると見ている」と、否決回避の見通しが立ちつつあることを明らかにした。
 会期延長と衆院での法案採決については「常識的には会期延長とは切り離す。会期延長できないと元も子もない」としながらも、「野党は間違いなく都議選が終わるまで寝る(審議拒否)。どうせ寝るなら、衆院での採決を通した方がいいという話もある。水曜(十五日)前後に決めると思う」と示唆。しかし数字の読み方次第で同日の採決もありうるとの認識を示した。

 足利銀行の受け皿問題では「不良債権比率を今期中に八%に下げようとしているが、八%台が見えて来た段階で次の経営形態が決まると見ている」と言及。その経営形態は「栃木銀行との二行態勢の方がいいと思う。生きるも死ぬも県経済と一緒というよりは、ある程度、競争が働いて県民サービスをやってもらった方が発展性がある」と、足銀単独再生を主張した。

166片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/12(日) 21:48:12
週明け国会、「会期延長で」攻防  2005/06/12 08:20
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050612&amp;j=0023&amp;k=200506120456

 国会は会期末を十九日に控え、週明けから会期延長をめぐる与野党攻防が激化する。政府・与党は十七日にも衆院本会議で延長の議決を行いたい考えだが、郵政民営化関連法案に反対する野党側は延長に反対し、徹底抗戦する構えだ。

 延長幅は八月上旬までの約五十日間を軸に調整中だが、自民党内には八月末までの七十日間程度を確保すべきだとの声もある。同党の中川秀直国対委員長は十一日、小泉純一郎首相と会談し、十六日に与党内で具体的な延長幅を調整する考えを伝えた。与党は同日中に会期延長を野党側に正式提案する方針。ただ、延長には自民党の郵政民営化反対派も批判的で、調整に手間取った場合は、議決が十八日にずれ込み、国会が緊迫する可能性もある。

 一方、自民党は、与謝野馨政調会長、片山虎之助参院幹事長らを中心に民営化法案の修正に向けた調整を進める。首相は修正に応じない方針をくり返し表明、党内では採決時の造反を最少に抑えるための修正は既定路線とされるため、党執行部は首相の真意を測りかねている。

 首相は、三年前の郵政公社法の審議でも「無修正」にこだわったが、最終的には修正に応じた経緯がある。

 今回も国会答弁や付帯決議で反対派の意向をくむ「事実上の修正」までは否定しておらず、首相周辺は譲歩の余地が残っていることを示唆している。

167片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/12(日) 21:48:39
郵政法案修正を示唆 公明党の桝屋敬悟氏  2005/06/12 13:17
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050612&amp;j=0023&amp;k=200506120511

 衆院郵政民営化特別委員会の公明党理事の桝屋敬悟氏は12日のNHK討論番組で、郵政民営化関連法案について「国会審議でさまざまな知恵が出て与野党含めて修正した方がいいという判断があればやぶさかではない」と述べ、法案修正もあり得るとの認識を示した。

 一方、自民党筆頭理事の山崎拓氏は「修正は考えていない」と重ねて強調。自民党内の修正要求に対しては「合理性のある議論であれば、政省令の範囲内で措置できるものはたくさんある」と述べた。

 山崎氏は法案が否決された場合の衆院解散の可能性について「100パーセントだというわたしの推量は変わっていない」と強調。参院で否決された場合でも小泉純一郎首相は解散するとの見方を示した。

168片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/12(日) 23:52:18
ちうわけで、国会は通るのよ。基本的に。

国会延長ヤマ場は18、19日 綿貫氏が後援会で (北日本6/12)

 県西部の市町村議員らでつくる綿貫民輔前衆院議長の後援組織「民友会」の総会が十一日、高岡市の高岡商工ビルで開かれた。綿貫氏は郵政民営化に関し「いま白旗を掲げることはできない」と述べ、反対の立場を強調。今月十八、十九日が国会の会期延長をめぐるヤマ場になるという見通しを示した。

 綿貫氏は小泉首相が今国会で郵政民営化法案を「必ず成立させる」と公言していることに対し、「議会がおそろかにされており、政治のあり方の問題がある」と指摘。「賛成と反対があるが、よく話して円満にやれば国会を通るはず」と述べ、議会ルールに基づいた十分な議論が必要との認識を示した。

 総会では、南砺市や砺波市の合併による議員定数減で、一時は百九十人いた会員が百十八人になったことが報告された。

169片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/14(火) 00:24:08
郵政法案:国会延長で政府与党と自民反対派、野党が神経戦
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050614k0000m010083000c.html

 郵政民営化関連6法案をめぐる国会審議は、19日に会期末を迎える通常国会の会期延長に向け、政府・与党執行部と自民党反対派、野党が神経戦を展開している。野党と自民党の民営化反対派が連携して会期延長を阻止すれば、法案が審議未了・廃案となり政局が大混乱する可能性もあるからだ。反対派は「勝負は法案採決時」とみて現時点で延長阻止に動く気配はないが、自民党執行部は造反者への処分をちらつかせるなど、けん制に余念がない。【西田進一郎、平元英治】

 自民党の青木幹雄参院議員会長は13日、公明党の草川昭三参院議員会長と国会内で会談し、同法案について東京都議選(7月3日投開票)直後の同月5日に衆院を通過させ、11日から参院での審議に入るべきだとの認識で一致した。

 参院側の狙いは、小泉純一郎首相が7月6日からの主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)に出席する前に衆院を通過させ、会期を8月上旬までの50日程度に抑えること。自民党参院幹部は13日、「長ければつらくなるだけだ」と語り、反対派の増加など不確定要素が生まれることを懸念した。

 執行部は17日の衆院本会議で会期延長を議決する方針。法案の修正を延長後に先送りしたため、会期延長の議決が法案の採決より先になる変則的な日程。延長が阻止されれば、法案も審議未了で廃案となりかねない。

 反対派の中には「郵政法案だけのために会期を延長するなら絶対反対だ」(閣僚経験者)との声もある。反対派でつくる「郵政事業懇話会」(綿貫民輔会長)の1日の拡大役員会では、出席者から「いったん国会を閉じて仕切り直すべきだ」などの延長反対論が出た。

 こうした空気を受け、民主党の中井洽副代表(衆院郵政特別委員会筆頭理事)は12日のNHKの番組で「(自民党には)延長に反対の議員がかなりいると見受けられる。動きを興味深く見つめている」と、反対派の動きに期待感を示した。

 こうした動きに執行部は神経をとがらせる。自民党国対幹部は13日、「(延長に)反対すれば離党勧告。正当な理由のない欠席には党の役職停止処分を下す」と語気を強め、延長阻止問題での反対派と野党の動きを強くけん制した。

 ただ、現段階で反対派が野党と連携する可能性は低い。反対派の1人は「他にも法案が残っているのに会期延長というのは分かりにくい」と語った。別の幹部も「倒閣運動ではない。野党と一緒になってということはない」と、延長阻止には否定的な考えを示す。反対派は法案修正の行方を見定めた上で最終的な態度を決める考えで、攻防は都議選直後まで先送りされそうな気配だ。
毎日新聞 2005年6月13日 21時04分

170片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/15(水) 01:32:43
対立回避へ努力続く。

首相、郵政法修正容認も 会期延長幅で詰め
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000225-kyodo-pol

 政府、与党は14日、今国会会期の延長幅をめぐり詰めの調整に入るとともに、郵政民営化関連法案の修正問題について折衝を本格化させた。小泉純一郎首相は同日午後、自民党の武部勤幹事長、中川秀直国対委員長と首相官邸で相次いで会談し「法案修正は考えていない。ただし、国会運営だからすべて任せる」と強調した。
 延長国会での審議を踏まえ、党執行部が法案成立のため必要と判断すれば、法案修正を容認せざるを得ないとの認識を示したものとみられる。
 一方、自民党の郵政族議員でつくる郵政事業懇話会(会長・綿貫民輔前衆院議長)は14日午後の役員会で、会期延長に反対しないことで一致した。
(共同通信) - 6月14日20時28分更新

結束優先で衝突を回避 反対派が会期延長容認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000211-kyodo-pol

 自民党郵政族でつくる郵政事業懇話会(会長・綿貫民輔前衆院議長)は14日の役員会で、19日が会期末となる今国会の会期延長を容認することを決めた。
 当初は郵政民営化関連法案の成立阻止に向けて会期延長への反対論も浮上していたが、「(ほかの未成立の)重要法案もあり、延長に反対する理由はない」(綿貫会長)と判断した。延長にまで反対すれば「多くの脱落者が出るのは必至」(ベテラン議員)とみられていただけに、当面の結束維持を優先させる観点から延長問題での執行部との「衝突」は見送った格好だ。
(共同通信) - 6月14日20時6分更新

172片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/15(水) 02:23:40
内部で批判受けてそうである。
それでもあえて遺族会を笠に着て発言したかったわけで。背水の陣かな。

古賀誠氏:「靖国発言は私見」遺族会幹部会で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050615k0000m010152000c.html

 自民党の古賀誠元幹事長(日本遺族会会長)は14日、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に絡んで11日の遺族会幹部会で「近隣諸国への配慮が必要」などと発言したことについて「私見として述べた」と記者団に語った。遺族会全体としての見解ではなく、古賀氏自身の考えであることを強調したものだ。
毎日新聞 2005年6月15日 1時37分

173片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/15(水) 02:27:55
郵便局長夫人がデモ行進 民営化反対訴え3千人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000165-kyodo-pol

 郵政民営化関連法案が国会で議論される中、特定郵便局長の妻で組織する全国特定郵便局長夫人会の約3000人が14日、都内で民営化反対を訴えるデモ行進を行った。
 コースは日比谷公園から国会までの約1キロメートルで、参加者は「郵政民営化、反対」と何度も声を張り上げた。行進に先立ち、あいさつした自民党の野田聖子元郵政相は「何のための、誰のための民営化なのか、政府から答えがないまま今日に至っている。安全で確実で優しい郵便局であり続けてもらいたいとの思いでたたかっている」と訴えた。
(共同通信) - 6月14日18時13分更新

「男より女性が一生懸命」 郵便局長夫人デモで首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000192-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は14日夕、全国特定郵便局長夫人会の約3000人が国会周辺をデモ行進し、郵政民営化反対を訴えたことについて「相変わらず反対が強いね。こういうデモは珍しい。男より女性の方がみんな一生懸命やってくれるからね」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。
 首相は「敵も味方」と述べ、今後も理解を求めていく考えを強調。自民党の郵政事業懇話会の綿貫民輔前衆院議長らに夫人会が民営化反対を求める請願書を提出したことに関連し「選挙で応援してもらっているから、むげには断れないんだろう」と述べた。
(共同通信) - 6月14日19時6分更新

174片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/15(水) 02:32:04
似たようなものという気もするが。

国会:自民執行部、延長幅に苦慮「50日」「70日」で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050615k0000m010074000c.html

 19日で切れる今国会の会期幅をめぐって自民党執行部が苦慮している。郵政民営化関連6法案に対する党内反対派を説得するための法案修正が現段階で展望できず、成立までのシナリオを描き切れないためだ。執行部内では、8月いっぱいまでの「70日程度」を確保して万全を期したい衆院側と、「長引けば逆に反対派が増える」とお盆前の「50日程度」を主張する参院側が対立する構図も生まれている。

 「子供の遊びじゃない。勝負なんだ。長く延ばせばいいというものではない」。会期延長幅について自民党参院幹部は強い口調で語った。衆院側から「50日の延長では危うい」などの声が上がり始めたからだ。

 衆院側が、より長期の延長幅を考えるのは、郵政法案の修正見通しが立っていない現状を踏まえたもの。参院の片山虎之助幹事長は14日の記者会見で「法案を修正すれば皆が安心する。その安心を与えることが法案が通りやすい環境を作るということだ」と改めて修正を求めたが、その直後に小泉純一郎首相は「修正は考えていない」といっしゅう。修正に至る道筋が見えていない。

 党執行部は、(1)会期延長後、7月3日投開票の東京都議選までに修正を終える(2)修正案を総務会に諮り、党議拘束をかけたうえで遅くても7月中旬までに衆院を通過させる−−との日程を想定している。

 だが、反対派が多い参院が納得するような修正にならず、参院で再修正する事態になれば、衆院での再議決が必要となり余分に時間がかかる。さらに衆院での採決で混乱すれば、参院の審議入りがずれ込む可能性もあるため、衆院の国会対策幹部は「8月上旬までの延長(50日程度)で本当に十分かよく考えなければならない」(国会対策委員会幹部)と語る。

 これに対して片山氏は「修正は手間からいって2回できない。衆院で1回やるということだ。その分、参院の審議時間が少なくなっても仕方ない」と述べ、7月中旬から参院での審議に入っても盆前の可決・成立は可能と強調している。むしろ「お盆をまたぐと、地元に帰って(民営化反対の)陳情を受けるから、賛成しづらくなる」(幹部)というのが本音とみられ、8月末までを想定した70日程度の延長に強く反発している。

 与党は16日の幹事長・国対委員長会談で会期延長幅を決める方針だ。ただ、法案修正の見通しが不十分な中で決断せざるを得ないだけに、「50日」「70日」のいずれを選択しても、大きなかけになるとみられる。【三岡昭博】
毎日新聞 2005年6月14日 20時51分

175片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/15(水) 02:32:57
自民シンクタンク:安倍氏主導をベテラン警戒、調整難航
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050615k0000m010056000c.html

 自民党が進めている党直属のシンクタンク創設構想が難航している。構想は官僚依存型の政策立案システムを改め、政党独自の政策立案能力を高めることを目的にしていたが、「ポスト小泉」の有力候補である安倍晋三幹事長代理が主導していたため、ベテラン議員から慎重論が続出した。

 安倍氏は昨年末にシンクタンク構想を提唱。先月30日の役員会で、安倍氏はシンクタンクの運営資金集めを目的としたパーティーの開催を提案したが、青木幹雄参院議員会長や片山虎之助参院幹事長が難色を示し、結論は出なかった。

 片山氏は翌日の記者会見で「人を抱え込む固定的なもの(組織)はだめ。ネットワーク型の外注の方が長持ちする」と述べ、党直属のシンクタンク構想に疑問を投げかけた。背景には、党政務調査会など既存組織との「すみ分け」が不透明なことがある。党幹部の一人は「シンクタンクと既存組織との役割分担が議論されておらず、拙速だ」と不満を示している。さらに、安倍氏が主導する党改革に対するベテラン議員の警戒感が加わる。青木氏は「一部のグループだけで進める話ではない。党全体の意見も聞くべきだ」と周辺に語っている。【中西拓司】
毎日新聞 2005年6月14日 20時02分

176片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/16(木) 02:38:04
なにを考えるんだよw

自民党:武部幹事長の「女性枠」導入発言、党内に波紋呼ぶ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050616k0000m010076000c.html

 自民党の武部勤幹事長が次期国政選挙から、候補者の約1割程度を女性とする「女性枠」の導入を打ち出し、党内に波紋を呼んでいる。武部氏は「女性の考えを政治に反映させるためには、女性の政治家を増やしていかなければ」と語るが、郵政民営化関連6法案の衆院での採決を前に「反対派の切り崩し工作に使われるのでは」との見方も出ている。

 武部氏は14日夜、民営化反対派が多い亀井派に所属し、自身も反対派の西川京子衆院議員と会食し、「女性枠というものもあるから考えてみよう」と話しかけた。西川氏も「よろしくお願いします」と応じた。会食には衆院郵政特別委員長の二階俊博総務局長も同席した。

 武部氏は3日にも、東京都内で開かれた看護師の政治団体「日本看護連盟」の総会で「女性枠」構想を語った。壇上には同じ亀井派で、環境政務官ながら反対派の会合に出席を続ける能勢和子衆院議員がいた。

 両氏に共通するのは、ともに比例代表で当選したこと。党の内規では比例単独候補の連続立候補を「2回まで」と定めている。このため西川氏は、衆院熊本1区からの立候補を目指し4月に熊本県連が実施した候補者公募に応募したが、選に漏れた経緯がある。亀井派内では「反対派が賛成になびきやすいように地ならしをしている」(若手)と、女性枠の「乱用」を警戒する声が出ている。【山下修毅】
毎日新聞 2005年6月15日 20時15分

177片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/18(土) 01:07:37
自民議員「酒気帯び」で会期延長議決遅れる・衆院本会議
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050617AT1E1701I17062005.html

 17日夜の衆院本会議に、数人の自民党議員が「酒気帯び」で出席したことに野党が反発、会期延長の議決が予定よりも30分ほど遅れた。

 本会議は午後5時に休憩に入り、午後9時前に再開。議決反対の討論に立った社民党の阿部知子氏が赤ら顔の議員を見とがめ、「即刻、退場すべきだ。『酒気帯び国会』を延長する必要はない」と声を張り上げた。

 これを聞いた自民党の秋葉賢也氏は議場閉鎖中にもかかわらず退場。場内はさらに騒然とした。

 河野洋平議長が投票を呼びかけたが、野党はしばらく応じず、一時は徹夜かとの憶測も飛び交った。

 民主党の岡田克也代表は本会議後の党代議士会で「小泉純一郎首相と森喜朗前首相も赤い顔をして投票していた。いかにいいかげんな国会か分かる」と批判した。 (23:41)

178片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/18(土) 17:34:36
>>172
ほんとに非難轟轟でやんの。遺族会の性質上、古賀さんの方向性は無理だろ。原爆作った人らの話みたいなもんで。

首相の靖国参拝の継続求める 日本遺族会が確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000237-kyodo-pol

 日本遺族会(会長・古賀誠元自民党幹事長)は17日午後、都内で地方の支部長会議を開き、小泉純一郎首相の靖国神社参拝継続を求める考えに変わりないとの方針を確認した。
 首相の靖国参拝をめぐり、近隣諸国への配慮を要請した11日の古賀氏ら幹部会の見解が、会員らの誤解を招いているとして、会議を招集した。席上、古賀氏が会長辞任を示唆する場面もあったが、参拝に当たって「近隣諸国との友好親善に努力する」という同氏の考え方は了承された。
 関係者によると、古賀氏は会議で「『近隣諸国に配慮』は私の信念だ。受け入れられないというのであれば、身の処し方を考える」と表明。この発言を受け議論した結果、「首相の靖国神社参拝定着を求める遺族会の方針は変わらず、そのために近隣諸国との友好親善に努力する」ことで合意した。
(共同通信) - 6月17日19時52分更新

179片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/19(日) 14:14:40
郵政造反議員は非公認も 「覚悟を決めろ」と武部氏  2005/06/19 13:34
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050619&amp;j=0030&amp;k=200506192491

 自民党の武部勤幹事長は19日のテレビ朝日とNHK番組で、郵政民営化関連法案に反対する自民党議員について「反対の仕方によるが、覚悟を決めてやってもらわなくてはならない」と述べ、解散総選挙になった場合、採決で造反した議員は公認しない可能性を示唆した。

 法案修正については「不明な点は政省令とか国会答弁(で明らかにする)。さらにということが大詰めの議論の中であれば、国会の権能として修正論議はあり得る。自民党は最後にはいい知恵が出てくる」と指摘。また「党議拘束はかかっているが、確認してほしいという声もある。(党内で出てきた)知恵を了承する、確認するということだ」と述べ、何らかの修正があれば総務会で党議拘束を確認する考えを示した。

180片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/19(日) 14:38:38
来年秋の自民総裁選挙 藤井氏が出馬意欲
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20050619/mng_____sei_____001.shtml

 自民党の藤井孝男元運輸相(岐阜4区)は十八日、名古屋市内で講演し「党総裁選に向けて最大限努力する」と述べ、来年秋に行われる総裁選への再出馬に意欲を見せた。

 藤井氏は、焦点になっている郵政民営化関連法案について「郵政三事業の公社化後を検証もせず、民営化を強引に閣議決定する手法は賛成できない。郵政三事業は地域のコミュニティーとしても確立しており、国際化や規制緩和だといって片づけていいのか」と、あらためて郵政民営化に反対を表明した。

 その上で、総裁選に触れ「日々努力し、皆さまのご支援もないと候補者になれない。総裁候補になった体験を生かし、次に向けて前進したい」と述べた。地元財界関係者からは「中部地方から国を担う英傑の誕生を望んでいる」などのエールが飛んだ。

 藤井氏は、小泉純一郎首相ら四人が争った二〇〇三年九月の総裁選で三位となった。小泉首相は十五日の衆院郵政民営化特別委員会で、「来年九月の総裁任期が来れば首相を辞めたい」と明言している。

181片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/19(日) 15:41:34
NPO・NGO活動で意見交換 自民が長野で 
http://www.shinmai.co.jp/news/20050619/KT050618ATI090008000022.htm

 自民党は18日、NPO(民間非営利団体)やNGO(非政府組織)の活動をテーマにしたタウンミーティングを長野市で開いた。NPO関係者ら約100人が参加し、国会議員らと意見交換した。

 党非営利組織に関する特別委員長の加藤紘一元幹事長は基調講演で、「公共的な仕事はすべて行政がやるとの考えは捨てるべきだ。党が目指す小さな政府ではNPO活動が重要で、支援に力を入れる」と話した。

 パネル討論で「21世紀ボランティア研究センター」(長野市)の丸田藤子代表らは、資金集めがNPO最大の課題だと指摘。コーディネーターの小坂憲次衆院議員(長野1区)は「納税者が納税先の自治体を選べる制度のように、ボランティアへの資金の流れもいろいろあるべきだ」と述べた。

182片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/19(日) 16:23:46
国立追悼施設の建設検討 与党、対中韓関係改善に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050619-00000069-kyodo-pol

 自民、公明両党は19日、小泉純一郎首相の靖国神社参拝などで冷え込んだ日中、日韓関係改善のため、事実上棚上げされている無宗教の国立戦没者追悼施設の建設に向けた検討に入った。
 同日のテレビ朝日番組で、公明党の冬柴鉄三幹事長が「(来年度予算で建設)調査費を計上すればいい」と発言、これに自民党の武部勤幹事長が「いいですね」と賛意を示した。
 20日にソウルで予定される小泉首相と盧武鉉・韓国大統領の首脳会談では、韓国側が追悼施設建設の検討を促すとみられる。小泉首相は17日、靖国神社に代わる施設ではないと指摘する一方で「そういう話が出れば、わだかまりなく追悼できるような施設を検討してもいいかな」と述べており、具体化に向けて動きだす可能性がある。
(共同通信) - 6月19日16時20分更新

183片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/19(日) 16:42:06
旧宏池会勢力の連携訴え 「ポスト小泉」で古賀氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050619-00000071-kyodo-pol

 自民党の古賀誠元幹事長は19日午後、北海道釧路市で講演し、堀内派、小里派、旧河野グループに3分裂した旧宏池会勢力について「大同団結して1つに収まれと言っているのではないが、原点に返って、壁を乗り越え、大局に立って小泉政権に真っ正面からぶつかっていくタイムリミットがそろそろ来ている」と述べた。
 「ポスト小泉」選びを視野に、3派が連携を強める必要性を指摘したとみられる。
 また郵政民営化関連法案の見通しについて「中身の修正によるが、党執行部や内閣が考えるほど簡単なものではない。採決は決して予断を許さない」と指摘。古賀氏自身の投票行動については「政治家としての一つの集大成とも思うが、真剣に本会議での採決に臨まないといけない」と明言を避けた。
(共同通信) - 6月19日16時27分更新

184片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/19(日) 16:51:16
◆ 党員拡大を強化 自民党高岡市連総会 (北日本6/19)

 自民党高岡市連合支部の総会は十八日、高岡商工ビルで開かれた。市内の地域支部党員が昨年度二千人を割り込んだことが報告され、七、八月を強化月間として党員拡大に取り組むことを決めた。橘康太郎衆院議員を常任顧問とすることを承認した。
 役員改選では横田安弘支部長(県議)磨伊義広幹事長(市議)盤若進二政調会長(同)を再任。総務会長に二上桂介氏(同)、組織委員長に向栄一朗氏(同)を新たに選任した。横田支部長が「市町村合併の影響で地方議員が減った。党員も減少している」と述べ、磨伊幹事長が、平成三年度に二千七百十八人いた市内の地域支部党員が十五年度は二千十人、昨年度は千七百八十四人になったことを報告した。
 本年度の重点課題として、北陸新幹線富山以西の早期完成、総合斎場や高岡地区広域圏ごみ処理施設の早期建設など約九十項目を掲げた。福岡町との合併で十一月にも予定される市長選と市議選に、党公認・推薦候補者の必勝を目指す特別決議を承認した。

◆ 「郵政民営化は解決」 森前首相、砺波で講演

 森喜朗前首相は十八日、砺波市三島町のニチマ倶楽部ザ・ホールで講演し、郵政民営化に関して「小泉純一郎首相と(郵政民営化反対を訴えている)綿貫民輔氏が早くから会っていれば、ここまでにならなかった。二人で話をつければ解決する」との考えを示した。
 森氏は、綿貫氏と小泉首相の仲が「今もいいはずだ」とし「綿貫氏がいかんとしているのは、党を無視した小泉首相の政治手法だ」と述べた。
 国際問題について「国内で対立している中東やアフリカの国では、テロに気を付けなければならない。医療、福祉、衛生、食糧問題を解決するのが、先進国の務めだ」としたほか、内政の課題、教育問題など幅広く話した。
 森氏は砺波市選出の県議、米原蕃氏の後援会総会で講演した。
 富山市の富山電気ビルでも、森前首相の県内後援組織、春風会(八嶋健三代表世話人)と富山青朗会(小林紀男代表世話人)による講演会が開かれた。

185片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/19(日) 16:54:21
どういう修正をするかっていう段階に入ってる。条件闘争を有利に運ぶために攻勢へ。また。小泉首相が強硬姿勢を崩さなかったときのための保険にも。

郵政法案の反対議員は推薦しない、公明党冬柴幹事長
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20050619/20050619-00000015-ann-pol.html

 公明党の冬柴幹事長は19日、テレビ朝日の番組に出演し、郵政法案が廃案になり、解散総選挙になった場合、法案に反対した議員は推薦しない考えを示しました。
 冬柴氏は「まず自民党が公認するかどうかが一つのフィルターだ。そのうえで、我々が我々の仕切りに照らして、そのなかで推したらいいか、我々独自に判断する。その際にはメルクマールとして、そういうこと(郵政法案への対応について)も考えるかもしれない」と述べ、法案に反対した議員には次の総選挙で推薦を出さない考えを示し、自民党の反対派をけん制しました。さらに、自民党の武部幹事長も「反対するなら覚悟を決めてもらいたい」と述べ、公認を出さない可能性を示唆しました。また、法案の修正について、冬柴氏は「政府案は与党内で十分議論したものだ」と述べ、修正は不要という認識を示しました。

186片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/20(月) 02:58:18
けっこう集まったな。

人権擁護法案、2000人反対 都内で集会、平沼元経産相ら出席
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050620-00000017-san-soci

 政府が今国会に提出を予定している人権擁護法案に反対する市民集会が十九日、東京都内で開かれた。集会には法案に反対する自民党議員でつくる「真の人権擁護を考える懇談会」の会長、平沼赳夫元経産相らが出席し、現行法案の国会提出に反対する考えを改めて強調した。
 平沼氏は「法案の問題点が改められなければ承認できない」として、「人権侵害」の定義のあいまいさや、救済機関となる人権委員会の権限が強すぎる点、人権擁護委員に国籍条項がない点−、などの問題点を指摘。「国民のすべてが納得し、国民のすべての人権が擁護されるようにするのが政治家の責任だ」と述べた。
 集会は拉致問題や教育問題を考える有志らが主催したもので、約二千人が参加。東京都日野市の市議会で「人権擁護法案の国会提出に反対する意見書」が採択されたことや、約二百人の法案に反対する地方議員の組織ができていることも報告された。
 法案に関しては、国籍条項がないことなどを問題視する立場から拉致議連や「救う会」などが反対の声明を出している。表現の自由を守る立場から、日本ペンクラブや日本新聞協会、日本民間放送連盟も、反対や見直しを求める声明を出している。
 法案は与党内で賛否が分かれ提出が先送りされていたが、国会の会期延長で再び提出される可能性が出ている。ただ、党執行部が提出を強行すれば、反対派との衝突は避けられず、郵政民営化関連法案の行方をも左右しかねないだけに、ギリギリの駆け引きが続きそうだ。
 党内手続きの一任を受けた与謝野馨政調会長は、反対派の「真の人権擁護を考える懇談会」(平沼赳夫会長)が作成した修正案を突っぱね、法案提出に前向きとされる。武部勤幹事長も法案提出に理解を示しており、党執行部で反対派は安倍晋三幹事長代理だけ。しかし、中堅・若手中心の反対派は「問題の深さは郵政民営化関連法案の比ではない」(古屋圭司衆院議員)と法案提出を阻止する構えだ。
(産経新聞) - 6月20日2時51分更新

187片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/20(月) 03:44:21
けっきょく、ここに集約されてそう。

郵政法案:「小幅修正」前提の綱引きが延長国会で展開
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050618k0000m010092000c.html

 通常国会は17日、8月13日まで55日間の会期延長が決まり、郵政民営化関連法案をめぐる攻防の焦点は修正をめぐる自民党内の水面下の調整に移る。実際には大幅修正に小泉純一郎首相が応じる余地は小さく、無修正では反対派の同調が得られないため、小幅修正を前提に綱引きが展開される見通しだ。党執行部は法案修正と、法案賛成への党議拘束のセットで反対派の切り崩しを進め、7月中旬までに衆院を通過させるスケジュールを描く。ただ、反対派の綿貫民輔前衆院議長や亀井静香元政調会長らが会期延長の議決も欠席したことは改めて対立の根深さを印象づけた。

 「反対する人がどうしても同調できない時は、多数決で決めるのがルールだ」

 17日の党総務会で、久間章生総務会長は修正後に党議拘束をかける際、多数決で了承を取り付ける可能性に言及した。「全会一致」が慣例の総務会での多数決にあえて触れたのは、反対派の理解を得られないまま本会議採決に突入することへの危機感の表れだった。

 反対派でつくる「郵政事業懇話会」の7日の総会に出席した議員は衆院79人、参院29人の計108人で、法案否決に必要な衆院46人、参院18人を大きく上回っている。ただ、反対派には「修正して党議拘束がかかれば賛成」(若手)という「条件闘争派」もおり、党執行部は小幅修正と党議拘束で「賛成の口実を与える」(幹部)という戦略を描く。

 ただ、問題は「小幅」の中身にある。党執行部からは「何を修正するか人によって言うことが違う。首相にうんと言わせるのは難しい」との嘆きが漏れる。

 たとえば、反対派の多くが簡単に賛成に回る場合、道路公団改革などに続き、「首相が『改革の本丸』でも抵抗勢力と妥協した」との印象を与えかねない。一方で首相サイドの意向が重視されすぎると、「無修正に近い小幅」という結果になり、反発を強めた反対派の造反によって法案が否決され、衆院解散・総選挙という不測の事態に突入する可能性も否定できない。このため、7月3日の東京都議選直前までギリギリの接点を求め、手探りで進むことになりそう。衆院本会議での採決直前にまで、調整がもつれこむとの見方も出ている。【尾中香尚里】

 ◇「小幅修正」のポイント

 郵政民営化法案の「小幅修正」のポイントは(1)郵便局の設置基準(2)貯金・保険の全国一律サービス(3)株式の持ち合い−−の3点になるとみられる。それぞれ条文変更や政省令、国会での付帯決議や政府答弁などを絡ませながら、最終的な「修正案」が固まるとみられる。

 同法案は、07年4月に郵政公社を窓口会社、郵便会社、郵貯会社、保険会社に4分社し、民営化する内容。郵便局の設置基準については過疎地への配慮がポイントとなるが、政府は総務省令で対応したい考え。だが、自民党内には「省令では不十分」と法案明記を求める声が強い。

 貯金・保険は、窓口会社との代理店契約の義務付けが17年の完全民営化までである点をどうするかが焦点で、法案で郵便局の業務に貯金・保険を例示し、継続性を担保する案が浮上している。過疎地の金融サービスを維持するための基金の規模について、どこまで増額の可能性に踏み込むかも焦点だ。

 株式持ち合いでは、持ち株会社による貯金・保険両社の株式の完全処分について、反対派が義務規定の削除を求めているが、民営化の根幹にかかわる点であることから調整難航は必至だ。このほか、郵政民営化委員会による民営化状況の検証結果の国会報告を国会承認に変更する案なども出ている。【坂口佳代】
毎日新聞 2005年6月17日 21時04分

188片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/20(月) 04:17:19
はせ日記6/17
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 国会は朝から民主党の出方待ち。午前9時半から、民主党の議員総会。その結果待ち・・・・って、そういうやり方じゃあ、戦略も何もないような気がしないでもない。
 昨日までは、
 「会期延長反対のためにはあらゆる方法で徹底抗戦!」
 「郵政民営化法案廃案! 出しなおせ!」 とか勇ましく言ってたのに、

 「方針決めるのに皆さんの意見伺いますよーーー!」 って議員総会開いてるようじゃあ、執行部の意気込みも????だ。どうも、岡田代表の活躍を快く思わない幹部が多いようだ・・・だから、隠然と足を引っ張るように党内世論がばらばらになるのであろうか・・・!

 執行部が方針を決めてから報告するならまだしも、議員総会で全議員にご機嫌伺いするようなやり方じゃあ、そりゃまとまるものもまとまらんよ、ふんとに! だって、今国会4回目となる「審議拒否」はもう使えないだろうし、竹中大臣などの不信任案を連発したとしても、否決すりゃあそれで終わり。
 まさか、また牛歩したりフィリバスターしたりじゃあ、からかわれるばかり、国民に。 頼みの綱、というか唯一の便りである自民党郵政懇話会メンバーとの連携にしたって不発。連発するであろう不信任案を否決すれば、それは「信任」されたことと同義であり、今後の国会運営では野党は従わざるを得ないことになる。
 いずれにしても、ここで徹底抗戦すれば延長後の国会戦略の弾を使い尽くすことになり、ジ・エンド。さぁ、どうするんだろうか?

189片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/21(火) 01:57:59
錦の御旗を作り出すな!

綿貫氏ら「処分」で苦慮 反対派の硬化に懸念も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050620-00000218-kyodo-pol

 自民党執行部が、今国会の会期延長を決めた17日の衆院本会議採決に欠席した綿貫民輔前衆院議長ら3人の処分問題で苦慮している。民営化反対派の旗頭である綿貫氏らを「厳罰」に処せば、反対派が態度をより硬化させる懸念があるため。執行部内でも郵政民営化関連法案の衆院本会議採決という「本番」を前に「波風を立てない方がいい」との声が漏れている。
 反対派で欠席したのは、ほかに亀井静香元政調会長と野呂田芳成元農相。武部勤幹事長は17日の本会議後、記者団に「無届けの場合はしかるべき対処をしなければならない」と何らかの処分を検討する考えを表明、20日には、副幹事長に対し3人の事情聴取を指示した。
(共同通信) - 6月20日20時14分更新

190片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/22(水) 22:30:45
郵政特別委の審議見送り 政府広報問題で民主反発  2005/06/22 21:20
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050622&amp;j=0023&amp;k=200506223484

 民主党は22日、衆院郵政民営化特別委員会の理事会で、竹中平蔵郵政民営化担当相の秘書官の知人が経営する広告会社が随意契約で政府広報を受注した問題をめぐり、政府が同日提出した資料とこれまでの答弁に食い違いがあると反発、同日の審議は見送られた。

 与野党理事の協議の結果、細田博之官房長官が23日午前の委員会冒頭で食い違いを陳謝、再発防止への努力を表明し正常化することで合意した。

 政府広報の折り込みチラシに関する広告会社からの最終見積書の提出について、政府はこれまで1月12日と答弁していたが、提出資料では2月1日と訂正。民主党は「違法な随意契約を隠ぺいするために国会でうその答弁を繰り返した」と批判した。

191片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/23(木) 15:35:09
国政と宗教活動は峻別したほうがいいと思う。
で、こうやって個人的な行動に口を出すのはどうなのかと。

自民若手50人、靖国参拝支持の勉強会 顧問に安倍氏も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050623-00000005-san-pol

 自民党若手議員が小泉純一郎首相の靖国神社参拝を支持する勉強会を発足させることが二十二日、明らかになった。二十八日に設立総会を開く。ベテランの親中派議員を中心に首相の参拝自粛を求める声が強まっていることを牽制(けんせい)するねらいもありそうだ。
 勉強会の名称は「平和を願い真の国益を考え、靖国参拝を支持する若手議員の会」とし、会長に松下忠洋衆院議員、幹事長に山谷えり子参院議員が就任する予定。参加議員は五十人を超えるとみられ、安倍晋三幹事長代理らの顧問就任も検討されている。
 設立総会では岡崎久彦・元駐タイ大使が首相の靖国神社参拝の歴史的経緯や外交的な意義について講演する。
 その後も月一、二回のペースで勉強会を開いて、靖国神社参拝に関する提言などを行いたい考えだ。
 自民、公明両党のベテラン議員などからの参拝自粛論や、いわゆる「A級戦犯」分祀(ぶんし)論などが相次いでいることに危機感を募らせたことが背景にある。
 これに関連、日本会議国会議員懇談会は二十二日の総会で、小泉首相の靖国参拝継続を支持する決議をまとめた。また、安倍氏も会見で、「国のために殉じた人の冥福を祈るのは当然のことだ」と重ねて支持する考えを示した。
(産経新聞) - 6月23日2時42分更新

192片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/23(木) 15:42:55
都議選前のほうが通りやすいと考えているのかも。

都議選前の衆院通過で調整 郵政法で自民、公明は難色
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000193-kyodo-pol

 自民党は22日、郵政民営化関連法案について7月3日の東京都議選前の衆院通過を目指し公明党と再調整に入った。参院での十分な審議時間を確保するためだが、公明党は法案採決を強行すれば、都議選に影響を与えかねないとして難色を示している。与野党間に加え、与党内でも駆け引きが展開されそうだ。
 自民党は22日夕、武部勤幹事長ら党執行部が衆院での採決日程について協議。出席者によると、中川秀直国対委員長は都議選前に衆院を通過させたいとの考えを示した。
 与党内では、都議選直後に衆院郵政民営化特別委員会と本会議で採決し、参院に送付するのが基本方針。
(共同通信) - 6月22日19時18分更新

193片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/23(木) 19:33:51
石原長男は?

自民党:無派閥の塩崎恭久衆院議員が堀内派入り
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050624k0000m010041000c.html

 自民党堀内派は23日、無派閥の塩崎恭久衆院議員の入会を認めた。これにより堀内派は衆院34人、参院15人の計49人になった。塩崎氏は旧加藤派に所属していたが、00年の「加藤の乱」を機に派閥を離れていた。
毎日新聞 2005年6月23日 18時54分

194片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/23(木) 20:07:30
来週前半にも修正手続き 都議選前に衆院通過方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050623-00000223-kyodo-pol

 自民党執行部は23日、郵政民営化関連法案について7月3日投開票の東京都議選前に衆院を通過させるため、同法案の「修正案」を来週前半にも総務会に諮る方針を固めた。
 これに関連し、自民党首脳は23日、衆院郵政民営化特別委員会で29日にも締めくくり総括質疑と採決を行い、7月1日までの衆院通過を目指す考えを記者団に明らかにした。
 党執行部としては、党の意思決定機関である総務会での了承手続きを経ることで党議拘束を明確化させ、衆院本会議採決での反対派の造反を最小限に抑えたい考え。
 修正に関しては、郵便局(窓口)会社の法定業務として「郵便」だけでなく郵貯銀行、郵便保険会社からの代理店委託業務も明記する案などが有力となっており、与謝野馨政調会長、片山虎之助参院幹事長らが最終調整を急ぐ。
(共同通信) - 6月23日20時6分更新

195片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/23(木) 20:09:26
結局、どういう形で逓信事業が民営化されるのか、よくわからないんだが。。
修正案が出てから何日間かで議決か。しょうがないのかな。
参議院の議決のころにはよくわかっているのかな。

196片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/26(日) 23:59:27
神社じゃなくて国のことを考えてほしいが。

新追悼施設には反対 「靖国寂れる」と中曽根氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050626-00000032-kyodo-pol

 中曽根康弘元首相は26日午前、フジテレビの番組で、靖国神社に代わる無宗教の戦没者追悼施設建設について「前から反対だ。国のために死んでくれた人をおまつりしている靖国神社が寂れることは絶対に避けねばならない」と述べ、反対する考えを強調した。
 小泉純一郎首相の靖国神社参拝については「(今のままなら)国益に反することになる。A級戦犯の分祀(ぶんし)ができないなら休んだ方がいい」と指摘。東京裁判の正当性については「私は認めない。A級戦犯が犯罪人だという考えは毛頭ない」と述べた。
(共同通信) - 6月26日11時6分更新

197片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/27(月) 00:08:17
官邸が粘っているんじゃないか。

窓口業務に貯金・保険明記 27日の総務会見送り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050627-00000000-kyodo-pol

 政府、自民党は26日、郵政民営化関連法案の修正案策定をめぐり最終調整に入り、郵便局(窓口)会社の法定業務に、郵便事業会社からの委託業務に加え、貯金、保険を明記する方向となった。ただ、民営各社の株式持ち合いに関しては、条文化するか付帯決議にとどめるかで折り合いが付かなかった。このため修正案を諮る予定だった27日午後の臨時総務会は中止になった。
 自民党執行部は7月3日の東京都議選前の衆院通過を目指しているが、了承手続きの総務会は公聴会後になる見込みで、採決時期についてぎりぎりの調整が行われる。
 細田博之官房長官や与謝野馨政調会長らが26日、都内のホテルで、衆院郵政民営化特別委員会の山崎拓筆頭理事を交え協議した。
(共同通信) - 6月27日0時1分更新

198片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/27(月) 00:10:07
あぁ、これで解散なら与謝野さんカワイソス

郵政修正案あすにも提示 自民内攻防大詰め 久間氏意向「小幅」なら紛糾必至
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050626-00000004-san-pol

 延長国会の焦点である郵政民営化関連法案について、自民党執行部は反対派説得のカギを握る修正問題の決着に向け水面下の調整を続けている。自民党の久間章生総務会長は二十五日、修正案がまとまれば、二十七日にも党内の了承手続きに入る意向を示した。その後も党内反対派の切り崩しや採決に向けた与野党攻防などの難関が控えており、週明け以降の政治情勢は緊迫化しそうだ。
                  ◆◇◆
 久間氏は名古屋市内の会合で、「二十五、二十六両日で詰めて、二十七日ぐらいにはこういう案でやりたいと示す」と述べ、早ければ二十七日午後に臨時総務会を開いて修正案を提示したい意向を示した。
 また与謝野馨政調会長は二十五日、松江市の会合で、修正について「大きな政治問題に発展すれば、民主党を有利にするだけだ。国会審議の過程で明らかになった問題は修正する必要があるが、大筋では、この民営化で郵政三事業の未来を開かなければならない」と反対派に理解を求めた。
 執行部は七月三日の東京都議選投開票前の衆院通過を検討、選挙に影響しないよう投開票後の通過を主張する公明党と綱引きをしており、早急に修正問題の決着を図る方針だ。問題は修正内容だが、小泉純一郎首相は修正に否定的。一方の反対派は大幅修正を要求しており、参院幹部は「最後は首相がのむかのまないかの話だ」と指摘する。
 修正内容が小幅となれば、総務会での議論が難航する可能性も高い。執行部は総務会の了承を経て採決に党議拘束をかけることで、造反者を押さえ込む戦略を描くが、慣例で全会一致が原則の総務会には、反対派の亀井静香元政調会長や藤井孝男元運輸相らがいる。久間氏は「慣例でやれない場合は党則に従う」と、異例の多数決決着まで示唆する。
 一方、執行部は党内論議と並行し、衆院郵政民営化特別委員会などで野党との日程協議を急ぐ。すでに二十八日の公聴会と二十九日の質疑を予定、特別委採決は三十日以降の可能性が高いが、ずれ込むと投開票前の衆院通過は困難となる。
 その場合、次の焦点は七月五日までに衆院通過できるかどうか。首相が六−八日の主要国首脳会議に出かけるため、衆院通過がその翌週の十一日以降になれば、「参院の求める早期送付に応えられない」(自民党幹部)と懸念している。
 これに対し、廃案を目指す民主党は、衆院の採決で竹中平蔵郵政民営化担当相らへの不信任決議案などを連発し、採決に時間をかける戦術を模索。
 与党の一部では逆に「内閣信任決議案」を提出、可決する秘策までささやかれている。信任案が可決されると、その後の不信任案は審議されなくなるためで、極めて異例の国会戦術でもある。
(産経新聞) - 6月26日2時54分更新

199片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/27(月) 00:20:23
福田もありなんだろうなぁ。

小泉首相の後任、安倍氏なら立ち往生も…森前首相
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050626ia23.htm

 自民党の森前首相は26日、金沢市での党支部会合で、来年9月に同党総裁任期が切れる小泉首相の後任について「マスコミや世論は安倍晋三幹事長代理がいいと言うが、(首相に)なった瞬間に立ち往生する可能性はある。ライトに球を打つのはいいが、レフトにもセンターにも打てないといけない」と述べた。

 安倍氏が首相を目指すには、外交面などでの強硬姿勢を見直す必要があるとの考えを示唆したものだ。

 森氏は「ポスト小泉」の候補として、「経済界をはじめとして、政権を安定させると考ると、福田康夫・前官房長官がいいという考えがかなりある」と語ったほか、平沼赳夫・前経済産業相、麻生総務相、谷垣財務相の名前を挙げた。
(2005年6月26日22時8分 読売新聞)

200片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/27(月) 00:22:42
ポスト小泉へ政権構想 平沼氏、著書で首相批判も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050626-00000056-kyodo-pol

 自民党の平沼赳夫前経済産業相が、独自の憲法改正案や経済、安保政策、政治理念をまとめた著書「新国家論」を、7月10日に出版する。「ポスト小泉」を競う来年9月の党総裁選を視野に、自らの政権構想を打ち出した形だ。
 憲法改正について「いまの日本にとっての最重要課題」と位置付け、9条は(1)日本国は侵略戦争を行わない(2)国民の安全を確保するため、自衛のための軍隊を保持する−−と改めるよう主張。「固有の文化や伝統」の継承を盛り込んだ前文も示している。
 小泉純一郎首相の政権運営に関しては「郵政民営化だけにかかずらっている」と批判。「小泉首相が荒らしまくった国民のすさんだ心を整地」して「まっとうな社会に戻す」と宣言した。
(共同通信) - 6月26日16時38分更新

201片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 01:55:51
小泉副幹事長が辞任示唆=郵政に反対、政策活動費受け取らず−自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050627-00000134-jij-pol

 自民党の小泉龍司副幹事長(衆院埼玉11区、旧橋本派)は27日、武部勤幹事長に対し、郵政民営化法案には賛成できないとして副幹事長を辞任する可能性があることを伝えた。武部氏が同日、副幹事長らに対し政策活動費を支給したが、小泉氏は「法案修正や党議拘束がどうなるか。それらの関係で(辞職の)可能性もある」と指摘。活動費を預かる形にとどめ、受け取りを事実上拒否した。
 この後、小泉氏は記者団に「賛成派、首相を含め執行部がこれで行くんだと、結論ありきのようにも思える」と、郵政法案をめぐる執行部の姿勢を批判した。 
(時事通信) - 6月27日21時1分更新

202片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 01:56:37
<郵政法案>「修正には応じられない」小泉首相改めて表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050627-00000127-mai-pol

 小泉純一郎首相は27日午後、郵政民営化関連法案をめぐる協議の経過を報告に訪れた与謝野馨政調会長ら自民党幹部に対し「修正には応じられない。通らないなら廃案でいい」と述べ、法案の修正を拒む考えを改めて伝えた。自民党執行部は28日までに政府との調整を終え、同日の党総務会に修正案を提示する方針だが、首相がなお強気の態度を崩さなかったため、調整は難航しそうだ。
 自民党は反対派を取り込む方策として、郵便局網を結ぶ窓口会社の業務として法案に「貯金・保険」を明記する方針を固めているが、郵政3事業の一体化を確保する「民営化後の各会社間の株式持ち合い」を法案に盛り込むかどうかでは意見が割れている。
 首相との面会に同席した片山虎之助参院幹事長は「無修正では法案が通らない」と軟化を促したが、首相は「廃案でいい。責任は自分が取る」と述べ、衆院解散の可能性をちらつかせた。さらに首相は27日夜、記者団に「反対してる人が『国民のためにならない』と言って廃案にしようと言うんだったら、それは仕方ない」と語った。
 また山崎拓前副総裁は記者団に「修正は国会の権能だ」と述べ、首相の意向に反して修正することもあり得るとの考えを示した。【尾中香尚里】
 ◇自民党執行部の修正案調整、提示は難航
 郵政民営化関連法案をめぐって小泉純一郎首相は27日、改めて修正を認めない考えを明言した。政府・自民党の調整が最終段階に入っても強硬姿勢を貫く首相の狙いは、「反対派の懐柔」に重点を置きすぎる党執行部を締め付け、修正要求がエスカレートするのに歯止めをかけるためとみられる。首相は「廃案でもいい」と語ったが、党執行部は額面通りには受け止めておらず、着地点に向けて首相と党側の腹の探り合いが続きそうだ。
 首相は4月末に法案を提出して以来、修正を否定し続けている。27日には、調整状況の報告に首相官邸を訪れた与謝野馨政調会長らに改めて「修正は認めない」と伝え、そのうえで「通らないなら廃案になってもいい」と付け加えた。
 首相は同日夕、記者団に「政府案はよくできているから修正する必要はない。国会答弁とかで不安を解消すればいいんじゃないかという話をした」と説明。政府筋も「提出時に党側にある程度譲った。あとはどこがあるのかという思いだ」と語り、妥協を重ねたという印象を避けたい首相の考えを代弁した。
 首相の姿勢はともかく、無修正で法案成立が可能という強気の読みは政府内でも少数派だ。あくまで首相が修正しないことにこだわれば、廃案、その後の衆院解散・総選挙が現実味を帯びてくる。首相はこれまでも解散をちらつかせる「瀬戸際戦略」を駆使してきており、今回もその一環とのとらえ方ができる。
 党執行部内では「首相がすぐに修正を受け入れるわけがないと読んでいた」「今、認めると言えば、『あれもこれも』となる。首相はそういう状況を一番嫌う」など、実際に廃案を考えているわけではないとの見方が大勢だ。山崎拓前副総裁も記者団に「修正は国会の権能だ。首相だってよく分かっている」と語っており、最終局面で首相が譲歩し、収れんする場面があるとみられる。
 ただ、修正案を早期にまとめ、総務会で党議拘束をかけるという執行部のシナリオが、首相の強硬姿勢で練り直しを迫られたのも事実。執行部が「どの程度の修正ならば、首相の容認が得られ、党議拘束がかけられるのか」を探る「板ばさみ状態」を解消するまでのハードルはなお高い。
(毎日新聞) - 6月28日0時57分更新

203片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 01:58:41
窓口会社、「貯金・保険」業務明記へ=きょう中の決着目指す−郵政法案修正で自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000003-jij-pol

 政府・自民党は27日、郵政民営化法案の修正をめぐり大詰めの調整を続行した。小泉純一郎首相は同日午後、報告に訪れた与謝野馨政調会長らに対し、党側の修正要求のうち、金融の全国一律サービスを維持するため、窓口会社の業務に「貯金・保険」を明記することには特に異論を示さず、容認する可能性を示唆した。同党は28日中の決着を目指して、政府側と最終調整を進める。 
(時事通信) - 6月28日1時3分更新

郵政法案:衆院採決での反対議員は20人程度か?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050628k0000m010122000c.html

 郵政民営化関連6法案をめぐる自民党内の情勢について、毎日新聞が議員への聞き取りや党執行部、派閥幹部らへの取材に基づいて総合判断した結果、衆院本会議での法案採決に際し、反対または欠席する可能性のある議員は20人程度にとどまる見通しとなった。衆院では同党議員のうち46人が反対(欠席では92人)すれば法案は否決される。賛成条件として法案修正などを挙げた議員も30人以上いるため、政府・自民党の法案調整の行方がカギを握りそうだ。

 反対派の綿貫民輔前衆院議長が主宰した勉強会に参加した議員を軸に議員本人への聞き取りに、派閥取材などを加味して動向を探った。その結果、反対を貫く可能性のある議員は、旧橋本派と亀井派を中心に20人前後であることが分かった。特に旧橋本派議員には「堂々と反対する」「党が(分裂して)なくなってもいい」など強硬な意見が多かった。

 一方、「法案修正があれば賛成」などとして賛否を留保した議員も約30人いた。ほとんどが、賛成できる修正内容として「郵政3事業の一体化」を挙げたが、「党議拘束があれば、党人として反対できない」「3事業一体経営を求めたいが、なかなか難しいと思う」など、修正が不十分でも賛成に回る可能性を示唆した議員も少なくなかった。

 こうした「条件付き賛成派」の議員全員が反対に回る可能性は低いとみられ、仮に全員が欠席を選択しても法案の否決には至らない。政府関係者も「反対は10〜20人。法案を修正すれば反対議員は1ケタに減る」と分析しており、衆院段階で否決される可能性は低い見通しだ。
毎日新聞 2005年6月27日 23時39分

204片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 01:59:56
よーわからんがこれで歩み寄って決着ね。

郵政法案:自民党調整での焦点は「株式持ち合い」問題
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050628k0000m010124000c.html

 郵政民営化法案をめぐる政府・自民党の調整で、最大の焦点は完全民営化後の各会社間の株式持ち合い問題だ。

 民営化反対派は、(1)郵貯、保険会社が、窓口会社や持ち株会社から離れてしまえば、窓口会社の経営が悪化する懸念がある(2)全国の郵便局網を引き継ぐ窓口会社の経営が揺らげば、過疎地の郵便局維持がおぼつかなくなる−−などの理由から株の持ち合いに固執する。

 持ち合いは、郵便局をなくさないための安全装置というわけだ。反対派の中堅議員は「3事業一体なら法案に賛成できる」と話している。

 しかし、政府の発想は全く逆。法案は国の出資が残り続ける持ち株会社に、2017年3月末までの全株式処分を義務付けている。竹中平蔵郵政民営化担当相も「銀行、保険は信用が背景にある特殊な業種。国の関与は断ち切らないといけない」と、郵貯、保険両社株の全株処分の必要性を強調している。

 党執行部は、この問題が造反者を抑えるカギとみて、持ち合いが可能な仕組みを法律に書き込むことで党内調整を決着させたい考えだ。しかし、小泉純一郎首相は民営化の根幹にかかわるとして譲る構えを見せず、執行部は首相と反対派の折り合いをどう付けるかで苦悩しているのが実情だ。【坂口佳代】
毎日新聞 2005年6月27日 23時46分

205片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 02:49:20
郵政法案修正問題 執行部きょう決着めざす 首相「答弁で十分」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000004-san-pol

 政府・自民党は二十七日、郵政民営化関連法案の修正問題について調整を続けた。党側が反対派を説得するために法案の修正を求めたのに対し、小泉純一郎首相は「修正という考えには同調できない」として、平行線をたどった。執行部は今週中にも衆院通過を目指す考えで、二十八日の衆院郵政民営化特別委員会の地方公聴会後に総務会を開き修正案を諮って決着させる方向で調整する。
 この日昼は首相を交えた協議を初めて行い、党側から与謝野馨政調会長、衆院郵政特別委の山崎拓筆頭理事、片山虎之助参院幹事長、政府側から竹中平蔵郵政担当相らが出席した。片山氏らは「修正しないと法案は通らない」と促した。
 首相は二十七日夜、首相官邸で記者団に「修正は必要ないのではないか。国会答弁などで不安を解消すればいい。そういう話をした」と述べ、法案の条文修正には否定的な考えを伝えたことを明らかにした。
 一方、山崎氏は記者団に「修正は国会の権能であると首相も承知している。そこは平衡感覚の問題だ」と述べ、首相も最終的には柔軟に対応するとの見方を示した。
 自民党内の調整では法案修正について、窓口ネットワーク会社の業務として貯金・保険の代理店業務を明記することや、郵便局の設置基準の明記などが検討されている。
     ◇
 郵政民営化関連法案をめぐる修正協議が山場を迎える中、小泉純一郎首相は改めて法案修正に応じない姿勢を示した。妥協すれば改革意欲が問われるためだが、自民党執行部にとって首相の態度は大きなハードルだ。修正を反対派説得の切り札と考える参院自民党はあくまで法案修正を求めている。採決日程をめぐる公明党との軋轢(あつれき)も解消しておらず、自民党執行部は厳しい判断を迫られている。
 ■世論気に…首相軟化も
 《険しい表情》
 二十七日午後の首相官邸。修正をめぐる首相との協議を終えた自民党の片山虎之助参院幹事長は「(首相の姿勢は)硬い。(法案が)通らなかったら、廃案でもいいと(言っていた)」と、険しい表情をみせた。
 首相が強硬姿勢を崩さないのは「郵政民営化は首相の悲願」(自民党幹部)であることに加え、「これ以上、小泉改革で妥協はできない」(政府関係者)との思いがある。首相は道路公団民営化で「無駄な道路は作らない」と言いながら、道路族議員が求めた高速道路の整備計画路線の建設続行を容認。「改革は骨抜き」と批判された経緯がある。
 衆院郵政民営化特別委員会の山崎拓筆頭理事は首相との会談で「国民世論としては、慎重に審議すべきだという意見が62%にもなっている」と伝えた。首相周辺では「首相は人一倍、世論の風向きを気にする」と、首相の軟化に期待する声も漏れる。官邸筋は「解散にさえならなければ、法案修正や採決時期がどうなろうと結果は同じだ」と指摘する。
 首相と執行部の間の我慢比べは、車を走らせて先にブレーキをかけた方が負けとなる「チキンゲーム」のよう。まだ着地点がはっきり見えているわけではない。

206片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 02:50:34
(続き)
 ■内容めぐり衆参に開き
 《複雑な方程式》
 ただ、首相が多少軟化しても、それが反対派の理解を得られるかどうかは別問題だ。修正内容をめぐっては党側も一枚岩ではない。二十七日の首相と党側の会談では、完全民営化後の株式持ち合いを首相の国会答弁で明確化するかどうかをめぐって、片山氏と衆院特別委の柳沢伯夫理事が激論を交わし、業を煮やした首相が議論を打ち切る一幕もあったという。
 参院幹部は、この日の首相について「ゼロ回答だ。全面対決になる」と息巻いた。十八人が採決で反対すれば法案が否決される参院にとって、反対派の切り崩しは衆院以上に重い意味を持つ。参院と衆院の温度差は隠しようがない。党内反対派らでつくる郵政事業懇話会は二十七日の拡大役員会で、法案を修正しても反対する方針を確認。修正する場合は、党総務会に諮らず、その前に合同部会などを開くよう求めることで一致した。
 また、自民党の小泉龍司副幹事長(旧橋本派)は二十七日、民営化に賛成できないとして副幹事長を辞任する可能性を武部勤幹事長に伝えた。その上で武部氏が支給した政策活動費についても返却の可能性を示すなど、反対派の動きは、なお収束していない。
 首相、参院、反対派のそれぞれの意向を探りながら修正案をまとめあげる−。執行部は複雑な方程式を解かなければならない。
 ■今週中の通過否定
 《都議選にらみ》
 「今週中の衆院通過を与党として確認したわけではない」。公明党の東順治国対委員長は二十七日、緊急会見を開いてまくし立てた。これに先立ち、武部氏が今週中の衆院通過を目指す方針を表明していたのを否定したものだ。
 自民党は参院審議の時間確保のため今週中の衆院通過を検討。だが、公明党は東京都議選に響かないよう七月三日の投開票後を求めている。
 武部氏はその後の会見で「最終的な判断は自民党として決めなければならないが、公明党とも連携して対応しなければいけない。食い違いはない」と苦しい弁明に終始した。
 もともと自民党は、首相が主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)に出発する直前の五日までの通過を目指していたが、民主党や自民党反対派の抵抗で採決が長引く可能性を踏まえ、今週中の採決を目指した方がいいとの判断に傾いた。水面下で公明党に対し、今週中の委員会採決、都議選投開票後の本会議採決という妥協案も示したが、公明党は難色を示している。
     ◇
 【修正協議の焦点】
 (〇:有力 △:微妙 ●:難航)
 〇 総務省令で記す郵便局の設置基準を法案に明記
 〇 郵便局が行う業務に、郵便貯金・保険の「代理店業務」を追加
 △ 「社会・地域貢献基金」を2兆円規模に増額することを明記
 △ 3年ごとの見直しの結果を国会報告から国会承認に格上げ
 ● 持ち株会社に金融2社の株式完全処分を義務づける規定の見直し
(産経新聞) - 6月28日2時35分更新

207片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 02:57:18
自民の郵政民営化反対派「修正なら部会差し戻し」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050627AT1E2700G27062005.html

 民営化反対派の牙城である自民党郵政事業懇話会は27日の幹部会で法案の修正案がまとまった場合、党の郵政関係合同部会に審議を差し戻すよう求めることを決めた。総務会での了承だけでなく、抜本的な手続きのやり直しを求めることで廃案につなげる狙いだ。

 幹部会は綿貫民輔会長、平沼赳夫氏ら約15人が参加。総務会で亀井静香、藤井孝男両氏らが部会差し戻しを主張することを確認した。

 この後、野田聖子氏は記者団に「修正は根本的にやらないと修正にならない」と述べ、小幅修正に応じない考えを強調した。

 陣内孝雄、田村公平ら参院議員4氏は同日、片山虎之助参院幹事長に修正実現を申し入れた。総務省令で定める郵便局の設置基準や、持ち株会社による金融2社の株式買い戻しなどについて法案に明記するよう求めた。 (22:00)

208片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 04:07:21
◆ 支部長・五本氏、幹事長・高見氏 自民富山市連 北日本6/27

 自民党富山市連は二十六日、富山市の自由民主会館で常任総務会を開き、力示健蔵市議が支部長を退任し、後任に幹事長の五本幸正市議が就く役員人事案を了承した。総務会は市議主導の市連運営に一部反発する市選出県議全員が欠席する中で開催されたが、新体制は七月二日の総会で承認を得たい考えだ。

 常任総務会には市議十六人が出席した。力示支部長が冒頭のあいさつで退任の意向を表明した後、役員人事案が示され、異論なく了承された。総務会は十七分間で終わった。

 役員人事案では、力示氏が常任顧問に回り、幹事長に高見隆夫市議、総務会長に中川勇市議、政調会長に村上和久市議が就く。支部長代行と筆頭副幹事長ポストを新設し、島田祐三市議、砂子阪和夫市議がそれぞれ就任する。

 平成十一年から支部長を務める力示氏は総務会終了後、「県都の政治基盤が変化する中、新しい知恵と新しい力で市連を強化するべきと考えた」と退任理由を説明し、「分派していた市議会会派も一つになり、われわれが団結して党務に当たることが大切」と語った。県議の欠席については「出席できない理由があったのだろうが、総務会開催は伝えてあり、こちらからそれ以上言うことはない」と述べた。

◆ 県議全員が欠席 市議主導の運営に反発

 二十六日の自民党富山市連の常任総務会は、七人の市選出県議全員が欠席するという異例の展開となったが、背景には市議主導による市連運営への反発がある。

 市連支部長をめぐっては、平成十一年の中川久尚氏の後任人事で、市議団と県議団が激しく対立。結果的に力示氏が支部長に就任し、それまで国会議員、県議の指定席だった支部長ポストが初めて市議に移った経緯がある。

 市議側はこの日の常任総務会であらためて結束を確認。二年後には県議選も控えるだけに「最終的にはきっちり了承してもらえるはず」としているが、ある県議は「ほんの何人かの意思ですべてが決まっていく印象だ。経過を見ながら今後の対応を決めたい」と話している。

209片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 04:33:35
(;´Д`)ハァハァ

立ちはだかる 郵政族のドン 綿貫民輔前衆議院議長
民営化に絶対反対を貫く 法案成立かける小泉首相 (滋賀報知)

 郵政民営化法案成立に不退転の決意でいる小泉純一郎首相。その前に立ちはだかっているのが反対派の頭領、綿貫民輔前衆院議長。その横顔は。
 六月七日に開かれた自民党郵政族で構成する郵政事業懇話会の総会に衆参両院から一〇八人が出席。
 「郵政民営化反対」を確認している。
 この会の会長が綿貫前衆院議長。郵政族の「ドン」である。
 「民営化には絶対に反対」の強い姿勢でいる。
 昭和二年四月三〇日、富山県東砺波郡生まれ。家業は代々、地元の井波八幡宮の神官。綿貫前衆院議長は二三代の神主さん。
 その一方でトナミ運輸の社長も。この社長職のほうは今年、長男の勝介氏に禅譲している。
 経営手腕は素晴らしく二八歳で社長に就任し、斬新なアイデアで東証一部上場企業に発展させている。
 県会議員を経て、国会議員になったのは昭和四四年の総選挙。
 当選直後は「青嵐会」に入っていたが、すぐに脱会。その後は椎名派、田中派、竹下派に。いまは旧橋本派の大幹部。
 橋本龍太郎元首相が昨年七月に派閥会長を退いていらい会長が不在。
 「綿貫氏が会長を引き受ければ一番スッキリする」と言われている。
 大臣に初めて就任したのは第三次中曽根内閣での国土庁長官。
 当選七回での初入閣。このときの喜びようたるや大変なものだった。今でも語り草になっている。
 大臣としてのお国入りは当時、日本には一台しかなかった一九四八年製のあずき色のロールスロイスのオープンカーで。
 井波中吹奏楽部が演奏する中、八幡宮に。町の人口の半分近くの四五〇〇人ほどが「おらが国の大臣様」を祝福するために集まっている。
 「生き神様だ」と手を合わせる老人も。
 酒豪である。いまでは無茶飲みはしないが、国会議員になりたてのころは日本酒一升はごく軽く飲み干していた。
 飲むとカラオケ。なにしろ「政界に初めてカラオケを持ち込んだ」と言われているほど。
 レパートリーは一〇〇曲以上も。
 「贈ったときと、花が咲いたときと二度喜んでもらえる」と歳暮、中元にはきまって富山名物のチューリップを。
 幹事長も歴任しており政界のすべてを知り尽くしている。
 これからどういった手に出てくるか。小泉首相にとっては一番気になる存在といえる。

210片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/28(火) 19:18:43
靖国を中心として、若手は安倍グループをさらに形成していくのかも。
個人的には、政治家が靖国を信念で参るのは別にいいけど、行政官として殊更にかかわるのには違和感があるって感じかな。
ま、各人温度差はあろうが。

靖国参拝支持の議連発足 自民若手116人が参加
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000237-kyodo-pol

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝を支持する自民党の若手議員が28日、党本部で「平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」の設立総会を開いた。
 安倍晋三幹事長代理らが衆院当選1−5回生、参院同1、2回生に呼び掛け、対中強硬派を中心に計116人が参加表明。靖国問題をめぐる勉強会を重ね、秋をめどに提言をまとめる予定だ。自民党内ではベテラン議員から首相に靖国参拝の自粛を求める動きも出ており、今回のグループはそれに対抗する形となった。
 設立総会には安倍氏を含め約60人の議員が出席、会長に松下忠洋氏、幹事長に山谷えり子氏を選任した。
(共同通信) - 6月28日19時14分更新

211片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/29(水) 02:01:57
修正を否定しつづけて条件闘争をして、身を取った形では。確かにたいした修正でない気がする。
あとは輿論か。ただ、そもそもどうでもいいという声強く。

郵政修正法案の総務会了承、衆参で党議拘束かかったと理解=首相 2005年 6月28日 (火) 20:53
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/keizai/20050628/JAPAN-180664.html?C=S

 [東京 28日 ロイター] 小泉首相は、官邸で記者団に対し、自民党総務会が今夕、郵政民営化法案の修正案を多数決で了承したことについて、「決まってよかった」としたうえで、次のヤマ場は衆院での採決との考えを示した。

 小泉首相は、「あれだけ賛成、反対分かれたのだから、(反対派は)反対せざるを得ないだろう。あれだけ反対していたので賛成というわけにはいかないだろうが、よくここまでまとめてくれた。いい知恵を出してくれた」と述べた。

 党議拘束については衆参ともにかかっているとの認識を示した。採決の時期については、「都議選(7月3日投開票)とは別だ。執行部にまかせてある」とした。そのうえで「まだまだヤマはあるし、気を抜けない。衆院通過は大きなヤマ場だ」と述べた。

 また、同首相は、これまで郵政民営化法案を修正をしないと述べていたが、この修正案を受け入れることができるのかとの質問に対しては「(自分が)修正を考えていると言ったら、まとらない。国会の常識として(修正を)考えているといったら(法案を)出しなおせと言われてしまう」と語った。そのうえで、修正案の受け入れについて「(基本的には)内容が変わっていないので受けた」とした。

 小泉首相は、党議拘束について「(反対議員が)雪崩のように賛成に回るとは言えない」としながらも、総務会で了承したことで党議拘束がかかり、全員一致でなくとも多数が賛成となるとの認識を示した。

 採決を前に早くも反対を表明している議員もいることについて、「できるだけ(反対議員を)少なくしたい」と述べた。

212片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/06/30(木) 01:45:27

首相の日程との勝負か、と思って、妄想を書き連ねようと思ったら、まるまる記事になってた・・・。

郵政法案:採決日程綱渡り 7月5日、衆院通過で調整
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050630k0000m010146000c.html

 自民党が29日、郵政民営化関連6法案の週内衆院通過を断念したことで、同法案の採決日程は東京都議選投開票日の7月3日と、小泉純一郎首相が主要国首脳会議(英グレンイーグルズ・サミット)に出発する6日に挟まれた4、5日の2日間に絞られた。ただ、野党は徹底抗戦の構えで、日程は流動的要素も。自民執行部は「針の穴を通すより厳しい」綱渡りの国会運営を迫られる。【平元英治、衛藤達生】

 首相サイドが「サミット前の衆院通過」にこだわるのは、小泉首相がサミットで、「改革の成果」として郵政民営化を報告するとの狙いがあるためだ。さらに、衆院で審議が長引けば、野党は参院でも相応の対応を要求し、成立日程が窮屈になるため、29日までに約92時間に達した審議時間をいたずらに長くしたくないという判断もある。

 採決をめぐっては、野党や自民党反対派による混乱も十分に想定される。採決日程は「4日に衆院特別委、5日に衆院本会議」で調整される見通しだが、民主党などが竹中平蔵・郵政民営化担当相らへの不信任決議案などを乱発する戦略に踏み切れば、5日中に衆院通過にこぎつけられない可能性も出てくる。

 中川秀直国対委員長らが「週内通過」にこだわり続けたのもこうした混乱を懸念してのことだった。結局、公明党と小泉首相双方に配慮したことで、ぎりぎりの調整を強いられることになった。

 「不信任案の対応に追われ、(本会議が5日深夜にずれ込み)徹夜のまま(首相がサミットに向け)政府専用機に乗り込むようなことになると困る。時間切れになる可能性もある」。政府筋から29日、そんな不安の声が漏れた。自民党参院幹部は「4、5日(の衆院通過)も期待できないと思う」とも語った。

 ◇野党、竹中氏ら不信任案も

 「11日まで採決はさせない」。民主党の鉢呂吉雄国対委員長は29日、国会内での国対役員・筆頭理事合同会議でこう宣言した。岡田克也代表は記者団に「可決をブッシュ米大統領への手土産にしようというのは本末転倒」と批判し、対決姿勢を鮮明にした。

 民主党がサミット前の採決阻止を目指すのは、参院での審議入りが遅れれば廃案に追い込める目が出るとの読みがあるためだ。

 攻防の山場は、特別委質疑が打ち切られて採決に移る段階と、衆院本会議の2段階。特別委で二階俊博委員長が野党の抗議の中、質疑終局を宣言した場合「採決を実力阻止すべきだ」(特別委幹部)との声もある。

 本会議で検討されているのは竹中氏への不信任案。会期延長時は「勝負どころではない」と先送りした経緯があり、「ここで使わないならいつ使うのだ」(幹部)との声が強い。さらに他閣僚などへの不信任案を連発し、サミット前の衆院通過を阻止することも主張されているが、牛歩戦術など物理的な抵抗戦術には賛否両論がある。

 竹中氏への不信任案については都議選前の見せ場づくりのために「早く出すべきだ」との意見も党内に残っており、最終判断は岡田氏や鉢呂氏らに委ねられている。
毎日新聞 2005年6月30日 0時04分

213片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/01(金) 01:47:50
こういうところが公明党だな。

冬柴幹事長:郵政法案衆院採決日程で「自民は屈服した」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050701k0000m010049000c.html

 公明党の冬柴鉄三幹事長は30日の同党代議士会で、自民党が今週中の郵政民営化関連6法案の衆院採決を断念したことについて「当然の話だ。あれほど修正しないと言っていたのに修正した」と指摘。自民党が1日の衆院通過に固執していたとして「『あまりに理不尽で通用しない。我々は一切協力しない、本会議も欠席する』とまでやった。自民党は屈服して来週以降に(採決を)回した」と語った。
毎日新聞 2005年6月30日 20時07分

214片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/01(金) 01:48:30
郵政法案:自民党内「処分」めぐり攻防 読めぬ造反数
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050701k0000m010117000c.html

 郵政民営化関連6法案をめぐる自民党内の攻防の焦点は「衆院本会議採決で何人が造反するか」に絞られた。除名や次期選挙での公認取り消しなど、強い処分をちらつかせ造反者を抑え込もうとする執行部と、毎日のように会合を開き結束を確認する反対派。態度を決めかねている反対議員は、造反と処分とをてんびんにかけて苦悩している−−というのが現状だ。「処分」も絡み党内の神経戦は厳しさを増している。【三岡昭博、松尾良、田所柳子】

 ■公明頼み?

 「反対派切り崩しの協力をしてほしい」

 30日午後、政府側で反対派工作を指揮する杉浦正健官房副長官が議員会館に冬柴鉄三・公明党幹事長を訪ね、こう切り出した。「協力自体はやぶさかでない」と冬柴氏は応じたが、「1日の衆院郵政特別委員会を波乱なく進める」条件をつけた。衆院採決を3日の東京都議選後に先送りさせた同党にとって、選挙前に与党が強行運営して混乱しては、元も子もないとの懸念からだった。

 杉浦氏の動きは、29日に反対派の郵政事業懇話会が開いた拡大役員会に70人が集まったことと連動している。党議拘束にもかかわらず集まった予想以上の数に「杉浦氏は首相に呼ばれ『何をやっているのか』と叱責(しっせき)を受けた」(官邸筋)。首相は30日、記者団に採決見通しを問われ「やってみなきゃ分からないです」と答えた。選挙支援で大きな力を持つ公明党への協力要請は、政府の危機感を物語っていた。

 ■脅しと迷いと

 「一歩間違えたら危険水域になりかねない」

 党首脳は30日危機感を強調、法案に造反すれば次期選挙で公認しない考えを示した。

 執行部の切り崩しは次第にエスカレートしている。森内閣時代の00年、加藤紘一元幹事長らが不信任決議案賛成を図り頓挫した「加藤の乱」では当時の野中広務幹事長らが公認をタテに徹底した切り崩しを進めた。

 30日現在、ある政府筋の手元にある衆院の造反予想者リストは74人。党内では派閥、幹事長室、国会対策委員会などが、それぞれの立場から切り崩し、午後には執行部が「採決に当たり党議決定に従い行動するようお願いする」とのA4文書を党所属全議員に配った。

 もっとも原本にあった「党議に反する行動があった場合は、厳正に対処する」の2行は、参院側の意向で配布直前に削除された。強気を基調としつつ、過度の締め付けは逆効果になりかねないとの懸念からだった。

 ■反対派は二極化も

 「法案を認めるわけにはいかない。私は反対する」

 一方の反対派。亀井静香元政調会長が30日の派閥総会で反対方針を明言するなど、中核グループの発言は衰えていない。郵政事業懇話会はこの日も、綿貫民輔前衆院議長、野田聖子元郵政相ら十数人が東京都内で役員会を開き、執行部の切り崩し状況を分析。野田氏は記者団に「執行部のどう喝は、見ていて寂しい。最後まで全力を尽くす」と語った。

 ただし、反対派も必ずしも一枚岩ではない。「説得力のある修正であれば賛成に回れたかもしれないが、これでは振り上げたこぶしを下ろしようがない」と同日の党代議士会で徹底抗戦を宣言した小林興起氏のような議員がいる一方、度重なる説得を受けた若手議員は「大局的見地から判断する」と苦渋の表情を見せた。
毎日新聞 2005年6月30日 23時38分

215片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/01(金) 02:07:52
郵政特委、反対派8委員差し替えへ=党所属全議員に通達−賛成求め自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050701-00000006-jij-pol

 自民党執行部は30日夜、郵政民営化法案の4日の衆院特別委員会採決が決まったことを受けて、二階俊博委員長を除いた同党委員22人のうち、採決で造反する可能性があると判断した8人を差し替える方針を決めた。1日午前に河野洋平議長に委員の変更を届け出る。
 一方、執行部は政府と修正合意した同法案について、採決で賛成するよう求める通達を党所属の衆参全議員に出した。党議拘束を強調することで、造反議員を抑え込むのが狙いだ。 
(時事通信) - 7月1日1時3分更新

民営化移行期間中、新会社は株持ち合い可能…竹中氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000304-yom-pol

 竹中郵政民営化相は30日午前の衆院郵政民営化特別委員会で、郵政事業の完全民営化移行期間中の新会社間の株式持ち合いについて、「イコールフッティング(競争条件の同一化)の観点から問題ないと認められた結果、郵便貯金銀行と郵便保険会社が普通の銀行と保険会社になれば、郵便局会社(窓口ネットワーク会社)が郵貯銀行と保険会社の株式を保有することは可能だ」と述べた。

 郵政民営化関連法案では、持ち株会社が金融2社の株式を完全処分する前でも、民間企業と同等の競争条件を実現したと首相らが判断すれば、金融2社を民間企業と決定することができる。この特例が適用されれば、完全民営化への移行期間中でも郵便局会社と金融2社の株の持ち合いを認めるとの見解を示したものだ。

 竹中氏は、郵便局の設置基準に関連し、「実際の設置については都市部を含め、国民の利便性に万が一にも支障がないよう適切に対応する」と述べた。郵貯銀行の預け入れ限度額については、「当事者である郵貯銀行の経営者の意見を十分に聴取することが重要」と述べた。

 竹中氏の答弁は、与党の修正要求の中で国会答弁で確認するとした事項に沿った内容で、自民党の柳沢伯夫氏の質問に答えた。
(読売新聞) - 6月30日12時1分更新

216片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/01(金) 19:55:28
自見元郵政相が造反示唆=「政治生命懸け民営化阻止」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050701-00000137-jij-pol

 自民党の自見庄三郎元郵政相は1日、郵政民営化について「郵政事業は国家が責任を持つべきだ」と反対する見解を文書にまとめ、衆参両院の全議員に配布した。また、郵政民営化法案の衆院本会議での採決に関しては「政治生命を懸けて理念なき民営化を阻止する」とし、造反する可能性を示唆している。ただ、最終的な態度について自見氏は、記者団に対し、「軽々に言えない」と明言を避けている。 
(時事通信) - 7月1日19時1分更新

造反者は選挙で推薦せず 公明・東国対委員長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050701-00000255-kyodo-pol

 公明党の東順治国対委員長は1日午後、郵政民営化関連法案採決で自民党議員が造反した場合の対応について「(同法案の)修正案は公明、自民両党の共同提案だ。これに反対した議員が仮に自民党で公認されても、推薦することは難しい。わが党の考え方と矛盾しているわけだから」と述べ、次期国政選挙で推薦はできないとの意向を示した。国会内で記者団の質問に答えた。
 自民党内の民営化反対派の動きについては「勢力は下火になりつつある気がするが、予断は許さない状況だ」と指摘。公明党が反対派の切り崩しに乗り出す可能性には「自民党の国会議員にわが党のメッセージは伝わると思う」と述べた。
(共同通信) - 7月1日19時20分更新

217片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/02(土) 00:09:26
各地の新聞社も調べろ。

道内選出自民衆院議員4人 郵政法案賛否明言せず  2005/07/01 07:38
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050701&amp;j=0023&amp;k=200507016082

 五日にも衆院本会議の採決が予想される郵政民営化関連法案について、道内選出の自民党衆院議員八人の対応は、四人の賛成が固まり、残る四人は態度を明らかにしていないことが三十日、北海道新聞の調べで分かった。民営化に反対する特定郵便局局関係者からの陳情攻勢に苦慮する議員もおり、党内を二分する法案への揺れる議員心理が浮かび上がった。

 八人のうち町村信孝外相、中川昭一経済産業相、武部勤幹事長は閣僚、党三役として賛成が確実。石崎岳氏は法案の修正案に党側の意向が反映されたことを理由に「結論を出さなければいけない時期にきた。苦しい選択で自分の無力さやふがいなさに悩みながら決めた」と賛成を明言した。

 党団体総局長の北村直人氏は、特定局長OBらでつくる有力支援団体「大樹」から反対の陳情を受ける窓口となっており、「衆院補選や東京都議選でもこちらが(支援を)お願いしている立場。最後の最後まで判断できない」と、執行部と支持団体の板ばさみの苦しい心境を語る。

 金田英行氏は本会議での態度は未定としながらも、修正案には反対派の意見が反映されているとして評価。一方、「態度は決めたが言えない」とする山下貴史氏は、修正案を「評価できない」としている。今津寛氏は「(本会議での対応は)無回答」としている。

 武部氏は連日、法案が否決された場合の衆院解散や公認取り消しなどをちらつかせて党内の締め付けに必死。「幹事長から『党議拘束がかかっているんだからな』と電話を受けた」と明かす議員もいる一方で、「選挙で有権者に民営化反対を訴えた政治家としての責任もある」と漏らす議員もおり、足元の道選出議員全員を賛成で固められるかどうか、武部氏の求心力も問われる事態となっている。

218片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/02(土) 01:26:33
首相「不成立なら必ず解散」・武部幹事長らに
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050701STXKF099201072005.html

 小泉純一郎首相は1日夜、首相公邸で自民党の武部勤幹事長らと会い、郵政民営化関連法案の衆院本会議採決について「不成立で終われば、必ず(衆院を)解散する。総辞職は全く考えていない」と述べ、廃案なら衆院解散に踏み切る考えを示した。

 党内反対派が本会議採決で造反の動きを見せていることを強くけん制する狙いもある。

 首相は同日夜、記者団に対しても、廃案なら小泉内閣への不信任との認識は「変わらない」と強調。同時に「自民、公明両党の皆さんを信頼している。いろいろ異論があっても、最後は時代を見誤らないように大局的に判断してくれる。党議拘束が決まれば、それに従ってきた」と述べ、法案に反対や慎重な立場の議員が賛成に転じることに期待感を示した。

 自民党執行部による反対派締め付けに批判が出ていることには「党議拘束の後に賛成しても何らおかしくないという形になるよう必死に努力している」と述べた。3日投開票の東京都議選結果が法案の採決に影響するかどうかについて「都議選と郵政は別だ」と指摘した。〔共同〕 (00:53)

219片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/02(土) 01:28:46
中川国対委員長、5日衆院本会議採決の構え
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050701AT1E0101201072005.html

 自民党の中川秀直国会対策委員長は1日、郵政民営化法案の衆院本会議での採決について「5日の本会議で粛々ときちんとやる」と述べ、小泉純一郎首相が主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)に出発する前の5日に衆院通過をはかる考えを強調した。国会内で記者団の質問に答えた。

 与野党は4日の衆院郵政民営化特別委員会で野党の締めくくり質疑をした後、郵政法案を採決する日程で合意している。野党はサミット前の衆院通過を阻止するため、5日の衆院本会議で内閣不信任案の提出などを検討している。これについて中川氏は「サミットは日本の国益にかかわる最大の国際会議だ。(首相の出発を遅らせるために)内閣不信任案をぶつけてくるのは国益に反する行為だ」とけん制した。 (00:56)

220片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/02(土) 01:48:01
一太先生! これは私もわくわくします。これを言えるのは大物っちゃあ大物。面白い人物だね、一太氏は。

http://www.ichita.com/03report/data/1120143292.html
>その結果、「政界再編」が起ころうが、自民党が「野党に転落」しようと構わないではないか。いずれにせよ、「分裂状態」で選挙に突っ込む「古い自民党」は、今度こそ破壊されるだろう。日本の政治状況に「新たな流れ」が生まれることだけは間違いない。ああ、わくわくする!2年後の参議院選挙は(立候補出来たらの話だけど(笑))「野党候補」として戦うということか。ああ、ドキドキする!!
>追伸:野党になったら、自民党という政党は(文字通り)「解体的出直し」を余儀なくされる(*そうでなければ生き残れない。)生まれ変わって、もう一度、政権を奪還すればいい。

221片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/02(土) 02:23:27
郵政改革 本会議決戦前に懸命の反対派切り崩し工作
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20050701/20050701-00000023-ann-pol.html

 郵政法案をめぐり、自民党内が緊迫しています。週明けにも行われる衆議院の本会議決戦に向け、執行部と反対派の間でせめぎ合いが激しくなっています。

 自民党執行部は、所属する議員全員に「採決の時は党議決定に従ってほしい」と書いた紙を配りました。「違反した場合にはペナルティーがあるぞ」と暗に脅かしています。
 自民党武部幹事長:「(衆院本会議の採決で)欠席は許されると思っている人もいるのではないか。万が一、(郵政民営化法案が)成立しないということになれば、どういうことになるか分かるはずです」
 執行部が本会議の欠席や棄権を考えている議員の締めつけを厳しくしたのは、反対派が思いのほか減らず、欠席や棄権が50人も出てしまえば、法案否決が現実味を帯びるからです。こうした締めつけに対して、反発を強める反対派は1日午前に幹部が集まり、結束を確認しています。
 自民党小林興起氏:「あまり強引なことをすれば、『しょうがない』と執行部の顔を立てて、みんな(本会議採決を)欠席するだろう。我々の反対プラス圧倒的欠席で(郵政民営化)法案は廃案になる」
 執行部の1人は「我々の票読みが甘かった」と反対派の切り崩しに躍起になっています。執行部と反対派のせめぎ合いは、週明けにかけて、ますます激しくなります。
[1日14時43分更新]

222片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/02(土) 02:52:29
郵政法案特別委可決へ 自民、反対派8人差し替え 首相「不成立なら解散」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050702-00000003-san-pol

 自民党は一日、衆院郵政民営化特別委員会の同党委員のうち、造反の可能性ありと判断した委員八人を賛成派議員に差し替えた。これで郵政民営化関連法案は四日の特別委で自民、公明両党の賛成多数で可決される見通しとなった。与党は小泉純一郎首相が主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)に出発する前の五日までに衆院を通過させたい考え。焦点は衆院本会議での自民党内造反をどこまで押さえ込めるかに絞られてきた。
                  ◆◇◆
 首相は一日夜、自民党の武部勤幹事長、同特別委の二階俊博委員長、山崎拓筆頭理事と首相公邸で会談し、「(法案が)不成立に終われば必ず解散する。総辞職することはまったく考えていない」と反対派を強く牽制(けんせい)した。
 自民党幹部は現時点での票読みについて「二十人が反対で、四十−五十人が棄権だろう」との見方を示した。衆院は四十六人の反対で否決だが、棄権が出ればラインは下がるだけに、執行部は切り崩し工作を強化した。
 自民党首脳は反対・棄権の議員について次の総選挙で公認しない考えを明言。武部氏も同日の会見で「(賛成の)党議拘束に従わなければ、厳正に対処しなければならない」と厳しい処分を示唆した。これに対し、片山虎之助参院幹事長は会見で「党議に違反すれば党紀委員会でいろいろ議論するので、全員に公認を見送るというのは早い」と処分に違いが出ることを示唆。その上で「武部氏には『北風と太陽を併用したらどうか』といっておいた」と、強気一辺倒の対応は避けるべきだという考えを示した。
 実際、あの手この手の説得戦術も加速。同日午前の副幹事長会議では、各副幹事長の出身派閥単位で反対派の切り崩しを本格化させることを確認。首相の出身派閥である森派では、森喜朗元首相らが二十九日夜の若手議員との会合で、賛成でまとまるよう要請するなど、締め付けを強める派閥もある。
 また執行部は法案への疑問に答える想定問答集を党所属の全議員に配布。週末に地元に帰る議員が民営化に反対する支持者を説得するための手引書で、A4判、全三十一ページにわたり、民営化の必要性や将来の郵便局の姿などを説明している。
 公明党も自民党を側面支援する。東順治国対委員長は会見で「公明党の政策に反対するのに(選挙で)推薦を(求める)というのは矛盾している」と述べ、反対した議員には選挙で協力しない考えを示唆した。
 一方、反対派も活動を強化。自見庄三郎元郵政相は一日、「郵政事業は国家が責任を持って行う公益事業だ」と民営化に反対する文書を衆参両院の全議員に配布した。
 自民党内の反対派議員でつくる郵政事業懇話会(会長・綿貫民輔前衆院議長)は一日の役員会で、法案に反対していく方針を確認。同日午後には、都内のホテルに衆院の中堅・若手議員を集めて会合を開き、採決で賛成しないよう呼びかけた。会合には二十一人が出席。小林興起衆院議員は会合後、「必ず五十人以上が反対する」と気勢を上げたが、「いま、賛否について考えているところ」と態度をあいまいにする議員もいた。
     ◇
【差し替えの8委員】
 衆院郵政民営化特別委員会の自民党委員の交代は次の通り。(敬称略、新旧はこの順に対照)
 【旧】井上信治、今村雅弘、江藤拓、城内実、小泉龍司、小西理、左藤章、宮下一郎
 【新】山本拓、桜田義孝、河野太郎、玉沢徳一郎、船田元、三原朝彦、坂本剛二、奥野信亮
(産経新聞) - 7月2日2時44分更新

223片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/02(土) 03:11:08
お、綿貫先生、

綿貫前衆院議長:郵政法案「廃案なら総辞職を」否決に自信
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050702k0000m010172000c.html

 郵政民営化関連6法案に反対している自民党の綿貫民輔・郵政事業懇話会会長(前衆院議長)が1日、東京都内の事務所で毎日新聞のインタビューに応じ、「衆院で勝負はついた」と、否決に自信を示した。また法案が廃案になった場合、小泉内閣は総辞職すべきだとの考えを強調した。

 −−郵政法案は衆院で自民党の46人が反対に回れば否決されそうです。

 ◆(反対派を)集めようと思えば100人以上来ると思う。あとは欠席者とのバランスだ。衆院で勝負はついたと思っているが、(可決されても)参院で同じことが繰り返される。

 −−廃案なら衆院解散になりませんか。

 ◆「自民党が二つに割れたから解散」なんてとんでもない。当然、内閣総辞職すべきだ。ただ、(我々の反対は)倒閣運動ではない。「(廃案と)決まったものは仕方ない」と(首相が)あきらめるなら、引きずり降ろすことはしない。「改革の本丸」と言っていたのだから、身から出たさびだ。解散はできない。まずお辞めになることだ。

 −−党執行部は「反対したら除名する」と言っています。

 ◆矢でも鉄砲でも持ってこい。おれが生け贄(にえ)になる。やめさせるなら、やってみろ。

 −−「次期国政選挙で公認しない」とも言っていますが。

 ◆そんなことをすれば、(選挙区が)穴(空白区)だらけになる。脅しとしか思えない。

 −−公明党幹部が反対派について「次期衆院選で推薦するのは難しい」と発言しました。

 ◆捨てる神あれば拾う神もある。公明党は採決日程を東京都議選後にしただけで「自民党に勝った」と言った。有権者にどう受け止められるかね。

 −−そもそもなぜ反対なのですか。

 ◆政治手法が間違っている。「イエスマン」の閣僚で閣議決定し、「イエスマン」の党幹部が関係部会を強引に通す。議会制民主主義をじゅうりんしている。内容面でも4分社化は問題。修正案も「頑固な首相が言うことを聞いた」と見せる猿芝居で通そうとしている。

 −−民営化は首相の公約です。党員として賛成するのが筋では。

 ◆靖国神社参拝も(8月15日に必ず行くという当初の)公約通りにやっていない。

 −−世論調査では民営化は支持されているようですが。

 ◆関心は非常に低い。「慌ててやらなくてもいい」という声が多い。

 −−本会議に臨む姿勢は。

 ◆青票(反対票)を投じる。政治改革法案(91年)の時は小泉さん自身が反対の急先ぽう。攻守ところを変えただけだ。多数決で決まれば従う。
【聞き手・西田進一郎】
毎日新聞 2005年7月2日 3時00分

224片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/02(土) 11:56:00
郵政民営化、法案否決厳しい情勢 反対・欠席は40人台2005年07月02日10時10分
http://www.asahi.com/politics/update/0702/002.html

 郵政民営化法案の衆院本会議採決を5日に控えて、朝日新聞社は、法案に反対してきた自民党衆院議員92人の対応について追跡調査を行った。6月10日時点の聞き取り調査に比べ、「反対」は25人から21人に減り、「欠席」の意向を示した議員は14人だった。現段階でなお態度を明らかにしていない議員の一部を加えても、反対・欠席の合計は多くても40人台にとどまる見通しで、反対派が法案を否決に持ち込むのは困難な情勢だ。

 6月調査では、法案の修正や党議拘束を条件にして「賛成」に回る考えを示していた議員が衆院で41人だった。先月28日の総務会で修正と党議拘束が了承・確認された後の今回の調査でも、「賛成」の数はほぼ変わらなかった。

 これに対し、今回の調査で新たに分類した「欠席」は14人。前回、「反対」と、「未定・答えない」とした議員の中からこうした姿勢に転じた例が目立つ。

 また、「未定・答えない」は前回の20人から減少したものの、なお15人いた。ただ、反対を20人とすると、衆院本会議で否決に必要な「欠席」は52人となる計算で、現段階では「反対・欠席」の合計でそうした否決ラインを超えるのは厳しい情勢と言える。

 こうした情勢の背景には、党執行部が党議拘束を前提に「造反者」を処分する姿勢を打ち出したことも影響している。前回の調査で党議拘束や修正を条件に賛成するとした議員のほとんどは「党人だから党議決定に従う」などとして賛成するとしている。

    ◇

 衆院郵政民営化特別委員会は、週明けの4日に参考人質疑と、野党の締めくくり総括質疑をした後、与党提案の修正案を採決する。また、参院の自民、公明両党国対委員長は、4日に野党側と会談。法案の衆院通過を見越し、参院で法案を審議する特別委員会を30人規模で設置するよう申し入れる。

225片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/02(土) 12:05:23
郵政法案 自民の賛成、反対両派が総力戦 公明も参戦
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050702-00000000-maip-pol

 郵政民営化関連6法案をめぐる自民党執行部の反対派切り崩しと、反対派グループの「結束確認活動」は1日も続き、ともに総力戦の様相を呈してきた。賛成派議員が会合を開き「法案の早期成立は国民への責務」とする決議を採択すれば、切り崩しの協力要請を受けた公明党も「反対派は選挙で推薦できない」と宣言。一方の反対派は、郵政事業懇話会の中核議員が若手・中堅議員を集め、共に行動するよう訴えるなど悲壮感すら漂い始めた。
【山下毅修、平元英治】
 「郵政民営化Q&A」。自民党執行部はこんなタイトルの36ページの問答集を急ごしらえし、1日午前、党所属の全議員に配布した。除名や公認取り消しをちらつかせた「脅し」だけでなく、丁寧に説得する姿勢を示すためという。
 ほぼ同じころ、賛成派による「郵政新時代をつくる会」(代表世話人・亀井善之前農相)が国会内で会合を開いた。出席したのは自民、公明両党の19人。「どうせ法案は通るから、と棄権を考えている人がいるが、危険水域にあることを説明すべきだ」。そんな意見が出され、反対派の説得に全力を挙げることを確認した。同会も、この日採択した決議文を両党所属の全議員に配布した。
 一方、反対派は自見庄三郎元郵政相が「理念なき郵政民営化に反対する10の理由」と題する16ページの冊子を作成。野党を含む全議員に配った。同氏が所属する山崎派は、衆院郵政特別委員会の山崎拓・与党筆頭理事が会長だが、自見氏は「私情においては忍びなく断腸の思い」としつつ、「政治生命をかけて理念なき郵政民営化を阻止する覚悟だ」との文書も添えた。
 郵政事業懇話会(会長・綿貫民輔前衆院議長)も1日午前と午後、東京都内のホテルで会合を開いた。午前の幹部会には、亀井静香元政調会長や野田聖子元郵政相ら十数人が出席。執行部の切り崩しに結束して対抗していくことを確認した。
 これを受ける形で、同日午後には懇話会幹事長の亀井久興元国土庁長官らが若手・中堅の会員議員を別のホテルに集め、状況を説明。衆院本会議で法案に反対するか欠席するよう促した。小林興起衆院議員は記者団に「必ず50人以上が反対する。欠席を加えると100人以上が反対だ」とまくしたてた。
 ただ、午後の会合は反対派に不安材料ももたらした。当初、当選1〜3回生を当選回数別に計60人程度集める予定だったが、「多忙」などを理由に欠席者が続出、二十数人にとどまったからだ。ある若手議員は会合後「(反対の)意思確認はされなかった。(投票行動について)言わないことにしている」と話し、民営化反対を公言している中堅議員も「皆が不安だというので集まっている。こういう時はまめにやらないと……」と弱気な一面を見せた。
(毎日新聞) - 7月2日10時11分更新

226片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/03(日) 18:35:11
「人権」にして攻めるのはセンス無いだろ。

郵政民営化 政府プレゼン資料で“差別”
主婦・高齢者IQ低い
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050702/eve_____sei_____001.shtml

 郵政民営化に関する政府の広報をめぐる資料に、主婦や高齢者は知能指数(IQ)が低い、と受け取れる記述があるとして、国会で問題化している。南野知恵子法相が「人権侵害にはあたらない」と強気の答弁で押したこともあり、野党などから批判を浴びている。

 資料は、民営化をめぐる政府の折り込みチラシが、特定企業との随意契約であることなどを追及している五十嵐文彦議員(民主)が衆院「郵政民営化に関する特別委」に提出した。民主党によると、その随意契約した企業から政府へのプレゼンテーション資料で、冒頭に「ターゲット戦略」との題字が打たれている。

 国民各層に、郵政民営化をどう広報するかを示しており、「財界勝ち組企業、大学教授」などを「A」、「主婦層、シルバー層、具体的なことは分からないが、小泉総理のキャラクターを支持する層」などを「B」と分類。「IQ軸」を記した図が添えられ、AのIQは高く、Bは低い、と見える配置になっている。

 六月二十九日の同委員会で民主党は「あるグループをターゲットとしている。チラシが配られた方、ごらんになった方はIQが低いんですよ、というのに近い話だ。人権上、好ましくない」(山花郁夫議員)と追及した。

 しかし、南野法相が「特定個人の人格を攻撃するようなものでない限り、人権侵害にはあたらない」と突っぱねたため、山花氏から「部落差別なども特定個人じゃなくて地域(全体への差別)ではないか」と追い打ちをかけられた。

 法相は「一般論として、厳密な意味で人権侵害にあたらなくても、不当な差別を助長させる恐れが大きい場合は差別助長行為となり許されない」と、再答弁したが、政府から女性、高齢者への説明は、いまだになく、「人権」に関する政府の認識が問われそうだ。

 東京新聞は一日、内閣府に事実関係の説明を求めたが、回答はなかった。

227片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/05(火) 01:29:45
可決されても、のちの「処分」は少しは面白いのかな?

郵政5日に衆院通過の公算 大詰めの攻防
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=main&amp;NWID=2005070401003892

 小泉内閣の最重要課題である郵政民営化関連法案は4日午後、衆院郵政民営化特別委員会で一部修正の上、自民、公明両党の賛成多数で可決された。自民党執行部は5日午後の衆院本会議で可決、参院に送付する方針。自民党の民営化反対派は否決を目指すが、同党執行部は反対と欠席・棄権を合わせても可決に持ち込めると判断している。民主党は閣僚の不信任決議案提出も含め、対応を執行部に一任した。切り崩しを受けた自民党内の反対派は必死に巻き返しに出ており、同法案の衆院通過をめぐる攻防は大詰めを迎えた。
 小泉純一郎首相は4日午後、同特別委の締めくくり総括質疑で「成立すると思っているので(衆院を)解散する必要はない。反対の議員も大局的な判断に立ってもらえれば、賛成してくれるだろう」と表明。党執行部の1人は同日夜、「否決されることはない」と明言、公明党幹部も同様の認識を示した。

228片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/05(火) 02:08:27
郵政法案:反対派の切り崩し続く 自民、本会議決戦へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050705k0000m010136000c.html

 郵政民営化法案をめぐる自民党内の攻防は5日、衆院本会議での「決戦」に突入する。「否決なら衆院は解散。反対、欠席した議員は総選挙で公認しない」と北風戦術で造反を抑え込もうとする小泉純一郎首相と党執行部。大量処分は不可能とみて「否決ライン」への到達を目指す反対派。双方の工作は、採決直前まで続けられそうだ。

 4日午後5時半過ぎ。衆院郵政特別委員会での法案可決を見届け、国会内での自民党役員会に駆けつけた小泉首相は「今後も引き締めて対応に努力してほしい」と党幹部に頭を下げた。同日夜には記者団に「(造反者には)厳正な処分をしなければいけない。成立した場合と成立しなかった場合は大違いだ」と述べ、改めて衆院解散とその後の非公認を示唆した。

 武部勤幹事長は4日午後、「欠席や棄権も党議違反。厳格な処分をしなければならない」との文書を党所属衆院議員に配った。森喜朗前首相も同日、名古屋市での講演で「派閥から『反対しろ』と言われそっちにつくのか、党に従うのか」と反対派をけん制した。

 執行部が締め付けを強めるのは、反対票を投じないまでも欠席する者が大量に出ることを懸念しているため。衆院が小差での可決となれば、与野党の議席差が少ない参院での採決に影響を及ぼすとの不安もある。中川秀直国対委員長は4日昼の政府・自民党連絡会議で「北風を吹かせるべきだ」と危機感をあおった。

 これに対し、反対派で作る党郵政事業懇話会の綿貫民輔会長は4日午後、国会内で武部氏と会い、執行部の「恫喝(どうかつ)的言動」を批判する申し入れ書を手渡した。「過去の事例にかんがみ……」と処分を示唆する武部氏に、綿貫氏は「そりゃ、あんたのことか」とチクリ。武部氏が00年の「加藤の乱」で欠席しながら処分を免れたことを指していた。反対派は「(造反が)何十人も出れば処分できるわけがない」とみて、徐々に「確信犯」化しつつある。

 4日夜には特定郵便局長OBや郵政関係労組らで作る「郵便局ファンの会」による国会周辺デモが行われた。請願を受け付ける場には、綿貫氏や亀井静香元政調会長、平沼赳夫前経済産業相、野田聖子元郵政相ら反対派約20人がずらり。野党議員とともに「民営化反対」とこぶしを突き上げた。

 しかし、執行部、反対派双方とも正確な造反者数を読みきれてはいない。政府筋は4日夜、「反対と欠席の色分けができていない」とこぼした。

 執行部はこの日、断続的に副幹事長会議を開き、「反対13人、欠席30人以下」と楽観的な報告が行われた。しかし、別の票読みで「賛成が過半数を割る可能性も」との情報が寄せられ、武部氏は4日夜まで副幹事長らと情勢分析に追われた。「幹事長が待っている。何時になってもいいから来てくれ」と4日に個別に説得された反対派議員もいた。反対派も懇話会幹部が断続的に会合を持ったほか、夜には国会近くの料理屋に綿貫氏ら21人が集結し、電話での説得を続けた。

 一方、民主党の仙谷由人政調会長が同日、亀井氏に電話で「本気で政権をつぶすなら少々のことはしてもいい」と連携を呼びかける場面もあった。ただ仙谷氏自身が衆院解散に懐疑的で、現実味は乏しそうだ。
毎日新聞 2005年7月5日 1時17分

229片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/06(水) 21:02:58
今になってみれば都議選前のあせり方があほらしいけどね。

自民「増収は消費税中心が適当」・財政改革研が論点整理
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050706AT3L0605S06072005.html

 自民党の財政改革研究会(座長・柳沢伯夫政調会長代理)は6日、9月半ばの中間取りまとめに向け、柳沢座長が論点を整理した試案を議論、了承した。歳入改革に関し、「増収策として、消費税を中心とすることが適当ではないか」と指摘。さらに、「(消費税の)税率引き上げに国民の理解を得るため、福祉目的税化をより明確にすることはどうか」と主張した。また、特定財源については、「一時的な一般財源化も必要ではないか」とした。

 また、「巨額の累積債務残高が国民の(財政の)持続可能性についての不安を増大させているのではないか」とした上で、「まずプライマリー・バランス(基礎的財政収支)の回復を目標としつつ、債務残高の対GDP(国内総生産)比の水準をどう考えるか」とし、プライマリー・バランスの黒字化と債務残高の抑制を同時に進める必要性を強調した。〔NQN〕 (18:00)

230片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/07(木) 00:17:50
気持ちはわかる。
でも、加藤寛先生はどうかと。

竹中応援団が反対派を痛烈批判=財界主催で郵政民営化シンポ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050706-00000156-jij-pol

 郵政民営化を後押ししようと、経済同友会などが主催するシンポジウムが6日夕、東京都内で開かれた。竹中平蔵郵政民営化担当相と親交が深い財界人や有識者が顔をそろえ、民営化の意義を強調。参院での厳しい審議を控える同相にエールを送った。
 加藤寛千葉商科大学長は「51人も分からず屋がいたのには驚いた。小泉さんでも理解できることがなぜ分からないのかと思うと、腹が立つ」と、5日の衆院本会議採決で反対や欠席をした自民党の造反議員を批判。跡田直澄慶応大教授は民主党をやり玉に挙げ、「竹中担当相秘書官の口利き疑惑など、法案とは関係ない質問ばかり。単なるばかな野党という存在で終わっている」と容赦のない言葉を浴びせた。 
(時事通信) - 7月6日23時1分更新

231片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/07(木) 00:19:34
根強い慎重論、参院も薄氷の運営に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050706-00000005-san-pol

 郵政民営化関連法案は五日、参院に送付された。衆院通過がわずか五票差という事態に、参院自民党の執行部は「これだけの小差と思わなかった。参院審議に影響がないといったらうそになる」(片山虎之助参院幹事長)と緊張感を漂わせた。参院は与野党が拮抗(きっこう)しているうえ、八月十三日の会期末まで日数は限られており、衆院審議以上に薄氷を踏む国会運営になりそうだ。
 「参院は慎重論が多い。丁寧に時間をかけてやる」
 片山氏は五日午後、法案の衆院通過を受け「引き続きよろしくお願いします」とあいさつに来た小泉純一郎首相にこう指摘した。現場を取り仕切る矢野哲朗参院国対委員長も「ゼロからの出発だ」と強調した。
 現在、参院の過半数は議長を除く百二十一。与党は自民党百十四人、公明党二十四人の計百三十八人で、自民党から十八人が反対に回れば否決される。衆院本会議で予想を超える造反が出たのを目の当たりにして、参院執行部は「気が引き締まった」(幹部)という。
 さらに衆院本会議の採決にあたっては、党執行部が衆院解散・総選挙の可能性や非公認処分をちらつかせて反対派の切り崩しを行ったが、解散のない参院にはこうした締め付けは通用しない。
 「執行部の脅しのような工作が裏目に出た側面もある」(若手議員)との指摘もあり、片山氏はこの日の会見で「理解してもらって態度を変えてもらうのが基本」と述べ、丁寧に反対派を説得していく考えを示した。
 一方、反対派は「衆院で否決できなくても多くの反対票が出たので、参院での否決につなげられる」(衆院中堅)として参院での否決を目指す。
 国会日程も厳しい。与党執行部は会期末までに法案を成立させるため、今週中に特別委員会を設置し、十一日にも本会議で趣旨説明を行い、審議入りしたい考え。野党との調整を本格化させるが、野党側が衆院審議以上に対決姿勢を強める可能性もある。
(産経新聞) - 7月6日2時44分更新

232片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 00:33:03
yahooの動画では、恥辱シーンがカットされてたよ。見たかったよ。

関谷氏が会長代行の辞表 山崎氏に発言封じられ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000241-kyodo-pol

 自民党山崎派の関谷勝嗣会長代行は7日午後、会長代行の辞表を同派の保岡興治事務総長に提出した。派閥には残る意向だ。
 関谷氏は同日昼の同派総会で郵政民営化関連法案をめぐる小泉純一郎首相の政治手法について批判的な見解を表明。その途中で山崎拓会長が報道陣のいる前で「何ぐだぐだ言っている。やめろ」と制止させた。このため関谷氏は総会後、記者団に「民営化に賛成はするが、自分の思いを発言できないならつまらないから代行を辞めようと思う」と述べ、山崎氏の対応への不満から辞任の意向を示していた。
 辞表の取り扱いは13日の同派役員会で協議するが、山崎派幹部は関谷氏が辞任の意向を示したことについて「そうした方がいい。会長代行の発言は派の意見だと思われる」と指摘した。
(共同通信) - 7月7日21時8分更新

233片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 00:42:28
「丹羽−古賀」体制で運営 堀内派、当面会長不在に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000249-kyodo-pol

 自民党堀内派の丹羽雄哉会長代行は7日、郵政民営化関連法案の衆院本会議採決をめぐり堀内光雄会長が派閥会長辞任を表明したことに関し、当面は会長ポストを空席とし、古賀誠事務総長との「丹羽−古賀」体制で派閥運営していく方針を明らかにした。同派総会後、記者団の質問に答えた。
 丹羽氏は「(堀内氏の)意思も固いし、続けてほしいという話は(幹部らによる)世話人会などでも今のところ出ていない」と述べ、辞任を了承せざるを得ないとの考えを表明。派閥運営は「古賀氏と相談して一緒にやっていく」と述べるとともに、後任の会長人事については、参院での同法案審議の推移などを見守りながら検討する意向を示した。
(共同通信) - 7月7日21時19分更新

首相の悪い態度が原因 郵政法案小差可決で安倍氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000254-kyodo-pol

 自民党の安倍晋三幹事長代理は7日午後、長野県軽井沢町で講演し、衆院本会議での郵政民営化関連法案可決が小差だったことに関し「法案修正の効果が出なかった。小泉純一郎首相の態度が少し悪かった」と述べ、首相の強硬姿勢が反対派を刺激したためだとの見方を示した。
 安倍氏は「(法案修正後も)首相が『何も変わらない』と言うので(反対派は)何も勝ち取っていないことになった」と指摘。その上で「対立を収めて一致団結できる党に戻すことが重要だ」として、首相は党内融和に努力すべきだとの考えを強調した。
(共同通信) - 7月7日21時24分更新

234片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 00:44:31
やっぱり、不在中に、感情的に溜めていたものが爆発するw
造反抑制していい気持ちだった山崎さんだが、顔に泥を塗られ。

緊迫郵政:留守の首相に批判噴出 賛成派も解散示唆に反発
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050708k0000m010136000c.html
 ◇反対派は否決退陣論で攻勢

 郵政民営化関連法案の参院審議入りを控え自民党内では7日、小泉純一郎首相が主要国首脳会議のため訪英し留守の中で、参院否決の場合の衆院解散を示唆した発言への批判が森喜朗・前首相ら賛成勢力からも噴出した。結束を誇った山崎派で幹部の確執が表面化するなど、衆院本会議の「5票差可決」に伴う混乱が続く。反対派は「参院で否決なら総辞職」との論法で攻勢を加速しており、騒然とした空気が広がる中、執行部や派閥からも「選挙準備を」の声が漏れ始めた。

 7日昼開かれた山崎派総会。会長代行の関谷勝嗣参院議員が「解散になれば自民党は負け、瓦解するかもしれない」と首相を批判し、参院審議の厳しさを語り始めた瞬間、会長の山崎拓・前首相補佐官が声を荒らげた。

 「やめろ、もう」

 関谷氏はさらに続けようとしたが、山崎氏は「何をごたごた言ってるんだ。やめろ」と遮り、記者団を締め出した。00年11月の「加藤の乱」でも一致結束して行動した山崎派にして、抑えが利かない。関谷氏は記者団に「私の発言中に失礼なことを言いやがった」と山崎氏をなじり代行の辞任を明言、辞表を提出した。

 「参院で否決されれば内閣不信任」。サミット出発前の首相の言動は、法案に賛成する勢力も刺激した。森前首相は同日の森派総会で、首相発言について「与党の中で話がまとまらなかったから解散で信を問うという、そんなばかな話がどこにあるのか。夫婦げんかを町内会の会に持ち出すようなものだ。こんな愚かなことをしていたら政治史上の大きな汚点になる」と述べ、挑発的な言動を厳しく批判した。森氏は「国会議員はみな一国一城の主だ。もっと敬意を払わなければ。そうでなければ法案は参院で通らない」と強調。小里派の小里貞利会長も派閥の総会で「筋違いだと首相に直接言いたい」と批判した。

 首相が挑発するほど反対派が勢いづく構図を賛成派は感じ始めている。安倍晋三・幹事長代理は同日、長野県軽井沢町で開かれた社会経済生産性本部の講演で、反対票が想定以上だったと認め「率直に言えば総理の態度が少し悪かった気がする」と述べ、首相に異例の苦言を呈した。安倍氏は「反対票は多くて33くらいで、残りの人たちは欠席するだろうと見ていた」と執行部の事前予想を説明。法案修正について「総理が『何も変わっていない』と言ったため(反対派が)修正を勝ち取ったことにならなくなった」と述べ、首相の言動で法案修正が無意味になったと指摘した。

 一方、反対派。亀井静香・元政調会長は7日、記者団に「参院で法案が否決されたから衆院を解散するなんて想像を絶する」と否決・総退陣論をまくしたてた。6日夜、東京都内で開かれた綿貫民輔・前衆院議長率いる反対派・郵政事業懇話会の幹事会では、参加した十数人が気勢を上げ、出席者の一人は「我々の行動で(ポスト小泉が)決まってくる場面もおのずから出てくる」と紅潮して語った。

 執行部はいまだに身動きが取れない。党三役の一人は「1週間はおとなしくしなければならない。そのうち(反対派の熱気が)冷える」、参院自民党幹部も「1週間か10日は黙って様子を見る。黙っていると、どうなっているかよく分かる」と述べ、嵐が通り過ぎるのを待つ。参院採決で自民議員18人が造反して反対すれば否決という状況の中、参院執行部では、継続審議にして秋の臨時国会で仕切り直す選択肢も検討されているようだ。

 「法案否決」を前提に衆院解散や退陣論が公然と語られ始めた党内。山崎氏は同日の派閥総会で「(山崎派は)絶妙のタイミングで(27日に資金集め)パーティーをセットした。皆さんにもあれしないといけないし……」と選挙をにおわせ、出席者は静まり返った。
毎日新聞 2005年7月7日 23時35分

235片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 00:45:30
森前首相:「ばかな話」…首相の参院否決の場合の解散発言
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050708k0000m010086000c.html

 自民党の森喜朗前首相は7日の森派総会で、郵政民営化関連6法案を参院で否決された場合でも衆院解散に踏み切る可能性を示唆した小泉純一郎首相について「与党の中で話がまとまらなかったから解散で信を問うという、そんなばかな話がどこにあるのか。夫婦げんかを町内会の会に持ち出すようなものだ」と指摘。「こんな愚かなことをしていたら政治史上の大きな汚点になる」と述べ、首相の挑発的な言動を厳しく批判した。首相の言動が逆に党内の立場を悪化させかねないとして戒めたもの。森氏は「国会議員はみな一国一城の主だ。もっと敬意を払わなければ。そうでなければ法案は参院で通らない」と強調した。
毎日新聞 2005年7月7日 21時04分 (最終更新時間 7月7日 21時46分

236片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 17:53:27
現行憲法の解釈上は、司法が止められるという意味での違憲ではない。
ただ、適切さは問われるところだろう。

参院否決で衆院解散は疑問 村上担当相、郵政民営化で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000097-kyodo-pol

 村上誠一郎規制改革担当相は8日の閣議後の会見で、小泉純一郎首相が参院で郵政民営化関連法案が否決された際に衆院解散・総選挙に踏み切る意向を示唆したことについて「参院で否決されて解散になった事例は過去になかったのではないか」と述べ、衆院解散は疑問だとの考えを明らかにした。
 解散をめぐっては、自民党内から批判が相次いでいるが、閣僚からも否定的な見解が示されたことで、参院での採決に影響がでるのは必至だ。
 村上担当相は「選挙には大義名分が必要になる」と指摘。衆院で否決されたのなら、衆院を解散して法案に賛成する議員数を増やす利点があるが、参院で否決されたからといって衆院を解散するのは問題があるとの見方を示した。
(共同通信) - 7月8日12時20分更新

「7条解散違憲、新憲法規定を」綿貫氏強調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000007-san-pol

 綿貫民輔前衆院議長は七日、自民党新憲法起草委員会の幹部会で、小泉純一郎首相が郵政民営化法案が参院で否決された場合の衆院解散・総選挙を示唆していることについて「衆院と内閣の関係が非常に複雑になっている。天皇の国事行為を定めた憲法七条を根拠にした無制限な解散には問題がある」と強調した。綿貫氏は「衆院で可決、参院で否決された場合、衆院を解散できるのか。衆院で再議決できなかった場合も解散できるのか。七条を根拠に解散したら憲法違反だということを新憲法ではっきりさせるべきだ」と指摘した。
(産経新聞) - 7月8日2時49分更新

237片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 17:59:24
衆院否決ならば、非公認を押し通して分裂選挙にすることも、不適切ながら不可能ではなかったが、参院否決でいまさら非公認にするというのは政治状況的に難しいと思われる。
ただ、そもそも私は参院で否決される事態を招来することはないと思っている。
否決が予想されるならば、参院幹部は継続審議にしたがるだろう。
それについて、小泉首相はありえないといっているが、これは法案修正についてのありえないと同質であり、イヤだがとるべき対抗手段がないということでもある。
継続審議なんかで参院幹部や公明党の腹が固まるとすれば、政局の空回りが予想される。

首相、郵政「継続審議ない」 参院否決なら内閣不信任
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000025-san-pol

 【グレンイーグルズ=笠原健】小泉純一郎首相は七日夜(日本時間八日未明)、滞在先のホテルで同行記者団と懇談し、郵政民営化関連法案について「成立に向けて全力を尽くす。継続(審議)はない」と述べ、次期国会への継続審議を否定。今国会中の成立を目指す考えを強調した。その上で、参院で否決された場合、内閣不信任にあたるとの認識を改めて示した。
 首相は参院審議への対応について「これまで丁寧に(郵政民営化の必要性を)説明してきた。まだまだヤマはあるのでゼロからスタートする気持ちで向かっていきたい」と述べ、自民党反対派の理解を求めていく考えを示した。
 記者団からさきの衆院本会議での採決に関連して「否決されたら解散する腹だったのか」と聞かれると、「そうだ。解散していたら反対したものは公認しなかった」と明言。郵政法案が衆院で否決されていたら衆院解散・総選挙も辞さない決意で採決に臨んだことを明らかにした。
 反対派が「反小泉」の動きを強めていることに関しては「(反小泉勢力が)勢いづくとは思っていない」と述べた。
(産経新聞) - 7月8日15時11分更新

238片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 19:33:44
郵政民営化:法案・衆院可決 県選出議員、党方針“造反”なし/山形
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamagata/news/20050706ddlk06010200000c.html
 ◇遠藤武彦氏も賛成票

 郵政民営化関連法案が5日、5票のきん差で衆議院で可決された。県選出衆院議員5氏の中には、党方針への“造反者”はいなかったが、同法案に対して慎重な姿勢をとっていた自民党の遠藤武彦氏(2区)は、同日朝、所属する派閥のリーダー、山崎拓氏の説得を受け入れ、賛成票を投じたという。

 賛成したのは、遠藤武氏の他、遠藤利明(1区)と加藤紘一(3区)の自民2氏。反対したのは鹿野道彦と近藤洋介の民主2氏(共に比例代表)だった。

 03年11月の第43回衆院選で毎日新聞山形支局が実施した候補者アンケートでは「郵政民営化」について、遠藤武、近藤の両氏は「民営化の必要はない」と回答。一方、遠藤利、鹿野の両氏は「その時期にはこだわらないが、いずれは民営化すべきだ」、加藤氏は「その通り民営化すべきだ」と答えていた。

 遠藤武氏は6月30日、所属する山崎派に退会届を提出したが、受理されていないという。同氏は「もともと法案の内容・手法に疑問を感じていた。仮にギリギリになって反対する場合、山崎氏に迷惑をかけるので提出した」と説明。また、候補者アンケートの回答とは異なり、最終的に賛成票を投じたことについて「賛成・反対が非常に接近していることを知り、もし否決されれば政局(解散・総辞職)になる可能性が大と判断し、賛成した」としている。【山根真紀】
毎日新聞 2005年7月6日

239片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 19:40:52
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/giin/1120570679/
78 無党派さん New! 2005/07/08(金) 18:58:32 ID:Di40nKyk
夕刊フジの政治コラム「風雲永田町」に平沢が何故寝返ったのかが詳細に書かれてる。
それによると、都議選で自分の地元(葛飾区)で自分が代議士になる際に世話になった
ふたりの都議の再選を確実なものにするため、安倍ちゃんに葛飾区入りを要請、
その際、安倍ちゃんから「葛飾区入りする代わりに郵政法案に賛成してください」とバーターを持ちかけられ、
どちらか一人でも当選できればラッキーと思っていた平沢は「ふたりとも当選できたら考えましょう」と返答。
結果は自民候補ふたりとも当選したので、安倍ちゃんに約束を守るよう迫られた。
最終的に賛成票を投ずる気になったのは、
「法案が成立しても完全民営化まで12年かかる。その間にいくらでも変えられる。自民党内は反対派が多数だし、小泉は一年で辞める」と
派閥幹部からの説得を受けてのことだそう。

240片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/08(金) 20:53:44
除名されれば新生自民党を 平沼氏、党執行部を批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000245-kyodo-pol

 自民党の平沼赳夫前経済産業相は8日、北九州市で講演し、自民党執行部が郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で造反した議員の処分を検討していることについて「そういう執行部に除名除籍されるなら、政治家として名誉なことだと思っている。そうなったら同志と新生自民党を打ち立てていけばいい」と述べた。
 平沼氏は「私たちは勝ったと思っていたが、執行部は威嚇とどう喝というえげつないことをやった。強権を使ってするのは本当の改革ではない」と執行部の姿勢を批判。
 さらに「参院でも執行部はなりふり構わず圧力をかけてくるだろう。場合によっては、あの人が解散総選挙に打って出てくる可能性もあるが、私は『殿、ご乱心を』と思っている」と述べ、衆院解散をちらつかせている小泉首相のやり方も批判した。
(共同通信) - 7月8日20時50分更新

241片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 10:56:45
付帯決議で対処か。
頭を低くして突っ走れっっ。

片山参院幹事長「政治の空白回避を」
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050709AT1E0900109072005.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は9日朝のTBS番組で「ここで大混乱の政局にして、政治の空白をつくるべきでない」と述べ、郵政民営化法案が参院で否決され、衆院解散・総選挙になるような事態は避けるべきだとの認識を表明した。

 反対派を説得するための法案の再修正に関しては「物理的に間に合わない」と否定。「政府には誠実で謙虚な答弁をお願いしたい」と語り、反対派との感情的な対立をあおるべきではないと訴えた。 (10:08)

242片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 11:17:12
自民の山下・北村氏郵政「造反」
評価と選挙不安の声 地元党関係者
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news02.asp?kiji=8967

 5日に衆院で採決された郵政民営化関連法案をめぐっては、道内選出の自民党衆院議員8人のうち山下貴史氏(比例1期目、岩見沢市)と北村直人氏(7区6期目、釧路市)の2人が反対や棄権という態度に出た。民営化に伴う地域の「地盤沈下」に危機感を感じる地元の党関係者らからは一定の評価の声が上がっているが、「造反」という党執行部とのあつれきを生んだことで選挙への影響を心配する声もある。

 山下氏は反対票を投じ、北村氏は採決時に本会議から退席した。

 北村氏の地元のある党員は「民営化への不安はどこも強く、道内の多くの自治体が反対や慎重審議を求める意見書を採択している」と話し、「党の方針には反したが、選挙への影響はない」とみる。

 山下氏の地元から選出された道議からは「苦しい選択だが、地域のことを考えると反対は致し方なかった」。地元住民には賛否があると感じており、「次の選挙が心配。今後は我々も住民の声を聞き、フォローしていきたい」と話した。
(7/7

243片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 11:20:10
近聞遠見:12年前も「55人」で動いた=岩見隆夫
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/kinbun/news/20050709ddm003070177000c.html

 「カルト教の教祖をみているようだ。総理は解散、解散とわめき散らしている。自分の党を解散でおどすとは、どういうことか……」

 と小泉純一郎首相にかみついたのは衆院郵政特別委の民主党筆頭理事、中井洽、4日の締めくくり総括質疑である。

 小泉くらい次々に異名のつく首相もめずらしい。変人に始まって、とうとう教祖呼ばわりされることになった。小泉がつくりだした尋常でない郵政政局をどう表現したらいいか、与野党の議員が考えあぐねている。

 いまの段階で、郵政民営化関連法案が成立するのかどうか、だれにも予測できない。

 「参院は衆院より厳しい」

 という観測ぐらいで、衆院採決の5票差よりさらにきわどいのでは、読めるはずがない。

 だが、法案の最終的な成立、不成立にかかわりなく、51人という自民党の大量造反が呼び水になって、政界は流動のテンポを速めてきた。小泉には、郵政成立か解散断行か、どちらに転んでもいい、とずぶとく構えている雰囲気もあって、よけいに疑心がつのるのだ。

 単騎独行タイプの小泉一人に振り回されてきた。しかし、それだけでもなく、自民党の変ぼうが郵政政局を迷路に誘い込んでいる。反対派の拠点、郵政事業懇話会(綿貫民輔会長)の事務局長格で奔走する亀井久興元国土庁長官は、衆院採決前の緊張のなかで、

 「派閥はもうなくなりましたなあ。そうでなければ、勝負はついている」

 と苦笑したという。なぜなら、反対派の集会を開くたびに、中央には、綿貫と堀内光雄、亀井静香、高村正彦の4人が座を占めた。綿貫は旧橋本派の新会長を懇望されている人物、あとの3人は派閥の会長だ。

 4派所属の衆院議員はしめて126人。半分がボスの行動に同調すれば、法案はゆうゆう否決されていた。しかし、同調は4派で41人、3分の2が別行動をとった。

 派閥が<一枚岩の結束>を誇った時代はとっくに去っている。自民党を長年支えてきた派閥連合体という強じんな基礎構造が、もはや完全に崩壊したことを、今回の造反劇は見せつけた。

 造反騒動をめぐるおびただしい情報のなかで、もっとも興味深いのは、採決の衆院本会議場で、民主党の小沢一郎副代表が

 「十数年前の宮沢内閣不信任案のときと似たものがあり、久しぶりに興奮する」

 と隣の岡田克也代表にもらした、という話である。

 93年も不穏な年だった。恒例の首相公邸新年会で、宮沢喜一首相は、中国のトウ小平の言葉を借り、

 「いろんなことがあっても、天が落ちることはない」

 とあいさつした。しかし、自民党にとっては、天が落ちるのに近いことが起きる。野党に転落、55年体制が幕になった。

 数字の酷似に驚かされる。6月18日、宮沢内閣不信任案が可決されるが、自民党から小沢、羽田孜を中心に39人が賛成に回り、16人が欠席、合計55人の造反者がでて、38年間の長期政権が自滅したのだ。

 51人と55人。つまり2割程度の反逆によって、激震が起こり、歴史が動く、という事実に着目しないわけにはいかない。こんどは何が起きるのか。

 首相就任の1年半ほど前、小泉はある対談で、

 「いま、自民党と民主党が連立政権組んでもね、そんな不思議じゃないよ。それだけ両党とも鮮明な旗を立てられなくなっているんだな。難しいときだ」

 と語っている。教祖の呪文を聞くようだ。(敬称略)

244片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 15:09:43
郵政法案 参院審議の自民党 英国の小泉発言に反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050709-00000010-maip-pol

 郵政民営化法案の参院審議に向けて舞台を整えつつある自民党に、英国訪問中の小泉純一郎首相が再び冷や水を浴びせた。法案の継続審議について首相が「あり得ない」と否定し、あくまで今国会中に決着を目指すと明言したためだ。法案賛成派の間でも、勝負を急がず、秋の臨時国会に先送りする案が検討されているが、首相はあえて期限を切って見せた。
 「総理も法案を通したいなら、これ以上逆なでするような言い方はやめた方がいい。今の段階で継続を否定するのはおかしい」。参院自民党幹部は8日午後、憮然(ぶぜん)とした表情で語った。別の幹部も「そんなことをわざわざ言わなくてもいいのに」と顔を曇らせた。
 参院自民党は、青木幹雄参院議員会長がドンとして君臨している。参院での法案の生殺与奪を握っているとみられているためだが、逆に否決されれば青木氏の政治力はがた落ちになる。このため、執行部も反対派も法案否決による衆院解散を望まない以上、破局を回避して政局が落ち着くのを待つ方法として検討されているのが、「決着先送り=法案の継続審議」案だ。
 首相発言はそれを否定するもの。民主党の参院幹部は「これで参院自民党が爆発する可能性が高まった」と分析した。
 継続審議だけでない。首相は記者団とのやり取りで「参院で否決されても内閣不信任とみなす」「法案修正案は原案と変わらない」など、自民党内に波風を立てる発言を連発。片山虎之助参院幹事長は8日の記者会見で「謙虚さがない」と首相を批判し、与謝野馨政調会長も同日の党役員会で「修正案をまとめるために苦労した人々が不本意に思う」と異例の苦言を呈した。
 そんな中で参院自民党は郵政特別委員会の人事を内定した。片山氏らは、郵政問題に詳しい陣内孝雄元法相(旧橋本派)を中心に根回しを続け、いったんは固辞されたものの、7日夕の段階で陣内氏から了承を得た。
 反対派の会合にも出席している陣内氏は了承直前、「法案を再修正すべきだ」と片山氏に求めたが、片山氏は「時間がない。民営化は12年も先だし、そんなに慌てる必要はない」と説得したという。一方、与党筆頭理事になる市川一朗参院議員は、修正案を了承した党総務会で「私は民営化に反対だったが、支持した総理が決めたことだ」と賛成の意思表示をしたことなどで起用された。
 会期末の8月13日まであと36日。法案の継続審議を否定した首相は、衆院で否決された場合、衆院を解散するつもりだったと明言した。自民党首脳も7日、「候補者を探さないといけないからすぐにはできないが、参院で否決されたら解散しなきゃいけない」と首相の腹を代弁するかのように話した。
 解散風を吹かせながら退路を断つ首相と、18人が反対すれば法案が否決されるという厳しい参院の状況。参院国会対策委員会の幹部は「丁寧に丁寧に審議するしかない。良ければ可決だし、だめなら否決で解散だよ」と苦笑まじりに語った。
(毎日新聞) - 7月9日10時11分更新

245片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 15:12:03
谷垣財務相、ポスト小泉に意欲=時に応じ「肉付けして申し上げたい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050709-00000053-jij-pol

 「ポスト小泉を考えないといけない時には、もう少し肉付けして申し上げたい」−。谷垣禎一財務相は9日、長野県・軽井沢で開かれた社会経済生産性本部(牛尾治朗会長)の夏季セミナーの講演で、次期自民党総裁職に意欲を示した。 
(時事通信) - 7月9日15時1分更新

246片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 22:47:02
自民党の政治家はこういうことをちゃんと言わなきゃいけないと思っていた。
この方向で肉付けするならば支持できる。

谷垣財務相 結び付き強化必要
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/09/k20050709000139.html

谷垣財務大臣は、長野県軽井沢町で講演し、次の自民党総裁選挙に立候補する場合は、家族や地域社会などの結び付きを強くするような国家像の実現を掲げて臨みたいという考えを示しました。
谷垣大臣は「構造改革や規制緩和を進めていかねばならないというのはそのとおりだが、人間社会である以上、まずは人と人とのきずなが強まるような方向で物事を考えなければいけない」と述べました。そのうえで、谷垣大臣は「出生率を上げるためには、家族のきずなが不可欠だし、地域社会のきずながしっかりしていなければ、いくら警察官を増やしても治安は良くならない。さらに国と国民の信頼関係がなければ、色々なことはうまく進まなくなる。いわゆるポスト小泉を考えなければならない時には、もう少し具体的に肉づけをして話をしたい」と述べ、次の自民党総裁選挙に立候補する場合には、家族や地域社会などの結び付きを強くするような国家像の実現を掲げて臨みたいという考えを示しました。

247片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 23:08:56
公明党:自民党は「党内融和を」 神崎代表
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050710k0000m010018000c.html

 公明党の神崎武法代表は9日、党本部で開かれた全国県代表協議会であいさつし、郵政民営化関連法案の参院審議について「小泉(純一郎)首相には丁寧な審議、答弁を行い、国民の理解をさらに得る努力を求めたい」と、小泉首相に注文を付けた。衆院本会議の採決で大量の造反者を出した自民党に対しても「党内融和を図るよう最大限の努力を期待する」と強調した。

 一方で「07年の統一地方選、参院選、その前にも予想される次期衆院選は公明党の命運を決する歴史的な戦いだ」と述べ、郵政政局で衆院解散・総選挙の可能性が出ていることに危機感を表明。「都議選完勝をバネに、何としても次の国政選挙での躍進につなげたい」と語った。【田所柳子】
毎日新聞 2005年7月9日 18時28分

248片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/09(土) 23:20:41
参院 郵政特別委13日から審議 波乱生む中間派委員
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050709-00000003-san-pol
本会議 自民、30人造反も
 与野党は八日、郵政民営化関連法案の審議の舞台となる特別委員会を十一日に設置し、十三日から審議入りすることで正式合意した。これに伴い参院自民党は、委員長と理事、委員の選定を終え、臨戦態勢を整えた。衆院特別委と違い明確な反対派はわずかだが、「グレーゾーン」とみられる委員は少なくなく、審議の行方は予断を許さない。
 参院自民党は、委員長に陣内孝雄元法相を充てる人事を内定。陣内氏は、政府と自民党による法案づくりの場となった「郵政改革検討委員会」のメンバーで、「参院自民党の郵政キャップ」(幹部)といわれる。また、堀内派の市川一朗前農水副大臣を与党筆頭理事に内定した。市川氏は、異例の多数決決着となった先の党総務会で修正案に賛成しており、両氏の起用で円滑な委員会運営を目指す考えだ。
 問題は委員の構成となる。各党の配分は自民党十七人▽民主党十二人▽公明党四人▽共産と社民両党が各一人−の計三十五人となり、採決で、野党に加えて自民党議員四人が反対すれば法案は否決される。衆院特別委は反対派とみられる委員八人を賛成派に差し替えて可決したが、参院は「(差し替えは)考えていない」(片山虎之助参院幹事長)というのが基本。このため慎重に人選を進めたが、賛成派ばかりというわけではない。
 委員のうち、これまで明確に郵政法案に反対してきたのは長谷川憲正氏一人だが、ほかにも五、六人は反対に回る可能性があるとみられる。派閥のバランスに配慮した人選となったため、最終局面で派閥の意向が投票行動に反映される可能性もある。片山氏も八日の会見で「態度がはっきりせず、賛成、反対が分からない人がかなりいる」と認めている。
 一方、委員会審議は、十三日の参院本会議での趣旨説明を受け、十四日から実質的に始まる。与党は特別委で七十時間程度の審議時間を想定し、八月上旬の成立を目指しているが、反対派や野党の出方次第では、八月十三日の会期末ぎりぎりまで遅れる可能性もある。
 実際、委員会で法案を可決しても、その後の本会議採決の行方は不透明だ。与野党が拮抗(きっこう)する参院は、衆院より少ない十八人が反対に回れば否決される微妙な情勢。
 自民党執行部内には、現状での票読みとして「最大で二十八−三十人が造反する可能性がある」(国対筋)との見方がある。
 このため参院自民党執行部は、造反を否決ライン以下に抑えるため、水面下で切り崩し工作を加速させる構えだが、衆院採決で大量の造反者が出たことで反対派は勢いを強めており、思惑通り法案を成立させることができるか、衆院での採決以上に微妙な情勢だ。
     ◇
 ◆委員長に陣内氏
 【郵政民営化】
 陣内孝雄氏(じんのうち・たかお)京大院修了。法相、参院予算委員長、自民党総務。71歳。佐賀選挙区。参院当選4回。
     ◇
 《参院特別委の自民党委員》
 【委員長】
  陣内孝雄 (4) 旧橋本派
 【理事】
  市川一朗 (3) 堀内派
  山崎 力 (2) 旧橋本派
  世耕弘成 (2) 森派
 【委員】
  愛知治郎 (1) 無所属
  有村治子 (1) 高村派
  岩城光英 (2) 森派
  小野清子 (3) 亀井派
  小池正勝 (1) 旧橋本派
  小泉昭男 (1) 山崎派
 ◎椎名一保 (2) 亀井派
  関口昌一 (2) 旧橋本派
  野上浩太郎(1)森派
 ◎長谷川憲正(1)旧橋本派
  藤野公孝 (1) 堀内派
  山下英利 (2) 旧橋本派
  山本順三 (1) 森派
 (注)敬称略。丸数字は当選回数。◎は修正案提出後、郵政事業懇話会に出席したことのある議員
(産経新聞) - 7月9日2時53分更新

249片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/10(日) 00:25:05
郵政法案が通過すると公明党に何かのごほうびがいくかな?
ある意味外国からの圧力ではなく国内勢力による圧力で戦没新施設が進むわけか。

公明・神崎代表、郵政法案の参院審議に向け小泉首相に自民党内の融和を図るよう求める
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20050709/20050709-00000310-fnn-pol.html

公明党の神崎代表は9日午後、党本部で行われた全国県代表協議会であいさつし、郵政民営化法案の参議院審議に向けて、小泉首相に対し、自民党内の融和を図るよう求めた。
神崎代表は「小泉首相をはじめ政府には、自民党内に対しても党内融和を図るように最大限の努力を期待いたします」と述べ、5日に行われた衆議院本会議での採決で、自民党内から多くの造反者が出たことに関連し、小泉首相は、参議院審議に向けて党内の融和を図るべきとの考えを示した。
さらに神崎代表は「政治が不安定になれば、景気が後退しかねない。参議院での可決・成立を目指して、しっかり政府を支えたい」などと述べ、政府に協力する姿勢を強調した。
また、小泉首相の靖国神社参拝問題に関連して「新たな追悼施設建設を検討する機運が熟してきた。政府の決断を促す」と述べ、国立で無宗教の追悼施設を作るようあらためて政府に働きかける見解を明らかにした。
[9日22時47分更新]

250片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/10(日) 11:47:11
郵政法案:参院で審議へ 見通しは極めて不透明
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050710k0000m010076000c.html

 5票差で衆院を通過した郵政民営化関連法案は、13日にも参院で審議が始まる。法案の行方は「可決・成立」「否決・廃案」「秋の臨時国会を見越した継続審議」の3通りに大別されるが、最終的には小泉純一郎首相と自民党との力関係で決まる見通しだ。「ポスト小泉」の思惑も絡む参院審議を展望した。

 ■可決・成立

 小泉純一郎首相にとって最も好ましいのが、8月13日の会期末までに法案が成立することだ。

 参院は与野党の議席差が衆院より少なく、与党から18人が反対に回れば、否決される。小差での衆院通過に反対派は勢いづいているが、首相に近い自民党幹部は「1週間もたてば熱気は冷める」と述べ、「5票差の衝撃」が参院に伝わるとの見方に否定的だ。

 参院の自民党議員は、所属派閥よりも青木幹雄議員会長を頂点とする「院の結束」を優先しがちだと言われ、政局の混乱回避に向けた「逆バネ」が働いて、造反者が最小限にとどまる可能性は十分にある。法案が成立すれば、衆院解散・総選挙は回避され、小泉首相は来年9月末まで政権を担当する公算が大きくなる。

 ただし、「くせ球」として登場しそうなのが、法案の成立と引き換えにした「首相花道論」だ。自民党内の動きは、郵政法案の扱いを超えて、小泉政権を支えるのか否か、「ポスト小泉」をにらんでどう立ち回るのか、という権力闘争の様相を呈しつつある。このため、反小泉勢力が大半の反対派にとっては、法案の成立に協力する代わりに、首相に早期退陣を約束させるという取引が可能になる。成立後に内閣総辞職という分かりにくいパターンだ。

 この場合、小泉首相の後継をめぐって自民党の総裁選びが必要になる。また退陣を決意した首相が、8月15日に靖国神社を参拝するとの見方も一部にはある。

 ■否決・廃案

 衆院と同様に自民党から大量の造反者が出て、法案が否決されれば、政局は一気に緊迫する。

 この場合、衆院は法案を可決しているため、憲法の規定に従って法案を衆院に回付し、3分の2以上の賛成多数で可決、成立させる道も残っている。しかし、衆院の現状を踏まえれば非現実的。参院の否決時点で廃案が事実上確定する。

 小泉首相は「参院で否決されても内閣不信任と受け止める」と語っており、否決後ただちに衆院の解散に踏み切り、郵政民営化を争点にした総選挙に打って出るとみられる。事前の票読みで否決が避けられないと判断して、採決前に解散する事態もあり得る。

 郵政問題を正面にすえた衆院解散は、自民党分裂の可能性をはらむため、党内は賛成派、反対派を問わず、首相が「伝家の宝刀」を抜くことに抵抗するとみられる。首相の後見人をもって任じる森喜朗前首相でさえ「解散で信を問うというばかな話がどこにあるのか」と繰り返している。

 仮にこうした自民党の声が大勢になれば、首相は解散にも踏み切れず、そのまま退陣に追い込まれる可能性が高い。

 ■継続審議

 参院審議を前に党内でささやかれ始めたのが法案の「継続審議」論だ。このまま、参院本会議採決という「決戦」を迎えた場合、賛成、反対両派ともダメージを受けるとの判断から、熱を冷ますために「水入り」にして秋の臨時国会に先送りするというものだ。

 ただし、首相が「今国会中に成立を」と訴えている以上、継続審議は事実上の廃案とみなされる。臨時国会で採決しても否決、廃案となり、首相はそのまま退陣というケースが考えられる。

 臨時国会で参院が法案を可決した場合、再び衆院に戻して再議決の手続きが必要になる。
毎日新聞 2005年7月9日 21時02分 (最終更新時間 7月9日 23時02分)

251片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/10(日) 23:28:12
県内町村長ら国会議員と意見交換 郵政民営化に批判
http://www.kochinews.co.jp/0507/050710headline03.htm

 県町村会(会長=宗石教道・物部村長)と県町村議会議長会(会長=新階譲二・春野町議会議長)は9日、高知市内で県関係国会議員との意見交換会を開いた。町村側は郵政民営化反対が大勢のため、関連法案の衆院採決で賛成、棄権した自民党の3氏に批判が集中。3氏はそれぞれ自身の考えを説明して理解を求めたが、過疎地のサービス切り捨てを危ぐする地方の不安があらためて浮き彫りになった。

 芸西、夜須、いのを除く35町村から62人が出席。国会議員は、秘書が代理出席した公明党の石田祝稔氏(衆院四国比例)を除く6氏が顔をそろえた。

 地方交付税の総額確保など三位一体改革を中心に意見交換する予定だったが、5日に郵政民営化関連法案がわずか5票差で衆院通過した直後だけに、約2時間半の大半を民営化問題に費やした。

 自民党の3氏は当初、民営化反対の姿勢を見せていたが、法案採決では中谷元(高知2区)、山本有二(同3区)の両氏が賛成票を投じ、福井照氏(同1区)は棄権。

 賛成した2氏は与党の法案修正内容を説明し、「地方のネットワークが維持できると判断した」(中谷氏)、「中山間(の郵便局が)が生き残れると確信した」(山本氏)と強調。福井氏は公務員や「公」の重要性に触れながらも、棄権した理由には言及しなかった。

 これに町村側は「有権者の代表として国会に出ているのではないのか」と厳しく指摘し、「修正案で(過疎地の郵便局維持を目的に積み立てる)基金が1兆円から2兆円に増えたことが賛成理由になるのか」と迫る場面も。

 3氏に対しては、民主党の五島正規氏(衆院四国比例)も「どこまで個人の判断で投票したのか」と疑問視。法案の行方を左右する参院側では、自民党の田村公平氏(県選挙区)が「国の『かたち』が問われている。自民党であるかないか以前の問題だ」と民営化反対の色合いを強くにじませ、無所属の広田一氏(同)も「郵便局は地域福祉の役割も果たしている」と法案に反対する姿勢を明確にした。

 「郵便局まで奪うのか」 県内町村長ら怒り充満

 9日の県関係国会議員と県内町村長・議長の意見交換会。過疎地の郵便局切り捨てに危機感を募らせる町村長らから、郵政民営化への不満や怒りが一気に噴き出した。矛先は衆院で関連法案に賛成票を投じた中谷元、山本有二の両氏と、棄権した福井照氏の自民勢に向けられ、集中砲火さながら。三位一体改革による地方交付税削減で、予算編成もままならない地方の実態に、「今度は郵便局まで奪うのか」との思いが充満した。

 口火を切ったのは首長らではなく、参院で郵政民営化を危惧(きぐ)する自民の田村公平氏。隣席の中谷氏を意識しながら「衆院であと3人勇気ある行動をしていただいたら…。世の中には言うこととやることが違う人がいる」と、いきなり衆院の「身内」を強烈に皮肉った。

 これに中谷氏も口を開き、自民分裂や解散総選挙を避けるべきだとの立場から「政局の安定が国の発展につながる。不安定な政治状況は国のためにならない」。

 収まらない田村氏は郵政公社の黒字決算状況を挙げ、「何の不満があるのか。法案にはゆうパックと速達は廃止すると書いてある。田舎の郵便局はなくなる」とまくしたてた。

 この論戦に、民主の五島正規氏が「民営化は、成功すれば地銀、第二地銀が淘汰(とうた)される。失敗したら膨大な国民資産が消える。失敗しても成功しても困るという法案だ」と割って入り、無所属の広田一氏も「地域金融に与える影響の検証ができていない。党、会派を超えて自らの信念に基づいて行動すべきだ」と主張。壇上バトルの様相を呈した。

252片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/10(日) 23:29:03
(つづき)
 「心配ない」

 町村長らも黙っていない。

 「中谷先生の考えは違うんじゃないか。国政の安定と言うが、国がやらなければならないことをやっているのか? 地方の切り捨てばかりだ」

 梼原町の中越武義町長の発言に、中谷氏は地方の郵便局が赤字でも2兆円の地域・社会貢献基金から運営資金が充てられると説明。「心配なく運営できる」と主張すれば、仁淀村の藤村楠正村長は「基金が利子を生むのか疑問だ」。

 やりとりが1時間以上経過しても出席予定の山本、福井両氏は未到着。「どうしたのか。けしからん!」。会場からの怒声が飛び出したところへ両氏は姿を現したが、拍手はまばら。

 待ちかねたように大正町の味元和義議長が「有権者を裏切った真意をお聞きする」と今度は山本氏が矢面に。

 「魂売った」

 「意地で(反対を)貫くことがそれほど大切なことなのか」「離島、中山間、過疎地の不採算の局が2000局。どれくらいの基金を積めば経営が約束できるのか。1兆円だったのを2兆円にした修正案が(衆院に)やってきた。誤解を招いたことはおわびするが、中山間地域が生き残れると確信した」

 山本氏の釈明に続き、福井氏も促されるように口を開き、「総選挙になると日本が混乱するという“上のレベル”で判断された」と先輩議員をかばったが、自身の棄権理由には触れずじまいだった。

 意見交換後。「棄権が一番いかん。県民の代表として意思表明すべきだった」「国会議員たちは地方の生活実態を知っているのか」。首長らの怒りは収まらない。

 「党利党略で魂を売った。選挙で安泰だと思っているかもしれないが、単に人材がいないだけ」

 中には三位一体改革を議題にした昨年の意見交換会以上に辛らつな言葉を口にする首長もいたが、渦巻いた批判が安堵(あんど)に変わるか、失意に転じるか。会期末まであと1カ月――。

 【写真説明】郵政民営化をめぐり、関連法案に賛成・棄権した国会議員に首長らから厳しい批判が飛んだ(高知市の高知城ホール)

253片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/10(日) 23:46:38
郵政法案、参院で否決期待 野中元自民党幹事長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050710-00000104-kyodo-pol

 元自民党幹事長の野中広務氏は10日、大分市で開かれた郵政民営化関連法案に反対する集会で講演し、「地域の信頼される核として郵便局、特定郵便局制度を死守していかねばならない。参院では良識が発揮されると思う」と述べ、参院で法案否決を期待した。
 野中氏は「ポストや権力という『毒まんじゅう』につられることで法案が通過するようでは、日本の将来は見えている」と強調した上で、「苦しいときに耐えるのが政治家。衆院で法案に反対票を投じたのは勇気ある行動だ」と述べた。
 また「郵政公社の職員はみなし公務員ではなく国家公務員。突然の法改正によって民間人になるとすれば憲法違反となるのは明らかだ」と指摘した。
(共同通信) - 7月10日19時3分更新

解散間違いない−自民 郵政審議で与野党党首
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050710-00000059-kyodo-pol

 与野党の党首らは10日、NHK番組で郵政民営化関連法案の参院審議に向け見解を示した。
 自民党の武部勤幹事長は、参院で法案が否決された場合の衆院解散・総選挙の可能性について「間違いない」と述べ、内閣総辞職はないとの認識を表明。次期国会への継続審議を否定した上で「継続審議も(小泉内閣)不信任と同じと理解していい」と強調した。
 公明党の神崎武法代表は「(関連法案は)重要だが、ほかにも重要課題が山積している。いまだかつて、衆院で可決され、参院で否決されたからといって解散になった事例はない。解散すべきでない」と述べ、参院での成立に全力を挙げる姿勢を示した。
 これに対して、野党3党の党首は関連法案を否決に追い込む決意を強調、小泉純一郎首相が衆院解散の意向を示していることに反発した。
(共同通信) - 7月10日14時47分更新

254片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/10(日) 23:51:08
処置なしだなぁこの人は。。
戦後作られた言葉だということが問題の核心じゃないだろうが。

文科相、「従軍慰安婦はなかった言葉」とのメール紹介
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050710STXKA026010072005.html

 中山成彬文部科学相は10日、福岡市内で講演し、「従軍慰安婦」という言葉が戦時中はなかったことを強調する支援者からのメールを約10分間にわたって読み上げ、「真剣に考えてくれている。ありがたいことだ」と述べた。

 中山文科相は6月に「従軍慰安婦という言葉はその当時なかった」と発言して、韓国などから反発を招いた経緯がある。

 講演で中山文科相は「私が歴史認識を話すと良からぬ誤解を招くといけないので、手紙を紹介する形で皆さんのご理解を得たい」と前置き。カナダの大学院で学ぶ20代の日本人女性から届いたというメールを紹介した。

 メールは従軍慰安婦をめぐり「そんな言葉は当時ありません。一部の日本人が自虐的に戦後、作った言葉ですよね」とし、「イメージの悪い言葉を作ってことさら悪事のように騒ぐのはなぜでしょうか」と批判している。

 中国や韓国の反応については「国益に沿って反日を利用し、国内をなだめつつ、とりあえずごねてみる作戦。(中国や韓国に)ただ頭を下げるのでは政治家として二流、三流」などとしている。〔共同〕 (21:00)

255片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/11(月) 19:37:25
首相「解散は内閣が決すべきもの」…郵政法案質疑で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050711-00000011-yom-pol

 小泉首相は11日の参院本会議で、郵政民営化関連法案について「今後、参院での審議において、これまでの議論の経過や衆院での修正等を真摯(しんし)に受け止め、引き続き法案に対する理解を賜るよう誠実に対応していく」と述べた。

 公明党や自民党参院幹部から、首相の丁寧な答弁を求める声が出ていることに配慮したものとみられる。

 首相は、同法案の衆院採決で反対した、滝実法務副大臣ら4人を罷免したことについて、「内閣が統一的に行動できるよう、やむを得ない措置として罷免した」と述べた。

 一方、参院で法案が否決されれば衆院解散・総選挙に踏み切る意向を示唆していることに関し、「解散は衆院議員の身分を失わせる重い行為であることを認識しつつ、新たに民意を問うことの要否も考慮して、内閣がその政治的責任において決すべきものだ」と述べ、解散は自らの判断で決める考えを強調した。

 民主党の広野允士議員の質問に答えた。

 これに関連し、首相は同日、首相官邸で開かれた政府・与党連絡会議で「今週から参院での(同法案の)審議になる。ゼロから出発する気持ちで、丁寧に対応したい」と強調した。
(読売新聞) - 7月11日19時15分更新

256片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/11(月) 19:44:37
朝日のほうの文章が新しいと思った。
当時としては誇れる仕事であった、と括弧書きしても絶対ダメじゃないけど、問題はそういうことではないんだろうな。

戦中は「従軍慰安婦」という言葉ない 中山文科相、発言支持のメール紹介
http://www.sankei.co.jp/news/050711/sei040.htm

 中山成彬文部科学相は10日、福岡市で開かれた地方議員や市民が参加した集会で講演し、「従軍慰安婦」という言葉が戦時中はなかったという自身の発言を支持する電子メールを読み上げ、「若い方々は本当に真剣に考えている。ありがたい」と語った。

 講演で中山文科相は「私が歴史認識を話すと良からぬ誤解を招くといけないので、手紙を紹介する形で皆さんのご理解を得たい」と前置き。カナダの大学院で学ぶ20代の日本人女性から届いたメールを紹介した。

 メールは「従軍慰安婦」という言葉について「そんな言葉は当時ありません。一部の日本人が自虐的に戦後作った言葉ですよね」とし「イメージの悪い言葉を作ってことさら悪事のように騒ぐのはなぜでしょうか」と疑問を投げかけている。

 中国や韓国の反発に対し「国益に沿って反日を利用し、国内をなだめつつ、とりあえずごねてみる作戦。(中国や韓国に)ただ頭を下げるのでは政治家として二流、三流」としている。

 中山文科相は6月、静岡市で開かれたタウンミーティングで「従軍慰安婦という言葉は当時なかった。間違った記述が教科書からなくなってよかった」と述べたが、慰安婦の存在や苦痛は否定していない。
【2005/07/11 大阪夕刊から】
(07/11 15:34)

慰安婦発言支持のメール、中山文科相「感銘受けた」2005年07月11日10時08分
http://www.asahi.com/politics/update/0711/002.html

 中山文部科学相は10日、福岡市での講演で、「従軍慰安婦という言葉は当時存在しなかった」という自らの発言を支持する日本人留学生のメールを約9分間にわたって読み上げ、「感銘を受けた」「若い方々は本当に真剣に考えてくれている。ありがたい」と語った。

 中山氏は「私の発言に関してはご批判もあるが、若い方々からの励ましがすごく多い」として、カナダの大学院で学ぶ20代の女性からのメールを紹介した。

 中山氏によると、メールは「(従軍慰安婦は)一部の日本人が自虐的にも戦後作った言葉だ」と、中山発言を支持。「彼女らには大いに同情すべきだが、(意に反して売春させられたのは)古い時代の日本の農村で見られた情景とそう変わらない」「戦地にある不安定な男の心をなだめ、一定の休息と秩序をもたらした存在と考えれば、プライドを持って取り組むことが出来る職業だったという言い方も出来る」とも述べているという。

257片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/11(月) 19:48:49
郵政法案で首相に注文 「丁寧な説明を」と与党
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050711-00000096-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は11日昼、首相官邸で開いた政府、与党連絡会議で、郵政民営化関連法案の参院審議について協力を要請したが、与党側から政府の対応について注文が相次いだ。
 首相は「今週から参院での審議になる。一からのスタートというつもりでやるので、よろしくお願いする」と表明。
 これに対し、公明党の神崎武法代表は首相と自民党内の郵政民営化反対派の対立を念頭に「自民党は党内融和を図ってもらいたい。政府も国民の理解を得るような丁寧な答弁をお願いしたい」と要求。自民党の青木幹雄参院議員会長は「想像以上に厳しい環境の中で、審議がスタートする。政府側も自分のペースでやらないで、丁寧な説明をお願いしたい」と指摘した。
(共同通信) - 7月11日13時30分更新

修正真摯に受け止める 首相、郵政法案で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050711-00000099-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は11日午後の参院本会議で、郵政民営化関連法案について「これまでの議論の経過や、衆院での修正を真摯(しんし)に受け止め、理解を得られるよう誠実に対応していく」と強調した。
 首相は同法案の参院本会議採決の見通しについて「否決は考えていない」と指摘。一方、否決・廃案の場合に取りざたされている衆院解散については「新たに民意を問うことの要否も考慮して、内閣が政治的責任において決すべきものだ」との認識を示した。
(共同通信) - 7月11日14時1分更新

258片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/11(月) 19:49:51
探り探り。

自民政倫審会長に笹川氏 造反の保利氏を“更迭”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050711-00000056-kyodo-pol

 自民党は11日、党政治倫理審査会会長を保利耕輔元文相から笹川尭総務会長代理に交代させる方針を固めた。保利氏は郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で反対票を投じたため、党執行部として造反議員の調査を行うことになる政倫審の会長にはふさわしくないと判断した。自民党幹部が明らかにした。
 同本会議では、反対と棄権・欠席を合わせ51人が造反した。自民党は政倫審で造反議員から事情を聴くなどの調査を行い、その結果次第で党紀委員会を開き処分を決定する。これに関連し自民党幹部は11日、処分内容について「法案が成立するかしないか、反対か欠席か、反省しているかしていないかで違う」と指摘した。
(共同通信) - 7月11日11時32分更新

259片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/11(月) 19:54:47


「造反」の自民執行部5人、辞任へ 郵政民営化法案2005年07月11日19時25分
http://www.asahi.com/politics/update/0711/006.html

 自民党の武部勤幹事長は11日の役員会で、郵政民営化法案に反対、欠席・棄権した小泉龍司、松宮勲両副幹事長、青山丘・組織本部長、北村直人・団体総局長、保利耕輔・政治倫理審査会長の辞任を報告した。12日の総務会で正式に決定する。小泉、松宮、青山3氏からは辞表が提出され、北村、保利両氏も口頭で辞意を確認したという。

 小泉、松宮両氏の後任は補充せず、組織本部長は谷津義男組織本部長代理が事務を代行する。また、北村氏の後任は二田孝治氏、保利氏の後任は笹川尭氏を充てる。

260片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/11(月) 20:09:08
郵政民営化法案、参院で特別委設置
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050711/20050711-00000043-jnn-pol.html

  郵政民営化法案は、11日の参議院本会議で特別委員会の設置を決め、攻防の舞台を参議院に移しました。強気の姿勢を崩さない小泉総理に対し、参議院側からは早くも注文が相次いでいます。

 今回の外遊中も「法案が否決されたら解散もあり得る」と繰り返した小泉総理。小泉総理の強気は、「民営化を公約に掲げた選挙で選ばれてきた」という強い思い入れが背景にあります。

 11日から舞台を移した参議院本会議での答弁でも・・・。

 「郵政民営化を実現することは、政治的にも国民に対する当然の責務だと考えております。(法案否決の場合の解散は)新たに民意を問うことの要否も考慮して、内閣がその政治的責任において決すべきものと考えています」(小泉首相)

 衆議院での5票差という薄氷の可決にもかかわらず、強気を崩さない小泉総理。しかし、11日に行われた政府と与党の幹部会議では参議院側から注文が相次ぎました。

 「状況は想像していた以上に厳しい。答弁は自分たちのペースでやるが、成立はよろしく頼むという姿勢では通用しないことを肝に銘じて、丁寧な答弁をお願いしたい」(自民党、青木幹雄・参院議員会長)

 参議院幹部からは、法案の党内手続きなどへの根強い反発を考えると、「マイナスからのスタートだ」という声も聞こえます。

 衆議院との違いを重視する参議院では、派閥の影響力は薄いと言われますが、「廃案」を目指し、参議院への働きかけを隠そうとしないのが、この人です。

 「戦闘宣言をさせて頂いているわけです」(自民党、亀井静香・元政調会長)

 自民党議員18人が反対に回れば法案が否決される参議院。「丁寧な説得」を強調する青木執行部は、「静かで根強い」と言われる党内反対勢力を押さえることが出来るのでしょうか。(11日16:06)

261片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 10:10:50
郵政法案:自民参院、堀内派の動向カギ グレーゾーン最多
 郵政民営化関連6法案に関する、毎日新聞の自民党議員への聞き取り調査では、「反対」の意向を示した議員は衆院と同じく旧橋本、亀井両派に集中した。ただし、調査対象の40人中21人が「態度未定」や「無回答」とするなど、大きなグレーゾーンも存在する。中でも堀内派は8人のうち7人がこのゾーンに属しており、旧橋本、亀井両派に加え、堀内派の動向が法案の行方を左右することになりそうだ。

 旧橋本派で反対と答えたのは10人中6人。亀井派は13人中8人だった。「民営化で郵貯も簡保もなくなり、国民生活を壊す」(旧橋本派)など法案そのものへの反対が多かったが、「衆院の特別委員会で反対派の委員を差し替えたのはおかしい」(亀井派)と党執行部の強硬姿勢を理由に反対と答えた議員もいた。

 ただ、衆院では投票直前に賛否や棄権を決断した議員も多く、これらの議員すべてが反対に回るとは言い切れない。特に旧橋本派の多くは、同派に所属して参院全体ににらみを利かす青木幹雄参院議員会長の説得で最後は態度を変更するとの見方も強く、党執行部の一人は11日、「反対を続けるのは亀井派ぐらいだろう」との見通しを示した。

 一方、堀内派からは旧橋本、亀井両派のような「確信的反対派」の存在はうかがえない。「法案がよく分からない」「法案について考える余裕がない」などを理由に態度を明らかにしない議員が多く、これら議員は全体状況を見ながら票を投じるものとみられる。衆院でも最多の欠席・棄権者(5人)を出した堀内派の投票行動も焦点の一つになりそうだ。

 参院の場合、法案の再修正は時間的に不可能に近く、執行部は国会答弁などで政府からさらなる妥協を引き出すことを考えている。しかし、反対・未定議員で「付帯決議や国会答弁で賛成に回る」と答えたのは2人しかなく、法案の中身で反対派の態度を変えさせるのは難しい。

 参院執行部は「何もしなければ否決されるのは目に見えている」との共通認識をもっており、小泉純一郎首相に「誠意」を示すよう迫るとともに、青木氏らが個別の説得に乗り出すものとみられる。【三岡昭博】

◆郵政法案調査の派閥別内訳
   賛成 反対 未定         無回答
旧橋本 0  6  4
 森  1  0  1
亀 井 0  8  5
堀 内 1  0  7
山 崎 1  1  1
河 野 0  0  1
二 階 0  0  1
無派閥 0  1  1
合 計 3 16 21
毎日新聞 2005年7月12日 3時00分

262片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 10:11:47

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050712k0000m010133000c.html

郵政法案:参院自民「反対」16人 最終態度は流動的
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050712k0000m010133000c.html

 郵政民営化関連6法案の参院審議入りを前に、毎日新聞は法案に批判的とみられている自民党参院議員40人を対象に聞き取り調査を行った。この結果、16人が法案に「反対」と回答し、参院の「否決ライン」である18人にあと2人と迫っていることが分かった。「賛成」と回答したのは3人にとどまり、21人が態度を明らかにしなかった。今後、自民党内の駆け引きが本格化するにつれ、各議員の態度は流動化するとみられるが、現時点で参院も衆院と同様に緊迫した状況であることが裏付けられた。

 同党参院議員114人のうち、法案反対派でつくる党郵政事業懇話会(会長・綿貫民輔前衆院議長)の会合に出席したり、法案に批判的な発言をした議員40人を選び、匿名を条件に議員本人から直接話を聞いた。

 与野党の議席差が少ない参院では、自民党から18人が反対に回ると法案が否決される見通しのため、参院本会議での同党議員の反対者数が最大の焦点になっている。

 調査で「反対」と明言した16人の所属派閥は、亀井派が8人と最も多く、旧橋本派6人、山崎派、無派閥各1人だった。反対の理由としては「地元の要望に応えられない」「3事業一体で経営すべきだ」「小泉純一郎首相の政治手法が問題」などの回答があった。

 一方、「賛成」と回答した3人の所属派閥は森、堀内、山崎3派にまたがっていた。賛成理由は「派閥にいる以上、反対は困難」「党議拘束がかかっている」だった。態度未定・無回答の21人からは「参院の審議を見たい」「簡単には決められない」「状況を見て」などの声が寄せられた。

 5票差の可決となった衆院の採決結果については「参考にする」が12人、「参考にしない」が20人。「参考にする」という議員のうち法案への反対者は5人だった。執行部や派閥の締め付けについては27人が「ない」と答えた。【尾中香尚里】
毎日新聞 2005年7月12日 3時00分

263片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 16:41:12
ちょっと意識過剰で,視野狭窄気味の記事だが,産経らしいといえばそうだ。おもしろい面もある。

人権法案 反対派、郵政と連動 執行部手法を徹底批判へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050712-00000005-san-pol

 自民党内で賛否が分かれる人権擁護法案をめぐり、反対派議員でつくる「真の人権擁護を考える懇談会」(会長・平沼赳夫元経産相)は、法案の問題点を批判してきた従来の戦術を改め、党執行部批判を前面に出す方針を固めた。郵政民営化関連法案の衆院採決が反対派の大量造反でわずか五票差だったことを踏まえ、参院での郵政法案審議と連動する形で執行部に揺さぶりをかける。
 「法務部会の法案了承手続きには一切瑕疵(かし)はない。法案の重要性と合わせて理解してほしい」
 法案を主導する古賀誠元幹事長は六日夜、反対派の平沼氏、安倍晋三幹事長代理、古屋圭司衆院議員と都内で極秘に会談し、今国会での法案成立に決意を示した。これに対し、平沼氏らは「この法案は問題点が多い。強引なやり方で党内手続きを進めたらどうなるか分かるはずだ」と譲らず、平行線をたどった。
 この会談を受けて、古賀氏は八日午前、党本部で与謝野馨政調会長と今後の対応を協議。部会での手続きを終えたという認識は確認したが、政調や総務会など今後の党内手続きについて結論は出なかったという。
 背景には人権法案反対派の中に郵政法案にも反対する議員が多いという事情がある。人権法案の反対派は「法案の問題点を訴え、修正を求める従来のやり方では、法案提出を阻止できない」(反対派幹部)と判断、党執行部の手法を徹底批判する戦術に切り替えることにした。参院の郵政法案審議を揺さぶることもでき、「一石二鳥」になる。
 執行部は今国会での人権擁護法案成立を目指す構えを崩していないが、法案の趣旨に賛同する考えを示してきた民主党内にも反対の動きが広がっており、「政府・自民党の対応次第では、与野党を巻き込んだ政局になりかねない」(自民党中堅)との見方も出ている。
(産経新聞) - 7月12日2時54分更新

264片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 16:55:12
やはり態度ががらりと変わって慎重に。
法案成立に向けまとめに入っている。理屈ではなく雰囲気の醸成だ。
この流れをちゃんと読めない人はダメだろうな。(自民党政局スレの煽り合いとかは病気の域か)

首相、郵政法案「修正、真摯に受け止め」・譲歩余地は乏しく
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050712AT1E1100M11072005.html

 小泉純一郎首相は11日の参院本会議で、郵政民営化法案について「これまでの経過や衆院での修正などを真摯(しんし)に受け止める」と述べ、参院の郵政民営化反対派に一定の配慮を示した。丁寧さを求める与党の注文にひとまず応えた格好だが、法案の再修正など目に見える譲歩が難しい以上、首相の選択肢も限られる。13日の参院本会議からの法案審議の行方は依然、見えない。

 「想像以上に厳しい環境の中で参院の審議が始まる。政府は自分のペースで答弁する、あとは党でよろしくという姿勢は通用しない」(青木幹雄参院議員会長)

 「参院には静かな反対が多い。首相の答弁は最初が肝心だ」(片山虎之助参院幹事長)

 11日正午、首相官邸で開いた政府・与党連絡会議では、参院自民党幹部が相次いで首相にクギを刺した。 (07:02)

自民幹事長「造反議員、週内にも党政倫審で事情聴取」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050712AT1E1200412072005.html

 自民党の武部勤幹事長は12日午前の記者会見で、郵政民営化法案の採決をめぐり党の方針に反する行動をとった衆院議員51人から週内にも党政治倫理審査会で事情を聴く考えを示した。武部氏は「いきなり処分を前提とする党紀委員会にかけるのではなく、まずどういう考えで反対、欠席・棄権したのか、よく調査する丁寧なプロセスを経たい」と述べた。 (12:00)

265片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 17:29:35
答弁内容の是正につながるという副作用があるのかもね。

郵政法案 形勢は予断許さず
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/12/k20050712000110.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/12/d20050712000110.html

自民党の片山参議院幹事長は、13日から参議院で審議が始まる郵政民営化関連法案の成否について「形勢は予断を許さない」としたうえで、法案の成立には小泉総理大臣ら政府側のていねいな対応が不可欠だという認識を示しました。
この中で、片山参議院幹事長は「個々に党内の参議院議員と話してみると、郵政民営化関連法案への対応を真剣に考えて悩んでおり、形勢は予断を許さない。小泉総理大臣や政府側の手法、それに衆議院での政府側の答弁に反発や不満が強いので、今回は答弁のしかたが大変重要だ」と述べ、法案の成立には、小泉総理大臣ら政府側のていねいな対応が不可欠だという認識を示しました。また、記者団が「自民党内の一部から法案を継続審議にすべきではないかという意見も出ているが、どう考えるか」と質問したのに対し、片山氏は「継続審議はまったく考えていない」と述べ、あくまで8月13日までの会期内に法案の成立を目指す考えを示しました。

266片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 17:50:11
亀井を含めて新YKKと言うけどねぇ。どうなんだろ。

野望 (滋賀市民7/11)

 自民党山崎拓氏が野心満々だ。
 四月の衆院補選でバッヂを取り戻し、すっかり強気に。
 一年半の浪人生活時代はそれこそしょんぼりとしていたものだが、いまでは周囲が心配するほどの突出した発言までしている。
 永田町ではこんなことが言われている。
 「政権の座に就くことまで考えているようだ」
 山崎氏はかねてから「政権」に意欲満々。
 小泉純一郎首相からの禅譲を狙っていた。一年半のブランクで永田町では「政権の目はない」との見方だが、山崎氏は自信を持っている。
 「ポスト小泉」候補に山崎氏の名前は挙がっていないが、そういったことはまったく気にしていない。
 「即、ポスト小泉になれるとはさすがに考えてはいない。次ぎの次ぎを狙っているようだ」
 「ポスト小泉」で山崎氏は、有力候補として挙がっている安倍晋三幹事長代理や福田康夫前官房長官らとは違う名前を口にしている。
 それも永田町が「アッ」と驚き、首を傾げる名前を。
 それは加藤紘一元幹事長。
 かつての加藤元幹事長は確かに「総理に一番近い男」と言われていた。
 だが「加藤の乱」で失脚してからは、完全に政権の目はつぶされてしまっている。
 その加藤元幹事長の名前を出してくるところに山崎氏の野心がのぞかれる。まず加藤元幹事長を政権に就け、その後を狙おうという胸の内が。
 加藤元幹事長とはひんぱんに会合を持っている。

267片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 22:41:48
安倍さんははじめからアンチ民主みたいな感じだからな。
総理大臣の,頭を使って考え抜いた,悩み抜いた上での答弁を味わってみたいものである。
思考停止もしない,ぶれない,柔軟,しかしビジョンはしっかりしている・・・なかなか得がたいものではあろうが,本当は日本にはいろんな意味で優秀な人多くいるんだろうにね。

安倍氏なら戦いやすい ポスト小泉で民主・枝野氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050712-00000246-kyodo-pol

 民主党の枝野幸男憲法調査会長は12日午後、共同通信加盟社の論説研究会で講演し、ポスト小泉純一郎首相について「(岡田克也代表とのイメージを)差別化できる方が戦いやすい。安倍晋三自民党幹事長代理なら明確に差別化できるので一番よい」と述べた。タカ派的なイメージの強い安倍氏なら、“保守中道路線”の岡田氏と対比を鮮明にできるとの認識を示したものだ。
 さらに「一番嫌なのは谷垣禎一財務相。岡田氏との関係で(イメージが)差別化できない」と指摘した。
 次期衆院選への対応では「首相候補である岡田氏とそのメッセージをパッケージで示し、自民党の安倍さん、谷垣さんらとの違いを出していく」と強調した。
(共同通信) - 7月12日20時47分更新

268片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/12(火) 23:12:10
7条解散,7条解散って,あんたは天皇陛下を何だと思っているんだ。
・・・ってのは冗談にしても,解散できるできるって当たり前のことを何度もいわれると気分もよくない。
別に法案採決に入らなくても解散できるんだから,局面打開(親小泉勢力増加で衆議院の三分の二確保)のため今すぐ解散してしまえ。

衆院解散に反対表明=小泉首相に言明、「郵政法案成立させる」−神崎公明代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050712-00000199-jij-pol

 小泉純一郎首相は12日夜、首相公邸で与党幹部と会食した。席上、公明党の神崎武法代表は郵政民営化法案に関して「衆院解散には反対だ。法案はちゃんと成立させる」と述べ、参院で否決された場合の解散・総選挙には反対する考えを表明した。郵政法案に絡んで、公明党首脳が首相に解散に反対する意向を直接伝えたのは初めて。
 出席者によると首相は、「戦後の解散のうち(内閣不信任案の可決などによる)69条解散は4回だけで、残りは(天皇の国事行為としての)7条解散だ」と改めて強調した。ただ、神崎氏の発言に対して首相は「それでいい」と応じ、特に反論はしなかったという。 
(時事通信) - 7月12日23時1分更新

269片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/13(水) 00:35:05
法律がわからない国会議員兼国務大臣(法務!)。
国民のためになっているのかどうか。(看護士業界の支持を自民党が繋ぎとめて、その結果、・・・えーっとえーっと)

副大臣不在を民主追及 法相、法務委で立ち往生
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050712-00000258-kyodo-pol

 衆院本会議の郵政民営化関連法案採決で反対票を投じたため罷免され法務副大臣が空席となっている問題をめぐり、12日の衆院法務委員会で民主党が南野知恵子法相を執拗(しつよう)に追及、答弁につまり何度も審議がストップした。
 民主党の松野信夫氏は「国家行政組織法上、必ず副大臣を置かなければいけない」と質問。南野氏は「私からの答弁は差し控えたい」といったんはかわそうとしたが、松野氏が「(自分で)判断できないのか」と畳み掛けると「決められたメンバーはそろってほしい」と本音をポロリ。
 答弁を自治官僚出身の滝実・前副大臣に頼り切っていた南野氏だけに、心細さは隠しきれなかったようで、身内の法務省内からも「いつもよりも声に張りがない」と心配される始末だった。
(共同通信) - 7月12日21時30分更新

270片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/13(水) 00:51:43
自民党の名を捨てられるのかしら?

自民党・平沼氏:造反議員らによる新党結成を視野
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050713k0000m010139000c.html

 自民党の平沼赳夫前経済産業相は12日、毎日新聞のインタビューに応じ、同党執行部が郵政民営化法案への造反者を次期衆院選で公認しない方針を示していることについて「除名になれば無所属で戦うのも選択肢の一つだし、綿貫勉強会を続ける中から新しい流れが生まれるかもしれない。同憂の士が集まれば団結していく」と述べ、造反議員らによる新党結成を視野に入れていることを明らかにした。

 平沼氏は「過去の自民党危機の際、私は党内に踏みとどまって立て直すのが一番いいと思ってきたが、最近の状況は愛想が尽きている」と小泉純一郎首相を強く批判した。【谷川貴史】
毎日新聞 2005年7月12日 23時28分 (最終更新時間 7月13日 0時38分)

271片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/13(水) 02:25:21
郵政法案は参院で成立する、解散は考えず=首相 2005年 07月 12日 火曜日 20:36 JST
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml;jsessionid=Q0CQTPX40IYP4CRBAEZSFFA?type=businessNews&amp;storyID=9042489

 [東京 12日 ロイター] 小泉首相は12日夕、郵政民営化法案が参院で否決された場合、衆院を解散する可能性について聞かれ、「(法案は)参院で成立すると思っているので、解散は考えていない」と答えた。官邸内で記者団の質問に答えた。
 小泉首相は12日昼、郵政民営化法案の参院審議について、「丁寧に、穏やかにやる」との考えを表明。また、先の衆院本会議で同法案が否決されていた場合、9月の総選挙を予定していたとされるが、仮に参院で否決された場合にもその日程になるのかと聞かれ、「(党内では)成立に向けて努力してくれている。その心配はしなくていいと思う」と答えている。
 首相は前週、主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)に出席のため英スコットランドを訪れたが、その際同行記者団と懇談し、郵政民営化法案の継続審議の可能性について、「(継続は)ありません。成立に向け全力を尽くす。今国会中に成立させる」と発言。
 また、参院採決で否決された場合は、不信任と同じとの考えをあらためて述べたほか、5日の衆院本会議で否決されれば解散だった、と振り返った。しかし、サミット帰国後は、「衆院解散は考えていない」と言明するなど、一転して火消しに回っている。

272片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/13(水) 03:05:41
郵政参院決戦 「成立させる。解散は反対」 公明・神崎代表、首相に表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000004-san-pol

 参院は十三日の本会議で、郵政民営化関連法案の審議に入る。自民党執行部は慎重に反対派を説得する構えだが、十四日には反対派の綿貫民輔前衆院議長らが三カ月ぶりに勉強会を開催。攻防激化の中、解散も視野に成立を期す小泉純一郎首相に、公明党の神崎武法代表は解散反対を表明した。
 十二日夜の首相公邸。首相が与党幹部を招いた会食で、話題は解散に及んだ。前日、否決の際の解散に言及した首相に対し、武部勤幹事長らは「解散権は首相にある」と同調。だが、神崎氏は異を唱えた。
 「公明党は解散に反対だ。その代わり法案はきっちり成立させる」
 連立政権を維持したい公明党にとって解散は最悪のシナリオ。成立に命運をかける首相も、解散は避けたいのが本音だ。解散論にクギを刺した神崎氏に、首相は「それでいい」と目を細めた。
 首相は席上、映画「真昼の決闘」の主題歌にある「いとしい人よ、私を見捨てないで」との一節を口ずさみ、「参院でもこの気持ちでやってほしい」と訴えた。だが、首相の思いとは裏腹に反対派の勢いは増す一方だ。
 「これは懲罰人事なのか」。十二日午前、国会内で開かれた自民党総務会で、反対派の亀井静香元政調会長は執行部に対し、こうかみ付いた。
 この日の総務会は、採決で造反した保利耕輔党政治倫理審査会長の辞任を認め、後任に笹川堯総務会長代理を充てる人事を決定。同様に造反した青山丘組織本部長と北村直人団体総局長の辞任も了承した。久間章生総務会長は「通常人事」と説明したが、反対派から厳しい意見が続出した。
 執行部は反対派の動向をみながら慎重に検討する方針で、今週中に政治倫理審査会で五十一人の造反者の事情聴取を開始。武部幹事長は党紀委員会で処分を決めるまで「丁寧なプロセスを経たい」としている。処分を急いで反発をあおるより、「処分カード」を参院採決後まで温存すべきだと判断しており、事情聴取は「時間稼ぎ」との見方もある。
 一方、反対派は「綿貫勉強会」で攻勢に出る構え。前回は百人近くが参加、反対派結集を印象付けた。メンバーは「首相の手法に不満は強く、今回の会合もかなり集まる」と自信をみせた。
 この勢いには執行部も焦りをみせており、片山虎之助参院幹事長は十二日の会見で「(反対派が)付け焼き刃で賛成することはありえない。ゲームではない」と、反対派説得が難航していることをにじませた。
 首相も同日、審議の行方は自民党の青木幹雄参院議員会長に「もう任せている」と述べるしかなかった。
 与野党は十三日の本会議後に、自民党の陣内孝雄元法相を委員長に互選する参院特別委員会を開くことで合意。だが、民主党は筆頭理事に民営化反対の元全逓委員長、伊藤基隆氏を充てるなど対決姿勢を強めている。
(産経新聞) - 7月13日2時51分更新

273片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/13(水) 03:06:13
参拝“慎重派”も靖国議連を設立 自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000007-san-pol

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝をめぐり、自民党の議連「靖国問題勉強会」(代表世話人・野田毅元自治相)が十二日、党本部で初会合を開いた。「参拝の是非を論ずるのでなく白紙から勉強する」と説明するが、発起人には野田氏や加藤紘一元幹事長ら首相の靖国参拝に慎重姿勢を示す議員が多く名を連ねている。党内では最近、参拝支持派の議連も発足、対中国、韓国外交をめぐる党内の路線対立が表面化してきた。
 初会合には、衆参議員二十七人、代理十五人が出席した。中曽根内閣で官房長官を務めた後藤田正晴氏が、中曽根康弘元首相が公式参拝を取りやめた経緯などを説明。「サンフランシスコ講和条約を順守し、国際的な信頼を勝ち取ることが大切だ」と強調し、「A級戦犯」についても「戦争の指導者には結果責任がある」と合祀(ごうし)に疑問を呈し、首相は参拝を自粛すべきだとの考えを示した。今後は週一回ペースで勉強会を開き、学者や靖国神社関係者らを招いて議論を続ける方針。野田氏は記者団に中立的な立場を強調しつつも、「自粛を求めると親中派だと、レッテルを張るやり方は危険だ。ナショナリズムをあおることは避けるべきだ」と、参拝支持派を暗に批判した。
 一方、参拝支持派の「平和を願い、真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」(平和靖国議連、松下忠洋会長)は十三日にジャーナリストの櫻井よしこ氏を招き、三回目の会合を開く予定だ。
 相次ぎ発足した両議連の動きに、「ただでさえ郵政民営化で党内が混乱しているのに、党内の亀裂がさらに拡大するのでは」(党中堅)と危惧(きぐ)する声も出ている。
     ◇
 ■「靖国問題勉強会」発起人(敬称略)
 野田毅▽加藤紘一▽中馬弘毅▽高村正彦▽衛藤征士郎▽大島理森▽園田博之▽小坂憲次▽萩野浩基▽渡辺喜美▽北川知克▽後藤田正純▽竹下亘▽真鍋賢二▽林芳正▽舛添要一
(産経新聞) - 7月13日2時51分更新

274片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/13(水) 09:36:10
ま、状況的には、辞任があれば、最も自民党がまとまるかな。

郵政参院攻防で小泉花道論浮上、退陣引き換えで
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_07/t2005071214.html
総選挙なら下野濃厚「大人の知恵」

 参院に攻防の舞台を移した郵政民営化法案。自公与党は13日の本会議で法案の趣旨説明と質疑を行い、14日から郵政特別委で審議をスタートさせたい考えだ。ただ、参院には確信的反対派が多く、法案可決は難航必至とみられる。こうしたなか、小泉純一郎首相(63)の退陣と引き換えに、反対派に法案可決を協力させる「花道論」が急浮上してきた。

 「想像以上に厳しい環境の中で参院の審議が始まる。政府は自分のペースで答弁する、あとは党でよろしくという姿勢は通用しない」

 11日昼、首相官邸で開かれた政府与党連絡会議。「参院のドン」こと自民党の青木幹雄参院議員会長(71)は首相にこうクギを刺した。

 衆院に比べて与野党の議席数差が少ない参院。自民党から18人が反対に回れば否決されるうえ、参院には解散がなく、人事も順送りで決まっており、衆院本会議採決で効果を発揮したアメとムチが効きにくい。

 このため、参院執行部の危機感は尋常ではない。すでに、青木氏や片山虎之助幹事長(69)の意向を受けた側近議員らが反対派1人ひとりの切り崩し工作にあたっている。

 これに対し、反対派のベテラン議員は「15人から30人が(造反の)腹をくくっている。執行部の切り崩し工作を避けるため、現時点では行動を控えている」と、法案否決に自信を見せる。

 首相は11日の参院本会議で、衆院解散について「内閣が政治的責任において決すべきものだ」と答弁。参院で民営化法案が否決された場合も、衆院解散に持ち込む姿勢を改めて示した。

 だが、党執行部では「首相が法案否決を受けて解散総選挙に打って出れば、自民党は分裂選挙に突入するうえ、頼みの公明学会の選挙協力も難しくなり、敗北してしまう。下野せざるを得ないだろう」と分析する。

 そこで、両陣営の激突を避ける「大人の知恵」として急浮上してきたのが、反対派が法案成立に協力する代わりに、首相が早期退陣を約束する「花道論」だ。

 昨年11月、自民党の園田博之政調副会長(63)が自身のパーティーで「小泉首相の役割は終わった。もうそろそろお辞めになった方がいい。郵政民営化法案の成立で退陣の花道ができた」とブチ上げて注目された。

 首相は今年3月末、「自民党総裁の任期は来年9月まで。任期ある限り首相の職責を投げ出すことなく全力を尽くす」と花道論を明確に否定しているが、情勢分析で「法案否決必至→自民下野濃厚」となれば、政治的ソロバンが弾かれる可能性は十分ある。

 その場合、「国民受けのパフォーマンスを重視してきた首相だけに、就任以来の公約である8月15日の靖国参拝を行い、退陣表明することもある」(自民党筋)との見方もあり、8月の永田町は例年になく熱くなりそうだ。

275片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/14(木) 02:28:54
小泉首相「任期いっぱいやる」・郵政花道論を否定
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050713AT1E1301113072005.html

 小泉純一郎首相は13日夜、都内での今井敬日本経団連名誉会長らとの会合で、郵政民営化法案の扱いに関し「成立に全力を挙げ、そのうえで(来年9月の党総裁の)任期いっぱいまでやる。投げ出すことはしない」と強調、与党内の一部で浮上している郵政花道論を否定した。「(任期後は)絶対にやらない」とも明言した。5日の衆院採決については「前日は20票差ぐらいと報告を受けたが、直前に中川秀直国会対策委員長から七票差と聞いていた」と語った。 (23:57)

276片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/14(木) 09:41:32
首相、郵政法案「理解得るよう対応」・参院審議入り
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050713AT1E1201C13072005.html

 郵政民営化法案が13日午前、参院本会議で審議入りした。小泉純一郎首相は「理解を得られるよう誠実に対応していく」と答弁し、自民党反対派を刺激しない配慮を見せた。一方で首相は否決なら衆院解散・総選挙との強硬姿勢も崩していない。与党から18人の反対票で否決となる参院での攻防は、法案の内容より首相の「答弁ぶり」に関心が集まる幕開けとなった。

 参院本会議は13日午前、首相出席のもとで民営化法案の趣旨説明と質疑を行った。

 首相は衆院で可決した修正法案について「基本方針を変更することなく与党の主張を法律に明記した。国民の不安感の払拭(ふっしょく)に役立つ」と表明。参院審議にあたっては「これまでの議論の経過や衆院での修正を真摯(しんし)に受け止める」と述べた。 (11:09)

277片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/14(木) 09:46:19
だいぶ自粛ムードが濃くなってきているが、それが受け入れられるか。

首相 余計なこと一切言わない
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/14/k20050713000174.html

小泉総理大臣は13日夜、経済同友会の北城代表幹事らと会談し、延長国会の焦点の郵政民営化関連法案が否決された場合に、衆議院の解散・総選挙に踏み切る可能性について「そういうことは今は考えておらず、余計なことは一切言わない」と述べました。
この中で、小泉総理大臣は、参議院で審議が始まった郵政民営化関連法案について、「先日の衆議院本会議での採決は、前日まで20票くらいの差で可決されると報告を受けていたが、当日朝になって、ずいぶん厳しい状況になった。とにかく今は、法案の成立を期して全力をあげるだけだ」と述べました。そのうえで、小泉総理大臣は、郵政民営化関連法案が否決された場合に衆議院の解散・総選挙に踏み切る可能性について、「そういうことは今は考えておらず、余計なことは一切言わない」と述べました。また、小泉総理大臣は「郵政民営化関連法案が成立したあとは、来年9月の自民党総裁としての任期いっぱいは総理大臣を続け、途中で投げ出すことはしない。しかし、それ以上は絶対に続けない」と述べました。

郵政法案 自民党内の対立激化
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/14/k20050714000003.html

郵政民営化関連法案について、自民党執行部は党内融和を図って法案の成立を目指したいとしているのに対し、反対派の象徴的な存在である綿貫前衆議院議長は14日、衆・参両院の議員を集めて勉強会を開くことにしており、参議院での採決をにらんで両者の対立が激しさを増す見通しです。
郵政民営化関連法案は13日から参議院で審議が始まり、小泉総理大臣は本会議で「法案への理解が得られるよう誠実に対応していく」と述べ、衆議院の審議に比べ、ていねいな答弁を心がける姿勢をみせました。また、自民党執行部は、衆議院本会議の採決で造反した51人の議員について、来週20日に党の政治倫理審査会を開いて対応を検討するものの、反対派をいたずらに刺激しないよう、処分は参議院での採決後に先送りする方針です。このように執行部が党内融和を図って法案の成立を目指したいとしているのに対し、反対派の象徴的な存在である綿貫前衆議院議長は14日、衆・参両院の議員らを集めて勉強会を開くことにしています。反対派は、法案そのものへの反対に加え、法案が参議院で否決されれば衆議院の解散・総選挙も辞さない構えをみせる、小泉総理大臣や執行部の手法は強権的だと批判を集中させることで、参議院で同調者を増やしていきたいとしています。参議院では、本会議での採決で、自民党から18人が反対に回れば法案が否決されるだけに、採決をにらんで執行部と反対派の対立が激しさを増す見通しです。

278片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/14(木) 09:51:38
郵政法案:衆院で賛成票の自民・竹下氏 党役職辞表提出
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050714k0000m010188000c.html

 郵政民営化関連法案を採決した5日の衆院本会議で賛成票を投じた自民党の竹下亘国対副委員長が12日、中川秀直国対委員長に辞表を提出したことがわかった。中川氏は慰留している。竹下氏は法案に反対だったが、本会議では否決による衆院解散・総選挙を避けるため賛成票を投じた。

 竹下氏は故竹下登元首相の弟。参院審議のカギを握る青木幹雄参院議員会長と関係が深く、竹下氏の行動が法案の行方に微妙な影響を及ぼす可能性もある。【西田進一郎】
毎日新聞 2005年7月14日 3時00分

279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/14(木) 21:38:11
真正自民党か。。

平沼前経産相「無所属か『真正自民党』でやる気持ちも」2005年07月14日20時38分
http://www.asahi.com/politics/update/0714/008.html

 自民党の平沼赳夫・前経済産業相は14日、朝日ニュースターの番組に出演し、「今の自民党の党運営は本当のあり方ではない。無所属か『真正自民党』でやる気持ちもある。分裂選挙があるかもしれない。民主党にも動きがあるだろう」と述べた。

 小泉首相を強く批判した新著「新国家論」を最近出版した平沼氏は、この日の番組でも「私への期待も非常に感じる。状況が来れば、決然と立たなければならない」と「ポスト小泉」への意欲を強調。派閥会長の亀井静香・元政調会長との関係について「亀井さんも『自分も天が必要としたら(総裁選に)出るつもりだ』と言っている。その時点で亀井さんとよく話し合い、どちらがふさわしいか決まればお互いがお互いを応援しよう、と話し合っている」と語った。

280片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/14(木) 21:38:55
郵政民営化、反対派の会合に参院自民から10人2005年07月14日20時08分
http://www.asahi.com/politics/update/0714/005.html

 郵政民営化反対派の旗頭である綿貫民輔前衆院議長が主宰する勉強会が14日、東京・永田町のホテルで開かれ、自民党の参院議員10人、衆院議員49人が出席した。一方、青木幹雄参院議員会長ら参院自民党執行部は本会議採決での造反を10人台半ばに抑えようと説得を続けており、小泉首相に対しても参院郵政民営化特別委員会で丁寧な答弁を求めていく方針だ。

 この日で6回目を迎えた勉強会には、参院から柏村武昭・防衛政務官(亀井派)や長谷川憲正氏(旧橋本派)らが参加。郵政民営化法案の修正を求める意見が出たほか、首相が参院否決時での衆院解散の可能性を否定しないことから、憲法7条を根拠に首相が独自の判断で行う解散の是非も話題になった。

 参院執行部は、この日の出席者以外にも反対派がおり、強硬的な反対派が十数人、中間的な反対派が最大20人程度と見ている。参院本会議で自民党から18人が反対に回れば郵政民営化法案は否決されるため、執行部は「造反」を10人台半ばに抑えられるかが勝負だとしている。

 参院執行部は、反対派議員の多くが求める法案の再修正については、8月13日の会期末までに衆院に再送付して可決させる時間はないとして、国会答弁や付帯決議で対応することで反対派の理解を得たい考えだ。

281片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 01:31:32
安倍幹事長代理:解散・総選挙、「首相が意図せぬ方向に」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050715k0000m010047000c.html

 自民党の安倍晋三幹事長代理は14日、東京都内のホテルで開かれたアジア調査会(会長・松永信雄元駐米大使)の会合で講演し、小泉純一郎首相が参院で郵政民営化関連法案が否決されれば衆院解散・総選挙に踏み切る可能性を示唆していることについて「おそらく首相が意図しない結果を生むのではないか」と述べ、自民党の野党転落など予期せぬ展開につながる可能性を指摘し、解散に慎重な姿勢を示した。

 講演で安倍氏は、旧ソ連がペレストロイカ(立て直し)を進めた結果、91年に崩壊した例などを挙げ「引き金を引いた人の意図とは別の結果を生んでいくこともある。誰も予測できない世界に行かない方がいい」と強調。「否決になれば株価にも大きな影響がある。国民生活にとっても決して望ましいことではない」と述べた。【中西拓司】
毎日新聞 2005年7月14日 19時36分 (最終更新時間 7月14日 20時08分)

282片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 02:03:20
参院郵政特別委、15日に実質審議入り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050714-00000413-yom-pol

 参院郵政民営化特別委員会は14日の理事懇談会で、15日に小泉首相と関係閣僚が出席して、郵政民営化関連法案に対する総括質疑を行い、実質審議入りすることで合意した。

 実質審議入りの日程については当初、与党側が「15日」、野党側が「19日」をそれぞれ主張した。与党側が15日の委員会審議に首相が出席することを約束し、野党側が歩み寄った。週明け以降の日程は改めて協議する。

 これに関連し、自民党の久間総務会長は14日、記者団に対し、「8月5日くらいまでに参院本会議で採決しないと、野党が不信任決議案を連発して(8月13日の)会期末に間に合わなくなる」との見通しを示した。また、小泉首相は14日夕、「時間は十分あると聞いている。順調に審議が進むのではないか」と記者団に述べた。
(読売新聞) - 7月15日0時49分更新

283片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 15:39:16
自民執行部が週明けから造反議員51人の処分検討へ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20050715/20050715-00000021-ann-pol.html

 郵政法案をめぐる自民党内の亀裂は深まるばかりです。執行部は週明けから党紀委員会などを開き、造反した51人の処分の検討に入ります。

 郵政懇話会の綿貫会長は「党の決定に問題があるのに、処分なんてとんでもない」と方針の撤回を強く求めました。
 綿貫前衆院議長:「こんなことで政治倫理審査会にかけるなんてことは今までない。(武部幹事長は)『幹事長の権限で』と言うが、幹事長の権限で、なんで我々を政倫審にかけるのか」
 しかし、武部幹事長は、19日に党紀委員会、20日に政治倫理審査会を相次いで開き、造反した51人の処分の検討を始める方針です。
 武部幹事長:「(政治倫理審査会は)党規律の確立を求めており、この機関を活用することが適切であると判断した」
 このように執行部と反対派の亀裂が深まるなかで、小泉総理大臣は15日も、反対派に気を使って安全運転です。
 小泉総理大臣:「(参議院の審議において)大方の理解を得るように、私も丁寧に誠意を持って対応して参りたい」
 参議院での法案否決が現実味を増すなか、反対派は、もう後戻りできない状況になりつつあります。

284片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 15:52:19
自民・亀井派、事務総長などに郵政法案反対派を起用
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050715AT1E1400I14072005.html

 郵政民営化への賛否を巡り自民党亀井派内に溝が生じている。衆院採決で亀井静香会長が反対票を投じたのに対し、賛成だった谷津義男事務総長と松岡利勝同代理はそろって退任。亀井氏は反対派の古屋圭司、小林興起の両氏をそれぞれの後任に起用した。亀井氏と距離のあった旧中曽根派系の議員には亀井色が強まることへの不満がくすぶっている。

 14日の派閥役員会で亀井氏は「谷津氏が『交代したい』と申し出た」と円満交代を強調した。松岡事務総長代理については新事務総長の古屋氏と同じ当選5回であることを理由に「古屋氏の下ではやりづらいだろうから小林氏にする」と説明した。

 だが、派内では「賛成派の更迭」との受け止め方が多い。谷津氏は民営化法案に反対して党組織本部長を辞職した青山丘氏の職を代行する。谷津氏は「重い仕事なので派閥の職を辞した」と言葉少なだが、参院での法案否決を目指す亀井氏には、谷津氏の姿勢が執行部に寄り過ぎると映ったようだ。 (21:40)

285片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 19:17:43
自民参院13人が反対 郵政法案、攻防に拍車
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050715-00000196-kyodo-pol

 郵政民営化関連法案を審議している参院の自民党議員(114人)のうち、13人が15日までの共同通信の取材に対し、本会議採決で「反対」「現状では反対せざるを得ない」との意向を示した。賛否保留・未定(無回答を含む)の議員は55人。この中で「造反予備軍」といえる反対色の強い議員が10人近くいた。
 参院では自民党から18人が反対に回れば法案は否決される。欠席・棄権の数によっては、この「否決ライン」がさらに下がるため、今後、党執行部と民営化反対派の攻防に拍車が掛かるのは確実だ。
 自民党の全参院議員対象に匿名を条件に原則として聞き取り調査を実施、党執行部、反対派双方への取材、同法案に関する最近の発言などを加味して賛否をまとめた。
(共同通信) - 7月15日19時12分更新

286片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 21:00:19
小渕優子氏が大学院合格 9月入学、少子化を勉強
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050715-00000236-kyodo-pol

 自民党の小渕優子衆院議員(31)がこのほど、社会人を対象にした早稲田大学大学院公共経営研究科に合格した。
 今年9月入学の1年制コースで少子化対策を中心に学ぶ。小渕氏は1996年3月に成城大学経済学部を卒業しているが、議員になってからも「専門性を高めるために学習の機会を得たい」と受験準備を進めていた。
 小渕氏は議員と学生の兼務について「うまく両立させて学んだことを仕事に生かせるようにしたい」と抱負を語っているが、衆院解散・総選挙になった場合は、休学して選挙運動に専念するという。
(共同通信) - 7月15日20時34分更新

287片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 22:59:49
首相、シーリング閣議了解に待った 郵政法案を最優先2005年07月15日21時54分
http://www.asahi.com/politics/update/0715/008.html

 小泉首相は15日、来年度予算編成作業の皮切りとなる概算要求基準(シーリング)の閣議了解の時期について、参院での郵政民営化法案の審議に見通しがつくまで決めない考えを谷垣財務相に伝えた。財務省は7月末の閣議了解を目指していたが、8月にずれ込むことは確実だ。

 首相の指示には、予算編成作業に入らないことで、参院で郵政法案が否決された場合に衆院解散に踏み切る姿勢をにじませ、自民党内の反対派を牽制(けんせい)する狙いもあると見られる。

 首相は官邸を訪ねた谷垣財務相に対し、「内閣の最優先課題である郵政民営化法案の審議に、政府・与党一丸となって取り組まないといけない。当面は国会審議の様子をよく見る必要がある」と伝え、シーリングの日程についてはそのうえで決める考えを示した。

 このあと谷垣財務相は記者団に対し、7月中の閣議了解について「あまり簡単ではないだろう」と述べ、8月に入ることもやむを得ないとの考えを明らかにした。

288片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 23:08:24
言葉遊びにしかなっていない気が。

郵政法案:公明「解散容認」作戦 反対派威嚇と万一の準備
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050716k0000m010117000c.html

 郵政民営化問題を引き金にした衆院解散に強く反対してきた公明党が、一転して「小泉純一郎首相が決断すれば受け入れざるを得ない」と、容認姿勢を見せ始めた。「公明党が反対する以上、首相は解散できない」との理屈で造反をあおる自民党反対派を逆手に取り、解散に現実味を与えて混乱を収束させようという作戦だ。ただ、「公明は解散のストッパーではなくなった」とのムードが広がれば、法案の否決を後押しする作用を生み出しかねず、郵政政局は際どさを増している。

 公明党の神崎武法代表は15日、国会内で開いた非公開の衆参議員弾会議で衆院解散に言及した。「政治的空白が許される状況でもないが、解散は首相の専権事項。しかも、自民党反対派に公明党が利用されて法案否決、解散となれば最悪だ」

 最後は首相の決断次第だから万一の場合に備えなければならない、と受け取れる発言だった。

 実は、4日前の11日夜、首相が衆院郵政特別委員会理事らを公邸に招いた会食の席でこんなやりとりがあった。

 二階俊博委員長(自民)「公明党が『このままでは解散になる』と言って引き締めてほしい」

 桝屋敬悟・公明党理事「ばかなことを言わないで下さい。公明党は解散を望んでいない」

 同様の要請は複数のルートで公明党に届いていた。翌12日、神崎氏は首相との会食で改めて「公明党は解散に反対だ」と念を押したが、すでに幹部間では解散をめぐる意見交換が始まっていた。「衆院での自民党の票読みは甘すぎた」(幹部)との認識からだった。

 14日の党常任役員会で解散について「逆張り」方針が論議された。

 草川昭三・参院議員会長が数字を示しながら「参院は非常に厳しい」と訴えると、浜四津敏子代表代行は「亀井(静香・自民党元政調会長)さんが『公明党が反対しているから解散はできない』と言って反対投票を呼びかけているのは気分が悪い」と批判。神崎氏は「首相が解散を決断したら最終的に受け入れざるを得ない」と議論を引き取り、衆院選に備え「党のイメージポスターの作製や、新人を擁立する小選挙区での準備を始める」ことを申し合わせた。

 ただし、常任役員会では「公明党が選挙準備をすれば解散の流れができてしまう」と懸念する意見もあった。同党の東順治国対委員長は15日、記者団に「まかり間違って解散になり自民党が分裂すれば普通、野に下るんじゃないか。政治状況に一大変化が起きる」と危機感をあらわにするなど、必ずしも腰が定まっているわけではない。

 03年衆院選で公明党・創価学会の組織票は、自民党の当落に死活的な影響を与えた。公明党の「やむなし」作戦について、自民党三役の一人は「亀井説が崩れる。党内の引き締めになる」と評価した。しかし、反対派の若手議員は「参院を通すためのカード。みんな芝居と分かっている」と冷めた見方を示した。

毎日新聞 2005年7月15日 22時01分 (最終更新時間 7月15日 22時17分)

289片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/15(金) 23:09:41
郵政法案:「自爆解散だ」首相と対決姿勢 亀井静香氏
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050716k0000m010083000c.html

 自民党の亀井静香元政調会長は15日夜、高松市内で講演し、郵政民営化関連6法案が参院で否決された後の衆院解散・総選挙について「万一あるかもしれないが、自爆解散だ。ただ腹いせのための前代未聞の解散だが、我々は受けて立つことになるだろう」と語り、解散も視野に小泉純一郎首相と対決する姿勢を示した。
毎日新聞 2005年7月15日 20時55分

290片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 12:01:35
今の状況じゃ処分はできない。否決されたとしても、総裁が乗り出さないと無理。乗り出しても大荒れか。

【郵政 参院決戦】自民執行部 反対派融和に腐心
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050716-00000007-san-pol
処分先送り 派閥横断会合、はや暗礁
 参院特別委員会で実質審議入りした郵政民営化関連法案をめぐり、自民党内の民営化反対派は十五日も引き続き攻勢を強めた。執行部や党内の賛成派は、反対派を刺激しないよう神経質な動きをみせており、水面下のつばぜり合いが激化している。
 「幹事長権限で処分すればいいではないか」
 この日午前、国会内に武部勤幹事長を訪ねた郵政事業懇話会長の綿貫民輔前衆院議長は、こう詰め寄った。
 綿貫氏が問題視したのは、衆院採決での造反者を対象に党政治倫理審査会で事情聴取しようとする執行部の方針。執行部は、反対派を刺激しかねない党紀委員会の処分決定を参院採決後に先送りする構えで、まずは政倫審での事情聴取を優先する戦略を描く。
 武部氏は「幹事長権限で何でもできるわけではない」と説明したが、綿貫氏は「党政倫審は一法案の投票行動の是非を取り扱うものではない」と抗議し、事情聴取は「極めて不当だ」と申し入れた。
 この日は反対派の攻勢に賛成派が神経を使う展開が相次いだ。党内融和を図るため、堀内派の丹羽雄哉会長代行が十四日に表明したばかりの派閥横断的な中堅・若手会合の旗揚げは、早くも先送りの公算となった。
 呼びかけ人の一人は十五日、「参院議員に賛成を強制していると誤解されかねない」と一気にトーンダウン。堀内派幹部は十四日夜、「あまり早く動くと面倒なことになる。派閥から反対を出さないよう努力する方が先だ」と批判した。丹羽氏らはこうした声に配慮したもようで、十九日に非公式会合を開くものの、旗揚げ時期は未定だ。
 一方、公明党の東順治国対委員長は十五日午後、小泉純一郎首相が衆院解散の可能性を示唆していることについて、「解散権をもつ首相が解散するといえば、公明党が反対しても止まらない。首相が決断したらどうしようもない」と強調した。先に、神崎武法代表が首相らとの会合で「解散には反対だ」と述べたことを受け、反対派内に「公明党が反対するから解散はない」ととらえる声が出ていることにクギを刺した。
 また、自民党の片山虎之助参院幹事長は会見で、法案を臨時国会への継続審議にすべきだとする声について「結論を持ち越すだけで何の解決にもならない」と否定。法案再修正については「修正を求める意見はある。私自身もそう思うが、物理的に間に合わない」と反対派に理解を求めた。
(産経新聞) - 7月16日3時1分更新

291片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 13:08:39
郵政民営化の問題点を指摘-滝実衆院議員
http://www.nara-shimbun.com/n_all/050708/all050708d.shtml

   自民党の滝実衆院議員が7日、国会報告のため、奈良市三条町の奈良新聞社を訪れ、小久保忠弘編集部長と歓談した。

 滝氏は、郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で反対票を投じたが、「修正案は従来の政府方針と変わっておらず、党幹部もほとんど調整に動いた気配がなかった。除名、解散を覚悟で反対した」と説明。「一体的経営の枠組みがなく、郵便局が立ち行かなくなる。また郵貯資本の海外流出を防ぐ保障がない」と問題点を指摘した。
(2005.7.8 奈良新聞)

292片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 13:12:39
郵政事業を守る国会議員の会か・・・。あの手この手だな。
それはともかく、解散しても小泉さん人気あるから自民党勝利だと思う。解散を恐れることはない。信念に基づいて採決し、解散になればいい。

“解散になれば自民党崩壊”
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/16/k20050716000057.html

自民党の片山参議院幹事長は岡山県笠岡市で講演し、郵政民営化関連法案について「参議院で否決されれば、小泉総理大臣はちゅうちょなく衆議院を解散し、自民党は分裂選挙になって崩壊する」と述べ、成立を目指して反対の説得に全力をあげる考えを強調しました。
この中で片山参議院幹事長は「郵政民営化関連法案が参議院で否決されれば、小泉総理大臣はちゅうちょなく衆議院を解散する。解散ができるとか、できないとか議論はあるが、今の憲法では、いわゆる7条解散はできる」と述べました。そのうえで片山氏は「衆議院選挙になれば、先の衆議院本会議での採決で、法案に反対や欠席などした51人を公認することはできないので、自民党は分裂選挙になる。漁夫の利を得るのは野党であり、自民党は崩壊し、政治は大混乱になる。そういう事態を避けるため、審議を通じて理解者を増やし、法案を通したい」と述べました。そして片山氏は「青木参議院議員会長とは、法案が成立した後、郵政事業を守る国会議員の会を作ることを考えようと話しており、アフターケアにもしっかり対応していきたい」と述べ、反対派の理解を得るため、民営化の行方を監視する議員連盟の立ち上げを検討していることを明らかにしました。

293片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 13:14:54
執行部としては、セットになって反対されては、妙に反対派の団結を誘うから、避けたいということがあるだろう。

人権擁護法案 提出困難の見方
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/16/k20050716000020.html

政府が今の国会への提出を目指している「人権擁護法案」の取り扱いをめぐって、自民党内では推進役の古賀元幹事長と、法案に反対する平沼前経済産業大臣らとの間で、依然対立しており、法案の提出は困難ではないかという見方が広がっています。
人権擁護法案は、差別や人権にかかわる被害を救済することを目的とするもので、自民党内では、人権問題調査会長の古賀元幹事長らが今の国会への法案の提出を目指しているのに対し、平沼前経済産業大臣や安倍幹事長代理らの議員グループは、「人権侵害の定義が明確ではなく、法律が乱用されるおそれがある」などとして、提出に反対しています。こうした中、今週、古賀氏と平沼・安倍両氏らが会談しつめの協議を行いましたが折り合いがつかず、古賀氏は法案の取り扱いを与謝野政務調査会長に委ねる考えを示しています。与謝野氏ら自民党執行部は、なお今の国会に法案を提出したいとしていますが、党内に根強い反対がある中で提出に向けた党内手続きを急げば、郵政民営化関連法案の審議に悪影響を与えるおそれがあるという指摘も出ており、会期末まで1か月足らずとなる中、法案の提出は困難ではないかという見方が広がっています。

294片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 17:34:26
郵政否決なら政権交代も 久間氏、反対派をけん制
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050716-00000091-kyodo-pol

 自民党の久間章生総務会長は16日午後、新潟市内で開かれた党県連会合であいさつし、郵政民営化関連法案について「(参院で)否決されたら大変なことになる。自民党政権そのものが崩壊することもあり得る。2大政党制だから、自民党ががたがたすると政権は民主党に行ってしまう」と述べ、反対派の動きを強くけん制した。
(共同通信) - 7月16日16時53分更新

参院自民17人が反対=郵政法案、ぎりぎりの攻防へ−投票行動調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050716-00000070-jij-pol

 参院特別委員会で審議中の郵政民営化法案について時事通信社は16日までに、民営化に批判的な自民党参院議員45人を対象に、本会議での投票行動を聞き取り調査した。その結果、17人が反対票を投じる意向を示したほか、26人が態度未定であることが分かった。「政局混乱の回避」を理由に、賛成に転じた議員も2人いた。
 本会議採決では18人が反対すれば否決されるため、法案の行方は予断を許さない状況だ。執行部は反対派の説得と態度未定者の取り込みに全力を挙げる方針で、否決を目指す反対派とぎりぎりの攻防が展開されそうだ。 
(時事通信) - 7月16日17時0分更新

295片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 18:06:25
片山さんのいまの説得法(予想)
「このまま否決になったら、あの小泉のことだから解散しますよ。分裂選挙になってしまう。自民党は潰しあい、民主党が多数を握る可能性もある。そうでなくとも、仲間を多数落選させる可能性は大きい。また、そうなれば当然我々参議院議員の足元も危うくなる。そんなことになっては元も子もない。それよりは、ここは政治の安定を志向するのが我々の国民に対する責任と心得て、付帯決議でのさらなる譲歩を条件に決着を考えるべきではないですか。この法案が通っても、今後小泉さんの思い通り行かせるつもりは私のほうでもございませんよ。郵政についても、法案成立後もしっかり監視して、事業を潰す動きがあれば、結束して反対しましょう。さらに、ここでまとまっておけば、小泉後の流れを我々で決めることもできる。筋を通すのも尊いことですが、皆のためになる選択肢を考えましょう。頼みます。」

296片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 18:13:33
と思ったら鴻池さんのところの日記に。

http://www.kounoike-web.com/no259.htm
 「郵政」参院で始まりました。泣いても笑っても8月13日で閉会します。陣内委員長は佐賀の人。法務大臣をされた人望厚い人です。でも、そもそも「民営化反対」の人。お気の毒です。

 片山参院幹事長に呼ばれて、賛否について意見交換を致しました。片山さんも「郵政公社」を作って改革を始めた初代総務大臣。「公社」で実際成果を上げているにもかかわらず、今民営化の必要があるのかと云っていた人。しかし今は参院のNo.2。大人の政治家として反対に廻らないで欲しいとの思いを私に伝えられました。

 完全民営化までにあと12年ある。その間にどうにでもなるから、とりあえずこの法案は賛成しておこう。そうしないと「あいつ??」は何をするかわからん。「郵政」反対派への説得はこれが主たるものです。

 俺も民営化反対だけど、この際賛成しておこう。君も頼む。これ説得力ありませんよ。そして最後は除名するぞ、公認は出さない、対立候補立てるぞ。これ落城前夜の混乱のように思えるのですが。乱を避けるためには、やはり「継続審議」としたらどうですかね。

 もうTVでも「郵政」委員会が始まっています。今日の天気のようにカラリとした議論が展開するといいですね。もう梅雨明けも近いことですし。
7月15日(金) 午前11時30分 議員会館にて

297片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 18:14:54
山本一太7/15

http://www.ichita.com/03report/data/1121390556.html
 昨日の昼。派閥の総会で会った中川秀直・国会対策委員長が(優しいトーンで)こう話しかけてきた。「一太君なあ。郵政法案は8月13日までに決着がつく。まあ、それまであまり外で強いことを言わんようにしてくれよ。」すぐに反応した。「ハイ。でも、中川先生、ご心配いりません。HPのレポートに書くくらいにしますから。」中川委員長がニコッとしながら返してきた。「いや、HPのほうも少し優しくしてもらうといいんだけどな。」(*多忙な中川委員長が、こんな一介の参院議員のレポートをチェックしているなんて。それだけ細心の注意を払っているということか。)続けてこうも言った。「最近、夜中に目が覚めるんだよ。心配で。衆議院の本会議採決の時も、こんなことはなかったんだがなあ。」勝負の行方はそれほど読みにくい。でも、最後はきっと成立する。小泉首相の運気(というか天運)は衰えていない。

298片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 18:18:59
舛添要一

http://www.masuzoe.gr.jp/
政局の行方
 7月11日、わが参議院で郵政民営化に関する特別委員会の設置が決まった。衆議院でわずか5票差で可決された法案が、参議院で審議される。7月5日の衆議院でのドラマ以来、風向きが変わった。無責任なマスコミは、これまで抵抗勢力のレッテルを貼って批判していた人々を、今度は信念を貫いた人々として英雄視する。すでに政局になっているし、権力闘争が始まっている。法案が否決されれば、解散総選挙か、内閣総辞職かであるが、前者の場合は自民党壊滅、後者の場合は何とか生き残りであろう。また、可決されても、自民党にはもはや修復できないほどの傷がつく。場合によっては、政界再編成も視野に入れて動かねばならないかもしれない(2005年7月11日)。

299片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 18:34:42
福山哲郎(民主)

http://www.fukuyama.gr.jp/magazine/index.php
2005/07/15
福山です!
昨夜は、自民党のとある議員と会合でご一緒させていただき、 小泉総理退陣を花道に郵政法案を可決させることも・・というお話しを伺った。
事の真偽はともかく、解散、継続審議、可決等、 あらゆる想定について、永田町はザワザワと騒がしい、 というか、それぞれの議員が生き生きしているように見える。 おかしなものだ。
明日からの連休で地元に戻り、議員心理にどんな変化が起こるのか、 政治とはホントに生き物である。

300片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 18:42:52
松下新平(会派は民主)7/15

http://www.shinnpei.com/diary/index.html
 昨晩の自民党の綿貫さんたちの会合(郵政反対派)で、参議院から10名の出席があったと報道されました。
 民主党の幹部の皆さんとの水面下の接触もあるようですが、意気盛ん、すこぶる元気なご様子だそうです。一夜にして、一躍、英雄となった造反議員の皆さんたちの表情からも解散、そして、政界再編への流れが着実に始まっていることが読み取れます。

 ただ、官邸では、既に300小選挙区の分析、シュミレーションを終え、確かな手ごたえを感じているようです。ただ、公明党からは選挙準備のため時間が必要との事で、実際の解散は、秋にずれ込む見込みだそうです。

 永田町には、「造反有利」という言葉があるそうです。意に反して行動した者は、選挙には有利に働くと言われています。
 そこで、注目は、新党結成の可能性ですが、簡単にはいかないようです。郵政や自民党執行部の運営では大義がありませんし、ミスミス政権を放すようなお人よしではないでしょうから。

301片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 18:54:47
http://www.matsushima-midori.jp/home/home1.html
 森派で最後まで残った反対派は大物の中村正三郎さん(元環境庁長官、元法相)と当選一回の城内(きうち)実さん。城内さんは議場の座席が最前列中央で民主党と接している。記名投票は名前が記載された白票(賛成)または青票(反対、せいひょうと読む。実際は緑色)を持って壇上で投票するのだが、議長に向かって右側の端から名前を呼ばれていくので、城内さんは自民党で最初に名前を呼ばれる、つまり青票第一号となりかねない人物だった。(実際にそうなった)安倍幹事長代理がやってきて城内さんを呼び出し、議場内の後ろのほうで説得しているふうだった。
 40歳の彼は外交官出身、父親は元警視総監である。本人は東京と外国で育ったが、親のルーツの静岡県西部の浜松、天竜などを選挙区とし、安倍さんが見出して候補者としたところに、同じ選挙区の熊谷弘氏が民主党を離党して保守新党党首に納まり、与党内調整として比例区に回ることを勧められたが拒絶し、無所属で圧勝した経歴の持ち主である。私自身は初当選の時に、同じ立場に立ち、保守党の現職との調整を迫られ、泣く泣く小選挙区での無所属立候補を諦め、比例のほうを選択させられた身だから、常日頃から「城内さんの気性の激しさ、筋の通し方には負けるな」と思ってきた。(彼は初めての選挙、私は一度落ちた後の背水の陣という違いはあるが)彼の選挙の出陣式の写真を目にする機会があったが、騎馬戦の大将のごとく、若い支持者たちにかつがれ、必勝の鉢巻を締め、右手を高く掲げた姿は若武者風を彷彿とさせるものだった。
 本会議場の私の座席は前から3列目、5人がひとつながりになった席の真ん中。5人とも年齢の近い2回生で、私以外はみんな男性ばかりだ。左端の後藤茂之さんは長野県選出だが、東大卒業が私と同期で大蔵省出身、自民党から出られず羽田元首相の膝元ゆえ民主党で初当選した後、テロ対策法案で民主党を造反、自民党入りした過去を持つ。与謝野政調会長の指名で郵政合同部会事務局次長を務め(事務局長はこれまた大蔵出身の我が同期、宮沢洋一議員=宮沢元首相の甥)、当然ながら賛成派。右端は私と同じ森派、小児科医出身の三ツ林隆志議員(埼玉県)で勿論賛成派。
 私の両隣はいずれも堀内派の平井卓也議員(左、香川県)と近藤基彦議員(右、新潟県)で、この二人は無所属当選の後に入党という共通点を持ち、いつも一緒に勉強する仲良し同士だ。で、二人の動きが注目された。そうこうしているうちに、宏池会(堀内派)のペーパーが本会議場内で会員に配られた。ばらばらな三つのことが書かれてあった。(1)堀内会長は綿貫氏との長年の友情を大切にするため反対票を入れるので派閥の会長を辞めた(2)古賀誠氏は議員各自の判断を大切にしてほしい、と言っている(3)丹羽雄哉会長代行は、政局になってはいけないので、賛成票を入れてほしいと呼びかけている。という3つの内容で、「いったい、何が言いたいの?。こんなときに(口で伝えるならともかく)紙にして配るべきことじゃない」という印象を私も、両隣の同派閥の議員も口にした。

302片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 18:55:04
(続き)
 他のことでは改革派なのだが地元の義理で悩み揺れている平井さんは、もともと「記名投票でなく、起立採決なら中腰とか半端なことでごまかせたのになあ」と言っていたくらいだが、私と後藤さんに「もし、自分が反対票を入れることがないよう、青票を全部預かっててよ」と冗談交じりに言った。(白票、青票ともに6枚ずつ各自の卓上に置かれている。大臣の不信任案が次々に出されて採決になったとき、これくらいの枚数が必要になるのだろう)近藤さんは結局、席を立たず(投票に行かず)棄権した。私は自分の名前が呼ばれるのを聞き漏らし、先に呼ばれて立つはずの隣の近藤さんが座っているので、私もそのまま座っていたら、「名前、呼ばれているよ」と教えられた。投票しない場合は採決直前に退席するものだと思っていたので、「あれっ。そんなのありっ?」と驚いたのだった。
 私の後ろの列は三回生だが、「小泉内閣の聖域なき構造改革の断行を支援する若手議員の会」会長の桜田義孝議員(千葉、橋本派)が「何とか通さないと」と心配そうに票読みしていた。土屋品子議員、大村秀章議員が同じ立場から一覧表をのぞき込む。私の真後ろの望月義夫議員(経済産業部会長で私とは仲良し)は「特定局長には世話になったから」と言って、「ごめんね」と言い残して、採決前に退席して行った。斜め後ろの渡辺具能議員は山崎派ながら強固な反対論者で「これからも仲良くしてね」と言って退席した。
 自民党の投票中、反対票の顔ぶれを見ていると、地方選出の議員で政策的に民営化に絶対反対の人もいれば、選挙で特定局長に世話になったという思いが強い人もいれば、反小泉の意識が強い人もいるようだった。反対の人がいるのは仕方がないと思ったが、とても不愉快な気分になったのは、反対の青票を高く掲げ、民主党から拍手されて、にっこりほほえんでいた人の姿だった。私の左右の平井、近藤両議員も同じような感想を言っていた。近藤議員は「民主党に拍手されるのが嫌で反対票を投じるのをやめ、棄権した」と新聞にコメントしていた。
             ▽      
 結果はぎりぎりの可決。おまけに、翌朝の新聞各紙を見ると、小泉総理は否決された場合は本会議終了後の午後4時に臨時閣議を開く予定を立てていたとされ、そうなれば、そこで、解散が決定されたのだろう。まさに解散寸前だったのだ。そして、その後、サミット出発前の小泉総理が、記者団に対し、参院で法案が否決された場合も内閣不信任と受け取るという旨の発言をし、総理の性格からすると、参院での否決即、衆議院解散ー総選挙という事態が具体性を帯びて感じられるようになった。
 もちろん、参議院本会議で否決されたからといって法案を可決した衆議院を解散するのはおかしいと考えるのがオーソドックスだし、私もそう考える。だが、憲法に定められた総理大臣の解散権は絶対である。また、衆議院で可決、参議院で否決された法案を成立させるには2つの方法があり、そのひとつは両院協議会を設置し、そこで成案(修正案)を得て両院の本会議で可決すること。もうひとつは、衆議院で再議決し、3分の2以上の賛成多数で可決することだ。実際には3分の2以上の賛成を得るなんていうことは不可能だから、これを理由に解散することはあっていいと思う。延長国会の会期は8月13日までであり、それまでの1ヶ月余りは、解散の危険水域という重苦しい雰囲気の中で過ごさざるを得ない。
(平成17年7月8日)

303片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 19:02:03
平井卓也
http://www.hirataku.com/contents/top/dairly/05july/050705.htm
7/5
 この採決にあたり、私は賛成の白票を投じた。実に厳しい選択であり、正直なところ最後まで悩んだが、最終的には、この改革を継続・発展させる道を選んだ。
 明治時代にその基礎が創られ、国民生活と密接に繋がりながら発展してきた郵政事業を再構築しようというには、今回の政府対応は確かに拙速で、説明不十分の感は否めなかった。また当初案の段階では、郵政サービスの後退につながる懸念も払拭できなかった。しかし、先日提示された修正案では、引き続き郵便局を通じて貯金・保険のサービスが提供されることが明らかになり、社会・地域貢献基金を2兆円まで積み立て可能にして局の存続に充てるなど、国民の利便性を確保する方途を充分検討しており、この点を評価して賛成の意を固めたのである。
 今回、自民党内からも反対の票が投じられ、その混乱ぶりを露呈する形となったが、皆がそれぞれの立場で、全力でこの問題に答えを出そうとした結果であり、禍根に至るものではないと信じている。一方で、民主党の姿勢には残念ながら失望を禁じえなかった。対案も示さず、支持団体の労働組合に対するパフォーマンスに終始する姿は、到底「政権準備政党」とは呼べない。また、本会議場で反対の青票を持つ自民党議員に大喝采を送る姿は異様であり、無責任なギャラリー(傍観者)そのものであった。政治家は、わが国のとるべき道を明確なビジョンとして示し、その是非で信を問うのが本旨のはずである。「反対のための反対」には、なんの生産性もない。
 この後、議論は参院に場を移すが、この法案が通ればそれでよし、というものではない。本当の意味で国民の役に立つ改革に仕上げてゆくには、むしろこれからの実施段階が重要である。与党の一員として、この改革を国民全ての幸福に資するものにするために、さらに計画の精査検討を重ねることが責務と考えている。また、地元にあっては、今まで郵政の発展に尽くしてこられた皆様のご苦労を真摯に受け止め、まちの郵便局を一局たりとも減らすことなく、ユニバーサルサービスを確保することを誓いたい。郵便局の新しいチャレンジが、やがて大きな成果となって地域に花を咲かせるよう、丁寧に粘り強く改革の旗を掲げてゆきたい。
7/7
 昼の宏池会の例会には、堀内会長、丹羽会長代行、古賀事務総長も出席するのでマスコミのカメラも普段より多いようであった。幹部3人の投票も青、白、棄権と分かれていたので、今日の発言は特に注目されるのだろう。丹羽先生からは「お疲れ様!」「衆議院は常在戦場」というニュアンスの挨拶があったが、解散総選挙の可能性を示唆したと受け止めるべきだろう。各議員それぞれの立場で消耗しているだけに、例会としては盛り上りに欠けた。私は今まで派閥の結束力の強さを経験したことがないので分からないが、箱弁当に喩えられた一枚岩の派閥は今は昔の話なのだろう。個人的には、何となく昼食時に集まって情報交換するグループとして機能すればいいのではないかと思う。小選挙区制の下では、議員同士の強いつながりは、カタチからは生まれてこない時代である。因みに昼食は、ざくろのロースカツ弁当であった。

304片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 19:02:18
(続き)
7/12
 朝6時に起きて新聞各紙に目を通しながら朝食を食べる。「解散、9月11日投票」などの活字が躍って、胃が痛くなる。小泉首相の強気の根拠は何か、低姿勢が何時まで続くか、民営化法案の行く末等について色々な解説が載っていたが、どれも核心を突いていないような気がする。何れにせよ、「解散カード」は政権の切り札だと思うが、事前にこれだけ取り沙汰されるのは異常事態である。ギャンブルの世界でも切り札はもっとタイミングを計って大切に使われるはずである。朝食は天むす、サラダ、天ぷら、味噌汁という昨晩と同じメニューだった。その後、朝一番の飛行機に乗るため空港に向う。空は真っ黒で、小雨が降り続いていたが、何とか無事に離陸した。
7/14
 昨日の参議院本会議で郵政民営化関連法案の審議が始まった。小泉首相は、衆議院とは一転して低姿勢の答弁を繰り返したようだが、法案の先行きは依然として不透明である。「経営形態の在り方を含めて見直しを行う」という首相答弁は、反対派との糊代を大きくする可能性がある一方、政局にすることを目的にしている議員にとっては、全く意味のない言質かも知れない。何れにせよ考えなければならないのは、大方の予想通り参議院で否決されて解散総選挙に突入した場合の日本社会全般に渡る影響である。自民党の分裂は自業自得だが、今の日本が政治的空白に耐え得るかどうかは別次元の問題であることを認識しなければならない。景気がやっと踊り場から脱する気配が見えてきた現在、日本の外交も正念場、社会保証制度改革や税・財政改革は待ったなしの状況であること等を考え合わせれば、解散総選挙は常軌を逸した判断である。そこで原点に立ち返って郵政民営化の本質を確認したい。郵貯・簡保で集めた340兆円の資金に関しては、ある程度の制度改善はあったものの、依然として特殊法人等に流れて焦げ付いていることに何ら変わりはない。そのような非効率的な国民資産の運用をこのまま放置することは、誰が考えても改めなければならないことは明白だ。郵政民営化法案には、新会社の経営方針、暫定システム構築の工程等不明な点もあり、不安な点は多いが、行政改革の本質論に反対する理由にはならないはずだ。このまま廃案にして民営化を見送るようなことになれば、更に大きなリスクを将来に先送りすることになる。国民の大切な資産である郵便ネットワークと特定郵便局を含めて働く人々の職場を守ることと、官僚支配からの脱却の話を同列で議論するので分かり難くなっている。
7/15
 昨晩のあさっての会は、神楽坂の「京都ぎをん 和RAKU」で開かれた。この店はかつては高級料亭だったと思われるが、手頃な価格帯の居酒屋風店舗に改装したようだ。会社帰りのサラリーマンで混雑していたが、個室が多いのでそれなりに落ち着いた雰囲気の店であった。メニューは和洋折衷で、酒のつまみは豊富であった。何時ものように焼酎を煽りながら政倫審の事情聴取について議論したが、その内容には触れないい。何れにせよ51人の議員からそれぞれ事情聴取するのは不可能と思われる。

305片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 20:28:59
「法案は粗雑」と山崎理事 三沢市の党県連集会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050716-00000132-kyodo-pol

 参院郵政民営化特別委員会理事で自民党の山崎力参院議員は16日、青森県三沢市の党県連集会で、郵政民営化関連法案について「この法案は理屈で説得する内容になっていない。非常に粗雑なところがある」と述べ、反対派の説得が難しい状況を説明した。
 山崎理事は「いつもだったら修正するからご協力を、と言えるが、(会期が8月13日までで)時間がないため、解釈というか答弁で修正したのと同じようにするから、という説得しかできない」と話した。
 また「何の手当てもしなければ(参院の自民党議員の)30人前後が反対に行く」と指摘。「それを25人以下に落としているところで、幹部がものすごい神経を使って接触中だ」と述べた。
(共同通信) - 7月16日19時49分更新

306片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 20:56:29
時期の違いとかいろいろあるけどとりあえず捨象。

時事 反対17 未定26 「政局混乱回避」理由に賛成に転2 (対象45)
読売 反対17 反対可能性12 未定21 賛成64 反対内訳=亀8平6 (対象114)
毎日 反対16 未定21 反対内訳=亀8平6山1無1 (対象40)
共同 反対13 未定55(うち反対色10程度)(対象114)
中日 反対17 未定23 賛成74 反対内訳=亀8(未2)平6(未12) (対象114)

307片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 21:05:36
片山氏、解散なら自民党は解散選挙に
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050716/20050716-00000036-jnn-pol.html

 郵政民営化法案の参議院での審議が始まりましたが、自民党の片山参議院幹事長は、法案が否決された場合は、解散総選挙で、自民党は分裂選挙になると訴え、反対派を強く牽制しました。

 「もしそれで、解散したらどうなりますか?自民党は分裂選挙になります。(衆院で)造反した51人を公認はできないでしょ。まぁ少しはできるかもしれないが、全部はできない。そうなると公認と非公認がわかれて戦う。漁夫の利を得るのは野党でしょ。自民党は崩壊しますよ」(自民党、片山虎之助・参院幹事長)

 講演で片山氏は、衆議院解散の可能性を指摘したうえで「参議院だけ無傷なわけはない」と述べました。

 その上で、「民営化法案が成立しても、郵便局をしっかり守る国会議員の会を考えようと、青木参議院会長と話している」と述べて、法案成立に理解を求めました。

 これに関連し久間総務会長は、民営化後の運営状況を検証する機関を自民党内に設ける考えを示し、すでに旧橋本派や堀内派など、各派から賛同を得ていることを明らかにしました。(16日17:54)

308片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 21:20:18
なるほど、こういう感じで賛成にまわるのか。参院の採決では似た手段が使えるだろうか。

坂本哲志
http://tetusi.com/new_diary/200507.html
7/5
 郵政民営化法案の本会議採決に出席して、「賛成」の投票をしました。
あれほど反対と言っていながら、なんで「賛成」なんだ。「信念がない」と言われるかもしれません。決断までをご報告します。
 この2ー3日、「賛成」を求める自民党の幹部の方から盛んに電話があったのは、先の日記でお知らせしました。
 また、一期生の仲の良い議員が「賛成しよう」と言ったことがショックだったことも書きました。
 その後、数多くの議員の方から「賛成して欲しい」という電話を頂きましたが、私は耳を貸しませんでした。しかし、園田博之先生と山崎拓先生から電話があった時から頭を抱えました。
 園田先生は私の後ろ盾です。山崎先生は、自民党ではない私を自民党員並みの扱いにして頂き、陳情などの時に大変お世話になっている派閥の親分でもあります。今、自分が議員としてあるのはこのお二人のお陰と言っても過言ではありません。
 さらに、お二人とも「賛成して欲しい」とは一言も言われませんでした。
「お前がこれから政治活動をするに当たって、大局的に考えた時俺はこう思う」と今後の政治、政局を語られました。お二人とも説得力がありました。
 しかし、郵便局は守っていかなくてはいけません。そこで、口頭ではありますが「地域の郵便局を必ず守ること。貯金を地方から失くさないことを約束して欲しい。」と言いました。「それは3年ごとの見直しや、郵便局の設置義務で必ず守る」と言われました。
 私ごときが約束させて、それで守れるかどうかは疑問ですが、お二人がそこまで郵便局に情熱を持っておられることが分かり、心を動かされました。
 それでも不安になり、早朝福岡の山崎拓先生の自宅まで行き確認をとりました。自宅に行き顔を見ると、もう反対はできないと感じました。
涙がでました。
 園田先生にも会いに行きました。私がお世話になってきた園田先生が頭を下げられました。また涙がでました。

 本会議当日、無所属で当選してきた旧グループ改革のメンバー4人と、あるホテルで朝食をとりました。皆まだ迷っていました。最後は本会議の1時間前、電話で話しました。結論として、「棄権はやめよう。どっちかにしよう。」と決めました。
 私は、園田、山崎両先生のお顔が忘れられず、そして口頭ではあるものの、郵便局を守る約束を約束してくれたことで「賛成する」と言いました。1人が「俺も坂本と一緒にいく」と言いました。そして2人が「亀井静香先生についていく。反対する。」と言いました。みんな苦渋の選択でした。
 
 これまで「反対」に期待をかけて来た方々には、大変申し訳ないと思っています。
しかし、もっと便利な、そして働きがいのある郵便局に必ずして参ります。皆様を裏切ったりはいたしません。これからが働きどころだと思っています。
 より良い地方と国を造るために全力を尽くします。皆様のご理解をいただきと思います。
7/12
地元大津町の後援会幹部会を開催しました。65人の方が出席されました。郵政民営化の問題でとった行動の説明が主でした。
やむのやまれずの賛成投票であったことを説明しましたが、後援会のみなさんの心境は複雑でした。「気持ちは良くわかる。しかし・・・」という訳です。これから完全に皆さんに理解してもらうためには時間と政局の変化が必要であると感じました。特に「山崎さんや園田さんに恩義を感じ、また今後の政治活動を考えることも大切だろうが、選挙の時に一番働くのは俺達だ。政治家の方より自分達のことをまず考えてほしい」という意見が出たときは、本当にそのとおりと感じました。
しかし、自分で出した結論です。自らの努力で乗り越える以外にありません。これからも、ミニ集会の連続ですが、出来る限り説明の責任を果たしていきます。針のむしろの日々が続きます。
7/14
郵政の後遺症はまだまだ続きます。今日も初盆のお参りに行って2軒の方から怒られました。「何故賛成に回ったか」という訳です。このような考えはかなり多いと思います。
自分でも不本意ながらの賛成ですので、やはり言われると忸怩たる思いがします。自分で憂鬱な気持ちになります。永田町に行けば、各自民党の代議士から「苦労掛けたな。ありがとう。よく決断してくれた」と言ってくれますが、地元に帰ると「何故だ」となります。本来なら何はさておいても地元の気持ちを一番大切にしなければならないところです。説明してもなかなか難しい面もありますが、説明がつかないようなことはやはりもっと考えるべきと思います。
しかし、逃げたらダメ。根気強く、丁寧に頑張ります。憂鬱な毎日ですがこれも試練です。

309片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 21:25:15
八代英太7/14
http://www.ho-kikaku.net/yashiro/diary/cale_r.cgi?mode=show&amp;year=2005&amp;mon=7&amp;day=14

郵政の参議院の審議の結果如何で、筋違いの衆議院選挙が取りざたされているが、長い、長い政治活動の中で、今度の選挙は、全てを賭け、人生最後になるかもしれない一大決戦となるだろう。
政治家としての総決算の審判となるだろう。
自民党を誰よりも愛している思い、この国、この地域を誰よりも想う心の審判だろう。果たしてその日がいつになるのか?小泉総理の胸中に秘められている。

夕方から、永田町のホテルで、綿貫前議長の勉強会が開かれた。
先の衆議院の採決では、賛成反対に懐を分かった同士が集まって、憲法についての勉強会だった。
しばらくいろいろ勉強して、その日のために準備をしなければならない。

310片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 22:51:02
郵政法案:自民の造反51人 選挙に強く、郵政票にも期待
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050717k0000m010102000c.html

 郵政民営化法案の衆院採決(5日)では、自民党から51人の造反者(反対37人、欠席・棄権14人)が出た。執行部から「公認見送り」圧力を受けながら、あえて党の方針に逆らった議員たちの選挙区事情を分析すると、「比較的選挙に強く、選挙区に特定郵便局長会の組織票も多い」という傾向が浮かび上がった。「反小泉」の思惑含みで広がった造反劇の陰で「公認がなくても選挙が戦える」という計算が働いていたようだ。【三岡昭博、尾中香尚里】

 ■ライバルが弱い?

 51人の中には、03年11月の衆院選で民主党候補を大差で降した議員が目立つ。比例単独当選を除く42人のうち34人が小選挙区で当選し、24人は民主党候補の復活当選を許さない大勝だった。

 小泉純一郎首相や武部勤幹事長は、法案が否決され、衆院解散・総選挙となれば、造反議員を公認せず、別の公認候補を擁立する構えを見せている。首相周辺は「1週間で擁立できる。反対したのは選挙が弱いやつばかりだ」と強調する。しかし、反対票を投じた若手議員は「無所属で戦ってもいい。後援会組織がしっかりしているから、そんなに影響はない」と自信を見せている。

 ■目立つ若手

 51人を当選回数別にみると、当選3回以下の若手が25人、4回以上が26人だった。執行部は当初、選挙基盤の弱い若手は解散を恐れて賛成に回ると踏んでいたが、予想以上に若手の造反が多かった。ただ、この背景には、党執行部による切り崩し工作が中堅以上に効いたという事情もありそうだ。反対派の一人は「ポストなどのニンジンをぶら下げられた上の世代の方が弱い」と嘆いた。

 ■郵政票が左右?

 悩んだ末に賛成票を投じた中堅議員は、特定郵便局長OBでつくる大樹全国会議の地元支部から「顧問を遠慮していただく」との通知を受け取った。「選挙区内の郵便局は250。1局あたり10人として2500票か」。議員は失った票を想像してため息をついた。

 特定郵便局長会は、参院に長谷川憲正議員(比例代表)を送り出している自民党の有力支持団体だ。04年参院選で、長谷川氏は全国で自民党比例票の1・7%に当たる約28万票を獲得した。これを「郵政票」とみなした場合、都道府県別に最も比率が高かったのは岐阜県の4%。同県の自民党衆院議員5人のうち野田聖子氏、藤井孝男氏、古屋圭司氏の3人が反対票を投じた。

 さらに、比例単独当選を除く法案反対者31人のうち、20人が全国平均の1・7%を超える都道府県からの選出だった。

 ■参院との連動も

 衆院採決後、毎日新聞が法案に批判的とみられる自民党参院議員40人を対象に実施した聞き取り調査では、法案に「反対」と答えた議員が16人、21人が態度を明らかにしなかった。

 調査対象のうち30人以上が衆院で造反議員がいる都道府県から選出されている。党幹部は「参院は衆院の組織に乗っているから、衆院議員全員が賛成している県では反対できない」と話しているが、逆に衆院に造反者がいる都道府県の参院議員は連動して造反する可能性がある。

 5日の衆院採決で造反した自民党議員51人は次の通り。(敬称略、丸囲み数字は当選回数)

 <反対>山下貴史(1)比例北海道▽野呂田芳成(7)秋田2▽津島恭一(2)比例東北▽小泉龍司(2)埼玉11▽堀内光雄(9)山梨2▽保坂武(2)山梨3▽小林興起(4)東京10▽八代英太(3)比例東京▽城内実(1)静岡7▽野田聖子(4)岐阜1▽藤井孝男(4)岐阜4▽古屋圭司(5)岐阜5▽青山丘(9)比例東海▽松宮勲(2)福井1▽綿貫民輔(12)富山3▽村井仁(6)比例北陸信越▽左藤章(2)大阪2▽田中英夫(1)京都4▽滝実(3)比例近畿▽森岡正宏(2)同▽小西理(2)同▽川上義博(1)鳥取2▽熊代昭彦(4)岡山2▽平沼赳夫(8)岡山3▽亀井静香(9)広島6▽亀井久興(4)比例中国▽能勢和子(2)同▽山口俊一(5)徳島2▽自見庄三郎(7)福岡10▽武田良太(1)福岡11▽今村雅弘(3)佐賀2▽保利耕輔(9)佐賀3▽江藤拓(1)宮崎2▽古川禎久(1)宮崎3▽森山裕(1)鹿児島5▽衛藤晟一(4)比例九州▽松下忠洋(4)同

 <欠席・棄権>北村直人(6)北海道7▽小渕優子(2)群馬5▽梶山弘志(2)茨城4▽中村正三郎(9)比例南関東▽望月義夫(3)静岡4▽斉藤斗志二(6)比例東海▽近藤基彦(2)新潟2▽柳本卓治(4)比例近畿▽高村正彦(8)山口1▽佐藤信二(8)比例中国▽福井照(2)高知1▽渡辺具能(3)福岡4▽古賀誠(8)福岡7▽野田毅(11)比例九州
毎日新聞 2005年7月16日 22時05分

311片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/16(土) 23:00:41
参院議員に郵政法案反対要請
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2005071627468
 参議院で審議が続いている郵政民営化関連法案について、自民党(新潟)県議団は15日、同法案に反対するよう求める文書を桜井新、田中直紀の同党県関係参院議員2氏と比例代表選出の参院議員十数人に対して送った。
 文書には、同日の県議会本会議で可決された「拙速な郵政民営化に反対する意見書」を添付。「へき地から郵便局がなくなる恐れがある」などとして、同法案採決で反対するよう求めている。
[新潟日報 07月16日(土)]
( 2005-07-16-9:42 )

312片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/17(日) 01:31:53
いかにして、否決だと解散して自民党政権崩壊してしまうかということを迫真の言葉でアピールするかという、そんな感じになっていますね。
しかし、ひとりひとりをこの訴え方で落としていくのは可能なのかな?
法案成立後の監視システムが取り沙汰され始めたけど、あと一歩、根本的な譲歩が要るのかもしれない。

久間氏 政権崩壊回避へ説得
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/17/k20050716000104.html

自民党の久間総務会長は、新潟市で講演し、郵政民営化関連法案が否決されれば政権が崩壊しかねないとして、参議院で法案を成立させるため執行部として党内の融和に努め、反対派をていねいに説得していく考えを示しました。
この中で久間総務会長は、郵政民営化関連法案の審議について「政府側の中心である竹中経済財政・郵政民営化担当大臣の答弁は、抽象的な内容で違和感があり、小泉総理大臣も党側の意見を聞かずに頭ごなしに政権運営をやってしまう。そうしたことへの反発があり、予断を許さない状況だ」と述べ、参議院での法案の成立は、楽観できないという見方を示しました。そのうえで、久間氏は「もし法案が否決されると大変なことになり、自民党中心の政権そのものが崩壊することもあり得るので、我々も丁寧に説明や調整を進めている」と述べ、参議院で法案を成立させるため、執行部として党内の融和に努め、反対派をていねいに説得していく考えを示しました。さらに久間氏は、法案が成立した場合の対応について、修正案などに盛り込まれた党側の要求が実現されるかどうかを検証するプロジェクトチームを党内に立ち上げるべきだとして、反対派の意向に配慮して、法案成立後をにらんだ仕組みづくりも検討していく考えを明らかにしました。

313片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/17(日) 15:59:56
加藤氏“衆院の圧力で成立”
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/17/k20050717000067.html

自民党の加藤元幹事長は、記者団に対し、郵政民営化関連法案の審議について、衆議院の解散・総選挙を避けるため、今後、自民党内で衆議院側から参議院議員に賛成するよう求める圧力が強まり、法案は参議院で成立するという見方を示しました。
この中で加藤元幹事長は、「郵政民営化関連法案が参議院で否決された場合、小泉総理大臣は衆議院の解散・総選挙に踏み切ると思う。自民党をつぶすという公約を実行して歴史に名を残すことを考えると思う」と述べました。その上で加藤氏は、「今後、自民党の衆議院議員の間に、解散・総選挙に対する危機感が強まり、解散を避けるため、同じ地元から選出されている参議院議員に対して、法案に賛成するよう圧力をかける動きが一挙に出てくる。参議院議員にとって、選挙の時、特定郵便局の関係者の応援より地元の衆議院議員の影響力の方が大きいので、法案は最終的には、参議院でギリギリ可決・成立するだろう」と述べました。

314片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/17(日) 21:07:51
下地氏の処分検討 幹事長が党紀委に指示 自民党本部
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-3805-storytopic-3.html

 自民党の武部勤幹事長は1日までに、同党の党紀委員会(仲村正治委員長)に対し、党県連から除名を申請されている自民党前衆院議員・下地幹郎氏の処分を検討するよう指示書を提出した。県連幹部ら複数の関係者が明らかにした。党紀委員会は今月中に委員会を開く予定で、処分が検討された場合の弁明書を下地氏に送付するなど準備を進めているという。
 具志孝助県連幹事長は2日の県連大会で、2004年を総括する「概観」の中で下地氏の処分について触れ「党本部によるしかるべき措置が図られるよう所要の手続きを進めており、今月中に処分が下される見通し」と表明する。
 県連は昨年10月、参院選や県議選で党公認候補を支援しなかったなどとして下地氏の除名処分を決定し、党本部に処分を上申。11月の那覇市長選後にも「反自公候補を支援した。新たな党紀違反」として除名を再度申し入れていた。
(7/2 9:28)

315片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/18(月) 02:17:12
郵政反対派、「反小泉」思惑二分 短期決戦派と長中期派2005年07月18日00時06分
http://www.asahi.com/politics/update/0718/001.html

 郵政民営化法案の衆院通過をヒヤリとさせた自民党内の反対派が、結束を維持したまま、「反小泉」色を強めている。参院での法案否決―首相退陣を目指す亀井静香元政調会長ら短期決戦派と、来年9月の首相の党総裁任期切れ後の主導権確保に力点を置く綿貫民輔前衆院議長ら中長期戦派との間に思惑の違いはあるが、ここまで顕在化した「非主流派」の存在は、参院採決から「ポスト小泉」選びまで、政局の節目で影響を与えそうだ。

 「無所属で、私の本当の考えを有権者に訴えて戦うのも一つの道だ」

 「ポスト小泉」候補の一人とされ、衆院本会議で郵政法案に反対票を投じた平沼赳夫前経産相は、17日のテレビ番組でこう強調した。

 首相が衆院解散に踏み切り、反対派は公認しないと言うなら受けて立つとの「戦闘宣言」だ。

 平沼氏が属する亀井派は、法案に賛成した派閥幹部2人を反対派に交代させるなど、反郵政シフトを強めている。

 亀井氏は「参院否決の流れだ。小泉内閣は総辞職だろう。解散するというなら、党の(総裁リコール)規定に基づき辞めてもらう」と強調、一気に首相交代をもくろむ。

 これに対し、衆院で反対派の結集軸となった綿貫氏らの考えは異なる。

 「お互いに、まあよかったな。なかなかの手綱さばきだった」

 12日夜、綿貫氏は衆院郵政民営化特別委員長を務めた二階俊博氏をねぎらった。

 「今回は負けたっていい。次がある。今、解散したら自民党は終わりだ」と漏らす綿貫氏の主眼は、民営化阻止よりも、小泉首相の後に、首相官邸と自民党が一体感をもって政権運営をする体制づくりにある。

 二階氏との会合には、法案に賛成した額賀福志郎前政調会長(旧橋本派)、大島理森元農水相(高村派)、伊吹文明元労相(亀井派)も同席。「小泉後」に向けた派閥連携の布石ともとれる。

 こうした二つの流れの中でカギを握りそうなのが、衆院本会議での採決を「棄権」した古賀誠・元幹事長だ。

 参院は本会議で自民党から18人が反対に回れば法案が否決されるが、古賀氏は堀内派内で、「衆院より参院の方に影響力が強い」(党幹部)との見方もある。

 古賀氏は郵政民営化を「国を左右する問題ではない」と言い切り、衆院解散は避けるべきだとの考えだ。周辺は「自民党が勝てば小泉首相への信任になるし、負ければ民主党政権になる。いずれにせよ、我々非主流派にはいいことがない」と、古賀氏の心中を解説する。「勝負はまだ先」というわけだ。

 小泉首相のアジア外交批判などで古賀氏と連携する加藤紘一元幹事長も、「ここで衆院選をやれば、政権は民主党に行く。自民党が永遠の野党になる可能性がある」。首相に批判的な勢力も含め、混乱は避けたいという思いは党内に一定の広がりを見せている。

316片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/18(月) 02:41:48
【郵政 参院決戦】自民、攻防激化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050718-00000004-san-pol
反対派「“ご乱心”解散は迷惑」
片山氏「政治空白をつくるな」
 自民党の片山虎之助参院幹事長は十七日、テレビ朝日の番組で、郵政民営化関連法案が参院で否決されたときの対応について「小泉純一郎首相は躊躇(ちゅうちょ)なく解散する。政治空白を作るのは避けるべきだ」と反対派を牽制(けんせい)した。一方、反対派の平沼赳夫元経済産業相はフジテレビの「報道2001」で、「『殿ご乱心』で(解散を)やられては国民が迷惑する」と強調。解散反対の認識は一致する執行部と反対派だが、その先は「可決」「内閣総辞職」と分かれ、攻防が激しさを増している。
                  ◆◇◆
 参院での法案否決に必要な自民党からの反対議員は十八人。片山氏は現時点で、反対派が二十五人程度に上ることを認め、「二十五人の中にも強い反対、弱い反対、場合によっては変わる反対もあるが、大変予断を許さない状況だ」と述べた。
 また、解散・総選挙になった場合、造反した衆院議員について「公認はしにくいだろう。(反対派との)分裂選挙になり、仲間同士がたたき合う選挙になる」と指摘。「景気が踊り場から脱却しようというときだし、外交では懸案が山積している」と政局回避を訴えるとともに、法案成立後の見直しをにらんだ議員連盟設立などを挙げて反対派の説得に当たる意向を示した。
 一方、平沼氏は「(首相の)拙速な手法にみんな疑問を持っている。参院に(反対の)数が多いのは党を憂えての行動。警鐘乱打する意味で否決はやむを得ない」と首相の政治姿勢を批判。「首相も良識を働かせ、軽々に解散・総選挙をするようなことはやめてほしい」と述べた。
 また、平沼氏とそろって出演した加藤紘一元幹事長も「否決されれば首相は解散し、自民党は負け、政権は民主党に行く。こんな小さなテーマで自民党をつぶし、政局を混乱させるのは絶対に良くない」と訴えた。
 執行部、反対派ともに「解散反対」では基本的に変わらないが、執行部が解散回避を理由に法案賛成を求めるのに対し、平沼氏が八月十五日の靖国神社参拝後の首相退陣を促すなど反対派は内閣総辞職を求める。
 加藤氏は「最終的には青木幹雄参院議員会長の努力と、衆院側の『解散は冗談じゃない』という気持ちとで、ギリギリ何とかなるのではと思うが、今の状況は厳しい」と述べた。
(産経新聞) - 7月18日2時32分更新

317片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/18(月) 07:14:48
参院自民執行部、苦しい序盤戦・「郵政」反対派説得
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050718AT1E1700617072005.html

 郵政民営化法案の参院審議入りを受け、参院自民党執行部が反対派への働きかけを本格化させている。8月上旬の採決をにらんだ「序盤戦」で青木幹雄参院議員会長らが採用したのは個別議員の説得を優先させる「対話路線」。強引な締め付けが反対派の反発を増幅した衆院の反省を踏まえた手法だが、効果には疑問符も付く。衆院と違い解散のない参院では「脅し」も利きにくく、苦しい立場がにじんでいる。

 「強い反対、弱い反対、場合によっては変わる反対もある」

 自民党の片山虎之助参院幹事長は17日のテレビ朝日番組で参院の状況に「予断を許さない」と危機感をあらわにした。18人の反対票が本会議での否決につながる参院でいかに造反議員を抑えこむか。青木氏らはまず、荒井広幸氏や長谷川憲正氏ら筋金入りの「強い反対」を除く議員らへのアプローチを始めている。 (07:01)

318片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/18(月) 15:20:42
政局主導権夜握る 小泉首相
政治家らと連日会合
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050718/mng_____sei_____003.shtml

 小泉純一郎首相がこのところ、政治家や財界人らと夜の会合を重ね、大胆な「政局談議」を繰り広げている。郵政民営化関連法案の参院可決・成立が危ぶまれる中、昼間は、国会などで「丁寧な答弁」を心掛ける首相。その一方で、夜な夜な「密室」で、衆院解散含みの発言をすることで、民営化反対派をけん制する狙いもあるようだが、効果のほどは…。 (清水俊介)

 政治家の夜会合は、酒も入り、胸襟を開いて語り合うため、ふだんはあまり聞くことができない「本音」が漏れることが多い。その分、記者会見などの公式発言よりも注目度は高く、ある程度の内容については、会合後の報道陣の取材や、当事者の口コミを通じて、あっという間に広がるというのが永田町の習性だ。

 歴代首相はこうした特性を承知の上で、夜会合を使って、政局の主導権を握ろうとしたり、観測気球を上げたりしてきた。「郵政政局」に当たって、小泉首相はこの手法を連発しているといえる。

 まず、法案の衆院採決を四日後に控えた七月一日夜。盟友である山崎拓・前自民党副総裁らとの会合で「(廃案なら)必ず衆院を解散する」と明言。この話は週末で地元に戻っていた自民党の衆院議員にまたたく間に伝わった。結果として衆院を通過したことを考えれば、解散を恐れる議員にはそれなりの効果があったようだ。

 参院での法案審議入りを前にした十一日から十三日にかけては、山崎氏をはじめ、自民党の武部勤幹事長、公明党の神崎武法代表や、日本経団連の今井敬名誉会長らと、立て続けに会食。「(衆院で否決されれば)早いうちに解散をやらなければいけないと思っていたが、暑い選挙は嫌だ」と、九月前半の投開票という幻の日程案を披露したかと思えば、戦後の衆院解散の法的根拠の分類を語るなど、解散へのこだわりを発信し続けた。

 首相としては、参院での採決が予想される八月上旬が近づけば、夜会合の頻度をさらに増やして、さまざまな変化球を投げるものとみられる。ただ、解散のない参院議員に「解散カード」がどれだけ効き目があるかは分からず、採決を前に「愚痴」をこぼす場にもなりかねない?

319片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/18(月) 15:23:09
基本は可決か継続審議か。否決になる場合は票読みミスも入るのでは。

否決覚悟無修正で採決か
参院法案の行方は
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050718/mng_____sei_____002.shtml

 自民党を揺さぶる郵政民営化関連法案。衆院採決での「五票差」の勢いを受け、参院での「否決・廃案」、さらにその先の「郵政政局」まで現実味を帯びてきた。執行部は、どうやって反対派を抑え、成立にこぎ着けるのか。今後の展開を予測してみた。 (三浦耕喜)

▼再修正して採決

 十四日開かれた反対派の会合「綿貫勉強会」には十人の参院議員が出席した。法案は参院では十八人が反対すると否決されてしまう。この日出席した十人以外にも、反対の意向を固めている議員は少なからずいることを考えると法案の成否は微妙と言わざるを得ない。

 そこで取りざたされているのが、参院での修正だ。法案は、衆院段階で一回修正されている。参院でもさらに反対派に歩み寄って再修正することで、態度を明確にしていない「静かな反対派」に、賛成への手がかりを与えるのがその狙いだ。

 だが、参院で修正すると、再び衆院の議決が必要となり、会期末の八月十三日に間に合うかどうか怪しい。片山虎之助参院幹事長は、十五日の記者会見で「その意見はあるが、物理的に間に合わない」と否定的だ。

▼辞任表明で採決

 政策論で片づかないなら、政治的に決着させるべきだとの意見もある。その代表的な意見が、法案の成立と引き換えに、小泉純一郎首相が退陣を表明するという「花道論」だ。

 これまでの政権でも、自ら退陣を表明することで法案、予算などを成立させた例は何度かある。

 今回も「小泉首相にとって郵政民営化は三十年来の思い」(森喜朗前首相)であれば、有終の美を飾るにふさわしいという見方があるのも事実だ。

 だが、政府筋は「首相の性格から、『法案を通す代わりに辞めてくれ』と言われても絶対にけ飛ばす」と断言。そもそも反対派も、首相の退陣で法案可決を容認するか、分からない。

▼次の国会へ継続

 「こんなチキンレースに付き合うのはばかばかしい」(若手衆院議員)というのが、大半の自民党議員の本音。何とか勝負を「水入り」にして、参院での継続審議という先延ばし策への期待も強い。

 「青木幹雄参院議員会長は、本音では継続審議にしたいのでは。否決されたら、首相と心中することになっちゃう」。反対派の有力議員は推測する。

 だが、首相は継続審議について「あり得ない」。継続審議となれば、首相の求心力低下は避けられないし、次の国会で成立する保証もないからだ。

▼修正せず採決

 結局、残された道は、否決されるリスクを覚悟で本会議での採決に突入するというシンプルな手法が今の段階では最有力なのは間違いない。首相自身も、この方法を望んでいるとされる。抜き差しならない状況に、党執行部には「夜中に目が覚めるようになった」「夢の中でも反対派を説得していた」という“症状”を訴える者が相次いでいる。

320片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/19(火) 09:35:08
「本当に苦しかった」・保利氏、日教組で郵政反対票を語る
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050719AT1E1800218072005.html

 「つらかった。本当に苦しかった」。自民党の保利耕輔文教制度調査会長は18日、東京・永田町の社会文化会館で開いた日教組大会であいさつし、郵政民営化法案の衆院本会議採決で反対票を投じた思いを語った。

 保利氏は「党内手続きの不備などで日本国民として票を投じた。非常に悲しいことだ」と振り返った。そのうえで「今日は小泉純一郎総裁からの案内できたが、造反議員が行っていいのかと心の中で思った」とやんわり批判も。

 同じ来賓としてあいさつに立った連合の笹森清会長は「青票(反対票)を投じた自民党の保利さんに拍手をお願いしたい」とエールを送った。 (21:31)

321片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/19(火) 09:54:06
個別の説得で何人覆したか、が最大の焦点だが、今後もニュースには出ないだろう。
(週刊誌には、倉田氏に賛成の要請に行ったが保留されたとか、亀井派の女性をポストで釣ろうとしたが失敗したとか書かれているが。)
このような状況であれば、ニュースでしか情報を得られないわれわれとしては、幹部らの態度から予測するしかない。

郵政法案の成否 予断を許さず
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/19/k20050719000017.html

自民党執行部は、郵政民営化関連法案が参議院で否決されれば自民党の崩壊を招きかねないなどとして、党内の反対派をけん制していますが、反対派に加えて、賛否を決めていない党内の参議院議員の多くが今後の審議を見極めたいとしており、法案の成否は予断を許さない情勢です。
郵政民営化関連法案をめぐって、小泉総理大臣は、参議院で否決された場合、衆議院の解散・総選挙に踏み切る可能性を否定しておらず、自民党の片山参議院幹事長は、16日、「衆議院が解散されれば、自民党は分裂選挙になって崩壊する」と述べたほか、久間総務会長も、「法案が否決されると、自民党中心の政権が崩壊することもあり得る」と述べ、反対派をけん制しました。しかし、反対派は今週も会合を重ねて結束を固めるのに加えて、賛否を決めていない党内の参議院議員の多くが今後の審議を見極めたいとしており、自民党から18人が反対に回れば法案が否決される参議院にあって、法案の成否は予断を許さない情勢です。このため、執行部は、小泉総理大臣ら政府側に参議院特別委員会でのていねいな答弁を引き続き求めるとともに、賛否を決めていない議員に対し、粘り強く説得に努める方針です。一方、野党側は、法案を廃案に追い込むのは可能だとして、今後の審議では、これまでの小泉総理大臣の答弁や法案の問題点を徹底的に追及するとしています。そして、竹中経済財政・郵政民営化担当大臣に対する不信任決議案の提出時期を探るなど、自民党への揺さぶりを強めることにしています。

322片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/19(火) 19:53:08
アメリカ人には気を許して本音トークするんですねorz

郵政法案「否決は政界大混乱」…首相がパウエル氏に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050719-00000011-yom-pol

 小泉首相は19日、米国のコリン・パウエル前国務長官と首相官邸で会談し、郵政民営化関連法案について、「衆院は(本会議での採決が)5票差だったが、参院は何票差になるか、かたずを飲んで見守っているところだ。否決されれば政界は大混乱になる。大混乱を避けるという冷静な判断を期待している」と述べ、参院で否決された場合は衆院解散に踏み切る意向を強くにじませた。

 これに対し、パウエル氏は「(郵政民営化に)成功するよう祈っている」と語った。
(読売新聞) - 7月19日19時37分更新

323片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/19(火) 20:38:59
急遽「懇談会」に変更(格下げ)したという。神経戦である。

造反処分協議でけん制へ 「郵政」守る議連構想も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050719-00000251-kyodo-pol

 自民党は郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で反対、欠席した議員の造反理由を調査する党政治倫理審査会(笹川尭会長)の懇談会を20日に開き、処分問題をめぐる協議を本格化させる。法案の参院採決に向けて民営化反対派をけん制するのが狙い。
 一方で青木幹雄参院議員会長らは郵政族の懸念解消のため法案成立後の「郵便事業を守る議員連盟」(仮称)発足も唱え始めており、党執行部としては可決ライン確保へ「あの手この手」での懐柔を進めたい考えだ。
 執行部は反対派への「無用な刺激」を避けるために、党紀委員会での処分決定は参院採決後に先送りする方針を固めている。ただ処分問題を放置すれば「造反しても大丈夫とのムードを助長しかねない」との懸念もあり、政倫審が造反議員計51人に弁明書の提出を求める方向で協議を進めることにした。
(共同通信) - 7月19日20時6分更新

324片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/19(火) 20:41:38
確かに、融和派っぽい名前が多いような気がするわ・・・。

郵政民営化:堀内派の丹羽代行、党内融和の勉強会開く
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050720k0000m010079000c.html

 郵政民営化をめぐる自民党内の攻防で、党内融和を訴えている堀内派の丹羽雄哉会長代行が19日、各派閥から計13人を集め党本部で会合を開いた。党内の亀裂修復に努力することで一致、郵政法案の造反議員にも参加を呼びかけることを申し合わせた。出席者は次の通り。(カッコの数字は当選回数、敬称略)

 <旧橋本派>津島雄二(10)茂木敏充(4)今津寛(3)<堀内派>丹羽雄哉(9)金子一義(6)二田孝治(6)西野陽(3)<亀井派>谷津義男(6)河村建夫(5)<山崎派>野田毅(11)<小里派>小里貞利(9)<高村派>大島理森(7)<河野グループ>森英介(5)【平元英治】
毎日新聞 2005年7月19日 20時25分 (最終更新時間 7月19日 20時29分)

325片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/19(火) 21:34:12
郵政法案に衆院で賛成 4議員に厳しい反応
http://mytown.asahi.com/ehime/news02.asp?kiji=5112
特定局長ら 支援見直し表明も

  衆院を通過した郵政民営化法案をめぐり、賛成した自民党議員に特定郵便局長やそのOBが、次の総選挙での支援見直しを突きつけるケースが全国で相次ぐなか、県内でも賛成に回った4人の自民党議員との関係を見直す動きが進んでいる。一方、参院での採決を控え、地元参院議員への要請も熱を帯びている。

  特定郵便局長OBでつくる自民党県大樹支部の矢野冬樹支部長(73) は6月上旬、郵政民営化法案への反対を依頼するため、東京の議員会館に県選出の衆院議員4人を訪ねた。面会できた小野晋也衆院議員(愛媛3区) には、「個人的な思いだが、賛成に回れば、今後支援はできなくなる」 と伝えた。

  しかし、4人は本会議採決でいずれも賛成票を投じた。矢野さんは「本当に残念。会としての決定はこれからだが、関係見直しは考えざるを得ないと思う」 と話す。

  四国地方特定郵便局長会愛媛中予地区会は今月13日、顧問だった塩崎恭久衆院議員(同1区)、 村上誠一郎行政改革担当大臣(同2区)、 山本公一総務副大臣(同4区) の3氏に、「(法案賛成の) 政治判断と行動は到底受け入れがたく、顧問を離れて頂いた」 との通知を送った。

  宮内隆行地区会長(63) は「地方の切り捨てにならないように、と繰り返しお願いしてきたのに、田舎の実情をわかってもらえなかった」 と悔しがり、「直接伝えてはいないが、選挙の応援ももうできない」 と明かす。

  南予地区会も14日、山本氏の事務所に「今後、顧問はご遠慮頂く」 との文書を届け、支援しない方針も申し合わせた。東予地区会でも関係見直しを求める声が上がっており、今月末をめどに対応を決めるという。

  郵政民営化法案のヤマ場は今後、8月の参院本会議に舞台が移る。これまで集会などで、民営化法案に「個人的には反対」 と公言してきた関谷勝嗣参院議員の事務所には、衆院採決の前後から、特定局長のOBや夫人会のメンバーらが連日のように訪れ、「法案に反対を」 と要請する。

  ただ、関谷氏が参議院での採決で、反対票を投じるかは微妙だ。関谷氏に近い自民党県議や後援会関係者は、党に籍を置く以上は「賛成票を投じるのでは」 と見る。
(7/19)

326片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/19(火) 22:29:00
自民政倫審、急きょ懇談会に=反対派考慮し25日に先送り−郵政造反処分問題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050719-00000161-jij-pol

 自民党は19日、郵政民営化法案の衆院採決で造反した議員の事情聴取などのため、20日に予定した政治倫理審査会(会長・笹川堯元科技相)を「懇談会」に切り替えることを決めた。反対派が政倫審の開催に強く反発しており、造反議員の処分問題で対立が先鋭化するのは得策ではないと判断したとみられる。
 懇談会とした理由について、笹川会長は「メンバー交代について総務会の了承を得ていないため」と記者団に説明した。政倫審幹部は「メンバー交代でも党内手続きを踏まないと、反対派が態度を一段と硬化させる」と、神経質にならざるを得ない現状を指摘した。20日は自由討議にとどめ、正式な審査会は25日に先送りする。 
(時事通信) - 7月19日21時1分更新

327片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/20(水) 23:21:53
わざわざ決議する地方議会が多いよねえ。

自民名古屋市議団 「郵政民営化」反対決議へ 
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20050720/eve_____sei_____001.shtml

 参議院で審議中の郵政民営化関連法案について、自民党名古屋市議団は二十日、「全国均質のサービスを確保することが重要」などとして、法案反対を決議する方針を決めた。郵政民営化法案に対しては同党岐阜県連も既に反対を決議しており、小泉政権に対する造反の波が地方の党組織にも広がっている。

 名古屋市議団の決議書案では、同市内の郵便局が昨年から敬老パスの交付場所になっており、交付対象者の九割が郵便局を利用していると指摘。「郵便局のネットワークは都市部でも日常生活に不可欠なサービスを提供している」「民営化の検討に関してはいまだ多くの課題が山積している」として「民営化を急ぐ理由はない」と主張している。文案を調整した上で近く正式に決議する。

 ただ、党本部の方針に真っ向から逆らう決議になるため、自民市議からは「次の統一地方選で、市議団全員が党公認を外されるかも」と心配する声も上がっている。

328片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/20(水) 23:27:53
自民、郵政法案の造反「処分」で攻防
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050720/20050720-00000051-jnn-pol.html

 郵政民営化法案の参議院での採決に向け、自民党内では、5日の衆議院本会議の採決で造反した議員の処分をめぐり、執行部と反対派が神経戦を繰り広げています。

 自民党では20日、党の方針に反して法案に賛成しなかった衆議院の造反議員に対する政治倫理審査会の手続きが始まりましたが、反対派は強く反発しています。

 「党議拘束がかかっているから処分するということは誠に不当。もし、お呼び出しされたり処分されるような場合は、一致結束してあたろうと」(自民党、綿貫民輔・前衆院議長)

Q.造反理由の弁明書について・・・
 「そんなのなんで書かなければいけないの。幹事長自分で書いてくれればいいだろ」(自民党、亀井静香・元政調会長)

Q.参院議長が出席していないが・・・
 「皆さんに見つかっちゃうと、いじめというか、きれいな言葉でいうと説得されてしまう」(自民党、野田聖子・元郵政相)

 あえて参議院議員を呼ばずに集まった反対派の会合では、政治倫理審査会による個別の事情聴取には応じず、まとまって対応する方針を確認しました。

 一方、安倍幹事長代理は、小泉総理が内閣総辞職する可能性は100%無いと述べ、法案が否決されれば解散総選挙になる可能性が高いと強調しました。

 自民党執行部では、参議院での法案採決をにらんで、衆議院側が反対派への圧力を強調する一方、結束を重視する参議院側は説得に努める構えです。(20日17:34)
[20日22時19分更新]

329片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/20(水) 23:43:36
過ぎたことって、小泉支持ということなのかしら?

「郵政法案反対派」綿貫氏、青木氏と会談
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050720/20050720-00000052-jnn-pol.html

 郵政民営化法案の行方を握る賛成派と反対派の「キーマン」2人、綿貫氏と青木氏が20日夜、会談しました。

 「青木さんとはね、過ぎたことはオレは言わないと、これからのことは分からないと。オレも頑張ったけど、あんた(青木氏)も頑張んなさいと言った」(自民党、綿貫民輔・前衆院議長)

 同じ旧橋本派の大物2人の会談で青木氏は、「私は衆議院に働きかけはしなかった」と述べて、暗に参議院議員に対し、反対を働きかけないよう求めました。

 これに対し、綿貫氏も「私も参議院のことは知らない」と答えたということです。

 綿貫氏は今後の旧橋本派の運営もにらんで、参議院に対する強い圧力は控える意向とみられ、20日夜の会談は参議院での党内の綱引きに微妙な影響を与えそうです。(20日22:10)

330片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/20(水) 23:46:20
森前首相と青木氏、郵政法案めぐり会談
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050720/20050720-00000003-jnn-pol.html

 自民党の森前総理と青木参院議員会長らが18日夜、都内で会談していたことが明らかになりました。会談には小泉総理も同席していたという情報もあり、郵政法案をめぐる自民党のトップ会談として注目されます。

 森氏と青木氏の会談は、森氏側近の中川国会対策委員長も同席し、都内のホテルで行われました。

 会談では、青木氏から参議院での法案採決に向け、参議院自民党の各派閥ごとの反対派動向や説得状況などの説明があったということです。

 会談では、このほか、法案が可決できず政局が混乱した場合の対応などについても意見交換されたものとみられます。

 また、関係者によりますと、この会談に小泉総理も同席していたということですが、総理官邸サイドは、これを否定しています。(20日02:39)

331片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/20(水) 23:50:44
レクチャーの内容をそのまま喋ってる感じだが、総理大臣が言うこの情報はけっこう信頼できるのでは。
反対派が崩れないままだとどういう打開策が飛び出すか興味深い。

反対確実10人、可能性20人 首相が“票読み”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050720-00000258-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は20日夜、東京都内で開かれた郵政民営化に関するシンポジウムで講演し、郵政民営化関連法案を審議している参院の自民党内情勢について「今のところ確実に反対するのが10人前後、反対の可能性のある人は20人前後ではないか」との見方を明らかにした。
 参院では自民党から18人が反対に回れば法案は否決されるが、賛成が「否決ライン」を上回っていないとの厳しい現状認識を示したものだ。首相はその上で「いかに反対者を少なくするか党執行部が努力している」と述べた。
 また、会場の質問に答える形で同法案が廃案になった場合の対応に関し「言わぬが花だ。どういう政治システムになるのか、きょうの時点ではあまり刺激しないということだ」とあらためて衆院解散に踏み切る意向を示唆、政治的混乱の可能性にも含みを持たせた。
(共同通信) - 7月20日21時45分更新

332片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/20(水) 23:59:32
郵政法案:自民・片山参院幹事長、党内各派に協力要請
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050720k0000m010152000c.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は19日、党内各派閥の参院代表者を国会内に集め、郵政民営化関連法案の成立に向けた協力を要請した。出席者によると、代表者が法案に対する派閥所属議員の動向を報告、片山氏は「この問題を『政局』にしてはいけない。参院は一本でやっていこう」と呼びかけたという。代表者からは「安易に票読みをすべきではない」など、反対派を刺激する動きを控えるよう求める意見も出た。【松尾良】
毎日新聞 2005年7月20日 0時18分

政倫審の個別審査は拒否 造反議員、結束を確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050720-00000199-kyodo-pol

 自民党の郵政族議員らでつくる郵政事業懇話会(会長・綿貫民輔前衆院議長)は20日午後、都内のホテルで拡大役員会を開き、民営化関連法案の衆院本会議採決で造反した懇話会メンバーに対する党政治倫理審査会の審査について、個別の事情聴取や弁明書の提出には応じず結束して行動することを確認、今後の対応を綿貫氏に一任した。
 綿貫氏は終了後、記者団に「党の手続きを正常な形でしないで、党議拘束に反したから処分するというのは不当だ。(政倫審から)呼び出しや処分という声が出れば一致結束して事に当たる」と強調した。
(共同通信) - 7月20日19時13分更新

郵政法案、自民が25日に採決造反者の処分検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050720-00000412-yom-pol

 自民党は20日、党政治倫理審査会(笹川尭会長)の懇談会を開いた。衆院本会議での郵政民営化関連法案採決を巡る造反者の処分問題について、25日に正式な審査会を開き、検討を開始することを決めた。
 懇談会では、造反者の処分について、「党則に従って粛々と実施すべきだ」との意見が出る一方で、「参院での採決が終わった後でいい」との声も出た。
 25日には、造反議員51人に弁明書を提出させることについて了解を得る方針だ。笹川会長は懇談会終了後、記者会見し、「公平、公正に議事を運営する」と強調した。
 一方、法案への反対を表明している鴻池祥肇・元構造改革特区相(参院議員)は、「処分される立場になるかも知れない」として、同審査会委員を辞任する考えを表明した。
(読売新聞) - 7月20日20時38分更新

333片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/21(木) 00:32:41
郵政法案:自民党政倫審、衆院採決造反で具体的調査へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050721k0000m010145000c.html

 自民党の党政治倫理審査会(笹川尭会長、18人)は20日、党本部で懇談会を開き、郵政民営化法案の衆院採決に伴う造反問題について25日から具体的な調査に入ることを決めた。造反議員51人から弁明書の提出を求め、その後個別に事情聴取する方針だ。これに対し、反対派で作る「郵政事業懇話会」(綿貫民輔会長)は同日の拡大役員会で、個別の聴取には応じず、「団体交渉」方式で対応を綿貫会長に一任することを決めた。

 党政倫審は、造反者を公認するかどうか判断材料を提供する役割を負う。出席者からは「間違っても党の分裂の方向に向かうような審査会であるべきではない」「審査は参院採決が終わってからでいいのではないか」などの意見が出された。

 もともと政倫審会長は保利耕輔元文相が務めていたが、保利氏自身が反対票を投じたため、笹川氏に代わった。また政倫審メンバーで民営化に批判的な鴻池祥肇参院議員はこの日の懇談会で「私が処分される立場になるかもしれないから辞めさせていただく」と造反の可能性を通告するなど、政治倫の開催自体が党内対立を反映していることを如実に示した。

 政倫審に対抗して開かれた郵政事業懇話会の拡大役員会には、約30人が出席した。欠席・棄権という消極的造反議員の出席は数人にとどまり、大部分が反対票を投じた議員だった。

 会合では「我々の行動は間違っていない。政治倫理に触れる問題ではない」などの意見が続出。個別調査には応じず、弁明書の提示を求められた時は懇話会が窓口になることを申し合わせた。

 小林興起衆院議員は「だらしない執行部の方を審査会にかけたらどうかという意見が圧倒的だった」と挑発。参院で唯一出席した長谷川憲正議員は鴻池氏の辞意表明について「男らしく筋を通された」と持ち上げた。

 執行部側には反対派の分断を図る思惑もある。野田聖子元郵政相は「不安があるので綿貫会長に一任し、まとまって行動することになった」と団体行動を宣言した。

 政倫審は反対派の結束を強める可能性もある。小泉純一郎首相は20日夜、記者団に「参院(の出席者)が1人? ステルス作戦と言ってるんでしょ。どれほど(執行部の)レーダーが優れているか分かんないねえ」と軽口をたたいてみせた。
毎日新聞 2005年7月20日 23時52分

334片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/21(木) 00:40:32
撃つ・郵政政局:堀内光雄・自民党前総務会長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050720ddm005070220000c.html

 郵政民営化法案の参院採決に向けて、久々に政界が揺れ動いている。与野党の当事者たちはこの政局をどうとらえ、何を訴えようとしているのか。シリーズで紹介する。

 ◇「ポスト小泉不在が政治おかしくした」

 私は小泉(純一郎首相)さんの改革を支持し、エールを送ってきた。郵政公社までは賛成だったんですよ。でも、民営化にはビジョンがない。「官から民へ」というスローガンだけでやられたら困る。

 小泉さんは人の言うことを聞かなくなりましたね。唯我独尊ではないが、我執というか、そういう方向に来ちゃってる。このままでは裸の王様になるんじゃないかな。

 私が郵政法案に反対した一つには、そういう小泉さんの政治手法(への異議)があった。それに、小泉さんへの対抗馬が出ないことが、政治をおかしくしているというメッセージになれば、という気持ちもありました。

 小泉さんを支持する人の半分近くが「他に支持する人がいないから」というんですよ。なのに(自民党総裁の)任期があと1年2カ月になっても、対抗馬が出てこない。ポスト小泉がいればもっと違っていたと思いますよ。出てきて主張しなきゃだめだ。「政権を取るんだ」という意欲を持って戦えば、国民の関心も出てくる。

 衆院で否決になると思ったかって? それは分からない。意図した通りに流れるものではないし、政治は一寸先は闇だから。そういう意味で(5票差は)天の配剤、政治はなかなかすごいもんだなと思いましたよ。今まで(政局は)べたなぎで、政府の批判さえできない状況だったが、これで小泉さんが反省してくれれば大変いいことになる。

 私はね、若い人が小泉政治への批判も込めて、堂々と青票(反対票)を入れに行ったことに感激したんですよ。本来、投票行動は各人に任されていて縛るものではない。党総務会での決定が全会一致なら党議拘束をかけても差し支えないが、今度みたいに多数決の場合は、手順や手続きで瑕疵(かし)のない状態にするのが運営する人の責任。党議に従うとか、従わないとかということでもって、「こっちに来い、賛成しろ」と脅すのは政治家としてすべきことじゃない。

 小泉さんの人柄が信頼できないと考える人がこの1年で倍ぐらいに増えている世論調査のデータもある。民主主義は運用なんですよ。それによって良くもなれば悪くもなる。最も民主的な憲法と言われたワイマール憲法の下でヒトラーが出てきたように、議会制民主主義の運用を誤るとどんな形にもなる。そういうことになっちゃいけないというのが我々の気持ちです。【構成・三岡昭博】
毎日新聞 2005年7月20日 東京朝刊

335片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/21(木) 00:52:36
気軽な気持で首相になろうと思わないほうがいい=福田前官房長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050720-00000540-reu-bus_all

 [東京 20日 ロイター] ポスト小泉の有力候補とみられる福田康夫前官房長官は、自民党本部での講演で、「総理大臣は大変だ」、「決して気軽な気持で総理大臣になろうと思わないほうがいいかもしれない」などと述べ、慎重発言を繰り返した。
 自民党は、立党50周年企画の一環として、月1回のペースで、総理・総裁経験者、官房長官経験者を招き、最高責任者としての決断の背景について講演を行っている。
 登壇した福田前官房長官は、森政権で6カ月、小泉政権で3年の計3年6カ月の官房長官時代を振り返った。なかでも、今と昔の政治の大きな違いは、「官邸主導となったこと」としたが、このシステムも橋本行革で決めた新省庁体制に則ったものと強調。郵政民営化で批判があがる小泉首相の手法について、「新しい仕組みのもとでやっているのであって、ルール違反の性格のものではない」と弁護した。
 福田氏によると、官邸主導の政策決定を貫く結果、現在、首相を中心とする会議は約50。官房長官が首相を補強する会議も含めると約80にも上ると指摘。福田氏は、「決して気軽な気持で総理大臣になろうと思わないほうがいいかもしれない」と述べ、会場を笑わせた。
 さらに、「この(官邸主導の)やり方は、今後も続く」と述べ、「総理大臣は大変だ」と吐露。小泉首相になって始まった1日2回の記者取材を挙げ、「元気でないと(首相は)出来ない」と、年下の小泉首相を持ち上げた。
 小泉構造改革については、首相の女房役として補佐した立場からか、「反対はあったが、改革すると良いことがあるということを実戦しているのが小泉改革」と評価。内政面では、「一番心配したのはデフレだった」と振り返った。新規国債発行30兆円枠を公約とするなかで、日経平均株価が一時8000円を割り込み、失業率が5.5%まで上昇。福田氏は「小泉首相も随分悩んだのではないか。私も、何とかしないといけないのではないかと(首相に)陳情したこともあった。それくらい、政治の責任者として、大変深刻な問題だった」と述べた。
 自民党は、サラリーマン増税など弱者いじめの政策で選挙に勝てるのかとの質問に対して、福田氏は、女性の子育ての環境作りや安全・安心の政策など挙げ、「決して弱者いじめを考えているわけではない」と指摘。「政策はバランスをとることが大事だ」と強調した。
(ロイター) - 7月20日19時24分更新

336片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/21(木) 03:29:48
解散にらみ議員走る 3連休地元固め・・・徳島
http://mytown.asahi.com/tokushima/news02.asp?kiji=5108

 衆院議員たちの動きがあわただしくなってきた。郵政民営化法案が参議院で否決されれば衆議院を解散すると小泉首相が示唆しているためだ。解散への批判は根強いが、同法案をめぐって自民党の支持基盤には変化が生じ、民主党はそんな自民側の「お家事情」をチャンスだと受け止めている。県内でも状況は同じで、県選出の衆院議員たちは全員、16日からの3連休には地元に戻り、「いざ」という時への備えを始めた。(保田達哉)

 5日の本会議で同法案に賛成の票を投じた岡本芳郎氏(比例四国)は15日夜、徳島入りし、連休中は支持者たちの間をかけずり回った。16日には企業経営者との会合や選挙に備えた事務所の下見、陣営内での打ち合わせ、17日は朝から、月末に投開票がある松茂町長選挙の立候補予定者の事務所開きに出席、午後から翌日にかけては徳島市内を中心に支援者を回った。

 当初は法案には反対の姿勢を見せ、党内の反対派の勉強会にも出席していただけに郵政関係者らの反発は強い。賛成に回ったことについて岡本氏は「まだ当選1回の自分にとって党議拘束は『絶対』だった。逆らうことはできない。何度も当選している先輩議員とは事情が違うことを分かってほしい」と説明する。

 選挙になれば、同党の「コスタリカ方式」で小選挙区に回り、徳島1区から立候補することになる。同区は当選4回を数える仙谷由人・民主党政調会長の牙城(が・じょう)とあって厳しい選挙になるのは必至だ。「郵便局長らの反応は思った以上に厳しい」と表情は険しい。

 同じ「賛成」を入れた後藤田正純氏(徳島3区)は連休中、支持者の結婚式に出席したり、地元で集会に参加したり。法案については「当初案から修正されたことで山間部の郵便局も維持できるメドがついたため」と説明している。

 事務所は「次に選挙があっても、地元では郵政は大きな争点にはならないはず」とみている。女優の水野真紀さんとの間に4月、長男が誕生したばかりとあって教育や厚生問題、さらに県南部にとって重要な道路整備などを中心に据え、郵政問題とは距離をおく構えだ。しかし、党内のゴタゴタも予想され、事務所では「8月の阿波踊りにも参加する予定だが、選挙となるとそれどころではない」。

 一方、反対票を入れた山口俊一氏(徳島2区)は17日夜、鳴門市で「市議会議長の就任を祝う会」に参加。賛成した議員たちを「党の執行部の顔色をうかがいながら政治をしている」と批判し、「総選挙の折りはよろしくお願いします」と訴えた。

 地盤に山間部を多く抱えるだけに党の方針に反発したことへの影響よりも、持論だった民営化反対を貫いたことへの支持が大きいとみており、事務所は「政局の成り行きを見届けたい」と腰を据えて構えている。

 各選挙区で自民党と争うことになる民主党は、「解散なら自民は党内分裂」と指摘されるだけに、支持拡大の絶好機ととらえる。18日に徳島市内のホテルで開いた県連大会では、本来、07年にある参院選の立候補予定者の紹介が主な目的だったが、総選挙を意識した発言が相次いだ。県連代表の仙谷氏は「総選挙の可能性は95%ぐらい」と結束を促し、先月末に出産したばかりの高井美穂氏(比例四国)も「こんな時に休んでいられない」と意欲をみせた。
(7/20

337片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/21(木) 17:29:53
自民党内政局18

33 無党派さん New! 2005/07/21(木) 15:07:29 ID:76AukYMr
郵政政局関連情報
①長期欠席者の状況
参院で長期欠席を続けているのが、社民の田と自民の西田

社民の田は退院したが
人工透析が欠かせないなど体調が良くなって出たわけではないらしい
本人は「張ってでも採決に行く」と言っているらしいが
自民の西田は入院中で出席は厳しいらしい

②継続審議情報
青木の手下とも言われる島根選出の景山俊太郎が野党を回って
いざというとき、継続審議に協力して欲しいと交渉
否決が見通された場合、青木は継続審議で動くとのこと

338片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/21(木) 19:08:59
郵政法案めぐり自民内は神経戦に
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050721/20050721-00000047-jnn-pol.html

 郵政民営化法案をめぐり、自民党内の綱引きは、各派閥も分断する神経戦になっています。吹き止まない解散風は、永田町全体に影響を拡げています。

 「今のところ確実に反対するのは10名前後じゃないかと。あ反対の可能性があるのは20名前後じゃないかと言われています」(小泉総理)

 「(前日の首相の発言は)私はもってのほかと思う。評論家じゃないんだ。みんながつらい思いで努力しているのに笑みを浮かべながら票読みなどをするというのは」(森派・森喜朗会長)

 総理の口から出た票読み。後見役の森前総理が苦言を呈しますが、参議院側では、投票を迷う多くの議員が賛成と反対、双方からの攻勢にさらされています。

 「自由かっ達な議論を深めていただきたい。党議拘束なんてかかっておりませんから」(亀井派・亀井静香会長)
 「とにかく、今解散されちゃ困るから言うこと聞けよ、というのはおかしいんじゃないかなと思う」(亀井派・柏村武昭参院議員)
 「何が起こるかわかりませんので、最終的にはギリギリになってから決断はしたい」(亀井派・後藤博子参院議員)

 堀内派は派内修復に懸命だが・・・
 「私はやはりそんな事(賛成するか反対するか)をここで軽々に発言してはならないと思っています」(堀内派・真鍋賢二参院議員)
 「なし、なし、なし。コメントなし。(態度は)今、ニュートラルです」(堀内派・水落敏栄参院議員)

 法案に批判的な議員の多くは、出来れば投票を避けたいと漏らします。自民党執行部は否決され、解散される事を承知で採決に突入できるのか。その場合、この国会で採決せずに継続審議として秋の臨時国会に持ち越す――。執行部は強く否定しますがこの案が依然消えていません。解散と説得。ぎりぎりの神経戦が続きます。(21日16:35)
[21日18時52分更新]

339片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/21(木) 19:14:44
馳浩7/19

 朝から国会対策委員会室にて執務。
 参議院の国会対策委員会にも連絡役で顔を出すのであるが、いずこも「票読み」で大騒動。顔を合わせるたびに、やれ「あと4票?」とか、「だめだ、選挙だ・・・」とか、「最後は何とかなるだろう・・・・」 という希望的観測が洩れ伝わってきて、緊張感が高まる。ま、否決されて解散と言う小泉総理の判断もわからないでもない。

340片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/21(木) 21:10:43
財界との「二人三脚」誇示=郵政反対派のけん制狙う−小泉首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050721-00000157-jij-pol

 小泉純一郎首相が、経済人との会合を頻繁に重ね、郵政民営化法案成立への決意を盛んにアピールしている。民営化支持を打ち出す財界との「二人三脚」を誇示することで、自民党反対派をけん制する狙いがありそうだ。
 「こんなに激励してくれて心強い限りだ」。首相は20日の日本経団連のシンポジウムで、反対派の動向にも触れながら、法案成立の必要性を訴えた。シンポジウムでは奥田碩会長も「経済界として最大限の力で支援したい」とエールを送り、息の合ったところを見せた。
 首相はこれに先立ち、13日に北城恪太郎経済同友会代表幹事ら財界首脳と会食し、法案成立に全力を挙げる考えを強調。さらに22日の経団連夏季セミナーにも参加する予定で、短期間にこれほど経済人と接触するのは珍しい。 
(時事通信) - 7月21日21時1分更新

解散権乱用、首相に注意を=綿貫氏が河野衆院議長に要請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050721-00000158-jij-pol

 自民党の綿貫民輔前衆院議長は21日夕、河野洋平衆院議長と議長公邸で会談し、「解散という言葉が軽々に飛び交っている。議会制民主主義を守るため議長も考えてほしい」と、たびたび衆院解散・総選挙に言及する小泉純一郎首相に注意するよう要請した。これに対し、河野氏は「現状は異常だ」と述べた。 
(時事通信) - 7月21日21時1分更新

341片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/22(金) 00:39:52
郵政法案:反対派説得は一進一退 首相の票読みに批判噴出
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050722k0000m010099000c.html

 参院で郵政民営化法案の審議が始まって21日で1週間、自民党の参院執行部による反対派説得は一進一退を続けている。衆院に比べ少人数で否決される参院では、切り崩しにもより慎重さが求められ、参院を束ねる青木幹雄参院議員会長も表立った動きを控えているのが実情だ。そんな中、小泉純一郎首相が20日夜の会合で披露した反対派議員の票読みが「不謹慎」とやり玉に挙がった。

 「いま解散したら自民党はつぶれる」。20日、若手の反対派議員を訪ねた片山虎之助参院幹事長は、説得の常とう句を突きつけた。議員の反論は「つぶそうとしている人は別にいる。こっちは党を守ろうとしてやっている」。念頭にあるのは、もちろん小泉首相だ。

 法案が衆院を通過して以来、こんな光景が議員会館の中で繰り返されている。執行部の説得材料は「自民党が分裂する」「議員連盟を結成して民営化を監視すればいい」など。だが、それで説得できたかどうかは執行部にも分からない。別の反対派議員は片山氏に賛否を明かさず、「筋が通らないことに対しては信念を曲げることはできない」と答えた。

 これと呼応して始まったのが、衆院議員による参院議員の説得。「参院否決=衆院解散・総選挙」となりかねない危機感からで、21日には九州の衆院議員(県連会長)が同じ県の若手参院議員に「2年後には参院選がある。あなたは小泉旋風で当選したから、有権者に説明しにくいんじゃないか。よく考えてほしい」と再考を求めた。二階俊博・党総務局長も同日、一緒に自民党を離党した経験のある魚住汎英参院議員の説得を試みた。

 そんな「努力」に水を差したのが、経済界のシンポジウムで首相があからさまに語った「反対は10人前後」などという票読みだ。

 首相を支える森喜朗前首相は21日の森派総会で「皆がつらい思いをして努力をしている時にもってのほかだ。笑みを浮かべながら票読みするなんてやってはならない」と強い口調で叱責(しっせき)。旧橋本派の総会でも「立法府をもてあそんでいるように映る」と反発が起きた。

 しかも、票読みについては参院内で「この人はだめだとレッテルを張ってはいけない」と表に出さないことを申し合わせたばかり。首相と執行部の意識のズレが露呈したとも言える。

 一方、反対派は荒井広幸参院議員らが週2回続けてきた郵政勉強会が21日、突然中止に。「出席者が分かれば切り崩しの対象になる」との警戒からで、メンバーの一人はレーダーに探知されづらい戦闘機「ステルス」を引き合いに「完全ステルス作戦だ」と語った。執行部と反対派とのせめぎ合いは、心理戦の様相も強めてきた。

毎日新聞 2005年7月21日 21時57分

342片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/22(金) 00:42:41
撃つ・郵政政局:園田博之・自民党政調副会長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050721ddm005070197000c.html

 ◇「成立花道に首相退陣を」

 僕は小泉(純一郎首相)さんが郵政法案成立を花道にお辞めになり、次に引き継いだらいいと去年から申し上げています。ますますそういう状況になってきた。郵政民営化は小泉さんにとって改革の本丸でも、国民はそう見ていない。予想を超す自民党内の反対で法案成立が危ういなか、政権を懸けてでも通すという姿勢こそ大事。ご本人も成立を最優先させたいから、何をしたらいいか考えておられるだろう。

 僕自身、「郵政花道論」が想像できたから党の郵政改革関係合同部会の座長を引き受け、法案をまとめた。もともと小泉さんの政策には脈絡がなく、重要課題が後回しになっていることに不満だったが、政治のやり方を変え、国民の信頼を回復させたという面では党の功労者。今は花道論を当然否定されるが、最後は真剣に考えてくれると期待している。政権に長くとどまることに重きを置く人とは思えない。ポスト小泉は誰なら選挙に勝てるかで選ばず、小泉さんの構造改革を引き継ぎ、丹念に仕事をやれる内閣をつくればいい。

 反対派が増えて否決されれば、郵政に情熱を注いだ小泉さんだから、やむをえない方向(衆院解散)に行ってしまう。自民党が長期政権でいられると思って、つまらないことで争えば大変なことになるという共通認識は皆持っている。参院から政局を混乱させてはならず、責任を持って対応すべきだという意見が多く、そこに期待したい。

 反対派には、次の政権に移っても民営化論議が出てくることを冷静に考えてもらいたい。法案の最大の欠点は早く結論を出さざるをえなかったことだ。日本郵政公社で4カ年やるという中期目標を立てたのに、途中で民営化に踏み切ることに対し大いに不満があるだろう。よく説明して謝っていくしかない。

 土壇場で一番大事なのは総理の気持ちですよ。あの人はなんだかんだ言いながら党を大切にしてきたんじゃないかね。「自民党をぶっ壊す」をぶち上げてきたが、それが本音とは思わない。【構成・徳増信哉】
毎日新聞 2005年7月21日 東京朝刊

343片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/22(金) 00:43:32
郵政法案:平沼赳夫前経産相に聞く
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050722k0000m010024000c.html

 今まで自民党は何回か不祥事で危機にひんし、出て行った人もいたが、私は最後まで踏みとどまって党を立て直すのが一番いいと思ってやってきた。でも、最近の状況には愛想が尽きている。

 恫喝(どうかつ)で党議拘束をかけ、違反したからといって除名や除籍になるんなら、筋を通す政治家として名誉なことだ。解散になって無所属で戦うのも選択肢の一つだし、51人造反したわけですから、綿貫勉強会を続ける中で同憂の士が集まれば、新しい流れ(新党)になる。追加公認を期待してというさもしい根性じゃなくて、筋を通して、正々堂々と戦っていきたい。

 法案の内容もさることながら、50年培ってきた党内民主主義を破壊するようなことが繰り返されたら本当に恐ろしいことになる。私を行動に駆り立てた要素の半分以上はそういう思いです。今度の修正案はまず合同部会で審議して、その上で総務会にかけなきゃいけないのにいきなりでしょ。

 我々は何も党内抗争をしようというわけじゃない。私も郵政改革は必要だと思ってますよ。膨大な郵貯資金、簡保資金が、不必要な公共事業や特殊法人の事業に使われてきた。そういうのを正す理念で郵政公社化法ができて、4年間みっちりやってその時点で判断することになっているのに、折り返し地点で何でこんなに拙速にやるのか。

 米国から日本に毎年来ている年次改革要望書を見ると、最右翼に郵政の株式会社化が書いてある。345兆円の郵政資金は彼らにとって、のどから手が出るほど魅力的なものなんでしょう。何が小泉純一郎という政治家をここまで駆り立てているか、いろいろ想像すると、やはり米国との約束が一番じゃないかという気がしますよ。

 サミットの前に、特別委員会メンバーまで差し替え、恫喝の限りを尽くして通すなんて異常。選挙の結果、民主党と公明党が組んで政権取る可能性だってある。そういうところまで追い込んだ小泉さんの責任は本当に大きい。【構成・古賀攻】
毎日新聞 2005年7月21日 19時02分

344とはずがたり:2005/07/22(金) 01:38:24
>>343
小泉批判のボルテージも最高潮でなんか殆ど民主党と連立組めそうな感じですな〜(゚Д゚;)
小沢辺りとなんか話し合いついてるんでしょうか?

>出て行った人もいたが、私は最後まで踏みとどまって党を立て直すのが一番いいと思ってやってきた。でも、最近の状況には愛想が尽きている。

>綿貫勉強会を続ける中で同憂の士が集まれば、新しい流れ(新党)になる。追加公認を期待してというさもしい根性じゃなくて、筋を通して、正々堂々と戦っていきたい。

>我々は何も党内抗争をしようというわけじゃない。私も郵政改革は必要だと思ってますよ。膨大な郵貯資金、簡保資金が、不必要な公共事業や特殊法人の事業に使われてきた。そういうのを正す理念で郵政公社化法ができて、4年間みっちりやってその時点で判断することになっているのに、折り返し地点で何でこんなに拙速にやるのか。

村岡・下地・谷田川など自民公認漏れやその他諸々が大合流して民主党と選挙協力の呼びかけとかなったら協力しないわけには行かないのでは?

345片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 00:15:37
煮詰まり気味なんですね。

首相と青木氏、18日に極秘会談
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050722AT1E2200822072005.html

 小泉純一郎首相と自民党の青木幹雄参院議員会長が18日夜、都内のホテルで極秘に会談し、参院で審議中の郵政民営化法案の扱いについて意見交換していたことが22日、明らかになった。青木氏は民営化反対派の動向を説明、法案が成立するか、否決されるか、予断を許さないとの情勢を伝えた。首相は法案を8月13日までの今国会で必ず成立させるとの決意を示したという。 (16:01)

小泉首相が青木氏と18日に極秘会談=継続審議の打診を拒否−郵政法案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050722-00000078-jij-pol

 小泉純一郎首相が18日夜、都内のホテルで自民党の青木幹雄参院議員会長と極秘に会談し、郵政民営化法案の処理について協議していたことが22日、分かった。会談では、青木氏が「参院の情勢は厳しい。継続審議とすることも検討してはどうか」と打診。これに対し、首相は「継続でも衆院解散だ」と拒否し、今国会成立への協力を求めたという。 
(時事通信) - 7月22日13時3分更新

346片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 00:40:06
郵政法案:神崎武法・公明党代表に聞く
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050723k0000m010006000c.html

 現時点での解散の可能性は20%から30%くらいでしょうか。私どもは解散には反対です。参院で否決されたからといって衆院を解散するのは筋違いではないかと。他方、解散権は総理専属のものです。いくら私どもが反対しても、小泉(純一郎)総理の性格、郵政民営化法案にかける思いを考えますと、否決されたら100%解散に打って出るだろうと。その場合には受け入れざるを得ない。だから法案の成立に全力を挙げているし、ぎりぎりで成立するんじゃないかと見ているわけです。

 公明党はパートナーとして郵政改革に協力する立場です。自民党にいろんな意見があってもいいと思いますよ。しかし、最終的にお決めになった場合は守るのが当然じゃないかと。にもかかわらず実際は相当亀裂が入ってしまっている。法案そのものに反対というより、4年間続いてきた小泉さんの政治手法に対する感情的な反発が強いように思いますね。今まで抑えられてきたものが爆発しちゃった面がある。

 私たちは政治を安定させるために連立に加わったわけですけど、肝心の自民党が分裂状態になったんでは、政治の安定が実現できなくなっちゃう。これまでの経過は経過として、自民党の執行部には党内融和に全力で取り組んでいただきたいし、自民党の議員一人ひとりも大局観に立った行動をしていただきたい。そうじゃないと自民党自身が終わっちゃう。

 自民党との選挙協力については、解散になった段階で判断します。今はことさら刺激するようなことは避けた方が賢明だろうと思います。小泉さんも成立すれば(造反問題は)もう水に流して、日本人的な方向で考えられるんではないですか。

 仮に解散になっても小泉さんは「絶対勝てる。永田町の空気と国民の皆さんの空気は違う」と思ってるでしょうね。ただ、選挙は厳しい。自民党が野党に転落する危険性もあると見てます。いったん政権を失ったら、二度と自民党に(政権は)戻ってこないでしょう。【構成・古賀攻】
毎日新聞 2005年7月22日 17時19分

347片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 00:40:58
自民『反対』19人に 郵政法案
参院調査 否決ライン超す
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050722/mng_____sei_____001.shtml

 本紙は二十一日、自民党所属参院議員百十四人(扇千景議長は除く)の郵政民営化関連法案に対する投票動向を探った。その結果、反対の意向を持っている議員は十九人で、前回の十七人より二人増えた。法案は十八人の与党議員が反対すれば否決されるため、現時点で「否決ライン」を超えている。党執行部は民営化法案の可決・成立に向け、反対派や態度未定議員の説得に全力を挙げているが、現段階で切り崩しは功を奏していないことが浮き彫りになった。 

 調査は、投票行動が注目される一部の参院議員への直接取材に、執行部や反対派、各派閥の情報を加味して判断した。本紙は十三日にも同様の方法で調査しており、これで二度目になる。

 前回、「反対」と判定された十七人は全員、今回の調査でも態度に変化はなかった。ただ、このうち数人は、今後の国会審議や世論動向の展開次第では、反対票は投じずに「棄権・欠席」に回る可能性も残っている。

 前回二十三人いた「未定」議員のうち、二人が「反対」、六人が「賛成」に回った。し烈な多数派工作の結果、中間派議員たちの色分けが、少しずつ鮮明になってきたことがうかがえる。

348片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 01:17:52
山本一太7/22
http://www.ichita.com/03report/data/1122028146.html

1.郵政法案の「継続審議」なんてあり得ない。そんなことをしたら反対派の思うつぼだ。大幅な修正を押しつけられ、最後は廃案になるに決まっている。小泉総理がそんな選択肢を受け入れるはずがない。

2.昨日に引き続き、法案に反対(もしくは慎重)と言われている同僚・先輩議員をスラロームした。来週の中頃には全体の「感触」がつかめるだろう。思ったより…苦戦だな。これは。

349片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 01:28:17
>>344
自分は、彼らは飛び出す力に欠けると思います。
平沼さんは、咄嗟に威勢のいいことをぶち上げるタイプのようですけど、ほかの志帥会の面々が参議院等含めて簡単に飛び出せるとも思えないし、他の派閥も考えると特にです。
新党を作るよりも小泉(総裁)を下ろしたい感情のほうが圧倒的に強いんじゃないでしょうか。
なので、彼らが結束するとすれば、採決入り→郵政否決を前提として(この可能性は高くないと思っていますが)、現執行部が処分にかかろうとするのに対し、党内で抵抗を呼びかけ、党内抗争に入るような気がします。
それで敗れて解散ならば、新党もなくはないのでしょうが、そのころには執行部側も疲弊して、妥協勢力が最大勢力になっていると思われるため、大分裂も回避されるでしょう。

こうならず本当に大分裂するとすれば、派手な感情の行き違いがあらわれるときでしょうが、それは自分の想定する道理の外にありますね。

350片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 01:36:25
坂本哲志
http://tetusi.com/new_diary/200507.html
7/17
ミニ集会を連日開いています。郵政問題と今後の政治がテーマになります。小泉首相の政治手法がそろそろ限界に来たようです。どこにいっても「もう小泉さんはよかバイ。民主主義じゃなかもん。もうちっと国民の意見を聞かにゃ」という意見がどこででも聞かれ始めました。
ひところ人気を集めたリーダーシップと決断の速さ、そしてサプライズ(驚き)の決定はもう国民に飽きられた様です。こうなると挽回は難しいように思います。坂道を転がるように政権の末期が来るように思えます。
しかし日本にとって、内政、外交ともに一番大切な時です。むやみに解散という訳にも行きません。首相を代えてもう一度方向性を建て直すことが求められます。郵政の反対派とはまた違った、倒閣運動がやがて起こってくる事は否めません。政治にとっても私にとっても暑く、厳しい夏になります。
7/21
朝、阿蘇で辻立ちをして、そのまま、村を回り、近くの公営温泉で風呂に入り背広に着替え、そのまま郵便局を回りました。山間部の郵便局でしたので、あっ、という間に5時となりました。東京から、同僚議員が「勉強会に出て来い」と電話がありましたが、地域を回ることが今の私にとっての勉強です.
7/22
解散が近いのではと言われています。早ければ9月にもあるかもしれません。最近、特に私への失望、批判が寄せられています。十分に理解し、正面から受け止めていきたいと思います。
一方で、将来に向けひたすらに一つの道を歩いていきたいと思います。きっと理解していただく日が来ると信じて進んでいきます。

351片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 02:09:43
自民の郵政民営化反対派、「解散の場合でも結束」を確認
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050722AT1E2200O22072005.html

 自民党の綿貫民輔前衆院議長ら郵政民営化反対派の衆院議員約10人は22日、都内のホテルで会談し、郵政民営化法案が参院で否決され、小泉純一郎首相が衆院解散に踏み切った場合でも衆院の造反議員が結束して行動することを確認した。亀井静香、堀内光雄、平沼赳夫、藤井孝男の各氏らが出席した。

 綿貫氏は終了後、記者団に「参院はそれぞれの主張に従ってもらえればいい」と語り、党執行部が解散回避を理由に参院議員に賛成票を投じるよう説得していることをけん制。「造反処分や参院審議を見守り、いざとなれば腹を固める。理不尽な解散があれば受けて立つ」と強調した。 (20:01)

352片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 02:26:55
継続審議を目指したい人がいっぱいいるだけに、かなり神経をとがらせた受け答えだ。そのせいでいつもは発しない「成立か廃案しかない」のフレーズも。採決に入りたいが、どうなるか。

小泉首相「郵政民営化法案は再修正も継続審議もない」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20050723/20050723-00000005-nnn-pol.html

 「(郵政民営化法案の)修正はないです。衆参一体で修正していますから、(修正は)ありません」「(継続審議も)ありません。成立か廃案しかありえないじゃないですか。なぜ継続しなきゃならないんですか。これだけ審議している」−小泉首相は22日、参議院で審議中の郵政民営化法案に対して再修正する考えが出ていることについて、これを否定した。さらに継続審議についても否定し、会期中に成立させる考えをあらためて示した。

 その後、小泉首相は静岡県で行われた経団連主催の夕食会に出席した。

 「東京を出てくるときは、向こうは雨も降っていなかったが、(夕食会に向かう)途中で霧が出てきましてね。これからの郵政特別委員会の審議の行方を占っているのかなと。霧の中をそろそろと丁寧に穏やかに走ってまいりました。(審議も)五里霧中というところでしょうか」−自嘲(じちょう)気味にあいさつし、会場を沸かせた小泉首相だったが、出席者から激励され、「最後まで成立させるということを期待して頑張ってまいりたい」とあらためて決意を示していた。

353片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 09:22:09
日経の場合これ以降は本紙参照。

郵政法案、青木氏の悩み深く・反対派説得難航
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050723AT1E2201222072005.html

 郵政民営化法案をめぐり、参院自民党の実力者である青木幹雄議員会長が厳しい立場に追い込まれている。党内の反対派の切り崩しが難航する一方、反対派との激突を回避するため浮上した法案再修正や継続審議とする案は小泉純一郎首相が拒否の姿勢を崩していないためだ。青木氏らの選択肢は限られており、参院採決が迫るなか、悩みは深まるばかりだ。

 青木氏は18日夜、首相、森喜朗前首相、中川秀直国会対策委員長と会談して参院情勢について意見交換。それ以後、精力的に動いた。19日夜は参院1回生の会合に片山虎之助参院幹事長とともに出席。反対派の1人に「あなたもつらい立場なのはわかる。将来互いに反目しあうことだけはやめよう」と柔らかい口調で語りかけた。20日には衆院反対派リーダー格の綿貫民輔氏らと会談。綿貫氏に「衆院ではご苦労さまでした」とねぎらいの言葉をかけた。 (07:01)

354片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 09:32:16
郵政法案、反対13人未定27人 否決ライン18へ小差2005年07月23日08時24分
http://www.asahi.com/politics/update/0723/003.html

 朝日新聞社は、郵政民営化法案に反対姿勢と見られる43人を中心に自民党参院議員に聞き取り調査を実施した。参院本会議採決に「反対」と明言したか現段階で反対の意向を固めたとみられるのは13人で、「棄権」と答えたのは1人だった。自民党から18人が反対に回れば法案は否決されるなかで、態度未定や回答拒否も27人にのぼり、否決が衆院解散・総選挙につながりかねないことを不安視する声も強い。法案の成否は、小差のせめぎ合いとなる情勢だ。

 43人はこれまでに郵政事業懇話会など反対派の会合に出席したり、党内で反対の意思を表明したりした議員。質問に対して「反対する」と回答した人は7人で、このうち荒井広幸、魚住汎英、亀井郁夫、中川義雄、長谷川憲正各氏は実名で答えた。派閥幹部らへの取材も加味すると、現時点で反対する意向と見られる議員が他に6人いる。

 この計13人の議員は、首相が拒否している継続審議や法案の大幅修正を求めており、現時点では堅い反対派と言える。

 一方、「賛成する」と回答したのは1人。賛成する意向を固めたと見られる議員も他に1人いる。

 15人は「特別委員会の議論を見て決める」として態度を明らかにしなかった。回答を拒否した議員も12人を数えた。

 参院執行部は今後、10人台半ばとみる強硬な反対派の切り崩しに全力をあげ、態度未定者に対する説得を続ける構え。反対派も否決ラインまであと一歩とみて、未定者への働きかけを強めており、多数派工作は激化しそうだ。

 調査では、法案が否決された場合の解散・総選挙の是非についても聞いた。43人のうち「首相が決めればやむを得ない」と容認した議員が5人だったのに対し、15人が「おかしいと思う」と反発、6人は「そうした事態は避けるべきだ」と否定的な見解だった。「わからない」とするか、答えなかったのは17人だった。

 さらに、態度未定・回答拒否の27人では、「おかしい」と反発する人は5人にとどまった。「避けるべきだ」と否定的な人も「やむを得ない」と同数の5人で、「反対して衆院解散になれば、党に迷惑をかける」といった解散への危機感がにじんでいる。

355片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 09:36:41
郵政法案、自民党内で継続審議浮上 解散回避で苦渋の策2005年07月23日06時52分
http://www.asahi.com/politics/update/0723/002.html

 郵政民営化法案の参院採決での可決が見通せない状況を受け、自民党内で、法案を次の国会へ継続審議とする考えが浮上してきた。反対派の説得が難航する場合、衆院解散につながりかねない採決に踏み切るのは得策でないとして、採決回避の道を探る案だ。小泉首相は22日も継続審議にする考えのないことを強調したが、今後の展開次第では事態収拾策として検討される可能性は残る。

 継続審議の可能性は、18日夜の首相と自民党の青木幹雄参院議員会長、森前首相、中川秀直国会対策委員長らとの会談でも話し合われ、党側から「腹を決めての採決もあり得るし、継続審議の選択肢もある」との意見が出たという。

 また、自民党三役経験者は22日までに首相に対し「継続審議にして法案成立の芽を残す選択肢を考えておくべきだ」と打診した。党幹部の一人も22日、「否決が確実な情勢になれば、首相は継続審議に持ち込むのではないか」と語った。

 だが、首相は22日、首相官邸で記者団に「(継続審議は)ありません。成立か廃案しかないじゃないですか。なぜ、継続しなければならないのか」と強調。法案の再修正についても「衆院、参院一体で修正したので、ありません」と否定した。

 継続審議にして、成立か解散か、といったぎりぎりの選択を避けたとしても、次の国会で成立する見通しはなかなか立たない。また、継続審議にする案が早い段階で流布されると、執行部の反対派への切り崩しも鈍りかねない。

 片山虎之助参院幹事長は22日の記者会見で「継続審議は先送りだから、ないと言っている。首相ものまないと思う」と述べ、別の参院幹部も「勝負するときは勝ち負けを考えない」と語った。

356片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 11:57:32
村井仁7/16
http://www2.cnet.ne.jp/muraizin/
王道会なんて無い。私達は事柄と手続きを問題にしています
 ポスト小泉の動きについて、マスメディアの関心が集まり、そして扇動が始まっております。こういう下馬評は面白いものですから、メディアは一生懸命に騒ぎ立てます。その一環として私達の動きが取り上げられることははなはだ迷惑なことです。
 先日、あるテレビの求めで三十分ほどのインタービューを受けました。綿貫民輔先生が王道会だと叫ばれたが、これはどうなるのですか、いつ旗揚げするのですかという問いなので、私は答えました。「王道会なんてありません、私達は事柄を問題にしているのです。郵政民営化というが、民営化の善し悪しより、いま政府が提案している郵政民営化の法律案が余りにもひどい欠陥だらけのものですから、それは国民に益をもたらすものではない、却って害になるものだから反対しているのです。議員の中には、郵政民営化そのものに関心の全くない仲間もいますが、その人々でさえ、今度の自民党の執行部のものごとの決め方、運び方が大変に怪しからんと憤って、その故、反対・欠席した議員も多数いるのです。別に今の執行部に対し、分派などの動きをしているわけではありません」と。

メディアの悪い癖、シナリオを作って取材で尤もらしくする
 放送された番組を見て呆れました。私の申し上げたコメントは番組の筋書きからは使い物にならなかったらしく、王道会というものが今にも出来そうな話を、取材して写した映像と想像で組み立てた画像で造りに造って、テレビを見ている人には綿貫先生はじめ私達がグループ結成の方向で動いているような印象を与える番組に何とも見事に作られていました。こんな事は私にとって初体験では無く、公務員になった時から経験していることです。でも困ったことです。
 メディアは、最初にシナリオを作って、そのシナリオに合う発言を選んで報道することが少なくありません。しかし、報道の材料になることは普通の暮らしをしていらっしゃる方々は滅多に経験されませんから、このようにして作られる報道を真実だと誤解します。そして、その誤解から、時には、嘘から出たまことが世の中を動かすことがあるのです。情報が多すぎるために起きた現象かも知れません。私の長い公務員と国会議員生活を経て痛感したことです。

357片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 12:25:17
人権法案の今国会提出断念 自民党、郵政を優先
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050723-00000095-kyodo-pol

 自民党は23日までに、党内の調整作業が難航していた人権擁護法案について今国会提出を断念する方針を決めた。自民党幹部は同日、滝実前法務副大臣が郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で造反し罷免された影響で、衆院法務委員会が空転していることなどを理由に挙げ「この状況で法案を出すのはみっともない。(見送りの)腹は決めた」と明言した。
 8月13日に会期末を控え、党執行部は郵政法案の成立を最優先する方針で、党内で反発が根強い人権擁護法案の提出手続きを進めようとすれば、さらに党内の混乱を招きかねないとの判断も働いたとみられる。
 同法案は、政府が今国会提出を目指していたが、党内から(1)人権侵害の定義があいまい(2)人権侵害を調査する「人権擁護委員」の選任基準に国籍条項がなく特定団体の影響を受けかねない−−などの反対意見が出て、調整が難航していた。
(共同通信) - 7月23日12時8分更新

358片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 12:29:25
審議のイニシャティヴは実態として議院側にあるんじゃないのかな。だから、どういう審議・採決日程になるかについても、議院側の意向を潰すことはできないと思われるけども。いかがなものだろうか。

成立の確率50% 郵政民営化で山崎氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050723-00000100-kyodo-pol

 自民党の山崎拓前副総裁は23日午前の民放番組で郵政民営化関連法案が参院で可決され成立する可能性について「50%だろう。大変厳しい」との見通しを示した。山崎氏は小泉純一郎首相が党内に浮上している法案の再修正や継続審議を受け入れる可能性に関して「今度は一歩も譲らない。政治生命を賭けていると思う」と否定した。
 また参院で否決されれば小泉首相は「必ず衆院を解散する」とした上で「首相は郵政民営化に賛成した人に国民が投票するとの信念を持っている」と指摘、衆院解散・総選挙の場合でも民営化賛成派が勝利できるとの認識でいると説明した。
 山崎氏は26日から北京で開かれる北朝鮮の核問題に関する6カ国協議について、実質的な成果が得られることに期待を示し「それにより拉致問題の解決も必ずできる」と強調、核問題と拉致問題について「優先順位があるわけではなく、スケジュールの問題だ」と述べた。
(共同通信) - 7月23日12時16分更新

359片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 12:43:21
役員人事、9月に延期=参院自民党
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050722-00000097-jij-pol

 参院自民党は22日、会期中を理由に25日で満了となる幹事長以下の役員人事の任期を延長し、9月の党役員人事に合わせて行う方針を決めた。青木幹雄参院議員会長が22日昼の議員総会で表明した。
 青木氏はまた、「どんな状態になろうとも人事は公平であるべきことは会長として十分承知している」と述べ、郵政民営化法案の採決での造反を人事に反映させない考えを強調した。 
(時事通信) - 7月22日15時1分更新

360片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 12:46:19
自民執行部迷走 継続審議で反対派懐柔 再修正案が浮上−郵政法案  2005/07/23 08:43
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050723&amp;j=0023&amp;k=200507232534

 参院採決をめぐって緊迫している郵政民営化関連法案の扱いで、反対派切り崩しのため、法案を再修正して可決を図り、継続審議も視野に衆院に回付する案が自民党内に浮上した。ただ、小泉純一郎首相や参院幹部は否定的で、執行部内の迷走を浮き彫りにする形にもなった。

 自民党の与謝野馨政調会長が二十一日、党本部で柳沢伯夫政調会長代理と会談し、貯金、保険の金融二社株の完全処分規定を凍結する再修正を提唱した。これを受け二十二日の参院郵政民営化特別委で、衆院の与党共同修正案の提出者として答弁に立った柳沢氏が、完全処分規定の修正について「参院で審議、決定するべきテーマだ」と含みを持たせた。

 参院で再修正して可決した場合、成立には法案を衆院に回付してあらためて可決する必要があり、八月十三日の会期末までの成立は微妙だが、自民党三役の一人は「反対派の主張を取り入れ再修正すれば、衆院の前回採決の五票差は間違いなく広がる」と、継続審議となっても次期国会で成立は確実としている。

 しかし、片山虎之助参院幹事長は二十二日の記者会見で、再修正について「あまり現実的だと思えない。首相はのまないと思う」と否定的な考えを表明。その理由として、衆院段階の修正協議で片山氏が完全処分凍結を求めたのに対し、首相が「完全売却は民営化の証し」と拒否した経緯を挙げた。

 一方、首相と青木幹雄参院議員会長が十八日夜に森喜朗前首相を交え東京都内のホテルで会談していたことが二十二日、明らかになり、党内では青木氏が首相に再修正や継続審議を働き掛けたとの見方も出ている。

 これに対し、首相は同日夕、記者団に再修正について「衆参一体で修正したのだから、ありません」と否定し、継続審議も「成立か廃案しかない。なぜ継続しなきゃならないのか、これだけ審議をして」と一蹴(いっしゅう)した。政府首脳も「反対派の反発は政策レベルの話ではなくなっている」と修正による説得の効果を疑問視しており、党内の混迷はむしろ深まるばかりだ。

361片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 12:49:17
郵政法案 継続審議論議も
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/23/k20050723000008.html

郵政民営化関連法案をめぐって、与党執行部は、参議院の採決の行方は楽観できないという見方を強めており、小泉総理大臣が否定している法案の継続審議などの選択肢も検討せざるを得ないという論議が、今後、与党内で高まることも予想されます。
郵政民営化関連法案をめぐっては、小泉総理大臣が、参議院で法案が否決されれば、衆議院の解散・総選挙に踏み切る可能性を否定していないことから、自民党内では、可決・成立する見通しが立たない場合には、法案を継続審議にすべきだという意見が出ています。これに対して小泉総理大臣は、22日「成立か廃案しかない。継続審議はない」と述べ、継続審議は念頭になく、今の国会での法案の成立に全力をあげる決意を改めて示しました。しかし、自民党内の造反を抑えるため、青木参議院議員会長や片山参議院幹事長らが行っている説得工作は、今のところ思うような効果をあげておらず、与党執行部は、採決の行方は楽観できないという見方を強めています。こうした中、公明党は、今は衆議院の解散による政治的な空白を作るべきではないとして、採決を急ぐよりも、自民党内の融和を通じて法案成立の道を探るべきだとしています。加えて、自民党内にも、党内に法案をめぐる対立を抱えたまま総選挙に臨めば、分裂選挙となって党が崩壊しかねないという危機感が広がっており、今後、継続審議などの選択肢も検討せざるを得ないという論議が与党内で高まることも予想されます。

生田総裁 郵政法案初めて評価
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/23/k20050722000143.html

郵政民営化関連法案を審議する参議院の特別委員会で、日本郵政公社の生田総裁は、「法案には、郵便局のネットワークをいっそう有効活用しうる可能性が盛り込まれており、公社側の要望が反映されている」と述べ、法案の内容を初めて評価しました。
この中で、日本郵政公社の生田総裁は、郵政民営化関連法案について、「民営化されたあとの新会社の経営手腕によるが、国民生活のインフラとしての郵便局のネットワークをいっそう有効活用しうる可能性が盛り込まれている」と述べました。そのうえで、生田総裁は、「法案によれば、段階的とはいえ、新会社の経営の自由度が適切に認められていく可能性があり、過疎地を含む地域社会にも金融を含めたサービスが維持されることが確認されている。公社がお願いしてきた点は大体理解され、反映されている」と述べ、法案の内容を初めて評価しました。ただ、その一方で、生田総裁は、「公社で働く職員に、雇用を含めて明るい将来展望があるということをもっとしっかり見せてほしい」と述べ、職員たちの雇用不安などに対するいっそうの配慮を求めました。

362片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/23(土) 18:40:41
多数派工作来週ヤマ場へ 18票はさみ攻防緊迫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050723-00000163-kyodo-pol

 郵政民営化関連法案をめぐる自民党執行部と反対派の攻防は来週ヤマ場を迎える。8月5日にも想定される参院本会議採決で、自民党から反対票を投じる造反議員が18人出れば法案は否決される。小泉純一郎首相が「廃案なら内閣不信任」と繰り返す中、衆院解散・総選挙の事態回避へ執行部が切り崩しに成功するか、反対派が否決ラインを上回る勢力を確保するか、ぎりぎりの多数派工作が連日展開される見通しだ。
 執行部側の現時点での票読みは「3票差で可決」(官邸筋)。これに対し、反対派も「反対票が少ない見方で26」(平沼赳夫前経産相)と否決に自信を示す。これまでの執行部の調査では、約10人が反対票を投じると表明、30人弱が賛否の態度表明を保留しており、この40人近くの動向が焦点となる。
(共同通信) - 7月23日18時38分更新

363とはずがたり:2005/07/24(日) 01:12:00
>>349
>自分は、彼らは飛び出す力に欠けると思います。
同感です。平沼・野呂田・綿貫・堀内ぐらいは除名されてもどうしても当選は揺るがないでしょうけど亀井も藤井も自民党の金看板がなければ当選も危ういでしょうし。
感情の行き違いはもう既に結構あるような感じはするんですが,それで政権を手放すほど子供ではないでしょうねぇ。

執行部が処分を強行しようとすると党内から反対の声が続出。除名には確か総務会が必要で,これには全会一致が慣例上必要ですし,例え亀井らが自らの除名議案への議決へ加われなくとも,中間派が除名へ反対して総務会が通る事もないと思いますね。

364片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 11:46:15
揺れる県内自民党/郵政民営化法案巡り
http://mytown.asahi.com/kochi/news02.asp?kiji=4712

 わずか5票差で衆院を通過した郵政民営化法案の採決では県選出の自民党議員のうちでも中谷元氏(高知2区)と山本有二氏(同3区)が賛成、福井照氏(同1区)が退席と対応が割れた。8月上旬と見られる参院での採決に向けては、一定勢力を保ちながら同法案に強く反対する特定郵便局関係者らの党県大樹支部による“反撃”の動きが顕在化しており、同党の参院議員の田村公平氏(高知選挙区)の動向が注目される。

 「来年はここの会に来られないかもしれない。8月に党から首を切られるかもしれないから」。田村氏は16日、党梼原支部の大会で法案に否定的な考えを表明。賛否の明言は避けたが、「衆院で廃案にしてくれたらよかった。迷惑ですよ」とも述べた。

 同支部長の中越計清・梼原町議は、田村氏に対して「2年先が選挙。採決では身を賭してもらいたい。地方議会の大半が反対の意見書を出した。その声を無にしないで」とクギをさした。一方、同席の山本氏には「選挙になったら支部でまとまって山本先生を推すことができるのか」と冷ややかだった。

 山本氏は「離島や中山間地域の特定郵便局の運営を2兆円の基金で賄う修正案が出た。不安もあるが、賛成する立場もある」と理解を求めようと努めた。大会後、取材に対して「自分の思いを地元に伝えたかった。それにしても批判ばかりだ」と話した。

    ◆

 梼原町役場から県境へ約10キロ。地域の特定郵便局長を40年近く務めた党県大樹支部長の吉田康男さん(69)は個人的な見解だと断りながらも、口を開いた。「先生方にお願いした際の対応から、採決で反対してくれると思っていた。聞き入れられず裏切られた思いだ」「先生方とは信義でつながっていた。それがなくなれば関係はなくなると以前から伝えてある。もう従来の支援関係は成り立たない」
 一方、退席した福井氏については「立場上、ぎりぎりの考え方だ。ほかの(衆院の)お二人とは違う」と理解を示した。

    ◆

 県内には200以上の特定郵便局があり、多くは過疎地にある。ある局長は「多くが赤字体質で、民営化されると撤退する局が出る。赤字地域を切り捨てた国鉄などと同じ道をたどる」と危機感を抱く。

 04年参院選で、県内では大樹が支援した自民党比例区候補が同党比例区候補のうち最多の3732票を集めた。同支部は今月末の会合で、組織対応について一定の姿勢を打ち出す見通しだ。
(7/24)

365片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 12:07:31
>>363
そのような理由で、思うがままの処分や大分裂は現実化する可能性が薄いと思います。「首魁」についても除名は無理でしょうね。
ただ、非公認は一定規模でなくはないでしょうね。解散とあわせ技で使える圧力になっています。(採決は参議院であるので間接圧力にしかならないが。)

谷垣氏や山崎氏は、否決の後、衆議院で不信任決議案が出ると言っていますが、それに反対派の多くが造反すれば処分理由がひとつ補強されますね。
そこまで行けば、反対派が脱自民で自発的に動くことになり、新展開を迎えるのですが、そこまではどうか。

可決あるいは修正や継続審議の場合は、妥協が図られた結果として当面の処分がうやむやになる可能性が大きいです。
片山さんは、今のところ、継続審議は問題の先送りにしかならないと言っていますが、そうなんですかね。いきなりの分裂選挙を避けるというのは代えがたい意味があると思うのですが。ただ、次の国会で修正論議をするのが苦しいとなれば再修正のほうへ向かうかもしれないですね(反対派と話がつけばですが)。

ともかく、様々からみあって面白い情勢です。
どういう決着を見ても、その後の力関係に変化をもたらすことは確実でしょうし。
(少なくとも、次期総裁選レースの号砲は鳴りましたね。)

366片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 12:21:33
小泉顕雄7/20
http://www.sonobe.ne.jp/cgi-bin/blog/koizumi/
さて、ある日刊の夕刊紙に、昨晩、青木幹雄参議院議員会長が、一年生議員一人一人にお酌をして・・
という記事があった。
昨日のブログに、同期の懇親会があったことは書いておいたが、私はそれ以上は書かなかった。
なぜなら、書いてはいけないことだから、書かなかったのである。

確かに、青木会長と同席したし、あれこれ話もした。
しかし、会長が酌して回ったというのは真っ赤な嘘。
少なくとも私は、「競馬は面白いよ」という話は聞いたけれど、
郵政の話も聞いてないし、お酌もしてもらってない。

だれが、しゃべるのでしょうね。

政治家の大切な条件は「口が堅いこと」と状況をみて発言すること。
もちろん嘘八百も許される。

支持者に説明する責任はあるけれど、少なくとも、マスコミに説明する責任はない。
誰がしゃべったんでしょうね〜。

話は変わりますが、民放のTVやラジオはタダですが、新聞はなぜ有料なのでしょうか?
どなたか教えていただければ幸いです。

お金を払って、嘘の情報を与えられては・・・・

367片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 18:20:34
採決日程めぐり与野党攻防=自民、多数派工作と並行−郵政法案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050724-00000053-jij-pol

 参院特別委員会で審議中の郵政民営化法案は今週、自民党執行部と反対派による激しい多数派工作と並行して、採決日程をめぐる与野党の攻防が始まる。与党執行部は8月4日に特別委で採決して、翌5日の本会議採決を目指す方針だ。しかし、反対派の勢いは衰えておらず、成立が確実にならない限り、実際の採決日程の設定は難しそうだ。 
(時事通信) - 7月24日17時1分更新

368片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 23:06:48
自民・亀井氏、郵政法案「成立500%ない」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050724STXKA032024072005.html

 自民党の亀井静香元政調会長は24日、広島県三次市で講演し、郵政民営化関連法案の参院採決に関して「通ることは絶対ない。500パーセントない」と強気の見通しを示した。その理由として「採決すれば、(自民党で否決ラインを大きく上回る)35人以上が反対する」と指摘した。

 その上で、亀井氏は「あとは青木(幹雄党参院議員会長)さんと森(喜朗前首相)の判断だが、継続審議に逃げ込むしかない」と強調。「35人は秋の臨時国会になっても、白票(賛成)に変わることはない」とし、法案成立には抜本的な修正が必要との認識を重ねて表明した。

 小泉純一郎首相が法案不成立の場合は衆院解散・総選挙に踏み切る考えを示唆していることには「自分の家にガソリンをまいて『おれの言うことを聞かないと火を付けるぞ』と言っているのと同じ状況だ」と批判。「だが、おやりになるなら受けて立つ」と述べた。〔共同〕 (22:35)

成立は「五分五分」・郵政民営化法案で片山氏
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050724STXKA011324072005.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は24日のNHK番組で、郵政民営化関連法案採決について「予断を許さない。(成否は)五分五分だ」と重ねて厳しい認識を示した。

 党内情勢に関して「絶対反対と旗幟鮮明にしている人はそんなに多くないが、判断を迷っている人がかなりいる。雰囲気は良くなっていると思うが、もう少し時間がかかるだろう」と述べ、説得に全力を挙げる考えを明らかにした。

 また、現時点での法案再修正や継続審議を否定した上で、自ら提唱している「郵政議連」設立構想を「国会が法案成立後の推移を見極め、社会状況や国民の認識の変化を踏まえて必要ならば法案を変えていく」と説明、反対派の理解を求めた。

 公明党の木庭健太郎参院幹事長は、小泉純一郎首相が不成立の場合の衆院解散・総選挙を示唆していることに触れ「解散は首相の専権事項で避けられない。回避してもらうために自民党の融和をお願いするしかない。反対している皆さんも大局的に判断してもらいたい」と述べた。〔共同〕 (15:55)

369片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 23:08:56
「予定調和」で郵政法案可決を期待・自民山崎氏
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050724STXKA008924072005.html

 自民党の山崎拓前副総裁は24日のテレビ朝日番組で、郵政民営化関連法案の参院採決に関し「予定調和だ」と述べ、自民党議員に衆院解散・総選挙を回避する判断が働き、最終的に可決されることへ期待を示した。山崎氏は「反対票を入れることにより、小泉純一郎首相の言う大混乱が起こることはみなさん分かる。全員賊軍になる」と強調した。

 また、法案が否決されて首相が解散を決断すれば、公明党も反対できないとの見方を表明。その場合の総選挙では、衆院本会議で反対票を投じた37人は自民党公認にならないとの見通しを明らかにするとともに、欠席・棄権の14人に関しては穏便な措置があり得るとの考えを示唆した。〔共同〕 (15:03)

郵政法案:片山参院幹事長、成立後の修正ありうると認識
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050725k0000m010039000c.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は24日のNHKの報道番組で、郵政民営化関連法案の参院での再修正を改めて否定したうえで「移行期間が10年ある。状況が変化したり、国民の認識が変わるかもしれない。議員のいろんな考えを吸収し、法律を監視して必要なら修正を含めて変えていきたい」と述べ、法案成立後の修正もありうるとの認識を示した。
毎日新聞 2005年7月24日 19時01分

370片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/24(日) 23:12:04
解散するにしても、●●●、みたいなことも大いにありそう。

郵政民営化で立場の違い 谷垣氏と伊吹氏、府連定期大会
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005072400088&amp;genre=A1&amp;area=K00

 「自民党が真っ二つに裂かれるのは良くない」「参院で否決されて衆院を解散するのはおかしい」。郵政民営化法案の審議をめぐり、谷垣禎一財務相と伊吹文明元労相が24日開かれた党京都府連定期大会で見解を述べ、微妙に異なる立場の違いを明らかにした。

 同日、府連会長を退任した谷垣氏は「郵政民営化は、大きな改革の一環。こうした流れに(郵政問題を)位置づけるべきだ。自民党は不退転の決意で団結することが大事」と、内閣の立場から法案成立へ協力を求めた。

 これに対し、谷垣氏から府連会長を引き継いだ伊吹氏は「参院の構成が変わらない限り、総選挙をやっても情勢は変化しない」と指摘。参院で同法案が否決されれば衆院を解散する、という小泉純一郎首相の姿勢に疑問を投げかけ、「中央で行われていることを反面教師に、しっかりとした府連運営をしていく」と述べた。

郵政での結束呼びかけ 安倍晋三氏、京都市内で講演
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005072400105&amp;genre=A1&amp;area=K10

 自民党の安倍晋三幹事長代理=写真=は24日、京都市内で講演し、郵政民営化関連法案の参院での審議の行方について、「政局が混乱しないようにしたい、という考えで一致できないかと思っている」と述べ、法案に反対の姿勢を示している同党の国会議員に対し、結束を呼びかけた。

 安倍幹事長代理は、小泉純一郎首相が参院で法案が否決されれば衆院を解散する、としていることについて「おそらく衆院でもう1度、3分の2の多数を取って可決を図り、それができない場合は、多数を取るため解散する−という理屈なのだと思う」と述べ、参院で否決された場合は、衆院が解散される可能性が高いとの見方を示した。

安倍幹事長代理:「夏に選挙は避けたい。首相と話を…」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050725k0000m010051000c.html

 自民党の安倍晋三幹事長代理は24日、京都市で講演し、郵政民営化関連法案が参院で否決された場合、小泉純一郎首相が衆院解散に踏み切ることを示唆していることについて「夏に選挙することは避けたい。私も時が来れば首相と話をしなければいけない」と、解散回避のため自ら首相を説得する考えを示した。
毎日新聞 2005年7月24日 19時32分 (最終更新時間 7月24日 19時35分)

371片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/25(月) 09:40:51
郵政法案、安倍氏「成立後も修正可能」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050725/20050725-00000008-jnn-pol.html

 郵政民営化関連法案を巡り、自民党の安倍幹事長代理は、「今の国会で法案が成立した後で、法案を修正することは可能だ」と述べ、反対派に賛成を促しました。

 自民党の安倍幹事長代理は24日、京都市内で講演し、「郵政事業が完全に民営化されるまでの12年の間で、見直すべき点は途中でも見直すことが重要だ」と述べ、党内の反対派に対し、法案に賛成するよう理解を求めました。

 一方、参議院の片山参院幹事長はテレビ番組で、参議院本会議での法案採決は来月5日を目指していることを明らかにしました。

 また、片山氏は、自らが行っている反対派の説得について、「雰囲気は良くなっている」と述べる一方、説得にはまだ時間が掛かるという認識を示しました。(25日01:07)
[25日6時55分更新]

372片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/25(月) 20:41:05
今国会中の処分は消えた。
可決であれば、融和に一気にシフトするだろう。
否決は解散として、では継続審議でどうなるか。無理やりの処分ならば、今以上に党内は混乱するだろうが。

造反51議員に弁明書要求 自民・政倫審が決定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000205-kyodo-pol

 自民党の政治倫理審査会(笹川尭会長)は25日、郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で造反した郵政事業懇話会の綿貫民輔会長(前衆院議長)ら同党所属衆院議員51人に対して、8月13日までに弁明書を提出するよう求めることを決めた。
 対象は反対票を投じた37人と欠席・棄権した14人。綿貫氏らは、武部勤幹事長が政倫審に審査を要請したことに反発し、20日の懇話会拡大役員会で(1)政倫審には一致結束して対応(2)具体的な対応は綿貫氏に一任−−することを確認しており、個々の弁明書提出には応じない構えだ。
 これに対し、執行部側は弁明書を「事情聴取に代わるもの」と位置付けており、連名での提出は認めない方針。
 笹川氏は終了後の記者会見で、弁明書が提出されない場合も含め、今後の対応は参院本会議の採決後に開く次回会合で協議する考えを示し「政治的判断は執行部がする」と述べた。
(共同通信) - 7月25日19時41分更新

373片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/25(月) 20:49:30
奥原氏の立場は知らんが、池田の地元で、多分宏池会に近いんだろう。(一六○氏のページでもそう扱われてるようだ。)
亀井系への牽制になるのか?
亀井系除名なら今度こそ国会議員目指せばいいんでは(笑)

首相、継続審議毛頭考えず 郵政法案で青木氏も同調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000197-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は25日夕の自民党役員会で、郵政民営化関連法案について「あくまでも成立を期す。一部で継続(審議)とか流れているが、そんなことは毛頭考えていない」と述べ、次の国会への継続審議とする可能性を重ねて否定した。同時に「私も含め政府は真剣に誠実に最後までしっかり(審議に)対応したい」と強調した。
 青木参院議員会長も「継続はあり得ない」との認識を示し、武部勤幹事長は「参院審議を最優先し、政府与党一致して成立に全力を尽くす」と述べ、今国会成立を図る方針を確認した。
 これに先立ち、武部氏は党本部で広島県連の奥原信也幹事長らから「衆院解散・総選挙にならないようにしてほしい」との申し入れを受け、「立党50年の年に分裂選挙をするのはみっともない。だから参院で成立させなければならない」と指摘した。
(共同通信) - 7月25日19時19分更新

374片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/25(月) 21:06:26
綿貫さんの言うような感じで政局が動くんでしょうな。

郵政法案、青木氏が批判派説得に動く
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050725/20050725-00000039-jnn-pol.html

 郵政国会です。自民党では、執行部と反対派が衆議院本会議での造反議員の処分をめぐって、にらみ合う中、ついにあの実力者が説得に乗り出しました。

 自民党の政治倫理審査会は25日、造反議員に対し、造反の経緯と理由を書く弁明書の提出を求める方針を決めました。

 しかし、衆議院で造反した議員は、これにあわせて集会を開き、強く反発しています。

 「解散がきても恐れることはないし、そういう形で臨もうじゃないかと。(政治倫理審査会について)なぜ、審査を受けるのか、どういう基準で処罰されるのか、それをはっきりしてもらわない以上は、懲罰の対象にならないんじゃないかと」(自民党、綿貫民輔・前衆院議長)

 一方、参議院では、青木参院議員会長が自ら説得に乗り出しました。

 青木氏は25日午前、国会内で参議院亀井派で法案に批判的な椎名議員と面会。政局の混乱を避けるため、法案への賛成を求める一方、今後の人事などで差別する考えは無いと強調しました。

 これに対し、椎名氏は、法案の再修正が出来ないか、検討を求めたということです。

 参議院では、法案に批判的な議員の間で再修正を求める声が強まっていますが、参議院で修正した場合、衆議院でもう一度採決が必要になるため、来月13日の会期末までの限られた時間の中で、執行部は厳しい判断を迫られています。(25日17:37)
[25日19時32分更新]

375片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/25(月) 21:08:42
民主党がなにもしなければ5日採決? そうか?

「5日に本会議採決」 参院自民、反対派説得で遅れも−郵政法案  2005/07/25 07:22
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050725&amp;j=0023&amp;k=200507253019

 小泉純一郎首相が政権の命運をかける郵政民営化法案の参院審議は週明けから、郵政民営化特別委員会の地方公聴会や参考人質疑が相次いで行われ、その後の採決日程が焦点となる。与党は八月四日に特別委、五日に本会議採決の構えだが、反対派説得の時間確保のため、採決を遅らせる案も浮上している。野党はこうした自民党内の動きを注視しながら、会期末に向けた戦術を固める方針だ。

 特別委は二十六、二十九の両日に地方自治体関係者らを招く参考人質疑、二十八日に京都市と盛岡市で地方公聴会を行う。審議時間は週内に五十時間を超え、最終的には七十時間に達する見通しとなり、採決に向けた環境が整う。

 参院自民党の片山虎之助幹事長は二十四日のNHK番組で「(本会議採決は)五日ごろがいい」と表明した。

 参院民主党の輿石東幹事長は、「地方公聴会や参考人質疑をやれば採決とはいかない」と反対した。

 民主党は審議引き延ばしによる廃案を基本戦略にしており、首相が出席する中間的総括質疑や中央公聴会の開催を求める方針だ。

 ただ、政府・与党で「五日採決では反対者を探知しきれない。審議が長引いた方が都合が良い」(政府筋)との声も出ているため、民主党内に「(反対派への説得が進む前に)早く採決した方がいい」(党幹部)という見方もある。

 反対派の切り崩しのため、法案再修正や継続審議を模索する自民党内の動きも絡んで、与野党の駆け引きは激化しそうだ。

376片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/25(月) 21:32:11
闘論:「郵政」参院否決で解散 桜井新氏/山本一太氏
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050725ddm003070059000c.html

 小泉純一郎首相は参院で審議中の郵政民営化法案が否決された場合、内閣不信任とみなして衆院解散に踏み切る意向を示している。もしそうなれば、戦後政治史上、前例のない解散だ。果たして「参院否決に伴う衆院解散」は是か非か。二院制のあり方にかかわるこの論点について、自民党の参院議員2人に聞いた。(題字は書家・貞政少登氏)

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 ◇邪道であり、違憲明白 二院制の根幹、揺らぐ−−自民党参院議員(亀井派)・桜井新氏

 参院は衆院で審議した法案や政策の結論に対し、より高度な立場で良いか悪いか判断する場所だ。郵政民営化関連法案は衆院を通過しており、小泉首相が憲法7条を根拠に衆院解散をちらつかせるのは、参院の審議を認めない一方的なやり方だ。みだりに解散権を振りかざすのは邪道である。

 しかし、首相は法案が参院で否決されれば、いろいろ理屈をつけて衆院を解散するだろう。これは二院制の根幹を揺るがし、違憲であることは明白だ。自民党は憲法改正草案を作っているところだが、こんな違憲行為は絶対に禁止させないといけない。日本は民主主義国家であり、国会は言論の府だ。暴力的な圧力で有無を言わさず議論を封じるべきではない。

 参院の在り方にも問題がある。参院自民党の執行部は、法案に賛成するように反対派を説得している。自由に討論して最終的にどうまとめるかと言うなら分かるが、首相の方針に沿って議論を縛るなら、参院の存在意義がなくなる。参院はこれまで衆院の判断に従うのが通例で、「衆院のカーボンコピー」と批判されてきた。私は参院議員は1期目で4年間見てきたが、まさに「カーボンコピー」となっている。

 参院できちんとした審議を行い、駄目なものは駄目と言って突き返すべきだ。郵便貯金の機能は国民が安心して預金できるということだが、この法案はその根幹を崩すものだ。われわれは法案を正さないといけない。政局なんていう話に乗っていられない。まだ審議の最中で、軽々しく衆院解散だとか、政局だとか言う段階ではない。

 自民党は民主主義のルールを大切にして自由討論を続けてきた政党のはずだ。それなのに今回は、党内で強引な取りまとめを行ってきた。民主的なまとめ方をしなかったことから始まって、ウソの積み重ねで今日まで来た。そういう中で参院では、この法案は振り出しに戻すべきだという声が多く、圧力をかければかけるほど逆効果だ。

 解散は憲法的にも常識的にもすべきではないし、こんなことで解散したら、一発で自民党は負ける。自殺行為だ。国民のために一番大事なのは、法案を廃案にするか、差し戻して再検討することだ。【構成・犬飼直幸】

377片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/25(月) 21:32:30
(つづき)
 ◇あらゆる手段は当然 小泉首相に資格ある−−自民党参院議員(森派)・山本一太氏

 小泉首相は郵政民営化を掲げて自民党総裁に選ばれ、3回の国政選挙でも民営化を訴えた。しかも03年の総裁選では「郵政民営化に反対だったら、おれを降ろしてくれ」とまで言って、それでも自民党の大勢は小泉さんの再選を望んだわけでしょ。今さら郵政改革に反対って言われても困る。

 自らの政治的シンボルである郵政民営化を、小泉さんがあらゆる手段を使って実現しようとするのは政治家として当然だ。もし法案が参院で否決され、そのまま何もしなかったら座して死を待つだけでしょ。衆院を解散したからって郵政改革がうまくいく保証はないけど、新しい局面が開ける可能性が少しでもあれば解散すべきだ。民意を問わないで総辞職するなんてことは気骨のある政治家がやることではない。

 いつ解散を打つかは首相の専権事項だ。戦後、内閣不信任案が可決されて解散したのは4回しかない。他はすべて事実上、内閣の判断に基づく(憲法)7条解散だ。参院の問題でなぜ衆院の解散かと言われるが、参院で否決した法案を衆院に戻して3分の2以上の賛成が得られれば成立する。だから、衆院で3分の2以上の賛成者を得るためだとして、参院の否決と衆院の解散を制度的にリンケージすることはできる。

 自民党の与党としての賞味期限は4年前に終わっていた。あの時、小泉さんが出てこなかったら、確実に自民党は野党になっていた。小泉さんが出てきて、有権者は自民党にもう1回チャンスを与えたのだから、小泉さんは国民に信を問う資格がある。自民党が壊れるのは忍びないという思いで賛成票を投じた人や、法案成立のために汗をかいた人にすれば、せっかく衆院を通したのに参院で否決されたから解散するなんて勘弁してよ、という思いがあるだろうけど、お気の毒さまというほかない。

 解散・総選挙になったら、小泉さんは法案に反対した人たちを公認しないだろう。反対した人たちは、新しい流れを作ろうと究極の政局に持ち込んだのだから、分裂選挙は覚悟のうえのはずだ。郵政改革に反対と言いながら、選挙は自民党の公認でと思っている議員がいるとしたら大きな間違いだ。その人たちにもう平穏な日常は戻ってこない。【構成・古賀攻】

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 ■人物略歴

 ◇さくらい・しん

 早大卒。衆院議員6期、01年に参院初当選。自民党憲法調査会長代理。72歳。

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 ■人物略歴

 ◇やまもと・いちた

 米ジョージタウン大院。当選2回。自民党若手グループの代表格。47歳。
毎日新聞 2005年7月25日 東京朝刊

378片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/25(月) 21:38:35
まー必要なくても解散してもいいからねぇ。

小泉首相、郵政民営化法案の継続審議を改めて否定2005年07月25日20時39分
http://www.asahi.com/politics/update/0725/003.html

 小泉首相は25日夕、国会内で開かれた自民党役員会で、郵政民営化法案を次の国会へ継続審議とする考えを改めて否定した。しかし、反対派の説得は難航しており、党内には、否決の可能性が高まった場合、継続審議や法案再修正の可能性を模索する意見が根強く残っている。

 首相は役員会で、「あくまでも成立を期す。継続などと報道等で流れているが、そんなことは毛頭考えていない」と発言。青木幹雄参院議員会長も「継続はあり得ない」と語った。これに関連し、山崎拓前副総裁は25日の講演で「継続や廃案の選択肢はない」と強調した。

 しかし、党三役経験者は25日、「(継続の)可能性はゼロではない」と述べた。反対派の参院亀井派議員は「参院執行部が、反対派の切り崩しが無理だと判断すれば、青木さんは、小泉首相を切り、継続審議を選択するのではないか」とみる。

 これに関連し、参院自民党幹部は24日、法案の再修正について「皆無じゃない」と発言。与謝野馨政調会長も25日、「国会の責任で考えていくことがあってしかるべきだが、現段階でどこをどうするとはなかなか気が付かない」と述べた。

 また、首相は25日、法案が可決されても、首相が解散に踏み切るのではないかとの見方があることに関連して、「全くないです。成立すれば、解散する必要はないじゃないですか」と否定した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

379片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 00:08:56
郵政法案:山崎前副総裁「8月5日決着」 世論フォーラム
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050726k0000m010125000c.html

 自民党の山崎拓前副総裁は25日、福岡市内のホテルで開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催、外務省後援、世界の動き社協賛)で講演し、郵政法案について「8月5日には決着がつく」と述べ、参院本会議採決は8月5日ごろとの見通しを示した。法案が否決された場合は「(衆院)解散・総選挙にならざるを得ない。継続審議や廃案、内閣総辞職という選択肢はない」と改めて強調した。

 山崎氏は党内情勢については「(賛否は)五分五分」としながらも、「国会議員はプロ集団。無駄を避ける投票結果が出るだろう」と可決できるとの見通しを示した。
【中澤雄大】
毎日新聞 2005年7月25日 22時31分

380片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 00:10:50
そらこういう流れになるわなぁ。

<郵政法案>衆院造反議員51人に弁明書求める 自民政倫審
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000144-mai-pol

 自民党の政治倫理審査会(笹川尭会長)は25日午後、郵政民営化法案への造反問題で初の正式会合を開き、衆院採決で造反した議員51人に国会会期末の8月13日までに弁明書の提出を求めることを決めた。執行部は参院採決前に政倫審を動かすことで反対派の動きを抑えたいと考えてきたが、反対派の結束が予想以上に固いことや、造反議員に代わる公認候補の発掘作業が進んでいないことから、処分問題を事実上、参院採決後に先送りせざるを得なくなった。
 党本部で開かれた政倫審には、久間章生総務会長と与謝野馨政調会長も出席。久間氏は総務会が郵政法案の修正案を了承した経緯を踏まえ「党議拘束は間違いなくかかっている」との認識を改めて示した。これを受け、笹川会長が「(個人からの)事情聴取は時間的なこともあり、弁明書という方法を取りたい」と提案し、了承された。
 政倫審の活動は、党議違反を理由とした処分を前提にしている。党執行部は当初、参院採決前に政倫審の調査を行うことで解散・総選挙になった場合の公認見送りを強く示唆し、反対派の動揺と分断を図ろうと試みた。
 しかし、反対派は個別の調査には応じず、窓口を郵政事業懇話会の綿貫民輔会長に一本化するという「団体交渉」方式を打ち出して対抗。造反議員の選挙区に別の公認候補を立てる準備もほとんど進んでいないため、執行部は参院採決前にこれ以上圧力を強めるのは得策ではないと判断した。
 政倫審の失速について党選対幹部は「造反者を簡単に除名になんかできない。衆院は個人後援会主体の選挙だから、いきなり新人を立てるのは無理。政倫審は参院採決までの時間かせぎだ」と冷ややかに語った。小林興起氏(東京10区)と八代英太氏(比例東京ブロック)が反対票を投じた党東京都連の幹部も「候補なんて一朝一夕に立てられるものでない。今は党が分裂しないよう努力するしかない」と語る。
 24日に開かれた党京都府連大会では、やはり造反した田中英夫氏(京都4区)の処分見送りを求める意見が出され、府連前会長の谷垣禎一財務相が「(田中氏を含めた)6人の候補が次の選挙を戦い抜いて、よい結果を得るにはどうすればいいかだ」と答えに窮する場面もあった。
 一方、反対派は25日、政倫審と同じ時間帯に東京都内のホテルで郵政事業懇話会の拡大役員会を開き、「解散が来ても恐れることはない」(綿貫氏)「綿貫会長に一任し、一致して対応する」(亀井久興氏)などと気勢を上げた。
(毎日新聞) - 7月25日23時36分更新

381片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 02:28:22
山本一太7/25
http://www.ichita.com/03report/data/1122286458.html

午後6時。総理官邸の応接室で、少し遅めの「アイ・ワイ懇」をやった。参議院における郵政法案の賛否の状況について飯島秘書官とデータをつきあわせてみた。ひとことで言うと、予断を許さない状況だ。が、何としても成立させねばならない。

382片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 02:32:47
与謝野自民政調会長、郵政法案再修正に含み
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050725AT1E2500N25072005.html

 自民党の与謝野馨政調会長は25日、郵政民営化法案の参院での再修正について「国会の責任であってしかるべきだ」と記者団に語り、可能性に含みを残した。 (22:01)

郵政法案採決で造反の51人に弁明書要請・自民政倫審
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050725AT1E2500Y25072005.html

 自民党の政治倫理審査会(笹川尭会長)は25日、郵政民営化法案の衆院採決で反対・棄権した51人に8月13日までの今国会中に弁明書を提出するよう求めることを決めた。終了後、笹川氏は「連名での提出は認めない」と述べ、反対派と団体交渉はしない考えを明確にした。

 反対派の牙城、郵政事業懇話会は拡大役員会を開き、個々の議員が弁明書を出さず、綿貫民輔会長に対応を一任する方針を確認した。

 綿貫氏は採決で反対票を投じた村井仁氏らとの会合で「公認はいらないぐらいのハラで臨む」と述べ、処分をおそれないことを強調した。 (22:01)

383片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 02:33:54
「逃げるという選択肢は無い」と言ったのはやや意外だが、これをどう読むか。

首相と青木氏、郵政法案の継続審議ない
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050726/20050726-00000005-jnn-pol.html

 郵政民営化関連法案を巡り、自民党内の綱引きが激しくなっています。小泉総理と参議院を率いる青木参院議員会長は、法案の採決を先送りする継続審議はないと強調しました。

 これは自民党の役員会で述べたものです。この中で青木氏は「勝とうが負けようがやるときはやる。逃げるという選択肢は絶対にない」と述べ、郵政法案の継続審議はないことを強調。小泉総理も重ねて採決先送りの可能性を否定しました。

 自民党内では反対派の間から解散を封じるため、「継続審議」の可能性に触れる発言が相次いでいることから、衆参の最高首脳が揃って、これを打ち消したものと見られます。

 また、小泉総理は党内でささやかれるこんな可能性も否定しました。

Q.法案が成立しても解散するのではないか
 「全くない、成立すれば解散する必要ない」(小泉首相)

 また、青木氏は自ら、若手の慎重派議員の説得に乗り出しています。

 一方、衆議院では造反した議員を巡る党の政治倫理審査会を開き、造反した理由や経緯を「弁明書」に書いて提出を求めることを決めましたが、反対派は反発しています。

 「解散がきても恐れることはない。どういう基準で処罰されるのか、はっきりしないと、懲罰の対象にならないんじゃないか」(自民党、綿貫民輔・前衆院議長)

 反対派の一部は、参議院側にも強く反対を呼びかけていて、党内の綱引きは激しさを増しています。(25日22:23)
[26日0時27分更新]

384片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 02:44:28
http://www.isshu.net/
<今日の一秀の一言>
7月23日(土)
朝、山本一太さんから電話が入る。郵政について、参議院の今の情勢をこと細かに教わる。予断を許さない状況とのこと。

385片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 03:17:50
足並みそろわねぇなぁ・・・。

“参議院で再修正あり得る”
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/26/k20050725000220.html

自民党の与謝野政務調査会長は、記者団に対し、郵政民営化関連法案について、「郵政事業の関係者らがより安心感を持てるような修正点が明らかになるなら、検討することはあってしかるべきだ」と述べ、参議院での再修正もあり得るという認識を示しました。
この中で、与謝野政務調査会長は、小泉総理大臣が郵政民営化関連法案の参議院での再修正を否定していることに関連して、「小泉総理大臣がこだわっている部分を大幅に変えることは不可能だと思う」と述べ、大幅な法案修正をはかることは難しいという見方を示しました。ただ一方で、与謝野氏は、「郵政事業で働いている人や郵便局を利用している人々がよりいっそう安心感を持てるような修正内容が審議の過程で明らかになれば、国会の責任として検討することはあってしかるべきだ」と述べ、衆議院で修正した法案について、参議院で再修正を行うこともあり得るという認識を示しました。

386片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 03:35:03
答弁と説得で何人裏返るかだなあ。

【郵政 参院決戦】不気味な静けさ 政府、相次ぐ答弁修正
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000004-san-pol
反対派“肩透かし”/野党、中身二の次
 参院郵政民営化特別委員会は二十五日、小泉純一郎首相出席の総括質疑と五日間続いた一般質疑を終えた。国会質疑で自民党反対派の説得材料を引き出したい党執行部の思惑を受け、政府側からは事実上の答弁修正に踏み込む発言が相次いだ。野党側も、自民党反対派の動向をにらみながら淡々と審議に応じており、参院での法案審議は八月四日にも行われる委員会採決に向け、不気味な静けさが漂っている。
 「衆院での法案修正は見直し範囲の問題ではなく、深さかと思っていた。竹中氏の答弁を聞いて、私どもも大変一歩前進と受け止めた」
 自民党の柳沢伯夫政調会長代理は二十日の委員会で竹中平蔵郵政民営化担当相の答弁を聞き、驚きを隠さなかった。
 竹中氏はこの日、民営化委員会による三年ごとの見直しの対象に経営形態が含まれるとした十三日の参院本会議での首相答弁について「法案修正により見直し対象が広がった。首相は修正の趣旨を含め、そのことを例示的に述べた」と説明した。
 答弁通りなら、状況次第では将来の四分社化が覆り、反対派が求める三事業の一体的経営が可能になる。柳沢氏が驚いたのはこのためだ。竹中氏は郵便局の統廃合などについても、衆院より踏み込んだ答弁を続ける。
 こうした政府側の答弁は、自民党参院執行部の意向に沿ったものだ。執行部は八月十三日までの会期内成立に向け、「衆院への回付を伴う参院での再修正は時間的に難しい」(幹部)と判断。法案修正に匹敵する政府側答弁を引き出し、二十−三十人とみられる反対派の説得を進める考えで、政府側に再三配慮を求めてきた。
 野党も、こうした波乱のない審議を後押しする。竹中氏への個人攻撃を展開した衆院とは異なり、「関心は法案の中身より参院での法案成立の可否」(民主党幹部)として、自民党内の反対派を刺激しないよう日程協議にも柔軟に対応している。ただ、「法案可決の見通しとなれば、八月以降、徹底抗戦する」(別の参院幹部)としており、「静か過ぎる」(政府筋)審議の裏側では、与野党の神経戦が始まっている。
(産経新聞) - 7月26日2時59分更新

387片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 11:58:24
これで郵政が通らなかったら「責任問題」のような気がするが、この首相だから大丈夫だろう。

人権擁護などの重要法案「郵政」で後回し 審議時間確保できず  2005/07/26 09:18
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050726&amp;j=0023&amp;k=200507263293

 郵政民営化法案をめぐる攻防の余波で、他の重要法案の先送りが相次いでいる。会期を五十五日間延長したものの、政府与党が郵政法案の審議を最優先しているうえに、各法案に影響力を持つ自民党有力議員が郵政法案の衆院採決で造反した問題もあって調整作業が滞っている。

 郵政法案をめぐっては六月に国会全体が十二日間空転。その後も衆院郵政特別委の審議に関係閣僚が拘束され、他の委員会で審議時間が十分に確保できない状態が続く。与党は二十五日の国対委員長会談で、今国会成立のめどが立っていない法案の取り扱いを来週の幹事長・国対委員長会談で決めることを確認したが、このままでは他の重要法案は軒並み先送りされる。

 与野党の対立激化で今国会の提出見送りが確実となったのは、憲法改正手続きを定める国民投票法案。自民、民主、公明の三党が四月、同法制定を急ぐことで合意。衆院憲法調査会を改組し国民投票法案に限定して審査権を付与する国会法改正案の共同提出を目指したが、三党による協議は開けないままだった。

 三党が今国会提出で合意していた緊急事態基本法案も同様の事情で提出先送りが確定。今国会で審議入りした障害者自立支援法案と政治資金規正法案の成立も不透明だ。

 自民党が今国会提出を断念した人権擁護法案は、造反問題が波及。推進役の古賀誠・与党人権問題懇話会座長が郵政採決での棄権を理由に座長辞意を表明。党幹部の慰留でとどまったが、党内調整が難航した。

 このほか、超党派でつくるサマータイム制度推進議員連盟が今国会に予定していたサマータイム法案も提出を断念。教育基本法改正案は、「愛国心」をめぐる自民、公明両党の調整が難航して、与党が今国会提出を早々と見送っており、いわば総崩れの様相だ。

388片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 12:08:34
>>385
単に空気読めてないだけかな、与謝野さん。自分の選挙? うーん。

継続、再修正なしを確認 郵政法案で自民党執行部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000064-kyodo-pol

 自民党執行部は26日午前、国会内で開いた役員連絡会後の懇談会で、郵政民営化関連法案を継続審議にすることや再修正を行うことはせず、あくまでも現在の法案の成立を目指す方針を確認した。
 懇談の中で、青木幹雄参院議員会長は継続審議や再修正を検討する声が執行部内からも浮上していることに対し「成立に向け全力を挙げている時に誠に遺憾だ」と不快感を表明。「(法案に)賛成している人もそちらに逃げ込んでしまう。今後はそのような雑音が起こらないようにしてほしい」と強く要請した。これを受け、再修正に言及した与謝野馨政調会長は「申し訳ない」と陳謝した。
(共同通信) - 7月26日11時49分更新

389片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/26(火) 12:11:04
参議院の採決に入った場合の青票を欠席に変えたいと。思惑としてはそのくらいか。
効くかな?

自民首脳「欠席者の処分は軽くなる」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050726/20050726-00000015-jnn-pol.html

 郵政法案を巡る自民党の造反議員の処分問題で、自民党首脳は25日夜、欠席・棄権した議員の処分は「反対した」議員より軽くなるという見通しを示しました。

 これは衆議院本会議での郵政法案の採決で、自民党の造反者が反対と欠席・棄権に分かれたことについて述べたものです。

 自民党首脳は、「欠席者は反対とは違う。選挙の際に公認しないということはない」と述べ、欠席者の処分は反対した議員より「軽くなる」という見通しを示しました。

 この発言は互いに結束を訴える衆議院の造反組を分断すると共に、参議院での採決で万一、造反する場合も欠席や棄権にとどめるよう促す狙いがあるものと見られます。

 ただ、処分の手続きを進めて圧力をかける執行部の方針には反発も強く、参議院での造反を減らすことが出来るかどうかは不透明です。(26日00:31)
[26日6時59分更新]

390片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 01:44:07
どうするまんが道場。

反対の政務官は早く辞任を 郵政参院採決で杉浦氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000113-kyodo-pol

 杉浦正健官房副長官は26日の大臣政務官会議のあいさつで、郵政民営化関連法案の参院採決に関し「ここには参院議員もいるが、よく考えてほしい。もし(法案に)反対なら、早く辞任するべきではないか」と述べ、参院自民党内の反対派をけん制した。
 杉浦氏は「衆院では、副大臣や政務官が自ら辞任するのではなく罷免だったのは残念だ。今までの人間関係を裏切られた思いがある」と指摘した。会議には参院議員の政務官9人のうち6人が出席した。民営化反対派の会合に参加したことがある政務官も含まれている。
(共同通信) - 7月26日13時38分更新

391片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 01:47:17
腹はいかに。

自民・片山参院幹事長、郵政法案の再修正や継続審議は行わず今国会で処理する考え強調
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20050726/20050726-00000352-fnn-pol.html

自民党の片山参議院幹事長は記者会見で、郵政民営化法案の取り扱いについて、法案の再修正や継続審議は行わず、今の国会で処理する考えを強調した。
片山参院幹事長は「委員会採決したら、本会議で粛々と採決する。結論は出る。継続審査もありません。可決か否決」と述べた。
片山氏の発言は、仮に否決されるという見通しでも、本会議での採決を行うとの考えを強調したもの。
また片山氏は、採決の時期について、来週後半の採決が望ましいとの考えをあらためて示した。
さらに片山氏は都内で講演し、「この法案がどうなるかで、ポスト小泉にも影響する」と述べて、民営化法案の行方が小泉首相の後継選びにも密接に結びつくとの認識を示した。
[26日22時52分更新]

392片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 01:48:35
率直でよろしい(笑)

「今投票すれば否決」 安倍氏、郵政法案に危機感
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000263-kyodo-pol

 自民党の安倍晋三幹事長代理は26日、郵政民営化関連法案の参院本会議採決について「率直に言って、今投票すれば(自民党からの多数の造反で)否決されてしまうのではないかと思う」と強い危機感を表明した。
 その上で「残り2週間でどれだけ反対の人を賛成に回すことができるか、賛成できないなら欠席のお願いをどれだけ受け入れてもらえるかにかかっている」と述べ、反対派議員の翻意に全力を挙げる考えを強調した。都内で開かれた日本ベンチャー協議会の会合の講演で語った。
 さらに安倍氏は、否決されれば小泉純一郎首相が間違いなく衆院解散・総選挙に踏み切る、と指摘。「小泉さんは(衆院で反対票を投じた)37人を除名したいと思っているだろうが、除名して選挙すれば、新人を立てても勝てる可能性は低い。37人が勝つか、民主党が勝つかだ」と述べ、造反議員の選挙区での対立候補擁立は難しいとの認識を示した。
(共同通信) - 7月26日22時21分更新

393片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 01:51:11
「可決へ」の流れ。「否決でも」の流れ。交錯。

自民執行部など、郵政法案可決へ呼びかけ続ける
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050726AT1E2601N26072005.html

 自民党では執行部や郵政民営化賛成派が26日、同法案の成立に向けた働きかけなどを続けた。片山虎之助参院幹事長は同日、参院各派の代表を集めて各派の票読みをするとともに、反対派の説得に協力するよう改めて要請した。夜には青木幹雄参院議員会長や片山氏らが当選2回生の会合に出席し、結束を呼びかけた。

 堀内派の丹羽雄哉氏や小里派の小里貞利氏らが開いた派閥横断で「党内融和」を呼びかける会合には21人が出席した。出席者は19日の前回会合から8人増え、衆院で賛成した19人のほか、欠席した山崎派の野田毅氏と、亀井派の柳本卓治氏も顔を出した。丹羽氏は記者団に「今の状況はわが党にとって大変憂えるべき事態で、国民から信頼される党に再生しなければいけない」と語った。 (21:50)

394片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 01:54:30
武部さんの人望はいかほど?

反対派挑発はやめて 小里氏が幹事長に要請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000221-kyodo-pol

 自民党小里派の小里貞利会長は26日午後、党本部で武部勤幹事長と会談し、郵政民営化関連法案をめぐる執行部と反対派の対立に関して「政権党としての責任を自覚すべきだ。重大な局面にあり、反対派を挑発するようなことはするべきではない」と慎重な言動を求めた。武部氏は「聞き置いておく」と述べるにとどまり、「あまり表立ってそういうこと(反対派への配慮要請)を言うのはいかがか」と不快感を示した。
 小里氏はこれに先立ち、堀内派の丹羽雄哉会長代行、旧橋本派の津島雄二事務総長ら党の分裂状態を憂慮する有志議員と党本部で会合を開き、「わが党にとって大変憂うべき事態だ」との認識で一致した。
会合には衆院本会議採決に欠席した柳本卓治衆院議員を含む計21人が出席。「小泉純一郎首相は法案が参院で否決されたら衆院を解散する。そうならないように知恵を出すべきだ」などの意見も出た。
(共同通信) - 7月26日20時25分更新

395片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 02:32:31
一本飛んでるな(笑)

撃つ・郵政政局:鴻池祥肇・参院決算委員長(自民)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050726ddm005070150000c.html
 ◇今から継続審議に進む

 私は郵政法案に反対です。民営化すれば国民にどれだけ利益が出るか、しなければいかに大変な目に遭うのかが分からない。この分からない問題で暑い時、もっといろいろなことをやらなきゃいかん時に、国民の思いとかい離したドタバタ劇はやめた方がいい。

 参院で採決したら間違いなく否決です。今からは採決しない方向、継続審議に進みますよ。否決されたら青木(幹雄自民党参院議員会長)さんや片山(虎之助同幹事長)さんのメンツがないじゃない。でも、小泉(純一郎首相)さんは「継続は内閣不信任とみなす」と言うとるの? 勝手にみなせよ。国会のルールで継続は次の国会でまたやることになっている。そのことも分からんなら総理大臣を辞めればいい。「参院は解散がないから、そんなこと言えるんだ」という見方もあるけど、腹のくくり具合は衆院も参院も一緒です。

 この間、片山さんと会った時に「選挙に負けるのが怖いから、政権の座から滑り落ちるから、この法案が気にくわなくても賛成してくれ」という調子で説得されたが、筋が通らない。政治は国民のもんなんです。片山さんから「小泉さんに義理があるだろう」とも言われたが、閣僚(防災・特区担当相)にしていただいた一宿一飯の義理は、特区問題で大反対に遭いながら英語学校を作ったりして、果たしている。

 (衆院側の)党執行部の思い上がったやり方には反発しますね。武部(勤)幹事長なんて、自分は「加藤の乱」で欠席しとったじゃないか。あの時、総理を罷免しようとする側に立っていた者が、このちっぽけな問題で本会議場から出たやつでも処罰するなんて、生意気なこと言うな。国民不在ですよ。

 ただ、私が小泉さんなら、否決されたら8月15日に靖国神社をお参りし、すぐ解散します。びっくりするぐらい勝ちますよ。民主党はあの体たらくだ。否決されたって、可決されたって、国民にはこんな問題、どっちでもええやない。支持率80%を超しますよ。【構成・徳増信哉】
毎日新聞 2005年7月26日 東京朝刊

396片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 02:42:38
後援会組織の礎としての。

郵政法案:全特、参院に激しい陳情活動
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050727k0000m010119000c.html

 郵政民営化法案の参院採決を控え、民営化に反対する全国特定郵便局長会(全特)が自民党の参院議員に本会議での「造反」を促す陳情攻勢に出ている。衆院の採決で法案賛成に回った自民党議員には、各地で事実上の支援打ち切りを通告。「票」を人質に衆院議員に圧力をかけ、その影響下にある参院議員を抱き込む作戦だ。しかし、賛成派議員は全特の露骨な動きに反発を強め、自民党と特定郵便局の伝統的な「蜜月関係」は郵政政局の中で崩れつつある。

 衆院解散を回避するため、法案成立に向けて奔走する片山虎之助参院幹事長のもとに25日、全特の専務理事ら幹部が陳情に訪れ、「小泉純一郎首相の翻意を促してほしい」と訴えた。全特はすでに「賛成すべきでない法案と知りながら正しい判断を控えるなら、民主主義を破壊する暴挙だ」と片山氏を批判する文書を提出していた。

 片山氏は「あまり賛成、反対の溝を深めると、潜在的反対派がそうではなくなる(賛成に回る)ぞ」と全特側に警告し、はねつけた。

 全特は自民党の伝統的な支持団体。地区ごとに細かく設けられた支部が、その選挙区の自民党国会議員を顧問に迎えて選挙で支援してきた。地方の特定郵便局長は地域の「顔役」として集票力があり、昨年の参院選比例代表で旧郵政省出身の長谷川憲正氏は約28万票を集めた。過疎化の進行で影響力は衰えつつあるが、中堅議員は「選挙事務所の留守番など、票にならない面での支援が大きい」と語る。

 国会近くの参院議員会館では、連日のように各議員の事務所を手分けして回る全特関係者の姿が見られる。各事務所に赤い「〒マーク」のついた全特関係者の名刺が何枚も積まれている。

 衆院採決で賛成した議員に対し、選挙支援を見直す「報復」も目立つ。山崎派の中堅議員は採決直後、全特の地区支部の顧問辞退を求める通知が届いた。旧橋本派の同派のベテラン議員は「組織的にやっている」とみている。

 特定郵便局関係者は「賛成した先生は我々の意向に沿ってくれなかった。そういう(賛成する)ことなら顧問に置いておくこと自体がおかしい」と力説する。逆に、造反議員に対し「無所属になっても支援する」と語る特定郵便局長OBも。こうした全特の「選別」姿勢に、賛成派議員は「郵便局の敵を作るだけだ」(旧橋本派ベテラン)とまゆをひそめている。
毎日新聞 2005年7月26日 21時02分 (最終更新時間 7月26日 22時21分)

397片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 02:47:22
「専門的」ではなくても、20年後の郵便局の建物の中の姿、全国鳥瞰図を語れるだろうか。個人貯金(預金)窓口は縮小され、法人向けが主流になってるとか?
もう私企業だからわからない、か。それはそれでいいのか。
民間でできることは民間で。というのが、民間でもできなくはないことは民間で、だと漠然と危険だと思うが。
ま、法案が通ってからクリアになってくるか?(いろんな法案がそんなんだし)

郵政政局:山崎拓・自民党前副総裁に聞く
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050727k0000m010022000c.html

 郵政法案が否決された場合、どれだけ与党や国政に悪影響をもたらすかはプロの国会議員なら百も承知のはずだから、自民党議員が賢明な行動を取ると信じます。成立さえすれば、党内対立もなかったのごとく皆さんの意識から薄れる。そして直ちに関心と政治的エネルギーは「ポスト小泉」に移行する。郵政は小泉構造改革の本丸だが、政治の大転換につながるテーマではありません。

 民営化はマクロ経済の問題で、10年、20年後に段々と理解され、評価されるもの。専門的過ぎて、私も家族への説明でも難儀している。(法案の再修正や継続審議は)細々したテクニカルな手段で、小泉(純一郎)総理の手法に合わない。総理はあいまいな点がない人で白か黒かだ。便法を講じて時間稼ぎすることは考えておりません。

 否決されれば衆院解散で、反対者は党公認にならず、必ず野党に転落する恐れを抱きながらの政局展開になる。衆参の若い議員は、野党転落がどれだけ悲惨なものか頭で考えても分からないんだろう。ただし、総理は広い意味での政界再編も視野に、解散しても勝てると思っている。

 (法案成立−首相退陣という花道論は)ありませんよ。彼は労せずして1年後に辞めるのに、何の成算もなく、無理やり引きずり倒せば、小泉という角を矯めて、自民党という牛を殺します。(党総裁任期が)あと約1年しか残っていないから花道と同じですよ。日朝国交正常化が花道のフィナーレを飾るにふさわしいと思います。今回の6カ国協議次第だが、北朝鮮の核問題が大枠で片付けば、あとは拉致問題。私の感触でいい結果が出ると信じています。

 秋の内閣改造は政策の締めくくりのための体制作りで、彼は次のリーダーシップのための人事はしませんよ。僕は小泉政治の仕上げの手伝いに徹します。(ポスト小泉は)混とんとして、今名乗りを上げた人はダメになる。走り出したらスタート違反でピストルで撃たれます。年内はウオーミングアップでしょう。
【構成・徳増信哉】
毎日新聞 2005年7月26日 18時31分

398片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/27(水) 02:48:52
視野に入れていないとの言い回しに注目すべきか否か。

郵政法案:「継続・修正せず」確認 自民役員連絡会
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050727k0000m010134000c.html

 自民党は26日の役員連絡会で、郵政民営化関連法案について、法案の継続審議や再修正論にくみせず、今国会中に現在の法案を成立させる方針を執行部として確認した。参院本会議採決を前に柔軟論が広まれば反対派が勢いづきかねないとして、引き締めを図ったものだ。

 青木幹雄参院議員会長は席上、「成立に向け全力を挙げている時に、継続審議とか修正という報道がなされるのは誠に遺憾だ」と、執行部の一部から再修正論などが出ていることに不快感を表明。武部勤幹事長も同日の記者会見で「役員が一丸となって、今の法案成立に全力を尽くす。継続とか修正とかは全く視野に入れていない」と強調した。
毎日新聞 2005年7月26日 22時01分 (最終更新時間 7月26日 22時12分)

399片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 16:31:15
郵政 採択へ駆け引き本格化
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/07/30/k20050730000009.html

国会は、焦点の郵政民営化関連法案の取り扱いで、与党側が、来週末の参議院本会議での採決をめざしているのに対して、野党側は採決は時期尚早だと反発しており、与党内の法案の成否をめぐる攻防に加え、週明けから採決の時期をにらんだ与野党の駆け引きが本格化する見通しです。
郵政民営化関連法案を審議している参議院の特別委員会は、29日、理事会を開き、8月1日に一般質疑、翌2日に小泉総理大臣が出席して質疑を行うことを決めました。これに関連して、自民党の片山参議院幹事長は、「来週末には、特別委員会と参議院本会議での採決ができるのではないか」と述べたうえで、国民や郵政関係者らの不安を払拭するため、付帯決議を行うことも検討していることを明らかにしました。そして自民党執行部としては、法案の継続審議や参議院での再修正は念頭に置かず、成立に全力をあげるとしており、青木参議院議員会長や片山参議院幹事長は、29日も法案の成否の鍵を握る、参議院の旧橋本派や堀内派の反対派や賛否を決めていない議員に会って、説得を続けました。これに対して野党側は、法案には問題点が多く、政府側の答弁も、国民の不安をふっしょくできるものではないとして、来週末の参議院本会議での採決は時期尚早だと強く反発しており、与党内の攻防に加え、週明けから採決の時期をにらんだ与野党の駆け引きが本格化する見通しです。

400片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:07:53
インタビュー:郵政法案は参院で25人程度反対か、否決で解散なら新党も=自民・平沼氏
2005年 07月 29日 金曜日 16:06 JST
http://www.reuters.co.jp/financeNewsArticle.jhtml?type=marketsNews&amp;storyID=9210657&amp;section=investing

 [東京 29日 ロイター] 郵政民営化法案に反対票を投じた平沼赳夫衆議院議員(元経済産業相)はロイター通信のインタビューに応じ、参議院での採決の見通しについて、現時点で25人程度反対があるとし、法案が否決される公算が非常に大きい、と述べた。
 平沼氏は、郵政問題で衆議院を解散する大義はない、としたが、法案が否決されれば、「小泉首相は、100%解散する」と指摘。その場合は、「無所属で戦う覚悟は出来ている」と語った。
 さらに、反対議員で結束し新党を結成することにも踏み込み、「新しい政党を作って戦う選択肢もある」と語った。
 一方、法案が可決された場合でも、「9月臨時国会冒頭の解散」の可能性を指摘、郵政法案の成否をめぐる政局の流動化を強調した。
 インタビューの概要は以下のとおり。

 <郵政法案否決の公算大>
 ――郵政法案の行方は。
 「今の段階では、否決の公算が非常に大きい。参議院執行部が1人1人説得しているので、ひっくり返る人もいるだろう。5日の本会議採決(予定)を若干延ばしてでも説得をすると思うが、最終的には否決になると確信している」 
 「私が所属する志帥会でも、小泉さんの党内民主主義を無視したやり方に反発している議員や、法案の内容に疑問を持っている議員が多い。確信的な反対の数は多い。(参議院議員)全体で、反対は25人ぐらいはいると思う」

 <否決なら100%解散へ、可決でも9月臨時国会冒頭解散の可能性も>
 ――否決されれば、解散・選挙になる覚悟をしているのか。
 「郵政民営化法案は、政策の優先順位からいうと、そう高くない法案だ。従って、参議院で否決されて衆議院解散という大義名分はない。小泉さんは解散・総選挙を避けるべきだ」
 「このような小さな案件で解散すべきではないと思っているが、小泉さんの性格では、必ずやると思う。その時は、無所属でも戦う覚悟は出来ている」

 ――解散の確率は。
 「否決された場合、小泉さんは100%解散すると思う。可決の場合でも、解散するのではないか。否決の場合は、反対したわれわれに有利に風が吹くが、賛成多数で可決の場合は、小泉さんに風が吹く。9月に臨時国会召集し、冒頭解散ではないか」

 ――いずれにしても、年内解散の可能性があるとみるのか。
 「今年はあると覚悟している」

401片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:08:17
(つづき)
 <解散なら新党結成も、石原新党も>
 ――自民党の分裂選挙になる。新党を作る考えはあるのか。
 「政治の世界は流動的で、自社さ政権が誕生したときも、”ひょうたんからこま”という形で突如ああいう組み合わせが出来た。どうなるかは分からないが、幅広い選択肢がある。衆議院で反対票を投じた議員が37人、欠席・棄権した議員が14人、計51名。このかたまりだけでも、公明党より数としては多い。これに、参議院の反対者が同調すれば、相当大きな数になる。新しい政党を作って戦う選択肢もある」
 「今の選挙制度では、政党を作った方が選挙戦は非常に有利になる。政党であれば、政権放送も出来る。無所属はそれが認められない。政党であれば、政党の広報版をそれぞれの選挙区内に立てることができる。無所属だとできない。いろいろ有利なことがあるので、そういう流れが、当然起きる可能性もある」

 ――新党は、亀井静香元政調会長の下に結集するのか。
 「今、反対派は綿貫前衆議院議長中心に結束している。いろいろな選択肢がある。綿貫さんの場合もあるだろうし、場合によっては石原慎太郎・東京都知事という選択肢も、なきにしもあらずだ。どうなるかは分からない。ただ、新党の動きは可能性としてはあるのではないか」

 ――石原新党も、ひとつの選択肢ということか。
 「石原さんには総理大臣願望はあると思う。こういう政治の混乱で、政界再編が行われ、担ぐ人が出てきて、船が用意されれば、乗る可能性はある。非常に国民的な人気がある。そうすると、自民党だけに限らす、民主党からも、その旗の下に参加する可能性がある」
 「私が言いたいのは、いろいろな状況で、いろいろな変化の中で選択肢はたくさんあり、石原さんも選択肢のひとつだし、綿貫さんもそう。可能性は低いかもしれないが、私という場合もある。亀井さんという場合もあるかもしれない」

 ――民主党と組む選択肢は。
 「民主党の一部の人たちと連携する選択肢はあるかもしれない。しかし、今の民主党全体と組むのは、私は、政治家として、したくない」

 ――郵政花道や靖国花道など、小泉首相辞任説もある。今年選挙があってもなくても、来年には必ず自民党総裁選がある。その時、総裁選に立候補するか。
 「国会議員になって今年で25年。機会がくれば、立つときは、決然と立つ。条件が整えば、特に支援者の期待に応える意味でも、25年培った経験を生かし、日本のために役に立たなければならない」

 <政策課題>
 ――選挙では何を問うのか。新党の政策スタンスは。
 「やるべき政策課題は、憲法改正、教育基本法改正、安全保障体制の整備、近隣諸国との関係で行き詰まる外交上の問題。景気は回復基調にあるが、中業企業にはまだ厳しい。これへの対応。少子高齢化も喫緊の課題。これらを政策の重要課題として戦う。また、小泉政権の強権的なやり方を改めていかなければならないことも、国民にアピールしなければならない」

402片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:22:36
一太。なぜか浮かれモード。

http://www.ichita.com/03report/data/1122705978.html
NO.1417 「ハプニング的遭遇」 2005年7月30日

 昨日午後1時30分。首相官邸で飯島秘書官に会った。郵政法案をめぐる参院の状況についての情報交換が目的だった。独自の調査に基づいて作った「票読み表」を見せながら、山本一太の分析を聞いてもらった。飯島秘書官は、(黄色いマーカーで名前をチェックしながら)「山本先生の票読みは、私のものとあまり違いませんねえ」と話していた。その後(ちょっとしたハプニングで)チラッと小泉総理と言葉を交わす場面もあった。「総理、頑張ってください!」と激励した。
 
 官邸の正面玄関で記者に取り囲まれた。「アイ・ワイ懇」定番の質問が飛んできた。「今日はどんな話だったんですか?」「小泉首相には会ってないですよね?」 外に向かって歩きながら、「いや、飯島さんと話しただけです。総理には会っていません!」と答えた。 別に実質的な話をしたわけでもないし、変に詮索されて総理に迷惑をかけてもいけない。そう思ったからだ。あの程度のミーティング(?)で、得意気に「総理に会いました…こんな会話を交わしました」なんて恥ずかしいことは言えない。(笑)
 
 夕方。官邸の番記者が議員会館事務所にやってきて、こう言った。「あの、一太さん。ひとつどうしても確かめたいことがあるんです。さっきは総理に会っていないと言ってましたが、明日の朝刊各紙の(首相の日程)に入りますよ。武部幹事長の前に面会したということで。」「え、どうして?そんなこと誰が言ったんですか?」と聞くと、「いや、確たる情報ソースからということのようです」という答えだった。後で知ったことだが、総理のぶら下がりインタビューで、「山本さんとも会ったようですが、何を話されたんですか?」と聞いた記者がいたらしい。総理は「否定しなかった」ようだ。(*ああ、小泉総理に申し訳ないことをした。こんなつまらないことで余分な気を遣わせてしまった。)
 
 それにしても、総理官邸の中に、こんなことをペラペラと外部に話す人物がいるということか。(それ以外には考えられない。)そうだとしたら、あきれてモノも言えない。
 
追伸:
1.週一回の「アイ・ワイ懇」は(誰が何と言おうと)これからもずっと続けるつもりだ。これは「飯島・山本」の定期懇談会なのであって、小泉首相に会おうなどという野心(?)は一切持っていない。まあ、たまにはこんなことがあってもいいかな。総理とハプニング的に遭遇するなどという幸運は、二度と(?)起こらないかもしれないのだから…。

2.官邸に足を運ぶ前に、参院自民党幹事長室で景山俊太郎氏(参院自民党・筆頭副幹事長)をつかまえた。話の中身は書かない。が、さすがは練達の政治家。景山氏の情報力や行動力はハンパじゃない。

403片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:25:33
可決ならば、付帯決議で。

郵政法案、参院答弁相次ぎ軟化
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050730AT1E2901229072005.html

 参院郵政民営化特別委員会は29日、参考人質疑を終え、8月2日に小泉純一郎首相が出席する質疑の実施を決めた。ここまでの参院審議は、首相や竹中平蔵郵政民営化担当相が衆院答弁を事実上、修正するかのような答弁が続出。賛否を決めかねている議員の取り込みを狙った「リップサービス」の側面が強いが、将来の民営化会社の手足を微妙に縛る可能性も出てきた。

 「『検証』という言葉を『見直し』に変えることで(有識者による)民営化委員会が意見する対象が拡大している」。竹中氏は20日、衆院の法案修正についてこう説明した。 (07:01)

404片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:26:54
力関係は明白に変化している。それで誰が利得するか。

森前首相「首相続投でも瀕死の可能性」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050730AT1E2901829072005.html

 自民党の森喜朗前首相は29日、TBS番組の収録で、郵政民営化法案が成立した場合の政局の行方に関して「小泉純一郎首相が続投しても、かなり瀕死(ひんし)の状態になっている面もあるし、党内にいろんなダメージもある」と述べ、首相の求心力低下は避けられないとの認識を示した。

 森氏はこの後、愛知県豊橋市での講演で「簡単に政権を明け渡すようなことをしてもらっては困る。野党になるかもしれないと分かることを絶対にさせるべきではない」と衆院解散を回避すべきだとの考えを強調。「解散したら郵政改革が雲散霧消し、もう二度と党内で出てこなくなる。首相も解散と言ったことはない。解散はない」と語った。 (07:01)

405片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:30:40
反対議員20人
郵政民営化第3回調査
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20050730/mng_____sei_____000.shtml

 本紙は二十九日、自民党所属参院議員百十四人(扇千景議長は除く)の郵政民営化関連法案に対する投票動向を探った。反対の意向を持っている議員は二十人で、前回の十九人より一人増えた。態度未定の議員十人を含め、計三十人が反対もしくは、欠席・棄権などの「造反」をする可能性がある。法案は、野党勢力が全員反対に回った場合、十八人の与党議員が反対すれば否決される。現時点では「否決ライン」を超えており、法案の成否は引き続き微妙だ。

 調査は、投票行動が注目される一部の参院議員への直接取材に、執行部や反対派、各派閥の情報を加味して判断した。本紙は十三、二十一日にも同様の方法で調査しており、これで三度目。

 「反対」と判定された議員は、一回目が十七人、二回目は十九人、今回は二十人で、歯止めはかかっていない。

 ただ、「反対」でも、「現段階では」などの条件を付けている議員も少なくなく、今後の国会審議などによって「棄権・欠席」に回る可能性もある。

 「未定」議員は一回目以降、二十三人、十五人、十人と減っている。執行部と反対派がそれぞれ働き掛けを強めた結果、態度を鮮明にせざるを得なくなってきていることがうかがえる。

406片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:31:28
参院自民、郵政「反対」13人=態度未定4割−予断許さぬ成否・時事投票動向調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050730-00000072-jij-pol

 参院で審議が続く郵政民営化法案について、時事通信社は30日までに、自民党参院議員114人を対象に本会議での投票動向に関する2回目の聞き取り調査を実施した。その結果、反対票を投じる意向を示したのは13人で、16日の前回調査より4人減った。全体の4割に当たる45人が態度未定、賛成は56人だった。
 前回調査は法案に批判的な45人に対象を絞ったが、今回は同党参院議員全員に広げ、党執行部や各派に対する取材結果を加味してまとめた。
 それによると、「反対」は前回より減ったものの、「未定」議員のうち約10人は反対や棄権の意向をにじませている。本会議採決では自民党から18人が反対に回れば法案が否決されるため、成否は依然として予断を許さない状況だ。 
(時事通信) - 7月30日17時1分更新

407片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:32:14
郵政法案、成否微妙でも採決=付帯決議に前向き−片山氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050730-00000048-jij-pol

 自民党の片山虎之助参院幹事長は30日午前、TBSの番組に出演し、郵政民営化法案の参院本会議採決の見通しについて「際どい。いずれにせよ僅差(きんさ)だ」とした上で、最終的に成否が微妙な場合でも「採決せざるを得ない」との方針を明言した。採決時期については、与党が目指す8月5日から「少しずれるかずれないかだろう」との見方を示した。
 片山氏はまた、自民党内の反対派で現在説得の対象となっているのは「20人ぐらい」と指摘。ただ、本会議に先立つ参院郵政民営化特別委員会での採決は「今のメンバーを見れば問題ない」と述べ、反対派委員の差し替えなしでも可決できるとの見方を示した。
 片山氏はこの後、日本テレビ系列の番組にも出演。本会議での否決回避に向けた方策として「各党が合意できれば(特別委での)付帯決議でもいい。陣内孝雄特別委員長もそういうお考えだ」と述べ、3事業の一体経営の維持など反対派に配慮した付帯決議の採択に前向きな姿勢を示した。 
(時事通信) - 7月30日14時1分更新

408片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:37:15
ほかにも秋元議員などにも面会。最終説得へ。

郵政法案 自民・青木氏が亀井派の女性議員と極秘会談し説得工作
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20050730/20050730-00000003-nnn-pol.html

 郵政民営化法案をめぐり、参議院自民党の青木議員会長は29日、反対の可能性もある亀井派のベテラン女性参議院議員と極秘に会談した。

 会談したのは狩野安議員と大野つや子議員で、青木氏は参議院が1つにまとまることの重要性を訴えたとみられる。

 参議院では採決を目指す来月5日までに反対派を切り崩せなければ、衆議院解散がいよいよ現実味を帯びてくる。今週末から週明けが、いよいよ大きな山場となる。
[30日13時17分更新]

409片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:40:34
【郵政 参院決戦】解散封じ込め 綿貫氏、動き活発化
造反議員を激励 森氏「解散回避やり方ある」
http://www.sankei.co.jp/news/morning/30pol003.htm

 郵政民営化反対派の重鎮、綿貫民輔前衆院議長は二十九日、自民党の武部勤幹事長、河野洋平衆院議長、細田博之官房長官と相次いで会談。小泉純一郎首相の最大の武器である「衆院解散カード」を封じ込めようと活発に動いた。

 「間違ったことをしたとは思っていないし、弁明書は出さない」

 武部氏に綿貫氏はこう語り、党政治倫理審査会が衆院採決で造反した五十一人に求めた弁明書提出に応じない意向を示した。執行部が「参院決戦」を前に処分に踏み切れないことを見越した挑発だった。

 綿貫氏はその足で、渡部恒三前副議長を伴って細田、河野両氏を訪ね、「法案が参院で否決されて衆院を解散することは憲法上、問題があり、許されない」と述べ、首相を真正面から批判した。

 「酒飲み仲間」でもある青木幹雄参院議員会長への配慮もあり、綿貫氏は、参院で多数派工作の先頭には立っていない。それでも衆院で造反した若手議員や副大臣らと相次いで会談、「選挙になったら必ずおれが応援に行く」と激励。二十五日夜には倉田寛之前参院議長とも会談して賛成派を揺さぶり、週明けには反対派の勉強会を開く。

 綿貫氏の動きに呼応するかのように、昨年夏の参院選で初当選した議員約十五人が二十九日、郵政法案の勉強会を開いた。主導したのは反対派の長谷川憲正氏だが、竹中平蔵郵政民営化担当相も「同期生」として出席。竹中氏は「国家国民のため、いい改革にしようと努力している」と訴えたが、「焦って民営化しては国民に迷惑をかける」と批判を浴びた。

 反対派ばかりではない。首相の解散権を縛ろうという動きが首相のおひざ元からも出始めた。

 森喜朗元首相は二十九日、愛知県豊橋市内で講演し、「簡単に政権を明け渡すようなことをしては困る。野党になるかもしれないことを絶対にしてはいけない」と述べ、法案が仮に成立しなくても首相は解散を思いとどまるべきだとの考えを示した。その上で「結論を言えば解散はない。やり方は三つぐらいある。参院に委ねた」と語った。

 一方、首相は、武部氏や与謝野馨政調会長らと情勢を分析。同日昼の都道府県会議長らとの会合では「学校は夏休みだが、政界は夏休みはなくなって、きつい夏になっている」とまたもや“解散風”をふかせた。

 首相は同日夜、記者団に「もともと解散は意図していない。成立すれば問題ないでしょ」と強がったが、「(綿貫氏は)会ってくれない。昔は仲良く歌を歌ったり食事したり、お酒も飲んだが、最近は冷たくなった」と愚痴をこぼした。

410片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:44:43
こういう場の答え方一つで情勢が変わる状況だと思う。

郵政法案、首相答弁が焦点 来月2日、集中審議
2005年07月30日06時50分
http://www.asahi.com/politics/update/0730/001.html

 小泉首相が8月2日に参院郵政民営化特別委員会に出席して集中審議を行う日程が29日、決まった。参院自民党執行部は、株式持ち合いなど郵政民営化法案の焦点の部分で首相から融和的な答弁を引き出し、反対派への説得材料にしたい考えだ。参院本会議採決をにらんで、首相答弁をもとにした付帯決議の採択も検討している。

 与野党は29日の特別委理事会で2日の日程を決めた。与党は、法案採決前の事実上最後の首相との論戦とみており、反対派との調整にあたってきた片山虎之助参院自民党幹事長が、首相から党側に譲歩する答弁を引き出せば、反対派の一部を賛成に回らせる材料になるとみている。

 焦点の株式の持ち合いをめぐっては、首相はこれまでの参院審議で、貯金・保険の金融事業を完全に分離する方針に変更がない考えを強調してきている。民営化後の経営形態についても「問題が生じていれば見直す」と答弁したものの、4分社化を堅持する姿勢は崩していない。

 片山氏はこうした点を中心に首相の姿勢をただす。自民党執行部は、首相が前向きの答弁をした場合は、3事業の経営の一体化により配慮するといった付帯決議の本格検討に入る構えだ。

 一方、与党は29日の特別委の理事間協議で、3日の中央公聴会開催を提案したが、野党は5日開催を主張し、調整を週明けに持ち越した。与党は最速で4日の同委、5日の参院本会議採決に踏み切る構え。与党側はすでに地方公聴会を開き採決に向けた環境は整ったとして、中央公聴会を開かず採決日程を設定することも検討している。

411片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 17:45:51
これでまとまれば大きいとは思うけども。

古賀氏、堀内派に結束呼びかけ
2005年07月29日03時05分
http://www.asahi.com/politics/update/0729/001.html

 自民党堀内派の古賀誠元幹事長は28日夜、東京都内のホテルに同派の若手参院議員ら約10人を集め、郵政民営化法案の参院本会議採決へ向け、「できるだけ結束していこう」と呼びかけた。出席者も応じたという。

 古賀氏は「総選挙をやれば自民党は野党になると言われるが、脅しみたいなことにびくびくしていたら、よい判断はできない」と述べたうえで、参院での審議を見守る姿勢が大事だと強調した。

 参院堀内派は態度未定の議員が多いとみられ、採決のカギを握る存在のひとつ。古賀氏自身は衆院本会議の採決を欠席しており、古賀氏の影響力が強いとされる参院堀内派の若手に古賀氏がどのような指示を出すかが注目されていた。

 会合に先立ち、青木幹雄参院議員会長も、出席者の一部を招いて「古賀氏には私からも話すので、宏池会(堀内派)をまとめてほしい」と要請したという。

412片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 18:47:48
まぁ否決なら、解散を巡るせめぎあいだろう。

「党内は解散に全部反対」 亀井氏が首相をけん制
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050730-00000141-kyodo-pol

 自民党の亀井静香元政調会長は30日、広島県庄原市内で講演し、小泉純一郎首相が郵政民営化関連法案否決の場合は衆院を解散する構えを見せていることについて「(首相の出身派閥の)森派も解散は駄目だと言っている。首相と山崎拓前副総裁、武部勤幹事長以外は全部反対だ」と強くけん制した。
 同時に首相が翻意しない場合は「こんな党総裁を持っておくわけにいかない。解散阻止に徹底的に動くが、『何が何でも(解散)』となれば、党則に基づき交代してもらわねばならない」として、総裁選実施を求め「総裁解任」を目指す考えを強調。ただ「こっちが首をはねる前にパッと解散されたらどうしようもない。そういうせめぎ合いだ」と述べた。
(共同通信) - 7月30日18時42分更新

413片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 19:00:35
「民主と連立躊躇せず」冬柴幹事長、郵政反対派けん制
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050727i313.htm

 公明党の冬柴幹事長は27日、東京・内幸町の日本記者クラブで講演し、参院で審議中の郵政民営化関連法案が否決され、衆院解散・総選挙となった場合の対応に関して、「(自民党が敗北すれば)民主党とは組みたくないが、政治の安定のために選択がそれしかないのであれば、躊躇(ちゅうちょ)すべきではない」と述べた。

 法案否決に伴う衆院選の結果、自公連立が解消され、自民党が下野する可能性を示唆することで、同党内の法案反対派をけん制する狙いがあるとみられる。

 ただ、冬柴氏の発言に対し、公明党の神崎代表は同日の記者会見で、「(民主党との連立を)党として議論したことはない。自公連立の立場で選挙をする以上、その結果の責任を負う。(敗北すれば)自民党とともに下野する」と述べ、事実上打ち消した。公明党幹部は「法案の成否が微妙な時期だ。冬柴氏の発言は、かえって自民党内の法案反対派の反発を招きかねない」と指摘した。草川昭三参院議員会長は同日、自民党の青木参院議員会長に公明党の立場を説明した。

 これに関連し、小泉首相は同日夕、記者団に「法案成立に全力を尽くしている。そういう事態にはならないと思っている」と語った。

(2005年7月27日20時11分 読売新聞)

414片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 19:25:31
わけわからん。

小次郎?綿貫氏『逃げるな』
武蔵?武部氏20分“遅刻”
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050730/mng_____sei_____003.shtml

 郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で造反した綿貫民輔前衆院議長は二十九日、国会内で武部勤幹事長と会談。綿貫氏を含む「造反議員」五十一人に対し、党政治倫理審査会が求めた弁明書の提出を拒否することを通告したが、両者の間で「巌流島」ばりの神経戦が展開された。

 武部氏は最初、綿貫氏との会談に難色を示し、副幹事長に対応するよう指示。しかし、幹事長室に乗り込んだ綿貫氏は「逃げることはないではないか」と一喝。このため武部氏は、綿貫氏から約二十分遅れて現れた。

 会談では、綿貫氏は「党議に背くようなことをした覚えはない」と抗議。武部氏は「すべて政倫審に委ねている」と突っぱねた。

 収まらない綿貫氏は、二〇〇〇年十一月の「加藤の乱」で内閣不信任決議案の採決を欠席した武部氏が処分を受けなかったことを念頭に、「(法案への造反は)軽いのでないか」と皮肉ったが、武部氏は会談後の会見で「(綿貫氏は)納得したのではないか」と涼しい顔を見せた。

415片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 19:53:30
>>410
やはり。

首相の答弁内容を調整 反対派説得のテコへ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050730-00000161-kyodo-pol

 自民党執行部は30日、参院郵政民営化特別委員会で8月2日に行われる中間的な総括質疑での小泉純一郎首相の答弁内容について、政府側と事前調整する方針を固めた。この日の首相答弁が、郵政民営化関連法案に対する同党参院議員の投票行動に大きな影響を与えると判断したためだ。
 党側が求める民営各社の経営一体性の確保などをめぐり、首相から可能な限りの前向きな答弁を引き出し、法案に批判的な議員に法案成立への協力を求める際の「説得材料」にするのが狙い。質問には反対派の説得に当たってきた片山虎之助参院幹事長が立つ方向で、首相がどのような見解を示すかが注目される。
 自民党幹部は30日、参院採決で可決できる十分な数はまだ確保できていないとの認識を表明。その上で「多くの議員が2日の首相答弁を聞いて最終的な態度を決めるのではないか。党側の意向を官邸がどこまで受け入れるかだ」と指摘した。
(共同通信) - 7月30日19時51分更新

416片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/30(土) 21:47:16
郵政民営化:参院自民、法案に「反対」11人 「未定」は増加−−毎日新聞2回目調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050730ddm001010108000c.html

 ◇なお際どい攻防

 郵政民営化法案の参院採決が近づく中、毎日新聞は法案に批判的か慎重だとみられる自民党参院議員52人を対象に2回目の聞き取り調査を実施した。1回目の調査(今月11日現在)では、16人が「反対」と答えたが、29日現在の今回調査では「反対」が11人に減り、代わって態度未定が34人と大幅に増えた。執行部の圧力を警戒し、賛否の表明を避けたようだ。ただし、取材結果を総合すると、11人以外に5人が反対確実とみられ、参院の「否決ライン」である18人をはさんだギリギリの攻防が続いている。

 1回目の調査は同党参院議員114人のうち40人を対象にしたが、今回は対象を12人増やし、議員本人から匿名を条件に直接話を聞いた。この結果、反対11人、賛成7人で、態度未定と無回答の合計が34人だった。

 前回調査で反対と答えた16人のうち、今回は6人が態度未定・無回答に変わり、新たに1人が反対と回答した。賛成は前回3人だったが、態度未定・無回答だった議員のうち3人が今回は賛成に転じ、新たな調査対象者12人のうち1人が賛成と答え、計7人となった。

 「反対」11人の派閥別内訳は、旧橋本派5人、亀井派5人、山崎派1人。実名で回答した長谷川憲正氏(旧橋本派)は「全国一律サービスが維持されない」、中川義雄氏(亀井派)は「民営化すれば経営の悪い郵便局がつぶれる」とそれぞれ反対理由を語った。

 「賛成」と答えた7人の派閥は森、堀内両派各2人、旧橋本派、山崎派、二階グループ各1人。「未定・無回答」の34人中、9人は賛成確実とみられている。

 法案を今国会で採決せず、継続審議すべきかどうかの質問には、23人が「継続審議にすべきだ」と答え、「今国会で採決すべきだ」は8人にとどまった。【中西拓司】
毎日新聞 2005年7月30日 東京朝刊

417片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 00:54:00
「郵政法案、廃案なら株価暴落」 経済界が首相を側面から支援  2005/07/30 07:30
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050730&amp;j=0023&amp;k=200507304512

 郵政民営化法案が廃案になると日本株や円が投げ売りされる−。同法案の参院審議が大詰めを迎える中、財界の一部からこんな新説が飛び出し、小泉純一郎首相を側面支援する形となっている。

 最初に唱えたのは首相のブレーンでもある田中直毅21世紀政策研究所理事長。最近、札幌など全国六カ所で開かれた講演会で「法案否決なら海外投資家が『構造改革は進まない』と判断して、株価や円が暴落する“ジャパンポストショック”が広がる」と警鐘を鳴らした。

 これに財界の重鎮らが呼応し、経済同友会の北城恪太郎代表幹事も二十五日の記者会見で「(法案否決は)日本は改革ができない社会だというメッセージだ」との主張を展開。国会では厳しい立場の首相は七月中旬以降、新たな応援団となった財界人の会合に頻繁に出席するようになり、自民党執行部も「日本売りが始まるぞ」と危機感をあおって、反対派切り崩しの口説き文句に利用している。

 もっとも市場関係者は「解散・総選挙の混乱を嫌って一時的に株価が下がる可能性はあるが、政界再編が良い方向に進むなら買い材料だ」(証券系アナリスト)と冷静。「日中貿易に影響する首相の靖国神社参拝の方が懸念材料だ」(大手証券幹部)との指摘もある。

 反対派による「郵政民営化は米国の言いなりだ」との首相批判も根強いだけに、首相周辺からは「外資の目を気にし過ぎる主張はもろ刃の剣」と危惧(きぐ)する声も出ている。

418片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 02:40:21
まぁ、引き延ばせば延ばすだけ体力をじわじわ落としてしまうと見ることもできるか。

郵政法案「採決、見通しなく突入も」 自民・片山氏
2005年07月31日01時12分
http://www.asahi.com/politics/update/0730/005.html

 審議が大詰めを迎えた郵政民営化法案について、自民党の片山虎之助参院幹事長は30日、TBSの番組で、参院本会議での採決直前に法案成立の見通しが立っていない場合でも「採決せざるを得ない。突入することもある」と語った。

 片山氏は「5日の(参院)本会議で採決したい」と語った。さらに「継続審議は結論の先送りだ。継続審議にしても、次の国会は原則秋だ。2、3カ月後に同じことになる。今回、黒白をはっきりさせた方がいい」と語り、継続審議には否定的な考えを示した。

 片山氏は「衆院で反対した人も含めて『とにかく解散は回避してくれ』という声がかなり来る。(反対派の本音は)表面で言っていることと、だいぶ違う」と話した。

 一方、反対派の亀井静香元政調会長は30日、広島県庄原市で「首相が解散するなら交代してもらう」としながらも、「小泉さんの首をはねる前に解散されたらどうしようもない。そこはせめぎあいだ」と語った。総選挙になった場合は「政党公認がないと存分に活動できない。ハンディをなくすには新党がある」と、新党結成をにおわせた。

 中山文部科学相も同日、金沢市内での講演で「解散になると自民党は飛んで火にいる夏の虫。そういうことは絶対あってはいけない」と述べ、郵政法案が否決されたときの解散に反対の姿勢を示した。自ら解散詔書に署名するかどうかは触れなかった。

419片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 02:48:10
あまり信用しきれないかもしれないが。

江田参院議員(民)7/30
http://www.eda-jp.com/
13時半過ぎの新幹線で姫路へ。昨夜、私のファイルが遺失物扱いされ、姫路駅で保管されたので、回収しました。15時前に帰岡。書類の中に、自民党参議院議員の郵政法案への対応予想の資料が入っており、私が独自に集めたもので、慌てました。堅く見ても、16人が反対投票、12人が棄権の可能性があり、現時点では、否決は確実だと思います。もちろん、まだ変化があるでしょう。

420片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 03:23:55
一太
http://www.ichita.com/03report/data/1122730891.html
NO.1418 「一致した分析」 2005年7月30日 パート2

 本日最初のレポートは、昨日のことだけ書いて終わった。今日は朝の新幹線で地元入り。熊谷駅から車で館林市に向かった。午前10時から館林市・建設業協会で1時間の講演をやった。当初考えていた講演のテーマ(外交問題)を変更し、日本の政治を変えるかもしれない「6日間の攻防」について解説した。
 
 昼過ぎの新幹線で東京に戻った。都内某ホテルの喫茶レストランで(スパゲッティーを食べながら)「郵政改革シリーズ」の取材を受けた。 郵政法案に賛成する理由、参院通過の見通し、政局の展望等について存分に語らせてもらった。
 
 夕方。同じホテルの11階に設けられた参院森派の選挙対策ルーム(?)へ。しばらくすると鈴木政二参院議員が現れた。 1時間以上かけて、それぞれの「票読み」をじっくり付き合わせてみた。 あまり外に出ていない情報も議論のテーブルにのせた。その結果、1名を除いて、山本・鈴木の見方はほぼ一致していることが分かった。 「ふうん。いっちゃんとオレの分析が同じってことは、かなり確度が高いってことだな。」「うん。いずれにせよ…きわどいゲームだね。」(*こりゃあ、確たる目算のないままで突っ込むケースもありだな。)
 
 最後は「首の皮一枚で(?)成立する」と信じている。時代が求めた小泉首相には「天運」がついているからだ。が、それにしても…ギリギリの勝負だな。ふう。
 
追伸:郵政法案をいつ本会議にかけるかは、最後は青木・片山チームの判断になる。個人的には(何があっても)8月4日に委員会採決、5日に本会議での決着というスケジュールを貫徹するべきだと思う。採決が週末をはさんで8日以降にずれ込んだら、それこそ崖っぷち状態だ。月曜日に矢野国対委員長にしっかりお願いしておこう。

421片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 03:40:40
綿貫郵政事業懇会長→武部幹事長
http://www.hasegawa-kensei.jp/konwanews/index.php
申し入れ書

一 先に報道されたところによれば、党執行部におかれては、 衆議院における「郵政民営化法案」の採決に当たって反対 票を投じ、あるいは棄権した我が党所属の国会議員に対し て「弁明書」の提出を求めることを決定したとのことであ
 ります。
  推察するに、そのような「弁明書」の提出要求は、同法 案に対する我々の対応を「党議にそむく行為」であるとし、 党則による処分を行うためのものと思われますが、我々は、 党執行部から「弁明書」の提出を求められるような「党議 にそむく行為」をしたとは考えておりません。
  したがって、党執行部においてそのような決定をされた としても「弁明書」の提出要求に応じるつもりはありませ んが、この機会に我々の所信を述べておきたいと思います。

二 我が党の党員が「党議にそむく行為」をした場合には、 党則によって、「自由民主党規律規約」に定める処分を受 けるものとされていることは、我々も承知しています。
  しかし、我が党の党員に対して、当該党員が「党議にそ むく行為」をしたと認定して処分をするためには、その前 提として、どのような事柄が「党議」として決定されたの かが確定されていることが必要であり、決定された「党議」 の内容が明確でなければ、どのような行為が「党議にそむ く行為」に該当するかも明らかでありません。
  また、「党議」は、党則に則った手続きに従い、論議を 尽くして決定されるべきものであり、その手続きに重大な 瑕疵のある決定は「党議」とは認めがたいことも、多言を 要しないところであります。

422片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 03:41:07
(つづき)
三 党執行部におかれては、去る六月二十八日の総務会にお いて、「郵政民営化法案」に対する我が党の「党議」が決 定されたとし、衆議院における同法案の採決において反対 票を投じ、又は棄権したことをもって、「党議にそむく行 為」をしたとされているのではないかと推察されますが、 同日の総務会においては、どのような事柄が採決の対象で あるのかが不明確のまま、混乱の中での採決が行われたこ とは、周知のとおりであります。
  したがって、そのような採決の対象事項が不明確なまま に行われた採決によって同法案の取り扱いに関する我が党 の「党議」が決定されたとすることはできないと考えます。

四 また、総務会の議事は、出席者の過半数で決し、可否同 数のときは、議長の決するところによると定められている ことは、我々も承知していますが、我が党の総務会におい ては、「党議」の決定は出席者の全員一致の意見によると のよき慣行を遵守してきたのであり、そのことは、「党議」 の決定は慎重になされるべきであるとの配慮に基づくもの であります。
  ところが、六月二十八日の総務会においては、修正案に ついて賛成意見が多数であったとし、多数決によって「党 議」が決定されたとされています。
  しかし、今回の多数決による「党議」の決定は、これま でのよき慣行に反するばかりでなく、賛成の意思を表明し た総務は僅かに七名にとどまり、その他は総務以外の執行 部の役員によるものであり、厳密に何人の総務が賛成の挙 手をされたかの確認がなされないまま直ちに多数を以て可 決と宣言されたものです。その場で念のためとして、反対 の総務の挙手を求められ、五人が反対の意思を表しました が、多くの総務は、このような決定をすることに異議を唱 え、いずれにも挙手をしなかったところであり、党議とし て決定される手続きに重大な疑義があります。
  加えて、去る四月二十七日の総務会においては、郵政民 営化法案は国会に提出することだけが認められたものであ り、その内容については、一切審議されていないという事 実を顧みると、我が党の最高意思決定機関である総務会の 決定を得ていない法律案本体は、何ら党選出国会議員に拘 束を加えるものではありません。

五 特に、本件のような政局にも影響を及ぼす重要法案の取 り扱いに関する「党議」の決定に当たっては、仮に多数決 に依らざるを得ない事情があったとしても、その「党議」 が国会議員の本義(国会での投票行動)を拘束することに なるものであることを考慮し、論議を尽くした上、各出席 者の賛否の意見を明確に確認して決定すべきであり、その ような慎重な配慮に欠ける今回の「党議」の決定は、手続 き面においても重大な瑕疵があります。

 したがって、六月二十八日の総務会において「党議」として決定したとされているものは、どのようなことが「党議」として決定したのかが明らかでない決定であり、拘束力は持っていないと考えます。

   平成十七年七月二十九日
               自由民主党郵政事業懇話会

423片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 03:59:52
郵政法案 動向調査 参院自民「反対」14人 造反可能性18人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000001-san-pol

 今国会最大の焦点である郵政民営化関連法案の参院本会議での採決は、来月五日にも行われる見通しだ。賛成派と反対派の大詰めの攻防を前に産経新聞社は三十日、自民党参院議員(百十四人)の投票動向について、各議員への聞き取り調査などをもとに判定した。その結果、現時点で「反対」の議員は十四人、「反対または棄権(造反)の可能性がある」とみられる議員は十八人に及ぶことが分かった。
 現在参院議員は二百四十二人。議長は採決に加わらないため、欠席がなければ過半数は百二十一となる。与党の自民党、公明党は計百三十八人で、自民党から十八人が反対に回れば法案は否決される計算だ。反対の十四人に加え、造反の可能性のある議員十八人のうち四人が反対に回るか、反対に回る議員がゼロでも八人が棄権すれば、法案は否決される。
 ただ、「反対」「造反の可能性がある」と判定した議員の中にも、今後の状況次第では「棄権」または「賛成」に転じそうな議員がいる。その一方で当初は造反の可能性があるとみられたものの、すでに賛成に転じた議員もおり、自民党執行部による説得工作が効果を見せ始めたともいえる。
 党執行部は参院本会議での採決当日まで、反対派の切り崩しを続ける構えで、最後まで予断は許されない情勢だ。
 調査は二十五日から三十日まで、自民党参院議員を対象に実施。その回答を基礎に、執行部、反対派双方への取材結果も加味し、投票動向を判定した。
 現時点で「反対する」とみられる議員を派閥別に見ると、亀井派七人、旧橋本派三人、堀内、山崎両派が各一人、無派閥二人。「反対または棄権(造反)の可能性がある」議員は旧橋本派七人、亀井派六人、堀内派五人だった。
(産経新聞) - 7月31日2時55分更新

424片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 04:01:11
参院自民「郵政」反対14人に、未定は26…読売調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000101-yom-pol

 読売新聞社は郵政民営化関連法案採決への対応に関して、自民党参院議員の動向を調査した。30日現在、「反対」は14人、「反対の可能性がある」は8人、「欠席・棄権」が2人、「態度未定」が26人だった。

 法案は、自民党から18人が反対すれば、否決される可能性がある。依然として、法案成立の見通しは立たない情勢だ。

 13日現在の前回調査では、「反対」は17人、「反対の可能性」は12人、「未定」は21人だった。「欠席・棄権」との回答はなかった。

 前回調査と比較すると、「反対」は3人減。「反対の可能性」は4人減だった。前回は「反対」とした17人から、2人が「反対の可能性」、1人が「欠席・棄権」へと態度を変えた。また、前回は「反対の可能性」とした12人のうち、3人が「賛成・賛成の方向」に回った。

 「態度未定」などとした人は、前回から5人増えた。執行部と反対派双方からの働きかけが強まる中、様子を見極めるため、態度を明確にしない議員が増えたものとみられる。

 反対は亀井派が7人(前回8人)で最多。次いで、長谷川憲正氏ら旧橋本派の5人(同6人)。山崎派1人(同1人)のほか、無派閥の鴻池祥肇・元防災相。

 党執行部は、法案を8月5日の参院本会議で採決する方針だ。法案が否決される公算が大きい場合は、採決時期を翌週にするよう求める声が強まりそうだ。

 調査は、自民党参院議員114人のうち、前回調査で賛成を明言し、その後も変化していないとみられる人を除く78人を対象に聞き取りし、党執行部や派閥幹部らへの取材を加味した。
(読売新聞) - 7月31日3時24分更新

425片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 10:56:50
平成17(2005)年7月31日[日]
郵政法案 参院動向調査 「僅差」予断許さず
反対派…怖さ知らない若手、任期残す16年組多数
http://www.sankei.co.jp/news/morning/31pol001.htm

 産経新聞が三十日まとめた郵政民営化関連法案に対する自民党参院議員の投票動向調査は、党執行部による反対派説得が進展しなければ、法案は否決されかねない緊迫した情勢であることを示した。このため、党執行部は反対・棄権に回りそうな議員を個々に分析し、説得可能とみる議員を中心に切り崩しを図る方針だ。一方、反対派も説得工作にはあえて賛否を明確にしないなどの戦術で臨む構えで、ぎりぎりの攻防が続きそうだ。 

 反対派説得で陣頭指揮をとる自民党の片山虎之助参院幹事長は三十日のテレビ番組で、郵政法案の成否について「際どい。いずれにせよ僅差(きんさ)だ」との認識を示し、「とにかく粘り強い説得だと思っている」と述べ、反対派説得に全力を挙げる考えを示した。青木幹雄参院議員会長、片山氏ら参院幹部は、同日夜も都内のホテルで反対派議員の説得状況など意見交換したもようだ。

 党執行部は現状を「いま投票が行われれば法案は否決される」(安倍晋三幹事長代理)と分析。今後の反対派切り崩しについては「どれだけ反対の人を賛成に回すことができるか、賛成できないなら欠席のお願いを受け入れてもらえるかだ」(同)としている。

 一方、自民党反対派の山口俊一衆院議員は三十日、徳島県美馬市で開かれた同党支部大会で、郵政法案の参院本会議での採決の見通しについて「(自民党議員で)反対するのは少なくとも二十五、六人。否決の公算大だ」と述べた。そのうえで「否決されたら解散といわれるが、ただちに解散は至難の業だ。内閣総辞職の可能性の方が大きいのではないか」との見方を示した。

 法案の成否を左右する今後の党執行部などによる反対派説得は、各議員の個別事情に着目した工作が行われる見通しだ。

 本紙の投票動向調査で、「反対」と判定した十四人の議員の特徴をみると、任期では残り五年間ある平成十六年当選組が九人で、再来年に改選となる十三年当選組の五人を上回った。残り任期が長い方が「反対票を投じても改選時には問題にされない」(当選一回議員)という見通しから、反対しやすい側面があるようだ。

 選挙区か比例代表かでは、地域の特定郵便局長らの支援を受ける選挙区選出議員が十人。各種業界団体別に支援を受ける比例代表選出議員の四人より多かった。

 当選回数別では一回が七人、二回が五人、三回、四回が各一人。若手が多いことに、党執行部は「野党転落の恐ろしさを知らないからだ」(幹部)とみて、「否決なら衆院解散・総選挙で自民党は野党になるかもしれない」(同)との危機感をあおり、賛成を働きかける方針だ。

 中山成彬文部科学相も三十日の講演で「(郵政法案否決で)衆院解散なら自民党は飛んで火に入る夏の虫。民主党が政権を握ったら、どの方向に導いていくのか定かではない。そういう危険なことは絶対にしてはならない」として、法案を成立させて衆院解散・総選挙の事態は回避すべきだとの考えを強調した。

426片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 11:14:42
野呂田氏、郵政民営化反対の心情を吐露/安倍氏出席の講演会で
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050731c

 衆議院の郵政民営化関連法案の採決で反対票を投じた野呂田芳成衆院議員(秋田2区)が30日、大館市の大館樹海ドームで開かれた講演会で、あらためて「反対」の心情を吐露した。

 野呂田氏は「安倍幹事長代理を講演会に呼ぶに当たっては、お互いに不愉快だから、郵政民営化関連の話はしないでおこうと話していた。安倍さんは、それを守って拉致(らち)問題などを話題にした。しかし私は、郵政の問題について、皆さんに知っておいてもらいたい…」と前置き。

 その上で「民営化すれば黒字で、公社のままだと赤字だという論理は当たらない」と指摘し、「改革の名において改悪が行われることもある。自分の政治信条を貫くことが、政治家の責任だ」と訴えた。
(2005/07/31 09:59)

427片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 13:08:28
要は、「自民の会」なわけで。

「郵便局残れば相打ち」 亀井氏、解散で落選でも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000042-kyodo-pol

 自民党の亀井静香元政調会長は31日のNHK番組で、郵政民営化関連法案について「私も(法案否決で衆院解散になった場合に当選が)危ないと言われている一人だが、それで政治家が政策の選択を間違ってはいけない。私が落選するなら仕方がない。その結果、郵便局が残るならば相打ちだ」と述べ、あくまで否決を目指す考えを強調した。
 総選挙で反対派が公認されなかったときは「新党という選択肢が出てくるのは当然」とする一方、「選挙の後は(自民党と)大きくまとまっていくことになろう」と述べた。
(共同通信) - 7月31日12時39分更新

428片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 13:28:36
強硬な反対派は2けた 郵政法案めぐり片山氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000043-kyodo-pol

 自民党の片山虎之助参院幹事長は31日午前のフジテレビとNHKの報道番組で、郵政民営化関連法案をめぐる党内情勢について「強硬な反対派は2けただ。雰囲気はいくらか変わってきているが、決して情勢が良くなったというような感じはない」と述べ、法案への反対が10人以上に上り、成立が微妙な情勢が続いているとの厳しい認識を示した。
 その一方で、継続審議を「結論の先送りだ。(反対派が)政権を窮地に追い込み、内閣総辞職を狙う一面もある」と重ねて否定。「できるだけ(可決できる)確信を持ちたいが、ずるずる引き延ばしても仕方ない。ある時点になれば(採決に)踏み切らざるを得ない」と強調した。
(共同通信) - 7月31日13時15分更新

429片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 13:40:59
◆日本社会の「心」変える
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/jul/o20050730_10.htm

 「現在の(郵政民営化)法案は欠点だらけ」。きっぱりと言い切る山本一太氏。「法案を修正せざるを得ない所もあって、中途半端になっちゃった」と認めた上で「今の自民党でいかにこの法案を通すのが大変かは分かっている。基本的には変わっていないし、ギリギリの所でOK。一歩でも先に進めるところに意味がある」と“賛成派”ながら、忸怩(じくじ)たる思いも。

 賛成する大きな理由は、郵政改革を「日本人や社会のマインドセット(心のもちよう)を変える象徴的な問題」と位置づけているからだ。「小泉総理は、道路公団民営化、三位一体の地方分権など、歴代の総理が打ち破れなかった既得権益のタブーに手をつけてきた」という山本氏は小泉構造改革が、日本社会のマインドセットを変えたと見ている。

 また、郵政民営化が「日本経済を元気にする」とも断言。郵貯、簡保を合わせた350兆円という巨額の資金について「民間で利用されて初めて経済活性化につながる」という。

 「郵政公社のままでいい」という意見もあるが、「郵政公社はジリ貧」と真っ向から反論。「郵便事業の利益は毎年3%ずつ落ちている。3事業一体では黒字じゃないかという発想は、バブル絶頂期の間違いを繰り返すだけ」とした。

430片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 13:54:20
「解散回避を」口々
郵政法案巡り県選出国会議員
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news002.htm

 自民党県連女性部の大会が30日、青森市内で開かれ、来賓として出席した県選出国会議員はそろって、郵政民営化関連法案の審議動向について触れ、「衆院解散は避けるべき」とする訴えを繰り返した。

 参院郵政民営化特別委理事の山崎力参院議員は、8月2日の審議で「懸念を小泉総理に直接ただし、反対派の数をなるべく減らすことで法案可決に持ちこもうとしている」との見通しを説明したうえで、「説得できなければ反対派も増える。なりゆきによっては、自民党にとって、深刻な状況にもなりかねない」と解散総選挙への警鐘をならした。

 また、津島雄二衆院議員は「国民にとって大切な年金や医療制度についての議論が、まだ結論をみていない現段階で、自民党に投票してくれと言うのは説得材料にとぼしい」と、県連会長の大島理森衆院議員も「国内外の問題をかかえる中で、自民党は今、選挙ではなく政策に汗をかかねばならない。総理にもご理解いただきたい」と解散を回避すべきだと考えを述べた。
(2005年7月31日 読売新聞)

431片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 14:14:46
郵政法案、自民参議院の強硬な反対派は2ケタ=自民参院幹事長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000408-reu-bus_all

 [東京 31日 ロイター] 自民党の片山参院幹事長は、フジテレビの番組に出演し、郵政民営化法案に強硬に反対する自民党参議院議員は2ケタだと述べた。その上で、郵政民営化法案成立の可能性は5分5分の状況だと語った。
 また、NHKの番組では、可決の確信がなくても採決に踏み切る可能性があるとしたほか、継続審議の可能性をあらためて否定した。
 片山幹事長は、郵政民営化法案の採決に際し、参議院の自民党議員のなかで、「強硬な反対派は2ケタだ」と述べた。ただ、2ケタの前半か後半かなどは明らかにしなかった。参議院では、18人の自民党議員が反対すれば郵政民営化法案が否決される。 
 また、可決の可能性については、「5分5分」とし、26日に日本記者クラブで示した見通しから変化がないことを明らかにした。
 与党は、4日の郵政民営化特別委員会で締めくくり総括質疑と採決、5日参院本会議で採決したい考え。NHKの番組では、可決の確信がなくても、採決に踏み切るのかとの質問に対し、片山幹事長は、「出来るだけ確信は持ちたいが、持てるかどうか分からない。ずるずる引き延ばしても仕方ない。ある時点になれば、踏み切らざるを得ない」と語った。さらには、「継続審議は結論の先送り。総合的な判断として、今国会で決着を付けたほうが良い」と述べ、継続審議の考えがないことをあらためて示した。今国会は、13日に会期末を迎える。
 仮に、否決された場合は、小泉首相は解散に踏み切るだろうとの見通しを示したうえで、「(自民党が)勝つか負けるかは分からない。分裂選挙、分裂的選挙になると、なかなか国民の信頼を得られいないのではないか。そうなると自民党が負けて、政権から転落する可能性も高い。そういう危険は避けたほうが良い」とした。
 (ロイター) - 7月31日13時32分更新

首相が解散決断すれば両院議員総会で総裁解任手続き=自民元政調会長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000407-reu-bus_all

 [東京 31日 ロイター] 自民党の亀井元政調会長は、NHKの番組に出演し、郵政民営化関連法案が参議院で否決され、小泉首相が解散に踏み切る場合、両院議員総会を開き、総裁解任の手続きをとる意向を示した。また、総選挙になった場合は、新党結成もひとつの選択肢とした。
 小泉首相が解散を決断した場合、自民党は従うのかとの質問に対し亀井元政調会長は、「党則に2分の1条項がある。両院議員総会を開き、半分以上の賛成があれば総裁をリコールできる」とし、解散になれば総裁解任の手続きをとる考えを示した。
 総選挙になった場合、反対票を投じた議員は自民党から公認されない可能性が高いが、亀井元政調会長は、「今の選挙は無所属は手足を縛られる。どうやって勝ち抜くかの知恵を出していかなければならない。新党という選択肢が出てくる」と語った。ただ、「小泉首相と2、3の人以外は賛成していない解散をするのだから、(他の人は)被害者のようなもの。後は、また、大きくまとまっていくということになると思う」との見通しを示した。
 亀井派ですでに新党の可能性に触れている平沼元経済産業相は、フジテレビの番組で、「政策の優先順位が低い問題で7条解散をしてはいけない。どうしてもやるならば、新党も選択肢になる」との考えをあらためて示した。その場合、亀井元政調会長としっかり話し合い、お互いに協力していくとした。
(ロイター) - 7月31日13時32分更新

432片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 18:31:06
主な手は以下のとおり。
見直し条項を付帯決議でつけて可決?
再修正か継続審議?(小泉がかなり嫌がる)
否決見込みでも、首相の責任ということで採決入り? →解散圧力の効用は? 強ければ可決へ。

自民内攻防、大詰めへ 成否予断許さず緊迫化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000075-kyodo-pol

 郵政民営化関連法案をめぐる自民党内の攻防は、早ければ8月5日に行われる参院での委員会、本会議採決に向け大詰めの局面を迎える。党執行部による反対派説得工作は31日現在、目立った成果を挙げておらず、法案の成否が微妙な情勢が続いている。小泉純一郎首相は法案が成立しない場合に衆院解散・総選挙に踏み切る構えを崩しておらず、政局は緊迫の度を増してきた。
 党執行部は青木幹雄参院議員会長、片山虎之助参院幹事長を中心に反対派説得を続行し、8月1日から2日間程度かけて党所属参院議員全員の法案への対応をあらためて本人や各派閥から確認。3日にも首相を交えて法案処理方針を最終的に協議する。
 法案成立の見通しが立たない場合は、法案を継続審議にして秋の臨時国会で成立を期すべきだとの意見が執行部や森派など主流派内でも浮上することも予想され、首相があくまでこれを拒否し、参院本会議採決強行を指示するか注目される。
(共同通信) - 7月31日18時21分更新

433片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 21:14:51
<郵政法案>賛否を決めていない自民議員の「揺れる胸中」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000058-mai-pol

 郵政民営化関連6法案の参院本会議採決が5日にも行われる情勢のなか、法案への賛否を決めていない自民党参院議員の多くは、地元で特定郵便局長会関係者から働きかけを受けるなど苦悩の週末を過ごした。衆院解散覚悟で反対するか、政局回避を優先して賛成に回るか――。それぞれの「揺れる胸中」を追った。【山下修毅、西田進一郎】
■妻か、派閥か
 「『二階先生がいるから賛成』とか『野田聖子がいるから反対』とか、それだけはしません。どっちかはしゃべりません」。和歌山県選出の鶴保庸介氏は30日午後、自宅のある海南市の支援者宅で開かれたミニ集会に駆けつけ、やや緊張した面持ちで切り出した。
 スイカを食べながらのくだけた集会だが、話題は自然に郵政法案に。支持者の一人が「ぼくなら嫁さんについていく」と水を向けると、鶴保氏は「そんなことをしたら『あいつは自分の意見がないんか』と言われるで」と苦笑した。
 衆院採決で反対票を投じた野田聖子元郵政相を妻に持つ鶴保氏だが、同時に二階俊博・衆院郵政特別委員長(党総務局長)の政策グループにも所属する。二階氏は和歌山3区選出で、鶴保氏が「妻をとるか、派閥をとるか」は、法案への賛否と違った意味でも政界の関心を集めている。
 この日は鶴保氏が96年に小沢一郎・新進党党首(現民主党副代表)の秘書として新進党から初出馬した当時からの支持者も多く、自民党へのこだわりが強くない人もいる。このため「自民党をクビになったら、別の方法もあるで」などの冗談めいた発言も飛んだ。
 しかしこの後、和歌山市に移り創価学会幹部を訪ねた時は空気が一変した。幹部は「特にあなたとは非常に深い関係がある。民営化はやるべきだ」と、新進党時代からの支援に言及しつつ賛成に回るよう要請し、鶴保氏は「私は中立」と答えるにとどめた。
 最後は自分自身で判断するしかない――。そんな苦悩ぶりが鶴保氏の表情にうかがえる。鶴保氏はこの日、和歌山県下約10カ所を車で回ったが、途中、二階、野田両氏のどちらとも連絡を取ろうとしなかった。
■あいさつは5分
 「郵政民営化反対、ガンバロー」。徳島市で31日午後開かれた特定郵便局長OBらでつくる徳島県自民党大樹支部総決起大会で、同県選出の2人の参院議員の対応が分かれた。壇上に立った北岡秀二氏(旧橋本派)は約300人の支部関係者とともにこぶしを振り上げたが、隣の小池正勝氏(同)は最後まで手を前に組んだままだった。
 同支部が大会開催を決めたのは1週間前。参院採決が近づいても2人が賛否をはっきりさせないことに業を煮やしたためで、北岡氏が大会前日に賛成しない方針を明言し、大樹側は「あとは小池先生だ」と小池氏に照準を定めた。大会では松田高正・大樹四国地方本部長が「我々の期待に応えてくれる結果を出して頂けると信じている」とプレッシャーをかけた。
 これに対し、小池氏は「まだ結論を出していない」とわずか5分のあいさつ。一方の北岡氏は「私は青木(幹雄参院議員会長)先生配下の人間」と苦悩をにじませつつも、「青木さん、片山(虎之助同幹事長)さんに『賛成はしない』と申し上げた」と約50分にわたり熱弁を振るった。
 参加者代表が党県連会長の北岡氏に「法案には絶対反対」との決議文を手渡した時も、小池氏は硬い表情を崩さず正面を見据えたままだった。
 近藤淳・党徳島県大樹支部長は「よく出席してくださった。腹をくくってなければ出られないだろう」と、小池氏が反対に転じることになお期待感を見せたが、当の小池氏は記者団の問いかけにも答えず、足早に会場を後にした。
(毎日新聞) - 7月31日20時42分更新

434片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 22:59:30
筋は通ってる。

撃つ・郵政政局:松野頼三・自民元総務会長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050730ddm005070003000c.html

 ◇新しい戦乱の始まりだ

 今回の政局では、新しい戦乱の形ができたと思う。吉田・鳩山の交代劇(1954年の吉田茂内閣総辞職)から、角福戦争(田中角栄、福田赳夫両氏の争い)や宮沢内閣不信任(93年)など、政界に59年おって、いろんな政争を経験してきたけど、今はそれに輪をかけた無軌道な状況だな。

 今回目立つのは、重要法案に野党と一緒になって反対した人たちが、なお発言権を持とうとしていることだ。新党を作ったり、別行動は前もあった。しかし、今度は居座って「小泉(純一郎首相)やめろ」って言ってんだろ。(衆院採決で造反した自民党の)51人が、賛成190の党内を牛耳ろうとしているんだから、私の政治常識では分からんねえ。

 一方で新しい知恵が一つ出たのが、参院で法案が通らなければ衆院を解散するという(首相の)方針だ。新しい事態に新しいことをするのは当たり前。「学説はこうだ」と言うのは言葉遊びで、生きている現実の政治では、憲法上容認されていることはどんなふうに使ってもいい。

 この4年間、自民党は小泉人気でなんとかもった。小泉の傘の中にいた人たちが、急に傘は要らないと言う。あまりの暴論が横行しすぎている。個人的感情が入った政権打倒論だな。こんな政治をしていたら自民党の船は沈むよ。世論調査によると、国民は解散を望んでいる。民主党がシャンとすれば、国民は政権交代を望むだろうね。

 救いは小泉がぶれていない点だ。北極星が動いたら航海はできない。反対派は「独裁的だ」と言うが、改革はそうしなきゃできない。平和な時はいいが、緊急事態になると満場一致ではロクな案が出てこない。なまじっか妥協なんかしたら、次はもっと泥まみれになる。トップダウンでなきゃダメだ。

 党執行部には私だって批評したい点はある。ただ、郵政民営化を前提に選んだ三役であり、内閣だ。岸(信介)内閣の60年安保の時をごらんなさい。挙党態勢の人事をやったが、緊迫した場面に重要閣僚3人が辞任し、党内亀裂が閣議にまで及ぶ事態になった。小泉は岸内閣の苦杯を知っているから「郵政人事」をやったんだ。確かに挙党態勢よりは見劣りするかもしれないが、目的が違うんだからね。

 参院は良識の府だ。最後には良識を発揮した数字が出ると信じている。【構成・末次省三】=おわり
毎日新聞 2005年7月30日 東京朝刊

435片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/07/31(日) 23:14:52
郵政法案:最大のヤマ場に 継続審議目指す動きも
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050801k0000m010073000c.html

 郵政民営化法案をめぐる参院での攻防は今週、与党が目指す5日の本会議採決に向け最大のヤマ場を迎える。自民党執行部は反対派の切り崩しを続ける一方、説得材料として民営化後の郵政3事業の一体的経営などを政府答弁でさらに明確にするよう政府側に求める方針だ。ただ、31日の時点でも法案成立への自信は持てておらず、党内からは法案否決による衆院解散・総選挙を回避するために継続審議を求める動きが出始めた。

 自民党の片山虎之助参院幹事長は31日のNHKなどの番組で、「強硬な反対派は2けたいる。決して情勢が良くなったという感じではない」と述べた。さらに「(反対派は)郵便局がなくなるのではないか、グループ経営が失われるのではないかと心配している」と指摘し、懸念払しょくのためさらに踏み込んだ政府答弁を求める考えを明らかにした。青木幹雄参院議員会長、片山氏ら参院幹部は30日夜、東京都内で会談し、こうした方針を確認した。

 与党が目指すのは4日に郵政特別委員会、5日に本会議での採決。しかし、自民党内には「党が割れるようなことになってはならない。継続審議の流れになる」との見方も強い。参院亀井派の中曽根弘文会長ら同派幹部は先週、継続審議を執行部に働きかけることを確認。中曽根氏は28日に反対派の鴻池祥肇元特区担当相(無派閥)に同調を呼びかけた。
毎日新聞 2005年7月31日 20時40分

436片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/01(月) 21:50:04
郵政法案、参院自民「反対」14人・造反可能性は20人前後
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050801AT1E3100931072005.html

 郵政民営化関連法案の採決で焦点となる参院自民党内の動向について、現時点で14人の反対が確実視されることが31日までの日本経済新聞の調べで明らかになった。このほかに反対や欠席・棄権の可能性のある議員が20人前後いることも判明。参院本会議では自民党から18人が反対に回ると否決されるため、同法案が成立するかどうかは極めて不透明だ。

 参院では8月2日に郵政民営化特別委員会で小泉純一郎首相も出席して質疑を行うことが決まっており、これを踏まえて与党側は4日に同委員会、5日に本会議で採決する方針。成否をかけた攻防は週明けから最終局面を迎える。 (07:02)

437片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/01(月) 22:21:52
倒閣運動として公認された。

継続審議でも解散示唆 首相「形変えた否決」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000228-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は1日夜、郵政民営化関連法案について「継続(審議)は、形を変えた否決だ。『小泉内閣退陣せよ』ということだ。政治家として政局の重みを分かってもらいたい」と述べ、継続審議でも衆院解散・総選挙に踏み切る意向を示唆し、反対派を強くけん制した。
 さらに、反対派の動きを「倒閣運動」と断じ「小泉降ろしには屈しない」と、今国会成立を期す決意を強調した。官邸で記者団に語った。
 これに先立つ自民党役員会で、首相は倒閣運動に触れながら「私は腹を決めている」と表明。法案採決の時期に関しても「適切なところで決着をつけなければならない。腹をくくっているので執行部に任せたい」として、確実に可決できる見通しがなくても採決するよう促した。青木幹雄参院議員会長は「最後の段階であり、執行部として絶対にぶれないことが必要だ」と応じた。
(共同通信) - 8月1日21時55分

郵政法案反対は倒閣運動、断固として臨む…首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000113-yom-pol

 小泉首相は1日の自民党役員会で、郵政民営化関連法案の参院採決に関連し、「反対、態度保留、いろんな立場があると理解しているが、これは倒閣運動だ。これに対しては断固たる決意をもって臨む」と述べ、異例の強い表現で党内の反対派をけん制した。
 さらに、「適切なところで決着しないといけない」と指摘し、5日までに参院本会議採決に踏み切るよう促した。
 法案への反対を「倒閣運動」と位置づけたことについて、首相は1日夜、記者団に対し、「郵政民営化に反対の人は『小泉退陣せよ』と(言っていると)いうことだ。(その意味を)分かっていない人がいるから、よく考えてくださいということだ」と説明した。さらに、「小泉おろしに、私は屈しない。継続審議は形を変えた否決、『小泉退陣せよ』ということだ」と述べ、法案の今国会成立に向けた不退転の決意を強調した。
(読売新聞) - 8月1日22時14分

438片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/01(月) 22:38:51
自殺 自民党の永岡洋治衆院議員、東京の自宅で首つり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000016-maip-soci

 自民党の永岡洋治衆院議員(54)=茨城7区=が1日午前9時50分ごろ、東京都世田谷区上祖師谷2の自宅で、ネクタイで首をつってぐったりしているのを起床した妻(51)が発見し、娘が119番通報した。永岡議員は三鷹市内の病院に運ばれたが、午後0時15分ごろ死亡した。郵政民営化法案への対応で悩んでいたとの関係者の証言もあり、警視庁成城署は自殺とみて調べている。自宅からは遺書などは見つかっていない。永岡議員は7月31日、地元から自宅に戻ったという。議員事務所は「昨日は地元を回っていたが、事情が分からない」と話している。
 永岡氏は東大法学部卒業後の75年、農林水産省に入省。03年の衆院補選で初当選を果たし、現在2期目。自民党亀井派で、7月5日に行われた焦点の郵政民営化関連法案の衆院本会議採決では直前まで反対の意向を示していたが、賛成票を投じた。反対派の多い同派内の一部から賛成議員に批判が出ていたといい、関係者によると、永岡氏は党議拘束されているために賛成票を投じたと説明したが、自身の対応に悩んでいたという。
 永岡氏は4月27日付の自身のホームページで「私は現在の(郵政)政府案に反対の立場である。完全民営化について工夫を凝らせば歩み寄る余地はある」と書いている。
 国会内の衆院第1議員会館7階にある永岡議員の事務所では、政策秘書が「家族から何も聞かされていない」と困惑気味に語った。この秘書によると、永岡氏は先月29日夜、会館を出る時に「じゃあ、また」と言って別れた。週末は茨城県の地元に帰り、この日上京する予定だったという。

 ◇小泉首相「残念です」

 小泉純一郎首相は1日昼、自民党の永岡洋治衆院議員が自殺したことについて「びっくりしていますけども、残念ですね。どういう理由か分かりませんけども、残念です」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

  = ◇ =

 永岡洋治衆院議員の死去に伴い、衆院茨城7区の補欠選挙が10月23日に実施される見通し。
 永岡洋治衆院議員の死去に伴う衆院の勢力分野は次の通り。自民249▽民主176▽公明34▽共産9▽社民6▽無所属3
(毎日新聞) - 8月1日17時29分更新

439片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/01(月) 22:41:45
これで、10月までに中村喜四郎氏が復活する可能性が高くなったか。

「なぜ」、沈痛な表情=永岡議員宅に弔問続々−東京
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000149-jij-soci

 自殺した自民党の永岡洋治衆院議員(54)の遺体は1日午後、搬送先の病院から東京都世田谷区上祖師谷の自宅に戻り、所属する亀井派の亀井静香会長ら国会議員が沈痛な表情で弔問に訪れた。
 遺体を載せた霊きゅう車は午後4時45分ごろ、パトカーに先導され自宅に到着。遺族の乗った車が続いた。
 亀井氏は「起きてはならないことが起きた。自民党はもっと明るくならなくてはいけない」と小声で語った。伊吹文明衆院議員は「郵政問題の投票も終わっているのに、何でかなという思いだ。理由が分からない。(遺体に)『ご苦労さん』と声を掛けた」と話した。
 その後も、久間章生衆院議員や小林興起衆院議員らが訪れ、小泉純一郎首相、武部勤幹事長ら自民党執行部の名前の入った花も届いた。 
(時事通信) - 8月1日21時1分更新

440片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/01(月) 22:50:26
緊迫郵政:永岡議員自殺 原因めぐり押し付け合い始まる
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050802k0000m010080000c.html

 「参院決戦」の週を迎えた国会は1日、永岡洋治衆院議員(自民党亀井派)の自殺という衝撃に包まれた。遺書は見つかっていないが、自民党内では早くも原因をめぐって郵政民営化賛成、反対両派の押し付け合いが始まった。衆院解散・総選挙、自民党分裂の可能性をはらみながら、郵政民営化法案は5日にも参院本会議で採決に持ち込まれる。政局の行方を追う。

 永岡氏は6月28日の総務会で郵政法案の修正案に反対した。しかし、7月5日の衆院本会議採決で賛成したため、議員会館には「今度はお前に青票(反対票)を投じてやる」などと1日10件以上の嫌がらせの電話やファクスが届いていた。秘書には「僕は自民党の社員だから、党で決まったことは仕方がない」と語っていた永岡氏だったが、総選挙含みの緊迫した政局になったことで「相当悩んでいた」(同派議員)という。

 永岡氏が公に姿を見せた最後は、前日の7月31日午後1時半。茨城県古河市の地元事務所で次期衆院選に備えた新聞社の顔写真撮影の場だった。午後3時には近隣の石下町で世界柔道選手権に出場する選手の激励会が予定されていたが、秘書に「風邪で行けない」とキャンセルした。夜8時過ぎに地元事務所に「今から(東京の自宅に)帰る」と連絡があったため、31日夜に新幹線で帰京したとみられる。

 7月18日に同県水海道市で開かれた自民党支部総会で、永岡氏は郵政法案について「総務会では反対したが、党議拘束が多数決で決まったので、本会議では賛成した」と説明した。投票後は地元関係者に「気持ちがすっきりした」とも語っていたという。

 しかし、永岡氏が法案採決前から、賛成を求める党執行部、反対を求める亀井派幹部の双方から締め付けを受けたのは確かなようだ。

 自民党が郵政法案に党議拘束をかけた総務会の2日後の6月30日、永岡氏は亀井派の総会で「武部勤幹事長から『党を取るのか派閥を取るのか、はっきりしろ』と言われた」と暴露した。同派の谷津義男事務総長がこの発言を記者団に語り、武部氏が否定する騒ぎとなった。

 永岡氏はゼネコン汚職であっせん収賄罪に問われた中村喜四郎元建設相の有罪確定に伴い行われた衆院茨城7区(03年4月)で初当選。同年11月の衆院選で2度目の当選を果たした。しかし、今回院解散・総選挙が行われれば、刑期を終えた中村氏が再出馬するとの見方が強く、永岡氏は苦しい戦いを強いられる。先月29日に永岡氏と話した亀井派衆院議員は「顔色が悪く『これから選挙が大変だ』と語っていた」と振り返った。

 1日午後5時、国会議事堂3階の自民党総裁室。小泉純一郎首相は党役員会で、永岡氏の自殺について「痛ましいご逝去の報に接し、謹んでご冥福をお祈りしたい」と述べ、すぐに「憶測でものを言うべきではない」と続けた。永岡氏問題が郵政政局含みで一人歩きするのを懸念してのことだった。首相は同日、記者団にも「理由は分かりませんけども、残念です」と語るにとどめた。

441片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/01(月) 22:50:47
(つづき)
 永岡氏の自殺について、所属派閥だった亀井派は「原因は郵政」論を積極的に展開した。

 亀井静香元政調会長は同日、反対派でつくる「郵政事業懇話会」の緊急幹部会後「政治家が自分の良心に従って行動ができない。第2、第3の永岡君が出てはならない」と力説。中堅議員は「弾圧があったことが実証された。これで反対派は勢いづく」と「同僚の死」を法案否決に追い込む材料とする考えをほのめかし、若手は「あの法案ももう考え直さなければならない。自殺者まで出したんだから」とつぶやいた。民営化反対派でつくる郵政事業懇話会の綿貫民輔会長は「選挙区の情勢が非常に心配になって自殺したんじゃないかと推測している」と語った。

 こうした亀井派の姿勢に、執行部は不快感を募らせている。

 自民党の国対幹部は「ひどい話だ。自分たちが『なんで賛成したんだ』とさんざん子分をいじめたからこうなったくせに。人の死をもてあそぶ姿勢に批判は出てきている」と亀井氏を批判。公明党の東順治国対委員長は同日午後の与党国対委員長会談で「事実関係が分からない段階で、政局の具に使うことは慎むべきではないか」と声を張り上げた。

 また片山虎之助参院幹事長は記者団に「(衆院採決は)1カ月前の話だしねえ」と、法案対応が自殺の原因との説に異論を挟んだ。党内には自身の法案への対応以上に、法案の否決に伴う衆院解散・総選挙を悲観したためとの見方も出ている。

 小泉純一郎首相は1日夜、郵政法案への影響をただした記者団に「それはないと思いますけどね」と慎重に語ったうえで「小泉降ろしには屈しない」と宣言した。

 東京都世田谷区の永岡氏の自宅には、この日、多数の国会議員がつめかけた。午後6時過ぎ、小泉首相の名前入りの花束が届けられた。
毎日新聞 2005年8月1日 21時55分 (最終更新時間 8月1日 22時35分)

442片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 00:02:04
小泉首相、民営化反対は「倒閣運動」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050801/20050801-00000052-jnn-pol.html

 郵政民営化法案をめぐって、自民党内で採決を先送りする継続審議案がくすぶる中、小泉総理は1日夜、「民営化反対は小泉内閣を倒そうとする倒閣運動だ」と述べて、対決姿勢を鮮明にしました。

 所属する永岡議員の死亡で揺れる亀井派では参議院幹部の会合で、中曽根氏が「見通しのつかないまま採決を行い、解散総選挙になることは避けなくてはならない」と述べ、採決を次の国会へ先送りする継続審議を提案しました。

 しかし、執行部の一員である矢野参議院国対委員長が継続審議に強く反対し、派閥の方針として打ち出すには至りませんでした。

 法案を可決する明確な見通しが立たない中、党内には依然、継続論がくすぶり続けていますが、青木参議院議員会長は自民党役員会で、「執行部は決してぶれてはいけない」と述べ、改めて継続審議を強く打ち消しました。

 こうした中、小泉総理は1日夜、「倒閣運動になっている。今、民営化反対の人は小泉退陣せよということだ」と述べ、『民営化には反対だが、小泉改革を支持する』という人の中には民営化反対が倒閣運動だとわかっていない人がいるとして反対派をけん制し、「これには屈しない」と述べました。

 また、継続審議についても「これは形を変えた否決。小泉退陣せよということだ」として打ち消し、今の国会で決着させる考えを改めて示しました。(01日22:54)
[1日23時38分更新]

443片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 00:39:29
永岡議員自殺:郵政政局、賛否両派が中傷合戦始める 
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050802k0000m010080000c.html

 1日、郵政政局の最後のヤマ場に差し掛かった国会を、永岡洋治衆院議員(54)=自民党亀井派=の自殺という激震が見舞った。遺書はなく、何が死に追いやったのかを証明するものはない。しかし、自民党内ではさっそく自殺の原因を互いになすりつけ合う郵政民営化賛成派と反対派の中傷合戦が始まった。

 永岡氏は自民党が多数決で郵政法案の党議拘束を決めた6月28日の総務会で最後まで反対を唱えた。しかし、7月5日の衆院本会議では賛成に回ったため、議員会館には「今度はお前に青票(反対票)を投じてやる」などといった嫌がらせの電話やファクスが1日10件以上届いていたという。

 秘書には「僕は自民党の社員だから、党で決まったことは仕方がない」と語っていた永岡氏だったが、亀井派の同僚議員が{お互い選挙がつらいね」と声をかけたところ、「つらいです」とため息をついたこともあった。

 永岡氏が当選した衆院茨城7区は、もともとゼネコン汚職であっせん収賄罪に問われた中村喜四郎元建設相の選挙区だった。元建設相の有罪確定に伴って当選したが、次期衆院選には刑期を終えた中村氏が再出馬するとの見方が強い。

 最近は茨城の養鶏場で確認された鳥インフルエンザについて地元の養鶏業者から「早くワクチンを出してほしい」と陳情を受けていた。「それは農水省が決めることだ」と永岡氏が答えると、「じゃあ公明党に頼む。あなたは頼まない」と言われ、気を落としていたこともあったという。

 衆院解散・総選挙含みで動き出している郵政政局が、永岡氏に重くのしかかっていたことは間違いない。

 警視庁の調べによると、永岡氏は31日深夜、妻の桂子さん(51)に「明日は国会がないので、朝はゆっくりしたい」と話していたという。しかし、翌朝、永岡氏は自宅1階と2階の間にある階段の手すりにネクタイを結び、自らの命を絶った。

 「申し訳ありません。ごめんなさい」。1日午後1時半ごろ、永岡氏の選対幹部に電話を入れた桂子さんはわびの言葉を繰り返すばかりだった。
毎日新聞 2005年8月2日 0時18分

444片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 00:47:30
特集WORLD:参院自民の「青木パワー」に言いたい 中村敦夫氏/岩井奉信氏
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20050801dde012010024000c.html

 郵政民営化法案は果たして参院で可決されるのかをめぐり自民党の青木幹雄参院議員会長がクローズアップされている。竹下登元首相の秘書を務め参院議員として初めて官房長官に就任。その影響力から参院は「ミキオハウス」とも呼ばれるという。青木さんのパワーが試されようとしている今、問い直した。【山田道子】

 ◇政策や理念は二の次で、自民党村社会の調整役として存在感。今や村自体が存亡の機にある−−俳優・前参院議員、中村敦夫氏

 青木さんは日本の戦後政治をリードしてきた保守政治家の典型だ。つまり調整能力を発揮し評価されるタイプだ。調整は自民党が権力を握り続けるため税金を再分配する時に行われるが、配分をめぐり争いごとが起きるとそれが決定的になる前に収めてしまうのだ。調整役は田中派そして竹下登元首相の経世会に引き継がれたが、竹下さん亡き後は、表の派閥会長にリーダーシップや人望が欠けたので竹下さんの秘書の青木さんが実権を握るようになった。

 しかし調整の政治は行き詰まった。そこに派手なパフォーマンスで登場したのが小泉純一郎首相だ。私は小泉改革の本質は、経世会が握っていた利権を森派が争奪する動きだと思う。その結果経世会は劣勢に立つが、改革に理念がないだけに正面から戦えない。となれば争いをあまり露骨にしないで自民党が権力を維持できるように調整するということで、青木さんががんばっている。

 青木さんは個人的には話の分かるいいおじさんだ。自民党という政党は、政策は官僚任せで理念や政策を重要視してこなかったので青木さんのような人格が非常に力を持った。私が「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」案を人権面から何とか成立させたいと思った時、新しい次元の法案なので官僚は面倒臭がり、理解してくれない議員も多かった。 そこで青木さんに直談判に行ったら、「よし引き受けた」と言ってくれた。法案の意味はよく分からなかっただろうが、そんなに一生懸命ならと反対議員を抑えてくれた。正面から切り込むのではなく裏木戸から入って人間的なアプローチをすると向こうも人情味を見せる。政策や理念は二の次。それは自民党議員の特徴だが、日本全体にもそのような特徴、つまり地縁血縁とか親分子分の関係が重きをなす村社会の論理が色濃く残っているからだろう。

 青木さんは村長(むらおさ)ということで存在感を保っている。小泉首相についても、家族の中に変わり者のやんちゃ坊主がいるがあと1年もたてばいなくなる。そうなれば村や家の雰囲気もがらっと変わるから、やんちゃ坊主があばれているうちはあまり逆らわないほうがいいという感じなのだろう。

 しかし外から見ると村自体が存亡の機にある。やんちゃ坊主のせいで解散・総選挙の可能性も高まっている。が、民主党にしても21世紀を生き抜く大きな理念や政策というものを打ち出しているかというと、それによって成り立った政党ではない。進路が分からないまま船の舵(かじ)の取り合いをしているように見える。海を知らなければ船ごとひっくり返る。

445片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 00:47:58
(つづき)
 ◇説得材料もなく選挙の脅しもきかぬ中、実は誰も検証していない実力が初めて試される−−日本大法学部教授・岩井奉信氏

 参院は衆院から格下と見られ、法案審議でも衆院のあおりを食うことも多く、両者の関係は以前から悪かった。自民党旧田中派は参院に多くの業界代表の議員を誕生させて王国を築いた。竹下登元首相の秘書だった青木さんはその参院の資産を引き継いだ格好だ。

 特に参院で自民党が過半数割れして、連立を組まざるを得なくなってから参院の発言力は急速に強まった。そもそも下院優位が確立している世界各国の2院制の中で、法案を成立させる上で両院が対等な参院の立場は「強過ぎる」との批判もあった。実態面でも参院がうんと言わないと法案が通らなくなったので、参院の代表者としての青木さんの力は一層増した。

 青木さんは「参院のことしか考えていない」と言われる。03年秋の総裁選で小泉純一郎首相を支持したのも参院選に勝つためだった。が、今回の郵政民営化法案はどうか。これまでは衆院に対して「参院の言うことを聞け」と主張できることで青木さんの存在価値があったし、青木さんも「私の言うことを聞いたほうが得だ」と参院を説得できた。しかし今回はベクトルが逆。参院に対して損になりかねないことを無理強いしなければならないし説得材料もない。

 実は誰も検証していない青木さんの実力が試される、初のケースだ。小泉さんの政策について業界や地方からは怨嗟(えんさ)の声が高まっている。参院の青木支配に対しても若手から「ウザイ」という声も聞かれる。次の選挙は2年後で、小泉さんの下ではない。選挙をタテにした脅しがきかないだけに青木さんがどこまでできるか疑問だ。

 そもそも郵政民営化はマニフェストで掲げたものなのになぜ自民党内で反対が出るのか。政党政治自体が問われている。また衆参一括して党議拘束をかけるというのも院の自律性を無視したやり方だ。参院には参院の論理があっていいはずだ。青木さんの存在は参院の独自性確保という点ではある程度の役割を果たしたのかもしれない。が、それを徹底するなら参院に法案が来てから独自の修正をすべきだったのに、衆院の修正協議に片山虎之助参院幹事長が加わったから筋が通らない。

 さらに法案審議が始まって権力闘争が起こり、話が政策ではなく政局になってしまった。参院の本来あるべき姿は「良識の府」としてきちんと政策の議論をすることではないか。権力の基盤ではない参院は政局にはかかわるべきではない。青木さんがいることで政局の鍵を握れるようになってしまった面もあるが、それは憲政の常道から見てどうなのか。参院のことを抜本的に考え直す機会でもある。

 ■人物略歴

 ◇なかむら・あつお

 1940年東京都生まれ。東京外語大中退、ハワイ大留学。俳優、キャスターとして活躍後、98年東京選挙区から参院初当選。00年「さきがけ」代表(02年に「みどりの会議」)。04年政界引退。

 ■人物略歴

 ◇いわい・ともあき

 1950年東京都生まれ。慶応大大学院博士課程修了。常磐大人間科学部教授を経て現職。政治学専攻。著書に「立法過程」(東京大学出版会)、「政治改革1800日の真実」(講談社、共著)など。
毎日新聞 2005年8月1日 東京夕刊

446片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 00:58:25
>>433
参院議員に郵政法案反対要請 自民県大樹支部が総決起大会
http://www.topics.or.jp/News/news2005080106.html

 参院での郵政民営化関連法案の採決を前に、特定郵便局長OBらでつくる自民党徳島県大樹支部(近藤淳支部長、約千人)は三十一日、徳島市内の県建設センターに同党の北岡秀二、小池正勝両参院議員を招いて総決起大会を開き、法案に反対するよう求めた。比例代表を除く地元選出の全参院議員が郵政民営化の反対集会に参加するのは異例という。

 現職の特定局長や家族らも含めて約四百三十人が参加。大樹四国地方支部の松田高正本部長が「北岡、小池両氏は、私たちの期待に応えてくれるような(法案否決の)結果を出してくれると信じている」とあいさつした。

 これに対し、北岡氏は「過疎地域の郵便局を一兆や二兆円の基金で守れるだろうか。法案修正も子供だまし、化粧直しで、基本的には何も変わらない」などと指摘し、法案に賛成しない意向をあらためて表明。ただ、棄権か反対かについては「私は青木幹雄参院議員会長の配下の人間。(青木氏から薫陶を受ける)人間としての心と政治家の使命とのバランスをどうとるか。大きな悩みがある」と含みを残した。

 参院郵政民営化特別委員会委員の小池氏は、態度を保留し「賛否を言うよりも、さまざまな問題を議論していくのが私の仕事だ」と従来の考えを述べるにとどまった。

 会場からは「過疎地の郵便局がなくなると、お年寄りら生活弱者はどうなるのか。ぜひ民営化に反対してほしい」との声が上がった。この後、法案反対の決議文を自民党県連会長の北岡氏に手渡した。

 大会後、近藤支部長は「北岡氏の発言は、信念に基づき民営化には反対するとの意思表示と受け止めたい。十分に審議すると言う小池氏も、議論をすればするほど法案の欠陥が浮き彫りになるはずだ」と話した。

447片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 01:22:53
あまり全国ニュースにはなってませんが、郵政民営化反対アピールを全国でやったようですな。
動員としては全国合わせればけっこうなものだったのかも。

「スリム化歓迎」「山間地切り捨て」 郵政民営化で県民賛否
2005年08月01日
http://www.the-miyanichi.co.jp/news/index.php3?PT=1#2005080111

 郵政民営化関連法案の参院本会議での採決が迫り、衆院に解散風が吹き始めている中、県内の有権者は多様な反応を見せ始めた。「民営化が組織のスリム化になるなら歓迎」と容認する声がある一方、「山間地の切り捨てにつながる」と法案否決・廃案に向けた動きも活発化。小差で可決した衆院に続く第二ラウンドの攻防の熱気が本県にも波及しつつある。

 「人員減でコストを削減すべきだ」と民営化に理解を示す宮崎市下北方町、会社員岩崎勇さん(40)は「衆院解散で一からやり直すのもいい」。都城市高木町、主婦内枦保かおりさん(36)は「公務員の数が減って税金が安くなれば歓迎」だが、解散については「国政が混乱し、国民の利益にならない」と反対する。

 民営化による郵便局網の改廃を懸念する声も根強い。山之口町花木、無職中西武美さん(68)は「郵便事業はサービスが低下し、郵貯も信頼度が落ちる」と不安げ。衆院解散については「内閣が責任を取って総辞職すれば済む話。解散は議会への責任転嫁」と手厳しい。宮崎市生目台東四丁目の会社員川越一広さん(50)は「公的機関のサービスを大切にしてほしい。国民の真意を知るためには解散も仕方ない」と話した。

 三十一日には、郵政関係者らがつくる「県郵便局ファンの会」(永野鎮女代表)が宮崎市の大淀川市民緑地で、郵政民営化反対の決起集会を開催。「最後の最後まで民営化阻止を訴えていく」とボルテージを高めた。

 集会は全国一斉の緊急行動で、特定郵便局長会や局長OB、日本郵政公社職員の二大労組(JPU、全郵政)、職員の家族ら約千人が参加。衆院採決で自民に“造反”し、反対票を投じた江藤拓(宮崎2区)古川禎久(宮崎3区)両衆院議員も出席した。

 永野代表は「私たち郵政職員は全国津々浦々で使命を果たしてきた。民営化されたら採算のとれない郵便局はなくなる」と述べた。集会に続いて約二百人が同市中心市街地をデモ行進し、「民営化反対」のシュプレヒコールを上げた。

448片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 01:25:58
恭順とはなんなのか激しく疑問。

小泉、新党つぶしの秘策…造反議員を選別
恭順なら公認
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_08/t2005080102.html

 小泉純一郎首相(63)率いる自民党執行部が、郵政民営化法案の採決で造反した議員が模索している「造反新党」潰しの秘策を練っている。郵政法案が否決・廃案となれば、首相は造反議員を徹底的に政界から葬り去るつもりのようだ。

 「どうやって(衆院選に)勝ち抜くか知恵を出していく意味で、新党という選択肢は出てくる」

 反乱軍の有力幹部の1人、亀井静香元政調会長(68)は先月31日のNHKの報道番組で、造反議員による新党構想に言及。兄弟分の平沼赳夫元経済産業相(65)も「真正自民党」の結成をブチ上げている。

 新党構想の背景には、無所属での出馬は選挙で圧倒的に不利となる事情がある。

 例えば、政見放送は政党に限られるほか、選挙区候補が使える選挙運動用はがきも候補者の3万5000枚に加えて、政党として2万枚出せる。また、企業団体献金は政党支部や政党の政治資金団体にしか認められず、国の政党交付金も原則として国会議員5人以上で作る政党を対象にするなど、無所属では政治資金集めにも支障が出るのだ。

 ただ、衆院採決での造反議員は51人にも上っており、これがまとまって新党結成に走り選挙で一定の勢力を維持することになれば、政局でキャスチングボートを握られる恐れも生じる。

 そこで小泉執行部は恭順の意を示す造反議員は公認するなどの選別を行い、造反新党に流れる議員を少数に抑えることで「ジリ貧」に追い込む腹積もりのようなのだ。

 旧橋本派若手はこう指摘する。

 「当初、首相や党執行部は5日にも行われる参院本会議での郵政法案の採決前に処分を断行することで、反乱軍を押さえ込もうとした。しかし、抵抗が予想以上に強いことから断念し、変わりに今や比重は新党潰しに移りつつある。ポストやカネに釣られない議員でも、政治生命の根幹である選挙での揺さぶりには弱いからね」

 このため、反乱軍の中からは「(落選して)無職になるかも」(閣僚経験者)といった弱音も出始めている。

 5日の採決に向け、小泉執行部Vs反乱軍の戦いは最終局面を迎えた。
ZAKZAK 2005/08/01

449片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 01:56:47
自民敗北なら連立解消も=冬柴氏が再び言及
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000176-jij-pol

 公明党の冬柴鉄三幹事長は1日夜、神戸市のホテルで開かれた同党衆院議員の会合であいさつし、次期衆院選後に民主党との連立の可能性を示唆したことについて「自民党にはあなたの方が(選挙で)過半数を取れなくなれば、政治の安定のために、どこと組むか分かりませんよということを申し上げた」と述べた。今週末に予想される郵政民営化法案の参院本会議採決を控え、自民党の郵政民営化反対派を改めてけん制した形だ。
 ただ、冬柴氏は「わたしの真意は、どこまでも自民党と協力してやっていこうということだ」と強調。「自民党として(郵政法案の)成立のために努力することを期待している」と語った。 
(時事通信) - 8月2日1時4分更新

450片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 02:27:14
郵政民営化法案 阻止へ、元局長ら集う
http://mytown.asahi.com/kochi/news01.asp?kiji=4734

 郵政民営化法案をめぐる参議院の動向が注目される中、「郵便局を守ろう高知県民大会」が30日、南国市内であった。特定郵便局の元局長らでつくる大樹県本部が主催、法案可決を阻止するための全県的な取り組みとしては初めてだ。田村公平参院議員(高知選挙区)が出席。「私自身の信念に基づいて対応したい」と法案に否定的な考えを改めて強調したが、採決へ向けて賛否を明確にすることは避けた。

 会場には郵便局や労組の関係者、市町議員ら約700人(主催者側)が集まった。冒頭、吉田康男・県本部長が「参議院でどうしても法案を吹っ飛ばしてほしい。それを田村先生に託したい」などとあいさつした。

 続いてマイクに向かった田村氏は、郵政公社化の動きに携わるなど郵政改革の流れを熟知する立場から郵政民営化法案をめぐる動きを解説。その上で法案対応は「審議中なので、今はイエスともノーとも言わない」としつつ、「9月には国土交通副大臣とも言われたが、自民党をクビになったらそれも終わり。たとえポストはなくなっても郵便ポストは永遠だと信じている」と話し、大きな拍手を受けた。

 司会者が「青木幹雄参院議員の一の子分と聞いているが」と水を向けると、「青木さんからは7月初旬に会ったとき(参院特別委員会の)委員長という(ポストの)話があったが、自由にさせてもらいたいと断った。今回は私自身の信念に基づいて対応したい」と応じた。

 集会後、特定郵便局の元局長の一人は「田村さんの信念を信じている」と話していた。
(7/31)

451片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 02:30:48
郵政民営化 法案に反対集会
http://mytown.asahi.com/fukui/news02.asp?kiji=5139

 今国会で審議中の郵政民営化法案に反対する集会が31日、福井市左内町の左内公園で開かれた。会場には、県内の郵便局職員ら数百人が集まり、参院での法案の否決を目指し反対の声をあげた。

 集会は、「郵便局ファンの会」と日本郵政公社の労働組合が主催した。同公社を民営会社に移行させる郵政民営化法案は、7月5日の衆院本会議で5票差で可決され、現在、参院での審議も大詰めを迎え5日にも採決される見通しとなっている。

 集会は雨が降りしきる中、衆院の採決で反対票を投じた松宮勲衆院議員=自民党(亀井派)、福井1区選出=や、同公社の労働組合幹部などが壇上で法案への反対を訴えた。

 松宮衆院議員は「法案の可決の見通しは半々と見ている。否決させる方向にベクトルを導くのは皆さんの活動次第。残された期間は短いが最後まで頑張ろう」と激励した。

 郵便利用者の代表として、一筆啓上賞の生みの親の丸岡町文化振興事業団の大廻政成事務局長が登壇。「これからも手紙による心の伝達が皆さんの力で続くようエールをおくる」と話した。

 また、あいさつした労組幹部は「創業から134年間で築いた信頼を守り続けなければならない。なぜ民営化する必要があるのか。国民の声に答えなければならない」と訴えた。

 集会ではまた、「郵便局は生活の基礎サービスを公平に提供し、広く認められている。地域の発展と利便性のさらなる向上に取り組み、その使命を全うする決意である」とする決議文が読み上げられた。

 集会後、会場に集まった参加者はJR福井駅前などで「郵政民営化断固反対」と書かれたうちわを買い物客らに配った。
(8/1)

452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 04:08:34
自殺の永岡議員、精神疾患で投薬…昨年末から体調不良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000201-yom-soci

 東京都世田谷区の自宅で首つり自殺した自民党の永岡洋治衆院議員(54)(茨城7区)が昨年末ごろから、精神疾患で投薬治療を受けていたことが1日、警視庁成城署などの調べで分かった。同署は、病院側から詳しく事情を聞き、自殺と疾患との因果関係を調べる。

 同署の調べや関係者の話によると、永岡議員は昨年末ごろから体調不良を訴え、都内の病院で診察を受けたところ、うつ症状とみられる精神疾患と診断されたという。通院しながら、投薬治療を続けていたといい、自宅からも治療薬が見つかったという。

 同署は自殺とみているが、これまでに自宅などから遺書は見つかっていない。

 永岡議員の自宅には1日夕から、自民党関係者らが沈痛な面持ちで次々と弔問に訪れた。島村農相は同日夜、「非常にまじめな男だった。残念だ」と繰り返し、永岡議員が所属していた亀井派会長の亀井静香・元政調会長は、「あってはならないこと」と言葉少なだった。

 武部幹事長や谷垣財務相らは、報道陣の問いかけに無言で、硬い表情を崩さなかった。
(読売新聞) - 8月2日3時7分更新

453片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 04:27:08
イッタ8/1
http://www.ichita.com/03report/data/1122906880.html
 地元高崎駅の街頭演説から戻ったのは午前10時過ぎ。参院自民党の国会対策委員長室に矢野哲郎委員長を訪ねた。20分ほど、2人だけで言葉を交わした。「矢野委員長、参院本会議の採決は当初の方針どおり、8月5日にセットしてください。 週末をはさんだらダメです。とにかく金曜日に決着をつけてください!」とお願いした。 矢野委員長は、(ため息をつきながら)「うん、分かってる。それはともかく、オレも大変なんだよ、山ちゃん。派閥の会長は法案に反対だし、参議院の派閥リーダー(中曽根弘文氏)はいろいろと難しい立場のようだし…苦労してるんだ」と話していた。
 
 午前11時30分。議員会館事務所で説得工作(?)の準備をしていると、電話が鳴った。 景山俊太郎参院議員からだった。「あ、山本さん。あんた、昼の予定はどうなってる? 一緒に昼メシでも行かんかね。(*聞き覚えのあるフレーズだな。)」「ええ、大丈夫です。 で、どこに行けばいいですか?」「うん。そんならソバでも食べますか。」 景山氏御用達の「隠れ家のようなソバ屋」で郵政法案の打ち合わせをやった。 景山さんと2人で食事をするなんて、考えたら(10年間で)初めてのことだ。 政治に対する考え方も政治家としてのスタイルも、自分とは対局にある議員だと思っていた。しかも、青木幹雄議員会長と同じ島根県選挙区で、ミッキーの側近中の側近ときている。 距離が遠くなるのも当然だ。
 
 が、この人、じっくり話してみると、意外と発想が新しい。政治にも政策にも自分の哲学というものを持っている。政治手法も柔軟だ。 最年少で県会議長を務めた地方政治の雄だけあって、政局には独特の感性がある。 ううむ。明らかに「自分にないものを持った」政治家だな。 「とにかく、景山さんがコントロール・センターに繋がってるから、出来るだけタイムリーに(私なりの)情報を入れます。また、時間を作ってください。」と言っておいた。

454片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 04:40:48
永岡議員自殺 地元事務所ぼう然
解散想定選挙準備「理由全く分からない」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news001.htm

 衆院茨城7区の永岡洋治議員(54)(自民)が1日、東京都内の自宅で首つり自殺し、県内政界にも衝撃が広がった。「郵政法案への対応を巡って悩んでいた」との声もあるが、地元事務所では、解散も想定して選挙準備に入っていただけに、「理由が全く分からない」とぼう然自失の表情だった。

 衆院が事前に解散されない限り、茨城7区は10月23日に補欠選挙が行われる。ゼネコン汚職で実刑判決が確定し、刑期を終えて公民権が回復した中村喜四郎・元建設相(56)が再出馬するかも含め、今後の動きが注目される。

 永岡氏は古河市出身。農林水産省を95年に退官し、96年10月に当時の新進党公認で初出馬して落選。2000年6月には、公判中の中村氏に無所属で挑んだが、再び落選した。中村氏の有罪が最高裁で確定、失職に伴う03年4月の補選で、自民党公認を得て悲願の初当選を果たし、同11月の総選挙でも再選された。

 永岡氏の事務所では、次期総選挙で中村氏と再び対決するのは必至とみて、準備を進めていた。本人も7月25日、「解散の可能性は50対50。解散の場合には臨戦態勢に入ってくれ」と指示していたという。永岡氏は30日午後から古河市の「神輿(みこし)まつり」に出席。31日午前は、市制施行55周年の式典に出席し、体調不良を訴えて午後の予定をキャンセル。夜には東京・世田谷の自宅に戻っていた。

 採決前に相談を受けた山口会長は「党議に従うのが当たり前だ」とアドバイスしたという。

 一方、永岡氏は採決後の9日に地元市議らと食事した際は、「党の決定に従うのは、所属する人間としては当然だ」と話していたといい、出席者の1人は「疲れていたかもしれないが、郵政政局が(自殺の)直接の原因ではないと思う」と話している。
(2005年8月2日 読売新聞)

455片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 04:42:04
郵政法案採決控え、揺れる九州・山口の自民参院議員
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_05080103.htm

 郵政民営化関連法案の採決を控え、自民党の参院議員が揺れている。「賛否」をめぐって党内からの圧力が強まるなか、地元へ戻った九州・山口の議員たちは集会に走り回ったり、陳情を受けたりしながら、悩める胸の内をさらけ出した。

 「この現場の雰囲気、皆さんの声をしっかりと受け止めたい」

 31日午後、大分市の公園で、法案反対を明言してきた後藤博子氏(大分選挙区)が声を張り上げた。集まったのは否決を目指す郵政公社職員ら約1500人(主催者発表)。大きな拍手がわき、「民営化は許さない」と気勢も上がった。

 「民営化すれば、採算が取れない郵便局はなくなる」と心配する後藤氏は、党の矢野哲朗・参院国対委員長から「(解散・総選挙になれば)下野する可能性がある」と賛成するよう説得を受けた。「様々な方面から責められ続けている」と明かす。

 同じ反対の吉村剛太郎氏(福岡選挙区)は「法案の中身が国民に浸透していない。(採決時の)態度は決めている。政治家の信念の問題だ」と言い切る。

 大分市と同様、31日に反対集会が開かれた長崎市の公園では、郵便局員らが「賛成に回ったか」とささやき合った。自民党でただ一人出席予定だった田浦直氏(長崎選挙区)が姿を見せなかったからだ。

 田浦氏は法案に加え、解散カードをちらつかせる小泉首相を疑問視する発言をしていただけに、失望感も広がった。「微妙な時期なので、出席を控えたのだろうか」。三好徳明・党県連幹事長も首をひねった。

 木村仁氏(熊本選挙区)は「『官から民へ』の時代の流れ」と考える一方、「今の法案のまま踏み切っていいのか」との疑問が消えない。さらに、「民営化の歴史に、自分が反対したという記録を残したくない」などと思いは乱れる。

 野村哲郎氏(鹿児島選挙区)は離島や過疎地の将来を懸念する。「(政府・党執行部は)簡易郵便局は残すと言っているが、貯金や年金も担保されるような修正がなされるのかどうかが私にとって最大の焦点」と険しい表情を見せる。

 賛否の発言を避けている林芳正氏(山口選挙区)は31日、下関市の事務所で特定郵便局長11人から陳情を受けた。法案を推進する安倍晋三・党幹事長代理の地元だけに「つらい立場」(事務所)。陳情後も「賛成、反対のどちらでもない」との姿勢を崩さなかった。

 参院郵政民営化特別委員長の陣内孝雄氏(佐賀選挙区)も「委員会で真剣な議論が続いており、自分の考えを申し上げる立場ではない」と慎重だ。

456片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 07:07:45
郵政法案、反対12人棄権1人 参院自民、本社調査2005年08月02日06時11分
http://www.asahi.com/politics/update/0802/001.html

 朝日新聞社は、郵政民営化法案に反対姿勢とみられる自民党参院議員を中心に2度目の聞き取り調査をした。反対を明言したか、現段階で反対の意向であるのは12人で、棄権は1人だった。反対13人、棄権1人だった前回調査(7月22日時点)から反対が1人減ったが、態度未定と回答拒否はなお計29人おり、うち8人は反対や棄権に回る可能性が高いとみられる。最終盤を迎えても小差の緊迫した争いが続いている。

 参院本会議では自民党から18人が反対に回れば否決される。前回調査で反対を明言したのは7人、反対の意向を固めたと見られたのは6人だった。このうち反対を明言していた1人が「未定」に転じた。この議員は1日、「2日の小泉首相の国会答弁などを聞いたうえで最終判断したい」と語った。また、反対の意向を固めたと見られていた1人も、党執行部の説得などで姿勢が軟化していることが分かった。

 一方、前回調査時には反対派と目されていなかった議員1人が新たに反対を明言した。この結果、今回調査での「反対」は全体で12人で、前回より1人減った。

 反対議員の派閥別の内訳は亀井派7人、旧橋本派3人、山崎派1人、無派閥1人。亀井派は所属参院議員18人のうち3分の1強が反対に回っている。

 ただ、議員が賛否についての真意を執行部や派閥幹部、メディアなどに明らかにしていない可能性もある。

 態度未定・回答拒否は計29人。うち8人が取材に対して反対や棄権・欠席を示唆した。旧橋本派の北岡秀二氏は調査には答えなかったが、特定郵便局長OBの政治団体「大樹」が7月31日に徳島市で開いた集会で「賛成できない」と語った。

 青木幹雄参院議員会長ら参院執行部は亀井派と、青木氏の足元の旧橋本派が最後のカギを握ると見て、切り崩しに全力を挙げる。反対派は両派閥に加えて、態度未定の議員にも働きかけを強めており、賛否の動向は流動的だ。

457片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 07:16:59
少しずついじってるんだけど、かなり微妙だな。特に可決の場合。反対が欠席に変われば可決に期待感。

◎(中核!)河合、長谷川、吉村、 秋元、荒井広、亀井、後藤、桜井、中川義、 鴻池(ここまで10人)
○(強固!)田村公、 柏村(ここまで12人)
△(強固?)岩永、北岡、 太田、真鍋、 魚住、椎名、 山内、 二之湯(ここまで20人)
☆(傾斜?)佐藤昭、野村、松村、 田中、 大野、狩野、倉田(ここまで27人)
▼(微妙?)金田、木村、佐藤泰、竹山、吉田、脇、 田浦、松山、水落、 中曽根、保坂
?(注意?)小池、小泉顕、山崎、 荒井正、大仁田、溝手、藤井、藤野、西島、 福島、三浦、 関谷、 岸宏、 山東、有村、 鶴保
病欠 西田 (←欠席なら否決ラインが17.5人になる。)

458片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 08:58:28
自民・東北5県連、首相に党内融和要望「解散なら敗北」
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/08/20050802t71016.htm

 小泉純一郎首相が、郵政民営化関連法案が参院で否決された場合に衆院を解散する可能性を示唆していることについて、宮城を除く東北の自民党5県連と北海道連は1日、連名で「解散なら党の敗北は必至だ」として、解散せずに党内融和を図るよう求める要望書を、小泉首相と武部勤幹事長に提出した。党本部によると、こうした要望書は全国で初めて。

 党本部に郵送された要望書は、郵政民営化法案の審議が「国民に極めて分かりにくい議論に終始している」と指摘。賛否が分かれていることも「国民には党の内紛としか映らず、支持者離れを加速させている」と厳しく批判した。
 その上で「この時期に解散を決行すれば党の敗北は必至の状況で、さらに党の分裂もささやかれるなど、地方組織としてはこれ以上黙視できない」と強調。「党内融和を図り一致結束してほしい」と要望した。

 要望書提出は、福島県連で論議となり、同県連が北海道・東北ブロックの幹事となっていることから、他の道県連にも呼び掛けた。宮城県連は「小泉総裁は民営化を公約としている。要望書の趣旨が不明確で、混乱を招きかねない」とし、連名に加わらなかった。

 過疎地域が多い東北5県と北海道では、郵政民営化に伴う地方切り捨てへの懸念が党員の間に根強い。特に福島県では「いま総選挙をすれば小選挙区は全敗する」(自民党衆院議員秘書)といった声もあり、地方組織の危機感が高まっていた。
 遠藤忠一・福島県連幹事長は「総選挙に対する危機感は強く、地方の声を(党本部に)届けたかった」と説明している。

459片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 23:09:39
まぁ少しは和らいだか?

小泉首相「郵便局網は国民資産」 参院特別委 片山幹事長が質問
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000026-san-pol

 参院郵政民営化特別委員会は二日午前、小泉純一郎首相と関係閣僚が出席し、郵政民営化関連法案に関する中間的な総括質疑を行った。自民党は反対派説得の答弁を引き出すため、陣頭指揮にあたる片山虎之助参院幹事長が「(民営化の意味を)国民が理解するかどうかが、参院の賛否に大きな影響を与える」と述べた上で、首相に丁寧な答弁を求めた。
 これに対し、小泉首相は「与党との協議を踏まえ、国民の不安を払拭(ふっしょく)するために幾重にもわたる手厚い手当てを講じている。政府としてネットワークを国民の資産として守り、万が一にも国民の利便に支障が生じないようにしていきたい」と答弁。さらに過疎地における郵便局の貯金、保険サービスについて、反対派に考慮し、「民営化後も過疎地などの郵便局でサービスがしっかり提供されるよう努力を続けていきたい」とときには文書を読みながら答弁した。
 郵政法案成立後に設置される民営化委員会の協議事項についても、首相は「民営化委員会による見直し対象は経営形態のあり方を含め郵政民営化に関するすべての事項が対象だ」と述べ、法案成立後でも、反対派の主張を取り入れる場面があることをにじませた。
 だが続いて質問した同党の舛添要一氏が、郵政民営化だけでは、財政再建は難しいと指摘したのに対し、首相は「この程度の改革ができなくて、行財政改革ができるのか」と声を荒らげて反論する場面もあった。
 質問にたった、片山幹事長は国会内で記者団に「(郵政法案に批判的な議員に)かなり理解していただけたのでは」と首相の答弁を評価したが、首相の答弁は反対派説得にどれだけ効果があったかは不透明だ。
(産経新聞) - 8月2日15時5分更新

郵便局網維持で付帯決議を=片山自民参院幹事長、反対派説得に手応え
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000070-jij-pol

 自民党の片山虎之助参院幹事長は2日午後の記者会見で、同氏が行った参院郵政民営化特別委員会での質問に対する小泉純一郎首相の答弁を踏まえ、(1)郵便局網の維持(2)金融の全国一律サービスの確保(3)経営形態を含めた見直し−などを念頭に付帯決議を採択するよう求めた。
 片山氏は「政府に認知させるという意味で付帯決議はした方がいい。(付帯決議は)参院の意思を明らかにし、証拠を残すことだ」とその意義を強調。首相答弁が、反対派や賛否を留保している議員に与える影響について「すぐパッと変わるという感じじゃないが、じわじわとボディーブローみたいに効いてくるのかな」と、手応えを感じ始めていることを明らかにした。 
(時事通信) - 8月2日17時1分更新

460片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 23:14:42
長谷川辞任で残りの委員は?

政局混乱回避を呼び掛け=自民若手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000093-jij-pol

 自民党の若手有志でつくる「小泉政権の聖域なき構造改革の断行を支援する若手議員の会」(代表世話人・桜田義孝衆院議員)は2日、党本部で会合を開き、郵政民営化法案処理に関し、「政局にしてはならない。今国会で成立させる必要がある」との認識で一致、政局混乱回避のため法案成立を参院側に働き掛けていくことを確認した。 
(時事通信) - 8月2日19時1分更新

<郵政法案>小泉首相と青木氏、「5日参院採決」を確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000115-mai-pol

 小泉純一郎首相は2日夕、自民党の青木幹雄参院議員会長、片山虎之助参院幹事長と国会内で協議し、郵政民営化関連法案について5日に参院本会議で採決する方針を最終的に決めた。採決を遅らせば反対派の勢いが増しかねず、野党の抵抗で審議未了・廃案になる可能性があると判断した。一方、参院郵政特別委員会は2日の理事会で、3日に金融に関する集中審議を行うことを決めた。同委での採決は4日になるとみられる。
 首相との協議で、青木氏らは「参院はなかなか大変だ」と、法案成立を楽観できない党内情勢を伝えたうえで、採決日程について「5日に行う。それに向け全力を尽くす」と説明し、首相も同意した。これを受け与党は3日にも、4日委員会採決、5日本会議採決の日程を野党側に提案する見通しだ。
 委員会採決を控え、反対派で参院郵政特別委の長谷川憲正氏(自民)が2日夕、委員の辞任届を自民党の矢野哲朗参院国対委員長に提出した。
 また、片山幹事長は同日の記者会見で、特別委で首相が「郵便局ネットワークを国民の資産として守っていく」と答弁したことを受け、答弁内容を担保する付帯決議を参院で目指す考えを示した。
(毎日新聞) - 8月2日21時12分更新

461片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 23:21:17
前々から申し上げているように、積極的な新党作りはないだろう。

郵政法案:自民党反対派の亀井氏らの「新党」構想浸透せず
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050803k0000m010092000c.html

 郵政民営化関連法案の否決で衆院解散・総選挙した場合を想定し、自民党反対派の亀井静香元政調会長らが構想する「新党」が、広がりを欠いている。「党公認が得られなければ」という受け身に終始している上、ポスト小泉をにらんだ亀井氏と他の反対派議員の思惑が必ずしも一致しないからだ。新党結成には、多額の資金を含むエネルギーが必要だが、現時点で同調者は亀井派と旧橋本派の一部にとどまり、現実味を帯びていない。

 新党に最も積極的に言及しているのは、ポスト小泉の一人と目される亀井派の平沼赳夫前経済産業相。「新生自民党を立ち上げて、審判してもらいたい」と繰り返し、亀井氏も7月31日のテレビ出演で「新党は当然の選択肢」と語った。

 亀井氏らが新党を視野に入れるのは、政党に所属しなければテレビでの政見放送やポスター掲示などが認められないため。比例代表候補も擁立できず、小選挙区と比例との重複立候補も不可能となる。反対派の一人は「新党を作れば(比例で)1議席はとれるんじゃないか」という。

 だが90年代以降の政界再編の中で、新党のほとんどが挫折している。最近では02年12月、与党・保守党と野党・民主党の一部が合流してできた保守新党も約1年後には解党し、自民党に合流した。保守新党結成にかかわった自民党議員は「党本部を作るのも数千万円かかる。人手が少なく、地方組織もない中では選挙は戦えない」と指摘。政治アナリストの伊藤淳生氏も「急ごしらえで作った場合、支援団体もついてこない。非常に厳しい」と見通しを語った。

 新党を作った場合、誰を党首に据えるかも不透明だ。反対派の中には「党首は綿貫(民輔前衆院議長)さんでも、野田(聖子元郵政相)さんでもいい」との声もあるが、野田氏は反対派の思惑の違いを指摘し、参加しないことを明言している。小泉純一郎首相の改革路線を支持する若手グループも「新党を作っても自爆するだけ」と冷ややかだ。【中澤雄大、西田進一郎】
毎日新聞 2005年8月2日 21時20分

462片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 23:24:39
今のところ丹羽グループは賛成圧力。ただ、否決の場合は逆方面の融和勢力になる蓋然性が高い。

丹羽氏ら 政局混乱回避で努力
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/08/02/k20050802000163.html

郵政民営化関連法案をめぐる自民党内の攻防が激しさを増すなか、党内の融和を目指す丹羽元厚生大臣らの議員グループが会合を開き、政局の混乱による政治的な空白を避けるため、最善を尽くすべきだという認識で一致しました。
丹羽元厚生大臣らのグループの会合には、小里元総務会長や中山太郎元外務大臣ら、あわせて21人の衆議院議員が出席しました。この中で出席者からは、「郵政民営化関連法案が参議院で否決された場合、小泉総理大臣は衆議院の解散・総選挙に踏み切る可能性が高い。こうした政局の混乱を回避するためには、法案を成立させるべきだ」といった意見が出されました。そして、グループとしては、政局の混乱による政治的な空白を避けるため、最善を尽くすべきだという認識で一致しました。一方、法案の成立を目指す、自民党の衆・参両院の若手議員18人が会合を開き、会長を務める桜田義孝衆議院議員は、「小泉総理大臣は郵政民営化を構造改革の本丸だと位置づけており、否決することがあってはならないし、内政・外交ともに課題が山積している中で、政局が混乱するのは好ましくない」と述べました。そのうえで、会合に参加したそれぞれの議員が、法案への賛否を明らかにしていない参議院議員に対して、賛成するよう働きかけていくことを申し合わせました。

463片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 00:00:18
微妙な足の引っ張り具合が素敵です。

森前首相:郵政法案否決で衆院解散なら派閥会長辞任も
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050803k0000m010126000c.html

 自民党の森喜朗前首相が参院で審議中の郵政民営化関連法案が否決された場合、小泉純一郎首相が衆院解散に踏み切るのであれば同党森派会長を辞任する意向を周辺に語っていることが2日、分かった。森氏としては首相の出身派閥である森派が衆院解散に反対していることを会長辞任に言及することで最大限アピールし、解散回避に向け首相に圧力をかける狙いがあるとみられる。
毎日新聞 2005年8月2日 23時24分

464片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 00:57:53
イッタ8/2
http://www.ichita.com/03report/data/1122994673.html

 山本一太「票読みリスト」の幾つかのベクトルが変化した…ようだ。(*ちょっとまずいな。)明日の「アイ・ワイ懇」で飯島秘書官に報告しておこう。
 郵政法案の本会議採決を5日(今週の金曜日)にやるか、それとも週末をはさんで8日(来週の月曜日)に回すか、二つの意見があるようだ。特別委員会で野党の激しい抵抗があった場合、マスコミで報道される「強行採決」の絵は「迷える人々」を反対に押しやるという議論もあるだろう。何度も言うようだが、自分は(直感として)何があっても今週中(5日)に突っ込むべきだと思っている。本会議採決が8日にセットされたとしたら、この法案は通過しない。(きっと負ける!) 参院執行部が「正しい決断」を下してくれると信じている。 ここまで書いたところで午前零時。続きは次回のレポートで。

465片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 01:05:24
馳浩7/31
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s050731.html

 石川県医師会創立記念祝賀会出席。参議院の医師会枠議員の西島さんがお見えになる。
 「西島さん、郵政の採決よろしくお願いしますね!」 と、いまだ態度の表明をされていない西島さんに、祈るようにご挨拶。医師会は「三方一両損の医療保険制度改革」で小泉批判を強めており、西島先生も思いは深い模様。ふむふむと何か考え込むような様子であった・・・・・

http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s050801.html

 羽田についてすぐに国会入り。その間、永岡洋治代議士自殺の報道に接し、愕然。あの生真面目な永岡先生に何が、よりによって、この時期に・・・・と立ちくらみがする。合掌。
 国会対策委員会室にて、執務。たまった書類や資料の整理。途中、金沢から後援者の来訪があり、
 「選挙大丈夫なんかいや!」 と心配な課題についてご指導いただく。懸念あることは出来る限り解消しながら選挙に臨もう、と叱咤激励をいただく。感謝。

466片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 02:58:49
なにを狙う?

森氏が派閥会長辞意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000006-san-pol

 自民党の森派会長の森喜朗元首相は二日、産経新聞に、郵政民営化関連法案が否決された場合に小泉純一郎首相が衆院解散・総選挙に踏み切る構えをみせていることに関連し、派閥会長を辞任する意向を明らかにした。
 森氏は「会長を辞める。(首相の政治手法に)辟易(へきえき)した。改革は大事だからやればいい。しかし、解散してまでやるというのはどうか。首相は耳を傾けないし、これ以上守る気持ちはない」と述べ、首相が法案が否決された場合に解散するとの姿勢を変えなければ、辞任する考えを示した。首相にはまだ辞意を伝えていないという。
 森氏は同派出身の小泉首相を支えているが、「もう十分役割は終わった。党のためにと思って首相を支えてきたが、党がどうでもいいのなら私の役割はない」と語った。
 青木幹雄参院議員会長とともに首相を支えてきた森氏が会長を辞任すれば、首相の政権運営にも影響が及ぶとみられる。このため首相サイドや森派内から慰留の動きが出ることは確実で、郵政法案の参院採決を控え、首相がどう動くかが注目される。
(産経新聞) - 8月3日2時37分

<森前首相>小泉首相の姿勢に不満、派閥会長の辞意漏らす
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000138-mai-pol

 自民党森派会長の森喜朗前首相が、郵政民営化関連法案に対する小泉純一郎首相の姿勢に不満を募らせ、会長辞任を河野洋平衆院議長に漏らしていたことが2日、分かった。3日に同派代表幹事の福田康夫前官房長官らに辞意を伝える方針だが、福田氏らは慰留するとみられる。
 森氏は1日、河野氏と会談した席で「郵政法案を成立させる道を探ってきたが、小泉さんはそれを無視して『党をつぶす』とか『継続審議になれば廃案だ』などと言っている。そんなことを言うのなら私の役目はない」などと首相への不満を語った。
 森氏の発言は、首相の出身派閥である森派の会長辞任を示唆することで、今国会で法案が成立しなければ衆院解散・総選挙に踏み切る構えを見せる首相をけん制する狙いもあるとみられる。【中西拓司】
(毎日新聞) - 8月3日1時14分

467片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 03:06:14
ん? これに大して自民議員はどう反応すんの?

森氏、派閥会長の辞意漏らす=「郵政」混乱理由に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000010-jij-pol

 自民党森派会長の森喜朗前首相が、郵政民営化法案をめぐる同党内の混乱を理由に今国会終了後にも派閥会長を辞任する意向を、河野洋平衆院議長に漏らしていたことが分かった。関係者が3日未明明らかにした。
 森、河野両氏は1日に都内で会談。席上、森氏は「政局を混乱させた責任を感じている。法案が成立して国会が閉会すれば、派閥会長を辞任しようかと考えている」と述べ、小泉純一郎首相の出身派閥会長としての責任を取って辞任を検討する考えを示した。
 河野、森両氏は同党が野党だった当時の総裁・幹事長の間柄。会談では「当時のようにはなりたくない」との認識でも一致したという。 
(時事通信) - 8月3日3時0分更新

468片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 03:10:48
総務会も退席もドサクサ。

衆院 戦後60年決議採択 50年決議踏襲 安倍氏ら反発、退席
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000005-san-pol

 国会は二日の衆院本会議で、戦後六十年にあたり国際平和構築への貢献を誓う決議を、共産党を除く自民、公明、民主、社民四党の賛成多数で採択した。しかし、十年前に村山政権下で採択された「戦後五十年決議」を踏襲したものであることから、自民党内には異論が生じ安倍晋三幹事長代理、平沼赳夫元経産相らが決議直前に退席。野党側にも「五十年決議より謝罪色が後退した」との不満がくすぶった。
 決議は「わが国の過去の一時期の行為がアジアをはじめとする他国民に与えた多大な苦難を深く反省し、改めてすべての犠牲者に追悼の誠をささげる」とした。また、政府に「唯一の被爆国として核兵器の廃絶、あらゆる戦争の回避、世界連邦の実現への道の探究などに最大限努力すべきだ」と求めている。
 この決議は「会期内に広島、長崎の原爆の日を迎えるので、衆院の決意を示したい」という河野洋平衆院議長の強い意向を踏まえ、議院運営委員会を中心にとりまとめたものだ。
 しかし、民主党は「五十年決議から後退した内容だ」(民主党幹部)と反発。原文に「十年前の戦後五十年決議を想起し」との表現をねじ込んだ。二日午前の同党役員会でも、「『侵略的行為』や『植民地支配』などの表現を盛り込むべきだ」との声が相次いだ。
 自民党は二日午前の総務会で決議案を異論もなく了承した。ところが決議案の内容が事前にほとんど知られていなかったこともあり、議場では一部議員が反発。退席した平沼氏は「国論を分けるようなことを決議することに疑問をもっている」とし、同じく古屋圭司衆院議員は「世界連邦など党内議論がない概念まで決議に盛り込まれており賛同できない」と説明した。
 若手数人も起立せず、採決を拒否した。このうち古川禎久衆院議員は本会議直前に議院運営委員会委員を辞任した。
     ◇
 【戦後60年決議 全文】
 国際平和の実現は世界人類の悲願であるにもかかわらず、地球上に戦争等による惨禍が絶えない。戦争やテロリズム、飢餓や疾病、地球環境の破壊等による人命の喪失が続き、核兵器等の大量破壊兵器の拡散も懸念される。
 このような国際社会の現実の中で、本院は国際連合が創設以来六十年にわたり、国際平和の維持と創造のために発揮した英知と努力に深く敬意を表する。
 われわれは、ここに十年前の「歴史を教訓に平和への決意を新たにする決議」を想起し、わが国の過去の一時期の行為がアジアをはじめとする他国民に与えた多大な苦難を深く反省し、改めてすべての犠牲者に追悼の誠をささげるものである。
 政府は、日本国憲法の掲げる恒久平和の理念のもと、唯一の被爆国として世界のすべての人々と手を携え、核兵器等の廃絶、あらゆる戦争の回避、世界連邦実現への道の探究など、持続可能な人類共生の未来を切り開くための最大限の努力をすべきである。
(産経新聞) - 8月3日2時37分更新

469片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 03:32:08
ギリギリ。

自民片山氏「郵政法案採決、合理的理由あれば来週も」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050802AT3L0204W02082005.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は2日午後、国会内で記者会見し、郵政民営化法案の参院本会議での採決日程について「我々は今週中に本会議までやると言っている」と述べ、5日採決を目指す考えを改めて表明した。その上で、「どうも野党の方は違う。さらに現場(参院郵政民営化特別委員会)と国対で交渉してもらいたい。来週にする合理的な理由があればいい」と採決の来週先送りにも含みを残した。

 ただ、野党の主張に対しては、「週をまたぐのがいい、というのも説得力あるのかなと思う。明日で(参院での)審議時間が69時間でまだ2日あり、軽々と70時間をオーバーする」と述べ、週内採決の機は熟しているとの認識もにじませた。〔NQN〕 (14:53)

470片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 10:40:43
松下新平8/3
http://www.shinnpei.com/diary/index.html

 「一寸先は闇」政界は刻一刻情勢が変化してきています。最後の最後まで態度を明らかにしない議員も少なくありません。

 現段階で、私の知りえる情報での見込みは、5日の参議院本会議において、18名を5から6名程度上回り、否決される。
 その後、すぐ解散とはならず、両院協議会等の審議を継続、8月13日閉会。15日靖国参拝で一気に解散風、9月に臨時国会が召集され、即総理不信任案が提出、そこで内閣改造を断行し、衆議院解散に打って出て、恐らく10月23日投票の総選挙となる。

 新党結成、自民党の分裂選挙・・・。そして結果は、自民党が大きく議席を減らし下野する。
 代表の顔を誰にするか等、国民がどのような総理を求めるのかによって選挙戦が大きく左右されるでしょう。

471片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 13:16:05
小泉さんはそれくらいしか言えんわなあ。これで否決になれば面白いんだけど(可決でもそれなりに面白いけど)。

森前首相:衆院解散なら派閥会長辞任の意向を正式表明
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050803k0000e010031000c.html

 自民党森派会長の森喜朗前首相は3日午前、郵政民営化関連法案が参院で否決され、小泉純一郎首相が衆院を解散した場合について「そんな状況では自分は会長を務める理由はない」と述べ、派閥会長を辞任する意向を正式に表明した。東京都内の同派事務所で記者団の質問に答えた。森氏は同夜、同派代表幹事の福田康夫前官房長官らにこうした意向を伝える。

 森氏は「総選挙になれば自民党の半分(の議員)が落選する。それでいいのか」と、解散をちらつかせる小泉首相の姿勢を強くけん制。総選挙後の情勢について「首相は党総裁にはなれても、総理になるかどうかは分からないし、法案も消えてしまう」と述べた。ただ、法案が可決された場合の対応については「それはその時の話だ」と述べ、続投を示唆した。【中西拓司】
毎日新聞 2005年8月3日 11時28分 (最終更新時間 8月3日 12時41分)

小泉首相:森氏の派閥会長辞任発言は「森さん独特の表現」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050803k0000e010079000c.html

 小泉純一郎首相は3日、森前首相が衆院解散の場合の派閥会長辞任を表明したことについて「否決は私に対する不信任ということに変わりはない」と述べ、郵政民営化関連法案否決の場合は衆院を解散する方針を改めて示した。そのうえで「成立させなきゃ大変なことになるという、森さん独特の表現だと思う」と述べ、発言は法案成立に向けた反対派へのけん制との見方を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
毎日新聞 2005年8月3日 12時44分

472片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 20:18:25
公明党:連立解消の可能性示し、解散回避促す 神崎代表
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050804k0000m010048000c.html

 公明党の神崎武法代表は3日の記者会見で、郵政法案が参院で否決され小泉純一郎首相が衆院解散に踏み切った場合の対応について「引き続き連立政権という形で選挙に突入していくのか、最終段階で判断すべきことだ」と連立解消の可能性に言及した。「今は連立で戦うのは当然の前提」と付け加えたが、解散・総選挙に反対する立場から首相に解散回避を促す狙いがあるとみられる。

 神崎氏はまた、森喜朗前首相が解散になったら自民党森派会長を辞めると述べたことについて「自民党は(総選挙で)議席を失うかもしれないという、首相に対するいさめ」と指摘した。【田所柳子】
毎日新聞 2005年8月3日 19時52分

473片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 22:48:33
森前首相、郵政法案が参院本会議で否決され衆院解散となった場合「派閥会長を辞任」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20050803/20050803-00000793-fnn-pol.html

「郵政民営化法案否決なら解散」とこぶしを振り上げる小泉首相に、出身派閥の会長である森前首相が「待った」をかけた。
森前首相は、郵政法案が参議院本会議で否決され、衆議院が解散された場合、森派の会長を辞任する考えを表明し、採決を目前に波紋を広げている。
森前首相は3日、記者団に対し、「解散したら小泉首相が首相になるかわからないし、郵政法案も消える。そうなれば、これ以上会長を務める理由がなくなる」と述べて、法案が否決され、衆議院解散になれば、政局混乱の責任を取って派閥会長を辞任する考えを明らかにした。
森前首相の発言について、森派幹部の福田前官房長官は「森前首相は、官邸に向けてしゃべっている」と述べ、「法案否決なら解散」という姿勢を崩さない小泉首相に対するけん制だとの考えを示した。
一方、参議院側からは、森氏の発言によって、否決でも解散しないのではという観測が広まれば、反対派が勢いづくのではないかとの懸念の声も上がっている。

[3日22時7分更新]

474片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 22:50:11
反対は11、棄権2 未定23人が成否左右
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000243-kyodo-pol

 郵政民営化関連法案をめぐる参院本会議採決を控え、共同通信が参院の自民党議員(114人)の投票動向を追跡調査した結果、3日現在で11人が反対、2人が欠席・棄権を表明した。先月27日集計の前回調査より反対が3人減ったものの、なお23人が態度未定としている。このうち、反対色の強い議員は10人前後で、否決ラインの「18票」をはさみ、成否は予断を許さない情勢。採決に向け執行部と反対派の攻防は一段と緊迫している。
 3回目となる今回調査は、前回までに賛成を表明した議員を除く63人に対する聞き取り結果を中心に、執行部や反対派への取材も加味して賛否、棄権を色分けした。
 前回調査と比べ、態度未定から賛成に回った議員が多く、執行部の説得工作が成果を上げつつあることをうかがわせた。ただ、反対派の1人は「本番では20票以上の反対票が出る。否決は確実だ」と多数派工作に自信を見せている。
(共同通信) - 8月3日22時7分更新

郵政法案、本会議採決8日以降か…成立なお微妙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000115-yom-pol

 参院郵政民営化特別委員会は3日、理事懇談会を開き、4日に集中審議を行うことを決めた。

 与党側は4日の委員会での郵政民営化関連法案採決を主張したが、野党は反対した。このため、自民党は当初目指した4日の委員会採決を見送り、5日に行う方針だ。これにより、参院本会議での採決は8日以降となる公算が大きくなった。

 自民党執行部の中では、依然、法案成立に確信を持てないとの見方が強い。このため、青木参院議員会長ら参院幹部は3日、法案反対を表明する議員が多い参院亀井派の中曽根弘文会長と会談するなど説得工作を続けた。

 3日の党副幹事長会議での、武部幹事長や参院の景山俊太郎副幹事長らによる票読みは、「ぎりぎりで可決できるかもしれない」(幹部)という際どい結果だった。公明党の同日の臨時役員会での票読みも、「可決にしても否決にしても1、2票差」(幹部)という状況だ。

 小泉首相は、法案が廃案になれば衆院を解散する構えを崩しておらず、解散をめぐる自民党内の駆け引きも活発化している。与謝野政調会長は3日の記者会見で、「否決なら国民にもう一度判断を頂く意味で、衆院解散に訴えることは一つの政治的手法だ」との考えを示した。

 一方、小里グループの小里貞利会長は森前首相と会談し、「政治空白を作ってはいけない。解散は避けるべきだ」との認識で一致。小泉首相を首相官邸に訪ね、「冷静な対応」を求めた。

 小泉首相は、3日午後、法案の成否について「厳しい状況に変わりはない」との見方を示した。
(読売新聞) - 8月3日22時27分更新

475片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/03(水) 23:01:15
法案骨抜き,解散なし,が基本線。
解散でも,大分裂回避。
無理して行ってギリギリ可決の緊迫感をわざわざ味わうか? それでも通すか?

「解散阻止」大合唱…自民、賛成派・反対派とも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000316-yom-pol

 自民党内では、3日、郵政民営化関連法案が否決された場合の衆院解散に反対する声が相次いだ。

 法案の成否が見えない中、賛成派、反対派双方が「政治空白を避けるべきだ」として、小泉首相の解散断行阻止で足並みをそろえつつある。

 法案に反対した綿貫民輔・前衆院議長は3日、亀井静香・元政調会長や平沼赳夫・前経済産業相らと会談し、「法案が参院で否決され、首相が衆院を解散することは許されない」との意見で一致した。この後、自民党新憲法起草委員会の会合に出席した綿貫氏は、同党の憲法改正草案原案が「衆議院の解散は、内閣総理大臣が決定する」と明記している点について、「首相が解散権を乱用する場合に、歯止めをどうするのか」と指摘。首相が解散カードを利用していることをけん制した。

 一方、法案に賛成した丹羽雄哉・元厚相や河村建夫・前文部科学相らが開いた会合では、「このままでは法案が否決される可能性が高い。解散を避けるため、否決は避けなければならない」などの発言が相次いだという。

 賛成派が多い小里グループは3日夕、都内で会合を開き、「衆院解散で政治空白を作るべきではない」との認識で一致した。会合後、加藤紘一・元幹事長は記者団に「衆院を解散した場合、反対派を公認しないため、自民党は220議席ぐらいになる。そこから持ち直す力はない」と述べた。
(読売新聞) - 8月3日22時48分更新

476片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 01:04:52
ドサクサの中、目を凝らして見ると、こんな困った議員が。

農協改革:農林族5議員が小泉首相に撤回申し入れ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050804k0000m010034000c.html

 「郵政改革と一緒に農協分割をやるなら、郵政民営化関連法案の本会議採決で、堂々と青札(反対票)を持って壇上に上がる」−−。参院自民党の国井正幸参院議員ら農林族5議員が3日、首相官邸を訪ね、政府の規制改革・民間開放推進会議が検討している農協改革を撤回するよう小泉純一郎首相に申し入れた。

 推進会議が検討している中間取りまとめは、農協について部門ごとの独立採算制や組織分割などの合理化を盛り込んでいる。「農協を分割するなら、郵政民営化に賛成できない」と迫る国井氏らに、小泉首相は「郵政と農協は別だ。郵政民営化に協力してほしい」と低姿勢で応じ、反対派の広がり阻止に努めた。【大貫智子】
毎日新聞 2005年8月3日 19時07分 (最終更新時間 8月3日 19時14分)

477片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 01:54:44
松島みどり8/1
http://www.matsushima-midori.jp/home/home1.html
コラムNo.128 自民党分裂の危機と過去の教訓

 「参議院で郵政民営化法案が否決されたら衆議院を解散する」という小泉総理の言葉で永田町は浮き足立っている。
 総理は「今解散しても、自民党はそんなに負けない」と思っているらしい(私は、武部幹事長と杉浦官房副長官から、そう聞いた)が、変人小泉だからそう言うのであって、大逆風の選挙の中、都会を中心にバタバタと討ち死にする、と見るのが一般の常識だ。だから野党転落恐怖症が蔓延してつつある。
 衆議院の郵政法案採決にあたってのいわゆる造反者は51人。うち37人が反対で14人が欠席・棄権。全員(単純比例区の議員も含まれているので51人よりは少ないが)を公認からはずしたらとても300小選挙区全部に自民党の候補者を立てることは不可能だ。例えば、綿貫民輔さんや亀井静香さん、平沼赳夫さんらに急造のどんな候補者を立ててみても、勝てっこない。我が同期で棄権した小渕優子さんや梶山弘志さんも圧勝組だ。さりとて、全員そのまま公認したら、世間からは「自民党って、なんとだらしない政党だ」と批判されるだろう。
 都会の自民党議員の中には、法案に賛成した人でも、「今解散なら、自民党で選挙なんかできない。東京の我々で新党を作ろう」と本気とも冗談ともつかない口ぶりで私に語りかける人もいる。都会の造反組の中には「政府税調がサラリーマン増税を打ち出した状況では、自民党の看板より無所属で戦ったほうが強い」とつぶやく人もいる。
 (なお、これだけは明確に言っておきたいが、政府税調の方針というのは財務省の役人と石弘之前一橋大学学長ら学者が作った論文に過ぎない。税制を実際に決めるのは、毎年11月から12月にかけて開かれる自民党税制調査会である。なぜなら、国民から税金をいただくというのは、きわめて政治であり、国民の代表として選ばれた政治家にしか許されない仕事である。政治家は次の選挙でのわが身の命運をかけて税制を決めるのである。原則的に政府の役人が行う、予算の配分とは大きく違う。つまり、政府税調の役割は「長期的には税収増のために、こういう方向に持っていきたい」という財務省の希望を打ち出して、世間の反応を見ることだ)
 もともと、国政選挙になると、マスコミが自民党を批判する、野党を応援する傾向が常にあるから、特に浮動票の多い都会では、自民党は逆風、民主党は追い風のもとで戦うことになる。自民党に追い風が吹いたのは小泉政権ができて2、3ヶ月の時に行われた、4年前の都議会選挙と参議院選挙だけだった。何しろ、内閣支持率は8割を超し、自民党本部を小泉さんの写真のついたTシャツを買い求める人の行列が取り囲み、私が地元で、小泉さんの写真が表紙に大きく印刷された自民党のビラを配っていたら、道路の反対側からわざわざ取りにくる女性が後を絶たなかったのだから。あんな恵まれた選挙(私にとっては候補者応援の選挙だったが、)は人生、最初で最後だろう。

478片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 01:55:21
(承前)
 しかし、私は何がどっちに転んでも、自民党で選挙を戦う覚悟の人間である。2つのことにプライドを持っているためだ。一つは、自民党が歴史上初めて行った公募に一番で合格して候補者になったこと。もうひとつは、平成12年6月の初当選が東京比例区1位によるものだったことだ。
 自民党の公募は今でこそ有名になり、衆議院の候補者のいないすべての選挙区は原則、公募で決めることになっているが、平成7年5月に東京都連の与謝野馨幹事長(現、党政調会長)が実施を決めたときは読売新聞の夕刊一面トップに載ったくらいの大ニュースだった。自民党が野党に転落し、東京で25の小選挙区を埋めるのは困難というのが、東京都連が踏み切った真実の理由だったが、それまで自民党から選挙に出るといえば、2世議員か地方議員出身の実力者か、あるいは官僚が代議士の娘婿になったり大臣秘書官を務めたりしてチャンスを伺うのが相場で、「誰でもいいから手を挙げろ」なんていうのは、前代未聞だった。
 また、東京比例区1位になったのは、1回目の選挙に負けたあと3年半にわたって地元をくまなく回り、満を持して迎えた選挙で、保守党の候補者と選挙調整を迫られ、「どうしても有権者に自分の名前を書いてもらいたい。絶対に勝つ自信があるから、小選挙区で戦わせてほしい」と官邸で当時の森首相にも泣きながら直訴したが、当時、派閥の会長だった小泉さんと中川秀直幹事長代理に「名前を書かせたいのか、議員になりたいのか。まず、バッジをつけろ」と説得され、比例区に回るかわりに1位の座で当選を保証されたのだった。
 東京の比例1位が私、近畿が高市早苗さん(森岡正宏さんとコスタリカ)で、東西の1位を森派の女性が占めたが、高市さんは3回生となる選挙で、新人ながら比例区1位というのは私だけだった。他のブロックの1位は、北関東が中曽根元首相、中国ブロックが宮沢元首相と大物議員がずらり。あの時は小選挙区から出られず、ずいぶん泣いたが、今となっては誇りに思える記録でもある。

479片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 01:56:14
 「今の衆議院議員250人のうち107人が平成8年以降に当選した。自民党が野党の時代を知らない諸君だ。野党になるとは、どんなにつらくてみじめなことか。それを参議院で(採決の態度を)迷っている人にも話してほしい」と、7月28日の森派の総会で、森会長(前総理)が、自民党が野党時代のこと、さらに連立政権の変遷を振り返って長い話をした。森さんは自民党の幹事長を2回務めているが、一度目は自民党が野党の時代、河野洋平総裁(現衆議院議長)を支える立場だった。
 衆議院議員として野党時代を知っているのは当選4回以上の人だ。4回生の安倍晋三さんや野田聖子さんは当選したらすぐに野党になり、それから10ヵ月後に与党議員になった。
 だが、私は自民党が野党に転落し、さらに与党に復帰するその流れを朝日新聞の政治記者として、真っ只中で取材していたので、森さんの話の前半を非常に身近に思い起こした。当時、定年間際の政治部出身の論説委員から「僕が見てきた30年よりも、この1、2年、自民党を担当している君たちのほうが面白い場面を取材しているんだぞ」と羨ましがられたものだった。
 森さんは語った。「今、党本部で朝から夕方まで、政策の議論をしているが、野党になったら、そんなことをやっても、政策に反映されないから、意味がない。何を言っても評論家にすぎなくなってしまう。だから、誰も出ませんよ、そんなもの。そして、役人が、それまでは次官が説明に来たような話なら(次官の下の局長の下の)審議官あたりが来るようになる。局長が来た案件なら課長が、課長の案件なら課員が、課員が来た話なら議員会館のポストに入れておくだけの、投げ込みというやつになる。細川さんをかついで政治改革丸と名乗った連立政権の、あっちにはこわいのがいて(小沢一郎氏のこと)、役人の誰が党本部に行ったか、全部チェックしている。どこかの役所の幹部と自民党議員が会っていたという情報を仕入れて、その役人を痛い目に遭わせる」。
 「宮沢内閣が不信任されて、小沢や羽田や石井や岡田が、出て行った。もともと経世会の分裂騒ぎだったんだ。平成5年のことだから、もう干支が一回りする昔のことになる。その政権から、あの人とは一緒にやっていられないと言って最初に飛び出したのが、さきがけのグループで、今の鳩山君や菅君たちだ。それから社民党が離れた。村山(富市)さんを総理にした時も、造反して海部と書いたのがたくさんいて、処分をどうするかに、私は責任者としてかかわって、本当に大変な思いをした。中曽根先生のところへも行って理由を聞いたが、そのことはずっと腹の中にしまっている。山中御大や、今、幹事長の武部もそうだった。『厳しく処分しろ』という批判もあったが、そんなことをして、自民党を分裂させることは避けなければいけないと考えた」。
 森さんは、今回も自民党の分裂を避けるために、造反した議員に対する処分を穏便にすべきだというメッセージを発しているのだと思った。その前に、この日の挨拶の冒頭で「参議院で法案が否決されたからといって(衆議院を)解散などしたら、自民党が野党になって、小泉さんが日本の将来のために本当に大事だと思ってきた郵政民営化が、完全に消えてしまう。それでいいのか」と語っており、総理は解散などせず、継続審議なりで芽を残すことを選択すべきだというメッセージをすでに発していた。だが、穏便に事をまとめようとする常識人の森さんと、「自民党をぶっ壊す」の変人小泉さんでは、タイプが正反対とも言えるのだ。

480片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 01:56:54
 この日の総会が終わったあと、私は森さんに「政権を取り戻すために本当に苦労されて、村山さんに『ぜひ』と迫られたことなど、昔、取材していた時のことを思い出しました。私は自民党が野党になったから出られた人間ですが」と言った。森さんは「昨日、与謝野(政調会長)と会ったが、君の話になったよ。東京で自民党が足りなくて公募をして、松島を出したと」。「自民党が野党になった時に公募に手を挙げましたから」。「そうだ。本物だ」とご機嫌でほめてくれた。
 実は前日、私が当選同期の会「グループ2000(2000年6月に初当選)」の事務局長として政調会長室に会合の招待状を持って行ったところ、「今、前総理が部屋に入られている」と言われ、面会できなかったのだ。部屋の前には、いつも以上に多くの記者がいて、昔の政局の取材を思い起こした。「郵政法案を通すための作戦について話し合っているのだろうな、野党で苦しんだ時のことなども語っているのかな」と推測していたが、その中で、二人がかかわった「松島みどり候補誕生物語」が出たのだろう。
 私が公募に応じてまもなく自民党は与党に戻った。そして、東京14選挙区(墨田・荒川)の候補者として決まったとき、東京で同時期に決まったのが、公募ではないが、9区(練馬区)のガッツ石松さんだった。幹事長だった森さんと日本経済新聞記者出身の中川秀直さん(現国対委員長)が相談して、「東京に異色の新人候補二人」という売りで、記者会見を開いてくれた。新聞記者出身の、しかも女性の私が下町から出て、一方、光が丘団地などサラリーマン層の多い練馬区からボクシングのチャンピオンが出るというので、多くの人から「選挙区を取り替えたほうがいいんじゃないか」などと言われた時期もあった。
 ガッツさんは敗れて衆議院選挙は1回の挑戦でやめてしまったが、今のブレークぶりを見ていると、やはり芸能人のほうが適性があったな、と思う。私が1回目の選挙に落ち、2回目を目指して死に物狂いの活動を続けていたある日、私の事務所に突然電話をくれ、「役に立つことがあったら、何でもするから」と言ってくれた。結局、応援依頼はしなかったが、スポーツマンらしいほんとにいい人だな、とありがたく感じた。私に対して、戦友みたいな意識を持ってくれていたのかもしれない。
 あの時、公募で東京の候補者となったのは私以外に、弁護士と通産省の技官(東大卒のつくばの研究者)の二人だったが、結局、衆議院議員になれたのは私だけだった。公募というのは、強い相手がいる選挙区が多いので、当選はなかなか難しい。最近、成功しているケースの多くは補欠選挙だ。補欠選挙は選挙事務所に党職員や秘書団が何人も張り付き、議員も入れ替わり立ち替わり応援に出かけるなど、党挙げての選挙体制を取るうえ公明党の支援も得やすいので、底力が発揮される。

481片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 01:57:29
 参議院の状況は読めない。解散を決めるのは小泉さんの胸の内だけだ。そのとき、都会で自民党がマイナスの看板だったとしても、それをしっかり背負って、戦うしかない。自分が勝ち残るには、平穏な時の倍の努力をすればいいだけのことだ。だが、解散があったとして、選挙に勝ち残って国会に戻ったら、戻った先が、野党自民党だったと想像するとぞっとする。
 細川内閣、羽田内閣と続いたあと、自民党は村山さんを総理に担ぐという奇策を取って1年足らずで与党に戻ったが、今度は、容易に戻れず固定するだろう。なぜなら、あの時は連立与党の側が8党立ての馬車と言われて歩調が合わず、ばらばらになってしまったが、民主党は与党になれば割れるはずはない。
 世間には「この際、自民党と民主党がそれぞれ割れて、政策的に合う者同士くっつく政界再編が起こるのではないか」と期待混じりに言う人もいるが、それはあり得ない。もちろん、それが望ましい姿かもしれないが、第三者的に記者の眼で見れば、政策が理由で党や議員が離合集散する例はない。選挙区事情が第一にあり、好き嫌いと権力闘争がからむ。
 自民党と民主党が大同団結する可能性は?といえば、これもない。小選挙区で負けて重複立候補した比例区で復活した議員が多く(特に純粋比例のほとんどいない民主党に多く)、300小選挙区の多くが2人区となっている実情では、同じ選挙区の議員同士が同一政党に所属するような事態は起こしようがないのだ。
 私が取材していた時代、野党の自民党に嫌気がさして何人もの議員がポロポロとやめていき、与党に移った。(その多くが戻ってきたが。)当時、同僚の記者たちと、「一人ずつ書いて宣伝になるのも嫌だから、『今週の離党一覧』みたいなコーナーを設けようか」と冗談を言ったことがあったくらいだ。今度、自民党が野党になったら、めちゃくちゃ強い議員で同じ選挙区に民主党が立てられないようなところの人は、自民党から民主党に移っていくのかもしれない。ああ。考えたくもないことだ。(平成17年8月1日)

482片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 02:01:27
>>477-481
面白い。文章もいい。状況認識もしっかりとしている。
松島みどり議員を応援します。

483片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 11:49:33
自民参院議員、反対12人
郵政法案第4回調査
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20050804/mng_____sei_____001.shtml

 中日新聞社は三日、郵政民営化関連法案が五日にも参院本会議で採決されるのを前に、自民党所属参院議員百十四人(扇千景議長は除く)の同法案に対する投票動向を探った。調査は、これで四回目。

 調査の結果、法案に反対の意向を持っているのは前回と同数の二十人。この二十人についてさらに投票動向を追跡調査したところ、確実に反対票を投じるのが十二人、欠席・棄権も含めて「造反」する可能性が高い議員が八人だった。

 法案は、野党勢力全員が反対に回った場合、十八人の与党議員が反対すれば否決されるため、成否は最終局面になっても極めて微妙な状況だ。

 調査は、投票行動が注目される一部の参院議員への直接取材に、執行部や反対派、各派閥の情報を加味して判断した。本紙は先月十三日、二十一日、二十九日にも同様の方法で調査している。

 「反対確実」「造反可能性大」を合わせた「反対」議員は一回目が十七人、二回目十九人、前回と今回が二十人で、依然「危険水準」で推移している。

 派閥別に「反対」議員の数をみると、亀井派が八人で最も多い。このうち七人が「反対確実」で、「確信犯」が多いのが同派の特徴だ。

 旧橋本派は「反対確実」三人、「造反可能性大」四人の計七人。この二派閥で、二十人の四分の三を占めている。

 他派閥は、反対の広がりはあまりみられない。

484片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 17:00:44
>>476
農協の場合、労働者としてもくくれる農民を自民党が取り込んでる形であるとも言われる。
労農の結合を抑えた戦後の知恵に由来か。

「郵政とは別問題」 農協規制改革で国井氏ら
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/050804/news_10.html

 政府の規制改革・民間開放推進会議が進める中間とりまとめに向けた論議の中で、「郵政と農協はうり二つ。次は農協」などとする発言があったとされることに対し、国井正幸参院議員ら農水関係の有力国会議員五人は三日、首相官邸を訪れ、小泉純一郎首相に「農協を同様に扱う考えがあるなら、われわれは賛成である郵政民営化にも、別の行動をとらざるを得なくなる」と申し入れた。

 国井氏らの疑念に対し、小泉首相は「会議の自由、闊達(かったつ)な論議の中での発言だったのだろうが、郵政と農協はまったく別。この問題に関しては、党内でしっかり議論していく。皆さんの考えは十分に理解している」などと答えたという。

 申し入れ後、国井氏らは記者団の質問に対し、「総理の明確な回答で、疑念は払しょくされた。公的なセクターである郵便局と、協同組織である農協はまったく別であることを、十分理解していただけた」と述べた。

485片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 17:03:01
金田氏は「未定」、鈴木氏「反対」/郵政法案参院採決
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050804e

 週明けの8日に行われる方向となった郵政民営化関連法案の参院本会議採決。法案への投票行動について、本県選挙区選出の参院議員2人は3日現在、自民党の金田勝年氏が「まだ決めていない」とする一方、無所属の鈴木陽悦氏は「反対票を投じる」と表明している。

 金田氏は「身近な郵便局を守れるかどうか、住民サービスの低下を招かないかどうかを見極めたい」と話す。ただ、金田氏は現在、議院運営委員会の筆頭理事を務め、立場上は法案を通す側にあり、党内では「賛成するだろう」との見方が強い。

 昨年7月に民主、社民両党の推薦で当選した鈴木氏は、反対理由について「法案には、過疎地や離島の人たちの声が反映されていない。過疎地でのサービス維持について、政府の答弁はあいまいであり、明確な答えにはなっていない」と指摘した。

486片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 17:12:23
野党3氏は反対 郵政民営化法案
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-5038-storytopic-3.html

 【東京】参院郵政民営化特別委員会で審議中の郵政民営化関連法案に対し、県選出・出身参院議員は野党の喜納昌吉(民主)、大田昌秀(社民)、糸数慶子(無所属)の3氏が反対を表明、西銘順志郎氏(自民)は「微妙な時期なので回答を差し控えたい」と態度を明らかにしていない。

 喜納氏は「民営化そのものは考える余地はあるが、今回の法案には反対だ。米国から民営化を促されて、急いで提案している上、国民にとってのメリットが何ら見えない」と話す。
 大田氏は「沖縄は離島県であり郵便局は欠かせない。営利追求だけで改革することは生活文化の破壊につながる。県民生活を守るため公共性のある資産は残すべきだ」とコメントした。
 糸数氏は「郵政事業はユニバーサルサービスの提供によって社会の安全網として機能している。離島の多い沖縄では公共性や利便性より採算性を重視する郵政民営化は問題が多い」と反対した。
 西銘氏は「本会議で採決するまでに、どうするか今考えている」と述べ、態度表明を避けた。

487片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 17:16:58
永岡衆院議員が自殺 郵政めぐり心労? 茨城7区
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/weekly06.htm

 一日午前十時十五分ごろ、自民党の永岡洋治衆院議員(54)=茨城7区=が東京都世田谷区上祖師谷二丁目の自宅で首をつっているのを妻が見つけた。永岡氏は東京都三鷹市の病院に運ばれたが、死亡が確認された。警視庁は自殺とみているが、遺書は見つかっていないという。永岡氏は焦点の郵政民営化関連法案の採決では最終的に賛成に回ったが、これをめぐって党内や地元からさまざまな圧力を受けていたとの見方もあり、衆院の解散総選挙の行方もかなり気にしていたという。永岡氏は国会内でも農政エキスパートとして知られ、農業県・茨城の発展にも尽力してきただけに、突然の死は関係者の間に強い衝撃と動揺を広げている。(3、22、23面に関連記事)
 調べでは、永岡氏は一階から二階への階段の手すりにネクタイをかけ、Tシャツ姿で首をつっていた。発見される直前の午前十時前後に自殺を図ったとみられる。七月三十一日午後十一時ごろに就寝。一日午前一時ごろに妻が別の部屋で寝る際、永岡氏の部屋などに変わった様子は感じなかったという。
 ただ、関係者によると、永岡氏は前夜、古河市内の自宅から妻が運転する車で東京・世田谷区の家に戻る途中、妻に対して車内で「選挙ってつらいな」と語り、ひどく悩んでいた様子だったという。郵政民営化法案をめぐって衆院の解散・総選挙になる事態をかなり気にしていたらしい。永岡氏は前日、地元であった古河市制五十五周年記念式典に出席した後、「風邪をひいて疲れた」と語り、その後予定されていた催しは妻が代理で出席していた。
 永岡氏は古河市出身で元農水省課長。ゼネコン汚職で中村喜四郎元建設相の実刑が確定して失職したことに伴う二○○三年四月の補欠選挙で初当選。同年の総選挙で二期目の当選を果たした。
 永岡氏が所属する亀井派は、郵政民営化関連法案や小泉執行部と対立する急先鋒せんぽう。郵政民営化法案について永岡氏は党総務会で反対を表明し、党執行部から厳しい締め付けを受け、衆院本会議の採決(七月五日)では賛成に回った。永岡氏はその際、本紙の取材に「個人的にはいろいろな思いはあるが、党議拘束は重い。郵政は国論を二分するような問題ではない。政局にするわけにはいかない。悩んだ末のぎりぎりの判断だった」と語っていた。
 しかし、郵政で賛成に回ったことへの風当たりは強く、東京事務所には地元の支持団体・県西部地区特定郵便局長会から七月十三日付で「会員の総意により顧問を遠慮いただくことになりました」と従来の支援関係を見直す通知が届いた。同事務所には賛成に回ったことへの抗議のファクスや電子メールなども相次いだ。ただ、同事務所の秘書によると、最近は抗議や特定郵便局長会の顧問の件について『想定内』と気にした様子もなかったという。永岡氏は解散風が強まるにつれ、選挙事務所やポスター撮影の段取りなどについても気にしていたという。また、七月中旬から風邪気味で発熱やのどの痛みを訴え、院内の診療所で診てもらっていたという。
 永岡氏の葬儀は四日午前十一時から総和町前林の町生涯学習センター「とねミドリ館」で執り行われる。葬儀委員長は亀井静香・元自民党政調会長。喪主は妻桂子(けいこ)さん。

488片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 17:17:32
県西発展夢半ば 党と派閥の板挟みか
 永岡洋治衆院議員が自殺したとの知らせは一日、地元古河市をはじめ県内各界を駆けめぐった。「まさか…」「信じられない」。郵政民営化法案への対応で党と派閥の間で板挟みになったのか−。先週末には地元古河市に戻り、とくに変わった様子もなかったという。関係者らは、将来を嘱望された若手代議士の突然の悲報を悔やんだ。
 永岡洋治衆院議員は農水省牛乳乳製品課長時代、ガット・ウルグアイラウンドで交渉担当責任者として実力を発揮。その実績を足がかりに、一九九六年十月の衆院選で小沢一郎氏率いる新進党公認候補として茨城三区から出馬した。
 自民党の中山利生氏と、比例代表選に回った葉梨信行氏の布陣の前に敗れはしたものの五万九千八十票を獲得。当時、永岡氏は「それこそ女房と、なべ、かま担いでゼロからの出発だった」と地盤のない選挙区での苦労をにじませていたが、この時の健闘ぶりや古河市出身であることが自民党関係者の目にとまり、二〇〇〇年六月の衆院選に自民党県連推薦として茨城七区から出馬した。
 当時、元建設相の中村喜四郎氏=衆院茨城七区=がゼネコン汚職事件で逮捕され、一審で実刑判決を受けていたため、自民党県連は「政治倫理上、中村氏を支援することはできない」と新たな候補者を模索していた。
 永岡氏を候補者選定のテーブルに乗せた一人、青木來三郎県議は「頭が切れるし、茨城にはもったいない人物」と、政治家として大きな可能性をもつ永岡氏に期待をかけていた。しかし、この時の選挙では党公認が得られず惨敗。
 〇三年四月、中村氏の実刑確定で失職したことに伴う七区補選に出馬。選挙戦で「自民党空白区の七区に当選できれば農業をはじめとする地域振興に全力を尽くす」と訴え、念願の初当選を果たし、同年十一月の衆院選で九万七千六百四十二票を獲得、再選された。 
 永岡氏は日ごろ、「古河は関東平野のほぼ中央に位置し、首都圏発展を担う地域」と語り、「自分の夢」と語る東北新幹線の新駅設置など県西地区の振興に力を注いだ。
 国会では、農水省時代の知識と経験でを生かし、農林水産委員会や財務金融委員会、憲法調査会などで質問に立ち、農政問題をはじめ、足利銀行の経営破たん問題、憲法改正論議など各分野で政策通ぶりを発揮していた。自民党養鶏振興議員連盟の事務局長として、鳥インフルエンザ問題では直前まで県と農水省の間に入り対応に当たった。

関係者に驚きと困惑
 永岡洋治衆院議員が自殺したという突然の知らせに、地元選挙区の茨城七区では、関係者に驚きと困惑が広がった。
 小久保忠男古河市長は「(市制施行五十五年の)記念式典に出席してもらい、会ったばかりなので驚いている。さらなる活躍を期待していたのに残念だ」などとコメント。式典会場で隣に座ったという青木來三郎県議は「特別な話はしなかったが、思い返せばいつもより元気がなかった」、小西栄造結城市長も「式典でご一緒し、これからも頑張りましょうと言葉を交わした矢先だった」と、ショックを隠しきれない表情。
 古河市内の主婦(43)は「テレビで(自殺を)知った。お祭りでは奥さまと記念写真を撮っていたのに」と、信じられない様子で話していた。
 永岡議員の生家では、父英一郎さん(90)や永岡議員の姉ら親族が駆け付け、悲しみに暮れた。英一郎さんは「最近は忙しいと言って、古河に帰ってきてもほとんど話す機会はなかった。自殺したこともテレビのニュースで知った。理由は分からないが、ばかなことをした。私は政治家になることには反対だった」と肩を落としていた。

489片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 17:18:18
亀井、狩野氏ら弔問 東京の自宅 「まさか」言葉失う
 東京・世田谷区内にある永岡洋治氏の自宅に遺体が戻ったのは一日午後四時半。自宅前では、永岡氏の所属する自民党亀井派の亀井静香会長や平沼赳夫元経産相、小林興起衆院議員らが永岡氏の無言の帰宅を出迎えた。
 永岡氏宅から出てきた亀井氏は「起きてはならないことが起きた。自民党は明るい党じゃないと…」と語り、車に乗り込んだ。この後、国会議員や地元後援会関係者らが次々と弔問に訪れた。
 同派の狩野安参院議員は午後六時すぎ、県内から弔問に駆け付けた。弔問を終えた狩野氏は「穏やかな顔をしていた。まさかこんなことになるとは…」と言葉を失った。
 一方、額賀福志郎衆院議員は神栖市合併記念式典で地元に戻ってきている最中、東京の事務所から連絡を受けた。記者団に対し「驚くばかりだ。日本農業をどう位置付けるか前向きにとらえていた。政策に熱心に取り組んでいた」と悔やんだ。
 葉梨康弘衆院議員は「郵政民営化法案に賛成票を投じた後、『いろいろあるんだよ』とおっしゃっていた。非常にまじめで、二度落選されて芯しんの強さも持たれていた」と話した。
 二〇〇三年四月の衆参ダブル補選で、永岡氏と一緒に戦い当選した岡田広参院議員は「次の選挙に勝って地盤を固めようと、常々話し合っていたのに…」と、沈痛な表情を浮かべた。梶山弘志氏は「同じ二期生の仲間として、ただただ残念でなりません」と事務所を通してコメントした。
 永岡氏と同じ衆院財務金融委員会委員の石井啓一氏(公明)は「郵政法案で対応に苦慮されたと人づてに聞いていたが、自殺なんて信じられない」と話し、絶句した。
 前日の七月三十一日に古河市内で開かれた市制五十五周年記念式典の席上、隣の席に座ったという郡司彰参院議員(民主)は「今にして思えば、暑いとはいえ、随分汗をかいて、元気のない様子だった」と驚いた様子で語った。

「信じられない」 後援会幹部「大変な損失」 東京・地元各事務所
 永岡洋治衆院議員自殺の知らせが入った古河市の事務所や東京・永田町の議員事務所には、昼すぎから後援会関係者やマスコミ各社、弔問客らが大勢詰め掛け、秘書らが対応に追われた。関係者らは「まさか…」「信じられない」と一様に顔を曇らせていた。
 午後五時から古河市の事務所内で記者会見した後援会幹部の岡本重男氏(61)は「何が理由で自殺したのか分からない。残念だ。日本にとっても、地域にとっても大変な損失だ」とがっかりした表情で語った。
 また、衆院本会議での郵政民営化関連法案の採決で、永岡議員が賛成票を投じたことについて、岡本氏は「(投票行動が)地元でマイナスになるようなことはなかった」と断言。「本人は(どちらに入れるか)採決の二、三日前から相当悩んでいた。賛成票を入れたときは断腸の思いだったと思う。あくまでも党の決まりに従っただけなのではないか」と話した。
 永岡議員は、衆院本会議採決後の七月九日、古河市内で後援会幹部六人と会食。このとき、永岡議員は疲れた表情を見せながら、幹部らに「(郵政民営化問題では)今までの中で一番大変な思いをした」と心情を口にしていたという。
 その一方で、郵政民営化問題での衆院解散を想定し、参院本会議で法案が否決されたら、すぐに選挙準備に取りかかれるよう秘書らに指示。後援会のリスト作りや選挙事務所の場所選定などに当たるよう伝え、二日午後七時から第一回の選挙対策会議を古河市の事務所で開く予定だった。

「将来を期待、残念」 郵政問題、電話で助言 山口自民党県連会長
 山口武平自民党県連会長は郵政関連法案の衆院採決(七月五日)の二、三日前に、永岡氏とこの問題への対応をめぐって電話で話した。電話の中で、山口会長は、郵政問題に関心を持っているのは自民党内の派閥や特定郵便局長会など一部であり、自分も一般国民もそれほど重要な問題とは受け止めていない事情を指摘。「党の総務会で決定した以上、派閥や特定郵便局長会の意向にかかわらず、党人としては党の決定方針に従うのが在るべき姿だ」などと助言したという。永岡氏はもともと郵政民営化には反対の意向を示していたが、このときは特に反論することなく黙って聞いていたという。
 永岡氏は自民党県連の主導で擁立された経緯がある。二〇〇〇年七月衆院選では党本部が中村喜四郎氏への配慮から党公認を見送る中、県連単独の推薦で出馬。〇三年四月の補選では県連が総力を挙げて支援に回った。
 永岡氏の急逝について、山口会長は「国会でも農水問題の第一人者。地元の評判もよく、将来を期待していただけに残念でならない」と悔やんだ。自殺の動機については思い当たることはないとしながらも、「(永岡氏の所属する)亀井派は郵政反対。(郵政問題で)党(執行部)と派閥の板挟みになって相当悩んだのではないか。役人出身でまじめな人だったから−」と話した。

490片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/04(木) 17:39:57
自民の各派総会で解散回避求める声相次ぐ
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050804AT1E0400804082005.html
 郵政民営化法案の参院本会議採決とからみ、自民党内で衆院解散・総選挙を阻止しようとする動きが一段と広がってきた。4日昼の各派総会で、参院本会議で法案が否決されても解散は回避すべきだとの声が相次いだ。各派が結束して小泉純一郎首相が解散に踏み切れない環境をつくる狙いだが、首相は法案が否決されれば解散するとの姿勢を崩していない。

 堀内派総会では丹羽雄哉会長代行が「この問題で政局にしてはならない。政治的空白を生じさせるべきではない」と強調。古賀誠事務総長も「結束して一大事にならない手法を考えなければいけない」と指摘した。

 高村派の高村正彦会長は「外交、内政の面からも、とても解散する余裕はない」との考えを表明。首相が解散を決断した場合でも「各閣僚は愛国、愛党の精神で歴史にたえられる判断をしてほしい」と語った。

 旧橋本派総会では津島雄二事務総長が「政治空白を生じさせていいのか」と指摘。森派総会では若手から解散反対の決議を求める声があがった。 (13:30)

491片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 12:21:16
郵政民営化法案 中島議員、賛成の意向
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news02.asp?kiji=9332

  郵政民営化法案の参院本会議の採決について、県選出の中島真人氏(自民)は4日、賛成票を投じる意向を明らかにした。
 
  朝日新聞記者の取材に答えた。中島氏は理由として、2日の参院郵政特別委員会の質疑で、小泉首相から「郵便局ネットワークを国民の資産として守っていく」との言質がとれ、胸のつかえがとれたと話した。そのうえで「野党の反対票を土台に、一部の自民党員が加わって法案を阻止するのは邪道だ。地価が下がり、中小企業があえいでいる山梨の姿を見ても、政治に空白期間をつくってはならない」と、法案否決の場合にささやかれる衆院解散を避けるべきだとの認識を示した。
 
  同法案をめぐっては、県選出の自民党衆院議員である堀内光雄、保坂武の両氏が衆議院の採決で反対票を投じている。
(8/5)

492片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 12:25:57
解散避けたいなら賛成を 郵政法案採決で首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000203-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は4日夜、郵政民営化関連法案の参院採決に絡み、自民党内で衆院解散を回避するよう求める声が高まっていることに関し「それなら賛成して成立させてください、そういう気持ちが本当ならば」と述べ、法案への賛成を求めた。反対派に対しては「政治家として大局的に今どのような改革が必要か考えていただきたい」と強調した。官邸で記者団の質問に答えた。
 首相は郵政法案の採決の見通しについて「どっちに転ぶか分からない。厳しい状況が続いている。成立に向け最後の最後まで全力投球しなければいけない」と指摘。その上で「もともと、腹は決まってますから、どんなに苦しくても明るく希望を持って進まなければいけない」と述べ、参院で否決されれば解散に踏み切る可能性に言及した。
(共同通信) - 8月4日20時7分更新

参院に法案可決働き掛けへ 堀内派中堅衆院議員
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000245-kyodo-pol

 自民党堀内派の当選4回から6回の中堅衆院議員9人が4日夜、都内で会合を開き、衆院解散を避けるために、郵政民営化関連法案が参院で可決できるよう、同派の参院議員に働き掛けていくことで一致した。堀内派の参院メンバーには賛否を決めかねている議員が多く、その動向が注目されている。
 また堀内光雄氏の会長辞任に伴い空席になっている会長人事を早急に決めるよう、5日に同派の当選1−3回生の代表とともに、丹羽雄哉会長代行や古賀誠事務総長(元幹事長)に申し入れることでも合意した。
(共同通信) - 8月4日21時58分更新

493片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 12:27:14
首相、継続審議拒む 郵政法案、5日に特別委で可決2005年08月05日03時02分
http://www.asahi.com/politics/update/0805/001.html

 郵政民営化法案をめぐる自民党の攻防は、8日の参院本会議採決で決着を図る方向が一段と強まった。福田康夫前官房長官ら森派幹部は4日、小泉首相に対して衆院解散の回避策として法案を継続審議とするよう求めたが、首相はこれに応じなかった。法案が否決される場合、首相は即日解散に踏み切る構えで、自民党内では、可決は難しいとの観測も出始め、総選挙準備に入る動きも出てきた。法案は5日の参院郵政民営化特別委員会で可決されるが、賛否両陣営の多数派工作はさらに激化している。

 自民党内では4日、各派閥会合や、執行部、反対派双方の協議で、解散回避を求める声が噴出した。こうした情勢を受けて、森前首相の意を受けた福田氏と中川秀直国対委員長は4日、首相と個別に会い、解散・総選挙となる場合、民主党に競り負けかねない危険性などを指摘したうえで、可決の見通しがたたないなら継続審議も検討するよう求めた。だが、首相は継続審議の可能性を否定したという。

 解散をめぐる首相の姿勢を批判する森氏も、自民党の青木幹雄参院議員会長、反対派の綿貫民輔前衆院議長と個別に会談し、亀井静香元政調会長に電話するなど、法案可決の道を探るとともに、解散回避の方策を協議した。しかし、有効な打開策は浮上せず、森氏は派閥に総選挙準備に入るよう指示した。

 青木氏ら党執行部側はなお、首相の強硬姿勢が反対派切り崩しにプラスに働けば、法案可決・成立の可能性はあるとみている。ただ、参院亀井派の中曽根弘文会長ら影響力の強い参院幹部の動向が読めず、反対派も、欠席・棄権票を含めれば否決できるとの強気の見通しを現段階では崩していない。継続審議など事態収拾策に首相が応じず、法案否決で首相が直ちに解散に踏み切れば、翻意させる手立ても見当たらないのが実情だ。

 古賀誠元幹事長は4日夜、参院堀内派の若手約10人を集め、「我々が反対に回らなくても法案は否決されるだろう。総選挙になったら野党になるかもしれないが、別にいいじゃないか」と語った。武部勤幹事長は同日、東京都内のホテルに安倍晋三幹事長代理や副幹事長を集め、「万が一の場合に備えてほしい」と総選挙準備を指示した。

 一方、与野党は4日夕、非公式の理事間協議を行い、参院特別委で5日午後に締めくくりの総括質疑を行ったあと、採決することで合意した。特別委採決は、与党の賛成多数で可決されるのが確実だ。

 民主党には、自民党内の造反で法案が参院本会議で否決されるとの期待感が強く、一連の採決日程に関しては、これ以上抵抗しない構えだ。内閣不信任決議案の提出も法案の成否の結果をみて判断する方針で、法案の成否は自民党内の攻防で決まることになる。

494片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 12:28:17
解散風に閣僚も動揺? 閣議後会見、多くが明言避ける2005年08月05日11時36分
http://www.asahi.com/politics/update/0805/006.html

 郵政民営化法案が否決された場合、小泉首相が衆院解散に踏み切るとの見通しが強まっていることに関し、5日の閣議後の記者会見で閣僚の発言が相次いだ。

 首相が解散のための臨時閣議を招集した際、解散詔書に署名するかどうかについて、大野防衛庁長官は「内閣の一員として署名する」と明言。南野法相も「閣議の一員としての立場だ」と答えた。

 しかし、その他の閣僚は「郵政法案は否決されることはない」(小池環境相)、「気が早い。まず成立に全力を尽くす段階」(谷垣財務相)など、一様に明言を避けた。

 一方、「早急にしなければならない仕事が残っている。(政治空白は)望ましくない」(尾辻厚労相)、「解散すれば、自民党は飛んで火にいる夏の虫だ」(中山文科相)など解散回避に期待する意見も出た。

 小泉首相は閣僚懇談会で「本日の参院郵政特別委員会で採決が行われ、来週月曜日に本会議(採決)の段取りになった。よろしくお願いしたい」と協力を要請した。

495片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 12:29:09
参院亀井派、中曽根会長が反対を表明 郵政法案2005年08月05日12時16分
http://www.asahi.com/politics/update/0805/007.html

 郵政民営化法案の自民党内攻防は5日、焦点の参院亀井派の中曽根弘文会長が法案に反対する考えを参院幹部らに伝え、成立を目指す党執行部は極めて厳しい状況に追い込まれた。法案は5日夕の参院郵政民営化特別委員会で可決、8日午後1時からの参院本会議で記名投票で採決されるが、執行部が8日までに反対派の説得で情勢を好転させられるか、衆院解散・総選挙の可能性もはらんでぎりぎりの駆け引きが続きそうだ。

 中曽根氏は5日午前、賛成派の同派幹部らと協議した。

 自民党から18人が反対に回れば否決となるなかで、参院執行部は、18人の参院亀井派の切り崩しに全力を挙げてきた。

 中曽根氏の反対表明で同派で10人以上が反対に回る情勢となり、参院堀内派を中心に他の態度未定者に影響を与える可能性もある。青木幹雄参院議員会長ら執行部は戦略の練り直しを迫られそうだ。

 参院特別委員会は5日午後、小泉首相ら関係閣僚が出席して締めくくり総括質疑を行った後、法案を採決し、与党の賛成多数で可決される見通しだ。与党は同委で郵便局網の維持や3事業の一体性確保などに配慮を求める付帯決議も採択する。

496片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 12:29:57
郵政8日採決で合意 選挙準備に自公が着手 「解散危機感」一気に高まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000000-san-pol

 郵政民営化関連法案をめぐり、与野党は四日、参院郵政民営化特別委員会で五日午後に採決することを決めた。また、与党は八日午後の参院本会議での法案採決を目指すことで合意。自民党執行部は党内反対派の説得工作を続けるが、小泉純一郎首相は四日、福田康夫元官房長官らとの会談で、否決されれば衆院解散・総選挙に踏み切る考えを改めて伝えた。これを受けて自民、公明両党は選挙準備に着手。党内では解散への危機感が急速に拡大している。
 首相は四日、官邸で福田氏や自民党の中川秀直国対委員長らと相次いで会談。両氏は、反対派の造反で法案が否決されかねないことや、党内で高まる解散回避論を伝えたが、首相は否決されれば解散に踏み切る構えを崩さなかったという。
 このため、武部勤幹事長は同日夜、都内のホテルで安倍晋三幹事長代理や副幹事長と解散・総選挙への対応策を協議。参院本会議の票読みについて、「可決でも否決でも三票差程度」との厳しい見方が出た。また、自民党森派も選挙準備に入った。
 公明党も同日の幹部間の協議で、「暗雲が垂れ込めてきた。否決・解散色が強まっている」(幹部)との認識で一致。自民党側の要請があれば反対派説得に協力するとともに、選挙準備を本格化させることを決めた。
 解散が一気に現実味を帯び、党内では危機感が高まっている。四日昼、投票行動が不鮮明な議員が多く、採決のカギを握る自民党堀内派総会は、大荒れとなった。
 「若い議員もたくさんおり、(解散になれば)不幸にあう人もいる。絶対に解散に追い込む方向に持っていかないでほしい」
 竹本直一衆院議員が口火を切り、参院側に賛成するよう訴えると、他の衆院議員からも同調する声が続出。これに対し、参院側は「執行部の説得が成功しないのは、解散で党が割れるから賛成しろというからだ」などと、衆院の都合を押し付けられることへの不快感を示して真っ向から反論。解散への恐怖感が衆参議員の亀裂に発展した形だ。
 結局、古賀誠元幹事長が「参院側を信頼し、(解散という)一大事にならないことを第一にしたい」と引き取り、同日夜の同派参院議員との会合でも、「国会議員は一個人だから、自分の判断に任せる」と参院側の自主投票にすべきだとする考えを示した。
 参院本会議の採決は当初予定していた五日から三日間、先送りされた。執行部はこの間、反対派説得に全力を挙げるが、与党幹部は「反対派にとっては、解散の恐怖をじっくりかみ締める時間になる」と指摘する。
 堀内派以外の自民党各派閥総会も解散をめぐる議論に終始。山崎派では山崎拓前副総裁が「(否決されれば)解散回避の方法はない。法案の可決以外に道はない」と強調。議員からは、反対派が多いとされる亀井派について「解散はあり得ないという参院議員がいるが、考え方が甘い」との非難まで出た。高村派では、若手議員が幹部に「解散を断固阻止してほしい」と直訴した。
 この日は党内実力者間の調整も相次ぎ、森喜朗元首相は法案成立を目指す青木幹雄参院議員会長や、反対派の重鎮、綿貫民輔前衆院議長とそれぞれ会談。綿貫氏と古賀氏、青木氏と中川氏らも意見交換した。青木氏ら参院幹部は同日夜も党内情勢の分析を続けた。
 当の首相は四日夜、解散回避論について「その気持ちが本当なら、賛成して成立させてほしい。もともと腹は固まっている」と言い切った。
(産経新聞) - 8月5日3時12分更新

497片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 12:32:36
郵政法案:自民党の中曽根元文相、反対投票の意向伝える
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050805k0000e010043000c.html

 自民党参院亀井派の中曽根弘文会長(元文相)が5日午前、郵政民営化関連法案の参院本会議採決で反対票を投じる意向を同党参院幹部に伝えた。法案は同日午後の参院郵政特別委員会で与党の賛成多数で可決され、8日午後の参院本会議で採決されるが、中曽根氏の反対表明で参院亀井派18人のうち13人程度が反対に回る見通しとなり、法案の可決・成立は一層厳しい情勢となった。

 中曽根氏は5日午前、同党の青木幹雄参院議員会長に「今回は反対させていただきます」と電話で伝えたうえで参院亀井派の会合を国会内で開き、反対を表明した。これを受け、賛否を明確にしてなかった同派の狩野安、大野つや子氏らが「中曽根会長に従う」と反対を明言。同派の柏村武昭参院議員も5日午前、防衛政務官の辞表を政府に提出し、本会議で反対する考えを記者団に表明した。

 同党ではこのほか、4日夜の堀内派の会合で古賀誠元幹事長が同派の参院議員に対し参院本会議採決での自主投票を呼びかけた。堀内派の参院議員15人のうち約半数が賛否を明確にしておらず、古賀氏の呼びかけで反対に回る議員が増える可能性もある。

 こうした情勢を受け、自民党は5日午前の役員連絡会で、衆院解散・総選挙の可能性が高まったとみて早急に選挙準備に入ることを確認。公明党も同日午前の議員団会議で、冬柴鉄三幹事長が所属衆院議員に選挙準備を指示した。

 参院郵政特別委員会は5日午前の理事会で、郵政法案の採決を同日午後に行うことを正式に決めた。与党側は民営化反対・慎重派の理解を得るため、「郵便局ネットワークの維持」などを政府に求める付帯決議案を提示。決議案は法案とともに同日午後の委員会で与党の賛成多数で可決される見通し。法案の本会議採決は、8日午後1時から記名投票方式で行われることが5日午前の参院議院運営委員会で決まった。

 ◇小泉首相、閣僚懇談会で改めて協力求める

 一方、小泉純一郎首相は5日午前の閣僚懇談会で、「いよいよ本日の参院郵政特別委員会で採決が行われ、来週の月曜日に本会議という段取りになった。よろしくお願いしたい」と述べ、郵政民営化関連法案の可決・成立に向け各閣僚に改めて協力を求めた。

 これに関連して、細田博之官房長官は同日の記者会見で「地方の郵便局が本当に残るのかという心配が中心だが、全く心配ないという答弁をより明確にしている。その点の理解、割り切りができるかどうかだ」と述べ、政府として法案の説明は尽くしたとの考えを示した。
毎日新聞 2005年8月5日 11時24分 (最終更新時間 8月5日 12時18分)

498片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 13:13:21
小泉へ中曽根弘文「恨み」“中間”5人!?追随
“議長人事”“父の引退”…
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_08/t2005080504.html

 郵政民営化法案をめぐるバトルが激化する中、注目を浴びているのが参院亀井派会長の中曽根弘文元文相(59)の動向だ。5日にも、8日の参院本会議での投票行動について態度を表明するが、参院亀井派には投票行動を決めてかねている中間派議員が5人程度おり、中曽根氏と行動を共にする見通しだからだ。小泉純一郎首相(63)に対して、「並々ならぬ恨みがある」(自民党筋)とされる中曽根氏だが、果たしてその決断は。 

 「郵政公社のままで改革すべきだ。今のままの法案では賛成できない」

 これまで中曽根氏はたびたびこのように述べ、郵政法案に否定的な見方を示してきた。法案そのものに納得できないのはもちろんだが、同時に首相へのぬぐい難い“恨み”があるからだ。自民党関係者は次のように打ち明けた。

 「現在の参院議長は元タカラジェンヌの扇千景氏(72)だが、本来なら中曽根氏が就任するはずだった。扇氏は民主党の小沢一郎副代表(63)と行動を共にして自民党を離党、自由党などを経て復党した経緯があるからだ。しかし、順当な人事である『中曽根議長』を首相が反対して潰したんです」

 派閥会長辞任を表明することで衆院解散阻止を図る森喜朗前首相(68)が「(人事で)私らのいうことを聞いていれば、こんなこと(郵政法案の成立困難)にはならなかった」と述べているのは、この“中曽根人事”を指すとみられる。

 また、中曽根氏の父、康弘元首相が平成15年11月の衆院選で「終身比例1位」の地位を首相に剥奪(はくだつ)され、議員引退に追い込まれた経緯もあるだけに、中曽根氏は首相の持論である郵政法案においそれと賛成するわけにはいかないのだ。

 8日の参院本会議では、自民党議員18人が反対票を投じれば郵政法案は否決となるが、自民党幹部の1人は4日夜、夕刊フジの取材に「反対票は20票程度」と述べており、法案否決の可能性は極めて高い情勢である。

 首相は4日、出身派閥である森派の福田康夫元官房長官(69)や中川秀直国対委員長(61)の衆院解散を見送るように説得を受けたが、頑として受け付けなかった。

 このため、法案が否決されれば、ただちに解散を断行する可能性が高いが、そうなれば自民党は親小泉と反小泉の分裂選挙に突入。政権から下野する見通しであることから、中曽根氏に「大人の対応」を期待する声もある。

 自民党中堅の1人は「自民党のおかげで父は首相となり、中曽根氏も大臣になれた。党が政権与党である限り、地位もカネも安定して得られる。首相への個人的な恨みで、党を壊すような行動は取らないだろう」と話していた。
ZAKZAK 2005/08/05

499片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 13:19:48
郵政法案賛成・反対双方の議員が中田市長を訪問/横浜市
http://www.kanalog.jp/news/local/entry_10375.html

 郵政民営化関連法案の参院本会議採決が大詰めを迎える中、自民党の賛成、反対両派の衆議院議員が四日、「郵政民営化賛成論者」である横浜市の中田宏市長を相次いで訪問した。反対派議員は新党の結成を示唆したという。
 会談したのは、七月五日の衆院本会議で賛成した井上喜一氏(兵庫4区)と、反対した小林興起氏(東京10区)。いずれも別件で訪問したが、郵政が話題に上った。
 井上氏は「今、採決すれば、反対の方が多いですよ。のんびりしているのは森派だけですよ」と現状を市長に伝えた。
 一方、市長によると小林氏は「(選挙では新たに)政党を作らなくてはだめだろう」と話したといい、「新党」は公明党や民主党より「自民党」に近いことから、解散・総選挙後は連立または一緒になって行動する可能性を示唆したという。

500片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 13:41:29
故永岡議員の葬儀 県連、亀井派に抗議
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=9367

 4日営まれた故永岡洋治衆院議員=茨城7区=の葬儀をめぐり、自民党県連が永岡氏が所属していた亀井派に抗議の意を伝える文書を送っていたことが分かった。亀井派が葬儀について県連に相談しないで決めたことに反発。「県連は特定派閥の議員ではなく、県民の代表として永岡氏を当選させた」としている。
 告別式は総和町の町生涯学習センターで営まれたが、県議で参加したのは数人。「異例のこと」(県連事務局)という。
 県連によると、葬儀については2日午前8時半ごろ、永岡事務所から日程を伝えるファクスが届いたのみで、事前の相談はなかったという。

 県連は00年の総選挙で、党本部の公認を見送られた永岡氏を県連推薦。03年の補選では全県の県議が選挙区入りするなどし、「当選させたのは県連」との自負がある。ある自民県議は「協力したのにふざけるなと思うだろう」という。
 県連によると、国会議員らの本葬は死去から15〜20日ほど後にするのが慣例という。3日後になったことに、文書で「葬儀がある種の政争の具に利用されるとの疑念を抱かざるを得ない」と、郵政民営化での対立に葬儀を利用しているのではないかと指摘。3日、亀井派の事務所から「利用するつもりはない」との釈明があったという。
 葬儀委員長の亀井静香・元政調会長は告別式のあいさつで、郵政民営化については一言も口にしなかった。
(8/5)

501片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 13:51:39
最近思い始めたんだけど、安倍幹事長を手放して人気の双璧体制を失ったこともあるし、参院選のダメージは小泉にとって大きかったのかなあと。
一度目の参院選で強固な基盤を作った政権。二度目の参院選でも51をとれてれば、いまどうなってたんだろうな。

[永田町ウォッチャー]中曽根元文相が「反対」表明、郵政で噴出した青木氏への不満2005年 08月 5日 金曜日 13:03 JST
http://www.reuters.co.jp/financeNewsArticle.jhtml?type=economicPolicies&amp;storyID=9281843

 参院自民党の中曽根元文相(亀井派)が5日昼、郵政民営化関連法案について「反対」を表明したことで、郵政民営化法案の採決は重大な局面に入った。
 中曽根氏は、亀井派内の議員に対し、「同調は求めなかった」としており、「各議員が良識と信念で行動してほしい」と呼びかけているが、反対派議員はさらに増えると見られる。
 中曽根元文相によると、反対する理由として、郵政民営化法案の内容が国民の利益になっていないとしているほか、小泉首相が、参院で否決されれば衆院を解散する構えを見せていることを挙げた。これにより、「参院の自由な審議権が無視されている」と批判した。
 亀井派関係者によると、昨年7月の参院選で自民党は、結果的に民主党の大躍進を許し、青木参院幹事長(当時)は責任を取るべきだったが、参院議員会長に昇進した。これによって、青木氏に代わって中曽根元文相が要職に就く芽が消えたことも背景にある、との見方もある。「参院自民党では、反小泉というよりも、反小泉・青木だ」(亀井派関係者)との声も聞かれる。
 「青木参院議員会長の参院での求心力は依然として強い」(官房長官周辺)と官邸内でも青木氏の信用は絶大だ。しかし、昨年7月の参院選後の対応をめぐり、1年経った今、郵政民営化法案をきっかけに不満が噴出している。
(東京 5日 ロイター)

502片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 14:07:38
郵政法案:参院採決、自民の「反対」可能性21人程度に
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050805k0000e010081000c.html

 郵政民営化関連法案の参院本会議採決で反対する可能性が高いと見込まれる自民党議員の数は、5日までの毎日新聞の取材で21人程度。派閥別では亀井派13人前後▽旧橋本派4人前後▽堀内派1人▽山崎派1人▽無派閥2人−−が反対する意向を明言するか、関係者に伝えている。このほか、反対や棄権を検討していたり、賛否を明確にしていない議員が20人近くいる。

 参院本会議では、野党に加え自民党から18人が反対に回ると法案は否決される。同党執行部は8日の参院本会議まで反対派切り崩しに全力を挙げる構えだが、失敗すれば、反対票が否決ラインを超えることになる。
毎日新聞 2005年8月5日 13時26分

503片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 14:16:30
郵政民営化:参院本会議 どう出る?8日採決 切り崩し加速か/突き上げで逆効果か
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050805ddm005010154000c.html

 ◇反対派の切り崩し加速か/地元突き上げで逆効果か

 郵政民営化関連法案の参院本会議採決が曲折の末、8日にずれ込むことが事実上確定し、自民党内では週末をまたいで最後の攻防が繰り広げられる見通しとなった。8日に採決をずらしたのは、党内に広がる「衆院解散回避」の大合唱を背景に、執行部が説得工作の時間稼ぎを狙ったとみられるが、半面、各議員は週末に地元に帰れば特定郵便局長会などの突き上げが待ち構える。採決先送りによって反対派の切り崩しは成功するのか、かえって否決の可能性を高めてしまうのか。自民党執行部は賭けに出た格好だ。【平田崇浩、衛藤達生】

 自民党が当初目指してきた5日の本会議採決を断念したのは、反対票が依然、危険水域にあるという理由のほかに、衆院解散が現実味を増していることを材料に週末を利用して最後の説得を試みるためだ。また、仮に法案が否決されても解散を回避するために、党内で「解散回避」の世論を盛り上げるための時間稼ぎという側面もある。

 自民、公明両党は4日の幹事長・国対委員長会談で「否決されたら即解散」との認識を共有し、自民党の反対派に対して解散・総選挙の危機感をあおる姿勢を鮮明にした。法案否決を受けた形で衆院選になれば、自民党は分裂し、野党になる可能性があることを強調し、反対派に「法案成立か、野党転落か」を迫る構えだ。首相官邸筋は「説得の時間ができて良かった」と採決先送りを歓迎している。

 これに対し民主党は、表向き委員会審議の引き延ばしを図りつつ、与党側が5日採決を強行した場合は本会議に出席して、自民党反対派とともに否決に持ち込む作戦だった。「議員が地元に帰る週末をはさむのは与党に不利」とみていただけに、自民党が採決先送りに踏み切ったことには驚きも広がった。民主党の鉢呂吉雄国対委員長は4日の記者会見で自民党の反対派に「衆院解散の脅しに負けることなく、初心、良心を貫いてほしい」と呼びかけた。
毎日新聞 2005年8月5日 東京朝刊

504片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 14:43:53
参院亀井派、中曽根会長が談話「議会制民主主義の危機」2005年08月05日12時46分
http://www.asahi.com/politics/update/0805/008.html

 参院亀井派の中曽根弘文会長が5日に出した談話の要旨は次の通り。

       ◇

 私は現下の参議院の状況を見て、我が国の議会制民主主義は危機に直面していると考える。

 解散・総選挙をちらつかせ、真の議論を封殺することは、「再考の府」とも言われる参議院の自由な審議権や独自性を無視し、侵害するものであり、二院制を形骸化(けいがいか)させ、議会制民主主義を崩壊に導くものである。郵政法案の中身の良し悪しから離れた理由をもって結論を出させられるようでは、立法府は行政府の単なる追認機関となってしまう。

 こうした議会制民主主義の危機的状況に臨んで、今こそ参議院議員一人ひとりが良識と自らの信念に従って判断し行動すべきであると考える。

505片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 14:44:34
参院自民「反対16・欠席2」…8日の郵政成立微妙に
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050805it05.htm

 郵政民営化関連法案が8日の参院本会議で成立することが微妙な情勢となった。

 読売新聞社が5日までに実施した自民党参院議員に対する動向調査で、16人が法案に「反対」、2人が「欠席・棄権」を明言した。現時点では法案が否決される可能性が出ている。自民党執行部は、法案否決となれば衆院解散・総選挙となるのは確実だとして、採決ぎりぎりまで反対派に対する説得工作に全力を挙げる。

 野党全員が反対することを前提とすれば、自民党から18人が反対票を投じれば、法案は否決される。

 動向調査によると、反対や欠席・棄権を明言した議員以外に、「法案に反対する可能性がある」と回答した議員は4人。このほか、態度未定と回答した議員は20人に上っている。欠席2人で反対1人と同等の効果を持つため、未定議員から欠席者が相次げば、「否決ライン」を突破することになる。

 7月末の前回調査では、14人が反対、2人が欠席・棄権を明言していた。反対派の勢いは増している状態にある。

 一方、5日には、これまで態度未定としていた議員から法案反対を明言する議員が相次いだ。

 参院亀井派会長の中曽根弘文・元文相は5日昼、法案に反対する意向を記者団に明らかにした。中曽根氏は「解散をちらつかせ、真の議論を封殺することは、参院の審議権や独自性を侵害する」と述べ、小泉首相の政治手法を法案反対の理由に挙げた。これを受けて、同派の狩野安、大野つや子の両参院議員も同日、法案に反対する意向を記者団に表明した。

 また、同派の柏村武昭防衛政務官は5日午前、国会内で、「法案に反対せざるを得ない。(小泉首相が)衆院解散と言えば何でも通るのか」と述べ、防衛政務官を辞任する考えを明らかにした。柏村氏はその後、大野防衛長官に辞表を提出しようとしたが、大野長官は受理しなかった。
(2005年8月5日14時31分 読売新聞)

506片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 15:23:08
参院亀井派会長も反対、自民に悲観論 郵政法案2005年08月05日15時07分
http://www.asahi.com/politics/update/0805/007.html

 郵政民営化法案の自民党内攻防は5日、焦点の参院亀井派の中曽根弘文会長が法案に反対する考えを派閥総会で表明し、成立を目指す党執行部は厳しい状況に追い込まれた。法案は5日夕の参院郵政民営化特別委員会で可決、8日午後1時からの参院本会議で記名投票で採決されるが、参院亀井派で大量造反の動きが出ており、党内では可決は厳しくなったとの悲観論が高まっている。小泉首相が法案否決なら衆院解散の構えを示すなか、執行部は最後まで可決による解散回避の道を探る。

 中曽根氏は5日昼前に開いた参院亀井派の総会で、「自主投票だが、私は反対する」と明言。この後、記者団に「今のままの法案では賛成できない。参院でよりよいものにする努力をしたが、国民のための法案になっているかどうかを考えると、まだ十分でない」と語った。

 中曽根氏はこれに先立ち、青木幹雄参院議員会長に電話し、「先日の青木会長の話を聞き、継続審議も無理だと理解した。今回は反対させていただく」と伝えた。

 また、同派の柏村武昭防衛政務官も同日午前、法案への反対を記者団に明言し、政務官辞任の考えを表明。同派の大野つや子、狩野安両氏も「会長に同調する。党の役職も辞任する」と相次ぎ表明し、同派から大量の造反者が出かねない情勢となった。

 自民党から18人が反対に回れば法案否決となるなかで、参院執行部は18人の参院亀井派議員の説得に全力を挙げてきた。そのカギと見られてきたのが中曽根氏で、悪くても欠席にとどめられれば派内の他の反対派も説得できると期待していた。

 ところが、4日の小泉首相と福田康夫前官房長官らとの協議で継続審議とする案が不調に終わったことが、中曽根氏らに「反対」の判断を促した形だ。与党内には「一気に否決の流れができた」(公明党幹部)との見方が強まっており、首相に近い自民党幹部も「否決の確率が高くなった。手の打ちようがない」と語った。

 中曽根氏の表明を受け、自民党の武部勤幹事長は各派出身の副幹事長に「最後まで説得を続けてほしい」と指示。8日の本会議採決まで、他派閥の議員への波及を最小限に抑えられるかどうかが今後のカギとなる。

507片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 15:27:57
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s050803.html
 終了後、国対に戻ると記者の取材を受ける。
 「民営化法案が参議院で否決されると、森先生が派閥の会長を辞めるといっていますが・・・・」
 「派閥の会長を辞めても尊敬する森先生は森先生ですから、どうということはありません。議員を辞めるわけじゃありませんしね。まぁ、成立に向けての森先生なりの決意の程でしょう。」 とお答えする。

 そんなことで動じる小泉総理ではないけれど、森先生の心中を推し量る優しさも必要だろう。そういう人情の機微が欠けているところが小泉さんたるゆえんなのだが。

http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s050804.html
 国会はまだまだ五里霧中。参議院での国会対策委員会に出席したが、一様に重い空気。
 「さぁ、元気を出して行こう!」 の掛け声が、余計に空々しく聞こえたりする。
 元気は元気でも空元気であり、いよいよ執行部も「否決されたときの段取り」まで描いている。来週の月曜日の本会議で記名採決される。否決されたら、即日解散だ。

 「郵政民営化」解散ゆえ、当然、青票入れた衆議院議員は自民党公認されない。よって、自民党分裂、漁夫の利を得て民主党勝利、自民党下野、衆参与野党ねじれ現象。参議院は多数野党。対決法案は、参議院で否決された場合衆議院で3分の2の多数決で決する憲法の規定ゆえ、何時までも決まらず、政局混乱。・・・・などと言うシナリオがまことしやかに流れる。

 「参議院で1〜2票差で否決されると、ベストなシナリオなんだけどな!」 と、衆議院で青票を入れたある造反議員。
 「どうしてですか?」 とわざと知らん振りしてうかがうと、
 「小泉総理の政治力が奪われるし、解散しなくて済むし、完全民営化まで12年間あるし・・・・」 ・・・・って、そりゃずるいね。政策を権力抗争に使っちゃいかん。

 解散ならば、「小泉構造改革の信を国民に問う」がテーマで、「郵政民営化賛成か反対か」しかない。二者択一を国民に問うのみ。
 「国政は他にもやることがある!」 と主張する野党もいるが、それは勘違い。政策は内政外交いずれも重要。

 今、小泉内閣でなければ出来ない優先事項が郵政民営化。「財政構造改革」と「景気回復の道筋作り」と「新ビジネスシステム構築による景気回復」と「地域ネットワークのインフラづくり」。いずれも、その政策を象徴するのが「郵政民営化」。ここまで来て避けて通ることは出来ない。「賛成か」「反対か」しかない。

 否決されれば、国民に信を問うのが筋。小泉さんは長年それを言い続けて総理大臣になったのだから。小泉さんのメーン政策を国会が否決すれば、解散して国民に信を問うのは内閣総理大臣としてまっとうな流れ。そりゃ、「こんなことで」「まさか」「他にやることあるのに」「暑い」「せっかく景気回復基調で失業率も改善したのに」「自民党分裂する」と、利害得失や感情論で解散総選挙を回避したい気分が与野党賛成反対双方にあるのは事実。

 でも、国会は政策の実現のための、国権の最高機関にして唯一の立法機関である以上、選択はひとつだ。その覚悟さえあれば、正々堂々と国民に信を問わねばならぬ。

 森派昼食会。森会長不在であるが、中川国対委員長から、
 「成立のために万全を期す」 との決意あり。表情から察するに、票読みは依然厳しい模様。執行部としてのご苦労察するに余りある。いよいよ「覚悟」の選挙準備に入らねばならぬか。

508片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 21:39:15
差し替えしてたのかあ。

郵政法案:参院特別委は与党の賛成多数で可決
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050806k0000m010041000c.html

 参院郵政特別委員会は5日夕、郵政民営化関連6法案の採決を行い、自民、公明両党の賛成多数で可決した。与党は法案可決後、郵便局ネットワークの維持など小泉純一郎首相の答弁内容を文書化した15項目の付帯決議案を示し、与党の賛成多数で可決した。

 採決に先立ち、特別委は締めくくり総括質疑を行った。首相は「この法案の持つ意味が単なる一法案だけではないことは政治家自身が判断することだ」と述べ、法案への反対は小泉内閣への不信任であるとの認識を改めて示した。参院での審議時間は82時間だった。

 自民党は、委員の椎名一保氏(亀井派)が造反する可能性があるとみて、賛成派の議員に差し替えて採決に臨んだ。参院本会議での採決は、8日午後1時から記名投票で行われ、約45分間で成否が判明する見通しだ。
毎日新聞 2005年8月5日 19時33分 (最終更新時間 8月5日 20時08分)

509片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 21:40:02
郵政法案:「解散不可避」見方強まる 自民、選挙準備加速
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050806k0000m010079000c.html

 郵政民営化関連法案の参院本会議採決を3日後に控えた5日、これまで態度表明を避けてきた自民党亀井派の中曽根弘文参院会長(元文相)が法案への反対を明言し、同調する動きが同党内で広まった。亀井派の参院議員18人のうち13人前後が反対に回る見通しとなったほか、他派閥や無派閥の議員でも8人前後が反対するとみられ、自民党内の反対票が「否決ライン」である18票を超える可能性が出てきた。同法案は5日夕の参院郵政特別委員会で可決されたが、参院本会議での可決、成立は一層厳しくなり、与党内では衆院解散・総選挙が避けられないとの見方が強まっている。

 中曽根元文相は5日午前、自民党の青木幹雄参院議員会長に「今回は反対させていただきます」と電話で伝えた後、国会内で開いた亀井派総会で反対を表明した。これを受け、狩野安、大野つや子両氏が「中曽根会長に従う」と明言。柏村武昭氏も反対の考えを記者団に表明した。柏村氏は防衛政務官の辞表を大野功統防衛庁長官に提出しようとしたが、受理されなかった。反対派は否決の可能性が強まったと勢いづいており、賛否を明確にしていない議員の多い堀内派などで反対者が増える可能性がある。

 自民党は5日も参院執行部が反対の可能性のある議員を個別に呼び、参院特別委での付帯決議などをあげながら法案に賛成するよう説得を続けた。しかし、党執行部は党内情勢を分析した結果、法案否決に伴う衆院解散・総選挙の準備を進めなければならないとの認識で一致し、同日夕の政調正副会長会議では、衆院選のマニフェスト(政権公約)づくりに向け、検討を始めることを確認した。

 森派は森喜朗前首相、福田康夫前官房長官らが協議した結果、週明けに選挙対策本部を設置することを決めたほか、旧橋本派は久間章生総務会長ら幹部が選挙区情勢で意見交換するなど、選挙準備を本格化させた。公明党の冬柴鉄三幹事長も同日午前の衆院議員団会議で選挙準備に入るよう指示した。同党の東順治国対委員長は国会内で記者団に「率直に言って厳しくなった。このままいけば、衆院解散が現実のものとして大きく眼前に広がってきたなという感じがする」と語った。

 小泉純一郎首相は5日夕、参院郵政特別委で法案が可決された後、首相官邸に武部勤幹事長、中川秀直国対委員長ら自民党幹部を相次いで呼び、法案成立に向けて最後まで全力を尽くすよう指示した。首相はこの後、記者団に「厳しい状況に変わりはない。成立、否決の可能性は五分五分だと言っているので、最後まで頑張らなければならない」と語った。
毎日新聞 2005年8月5日 20時50分 (最終更新時間 8月5日 21時23分)

510片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/06(土) 02:37:52
郵政法案:自公執行部、解散回避で週末に最後の説得工作
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050806k0000m010164000c.html

 自民、公明両党の執行部は8日の郵政民営化法案の参院本会議採決を控え、週末の6、7日に衆院解散回避に向け最後の説得工作に乗り出す方針だ。自民党は7日夜に党役員が改めて情勢分析を行うことにしている。

 同法案は委員会で可決されたが、参院の規定では、委員会に差し戻して継続審議扱いとする方法も残されており、賛成、反対両派ともに改めて継続審議の道を探る動きが消えていない。ただし、小泉首相は「継続審議は廃案と同じ」との認識を示しており、手詰まり感は否めない。

 党執行部はこれまで「解散の恐怖」を武器に反対派を説得し、それなりの効果を発揮してきた。「解散によって政治空白を作ってはいけない」が党内の合言葉のようになっているが、賛成派にとってこれは「法案可決・成立」、反対派には「否決したうえでの解散阻止」を意味する同床異夢の構図。

 こうした中で、双方が折り合える妥協案が「継続審議」だ。党幹部の1人は「参院本会議で継続審議にするしかない。首相は『継続は内閣不信任』と言っても『解散する』と言ってない」と、採決自体を回避する方法を模索している。
毎日新聞 2005年8月6日 1時19分 (最終更新時間 8月6日 2時32分)

郵政法案:衆院解散に現実味 多くの議員は地元に
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050806k0000m010139000c.html

 衆院解散が5日、いよいよ現実味を帯び、議員の多くは有権者の待つ地元に向かった。衆院の議員会館が閑散とする中で、秘書たちは「やっぱり選挙か」「真夏は大変だ」とささやき合い、慌ただしさを増した。

 衆院本会議で賛成票を投じた自民党の大村秀章議員(旧橋本派)はこの日、地元・愛知県で、自民候補空白区での候補者擁立のため走り回った。「参院本会議の可決は正直厳しくなったし、総理は解散するだろうなあ。やるしかない。でも民主党には絶対、風が吹いていない。見ていろ」

 東京で前回、比例復活当選した自民議員の秘書は「昨日までは現実味がなかったのに。議員は日曜日は地元の朝市回りです」とため息をついた。この日、反対表明した中曽根弘文元文相と同じ亀井派の衆院議員は、中曽根氏に電話をかけて翻意できないことを知ると、「解散か」とつぶやき、羽田空港に急いだ。

 一方、参院特別委の採決を傍聴していた民主党副代表の中井洽(ひろし)衆院議員は「参院本会議はこれで否決だ。(選挙には)全力でぶつかります」と話した。週末の予定をたずねると、前回は比例で復活したのが頭をよぎったのか、「地獄の地元回りですよ」と嘆いた。

 参院特別委の審議では、終了間際、又市征治委員(社民)が小泉首相に「(衆院解散すれば)江戸の敵を長崎で討つような『八つ当たり解散』だ」と切り込み、どっとわく場面も。午後5時15分すぎ、関連6法案の採決が行われ、傍聴席の野党議員からヤジが飛ぶ中、自民・公明の賛成多数で可決した。小泉首相は賛成した議員の顔をじっと見渡した後、閣僚らとともに、小さくうなずいた。衆院本会議での可決で見せた笑顔はまったくなかった。【青島顕、早川健人】
毎日新聞 2005年8月5日 22時44分

511片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/06(土) 02:39:07
郵政法案:造反議員の政倫審、8日午後に
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050806k0000m010165000c.html

 自民党の笹川尭・政治倫理審査会長は5日、武部勤幹事長と会談し、郵政民営化関連法案への造反議員を調査する政治倫理審査会を8日午後に開くことを決めた。衆院の造反議員とともに、同日の参院本会議採決で造反した議員も調査対象にすることをにおわせるためとみられる。法案が否決された場合は、10日までに弁明書の提出を求める方針。

 政倫審は7月25日の会合で、国会会期末の8月13日までに弁明書の提出を求めることを決めていた。
毎日新聞 2005年8月6日 1時24分

512片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/06(土) 03:01:24
結論の是非はともかく、人柄はよく伝わってくる。

篠原孝(衆・民)
畏敬すべき後輩・永岡洋治衆議院議員を悼む
http://www.dia.janis.or.jp/~t-sino/katudo_050804.html

8月1日高山村の支持者訪問の帰途、農水省の後輩と政策秘書(妻)から、相次いで永岡議員の自殺の報が入りました。私は、「まさか」と思い、妻の怒りが伝わってきました(理由は後述)。

まず、永岡議員との係わりから始めます。

私の2年後輩ですが、永岡議員は、光輝く後輩でした。理路整然と話し、胆力があり、人当たりもよく、私にとっては役人の鑑でした。私とは似ても似つかないかもしれませんが、積極的に問題に当たり、前向きに進む点は共通です。

私の5年後に、彼も米国留学しました。私がアドバイスし、一時は私と同じワシントン大学海洋総合研究所に行くことになりましたが、いろいろあってハーバード大学のケネディスクールに落ち着きました。

予算課補佐というエリートコースも経験し、企画室の上席企画官になりました。私は、その時はパリのOECD代表部勤務。OECD班長のSが「農林水産省にも篠原さんの他にも気概のある若者がいたんですね。永岡さん中心に勉強会をして、農政の基本方向をまとめようとしてるんです楽しくてしょうがありません。」と伝えてきました。

私がもっと昔に結成した「21世紀会」という若手の勉強会と似たような形でいろいろ議論していたのです。

ところが、それから1年するとS班長の報告が変わってしまいました。

「篠原さん、やっぱり農林水産省はダメですね。永岡さんどこか1階の片隅に飛ばされてしまいました。企画室長が気に入らなかったみたいで、後任に温厚篤実なYさんが来ました。」

あり得ることでした。

「篠原さん、やっぱり天安門事件はダメです。しみったれた役所では我慢をしておとなしくしていないと上に行けませんね。」

私にあまり激しく仕事をするなと忠告してくれました。

しかし、永岡議員なしに仕事は進まず、風雲急を告げていたガットウルグアイラウンドを担当するガット室長になり、獅子奮迅の活躍となりました。1993年秋、秘密会談がセットされ、私のいるパリにもやってきました。まさに彼の仕事振りは突出していました。

永岡議員は、米国留学したのに、若手が行く1等書記官で外国に勤務していませんでした。あまりに有能すぎていろいろな所から、ひっぱりだこで、外国になど出てられなかったのです。年次からいって、残るは私の後任くらいしかなくなっていました。

そこで、私は彼にパリから電話し、私の後に来ないかと話しました。しかし、答はNOでした。行きたいのは山々だが、世話になっている義父が余命幾ばくもないので、断念するとのことでした。米国留学等で少々経済的負担もしてもらったようです。義理堅い永岡議員ならではのことです。

そして、私が帰国し水産庁企画課長をしていた頃に、これまた重要ポストの一つである、牛乳乳製品課長になりました。ところが突然やめ、新進党から茨城県で衆議院選に立候補することになりました。なぜかと言うと、そこにまた先の企画室長が局長として着任し、どうも永岡課長の思い通りの改革が実現できなかったようです。潔くあっさりと辞表を提出しました。私は、永岡議員が辞職の挨拶に来た時に、思わず大声で怒ってしまいました。

「永岡、バカ。何を考えとるんだ。やめたほうがいい奴等がゴロゴロしているのに、お前の様な農林水産省にいてもらわなければならない奴が辞めてどうするんだ。」

帰った後、私はNo.2の部下に叱られました。

「課長、永岡さんが決意されたんですから、今更言っても始まらないですよ。頑張れと言ってやるほうがいいんじゃないですか。それから、辞めたほうがいい奴らとは我々のことですか。あんまりきつすぎますよ。」

「バカ、何言ってんだ。上のアホどものことだ。」

それから、彼はずっと苦戦し続けました。しばらくして、秘書がパンフレットを持って、農水省幹部の挨拶回りに来ました。部屋でお茶を出したところ、

「篠原さん、永岡は省内でどう評価されたんですか?」と聞いてきた。

私は、見識にすぐれた勉強家、英語もできる国際派で、人情味溢れるファイトマン等、絶賛しました。すると、

「永岡は、よく自分が辞めると挨拶に行ったら『辞めたほうがいい奴が辞めなくて、辞めてもらっては困るお前が何で辞めるんだ』と叱られたと笑って話すんですよ。」

と、私の叱責を話していることがわかりました。永岡議員は、私の叱責をきちんと激励と受け止めていたのです。

513片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/06(土) 03:01:49
(つづき)
役所を辞めてから、国会議員になるまで7年半を要しました。私が辞めて50日でなったのをちょっと羨ましがっていましたが、同じ農林水産委員会に所属し、2人で喜んでおりました。「政治家になどならずに役人道を全うせよ」と若き永岡議員に迫った私も、同じ立場になりました。

民主党と自民党と立場は違いますが、日本の農業の行く末を案じ、日本の国をよくしようという気持ちは同じです。ゆっくり話したのは、農水省出身の国会議員の会合が最後になりました。第1議員会館でエレベーターや廊下で会う時はいつも笑顔で、声を掛け、一言二言言葉を交わしていました。

永岡議員が自民党総務会のメンバーの1人で、郵政民営化反対の急先鋒だったこと、そして執行部のあまりの脅しに辟易し、亀井派の谷津事務総長にご注進したことは新聞報道で知っていました。7月5日も投票後、憔悴し切っている姿が目に入りました。ただ、自民党の良識ある議員は多かれ少なかれ悩んでいましたし、それほど気にも留めませんでした。

そして、8月1日の一報です。

私は尊敬する1年先輩のSさんの追悼文集に『私がほめる人が亡くなったり、思わぬ退官となる』と書きました。私は役所の出来事をよく話すので、妻は私のほめ言葉をよく聞いています。今回は、妻は「あんなにほめていたから、また亡くなっちゃったじゃない」と私をまじめになじりました。私も私自身を叱りつけたくなりました。永岡議員は、いつの頃からか、私の「尊敬する後輩」になっていました。

つい数ヶ月前も、民主党のある会合で、永岡議員の対抗馬の方と名刺交換しました。その折も失礼ながら「永岡は私の尊敬する後輩です。あなたはとても当選できないでしょう。」と言ってしまいました。この話を妻にも伝えていましたので、当然8月1日にはこのこともなじられました。そして、「いい人をほめずに黙って口に出すな」ときつい一言も返ってきましたが、いままでほめてきた人は如何ともしようがありません。

8月2日、世田谷の自宅に弔問し、穏やかな顔、今にも熱弁を語り出しそうな顔を見てきました。農水委でS先輩に触れた折に、不覚にも涙を流してしまいましたので、それ以来人前での涙はこらえてることにしましたが、思わず泣き出したくなりました。

マスコミはやれ執行部が悪い、いや亀井派が裏切り者呼ばわりしたからだと喧しい限りです。ただ、郵政民営化騒動が原因であることは誰の目にも明らかです。

信念を貫き通して役人人生を送り、たちの悪い上司にはさっさと見切りをつけ辞職し、7年半の苦労の上に議席をものにした永岡議員だけに、こんなことぐらいはへっちゃらで切り抜けられたはずですが、どこかでネジが狂ってしまったのです。

私はよく分かります。永岡議員は信念を曲げざるを得なかったことを恥じ、悔やんでいたのです。平気で都合のいい方についたり、離れたりする政治家といえない政治家が多い中で、まれに見る政治家らしい政治家だったのです。だから、不本意な賛成投票に真剣に悩んでいたのです。永岡議員の人となりを知る人なら、すぐ察しがつきます。

解散総選挙を避けるために賛成といった本末転倒した反対議員の説得が行われていると報じられています。地元で郵政民営化反対と言い続けながら、次の選挙を心配し、目前のポストに目がくらみ、平然と翻意している人もいます。今、私は固唾を飲んで、参議院の採決を見守るしかありません。

私はできのよくない役所の先輩として自らの信念に基づいて、進むことを改めて強く決意しました。それが、永岡議員に対する何よりの供養になることを信じて。

514片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/06(土) 03:18:28
解散を防ぐ、あるいは分裂選挙を防ぐためには何が有効か。

「郵政」否決に傾く 中曽根弘文氏、反対表明 中間派に同調の動き
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-00000000-san-pol

 郵政民営化関連六法案は五日夕の参院郵政民営化特別委員会で可決され、その成否は八日午後の参院本会議での最終決戦にかかる。しかし、五日午前には自民党の参院亀井派会長で採決時の対応に注目が集まっていた中曽根弘文元文相が反対を表明し、態度を明確にしていない「中間派」に同調の動きが出るなど、法案は否決の情勢に傾きつつある。「郵政解散」が現実味を帯びる中、本会議決戦に向けて堀内派の動向に焦点が移っているほか、党内では首相の解散阻止に向けた論議も活発化した。
 自民党執行部にとって、最終的には賛成に回る可能性があると期待していた中曽根氏の造反宣言は大きな誤算だった。公明党の東順治国対委員長は「衝撃が走った。法案賛否に厳しいムードが出てきた」と指摘。実際、態度が不明確だった同派の狩野安、大野つや子両氏が直ちに同調姿勢を表明。参院亀井派幹部は「派内で五人は影響を受ける」とみる。自民党の反対者は二十人を超えるとの見方もある。
 中曽根氏は自身の動きが同派の動向を決定付けるとみて、これまで態度を鮮明にしてこなかった。だが三日夜、都内のホテルで同派の倉田寛之前参院議長や亀井静香元政調会長、かつて参院の実力者だった村上正邦元労相と会談して「参院執行部が金にものをいわせて、飲ませ食わせをして『賛成しろ』とやっているのがいいと思うか」と迫られると、最終的に反対を決断したという。
 この日は中曽根氏のほか、反対派とみられた柏村武昭防衛政務官(参院亀井派)も採決で反対し、政務官を辞任する意向を表明。北岡秀二参院議員(旧橋本派)も党総務部会の専任部会長の辞表を提出した。
 今後の焦点は態度の不鮮明な議員が多い堀内派の動向だ。同派の古賀誠元幹事長は四日夜、参院議員約十人との会合で、採決は個々の議員の判断に任せる自主投票で臨むべきだとする考えを示したが、五日になって「実際には自主投票ではなく欠席を古賀氏は求めた」との情報が流れ、執行部は混乱した。片山虎之助参院幹事長が急遽(きゅうきょ)、大仁田厚氏ら同派議員を呼んで賛成を促したほか、古賀氏と会談するなど慌ただしい動きを見せた。
 小泉首相による解散の阻止を模索する動きも表面化した。森派が同日開いた幹部間協議では「両院議員総会での党総裁解任」や「法案を大差で否決」「多数閣僚が解散に反対表明」などの具体策について、有効かどうかを議論した。
 また、小里派の小里貞利会長は各派領袖クラスに事態収拾を呼びかけ、五日夕に森喜朗元首相、山崎拓前副総裁、高村正彦元外相と会談。ここでも総裁罷免などが話し合われたほか、反対派説得に冷却期間を置くため採決日をずらす案も検討されたが、結論には至らなかった。綿貫民輔前衆院議長、亀井、古賀両氏らはこの会合を欠席した。
 党内の多数の議員が解散に反対していることを示し、首相に解散断念を迫る目的だが「総裁解任」は首相解任には直結せず、仮に「大差の否決」や「閣僚の反対」の事態が生じても解散は法的に可能。「やってみる価値はある。首相は解散を断念し、総辞職を選ぶ」(森派議員)との声もあるが、さらなる混乱を招いて解散に突入することにもなりかねない。
(産経新聞) - 8月6日3時5分更新

515片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/06(土) 11:23:14
勢いづく反対派・大差否決で解散封じ狙う
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050806AT1E0501905082005.html

 自民党の民営化反対派は、態度未定者の相次ぐ反対表明に勢いづいている。郵政事業懇話会は5日、党本部で拡大役員会を開き、法案を有無を言わさぬ大差で否決し、衆院解散・総選挙を封じ込めるとの認識で一致。参院への働きかけを強めることを申し合わせた。

 綿貫民輔会長は「『否決なら解散だ。解散が嫌なら賛成しろ』という覇道の政治が行われている。参院の同志は正々堂々と国会で結論を出してほしい」と強調した。 (07:01)

自民、造反組の処分が焦点
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050806AT1E0500W05082005.html

 自民党執行部は5日、次期衆院選のマニフェスト(政権公約)づくりを本格化させるなど衆院選の準備を急いだ。ただ、郵政民営化法案の衆院採決の際に造反した51議員の扱いはなお決まっておらず、候補者調整は極めて流動的。除名して対抗馬を立てるなどの強硬論もあるが、選挙後の政権の枠組み構築をにらんだ融和論もあり、執行部は揺れている。

 武部勤幹事長は記者会見で「どんなことにも対応しうる態勢を整えるのが執行部の責任だ」と強調。与謝野馨政調会長は党本部に政調幹部を集め、今週末にマニフェストに盛り込む政策課題を検討するよう指示した。

516片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/06(土) 13:41:29
郵政法案、大野氏が反対表明
松田氏は態度不明 民主両氏「解散を」
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20050806/lcl_____gif_____004.shtml

 郵政民営化関連法案は五日、参院郵政民営化特別委員会で賛成多数で可決され、大詰めを迎えた。週明け八日の本会議採決が焦点だが、県選出の参院議員四氏のうち、自民党の大野つや子氏は反対の意向を表明、松田岩夫氏は態度を明確にしていない。対する民主党の山下八洲夫、平田健二両氏は反対を鮮明にし、早期解散を求める。解散総選挙となれば、県内政局にも重大な影響を及ぼすだけに緊迫度を増している。(石川 浩)

 大野氏は五日、所属する参院亀井派の会合に出席後、本会議採決でも同法案に反対する意向を明らかにした。この日、反対姿勢を鮮明にした同派会長の中曽根弘文元文相の判断を「尊重したい」とし、党の参院執行部にも自身の考えを伝えたという。

 松田氏は、参院本会議などに出席した後は、議員会館内の事務所で執務をこなすなどした。県内の特定郵便局長会らからの反対要請も相次ぐが、事務所関係者は「本人の考えはこちらも分からない」と話す。

 同法案反対の姿勢を見せる自民党県連。「賛成ならば、今後のお付き合いはしないと申し上げている」と猫田孝幹事長(県議)。国会の動きについては「郵政民営化より年金や医療、少子化など大事な問題がある。同法案が参院で否決されたら衆院解散というのは筋が通らない」と、解散総選挙にも反対する。

 これに対し、民主党は自民党との対決色を強める。同特別委の理事を務める山下氏は「本会議採決を週明けに先送りさせたのはこちらの方針通り。決戦場となる本会議採決は、予想以上の差で否決される」と強気の構え。平田氏も「自民党は国民不在の政局に終始している。国民に信を問うべきだ」と意気込んだ。

517片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/06(土) 19:30:19
解散を皆でどうしても止めてほしいと、解散したらもうほとんどお前にはついて行かないと、そこまで言えばどうなるか。もうそのくらいか。

首相、郵政解散巡る発言を修正・「弱気」の憶測打ち消す
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050806AT1E0600706082005.html

 小泉純一郎首相が6日午前、訪問先の広島でした発言を巡り、政界に「弱気になっており、衆院解散に踏み切れない」との憶測が飛び交った。首相自身が軌道修正し、一件落着となったものの、首相の一挙手一投足に神経質になっている政治情勢を反映する騒動となった。

 問題になったのは、広島市で記者団に語った発言。衆院解散を懸念する声が広まっていることに関して「各方面から『政治的空白をつくるべきでない』とか『解散しない方法はないのか』とか声は色々と届いている。いずれにせよ8日に決着がつくので、結果をみて総合的に政治判断していく」と言及した。

 これが解散を断念し、内閣総辞職するかもしれないなどの観測に結び付き、首相に近い自民党幹部らのもとには問い合わせが相次いだ。

 事態を聞きつけた首相側近からの連絡を受けた首相は約2時間後に福山市で自ら記者団に歩み寄り、「郵政法案の否決は内閣に対する不信任、小泉改革を否定するものだ。それを受け止めて総合的に判断する」と訂正した。 (14:08)

518片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/06(土) 21:39:58
採決までは突っ張って正義をアピールするという戦略が表れてると思う。

郵政法案:週末の攻防 緊迫のドキュメント
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050807k0000m010079000c.html

 60回目の「原爆の日」を迎えた広島市の平和記念公園。6日午前8時から始まった平和記念式典を終えた小泉純一郎首相は記者団の前に立った。

 午前9時10分すぎ、郵政解散による政治空白を作るべきでないとの声をどう思うか、との質問に、首相は沈痛な面持ちで答えた。

 「いずれにしても8日に決着がつきますから、その結果を見て総合的に政治判断していきたい」

 これまでの首相なら、「だから賛成してほしいと言っている」と即座に反論していた。厳粛な式典に出て、心境に変化があったのか−−。首相は解散見送りか、花道退陣を考えているかもしれない、という憶測が広島発で駆け巡った。

 その約1時間半後。首相が広島県福山市の美術館を視察している最中に、首相の振り付け役と言われる飯島勲秘書官から同行の岡田秀一秘書官に電話が入った。記者団への発言内容を修正するよう首相に伝えてほしい、という連絡だった。

 首相が解散をためらっている、と受け止められれば、反対票が雪崩を打って増えかねない。再び記者団の前に立った首相は「総合的に判断して、郵政法案の否決、廃案は小泉内閣に対する不信任案である」と従来の路線に戻った。

 週末であっても、郵政政局のキーマンたちは慌ただしく動き回った。

 自民党の片山虎之助参院幹事長は午前10時、地元・岡山で「連日連夜むしゃくしゃするようなことばかり東京でやっていて」と、切り崩し工作の困難さを訴えた。武部勤幹事長は午後1時過ぎ、北海道稚内市で開かれた党のセミナーでこうあいさつした。「こんな時に解散はしたくない。11月に自民党立党50年になるのに、解党元年なんてことになったら、ジョークにもならない」

 午後1時半。民放テレビ番組で浅野勝人参院議員(堀内派)が初めて「棄権」を明言すると、同じ番組に出ていた山崎拓前副総裁は「賛成してくれると信じていた。棄権となると本当にぎりぎりの勝負だ。解散を避ける道はただ一つ、可決しかない」と語気を強めた。

 そして最大のキーマン、森喜朗前首相。午後6時過ぎ、首相公邸を訪ね、小泉首相に対する最後の説得を試みた。

 森氏「衆院選をやって一体どういう意味があるんだ、というのがみんなの声じゃないか」

 首相「可決するよう努力してほしい」

 森氏「努力してくれている人を路頭に迷わせたらいけない」

 首相「解散を好んで言っているわけでない。おれの信念だ。殺されてもいい。それぐらいの気構えでやっている」

 森氏「あなたは変人以上だ」

 首相「それでいい」

 約1時間半の会談は決裂だった。森氏は怒りをあらわにして記者団の前に姿を現した。「もうオレはさじを投げた!」。両手には、握りつぶした外国産缶ビールとウーロン茶の空き缶を持っていた。

 継続審議を模索する動き、法案再修正で危機を切り抜けようとする動き、そして森氏。首相への説得不調によって、解散回避は万策尽きようとしているのか。
毎日新聞 2005年8月6日 21時29分

519片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 05:08:19
郵政法案、否決ラインに…反対明言17欠席・棄権2
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050807-00000001-yom-pol

 郵政民営化関連法案に対する自民党参院議員の投票動向は6日時点で、17人が「反対」、2人が「欠席・棄権」を明言し、法案が否決される数に達した。

 このまま8日の参院本会議で採決すれば、法案の可決・成立は極めて困難で、小泉首相が衆院解散・総選挙に踏み切るのは避けられない情勢だ。党執行部は解散回避のため、郵便局網の維持などを盛り込んだ決議を本会議で行うなどの事態打開策の検討に入った。

 ただ、反対派が態度を軟化させるかどうかは微妙で、政局は解散含みの展開となっている。

 堀内派の田浦直参院議員は6日、長崎市内で記者会見し、「離島や過疎地を多く抱える長崎県にとって郵便局がなくなるのは大変な痛手だ。とても賛成できない」と述べ、法案に反対票を投じる意向を表明した。

 読売新聞の動向調査に対し、従来は「態度未定」と回答していた田浦氏が反対を明言したことにより、反対は17人、欠席・棄権は2人となった。野党全員の反対を前提とすれば、自民党で18人が反対すれば、法案は否決される。欠席2人で反対1人分となるため、法案否決ラインに達したことになる。

 動向調査では、このほかに5人が「反対する可能性がある」と回答し、15人が態度未定としている。

 党執行部は、解散を回避するには、反対派を説得し、法案可決に持ち込むしかないと判断している。本会議決議を採択する案などは、反対派を説得する材料として、「反対派のうち、ぎりぎりまで態度未定だった議員を欠席にとどめたり、欠席や態度未定の議員を賛成に変えたりする」(参院幹部)ことを目指すものだ。

 執行部が検討している本会議決議は、5日の参院郵政民営化特別委員会で採択された付帯決議と同じ内容で、郵便局網の維持や、民営化会社間の株式持ち合いなどを盛り込む方向だ。本会議決議への格上げで、より拘束力を持たせる狙いがある。

 また、8日の本会議の採決前に補充質疑を行い、首相が答弁で反対派の主張に配慮することも検討している。自民党は7日夜の臨時役員会で、こうした事態打開策を最終協議する。与謝野政調会長は6日のテレビ東京の報道番組で、「法案を何とか可決に持ち込みたい。いくらでも工夫する。いますぐ修正できなくても、例えば自民党と公明党の間でこの部分は将来修正しようと決めておいてもいい」と述べ、与党が採決前に次期臨時国会での法案修正で合意する可能性に言及した。

 別の三役は6日、記者団に「事態打開の可能性があるとすれば法案修正だ」と述べ、参院本会議で法案を再修正し、衆院に回付して可決・成立させる可能性を示唆した。
(読売新聞) - 8月7日3時10分更新

520片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 05:11:06
郵政法案成立厳しく 
『反対確実』16人に
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050806/mng_____sei_____001.shtml

 本紙は五日、郵政民営化関連法案が八日の参院本会議で採決されるのを前に、自民党所属参院議員百十四人(扇千景議長は除く)の法案に対する投票動向の最終情勢を探った。調査は、これで五回目。反対を明言しているか、間違いなく反対票を投じるとみられる「反対確実」が十六人。欠席・棄権も含めて「造反」する可能性が高い議員が五人おり、最終的な反対者は法案否決ラインとなる十八人を超える勢いとなっている。 

■態度未定は7人

 「反対確実」もしくは「造反の可能性大」の議員は計二十一人で、前回行った三日の調査よりも一人増えた。これは、先月十三日の第一回調査以来、最高水準だ。

 「反対確実」は四人増え、「造反の可能性大」は三人減。態度を明らかにしていない「未定」は二人減の七人だった。

 中曽根弘文元文相が五日、反対を表明。これを受け、「造反の可能性大」や「未定」の議員の一部が反対方針を打ち出した格好だ。

 派閥別にみると、亀井派が十八人中、十二人が反対を明言して突出している。他の派閥はあまり大きな変化はない。

 執行部はこの日、断続的に協議し、現段階では可決するのは厳しいとの見方で一致。

 八日の参院本会議採決ギリギリまで、衆院議員たちが総力を挙げて参院議員に賛成を呼び掛けることをあらためて確認した。

■特別委で可決 週明け8日本会議採決

 参院郵政民営化特別委員会は五日夕、今国会最大の焦点である郵政民営化関連法案の採決を行い、自民、公明両党の賛成多数で可決した。法案は八日の参院本会議で採決されるが、態度を明らかにしていなかった自民党参院亀井派の中曽根弘文会長が反対を表明するなど、同党内では反対への流れが加速。可決の見通しが全く立たないまま、参院本会議に突入することが確実になった。

 参院特別委は五日午後、小泉純一郎首相が出席しての締めくくり質疑後、採決を行った。与党委員は、反対を明言している自民党の長谷川憲正氏が自発的に辞任、交代するなどしたため、一人の反対者も出なかった。

 郵政三事業への一体的経営への配慮などを盛り込んだ十五項目の付帯決議案も、与党の賛成多数で採択した。

 参院本会議は八日午後一時から開会。委員長報告、法案への賛否に関する民主、公明両党の討論を行った後、採決に入る。投票は与党の提案により、押しボタンではなく、木札を使った記名方式で行い、午後二時前には法案の可否が決まる見通し。

 首相は法案が否決された場合、衆院を即日解散する方針だ。

521片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 05:41:29
山内氏「賛成できない」−郵政関連法案
http://www.shikoku-np.co.jp/news/administration/200508/20050806000099.htm

 参院本会議での採決が迫る郵政民営化関連法案への対応について、香川県選出参院議員の山内俊夫氏は五日、「公社化を進めた元総務政務官として民営化には賛成できない」との立場をあらためて表明し、反対か欠席する考えを示した。一方、真鍋賢二氏は「まだ迷っている」として態度を保留した。

 山内氏は「総務政務官を務めた立場などから、自分の中ではずっと公社がいいとの基本姿勢がある」と説明。「衆院が解散になるのは自民党員として非常に憂慮されること」としながらも、「公社に対するこだわりやこれまでの経緯から賛成に回ることはできない」と話した。

 また、法案に反対する場合には、事前に党国対副委員長の役職を辞める考えも示した。

 真鍋氏は法案の成立が厳しさを増す情勢を踏まえ、「同志にも反対者が多く、現時点では法案は否決されるだろう」と分析。「法案の中身や党内手続きなどに問題が多いが、大局的な見地から解散は避けるべきとの思いもある。どういう決断をすべきか私自身まだ迷っている」として、賛否は明らかにしなかった。

522片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 05:50:42
8日に採決 郵政民営化関連法案 
揺れる自民 県内議員は
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20050806/lcl_____cba_____000.shtml

 八日に参院本会議で採決される郵政民営化関連法案。県内選出の民主党議員二人は反対する見通しだが、激しい“切り崩し工作”の続く自民党では、議員二人が、ぎりぎりまで態度を留保しそうだ。 
  (加藤裕治、林容史)

 自民の椎名一保氏は参院特別委員会で法案が可決された五日、地元の会合や夏祭りなどに参加したという。事務所によると、採決に当たり「態度は未定」というが、五日可決された付帯決議に、「本当に担保されるのか」と、疑念がぬぐい切れないようだ。関係者によると、元参院議員らに椎名氏の「説得」を頼む党内の動きもあるという。

 同党の倉田寛之氏の事務所は「投票をどうするかは本人でないと分からない」と話す。ここ数日は多くの来客があり、事務所の奥で話し込んでいるという。同党関係者らは「倉田氏は法案に反対する意向ではないか」と予測している。

 法案に反対を表明している民主党の国対委員長今泉昭氏は「欠陥法案で、十分な審議もなしえていない」とばっさり。「自分の意見が通らないから解散するというのでは、ただのだだっ子。総選挙は無駄な費用」と、小泉首相の政治姿勢も厳しく批判する。

 同党の広中和歌子氏は、事務所によると「投票は本人次第だが、党の方針からはずれることはない」という。

523片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 06:01:06
常田、田村氏なお慎重 郵政民営化法案賛否
http://www.nnn.co.jp/news/050806/20050806003.html

 郵政民営化法案は八日の参院本会議で採決される見通しだが、反対を新たに言明する議員が増え、「否決−解散・総選挙」が急速に現実味を帯びてきた。鳥取県選出の常田享詳、田村耕太郎両参院議員は党参院幹部の要請と地元郵便局が求める課題の解決を双方から求められ、賛否の判断になお慎重。党内攻防もにらみながら最終局面で結論を出す考えだ。

 五日の参院特別委員会では同法案は可決されたが、本会議で反対を表明する議員が増えて情勢は予断を許さない。法案成立を目指す青木幹雄参院議員会長ら党参院幹部と同じ旧橋本派に属する常田、田村両議員は「政治空白を避けるべき」との思いで一致している。

 常田議員は「国難に直面する今、選挙は国民のためにならない。民主党には政権を渡せない」と政権与党の責任を強調。日・中・韓次世代リーダーフォーラム(七月中下旬開催)に参加した田村議員は「中国や韓国でいかに外交がうまくいっていないかを実感した」と、「郵政」のみに明け暮れる国会を現行与党で針路転換する必要性を訴えた。

 解散を避ける道は法案の成立しかないが、法案成立を目指す参院議員会長と郵政法案に反対する地元郵便局などの間に立って安易に結論は出せない。四、五日の両日、両議員は民営化反対を熱望する黒田敏博・因幡地区特定郵便局長会長らから陳情を受けた。

 小泉首相は郵政民営化に慎重な勢力に配慮して「ネットワーク堅持」「三事業の一体的経営確保」について前向きな答弁をし、特別委員会も付帯決議に盛り込んだ。だが、黒田会長らは▽付帯決議ではなく条文明記が最低用件▽利潤追求は廃局を招く−などとして民営化阻止を要請した。

 常田、田村議員は首相答弁に「前進した」「以前より踏み込んだ」と一定の評価をしているが、住民利便の担保に確信を持つには至っていない。党参院幹部、地元郵便局の働き掛けの狭間で決断を迫られている。

524片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 06:04:15
解散なんかしたくない 稚内での講演で武部氏  2005/08/07 01:40
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050807&amp;j=0023&amp;k=200508076842

 【稚内】自民党の武部勤幹事長は六日、稚内市内で講演し、郵政民営化法案の成立が厳しくなっている情勢に関連して「(今年十一月で)立党五十年になるのに解党元年、分裂元年になったらジョークにもならない。私は衆院の解散なんかしたくない」と述べ、反対派への説得を最後まで続ける考えを強調した。

 その一方で「改革の手を緩めることはできない」としたうえで、「万々が一のときには自民党の命運、日本国の命運をかける選挙になる」と述べ、法案否決の場合は衆院解散・総選挙が避けられないとの認識を示した。

525片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 06:19:33
参議院の結果予測できない」地元入りした綿貫前衆院議長
郵政民営化法案採決
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news002.htm

 今国会最大の焦点である郵政民営化関連法案があす8日の参院本会議で採決されるのを前に、法案反対の中心となっている綿貫民輔・前衆院議長が6日、地元の祝い事に出席するために約40日ぶりにお国入りした。

 綿貫氏はこの日午前、飛行機で富山入りし、南砺市で開かれた西頭徳三さんの新「富山大学」学長就任決定を祝う会と、高田太門・元井波町消防団長の叙勲受章祝賀会に出席した。県内を訪れたのは6月26日以来。

 祝賀会のあいさつで、綿貫氏は、郵政民営化関連法案に関連して「言行一致。言ったことは行わなければいけない。違ったことをするのは人間の下」などとした上で、「『必ずやる時はやります。先生と一緒に』というのがAクラス。『反対する』と言って、当日(採決)になってくるっと変える。これは言行不一致」などと話した。

 これに対し、同席していた河合常則参院議員は「人物評価がAクラスになれるよう頑張ります」と反対票を投じるともとれる発言を行い、綿貫氏ら出席者から笑いが起こった。

 また、綿貫氏は報道陣に対し、「参議院の(採決の)結果は予測できない。総理のおやりになることも分からない」と話し、衆議院が解散し、総選挙となった場合に新党が結成される可能性については「これからのことは分からない」と明言を避けた。
(2005年8月7日 読売新聞)

526片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 07:25:59
http://tetusi.com/new_diary/200508.html
2005年8月5日(金) 解散前夜
4日の夜永田町は解散一色でした。郵政の民営化法案は否決の可能性が高くなってきました。8日の参議院本会議の結果次第です。8日は衆議院も本会議が予定として入りました。否決された場合、衆議院本会議を開催して、解散を宣言するという段取りです。
暑いなかの選挙となります。民営化だけでなく、外交、年金、雇用、景気など様々なことを問い掛ける選挙となります。また政界再編も視野に入れた選挙になりそうです。日本の政治が本格的に地殻変動していくかもしれません。一番大事なときの大事な選挙になりそうです。頑張ります。
2005年8月6日(土) 選挙準備
いよいよ解散が濃厚になってきました。昨日は参議院の郵政特別委員会で民営化法案が通過しましたが、月曜日の本会議では否決されそうな気配です。
しかし昨日の法案の中で、新聞はあまり書きませんでしたが、民営化するに当たっての、付帯決議がなされました。内容は私たちが要求していたものです。「郵便、貯金、保険の一体経営を事実上容認する」「郵便局は国民の資産とみなし、地域から撤退させない」「3年ごとに経営状況を点検していく」「郵便局の局舎借り上げ料などは維持していく」「郵便マークは郵政の象徴として今後も使用していく」などが決議されました。
私はこのことは大変画期的なことと思います。地域の郵便局が維持される。そして貯金もこれまでとあまり変わらない、など郵政事業と郵便局をそれほど変えないで、民営化に徐々に移行することが出来ると判断します。これだったら私たちが、民営化に賛成した上で、不安な点を要求してきた価値があったと思います。
仮に参議院本会議で否決されても、このような決議がされたことは評価されると思います。このあと、再び民営化案が提出されても、この域を出る法案はで出来ないでしょう。今まで、民営化法案に対し悶々としていた部分もありましたがこれで晴れて、賛成した甲斐があったと胸を晴れる気分になりました。
その上で選挙準備に入ります。事務所、リーフレット、選対本部の立ち上げなど急いで行います。

527片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 09:06:30
処分の基本方針が示唆されたが、細い橋を渡るが如くだ。

もはや解散?心はや選挙
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050807AT1E0600G06082005.html

 与野党は6日、現実味を帯びてきた「郵政解散」への備えを加速させた。自民党執行部は急務となっている郵政民営化法案の衆院採決での造反議員の扱いについて、次期衆院選では反対者の公認を見送るなどの処分をする方針を固めた。8日の参院本会議の採決をにらんだ反対派の説得作業は続けるものの、軸足は選挙準備に移りつつある。

 自民党幹部は6日、記者団に7月の郵政法案の衆院本会議の採決で造反した51人の扱いについて(1)反対者は公認しない(2)党政治倫理審査会に弁明書を提出すれば対抗馬擁立は見送る(3)棄権・欠席者は役職停止などの軽い処分にとどめる――との線で調整する考えを明らかにした。 (07:01)

公明、自民候補の支援「選挙協力難しい」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050807AT1E0500M05082005.html

 公明党も5日夕の幹部会で、マニフェストの策定を進めるなど選挙態勢づくりを急ぐ方針を確認した。早期解散に反対する方針に変わりないが、「解散は首相の専権事項で、止められない」(幹部)として公明党閣僚の閣議での解散署名は拒否しない方針だ。東順治国会対策委員長は国会内で記者団に「短期決戦では選挙協力は難しい」と述べ、自民党候補の支援まで手が回らないとの見通しを示した。 (07:01)

528片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 12:57:13
しかし、報道2001の山崎拓は選挙モードがにじみ出ていた。

馳浩
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s050806.html

 「否決は小泉改革の否定。腹は固まっている。総合的に判断する。」 との小泉総理の今朝の会見。
 「総合的に判断」とは、解散回避のうえ、総辞職も選択肢か。
 「腹は固まっている」は、やっぱり解散か。昨夜から、反対派賛成派双方で解散回避の大合唱の中で、法案否決が現実の姿となってきたがゆえに、総理としても苦渋の決断か。

 今の党内の空気は、
 「小泉改革の否定か」 「小泉手法の否定か」 とすると、どちらかといえば「小泉手法の否定」だ。そうなると、「小泉改革」を引き継ぐ新たな総裁(福田康夫か安倍晋三)の選出と、総理選出ということも選択肢。
 今日明日の判断。いや、明後日の参議院本会議後の瞬時の判断かもしれない。

529片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/07(日) 19:12:27
黒岩たかひろ
8月6日 何でもありだよ永田町
http://takahiro.025.ne.jp/katudou/event.html
 終日、県内で活動。どこだここは(写真)。
 新潟にいても永田町情報が色々なところから飛び込んできます。昨日の「中曽根ショック」を受け、自民党の軸足は「解散回避のための可決」から「否決されても解散回避」へと移りつつあります。
 ではどうするのか。20票以上の大差で否決し総理の解散権を封じ込める手があります。その場合は自民党賛成派幹部が反対派への説得を緩めるのではないかという噂も。怖いですね、手のひらの返し方が。
 その他、本会議開会を引き延ばす手も。本会議の開会の権限は内閣ではなく立法府にあります。強引に継続に持っていくのでしょうか。この場合は採決前解散なんて事もあり得ます。永田町は何でもありという所です。

530片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/08(月) 16:21:00
小泉・青木体制に限界 反対勢力へ抑え利かず2005年08月08日16時10分
http://www.asahi.com/politics/update/0808/006.html

 小泉首相が政治生命をかけた郵政民営化法案が予想以上の大差で否決され、政権の掌握力の衰えが明確になった。過去4年3カ月、世論の支持を背景に反対勢力をねじ伏せてきた首相の手法の限界がはっきりし、公明党が加わっての「解散回避」の圧力もかなわなかった。何より、政権基盤の「金属疲労」を物語るのは、党総裁選などで首相を支えてきた青木幹雄参院議員会長が最大の武器とした「参院の団結」がほころびたことだ。

 「青木さんの神通力も今回は通じなかったようだ」。8日朝、賛成派の自民党参院幹部は、予想以上の反対派の広がりにこうつぶやいた。別の参院幹部も「説得が進まない。反対側に雪崩を打っている」と弱気を隠さなかった。

 公明党は8日午前、株式の持ち合い容認など、反対派の要求を受け入れた4項目の再修正を自民党に提示、ギリギリまで解散回避のための法案成立を模索した。しかし、自民党側は「この内容では野党の合意が得られない。時間的にも厳しい」と拒否、勝算のないまま、午後1時からの参院本会議に臨まざるを得なかった。

 青木氏は本会議前の参院議員総会で、「郵政関係者との長い間のいきさつがあり、人間関係で皆が苦しみ悩み続けた。二度とこんなことがあってはいけない」と語り、「皆さんの腹は固まっていると思うので、粛々と参院らしい投票をしてほしい」と呼びかけた。

 採決前に本会議場を退席した水落敏栄参院議員(堀内派)は記者団に「野党と同じようにはしたくない」と述べ、反対ではなく欠席を選んだ理由を語った。

 同じく退席した荒井正吾参院議員(堀内派)は「進める手法が民主主義的じゃない。賛成しないなら解散というのは、民主主義的じゃあない」と、首相の政治手法への批判を口にした。

 解散風が吹き荒れても、造反の動きが止まらなかった根底には、首相だけでなく、青木氏ら政権を支えた党内実力者への覆いがたい反発があった。

 「青木さんは03年の総裁選の時、『先々、郵政民営化に反対するのは自由だから、ここは小泉再選でまとまってくれ』と言った。今になって、『解散回避のため、法案に賛成してくれ』と言うのは筋が通りません」

 7月末、青木氏の足元の旧橋本派議員はそう不満を語った。

 法案修正や付帯決議、あるいは「丁寧な」首相の答弁といった融和策で反対派を切り崩せると考えた青木氏ら執行部の見通しは甘かった。

 国民の関心が低く、賛否も割れた郵政民営化は、首相側にとっても反対派をたたく「旗印」になりにくかった。公明党が選挙支援打ち切りをにおわせて、反対派を牽制(けんせい)しても形勢を逆転するには至らなかった。

 「郵政民営化は一番最初からの政権の最大矛盾だった。首相と党のバトルの決着を先送りしたツケが一番大事な時に爆発してしまった」。閣僚の1人は嘆いた。

 賛否両陣営ともに動きを束ねる存在が失われ、個々の議員の「自主判断」が結果を左右する「溶解状態」に自民党が陥ったという実情もある。

 「派閥政治」を無視する小泉政権の下で所属議員に対する派閥の掌握力は低下した。首相は大派閥をバックにした実力者を並べる「強い」執行部を選ばなかった。

531片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/08(月) 19:10:15
総選挙30日公示〜来月11日投票=「郵政」争点に、自民分裂へ−首相解散決断
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000095-jij-pol

 小泉純一郎首相は8日午後、郵政民営化法案が参院本会議で自民党議員30人の造反によって否決されたことを受け、衆院解散・総選挙の断行を決断し臨時閣議で正式決定した。この後の衆院本会議で河野洋平議長が解散詔書を朗読し、衆院は解散される。選挙日程は「8月30日公示〜9月11日投票」とすることを本会議後の臨時閣議で決める。首相は自民党臨時役員会の席上、「反対派は公認しない。古い自民党はぶっ壊す」と表明、郵政法案の衆院本会議採決で反対票を投じた37人は公認しない方針を明らかにした。
 自民党は分裂選挙が避けられない見通しとなり、郵政民営化など「小泉改革」を争点に、政権交代の可能性をはらんだ異例の選挙となる。
 解散決定の臨時閣議で、島村宜伸農水相が反対した。同氏は辞表を提出したが、首相は罷免に踏み切った。解散手続きで閣僚が罷免されるのは初めて。農水相は首相自らが兼務する。 
(時事通信) - 8月8日19時1分更新

532片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/09(火) 09:43:21
森氏は辞任撤回
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000004-san-pol

 自民党の森喜朗元首相は八日夜、森派総会で「衆院解散ならば森派会長を辞任する」との方針を撤回する考えを示した。森派幹部によると、森氏は所属議員に、「総選挙を前に会長辞任は認められない」と強く慰留され、「趣旨はわかった」と留任を決めたという。
 一方、自民党旧河野グループ(大勇会)は例会で、河野洋平衆院議長が解散で議長職を失ったことに伴い、河野氏の会長復帰を決めた。
(産経新聞) - 8月9日2時54分更新

533片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/09(火) 19:29:14
「改革を止めるな。」 自民のキャッチコピー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000150-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は9日午後、自民党の武部勤幹事長と首相官邸で会談し、衆院選での党のキャッチコピーを「改革を止めるな。」とすることを決めた。
 武部氏は「改革は国民との約束だ」との案も示したが、首相は「自民党をぶっ壊してでも改革を進める原点が大事だ」と述べ、「止めるな。」を選んだ。
 郵政民営化関連法案に反対票を投じた37人を非公認と決めたことに関連し、首相は「(公明党との選挙協力区を除く)全選挙区に立てる努力をしてもらいたい。全選挙区に改革派候補を立てることによって、国民のみなさんは『(民営化に)賛成であれば、改革派に一票』ということになるだろう」とあらためて指示した。
(共同通信) - 8月9日19時21分更新

534片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/09(火) 20:13:31
撤退相次ぐ

衆院選:公明党が2氏の公認決定
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050810k0000m010047000c.html

 公明党は9日の中央幹事会で、次期衆院選比例東北ブロックで元職の若松謙維氏(50)、東海ブロックで新人の伊藤渉氏(35)を公認することを決めた。
毎日新聞 2005年8月9日 19時52分

535片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/09(火) 20:14:28
公明幹事長:反対票の自民議員との衆院選後連携に柔軟姿勢
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050810k0000m010039000c.html

 公明党の冬柴鉄三幹事長は9日、兵庫県尼崎市役所で記者会見し、郵政民営化関連法案に反対票を投じた自民党議員との衆院選後の連携について、「仮定」とした上で「過半数がとれないなら考えないといけない。政治が安定しなければ羅針盤を失った船になってしまう」と柔軟に対応すべきだとの考えを示した。ただ、衆院選での支援については「進んでしない」と明言した。

 党の勝敗ラインについては「現有34議席を何とか確保したいが、並大抵ではない」と述べた。【坂口裕彦】
毎日新聞 2005年8月9日 19時31分

536片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/09(火) 20:15:50
通常国会、61件が廃案に 郵政解散のあおりで
2005年08月09日19時37分
http://www.asahi.com/politics/update/0809/015.html

 8日の衆院解散で閉会した通常国会では、郵政民営化法案を含む61件の法案が廃案になった。政府が提出した89法案のうち成立したのは75法案で、成立率は84.3%にとどまり、小泉内閣になって最低となった。郵政法案をめぐる自民党内対立のあおりを受けた形だ。

 廃案となった法案は、継続審議だったものを含めると、内閣提出15件と議員提出46件(うち野党提出37件)の計61件。政府が今国会成立を目指した障害者自立支援法案や少年法改正案などのほか、日本歯科医師連盟によるヤミ献金事件を受けて、与党と民主党の双方が提出した政治資金規正法改正案も含まれる。与党内の調整がつかないまま2案が8日に提出された臓器移植法改正案も廃案になった。

537片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/09(火) 21:20:35
どういう論旨かわからないけど、選挙で勝てないかねえ

小泉首相、郵政民営化賛成の野党勢力と連携「ありうる」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050809AT1E0901209082005.html

 小泉純一郎首相は9日夜、次期衆院選後に郵政民営化に賛成した野党勢力と連携する可能性について「十分にありうる」との認識を示した。勝敗ラインに掲げた自民、公明両党で過半数という目標に選挙後の追加公認も含むかどうかに関しては「まず自公両党で過半数を得るのが一番大事だ。これに全力を尽くす」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。 (21:00)

538片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/10(水) 03:44:10
■ 「賛成派のみ」応援 衆院選挙で西川氏
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/050810/news_8.html

 西川公也・内閣府副大臣(郵政民営化担当)は九日、自民党亀井派の会合出席後、記者団に対し、「(郵政民営化関連法案への)白票(賛成)グループは、白しか応援できない」などと述べ、西川氏ら法案賛成派は今回の衆院選で、亀井静香会長ら反対派候補の応援は一切行わず、同時に受けないことを明らかにした。

 同派は衆院で賛成十六人に対し、十二人が反対。参院は賛成六人、反対は十二人だった。

 西川氏は同法案への対応で同派が分裂状態にあることを認め、「濃淡はあるが、白の人たちの中には『亀井派』と呼ばれるのが、耐えられない人たちもいる。今後の対応にもよるが、修復は困難なのではないか」と派閥分裂の可能性について言及した。その上で「自分は最初からここにいた」などと、「本家」であることを強調した。

539片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/12(金) 12:05:38
15日の首相靖国参拝「ないと確信」・公明幹事長
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050812AT1E1101711082005.html

 公明党の冬柴鉄三幹事長は11日のテレビ朝日番組で、小泉純一郎首相が15日の終戦記念日に靖国神社に参拝する可能性について「(しないと)確信している。友党に配慮するならばそういうことはしないと思う」との認識を示した。 (07:02)

540片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/12(金) 12:36:19
亀井派内、公然と会長批判
白組対青組
http://www.yomiuri.co.jp/election2005/news2/el_ne_050810_04.htm

 自民党亀井派に9日、激震が走った。豊富な資金力を背景に「オーナー会長」として君臨してきた亀井静香・元政調会長に対し、中堅・若手から批判・反発の声が噴出したのだ。

 「首相官邸は『絶対解散する』と言ってきたのに、『解散にならない』と甘く見過ぎた。今ごろ『何とか公認をくれ』と言っても、うまくいくものか」

 内閣府副大臣の西川公也・前議員は9日昼、首相官邸で記者団を前に公然と「亀井批判」を展開した。

 この日午後、国会近くの亀井派事務所に、会長代行の伊吹文明・元労相や谷津義男・元農相ら20人ほどが集まった。その席でも、「賛成派が(自民党から公認されない)反対派の応援には行けないし、反対派が賛成派の応援に行っても困るだけだ」との意見が出た。

 郵政民営化関連法案の衆院本会議採決の際、亀井派は対応が真っ二つに分かれ、大きな亀裂を残した。伊吹、谷津、西川氏ら16人が賛成し、亀井氏、平沼赳夫・前経済産業相ら12人が反対、1人が棄権したのだ。

 協議後、西川氏は記者団にまくし立てた。

 「白票(賛成票)を投じた『白組』と、青票(反対票)の『青組』はなかなか交わらない。当面は『白・青分離』だ。白組の気持ちは、『派の名称に亀という字がつくのは勘弁してほしい』だ」

 やはり「白組」の萩山教厳・前議員も、「選挙戦で『亀井派』と名乗って戦うのか」と聞かれ、「しません」と明言した。

 さらに、「白組」の動きは加速した。

 水野賢一・前議員が午後、亀井派に退会届を提出したのだ。水野氏は小泉首相の構造改革を支持しており、「亀井会長との政策上の意見の相違が決定的になった」と語った。派内には、「退会者がさらに出る」と予測する向きもいる。

 亀井氏が首相を批判し続けたため、亀井派は常に「抵抗勢力」のレッテルを張られてきた。そのことへの不満が、衆院解散を機に一気に表面化した。

 亀井氏はなお強気だ。

 9日午前、中曽根元首相を訪ねた後、「大勲位からげきを飛ばされた」と強調した。午後には、「青組」の能勢和子・前議員を「地元(広島)は、新党の大合唱なんだよ」と励ました。

 しかし、亀井派の行方は波乱含みだ。「白組」には、「この際、派閥を飛び出し、伊吹グループを結成しようか」との声もくすぶる。

 ある自民党幹部は、こう解説する。

 「亀ちゃんの火遊びが火事になっちゃったな」
(2005年8月10日 読売新聞)

541片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/12(金) 15:18:52
靖国15日参拝 首相、明言避ける 小池環境相「私人で参拝」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050812-00000029-san-pol

 小泉純一郎首相は十二日昼、八月十五日に靖国神社に参拝するかどうかについて「何回聞かれても、この問題については同じ答えしか返さない。適切に判断する、これしか言えない」と述べ、明言を避けた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 一方、小池百合子環境相は同日午前の閣議後の記者会見で「私人として参拝する。日本を背負って殉死なさった方をお祭りしており、そういった方々の霊に対し、安らかにと願うことは自然な行為と思う」と述べ、十五日に参拝することを明らかにした。
 尾辻秀久厚労相も同日午前の会見で、「例年参拝しているから、今年も参拝したい」と述べた。
(産経新聞) - 8月12日15時17分更新

542片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/13(土) 00:47:21
15日の靖国参拝見送り=内外配慮の思い「変わらず」−小泉首相示唆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050812-00000159-jij-pol

 小泉純一郎首相は12日夕、靖国神社への参拝について、終戦記念日の15日やその前後は見送る意向を示唆した。2002年4月の靖国参拝の際に出した「終戦記念日やその前後の参拝にこだわらない」との自らの所感について、記者団が「思いは変わらないか」と質問したのに対し、首相は「変わりません」と答えた。
 首相が郵政民営化を最大の争点と位置付ける衆院選の公示を30日に控え、中韓両国との関係悪化の要因とされる靖国問題に再び焦点が集まる事態は避けたいとの判断があるとみられる。 
 首相は02年4月21日の春季例大祭に合わせて靖国参拝した後、「終戦記念日やその前後の参拝にこだわり、再び内外に不安や警戒を抱かせることは私の意に反する」との所感を発表していた。
 首相は衆院解散を断行した8日夜の記者会見では、「靖国を争点にする気は全くない」としつつも、15日に参拝するかについては明言を避けていた。(了)
(時事通信) - 8月12日20時2分更新

543片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/13(土) 00:50:55
8・15参拝しない?首相の判断に注目集まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050812-00000315-yom-pol

 終戦記念日を控え、小泉首相が就任時に公約した「8月15日の靖国神社参拝」を行うかどうかに国内外の関心が集まっている。

 首相は衆院選の争点を郵政民営化に絞り込む意向を示しているため、9月11日の投票日前は参拝しないとの見方が政府・与党内には多い。首相自身も12日、終戦記念日前後の参拝はしないと受け取られる発言をした。

 ただ、民主党など野党には「保守層の支持固めを狙って8月15日の参拝に踏み切るのではないか」との見方もある。

 小泉首相は12日夕、2002年4月に靖国神社を参拝した際に発表した「終戦記念日や前後の参拝にこだわって、内外に不安や警戒を抱かせるのは私の意に反する」との所感について、記者団が「今も思いは変わっていないか」と質問したのに対し、「変わらない」と答えた。関係者の間には、終戦記念日前後の参拝はしない意向を示唆したとの受け止めが広がった。

 首相は衆院を解散した8日の記者会見で、「靖国参拝を選挙戦の争点にするつもりは全くない」と明言した。政府筋は「首相は選挙で郵政民営化の是非を国民に問う考えだ。もし、選挙前に参拝すれば、『靖国解散』とねじ曲げられ、自公連携にもヒビが入る」と指摘する。

 公明党の神崎代表は12日、党本部で記者団に8月15日の首相参拝の可能性について問われ、「私もいろんな機会に直接(首相に)参拝を自粛すべきだと申しあげている。参拝しないと確信している」と強調した。

 衆院選で自公両党が力を合わせて過半数を目指す以上、首相の靖国参拝に反対する公明党の立場を、首相は配慮するべきだとの考えを示したものだ。

 首相は2001年の就任以来、年1回の参拝を続けており、今年はまだ参拝していない。

 民主党の若手議員は、「終戦記念日の靖国参拝は首相の公約だ。9月の選挙結果によっては、退陣する可能性もあり、今年しか公約を確実に実現するチャンスはない。参拝すれば選挙で保守層の支持も固められる」と首相の抜き打ち参拝を警戒している。

 閣僚では、小池環境相、尾辻厚生労働相の2人が12日の記者会見で、終戦記念日の靖国参拝を明言した。

 首相の靖国参拝は、中国、韓国両政府も注視しており、中国では首相の靖国参拝中止を求めるネット署名の募集活動も行われている。
(読売新聞) - 8月12日22時43分更新

544片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/22(月) 20:43:46
衆院選:神崎代表がCM撮影 「そうはいかんざき」復活
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050823k0000m010047000c.html

 公明党の神崎武法代表が22日、東京都内のスタジオで衆院選用のテレビCM撮影に臨んだ。江戸時代の武家屋敷を模したセットの前で、スーツ姿の神崎氏が「今度はそうはいかんざき」と言って、郵政民営化に反対する勢力に待ったをかけるというシナリオ。

 名字にひっかけたこのセリフは、01年参院選のCMで悪代官に対して使い、話題になった。4年ぶりの復活は「今でも全国を回ると『そうはいかんざき』のかけ声がかかるぐらい浸透しているから」(神崎氏)という。悪代官に代わる悪役に郵政反対派が「抜てき」された。【田所柳子】
毎日新聞 2005年8月22日 19時11分 (最終更新時間 8月22日 19時27分)

545片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/23(火) 00:38:51
舛添参院議員、緊急手術…4年前手術の左目から出血 (夕刊フジ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/jimin.html?d=22fuji59840&amp;cat=7&amp;typ=t

 自民党の舛添要一参院議員が近く緊急手術を受けることが22日、分かった。先の参院選で約158万票という圧倒的な票を獲得した舛添氏。その人気ぶりから自民党広報本部副部長を務め、今回の衆院選でも応援依頼が殺到していただけに、小泉自民党にとっては手痛い打撃となりそうだ。

 舛添氏は4年前の参院選挙中に「裂孔原性網膜剥離」で緊急入院して手術を受けたが、このとき手術した左目から急に出血が始まったため同日朝、病院に運ばれた。

 関係者によると病名は「硝子体出血」。網膜剥離(はくり)などを起こしている可能性があるものの、出血がひどいために正確な確認ができず、出血を抑えた上で検査を行い手術を行う予定だという。

 舛添氏は先の国会で予算委理事を務めていたほか、新憲法起草委員会事務局長として今年8月1日に発表された新憲法第1次案のとりまとめに尽力。さらに、郵政民営化賛成派と反対派の間に立って調整役作業を行っていたため、「ストレスが一気に吹き出した」(党幹部)とみられる。

 舛添氏は平成13年の参院選で約158万票というダントツトップの得票を獲得、その後も自民党の顔としてさまざまなメディアで活躍するなどその人気ぶりは健在。今回の衆院選でも山崎拓元副総裁をはじめとして多数の候補者から応援依頼が殺到しており、党本部としても舛添氏の応援効果を期待していた。

 舛添事務所では、「舛添本人も『選挙応援にはどんどん行く』と言っていただけに非常に悔しがっている。医師からは1カ月は安静状態が必要になると言われているが、『選挙戦後半からでも復帰できれば』と話している」という。
[ 2005年8月22日18時0分 ]

546片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/23(火) 13:15:42
ギラギラした政党でなければ生き残れない。それが自民党の命脈にかかわる。
小泉は自民党の命綱だ。

森喜朗元首相との一問一答 自民と派閥 選挙後に変わる
http://www.sankei.co.jp/news/morning/23pol003.htm

 衆院選に向けた自民党の状況について、森喜朗元首相に聞いた。

 (聞き手 石橋文登)

                 ◆◇◆

 −−自民党は反対派への対立候補擁立で混乱している

 「一人一殺的な選挙でいいのか。波が去って静かになったときどうなるのか。多くの人は傷つき、心にヒビが入り、刃が突き刺さり、いろんな残骸(ざんがい)が残るのではないか」

 −−綿貫民輔氏も新党を立ち上げた

 「ショックだ。昭和四十四年の同期当選で自民党に残ったのは(私と綿貫氏の)二人だけだ。私は『議長の権威というのは与野党ともに守るべきだ』と言い続けてきた。最後は小泉さんと綿貫さんが話し合って落ち着くと思っていたのに、思いがけないところへ行った感じだ。小泉さんは初めから妥協する気持ちはなかっただろう」

 −−解散は小泉首相らしい手法だが

 「小泉さんは他から変な風を起こされないよう自ら大旋風を巻き起こしているが、ずっと続くのかね。日本人の感性から言えば『それはちょっと』ということもある。傷口が大きすぎるから終わった後の収拾はどうするのか」

 −−参院採決直前の六日に首相公邸に行き、説得を試みたが

 「前日(五日)に福田(康夫元官房長官)さんが説得に行ったけど、戻ってきたら顔面蒼白(そうはく)で『ダメだね』と…。それでなんとか解散を避けようと『泣きながら君に付いてきてくれた若い議員の首まで切っちゃうのか』と諭したけど、小泉さんは『おれは非情だ。知っているだろ』って。それで解散せずに法案を成立させる秘策をいろいろと提案したが、『戦国時代からそういう話に乗ってうまくいったためしがない』とか言ってたな」

 −−選挙を通じて自民党は変わるか

 「良くもあしくも変わるだろう。党として選挙をどう考えるか。奇抜なことをやって受ければ選挙に出られるということになったら、その人たちは一体どういう政治をやろうとしているんだとなる。地域代表として民意をくみ取るのが代議士ではなかったのか」

 −−派閥も変わっていくのでは

 「派閥の形も変わるだろう。私も選挙が終わったら派閥の会長を辞めようと思う。私は古い男だから。ただ派閥がなかったら人心を掌握できない。大事なのは、派閥が党を超えてはいけないということ。今度の解散でも参院反対派は基本的には旧亀井派の意向に従ったんじゃないか。つまり派閥が党を超えた。だから首相が怒るのも当然だ。『ヨーシ。獅子身中の虫に目にものを見せてやる』とね。何事もほどほどにしないとね」

 −−選挙後に特別国会で法案を再提出しても参院は通るのか

 「難しいね。参院はおとなしいだけに派閥の領袖に勝てない面がある。参院がどう良識を取り戻すか。相も変わらず派閥の対立をやっていたら、参院こそが派閥の牙城になるのではないか。国家の命運を決める判断を私情とか私怨(しえん)といっしょにすることは参院であれ衆院であれ許されない。結果として参院不要論が出ることになる」

 −−選挙後ポスト小泉が本格化する

 「自公で安定した過半数がとれたら、小泉さんはあと一年と言わず、もう一年間やってはどうか。一発屋みたいに刹(せつ)那(な)的に解散をやったとしたら無責任だ。大なた振るって手術したんだから、縫合と抜糸が終わって健康に動けるようになるまでは診る責任がある。信念をもって新しい党を作るというのが狙いなら、少し時間をやるからいい党を作ってくれと言いたい。あと一年しかないとなると(ポスト小泉をめぐり)いろんなものが出てかえってプラスにならない。あと一年ボーナスをやって党を再生しなさいと。そうでなければ『おれの法案をよくも葬りさったな』という私怨になってしまう」

 −−自民党はどういう政党になるか

 「ギラギラした政党になるのかな…。情の通わない集団になっていくかもしれない。ロボット社会みたいな…」

547片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/23(火) 17:17:47
裏があるかはわからんけど、言ってることは間違ってないな。

郵政対抗馬で「自民体質変わる」=河野前議長、小泉首相を評価
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050823-00000061-jij-pol

 自民党の河野洋平前衆院議長は23日午後、福岡市内のホテルで講演し、小泉純一郎首相が郵政民営化法案に反対した前衆院議員の選挙区に対抗馬を擁立していることについて「明らかに自民党の体制や体質を変えるという判断だ。思い切った候補者選定が行われている」と評価した。
 さらに、こうした候補者が議席を獲得すれば「日本の政界、自民党に新しい血が入ってくることになるのではないか」と、政界刷新につながることへの期待を示した。また、比例代表での優遇を条件に選挙区での立候補を促す手法についても、「比例制度の持つ可能性を首相は上手に使っている」と述べた。(了)
(時事通信) - 8月23日16時3分更新

548片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/25(木) 14:44:32
公明、自民との協力調整終える 選挙後にらみ周到さ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050825-00000006-san-pol

 自民、公明両党は二十四日、沖縄県内の衆院選選挙区での協力について正式合意した。これにより、公明党が選挙区で擁立する九人全員が自民党の推薦を得るなど調整を終えた。すでに公明党は自民党公認の百八十七人に推薦を出し、自公協力は順調に推移している格好だが、公明党は自民党公認と郵政反対派がぶつかる「分裂選挙区」では支援を両てんびんにかけるなど、選挙後の政局で柔軟に動くための周到さも見せている。
                  ◆◇◆
≪相次ぐ自民の譲歩≫
 沖縄1区は公明党、2−4区は自民党の候補をそれぞれ支援することですでに両党は合意しており、二十四日午後に那覇市のホテルで開かれた政策協定調印式で、公明党の神崎武法代表は「大変感激している。気持ちよく、呼吸を合わせて出発できる」と述べた。
 公明党は東京や大阪でも優位に選挙区調整を進めた。急な解散で準備が整わず、比例代表東京ブロックは現有二議席確保で精いっぱいだと判断。東京12区の前職、太田昭宏幹事長代行(59)は支持母体の創価学会とのパイプが太いが、前回と同様に「選挙区での立候補しかない」(選対幹部)との意向は強く、出馬を目指した反対派の八代英太元郵政相(68)も公明党に配慮する自民党の強い働きかけで見送った。
≪生き残り戦術≫
 平成十年の沖縄市長選で始まった両党の選挙協力は、十二年衆院選で本格化。このときは競合区の調整に失敗し、公明党は議席を減らしたが、その後公明党は選挙区を限定して比例票を自民党に求める作戦に転換。十五年衆院選では「比例は公明党」と連呼する自民党候補が増加した。
 選挙区ごとに平均二万票の基礎票を持つとされる公明党の協力は、自民党にとって大きな魅力。公明党の支援なしでも勝てるという「自力型」の自民党前職は、福岡8区の麻生太郎総務相(64)らごくわずかだ。公認が決まったばかりで手続きの追いつかない新人もいるため、最終的に「だいたい二百人程度」(公明党幹部)が公明党の推薦を受ける見通しだ。
 一方、公明党がまだ推薦を決めていない自民党の候補予定者は、分裂選挙区に多い。反対派の前職の方が対立候補の新人より公明党との関係が良好な例が多いためで「落下傘候補からは比例票の見返りは少ない」(公明党幹部)との計算がうかがえる。
 自民、民主による二大政党化の流れの中、引き続き影響力を保つためには「現有議席を守るのが最優先課題」(幹部)。三十議席程度を維持できれば、自公両党が過半数確保に失敗しても「政治安定のため、民主党からも声がかかるはずだ」(同)との読みもある。
(産経新聞) - 8月25日3時2分更新

549片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/25(木) 14:55:27
経団連、改めて自民党支持を表明へ…小泉路線を支援
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20050824i518.htm

 日本経団連は24日、9月11日投票の衆院選で、自民党支持を表明する方針を明らかにした。

 経団連は、以前から与党を支持し、政策提言などを行っているが、小泉首相の構造改革路線を支援するため、今回の衆院選挙で改めて自民党を支持する姿勢を打ち出す。

 経団連は、「郵政民営化は、官から民への流れを実現するのに不可欠」(幹部)とし、小泉構造改革を実現させるために、自民党支持を改めて確認した。

 具体的な選挙への協力は、経団連の会員企業が個別に判断したうえで、推薦人名簿の提出などを行うと見られる。
(2005年8月24日23時50分 読売新聞)

550片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/25(木) 15:01:25
選挙ポスター:相手は安倍人気 自民候補者、戦術転換?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050825k0000e010022000c.html

 総選挙の争点を「郵政民営化の是非」に絞り、内閣支持率も続伸している小泉純一郎首相。だが、造反組つぶしを目的に「刺客」を次々と送り込むやり方に、東京では「有権者の反発を招くのでは」と公示前のポスターで、あえて首相とのツーショット写真を避けた自民党の立候補予定者たちがいる。各陣営は「小泉流」が及ぼす“吉凶”を見定められずにいる。

 都内の同党前職は、小泉首相との写真撮影会には参加せず、安倍晋三・党幹事長代理と顔を並べたポスターを使っている。秘書は「今回の解散劇で、小泉首相には賛否両論の評価があった」と説明。そのうえで「安倍さんは反発を招く心配はないし、小泉改革の継承者だから改革を止める印象を与える恐れもない」と語る。

 やはり安倍氏を選んだ新人の選対幹部は「(対立候補を送り込む)小泉さんのやり方が今後どう影響するか、はっきり言って怖い。安倍さんとなら若々しさもアピールできる」と話す。

 別の前職も安倍氏とのツーショット写真を使ったが、本当は小泉首相と安倍氏と候補予定者の3人が並ぶポスターにしたかったという。だが、党の役職を考えると、トップは小泉さんだが次は武部勤幹事長で、安倍氏は幹事長代理だ。

 陣営幹部は「小泉さんと人気のある安倍さんにしたかった。でも、そうすると、どうして武部さんじゃないのかと、おかしなことになってしまう。やむなく小泉さんを外し、安倍さんだけにした」と打ち明けた。

 一方、別の前職は「今回の選挙の目玉だから」と、小泉首相と写真を並べた。秘書は「人気に頼るつもりはないが、今は小泉首相が上げ潮」とプラス効果を見込む。急きょ立候補が決まった新人も出馬表明からわずか5日間で、小泉首相と一緒に撮影した写真を使ったポスター8000枚を印刷し、一斉に張り出した。

 自民党は、03年衆院選で小泉首相と安倍幹事長(当時)を「二枚看板」として選挙戦に臨んだが、今回は小泉首相のみを前面に押し出す戦術に転換している。

毎日新聞 2005年8月25日 10時21分 (最終更新時間 8月25日 11時34分)

551片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/25(木) 15:05:43
参院自民党の郵政民営化反対派、勉強会発足を延期
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050825AT1E2400R24082005.html

 参院自民党の郵政民営化法案反対派でつくる「勉強会」の発足が、当初予定されていた24日から9月11日投票の衆院選後に先送りとなった。青木幹雄参院議員会長らが自粛を求めた結果だが、小泉純一郎首相は選挙で与党が過半数を確保した場合、特別国会に郵政民営化法案を再提出する方針で、執行部は反対派の水面下の動きに依然として神経をとがらせている。

 「亀井静香さんの意を受けたように見られる。やめた方がいい」。勉強会の構想が明らかになり、青木氏や片山虎之助参院幹事長は勉強会の中心となった鴻池祥肇氏や中曽根弘文氏に自粛を強く働きかけた。強硬な反対派である旧亀井派のメンバーを中心に「24日に記者会見を開いて公表する」という声があり、危機感を募らせたためだ。 (07:02)

552片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/25(木) 16:13:49
医師団体、自民支援揺らぐ 分裂選挙余波
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050825-00000025-san-pol
日歯連「公認・造反とも推薦せず」
 大物議員を含む造反組への支援をめぐり、自民党の有力な支持組織である医師団体などの対応が分かれている。日本歯科医師会の政治団体、日本歯科医師連盟(日歯連)は二十五日までに、各都道府県の歯科医師連盟が造反組を推薦した場合、日歯連としては、党中央が公認した対立候補と造反組の双方とも推薦しない方針を固めた。その一方、日本医師会の政治団体、日本医師連盟は地方組織が推薦した候補をそのまま認めることとしており、分裂選挙は支持団体にも苦渋の決断を強いている。
 日歯連は、各都道府県連盟自身の推薦は「地方組織を守るため」(幹部)容認する方針。長年にわたって自民党を支持してきただけに、異例の対応が目立っている。
 医療業界では、「規制が多く、政治家の力を借りることが必要不可欠」(関係者)との考え方が強く、政権与党である自民党側へ多額の献金を行い、個々の同党議員ともパーティー券購入でつながりを維持するなど、強力に後押ししてきた。
 平成十五年度の「国民政治協会」(国政協)など自民党側への寄付額を見ても、日歯連三億一千万円▽日本医師連盟二億八百万円▽日本薬剤師連盟約一億七千万円−と、大スポンサーぶりがみてとれる。
 だが今回の選挙では、これまで長年にわたって各都道府県の歯科医師連盟などの推薦を受けていた何人かの議員が郵政民営化法案の採決で反対票を投じたため、無所属や新党候補としての出馬を余儀なくされている。
 日歯連は今月初め、造反組への対応に悩む地方組織に「まずは地方組織の判断、決定に任せる」とする内容の文書を送ったが、造反組議員のいる都道府県の歯科医師連盟では、現在も態度を決めかねているケースが少なくない。
 医師出身の造反組、自見庄三郎氏=福岡10区=を推薦してきた福岡県歯科医師連盟は正式な態度を決定していないものの、「(地域ごとの)各地区支部の推薦依頼に従う」(関係者)方針。福岡10区にある門司、小倉両区(北九州市)の支部はすでに「さしたる議論もなく、自見氏推薦を決めている」(関係者)ため、自見氏が推薦される可能性が強い。
 県、地区支部とも「自民党の公認候補である西川(京子)氏から推薦依頼が来たら考慮せざるをえない」ともしているが、現時点で要請はないという。
 このほか、広島県歯科医師連盟の特別顧問を務めている亀井静香氏=広島6区=についても、県連盟は「現在のところ態度は未定」としているが、「多くの地域支部が『亀井先生を支援したい』との意向を示している。特別顧問もやめていない」(関係者)状態。自民党の公認候補もいないだけに、同県歯科医師連盟が国民新党という“他党”の候補を推薦する可能性も残されている。
 ある県歯科医師連盟の関係者は「政権与党の自民党を応援するという大原則がある一方で、やはり実際の選挙になれば、これまでお世話になった先生を応援したい。非常に苦しい選挙だ」と、複雑な状況を説明する。
 一方、日本医師連盟はすでに、「造反組でも、各都道府県でおつきあいのある人で地元が推薦してくればそのまま推薦する」(植松治雄委員長)との方針を示している。
(産経新聞) - 8月25日16時7分更新

553片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/26(金) 00:34:33
一部修正し法案成立を 郵政民営化法案で久間氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050825-00000218-kyodo-pol

 自民党の久間章生総務会長は25日夜、沖縄県豊見城市で開かれた同党前衆院議員の集会で、衆院選後の特別国会に再提出する予定の郵政民営化関連法案について、通常国会で反対、棄権した自民党の参院議員グループが賛成しやすいよう一部を修正した上で成立を目指すべきだとの考えを強調した。
 久間氏は「参院の方にも納得してもらえるような一部の修正をやりながら、無難に新しい特別国会で法案を通していきたい」と述べた。
(共同通信) - 8月25日21時42分更新

554片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/26(金) 10:20:07
「比例票」獲得へ反対組支援も=小泉支持の陰で実利優先−公明党【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050826-00000015-jij-pol

 公明党が、衆院選で重点を置く比例票獲得のため、実利優先で激しく動いている。同党は郵政民営化推進の小泉純一郎首相を支持しているが、一部では郵政反対の無所属議員との連携も活発化している。「『比例は自民党に』と支持者に呼び掛けるなら支援できませんよ」。公明党岐阜県本部の幹部は、岐阜1区から無所属で出馬する野田聖子氏の選対幹部に何度も詰め寄り、同陣営に「比例は公明」を約束させた。
 今回、野田氏は自民党執行部がぶつけてきた新人の佐藤ゆかり氏を迎え撃つ。同党執行部に反発し野田氏を支援する同党県連幹部は、公明党県本部の河合正智代表を訪ね、「よろしくお願いします」と頭を下げた。河合氏は「自民党の中で中央と地方のねじれがあるが、検討したい」と前向きに応じた。一方、佐藤氏も23日、松田岩夫自民党参院議員を同伴し、河合氏に推薦依頼。「初めての選挙で右も左も分からないのでご指導ください」と語る佐藤氏に、河合氏は「公明党とギブ・アンド・テイクできますか」。何の支援組織も持たない佐藤氏は言葉を返せなかった。同県本部幹部が言う。「無所属議員だろうが、比例で公明党の票が取れる候補者と手を結ぶ」
 福岡10区では自民党公認の西川京子氏が苦境に立たされている。西川氏は17日、公明党福岡県本部に推薦を依頼。応対した同県本部幹部は、「比例代表で救われると思って選挙区で勝つ気がないなら支援できませんよ」と、九州ブロックで比例1位が内定している西川氏にクギを刺した。そこで、西川氏に後援会名簿の提出を求めたところ「ふたを開けたら数百票の世界」(幹部)。驚いた公明党県本部幹部は、自民党側に再三、「県議、市議の組織をつけて票を出すのでなければ、西川氏を支援できない」と伝えたが、明確な返答はないという。公明党関係者が突き放して語る。「票を持って来ることができない自民党の手先になることはない」。(了)
(時事通信) - 8月26日7時1分更新

555片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/26(金) 22:00:50
小泉首相:民主党分裂含む政界再編「あると思う」と明言
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050827k0000m010083000c.html

 小泉純一郎首相は26日夜、テレビ東京の番組収録で、衆院選後に郵政民営化法案が再提出された場合について「自民党にも民営化反対論者がいて、民主党にも賛成論者がいる。選挙で国民が自民党に多数を与えてくれれば、民主党が変わってくる可能性がある」と指摘するとともに、民主党分裂を含む政界再編の可能性について「あると思う」と明言した。

 再提出を目指す法案については「基本的な中身は変えない。(否決前に参院が行った)付帯決議で国民の不安をなくしている」と述べ、骨格部分での再修正は拒否する考えを表明。参院での法案可決の見通しについては「(自民党から)10人くらいは反対するだろうが、かなりの人たちは賛成に回ってくれる」と、成立に自信を示した。

 また、森喜朗前首相が衆院選で勝利すれば自民党総裁としての任期延長もあり得ると発言していることに対しては「任期は来年9月までだ。それ以後やることはない」と述べ、改めて任期延長を否定した。【坂口佳代】
毎日新聞 2005年8月26日 21時07分

556片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/26(金) 22:01:22
公明党:神崎代表「将来は単独政権作りたい」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050827k0000m010097000c.html

 公明党の神崎武法代表は26日、文化放送のラジオ番組の収録で「将来は公明党単独政権を作りたい。今は残念ながら単独で政権を取るまでの力はないから、着実に力を蓄えたい」と述べた。公明党幹部が「単独政権」に言及するのは異例。

 「単独政権を狙わないのか」との質問に答えたもので、実現を目指す時期については「やはり時間がかかる」と述べた。
毎日新聞 2005年8月26日 21時34分

557片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/27(土) 02:49:46
これをもっと宣伝すればいいんじゃないかなあ。

郵政民営化など改革継続 自公が7項目共通マニフェスト
http://www.sankei.co.jp/news/050826/sei061.htm

 自民、公明両党は26日、衆院選に向けた共通マニフェスト(政権公約)となる7項目の「連立与党重点政策」を正式発表した。郵政民営化を「連立政権における改革の本丸」と位置付け、民営化法案を選挙後の特別国会で成立させる方針を明示、その他の構造改革の継続も打ち出した。

 両党は同日の与党政策責任者会議でまとめた合意文書で「小泉内閣が構造改革に全力で取り組んだ結果、経済は低迷を脱して順調に回復しつつある」と自公連立の成果を強調。衆院選後の重点政策として「郵政民営化」のほか、「小さな政府」「社会保障改革」「国民生活の安全と安心」「活力ある経済社会」「財政健全化」「平和外交」を列挙した。

 政府税調が打ち出した所得税の見直しに関しては「野党が選挙戦略として意図的に喧伝(けんでん)している『サラリーマン増税』は行わない」と強調。公務員の総人件費の大幅削減など歳出削減を徹底し「最小の国民負担で財政健全化を目指す」とした。

 国・地方財政の三位一体改革は2006年度までに新たに6000億円の税源移譲を実現。児童手当や子育て支援税制などの少子化対策、住宅の耐震化推進などの防災対策、アジア外交の強化も盛り込んだ。アスベスト(石綿)問題では「被害者救済や国民の不安を払しょくする情報開示など、新法制定を含めた総合的な取り組み」を約束した。(共同)

 自民、公明両党が26日発表した衆院選向け「連立与党重点政策」のポイントは次の通り。
 一、郵政民営化は改革の本丸。次期国会に民営化法案を再提出し、成立させる。

 一、公務員の総人件費を大幅に削減。

 一、三位一体改革は、6000億円の税源移譲を2006年度までに実現。

 一、厚生年金と共済年金の統合を推進。

 一、児童手当や子育て支援税制など総合的な少子化対策を推進。

 一、住宅、建築物の耐震化を推進。

 一、アスベスト(石綿)問題は新法制定を含め総合的に取り組む。

一、活力ある経済社会実現のため規制、歳出、税制、金融改革を推進。

 一、「サラリーマン増税」は行わない。

 一、アジア外交により力を注ぎ、近隣諸国と未来志向型の連携を強化。(共同)
(08/26 19:23)

558片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/27(土) 02:58:48
馳浩8/23 宮路なんかもそういう方針のはず。三役は重複するのかね。

http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s050823.html
 党本部の選対から、比例重複辞退の承認をいただく。辞退したのは、総理と甘利明さんと松岡利勝さんと馳浩の4人。

559片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/27(土) 03:01:55
【2005総選挙】自民、単独過半数も 党独自調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000003-san-pol
「自公で241議席大幅に上回る」
 三十日の衆院選公示を間近に控え、自民党内に追い風ムードが広がっている。背景には、自民党が最近実施した独自調査で「自民、公明両党の獲得議席が過半数を大幅に上回る」という結果が出たことがある。郵政民営化反対派との対決姿勢を強調する小泉純一郎首相の戦術が奏功したとの見方が支配的だが、調査結果についてはそのまま受け取ってよいものかと戸惑う向きもあり、与党内では楽観論が広がりすぎることへの懸念も強い。
 自民党の独自調査では「自民圧勝」を示す結果が出たとされる。勝敗ラインとして「自公両党で過半数(二四一)以上獲得」を表明した首相の目標を大幅に上回り、自民党の単独過半数獲得もうかがう勢いを示したためだ。
 自民党の解散時の議席数(二百四十九人)から郵政民営化関連法案の反対派三十七人を除くと二百十二人。公明党の三十四人を加えても、過半数をわずかに上回るだけだが、調査結果は、その水準を軽く突破する。
 逆に民主党は、解散時の百七十四人を十人前後下回る結果で、岡田克也代表が目指す単独過半数とはほど遠い。
 解散後、首相が反対派の非公認を表明し、目玉となる対立候補を相次いで擁立する強気の姿勢で衆院選に臨んでいることについて、世論が好意的に受け止めている傾向は数字にも示されている。
 今月十六−十八日に行った産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査による内閣支持率は49・9%。共同通信社の全国電話世論調査でも、比例代表で投票する政党として自民党が31・5%となり、民主党(15・2%)の倍以上となるなど、首相や自民党への強い支持が示されている。
 もっとも、実際の選挙戦を考えれば自民党は深刻な分裂選挙という事態に陥っているわけで、公認候補の支援を求める党本部に県連が反旗を翻すねじれ現象も相次いでいる。そうした中、数字が独り歩きすることへの警戒感は強い。
(産経新聞) - 8月27日2時55分更新

560片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/27(土) 03:02:22
旧橋本派、選挙後に後継会長 額賀氏選出有力の声も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000004-san-pol

 自民党旧橋本派幹部は二十六日、一年以上空席となっている派閥会長の後継人事を含め派閥の運営態勢見直しを衆院選後に実施する考えを示した。後継会長をめぐっては、額賀福志郎元自民党政調会長を有力視する声が出ているものの、一部に異論があり、後継会長がすんなりと決まるかどうかは不透明だ。
 同派は昨年七月、日本歯科医師連盟からのヤミ献金事件の責任をとって、橋本龍太郎元首相が会長を辞任。同派内から「旧橋本派の名前で選挙戦を戦いたくない」との声も出ているという。
 後継会長は、綿貫民輔元衆院議長が有力視されたが、郵政民営化法案の衆院採決で反対票を投じ、国民新党の代表に就任。反対派のうち十六人は旧橋本派の前職だが、自民党の武部勤幹事長は無所属で出馬すれば、除名処分だと繰り返しており、同派の運営を大幅に見直さざるを得ない状況だ。このため新会長を早急に選出すべきだとする意見は根強いが、態勢見直しには時間がかかるとの見方も少なくない。
(産経新聞) - 8月27日2時55分更新

561片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/27(土) 03:05:04
首相 ポスト小泉候補の4人「有資格者」とヨイショ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000005-san-pol

 小泉純一郎首相は二十六日夜のテレビ東京の番組収録で、「ポスト小泉」候補に挙げられる自民党の安倍晋三幹事長代理、麻生太郎総務相、福田康夫元官房長官、谷垣禎一財務相の四人について論評、それぞれ「有資格者だ」と持ち上げた。
 首相は、安倍氏について「国民の声をとらえて、多くの人が引きもきらない。経験を積んでいけば、きちんとやっていける人だ」と評価。麻生氏についても「郵政民営化、地方分権とさまざまな経験を積んで、会社も経営して今までの私を支えてくれた。十分、指導者としてやっていける人だ」と述べた。
 福田氏に対しては「バランス感覚も豊かだし、やっていけますよ」と指摘。谷垣氏も「まじめで、穏やかにしっかりと全体的に務めている」と褒め、反対派への「非情」ぶりがうそのよう。
 一方で、首相は「ポスト小泉」の条件として「改革路線を継承できる人。細かいことより全体を見ることができる人がふさわしい」とクギを刺すのも忘れなかった。
(産経新聞) - 8月27日2時55分更新

4人とも「有資格者」 ポスト小泉候補を論評
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050826-00000229-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は26日夜のテレビ東京番組の収録で、「ポスト小泉」候補に挙げられる麻生太郎総務相、谷垣禎一財務相、福田康夫前官房長官、安倍晋三自民党幹事長代理を論評、4人とも「有資格者」であることを強調した。
 麻生氏については「地方分権を推進し、会社も経営している。十分やっていける」と持ち上げ、谷垣氏に関しても「財政改革を進め、しっかりとできる人だ」と手堅い手腕を評価した。
 福田氏は「小泉内閣の官房長官も務め、バランス感覚もある。立派にやれる」と指摘、安倍氏については「穏やかで国民の心をしっかりとらえている。きちっとやれる」と褒めた。
 一方で、首相は「ポスト小泉」の条件として「小泉改革路線を継承できる人。細かいことより全体を見ることができる人がふさわしい」と注文を付けた。
(共同通信) - 8月26日21時6分更新

562片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/31(水) 12:43:09
旧橋本、旧亀井派が激減
自民候補、郵政で明暗
http://www.chunichi.co.jp/05sousenkyo/050831T1021007.html

 自民党の候補者を派閥別に見ると、人数が最も多かったのは小泉純一郎首相の出身派閥の森派で、55人と前回より6人増やした。前回トップだった旧橋本派は39人、3位だった旧亀井派は17人と、ともに22人の大幅減。選挙後、派閥の勢力図が大きく塗り変わるのは確実で、森派が党内最大派閥に躍り出る可能性が大きい。

 郵政民営化関連法案に反対し非公認となった前職が、森派に1人しかいなかったのに対し、旧橋本派に16人、旧亀井派に12人と多かったためで、郵政法案への対応が明暗を分けた形だ。

 旧堀内派は35人、山崎派は25人、小里派(前回旧加藤派)12人、高村派13人と、いずれも前回並みを確保。河野グループは11人と5人減らした。二階グループは6人。

 新人候補124人のうち108人はどの派閥に所属するか、無派閥か、態度を明らかにしていない。公募候補の増加などで、新人擁立の主導権が派閥から党本部に移っている実態を反映しているようだ。

563片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/01(木) 00:40:44
郵政法案修正し再提出へ 参院可決狙い政府、与党
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2005083101005393

 政府、与党は31日、衆院選後の特別国会で成立を目指す郵政民営化関連法案について、先の通常国会で参院で否決、廃案になった法案を一部修正した上で再提出する方針を固めた。
 具体的な修正内容は今後詰めるが、小泉純一郎首相が指摘した民営化開始時期(2007年4月)の数カ月程度の先送りに加え、前国会の参院で採択された付帯決議の法案化が検討対象となる。
 政府、与党としては衆院選で自民、公明両党が過半数を獲得しても、前国会で法案が否決された参院本会議で可決に持ち込むためには、修正はやむを得ないと判断した。
 これに関連して、政府関係者は31日、「普通、法案を出し直す時は、修正して出すのが通例だ。実施時期をずらしたり、付帯決議を一部盛り込むということはあり得る」と指摘した。

564片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/01(木) 00:45:55
小泉首相:神崎代表に「岡田代表も郵政でぶれてきた」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050901k0000m010140000c.html

 小泉純一郎首相は31日、衆院選の応援で訪れた京都市から東京に戻る新幹線で公明党の神崎武法代表と乗り合わせ、選挙情勢をめぐり意見交換した。首相は、民主党の岡田克也代表が郵貯・簡保の民営化に言及していることについて「岡田さんも郵政民営化でぶれてきたな」と指摘。自公両党で過半数確保を目指すことを確認した。

 首相はまた、郵政法案反対派の前職が無所属で立候補した東京12区について、公明党前職に対する選挙協力の先行きを懸念し、「私も今度、東京12区に(応援に)入る」と約束。神崎氏は神戸市などで応援演説をした帰途だった。
毎日新聞 2005年8月31日 23時54分

565片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/01(木) 15:25:45
参院のドン 地元入り
http://www.yomiuri.co.jp/election2005/news2/el_ne_050901_01.htm
「ほんに異例です」危機感強く

 「参院のドン」が選挙応援に必死になっている。

 自民党の青木幹雄参院議員会長は8月29日に地元・島根県に入った。島根2区の自民党候補の応援で、精力的に街頭演説や支持者回りに取り組んでいる。

 「皆さんにひとつ謝らないといけないことがある。ごぶさたが続いております。にもかかわらず、ご支援をいただき、ありがとうございます」

 31日朝、出雲大社から数百メートル離れた出雲市内の住宅街。青木氏は演説の冒頭、こう切り出した。自分の選挙でも選挙区にほとんど帰らないのに、衆院選応援に地元入りするのは異例だ。

 青木氏はこの日、島根2区の出雲市、斐川町で計4回、街頭演説に立った。出雲市内の山間部にある小さな集落では、「郵政民営化ができずに、その他の重要な改革なんかできない」と訴えた。小泉首相の言葉をそのまま引用しながら「小泉改革」に理解を求めた。

 猛暑の中、グレーのスーツを着込んでネクタイもしっかり締めた。首相の主唱するクールビズも何のその、額には大粒の汗がにじむ。演説の大半を郵政民営化関連法案の説明に費やした。

 「郵便は電子メールに押されて減りつつあり、このままでは郵便局の経営が成り立たなくなる」「どんなへき地であっても、郵便局はなくさない。万一、郵便局の経営ができない地域ができたら援助しようと、2兆円という膨大な基金の積み立てを徹底します」

 青木氏が政策の中身を詳しく語ることは珍しい。

 出雲市内のJR西出雲駅前ではわざわざ特定郵便局の前に立った。「郵便局はなくさない、とはっきりお約束したんです」。声が裏返るほどの大声を上げた。

 島根2区は、法案に反対票を投じた前衆院議員が無所属で出馬する「自民党分裂区」となった。過疎地が多く、郵政民営化への反対論が根強い。演説時間も、「5分以内」との打ち合わせを無視し、各回とも10分前後に延びた。青木氏の強い危機感の表れだ。

 31日夕、青木氏が島根にいるころ、東海道新幹線の中では、関西遊説を終えて東京に戻る小泉首相と公明党の神崎代表が衆院選情勢をめぐり意見交換した。

 神崎氏が「自民党にも公明党にもハッピーな結果になるようにいきましょう」と語ると、首相も「そうだな」と応じた。両首脳には情勢は順調と映っている。

 しかし、選挙後、参院での法案採決を考えると青木氏は楽観的にはなれない。

 鴻池祥肇・元防災相らは、参院での反対票組を中心とした勉強会発足を表明している。彼らを納得させ、賛成に翻意させるだけの「民意」が衆院選で示されなければならないからだ。

 「(今回の衆院選応援は)異例です。ほんに異例です」

 30日、同県浜田市内で系列の首長に語った青木氏の顔は、真剣そのものだった。
(2005年9月1日 読売新聞)

566片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/01(木) 15:27:46
「郵政法案」批判は封印
欠席・棄権組
http://www.yomiuri.co.jp/election2005/news2/el_ne_050831_01.htm

 郵政民営化関連法案の採決を欠席・棄権した自民党前衆院議員。衆院選では「小泉改革支持、郵政民営化賛成を明確にする」(武部幹事長)との確約書に署名させられ、辛うじて公認を得た。このうち、棄権した3人の公示日の動きを追った。

 「郵政民営化を巡る政局で、私の一番恐れた衆院解散が行われた。政治の空白を作ることにおわびを申し上げなければならない」

 30日午前8時半。古賀誠・元幹事長(福岡7区)は福岡県大牟田市での出陣式で、まず謝った。古賀氏は、法案審議の過程で「政局にしない」と強調する一方、参院採決の際、所属する旧堀内派の対応を「自主投票」にとどめたことから、「古賀氏には否決ほう助の罪がある」(党執行部の1人)と批判を浴びている。

 古賀氏は出陣式で、棄権した理由について、「郵政民営化は構造改革の根幹だ」としつつ、「自民党の手順やルールを全部崩していいものではなく、『法案に断固反対すべきだ』と決意した。野党と組んで反対票を入れることは政治の王道を踏み外す行為だから、本会議を退席することで意思表示を明らかにした」と釈明した。

 一方で、あからさまな「小泉批判」は避け、「小泉政権は、改革には覚悟と決意が必要だと国民に教えてくれた。それを引き継ぎ、真の改革とは何かを国民に明らかにしていきたい」と訴えるにとどめた。

 だが、古賀氏は今月19日、反対票組の田中英夫・前議員(京都4区)の会合をひそかに訪ねた際には、小泉首相との対決姿勢もにじませている。

 「(戦前には)政治の貧困を招いて軍の暴走を止めることができず、無謀な戦争に突入した。今、日本の政治が危うい道のりを繰り返そうとしているのではないか。どういう姿勢で立ち向かっていくか、答えを出さなければならない」

 高村正彦・元外相(山口1区)は解散後、同法案へのスタンスを「条件付き賛成」に変えた。30日、山口市内での「第一声」で、こう訴えた。

 「郵政民営化は過疎地の郵便局を含むネットワークを維持する形で進めなければならない。幸いなことに、私の考え方を取り入れた付帯決議が参院で提案された。この内容を法案に取り込み、一応の決着を早くつけなければならない」

 執行部への“屈服”を最後まで拒んだ小渕優子・前議員(群馬5区)。群馬県中之条町内にある父、小渕恵三・元首相の墓参りを済ませてから、同町内で出陣式に臨んだ。

 濃紺の上着、白いズボンにスニーカー姿の小渕氏は郵政民営化に関して、「待ったなしで改革が必要だ。郵政改革はあらゆる改革の突破口になる。しかし、改革の中身はしっかり吟味しなければならない。地域や社会的弱者にしわ寄せが来るようではいけない」と述べただけだった。

 「この程度なら、党本部から目くじらを立てられることもないだろう」

 小渕氏系列の群馬県議は胸をなで下ろしていた。
(2005年8月31日 読売新聞)

567片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/01(木) 21:40:55
首相、追加公認含めずに過半数下回れば退陣
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050901-00000014-yom-pol

 小泉首相(自民党総裁)は1日、党本部で読売新聞などとのインタビューに応じ、衆院選で与党が過半数(241議席)を割った場合には退陣すると表明していることに関して、「過半数は、現在の自、公両党の公認候補だ。後から(の追加公認で)入る人は関係ない」と述べ、追加公認などを含めずに、過半数を下回れば、退陣する考えを明らかにした。

 国会に再提出する郵政民営化関連法案については「中身は変えない。(民営化開始時期が)2007年4月に間に合うかどうか検討する」と述べ、民営化開始時期などといった最小限の修正にとどめる意向を示した。

 衆院の反対票組が当選した場合の復党の可能性については「(衆院選後の国会で)郵政法案が成立した後、各議員がどう判断するかによって、復党出来ないということはない」と述べた。

 与党が先の通常国会への提出を見送った憲法改正の具体的な手続きを定める国民投票法案については、「来年の通常国会くらいには出したい」と語った。
(読売新聞) - 9月1日21時32分更新

568片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/01(木) 21:43:09
法案賛成なら処分見送りも 首相、提出時に賛否聴取
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050901-00000202-kyodo-pol

 小泉純一郎首相(自民党総裁)は1日夜の共同通信などとのインタビューで、郵政民営化関連法案に反対した自民党参院議員への対応について、衆院選後の特別国会に再提出方針の法案に賛成すれば処分を見送ることも「選択肢としてある」との認識を表明した。同時に、参院の反対議員には再提出時に「(執行部が賛否を)個別に聞くだろう。その中で対応が決まってくる」と述べた。
 社会保障をめぐる衆参両院合同会議に関しては「終わっているとは思っていない。これからも続けていけばいい」と述べ、事実上解消しているとした丹羽雄哉元厚相(与党年金制度改革協議会座長)の発言を否定。選挙情勢については「手応えは非常にいい」と自信を示した。
(共同通信) - 9月1日21時13分更新

569片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/02(金) 11:45:39
首相、「郵政」成立後に本格的閣僚人事の意向
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000001-yom-pol

 小泉首相は1日、郵政民営化を争点とした衆院選で与党が勝利し、特別国会で首相に指名された場合、第3次小泉内閣の組閣では、現在の閣僚を基本的に再任し、郵政民営化関連法案成立後に本格的な閣僚人事を行う意向を固めた。法案の早期成立を最優先する狙いからだ。

 首相に近い党幹部の1人は1日、「首相は郵政民営化関連法案の早期成立を最重視している。法案成立まで(本格的な)閣僚人事も行わない」と語った。法案の早期審議入りのため、内閣の刷新を先送りする必要があるとの考えを示したものだ。

 政府・与党内では、首相の方針を踏まえ、〈1〉9月下旬召集の特別国会で、首相指名選挙後に、閣僚をほぼ再任する形で第3次小泉内閣を発足させる〈2〉同法案を一部修正して再提出し、1か月程度の審議で成立させる〈3〉法案成立後に内閣改造と党役員人事を行う――とする政治日程が検討されている。

 内閣改造は、10月下旬から11月上旬の間となる見通しで、首相は、郵政民営化問題に続く政治課題に取り組む態勢を整えたい考えだ。

 与党が衆院選で勝てば、衆院採決での法案可決は確実となる。だが、参院は、衆院選に出馬した民主党の斎藤勁氏の失職を除けば、通常国会での法案否決時と顔ぶれが変わらない。現時点では、自民党の17人が反対すれば、法案は再び否決されることから、首相は、参院での法案可決を確実とすることに全力を挙げている。

 本格的な内閣・党人事の先送りは、造反した議員からの起用の余地を残すことで、造反議員らが法案賛成に回りやすい環境を整える狙いがあると見られる。

 また、自民党は、造反した参院議員の処分についても、法案採決後に先送りする方針だ。首相は1日、読売新聞などとのインタビューで「特別国会での(法案)採決の結果をみて(処分を)決めるべきだ、との判断が出てくる」としたうえで、造反議員が法案に賛成すれば、処分見送りの可能性があることを明らかにした。
(読売新聞) - 9月2日10時40分更新

570片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/02(金) 17:11:25
反対組当選でも復党認めず=武部自民党幹事長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000059-jij-pol

 自民党の武部勤幹事長は2日午前、秋田県潟上市で街頭演説し、郵政民営化法案に反対して自民党非公認となりながら離党していない無所属候補について「選挙で勝っても二度と復党できない」と述べ、衆院選後に開く党紀委員会で除名処分の対象とする考えを強調した。 
 武部氏は「私は(かつて)離党覚悟で造反した。非情と言われるかもしれないが、筋を通さないと国民が許さない。造反者には厳しい裁きがある」と述べた。(了)
(時事通信) - 9月2日13時2分更新

571片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/02(金) 20:36:16
推薦はしないのだろう。

公明党:報道3社、民主党に文書で抗議
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050903k0000m010061000c.html

 公明党は2日、衆院選岐阜1、5区から立候補した無所属前職への支援を同党の地方組織が決めたと報じた報道3社に対し「郵政民営化に反対した前職議員への推薦を検討することはあり得ない」と否定する抗議文を送ったと発表した。また、民主党幹部が報道をもとに「郵政反対派を公明党が推薦」と街頭演説で発言したとして同日、民主党にも「選挙妨害に当たる」と文書で抗議した。
毎日新聞 2005年9月2日 20時06分

572片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/08(木) 04:10:34
参院造反に採決前処分
郵政法案再提出で自民
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20050908/mng_____sei_____000.shtml

 小泉純一郎首相(自民党総裁)は7日、衆院選で自民、公明両党が過半数を獲得し、特別国会に郵政民営化関連法案を再提出する場合、先の通常国会の参院本会議採決で造反した自民党参院議員から、法案採決前に賛否を聴取し、再び反対を表明すれば、離党勧告に踏み切る方針を固めた。複数の自民党幹部が明らかにした。

 首相はこれまで、通常国会で同法案に反対したり、欠席・棄権した同党参院議員の処分については、再提出された同法案への賛否を見極めた上で、採決後に処分する意向を表明していた。

 しかし、衆院選で郵政民営化を掲げた党のマニフェスト(政権公約)が有権者の信任を得たにもかかわらず、党内から公約に反する議員が相次げば、政党としての規律が問われると判断。民営化反対議員には、採決前に離党を迫ることにした。

 郵政民営化関連法案は、先の通常国会では衆院で可決後、参院では114人の自民党議員のうち22人が反対、8人が欠席・棄権した結果、賛成108票、反対125票で否決。これを受け、首相は衆院解散に踏み切った。参院の議席構成は、自民党から同法案に反対した2人、民主党から1人がそれぞれ離党、もう1人が衆院選立候補に伴って失職した以外は変わっていない。衆院選で自公両党が過半数を獲得しても、参院で自民党から17人の反対者が出れば、同法案は再び否決される。

 首相は「郵政民営化を最大の争点にした今回の選挙で自公両党が勝利すれば、反対した人もかなりの確率で民意を尊重してくれる」と、法案に反対した党参院議員も翻意し、反対者は10人程度にとどまると見ている。

573片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/09(金) 15:11:10
参院・鴻池氏一転「郵政」賛成へ、与党過半数条件に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000005-yom-pol

 郵政民営化関連法案の参院本会議採決で反対した鴻池祥肇・元防災相(自民党)は9日午前、衆院選で与党が過半数を維持した場合は、選挙後の特別国会に再提出される郵政法案に賛成する意向を固めた。

 同日午前、自民党の青木参院議員会長と国会内で会談し、こうした考えを伝えた。郵政法案への強硬な反対派だった鴻池氏が法案賛成に転じる姿勢を示したことにより、他の参院の反対票組からも鴻池氏に同調する動きが出てくることが予想される。

 会談は、青木氏側が求めて行われた。鴻池氏は、「前回は自分の信じるところに従い、反対したが、今回は民意に従うのが政治家の筋ではないかと思う」と述べ、法案が再提出された場合は賛成する意向を事実上表明した。青木氏は、「そうした判断は歓迎する」と応じたという。

 8月8日に行われた参院本会議での郵政法案採決では、自民党から鴻池氏や中曽根弘文・元文相ら22人が反対票を投じ、8人が欠席・棄権した。そのため、賛成108票、反対125票で否決された。

 鴻池氏は参院採決の際に反対票を投じた1人。衆院解散後も、中曽根氏らとともに反対票組や欠席・棄権組を集めて勉強会を選挙後に発足させる意向を明らかにし、20人程度が参加すると見込まれていた。

 会談では勉強会についても、青木氏が「やめてほしい」と発足を見合わせるよう要請。鴻池氏は、「個人的には、今慌ててやる必要はないと思っている。中曽根さんらの意見を聞いて判断する」と述べた。

 自民党執行部には、郵政法案が成立する環境が整いつつあるとの見方が広がっている。

 公明党の神崎代表は9日午前、横浜市内で記者団に対し、「鴻池氏が民意を尊重すると言ったのは、当然のことだ。参院での法案成立の流れが加速すると見ている」と語った。
(読売新聞) - 9月9日14時48分更新

574片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 17:46:11
旧堀内派4人が賛成表明 参院、青木氏に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050910-00000096-kyodo-pol

 郵政民営化関連法案の参院本会議採決で欠席・棄権した自民党旧堀内派の松山政司氏ら参院議員4人は10日、衆院選で与党が過半数の議席を獲得すれば特別国会に再提出される同法案に賛成する意向を、青木幹雄参院議員会長に電話で伝えた。青木氏はこれを歓迎、法案成立に向けて協力を要請した。
 4人は松山氏のほか、荒井正吾、大仁田厚、水落敏栄各氏。参院旧堀内派では、ほかに3人が反対票を投じたが、このうち真鍋賢二氏は共同通信の取材に「衆院選で示された民意は大事にしなければならない」と賛成の意向を示している。
(共同通信) - 9月10日17時36分更新

575片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 19:51:36
舛添議員 眼帯姿で戦線復帰
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/sep/o20050908_40.htm

 左目を負傷し自宅療養中だった自民党・舛添要一参院議員(56)が8日、都内で自民、公明両党の衆院選4候補の応援に立ち、今回の衆院選“戦線復帰”を果たした。左目にジュラルミン製眼帯をはめながら「改革全体を進めるため、最後まで支援をよろしくお願いします」などと訴えた。

 東京・JR板橋駅前の東京12区で激戦を展開する公明党・太田昭宏氏の応援では、「女優」と紹介されたタレントの久本雅美さんと入れ違いで演説。100人近い聴衆から拍手を受けた舛添氏は「反応はいいが最後まで気を抜けない。接戦の候補者ばかり回って、一押しをしていきたい」と自公与党の“最終兵器”として、首都圏を駆け回る予定だ。

576片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 20:29:31
復権目指す加藤紘一・自民元幹事長 足場固め増す存在感 山形
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000006-khk-toh

 11日投開票の衆院選で、自民党の加藤紘一元幹事長(山形3区)が、選挙区内外で精力的に動いている。2002年に発覚した元秘書の脱税事件で、一時は政治生命の危機さえささやかれたが、03年の衆院選で復活当選を果たしてからは、着々と失地を回復してきた。地元入りの合間を縫って、最高顧問を務める小里派前議員などへの応援演説に東奔西走しており、中央政界での復権に向けても意欲十分だ。

<地域再生へ熱弁>
 「わたしは最近、市長でも、国会議員でも、総理大臣でも、政治家の目標とは何か、と時々考える」
 5日夕、自民党が推薦している村山市長選候補者の応援にわざわざ駆けつけた加藤氏はこう切り出し、持論である地域再生、地方分権に熱弁を振るった。

 京都3、6区の新人候補の応援を終え、飛行機で県内に戻ったばかり。約30分の演説会を終えると、同日夜に地元鶴岡市で開かれる自身の総決起集会へと車を飛ばした。

 加藤氏は02年、元秘書の脱税事件の責任を取り議員辞職。約700回の「おわび行脚」を重ね、約1年半の雌伏を経て、前回選挙では無所属で「復活」した。この時期を境にして、「永田町の人」だった加藤氏の政治姿勢に変化が表れた。

 5日夜の鶴岡市総決起集会。「以前は東京で忙しく、地元に帰るのがつらかった。でも今は地元に帰って皆と話し、飲むのが楽しい」と、一政治家としての充実感を吐露した。

<県連会長に復帰>
 今年1月の山形県知事選では、全面支援した新人候補が初当選。自民党県連会長にも復帰し、県内での影響力は議員辞職前にも増して大きくなった。自民党本部では「真の地方自治を考える会」を旗揚げし、市町村を重視する立場を鮮明にした。

 足場が固まったことで、得意の外交問題でも存在感を示し始めた。党内きっての親中派として、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に対しては否定的な発言を繰り返している。

<「宏池会」を再興>
 「できる限り選挙区内にいたい」とは言うものの、「みそぎ選挙」に専念した前回とは打って変わって、選挙区外への遊説に忙しい。事務所によると、応援に出向くのは17、8選挙区で、小里、堀内両派や無派閥の前議員、新人の選挙区がほとんど。2000年の「加藤の乱」以降、分裂した「名門宏池会」の立て直しにも意欲を見せている。

 後援会幹部は「おわび行脚をしたことで、有権者の生活感をじかに感じることができ、幅広さが出た。不幸中の幸い。総理総裁候補ではないかもしれないが、日本の中枢には必要な政治家」と期待を寄せる。

 今回の選挙のキャッチフレーズは「この国へのたゆまぬ想(おも)い」。「地位は別にして、この国がどうあるべきなのか論ずることは、ほかの人よりできる」と加藤氏。5、6の両日、地元入りしたかつての「政界のプリンス」は7日昼、慌ただしく応援先の茨城県に向かった。
(河北新報) - 9月8日7時7分更新

577片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 20:44:15
’05衆院選:河野・前衆院議長、7区で応援演説−−坂東 /茨城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050910-00000085-mailo-l08

 選挙戦終盤の9日、河野洋平前衆院議長が、元職の無所属候補と激戦を展開している7区を訪れ、自民新人候補者の応援演説を行った。
 河野前議長は、午後1時半過ぎ、党県連会長のおひざ元、坂東市猫実でマイクを握った。約300人の聴衆を前に「小泉さんの考えは、新しい政治をやろうとしている。純粋な思い、真っ直ぐな思いを持つ候補者を勝たせてやってください」と訴え、候補者を激励した。この後、結城市に回り「みなさんの良識で茨城7区を押し上げてください」と、支援を呼びかけた。【河部修志】
9月10日朝刊
(毎日新聞) - 9月10日16時15分更新

578片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 20:50:50
’05衆院選・静岡:大仁田・参院議員が浜松などで応援 /静岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000010-mailo-l22

 郵政民営化法案の採決で投票を棄権した自民党の大仁田厚参院議員(47)が6日、湖西市や浜松市で同党新人候補の応援演説に立った。
 演説では、大仁田議員は郵政問題にほとんど触れず、「郵政民営化も必要だが、教育改革も大切だ」と訴えた。採決での自身の棄権については「いい条件を出されたからといって賛成・反対はできない」と語り、「郵政民営化に反対しているわけでなく、参院が否決だから衆院解散という参院を無視したようなやり方に反発しただけ」と説明した。
 今後、岐阜県や名古屋市で応援演説するといい「郵政で棄権したことは、言われる(責められる)とわかっている」と話した。
9月7日朝刊
(毎日新聞) - 9月7日16時52分更新

579片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:39:29
〈追跡・政界流動〉反対派の「転向」計算通り
http://www2.asahi.com/senkyo2005/special/TKY200509090386.html

 9日午後4時、北海道苫小牧市。小泉首相は演説で「自民党、公明党で過半数の議席を得れば、反対していた自民党の皆さんも、賛成に回ってくれると確信している。過半数を得れば、国会を始め、すぐに民営化を実現させる」と語った。

 与党で過半数を割れば退陣すると明言してきた首相。首相が望むのは、勝利を受けて、自民党内の郵政民営化反対派が賛成へ「転向」することだ。

 ■首相「郵政やるための選挙」

 この演説の約5時間前、参院反対派の中心的存在である鴻池祥肇元防災担当相が、国会内で青木幹雄参院議員会長と会っていた。

 首相が特別国会に郵政民営化法案を改めて提出しても、先の国会で反対した22人が固まっていれば再否決出来る――こんな考えを抱く参院反対派の間で、代表に擬されていたのが鴻池氏だった。しかし、会談で鴻池氏は「民意が、小泉もう一度がんばれ、になれば、従うのが政治家の筋だ」と青木氏に告げた。

 会談後の記者会見でも鴻池氏は「1カ月前に出て来たのと同じ目玉焼きを食えと言われても食べにくいが、ウイズ・ベーコンなら。ほら、付帯決議があったでしょう」。再修正なら賛成、とまでにおわせた。

 終盤を迎えても好調とみられる情勢に、党内は「選挙後」へと浮足立つ。これも首相の計算通りの展開なのか。現職閣僚の一人は先週末、「本来なら党内の敵対勢力を一掃するのは総裁選でやるべきこと。その勝負を、国民の審判を直接受ける総選挙でやろうと見切る辺りが小泉氏が常人でないところだ」と語った。

 公示の2日前、山崎拓前副総裁は首相に電話で「世論調査の支持率はいい。でも、最後までこのままでいくかどうかはわからない」と伝えた。首相は「わかってる。おれは最後まで筋を通すよ」と答えた。

 同じ時期、首相は複数の党幹部にこのように指示していた。「特別国会で郵政法案をすぐやる。そのための選挙だ」

 ■神崎氏「任期延長ありうる」

 先の国会で参院反対派を説得できず、衆院解散・総選挙の事態を招いた青木幹雄氏。公示直後、周辺にこう漏らした。「一度は反対を認めた。次はそうはいかない。私は、次は小泉以上の勝負をする」

 青木氏は鴻池氏との会談で、鴻池氏ら反対派が計画している「勉強会」に触れ、「何も相談なしに集まるのは筋が通らん。この時期にやるのは誤解を生じるから、中止しなさい」と求めた。

 青木氏が醸し出す「強硬姿勢」がさらに党内をあわ立たせる。

 「特別国会で郵政法案に反対すれば次の参院選で公認しない。必ず対抗馬を立てる」。数日前から、首相周辺や党執行部側からそんな声が噴出していた。

 次の参院選は2年後の07年夏。ただ、自民党は1年前に公認を決めるのが通例だ。一方、首相の自民党総裁としての任期切れは06年秋。首相が総選挙で勝利すれば、少なくとも「06年夏」の党公認を仕切る可能性は高い。

 さらに「首相の任期延長論が高まれば、反対派の動きは完全に止まるはずだ」との見方も党内に出始めた。首相は任期延長を否定するが、総選挙が「圧勝」に終われば、任期延長を求める声が強まる可能性もある。

 9日、自民党三役の一人は「すぐに任期延長が決まることはない。首相は前言を翻すことをしないのが信条だから。決まるにしても任期切れぎりぎりだ」と言った。

 一方、公明党の神崎代表は記者会見で、郵政法案が参院で改めて否決された場合、との条件をつけながら「小泉さんが(07年の)参院選をやるという任期延長はありうる」と語った。

 首相自身が幕を開けた総選挙は、一度は葬られた郵政法案の再構築と、反対勢力との戦いの決着の両方をめざすものだった。首相に近い党幹部は今週初め、「投票箱が閉まる瞬間まで、首相は用心深く、神経が研ぎ澄まされた状態でいく」と述べた。首相にとっても、勝利の確信はまだつかめていない。

580片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:58:42
内閣改造、郵政法案成立後に 小泉首相が意向
2005年09月10日
http://www2.asahi.com/senkyo2005/news/TKY200509090379.html

 小泉首相は、11日の総選挙で自民、公明両党が過半数を得て勝利することを前提に、その後の政権運営の方針を固めた。現在の閣僚を基本的に再任して第3次小泉内閣を組閣。特別国会に郵政民営化法案を提出して成立させたうえで、本格的な内閣改造と自民党役員人事に着手する。郵政民営化実現への強い意志を示すとともに、人事を法案成立後に持ち越すことで、政権運営の主導権を確保する狙いがある。

 首相に近い複数の党幹部らが明らかにした。

 特別国会は22日前後に召集される見込みだ。首相は国会で指名された後の組閣については、郵政民営化法案を速やかに成立させるため、竹中郵政民営化担当相や麻生総務相ら関係閣僚をはじめ、現体制を継続させる構えだ。

 郵政法案については、成立時期が当初見込みからずれ込んだことを反映させて、日本郵政公社の民営会社への移行時期の繰り下げなど一部を修正するが、基本的には、通常国会で廃案になった内容を踏襲する。

 先の国会では参院自民党からの造反で法案が否決されたが、反対派の中心人物である鴻池祥肇参院議員が9日、総選挙で与党が勝利の場合、賛成する意向を表明。党参院執行部は反対派の切り崩しに自信を深めている。

 執行部の一人は「2度も反対するなら除名の覚悟が必要だ」としており、反対の意思を変えない議員には離党勧告や除名など強い処分で臨む意向だ。執行部は特別国会の召集前に改めて法案への賛否を個別に聞き取る方針で、反対は数人程度にとどまると見ている。

 執行部内には、選挙戦の勢いがあるうちに、賛否を鮮明にするよう迫るため、法案を参院で先に審議する案も出ており、10月中の成立を目指す。

 一方、自民党が単独過半数を得るほどの勝利を収めた場合は、小泉首相の来年9月までの党総裁任期の延長論が党内で高まることも予想される。ただ、首相は今のところ、来年9月に退任する姿勢を崩していない。

581片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 16:31:16
森派が党内最大派閥に 旧橋本派は2位に転落
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000176-kyodo-pol

 衆院選の自民党当選者を派閥別に分析すると、小泉純一郎首相の出身派閥の森派が、解散時の51人から53人へと2人増やし、衆参両院で計79人の党内第1派閥に躍り出た。いわゆる「刺客騒動」などで無派閥や所属派閥未定の当選者が93人に上り、事実上の党内“第1勢力”を形成している。
 各派閥は今後、このうち71人に上る新人らの取り込みを活発化させるとみられるが、小泉首相が出馬を口説いたケースも多く、“ポスト小泉”に有力視される安倍晋三幹事長代理を抱える森派が一層勢力を拡大することもありうる。
 解散時、党内第1派閥だった旧橋本派は50人から35人に減らし、両院合わせて70人の第2派閥に転落。元会長の綿貫民輔氏の離党や藤井孝男氏の落選、会長不在の長期化も相まって、党内での影響力低下は避けられない。
(共同通信) - 9月12日11時47分更新

582片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 16:33:28
小泉首相から連立継続の要請=「引き続き支える」−公明党
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000172-jij-pol

 公明党の神崎武法代表は12日午前の記者会見で、小泉純一郎首相から同日未明に「引き続きお願いしたい」と、連立政権継続の要請があったことを明らかにした。
 これに関連して、同党は衆院選の結果について「構造改革を進める自公連立政権が圧倒的信任を得た」と評価。「わが党は連立与党のパートナーとして全力で小泉政権の改革を支えていく」とする声明を発表した。 
 ただ、神崎氏は公示前の34議席を維持できなかったことについては「極めて残念だ。3議席減らした点では敗北の面がある。反省すべきところは反省しつつ、比例代表で過去最高得票を出せたことは前向きに評価したい」と述べた。(了)
(時事通信) - 9月12日12時1分更新

583片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 16:44:26
「ポスト小泉」候補を積極登用=任期延長「理論的には理解」−小泉首相記者会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000219-jij-pol

 小泉純一郎首相(自民党総裁)は12日午後、衆院選での同党圧勝を受けて党本部で記者会見し、政権運営に臨む基本姿勢を明らかにした。21日召集予定の特別国会閉幕後に踏み切る内閣改造・党役員人事について、「わたしの後の総理総裁に意欲を持っている人に活躍の場を与えたい」と述べ、改革路線を支持する「ポスト小泉」候補を積極登用する方針を表明した。
 さらに「多士済々、才能ある人が当選した。よく老壮青のバランスを取って考えないといけない問題だ」と述べ、今回衆院選の初当選組や女性の抜擢(ばってき)に含みを残した。
 来年9月で切れる党総裁としての任期の延長を求める声が与党内に広がっていることについて、「来年9月までという考えに変わりはない」と改めて否定した。ただ、「理論的には衆院選で信任を受けて次の(衆院議員の)任期までというのは分かる」と述べた。 
 後継総裁の条件としては、「小泉改革をさらに前進させる情熱を持った人になってほしいと期待している」と、構造改革路線の継承を挙げた。(了)
さしかえあり
(時事通信) - 9月12日16時1分更新

584片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 16:47:40
年金は「官民格差」是正から=社会保障論議本格化へ−与党大勝で【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000217-jij-pol

 衆院選で与党が大勝したことで、社会保障分野の課題をめぐる政府・与党間の論議が加速しそうだ。年金制度改革では、サラリーマンの加入する厚生年金と公務員の共済年金の一元化を軸に、まずは「官民格差」の是正から着手。歳出改革に直結する医療費抑制や少子化対策なども焦点となる。
 与党としては、年金改革を協議する与野党による衆参両院合同会議を早期に再開したい意向。自営業者らの国民年金も含めた「年金一元化」を唱えた民主党の敗北を受け、まず厚生、共済の両被用者年金の一元化を進める考えだ。ただ与党内には、「被用者年金だけでも一元化は相当困難」との認識がある。このため当面は、遺族年金の受給権を幅広く親族に引き継げる「転給制度」など、共済年金の優遇措置を見直す方向で検討を進める。 
 一方、医療費抑制は、小泉純一郎首相が「聖域なき歳出改革」を唱える中、経済界からの要請も強く、待ったなしの課題だ。政府は年末までに医療費抑制策を含めた2006年医療制度改革案を策定するが、高齢者の負担増も見込まれる改革案の取りまとめは難航必至。早くも「小泉改革の真価が問われる」(政府関係者)との見方が出ている。
 人口減社会に向けた少子化対策は、公明党が最重視。同党は06年度から、所得制限を緩和し、児童手当の支給対象の上限を小学6年生まで引き上げることを目指しているが、税制見直しなど財源確保へのハードルは高い。(了)
(時事通信) - 9月12日16時1分更新

585片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 16:50:19
参院自民の郵政造反議員 12人が賛成の意向
2005年09月12日13時57分
http://www.asahi.com/politics/update/0912/027.html

 総選挙での自民党圧勝を受けて、同党参院議員で郵政民営化法案の参院採決で反対した20人、欠席・棄権の8人のうち、12人(反対6人、欠席・棄権6人)が朝日新聞の取材に対し、特別国会で法案が再提出された場合、賛成する考えを示した。自民党から反対17人以上が条件の「否決ライン」をすでに下回る情勢となり、特別国会での法案成立は確実だ。

 8月8日の参院本会議採決は、自民党から18人が反対に回れば法案が否決される状態で行われ、22人が反対した。採決後、反対の2人が離党して新党に参加。民主党の1人が衆院選に立候補し、失職したため、今回の「否決ライン」は、自民党から17人以上が反対に回る場合になる。

 反対した同党参院議員のうち、これまでに賛成に転じる考えを示したのは、鴻池祥肇氏のほか、二之湯智、真鍋賢二、田浦直、田中直紀の各氏。

 欠席・棄権のうち、山内俊夫氏が賛成に回る考えを示し、旧堀内派の荒井正吾、大仁田厚、松山政司、水落敏栄の各氏も、与党過半数を超えれば賛成する、との考えで選挙前から一致しているという。

 このほか、反対のうち1人、欠席・棄権のうち1人が、朝日新聞社の取材に対し、賛成する意向を示している。

 自民党の片山虎之助参院幹事長は11日、反対議員の処分について「けじめはけじめだが、あとの国会日程が立て込んでいるから、そういうことをみながら最終的には総合判断になる」と述べ、特別国会での各議員の対応を見て、判断する考えを示唆した。こうした情勢を踏まえ、未定議員らのなかから、さらに賛成に回る議員は増えそうだ。

 これに関連して、小泉首相は11日夜のテレビ番組で「(否決は)もうないと思う。必ず成立できると思う」と、成立への自信を示した。

 再提出の際に法案修正をするかどうかについては「中身の修正はない。時期が07年4月で、これは成立が遅れたから、若干延ばす必要があると思うが、中身は変えない」と語った。

586片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 16:53:42
予想以上の結果、笑みは少なく淡々と 小泉首相
2005年09月12日09時00分
http://www.asahi.com/politics/update/0912/021.html

 小泉自民党が、最大野党・民主党を大きく退け、圧勝した。雪崩を打つような勝利は、小泉政権が誕生した直後の01年参院選のようだ。有権者は首相に「郵政改革」を託した。しかし、この国の課題は多い。増え続ける財政赤字、少子高齢化への不安、年金、福祉への不満が広がる。平和や外交の先行きも不透明だ。有権者は無条件で首相にすべてを任せたわけではない。託された一票には様々な思いが詰まっている。

 「結党以来の大躍進」「歴史的勝利へ」。テレビ各局で獲得議席数が流れ、予想以上の大勝利にわく東京・永田町の自民党本部。午後10時前に現れた小泉首相の表情は思いのほか硬く、はじめはほとんど笑顔を見せなかった。

 4階の開票速報場で、武部勤幹事長らと並んで当選者の名前にバラをつける時、報道陣から盛んに「笑ってください」と注文が飛び、ようやく口元がゆるんだ。

 その後、遊説中、ずっと続けたクールビズ姿でテレビ番組のインタビューに次々に応じた。

 「自民党、公明党合わせて過半数、できれば自民党で過半数と思っていたが、それ以上の結果を国民が出してくれた」

 質問には穏やかな顔つきで、淡々と答えた。選挙戦のさなかに興奮して声を張り上げた時とは対照的だった。

 来年9月までの任期の延長論が出るのでは、との質問にも、「政治家は、身を引くときは自分で決めます。お世辞に乗ってはいけない」と語った。

 いつもの「小泉節」が戻ったのは、得意の郵政民営化に話が及んだ時だった。

 勝因を尋ねられると「郵政を争点にしたこと。国会では民営化は暴論と言われていたが、国民の皆さんは正論と考えていた。反小泉の方々の見通しは、おおかた外れているんです」。

 民主党については「最大の失敗は、郵政民営化に反対したこと。賛成していれば、結果は違った」と語った。

 午後11時過ぎ、党本部内に「ただいま連立与党で安定多数252議席に達しました」というアナウンスが流れた。

 ひな壇に並んだ与謝野馨政調会長や青木幹雄参院議員会長ら党幹部が笑顔で拍手して喜んだ。だが、首相だけはテレビの開票速報の画面をじっと見つめた。自民党の単独過半数獲得が伝えられた時も、同じように、アナウンスに聴き入っていた。

 「改革を止めるな。自民党」と書かれた開票速報場のボードには、これまで弱かった都市部の候補や、郵政問題をめぐって新たに擁立した候補の名前にバラがつけられた。それを背に、首相は言った。

 「古い自民党をぶっ壊して、新党のようになった感じですよね」

 あまり笑顔を見せなかった首相について、自民党参院議員は「これだけの議席をもらって、これから結果をださなければ、逆になんだということになる。ものすごい責任感、重圧を感じているのだろう」と語った。

587片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 17:10:47
「喜んでます」 三男初当選で石原都知事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000204-kyodo-soci

 東京3区から自民党公認で出馬した石原慎太郎東京都知事の三男宏高氏(41)が初当選したことについて、石原知事は12日の記者会見で「当選したんで喜んでます。おめでとうと言った」と少し笑みを浮かべながら話した。
 前回と異なり、一度も応援に行かなかったことについては「おやじは来るなと言われたから、家に蟄居(ちっきょ)しておりました」と説明。長男伸晃氏(48)=東京8区=は6選を果たし、石原知事は息子2人が衆院議員となる。
 また自民党圧勝について、石原知事は「強い意志を持った人間、政治家を社会が待望しているということ」と述べた。
(共同通信) - 9月12日13時28分更新

588片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 17:13:42
財政再建、道筋明示が急務=「痛み伴う改革」不可避に【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000243-jij-pol

 小泉政権は危機的な財政状態の健全化を目指し、歳出削減や税負担増に取り組むことになる。当面は、個人所得課税の定率減税全廃や医療制度改革による社会保障関係費の圧縮などが課題だ。一方、基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化の時期など、財政再建に向けた具体的な数値目標は明示していない。今後は増税など国民の痛みを伴う改革が不可避なだけに、明確な道筋を早急に示す必要がある。
 所得税と個人住民税を最大29万円軽減する定率減税は既に2005年度税制改正で半減され、残り半分の扱いが年末の改正論議の焦点。政府・与党は「景気動向を見ながら、残り半分(の減税廃止)をやりたい」(谷垣禎一財務相)としている。「サラリーマン増税」と批判を浴びた所得控除の見直しも再浮上する公算がある。
 医療・年金など社会保障関係費は、05年度当初予算で20兆3808億円と一般会計の実に4分の1を占める。しかも、毎年1兆円規模の自然増が見込まれる最大の財政圧迫要因だ。06年度予算編成では、高齢化に伴う同関係費の自然増8000億円を5800億円に抑制する方針。政府は年内にまとめる医療制度改革案で、診療報酬の圧縮などを通じて同関係費の膨張に歯止めを掛けたい考えだ。
 高齢化社会の社会保障財源と位置付けられる消費税率引き上げに関しては、政府・与党は「07年度をめどに結論」という方向性を打ち出していた。だが、小泉純一郎首相は12日、「(税率を)上げるべき環境にない」と述べ、事実上議論を封印。国民の関心事にもかかわらず、議論は足踏みが続きそうだ。国債の元利払い費などを除いたプライマリーバランスについて、自民党は「2010年代初頭に黒字化」と目標をぼかしたまま選挙戦を終えた。05年度の収支は15兆9478億円の赤字。歳出をいくら削り、税負担をどの程度増やし黒字化するのか、財政構造改革の全体像はまだ見えない。(了)
(時事通信) - 9月12日17時2分更新

589片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 22:56:43
これができればだいぶ大きい。

新人は自民再生の象徴に=派閥入り「禁止」−小泉首相が指示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000402-jij-pol

 自民党が圧勝した衆院選の結果を受け、小泉純一郎首相は12日、武部勤幹事長に対し、「当選した新人は派閥に所属しないように(すべきだ)」と伝えた。郵政民営化反対組を切り捨て臨んだ今回の選挙で議席を得た同党の新人を「新しい自民党」の象徴として既存派閥と切り離し、首相が目指す構造改革の「実動部隊」にする狙いとみられる。
 今回当選した新人は83人で、選挙後に第1派閥になった森派(前職、元職で計46人)の勢力を大きく上回る。「これだけ新しい人材が入ってきたのだから、無派閥で活動すれば党も変わる」。ある与党関係者は首相の指示の真意をこう説明した。
 新人の中には、片山さつき氏(静岡7区)や佐藤ゆかり氏(比例代表東海ブロック)ら郵政民営化賛成のシンボル的な存在として、選挙戦の話題をさらった人材も多い。首相が当選してきた新人の「改革の旗手」としての働きに期待を掛けていることは間違いない。首相は同日午後の記者会見でも、特別国会後の内閣改造・党人事に関連し「新人を含めて多士済々。全体の状況を見ながら老、壮、青のバランスを考えたい」と指摘。新人を閣僚などの要職に抜てきする可能性も示唆した。
 ただ、組織を持たない新人候補の選挙運動を既存派閥が支えていたことも事実で、派閥入りを「禁止」した首相方針には反発も広がる。片山氏の陣営に秘書を派遣していた山崎派の参院議員は首相の指示を伝え聞き、「首相に言われたって、そうはいかない」と語った。首相の出身派閥の森派をはじめ各派とも新人獲得には積極的だ。
 また、自民党議員の大半が派閥入りするのは資金面やポスト配分で恩恵を受けるとの理由だけでなく、派閥がさまざまな情報交換の場でもあるからだ。首相はその点も念頭に新人研修を行うことも武部氏に指示したが、そうした動きには「『小泉チルドレン』の囲い込みを狙っている」との批判も出てきそうだ。(了)
(時事通信) - 9月12日22時1分更新

590片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 00:31:48
与党内で郵政法案の参院先議が浮上、衆院など難色
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000014-yom-pol

 与党内で12日、特別国会に再提出される郵政民営化関連法案を参院から先に審議する案を検討する動きが出てきた。

 反対票組を抱える参院での採決を乗り切りたい自民党参院執行部が主張しているものだが、与野党対決の重要法案を参院先議とするのは異例で、衆院側や公明党は難色を示している。

 自民党の参院幹部は12日、記者団に、「参院で先に審議した方が、反対票を投じた議員も賛成票を投じやすい」と語った。衆院選圧勝の勢いに乗って参院での審議に入り、反対票組が「民意」を理由に翻意しやすい環境を整える狙いがある。同党の青木参院議員会長らは、反対票組が賛成に転じれば重い処分もしない意向だ。

 衆院選では、与党の合計議席が総定数の3分の2を突破し、参院が否決した法案を衆院が再議決して成立させることが可能となった。このため、「衆院が3分の2を超える多数で法案を可決したら、法案の成立が事実上確定し、参院審議は『消化試合』になる」といった懸念が参院側にあるものとみられる。

 だが、武部幹事長らは衆院からの審議入りを主張している。12日の自公党首会談では、公明党の神崎代表も「(郵政民営化が)選挙の争点になったのだから、衆院から先にやるのが筋だ」と語った。
(読売新聞) - 9月12日23時30分更新

591片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 00:32:13
「小泉チルドレン」育成へ…首相、新人の派閥入り規制
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050912-00000015-yom-pol

 小泉首相は12日、自民党の衆院初当選者の派閥入りを規制するよう武部幹事長に指示した。

 自民党が衆院選で圧勝したことで、初当選者は83人と前回を56人上回った。首相としては、新人を事実上「小泉チルドレン」と位置付けることで、「小泉改革」推進派とする狙いがあるとみられる。

 首相はまた、武部氏に「新人教育の場をすぐ作らないといけない。派閥に入らなくても国会や党の情報が入るようにすべきだ」との考えを示した。これを受け、党執行部は派閥に代わって党が新人教育や国会連絡などを担う仕組みを早急に検討する方針だ。

 初当選者の中には、郵政民営化関連法案の反対票組の対抗馬として、首相が出馬を直接要請した人や、党の公募で選ばれ、派閥との関係が薄い人が多い。首相の人気で当選したケースも多いだけに、党内では「新人の多くは首相への忠誠心が高い」と見られている。83人の初当選者のうち、現時点で派閥入りを明言しているのは10人程度にとどまっている。

 自民党ではこれまで、各派閥が発掘した新人候補を選挙で支援し、当選後は、自派に所属させるのが通例だったが、今回の衆院選は様相が異なっている。
(読売新聞) - 9月12日23時30分更新

592片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 18:21:08
07年度にすぐではない 消費税引き上げで財務相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000129-kyodo-pol

 谷垣禎一財務相は13日の閣議後記者会見で、税率引き上げを含めた消費税見直しに関し「(実施するとしても)2007年度にすぐというわけではない」と述べ、07年度の税制改正で議論を整理した上で、実際の増税時期は慎重に判断するとの認識を示した。
 小泉純一郎首相も今回の総選挙で消費税引き上げについて「07年度は早いと思う」と指摘、08年3月までの税率引き上げ実施には否定的な見解を明らかにしていた。
 財務相は所得税、住民税の定率減税存廃については「流れはそういう(廃止の)方向にある」とし、景気動向に留意が必要としながらも全廃が基本方針との認識を示した。
(共同通信) - 9月13日13時1分更新

593片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 18:21:59
中曽根氏ら11人賛成 郵政法案で旧亀井派
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000170-kyodo-pol

 自民党参院旧亀井派の中曽根弘文会長(元文相)は13日午後、都内で記者会見し、21日召集予定の特別国会に再提出される郵政民営化関連法案への対応について、自身を含めて先の国会での参院採決で反対した同派議員11人(離党した荒井広幸議員を除く)全員が賛成に転じることを明らかにした。これにより参院採決で反対、棄権・欠席した28人の自民党参院議員の20人以上が賛成を表明する意向を示したことになる。
 中曽根氏はその理由として、衆院選での自民党圧勝を踏まえ「国民の明確な意思を重く受け止め尊重したい」と説明。同時に「私をはじめ参院志帥会(旧亀井派)全員が同じ立場だ」と強調した。
(共同通信) - 9月13日17時58分更新

594片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 18:43:42
与党 正副議長、委員長独占も
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050913/mng_____sei_____004.shtml

 衆院選での与党圧勝を受け、自民、公明両党は十二日の党首会談で、二十一日に召集される特別国会の構成について、審議のスピードアップを図るため、衆院の正副議長と全委員長を与党で独占することが可能かどうか検討することを決めた。国会の運営では、野党側の協力を得るため、副議長や一部の委員長ポストを野党側に譲るのが慣例。与党がポストを独占することになれば、「数のおごり」との批判を呼びそうだ。 

 十二日の小泉純一郎首相(自民党総裁)と神崎武法公明党代表との会談で、同席した公明党の冬柴鉄三幹事長は国会の構成について「法律的には多数決なので、与党が全部占めるのは当然の前提だ。円滑な運営のため野党に譲っているが、審議を止めるのでは困る」として、ポスト独占を提案。首相も検討するよう指示した。

 特別国会では、衆院議長候補として自民党の河野洋平前議長の続投が有力との見方が出ている。副議長も与党が占める場合は、公明党から選出したい考えだ。与党側は、十四日に開かれる衆院各派協議会で、野党側に打診する構えだ。

595片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 22:36:29
圧勝自民の派閥に異変 新人議員は森派に殺到 
2005年09月13日22時19分
http://www.asahi.com/politics/update/0913/011.html

 296議席を獲得した総選挙での圧勝が、自民党の派閥模様に異変をもたらしている。小泉首相は、これまで派閥が担ってきた新人への「議員教育」の場を、新たにつくるよう党執行部に指示。脱派閥政治をめざす試みの一環だが、皮肉なことに「小泉旋風」のおかげで当選した83人の新人の多くは首相の出身派閥である森派への入会を希望している。一方、郵政民営化法案への造反議員が多かった旧橋本派や旧亀井派は勢力を減らした。

  小泉首相は13日、首相官邸に自民党の武部勤幹事長を呼び、総選挙で初当選した83議員について、派閥に入らなくてもすむような措置を検討するよう指示した。首相はこの後、記者団に「派閥に所属していなくても、情報(交換)とか勉強とかできるような対応を、執行部は考えた方がいいと言っている」と述べた。

 執行部は、首相と無派閥の新人議員が月に1回懇談する機会を設けるほか、派閥に所属しているかどうかにかかわらず、新人議員を対象に週1回、教育と情報提供の場を設ける方針だ。

 首相は就任来、慣例だった派閥推薦を無視する形で閣僚や党役員の人事を断行。派閥に属すメリットのひとつを打ち消している。今後、新人の派閥入会を妨げないものの、各派閥の例会が開かれるのと同じ週1回のペースで新人が集まる場を設けることで、派閥の存在意義をさらに薄めようとの狙いがある。

 党執行部のひとりは「政党は政策、理念で一致しているのだから、党主導で新人教育をする。党改革の一環だ」と語る。

 ところが、こうした首相の思惑とは裏腹に、首相の出身派閥の森派には、新人の入会希望が相次いでいる。森派は、今回の選挙戦で16人の新顔を支援し、うち15人が当選。他派閥の応援を受けた新人からも、入会の打診があるという。

 会長の森前首相は、首相の方針を受け、当面は無派閥の新人は入会させないことにしている。ただ同派関係者は「無派閥の新人議員たちは今後、争いのタネになる。来年9月の総裁任期切れの前には、遅かれ早かれ(多数派工作のための)奪い合いになる」と話す。

 森派は、解散前の50人から53人となり、参院26人と合わせ79人の最大勢力となる。さらに十数人が入会を希望している。一方、解散前まで衆院だけで50人を擁し最大派閥だった旧橋本派は、郵政民営化法案に反対した綿貫民輔氏の離党や藤井孝男氏の落選などが響き、衆院では31人と大幅に人数を減らした。

 旧橋本派は、支援した無派閥の前職や元職、新顔14人が当選。これらの議員が全員入会すれば衆院で45人となるが、参院の34人を加えても総数は最大で79人にとどまる。

 「数は力」と長年にわたって最大派閥の権勢をふるってきた旧橋本派だが、ある幹部は「森派はいずれ総裁派閥でなくなる時が来る。その時は人数が多いと金集めも大変になる。(議員の)食べ過ぎに注意だ」と皮肉まじりに悔しがる。

 多くの議員が郵政法案に反対した旧亀井派も、痛手を受けた。解散前の陣容は29人。このうち、亀井静香元政調会長ら反対組を含む14人が離脱。残った賛成派15人は全員が当選したが、派閥に入る見通しの元職1人、新顔3人を加えても大きく数を減らす。

 旧堀内派は解散前の32人から、堀内光雄前会長ら3人が非公認となった。一方で元職2人が復帰、ほかにも新人2、3人の加入も固いと見ている。

 一方、大幅にメンバーを増やしたのが二階グループだ。前職4人に加え、元職3人が議席を獲得。さらに会長の二階俊博総務局長が擁立にかかわった比例東海ブロックの藤野真紀子氏ら新人4、5人の加入が確実視されている。

596片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 22:42:27
さあ、どうする?

民主に委員長半減提示へ 与党、審議協力条件に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000236-kyodo-pol

 自民、公明両党は13日午後の国対委員長会談で、特別国会で選出する衆院の正副議長、常任・特別委員長の与野党配分を協議、民主党に副議長と4委員長ポスト程度を配分する方針を決めた。15日に開く与野党国対委員長会談で提示する。
 衆院は解散時には計25の常任・特別委員会のうち民主党に8委員長ポストが配分されており、衆院選での与党圧勝を受けた「半減提示」となる。民主党への配分は「円滑な国会審議に協力する」と文書で確約することを条件とし、これに応じなければ正副議長と全委員長を与党が独占する方針も伝える。
 小泉純一郎首相は13日夕、武部勤幹事長と官邸で会い、特別国会に再提出する郵政民営化関連法案について、参院先議案を見送り、衆院から審議を行うよう指示した。
(共同通信) - 9月13日21時51分更新

597片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 22:44:47
確かに親衛隊的側面はあるけど、これもまた手の一つであって、そんなに非難されることではないな。

新人を「小泉親衛隊」に? 首相が教育機関を指示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000231-kyodo-pol

 小泉純一郎首相は13日夕、83人の自民党新人議員への対応をめぐり武部勤幹事長と官邸で協議し、党執行部による「新人教育機関」を来週中にスタート、無派閥か所属派閥未定の71人については毎月1回、首相と懇談する場を設けるよう指示した。
 新人教育は「党、国会運営の情報共有化が目的」(党幹部)で、各派総会と同じように週1回ペースでの開催を想定。無派閥新人との首相懇談と合わせて「脱派閥」を促すのが狙いだ。
 ただ首相出身の最大派閥となった森派(衆参両院79人)に匹敵する70人規模の“小泉親衛隊”が形成される可能性もあり、党内からは「首相自身が派閥づくりに乗り出した」との不満も出そうだ。
(共同通信) - 9月13日21時37分更新

598片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/14(水) 04:00:07
教科書・拉致・靖国…メンバー相次ぐ落選 自民「保守派」思わぬピンチ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000006-san-pol
「安倍シンパ分断」の声も
 衆院選自民党圧勝の陰で、党内でも日本の歴史や伝統、国益を重視する理念的な「保守派」がガタガタになり、立て直しを迫られている。郵政法案に反対票を投じ公認を外されたり、落選したりしたケースが少なくないためだ。保守派のまとめ役を安倍晋三幹事長代理が担ってきたことから「安倍シンパの分断選挙になった」(自民党筋)との声もあり、「ポスト小泉」選びにも微妙な影を落としそうだ。
 「保守派にとっても安倍さんにとっても、大きなダメージだろう。保守系の議員連盟はみんな、ズタズタになった」
 自民党関係者は現状をこう解説する。小泉純一郎首相は衆院選で郵政民営化の是非を問うたが、その“副作用”は教科書、拉致事件、首相の靖国神社参拝、教育基本法改正、人権擁護法案…とさまざまな分野に及ぶ。
 安倍氏がかつて事務局長を務め、今も教科書記述の正常化などに取り組む自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」。会長の古屋圭司氏と幹事長の衛藤晟一氏が郵政法案に反対したため公認が得られず、古屋氏は無所属で当選したが、衛藤氏は落選した。
 安倍氏の肝いりで設立された「平和を願い、真の国益を考え、靖国参拝を支持する若手国会議員の会」は、会長の松下忠洋氏と事務局長の古川禎久氏が郵政法案に反対。古川氏は無所属で当選したが、松下氏は落選の憂き目をみた。
 議連ではないが、与党の「教育基本法改正に関する検討委員会」の保利耕輔座長も「反対派」で、無所属で当選したものの、今後の自公間協議には関与できそうにない。超党派の「教育基本法改正促進委員会」も独自の改正案づくりなどの活動をしてきた。会長の亀井郁夫、中心メンバーの中曽根弘文両参院議員は十三日、特別国会で賛成に転ずることを表明したものの、先の通常国会では反対票を投じ、発言力低下は避けられそうにはない。
 安倍氏が「人権侵害の定義があいまい」などとして批判した人権擁護法案について反対活動を展開した城内実氏は郵政法案に反対して落選。この問題で、城内氏と連携したのが古屋、衛藤、古川各氏、そして超党派の「拉致議連」会長の平沼赳夫氏だった。
 拉致議連前会長の中川昭一経済産業相の入閣に伴い、空席となった会長への就任を平沼氏に要請したのが、中川氏と安倍氏。平沼氏も今回、郵政法案に反対し、無所属で当選した。古屋氏は、拉致議連の事務局長でもある。拉致議連サイドは「執行部は変更せず、一致結束していく」(関係者)と話しているが、影響力低下が懸念される。
 安倍氏が顧問を務め、竹島切手発行などに取り組んできた議連「国家基本政策協議会」会長の森岡正宏氏も郵政法案に反対し落選。こうした事態に「自民党は保守政党ではなくなっていくんじゃないか」(閣僚経験者)との観測も出ている。
(産経新聞) - 9月14日2時34分更新

599片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/14(水) 04:04:41
<自民党>「無派閥」が最大派閥に 党本部が新人議員教育へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000153-mai-pol

 小泉純一郎首相による追い風で自民党が衆院選に圧勝したことを受け、同党の派閥勢力も大きく変化してきた。首相官邸や党本部が主導して候補者擁立を進めたため、派閥に属さない新人議員の「塊」が出現。無派閥が森派を上回る97人の「第1勢力」に躍り出た。これまで第1派閥だった旧橋本派は16人減らして第2派閥(69人)となり、代わって首相の出身・森派が3人増やして第1派閥(80人)になった。
 今回の衆院選では新人候補83人が当選し、うち派閥入りを決めたのは14人にとどまっている。新人の多くが党本部が実施した「公募」に応じたり、官邸から一本釣りされる形で立候補するなど、派閥とは無縁の形で政界入りしたためだ。
 新人議員について、首相は派閥に所属させないよう党に指示している。派閥側も「ポスト」や「カネ」を配分する力が衰え、大量の新人を取り込む余裕がなくなっているのが実情だ。何より新人議員が「首相の役に立ちたい気持ちで出馬した。派閥に入るメリットも必要性も感じないし、派閥に入れば『脱派閥』を唱える首相を裏切ることになる」(比例復活当選議員)などと語り、今のところ派閥所属へと走る気配はない。
 選挙のあった衆院だけを見ると、無派閥は全体の約3割、90人に上る。森派54人、旧橋本派35人、旧堀内派32人、山崎派26人、旧亀井派16人などと比べてより大きな存在だ。
 こうした状況を踏まえ、森喜朗前首相は12日、首相と会談し「党内に『中学校』や『女子専門学校』を作らなければいけない」と、派閥に代わる新人議員の教育システムの必要性を提案。首相も13日、週1回のペースで1年生議員との情報交換会を開くよう武部勤幹事長に要請し、記者団に「派閥に所属しなくても情報とか勉強とかできるような対応を党執行部は考えた方がいい」と語った。
 自民党の新人発掘ルートはこれまで、派閥や地方組織が担ってきた。選挙に出れば派閥が選挙資金を援助し、幹部が応援に駆けつけて面倒を見るのが通例だった。だが、今回は衆院解散後、郵政法案つぶしを主導した旧亀井派が分裂するなど解体が進み、上位4派閥のうち3派が領袖不在のままとなっている。
【中西拓司】
(毎日新聞) - 9月13日23時52分更新

600片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 19:10:42
自民各派、新人入会を了承
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000170-jij-pol

 自民党各派は15日の総会などで、衆院選で当選した新人の入会を了承した。最大派閥となった森派は、旧橋本派も勧誘していた大塚高司氏の入会を確認し、衆院54人、参院26人の計80人となった。また、旧堀内派は林潤、清水鴻一郎両氏を加え衆参計47人に。山崎派は富岡勉氏の入会を認め、計32人となった。
 小泉純一郎首相は、今回初当選した新人は派閥に所属しないよう求めている。旧堀内、山崎両派は今後も新たな入会者を見込んでいるのに対し、首相出身派閥の森派は「これ以上新人は取らない」(幹部)方針だ。
 旧橋本派など残りの派閥は来週以降、入会手続きを進める。 (了)
(時事通信) - 9月15日19時1分更新

601片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 19:11:33
衆院選大勝にも表情複雑=自民主要各派が会合
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000165-jij-pol

 自民党主要各派は15日、衆院選後初めて総会などを開き、選挙戦について総括した。296議席を獲得して圧勝した同党だが、小泉純一郎首相の求心力が増す半面、派閥の影響力は低下する一方。首相は新人議員の派閥入会に「禁止令」まで出しており、各派の反応は複雑だ。
 選挙を受けて党内第一派閥に躍り出た森派の森喜朗会長は在京議員昼食会で、郵政反対組への処分問題について「勝ち誇った姿勢でやるのはどうか」と述べ、首相に慎重に対処するよう注文を付けた。出席者からは、自民分裂選挙で生じた地方組織との「ねじれ」解消を求める声も上がった。
 山崎派の在京者連絡会では、山崎拓会長が「郵政民営化というシングルイシューでこれだけの大勝利を収めた。いかに政策が重要であるかを物語っている」と総括。ただ、執行部主導の「刺客」候補擁立が大勝の一因となったことに関しては、神妙な面持ちで「政治の運営は党中心となることを自覚させられた」と語った。
 旧堀内派の総会では古賀誠元幹事長が「想像を絶する大勝利だった」と指摘した上で、「改革の後の日本の国の形を守っていかなければ」と述べ、小泉構造改革の独走にクギを刺した。
 郵政法案への対応をめぐって派閥が事実上分裂した旧亀井派では、伊吹文明会長代行の代表就任を決め態勢立て直しに着手。しかし派内からは「参院反対派は『みそぎ』を済ますまでは入れない」との声も。旧橋本派や高村派などは会合を開かなかった。(了)
(時事通信) - 9月15日19時1分更新

602片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 21:13:58
旧亀井派、代表に伊吹氏 「志帥会」名称も変更  2005/09/15 19:22
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050915&amp;j=0023&amp;k=200509158405

 自民党旧亀井派は15日、都内の派閥事務所で会合を開き、亀井静香前会長の辞任で空席だった派閥代表に伊吹文明元労相を内定した。座長は中川昭一経済産業相、事務総長は谷津義男元農水相が務める。

 名誉会長の江藤隆美元総務庁長官は退き、亀井氏が主導してきた同派体制は刷新される。派閥名称の「志帥会」も変更する方針で、特別国会前の総会で新布陣を正式に決める。派閥の会長職も「代表」と名称変更し、「亀井色」を一掃する。

 旧亀井派の運営をめぐっては、谷津氏が先の国会で郵政民営化関連法案に賛成した衆参両院のメンバーからヒアリングし、派閥トップには衆院選を会長代行として取り仕切った伊吹氏が適任と意見集約した。

 同法案に反対し無所属で当選した平沼赳夫前経産相ら「造反組」メンバーの扱いは、党の処分を見守る。

603片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 21:17:40
伊吹グループどころじゃなくて伊吹派になっちゃったね。私も誇らしいですよ。

伊吹文明・元労相、旧亀井派代表に内定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000313-yom-pol

 自民党旧亀井派は15日、都内の同派事務所で幹部らの会合を開き、亀井静香・元建設相(国民新党)の会長辞任で空席だった同派トップに、伊吹文明・元労相を充てることを内定した。呼称は会長から代表に改める。

 ナンバー2の座長は中川経済産業相とする方向で、派閥の正式名称である「志帥会」も変更し、代表を中心とした集団指導とする方針だ。週明けにも総会を開いて正式決定する。

 会合では「派内を束ねるのは、会長代行だった伊吹氏が適任だ」との意見で一致した。派内には「伊吹氏には亀井氏のようなカリスマ性がない」との声もあったが、有力な後継候補だった平沼赳夫・前経済産業相が郵政民営化関連法案に反対して無所属となったため、この日は伊吹氏の昇格に異論は出なかった。

          ◇

 自民党旧亀井派の名称は、伊吹文明・元労相が代表に内定したため、今後、「伊吹派」とします。
(読売新聞) - 9月15日20時41分更新

604片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 21:20:50
旧亀井派、集団指導体制へ 伊吹元労相、後任「代表」に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000027-san-pol

 自民党旧亀井派は十五日、亀井静香元建設相(現国民新党)の会長辞任に伴う同派人事をめぐり、会長職を廃止し、伊吹文明元労相らを中心とする集団指導体制に移行する方針を固めた。同日午後に谷津義男事務総長が当選期別に所属衆院議員を集め、方針を伝える。
 同派は郵政民営化関連法案の採決で賛成派と反対派がほぼ同数に割れ、会長の亀井氏が自民党を離党、「ポスト小泉」の一人に挙げられていた平沼赳夫元経済産業相も法案に反対したことで派から距離を置いている。
 こうした中、賛成派から伊吹氏を後任会長に推す声が強まっていたが、島村宜伸前農水相や旧亀井グループ系から「派のバランスが崩れる」と異論が出ていた。
 伊吹氏は、集団指導体制の「代表」として実質的な派の責任者になる。集団指導体制への移行は派内に有力な首相候補がいないことを示した格好だ。同派の運営方法はほかの派閥にも影響を与えることが予想される。
(産経新聞) - 9月15日15時36分更新

605片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 21:24:35
与党、「中立運営」確約を要求=民主は拒否−衆院副議長人事めぐり攻防
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000097-jij-pol

 与野党は15日午前、衆院選後初の国対委員長会談を開き、21日召集される特別国会の構成などについて協議した。自民党の中川秀直国対委員長は、衆院副議長ポストを民主党に譲る条件として「正副議長が協力し、一体的であることを確認する必要がある。人選も事前に与党と協議すべきだ」と述べ、公正中立な議事運営を文書で確約するよう求めた。
 これに対し、民主党の鉢呂吉雄国対委員長は副議長人事に関し、「与党も野党も(国会運営に)責任を持って臨んでおり、書面での約束は必要はない」と述べ、文書での確約を拒否。協議は平行線に終わった。 
 衆院選での自民党圧勝を背景に野党側の審議遅延戦術をけん制した発言だ。また、常任・特別委員長について与党側は民主党に一部を配分する方針を固めているが、同日の会談では中川氏は与党で独占する考えを伝え、譲歩の姿勢を見せなかった。(了)
(時事通信) - 9月15日14時0分更新

606片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 23:49:38
森前首相:自民党森派会長を続投 「辞任宣言」うやむやに
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050916k0000m010115000c.html

 「衆院選後に自民党森派会長を辞任する」と宣言していた森喜朗前首相の会長続投が、静かに決まった。15日に開かれた選挙後初の派閥の会合でも森氏は「勝った勝ったという姿勢はいけない」と党執行部にクギを刺すなど、会長としての存在感を発揮。辞任問題はうやむやになった格好だ。

 森氏は郵政民営化法案をめぐる政局が緊迫していた8月1日、小泉純一郎首相の姿勢への不満から「もう私の役目はない」と、派閥会長の辞意を河野洋平衆院議長(当時)に漏らした。だが、選挙が終わってみれば自民党は圧勝し、森派は80人の党内最大派閥に。森派幹部は15日「誰も会長が辞任するなんて思っていなかった」と本音を漏らした。
毎日新聞 2005年9月15日 22時19分

607片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 23:55:01
自由連合:衆院鹿児島2区徳田毅氏、父を継ぎ代表に 
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050916k0000m010132000c.html

 衆院鹿児島2区から無所属で初当選した徳田毅氏は15日、鹿児島市で記者会見し、父虎雄代表を継いで自由連合代表に就任すると発表した。徳田氏の代表就任で自由連合は07年の参院選まで「政党」として存続する。選挙は民主推薦の無所属で戦ったが、支持者らの要請もあり「(自由連合の)灯を消してはならない」と決断したという。
毎日新聞 2005年9月15日 23時37分

608片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/16(金) 00:20:13
森派はシェルターみたいだなぁ。

森派懇談会、注目の新人議員の姿も
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050916/20050916-00000000-jnn-pol.html

 小泉総理の出身派閥、森派の議員は76人から80人に、70人に減った旧橋本派を抜いてついに第一派閥に踊り出ました。

 「第一派閥を目指し勧誘したわけではないと思いますね、ごく自然の成り行きで、皆さんが森派に入って勉強したいということじゃないでしょうか」(森派・衛藤征士郎元官房長官)

 15日、東京にいる議員だけの懇談会を開いた森派は、総会を開いて数を見せるのを控えた側面もありそうですが、会場には動向が注目されている新人議員の姿もありました。

 「ご挨拶回り、明日から海外行っちゃうので、慌ててこの時期に。(Q.森派に入りたいとか?)そういうわけではないんですよ。全員、勉強会というかスクールをやるそうなので」(自民党新人・猪口邦子氏)

 「当選しましたというご挨拶です」(自民党新人・阿部俊子氏)

 小泉総理から新人は派閥に所属しないようにという指示があったためか、新人達はしきりに挨拶だけと繰り返します。

 「120%小泉チルドレンでございます。(Q.総理は派閥に入らないほうがいいと言っているんですけれども?)総理がそうおっしゃっているんだったら・・・」(最年少26歳で当選した杉村太蔵氏)

 14日はこう言っていた最年少26歳で当選の杉村氏、15日、改めて派閥入りについて話を聞こうとしましたが取材は拒否。実は急にマスコミに登場した杉村氏、武部幹事長から電話が入り、「勝手なことはするな」とお灸をすえられたということです。(15日22:55)
[16日0時9分更新]

609片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/16(金) 03:44:35
今が攻め時だわなあ。

自民強気の国会運営 議長・委員長「独占」武器に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000006-san-pol

 衆院選で空前の二百九十六議席を得た自民党が早速、強気の国会運営を始めた。十五日に開かれた与野党国対委員長会談で衆院の正副議長・委員長ポストの与党独占をちらつかせ、審議拒否などを牽制(けんせい)した。その裏には「民主党内が代表選でがたついている間に盤石な態勢を固めたい」(自民党幹部)との思惑もあるようだ。
 「対決型の五五年体制を完全に打破し、小選挙区制にふさわしい国会運営をすべきだ。民意を受けた政策はスピードアップして実現させたい」
 自民党の中川秀直国対委員長は、与野党国対委員長会談でこう切り出し、野党側が審議拒否などの抵抗戦術を行使しないことを確約しない限り、副議長や委員長ポストを譲れないとの考えを表明。平成十一年の自自連立政権時の与野党で合意した「国会審議に関する申し合わせ」を順守するよう求めた。
 民主党の鉢呂吉雄国対委員長らは「数の暴力にならない仕組み作りが必要だ」と反発したが、中川氏は「多数党の横暴という話ではない。野党は対案を出し、建設的に議論すべきだ」とはねつけた。
 結局、野党側は回答を留保し、今後は国対筆頭間で協議することになったが、自民党は大きく譲歩する考えはない。これだけ強気を貫くのは「民主党内の態勢が整う前に牽制しておきたい」(自民党幹部)との思惑がある。それだけでなく、「党内の造反議員に対抗馬を立てるなど厳しい対応をしてきただけに、野党と協調姿勢を見せては示しがつかない」との意見が大勢を占めていることも大きい。
 議席に比例して割り当てられる衆院内の議員控室についても、自民側はさっそく、六十四議席を失った民主党に対し、三階会議室(百八十平方メートル)の明け渡しを要求した。計算上は民主党にあと約百二十平方メートルを要求することができるため、今後の対応次第では、民主党が役員室として使用している部屋の明け渡しもちらつかせる考えだ。
(産経新聞) - 9月16日3時5分更新

610片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/16(金) 03:47:59
そもそもの与党の方針はあったの?

「国民投票法」特別委で 与党、早くもほころび 公明に異論、方針転換
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000005-san-pol

 自民、公明両党は十五日、憲法改正手続きを定める国民投票法案を審議するために新設する衆院委員会について、常任委員会とする当初方針を転換し、国会法改正を必要としない「憲法調査特別委員会」として、二十一日召集の特別国会での設置を目指すことで合意した。突然の方針転換に自民党の一部や野党から反発も予想され、憲法や教育基本法など「国のかたち」にかかわる重要課題を棚上げにした自公協力のほころびが早くも露呈した形となった。
 自民党は十四日、衆院議院運営委員会に代わる各派協議会で、憲法調査会を常任委員会に格上げする方針を表明。公明党に異論がなく、民主党も大筋で賛成したため、二十二日の本会議で、常任委員会への格上げに伴う国会法改正案を提出する方針を固めていた。
 ところが、同日夜にこれを聞いた公明党幹部が「寝耳に水だ。公明党は了承していない」と猛反発。十五日午前に開かれた公明党中央幹事会でも「国民投票法案に限定して審議するなら特別委員会にすべきだ」などと異論が噴出した。
 このため、公明党の東順治国対委員長は十五日午後、中川秀直国対委員長らと相次いで接触し、「公明党の事情を考慮してほしい」と再考を要請した。自民党側も今国会では、特別委員会にするとの意向を示した。
 「特別国会を目前に公明党ともめるのは得策ではない」(自民党幹部)との判断に傾いたためだが、自民党内には「憲法改正への道筋を整えるためには常任委員会でなければ意味がない」との意見が根強く、「四月中旬に憲法調査会が最終報告をまとめて以来ずっと議論していたことなのに今さら何を言い出すのか」(自民党中堅)との声も上がっている。
 与党側は、十六日の各派協議会で、民主党など野党に対して事情を説明する方針。民主党側は与党の足並みの乱れを誘うために、あくまでも常任委員会の設置を求める可能性もある。
 自公間の調整不足が生んだ混乱だが、両党間の不信を募らせたことは間違いない。公明党からは「選挙疲れでボーっとしているすき間を突かれた」(党幹部)とのぼやきも漏れた。
(産経新聞) - 9月16日3時5分更新

611片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/17(土) 18:05:09
自民暴走なら毅然と対応 公明・神崎代表が表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000113-kyodo-pol

 公明党の神崎武法代表は17日、党本部で開いた全国県代表協議会で、衆院選での与党圧勝について「構造改革を進める自公政権が圧倒的な信任を得た」と分析する一方で、「自民党が圧倒的多数を背景に暴走したり、政策をごり押しすることがあれば、公明党はブレーキ役として言うべきことは言い、毅然(きぜん)と対応する」と強調した。
 また年金改革をめぐり「今後は被用者年金の一元化に取り組みたい。国民年金を含めた一元化も前向きに検討する。民主党の積極的な対応を望む」と述べ、与野党協議会に引き続き参加するよう民主党に呼び掛けた。
 衆院選での公明党の3議席減については、比例代表で過去最高の898万票を獲得したことを指摘し「突然の解散と短期決戦で大幅議席減の予測もあったが、予測をはね返す大善戦、大健闘だった」と総括した。
(共同通信) - 9月17日17時37分更新

612片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/17(土) 20:58:27
「郵政」造反で空席、2調査会長決める…自民
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050917ia01.htm

 自民党は16日、郵政民営化関連法案採決での造反をきっかけに空席となっていた調査会長ポストのうち、文教制度調査会長に大島理森・元文相、総合農政調査会長に谷津義男・元農相をそれぞれ起用した。
2005年9月17日3時4分 読売新聞

613片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/17(土) 21:05:26
3分の2与党、強気の国会運営
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050917AT1E1600Z16092005.html

 自民、公明両党は16日、特別国会では郵政民営化法案を10日間程度の短期間で成立させる方針を決めた。衆院選での与党圧勝の勢いを生かす。副議長人事や常任委員長ポストの配分は国会の慣例に従って野党に一定の配慮を示すものの、今後の国会運営は「多数決ルール」をたてに、与党ペースで進める姿勢を明確にする。

 16日の衆院各派協議会では、杉浦正健官房副長官が特別国会に郵政民営化法案を提出する方針を表明。あわせて人事院勧告を反映する公務員給与法改正案や、テロ対策特別措置法改正案、障害者自立支援法案などを提出することも伝えた。

 与党内では衆院選前、特別国会では郵政法案に絞って審議する考えなども浮上していた。しかし予想を上回る圧勝により、最大の障害だった自民党内の郵政法案反対派が腰砕けになり、早期成立のめどがついた。民主党も岡田克也代表の辞任などで混乱していることから、郵政法案以外の法案を処理する余裕ができたと判断した。 (07:01)

614片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/17(土) 21:06:18
小池環境相、小泉首相の任期延長に期待示す
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050917AT1E1700817092005.html

 小池百合子環境相は17日のフジテレビ番組で、小泉純一郎首相の自民党総裁任期が来年9月で切れることについて「もっとやってほしいという声がある。ああいう人じゃないと改革は前に進まない」と述べ、任期延長に期待感を示した。 (20:00)

615片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:14:23
自民は余裕 歓迎ムード 世代交代の波及に懸念も
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news017.html

 民主党の新代表に十七日、四十三歳の前原誠司氏が選出されたことについて、自民党は「再出発するに当たって、いいことではないか。新しい感覚で取り組もうということだと思う」(久間章生総務会長)と、若き党首の誕生を歓迎する余裕の反応を見せた。

 衆院で自民、公明両党で三百二十七議席の与党に対して、民主党は百十三議席。圧倒的な勢力差に加え、衆院選はまず四年近くないのだから、との「安心感」が、お手並み拝見ムードを生んでいるようだ。

 ただ、小泉純一郎首相の自民党総裁任期が来年九月に切れるのに伴い、「ポスト小泉」レースに、四十代の野党第一党党首の登場が少なからぬ影響を与えるとの見方は強い。世代交代の波が自民党にも押し寄せるのではないかとの懸念半分、期待半分の受け止めだ。

 ベテラン議員の一人は「若ければいいというものではない。前原代表で民主党に勢いが出るのか、経験不足を露呈し『ちょっと早かった』となるのか、今後を見ないと何とも言えない」と指摘。これに対し、同じ四十代の茂木敏充前科学技術担当相は「今回の衆院選で生まれた新しい世代を含め、自民党もわれわれの世代が責任感を持って取り組まなければならない」と“受けて立つ”意欲を強調した。

 今後の政局の影響については「仮に民主党の支持率が自民党を抜いても二年後の参院選までは直接の打撃はない。この局面は組織固めが得意な小沢一郎氏のようなタイプが一番嫌だった」(閣僚経験者)、「前原氏は外交・安保には強いが、社会保障などは未知数。国会での即戦力という点で菅直人氏に比べ落ちる」(中堅)など「くみしやすし」の声が多い。

616片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/18(日) 03:36:05
自民党:43歳前原氏、「ポスト小泉」レースに影響か
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050918k0000m010126000c.html

 43歳の前原誠司氏が民主党代表に選出されたことは、自民党の「ポスト小泉」レースにも微妙な影響を与えそうだ。前原氏が代表としての地歩を固めれば、自民党内でも世代交代圧力が一層、高まる可能性があるためだ。また、前原氏が積極的な改憲論者であることから、与野党の憲法改正論議に拍車がかかるとの見方も出始めている。

 与党は前原氏の就任を受けて「責任ある野党として積極的な政策論議に寄与していただくことを期待する」(武部勤・自民党幹事長)などの談話を発表した。先の衆院選では小泉純一郎首相が岡田克也民主党前代表に圧勝。「政権選択」が問われる選挙では、「党の顔」が勝敗の大きな要因となることを見せつけた。自民党内には「今回の圧勝で次は厳しい」との共通認識があるだけに、ポスト小泉選びは前原氏を意識せざるを得ない状況となる。

 自民党で現在、ポスト小泉候補と目されているのは、福田康夫前官房長官の69歳を筆頭に、麻生太郎総務相が64歳、谷垣禎一財務相が60歳など年齢で前原氏を大きく上回る。最も若い安倍晋三幹事長代理にしても50歳で前原氏より7歳年上だ。このため、いわゆる麻生氏らのいわゆる「中2階組」世代を飛び越して、安倍氏らの世代に一気に代替わりする可能性もある。党の「新世代総理を創る会」の中心メンバー、山本一太参院議員は「43歳の民主党代表は自民党にとって脅威だ。ポスト小泉と自民党の世代交代に大きく影響する」と指摘。武部幹事長も「ポスト小泉」への影響については「直接ないと思う」としつつ、「民主党の若いリーダー誕生は、我々も切磋琢磨(せっさたくま)していかなければならないという緊張感になる」と語った。幹部の一人は「郵政改革のイメージが前原氏に持って行かれると怖い」と語っており、今後、自民、民主両党の「改革合戦」になれば「ポスト小泉」の条件として改革姿勢が一層、クローズアップされそうだ。

 また、与党側は、前原氏について安全保障政策でタカ派色が強いことから、特に憲法9条改正論議での民主党の党内論議がどのように集約されるかを注視。党内掌握は困難との見方の一方で「労組のしがらみを切る形で激しい提案をしてくるのではないか。基本政策が一本化されて、民主党がまとまれば怖い存在だ」(公明党幹部)と警戒する声もある。【中西拓司】
毎日新聞 2005年9月18日 2時00分 (最終更新時間 9月18日 2時19分)

617片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/19(月) 21:02:06
綿貫氏が貢献度1位 自民党員獲得数 北日本

 自民党組織本部が今年2月にまとめた衆院300小選挙区支部別の地域党員獲得人数の
内部資料が18日、判明した。ノルマ達成率1位は、郵政民営化関連法案に反対して離党
し国民新党代表となった綿貫民輔元衆院議長(富山3区)で、1万5495人の党員を獲
得し達成率は310%。反対組はほかにも古屋圭司氏(岐阜5区)が165%で8位、野
田聖子氏(同1区)が136%で13位、江藤拓(宮崎2区)、森山裕(鹿児島5区)、
亀井静香(広島6区)の各氏もそれぞれ21位、22位、31位と、皮肉にも党への高い
〝貢献度〟が浮き彫りになった。

 小泉純一郎首相(神奈川11区)の達成率は22パーセントで二百十八位、武部勤幹事
長(北海道12区)が66パーセントの五十七位、山崎拓前副総裁(福岡2区)は9パー
セントで二百七十三位だった。

 二位以下は、山本公一氏(愛媛4区)、森喜朗前首相(石川2区)、村上誠一郎行革担
当相(愛媛2区)の順で、いずれも200パーセント以上。県関係では、宮腰光寛氏(富
山2区)が五位となっている。

 党員獲得ノルマは人口に応じ四十万人未満は四千人、四十万−五十万人未満は五千人、
五十万人以上は六千人の三段階に分かれ、総数は全国で百四十三万六千人。実績は約六十
四万四千人で、達成率は45パーセントだった。

 自民党の党員は衆参両院議員が選挙区で勧誘する地域党員と、支持団体に属する職域党
員に分かれているが、ともに減少傾向にあり、添付資料は「七年連続の党員減少。歯止め
が必要」と懸念を示している。今回の衆院選では、無党派層を巻き込む小泉旋風が都市部
を席巻し、党員減少の選挙への影響は結果的には杞憂(きゆう)に終わった格好だ。

 同じく判明した参院選挙区選出議員のノルマ達成率一位は世耕弘成氏(和歌山)の11
4パーセントで、青木幹雄参院議員会長(島根)は51パーセント。片山虎之助参院幹事
長(岡山)は9パーセントだった。

618片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 17:56:37
参院予算委員長に小野氏 倫選特は泉氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000139-kyodo-pol

 自民党は20日、郵政民営化関連法案に反対し、参院予算委員長の辞任届を提出した中曽根弘文元文相の後任に、小野清子前国家公安委員長を内定した。同法案に反対して政治倫理・選挙制度特別委員長を辞退した吉村剛太郎氏の後任には、泉信也前経済産業副大臣を充てる。21日召集の特別国会で正式に選出される。
 【予算】小野清子氏(おの・きよこ)東京教育大卒。JOC理事、国家公安委員長。69歳。比例、当選3回(自民、伊吹派)
 【政治倫理・選挙制度】泉信也氏(いずみ・しんや)九大卒。運輸委員長、経済産業副大臣。68歳。比例、当選3回(自民、二階グループ)
(共同通信) - 9月20日17時52分更新

619片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 22:00:13
伊吹代表の決定先送り 「報道先行」に反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000211-kyodo-pol

 自民党伊吹派は20日午後、在京議員による会合を開き、派閥トップとなる代表に伊吹氏を充てる人事の取り扱いを幹部会に一任することを決めた。一両日中にも幹部会、総会を相次ぎ開き、伊吹氏の代表就任が正式に決まる段取りだ。
 同派は当初、20日に総会を開いて、代表に伊吹氏、座長に中川昭一経済産業相、事務総長に谷津義男元農相がそれぞれ就く人事を了承する運びだった。しかし、派内の正式な手続きに先行する形で代表内定が報道されたことに一部幹部が反発。総会が急きょ、在京議員会合に切り替えられ、了承が先送りされた。
 派内では、中曽根弘文参院伊吹派会長が郵政民営化関連法案の参院採決前に反対表明し、否決の流れをつくったことについて「責任を取るべきだ」との声が出ているが、会合で伊吹氏は「中曽根氏は責任を痛感し、参院予算委員長辞任の決断をした。その心情をくんでほしい」と理解を求めた。中曽根氏も「伊吹氏を中心にみんなで団結したい」と述べた。
(共同通信) - 9月20日20時39分更新

620片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 22:04:42
衆院新人研修会に78人出席=「小泉派」旗揚げ?−自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000179-jij-pol

 自民党は20日午後、党本部で先の衆院選で初当選した新人議員の研修会を開いた。「新人教育は派閥でなく党で」として、新人議員の派閥参加禁止を指示している小泉純一郎首相の意向で開かれたもので、新人83人のうち78人が出席。土屋正忠氏(元武蔵野市長)が改革推進を誓うなど「小泉学校」の様相も呈し、党内では「事実上の小泉派旗揚げ」と見る向きもある。
 研修会は党本部8階の「リバティー」で行われ、首相はあいさつで「このリバティールームはもともと派閥解消のためにつくられた。派閥会合に出なくてもここで情報交換や勉強ができる」と持論の脱・派閥を強調。新人を代表して土屋氏が「『自民党は特定集団の利益代表ではない』との首相の言葉を肝に銘じて頑張りたい」と応じた。 
(時事通信) - 9月20日21時1分更新

621片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 22:10:10
自民・新人議員研修会、党主導で始まる
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050920/20050920-00000039-jnn-pol.html

 先の総選挙で圧勝した自民党は、新人議員83人を抱え、21日から始まる特別国会の準備を進めています。20日は、小泉総理が自ら新人議員の教育に乗り出しました。

 「みなさん、おめでとうございます。激戦を勝ち抜いてきた方々、あるいは当選を予期せず、思いがけず当選の栄冠を勝ち得た方々」(小泉首相)

 自民党では、総選挙で当選した83人に及ぶ新人議員に対し、10回にわたる研修会をこの日からスタートさせました。

 研修会では、国会議員としての心構えから始まり、党の意思決定や基本政策、国会審議の仕組みなどについて幹部が講習を行います。

 これまで「派閥」が行っていた新人議員の面倒を、党本部が直々に見ようという訳です。

 「新人としては非常に分かりやすく、スタートさせて頂けたと思います」(佐藤ゆかり衆院議員)

 「今日は総理総裁、幹事長のお言葉で、政策中心の新しい党を作っていくというメッセージがはっきり聞こえて、20年以上霞が関で見てきた自民党とは違う、新しい政策集団に生まれ変われるという確信を持って、ものすごくうれしかったです」(片山さつき衆院議員)

 「非常に充実していて、総理の最初のコメントにとても感動しました」(猪口邦子衆院議員)

 「勉強になったことは、将来的に有名であることが有力ではない。必ずしもそうではないと」(杉村太蔵衆院議員)

 「大学に入ったみたいにガイダンスで。大変複雑な仕組みを伺いまして、それだけで頭が混乱してますね」(藤野真紀子衆院議員)

 小泉総理は、新人議員は派閥に属さないよう呼びかけているため、今のところ、派閥に入った新人議員は10数名にとどまっていて、今後、無派閥議員が党内最大勢力として存在感を増すことになりそうです。

 一方、これに先立って行われた役員会では、特別国会に向けた体制や課題について話し合われました。また、新たに作られる憲法特別委員会で、憲法改正の手続きを改正する国民投票法案を審議する方針で一致しました。

 また、武部幹事長は、総選挙で党本部に抵抗し続けた地方組織が見られたことから、政党助成法と政治資金規正法を改正して、党本部の指導力を増す方向で検討するよう指示しました。

 「政党支部として一度届けたら本人が解散届けを出さない限り、存続するという問題点がある」(自民党 武部勤 幹事長)

 一方、造反者の処分を検討する党紀委員会の委員長には、森山・元法務大臣を充てることが決まりました。造反者の処分については、衆議院側では離党勧告するなどの案が検討されています。

 「この国会で42日間やりますから、そういうものを見て、総合的な判断評価として、けじめをどうつけてもらうか決めたい」(自民党 片山虎之助 参院幹事長)

 一方、総選挙の審判を受けていない参議院側では、特別国会後に処分を決める方針です。

 自民党圧勝を受け、郵政法案反対派の「勢力結集」は空振りに終わりました。

 統一会派への参加を呼びかけた国民新党の綿貫代表らに対し、総選挙で当選した無所属議員たちが軒並み会派入りを拒んだためで、結局、衆議院の統一会派は、国民新党4人と新党日本1人に、無所属の野呂田・元防衛庁長官1人を加えた6人にとどまりました。(20日17:54)
[20日21時56分更新]

622片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 22:17:38
自民で新人研修の小泉学校スタート、議員78人が出席
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000515-yom-pol

 自民党は20日、先の衆院選で大量当選した同党新人議員を対象とする「新人議員研修会」の初会合を党本部で開いた。

 派閥に代わり、党執行部が中心となって“小泉チルドレン”の教育を行うもので、初回は新人83人中、78人が出席した。

 小泉首相(党総裁)はあいさつで、「83人の新人当選は、自民党史始まって以来多い。議員もいろいろ、選挙区もいろいろだ。初心を忘れず、使命感を持って、国会議員としての職責を果たしてもらいたい」と激励した。

 参加した新人たちからは、「研修を続けてもらえれば、派閥に属する必要性は感じない。合理的でフェアなシステムだと感じた」(猪口邦子氏)、「たくさんの方々と交流して自分を磨いていきたい」(佐藤ゆかり氏)といった声が相次ぎ、派閥の衰退を象徴するものとなった。

 研修会は、議員としての心得や、憲法、財政、社会保障制度などをテーマに、10月中旬まで当面10回開催され、その後も継続される。
(読売新聞) - 9月20日22時12分更新

623片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/20(火) 22:22:44
渡嘉敷氏は二階派志向?森派志向?

自民党:「脱派閥を」新人議員研修会で小泉首相
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050921k0000m010082000c.html

 衆院選で初当選した自民党新人議員83人を対象とした党研修会の初会合が20日、党本部で開かれ、78人が出席した。選挙圧勝が生んだ新人ラッシュの立役者である小泉純一郎首相自ら発案したもので、「刺客候補」として注目された女性議員らを前に「最近女々しい男性はいるが、雄々しい女性の方が多い」と上機嫌。「脱派閥」を改めて呼びかけるなど、さながら「小泉学校」の様相だった。

 首相はこの日、会合の開かれた党本部の部屋「リバティー・ルーム」の由来に触れ「派閥の会合に出なくても情報交換できるということで作られたが、本来の目標からかけ離れてしまった。これからは皆さん自身が党をどう活性化するか考えてほしい」と派閥からの脱却を改めて促した。

 首相は新人議員に派閥への参加自粛を呼びかけており、新人議員のうち派閥入りしているのは、首相の出身派閥である森派の7人など十数人にとどまっている。この日は、首相や武部勤幹事長ら党幹部が政策を担当する部会や国会対策の運営の仕方、党改革への取り組みを説明した。今後も継続開催する。

 参加した新人議員からは「大学に入った時のガイダンスのようだった」(藤野真紀子氏)との声も。財務官僚から政界入りした片山さつき氏(静岡7区)は「無派閥で全員いてほしいという意思を感じた」と、無派閥を通す意向を強調。渡嘉敷奈緒美氏(大阪7区)も「派閥という縦のつながりだけでなく、同期という横のつながりも面白い」と語った。

 ただ、党内には「首相主導の新たな派閥形成だ」との見方も根強い。ある派閥への参加を決めた新人議員の一人は「小泉さんも派閥を作ろうとしているようなものだ」と語っていた。【山下修毅】
毎日新聞 2005年9月20日 20時33分

624片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/21(水) 15:11:56
猪口先生は強烈なキャラだなあ・・・。この人が大臣になると面白いな。

涙、笑顔、意気込み… 話題の議員たち
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000057-kyodo-pol

 上智大教授で国際政治学者の猪口邦子さん(53)=自民=は黒のスーツに金色のネックレスで晴れ舞台に。抱負を語るうちに涙ぐんだ。涙の理由は「長年この国の民主主義のために尽くしてくれたすべての方への思いが胸にあるから…」と高ぶった様子。「外交、安全保障で国会の議論が深まるように寄与したい」と話した。
 「カリスマ主婦」と呼ばれる料理研究家藤野真紀子さん(56)=同=は「子育てや食のことをやってきたので、次世代の教育を考えたい」と華やかな笑顔だ。
 政界を引退した橋本龍太郎元首相の二男、岳さん(31)=同=は父親から「頑張れよ」と激励されての登院。「父に負けない政治家に」と表情を引き締めた。
(共同通信) - 9月21日10時45分更新

626片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/21(水) 17:20:51
http://www.katokoichi.org/thoughts/index.html
加藤紘一が政策論を掲載

627片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 06:57:59
江田は微妙な立場だな。

首相指名選「小泉」に340票、無所属15人も投票
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000013-yom-pol

 21日の衆院本会議の首相指名選挙では、自民、公明両党の議員のほか、15人の無所属議員が小泉首相に投票し、首相は340票を獲得した。

 このうち、先の通常国会で自民党に属しながら郵政民営化関連法案に反対票を投じた野田聖子・元郵政相や保利耕輔・元文相らは、12人全員が「自民党員だから」などの理由で首相に1票を入れた。

 このほか、江田憲司氏と、かつて自民党に所属していた鈴木宗男、中村喜四郎両氏が首相に投票した。

 15人は、今後も政府・与党が提出する法案に同調する可能性が高く、事実上の「与党予備軍」との指摘も出ている。

 一方、郵政法案の反対票組でも、統一会派「国民新党・日本・無所属の会」を結成した亀井静香・元建設相ら5人は首相に投票せず、いずれも国民新党の綿貫代表に票を入れた。綿貫氏らは今国会でも、郵政民営化関連法案に反対する意向だ。

          ◇

 衆院で小泉首相に投票した無所属議員(敬称略)=今村雅弘▽江田憲司▽江藤拓▽鈴木宗男▽武田良太▽中村喜四郎▽野田聖子▽平沼赳夫▽古川禎久▽古屋圭司▽保坂武▽保利耕輔▽堀内光雄▽森山裕▽山口俊一
(読売新聞) - 9月21日23時52分更新

628片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 07:00:44
自民 「調査会」統廃合を検討 族議員“温床”にメス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000004-san-pol

 自民党は二十一日、政務調査会の各調査会や特別委員会の統廃合を検討する方針を固めた。公共事業などを通じ、関係団体や「族議員」の権益確保に関与して“温床”にメスを入れることになり、道路特定財源の配分に影響力を及ぼしてきた道路調査会(古賀誠会長)などの見直しが焦点となる。
 政策案件を議論する調査会、特別委の統廃合は、武部勤幹事長が二十日の党役員会で与謝野馨政調会長に指示した。政調幹部は「特定の利益団体との関係を断ち切りたいという小泉純一郎首相の強い意向でもある」とし、郵政法案成立後に検討を開始することを明らかにした。
 調査会は外交、総合農政、文教制度など四十一、特別委員会は治安対策、青少年など約五十ある。このうち道路整備特別会計など三十以上の特別会計に関連する調査会、特別委が見直し対象になりそうだ。
 自民党の政策決定は、中央省庁ごとに設置した各部会が仕切る建前で、部会長には中堅若手議員が就くことが多い。一方、重要課題に関する調査会、特別委のトップには「族議員のドン」と呼ばれる大物が就くことが多い。政策決定に関与し、省庁の権益保護や関係団体への利益配分に影響力を行使。その見返りとして選挙支援や献金の形で党や族議員への「還元」が行われる「政官業」の癒着構造がある−と指摘されている。
 特に道路調査会は故金丸信元副総裁や村岡兼造元官房長官ら「道路族」の大物が歴代会長を務め、国と地方をあわせると約五・八兆円にのぼる道路特定財源の配分に影響力を及ぼしてきたとされる。道路調査会の廃止、見直しに踏み込めば、「党の古い体質」(党幹部)を断ち切ることができる。
 首相が就任当初から狙っていた自動車重量税など、道路特定財源の一般財源化につながることが予想される。
 むろん「族議員」の反発と「抵抗勢力」の出現が予想される。とはいえ、そうなればかえって世論の支持が首相と執行部側に集まるのはすでに証明済みで、政権浮揚につながりそうだ。
(産経新聞) - 9月22日2時29分更新

629片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 07:14:29
森派(清和会)、旧橋本派→額賀派?(平成研)、旧堀内派→丹羽派?(宏池会)、伊吹派(???)、山崎派(近未来研)、二階派(新しい波)、谷垣派(宏池会)、高村派(番町政策研)、河野G(大勇会)

<自民党>小里派、谷垣派に衣替えへ 加藤氏は離脱表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000010-mai-pol

 自民党小里派の小里貞利会長(前衆院議員)ら同派所属議員が21日夜、東京都内で会合を開き、小里会長の引退に伴い次期会長を谷垣禎一財務相とすることで一致した。26日の派閥総会で正式決定する。谷垣派への代替わりが事実上決まったことで、次期会長候補の1人だった同派最高顧問の加藤紘一元幹事長は21日、派閥離脱の意思を川崎二郎事務総長に伝えた。
 小里派は、加藤氏が00年11月に森内閣倒閣を目指して起こした「加藤の乱」をきっかけに、当時の加藤派が分裂してできた。加藤氏が01年3月に自民党離党後、小里氏が会長を務めていた。
 同派幹部は新会長について「民主党代表の世代交代もあり、時計の針は戻せない」と、加藤氏の再登板を否定。加藤氏は「無派閥となりイラク、靖国問題などについて自由に発言したい」と話している。
(毎日新聞) - 9月22日3時4分更新

630片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 17:23:37
自民が郵政法案を了承、総務会一転「異論なし」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000104-yom-pol

 自民党は22日午前の総務会で、政府が今国会に再提出する郵政民営化関連法案を全会一致で了承した。

 再提出する法案は、民営化開始時期を半年遅らせるなど若干の修正を加えたほかは、先の通常国会の参院本会議で否決された法案と同じ内容。政府は26日の臨時閣議で同法案を決定し、同日中に国会に提出する。10月中旬の成立を目指す方針だ。

 通常国会では、法案の国会提出に反対派が激しく抵抗し、修正案の提出では異例の多数決による了承となった総務会だが、22日は、わずか数分で了承された。この様変わりについて、久間総務会長は記者会見で「衆院選で一つの結果が出ており、今度出される法案については、今の自民党では皆が了承しているのではないか」と述べた。

 前国会での法案からの主な修正点は〈1〉民営化開始時期を半年遅らせ、2007年10月とする〈2〉持ち株会社が郵便貯金銀行と郵便保険会社の株式を全株処分して完全民営化を実現する時期についても半年遅らせ、17年10月とする〈3〉システム対応が間に合わない場合に民営化を半年遅らせるとした危機管理規定についても、首相への申し出期限を06年9月から07年3月まで延ばす――の3点。

 総務会と並び、先の国会では、郵政民営化賛成派と反対派の攻防の主戦場となり、夜を通しての審議が続いた郵政改革関係合同部会も22日、法案をあっさりと了承した。

 この日、合同部会に集まったのは、今回の衆院選で当選した新人議員らを中心とした約100人。政府側が法案内容を説明すると、出席者からは、「郵便局のネットワークや雇用の維持は大丈夫なのか」「民営化後さらに地域ごとに分社化するなど、骨格にかかわる見直しも可能なのか」といった質問が出ていた。
(読売新聞) - 9月22日13時49分更新

631片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 17:26:23
井脇とか近藤とか、関西の急遽擁立組は二階が主導した擁立だといわれる。

二階グループ14人に急増=藤野氏ら新人5人の入会了承−自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000093-jij-pol

 自民党二階グループ(二階俊博会長)は22日の総会で、先の衆院選で初当選した藤野真紀子氏(比例東海)ら新人5人の入会を認めた。返り咲きを果たした元職3人と合わせて、衆院選前に衆院4人、参院2人の計6人だった同グループは、衆院12人、参院2人の計14人に急増した。 
(時事通信) - 9月22日17時0分更新

632片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 17:43:42
伊吹派は相変わらず寄り合い所帯で前途多難だな。

旧橋本派が会合、今国会中に新会長を 旧亀井派は総会見送り
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20050922/20050922-00000040-nnn-pol.html

 自民党・旧橋本派は22日、自民党本部で会合を開き、空席となっている派閥会長のポストについて、今国会中に新たな会長を決めるとの方針を確認した。

 旧橋本派・津島事務総長は、この中で「新しい体制の構築はできるだけ早い機会に特別国会中にでも仕上げて皆様方には新しい決意をもって、将来に臨んでいただきたい」と述べた。

 旧橋本派では、去年7月に橋本元首相が日歯連事件の責任を取って辞任して以来、会長不在の状態が続いている。後任会長の有力候補だった綿貫元衆議院議長が自民党を離党したほか、選挙前に50人いた衆議院議員も現段階で35人に減っていて、派閥の体制立てて直しが急務となっている。

 一方、旧亀井派は会長を辞任した亀井氏の後任をめぐる調整がつかず、22日の総会は見送られた。

 旧亀井派では、会長代行の伊吹元労相や事務総長・谷津元農水相ら幹部が伊吹氏を後任の会長にする方針を固め、22日の総会で正式に決定する方針だった。

 しかし、派内から「伊吹氏では派閥をまとめられない」などの不満が続出したほか、今回無所属で出馬した平沼元経産相に対する自民党の処分を見届けてから結論を出すべきだなどの意見もあって調整は難航している。
[22日16時45分更新]

633片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 18:27:41
副大臣・政務官、新任は9人に 空席を補充
2005年09月22日00時38分
http://www.asahi.com/politics/update/0922/001.html

 政府は21日、第3次小泉内閣発足後の初閣議で、7月の衆院本会議と8月の参院本会議で郵政民営化法案に反対票を投じたために罷免した副大臣、大臣政務官の空席を埋める22日付の人事を決定した。新任は副大臣4人、政務官5人。

◇副大臣

 【法務】

 富田茂之氏(とみた・しげゆき)衆院比例南関東、一橋大卒、弁護士、衆院青少年問題特別委員長、法務政務官。当選4回、51歳。(公明)

 【厚生労働】

 中野清氏(なかの・きよし)埼玉7区。明大卒、県議、法務政務官、自民党副幹事長。当選4回、69歳。(旧亀井派)

 【農林水産】

 宮腰光寛氏(みやこし・みつひろ)富山2区。京大中退、県議、農水政務官、自民党副幹事長。当選4回、54歳。(旧堀内派)

 【国土交通】

 江崎鉄磨氏(えさき・てつま)愛知10区。立教大卒、衆院運輸委理事、外務政務次官、自民党新聞局長。当選4回、62歳。(二階グループ)

◇政務官

 防衛庁 愛知治郎(無派閥)▽法務 三ツ林隆志(森派)▽厚生労働 西川京子(旧亀井派)▽国土交通 石田真敏(山崎派)▽環境 竹下亘(旧橋本派)

634片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 19:07:27
津島会長なら久間氏の力がさらに大きくなると思われる。

「津島会長」以外ない 久間総務会長が表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000163-kyodo-pol

 自民党旧橋本派出身の久間章生総務会長は22日午後、1年以上も空席が続いている同派会長ポストについて「津島(雄二事務総長)さんで決めていく以外にない」と述べ、津島氏の会長昇格が望ましいとの認識を明らかにした。党本部で記者団の質問に答えた。
 旧橋本派では、次期首相候補として額賀福志郎前政調会長の名前が取りざたされているが、久間氏は「派閥の長はポスト小泉と全然関係ない」と指摘した。
 久間氏は、津島氏が同派の衆院選対策や巨額の虚偽繰越金問題への対応に尽力したとし「そういう努力を評価しないといけない。それが嫌だったらグループから離れると言えばいい。おそらく皆さんも納得するんじゃないか」と強調した。
(共同通信) - 9月22日18時53分更新

635片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 19:57:36
やっぱし。近藤は?

二階グループが倍以上に 藤野、井脇両氏ら入会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000182-kyodo-pol

 自民党各派の総会が22日開かれ、新人議員らの入会を了承した。小泉純一郎首相(自民党総裁)は新人議員に派閥の枠にとらわれない活動を求めているが、二階グループには新人の藤野真紀子、井脇ノブ子、川条志嘉の各氏ら5人が加入。返り咲いた松浪健四郎氏ら3人を含めて衆院12人、参院2人の計14人になり、衆院解散時の6人から倍以上の勢力となった。井脇氏は「派閥ではなくて勉強会ですから」としている。
 党内最大派閥になった森派は、復帰した高市早苗氏と新人7人の入会を確認。これにより衆院54人、参院26人の計80人になるが、うち新人1人は旧橋本派幹部が「こちらに入る」としており、流動的だ。
(共同通信) - 9月22日19時50分更新

636片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 20:50:45
離党の亀井氏らにも説明へ 伊吹派、人事了承難航
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000194-kyodo-pol

 自民党伊吹派は22日午後、都内で閣僚経験者による幹部会を開き、伊吹文明会長代行の代表就任などの人事について、離党した亀井静香前会長らを含む衆院解散時のメンバーで27日に「同窓会」を開き経過を説明、理解を求めた上で、あらためて幹部会と総会を開き了承を得る方針を決めた。
 同派は15日に伊吹氏を代表、中川昭一経産相を座長、谷津義男元農相を事務総長にそれぞれ選出することを内定したが、島村宜伸前農相らが「郵政反対派を排除する形で一方的に人事を決めるのはおかしい」と白紙撤回を求め、亀井氏らの理解を得る必要があると主張した。
(共同通信) - 9月22日20時19分更新

637片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/22(木) 21:23:37
郵政民営化法案、自民は政府案を了承
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050922/20050922-00000052-jnn-pol.html

 法案の了承に新人議員も参加。自民党が22日朝開いた郵政関係の合同部会には多くの新人議員が出席し、政府があらためて国会に提出する郵政民営化法案について政府案の通り了承しました。

 自民党の部会は、党所属の議員なら自由に参加でき、新人議員を中心に100人近くが集まりました。再提出される郵政法案は、法案成立の遅れによるシステムの準備期間を考慮し、民営化の開始時期を半年遅らせた以外は以前の法案と同じ内容です。

(Q.新人でいきなり部会で了承するのは?)
 「それは時間を取るれれば取れたで良かったんでしょうけど。次の段階の改革にいけませんから、そこはある程度時間との戦いで致し方ないと思います」(自民党・片山さつき 衆院議員)

 部会では質問も少なく、法案は短時間で了承され、政府は来週早々にも閣議決定する方針です。

 一方、新人議員は派閥に入らないように、と小泉総理は呼びかけていますが、自民党の各派閥の総会には、注目の新人議員が姿を見せました。

 「私たちは別に自民党の派閥でもなければ、なんでもありません」(自民党 二階グループ・二階俊博会長)

 「派閥ということではなくて、どなたでも自由にいらっしゃれるお勉強会です。私たちもこれからたくさんの勉強会があるんですけれども、どこに行ってもいいというふうに伺っているので」(自民党・藤野真紀子 衆院議員)

 「(Q.なぜ二階氏のグループに?)先生は政策論がすごいから勉強したいと思っております。(Q.派閥では?)派閥じゃない、政策グループ」(自民党・井脇ノブ子 衆院議員)

 森派の総会にもすでに入会を決めている新人議員が出席しましたが、新体制がなかなか決まらない旧橋本派や旧堀内派には新人の姿はありませんでした。(22日17:21)
[22日20時43分更新]

638片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/23(金) 00:58:42
<郵政法案>自民総務会様変わり、10分でスピード了承
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050923-00000000-mai-pol

 自民党を混乱させ、衆院解散の原因となった郵政民営化法案は22日の党総務会で異論なく提出が了承された。わずか10分でのスピード決定。それは衆院選を通して反対派の中核メンバーを党外に追いやり、残った反対派にも「賛成」の踏み絵を踏ませて「郵政民営化賛成党」に生まれ変わらせた、「小泉自民党」の現状を象徴していた。
 22日の総務会には、亀井静香元政調会長(現国民新党)や保利耕輔元文相(同無所属)ら反対組の姿はなく、法案審議をめぐる緊迫感もなかった。郵政改革関係合同部会の園田博之座長がこれまでの経緯と法案概要を説明した後、久間章生総務会長が出席者に意見を求めると、発言者はゼロ。久間氏は「総務会として了承する」と宣言した。
 通常国会中の総務会は全く違っていた。法案提出の是非を協議した4月27日の会議には反対派議員が多数詰めかけ、論戦は約3時間半に。執行部は「提出だけ了承」という玉虫色の手法で切り抜けるが、これが反対派の結束を強める結果となる。6月28日に、執行部が法案の修正案を多数決で押し切る荒業に出ると、「郵政政局」はさらに過熱し、事実上の倒閣運動に発展していった。
 それを一変させたのが衆院解散・総選挙。小泉純一郎首相は亀井氏ら郵政法案反対組を非公認にして対立候補を擁立する一方、棄権・欠席組には「法案賛成」の証文を取ったうえで公認を与えたため、党内には事実上、法案反対を唱える勢力がなくなり、自民党圧勝でそれが決定づけられた。
 22日の総務会には、野田毅元自治相、高村正彦元外相ら郵政法案採決で欠席に回ったメンバーもいた。しかし、両氏とも法案再提出時には賛成することを執行部に約束しており、異論を唱えられる立場にはなかった。久間氏は終了後の記者会見で、意見が皆無だったことについて「選挙で一つの結果が出ているし、今の自民党は少なくとも皆が了承していると思う」と語った。【三岡昭博】
(毎日新聞) - 9月23日0時2分更新

639片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/23(金) 13:52:37
診療報酬下げ 政府視野 圧勝余勢、聖域にメス 自民社労族、無力感も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050923-00000003-san-pol

 政府が、「聖域」とされてきた医療費の切り込みに本腰を入れ始めた。細田博之官房長官は二十二日、来年四月に改定される診療報酬の引き下げを視野に入れていることを明言。財務省などは、経済指標と連動させて医療費を抑制する「総額管理」制度の導入を再び模索している。背景には、衆院選での圧勝を受けて構造改革を強力に推進したい小泉純一郎首相の意向があり、危機感を募らせる自民党社労族議員の間には無力感も漂っている。
 「医療費については一定の方向性を探っていく最終段階にある。あらゆることを制約や聖域なしに検討していかなければならない」
 細田官房長官は二十二日の会見で、医療費適正化に向けて診療報酬の引き下げも例外とはならないとの考えを示した。
 細田氏が引き下げの可能性に言及したのは、医療費が年間三十兆円を超え、毎年約一兆円ずつ伸びているため。診療報酬の引き下げは医師の所得に直結するだけに日本医師会などの反対が強く、これまで思い切った切り込みが難しかった。細田氏の発言は衆院選圧勝の余勢を駆って、首相官邸主導で議論を進める狙いがあるようだ。
 一方、財務省や経済財政諮問会議サイドは「衆院選で首相の構造改革路線が信任された」として、骨太の方針に明記できずに一度はあきらめかけた「総額管理」制度を具体化させる構えを見せる。
 自民党社労族議員や厚生労働省幹部はこうした動きに警戒感を強めており、二十二日の同党厚生労働部会では診療報酬引き下げへの懸念が相次いだ。田村憲久部会長は会議後の会見で、「骨太の方針で、マクロ指標による管理はやらないことになったはず」と不快感を示した。
 社労族幹部らは主導権を取り戻そうと徹底抗戦の構えだが、首相は「族議員政治排除」も打ち出しており、「流れを変える具体策がすぐ見つかるわけではない」(社労族幹部)のが実情だ。
(産経新聞) - 9月23日2時53分更新

640片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/26(月) 02:22:31
信条より党議65% 自民新人議員アンケート 党に強い帰属意識  2005/09/26 00:51
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050926&amp;j=0030&amp;k=200509261124

 北海道新聞と友好紙の東京新聞・中日新聞、西日本新聞は合同で、先の衆院選で初当選した自民党新人議員83人を対象にアンケートを行った。党の政策決定と自らの信条が違った場合、「党議決定」に従うとした人が約3分の2の65・3%を占めた。「自らの政治信条」を優先するのは1割に満たず、党への帰属意識が高いことが分かった。「地盤(支持組織)、看板(知名度)、かばん(カネ)」が必須条件とされた従来の自民党の常識が崩れ、まったく新しいタイプの候補が大量に立候補、当選を勝ち取ったこともあらためて浮き彫りになった。

 「党議決定か自らの信条か」の質問では、郵政民営化反対派への「刺客」として出馬・当選(比例復活も含む)した議員の中では「自らの信条」を挙げた人はいなかった。

 先の通常国会での民営化法案の採決では、自民党から大量の造反者が出たが、「郵政選挙」を経て、党議を重視する機運が高まったことをうかがわせる。

 衆院選の際、団体からどの程度推薦を受けたかを聞いたところ、自民党の伝統的な大手支持団体で、特定郵便局長のOBや関係者らでつくる「大樹の会」から推薦を受けた新人議員はゼロだった。

 派閥への選挙支援要請の有無に関する質問では、62・6%が「支援は特に要請していない」と答え、うち「刺客」はゼロだった。

 親類、縁者に政治家がいる議員は28・0%にとどまり、公募して公認を得たのは34・6%に上った。選挙資金は「思ったほどかからなかった」が44・0%で、「予想以上にかかると思った」の41・3%を上回った。

 アンケートは十四日から二十五日にかけて実施。飯島夕雁氏(比例代表道ブロック)ら七十五人が回答を寄せた。回収率は90・3%だった。

641片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/27(火) 00:23:42
あとは、額賀派or津島・青木派 と 丹羽派 の誕生を待つだけか。

自民党小里派:派閥新会長に谷垣禎一財務相が就任
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050927k0000m010116000c.html]

 自民党小里派は26日の総会で、衆院議員を引退した小里貞利会長の派閥会長辞任を認め、新会長として谷垣禎一財務相の就任を決めた。谷垣氏は「財務相との兼任は難しい」として、会長代行に川崎二郎・衆院議院運営委員長を置くことを提案、了承された。

毎日新聞 2005年9月26日 22時43分

642片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/27(火) 00:28:28
郵政民営化:「懇話会」が空中分解 幹部ら追放され−−自民党
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050926ddm002010145000c.html

 郵政民営化反対派の牙城となっていた自民党の「郵政事業懇話会」が解体状態に陥っている。会長の綿貫民輔前衆院議長や亀井静香元政調会長ら中心メンバーが離党したり、衆院選で同党非公認に追いやられたためだ。反対派を後押しした全国特定郵便局長会も自民党への影響力を失い、活動のエネルギーが残っていないのが実態だ。

 懇話会は郵政族の活動拠点で、金丸信元副総理、小渕恵三元首相、野中広務元幹事長ら旧田中派−旧橋本派の実力者が歴代会長を務めた。郵政民営化法案をめぐって小泉純一郎首相に激しく抵抗し、通常国会中に100人強が集まって会合を重ね、参院否決で目的を達成。衆院解散前には党議員の4分の3の約270人が会員に名を連ねた。

 ところが首相が衆院解散に踏み切ると、状況が一変。懇話会の主力メンバーは「抵抗勢力」として党内から一掃され、多くの参加議員も「民営化賛成」に転じた。党内から民営化後に郵便局ネットワーク維持の監視組織を求める声があるが、具体的な動きが出る気配はない。【谷川貴史】

毎日新聞 2005年9月26日 東京朝刊

643片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/27(火) 00:53:25
公明党案に乗る可能性があるのかな?

議員年金廃止法案、通常国会成立で…自民・公明が一致
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050926ia25.htm

 自民、公明両党は26日の衆参国会対策委員長会談で、国会議員互助年金(議員年金)について、来年の通常国会に廃止のための法案を提出し、成立を目指す方針で一致した。

 自民党の中川秀直国対委員長が「次の国会で成立させる方向でやる」と述べ、了承された。

 これに関連し、小泉首相は、この後の自民党役員会で、「まず議員年金廃止を決め、代替案を考えてほしい」と改めて指示。与謝野政調会長は役員会終了後、記者団に対し「自民、公明両党間で10月20日前後までに考え方を整理する」と述べ、与党案を早急に取りまとめる考えを示した。

 議員年金を巡っては、与野党が衆院議会制度協議会(座長=川崎二郎議院運営委員長)と参院改革協議会(座長=片山自民党参院幹事長)でそれぞれ見直し作業を行ってきた。

 自民党は衆院選前に、議員年金制度は廃止し、国会議員を国家公務員共済年金制度に組み入れる――など複数の見直し案を協議会で提示したが、党として正式な意見集約には至っていない。一方、公明党は、議員年金を廃止して公的年金に統合するほか、年金受給中の元議員らの受給額を10%削減するなどの案をすでに策定している。

(2005年9月26日23時12分 読売新聞)

644片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/27(火) 01:28:45
片山、佐藤、長崎といったところかな?

質問者に新人を積極起用 ニュー自民をアピール
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050926-00000219-kyodo-pol

 自民党は、10月4日にも始まる衆院郵政民営化特別委員会での関連法案審議で、先の衆院選で初当選した新人議員も質問者に積極的に起用し、民主党が提出する対案について丁々発止の論戦を挑ませる方針だ。
 郵政特の委員に決まった片山さつき、佐藤ゆかり両氏ら新人13人のうち、少なくとも2、3人が「デビュー」を果たす見通しで、女性議員の1人は「民主党は郵政問題でころころと言ってることが変わった。質問のネタには事欠かない」と並々ならぬやる気を見せている。党執行部も「新しい自民党としての意気込みを見せてもらいたい」(小坂憲次国対筆頭副委員長)と、新人の活躍に期待を寄せている。
(共同通信) - 9月26日20時29分更新

645片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/27(火) 18:10:08
杉村たいぞう釈明会見(?)の横に世耕ひろなり。

646片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/28(水) 05:26:35
JNNニュースバードのキャスターが、杉村がメディア的においしくて会見すれば取り上げられるから会見したんじゃないか。と言ってた。あ、そうか。
どっちにしろ、何らかの数値が出て、それを考慮して設定した会見なんだろうな。

647片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/28(水) 05:31:51
与党、郵政法案などの迅速処理を確認
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050927AT1E2700W27092005.html

 与党は27日、衆院の常任・特別委員長らによる会議を開き、衆院選の結果、自民、公明両党合わせて3分の2超の議席を占めたことを踏まえ、今国会では郵政民営化法案など政府提出の案件を迅速処理することを申し合わせた。自民党の中川秀直国会対策委員長は「衆院選で民意が選択した政策の実現が与党に求められている」と強調した。

 郵政法案を巡っては衆院郵政民営化特別委員会の山崎拓自民党筆頭理事が同日、原口一博民主党筆頭理事と会い、10月4日から法案審議に入るよう求めた。原口氏は「論外だ」と反発。審議日数も山崎氏が3日間、原口氏が5日間を主張し、物別れに終わった。 (22:15)

自民・片山氏、郵政法案「付帯決議検討も」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050927AT1E2700V27092005.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は27日の記者会見で、政府が再提出した郵政民営化法案について「また付帯決議という話になるのではないか。衆院でも同じ動きがある」と述べ、衆参の特別委員会で付帯決議をする方向で検討する意向を示した。参院が通常国会で採択した付帯決議に盛り込んだ民営化会社の消費税減免案については「例外を認めるのは難しいが、経過措置で考えられるかどうか」と指摘、党の税制調査会で検討する考えを示した。 (22:15)

648片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/28(水) 14:56:52
立場的に谷垣が有利だな。

小泉後継レース…谷垣&麻生アピール合戦
公務員削減めぐり火花
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_09/t2005092804.html

 公務員制度改革をめぐり、「ポスト小泉」の有力候補、谷垣禎一財務相(60)と麻生太郎総務相(65)が火花を散らせている。財政再建のためにも大幅な人件費カットに踏み込みたい財務省と、机上の論理ではなく実態に即した削減案を求める総務省の意向を代弁したもの。早くも後継の座ををにらんだアピール合戦が始まったのか。

 27日午後、首相官邸で開かれた経済財政諮問会議。谷垣氏は給与構造改革が実施された場合、国家公務員など国の総人件費が約1500億円削減されるとの試算を示したうえで、地方公務員の給与引き下げの必要性についても資料を添えて指摘した。

 これに対し、麻生氏は「都道府県が実施している給与カットなどの実態を無視している」「資料のグラフは人事院が行っている比較とは異なり不適切」などと反論したという。

 小泉首相が郵政民営化後に取り組む意向という公務員制度改革に関する意見交換だが、諮問会議は「小泉改革のエンジンであり、ポスト小泉候補を競わせる舞台」とされる。このため、当選9回の同期で、総理の椅子に意欲を持つ両氏の言動が注目されるのは必然といえる。

 総選挙で大勝利を収め、事実上、後継首相の任命権を得たとされる首相は以前、テレビ番組で2人をこう評していた。

 「(谷垣氏は)まじめで穏やか。しっかりと全体的に務めている」

 「(麻生氏は)郵政、地方分権、さまざまな経験を積んで支えてくれた。十分、指導者としてやっていける人」

 決して後継首相に関する腹の内を見せない人物評。首相候補を競わせ、自らの権力基盤を強化した、佐藤栄作、中曽根康弘両元首相を思わせる余裕ぶりだ。

 当の首相は27日夜、記者団から諮問会議での谷垣、麻生両氏に期待する役割を聞かれ、こう答えている。

 「それぞれ個性がある人だから、違う意見を戦わせるのは面白い」

 来年9月の総裁任期切れまで、残り1年を切った総裁レース。有力候補たちの争いも、いよいよ本格化してきた。

ZAKZAK 2005/09/28

649片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/29(木) 02:57:02
旧橋本派、会長選出年明けか 津島氏と額賀氏綱引き  2005/09/29 01:01
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20050929&amp;j=0023&amp;k=200509291992

 自民党旧橋本派は二十八日、東京都内で運営幹事会を開き、今国会中の選出を目指す会長人事を協議したが、進展はなかった。調整がもつれ、新会長選出が年明けにずれ込む可能性も出ている。

 同派は、前会長の橋本龍太郎元首相の辞任以来、派閥会長が一年以上空席。後任をめぐり、幹部間では津島雄二事務総長を推す声が強いが、中堅からは将来の総裁候補をにらんで額賀福志郎元防衛庁長官を望む声が根強く、綱引きが続いている。

 打開策として、一部の幹部の間で、衆院会長職を新設して津島氏を起用し、副会長兼事務総長に額賀氏を充てる構想が浮上。派閥会長職は引き続き空席にして、参院会長の陣内孝雄元法相とともに集団指導体制を模索する構想だが、額賀支持グループが津島氏の派閥会長実現につながるとして反発している。

650片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/29(木) 03:11:05
「抵抗勢力」にサヨナラ宣言 武部氏 改革先兵に名乗り
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news025.html

 自民党の武部勤幹事長は二十八日の衆院本会議で小泉純一郎首相への代表質問に立ち、先の衆院選で郵政民営化反対派を公認しなかったことを踏まえ「わが党は改革の抵抗勢力と決別した。特定の利益集団に支配されない自民党に生まれ変わった」と宣言した。

 郵政民営化関連法案成立後の課題として、党内からの反発が予想される道路特定財源見直しや農協改革の必要性も強調。選挙での公認権を背景に求心力を高めた余勢を駆って、小泉改革の「先兵役」としての存在感を強くアピールした形だ。

 武部氏は質問で「郵政民営化に反対する人たちは何にでも反対していた人たちと言って過言でない」と指摘。「(自民党は)改革に何でも反対し、公共事業をはじめ官が使うお金を増やし、官の規制、許認可を強めようという役人天国推進勢力と決別した」とも言い切った。

 特別会計や特定財源制度については「小さな政府を実現するため、廃止を含めた見直し、削減、効率化など徹底した改革が不可欠だ」として、首相の認識をただした。

 首相も「幹事長自ら特別会計や特定財源の思い切った改革が必要と提言された。心から歓迎する。歩調を合わせ協力をいただきたい」と評価。ただ具体的には、踏み込んだ答弁には至らなかった。

651片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/29(木) 03:43:56
津島・陣内派? めんど。

会長選出は来年に先送り 旧橋本派、衆参で戦略に差
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050928-00000208-kyodo-pol

 自民党旧橋本派は28日、空席が続く派閥会長の選出を来年以降に先送りし、当面のつなぎ措置として「衆院会長」ポストを新設、津島雄二事務総長を充てる方向で調整に入った。
 会長を決められない背景には、日本歯科医師連盟からの一億円献金隠し事件の影響に加え、衆参両院メンバーの「ポスト小泉」戦略の違いがある。来年9月の自民党総裁選をめぐり、衆院側には中堅・若手を中心に、独自候補擁立を目指すべきだというオーソドックスな主戦論が強いのに対して、参院側には2年後の参院選をにらみ、小泉純一郎首相の続投を望む声が少なくない。
 青木幹雄参院議員会長ら参院幹部が「衆院会長を決めるのはいいが、全体の会長を決めるのは時期尚早だ」とブレーキをかけるのは、新会長を決めれば主戦論を抑えられなくなるとの懸念があるためだ。
 ただ、新人確保や特別国会閉幕後の内閣改造・党役員人事をめぐって「仕切り役がいないと他派閥に後れを取る」との危機感もあり、暫定措置として衆院会長案が浮上。この間、派の代表役を務めてきた津島氏に白羽の矢が立った。
(共同通信) - 9月28日19時25分更新

652片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/29(木) 03:58:01
一斉拍手もやじは未熟 代表質問で自民新人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050928-00000276-kyodo-pol

 自民党の新人議員83人が28日午後、衆院本会議の代表質問で初めて与野党論戦に「参戦」した。
 坂本剛二国対副委員長から事前に「政府答弁と与党質問には大きな拍手を。野党のくだらない質問には大きなやじを」と指示を受けていたこともあり、野党のやじをかき消す一斉拍手で議場を圧倒したが、やじは不慣れな人が多いせいか散発的に終わった。
 拍手でタイミングを外す場面も。小泉純一郎首相が答弁前に演壇でコップの水を飲み干しただけで大拍手。野党議員から冷笑を買った。井沢京子氏は、民主党の前原誠司代表が「次の衆院選で政権交代を実現するため、反転攻勢を誓う」と述べたところで、近くの民主党議員につられて拍手、慌てて手を引っ込めた。
(共同通信) - 9月28日21時46分更新

653片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/29(木) 05:20:24
広報戦略強化ってとこは、官邸と党執行部の一体化で効果倍増(以上)してると思う。

自民、公募制の定着目指す方針を確認
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050928AT1E2800T28092005.html

 自民党の党改革実行本部(本部長・安倍晋三幹事長代理)は28日の会合で、公募制導入や広報戦略強化などの党改革が衆院選圧勝に大きく寄与したとの認識で一致した。2007年の参院選に向け公募制の定着を目指す方針を確認。独自のシンクタンクの早期創設を求める意見も相次いだ。 (21:01)

654片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/29(木) 08:20:48
http://www.videonews.com/
杉村さん、しっかり言葉を紡げる人だね。
これは世代交代促す要素になるかも。
福岡の差し替えはなんだったんだろ。

655片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/29(木) 16:49:10
あとは、藤田幹雄議員が武部の親類らしいので山崎派入りも?

自民山崎派34人に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050929-00000082-jij-pol

 自民党山崎派は29日の総会で、先の衆院選で初当選した篠田陽介氏(比例東海ブロック)の入会を了承した。篠田氏は、同派所属の武部勤幹事長の秘書を務めていた。これにより同派は衆院29人、参院5人の計34人となった。 
(時事通信) - 9月29日15時1分更新

656片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/29(木) 20:21:01
http://taku.net/popup.php3?DT=2005-9-1
http://taku.net/popup.php3?DT=2005-9-2

9/11は公明党の要請という面が強いというのはほぼ固まったかな。

657げき:2005/09/29(木) 21:09:15
>651
平成研究会の総裁候補というと
藤井孝雄が刺された今となっては
額賀福志郎しかいないんじゃないかなぁ

658片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/29(木) 23:32:33
15億円どこに消えた?旧橋本派、政治資金収支報告の怪
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20050929/20050929-00000031-ann-pol.html

 日本歯科医師連盟からのヤミ献金事件を抱える自民党旧橋本派が、29日公開の政治資金収支報告書で、これまで18億円あまりとしていた繰越金を、15億円以上少ない3億円弱に訂正しました。

 15億円もの大金が闇に消えた理由は、収支報告書に添付された紙1枚だけで、「事件を理由に原因が分からなかった」としているだけで、真相はまったく明らかにされていません。幹部によると、この不明金は12年前の派閥分裂の時期から積み重なっていて、所属議員に配る氷代とモチ代や、選挙の活動資金を収支報告書に記載してこなかったことが大きな原因です。そのため、今回は、去年の参議院選挙の候補者に1000万円単位で配った軍資金、合計3億円あまりや、所属議員がパーティーを開くごとに支払っていた30万円を記載しました。ただ、消えた15億円については、1億円事件の影響で、前の会計責任者との引き継ぎができず、関係資料も押収されているとして、まったく明らかにされていません。
 今回、ほとんどの派閥が氷代、モチ代などの活動資金を記載しました。しかし、森派だけは、これまでも野党から追求された氷代を記載せず、不透明さが目立つ形となっています。長年にわたり、架空の金額を報告し続け、その間、一度もチェックされることがなかった収支報告制度の存在意義が問われます。

659片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/30(金) 16:17:36
>>644
郵特の新人リストアップ
赤澤亮正君、井澤京子君、上野賢一郎君、越智隆雄君、片山さつき君、佐藤ゆかり君、篠田陽介君、関芳弘君、長崎幸太郎君、橋本岳君、平口洋君、牧原秀樹君、矢野隆司君

660片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/30(金) 16:20:48
小池環境相:シリーズ始球式“立候補”
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/news/20050930spn00m200009000c.html

 プロ野球・阪神タイガースが29日、2年ぶりにリーグ優勝した。甲子園がある兵庫県出身の小池百合子環境相(53)は「タイガースの頑張りを励みに選挙戦を戦い抜いた。日本シリーズの始球式?やってみたいです」と満面の笑みだった。

 小池環境相は「今後、10数年は優勝できないという声もあったけど、これぞ阪神タイガース」と、常勝軍団の誕生に声を弾ませた。今回の衆院選では、長嶋茂雄氏の母校・立教大のある豊島区を含む東京10区から出馬したが、この日は虎党全開。優勝に貢献した今岡について「同じ宝塚出身。ファンクラブに入っていたこともある。打点で考えてもキーマン。これからみんなに、今岡を目指せ、と言いたい」と絶賛した。

 選挙期間中は自らの記事を読みたいこともあって、連日、スポーツ紙に目を通していたという。中日とデッドヒートを繰り広げた阪神について「お互いに励まし合っていた。まあ、阪神タイガースさんの方は気付かれていなかったでしょうけど」と振り返った。

 村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主となったことに関しては「より強くなる経営をしてほしい。でも人員削減、コストカットはダメ。甲子園球場も今のままで」とクギを刺すなど愛情たっぷり。学生時代にソフトボール部で投手経験もあるだけに、日本シリーズでの始球式登板にも「いいですねえ。やってみたい」と色気を見せていた。

661片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/30(金) 16:34:31
旧橋本派の政治資金、15億円が“行方不明”に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050929-00000012-yom-pol

 総務省は30日付で、2004年の政治資金収支報告書(総務相所管分)と政党交付金使途報告書を公表した。政党や政治団体が集めた政治資金の収入総額は、前年比1・4%減の1381億円だった。

 自民党旧橋本派の政治団体「平成研究会」の04年分の報告書では、03年から04年への繰越金を2億9700万円と記載していた。昨年の報告書では、同じ03年から04年への繰越金を18億5300万と記載しており、15億円超の大幅な乖離(かいり)が判明した。

 過去の報告が実態とかけ離れた虚偽だったことを旧橋本派自らが認めたことは、政治資金公開制度の形がい化を露呈し、制度への国民の信頼を損なう格好となった。

 旧橋本派の報告書には、「15億円の乖離(かいり)」についての説明はなく、報告書上は、巨額の資金が行方不明となっている。旧橋本派は、異例の「宣誓書別紙」を報告書に添付したが、そこでは、「繰越金に乖離(かいり)が発生」と認めているが、「引き継ぎが不十分で、かつ過去にさかのぼることもままならない」として、事実上、説明を放棄している。

 同派事務総長の津島雄二・元厚相は29日、都内で記者団に対し、15億円の行方について、「解明する資料はない。長年、実態と乖離(かいり)した会計処理を続けてきた結果だ。特定の人にしか(会計の実態が)わからない仕組みだった」と述べるにとどまった。

 関係者の話を総合すると、差額の多くは、派閥の所属議員の活動資金や、国政選の候補者への選挙資金などとして流れていたようだ。使途を明らかにしたくない金を、「繰越金」として処理しているうちに名目上の金額が膨らみ、実際の繰越金はほとんどなかったと見られる。

 これまでの報告書によると、旧橋本派は03年までの5年間、毎年の繰越金を20億円前後と報告してきた。旧橋本派以外の各派の繰越金は、04年の報告書では多くても1億円余だった。
(読売新聞) - 9月29日19時43分更新

662片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/30(金) 16:36:23
竹中氏「改革を怠ると巨人みたいになる」
http://www.nikkansports.com/ns/general/p-so-tp0-050902-0006.html

 竹中平蔵郵政民営化担当相(54)が1日、兵庫県西宮市の甲子園球場前を訪れた。昨夏の参院選の際に同地で演説した際には「ホンマに阪神ファンか?」とやじられた竹中氏だが、今回は「構造改革を怠ると、読売巨人軍のようになるんです。阪神の岡田さんはすてきですが、民主党の岡田さんはあきまへん。言うことがコロコロ変わる」と大声を張り上げると、阪神ファンも足を止めて笑い始めた。竹中氏は「阪神は監督も選手も変わって、力を発揮できるようになった。日本経済の活性化と阪神の復活は、私の中では共通しています」と力説。演説後には私設応援団員約20人の演奏のもと「六甲おろし」を熱唱した。
[2005/9/2/08:27 紙面から]

「改革するチームは強くなる」=政権アピール、阪神優勝に便乗−竹中担当相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050930-00000062-jij-bus_all

 「改革するチームは強くなる」。熱烈な阪神ファンであることを公言している竹中平蔵経済財政担当相は30日午前、阪神のセ・リーグ優勝の感想を国会内で記者団に問われると、待っていましたとばかりに答えた。
 29日夜の優勝の瞬間は、事務方との打ち合わせを中断してテレビで観戦。「2年前は頑張ったから優勝したという感じだが、今年は強いから優勝した。ファンとして素直にうれしい」と喜びを語った上で、「経済も同じ。今こそ改革を加速させないといけない」と指摘。阪神優勝に「便乗」し、小泉政権が進める改革をアピールしていた。 
(時事通信) - 9月30日13時1分更新

663片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/30(金) 21:51:18
自民新人が「83会」結成
脱派閥の“小泉親衛隊”
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20050930/fls_____detail__062.shtml

 先の衆院選で当選した自民党新人議員83人のうち約70人が30日午後、党本部で会合を開き、意見交換や情報交換の場となる勉強会「83(ハチサン)会」を結成、会長に最年長で前東京都武蔵野市長の土屋正忠氏(63)=比例東京=を選んだ。

 派閥に入らなくても「党、国会運営の情報を共有できるようにする」との党方針に沿って結成。小泉純一郎首相が打ち出した「脱派閥」促進策の一環といえるが、今後の政局対応での結束次第では“小泉親衛隊”とも受け止められそうだ。

 会合では、全国8ブロックごとの勉強会開催も確認。土屋氏はこの後、記者団に「派閥がポストとカネ(の配分)、情報の伝達機能(を担っていた)とすれば、われわれはもう少し自由に、“永田町”と国民との懸け橋になれればいい」と語った。

664げき:2005/10/01(土) 01:28:19
ポスト小泉スレ立てていいですか?
それともここでしょうか

665片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/01(土) 02:23:26
当面こちらがいいでしょうか。
話題が尽きず、交通整理が必要なようでしたら、また立てますが、スレタイ的にはこちらに収まるので。
小泉の人事が今後取り沙汰されますが、特に小泉個人について言及したければ小泉運スレ、政策と絡める場合は戦略スレ、選挙や世論と絡める場合は全体流れスレなどにふってもよいでしょう。
(基本的に、うちの掲示板は、ニュースにコメントつける形で来たので、ある程度の枠をもって話題の幅を決めないとスレッドが進まないのです・・・。
 自民党のニュースは、確かに多いので、特に何か切り出せればいいんですが、ポスト小泉だけではなかなか進まない気が・・・。
 ただ、今後山本一太氏などが話題をたくさん提供してくれるなら、盛り上がってくるかもしれないですが。
 また、スレッドの立て方などにつき、何か思いつかれたら、ご提言くださればありがたいです。)

加藤の乱のスレは、自分はそのころ若かったもので、あんまり知識を擁しておらず、さらなる検証ができませんでした。
ただ、内容は面白く読みました。加藤は大将なんていわれていたけど武将になりきれなかった結果があれであると思いました。
小泉はあれをも他山の石としたんじゃないですかね。
とはいえ、趣味的に政治を見る自分からすれば、敗者もまた勝者とともに、おもしろがる対象ですが。

これを機に、政治・選挙・国会等の話題で、行き先不明のものをポストするのに、アーカイブスレを作りました。
げきさんのご理解が得られれば、加藤の乱スレをアーカイブスレに取り込みたいと思います。

666げき:2005/10/03(月) 13:56:35
書き足す事が有るかもしれませんが
アーカイブ行きは光栄です

667片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/05(水) 05:17:56
>>666
書き足し、かまいません!
今後、やや多忙化で、記事貼り数が比較的減りそうですので、また何か書き込んでいただけるとうれしいです。

668片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/05(水) 23:16:44
そういえば、起訴相当議決後の不起訴決定を受けて検察審査会が再議決をしたら、起訴することになるんだよねぇ確か・・・。

<参院予算委>「山崎氏は首相側近にあらず」細田長官が答弁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000139-mai-pol

 「山崎拓衆院議員が首相の最重要側近とは認識していない。盟友です」。細田博之官房長官が5日の参院予算委員会で、小泉純一郎首相と自民党の山崎拓前副総裁の関係を聞かれ、こう説明する場面があった。
 ◇「盟友です」
 民主党の喜納昌吉氏は日本歯科医師連盟をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京第2検察審査会が山崎氏を「起訴相当」と議決したことを取り上げ追及。山崎氏が落選時も首相補佐官を務めるなど首相に重用されてきたことを念頭に「起訴相当とされた人物が首相の最重要側近である事実は問題ではないか」とただした。細田氏は「側近とは認識していない」とかわしたうえで「同じ政治経験を持つ盟友だ。友人関係にあることは承知している」と説明、苦しい答弁に議場からは苦笑が起きていた。【宮田哲】
(毎日新聞) - 10月5日22時29分更新

669片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/05(水) 23:20:40
選挙の前からわかっていたことだよね。

武部幹事長 造反議員に活動費 副幹事長2人拒む 郵政採決前30万円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051003-00000001-san-pol

 郵政民営化関連法案の衆院採決直前だった今年六月下旬、自民党の武部勤幹事長が、法案反対派の同党副幹事長(九月の衆院選で落選)に、「政策活動費」として現金を手渡していたことが分かった。前議員は数日後、副幹事長職を辞任する意向を固め、現金を返却した。同法案採決をめぐり武部幹事長ら党執行部は当時、この前議員を含む反対派議員に対し激しい説得工作を展開しており、微妙なタイミングの現金授受に党内からも「誤解を招く」と批判の声が出ている。
 前議員は六月二十七日、党本部の幹事長室に呼ばれ、武部幹事長から政策活動費として現金約三十万円の入った封筒を提示された。前議員は副幹事長辞任を視野に入れていたため、「お預かりさせていただく」といったん受領し、三日ほど後に「(副幹事長の)使命を果たせない」として返却したという。
 前議員はこれに先立つ四月にも幹事長室に数回呼ばれ、「反対をやめろ」などと強い口調で説得を受けていたという。
 自民党の副幹事長は当時十八人。このうち法案に反対したのはこの前議員を含む二人で、もう一人の反対派副幹事長(落選)も「六月に副幹事長職の辞任を願い出た後、幹事長から活動資金の提示を受けたが、受け取らなかった」と関係者に話したという。
 一方、法案に賛成した副幹事長十六人のうち、六人が産経新聞社の取材に応じ、四人は郵政法案採決前の時期に政策活動費の支給は受けていないと回答。二人は「分からない」とした。法案への賛否に関係なく全員一律に配ったわけではなかったことになる。
 複数の副幹事長によると、幹事長から政策活動費が支給されるのは、おおむね盆と暮れの年二回が通例。副幹事長の一人は「(支給時期は)七月と十二月。六月は早過ぎる」と語る。別の副幹事長は「うがった見方をすれば、法案反対派に考え直してくれという意味で渡したと疑われても仕方ない」と懸念を示した。
 活動費を返した前議員によると、支給の際に幹事長から説得はなかったという。資金の性質について「そういう(買収工作の)趣旨ではないと理解している」と明言。ただ、「なぜこんな時期にとは思った。採決の直前に配るなんて聞いたことがない。時期が悪過ぎる」と感想を述べている。
     ◇
 ■職責に応じた。買収ではない
 武部勤幹事長の談話「政策活動費は、党に代わって党勢拡大や政策立案、調査研究を行ってもらうために、通例より党役職者の職責に応じて支給している。(買収など)ご指摘の点はまったくありません。各政党には政治活動の自由が憲法で保障されており、政治活動にかかわる政策活動費の詳細については回答を控えさせていただきます」
(産経新聞) - 10月3日3時13分更新

670片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/05(水) 23:32:22
自民推薦じゃないんじゃないの? 勝手だなぁ。

<堀江氏>自民党の資産運用などを助言 武部幹事長に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051003-00000069-mai-pol

 衆院選広島6区に無所属(自民推薦)で出馬し、落選したライブドアの堀江貴文社長が3日、選挙後初めて自民党本部を訪ね、武部勤幹事長と懇談した。堀江氏は、武部氏に対し「いろいろご縁ができたので、党の財政面でのお話し合いをしましょう」と政治資金などを使った資産運用に乗り出すよう助言した。
 堀江氏は懇談後、記者団に対し「(大量当選した新人議員の)資金協力なども多分、党がやっていくわけで、資金の効率的な運用が一層、大事になってくる」と指摘。その上で「我々は得意なので、貢献できないかなと(思っている)」と語った。ただ、政党収入には公費助成の政党交付金も含まれており、資産運用の是非について論議も起こりそうだ。
 堀江氏は党の役職に就くことはないというが、小泉純一郎首相は3日夜、記者団に対し「次の選挙に出ると言っているようですから」と述べ、堀江氏が次期衆院選に再出馬するとの認識を示した。【中西拓司】
(毎日新聞) - 10月3日20時22分更新

671片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/06(木) 01:25:42
自民、副幹事長に「地域枠」 首相指示「脱派閥」加速狙う
2005年10月 4日 (火) 02:45
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20051004/m20051004005.html

 小泉純一郎首相は三日夕、首相官邸で自民党の武部勤幹事長と会い、党内の各派閥に割り当てられている党副幹事長ポスト(現在十四人)について、十一月の党役員人事では、地域ブロックからも任命する「地域枠」を導入するよう検討を指示した。「脱派閥」の流れを加速させる狙いがあるとみられる。

 首相は武部氏との会談で、「(衆院比例)ブロックを中心に地域の連帯感を高めていくことが党の活性化にとって大事だ」と強調した。この後、武部氏は記者団に「(副幹事長は)各派閥から一人、各地域ブロックからも一人出すことを今後検討する」と述べた。党則では副幹事長の数は「十七人以内」と定められているため、ポスト数を増やす党則改正も検討する。

672片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/06(木) 01:26:36
「改革エンジン」役示す 自公連立6年で、公明幹事長
2005年10月 5日 (水) 23:56
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20051005/K2005100503770.html

 公明党が自民党と連立を組んで5日で丸6年。同日、支持母体の創価学会と開いた連絡協議会では、公明党の冬柴鉄三幹事長が「大衆の幸せを実現するようがんばる」と強調。学会側は「子育て」「憲法」「イラク」「共謀罪」などについて相次いで質問し、「勝ち組、負け組の格差が拡大している。弱者に目配りした政策をとってほしい」との声も上がった。

 自民党の大勝で「埋没するのではないか」という見方について、冬柴幹事長は「そうは考えていない。自民党は参院では過半数に足りず、衆院では3分の2に足りない。それを補っているのが公明党」「自民党の小選挙区候補で公明党の推薦を得て当選した人たちは公明党に感謝している」と存在感を強調した。

 しかし、理念・政策面ではなお両党に隔たりがある。小泉首相の靖国神社参拝問題では神崎代表が首相に直接、参拝自粛を求めたが首相は姿勢を変えていない。自民党は憲法9条を改正する新憲法草案をまとめようとしている。

 子育てやイラクなどについて、協議会で質問が集まったことについて、前田国重副会長は「イラクは平和にかかわり、共謀罪は人権にかかわるので、あえて質問した。福祉や人権などは、公明党のレゾンデートル(存在理由)」と説明したが、不安の裏返しとも言えそうだ。

 原田光治副会長は「公明党は、勝ちすぎたとも言える自民党に厳しく意見を言う存在として期待が高まっている」と注文を付けた。その期待に応えられるかどうか、真価が問われそうだ。

 一方、神崎代表は同日の会見で、自公連立政権について「成熟した関係になった」と評価。小泉首相も「(自公連立は)政局の安定に大きな貢献をした」と記者団に語り、足並みをそろえた。

673片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/06(木) 04:48:37
自分のなかにあった自民党戦略の心配を当事者の立場でうまく表現している。
広報・戦略(各候補への個別指示)が役に立ったのは確か。これを経て、この機能は維持される可能性が高い。
しかし、それを活用できる態勢が、次の総裁の下でも真にとりつづけられるか。
そこが課題であり、その成否によって、出てくる結果も天と地ほど違う。
勝てる候補に変える・・・勝つためには身を切らないといけないということだが、それを制度化するのは至難である。

山本一太9/29
http://www.ichita.com/03report/data/1128001591.html

 前回のレポートで、昨日の午後に開催された党改革実行本部の総会について書いた。出席した新人議員数名から、「自民党の広報作戦(メディア戦略)が今回の勝利に貢献した」とか、「選挙中の情報提供がありがたかった」みたいな意見が出た。自分はこの選挙における党広報チーム(いわゆる世耕チーム)の活躍を、最も高く評価している(内外に宣伝している)1人だと思う。が、けっして間違っていけないのは、歴史的な勝利をもたらしたのは、「小泉総理という存在そのもの」であり、あくまでも「広報」は脇役だったということだ。
 
 どんなに高度なPR戦術を用いようが、どれほど効果的な組織選挙を展開しようが、主役である総理(党首)に魅力やメッセージがなければ、何の役にも立たない。改革実行本部の議論を聞きながら、ふと思った。「メディア対策をうまくやれば選挙に勝てる」などというのは「危険な幻想」だと。巨大与党になった自民党が、次回の国政選挙で現有勢力を維持出来るかどうか。それは、マスコミをどれほど効果的に活用するかで決まるわけではない。ひとえに、「どんなプロセスで」「いかに魅力的なリーダーを誕生させられるか」にかかっている。
 
 同じ会合で、こう発言した。「今回の選挙がうまくいったのは、これだけの短期間に(公募制度等を通じて)レベルの高い候補者を多く擁立出来たこと。さらには、各候補者の皆さんが必死に頑張ったことが大きいと思います。が、民主党に前原誠司という43歳の党首が誕生したこと、さらには個々の民主党候補の得票数が減っていないこと等を考えると、全く楽観は出来ません。それどころか、次回の選挙では、大変な苦戦を強いられることになるでしょう。自民党は党改革のペースをゆるめてはいけない。キーワードは、民主党の機先を制するということだと考えます。」
 
 ひと息ついて、続けた。「この党改革本部で、ぜひ公募制度を進化させていただきたいと思います。そして、ケースによっては、現職の候補者がいるところでも予備選挙を実施する。いわば新人のチャレンジ権を創設するくらいのことをしないと、次は勝てません。せっかく当選した大事なルーキーの皆さんを守らねばならないんです。」この意見にうなずく議員もいた。が、まともな反応は返ってこなかった。

 あそこにいた議員は、本当に分かっているだろうか。次回の総選挙では、都市部で誕生したルーキーの大部分が「討ち死に」する可能性が高いという事実を。自民党が2年後の参院選挙を乗り切る唯一の方法は、各選挙区の情勢を徹底的に分析し、「勝ち目のない現職」を「勝てる候補者」にすげ換えること以外にないということに、本当に気がついているだろうか。

674片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/06(木) 04:52:58
10/4山本一太
http://www.ichita.com/03report/data/1128438524.html

 約2時間。食事をしながら、いろいろな話をした。(というより、聞いた。)以前このレポートにも書いた記憶がある。島根県出身の景山俊太郎氏は、青木幹雄参院議員会長の側近中の側近。あの郵政国会がなければ、生涯、夕食を共にするなどということはなかったかもしれない。(*なんてちょっと大袈裟ですね。(笑))表面だけ見ると「いかにも古いタイプの自民党議員」のように見える。(*失礼な言い方でごめんなさい!)が、実は発想が柔軟で、リベラルな考え方の持ち主。なかなかチャーミングな政治家だ。景山氏のこの「リベラリズム」がどこから来たものなのか、初めて分かった気がした。

675片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/08(土) 15:26:04
森氏「新閣僚に重量級配置を」・新人抜擢の可能性指摘
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051008AT1E0701707102005.html

 自民党の森喜朗前首相は7日の朝日ニュースター番組で、11月初旬の内閣改造・党役員人事について「大衆に迎合する人事はやる必要がない。国民が安心感を持ち、重みのある人を配することが内閣全体への信頼感になる」と述べ、重量級による布陣が望ましいとの考えを表明した。同時に「小泉純一郎首相は新人を引き上げたいという気持ちも持っている」と語り、閣僚に新人を抜てきする可能性があるとの見方を示した。

 2007年の参院選をめぐっては「今までのような現職優先の候補者選びは危険だ。勝てる良い候補を早めに立てることが大事だ」と強調。衆院選で初当選した自民党議員に関しては「粗製乱造だ。選んだ武部勤幹事長と二階俊博総務局長に責任がある。一生懸命訓練しなければいけない」と指摘した。 (22:34)

676片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/10(月) 21:50:58
近づく内閣改造 自民党内、人事黙して待つ? 衰退動けぬ派閥  2005/10/10 07:54
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20051010&amp;j=0023&amp;k=200510104774

 小泉純一郎首相が十一月二日に断行する内閣改造まで三週間余となったものの、自民党内では人事をめぐる実力者や派閥の動きが鳴りをひそめ、奇妙な沈黙に包まれている。郵政民営化関連法案に反対した派閥領袖らを党外に追いやり、衆院選を圧勝に導いたことで、今回は直前まで胸の内を漏らさない小泉流人事にさらに磨きがかかるとみられており、飛び交うのはうわさの域を出ない憶測ばかりだ。

 派閥の推薦リストは受け付けず、派閥に連絡なしで本人に電話で起用を打診する−。小泉流人事も五回目とあって党側は完全に「待ちの姿勢」。かつてのように実力者が集まって情報交換することもなく、党首脳も「首相の人事は競馬新聞より当たらない」と情報収集にさじを投げる。しかも、堀内光雄元通産相や亀井静香元建設相、綿貫民輔前衆院議長ら領袖クラスが郵政法案への造反で党外へ去り、派閥は衰退の一途。入閣待望組は首相の一本釣りに期待するしかないのが実情だ。

 「小池百合子環境相が官房長官になるらしい」「猪口邦子氏は外相就任」「片山さつき氏も入閣では」−。党内では衆院選の「刺客」候補や小泉チルドレンの新人女性に焦点を当てたサプライズ人事の憶測がささやかれるものの、党幹部は「自分が入閣対象者と思っていても、名前が挙がれば外す首相の気質を気にして皆が口をつぐむ」と沈黙の背景を解説する。

 党郵政改革関係合同部会座長を務めた園田博之政調副会長、小坂憲次国対筆頭副委員長、佐田玄一郎筆頭副幹事長ら、執行部内で郵政民営化の党内調整に当たり入閣適齢期でもある待望組の論功行賞も焦点の一つだが、首相がどこまで配慮するのか誰も読み切れない。

 その中で唯一“発信”をしているのは、首相の後見人とされる森喜朗前首相。九月三十日のテレビ番組で「三役を総入れ替えすべきだ」と発言したのに続き、六日には首相と会食し「腹の探り合い」(森氏)を試みた。だが、首相は昨年九月の改造人事でも、党内融和に努めるよう求めた森氏のアドバイスを無視しただけに、今回もどこまで耳を貸すかは疑問。森氏自身、六日の会談後、記者団に「きょうは、まだジャブだ。いくら言っても聞くような人じゃない。私がしゃべったらそうしない」と自嘲(じちょう)気味に語った。

677片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/12(水) 01:19:03
青木さんはもはや砂上の楼閣だから、もぎとらなくてもいいという判断もありうるだろう。

橋本派、骨抜き…トップ不在が常態化
“津島衆院会長”案も先送り
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_10/t2005101148.html

 自民党旧橋本派が牙の抜かれた虎となってしまったようだ。11月に内閣改造・党役員人事、来年9月に総裁選など重要な政治日程を控えながら、派閥会長が決まらず“戦闘体制”を整えられずにいる。11日午後には、日本歯科医師連盟(日歯連)による旧橋本派への1億円ヤミ献金事件で前会長の橋本龍太郎元首相(68)が東京地裁に出廷するが、政治とカネをめぐる逆風が大きく作用している。

 「会長がいないことにもう慣れてしまった。当分、いなくてもいい」

 旧橋本派若手議員は、長く続く派閥会長不在の現状をあきらめている。かつて「常勝軍団」と呼ばれた田中角栄元首相率いる田中派の流れをくむ派閥とは思えないほどおとなしくなった。

 一時、事務総長の津島雄二元厚相(75)を派閥全体をまとめる会長ではなく「衆院会長」に担ぎ、特別国会終了後に津島派へ衣替えする案でまとまるかに見えた。だが、6日の代議士会では衆院会長を新設できなかった。

 津島氏は「いろいろな考えがある」と、新体制発足は内閣改造・党役員人事以降に先送りする考えを表明した。改造人事に関し、小泉首相に全面降参したも同然で、戦う気概さえなくなってしまったようだ。

 旧橋本派が“骨抜き”になったのは、政治とカネをめぐる問題で批判を一身に集めていることが最大の要因だ。

 11日午後には、ヤミ献金事件で、橋本氏が出廷して証人尋問が行われるが、首相経験者の尋問は極めて異例だ。

 24日にも野中広務元幹事長(79)が出廷するほか、先月27日には青木幹雄参院議員会長(71)も法廷で証言した。

 約15億円が使途不明金であることが判明した旧橋本派の政治資金収支報告書は先月30日に公表されたばかり。

 こうした事態を打開するため、“参院のドン”青木氏は郵政民営化法案の参院採決で造反した議員に厳正な処分を行い、求心力を回復させたい考えだが、果たしてうまく行くのか。

 自民党関係者は「平成19年夏の参院選の候補者は通例なら1年前に公認決定するが、来年1月に半年前倒しする案が浮上している。造反議員を第1次公認から外し、青木氏が政治生命の生殺与奪の権利を握る思惑がある。だが、首相側はこうした意向を見透かしているのではないか。青木氏の権力をもぎ取る好機だから、何か手を打ってくるだろう」と話す。

 旧橋本派が復権する道は遠く、険しい。

ZAKZAK 2005/10/11

678片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/13(木) 02:20:41
次にどこの選挙区から出るか?
北海道1区か?
北海道はちょっとアレか?
ならば・・・。

自民幹事長、杉村氏「将来大変な政治家に」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051012AT3L1204U12102005.html

 「このひたむきな前向きな姿勢は、将来大変な政治家として生まれ変わっていくのではないか」。自民党の武部勤幹事長は12日昼、都内で報道関係団体のインタビューに応じ、奔放な言動が週刊誌などで盛んに報じられている最年少衆院議員、杉村太蔵氏をこう持ち上げてみせた。

 先の衆院選での初当選後、「料亭に行きたい」などの発言が批判を浴びた杉村氏に武部氏自身が注意した経緯もあったが、この日は一転。「26歳だから。我々も26歳のころはどんなことをしていたか。もう少し長い目で見て頂きたい」と国民に寛容な受け止めを求めた。また、「(新潟県旧)山古志村長の(自民党衆院議員)長島(忠美)さんに『中越地震の被災地に行ってみたい。仮設住宅でどう生活しているのか、話を聞いてみたい』と言ってきた」「(23日投開票の参院補選が戦われている)神奈川県連は歓迎していないようだが、『ビラ配りでも何でもしたい』と言って私のところに来た」などのエピソードも紹介し、杉村氏の熱意をアピールした。〔NQN〕 (15:27)

679片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/13(木) 02:24:23
自民、11月に特別会計改革の基本方針
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051012AT1E1100W11102005.html

 郵政民営化法案の衆院通過を受け、自民党は特別会計の改革や政府系金融機関の統廃合など「郵政後」を見据えた改革の議論を開始した。11日には党政調会が特別会計見直しに関するプロジェクトチーム(PT)の設置を決定。今月中に特別会計の実態調査を終え、11月中に見直しの基本方針をまとめる予定だ。

 与謝野馨政調会長は同日、党本部に関係部会長を集め、PTの設置を指示。石原伸晃前国交相を座長に据え、13日に初会合を開くことを決めた。与謝野氏は各部会長に「31の特別会計はこのままでいいのか、特定財源との関係を洗い直す必要がある」と強調。古賀誠道路調査会長が見直しに慎重な姿勢を示す道路整備特別会計や道路特定財源も含め、現在31のすべての特別会計と特定財源を見直す考えを表明した。 (07:02)

680片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/13(木) 02:34:03
首相後継 人気だけではだめ
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/13/k20051012000127.html

自民党の武部幹事長は、東京都内のホテルで行われた対談の中で、いわゆるポスト小泉について「国民に人気のある人しか総理大臣になれなくなると心配している」と述べ、「選挙の顔」という面だけで選ぶべきではないという考えを示しました。
この中で武部幹事長は「衆議院の小選挙区の選挙制度のもとでは、今後、政党間の改革競争が加速することになると思う。先の選挙では郵政民営化の是非を最大の争点に選挙戦を戦ったが、次の選挙も特定のテーマに絞った選挙になる」と述べました。そのうえで武部氏は、「誰を総理大臣に選ぶかということも選挙の争点になるが、国民に人気のある人しか総理大臣になれないとか、見かけの印象で宰相が選ばれてしまうのではないかと心配している」と述べ、ポスト小泉は「選挙の顔」という面だけで選ぶべきではないという考えを示しました。

681片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/13(木) 04:30:10
杉村議員問題で大仁田氏が抗議文
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20051012036.html

 自民党の大仁田厚参院議員が12日、言動が物議を醸している新人の杉村太蔵衆院議員に対する指導が不十分だとして、武部勤幹事長あての抗議文を提出した。

 杉村議員に激励文を送ったところ、返事はなく、相談した武部氏が「責任を持って指導する」と答えたものの、杉村議員から連絡がないため、抗議文を持参したという。

 抗議文は「人間としてあいさつは基本で国会議員以前の問題」「参議院軽視と受け取られても仕方のない行動だと思う」などとしている。

 大仁田氏は記者団に「幹事長が参院を軽視しているんじゃないだろうかと考えてもおかしくない。参院を軽視するなら騒ぎまくる」とまくしたてた。
[ 2005年10月12日 20:08 速報記事 ]

682片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/13(木) 21:11:47
gender mind というのはどっちの意味なんだろう。つくづく自分は、英語が不得手だな。

"刺客"マドンナ3人衆、海外メディアと英語で勝負
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20051013/20051013-00000042-ann-pol.html

 自民党の新人女性議員3人が外国人記者クラブに招かれて、軽快な英語スピーチを披露しました。

●片山さつき議員
「私は東京大学を卒業し、大蔵省に入りました。日本社会の『理想』ですね」
●猪口邦子議員
「私はたくさんの生徒を教えてきました。そのうちの1人が、きょういますけど…」、
「小泉総理は男女差別の意識のない人です」
●佐藤ゆかり議員
「偉大なお二人の後でしゃべるなんて恐れ多いのですが、スピーチ用の原稿も用意していませんし、どうかご容赦下さい」
【Q.次の総理には誰が良いか】
●佐藤ゆかり議員
「私は決める立場にはありませんが、構造改革を進める人が良いのでは」
●猪口邦子議員
「佐藤議員の賢いお答えを完全に支持します」
【Q.総理になりたい】
●片山さつき議員
「ドイツでは女性の首相が誕生しましたが、日本もその時が来たのか…なんとも答えようがありません」。

[13日18時57分更新]

683片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/15(土) 03:47:03
希望ポスト申告を!自民が衆院議員に…保証しませんが
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20051015i401.htm

 自民党は14日、内閣改造・党役員人事の参考にするため、閣僚経験のない衆院当選5回以下の所属議員に、副大臣などの希望ポストを記入する「自己申告書」を配った。

 政策関連と党運営関連のポストそれぞれ第3希望まで、自己アピールを添えて記入することができる。

 ただ、「副大臣はおおむね当選3―4回以上」などと、ポストに応じた当選回数の目安が「注意事項」に明記してあり、“大抜てき”を夢見る大量の新人議員に、あらかじめ期待過剰を戒めている。また、「記入した役職への就任を保証するものではありません」と太字で書かれており、受け取った議員も苦笑いだった。

(2005年10月15日3時5分 読売新聞)

684片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/15(土) 03:52:54
郵政民営化法成立:首相ペース加速 「ポスト小泉」も主導
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20051015k0000m010158000c.html

 「改革の本丸」と位置づける郵政民営化への小泉純一郎首相の2度目の挑戦は14日あっさり成就し、衆院選圧勝を受けた首相の求心力の高まりを改めて示した。次の焦点の内閣改造・自民党役員人事(11月2日予定)は首相にとって最後になるとみられる人事。小泉改革の総仕上げに向け、山積する郵政後の課題に取り組む体制を整えることのほか、誰を「ポスト小泉」候補と認定するかを明らかにする意味合いも持つ。来年9月の首相の自民党総裁任期切れをにらみ「後継レース」が本格化する中、当面の政局は「悲願実現」を果たした首相のペースで進みそうだ。【中西拓司、田中成之】

 「やっとここまで来ました」。郵政民営化法が成立した直後、国会内で与党幹部にあいさつをして回った小泉首相は、最初に会った自民党の青木幹雄参院議員会長に感慨深げに語った。首相官邸に戻ると、記者団に「政界の奇跡だ。一度は谷底に突き落とされたけど、国民が死んだ法案を生き返らせてくれた」と語り、夜になると執務室で秘書官らと祝杯を上げた。

 こうした首相の高揚ぶりからは、郵政民営化の実現に道が開けた達成感とともに、今後、思い切った政権運営を行うとの決意も見てとれた。

 実際、ポスト小泉に名前が挙がる一人は、内閣改造・党役員人事について「衆院選の結果、誰も注文をつけられない状況が一層強まった。首相の独裁色が強い人事になるのではないか」と語る。首相は過去4回の人事で、派閥に全く相談しないなど従来の「慣行」を打ち破ってきたが、この傾向が今回の人事ではさらに強くなるのは確実だ。

 一時はポスト小泉候補と目された平沼赳夫前経済産業相、野田聖子元郵政相は、7月に郵政民営化法案に反対票を投じたことで後継レースから脱落した。首相が一つの価値基準をつくり、ふるいにかけた格好で、これを「1次選考」とすれば、今回の人事は「2次選考」と位置づけられる。

 ポスト小泉には、安倍晋三幹事長代理、福田康夫前官房長官、谷垣禎一財務相、麻生太郎総務相らの名前が挙がる。首相は後継者を指名する考えがないことを強調する一方、ポスト小泉の条件として「改革の継続」を挙げている。党内では、ポスト小泉候補と認定した者を党幹事長、財務相、官房長官などの重要ポストに起用し、小泉路線の継承を競わせるとの見方が有力だ。

 一方、衆院選、郵政問題に絡んだ論功行賞もささやかれている。衆院選の「刺客」第1号となった小池百合子環境相、首相の指示を忠実に実行した武部勤幹事長、武部氏とともに自民党を勝利に導いた二階俊博総務局長、郵政民営化の先頭に立った竹中平蔵郵政民営化担当相らが対象で、この中からポスト小泉候補が生まれる可能性もある。

 党内からは「大衆迎合でやる必要はない。重きを持っている人を配することで内閣全体の信頼感が出る」(森喜朗前首相)などといった注文が出始めている。ただ、「首相の考えることは予想がつかない」(中堅議員)という状況は今回も変わらない。得意の「サプライズ人事」を温めている可能性は高く、党内には「小泉チルドレン(83人の新人衆院議員)からの抜てきもあり得る」との見方さえ出ている。

 ◇造反処分は総合判断で

 郵政民営化法成立により、先の通常国会で法案に反対した自民党議員59人(衆院37人、参院の22人)に対する処分問題も大詰めを迎える。自民党執行部は厳しい姿勢で臨む方針だが、衆参や議員によって状況が異なるため、処分の軽重は総合的に決定することになりそうだ。「党の再生を示す必要がある」「党に貢献してきた人材を切るのか」。相反する意見のせめぎ合いの中、難しい判断を迫られる。

 武部勤幹事長は法成立後、森山真弓・党紀委員長に衆院37人と法案否決後に離党した参院2人の計39人の審査を先行して実施するよう要請。党紀委は月内に結論を出す。

 自民党の処分は最も軽い「党則順守の勧告」から最も重い「除名」まで8段階。武部氏は14日の記者会見で「公認を得ずに立候補して、公認候補を妨げたことが一番大きい」と、法案反対以上に衆院選での動向がカギになると指摘した。このため、野田聖子氏ら党非公認で当選した衆院議員は2番目に重い「離党勧告」以上になるとの見方が一般的で、特に新党を結成した亀井静香元政調会長らは除名は避けられない見通しだ。

 これに対し、参院は最高でも3番目に重い「党員資格停止」にとどめる意見が強まっている。今回、賛成に回った柏村武昭参院議員は「私が反対しても物理的に通る。一歩後退、二歩前進で党に残る方を選んだ」と語り、賛成に転じれば厳しい処分は見送られるとの見方が広がっていることをうかがわせた。

毎日新聞 2005年10月15日 1時00分

685片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/16(日) 22:48:54
言うに事欠いたという表現が・・・

福田前官房長官:次の政権でも小泉改革継続との認識示す
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051016k0000m010112000c.html

 ポスト小泉候補の一人、自民党の福田康夫前官房長官は15日、石川県小松市で講演し、「自民党政権が続く限り政策の継続性があり、その中で改革を次々と進めていく」と述べ、次の政権でも小泉改革が継続されるとの認識を示した。さらに、先の衆院選での自民大勝に関連し「負託の大きさをひしひしと感じている」としたうえで、「この(日本の)転換期をうまく乗り切るために議席を与えられた。一生懸命やっていかなければならない」と語った。

毎日新聞 2005年10月16日 0時27分

686片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/16(日) 22:49:43
井脇センセイは?

靖国参拝問題:自民「靖国」支持派、勉強会を再開−−「小泉チルドレン」囲い込み
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051016ddm002010013000c.html

 郵政民営化法成立で小泉純一郎首相が靖国神社をいつ参拝するかが注目される中、自民党の若手・中堅による勉強会「平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」が、衆院選で当選した新人議員に参加を呼びかけ、18日に再開する。主要メンバーが衆院選で相次ぎ落選し活動が停滞していたが、小泉チルドレンをターゲットに会の再生を目指す。首相がこだわる「年1回の参拝」継続への選択肢は狭まりつつあるが、参拝の後押しにつなげたい考えだ。

 同会は首相の靖国参拝を支持する立場から今年6月に発足。衆参の自民党議員約120人がいたが、衆院選で会長の松下忠洋氏が落選、事務局長の古川禎久氏が郵政法案反対で無所属になるなど、21人が会から姿を消した。今秋までにまとめる予定だった極東軍事裁判(東京裁判)の研究も宙に浮いた状態だ。

 このため、幹事長の山谷えり子参院議員を中心に立て直しを検討。小泉チルドレンならば首相の靖国参拝の支持を得やすいとして、新人議員83人に18日の会合の案内状を配布。当日は評論家の桜井よしこ氏を講師に、靖国の基礎知識を説明してもらう。15日現在で新人議員14人が参加を表明しているという。

 一方で同会は、顧問である安倍晋三幹事長代理の支援隊という性格も帯びてきている。ポスト小泉を見据え、会の再生を機に安倍氏支援の若手養成学校の役割も持たせる意向だ。出席を表明している新人議員は「『国を愛する』など保守的な発言をする新人が多い。安倍さんを支持する新人がかなり集まるのではないか」と話している。【野口武則】

毎日新聞 2005年10月16日 東京朝刊

687片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/16(日) 22:57:42
文脈にもよるが、これだけでは言葉が足りないと思うけど。
日本の保守主義にはこの種の認識が欠かせないのか? 否、だと考えるが。

<麻生総務相>博物館の開館記念式典で「一民族」発言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051016-00000038-mai-pol

 麻生総務相は15日、九州国立博物館の開館記念式典の来賓祝辞で「一言語、一文化、一民族の国は探しても日本のほかにはない」と発言した。式典には約800人が出席した。「一民族」に関連しては、86年に中曽根康弘首相(当時)が「日本は単一民族国家」と発言。北海道のアイヌ民族関係者などからの批判を受けた。
(毎日新聞) - 10月16日19時2分更新

688片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/16(日) 23:03:35
文脈、よくわかりませんけど、どうなんだろ。

麻生総務相が一民族発言 九州国立博物館の式典で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051016-00000123-kyodo-soci

 麻生太郎総務相が15日開かれた九州国立博物館(福岡県太宰府市)の開館記念式典の祝辞で「(日本は)一国家、一文明、一言語、一文化、一民族。ほかの国を探してもない」と発言していたことが16日分かった。
 関係者などによると、麻生総務相は九州国立博物館を支援する議員連盟会長として出席。祝辞で、日本が多くの文化を海外から取り入れた歴史があり、今は逆に海外に文化を発信する必要があるとした文脈のなかで述べた。
 1986年の中曽根康弘首相(当時)の「日本は単一民族国家」との発言をめぐってアイヌ民族が抗議した経緯がある。
(共同通信) - 10月16日22時54分更新

689片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/17(月) 00:49:40
麻生総務相「一民族の国はほかにない」九博開館式で発言
2005年10月16日00時31分
http://www.asahi.com/politics/update/1016/001.html

 麻生総務相は15日、福岡県太宰府市の九州国立博物館(九博)であった開館記念式典の来賓祝辞で、「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにはない」と話した。

 麻生総務相はこの日、九博を支援する議員連盟の会長として式典に出席。開館にこぎ着けた感慨を述べたうえで、「一文化、一文明、一民族」との表現を何回かした。式典には行政関係者のほか、在福岡韓国総領事など韓国や中国の関係者を含む約800人が出席した。

 麻生総務相の事務所は取材に対し、発言について「ヨーロッパなどは侵略や民族の移動で文化などが変わった。だが、日本は国家形成の中でそのような歴史がほとんどなかった、という趣旨だったと思う」と語った。

690片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/19(水) 00:40:39
プロレスはブック。

大仁田氏、「料亭」発言の杉村太蔵議員に“指導”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000418-yom-pol

 自民党の大仁田厚参院議員が、「料亭に行ってみたい」などの発言で話題の杉村太蔵衆院議員について「あいさつができていない」などと激高、「教育係」の武部幹事長も巻き込んで“場外乱闘”を展開している。

 大仁田氏は3日、「参院神奈川補選で一緒に汗をかいて戦おう」との激励文を杉村氏に送ったが、返事がなかった。このため、大仁田氏は18日、国会内で記者会見し、「人間として残念。あいさつは人間の基礎。国会議員以前の問題だ」と批判。返す刀で武部氏を「基本も教えずに何が幹事長だ」と切り捨てた。杉村氏は会見に同席しなかった。

 ただ、大仁田氏は、党幹部の叱責(しっせき)を受けた杉村氏が発言を自粛していることについて、「党の言いなりはやめてほしい。彼が嫌いじゃないんだ。幹事長は、太蔵の口を権力でつぐまないでほしい」と助言も。

 これに対し、杉村氏は「党本部と相談して対応を検討したい」と戸惑いを隠せないでいる。
(読売新聞) - 10月19日0時27分更新

691片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/19(水) 00:49:07
外国人選挙権:公明が法案まとめ、自民に共同提案申し入れ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051019k0000m010024000c.html

 公明党は18日、日本に永住する外国人に地方選挙の選挙権を付与する「永住外国人地方選挙権付与法案」をまとめ、自民党に共同提案を申し入れた。自民党が応じない場合は公明党単独で今国会に提出する。

 自民党内に慎重論が根強いため、通常国会で廃案になった法案を一部修正した。修正の主な内容は(1)付与するのは地方選挙権に限り、人権擁護委員など公務員になる資格は与えない(2)対象となる外国人の国籍は、永住日本人に地方参政権を付与している国に限定する−−の2点。

毎日新聞 2005年10月18日 18時27分

692片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/19(水) 12:37:48
議員年金、来年にも全廃
与党が従来方針を転換
元議員の支給は全額継続へ
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20051019/fls_____detail__013.shtml

 自民、公明両党は19日午前、幹事長・国対委員長会談で、国会議員互助年金(議員年金)改革について、制度を完全廃止する関連法案を来年の通常国会に議員立法で提出することで合意した。民主党も即時廃止を主張しており、制度全廃の方向が固まった。

 与党はこれまで、将来の公的年金への統合を前提に暫定措置を講じる案を提示してきたが、「国民に分かりやすい形で改革姿勢をアピールする必要がある」(幹部)との判断から従来方針を大きく転換した。

 与党の廃止案は、現在受給している元議員らに対する国庫からの支給はカットせずに継続するが、現職議員にはこれまでの納付金を全額返還する方向で検討する。この場合は現職議員の納付金がなくなるため、国庫負担は当面増える。代替措置としての退職金手当制度も導入せず、議員が加入するのは国民年金だけになる。

 今後は自公両党で細部を詰めるとともに、衆院議会制度協議会で野党とも調整。関連法案成立を受けて来年4月1日の実現を目指す方針だ。

 与党は、これまで公的年金への統合を前提に、国庫負担削減のための暫定措置として、元議員への支給を最大10%カットし、現職議員の納付月額を30%アップさせる案を野党側に提示。民主党の廃止法案には「現実的でない」と指摘していた。

 しかし、民主党からは「与党案は現行制度の継続に過ぎない」との批判もあり、行財政改革の断行に向けて「まず隗(かい)より始める必要がある」(与党幹部)と事実上、民主案に乗る形での方針転換を決断した。

693片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/19(水) 13:35:49
不安の芽をつぶすという形かなー。
しかしこれだと議員定数も減りそうだし、そういうのでいいのかな。
議員年金については、議員の老後の現状についてあまり存じ上げないので、たいしたことが言えません。
それよりももっと問題にされるべきなのは、在職中のカネや人のこと。
政治家(議員)の周りにより優秀な人が集まる仕組みが構築されたほうがいいですね。
官僚と政経塾だけじゃなくて。

<議員年金>与党 来年4月から廃止の方針決める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051019-00000053-mai-pol

 自民、公明両党は19日午前の幹事長、国対委員長会談を開き、来年4月から国会議員互助年金(議員年金)制度を廃止する方針を決めた。「将来の廃止」を前提とする暫定措置を盛り込んだ法案の今国会提出を見送り、来年1月の通常国会に廃止法案を提出する。議員年金の即時廃止は小泉純一郎首相が17日、自民党の中川秀直国対委員長に指示していた。与党の提出見送りに対し、民主党は同党がまとめた廃止法案を今国会に提出する方針。
 与党は議員年金について、現行制度を廃止した上で、暫定措置として(1)受給資格を在職10年から12年に引き上げる(2)給付額を最大10%削減し、高額所得者への支給を打ち切るか削減して国庫負担率を70%から50%に引き下げる――などの見直し法案を作成。衆院議会制度協議会などで野党側に示し、折り合いがつかなければ与党単独で提出する構えで臨んでいた。
 これに対し、民主党は来年度中に議員年金を廃止し、現職議員には原則として納付総額の半額を返還するとともに、議員OBには経過措置として現行より3割削減して給付するなどの廃止法案をまとめている。
 与党が暫定措置を取り消し、ただちに廃止する方向に転換したのは、廃止を明確に打ち出した民主党案に比べ、国民の理解が得られずらいとの判断があったためで、事実上、民主党案に歩み寄る形になる。公明党の東順治国対委員長は19日、「(与党案では)理解が得られないので、分かりやすい廃止ということになった」と述べた。制度廃止に伴い、OBへの年金支給のため新たに年間30億円程度の国庫負担が生じると試算している。
 民主党の前原誠司代表は同日、与党の方針転換について毎日新聞の取材に「(与党は)国民の批判に危機感を持ったのではないか」と語った。【平元英治、田所柳子】
(毎日新聞) - 10月19日13時22分更新

694片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/19(水) 20:57:57
特権維持への批判を懸念 与党内に「不協和音」も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051019-00000213-kyodo-pol

 自民、公明両党が19日、議員年金の即時廃止に方針転換したのは、民主党が廃止法案をまとめたことを踏まえ「与党が議員特権に恋々としているように思われたら困る」(自民党幹部)との事情がある。11月の内閣改造を控え求心力を高めている小泉純一郎首相が、党側に「民主党に乗ったらどうか」とトップダウンで指示したことが“決定打”になった形だ。
 ただ、これまで衆院議会制度協議会で民主党案を批判してきた担当者らには「突然の直下型地震だ」「はしごを外された」との不協和音も広がった。与党の廃止案は元議員への継続支給額や現職に対する納付金の返還額などで民主党案となお開きがあり、直ちに与野党合意にこぎ着けられるかは微妙だ。
(共同通信) - 10月19日20時12分更新

695片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/23(日) 00:03:29
これはgood。
こういうシステム作り向いてるんじゃないのかな、この人。

自民が政策研究機関 安倍氏の主導で設立へ  2005/10/22 08:32
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20051022&amp;j=0023&amp;k=200510227610

 自民党の安倍晋三幹事長代理は二十一日、党改革に向けて検討を進めてきた党独自のシンクタンク(政策研究機関)を設立する構想について、官邸で小泉純一郎首相に具体案を説明し、了承を得た。十一月に創設に向けたシンポジウムを開催し、十二月にシンクタンクを設立する見通しだ。

 国政選挙でマニフェスト(政権公約)が重みを増してきたこともあり、官僚頼みとされる党の政策立案能力を向上させるのが目的。同党は政務調査会が法案作成や調査などを行っているが、シンクタンクは短期的な政策調整よりも中長期的な政策ビジョンを担当し、個別議員の事情に合う政策助言なども行う。トップに民間人を据え、政策分野別のグループに学者や民間シンクタンクの研究員のほか、議員も加わる見通し。

 構想は安倍氏が本部長を務める党改革実行本部が推進してきたが、参院など党内の一部に難色を示す声もあって調整が長引いていた。

696片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/25(火) 10:16:33
N川とか?

渡辺恒雄氏、オリックスは「協約大抵触」 阪神株巡り
2005年10月25日00時30分
http://www.asahi.com/sports/update/1025/001.html

 巨人の渡辺恒雄球団会長が24日、株問題に揺れるプロ野球について、久々に、ほえた。阪神球団の親会社である阪神電鉄の株式を大量に取得した通称・村上ファンドに、オリックス球団の親会社であるオリックスが出資していることに、「(野球協約に)大抵触だよ」とかみついた。

 現在の両者の株式の状態について、「解消してもらわないと困る」とした上で、「場合によっては登録抹消というか、球団の支配権抹消もありうる」と、プロ野球への参加資格喪失の可能性も指摘した。

 東京都内のホテルで会食後、報道陣の質問に答えた。飲酒後で舌先はなめらか。13日に自身が発言した堀江貴文・ライブドア社長の広島球団買収の可能性についても、「背後に自民党の大物がいる」と指摘した。

697片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/25(火) 10:19:31
片山センセイらしくておもしろい

「こいつ」「チャイルドシート」発言、武部氏が苦言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000316-yom-pol

 「国会で、低劣な言葉遣いが与野党に見られる」

 自民党の武部幹事長は24日の記者会見でこう嘆いた。

 きっかけは、自民党の片山さつき衆院議員が19日の党首討論の感想を求められた際、民主党の前原代表について「何回も言った話を、こいつも言っているなあという感じ」などと話し、その様子がテレビで報じられたことだった。

 「こいつ」発言に怒った民主党の野田佳彦国会対策委員長は21日の記者会見で、片山氏らのことを「しつけができていない小泉チルドレン」と呼び、「彼らの座る席はチャイルドシートだ」などと揶揄(やゆ)した。

 武部氏は「品位を疑う」と野田氏を批判する一方、片山氏の発言についても「厳に慎むべき言葉だ」と指摘。

 「国民の代表の自覚を持って美しい日本語を使うように気を付けなければいけない」と強調した。自身も失言で批判された経験があるだけに、「私も気を付けます」と結んだ。
(読売新聞) - 10月25日3時9分更新

698片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/25(火) 10:33:11
ナベツネが言ってるのは武部のことかぁ。
けど、別にプロ野球界がちょっとどうかなったくらいでどうだってこともないな。

渡辺恒雄会長:広島買収に動く堀江氏「背後に武部幹事長」
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/pro/news/20051025spn00m050011000c.html

 巨人の渡辺恒雄球団会長(79)が24日、ライブドアの堀江貴文社長(32)が広島の買収へ積極的に動いていることをあらためて明らかにした。堀江氏が9月の衆院選で落選した“見返り”として政財界がバックアップしているという。さらに親会社の球団株二重保有を禁じる野球協約を盾に、オリックスと楽天もあらためて批判した。

 渡辺会長は都内での会食後、報道陣の前で足を止めると10分以上もまくしたてた。その中でライブドアの堀江社長が広島の買収に積極的に動いていることを明かした。

 「いまホリエモン(堀江社長)が広島の乗っ取りに必死だよ。政財界の大物が動いている」

 堀江社長は9月の衆院選で広島6区から出馬したが落選。これに渡辺会長は「選挙との絡み。ホリエモンを公認じゃなく出して負けた。自民党の某実力者にはその借りがある。某実力者が某財界の大物に(球団買収の協力を)頼んだ」と爆弾発言。「背後にいるのは幹事長の武部。公党の幹事長がプロ野球界に手を突っ込んでくるなんてことが許せるか。これは応仁の乱みたいなこった。戦国時代だよ、プロ野球の」と不快感を示した。その上で「ホリエモンは毎年(地元に)5億円出すという条件を出している。本当に危ないんだよ」と話した。

 また、オリックスが、阪神球団の株式上場を提案している村上ファンドに出資しており、野球協約で禁じる複数球団支配の状態であることについて「(オリックスの)宮内さんが出している村上ファンドが阪神に手をつけ、TBSに手をつけ、西武の株も買っておる。協約違反になるんだよ。解消してもらわないと困る」と語り、場合によっては球界への参加資格喪失の可能性を示唆した。

 「野球協約をこの際、ちゃんと整備する。今の解釈でハゲタカファンドは十分排除はできるけどね。私有財産権とかいろいろあるけれど、それならハゲタカ・リーグと通常の伝統的リーグと割ったらどうだ」と新リーグ構想までちらつかせた。

 ≪宮内オーナー「キッチリ説明します」≫オリックスの宮内オーナーは、村上ファンドに45%の大量出資と伝えられる点を、21日の実行委員会で阪神との“二重支配”と指摘された問題について初めて言及。都内の自宅前で「それはキッチリ説明しますから。オーナー会議かどうかは分かりませんが」と話した。実行委員会の直後には小泉球団社長が「(阪神を)経営支配する認識は全くない」と話している。

699片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/25(火) 10:40:49
よく気も変わるしな。
ただ、気が変わったところで、参院議員だから。。

竹中担当相:「ポスト小泉首相」、意欲示さず
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20051024ddm002010136000c.html

 竹中平蔵郵政民営化・経済財政担当相は23日放送されたTBSの経済情報番組で、次期首相への意欲について「私は目指してません」と否定した。

 この中で竹中担当相は「(小泉純一郎首相を)4年半拝見してきたが、ものすごい重圧と責任の中で本当に大変な仕事だ。(そんな思いは)したくない」とした。

毎日新聞 2005年10月24日 東京朝刊

700片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/25(火) 10:58:54
新しい地上戦のやり方を考えないと。

毎日・世論フォーラム:山本一太参院議員が衆院選を分析
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051025k0000m010101000c.html

 自民党の山本一太参院議員は24日、福岡市で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、9月の衆院選について「自民勝利の要因は9割以上が小泉純一郎首相の存在感と発信力だ」と分析した。

 ポスト小泉について「小泉さんの後を狙って同じように構造改革の旗印を競ってもダメ。新しいスターがどんどん出てくるようなメークドラマ総裁選にもっていくしか、政権を維持する方法はない」と指摘。さらに「民主党は侮れず、次は自民が絶対負ける。今回は2大政党制への第一歩となる選挙だった」と述べた。【米岡紘子】

毎日新聞 2005年10月24日 22時12分

701片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/25(火) 11:02:29
最初からそう言ったほうがよかった。

「日本は一民族」発言の麻生総務相 道ウタリ協会へ釈明文  2005/10/25 08:13
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20051025&amp;j=0022&amp;k=200510258292

 麻生太郎総務相が今月十五日、九州国立博物館(福岡県太宰府市)の開館記念式典で「日本は一民族、一言語、一文化」などと発言した問題で、麻生総務相は二十四日までに、道ウタリ協会の加藤忠理事長にあてた手紙で釈明した。これを受けて、同協会は同日、アイヌ民族をその権利とともにきちんと認知するよう、近く同総務相らに文書で申し入れることを決めた。

 同協会によると、手紙は二十一日付の速達で届いた。同博物館を支援する議員連盟の会長名で、「一民族」などとしたあいさつについて、「他の国々と比べ、民族、言語、文化が大幅に入れ替わることなく、比較的まとまった形で継続してきたという、日本の特徴を述べたものです」と説明。

 「誤解を生じたとしたならば、お詫(わ)び申し上げます」とした上で、「私の発言は『日本が一民族である』ことを主張したものでないことをご理解頂きたいと思います」と書いている。

 同総務相の事務所は「道ウタリ協会から、発言の真意を問われたので、私信の形で答えた」と話している。

 道ウタリ協会は二十四日の総務部会で、閣僚の単一民族発言が繰り返されてきた歴史を問題視する一方、当面、アイヌ民族が政府、国民に正しく理解されるよう具体的な措置を求める文書を麻生総務相や政府に出すことを決めた。

702片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/26(水) 03:47:22
わけわからん。どこまで信じていいものだろうか。
ま、野球はこういう盛り上げ方でもけっこう面白い。名前変わったりするの、すごく好き。
堀江と自民党の関係もけっこう面白い。が、どこまで明らかになるものか?

渡辺社長暴露、堀江のカープ買収「武部が黒幕」
2005年10月25日(火) 17時1分 夕刊フジ
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&amp;d=20051025&amp;a=20051025-00000002-ykf-spo

 プロ野球をめぐる株取得問題が、ついに小泉政権まで揺るがし始めた。巨人・渡辺恒雄会長(読売新聞グループ本社会長=79)は、ホリエモンことライブドア・堀江貴文社長が広島カープ買収に動いていると暴露した上で、その黒幕は「自民党の武部(勤)幹事長」と名指しで猛批判。とんでもないスケールの争いに発展してきた。 

 24日夜、都内のホテルで会食後、報道陣に囲まれた渡辺会長は12分30秒に渡って激白した。その中身がスゴい。

 まずは「ホリエモンが広島(カープ)乗っ取り必死だよ。ホリエモンは今、広島の、ある政財界の実力者かなんかじゃねえかと思うんだが、それを通じて広島(カープ)を買おうとしている。ホリエモンは毎年5億円出すという条件を出しているというんだから、ホントに危ない」とぶち上げ、続いて驚くべき背景を明かした。

 「選挙との絡みだよ。ホリエモンを非公認で選挙に出して、亀井(静香議員)に負けた。その借りが自民党の某実力者にある。その自民党の某実力者が財界の某大物に頼み、その某大物から俺に電話がかかってきたんだ。『ホリエモンに広島を売ってくれ』って」

 いったんは匿名にしたものの、その後すぐに「はっきり言って、背後にいるのは幹事長! 何ていったっけな? そう、武部だよ! 僕に電話をかけてきた財界人に聞いたら、武部に頼まれたって」と暴露。「(堀江社長が選挙に)落ちたことに対する代償じゃないか。公党の幹事長が、そんなバカなことを、プロ野球界に手を突っ込んでくるなんてことを許せるか!」と怒り心頭なのだ。

 返す刀で、阪神電鉄の筆頭株主に躍り出た村上ファンドが阪神タイガース株の上場を要求している問題もバッサリ。「上場とは、不特定多数に株を売るってことだ。そうすると何が起こるかというと、暴力団が絡む。巨人も阪神も、私設応援団から逮捕者を出しているんだ。暴力団がすぐ入ってくるんだよ。暴力団が株主になって球団支配を始めたら、必ず八百長が続出する。間違いない。歴史が証明しとる」とまくしたてた。

 さらに、昨年8月、巨人が一場投手(当時明大、現楽天)を獲得しようと現金200万円を渡していたことが発覚、渡辺会長自身が巨人オーナー辞任に追い込まれた事実について、「“一場事件”とか何とか言ったって、そんなものは100万円か200万円の話だろ。八百長とは何の関係もない」と自己弁護してみせた。

 一方で、東北楽天ゴールデンイーグルスの三木谷浩史オーナーが、横浜ベイスターズの親会社TBSの筆頭株主となった問題。オリックス・バファローズの宮内義彦オーナーが村上ファンドの45%の株を取得している問題もまとめて、「球団株の二重所有を禁じた野球協約違反」として一刀両断した。

 最後は「日本のプロ野球を(村上ファンドのような)ハゲタカファンドに渡すわけにいかない。その場合は、ハゲタカ・リーグと、従来の野球協約を守る、伝統的な反ハゲタカ・リーグの2つに割るしかない」と言い放ち、ついでに、「ハ・リーグ(?)と反ハ・リーグの優勝チームは、日本シリーズで戦うんですか?」との質問に対し、「いや、やらん! (反ハは)アメリカとやる」と迷回答のオチも。

 混迷するプロ野球をめぐる問題は、11月4日の12球団オーナー会議がターニングポイント。いっそのこと、発言力抜群の渡辺会長自身に収拾をお願いしたいところだが、「俺はオーナーじゃないもん。そういう無茶なことを言って、いくら俺をおだててもダメだよ。巨人にはちゃんとオーナーがいる」と渡辺会長。笑顔を見せつつ否定したが、これだけ利害関係が錯綜した現状を、誰が仕切れるというのか。

[ 10月25日 17時1分 更新 ]

703片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/10/26(水) 10:47:50
最近の消費税の話に積極的な谷垣さん。
対小泉で言えば猟官活動の代用かも。

「勝てる自信は…」谷垣氏「ポスト小泉」に意欲
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20051026/20051026-00000006-ann-bus_all.html

 谷垣財務大臣は、母校の東京大学で講演し、次の総理大臣は「消費税を選挙の争点にするのは避けられない」という認識を示したうえで、ポスト小泉に意欲をにじませました。

 谷垣財務大臣:「郵政民営化(総選挙)はシングルイッシュー(それだけの争点)で勝てた。だけど、増税を争点にして、勝てる自信のある政治家がいるか。これからリーダーになろうとする者は、増税を問いかけていく気迫を失ってはいけない。だけど、『お前、本当に勝てる自信あるか? 』と言われると、そこが難しい」
 来月2日にも内閣改造と党役員人事が行われますが、谷垣大臣はポスト小泉の1人として処遇が注目されています。

[26日10時8分更新]

704片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/01(火) 01:21:02
なんだ、倒れたときって。
安倍が首相代理でそのまま引きつくのがセオリーじゃないのか。

神崎代表 改革加速型内閣だ
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/11/01/k20051031000157.html

公明党の神崎代表は、記者団に対し「公明党が要望していたとおり、北側国土交通大臣が留任となり大変うれしく思う。全体的にはサプライズ人事はないが、内政面でポスト小泉とみられる人材を閣内の適所に配置して、改革を加速する布陣がとられており、『改革加速型内閣』と呼べるのではないか」と述べました。
また神崎代表は、ポスト小泉候補の一人と目されていた福田元官房長官が入閣しなかったことについて、「福田氏は小泉総理大臣が任期途中で倒れたときなど、ハプニングへの対応を期待されているのであり、初めから入閣の予定はなかったのではないか」と述べました。一方神崎代表は、安倍官房長官について、「本人の考えや性格もあるだろうが、いま大事なことは、アジア諸国との関係を修復することであり、アジア外交がうまくいくよう対応してほしい」と述べ、小泉総理大臣の靖国神社参拝などで冷え込んでいる中国や韓国との関係の修復に努めてほしいという考えを示しました。

705片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/01(火) 01:55:28
ウタリ協会もしつこいな。何かあったのか?

麻生外相に抗議文郵送 一民族発言でウタリ協会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000219-kyodo-soci

 麻生太郎外相が総務相だった10月15日に「(日本は)一国家、一文明、一言語、一文化、一民族」と発言したことについて、アイヌ文化の保存・伝承に取り組む北海道ウタリ協会は31日、麻生外相と小泉純一郎首相に抗議文を郵送した。
 抗議文は麻生外相の発言を「アイヌ民族の存在を否定するような不謹慎な発言に憤りを覚え、遺憾の念を禁じ得ない。歴史的認識に欠けており、とうてい容認できない」と批判している。
 麻生外相は15日の九州国立博物館(福岡県太宰府市)開館式典で「一民族」などと発言した。
 1986年には、中曽根康弘首相(当時)が「日本は単一民族国家」と発言し、アイヌ民族が抗議している。
(共同通信) - 10月31日23時24分更新

706片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/02(水) 02:14:29
誰もが思う感想だろうけど、張り切りすぎでしょこの人。

麻生外相:「国家経営感覚」をアピール ポスト小泉候補
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051102k0000m010131000c.html

 麻生太郎外相は1日、毎日新聞など報道各社とのインタビューで、同じ「ポスト小泉」候補の安倍晋三官房長官、谷垣禎一財務相よりも勝っている点として「国を経営する感性、手法」を挙げ、アピールした。

 外相は「国も国家経営が必要だ。経営者をやっていたので、財政均衡至上主義を取ることもない。歳出削減だけではうまくいかない。その意味で、経営感覚が他の方に比べればあるのかなという感じがする」と述べた。

毎日新聞 2005年11月1日 23時22分 (最終更新時間 11月1日 23時42分)

707片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/02(水) 02:18:54
武部幹事長に歴代首相が辛口の激励
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051101STXKC072301112005.html

 自民党の武部勤幹事長は1日午後、中曽根康弘、宮沢喜一、森喜朗各氏ら歴代首相経験者と衆参両院議長を都内の個人事務所などに訪ね、幹事長留任のあいさつをした。

 派閥の大先輩に当たる中曽根氏は「選挙で殊勲甲だったから発言力もある。しっかりやりなさい」と激励する一方、中曽根氏が起草した自民党新憲法草案の前文が最終段階で大幅に書き直されたことを念頭に、「国民が納得するような、やはり自民党だというもの(前文)をぜひつくりたい。まだ時間もある」と“巻き返し”を宣言し、武部氏はたじたじ。

 宮沢氏も「これだけの力のある幹事長は今までいなかったから、かえって大変でしょうね」と、皮肉まじりに激励。武部氏は「できるだけ慎重にやります」と理解を求めたが、宮沢氏は郵政民営化関連法案に反対した議員らの処分問題に触れ「離党勧告を受けると、どれくらいの期間離党していないといけないのか」と質問し、武部氏が返答に窮する場面もあった。〔共同〕 (19:38)

708片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 00:16:47
これはいまんとこ弱点だと思われる。論旨の問題ではなく。

靖国参拝:安倍官房長官が混乱答弁
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051103k0000m010083000c.html

 安倍晋三官房長官は2日の記者会見で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「一国民として冥福を祈った」とする一方、「一国のリーダーであることには変わりない」とも述べた。政府見解と持論が入り交じった形で、前日に引き続き、靖国関連の答弁は混乱気味だった。

 安倍長官はまず「一国民の参拝」を説明する中で、「一国のリーダーとしての行為」とした1日の答弁を「私の持論」と釈明。ところがその後、再び「他の国々のリーダーもその国のために戦った人たちの冥福を祈っていることも含め、説明していかなくてはならない」と述べるなど、答弁が定まらなかった。

 周辺からは「今のうちに整理しておかないと、足元をすくわれかねない」との声も出ている。【犬飼直幸】

毎日新聞 2005年11月2日 20時11分

709片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 00:18:53
小野次郎や飯島がつくということは、官邸とのつながりが保たれるということであり、駒としてどこかで用いられる可能性も相当あろう。

首相秘書官、杉村氏の相談役に=「まず勉強を」と早速指南
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000177-jij-pol

 「料亭に行きたい」など奔放な発言で物議を醸した自民党の杉村太蔵衆院議員が2日、初めて首相官邸を訪ね、小泉純一郎首相の腹心で知られる飯島勲首相秘書官と面談した。その際、飯島氏は雇用政策などを徹底的に勉強するようアドバイス。同時に「政策も含め困ったことがあればいつでも来て」と相談役を買って出た。
 杉村氏には、先の衆院選で首相秘書官から政界に転じた小野次郎衆院議員が同行。杉村氏は飯島氏と会談後、記者団から官邸初訪問の感想を聞かれると「サプライズでした」と語った。
 杉村氏は所属県連が未定だったが、自身の祖父が山梨県出身であるため、小野氏の所属する同県連に入る方向で、小野氏も「教育係」を務めることになった。
 一方、首相は2日夜、杉村氏について「なかなか個性的でいい。長所を見ることが大事だよ。短所ばかり見ないで」と記者団に話した。 
(時事通信) - 11月2日23時1分更新

710片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 00:26:23
脱派閥化へ幹事長室強化 武部氏、首相の指示受け
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000216-kyodo-pol

 自民党の武部勤幹事長が今回の党役員人事を機に副幹事長を17人から30人程度に増やすなど、幹事長室の機能強化に乗り出している。執行部の力を強め、派閥の抵抗を排して、小泉純一郎首相が目指す党の「脱派閥化」を進める狙いだ。
 武部氏は2日午後、党本部に新任の副幹事長を集め、新体制発足後初の副幹事長会議を開催。「幹事長室の仕事は選挙で勝つこと。各地域の態勢を整え、参院選に向けこの勢いでやっていこう」と、げきを飛ばした。
 選挙に勝つには「自民党は生まれ変わった」という姿を見せなければいけない−というのが武部氏の持論。そのためにも「脱派閥化」を推進しなければならないとの使命感に近い思いを武部氏は持っているようだ。
(共同通信) - 11月2日21時41分更新

711片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 00:30:18
安倍氏がポスト小泉の最右翼…米メディア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000002-yom-pol

 【ワシントン=五十嵐文】米メディアは先の内閣改造で初入閣した安倍新官房長官について、「ポスト小泉」候補の「最右翼」として一斉に取り上げた。

 1日付ワシントンポスト紙は、内閣改造の目玉人事として安倍氏を写真付きで紹介、「タカ派の愛国主義」「小泉首相の靖国参拝の擁護者」などと論評した。ニューヨーク・タイムズ紙も、麻生外相や谷垣財務相ら他の「ポスト小泉」候補の中で、「安倍氏がフロントランナー」と指摘した。

 ただ、「タカ派」と言われる安倍氏の官房長官への起用に関しては、「小泉首相の靖国参拝で中韓両国との関係が悪化しており、新内閣は今後も外交政策で難問に直面するだろう」(AP通信)などと、厳しい指摘も目立つ。また、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は社説で「安倍氏が、小泉首相が着手した経済改革を積極的に推進するかは不透明だ」と論評した。
(読売新聞) - 11月2日11時10分更新

712片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 01:34:00
この人はあるポイントまでは順調にいきそうだ。
ところで、「基本的になされていない」というのはなんだろう。口癖っぽいか。

自民党・片山さつき議員が経産相政務官に 新人議員で唯一抜てき
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20051102/20051102-00000023-nnn-pol.html

 先月31日の内閣改造に続き、各大臣を補佐する副大臣と大臣政務官が2日午後、決まった。新人議員の中からはただ1人、自民党・片山さつき議員が経済産業政務官に抜てきされた。

 経産相政務官に抜てきされた片山さつき議員は財務省・主計官から9月の総選挙で静岡7区に出馬。郵政民営化法案に反対した城内・元自民党議員への対立候補、いわゆる「刺客」として注目され、わずか748票差で初当選を果たしていた。

 一方、31日の内閣改造では1人も大臣が選ばれず、不満がくすぶっていた旧堀内派からは副大臣5人、政務官2人が選ばれたが、同じく大臣が1人も出なかった山崎派からは副大臣がゼロ、政務官3人だった。

 安倍官房長官は「党改革として派閥の推薦でなく自己申告をもとに適材適所で決めた。大臣の枠を副大臣の枠で調整することは基本的になされていない」と述べている。

[2日22時25分更新]

713片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 01:36:18
>今後、杉村議員は定期的に首相官邸の飯島秘書官を訪問し

杉村太蔵議員、飯島秘書官の直接指導のもと若年失業者対策のエキスパート目指すことに
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20051103/20051103-00000879-fnn-pol.html

「小泉チルドレン」として、先の総選挙で初当選以来、何かと話題を提供してきた杉村太蔵議員が、小泉首相の飯島秘書官の直接指導のもと、若年失業者対策のエキスパートを目指すことになった。
これは2日、杉村議員が首相官邸を訪問して決まったもので、今後、杉村議員は定期的に首相官邸の飯島秘書官を訪問し、社会問題化している若い人々における失業・未就学問題、いわゆる「ニート問題」の専門家を目指すことになった。
飯島秘書官は、かつて小泉首相が厚生相だったころの人脈をフル活用し、特に厚労省の雇用均等・児童家庭局を中心とした社会政策のまとめ方などを徹底的に指導するとしており、事実上の政界における家庭教師を買って出た形となった。
杉村議員に関しては、かつて大仁田参議院議員が家庭教師に名乗り出るなど、これまでさまざまな話題が提供されてきたが、大物首相秘書官の登場で、今後、杉村議員も落ち着いて政治の道に励むことになるとみられる。

[3日0時51分更新]

714片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 01:37:12
猪口邦子大臣、男女共同参画社会をつくるため女性の活躍の場を広げていく方針強調
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20051103/20051103-00000885-fnn-pol.html

猪口邦子少子化・男女共同参画担当相は2日、テレビ各社による共同インタビューに答え、男女共同参画社会をつくるため、さまざまな分野で女性の活躍の場を広げていく方針を強調した。
猪口大臣は「政治家になって思うことは、結果が出ないと駄目だということです。結果が出なければ、変化をもたらすことができなければ、何のために実務をやっているのかということだと思う」と述べた。
猪口大臣は、国際社会と比較して、日本における女性の社会進出が遅れていることを指摘したうえで、2020年までに、指導的な立場に立つ女性の割合をおよそ30%とすることを目標に政策を進める方針を示した。
そうした方針を掲げる中、今回の改造内閣に女性閣僚が猪口男女共同参画担当相と小池環境相の2人しかいなかったことについては、「閣僚の数そのものが少なく、小泉総理は適材適所として苦渋の判断で、結果的に2人となった」と説明し、「男女問わず、新たな日本社会の発展のための基礎を作りたい」と意気込みを語った。
また、同じ女性で、1年生議員の片山 さつき氏が経済産業大臣政務官に選ばれたことについては、「非常に立派な大臣政務官で、心からめでたく思う」と祝福したうえで、「お互い構造改革を進めて、新しい日本社会をつくるという意識でつながっている」と述べ、内閣の一員として今後も協力していく考えを示した。

[3日1時12分更新]

715片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 02:18:16
「ポスト小泉」安倍氏断トツ41%・世論調査
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051102AT1E0101U01112005.html

 日本経済新聞社の世論調査で「小泉純一郎首相の次の首相にだれがふさわしいか」を聞いたところ、今回の内閣改造で官房長官に就任した安倍晋三氏が41%で、他に大差をつけて1位となった。自民党内の「ポスト小泉」候補の中の順位は福田康夫元官房長官、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相と続いたが、いずれも一ケタ台だった。

 安倍氏への支持は幹事長から幹事長代理に降格した2004年9月時点が36%、今年6月調査は34%と3割台が続いていたが、今回は4割を超えた。内閣の要である官房長官就任もプラスに働いたとみられる。 (07:03)

716片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 04:57:49
へぇ、男女共同「不」参画副大臣か。有村は野田に近いんじゃなくて山谷なのか?
櫻田って宗男チルドレンでは。
ともかく、なかなかおもしろいが。

副大臣・政務官 「安倍カラー」にじむ ポスト配分は派閥配慮型
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051103-00000005-san-pol

 政府は二日、第三次小泉改造内閣の副大臣・政務官人事を発表したが、小泉純一郎首相の一存で決めた閣僚人事と違い、入閣ゼロの自民党旧堀内派などにもポストを配分、各派閥に配慮したものとなった。同時に、安全保障や教育など安倍晋三官房長官が重視する分野には安倍氏が信頼する中堅・若手を配置、“安倍カラー”もにじみでる布陣となった。
 「ご意向はよく分かりますが、何とかお願いしますよ…」
 安倍氏は官房長官執務室の電話口で必死に麻生太郎外相を説得した。安倍氏が外務副大臣に推したのは、党改革などで安倍氏の参謀役を務めた塩崎恭久氏だが、麻生氏は難色を示した。
 当選四回ながら閣僚入りも取りざたされた塩崎氏。「せめて副大臣ポストは本人の意向を反映させたい」と考える安倍氏の懸命の訴えに、最終的に麻生氏が折れる形で決着した。
 安倍氏は、内閣府副大臣にも「直轄部隊」を配置した。同じ森派で沖縄出身の嘉数知賢氏、津島派ながら“安倍チルドレン”といわれる桜田義孝、山口泰明の両氏だ。
 さらに内閣府の男女共同参画担当政務官として、行き過ぎたジェンダーフリーや過激な性教育を告発する山谷えり子参院議員をねじ込んだ。男女共同参画問題と関係の深い文科省政務官にも、山谷氏と足並みをそろえる有村治子参院議員を起用。猪口邦子・男女共同参画担当相が前のめりに動かないよう牽制(けんせい)したとみられている。
 自民党の副大臣・政務官人事は、各派閥の推薦を受けて官邸と党執行部が調整して決めるが、前回の内閣改造から、候補者に希望調査書を提出させ、閣僚の意向を反映させるようになった。首相は閣僚・党三役人事以外はほとんど関心を示さないため、結果的に調整役の官房長官の権限が高まったのは確かだ。
 安倍氏は「閣僚枠を副大臣枠で調整したことは基本的にない」と説明したが、派閥別にみると、内閣改造での不遇に不満が出た旧堀内派が最多の五人。このほか森派四人、津島派四人、旧亀井派二人、高村派一人などで、派閥均衡に配慮した。
 ただ、旧堀内派でも塩崎、菅義偉、竹本直一の三氏は、安倍氏と近い間柄。高村派の河本三郎、旧亀井派の中野清の両副大臣も安倍氏と親しく、「各省庁に安倍氏の情報網が張られた」(自民中堅)との見方もある。
 一方、公明党は副大臣ポストを前回の三から四に増やしたが、希望した外交・防衛関係は確保できなかった。ある自民党幹部は「副大臣・政務官を閣僚や官僚の牽制に使うしたたかな人事だ。安倍氏も幹事長・幹事長代理を務める間に人事の『妙』を学んだようだ」と語った。
(産経新聞) - 11月3日2時34分更新

717片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/05(土) 23:17:07
船田、石破、茂木あたりか

旧橋本派、津島会長を正式決定  2005/11/05 08:22
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20051105&amp;j=0023&amp;k=200511050997

 自民党旧橋本派は四日党本部で代議士会を開き、日本歯科医師連盟(日歯連)からの一億円ヤミ献金事件で昨年七月に橋本龍太郎元首相が辞任以来不在だった会長に、津島雄二事務総長を充てることを正式決定した。後任の事務総長には船田元・元経企庁長官が就く。

 副会長には衆院側から笹川尭元科学技術担当相、参院側から陣内孝雄元法相を起用した。事務総長代理に石破茂元防衛庁長官、新設の筆頭幹事に茂木敏充前沖縄北方担当相を充て、津島氏ら六人で幹部会を構成する。津島氏は代議士会のあいさつで「われわれは竹下登元首相や橋本龍太郎元首相ら日本のリーダーを輩出したグループだ。国家、国民のためにしっかりしたリーダーをつくる道筋をつくるのが私の使命だ」と強調した。

718片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/06(日) 01:32:57
安倍は党内向けに強く出ない予測だからな。

「後見人」に立候補?森・青木氏が安倍氏を宝塚招待
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20051105/20051105-00000033-ann-pol.html

 安倍官房長官が、森前総理大臣と青木参議院議員会長に誘われて、宝塚観劇を楽しみました。ポスト小泉の後見人として、早くもアピールといったところのようです。

 政界きっての宝塚ファン、森前総理と青木議員会長に夫婦で招かれた安倍官房長官にとって、宝塚の観劇は初めてだということです。今回は、森前総理が安倍官房長官を「宝塚ファンにさせるための会」として企画され、官房長官の就任祝いともなりました。観劇後は、近くのホテルで宝塚スターも加わって夕食をともにしました。官房長官に就任して初めての週末に、ポスト小泉レースのトップを走る安倍氏と、自民党の実力者2人との組み合わせだけに、後見人としてのアピールに余念がないといったところのようです。

[6日1時22分更新]

719片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/12(土) 01:01:06
国民の共感と参加意識を得ることが鍵である。ぶぶたんは案外山本一太重視かも。となると飯島つながりかな。

ポスト小泉は官のリストラを
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/11/12/k20051111000193.html

 自民党の武部幹事長は、NHKのインタビューに対し、来年9月に自民党総裁としての任期が切れる小泉総理大臣の後継選びの基準として「単に公務員の人件費の削減にとどまらず、省庁などの官のリストラや意識改革をやり遂げる人がふさわしい」と述べました。
 この中で、武部幹事長は、小泉総理大臣の後継候補として、安倍官房長官、麻生外務大臣、谷垣財務大臣、それに福田元官房長官の名前があがっていることについて「4人は有力だが、あまり固定して考えないほうがいい。候補者というのは新鮮なほうが最終的には国民の支持を得られやすいので、ダークホースが出てくるかもしれない。自民党はそういう意味では人材豊富だ」と述べました。そのうえで、武部氏は、小泉総理大臣の後継選びの基準として「徹底的に省庁などの官のリストラを行わなければならない。単に公務員の人件費の削減にとどまらず、それぞれの役所の意識改革をやり遂げる人がポスト小泉にはふさわしい」と述べました。また、武部氏は、来年9月の自民党の総裁選挙について「インターネットを通じて総裁候補の模擬投票をしたり、世論調査を行ったりしてもいい。国民が参加して、総裁候補と意見交換を行う討論集会を開くことなども検討していきたい」と述べました。

720片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/12(土) 01:05:35
丹羽さん、ダメですなぁ。

自民党:旧堀内派、会長不在で混迷深まる 丹羽・古賀両氏、求心力乏しく
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051111ddm005010051000c.html

 郵政政局などで派閥会長が不在となった自民党3派閥のうち、第3勢力の旧堀内派が後継を決められず迷走している。先月31日の内閣改造では入閣者がゼロとなり、今月10日の議員懇談会でも不満は出たが、新体制に踏み出す議論には至らなかった。派内からは「この人ならというリーダーがいない」と投げやりな空気も漂っている。

 前会長の堀内光雄氏は、郵政法案反対のけじめを取り7月に突然辞任。その後は「親小泉」の丹羽雄哉会長代行=似顔絵<右>=と「反小泉」の立場をにじませる古賀誠事務総長=が距離を置きつつ、にらみ合う状態が続いている。今月8日には柳沢伯夫座長ら幹部5人が後継問題を協議したが、結論が出ないまま持ち越しとなった。

 後継を決められないのは、丹羽、古賀両氏とも求心力に乏しく、1人を立てれば派内が分裂状態になりかねないため。衆院選後から「早く後継を決めて派として『小泉イエス』で行くか『ノー』かを打ち出さないと党執行部になめられる。人事で大変な目に遭う」との懸念も出ていたが、結局何もできないまま閣僚人事での冷遇を招いた。

 丹羽氏に対しては閣僚ゼロの責任論が指摘され、古賀氏は小泉体制下での復権は困難と見られている。中堅や若手の間では悲観論も高まっており、柳沢氏は10日の議員懇談会で改めて結束を呼びかけざるを得なかった。【平元英治】

毎日新聞 2005年11月11日 東京朝刊

721片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/12(土) 11:39:31
自民:武部幹事長に聞く 参院選も公募制検討
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20051112k0000e010002000c.html

 −−党本部と地方組織との関係をどう改革しますか。

 ◆衆院選では県連が治外法権みたいになり、「県連公認」を勝手に決めるなど、信じられないことが起きた。異常な姿を正常化しなければならない。小選挙区支部を基本に、(比例代表の11ブロックに相当する)ブロック単位の党組織を強化する。本部の権限をブロックに移譲し、県連はブロック内で切磋琢磨(せっさたくま)する。そうなれば県連単位のはね上がった動きをけん制することにもなる。

 −−支部長やブロックの役員は国会議員。党運営を国会議員中心にするということですか。

 ◆いやいや。逆に今までは県議中心で、国会議員が入る余地のない県連がたくさんあった。党本部の決定が県連に否定されるばかげたこともあった。やはり、党の理念や政策に沿って地方の活動や運営がなされるようにしないといけない。同時に地方の声をフィードバックして、中央の決定をする。国会議員が県連に影響力を持ち、県連のさまざまな意向を吸い上げなければいけない。

 −−幅広い意見を包含してきた自民党のメリットが失われませんか。

 ◆そういうことになってはいけないので、党内論議は自由で民主的に行われるシステムにしないといけない。派閥というか、政策研究グループも活性化されてしかるべきだ。選挙の利害ではなく、例えば安全保障などの政策で「ハト派」とか「タカ派」とかの色合いが出てくると思う。

 −−参院選でも公募制を導入しますか。

 ◆衆院選の公募は、自民党が門戸を広げ改革政党になったという評価につながった。参院の候補選びもそれをベースに検討する必要がある。比例代表の利益代表、職域代表はなくさないが、今まではそれに頼りすぎていた。衆院と同じように政策、公約、人物で選ぶことになる。【聞き手・田中成之】

毎日新聞 2005年11月12日 8時38分

722片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/12(土) 23:26:50
http://bewaad.com/20051112.html
そうそう、リソースがあって、才能を活かせるんだよね。
民主では細野氏がいい役についたけど忙殺されてるんじゃないのかな。

723片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/16(水) 11:50:35
中川秀直先生がかなりの程度党を掌握していると見ていいのでは。

自民の財政改革研、歳出削減重視に転換 消費税増税批判
2005年11月16日06時14分
http://www.asahi.com/politics/update/1116/003.html

 自民党は15日、消費税増税を前提とする中間報告を10月にまとめた党の財政改革研究会について、歳出削減と経済成長による財政再建を重視する路線へと転換する方針を固めた。与謝野経済財政担当相に代わり、15日付で同研究会の会長となった中川秀直政調会長が主導してのことだ。

 財政改革研究会の中間報告は、当時の政調会長だった与謝野氏と、政調会長代理だった柳沢伯夫氏(現・党税制調査会長)らがまとめた。

 与謝野氏を継いで政調会長になった中川氏は、谷垣財務相が消費税率引き上げ法案を07年通常国会に提出する考えを示したことに対し、真っ先に「拙速だ」と批判の声をあげた党幹部の一人。「税全体を議論して見直すのが党の方針」などと谷垣氏の発言に理解を示す与謝野氏とも立場が異なる。党政調幹部は同日、来年5月までにまとめる研究会の最終報告について「中間報告と同じ色合いにはならない」と強調した。

 研究会は、デフレ脱却のあり方と、政府の資産・負債管理のあり方を考える二つのプロジェクトチームを新設する。財政再建の手法として政府資産の圧縮などによる「小さな政府」化と経済成長を重視する中川氏の発案で、今後は歳出削減策を先行して議論することになりそうだ。

 もともと研究会は、与謝野氏や柳沢氏が「財政再建に関する政府の取り組みは甘い」などとして2月に発足させた。当初から消費税増税は不可避という立場から議論を進め、消費税を社会保障目的税化して大幅に税率を引き上げる内容を柱とする中間報告を10月下旬に作成した。当時、党内では、政府の消費税引き上げ論議を地ならしする内容と受け止められた。

 財政再建の道筋や消費税増税をめぐっては、政府・与党内で意見の違いが顕在化しているが、自民党の片山虎之助参院幹事長は15日の記者会見で「消費税を上げなくてはいけないというのはみんな同じ。(違いは)いつどういう形で上げるかということ」と語った。

724片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/16(水) 11:58:40
自民党の井脇 ノブ子衆議院議員が体調を崩し都内の病院に搬送される 命に別条なし
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20051116/20051116-00000575-fnn-soci.html

自民党の井脇 ノブ子衆議院議員が15日、体調を崩して病院に搬送された。
井脇 ノブ子議員は15日午後2時半ごろに体調を崩し、都内の病院に運ばれた。
当初は症状が重かったということだが、命に別条はなく、事務所によると「風邪をこじらせ、現在は自宅で療養している」という。
井脇議員は、2005年の衆議院選挙で初当選し、いわゆる「小泉チルドレン」と呼ばれる新人議員として注目されていた。

[16日10時22分更新]

725片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/17(木) 02:59:13
バッサリもいいんだけど、言い方がもっと工夫されないとなぁ。

安倍節ひさびさ 中露の言い分バッサリ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000005-san-pol

 久々に「安倍節」が戻ってきた−。政府のスポークスマンに就任以来、慎重な言い回しに終始していた安倍晋三官房長官が十六日の記者会見で、中国やロシアの対応を一刀両断するなど保守派論客らしい明快なコメントを披露した。自民党内からは「やはり安倍氏はこうでないと」との声が上がる一方、政権の保守化を警戒する政府・与党関係者からは冷ややかな視線も…。
 第一弾は午前の記者会見。ロシアのプリホチコ大統領補佐官が、日露首脳会談での政治文書の調印見送りを示唆したことに、安倍氏は「日露両国が準備作業を一生懸命行っている中、大統領府の高官が報道にあるような発言を行ったことは極めて遺憾だ」と批判した。
 さらに、中国の李肇星外相が十五日、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を「ドイツの指導者がヒトラーやナチス(の追悼施設)を参拝したら欧州の人々はどう思うだろうか」と批判したことについて、安倍氏は「その例示について違和感を覚える」と強い不快感を表明。「総理は国のために殉じた方々のご冥福をお祈りするためにお参りしており、特定の人物に対して参拝しているのではない」と反論した。
 午後の会見では「『国のために殉じた方々』に東条英機元首相ら当時の指導者も含まれるのか」と質問され、「祭られている方々をここで一人一人論じるべきではない」ときっぱり。「そういう名前を挙げるのならば、(祭られている)二百四十万人の方々の名前を挙げてほしい」と記者に反撃する場面もあった。
 ただ、定率減税など内政問題には「議論を見守りたい」などと相変わらずの慎重姿勢。三位一体改革では安倍氏の割り当て指示にもかかわらず、一部省庁が今も回答を留保しているだけに、「官僚になめられないように内政問題でもたまにはピシャリとクギを刺すべきだ」(自民中堅)との声も出ている。
(産経新聞) - 11月17日2時48分更新

726片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/19(土) 12:33:03
政権党の半世紀:変質する自民政治/1 派閥の弱体化
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2005/11/15/20051115ddm005010139000c.html
 ◇「総裁=領袖」構図崩れ

 「派閥の機能を党に順次移せないか、考えてほしい」

 11月8日午後、首相官邸。小泉純一郎首相(自民党総裁)は両手を机の上に置き、身を乗り出して太田誠一党改革実行本部長に指示した。「脱派閥」をうたう首相の下、自民党は派閥が担ってきた新人議員の教育・研修を執行部主導で行うなど、派閥見直しを加速させている。首相は来年9月の総裁任期切れをにらみ、党改革の総仕上げとして派閥改革を掲げた。

 自民党50年。その歴史は派閥を抜きに語れない。派閥の力の源泉は領袖が総裁候補となり、総裁の座を競い合うシステムにあった。

 派閥偏重を刷新しようとする動きは古く、池田勇人内閣当時の63年10月、党組織調査会(三木武夫会長)の最終答申は「派閥の無条件解消」を求めている。それでも派閥が衰えなかったのは、自民党が常に与党であり、派閥の合従連衡が、同じ党内で「疑似政権交代」を行う役割を果たし、権力維持に導いたためだ。

 しかし、田中派や、その流れをくむ竹下派が膨張し「一派支配」が強まってから、ひずみが目立ってきた。89年、リクルート事件で派閥トップが相次ぎ後継の資格を失うと、宇野宗佑氏や海部俊樹氏ら派閥トップでない人材を竹下派(経世会)が担ぎ、実質的に政権を牛耳る二重権力構造が生まれた。その後、93年に自民党はいったん政権を転落、小選挙区制を盛り込んだ政治改革関連法が成立した。

 政権復帰後、派閥が衰退する中、時の人として登場したのが小泉首相だ。95年、98年の総裁選に出馬して敗れ、経世会支配に挑み続けていた。3度目の挑戦は01年4月、地方党員の圧倒的支持を得る形で勝利した。

 今回の郵政政局で首相が堀内光雄前総務会長や亀井静香元政調会長ら派閥トップを敵に回し、党内の権力闘争に勝ち抜けた背景には、公認権や政党助成金などカネを掌握する党執行部=総裁に権限が集中したため、派閥が弱体化したことが大きかった。

 そして来年秋に予定される自民党総裁選。ポスト小泉候補と目される安倍晋三官房長官、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相、福田康夫元官房長官のうち派閥トップは谷垣氏だけで、しかも少数派閥。4人のうち最有力とされる安倍氏にしても、国民的人気で、岸信介元首相の孫という「血筋」がその権威を裏打ちしている。

 しかし、首相の「脱派閥」には、出身派閥である森派偏重の裏返しに過ぎない、との批判も根強い。郵政民営化に慎重だった旧橋本派(現津島派)や旧亀井派(現伊吹派)など「敵対派閥の弱体化」(閣僚経験者)は、人事冷遇という形で表れたのも事実。逆に政権発足当時60人だった森派が現在、80人にまで膨張した。

 自民党の松野頼三元総務会長は、小泉首相と自民党との関係について「任期が残り1年を切った総裁は威信が半減し、活力が無くなるはず。次の候補者にエネルギーが行くものなのに、ますます首相の存在が高まっている。自民党の歴史の中で異例だ」と指摘した。

 「自民党の中で与党と野党みたいな論争が行われているから、野党なんていらないよな」。首相側近の中川秀直政調会長は13日、党京都府連のパーティーで首相のこんな発言を明かした。衆院選で抵抗勢力が一掃され「小泉一色」に染め上げられた党内でどんな総裁選びが展開されるか。ポスト小泉は自民党の変化の真贋(しんがん)が問われるレースとなる。

   × × ×

 自民党はきょう15日、1955年に自由党と日本民主党が「保守合同」で合併、誕生して50年を迎えた。90年代の一時期を除き、政権を担い続けてきた同党は時代とともに看板や政策を変え、したたかに生き残ってきた。自民党の半世紀と変質を検証した。=つづく

727片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/19(土) 12:34:03
政権党の半世紀:変質する自民政治/2 憲法改正論議
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2005/11/16/20051116ddm005010115000c.html
 ◇ハト派衰退で加速

 「9条1項はこれまでと同じです」

 小泉政権の宿願である郵政民営化法が成立した10月14日、自民党新憲法起草委員長を務める森喜朗前首相と与謝野馨政調会長(当時)が首相官邸を訪ね、小泉純一郎首相に新憲法草案の取りまとめ状況を説明した。焦点の9条について与謝野氏が「自衛軍」との表現を盛り込み2項を改正する代わりに、戦争放棄を定めた「1項」条文はそのまま維持する方針を告げると、首相は黙ってうなずいた。

 衆参両院で「3分の2」以上の賛成を得て改憲を発議するためには今後民主、公明両党との調整が必要。起草委には「1項をいじったら、(改憲アレルギーが高まり)2項も改正できなくなる」(舛添要一事務局次長)との懸念があった。

 自民党は結党時の「政綱」に自主憲法制定を掲げ、改憲は党是とされている。しかし、日本の保守勢力は改憲に積極的な勢力と、経済成長重視派が併存してきた。特に自社両党の「55年体制」の下、経済成長が軌道に乗ってからは、「建前改憲、実質護憲」のごとく改憲論議は封印された。「自民党はタカ派とハト派のバランスの上で政権を長く担当できた」(古賀誠元幹事長)

 自民党初代総裁の鳩山一郎氏は56年に憲法調査会を内閣に設置したが、改憲志向の強かった岸信介首相は日米安保条約改定騒動で退陣。その後、吉田茂元首相の門下である池田勇人、佐藤栄作両元首相の流れをくむ「軽武装・経済重視」路線の派閥が長く主導権を握り特に田中−竹下−小渕−橋本派のラインが党内を仕切った。一方で、改憲積極派の岸派や河野派の流れも現在の森、伊吹、山崎派まで続き、系譜が継承された。

 しかし、91年の湾岸戦争を境に自衛隊の海外派遣に向けて「国際貢献のための改憲論」が台頭。93年の細川非自民政権の成立や94年の「自社さ」連立政権樹立を境に護憲勢力の社会党が凋落(ちょうらく)、憲法をめぐる政治状況は大きく変化した。そして小泉首相が道路族、郵政族の牙城である旧橋本派を攻撃のターゲットと据えた確執を経て、党内の勢力分野も変化。自民党内で池田、佐藤両派の流れをくむ派閥の国会議員の割合は82年の46%(田中、鈴木派)から、今衆院選で35%(津島、旧堀内、谷垣、河野派)まで約10ポイント低下。若手の無派閥議員にも改憲志向は強い。

 小泉首相(自民党総裁)が音頭を取った今回の新憲法草案作成でも、さきの衆院選で大勝した首相の勢いを象徴する場面があった。改憲論議のカリスマ的存在である中曽根康弘元首相が作成した「前文」の試案に難色を示し、復古調の表現や「和を尊び」とのくだりを排除したのだ。特に合議を尽くすことを意味する「和」のくだりは、後藤田正晴元副総理が生前、中曽根氏に盛り込むよう託したものだった。山崎拓・自民党前副総裁は「次期衆院選は各党の改憲案のコンテストになる」と意気込むが、「小泉流」を反映した新憲法草案は改憲実現の跳躍台となるだろうか。=つづく

毎日新聞 2005年11月16日 東京朝刊

728片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/19(土) 12:35:56
政権党の半世紀:変質する自民政治/3 小泉−竹中ライン
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2005/11/17/20051117ddm005010033000c.html
 ◇「成長・分配」路線に幕

 自民党の中川秀直政調会長は8日、党本部で古賀誠元幹事長に会い、党道路調査会長の辞任を求め、後継会長に石原伸晃・前国土交通相を充てる方針を伝えた。中川氏は当初、事務所に出向き説明しようとしたが、古賀氏は「いやいや、私が」と断り、政調会長室まで足を運んだ。

 自民党の各調査会は、ベテラン議員が会長を務め、族議員がにらみを利かせてきた。道路族を仕切る古賀氏から、国交相時代に道路公団改革に取り組んだ石原氏に交代させ、小泉純一郎首相が目指す道路特定財源の見直しの布石とする狙いは明白だった。石原氏起用について、古賀氏は「結構です」と語った。

 自民党は60年に池田勇人首相が「所得倍増計画」を打ち出し、高度経済成長路線に踏み出した。72年に「日本列島改造」をうたう田中角栄首相が政権に就くと、都市から地方まで開発ラッシュが波及。道路整備など公共事業を中心とした積極財政路線が進んだ。

 「田中元首相には日本海側と太平洋ベルト地帯の所得格差の縮小など志はあったが、公共事業中心で経済活性化を図る『大きな政府』路線の原点となった。業界団体は政治家に予算獲得を働きかけ、集票マシンになった」−−。「歴代首相の経済政策全データ」(角川書店)の著者、草野厚・慶大教授は、こう指摘する。「田中型政治」は結果的に建設、運輸など利権官庁につながる族議員を生み、政・官・業のもたれ合いを招いた。

 ドル高是正の協調介入で合意した85年の「プラザ合意」後、日本経済は金融緩和など円高対策の結果、バブル経済を招き、バブル崩壊に見舞われた。景気対策のため、公共事業関係費は、98年度に過去最高の14・9兆円(補正予算含む)まで拡大。国と地方を合わせた長期債務残高は、05年度末に774兆円までふくらんでいる。

 こうした中、01年に発足した小泉政権が歳出カットと公共事業の抑制に取り組んだ路線転換は、「大きな政府」を前提にした既存の自民党と正面衝突した。右腕の竹中平蔵総務相が政権発足当初、非議員だったことは偶然ではない。05年度の公共事業関係費は7・5兆円と、98年度からほぼ半減。今度は公務員改革で歳出カットの先兵となる竹中氏は就任会見で「私の務めは小さな政府担当大臣」と説明した。

 総仕上げに入った「小泉改革」が踏み切ろうとしているのは「日本型社会主義」とやゆされるほど国民所得の「公平」「分配」に意をくだいた戦後の経済原則の転換にもみえる。「官から民」のスローガンの下で、民間企業はリストラを徹底。競争力を回復する半面、自殺者数が98年から7年連続で年間3万人を超え、生活保護世帯が100万世帯に迫るなど、かつてない格差感が社会に広がりつつある。

 自民党は15日の総務会で、構造改革の推進をうたった「立党50年宣言」案を了承した。「成長・分配」時代の先にある指標は何か。宮沢喜一元首相は小泉首相と「ポスト小泉」候補に対し「勝者、敗者の論理に陥らないか。政治には弱者救済の面があることを常に覚えておくべきだ」と訴えている。=つづく

毎日新聞 2005年11月17日 東京朝刊

729片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/19(土) 12:37:07
三原氏って公明党との引き合いでしか出てこないな・・・。

政権党の半世紀:変質する自民政治/4 支持基盤弱体化
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2005/11/18/20051118ddm005010027000c.html
 ◇自公協力、資金まで

 自民党の三原朝彦衆院議員(福岡9区)は9月に公表された04年政治資金収支報告書で昨年5月、「四国九州公明会」に対し、「20万円」と「15万円」の2回、計35万円の寄付をしたと記載した。同会は四国九州地区の公明党国会議員のための政治団体。三原氏の寄付は同党の弘友和夫参院議員(比例代表)が同時期、東京都内のホテルで開催した政治資金パーティーのための支出だった。

 三原事務所によると、弘友氏のパーティー券を60、70枚購入し、大半を後援会関係者に引き受けてもらったが、「売れ残った分を、三原からの寄付として記載した」という。96、00年の衆院選で落選した三原氏は、公明党の協力を得た03年の衆院選で、比例復活当選しており、「実際、公明党の支援がないと選挙に勝てないし、感謝の気持ちだ。公明党議員も私のパーティー券を買ってくれる」と説明した。

 自民党は小渕内閣当時の99年、公明党との連立政権を発足。当初は3党連立だったが、03年11月からは自公連立となった。連立発足後、衆参計5回の国政選挙を経た今、両党議員の関係は、政治資金を融通し合うところまで深化した。寄付の翌年にあった今年9月の衆院選で、三原氏は前回同様、「小選挙区は三原、比例は公明」との方針を徹底、12万票余りを獲得し、初の小選挙区当選を果たした。

 自民党と公明党・創価学会との関係は、60年代の佐藤栄作首相にまでさかのぼる。その後、佐藤派の流れをくむ田中、竹下派が国会対策上、野党時代の公明党と友好関係を続け、自民党内では「公明党とのパイプの有無が出世条件の一つ」(三役経験者)といわれた。連立発足後、公明党の自民党候補の推薦者数は衆院選で161人(00年)から239人(05年)へと拡大、もはや自公協力は、自民党候補の生命線となっている。

 衆院選の自民大勝は、公明党・学会との選挙協力に加え、小泉純一郎首相の掲げた改革路線が無党派層に浸透し、相乗効果をもたらした結果だった。首相は郵政民営化に反対する候補に「刺客」候補を立てるなど劇場型選挙を展開。東京23区や神奈川など大都市型の小選挙区(87選挙区)のうち、65選挙区で議席を獲得、最近劣勢だった都市部で民主党を圧倒した。

 強固な学会票を基礎票に、小泉人気により無党派層を取り込む自民党の選挙手法は、先月23日の参院神奈川補選でも奏功し、盤石に映る。ただし、「勝利の方程式」を支えるのは、国民的支持を集める総裁の存在であり、「衆院選は小泉首相が勝ったので、自民党の勝利ではない」(ジェラルド・カーチス・コロンビア大教授)との指摘は重い。

 昨年の参院選比例代表で、農林水産業の支援を受けた前職が落選するなど、自民党の支持基盤は年々、弱体化が進行している。今回の自民圧勝の要因には、得票率以上に議席数に差がつく小選挙区制度の特徴もあり、「いつか揺れ戻しがあるかもしれない」(宮沢喜一元首相)との不安は党内に共通する。無党派対策と組織立て直しのどちらが急務なのか。首相の総裁任期は残り1年を切り、小泉バブルの終わりは刻一刻と近付いている。=つづく

毎日新聞 2005年11月18日 東京朝刊

730片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/19(土) 12:40:29
小選挙区制度の導入が大きな力点変更。

政権党の半世紀:変質する自民政治/5止 カネの支配力
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051119ddm005010015000c.html
 ◇「角栄流」崩壊進み

 「今晩、おれの可愛がってるやつのパーティーがある。昔なら100万円ぐらい持って行ったけど、今は会費の2万円だ」

 かつて自民党竹下派の「七奉行」の一人と言われ、93年に小沢一郎氏(前民主党副代表)らと党を飛び出した渡部恒三・元衆院副議長は、集金力が格段に衰えた自分を嘆いてみせた。

 自民党50年史はカネと無縁には語れない。中でも田中角栄元首相がのし上がっていく1960年代後半から、「カネ」の支配力が増した。

 「カネを出せないやつは大臣をいっぺんやったら終わり。若いやつに配ったり派閥に上納できるやつが2度、3度と大臣になった」と渡部氏。集金力が政治家の力量を決定づけ、カネによる濃密な人間関係を媒介して、田中派から竹下派へと連なる大派閥が形成された。上納額は年5000万円、1億円というケタだったと話す関係者もいる。

 しかも、田中氏は国家政策とカネを絡ませるというスケールの大きな手法も駆使し、権力の一極集中を不動のものにした。その象徴とも言えるのが道路特定財源の創設だった。当時を知るベテラン議員の証言。

 「『あそこを国道にしろ』とか『あそこにトンネル掘れ』とか、みんな田中さんの口利きで実現した」。田中氏は地方向けの補助金行政も推し進め、竹下登元首相も88年、全市町村に1億円を支出する究極のばらまき行政「ふるさと創生事業」を実行するに至った。

 数は力、それを担保するのがカネ。が、そんな角栄流政治哲学は、日本の政治と社会にゆがみをもたらしていく。

 まず糾弾されたのが金権政治だ。ロッキード、リクルートの両事件、そして金丸信副総裁(当時)がかかわった東京佐川急便事件と脱税事件……。政治不信は極まり、自民党は93年、野党に転落し、細川政権の下で小選挙区制導入や政治家への企業・団体献金の制限(99年に全面禁止)などの制度変更が行われた。「政治改革は国民の声だった」とは、当時自民党総裁だった河野洋平衆院議長の述懐だ。

 さらに遅れること10年余り。小泉純一郎首相は道路特定財源の一般財源化に着手し、地方への補助金システムにもメスを入れている。政治資金集めも派閥中心から、政党交付金を握る党本部主導へと移った。田中政治の崩壊過程−−。それが結党50周年の一風景だ。

 ただし、政治とカネの癒着が断ち切れたわけではない。04年には日本歯科医師連盟から橋本派への裏献金事件が発覚し、橋本龍太郎元首相が派閥会長辞任に追い込まれた。企業献金禁止を骨抜きにする「迂回(うかい)献金」も、カネ集めに詳しい鈴木宗男衆院議員が「自分もやっていたし、今も存在すると思う」と話す。

 「政治にはカネがかかると言うが、政治家1人が使う金額は限度がある。どんなに実力ある政治家だって年間5000万円集めれば十分。だから『政治家は5000万円以上集めたらいけない』とか、上限を決めたらどうかと思う」。河野氏は毎日新聞の取材に、そんな提言を寄せた。=おわり

   ■   ■

 この連載は中村篤志、宮田哲、田中成之、谷川貴史、田所柳子、平元英治が担当しました。

731片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/19(土) 12:40:44
 <「政治とカネ」をめぐる主な動き>

1955年11月 自民党結党、55年体制が発足

  74年11月 田中角栄首相が金脈問題で退陣表明

  75年 7月 三木武夫内閣で改正政治資金規正法が成立

  76年 7月 ロッキード事件で田中前首相逮捕

  84年 1月 閣僚の資産を初めて公開

  89年 4月 竹下登首相がリクルート事件などの責任を取って退陣表明

  91年10月 政治改革3法案の廃案で海部俊樹首相が退陣表明

  92年 8月 東京佐川急便から金丸信自民党副総裁への5億円献金が発覚

  93年 3月 金丸信自民党前副総裁を脱税容疑で逮捕

      8月 非自民の細川護煕連立内閣誕生。自民党は初めて下野するが10カ月後に社会党委員長を首相に担いで与党復帰

  94年 1月 小選挙区制や政党助成制度などを盛り込んだ政治改革関連4法が成立

  99年12月 政党、政治資金団体以外への企業団体献金を禁じる改正政治資金規正法が成立

2004年 7月 日歯連から橋本派への1億円裏献金事件発覚。橋本龍太郎元首相が派閥会長辞任(05年11月に津島雄二氏が会長就任)

  05年10月 政治団体間の資金移動を制限する改正政治資金規正法が成立

 ※肩書は当時

毎日新聞 2005年11月19日 東京朝刊

732片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/20(日) 01:56:45
自民、比例ブロック組織強化 実効性には疑問の声
2005年11月17日 (木) 23:41
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20051117/K2005111704180.html

 自民党執行部が、衆院比例区のブロック単位で組織を整え、機能を強化しようと動き始めた。都道府県連に対する党本部の影響力を強めるとともに、脱派閥を進めるねらいがある。具体的には「ブロック両院議員会」を活性化させることが柱になるが、ブロックで議員が連携する場面はこれまでほとんどなく、執行部内からも実効性に疑問の声が出ている。

 16日の副幹事長会議には、ブロック選出の副幹事長たちも初めて出席。武部勤幹事長は「衆院選は小選挙区とブロックが単位。今後、党の権限はブロックに移譲し、選挙対策、政策運営を進めていく」とあいさつした。

 武部氏らは、ブロックを「派閥に代わるもの」と位置付ける。また、都道府県連など地方支部に対し、ブロックを通じて党本部の方針を浸透させるねらいもある。

 今後は月2回程度、ブロックごとに国会議員の会合を開くほか、都道府県議らも参加するブロック大会を年1回開催。地方選挙や地域の共通政策についてブロック内の協力を進めることも、16日の会議で確認した。ブロックに移譲する権限は今後検討する。

 これに対し、久間章生総務会長は17日、記者団に「地方の声を党本部に反映させるにはいいかもしれない」と言いつつも「はじめからうまくいくとは思わない」。別の党幹部も「ブロックに何の権限を移譲するのか。自民党はもともと県連中心で動いている」と疑問を投げかけている。

 都道府県連をめぐっては、武部氏は郵政民営化法案の反対派を総選挙で支援した8府県連に「けじめ」を求め、地方選挙の公認権を返上させる考えを明らかにしている。

733片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/23(水) 19:46:16
最近こればっかりが目立つけど、普通の人は飽きるほどこの手のニュースを見るわけでもないし、若い人が何かやるのは自民党にとってはイメージアップなんだろう。

自民立党50年 太蔵氏が「宣言」 小泉チルドレン83人代表
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1503788/detail

 自民党の新人・杉村太蔵衆院議員(26)が22日、都内のホテルで行われた立党50年記念大会で、新人議員83人を代表して「立党50年宣言」を読み上げた。無事、“大役”を務め終えた太蔵氏は「緊張した。今後もますます自分の職責をまっとうしたい」とホッとした表情をみせた。

 「新憲法草案」を発表するなど自民党にとって歴史的な一日となったこの日の“主役”は、小泉純一郎首相でも森喜朗新憲法起草委員長でもなかった。大会の最後に行われた「立党50年宣言」。壇上に並んだ「小泉チルドレン」83人の“センター”に立ったのが太蔵氏だった。

 司会が太蔵氏をコールすると、出席した約3000人からは大歓声が。“カンペ”を見ずに宣言を暗唱する太蔵氏が一瞬言葉に詰まった時、助け舟を出したのは宣言文に最後まで筆を入れた小泉首相だった。大会後、太蔵氏は「かなり練習した。(宣言は)暗記していた。(いつ要請があったかは)企業秘密です」と話した。

 これまで、仙台や宮古島へ選挙応援に行ったり、小池百合子環境相とテニスをするなど、各方面から引っ張りだこの太蔵氏。この日も“大役”に抜てきされ、大会を盛り上げた。「BMWに乗りたい」などの問題発言はもはや過去の話だ。

 武部勤幹事長は記者団に「一番若いから選んだ。今日の大会は杉村君にお株を取られた」と笑い、「本当に自民党は変わったという印象だ」と強調してみせた。テレビのワイドショーなどで取り上げられることが多い太蔵氏の起用は、幅広い国民の支持を強く意識したパフォーマンスにほかならない。

734片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/23(水) 22:57:50
参議院選挙までを一つのタームにするのかな、という感じ。

武部氏、消費税率上げ論を批判
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051123AT1E2300923112005.html

 自民党の武部勤幹事長は23日、大阪市での街頭演説で「財務省などが『消費税の増税をお願いしなくてはならない』と安易に言っている。まだやることはありませんか」と述べ、消費税率引き上げ法案の2007年の国会提出を主張した谷垣禎一財務相らを批判した。 (22:40)

735片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/23(水) 23:36:41
ぐだぐだ。

渡辺会長、朝日でほえる…「三木谷は妥協する」
ホリエモン、山拓の反対で広島から出馬
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005112202.html

 読売新聞グループの渡辺恒雄会長(79)=写真=が朝日新聞22日付朝刊で、堀江貴文ライブドア社長(33)による広島東洋カープ買収騒動のウラ話や、TBSとの経営統合を目指す楽天の三木谷浩史社長(40)の勝算を本音で激白。読売巨人軍会長の立場から、企業買収などのあり方について吠えまくった。

 「(自民党の)武部勤幹事長から『ホリエモンと会ってくれ』と電話があったが、『プロ野球から排除した人間だから会わない』と断った」

 先月下旬、堀江氏がカープ買収を画策し、その黒幕は武部氏と暴露した渡辺氏はインタビューで、このようにエピソードを初披露。これに続けて、「(武部氏の電話から)間もなく財界の大物から電話で『ホリエモンにカープを売るように面倒を見てくれ』と頼まれたが、断った」と明かした。

 武部氏が黒幕を演じるのは、「(総選挙で)ホリエモンは福岡県内から出たかったが(地盤が競合する)山崎拓氏が反対した。亀井静香氏への嫌がらせとして(広島6区から)出たが、(自民党から)公認は出なかった。その借りを返そうという気持ちが幹事長にあった」と解説した。

 一方、堀江氏のライバル・三木谷氏はTBS株買収で劣勢であることから、「買い占められるかどうかは非常に疑問だ。撤退すると信用が落ちるから、妥協するのではないか」と語った。

736片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/24(木) 16:15:25
国会要覧、マツモトカズミ議員が載ってるうちに買いたいんだが、新人のプロフィールが未整備なのよね。
この本にはマツモトカズミ議員が載るかなぁ。記念購入したいかも。

自民党:小泉チルドレン83人「個性伝えたい」、本出版へ 「ひとくくり」に違和感
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051124ddm005010036000c.html

 「小泉チルドレン」と呼ばれるが、一人一人がしっかりと政治を考えている−−。9月の衆院選で初当選した自民党の新人議員83人がそんな思いを伝えようと、それぞれの政治理念や議員としてやりたいことなどをつづる本を出版する計画を進めている。

 比例代表南関東ブロックの赤池誠章氏が発案。今月初旬に「おもしろおかしく取り上げられ、ひとくくりにされることに違和感を覚えている人も多いのではないか。それぞれの個性を自分の言葉で伝えよう」と訴え、賛同を得た。

 1人が3〜4ページを担当し、趣味などの情報、写真も盛り込む予定。83人でつくる「83会」(土屋正忠会長)が出版主体となり、印税は同会が管理して研修費や講演会の費用にあてる計画だが、どうしても知名度不足は否めない中、「最後には『小泉ブランド』に頼るしかないだろう」との指摘も。【高山祐】

毎日新聞 2005年11月24日 東京朝刊

737片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/24(木) 19:43:32
以下は本紙で。

減税要望、小粒に・自民部会「改革」ムード
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051124AT1E2300123112005.html

 12月半ばに決める2006年度税制改正への自民党の各部会の要望項目がほぼ出そろった。業界団体の意向を踏まえ、どれだけ多くの減税を獲得できるかが族議員の腕の見せどころだったが、構造改革優先のムードを受け、今年は出だしからおとなしめ。自民党税制調査会は28日から本格調整に入るが、小粒感漂う議論になりそうだ。

 22日、党本部で開いた経済活性化税制議員連盟(尾身幸次会長)の会合。所得税などの定率減税の廃止をあっさり容認した。同議連は商工族の牙城とされ、これまでは消費に悪影響を与える施策に待ったをかける場だった。 (07:02)

738片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/25(金) 23:46:55
小泉首相、新人議員に今度は「派閥のすすめ」?
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051125ia25.htm

 小泉首相は25日、首相公邸で自民党の新人衆院議員約40人と昼食をとった。カレーライスを食べながらの歓談で、首相は「派閥も遠慮なく入ったらいい。3人寄れば二つ派閥ができると言う。先輩、後輩、同僚、いろんな人の意見を聞いた方がいい」と、新人の派閥入りに理解を示した。

 首相は武部幹事長に対し、派閥に代わる教育機能を党が備えるよう指示したりしていただけに、出席者の間では戸惑う声も出た。新人がつくる「83会」の会長を務める土屋正忠議員は「『派閥はいけない面もあるが、人間関係は大切に』という意味だろう」と受け止めていた。

(2005年11月25日23時5分 読売新聞)

739片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/26(土) 17:58:07
目立つ新人の派閥入り 「小泉後」に不安
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-00000102-kyodo-pol

 9月の衆院選で当選した自民党新人議員が、派閥入りするケースが目立ち始めた。「脱派閥」という改革イメージは捨てたくないものの、「ポスト小泉」の体制下でも今と同じように執行部から面倒を見てもらえるのかという不安から、派閥の情報収集力などに頼らざるを得なくなっているようだ。
 新人議員83人のうち、既に派閥に入ったのは約20人。24日には平将明、広津素子両氏が山崎派に入会した。
 武部勤幹事長ら党執行部は選挙後、新人全員が所属する親睦(しんぼく)団体「83(はちさん)会」を対象に、政治資金収支報告書の記入方法など細かな実務面を指導。衆院比例ブロック別に設置した11の協議会を通じて党や国会の情報を提供することで、派閥に入らなくても不利益にならないようにしている。
(共同通信) - 11月26日16時49分更新

740片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/26(土) 21:33:09
例の山本一太のキャンペーンとか世耕のプランに乗っかるんだろう。

武部自民幹事長:次期総裁選は7、8人乱立 予備選を提案
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051127k0000m010083000c.html

 自民党の武部勤幹事長は26日、北海道釧路市で講演し、来年9月の自民党総裁選について「私は行司役でプロデューサー。(総裁候補は)安倍(晋三官房長官)さん、谷垣(禎一財務相)さん、福田(康夫元官房長官)さん、麻生(太郎外相)さんでは足りない。おそらく7、8人は出てくるし、出そうと思う」と述べ、候補が乱立するとの見通しを示した。

 また、武部氏は「全国で予備選をやろうと思う。アメリカの大統領選挙のようにやったらどうかという意見もある」と語った。

毎日新聞 2005年11月26日 20時44分

741片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/29(火) 12:23:47
またなんか言われたんでしょうね。
ただ、ちょっと緩みがちになってきたような。

耐震偽造 武部氏、方針転換? 「全マンション検査」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000006-san-pol

 マンションなどの耐震強度の計算書偽造問題で、自民党の武部勤幹事長は二十八日、名古屋市内で講演し、「今あるマンションは全部検査するようにしたらいい。お金がかかるだろうが国が予算化する」と述べ、住民の希望に応じて国が耐震強度検査費用を助成する制度を創設する考えを示した。
 講演に先立って開かれた与党の耐震構造設計偽造問題対策本部(本部長・武部幹事長)の初会合でも同制度の検討を決めたが、問題発覚から十日以上経過しての対応に、党内では「行政の責任も指摘されているのに明らかに初動が遅れた」(党幹部)との指摘が出ている。
 与党の対応を疑問視する声を助長したのは武部氏が二十六日、「悪者探しに終始するとマンション業界はつぶれる。不動産業界も参る」と述べたため。
 民間の指定検査機関が偽造を見落とした点でも「民間が危ないとなるのはまずい」と、もっぱら「官から民へ」の流れに歯止めがかかることに危機感をみせた。
 これに対し、民主党の前原誠司代表は二十八日、「建築確認のあり方を徹底的に検証する機会なのに、不動産業界が不景気になるというのは本末転倒だ」と非難。武部氏は「業界寄りの発言をしたなんてとんでもない」と反論しているものの、自民党の加藤紘一元幹事長も東京都内の講演で「自民党のイメージ、信用にかかわる問題だ。誤解されては困る」と強調するなど波紋を広げている。
(産経新聞) - 11月29日2時43分更新

742片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/29(火) 12:26:40
とりあえず注目集めようとしてますけどねー。

11ブロックで予備選を 武部氏、自民総裁選で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051128-00000189-kyodo-pol

 自民党の武部勤幹事長は28日午後、名古屋市内で講演し、来年9月に予定される党総裁選について「ブロック単位で予備選をやりたい」と述べ、全国11の衆院比例代表ブロックごとに実施したいとの考えを示した。
 具体的な予備選の形態については「実際は首相を選ぶ選挙になり、国民に参加してもらうのが大事だ。最終的に党員、党友が総裁を決めるが、それまでの予備選には国民が参加できるような工夫を考えたい」と述べ、党員以外の参加を検討する考えを重ねて示した。
 また、小泉純一郎首相の後継について「なぜ山崎拓前副総裁の名前が出ないのか。有力候補だ。候補者は7、8人出てくる」と述べた。
(共同通信) - 11月28日19時34分更新

743片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/03(土) 09:44:16
自民新人議員 脱派閥、広がる困惑 座学で陳情処理は分からない…3割入会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051203-00000005-san-pol

 衆院選で圧勝した自民党の新人議員八十三人。「小泉劇場」を彩るように何かと話題を振りまいてきたが、ここにきて政治活動に関する困惑が広がり始めている。党執行部は脱派閥を念頭に研修会を開催してきたものの、「座学だけでは分からないことが多い」との声が続出。すでに約三割の新人が派閥入りし、派閥頼みの動きが強まりつつある。 
 小泉純一郎首相は二日、西日本選出議員を中心に新人約四十人を首相公邸に招いて昼食会を開いた。首相は新人を前に「派閥はなくならないが、機能は低下する。一年間ぐらいは(派閥の様子を)よく見たうえで判断しなさい」とアドバイス。「派閥に入らなくても、政治家として立派に活動し、選挙が戦える態勢を責任をもって必ずつくる」とも述べ、暗に派閥に入らないよう促した。
 しかし、「脱派閥ノススメ」の掛け声とは裏腹に、新人たちの実感は少し違うようだ。
 会社員から公募で当選した関西圏選出のある新人議員は、地元から寄せられる多数の陳情に四苦八苦。「陳情をもらっても、それをどうしたらいいのか分からない」ということで、結局、頼ったのは地元の先輩議員だった。この先輩から官僚との接し方などを手取り足取り教えてもらった。「秘書や地方議員出身者はともかく、私のような場合は研修会だけでは分からないことが多い。ある派閥から入会の誘いがあり、検討しているところだ」と漏らす。
 党本部は衆院選後、頻繁に新人研修会を実施し、政治家としての心得から政策決定の流れなどを細かく指導してきた。当初はほぼ全員が参加する盛況ぶりだったが、先月三十日に開かれた税制に関する勉強会に最後まで残っていた議員は、十五人程度。新人による親睦(しんぼく)団体「83会」の幹部は、「みんな地元の日程などが入って忙しいのではないか」と話すが、先細り感は否めない。
 当初は、首相が派閥に属さない新人議員に限定して毎月一回、懇談を実施する案もあったが、実現しておらず、掛け声倒れの様相だ。
 十一月末現在、派閥に入った新人は二十五人。さらに二十人程度が具体的に派閥入りを模索しているとみられる。武部勤幹事長は一日、流行語大賞に「小泉劇場」が選ばれた授賞式で、「新人は次の選挙で全員当選すると思う」と豪語した。首相の人気にあやかって当選した「小泉チルドレン」としては、来年九月に首相の任期が切れた後が気になるところだ。
 首相は二日夜、記者団に「権力闘争の一つの表れが総裁選だ。総裁選が近づくと派閥の介入が盛んになるだろう」と述べており、ポスト小泉レースに備え勢力拡大を狙う各派閥の綱引き合戦に発展しそうな気配もある。
(産経新聞) - 12月3日2時34分更新

744片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/04(日) 10:56:52
自民新人26人が派閥入り、首相は不要論だが…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051203-00000014-yom-pol

 先の衆院選で初当選した自民党の新人議員83人が、徐々に派閥に入り始めている。3日の時点で、派閥に入会したのは26人で、3割を超えた。

 小泉首相や武部幹事長は、新人議員に「派閥不要論」を説いているが、派閥入りの動きは今後も続きそうだ。

 「派閥機能は低下する。1年くらいはそれを見て、よく考えた方がいい」

 首相は2日昼、新人議員約40人と首相公邸で会食した際、各派閥が「権力闘争」を展開する来年秋の党総裁選が終わるまで、派閥入りは見合わせるよう助言した。また、「派閥に入らなくても政治家として立派に活動し、選挙が戦える体制を、幹事長と責任を持って作る」と約束した。

 だが、次期衆院選に向けた選挙区事情から派閥入りしたり、来年度予算編成をめぐる陳情への対応の仕方も分からず、派閥に頼ったりする新人も少なくない。

 新人が所属した派閥は、首相の出身派閥で、「ポスト小泉」の有力候補の安倍官房長官を擁する森派が越智隆雄、高鳥修一氏ら7人で最も多い。次いで、武部幹事長の出身の山崎派が広津素子氏ら、衆院選当時、選挙実務を担当する総務局長だった二階経済産業相が率いる二階派も井脇ノブ子、藤野真紀子氏らで、各5人いる。

 武部氏は、衆院比例代表ブロックごとのブロック会議などに派閥機能を代替させようとしているが、「選挙で武部幹事長にお世話になった」と山崎派に入った新人議員もいる。

 二階派には、正式な入会はせず、派閥総会などに「オブザーバー」として参加する新人2人がいる。その1人は「首相の意向は尊重するが、二階氏の影響力も捨てがたい」と語る。

 派閥側には、来年早々にも「ポスト小泉」の総裁選びに向けた動きが始まると見て、勢力を拡大したいとの思惑がある。自前の有力候補を持たない津島派も、「新たに5人程度の新人入会」(幹部)を見込む。

 「ポスト小泉」候補の谷垣財務相や麻生外相を擁する谷垣、河野両派では、所属議員数が総裁選立候補に必要な推薦人20人より少ないため、「せめて自前で推薦人を確保できる態勢にしたい」との声も聞かれる。
(読売新聞) - 12月4日0時57分更新

745片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/04(日) 11:07:19
麻生外相:自民総裁予備選「現実的でない」と否定的見方
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051203k0000e010057000c.html

 麻生太郎外相は2日午後(日本時間3日午前)、ワシントンのホテルで同行記者団と懇談し、自民党の武部勤幹事長が来年9月の総裁選で、党員以外も対象とした予備選実施の構想を打ち出したことについて「党則改正が必要だから党大会を開く必要がある。来年1月の党大会が終わってまた開くのは現実的ではない。物理的にできない」と否定的な見方を示した。

 ポスト小泉に意欲を示す麻生氏が総裁選実施の主導権を握ろうとする武部氏をけん制した形だ。(ワシントン共同)

毎日新聞 2005年12月3日 12時37分

746片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/08(木) 00:09:46
まず自分の党でやってください(笑)。

「ジェンダーの正しい理解を」自民新人議員が提言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051207-00000414-yom-pol

 藤野真紀子氏、佐藤ゆかり氏ら自民党新人議員の有志でつくる「自民党男女共同参画新人議員勉強会」は7日、「男女共同参画の推進は社会の活力を生み出す」とする「提言」をまとめた。

 年度内に予定されている国の男女共同参画基本計画改定に向け、来週にも猪口邦子少子化・男女共同参画相に提言書を手渡す。

 提言は、「ジェンダー」という言葉が家族や性差、伝統文化を否定すると一部で誤解を招き、男女共同参画政策そのものへの批判につながっているとして、冒頭で「『ジェンダー』概念の正しい理解を徹底する必要がある」としている。

 このほか職場の男女共同参画を進めるために役員や管理職への研修・啓発、子育てに男性の参加を促すための制度改正、女性への暴力根絶――など6項目について、制度改正や対策の強化を要請している。

 基本計画は、今年が5年目の改定期にあたり、7月に内閣府の専門調査会が改定のための基本方針を答申、年度内の改定を目指している。
(読売新聞) - 12月7日23時49分更新

747片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/09(金) 21:13:51
やはり出てきた。ぶぶ,せこう,いったライン。
ただ,名前が落ち目の読売みたいでよくないな。

山本議員:自民党総裁選向け予備選挙制度の導入目指す
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051210k0000m010055000c.html

 自民党の山本一太参院議員ら中堅・若手国会議員7人は9日、党本部で記者会見し、来年9月の党総裁選に向けて、予備選挙制度の導入を目指す「総裁選メイクドラマ・プロジェクト」を発足させると発表した。予備選を通じ、自民党の政策などを国民にアピールする一方、立候補要件を緩和し、脱派閥や世代交代を促進するのが狙い。来年2月に具体案をまとめ、総裁選に反映するよう党執行部に働きかける。

 総裁選立候補には党所属国会議員計20人の推薦人が必要だが、予備選は立候補要件を下げ、若手の参加も可能にする。プロジェクトチームでは国民参加型の予備選も検討する考えで、党内には「山本氏らの動きは、国民的人気の高い安倍晋三官房長官の側面支援」との見方もある。

 これに関連し、同党の武部勤幹事長は9日、大阪市での講演で、自らが提唱した予備選導入について「党則を改正しなければ、国民参加型の総裁選ができないということではない。予備選挙がだめなら、(衆院比例代表の)ブロックごとに総裁模擬選挙をやればいい」との構想を示した。【堀井恵里子】

毎日新聞 2005年12月9日 19時47分

748片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/10(土) 02:26:14
ま、参院選で負けて退陣がおかしいという論も一方で都合よく主張されたりするわけだけれども。

森前首相、ポスト小泉で「安倍氏温存論」
2005年12月09日20時38分
http://www.asahi.com/politics/update/1209/008.html

 森前首相は9日のTBSの番組収録で、小泉首相(自民党総裁)の後継を決める来年秋の党総裁選に絡み、「安倍(晋三・官房長官)さんは大事にしておきたい。乱暴に扱って袋だたきになるようなことはしない方がいい」と述べた。07年の参院選で自民党が苦戦する見通しを示した上での発言で、安倍氏が次期総裁選に出馬せず「次の次」を目指すのが望ましいとの考えを示したものだ。

 森氏は党内最大派閥の森派会長を務め、ポスト小泉選びに影響力を持ちうる立場にある。ただ、森派や他派の中堅・若手議員の間には派閥を超えた「安倍氏待望論」もあり、森氏の考えが大勢になるかは不透明だ。

 収録で、森氏は「(新総裁の最初の国政選になる07年の)参院選は(先の総選挙で)勝ちすぎた『振り子の論理』から言うと、国民の意思は、自民党が負ける方に来るのではないか。いくらやっても次で過半数にならない。だったら、(ポスト小泉選びで)あまり冒険する必要はない」と指摘。その上で「安倍氏温存論」に言及した。

 ただ、森氏は、森派では安倍氏のほか福田康夫元官房長官もポスト小泉に取りざたされていることを踏まえ、「安倍がいい、福田がいいという形で動いたり、割れたりしてはいけないと思う」と述べ、森派内からだれが総裁選に名乗りを上げても、一致して行動すべきだとの考えも強調した。

749片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/11(日) 21:10:58
せこうの衆院選のやり方は、公選法こんなに不便というのを逆手にとった作戦。
ぶぶ・いったの今後の作戦もそれと類似するものになるだろう。

総裁選改革 党勢拡大の狙いも
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/12/11/k20051211000008.html

自民党の武部幹事長は、来年9月の総裁選挙で一般の国民も参加意識を持てるような制度を導入したいとしており、背景には、総裁選挙に国民の関心を引き付けることで党勢を拡大し、再来年の参議院選挙を有利に運びたいという狙いもあるものとみられます。
武部幹事長は、小泉総理大臣の後継を選ぶ来年9月の総裁選挙について、一般の国民も参加意識を持てるような制度を導入したいとしていますが、党内からは、「制度の大きな変更は党則の改正が必要で、時間的に難しい」という見方も出ています。こうした中で、山本一太参議院議員らが、武部幹事長の意向も踏まえて、9日、記者会見し、総裁選挙に予備的な選挙を導入することを目指して、新たに勉強会を始めることを発表し、予備的な選挙に立候補する条件を緩くして、多くの候補者にチャンスを与えること、予備選挙に一般の国民を参加させるかどうかなどを検討する考えを示しました。山本氏は、「再来年の参議院選挙などに勝つためには、自民党が開かれた政党だとアピールすることが必要で、その絶好の機会が総裁選挙だ」としており、背景には、総裁選挙に国民の関心を引き付けることで党勢を拡大し、再来年の参議院選挙を有利に運びたいという狙いもあるものとみられます。

750片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/13(火) 10:54:03
これ、安倍の後継レールというような論調が多いけど、必ずしも単純にそうではないかもと思います。
小泉首相が指摘するように、どうも最近の安倍氏は官房長官としてのしゃべりをこなすのに「必死」のように思えます。
小泉首相としては、せっかく内閣改造で安倍氏を最有力な箇所に置いたのだから、それなりに期待感を醸成して場を作っていってもらわなければならない。
しかし、あまりその気配が見えないので、着火材を投入してやったという感じ。入れられたほうはどう感じるか知りませんが。
安倍氏が、着火材投入に反応して発言態度を変えてきたら、おそらくバトルが激しくなり、人事権者の思惑通り。

総裁選 後継・安倍氏に期待感 首相「逃げるな」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000000-san-pol

 【クアラルンプール=佐々木類】小泉純一郎首相は十二日夜、クアラルンプール市内のホテルで同行記者団と懇談した。森喜朗元首相が来年九月の自民党総裁選で安倍晋三官房長官の「温存論」を唱えたことについて、「チャンスはそう来ない。準備のない人はチャンスをつかめない。困難に直面して逃げたら駄目だ」と述べ、安倍氏の出馬に強い期待感を示した。また、「私も一票持っている。誰かを応援するだろう」と述べ、事実上の後継指名への意欲を表明した。
 小泉首相が「ポスト小泉」候補の動向や自らの総裁選での対応に言及したのは初めて。自民党内では、衆院選大勝で首相への求心力が高まっているだけに、首相主導で安倍氏後継の流れが強まる可能性もありそうだ。
 ただ、首相は安倍氏について「官房長官を務めるのに必死じゃないのか。与えられた職責を果たすことに全力投球という以外、考えていないのでは」と指摘。さらに、竹中平蔵総務相に関しても、「学者、学者と批判されながら、普通の政治家以上の活躍をしてきた。国会議員であれば首相になる資格はある」と語り、候補の一人との認識を示した。
 安倍氏については、森元首相が九日、民放番組の収録で、「大事にしていきたい。あまり乱暴に使って、袋だたきになるようなことはしない方がいい」と言及。平成十九年の参院選で自民党の苦戦も予想されるため、同氏を温存する考えを示唆していた。これに対し、安倍氏は十二日午前の記者会見で、「親心ではないか。小泉改革を支えていくため、全身全霊で職務に打ち込んでいく以外は考えることすらはばかるべきだ」と述べた。
 首相はこのほか、自民党と民主党との「大連立」構想について、「協力できる分野は誰とでも協力したいという気持ちを前から持っている。私の任期の来年九月まで大連立があるのか、それは予測できない」と述べた。
(産経新聞) - 12月13日2時55分更新

751片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/13(火) 11:18:55
自民党:政治資金パーティー相次ぐ ホテルは大にぎわい
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051213k0000m010001000c.html

 来年度予算編成や税制改正など政治日程が立て込む年末の永田町で、自民党国会議員の政治資金パーティーが相次いでいる。先の通常国会で、郵政民営化法案の参院否決を受けて、小泉純一郎首相が8月の衆院解散を断行。9月の衆院選のあおりで例年、秋に開催されることの多いパーティーが、年末にまでずれ込んだ格好だ。「選挙費用の回収は年内に済ませたい」という議員の「フトコロ事情」もあり、国会周辺のホテルは連日大にぎわいとなっている。

 「今人気絶頂、実力者として成長された中川秀直さん」

 8日夜の東京都内のホテル。自民党の中川政調会長の政治資金パーティーで来賓の森喜朗前首相がこう持ち上げると、1200人が集まった会場が沸いた。党幹部や財界関係者のほか、中川氏の地元・広島県からも500人近い支持者が招待された。

 自民党議員のパーティーの多さは、あいさつの依頼を受ける武部勤幹事長の日程からもうかがえる。ここ2週間の幹事長日程で、パーティー出席の予定が入ったのは、個人開催19、派閥開催2の計21。1日5カ所の予定が入ったこともあり、武部氏は会場をはしごする毎日が続いている。

 民主党も鳩山由紀夫幹事長が9日に開くなど、党所属議員のパーティーは盛んだ。

 国会議員のパーティーは例年、予算編成などを控える年末を避けて秋に開催されることが多い。自民党の久間章生総務会長は8日、今年のパーティー事情について「選挙のために先延ばししたのだろう。衆院選が終わって、選挙に金がかかったから、資金集めではないか」と苦笑した。

 04年の政治資金収支報告をみると、献金総額は前年に比べ9.9%減の約264億円にとどまる一方、政治資金パーティーによる収入総額は同9・9%増の約143億円と伸びている。「献金収入が減り、節目に開催してきたパーティーに頼らざるを得ない」という議員もおり、パーティー収入が総収入に占める割合も増加傾向にある。【堀井恵里子】

 ◇チルドレン、パーティー作法なってない…武部幹事長

 「小泉チルドレン」はパーティーの作法がなってない−−。自民党新人議員の教育係を自任する武部勤幹事長が、会場の舞台上からチルドレンをしかる場面があった。

 11月30日夜、親しい知人を集めて東京都内で開いた武部氏主催の会食会の席上のことだ。出席者によると、武部氏は「さっきから見ていると、新人議員はあいさつ回りをしないで食べてばかりじゃないか」と一喝すると、会場の新人たちが慌てて名刺を配り始めた。

 一方で、今月5日のベテラン議員のパーティーでは、新人議員でもある猪口邦子少子化担当相が長時間あいさつを続け、駆けつけた森喜朗前首相があいさつをしないまま帰る一幕もあった。

毎日新聞 2005年12月12日 17時20分 (最終更新時間 12月12日 23時29分)

752片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/14(水) 01:49:16
いや、議院内閣制では下院議員から首相出すんですよ。
解散制度との絡みでもそうだし。
一般論としてもちょっとおかしい。正しくない。
小泉さんは盛り上げたくて言ってるだけだから、そんなにまじめに答えて国民に誤解を広げないように。
総理大臣になりたくば衆議院議員になってください。

「ポスト小泉」発言は一般論 麻垣平三、本心は?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000028-san-pol

 安倍晋三官房長官は十三日午前の記者会見で、小泉純一郎首相が安倍氏の来年九月の自民党総裁選への出馬に期待感を示したことについて、「(首相は)私ということではなく、一般論として、また党内に(総裁選出馬の)有資格者がたくさんいるので、そういう人に向けて『準備をしっかりせよ』とおっしゃったと思う」と述べた。
 麻生太郎外相も会見で「(安倍氏に)肩入れしたとも思わない。(安倍氏の父の)安倍晋太郎先生のことを考えたろうし、いろいろな条件で考えれば、普通の話ではないか」と述べ、首相発言は一般論であるとの見方を示した。谷垣禎一財務相は「論評は差し控えたい。私は今、当面、(来年度)予算をきちっと作ることが大事だ」と述べるにとどめた。
 一方、竹中平蔵総務相は、小泉首相が「国会議員である限り首相になる資格がある」との見解を示したことについて「一般論として正しい指摘だ」としつつも、意欲がないとの考えを改めて強調した。
 小泉首相は十二日、外遊先のクアラルンプール市内で同行記者団と懇談した際に、「ポスト小泉」候補をめぐり森喜朗元首相が安倍氏の温存論を唱えたことについて、「チャンスはそう来ない。準備のない人はチャンスをつかめない。困難に直面して逃げたら駄目だ」などと発言した。
(産経新聞) - 12月13日16時1分更新

753片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/14(水) 13:14:12
山崎先生がおっしゃってくださいました。

竹中氏の首相就任は困難 「ポスト小泉」で山崎氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000100-kyodo-pol

 自民党の山崎拓前副総裁は14日午前、宇都宮市内で講演し、小泉純一郎首相の後継候補の1人として名前が挙がっている竹中平蔵総務相について「憲法上は参院議員も首相になることが認められているが、これまで例がない。竹中氏が首相になるのは難しい」との認識を示した。
 その理由については「首相の最大の権限は衆院解散権だ。自らの立場が保障されたまま解散権を行使することを考えれば、参院議員は政治的に首相になりにくい」と指摘した。
(共同通信) - 12月14日12時26分更新

754片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/14(水) 13:17:33
この提言は理性的に思えるなー。

ジェンダーの定義明示を 自民党新人議員が提言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000106-kyodo-pol

 自民党の「男女共同参画新人議員勉強会」の萩原誠司会長らが14日午前、内閣府で猪口邦子男女共同参画担当相に、2006年度からの新たな男女共同参画基本計画に関し「ジェンダー」概念の定義を明示するよう求める提言を手渡した。
 提言は「ジェンダーの視点」とは「社会での男女の役割を決め付ける考え方に対する問題意識」と強調。一部の教育現場で、過激な性教育や男女同室着替えなどジェンダーの趣旨に反した教育が行われていると指摘し、正しい理解を徹底するよう求めた。
 猪口氏は「今後、与党と(考え方を)すり合わせる。皆さんの思いを受け止め、可能な限り反映させる」と述べた。
(共同通信) - 12月14日12時39分更新

755片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/16(金) 01:12:14
男性でわざわざ研修会に出る人は反対、という整理も。

女系天皇:自民新人男性議員「伝統が大事」と反対続出
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051216k0000m010109000c.html

 小泉純一郎首相が来年通常国会で成立を目指す女性・女系天皇容認のための皇室典範改正で、思わぬ「抵抗勢力」が現れた。自民党新人議員でつくる「83会」の自主研修会で議論したところ、「世論より伝統が大事だ」として「男系継承維持」などの主張が相次いだからだ。「場合によっては離党せざるを得ない」という強硬論も飛び出し、首相が教え子たちの反乱に手を焼く事態も起きかねない雲行きだ。

 約30人が出席した研修会は14日、党本部で開かれ、これが第1回。皇室典範改正の賛成・反対両方の学者を招いて議論した。

 10人近い女性議員らは、稲田朋美議員を除いて「時代が変わったので男系にこだわる必要はない」などと女帝歓迎論が多かったが、20人近い男性議員は、発言した全員が「男系を変えたら天皇制が壊れる」「国民的な議論が不十分。なぜ急ぐのか」などと反対論者。

 「郵政とは比べものにならない国の根幹にかかわる問題だ」「皇室の問題は世論に従うべきではない」などと、郵政ブームで当選した議員らしからぬ意見も。稲田議員は、男系維持のために旧宮家を復帰させる私案を披露し、男系維持派の講師、八木秀次高崎経済大助教授は「83人は大きい力になり、国の行く末を左右する。過去の新人とは違う」と激励した。【野口武則】

毎日新聞 2005年12月15日 20時55分

756片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/16(金) 01:14:41
まぁ普通に見てひどかったからなあ。

耐震偽造:証人喚問「追及が甘い」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051216k0000m040126000c.html

 自民党に抗議殺到 衆院が14日行った耐震データ偽造問題をめぐる証人喚問で、自民党本部に「姉歯秀次元1級建築士らに対する追及が甘い」などの抗議が殺到している。14〜15日で数百件。久間章生総務会長は15日の記者会見で「矛盾点、問題点にきちんと迫るというやり方を本来すべきだ」と苦言を呈した。

 喚問に当たった同党議員は渡辺具能、中野正志、望月義夫、吉田六左エ門の4氏。うち渡辺氏は40分の持ち時間中、30分以上を自分の発言に費やした。抗議は「姉歯氏にもっとしゃべらせるべきだ」「なぜこの議員を質問者に選んだのか」など。

 渡辺氏は抗議に対して「証人喚問は事件を解明し、対応策に反映させるためのもの。面白おかしく劇場風になるべきでない」とコメントした。

毎日新聞 2005年12月15日 21時37分

757片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/17(土) 21:04:09
ちなみに、岩永前農相就任時、島村氏は元農相になったわけです(前農相は小泉氏)。右の松田氏の記述は誤りになります。http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/matsuda/iroha/news/20051121org00m010073000c.html

伊吹文明会長を正式決定
自民党伊吹派、島村氏は名誉会長
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005121400167&amp;genre=A1&amp;area=K00

 自民党伊吹派は14日、東京都内の派閥事務所で特別総会を開き、亀井静香前会長の辞任で空席となっていた派閥会長へ伊吹文明元労相(衆院京都1区)の就任を正式に決めた。島村宜伸元農相は名誉会長を務める。

 総会後に伊吹会長は、派閥の大同団結を求めるとともに、空席の座長と事務総長については「年明けまでに決めたい」と述べた。

 伊吹氏の会長就任をめぐっては、郵政民営化関連法案をめぐる派閥内のしこりなどから調整が難航していた。

自民党津島派:「分裂状態」1年5カ月ぶりに解消
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051216k0000m010144000c.html

 自民党津島派は15日、東京都内のホテルで衆参両院議員による総会を開き、日本歯科医師連盟の裏献金事件をきっかけにした「分裂状態」を1年5カ月ぶりに解消した。ただ、分裂の底流には03年の党総裁選での対応をめぐる衆参の確執があり、来年の党総裁選でも派の擁立候補が不在の中、名実ともに一体化を図れるかは不透明だ。

 「一騎当千の皆さんが顔を合わせると、大変な力と改めて感じる。党内で真剣に議論する仕組みが欠けている感じがするが、積極的に発言し行動していこう」。総会であいさつに立った津島雄二会長は、同派の再構築を呼び掛けた。

 同派は昨年7月、橋本龍太郎元首相が裏献金事件の責任を取る形で会長を辞任。以来会長の空白が続き、参院は独自の活動をしてきたが、07年参院選に向け再合流のタイミングを探ってきた。この日の合流は、津島氏が今年11月に新会長に就任したのをきっかけにしたもので、久間章生総務会長は総会で「再来年の参院の選挙をみんな一緒に頑張っていこう」と訴えた。

 当面の課題は来年9月の党総裁選に向け、どう結束を保っていくかだ。同派内では「候補の擁立は1回休み」(派閥幹部)が暗黙の了解になっており、結束が緩めば草刈り場になりかねない。このため、茂木敏充筆頭幹事を若手のまとめ役とするなど、派内掌握に全力を挙げる。

    ◇

 津島派は15日の派閥総会で、新人の渡部篤(比例東北)、若宮健嗣(同東京)、大塚高司(大阪8区)の3氏の入会を了承した。同派は衆院37人、参院34人の計71人となった。【堀井恵里子】

毎日新聞 2005年12月15日 22時14分

758片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/19(月) 21:15:41
自作自演みたいなもんだ。

画一的な性差否定ではない 政府、ジェンダーを定義
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051219-00000255-kyodo-pol

 政府が作成を進めている来年度から5年間の「第2次男女共同参画基本計画」の原案概要が19日判明した。ジェンダー(社会的性別)について「ジェンダーフリーという用語を使用して、画一的に性差を否定したり、男らしさ、女らしさや男女の区別をすべてなくすことではない」と定義。学校など教育現場で社会的な性差別を見直すジェンダーフリーに反発する自民党に配慮した。
 具体的な取り組みとして、国家公務員1種試験などに合格したいわゆる「キャリア組」に占める女性の割合を2005年度の21・5%から10年度ごろまでに30%程度に引き上げるなど政策決定過程への女性の参画促進を目標に掲げた。政府は基本計画の年内の閣議決定を目指している。
(共同通信) - 12月19日20時54分更新

759片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/21(水) 10:41:03
チルドレンなんだから派閥以上にカリスマ支配だろ。
今さら事実上の小泉派とか言って突っついてもダメだろう。

小泉チルドレンどう動く 自民新人議員83人
2005年12月21日06時08分
http://www.asahi.com/politics/update/1221/001.html

 総選挙から3カ月余。初当選した自民党衆院議員83人の「色分け」が進んでいる。無派閥を促す小泉首相の声を振り切って約3割が派閥入りした一方、さまざまな政策勉強会を作って「横のネットワーク」を広げるなど、新たな党内活動のあり方の模索も始まった。首相の出身母体で最大派閥の森派を数で上回る「小泉チルドレン」は「ポスト小泉」選びにも影響を与える可能性があるだけに、党内での注目度は抜群だ。

 ■首相と忘年会「無派閥のみ」

 「小泉総理より無派閥の新人議員との懇談を行いたい旨のご指示がありました」

 新人議員83人に8日、こんな文書が届いた。自民党の武部勤幹事長名の「忘年会のご案内」。派閥に加入している新人にとっては、招待しないという通告でもあった。

 小泉首相はこれに先立つ2日、首相公邸での新人議員との懇談会で「派閥に入らなくても選挙で戦える体制を、自分と幹事長が必ずつくる」と語っていた。

 党幹部による政策・国会運営の研修や財界幹部との懇談、首相とのツーショット写真撮影……。総選挙後、首相や執行部は新人に異例の厚遇を続ける一方、派閥に入らないよう呼びかけてきた。

 それでも、30人ほどが各派に加入した。理由は「陳情の受け方や人脈作りは党の研修だけではわからない」「政局の動向は無派閥ではだれも教えてくれない」――。

 首相サイドや執行部の答えは「排除の論理」だった。党幹部の一人は「派閥に入っていないことのメリットもないといけない」と語る。

 派閥入りした一人は「うちは会長が『政策研究グループ』を名乗っているから派閥ではない」と参加を求めたが、一蹴(いっしゅう)された。無派閥の一人は「ここまでするものなのか」と漏らした。

 その忘年会は20日夜、首相公邸で開かれた。首相は無派閥を続ける新人だけを招いたことに触れ、「(83人)全員が(会場に)入れないからちょうどいい理由ができて良かった」と語った。

 ■次期総選挙 足場なく不安

 岡山市長から転身した萩原誠司氏ら新人10人は14日、有志勉強会でまとめた男女共同参画基本計画改定に関する提言書を、猪口邦子少子化・男女共同参画相に手渡した。猪口氏は「議員歴がまだ新人と言われても、実に政治の本質をつかんでいる」と持ち上げたが、新人議員がバッジを着けたばかりの閣僚に申し入れる異例の光景だった。

 新人の特徴は、派閥という「縦のつながり」を軸にするのではなく、当選同期という「横のつながり」が強いこと。環境保護と観光を両立させる「エコツーリズム」を推進する議員立法を通常国会に出そうとしている新人グループもある。ベテランが幅を利かせてきた農政分野でも、「新たな農政を考える1回生女性議員の会」を作った。新人議員の横顔を紹介する本の出版も計画中だ。

 とはいえ、足場がなかなか定まらないことへの不安は消えない。

 83人のうち、14人を占める比例区単独候補の場合、次期総選挙を仕切るであろう「ポスト小泉」のさじ加減一つで当選圏外の名簿順位となることもありうる。後援会組織がなく、政治資金パーティーや企業献金を受けるメドが立たない新人もいる。

 「われわれなんて一皮めくれば次の選挙のことしか考えていない」。比例区東海ブロックで復活当選したある新人はこんな本音を明かす。

760片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/21(水) 10:41:34
 ■「小泉派化」党内に警戒感

 4日、総選挙で野田聖子氏と戦って比例区で復活当選した佐藤ゆかり氏が地元の岐阜1区で事務所開きをした。20人を超える新人が集まった。

 会場では「総裁選に(候補者を)出せるな」「83人いるから4人出せる」。総裁選に立候補するには20人の国会議員の推薦人が必要なことを踏まえ、こんな冗談まじりの言葉が交わされた。

 すでに30人前後が派閥に加入したとはいえ、無派閥はなお50人前後と中堅派閥並みの規模だ。

 首相は2日の公邸での懇談会で「派閥の機能は低下する。1年間ぐらいは様子を見た方が良い」とも語りかけた。1年間様子を見るということは、次の総裁選は無派閥で臨むことを意味する。

 首相は12日、次の総裁選の対応について「誰かを応援する。私も1票行使しないといけない」と述べた。首相が「小泉チルドレン」に与える影響の大きさを考え、党内には、新人グループが「小泉派」化することへの警戒感が芽生えている。

 新人議員でつくる同期会「83会」の土屋正忠会長は「まとまって特定の候補者を応援することはない」と強調する。ただ、東海地方のある新人は「総裁選に向けて小泉さんがどういう対応をするかじっと見ている。同じ対応をした方が楽だし、有権者に説明しやすい」と明かす。

 武部氏は14日、都内でのパーティーでこう強調した。「83人が来年の総裁選の流れを作ると言っても過言ではない」

 安倍晋三官房長官や福田康夫元官房長官という「ポスト小泉」候補を抱え、最大派閥で数の点でも有利な立場にある森派内ですら、ある幹部はこう話す。「新人議員は放っておいたら総裁選の波乱要因になる」

761片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/23(金) 12:48:11
>国民が参加意識を実感できるよう

総裁選、国民参加型で…自民・来年の運動方針案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051223-00000201-yom-pol

 自民党の2006年運動方針案が22日、明らかになった。小泉首相が来年9月の党総裁の任期満了で退陣することを明記し、「ポスト小泉」を決める総裁選について、党員以外の一般国民も参加できるよう「開かれた形」で実施することを打ち出した。

 重点政策では、憲法改正のための国民投票法の制定や、教育基本法の改正など18項目を列挙した。来年1月18日の党大会で正式決定する。

 方針案の題名は「改革、加速」。前文は、9月の衆院選の勝利を「小泉総裁を先頭に、改革の断行、『小さな政府』の実現を訴えた結果」と評価したうえで、「今後も不断の改革を進める」と強調している。

 靖国神社への参拝については、「参拝を受け継ぎ、不戦を誓い恒久平和への決意を新たにする」との表現で、重要性を強調している。ただ、首相の参拝の是非には言及していない。

 重点政策では、11月の党大会で決定した「新綱領の実現を目指す」としたうえ、憲法改正の手続きを定める国民投票法の成立を最初に掲げた。同法の「早期制定を目指す」とした衆院選の政権公約(マニフェスト)を一歩進めた形だ。

 総裁選については、「党首を選ぶにとどまらず、総理大臣に直結する選挙」と位置づけ、「国民が参加意識を実感できるよう、開かれた形で活発な政策論争を展開する」と明記した。総裁選を通じて自民支持層を拡大し、07年の統一地方選、参院選の勝利につなげることが狙いだ。
(読売新聞) - 12月23日3時13分更新

762片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/23(金) 13:50:45
耐震偽造 1月にヒューザー社長証人喚問 与党が方針転換
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051223-00000003-maip-pol

自民、公明両党は22日、耐震データ偽造問題について、マンション建築主のヒューザーの小嶋進社長の証人喚問を来年1月の通常国会開会前にも行う方針を固めた。両党は当初、捜査当局が関係者の家宅捜索に踏み切ったのを理由に喚問に消極的だったが、世論の反発を考慮し方針転換した。
 自民党の細田博之国対委員長は同日、公明党の東順治国対委員長に証人喚問について「社会的な重大性が大きいので、最も効果的な時を選んで呼べばいい」と、喚問に応じる考えを表明。東氏も同意した。
 同問題では14日の衆院国土交通委員会での姉歯秀次元1級建築士らに対する証人喚問で「自民党議員の追及が甘い」として党本部に抗議電話が殺到。同党森派が耐震偽造の関連企業などから計660万円の献金を受けたり、伊藤公介元国土庁長官が問題発覚前、小嶋社長を国土交通省課長に引き合わせた問題が発覚したこともあり、当初は喚問が同党へのマイナス要因になるとみて喚問に慎重姿勢を示していた。
 一方、民主党は21日、喚問実現に向けた与野党党首会談の開催を小泉純一郎首相サイドに申し入れるなど、党を挙げて喚問実現を要求してきた。前原誠司代表は22日の記者会見で「(問題企業から)献金をもらって、後ろめたい時は逃げようとするのは許されない」と与党を批判していた。
 同党の馬淵澄夫衆院議員が14日の証人喚問で、問題の「黒幕」とみられる総合経営研究所(総研)の幹部が設計を請け負った会社に鉄筋量削減を指示した文書を突きつけて注目を浴びるなど、同問題は数少ない攻め材料となっている。小嶋氏の証人喚問に加え、伊藤氏の参考人招致なども要求し、攻勢を強める構えだ。【衛藤達生】
(毎日新聞) - 12月23日10時20分更新

763片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/23(金) 14:25:18
短期的に党員減少は確定的だと思うが、増やす手立てを見出せるかどうか。
青年の党費が半額になればだな、肩代わりするにも、青年二人分肩代わりするほうが数字につながりそうだ。

自民幹事長 青年の党費半額に
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/12/23/k20051223000012.html

自民党の武部幹事長は、自民党員の減少傾向に歯止めをかけるため、とりわけ若者の党員を増やしたいとして、18歳から30歳までの党員については、現在1年間で4000円の党費を半額の2000円程度に引き下げる考えを明らかにしました。
自民党によりますと、18歳以上が党員になる資格を持っていますが、党員は平成3年のおよそ547万人をピークに減少し、ことしはおよそ141万人と4分の1近くにまで落ち込んでいます。このうち45歳までの党員はおよそ25万人で、特に30歳以下の党員が少なくなっています。このため武部幹事長は、22日夜の小泉総理大臣との会談で「若者も政治に関心を持っている。自民党に対し幅広い支持を得られたことで、さきの衆議院選挙で大勝利を得た」と述べたうえで、現在1年間で4000円の党費を、18歳から30歳までの党員については、半額の2000円程度に引き下げる考えを明らかにしました。これに対し小泉総理大臣は、「いい考えだ。みんなとよく相談して決めてほしい」と述べました。ただ、来年9月の自民党の総裁選挙で投票できるのは、ことしと去年の2年、継続して党費を納めた党員に限られ、新たに党員になっても来年の総裁選挙で投票することはできず、党費の引き下げが直ちに大幅な党員の増加につながるかは不透明な情勢です。

764片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/23(金) 16:53:52
自民の「コミ戦」が常設化 選挙でのメディア戦略重視
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1576462/detail?rd

 自民党が圧勝した衆院選のメディア対策を担った同党の「コミュニケーション戦略チーム」(略称「コミ戦」、チーフ・世耕弘成幹事長補佐)が武部勤幹事長の直属として選挙期間以外も常設されることが23日までに固まった。
 民主党も機構改革で選挙時のメディア対策を担った「選対企画」を、常設の「広報戦略本部」に発展させている。テレビのワイドショー番組を中心とした選挙報道が自民党圧勝の要因となったのを受けた動きで、2大政党がメディア戦略を活動の中軸に据えることになった。

 コミ戦は広報やPR担当の党職員と外部のPR会社社員による混成部隊で、率いる世耕氏は元NTT報道担当課長。衆院選ではポスター、テレビCMなど従来の宣伝から幹部の失言対策など危機管理まで担った。

765片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/23(金) 19:30:38
なるほど。いい作戦だな。

耐震強度偽装事件 自民党、ヒューザー・小嶋社長の証人喚問を行う方針固める
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20051223/20051223-00000553-fnn-pol.html

耐震強度偽装事件で、自民党は、野党側が求めていたマンション販売会社「ヒューザー」の小嶋 進社長の証人喚問に、年明けにも応じる方針を固めた。
これまで自民党は、野党側が求めていた小嶋社長の証人喚問について、慎重な姿勢を取ってきた。
しかし、小嶋社長が証人喚問に応じる姿勢を示していることや、証人喚問を求める声が高まっている声をふまえて、2006年の通常国会前に衆議院の国土交通委員会で証人喚問を行うことに賛成する方針を固めたもの。
その一方で、政府部内からは、新年早々に小嶋社長が逮捕された場合、証人喚問が困難になるのを見越しての決定だとの声がすでに出ており、証人喚問の実現は流動的となっている。

[23日10時37分更新]

766片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/27(火) 21:05:47
「脱派閥」の人事制度へ 自民党改革で最優先課題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051227-00000166-kyodo-pol

 自民党の党改革実行本部(太田誠一本部長)は27日までに、派閥間調整によらない党本部主導の党人事制度導入を目指す方針を固めた。来年9月の総裁選までの最優先課題と位置付け、具体案の取りまとめを急ぐ。
 これまで自民党の役職員や国会の委員長、理事などの人事は派閥の推薦や、一部有力政治家の裁量で決められてきた。しかし同本部が「脱派閥」を党改革の柱に掲げていることや、83人の新人衆院議員に対して小泉純一郎首相が派閥入り自粛を指示したことを踏まえ、新たな人事システム構築が急務となった。
 同本部の「党内人事のあり方の改革」部会は既に(1)既存の党人事委員会を第三者機関の「人事評価委員会」に衣替えする(2)各議員から提出させる自己申告書などを基に「公正かつ適正な登用」のための評価を行う−ことを提言しており、この案を軸に具体案が取りまとめられる見通しだ。
(共同通信) - 12月27日17時24分更新

767片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/28(水) 01:04:49
なるほど。かぶったな。

耐震偽造:ヒューザー社長の証人喚問は1月17日
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20051228k0000m010099000c.html

 衆院国土交通委員会は27日、耐震データ偽造問題をめぐり、マンション建築主、ヒューザーの小嶋進社長への証人喚問を来月17日に実施することを決めた。与党側が野党側に打診、野党側も受け入れる方向だ。

 耐震データ偽造問題をめぐっては、国土交通省幹部に小嶋氏を引き合わせた自民党の伊藤公介元国土庁長官が党住宅土地調査会長を辞任するなど、政界へも波及。与党は次期通常国会の召集予定日である1月20日より前に、小嶋氏の証人喚問を済ませることで、国会審議への影響を最小限に抑えたい構えだ。【平元英治】

毎日新聞 2005年12月27日 20時59分 (最終更新時間 12月27日 22時02分)

宮崎被告の判決1月17日 幼女連続誘拐殺人事件
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051227-00000178-kyodo-soci

 最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は27日までに、幼女連続誘拐殺人事件で殺人、誘拐、死体遺棄などの罪に問われた宮崎勤被告(43)=1、2審死刑=の上告審判決を来年1月17日に言い渡すことを決めた。
 埼玉県と東京都で4人の幼女が次々と犠牲になり、「今田勇子」名の犯行声明文や被害者の遺骨を送り付ける残酷な手口で社会に衝撃を与えた事件の裁判は、被告の逮捕から16年余りを経て終結する。
 公判は1審段階から事実関係に大きな争いはなく、犯行時の精神状態と刑事責任能力の有無が最大の争点だった。
 弁護側は11月に開かれた弁論で「被告は拘置所で統合失調症を想定した治療を受けている」と指摘し、再度の精神鑑定が必要と主張。死刑判決を破棄して審理を高裁に差し戻すよう求めた。これに対し検察側は「犯行時には病的な精神状態でなかった」と上告棄却を求めていた。
(共同通信) - 12月27日17時49分更新

768片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/28(水) 22:13:09
自民、郵政で地方議員を相次ぎ処分…党員減少の悩みも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051228-00000517-yom-pol

 自民党は28日、先の衆院選で郵政民営化問題の「造反組」を支援した岐阜県議2人の処分を来年1月17日の党紀委員会に諮ることを決めた。

 この問題で地方議員の処分が党紀委員会の議題となるのは初めてだ。

 執行部は、都道府県組織の主体となっている地方議員らについても処分を積極的に進める方針だが、大幅な党員の減少や組織の弱体化につながる可能性もある。

 党員減少への危機感は、地方組織に特に強い。今月初旬、武部幹事長ら執行部が都道府県連幹部と懇談した際も、「県議が一生懸命に党員集めをしているのに国会議員は何をしているのか」などの声が噴き出し、武部氏は「国会議員にも徹底させる」と約束させられた。都道府県連によっては「党員獲得100人を県議選の公認条件とする」などの対策をとっているところもある。

 党員数は2004年末で約140万人で、毎年10万人規模で減少している。このため、執行部は「『造反』処分と党員数減は別」としていたが、18歳以上30歳未満の党員は党費を年4000円の半額にすることを検討するよう小泉首相が武部氏に指示するなど、党本部側も地方の突き上げの厳しさにようやく重い腰を上げ始めている。
(読売新聞) - 12月28日22時1分更新

769片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/29(木) 11:25:42
<小泉チルドレン>派閥参加で二極化 総裁選「陰の主役」に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051229-00000012-mai-pol

 衆院選の自民党圧勝で誕生した「小泉チルドレン」と呼ばれる83人の新人議員の二極化が、派閥への参加をめぐり鮮明になってきた。来年9月の総裁選をにらみ、1人でも勢力を増やしたい各派と、できるだけ無派閥のままで統制したい小泉純一郎首相や武部勤幹事長らの間で綱引きが早くも激化し、あたかも「陰の主役」の様相。次期衆院選での生き残りを目指す新人側の損得勘定も加わり、年明けには「派閥組」と「無派閥組」にほぼ二分されそうだ。【田中成之、谷川貴史、堀井恵里子】
 ◇森派、年明けに大量加入
 「小泉チルドレンとか言っても、なかなか情報が入らない。(83人でつくる「83会」が)『83通信』という紙を回しているけど何の役にも立たないよ」
 森派への入会を目指す新人議員は「無派閥のままで」との小泉純一郎首相の勧めにもかかわらず派閥入りに傾く心情をこう語った。「本音を言えば選挙の応援。派閥に入った方が安倍(晋三官房長官)さんも優先的に応援に来てくれるしね」とつけ加えた。
 「小泉劇場」の申し子とも言える新人議員だが、派閥に加わる議員は次第に増えている。毎日新聞の取材によるとすでに約3分の1の28人が派閥入り。内訳では森、山崎両派が6人と最多で、二階派5人、津島派3人と続く。
 特に、動きが目立つのは、首相出身派閥の森派だ。派閥主導で擁立した新人以外の入会をこれまで認めなかったが、今月13日と16日、福田康夫元官房長官、玉沢徳一郎元農相ら幹部が入会希望者を次々に呼び面接。来年1月に10人程度を新たに受け入れる構えだ。もし実現すると、83人の半数近くが派閥入りする格好だ。
 派閥に加わる新人は地方議員出身者や立候補前から派閥と関係があるケースが多い。例えば、篠田陽介(山崎派)、福田峰之(同)、薗浦健太郎(河野派)各氏はそれぞれ派閥に所属する有力議員の秘書を務めていた。
 派閥が新人の勧誘に力を注ぐのは「総裁選に影響力を行使するには、勢力を大きくしておく必要がある」(山崎派幹部)との思惑からだ。森派も安倍氏、福田氏と2人の「ポスト小泉」候補がいるが、あくまで描くのは派閥主導の総裁選びだ。 さらに、立候補には20人の推薦人が必要なため谷垣禎一財務相、麻生太郎外相ら総裁候補を抱える少数派閥の谷垣派(15人)、河野派(10人)には「必要な数をそろえたい」事情もある。新人議員の一人は「最終的には3分の2は派閥に入る」と語った。
 ◇無派閥、囲い込みに懸命 武部幹事長
 一方、武部幹事長は、首相の意を体して新人議員の「無派閥」のままでの囲い込みに懸命だ。「83人が結束すれば新しい総裁を出すことも数字上は可能だ」ーー。武部氏はことあるごとにチルドレンが無派閥で結束する重みを口にする。小泉首相との忘年会への出席を無派閥議員に限ったほか、年末に支給する200万円の政治活動費(モチ代)を新人に限って300万円に増額し、そのうえ無派閥新人には100万円を「上乗せ」するなど、あの手この手で派閥加入阻止を試みている。
 武部氏らの念頭にあるのも、やはり総裁選。派閥の色分けが進めばそれだけ党内の勢力図が固定化し、派閥の合従連衡という旧来型の総裁選びになりかねない。これは首相だけでなく、派閥と離れた「小泉執行部」として力を維持する武部氏としても避けたいところだ。「無派閥議員が多いほど総裁選の情勢が流動的になり、行司役の幹事長の出番も増える」と中堅議員は語る。
 もうひとつ浮かぶのが脱派閥型での「安倍後継」への周到な布石、との見方だ。仮に安倍氏が後継総裁になると、森喜朗前首相、小泉首相と、3代続いて森派から総裁が出る。このため、無派閥若手が担ぎ出す形を取れば「森派偏重批判をかわすことができる」と古参議員は解説する。
 こうした狙いを敏感に感じ取ったのか、首相官邸が主導して擁立した「刺客」や比例単独で当選した議員は、今も大半が無派閥を貫いている。猪口邦子少子化担当相ら比例単独当選組14人と、片山さつき経済産業政務官ら「刺客」当選組14人のうち、派閥入りしたのは各2人(約14%)にとどまっているのがその象徴だ。ただ、比例単独組が選挙後「無派閥を貫く」という文言を入れた「純粋比例議員宣言」を作ろうとしたが、「そこまで拘束しなくてもいいのではないか」と立ち消えになった。「チルドレン心理」も微妙に揺れ動いているようだ。

770片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/29(木) 11:26:48
 ◇刺客と県連、融和進まず
 「チルドレン」の多くが頭を痛めているのが、地元県連との関係だ。次期選挙で仮に党公認が得られても地元にそっぽを向かれては、前回選挙のような追い風は期待できないだけに、当選はおぼつかない。特に「刺客」として郵政造反組の有力議員と戦った新人には、県連の役員人事を十分に仕切れず、こう着状態となったケースも多い。
 「そもそもあなたは刷新される対象だ」。先月開かれた山梨県連の会合で、刺客候補として山梨3区から出馬した小野次郎衆院議員は、県連会長人事に口をはさむ県連幹事長にかみついた。同県連は、郵政反対組を支援し会長を辞任した中島真人参院議員を除く3人の自民党国会議員全員が新人。地元県議らとの関係構築はまだ途上にあり、いまだに後継会長を選出できずにいる。
 佐賀3区で保利耕輔元文相への刺客となり比例代表で復活当選した広津素子衆院議員も、選挙区支部の幹事長を決められずにいる。「自民党公認の私について来て下さい」と説得しても「県議、市議は保利さんの地盤の人が多く、みんな一歩引いてしまう」と苦渋の表情だ。党本部の要請で辞任に追い込まれた西日本の県連会長は「地域の事情も知らずに本部がかきまぜるから混乱する。無理を通したツケを思い知ればいい」と突き放す。
(毎日新聞) - 12月29日3時10分更新

771小説吉田学校読者:2005/12/29(木) 19:15:01
>>767
阪神大震災の日に耐震強度偽装問題の証人喚問か・・・・・
宮崎判決もあることだ、日は改めるべき。
(この日に、西村真悟辞職じゃないでしょうか?)

772片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/07(土) 22:20:22
http://blog.livedoor.jp/hetareguma/archives/50035938.html
むむ。。

773片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/08(日) 18:03:02
なんかわけわからん、この人。

森前首相「どうやって選挙」、自民・民主連立を批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060107-00000415-yom-pol

 自民党の森前首相は7日、金沢市内で開かれた公明党石川県本部の会合であいさつし、自民党と民主党との大連立構想について、「(自公両党間の)今までの積み重ねを大事にするのが政党政治のあり方だ。仮に大連立しても、(先の衆院選で大勝した与党には)取る小選挙区はない。民主党と一緒にどうやって選挙ができるのか」と批判した。

 ただ、森氏は憲法改正などをめぐる民主党との連携の可能性については否定せず、「小泉首相が公明党の神崎代表と話をして中選挙区に戻すというなら、大連立も全く間違った方法だとは思わない」とも述べた。
(読売新聞) - 1月8日1時20分更新

774片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/08(日) 19:36:31
神崎、冬柴両氏が今秋にも勇退か 公明次期代表は太田氏有力  2006/01/08 07:21
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060108&amp;j=0023&amp;k=200601085678

 公明党は十月の党大会で役員改選を迎える。神崎武法代表(62)、冬柴鉄三幹事長(69)のコンビは勇退説が有力になっている。小泉純一郎首相が自民党総裁の任期切れとなる九月に退陣するのに合わせ、新体制に移行させたい考えで、次期代表は太田昭宏幹事長代行(60)を軸に調整が進む見通しだ。

 豊富な党運営の経験から連立政権内で安定感を発揮する神崎、冬柴両氏だが、コンビは七年以上にわたり、最近は両氏とも退任の意向を漏らしている。執行部が現行憲法に新たな条文を加える「加憲」案を秋までにまとめる方針を打ち出し、党内に異論の強い防衛庁の省昇格容認に踏み切ったのも、新体制移行を前提に懸案処理を目指したものだ。

 次期代表が取りざたされる太田氏は、創価学会青年部長などを務め「公明党のプリンス」と呼ばれて久しく、ポスト小泉の有力候補の安倍晋三官房長官とも親しい。昨年の衆院選では、激戦の東京12区を制し「代表就任の環境は整った」(党中堅議員)との見方が広がる。

 実務派の北側一雄国土交通相(52)が幹事長として太田氏を支え、冬柴氏は入閣して政界引退前の花道を飾るのが、現時点の有力なシナリオだ。

 気がかりは他党の若返り。民主党の前原誠司代表は四十三歳、安倍氏は五十一歳で「神崎氏と二歳しか違わない太田氏ではインパクトに欠ける」との懸念から、一気に北側氏まで世代交代の歯車が進む可能性もある。この場合、太田氏は「閣僚ポストに回る」(党首脳)とみられている。

 このほか、二○○七年の統一地方選や参院選、消費税率引き上げ論議が控えていることから「無理に変えなくてもいい」として、神崎−冬柴続投説も一部にくすぶっている。

775片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/09(月) 21:12:44
「ポスト小泉」米が“瀬踏み” 副大統領ら政権要人、谷垣財務相とも会談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060109-00000005-san-pol

 【ワシントン=有元隆志】米ブッシュ政権は、“ポスト小泉”の有力候補との会談に積極的な姿勢を見せている。昨年十二月に訪米した麻生太郎外相だけでなく、今月、米国を訪れる谷垣禎一財務相ともチェイニー副大統領はじめ政権幹部が会談する予定。直接会うことで、“瀬踏み”する狙いもあるようだ。
 副大統領は昨年五月に訪米した安倍晋三官房長官(当時は幹事長代理)、麻生氏(当時は総務相)と会談し、中国問題についての見解をそれぞれ聞いたという。「両氏の答えぶりから、政治姿勢を見極めるねらいがあったのでは」(日本外務省筋)とみられている。
 昨年十二月、麻生氏が外相として初訪米した際は、チェイニー副大統領だけでなくラムズフェルド国防長官との会談で、日本の核開発問題についても言及するなど、率直な物言いで、米側を驚かせたという。
 八日から一週間の予定で訪米する谷垣財務相も、安倍氏や麻生氏が副大統領と会談したことを意識してか、スノー財務長官だけでなく、副大統領やラムズフェルド氏との会談を調整中。麻生、谷垣両氏とも、ポスト小泉の有力候補としての存在をアピールする意図があるのは確実だ。
 一方、安倍官房長官は、十二月三十一日にワシントン郊外で行われたマイケル・グリーン前国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長の結婚披露宴に、東京からお祝いの電話をかけた。
 日米関係の実務面での中心的存在だったグリーン氏と緊密に連携してきた安倍氏の“心遣い”といえるが、同時にグリーン氏が今後も政権のアドバイザー役として影響力を残すことを計算に入れての対応だったとみられる。
 また、米政府は、中国問題などで安倍氏や麻生氏とはスタンスが異なるものの、福田康夫元官房長官にも注目しており、昨年末に、息子で秘書の達夫氏を研修プログラムで招待するなど、こちらへの目配りも怠りない。
(産経新聞) - 1月9日2時36分更新

776片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/12(木) 00:53:36
小泉首相が少なくとも次のキングメーカーだ。
官房長官起用からかねて安倍後継路線である。

「後継指名」の意向 首相、自民総裁選で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060112-00000006-kyodo-pol

 【イスタンブール11日共同】小泉純一郎首相は11日午後(日本時間同日深夜)、イスタンブール市内で同行記者団と懇談し、9月の自民党総裁選の投票前に自らが支持する候補をはっきりさせる考えを表明した。このまま高支持率を維持すれば、首相の支持表明が事実上の後継指名の形になる可能性もある。首相は後継の条件として改革継続のほか、「選挙に勝てる」ことを挙げ、靖国神社参拝問題を総裁選の争点にすべきではないとの認識を示した。
 首相は総裁選で自身の態度表明について「候補者を受け付け(対決構図が)はっきり決まってから投票までの間だ」と明言。後継総裁に関して「どの(選挙)候補者も勝てる総裁の下で選挙を戦いたい。(総裁選びの)大きな要素になる」と指摘した。
(共同通信) - 1月12日0時41分更新

777片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/12(木) 01:15:32
やっぱ秀直だよなぁ。逆にいえば、この要が欠ければ・・・というのはあるのかもしれないけど。。。

自民・経団連共同でシンクタンク設立へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060110-00000001-san-pol

 自民党と日本経団連が共同で独立採算のシンクタンクを近く設立することが九日、明らかになった。中川秀直政調会長が中心に進めているもので、すでに経団連から数人の派遣が内定している。あえて「自民党色」を押し出さない考えで、同党の政策に近い民主党の一部も取り込むための「受け皿」にするねらいもあるようだ。
 シンクタンク構想は、安倍晋三官房長官が党改革実行本部長時代に浮上したが、党内には政務調査会があるため与謝野馨政調会長(当時)らが慎重論を展開し、一時は頓挫したかにみえた。ようやく昨年十一月の役員会で設立を了承したものの、今度は安倍氏の後任である太田誠一元総務庁長官らが費用対効果を疑問視して「待った」をかけていた。このため、安倍氏を支える中川氏が昨年末から経団連幹部らと水面下で交渉し、シンクタンク設立への協力を要請。経団連側も人材の派遣に同意し、今週中にも設立を発表する段取りだ。
 独立したシンクタンクの設立には、官僚依存が強かった政策決定システムからの脱皮を図り、民間の発想も多く吸収することで、党の政策に幅をもたせるねらいがある。
 中川氏は「これまで役所の審議会を通じ結集してきた民間の知恵を、シンクタンクを通じて党が吸収し、とくに中長期的な政策は政治が責任をもってやらなければいけない」と強調する。その中川氏の主導でシンクタンク構想が進んでいるのは、小泉純一郎首相が昨年の衆院選後にしかけた民主党との「大連立構想」とも絡んでいるとされている。民主党の一部勢力を巻き込む組織にするため、あえて「自民党色」を薄めたシンクタンクにする方針だ。
 ただ、設立するには人材だけでなく資金面の課題もある。また、自民党の政策立案を支えてきた中央省庁サイドの反応は、「われわれを完全に無視するのは難しいはずだ」(総務省関係者)と冷ややかだ。
 一方、民主党は、前原誠司代表による「対案路線」強化の一環として、昨年十二月に独自のシンクタンク「公共政策プラットフォーム(プラトン)」(代表理事・仙谷由人前政調会長)を設立している。
(産経新聞) - 1月10日2時13分更新

778片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/12(木) 16:26:58
口先だけのプロレスみたいになってたもんね、最近・・・。
総裁選でも、ビジョンにはしっかり織り込んで欲しい。

消費税増税、論争は一時休戦 政府税調も当面は「封印」
2006年01月12日10時28分
http://www.asahi.com/politics/update/0112/005.html

 歳出削減優先か、消費税引き上げか――。政府・与党内で消費税率の引き上げを巡る対立が続いてきたが、ここにきて双方が歩み寄りの姿勢をみせている。財務省が事務局を務める政府税制調査会(会長・石弘光中央大特任教授)が消費税率引き上げを柱とする答申を先送りにして、当面の増税論議を「封印」。一方の慎重派からも増税の必要性を認める発言が出ている。厳しい財政事情のなか、「路線対立」の選択肢もまた狭い。

 政府税調は当初、6月までに消費税率引き上げを柱とする答申をまとめる構えだったが、答申提出を8月に先送りする方針に転換した。経済財政諮問会議が6月にまとめる「骨太の方針」に盛り込まれる「歳出・歳入一体改革」の具体的な内容を見極めるためだという。

 27日の総会から今回の議論が始まるが、当面は昨年末にまとまった06年度税制改正の内容や政府税調メンバーの海外視察の報告などを続ける。

 議論を当分、「封印」するのは、政治的対立を沈静化する狙いがある。財務省は07年の通常国会での増税法案提出をあきらめていないが、ここで本音が前面に出ると批判の的になり、増税が遠のきかねないとの計算も働く。昨年6月にまとめた所得税控除の廃止・縮小案が「サラリーマン増税」と与野党から批判を浴びた「反省」もある。

 消費税を巡る政府・与党内の対立が表面化したのは、昨年10月に谷垣財務相が07年の通常国会に税率引き上げ法案を提出する意向を示唆したことがきっかけだった。与謝野経済財政相が谷垣氏に同調する一方、自民党の中川秀直政調会長や竹中総務相が歳出削減を優先する立場から「増税を先に議論するのは順序が違う」などと反発した。

 だが、訪米中の谷垣氏は9日、記者団に「消費税がタブーとは思っていない」とする一方で、増税法案の提出時期に関して「(増税を)テーマにして選挙に勝てるかは別の話」と語った。

 一方、竹中総務相も8日、テレビ朝日の番組で「国民の多くも消費税の引き上げは必要だろうと思っている」としたうえで、今後、デフレを克服しても、10%程度への消費税率引き上げが必要になるとの考えを示した。

 小泉首相は昨年12月19日、07年度中の消費税引き上げを否定。07年度中の法案提出についても「後の総理が考える」として否定的と受け止められた。だが、首相は08年以後の引き上げの可能性には何も言及していない。

779片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/15(日) 01:51:27
税制全体の見直し検討、総裁選へ独自政策…谷垣財務相
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060114i305.htm

 【ワシントン=湯本浩司】訪米中の谷垣財務相は13日夕(日本時間14日早朝)、ワシントン市内のホテルで読売新聞などのインタビューに応じ、歳出・歳入一体改革について「消費税だけでは(議論は)済まない。相当幅広く議論しないといけない」と述べ、所得税や法人税を含めた税制全体の見直しを検討する考えを示した。

 消費税率引き上げ法案の提出時期は「2007年の通常国会への提出が目標」との考えを改めて強調した。

 歳出改革は、政策的経費である一般歳出の約4割を占める社会保障費の抑制と、地方交付税の削減が柱になるとの見方を示した。

 9月に予想される自民党総裁選に関しては、「現職閣僚は(自分の政策を)言いにくいが、考えはある」として、出馬をにらんで独自の政策を準備していることを明らかにした。ただ、「歳出・歳入一体改革までは、馬車馬のごとく取り組まないといけない。そこから先は霧の中だ」と述べ、出馬表明は6月にも予定される改革工程表の策定以降になるとの見通しを示した。
(2006年1月14日11時59分 読売新聞)

780無党派さん ◆MACDJ2.EXE:2006/01/17(火) 19:53:01
ライブドア:強制捜査 衆院選の堀江氏支援、首相「別問題」−−亀井氏は批判
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20060117dde007040061000c.html

 小泉純一郎首相は17日昼、堀江貴文社長を昨年の衆院選で自民党が支援したことについて、「その時点で郵政民営化賛成の方は応援するということなので、今の問題とは別問題。会社でも採用した方が不祥事を起こしたから採用が間違っていると言えるのか」と記者団に強調した。
 これに対し、広島6区で堀江氏と戦った国民新党の亀井静香代表代行(元自民党政調会長)は17日昼、東京都内で記者団に「(堀江氏を)『小泉改革の旗手』として私の選挙区に刺客として送り込んだ。そういう意味で(首相に)責任がある」と批判した。一方、自民党の武部勤幹事長は17日午前の記者会見で、「個人的に応援したが、誠に遺憾の極みであり、厳正な捜査当局の捜査を望みたい」と語った。
毎日新聞 2006年1月17日 東京夕刊

自民に関係ない候補擁立も 首相、参院選に向け
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000231-kyodo-pol

 自民党は17日、党本部で全国幹事長会議を開き、小泉純一郎首相(総裁)は来年夏の参院選の候補者選定で「まったく自民党に関係ない人を候補に担いだ方が選挙民から支援を得ることができる場合がある」と述べ、党本部主導で選挙区の候補を幅広い分野から擁立することもあり得るとの考えを示した。
 会議では、福井県連が「郵政民営化で壊れた県連組織を元に戻すのは大変だ」と指摘した以外、地方代表から執行部に対する厳しい意見はほとんど出なかった。衆院選で大勝した首相に対し異論を唱えづらいムードがあったとみられ、郵政民営化に反対意見が相次いだ昨年とは様変わりした。
 首相は「政党にとって大事なことは選挙に勝つことだ。参院の1人区は党員、支持団体だけの支援では当選できない場合が多い」と述べた。
(共同通信) - 1月17日19時44分更新

781無党派さん ◆MACDJ2.EXE:2006/01/17(火) 21:20:05
石田日記1/11
>もはやタイゾー先生も、管理が党から官邸に移ったらしくて、完全に立派な駒として使っている所は、さすが自民党というか政権党というか、あっぱれだ。但し、ニート対策とか内閣府の仕込みの構図がミエミエでどうかなという気もするが。

山梨県連入りってのは実質上官邸管理入りってことだったんでしょうね。

782小説吉田学校読者:2006/01/17(火) 22:54:35
>>771
辞職しない方だったか。今日は、ニュースを隠すにもってこいの日。
拉致問題を保身に使っていると言わざるを得ない。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/shingo_nishimura/?1137503799
弁護士法違反、西村議員辞職せず=拉致被害者救出に取り組む

弁護士法違反などで起訴された西村真悟衆院議員(民主党を除籍)は17日夕、衆院議員会館で記者会見し、「議員を辞職せずに通常国会に臨む」と表明した。
西村氏はいったんは議員辞職する意向を固めていたことを明らかにし、それを翻した理由について北朝鮮による拉致事件に言及。「被害者救出運動の大切な時期において、議席を維持しなければならないと判断した。それが最大の理由だ」と説明した。さらに「保釈を許されて改めて政情を眺めたが、北朝鮮は誠意ある対応をしていない」と述べた。 
(時事通信) - 1月17日19時1分更新

783無党派さん ◆MACDJ2.EXE:2006/01/19(木) 01:24:06
>>782
最近、配慮されたニュース多いっすね・・・。

伊藤氏の永年表彰、当面見送り=耐震偽装問題で世論考慮−衆院
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060118-00000164-jij-pol

 衆院議院運営委員会は18日夕の理事会で、自民党の伊藤公介元国土庁長官の議員在職25年の永年表彰を当面見送ることで合意した。自民党が求め、野党側も受け入れた。これに伴い、伊藤元長官とともに23日にも行われる予定だった中馬弘毅行革担当相の永年表彰も延期される。
 伊藤元長官については、野党側が、マンションなどの耐震強度偽装問題でヒューザーの小嶋進社長を国土交通省幹部に紹介したことを問題視し、衆院国土交通委員会での証人喚問を要求している。自民党としては、野党の反発や世論を考慮、捜査の行方を待つのが適当と判断した。 
(時事通信) - 1月18日21時1分更新

784無党派さん ◆MACDJ2.EXE:2006/01/19(木) 01:29:55
自民党:松本議員辞職、国会前の新たな火種に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060119k0000m010108000c.html

 自民党の松本和巳衆院議員が18日、選挙違反事件の責任を取り議員辞職したことで、同党は通常国会を前に新たな火種を抱え込んだ。同様の事件は民主党議員も起こしており、影響は限定的とみられるが、自民党は耐震データ偽造、ライブドア問題と合わせ三つの不安材料を抱え込んだ格好。「行革国会」を掲げ小泉改革の総仕上げを目指す同党にとって、一転野党の攻勢にさらされる状況が生まれつつあり、国会は冒頭から波乱含みの展開となりそうだ。

 武部勤幹事長は18日、松本氏の辞職について記者団に「潔く自分の立場を考えて決断したことと受け止めている」と評価。松本氏が所属する森派幹部は「悪あがきせずに潔く辞職を決断したことでダメージを最小限にとどめることができた」と安どの表情を見せた。

 一方、民主党は自民党だけでなく政界全体の綱紀粛正が必要との立場だが、4月の補選の結果次第では小泉純一郎首相の求心力にかげりが生じかねない。その結果、「黙っていた反対勢力の声が強まる」(自民党関係者)事態となれば、ポスト小泉レースへの影響も避けられない。

 さらに、民主党など野党は、他の「2点セット」である耐震偽造や堀江貴文ライブドア社長と自民党との関係を国会冒頭から追及する姿勢を強めている。自民党内からも「耐震偽造問題と堀江事件を今年前半の大テーマにすべきだ」(加藤紘一元幹事長)との声が出始めており、選挙で堀江氏を支援したことなどをとらえ、反小泉包囲網が強まる事態も想定される。

 中川秀直政調会長は「きちんとした対応をすれば、批判や誤解は解いていくことができる」と火種の振り払いに懸命だが、先行きは不透明だ。【高山祐】

毎日新聞 2006年1月18日 21時35分

785無党派さん ◆MACDJ2.EXE:2006/01/19(木) 01:38:38
自民党:党内融和に路線転換 地方に不満くすぶる−−全国幹事長会議
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060118ddm005010113000c.html

 自民党は17日、全国の都道府県連幹事長を集め、全国幹事長会議を党本部で開いた。党執行部は昨年9月の衆院選以降、郵政民営化反対派を支援した地方組織に対し、幹部の刷新を求めるなど強硬路線をとってきたが、会議では「心を一つにして、和をもって貴しの精神でやりたい」(武部勤幹事長)と、関係正常化を呼び掛けた。ただ、来年夏の参院選をにらみ、融和路線に転換した執行部について、地方組織から「県連内部の調整は並大抵ではない」(福井県連)との不満も聞かれ、依然、火種はくすぶっている。

 「党本部と地方県連は本来、協力してやっていくべきだ」。小泉純一郎首相(党総裁)は全国幹事長会議の冒頭、こう強調した。青木幹雄参院議員会長が「過去の悪い思い出を忘れて、新しい自民党として参院選を戦わないといけない。首相もあっさりした性格ですから」と指摘すると、会場が笑いに包まれる一幕もあった。

 党執行部が党内融和を急ぐのは、次期参院選に向けて態勢を整える狙いがある。参院選は先の衆院選大勝の反動が予想され、参院執行部内には「一致結束して戦っていかないといけない」(青木氏)との危機感が募る一方。片山虎之助参院幹事長は17日の記者会見で、参院選の1次公認決定を前倒しし、5月の大型連休明けになるとの見通しを示した。

 ただ、党本部と地方組織はなお、郵政民営化をめぐる「戦後処理」に追われている。党紀委員会(森山真弓委員長)は同日、衆院選で造反候補を支援した岐阜県連の坂志郎前総務会長と田口淳二前幹事長代理に離党勧告処分を決定。党紀委が直接、地方議員を処分するのは初めてだが、同日、岐阜県庁で会見した坂氏らは自発的な離党には応じない意向を表明した。

 また衆院選後、造反を理由に中島真人参院議員が会長を辞任した山梨県連も16日、中島氏の会長再任で調整する方針を決定した。これに対し武部氏は「再任はあり得ないし、許せない」と拒否する姿勢を崩しておらず、党本部と県連の対立が改めて表面化。地方組織に対する処分問題は一部で先送りされており、執行部の融和路線の先行きは不透明だ。【田中成之、堀井恵里子】

毎日新聞 2006年1月18日 東京朝刊

786片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/21(土) 12:22:00
小野次郎主導ということは官邸主導ということだ。
総裁選では、小泉支持候補への大きなバックアップになろう。

無派閥サロンを結成 自民新人がグループ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000211-kyodo-pol

 昨年の衆院選で初当選した自民党議員のうち、派閥に所属していない議員を中心とした有志が20日、グループ「無派閥新人サロン」を結成し、党本部で初会合を開いた。「情報交換の場で、統一的な政治行動を取ることを目的としない」としているが、秋の自民党総裁選をにらみ、党内各派からは「無派閥という名の派閥」との警戒感が強まりそうだ。
 会合は、小泉純一郎首相の秘書官を務めた小野次郎議員らが新人議員全員にメールで呼び掛けた。47人が参加の意思を示し、会合には派閥入りした一部議員も含め計29人が出席。小野氏は「無派閥でも政治活動ができる環境づくりをしたい」とあいさつした。
 後援会の強化や陳情処理、政治資金パーティーの開催方法など議員活動について情報交換するとともに、総裁選前に立候補予定者から話を聞く方針も決めた。
(共同通信) - 1月20日19時31分更新

787片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/22(日) 03:28:26
結局、小泉後継で自らネオリベラル的な考え方を積極的に推し進めようとする人いないんじゃないの。
官僚や学者の一部が主張してそれに乗っかることはあるかもしれないが。それにしたって、政治家本人の意向も絡むわけだし・・・。
あるいは、アメリカの求める市場開放をやらざるを得ないのは今後も不変だから、小泉後の流れも変わらないかなあ。
微妙なところだと思いますよ。
市場開放・規制緩和と社会不安の間で悩みが続くのは確かだろうな。

「格差は拡大している」 公明代表が内閣府見解を批判
2006年01月20日21時27分
http://www.asahi.com/politics/update/0120/009.html

 公明党の神崎代表は20日夜、内閣府が社会の格差拡大論を否定する見解を公表したことについて「私が全国を回って現場の声を聞いた実感、それから民間のデータなどを見ると、明らかに格差は拡大している」と批判した。さらに、「現場の状況をしっかり把握しないと、政府は有効な政策を打てない。政府は現場の状況を把握して対策をとっていただきたい」と強調した。高松市で開かれた同党香川県本部の会合で語った。与党のトップが政府の見解に否定的な意見を述べたことで、この問題が今国会の焦点になるのは必至だ。

「階級社会つくらぬ」安倍長官、小泉改革路線の懸念否定
2006年01月21日11時53分
http://www.asahi.com/politics/update/0121/002.html

 安倍官房長官は21日午前、山口県宇部市で講演し、「勝ち組、負け組がはっきりする殺伐とした弱肉強食の日本をつくっていくのか。決してそんな道を歩みたいとは思っていない。勝ち組、負け組を決して固定化させてはならないし、階級社会をつくっていくことになってもいけない」と述べた。小泉首相が掲げる「改革路線」に対し、格差の拡大を懸念する声が与党内に広がっており、これを打ち消す狙いがあるとみられる。

 安倍氏は「谷底に落ちるようなことのないセーフティーネットをちゃんとつくっていく。みんなが助け合っていくというのが日本の伝統だ。これはしっかり守っていく。私たちは改革のための改革を行っているわけではない」と述べた。

788片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/22(日) 19:10:40
森派がどうにかなって困るのは森だ。まあ、総裁選で年貢の納め時だろう。
本命の安倍政権では、小泉中川勢力が各派・無派閥の若手を束ねる形になる。森派は溶解気味だ。
福田政権は実現しなさそうだが、できるとしても将来は多難。小泉中川勢力の力をそげるのはそっち路線だろうが、若手が不満を抱える可能性が高く、どっちにしろ森派は不安定だ。
仮に安倍不出馬で、他派閥から出る場合はなかなか興味深い。私としては麻生は当て馬でしかないと思っているが、仮に麻生がなったら、どこに足場を置くかで党内情勢が激変しそう。

安倍が総裁になって、資金面・求心力の面で強みのある安倍中心のゆるやかなグループになっていくのが、最もありうるかたちではないかと。守旧派的な人も改革派的な人もとりあえず残る感じで、中川とセコーとイッタが改革派代表で小泉政権との継続性を訴え新人を引っ張る。小野次郎が絡んでる新人サロンと連携かな。

森派 主導権握れるか懸念も
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/01/22/k20060122000013.html

小泉総理大臣の出身派閥である自民党の森派は、最大派閥として存在感を増しているものの、後継総裁の有力候補として、安倍官房長官と福田元官房長官の2人を抱えており、9月の総裁選挙に派閥として結束して対応し、主導権を握れるかどうか懸念する声も出ています。
森派は、さきに新人の衆議院議員9人が新たに加わって87人に勢力を伸ばし、第2派閥の津島派に大きく差をつけるなど、党内での存在感を増しています。しかし、派内には、森派が突出して勢力を拡大すれば、ほかの派閥の反発を招きかねないという見方もあります。また、ポスト小泉の有力候補として、安倍官房長官と福田元官房長官の2人を抱えているものの、森前総理大臣、小泉総理大臣と森派の総理大臣が続いただけに、3人続けて同じ派閥から総理大臣が出ることに、党内の抵抗感もあると分析する幹部もいます。さらに派内では、国民的な人気の高い安倍氏を公然と支持する若手議員がいる一方で、ベテラン議員を中心に福田氏への期待も根強いものがあります。このため、森会長が派閥の総会で、「今から『福田氏がいい』とか、『安倍氏がいい』などと断じていうべきではない」と求めるなど、9月の総裁選挙に派閥として結束して対応し、主導権を握れるかどうか、懸念する声も出ています。

789片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/24(火) 21:00:02
自民党が300選挙区全てに立てたわけではないのは確かだし、自民公明でも299にとどまる。
今回は官邸選挙で、その手先が武部だった。

自民党:武部氏の個人プレー? 堀江容疑者選挙支援
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060125k0000m010084000c.html

 自民党がライブドア前社長、堀江貴文容疑者を昨年の衆院選で支援した問題で、武部勤幹事長は24日の記者会見で初めて「個人的反省」を表明、執行部はあくまで武部氏の個人的プレーとして党の責任を回避する線で事態収拾に動き出した。やはり選挙を応援した竹中平蔵総務相とともに小泉純一郎首相に近い「竹中−武部」ラインが直撃され、首相に批判的な党内勢力が勢いづくことを警戒したためだ。さきの選挙戦での武部氏の深入りを批判する声も強いだけに、9月の総裁選を控え党内の対立要因の様相を帯び始めた。

 武部氏はこの日の会見で「党は公認も推薦もしていない。私個人としては謙虚に反省すべきは反省しなきゃいけないと思っている」と強調。「首相にも誰にも話をしていない。私個人で応援に行った」と述べ、「責任は自らにある」との姿勢を強調した。

 武部氏が「個人的反省」に言及したのは、党の責任を問う声が強まれば「全選挙区への候補擁立」を指示した総裁、小泉首相の責任に発展しかねないため。収拾が長引き小泉改革を主導した竹中氏に飛び火した場合も、改革自体への否定論が勢いを増す恐れがある。

 事実、堀江問題批判の急先ぽうとなっている加藤紘一元幹事長は24日の総務会で、改めて反省論を展開。久間章生総務会長が「党の選対会議に(堀江容疑者の)公認、推薦は上がってこなかった。党はまったく関与していない」と仕切ったが、加藤氏は終了後、記者団に「幹事長や竹中大臣が応援に行った場合、個人ではない。判断ミスだったと率直に言った方がすっきりする」と語り、追い打ちをかけた。

 今のところ、表立って堀江問題を追及しているのは、同党では加藤氏ら数人にとどまっている。「国会運営に影響がないと言ったらうそになる」(片山虎之助参院幹事長)との見通しは大勢だが、党内政局にまで発展するかは不透明だ。

 ただ、発言を控えているベテラン議員の中にも「党は関係ないという理屈は通じない。ちゃんとどういう人か見て選ばなきゃいけない」との指摘や、郵政民営化の是非に絞った「劇場型選挙」が結果として堀江容疑者の出馬を可能にしたとの見方もある。自民大勝をもたらした選挙のあり方への疑問もくすぶっており、予断を許さない情勢だ。【田中成之】

毎日新聞 2006年1月24日 20時06分

790小説吉田学校読者:2006/01/25(水) 21:02:33
>>788
森もそろそろ年貢の納め時ですが、>>788のような展開になるかすんなりいくのかなあ。
国民は、改革継続を望んでいるのはトレンドとして間違いないとは思いますが、そろそろ味の素が欲しいところ。
「小泉そのまま」の安倍に総裁選で支持が集まるとしても、'07参院選や次期総選挙で勝てるのかねえ。
(もっとも、圧勝の次ですから、参院選でも次期総選挙は少し議席減とはおもいますが)

ちなみに、安倍晋太郎にリクルートの江副を紹介したのは森と言われる。コスモス社未公開株を購入したり顧問料もらったりした名義は安倍晋三。

791片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/27(金) 02:22:43
>>790
自分は安倍が後継になったら、小泉とは違う色を出そうとして悪戦苦闘して、微妙な感じになると思います。
伝統と血脈に頭が行ってしまい、改革との間で股裂きに。いやまあ、改革イメージなんて碌なものじゃないし、ないならないでいいんだが・・・。
てことで、国民焚き付け系の盛り上がり方をしなければ、議席減は裂けられないんじゃないでしょうかねぇ。あとは民主党の戦いぶりや経済状況との絡みでしょうか。もちろんコミ戦とかもありますけど。

麻生もだけど、自らの出自を正当化する方向でしか進めないのはだいたいわかるし、意外性や爆発力には欠けそうですね。
小泉が皇室問題とか伝統に執着がないってのも血筋と育ち方によるものかな、とも思いますね。血脈政治家ならいちいち祖父さんを思い出して漸進的or懐古的になるところ、そういうところがない。(小泉も三世代議士ではあるが、それ以上に変則的な意味合いが強いっぽい。)
まったくまとまらない(笑)。
まー自民党全体としては、小泉後、方向性を見失わずどこまで行革路線を追究できるかがポイントになるんでしょうねー。小泉が早期引退するかしないかも大きな違いかも。

792片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/27(金) 08:44:24
十思ったら産経からフォローが(笑)

皇室典範改正 広がる慎重論 首相は強硬、反小泉を警戒?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000004-san-pol

 政府が今国会への提出を目指す女性・女系天皇を認める皇室典範改正案に、「女系天皇は皇統の断絶だ」と危機感を募らせた男系継承尊重派の包囲網が強まっている。政府・自民党内に提出見送り論が高まる中、小泉純一郎首相は「今国会で成立させた方がいい」と強気の姿勢を崩さない。このため、党内からは「首相は郵政民営化の時と同様、反小泉勢力による政局ととらえている」などの憶測が出ている。
≪提出見送り論≫
 今週に入って、与野党第一党の国対委員長が相次いで「非常に反対論が大きくなっている」(自民党の細田博之氏)「拙速に決める話ではない」(民主党の野田佳彦氏)と、改正案の提出・審議に慎重な姿勢を表明した。特に細田発言は「やめた方がいいという官邸へのメッセージ」(国対関係者)とされる。
 二十六日、自民党の伊吹文明元労相は派閥総会で「皇室典範は憲法と対比されるべき基本法だから、その改正は野党ともかなり話さないといけない。皇室と政府に心の通い合う対話の関係も築かれないといけない」と述べた。久間章生総務会長も典範改正に慎重な考えを改めて示した。
 超党派の保守系議員でつくる日本会議国会議員懇談会(平沼赳夫会長、二百四十二人)も総会で「法案を強引に上程すれば、国論は分裂し、天皇のご存在の意義を損なう」として拙速な改正案提出に反対する決議を採択した。
 また、学者ら有志でつくる皇室典範問題研究会(代表・小堀桂一郎東大名誉教授)は同日、緊急記者会見を行い、問題解決の方策を提言した。
 提言は、(1)特別法を立案し、元皇族とその男子子孫に皇籍に復帰してもらう(2)皇室会議が対象者の中から年齢、経歴、適切な人数などを考慮して復帰をお願いする(3)復帰した者の皇位継承順位は、原則として現行の皇室典範の規定を適用する−など具体的な内容だ。
≪切り崩し図る≫
 首相は二十六日夜、「皇室典範に関する有識者会議」の吉川弘之座長(元東大学長)ら同会議メンバーと首相公邸で会食し、皇室典範改正案について「今国会で成立させる。安心してください」と明言した。首相に近い自民党幹部も各派の中堅議員に典範改正に反対する会合に出席しないよう呼びかけるなど、男系尊重派の切り崩しを図っているようだ。
 改正案提出見送りを進言した自民党議員は「首相は非常に硬く、私の意見は退けられた。改正案反対の動きはこれ以上広がらないとみている」と話す。
 首相が強硬姿勢を崩さない背景に、郵政民営化関連法をめぐって対立した平沼元経産相が改正案反対議員のリーダー格に納まっていることへの、首相サイドの警戒心を指摘する声もある。
 実際には、拙速な女系天皇容認に反対する議員と郵政民営化に反対した議員はあまり重なっていないが、一部では「皇室典範問題で小泉さんを攻撃しようとしているのは、郵政民営化に反対した人たちでしょう」(公明党幹部)といったうがちすぎた見方もある。
≪皇室も改革?≫
 首相の独特な考え方が、今回の皇室典範改正へのこだわりにつながっているとの観測も自民党内で広まっている。
 「小泉さんには、伝統や文化より合理化だという頭があるんだろう」
 自民党長老の一人はこう分析する。また、首相の宮中行事に対する言動を目撃した複数の関係者は、次のようなエピソードを紹介する。首相は、天皇が神々に新米を供え自身でも召し上がる新嘗祭に参列した際、「暗いから見えない。電気をつければいいじゃないか」と主張。周囲に「だから皇室はもっと開かれなければならないんだ」と話したという。
 また、歴代天皇、皇后らの神霊を祭る皇霊祭に参列したときには、宮内庁長官に「中で何をやっているのか」と質問。天皇、皇后両陛下に三権の長らが祝賀を述べる国事行為である新年祝賀の儀では、燕尾服着用を求める宮内庁側の要請に応じず、儀礼上、ふさわしくない紋付きはかまで通し「皇室ももっと改革が必要だ」と主張したという。
 関係者の一人は「首相は皇室の神秘的な伝統などは、不合理だとしか感じないのではないか」と危惧(きぐ)を示している。
(産経新聞) - 1月27日2時45分更新

793片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/28(土) 12:42:04
http://lovelysakura.way-nifty.com/sakura/2005/11/__d121.html
http://lovelysakura.way-nifty.com/sakura/2005/12/post_81b7.html

自民党本部関係者さくらさんは、安倍=小泉そのまま継続説に疑問をもっていらっしゃるようす。
あと、小さな政府改革の志士中川秀直大々先生を、括弧つきの「中川」扱いしていて、安倍さんに近づきすぎみたいにお感じっぽいのが気になったりする。どういう意味なのか正確にはわからないけど・・・。安倍の政策に自主性がないってことかなぁ。

794片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/01(水) 02:48:36
これでも、日本は、質問の数が少ないらしい。
全く制度が同じってわけでもないだろうが。
単に制限だけするのは、本末転倒かな。

政府・自民:質問主意書の見直し論議 農相答弁の混乱受け
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060201k0000m010122000c.html

 米国産牛肉輸入再開をめぐる中川昭一農相の答弁が、閣議決定された政府答弁書と矛盾した問題を受け、政府・自民党内で31日、国会議員が文書で政府答弁を求める「質問主意書」の見直し論議が再浮上した。野党による提出件数が急増し、「閣僚や省庁側の負担が増している」というのが表向きの理由。しかし、国会混乱の原因を中川農相の答弁から、質問主意書の大量提出にすり替える思惑ものぞき、野党側は反発を強めている。

 ◇「件数多すぎる」…野党は”武器制限”に反発

 自民党の武部勤幹事長は31日の記者会見で、自らの閣僚経験を振り返り、「閣僚の時に1件で何千ページに及ぶような質問主意書が相当数(あった)。閣議で署名するにも目を通すのは容易ではない」と述べ、質問主意書の提出制限が必要との考えを表明。佐田玄一郎衆院議院運営委員長は同日の党役員連絡会で「抜本的に(見直しを)検討していく」と強調した。

 質問主意書をめぐっては04年8月、当時の細田博之官房長官が「行政上の阻害要因」との認識を示すなど、政府・自民党主導の見直し論議が続いてきた。同年の与野党協議では、単純な資料要求とみられる質問主意書について、議運の与野党理事が提出の可否を協議する事実上の「提出規制」を導入。05年の提出件数は182件にとどまり、04年の353件から激減した。

 一方、民主党は再浮上した見直し論議に警戒感を強めている。昨年の衆院選惨敗による議席減に伴い、国会での質問時間が減った同党にとって、質問主意書は政府攻撃に残された数少ない武器でもある。30日の衆院予算委員会で、政府追及の支えとなった質問主意書を提出した同党の川内博史衆院議員は「これ以上の制限は、国会の役目を放棄することに等しい」と批判した。

 31日の衆院議運委理事会で、佐田氏は野党側に対し質問主意書のあり方について、ルール作りを検討する意向を伝えた。与野党の協議は今後、本格化するが、民主党の前原誠司代表は同日の記者会見で「(質問主意書の提出を)制限するようなことがあれば、徹底的に反対していきたい」とけん制している。【平元英治、衛藤達生】

毎日新聞 2006年1月31日 22時58分

795片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/05(日) 19:21:51
じゃあ負け組って誰なんだ? どーでもいいが。

反省すべきは「待ち組」…首相、猪口少子化相ら造語で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060204-00000115-yom-pol

 小泉改革の結果として「勝ち組」と「負け組」の二極化が進んでいるという批判に対抗するため、小泉首相や猪口少子化相が「待ち組」という言葉を使い始めた。

 勝ち負けの“二元論”にくさびを打ち込み、改革の影の部分が論点になりそうな風向きを変えたいという思惑もあるようだ。

 「待ち組」は、フリーターやニートなど「挑戦しないで様子をうかがう人」を意味する造語。猪口氏は1月31日の記者会見で、「『負け組』は立派だ。その人たちは戦ったのだから。本当に反省すべきは『待ち組』だ」と述べて、フリーターらの奮起を促した。

 小泉首相も2日の内閣メールマガジンの中で「待ち組」の存在を指摘し、「そういう人々も持てる力を存分に発揮し、創意工夫を活(い)かすことができる社会にしなくてはならない」とつづった。

 こうした首相の呼びかけに連動するように自民党では、衆院当選1、2回を中心とする若手議員約50人が2日、「若者を応援する若手議員の会」を発足させた。会長の西村康稔衆院議員は設立総会で、「猪口大臣も全面的に協力する。若い世代の声を吸い上げ、国民運動を盛り上げていきたい」と訴えた。

 同会は6月までにフリーター・ニートや少子化対策に関する政策を提言する方針だ。
(読売新聞) - 2月5日1時24分更新

796片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/10(金) 01:30:00
やっぱり今の官邸・幹事長ラインは強いわ。

衆院予算委が空転、民主が一方的批判に反発
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060209AT1E0900Q09022006.html

 衆院予算委員会は9日、自民党の菅原一秀氏が午前の質疑で一方的な民主党批判を繰り広げたことに同党が反発し、午後の審議が空転した。同日夕の理事会で大島理森委員長が「品位をもって審議に臨んでもらいたい」と自民党に注意。同党が「重く受け止める」と陳謝し、10日からの審議再開で合意した。

 菅原氏は民主党前衆院議員が覚せい剤取締法違反で逮捕された事件など同党の最近の不祥事リストを掲げて批判。ライブドア前社長の堀江貴文容疑者への選挙応援を批判する民主党に「自民党を責める前に、自らの責任が問われる」と反撃した。民主党は「公党のひぼう中傷で、質疑になっていない」と強く抗議、午後の審議が止まった。

 民主党は菅原氏が冒頭に「幹事長室の一員として申し上げなければならない」と述べたことを重視。野田佳彦国対委員長は同日の代議士会で、自民党の武部勤幹事長が黒幕だと断じ、「自分は表舞台に出ないのは卑劣」と強調。「バレンタインデーにはホワイトデーがある。のしを付けてたっぷりお返しする」と逆襲を宣言した。 (22:01)

797片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/11(土) 01:56:52
自民党の政治資金を堀江が運用するとかいう話と同じ機会?

自民の広報戦略に堀江前社長が提言 「検討にいたらず」
2006年02月10日19時52分
http://www.asahi.com/politics/update/0210/007.html

 自民党の武部勤幹事長は10日、党の広報活動をする会社を立ち上げようとして、昨年秋にライブドア前社長の堀江貴文容疑者から提言を受けたが、最終的には採用しなかったことを明らかにした。記者会見で語った。

 武部氏は昨年10月、党本部で堀江容疑者と会談。武部氏のその際の説明などによると、広報活動をするための関連会社の立ち上げや週刊機関紙「自由民主」の日刊化などの構想を堀江容疑者に伝え、「アイデアを貸してもらいたい」と打診した。それに応える形で堀江容疑者が提言をまとめたという。

 武部氏は10日の会見で、堀江容疑者の提言を広報強化のための党のプロジェクトチームに渡したが、政党が民間企業に出資するのは好ましくないことなどから「検討にいたらず」という報告を受けたと、説明した。

798片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/11(土) 16:13:35
>>795
堀江さんは今や「負け組」であると。

堀江容疑者は反省し出直しを=「再挑戦の機会ある」と武部自民幹事長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060211-00000065-jij-pol

 自民党の武部勤幹事長は11日午前、新潟市内で開かれた同党県連支部の会合で講演し、証券取引法違反容疑で逮捕されたライブドア前社長の堀江貴文容疑者について「捜査にしっかりと協力し、裁きを受けて、根っこから反省して出直して(ほしい)。大変な能力を持ち、資質もある」と述べた。
 武部氏は、昨年の衆院選で堀江容疑者を応援、事件後に批判を浴びたが、「(同容疑者は)再挑戦の機会がある。日本はそういう人にチャンスを与える社会だと思う」と発言した。 
(時事通信) - 2月11日15時0分更新

799片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/17(金) 02:58:38
そろそろ新しい動きがほしいところだが。

自民若手、総裁選前の予備選を提案
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20060217/20060217-00000008-jnn-pol.html

 自民党の若手議員の有志のグループが、9月の総裁選挙の前に予備選挙を行う提言をまとめ、武部幹事長に手渡しました。

 この案は、9月の自民党総裁選挙の前に有料で党員登録すれば誰でも投票でき、国会議員10人の推薦で立候補が可能、というものです。

 若手グループでは、従来の総裁選より立候補条件を緩和することで将来のリーダーの発掘に役立ち、本選挙に向けて国民の認知度も上がるとして武部幹事長に予備選挙を提案しました。

 これに対し、武部氏は「総裁選を盛り上げて欲しい」と激励する一方、両院議員総会での合意を必要とする党則の改正には消極的な姿勢を示し、全国11ブロックごとにアイデアを出し、一般国民が参加した実感をもてる形が望ましい、という持論を繰り返すにとどまりました。(16日17:45)

[17日2時6分更新]

800片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/17(金) 16:51:50
自民党員減少 122万人余に
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/17/k20060217000145.html

自民党の党員の数は、前の年より18万5000人減って122万人余りとなり、このうち、小泉総理大臣の後継を選ぶ9月の総裁選挙で投票できる党員の数は、およそ100万人となることが明らかになりました。
自民党の党員数は、平成3年のおよそ547万人をピークに減少しており、17日に開かれた党の役員連絡会で、谷津義男組織本部長は、去年の党員数がおととしより18万5000人減って122万人余りとなったことを報告しました。自民党の総裁公選規程では、投票できるのは、去年とおととしの2年間継続して党費を納めた党員に限られており、党側の説明では、9月の総裁選挙で投票ができる党員の数は、122万人余りのうちのおよそ100万人だということです。役員連絡会のあと武部幹事長は記者会見で、党員数が減少した理由について「郵政民営化に反対した人たちが離党した影響もあったかもしれない。しかし、逆に新しい自民党に期待して党員の数が増えていく可能性もあり、新規の党員獲得に全力をあげたい」と述べました。これに関連して片山参議院幹事長は記者会見で、「参議院選挙の比例代表の方式が変わったうえに、政党離れや、小泉改革の進め方に対する郵政や医療関係などの団体の批判が影響しているとみられる。そこで、青木参議院議員会長とわたしは、来年の参議院選挙に立候補する人に対し、少なくとも1000人を目指して党員を確保するよう指示した」と述べました。

801片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/17(金) 18:43:27
マータイさん 創価大、名誉博士号を授与
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060217-00000020-maip-soci

 毎日新聞などの招きで来日しているノーベル平和賞受賞者でケニア副環境相のワンガリ・マータイさん(65)が17日、東京都八王子市丹木町の創価大学を訪れ、同大学から名誉博士号を授与された。
 午前10時半過ぎから同大池田記念講堂で開かれた式典には学生ら約3500人が出席し、マータイさんを拍手で出迎えた。若江正三学長から名誉博士称号を受け取ったマータイさんは、その後の講演で「大変感謝しています。私だけでなく、ケニアの民衆、アフリカ全体への名誉だと思っています」と喜びを語った。
 また「世界のさまざまな地域で対立や紛争が起きている。紛争の根底には資源を求めての対立がある」と指摘。「限られた資源をどのように平等に分配していくかが大切だ」と訴えた。
 同大はマータイさんに名誉博士号を授与した理由について、「卓越した女性リーダーとして、自然環境の保全と持続可能な開発、社会の発展に先駆的な貢献をした。不屈の信念と行動は、人類の未来に大きな希望と勇気を与える」としている。【永井大介】
(毎日新聞) - 2月17日17時24分更新

802片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/18(土) 17:26:42
次期首相、安倍氏45%でトップ=期待の政策「財政再建」「景気」−時事世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060218-00000068-jij-pol

 時事通信社が18日まとめた世論調査結果によると、次期首相にふさわしい政治家は安倍晋三官房長官が44.9%とトップで、2位の福田康夫元官房長官9.6%を大きく引き離した。一方、次期首相に期待する政策では「財政再建」が28.8%と最も多かった。
 調査は10日から13日まで全国の成年男女2000人を対象に個別面接方式で実施した。有効回答率は68.5%。
 「ポスト小泉」では、安倍、福田両氏に次いで3位は麻生太郎外相の3.4%。谷垣禎一財務相2.7%、加藤紘一自民党元幹事長2.6%、竹中平蔵総務相1.8%などが続いた。
 また、次期首相に最も期待する政策課題を聞いたところ、財政再建のあとに「景気のさらなる回復」28.6%が続き、経済・財政問題への国民の関心が高いことが浮き彫りとなった。「中国・韓国との関係改善」は9.1%、「小泉改革の継承」は9.0%、「憲法改正」は2.1%だった。 
(時事通信) - 2月18日15時0分更新

803片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/23(木) 09:01:52
自民党旧堀内派:丹羽氏と古賀氏の2人代表制で運営へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060223k0000m010171000c.html

 自民党旧堀内派は22日、空席となっていた会長に代わる代表ポストを設け、丹羽雄哉会長代行、古賀誠事務総長の2人の指導体制で派閥を運営する方針を決めた。23日の総会で正式決定する。

 旧堀内派は昨年7月、堀内光雄会長の辞任に伴い、会長ポストの空席が続いていた。古賀、丹羽氏双方とも決定力に欠け、会長に就けずにいたが、総裁選に向け派内の結束を保つためには派閥代表の人選を急ぐべきだとの声が強まっていた。

毎日新聞 2006年2月23日 1時19分 (最終更新時間 2月23日 6時36分)

自民党:宏池会の3派が会合 「アジア重視」確認で再結集
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060223k0000m010081000c.html

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ旧堀内、谷垣、河野の3派事務総長らが22日夜、東京都内の料理屋で会談した。9月の党総裁選に向け連携を深めていくことを確認したものとみられる。3派は20日にも別の関係者が協議し、アジア外交に関する勉強会設置を確認するなど、宏池会再結集をうかがわせる動きを見せ始めている。現時点で、どこまで広がるか不透明だが、3派が同一歩調を取れば党内第2勢力(74人)となり、安倍晋三官房長官が優位とされる総裁選の行方に影響を及ぼす可能性もある。【平元英治、坂口裕彦】

 22日の会合に出席したのは、谷垣派の中谷元、河野派の鈴木恒夫両事務総長、旧堀内派の旧堀内派の村田吉隆・前国家公安委員長ら9人。「弱肉強食型の社会になりつつある中、リベラルな考えを共有する3派が『大宏池会』として再結集する必要性がある」(出席者の一人)との理由から集まったという。

 一方、20日には旧堀内派の林芳正参院議員、谷垣派の逢沢一郎幹事長代理ら十数人が、外交勉強会「アジア戦略研究会」を来月スタートすることで合意した。「弱肉強食」も「アジア外交」も小泉政治に異議を唱えるキーワードと言え、総裁選をにらみ首相に一定の距離を置く立場からの結集とみられる。

 宏池会は池田勇人元首相が創設した派閥。「保守本流」と言われ4人の首相も出したが、宮沢派時代の98年、後継会長をめぐる争いから河野洋平衆院議長らが離脱し、加藤派時代の00年には加藤紘一元幹事長の「加藤の乱」でさらに二つの中小派閥に分裂、党内の影響力が急低下した。

 分裂後、3派は本家争いを続けているものの、「宏池会分裂が森派の台頭につながり、小泉政権の独走を許した」との共通認識も広がりつつある。昨年7月には鈴木善幸元首相(鈴木派会長)の1周忌で、長男の鈴木俊一元環境相が「何とか一つにならないものか」という善幸氏の遺言を3派議員に紹介する場面があり、今回の事務総長らの会合もその延長線上の動きと言えそうだ。

 ただし、各派内には感情的なしこりも強く「一度別れた仲間が再結集できるはずがない」(旧堀内派幹部)など冷ややかな見方もある。仮に3派が連携して総裁選に臨むとしても、谷垣禎一財務省(谷垣派)、麻生太郎外相(河野派)という2人の総裁候補を抱えることになり、調整は容易でない。「3派で予備選を行い、統一候補を擁立してもいい」(閣僚経験者)との楽観論があるものの、現時点で現実味は帯びていない。

毎日新聞 2006年2月22日 20時25分

804片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/08(水) 07:00:20
日本医師連盟 自民2議員の会合出席禁止 都道府県にも通達
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060308-00000007-san-pol

 日本医師会(日医、植松治雄会長)の会長選挙をめぐって、日医の政治団体「日本医師連盟」(委員長・植松会長)の会合への出入りを自民党の武見敬三、西島英利両参院議員が禁止されている問題で、医師連盟が植松委員長名で都道府県の医師連盟にも両議員の「出入り禁止」を求める文書を出していたことが七日、明らかになった。通達は六日付で行われ、期間は会長選が行われる四月一日までとしている。
 文書では、両議員について「医師連盟が組織を挙げて擁立した参院議員は、医師会会長選では中立の立場を取るべきだ。一方的に片方の陣営に肩入れすることなどあってはならない」と批判。「医師連盟の開催する行事に、このような議員に参加いただくことは認め難い」としている。
 医師連盟は、都道府県医師連盟関係者を集めて定期的に医療政策の意見交換会を開催している。この交換会には、武見、西島両議員が出席して国会情勢報告などを行ってきた。
 ところが、武見氏が四月の会長選挙について、植松氏の対抗馬である東京都医師会会長・唐沢祥人氏を支持する立場を明確化。二月十八日の唐沢氏の出陣式で「医療提供者側のまとまった意見を出せず、日医の地盤沈下を招いた」と公然と執行部を批判したことから、日医執行部は両議員の医師連盟会合への出席を拒否していた。
 執行部側が地方に正式通達を出したことで、両議員が態度を硬化させるのは必至で、日医会長選をめぐる両陣営の対立はさらに先鋭化しそうだ。
(産経新聞) - 3月8日2時52分更新

805片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/09(木) 04:12:34
公明党もこれが政権の成果かいな。

後半国会 与党、教育改革に自信 法改正最優先 政権の成果強調へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060309-00000004-san-pol

 平成十八年度予算案の年度内成立が確定し、国会の関心が後半国会での重要法案の扱いに移る中、政府・与党は行政改革推進法案に次ぐテーマとして教育基本法改正に最優先で取り組む構えをみせている。自民、公明両党間で折り合いがつかず、法案提出が先送りされ続けてきたが、政府・与党内で法案提出に自信を示す発言が続出。停滞気味の国会で少しでも懸案を決着させ、小泉政権の成果を強調する思惑もありそうだ。
 改正案の条文を検討する「与党教育基本法改正に関する検討会」の大島理森座長は八日の検討会で、「何としても全体をとりまとめたい」と表明。衆院予算委員長でもある大島氏は、予算案の衆院通過直後の三日、教育基本法改正に全力を挙げる考えを武部勤幹事長に伝えた。
 また、自民党の中川秀直政調会長は四日の講演で、「今月中に与党の実務者間で精力的に詰めて合意した上で、できるだけ早く政府から改正案を提出してほしい」と語った。武部氏も同日、「冬柴鉄三公明党幹事長と三日に『必ず今国会で成立させよう』と確認した」と明言。安倍晋三官房長官も六日、「与党協議が整い次第、(政府案を)提出したい」と述べている。
 自民・公明両党のこれまでの協議は「愛国心」の表現をめぐって溝が埋まらなかった。こうした中、政府・与党幹部が強気の発言を繰り返す背景には、「(「愛国心」の問題は)議論してうんぬんというものではなく、どういう書き方をするかの技術的な問題だ」(公明党幹部)とし、あとは与党内の政治決着を残すだけとの空気が広がっていることがある。
 検討会には、発足当初から座長だった保利耕輔元文相(無所属)も顧問として参加。郵政民営化に反対した保利氏の自民党離党が、与党協議が約半年間中断される要因となっただけに、復帰を求めていた公明党サイドは、協議の決着に向けた「好材料」(幹部)と受け止めている。
 政府・与党は本来、今国会を「行革国会」と位置付け、小泉改革の総決算を訴える狙いだった。しかし、序盤はライブドア事件や耐震強度偽装事件などの「四点セット」で守勢に回り、その後は「堀江メール」問題ばかりが注目された。
 一方、皇室典範改正は政府が断念し、政府・与党が重要法案と位置づける国民投票法案は民主党の出方待ちの状態。防衛庁の省昇格も、防衛施設庁の官製談合事件の余波で、議論が中断している。
 このまま、後半国会が停滞すれば、九月の自民党総裁選ばかりに関心が集まりかねない。
 小泉政権の求心力を維持するためにも懸案解決は不可欠との見方は強く、与党による政治決着が図れる教育基本法改正を「連立の成果の象徴として位置づけたい」(公明党幹部)との思惑も出ている。
(産経新聞) - 3月9日2時57分更新

806片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/13(月) 03:30:57
世耕議員市場調査(操作?)的ブロガー懇談会は第三回。今回は憲法改正の話題。
一部雑誌で河上イチロー説が流れたことのはの松永氏も出席。
内容はおもしろい。舛添氏がけっこう本音トーク。
http://kotonoha.main.jp/2006/03/08jimin01.html
http://kotonoha.main.jp/2006/03/08jimin2.html
http://kotonoha.main.jp/2006/03/08jimin3.html

807片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/13(月) 04:12:18
せこたん → えーっと、ああいうふうに法改正するつもりだから、あそこをああ使って、あれ経由であれをやろう。

永田町、ブログに触手 人気作者取り込み情報発信 総裁選、活用も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060313-00000000-san-pol

 永田町が「ブログ(日記風簡易ホームページ)」に急接近中だ。「双方向」が売りのブログは開設者も閲覧者も激増しているため、メッセージをうまくネットに乗せられれば目覚ましい政治活動を展開できる。半面、ニセ情報が独り歩きしたり、批判が殺到しブログ閉鎖に追い込まれたりする落とし穴も。政党による人気ブロガーの取り込みが活発になるなどブログの政治的影響力も拡大しそうだ。(加納宏幸)
≪懇談会≫
 東京・永田町の自民党本部に今月七日夜、約三十人の人気ブロガー(ブログの作者)、メールマガジンの筆者が集まった。毎月の閲覧数が一万−三十万件で「偏った考え方のない」(同党)筆者たちだ。
 若い人が目立ったが、元空将で安保問題を中心にブログで活躍する軍事評論家、佐藤守氏(66)の姿もあった。総選挙前の昨年八月に初めて開かれてから三回目となる懇談会の今回のテーマは自民党新憲法草案。
 「今日は本音でお話しします。何がメーンターゲットかというと憲法九条を変えることですよ」
 草案を取りまとめた舛添要一参院議員はこう切り出し、要点をテンポよく説明した。その後、ブログへの書き込みは好意的だった。舛添氏を「カッコイイ」と持ち上げるブロガーもいた。
 懇談会は最初から順調だったわけではない。一、二回目は自由討論のため議論が拡散し、ブログでの評判は芳しくなかった。手探りで得た結論が、テーマ設定の重要性。懇談会を企画した世耕弘成参院議員は、民主党を念頭に「ブロガーとの付き合いでは自民党が主導権を握っている。誠実に継続してやっているからだ」と語る。
≪炎上≫
 ブログを開設する国会議員も次第に増えているが、民主党の長島昭久衆院議員は閲覧者からの反応に慌てた。二月二十二日、「堀江メール」問題で「この勝負、絶対勝てる」とブログで前原誠司代表を応援したのがきっかけだった。同日、閲覧者から寄せられたコメントは前日の四十六件を大きく上回る七百七十三件。ほぼすべてが批判で、反省とおわびを書き込んで収拾を図った。
 「ブログの双方向性に対し深い認識を持っていなかった」と長島氏。
 閲覧者はブロガーの書き込みが気に入らないと、別のブログや掲示板で他のネット利用者に伝える。その結果、ブログのコメントが雪だるま式に増えるのが「炎上」「祭り」という現象だ。
 炎上した場合、ブログ閉鎖に追い込まれることも少なくない。長島氏は手探りで切り抜けた。「現代社会で政治活動を行う以上、不特定多数に情報を発信し、生の世論と向き合わなければいけない」と考えたからだ。
≪集票力≫
 世耕氏は七日の懇談会後、自身のブログに「次々回は総裁候補のそろい踏みだと面白いかも」と書き込んだ。総務省が昨年五月にまとめたブログに関する動向調査は「ブログへの書き込みは社会的イベントと連動する傾向」があると指摘しており、総裁選や選挙ではブログの波及効果をどう利用するかが候補者の集票力に直結する。
 自民党は今国会にHPによる選挙運動を解禁する公職選挙法改正案を提出する方向で党内調整を進めており、政治活動でのブログの出番は急増しそうだ。
     ◇
【用語解説】ブログ
 「ウェブログ」の略で、日記のように個人の意見や出来事を書き込んでいくウェブサイト。閲覧者が意見を書き込む「コメント」や、他のブログへのリンクを張る「トラックバック」機能が特徴。一方的に情報を発信するホームページと比べ、作者と閲覧者の双方向性が高い。総務省によると、わが国のブログ開設者数は473万人(昨年9月末現在)。同省は昨年3月末現在約1650万人だった閲覧者数が、来年3月末に約3500万人まで増え、2年間で倍以上になると予測する。
 韓国では2000年の総選挙でネット上で候補者の疑惑を暴き立てる「落選運動」が盛り上がり、2002年大統領選でもニュースサイトや掲示板での好意的評価が盧武鉉大統領誕生につながった。
(産経新聞) - 3月13日3時10分更新

808片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/13(月) 19:39:46
森元首相長男出馬で麻生が安倍が、豪華過ぎ県議補選
親心も「私が頼んだのではない」と釈明
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_03/t2006031320.html

 石川県で今、「ポスト小泉」候補らが続々と駆け付けるという、突出して豪華な県議補選が行われている。森喜朗前首相の長男の祐喜氏(41)=自民党=が出馬しているためで、4日に麻生太郎外相が金沢市内での講演後に選挙事務所を激励したのに続き、12日には安倍晋三官房長官も応援に駆け付けたのだ。

 「地域の発展のためには、どういうリーダーが出てくるかが重要。祐喜氏は情熱に燃えている素晴らしい候補者。私も父(=晋太郎外相)の秘書官当時、祐喜氏にお世話になった。選挙には油断が一番危険。『森先生の息子さんだから』と思ってはダメ。残り一週間、頑張りましょう」

 12日午前11時半過ぎ、気温5度。安倍氏は冷たい雨の中、能美市の根上文化会館前でマイクを握り、200人以上の聴衆にこう呼びかけた。

 祐喜氏もこれに応え、「雨の中、集まってくれた皆さまの真心に感謝している。地元発展のために尽くさせてほしい」と訴えた。この日、安倍氏は祐喜氏とともに選挙区内の4カ所で街頭演説会を行った。

 選挙違反に絡んで県議が辞職したことに伴う同県議補選(能美市・能美郡選挙区)。1議席を、祐喜氏と建築設計事務所代表の沢田貞氏(53)=無所属=、保険代理店経営の宮下龍治氏(54)=無所属=の新人3人が争う。

 当選13回を誇る森氏のおひざ元だけに、地元県議や市議、町議はもちろん、祐喜氏が理事長を務めていた地元JCメンバーを中心とする強力な支援体制を敷いているとされる。対立陣営も「現職閣僚がこんなに来る県議補選なんて異例中の異例。同時にやっている石川知事選より豪華だ。事実上、象とアリの戦いという見方もあるのに危機感でもあるのか、それとも圧勝する気なのか。とにかく、森氏も人の親ということか…」(沢田選対幹部)と戸惑いを隠さない。

 祐喜氏は高校卒業後に米国へ語学留学、帰国後に森氏の秘書になった。風貌(ふうぼう)は父親譲り。若気の至りもあり、かつて週刊誌を騒がせたこともある。

 森氏は当初、祐喜氏の出馬を迷っていたようだが、息子が一生に一度の決断をした以上、それを理解するのが親心。告示前日となる9日の森派総会では、「みなさんのご好意、ご心配、本当にお礼申し上げます」と深く頭を下げた。

 ただ、世間のさまざまな視線を意識してか、「中央から国会議員がぞろぞろ来たら、『あれは親父の権力でやっている』といわれる。お気持ちだけでお断りしたいなと思う。あさって安倍氏が来ますが、私が頼んだのでも何でもない。安倍氏は私のせがれと友達なんです」と釈明していた。

 1月の出馬表明以来、選挙区内の約2万軒を一軒一軒回り、体重を9キロも減らしたという祐喜氏。夕刊フジの取材に雨で髪をびっしょりぬらしながら、「(多忙な官房長官に来ていただき)感謝しています。最後まで頑張ります」と語った。

809片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/14(火) 00:23:09
>>806
松永氏は、過去の経歴を認める。
http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/

810片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/14(火) 02:22:58
野田氏がさらに突っ込み。
確かに、自民党をあのタイミングで出すというのは・・・。
松永(河上)からきっこまでいっちゃいそうな勢いだねぇ。
http://espio.air-nifty.com/espio/2006/03/post_bdae.html

811小説吉田学校読者:2006/03/14(火) 06:04:57
>>810
そのうち、片言丸氏も呼ばれるかもね。ブログもちゃんと更新しなさい。
過去は過去であるが、むか〜し「神の国」発言のとき「少年犯罪蠢き、失業率も増え、不況真っ只中、なるほど神の国である」みたいなこと書いて、この批評いいなあ、という記憶があります。

812片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/14(火) 14:36:04
この大臣、いまだに自民党議員かそうでないのか考えてしまう。

猪口大臣、予算委に遅刻…「気抜けている」身内も批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060313-00000314-yom-pol

 猪口少子化相が13日の参院予算委員会に遅刻し、到着を待つ間、審議が約5分間中断した。“身内”の自民党からも「気が抜けている」と批判が出ている。

 猪口氏は、民主党の小林正夫氏に答弁する予定だったが、小林氏の質問になっても姿を見せなかった。

 内閣府で待機していたが、質疑が約10分早く進んでいることに、猪口氏周辺が気づかなかったのが原因だという。猪口氏はその後、小林氏や小野清子委員長らに謝罪。

 自民党内では、「昔なら国会が空転しかねない失態だ」との声も出た。

 猪口氏の秘書官が2月15日に交代していたことも13日、明らかになった。

 内閣府は「猪口氏の就任以前から秘書官を務めており、それ自体が異例だった」と理由を説明しているが、国会開会中の交代は珍しく、「猪口氏とそりが合わなかったのではないか」などと憶測を呼んでいる。
(読売新聞) - 3月13日22時35分更新

813片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/14(火) 14:43:03
安倍総裁になったら、自称強硬派と自称現実派の間で引っ張り合いがおこること必定だな。
それから、韓国保守には融和的になるだろう。
「ブッシュ米大統領の共和党が行ったような保守の再生」とかわけのわからないことは言わないでほしい。

ポスト小泉・動き出した春:’06総裁選/1 安倍晋三官房長官(51)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060314ddm005010015000c.html

 今月下旬、06年度予算が成立すると、いよいよ自民党総裁選が本格化する。秋(9月)に向けて半年がかりの政治の季節が始まる。昨年末まで「小泉改革の忠実な継承者」を競い合っていた「ポスト小泉」候補たちは、ここにきて「小泉離れ」の機をうかがいだした。それぞれの個性が芽吹き始めた候補者たちの「春」をリポートする。

 ◇中韓に硬軟使い分け

 「おやじが有名だと、息子はいつも比較されて大変だ。私も初めて選挙に出た時に安倍晋太郎(元外相)の七光り、ひ弱だとか言われた。今やっと晋太郎さんは晋三のお父さんだったんですねという人も若干出てきた」

 安倍晋三官房長官(51)は12日、石川県議補選に立候補した森喜朗前首相の長男祐喜氏の応援で同県能美市を訪れた。大物政治家を親に持つ政治家について語る口調には「独り立ち」への自信がのぞく。最近は亡父からの独立に加え、小泉純一郎首相からの独立というニュアンスもにじんできた。

 「ポスト小泉」で依然断トツの人気を誇り、皇室典範の今国会改正見送りで小泉首相の判断をリードしてからは、積極的に「安倍カラー」を出し始めた。熱心に訴えるのは、教育基本法と憲法の改正だ。戦後日本の歩みは経済を偏重した結果、家族や地域、国に尽くす「こころ」が失われたと説く。

 「安倍さんが目指しているのは、ブッシュ米大統領の共和党が行ったような保守の再生だ」。安倍氏に近い自民党若手参院議員は、こう解説する。かつて小沢一郎・民主党前副代表らが目指した経済重視の「新保守」に比べ、内政の精神性重視と外交の硬軟自在な現実路線を特徴とする。

 今月、東シナ海のガス田開発で、安倍氏は中国側の新提案を「受け入れられない」と即座に切って捨てた。小泉首相の靖国神社参拝を非難した中国の李肇星外相にも「外交当局トップが他国の指導者に品格に欠ける表現を用いるのは不適切」と痛烈に反撃した。

 拉致問題で売り出した時と同じ歯切れのいい「タカ派」ぶりが久々に復活し、自民党内にも心配する声がある。

 だが、それと全く異なる見方もある。

 「安倍さんの外交姿勢は強硬派と言われるが、そうじゃない。現実主義的戦略派、言わばニューリアリストだ」。7日夜、東京都内のホテルでの安倍氏と韓国野党ハンナラ党の朴槿恵(パククンヘ)代表の会談で、安倍氏を応援する自民党の山本一太参院議員はそう紹介した。

 中国に対する強い態度に比べ、韓国への姿勢は、時に厳しい指摘もするが、明らかに融和的だ。盧武鉉(ノムヒョン)大統領が靖国参拝を批判しても「日韓関係が未来志向で発展することが両国の国益にかなう」と表現を抑えた。日韓双方が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)問題では、記者会見で「双方の国民感情をあおらずに問題を解決していく。冷静に対処したい」と世論の沈静化を呼びかけた。

 中韓両国への使い分けは、小泉外交のアプローチと微妙に異なる。

 焦点の靖国参拝はどうか。安倍氏自身は今のところ参拝を続ける姿勢だが、安倍氏の側近議員は「筋を通すところは通すが、現実的な可能性も同時に探るタイプだ」と柔軟姿勢をほのめかす。

 昨年10月末の内閣改造直前、安倍氏は入閣がうわさされた最中に訪韓し、官民の指導層や学者らと懇親を重ねた。次期大統領候補の一人の李明博(イミョンバク)ソウル市長は会談後「思ったよりソフトだな」と、印象を漏らしたという。

 「君らは騒ぎに巻き込まれないでいてくれ」。安倍氏は最近、親しい若手議員らに自重を求めている。人気先行を自戒し、出馬表明は7月中旬の主要国首脳会議(サミット)後を思い描いているようだ。政権構想はそこまで封印されるが、「安倍政治」のキーワードが内政・外交に共通する「戦後60年の見直し」となるのは間違いなさそうだ。【犬飼直幸】=つづく

毎日新聞 2006年3月14日 東京朝刊

814片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/14(火) 16:48:05
ほぼ決まりじゃない?
中川先生と若手が組めば、誰が対抗できる?

安倍官房長官 今年9月の自民党総裁選に出馬する意向を固める
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20060314/20060314-00000000-nnn-pol.html

 安倍官房長官が今年9月の自民党総裁選挙に出馬する意向を固めたことが、日本テレビの取材で明らかになった。

 安倍氏は13日までに、周辺に対して「総裁選に出たい」などと出馬の意向を伝え、教育改革や地方分権などを柱とする政権構想作りにも着手した。また、安倍氏は懸案の靖国神社参拝問題について「靖国参拝をやめれば、中国の圧力に屈したことになる」などとして、首相になっても参拝を続ける考えを示している。

 安倍氏は今後、出馬に向けて派閥横断的な幅広い支持を得たい考えで、13日夜も都内で複数の派閥の中堅若手議員十数人と会談した。

 一方で、出身派閥の森派では、若手議員だけでなく中川政調会長などベテラン組の協力も取り付ける方針で、総裁選に向けた態勢作りを進める考え。安倍氏は官房長官として国会審議を最優先するとしており、正式な出馬表明は、通常国会が終わった後に行われる見通し。

[14日14時11分更新]

815片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/16(木) 03:44:55
>>811
良質のブログなんかを継続するのはなかなか大変な仕事です。
特に、仕事をもちつつやっておられる方はすごいと思う。
松永氏は、かなり優秀なだけに、もったいないというか、なんでそういう方向に進んだんだろうと思いますね。
まあ自民党スレッド自体にはそれほど関係ありませんけれども。

下の会の参加者ですが、無派閥森派系というような人もいるんですよね。一方で、森派からの参加者はいません。
丹羽・古賀派ってのが今後のカギを握るかもしれないですね。彼らができる限りまとまって動かないと、森派系統(中川・若手)のシナリオを狂わすことができないでしょう。
谷垣では難しい、となると超派閥で福田を担ぐことができるかどうか。森会長は福田でもいい(福田がいい?)と言っているだけに、そこを衝きたいところか? さすがに、全党的に福田待望論ならば、森派も無視できない。しかし、それに対して安倍側近若手グループも反攻しそう!

「宏池会」がアジア戦略研 濃い反小泉色41人出席 河野氏ら対中政策非難
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060316-00000004-san-pol

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ丹羽・古賀、谷垣両派と河野グループの議員が呼びかけた「アジア戦略研究会」の設立総会が十五日開かれ、四十一人の国会議員が出席した。九月の自民党総裁選を意識した「大宏池会」の連携強化を色濃く反映しており、岩屋毅副会長は「政策グループの枠を超えて今後のアジア戦略について連携を深めていこう」と強調。講演した河野洋平衆院議長は、小泉純一郎首相の靖国参拝などを強く批判し、「ポスト小泉」の有力候補で小泉路線の継承を打ち出す安倍晋三官房長官を牽制(けんせい)した格好となった。
 アジア戦略研究会は、森派などから「反小泉派」勢力の結集ととられることを警戒し、党所属の国会議員全員に参加を呼びかけた。
 このため、設立総会には津島派の茂木敏充元科学技術担当相や無派閥新人なども姿をみせたが、約八割を旧宮沢派三派で占めた。特に河野グループは、メンバー十一人のうち閣内の麻生太郎外相と中馬弘毅行革担当相を除く全員が出席した。
 三派の連携強化の背景には、世論調査で他の候補を大きくリードしている安倍氏を牽制する狙いも指摘されており、谷垣派の中谷元・元防衛庁長官は記者団に「対中国などのアジア外交が総裁選の大きなテーマになる」と強調した。
 設立総会に小泉首相の外交路線に批判的な宮沢喜一元首相と河野氏がゲストで参加したのも象徴的だ。宮沢氏は「これから中国や韓国、東南アジアの国々とどう対話を重ねるかは国益にかかわる問題だ」と指摘。
 河野氏は、日中関係について「この数年間、政治的にとげとげしくなっており、今日ほど悪い状況はない」との認識を表明。「国連安保理常任理事国入りが決定的に敗北したのは中国の賛同が得られなかったためだ。近隣である日中、日韓関係は相当重く見るべきだった」と述べ、小泉外交に強い不満を示した。
 中国が日本の政府開発援助(ODA)に感謝していないとの議論にも、中国が国交正常化時に賠償要求を放棄したことをひきあいに出し、「あれくらいのことをしてくれてもいいじゃないかという気持ちが(中国に)あったかもしれない」と弁護した。そのうえで、首相の靖国参拝を批判、「このままにしていいのか」と自粛を求めた。
 同研究会では次期総裁候補が出馬表明をした後にゲストとして呼び、アジア外交への姿勢を問うことも検討している。
 ただ、河野氏が「親中色」の濃い講演をしたことは、河野グループ出身で小泉外交を担う麻生外相にとっては、マイナス材料。さらに丹羽・古賀派には安倍氏支持を公言する議員もおり、同研究会が総裁選の波乱要素となる可能性もある。
     ◇
≪設立総会出席者≫
 【丹羽・古賀派】(13人)=瓦力、村田吉隆、実川幸夫、宮腰光寛、小野寺五典、上川陽子、平井卓也、福井照、宮沢洋一、清水鴻一郎(以上衆院)、林芳正、松山政司、西島英利(以上参院)
 【谷垣派】(10人)=逢沢一郎、園田博之、中谷元、遠藤利明、佐藤勉、原田令嗣、小里泰弘、土井真樹(以上衆院)、阿部正俊、加納時男(以上参院)
 【河野グループ】(9人)=鈴木恒夫、森英介、岩屋毅、河野太郎、桜井郁三、松本純、井上信治、薗浦健太郎(以上衆院)、浅野勝人(参院)
 【津島派】(1人)=茂木敏充(衆院)
 【高村派】(1人)=江渡聡徳(衆院)
 【無派閥】(7人)=御法川信英、阿部俊子、赤沢亮正、井沢京子、大塚拓、坂井学、渡嘉敷奈緒美(以上衆院)(敬称略)
(産経新聞) - 3月16日3時7分更新

816片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/24(金) 03:30:50
いいんでない? でもちょっとやらしいね。

<政治献金外資規制>経団連要請で緩和案、自民と利害が一致
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060324-00000023-mai-pol

 自民党が政治献金の外資規制を大幅緩和する政治資金規正法改正案の国会提出を決めたのは、日本経団連の強い要請を踏まえたものだったことが23日、分かった。経団連の要請は、経済のグローバル化で規制に触れる企業が増えるのを懸念したもので、企業献金のすそ野を広げたい自民党と利害が一致した。
 政治資金規正法は外国企業からの献金を原則として禁じる一方、外資比率が5割未満の企業の献金は総務省解釈で認めている。経団連と自民党改革実行本部が2月10日、東京都内で協議し、経団連側が「経済の実態に合わなくなっている。抜本的に見直すべきだ」とする文書を手渡した。
 文書は、国内上場企業の外資比率が急上昇していることを示し、「海外では、国内で設立され国内で活動を行っている企業については、外国人持ち株比率にかかわりなく政治寄付を行うことができるのが通例」と規制緩和の必要性を強調する内容だった。
 外資規制について自民党改革実行本部は昨年10月、三つの緩和案を内々にまとめた。しかし、外資比率による規制を残すことが前提で、今回決定した「日本に本社を置く上場企業であれば外資比率は問わない」との内容は、経団連の指摘に沿ったものだった。同党は今月17日、政治資金規正法改正案を了承した。【平元英治】
(毎日新聞) - 3月24日3時8分更新

817片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/24(金) 03:55:18
このあたりの政策は政治の役割として重要なことだと思う。
でも,目をハートにさせて語るこの筆者は診てもらったほうがいい。何歳だお前は。
それから,失敗する人の逆には大成功する人も当然いる想定だよね。そちらがより詳細に語られない限り,経済政策もどきとしても不十分だと思う。フェアな競争って何。まあ,なんとなく今の延長でいくってことなんだろうけど。でも,政権構想の柱とか戦後に懐疑的な政治信条とか大々的なこと言うんだったら,これではどうなんだろ。
たぶん産経記者が熱に浮かされただけで,本人はここまで能天気ではないとは思いますけどね。

「格差」批判に反撃、政権構想の柱? 安倍氏「推進会議」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060324-00000004-san-pol
再チャレンジ社会へ提言
 安倍晋三官房長官は二十三日の記者会見で、事業などで失敗しても何度でもやり直せる社会的枠組みを作るため、自らの元に、各省庁の局長級を集めた「再チャレンジ推進会議」を設置する考えを明らかにした。小泉構造改革に向けられる「光と影」「格差社会」などの批判に対する回答として、今年六月に策定する「骨太の方針」に盛り込む考えだ。安倍氏が長年温めてきた構想だけに「総裁選に向け、政権構想の柱にするつもりでは」との見方も広がる。 
 「フェアな競争こそが、経済を押し上げ、日本の力を強くしていく。勝つときも負けるときもあるが、勝ち組、負け組を固定化させてはいけない。再チャレンジできる社会を作ることが大切だ」
 記者会見で、推進会議設置の意味合いを問われた安倍氏は、いつになく語気を強めた。「再チャレンジが可能な社会作り」を進めるということは、「結果の平等より機会の平等を重視する」ことを意味する。言い換えれば、格差是正を求める与野党勢力への「反撃」といえる。
 この構想実現には、事業者の個人補償や連帯保証の問題、中高年の職業・技術訓練、病後の社会復帰策など課題が山積するが、安倍氏は来週にも初会合を開き、五月中にも中間報告をまとめたい考えだ。安倍氏は二十二日に自ら首相に会議設置を提言。首相は「非常にいい考えなのでしっかりやってほしい」と了承したという。
 実はこの「再チャレンジ社会」は、戦後民主主義的な「平等」政策に懐疑的な安倍氏の国会議員になった当初からの政治信条だ。
 自民党幹事長時代に取り組んだ国政選挙の公認制度などをめぐる党改革も、キーワードは「誰もが何度も政治に挑戦できるチャレンジ権の確立」だった。昨年十二月に日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEOと対談した際も「努力した人が報われる社会でなければ、国は豊かさを失っていく。失敗した人がもう一度チャレンジできるようにすることが政治の役割だ」と熱っぽく語った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本チームの活躍にも「人間、あきらめてはダメだ。頑張っていればもう一回チャンスがあるという証しだ」と繰り返した。
 安倍氏の「政権構想」の骨格ともいえるだけに突然の推進会議設置は自民党内に波紋を広げた。安倍氏に近い自民中堅は「安倍氏らしい構想だが、この時期にぶち上げるとは思わなかった。『経済・内政に弱い』というイメージを払拭(ふっしょく)する意味合いもある」。ある閣僚経験者は「次期政権は、骨太の方針に政策を縛られるだけに、自分らしい政策を盛り込みたかったのではないか」との見方を示している。
(産経新聞) - 3月24日3時22分更新

818片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/24(金) 04:12:14
御便所会長の会社であるキヤノンが献金できないからしょうがないね〜(笑)。
ほかでいえばソニーあたりはギリギリですね〜。
ところで,
>「資本が自由化し、政府も海外投資を奨励している。(外資規制は)理論的に矛盾している」
って発言ですけど,海外投資っていうのは外国個人・法人による企業への投資ってことなんでしょうか? それだと直球発言ですよね〜。逆に,海外への投資ということであれば,矛盾とはいえませんしね。

まあ,自分は企業献金には寛容な立場なんで,そんなに深くは突っ込みませんけど。。。

政治資金外資規制:政党、二重取り拡大 与党に疑問の声も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060324k0000m010180000c.html

 自民党が今国会に提出予定の政治資金規正法改正案は、外資規制を米国や英国並みに緩やかにする内容だ。日本経団連には献金額を増やし政治への影響力を強める狙いがあるが、政党にとっては政党交付金と企業献金の「二重取り」状態が拡大する。米英には税金を投入する政党交付金制度はなく、与党内からも疑問の声が出ている。

 経団連が規制見直しを求めたのは、04年に11年ぶりで再開した献金取りまとめが背景にある。同年の目標40億円に対し、集まったのは22億6000万円。経団連が自民党に提出した資料には「上場企業全体の外国人持ち株比率は、95年度末の10.5%から04年度末には23.7%へ上昇した」とあり、「目標に達しなかった一因は外資規制」との見方も出ていた。

 経団連の積極姿勢とは裏腹に、政党が受け取る企業・団体献金は減少傾向。00年の総額250億円から04年には156億円に落ち込んでおり、法改正にはこうした低落傾向に歯止めをかける狙いも込められている。

 ただし、そもそも企業献金は90年代、政党交付金導入を踏まえ廃止される流れだった。自民党などの抵抗で存続が既成事実化しているのが実情で、パーティー収入は04年に過去最高の264億円に上っている。

 改正案をまとめた自民党改革実行本部は、改正の直接の理由を「外資によるM&A(企業の合併・買収)が日常茶飯事となり、気がつけば違法献金だったという状態になりかねない」(幹部)と説明する。経団連の次期会長企業で外資規制から献金ができないキヤノン(外資比率51.7%)の御手洗冨士夫社長も「資本が自由化し、政府も海外投資を奨励している。(外資規制は)理論的に矛盾している」と訴えている。

 それでも法改正で「政治とカネ」の関係を甘くするのは必至だ。公明党内の中堅議員は「企業からの献金を増やすのが目的。野党からの批判を浴びる」と指摘。政治資金問題に詳しい日本大の岩井奉信教授(政治学)も企業献金の必要性は容認しつつ、「今回の改正には外資企業の業績がいいから、献金をもらえるようにしようという安易な発想があるように思える。十分な議論が必要だ」と話している。【平元英治】

毎日新聞 2006年3月24日 3時00分

819片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/28(火) 20:23:17
現在二位なのに名前を聞いたこともない伊吹。

06政局序章 後継、安倍氏トップ 争点は消費税 自民議員にアンケート
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000003-san-pol

 平成十八年度予算が成立し、九月の自民党総裁選に向けた動きが加速する中、産経新聞社は、動向調査のため同党所属の衆参両院議員四百八人を対象にアンケートを実施した。その結果、新総裁にふさわしい候補として安倍晋三官房長官がトップになり、世論調査だけでなく、自民党議員の間でも支持を集めていることが分かった。政策上の争点として財政再建やアジア外交を挙げる声が多く、「ポスト小泉」レースでは内政・外交両面で熱い論争が繰り広げられそうだ。
 アンケートは三月十六日から二十七日まで実施し、衆院議員百三十六人、参院議員二十五人の計百六十一人から回答を得た。回答率は39・5%。
 このうち現時点での総裁候補として望ましい人物名を挙げたのは九十一人で、(1)安倍氏二十七人(2)伊吹文明元労相(伊吹派会長)十四人(3)谷垣禎一財務相(谷垣派会長)十二人(4)福田康夫元官房長官十一人(5)麻生太郎外相十人(6)山崎拓元副総裁(山崎派会長)七人−などの順。
 各種世論調査で国民的人気を誇る安倍氏は、所属する森派だけでなく党内の若手・中堅議員らを中心に期待感が強く、そうした実情を反映する形となった。
 政策上の争点(複数回答)は「消費税を含む財政再建」(百人)がトップで、来年の参院選を控える中、政権の存続を左右しかねない増税問題への関心の高さをうかがわせた。次いで「靖国問題などのアジア外交」(八十人)「小泉構造改革路線の継承・修正」(六十二人)を挙げる声が多かった。
 個別政策では、次期首相の任期中に消費税の引き上げを決めるかどうかについて「決めるべきだ」(六十四人)と「必ずしもこだわる必要はない」(六十六人)の両論が拮抗(きつこう)。政府・自民党内の路線対立をそのまま映し出した形だ。
 また、次期首相の靖国神社参拝をめぐっては、参拝支持派の七十人に対し「しない方がいい」とする意見は三十六人にとどまった。
 次期首相に望まれる資質(複数回答)は「政策能力」がトップで百十五人。「選挙の顔」「政治的経験の豊富さ」「トップダウン型の指導力」などが上位を占めた。
(産経新聞) - 3月28日2時41分更新

820片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/28(火) 20:34:49
竹中は学者政治家としてやれるかもしれないけど,この人は大臣外れちゃうと学者としては難しいかも。
学界と政界の行き来が盛んな米国では,議員になるというよりは行政に入るパターンが多いように思いますね。
本人がおっしゃるように,政治家のほうにシフトという感じになるんでしょう。ちょっと魅力減ですけどねぇ。

猪口少子化相、上智大退職へ 「政治家として一途に」
2006年 3月28日 (火) 11:00
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060328/K2006032801540.html?fr=rk

 猪口少子化担当相は28日午前の記者会見で、現在休職中の上智大学を今年度で退職する意向で、すでに退職願を提出したことを明らかにした。

 猪口氏は「四半世紀にわたり国際政治学の研究者として努力し、納得のいくいくつかの業績をあげることができた。これからは日本の政治家として一途に生きていく決心を改めて持つようになった」と語った。

 昨年9月の衆院選で初当選以来、法学部教授を休職していた。同大企画広報は「現在、所定の人事手続きを進めている」としている。

821片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/29(水) 00:04:03
森派が分裂する展開が一番面白いんだけど。
中川秀直大先生(プラスアルファ)がどこまで腹を括るかです。

06年度予算:参院本会議で成立 森派、一本化が焦点−−ポスト小泉加速
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060328ddm001010027000c.html

 小泉政権最後の予算となる06年度予算(一般会計総額79兆6860億円)が27日の参院本会議で可決、成立した。これを受け自民党内では小泉純一郎首相の後継を決める9月総裁選に向けた動きが本格化する。安倍晋三官房長官、福田康夫元官房長官の有力2氏を擁する森派が候補を一本化できるかが焦点となる。一方、麻生太郎外相や谷垣禎一財務相も政権構想の取りまとめなど、出馬準備を急ぐ。

 ◇「安倍・福田」、分裂を恐れ−−麻生・谷垣氏は独自色強調

 ●揺れる最大派閥

 「政治家としてたいへん光栄だ」

 安倍氏は27日の記者会見で「ポスト小泉」を問う世論調査で安倍氏の支持が突出している点を聞かれ、後継総裁への意欲をにじませた。しかし、森派幹部は最近、安倍氏に「ゴルフで言うとパー狙いでいい。無理に自分の色を出そうとすれば空回りする」とアドバイスをした。若手・中堅議員に派閥を超え待望論が強い安倍氏だけに、出過ぎれば世代交代を嫌うベテランの反発を招き、足をすくわれかねない、との忠告だった。

 若手主導で安倍氏が出馬し、ベテラン勢が対抗し福田氏を担ぐ動きが強まり、派閥分裂と世代間対立に波及することを同派会長の森喜朗前首相は強く警戒する。「仮に安倍氏で一本化すれば森派を福田派に衣替えし、派閥分裂と世代間対立を封じ込める」(同派幹部)ことも検討、候補一本化を視野に置く。小泉首相が頭越しに「後継指名」をすれば派閥の対応が後手に回る懸念もある。

 事実、安倍氏の出馬をにらみ「包囲網」を敷こうとする動きはある。山崎拓前副総裁、加藤紘一元幹事長らは福田氏への共感を口にし、森派幹部の一人は「古賀(誠元幹事長)さんも伊吹(文明元労相)さんも福田さんだ」と語る。

 ●「格差」「アジア」

 安倍、福田両氏で違いが際立つのはアジア外交だ。首相の靖国神社参拝を支持し、対中強硬論で足並みをそろえる安倍氏。これに対し福田氏は「戦争加害者の視点」も踏まえ、小泉外交の修正を説く。

 一方、麻生、谷垣両氏も6月と5月にそれぞれ政権構想を発表する予定だ。安倍、福田氏に人気で水をあけられているだけに、政策面で独自色を打ち出すことを迫られている。谷垣氏は持論の財政再建に加え社会格差の拡大も重視し、小泉路線から一線を引こうとしている。

 麻生氏は天皇の靖国神社参拝を口にしたり、台湾を「国」と呼ぶなど、安倍氏に輪をかけたタカ派路線で存在をアピールしようとしている。【三岡昭博】

毎日新聞 2006年3月28日 東京朝刊

822片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/01(土) 21:15:02
中韓両国との関係改善を きずな重視、谷垣派提言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060401-00000121-kyodo-pol

 自民党谷垣派(会長・谷垣禎一財務相)が9月の総裁選に向け作成した「政策提言」案の概要が1日、判明した。家族や地域の「きずな」の強化や中国、韓国との関係改善、財政再建の推進などを盛り込み、14分野で約60項目の具体的政策を掲げた。「谷垣政権構想」と位置付け、5月の派閥パーティーで発表する予定だ。
 小泉純一郎首相の5年間の構造改革路線を評価する一方、行き過ぎた部分があるとして、修正も提起しているのが特徴で、小泉改革との相違をアピールした形だ。
 提言は、小泉改革を「不寛容」「優勝劣敗」に走りがちと総括した上で、歴史や伝統の尊重、日本文化を守り続ける考えを強調。家族や地域のきずなを社会の基盤と位置付け、その強化に向け育児支援やボランティア活動の積極的な展開を訴えている。
(共同通信) - 4月1日19時11分更新

823片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/02(日) 18:20:01
>政治家は最大の道徳であるべきだ
さすがですね。感服しました。

情報料悪でない−前原氏 武部氏「危険な言葉」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060402-00000068-kyodo-pol

 民主党の前原誠司代表は2日のNHK番組で、「送金指示」メールが記録されているハードディスクを1000万円で買い取れないか党内で検討していたことについて「野党は権力を握っていない。金銭のやりとりがあること自体が悪だとは全く思っていない」と述べた。
 これに対し自民党の武部勤幹事長は同日の岡山県赤磐市での講演で「これは危険な言葉だ。合法的なのかもしれないが、政治家は最大の道徳であるべきだ」と批判した。
 また武部氏はポスト小泉候補について「若いとか年を取っているとか、経験があるとかは関係ない。政治家として人間として国民の信頼を得られるか。世界の中の日本(の首相として)、国民の視点で堂々とやっていける人であれば誰でもいい」と述べた。
(共同通信) - 4月2日17時47分更新

824片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/10(月) 00:40:26
党員3万人復活目指す 自民党県連 富山・北日本4/9

 自民党県連は八日の支部長・幹事長・事務局長会議で、減少傾向にある地域支部の党員
三万人復活を目指し、六月から三カ月間、新規党員獲得キャンペーンを展開することを決
めた。

 党県連の地域支部の党員数は十二年末の三万七百六十七人から年々減少し、昨年末で二
万六千三百五人となっている。富山3区で自民分裂の激しい選挙戦となった昨年の衆院選
の影響で、南砺市などの党員数が減る中、党基盤の拡充が急務となっており、新規党員の
獲得をテコ入れする。

 キャンペーンは、党本部、県連、地域支部、選挙区支部に還元される党費の配分比率を
変え、期間中の新規獲得党員については「報奨金」として地域支部に手厚く還元する〝あ
め玉作戦〟。党県連は期間中の取り組みなどで地域支部の党員数を三万人に戻し、職域支
部二万人と合わせ、党員五万人を目指す。

 四方正治幹事長は「キャンペーンによる党員増強を来年春の統一地方選、夏の参院選に
つなげていきたい」としている。

825片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/15(土) 00:29:44
要は、森派を維持したいんでしょう。

ポスト小泉:「安倍、福田両氏で話し合うことだ」森前首相
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060415k0000m010039000c.html

 自民党の森喜朗前首相は14日、TBSの報道番組の収録で「ポスト小泉」候補として森派から安倍晋三官房長官と福田康夫元官房長官があがっていることについて「同じ会社の中で代表権を争ってる会社はうまくいかない。2人で話し合うことだ」と述べ、両氏の話し合いによる一本化は可能との認識を示した。

 森氏は「(福田氏は)安倍さんが『やるぞ』と言って盛り上がってきた時に『僕がやるよ』と言う性格ではない。逆に周りが『福田さんを』という声が出て、本人が意思固めをする時に、安倍さんが『待った、私だよ』と言うかな、ということだ」と指摘。両氏がともに出馬し争うことのないよう、けん制した。

 一方、民主党の小沢一郎代表誕生に関連し「党内が『経験(が重要)だ』となれば、幹事長をどうするかだ。党と党の問題を処理するのは幹事長の仕事」と語り、若い総裁が誕生した場合、党幹事長には経験を重視した人材起用が必要との認識を示した。

 福田氏については「最初は(出馬の可能性をとりざたされ)『はた迷惑な話だ』という言い方をしていたが、今年に入りそういうことは言わなくなった」と語り、総裁選出馬もあり得るとの見方を示唆した。【高山祐】

毎日新聞 2006年4月14日 19時24分

826片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/15(土) 00:42:15
ピンクの服の人の性別がさっき本気でわからなくなった。

「ピンクの服…」森発言に小泉チルドレンが反発
http://www.sankei.co.jp/news/060414/sei103.htm

 衆院千葉7区の補選をめぐり14日、「小泉チルドレン」と呼ばれる新人議員の応援を批判した森喜朗元首相の発言に、新人議員が強く反発する一幕があった。
 発端は13日の森派総会。森氏は杉村太蔵氏らを念頭に「料亭に行きたい人やピンクの服を着た人がビラを持って歩いているようだが、『ばかにするな』と言う人が多い」と強烈に批判。「執行部がやっているのは間違った方向だ」と切り捨てた。

 これに対し、ピンクの服がトレードマークの井脇ノブ子衆院議員は14日、国会内で武部勤幹事長に「森氏の発言は何か。ばかにしている。そんなことを言うなら補選は全部森派でやればいい」とまくしたてた。

 武部氏は「森氏の発言は気にするな」となだめたが、自民党幹部の一人は「新人議員は森氏に怒っている。党総裁選では森氏が支持する人とは別の候補を推すのではないか」と指摘した。

(04/14 19:37)

827片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/16(日) 21:34:27
あれ、中川先生って新党出身だったんだっけ。でも世襲みたいな感じ?

非自民経験者ずらり
自民政調会チーム
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060416/mng_____sei_____002.shtml

 自民党政務調査会は中川秀直政調会長をリーダーに、結束して小泉改革の総仕上げに取り組んでいる。ところが、メンバーたちの大半は、自民党以外で国会議員経験がある。偶然ではあるが、自民党以外の「DNA」を持つ議員たちだからこそ、「自民党をぶっ壊す」改革を任されているとの見方もできそうだ。 (安藤美由紀)

 中川氏は一九七六年、新自由クラブで初当選した。河野洋平氏が率いた同党は、自民党にロッキード事件の逆風が吹き荒れる中、「腐敗との決別」「保守二党」を訴えてブームを巻き起こし、十三人の新人衆院議員を生み出した。中川氏もその一人だ。

 しかし、その後は、自民党の勢力回復とともにじり貧に。中川氏は八〇年、自民党に入った。

 政調会長代理の甘利明氏も八三年、新自由クラブから初当選。八六年の解党まで在籍した後、自民党に入党した。

 一方、政策金融改革を取りまとめた園田博之筆頭副会長は九三年、武村正義氏らと自民党を離党して、新党さきがけを結成した。党副代表、幹事長を歴任したが、九八年秋に離党。九九年末に同党が解党した後、自民党に復党した。

 このほかにも、百十二兆円超の政府資産の圧縮案をまとめた鴨下一郎副会長と、政調補佐で財政改革研究会の事務局長として奔走する伊藤達也氏は、いずれも日本新党出身。二人とも、新進党を経て自民党に入党。津島派に所属し、あうんの呼吸で政策をまとめている。坂本剛二総括副会長は、自民党から離党して新党みらいの結党に参加、新進党を経て自民党に戻っている。

828片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/17(月) 00:22:45
中川先生は考えることが鋭い。息子の市長選挙でなければもっとよかったんだが。

古い自民が民主で復活 中川氏が小沢氏批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060416-00000109-kyodo-pol

 自民党の中川秀直政調会長は16日、広島県東広島市内の集会で、民主党の小沢一郎代表が全国特定郵便局長会など自民党支持色の強い団体を訪問していることについて「業界団体を隠密に回って強権でまとめ上げようという、この5年間で小泉純一郎首相が一生懸命壊してきた古い自民党の政治が、民主党で復活しそうな気がする」と批判した。
 小沢氏は代表就任後、日本経団連や日本商工会議所、経済同友会のトップらを訪問。公明党の支持母体である創価学会の秋谷栄之助会長とも会談した。
(共同通信) - 4月16日19時30分更新

829片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/17(月) 10:49:26
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1113227221/461

「義理堅いが…」 安倍氏に懸念も 「兄貴分」中川氏の二男応援に現地入り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060417-00000008-san-pol

 安倍晋三官房長官は十六日、広島県の東広島市長選に立候補した中川秀直自民党政調会長の二男の応援のため現地入りした。立場上、東京を離れることを控えてきたが、森派の「兄貴分」である中川氏の応援要請は断れなかったようだ。
 「中川氏が官房長官の時に私を官房副長官に指名してくれたが、そのご恩返しで来たのではない。素晴らしい候補者だから友人としてきた」
 安倍氏は同日午前、二男の出陣式でこう釈明した。同市長選は保守分裂選挙で、党県連は自主投票を決めただけにバツは悪そうだ。
 「ポスト小泉」の最有力の安倍氏は、「顔を見せるだけでパーティー券が二、三倍売れる」(自民若手)といわれ、国会議員から引っ張りだこだが、官房長官就任以来、ほとんど断ってきた。しかし、先月には森喜朗元首相の長男が出馬した石川県議補選に駆けつけただけに、中川氏の依頼を、むげに断るわけにはいかなかったようだ。
 ある自民中堅は「安倍氏が首相になったら、森、中川両氏が舅(しゅうと)・小舅(こじゅうと)になるというマイナスイメージが付きかねない」と懸念する。
(産経新聞) - 4月17日3時20分更新

830片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/19(水) 23:13:23
官僚出身者を中心に実力者が集まった印象。何人か疑問なのもいるけど、新人のなかの有望組の集まりだと思う。

自民新人が新グループ結成 23人出席
2006年04月19日21時01分
http://www.asahi.com/politics/update/0419/007.html

 自民党の新人衆院議員の新たなグループ「新政治研究会」が19日、国会近くで発足会合を開き、23人の新人が出席した。萩原誠司氏ら中心メンバーは、党総裁選での特定候補の支持を念頭に置いている。ただ、この日の会合ではそこまでの意思統一はできず、広報役の牧原秀樹氏は「そこまでできるかどうかはわからない」と語った。

 23人のうち無派閥は19人で、森、丹羽・古賀、山崎の各派と二階グループから1人ずつが参加。このほか、山本一太、世耕弘成両氏ら「チューター」と呼ばれる指導役の当選2回以上の衆参両院議員5人も出席した。会合では、中川秀直政調会長の講演を聴いた。

 これまで新人議員たちは「派閥に入らないほうがいい」との小泉首相の意向を受け、派閥的な活動を避けてきた。今回一部がグループ結成に踏み切ったのは、小泉首相の退任後も一定の発言権を確保する狙いがある。

 この日の出席者は次の通り。(敬称略)

 【無派閥】赤沢亮正、上野賢一郎、大塚拓、鍵田忠兵衛、木原稔、佐藤ゆかり、清水清一朗、鈴木馨祐、田中良生、渡嘉敷奈緒美、中川泰宏、長崎幸太郎、長島忠美、萩原誠司、橋本岳、平口洋、牧原秀樹、武藤容治、安井潤一郎【森派】北村茂男【丹羽・古賀派】清水鴻一郎【山崎派】篠田陽介【二階グループ】伊藤忠彦

831片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/20(木) 00:36:31
これは規定路線か。

<自民党津島派>参院議員が入会 同派はこれで計72人に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060419-00000081-mai-pol

 自民党津島派は19日の運営幹事会で、二之湯智参院議員の入会を承認した。津島派はこれで衆院37人、参院35人の計72人となった。
(毎日新聞) - 4月19日17時38分更新

832片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/20(木) 11:55:46
中川大先生ワロース

岐路に立つ「小泉チルドレン」
日経 4/20
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060420AT3S1901C19042006.html

 昨年の衆院選で初当選した自民党の「小泉チルドレン」が9月の総裁選をにらんで岐路に立たされている。小泉純一郎首相の意向を尊重してなお半数以上が派閥に所属していないが、各派の取り込み工作は激しさを増すばかり。新人議員の間では「後ろ盾である首相が退任すれば党内の基盤を失う」との不安から、新たにグループを立ち上げて結束を図る動きも出ている。
 19日夜、新人の萩原誠司、上野賢一郎両氏らが「新政治研究会」を発足させた。無派閥議員を中心に20人強が出席。出席者の1人は「今は小泉チルドレンとして注目されるが、首相の退任後はただの人になりかねない」と出席した理由を説明した。
 初会合では安倍氏が所属する森派の中川秀直政調会長が講師を務め、同じ森派で安倍氏に近い山本一太、世耕弘成、西村康稔の各氏も顔を見せた。党内では「実態は安倍氏支持を増やす勧誘行為ではないか」との見方も出ている。
 候補者の公募制度を経て当選した衆院の新人議員らでつくる「公募の会」も同日、都内の料理店に安倍晋三官房長官や同氏に近い塩崎恭久外務副大臣を招いて会合を開いた。「ポスト小泉」の最有力候補である安倍氏への支持をにじませ、存在感を発揮したいとの思惑が見え隠れする。
 一方で既存の各派閥も総裁選をにらんだ新人議員への働きかけに躍起となっている。津島派のある幹部は今年に入り所属議員に「新人議員を5人引っ張ってこい」と檄(げき)を飛ばした。
 無派閥の新人議員の1人が有力派閥に入った同期に夕食を誘われ、「行ってみるとその派閥の先輩議員らに囲まれた」などの逸話も増えているという。「総裁選が本格化する前に派閥に入れば、それなりに処遇できる」「夏になれば君だけ取り残される」――。あの手この手の勧誘攻勢に頭を抱える新人議員も多い。
 派閥横断のグループも新人議員に狙いを定める。今月10日に発足した衆院1―4回生の「構造改革フォーラム」は、加盟54人のうち30人が新人議員。代表世話人の西川公也氏は初会合のあいさつで「派閥に属していない新人議員の方々を支援したい」と訴えた。
 「派閥に急いで入る必要はない。でも、総裁派閥はポストが多いよ」。首相は18日夜、都内で開いた女性新人議員らとの会合でこう指摘した。各派の動きを見越して改めてクギを刺したもので「総裁選で誰が勝つのか、じっくり見極めればいい」と付け加えた。

833片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/25(火) 00:17:44
公明党は安倍総裁支持じゃないかと思う。党の違いが際立つほうが何かといいでしょ。

選挙:米子市議選 「大混戦、大乱戦に」 神崎・公明党代表が来県、講演 /鳥取
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060424-00000216-mailo-l31

 公明党の神崎武法代表が23日来県し、米子市末広町の米子コンベンションセンターで開いた党時局講演会で演説し、「(6月の)米子市議選は大混戦、大乱戦だが、来年ある統一地方選と参院選の前哨戦だ」と位置付け、公認候補への支援を訴えた。また、7月の岩美町議選に立候補する予定の新人1人と同市議選の立候補予定者4人が壇上に現れ、約1500人の参加者に紹介された。
 神崎代表は、小泉首相のエピソードを紹介しながら「古いものを壊して新しいものをつくる小泉政権をしっかり支えることが必要」と連立政権維持を強調。今後の政治課題として、「小泉改革の陰の部分といわれる格差是正、アジア外交、財政健全化」の3点を取り上げ、「秋の自民党総裁選の争点にもなる」と語った。【小松原弘人】

4月24日朝刊
(毎日新聞) - 4月24日15時1分更新

834片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/25(火) 17:46:22
自民福田氏:総裁選、「麻垣康三」は虚構・決定に長い時間不要
日経
 自民党の福田康夫元官房長官は25日昼、都内で講演し、9月の自民党総裁選に関連し、「今、麻垣康三の名前しか挙がらないが自民党が4人だけとは寂しい」と述べ、福田氏や安倍晋三官房長官、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相だけが候補ではないとの認識を示した。続けて「なんで私が挙がっているのか。挙がらないように挙がらないように努力してきたのに」とも強調し、「果たしてそうなるかは全く未知数。マスメディアの虚構を、あまり皆さん方も信用されない方がいい」と聴衆に呼び掛けた。
 さらに、総裁選を巡って過熱気味の報道に言及しつつ、「決めるのにそんな長い時間はいらない。森(喜朗)前首相の1日は短すぎるが、小泉(純一郎)首相だって手を上げたのは1カ月前」と述べ、当面は冷静に党内情勢を見極める意向をにじませた。
 一方、武部勤幹事長らが国民参加型の総裁選構想を打ち出していることに関しては、「人気だけでいいのか、皆さんに伺ってみたい」と否定的な考えをにじませた。
 また、総裁選での政策論争に関しては、「自民党の政策だからだいたい同じ方向。そんなに区別するほど違いはない」と指摘。「他の国の大統領選のように大騒ぎする必要はない」と訴えた。

835片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/25(火) 17:50:51
早く総裁になーれっ。

官房長官:自民総裁選に出ると決めてない――補選敗北に関連し
日経
 安倍晋三官房長官は24日午前の記者会見で、23日の衆院千葉7区補選で自民党公認の斎藤健氏が民主党公認の太田和美氏に敗れた結果を受け、9月の自民党総裁選で安倍氏の逆風になるとの指摘に対し、「私自身が総裁選に出るということを宣言した訳でも決めた訳でもない」と受け流した。安倍氏の出馬に否定的な自民党内の一部の論調に関しても、「我が党は自由な政党だから、色々な議論があるんだろう」と意に介さない態度を示した。
 野党側が小泉政権批判の論点として強調している格差問題については、「正しい認識が必要ではないか。一生懸命頑張り、汗を流した人が報われる社会でなければ社会の活力は失われてしまう。そういう社会を作ろうと着々と進めていることで、今の景気回復がある」と主張。「ある種、作られた格差社会のイメージを正しい理解を得るべく努力はしていかねばならない」と野党への反感をにじませた。自民党総裁選で争点になる可能性については、「国民、党員の要望によって、こういうことはしっかり議論してもらいたいという中で、各候補者が応えるのは当然」と指摘した。
 その一方、「勝ち組、負け組が固定しないことが大切。そのために私も再チャレンジ推進会議を立ち上げた」と自身が主導した各省庁にまたがる政策協議組織の存在もアピール。「5月21日には北海道に行き、しっかり国民の声を承り、国民の声をしっかり政策に反映させていきたい。大切なことは何度でもチャレンジできる社会を作り、誰にでも同じチャンスがあることを国が保障する仕組みをしっかり作ること」と持論を強調した。

836片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/25(火) 23:37:45
>>834
<福田康夫氏>新アジア政策の策定表明 総裁選出馬に意欲か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060425-00000106-mai-pol

 自民党の福田康夫元官房長官は25日、東京都内で講演し、父・故福田赳夫元首相が在任中の77年8月に提唱した東南アジア外交の基本原則「福田ドクトリン」を発展させた新たな対アジア政策を策定する考えを明らかにした。また小泉純一郎首相の靖国神社参拝を批判した。9月の党総裁選出馬には言及しなかったが、アジア外交の立て直しに取り組む姿勢を示すことで、出馬意欲をにじませたものとみられる。
 福田氏は「30年たっていつまでも同じドクトリンでやれるわけではない。(ドクトリンで)『心と心の通い合う関係』という基礎ができたからには、もう一階上に足さなければならない」と述べ、中国台頭や「東アジア共同体」形成の動きを踏まえ、新アジア政策を打ち出す考えを表明した。
 また首相の靖国参拝を「同じ人が何回も繰り返して、当初は(私的参拝だと)説明をしないで今、説明する。これは問題がある」と批判。中・韓両国との関係改善の必要性を強調した。
 総裁選で候補の一人と目されていることには「マスコミの虚構だ」とかわしながらも「小泉首相も手を挙げたのは(総裁選)1カ月前。橋本龍太郎元首相、小渕恵三元首相もだいたい1カ月前」と語り、出馬の可能性を否定しなかった。総裁選の進め方については「あまり大騒ぎする必要もない。人気だけでやるのはいいのか」と指摘し、「国民参加型」方式に否定的な見方を示した。【田所柳子】
(毎日新聞) - 4月25日21時58分更新

837片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/26(水) 21:18:59
<自民党津島派>橋本元首相の二男が入会、73人に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060426-00000085-mai-pol

 自民党津島派は26日の運営幹事会で、橋本岳衆院議員(比例代表中国ブロック)の入会を承認した。同氏は橋本龍太郎元首相の二男。同派はこれで衆院38人、参院35人の計73人になった。
(毎日新聞) - 4月26日19時39分更新

838片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/27(木) 11:38:48
http://www.rondan.co.jp/html/kisha/0604/060426-3.html

M→町村
O→大島
Y→山崎 かな

839片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/27(木) 22:05:48
特集ワールド:ポスト小泉を焼き鳥に例えると 森喜朗さん、お好みは?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060427dde012010001000c.html

 ◇「手羽と同じ塩味の…」

 ◇つくね・安倍晋三氏、レバー・麻生太郎氏、皮・福田康夫氏、ささみ・谷垣禎一氏

 あれよあれよ、で小泉純一郎首相も在任5年。この変人宰相を見守ってきたのが前首相、森喜朗さんである。でも、ここにきて小沢一郎代表率いるニュー民主党に押され、自民党に陰りが。ポスト小泉の品定めもかまびすしい。で、春の一夜、森さん行きつけの焼き鳥屋で、その思いを聞いた。【鈴木琢磨】

 東京は麻布十番のビル5階に焼き鳥屋「世良田(せらた)」はある。いかにもエグゼクティブ御用達っぽい雰囲気、会社帰りに赤ちょうちんで一杯派にはいささか敷居が高い。「たまにはこういうところもいいだろ」。衆院千葉7区補選で民主党に負けた直後である。じっくり居酒屋で敗戦の弁などを、と願ったら、なじみのカウンターがここだった。 「さすが小沢さんだ。上手に突いたなあ。選挙区の松戸市なんてサラリーマンが圧倒的に多い。やっぱり終身雇用でしょ。それを壊せ、と小泉さんが言えば、小沢さんは、それこそわが国のセーフティーネットだ、と。サラリーマンの奥さんたちは飛びつくよ。それに小沢さんは自民党の支持団体にどんどん入っていった。JA(農協)であれ、医師会であれ。小泉さんはひとつの団体より、国民の利益だなんて大見え切ったけど。そこをうまくやらないと、次の参院選でまたまたやられるな」

 どっかと席に着き、おしぼりで顔をぬぐうなり、敵ながらあっぱれ、ときた。「まあ、食ってみなさい。うまいぞ!」。促されるまま、ビールでのどを潤し、まずはささみから。ほどよい火の通り、添えられたおろしたてのわさびがつんとくる。森さんも、こんちくしょう、とばかりにほおばって、ぐいぐいやりだした。「自民党の慢心だったよなあ」。つぶやく声にじくじたる思いが伝わってくる。

 それにしても、なんとも品のいい焼き鳥、ひとくし、ふたくし、おまけに大根おろしでさっぱりすれば、いくらでもいけそうな気すらする。ふと隣の森さんを見ると、じーっと目をつむってふんわり焼きあがったレバーを味わっている。「郵政解散」を巡ってのあの干からびたチーズに缶ビールの夜でも思い出しているのかしら。

 「ああ、もう5年か……、長かったねえ。疲れた。くたびれた。言いたいことを言えなかったのが、ほんと、つらかった。言えば、小泉批判になる。私の気持ちはわかってくれてるはずですがね。守ってやらなきゃならんという思いがあるから、彼が総理をやっている間は派閥の長をやりますよ。でも、彼が辞めたら私も辞めます。早く自由になって、のんびりしたいから」

 どこか隠居をにおわせる口ぶりだけれど、森さんがポスト小泉のキングメーカーであることは、衆目の一致するところ。なにせ9月の総裁選候補、いわゆる「麻垣康三」のうち2人を自派閥に抱えているのだから。本命はだれ? けむに巻かれるのは覚悟のうえ、せっかくの焼き鳥屋インタビュー、思いつくまま焼き鳥にたとえてみると−−。

840片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/27(木) 22:07:51
 ▼安倍晋三官房長官=つくね(甘口タレで。子供や女性も大好き、ポピュラーな味)

 ▼福田康夫元官房長官=皮(塩で。じんわりと年輪を感じさせる、大人の味)

 ▼麻生太郎外相=レバー(辛口タレで。ややくせはあるものの、パワフルな味)

 ▼谷垣禎一財務相=ささみ(梅肉で。あっさりしながら、ぴりっと引き締まった味)

 「ハハハ、参ったね。で、どれがお好きですか、か。このごろは<麻垣康三朗>という声もあるぞ。森喜朗の、朗だ。でも、そんなバカじゃないけどね。一番好きなのは手羽ですよ。ここにはないね。さー、どれが手羽に近いかなあ。つくねは遠いし。皮でしょうな、同じ塩味で」。すると、ポスト小泉は福田さんということで? 「あ、そ、それはあなたの判断だよ」。そこへタイミングよく手羽が焼きあがってきた。「おー、福田さんが来たよ」。森さん、うまくひっかかってくれたか……。

 そもそも総裁選に意欲があるのか、ないのかすらはっきりしない福田さん、その胸の内をそんたくして、森さん、こんなふうにおっしゃるのだった。焼酎のグラスをゆっくり傾けて。

 「福田さんは常識人なんですよ。もともと政治家になろうとも思っていなかったし、天下を取ろうなんて野心もない。ところが、彼の魅力、官房長官のときに見せたんだな。経済人や外国要人の信頼が厚い。この5月もアメリカに行くようだ。あっ、これはまだマル秘だったか。しかし最近、意欲が出てきたのかなあ。安倍さんはマスコミ人気ですよ。それもテレビ、週刊誌、新聞すべて。福田さんは新聞だけ。新聞、もっと言うとね、日経を読むような人が、福田さんがいいなあ、それがしみじみ福田人気の実体ですよ」

 ところで、永田町の黄門といえば、いまや民主党国対委員長の渡部恒三さんだけれど、もとは福田赳夫さんだった。そう、清和会(森派)の事務所に福田黄門の大きな絵が飾ってあった。「福田イズムはね、些事(さじ)かまわず、大事争うべし。政治家が勝負をかけるのは大事、国のこと。その思いでやっていますよ。参院選で、過半数割れとなれば、国民新党の亀ちゃん(亀井静香代表代行)たちがどう動くか、綿貫さん(綿貫民輔代表)は反小泉だけど反自民ではないから」

 <散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ>。先の新宿御苑での桜を見る会で、小泉さん、細川ガラシャの辞世の句を引用し、引き際の美学について語った。かつて、こんな短歌まで詠んでいる。<警護なし横須賀線に一人乗る 大臣やめてホッと一息>。まだまだ国会は開会中だし、問題も山積しているが。

 「散りたければ、ぱっと散ればいい。議員も辞めるなんてことも言ってたけど。大事なのは何を残すかですよ。教育基本法の改正をちゃんとやってもらわないとね。これは小渕(恵三)さんと私の執念がこもっているんだ。そりゃ、虚脱感もあるだろうが、これをやらずに何が改革だ。最後まで燃焼し尽くしてもらわないと。米百俵の精神を所信表明で言ったんだからね。拉致問題もあるけれど、3度目の訪朝まではどうか。向こうが一枚上手なところもあるから」

 しめくくりは絶品のおにぎりと鶏スープ。いつもの煙もうもうの大衆焼き鳥屋じゃないから、どうも落ち着かない。ふと格差社会だなあこれも、と感じたのは、ひがみか。夜も更け、森さん、タクシーで六本木ヒルズへ。聞けば、3年契約の賃貸で住んでおられるのだった。

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毎日新聞 2006年4月27日 東京夕刊

841片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/29(土) 18:55:20
【展望《統一地方選》各党に聞く】
【自民】大村秀章県連会長
2006年04月25日
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000240604250001
▽重点区決めてテコ入れ
 来年4月の統一地方選まで、あと1年。すでに県内の各党組織は、候補者擁立に向けて準備を進めている。統一選の直前には知事選があり、来年夏には参院選も控える。自民、民主、公明、共産、社民各党の県内の代表者に、統一選に向けた意気込みや戦略、党の現状などを聞いた。
 ――統一地方選の獲得目標議席は。
 県議会は65議席、名古屋市議会は30議席。市議会は議席を上積みして第1会派を奪還する。8日に現職を中心に県議会約60人、市議会約20人の候補者を内定した。候補者調整を進め、7月の県連大会で発表したい。
 ――昨年9月の総選挙の勝利を統一地方選にどう結びつけるか。
 愛知民主は底堅い。自民が盤石とは思わない。県内の衆院議員14人のうち7人が1回生。党勢を固めるためにも次の総選挙のためにも、統一選で全力投球し、同志を増やしてほしい。今回は県連として重点区を決め、テコ入れを図る。例えば、議席のない1人区。定数4以上の選挙区は、候補者を複数立てたい。
 ――小泉政権5年間で旧来の支持層が離れてしまったのではないか。
 小泉首相が従来の支持団体の意向と違う改革をしてきたのは事実。しかし、中央レベルで関係修復が難しくても、地元レベルでは胸襟を開いて話ができる。意思疎通を深めて共闘したい。
 ――市町村合併で地方議員が減少したことは影響しないか。
 これまで党を支えてきた細やかな活動が手薄になるのは否定できない。時代に合わせ、有権者にどう政策をアピールするかだ。県議会では6月までに「ポスト万博」のビジョンを打ち出す。名古屋市でも独自のビジョンを作る。愛知版、名古屋版のマニフェスト。自民が推進した愛知万博(愛・地球博)の成果を生かし、環境と人づくりを重視した地域作りをアピールしたい。
 ――来年初めの知事選への対応は。神田県政をどう評価するか。
 神田知事が経済界や自民党と、万博や中部空港の関連事業を進めた手腕は評価するが、次の知事選の方針は白紙。ビジョンを作ったうえで、政策の一致できる人を推す。
 ――参院選の対応は。
 今回改選を迎える01年参院選で、自民は「小泉ブーム」で大勝した。だが、改選数3の愛知選挙区で与党は現在、自公が1議席ずつ。民主が2人擁立する可能性がある。公明が擁立する場合、現職の鈴木政二官房副長官の議席確保を目指すが、2人目については慎重に情勢を見極めたい。
 ――民主党の代表に小沢一郎氏が就任したことで、今後の選挙戦への影響はあるか。
 衆院千葉7区補選で自民候補が敗れた影響は限定的だ。小沢氏が民主党代表に就いても、自民の戦略は変わらない。(聞き手・本田修一)

▽名古屋市議会は第2会派
 昨年の総選挙では県内15小選挙区で9議席を獲得。参院愛知選挙区は01年、04年とも1議席。県議会(定数106)は61議席で過半数だが、名古屋市議会(同75)は政務調査費問題で会派離脱した1人を除くと21議席で第2会派。

842片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/01(月) 00:42:34
チラッとだけ聴いたけど、発言が相変わらず手堅い。
それと、この人をNHKはなぜ呼んだの? 輿論調査で人気が出ているから?
フィクションという感じはする。
政治家の人気ってそういうものなのかもしれないけど。

靖国参拝 “大局的な判断を”
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/05/01/k20060430000038.html

自民党の福田元官房長官は、NHKの番組「日曜討論」に出演し、小泉総理大臣の靖国神社参拝によって中国や韓国との関係が冷え込んでいることについて「日本みずからが将来に向けて、大局的な判断をすべきだ」と述べ、小泉総理大臣の後継者は靖国神社に参拝すべきでないという考えを示しました。
この中で、福田元官房長官は「わたしは官房長官当時、小泉総理大臣が靖国神社に参拝することで、足をすくわれることがあれば、政権運営に影響があると考え、慎重な対応を求めた」と述べました。そのうえで、福田氏は「中国・韓国との関係がうまくいっていないが、外国から言われて日本がどうこうするというのでは、最悪のケースになる。日本みずからが、将来に向けて過去とどうつきあうか考え、大局的な判断をすべきだ」と述べ、小泉総理大臣の後継者は、靖国神社に参拝すべきでないという考えを示しました。また福田氏は、みずからが小泉総理大臣の後継候補と目されていることについて「マスメデイアが作ったフィクションだ。総裁選挙は将来のことであり、その段階で国民が判断することだが、わたしには野心もなく、政治家としてすべきことをしていこうと考えているだけだ。今は国会で小泉政権が最後の仕上げをしているところであり、そのことを大事にしたい」と述べました。

843片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/01(月) 00:55:39
この人が党内を抑えられるかどうか。

「腹を固めている」谷垣財務相、総裁選出馬の意向表明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060430ia23.htm

 自民党の谷垣財務相は30日、宇都宮市内で開いた谷垣派研修会で、9月の自民党総裁選について「6月には歳出・歳入一体改革の取りまとめがあり、財務相の職責に当面は全力を尽くす。ただ、その先は私も腹を固めているので支えてほしい」と述べ、出馬への強い意欲を表明した。

 同派は、所属議員が谷垣氏を除いて14人で、総裁選出馬に必要な推薦人20人を集めるため無派閥の新人議員や、かつて同じ派閥だった丹羽・古賀派などに協力を働きかけていく方針だ。

 谷垣氏は研修会後、記者団に「小泉政権も5年を迎え、いろいろ点検をしてこれからの道筋を開く中で、それなりの覚悟を固めてやっていきたい。課題の一つはアジア外交だ。中韓両国と関係改善の余地はあるのではないか」と語った。丹羽・古賀派などとの連携には「共通のDNAを大切にする必要がある」述べた。

(2006年4月30日23時31分 読売新聞)

844片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/04(木) 22:41:19
要は、小泉君が影響力を持ちますよということ。

首相、森氏の動きけん制 安倍・福田氏調整問題
2006年05月04日06時13分
http://www.asahi.com/politics/update/0504/004.html

 小泉首相が自民党総裁選に向けて森派の安倍官房長官と福田康夫元官房長官の一本化に否定的な考えを示したのは、派閥会長として調整に乗り出そうとしていた森前首相の動きを牽制(けんせい)したものだ。森派にはなお一本化への期待感が根強いものの、首相が派閥の一本化調整を「古い自民党」の象徴として退けたことで森氏が動きにくくなり、結果的に一本化は困難だとの見方が党内に広がる可能性も出てきた。

 森氏としては、派閥分裂で自らの求心力低下につながる安倍、福田両氏の対決は避けたいところ。安倍氏が人気で他のポスト小泉候補に水をあけているとみるや「温存説」を唱えるなど、バランスに腐心してきた。

 森氏は、通常国会の会期延長がない場合、6月18日の閉会後に首相や両氏との調整を図ることも検討。どちらかを森派の総裁候補とし、一方に派閥会長を譲ることも選択肢のひとつとして考えている。

 背景には一本化を望む声が森派内に根強いことがある。ある同派幹部は所属議員から意見を聴取し始めたが、「派閥の方針に従う」「分裂しないように決めてほしい」という声が大勢だという。

 若手の一人は、2人そろって立候補に踏み切る可能性は低いとみる。「森派は冷や飯を食った時代が長いから、2人とも派閥を割りたくないという思いは強いはずだ」

 だが、内閣支持率がなお堅調な小泉首相が一本化への調整を旧来型の派閥政治の手法として否定したことで、森氏らが候補者調整を進めようとする場合、世論の反発を計算に入れざるを得なくなる。ある参院自民党幹部は3日、「一本化の調整は難しいんじゃないか」と語った。

 安倍氏に近い若手の中にも「森氏が『一本化を』と言っているうちは安倍氏も動けない」との見方もあったが、一本化が困難との見方が広がれば安倍氏の立候補に向けた動きが加速する可能性がある。福田氏側にとっても同様だ。

845片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/07(日) 08:22:51
われ間接、ということは、側近やマスコミを利用するということか。

党内は期待と警戒 沈黙の福田氏、総裁選の思惑は…
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20060506/20060506-00000033-ann-pol.html

 連休中、中東を訪問した福田元官房長官は、注目される「ポスト小泉」レースについては沈黙を続けましたが、党内の期待と警戒は高まる一方です。
 「総裁選に向けては、まったく意欲がない」と繰り返す福田氏は、今回の訪問先でも、「ポスト小泉」は、われ間接という姿勢を貫いています。
 福田元官房長官:「(中東は)非常に関心を持たなければいけない地域であり、わが国ももっと関与していく、また、関心を持っていくことが必要と思いますね」
 福田氏は、総裁選に意欲があると受け取られないよう慎重ですが、中東問題の国際会議に出席したり、イランや石油問題で意見交換するなど、得意分野である外交の管をアピールしました。しかし、こうした慎重な動きが憶測も呼んでいます。先月、停滞するアジア外交に関して、小泉総理大臣をやんわり批判する形で独自のビジョンを語ったことから、永田町では、いよいよ動き出したとの受け止めも広がっています。また、安倍・福田両氏を抱える森派の森前総理大臣が目指す、候補者の一本化を小泉総理が否定したことから、ベテラン議員を中心に福田待望論がますます勢いづいていきそうです。福田氏は帰国後、すぐにアメリカを訪問します。こうした動きに、最有力候補の安倍官房長官の周辺には、警戒感がさらに強まっています。

[7日1時48分更新]

846片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/11(木) 09:54:16
このひとは、自分が標的になるのを避けてる気がする。
さわやかに闘うことが希望か。

森氏、総裁候補の一本化調整を断念
2006年05月11日06時21分
http://www.asahi.com/politics/update/0511/002.html

 自民党森派会長の森前首相は今秋の自民党総裁選に関連し、自らは総裁候補の一本化調整には乗り出さず、立候補の意欲がある当事者同士の話し合いに委ねる意向を固めた。11日に開かれる同派総会で表明する。同派には世論調査で上位を占める安倍官房長官、福田康夫元官房長官の2人の総裁候補がいるが、「派閥主導」との批判を避け、派内の亀裂を最小限に抑える狙いがありそうだ。

 森氏は「同じ会社の中で代表権を争っているような会社はうまくいくはずがない」と語るなど、安倍、福田両氏の一本化が望ましいとの考えを示してきた。これに対し、ガーナ訪問中に小泉首相が「本人が出たいというのを止める方法はない」などとして調整による一本化に否定的な考えを表明。森氏の対応が焦点となっていた。

 11日の派閥総会は森氏が自らの真意を十分に説明したいとして、通常より30分繰り上げて行う。

 森氏が周辺に語った話などによると、森氏は総会で「これまで『一本化』という言葉は一度も使っていない。派閥から何人(総裁選に)出ても構わない。一本化するかどうかは要は本人の問題だ」との基本方針を説明。「当事者が立候補の意思を示しておらず、自分(森氏)も立候補の意思について何も聞いていない。それなのにグループ(森派)の中で、それをはやし立てるような動きをするのは非常によくないことだ」として、特に派内にある一部若手の安倍氏支持の動きを厳しく戒める方向だ。

 森氏としては、国民的人気がなお高い首相が派閥の一本化調整を「古い自民党」の象徴と批判する中、派閥主導で一本化を決める印象を与えるのはマイナスとの判断がある。ただ、総会では「複数の人が出て争えば、清和会(森派)のメンバーの間に感情的な溝や傷ができるし、清和会を割りたいと思う周辺の人たちの思うつぼだ」と訴える方向で、当事者による話し合いで結束を維持するよう訴える。

 また、森氏は「清和会は小泉首相の出身グループとして、不満があっても首相を支えたり、他派閥の説得をしたりして協力してきた。派閥が悪いものであるかのように決めつけるべきでない」として、派閥を批判する首相への苦言も呈する。

847片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/11(木) 23:50:25
意欲的な政治家で評価できるけど、人気はあんまり広がってないかな。

<自民総裁選>河野太郎副法相、立候補の意向表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060511-00000106-mai-pol

 河野太郎副法相(43)は11日、自民党本部で記者会見し、今年9月の自民党総裁選に立候補を目指すことを正式に表明した。派閥横断で支援を求める考えだが、現段階で出馬に必要な20人の推薦人を集められるかは不透明。河野氏が所属する河野派は麻生太郎外相を擁するだけに、派内に波紋を広げている。
 河野氏は、派閥主導による党内の候補者選びの動きを批判したうえで、「派閥解消を目指す」と強調。年金制度の抜本改革や教育の地方分権を掲げ、政策本位の総裁選を訴えた。ただ「世論調査で2番に限りなく近い3番にならなければ、おわびをしてさっさと退場する」とも語り、安倍晋三官房長官や福田康夫元官房長官に匹敵する人気度が出馬の前提との見方も示した。
 また、会見に先立つ河野派の会合では「河野氏の立候補は認めがたい」と翻意を促す意見が大勢を占めた。しかし、河野氏は意欲を強調したため、鈴木恒夫事務総長は「出馬できなかった場合には麻生氏を支持するように」と要請した。河野氏は当選4回。父は衆院議長の洋平氏。【中田卓二】
(毎日新聞) - 5月11日19時56分更新

848片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/11(木) 23:53:26
森氏が話してる横で大きい態度でタバコをふかしている中川先生が好きだ。
見てる分には好きだ。

森氏、候補一本化を断念 総裁選 派内対立避ける
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060511-00000028-san-pol

 自民党森派会長の森喜朗元首相は十一日昼の派閥総会で、九月の自民党総裁選のポスト小泉候補として名前が挙がっている森派の安倍晋三官房長官と福田康夫元官房長官について「私は一本化調整しようなんて気持ちはない」と述べ、自ら一本化調整に乗り出すことはしない考えを表明した。小泉純一郎首相が一本化は困難との見方を示したことを踏まえたもので、候補者一本化にこだわれば派内の亀裂が深まり、派閥主導との批判を受けかねないと判断した。
 森氏は総会で「そういうこと(一本化)をやることによって自民党は古い、一番古いのは森派だというイメージ作りがされる。それは私は許せない」と述べた。そのうえで安倍、福田両氏について「二人がそういう気持ちがあるなら二人ともその夢を果たせないか、そのためにはどんなことでもしてやらないとならんという思いは一政治家としてある。現実にこの二人しかないということならいいことだ」と述べた。
 ただ「いずれ二人の心中は聞かなければならないと思っているが、同じグループから二人が出たら派閥の皆さんが困る」とも述べ、安倍、福田両氏の自発的な話し合いによる決着に期待感を示すなど、森派の候補者は一人が望ましいという考えは変えていない。
 また、森氏は派内で安倍氏支持の言動が目立つ山本一太参院議員に対し、派閥を出るよう勧告した。
 総裁選への出馬は安倍、福田両氏とも表明していないが、小泉純一郎首相が二日、外遊先での同行記者団との懇談で、両氏が出馬の意思を示した場合の対応について「(二人が出馬しても)構わない」と述べ森氏が同派の総裁候補一本化をすることを牽制(けんせい)した。
(産経新聞) - 5月11日15時24分更新

849片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/12(金) 11:55:05
こういうところがイヤだ。でも、世界の現実はコネということかもな。

訪米の福田さんに異例の厚遇、相次ぐ首脳との会談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060512-00000103-yom-pol

 【ワシントン=五十嵐文】訪米中の福田康夫・元官房長官は11日、チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官と個別に会談した。

 米政府は10日のライス国務長官に続き、ホワイトハウスと国防総省の首脳が会談に応じる異例の厚遇ぶりで、「ポスト小泉」の有力候補と目される福田氏への関心の高さをうかがわせた。

 会談内容の詳細については、福田氏も米側も明らかにしていない。会談に同席した加藤良三駐米大使は11日の記者会見で、米政府の厚遇について「会談の手配を私どもが(日本大使館で)行っていることはない。ハワード・ベーカー前駐日大使が友人として便宜を図った面もある」と述べた。
(読売新聞) - 5月12日11時13分更新

850片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/13(土) 13:09:51
延長する、とひとこと言った時点で延長が決まっちゃう状況なんだな。

教基法改正 小泉政権、成果強調へ 会期延長検討 総裁選にも影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060513-00000005-san-pol

 政府・与党が教育基本法改正案の成立を図るため、今国会を六週間程度延長する方向で調整に入ったのは、小泉政権最後の今国会で同法改正を実現し、小泉政権の成果とするためだ。しかし、会期延長が、九月の自民党総裁選に影響を与えるのは必至とあって小泉純一郎首相は十二日、「全面否定」してみせた。 
 小泉首相は十二日、記者団に対し、「まだ一カ月、十分あるじゃないですか」と述べ、会期延長なしの方針を繰り返した。同日夜、都内のホテル内で開いた会食でも、自民党の山崎拓元副総裁や二階俊博経産相らから「会期延長が必要だ」と迫られても「会期延長はない」と否定した。
 しかし、「今の時点で、延長を否定するのは国会運営上の常識」(自民党幹部)でもある。
 首相は八日夜、都内の日本料理店で、自民、公明両党の参院幹部と会食した際、いきなり青木幹雄参院議員会長に「よろしくお願いします」と、両手をついてお願いするしぐさをした。
 青木氏は「きょうはそんな話はなしにしましょうや」といなしたが、この日は会食に先立って首相と青木氏が国会内で二人きりで会談。与党内に「首相は後半国会の仕切りを青木氏に一任した」との観測が広がった。
 与党内では、教育基本法改正の今国会実現に首相は消極的との見方もあった。だが、昨年の衆院選で与党が三分の二以上の議席を占めながら、教育基本法改正案や国民投票関連法案といった重要法案が不成立に終わるのは首相も避けたいところ。国民投票法案は、民主党が週明けに自公民三党の共同提案に応じないことを正式決定するのを受け、与党単独で提出する方針だが、民主党との隔たりが大きい現状では、同法案の今国会成立は「困難」(幹部)とあって教育基本法改正を最優先させる方針だ。
 一方で、会期延長は総裁選に影響を及ぼす。延長すれば、安倍晋三官房長官ら閣内のポスト小泉候補は国会に拘束され、不利になるためだ。
 ただ、安倍氏周辺は「いずれにせよ小泉外交のフィナーレとなる七月中旬のサミットまでは動きにくい」とも指摘。党内には、八月まで大幅延長して候補の動きを封じ、党内調整の時間を稼ぐべきだという意見もあるだけに、延長が七月いっぱいなら「影響は最小限」との見方もある。
(産経新聞) - 5月13日3時5分更新

851片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/13(土) 22:38:11
最近の竹中の扱いは案外だなあ。
まあ総務省自体が、親方のような官庁だから、そこの守り役になれば小泉の不興を買うということか?
竹中が大臣就任したことで総務省をぶっこわしにいくかと思ったら、案外そうでもなかったっていう側面もあるしなあ。

竹中総務相「地盤沈下」 手法に批判噴出、首相とも微妙・・・
http://www.sankei.co.jp/news/060513/sei007.htm

 郵政民営化をはじめ小泉改革の「牽引役」を担ってきた竹中平蔵総務相の手法が、自民党から激しい批判を浴び、頼りの小泉純一郎首相からも厳しい目を向けられ、「地盤沈下」しつつある。
 竹中氏が力を入れている私的懇談会は「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長・松原聡東洋大教授)と「地方分権21世紀ビジョン懇談会」(同・大田弘子政策研究大学院大教授)。ともに月内に最終報告をまとめる予定だ。

 11日の自民党通信・放送産業高度化小委員会では、片山虎之助参院幹事長が、意見聴取に招いた松原座長に「懇談会とかなりの部分が党と同じ認識、結論になりそうなので安心した」と皮肉を浴びせた。

 「通信と放送の融合」を目的に出発した懇談会だが、「利用者の視点に立っていない」と批判する片山氏らの前に、徐々に議論は後退している。

 12日は地方税財政改革プロジェクトチームが大田座長を呼び、ここでも片山氏は「新型交付税を入れると、交付税制度がかえって複雑になる。(再生型破綻法制の)『破綻』を使うのはやめるべきだ」と注文をつけた。

 竹中氏はこれまで首相の支持を背景に、党の抵抗を正面突破してきたが、首相との関係も微妙になりつつある。

 首相は10日の経済財政諮問会議で「もともと自治省なんだから、それを『中央集権省』と勘違いしている」と発言する一幕があった。また、3月下旬の諮問会議でも、竹中氏と民間議員が論争している場面で「ここは政治家の議論の場。学者同士の議論は事前に整理してから出すように」と突き放した。首相の変化について「いつまでも頼ろうとする(竹中氏の)手法に首相が嫌気をさしている」(諮問会議出席者)とする声も出ており、竹中氏を取り巻く状況が厳しくなったのは確かだ。
(05/13 01:54)

852片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/14(日) 00:45:52
自民幹事長:地方議員公認で国会議員が関与 新規則
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060513k0000m010098000c.html

 自民党の武部勤幹事長は12日、首相官邸に小泉純一郎首相を訪ね、各都道府県連が地方議員を公認する際、党所属国会議員(衆参両院の選挙区支部長)が必ず関与するとの新たな規則を作る方針を説明した。昨年の衆院選で党本部に反旗を翻した地方組織があったことを受け、より党本部の影響力を強める狙いがあり、首相も了承した。

 また、公認・推薦の決定権は各地方組織に残すものの、公認・推薦証は総裁名で発行するよう規則を変更する方針。党本部による「中央集権化」が進むことには一部の地方組織からの反発も予想される。【米村耕一】

毎日新聞 2006年5月12日 20時44分

853片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/14(日) 11:56:31
米国 福田氏への“破格の扱い”の背景は
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20060513/20060513-00000034-nnn-pol.html

 アメリカを訪問中の「ポスト小泉候補」の一人とされる福田康夫元官房長官は、チェイニー副大統領、ライス国務長官、ラムズフェルド国防長官と相次いで会談した。現在、政府の要職に就いていない福田元官房長官に対しての破格の扱い。その背景を政治部・斉山記者が取材した。

 アメリカ側の厚遇ぶりは、福田元官房長官を安倍官房長官など主要閣僚と並ぶポスト小泉の有力候補として重視したもの。一連の会談では、日米関係に加え、現在、首脳会談が途絶えている日中関係などについても意見交換したものとみられる。

 自民党内には、福田元官房長官の活発な外国訪問について、総裁選挙に立候補する意欲の表れとの見方が広がっており、実際、安倍官房長官に近いといわれているチェイニー副大統領とも会談するなど、アメリカ外交の下地づくりも着々と進めている。

 現在の日中関係をアメリカがどうとらえているかは、総裁選挙の流れに大きな影響を与える可能性がある。しかし、具体的な会談内容について言及を避ける福田元官房長官は、現段階では、総裁選挙でのつばぜり合いが激化するのを避けたい考えのようだ。

 中堅・若手に人気のある安倍官房長官と福田元官房長官が属する森派会長の森前首相が11日、自ら総裁候補一本化の調整はしない考えを表明し、福田元官房長官が出馬しにくくなったとの見方がある。

 「首相は一瞬で決まる」とぎりぎりに判断する構えの福田元官房長官は、今回の会談の成果をどのようにアピールするか、カードを切るタイミングを見計らっているといえそうだ。福田元官房長官は17日までアメリカに滞在するが、今後の日程は明らかにされておらず、その言動に注目が集まっている。

[13日22時31分更新]

854片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/16(火) 02:38:08
自民 公募方法見直しへ
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060515/mng_____sei_____002.shtml

 自民党は先月の衆院千葉7区補選での敗北の反省から、候補者公募制度の再検証を始めた。候補者選びの時期、地元との関係などについて見直す方針だ。

 自民党の公募制度は、地縁・血縁に頼った従来の選挙スタイルからの脱皮を目指して行われている。二〇〇四年四月の衆院埼玉8区補選で柴山昌彦氏を擁立したのが、党本部主導の最初の公募。郵政民営化の是非を問う選挙となった昨秋の衆院選では、選挙区で二十六人の公募候補を立て、うち二十二人(比例代表復活組も含む)が当選する成果を挙げた。

 しかし、千葉7区補選では民主党候補に競り負けた。その敗因は、候補擁立が告示の約二週間前と、後れをとったのと、候補者が千葉県にあまり縁のない落下傘候補だったことだ。

 このため「出遅れたことが一番大きな原因」(武部勤幹事長)との反省や「千葉県の人を選んでいたら感じが変わっていた」(森喜朗前首相)との批判が相次いだ。これを受け、(1)候補者の決定時期(2)地元との密着度−の二点について見直すことになった。

 「決定時期」については、過去の例などを参考に、投票日の「三カ月前」には決め、十分な準備期間を確保する方針だ。

 「地元との密着度」については、選挙区によっては地元出身者に限定して公募したり、落下傘候補は一−二年前に選挙区を決め、地元になじませる方法などを検討している。

 同党は来夏の参院選でも、三重など多くの選挙区で公募候補を擁立する方針。それまでに「勝てる公募」の基準を固めたい考えだ。

855片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/16(火) 16:30:43
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058274329/282
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058274329/285

小泉後、福田氏支持が急伸23%に…読売世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060515-00000116-yom-pol

 読売新聞社が13、14の両日に実施した全国世論調査(面接方式)で、9月に退陣する小泉首相の後継として最もふさわしい人を自民党の9人の中から1人選んでもらったところ、安倍官房長官が40%で依然トップ、福田康夫・元官房長官が23%で2位だった。

 4月の調査と比べ安倍氏が4ポイント減ったのに対し、福田氏は10ポイント増と急激に支持を伸ばした。4月に31ポイントあった両者の差は、17ポイントまで縮まり、自民党総裁選を「安倍対福田」の構図でとらえる人が多くなっているようだ。

 男女別に見ると、男性は安倍氏37%、福田氏26%、女性は安倍氏43%、福田氏20%だった。年代別では各年代で安倍氏が1位だったが、60歳代では安倍氏39%、福田氏30%となるなど、高齢層で両者の差が小さい傾向が見られた。
(読売新聞) - 5月16日0時8分更新

<ポスト小泉>安倍氏38%、福田氏20% 全国世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060515-00000011-mai-pol

 毎日新聞は13、14両日、全国世論調査(電話)を実施した。次期首相にふさわしいと思う政治家を自民党の6人を挙げて聞いたところ、トップは安倍晋三官房長官の38%で、福田康夫元官房長官の20%が続き、4月の前回調査に比べてそれぞれ2ポイント伸ばし、「安福二極化」がさらに強まった。両氏への支持を分析すると、次期首相に最も期待する政策に「中韓両国との関係改善」を挙げた人で福田氏が安倍氏を6ポイント上回るなど、福田氏が小泉純一郎首相に反発する層の「受け皿」となっていることが浮かんだ。
 両氏以外では、麻生太郎外相が前回と同じ3%で、谷垣禎一財務相が前回より2ポイント増の3%。出馬表明を受け、今回から選択肢に加えた河野太郎副法相は2%だった。
 支持政党別に見ると、自民支持層は安倍氏が54%、福田氏が16%で、安倍氏への支持が依然として圧倒的。小泉内閣支持層も安倍氏が48%で、福田氏の15%を圧倒。逆に内閣不支持層では安倍氏27%に対し、福田氏が30%と上回った。
 年代別では20〜50代で安倍氏が福田氏を圧倒したが、60代は福田氏が逆転。70代以上は安倍氏が若干上回った。
 次期首相に期待する政策は「景気回復」が29%で最も多かったが、「中韓両国との関係改善」も前回より3ポイント増の14%となった。各政策を挙げた人が誰を推しているかを見ると、景気回復、財政再建、少子高齢化対応などは安倍氏が優位だったが、増加傾向にある中韓両国との関係改善だけは福田氏(38%)が安倍氏(32%)を上回った。
 小泉内閣を「支持する」と答えた人は前回より2ポイント増の50%で、今年1月調査(52%)以来、約4カ月ぶりに50%台を回復。「支持しない」は前回と同じ36%だった。[佐藤千矢子]
(毎日新聞) - 5月15日3時7分更新

856片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/17(水) 10:03:52
安倍チャレンジ推進会議。

国家公務員にフリーター枠 再チャレンジ推進会議 来週にも中間報告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060517-00000004-san-pol

 政府の「再チャレンジ推進会議」(議長・安倍晋三官房長官)は十六日、首相官邸で会合を開き、中間報告の原案を固めた。人生のやり直しがきく「人生の複線化」をスローガンに、国家公務員の「フリーター枠」新設や、パート従業員の処遇向上策などが盛り込まれた。同会議では、来週中にも中間報告を取りまとめ、六月下旬に閣議決定する「骨太の方針」に反映させる方針だ。
 会議でもっとも問題視されたのは、官民で慣例になっている新卒一括採用方式。バブル崩壊後の不景気で、二十−三十歳代に就労機会を逸したフリーターが多いため、国家公務員三種に毎年百人ほどの「フリーター枠」を新設。さらに中途採用枠を拡大し、子育てが一段落した主婦らの雇用も促進する。国が率先して取り組むことで、地方自治体や民間企業にも中途採用枠の拡大を促す。
 このほか、パート従業員の処遇向上▽リストラ退職者の就労支援▽「七十歳まで働ける企業」の奨励▽事業再開のための資金調達支援▽若者や団塊世代の就農支援−などが盛り込まれる。
 小泉純一郎首相の改革路線によって「格差が広がった」との批判が強まる中、「再チャレンジ推進会議」は安倍氏の肝いりで進めてきた。
 安倍氏が次期総裁選に出馬した場合、この中間報告が「政権公約の核となる」(自民中堅)といわれているが、「総花的でインパクトに乏しい」との声も上がっている。
(産経新聞) - 5月17日4時8分更新

857片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/18(木) 23:45:50
自民党:全国両院議員会長会議 総裁選土俵作りで議論
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060519k0000m010118000c.html

 自民党は18日、党本部で全国11ブロックの両院議員会長会議を開き、9月の総裁選前に各ブロックで大会を開くことを決めた。全国的に総裁選ムードを盛り上げ「国民参加型」とする狙いからで、武部勤幹事長は大会で党総裁選の候補者による演説会を開くよう要請。選挙の進め方をめぐる調整が本格化した。

 演説会については「ポスト小泉」候補によって有利、不利の見方が分かれ、それぞれの思惑が絡む。開催時期や方法をめぐる駆け引きも激しさを増しそうだ。

 会議には山崎拓前副総裁(九州)、加藤紘一元幹事長(東北)、中川秀直政調会長(中国)ら各ブロックの会長らが出席。武部氏は「党員以外の国民に関心を持ってもらうために盛り上げたい」と述べ、ブロック大会で候補の演説会、討論会を自主的に行うよう求めた。

 総裁選に「国民参加型」の要素が強まるほど、ポスト小泉候補として国民的人気のある安倍晋三官房長官に追い風との見方が強い。首相に近い武部氏がこれを主導するのも、これに沿った動きとみられている。このため安倍氏への一極化を嫌う勢力には反発があり、津島派の18日の派閥総会で「メリットが分からない」との声が相次いだ。

 加えて、告示前にどう「候補者」を事実上絞るかも問題だ。山崎氏は会合で「候補の政見発表の場にするなら告示後にやるべきだ」と述べ、選挙期間中のブロック大会実施を主張した。告示時期を前倒しすることで候補者を早めに確定する案も検討されたが、小泉純一郎首相は18日、明確に否定した。「小手先の術策を用いる印象を与えかねないと懸念したのではないか」(幹部)との見方も出ている。

 このため執行部内には、ブロック大会の開催時期を8月中旬以降に設定し、その時点で「候補予定者として受け付ければいい」(党幹部)との案もある。だが、大会の開催時期は各ブロックの判断に委ねられているだけに、開催方法を早急に詰める方針だ。【田中成之、米村耕一】

毎日新聞 2006年5月18日 21時09分 (最終更新時間 5月18日 22時57分)

858片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/23(火) 09:50:35
全体の率で福田が接近し、並び、追い抜くのか。
自民支持層の率でどこまで接近するのか。

ポスト小泉、安倍氏41%、福田氏29% 本社世論調査
2006年05月23日00時16分
http://www.asahi.com/politics/update/0523/001.html

 朝日新聞社が20、21の両日実施した全国世論調査(電話)によると、次の首相にふさわしい人は、安倍晋三官房長官が41%で最も多く、福田康夫元官房長官が29%で続いた。前回4月調査の安倍氏45%、福田氏20%と比べると安倍氏が減り、福田氏は急増、差は縮まった。麻生太郎外相は3%。谷垣禎一財務相は1%だった。

 有力とされる自民の4人と「そのほかの人」の五つの選択肢から挙げてもらった。

 自民支持層では安倍氏55%が福田氏26%をしのぐ。ただ、前回の安倍氏59%、福田氏16%より接近した。また、小泉内閣支持層では安倍氏52%が福田氏27%を超えたのに対し、不支持層では福田氏35%が安倍氏29%を上回ったのが目を引く。

 次の首相に力を入れてほしいことは「少子高齢化対策」が25%、「経済的な格差の是正」「景気対策」が21%、「外交の改善」「財政再建」が14%。「格差の是正」を挙げる人で安倍氏35%と福田氏30%が接近、「外交の改善」では福田氏が41%と安倍氏の32%を上回った。

859片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/24(水) 00:05:35
そこまで騒ぐこときゃ?
もうちょっと冷静になったほうがいいと思うぞ。

杉村太蔵議員のブログ、「バカじゃない」に表現酷似
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000312-yom-pol

 自民党の杉村太蔵衆院議員(26)のインターネット上のブログの表現が、他人の著書の表現と酷似していることが23日、分かった。

 杉村氏は「盗用だ」とする報道を受けてブログの問題の表現を削除し、同日、著者に電話で謝罪した。

 この著書は、予備校講師、吉野敬介氏の「やっぱりおまえはバカじゃない」。吉野氏はこの中で、自らの体験として「雪が降る夜の志賀高原で凍死しようと試みたが寒くて死ねなかった」と記しているが、杉村氏は今月10日付けのブログで自殺未遂の体験を紹介する際、場所を「大雪山」に変えただけでほぼ同じ表現を使っていた。

 杉村氏は記者団に、「もともと吉野氏の大ファンで、(著書を)一夜で読破し、内容の印象が頭にあった。僕自身の経験とよく似ていたことも相まって、結果的に表現が似てしまった。反省している」と語った。自殺未遂の体験自体が虚偽ではないかとする指摘は、「大雪山に行ったのは本当だ」と否定した。
(読売新聞) - 5月23日20時53分更新

860片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/24(水) 11:51:33
顔見知りだったのか。安易といえば安易。

タイゾー、今度はブログでパクリ疑惑…結婚直前
代ゼミ人気講師の自伝に酷似
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052301.html

 タイゾー、結婚直前にパクり!? 自民党の杉村太蔵議員(26、顔写真)のブログ(日記風サイト)の一部記述が、代々木ゼミナールの人気講師、吉野敬介氏(39)の自伝に酷似していることが、23日までに分かった。雪山で自殺を試みた経験をつづったもので、11日行われた本人の結婚式前夜に書かれたもの。既に文書は削除されている。

 問題のブログは、10日午後11時32分にアップ。「独身最後の夜です」で始まり、19歳の頃、「本気で自分が嫌い」で、死のうと思って車で真冬の大雪山へ行き、「雪の上に寝て、じっと静かに死を待った」が、寒さに耐えられず車に戻り、また外に出るが、やはり寒くて「これじゃー風邪引いちゃうよ」と言いながら帰った−という体験を紹介している。

 吉野氏の自伝は、平成3年に出版、文庫化もされている『やっぱりおまえはバカじゃない』。やはり19歳のとき志賀高原で凍死自殺を試みたができず、車から出たり入ったりしているうちに「風邪ひいちゃう」と思い家に戻る…と、オチまで酷似している。

 元暴走族の吉野氏は昨年11月、杉村氏が開催したニートとの対話集会に参加。このエピソードを披露したという。

 酷似していることはネット上で話題になり、23日朝までに酷似部分は削除された。

ZAKZAK 2006/05/23

861片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/26(金) 02:26:46
不可欠な道路建設は必要。

「必要な道路建設は不可欠」自民新人議員の会が提言
2006年05月24日21時06分
http://www.asahi.com/politics/update/0524/013.html

 自民党の地方選出の新人衆院議員でつくる「地方を語る会」(代表世話役・赤沢亮正氏、27人)が24日、道路整備の基本的な考え方の提言をまとめた。「必要な道路をつくるのは不可欠」とし、道路整備は財政再建と「同等の重要性を有する」と位置づけている。

 小泉チルドレンとも呼ばれる新人議員でも、「実際に地元を歩くと道路の要望が圧倒的に大きい」(事務局長の長崎幸太郎氏)切実な課題だ。とはいえ、「抵抗勢力」となるわけにはいかない。

 そこで、提言は、昨年末の政府・与党の「道路特定財源の見直しに関する基本方針」に記されている「真に必要な道路は計画的に整備を進める」との表記を踏まえ、主張を展開することにした。基本方針では道路特定財源を一般財源化することを前提にしているが、提言では「議論することは否定しない」と反対しなかった。議論の過程では、「一般財源化に反対したら、今度は僕らが刺客を送られるな」との冗談も飛び出したという。

862片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/26(金) 02:52:12
再チャレンジ推進会議がいきなり変なこと打ち出したと思ったら、なんか大きな動きが絡んでいたようで。

安倍氏支持の議員が議連旗揚げへ
http://www.sankei.co.jp/news/060526/sei002.htm

 自民党総裁選への出馬の意向を固めた安倍晋三官房長官を支持する派閥横断の中堅、若手議員が来月2日、「再チャレンジ支援議員連盟」(会長・山本有二衆院議員)を旗揚げすることになった。安倍氏が主宰する政府の「再チャレンジ推進会議」を側面支援することで、総裁選での安倍氏支持派結集に向けた“切り込み隊長”の役割を担う考えだ。
 議連は当選6回以下の衆院議員、当選2回以下の参院議員に呼びかけ、約100人が参加する見通し。設立総会には安倍氏も出席し、再チャレンジ推進会議の中間報告について説明する予定。

 発起人には安倍氏が所属する森派の中野正志、木村太郎両氏のほか、高村派の山本氏、津島派の山口泰明氏、丹羽・古賀派の菅義偉氏、伊吹派の西川公也氏、山崎派の田中和徳氏らが名を連ねているが、谷垣派や河野グループ、二階グループの議員からは加わっていない。設立趣意書では「再チャレンジ支援策を実効あるものにするため党と政府が一体となって取り組む」と説明している。
(05/26 00:14)

863片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/27(土) 00:48:46
各紙の調査で福田が安倍に追いつくおそれがあり、その前に「自民党員支持率」というファクターに目を向けさせる狙いがあろうか。

次期総裁、安倍氏がふさわしい=自民・武部氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060526-00000070-jij-pol

 自民党の武部勤幹事長は26日午前の記者会見で、安倍晋三官房長官について「党のホープでもあるし、国民から期待されている政治家でもある。次なる総裁像は小泉改革をしっかり継承する人だ。そういう意味では安倍さんは最もふさわしい一人だ」と評価した。
 ただ、安倍氏を支持する中堅・若手議員が議員連盟を結成することに対しては、「国会に全力投球しなくてはいけない。特に副幹事長、国対副委員長などは自粛してもらわなくてはいけない」とクギを刺した。 
(時事通信) - 5月26日13時1分更新

ポスト小泉で全党員調査 「安倍氏に有利」の指摘も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060526-00000179-kyodo-pol

 自民党の武部勤幹事長は26日の記者会見で、9月の党総裁選前に全党員に対する“世論調査”の実施を検討する考えを表明した。投票権を持つ党員は2年連続で党費を納めた約100万人だが、それ以外の約22万人の党員の意見も併せて総裁選に反映させるのが狙い。
 「ポスト小泉」の名前を具体的に挙げさせる質問は避けるが、各種世論調査でトップを走る安倍晋三官房長官に有利となりかねず、「後継は安倍氏」の流れを決定付けることも予想される。このため、党内には「党員投票があるのに、あえて調査を行う必要があるのか」と疑問の声も出ており、実現までには曲折も予想される。
(共同通信) - 5月26日18時27分更新

864片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/27(土) 00:53:01
安倍氏支える議連発足 党内は冷静な受け止め
2006年05月26日06時23分
http://www.asahi.com/politics/update/0526/001.html

 安倍官房長官が9月の自民党総裁選に立候補する意向を固めたことに歩調を合わせるように、自民党の派閥横断の中堅・若手の衆参両院議員が25日、安倍氏が主宰する政府の「再チャレンジ推進会議」を支える「再チャレンジ支援議員連盟」の発足を決めた。6月2日に安倍氏を招き、発足総会を開く。発起人には、自民党総裁選の立候補に必要な推薦人数と同じ20人が名を連ねており、安倍氏支援の「核」の一つとなりそうだ。

 20人の発起人は、安倍氏が属する森派だけでなく、他派からもまんべんなく参加しているのが特徴。発起人の一人は「今度の総裁選は派閥間の争いではないことを示したい」と狙いを説明する。

 自民党内には各派のベテランを中心に安倍氏への世代交代に反発する声も根強いが、この議連がそうした「安倍包囲網」への対抗勢力に発展する可能性もある。

 一方、安倍氏が立候補の意向を固めたことについてはこの日、党内では「織り込み済み」「一喜一憂せず」など、冷静な受け止め方が目立った。

 「これで安倍氏の支持率がまた上がってくる。(二番手につける)福田康夫元官房長官と追いつ追われつだ」。党幹部の一人は25日、記者団にこう語った。

 その福田氏は記者団に「生体反応なし」。総裁選についてはだんまりを決め込んだ。谷垣財務相は「安倍氏にそういう気持ちはあると思っていたから、なるほど、ということですかね」。安倍氏と福田氏を抱える森派の総会では、森前首相が沈静化を求めた。「小泉内閣が最後の着地によろけたら、すべての点数がゼロになる。我々がしっかり支えることが第一。総裁選はそれから後のことだ」

 小泉首相はこの日、記者団に対し、総裁選について「まだ、だれも立候補表明してないじゃない。まだ先の話です」などと述べるにとどめた。

    ◇

 6月2日に発足する「再チャレンジ支援議員連盟」の発起人は次の通り。(敬称略)

 【森派】木村太郎、中野正志、岩城光英、山本順三【津島派】桜田義孝、山口泰明、新藤義孝、松村祥史、山下英利【丹羽・古賀派】菅義偉、岩永峯一【伊吹派】小島敏男、西川公也【山崎派】田中和徳、山内俊夫【高村派】山本有二【無派閥】水野賢一、梶山弘志、吉田六左エ門、菅原一秀

865片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/28(日) 02:11:43
奇妙な連合はまだ続くのか。

次期政権は「靖国」沈静化を=公明との協力維持−自民・福田氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060527-00000088-jij-pol

 自民党の福田康夫元官房長官は27日午後、名古屋市内で開かれた公明党参院議員の会合で講演し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝で冷却した日中関係について「指導者同士も国民同士も非常に感情的な対立になった。それは最低だ」と述べた。その上で「誰かが冷静にしていないと、大事な関係を維持するのは難しい」と語り、日中関係の改善のため、次期政権は靖国問題の沈静化に努める必要があるとの認識を示した。
 「ポスト小泉」候補の1人として、対中関係を重視する姿勢をアピールしたと見る向きもある。
 福田氏はまた、自民、公明両党の連立政権に関して「選挙の分野で融合している。変えようとしても変えることはできない」と述べ、両党の協力関係は今後も堅持すべきだとの考えを強調した。 
(時事通信) - 5月27日21時1分更新

866片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/29(月) 11:38:27
福田のやり方も戦術なんだろうけど、話したことがないという議員が今のところ多いだろうし・・・。
党全体を大きな目で見ると、安倍がなんらかの事情で出馬できなくなったときの保険役かな、現在のところ。
福田が実際には出馬しなかったら、谷垣でも麻生でもない反安倍のひとたちは誰かを持ってくるかなぁ。それが与謝野なんじゃないかと思うが・・・。

派内は安倍氏優勢、一本化へ期待も…総裁選で森前首相
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060528ia24.htm

 自民党の森前首相は28日、テレビ朝日の番組で、9月の党総裁選で森派の安倍官房長官と福田康夫・元官房長官が有力候補とされていることに関連し、「安倍さん支持の方が我が派では多い。福田さんと議論したり話し合ったりした人は少ない」と述べ、同派内では安倍氏支持が優勢だとの見方を示した。

 両氏がともに立候補する可能性があることについて「そうなればやむを得ない。福田さんは、なぜ自分に(世論調査で)支持があるか考えている。安倍さんは私に『世論の多くの支持があるので、それに応えなければいけない気持ちはある』と言った」と述べ、容認する考えを改めて示した。

 ただ、「福田さんは安倍さんに(世論調査の)圧倒的支持があれば、『後輩でも安倍を支えなければ』という気持ちは働くだろう。安倍さんも(福田氏との)支持率に差がなくなってくれば、『先輩と戦っていいのか』という悩みはある」と述べ、福田氏の支持率が上がれば、安倍氏の出馬断念もあり得るとの見方を示し、一本化への期待感を表明した。

 来年の参院選については「仮に安倍さんで負ければ、絶対的に(党内の一部は安倍氏を)たたき出す。年配の人は(安倍氏を)苦々しく思っている。必ずそこから(退陣論が)出る」と述べた。

 次期首相の靖国神社参拝については「行かない方がいい」と述べた。また、古賀誠・元幹事長の示したA級戦犯分祀(ぶんし)に賛同する考えを示した。

 小泉首相の靖国神社参拝をめぐっては、福田康夫・元官房長官も27日の講演で、「靖国に行って何が悪いんだと言うと、向こう(中国)も感情的になってしまう。トップ同士も国民同士も感情的になる。こういう状況は最低だ」と批判していた。

(2006年5月28日23時2分 読売新聞)

867片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 20:19:05
この問題が出てきて、国会審議が億劫になった面があるかも。
さっさと延長なしで妥結。

社保庁法案 野党が審議要求も与党は見送り
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20060530/20060530-00000060-nnn-pol.html

 国民年金保険料の不正免除問題で、国会審議にも影響が出ている。野党側は30日、社会保険庁改革法案の審議を進めるよう求めたが、与党側はほかの法案審議を進めたい考えを伝えるなど、社会保険庁改革法案の今国会での成立は困難な情勢となっている。

 民主党はこの問題で「年金偽装追及チーム」を立ち上げ、30日も不正免除があった社会保険事務所の視察を行った。視察した山井厚労委筆頭理事は「責任を問われているのは、今の国民年金制度自体を放置している政治の方であって、現場のモラルが低い、現場が言うことをきかないという次元の問題で幕引きされてはならない」と述べた。民主党は、すでに社会保険庁・村瀬長官の辞任を求めており、引き続き国会で政府の責任を徹底追及していく方針。

 自民党の国対幹部は「ほかの法案審議に影響が大きく、成立はあきらめざるを得ない」と述べるなど、法案の今国会での成立は困難な情勢となっている。

 野党側は30日の衆議院厚生労働委員会理事会で、社会保険庁改革法案の審議を進めるよう求めた。しかし、与党側は委員会で審議されているほかの法案審議を進めたい考えを伝えるなど、社会保険庁改革法案の審議継続は当面見送った形となっている。

[30日19時52分更新]

868片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 20:34:45
一本化、できれば福田に一本化したい森。

森派パーティ、2人の総裁候補も出席
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20060530/20060530-00000054-jnn-pol.html

 ポスト小泉の有力候補とされる安倍官房長官と福田元官房長官が所属する自民党の最大派閥・森派が、都内で派閥の政治資金パーティーを開きました。

 パーティーは5時半から始まっていますが、東京・赤坂の会場周辺では途切れることのない車の列が続いていて、会場は「次の総理も森派から出るのでは?」という、期待感のこもった熱気に包まれています。

 こうした中、森前総理は福田・安倍両氏が所信を話すことが良かったかもしれないと述べ、2人の候補者を抱える苦しい胸のうちをのぞかせました。

 「この難局に立ち上がる、そして新しい日本を築いていく。新しい日本を築くということは、この地域の安定、世界の安定のためにも必要なことなのであります。そのために我々は人づくりをしなければいけない。皆様方と心をひとつにして、そしてこれからも日本の発展のために努力をしていこうじゃありませんか」(福田康夫元官房長官)

 福田氏に続き、会長の森氏が壇上へのぼります。
 「今日は清和政策研究会の会だから、福田康夫と安倍晋三。この福田康夫さんと安倍晋三さんが今日ここでやるというのは一番いいんですよ。私はそれを提案したんですよ。提案したんですが、やっぱりまだそれはおかしいと。2人ともまだ別に手を挙げているわけではないので」(森善朗前首相)

 安倍官房長官も会場に到着し、挨拶をしましたが、総裁選については一言も触れませんでした。次の総裁の有力候補である安部・福田の両氏を抱える森派だけに会場の熱気と裏腹にピリピリした緊張感も漂っています。

 30日に発表した派閥の政策提言では、安倍・福田両氏の主張が異なる外交問題や、消費税増税の論議など、総裁選の争点になりそうな内容には触れられていません。

 会長である森前総理は派閥の議員から要望があるとして、あくまで候補者の一本化を模索する考えを示すなど、いかに派閥を割らずに済むかについて頭を悩ませています。(30日17:57)

[30日19時46分更新]

869片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 21:08:56
安福の底流:自民党総裁選・揺れる対立軸/1(その1) 福田氏の絶縁宣言
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2006/05/25/20060525ddm001010005000c.html
 ◇「総理、再訪朝はチャラに」

 米国から来日していたウィリアム・ブリア戦略国際問題研究所(CSIS)前日本部長は先月14日、福田康夫元官房長官と東京都内で会談した。関係者によると、話題はおのずと9月の自民党総裁選に及び、ブリア氏は「人気が段々、高まっていますね」と福田氏に水を向けた。

 「私は出ると言ったことはないんですよ」

 福田氏はこう応じながらも、「でもね。悪い気はしないから、しばらく楽しみますよ」と笑みを浮かべたという。

 安倍晋三官房長官と福田氏。5年続いた小泉政権でいずれも小泉純一郎首相を補佐した両氏に「ポスト小泉」をめぐる世論の支持は収れんしつつある。しかし、首相との距離は今や対照的だ。2年前、首相が政権浮揚策として2度目の北朝鮮訪問を検討した際に決定的場面があった。

     ×

 04年4月28日夕。首相官邸5階の首相執務室に首相と福田氏、外務省の田中均外務審議官(当時)の姿があった。向き合った福田氏らに首相はこう、切り出した。

 「北朝鮮へまた行っていいと考えている。『(拉致被害者)家族8人を帰してもいい』と言っているという話もあるんだ」

 外務省には、首相の懐刀の飯島勲秘書官が北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の信頼が厚いとされる朝鮮総連最高幹部とのパイプを通じてこう着状態を打開しようとしている、との情報が入っていた。

 しかし、福田氏は、あくまで外務省を通じた正規ルートを重んじていた。「どういうルートですか」と首相に開示を迫ったが、首相は「それは言えない」と拒んだ。福田氏にとって、屈辱的場面である。

 「その話はチャラにしてほしい」。福田氏は再訪朝の撤回を求めた。

 それから間もない5月7日、福田氏は自らの年金未加入・未納問題を理由に突然官房長官の職を辞し、官邸を去った。22日に首相は再訪朝を断行、福田氏の言葉は首相への絶縁宣言となった。

 一方、安倍氏。首相が「安倍後継」に強く傾斜したのは、昨年10月の内閣改造からだった。改造前夜、首相は当時自民党幹事長代理だった安倍氏に電話を入れた。

 「韓国に行ってきたんだろう。明日午前10時に報告に来ないか」

 翌日、官邸を訪ねた安倍氏にいち早く官房長官への起用が告げられた。午後、再び官邸に呼ばれた安倍氏は、入閣予定者に次々と電話を入れる首相の傍らに座るよう、指示された。

 「首相の何たるかを傍らで学ばせようとしている」。首相側近の目にはそう、映った。2面に続く(次回から2面に掲載)

毎日新聞 2006年5月25日 東京朝刊

870片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 21:10:05
安福の底流:自民党総裁選・揺れる対立軸/1(その2) 福田氏提言、首相は黙殺
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2006/05/25/20060525ddm002010008000c.html
 <1面から続く>

 ◇「靖国」が亀裂の端緒

 再訪朝問題を境に冷え込んだ小泉首相と福田氏の関係だが、もともと森政権時代、福田氏の抜てきに道筋をつけたのは首相だった。

 首相は父・純也氏の死去に伴い69年衆院選に出馬したが落選し、72年の初当選までは福田氏の父・赳夫元首相の書生として東京・野沢の福田邸に通った。「康夫さん」「純ちゃん」と呼び合う間柄だった。森内閣で中川秀直氏が官房長官を辞任した際、森派会長だった首相は森喜朗首相(当時)に福田氏起用を直談判した。

 両氏にすきま風が吹いたきっかけは、01年の小泉首相の初の靖国神社参拝だった。首相は同年4月の総裁選で「靖国8・15参拝」を掲げ勝利をおさめ、首相の座を射止めた。

 しかし「8・15参拝」への中国の反発は激しかった。福田氏は阿南惟茂中国大使(当時)が寄せた「少なくとも8月15日を外さないと日中関係に重要な影響を及ぼす」との報告を重視し、首相を説得した。

 「15日に靖国参拝すれば、政権はつぶれかねない。総理が目指す郵政民営化も道路公団改革も何もできなくなります。すべての改革がストップしてしまう」−−。しかし、首相の参拝意思は固かった。

 綿貫民輔衆院議長(当時)も当時、収拾策を探った一人だった。後に郵政民営化問題をめぐり首相に自民党から放逐される綿貫氏だが、当時の関係は良好だった。一計を案じ、福田氏に電話で進言した。

 「春秋の例大祭では本殿前に榊(さかき)の木を奉納する。総理自身は本殿に入らず榊に酒を供えれば参拝と同じ意味になる。そういうやり方もあると純ちゃんに伝えてほしい」

 ところが、返事は飯島勲首相秘書官から電話でもたらされた。飯島氏は13日に参拝を前倒しすることを伝え、電話を切った。「官房長官が取り次いだ話に秘書官が返事をよこすんだから、福田君も不満だったろう」と綿貫氏は振り返る。

 参拝は結局13日に前倒しされたが、その際に福田氏が主導し発表された「首相の談話」に戦没者追悼施設の検討が盛り込まれたことが、新たな火種となった。関係者によると、首相の下に懇談会を置く案も浮上したが、首相は「福田さんが言い出したこと」と取り合わず、結局、福田氏の下に私的な懇談会を置いた。

 一方、官房副長官だった安倍氏は「8・15参拝」の実現を強く主張し、追悼施設の懇談会設置にも抵抗した。

 福田氏の懇談会がまとめた国立の戦没者追悼施設の設置構想は結局、お蔵入りとなった。「首相は靖国参拝を総裁選の公約にすべきではなかった。事態を甘く見ていた」。福田氏は後に周辺にこう語った。

 01年から5年を経ての総裁選。自民党の古賀誠元幹事長は18日、A級戦犯の「分祀(ぶんし)」を検討対象とするよう提言した。この問題を対立軸に「アジア外交」を争点化しようとする言動は、政界では福田氏へのラブコールと目される。

 こうした動きを首相は「政府が関与する立場にない」、安倍氏も「(靖国)問題を総裁選で議論すれば、さらに政治・外交問題化する」と強くけん制する。<コラージュ・勝又雄三>

      ×

 自民党総裁選は安倍氏と福田氏の二極化の様相が強まっている。対立構図を生む背景と、その虚実を点検した。

毎日新聞 2006年5月25日 東京朝刊

871片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 21:11:29
新聞で飯島研究やんないの?

安福の底流:自民党総裁選・揺れる対立軸/2 きしむ森派
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2006/05/26/20060526ddm002010118000c.html
 ◇流れ決めぬ最大派閥

 5月8日夕、国会内で開かれた自民党役員会の後、小泉純一郎首相は青木幹雄参院議員会長と打ち合わせをした。「森さん(喜朗前首相)と、ちゃんと話をしておいてくださいよ」−−。青木氏がこう水を向けると首相は「よくわかっている。近々、(森氏の地元の)金沢へ行くから、そこで話そうと思っています」と応じた。首相はその後、電話で森氏を会食に誘ったが、訪中で日程が合わず、幻に終わった。

 衆参両院で86人を擁する自民党森派(会長・森氏)は政権派閥であり、最大派閥だ。しかし、同派の動きが総裁選の流れを決定づける、との見方は少ない。首相が5月2日、訪問先のガーナで森派による一本化調整を否定したためだ。

 森氏は、安倍晋三官房長官、福田康夫元官房長官の一本化に意欲を示していた。派閥のプリンス的存在の「安福」両氏が対決すれば、派閥分裂に発展すると危惧(きぐ)したのだ。しかし首相発言を受け、森氏はいったんは調整断念を表明せざるを得なかった。

 森派の源流は、安倍氏の祖父、岸信介元首相が56年の総裁選前に創設した岸派にさかのぼる。だが森氏は、今も「清和会(=森派)は福田派」と公言してはばからない。福田氏の父である故・福田赳夫元首相こそ実質的な創設者、との思いがある。

 岸氏が60年に首相を退いた後、岸派は福田派と川島正次郎派などに分裂。約24年間続いた福田派を安倍氏の父、晋太郎氏が86年に継いだが政権を目前に、91年に死去した。約半世紀に及ぶ系譜で岸、安倍時代は十数年。51歳の安倍氏と69歳の福田氏を見比べたうえで、森氏は今回、安倍氏の出馬を見送る「温存」が好ましいとみる。

 福田氏の最近の言動にも、亡父への意識がのぞく。先月25日、アジア外交をテーマに新ドクトリンを策定する意欲を表明。田中(角栄)政権時代に東南アジア諸国との関係が悪化した反省から赳夫氏が首相時代の77年に出した「福田ドクトリン」が念頭にあった。

 一方で「福田ブランド」の神通力に、冷ややかな見方もある。直接に赳夫氏を知る森氏のようなベテランはともかく、中堅・若手の多くは心情的に安倍氏に近い。「福田氏支持は衛藤征士郎元防衛庁長官らひと握り」(幹部)。安倍氏も「派閥がブロックのように固まることは起こり得ない」と語り、出馬への道を独力で走り始めている。

 福田氏はどうか。森派の長老、「塩爺(しおじい)」こと塩川正十郎前財務相は、72年総裁選の「ポスト佐藤(栄作元首相)」で赳夫氏が田中元首相と対決した「角福戦争」を引き合いに出す。当時、赳夫氏は塩川氏らに「君ら、動いたらダメだ」とたしなめ続け、佐藤首相が影響力を行使することに期待した。しかし結果的に出遅れ、田中氏の多数派工作に敗れた。

 福田氏をよく知る政治評論家の浅川博忠氏は「康夫さんも話し合いでの一本化を期待しているのでは」とみる。安倍氏は24日出馬意欲を鮮明にしたが、福田氏に「対決」の選択肢はあるだろうか。=つづく<コラージュ・日比野英志>

  ×  ×  ×

 25日掲載分で、01年8月13日の小泉純一郎首相の靖国神社参拝に関し、綿貫民輔前衆院議長が飯島勲首相秘書官からの電話を明らかにしたくだりについて飯島氏は25日、「私は13日の参拝を知らされておらず、綿貫氏に電話したことはない」と否定した。

毎日新聞 2006年5月26日 東京朝刊

872片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 21:12:15
安福の底流:自民党総裁選・揺れる対立軸/3 仕掛けた安倍氏
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2006/05/27/20060527ddm002010010000c.html
 ◇小泉路線の微修正も

 25日夕、自民党本部の経理局長室に山本有二局長ら中堅・若手議員十数人が集まった。安倍晋三官房長官が音頭を取る「再チャレンジ支援策」を後押しする議連結成に向けた会合。実態は、超派閥で安倍氏を総裁候補として推すグループの始動だった。6月2日の旗揚げに向け「あまり人数が多いとワンサイドゲームになるね」と余裕の声も出た。衆院議員では当選6回以下に参加を呼びかけることにしたが、福田康夫元官房長官(当選6回)を招待するかの判断は山本氏に一任された。

 安倍氏は24日、7月中旬の主要国首脳会議(サミット)後に、総裁選への出馬を表明する意向を示した。森派会長の森喜朗前首相らが出馬見送りの「温存論」を探る中、安倍氏はあえて、アクセルを踏んだ。

 今回の総裁選は亡父、晋太郎氏の雪辱戦でもある。岸信介元首相の娘婿だった晋太郎氏は幹事長など党三役や、官房長官、通産相(当時)、外相など重要ポストを歴任しながら、91年に死去した。今月7日、岡山市内で開かれた故加藤六月元農相の地元葬。「父を首相にできなかった思いがあって、(加藤)先生は私をもり立ててくださった」との安倍氏の弔辞には、政権への思いがにじみ出た。

 世論調査で福田氏が急追する中、安倍氏がなお「本命視」されるのは、小泉純一郎首相が「意中の人」としての位置づけを鮮明にしているためだ。先月、竹島周辺の日本の海洋調査に韓国が反発し日韓関係が緊迫した際、首相の一任を受けた安倍氏は訪韓した谷内正太郎外務事務次官と連絡を取り合い、調整を主導した。「首相が安倍氏に重要な判断を委ねる機会が増えた」と官邸筋は指摘する。武部勤幹事長は26日の記者会見で安倍氏を「最もふさわしい候補の一人」と持ち上げ、「水面下の動きもあってしかるべきだ」と言い切った。本来は行司役のはずだが、首相の「偉大なイエスマン」を自任するだけに、発言に驚く党幹部は誰もいなかった。首相は候補がそろった段階で、誰に投票するかを表明する考えを示しており、これが事実上の「後継指名」と目されている。

 しかし、小泉政治の継承者と位置付けられることは、反小泉勢力の標的となる危険も意味する。特に、首相の靖国神社参拝と、構造改革に伴う「格差社会」批判が争点化しており、単純な小泉路線の継承だけでは「反小泉」が「反安倍」に連動しかねない。首相の靖国神社参拝を支持する安倍氏は最近、参拝を公約としない考えを示した。格差の固定化を防ぐための「再チャレンジ支援策」主導など、小泉政治を微修正しようとする意識がうかがえる。

 福田氏に近いとみられた公明党への接近も図る。3月23日昼、安倍氏は公明党の浜四津敏子代表代行ら同党の女性議員5人を官邸の自室にひそかに招き、仕出し弁当を食べながら、少子化、不妊治療などの意見を聞いた。総裁になれば、国会対策や次期参院選で公明党の協力は不可欠だ。

 「至誠にして動かざるもの、これいまだあらざるなり」−−。故郷・山口県出身の幕末の志士・吉田松陰の言葉を時に引用する安倍氏。正攻法で山口県で8人目となる首相の座を射止める道は平たんでない。=次回は29日掲載

毎日新聞 2006年5月27日 東京朝刊

873片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 21:13:00
安福の底流:自民党総裁選・揺れる対立軸/4 対米、対中外交
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2006/05/29/20060529ddm002010123000c.html
 ◇競い合う「大使人脈」

 4月18日、安倍晋三官房長官はシーファー駐日米大使に電話した。北朝鮮の拉致被害者、横田めぐみさんの母、早紀江さんが訪米した際、ブッシュ米大統領との面会を実現する後押しの要請だった。安倍氏は翌日、旧知のクラウチ米大統領次席補佐官(国家安全保障担当)にも「面会が実現すれば、拉致問題に対する日米協力の象徴になる」と訴えた。在米日本大使館関係者は「安倍さんの要請を受けたシーファー氏が、大統領に直接電話したのが面会成功のカギだった」と証言する。

 安倍氏が「ポスト小泉」候補にまで上昇するきっかけとなったのは、拉致問題への対処だ。新潟の現場に足を運び視察するなど拉致に関心を示すシーファー氏は、安倍氏にとって、ブッシュ政権との重要なパイプと目されている。

 一方、福田康夫元官房長官は27日の講演で「(外交で)ケンカをしてはいけない」と述べ、小泉純一郎首相の靖国神社参拝をめぐる対応を批判した。冷え込んだ日中関係の立て直しが総裁選の対立軸になると見越した発言とみられた。

 福田氏の対中パイプを象徴するのは、王毅・駐日大使との関係だ。昨年10月、夏川りみさんや酒井法子さんら中国でも人気のある歌手が出演した「中日友好歌会」が東京国際フォーラムで開かれた。約5000人の在日中国人らの観衆で埋まった会場に、王毅大使夫妻、福田夫妻は並んで座り、在日中国人向けの中国語紙は、福田夫妻の写真を大きく掲載した。王氏、武大偉前大使らが福田氏に寄せる信頼は厚く、それが首相の靖国参拝に批判的なベテラン議員の「待望論」にもつながる。

 総裁選の歴史で、外交が争点になるケースは多くない。日中国交回復をめぐり田中角栄氏と福田赳夫氏(いずれも故人)が対決した72年の「角福戦争」からすでに34年、アジア外交のあり方が争点と位置づけられる今回は異例だ。ただ、安倍氏=対米重視、福田氏=対中関係傾斜と割り切れるほど、構図はもちろん単純でない。人脈でも競い合いが進んでいる。

 福田氏の今月の訪米は、そのことを示した。非閣僚ながらチェイニー副大統領、ライス国務長官ら要人との会談が実現したのは、官房長官時代に信頼関係を築いたベーカー前駐日大使による仲介のたまものだった。ベーカー氏は自家用ジェット機で福田氏をテネシー州の自宅に招き、歓待した。外務省幹部は「田中真紀子外相時代に外交が混乱した際、福田さんは事実上の外相だった。当時は福田・ベーカーの間で何でも決まった」と振り返る。ブッシュ政権の福田氏厚遇は、対中関係に偏りがちなイメージを修正した。

 一方で、対中強硬派と言われる安倍氏も対話の窓口を開いている。今年2月10日、来日した中国の戴秉国外務次官と約1時間会談、同13日には、中日友好協会の井頓泉副会長とも会った。安倍氏は井氏に「関係改善のためには会うことが大事だ。会えば互いに理解できるし、誤解も解ける」と率直に語った。小泉首相の靖国参拝に反発する中国は、胡錦濤国家主席ら首脳と小泉首相との会談を拒否している。しかし一方で、安倍氏には政府幹部による訪問で「率直で突っ込んだ意見交換」(戴次官)を行い、「ポスト小泉」を意識した接触を続けている。=つづく<コラージュ・平山義孝>

毎日新聞 2006年5月29日 東京朝刊

874片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 21:13:57
安福の底流:自民党総裁選・揺れる対立軸/5止 小泉政権批判派
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060530ddm002010038000c.html
 ◇「福田氏頼み」に弱さ

 24日午前、自民党の古賀誠元幹事長は、山崎派事務所に山崎拓前副総裁を訪ねた。古賀氏は18日、靖国神社に合祀(ごうし)されている第二次大戦のA級戦犯について「分祀も検討対象」との提言を発表したばかり。小泉純一郎首相の参拝問題のみならず、話題は政権批判に及んだ。山崎氏が「今の自民党政調会は機械的に政府の提案を事後処理している」と首相に近い中川秀直政調会長をあてこすり、古賀氏が「私も同じ気持ちですね」と応じる場面もあった。

 首相の意中の後継候補を安倍晋三官房長官と想定し、アジア外交をテーマに派閥横断的な「安倍包囲網」を築く−−。これが、小泉政権批判派の基本戦略だ。日本遺族会会長である古賀氏があえて分祀の検討を求める提言に踏みこんだのもその一環とみられる。首相に批判的な加藤紘一元幹事長は11日、第二次大戦など歴史認識をテーマとする勉強会を発足させた。イタリアンレストランで開かれた初会合には高村正彦元外相、二階俊博経済産業相、鳩山邦夫元文相ら対中関係を重視するメンバーが顔をそろえ「何が日中戦争突入への転機となったか」(出席者)などをめぐり意見交換した。

 今回の総裁選で、やはり首相の靖国参拝を批判する福田康夫元官房長官が出馬に踏み切ることに山崎、加藤氏らは期待をにじませる。安倍、福田両氏が出馬すれば最大派閥の森派が分裂するうえ、組織防衛に追われる他派閥も独自候補の擁立を迫られやすい。「そうなれば、総裁選の第1回の投票で安倍氏が1位になっても過半数には届かず、決選投票で2位と逆転する可能性が出てくる」とベテラン議員は解説する。

 しかし、首相批判派の議員らは肝心の福田氏と「接触していない」と口をそろえる。靖国神社に代わる国立の戦没者追悼施設を検討する議員連盟の会合が25日開かれたが、主要メンバーである福田氏の姿はなかった。

 意図的に距離を置こうとするかのような福田氏に、出馬への疑問は根強い。出馬見送りの可能性が少なくないことを知りつつ、他に派閥を横断するような対立候補も見いだせない。「福田氏頼み」は、反小泉勢力の大きな弱みだ。

 「安福」対立構図の強まりは、総裁候補を持たない派閥に焦りも呼んでいる。25日夜、東京・赤坂の日本料理屋に津島派の額賀福志郎防衛庁長官と当選1〜5回の衆院議員6人が集まった。首相は政権を掌握してから同派を冷遇。その結果、かつての最大派閥も昨年の衆院選で森派に抜かれ第2派閥(現在森派が86人、津島派が74人)に転落した。会合は額賀氏の擁立を検討することで総裁選の「草刈り場」となることを封じ、派閥の防衛を目指す動きでもあった。

 一方で参院自民党を仕切る同派の青木幹雄参院議員会長は、総裁選については一切だんまりを決め込む。青木氏はポスト小泉を森派と津島派の連携を主軸に組み立てようとしている、とみられている。

 森派が分裂すれば、かつて総裁擁立の単位だった既存の主要派閥は例外なく、主役の座を降りる。しかし「安福」が一本化すれば派閥政治が衰退する中、森派だけが突出するというアンバランスが、総裁選後も続く。=おわり(この企画は中川佳昭、犬飼直幸、高山祐、田所柳子が担当しました)

毎日新聞 2006年5月30日 東京朝刊

875片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 21:15:52
福田元官房長官:知命立志会、総会前1カ月で20人急増 支持率、入会呼び込む
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/archive/news/2006/05/27/20060527ddm002010011000c.html
 ◇福田氏会長の議員懇談会

 50歳を過ぎて初当選した「遅咲き」の自民党有志議員でつくる「知命立志会(通称・クローニンの会)」(会長・福田康夫元官房長官)が31日、福田会長になって初めての総会を東京都内で開く。9月の総裁選に向け、各種世論調査で福田氏の支持率が急上昇した今月に入って、同会には一挙に約20人が加わるなど、新規入会者が急増している。一方、安倍晋三官房長官の事実上の支援グループも来月2日に議連をスタートさせることになり、「安福対決」が激しさを増してきた。

 同会は01年に設立された懇親会。昨年の衆院選で主な役員が脱会したため、今年2月に福田氏をトップに改組。3月末の世話人会で自民党総裁選も視野に新規入会者を受け入れる方針を確認した。その結果、約1カ月後の4月25日の段階で、会員は27人から31人に増加。さらに1カ月後の今月25日には総会への参加を検討する未入会議員4人を含めた計53人に急増した。ただ同会には、安倍氏を支持する議員も参加。うち安倍氏を支援する「再チャレンジ支援議連」の発起人と兼務する議員が2人いるほか、両氏を両にらみする議員も多いようだ。【田所柳子】

毎日新聞 2006年5月27日 東京朝刊

876片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/30(火) 21:16:38
’06総裁選:森氏、軸足そろり? 「安倍氏温存」を修正
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060530ddm005010041000c.html

 自民党総裁選の有力候補、安倍晋三官房長官=似顔絵<左>=と福田康夫元官房長官=を抱える森派会長の森喜朗前首相=同<中>=が「安倍氏への一本化」に軸足を移し始めた。もともと福田氏で森派を一本化する「安倍氏温存論」が持論だったが、安倍氏は出馬への動きを加速させている。「安福対決」による分裂回避が森氏にとって最優先だけに、今度は福田氏の出馬見送りによる軟着陸を探り始めたようだ。【高山祐】

 「福田さんは、自分たちの仲間が割れるようなことをしていいのかなという思いがある」「安倍君を思う気持ちはすごく強い。非常に心配している」。森氏は28日の民放番組でこう語り、福田氏の「真意」を解説してみせた。同時に、派内では安倍氏支持が多数派との認識も示した。福田氏は27日の講演で小泉純一郎首相の靖国神社参拝をめぐる対応を批判していただけに、対立の構図がエスカレートすることへの懸念がありありだった。

 「安倍氏温存論」を主張してきた森氏にとって、本来は福田氏への一本化が理想的だ。だが小泉首相が一本化調整は不要との認識を示し、調整を「古い自民党」と退けたことで、森氏は調整断念を表明せざるを得なくなった。24日には安倍氏が先手を打つ形で立候補の意向を表明。安倍氏が出馬を見送る可能性は少なくなった。森派幹部は「森さんの今の狙いは次善の策として、福田さんが降りやすい形を作ることで候補者を安倍氏に一本化することではないか」と話す。

 その伏線とみられるのが28日、森氏が首相の靖国神社参拝に反対する意向を示したことだ。福田氏の意に沿い安倍氏が参拝を断念することで、福田氏が出馬を見送る環境も整備される−−。そんな狙いをのぞかせる発言だった。「若い連中が(安倍氏支持で)やっているが、年配の人たちは苦々しく思っている」とも述べており、アジア外交や世代で敵対勢力を作らないよう、挙党態勢の構築を安倍氏に促している。

 ただ、森氏は福田氏の支持率が安倍氏を猛追している現状に「安倍氏には、もし支持率の差がなくなれば、国会議員としても人生においても先輩(福田氏)と戦っていいのかという悩みがある」と語り、今後の世論の動向次第では福田氏への一本化もありえるとの見方も示し、なおバランスをとっている。安倍氏が最終的に政策変更を受け入れず独自性を鮮明にして選挙戦に突入する場合は「福田、安倍両氏の直接対決は避けられない」と同派関係者は語っているだけに、森氏の心はまだまだ揺れ動きそうだ。

毎日新聞 2006年5月30日 東京朝刊

877片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/31(水) 11:02:09
安倍の対抗馬としては、谷垣・麻生よりもこっちじゃないかな。

与謝野氏の存在感じわり 「第5の総裁候補」財政再建論を主導
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060531-00000004-san-pol

 小泉構造改革の締めくくりとなる歳出歳入一体改革や一連の金融機関への処分などで、与謝野馨金融・経済財政担当相が存在感をみせている。このほど月刊「正論」に寄せた論文では、財政再建が「ポスト小泉」の最優先課題だと主張するなど、九月の自民党総裁選をにらんだ発言も目立つ。
 与謝野氏は寄稿「ポスト小泉が直面する重要課題」の中で、「われわれの世代で作った借金を後の世代に全部ほうり投げるのは許されない」と、財政再建への政治決断が必要だと強調している。
 政府が基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化の達成目標にしている二〇一一(平成二十三)年でも「このまま行くと十八兆−二十兆円足りない」と指摘。不足分の半分を地方財政を中心とする歳出削減で対応しても「残り十兆円は増税・増収でやらざるを得ない」としている。
 その上で、消費税率引き上げを「将来世代のためにも適切な時期を決断することを政治として避けてはならない」と訴えるとともに、消費税を社会保障目的に特化させるために名称を「社会保障還元税」に変えるべきだと提起している。
 ポスト小泉候補の中では、こうした「財政再建最優先論」を谷垣禎一財務相が支持しているほか、福田康夫元官房長官が二十七日の講演で「消費税をやらなければ赤字は減らない」と同調。安倍晋三官房長官も「歳出削減論」を前面に打ち出しつつも、日本経団連会長に就任した御手洗冨士夫キヤノン会長ら財界人と自身とのパイプ役を担っている与謝野氏の政策論には一目置いているとされる。
 政府・与党の歳出歳入削減改革論議を主導する与謝野氏を、「第五の総裁候補」と持ち上げる声も自民党内で出始めている。「与謝野氏もまんざらではない」(自民党関係者)とされるが、自身は二十八日のNHK番組で「話題として名前があがることは名誉なことだ。ただ小泉内閣の一員であり、小泉内閣の仕事をきちんと完成させることに精力を集中させ、謙虚にやっていきたい」と述べるにとどめた。
 「今回の寄稿が総裁選を静かににらむ与謝野氏の事実上の政権構想となる」(自民党関係者)との観測も流れている。
     ◇
 与謝野氏の寄稿は六月一日発売の月刊「正論」七月号に全文が掲載されます。
(産経新聞) - 5月31日3時26分更新

878片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/02(金) 13:07:49
これから当分この政策分野が発展することは確実であるな。再チャレンジ。再チャレンジ族?

安倍支持議連に90人 中堅、若手が旗揚げ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060602-00000113-kyodo-pol

 9月の自民党総裁選で安倍晋三官房長官を支持する中堅、若手議員は2日昼、安倍氏を招いて「再チャレンジ支援議員連盟」(会長・山本有二衆院議員)の設立総会を党本部で開いた。出馬の意向を示している安倍氏支持グループの事実上の旗揚げで、多数派工作が本格化しそうだ。
 総会には衆院の当選6回以下、参院当選2回以下の議員のうち、約90人が参加した。
 安倍氏は政府の「再チャレンジ推進会議」の中間報告に触れ「何度でもチャンスが与えられる社会づくりが大切だ。頑張った人が報われる社会をつくりたい。その中で活力が生まれ、国力も高まる」と指摘。「議連で政策面について活発に議論し、方向性を示してもらうのはありがたい。新たな提案も出してほしい」と求めた。
(共同通信) - 6月2日12時59分更新

879片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/03(土) 11:51:54
安倍氏に賛同94人結集 再チャレンジ議連発足
2006年06月03日01時05分
http://www.asahi.com/politics/update/0603/001.html

 安倍官房長官が力を入れる「再チャレンジ」政策を後押しする「再チャレンジ支援議員連盟」の設立総会が2日、自民党本部で開かれた。出席した国会議員は安倍氏周辺の予想をも上回る94人。9月の総裁選で安倍氏を支持する中堅・若手議員による「安倍派」旗揚げとの見方がもっぱらだ。世論調査で追い上げる福田康夫元官房長官を意識し、安倍氏側は「先行逃げ切り」を狙うが、仕掛けの早さに党内や霞が関の視線は複雑だ。

 「政府を代表してごあいさつ申し上げます」

 設立総会に出席した安倍氏は冒頭、わざわざ政府の立場を強調し、「政策面で活発な議論をいただき、方向性を支持していただくことはありがたい」と控えめにあいさつした。この日の記者会見でも「政局的な動きではない」と強調した。

 だが、額面通り受け取る向きは少ない。議連は安倍氏に近い議員が安倍氏と連絡を取り、周到に準備してきた総裁選向けの「仕掛け」だった。中核となった菅義偉総務副大臣(丹羽・古賀派)らが発足に向けて動き始めたのは、福田氏の訪米が注目を浴びていた5月の連休明けだ。

 安倍氏が議長を務める政府の「再チャレンジ推進会議」が5月30日に中間報告を発表するのに合わせ、安倍氏を講師に招いて議連を発足させる――。そんなシナリオのもと、約2週間で総裁選出馬に必要な推薦人の数と同じ20人を発起人として集めた。閣内にあって行動が縛られがちな安倍氏としても、「政府の政策を推進する議連なら、官房長官の立場でも公然と活動できる」(周辺)という大義名分が立つ。

 総会の会場は派閥横断的な顔ぶれで埋まり、党内に一定のインパクトを与えることに成功した。菅氏は総会後、記者団に「派閥の数合わせで物事を決める時代ではなくなってきた」と胸を張り、安倍氏支持を公言する山本一太参院議員も「安倍長官に対する期待が派閥を超えて広がっている何よりの証拠だ」。小泉首相も同夜、記者団に「(94人は)多いでしょうねえ」と語った。

 安倍氏の攻勢はこれにとどまらない。国民的支持をさらに広げようと、3日以降、テレビ番組出演を活発化させる。国会閉幕後は「再チャレンジ」を掲げて全国を歩き、住民対話も実施。そして、7月の主要国首脳会議(G8サミット)後の正式出馬表明につなげる考えだ。

 しかし、総裁選まではまだ3カ月以上あり、「動き出すのはまだ早い」という声も党内には少なくない。森派の一本化問題もくすぶる。それでも走る安倍氏の思惑を、安倍氏と親しい議員はこう解説した。

 「福田氏を担ごうとする老練なベテランに、若手中心の安倍氏が対抗するには、先行逃げ切りしかないんだ」

880片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/03(土) 11:52:50
◇新人議員「まさに踏み絵」

 安倍氏が「再チャレンジ」を掲げたのは、ポスト小泉レースで小泉改革の「継承者」となると同時に、改革の「負の遺産」とされる部分を是正することが必要と判断したからだ。小泉改革との整合性を考え、安全網の整備や「結果の平等」ではなく、再挑戦の機会を提供する「機会の平等」に重点を置いた。

 もうひとつの狙いは、幅広い省庁にまたがる支援策づくりを通じて各省庁幹部との人脈をつくることだった。厚生労働分野には詳しい安倍氏だが、官房長官以外に閣僚を経験しておらず、そこに「経験不足」を指摘する声もあったからだ。

 だが、霞が関の反応はいまひとつ。官房長官が閣僚や次官の頭越しに直接局長らと立案することへの戸惑いもあり、明確な具体策は盛り込めなかった。議連に加わったメンバーからも、「国家公務員の中途採用は具体的でいいが、他のところはもう少し具体的に政策を示した方がいい」(石原宏高衆院議員=無派閥)との意見も出たほどだ。

 安倍氏は議連の提案による「肉付け」を期待するが、出席議員の関心はもっぱら政局だ。「決して総裁選の準備ではありません」。会長に就任した山本有二衆院議員(高村派)はこう強調したが、会場の熱気にかき消されがち。麻生外相に近い松本純衆院議員(河野グループ)は記者団に「安倍氏支持か」と聞かれると、「全く純粋に喫緊の重要課題にどう取り組むかという勉強会だ」と否定したが、そんな声は少数派のようだ。

 そもそも議連の参加呼びかけ自体、衆院当選6回以下、参院当選2回以下の中堅・若手に絞った。福田氏に期待するベテランに対する世代間闘争を意識したものだ。

 しかも、衆院の当選1〜2回組だけで50人となり、参加者の過半数を占めた。ある新人議員は「ここで入らなかったら、『安倍さんが嫌いなんだ』と思われる。まさに踏み絵」と漏らす。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は2日の記者会見で「安倍派ができたということ」と語った。だが、議連がどのくらい結束していくかは不透明。安倍氏の側近とされる議員の一人には、手放しで喜ぶ様子はない。「小泉改革ではしゃいでいた連中が、今後は安倍というバスに乗り遅れるなと騒いでいるだけだ」

    ◇

 出席議員94人(敬称略)

 【森派】小野晋也、塩谷立、大野松茂、木村太郎、高市早苗、石崎岳、高木毅、中野正志、三ツ林隆志、山本明彦、吉野正芳、柴山昌彦、中山泰秀、西村康稔、萩生田光一、赤池誠章、岡部英明、亀岡偉民、木挽司、杉田元司、高鳥修一、福田良彦、松本文明(以上衆院)世耕弘成、山本一太、小林温、岡田直樹、岸信夫、山谷えり子(以上参院)

 【津島派】桜田義孝、山口泰明、新藤義孝、加藤勝信、戸井田徹、福岡資麿

 【丹羽・古賀派】塩崎恭久、岩永峯一、菅義偉、近藤基彦、平井卓也、宮沢洋一、葉梨康弘、林潤、清水鴻一郎

 【山崎派】田中和徳、江崎洋一郎、山際大志郎、平将明、冨岡勉

 【伊吹派】松岡利勝、小島敏男、中野清、西川公也、西川京子、谷公一、松浪健太、山本朋広(以上衆院)秋元司(以上参院)

 【高村派】山本有二、七条明、河本三郎

 【河野グループ】松本純

 【無派閥】小此木八郎、浜田靖一、水野賢一、梶山弘志、後藤茂之、吉田六左エ門、菅原一秀、御法川信英、秋葉賢也、赤間二郎、赤沢亮正、石原宏高、上野賢一郎、浮島敏男、遠藤宣彦、大塚拓、片山さつき、木原誠二、木原稔、坂井学、清水清一朗、鈴木馨祐、関芳弘、田中良生、渡嘉敷奈緒美、中森福代、西本勝子、萩原誠司、平口洋、牧原秀樹、武藤容治、山内康一

 〈注〉森派と伊吹派以外は衆院議員

    秘書による代理出席は21人

881片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/03(土) 11:53:36
「安倍応援団」旗揚げ 再チャレンジ議連、派閥横断94人出席
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060603-00000001-san-pol

 安倍晋三官房長官が推進している「再チャレンジ社会」の実現を支援するため、自民党の若手・中堅議員による派閥横断型の勉強会「再チャレンジ支援議員連盟」(会長・山本有二衆院議員)が2日、94人の国会議員が出席して発足した。福田康夫元官房長官ら安倍氏以外の候補擁立を目指すグループは「事実上の安倍派旗揚げ」(自民中堅)と神経をとがらせており、「ポスト小泉」レースは国会閉幕を待たずに過熱してきた。
 「勝ち組、負け組が固定化されず、何度もチャンスを得られる社会を作っていくことが大切だ。支持をいただき、大変ありがたく心強い」
 設立総会に駆けつけた安倍氏があいさつすると、大きな拍手がわいた。出席者を約50人と予測していた山本氏が、あまりの熱気に「決して総裁選の準備ではない。ひいきの引き倒しにならないように慎重に事を運んでほしい」と発言したほど。
 「再チャレンジ社会」は安倍氏が、「格差社会」批判に対抗し、「『機会の平等』の保障こそが政府の役割」と打ち出した構想。ところが、政府の「再チャレンジ推進会議」がまとめた中間報告は、インパクトに欠ける政策で、「弱者救済」の色合いが濃い内容となった。
 それでも出席者からは賛美の声が続出。厳しい意見はわずかだった。このため、「次のバスでいい席に座りたいだけではないか」(森派中堅)という声も安倍氏周辺の議員から漏れた。
 一方、福田氏は5月31日に、自らが会長を務める「知命立志会」(クローニンの会)に32人を集め、麻生太郎外相も小人数会合を重ねているが、安倍氏サイドの早い動きに他の候補擁立を目指す議員はピリピリ。
 福田氏に近い閣僚経験者は「総裁選まで3カ月もある。まだ国会中なのに、動くのが早すぎるのではないか」と批判。別の候補を推す議員も「出席者の半数は模様眺めだ」と冷静を装うが、谷垣派と二階グループをのぞく全派閥から全自民党議員の4分の1近い「94人」の参加は大きな衝撃だ。
 こうした動きに、小泉純一郎首相は2日、首相官邸で記者団に「安倍氏への期待の表れかと思うか」と問われ、「それもあるだろう。再チャレンジ問題も重視されている」と断言。総裁選への動きが活発化していることについては「総裁選になれば、候補となりうる人は当然いろいろな動きがあるだろうし、支持する人も出てくる。自然な動きだ」と語った。
(産経新聞) - 6月3日3時12分更新

882片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/03(土) 11:55:36
再チャレンジではなく安倍チャレンジ推進会議だからな。

森前首相:安倍氏支援の若手議員をけん制
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060603k0000e010038000c.html

 【ニューヨーク高山祐】自民党の森喜朗前首相は2日(日本時間3日未明)、国連本部で記者団に対し、安倍晋三官房長官を支持するグループ「再チャレンジ支援議員連盟」が発足したことについて「(94人の議員参加は)すごいが、あれ(議連)をそのまま安倍さんの応援団ととってはいけないのではないか」と述べ、安倍氏支援に動く若手議員の動きをけん制した。さらに森氏は「再チャレンジをしようと思う人は全部安倍さんを好きになってくださいというのでは、これはあまりいいルールじゃない」と不快感を示した。

毎日新聞 2006年6月3日 11時31分

883片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/07(水) 01:38:26
連携狙うも戦略描けず 総裁選へ旧宮沢3派
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060606-00000149-kyodo-pol

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ丹羽・古賀、谷垣、旧河野3派の幹部が6日、都内で会談した。ポスト小泉候補である旧河野派の麻生太郎外相と谷垣派会長の谷垣禎一財務相、丹羽・古賀派の丹羽雄哉、古賀誠両代表が出席。総裁選での連携を模索する狙いだが、候補一本化の見通しは立たず、旧宮沢3派としての戦略は描き切れていない。
 「日本がアジアのリーダーとして現実的に対応することが国益につながる」。国会近くの日本料理店。会談を呼び掛けた丹羽氏が、小泉純一郎首相の靖国神社参拝で冷え込む対中国、韓国関係を念頭に麻生、谷垣両氏に語りかけ、2人は黙ってうなずいた。古賀氏も靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯の分祀(ぶんし)論を説明。アジア外交の重要性で一致したものの、それで勢力を結集できる環境は整っていない。
(共同通信) - 6月6日19時48分更新

<宏池会>3派トップ級会談 総裁選での連携可能性を探る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060606-00000077-mai-pol

 自民党の麻生太郎外相(河野派)、谷垣禎一財務相(谷垣派)は6日、東京都内のホテルで丹羽・古賀派の丹羽雄哉、古賀誠両代表と会談し、今後も定期的に協議することで一致した。旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ丹羽・古賀、谷垣、河野3派の領袖級がそろって会談したのは初。総裁選で連携の可能性を探る狙いがあるとみられる。
 会合は丹羽氏が呼びかけた。古賀氏は谷垣、麻生両氏に靖国神社に合祀されているA級戦犯の分祀論を説明。丹羽氏は東アジア諸国との関係改善の必要性を強調した。
 旧宮沢派はこれまで中堅・若手議員レベルでアジア外交の勉強会を開催。3派の連携を探る動きは「大宏池会構想」と呼ばれている。総裁選には麻生、谷垣両氏が出馬予定で候補一本化は困難とみられている。ただ、森派の安倍晋三官房長官と福田康夫元官房長官の「安福対決」が実現した場合、旧宮沢派勢力が「草刈り場」となることを警戒する声も強まっており、当面の連携強化で思惑が一致したとみられる。【平元英治】
(毎日新聞) - 6月6日23時0分更新

884片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/07(水) 22:15:28
なんだかんだで洞察力があるんですよね。さすが大先生。

「昔は体育会、今は同好会」 中川政調会長が派閥論
2006年06月07日21時15分
http://www.asahi.com/politics/update/0607/012.html

 かつて自民党の派閥は「体育会系」だったが、今は「同好会的」――。同党の中川秀直政調会長は7日、東京都内で講演し、自らの「派閥論」を披露した。中川氏は中選挙区制での派閥を「選挙互助会、ポストの配分という意味が大きくなった」と指摘。「体育会系のガチガチのタテ社会」だったとした。そして昨年の総選挙での新人議員を念頭に「若い人は、緩やかなヨコ社会的な付き合い方をしている」。

 さらに「その時々の目的に応じて結束し、目的を達成すると解散して別のグループができる。そんな時代が来るのかなという気もする」。安倍官房長官を後押しする派閥横断的な「再チャレンジ支援議員連盟」の活動をそれとなく弁護した。

885片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/07(水) 22:19:35
丹羽さんってなんか意味のある人なの?

自民党派閥事情:総裁候補持たない派閥、組織防衛に躍起
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060608k0000m010100000c.html

 9月の自民党総裁選に向け、森派の安倍晋三官房長官、福田康夫元官房長官の対決構図が強まる中、党内各派の動きが慌ただしくなってきた。小泉純一郎首相が会期延長を拒み、安倍氏出馬の環境整備を目指しているとの見方が広まり、レースに乗り遅れまいと合従連衡の可能性を探り始めたからだ。6日の旧宮沢派(宏池会)系3派首脳の初会合に続き、7日には伊吹派会長の伊吹文明元労相が山崎派の政策研究会に招かれるなど、総裁候補を直接持たない派閥は「草刈り場」になることを恐れ、組織防衛に躍起になっている。

 「中曽根康弘(元首相)先生、渡辺美智雄(元副総理)先生、山崎拓(前副総裁)先生の指導を受けた。私たちと山崎派のルーツは同じだ」。山崎派事務所を訪れた伊吹氏はエールを送った。山崎氏も「伊吹さんは同部屋だ。我々の政策とベクトルが同じだ」と語り、同根の派閥との連携を模索しあう両氏の姿が浮き彫りになっていた。

 前日の旧宮沢派系の会合も同様だった。丹羽・古賀派の丹羽雄哉元厚相は「同じ釜の飯を食べた者として2人を激励したい」と谷垣禎一財務相、麻生太郎外相にエールを送った。谷垣、麻生両氏は自派閥(それぞれ谷垣、河野両派)だけでは出馬に必要な20人の推薦人集めもままならないだけに「3派が再結集すれば74人の大勢力になり、存在感を示せる」という皮算用が3派幹部の間に出始めている。

 しかし、現実に3派の足並みがそろう状況にはなっていない。丹羽・古賀派では古賀誠元幹事長が「福田政権」によるベテラン復権を思い描いているのに対し、菅義偉副総務相ら中堅・若手は安倍氏支援に動いている。

 安倍、福田両氏の対決構図の中に埋没したくないという思いは総裁候補を持たない津島、丹羽・古賀、山崎、伊吹の各派に共通してある。しかし、安倍氏支援の「再チャレンジ支援議員連盟」には伊吹、丹羽・古賀両派からそれぞれ9人が参加。しかも、このうち伊吹派の4人、丹羽・古賀派の2人は福田氏を会長とする「クローニンの会」にも参加しており、「すでに草刈り場になっている」(森派幹部)状態だ。【中川佳昭、平元英治】

毎日新聞 2006年6月7日 21時00分

886片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/07(水) 22:48:42
行司役が偏っちゃったからなあ。
下手に「安倍の独擅場」にしてしまうと、批判を浴びかねないし、弁舌で他候補に負けるときつい。

総裁選候補、本当に集まる? 自民ブロック大会 告示前開催、盛り上がりに懸念  2006/06/07 08:56
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060607&amp;j=0023&amp;k=200606074477

 自民党は六日の役員連絡会で、全国十一の衆院比例代表ブロックごとに、総裁選候補が参加するブロック大会を告示前の九月五日までに開催する方針を決めた。候補者の公開討論会などの「国民参加」形式で党勢拡大を狙う考えだが、告示直前まで出馬の態度を表明しない候補も予想され、党執行部の思惑通りに盛り上がるかは不透明だ。

 総裁選の期間は九月八日告示−二十日開票を軸に調整中だが、ブロック大会は告示前に開いて候補者が政策論争を交わし、総裁選ムードを高める「前哨戦」の位置付けになる。東京ブロックが七月下旬開催の方向で、他ブロックは八月下旬以降に集中する見込み。

 総裁選に向け、安倍晋三官房長官が七月中旬の主要国首脳会議後に出馬表明する見通しで、河野太郎法務副大臣も出馬を目指す考えを正式表明している。だが、他の候補は「党内情勢を見極めて出馬を検討する」(党幹部)とみられ、八月下旬までに全員が出そろう見通しが立たない。

 このため、告示前のブロック大会開催は「有力候補が集まらないと盛り上がらない」(道内選出議員)との懸念があり、「地方を回るより、テレビ討論会で訴えたほうが効果的」(中堅議員)との指摘も出ている。

887片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/07(水) 23:59:46
>ニートはそもそもチャレンジしていないのだから、対象に入れるのはおかしい

なんか笑える。

非ポスト小泉派閥 連携模索の動きが活発化
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20060607/20060607-00000041-nnn-pol.html

 有力なポスト小泉候補を持たない派閥同士の連携を模索する動きが活発化している。自民党・山崎派は7日、伊吹派会長・伊吹元労働相を招いて、9月の総裁選に向けた政策提言の説明を受けた。

 山崎派に招かれた伊吹氏は、今月1日に取りまとめたアジア外交の重要性などを強調した政策提言の説明を行った。また、伊吹氏は安倍官房長官が進める再チャレンジ支援について、「ニートはそもそもチャレンジしていないのだから、対象に入れるのはおかしい」などと指摘した。会議の最後に、山崎氏と伊吹氏は今後も連携していくことが必要との認識を確認した。

 山崎派では、すでに丹羽・古賀派など4つの派閥から政策の説明を受けているが、来週は津島派会長・津島元厚労相を招く予定で、さらに連携の輪を広げていく方針。

[7日16時42分更新]

888片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/10(土) 07:39:05
教育もこれも、公明党は実は早く成立させたい。

国防 諸国並み組織に 防衛「省」法案閣議決定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060610-00000002-san-pol
PKOも本来任務
 政府は9日、防衛庁の「省」昇格法案を閣議決定、国会に提出した。政府・与党は今国会では継続審議とし、秋の臨時国会での成立を期す。成立はなお流動的だが、省昇格を悲願としてきた防衛庁は、党内に根強い慎重論があった公明党の了承を得たことで、「大きなヤマを越えた」(幹部)と安堵(あんど)している。
 法案では、防衛庁を防衛省、防衛庁長官を防衛相に改称、内閣府の外局から独立させる。諸外国では国防担当はミニストリー(省)が一般的で、エージェンシー(庁)は特異な例だ。
 小泉純一郎首相が9日、記者団に「なんで『庁』である必要があったのか。当然だ」と述べたように、国防を担う組織を常識的な“格付け”に修正する措置といえる。
 実務的には、これまで防衛庁は、閣議にかける必要のある法案提出や予算要求を内閣府を通じて手続きをしなければならなかったが、省になれば直接できる。不審船に対処する「海上警備行動」発令の承認を得るための閣議開催も要求できるようになり、「対処が迅速化する」(防衛庁幹部)メリットもある。
 ただ、自衛隊の最高指揮監督や、武力攻撃事態における防衛出動発令については、従来通り首相の権限で、「防衛相の権限は限定的」(政府筋)といえる。
 また、現行自衛隊法で付随的任務と規定されている国連平和維持活動(PKO)やイラク派遣などの国際平和協力活動は、省昇格に伴う法改正で、防衛出動と並ぶ「本来任務」に格上げされる。
     ◇
 ■拒否反応に配慮 公明、3原則条件
 防衛庁の省昇格問題について、公明党の神崎武法代表は8日、(1)自衛隊の活動は憲法9条の枠内に限定(2)集団的自衛権の行使は認めない(3)防衛費の増大を防ぐ−の三原則を条件に容認する考えを示した。同党や支持母体である創価学会の一部に「防衛省」への拒否反応があることに配慮した形だ。公明党としては、統一地方選、参院選が続く来年に法案処理を持ち越すのは避けたいのが本音で、同党の東順治国対委員長は9日、「秋の臨時国会で必ず成立させねばならない」と強調した。
 臨時国会は防衛「省」昇格法案以外にも、教育基本法改正案、国民投票法案、社会保険庁改革法案など多くの重要法案を抱える見通しになっているが、自民党は「新政権発足の勢いで成立させる。防衛軽視と言われないため、小沢民主党は反対できないだろう」(国対幹部)と楽観視している。
(産経新聞) - 6月10日3時19分更新

889片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/10(土) 07:41:51
議員増えたから確保できそうだけど、増えてなかったらできなかったんじゃないの?

7月にも麻生ビジョン 政策で低迷脱却狙う
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060610-00000009-kyodo-pol

 9月の自民党総裁選に出馬する意向を表明した麻生太郎外相は、目指すべき日本の国家像を描く「麻生ビジョン」を7月の主要国首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)後に発表しようと計画するなど動きを加速させる。
 ただ、各世論調査で安倍晋三官房長官や福田康夫元官房長官に大きく水をあけられているだけに、政策論争の喚起で支持率低迷から脱却できるか定かではない。
 所属する旧河野派は11人で、同派の河野太郎法務副大臣も出馬を目指す考えを表明。麻生氏が自信を示す推薦人20人の確保も確実とは言い切れず、厳しい戦いとなりそうだ。
 麻生ビジョンの柱は「小さくても強い政府」と「活力ある高齢化社会」。小泉改革を継承しつつ、格差社会の是正や地方重視も打ち出す方針。
(共同通信) - 6月10日0時55分更新

890片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/10(土) 07:50:38
自民総裁選:麻生外相の立候補表明 「2強対決」危機感
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060610k0000m010113000c.html

 麻生太郎外相が自民党総裁選への出馬を表明したのは、安倍晋三官房長官と福田康夫元官房長官の「2強」のはざまで、埋没感を強めていることへの危機感を反映したものだ。麻生氏は対中強硬姿勢を修正、日中関係改善でも成果を上げつつある。ともに保守色の強い、安倍氏との違いをいかに打ち出し支持率上昇につなげるかが課題で、戦略立て直しに躍起だ。

 麻生氏が所属する河野派は12日、東京都内で政治資金パーティーを開く。派内では麻生氏出馬の決起大会にすることも検討されたが、閣僚の立場を踏まえ見送った。同派の河野太郎副法相が出馬の意向を表明したことも影を落としている。

 01年総裁選で、麻生氏は高村派や無派閥議員の協力を得て20人の推薦人を確保した。うち5人は引退または落選し、3人が郵政政局で自民党を離れた。高村派も態度を明確にしていない。麻生氏は講演で「20人集まることは間違いない」と明言したが、「17人ぐらいまではすっと行くが、残り3人で苦労するだろう」(前回推薦人)との厳しい見方も根強い。

 しかも、各種世論調査で支持率が低迷している。「出ると明確に言っているのは麻生太郎一人」。麻生氏がこう強調してみせたのは認知度を上げる狙いとみられる。

 一方、就任当初の「中国脅威論」など中韓両国への麻生氏の強硬発言は最近、影をひそめている。先月下旬、カタールで約1年ぶりに実現した日中外相会談では、麻生氏が中国の李肇星外相に「次はもっと近いところで会おう」と呼びかけるなど友好ムードを演出した。靖国参拝問題でも、麻生氏はA級戦犯が合祀(ごうし)されている現状を打開する方法を検討している。

 麻生氏は当面、主要8カ国(G8)外相会議など外交日程が続くため、政権構想の発表は8月になる見通しだ。【中田卓二】

毎日新聞 2006年6月9日 20時58分 (最終更新時間 6月9日 22時18分)

891片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/12(月) 23:23:08
まあ、こういうことを言うよね。

麻生氏、地域格差是正めざす・旧河野派パーティーで発言
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060612AT3S1201T12062006.html

 麻生太郎外相は12日夜、都内のホテルで開いた旧河野派の政治資金パーティーで「都会だけ発展してその他が見捨てられる形を望んではいない。特色ある地域の発展を考えていかなければならない」と述べ、9月の自民党総裁選に向けて地域格差の是正策を打ち出す考えを示した。

 パーティーには旧河野派と同じ旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ丹羽・古賀派の丹羽雄哉代表や谷垣派会長の谷垣禎一財務相ら他派閥の領袖も顔をそろえた。 (23:01)

892片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/15(木) 02:42:34
グダグダしてるんなら出なければいい、って思い始めてきた人多いかも。

<自民総裁選>福田康夫氏の態度表明迫る声、党内から相次ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000166-mai-pol

 自民党総裁選の有力候補として動向が注目される福田康夫元官房長官に対し、出馬をめぐる早期の態度表明を迫る声が14日、党内から相次いだ。小泉純一郎首相と距離を置く勢力は福田氏の出馬に期待をかけるが、福田氏は依然として態度を保留し、議員外交の日々を続けている。国会が閉幕すれば安倍晋三官房長官らの動きが加速し福田氏が埋没しかねないうえ、福田氏が土壇場で出馬を見送れば戦略の見直しすらままならないという「反小泉」陣営のいらだちが背景にあるようだ。
 「我が国のトップリーダーたらんとする者は、自らの決心を持たないといけない。『おれがやる』と手を挙げてしかるべきだ」
 自民党の山崎拓前副総裁は14日、東京都内での講演で福田氏について「秘めたる決意があるかもしれない」と述べたうえで、出馬決断を促した。やはり小泉政権のアジア外交を強く批判する加藤紘一元幹事長も同日、記者団に「ここまで安福、安福と焦点になると、外交政策や国内政策の考えを明確にしていただかないと困る」と語った。
 首相の靖国神社参拝に批判的なことなどから福田氏に期待する「反小泉」勢力だが、福田氏本人と連絡を取り合っているわけではない。福田氏が最終的に出馬を見送り、首相が推す安倍氏で森派が一本化するシナリオがあり得るとみており、早めに見極めをつけたいのが本音だ。
 態度保留を続けると、世論の支持も失いかねない、との懸念もある。福田氏を支援する森派の衛藤征士郎元防衛庁長官は最近、福田氏に「主要国首脳会議(サミット)終了後の7月20日ごろに、あなたも表明した方がいい」と迫ったが、福田氏は無言だったという。衛藤氏は13日、衆院本会議場で古賀誠元幹事長から「7月20日でもちょっと遅いよ」とたしなめられたという。
 福田氏不出馬を想定したかのような動きも出始めている。福田氏と同様に対中関係改善に熱心な二階俊博経済産業相は13日夜、安倍氏を支援する武部勤幹事長、中川秀直政調会長、竹中平蔵総務相と会談し、次期総裁には「小泉改革路線の継承者がふさわしい」との認識で一致した。
 ただ、当の福田氏は9日から13日までニュージーランドを訪問、22日からはインドネシアを訪問する予定で、当面は議員外交に専念する予定だ。福田氏支持派と福田氏が神経戦を繰り広げるという、一見奇妙な構図となっている。【中川佳昭】
(毎日新聞) - 6月14日22時27分更新

893片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/15(木) 10:47:08
新人議員小野派。
ほかにあるのは、新人議員萩原派とか。

自民 無派閥議員が新グループ
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/06/15/k20060615000025.html

去年の衆議院選挙で初当選した自民党の新人議員のうち、無派閥の議員30人余りが、郵政民営化関連法案に反対し、自民党を離れた議員の復党については慎重に判断することなどを求めて、新たなグループを発足させることになりました。
「無派閥新人議員の会」と名付けられたこのグループは、小泉総理大臣の秘書官を務めていた小野次郎衆議院議員らが、去年の衆議院選挙で初当選した自民党の新人議員のうち、無派閥の議員30人余りに呼びかけて発足させるものです。グループでは、去年の衆議院選挙で自民党が圧勝したのは、国民が新しい自民党に明確な支持を表したためだとして、郵政民営化関連法案に反対し、自民党を離れた無所属議員の復党については、選挙区を同じくする議員の意見を聞いたうえで慎重に判断するよう求めていくことにしています。また、今後の党運営について、派閥の弊害を除去し、国政選挙の候補者の公認や党の役職人事などの調整は、党本部主導で行うべきだとしています。グループでは、9月の総裁選挙では、こうした考えに理解を示す候補者を支持したいとしており、総裁選挙では、党運営のあり方も争点の一つになることが予想されます。

894片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/16(金) 00:08:42
茶番気味。

福田氏の判断見守る 首相、森派復帰を拒否
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060615-00000253-kyodo-pol

 小泉純一郎首相と森喜朗前首相は15日夜、都内で会談し、9月の自民党総裁選について、立候補者が出そろうまで静観することで一致した。森氏は、小泉首相の退任後に派閥復帰を求めたが、首相は拒否した。
 森派の「ポスト小泉」候補をめぐっては安倍晋三官房長官が出馬の意向を示したが、福田康夫元官房長官が去就を明確にしておらず、首相、森氏とも福田氏の動向を見守る意向とみられる。
 森氏は会談で「総裁選で各派とも強固になりつつあり、派閥はなくならない。派閥に戻らないか。あなたが戻れば、皆が困らない」と首相退任後に森派へ戻るよう要請。首相は「派閥を出て首相になった。首相を辞めたからといって派閥に帰るのは自分の趣旨とは違う。私が派閥に戻れるわけがない」と述べた。
(共同通信) - 6月15日23時29分更新

895片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/18(日) 15:02:33
福田みたいなののほうが好きな地方議員のおっさんは多そうだ。
だけど、数字が逆転していないと意味ないね。

安倍氏50%、福田氏38% 自民総裁選で県連調査
http://www.kahoku.co.jp/news/2006/06/2006061701003552.htm

 共同通信社は17日までに自民党の各都道府県連の3役(幹事長、政調会長、総務会長)を対象に、9月の党総裁選に関して意識調査を実施した。「次の総裁にふさわしい人」では、具体名を挙げた78人のうち、39人(50・0%)が安倍晋三官房長官と回答、福田康夫元官房長官を推す声も30人(38・5%)に上り、地方組織で「安福」に支持が集中する2極化傾向が鮮明になった。
 総裁選の争点にすべき課題は「格差社会の是正」が55・8%とトップで、小泉構造改革に伴う中央と地方の経済格差の解消に、新政権で手厚い施策を期待している状況を浮き彫りにした。
 調査は6月上旬から中旬に行い、45都道府県連の計128人が回答。県連3役の意識は、総裁選の「有権者」の約100万人の党員・党友に近いとみられる。
2006年06月17日土曜日

896片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/20(火) 01:23:13
山本一太って何者?
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/giin/1144311323/

526 無党派さん 2006/06/19(月) 16:05:15 ID:/41ytOSJ
山本一太って、国連職員の前は朝日新聞記者だったらしいじゃん!
(ソースは今月発売の新潮45の記事)
マジでびっくりした。
その事実を隠してるあたりが本当に卑怯者だよな。

897片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/25(日) 17:40:17
ポスト安倍ですか。参院選、大丈夫ですか。

自民総裁選:出馬表明「盆明け本格化説」が拡大
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060625k0000m010061000c.html

 自民党の福田康夫元官房長官は訪問先・インドネシアでの主な日程を終えた。中国、韓国との関係改善に意欲を示す一方で、総裁選の出馬問題については沈黙を維持した。福田氏支持派から早期の決断を促す声が出ているが、安倍晋三官房長官が出馬表明を盆明け以降に先延ばしする方向となるなど、構図を決める動きの本格化は8月中旬以降にずれこむとの見方が党内に広がっている。

 小泉純一郎首相が終戦記念日に靖国神社に参拝するかという波乱要因や、時間をかけ「安福」を一本化したいとする森派内の思惑などが複雑に絡みあっているようだ。

 福田氏は24日、ジャワ島中部地震で倒壊したプランバナン遺跡(ヒンズー教の寺院群)を視察。このうち破壊の神「シバ神」を祭った寺院が破壊を免れたのを見て「破壊(の神)は強いな」と感想を漏らした。記者団から「(破壊と言えば)小泉さんですから」と突っ込まれ、苦笑した。

 23日の講演でも、福田氏は日中韓関係を修復する政治決断を求めるなど、中国に強硬路線を取る「小泉・安倍」路線との違いを鮮明にした。ただ、福田氏の側近議員が「内政を加えればそのまま政権構想になる」と講演を前向きに評価する一方で、ある自民党三役経験者は不出馬を前提とした「ポスト安倍」への布石と指摘。出馬への見方は依然として割れている。

 こうした中、党内には、総裁選の構図決定は盆明け以降とする見方が急速に広がっている。首相が支持候補の表明を9月の告示まで待つ考えを示したほか、安倍氏も出馬表明を盆明け以降に先延ばしする意向だ。23日の森派幹部会でも安倍、福田氏の動向を当面見守ることで一致。町村信孝前外相は記者団に、福田氏の決断を促す党内の意見に対し「よその(派閥の)方々が『福田、何やっているんだ』と言うのは失礼だ」と批判した。

 福田氏は、8月15日に小泉首相が靖国参拝するかを見極めて最終判断する、との見方もある。一方で安倍氏支持が大勢を占める森派では、福田氏をあまり追い込まず不出馬への「軟着陸」を図る方が得策、との思いがある。こうした事情が絡み合い、「盆明け」コールの連呼につながっているようだ。【ジャカルタ田所柳子】

毎日新聞 2006年6月24日 19時52分

898片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/25(日) 23:50:05
麻生さん、総裁を前にしてタガが外れてきた感じも。
小泉改革の特徴って、貧富の差ってよりも地域間格差に頓着しないってものだったような。
明らかに方向転換になるような。

「大宏池会」に期待感 麻生氏、格差解消を主張
http://www.sankei.co.jp/news/060625/sei058.htm

 麻生太郎外相は25日のNHK番組で、自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ丹羽・古賀、谷垣、旧河野3派の結集について「(旧宮沢派は)政策研究をまじめにやっている派閥としてはいい派閥。流れとしては全然おかしくない」と述べ、出馬の意向を表明している自民党総裁選に向け3派の1本化に期待感を示した。麻生氏は旧河野派の所属。
 また総裁選で掲げる政策に関し「地域間格差は公平じゃない。地方の道路に対するアクセスなど、格差があるままでは、さらに格差がつき、不公平感が出てくる」と述べ、地域間格差を解消する必要性をあらためて訴えた。
(06/25 17:35)

899片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/28(水) 09:32:50
「次の首相」安倍氏57%、福田氏24%…党員調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060628-00000001-yom-pol

 9月の自民党総裁選に向け、読売新聞社が全国の自民党員の投票傾向を調査したところ、現時点では安倍晋三官房長官が過半数の支持を集めていることが27日、明らかになった。

 福田康夫・元官房長官も支持が2割を超え、健闘している。麻生太郎外相や谷垣禎一財務相らは、厳しい戦いを強いられている。

 各種世論調査で人気を集めている安倍氏は、総裁選の動向を左右する党員からも厚い支持を受けており、国会議員の動向や戦略に影響を与える可能性もある。

 総裁選に対する全国自民党員の投票傾向調査は、読売新聞社が23〜25日、47都道府県すべてで、電話して実施した。自民党員と確認した738人のうち、合計568人(男344人、女224人)から回答を得た。
(読売新聞) - 6月28日3時7分更新

900片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/29(木) 01:10:28
あはは、満員になっちゃうよーw

「全員野球」確約なら安倍官房長官支持も=津島、伊吹両派会長が一致−自民総裁選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060629-00000001-jij-pol

 自民党津島派の津島雄二会長と伊吹派の伊吹文明会長は28日夜、都内の料理屋で会談し、9月の総裁選について「全員野球を確約するなら安倍晋三官房長官を支持することもあり得る」との考えで一致した。ただ、福田康夫元官房長官に関し「出馬の意思が依然として不明だから動きを見極めないといけない。まだ誰を支持すると決めるのは早い」との認識でも一致した。 
(時事通信) - 6月29日1時4分更新

901片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/30(金) 10:02:13
すごく敏感になってる。
それにしても、飯島パワーをこの件につぎ込むのは、果たしてどうなんだろうか。

http://www.ichita.com/03report/data/1151295296.html
http://www.ichita.com/03report/data/1151438572.html
http://www.ichita.com/03report/data/1151472212.html
http://www.ichita.com/03report/data/1151571794.html

原稿のゲラのコピーを入手出来たら、明日、さっそく総理官邸の飯島秘書官を訪ねよう。まず、「情報のネタ元」を割り出すために飯島さんの「知恵とネットワーク」を借りる。あちこちから丁寧に情報を拾い集めていけば、「真相」に辿りつけるかもしれない。万一「攻撃をしかけてきた相手」が特定出来たら、その時は何らかの反撃を加えなければいけない。場合によっては、掟破りの「逆ライター」になって、自分の記事をマスコミに売り込んじゃおうかな?!(笑)なんて、もちろん冗談です。

902片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/02(日) 01:01:39
<橋本元首相死去>人気誇ったハシリュー、疑惑の影も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060701-00000093-mai-soci

 「ハシリュー」の愛称で呼ばれた橋本龍太郎元首相が1日、68歳で死去した。慶応ボーイ、ヘアクリームで固めた髪、剣道、登山、カメラと多彩な趣味――。女性を中心に人気を誇った政治家だったが、晩年には日本歯科医師連盟(日歯連)からの1億円裏献金事件で東京地検特捜部の聴取を受けるなど、疑惑の影にも包まれた。
 親族や知人が語る橋本元首相のエピソードなどを集めた「龍ちゃん流 橋本龍太郎」(KKベストセラーズ)では、学生時代のやんちゃぶりが紹介されている。麻布高校で山岳部員だった橋本元首相は、校舎の屋上からザイルで降りる訓練の際、「記念に」と時計台の時計の針に自分の名前を書いて故障させ、大騒ぎになった。慶応大時代は、剣道部仲間と行った中華料理店でラー油を一気飲みし、平然と振る舞ってみせたという。
 政治の世界ではエリートだった。故橋本龍伍元厚相の長男。父の急死を受けて26歳で初当選し、41歳で父子2代の厚相に就任。その後も閣僚を歴任し、党内きっての政策通として知られるとともに、鼻っ柱の強さも評判になった。橋本元首相自身、「思ったことをはっきり言ってしまうのが欠点かもしれない」(95年8月)と語ったこともある。
 濃紺のスリーピースにオールバックの髪形というスタイルが、おなじみだった。蔵相時代の90年に「ベストドレッサー賞」を受賞し、自ら「20年間同じ服装で、髪形も同じ」と話した。
 たばこ好きとしても知られ、95年10月の麻布高校創立100周年記念祝賀会で「高校の屋上でたばこを吸い始めて以来、ヘビースモーカーになってしまった」と、あいさつで触れるほどだった。
 一方、蔵相時代の91年、富士銀行の不正融資を秘書が仲介していたことが判明。04年には、01年7月に日歯連から1億円の裏献金を受領したことが発覚した。元首相自身は刑事責任を問われなかったものの、当時派閥の会長代理だった元官房長官、村岡兼造被告(74)らが、政治資金収支報告書に1億円を記載しなかった政治資金規正法違反(不記載)で起訴された。だが、村岡元長官に無罪を言い渡した今年3月の東京地裁判決は「1億円は橋本元首相への個人的な献金で(不記載の前提となる)領収書の不発行は元首相の意向」との疑いがあると指摘した。【青島顕、佐藤敬一、五味香織】
 ▽普天間飛行場の返還が決まった当時、沖縄県知事だった大田昌秀参院議員の話 歴代の総理の中でも特に沖縄に関心が強く、知事時代には基地問題などで20回近く話をした。上着を脱ぎ、ワイシャツをめくって「気楽にやろう」とおっしゃっていたのを思い出す。普天間飛行場の移転を巡って、意見が違うところはあったが、押し付けがましいことは言わなかった。沖縄県の人材育成のため、留学制度を作ってくれたり、恩納通信所跡地でPCB汚染が起きたときも、汚泥の除去をお願いしたら、直ちに処理を指示してくれた。お元気なうちに基地問題が解決できず、本当に残念です。
 ▽麻布中学時代の同級生で作家の安部譲二さん(69) 最後に会ったのは昨年7月の中学の同級生の葬式。「お互い長生きしよう」と言っていたのに……。カメラが珍しい時代に友達の写真を撮って焼き増しして配るなど友達思いの人だった。やくざになってからは親交を絶っていたが、足を洗い、作家デビュー後に橋本さんの方から手紙をくれ、「これからは人前で仲良くできる」と喜んでくれた。中学生のころから「政治家になる」と語り、総理にまでなった。たいした人生だ。
 ▽兵庫県宝塚市で介助犬エルモと暮らすコンピュータープログラマー、木村佳友さん(46) 身体障害者補助犬法制定(02年)に取り組んだ際、橋本さんには、超党派の国会議員で作る「身体障害者補助犬を推進する議員の会」の会長を務めていただきました。厚生労働省などにきちんと補助犬の必要性を訴えてくれたから、法律ができたと思います。手紙を送ると、いつも自筆で返信してくださる律義な方でした。亡くなったことはショックですが、本当に感謝しています。
(毎日新聞) - 7月1日22時36分更新

903小説吉田学校読者:2006/07/02(日) 09:19:37
>>901
今月号の月刊「現代」では、某TVプロデューサーの言葉として、「一太はエキセントリックなまでに安倍を応援するから、TVに出すな」とか言っているそうだ。
総選挙まではいい分析してたんですけれども、最近の書き込みを見ると、政治家としても政治屋としても二流の評価は免れないと思う。

904片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/04(火) 16:46:29
小泉サン。まぁ本気だろう。むしろ嬉しいんじゃないのか?
武部サン。場当たり的。

統一選で現職優先見直し 武部氏、相乗り再検討も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060704-00000094-kyodo-pol

 自民党の武部勤幹事長は4日午前の記者会見で、滋賀県知事選で自民、民主、公明3党推薦の現職が無所属新人に敗れたことを受け、来年春の統一地方選について「現職優先を大胆に見直す」と述べた。
 同時に、民主党との相乗りについても「従来の惰性ではいけない」と再検討する考えを示した。
 これに先立ち、小泉純一郎首相(党総裁)は自民党役員会で滋賀県知事選の敗北について「心して、この民意を受け止めなければならない」と指摘。「田舎だからといって、従来の発想で公共事業に依存する選挙では国民の信頼を得られない。改革を続行する姿勢で臨まなければならない」と強調した。
(共同通信) - 7月4日11時58分更新

旧来型選挙見直し指示 「滋賀」敗北で首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060704-00000016-san-pol

 小泉純一郎首相は4日午前の自民党役員会で、滋賀県知事選で自民、公明、民主3党が推薦した現職の国松善次氏が敗れたことに関連し、「田舎だからといって従来のような発想で公共事業などに依存するような選挙では、国民の支持を得ることはできない」と述べ、自民党の支援組織に頼った旧来型の選挙戦略を見直すよう指示した。
 これを受け、武部勤幹事長も党本部での会見で、来年の統一地方選、参院選の公認候補の選定に関し「現職優先ということも大胆に見直す必要がある」と述べ、慎重に対応する考えを示した。
(産経新聞) - 7月4日16時3分更新

905片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/04(火) 17:09:39
>>903
選挙直前に意外な輿論調査に「アレッ?」とか抜かす間抜な政治家ではない。
実感を加味した選挙分析に優れている。
そういった情報発信は評価できる。

安倍を強く支持することはけっこうだし、それに関して先見の明があったことも確かだと思う。
小泉を応援する筋も政治家としての往きかたとして間違っていなかった。
キャラがウザイ、目立ちたがり屋なのは一種のご愛嬌とも取れる。

しかし、自分とその友達が専ら絡む問題だと、突如として電波が混線したような風情になってしまう。
一時期世耕を選挙が強い強いと褒めちぎって、そのうち嫉妬したのかなにかで被害妄想的に離れたこともあった。
そして、選挙を通じて飯島に取り入り、それをウェブで自慢。
このたびは、飯島にチクって、罰を下してもらうの?
言い訳も、先に書かれるのがイヤだから自分でショックアブゾーバーな文章を書いちゃえというのが丸わかり。

党の地盤が強いから次も出れば当選するだろうし、情報発信を続けているのは高く評価できるけど、
今の言動が山本さんの本質だとするとちょっと。。

>もう一度言うが、20年前の出来事で有力マスコミ(有名ライター)から批判されるなんて、通常は総理とか大臣とか、党幹部でなければ考えられない。繰り返しになるが、こんなポストも影響力もない「ちび議員」を「ここまで執拗に攻撃しなくてもいいじゃないか!」(笑)と思ってしまう。当然、こうしたネガティブキャンペーンは9月の総裁選挙と深く関わっている。この種の批判や中傷は9月まで続くだろう。それにしても、「いち参議院議員」の自分がこんなにいじめられるなんて…やはり総裁選挙は「最大の権力闘争」なんですねえ。

この文章は何だろう。
総裁選後、安倍の横で大はしゃぎするようならもっと叩かれる。

906片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/06(木) 00:52:20
この記事と関係ないけど、安倍さんの最近の話しっぷりを見ると、「まね・しんぼう」と名付けたくなってくる。靖国問題についても、中国との関係についても、小泉さんの言い方を真似してる(んだけど、微妙に劣化してるから、咀嚼しきれないまま真似してる感じ)。
小泉さんと菅さんを手本にした「真似原」さんも、中途半端な真似(勢いの空回り)で墓穴を掘った。

久間自民総務会長:総裁選は安倍氏支持が大勢の見方示す
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060706k0000m010111000c.html

 自民党の久間章生総務会長は5日、大阪市で講演し、総裁選について「安倍晋三官房長官が国会議員の中でも大多数(の支持)を占めている感じがする。そういう流れを変えるのはなかなか難しいんじゃないか」と述べ、安倍氏優勢の見方を示した。また、次期首相の靖国神社参拝について「参ってもいい、参らなくてもいいというフリーハンドを持っておくべきだ」と述べた。

 消費税率の引き上げについては「2回に分けて上げるのは大変だ。泥をかぶるつもりで10%なら10%にする。その代わり(引き上げ時期は)もう少し先にするということを政治家は言うべきではないか」と述べ、中川秀直政調会長らの1〜2%程度の小幅引き上げ論に否定的な考えを示した。【堀井恵里子】

毎日新聞 2006年7月5日 20時50分 (最終更新時間 7月5日 21時58分)

907片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/08(土) 19:33:12
公明党の新代表、太田氏軸に調整  2006/07/08 06:46
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060708&amp;j=0023&amp;k=200607083593

 公明党は七日、九月の党代表選に合わせて退任する意向の神崎武法代表の後任に、太田昭宏幹事長代行(60)を充てる方向で党内調整に入った。冬柴鉄三幹事長も退任して小泉純一郎首相の後継政権で入閣の方向で、後任の幹事長には北側一雄国土交通相(53)が有力視されている。

 同党は、支持母体の創価学会が六日、秋谷栄之助会長の続投を決定し、体制が固まったことを受けて代表選びに着手した。

 党内には、太田氏よりも若い北側氏を推す声もあったが、来年の統一地方選や参院選をにらんで、与党との対決姿勢を強める民主党の小沢一郎代表に対抗するには、ベテランで秋谷会長の信頼も厚い太田氏の指導力が必要だとの判断に傾いた。

 また、太田氏は愛国心を明記した教育基本法改正案の与党案取りまとめで、党の主張を盛り込むことに成功しており、こうした実績も太田氏の評価を高めている。

908片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/08(土) 20:38:45
創価学会、秋谷会長を再任 参院選にらみ影響回避か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060706-00000265-kyodo-soci

 創価学会(本部・東京都新宿区)は6日、会長選出委員会を開き、秋谷栄之助会長(75)の再任(6期目)を決めた。任期は18日から5年間。
 創価学会を支持母体とする公明党は神崎武法代表が9月の党大会で退任する意向を固めている。
 秋谷氏は1981年から会長を務め、学会の「シンボル」である池田大作名誉会長を支えてきた。創価学会内には「秋谷氏が神崎氏と同時期に交代すれば来年の参院選を控え組織に動揺が出かねない」(関係者)との懸念が強いとされる。秋谷氏の再任は統一地方選などへの影響を最小限にとどめたいとの判断が働いたようだ。
 民主党の小沢一郎代表が4月に創価学会を突然訪問するなど、自公連立に揺さぶりともとれる動きをみせている。新進党当時から小沢氏をよく知る秋谷氏の続投で対抗する狙いもあるようだ。
(共同通信) - 7月6日22時11分更新

909片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/08(土) 20:40:30
06総裁選:山口と安倍晋三/上 作られた流れ /山口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060707-00000154-mailo-l35

 ◇突然「総理にする会」提案−−「8人目」に向け、県議長ら動く
 にぎやかに歓談が進む宴会場は、突然切り出された一言に、静まり返った。「皆さん、一つご提案ですが……」。立ち上がった長谷川忠男・県副議長は、真ん中に座る安倍晋三氏に視線を向けながら、マイクを片手に続けた。「安倍先生に宰相を目指して頑張っていただくため、一致団結してご支援しようではありませんか。速やかに総理にするための会を立ち上げたい。ご賛同いただけますか」
 04年10月31日夕、山口市湯田温泉の「松田屋ホテル」。畳敷きの大広間では、上座に安倍氏と自民党県連幹部4人が陣取り、党所属県議31人が当選回数の多い順に座った。安倍氏は1カ月前、参院選敗北の責任を取る形で党幹事長を辞任し「格下げ」の幹事長代理に就いた。宴席は地元入りした安倍氏を慰労するために行われた。欠席した県議はわずか2人だった。
 会場は、高杉晋作ら幕末の志士も出入りした歴史のあるホテル。長谷川副議長の提案で、宴席は大いに盛り上がると思われたが、沸き上がった拍手は強まりながら、途中でやや弱まる微妙なリズムとなった。
 それでも異を唱える参加者はなく、「了承された」と判断した幹部数人が座をはずし、5分ほどで会の名を披露した。「安倍晋三先生を総理にする県議の会」。会長に河野博行・党県連会長、副会長4人には、衆院選の各選挙区内から県議を1人ずつ選ぶ人事も了承された。
 この日を境に、県内の自民党はいや応なく、「安倍氏を総裁に」という雰囲気に支配されていった。
  ■   ■
 県議会で「安倍派」の議員はわずか6人前後。河村建夫元文部科学相や、派閥の領袖で03年の総裁選に出馬した高村正彦元外相らを支持する県議に分けられる。松田屋では長谷川副議長の提案に、拍手しなかった非「安倍派」県議もいた。
 安倍氏もこうした状況を知ってか、その場で決意表明などの派手な行動を控え、逆に全員に日本酒やビールを注いで回り、普段は酒を飲まないのに珍しく返杯を受けたり気を配っていた。
 長谷川副議長は「総裁選の党員投票で安倍氏が勝利するには、県内でも一枚岩の体制を作る必要があると思った。あれから一つの大きな流れを作ったのは間違いない。いい雰囲気だった」と振り返る。
 長谷川副議長はこんなエピソードも打ち明けた。「実はあの提案は事前に島田明議長に相談した」。島田議長は6期、県連幹事長も務め、昨年7月には全国都道府県議会議長会長に就任した実力者。安倍氏の弟の岸信夫参院議員が初当選した04年参院選では選対本部長を務めた。島田議長は「宰相を安倍氏に担ってもらうのが地元の念願。地方のことにも詳しい」と期待する。
  ■   ■
 6月6日午後、首相官邸の官房長官応接室。安倍氏は、河野県連会長から特別決議文を受け取った。「総理実現を目指し県連も一丸となって支持、支援していくことをお誓い申し上げる」。同行した島田議長や長谷川副議長、伊藤博彦会長代理、二木和夫会長代行、柳居俊学総務会長、松永卓議運委員長ら県連や議会トップが一斉に拍手した。
 「大変、ありがたい。地元のお気持ちは心強い」。公の場ではあまり感情を表に出さない安倍氏もこの日ばかりは、満面に笑みを浮かべていた。
   ◇
 「ポスト小泉」をめぐり事実上スタートした自民党の総裁選。最有力視される安倍氏が宰相の座をつかめば、県内からは8人目、戦後は祖父の岸信介氏、岸氏の弟佐藤栄作氏に続き3人目となる。県政界を中心に動きを追った。
 自民党総裁選 9月8日告示、20日投開票。党所属の国会議員約400人による投票と、都道府県連ごとに実施する党員投票(地方票)300票の合計で決める。過半数を得た候補がいなければ、議員だけで決選投票を行う。

7月7日朝刊
(毎日新聞) - 7月7日15時1分更新

910片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/08(土) 20:42:21
06総裁選:山口と安倍晋三/中 「名門」の系譜 /山口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060708-00000187-mailo-l35

 ◇父の志継ぎ頂点目指す−−旧岸、旧佐藤派も結束
 水田の向こうに、日本海が青くかすむ。長門市の旧油谷町の蔵小田地区の高台に、「安倍家」の墓はある。安倍晋三氏の父晋太郎元外相や祖父の寛元衆院議員が眠る墓前には、新しい生花が供えられ、周りの植え込みもきれいに刈り込まれている。近くの記帳所の大学ノートには訪れた支援者たちの名前が並ぶ。
 晋太郎氏が世を去って15年。近くに住む倉本好兼さん(92)は、墓の手入れに足を運ぶ一人。地元入りした晋太郎氏を「歓迎 安倍晋太郎先生」の横断幕を掲げて出迎えたこともある。「もう1、2年命があれば次の総理だったのに……」
  ■  ■
 「最近、飯を食べてもどうも太らん」。晋太郎氏は、当時の県幹部と一緒に山口市内で会食しながら、こう漏らした。主要閣僚や党三役をこなし「あとは首相だけ」と期待が高まった時期だった。がんにむしばまれた体は目に見えてやせ、91年5月15日に67歳で死去した。秘書だった36歳の晋三氏はその夜泣き明かしたという。
 1カ月ほどたった6月18日、旧油谷町民葬が町立菱海中の体育館で営まれた。地元の児童が「兎追いし かの山」で、知られる唱歌「ふるさと」を献歌した。
 志を 果たして
 いつの日にか 帰らん
 山は青き ふるさと
 水は清き ふるさと
 この歌を聴いた晋三氏はふと思った。「父は志を果たしたのだろうか」。死の直前に晋太郎氏が病室で言い残した言葉がよみがえってきた。「おれはおれの生き方でやってきた。君は君のやり方でやれ」。晋三氏の決断は素早かった。7月上旬、晋太郎氏の後援会を引き継ぎ出馬することを表明。衆院旧山口1区で初当選を果たしたのは2年後の93年7月だった。
  ■  ■
 晋三氏を国政選挙に擁立する動きは、晋太郎氏が死去する前にもあった。
 晋太郎派の江島淳議員の死去に伴う87年7月の参院補選。晋太郎氏の支持者でつくる「晋栄同志会」の有吉寛さん(58)らが晋三氏の公認と立候補を求め党県連に約100人分の「血判状」を提出した。下関市で酒屋を営む有吉さんは祖父の代からの支持者だ。
 結局、補選には別の候補が出馬することになり晋太郎氏は「晋三の出馬はダメだよ」と伝えた。有吉さんは「晋三氏はすでに父の元で政治経験を重ね、早く国政の場に送るべきだと思った」と振り返る。
  ■  ■
 田布施町の郷土館には岸信介、佐藤栄作両元首相の胸像や遺品を展示するコーナーがある。岸氏は佐藤氏の兄で、晋三氏の祖父にあたる。「兄弟宰相」と呼ばれ、戦後政治を代表する政治家だ。ともに田布施町に拠点を置き、衆院選では中選挙区の旧山口2区に立候補して競い合った。その後、岸氏の地盤は吹田アキラ元自治相に引き継がれ、佐藤氏の後継者には二男信二氏が選ばれた。
 晋太郎氏は、岸氏の娘婿。旧1区で当選11回のうち9回連続でトップ当選した。父寛氏は戦前から戦後にかけて旧日置村長や県議、衆院議員を務めた。晋三氏の弟の岸信夫氏(47)は幼少期、岸家の養子となった。04年の参院選で初当選した。
 旧佐藤派の県議は「ルーツをたどれば県政界の多くは旧岸、旧佐藤派につながる。晋三氏は下関市を中心とする山口4区を地盤にするが東部(山口1、2区)の県議にとって『岸信介の孫』だ。一致団結できるはず」と話す。
 外相秘書官、官房副長官、党幹事長、官房長官。党や政府の要職をこなしてきた晋三氏は51歳の今頂点を目指す。元副知事で岸信夫氏の後援会会長を務める村岡満氏(78)は、最近つくづく思うようになった。「晋三さんの面影は、おじいさんの信介さんに似てきた。弟の信夫さんは晋太郎さんにそっくりになってきた」

7月8日朝刊
(毎日新聞) - 7月8日16時0分更新

911片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/09(日) 23:46:50
06総裁選:山口と安倍晋三/下 国政と地域課題 /山口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060709-00000157-mailo-l35

 ◇地元総理へ動き加速−−期待高まるが、温度差も
 憂慮された事態だけに、表情は険しい。「我が国として厳重に抗議し、遺憾の意を表明する」。北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射した5日、首相官邸で緊急記者会見に臨んだ安倍晋三官房長官は、声明を読み上げ、万景峰(マンギョンボン)号の入港禁止など厳しい制裁措置を表明した。
 安倍氏は小泉政権や自民党内で、さまざまな課題や難局に向き合ってきた。そのため、ここ数年地元入りの機会が減り、昨年9月の衆院選で、自分の選挙区で遊説したのは公示後わずか1回だけだった。
 たまに県内で開く集会で、安倍氏は支持者を前にこんな考え方を伝えているという。「地元の活性化のため『こうあるべき』という考えはある。しかし、日本、世界という視点でものを見る義務を負っている。申し訳ないが(地域が抱える)個々の問題に見解を表明するのは拙速だと思う」
 地元後援会幹事長の岡本豊之さんは「安倍氏はとにかく、きまじめ。吉田松陰のように『とにかく自分の存在を世に問いたい』ということではないか」と解説する。別の支援者は「総理は一つの手段。この国をよくしてもらいたい」と期待する。
 一方、安倍氏が支えた「小泉改革」には「地方切り捨て」との批判もあり、それを裏打ちするように県内でも負の側面が表れつつある。郵政民営化の一環として、県内43郵便局を「無集配局」に再編し、集配業務を別の郵便局に統合する。九州・山口では、最も多い局数にのぼる。今後も、利用者に不利な形で、改革が推し進められる可能性もある。
  ■   ■
 県内には、事業費149億円をかけて00年に開通した角島大橋(下関市)など有人離島を結ぶ橋や、縦横に通る幅の広い道路など大規模な国の補助事業が随所にあり、政治の力を垣間見ることができる。「過去、県選出の先生方にはお世話になった。大規模な公共事業になるほど普通に要望しても実現しない」と打ち明ける元県幹部もいる。
 安倍氏を支援する自民党県議は「総理になればさすがに『わが県だけ(恩恵)を』とは言えない。でも、中央の官僚なら、そこは配慮してくれるだろう」と本音を漏らす。しかし、安倍氏の後援会幹部は「総理になっても何かしてもらうという期待はない。見返りを求めて近づく人はいるが、そんな人はしばらくするといなくなる。安倍氏に頼んで仕事が回ってくることはない」と安易な待望論にクギを刺す。
 安倍氏に近い市議は「小泉首相の後は、朝鮮半島や中国といったアジア外交を中心に課題が山積する。解決できず、事態が悪化すれば短命政権に終わる可能性もある。本音を言えば今は待った方がいいのだろうが」と慎重な姿勢を求める。
  ■   ■
 6月23日、地元・下関市の支援団体「安倍晋三先生を総理にする会」(伊藤昭男会長)の設立準備会が開かれた。安倍氏の姿はないが、あいさつに立った来賓の江島潔・下関市長は、意味深長な言い回しで持ち上げた。「過去を振り返って総理候補が地元選出だということが、いかに下関にプラスになるか、たくさん事例を挙げて申し上げたい。が、利益誘導と曲解されかねないので改めて申し上げたい。来るべき秋に祝杯を挙げられるよう頑張りたい」
 総裁選に向けて、地元支援者の期待には温度差も目立つ。その一方で、佐藤栄作氏の就任以来、42年ぶりの総理誕生を待ち望む動きは、確実に加速している。
   ◇
 この連載は、佐藤丈一、取違剛、鈴木美穂が担当しました。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇県から輩出した歴代首相◇
     出身   初組閣   通算在職日数 主な出来事
伊藤博文 光市   1885年 2720日  内閣制度の創設
山県有朋 萩市   1889年 1210日  治安警察法制定
桂太郎  萩市   1901年 2886日  日露戦争
寺内正毅 山口市  1916年  721日  シベリア出兵
田中義一 萩市   1927年  805日  第1回普通選挙
岸信介  山口市  1957年 1241日  日米安保改定
佐藤栄作 田布施町 1964年 2798日  沖縄返還
 ※出身地は現在の市町名

7月9日朝刊
(毎日新聞) - 7月9日14時0分更新

912片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/09(日) 23:47:49
骨太の方針 青木氏「抵抗勢力」覚悟の上 地方への配慮強調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060709-00000002-san-pol

 自民党の青木幹雄参院議員会長は8日、秋田市で開かれた党秋田県連の会合であいさつし、閣議決定された「骨太の方針」に関連し、歳出削減額の圧縮などで地方への配慮を働きかけた参院側の功績をアピールした。
 青木氏は政府、与党協議での参院側の取り組みについて「『抵抗勢力』と言われるのを覚悟で、全員引き揚げる姿勢まで示した」と説明、「公共事業などで地方側の要望に応えられるものになった」と力説した。
 さらに「党総裁選後に議論は持ち越されたと解釈してよろしい」と述べ、小泉純一郎首相の退陣後には予算編成などでさらに地方側に配慮する考えをにじませた。
(産経新聞) - 7月9日3時23分更新

913片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/11(火) 02:28:05
石破先生は、やっぱりいいな。

永田町の風 -鳥取県の国会議員リレーコラム
健全な民主主義の条件とは
2005/10/16の紙面より
−石破 茂−
http://www.nnn.co.jp/rondan/nagata/051016.html

 多くの方にお世話になった総選挙が終わって間もなくのこと、議員の間で小選挙区制度の是非について議論になった。

「圧勝」に感慨複雑
 今回は一見自民党が圧勝したように見えるが、得票率の合計は野党が与党をわずかながらも上回っており、小選挙区比例代表並立制の持つ劇的な効果が極めてクリアな形で出たのであった。野党の批判は、試合に負けてから「ルールが悪い」と言っているようなもので必ずしも当を得ていないのだが、仮にこれが純粋比例制や小選挙区比例代表併用制であったとしたら相当違う結果になったであろうし、逆に復活当選のない単純小選挙区制であったとしたら、与党は単独で今よりさらに圧倒的多数の議席を占めたに違いない。

 十年以上も前、政治改革論議が盛んだったころ、さまざまな制度の長短が論ぜられた。当時自民党内では中選挙区制維持論が多数派であり、その急先鋒(せんぽう)であった小泉現総理は「小選挙区制になれば党中央の力が強くなりすぎ、自由な意見が述べられなくなる」と主張されていた。これに対して私は「しかし、現行憲法のもとで可能な限り(小泉氏が唱えていた)首相公選に近づけるにはふさわしい制度ではないか」などと反論したのだが、今の状況を見ると感慨複雑なものがある。

 比例代表を組み合わせた目的は、単純小選挙区制ではあまりに「死票」が多くなりすぎることと、選挙の度に国の政策があまりに左右に振幅することを避けるためであった。与党の一員としては必ずしも適切な思いではないかもしれないが、やはり比例代表制を入れておいてよかったとあらためて思うのである。

感情振れる国民性
 日本人には国民感情が大きく振れる国民性があるし、マスコミにもこれをあおる傾向がある。今回は郵政民営化という経済・財政政策が争点であったが、これが外交・安全保障政策であったとしたら、極めて危険な事態となることになる可能性が否定できない。国民受けする政策だが、それが実行されて大きく国益を損ねるものであったとしたらどうなるのか。

 昭和十六年、全く展望の開けない日中戦争を一方で戦いながら米英と開戦するという、今考えれば無謀極まりない判断がなされた。国民は彼我の戦力や国力の相違も知らされないまま、政府やマスコミのあおる「日本は神国であり、大和魂をもって戦えば鬼畜米英など恐れるに足らず」との勇ましいムードに酔い、我が国は事実上一度滅亡したのではなかったか。

マスコミは真実を
 政治はその説明責任を果たさなければならない。マスコミも、視聴率や購読部数にのみとらわれることなく、権力におもねることなく国民に真実を伝えてもらいたい。民主主義が健全に機能するための条件を、つくづくと考えさせられた総選挙であった。

914片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/13(木) 23:02:36
なんとかかんとか続報。

小坂文科相らにも公開質問状 統一教会系への祝電問題で
2006年07月13日20時28分
http://www.asahi.com/national/update/0713/TKY200607130513.html

 福岡市で5月に開かれた世界基督教統一神霊協会(統一教会)の関連団体の会合に、安倍晋三官房長官ら多数の政治家が祝電を送ったとされる問題で、全国霊感商法対策弁護士連絡会は13日、小坂憲次文科相や自民党の中川秀直政調会長ら4人に公開質問状を送ったことを明らかにした。安倍長官と保岡興治・元法相にも6月19日付で公開質問状を送っているが、回答はないという。

 記者会見した同連絡会事務局長の山口広弁護士によると、小坂、中川両氏のほかに上田清司・埼玉県知事と村井嘉浩・宮城県知事あてに、6日付で公開質問状を送った。中川氏の事務所は「祝電を送ったことはない」と否定し、上田知事からは「世界平和連合埼玉県連合会あてに送った」と回答があったという。

 小坂氏の事務所は朝日新聞の取材に対し、「祝電は送っていない」と否定している。

 福岡での集会を開いたのは天宙平和連合(UPF)で、統一教会創始者の文鮮明氏とその妻が代表を務める。

915片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/16(日) 10:16:20
二階がどのポストにつくのか?
安倍としては、外交に口を出されたくないか?

二階氏「ポスト小泉は改革路線継承で」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20060715/20060715-00000050-nnn-pol.html

 自民党・二階経産相のグループが15日、政策勉強会を行った。自民党総裁選に向け、安倍官房長官支持に舵(かじ)を切ったのではとの見方も出る中、二階氏は「ポスト小泉は改革路線を継承する人物が望ましい」ことを強調した。

 二階氏は勉強会で「小泉首相が勇気を持って推し進め、新しい日本の新しい未来をひらくために努力をされた」と述べ、ポスト小泉は改革路線を引き継ぐ人物が望ましいとの考えを強調した。

 3年前に保守新党から自民党に合流し、去年の総選挙では総務局長として勝利に大きく貢献し、党内で存在感を増している二階氏。総裁選に関しては明言を避けているが、このところ、極秘に安倍氏と接触したり、安倍氏を支持する中川政調会長主催の会合にも定期的に参加するなど、安倍氏支持に舵を切ったのではとの見方が出てきている。

 しかし、中国と太いパイプを持つ二階氏と、安倍氏には、アジア外交に対する姿勢に大きな隔たりがあるのも事実。二階氏がどこの段階で安倍氏支持を打ち出すのか、安倍氏のアジア外交への姿勢と絡んで総裁選の一つの鍵になる。
[16日8時4分更新]

916片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/17(月) 22:03:25
社会部に書かせると記事が変わるね。週刊誌みたい。
このパーティー自体はそんなに悪いと思わない。

片山さつき議員パーティー、省内で「動員」メール
2006年07月17日09時50分
http://www.asahi.com/politics/update/0717/002.html

 金屏風(びょうぶ)を背に、赤いジャケットを着た経済産業政務官の片山さつき衆院議員が頭を下げた。

 「(パーティーを)実現できたのは至らぬ私を優しく厳しく育ててもらった皆様のおかげです」

 今月中旬、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。最も広い「鶴の間」で「片山さつきと明日の日本を語る会」が開かれ、各界から700人余りが駆けつけた。

 普段、社会部記者が政治資金パーティーに足を運ぶ機会は、多くない。今回は理由があった。

 「経産省の官僚にパーティーに出席するよう片山政務官が無理な動員をかけた」。そんな内部告発風のファクスが社会部に寄せられたからだ。

 ファクスの2枚目はメールの写しだった。メールの送信者として経産省政務官室の職員、あて先に同省課長級21人の実名が書かれていた。本文には「政務官本人から『各部局少なくとも2〜3名程度の動員をお願いしたい……』との要請がございました」とあった。

 では、受け手はどう対応したのだろうか。

 後日、手分けして聞いたところ、取材できた9人のうち「出た」という回答は1人だけだった。

 その課長の弁――。「政治家・片山さつきに世話になっているという意識がある。1時間の年休をとり、タクシー代も自腹。(事前に配られた)招待券で入ったので、金も払っていない」

 欠席した課長らには「課員には声をかけた。政務官は上司だし」と忠実に受け止めた人もいれば「別の幹部の送別会があった」「忘れてた」「メール? ちゃんと見てない」という人も。

 片山政務官は秘書を通じ、「メールは知らなかった。出席の強制ではない」とコメントしたが、「動員」という言葉で事務官に人集めを命じたかどうかについて、明確な回答はもらえなかった。

 パーティー券は2万円。公務員の地位を利用して有料での参加を呼びかければ政治資金規正法に触れるが、今回は課長らに無料招待券が配られていた。招待券がなくても、同省職員なら名刺で入れると伝えていた。

 別の同省幹部は「パーティーにはよく招待を受ける。随分タダ飯食わせてもらったかなあ」と振り返った。

917片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/19(水) 22:04:33
官房長官としてコレをやってるのが下らない。

安倍氏が総裁選遊説? 再挑戦支援策で全国行脚へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060719-00000207-kyodo-pol

 安倍晋三官房長官は失業や倒産などからの「再チャレンジ支援策」推進のため、27日の岩手県を皮切りに8月6日まで全国行脚を始める。市民との直接対話で支援策の浸透を図る目的だが、9月に自民党総裁選を控え、事実上の「全国遊説」を兼ねているとの見方が専らだ。
 安倍氏は19日の記者会見で「再チャレンジしている人たちに直接話を聞くことが重要ではないか」と強調。総裁選をにらんだ動きとの指摘に「総裁選が予定されているので何をしても絡められてしまう」と述べた。
 全国行脚初日の27日は八幡平市など岩手県内3カ所を回り、農業振興策などをテーマに対話。28日は東京都立川市、8月4、5日は京都、大阪府、6日は埼玉県を訪れる。また、合間には安倍氏の支持グループとされる自民党の「再チャレンジ支援議員連盟」主催の地方集会にも参加する予定。
(共同通信) - 7月19日19時58分更新

918片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/21(金) 11:48:24
ヤマタクちゃんチャンス。

自民総裁選:福田氏、不出馬強まる 安倍氏優位で展開か
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060721k0000m010176000c.html

 福田康夫元官房長官が9月の自民党総裁選に立候補しない見通しが強まった。福田氏の所属派閥である森派の内部では既に安倍晋三官房長官支持が大勢を占めつつあることに加え、福田氏自身が20日、周辺に不出馬の意向を強く示唆した。世論調査で安倍氏に次ぐ高支持率を得ている福田氏が出馬しない可能性が強まったことで、総裁選は安倍氏優位の構図で展開する公算が大きくなった。

 福田氏は20日、「(自分は)総裁選に出るなんて一回も言ったことはない。政治家にも言ったことはない。僕の気持ちをおもんばかって(総裁選に出ると)言う人は、自分たちの思惑があるんだろう」と周辺に語った。「そもそも総裁選に出る人が(自分のように出馬準備を)何もしていないなんてことはない」とも語り、不出馬の意向を示唆した。

 自民党は28日、東京ブロック大会を開いて総裁候補に政見を競わせるが、福田氏は20日までに、欠席する意向を党東京都連に伝えた。既に安倍氏、谷垣禎一財務相、与謝野馨経済財政担当相は出席の意向を伝えている。マレーシアなどに出張する麻生太郎外相はVTR出演を予定している。

 福田氏は総裁選への対応について明確な発言を控えており、政界では「終戦記念日の8月15日に小泉純一郎首相が靖国神社を参拝するかを見極めたうえで最終判断する」とみられていた。一方で同氏は小泉首相の靖国参拝を批判しアジア外交の立て直しを主張、加藤紘一元幹事長らは、「反小泉・非安倍」勢力の結集軸になりうる、と期待を寄せてきた。

 だが、最近になって福田氏は、支持者らに不出馬の意向を強く示唆し始めた。同氏は、首相参拝を支持する安倍氏と争う場合、靖国問題そのものが争点になり、国論が割れ、国益をそこなうことを理由に挙げている。

 各報道機関の最近の世論調査を見ると、麻生、谷垣両氏の支持率は1〜3%程度と、安倍、福田両氏に引き離されている。福田氏が出馬しない場合、総裁選は、全党的に中堅・若手議員の支持を広げる安倍氏優位のまま推移するとみられる。

 こうした情勢の下、20日夜、加藤氏と山崎拓前副総裁、津島雄二元厚相、高村正彦元外相、丹羽雄哉元厚相らが会談し、「福田氏は総裁選に出馬しない」という見方で一致した。会合には読売新聞グループの渡辺恒雄会長も同席した。福田氏に代わる別の候補を擁立すべきだという意見も出た。【佐藤千矢子】

毎日新聞 2006年7月21日 3時00分

919片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/22(土) 01:29:14
信教の自由とか言いつつ国民の代表とも言う、矛盾発言集団イラネ。

次期首相も靖国参拝を 自民議連が安倍氏に要請
http://www.sankei.co.jp/news/060721/sei071.htm

 自民党の「平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」の今津寛会長らは21日、首相官邸に安倍晋三官房長官を訪ね、次期首相も靖国神社参拝を継続すべきだとの考えを伝えた。
 今津氏らは「総裁選で選ばれる新しい首相も、引き続き国民の代表として英霊に心からお参りしてほしい」と要請。昭和天皇が靖国神社の「A級戦犯」の合祀(ごうし)に不快感を示したメモの存在が明らかになったことについては、「天皇のお言葉を政治利用してはならない」との認識で一致した。
(07/21 19:16)

920片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/22(土) 13:26:33
福田氏不出馬 「非安倍」勢力は窮地に
2006年07月22日09時00分
http://www.asahi.com/politics/update/0722/004.html

 福田康夫元官房長官が21日、9月の自民党総裁選に立候補しない考えを森前首相に伝えたことで、アジア外交を中心に小泉路線とその継承者たる安倍晋三官房長官に対抗してきた山崎拓前党副総裁や加藤紘一元幹事長をはじめとする「反小泉・非安倍」勢力は窮地に追い込まれた。世論の支持では独走の安倍氏と勝負できる統一候補の擁立は難しく、「安倍氏のワンサイドゲームでは自民党は死んでしまう」との悲観的な声も出始めた。

 20日夜、山崎氏、加藤氏に加え、津島雄二、丹羽雄哉、高村正彦の各派閥の会長らが集まった会合で、福田氏に近い議員が山崎氏に、「福田氏は立候補しない」と伝えたことが明らかにされた。

 出席者によると、この場で山崎氏と加藤氏は「非安倍の候補の擁立をさらに追求すべきだ」と主張。麻生外相や谷垣財務相以外にも、より多くの候補者を出すことで、安倍氏に票が集中するのを避けるべきだとの考えを示した。

 ただ、加藤、山崎両氏らがこれまで、安倍氏に対抗できる統一候補に福田氏を擬してきたのは事実。麻生、谷垣両氏以外にも、山崎氏が自身の立候補に含みを持たせている。ほかに与謝野経済財政相や額賀防衛庁長官の立候補に期待する声が党内にあるとはいえ、一から福田氏に代わる候補を探るのは簡単ではない。

 こうした中、小泉政権下で冷遇されてきた第2派閥の津島派や、旧宮沢派3派が結集する大宏池会構想を進める第3派閥の丹羽・古賀派の動向が焦点になりそうだ。

 津島派では、若手を中心に額賀氏の擁立論がある。これまで久間章生総務会長らベテランは否定的だったが、今後は額賀氏擁立の動きが強まる可能性がある。ただ、同派幹部は21日夜、「福田氏不出馬は織り込み済み。額賀氏の出馬はそんなに簡単ではない。もう少し様子を見る必要がある」と慎重な姿勢を示した。

 一方、丹羽・古賀派では、同じ旧宮沢派系の河野グループに属する麻生氏の支持も視野に入れ、今後の態度を検討することになりそうだ。同派幹部は21日夜、「日本青年会議所出身の麻生氏なら、地方でも党員票をそれなりに獲得できるのではないか」と語った。

 非安倍勢力が危惧(きぐ)するのは、総裁選で安倍氏が圧勝するような場合、アジア外交などで安倍路線に異を唱える勢力が圧倒的少数派になってしまうことだ。党内が「モノトーン」になれば、小泉―安倍路線を批判し、来夏の参院選で逆転を狙う民主党の小沢代表につけ込む隙(すき)を与えかねないとの危機感もある。

 安倍氏も21日、官邸を訪れた森派議員に「色々な人が出てもらったほうが、自民党にとってはいいのではないか」と語った。

921片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/01(火) 23:26:41
松岡必死。

安倍氏推薦めぐり「迷走」 自民党熊本県連
2006年08月01日22時19分
http://www.asahi.com/politics/update/0801/008.html

 自民党熊本県連の古閑三博会長と松岡利勝衆院議員(熊本3区選出、伊吹派)は1日、官邸を訪ね、安倍官房長官に「党総裁選において、熊本県連としては『安倍晋三氏』を推薦します」との書状を渡した。だが、同県連の西岡勝成幹事長は同日、朝日新聞の取材に対し、「推薦は県連としての機関決定ではない」と説明。同県選出の国会議員から「相談がなかった」などと反発する声も出ている。

 安倍氏はこの「推薦」について、記者会見で「ありがたいし、光栄だ」と述べた。古閑氏らから報告を受けた小泉首相も記者団に「先駆けて早い時期に表明しましたねえ」と語った。

 書状には、同県連の古閑氏や西岡氏、総務会長、政調会長の署名・押印があり、古閑氏は記者団に「前日に会長と三役の持ち回りで決めた」と説明。松岡氏は「機関決定だ」と語った。

 これに対し、西岡氏は「機関決定ではない。機関決定ならば公印を押すが、(押印は)三文判」と否定。熊本2区選出の野田毅衆院議員(山崎派)は「全く相談もないし、報告もない。認められない」と憤る。

922片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/20(日) 05:58:27
特に何も・・・。

安倍氏、総裁選で7割に迫る票確保 額賀氏擁立断念 山崎氏も不出馬へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060811-00000000-san-pol

 「ポスト小泉」を選ぶ9月の自民党総裁選で10日、最有力候補といわれる安倍晋三官房長官が党所属国会議員(403人)票の7割に迫る票を固めた。党内第2派閥の津島派が同日、額賀福志郎防衛庁長官の擁立見送りを固めたほか、山崎拓元副総裁も出馬を見送る見通しとなった。さらに、伊吹派が安倍氏支持を打ち出し、安倍氏へのさらなる追い風となった。党員票(300票)も含め、安倍氏が圧勝し、「安倍首相」誕生の可能性が濃厚となった。
 額賀氏は同日夕の津島派研修会で「(同派の)津島雄二会長、青木幹雄参院議員会長と話し、私なりの結論を出さなければいけない」と述べた後、津島、青木両氏と対応を協議。津島氏は記者団に「熟考の上で早い機会に連絡いただくことになった」と額賀氏の判断を待つ考えを示したが、額賀氏は派閥の結束を重視して見送る見通しだ。
 同派が擁立見送りを固めたのは、衆院側に安倍氏支持の声があるほか、額賀氏が大敗すれば派閥の求心力が低下する懸念もあるためだ。「安倍氏支持を決める必要はない」(幹部)として、自主投票とする方向だが、多くの議員は安倍氏支持に回る見通しだ。
 一方、伊吹派会長の伊吹文明元労相は同日、記者団に「派として落ちこぼれなく安倍氏を支援する可能性が非常に高い」と述べた。伊吹派が示した政策提言について、安倍氏が同日、記者団に「私の考えとほぼ同じで共感できる」と語ったため、対応を明確にした。
 山崎派内でも安倍氏支持の動きが広がっており、同派幹部は同日、「(山崎氏不出馬の)流れは変わらない。15日に小泉純一郎首相の靖国神社参拝をみて自らの考え方を総括し、態度を示すだろう」と述べ、来週にも不出馬を表明するとの見通しを示した。
 このため、総裁選は安倍氏と谷垣禎一財務相、麻生太郎外相の「1強2弱」の構図。このうち安倍氏は、所属する森派(86人)だけでなく、安倍氏支持の意向をみせる古賀誠元幹事長の丹羽・古賀派(48人)の多くや、二階グループ(15人)の支持も得る見通しだ。また伊吹派(32人)や津島派(74人)の一部、無派閥議員も加えると、安倍氏支持はすでに党所属議員の7割に迫る勢いだ。
 安倍氏支持の雪崩現象が党全体を覆いつつある背景には、小選挙区比例代表並立制の導入や政治献金の規制強化で「選挙・カネ・人事」の面で派閥の機能が弱まり、総裁の権限が強化された事情がある。各派には、安倍政権誕生を見越して、総裁選後の閣僚、党役員人事で有利になるよう、“勝ち馬”に乗るのが得策との判断がありそうだ。
(産経新聞) - 8月11日8時2分更新

923片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/20(日) 08:49:03
’06総裁選:派閥VS派閥横断、人事にらみ主導権争い−−安倍氏選対
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060819ddm005010027000c.html

 9月の自民党総裁選で安倍晋三官房長官を支持する党内各派の若手・中堅議員13人が18日、東京都内のホテルで会合を開き、脱派閥の態勢で総裁選に臨む考えで一致した。安倍氏の選挙態勢準備がスタートを切った形だ。ただ、安倍氏が所属する森派幹部がこの動きに不快感を示すなど、早くも支持勢力内で「派閥VS派閥横断」のあつれきが芽生え始めている。背景には今後の組閣・党人事をにらんだ主導権争いがあるようだ。【犬飼直幸】

 出席したのは谷垣、河野、二階派を除く6派と無派閥の当選1〜6回の衆参議員。若手・中堅議員らによる「再チャレンジ支援議員連盟」からも幹部3人が参加した。「応援団があちこちできてもしようがない」「古い自民党型の総裁選にすべきではない」などの意見や、この会合を選対本部に発展させることを前提に「選対本部長は若手にすべきだ」との声も聞かれた。

 これまで安倍氏の「応援団」は同議連が中核だったが、今回で各派参加の横断型に再編される。党内が安倍氏支持で雪崩を打つ中、後発組に議連の「安倍独占」に不満が高まる恐れがあり、この日の会合にはこれを解消する意味合いもあった。

 一方、森派内は不快感がおさまらない。会合には安倍氏に近い中川秀直政調会長も参加予定だったが、急きょキャンセル。安倍氏側近は「森派幹部が不満を持っており、派内の不協和音に配慮したのでは」と指摘する。

 森派会長の森喜朗前首相は13日の民放番組で「今の若い諸君は派閥が悪いと言っておいて派閥にいる甘えがある」と述べ、安倍氏を支援する若手を批判した。これに対し、同氏周辺の若手は「森さんは選挙態勢や人事で主導権を発揮したいのだろうが、それを受け入れたら、古い自民党に後戻りする」と警戒感を隠さず、「新旧対決」もあらわになっている。

   ◇   ◇

 安倍長官の選挙準備会合への出席者は次の通り。(カッコ内数字は当選回数、世耕氏は参院議員)

 森派=下村博文(4)、世耕弘成(2)▽津島派=桜田義孝(4)、山口泰明(4)▽丹羽・古賀派=岩永峯一(4)、菅義偉(4)▽山崎派=田中和徳(4)、江崎洋一郎(3)▽伊吹派=西川公也(4)▽高村派=山本有二(6)▽無派閥=菅原一秀(2)、近江屋信広(1)、土屋正忠(1)

毎日新聞 2006年8月19日 東京朝刊

924片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/25(金) 08:31:57
浮島氏は麻生支持だったけな。
それにしても、なんなんだこの会。誰も支持しないんじゃなかったのか?
小野次郎の策謀の会か?

無派閥新人議員の会から退会者
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20060825/20060825-00000000-jnn-pol.html

 自民党の無派閥の新人議員からなるグループが、総裁選挙で安倍官房長官支持を表明する方向で調整していますが、これを「派閥的な動き」だとして脱退者が出ていたことが明らかになりました。

 24日に無派閥新人議員の会に退会届を出したのは、浮島敏男衆院議員です。浮島氏は、「無派閥でも活動しやすいようにするのが会の趣旨なのに、会として統一の総裁候補を推すのではまるで派閥だ」、「当初は会として統一候補を推さないという話しだった」と退会の理由を述べています。

 その上で、「まだ安倍氏が正式に立候補していないのに支持を表明するのは、総裁選での活発な議論を妨げることになる」とも語っています。

 23日開かれた無派閥新人議員の会では、出席者のほとんどが安倍支持だったとして、会として支持を打ち出す方向で調整に入りましたが、統一候補を推さないという当初の決めごととは矛盾しているため、今後メンバーからの反発も予想されます。(24日20:04)

[25日0時56分更新]

925片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/25(金) 11:01:54
アジアビジョン研究会が発起人会 非安倍勢力結集めざす
2006年08月24日20時02分
http://www.asahi.com/politics/update/0824/011.html

 小泉首相や安倍官房長官のアジア外交への姿勢に批判的な自民党国会議員が24日、「アジア外交のビジョン研究会」を立ち上げた。会長に加藤紘一元幹事長、会長代理に津島派の船田元氏が就いたほか、山崎拓前副総裁や高村派の村上誠一郎氏ら21人の議員が設立総会に参加した。小泉首相の外交路線を「日米同盟に偏りすぎ」(山崎氏)として、総裁選後にアジア重視の外交政策の提言を発表することを決めた。

 メンバーは、9人が出席した山崎派、7人の谷垣派が中心。党総裁選で安倍氏支持を打ち出している森派や伊吹派、二階グループの議員は加わっていない。

 同会は設立趣意書で、日本の外交政策の柱を(1)国連中心主義(2)日米同盟堅持(3)アジアの一員、と定め、「この3本柱が一体となって展開されなければならない」と訴えている。具体的な活動は9月の党総裁選後に始めるとしているが、総裁選でアジア重視を掲げる谷垣財務相を間接的に支援する狙いもある。

305 無党派さん New! 2006/08/25(金) 10:53:43 ID:T6dNvG6w
>>299
118 名無しさん@6周年 sage New! 2006/08/25(金) 10:45:05 ID:UxahHjt90
>>113 しょっぼいメンツやのう

・山崎派
山崎拓
野田毅
保岡興治
木村義男
渡海紀三郎
稲葉大和
田野瀬良太郎
安次富修→初当選 比例
平将明→初

武部・平沢・甘利は不参加

・谷垣派(旧加藤派)
逢沢一郎 幹事長代理
中谷元
遠藤利明
佐藤勉
原田令嗣
小里泰弘→初
土井真樹→初 比例
加藤絋一

・津島派  <船田元 後藤田正純>
・丹羽古河派<二田孝治>
・高村派  <村上誠一郎 winnyで支援者名簿流出>

926片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/25(金) 11:02:58
石原元国交相らが自民党総裁選に向け、安倍官房長官を支持する新グループ立ち上げへ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20060825/20060825-00000697-fnn-pol.html

9月の自民党総裁選に向けて、石原元国交相らが、安倍官房長官を支持する新たな議員グループを
立ち上げることがわかった。

安倍氏を支持する新たなグループの中心メンバーは、石原氏のほか、塩崎外務副大臣や
根本衆院議員ら、安倍氏と当選回数が近い中堅議員。

石原氏らは25日、準備会合を開き、来週中に新グループを立ち上げることにしている。総裁選は、
安倍氏が圧倒的に優勢となる中、安倍氏を支持するグループの設立が相次ぐなど、陣営内の
主導権争いが表面化している。

石原氏らも、新グループを立ち上げることで、存在感を誇示する狙いがあるものとみられる。

927片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/25(金) 12:44:48
派閥主導の形 安倍氏の選対本部準備会合
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20060825/20060825-00000037-nnn-pol.html

 自民党総裁選をめぐり、安倍官房長官が所属する森派主導の選挙対策本部の準備会合が25日、都内のホテルで開かれ、安倍氏を支持する各派閥から30人が参加した。

 25日の準備会合には、谷垣財務相と麻生外相の派閥を除くすべての派閥から代表者が参加した。安倍氏が所属する森派から8人、安倍氏支持をすでに決めている3つの派閥から計11人、自主投票または態度未定の3つの派閥から9人、無派閥から2人と、まさに総主流派状態で、安倍氏は党内の7割近い支持を固めている。

 しかし、この選対の特徴は、森派主導で各派閥から代表者を出してもらうという形で人選が行われたこと。小泉首相は「脱派閥」を掲げてきたが、この安倍氏選対は派閥重視、いわば「先祖返り」のイメージはぬぐえない。

 これに反発して、有志の中堅若手議員からなる安倍氏支持グループ「再チャレンジ議連」は、派閥色の薄い選対を独自に立ち上げることにしている。

 巨大化した安倍氏支持グループが派閥主導で進むのか、派閥色を消していくのか。安倍首相誕生後の政権のあり方を占う試金石になりそうだ。

[25日12時28分更新]

928片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/27(日) 08:15:17
自民ブロック大会 富山朝日
2006年08月27日
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000608270002

 次期首相にふさわしいのは誰か。26日に富山市の富山国際会議場で開かれた自民党北陸信越ブロック大会で、安倍晋三官房長官、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相の3氏がそろい踏みし、それぞれポスト小泉への意気込みを語った。一方、聴衆からは「違いが見えなかった」との感想も聞かれた。


◇3人が持論を展開◇
 9月の総裁選を前に自民党が各地で開いているブロック大会は富山で4カ所目。実際に3人がそろったのは22日の南北関東ブロック大会に続き2回目だ。討論会は、1人ずつ所信表明をしたあと、司会者からの質問に答える形式で行われた。
 安倍氏は「社会保障制度はしっかりと守りたい」とした上で「1回失敗しても2回失敗しても、やりなおすチャンスがなければならない」と持論を展開した。
 麻生氏は、地域振興策として高岡市などにある優良中小企業名を挙げながら、「伸びる企業、伸びる分野を後押しする、そういう政策をとらなければいけない」と話した。
 また、谷垣氏は「ニート・フリーターへのきめ細かい対策を打っていく必要がある」と話し、正規雇用と非正規雇用の差を埋める仕組みづくりが重要と訴えた。


◇安部氏の支持優勢/しらけた気分も/県議◇
 安倍氏が圧倒的な優位につけていると言われる中、県議たちは3人の訴えをどう見たのか。
 四方正治・県連幹事長は「3人とも気概が感じられ、誰になったとしても信用できるという印象を受けた」と話す。だが、誰を支持するかは「心の中では決まっているが、今はそれを言う段階ではない」と言葉を濁した。
 柴田巧県議は「失敗した人でも立ち直れるという安倍さんの再チャレンジの考えに共感する」と評価。来年の参院選をにらんでも「国民的人気の高い安倍さんだと勝てるのではないか」とみる。
 ある県議も、安倍氏支持だ。「物言いがはっきりしている」と麻生氏に好感を持ったが、「選挙を考えると人気があるのは……。安倍さんは、総裁になる確率が高い雰囲気の中で、政策についてはっきりとは言いにくいんだろう」と好意を見せた。
 谷垣氏については「あえて消費税を上げようという、反骨精神は感じられた」と評価する声もあった。
 一方、しらけた雰囲気もあった。
 「国全体の話が多かった」と別の県議。「公共事業の減少など地方の問題に具体的に踏み込んで欲しかった」
 「主張の内容は投票とあまり関係ない」と明言する県議もいた。県連会長の長勢甚遠衆院議員は安倍氏と同じ森派。県議など議会関係の党員の多くが安倍氏に投票すると予想する。
 県議にとって気になるもう一つの問題は、自民党を除名された綿貫民輔氏率いる国民新党との関係。総裁選の結果にかかわらず、復党や選挙協力は難しいとの見方が大半だが、「小泉さんと一体となってやってきた安倍さん以外の人が総裁になった方が話をしやすいのでは」とみる県議もいる。
 全体的な感想としてある県議は「安倍さんは富山のます寿司(ずし)を持ち上げるなどしたが、リップサービスよりも踏み込んだ政策を訴えて欲しかった」と話した。

929片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/27(日) 10:16:36
自民・北信越ブロック大会
ポスト小泉「地方重視」大合唱
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20060827/mng_____sei_____001.shtml

 自民党は26日、党総裁選に向け、北陸・信越ブロック大会を富山市で開いた。安倍晋三官房長官、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相の「ポスト小泉」3候補が顔をそろえ、富山、石川、福井、長野、新潟の5県連党員らを前に、初めて討論形式で行った。初の地方都市開催だったことから、議論は小泉改革のしわ寄せを受けた地方の活性化に集中。結果的に意見の衝突はなく、地方重視のアピール合戦になった。

 安倍氏は公共事業に関し「未来への投資だから必要ならやっていかないといけない」と指摘。司会者から北陸新幹線整備の賛否を聞かれると「金沢まで開業し、金沢以西の延伸も検討しないといけない」と政府方針を念頭に賛意を示した。

 これに対し、麻生氏も「公共事業は悪ではない」と日ごろ主張している公共事業推進論を展開。北陸新幹線に話題が移ると、安倍氏を意識したのか「大阪までつなげる」と踏み込み「話を大きく言わないとダメだ。新幹線を北海道から鹿児島までつなげるなら(用地を)安いうちに買っておいた方がいい」とまで言い切った。

 谷垣氏も地方重視を強調。「大都市に吸い取られている地方税収を是正する仕組みをつくる」と述べ、地方財政の充実のために税制改正に取り組む姿勢を見せた。ただ、冒頭のあいさつで触れた持論の消費税10%への引き上げは、時間切れで議論されずに終わった。

 被害者が多い北陸信越の地域事情で取り上げられた拉致問題では、安倍氏が「被害者を国が責任を持って守る意志が日本外交に求められている。1人の日本人の命といえども見捨てない」として北朝鮮への対話と圧力の政策を強調。麻生氏も「日本だけでなく世界中から圧力をかけることが必要」と訴え、谷垣氏は「アジアの中での関係が基本的問題」と首脳外交の重要性を指摘した。

930片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/27(日) 20:17:05
ダメもとで生き残りアピールか?

竹中総務相、分権推進法「来年でなく秋の臨時国会で」
2006年08月27日19時56分
http://www.asahi.com/politics/update/0827/002.html

 竹中総務相は27日、地方分権一括法の制定に向け、その前提となる「分権推進法」を秋の臨時国会に提出する考えを表明した。北海道稚内市で開かれた道州制タウンミーティングで語った。

 竹中氏は「国と地方の仕事をガラガラポンで仕切り直す大作業だ。中央省庁はほとんど反対だが、推進法を成立させ、議論を軌道に乗せる」と強調。提出時期は「来年の通常国会ではなく、次期臨時国会でやるべきだ」と明言した。

 骨太の方針2006では、国による地方への関与を定めた法律を一括して見直すことを明記している。推進法案では、その作業を進めるため、基本方針や舞台装置になる機関について定める。自民党の中川秀直政調会長も臨時国会への法案提出に言及している。

931片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/29(火) 23:10:54
<自民総裁選>安倍氏支持、新人議員の間でも主導権争い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060829-00000108-mai-pol

 自民党の6派閥の当選1回議員有志が29日、「1期生による安倍晋三先生を激励する会」(呼びかけ人・長島忠美氏)を作った。国会内での初会合には38人が出席、代理出席を含め新人議員82人の6割を超え、安倍氏も出席した。一方、この日は「無派閥新人議員の会」(小野次郎代表幹事、37人)の総会も開かれ、新人議員の間でも「安倍政権」をにらんだ綱引きが始まっている。
 「激励する会」は、森、津島、丹羽・古賀、山崎、伊吹、二階の6派と無派閥で構成。実質的な事務局は森派議員が担当し、森派主導の「派閥連合」の色彩が濃い。安倍氏は「戦後世代も責任を担う時代がやってきた」と憲法改正や教育改革の必要性を強調した。
 一方、「無派閥の会」は安倍氏支持が大勢を占めたが、「会の趣旨から派閥のような動きは控えるべきだ」との慎重論が出て結論を先送りした。【野口武則】
(毎日新聞) - 8月29日21時28分更新

安倍選対、異例の2組織=再チャレンジ議連が純化路線
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060829-00000165-jij-pol

 自民党総裁選で安倍晋三官房長官を支持する中堅・若手の「再チャレンジ支援議員連盟」は29日午後、都内のホテルで幹事会を開き、独自の選挙対策組織(選対委員長・山本有二議連会長)を発足させた。参加者の選別など純化路線を進める構えで、ベテランらの派閥横断の選対本部(本部長・柳沢伯夫元金融相)と一線を画す姿勢を鮮明にした。安倍陣営は、世代間対立から2つの選対が並列する異例の態勢となる。 
(時事通信) - 8月29日23時0分更新

「小泉チルドレン」大半は安倍氏支持へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060829-00000216-yom-pol

 自民党の長島忠美氏ら新人衆院議員38人が29日、9月の総裁選で安倍官房長官を支援する会を結成した。

 代理出席13人を含めると計51人で、「小泉チルドレン」82人の大半が安倍氏の支持に回る見通しとなった。

 出席者からは「小泉改革の継承者として総裁選に勝利してほしい」(猪口少子化相)と安倍氏を絶賛する発言が相次いだ。安倍氏も「しっかりと受け止めたい。若い諸君と一緒に、この国の国造りのために頑張りたい」と応じた。

 一方、「無派閥新人議員の会」(小野次郎代表幹事、37人)は29日の総会で、安倍氏支持で一本化を図ろうとしたが、飯島夕雁氏ら数人から「特定候補で一本化するのは会の趣旨に合わない」との異論が出たため、見送られた。
(読売新聞) - 8月29日23時4分更新

932片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/30(水) 00:19:22
安倍氏激励会に新人議員38人 小泉チルドレンも雪崩
2006年08月29日21時33分
http://www.asahi.com/politics/update/0829/006.html

 自民党の新人衆院議員の有志が29日、党総裁選に向けて安倍官房長官を「激励する会」を国会内で開いた。新人82人のうち38人が出席し、代理を含めれば51人。小泉チルドレンと呼ばれる新人の多くが安倍氏を支持することが鮮明になった。

 この会は無派閥の長島忠美氏が呼びかけ人となり、森派の新人を中心に企画した。本人出席は森派12人、津島派2人、丹羽・古賀派2人、山崎派1人、伊吹派2人、二階グループ3人、無派閥16人。高村、谷垣両派と河野グループからは代理も含め出席はなかった。

 一方、派閥に属していない「無派閥新人議員の会」(小野次郎代表幹事、37人)は同日の総会で、会として安倍氏支持を打ち出すかどうかを協議した。小野氏らは安倍氏支持が大勢の党内情勢を踏まえ「まとまった行動をとるべきだ」との考えだったが、「派閥と同じように安倍氏支持を打ち出すのは結局、無派閥という派閥ととられる」(牧原秀樹氏)、「会の趣旨と違う」(飯島夕雁氏)といった異論が続出。すでに浮島敏男氏が小野氏らの方針に反発して退会届を出したこともあり、結論を先送りした。

 ただ、牧原氏がこの後開かれた「激励する会」であいさつするなど、異論を唱えた議員が必ずしも「非安倍」というわけではなく、新人議員の安倍氏支持の大勢は変わりそうにない。

933片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/30(水) 23:53:56
自民総裁選:中曽根氏らが安倍氏を激励
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060831k0000m010079000c.html

 安倍晋三官房長官は30日、中曽根康弘元首相、森喜朗前首相、海部俊樹元首相をそれぞれ訪ね、9月1日に総裁選への出馬を正式に表明することを伝えた。

 中曽根氏は「あなたは憲法改正をやると正面から言っている。賛成だ。しっかりやりなさい」と安倍氏を激励。また安倍氏の祖父・岸信介元首相が国内の反対論を押し切り実現させた「日米安保改定」を例に、「(岸氏は)『安保反対』で随分ひどい目にあったが、政治家にはそういう時もある。くじけては駄目だ」と語った。

 森氏は安倍氏の父・晋太郎元外相が日露(旧ソ連)関係改善に力を注いだ経緯を説明し、日露外交に力を注ぐよう注文した。安倍氏は党総裁経験者の河野洋平衆院議長とも会談した。【高山祐】

毎日新聞 2006年8月30日 19時51分 (最終更新時間 8月30日 20時48分)

934片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/01(金) 10:30:41
自民党道ブロック大会 高橋知事も“飛び入り” 【写真】  2006/09/01 07:49
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060901&amp;j=0023&amp;k=200609017918

 自民党総裁選の三候補者がそろい踏みした同党道ブロック大会に、高橋はるみ知事も“飛び入り”参加。司会者からの紹介もないまま自らマイクを持って登壇し、候補者らに道産牛乳で作った「白いプリン」を差し入れた。

 さらに知事は「せっかくの機会なので、私からも聞きたい」と、《1》過疎化対策《2》棚上げ状態の道州制特区推進法案への対応《3》北方領土問題《4》新幹線の札幌延伸問題−を候補者らに突撃質問。コーディネーターが「司会進行がやりにくくなった」とこぼし、笑いを誘った。

 飛び入り参加は、もちろん自民党道連の「演出」だが、首相候補と堂々と渡り合う姿に、会場の支持者は大喜び。ただ、その後の討論は知事の問題提起を素通りしてしまい、消化不良の感も…。

935片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/03(日) 19:01:02
自民が「民主党政策検証チーム」発足へ
2006年09月03日18時50分
http://www.asahi.com/politics/update/0903/002.html

 自民党の中川秀直政調会長は3日、長崎県大村市で講演し、「民主党の代表選の際の公約などを徹底的に検証し、与野党党首の政策論戦を盛り上げたい」と述べ、近く党内に「民主党政策検証チーム」を発足させる考えを明らかにした。自民党総裁選で優位を固めた安倍官房長官を支える中川氏は、安倍政権発足後の小沢民主党代表との党首討論に向け、党内のバックアップ態勢を整えるねらいがあるようだ。

 中川氏は民主党の小沢代表の新著「小沢主義」に触れ、「リーダーの第一条件はぶれないことだ。小沢代表が93年に出した『日本改造計画』と比べ、いくつかのぶれが見られる」と指摘。「今の民主党こそが防衛・安保や教育といった基本政策について、論争不在という『55年体制』を党内に持ち込んでいる」と批判した。

936片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/04(月) 21:17:09
自民総裁選:安倍氏陣営、総合選対が発足
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060905k0000m010087000c.html

 安倍晋三官房長官は4日、自民党本部で開かれた総合選挙対策本部(安倍応援隊)の発足式と再チャレンジ支援議員連盟の拡大幹事会に相次いで出席し、「脱派閥」で総裁選を戦う決意を示した。安倍氏支持の組織が続々と設立される中で、二つの選対組織が「脱派閥」を売り物にした主導権争いを演じている。

 安倍氏は、まず総合選対の発足式に出席し、「派閥やブロックで積み重ねて勝負が決する時代は終わりを告げた。派閥がすべてを決める自民党ではない」と強調。発足式には61人が出席し、選対本部長の柳沢伯夫党税調会長も「既成の政策集団の話し合いによって選挙運動が展開するような体制になっていない」と派閥横断で結集したことをアピールした。

 その後、安倍氏は再チャレンジ議連の会合に出席し、「(設立総会があった)6月2日の集まりが流れを変えたといわれる日が来ると思う。今日出席の方々は闘う政治家であると証明された」と出席者を持ち上げた。議連会長の山本有二党経理局長は「総合選対は派閥の同意がいるので結成が遅くなった」と述べ、ベテラン主導の総合選対の活動をけん制した。会合には67人が出席したが、総合選対と重複する議員も多く見られた。

【野口武則】

毎日新聞 2006年9月4日 20時32分

937片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/06(水) 23:31:31
総裁=清和研?
>自らが所属する

「総幹分離」は派閥論理の延長線上…安倍氏が見解
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000113-yom-pol

 自民党総裁選に出馬表明した安倍晋三官房長官(51)は6日、読売新聞などのインタビューに応じ、総裁と幹事長を違う派閥から選ぶ「総幹分離」の慣例について、「特定の派閥がポストをてこに党を支配することはできなくなっている。総幹分離は、かつての派閥の論理の延長線上でしかない」と述べた。

 首相に就任した場合、自らが所属する森派から幹事長を起用することもあり得るとの考えを示したものだ。

 内閣の要となる官房長官人事については、「派閥にこだわらず考えていく。私の考えをよく理解してくれることが大切だ」と語った。

 また、安倍氏は、今後の経済運営について「政府として(7月の新経済成長戦略大綱で)定めた2・2%実質成長は何とか実現したい。できれば3%まで近づけていくことも不可能ではないだろう。その努力をしていきたい」と述べ、年3%の実質成長率を目指す考えを初めて表明した。
(読売新聞) - 9月6日21時0分更新

938片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/07(木) 11:37:01
自民総裁選:安倍氏の圧勝確実 議員8割固める
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060907k0000m010141000c.html

 自民党総裁選は8日告示され、20日の投開票に向け選挙戦がスタートする。安倍晋三官房長官、谷垣禎一財務相、麻生太郎外相の3氏が争う構図で事実上、次期首相を選ぶ選挙となる。毎日新聞の調査結果によると、現段階で党所属国会議員403人のうち、少なくとも約8割の321人が安倍氏に投票する意向を固めた。地方票でも党都道府県連の幹事長らを対象に実施したアンケートで7割近い31都道府県がそれぞれの地域で「安倍氏優勢」と分析しており、安倍氏の圧勝は確実な情勢だ。

 党総裁選は国会議員票403票と都道府県に割り振られる地方票300票の計703票で争われる。現段階で安倍氏の総得票は約7割の500票を超える勢いで、1回目の投票で過半数に達し、決選投票を経ず当選するのは確実だ。

 毎日新聞の調べでは、国会議員のうち安倍氏に投票する意向を固めているのは、安倍氏が所属する森派(86人)と二階派(15人)の全員。高村(15人)と伊吹(32人)両派もほぼ全員が支持に回った。津島派(74人)と丹羽・古賀派(48人)は約8割を占め、安倍氏に批判的な山崎拓前副総裁が会長の山崎派(36人)でも約6割に上る。無派閥議員(71人)も約8割の57人が安倍氏に投票する意向。超派閥で、世代を超えて厚い支持を集めている。

 谷垣氏に投票するのは、谷垣派15人に加え、山崎派の山崎氏ら8人、津島、丹羽・古賀両派と無派閥の一部で計28人。麻生氏は所属する河野派(11人)のほか、津島、丹羽・古賀、山崎、伊吹の4派と無派閥の一部の支持を得て計22人を確保。なお態度未定の議員は30人前後となっている。

 一方、都道府県連幹部へのアンケートは先月29日〜今月4日に実施し、それぞれの都道府県での党員票について情勢を聞いた。地方票は党員数に基づきドント方式で都道府県に配分されるが、安倍氏は持ち票の多い東京、北海道、愛知などを含む31都道府県で優勢。谷垣氏が優勢と答えたのは山形、京都の2府県で、麻生氏は地元の福岡と茨城の2県だった。岩手は安倍、麻生両氏が競り合い、残り11県は回答拒否や回答を保留した。【高山祐】

毎日新聞 2006年9月7日 3時00分

939片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/07(木) 18:31:19
>>905にも書いたけど、さもしい。これを世間に発信することには意味があるのかなぁ。まぁ面白いけど。
ただ、こんなことばかりしてたら、世耕さんから情報貰えなくなるぞ。そんなときに反世耕とか言い出さないように。

山本・世耕コンビ誕生:その2
http://blog.so-net.ne.jp/ichita/2006-09-07

 結論から言うと、山本一太と世耕弘成は、安倍総理を守るために「スクラム」を組まなければならない。そして、本当の「信頼関係」を築くために、今回の「直滑降レポート」は避けて通れない。「本音」をぶつけ合わなければ、先には進めないからだ。世耕さんには悪いけど、思っていることをそのまま書く。「YS懇談」を真の「同盟関係」として定着させるために。
 
 過去8年間、自分より2年遅れてデビューした世耕弘成参院議員とは、いろいろなことを一緒にやってきた。総理の訪米に勝手に同行した(?)「勝手補佐官」、候補者ディベートの司会を2人で務めた「インターネット総裁選挙プロジェクト」、5人の仲間とポケットマネーを出し合って開催した「マニフェスト策定セミナー」(*河野太郎の総裁選挙公約の骨子にもなった)、「新世代総理を創る会」、「改革決死隊」等々。もちろん、総裁選挙でも安倍官房長官を共に支援する「同志」だ。頭の回転も早いし、行動力も抜群。度胸もある。メディア戦略の分野では、他の追随を許さない「優れたセンス」の持ち主でもある。昨年の郵政改革選挙の際、彼が率いた「コミュニケーション宣伝チーム」の活躍は(最も大きな勝因は小泉首相というカリスマがいたということに尽きるが)与党の勝利に大いに貢献したと思う。
 
 ところが、昨年の総選挙が終わったあたりから、その世耕氏の政治行動に「違和感」を憶えるようになった。ひとことでいうと、あまりにも「処世術」がうまくて、自分だけは傷つかないように行動するパターンが目についたからだ。「ポストを得なければ何も出来ない」というゴルバチョフ理論(?)なるもののためか、昔のような「信義のかけら」を見つけられなくなった。口では「一太さん。僕も同じこと(安倍支持を公言)をやってます。一太さんばかりが責任を問われるようなことになったら一緒に戦いますからね」と言うものの、肝心な時にはいつもいなかった。過度に「八方美人」で、実力者のご機嫌をうかがってばかりいるように映った。出世コース(?)が見えてきたために、「戦うこと」より、常に「損をしない」ことを優先するようになったんじゃないか。少なくとも、自分にはそう見えた。
 
 具体的なエピソードやこれ以上の詳細は書かない。世耕氏が「嫌なヤツ」だと思われても困るからだ。正直いうと、「嫌いな政治家のリスト」に入りそうになった時期もあった。(笑)(*むこうはとっくに「要注意リスト」に入れていたかもしれない。)ふうむ。もしかすると、昨年の総選挙以降、急激に存在感を増してきた5つ年下の同僚議員(*同い年くらいに見えるでしょう?)に対するライバル意識?(警戒心、嫉妬??)もあったかもしれない。うーん。それもあったのかなあ。
 
 ある時、妻から「あなたって、心が狭いわね」と言われて、ハッと気がついた。「あなたは普通じゃないんだから。他の人が同じような行動をとれるなんて思わないほうがいい。」とも。そこで「あたり前の事実」に気がついた。人間は皆、パーソナリティーが違う。他人が自分の期待したとおりに動くはずがない。相手の立場に立ってみれば、同じ現象についての解釈は180度違ってくるものだと。

940片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/07(木) 18:33:01
 「派閥の長から吊るしあげられても、全く発言を変えない」とか、「地元の選挙区事情を考えずに安倍支持で突出する」とか、「新総理から重要ポストに抜擢されても(あり得ないけど)絶対に受けないと宣言する」とか、そんな行動をすること自体が(永田町の常識からみたら)「異常な振る舞い」だ。え?世耕氏は「優等生」で要領が良すぎるって??よく考えてみたら、政治家がある程度「八方美人」なのは当然だ。彼のやっていることは政治家なら誰でもやっている普通の「処世術」ではないか。世耕氏がテレビの画面や部会等で「政敵と激烈にやり合う」とか、実力者に面とむかって異論を唱えるとかいうことをしないのは、彼の「育ちの良さ」とか「良識」からくるものではないか。最近、やっとそう思えるようになった。それに(好き嫌いはともかく)世耕氏の「人間性」を疑う人は誰もいないだろう。
 
 自分にとってはもっと大事なポイントがもうひとつある。それは、世耕氏が「安倍さんにとって大事な存在かどうか」という点だ。これは紛れもなく「イエス」だ。4時間のYS懇談の中で改めて分かった。世耕氏は安倍長官を心から支えたいと思っている。そして安倍長官は、世耕氏のことをとても信頼している。安倍氏の近くでここまで一生懸命、心を砕いて安倍さんのために尽くしている政治家は他に見あたらない。安倍氏の出馬記者会見のセッティングは見事だった。安倍総理の「コミュニケーション戦略」に欠かせない人材であることを改めて証明することになった。

 さらに(安倍側近と言われる政治家たちの中でも)「政治センス」は頭ひとつ抜けている。その証拠に「YS懇」で交わされる情報は「やばすぎて」(笑)レポートに書けない。安倍長官と連絡を取り合っているからこそ分かる緻密な世耕情報と山本一太の独特の情報プラス政治感覚みたいなものが合体すると、表面的には分からない政局の様々な「構図」が浮かび上がってくる。こうしたことをすべて考えあわせると、自分には世耕氏と「チームを組む」以外の選択肢はない。
 
 マスコミ報道によれば、世耕弘成氏が9月の組閣で抜擢されるのは間違いなさそうだ。ここまできたら(石にかじりついても)「安倍チーム」に加わって欲しいと思う。どこかの省の大臣ではなくて、(出来れば)「官房副長官」か、第一号の「内閣広報官」になってもらいたい。いや、ポストの肩書きは何でもいい。とにかく、近くで安倍首相をサポートする役割を担ってもらわないと困る。
 
 もうゴチャゴチャ細かいことは言わない。世耕弘成氏には中から(表舞台で)安倍首相を支えてもらう。そして山本一太は外から(素浪人として)安倍総理のための援護射撃をやる。イメージもクリーンだし、弁舌も爽やかだ。安倍首相のためにどんどんメディアに露出して、安倍内閣の政策を説明してもらわねばならない。自分は「安倍チーム」の手の届かないところをカバーする。政権にいないからこそ、言えることだってあるだろう。
 
追伸:
1.これから組閣まで「こんな役職(たとえば副長官)についてもらいたい」などということは一切、言わないことにする。「ほめ殺し」(逆効果?)になってしまうからだ。マスコミでは「100%間違いない」などと言われている世耕氏の「官邸チーム入り」は、実は予断を許さない。(安倍さんはきっと決断してくれると信じているが。)この人事を阻止しようとする動きがすでに表面化しているからだ。

 嫉妬(?)も手伝って、最近は「売り出し中の広報スペシャリスト」に対する党内(特に参院内)からの風当たりも強くなってきた。手厳しい「世耕批判」も耳に入ってくる。世耕氏が「安倍側近チーム」(官邸でもどこでもいいが)に抜擢されたら、その時は山本一太が「安倍首相を支える2人の側近」(世耕氏と井上氏)を全面支援する。外からガッチリと守ってみせる。
 
2.「YS懇談」の席でひとつ約束した。もし世耕氏が官邸に入った場合には、毎日1回、「YS懇談」をやる。世耕さん、これは公約だから、ね。(笑)

3.先日、参院森派の会長である同期の谷川秀善参院議員に会った。参院自民党の人事は(依然として)派閥の話合いで決まる。そこで(念のために)谷川氏に次のようなリクエストを出しておいた。「当選年次からいくと、9月の組閣では有力な副大臣候補の1人になります。が、ぜひ、私を推さないでください。副大臣なんかやったら、来年の選挙で落選してしまいます。ポストは何も要りませんから!」

941片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/08(金) 13:11:30
自民系広告会社、16億円党CMを大手に“丸投げ”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060908-00000201-yom-soci

 自民党本部が実質的に経営する広告会社「自由企画社」(東京都千代田区)が、2005年に党本部から計約16億6600万円で受注したテレビCMの制作業務などを、大手広告会社に“丸投げ”していたことが、読売新聞の調べで分かった。

 同党はCM制作・放映などに充てている「宣伝広報費」のほぼ全額を政党交付金から支出しており、自由企画社には05年までの5年間だけで計約74億円が流れていた。同社はこの中から手数料収入を得ていたが、決算書などは非公開で、8日公表の政党交付金使途報告書からもこうした実態はうかがえない。識者からは、使途の透明性が求められる政党助成制度の趣旨に反するとの声が上がっている。
(読売新聞) - 9月8日10時53分更新

盆暮れ「もち代・氷代」2億円 森派の政治団体
2006年09月08日09時17分
http://www.asahi.com/politics/update/0908/005.html

 自民党の森派の政治団体「清和政策研究会」の05年の政治資金収支報告書に、前年の報告書に記載がなかった、所属議員への寄付金が記載された。総額2億円近く。8月と12月の盆暮れに配られており、「もち代・氷代」と見られる。

 同会は、派閥の所属議員の政治団体に対し、8月29〜31日に43団体計7900万円、12月26日には63団体計1億900万円を寄付した。

 議員への寄付金を報告書に記載した理由について同会は「個別の収支の経緯、詳細などについては、思想信条の自由、政治活動の自由などにかんがみ、法律が規定する報告義務以上の回答は差し控えます」としている。

942片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/08(金) 16:36:46
NAIS 結成1998年
根本・安倍・石原・塩崎

四騎の会 結成2001年 http://www.nasu-net.or.jp/~yoshimi/mas/4ki.html
根本・渡辺喜・石原・塩崎

改革派集団七人の侍 結成2005年 http://www.y-shiozaki.or.jp/movie/050920/index.html
根本・安倍・渡辺喜・石原・塩崎・岸田・河野太

安倍晋三さんを支える会 結成2006年 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060831AT3S3000L30082006.html
根本・石原・塩崎・長勢・宮路・塩谷・佐田・鴨下・河村・赤城・浜田

「安倍晋三勝手補佐官」 結成2000年 http://blog.so-net.ne.jp/ichita/2006-04-28
下村・高市・世耕・山本一

再チャレンジ支援議員連盟 結成2006年 http://scrapbook.ameba.jp/abe_book/entry-10012905386.html http://blog.livedoor.jp/politics/archives/50580541.html
発起人 山本有会長 菅幹事長 梶山事務局長 木村太 中野正 岩城 山本順 桜田 山口泰 新藤 松村 山下 岩永 小島 西川公 田中和 山内 水野 吉田 菅原
→脱退者 岩城 松村

安倍応援隊 結成2006年 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20060830/20060830_002.shtml
柳沢選対本部長 町村本部長代理 玉沢、尾身、太田、大野、笹川、赤城、石原、松岡、菅、泉、谷川副本部長 甘利事務局長 中山成、山口泰、佐田、増原、坂本剛、田中和、渡辺博、谷津、二田、下村、菅原、小野寺、世耕事務局次長 小野、塩崎、実川、岩永、大野松、桜田、西川公、望月、梶山、河本、山本明、奥野、加藤勝、西村康、北村茂、保坂、鶴保常任幹事 (西村は事務局長補佐を自称)http://www.yasutoshi.jp/cgi-bin/blog/details.cgi?id=1157361589

943片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/08(金) 16:50:56
安倍応援隊の大野副本部長は「功」

安倍推薦人
 推薦人代表 柳澤
 選挙責任者 甘利
 推薦人 赤城/有村/石原/泉/江崎鐵/小野清/大野功/笹川/新藤/谷川/長島忠/西川公/南野/松岡/溝手/森喜/山口泰/山本有

谷垣推薦人
 推薦人代表 田野瀬
 選挙責任者 野田毅
 推薦人 逢沢/阿部正/井澤/稲葉/小里/加治屋/加藤紘/加納/岸宏/後藤田/佐藤勉/清水鴻/土井真/中谷/原田令/三ッ矢/村上/山本公

麻生推薦人
 推薦人代表 鴻池
 選挙責任者 鳩山
 推薦人 浅野/稲田/岩屋/江渡/遠藤宣/太田豊/鍵田/椎名/鈴木俊/鈴木恒/戸井田/西川京/原田義/馬渡/松本純/松山/三原/森英

944片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/08(金) 16:59:56
谷垣選対本部長 野田毅 副本部長 村上
麻生選対本部長 鳩山

安倍
津島派 笹川尭、山口泰明
丹羽・古賀派 柳沢伯夫、溝手顕正(参)
山崎派 甘利明、大野功統
伊吹派 松岡利勝、西川公也、小野清子(参)
高村派 赤城徳彦、山本有二、有村治子(参)
二階派 江崎鉄磨、泉信也(参)
無派閥 石原伸晃、長島忠美
森派   森喜朗、南野知恵子(参)、谷川秀善(参)

谷垣
津島派 後藤田正純
丹羽・古賀派 三ツ矢憲生、清水鴻一郎
山崎派 野田毅、稲葉大和、田野瀬良太郎
高村派 村上誠一郎
無派閥 加藤紘一、井沢京子
谷垣派 逢沢一郎、中谷元、山本公一、佐藤勉、原田令嗣、土井真樹、
小里泰弘、阿部正俊(参)、加納時男(参)、岸宏一(参)、加治屋義人(参)

麻生
津島派 三原朝彦
丹羽・古賀派 鈴木俊一、太田豊秋(参)、松山政司(参)
山崎派 原田義昭
伊吹派 西川京子、椎名一保(参)
高村派 江渡聡徳
旧河野派 鈴木恒夫、森英介、岩屋毅、松本純、浅野勝人(参)
無派閥 鳩山邦夫、戸井田徹、稲田朋美、遠藤宣彦、鍵田忠兵衛、馬渡龍治、鴻池祥肇(参)

945片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/08(金) 20:29:39
山本が安倍から依頼を受けたってホントかなぁ?

2006年09月08日
好対照の県選出同期議員 安倍氏独走の自民総裁選
http://www.kochinews.co.jp/0609/060908headline09.htm

 8日告示される自民党総裁選は、安倍晋三官房長官に支持が集中。「消化試合」の雰囲気すら漂うが、本県選出議員では安倍氏支援の再チャレンジ支援議員連盟(議連)会長を務める山本有二氏(衆院・高知3区)が「勝ち馬」の支え頭として閣僚入りが確実視される一方、谷垣禎一財務相の陣営を仕切る中谷元氏(衆院・高知2区)は厳しい表情を見せ、同期生(平成2年当選)をめぐる環境は好対照を描いている。

 「義経と弁慶」

 6月2日、党本部で開かれた再チャレンジ議連の設立総会。安倍氏の隣に座った山本氏は、参加議員が94人を数えたことに「安倍氏への期待感は想像以上。大成功だ」と顔を紅潮させた。

 山本氏が安倍氏から直接若手議員のまとめ役を頼まれたのは3月。自身に白羽の矢が立った理由を「安倍さんから見れば私は外様のたたき上げだが、言うべきことは言う『地侍』みたいな感じで、自分にないものを求めたんだろう」とみる。

 この話を山本氏は「国民に最も人気のある人に頼まれ、意気に感じない人はいない」として快諾するが、本人には「渡りに船」。当選6回で閣僚適齢期ながら非主流・小派閥の高村派の枠内にとどまっていては展望が開けにくい現実がある。

 「派閥破り」「ポスト狙い」と陰口もたたかれ、活動当初には重鎮議員からくぎも刺された山本氏だが、「出るくいは打たれる世界。覚悟の上」。政治家人生の「勝負どころ」ととらえているようだ。

 追い風も吹く。そもそも森派の安倍氏が他派閥の山本氏を頼ったのは、森派が福田康夫元官房長官との「二頭立て」で、派閥として動きづらかった事情がある。その森派は福田氏の不出馬で分裂を回避できた。これに伴い議連の存在感も薄まるとみられたが、党の「脱派閥」を印象付けたい安倍氏らにとって、議連の存在価値はなお高い。

 議連は安倍氏の総合選対とは一線を画して活動。山本氏はエリートの安倍氏を「義経」になぞらえ、「自分たちは『弁慶』。いざという所に控えている」。その言葉に自負と余裕がにじむ。

 期待外れ

 7月27日、総裁選への出馬を真っ先に表明した谷垣氏の記者会見。司会を務めた中谷氏の表情は仕切り役としての自負心からか輝いていた。

 中谷氏は初当選時に宮沢派入りした時から谷垣氏とは「同じ釜の飯を食った仲」。「加藤の乱」の苦労も共有し、谷垣派を立ち上げると同時に事務総長になった。谷垣氏には「小泉改革の揺り戻し」を期待する。

 その顔が日を追うごとに曇る。推薦人20人は確保できたものの、考え方が近く支持を期待していた「宏池会」の流れをくむグループが、安倍氏の支持に回ったためだ。加えて「中堅・若手に配慮して、各派閥のボスが派閥維持のために安倍氏に回っている」現状が支持拡大への分厚い壁になっている。

 平成13年の総裁選で、当初は劣勢とみられていた小泉純一郎首相を支持した中谷氏。大勢に左右されるタイプではないが、今回は「(谷垣氏には)先もある。次につながる戦いにしないと」。麻生太郎外相との2番手争いへ悲壮感を漂わせる。

 「小泉チルドレン」の西本勝子氏(衆院・比例四国)はもちろん、福井照(衆院・高知1区)、田村公平(参院・県選挙区)の両氏も、勝ち馬になだれ込む党内の状況を「情けない」とジレンマをのぞかせつつ安倍氏支持に回りそうだが、小泉政治による派閥解体ぶりが今回の政権移行劇には如実に表れている。

946片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/09(土) 15:25:01
公明 人事案に党内理解求める
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/09/09/k20060909000022.html

今月末の公明党大会を機に退任する神崎代表は、後任の代表に太田幹事長代行を、また、幹事長に北側国土交通大臣を起用したいとしていますが、党内には、なお異論もあることから、近く幹部会を開いてこうした人事案に理解を求めることになりました。
公明党の神崎代表は、今月30日の党大会を機に退任する意向を固めており、来週16日に開かれる、各都道府県の党組織の責任者による会合で明らかにすることにしています。これを受けて神崎代表は、後任の代表には、憲法問題などの重要政策に携わってきた太田幹事長代行を、また冬柴幹事長の後任には、前の政務調査会長として与党間の政策調整にあたってきた北側国土交通大臣を起用したいとしています。さらに、国会対策委員長には、漆原良夫衆議院議員を、政務調査会長には斉藤鉄夫政務調査副会長をそれぞれ充てるとともに、冬柴幹事長を新しい政権の閣僚として推したいとしています。ただ、党内や支持団体の創価学会には、次の代表には、選挙活動の中核を担う創価学会婦人部の支持が高い浜四津代表代行を起用すべきだという声が、なおあることから、神崎代表は、近く幹部会を開いて、みずからの人事案に理解を求め、新しい執行部の顔ぶれを固めたいとしています。

947片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/09(土) 22:21:48
>>944
新藤ぬけてた。

太田誠一「一度も頼んでいないのに、選対は恩着せがましく『無理して入れてあげた』だなんて言っておいて。結局、入っていないじゃないか。」

(8日、入ってるはずの名前が津島派の新藤義孝になっていたのを見て憤慨してのお言葉。)

948片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/09(土) 22:50:34
支持先
御法川信英 安倍
二田孝治 安倍
渡海紀三朗 谷垣
金田勝年 麻生
薗浦健太郎 麻生

949片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/10(日) 15:04:58
好況のうちに選挙を迎えられるという意味ではアドバンテージがあるが・・・。

視聴率取れぬ総裁選 論争も役者も不足?
2006年09月10日13時35分
http://www.asahi.com/politics/update/0910/003.html

 盛り上がりにかける今回の自民党総裁選。ワイドショーなどテレビ各局の数字をみても確かに01年春の小泉政権誕生時との差は明らかだ。だが話は、結果が見えているゆえの人気不足といった表面的な問題にとどまらない。候補者個人の魅力の低さ、政策論争の低調ぶり……。10月の衆院補選をにらんで小泉劇場の再来を狙った自民党にすれば、これまでのところその基本の力に疑問符がつきかねない展開だ。ドラマがないならないなりにどう国民を引きつけるのか、本番はこれからだ。

 安倍官房長官を推すある森派のベテラン議員が総裁選告示の8日夜、こう嘆いた。「結果がわかっているんだから盛り上がらないよ。メディアで総裁選を盛り上げるためには、ドラマが必要なんだがなあ。何かいい案はないか」

 確かに数字はそうだ。TBSの番組「ブロードキャスター」の『お父さんのためのワイドショー講座ランキング』によると、01年の告示直前は、民放各局の総裁選関連の総放送時間が小泉首相の立候補の動きを中心に2位につけた。だが、今回の同時期はベスト10に入らず、8月中も第1週の6位と第4週の10位だけだった。

 視聴率も同様だ。テレビ朝日の「やじうまワイド」(第2部)のケース。小泉首相と故橋本龍太郎元首相が立候補に意欲を示した直後の01年4月9日の視聴率は7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。だが今回は、安倍氏の立候補表明を報じた今月1日で4.7%にとどまった。

 ワイドショーだけではない。01年の告示日の4月11日と、今回の告示直前の今月1日を比べると、「NNNきょうの出来事」(日本テレビ)が9.6%と6.3%、テレビ朝日の「ニュースステーション」(現・報道ステーション)も15.9%と10.9%。01年はともに前4週間の平均視聴率をかなり上回ったが、今回「報道ステーション」は前4週平均を大きく下回った。

 なぜ視聴率をとれないのか。芸能リポーター梨元勝さんは、小泉首相と安倍氏ら今回の候補との「魅力」の差にあるという。「小泉さんは首相という公人であることのほか、生身の人間としてのサブ情報があふれていた。安倍氏は、育ちが良くてイケメンという以外に茶の間に訴える、刺激する情報が少ない。要は人間味の問題です」

 ●「まだ小泉」回顧番組

 20日の総裁選直前の18日に小泉首相を主人公にした番組まで現れる。

 訪朝や田中真紀子外相更迭、郵政解散などを中心にした日本テレビのドキュメントドラマで、岩城滉一さんが小泉首相を演じる。

 なぜまだ「小泉」か。小林景一プロデューサーは「小泉さんと比べ、安倍さんは長くしゃべってもスタンスが明確でなく、何を伝えればいいのかわからない」という。

 早くから安倍氏を支持してきた若手議員は「総裁選を『物事をはっきりさせる若手』対『何でもあいまいにするベテラン』の対決構図にすることで、ドラマ性を持たせようと狙っていたのだが」と話す。それもベテラン勢が一気に安倍氏支持に回る雪崩現象で不発に終わった。

 昨秋郵政解散での党のメディア戦略を担い、今は安倍陣営で戦略を練る世耕弘成参院議員は「01年時は景気も財政も悪く国民は『日本はどうなるのだろう』と不安を感じていた。今は経済も順調で、国民の政治への渇望感が薄い」と分析。ただ後半戦に向け、「候補者各自が政策論争を展開するなかで、安倍政権ができたらこんな感じになるという理解を深めてもらうしかない」とも話す。

950片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/10(日) 19:14:38
総裁選、県内でも安倍氏優勢 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&amp;newsNo=41451

本県関係では、1人1票を持つ自民党国会議員8人のうち、近藤基彦衆院議員、長島忠美衆院議員、高鳥修一衆院議員、吉田六左エ門衆院議員、水落敏栄参院議員の五氏が安倍氏支持を表明。県議団にも支援の動きが広がるなど安倍氏が優位に立っている。そのほかの国会議員では党県連会長の稲葉大和衆院議員が谷垣氏、桜井新参院議員が麻生氏をそれぞれ支持。田中直紀参院議員は態度を明らかにしていない。
 一方、各都道府県連に配分される基礎票の3票と、有権者数に応じて割り当てられる配当票の4票を合わせた7票が県連の「持ち票」となっている。

951片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/10(日) 19:15:45
自民県議団が安倍氏支援組織 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&amp;newsNo=40834

自民党県議団は7日、党総裁選で安倍晋三官房長官を後押しする「新潟県・再チャレンジ支援議員連盟」を結成した。総裁選の投票権を持つ県内の党員・党友に安倍氏支持を呼び掛け、本県の持ち票(7票)の「総取り」を狙う。
 発起人は布施康正氏らベテラン県議6人。同党県議は39人いるが、麻生太郎氏と個人的なつながりがある一部を除き、ほとんどが参加する見通し。勝敗という意味での関心が薄れ、「低投票率」の懸念もある中、メンバーは選挙区内の党員・党友に安倍氏への投票を訴える方針だ。

952片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/12(火) 00:59:22
アホや。武部派広がらなかったのか。

武部自民幹事長:山崎前副総裁と会談 派閥復帰の意向
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060912k0000m010159000c.html

 自民党の武部勤幹事長は11日夜、出身派閥の山崎派の山崎拓前副総裁と会い、「(私は)そもそも派閥を抜けていない」と述べ、党総裁選後に同派に戻る意向を明らかにした。会合は同派の深谷隆司元通産相が呼びかけ、甘利明政調会長代理も同席した。

 総裁選をめぐっては、武部氏は安倍晋三官房長官を支持し、反安倍勢力の結集を目指す山崎氏と対応を異にしている。

毎日新聞 2006年9月12日 0時39分 (最終更新時間 9月12日 0時42分)

953片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/12(火) 01:40:11
安倍氏の総合選対本部が全国の自民党員に対する電話作戦中間報告 支持明言は49%に
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20060912/20060912-00000647-fnn-pol.html

自民党総裁選をめぐり、安倍官房長官の総合選対本部は11日、全国の自民党員に対する電話作戦の中間報告を行い、安倍氏の支持を明言した党員は49%だったことを明らかにした。
安倍選対の電話作戦は、全国の自民党員に対して行われ、電話に出たおよそ80万人のうち、安倍氏支持を明言した人は全体の49%だった。
しかし、現時点では連絡が取れていない人や、態度を明確にしていない人がまだ多くいることから、選対本部としては、今後も安倍氏への支持を電話で訴え、9月15日に再度、集計を行うことにしている。

[12日1時35分更新]

954片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/12(火) 04:35:39
山本一太9/12 何腹立ててるんだろ、このひと。
http://blog.so-net.ne.jp/ichita/2006-09-12

2.今週号の(?)「読売ウィークリー」に河野太郎氏と鳩山邦夫氏のインタビュー記事が掲載されていた。「河野内閣では官房長官は山本一太参院議員になるらしいですが...」という質問に対して、「え、まだ決めてませんよ?!」という河野氏の答えが掲載されていた。

 あいやー!! ポスト安倍の時代(安倍長期政権の後)に、(まかり間違って)河野太郎総理が誕生した時には、「河野太郎首相を官房長官として支えられるのは、河野氏の長所も短所も知り尽くした自分しかいない!」などと(勝手に)公言していた時期があった。(笑)河野太郎氏もまんざらではなさそうだった。
 
 実際、「総裁選挙への出馬を目指す」と記者会見で表明する前日の夜に、太郎氏から電話がかかってきた。その時は、「一太さん。河野内閣が出来たら、官房長官をお願いしますね!」などと(冗談まじりに)言っていた。(*翌日?のブログにも書いた憶えがある。)なーんだ!やはり「冗談」だったのか!!(笑)
 
 河野太郎内閣の「山本一太官房長官」は完全に「幻」に終わった。冗談でも2度と口にしない。(*後でやってくれっていわれても、ツー・レイトだ! ま、そんなこと言われるはずないけど。(笑)) それでも、政治家・河野太郎の活躍には期待している。

955片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/12(火) 13:39:21
与謝野経財相、安倍氏支持を表明
2006年09月12日11時36分
http://www.asahi.com/politics/update/0912/004.html

 与謝野経済財政相は12日の閣議後会見で自民党総裁選の候補者について「(官房長官の)安倍晋三さんを支持する」と述べた。支持理由としては「これからの党総裁は政治と国民とのインターフェース(仲介)をつとめなければならない。国民からの支持率が高いのは重要要素の一つだ」と説明した。また、安倍氏の財政政策の考え方についても「(小泉政権の)骨太方針に大筋で沿っている」と評価した。

956片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/12(火) 14:21:21
安倍氏支持が7割超に、麻生・谷垣氏競る…読売調査
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060912i101.htm

 自民党総裁選(20日投開票)で、安倍官房長官が、国会議員票403票のうち、70%を超す288票を固めていることが、11日までの読売新聞の調査でわかった。

 党員についても、読売新聞の電話調査で、6割超が安倍氏支持を表明した。

 これをもとに党員票300票の行方を試算すると、安倍氏は75%以上を獲得する計算となる。

 この結果、安倍氏が20日の第1回投開票で圧勝し、「安倍政権」が誕生することは確実な情勢となった。

 麻生外相と谷垣財務相は、議員票、党員票ともほぼ互角で、総裁選後の影響力維持に向けた2位争いが激しくなっている。

 国会議員の支持動向は議員本人やその周辺に対する11日までの取材に基づくもので、安倍氏支持が288人(71・5%)、麻生氏支持が44人(10・9%)、谷垣氏支持が42人(10・4%)で、未定は29人だった。

 安倍氏は森派(86人)、麻生氏は河野派(11人)、谷垣氏は会長を務める谷垣派(15人)と、それぞれ所属派閥については全議員の支持を得た。

 安倍氏支持を決めた森派以外の4派のうち、全議員が安倍氏に投票するのは二階派(15人)だけで、丹羽・古賀派(50人)は約10人が麻生、谷垣両氏に流れ、伊吹派(32人)と高村派(15人)からも数人が両氏支持に回る。

 自主投票の津島派(75人)では、40人以上が安倍氏支持を決め、麻生、谷垣両氏も同派からそれぞれ10人前後の支持を得た。ただ、同派は参院議員を中心に態度未定が多く、各候補とも積み上げの余地がある。

 同じく自主投票の山崎派(36人)も20人以上が安倍氏支持を明確にしたが、谷垣氏支持も10人以上いる。

 無派閥(68人)でも約50人が安倍氏支持だが、麻生氏が10人以上から支持を受けて善戦している。

 一方、党員調査は8日から10日までの3日間、電話で行い、全国の党員717人から回答を得た。安倍氏支持が62・8%で、前回6月の党員調査から6・3ポイント伸びた。麻生氏は13・7%で11・4ポイント、谷垣氏は13・5%で11・7ポイントの伸び。

 また、総裁選の党員票は、都道府県ごとに配分された「持ち票」を、それぞれの地域で各候補が獲得した票数に応じてドント式で割りふるため、今回の調査結果を基に算出すると、安倍氏が229票を獲得し、党員票の76%を占める計算となる。次いで谷垣氏33票、麻生氏31票の順となる。

 回答者の中には、支持する人の名前を挙げなかった人も約1割おり、試算した票数が上下する可能性もある。

(2006年9月12日3時16分 読売新聞)

957とはずがたり:2006/09/12(火) 23:54:34
>>954
そもそもあんな軽薄そうなお喋りを内閣のスポークスマンに起用するバカはいるんですかね?!

958片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 01:31:27
公明党:冬柴氏の入閣固まる 推薦を安倍氏受諾へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060912ddm001010004000c.html

 公明党は11日、自民党総裁選後に発足する新内閣で、退任する北側一雄国土交通相に代わり、冬柴鉄三幹事長を推薦する方針を固めた。後任の幹事長にはすでに北側氏の就任が内定。次期首相が確実視される安倍晋三官房長官も公明党の要請を受け入れる見通しだ。

 冬柴氏は、30日の党大会で退任する神崎武法代表と共に与党内調整の陣頭指揮に立ってきた。党大会後は、太田昭宏幹事長代行が代表に就任する新体制が発足するため、自民党との太いパイプを持つ冬柴氏に閣内での「自公連立の調整役」を期待したとみられる。ポストは、総務相や国交相などの重要閣僚を想定している。【坂口裕彦】

毎日新聞 2006年9月12日 東京朝刊

若林氏の入閣を要請へ=参院2枠、溝手、矢野氏も浮上−自民「安倍内閣」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2006091201028

 自民党は12日、安倍晋三官房長官の総裁就任−首相指名を前提に、「安倍内閣」への参院からの入閣候補として森派の若林正俊参院政審会長(72)を推す方針を固めた。参院枠は小泉内閣と同様に2ポストを要求する。残る一人には、丹羽・古賀派の溝手顕正参院議院運営委員長(64)と伊吹派の矢野哲朗参院国対委員長(59)の名が挙がっており、調整を急ぐ。
 若林氏は農水官僚出身で、衆院議員を3期務めた後、参院にくら替えして当選2回。参院農水委員長や財務副大臣などを歴任した。溝手、矢野両氏はいずれも当選3回で、青木幹雄参院議員会長の下で国会対策を担っている。

959片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 15:17:24
自民総裁選:安倍氏VS参院自民 参院選めぐり波風
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060913k0000m010145000c.html

 自民党総裁選レースを独走する安倍晋三官房長官と、参院自民党を束ねる青木幹雄参院議員会長の間にさざ波が立ち始めた。11日の日本記者クラブの討論会で安倍氏は来夏の参院選について「当然、候補者の見直しをしなければならない」と明言したため、小泉純一郎首相ですら手をつけられなかった参院自民党という「最後の聖域」に安倍氏が手を突っ込むのではないか、との見方が広がったのだ。新政権の閣僚人事で従来通りに参院自民側の推薦を尊重するかも含め、党内は両氏の関係の推移をかたずを飲んで見守っている。

 「(安倍氏は)もっと慎重に言わなければダメだ。衆参の執行部が対立していると誤解されないようにしてほしい」

 12日の役員連絡会。青木氏の発言は、安倍氏の言動への不快感を示したものだった。

 青木氏の口癖は「参院のことは参院で決める」だ。「参院のドン」と呼ばれて久しい青木氏には、来年の参院選を指揮する強い自負がある。

 それだけに安倍氏が候補選びについて「総裁が判断したことには従っていただかないと」と言い切ったことの意味合いは小さくない。自民党は現時点で62人(選挙区40人、比例22人)の候補を選定したが、青木氏らの意向が大きく働いたのは事実。青木氏の意を受けた参院自民党のナンバー2、片山虎之助参院幹事長は12日「安倍君もあまりいい気になっちゃいかんよ。何でもできるわけじゃない」と周辺に言い放ち、批判。さらに腹の虫がおさまらず、「安倍政権」での官房副長官候補と目されている世耕弘成参院議員を呼び出し「あんなこと、君が安倍君に言わせているんじゃないか、。今の段階で勝てない候補はいない」と難詰した。

 森派以外の派閥を機能不全に陥れた小泉首相でさえ、青木氏率いる参院には配慮し、組閣の際の人事推薦権も容認した。青木氏にしてみれば、新政権発足前に参院選候補者の見直しを容認すれば、人事推薦権にまで影響しかねない。現在2の割り当ての参院枠の閣僚ポストが安倍氏の一本釣りにあえば、青木氏の求心力は一気に揺らぐ。

 一方、揺さぶりを始めた安倍氏にも心に期すものがある。前回04年の参院選で幹事長として指揮したが、事前に候補者の半数以上は決まっていて、独自性を出す余地はほとんどなかった。この選挙で自民党の獲得議席は49と民主党の50議席に達せず敗北した。「小沢民主」と闘うためには自力で勝ち抜く候補者の選定が大前提だ。小沢氏と青木氏は旧竹下派時代、同じ釜の飯を食った間柄。小沢氏のことを「(旧竹下派の前身の)旧田中派全盛時代の人。古い永田町の代表選手」と言い放つ安倍氏には、小沢、青木両氏の姿がたぶって見える、との指摘もある。世耕氏や山本一太、山谷えり子氏ら「青木体制」に批判的な安倍氏支持派が参院にも形成されつつある。

 一方、麻生太郎外相と谷垣禎一財務相は、候補見直し論には慎重だ。麻生氏は閣議後の記者会見で「公認されている人を(選挙まで)1年を切って差し替えるのはなかなか大変」と指摘、谷垣氏も「公認は地元や県連で議論して決めている。デリケートだ」と語り、一線を引いた。

毎日新聞 2006年9月13日 3時00分

960片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 15:20:26
参院自民:若林政審会長の入閣要請へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060913k0000m010158000c.html

 参院自民党執行部は12日、安倍晋三官房長官の首相就任を前提に、閣僚人事で参院議員の枠として若林正俊参院政審会長(72)=森派=を推薦する方針を固めた。参院枠は従来通りの2ポストを求めており、もう1人は、溝手顕正参院議院運営委員長(64)=丹羽・古賀派=か、矢野哲朗参院国対委員長(59)=伊吹派=を推す方向で調整している。

 若林氏は、農水省出身。衆院議員を3期務め、参院議員(長野選挙区)に転出、当選2回。副財務相などを務めた。

 自民党の青木幹雄参院議員会長と片山虎之助参院幹事長が同日、国会内で協議した。閣僚人事で安倍氏は派閥の推薦は受けない姿勢だが、参院の要請にどう応じるかが焦点。

 参院で安倍氏は官邸機能強化のため、総裁選で安倍氏の広報戦略を担当する側近の世耕弘成参院議員(43)=森派=を官房副長官に起用し、広報担当としたい意向だが、参院自民側には異論もある。

毎日新聞 2006年9月13日 3時00分

961片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 15:28:12
自民党総裁選 安倍陣営、谷垣・麻生陣営による党員への文書郵送に異議申し立て
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20060912/20060912-00000700-fnn-pol.html

自民党総裁選で、「谷垣財務相の陣営と麻生外相の陣営が、禁止されている党員への文書の郵送を行っている」として、安倍官房長官陣営が、党の選挙管理委員会に異議申し立てを行った。
町村・安倍総合選対本部長代理は「禁止されているんですという説明をしても、なかなか納得してもらえないということは、残念だと思う」と述べた。
自民党の規則では、各陣営の選対本部自身が支持を訴えるための文書類を郵送するなど、お金のかかる行為を禁止しているが、罰則はない。
安倍陣営では、全国107万人の自民党員に麻生陣営がはがき、谷垣陣営が手紙を郵送しているとして、11日、党の選管に抗議した。
臼井委員長は「3陣営ともフライングをしている」と述べ、終盤戦ではお金をかけない選挙戦に協力してほしいと、各陣営にあらためて求めた。

[12日23時22分更新]

962片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 15:34:24
自民 参院選を最優先に対策
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/09/13/k20060913000015.html

民主党の小沢代表が再選されたことを受けて、自民党は、小沢氏が発表した基本政策について検証する作業チームを発足させるなど警戒を強めており、来年夏の参議院選挙を乗り切ることを最優先にさまざまな対策を講じていくことにしています。
自民党総裁選挙できわめて優位に立っている安倍官房長官は、11日に開かれた公開討論会で、民主党の小沢代表に対する評価について「古い自民党の代表選手だ。時代が変わったことを示したい」と述べ、強い対抗意識をのぞかせました。また、自民党は、12日、安倍氏に近い中川政務調査会長が中心となり、小沢氏が発表した基本政策について検証する作業チームを発足させました。作業チームでは、これまでの小沢氏の発言と基本政策との整合性を調べるなどして、総裁選挙後に誕生する新しい総理大臣との間で行われる党首討論に備えたいとしています。さらに、来年の参議院選挙に向け、民主党が、去年、郵政民営化法案に反対して自民党を離れた衆議院議員の取り込みをめざしていることを踏まえ、安倍氏もこうした議員の復党に前向きな姿勢を示しており、自民党としては参議院選挙を乗り切ることを最優先にさまざまな対策を講じていくことしています。

963片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 15:47:48
理屈合わない“小沢政策” 冬柴幹事長
http://www.komei.or.jp/news/daily/2006/0913_06.html

 公明党の冬柴鉄三幹事長は12日午後、党本部で記者団の質問に答え、同日、民主党代表選で小沢一郎代表の無投票再選が確定したことについて、次のような見解を述べた。

 一、小沢代表は「来年(2007年)の参院選で与野党逆転させる」との考えのようだが、私どもは「自公で過半数を獲得する」との強い決意でおり、小沢・民主党とは鋭く対立していくことになる。

 一、(小沢代表がめざす政権交代について)小沢代表は共産、社民両党まで入れた連立を考えているのだろうが、国民は共産党まで入れた政権に、この国の政治を委ねることは許さないと思う。

 一、(小沢代表が11日に発表した基本政策について)「子ども手当」を創設するというが、民主党は、子ども手当と同じ、児童手当を拡充する法改正に反対してきた。児童手当に反対して子ども手当を創設するというのは理屈に合わない。

 一、(食料の完全自給や、生産費と市場価格の差額を農家に支払う「個別所得補償制度」の創設を掲げていることについて)現在、カロリーベースで40%の食料自給率を100%にするというのは、目標としてはいいが、現実には到底不可能と誰もが感じると思う。(個別所得補償制度について)すごい金額になるが、財源については述べていない。農家や、農業県が多い参院選の「1人区」に対するリップサービスではないかと感じた。

964片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 20:02:43
幹事長に中川、麻生氏浮上 「安倍政権」で人事構想
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006091301004103

 安倍晋三官房長官は13日、自民党総裁選で当選が確実な情勢になったのを受け、「安倍政権」の人事の検討に着手した。来年参院選を指揮する党幹事長には、中川秀直政調会長に加え、麻生太郎外相が浮上。総裁選の態勢、政権構想づくりに尽力した甘利明元労相、塩崎恭久外務副大臣らの入閣が有力視され、公明党からは冬柴鉄三幹事長を起用する方向だ。
 安倍氏は、党役員・閣僚人事について、派閥の枠を超えた中堅・若手、ベテラン各グループが総裁選の中核になった経緯から、派閥順送りはしないと明言。一方で「多くの人の協力を得る」と述べており、世代間や各支持グループ、派閥のバランスにも考慮しながら、個人的な信頼関係も加味する複数の選択基準で人選する。

965片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/14(木) 01:41:06
新潟県出身のリゾート経営者荒井氏。
荒井氏は政官界に人脈を持ち、安倍はよく電話をかけ人事の相談もするという。

「 安倍晋三のブレーン 」〝四谷のフィクサーA〟
http://www.rondan.co.jp/html/kisha/0609/060913-2.html

966片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 12:21:24
【落ち目の総理大臣】竹中平蔵「小泉に“殉死”で9月辞任へ!」
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2172520/detail

 耳を疑う仰天情報が流れたのは、小泉純一郎首相(64)が米国へ“物見遊山<ものみゆさん>”に出かける直前、6月23日頃のこと。

「なんと、竹中平蔵総務大臣(55)が自殺を図ったというのです。普通なら笑い飛ばされるところですが、どうも最近、大臣の様子が暗くてヘンだというのがウワサになっていたため、『もしかすると』と、アッという間に情報が広まりました」(全国紙政治部記者)

 もちろん、竹中大臣は死んではいなかった。怪情報を前に、慌てて総務省へと確認に走った記者もいたといわれるが、まもなく大臣の“生存”を確認。情報が流れた直後の週末(6月25日)にはテレビにも出演し、結局、騒ぎは「ガセだった」ということで終息したのである。

 しかし……。「無事」が確認された竹中大臣ではあるが、身体的にはともかく、精神的にはとうてい“健康”といえるような状態ではない。原因のひとつは「ホリエモン・村上騒動」である。

「村上世彰被告の逮捕後、日銀の福井俊彦総裁が村上ファンドでボロ儲けしていたことが分かって非難されていますが、財テク家で知られる竹中氏にも注目が集まっています。実際、東京地検特捜部も村上被告らとの関係について関心を持っていた。現在はオリックスの宮内義彦会長と村上被告の蜜月関係が取り沙汰されていますが、彼らと竹中氏は“同じ穴の狢<むじな>”と見られており、永田町では最近浮いています」(全国紙社会部記者)

 確かに最近の竹中大臣は、「死にそう」だとまではいかなくとも、かなり顔色が悪い(写真右)。加えて、やや情緒不安定な傾向も見られるという。前出のテレビ番組で「アナタの経済政策が日本を壊した」と指摘されると、ブチ切れ反論。「(小泉政権が終わりに近づき)官僚復権が始まっている。反動化が改革を蝕<むしば>む」と、“失政”を財務官僚らのせいにした。

 霞ヶ関の官僚が増長しているというのは確かに聞き捨てならないが、「金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏に」という“格差社会”を作った竹中大臣の責任はまったく別だ。7月3日に国会議員の資産('05年度分)が公開されたが、竹中氏は、印税や講演料など「雑所得」部門で第1位(1958万円)に輝いている。しかもその78%ほどが「講演料」だといい、彼は「小泉改革の旗手」としてそこかしこでおしゃべりをするだけで、年に1500万円以上のボロ儲けをしていたわけだ。こんな人物が、いくら「改革」を叫んでも、なんの説得力もない。

 ともあれ、疑惑追及に周囲からの冷たい目線と、針のムシロに懲り懲りしたのか、最近、竹中大臣は親しい知人にこう漏らしたという。

「小泉政権が終われば、ボクの仕事も終わります。また大学に戻りたい」

 つまり9月に小泉首相が退陣したら、自分も“殉死”して参院議員を辞めるかのように示唆したというのだ。

「もともと、議員を辞めたら米国のハーバード大学で教授の座が約束されているとか言われていますからね。もしくは、自民党がいま安倍晋三官房長官を座長にして進めている、改革推進本部の“シンクタンク”設立構想に一枚噛んで、そこの理事長などのポストを狙っているという話もあります。ただ安倍さんは竹中さんを“切る”つもりでいるようですから、最終的にはやはり日本を出ることになるのでは」(自民党代議士)

 その「日本脱出」の準備かどうか、竹中大臣はこのところ「とにかく外遊したい。欧米や中南米がいい」とゴネまくり、総務省の職員は外務省への問い合わせなどで大わらわになっているとか。同時に、“側近”と呼ばれていた秘書官らを含め、大臣が民間から呼び寄せていたブレーンたちも、「再就職先を探そう」と、大学教授の口などを求め始めているという。

――竹中大臣が悩んでいる頃、ボスの小泉首相は米国を訪問。エルビス・プレスリーの自宅を訪れ大ハシャギしていた(本誌89ページ写真)。首相はプレスリーのサングラスをかけ“おのぼりさん”状態。元夫人と娘を紹介されると「どっちが娘かわからないね」とジョークを飛ばし、周囲を笑わせ(呆れさせ)ていたという。

 首相はブッシュ大統領と会談するに際し、米国産牛肉の輸入再開、在日米軍移設費用3兆円の負担、航空自衛隊のイラクでの支援活動の拡大など、日本の今後を左右しかねない莫大な「手みやげ」を持参した。その見返りが、「プレスリー邸訪問」とは……。日本国民の安全と血税は、首相の個人的趣味のためにブッシュ大統領に「売られた」のだ。

 この程度の首相に取り入って虎の威を借り、日本社会を壊した竹中大臣が「退場」していくというのは当然の結末だ。しかし、ズタズタにされた国民の生活を、これからいったい、誰がどうフォローしてくれるというのか。

967片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 12:27:27
腹くくれよ。2004年の参院選の結果はどうするんだ? 議員として国に貢献しろよ。
無責任にもほどがある。私利私欲にもほどがある。
竹中何十万票で国民はかろうじて小泉改革支持とか、言ってた人。竹中逃げちゃったよ。

竹中総務相、参院議員辞職を表明
2006年09月15日12時17分
http://www.asahi.com/politics/update/0915/003.html

 竹中総務相は15日午前の閣議後の記者会見で「新内閣発足で大臣を辞するが、その際に参院議員の職も辞したい」と述べ、26日の小泉首相の退任と同時に、参院議員を辞職する考えを表明した。会見に先立ち竹中氏は、首相と会い、直接この考えを伝えた。

 竹中氏は、04年7月の参院選で初当選した。竹中氏は会見で「首相にも理解をいただいた。小泉内閣が終わるのに伴い、政治の世界での私の役割は終わる。今後は民間人の立場で、日本のために貢献したい」と語った。「(自民党)総裁選では、安倍官房長官に投票する」とも述べた。

 竹中氏は、小泉内閣が発足した01年4月、慶大教授から経済財政担当相として初入閣し、小泉首相が進める「構造改革」の旗振り役として経済財政諮問会議を取り仕切った。のちに金融担当相も兼務し、銀行の不良債権の抜本処理に取り組んだ。首相が「改革の本丸」と位置づけた郵政民営化では、担当相として法案成立に力を尽くし、昨年10月の内閣改造で総務相に就任した。

968片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 13:40:22
竹中総務相政界引退 米で就職活動?
2006/8/16
http://www.j-cast.com/2006/08/16002543.html

竹中平蔵総務相が2006年8月2日から8日間の日程で行った米国出張が霞が関で物議を醸している。事務方が事前にセッティングしたワシントンでの米連邦通信委員会(FCC)トップのケビン・マーティン委員長との面会日程を断り、ニューヨークでの私用のスケジュールを優先するなど、同行した総務省官僚も知らない"隠密行動"も目立ったからだ。竹中氏をめぐっては「小泉首相の9月退任に合わせて政界を引退するのでは」(政府関係筋)との見方も出ており、霞が関では「今回の竹中訪米は噂される米学界や有力シンクタンクへの転職に向けた挨拶回りが目的だった」とのうがった見方も出ている。

米要人との会談、断られる
竹中訪米の目的は公式には、米通信・放送業界の視察と、郵政民営化などを経済構造改革の進捗状況に関する米政府関係者との意見交換。具体的には、2日にニューヨーク入りし、米大手放送CBSやNBCの国際放送担当幹部と意見交換したほか、4日にはワシントンに移り、FCCのテート委員や米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長、クロスナー理事とそれぞれ意見交換。その後、アトランタでのCNN放送局視察や、サンフランシスコでの米検索サービス大手、グーグル幹部との面会をこなして帰国した。

竹中氏は当初、ゴールドマン・サックス証券最高経営責任者(CEO)からブッシュ政権に転じたポールソン米財務長官や、ボルテン米大統領補佐官(経済政策担当)ら要人との会談の機会も探ったが、ことごとくかなわず、かつて「小泉政権の経済改革の司令塔」としてブッシュ政権から最重要視された政治的な影響力が完全に剥げ落ちたことを印象付けた。それでも、竹中氏は総務省の公式ルートとは別に、前職の経済財政担当相として経済財政諮問会議を指揮した時の米側のカウンターパート、クロスナーFRB理事(前米大統領経済諮問委員会=CEA=委員)のツテもたどって、バーナンキFRB議長の日程を押さえ、「小泉改革の進捗状況を説明する」との体面を何とか保った。

米コロンビア大学関係者と接触か
一方、本来の総務相としての役割には関心は今ひとつだったようで、事務方がせっかくアレンジした米通信競争政策のトップ、FCCのマーティン議長との会談を辞退。また、新生AT&T幹部との面会もなく、私的懇談会を作ってNTTの組織解体をぶち上げた割りには焦点がぼやけた訪米になった。

対照的に、1日しかなかったワシントン滞在では、忙しい会談日程の合間を縫って米IIE(国際経済研究所)でディスカッションには参加。さらに、公表されていないが、ニューヨークでは竹中氏の総務相退任後の有力な身の振り先とも指摘される米コロンビア大学関係者と接触したとみられ、総務省内外で「再就職への布石が訪米の主目的だったのでは」との観測が真顔で交わされている。

969片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 20:17:14
竹中総務相、参院議員を辞職へ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20060915/20060915-00000042-jnn-pol.html

 竹中総務大臣が、今月26日の小泉内閣の総辞職に合わせて、参議院議員を辞職する考えを表明しました。

 「9月26日に小泉内閣は任期を終えて総辞職します。私も大臣の職を辞しますが、その際に参議院議員の職も辞したいと考えています」(竹中平蔵総務相)

 突然、議員辞職を表明した竹中総務大臣。今年夏からは、地方財政のあり方や放送と通信の法体系見直しなどで審議会を相次いで設置。自らの改革路線が継承されるよう舞台づくりに奔走していただけに、議員まで辞めるのかと驚きの声も上がっています。

 「5年半、一緒に日本の構造改革のために一緒に戦った同士として、心からご苦労様と言いたい」(自民党 中川秀直・政調会長)

 「参議院(議員)まで辞めていいのかどうか。選挙によって得たわけですから」(日本経団連 御手洗冨士夫・会長)

 2001年4月に民間人として小泉内閣に入閣。2004年の参議院選挙では、自民党の比例代表候補として初当選。
 「選挙に出て当選させて頂いたとしたら、その途中で辞めるということなどあり得ないと思います」(竹中平蔵 総務相・2004年7月)

 あくまで任期をまっとうする考えを強調していましたが・・・
 「政治の世界における私の役割は、あくまで小泉総理を支えることでありました」(竹中平蔵総務相)
 一転して、小泉内閣が終われば議員を辞める考えだったことを明らかにしました。

 竹中大臣は自民党の総裁選で安倍候補に1票を投じるとした上で、「新政権に対しては、民間人として、経済の専門家として貢献できることは何でもする」と強調。今後も政策決定過程などに発言や関与をしていきたいとの意向をにじませました。(15日16:07)

[15日19時46分更新]

970片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 21:03:12
安倍政権での起用見込みなし→じゃあ今日で辞職だ
→安倍政権が小泉改革政権イメージでなくなることを小泉が憂慮(竹中は小泉改革断絶に憤慨してやめたとみられてしまうから)
→安倍に投票して安倍首相誕生を見届けてからにしてくれ

竹中総務相:政界に転身疑問視する声も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20060916k0000m010119000c.html

 竹中平蔵総務相は15日、小泉政権の退陣とともに参院議員を辞職する考えを表明した。小泉改革の象徴的存在だった同氏だが、「安倍政権」下では活用される居場所はないとみられ、自ら見切りをつけたのが実情だった。民間閣僚として起用され、選挙で72万票を集めてバッジをつけた同氏の転身を疑問視する見方も政界には出ている。

 「政治の世界での役割はあくまで小泉(純一郎)首相を支えることだった。小泉内閣の終焉(しゅうえん)をもって、政治の世界における私の役割は終わる」

 竹中氏は15日、閣議後の記者会見で辞職の理由をこう語った。首相官邸に小泉首相を訪ね、当初はその日のうちに議員を辞職する考えを伝えた。首相は「ご苦労さん」と了承したが、時期については「(26日の)首相指名選挙が終わってからの方がいい」と助言、竹中氏も受け入れた。

 総務省の松田隆利事務次官は記者会見で「ちょっと急だったので、正直、驚いている」と述べ、事前に相談のない突然の辞任だったことを明らかにした。

 首相が同日、記者団に「悪意に満ちた批判にもよく耐え、頑張ってくれた」と称賛したように、竹中氏は終始、自民党議員らの批判にさらされ続けながらも不良債権処理や経済構造改革で経済財政諮問会議を根城に「小泉改革」を支え続けた。しかし、昨年の内閣改造で総務相に転じてからは、政権内での立場に微妙なかげりが生じた。今年7月に結論が出た歳入・歳出改革は与謝野馨経済・財政担当相と中川秀直自民党政調会長のラインが仕切り、竹中氏は孤立感を深めていたのが現実だった。

 一方で、次期首相が確実な安倍晋三官房長官は格差是正など、事実上は「小泉路線」の修正を進めている。それだけに、新政権下で重用される可能性は低く、潮時と判断したようだ。安倍氏は同日、記者団に「その進退については敬意を払いたい」と語った。

 ただ、竹中氏は04年参院選の比例代表で自民党トップの約72万票を得ている。わずか2年で国政から離れる転身だけに参院自民党の片山虎之助幹事長は「竹中さんに入れた人が十分理解するかということは残る」と指摘、有権者に与える印象に懸念を示した。

毎日新聞 2006年9月15日 20時50分

971片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 21:54:53
竹中総務相:議員辞職表明、野党各党が一斉に批判
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20060916k0000m010128000c.html

 竹中平蔵総務相の議員辞職表明について、野党各党は15日、一斉に強く批判した。野党側は竹中氏について「小泉改革の象徴的な人物」としてかねてから批判してきたが、それに加えて参院議員としての任期を4年近くも残しての議員辞職についても「無責任」と主張している。

 郵政民営化に反対し自民党を追われた国民新党の綿貫民輔代表は15日、記者団に「トラの威を借る狐が、トラと一緒に消えていった」と述べ、小泉純一郎首相の退陣と歩調をそろえた竹中氏の判断を皮肉った。

 民主党の菅直人代表代行は岐阜市での記者会見で「小泉内閣が終わる時だからといって、国民によって選ばれた参院の議席を投げ出す。政治家としてこれほど無責任な行動はない」と指摘。共産党の志位和夫委員長は「竹中氏は格差社会を作り出した張本人。国民をいじめる政治をやって後は放り投げた」、社民党の福島瑞穂党首も「経済をめちゃくちゃにして、規制緩和で新たな利権を作り、投げ出してとっとと逃げていく」と批判した。【須藤孝、秋山信一】

毎日新聞 2006年9月15日 20時59分

972片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 22:46:28
山本一太
http://blog.so-net.ne.jp/ichita/2006-09-14-1

「再チャレンジ議員連盟」以前は、あまり接点がなかったが、山本有二さんて、本当に「いい人」だと思う。

973片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/16(土) 10:07:43
首相に殉じ、新政権と距離 竹中議員辞職
2006年09月16日03時00分
http://www.asahi.com/politics/update/0916/001.html

 「小泉内閣の終焉(しゅうえん)をもって、政治の世界における役割は終わる」。竹中総務相がそう語って15日に参院議員辞職を表明したのは、新政権の船出に水を差さないようにすると同時に、「安倍新政権」には距離を置こうとしているためだ。だが任期を4年残しての突然の議員辞職には、与野党から「無責任だ」と批判が噴出している。

 「小泉改革の最初から最後まで、小泉総理とご一緒できたことは、誠に光栄でありました」

 閣議後の記者会見で参院議員の辞職を表明した竹中総務相は、こう言って目を潤ませた。01年4月の小泉内閣発足から5年半。閣内にとどまった唯一の閣僚だった。

 首相退陣とともに閣僚だけでなく、議員も辞職する――。竹中氏は今年1月にこの意向を小泉首相に伝えていた。周辺は夏に入って辞職表明のタイミングを計っていた。

 竹中氏は当初、小泉内閣最後の閣議となる26日前後の表明を検討した。しかし、14日夜、首相から「明日やったほうがいいな」と言われ、急きょ発表の前倒しを決めた。

 竹中氏は15日、安倍官房長官への支持を明言したが、小泉首相退陣に合わせた議員辞職の決断には、「安倍新政権」との距離感がにじむ。

 安倍氏が自民党総裁選立候補に向けて政権公約を練っていた8月中旬、竹中氏は経済政策や地方政策をめぐり、都内のホテルで安倍氏と何度か面会した。だが、今月1日に発表した政権公約には、竹中氏がこだわった地方分権一括法をはじめ助言が反映された点は乏しかった。事前に公約の原案も示されなかった。

 竹中氏は最近、「霞が関」の復権に対する懸念から、「次期政権には悲観している」と周囲に語っていた。周辺も「議員辞職は既定路線だが、それが最近正しい判断だとわかった」と明かす。

 一方の安倍氏は総裁選レースで改革継続を掲げているが、格差是正を説くなど小泉改革の修正に力点を置きつつある。

 15日、安倍氏は「大変驚いた」としつつも、「小泉首相とともに内閣を去るという判断をされたと思う。その進退については、私も敬意を払いたいと思う」と述べ、自らの内閣では起用しない考えをにじませた。

 竹中氏は首相と二人三脚で「抵抗勢力」に対抗した。不良債権処理や郵政民営化で力を発揮し、経済同友会の北城恪太郎代表幹事も15日、記者団に「とくに経済財政諮問会議の事務局として大きな成果を出した。構造改革推進に大きな貢献があった方だ」と評価した。

 小泉首相は15日夜、首相官邸で記者団の質問に答え、「小泉内閣の改革について語る場合は、竹中大臣なくして語ることはできない。悪意に満ちた批判にもよく耐えて、よく頑張ってくれた」と竹中氏をねぎらった。

 竹中氏が04年参院選の比例区で獲得したのは72万票余りだった。野党幹部は、任期途中での辞職に批判の矛先を向ける。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は「国会議員としての仕事を4年やらずに辞めるのは極めて失礼。無責任な態度だ」。社民党の福島党首は「国会議員になったのは、大臣になるハクをつけるためなのか。投票した人の気持ちをどう考えているのか」と憤った。

 批判は与党内にも広がる。自民党の閣僚経験者は「国会議員になったのは閣僚をやるうえで民間人だと都合が悪くなったからで、閣僚を辞めるから議員も辞めるというのは、あまりにも身勝手な理屈だ」と語った。公明党の神崎代表も「70万票を超える得票をされているわけだから、有権者の皆様にきちんと説明すべきだ」と指摘した。

 日本経団連の御手洗冨士夫会長も15日、記者団に「進退という意味では潔かった。ただ、参院議員まで辞めていいものなのか。選挙で選ばれたわけだから」と語った。

974片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/16(土) 10:21:56
役人に嫌われ続けた 竹中総務相の5年5カ月
2006/9/15
http://www.j-cast.com/2006/09/15002981.html

竹中平蔵総務相は2006年9月15日、政界引退を表明したが、霞が関の役人たちは一様にほっとした表情を見せる。これほど官僚から嫌われた大臣も珍しかったからだ。

閣議後、竹中総務相が、小泉純一郎首相の退陣と同時に、大臣職ばかりか参議院議員の職までも辞すると発表した。一時は、「ポスト小泉」の声も挙がったほど政治力に長け、権勢をふるった出色の経済学者は、首相に殉じるかたちで、あっけなく国会の赤絨毯から去っていく。

「ガタガタにされた僕らの気持ちがわかりますか」
「これで、やっと正常な姿に戻ることができる。郵政という組織に手を突っ込まれ、ガタガタにされた僕らの気持ちがわかりますか」
ニュースを聞いて、旧郵政官僚のひとりは、感無量といった様子で熱っぽく語った。
竹中氏は小泉首相の構造改革の推進役を果たし、不良債権処理などを先導した。01年4月の小泉内閣発足とともに経済・財政政策担当相に就任。02年には金融担当も兼務、05年10月からは総務相として5年5カ月にわたり一貫して閣僚を務めた。

現在総務相の下で働く旧自治省出身の官僚も、安堵感を隠すことができない。彼らの権力の源泉である地方交付税削減に向けて、竹中総務相は改革をすすめている。辞職まであと10日余り。何とか逃げ切ることはできないか…。いまはそんな気持ちなのだろう。

「正直、竹中さん以外ならだれが大臣に来ていただいても構わない。大歓迎です」
淡々と感想を述べたのは、旧総務庁出身の官僚だ。現在の松田次官は、総務庁の人間で、竹中総務相の強い引きによって次官に就任している。役人にとってはそんなことは関係ない、ということなのだろう。

講演料も入って、経済的には辞職後のほうが裕福
さて、竹中総務相の後釜だが、いま密やかに省内で囁かれているのが、公明党の政治家がその椅子にすわるのではないかということだ。具体的には、冬柴鉄三幹事長の名前などが挙がっている。公明党は、9月11日、北側一雄国土交通相に代わり、次期内閣に冬柴幹事長を閣僚として推薦する方針を固めた。

「公明党の大臣というのは、割に扱いやすいので、僕らは歓迎しています。余計な口を出してこないし、官僚の意見を聞きますから」
というのが総務官僚の共通認識のようだ。

竹中氏については、最近小泉後をにらんで、安倍晋三官房長官に取り入っているという噂も流れていたが、総裁選レースは安倍氏圧勝の情勢で、竹中氏の居場所はどうあってもなく、省の内外で孤立を深めていたという。
そのせいか、竹中氏は米国やブラジル連邦共和国などに頻繁に外遊に出掛け、かねてからの目標である「ハーバード大学教授」就任への布石をうっていたと評判だ。新たに出来るシンクタンクの代表に就任するという説もでている。いずれにせよ、講演料など雑所得が2,000万円近くある竹中氏のこと。経済的には辞職後のほうが裕福になるかもしれない。

975片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/16(土) 10:24:15
竹中総裁!?と思った人はいますか 本石町日記
http://hongokucho.exblog.jp/5693383/

 竹中平蔵総務相の議員辞職を聞いたとき、直感的に「もしかして日銀総裁を狙うのではないか」と思った。その後、知り合いの日銀マンと話していたら、彼もそう思った、という。夕方から飲み会だったが、その席で私の師匠筋であるマーケットの超ベテランの方も「そうなんじゃないの」と言っていた。いろいろストーリーは考えられるのだが、とりあえずこの場での開陳は避けたい。
 みなさんはどう思われただろうか。

976片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/16(土) 10:54:13
竹中氏先手?議員辞職の意向表明
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/09/16/02.html

 竹中平蔵総務相(参院議員)は15日、26日の小泉内閣総辞職に伴い、参院議員を辞職する意向を表明。会見では「小泉内閣の終焉(しゅうえん)をもって政治の世界での役割は終わった」と述べた。しかし、永田町では竹中発言を額面通りに受け取る声はほとんどなし。「平議員より実入りのいい学者を選んだのでは」などさまざまな情報が乱れ飛んだ。辞職に伴い、比例名簿で次点の女子プロレスラー、神取忍が繰り上がる。

 竹中氏は会見で「26日に小泉内閣が総辞職し、大臣の職を辞するが、その際、参院議員の職も辞したいと思っている」と突然、目をうっすらと赤らめて議員辞職の意向を口にした。

 続いて「最初から最後まで小泉内閣で、小泉首相とご一緒できて、光栄でした」「私の政治の世界の役割は小泉純一郎首相を支えることだった」「自民党総裁選で安倍晋三官房長官に1票投じるのが私の最後の仕事だ」としみじみと話した。

 01年4月の小泉内閣発足にあたり、慶応大教授から経済財政担当相に転進。05年10月には総務相に就任するなど、小泉政権の5年半にわたり閣僚を務めた。派閥の推薦を無視した小泉首相の抜てきで、自民党内からは「バッジを着けていない大臣」などとやっかみも漏れていた。この間、04年7月の参院選に自民党の比例代表から出馬、72万票余りを獲得しトップ当選した。

 9月末の誕生が確実視される安倍新政権の人事で、最大の関心事の1つが竹中氏の処遇。「竹中氏が8月中旬、安倍氏と親しい議員に接触した」との情報が流れ、“竹中氏は再入閣狙い”と見られていた。

 しかし、竹中氏の金融政策ブレーンがかかわる融資をめぐる疑惑が国会で野党に取り上げられたことがネックとなり、永田町の一部では、安倍氏がある会合の場で竹中氏の再入閣に否定的な見解を示した、と伝えられた。さらに週刊誌が「政治資金収支報告書に記載していない“裏献金パーティー”を所管の大臣でありながら開催していた」との記事を掲載。再入閣に赤信号がともった。

 小泉首相の後ろ盾があったからこそ送れた大臣生活、議員生活だったが、今後は当選1回の平議員。永田町では「小泉内閣を支えた学者の竹中氏にはコメンテーターでの仕事や講演の仕事が殺到するのは必至」という見方が強い。自民党議員らからは「平議員よりこちらを選んだのでは?1年生議員としての“ぞうきんがけ”に耐えられないということだろう」との声が上がった。

977片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/16(土) 10:55:01
比例繰り上げ当選は神取 金髪登院も
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/09/16/03.html

 竹中平蔵総務相(参院議員)は15日、26日の小泉内閣総辞職に伴い、参院議員を辞職する意向を表明。辞職に伴い、比例名簿で次点の女子プロレスラー、神取忍が繰り上がる。

 神取が所属するプロレス団体LLPWの事務所は、突然の知らせに大わらわ。「党や参院からの正式なお話がまだありませんが、本人はやる気です」と話した。

 事務所によると神取はこの日、仕事のため外出。スタッフが携帯電話に連絡を入れてもつながらない状況が続いているという。夕方になり「報道を通じて私自身も知った次第です。現時点におきましては素直な気持ちと致しまして身の引き締まる思いとともに、国会議員となりましたら国民のために、精いっぱい努力まい進していく所存でございます」と事務所を通じてコメントを発表した。

 「レスラー議員」としては同党の馳浩衆院議員、大仁田厚参院議員の2人がいるが女子プロレスラーは初。プロレスを続けるかどうかも「今後のことは全く分からない。すでに興行が決まっているものもあり、先輩らに相談したい」(事務所)。

 竹中氏は26日にも辞職する意向を示しており、辞職願が出されれば2週間ほどで、当選証書が次点候補へ手渡される。“神取議員”の初登院は来月中旬ごろになりそうだ。金髪に染めた髪形で知られる神取だが、参院では「髪形に関する規定はない」としており、金髪登院もありそうだ。

978片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/16(土) 11:23:22
竹中氏「当選したら任期は全う」 2004/6/22
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt12/20040622AS1E2200M22062004.html

 自民党公認で参院選比例代表からの立候補を決めた竹中平蔵経済財政・金融担当相は22日の記者会見で「(任期の)途中で辞めることはあり得ない」と言明、当選した場合には仮に閣僚を退任しても任期満了まで務める決意を表明した。出馬の理由については「国会議員という重い立場で汗を流し、改革をさらに強く進めたい。たたかれても、たたかれても改革ということだ」と強調した。

979片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/17(日) 11:06:54
自民党役員人事:組閣直前の25日か26日に 安倍氏方針
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060917k0000m010142000c.html

 安倍晋三官房長官は16日、自民党総裁に就任した後の党役員人事について、20日の総裁選後直ちには行わず、組閣直前の25日か26日に行う方針を固めた。幹事長、総務会長、政調会長の三役人事などを総裁選直後に断行した場合、26日の組閣まで間が空くことから、入閣希望者の「猟官運動」が激化しかねないと判断した。

 自民、公明両党の幹事長らは15日、連立政権継続に向けた党首会談を25日にも行う方針で一致しており、こうした日程に人事を合わせる意味合いもあるとみられる。

 森喜朗前首相は、総裁選直後に党役員人事と閣僚予定者名簿を発表し、党内の混乱を避けるべきだと安倍氏に提案していたが、党内には「26日の首相指名の前の入閣予定者発表は国会軽視につながる」との懸念も出ていた。

毎日新聞 2006年9月17日 3時00分

980片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/17(日) 11:10:04
公明党:太田幹事長代行へバトン…「安倍政権」に配慮?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060917k0000m010120000c.html

 公明党は16日党本部で開かれた全国県代表協議会で神崎武法代表(63)が退任を表明、次期代表に内定している太田昭宏幹事長代行(60)へのバトンタッチのレールが正式に敷かれた。自公連立を象徴した神崎体制を引き継ぐ新体制だが「安倍政権」が改憲・教育改革など保守路線に傾斜することが予想され、独自色発揮への壁は厚い。同時に、10月22日投開票の衆院統一補選が新政権の勢いを決めるとみて、党は備えを急いでいる。

 協議会で神崎代表は「(景気回復のためという)連立参加の所期の目的はほぼ達成できた」と語り、8年間にわたる体制に自ら幕を引いた。

 小渕、森、小泉3政権で自民と連立した公明党だが、新首相就任が確実な安倍晋三官房長官の保守タカ派色への違和感は払しょくできていない。特に、安倍氏が主張する憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認を警戒する。

 しかし、13日に決めた今後2年間の運動方針案には、2年前の運動方針で否定した集団的自衛権行使は触れられず、16日の協議会では、宮城県代表が「集団的自衛権に触れないのはなぜなのか。(安倍氏優勢の)総裁選を意識しているのではないか」と指摘した。神崎氏らが主張してきた国立追悼施設も言及はなく、首相の靖国神社参拝を肯定する安倍氏への配慮と受け取られた。

 政策の独自性よりも自民党との関係維持、来年の参院選での自公選挙協力を優先するのが党の基本的スタンス。「安倍さんも連立が崩れるようなむちゃなことはしないだろう。それより心配なのは安倍さんと太田さんにこれまで個人的な付き合いがなかったこと」と公明党関係者は語る。

 新政権の出足で同党がとりわけ重視するのが、10月22日投開票の衆院神奈川16区、大阪9区補選だ。公明党はかつて旧新進党時代に行動を共にした小沢一郎民主党代表の戦略に強い警戒を抱く。

 自民党の武部勤幹事長と公明党の冬柴鉄三幹事長は15日大阪市内で、大阪9区の情勢に関し、公明党の支持母体の創価学会幹部らと協議した。学会幹部は「小沢さんを甘く見てはいけない。大阪9区を落とすようでは自民党は来年の参院選で29ある1人区で大きく負ける」と武部氏に警告。武部氏は17、18両日も大阪入りすることになった。

 15日夜には、東京・虎ノ門のホテルオークラの和食レストランに、武部氏、中川秀直政調会長、公明党からは冬柴氏、東順治国対委員長ら6人が集まった。中川氏は「小沢さんは言うことがころころ変わる」と敵対心をむき出しにしたが、冬柴氏は「民主党は鳩山(由紀夫幹事長)さんが大阪に入り浸っている。気を引き締めないと」と語った。

毎日新聞 2006年9月17日 3時00分

981片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/17(日) 15:12:11
記事の冷静さ・公平さはあまりないけども・・・

安倍氏アレレ渋谷が巣鴨化…街頭演説は熟年層だらけ
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20060917-OHT1T00032.htm

 自民党総裁選を独走する安倍晋三官房長官(51)が16日、東京・渋谷のハチ公前広場で街頭演説を行った。約1万2000人(安倍陣営発表)の聴衆が集まったが、渋谷はいつもの週末の光景から一変。熟年世代以上ばかりが集いハチ公前が「巣鴨」と化した。老若男女に受けた小泉純一郎首相(64)に比べると、若者人気には疑問符がつく安倍氏。総裁選レースでの圧倒的な強さに隠れたウイークポイントの「なぜ」を探ってみた。

 週末のハチ公前から若者が消えた。安倍氏の演説を待っていたのは、週末の渋谷の街には少々似つかわしくない?年配者ばかり。10分遅れで到着した本日の主役は「戦後生まれのトップバッターとして、私たちの世代も責任を担う時がやってきた」と“若さ”をアピールした。

 渋谷では、5年前の総裁選で小泉首相も街頭演説を行っている。田中真紀子氏とタッグを組んだド迫力絶叫は、2万人の老若男女を酔わせ「小泉ブーム」の発火点となった場所だ。

 もちろん約1万2000人を集めた安倍氏も負けてはいない。中年女性らは「安倍さ〜ん」「いい男ね」「品があるわ」と口々にした。だが一方で若者の大半は素通りしていった。

 現実の戦いでは、安倍氏は党内の支持が7割とも8割とも言われる強さだが、若者人気は未知数のところがある。9日の東京・秋葉原の街頭演説で漫画オタクの麻生太郎外相(65)が「アキバ系」の熱い声援を受けた。若者が頻繁に利用するネット界では、検索サイト最大手のヤフーが8日から始めた模擬投票(16日夜現在)で、麻生氏が54%、谷垣禎一財務相が32%で、安倍が最下位の16%。

 トレンドに詳しいマーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏(45)は「小泉首相が『サプライズ』を連発し過ぎたおかげで、安倍さんは同じ手法を使いづらいのでは」と指摘する。

 総裁選が“消化試合”なのも若者の興味をそぐ要因に挙げた。「驚きがなければ、政治への関心が低い若者を振り向かせるのは難しいし、安倍氏の中心的な政策『再チャレンジ』も、ニートなどの若者以外に訴えかけるものが少ない」と分析。「今後も地道に若者にアプローチする努力をするべき」とした。

 安倍陣営の関係者は「年齢的なバランスも含め、広い支持を集めたい」と話す。最年少候補だが、セレブ感たっぷりの安倍氏は、若い世代にとっては少々お高い存在なのかもしれない。
(2006年9月17日06時00分 スポーツ報知)

982片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/18(月) 13:26:41
地方の自民総裁選投票率、前回下回る見込み 低い関心
2006年09月18日12時44分
http://www.asahi.com/politics/update/0918/003.html

 自民党総裁選で、党員投票の盛り上がりがいま一つだ。約107万人の党員・党友が有権者となり、300票の地方票として換算される党員投票は、関心の高さを測る指標になる。しかし、安倍官房長官の優位が揺るがず勝敗の行方が見えているため、19日の締め切りを前に、投票率は前回の全国平均69%を下回るのは確実と見られる。

 連休前の14日あった安倍合同選対の会議。幹部が「とにかく電話作戦で投票率を上げないといけない」と檄(げき)を飛ばした。

 「うちの県は前回70%台だったが、現時点では約40%だ」。陣営内にこんな声も出るほどで「投票率が非常に低いと、当選しても正統性を疑われてしまう」と焦る若手もいる。

 「前回は告示後2〜3日で50%を超えたが、今回は1週間たっても40%に届いていないのではないか」と首をかしげるのは谷垣財務相の陣営関係者。電話作戦を連休中まで引き延ばした。

 麻生外相の陣営に集う国会議員からも「最初から消化試合と言われているから、党員の関心が失われている」との声が漏れている。

983片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/18(月) 19:39:14
アベシ周辺にえらい毒舌がいるね。

深層:攻防・新政権誕生 安倍氏「この流れ変えない」 若手ポスト席巻、ベテラン危惧
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060918ddm002010016000c.html

 自民党総裁選の20日の投開票を前に、安倍晋三官房長官を支える組織の間で論功人事をめぐる綱引きがヒートアップしている。「脱派閥」による安倍氏擁立の流れを作った中堅・若手の「再チャレンジ支援議員連盟」のメンバーや従来の安倍氏側近が安倍政権の担い手となることをうかがう一方で、森派中心の総合選対(安倍応援隊)のベテラン議員も重要閣僚としての処遇をあてこむ。国会議員の7〜8割が安倍氏支持に走っただけに、四方八方丸く収まる人事を安倍氏が行うのは不可能。安倍氏にとっては「圧勝」ゆえの難題となる。

 14日午前、自民党青年局主催の公開討論会を前に、安倍氏は「再チャレンジ議連」が置いた選対に顔を出した。安倍氏の左隣には、丹羽・古賀派所属ながら今や安倍氏の腹心と言われる菅義偉副総務相が座り、約20人の国会議員が安倍氏のあいさつに聴き入った。議連会長の山本有二党経理局長は、地元高知でのキャラバン隊活動のため欠席した。

 「この議連による支援というのは、今までの総裁選で全く見られなかったもの。かつては派閥の長が決めて、全員誰かにつくという姿だった」と切り出した安倍氏。「新しい時代に向けて大きな突破口になっていくのかなと思う。この流れを変えるつもりはない」と言い切った。

 7月下旬、福田康夫元官房長官が不出馬を表明した後、山本氏は安倍氏に「福田さんが出ないことがはっきりしたんだから、私たちの仕事も終わった。(再チャレンジ議連を)解散してもいいか」と打診した。しかし安倍氏は「そのまま残してくれ」と語った。再チャレンジ議連の幹部の一人は「来年の参院選後に政局になったら、安倍派を作る母体にする」と語り、派閥再編の狙いを隠さない。

 また、安倍氏に近い石原伸晃前国土交通相(無派閥)や塩崎恭久副外相(丹羽・古賀派)らの重要閣僚、党役員への抜てきもささやかれる。それだけに、新政権のポスト配分を巡りベテラン議員も危惧(きぐ)する。

 総合選対の事務局長を務める甘利明元労相は、山崎派に所属するが、山崎拓前副総裁の意向に反する形で、同派の約6割を安倍氏支持に振り向け、その功績で入閣が有力視される。その甘利氏でさえ「再チャレンジ選対の連中は楽しいだろうなあ。高揚感があって、イケイケドンドンだな」と周辺に漏らした。

 こうしたベテラン組の思いを察した森喜朗前首相は「『再チャレンジ組』の入閣は会長の山本君1人で十分」と断言。「若い連中が処遇を求めて安倍君の選挙をやっているのなら、それは安倍君のためではない。じっと我慢して、何も求めずにやるのが武士(もののふ)だ」と、若手議員の動きを功名心にあおられての言動と非難した。

 そんな森氏の発言を伝え聞いた安倍氏周辺の一人は「森さんはオールドファッション。ほんとうに仕方がない人だ」と反発した。選挙結果よりも人事絡みの舌戦が目立つのも、今回の総裁選の特徴となっている。

毎日新聞 2006年9月18日 東京朝刊

984片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/20(水) 02:09:53
竹中総務相は「経済学のよき教師」=与謝野担当相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060919-00000849-reu-bus_all

 [東京 19日 ロイター] 与謝野経済財政・金融担当相は19日、閣議後の記者会見で、15日に議員辞職を表明した竹中総務相について「郵政改革では同志」、歳出・歳入一体改革で対立が鮮明になった「去年の暮れから今年にかけては、経済学のよき教師」と評した。 
 政調会長時代には、郵政改革を軌道に乗せるために竹中経済財政担当相(当時)と「共に全力を尽くした。郵政改革の同志と思っている」と評価した。
 一方で、与謝野氏が経済財政担当相に就き取り組んだ歳出・歳入一体改革では、竹中総務相とはしばしば衝突。将来の経済成長率と金利水準をめぐる論争では、与謝野氏らが主張した「堅実な前提」が採用されたが、与謝野担当は後半の竹中氏とは最後まで溝が埋まらなかったことを皮肉を込めて「経済学のよき教師」と評した。
 また、竹中氏と与謝野氏は政策決定手法でも大きな違いがみられ、竹中氏が小泉首相の後ろ盾を力に「一点突破」型で押し切ったのに対し、与謝野氏は調整型で政府・与党間の合意点を見出すことに力を注いだ。
 ポスト小泉の新政権でも調整型の手法は有効かとの質問に対して与謝野担当相は「一直線にいく方法もあるし、急がば回れという方法もある。皆を納得させながら物事決める方法もある。100万人と云えどもわれ行かんという方法もある。人生観の差みたいなものがあっていずれも有効な方法だと思う」とかわした。
(ロイター) - 9月19日14時22分更新

985片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/20(水) 02:38:27
首相 新総裁の判断で人事を
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/09/20/k20060919000139.html

小泉総理大臣は、自民党の森前総理大臣と会談し、総裁選挙で安倍官房長官が新しい総裁に選ばれた場合の党役員と組閣人事について、「意見は聞いても、自分の判断ですべきだ」と述べました。
会談は小泉総理大臣の呼びかけで行われ、20日投開票が行われる総裁選挙の情勢などをめぐって意見を交わしました。この中で森前総理大臣は、安倍官房長官がきわめて優勢となっていることについて、「安倍氏の陣営では国会議員票は70%を確保することを目指している」と述べたのに対し、小泉総理大臣は「国会議員票で60%を超えたら十分ではないか」と述べました。そのうえで小泉総理大臣は、安倍氏が新しい総裁に選ばれた場合の党役員と組閣人事について、「いろいろな人が要望してきて、たいへんだろうが、意見は聞いても、あとは自分の判断ですべきだ」と述べました。

“参院からの入閣は2人を”
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/09/20/k20060919000166.html

自民党の片山参議院幹事長は、記者会見で、新しい総理大臣が行う組閣人事について、参議院からの入閣はこれまでどおり2人として、人選も参議院執行部の意向を尊重すべきだという考えを示しました。
自民党総裁選挙できわめて優勢となっている安倍官房長官は、先に、総理大臣に就任した場合の組閣人事について、参議院議員から誰を起用するかは、参議院側の意向は聞くものの、最終的にはみずから判断する考えを示しています。これについて、片山参議院幹事長は記者会見で、「参議院から、今まで2人が起用されてきたのだから、このことは尊重してもらわなければならない。閣僚の任命権は総理大臣にあるので、新しい総理大臣と人選を十分相談したいと考えているが、これまでは、参議院側の考えをおおむね尊重してもらってきた」と述べ、組閣人事では、参議院からの入閣は2人とし、人選も参議院執行部の意向を尊重すべきだという考えを示しました。

986片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 18:33:16
こいつ、こればっかり。

森氏、派閥会長辞任を表明=「わたしの任終わった」−安倍氏は離脱・自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060921-00000063-jij-pol

 自民党森派会長の森喜朗前首相は21日昼の同派在京議員昼食会で「わたしの(派閥での)任はだいたい終わったかなというつもりでいる」と述べ、小泉純一郎首相の退陣を機に同派会長を辞任する意向を表明した。
 森氏は「新しい次の段階がいずれそう遠くない日に来ると思う」と指摘。新体制づくりを急ぐ考えを示した。ただ、同派内では26日発足する安倍新政権を支えるため「少なくとも来年夏の参院選までは続投してほしい」(幹部)と慰留する声があり、実際に辞任するかどうかは流動的要素もある。
 一方、森氏は安倍晋三総裁について「総裁に就任して清和政策研究会(森派)を離脱した」と報告した。安倍氏の森派離脱により、同派の勢力は85人となった。 
(時事通信) - 9月21日15時1分更新

987片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 18:35:18
参院選に向けては九州の押さえがカギ。

麻生氏3県でトップ 九州7県得票 安倍氏独走に反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060921-00000007-nnp-kyu

 20日投開票された自民党総裁選で、九州7県の地方票(40票)のうち、新総裁に決まった安倍晋三官房長官が19票、麻生太郎外相が18票を獲得。谷垣禎一財務相は3票にとどまった。安倍氏優位とされた中、麻生氏は福岡、佐賀、大分3県で安倍氏を抑えトップに。党員・党友の「九州から総理・総裁を」との思いのほか、地域間格差を生んだ小泉改革への反発が、首相の後継とされる安倍氏にマイナスに働いたとみられる。

 麻生氏は衆院福岡8区選出だけに地元福岡では6票のうち5票を獲得する圧勝。佐賀、大分でもそれぞれ5票中3票を得た。長崎では6票を安倍氏と3票ずつ分けた。

 安倍氏は熊本、宮崎、鹿児島3県で過半数を獲得。谷垣氏は推薦人が2人いる鹿児島で2票、熊本で1票を得たのみで、残る5県はゼロだった。

 麻生氏を推薦した福岡県連幹部は「厳しいとの見方もあったが、期待以上の結果が出た。麻生氏の訴えが多くの党員の共感と期待を呼び起こした」と分析。長崎県連幹部は「(支援を呼び掛ける)はがきまで送ったのは麻生氏のみ。積極的な活動が反映された」と語った。佐賀県連幹部は「安倍氏の独走態勢が報じられ、九州出身の麻生氏に票が流れたのではないか。佐賀で麻生氏が安倍氏の上をいくとは思っていなかった」と打ち明けた。

 各県の投票率をみると、福岡の71・03%、大分の64・08%の順。最も低かったのは長崎の46・62%。九州7県の平均投票率は57・07%で全国平均を4・38ポイント下回った。
(西日本新聞) - 9月21日10時7分更新

988片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 18:36:32
ニュースプリズム:自民総裁選で県連の麻生氏支持決定 背景に会長と友好関係 /茨城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060920-00000098-mailo-l08
 ◇背景に会長との友好関係
 20日の自民党総裁選は、安倍晋三氏の勝利が確実視されているが、党県連が5日に麻生太郎氏の支持を表明し波紋を広げている。候補者の地元以外で都道府県連が特定候補を支援するのは異例。県連が麻生氏に肩入れする理由を探った。【土屋渓】
 ◇地方組織では異例−−不透明な党員票の伸び
 ■満場一致
 「地方を一番理解してくれているのは麻生さん。協力していただきたい」。8日、水戸市内のホテルで開かれた県連傘下の職域支部代表者会議。建設業界など48団体の関係者約100人を前に、県連の長谷川大紋幹事長は麻生氏への投票を強く呼びかけた。
 総裁選は自民党の国会議員票403票と都道府県ごとに配分される党員票300票がある。約5万2000人の党員を抱える県の持ち票は11票。12票の東京都に次ぐ票田ということもあり安倍氏は8月23日に直接県連にあいさつに訪れている。それでも5日に開かれた県連役員会で麻生氏支持が満場一致で決まった。
 ■義理人情
 県連幹部は「(県連会長の)山口武平さんと麻生さんは古い付き合い。お互いの義理もある」と指摘する。山口氏は麻生氏の印象を「炭鉱員と話をしてきた人」と表現する。麻生氏はかつて石炭産業で栄えた福岡県筑豊地域の出身で、政治家になる前は地元のセメント会社の経営経験もあることから、地方の現状認識に優れているとの見方。2人は麻生氏が日本青年会議所の会頭を務めていた78年前後に知り合い、地方政治の話などで意気投合したという。
 98年に県選出の故・梶山静六元官房長官が当時の小渕派を離れて総裁選に立候補した際は、河野グループの麻生氏が選対に入って梶山氏を支援した。県議を4期務めた梶山氏と山口氏はともに55年の県議選で初当選した同期。01年の総裁選に麻生氏が立候補した際、出馬に必要な20人の国会議員の推薦人集めに山口氏が奔走したこともあった。
 ■波紋
 だが、梶山氏の地盤(4区)を引き継いだ長男で衆院議員の弘志氏(無派閥)は今回、安倍氏の支持を決めた。弘志氏は8月、山口氏を訪ね、決意を伝えた。数日後、県連を訪れた安倍氏は山口氏に「私は静六先生とは政敵だったが、今はこうなった」と弘志氏との連携を強調したという。それでも「静六君や麻生さんには世話になった。安倍さんになびくわけにはいかなかったのだろう」と県連幹部は指摘する。
 ただ、弘志氏以外にも県選出の国会議員の多くが安倍氏支持に回る見通しで、麻生氏の党員票が県内でどれだけ伸びるかは不透明だ。

9月20日朝刊
(毎日新聞) - 9月20日12時2分更新

989片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 18:47:39
面白いね、圧勝なのに。選挙は、おもしろい。

安倍新総裁:得票率7割に届かず 微妙な勝利の評価
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060921k0000m010153000c.html

 安倍晋三君267票−−。自民党総裁選の投開票が行われた党本部8階のホール。選管委員長の臼井日出男が最初に安倍の国会議員票を読み上げた瞬間、「ふーん」と低い響きの反応が会場内に広がった。

 財務相の谷垣禎一の時は「ほー」、外相の麻生太郎は「おー」。この対照的な反応が、「圧勝」が伝えられながら得票率が目標の7割に届かなかった安倍の微妙な勝利の評価を物語っていた。

 会場中央、前から4列目に座っていた安倍は立ち上がって、後ろ、右、前、左の順に深々と頭を下げたが、表情は硬いまま。着席してしばらくしてようやく笑みがのぞいたが、満面の笑みにはほど遠かった。

 安倍陣営は投票前、自民党本部に近い赤坂プリンスホテルで、必勝出陣式を開いた。出陣式を「最後の踏み絵」とする思惑もあり、お知らせの紙に「必ず議員ご本人の出席を」とのただし書きを入れた。陣営幹部は手分けして各議員に出席要請の電話も入れた。

 結局、出席者は議員266人(含む代理出席15人)。選対本部長代理の町村信孝(前外相)は「もうちょっと来ると思ったが」と不安げな表情を見せたが、安倍の議員票はくしくもこの数字とほぼ符合した。

 町村をはじめ、選対本部長の柳沢伯夫(党税調会長)、事務局長の甘利明(元労相)らは20日夜、東京・赤坂の料亭で慰労会を開いた。

 「あれだけ電話して、入れてくれると言っていたのになあ」。だれかれとなくぼやきが相次ぎ、町村は「森(喜朗前首相)さんに280は下回らないと報告したのに」と肩を落とした。出席者によると、お通夜のようだったという。(敬称略)

毎日新聞 2006年9月21日 3時00分

990片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 19:11:59
自民幹事長会見「毎日毎日が反省の毎日」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060921AT3L2103Z21092006.html

 「反省すべきはたくさんある。毎日毎日が反省の毎日だから」――。自民党の武部勤幹事長は21日午後、政府・与党連絡会議後に党本部で記者会見し、約2年間の幹事長在任期間をこう振り返った。

 具体的な反省点については、「人の前では言わない方がいいだろう」とかわす一方、「しかし、(小泉純一郎)首相から言われたように『明るく元気いっぱい、よく頑張ったな』という実感は残っている。首相が目指す改革を何とかやり遂げさせてあげたい、という思いで努力してきた」と満足感も強調。「そういう意味では悔いはない」と力を込めた。

 これまで幹事長を務めてきた心構えについては、「最初は驚天動地と開口一番申し上げたように、私自身が大政党である自民党の幹事長に就任するとは夢にも思っていなかったが、首相の信頼にとにかく全力で応えなければならないという思いで努力してきた」と回顧。〔NQN〕 (15:02)

991片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 19:53:04
自民党津島派 「党3役の一角占める」方針
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20060921/20060921-00000053-nnn-pol.html

 自民党・津島派は21日の幹部会で、党3役の一角を占めることと、佐田議院運営委員長らの入閣を求める方針を確認した。派閥会長の津島元厚相が安倍氏の周辺に伝えるという。

[21日16時59分更新]

992片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 20:06:48
各派閥が期待する入閣・三役リスト @日経20日

森 中川秀、尾身、町村、坂本、長勢、宮路
津島 久間、額賀、佐田
丹羽 丹羽、柳沢、太田
山崎 甘利、木村、遠藤武
伊吹 伊吹、萩山、松岡
高村 赤城
二階 二階
参院 溝手、若林

993片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 21:26:37
安倍の携帯メールに「徹底的に対決していくべきだ」
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006092110.html

 第21代自民党総裁に選出された安倍晋三官房長官(52)。他の2候補を300票以上も引き離す大勝だったが、500票超えを目指した陣営の票読みからは30数票も足りないハプニングが。この裏には、「参院のドン」青木幹雄参院会長(72)率いる参院津島派(35人)の離反が指摘されている。「安倍Vs青木」という暗闘のゴングが鳴り響くのか。

 「悪者が分かったので、徹底的に対決していくべきだ」

 20日夜、安倍氏の携帯にこんなメールが入った。同氏を支持する中堅・若手の「再チャレンジ支援議連」のメンバーからだった。

 総裁選の最中、安倍氏が来年夏の参院選の候補者差し替えなどに言及したため、青木氏は「発言には気を付けてほしい」と不満を爆発。これが、議員票の大幅減につながったと分析したのだ。

 現に、同派幹部の片山虎之助参院幹事長(71)は「若干の影響はあったと思う。無用な混乱はあった」といい、別の同派議員も「当初は安倍支持だったが、麻生氏に投票した」と暴露した。

 青木氏は早大時代に竹下登元首相の選挙を手伝い、そのまま「城代家老」と呼ばれる地元秘書に。県会議員を経て、昭和62年に参院議員に初当選。その後も「竹下の黒子」として影響力を蓄えてきた。

 平成12年に竹下氏が急逝した後は、東京・永田町のTBRビルにある個人事務所を金庫(=金脈)ごと引き継いだ。大きな革張りのソファに座り、真正面の国会議事堂を見つめながら愛飲のチェリーをくゆらす姿は「参院のドン」の雰囲気十分である。

 ことごとく派閥の意向を無視してきた小泉純一郎首相(64)でさえ、青木氏率いる参院は「聖域」として配慮、組閣などの人事推薦権を容認していた。

 今回の議員票は「参院には触れるな」という“ドンの警告”ともいえそうだが、安倍陣営の中には「協力しなかったんだから、参院津島派には厳しい姿勢で(党役員や閣僚人事に)臨めばいい」と息巻く者も。

 当の安倍氏も20日夕、テレビの報道番組で参院選の候補者差し替えについて聞かれ、「今の時点でベストの人を選んでいると思うが、新執行部ができた段階でよく点検し、態勢が整っていないなら見直すこともあり得る」と語り、簡単には引き下がらない可能性も示唆した。

 このまま、安倍Vs青木の遺恨戦争に突入するのか。政治評論家の小林吉弥氏はこう分析する。

 「安倍氏の最大の使命は、来年の参院選で小沢民主党に勝つこと。青木氏や参院津島派を『抵抗勢力』に仕立てることは得策ではない。青木氏も勝ち目のない候補者1人、2人を差し替えることは了承するだろうから、双方大人の対応をするのではないか」 

ZAKZAK 2006/09/21

994片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 22:24:35
自民津島派:4人を入閣候補に 党三役の一つも目指す方針
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060922k0000m010133000c.html

 自民党津島派は21日の幹部会で、佐田玄一郎衆院議院運営委員長(当選6回)ら4人を入閣候補として推すことを決めた。党三役の一つは確保することを目指す方針も確認した。すでに津島雄二会長がこうした方針を安倍晋三総裁サイドに伝えた。安倍氏は派閥の意向にとらわれない人事を進める考えを示しているが、第2派閥の動きは他派閥にも影響を与えるとみられる。

 入閣候補は佐田氏のほか、鴨下一郎(同5回)、仲村正治(同7回)、三原朝彦(同5回)の各氏。佐田、鴨下両氏の入閣を最優先する方針。【堀井恵里子】

毎日新聞 2006年9月21日 22時18分

995片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/21(木) 23:04:58
不滅!!谷垣禎一って絶対に白ブリーフだよな?
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/giin/1126487450/

894 無党派さん New! 2006/09/21(木) 22:48:38 ID:psak6ivC
>>891
京都市の伊吹事務所が京都府福知山市の谷垣事務所に「総裁選には
安倍晋三に投票をお願いします」という葉書を送った件について。
(ネタ元は読売新聞中丹・丹後版)
この葉書を受け取った谷垣事務所の人は「あちらはうちの先生が自民
党員だということで機械的に送付されたのでしょうが・・・(絶句)」

996片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/22(金) 12:40:43
<安倍新総裁>新政権、参院から2人入閣へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000031-mai-pol

 自民党の安倍晋三総裁と青木幹雄参院議員会長は22日午前、党本部で会談し、26日に発足する新政権の閣僚人事をめぐり協議した。青木氏は「今まで通り参院(自民党)の閣僚枠を守ってほしい」と述べ、これまでの参院枠2ポストを維持するよう求めた。これに対し安倍氏は「それ(2枠)は守ります」と述べ、了承した。
 参院側は入閣候補として、森派の若林正俊参院政審会長と丹羽・古賀派の溝手顕正参院議院運営委員長を推薦する方針を固めている。ただし青木氏は安倍氏との会談で具体的な候補者名には言及しなかった。
 参院の閣僚人事を巡っては、安倍氏が「参院自民党が推薦してきた人を自動的に決めることはない」と言及し、青木氏がこれまで決めてきた参院枠の見直しの可能性も示唆。参院津島派は安倍氏の発言に強く反発し、総裁選での安倍氏の得票率にも影響したとみられている。【犬飼直幸、西田進一郎】
(毎日新聞) - 9月22日12時8分更新

997片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/22(金) 12:43:03
参院2ポストで一致、安倍・青木氏会談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000006-yom-pol

 自民党の安倍総裁(官房長官)は22日午前、党本部で青木参院議員会長と会談し、26日の安倍新内閣の組閣では「参院枠」として現在と同じ2ポストを維持することで一致した。

 青木氏は会談で、「今まで通り閣僚・副大臣・政務官の参院枠をきっちり守ってほしい」と要請し、安倍氏は「それは守ります」と応じた。

 参院側は今回、若林正俊参院政審会長(森派)と溝手顕正参院議院運営委員長(丹羽・古賀派)の入閣を求めている。

 安倍氏は従来、参院からの閣僚起用について、「参院が挙げてきた人を自動的に決めることにはならない。こちらの考え方もある」と述べ、参院側の推薦者にとらわれない考えを示す一方で、「参院の独自性も尊重すべき要素ではある」と、一定の配慮をする意向も示していた。
(読売新聞) - 9月22日12時34分更新

998片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/22(金) 13:05:07
安倍総裁、「参院枠2」を維持=青木氏に明言−閣僚人事めぐり会談・自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000061-jij-pol

 自民党の安倍晋三総裁は22日午前、党本部で閣僚人事などをめぐり、青木幹雄参院議員会長と会談した。青木氏は「今まで通り、参院枠を守ってもらいたい」と述べ、従来通り参院から2人を閣僚に起用するよう求めた。これに対し、安倍氏は「それは守っていきます」と明言した。
 参院枠を維持する理由について、安倍氏は会談後、「参院は派閥ではないから」と記者団に説明した。
 安倍氏は参院枠を見直す可能性に言及していたが、同日の会談では、参院自民党側が反発していることを踏まえ、青木氏の意向を尊重する姿勢を示した。ただ、安倍氏が参院側が推薦する入閣候補をそのまま受け入れるかどうかは不透明だ。 
(時事通信) - 9月22日13時1分更新

999片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/23(土) 08:48:39
旧河野派、年内にも麻生派へ
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060923AT3S2201Z22092006.html

 河野洋平衆院議長は22日、都内で麻生太郎外相(旧河野派)と会談し、派閥離脱で空席となっている旧河野派会長を引き継ぐよう要請した。麻生氏は即答を避けたが、基本的には受け入れる意向。派閥離脱が慣例の自民党三役に起用されなければ、年内にも旧河野派から「麻生派」に衣替えする見通しだ。

 旧河野派は旧宮沢派(宏池会)の系譜。麻生派に移行した場合、丹羽・古賀派と谷垣派との宏池会系三派で再結集する「大宏池会」構想の行方にも影響する可能性がある。

1000片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/23(土) 08:51:42
旧河野派が麻生派へ 「大宏池会」視野に衣替え
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006092301000005

 河野洋平衆院議長は22日午後、麻生太郎外相と議長公邸で会談し、派閥離脱で空席となっている旧河野派会長を引き継ぐよう要請した。麻生氏は「この時期がいいかどうかも含めて考えさせてほしい」と即答を避けたが、25日の自民党人事で三役入りしなければ年内にも「麻生派」に衣替えさせたい考えだ。
 麻生氏は、旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ丹羽・古賀、谷垣両派を巻き込んだ「大宏池会」構想の行方などを見極めた上で、派閥会長に就任したい意向とみられる。
 河野氏は会談で、森喜朗前首相が派閥会長辞任の意向を示したことや、橋本派会長だった橋本龍太郎元首相の死去を挙げ、世代交代の必要性を指摘。週明けの「安倍政権」発足を前に「この時期に派閥の会長職に就いてはどうか」と提案した。
 麻生氏が来週、党三役入りした場合は、派閥を離脱するため、衣替えは先送りされる。
 河野氏は今年1月にも後継会長就任を打診したが、麻生氏は「9月の総裁選出馬に影響するかもしれない」として留保していた。

1001片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/24(日) 08:50:06
パンダ男は要らないな・・・。

bewaad
http://bewaad.com/20060922.html

出馬の時点において既に、騙してやろうという確たる意図を持って、守る気もない公約をでっちあげたということですか。しかも、それを死ぬまで隠し通すというならともかく、いけしゃあしゃあと告白した上で美談に仕立て上げますか。これまでだって公約破りの例は限りなくあるでしょうけれど、その際には事後的な事情の変化でやむを得なかったというような、あるいは最も重要な点は守っているというような釈明が付き物で、少なくとも公約で嘘を吐くことは悪いことであるという最低限の価値観は尊重されてきました。それが、嘘を吐いて何が悪いと言わんばかりの開き直りとは、我が国の民主政もずいぶんと舐められたものです。

しかし、これを批判しないマスメディア(竹中大臣の議員辞職関連の報道はあらかた目を通しましたが、そのような批判は皆無でした)というのはいったい何なのでしょう。これで権力の監視、社会の木鐸だなんていうのは、もう何度目か定かではありませんが(笑)、あきれて言葉もありません。知らなかったというならさておき、記者会見で証言を引き出しておきながら、それを問題だと思う感受性は持ち合わせていないのですか?


ドラめもん9/21
http://www.fpeye.co.jp/fpeye/fpeye.php?fid=7

○関係ないお話になりますが、竹中大臣議員辞職ネタ

あたくしが英国で遊びほうけている間に竹中大臣の議員辞職ネタが出ておりましたが、bewaadさんのところを見たらこんなお話が。

http://bewaad.com/20060916.html#p01
http://bewaad.com/20060917.html#p02

で、昨日(9月20日)の東京新聞朝刊9面(なぜか経済面)にはこんな記事(ネット版にはなかったようのですが、左上の囲み記事)がありました。

『「どういうタイミングで公表するかは難しいから一緒に考えような」。参院議員を辞任する竹中平蔵総務相が今年1月、新年のあいさつで小泉純一郎首相に9月に辞職する意向を伝えた時、首相はそう話していたことが19日、分かった。』

『総務相が本紙の取材に語った。それによると「政権が終わったら(進退は)好きにして良いよ」と既に2001年の入閣時、首相に言われていたため、今回の辞任は竹中氏の”既定路線”だった。1月の報告はその確認で、「総理は最初から分かっておられた」。当時は通信・放送や地方財政の改革論議がスタートしたばかりだった。(以下割愛)』

・・・・・ってえことは参議院選挙で「任期満了まで勤め上げる」って言ってたのはそりゃあーた一体全体何だったんですかと小一時間。まあその時々で調子の良い話が出てくるのがヘイゾークオリティ(「ITで350万人雇用」は何だったんでしたっけ?)なんで今更驚くには値しないかもしれんが、それにしても如何なものかと思われますが。

#あたくし的にはこういうその場その場で調子の良い「ああいえばこういう」ってのが物凄く不愉快。

1002片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/28(木) 21:08:05
はずかし。

「ただ今帰りました」 武部前幹事長、山崎派に復帰
2006年09月28日18時56分
http://www.asahi.com/politics/update/0928/008.html

 「ただ今帰りました」 自民党幹事長就任に伴い派閥を離れていた武部勤氏が28日、古巣の山崎派の総会に2年ぶりに出席した。会長の山崎拓前副総裁は「無事生還されたことを心から歓迎したい」と笑わせたほか、山崎氏の意に反して安倍首相を支持した甘利経産相についても「我々の代表選手として活躍を期待している」と歓迎。総裁選でささくれ立った派内の融和を演出した。

 派閥事務所に現れた武部氏は同僚議員と握手を繰り返し、「猪突猛進(ちょとつもうしん)で数々の迷惑をかけた。会長をはじめ皆さんと頑張りたい」と恥じらうような笑顔であいさつした。

 武部氏は、総裁選で「非安倍」勢力の結集を目指した山崎氏を批判する一方、新人議員には派閥に入らないよう指導していた。このため新人議員からは、武部氏の行動に失望の声も出ている。

1003片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/28(木) 21:43:42
丹羽・古賀派、祝勝会で内紛再燃=「古賀派」へ衣替えの動き表面化−自民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060926-00000185-jij-pol

 安倍内閣で閣僚4ポストを獲得した自民党丹羽・古賀派で、派の名称を「古賀派」に変えようとする動きが26日、表面化した。丹羽雄哉代表が総務会長に就任した機会に、同派の運営を古賀誠代表中心にするのが狙い。丹羽氏は反発しており、総裁選で「安倍氏支持」でまとまった派の結束に早くもほころびが生じた形だ。 
(時事通信) - 9月27日1時0分更新

「古賀派」移行問題、決着付かず=任期終えれば代表復帰と丹羽自民総務会長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060928-00000204-jij-pol

 自民党丹羽・古賀派は28日の世話人会で、総務会長に就任した丹羽雄哉代表の派閥離脱に伴い、古賀誠共同代表が「古賀派」への衣替えを求めている問題を協議した。しかし同日も結論は出ず、両氏の今後の協議に委ねることになった。
 会合では丹羽氏が「古賀派」への移行について「何で急に言うんだ。(丹羽・古賀派出身の)の大臣も『それはおかしい』と言っている」などと批判。これに対し、古賀氏が「わたしはその任にあらずということか」と気色ばむ場面もあったという。
 この後、丹羽氏は記者団に対し「派閥離脱で1人代表制になるのが普通だが、総務会長の任期が終われば代表に戻るのが常識的」と指摘した。 
(時事通信) - 9月28日21時0分更新

1004片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/28(木) 21:45:16
自民党:「安倍人事」に各派閥が納得感
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060929k0000m010112000c.html

 「安倍人事」に対し、各派閥では納得感が広がっている。副大臣、政務官、衆参の常任・特別委員長人事は「派閥均衡」になり、総裁選で安倍晋三首相と対決した谷垣派や河野派、自主投票だった津島派や山崎派にも一定の配慮が見られたためだ。ただ、こうした人事は、首相が掲げる「大臣、副大臣、政務官のチームワーク」と矛盾するとの指摘も出ている。

 副大臣以下の人事はもともと、党執行部と各派の幹部との調整にゆだねられていたが、安倍内閣でも事実上、踏襲された。26日の組閣前後から各派の事務所には幹部が陣取り、党本部の幹事長室に連絡役の議員を送り込んで要望を伝えるなど、従来通りの人事調整が行われた。

 この結果、党三役ポストから外された津島派、安倍支援色の強かった甘利明経済産業相以外の入閣がなかった山崎派には、副大臣は最多の4人が配分された。津島派の場合、政務官にも5人(うち3人が参院)が起用された。党役員人事でも、人事調整権を持つ筆頭副幹事長に津島派の茂木敏充・元科学技術担当相が起用される見通しで、「第2派閥」に配慮した形。同派幹部は「執行部が気を使ってくれる」と歓迎している。

 閣僚ゼロの谷垣派は遠藤利明氏が副文部科学相に起用されただけだが、埋め合わせるように常任委員長が計3ポスト配分された。河野派は、麻生太郎外相の下で、岩屋毅衆院議員、浅野勝人参院議員が起用された。

 総裁選で安倍氏を支援した各派でも、丹羽・古賀派、高村派は推薦した議員がそのまま起用され「希望通り」(丹羽・古賀派幹部)と満足感を強める。党政調会長と文科相、農相と優遇された伊吹派は副大臣の起用はなく、三役・閣僚人事とのバランスを取ったものとなっている。

 安倍氏を批判していた山崎派の山崎拓会長もこの日の派閥総会で、「安倍政権を支える役割を立派に果たしていきたい」と語った。就任あいさつに訪れた中川秀直幹事長に対しては「人事でいろいろご配慮いただいた」と語り、中川氏が「いえいえ、当然のこと。公正な党運営をやります」と応じる場面もあった。【田中成之】

毎日新聞 2006年9月28日 21時22分 (最終更新時間 9月28日 21時23分)

1005片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/28(木) 21:51:13
太田次期公明党代表:「民主党とは手組まない」と語る
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060928k0000m010141000c.html

 公明党の次期代表に選出された太田昭宏幹事長代行は27日、毎日新聞のインタビューに応じ、11月中旬にベトナムで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)前の日中首脳会談開催に向け、自らが訪中し、胡錦濤国家主席に首脳会談に応じるよう働きかける用意があるとの考えを明らかにした。

 太田氏は「待ったなしでそういうこと(首脳会談の環境づくり)が大事と判断すれば、やらなくてはいけないと考えている。公明党あるいは私がそういういい役割を果たせるのなら、本当にやらないといけない」と強調した。

 そのうえで、今年3月の訪中の際に胡主席と面会したことに触れ、「胡主席の心の中には日中関係を打開しないといけないという思いがあると感じた」とも語り、中国側が歩み寄る余地があるとの見方を示した。【坂口裕彦】

 −−公明党の新運動方針は集団的自衛権の行使や国立追悼施設建設に触れていない。安倍晋三首相に配慮しましたか。

 ◆全然違いますよ。運動方針はあくまで今後2年間の話だ。集団的自衛権の行使は認めない。首相の靖国公式参拝は自粛すべきだ。宗教的に中立な国立の平和追悼施設を造る。これらの党方針はいささかも変わらない。

 −−最近、連立政権で公明党の存在感が薄れていませんか。

 ◆安全保障分野で「もっとブレーキを引くべきだ」との声はあったと思うが、連立7年間で自民党に引きずられたことはないです。

 −−安倍首相は、政府解釈の変更による集団的自衛権行使の容認のみならず、憲法改正を目指しています。それでも自公連立は不変ですか。

 ◆自民党総裁や首相としての政治運営は、まだ鮮明ではない。ただ、今月に入ってから、かなり慎重に(公明党の立場にも)目配りしている。憲法や集団的自衛権で、これまでの政府見解と異なる主張を一気に行う感じはしませんね。安倍さん個人と、首相としての立場は違う。憲法9条1項(戦争放棄)、2項(戦力不保持)を堅持するというわが党の立場が揺らぐことはない。

 −−新代表として最も重視することは。

 ◆党運営では「チーム公明」「チーム太田」の総合力が発揮できるようにしたい。安倍首相が言う「美しい国」を作るためには「人」が輝かなければならない。私は「戦う人間主義」「生活現場主義」を標ぼうしています。庶民の視線を大事にしたい。

 −−太田さんは「公明党の原理主義者」と見る自民党議員もいます。

 ◆とんでもない。私は「政治はリアリズム」という現実主義者だ。

 −−APEC(アジア太平洋経済協力会議=11月)前の日中首脳会談実現のために訪中し、胡錦濤国家主席に安倍首相の気持ちを伝える意思はありますか。

 ◆日中関係打開は待ったなしだ。そういうことが大事と判断すれば、私はやらなくてはいけないと考えている。公明党あるいは私がそういう役割を果たせるのなら、本当にやらないといけない。

 −−安倍首相は自らの靖国参拝の有無は言わない方針ですが、中国、韓国はそれを受け入れると思いますか。

 ◆あいまい、うやむやにし続けるわけにはいかないというのが率直な気持ちですね。

 −−来年の参院選はどう戦いますか。

 ◆天王山だ。(独自候補を擁立する)5選挙区は全勝する。比例でも過去最高得票で8議席を獲得する。与党が過半数割れになれば、経済の安定やさまざまな改革が頓挫してしまう。

 −−自公の選挙協力をがっちりやると?

 ◆全くその通りだ。

 −−参院選後に起こりうる政界再編で、小沢一郎民主党代表と旧新進党時代のように手を組む選択肢はないですか。

 ◆ありません。はい。

【聞き手・坂口裕彦】

毎日新聞 2006年9月28日 3時00分

1006片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/28(木) 21:51:53
自民党:丹羽・古賀派で「お家騒動」 古賀会長論に丹羽氏が激怒
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20060928ddm005010076000c.html

 自民党丹羽・古賀派で、古賀誠代表を単独の会長に据え「古賀派」に変えようとする動きが出ている。丹羽雄哉代表の総務会長就任を機に古賀氏に近い議員らが画策しているのだが、丹羽氏は「クーデターだ」と反発。総裁選で派として安倍氏を支持して人事で厚遇されたのもつかの間、「お家騒動」に揺れている。

 26日夜に東京都内で開いた同派の打ち上げで、太田誠一副代表は「この際、古賀さんに派閥運営をしてほしい」と提案。遅れて来た丹羽氏はそうとは知らずに「ようやく氷河期から脱した」とご機嫌で主流派宣言。太田氏が改めて「古賀会長論」を切り出すと、丹羽氏は顔色を変えて「こんな席で何を言うか」と怒鳴りつけた。

 古賀氏周辺にはなお衣替えを探る動きがあるが、共同代表制を維持したまま、古賀氏が派閥運営を実質的に仕切る形に落ち着きそうだ。

毎日新聞 2006年9月28日 東京朝刊

1007片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/28(木) 22:08:50
巧妙が辻との評を払拭できるか?

2006年09月28日
再チャレンジを地方の支えに 山本有二金融相に聞く
http://www.kochinews.co.jp/0609/060928headline03.htm

 安倍内閣で金融・再チャレンジ担当相に就任した自民党衆院議員の山本有二氏(54)=高知3区。「再チャレンジ」の中身と方向は地方にも大きな関心事だ。就任当夜に新ポストに臨む心構え、抱負などを聞いた。

 (聞き手=小笠原敏浩)

 ――現在の心境は。

 再チャレンジ支援は安倍首相のオリジナル政策。安倍内閣のポイントであり、地域間格差を是正する趣旨もある。その場で頑張れるのは大変な名誉でうれしい。金融の方は歴代担当相が優秀だった。その後で成果を挙げなければいけないのは重責だが、研さんと努力を積み負託に応えたい。

 ――再チャレンジについて具体的に。

 基本は安倍首相の言う通り、「勝ち組、負け組を固定しない」「人生の各段階で多様な選択肢がある」社会づくりだ。高齢者や女性の再就職、フリーターの雇用改善などを図ったり、再び起業を目指す事業者が資金調達しやすい環境をつくったり。インキュベーター(起業家育成)でも、もう少し上乗せした支援で花開くものもある。法案としてやるか、予算化すべきものか、それぞれ検討していく。

 ――地方活性化、地域格差是正の意味合いもあるのか。

 例えばI、Uターン。人生が多様化すれば、都会の人が自然の魅力がある高知で働く場合も出てくるだろう。リタイアした人が農業をする。釣りなども大きな要素だ。移住の際の住まいの確保や職業紹介などで、何かの仕組みや予算的な支援を設けたり、ITやバイオなど新産業につながる人材育成についても支援できるのではないか。地方を支えるための再チャレンジ施策はたくさんあると思う。

 ――金融の課題は?

 消費者金融で困る、そういうことのない貸金業制度の構築だ。もう一点は、不良債権処理が終わり金融システムが安定した後の国民の金融ニーズに応えること。多様な金融商品が出てきたが、安全性を確保する一方で、不正をしてでももうかればいいというのを許さないということだ。

 ――自民党内で調整が難航している貸金業規制法案への対応が喫緊の課題だが。

 (少額・短期の融資に特例で高金利を認める)経過措置の是非が問題になっている。(結果的に)今よりも金利は下がるから、借金が雪だるま状態になるのは緩和されるだろう。ただ、金利を下げるだけで多重債務者は本当にいなくなるのか。小規模な小売業、飲食業者らが、先の経営見通しはあるのに(融資審査が厳しくなることで)1日の運転資金に困ることもあり得るので、慎重に考えていく。

 ――再チャレンジと金融。異質なものを抱える難しさは?

 再チャレンジは夢と希望の分野。取り組む情熱は抑えてもとどまらない。一方、金融は複雑で細かく奥が深い。金融は1期目にかなり勉強したことがあって抵抗感はないが、さらにアンテナを高くして職員と一体になって取り組まなければならないだろう。区別なく頑張る。

 【写真説明】「地域を支えるための再チャレンジ施策はたくさんあると思う」と語る山本有二氏(金融庁大臣室)

1008片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/29(金) 00:43:52
森派座長 総会で町村前外相をねぎらう
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20060928/20060928-00000057-nnn-pol.html

 安倍政権の人事をめぐって悲喜こもごもの自民党の各派閥だが、28日に開かれた安倍首相のおひざ元・森派総会では、玉沢座長のあいさつが笑いを誘った。

 「組閣においては論功行賞などと言われているが、論功行賞で一番報われるべきはここにいる町村信孝くんだ。主流派の中で、泰然自若としている町村さんを見よ」−森派座長を務める玉沢元防衛庁長官はこのように述べ、総裁選挙で総合選挙対策本部の本部長代理を務めたものの、今回の人事で無役となった町村前外相をねぎらった。

 一方、総裁選で対応が割れた山崎派では、一時、派閥からの離脱がうわさされた武部前幹事長が2年ぶりに派閥に戻った。会長の山崎前副総裁は、「総裁選が終わって再び団結でき、うれしく感じる」とあいさつした。

[28日21時26分更新]

1009片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/29(金) 11:23:14
森派後任会長 難航、町村氏案も浮上 集団指導体制案も  2006/09/29 08:08
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20060929&amp;j=0023&amp;k=200609295258

 自民党森派会長の森喜朗元首相が会長辞任を表明している問題で、後任の人選が難航している。派内では森氏を名誉会長にして、会長に事務総長を務める町村信孝前外相を充てる案が浮上しているが、安倍晋三政権が安定するまで後見役を務める森氏の続投を望む声も根強い。総裁派閥の新体制づくりには時間がかかりそうだ。

 森派内では安倍政権の党幹部や閣僚人事を踏まえて、後任会長の人選に入っている。後継会長候補だった中川秀直氏が幹事長、尾身幸次氏が財務相にそれぞれ就任し閥務から離れたため、官房長官に取りざたされながら、入閣しなかった町村氏が後継に浮上した。

 森氏は福田康夫元官房長官が総裁選不出馬を表明した七月下旬から、会長辞任を示唆し、後任の調整を急ぐように求めていた。

 派閥幹部は七月末に福田氏に会長就任を要請したが固辞された。森氏も前任会長だった小泉純一郎前首相に再登板を持ちかけたが、「派閥に戻る考えがない」と拒否されていた。

 仮に、町村氏が後継会長に就任しても「派内を掌握できるのは森氏だけ」(森派閣僚経験者)という構図は変わらない。森氏も周囲に「安倍政権を支えたい」とも漏らしており、後見役として君臨することに意欲を見せている。このため派内では、後継会長の選出を来年の参院選後まで先送りし、当面は集団指導体制で運営する案も浮上している。

1010片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/29(金) 11:57:18
馳浩
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s060926.html

 午後、続々と安倍政権の閣僚リストが固まる。
 小泉さんから安倍さんへと、こうして入閣リストが明らかになるにつれて、ようやく「安倍カラー」が見えてくるような気がする。
 重要案件対策として実務型の実力者を配し、党内バランスに配慮したかな?と思われるのが、尾身幸次財務大臣、麻生太郎外務大臣、伊吹文明文部科学大臣、久間章生防衛庁長官とか、佐田玄一郎行革担当大臣。
 NAISのメンバーとして同世代から塩崎恭久官房長官と根本匠経済財政担当補佐官。

 安倍チームを見越しての側近が、長勢甚遠法務大臣、松岡利勝農林水産大臣、高市早苗沖縄北方・少子化担当大臣、下村博文官房副長官、世耕弘成広報担当補佐官、山谷えりこ教育担当補佐官。
 論功行賞的なのは、甘利明経済産業大臣、柳沢伯夫厚生労働大臣、菅義偉総務大臣、山本有二金融担当大臣。参議院からすんなりと若林正俊環境大臣、溝手顕正国家公安委員長。

 ・・・・こう見てくると、安倍政権を目標として数年前から準備を進めてきたメンバーがすんなりと脇を固める布陣となっている。全体を眺めてみると、「気心の知れた」「実務型の」「小泉後の課題処理」という安倍チームの方針が透けて見える。党内バランスも取れているし。
 ただ、谷垣派が冷遇されており、おそらくこのあたりから不満も出るだろうし、あれ??与謝野先生が入っていないので、どうしたんだろう?って感じだ。

1011片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/29(金) 11:59:07
馳浩
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s060928.html

 それよりも、ぜひそういうマスコミ諸氏に見ていただきたいポイントは、
 「なぜ、安倍さんが小泉さんに寵愛されたか!」
 「なぜ、平沼さんはじめ日本新党の荒井広幸(ひろゆき)さんまでが安倍さんに首班指名で一票を投じたか!」
 「なぜ、党内力学に安倍さんが配慮したか!」
 「なぜ今、安倍晋三なのか!」
 である。

1012片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/29(金) 12:15:55
自民森派の会長後任、町村元外相を軸に調整
http://www.sankei.co.jp/news/060929/sei001.htm

 自民党森派幹部は29日午前、会長を退く意向を示している森喜朗元首相の後任人事について「(ポストの)名称はいろいろあるが、後任は町村信孝元外相でいい。異論はないと思う。うちは跡目争いはしていない」と述べ、町村氏を軸に調整する考えを示した。

 森氏は名誉会長に退く。後任会長については幹部間で調整の上、10月上旬にも決定する。

 同派では安倍内閣発足に伴い、幹部の中川秀直、尾身幸次両氏がそれぞれ党幹事長、財務相に就任した。福田康夫元官房長官は会長を引き受けない意向とされ、後任会長には、同派事務総長で今回要職を外れた町村氏が適任と判断されているもようだ。

(09/29 11:54)

1013片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/29(金) 12:38:50
自民党各派に跡目騒動の気配 日経9/29

 安倍政権発足に伴う猟官運動を終え、自民党各派に跡目騒動の気配が漂い始めた。安倍晋三首相の出身派閥である森派では森喜朗元首相が会長退任の意向を示しており、閣僚や党三役から漏れた町村信孝氏を中心に派閥を運営する方向で調整が続く。丹羽・古賀派では共同代表の丹羽雄哉氏が総務会長就任を機に派閥を離れるが、古賀誠代表を単独の会長に据える動きを警戒。派内のさや当てが続きそうだ。
 「恵まれない人は不満を持っていると思うが、泰然自若としている町村氏を見よ」。森派の玉沢徳一郎座長は28日の同派総会で、大方の予想に反して重要ポストに就けなかった町村氏を引き合いに安倍政権支持を訴えた。
 森派では森氏が名誉会長などに就き、町村氏をとりまとめ役とする集団指導体制への移行を模索するが、なお跡目問題が決着していない。
 総裁選で首相を支持し、人事で厚遇された丹羽・古賀派も揺れる。総務会長に就いた丹羽氏は同派例会で「しばしの間、留守にする」と小泉政権以降の慣例通り、派閥からの離脱を表明。一方で「大事なのは結束と融和だ」と二度も繰り返し、古賀氏を単独会長に据えて「古賀派」に衣替えしようとする派内の動きをけん制した。
 丹羽氏は記者団に「私の代表席は凍結。古賀氏は会長とは違う」とあくまで共同代表制を続ける意向を強調。今後、丹羽、古賀両氏で協議する考えだが、実質的に派閥を仕切ることになる古賀氏は「みんなが決めることだ」とそっけない。
 伊吹文明会長が文部科学相に就いた伊吹派もお家騒動の気配だ。かねて島村宜伸名誉会長が派閥の呼称を島村・伊吹派に変えるよう主張。伊吹氏に近い議員は派閥運営の主導権を島村氏に握られるのを警戒し、谷津義男氏を会長代理に充てる案を28日の緊急役員会に示した。これに対し、島村氏に近い議員が「名誉会長がいるのに会長代理を置く必要はない」と反発、週明けに改めて議論することになった。
 津島派は総会で額賀福志郎前防衛庁長官の派閥復帰に伴い、同氏を会長代理に就任する人事を了承した。

1014片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/30(土) 22:47:30
安倍首相、公明党大会あいさつで「縁」強調
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060930ia22.htm

 安倍首相は30日の公明党大会であいさつし、「公明系の無所属議員の国政進出が昭和31年(1956年)。自民党結党が昭和30年。その1年前の昭和29年に私が生まれた。祖父、岸信介(元首相)も父の安倍晋太郎(元外相)も公明党とは交友関係が深かった」と語り、公明党との縁を強調した。

 さらに、「50年の歴史を経て、私が自民党総裁、連立内閣の首班(首相)として率いていく立場に立ったことに特別な運命を感じる。連立政権の基盤強化が日本のためだ」と述べ、自公関係強化を目指す考えを示した。

(2006年9月30日21時53分 読売新聞)

1015片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/05(木) 16:54:16
自民党丹羽・古賀派:古賀氏が単独会長に 丹羽氏側は反発
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061005k0000e010077000c.html

 自民党丹羽・古賀派は5日昼の総会で、丹羽雄哉代表が総務会長に就任したことに伴い、丹羽氏とともに代表を務めてきた古賀誠元幹事長を単独の会長とすることを決めた。古賀氏を会長に据え「古賀派」に衣替えしようとする動きは総裁選後から顕在化していたが、丹羽氏はこの日欠席しており、同氏側は「クーデター」として反発を強めるとみられる。

 古賀氏の会長就任は総会前の同派世話人会であらかじめ決定。総会で太田誠一副代表が「古賀会長」を発議し、拍手多数で一気に承認した。鈴木俊一元環境相らが「世話人会、総会で(一気に)決める形ではなく、1人1人に聞くべきだ」と反発したが、古賀氏は「丹羽氏が総務会長を務めている間の暫定措置。我々の使命は常に政権中枢を目指し、影響力を行使することだ。現政権を支える」とかわした。【米村耕一】

毎日新聞 2006年10月5日 14時23分 (最終更新時間 10月5日 14時24分)

1016片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/05(木) 23:02:54
自民党:丹羽・古賀派騒動 内部事情が早くも噴出
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061006k0000m010095000c.html

 丹羽雄哉総務会長、古賀誠元幹事長の共同代表方式でバランスを保っていた自民党第3派閥の丹羽・古賀派(50人)の5日の総会で、古賀氏が丹羽氏不在のまま単独の会長職に就任、「古賀派」に衣替えするという騒動が起きた。丹羽氏側は「クーデター同然」と激しく反発しているが派内の多くは模様眺めで、当面、分裂は回避されるとの見方が強い。今回の総裁選で安倍晋三首相を支持することで多くの派閥は表面上結束を保ったが、閣僚・党役員人事が一段落し、内部事情が早くも噴出し始めた。

 ◆電撃解任

 「この際、自然体で行くなら『古賀会長』でどうか」。古賀氏の側近で副代表の太田誠一元総務庁長官は同日の総会で、古賀体制への衣替えを提案し、拍手で了承された。故鈴木善幸元首相の長男、俊一元環境相が「一人一人に話を聞くべきだ。路線の変更につながる話だ」と反論。竹本直一衆院議員も異議を唱えた。

 総会前に太田氏が「古賀会長」を議題にすると事実上の解任案を伝えたところ、丹羽氏は「電話でする話じゃない」と激怒し、総務会長室に呼びつけた。「あなたの立場はまとめ役だろう。波風が立つような案を(総会に)出すのは控えた方がいい」と注文したが、太田氏は見切り発車した。

 ◆首相支持に濃淡

 同派は安倍新政権で丹羽総務会長、柳沢伯夫厚生労働相、塩崎恭久官房長官、菅義偉総務相と厚遇された。しかし、人事の恩恵に預かったのは、元々、安倍首相との関係が深い中堅議員か、丹羽、柳沢氏のように「安倍支持」を早くから表明したベテランばかり。総裁選で安倍氏を支持しながらも「安倍氏とは溝がある」と公言する古賀氏らは冷遇された。派内で古賀氏支持を鮮明にするのは太田氏のほか、二田孝治、山本幸三氏ら10人程度とされる。本来少数派のはずのグループが主導権を取れたのは、共同代表の丹羽氏が派閥の総会には出席できないなど、「党三役の派閥離脱」という形式ルールを最大限に利用したため。古賀氏が総裁選で安倍氏支持で結束をアピールしたのも、丹羽氏追い出しに向けた計画的行動だった、との見方もある。

 ◆総会の結果を聞いた丹羽氏は「賛成多数で決めるような問題ではない。間違っているという感じがする」とぶぜんとした表情を浮かべた。丹羽・古賀派は総裁選にあたり旧宮沢派の谷垣派、河野派と合流する「大宏池会構想」を探ったが不発に終わり、派内の求心力が低下している。一部には派閥分裂の可能性を指摘する声もあるが、もともと統制力が弱いだけに大半の議員が「様子見」を決め込むとみられる。仮に「古賀派」になっても安倍首相との対決姿勢は際立たせず、派の運営に当面はあたるとみられる。【米村耕一】

毎日新聞 2006年10月5日 21時00分

1017片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/06(金) 01:10:22
「古賀派」に衣替え 丹羽・古賀派が総会
2006年10月06日00時28分
http://www.asahi.com/politics/update/1006/001.html

 自民党の丹羽・古賀派は5日の総会で、丹羽雄哉総務会長とともに共同代表を務めてきた古賀誠元幹事長を、これまで空席だった会長にあてることを決めた。安倍政権への間合いをめぐる丹羽、古賀両氏の路線対立は、事実上の「古賀派」への衣替えという形で決着した。しかし、反発する議員も少なくなく、今後の派閥運営に火種を残している。

 丹羽氏は総務会長就任で、派閥を形式的に離れている。総会に先立つ派閥幹部の協議で、総務会長在任中は「古賀会長」とし、丹羽氏の復帰後に改めて体制を協議することを確認し、総会で報告した。

 「古賀派」に動いた背景には、安倍首相による論功行賞型の「一本釣り人事」で丹羽氏らが党三役や閣僚に登用される一方、希望のポストにつけなかった議員の間で不満が強まったことがある。古賀氏を会長に格上げすることで、安倍政権への協力姿勢は保ちつつも、一定の距離を置いて派閥としての存在感を高めたいとの思惑がある。

 拍手で会長就任を了承された古賀氏は「政権にかかわって影響力を発揮するのが、伝統ある宏池会の役割。安倍政権への協力をしっかり果たしていく」とあいさつした。

 一方、丹羽氏は4閣僚とともに総会は欠席。共同代表の体制維持を求める複数の議員から「組織が変わることは、政権との間合い、派の路線にもつながる。この段階での提案は承服しかねる」(鈴木俊一元環境相)といった異論が出た。丹羽氏自身、記者団に「賛成多数で決め、しこりが残るのは大変残念だ」と不快感をあらわにした。

 「強引な手法で前代未聞。総会参加はしばらく見送る」と、派に距離を置くことを明言する議員も出ている。ただ、丹羽氏は今後の対応については「いまの時点で軽々に申し上げることはできない」としている。

 「古賀体制」に反発する議員は、当面は派内で対応を見極めるものとみられるが、古賀氏の派閥運営次第では、派閥離脱や、谷垣派や河野派との連携の動きが出てくる可能性がある。

 丹羽・古賀派は総裁選で、丹羽氏主導の形で安倍氏支持を決定。古賀氏もこれを容認していたが、総裁選後に「理念、哲学という意味では溝がある」と語り、安倍氏に距離を置く姿勢を示していた。

    ◇

 〈おことわり〉自民党丹羽・古賀派は、古賀誠氏が会長に就任したため、呼称を「古賀派」に改めます。また、これまで「派」と「グループ」に分けていた議員集団の呼称を「派」に統一し、二階グループを「二階派」に、河野グループを「河野派」に改めます。自民党内で派閥の流動化が進み、規模などによって区別する意味が薄れてきたためです。

1018片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/06(金) 01:35:15
太田誠一 二田孝治 望月義夫 山本幸三 近藤基彦 福井照 藤井勇治
田中直紀 水落敏英 真鍋賢二 田浦直 荒井正吾 松山政司 大仁田厚

このへんは古賀系だろ

1019片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/10(火) 00:51:22
安倍氏、小泉氏が創価学会の池田氏と9月に相次ぎ面会
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20061008AT1E0700107102006.html

 安倍晋三首相が就任直前の9月22日に公明党の支持母体である創価学会の池田大作名誉会長と会談していたことが7日、分かった。自民党総裁就任のあいさつを名目に首相側が申し入れた。首相の祖父、岸信介元首相と学会の戸田城聖元会長が親しかったことなどが話題になり、日中関係などでも意見交換した。

 9月28日には小泉純一郎前首相も退任あいさつのため、池田氏と面会。2人が会ったのは初めてで、小泉氏は在任期間中に国政選などで公明党、創価学会から受けた支援に謝意を表明した。

1020片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/12(木) 22:14:01
自民党:無派閥議員に派閥回帰の動き
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061013k0000m010118000c.html

 自民党無派閥議員の派閥入りの動きが目立っている。総裁選前後から森、津島、古賀、伊吹、高村5派に無派閥議員が新たに入会した。小泉純一郎前首相は昨秋の衆院選で無派閥新人議員を大量に誕生させ、「脱派閥」を色濃く打ち出したが、安倍晋三首相は派閥バランスに配慮した閣僚人事を行ったため、党内に「派閥回帰」現象が起きている。首相が郵政造反組の復党に前向きな姿勢を示していることも、無派閥議員の不安をあおっているようだ。

 最大派閥の森派は12日の総会で、竹中平蔵前総務相の参院議員辞職に伴い繰り上げ当選した神取忍参院議員と、無派閥の福島啓史郎参院議員の入会を決めた。

 1月に新人議員が大量入会して以降、会長の森喜朗元首相は他派からの批判を避けるため入会を制限してきた。福島氏についても森氏は難色を示したが、安倍首相が強く要請。同派が選挙戦で支えた神取氏と合わせて入会に踏み切った。

 第2派閥の津島派には4日、鳩山邦夫元文相と、同氏に近い戸井田徹、馬渡龍治両衆院議員が入会した。鳩山氏は自民党を離党した93年まで、同派前身の竹下、小渕派に所属していた事情も考慮された。ただ総裁選で一時は出馬の意欲を示したため、額賀福志郎会長代理を「総裁候補」に押す中堅、若手間で、鳩山氏への警戒心が根強い。

 古賀、伊吹、高村の3派もそれぞれ1人ずつ加入。新人に対し「無派閥」を強く勧めた武部勤前幹事長が安倍政権誕生を機に山崎派に復帰したため、無派閥議員の結束力は低下している。【高山祐、坂口裕彦】

毎日新聞 2006年10月12日 21時56分

1021片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/13(金) 21:34:47
森氏、派閥会長続投へ=新政権発足で慰留相次ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061013-00000143-jij-pol

 自民党森派の森喜朗元首相の派閥会長続投が13日、固まった。派内で後継会長の適任者が見当たらず、安倍政権発足後間もない時期の会長交代は望ましくないと慰留する声が大勢を占めたためだ。複数の同派幹部が明らかにした。 
(時事通信) - 10月13日21時1分更新

1022片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/13(金) 23:10:59
自民党:郵政造反組の復党容認の声相次ぐ 事務総長会合
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061014k0000m010143000c.html

 自民党各派の事務総長が13日夜、横浜市内で会合を開き、郵政民営化造反組の早期復党を容認する声が相次いだ。郵政解散の際に離党し、9月の首相指名で安倍晋三首相に投票した無所属の衆院議員12人を対象としている。ただ「安倍政権の政策と郵政民営化に全面的に賛成するという条件をのまない限り、安易に復党を認めるべきではない」(町村信孝森派事務総長)との意見も出されたため、対応を中川秀直幹事長ら党執行部に一任することになった。

 参加したのは津島派、山崎派、二階派を除く6派の事務総長。呼びかけた河野派の鈴木恒夫事務総長は「来年の参院選で勝たなければいけないという点では一致している」と語り、無所属議員の早期復党が参院選にプラスになるとの考えを示唆した。【衛藤達生】

毎日新聞 2006年10月13日 22時55分

1023片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/15(日) 18:06:15
ゆかり議員 前途多難
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061015-00000047-sph-soci

 宿敵・野田聖子氏(46)ら「郵政造反組」の復党が確実視されるなど、何かと逆境にある自民党の佐藤ゆかり衆院議員(45)が14日、地元の岐阜市内で行われた「佐藤ゆかりを励ます会」に登場した。応援に駆けつけた自民党・中川秀直幹事長(62)は、壇上でこそ「(聖子氏らの復党検討は)一切ない」と明言したものの、水面下での造反組との“復縁”工作は進行中。「岐阜で邁(まい)進していく」と、けなげに宣言したゆかりたんだが、前途は多難だ。

 立食パーティーに先駆けて行われ、1200人以上が詰めかけた講演会。ゆかり氏を横に、中川幹事長がほえた。

 「自民党は、参院選に向けて単に数合わせする党ではない」。前日、急浮上した聖子氏ら郵政民営化関連法案に反対し、離党した無所属の衆院議員ら、いわゆる「造反組」17人の月内復党決定説を、いきなり完全否定。「離党された方々の、一挙、即日復党だとか、あたかもそういう報道がされていますが、今、(党は)補欠選挙をやっている最中です」と怒気まで含ませ、まくしたてた。

 「(造反組の復党を)検討したとか、考えてるとか、一切ない! 大儀と筋道を曲げることをしてはならない」と息巻く中川氏。じっくりと聞き入っていたゆかり氏は感激の表情で、中川氏から「(ゆかり氏が)大臣になる日が必ず来ると思います」などと持ち上げられると、「大変、勇気づけられるお話をいただきました。政治家として、この岐阜で、しっかりと邁進していきたい」と入魂のあいさつ。会場は拍手に包まれた。

 異様な雰囲気だった。「造反組復党説」の浮上で女の確執が最も熱かった岐阜に、東京からも多数のメディアが殺到。この日の中川発言で、造反組の早期の復党はとりあえず否定された形だが、寝技が得意の“剛腕幹事長”ゆえに、壇上での発言は、そのまま受け取れない面もある。

 中川氏が壇上での発言の裏でにじませたのは、「政策の一致」を条件に「造反組」の復党に理解を示す一面。ゆかり氏ら新人議員を「しっかりと守る」意思こそ確かな中川氏だが、水面下で平沼赳夫氏ら造反組との「復党」交渉も視野に入れるしたたかさもまた、合わせ持っている。

 ゆかりたんにとって“脅威”は聖子氏復権の足音だけではない。その足元も決して盤石ではないのだ。初当選を支えた側近秘書らが今夏のほぼ同時期に、東京、岐阜合わせて6人も事務所を去っていたことが、この日までに発覚。身辺は実はぐらついているのだ。

 この日、岐阜市内の野田氏事務所では「まだ、正式には何も(復党への)打診が来ていません」と関係者が明かしたものの、“造反クイーン”聖子氏は相変わらず、週末、岐阜で精力的に活動。市連などでは、今もゆかり氏、聖子氏両派が拮抗(きっこう)しているという。

 パーティー後、「中川幹事長は(造反組復党を)真っ向から否定されました。なぜ、そういう報道が出るんでしょう」と自信を見せたゆかり氏。だが、新人政治家としての今後は、どこまでも不透明だ。

 ◆「ゆかりVS聖子」激闘VTR 昨年9月の衆院選で、自民党執行部は郵政民営化法案に反対した“造反マドンナ”聖子氏の地盤・岐阜1区に、外資系証券会社チーフエコノミストだったゆかり氏を“刺客”として投入。2人はともに上智大出身。インターネット上で「ゆかりたん」と名付けられたゆかり氏の美ぼうもあって、全国有数の注目選挙区となった。週刊誌上で「不倫メール問題」が報じられるなど、独特の魅力を振りまいたゆかり氏だが、激戦の結果、小選挙区では聖子氏が1万5000票差で5回目の当選。ゆかり氏は比例代表で復活当選を果たした。
(スポーツ報知) - 10月15日8時5分更新

1024片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/19(木) 20:34:34
町村会長の力量未知数 「森院政」の指摘も
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006101901000658

 自民党森派(86人)は19日の派閥総会で「町村派」への衣替えを決めた。ただ新会長となった町村信孝前外相の掌握力は未知数。力不足を露呈すれば、会長を退いた森喜朗元首相が「事実上の『院政』を敷かざるを得なくなる」(他派幹部)との指摘もある。
 森氏は町村氏を後継に推薦した理由に「党総裁候補」であることを挙げたが、「現段階では必ずしもコンセンサスではない」(森派ベテラン議員)ともされ、最大派閥をまとめきれるか町村氏の真価が問われそうだ。
 町村氏は当選8回で文科相、党総務局長、外相を歴任するなど政治経験も豊富。2004年分政治資金収支報告書によると、町村氏の地方分も含めた総収入は約2億4000万円、森氏は約2億9000万円で、資金力でも引けを取らない。森氏は先週、「君しかいない。後事を託したい」と“禅譲”を直接伝えた。
 ただ派内には「森氏はカネ、ポスト、選挙などで面倒見がよかった」(中堅)としてベテラン、若手を問わず森氏続投への期待感が強かった。
 安倍政権を支えていく上で、青木幹雄参院議員会長ら実力者や、安倍晋三首相と距離を置く山崎拓前副総裁、古賀誠元幹事長らとどこまで渡り合えるかも課題になる。
 町村氏は派閥総会後、記者団に「一生懸命に働く。もっと研さんを積み、総裁候補となれるよう努力する」と決意を述べたが、当面は名誉会長就任が有力視される森氏の協力を仰ぎながらの派閥運営になりそうだ。

1025片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/20(金) 14:26:49
うまく隠れようとする森。

自民党森派:町村派に衣替え 安倍政権の基盤にも影響か
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061020k0000m010145000c.html

 自民党森派会長の森喜朗元首相は19日、同派総会で会長辞任を表明、後任に事務総長の町村信孝前外相が就き「町村派」に衣替えした。派閥領袖が首相候補となる図式はすでに崩壊しているが、首相経験者として最大派閥の長を務めてきた森氏の辞任で、自民党内で派閥が占める役割の低下は一層、加速するとみられる。同派には町村氏とライバル関係にある中川秀直幹事長らの存在もある。事実上の総裁派閥だけに、派内運営がスムーズにいくかは今後、安倍政権の基盤にも影響しそうだ。

 総会で森氏は「新しい清和会(森派)への飛躍を目指さないとならない。今は『絶頂期』だが、それに甘えてはいけない」と強調。会長に指名された町村氏は「安倍政権をしっかり支えなければならない」とあいさつ。森氏に名誉会長などへの就任を要請する考えを記者団に示した。

 森氏は98年12月に故三塚博元蔵相から三塚派を継承し森派会長に就任。00年4月の首相就任を機に会長を一時、小泉純一郎前首相に譲ったが、01年の小泉内閣誕生とともに会長に復帰した。

 当初、派内では森氏続投を求める声が大勢だったが、森氏は先週から積極的に派内の根回しに動いた。今月11日に町村氏と会談し会長就任を要請。16日に福田康夫元官房長官とも会い「せめて来夏の参院選まで会長を続けてほしい」とする福田氏の要請をはねつけた。17日夜に中山成彬元文部科学相や杉浦正健前法相ら当選6回の幹部クラスと会食。テーブルをこぶしでたたきつつ「気持ちは絶対に変わらない」と強調、流れを作った。これまでも会長辞意をたびたび漏らしていたが、安倍政権発足を区切りにしたい思いは強かったようだ。

 ただ、党内には町村氏の派内掌握を疑問視する見方もある。森氏は総会で「誰を(総裁候補として)育てていけばいいのか、そういうことを考えずに前進はない」とも述べ、町村氏を総裁候補として育成する考えを示した。しかし、参院津島派幹部は「参院森派は全員が森系。町村系というのはいない」と述べ、森氏の指導力が今後も必要と指摘する。

 そのうえ、派内では幹事長に就任した中川氏の影響力も増している。形式上、幹事長就任に伴い同派を離脱した同氏だが、17日夜には同派新人議員を集めて「別に、派閥会長がそのまま総裁候補になる時代ではない。私もいずれ派に帰る。その時は私が君らの面倒をみる」と語った。【高山祐、大場伸也】

     = ◇ =

 自民党森派は町村信孝前外相が会長に就任したため、毎日新聞は今後、同派を町村派と表記します。

毎日新聞 2006年10月20日 3時00分

1026片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/23(月) 23:48:05
武部前幹事長:新人議員の新グループ名称は「新しい風」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061024k0000m010034000c.html

 自民党の武部勤前幹事長は23日、東京都内で講演し、無派閥の新人議員を集めて結成を目指す新グループの名称を「新しい風」とすることを明らかにした。規模は「20人ぐらい」としたが、結成時期などは明らかにしなかった。武部氏はさらに「安倍晋三首相が(グループの看板の字を)素晴らしい字で書いてくれた。まあ、選挙塾だ。相撲部屋を起こすつもりで、若い連中にけいこをつける。自分が総理、総裁になるんじゃないから派閥じゃない」と語った。

毎日新聞 2006年10月23日 18時28分 (最終更新時間 10月23日 21時26分)

1027片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/24(火) 09:00:10
町村派 森氏が名誉会長に 事務総長には中山元文科相が内定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061024-00000001-san-pol

 自民党町村派(清和政策研究会)の町村信孝会長は23日、前会長の森喜朗元首相と都内で会談し、同派の名誉会長就任を要請、森氏は承諾した。事務総長には中山成彬元文科相が内定した。26日の同派総会で正式に決定する。自民党最大派閥は「森−町村−中山」のトロイカ体制での運営が決まったが、来年夏の参院選で設置する派内の選挙対策本部の本部長に森氏を充てる構想も浮上するなど「森氏離れ」ができない同派の実情が浮き彫りになった。

 町村氏は森氏と会談後、記者団に「安倍政権は順調に滑り出したが、まだ微妙な時期だ。総裁派閥として、政権をしっかり支えるには森氏の指導力は不可欠だ」と説明した。森氏は町村氏に「自分は一兵卒として選挙でも何でも一生懸命支えていくつもりだ」と述べたが、最終的に名誉会長就任を引き受けたという。

 森氏の名誉会長就任は、参院町村派から「森氏の力がなければ参院選を戦えない」と不安の声が強かったことが大きい。町村氏も「森氏に選挙対策で一定の役割を担ってほしい」と強い期待感を示しており、参院選に向けて派内に設置する選挙対策本部では、町村氏が副本部長にとどまる可能性も出ている。

 また、町村氏は同日、故福田赳夫元首相邸と故安倍晋太郎元外相邸を訪問し、霊前に会長就任を報告した。町村氏は記者団に「福田、安倍両氏の足元にも及ばないが、精いっぱい頑張りたい」と抱負を語った。
(産経新聞) - 10月24日8時2分更新

1028片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/27(金) 17:43:23
ま、禁止は無理だろう。
でも、推薦出さない、というのはありうる。
岩手県知事選どうすんの? もう増田不出馬が内々に伝わってる?

多選禁止、党内論議に着手=対象など検討−自民改革本部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061027-00000095-jij-pol

 自民党の党改革実行本部(本部長・石原伸晃幹事長代理)は27日午後、党本部で役員会を開き、都道府県知事らの多選禁止について論議を始め、早急に結論を出すことを決めた。党所属全議員に参加を呼び掛け、30日に会合を開く。
 同本部は、法律で多選を禁止することの是非や、禁止する場合の対象を知事のほか政令市やその他の市、町村の首長のどこまでとするか、何選以上を禁止するかなどについて検討する。 
(時事通信) - 10月27日17時1分更新

1029片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/30(月) 08:08:51
前福島県知事逮捕で自民 知事の多選禁止検討 また掛け声倒れも  2006/10/30 07:08
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20061030&amp;j=0023&amp;k=200610292480

 自民党は、福島県の佐藤栄佐久前知事の逮捕をきっかけに、都道府県知事の多選禁止の検討を始めた。佐藤前知事が5期目だったことから、同党内では、長年にわたり知事の座にあると権限の極端な集中や腐敗を招きかねず、「一定の制限が必要」との意見が高まっている。ただ国会では、首長の多選を禁止する法案が過去に3度提出されたが、憲法との兼ね合いからいずれも廃案になっており、自民党の今回の動きも掛け声倒れに終わる可能性もある。(東京政経部 堀井友二)

 同党の丹羽雄哉総務会長は二十七日の記者会見で「多選になると知事の権力は集中的で巨大になり、さまざまな不祥事につながった例がある」と述べ、多選禁止の議論の必要性を強調。片山虎之助参院幹事長も同日、「三期までか四期までか、国民のコンセンサスを得て多選禁止に踏み切ったらいい」と法制化に前向きな姿勢を示した。

 同党は現在、《1》公職選挙法や地方自治法の改正による全知事を対象にした多選禁止《2》自民党の選対要綱改正による公認・推薦候補の多選禁止−の二案を検討している。

 国会にはかつて、一九五四年に都道府県知事の連続三選を、六七年には連続四選を禁ずる公選法改正案が提出された。さらに、茨城県知事や宮城県知事らが逮捕された九三年のゼネコン汚職事件を受け、九五年には都道府県知事と政令指定都市の市長の連続四選を禁じる公選法、地方自治法の改正案が出された。

 だが、立候補の制限は憲法の法の下の平等、職業選択の自由などに抵触する恐れが指摘され、いずれも審議未了で廃案になった。このため自民党幹部は「今回も立法化のハードルは高い」とみる。

 一方、自民党の党内規定である選対要綱の改正で多選を禁ずる案は、党本部が公認・推薦をしなくても、都道府県連の独自の推薦で出馬したり、無所属で出馬するなどの「抜け道」が残る。

 多選禁止論の高まりに対しては、来年の統一地方選や参院選をにらんだ「改革政党のアピールにすぎない」(党関係者)との見方もある。党首脳は「可能な限り早急に結論を出す」と意気込むが、実効性ある結論に至るかどうかは不透明だ。

1030片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/30(月) 11:39:07
「親富山」アピール 麻生外相
2006年10月30日
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20061030/1090.html

 二十九日の自民党県連政経文化パーティーに出席した四閣僚で、人気だったのが麻生太郎外相。元日本青年会議所会頭として県内に旧知の経済人が多い上、九月の党総裁選に出馬し、八月には党北信越ブロック大会で来県したばかりとあって、壇上で紹介を受けると会場はひときわ大きな歓声と拍手に包まれた。

 総裁選で安倍晋三氏の圧倒的優位が叫ばれる中、「富山からは(地方票を)二票もいただいた。さすが見識が高い」と持ち上げ、「世界的シェアを持つ優れた技術の企業も多い」と、マグネシウム鍛造のワシマイヤー(高岡市)や金型メーカーの三晶技研(滑川市)、フィルターメーカーのロキテクノ(上市町)など、県内企業の名をすらすらと挙げ〝親富山〟ぶりをアピールした。

 あいさつを終えて降壇すると、握手を求め支援者が殺到。もみくちゃにされ、その場を動くのもままならないない状態で「麻生さーん」「外相」の声が飛び交う中、精いっぱいの笑顔で応えた。

1031片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/31(火) 08:03:21
自民党:多選候補推薦せず検討 都道府県知事選など
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061031k0000m010138000c.html

 自民党の党改革実行本部(本部長・石原伸晃幹事長代理)は30日の総会で、地方自治体の首長の多選問題について、都道府県知事と政令市長の多選候補を党として推薦しない方向で検討することを決めた。多選の基準は4期を目安に調整する見通し。

 多選制限は福島県の佐藤栄佐久前知事(5期目途中で辞職)が汚職事件で逮捕されたことを受け、中川秀直幹事長が検討を指示した。総会では「知事の権限が強すぎて弊害が出ている」などとして、知事や政令市長は一般の首長とは区別すべきだとの見方で一致した。

 福島県の出直し知事選(11月12日投票)では、同党県連が党推薦候補と任期を2期8年までとする政策協定を結んだ。また、民主党は01年10月の常任幹事会で4期以上の知事、政令市長の推薦を禁止する方針を決定している。

 中川氏は同日の記者会見で「公職選挙法や地方自治法という法的な議論以前の問題として、党の推薦にどういう基準が必要か議論する」と強調。党改革実行本部は来週の総会に事務局案を提示、早急に結論を出す考えだ。【大場伸也】

毎日新聞 2006年10月31日 3時00分

1032片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/31(火) 08:18:40
尾身氏、23議員に680万円 娘の選挙応援にお礼?
2006年10月31日06時17分
http://www.asahi.com/national/update/1030/TKY200610300329.html

 尾身財務相が代表を務める群馬県の自民党支部などから、05年7月の東京都議選と同9月の衆院選の直前、自民党の都議や都選出の衆院議員計23人の政治団体に計680万円が渡っていたことが、30日に都選管が公表した政治資金収支報告書などで分かった。献金を受けた都議らは「04年夏の参院選で、立候補した尾身さんの長女(45)を支援したことへのお返し」と受け止めている。

 都や群馬県などの選管が公表した収支報告書によると、都議選を控えた05年6月中旬から7月初めにかけ、自民党群馬県第1選挙区支部などから都議選候補者17人の政治団体に対し、「寄付」や「交付金」の名目で配られていた。1人あたりの額は50万円、30万円、20万円、10万円の4段階になっていた。

 9月初旬には尾身氏の資金管理団体などから、都選出の自民党衆院議員6人が代表を務める選挙区支部などに計160万円が寄付されていた。金額は30万円と20万円の2通りだった。

 尾身氏の長女は04年の参院選で比例区から初めて立候補。都議会自民党は女性都議らを中心に「尾身担当」を決め、都内の支持者回りやポスター張りなどをして支えた。結果は当選にわずかに及ばなかった。

 尾身氏の事務所は「収支報告書に書いてある通りで、支出の理由について個別に取材に答える必要はない」としている。

1033片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/31(火) 10:44:46
森元首相に聞く 参院選争点は「日教組壊滅できるか」
http://www.sankei.co.jp/news/061031/sei001.htm

 森喜朗元首相は30日、産経新聞のインタビューに応じ、安倍晋三政権の課題と展望、来年7月の参院選への秘策、森派から町村派に衣替えした清和政策研究会への思いなどを語った。(聞き手・石橋文登、杉本康士)



《町村派の舞台裏》

 派閥の事務総長と会長で延べ10数年。長すぎるよね…。時代が変わり、学校も家族も価値観も変わった。派閥も同じ。昔を懐かしむ必要はないし、政治状況で変わることを粛々と受け止めていくべきだよ。

 ただ、人間社会だから気が合うもの同士が集まるっていうのは決してマイナスではないよね。政治家にとってエネルギーの糧になるならね。知恵の源泉というか。私はいろいろな悩みを相談できる「心のオアシス」だと思っている。だから「なくせ」と言ってもなくならない。「小泉チルドレン」はなぜ群がっているのかね。あれも派閥ですよ。再チャレンジ議連もある種の派閥だ。刹那(せつな)的だけど…。

 故田中角栄元首相は総裁選に勝つことだけを派閥の最終目標にした。カネを集めて中選挙区で激しい殺戮(さつりく)を繰り返し、肥大化した。派閥のもっとも悪い形だね。でも政治資金規正法などが厳しくなり選挙制度も変わった。だから今の派閥が変わって当然ですよ。

 わが派も町村信孝元外相が会長になり、私の役回りは終わった。ずいぶん前から次のリーダーをどうしようかと考えてきたんだよ。わが派は小泉純一郎前首相も福田康夫元官房長官も安倍晋三首相もいた。誰もがいずれは安倍氏だと思っていたが、予定より1期も2期も早く首相になっちゃった。だからみんなに戸惑いもある。

 そこで私がいつまでも会長を続けたら、ますます私への依存度が強くなり、次の後継者が育たない。で、引き際を見計らっていたら、中川秀直氏が幹事長になった。では町村氏をマウンドで投げさせようと。エースになるかは彼次第だ。みんなの評価と本人の自覚。中川氏が帰ってきたら、今度は町村氏が執行部などに出ればいい。これからはオーナーではなく、その時々でリーダーを選ぶ方がいいと思うよ。

 福田氏の就任も考えないではなかった。でも総裁選をどうするかという段階で会長代行就任を頼んだが断られた。今回も「どうだろう」と打診したが、「一切そういうものには就きたくない」ということだったからね…。



《安倍首相への評価》


 安倍政権の滑り出しはまあ順風満帆だろう。中韓との首脳会談もやったし、北朝鮮への対応もよかった。安倍氏は小泉氏と違い非常に気配りができるタイプだ。今回の組閣を見てもよく分かるよね。自分を高杉晋作に見立てて奇兵隊として一緒に苦労してきた者を要路に置き、他は各派閥にも配慮した。小泉氏はそんなことに全く意に介さなかったけどね…。

 彼はなかなか長いビジョンで政治を考えている。今は教育基本法、その先に憲法改正。つまりこの国の形をはっきりさせていこうということ。戦後なかなかできなかったことですよ。東西のイデオロギー対立の時代が終わり、日本も変わってきたということかな。

 民主党は建前でいろいろ言っているよね。社民党などと共闘したり…。教育基本法だって彼らは本音は賛成のくせに自民党に手柄を立てさせたくない。実にあさましいね。

 そういう意味で安倍氏は時代を超えた新しいエースだ。ただ戦後世代には危うい人も結構いますよ。戦争の怖さを知らないしね。それをある程度抑えていくのが僕らの世代の役割だ。だから僕らがいる間に真正面から取り組んだ方がいい。世界から見て普通の国にしよう。それが美しい国なんですよ。安倍氏はそういう信念を持っている。そのためには大勢の協力を得る。小泉氏と違うのはそこだな。

1034片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/31(火) 10:45:31
《天王山は参院選》


 安倍政権の天王山は来年7月の参院選だろう。ただ、民主党の小沢一郎代表のマジックはすぐ切れるんだよ。アッと言わせるが、パッと消えちゃう。この「パッ」を4月の千葉の衆院補選ですでに使っちゃった。まあ、あの選挙は武部勤前幹事長が調子に乗りすぎただけだけど…。

 それでも参院選は気を引き締めないとダメだ。小泉氏の功罪の「罪」は自民党の地方組織をずたずたにしてしまったこと。これを一気に立て直すのは至難の業ですよ。

 造反組の復党問題だって、地方の自民党組織を再構築するという観点から浮上したんだ。別に郵便局の票を頼りにしようとは思っていませんよ。だから復党で「踏み絵」を踏ませるのはよくない。「安倍と一緒にやってください」。それだけで十分。選挙区調整はその次の問題だよ。

 とにかく安倍政権が本格的に稼働するのは参院選後だ。私は安倍氏に「やりたいことは半分にしとけ。まずは参院選に勝つこと」と言っているし、安倍氏も分かっている。いい兵法も悪い兵法も小泉氏を見て生きた勉強をしているからね…。

 とにかく国全体が乱れているよ。大切なのは教育であり、社会環境。IT化が進んで連帯社会・地域社会が壊れかけているわけでしょ。その元凶をはっきりさせないといけない。教育委員会か、文科省か、知事か、市町村長か…。教育改革とは社会構造全体を変えることなんですよ。

 一番の問題は知事だと思うね。知事は必ず自治労と日教組と妥協するんです。それで次の選挙で応援させる。そうすればよほど失政がない限り、2期、3期はやれる。さらに4期、5期…。地方議会も知事の子分に成り下がっている。

 だから日教組、自治労を壊滅できるかどうかということが次の参院選の争点だろうね。どう決別できるか。民主党にはできないんだから、自民党はそれを争点にすべきだと思うよ。
【2006/10/31 東京朝刊から】

(10/31 09:57)

1035片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/01(水) 17:45:01
古賀派、堀内氏復党なら派閥入りを呼び掛けへ
http://www.sankei.co.jp/news/061101/sei002.htm

 自民党の古賀誠元幹事長ら古賀派幹部は1日朝、都内で会合を開き、昨年8月の郵政民営化関連法案の1回目採決で反対し自民党を離党した堀内光雄元通産相が復党する場合、同派入りを呼び掛けることで一致した。

 堀内氏は古賀派の前身である堀内派の会長だったが、同法案反対に際して辞任した。堀内氏は衆院選後の採決では同法案に賛成している。

 会合には会長の古賀氏のほか事務総長の二田孝治自民党広報本部長、溝手顕正国家公安委員長らが出席した。

(11/01 12:58)

1036片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/02(木) 08:21:15
自民の支部が民主党に献金 衆院選で森元首相の相手側
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006110101000762

 自民党石川県林材業支部(金沢市、谷光一夫代表)が昨年9月の衆院選の期間中、森喜朗元首相の対立候補として石川2区から立候補し、落選した民主党の一川保夫前衆院議員が代表を務める政党支部に陣中見舞いとして、10万円を献金していたことが1日、分かった。
 業界別に組織された自民党の職域支部は、選挙で自民党の候補者を支援するのが当然。政権を争う民主党側へ献金するのは極めて異例だ。
 自民党石川県連の塚本武司事務局長は「あってはならないこと。職域支部は党本部の傘下として、党の方針を守るのは当然」と当惑している。
 昨年分の政治資金収支報告書などによると、林材業支部は衆院選公示後の昨年9月1日、民主党石川県第2区総支部(同県小松市)に10万円を献金した。
 2日前の8月30日には森元首相が代表を務める自民党石川県第2選挙区支部(小松市)に同じ陣中見舞い名目で20万円を献金。ほかの自民党候補が支部長を務める支部にも計40万円を献金していた。
 林材業支部の谷光代表は「一川さんとは林業を通じてつながりが深く(献金に)異論を唱えた会員はいなかった。選挙で(民主側に)人的な応援は出していない」と説明。
 一川氏は「知らなかった。献金を要請したこともない。森林組合の役員を務めており、林業振興に取り組んでいたからではないか」と話し「ルールに反していなければ(献金は)そのままで良いと思う」としている。

1037片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/02(木) 08:54:32
議員辞職で「浪人」の竹中平蔵氏、慶大教授に復帰
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061102i201.htm?from=main2

 小泉政権で経済財政相、総務相を歴任した竹中平蔵氏(55)が1日、古巣の慶応大の教授に復帰することが明らかになった。

 竹中氏は9月下旬、「政治の世界における私の役割は終わった」として参院議員を辞職し、「浪人」生活を続けており、去就が注目されていた。

 竹中氏は1973年に日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)に入行。大阪大助教授、慶大教授などを経て、2001年4月に小泉内閣で経済財政相に就任した。金融再生や郵政民営化など構造改革路線の理論的支柱として小泉前首相のブレーンだった。

(2006年11月2日3時2分 読売新聞)

1038片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/02(木) 17:17:25
自民党ベテラン中堅議員らが「格差是正」を旗印に新たな派閥横断の議員連盟を旗揚げ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20061102/20061102-00000657-fnn-pol.html

2007年の参議院選挙をにらんで、いわゆる「格差拡大」に危機感を募らせる自民党のベテラン中堅議員らが、格差是正を旗印に新たな派閥横断の議員連盟を旗揚げし、2日、91人が出席して設立総会を開いた。
この新たな議員連盟は「真の地方財政の確立と地方の活性化をはかる会」と称し、会長には野田 毅元自治相が就任、2日の総会には派閥横断のベテラン中堅議員ら91人が出席した。
総会では「安倍内閣は小泉内閣と違い、地方もしっかり見ているという温かいメッセージが必要だ」など、2007年の参院選や統一地方選をにらんで地方重視の姿勢を打ち出すべきだという意見が相次いだ。
野田氏は「来年には参議院の選挙がある。今の地方は非常に悲壮感が漂っている」と述べたうえで、2007年度予算編成をにらんで、11月中には会としての提言をまとめたいとした。

[2日15時27分更新]

1039片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/02(木) 17:19:40
都市と地方の格差で自民議員が勉強会
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20061102/20061102-00000042-jnn-pol.html

 都市部と地方の格差が広まっているとして、自民党の国会議員による、地方財政のあり方を考える勉強会の設立総会が開かれ、今月中に提言をまとめることになりました。

 「真の地方財政の確立と地方の活性化をはかる会」と名づけられた勉強会には、派閥横断的に集まった衆参あわせて91人の議員が出席しました。

 出席者からは、小泉内閣における三位一体改革は不十分で、かえって地方の間の格差が広まったという指摘や、「安倍内閣は地方に足場を置いているとはっきりさせないと、参院選で負ける」という意見が出ました。

 また、安倍内閣が検討している道路特定財源の一般財源化に反対する意見もありました。

 会では今後、国と地方の間の税源配分の見直しなどについて検討を進め、年末の予算編成に向けて、今月中にも提言をまとめたいとしています。(02日13:06)

[2日16時55分更新]

1040片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/04(土) 09:15:30
馳浩
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s061024.html
 夕方、議員会館会議室にて「スポーツ議連」開催。
 スポーツ振興基本計画中間見直しの報告や、来年度スポーツ関連予算報告や、2016年東京五輪構想の報告あり。
 開会に麻生太郎会長が遅刻してくると、
 「7分遅刻だよ!」
 と、笑顔でちゃちゃを入れたり、人事で名誉会長が報告されると、
 「なんだ、俺はここでも名誉会長かよ!」
 と、絶口調なのが森喜朗元総理。

 その絶好調振りには、さすがの麻生太郎も苦笑いだ!
 「遅れてすいません!」
 って、謝っちゃったりして、いまどき麻生太郎にこんなこと言える国会議員は森先生だけだろうなぁ・・・まさに絶頂のときに町村さんに派閥の会長を譲ったんだなぁ、と今更ながら感じる。
 しかし、どう見ても、誰もが思うのは、まだ権限は名誉会長のほうがあるように映るんだけど・・・こういうのを世の中では院政と呼ぶのではなかろうか! だから、町村先生もやりづらいんじゃなかろうか、しばらくは!

1041片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/04(土) 09:17:55
馳浩
http://www.incl.ne.jp/hase/media/apple/apple187.html
 二人の関係を良く知る私は、あれ?と思った。兄弟以上に仲の良い二人は、時に腹芸をしてマスコミ相手に大芝居を演じてみせる。
 干からびたチーズ事件しかり、福田康夫擁立発言しかり。人柄の良い森先生は、あえて悪役や道化役を引き受けて小泉政権を支えて来た。その流れで行くならば、外交上の課題が多い「8月15日参拝」に関しては、苦言を呈する役回りを演じているのかな、と私は勘ぐっていたからだ。しかし、この日の森先生は、カメラの放列の中で静かで厳粛であった。

1042片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/09(木) 01:18:15
何かあったっぽいな。

中川政調会長:船田・憲法審会長交代の方針固める
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061109k0000m010169000c.html

 自民党の中川昭一政調会長は船田元・憲法審議会長を交代させる方針を固めた。中川氏は森喜朗元首相に審議会長への就任を打診したが、森氏は7日に固辞したため、後任人事に向けた調整は難航しそうだ。

 船田氏は先月、憲法調査会を格上げした憲法審議会の会長に就任したばかり。船田氏は8日「一度決まったものを覆すのはいかがなものか」と中川氏への不満を募らせている。【坂口裕彦】

毎日新聞 2006年11月9日 0時57分

1043片言丸:2006/11/09(木) 14:46:47
秋谷・創価学会会長退任へ、後任に原田副理事長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061109-00000106-yom-pol

 創価学会は9日、秋谷(あきや)栄之助会長(76)の任期途中での退任を内定した。

 後任には、原田稔副理事長(65)を充てる方向だ。9日中にも正式発表する。任期は5年間。

 秋谷氏は、1981年に北条浩第4代会長の急逝を受け、第5代会長に就任した。今年7月に再任され、6期目を務めていた。

 池田大作名誉会長の下で、公明党への選挙支援などを含む実務全般を指揮してきた。秋谷会長の在任期間は25年に及ぶ。

 来年の統一地方選と参院選は公明党にとって厳しい戦いが予想されることに加え、9月、公明党代表に太田昭宏氏が就任し、新体制が始動したことから、世代交代を図る必要があると判断したと見られる。
(読売新聞) - 11月9日14時38分更新

1044片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/10(金) 09:38:30
創価学会:秋谷会長退任 与党、冷静に受け止め 2補選勝利受け世代交代
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061110ddm005040092000c.html

 公明党の支持母体・創価学会が9日、秋谷栄之助会長の退任と、原田稔副理事長の後任人事を決めたのは、公明党代表が神崎武法氏から太田昭宏氏に交代した人事と連動させ、学会内の世代交代を加速させる狙いがある。秋谷氏は7月に開かれた会長選出委員会で、6期目(任期5年)の再任が決まったばかりだが、先月22日投開票の神奈川16区と大阪9区の衆院統一補選で勝利を収めた直後が勇退のタイミングと判断したとみられる。

 秋谷氏は81年7月に第5代会長に就任し、在任期間は25年に及んだ。故小渕恵三元首相や青木幹雄自民党参院議員会長ら有力政治家とのパイプも太く、99年の自自公連立の発足には藤井富雄前公明党最高顧問らとともに深くかかわった。

 自公連立以降は自民党への選挙支援の実務も指揮し、公明党・創価学会の集票力が自民党を下支えする構図を定着させた。安倍晋三首相が党総裁就任後の9月22日、内密に池田大作名誉会長と会談したのも、そうした現状を反映したものだ。

 秋谷氏は76歳という高齢で体力的な衰えを感じていたとされ、学会の青年部長、総東京長、事務総長を経験した原田氏への交代は「既定路線」でもあった。秋谷氏自身、来年の統一地方選や参院選への影響も考慮し、今が退任時期としてふさわしいと考えたようで、公明党内では「別に動揺はないし、選挙戦に影響するとも思えない」(幹部)と冷静に受け止める声が大勢だ。

 秋谷氏退任について、安倍首相は9日、首相官邸で記者団に「団体の長はそれぞれが決めることでコメントすべきではない」と語り、自民党幹部も「自公連立は政策、選挙の両面にわたって揺るぎない」と強調した。【中川佳昭、高山祐】

毎日新聞 2006年11月10日 東京朝刊

1045片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/11(土) 15:56:07
復党問題…自民、深まる亀裂 路線対立も顕在化
http://www.sankei.co.jp/news/061111/sei000.htm

 郵政民営化に反対し、自民党を離党した「造反組」の復党問題は、反対の気勢を上げる1年生議員を党幹部が公然と批判するなど党内の亀裂が深まっている。同時に自民党が「改革政党」か、「保守政党」かをめぐる路線対立が顕在化しつつある。

 1年生議員9人は10日、国会内で「復党問題を考える会」の準備会合を開いた。「賛同者が少なく予定した設立総会を開けなかった」(関係者)のが実情のようだが、発起人の一人は「復党は国民の信頼を失いかねない」と訴えた。

 反対派のこうした動きに復党容認派も批判のトーンを強めている。丹羽雄哉総務会長は同日、記者団に「反対する議員は自分で選挙を勝ち信任を得る意識が希薄だ。身分保障を党に求めるなど考えが甘い」と語った。

 9日昼、都内のホテルで開かれた町村派総会では、森喜朗元首相も出席者の「復党問題をもっと議論した方がいい」との発言に激高した。

 「安倍政権を支えたいと言っている仲間を排除する資格が君たちにあるのか。中川秀直幹事長もかつては新自由クラブだ。閣僚経験者でもいろんな政党を渡り歩いた人が何人もいるじゃないか。かつて自民党がそういう人に踏み絵を踏ませたり、一筆とらせたことがあったのか」

 復党に慎重姿勢を続ける腹心の中川氏を名指しし、マイクをたたきつけるほどだったという。

 復党の是非が分かれる理由は2つある。1つは来年夏の参院選対策。青木幹雄参院議員会長らが、強力な選挙基盤を持つ造反組の協力を得るために復党に急ぐことが、「理念なき選挙対策」と反対派が批判する論拠となっている。

 各種世論調査では、造反組の復党に否定的だ。党執行部では、現職議員を復党させれば安倍政権の支持率は10%、落選議員まで復党させれば20〜25%下落すると読んでおり、リスクを冒してまで復党させる価値をはかりかねているのが実情だ。

 もう1つは今後の自民党の路線をめぐる対立だ。平沼赳夫元経産相ら造反組の多くは靖国参拝問題などで安倍晋三首相と政治理念を共有してきただけに、復党すれば、自民党の「保守バネ」は強くなる。首相を小泉純一郎前首相の改革路線の継承者と位置づけたい勢力にとって、首相の「保守化」は容認しがたい。中川幹事長が7日の講演で「左の方に懐を深くする安倍自民党を作っていきたい」と発言したのも、党内では「復党を暗に牽制(けんせい)した」(中堅)との見方が強い。

 首相は19日投開票の沖縄知事選まで事態を静観する構えだが、「最後は首相の決断しかない」との声は日増しに強まっている。

(11/11 02:26)

1046片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/13(月) 08:25:24
神取議員“金髪”流血…就任後初の試合飾る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061113-00000060-sph-spo

 9月に参院議員に繰り上げ当選したミスター女子プロレス、神取忍(42)が12日、自身が社長を務めるLLPWの後楽園大会で、議員就任後初の試合に出場した。往年の抗争相手、堀田祐美子(39)と女子最強トーナメント1回戦で対戦。堀田のひざ蹴りで左目上から流血したが、17分15秒、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップさせた。

 議員就任後は黒に戻した頭髪を再び金髪に。「今は政治家じゃなくてレスラー神取忍。髪の色がスイッチだからね」。同トーナメントの決勝は、来年2月12日の両国国技館大会で「何としても頂点に立ちたい」と意欲。国会議員との二足のわらじで、十分な調整は難しいが「それをやるのが神取忍。プロレスといろんなモノにカツを入れていきたい」と血をぬぐいながら演説した。
(スポーツ報知) - 11月13日8時3分更新

1047片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/13(月) 20:01:15
「残念な結果」と首相 福島知事選敗北で
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MNP&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006111301000239

 安倍晋三首相は13日昼の政府与党連絡会議で、福島県知事選で自民、公明両党推薦の森雅子氏が敗れたことについて「残念な結果になった」と述べるとともに、「沖縄県知事選などもあり、よく与党が一致団結していかなければならない」と結束を求めた。
 公明党の太田昭宏代表も「真摯に受け止めなければならない」と強調した。
 自民党の中川秀直幹事長は「短時間でゼロからのスタートだった。少し時間が足りなかったかもしれない」と指摘。19日投開票の沖縄県知事選について「一層、与党が一致して頑張りたい」と表明した。
 これに先立ち、塩崎恭久官房長官は記者会見で「地方の選挙であり、地方のことは地方が決めるのが当然だ。今回は福島県民の声がああいう形で出た」と述べ、安倍政権の評価とは別との受け止めを示した。沖縄県知事選への影響についても「沖縄の皆さんが決めること。それはそれ、これはこれ」とし、影響はないとの認識を示した。

1048片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/13(月) 20:56:20
>「敗因は候補者の知名度不足だ」
手前らが選んだんだろ。

安倍、暗雲…福島知事選大差の敗北、復党問題も逆風
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_11/t2006111313.html

 談合事件による知事辞職に伴う福島県知事選は12日投開票の結果、無所属新人で前参院議員の佐藤雄平氏(58)=民主、社民推薦=が、無所属新人の弁護士、森雅子氏(42)=自民、公明推薦=らを破り、初当選を果たした。10月の衆院補選では2戦全勝して好スタートを切った安倍自民党だが、初めての知事選で敗北したことで、先行きに暗雲が立ち込めてきた。

 「敗因は候補者の知名度不足だ」

 自民党幹部は12日夜、福島知事選での敗北を受け、国政への悪影響を否定するかのように、記者団にこう語った。

 当初、与野党相乗りも模索されていた同知事選だが、民主党が小沢一郎代表が打ち出した「相乗り禁止」という方針を貫き、告示直前に“平成の黄門様”こと渡部恒三元衆院副議長の秘書を長年務め、地元でなじみの深い佐藤氏を擁立したことで流れが決まった。

 自民党は中川秀直幹事長が4回も福島入りするなど、与党幹部や閣僚を連日投入したが、「森氏は人権派弁護士を務めるなど民主党に近い人物。地元のいわき市出身だが知名度もなく、談合事件の影響から自民党県議や業界団体の動きも鈍かった。公明・学会も同県での組織率は低く、大阪補選のような爆発的な力はなかった」(県政事情通)。

 選挙戦終盤で劣勢を確信した森陣営は、安倍晋三首相の応援を熱望したが、党本部は政権運営へのダメージを嫌い、「首相投入」を見送った。

 来年の統一地方選や参院選の前哨戦で敗れた安倍自民党。政権発足直後は、関係改善を目指した電撃的な中韓歴訪や、核実験を実施した北朝鮮への強硬姿勢で支持を集めたが、最近、世論の風向きが変わりつつある。

 永田町関係者は要因をこう語る。

 「第1に、郵政造反組の復党問題だ。国民の目には『露骨な参院選目当て』としか映らず、自民党の魅力が薄れている。第2に、福島や和歌山での談合続発。民主党に『自民党中心の政官業癒着構造が原因』と責められると痛い。第3は、米国の変化だ。中間選挙で共和党が敗れ、ブッシュ路線の修正が必至となってきた。日本でも『小泉−安倍路線で大丈夫か』というムードが出てきている」

 福島県知事選とともに注目される沖縄県知事選(19日投開票)は、現時点で与野党候補が大接戦。ここでも安倍自民党が負けるようだと、今後の政権運営は相当厳しくなりそうだ。

【福島県知事選開票結果】

497171 佐藤雄平 無新

395950 森 雅子 無新

 38457 小川英雄 無新

 23113 川田昌成 無新

 10598 高橋喜重 無新

(選管最終) 

ZAKZAK 2006/11/13

1049片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/13(月) 23:32:50
下村副長官発言を批判=「女性は家庭」なら経済崩壊−伊吹文科相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2006111300984

 伊吹文明文部科学相は13日、日本記者クラブでの記者会見で、「『女性が家庭にこもれ』と言っている副長官がいる」と下村博文官房副長官を名指しし、「そんなことをしたら日本経済は崩壊してしまう」と強く批判した。下村副長官は5日の講演で、保育所の待機児童解消策に関連し、「(母親には)無理に働かなくても、家庭でしっかり子育てをやってもらうのが望ましい」と述べた。

1050片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/15(水) 07:27:59
教育基本法改正案:沖縄県知事選前の衆院通過断念 与党
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20061115k0000m010151000c.html

 自民、公明両党は14日、教育基本法改正案の今週中の衆院通過を断念し、来週に先送りする方向で調整に入った。野党の審議拒否が続く中、19日の沖縄県知事選の直前に強行採決に踏み切れば、選挙戦に悪影響を与えると判断した。20日に衆院教育特別委員会、21日に衆院本会議での採決が有力だが、この時点でも野党は審議拒否を解く可能性は低く、強行採決になるとみられる。

 採決を先送りした場合、参院の審議時間が不足するのは必至で、与党は改正案成立に向けて7〜10日程度の会期延長の検討も始めた。

 与党国対幹部は14日夜、記者団に「無理をしてまで沖縄県知事選前に強行採決する必要はない」と明言、今週中の採決を見送る考えを示した。来週中に強行採決によって同改正案を参院に送付しても、参院でも野党側の激しい抵抗が予想されるため、同幹部は「会期延長は必要になる」と語った。【高山祐、米村耕一】

 ◇国会会期も延長か

 教育基本法改正案をめぐり、自民、公明両党は14日、ギリギリの調整を続けた結果、衆院通過を来週に先送りする方向となった。参院での審議時間が不足することに備えて、12月15日までの国会会期を延長する検討にも着手。年末にヤマ場を迎える来年度予算編成作業と並行しての法案審議となる可能性があり、同改正案の処理が他の政治日程に大きな影響を与えることも想定される。

 14日の衆院教育基本法特別委員会の理事会で、与党は15日の中央公聴会後に締めくくり総括質疑を開くよう提案。15日の委員会、16日の衆院本会議での採決を求めた。これに対し、野党は「審議が尽くされていない」として拒否。途中退席したため、森山真弓委員長が職権で15日の委員会開会を決めた。

 教育基本法改正案を最重要法案に掲げる安倍晋三首相は14日夜、記者団に「相当深い議論ができている。1日も早い成立をお願いしたい」と強調した。

 ただ、与党内には「混乱した状態で強行採決すれば、その様子が繰り返しテレビで流れてしまう。沖縄県知事選に悪影響を与えるのは必至だ」(自民国対幹部)との意見が根強かった。そうした空気を受け、「1日も早く法案を送ってほしい」と衆院側に圧力をかけてきた参院自民党も「知事選で負けたら参院の責任にされかねない」(国対幹部)とトーンダウンすることになった。

 与党はこれまで「16日の衆院通過が今国会成立のタイムリミット」としてきた。すでに衆院の審議時間は100時間を超えており、衆院の7〜8割程度とされる参院での審議時間を確保するには1カ月程度が必要とみていたからだ。

 伊吹文明文部科学相が14日午後、自民党の矢野哲朗参院国対委員長を密かに訪ね、参院送付後の対応を協議するなど調整を進めた結果、与党はタイムリミットを21日に延ばすのは可能だと判断した。参院の審議時間不足については、特別委員会を連日夜まで開いて対応したうえで、それでも足りなければ会期を延長することにした。

 一方の野党は、15日の中央公聴会には出席するが、その後の審議は拒否する方針。与党が採決を先送りしても、徹底した議論を求めて審議を引き延ばし、今国会の成立阻止を目指す。民主、共産、社民、国民新の4党の幹事長らは14日、国会内で塩崎恭久官房長官に麻生太郎外相の罷免を改めて申し入れた。与党を揺さぶるため、外相の不信任決議案提出も検討している。【中澤雄大、山田夢留】

毎日新聞 2006年11月15日 3時00分

1051片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/15(水) 08:26:54
与党15日単独採決方針 野党が審議拒否でも
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006111401000783

 自民、公明両党は14日、今国会最大の焦点である教育基本法改正案について、野党が審議拒否に踏み切っても15日午後の衆院教育基本法特別委員会で与党単独で採決する方針を固めた。委員会採決で可決されるのは確実で、与党は16日の衆院通過を目指す。自民党の町村信孝特別委筆頭理事は14日夜、安倍晋三首相に電話で15日の委員会採決方針を伝え、首相も「分かった。その方針でやってくれ」と了承した。
 ただ、ぎりぎりまで野党側との折衝は続ける構えで、流動的な要素は残っている。
 与党内には19日投開票の沖縄県知事選を控え、単独採決すれば「知事選のマイナス要因となる」(参院幹部)として先送り論もあった。
 しかし自民、公明両党執行部は、野党側が核保有論議発言をめぐる麻生太郎外相の罷免要求や教基法改正案の日程協議をめぐる対立で15日午後から衆参両院で欠席戦術に出ると分析。野党が委員会を欠席するなら「採決時の混乱はなく、『数の横暴』との印象は与えないだろう」(幹部)との判断に傾いた。
 自民党幹部は14日夜、「(単独採決は)仕方ない。日程通りに毅然と粛々とやるだけだ」と言明。別の与党幹部は「混乱を伴う強行採決はしないが、野党が欠席の状態ならやるというのが政府与党の大方針だ」と語った。
 与党は14日夜の同特別委理事会で、15日午後か16日午前の締めくくり総括質疑と採決を提案したが、野党は審議の継続を主張し、いずれも拒否した。森山真弓委員長は職権で15日午後の委員会開会を決めた。
 一方、民主、共産、社民、国民新の野党4党は、安倍首相に対する外相罷免要求について首相名で再回答するよう塩崎恭久官房長官に求め、官房長官は早期の返答を約束した。

午後にも教基法改正案採決 野党拒否なら与党単独方針
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=IBR&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006111501000101

 自民、公明両党は15日午後にも、今国会最大の焦点である教育基本法改正案について衆院教育基本法特別委員会で採決を行う方針だ。15日朝の特別委理事会で野党側に提案する。野党が採決に反発し午後の委員会を欠席した場合も与党単独で可決する構えで、16日の衆院通過を目指す。
 野党が欠席した場合は与党議員が1時間の締めくくり総括質疑を行った後、野党側に再度出席を促し、それでも出席しない場合は単独採決に踏み切る考えだ。ただ、野党の抵抗で粛々と採決を行えない場合は先送りする可能性もあり、流動的な要素も残っている。
 与党内には19日投開票の沖縄県知事選への影響を考慮し、委員会採決先送りもやむを得ないとの声もあったが、野党側が15日午後から衆参両院で欠席戦術に出ると分析。「野党が委員会を欠席すれば、採決時の混乱がなく『数の横暴』との印象は与えない」(自民党幹部)との判断に傾いた。
 ただ衆院本会議での法案採決については、公明党から「沖縄知事選への影響を避けるため、本会議だけでも週明けに開くべきだ」(幹部)との指摘も出ており、野党側の出方も見極め上で最終判断する方向だ。

1052片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/15(水) 19:56:07
国民新党議員に「教育基本法協力で自民へ」 自民は否定
2006年11月15日19時40分
http://www.asahi.com/politics/update/1115/011.html

 「教育基本法改正案の審議に協力すれば、見返りに自民党へ入党を」。国民新党は15日、糸川正晃衆院議員に対し、自民党の山本拓・農水副大臣からこんな働きかけがあった、と発表した。糸川氏は国民新党の衆院教育基本法特別委員。山本氏は協力を求めたことは認めたが、入党働きかけは否定している。

 国民新党の亀井久興幹事長が記者会見で明らかにした。亀井氏によると、山本氏が15日朝、議員会館の部屋で糸川氏に会い、「個人的に」と前置きしたうえで協力を要請。「自民党に入らないか。今のまま国民新党で議員活動を続けても次の選挙は厳しいだろう」と次期衆院選での処遇を示唆して入党を持ちかけたという。

 国民新党は反発し、衆参両院での審議拒否を決めた。山本氏は「(糸川氏とは)同じ北陸地方選出だから、いろんな話をするなかで『ぜひとも頼む』と言ったが、私の立場で入党とか(言えない)。いちゃもんだ」と反論した。

農水副大臣、国民新党議員に入党もちかけ 教育法採決の見返り
http://www.sankei.co.jp/news/061115/sei006.htm

 国民新党の亀井久興幹事長は15日、国会内で記者会見し、自民党の山本拓農水副大臣(福井2区)が、国民新党の糸川正晃衆院議員(比例北信越)に対し、教育基本法改正案の採決に協力を求め、見返りに自民党への入党を持ち掛けていたとして厳しく批判した。

 亀井氏は「法案審議が大詰めを迎える中、政府の副大臣として許せない行動だ」と指摘。民主、共産、社民、国民新の野党4党は幹事長、書記局長会談で、山本氏の責任を追及することを確認した。

 亀井氏によると、山本氏は14日夜、糸川氏に電話で面会を要請。15日朝、衆院議員会館の山本氏の事務所で、糸川氏に「個人の立場だ」と前置きし「採決に協力してほしい。国民新党にいても選挙は厳しいのではないか。きちんと処遇する」と述べたという。糸川氏は回答せず、亀井氏に伝えた。糸川氏は衆院教育基本法特別委員会の委員。

1053片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/15(水) 20:05:04
国民新党:糸川正晃衆院議員が自民党入党を働きかけられる
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061116k0000m010004000c.html

 国民新党は15日、同党の糸川正晃衆院議員(北陸信越ブロック)が自民党の山本拓衆院議員(福井2区、副農相)から教育基本法改正案への賛成と将来的な自民党入党を働きかけられたと発表した。比例代表選出議員が他党に移れるのは衆院解散後や所属政党が他党と合併した場合などに限られる。国民新党の綿貫民輔代表は同日の記者会見で「公党に対する侮辱」と強く批判したが、山本氏は入党の働きかけを否定している。

 国民新党の説明によると、糸川氏は同日朝、衆院第1議員会館の山本氏の部屋に呼ばれ、「教育基本法(改正案)に賛成してほしい。自民党に入るにはそれなりの踏み絵がある」などと要請された。比例代表と選挙区に交互に立候補するコスタリカ方式の採用も伝えられたという。【須藤孝】

毎日新聞 2006年11月15日 17時18分

1054片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/15(水) 20:52:17
教育基本法:与党の単独裁決で終盤国会は波乱模様に
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20061116k0000m010091000c.html

 教育基本法改正案をめぐる与野党攻防は15日、与党が衆院特別委員会での単独裁決に踏み切り、野党が衆参両院すべての審議拒否に踏み切る全面対決となった。民主党は一時、採決容認に傾くなど、他の野党との温度差も目立ったが、小沢一郎代表の指示で野党の結束を優先した。同法改正案の参院審議でも野党は徹底抗戦の構えをとるとみられ、12月15日の会期末まで残り1カ月を切った終盤国会は波乱含みの様相を強めている。

 「まともな議論など、こんな状況でできるはずがない。野党で一致して行動していきたい」。民主党の鳩山由紀夫幹事長は15日の採決後、国会内で記者団に野党共闘をアピールした。

 ただ、同法改正自体には前向きな議員も多い民主党は、対案「日本国教育基本法案」を提出することで党内を政府案反対にまとめたものの、改正阻止を掲げる共産、社民両党とはそもそもスタンスに開きがあった。与党批判で存在感を示したい国民新党も徹底抗戦を主張。来夏の参院選へ向け野党共闘重視を掲げる小沢氏が社民、国民新党からの働きかけに呼応し、民主党内を対決路線に転換させた経緯がある。

 与野党対決となった沖縄県知事選の投票を19日に控え「強行採決してもらった方が有利」との思惑も野党側には働いており、社民党の福島瑞穂党首は15日夕の記者会見で「(与党は)国民をなめている。沖縄の皆さんの審判が下るものと確信している」と強調。知事選で野党候補が勝てば、参院審議での共闘にも弾みがつきそうだ。

 しかし、知事選後に衆院採決が予想される防衛庁の省昇格法案をめぐっては民主、国民新党が「法案内容には賛成」の方針で、与党の強行採決で欠席する形にならなければ、野党間で対応が割れる可能性が高い。今後、どの時点で衆参の全面審議拒否を打ち切るかが焦点となるほか、国会最終盤では教育基本法改正案の採決阻止を掲げての野党共闘が再び問われることになる。

 民主党が融和路線に戻ることへの不信感も他の野党にくすぶり、国民新党の亀井静香代表代行は会見で「小沢さんはしっかりしているが、出口(採決日程)を決めて適当にやる国会の談合に民主党の下士官が加担している」とけん制してみせた。【山田夢留】

毎日新聞 2006年11月15日 20時43分

1055片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/16(木) 08:04:50
教育基本法:単独可決に、首相の「意向」強く働く
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20061116k0000m010176000c.html

 教育基本法改正案の衆院審議で自民・公明両党が与党単独で沖縄知事選前の特別委員会採決に踏み切ったのは、安倍晋三首相の意向が強く働いた結果だった。仮にこのまま採決を持ち越せば国会全般が野党ペースとなり法案の成立が危うくなりかねない、との危機感から、採決先送り方針を転換。当面の混乱覚悟で正面突破に動いたとみられる。【高山祐、西田進一郎】

 「機は熟した。その方針でやってください」。14日夜、特別委の与党筆頭理事を務める町村信孝・町村派会長が首相との電話で15日の委員会採決をもちかけると、首相は単独採決を強く支持したという。

 採決をめぐる動きには、ニつの流れがあった。沖縄知事選が大接戦との情勢から公明党と参院自民党は、強行採決で混乱した場合の悪影響を懸念。与党は「16日に委員会採決を行う代わりに衆院本会議の採決は週明けの21日に先送りする」との案を非公式に民主党に打診するなどして軟着陸を探るなどした。民主党との妥協が不発に終わり、いったんは採決先送りに傾いた。

 しかし、早期採決を探る動きも根強く続いていた。14日、国会内で開かれた自民、公明の与党幹事長会談の席上「教育基本法案を15日委員会採決し、16日本会議採決する正当性」と題する4枚つづりのペーパーがひそかに配られた。作成者は町村氏。「会期があと1カ月の状況で何のめどもなく審議を続ければ、参院の質疑時間を制約する」と単独採決を強く促す内容だった。

 明けて15日朝、国会近くのホテルで行われた与党幹事長、国対委員長、政調会長会談で、自民党の中川秀直幹事長は「15日委員会採決、16日本会議採決」を出席者に強く要請した。17日にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のためベトナムへ出発する首相から「APECまでに何とかしてほしい」と繰り返し言われていたためだった。公明党や参院自民党の幹部は15日になっても慎重な姿勢を崩さず、公明党の草川昭三参院会長が同日午前、自民党の片山虎之助参院幹事長と会った際、片山氏は知事選後の採決日程を説明していたほどだった。しかし、野党が採決を前に欠席戦術を取ったことから「仮に採決に踏み切っても議場混乱などでのイメージダウンは免れる」(自民党幹部)と判断。中川氏ら与党首脳部は「15日採決」に最終的なゴーサインを出した。

毎日新聞 2006年11月16日 3時00分 (最終更新時間 11月16日 3時14分)

1056片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/16(木) 13:50:37
与党も見放した安倍側近のバカぶり
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2725259/detail?rd

 安倍側近だか、安倍ブラザーズだか知らないが、もう仲良し人事が破綻しそうだ。

 自他共に認める安倍応援団で、その論功行賞で官房副長官に抜擢された下村博文が袋叩きにあっている。

「おっちょこちょい」「目立ちたがり屋」「オレがオレがのタイプ」だけに、周囲も心配していたが、早くも「クビにしろ!!」の大合唱だ。

「下村は先月、『従軍慰安婦問題に関する河野談話を再検討する必要がある』と言って、大問題になった。すぐに謝罪、訂正に追い込まれています。懲りたと思ったらまたやった。今月5日、0歳児を保育園に預けている母親に関して、『無理に働かなくても、家庭で教育をやって、きちっと子どもを育てていく方向が本来は望ましい』とやったんです。保育園待機児童解消を目指す政策も見直すべきだとか言っていた。あまりの時代錯誤にみんなア然としていました」(政界関係者)

 発言は波紋を呼び、まず、高市少子化担当相がかみつき、きのうは河村建夫政調会長代理も「発言には気をつけるように官房長官を通じて伝えた」とテレビで明言。公明党の斉藤鉄夫政調会長にも「発言は明らかに間違いだ」とやられて、外堀は埋まった。今度は安倍もかばえまい。

「下村は早大教育学部を卒業、89年に東京都議に初当選したあと、96年の衆院選挙で初当選して4期目。早大在学中に学習塾を経営して、それが票の母体になった。国会議員になったあとは若手の文教族として台頭したが、評判はよくない。欲得に敏感で、利用できるかできないかで人を判断し、行動する。態度はでかくて、今は舞い上がっている。『教科書は官邸がチェックする』と言い放ったこともあります」(政治評論家)

 野党は首を取らなければウソだ。

【2006年11月13日掲載】
2006年11月16日10時00分

1057片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/17(金) 19:02:58
「日教組に要注意」 参院自民が顔写真で周知徹底
2006年11月17日18時57分
http://www.asahi.com/politics/update/1117/009.html

 「5人組に要注意」 参院自民党は、民主党の輿石東、佐藤泰介、神本美恵子、水岡俊一、那谷屋正義の5氏の日教組出身議員の顔写真とプロフィルを記したA4判の紙を大量に印刷し、国対委員長室に積んだ。

 教育基本法改正案は衆院通過が当初の参院執行部の想定より1週間ほど遅れたうえ、野党が審議拒否する「荷崩れ」状態で、審議日程は綱渡り。今後、野党が審議に復帰しても、ささいな問題が審議の遅れにつながりかねない。

 日教組出身の5人は、特に法改正には強い抵抗があり、国会の外では「同志」がのぼりを立てて抗議行動を続けている。論戦では自民党の厳しい日教組攻撃も予想されるが、局面によっては現実路線を重視した対応をとるキーパーソンにもなりうる。矢野哲朗参院国対委員長は「輿石議員会長以外は、あまり知らないだろうから、覚えて何かと配慮してあげてという意味」と説明する。

 さらに15日、参院の特別委員会の理事に内定していた議員らとの会合でも、「あくまで慎重に審議を尽くすという姿勢でお願いする」とソフトな対応を念押しした。

1058片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/17(金) 19:27:42
http://www.hakodate-e-news.co.jp/
<<視点・一口ズバリ直言>>>
■3年以上前(平成15年3月)の内閣府主催のあの時の「地域再生タウンミーティング函館」も全体的に閉鎖的でおかしかった!思えば「やらせ質問」であったか?政府主催などは所詮そんな程度のものでしかないが、当時は金子一義地域再生・構造改革特区担当国務大臣が出席し、函館の国際水産・海洋都市構想に多大な関心をもってもらい、その後の同構想推進に大いに役立ったことではあった/それに比べたら、もう1人出席の当時の中川昭一経産相の話はお粗末の限りであったー。

1059片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/20(月) 21:25:17
道路特定財源の一般財源化に異論相次ぐ 自民PT
2006年11月20日19時39分
http://www.asahi.com/politics/update/1120/008.html

 自民党の道路特定財源見直しのプロジェクトチーム(PT)が20日開かれた。納税者の理解を得ながら一般財源化の具体案を作成するという政府・与党の方針を巡り、出席者から「まだ道路は必要」との意見が相次ぐ一方、道路関連に使い道を広げることで理解を得るべきだとする意見も出された。党は一般財源化に向けた見直しについてPTと道路調査会などを舞台に年内を期限として議論を進めていくが、議論百出で調整は難航しそうだ。

 会合の冒頭、石原伸晃道路調査会長が安倍首相の所信表明を引用し、「現行の税率を維持しつつ、一般財源化を前提に見直しを行い、納税者の理解を得ながら、年内に具体案を取りまとめる」との「4原則」は既定方針であることを強調した。

 それでも、ヒアリングのために出席した日本自動車連盟や石油連盟など関係4団体は「道路特定財源は道路のために使う税金だ」として一般財源化への反対論を展開。複数の議員が「地方の道路はまだ必要だ」「どうしても一般財源化しないといけない状況ではない」などと訴えた。

 一方で、一般財源化されることを前提に、高速道路料金の引き下げや信号機の整備など「納税者が納得するものに使って欲しい」と使途拡大を求める出席者もいた。

 会合後、宮沢洋一座長は記者団に「一般財源にすべきだとの意見は一つもなかった」と説明した。

1060片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/23(木) 11:21:19
使途は道路関連に限定を 道路財源改革で太田代表
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006112301000124

 【モスクワ22日共同】ロシア訪問中の公明党の太田昭宏代表は22日夜(日本時間23日未明)、政府、与党で調整が本格化する道路特定財源改革をめぐり「道路関係に使うのが基本だ。(本来税率より高い暫定)税率を下げないなら、高速道路料金の引き下げとかに使うのが望ましい」と述べ、使途は道路関連に限定すべきだとの認識を表明した。モスクワ市内で同行記者団に語った。
 一般財源化し、福祉や環境対策に回す案に関しては「環境は道路と全く関係がないとは言わないが、福祉は道路、自動車関係から取った税(の使途として)は少し違うと思う」と指摘した。
 自民党の中川秀直幹事長が、社会保険庁の年金保険料の強制徴収機能を国税庁に統合するよう提唱していることには「国税と一緒にするのは無理がある。対象が違うし徴収は極めて困難を伴う。年金制度への信頼性がない限り、徴収率、納付率を上げることはなかなか難しい」と否定的な見解を示した。
 また防衛庁の「省」昇格法案は、来週中に衆院通過するとの見通しを表明。来年の衆参同日選挙の可能性は「乱暴な意見で百パーセントない」と否定した。

1061片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/24(金) 14:28:44
密室の国対政治、復活? 二階氏、野党に老練さ発揮 難局打破
http://www.sankei.co.jp/news/061124/sei000.htm

 政府・与党が今国会の最重要法案に据えた教育基本法改正案は与党の単独採決で衆院を通過し、参院での審議は22日から野党も審議に復帰してスタートした。国会を正常化させる役割を負ったのは、国会の正式な機関ではない与野党の国会対策委員会(略称・国対)だ。かつて55年体制と呼ばれた時代に、自民、社会両党を軸とした国対政治は談合政治、密室政治と批判された。その時代の国対を知る自民党の二階俊博国対委員長の登場で、国対政治の“亡霊”が復活したのか−。

 与党による教育基本法改正案の単独採決に、野党が反発して審議拒否に入ったため、事態打開を目指して開かれた21日の与野党国対委員長会談。互いに譲らず、議論は平行線をたどったが、野党側が協議内容を持ち帰って検討するため国会内の部屋を退出しようとしたとき、業を煮やした二階氏が「ここで協議すればいい」と呼び止めた。

 「審議が尽くされていない」との野党側の主張を尊重してきた結果、法案審議は106時間を超え、刻々と法案成立に向けた期限は迫っていた。参院審議の時間を考えると、「さすがに時間の限界だ」と感じていた二階氏が、牙をむいた瞬間だった。二階氏のひと言に虚をつかれた格好の野党側はその場にとどまり、最終的にこの日の会談で、与野党は国会正常化で合意した。

 昭和30(1955)年に左右社会党の統一と保守合同による自民党誕生で幕を開け平成5年の非自民連立政権発足まで続いた自社55年体制下では、対決法案をめぐる与野党の事実上の折衝は国対委員長会談で行われることが多かった。野党は表向き対決姿勢を示して存在感を演出、自民党は野党の顔を立てつつ法案通過を図る。しかし、こうした双方のなれ合いによって成立する国対政治の手法は、その経緯が国民には見えにくく、「談合政治」との批判も受けた。

 そうした時代には、国会運営を裏で主導する国対委員長が各党内で力を持った。故金丸信氏、故梶山静六氏らは、国対上のテクニックに秀でており、名物国対委員長といわれた。

 平成3年、衆院への小選挙区比例代表制導入をめぐり、当時の海部内閣のもとで提出された政治改革関連法案について、梶山国対委員長は首相の意向に反して廃案に導き、結果的に内閣を退陣に追い込んだことさえある。そうした変幻自在の梶山氏の下には、副委員長として与謝野馨、古賀誠、町村信孝、武部勤各氏らが名を連ねていた。二階氏もそうした梶山国対の手法を見ていた一人。

 教育基本法改正案の処理をめぐり二階氏の動きは、19日に投開票された沖縄県知事選への影響を念頭に、世論の動向や野党の動きにも配慮して、やや弱気にもみえた。実際、衆院では与党が3分の2以上の議席を占めるほど優位に立っているにもかかわらず、同改正案の審議には100時間以上もかかった。二階氏は「弱腰といわれても耐えて慎重審議の道を選んだ」と振り返る。

 だが、二階氏は随所に剛腕ぶりもみせた。

 10日の与野党国対委員長会談。野党が防衛施設庁の談合事件に関連して額賀福志郎前防衛庁長官の参考人招致などを要求したのに対し、二階氏は「われわれも民主党議員の活動について確かめたいことが6件ある」と脅しをかけ、野党の動きを抑えた。

 国対委員長会談で老獪(ろうかい)な手法をとった二階氏。ただ、与野党の折衝は本来、議院運営委員会や議案を付託された各委員会の理事会、理事懇で決着させるもので、国対委員長が前面に立った今回の決着は、国民の目が届かない所で物事が決まっていった55年体制時代を思い起こさせた。梶山氏の例のように、国対委員長の手腕が政権の命運さえ左右することもあるだけに、安倍政権の行方を占う意味でも、今後も二階氏の動きから目が離せそうにない。

(11/24 08:57)

1062片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/25(土) 17:45:25
自民党:郵政造反組・復党問題 決着持ち越し 「世論」と「情」、政権中枢に亀裂
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061125ddm005010059000c.html

 ◇首相、金縛り

 郵政造反組の自民党復党問題は、平沼赳夫元経済産業相ら現職の12議員が結論を保留し、27日に最終決着を持ち越した。郵政民営化賛成の「踏み絵」を迫る中川秀直幹事長の手法に党内では青木幹雄参院議員会長や中川昭一政調会長らが公然と「人情論」で異を唱え、政権の中枢で亀裂が表面化した。世論重視から中川幹事長の意向を尊重する一方で、平沼氏とも個人的に親しい安倍晋三首相は身動きが取れず、金縛り状態。復党問題の党内対立は発足2カ月の政権の足元を揺さぶり始めている。(2面参照)

 「私は了承していませんからね」

 24日朝、国会内で開かれた党役員連絡会の終わり際、青木氏は中川幹事長にごう然と言い放った。それに先だち中川氏から、平沼氏との会談などの説明を、他の役員と共に聞いた青木氏は「(平沼氏を除く11人が)衆院本会議場で(郵政民営化法案に)賛成票を投じたことは最大の意思表示」と語った。平沼氏についても青木氏は「(民営化賛成を)口頭で確認すればいい」との立場だ。

 青木氏が中川幹事長への態度をこれまでになく硬化しているのは、盟友の森喜朗元首相と自分に対しての「約束」を破ったとの思いからだ。先月10日に東京都内のホテルで安倍首相、森氏、中川氏と極秘に会談した際に、首相と中川氏は現職、前職の一括復党を約束したと受け止めている。

 しかし中川氏は前職の復党をはねつけるとともに現職組でも特に、平沼氏についてハードルを上げた。森氏は23日、中川幹事長に電話し「明日(24日)青木さんがはっきりとモノを言うよ。どうするのか、ちゃんと考えないといかんよ」と翻意を促した。

 もともと参院選1人区対策として浮上した復党問題だが、これを「人情論」に転じたのは中川昭一政調会長。23日の講演で「中国の天安門事件を思い出す」と中川幹事長を攻撃。今や「情」が「反中川幹事長」のキーワードとなっている。

 これに対し中川幹事長は会見で「情だけが支配する党になったら、国民の多くの方々から相当の批判を受ける」と反論、復党条件の撤回を拒んだ。昨年の郵政解散で党総務局長として「刺客」選挙を担った二階俊博国対委員長や、竹中平蔵前総務相と懇意の菅義偉総務相が支持に回っている。ただ、中川幹事長も矢面に立つことに疲れを覚えているのか、周辺に「自分は平泉の弁慶の心境」と弱音を漏らした。

 安倍首相はこの日も幹事長に調整を委ねる姿勢を強調。問題がここまでこじれるとは思っていなかったフシもあり、首相側近は「首相は世論の反発に驚いている」と語った。【中川佳昭、高山祐】

 ◇対立する中川秀、平沼氏−−98年の派閥内紛で衝突

 復党問題を巡り激しく対立する中川秀直幹事長と平沼赳夫元経済産業相は、ともにかつての三塚派(清和会、現町村派)に所属していた。初当選は中川幹事長が76年、平沼氏が80年と当選年は違うが、中川幹事長が途中2回落選しているため、当選回数は同じ9回。なお中川幹事長は官房長官、党国対委員長、政調会長、平沼氏は運輸相、通産相、省庁再編後の経済産業相と政治経歴が華麗な点も共通している。

 平沼氏ら12議員は24日午前、東京都内で会合を開いた。1時間半の会合の間に中川幹事長から2回、平沼氏の携帯電話にかかってきたが、平沼氏は「フン、フン」と反応するだけで「聞き置きました」と電話を切った。

 両氏の対立は、98年、三塚派の会長が故三塚博氏(元蔵相)から森喜朗氏(元首相)に交代する際に、亀井静香氏(現国民新党代表代行)と平沼氏が、森氏の会長就任に激しく異を唱えたことがきっかけだった。当時、森氏の側近・中川氏と平沼氏との主導権争いはし烈で、結局、亀井、平沼両氏は同派を離脱し、志帥会(現伊吹派)を結成した。

 中川、平沼両氏の政治路線は大きく違う。平沼氏がタカ派色の濃い保守派なのに対し、中川幹事長は対アジア外交などへの配慮も重視するリベラル派。中川幹事長の中国との協調路線は有名だ。

 平沼氏は靖国神社参拝、北朝鮮の拉致問題、女系天皇容認の皇室典範改正反対など安倍晋三首相の元来の思想、信条と重なる部分が多く、首相との関係は良好。「左に懐の深い安倍自民党を作りたい」(今月8日の講演)と主張する中川幹事長に対し、首相と親しくタカ派的な発言が目立つ中川昭一政調会長が異を唱えた背景にも、こうした思想的側面があるとみられる。

毎日新聞 2006年11月25日 東京朝刊

1063片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/26(日) 14:42:07
抗議と飛行中止 公明党申し入れ F15オーバーラン
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-19133-storytopic-3.html

 嘉手納基地のF15戦闘機オーバーラン事故で、公明党の白保台一沖縄方面議長、糸洲朝則県本部代表らは22日午後、外務省沖縄事務所の重家俊範沖縄担当大使、那覇防衛施設局の池部衛次長を相次いで訪ね、事故に抗議するとともに、安全が確認されるまで米軍機の飛行・訓練を中止すべきだと申し入れた。
 池部次長は再発防止を米軍に求めたことを明らかにした上で「特に機体に問題がなく、滑走路も運用に支障がないと確認した後、飛行を再開したと聞いた。公共の安全に配慮するよう引き続き求める」と説明した。
 白保議長は「F15の事故が3回もあることを重視しなければならない。原因が究明され県民が納得するまで飛行は再開しないとのルールを確立すべきだ」と強く求めた。

(11/23 11:00)

1064片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 09:40:16
2007年度予算の編成方針めぐり、安倍首相と青木参院会長の立場の違い浮き彫りに
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20061130/20061130-00000238-fnn-pol.html

復党問題で対立した安倍晋三首相と自民党の青木幹雄参院議員会長だが、今度は、2007年度予算の編成方針をめぐる立場の違いが浮き彫りになった。
安倍首相は「改革の炎は絶やしてはならない。また、絶やしてしまっては、日本の未来はない。さらに、この構造改革は、わたしは加速をしていかなければならない」と話した。
一方、青木会長は「当然、安倍カラーも出さなきゃいけない。公約も、きっちり守っていかなければならない。(しかしながら)私ども参議院も、党の運命をかけた参議院選挙を控えております。政党が選挙を戦うからには、戦いやすい予算編成というのも、一番大事なことだと」と述べ、2007年度予算に向けては、緊縮財政を柱とする構造改革路線を捨てて、地方経済に配慮した手厚い予算措置を取るべきだとした。
復党問題で、安倍首相に対して厳しい姿勢を貫いた青木会長が、構造改革路線に対しても注文を突きつけたことは、安倍内閣の今後の官邸主導のあり方にも、微妙な影響を与えることになるとみられる。

[30日9時0分更新]

1065片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 09:41:11
片山氏ら「来年度予算では、地方に配慮を」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20061130/20061130-00000002-nnn-pol.html

 全国政調会長会議が29日、自民党本部で開かれ、片山参議院幹事長らが、来年度予算では公共事業など地方に配慮するよう安倍首相に求め、出席者から大きな拍手が上がる一幕があった。

 片山氏は「公共事業は総額は抑制するにしても、配分は地方に配慮する。それが統一地方選や参院選の勝利につながるわけで、みんな一緒に頑張りましょう。どうぞ選挙よろしくお願いします」と述べた。この発言は、小泉改革で公共事業費を削られ不満が高まっている地方組織に配慮を求めたもので、出席者も拍手で応えた形。

 安倍首相は会の冒頭、「地方の活性化、再生に向けても努力していきたい」と述べたが、復党問題で内閣支持率は下がり続けており、安倍首相が改革姿勢を貫けるか、問われることになる。

[30日7時35分更新]

1066片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 10:17:54
徳洲会を取りこみ図る? 医師会との関係は?

徳田毅氏、自民入りへ 党本部に入党願提出
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=1525

 自由連合を離党した無所属の徳田毅衆院議員(35)=鹿児島2区=が29日、自民党本部(東京・永田町)に入党願を提出したことが、関係者の話で分かった。自民党は今後、鹿児島県連などと入党願の取り扱いを協議する。
 徳田氏は、これまで離党後の身の振り方について「白紙」としていたが、9月の首相指名選挙では安倍晋三首相に投票、今月の沖縄県知事選では当選した与党推薦候補を支持するなど自民党入りに向けた布石とみられていた。関係者によると、党側もこれらの行動を評価しており、自民党入りが現実味を帯びてきた格好だ。
 自民党は「天下分け目の戦い」とされる来年の参院選を控え、全国的に集票力を持つ徳田氏を迎え入れ、優位な選挙戦を展開したい思惑も持つとみられている。

1067片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 17:03:11
徳田毅氏の集会に宮路氏出席  [11/16 19:16] 鹿児島MBC
http://www.mbc.co.jp/newsfile/news-v/00090841_20061116.shtml

今月、自由連合を離党し無所属となった、県選出の衆議院議員、徳田毅さんの国政報告会にきょう、自民党県連の宮路和明会長が出席しました。今後、自民党入りの動きにもつながってきそうです。きょう、沖縄でひらかれた徳田毅さんの国政報告会に、自民党鹿児島県連の会長で鹿児島3区選出の衆議院議員、宮路和明さんが出席しました。鹿児島2区選出の衆議院議員、徳田毅さんは、今月2日、自由連合を離党して無所属となり、今後については未定としていますが、自民党入りをめざすという見方が強く出ています。今回の宮路さんの出席は、徳田さんが、現在行われている沖縄県知事選で、自民・公明の与党推薦候補の支持を表明したことから、その応援のつながりで実現したということですが、徳田毅さんの国政報告会に自民党の国会議員が出席したのは初めてのことです。徳田さんは、きょうはあくまで、沖縄県知事選によるつながりで実現したものだとしていますが、この宮路さんとの協力関係が、自民党入りにつながってくるのかどうか、今後の動きが注目されます。

1068片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/01(金) 18:46:01
チョンマゲ松浪

特定財源
http://www.kenshirou.com/nikki/nikki/0612/061201.htm

 安倍晋三総理は、郵政民営化に反対して無所属となった造反組の11人を復党させた。急ぐ必要がまったくないのに、世論を敵にまわしてしまった。自民党の人気は、予想以上に落ちるのではないか、と心配する。
 小泉改革に弓を引いた印象を受ける。参議院自民党の圧力に負けてしまったのだと思う。あの青木議員会長、片山幹事長のベテラン幹部に手玉にとられたと決めつけてよい。小泉イズムを継承できず、古い体質の自民党に戻ったと国民に判断されたなら、自民党は魅力のない政党となろうか。
 党内の衆院議員たちは、内心、復党騒動を苦々しく観察してきた。で、参院側の圧力を感じたと同時に、来年7月の参院選挙の協力を「するものか!」と、反動気味の覚悟をした議員たちが多くいたのではないか。「参議員は、勝手に自分たちでやってくれ。衆議員をあてにしないで独自にやればよい。衆議員の協力なしで、勝てるのか・・・」。
 そこで、安倍内閣は目くらましの術が必要となった。『特定財源である道路財源を一般財源化させる』ことが、それだ。
 小泉総理ですらできなかった改革である。青木・片山の協力でできると考えているのではないか。旧橋本派(現津島派)が本当に協力するのか・・・。この改革は、考えれば考えるほどに困難なモノ。だいたい、これを「改革」と呼べるものなのか、私たちは疑問に思う。
 安倍総理は今国会の所信表明演説で言った。「道路特定財源については、現行の税率を継続しつつ、一般財源化を前提に見直しを行い、納税者の理解を得ながら、年内に具体案を取りまとめます」。で、国土交通省をはじめ、道路関係者はアワを食っているところだ。
 ガソリン税(揮発油税)は年間約3兆円、自動車重量税が約5700億円。これが特定財源である。道路整備等に使用目的が限定されている税金。この税金を一般財源にまわそうという考えが官邸に強くあるのだ。
 財務省も官邸と同様の考え。が、ガソリン税は、法律によって道路整備等以外には使えないように定められているのに、塩崎官房長官は一般財源化するかの踏み込んだ発言をした。自民党内は、ハチの巣をつっついたごとく、「ハンターイ!」の声の嵐。当然であろう。「日本の道路、とくに地方の道路は十分に整備されていないのに、何を考えているのだ」。この意見が圧倒的。
 親からもらった金を、親に内緒で遊んだ借金返済に使うようなもの。一般財源化は、聞こえはいいが、実際は赤字補填のための流用でしかない。これを国民が納得してくれるのだろうか。また、税の信頼をなくすことにつながらないか。官邸は慎重であるべきだ。
 もしかして、安倍総理は小泉さんの郵政民営化をマネてはいまいか。この議論は改革に映るかもしれぬが、改革の名に値しない。
 具体的に書くと長くなるのでやめるが、地方の道路は残念ながら不十分である。高速道路もしかり。地方と都市の格差がさらに増大する可能性もある。いくら赤字財政とはいえ、それを自動車ユーザーだけが負担するのは筋ちがいであろう。
 全国の市町村のうち1771が「道路特定財源堅持」に賛同している。全市町村の97.5%だ。もし一般財源化されたなら、道路建設は進まないと決めつけている感じ。社会資本整備が進まず、地方はとり残されると恐れている。
 都市部の人たちは、もう道路なんて不要だと思っている。しかし、先進諸国からみれば、日本の地方の道路はまだまだ完全ではない。
 財務省と国土交通省のバトルとも映るけれど、安倍内閣の人気取りの政策にしてはならないと私は考える。ガソリン税には、税の上に消費税という税をかけている。それでも国民はだまっているのに、官邸は国民にケンカを売るつもりなのだろうか。
 たとえ一般財源化したとしても、安倍内閣の支持率は上昇しない。混乱させるだけだ。

1069片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/01(金) 19:17:24
この状態のまま参院選に突入すると考える。

徳田毅・衆院議員:自民党本部に入党願 衆院選でしこり強く、曲折も /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20061201ddlk46010597000c.html

 ◇無所属・鹿児島2区

 無所属の徳田毅衆院議員(鹿児島2区)は29日、自民党本部に安倍晋三総裁あての「入党願」を提出。30日、文書で「選挙民の方々、諸先輩と相談し検討した結果、自民党入党の意見が強く、決意した」とコメントした。近く自民党本部が県連などとの調整に入るとみられる。だが、2区では衆院選をめぐるしこりも根強く、曲折もありそうだ。

 自民党などによると、「入党願」は本人が意思表明をした形。国会議員の入党手続きには、幹事長ら党役員の推薦を添えて「入党申込書」を党本部に提出。地元県連の意向を聴取し、党本部が判断するという。

 徳田氏は、昨年の衆院選に父虎雄氏の後継として無所属(民主党推薦)で出馬、初当選。当選後、自由連合代表に就任したが、11月2日に離党。沖縄県知事選(19日投開票)で、自公推薦の仲井真弘多氏を支援するなど自民党入党を模索しているとみられていた。また、自民党本部も参院選を控え徳田氏が理事を務める徳洲会の全国的な集票力への期待もあるとみられる。

 党県連の山本求之幹事長代理は「県連では聞いていない。正式に話があったら対応を検討したい」と述べるにとどめた。また、民主党県連の泉広明幹事長は「残念だ。衆院選では推薦したのに」と述べた。【神崎真一】

毎日新聞 2006年12月1日

1070片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/02(土) 01:33:48
地元の反発は無視して、沖縄と全国の得票重視。

徳田氏自民入党願 指宿支部が反対決議
奄美も反発 要望書提出へ 鹿児島南日本
(12/01 07:32)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=1548

 自由連合を離党した無所属の徳田毅衆院議員(35)=鹿児島2区=が29日に自民党本部に入党願を提出し、同氏の自民党入りが来週にも実現する見通しとなる中、自民党指宿支部(小園成美支部長)は30日、徳田氏の入党に反対する決議文を党県連に提出した。奄美群島支部連合会(渡俊夫会長)も同日、徳田氏を自民党入りさせないよう求める要望書を、党本部と県連に送ることを決めた。
 指宿支部の決議文は徳田氏を「長年の敵」と表現して、「自民党に入党することが事実とすれば、由々しき事態。これを許せば自民党は信頼を失いかねない」と厳しく批判。さらに、昨年9月の衆院選で徳田氏が民主党の推薦を受け当選したことも挙げて、入党に反対している。
 役員改選などのため29日に開かれた指宿支部総会で、決議文を提出する案が出され異論はなかったという。30日は支部役員が鹿児島市の党県連に決議文を持参した。党県連は決議文の取り扱いについて、今後検討するとしている。
 一方、奄美群島支部連合会は30日夜、奄美市で会合を開き、要望書の提出を決めた。会合後、渡会長は「徳田氏とは父親の世代から、島を二分して激しく争ってきた歴史がある。奄美の自民党員は、(徳田氏の入党を)どうしても納得できない。自民入りした場合は離党も予想される」と語った。また、徳田氏が離党した自由連合について「奄美の地方レベルでは、徳田氏と自連は一体で、自民党と対立している」と述べた。
 徳田氏の自民党入党の動きに対しては、頴娃町支部(田原鉄可支部長)が10月末に、徳田氏を入党させないよう求める決議文を党県連に提出している。


徳田氏 来週にも自民入党
党幹部、県連意向聴取へ 鹿児島南日本
(12/01 07:34)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=1547

 自由連合を離党した無所属の徳田毅衆院議員(35)=鹿児島2区=が自民党本部に入党願を提出したことを受けて、自民党は5日、谷津義男選挙対策総局長を鹿児島に派遣し、鹿児島県連の上野新作幹事長をはじめ役員らの意向を聞く。党幹部は今月行われた沖縄県知事選での徳田氏の貢献を高く評価しており、早ければ来週にも入党を認める見通しとなった。
 複数の関係者によると、谷津氏の来鹿は党上層部の指示。「徳田氏の入党に向けた環境整備」とみられ、話し合いの状況次第で、党本部は早急に徳田氏に入党申込書を提出するよう指示するもようだ。通常、問題がなければ数日中に許可され、入党の運びとなるという。書類に必要な推薦人には国会議員の場合、党幹事長がなる場合が多く、今回も同様の手続きが進められるとみられる。
 徳田氏は前衆院議員で自由連合代表の徳田虎雄氏(68)の二男。親子2代にわたり自民党候補と激しい選挙戦を戦った経緯から、県連内には徳田氏の入党に反対する声がある。5日の話し合いで反対派の意向をどのように調整するのか注目される。
 虎雄氏は全国で病院経営を展開する徳洲会グループの代表。徳田氏は中間法人徳洲会理事を務めており、入党が決まれば、自民党にとって厳しい戦いが予想されている来年の参院選で全国規模の集票力を得ることになる。
 徳田氏は沖縄県知事選で当選した与党候補を病院関係などの組織を挙げて支援し、自民党を目指す意向をアピールしていた。
 徳田氏は30日、入党願提出に関するコメントを発表し、理由について「離党後、選挙民の方々や先輩とも相談した結果、自民党入党の意見が強かった」などと説明した。

1071片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/02(土) 19:46:32
自民党に帰順へ。

自由連合、政党要件を失う…国政から撤退か
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061202i211.htm?from=main2

 自由連合は、自民党への入党を目指す前代表の徳田毅衆院議員の11月の離党を受け、徳田氏の父・虎雄氏が代表に復帰した。ただ、政党交付金を受け取れなくなったうえ、来夏の参院選での候補擁立は困難で、国政から撤退するとの見方が強い。

 徳田氏の離党を受け、総務省は11月30日の官報で、自由連合が政党助成法上の政党要件を満たさなくなったと告示した。政党交付金は11月分まで支給され、今年の支給額は1億円余りとなる。

 政党助成法は、政党交付金支給の条件として、<1>国会議員が5人以上<2>国会議員が1人以上で、国政選の選挙区選か比例選で全国得票率2%以上――のいずれかが必要と定めている。

 徳田氏は、自民党への入党届提出について「政策を実現するには与党でなければ限界がある」と記者団に説明。また、虎雄氏が、全身の運動機能がまひする難病「筋委縮性側索硬化症(ALS)」で闘病中であるとしたうえ、「地方議員はいるので、自由連合を今後どうするかは父の判断だ。しかし、参院選に候補者を立てるのは難しいのではないか」と語った。

 自由連合は虎雄氏が代表に就任した1996年以降、国政選にタレント候補を大量擁立し、話題を呼んできた。2001年参院選では作家の野坂昭如氏ら92人を擁立した。約4億円の供託金が必要だったが、虎雄氏は当時、「政党交付金で十分まかなえる」と語った。

(2006年12月2日19時14分 読売新聞)

1072片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/02(土) 20:21:56
森元首相:安倍首相の支持率低下で苦言 時事放談番組で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061202k0000m010034000c.html

 自民党の森喜朗元首相は1日、TBSの番組収録で、安倍晋三内閣の支持率低下に関連して「スタートの際にあまりにも若い人を(周囲に)固めすぎ、その人たちが機能していない。それでみんなの気持ちが薄らいできているのかなとも思う」と指摘した。組閣にあたって塩崎恭久官房長官や世耕弘成首相補佐官らを積極的に登用した首相に不満を漏らしたものとみられる。

 そのうえで森氏は、首相に対して「党員に『しっかり協力してほしい』と先頭を切ってしっかり呼びかけることだ」と注文した。【高山祐】

毎日新聞 2006年12月1日 18時50分

1073片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/03(日) 17:15:53
馳11/30
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s061130.html
 国会対策正副委員会にて、ある新人議員2名の処分について意見交換。
 なんと、委員会採決を無断ですっぽかしたからだ。
 これはありえない話。
 何か用事があるなら代理出席を仲間にお願いすればいいのだし、その調整のために国会対策委員会があるのだから。
 いい年して無断欠席はいただけない。ましてや、採決のときにいなかったというのは言語道断。

 党議拘束のかかった法案採決に無断でいないということは、党規違反でもある。
 ましてやこの二人は再犯でもある。
 同じ過ちを繰り返してはならないのでは!
 と、いうことで、厳しい意見が相次ぐ。

 派閥全盛の頃ならば、派閥の先輩がどやしつけてこういう失態はありえないのだが、今じゃ無派閥の新人が多いもんだから、先輩からこういう国会常識のしつけがなされていないのでもある。
 委員会、本会議出席が国会議員の最優先日程であるのは当然。
 最終的には、中川秀直幹事長が出張から帰国後に処分をしていただくことにする。

1074片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/04(月) 09:56:42
森・中川氏:造反組の復党端緒…「師弟関係」に亀裂
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061204k0000m010121000c.html

 郵政造反組の自民党復党問題を端緒に、森喜朗元首相と中川秀直幹事長の「師弟関係」に亀裂が生じている。森氏は、平沼赳夫元経済産業相と落選した前職議員も含めた一括復党の確約を中川氏から取り付けたと受け止めていたが、「密約」を否定する形で中川氏が復党条件のハードルを上げたためだ。復党問題に一応の区切りが付き、両氏とも表立った対立を避けるよう努めているが、党内最大派閥、町村派内の不協和音は、安倍政権の運営にも影を落とし始めている。

 「みんなを納得させるためのエクスキューズ(言い訳)を作ろうとするから、かえって話が大きくなった」

 森氏は3日、民放の報道番組で、中川氏が一括復党に踏み切らなかったことが逆に混乱を招いたとの認識を示した。さらに中川氏が落選組の復党にさらに高いハードルを用意していることも「(落選者の)力を借りないと(参院選の)選挙区での勝利はなかなか難しい」とけん制。言葉を選びつつ、中川氏の対応への不満を示した。

 第2次森内閣の官房長官を務めた中川氏は、森氏にとって文字通り「側近中の側近」。9月の安倍内閣発足にあたり、安倍首相に中川氏の幹事長起用を強く推したのは森氏だ。

 しかし復党問題で、中川氏は森氏や青木幹雄参院議員会長の「現職12人プラス落選組も含めた一括復党」の強い要望を最終的にはねつけた。森氏は先月29日の講演で、誓約書提出などの条件を突きつけた中川氏の手法を「人間としてあまりやることではない」などと厳しく批判した。

 中川氏も小泉政権下で国対委員長、政調会長と登用されたことで、森氏から小泉純一郎前首相に軸足を移しつつあったとも言われ「『森氏の側近』と言われ続けることに抵抗を感じていた」(中川氏周辺)という。今回の動きは「『森離れ』に踏み切った」(町村派幹部)との見方が強まっている。

 一方で、森氏の「盟友」、青木氏が、中川氏への不快感を強めていることも波乱要因だ。先月26日、青木氏は森氏に「年内は黙っているが、自分なりの覚悟はできている」と述べ、中川氏との「全面戦争」も辞さない覚悟を伝えた。中川氏は、メキシコ訪問中同行記者団に、青木氏が自らの専権事項と自負する来夏の参院選公認候補予定者の見直し作業を年内に始める考えをあえて示しているだけに、年内に対立構図が再燃する可能性もある。【高山祐】

毎日新聞 2006年12月4日 3時00分

1075片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/04(月) 10:31:06
森氏、道路財源の一般化に理解
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061204-00000003-san-pol

 森喜朗元首相は3日、テレビ朝日の番組に出演し、道路特定財源の一般財源化について「小泉内閣で閣僚として決めたことを安倍晋三首相がペンディングにはできない。消費税増税に近づかないように合理化していくことは必要だ」と一定の理解を示した。

 その上で、「自動車ユーザーは道路が良くなり、事故が減り、空気が汚染されないことに使うならやむを得ないと思って世界一高い税金を払ってきた。『他に回します』では理解は得られない」と指摘。道路関連予算を担保する新たな枠組みが必要との見方を示した。

 また、森氏は郵政造反組の自民党復党問題について「安倍首相の意向なのだから、躊躇(ちゅうちょ)なく復党させるべきだった。みんなを納得させようとエクスキューズを作ったために話題が広がった」と述べ、誓約書提出などの条件を示した中川秀直幹事長の手法を批判した。

 一方、尾身幸次財務相は3日のフジテレビの「報道2001」で、一般財源化を前提に道路特定財源を見直す考えを改めて表明。その上で「ばらまきはいけないが、地域活性化に使うのは一つの案だ」と指摘し、企業誘致のための用地取得費など地域振興への活用に前向きな姿勢を示した。
(産経新聞) - 12月4日8時0分更新

1076片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 09:28:26
自民党:片山さつき、佐藤ゆかり氏を処分 委員会無断欠席で−−国対委
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061205ddm005010033000c.html

 自民党の坂本剛二国対筆頭副委員長は4日、国会内で記者会見し、先月29日の衆院経済産業委員会を無断欠席した片山さつき、佐藤ゆかり両衆院議員に対し、国会対策委員会が4日付で経産委員会の委員差し替えなどを柱とする処分を決定したことを明らかにした。国対委による処分は異例。

 処分はこのほか▽国会開会中の海外渡航を1年間禁止する▽新人を対象にした国対委の法案説明などへの出席を来年3月末まで停止する−−ことも盛り込み、厳しい内容となった。

 坂本氏は「採決欠席は重大な反党行為だ。他の議員への影響も考えた」と説明した。また、佐藤氏は先月10日、関税暫定措置法(1日に成立)を採決した財務金融委員会も無断欠席していたことが判明。国対委で財金委員会の委員差し替えも検討している。【米村耕一】

毎日新聞 2006年12月5日 東京朝刊

1077片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 09:39:36
追加処分て。

佐藤、片山両氏を党が処分 委員会採決無断欠席で
2006年12月04日17時31分
http://www.asahi.com/politics/update/1204/005.html

 自民党の片山さつき、佐藤ゆかり両衆院議員が、衆院経済産業委員会の法案採決を無断欠席したことをめぐり、同党は4日、2人を同委員会の委員から外し、党の許可が必要な国会開会中の海外渡航を1年間禁止するなどの処分を決めた。

 同党によると、委員会欠席で海外渡航禁止の処分を出した例は過去になく、採決を欠席したことなどを重く見たという。坂本剛二国会対策副委員長は4日の記者会見で「欠席は反党行為で、断じて許し難い」と述べ、異例の処分であることを強調した。

 佐藤氏は委員会に欠席した際、自民党本部に中川秀直幹事長を訪ね、地元支持者が復党反対の署名を提出するのに立ちあっていた。

 坂本氏によると、佐藤氏は先月10日の財務金融委の法案採決も無断欠席したため、同党で追加の処分を検討するという。

1078片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 11:01:00
片山経済 佐藤経済 佐藤財務 の3ポストが空く。

復党組での委員補充案も
片山、佐藤氏の無断欠席処分
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20061205/mng_____sei_____004.shtml

 自民党は四日、衆院経済産業委員会の採決を無断欠席した片山さつき、佐藤ゆかり両氏に(1)同委の委員から外す(2)向こう一年間、国会開会中の海外渡航を禁止(3)週一、二回程度、各省庁から法案の説明を受ける国会対策委員会への出席を来年三月末まで停止−との処分を科すことを決めた。

 党国対委によると、海外渡航禁止や国対委の出席停止などの厳しい処分を行うのは異例という。佐藤氏は十一月十日の衆院財務金融委員会で行われた改正関税暫定措置法の採決も欠席しているため、党は追加処分も検討する。坂本剛二国対筆頭副委員長は記者会見で「採決を欠席するのは重大な反党行為だ」と重ねて批判するとともに、経済産業委の委員補充では、復党が決まった十一人の郵政造反組からも検討したい意向を示した。

1079片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 19:32:04
自民に雇用・生活調査会 経済諮問会議に対抗
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006120501000516

 自民党は5日、昨年廃止した労働調査会の代わりに「雇用・生活調査会」を新たに設置する方針を固めた。労働市場の規制緩和「労働ビッグバン」を求める政府の経済財政諮問会議に対抗して、議論を党主導で進める狙いだ。
 会長人事は川崎二郎前厚生労働相を軸に調整しており、年内にも初会合を開く。
 11月30日の経済財政諮問会議では日本経団連の御手洗冨士夫会長ら4人の民間議員が、派遣契約の期間制限の緩和など具体的に言及、規制緩和の重要性を強調した。
 これに対し党厚生労働部会の石崎岳部会長は5日の会合で、民間議員の提言について「非正規雇用を増やす動きであり、安倍政権が目指す再チャレンジ支援の方向性と違う」とけん制し、仕事と家庭生活の調和を図る「ワークライフバランス」の実現を重視すべきだと強調した。
 自民党内では、企業側の都合で一方的に規制緩和の議論が進めば、働く側の反発を受け来年夏の参院選に悪影響があるとの懸念がある。
 自民党の各調査会は党政務調査会の下部組織。税制など政策テーマごとに設置され、政策決定に大きな影響力を持つ。労働調査会は人事院勧告関連以外はほとんど開催されず昨年廃止された。

1080片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 20:56:23
徳田氏入党問題:宮路自民県連会長、千葉7区補選から選挙協力 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061204-00000266-mailo-l46

 ◇「参院側からもラブコール」
 自由連合前代表で無所属の徳田毅氏(鹿児島2区)の自民党入党問題で、宮路和明県連会長が3日、毎日新聞の取材に応じ、自民党は徳田氏側と、4月の衆院補選・千葉7区、沖縄市長選で選挙協力関係にあったことを明かした。沖縄知事選(11月19日)で与党推薦候補の当選に貢献したほか、参院選に向け「(党)参院側からも(入党の)ラブコールがある」と言明。徳田氏の父虎雄氏が理事長を勤める医療法人「徳洲会」関連票への党内の期待感の大きさを指摘した。
 沖縄知事選で宮路氏は先月16日、那覇市であった徳田氏の国政報告会に出席。ともに与党推薦候補の仲井真弘多氏への支援を訴えた。最終盤での徳田氏の支援で、「徳洲会」関連票や奄美出身者の「郷友会」票が支援に動いた、と指摘。「力を発揮してもらった。(与党候補勝利の)大きな流れをつくったのは間違いない」と高く評価した。
 徳田氏の入党問題は、千葉7区補選からの選挙協力の中で「同じ政治の道を歩んだ方がいいという話になったのだろう」と指摘した。
 2区を中心に党内には、徳田氏入党に反対する動きがあることについて、宮路氏は、選挙区事情に一定の理解も示しながらも「国会議員の入党問題は、『党本部』の判断」と強調した。
 93年、党本部が決断した父虎雄氏の追加公認が地元反発で白紙化したが、今回は「地元の環境も、あの時とは違う」と述べた。自民元職が3回連続で落選、事実上の候補者不在状態となっていることなどを踏まえた、とみられる。
 宮路氏は、入党問題などを扱う党の組織本部長。また、千葉7区補選などの選挙協力では、武部勤幹事長(当時)の下、筆頭副幹事長として活躍した。徳田氏入党問題のキーマンの一人とみられている。【神崎真一】

12月4日朝刊
(毎日新聞) - 12月4日18時0分更新

1081片言丸:2006/12/06(水) 11:25:58
自民党県連が「時期尚早」…徳田毅議員入党届を受け 讀賣鹿児島

 自由連合を離党した衆院鹿児島2区選出の徳田毅議員(無所属)が自民党への入党願を出したことについて、その取り扱いを巡り、自民党本部選挙対策総局長の谷津義男衆院議員が5日、鹿児島市の党県連などを訪れ、地元の意見を聴取した。県連は「時期尚早」などと回答した。谷津議員は「中川幹事長に地元の意見を報告する」と述べるにとどまり、今後の具体的な入党手続きについては言及しなかった。

 谷津議員は県連で、上野新作県連幹事長と山本求之幹事長代理と約1時間面談した。ほかにも、県医師会でつくる政治団体「県医師連盟」や金子万寿夫・県議会議長も訪問し、意見を交わした。

 上野幹事長によると、党員や支持者には長年選挙戦で争ってきた自由連合との感情的なあつれきがあることに加え、同選挙区の前回衆院選で党公認候補だった園田修光さんや、無所属で立候補し、復党願を出している打越明司さんの名前を挙げ、「(徳田議員が入党しても)有権者は納得しない」などと、県内の事情を説明。これに対し、谷津議員は「県連の意向を大事にしたい」などと話したという。

 面談後、取材に応じた谷津議員は「国会議員の入党の是非は党本部が判断できるが、歴史的な問題がないわけではない。中川幹事長に報告し、対応を考える」と話した。

 一方、上野幹事長は、来年の統一地方選や参院選を引き合いに出し、「(徳田議員が入党したら)党員の信頼も失い、悪影響が出るのでは」との見方を示した。

 県連によると、徳田議員の入党問題については、鹿児島2区内の指宿や頴娃地区の支部からは反対の意見が出ているほか、奄美群島からは賛否それぞれの立場で要望や陳情が寄せられているという。

(2006年12月6日 読売新聞)

1082片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/06(水) 17:09:46
このぶんじゃ徳洲会そのうち潰れそうだ。

徳田氏自民党入党願 鹿県連幹部ら反対意向
本部選対総局長に伝達 鹿児島南日本
(12/06 07:28)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=1647

 自由連合を離党した無所属の徳田毅衆院議員(35)=鹿児島2区=が自民党本部に入党願を提出したことを受け、自民党の谷津義男選挙対策総局長は5日、鹿児島入りして県連の上野新作幹事長ら関係者の意見を聞いた。上野幹事長は「徳田氏の入党は時期尚早」と述べ、反対の意向を伝えた。
 谷津総局長は上野幹事長のほか、米盛学県医師連盟会長、金子万寿夫県議会議長からも個別に意見を聞いた。県医師連盟はこれまでに、徳田氏の父徳田虎雄氏が理事長を務める医療法人徳洲会と対立、衆院議員だった虎雄氏の自民党入りに強く反発した経緯があることから、今回意見を聞くことになった。
 上野幹事長は、県連に賛否両論の意見が寄せられているものの、反対意見が多い状況を説明し「徳田氏入党に『はいどうぞ』とはいかない」と述べた。さらに、個人的見解として「(来年の)参院選前の入党は、選挙民が納得しない。悪い影響が出る」と指摘した。
 米盛会長は「自民党の問題なので、県医師連盟として是非を論じる立場にない」と前置きした上で、病院開設などをめぐる徳洲会とのこれまでの経緯を説明し「会員の中には反対の声もたくさんある」と否定的な意見を述べた。
 金子議長は「県内は徳田氏を自民党に受け入れる環境にはない。今まで戦ってきた政党の人をすぐに受け入れるのは、支持者の信頼を失い、自民党にとって(来年の)統一地方選、参院選で良い結果を生まない」と主張した。
 谷津総局長は3氏との面談後、「聞いた内容を(中川秀直)幹事長に報告して判断する」と述べるにとどまった。
 徳田氏の自民入りの動きに対し、県連には賛否両論の意見が寄せられており、既に指宿支部などから反対決議文が提出されたほか、5日には奄美群島全市町村長と全市町村議会議長から入党を求める要望書が出された。

1083片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/06(水) 23:51:13
テレビでやってたが、すごい雰囲気だった。めちゃくちゃバカにされていた。

試練の塩崎官房長官 道路財源見直しに与党から集中砲火
2006年12月06日22時43分
http://www.asahi.com/politics/update/1206/012.html

 道路特定財源見直しをめぐる政府・与党合意に向け、塩崎官房長官が激しい逆風にさらされている。自ら口火を切って、与党側の反対が強い揮発油税分の一般財源化に切り込んだものの、調整役として与党側の集中砲火を浴びているからだ。

 「改革の試金石と国民から見られている。改革後退とか、先送りと言われるのは残念で、自民党としてもいいことではない」。塩崎氏は6日、自民党の会合で伏して理解を求めたが、出席議員から「そんなことないぞ」とのヤジも飛び、厳しい意見が相次いだ。

 塩崎氏は11月28日、首相から調整役を託され、記者会見で揮発油税に切り込む考えを表明。週内決着を目指して政府・与党の調整に走るが、与党内からは「塩崎氏はわかっていないのではないか」(幹部)との冷ややかな声も出て、試練を味わう日々だ。

 首相の盟友として9月に長官に抜擢(ばってき)されて以来、初めての正念場。塩崎氏は5日の記者会見で、思わずこぼした。「この苦労のことも少し理解をいただければありがたいなと思います」

1084片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/07(木) 09:36:14
道路財源 方向性受け入れへ
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/07/k20061207000023.html

自民党は、道路特定財源の見直しで、ガソリン税を一般財源としても使うことができる法改正を平成20年の通常国会で行うなどとした政府の具体案の骨子について、方向性は受け入れるとしたうえで、政府側に「地方の切り捨てにならない措置を講ずる」ことなどを明記するよう申し入れることになりました。
道路特定財源の見直しをめぐって、政府は6日、自民党の作業チームの会合で、▽税収の全額を道路整備に充てる現在の仕組みを改め、ガソリン税を一般財源としても使うことができる法改正を平成20年の通常国会で行う、▽道路歳出を上回る税収は一般財源化するなどとした具体案の骨子を示しましたが、反対意見が相次ぎました。これを受けて6日夜、中川政務調査会長や石原道路調査会長らが対応を協議しました。その結果、骨子の方向性は受け入れるとしたうえで、党内の意見を踏まえて、一般財源化する明確な理由や地方の切り捨てにならないような措置を講ずること、それに新しい道路整備計画で真に必要な道路をしっかりと位置づけることなどを具体案に明記するよう申し入れることを確認しました。自民党は7日、公明党とも協議したうえで政府に申し入れを行うことにしており、8日の決着を目指して具体案の文言の修正に向けた調整が進められる見通しです。

1085片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/07(木) 09:37:45
公明代表 道路財源使途拡大を
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/07/k20061206000193.html

公明党の太田代表は、記者会見で、道路特定財源の見直しについて、政府・与党の最終的な具体案に公明党が主張している高速道路料金の引き下げなど道路に関連した施策に使いみちを広げることが盛り込まれることに期待を示しました。
この中で、太田代表は、政府が示した道路特定財源の見直しに関する具体案の骨子について、「納税者の理解を得るという点と一般財源化するということを、どう表現するかが論議の焦点だったが、すべてにわたって目配りをした表現ぶりになっている」と述べ、一定の理解を示しました。そのうえで、太田氏は「骨子の文言だけを見ると、まだ抽象的なので、『納税者の理解を得る』という公明党の主張が今後、具体的にどう盛り込まれるか見守りたい」と述べ、政府・与党の最終的な具体案に、高速道路の料金の引き下げなど道路に関連した施策に使いみちを広げることが盛り込まれることに期待を示しました。

1086片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/07(木) 23:36:43
イラク戦支持は「前首相の個人的見解」 防衛庁長官
2006年12月07日21時01分
http://www.asahi.com/politics/update/1207/014.html

 久間防衛庁長官は7日の参院外交防衛委員会で、米国のイラクに対する武力行使について「日本は政府として支持すると公式に言ったわけではない。(小泉前)首相がマスコミに言ったということは聞いている」と述べ、イラク戦争支持は政府の公式見解ではなく、小泉首相(当時)の個人的見解との考えを示した。緒方靖夫氏(共産)の質問に答えた。

 政府は公式見解でイラクへの武力行使を支持しているが、久間氏は開戦時から「『支持』という言葉を使うのは適切ではない。『理解』で十分だ」との持論を述べてきた。イラク戦争の正当性に疑問を感じるあまりの発言のようだ。

 小泉内閣ではイラク戦争開戦を受けて03年3月20日、「わが国の同盟国である米国をはじめとする国々によるこの度のイラクに対する武力行使を支持する」との首相談話を閣議決定した。

 安倍首相も首相就任後の今年10月6日の衆院予算委員会で「(イラクが大量破壊兵器を)恐らく持っているだろうということが当然政府としての判断の根拠だった」と述べ、政府の支持に「合理的な理由があった」と答弁している。

 首相は7日夜、首相官邸で記者団に、久間氏の発言について「再三の国連決議を破ってきたイラクに対しての武力行使に日本は支持をした。あの段階では問題なかった判断だったと思っている」と語った。

1087片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/08(金) 10:07:08
稲田氏(福井1区) 町村派入り 自民 (●12月7日午前10時45分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/topics.php?code=14179

 自民党の稲田朋美衆院議員(福井1区)は六日、同党町村派の幹事会で派閥入りを承認された。七日の派閥総会で正式に承認される。党県連所属の山谷えり子参院議員を含め、本県の衆参自民党国会議員六人全員が町村派となる。

 稲田氏は昨秋の衆院選で初当選以来、「一年後の総裁選には自分の意思で臨むためフリーハンドでいたい」と、無派閥の立場でいた。総裁選は、麻生太郎外相(旧河野派)を支持した。

 派閥入りについて稲田氏は「一年生議員とともに勉強会を持ってきたが、これからは派内の先輩議員から教えてもらうなど、派閥メリットを生かして成長したい」と説明。町村派については「安倍首相、山谷議員との縁で政界入りし、山崎正昭町村派副会長の応援で当選できた。森喜朗名誉会長からも指導を受けており、信条、縁からも町村派が自然な形。麻生外相も理解してくれている」としている。

 派閥入りを推薦した山崎副会長は「町村派にふさわしい人材。一員として活動してもらいたい」とし「衆参六人が一枚岩となって県政のビッグプロジェクト推進や予算獲得に力を出したい」と話している。

 町村派は稲田氏を含め衆院六十人、参院二十八人の八十八人となる。

1088片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/08(金) 10:12:27
「旧日本軍いなければ悲劇少なかったかも」 PAC3配備で久間長官見解
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-19533-storytopic-3.html

 【東京】久間章生防衛庁長官は7日午後の参院外交防衛委員会で、沖縄戦の犠牲について「沖縄にもし日本の軍隊がいなかったら、確かに悲劇は少なかったかもしれない。日本はもっと早く占領されて、早く戦争が終わっていたかもしれない」と述べた。
 沖縄戦研究で「本土決戦」を遅らせるため沖縄守備軍・第32軍が採用した戦略持久作戦が住民や兵士の犠牲を増大させたと指摘されているが、防衛庁長官が軍隊の有無と犠牲の規模のかかわりについて答弁したのは異例。大田昌秀氏(社民)に答えた。
 大田氏は嘉手納飛行場などへのパトリオット・ミサイル(PAC3)配備について「沖縄の人は喜んでもらいたい」とする10月26日の同委員会での久間長官の答弁を取り上げ、「戦争体験のある沖縄は、米軍を置いてほしいとか自衛隊を派遣してほしいとか要請したことはない。基地を造ることが危険を招くことになる」と述べ、真意をただした。
 久間長官は「相手は手薄な所を攻める。軍隊がなかったとしても、米軍は拠点として真っ先に沖縄を占領したと思う。抵抗する組織がなかったら悲劇は少なかったかもしれない。それは後になって言えること」と述べた。その上で「占領しやすいところが攻撃されるわけで、基地があれば(攻撃は)後回しになるのではないか。ミサイルも手薄な所を狙うと思う。PAC3を置くことで(県民は)安心感を持つのではないか」と強調した。
 久間長官の発言について大田氏は委員会終了後、「国としてそういう発言をするのは聞いたことがない」としながら、「沖縄戦は現実に起きたこと。『悲劇が少なかったかもしれない』と仮定の話にするのはおかしい。沖縄戦の実態をよく知らないから、ああいう発言になるのではないか」と話した。

(12/8 9:49)

1089片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/09(土) 02:00:26
<過剰広報予算>小泉メルマガ、官邸HPに年間7億円超
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061208-00000124-mai-pol

 社民党は8日、小泉純一郎前首相が国民に直接訴える有力な手段だった「小泉内閣メールマガジン」と首相官邸のホームページ(HP)の制作・運営費が年間7億円超に上ることを公表した。同党は政府主催のタウンミーティングの経費問題とあわせて「小泉人気を支えた過剰な広報予算」と批判している。
 内閣広報室によると「官邸からの情報発信及び情報収集分析経費」は02〜06年度の5年間、最少7億2055万〜最大7億7543万円。メルマガは小泉政権発足間もない01年6月からスタートし、首相や閣僚のメッセージなどを配信。ピーク時の02年1月には227万部に達した。安倍内閣でも引き継がれ、現在は160万部。
 HPやメルマガの制作・運営は随意契約によって民間のHP制作会社などに委託。同広報室は高額な理由について「HPは日本を代表するサイトで注目度が高く、セキュリティーなどの面で万全を期している。メルマガも個人情報などの管理が不十分とならないよう、必要な経費を計上している」と説明する。
 一方、この問題を指摘した社民党のHPは、日々の更新を党職員がやっていることもあり、運営費は年間数十万円程度という。記者会見で福島瑞穂党首は「1日当たり200万円になる。税金を使ってジャブジャブと自分たちの政策を垂れ流している」と批判した。【谷川貴史】
(毎日新聞) - 12月8日21時13分更新

1090片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/10(日) 12:44:04
“更送”された外務省の次官候補 (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/10gendainet02029672/

 新聞各紙は「事実上の更迭」と書きたてたが、何があったのか。

 政府は外務省の西田恒夫審議官(59=政務)を来月1日に大使に転出させることを決めた。政務審議官といえば、事務次官に次ぐポスト。事実、西田審議官もこの間まで「谷内次官の後継の最有力候補」といわれてきたエリート。それが、出世コースをはずれ、大使に“追い出される”のだから異例だ。

 西田審議官といえば、懇談の席などで酒が入ると、口が軽くなり、“放言”することで有名。安倍総理が電撃的に中国を訪問した直前の10月6日にも親しい記者たちを前に安倍政権を痛烈に批判している。

(安倍さんはゴーマンになっているな。塩崎もいずれ行き詰まるだろう。……首相補佐官会議など、僕は出席するつもりはない。あそこは『チーム安倍』だからね)

(外交でまったく実績もない小池百合子が安全保障担当の首相補佐官に選ばれたのも、まったく理由がわからない。不思議だ)

(首相補佐官に抜擢されていい気になっているが、世耕はバカだな)

 こんな調子のオフレコ発言をしたそうだが、それが週刊誌に大きく書かれて安倍官邸はだいぶカチンときていたらしい。 これが「更迭の引き金」という声が強いが、それでは大人げないから、政府関係者は「国連決議の行き違いが原因」と言いふらしている。7月の北朝鮮によるミサイル連射事件で、当時の安倍官房長官は外務省の尻をたたいて、国連で制裁決議を急がせた。結果的には、これが総裁レースの行方を決定づけたのだが、西田審議官は制裁決議に慎重論を唱え、それが官邸の逆鱗に触れたのだという。

「それは、おかしい。アメリカはボルトン国連大使を飛ばし、強硬外交路線を修正しようとしている。北朝鮮に対して制裁一辺倒の日本は、アメリカにもハシゴをはずされている。結果的に『慎重論』が正しかったのです。谷内次官をはじめ、外務省は安倍首相にゴマをすってばかりですが、いろいろな考え方があった方が健全なのです」(元レバノン大使・天木直人氏)

 気に食わないヤツは追い出す――。安倍首相の度量の狭さを見せつけた危険な更迭劇だ。

【2006年12月7日掲載記事】
[ 2006年12月10日10時00分 ]

1091片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/11(月) 21:25:50
自民党三役 意思疎通図り対応
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/11/k20061211000075.html

自民党の中川幹事長、丹羽総務会長、それに中川政務調査会長の党三役が会談し、来年の参議院選挙への対応や社会保険庁改革などの政策課題について、3人の間で足並みの乱れが出ないよう十分に意思疎通を図りながら対応していくことを確認しました。
自民党三役の中川幹事長、丹羽総務会長、それに中川政務調査会長の間では無所属議員の復党問題をめぐって、中川政務調査会長が中川幹事長の対応を批判したほか、社会保険庁の改革をめぐっては、3人がそれぞれ異なる主張を繰り返すなど、意見の違いが表面化しています。11日の会談は、丹羽総務会長が「党三役の間の信頼関係を醸成することが必要だ」として、ほかの2人に呼びかけて行われたもので、食事をとりながら1時間近く当面の政策課題などについて意見を交わしました。そして、来年の統一地方選挙や参議院選挙への対応のほか、これから本格化する来年度予算の編成、それに社会保険庁の改革などの政策課題について、3人の間で足並みの乱れが出ないよう十分に意思疎通を図りながら対応していくことを確認しました。


思惑ばらばら自民3役 不協和音に総務会長困惑
2006年12月11日19時43分
http://www.asahi.com/politics/update/1211/010.html

 安倍政権発足から2カ月半。内閣支持率が低下するなか、自民党3役の足並みがそろわない。特に幹事長の中川秀直氏と政調会長の中川昭一氏の「ダブル中川」のさやあてが表面化。郵政民営化反対派の復党問題など政治手法に加え、政策論でも衝突が続いている。

 中川幹事長は11日昼、中川政調会長に丹羽雄哉総務会長を交え、東京都内のうなぎ屋に集まり意見交換。中川幹事長は会合後、記者団に「安倍内閣の改革を、水も漏らさぬ連携でしっかり支えていきましょうと(いう話をした)。3役とはそういう存在だ」と語った。

 だが、秀直氏が結束を強調したのは「ダブル中川」の連携がぎくしゃくしていることの表れでもある。この会合も、2人の「溝」を懸念した丹羽総務会長が呼びかけた。

 発端は、昭一氏の「核保有議論」発言。「安倍首相は非核三原則を堅持すると言っている」と何度も火消しに走る秀直氏を尻目に、昭一氏は発言を続けた。

 郵政民営化反対議員の復党問題でも、筋を通そうとする秀直氏に対し、今度は昭一氏が「総括しろとか反省しろ、というと天安門事件を思い出す」と牽制(けんせい)した。

 道路特定財源問題では、秀直氏は前面に立たずに昭一氏が主導。当初は政策面の発信がかすみがちだった昭一氏が、今度は存在感を出そうと腐心している。

1092片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/11(月) 21:29:57
麻生氏 年内に新派閥発足へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/11/k20061211000114.html

河野衆議院議長と自民党・河野グループの麻生外務大臣が11日会談し、今の国会の閉会後に河野グループを解散したうえで、麻生氏が年内に新しい派閥を発足させることを確認しました。
麻生外務大臣が所属する河野グループの創設者である河野衆議院議長は、今後、議長を辞めて自民党に戻っても、グループには復帰しない意向を固めており、すでに麻生氏に対し、空席となっている会長に就任するよう要請しています。これを受けて、麻生氏は11日、衆議院議長公邸に河野氏を訪ね、今後の対応について協議しました。この中で、河野氏は、麻生氏が次の自民党総裁選挙もにらんで党内の幅広い勢力の結集を目指すためにも、河野グループを発展的に解消すべきだという考えを示しました。これに対し、麻生氏は、河野氏の意向を受け入れる考えを示したうえで、「国会会期末の日程もにらみながら準備を進めていきたい」と述べ、今の国会の閉会後に河野グループを解散したうえで、麻生氏が年内に新しい派閥を発足させることを確認しました。麻生氏が立ち上げる新しい派閥には、今の河野グループのメンバー11人全員が加わる見通しで、麻生氏としては、段階的に無派閥などの議員にも参加を働きかけ、さきの総裁選挙で2位となった党内での立場を維持していきたい考えです。


河野派を麻生派に衣替えへ 両氏が会談で確認
2006年12月11日19時47分
http://www.asahi.com/politics/update/1211/011.html

 河野洋平衆院議長と麻生外相が11日、議長公邸で会談し、今国会終了後に自民党河野派(11人)を解散し、新たに麻生派を立ち上げることで合意した。麻生氏は、9月の党総裁選で同氏を支持した無派閥の議員らに麻生派への参加を呼びかけていた。このうち数人が応じる意向を示しているといい、河野派中堅は「15人程度での立ち上げになる」との見通しを示している。

 河野議長は今年初めから、旧宮沢派から分離して立ち上げた河野派を、麻生氏に引き継ぐ意向を示していた。一方、党総裁選で69人の議員票を獲得し2位となった麻生氏は、その後も支持議員らと毎月会合を開き、勢力拡大を図っていた。

 麻生氏らは、総裁選の立候補に必要な推薦人を自前でまかなえる20人の勢力確保をめざしており、今後も無派閥の議員らに働きかけを強めていく構えだ。


来週「麻生派」旗揚げ 旧河野派は解消
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=KCH&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006121101000610

 河野洋平衆院議長と麻生太郎外相は11日、議長公邸で会談し、「旧河野派」を解散、来週に同派メンバーを主体に、麻生氏を会長とする「麻生派」を旗揚げする方針で一致した。
 国会閉会日の15日にも河野氏が出席し総会を開き解散を正式に決定。名称の「大勇会」も消える。旧河野派の衆参両院議員11人はそのまま麻生派の発足に加わるほか、無派閥から数人が参加する見通しだ。
 旧河野派は、河野氏の衆院議長就任に伴い会長空席が続いていたが、自民党総裁選直後の9月22日、河野氏が麻生氏に会長職を継ぐよう要請、麻生氏は即答を避けつつ、基本的に了承していた。麻生氏は、旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派を巻き込んだ「大宏池会」構想の行方をにらんでいたものの、実現の見通しが立たないため麻生派の旗揚げを先行させることにした。

1093片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/12(火) 08:45:13
傍聴人あおった大仁田氏を口頭注意へ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/12/12/03.html

 参院教育基本法特別委員会の中曽根弘文委員長は11日夕の理事懇談会で、同日の参考人質疑で質問に立った自民党の大仁田厚氏が傍聴人に対して不規則発言をしたとして口頭注意処分とすることを決めた。後日、本人を呼んで注意する。

 大仁田氏はこの日、自治体関係者を呼んだ参考人質疑の一番手で質問に立ったが、参考人に対する質疑の途中で「聞いておられる方、家族って何ですか」と傍聴人に向かって大声で異例の呼び掛けをした。これに対し、傍聴人の一部がやじを飛ばすなどして議場が一時騒然となるひと幕があった。

 野党側が理事懇談会で「傍聴人をあおるのは参院の品位を欠く行為ではないか」などと抗議し、大仁田氏への処分を求めた。
[ 2006年12月12日付 紙面記事 ]

1094片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/13(水) 01:38:54
首相支援の「再チャレンジ議連」総会、出席者ほぼ半減
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061212i312.htm

 自民党総裁選で安倍首相の支援グループとして活動した中堅・若手議員による「再チャレンジ支援議員連盟」(会長・山本金融相=再チャレンジ担当)は12日、安倍政権発足後初めて総会を開き、首相が掲げる再チャレンジ支援策を後押ししていく方針を確認した。

 今年6月の設立総会には94人が集まったが、この日は52人(本人出席)にとどまった。党内では、「安倍政権誕生とポスト獲得の目的が達せられ、熱が冷めつつあるのではないか」との声も出ている。

 総会では、最近の内閣支持率低下について、「歳出削減や道路特定財源などが、改革を後戻りさせるものであってはならない。改革に後ろ向きとの印象が、支持率低下につながっている」など、改革姿勢を前面に打ち出すべきだとの意見も多く出された。

(2006年12月12日21時48分 読売新聞)

国民に政策の発信を…安倍総理への不満相次ぐ
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/13/k20061212000215.html

 支持率の下落で、早くも「安倍離れ」でしょうか。安倍総理大臣誕生の推進役となった自民党の議員連盟が12日朝に会合を開きましたが、総理への不満が相次ぎました。

 山本再チャレンジ担当大臣:「『政策は別として、総裁選挙頑張ろう』ではなくて、今度は総裁選挙が終わったから、政策で少し頑張って頂きたい。これからが勝負の安倍内閣だ」
 山本大臣が、このように安倍内閣への支援を求めたのに対して、出席者からは、「もっと率直に、国民に政策を発信してもらいたい」、「大きな目玉がない」など批判が相次ぎました。復党問題などで内閣の支持率が下落するなか、党内の「安倍離れ」が浮き彫りになりました。

[12日15時53分更新]

1095片言丸:2006/12/13(水) 10:35:54
汗をかいてよかったね。

「皆様のおかげで大臣に」再チャレ議連総会で会長
2006年12月13日07時27分
http://www.asahi.com/politics/update/1213/001.html

 「大河ドラマ『功名が辻』も終わり、私の『功名が辻』も一段落。皆様のおかげで大臣になれたようなものです」

 安倍首相誕生の原動力となった自民党の「再チャレンジ支援議員連盟」の総会が12日、新政権発足後初めて開かれた。ポスト狙いの「功名が辻議連」とからかわれたことを意識した会長の山本再チャレンジ担当相のあいさつに、出席者からは笑いと拍手が起きた。

 総会には山本氏のほか、菅総務相、田中和徳財務副大臣、梶山弘志国土交通政務官、菅原一秀厚生労働政務官ら、新政権でポストを得た面々が顔をそろえた。

 ただ、設立総会に94人を集めて「安倍支持層」の厚さを見せつけた6月とは打って変わり、議員出席は52人にとどまった。終了時までいた議員は20人程度で、当時の熱気は消えうせていた。

1096片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/14(木) 17:36:45
河野太郎
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/602

会期末で自民党河野派解散。麻生派へ移行。私も移行します。
内閣支持率続落。
そりゃやっぱり復党問題がわかりにくかった。結局、その後の説明もないし、乾坤一擲の道路特定財源も決着がわかりにくかった。
かつての内閣に比べればそれでも確かに支持率は高い。しかし、小泉前と小泉後は政治は変わった。小泉前と比較することにあまり意味はない。
道路特定財源の議論(議論というよりは利害関係者を代弁しているだけという発言が多かった)を聞いていても、自民党は小泉前に戻ったのかと思わせる。
きちんと改革を目に見える形で進めること、これに尽きる。
憲法改正は国民投票法の絡みでしばらく塩漬けだし、教育基本法は改正されるだろうから、イデオロギー的なものはここでいったん棚上げして、年金改革(小手先の一本化ではなく抜本的な改革)や教育現場の改革など国民に近いところでの改革を進めることが絶対に必要だ。
最近、朝のテレビがいろいろと政治的な問題提起をするようになった。が、見ていると夕張市とか社会保険庁とか政務調査費のようなバッシングしても大丈夫なものだけを取り上げているような気がする。
もちろんそれらも大事だが、例えば外国人労働者問題とか使用済み核燃料の再処理問題とか、意見が大きく分かれ国の将来を左右しかねない問題や何十兆円という単位で国民負担がのしかかってくるような問題に大上段で切り込んで欲しいのだが。
とくに国民負担が莫大になる再処理に関して、マスコミがまったく報道しないというのは異常事態だ。

1097片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/14(木) 19:09:14
維新派閥新しい風。

「ダメなら新しい政権」武部氏、安倍政権を痛烈批判
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20061214/20061214-00000024-ann-pol.html

 自民党の武部前幹事長は、支持率が低下している安倍総理大臣について、「自民党のことではなく、国家国民を第一に考えるべきだ」と厳しく批判しました。

 自民党・武部前幹事長:「小泉前総理は、総理総裁になった瞬間から、自民党のことは考えていない。国家国民を考えている。安倍政権でダメなら、新しい政権が登場してもやむを得ない」
 さらに、武部氏は「安倍政権は復党問題でつまずいた。王道に戻るべきだ」と述べて、郵政造反組を復党させたことに対して、不満をあらわにしました。また、武部氏は、年内に新人議員15人程度を集めたグループ「新しい風」を立ち上げることを明らかにしました。これには、杉村太蔵議員や佐藤ゆかり議員らが参加する予定です。

[14日18時35分更新]

1098片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/14(木) 22:40:03
大仁田氏が反論し注意は見送り
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20061212049.html

 参院教育基本法特別委員会の中曽根弘文委員長は12日、前日の参考人質疑で傍聴人に不規則発言をした大仁田厚氏を国会内に呼び出し、口頭注意しようとしたが、同氏が反論したため注意を見送った。

 大仁田氏は呼び出し後、報道各社あてのファクスで「間違った発言も行動もしていない。野党の揚げ足取りだ」とした上で、「委員長が処罰を下すということであれば、進退も考えると通達した」とコメントした。

 大仁田氏は11日の特別委で質問に立ち、傍聴人に対し「聞いておられる方、家族って何ですか」などと大声で異例の呼び掛けをして、傍聴人の一部がやじを飛ばすなど議場が一時騒然とした。
[ 2006年12月12日 21:49 速報記事 ]

1099片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/17(日) 01:25:10
「月5万円」の波紋
政治部 大越匡洋(12月11日)
http://www.nikkei.co.jp/seiji/column.html

 「池」に落とされる一つの石。「月5万円」の重みはどこまで波紋を広げるのか――。

 郵政民営化に反対して自民党を離れ、4日に復党が決まった堀内光雄氏。間もなく古巣の「宏池会=古賀派」に復帰する。堀内氏は派閥の元会長として、離党中も月5万円の派閥会費を払い続けていた。今国会会期末に予定する古賀派の打ち上げから顔を出す見通しだ。

 6日朝、全日空ホテルの「雲海」。朝食会に集まった古賀誠会長ら古賀派幹部の話題は、復党が決まったばかりの堀内氏の扱いに集中。「堀内さんが戻る時期や役職は古賀会長に一任しよう」と申し合わせた。

 その前日、丹羽雄哉総務会長は堀内氏に電話をかけていた。「いろいろ辛い思いなさったでしょうが、またよろしくお願いします」。こう語りかける丹羽氏に堀内氏は礼を述べた。「我々無所属議員に理解ある発言をしてくれてありがとう」。

 堀内会長時代、丹羽、古賀両氏との3頭政治でバランスを保った。だが、郵政民営化法案を衆院で採決した昨年7月5日の朝、造反を決めた堀内氏が古賀、丹羽両氏に突然会長を辞任する意向を伝えると、均衡は一気に崩れた。安倍晋三政権で丹羽氏が総務会長に就くと、これまで共同代表を務めていた古賀氏がすぐに単独の会長に就任。丹羽氏を棚上げした。

 堀内氏が派閥に復帰することで、派内の力学が再び変化するのは間違いない。「古賀―堀内」の同盟が成立すれば、丹羽氏はどう動くのか。

 「血は水より濃い。三派のDNAは同じだ」。11月20日、キャピトル東急ホテルで開いた総務会長就任を祝うパーティーで、丹羽氏は旧宮沢派の流れをくむ古賀、谷垣、旧河野三派の結集に期待感をあらわにした。目の前にいたのは、旧河野派の麻生太郎外相だ。

 普段は自らのパーティーに政治家を招かない丹羽氏。この日も政治家で招待したのは、麻生氏と中川秀直幹事長の2人だけ。丹羽氏は、鈴木俊一氏ら中堅・若手議員が模索する「大宏池会」構想にも理解を示す。

 丹羽氏は党内基盤が決して強いとはいえない。中堅・若手の間には「丹羽氏が大宏池会構想に好意的なのは、自らの居場所を作るためだ」と冷めた見方もある。だが、仮に「丹羽―麻生」連合が現実となれば、古賀体制に疑問を覚えている古賀派の中堅・若手が、その機に乗じて派閥再編の主導権を握ろうとする可能性も皆無とは言えない。

 古賀氏も静観はしていない。18日には東京・信濃町の故池田勇人元首相の邸宅で、池田氏をしのぶ会を主催する。来年が宏池会発足50周年にあたるため、派閥創設者に改めて敬意を表するというのが名目だ。だが、突然の知らせに、中堅・若手の間では「何が目的なんだ?」と戸惑う声も上がる。ある中堅議員は「池田元首相の霊前で『宏池会会長』としての自らの正当性を印象づける狙いではないか」と解説してみせる。

 しのぶ会の知らせは丹羽氏のもとにも届いている。だが、丹羽氏のスケジュール帳に、出席の予定は書き込まれていない。

1100片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/17(日) 14:31:02
派閥旗揚げ?武部氏が選挙塾「新しい風」設立へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061217i302.htm?from=main3

 自民党の武部勤・前幹事長が20日、衆院の新人議員を対象にした選挙塾「新しい風」を設立する。

 選挙や政治活動の指南が目的で、杉村太蔵、小野次郎衆院議員ら約20人が参加する。武部氏は「将来の横綱、大関を育てる『相撲部屋』を作りたい」と強調しているが、党内では「『武部派』を旗揚げするつもりではないか」という声も出ている。

 「新しい風」の参加者は、昨年の衆院選で初当選した「小泉チルドレン」がほとんどだ。武部氏は幹事長としてこの選挙の陣頭指揮をとって大勝し、多くの新人を生み出しただけに、以前から新人教育に熱心に取り組んでいる。

 「派閥は、若手教育など従来の機能を果たしていない」と嘆く武部氏は、「新しい風」を、自分やベテラン議員が後援会づくりの手法などを伝授する場としたい意向だ。小泉前首相や竹中平蔵・前総務相らを講師に招き、改革をテーマにした勉強会も開くことにしている。

 派閥と違って会費は集めず、夏と冬の政治活動費である「氷代」「もち代」も支給しない。代わりに、若手議員の活動支援のため、〈1〉年会費1万円のサポーターを全国1万人を目標に集める〈2〉地方議員にも呼びかけ、全国に支部を作る――などを検討している。

 ただ、「実質的な『武部派』にするつもりだ」という見方は、簡単には消えそうもない。武部氏は幹事長退任後、山崎派に復帰したが、同派会長の山崎拓・前副総裁とは距離があると見られている。退任後は存在感が薄らいでいることや、「新しい風」には無派閥の新人が多いことも、こうした視線につながっている。

 実際、武部氏と近い二階俊博国会対策委員長が率いる二階派とは、合同研修会などを通じて連携を強めたい考えだ。二階派の正式名称は「新しい波」。武部氏周辺では「協力して、政局などの節目で『波風』を起こしたい」という声も上がっている。

(2006年12月17日11時3分 読売新聞)

1101片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/18(月) 08:57:31
米国の原爆投下は「犯罪」 人道的に許せない−中川氏
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=poli&amp;NWID=2006121701000348

 自民党の中川昭一政調会長は17日夕、長崎市内で講演し、第2次世界大戦で米国が長崎に原爆を投下したことについて「ああいうものを撃ち込むという米国の判断は本当に人道的にも許すことができない。原爆投下は犯罪だ」と述べた。
 中川氏は「二度と大量破壊兵器を使わせないために最大限努力しなければならない。核拡散防止条約(NPT)を維持するのは当然だ」と強調。「日本の周囲は核だらけだ。抑止のためと言うが、気にくわなければ使いそうな国が最近できてきた」と指摘し、北朝鮮の核保有に懸念を示した。
 また日銀の政策金利引き上げについて「マイナスはあってもプラスはないと言わざるを得ない」と述べ、利上げは慎重にすべきだとの認識を改めて示した。
 中川氏は講演に先立ち、長崎市内の原爆資料館を視察した。

1102片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/19(火) 20:38:25
「捲土重来を期す」麻生外相が新派閥「為公会」を結成
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061219i112.htm?from=main1

 自民党の麻生太郎外相(66)は19日、旧河野派を主体とした国会議員15人で新派閥「為公(いこう)会」(麻生派)を結成した。

 同派には、15日に解散した旧河野派の全議員11人に加え、無派閥の鴻池祥肇・元防災相、山口俊一、赤間二郎、鈴木馨祐各衆院議員が参加した。都内のホテルで開かれた設立総会では、会長に麻生氏、事務総長に森英介衆院議員を充てることを決めた。

 この後、麻生氏は記者会見し、「私は安倍政権の中で外相という職務に就いている。従来同様、安倍政権を支えたい」と述べた。そのうえで、「総裁選後に捲土(けんど)重来を期すと申し上げた。いつの日か総理総裁を目指す度胸、覚悟を決めたうえで、(麻生派を)立ち上げた。1人でも多く仲間を増やすよう努力したい」と勢力拡大に努め、将来は総裁の座を目指す決意を表明した。

(2006年12月19日19時44分 読売新聞)

1103片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/20(水) 00:06:37
麻生派旗揚げ、見切り発車 「大宏池会」見えぬ結集
2006年12月19日23時43分
http://www.asahi.com/politics/update/1219/016.html

 麻生外相は19日、「ポスト安倍」に向けた基盤固めのため、15人の国会議員で麻生派を旗揚げした。前身の河野派から勢力拡大を目指したが思うようには集まらず、4人増で見切り発車した。派閥結成を機に、旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派との連携も深めたい考えだ。しかし、古賀、谷垣両派との政治路線の違いも改めて浮き彫りになり、再結集の道はまったく見通せない。

◇ハト派色薄め主流へ

 「いつの日か総理総裁を目指すということを、きっちり腹の中に据え、覚悟を決めて、新しく会を立ち上げた」。麻生氏は19日、国会近くのホテルで開いた設立総会でこう力を込めた。

 麻生派立ち上げには、安倍政権の主流派という立場をはっきりさせることと、規模拡大という二つの狙いがあった。

 今回、前身の河野派をいったん解散するという異例の手続きをとった。河野派は、親中派として知られる河野洋平衆院議長が結成した。だが、今ではハト派色は薄れ、「タカがハトを囲むグループ」(中堅)とも党内で見られていた。河野派を継承しないことで、「河野カラー」を払拭(ふっしょく)する狙いがあった、と複数のメンバーは明かす。

 安倍政権でも重要閣僚にとどまった麻生氏にとっては、主流派に身を置いたうえで継承することが「ポスト安倍」戦略の基本となる。そのためには、派閥の政治路線を安倍氏とそろえておきたかったというわけだ。

 一方で、メンバーが15人にとどまり、総裁選の推薦人の人数である20人に届かなかったのは誤算だった。

 麻生氏は9月の党総裁選で、国会議員から69票を獲得し、派内では一気に麻生派を立ち上げようという空気も芽生えた。だが、総裁選で投票はしても、所属する派閥を飛び出してまで加わるという議員は少なく、先送りに。結局、このまま越年すれば麻生氏の求心力が弱まりかねないとの危惧(きぐ)もあり、衣替えに踏み切った。麻生氏の周辺は「次の総裁選まで時間もある。『この指とまれ』と指を出すことが大事だ」と解説する。

 麻生派になって新たに加わったのは、復党したばかりの山口俊一氏、無派閥だった赤間二郎、鈴木馨祐、鴻池祥肇各氏の4人だった。

◇古賀派・谷垣派 右勢力主導に反発も

 「旧宮沢派がバラバラになっているのは残念だ。(合流の)話をもう一度考えてもいい」

 派閥立ち上げを控えた麻生氏は11月下旬、自民党の丹羽雄哉総務会長のパーティーでこう秋波を送った。丹羽氏は党三役に就任するまで丹羽・古賀派の共同代表を務め、いわば「宏池会」の幹部である。

 この旧宮沢派が再結集する「大宏池会構想」がなお消えないのは、合わせて82人という人数が、次の総裁選をにらめば固い基盤となるからだ。

 総務会長に起用され、政権主流派の立場となった丹羽氏は、麻生氏の呼びかけに「いつまでも感情を引きずっていてはならない。ひと肌脱ぐ決意だ」と応じた。

 だが、非主流派である谷垣派を率いる谷垣禎一前財務相は、麻生氏が大宏池会構想を話題にした際にも、積極的な姿勢は示さなかったとされる。「右勢力のための派閥再編には距離を置かなければならないと思っている」。谷垣氏は周囲にこう漏らしている。

 古賀派の古賀誠会長も、谷垣氏のスタンスに近い。

 18日夜、東京・信濃町の故池田勇人元首相の私邸に、古賀派の議員31人が集まった。宏池会の創設者である池田氏をしのぼうと、古賀氏が呼びかけたもので、「宏池会の伝統を心に刻むように」と訴えた。

 古賀氏に近い同派の幹部は、会合の意味を「古賀外しは許さない。我が派こそ宏池会の継承者だと誇示する狙いがある」と解説する。麻生、丹羽両氏主導の再結集は認められないという意味だ。

 古賀、谷垣両氏は最近も度々会談し、意見交換を重ねている。古賀派の中堅は自信を見せる。「歴史的に宏池会は、清和会(町村派)と対峙(たいじ)してきた。その派閥にすり寄る形での『大宏池会』はあり得ない」

     ◇

 麻生外相が19日に結成した新しいグループ「為公(いこう)会」の呼称を「麻生派」とします。

1104片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/20(水) 23:26:35
おいおい、中川泰宏が武部の横におるで・・・。

武部自民党前幹事長:新グループ「新しい風」を発足
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061221k0000m010076000c.html

 自民党の武部勤前幹事長は20日、当選1、2回の衆院議員ら24人を集めた新グループ「改革フォーラム・新しい風」を発足させた。武部氏が会長に就任し、所属メンバーの選挙対策や党への政策提言などを行う。

 メンバーは昨年の郵政選挙で造反組への「刺客」として出馬、当選した佐藤ゆかり氏ら無派閥議員が中心で、「無派閥新人の党内基盤を強めるための新派閥」との見方も出ている。ただ、武部氏は記者会見で「派閥ではない」と明言し、自身も所属する山崎派から離脱しない考えを強調した。

 武部氏によると、新グループの目的は小泉改革の継承と新人議員の選挙対策で、林幹雄氏(当選5回、山崎派)、渡辺博道氏(当選4回、津島派)ら中堅議員も派閥横断でアドバイザー役として参加する。武部氏は発足式で「昨年の衆院選で『自民党は変わった』という評価を得たが、昨今、『本当に大丈夫なのか』という懸念がある。改革推進力になるという気持ちで力を合わせる議員集団だ」と新グループをアピールした。

 佐藤氏は発足式後、記者団に「党では一般的な選挙指導を受ける場はあるが、(新グループでは)個別に選挙指導をしていただけると思う」と新グループへの期待感を語った。【米村耕一】

毎日新聞 2006年12月20日 19時59分 (最終更新時間 12月20日 20時47分)

1105片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 00:02:36
106 無党派さん New! 2006/12/20(水) 12:37:45 ID:YT0lm5Ep
中川幹事長「早急にやる」−徳田氏入党問題 [12/20 11:46]

自民党入りが実現するのかどうかが注目されている、鹿児島2区選出の衆議院議員徳田毅さん
について、自民党の中川秀直幹事長は、昨夜、「早急にやる」と述べ、近く入党を認める方針
であることを明らかにしました。これは、中川幹事長が昨夜、鹿児島市で開かれた会合に出席
した際、記者団の質問に答えたものです。徳田さんと話したあと取材に応じた中川幹事長は、
徳田さんの入党について、「早急にやる」と述べるとともに、徳田さんに対して「ちゃんとや
るから待ってろよ」と伝えたことを明らかにしました。徳田さんは、先月、自由連合を離党し
て自民党本部に入党願いを出していましたが、中川幹事長の発言により、徳田さんの入党が近
く認められるのではないかという見方が強まっています

徳田毅氏、自民党入り決定 [12/20 15:29]
http://www.mbc.co.jp/newsfile/news-v/00092950_20061220.shtml

自民党入りが実現するのかどうかが注目されていた、鹿児島2区選出の衆議院議員・徳田毅さんの入党がきょう、自民党本部から認められました。衆議院議員・徳田毅さんは先月、自由連合を離党し、自民党本部に入党願いを提出。昨夜は鹿児島市を訪れていた中川秀直幹事長が、徳田さんの入党について「早急にやる」と述べ、入党は事実上、時間の問題とみられていました。そしてきょう午後、自民党本部から徳田さん本人と自民党県連に、徳田さんの入党を決定したという連絡があったということです。MBCの取材に対し、徳田さんは「ほっとしている。多くの期待を受けていると思うので、がんばっていきたい」と述べるとともに、反対の声があったことについては「これからの行動をみていただきたい」と話しています。

徳田毅氏自民入りで関係者の反応は [12/20 18:35]
http://www.mbc.co.jp/newsfile/news-v/00092949_20061220.shtml

徳田毅さんの自民党入り決定について関係者の反応です。自民党は、過去徳田毅さんの父親・徳田虎雄さんと、激しい選挙戦を繰り広げてきました。その激しさから自民党候補の保岡興治さんとの選挙戦は「保徳戦争」ともいわれるほどでした。このため、自民党県連では、徳田毅さんの自民党入党を「時期尚早」としていただけに、きょうの党本部の決定に、戸惑いを隠せません。「(自民党県連山本求之幹事長代理)県連で議論が尽くされない中での入党は残念。今後、県内の自民党員に説明していただきたい・・・」。一方、鹿児島2区では自民党公認候補として、徳田さん親子に3度敗れた、園田修光さんと前回の選挙で、徳田さんに敗れ先日、自民党復党を認められた打越明司さんの2人が次の選挙に出馬の意向を見せていますがこのうち、打越明司さんは「詳細を見据えた上で、あす、あらためてコメントしたい」と話しています。

徳田毅議員、自民入党 衆院は306人に
2006年12月20日19時22分
http://www.asahi.com/politics/update/1220/006.html

 自民党は20日、無所属の徳田毅衆院議員(鹿児島2区)の入党を認め、衆院に会派入りを届け出た。徳田氏は代表を務めていた自由連合を11月に離党、自民党に入党届を出していた。党鹿児島県連は難色を示していたが、中川秀直幹事長の判断で入党を認めた。衆院の新しい勢力分野は次の通り。

 自民党306▽民主党・無所属クラブ112▽公明党31▽共産党9▽社民党・市民連合7▽国民新党・無所属の会5▽無所属9▽欠員1

1106片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 01:12:50
「新しい風」に出席した衆院議員22人

 20日、本人が出席した衆院議員は次の通り(敬称略、数字は当選回数)
 武部勤(7)、御法川信英(2)、秋葉賢也(2)、飯島夕雁(1)、猪口邦子(1)、近江屋信広(1)、小野次郎(1)、木原稔(1)、近藤三津枝(1)、佐藤ゆかり(1)、篠田陽介(1)、清水鴻一郎(1)、平将明(1)、田中良生(1)、土屋正忠(1)、渡嘉敷奈緒美(1)、中川泰宏(1)、藤田幹雄(1)、牧原秀樹(1)、盛山正仁(1)、安井潤一郎(1)、山内康一(1)

1107片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 02:52:42
自民党:麻生派、15人で発足 「大宏池会」主導権争い激化
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061220ddm005010109000c.html

 麻生太郎外相は19日、自民党旧河野派を衣替えする形で「麻生派」を旗揚げした。東京都内のホテルで開かれた設立総会には旧河野派の11人に加え、無派閥の鴻池祥肇参院議員、復党した山口俊一氏ら3衆院議員も参加。衆参15人でのスタートとなった。麻生派の発足を機に「旧宏池会」の流れをくむ古賀、谷垣派との合流を目指す「大宏池会構想」を巡る綱引きが激しくなりそうだ。【中田卓二、平元英治、米村耕一】

 ◆20人には達せず

 会長に就任した麻生氏は設立総会後の記者会見で「先の総裁選後、けん土重来を期すと申し上げた。私の目指すところに力を貸していただけたらと思っている」と述べた。

 会見の冒頭、麻生氏は「為公(いこう)会」と色紙に揮ごうしアピール。派閥名は、中国の古典「礼記」の一節「天下為公」から取った。

 麻生氏は9月の党総裁選で安倍晋三首相に次ぐ2位を確保しており、「ポスト安倍」への意欲を隠さない。ただ、自前の勢力で総裁選出馬に必要な20人を確保するには至らなかった。麻生氏は「15人は私には十分な数字」と強調したが、具体的な政権戦略は描けていない。

 麻生氏は自派結成にあたって、「大宏池会」再結成の場合の主導権確保をにらみ、古賀派出身で、古賀誠同派会長との確執を抱える丹羽雄哉党総務会長との連携を深めている。13日夜、麻生氏は丹羽氏と会談して新派閥結成を説明し、丹羽氏もエールを送ったほどだ。しかし、丹羽氏も「麻生さんのボルテージが上がっているようだが、(派閥の今後の維持、運営に)楽観的にすぎる」とやや冷めた見方をしている。

 ◆古賀、谷垣両派の戦略

 安倍首相に近い麻生氏の派閥結成は、古賀派の幹部を強く刺激したようだ。同派内には塩崎恭久官房長官や菅義偉総務相ら首相に近い議員も多い。「親安倍」を看板に、麻生氏が古賀派から議員を引き抜けば、首相と疎遠な古賀氏の派内統率力は一気に瓦解してしまう恐れがあった。

 古賀氏の疑心暗鬼をひとまずふっしょくするため、麻生氏は18日夜、古賀氏らとの会食の席で「他派閥から引き抜くつもりはない」と配慮してみせた。ただ、古賀氏は麻生派を橋頭堡(きょうとうほ)にした「大宏池会構想」を阻止する構えを崩していない。古賀氏が麻生氏と会う前に、宏池会の創立者である故池田勇人元首相をしのぶ会を開いたのも、麻生氏らへの強いけん制に他ならない。

 一方、谷垣派。大宏池会構想は「ハト派勢力の代名詞だった宏池会の総裁候補はタカ派の麻生氏ではなく、ハト派の谷垣禎一前財務相」との判断から、谷垣派が最も積極的だった。しかし、ハト派を代表する河野洋平衆院議長が麻生派結成から手を引き、タカ派的な言動で知られる鴻池氏らが参加したため、麻生派との距離感を広げている。

 19日に発足した麻生派のメンバーは次の通り。(※は新加入、数字は当選回数、敬称略)

 <衆院>麻生太郎(9)=会長▽中馬弘毅(9)▽鈴木恒夫(6)▽森英介(6)=事務総長▽※山口俊一(6)▽岩屋毅(4)▽河野太郎(4)▽桜井郁三(3)▽松本純(3)▽井上信治(2)▽※赤間二郎(1)▽※鈴木馨祐(1)▽薗浦健太郎(1)

 <参院>※鴻池祥肇(2)▽浅野勝人(1)

毎日新聞 2006年12月20日 東京朝刊

1108片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 21:52:35
新人議員が武部氏にかみつく
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061221-133433.html

 21日の自民党山崎派総会で、武部勤前幹事長が無派閥の新人議員らを対象にした勉強会「新しい風」の立ち上げを説明した際に、参加を拒否された新人の広津素子衆院議員が詰め寄る一幕があった。

 武部氏が勉強会に触れ「派閥ではない。選挙塾だ」と強調すると、広津氏が「私も入りたいと何度も言った。なぜ私を入れてくれないのか」とかみついた。これに武部氏は激高し「誰でも入れるのではない。仲良しクラブなんだ」と参加者を事実上“選別”したことを明かし反論。広津氏は収まらない様子で、最後は派閥会長の山崎拓前副総裁が「広津さんはわが派の花だ。ほかではなく、ここで咲かせてほしい」ととりなした。

[2006年12月21日20時54分]

1109片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/22(金) 05:32:38
やはり派閥?選別あった 武部氏旗振り 山崎派・広津氏入れず  2006/12/21 23:19
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20061222&amp;j=0023&amp;k=200612214528

 自民党の武部勤前幹事長が設立した議員グループ「新しい風」について、新人議員の広津素子氏が二十一日、二人が所属する山崎派の総会で、参加を拒否されたと武部氏に抗議した。

 広津氏は「入りたいと言ったのに、なぜ入れてくれないのか」と武部氏を詰問。武部氏は「誰でも入れたらいいという話でない。自分が選んでいるわけでない」と反論したが、広津氏の不満は収まらなかった。最後は山崎拓会長が「広津さんは(山崎派)唯一の花。外で咲かせず、わが派で咲かせてほしい」と引き取った。

 「新しい風」について武部氏は「選挙塾の性格を持つ議員集団」としているが、「新派閥の旗揚げではないか」との指摘も。広津氏の抗議による参加議員選別の表面化で、「武部派」との見方が強まりそうだ。

1110片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/23(土) 00:29:28
政策的に関する正直さでは中川大先生より随分マトモだが、それにしても人望の無さはこのへんから窺えるような。

自民党:町村会長が中川幹事長らを批判 増税の必要性強調
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061223k0000m010049000c.html

 自民党町村派の町村信孝会長(党税調小委員長)は22日、東京都内で講演し、「消費税を含む税体系の抜本的改革を07年度を目途に実現しないといけない。『自然増収があったから、当分の間、消費税率に手をつけなくてもいい』というのは間違っている」と述べ、中川秀直幹事長ら増税に消極的な「上げ潮派」を批判した。

 郵政造反組の復党をめぐっても中川氏の対応にクレームをつけており、中川氏とともに上げ潮派の推進役だった本間正明前政府税調会長の辞任をとらえ、町村派内のライバルの中川氏をけん制する狙いがあるとみられる。

 町村氏は「(上げ潮派は)消費税を上げると成長の妨げになると言うが、そんなことはない。(参院)選挙があるから消費税の話ができないなんていうケチな話ではいけない。自民党は責任政党として、必要な税収を上げるべきだと正面切って言うべきだ」と消費税増税の必要性を強調した。

 復党問題については「もっとスピーディーにやれば、こんなに騒がれる話ではなかった」と述べた。【大場伸也】

毎日新聞 2006年12月22日 19時07分 (最終更新時間 12月22日 23時50分)

1111片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/25(月) 11:58:34
徳田議員自民入党「手続きは党本部が主導」…県連会長が経緯説明 讀賣鹿児島

 自由連合を離党した衆院鹿児島2区の徳田毅議員が自民党入りした経緯について、同党県連の宮路和明会長が24日、県連幹部に対し、入党までの経緯を説明した。26日には、宮路会長が、徳田議員への反発が強いとされる県医師会に出向き、説明するという。

 この日、来年の統一地方選・県議選の同党公認、推薦候補への公認証などの交付式が県連で行われ、式の前に、上野新作・県連幹事長ら約10人が集まり、約30分間、説明が行われた。

 上野幹事長らによると、宮路会長は「(入党手続きは)中川幹事長ら党本部主導で行われた。沖縄県知事選などで、医療法人・徳洲会を支持基盤に持つ徳田議員の功績が評価された」などと話した。

 出席者からは「県連では時期尚早という意見が多かったのに、議論が足らなかった」などと反発する声が出た一方、「これからの徳田議員の働きを見てみては」などと、前向きに受け止める意見も出たという。

    ◇

 交付式では、宮路会長が出席した立候補予定者に公認証などを手渡した。公認42人、推薦2人で、内訳は、現職40人、元議員1人、新人3人。

(2006年12月25日 読売新聞)

1112片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/25(月) 21:29:34
徳田毅氏の自民入党:宮路県連会長が県議に経緯説明 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20061225ddlk46010017000c.html

 徳田毅氏(鹿児島2区)の自民党入党で、宮路和明県連会長が24日、上野新作幹事長ら県議に入党までの経緯を説明した。「説明責任を果たすべき」との県連の訴えに応じた形。入党への反対意見が目立つ県医師連盟にも26日、説明するという。

 出席者らによると、宮路氏は沖縄県知事選などで徳田氏が党に「貢献」した経緯を説明。入党は中川秀直幹事長らの強い意向だった、との見解を示したという。県議側から党本部の対応に不満も漏れたが、「いまさら振り出しにはできない」と容認姿勢もあったという。

毎日新聞 2006年12月25日

1113片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/25(月) 22:20:20
旧宮沢3派 連携のめど立たず
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/25/k20061225000003.html

自民党の旧宮沢派の流れをくむ3つの派閥では、連携や合流を模索する動きが出ていますが、それぞれの派閥で安倍政権との距離感に違いがあり、今のところ具体的な結果に結びつくめどは立っていません。
自民党の旧宮沢派の流れをくむ古賀派、谷垣派、麻生派は、さきに中堅・若手議員が会合を開き、年明けからは若い有権者らとの対話集会を開くなどの活動を通じて連携や合流の可能性を探っていくことを確認しました。ただ、麻生派が「安倍政権を支えながら次の政権をうかがうべきだ」としているのに対し、谷垣派では「政権とは一定の距離を置きながら勢力の結集を目指すべきだ」という意見が出ています。また、古賀派は「政策面では谷垣派に近いが、安倍政権の主流派の一角として影響力を保つことも重要だ」などとしています。また、旧宮沢派を引き継いで一時派閥を率いていた加藤元幹事長と3つの派閥の議員らが今月21日に会合を開き、この中で、加藤氏が新たな勉強会の開催を提案しましたが、一部の出席者から「安倍政権に距離を置く勢力の結集と見られるおそれがある」という意見が出され、結論は出ませんでした。このように、3つの派閥では、安倍政権との距離感にそれぞれ違いがあり、今のところ、連携や合流に向けた具体的な結果に結びつくめどは立っていません。

1114片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/27(水) 10:11:31
徳田議員「最善尽くす」…自民党県連を訪問 讀賣鹿児島

 自由連合を離党し、自民党入りした衆院鹿児島2区の徳田毅議員が26日、鹿児島市の自民党県連を訪れ、上野新作幹事長らと面談した。

 徳田議員は「自民党員や県民に『入党して良かった』と言われるよう最善を尽くしたい」とあいさつ。上野幹事長らは「鹿児島は(自民党と自由連合が争ってきた)歴史もあり、県議会などに反発もある」と述べ、「『(入党は)まだ早い』という党の友好団体の気持ちを払しょくするためにも、来年の統一選ではしっかり努めてもらいたい」などと注文を付けた。

 面談後、上野幹事長は「党本部の決定を覆すことはできない。今後、県連でよく話し合い、理解を進めなければ」と、事態の収拾を進める考えを示した。

(2006年12月27日 読売新聞)

1115片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/27(水) 10:46:48
公明代表、労働時間問題は慎重な対応を
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20061227/20061227-00000007-jnn-pol.html

 労働時間の規制を一部撤廃するホワイトカラー・エグゼンプションの導入について、公明党の太田代表は安倍総理に対し、慎重に対応するよう強く求めました。

 「ただちに法制化を急ぐという拙速にあってはならない。慎重論議をすることが必要だということについて、私のほうから申し上げました。総理はこれについてはお答えはありませんでしたが、受け止めていただいたと思っています」(公明党・太田昭宏代表)

 ホワイトカラー・エグゼンプションは、一定の年収以上の会社員を1日8時間とされている労働時間の規制から外し、残業代をなくすといった制度で、厚生労働省が将来の導入に向けて検討を始めています。

 しかし労働界などからの反発が強く、来年の参議院選挙への影響が懸念されることから、与党内でも慎重な対応を求める声があります。

 27日に労働政策審議会の分科会がこの制度の導入についての報告書をまとめることから、太田代表はその前に総理に対して慎重な対応を求めたものです。(26日20:26)

[27日10時7分更新]

1116片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/27(水) 10:47:39
今年最後の閣議「安倍内閣支持率低下」に閣僚は…
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20061226/20061226-00000023-ann-pol.html

 安倍内閣が発足して、26日で3カ月です。止まらない支持率の低下に、閣僚たちからこんな発言です。

 麻生外務大臣:「岸内閣の時代に、世論調査とか支持率調査なんてのはなかったんですよ。その前の吉田内閣のころにもないと思う。逆に、松岡洋右(元外務大臣)の支持率は、きっとものすごく高かったと思いますよ。しかし、歴史はどっちを評価しているかというのは答えは明らかですから、支持率はあまり気にされないほうが良いんじゃないですかと(総理に)話した」
 塩崎官房長官:「安倍スタイルで改革の炎を燃やし続けていくんだろう。ひとつひとつ結果を出して、国民の皆様方に評価を頂けるように、精いっぱい、努力しなければならない」
 今年最後の閣議を終えた安倍内閣には、来年夏に、天下分け目の参議院選挙が控えています。

[26日13時33分更新]

1117片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/29(金) 13:10:34
自民都連、議員削減「同調するな」総支部長に要請書
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061229i102.htm?from=main1

 自民党東京都連(石原伸晃会長)が、都内の59総支部長に、市区町村議員が議員定数の削減に同調しないよう指示することを求める要請文を送付していたことが28日、わかった。

 来春の統一地方選での選挙対策を理由とするが、統一選で議員選のある同党市議の一部は「議会に対する有権者の目は厳しく、削減はやむを得ない」と反発している。

 要請文は今月21日付。石原会長と内田茂幹事長の連名で、「統一地方選を目前に定数削減の動きがみられる」としたうえで、「公認・推薦候補を決定した後で定数削減が行われることは選挙対策にも好ましくない」としている。要請文について、内田幹事長は「住民の理解を得られないとの声はあるが、行政改革を求めるには(自民党に)一定の議員数が必要」と話す。

 しかし、国分寺市議会は「市民からは削減の強い要望の声がある。市民感情として削減反対の理解を得るのは難しい」(自民党市議)として22日、定数2減の削減案を可決。狛江市議会も25日、定数1減の削減案を可決した。いずれも、自民、公明党議員が提案していた。

 町議会特別委で削減を議論している瑞穂町議(自民党)も「(都連の要請は)議論に水を差す、とんでもない話」と反発している。

 議員削減で、国分寺市は4年間に、議員報酬や政務調査費など6660万円、狛江市も3521万円の経費削減を見込んでいる。

 増島俊之・聖学院大大学院教授(行政学)は「議員数が多いか少ないかは住民が判断すべき問題で、都連が一方的に要請するのはおかしい」と話す。一方、佐藤竺(あつし)・成蹊大名誉教授(行政学)は「やみくもに議員数を減らしたのでは、『議会はいらない』ということになりかねない」としている。

(2006年12月29日12時47分 読売新聞)

1118片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/29(金) 13:14:45
家賃引き上げを自民が検討 世論に配慮、赤坂議員宿舎
2006年12月28日 16:27
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20061228/48200.html

 自民党は28日までに、来年4月から入居が始まる「衆院赤坂議員宿舎」(東京都港区)の月額9万2000円の家賃について引き上げる方向で検討に入った。「周辺相場の5分の1程度で、安過ぎる」との世論の批判に配慮したもので、幹部の中には「20万から30万円にしたらどうか」との声もある。来年1月以降に党改革実行本部を中心に引き上げ幅などを検討し、衆院の各会派に打診する考えだ。
 ただ「世論におもねり過ぎ」との指摘に加え、大幅に引き上げれば「地方選出の国会議員は地元との二重生活を強いられている」との反発が出る可能性もあり、引き上げを実現できるかはまだ見えない。
 積極派の石原伸晃幹事長代理は今月19日の講演で「民間家賃の半分が適正なのか、3分の2が適正なのか。洗い直してみようと思う」と強調した。

1119片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/29(金) 13:23:10
佐田行革相辞任:後任に渡辺氏 初入閣に沸く地元 福田知事も電話で祝福 /栃木
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tochigi/news/20061229ddlk09010130000c.html

 衆院栃木3区選出の渡辺喜美衆院議員が28日、行政改革担当相に就任した。安倍晋三内閣発足で内閣府副大臣(経済財政政策、金融、再チャレンジ担当)に就任してわずか3カ月。佐田玄一郎氏の辞任に伴い昇格した。県選出国会議員としては、栃木5区の茂木敏充衆院議員が03年9月、沖縄・北方、IT・科学技術担当相に就任して以来。

 福田富一知事は同日朝、渡辺行革担当相に電話で「おめでとうございます」と祝いの言葉を述べた。福田知事は国が進める行革について「地方の実情が分かっており、良い関係で進むと期待している」と述べる一方、足利銀行の受け皿選定作業から距離を置くことになるため、「残念な思いもある。後任の副大臣に本県の実情を申し送りしてほしい」と語った。

 自民党県連の森山真弓会長は「経験と見識で責務をまっとうしてほしい」との談話を出した。

 一方、渡辺氏の地元では副総理まで務めた父、故・美智雄氏(95年9月死去)に次ぐ閣僚誕生に、喜びの声が上がった。

 美智雄氏の代から後援会長を務める臼井亮平氏(80)は「今朝、本人から電話連絡があった。早速、美智雄氏の墓前に報告した」と話した。

 また、大田原市の千保一夫市長は、仕事納め式で職員約100人に閣僚就任を報告。「渡辺氏は政治に対する優れた目、耳、頭脳を持っており、高い実力を評価されての就任」と期待感を示した。【沢田石洋史、柴田光二】

毎日新聞 2006年12月29日

1120片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/05(金) 00:33:21
池田元首相 旗揚げから50年
大宏池会 再結集は?
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070104/mng_____sei_____002.shtml

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣、麻生3派が再結集する「大宏池会構想」。3派の中堅・若手議員は月内にも立ち上げる勉強会をテコに、機運を再び盛り上げようとしているが、再結集後の主導権確保を狙う幹部たちの思惑が複雑に絡み、先行きは不透明だ。今年は、故池田勇人元首相が1957年に宏池会を旗揚げしてから50年。節目の年に名門派閥は復活するのか、夢で終わるのか−。 (佐藤圭)

 勉強会は、鈴木俊一元環境相ら三派の当選六回以下の中堅・若手議員約三十人が企画。月一回のペースで開き、学生インターン経験者や若手官僚らと意見交換する。五月には、宏池会創設五十年記念シンポジウムの開催も検討している。

 中堅・若手議員は昨年初めから頻繁に会合をもち、九月の党総裁選で「大宏池会統一候補」を擁立することを模索した。しかし、谷垣派の谷垣禎一前財務相、麻生派の麻生太郎外相がそれぞれ出馬し、古賀派は安倍晋三氏を支持。このため、大宏池会構想は急速にしぼんでしまった。

 それでも、三派を合わせて八十人規模となる大宏池会は、次の総裁選で強固な基盤となる。勉強会を発足させるのも「ポスト安倍の政局で存在感を発揮するには、大宏池会しかない」(古賀派の若手議員)との判断からだ。

 ただ、中堅・若手議員の思いとは違って、幹部たちは主導権確保に血道を上げている。

 昨年末に「麻生派」を旗揚げした麻生氏は、大宏池会に向けた三派協議を早く本格化させたい意向だ。古賀派出身で、再結集に積極的な丹羽雄哉総務会長との連携も深めている。

 麻生氏は新派閥を立ち上げたものの、わずか十五人しか集まらず、党内最小派閥にとどまっている。それだけに大宏池会を「ポスト安倍」の足場にしたいところだ。

 だが、麻生氏を軸とした再結集には、「ポスト安倍」をあきらめていない谷垣氏が消極的だ。

 一方、古賀派会長の古賀誠元幹事長も、あくまでも自らが主導権を握る構え。昨年末には、池田氏の旧宅で「しのぶ会」を開き、宏池会の正統な後継者であることをアピール。谷垣氏とも度々会談して、麻生、丹羽両氏をけん制している。

1121片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/05(金) 11:39:32
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058274329/430
最初から党改革をアピールすべきだったんだ。むしろ、ちょっともう遅いかも。

自民 参院選に向け党改革推進
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/05/k20070105000008.html

自民党は、夏の参議院選挙に向けて、党改革を進める姿勢をアピールしたいとして、公募で選ばれた候補者に対する指導の強化や、年間4000円の党費の引き下げなどを検討していくことになりました。
自民党の党改革実行本部は、夏の参議院選挙に向け、候補者の決まっていない選挙区で公募制度を導入することなどをすでに決めていますが、党改革を進める姿勢をアピールするためにも、さらに新たな取り組みを打ち出したいとしています。具体的には、公募で選ばれた候補者に対し、党の基本政策などを集中的に講義する機会を設けるなど、指導を強化したいとしているほか、幅広い層から党員を集めることを目指し、年間4000円の党費の引き下げを検討するとしています。また東京・赤坂に建設している衆議院の議員宿舎の使用料が、広さ82平方メートルの3LDKの住宅で、月額およそ9万2000円と決められたことに対し、「近隣のマンションの家賃に比べて安すぎる」という指摘が出ていることを受けて、小委員会を作り、適正な額はどれくらいかなどについて議論したいとしています。

1122片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/06(土) 23:58:06
衆参同日選:太田公明党代表が「100%ない」と否定
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070107k0000m010085000c.html

 公明党の太田昭宏代表は6日夜、NHKの報道番組の収録で、今夏の参院選が衆院選との同日選挙になる可能性について「100%ない。(同日選を行う)理屈も理由もない」と否定的な見解を示した。安倍晋三首相が参院選で憲法改正の争点化に意欲を示していることには「現段階では(通常国会での)国民投票法案の成立が焦点だ」と慎重な姿勢を示した。【高山祐】

毎日新聞 2007年1月6日 21時23分 (最終更新時間 1月6日 21時42分)

1123片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 00:10:57
自民、「反FTA」懇話会設置へ
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070106AT3S2802505012007.html

 自民党は自由貿易協定(FTA)の推進に伴う国内農業への影響などを調査するため「経済連携協定懇話会」(仮称)を1月中にも設置する。安倍晋三首相はFTA推進を経済成長路線の中核に位置付けるが、党内には農林族を中心に慎重論が根強い。新たな懇話会はFTA推進をけん制する狙いがある。
 懇話会は全国農業協同組合中央会、日本酪農政治連盟などの生産者団体のほか、製粉協会、日本乳業協会、精糖工業会など加工団体にも参加を呼びかける。いずれも農業分野の市場開放には慎重な立場だ。会長には元農相で党農林水産物貿易調査会長の大島理森氏が就任する方向だ。
 懇話会は各団体から意見を聴取。政府にFTA交渉を慎重に進めるように提言する。当面は昨年12月に交渉入りを正式合意したオーストラリアとのFTAでコメ、小麦、牛肉、乳製品、砂糖などの重要品目を交渉から除外するよう求める。
 同国は日本にとって初めての農業大国とのFTA交渉となる。党内には「日本の農業が一方的に打撃を受けるだけだ」との警戒感が強く、党農林水産物貿易調査会は本格交渉に入ることに反対した。今後は各団体との連携を強めて、有権者に食料自給率の向上の必要性などを訴えていく。

1124片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 00:38:12
「国会運営に全力」/逢沢一郎氏年始会
http://www.okanichi.co.jp/20070106123549.html

 「25日から始まる通常国会は統一地方選、参院選を控え与野党激突型の厳しい国会になるが、教育基本法の改正案を通した先の臨時国会を上回る成果を上げ、参院選につなげたい」。昨年9月の安倍内閣発足に伴う人事で衆院議院運営委員長に就任した逢沢一郎氏(岡山1区)は5日、岡山市内で開かれた自らの後援会主催の年始会で力を込めた。 前任は党幹事長代理。〝大臣超級〟のポストを続けて歴任しており、7期20年を超えるキャリアから話題はどうしても初入閣の時期に行きがちだが、来賓としてあいさつした片山虎之助自民党参院幹事長は「内閣(外務副大臣)、党、そして今回は国会の要を経験したことになり、次の入閣は間違いない。でないと私が困る」と太鼓判。逢沢氏も「大きな課題は外交力の強化と内政にあっては効率を上げ、無駄を省くための分権改革、公務員改革。これらに立法府の一員として全力を尽くす」と〝大願成就〟に向けて意欲を燃やしていた。

1125片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 00:40:19
この人のおかげで金融担当大臣のイメージが変わりました。

金融相きょう来県、温泉街再生で懇談会 栃木下野
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/php/s_news.php?f=k&amp;d=20070106&amp;n=3

 山本有二金融相は六日、鬼怒川温泉を訪問し、県内企業や温泉地区の再生状況などを調査するため、福田富一知事や県内経済界の代表者らと懇談する。
 山本金融相の本県訪問は、先月末開かれた足利銀行問題に関する本県関係国会議員と県議会、県との三者懇談会で、招へいを提案する意見が出たことから、自民党県連会長の森山真弓衆院議員、福田知事らが来県を求めていた。

1126片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 01:02:45
町村派、滑り出し順調 参院選対策が試金石に  2007/01/07 00:17
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20070107&amp;j=0023&amp;k=200701067333

 町村信孝元外相が、自民党最大で安倍晋三首相の出身派閥でもある町村派会長として、政権を支える役割を順調にこなしている。就任して二カ月余りだが、昨年の臨時国会では、首相が最優先課題とした改正教育基本法の成立に奔走するなど存在感は高まる。ただ、同派は参院選で改選を迎える議員を多く抱えており、選挙対策をどう仕切るかが、派閥領袖としての試金石になる。

 「改正教育基本法では、わが国と郷土を愛することを強調した。占領下の法律では書きたくても書けなかったことだ」。衆院教育基本法特別委の与党筆頭理事だった町村氏は昨年十二月下旬の講演でこう述べ、首相のスローガンである「戦後体制脱却」の一つを果たした意義を強調した。

 町村氏は党税制調査会小委員長としても与党内の利害を調整し、税制大綱をまとめ上げた。一方で政府税調の本間正明前会長の不祥事では辞任論の口火を切るなど、発言力を増している。

 ただ、国会対応や党税調の仕事に追われ「派閥の面倒まで手が回らない」と周囲に漏らすことも。昨年末の町村派の忘年会でも、前会長の森喜朗元首相に「会長」と声を掛ける議員がおり、会長としての重みが森氏に比べいまひとつの感がある。

 町村氏にとって求心力向上のカギを握る夏の参院選には、同派からは十数人が出馬する見通しだ。選挙区はどこも民主党との激戦が予想され、「町村会長は派内外で精いっぱい汗をかいてほしい」(中堅議員)と期待する声が高まる。

 森派から町村派に衣替えする際には、選挙を控えた派内の参院議員から、町村氏の手腕に懐疑的な意見が出た経緯もある。参院選を乗り切ることができれば、町村派が名実ともに森派から生まれ変わることになる。

1127片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 05:23:21
山本金融相 「外資は排除できず」
短期売買目的は除外 讀賣栃木

 足利銀行の受け皿選定に絡み、山本金融相は6日、日光市の鬼怒川温泉で開かれた現地調査懇談会に出席し、「外資排除という形ではないことを示さざるを得ない」と述べ、県内にある外資排除論に対し、内外無差別で選定することに理解を求めた。一方、短期売買目的の候補は排除する考えを示し、受け皿候補から事業計画の提出を受けた後に地元意見を改めて聞く考えも示した。

 懇談会は、昨年12月25日に開かれた県幹部、県議会幹部、県関係国会議員で構成する「三者懇談会」での要望がさっそく実現した形で、会場は、産業再生機構の支援を受け、経営再建が順調に進んでいる「あさやホテル」で行われ、地元からは福田知事や斎藤文夫・日光市長ら11人が出席した。ただ、滞在はわずか1時間で、駆け足での現地調査となった。

 山本氏はあいさつの中で、足銀受け皿は内外の注目を集めている点を指摘した上で、内外無差別の選定方針を説明し、「短期でお金を回収していくファンドには私どもは興味はない」と明言した。「(受け皿移行時に)足銀に投入されるお金は、国民の税金。公的負担の最小化は大事だ」とした上で、「しかるべき時期に地元の皆さんから改めて意見を聞く機会を得たい」と述べた。

 会合はその後非公開となり、県中小企業再生支援協議会や地域企業再生ファンドの取り組み状況や、鬼怒川温泉の最近の動向などが報告された。

 しかし、実質的な懇談時間は30分程度しかなく、報告するだけで「時間切れ」(出席者)となった。出席者によると、山本氏は「皆さんの報告を受け止め、宿題を抱えて帰る」などと述べたという。

 出席した渡辺渡県議は「事務方の報告だけでなく、生の関係者の声を聞いてもらい肌で感じてもらったことは大事なことだ」と評価した。だが、別の出席者は「あの短時間では再生の現場の厳しさは分からない」と、懇談時間が短かったことを残念がる声もあった。

 福田知事は「新銀行には地域経済に配慮した業務運営と中小企業に対する支援体制の堅持などが重要であることを改めて感じていただいたものと思っている」とのコメントを発表した。

(2007年1月7日 読売新聞)

1128片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 09:21:55
カタカナ連発塩崎官房長官に思わずツッコむ「欧米か!」
1月7日8時1分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070107-00000090-sph-soci

 安倍内閣の“番頭格”の塩崎恭久官房長官(56)がカタカナ言葉を連発し、報道陣を悩ませている。外務副大臣などを務めた経歴を持つ国際派だが、最近では「センシティブ」など英単語を多用。記者から意味を突っ込まれると窮する場面も。日本語による、分かりやすい説明が求められる立場なだけに、人気お笑いコンビ「タカアンドトシ」ばりに「欧米か!」とツッコミを入れる声が出てきそうだ。

 「インテリ長官」−。外務副大臣、ハーバード大行政学大学院修了という経歴を持つ塩崎氏に対し、報道陣が最近、付けたあだ名だ。昨年9月の官房長官就任以来、英語を頻繁に使い、会見を行う姿勢に担当記者が頭を悩ませている。

 例としては、北朝鮮の核問題や米国とのやりとりについて、常に「インテリジェンス(機密情報)にかかわる」とコメントを避け続けた。昨年12月の日本とオーストラリアの経済連携協定の交渉開始決定に際し「互いにセンシティブ(微妙)なものがある」と指摘した。

 記者から「センシティブの日本語訳は」と問われ、塩崎氏は「うーん」と逆に立ち往生。「何となく言っているけど…。『配慮が必要な』ってことなんでしょう」と得意げな表情で説明した。

 それでもめげずに「キック・オフ・スピーカー(冒頭発言者)」「ウイン、ウイン(双方有利)」「フォーミュラ(計算式)」「エクスパティーズ(専門知識)」など、連日“横文字通”ぶりを発揮。昨年末の記者会見で「カウンター・インテリジェンス・ポリシー(情報保全方針)の策定などの取り組みを推進する」と説明すると、記者団もあきれ返った。

 塩崎氏の姿勢は、安倍晋三首相(52)にも相通ずるものがある。昨年9月の所信表明演説では、平易な外国語や地名を含め、109回のカタカナ言葉を多用した。

 逆にカタカナ言葉嫌いで有名だったのが、小泉純一郎前首相。首相就任後の所信表明で使った英語の数は、安倍氏の4分の1だった。厚相時代には省内からのカタカナ言葉追放のための検討委員会まで設立。首相時代は、英語を多用する答弁をした閣僚に「分かりやすく表現しろ」としっ責した。それ以降、役所内では日本語表現に重きを置いた一方で、漢字が並ぶ「戒名」のような用語にまみれる弊害も出た。

 それでも、小泉氏はカタカナ言葉や英語の多用を改めるよう指示していた。以前、「お役所言葉は日本語にするともっと難しくなる」と語ったことがある安倍首相も「伝統文化を大切に」と訴えているが、塩崎氏に注文を付ける気はないようだ。

 ビジネスの場でも英語多用は知識をひけらかす行為として、好ましくないとされている。それだけに、塩崎氏にはやはり「欧米か!」と突っ込みを入れる必要がありそうだ。


最終更新:1月7日8時1分

1129片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 23:01:25
『仲介機能が第一』
山本金融相、県内で懇談会
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20070107/lcl_____tcg_____001.shtml

 一時国有化中の足利銀行の受け皿問題で、山本有二金融相が六日、日光市の「鬼怒川温泉あさやホテル」を訪れ、福田富一知事や地元経済関係者らと懇談会を行った。

 懇談会は冒頭のみ公開され、山本金融相は「鬼怒川温泉街で、みなさんが雄々しく立ち上がっている」と、足銀破たんの影響から再生への取り組みを評価。受け皿公募については、複数の候補が応じたことを認めた上で「短期で金を利回り良くし、回収するようなファンドに興味はない。金融仲介機能を第一に考えていく」と述べ、地元経済への配慮をのぞかせた。

 一方で、県内に根強い抵抗感がある外資については、市場の開放性の点から「外資排除ではないという姿勢を示さざるを得ない」とも指摘した。

 懇談会ではこの後、福田知事から県としての要望があらためて示されたが、山本金融相から受け皿候補に関する具体的な言及はなかったという。

 福田富一知事は「山本大臣には、新銀行に地域経済に配慮した業務運営と、中小企業に対する支援態勢の堅持などが重要であることを、あらためて感じていただいたと思っている」とコメントした。 (杉藤貴浩)

1130片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 23:07:21
永田町のドン
http://www.bcap.co.jp/s-hochi/s070108.html#1

 いつの世にも永田町には「ドン」がいた。
 永田町ににらみをきかせるドンが。いまのドンは間違いなく森喜朗元首相。
 自身の政権はわずか一年という短命で終わってしまっているが、政権の座を降りてからはそれこそ水を得た魚のよう。
 「もともとが根回しを得意としている。自身が表舞台に立つより、舞台裏での動きのほうがあっている」
 今年もあますところわずかとあって、日本列島の各地で忘年会が開かれている。
 12月6日、東京都内のホテルで森元首相の在京後援会「春風会」の忘年会が盛大に開かれた。
 森元首相はことのほか上機嫌だった。
 次から次に派閥の後継争い、さらには秋の総裁選の舞台裏をしゃべりまくっている。
 「まさに怖いもの無しといった感じ」
 総裁選後に派閥会長の座を町村信孝氏に譲り、自身は名誉会長に。
 だが、名前だけの名誉会長で静かにしてはいない。
 実質的な派閥会長であるのは確か。
 こんなことまで言っている。
 中川秀直幹事長にいずれ派をまかせるようなことを。
 「中川君が幹事長の役目を終えて帰ってきたら、そのときは考えなくてはいけない」
 森元首相、小泉純一郎前首相、そして安倍晋三首相と同派の政権は今年で七年を越えてしまう。この間、派閥勢力は自民党最大に。
 元首相でいま影響力を持っているのは森元首相だけ。このことも森元首相を上機嫌に。

1131片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/08(月) 10:52:20
武部氏の動き 派閥色の見方も
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/08/k20070108000017.html

自民党の武部前幹事長は、みずからが会長を務める議員グループについて、二階国会対策委員長が率いる二階グループと合同の研修会を開くことを検討しており、党内では派閥色を強める動きではないかという見方も出ています。
武部前幹事長は、先月20日に、去年の衆議院選挙で初当選した新人議員ら24人をメンバーに新たな議員グループを設立しました。武部氏は、このグループについて「派閥に入っている人も参加している」と述べ、従来の派閥ではなく、新人議員らを次の選挙でも当選できるよう育てることを目指したものだと強調しています。一方で、武部氏は、設立総会に中川幹事長らを招いたのに続いて、年末の12月27日には二階国会対策委員長と会談し、今後の政局対応で連携していくことを確認し、3月にも二階グループと合同の研修会を開くことを検討しています。こうした動きについて、党内では、武部氏が党執行部との強い結びつきを背景にみずからの存在感を示すねらいがあり、議員グループが今後、派閥色を強めるのではないかという見方も出ています。

1132片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/08(月) 18:12:06
次期総裁選へ「決意新た」=麻生外相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007010800233

 麻生太郎外相は8日午後、福岡県飯塚市で開いた地元後援会の会合で、昨年9月の自民党総裁選で安倍晋三首相に次いで2位となったことに触れた上で、「次の総裁選がいつかは分からないが、捲土(けんど)重来を期し、それまでに備えておかなけばならないと決意を新たにしている」と言明。次期総裁選に向け本格的準備を進める考えを示した。

1133片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/10(水) 20:27:42
麻生アキバジャック「太郎ちゃんの牛乳カステラ」完売
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007011001.html

 オタクの聖地、東京・秋葉原を麻生太郎外相(66)がまたまたジャックした。といってもそれはみやげの話。「アキバ発」と銘打って昨年末に発売された「太郎ちゃんの牛乳カステラ」(6枚525円)がバカ売れしているというのだ。

 麻生氏は漫画などサブカルチャーに造詣が深く、ネット上で絶大な人気を誇る。昨年9月の自民党総裁選では、秋葉原の街頭演説で、「自称オタクのみなさん」と呼びかけ、秋葉原にくるオタク層のハートをわしづかみ。「オレたちの太郎」というノボリを持ったおっかけも登場したほど。

 これに注目したのが「純ちゃんまんじゅう」や「晋ちゃんまんじゅう」でおなじみの菓子みやげ問屋「大藤」。大久保俊男社長は「麻生さんは漫画好きで、オタクのイメージがある。だから、秋葉原の人が一番喜ぶかなと思って出しました」と語る。

 麻生氏がカステラと牛乳が好きなことから、商品を牛乳カステラに決定。箱には、愛読している「ゴルゴ13」をもじった「タロウ13」というコミックを脇に抱える似顔絵が描かれている。

 昨年12月25日に秋葉原のアキハバラデパートや靖国神社などで売り出したところ、数日で初回分約1000箱を完売するほどの人気ぶり。麻生派を立ち上げて「総裁を目指す」と宣言した麻生氏だが、みやげの世界では、早くも安倍首相に肉薄した!?
ZAKZAK 2007/01/10

1134片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/10(水) 21:37:21
http://www.rondan.co.jp/html/kisha/0701/070109-4.html

雑誌マスコミが 「 小泉 ( 純一郎 )、飯島 ( 勲 ) コンビ 」 の復権を書き出した。

表向きは、このコンビの動向は伝わってこないが、二人は本当にやる気なのだろうか。

二人にとっては “弟分” にあたる安倍 ( 晋三 ) 総理ではダメなのか。

安倍にタスキを渡したのではなかったのか。

「 安倍内閣の組閣に絡む話を書いてほしいなぁ。 そうすれば、小泉 ・ 飯島の真意がわかる。 小泉と安倍の本当の関係を書くと、それはスクープだよ 」 (自民党代議士)

1135片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/14(日) 18:58:55
公明党:県本部「新春政経文化懇話会」に太田代表が出席 /栃木
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tochigi/news/20070114ddlk09010053000c.html

 公明党県本部の「新春政経文化懇話会」が13日、宇都宮市内で開かれ、党本部の太田昭宏代表が出席。太田代表は「今年は大きな政治決戦の年。統一地方選の勝利が一番大事であり、夏の参院選は与党が勝てば安定、野党が出てくれば混乱を招くという、安定か混乱かを問いたい」と述べた。

 懇話会は同党県本部が統一選・参院選の「出陣式」と位置付けて開催。福田富一知事、佐藤栄一・宇都宮市長、県選出の自民党国会議員らが来賓として出席した。【沢田石洋史】

毎日新聞 2007年1月14日

1136片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/15(月) 21:27:06
「反タカ派」勢力結集へ 谷垣派、古賀派と連携探る
2007年01月15日19時32分
http://www.asahi.com/politics/update/0115/005.html

 自民党谷垣派会長の谷垣禎一前財務相は15日、京都市内の講演で、古賀派会長の古賀誠元幹事長と、麻生派会長の麻生外相の双方から派閥連携を打診されていることを明らかにした。谷垣氏は、旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ3派の再結集について「全部まとめるのはなかなか難しい」との見通しを示す一方で、安倍政権への協力姿勢を鮮明にする麻生派ではなく、古賀派との連携を探っていく考えを示した。

 谷垣氏によると、麻生氏からは「おまえの派閥にも(閣僚候補の)優秀な人材がたくさんいる。安倍に刃向かって、できると思っているのか。おれはいま安倍と組んでやっている。だからおれと手を組もう」と打診。ただ、「おれに先に(総理を)やらせろ」というのが、連携の条件だったという。

 一方の古賀氏からは、安倍首相の「タカ派」路線を懸念し「右の人たちだけでは安定した政権はつくれない。組んでやろう」と誘われたという。

 谷垣氏は「右(勢力)だけではなく中道にもウイングを広げる体制づくりに汗をかいて模索する必要がある」と述べ、古賀氏との連携で「反タカ派」勢力の結集に取り組む姿勢をにじませた。

1137片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/15(月) 21:37:43
平沼重病説、永田町で広まる…地元では「重い肺炎」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007011523.html

 平沼赳夫元経産相(67)=写真=の重病説が永田町で広まっている。平沼事務所は「何も聞いていない」と語っているが、一部週刊誌などは「重大疾病」などと報じている。郵政民営化法案反対の信念を貫き、自民党復党が認められなかった平沼氏だが、大丈夫なのか。

 断片的な重病説を総合すると、「平沼氏が倒れたのは昨年12月上旬」「新幹線の中らしい」「脳梗塞(こうそく)のようだ」「入院していたのは慶応病院か」といったもの。地元・岡山では「重い肺炎」「言葉はしっかりしているが歩行が困難」(自民党県連関係者)との情報も流れている。

 昨年11月の郵政造反組の復党劇で、自民党の中川秀直幹事長が突き付けた屈辱的な踏み絵を蹴って、「信念の政治家」と言われた平沼氏だけに、本当ならば日本政界の損失となりかねない。

 東京の平沼事務所に問い合わせると、女性秘書は「いっさい知りません」と返答。地元・岡山の事務所でも「何も聞いていません」といい、「毎年のことですが、平沼は年末年始は地元に帰ってこない。今年もそうでした」と語る。

 平沼氏のHPを見てみると、昨年12月30日付で動画メッセージ「私はこれからも警鐘する」(「超人大陸」HPより)がアップされ、今年元旦付で「新年の御挨拶」という文書も掲載されている。

 ただ、動画は教育基本法改正案が成立した昨年12月15日以前に収録したとされており、「超人大陸」HPを運営するNPO事務局に収録時期を問い合わせると、なぜか「この件についてはノーコメント」とだんまり。

 ある永田町関係者は「復党劇で中川幹事長とやり合った際、相当ストレスがたまっていた。情報が交錯しているが、『軽い』とも『重い』とも言われている。疲れが一気に出たのでは」と心配する。

 平沼氏は20日に岡山県津山市で、21日には岡山市で「新春懇談会」を予定しているが、そこに姿を見せられるのか。
ZAKZAK 2007/01/15

1138片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 00:10:56
平沼・元経産相入院していた、政界復帰には時間か
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070115i116.htm?from=main1

 平沼赳夫・元経済産業相(無所属)が昨年12月に体調を崩し、入院中であることが15日、明らかになった。

 平沼氏の後援会幹部が16日午後に地元の岡山県津山市で記者会見し、詳しい病状を説明する。

 平沼氏に近い関係者は「命に別条はないが、政界復帰にはかなり時間がかかる」としている。

(2007年1月16日0時2分 読売新聞)

1139片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 18:35:14
過半数割れでも首相続投 森氏「衆院は圧倒的」
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007011601000294_Politics.html

 自民党の森喜朗元首相は16日、都内で講演し、参院選で与党が過半数割れした場合の安倍晋三首相の引責について「衆院は圧倒的に(与党議席が)ある。それで首相がどうこうなることはない」と述べ、必ずしも退陣の必要はないとの認識を表明した。

 ただ「その後の政局運営は難しくなる」と指摘。「国民新党がどれだけ議席を取るかが最大のポイントだ。私は綿貫民輔代表や亀井静香代表代行と関係を深めている」として、政局の安定のためには国民新党との連携を模索する必要があるとの考えを重ねて示した。

 内閣支持率の下落傾向に関しては「首相自身の問題でそうなっているのではない。教育基本法改正も防衛庁の省昇格もうまく進んだ。(むしろ)ラッキーボーイなのかもしれない」と擁護した。

1140片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 18:51:45
平沼赳夫氏 脳こうそくで入院
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/16/d20070116000131.html

元経済産業大臣で無所属の平沼赳夫衆議院議員(67)が、先月初め、軽い脳こうそくのため、東京都内の病院に入院し、回復までには3か月程度かかる見通しであることがわかりました。
これは、平沼議員の地元の岡山県津山市で後援会の幹部が記者会見をして明らかにしたものです。それによりますと、平沼氏は、郵政民営化に反対して自民党を離れた無所属議員12人の復党問題で交渉の窓口を務めたものの、ただ1人復党を見送り、その直後の先月6日、復党したほかの議員と食事をしていた際、突然、体調の不良を訴え、そのまま東京都内の病院に入院したということです。医師の診断によりますと、平沼氏は、右の小脳に軽い脳こうそくが見られ、脳波などに異状はないものの、声がかすれ、自力での歩行にやや支障があるということです。平沼氏は、現在、病院でリハビリに取り組んでいて、医師の診断では回復までには3か月程度かかる見通しだということです。後援会では、今月20日と21日、津山市と岡山市で平沼氏も出席して会合を開く予定にしていましたが、これを受けて、延期することを決めました。平沼氏は、15日、上京した後援会の幹部らと面会し、「後援会や地元の支持者に迷惑や心配をかけてしまった。回復に向けて一生懸命頑張りたい」と述べたうえで、ことし3月末ごろをめどに政治活動の復帰を目指したいと話していたということです。

1141片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 20:04:03
谷垣禎一前財務相、麻生太郎外相の「一緒に組もう」発言を暴露し波紋広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070116/20070116-00000749-fnn-pol.html

谷垣禎一前財務相が、ともに総裁選を戦った麻生太郎外相のある発言を明かしたことから、永田町が揺れている。
安倍首相は16日朝、裏千家・東京道場での初釜式に出席し、優雅にお茶を楽しんだ。
ところが、そんな安倍首相の足元を揺るがす動きが、永田町を駆けめぐった。
きっかけは、谷垣氏が15日、京都の大学で行った講演での一言だった。
谷垣氏は「『谷垣、おれと組んでやろうぜ』っていうのが、麻生さんの議論です。ただ、条件は1つ、『おれに先に(首相を)やらせろよな』っていうのが、麻生さんの条件ですね」と語った。
学生相手に、つい口が滑ったのか、先に自分が首相になることを条件に、麻生外相から「一緒に組もう」と持ちかけられたことを暴露してしまった。
この発言に、麻生外相は16日、閣議後の会見で「だいぶ前の話だから忘れたね」とは言いつつも、「その答えをもらっていないと思うんですけれども、その答えをせずして、全然別のところで、その話したというのが本当なら、ちょっとしたマナーとして、いかがなものかと思うね。普通じゃちょっと考えられんけどね」と怒りをあらわにした。
麻生氏と谷垣氏は、2006年9月の自民党総裁選では、安倍首相に続く2番手争いを繰り広げた。
総裁選で、谷垣氏は「逃げず、ぶれず、全力を挙げて」と語り、麻生氏は「日本が持っている本当の意味での底力を」と語っていた。
総裁選の結果は、麻生氏が34票上回り、2位を確保したが、自らが2006年12月に結成した麻生派には、谷垣派より少ない15人しか集まらなかった。
そんなさなかに「ポスト安倍」狙いで、麻生氏が谷垣氏に持ちかけたという麻生派と谷垣派の結集話。
まさかの暴露について、政界の重鎮の森 喜朗元首相は16日、「またまずいことを言っているなと、谷垣さん。ああいう話を持ちかけられたということをオープンにしたんでは、これから本当に、彼に本当の話をしなくなっちゃう。しゃべり方っていうのは、わたしもあまり成功した方じゃないんだけどね。まあ、ものは言わない方がいいかと」とジョークも交えつつ、谷垣氏に苦言を呈した。
発言の波紋が広がっていることに、当の谷垣氏は「いやいや、わたしの発言も深掘りされて、みなさんに理解されているところがあるかもしれませんね」と語った。

[16日19時27分更新]

1142片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/17(水) 04:43:35
平沼元経産相脳梗塞で入院「リハビリ順調」
後援会幹事長津山、岡山の新年会延期 讀賣岡山

 平沼赳夫・元経済産業相が軽い脳梗塞(こうそく)で入院していると発表された16日、後援会の土居通明幹事長は「リハビリも順調。医師からも『そういう希望を持って結構です』と言われた」と話した。20日に津山市、21日に岡山市でそれぞれ予定されていた新春懇談会については延期を明らかにした。

 津山市で記者会見した土居幹事長によると、平沼氏は昨年12月6日、自民党に戻った郵政造反組議員11人と会食中、食べ物が揺れるような感覚に襲われて座り込み、都内の病院に入院。現在は、声がかすれているほか、病室では自力で移動するが、歩こうとするとすぐにバランスを崩して手すりなどにつかまるという。

 「復党問題の心労が原因では」との質問に、土居幹事長は「分からない」とした。

 新年会の延期は、土居幹事長と医師らが相談して決定。平沼氏自身は開催するつもりだったといい、「迷惑をかけるが、よろしく伝えてほしい。これからは一病息災、一生懸命頑張っていく」と話したという。統一地方選後、代替の会を催す予定。

 土居幹事長は、後援会幹部には16日に伝えたが、「動揺はない」としている。

 同じ津山市に拠点を持つ阿部俊子・衆院議員の事務所は「1日も早い回復を祈る」とし、桑山博之・津山市長は「大変心配しています。早く元気になってほしい」とコメントした。

(2007年1月17日 読売新聞)

1143片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/18(木) 03:29:44
1月18日付・読売社説(1)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070117ig90.htm
 [自民党大会]「参院選へ態勢は十分なのか」

 参院選に向けて自民党の態勢は十分といえるのか。そんな疑念を抱かせる大会だった。

 安倍首相は党大会で、「立党の精神に立ち返り、憲法改正に取り組みたい」「参院選は正攻法で臨む。必ず勝ち抜くことができる」と表明した。

 自民党は、結党当初を除いて55年体制下、憲法改正が政治争点化するのを避けてきた。今回、改憲をめぐって各党が正面から論じ合うことになるなら、それは歴史的にも、憲法論争のうえでも画期的な選挙になるだろう。

 党大会で採択された今年の運動方針は、どれだけ有権者の共感を呼ぶだろうか。国民投票法案の早期成立と新憲法制定に向けた国民的論議の喚起、教育改革の推進と公教育の再生、年金制度への信頼回復と社会保険庁の解体――。こんな“目次”ばかりが並んでいる。

 巨額の債務を抱える国家財政の再建に至っては、ほとんど言及がない。羅列された各政策でも、それをどう進めるのか、具体的な内容や道筋が欠落している。

 憲法問題では、首相が改正を政治日程にのせる政治決断をしている。それを軌道に乗せるため、党主導で改正運動を活性化させるべきだろう。

 時代の変化に応じてどう党を改革していくのか。その中身や方向性をもっと明確にすることも大事なことだ。

 安倍政権は昨秋、順風満帆でスタートした。だが、「郵政造反組」の復党問題や閣僚辞任などで内閣支持率は、下降し続けている。これに歯止めをかけないと、民主党に敗北した前回参院選の二の舞いになるおそれがある。

 野党第1党の民主党の支持率は低迷している。連立を組んでいる公明党からの支援もある。これらが自民党を油断させているのだろうか。

 参院で与党が過半数を割れば、法案の成立が難しくなる。その危機感が、党大会からはあまり伝わってこなかった。

 最近の選挙の帰すうを左右する無党派層の“安倍離れ”が進んでいる。自民党の党員数も減少を続けている。自民党への支持を広げていくには、再チャレンジ支援や地方振興策が有効だが、有権者に強くアピールする具体的な政策が提示されているとは言い難い。

 小泉前首相は、党内の「抵抗勢力」と争う形を作って無党派層をひきつけ、選挙の勝利につなげた。

 安倍首相が、「正攻法」で臨むと言うのは、小泉前首相とは違う選挙戦術と政策実績で戦うということだろう。それには党内の結束を強化し、政策で成果を上げることが肝要だ。

(2007年1月18日1時36分 読売新聞)

1144片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/18(木) 06:02:20
平沼氏「軽い脳梗塞」 都内病院でリハビリ中 新年会を延期
http://www.okanichi.co.jp/20070117125144.html

 衆院岡山3区選出の平沼赳夫元経済産業相(67)=8期=の後援会は16日、平沼氏の病気のため、20日に津山市、21日に岡山市で予定していた平沼氏を囲む新年会を延期すると発表した。平沼氏は軽い脳梗塞(こうそく)で都内の病院に入院してリハビリを続けており、完全復帰は3月下旬か4月初旬ごろとなるという。  津山市役所で記者会見した後援会の土居通明幹事長らによると、平沼氏は昨年12月6日に不調を訴え、そのまま自らの足で都内の病院に入院し、軽い脳梗塞と診断された。現在も投薬治療を受けるとともにリハビリを続けている。 土居幹事長は「のどと足に障りがあり、声がかすれ、バランスを取るのが難しいらしく自力での歩行がやや困難だが、頭脳は明せきで、会話も普通に行え、ジョークにも応じている」と話し、医師も「順調以上に順調に回復している」と太鼓判を押しているという。 ただ、のどの支障による誤飲を避けるため点滴による栄養補給を行っており、通常の軽い脳梗塞の治療の目安が3カ月であることから、その期間をめどに当分の間は入院を続ける。回復のペースによっては病院から国会などに登院する可能性もあるという。 平沼氏は郵政民営化法案の衆院採決で反対票を投じ「造反組」のレッテルを張られた上、一昨年9月の郵政民営化が焦点となった衆院選では自民党から「刺客」を立てられた。同選挙では当選を果たしたものの、自民党の離党を余儀なくされた。昨年12月の「造反組」の復党でも、郵政民営化に異論を唱えないとの誓約を拒否し、ただ1人復党しなかった。平沼氏を知る政界関係者らは「病気は心労やストレスも一因になったのだろう」と推察する。 7月に予定される参院選岡山選挙区(改選数1)で、平沼氏は4選を目指す自民の片山虎之助同党参院幹事長を推す考えを明らかにしている。土居幹事長は「病気になったからといって、その方針が変わるということはない」とするものの「具体的な対応は片山氏サイドからの要請を受けてからになる」としており、選挙区に微妙な影響も与えそうだ。

1145片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/18(木) 08:28:16
民主の政策は「バラマキ」「国民だまし討ち」 自民党大会で批判ビラ
1月18日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070118-00000002-san-pol

 自民党執行部は17日の党大会で、民主党の政策について「格差是正策は逃げとバラマキ、無責任のオンパレードだ」と批判するビラを国会議員、都道府県連代表者らに配布した。夏の参院選に向け、「年金」「農業」に絞って民主党を攻撃するための“マニュアル”とする方針だ。

 ビラでは、民主党が主張する基礎年金の全額税方式では消費税率が「一気に17%になる」と指摘し、同党が昨年12月に打ち出した政権政策で「現行税率の維持」を掲げたことを「国民をだまし討ちにするものだ」と非難。農家への「戸別直接所得補償」も「財源(問題)から逃げるバラマキ案だ」とこきおろしている。

 また、中川秀直幹事長は党大会で、小沢一郎代表ら民主党幹部3人が出演するテレビCMについて「嵐の中で船長がかじを手放し、幹部3人しか残らない党に日本の未来を任せるわけにはいかない」と揶揄(やゆ)し、「日本丸船長の安倍晋三首相は、どんな荒波でも決してかじを手放さない」と民主党との違いを強調した。

1146片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/18(木) 08:28:55
自民党大会 首相「脱小泉」鮮明に 原点回帰…無党派層離反も
1月18日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070118-00000001-san-pol

 安倍晋三首相(自民党総裁)は17日、都内のホテルで開かれた第74回自民党大会で演説し、7月の参院選を「政治決戦」と位置づけ、憲法改正と教育再生を前面に押し出して戦う覚悟を示した。大会で採択した今年の自民党運動方針でも「美しい国、日本」を目指す保守回帰路線を鮮明にし、小泉純一郎前首相の改革路線は影を潜めた。参院選に向け、地方組織の強化を強く意識したといえるが、「古い自民党に戻った」とのイメージが先行すれば無党派層の離反も予想される。

 「目指すべき方向性を堂々と示し、やるべきことは断固として行う。どんなに困難な課題であろうと果敢に取り組んでいくことを約束する」

 壇上に立った首相は演説の最後で唐突にボルテージを上げ、こう言い切った。首相が強調したのは昭和30年の保守合同時の「立党精神への回帰」であり、党是である自主憲法制定と教育再生、そして外交力強化−。「自民党をぶっつぶす」「官から民へ」とアピールした小泉改革には「今まで同様に取り組んでいく」と、申し訳程度に触れただけだった。会場に小泉氏の姿はなかった。

1147片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/19(金) 22:34:49
自民党:麻生派が政策勉強会を開始
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070120k0000m010125000c.html

 昨年12月に発足した自民党麻生派は、毎週木曜日の議員だけが集まる例会に有識者らを招き政策勉強会を始める。会長の麻生太郎外相が「ポスト安倍」を目指して外交分野中心に政策を練り、党内に「麻生カラー」を広めるのが狙いだ。

 同派の前身である旧河野派は、オーナーの河野洋平衆院議長のハト派色が濃く、元来タカ派とされた麻生氏の政治路線とはかみ合わなかった。

 麻生氏の「ポスト安倍」戦略は、外相として安倍晋三首相を支え、後継首相候補の一番手を確実にすること。このため、首相の政治路線に寄り添う具体的な政策立案の必要にかられていた。麻生氏が日本外交の新機軸として打ち出した「自由と繁栄の弧」(ユーラシア大陸沿いの諸国との関係強化)構想も、こうした意欲の表れといえる。

 ただ、古賀、谷垣両派との「大宏池会」構想が冷え込み、わずか15人の小所帯では当面、政策に専念するしかない事情もある。【中田卓二】

毎日新聞 2007年1月19日 21時45分

1148片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/20(土) 12:40:13
共謀罪 与党は慎重に対応
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/20/k20070120000009.html

共謀罪の新設を盛り込んだ組織犯罪処罰法などの改正案について、安倍総理大臣は通常国会での成立を目指す考えを示しましたが、与党側は、夏の参議院選挙を控え、世論の反発を招くことは避けるべきだとして、野党側の出方も見極め慎重に対応していく方針です。
さきの国会で継続審議となった組織犯罪処罰法などの改正案をめぐって、安倍総理大臣は19日、長勢法務大臣らと会談し、日本が国際社会で役割を果たすうえで重要な法案だとして、今月25日に召集される通常国会で成立に努めるよう指示しました。ただ、与党側には「法案に対しては『強権的だ』といった警戒感が根強く、野党側も成立阻止に向けて結束を強めてくることが予想される」として、「夏の参議院選挙を控え、野党の反対を押し切るなど、世論の反発を招くような対応は避けるべきだ」という意見が強まっています。また、与党の幹部は、日本が主催国となる来年のサミット・主要国首脳会議までに間に合えば日本の面目も保てるとして、法務省に対し「参議院選挙のあとの臨時国会で処理すべきだ」という考えを伝えており、通常国会では、野党側の出方も見極めつつ慎重に対応していく方針です。

1149片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/22(月) 20:33:21
ダメだな、この分析は。

片山氏 無党派層対策が必要
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/22/k20070122000113.html

自民党の片山参議院幹事長は、記者団に対し、宮崎県知事選挙で、政党の支援を求めなかった、そのまんま東氏が当選したことを受けて、夏の参議院選挙に向けて、いわゆる無党派層にも支持が得られるような政策を打ち出す必要があるという考えを示しました。
この中で、片山参議院幹事長は、宮崎県知事選挙の結果について「前の知事が官製談合事件で辞めたという『官に対する不信』のうえに、自民党が分裂し、民主党も自前の候補を立てられなかったという『政党に対する不信』が影響したものであり、特殊なケースと考えるべきだ」と述べました。そのうえで、片山氏は「自民党の支持層を増やすことが無党派層を減らすことにつながる。参議院選挙に向けて、特別の策があるわけではないが、無党派層の共感や支持が得られるような政策を打ち出さなければならない」と述べました。

1150片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 11:42:47
岸参院議員が腸閉塞で入院−経過順調、2月上旬にも公務復帰
2007年1月23日(火) 08:26 山形新聞
http://yamagata-np.jp/newhp/kiji/200701/23/news20070123_0346.html

 岸宏一参院議員は、腸閉塞(へいそく)などのため東京都新宿区の国立国際医療センターに入院した。事務所によると、岸氏は年明けに腸炎の症状を訴え、同センターで検査を受けたところ、腸閉塞と大腸のポリープと診断され、今月18日に大腸の一部を切除した。経過は順調で、来月上旬にも公務に復帰する予定。

1151片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 17:00:25
「価値観へ反発」「参院選と違う」=宮崎知事選で閣僚から発言
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007012300432

 宮崎県知事選で東国原英夫(そのまんま東)氏が当選したことについて、各閣僚から23日午前の閣議後の記者会見で発言が相次いだ。甘利明経済産業相は「既成の価値観への反発、不満が有権者にあるのは事実だ」と述べ、政党不信などが一因と分析。溝手顕正国家公安委員長は「(前知事の)談合(事件)が効いた」と指摘した。
 また、渡辺喜美行政改革担当相は「入札制度を全面的に見直す必要がある」と述べ、事件の再発防止による信頼回復が必要との考えを強調した。
 一方で、久間章生防衛相は「(勝因分析が)無党派に流れ過ぎている。参院選と知事選は違う」と夏の参院選へは直結しないとの見方を示し、尾身幸次財務相は「安倍晋三首相自身が応援に行ったわけでもない」と述べ、与党候補の惨敗による政権への影響を否定した。

1152片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/24(水) 20:00:35
政治とカネ対決及び腰
自民本音は…『法案成立が先』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20070124/mng_____kakushin000.shtml

 角田義一参院副議長が二十三日、記者会見し、二〇〇一年参院選で自らの選挙対策本部が多額の献金を集めながら政治資金収支報告書などに記載しなかった疑いがあることに関し、謝罪しながらも辞任については否定した。自民党は閣僚による事務所費問題を抱えるだけに、角田氏の追及に腰が引けている。二十五日召集の通常国会では「政治とカネ」が焦点になるとみられていたが、両党間の対決ムードはむしろ弱まりつつある。 (政治部・高山晶一、古田哲也)

◇後手

 「本人がそう言うならそれでいいじゃないか。何が問題なんだ」

 角田氏の辞任否定会見後、民主党参院執行部の一人はこう言い放ち、記者団をあぜんとさせた。

 民主党は通常国会で、政府・与党のスキャンダルを徹底的に追及し、夏の参院選につなげようとしていた。

 特に、佐田玄一郎前行革担当相の政治資金収支報告書の不適切処理による辞任や、松岡利勝農相と伊吹文明文部科学相の事務所費問題など「政治とカネ」にまつわる問題は、絶好の材料。

 安倍晋三首相の任命責任を含めて追及しようと「ケンカ屋」として知られる菅直人代表代行を民主党の国会対策の実質的なトップに抜てきするなど対決姿勢を強めていた。

 しかし、小沢一郎代表が事務所費問題を指摘されるなど、民主党にも政治とカネの問題が波及。小沢氏は衆院代表質問で自ら経緯を説明する意向を表明するなど「逃げない姿勢」を懸命にアピールしたが、その最中、同党出身の角田氏に疑惑が浮上した。

 小沢氏と違い、説明責任を果たそうという姿勢が弱い角田氏には党内の風当たりは厳しく、国会召集前の辞任を期待する声が出ていた。しかし、角田氏はこの日の会見で辞任を否定し、参院執行部もその判断を尊重する結果に。これでは「国会で閣僚を追及したらやじが飛んでくる」(党関係者)と政府・与党を追及しづらくなったのは確実。「院の品格として、副議長を辞める決断があってもよかった」(参院若手)と露骨に不満を漏らす議員も。

 今後、角田氏への批判が党内外で噴出し、結局辞任に追い込まれる可能性も否定できないが、民主党が政治とカネの問題で「後手に回った」(同)という印象は簡単にはぬぐえそうにない。

◇回避

 一方、松岡農相や伊吹文科相らの事務所費問題を抱えた自民党は、小沢、角田両氏の追及に及び腰だ。「お互いさまだから、角田氏らを攻め立てれば、泥仕合になってしまう」(中堅議員)との懸念があるためだ。

 自民党の笹川尭党紀委員長は二十三日の党役員連絡会で、小沢氏を追及すべきだと提案したが、中川秀直幹事長は党改革実行本部で議論すると答えるにとどめた。

 自民党側が追及に消極的なのは、スキャンダルで審議時間を浪費すれば、二〇〇七年度予算案や国民投票法案などの重要法案の成立が危うくなるという危機感もある。

 今年は四月に統一地方選や参院補選、七月に参院選を控え、自民党内では「新年度予算が成立すれば、気分はもう選挙だ」という雰囲気が出来上がりつつある。ところが、内閣提出だけで九十本もの法案を抱えて、同党国対は、成立させる法案の絞り込みを余儀なくされている。

 国民投票法案や社会保険庁改革関連法案、教育改革関連法案など重要法案はめじろ押し。「スキャンダルを議論している暇はない」(自民党国対幹部)というのが本音だ。

■常に襟ただして 首相

 安倍晋三首相は二十三日、角田義一参院副議長の選挙対策本部が、約二千五百万円の政治献金を政治資金収支報告書に記載していなかった問題について「政治家は常に襟を正し、政治資金規正法にのっとって、国民から非難されることのないよう、信頼を失わないように常に心掛けていかなければならない」と述べた。

1153片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/24(水) 20:02:34
「イラク開戦判断は誤り」 防衛相、米大統領を批判
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007012401000365.html

 久間章生防衛相は24日午後、日本記者クラブで会見し、イラク戦争について「(イラクに)核兵器がさもあるかのような状況でブッシュ米大統領は踏み切ったのだろうが、その判断が間違っていたと思う」と指摘、ブッシュ大統領の開戦判断を批判した。

 さらに戦後処理についても「後をどうやってうまく処理するか、処方せんがないままだった」と述べた。

 7月で期限が切れるイラク復興支援特別措置法の延長問題については、主要国(G8)がイラクやアフガニスタンの復興支援などに参加している現状を挙げ「日本だけが何もしないでいいのか。(日本が撤退したら)足並みがそろわないのではないかという気がする。そういうことも判断の基準になってくる」と述べ、各国の動向を見極めることが重要との認識を示した。

(共同)

1154片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/24(水) 20:58:25
自民党:衆院16区・亀井善太郎氏、山崎派入り表明 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070124ddlk14010450000c.html

 昨年10月の衆院神奈川16区補選で当選した自民党の亀井善太郎氏(36)=無派閥=は23日、山崎派に入る意向を明らかにした。亀井氏は当選後、当面は派閥に入らない考えを表明していた。

 亀井氏は厚木市内で記者団に「無派閥での活動には限界がある。(派閥入りは)今後の政治活動にプラスになる。山崎派は父(故・亀井善之元農相)が作ってきた派閥で、世話になるのが適当」と話した。【佐藤浩】

毎日新聞 2007年1月24日

1155片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/24(水) 21:35:57
塩崎さんの言いたいことはわかるが、空気読めない系だな。

政府与党会議で、官房長官発言に集中砲火=「格差」を「新たな貧困」と言い換え
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007012400719

 24日開かれた政府・与党協議会で、塩崎恭久官房長官の格差問題に関する発言をめぐり、出席した与党幹部が一斉に反発する場面があった。
 塩崎氏は席上、非正規社員の低賃金などについて、「民主党が言うように格差ととらえるのでなく、『新たな貧困』ととらえたい。成長戦略を推し進め国民生活を底上げしていきたい」と発言。格差という言葉を使わないことを提案した。
 これに対し自民党の青木幹雄参院議員会長は「実際に地方には格差がある。政府・与党が格差問題に取り組んでいる姿勢を真正面から国民に示す必要がある」とかみついた。
 また、他の出席者からも「医療格差は(患者にとって)生きるか死ぬかの問題だ」(片山虎之助自民党参院幹事長)「農村、中小企業の格差問題が生じているところに(安倍晋三)首相や閣僚の現場視察も非常に大事だ」(二階俊博同党国対委員長)といった意見が相次いだ。
 さらに会議後、自民党幹部は「単なる言葉の言い換えは(国民に)問題から逃げているように思われる」と、塩崎氏の発言を厳しく批判した。

1156片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/25(木) 08:43:15
自民推薦以外の応援を批判=宮崎県知事選敗北で−幹事長代理
1月24日19時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070124-00000131-jij-pol

 自民党の石原伸晃幹事長代理は24日午後の記者会見で、党分裂選挙となって敗北した先の宮崎県知事選に関し「党本部推薦候補に対し、党員、所属国会議員、県会議員、市町村会議員はこぞって応援するのがルールだ」と指摘した。その上で、「もし、どうしてもその候補を応援したくないのであれば、離党するとか進退伺を出すとかけじめを付けて活動することを期待している」と述べ、党推薦候補を支援しなかった国会議員らを強く批判した。

1157片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/28(日) 09:56:36
「県初総理へ頑張って」
後援会の集い 塩崎官房長官にエール 讀賣愛媛

 就任後、初めてお国入りした塩崎恭久官房長官は27日、加戸知事をはじめ、支援者から次々と祝福を受け、「県内初の総理に」との期待の声も飛び出した。

 塩崎長官は、松山市旭町の知事公舎に加戸知事を訪ねた後、同市道後町の県民文化会館で開かれた後援会主催の「新春の集い」に出席。約2000人の支援者を前に、「4月には統一地方選、7月には参院選がある。脇をしめて頑張りたい」とあいさつした。

 山本順三参院議員は「将来、総理となるのではないか。活躍を心から期待している」、関谷勝嗣参院議員も「そのつもりで頑張ってほしい」とエールを送ると、会場からは大きな拍手がわいた。

 この後、記者会見した塩崎長官は、約4か月ぶりに地元に帰ったことについて「以前は毎週戻ることにしていたが、就任後はホームシック状態。帰れてよかったと思った」と言い、地方の活性化策について「最重要課題で、内閣を挙げて取り組む。経済が元気になるよう、焦点を当てていく」と述べた。

(2007年1月28日 読売新聞)

1158片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/28(日) 10:33:31
女性は『産む機械、装置』
講演で柳沢厚労相
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070128/mng_____sya_____016.shtml

 柳沢伯夫厚生労働相は二十七日、松江市で開かれた自民県議の決起集会で、「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と女性を機械に例えて少子化問題を解説した。

 柳沢厚労相は「これからの年金・福祉・医療の展望について」と題し約三十分間講演。出生率の低下に言及し「機械って言っちゃ申し訳ないけど」「機械って言ってごめんなさいね」との言葉を挟みながら、「十五−五十歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と述べた。

 厚労省は昨年十二月、人口推計を下方修正。この時、柳沢厚労相は「子供を持ちたいという若い人たちは多い。その希望に応えられるよう、できる限りの努力をしていきたい」と話していた。

 柳沢厚労相は同日夜、静岡県掛川市で共同通信の取材に応じ「人口統計学の話をしていて、イメージを分かりやすくするために子供を産み出す装置という言葉を使った」と説明。「(発言の後)すぐに、大変失礼なので、どういう言葉で取り消したか記憶にないが、取り消して話を続けた。その場で適切でないと、とっさに何度か言い換えた」と話した。

■『情けない』 批判相次ぐ

 女性は「産む機械、装置」−。柳沢厚労相が二十七日、集会で述べたこんな発言に、子育て中の母親や識者からは「反発を感じる」「本音が出た。情けない」など批判が相次いだ。

 一人息子を育てている生活コラムニスト、ももせいづみさんは「すごく反感を感じる。女性が出産するのは、少子化解消のためではなく、産めば幸せになるからでしょう」と顔をしかめる。「子供を持った女性がつらい思いをしたり損をしたりしない社会にするのが大切なのに…。育児を分かっていない人が政策を決めているのかと不安になる」

 ノンフィクション作家吉永みち子さんは「隠しておかなければいけない本音がつい出てしまった」とみる。「少子化対策は、なぜ女性が子供を持てないのかを深く考えなければいけないのに、旗振り役が女性を『産む機械』とみなしていたとは情けない。どんな対策案を出されても女性の側に立ったものと思えなくなる」と手厳しかった。

1159片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/28(日) 15:07:05
保守分裂なら推薦せず 宮崎の惨敗受け、公明党が方針
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070128/skk070128000.htm

 公明党は28日、国政選挙や首長選で自民党系の保守候補が複数立候補した場合は、党本部や県本部を問わず原則的に推薦を出さない方針を固めた。

 先の宮崎県知事選で二人の官僚出身候補が出馬し保守陣営が分裂、自民、公明両党が推薦した候補者が惨敗したことを踏まえた措置で、北側一雄幹事長もこの日のテレビ番組で「今回のことはわれわれも反省している。こういう場合は推薦をしないようにしないといけないと思っている」と述べた。

(2007/01/28 13:27)

1160片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/28(日) 19:27:54
森氏 宮崎知事選で執行部批判
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/28/k20070128000108.html

自民党の森元総理大臣は、徳島市での会合であいさつし、宮崎県知事選挙で、自民党の組織が2つの陣営に分かれ、推薦した候補者が落選したことについて「候補者一本化に向けた、党本部の指導に手抜かりがあったと思う」と述べ、党執行部の対応を批判しました。
この中で森元総理大臣は、宮崎県知事選挙について「地元の自民党が2つに割れなければ負けることはなかった。候補者を1人に絞るよう、党本部が指導したのかどうか、多少なりとも手抜かりがあったと思う。地元に任せることも大事だが、混乱していれば、中央が、どうするか、しっかり決めなければならない」と述べ、党執行部の対応を批判しました。また、森氏は、政府の教育再生会議が、いわゆる「ゆとり教育」の見直しなどを柱とした第1次報告をまとめたことについて「また詰め込み教育を行うというが、今、早急にしなければならないのは、優秀な学力を持つ人間を育てることではなく、規範精神を身につけた立派な人間を育てることではないか」と述べ、「ゆとり教育」の見直しに否定的な見解を示しました。

公明 自民分裂選挙は推薦せず
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/28/k20070128000109.html

公明党は、さきの宮崎県知事選挙の結果を受けて、今後、国政選挙や自治体の首長選挙で、自民党系候補者が複数立候補した場合は、原則として、推薦を出さない方針を固めました。
今月21日に行われた宮崎県知事選挙では、自民党の組織が2つの陣営に分かれ、公明党が、自民党とともに推薦した候補者が落選しました。これを受けて、公明党は、対応を協議した結果、今後、国政選挙や自治体の首長選挙で、自民党系候補者が複数立候補した場合は、原則として、党本部、各都道府県本部とも、推薦を出さない方針を固めました。こうした方針について、公明党幹部は「公明党が受けるダメージを回避するためだ」としていますが、自民党に対し、夏の参議院選挙で、勝敗の鍵を握るとされている定員1人の選挙区などで、結束した対応をとるよう、けん制するねらいもあるものとみられます。

1161片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/28(日) 19:28:37
鳩山氏 厚労相の発言を批判
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/01/28/k20070128000104.html

民主党の鳩山幹事長は、記者団に対し、柳沢厚生労働大臣が、27日の講演で行った、少子化問題をめぐる発言について「女性を、子どもを産む機械だとした発言は、女性に対して失礼だ」などと批判しました。
柳沢厚生労働大臣は、27日松江市で講演し、少子化問題に関連して「15歳から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と述べ、発言の直後、同じ講演の中で「機械と言って申し訳ない」などと謝罪しました。これについて、民主党の鳩山幹事長は、記者団に対し「たとえ、謝罪したとしても、厚生労働大臣が、女性を、子どもを産む機械だとした発言は、女性に対して失礼だ。子どもを産む産まないというのは、女性の、あるいは家庭の自由ではないか。子どもを産み育てやすい環境を作るのが、厚生労働大臣の役割であり、責任逃れの発言だ」と批判しました。また、共産党の市田書記局長は「厚生労働大臣としての資質に欠け、辞任に値する重大発言だ。少子化対策というなら、安心して子どもを産み育てられる環境を作ることが、政治の務めだ」とする談話を発表しました。さらに、社民党の福島党首は、東京都内で行った講演で「多くの女性たちも、子どもたちが幸せに生きていける社会だったら、もっと子どもを産もうと思うのではないか。柳沢大臣の発言は、最低の発言であり、こうした大臣の下で少子化対策を審議できるはずがない。柳沢大臣の辞任を求める」と述べました。

1162片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/28(日) 19:37:58
「女性は子どもを産む機械」発言が波紋 野党が辞任要求
2007年01月28日19時15分
http://www.asahi.com/politics/update/0128/009.html

 柳沢厚生労働相が27日、松江市での自民党県議の後援会の集会で、女性を子どもを産む機械や装置に例える発言をした。柳沢氏は28日、「話をわかりやすくしようとした。適切でなかった」と釈明したが、野党各党は会合での発言やコメントなどで一斉に批判し、厚労相の辞任を要求。安倍首相が力を入れている少子化対策の担当閣僚だけに、29日から本格化する国会論戦で追及を強めるのは確実だ。

 柳沢厚労相は27日の集会で、少子化問題にふれた際、「機械と言ってごめんなさいね」などの言葉を入れつつ、「15〜50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭でがんばってもらうしかない」などと発言したという。

 柳沢氏は28日、朝日新聞の取材に「人口推計の話をした時、(聴衆が)よく分からないようだったので例えて言った。(発言した)途端に、これはまずいと思い、失礼した、申し訳ないとお話しした」と釈明。女性への差別的な意識は「全くない」と否定した。

 だが、社民党の福島党首は28日、「絶対に言ってはいけない最低の発言で、辞任を要求する。女性は年金の財源を産むための機械ではない。発言は『国のために子供を産め』と言ったようなものだ」と辞任を求めた。

 共産党の市田忠義書記局長も「後で取り消したと言うが、最初の発言が本音だ。辞任に値する」と辞任を要求。民主党の鳩山由紀夫幹事長は「厚労相として子どもを産み育てやすい環境をつくってこなかった所に原因があるのに、非常にけしからん」とし、国民新党の亀井久興幹事長も「厚生労働相として全く不適切だ。国会で責任を追及したい」と批判した。

 安倍首相は2月上旬にも少子化対策に取り組むための「子どもと家族を応援する日本重点戦略検討会議」の初会合を開く。政権全体で少子化問題を重視する姿勢をアピールし、支持率下落が続く政権の浮揚に結びつけたい狙いだ。

 だが、担当閣僚である厚労相が女性軽視とも受け取れる発言をしたことで、29日の代表質問から本格化する国会審議で野党側が反発を強めることは必至。安倍首相にとって、出ばなをくじかれることになりかねない。

1163片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/28(日) 20:56:25
柳沢厚労相「機械」発言、野党が一斉批判…辞任要求も
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070128i112.htm?from=main1

 野党各党は28日、柳沢厚生労働相が「(女性は子供を)産む機械、装置」と発言したことについて、「厚労相として許されない発言だ」と一斉に批判した。

 共産、社民両党は厚労相の辞任を要求する考えを明らかにした。29日から本格的に始まる今国会の論戦にも影響を与えそうだ。

 関係者によると、柳沢厚労相は27日に松江市で開かれた島根県議の会合で講演し、「(女性という)産む機械、装置の数は決まっている。あとは1人頭で(多くの子供を産むように)がんばってもらうしかない」と発言した。厚労相はその場で「機械と言ってごめんなさい」と謝罪し、「産む役目の人」と訂正した。

 これに対し、民主党の鳩山幹事長は28日、都内で記者団に「女性に大変失礼な発言だ。女性に『がんばってもらうしかない』という発言も責任逃れで、厚労相として子供を産み育てやすい環境を作ってこなかったことが問題だ」と痛烈に批判。社民党の福島党首は同日、党本部での会合で「最低の発言だ。このような閣僚がいる内閣は是認しがたい」と強調した。29日にも辞任を求める文書を厚労相側に提出するという。共産党も「絶対に許されない発言だ。厚労相としての資格に欠ける。辞任に値する」とのコメントを発表した。

 一方、自民党の中川幹事長は28日の民放番組で「発言を言い直している。釈明したと理解している」と、問題はないとの認識を示した。ただ、公明党からは「穏当でない発言だ。気を付けて欲しい。首相が注意すべきだ」との声も出た。

(2007年1月28日20時28分 読売新聞)

1164片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/29(月) 16:13:40
下村副長官が与党に陳謝 教育関連法案めぐる発言で
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070129/skk070129004.htm

 下村博文官房副長官は29日開かれた与党国対委員長会談に出席し、前日のテレビ番組で教育再生関連3法案の今国会成立に必ずしもこだわらない考えを示したことに関し「日程がタイトなので日程的に厳しいということを言ったが、私の発言で迷惑をかけたかもしれない」と陳謝した。

 これに対し与党側は「国会の対応は与党できちんとやる」と不快感を伝えた。

(2007/01/29 15:10)

1165片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/29(月) 20:15:31
柳沢発言:政府幕引き狙うが、適格性に疑問の声やまず
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070130k0000m010019000c.html

 柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と表現した問題で、政府は安倍晋三首相の厳重注意、柳沢氏の陳謝・発言撤回による幕引きを狙う。しかし、女性を出産マシンに例えるセンスに対する批判はやみそうになく、波紋は広がり、厚労省内からも困惑の声が漏れる。柳沢氏は辞任を否定しているが、引き続き少子化担当閣僚としての適格性を問われそうだ。

 柳沢氏は27日、松江市での講演で「産む機械、装置の数は決まっており、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言した。近い将来、出産適齢期を迎える女性の数は今更増えない以上、1人当たりの産む数を増やさないと少子化に歯止めはかからない、という趣旨だ。50年後の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの数に相当)は、05年と同水準の1.26にとどまるという、新人口推計を説明する際に飛び出した。

 柳沢氏は29日、記者団に「会場の理解が十分でないように感じた。経済に携わってきたのでモノを生産する例なら(分かりやすい)との思いがよぎった」などと釈明。衆院本会議では「少子化対策に全力を挙げる」と辞任を否定した。政府・与党も「講演中直ちに発言を訂正している」として柳沢氏を守る意向だ。

 政府は近く少子化戦略会議を発足させる。児童手当など経済支援中心だった従来の対策を、働き方など生活の見直し重視に転換し、女性のライフスタイルを尊重し、仕事と育児の両立を可能にする対策を練る方針だ。

 柳沢氏もメンバーの一人だが、その矢先に女性を機械扱いしたとあって、野党は「国のために子どもを産めと言ったのと同じ」などと反発。社民党の福島瑞穂党首らは29日夕、国会内で柳沢氏に面会し、民主、共産、社民3党の女性議員28人全員の賛同を得た辞任要求書を手渡した。

 ところが、この際、柳沢氏は「娘たちにも男性と同じ教育を受けさせた」と発言し、逆にひんしゅくを買う始末。柳沢氏は同日、記者団に「私は女性に社会参加をするよう督励してきた。そういう考えの持ち主だ」と語る際も夫人を「家内」と表現し、古風なセンスは染みついているようだ。

 厚労省幹部は「昭和10年生まれ(71歳)ですから……。『機械』もうっかりでしょうが、女性に最も言ってはいけない発言」とため息をつく。柳沢氏も関連法案の国会審議への影響について「当然ある」と認めざるを得なかった。【吉田啓志】

毎日新聞 2007年1月29日 18時58分 (最終更新時間 1月29日 19時38分)

1166片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/29(月) 20:53:52
柳沢厚労相「女性は産む機械」発言問題 野党女性議員有志が直接辞任要求
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070129/20070129-00000459-fnn-pol.html

柳沢厚労相が27日、島根・松江市の自民党の集会で、出生率の低下に触れ、「女性は産む機械」と発言した問題で波紋が広がっている。
柳沢厚労相は27日、松江市で開かれた自民党の決起集会で、少子化問題に触れ、「機械って言っちゃ申し訳ないけど」などの言葉を挟みながら、「『産む機械』って言ったらあれだけれども、装置がですね、もう数は決まっちゃったと。機械と言ったら申し訳ないんだけども、(数が)決まっちゃったということになると、あとは1つの機械、その産む役目の人が一人頭で頑張ってもらうしかないんですよ」と発言した。
柳沢厚労相は、その場ですぐに訂正したというが、少子化対策のリーダーの発言に女性議員らの怒りが爆発している。
田中 真紀子議員は「ぽろりと本音が出たのだと思います。安倍さんがいくら何を言っても閣僚の中に古い意識、古い体制をずっとする人がいるということが明らかになった」と述べた。
社民党の辻元清美議員は「安倍さん試されていますよ。柳沢大臣を辞めさせるかどうか。あなたの女性に対する態度が示されていると思います」と述べた。
29日から始まった与野党の代表質問でも、この発言への批判が相次いだ。
安倍首相は「私としても不適切な発言と考え、今後、誤解を生じないように大臣に厳しく注意を促したところでございます」と述べた。
柳沢厚労相も、本会議で「女性の気持ちを傷つけた」と国民に対して謝罪した。
また、柳沢厚労相は、29日の釈明会見で「日ごろ、経済問題を考えてる人間ですので、ついつい経済との類似性ということで説明しようと思って」、「お母さんたちの数がほぼ決まってしまったということになると、今度は1人ひとりのお母さんに、できるだけたくさん子どもを産んでもらうということになりますと」と述べた。
一連の発言に対し、野党の女性議員有志は29日午後、柳沢厚労相に直接辞任するよう申し入れた。
社民党の福島 みずほ党首は、柳沢厚労相に対し、「私たちは辞任要求をいたします」と述べた。
さらに、与党の女性議員などからも批判の声が相次いでいる。
高市早苗少子化担当相は「もし使われたのであれば、大変不適切であると思います」と述べた。
自民党の野田聖子議員は「少子化の重大さをあらためて再認識してもらって、深く反省したうえで、再チャレンジしていただきたい」と述べた。

[29日20時32分更新]

1167片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/30(火) 00:02:14
タガ緩む安倍政権 不規則発言乱発、波乱含み国会幕開け
2007年01月29日23時38分
http://www.asahi.com/politics/update/0129/013.html

 安倍政権のタガの緩みが深刻だ。安倍首相が少子化対策で大号令をかければ、担当の柳沢厚労相が「(女性は)子供を産む機械」と失言。首相が通常国会で教育3法案の成立をめざすと明言すると、側近の下村官房副長官が会期内成立にこだわらないと公言。日米関係でも、久間防衛相が連日のように米政府批判を繰り返す。国会では29日から与野党の論戦が始まったが、内政と外交の主要課題で政府が次々に攻撃材料を野党に提供する負の連鎖が続く。

 「女性を機械に例えることは『産めよ殖やせよ』にも通じ、女性の人権を踏みにじるものだ」

 民主、共産、社民の野党3党の女性議員16人は29日、国会内で柳沢氏と会い、厚労相辞任の要求書を手渡した。柳沢氏は「女性の存在を否定するような発言をして傷つけたことは謝る」と平身低頭だった。

 これに先立つ衆院本会議では民主党の松本剛明政調会長から「驚き、嘆き、憤っている」と質問され、「国民の皆様、特に女性の方々におわび申し上げる」と陳謝。首相も小沢代表への答弁で「誤解を生じないように厳しく注意を促した」と発言せざるを得なかった。

 労働法制など重要法案を担う柳沢氏の失言だけに、野党は「辞任に値する発言だ」(市田忠義共産党書記局長)と勢いづく。参院選に向け、国会の滑り出しで主導権を握る可能性も出てきただけに、小沢氏は29日の会見で珍しく多弁だった。

 「どう釈明しても済む話じゃないだろうね。ちょっと国務大臣としてどうかな、ということになるんじゃないかな」

 政府・与党内の空気は冷ややかだ。

 高市男女共同参画担当相は国会内で記者団に「私は子供をほぼ授かれない体なので、機械なら不良品になっちゃう」と不快感をにじませ、猪口邦子前少子化担当相も「発言は完全に否定されなければならない」。

 女性だけではない。自民党の中川昭一政調会長は記者団に「極めて不適当。私から見てもびっくりするような言葉だ。少子化対策とかあり、担当大臣の発言はマイナスだ」と切り捨てた。

 首相官邸は「(厚労相)更迭という話ではない」(内閣官房幹部)と防戦するほかない。内閣支持率の下落が続く中、昨年末の佐田行革担当相に続いて、閣僚辞任の事態だけは避けたいからだ。しかも格差是正で民主党に攻め込まれるなか、少子化対策と労働法制はそれを押し返す材料なのに、担当閣僚の責任問題が浮上すれば混乱に拍車がかかる。

 29日に少子化対策の検討会議を設置すると発表した塩崎官房長官は「発言は不適切だが、直ちに訂正された。検討会議の主要メンバーとしてやってもらう」とかばった。首相も29日夜、記者団に「本来、大変高い見識をもった方ですし、今後職務に専念して頂くことで本人の人柄についてもだんだん国民の皆さまに理解して頂けるだろう」と語った。

1168片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/30(火) 00:05:46

 問題は「柳沢発言」にとどまらない。

 「私の発言で、ご迷惑をおかけしているかもしれません」。29日午前の自民党国会対策委員長室で、下村博文官房副長官は与党国対幹部らにこう切り出した。

 下村氏は28日のテレビ番組で、首相肝いりの教育関連3法案について「成立してもらいたいとは思うが、柔軟に考えてもいいのでは」と発言した。夏の参院選を控え、国会日程が窮屈なことをにらみ、成立しない場合の予防線をはったつもりだったが「腰砕け」の印象はぬぐえない。

 公明党の漆原良夫国対委員長は29日、記者団に「首相は今国会を『教育再生国会』と言っているからメーンテーマのはず。出す前から3本通すのは難しいと言うんじゃ、何なんだという話になる」。結局、安倍首相は同日夜、記者団に「当然、成立を期して提出を急いでいきたい」と語り、発言を修正した。

 就任後、ずっと続いているのが久間防衛相の米政府批判だ。27日の長崎県諫早市の講演では在日米軍普天間飛行場の移設案に絡んで米国に対し「偉そうなことを言ってくれるな」と発言。久間氏は24日にもイラク戦争開戦の米国の判断を「間違っていた」と批判し、26日に塩崎氏が注意したばかり。米政府はイラク発言について日本政府に照会、首相が「外交の要」と重視する日米関係に影を落としかねない。

 首相が重視する課題に自ら水を差す発言が政府内から相次ぐ非常事態に、塩崎氏は29日の記者会見で「決して言いたい放題を許している内閣ではない」。

 こうした状況の中、今度は逢沢一郎衆院議院運営委員長の公選法違反の疑いも浮上した。こちらも与野党の利害を調整する立場だけに、国会運営への影響は深刻だ。

 首相は同日の自民党役員会で「緊張感を持ってやってほしい」と語った。近年の選挙では、何を争点にするか、主導権をとった方が有利なのだが、首相自らが政権課題を設定しても、政府・与党内の足並みの乱れがすぐに表面化する悪循環から抜け出せない。首相の求心力の低下が、政権のタガの緩みにつながっているのも確実だ。

 民主党幹部は次々、攻撃材料が出てくる現状に、思わずこう漏らした。「ぼろぼろだ。安倍政権はもうダメだな」

1169片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/31(水) 10:18:42
なるほどそういうことか。

181 名無しさん@七周年 New! 2007/01/31(水) 09:25:11 ID:UhfMfMmvO
「女性が子供を産んでくれない」って発言がそもそも失格
まるで女性のワガママで少子化になったと言わんばかりだ
そりゃ反発もくらうだろうさ
産みたがってる女性はたくさんいるのに、
様々な外的・内的要因がそれを妨げているのが現状で、
そこをなんとかしなくちゃいけないのに
「女が一人頭で産む数増やせばおk」なんて、
単純思考にもほどがある



387 名無しさん@七周年 New! 2007/01/31(水) 10:11:45 ID:UhfMfMmvO
確かに物理的に子供を産むのは女性だが、
そもそも子供作るかどうか、産ますかどうかの意思決定には
男性側の経済力と決断力に担うところが大きい
って要素は大臣の発言では考慮されてないっぽいんだよな
発言からは「男性は子供を欲しがってる」という暗黙の大前提が見え隠れしてる
この男性側の少子化に対する問題に言及せずに、
女性にのみ処理wを押しつけているような発言だから
叩かてれるんじゃねーの

1170片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/31(水) 13:57:01
柳沢厚労相:辞任論拡大「参院選前に早く辞めた方が…」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070131k0000e010097000c.html

 柳沢伯夫厚生労働相が「女性は産む機械」と発言した問題で、与党内の辞任論は31日午前、参院自民党を中心にさらに広がった。

 参院自民党の矢野哲朗国対委員長は塩崎恭久官房長官と会い「(柳沢氏が辞任しなくても)06年度補正予算案は野党欠席のまま成立させることができるかもしれないが、07年度予算案の審議に野党が欠席したらどうなるか」と、柳沢氏辞任がなければ国会の混乱は必至との見方を示した。さらに「参院選の前に自民党にマイナスになることは(参院自民党として)させない」と、柳沢氏の続投は容認できないとの考えを伝えた。

 その他の参院自民党幹部も同日午前、「辞めるなら早く辞めた方がいい」「後は本人の判断だ」などと突き放す声が相次いだ。

 一方、安倍晋三首相は31日午前の参院本会議で「厚労相の発言は極めて不適切で、厳重に注意した。多くの女性の心を痛めたことに対し、私も深くおわび申し上げます」と陳謝。柳沢発言で首相自身も謝罪したのはこれが初めてで、任命責任を認めた形だ。

 ただ、首相は「厚労相は深刻に反省しており、国民の信頼を得られるよう職務を全うしてもらいたい」と続け、改めて辞任を否定。柳沢厚労相も「不適切な表現を用い、女性の方を傷つけたことについて改めて深くおわびしたい」と述べた。

 本会議に先立って、首相は片山虎之助参院自民党幹事長や公明党の太田昭宏代表らに電話で「柳沢厚労相のことでいろいろご迷惑をかけているが、柳沢氏には(閣内に)残ってもらいますから」と柳沢氏更迭の意思がないことを伝えた。

 これについて、参院幹部の1人は「柳沢氏も辞めろと言われて辞めるわけにはいかないだろう。タイミングの問題だ」と述べ、重ねて柳沢氏辞任を促した。柳沢氏を擁護する首相官邸と早期の自発的辞任を期待する参院自民党との間のズレが露呈しつつある。

 一方、自民党の二階俊博国対委員長と公明党の漆原良夫国対委員長ら衆院側の与党幹部は同日午前、東京都内のホテルで会談し「柳沢氏は辞任する必要はない」との認識で一致。首相の意向にあわせる構えを示した。

 二階氏らは今後の国会運営についても協議。民主、社民、国民新党の野党3党が審議に応じなくても、同日午後、衆院予算委員会で07年度予算案と06年度補正予算案の趣旨説明を予定通り行う方針を確認した。

毎日新聞 2007年1月31日 13時23分

1171片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/31(水) 13:57:43
厚労相発言、与党内で「辞任やむなし」強まる
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070131it06.htm

 柳沢厚生労働相が女性を「子供を産む機械」に例えた問題で、与党内で31日、柳沢氏の辞任もやむを得ないとの声が強まった。

 参院自民党幹部は国会内で記者団に「(柳沢氏は)辞めないなら辞めないでいいが、辞めるなら早い方がいい」と述べた。別の参院幹部は「後は本人の判断だ」と指摘した。

 自民党の矢野哲朗・参院国会対策委員長は31日昼、国会内で、塩崎官房長官と会談し、「06年度補正予算案の審議は乗り越えても、07年度予算案の審議はもたない。参院選にもマイナスだ」と述べ、辞任を含めた厳しい対応が必要との考えを伝えた。塩崎氏は「(職務を全うしてもらうとの)既定方針で理解をしてほしい」と述べた。別の同党閣僚経験者も「すぐ辞めるべきだ。かばい続けると、矛先が首相に向けられる」と述べた。

 安倍首相は31日午前の参院本会議で「私も深くおわびする。柳沢厚労相も深刻に反省しており、国民の信頼を得られるよう全身全霊を傾けて職務を全うしてもらいたい。国民の理解をたまわるようお願いする」と述べた。これに先立ち、首相は参院自民党幹部に電話をかけ、「(柳沢氏を)内閣に残したいので理解して欲しい」と要請した。

 柳沢氏は31日朝、都内の議員宿舎で記者団に「本当に深く反省している。これからもしっかりやっていきたい」と述べ、引き続き閣僚としての職務を果たす意向を示した。

 自民、公明両党の幹事長、国対委員長らは同日午前、都内のホテルで開いた会合で「発言は不適切だったが、その場で謝罪、撤回し、国会で再三反省の弁を述べている」として、辞任の必要はないとの考えで一致した。また、同日午後に衆院予算委員会で開かれる2006年度補正予算案審議について、民主党などが欠席しても、粛々と進め、2月2日の委員会採決、衆院通過を目指す方針を確認した。

 公明党の北側幹事長は記者会見で「厳しい意見があるのは当然だが、閣僚辞任とは別の問題だ。政府・与党が結束して対応しなければならない」と語った。

 一方、民主、共産、社民、国民新の野党4党の国会対策委員長は31日午前、国会内で会談し、柳沢氏の辞任を求める方針を確認した。民主、社民、国民新の3党は柳沢氏が辞任しなければ、衆院予算委の審議に応じない方針だ。

(2007年1月31日13時44分 読売新聞)

1172片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/31(水) 13:58:46
「国民に深くおわび」安倍首相が謝罪 柳沢氏発言で
2007年01月31日13時17分
http://www.asahi.com/politics/update/0131/004.html

 安倍首相は31日午前、参院本会議での代表質問の答弁で、柳沢厚生労働相が「女性は子どもを産む機械」と発言した問題について、「閣僚の発言は重く、多くの女性の心を痛めたことに、私も深くおわびする」と謝罪した。閣僚の問題発言をめぐり、任命権者の首相が国民に謝罪するのは極めて異例だ。ただ、柳沢氏の進退については「国民の信頼を得られるよう、全身全霊を傾けて職務を全うしてもらいたい」とし、更迭する考えはないことを改めて強調した。

 首相は、谷博之氏(民主)の質問に答えた。「極めて不適切な発言だ。厚労相には厳重に注意した」と述べたうえで、「国民に深くおわびし、ご理解を賜るようお願い申し上げる」と2度にわたって謝罪した。

 また、柳沢氏も答弁の中で「改めて深くおわびする」と謝罪した。だが、自らの進退については31日朝、記者団に「これからしっかりやっていきたい」と語った。

 自民、公明両党の幹事長、国対委員長らは同日朝、対応を協議し、「辞任の必要はない」との認識で一致。自民党の二階俊博国対委員長は記者団に「与党も本来の職務に精励されることを期待している」と語り、公明党の北側一雄幹事長も記者会見で「ぜひ大臣として責任をまっとうして頂き、信頼回復に努めてほしい」と述べた。

 ただ、参院自民党幹部は同日朝、「本人が決めることだ」と述べ、早期決着を求める考えを示した。参院自民党の矢野哲朗国対委員長は同日午前、二階氏に「深刻な状況だ。このままでは予算審議をできない」と申し入れた。

 また、民主、共産、社民、国民新の野党4党は31日午前、国対委員長会談を開き、一致して柳沢厚労相の辞任を求めていくことを確認した。

1173片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/31(水) 13:59:52
自民参院、厚労相辞任促す 首相と与党執行部は擁護 '07/1/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200701310152.html

 自民党の矢野哲朗参院国対委員長は三十一日午前、二階俊博国対委員長と国会内で会い、柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と発言した問題について、辞任を含めた早期の対応が必要との考えを伝えた。

 これに先立ち、自民党の中川秀直、公明党の北側一雄両幹事長ら与党幹部は都内で会合し、辞任の必要はないとの認識で一致。安倍晋三首相も同日の参院本会議で野党の罷免要求を拒否したが、与党内では「もうかばいきれないのではないか」との辞任論も広がりつつあり、首相は厳しい判断を迫られそうだ。

 矢野氏は二階氏との会談で、柳沢氏への世論の厳しい批判を踏まえ「二〇〇六年度補正予算案が成立するまではもつかもしれないが、その後の国会運営を考えると(混乱の激化など)最悪の事態になりかねない」として、早期の事態収拾が必要との見解を示した。

 与党幹部の会合では、野党の審議拒否への対応に関して「緊急を要する補正予算と柳沢氏の発言は別問題であり、審議拒否は国民の理解を得られない」として、粛々と審議を進めることを確認。一方で、各幹部からは「安倍首相を守る観点から、閣僚は発言を慎重にしてもらいたい」との意見が相次いだ。

 北側氏はこの後の記者会見で「発言自体は女性の人格を大きく傷つけるものだ。大変遺憾で(公明党内に)厳しい意見があるのは当然だが、閣僚辞任とはまた別問題だ」と指摘。ただ二月四日の愛知県知事選、北九州市長選には「影響なしと言えない」と述べた。

1174片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/31(水) 17:00:02
深刻!柳沢問題…"とても参院選戦えない"と舛添議員
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070131/20070131-00000022-ann-pol.html

 「女性は子供を産む機械」と発言した柳沢厚生労働大臣の問題で、共産党を除く野党側は、罷免を求めて、予算審議の拒否も辞さない構えです。一方、与党内からも辞任論が出始めています。

 自民党・舛添要一議員:「とても参院選は戦えない」
 公明党・浜四津代表代行:「非常に不適切で、大変、遺憾に思っている。女性政策や子育て支援に一番責任を持っているトップリーダーの方ですから、もう少し様子を見させて頂きたい」
 与党内では、参議院を中心に、選挙への危機感から突き放した見方が広がっています。一方、野党側は国対委員長会談を開いて、柳沢大臣が辞任しない限り、31日からの予算審議に応じない方針を確認し、攻勢を強めています。
 民主党・高木国対委員長:「(Q.予算審議には応じないのか)私たちは、予算審議の前に、ぜひご決断を頂けるものと期待している」
 しかし、安倍総理大臣は31日の本会議でも、「今後、全身全霊を傾けて、職務を全うしてもらいたい」と罷免要求に応じない考えを強調しました。安倍総理は31日朝、ある参議院自民党幹部に対し、「ご迷惑をかけるが、よろしくお願いします」と、わざわざ伝えたほどです。安倍総理も野党側も、一歩も引かない展開となっています。

[31日13時28分更新]

1175片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/31(水) 21:18:38
衆院予算委:野党4党が欠席、与党単独で審議スタート
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070201k0000m010111000c.html

 柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言を受け、厚労相の罷免を求めている民主、共産、社民、国民新党の野党4党は31日、今国会最初の衆院予算委員会を欠席した。自民、公明両党は与党単独で委員会を開き、尾身幸次財務相が06年度補正予算案と07年度予算案の趣旨説明を行い、予算委は冒頭から野党不在という不正常な形で審議が始まった。与党内にも参院自民党を中心に辞任論が広がっており、国会は緊迫した状況となっている。

 野党は当初、審議拒否しない考えを示していた共産党も民主党などに同調、4党とも厚労相が辞任しない限り審議に応じない構え。衆院予算委は2月1日午前から与党の質問を予定しており、与党は野党が欠席しても単独で審議を進める方針だ。通常国会の予算委員会で冒頭から野党が欠席したのは、衆院の定数削減法案をめぐって混乱した00年以来。

 一方、参院予算委は31日の理事会に野党側が欠席したため、同日の委員会開催を見送った。自民党参院国対幹部は「急ぐ必要はない。衆院の状況を見て対応を判断する」と話している。

 これに関連し安倍晋三首相は31日夜、記者団に「(予算案は)国民の生活にも直結するから、ぜひとも審議に応じてほしい」と述べ、野党をけん制。柳沢氏の進退については「仕事を進めていくことで国民の信頼、理解をいただきたい」と辞任の必要はないとの考えを改めて示した。【衛藤達生】

毎日新聞 2007年1月31日 20時51分

1176片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/01(木) 10:59:55
救えぬ失言 柳沢厚労相「産む機械」 首相が謝罪
2007年02月01日07時55分
http://www.asahi.com/politics/update/0201/007.html

 安倍首相が国会で異例のおわびをし、「子どもを産む機械」発言の柳沢厚労相を守る姿勢を鮮明にした。閣僚にとどまれば国会審議に影響を及ぼし、選挙にもマイナスになる。一方で、辞任となれば政権が深い傷を負う。「前門の虎、後門の狼(おおかみ)」(ベテラン議員)という状況で、首相は退かない道を選んだ。だが、選挙を控えた参院議員を中心に辞任論は収まらない。首相の決断にもかかわらず辞任に追い込まれれば、政権そのものに深刻な打撃となる。与野党だけでなく、与党内の綱引きはなお続く。

■「辞任も続投も地獄」

 31日朝、首相と塩崎官房長官は手分けして、与党の幹部に電話をかけまくった。「ご迷惑をおかけしていますが、柳沢さんは閣内で頑張ってもらいたいと思います」

 官邸として柳沢氏を守る方針を伝え、与党内の調整を依頼したのだ。辞任要求は前夜から、野党だけで収まらなくなっていた。

 柳沢氏を守る道を選んだのは、辞任を受け入れれば一閣僚の交代にとどまらなくなる恐れがあるからだ。昨年9月の政権発足以降、首相は人事の失敗が続いた。12月には本間正明政府税調会長や佐田玄一郎行政改革担当相の不祥事が相次いで発覚し、ともに辞任に追い込まれた。2人目の閣僚辞任となれば「内閣が崩壊する」(厚労相経験者)との危機感が広がる。

 「閣僚の発言は重く、多くの女性の心を痛めたことに、私も深くおわびする」。首相は31日の参院本会議で「おわび」を繰り返し、頭を下げた。周辺は本会議後、記者団に「首相の謝罪はめったにないこと。その重みを受け止めてほしい」と幕引きを強調した。

 だが、守ることへの不安がないわけではない。厚労相が矢面に立つ厚生労働委員会には、社会保険庁改革関連法案や最低賃金法、パート労働法改正案などが山積みだ。柳沢氏が続投すれば審議がままならなくなり、軒並み継続審議に追い込まれる可能性が高いとの見方が政府内でも強い。

 昨年9月に63%あった内閣支持率も1月には39%まで落ちた。30%台は「危険水域」とも言われており、これ以上の支持率低下も大打撃だ。

 首相周辺はこう漏らした。「辞めさせるのも地獄だけど、辞めさせないのも地獄だな」

■「女性を敵に戦えぬ」

 自民、公明両党の幹事長、国対委員長らは31日朝、「本人はその場で気が付き、反省して謝っている。辞任の必要はない」と柳沢氏の続投を確認した。これで与党内は収まるはずだった。

 ところがこの後、参院自民党の矢野哲朗国対委員長が二階俊博国対委員長、塩崎官房長官に相次いで面会を求め、辞任を含めた対応を迫った。「首相の判断は受け止めるが、参院選にマイナスになるような国会運営はできない」

 参院自民党で辞任論が消えないのは「女性を敵に回して選挙を戦えるはずがない」(幹部)との懸念に加え、3年前の「トラウマ」があるからだ。参院での年金改革関連法案の強行採決をきっかけに批判が強まり、直後の参院選で敗北。野党が辞任を求めて審議拒否を貫いたら、04年の再現になるのでは……。

 ただ、首相がおわびまでしたにもかかわらず、柳沢氏を引きずりおろせば、政権を倒す引き金にもなりかねない。与党内にも「首相に波及して共倒れになる」(公明党幹部)との意識は広がっている。参院自民党幹部からも「首相が決断したんだから仕方ない。野党から言われて辞めるわけにもいかない」との意見も出ている。

 こうした中、与野党が熱い視線を注ぐのが、4日投開票の愛知県知事選と北九州市長選だ。ともに与野党対決型で、愛知県知事選は与党推薦候補が優位とみられてきた。だが、柳沢氏の失言問題で局面が変わる可能性があると、双方がみているのだ。

 「愛知で負けたら大変だ。負ける理由はこの件しかない」。参院自民党幹部はこう語り、勝てば続投容認、負ければ辞任やむなしという流れになるとの見方を示した。

1177片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/01(木) 11:00:47
■候補予定者も動揺

 参院選を半年後に控えた与党の新顔立候補予定者にも、動揺が広がっている。

 1月30日昼。三重選挙区から自民党公認で立候補予定の小野崎耕平さん(37)が地元の集会で、「少子化対策を何とかしたい」と訴えると、参加していた30代女性から厳しい声が返ってきた。

 「大臣の発言は不愉快。取り消したといっても、普段からそう思っているから出たんだろう」

 返す言葉がなかった。

 公明党の比例区立候補予定者の山本博司さん(52)が先月末、地元四国で開いたミニ集会でも、柳沢発言への批判が相次いだ。

 「常識では考えられない」「女性を侮辱するひどい発言だ」……。

 苦言を聞かされるたびに、ただうなずくしかなかった。「ああいう(発言が出る)体質の自民党に対して、公明党は言うべきことを言ってほしい」とも言われた。

 比例区から自民党公認で出馬する予定の石井みどりさん(57)は、辞任を求める声が上がっていることについて「当然でしょう」と言い切る。

 柳沢氏の地元静岡県の反応は複雑だ。自宅がある掛川市の40歳代の女性市議は「あの柳沢先生がと、びっくりした」。地元では「愛妻家」として知られているという。

 袋井市にある地元の事務所には、辞任を求める電話が十数本かかってきたという。党袋井支部長の藤城一英市議は「先生のお母さんは8人の子を大変な苦労をして育てた。そのことが頭のどこかにあり、女性に頑張って産んでほしいという思いが出たのではないか」とかばった。

1178片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/01(木) 12:17:22
自民議員“産む機械”で選挙不安
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/02/01/05.html

 柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と発言した問題をめぐり、辞任を求める声は31日、与党内でも拡大した。「辞任の必要なし」とする安倍晋三首相に対しても批判が噴出。7月の参院選を控えた自民党の舛添要一、大仁田厚両参院議員はスポニチの取材に「これでは選挙が戦えない」と語った。

 前回の01年に比例で最多の約159万票を集め、7月の参院選も比例で出馬する舛添氏は「女性票に響く発言だ。これでは票が集まらない。とても参院選を戦えない。(柳沢氏には)自身で政治的判断をしてほしい」と厳しく指摘。また、同じく比例で出馬予定の大仁田氏は「これで戦うのは無理。日に日に女性票が離れていってしまう。そのまんま東氏(東国原英夫・宮崎県知事)だって女性票をかなり集めたのに。柳沢氏は安倍内閣のことを考えて判断をしてほしい」と語った。

 津島派の運営幹事会でも参院選への影響を懸念する声が噴出。同派の笹川尭副会長は会合後、「消しゴムで消せない言葉がある。自ら身を処せば、内閣支持率も回復する可能性がある」と自発的辞任を求めた。公式な辞任要求の動きもあった。自民党の矢野哲朗参院国対委員長は二階俊博国対委員長と国会内で会い、国会運営への影響は避けられないとの立場から「辞任を含めた対応が必要」との考えを伝えた。

 しかし、自民党の中川秀直、公明党の北側一雄両幹事長ら与党幹部は都内での会合で「辞任の必要はない」との認識で一致。安倍首相もこの日の参院本会議で野党の罷免要求を拒否。電話で柳沢氏に「辞める必要はない」と伝えたとの情報も流れた。

 昨年9月に発足したばかりの安倍内閣だが、すでに佐田玄一郎前行政改革担当相が政治資金収支報告書の虚偽記載疑惑で昨年12月に引責辞任。自民党内では「安倍首相は2人目の辞任を出すと任命責任論が起きる。何とか柳沢氏の辞任は阻止したいと思っているようだ」との見方が強い。

 しかし、参院選を控える立場からは「首相も当事者もきちんと判断してしかるべきだ」との首相批判まで上がる。さらに「官邸は当初、この(柳沢氏の)発言のどこが悪いのか?と言っていたらしい」とあきれ顔で話す議員もいた。

1179片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/01(木) 20:41:28
柳沢発言:自民、結論は知事選後に先送り
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070202k0000m010072000c.html

 柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言に伴う進退問題は、安倍晋三首相が厚労相を更迭する考えのないことを繰り返し明言したことから、決着は4日の愛知県知事選と北九州市長選後に先送りされる見通しとなった。与党は一応「罷免の必要はない」で意思統一しているが、徹底抗戦を続ける野党との緊張が高まっており、選挙結果が辞任論の再燃を左右することになりそうだ。

 「柳沢大臣を守る、安倍内閣を守る、ということで理解と協力をいただきたい」。自民党町村派会長の町村信孝前外相は1日、同派総会で厚労相の擁護論を展開した。

 町村氏はここ数日、各派の領袖クラスと相次ぎ対応を協議。「あれで辞めなければならないなら内閣が持たない。負の連鎖になる」と危機感を訴え、事態沈静化に努める首相官邸を党側から支えた。青木幹雄参院幹事長にも電話し、辞任論の発信源となっている参院自民党内の動きを収めるよう要請。青木氏は「私はひと言も(辞めろとは)言っていない」と応じたという。

 首相は1日の衆院予算委員会で「少子化対策などを着実に推進することで国民の信頼を得るべく努力してほしい」と重ねて答弁し、あくまで厚労相を擁護する姿勢を示した。安倍内閣では昨年末に佐田玄一郎前行政改革担当相が辞任に追い込まれたばかり。2人目の閣僚辞任となれば、首相の求心力が地に落ちかねないとの危機感が背景にある。公明党も「仕事でお返しすることが大事だ」(太田昭宏代表)と、首相の意向を尊重する姿勢を示している。

 ただ、これで事態が収まったわけではない。野党の審議拒否戦術に対し、自民党内には「今回は大義は野党にある。世論も野党に理解を示すのではないか」(参院幹部)との懸念が強い。中川秀直幹事長は1日、青木氏らと国会内で会談した際、4日の知事選、市長選について「世論調査結果に厚労相発言の影響は出ていない。粛々と国会運営に当たっていく」と訴えたが、党内には依然厳しい見方が強い。

 夏の参院選を控え、参院自民党幹部からは「今週だったはずの修羅場が来週に延びただけ」「4日の選挙結果次第だ」などの声が出ており、早期辞任を求める声がくすぶっているのが実態だ。【鬼木浩文】

毎日新聞 2007年2月1日 19時49分

1180片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/01(木) 23:49:35
厚労相辞任論くすぶる 愛知知事選で再燃も
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007020101000589.html

 柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と発言した問題をめぐり、与党内では1日、辞任を求める声がくすぶった。安倍晋三首相は事態の沈静化を図っているが、与党幹部らからは4日の愛知県知事選、北九州市長選の結果次第では、辞任論が勢いを増すとの指摘が相次いだ。

 国会は、柳沢氏更迭を求める野党が審議拒否戦術を続け、2006年度補正予算案の審議が行われた衆院予算委員会などを欠席した。しかし自民、公明両党は補正予算案を2日に与党単独で衆院通過させ、5日にも成立させる構えで、攻防激化は必至の情勢だ。

 自民党山崎派の山崎拓会長は1日の派閥総会で、柳沢氏の進退に関し「世論の動きを十分に見ながら対処した方がいい。バロメーターとしては愛知県知事選、北九州市長選がある」と選挙結果を見極め判断すべきだと強調した。

 自民党の閣僚経験者は「柳沢氏の続投には両選挙での2勝が必要。1勝1敗では野党が攻勢を強め、2敗なら終わりだ」と指摘。町村、古賀両派は柳沢氏擁護で一致したが、谷垣、伊吹両派の総会では「辞任を決断すれば終わることだ」「参院選を前にどこまで守りきれるのか」と辞任を促す意見も出た。

(共同)
(2007年02月01日 20時33分)

1181片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/02(金) 15:31:04
厚労相「産む機械」発言に県内女性ら猛反発 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&amp;blockId=321388&amp;newsMode=article

 柳沢伯夫厚生労働相が女性を「子どもを産む機械」と発言した問題をめぐり、県内で男女共同参画社会づくりを目標に活動する人や不妊治療経験者などが、失望と反発の声を上げている。少子化対策に取り組むトップの失言に「辞任見送りで済む問題ではない」と手厳しい指摘も出ている。

 県翼の会の後藤明子代表は「男女共同参画が地域に浸透していないと感じる場も多く、『やっぱり』と悲しくなった」と憤る。少子化は社会全体の問題とし、女性だけに責任を追わせる発言に反発する。

 不妊治療を3回行い、ようやく妊娠が確認できたという佐賀市の30代女性は「子どもがほしい一念で通院している人も多く、厚労相のような言い方はしてほしくなかった。女性はモノでも機械でもない、失礼だ」と不満をあらわにする。

 一人で息子2人を育てたという神埼郡内の女性(53)は「一生懸命子育てを頑張る母親を含め、女性をばかにしている」と憤慨。自民党本部にも抗議の電話を入れたという。長年の与党支持者というが「選挙をボイコットして抗議する」と声を荒げた。

 県立女性センター「アバンセ」の広岡守穂館長も「次世代対策、少子化対策を政府が推進していくのであれば、更迭は避けられないはず」とけじめ論に言及した。

 佐賀市のNPO「地球市民の会」の古賀武夫会長は「暴言だ」とした上で、「女性の社会進出が進む中、この問題を機に子育てを頑張る母親を社会がもっと認めるべきだ」と話した。
02月02日更新

1182片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/02(金) 19:34:24
柳沢厚労相:「産む機械」発言 小金井市議会議長、辞任求め声明 /東京
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tokyo/news/20070202ddlk13010372000c.html

 ◇安倍首相らに送付

 柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言について、小金井市議会の鈴木洋子議長(所属、市議会公明党)は1日、柳沢厚労相の辞任を求める議長声明を、同相と安倍晋三首相に送付した。国会では野党が強く辞任を迫っているが、地方議会からも同様の厳しい声が上がった。

 鈴木議長は声明文で「21世紀の女性は多様な生き方をしており、子どもを産むか産まないかは本人が決めること。国の政策や、第三者が口をはさめるものではない。大臣の人間的資質が問われる」「世界の有知識者は『21世紀は女性の時代』と位置づけている。あまりにも時代認識のない女性べっ視発言」と強く批判。「柳沢大臣の自らの潔い辞任を求めるとともに、戦後生まれの総理である安倍総理大臣の英断を求める」と訴えている。【金田健】

毎日新聞 2007年2月2日

1183片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/03(土) 10:47:53
柳沢発言問題:3割が「辞職すべきだ」自民党都道府県連
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070203k0000m010111000c.html

 柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言をめぐり、毎日新聞は1〜2日、自民党の47都道府県連の三役らにアンケート調査を実施した。約3割が厚労相を「辞職すべきだ」と答え、発言を「許されない」と答えた幹部は約7割にのぼった。全体的に厳しいトーンで、間近に迫った統一地方選や参院選への影響が「ある」との回答も5割だった。【まとめ・亀田早苗、林知生、柿沼秀行】

 「発言をどう考えるか」「責任のとり方」「統一地方選や参院選への影響」の3つの質問に三者択一で答えてもらい、理由は自由に述べてもらった。「無回答」「回答拒否」の都県を含め、全都道府県連の会長1人、幹事長39人、総務会長4人、政調会長3人に取材した。

 発言について、「許されない」の回答は32人で、「謝罪すれば許してもかまわない」は8人、「問題がない発言」は0人だった。

 「許されない」理由は、「女性軽視」(宮崎)、「人を『機械』と表現すること自体問題」(秋田)、「時代錯誤」(島根)、「厚労相として言っていい言葉ではない。トップとして許されない」(北海道)−−など。

 「許してもかまわない」理由は、「すでに謝罪し、国民にも説明」(香川)など、謝罪が済んでいるとの意見が多かった。「表現が独り歩きし、ためにする議論」(兵庫)、「本人が受けた古い教育環境もある」(熊本)との意見も。

 責任の取り方では、「辞職すべきだ」は13人。「辞職すべきでない」は12人、「そもそも問題はない」は1人だった。

 選択肢を選ばない人が多く、「出処進退は自ら判断すべきだ」という旨の回答が11人。「内閣が決めること」(千葉)、「国民がどう考えるかによる」(島根)もあった。「自ら判断すべきだ」とした中でも、「厚労相としては不適格。自分の言葉に責任を」(京都)などの注文があった。

 「辞職すべきだ」理由では、「担当大臣でもあり、軽い発言は許されない」(佐賀)など、職責の重大さに触れた意見が大半。「仲間としては守ってあげたいが、党のイメージが悪くなる」(長崎)といった声もあった。

 「辞職すべきではない」理由は、「反省を政策で示すべきだ」(大阪)など、職責を果たすことで責任をとるべきだとする意見が多く、「野党は政争の具にしようとしている」(栃木)とする声も。

毎日新聞 2007年2月2日 21時59分 (最終更新時間 2月3日 0時31分)

1184片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/04(日) 00:50:43
むしろ愛知知事選終わったあとに更迭要求もあるんかいな?

公明、「産む機械」柳沢氏を責めきれぬ事情 '07/2/4
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200702040138.html

 公明党は、柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と発言した問題をめぐり、発言内容を「とんでもない」(太田昭宏代表)と批判しつつも、辞任論は『封印』し擁護姿勢を続けている。

 佐田玄一郎前行政改革担当相が政治資金の不適切処理で辞任したばかりだけに、柳沢氏まで更迭すれば安倍政権が瓦解寸前となり「続投方針への批判よりも、大きなダメージを受ける」(党幹部)と踏んでいるためだ。

 ただ自民党内でも辞任論がくすぶる中で擁護姿勢が際立てば、統一地方選、参院選に向けて「悪影響が出かねない」との警戒感があるのも事実。四日の愛知県知事選や北九州市長選の結果次第では自民党内に辞任論が再燃する事態も想定され、公明党としても両選挙の行方を注視する方針だ。

 一月三十一日、安倍晋三首相から柳沢氏を続投させたい考えを電話で伝えられた太田代表は「発言を反省した上で、柳沢氏には少子化対策や子育て支援などによりいっそう力を注いでほしい」と首相方針を了承した。

 浜四津敏子代表代行も「女性に対する侮辱だ」と不快感をあらわにしながらも、進退に関しては「働く女性の支援、子育て支援にしっかり取り組んでもらいたい」と述べるにとどまっている。

 一方で「公明から送り出した閣僚の発言ならすぐに交代させている」との指摘もある。「すべては統一地方選と参院選のプラスになるかどうかだ」(党幹部)というのが公明の判断基準。四日の愛知、北九州での投票行動分析で選挙への悪影響が裏付けられれば、自発的な辞任を求める姿勢に転換する可能性もないわけではない。

1185片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/05(月) 01:24:45
柳沢厚労相の辞任不要、再確認=国会正常化を呼び掛け−政府・与党
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007020500020

 4日夜開票された愛知県知事選挙と北九州市長選の結果が、与野党ともに1勝1敗となったことから、政府・与党は、女性を「子どもを産む機械」に例えた柳沢伯夫厚生労働相について、辞任する必要はないとの立場を維持する方針を再確認した。審議拒否を続ける野党に対し、国会正常化を呼び掛ける方針だが、野党側も強硬姿勢を崩しておらず、正常化の見通しは立っていない。
 自民党首脳は、厚労相の進退について「もう終わった」との認識を示した。ただ、愛知県知事選が予想外の苦戦になったことで、いったん沈静化した与党内の自発的辞任論が再燃する可能性も残っている。 
 与党は、野党が欠席した場合でも5日の参院予算委員会で、2006年度補正予算案の審議に入り、同日中に採決する構えだ。6日の参院本会議で成立させ、7日から07年度予算案の審議を始めたい考え。
 自民党の中川秀直幹事長は4日深夜、「野党に猛省を促し、議員は国会で国会の仕事を、と強く呼び掛ける」とのコメントを発表した。審議と並行して事態打開を呼び掛ける方針で、中川氏は「野党の提案があれば、党首会談をやっても構わない」と、与野党会談に前向きの姿勢を示した。一方、民主、社民、国民新の野党3党は、厚労相の罷免か辞任がない限り審議拒否を続行することを既に確認。5日か6日に野党3党首会談を開く方向で調整に入った。民主党内には「これ以上の審議拒否は世論の理解を得られない」として、厚労相の不信任決議案提出をきっかけに審議復帰する案も浮上している。ただ、4日深夜、記者会見した民主党の鳩山由紀夫幹事長は「否決されてしまえば、国政の場で(柳沢氏を)認めてしまうことになる。その判断が正しいか考えないといけない」と慎重姿勢を示した。

1186片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/05(月) 01:25:55
政府・与党:厚労相続投で野党押し切る構え 選挙結果受け
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070205k0000m010119000c.html

 4日投開票の愛知県知事選、北九州市長選で与党推薦候補が1勝1敗となった選挙結果を受け、政府・与党は「クビはつながった」(自民党幹部)として柳沢伯夫厚生労働相を続投させ、野党を押し切る構えだ。ただ、圧勝を期した愛知で与党推薦候補が接戦に持ちこまれるなど「女性は産む機械」との発言が投票結果に影響したとみられるだけに、野党側は対決姿勢を崩していない。展開次第では、辞任論が再燃する可能性もある。

 厚労相発言を巡っては、罷免を求める民主党など野党が06年度補正予算案の審議拒否に踏み切ったのに対し、与党は単独審議で対抗。野党欠席のまま衆院を通過する異例の展開となった。野党は今回の選挙に世論の批判を反映させるよう、有権者に訴えていた。だが、与党には愛知県知事選を制し「2敗」を免れたことで早期辞任は回避できるとの見方が強まっている。

 補正予算案は5日から参院で審議入りするが、与党は与党単独でも参院予算委員会で同日中に採決し、6日の参院本会議で成立させたい考え。7日から07年度予算案の審議入りを目指している。

 一方、民主、社民、国民新3党は「発言への批判が選挙結果に影響した」(鳩山由紀夫・民主党幹事長)として5日からの参院での補正予算案審議でも審議拒否を維持、共産党も同調するとみられる。ただ、07年度予算案審議では国会を正常化させ、徹底審議を行う方針に転じる構えだ。

 厚労相発言への世論の反発や閣僚の事務所費など「政治とカネ」をめぐる問題で与党が引き続き厳しい国会運営を迫られることは確実で、自民党内には、春ごろと見込む予算案成立後の内閣改造を求める声もある。【中川佳昭、宮下正己】

毎日新聞 2007年2月5日 1時01分

1187片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/05(月) 15:31:18
柳沢氏発言 与野党の対立続く
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/05/k20070205000058.html

愛知県知事選挙と北九州市長選挙が与野党の1勝1敗に終わったことを受けて、政府・与党は、女性を「産む機械」などと発言した柳沢厚生労働大臣を続投させる方針なのに対し、野党側は、国民の信任を得たとは言えないとして柳沢大臣の罷免を求めるなど、与野党の対立が続いています。
柳沢厚生労働大臣は、東京都内で記者団に対し「大激戦を制した愛知県の神田知事の底力をまことにうれしく思う」と述べました。そのうえで柳沢大臣は、みずからの進退問題について「与えられた任務を全力をあげて頑張っていきたい」と述べ、引き続き大臣の職責を全うしたいという考えを強調しました。また、柳沢大臣は、みずからの発言が今回の選挙に与えた影響について「地方自治体のかじ取り役を選ぶ選挙なので、いろんな要素が働いた」と述べました。塩崎官房長官は、午前の記者会見で「地方選挙は、地域の人たちが、それぞれの地域の将来を考えて投票するものであり、政府としてコメントする立場にはない。当選した方々が、地域の発展のために頑張ってもらうことを期待したい」と述べました。そのうえで、塩崎官房長官は、柳沢厚生労働大臣について「安倍総理大臣が何度も国会で答弁してきたとおり、大臣の発言自体はきわめて不適切で、謝罪している。今後は、国民の立場に立って、しっかりと厚生労働行政にあたり、信頼を回復するよう頑張ってもらいたい」と述べました。自民党の片山参議院幹事長は、記者団に対し「予想どおりの結果だが、愛知県知事選挙できん差になったのは、柳沢厚生労働大臣の発言の影響がないといったらうそになる。しかし、世の中のテンポが速いので、夏の参議院選挙などに尾を引くことはないだろう。まず国会の正常化が先であり、緊急性のある補正予算案の審議に応じず、批判ばかりしている野党は反省すべきだ。柳沢大臣の進退については、任命権者である安倍総理大臣や柳沢大臣本人が『反省のうえに立って引き続き頑張る』と言っている以上、その判断を尊重する」と述べました。民主党の鳩山幹事長は、記者団に対し「愛知県知事選挙でここまで肉薄する戦いになったということは、多くの国民が、やはり柳沢厚生労働大臣は辞めるべきだと主張しているに等しい。政府・与党は、これで辞任せずに済んだと思っているだろうが、それは大まちがいだ。この問題はこれからも厳しく追及していくが、手段はいろいろあり、今までのようなやり方を続けていくのも1つだし、議論の場で追及していくこともあり得る。社民党や国民新党との3党の党首会談で協議し、方向性を出していきたい」と述べました。

1188片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/05(月) 19:10:28
苦戦与党 更迭論再燃も
柳沢問題 参院選へ影響懸念
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070205/mng_____sei_____012.shtml

 愛知県知事選と北九州市長選は、与党と民主党が星を分け合った。与党は愛知で思わぬ大苦戦に陥った。柳沢伯夫厚生労働相の「産む機械」発言の深刻さが浮き彫りになり、更迭論が再燃しそうだ。一方、民主党は柳沢発言を標的にする戦略で愛知を接戦に持ち込めたとして、柳沢氏の辞任を引き続き求めていく。 (渡辺隆治、高山晶一)

 首相は、厚労相辞任論が与党で強まっても、柳沢氏を擁護し続けた。佐田玄一郎前行革担当相に続き、短期間に閣僚が二人辞めれば、内閣の弱体化は避けられないからだ。

 柳沢発言が出るまで、愛知県知事選は与党推薦候補の優勢が伝えられていた。ところが、ふたを開けてみれば、予想外の接戦に。民主党推薦候補に逆転を許していれば、柳沢氏が「A級戦犯」としてやり玉に挙げられ、辞任は避けられなかった。

 柳沢氏が辞任すれば、安倍政権には大打撃。支持率の低下で陰りがみえる首相の求心力はさらに低下し、二〇〇七年度予算の成立後に、内閣を改造して人心の一新を求める声が強まる可能性もあった。

 当面の危機は回避した首相だが、柳沢問題が収束したとは言い難い。逆に、北九州で敗れ、愛知も接戦に持ち込まれたことで、柳沢発言の影響の大きさがあらためて浮き彫りになった。

 与党では、参院選や統一地方選をにらみ、「柳沢発言は大きなマイナス要因だ」(自民党の青木幹雄参院議員会長)と、不満が根強い。〇七年度予算案の審議が混乱して年度内成立が危うくなった場合など、今後の状況次第では柳沢氏の更迭を求める意見が噴き出し、首相が窮地に追い込まれることも予想される。

 一方、民主党は、柳沢発言を徹底的に攻撃する戦略が効果を上げ、愛知県知事選では善戦に持ち込めたと評価している。統一地方選や参院選に向けて、政府・与党との対決姿勢を一層強める構えだ。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は四日深夜、党本部で記者会見し、愛知県知事選の結果について「柳沢厚労相のとんでもない発言に対する批判票が投じられ、非常にいい戦いができた」と評価した。

 鳩山氏は「決して(与党推薦候補の当選によって)発言が許されたのではない」と述べ、柳沢氏辞任を引き続き迫っていく姿勢を見せた

 民主党は昨年秋の衆院統一補選で二戦二敗し、沖縄県知事選でも敗北。注目の選挙で不振が続いており、「民主王国」と呼ばれる愛知県での巻き返しに望みをかけてきた。

 党内には「接戦でも、愛知での負けは厳しい」(関係者)との声もあるが、統一地方選や参院選に向けて上昇ムードをひとまず醸成できた格好。小沢一郎代表の求心力も維持されそうだ。

 野党では、〇六年度補正予算の成立後は審議に復帰すべきだとの声が強まっており、五日から調整が始まる見通しだ。国会が正常化した場合、〇七年度予算案審議など国会論戦の中で、野党は柳沢氏を入閣させた首相の任命責任を徹底追及していくつもりだ。

1189片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/05(月) 22:58:30
舛添氏 柳沢大臣は辞任を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/05/k20070205000126.html

自民党の舛添参議院政策審議会長は、NHKの取材に対し、愛知県知事選挙などの結果を重く受けとめて、柳沢厚生労働大臣は自発的に辞任し、そのうえで安倍総理大臣は、夏の参議院選挙の前に内閣改造に踏み切るべきだという考えを示しました。
この中で、舛添参議院政策審議会長は、愛知県知事選挙などの結果について「たいへん厳しい結果だ。柳沢厚生労働大臣の発言に対する批判以外に、その理由は考えられない。有権者の半分は女性なので、このままでは、統一地方選挙や参議院選挙を戦うことができず、負けることがわかっている状況を放置するわけにはいかない」と述べました。そのうえで、舛添氏は「柳沢大臣は、選挙結果の重さを考え、みずから決断し辞任すべきだ。そのうえで、安倍総理大臣は内閣改造を行って、新しいイメージを打ち出すべきであり、今の内閣ではとても参議院選挙までもたない」と述べました。

自民役員会 柳沢氏続投を確認
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/05/k20070205000127.html

自民党は役員会を開き、愛知県知事選挙などの結果を受けて、柳沢厚生労働大臣をめぐる問題について、青木参議院議員会長が「安倍総理大臣の方針に従う」と述べるなど、柳沢大臣を続投させる方針をあらためて確認しました。
この中で、安倍総理大臣は「きのう行われた選挙の結果をしっかり受け止め、4月の統一地方選挙や夏の参議院選挙に向けて、気を引き締めて取り組んで行きたい」と述べました。また、青木参議院議員会長は、女性を「産む機械」などと発言した柳沢厚生労働大臣をめぐる問題について、「参議院はこの夏に選挙を控えているため、いろいろな意見が出ている。しかし、参議院側としては、安倍総理大臣の方針に従うことに変わりない」と述べ、柳沢大臣の辞任は必要ないとする安倍総理大臣の方針を支持する考えを明らかにし、柳沢大臣を続投させる方針をあらためて確認しました。このあと中川幹事長は、記者会見で、舛添参議院政策審議会長が柳沢大臣の自発的な辞任を求めていることについて「参議院執行部での意見ではない。参議院選挙の候補者としての皮膚感覚なのかもしれないが、一糸乱れず、参議院選挙に臨んでいきたい」と述べました。

1190片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/05(月) 23:37:40
柳沢厚労相続投:自民党内、首相への風当たり収束せず
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070206k0000m010077000c.html

 与党推薦候補が辛勝した愛知県知事選から一夜明けた5日、政府・与党は柳沢伯夫厚生労働相の続投方針を確認した。厚労相辞任論の震源地だった青木幹雄議員会長ら参院自民党執行部も、安倍晋三首相の意向を尊重し続投を容認したが、自民党内では厚労相を擁護してきた首相への風当たりが収まっておらず、首相は今後も与党の不満をどう吸収するかで苦慮しそうだ。

 「柳沢さんは早めに辞めた方が何十倍も良かった。しかし、ここまで来たら政府・与党が一致結束して守り抜くしかない」。同日開かれた政府・自民党協議会の報告を受けた青木氏はこう語り、辞任問題の幕引きに応じる構えを示した。

 青木氏は3日の講演で「(厚労相の失言は)参院選の大きなマイナス要因。どんな言い訳もできない」と柳沢氏の失言を厳しく批判したが、選挙が1勝1敗に終わったことから、首相官邸と参院自民党の対立がこれ以上先鋭化することを避けたとみられる。

 しかし、青木氏の側近で改選(比例代表)を迎える舛添要一政審会長が5日も「有権者の半分を占める女性、無党派が逃げたら戦えない。柳沢氏は自ら(辞任を)決断すべきだ」と厚労相の早期辞任を主張。さらに今後、社会保険庁改革の関連法案などを抱える厚労相の答弁場面が多いことから「毎日、柳沢氏が頭を下げ続ける姿が報道されるのは計り知れないイメージダウンになる」(幹部)との懸念も出ている。

 自民党内の不協和音が内閣支持率の一層の低下につながると危惧(きぐ)した中川秀直幹事長は5日、首相と会談し「世論調査での支持率低下はリーダーシップの欠如が原因だ。遠慮なく発揮してほしい」と要請。首相も「分かった」と答えたという。

 一方、厚労相の失言など閣僚の失態への対応をめぐって生じた政府・与党の亀裂を修復し、失地回復を目指すとの名目で、07年度予算成立後の内閣改造を求める声が首相の出身派閥の町村派からも出始めた。同派の幹部は「内閣改造しかないだろう。参院選に今の陣容で臨むのは無理だ」と語った。舛添氏も「改造を含めて人心一新しないと参院選は戦えない」と強調した。

 首相は2日、内閣改造を否定し、自民党幹部も「日程的に困難」と語っている。それでも内閣改造を求める党内の声は衆参問わず一層強まる気配だ。【中澤雄大】

毎日新聞 2007年2月5日 20時58分

1191片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 00:51:55
野党、あすにも審議復帰=3党首会談で調整−補正予算案成立へ・柳沢問題
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007020600007

 柳沢伯夫厚生労働相の罷免を求め他の野党3党と審議拒否を続ける民主党は5日夜、小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長が党本部で会談し、審議に復帰する方針で一致した。社民党、国民新党との3党首会談を6日に開き、復帰の条件などを詰める。これを受け、事態打開に向けた与野党の折衝が本格化し、同日中にも国会正常化で合意する公算が大きくなった。
 小沢氏らは協議の席上、「いつまでも審議拒否を続けていると潮目が変わる」と世論の批判が野党に向く可能性を指摘して、早期の審議復帰を模索する必要があるとの認識で一致した。この後、同党幹部は、与党が7日の衆院本会議で2007年度予算案を審議入りする構えを見せていることを念頭に、「6日中には決着を付けたい」と述べた。
 これに関連し、社民、国民新の両党幹部は5日夜、「復帰は構わない」などと表明。共産党も国会正常化を求める立場から同調する見通しだ。 
 審議復帰の条件として、民主党は06年度補正予算案に対する補充質疑と少子化対策などに関する集中審議を要求する考えだ。党内には当初、厚労相不信任決議案の提出を求める声もあったが、否決されれば「批判をしにくくなる」として、小沢氏は慎重だ。
 これに対して、与党も野党の審議復帰の動きを歓迎。自民党国対幹部は「集中審議は1つの策だ。補充質疑も参院ならあり得る」としている。
 一方、自民党は5日夕の役員会で、厚労相の続投を確認。この後、安倍晋三首相は記者団に「国民の信頼を得て責任を果たしてもらいたい」と改めて明言した。
 こうした中、参院予算委員会は同日午後、野党欠席のまま、06年度補正予算案を自民、公明両党の賛成多数で可決した。両党は「補正予算の処理は緊急性を要する」としており、6日の参院本会議で成立させる方針だ。ただ、野党の審議復帰を条件に、07年度予算案の審議入りについては8日にずらす案も浮上している。

1192片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 08:29:33
柳沢厚労相、一転強気モード 「反省はポーズか」と批判
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070206/skk070206000.htm

 「女性は産む機械」と失言した柳沢伯夫厚生労働相は5日、愛知県知事選挙で与党推薦候補が辛勝したことで、これまでの「おわびモード」から強気の姿勢に転じた。野党からは「反省の姿勢はポーズだったのか」(民主党中堅)と、新たな批判も噴き出している。

 「急いでますので」。この日早朝、都内の議員宿舎前に詰めかけた報道陣の取材に応じた柳沢氏は、3問の質問、時間にしてわずか1分程度受け答えをしただけで、質問を一方的に打ち切り記者団を押しのけるように車に乗り込んだ。

 1月27日の失言以降、柳沢氏は「私は逃げません」と語り、丁寧に取材に答えてきた。連日、記者団の質問が尽きるまで10分近く応対し、多いときには1日3回カメラの前に立つこともあった。

 ひたすら謝り続ける低姿勢が変わったのは、愛知県知事選と北九州市長選が投開票された4日夜。北九州市長選の結果が出た午後9時半に取材にしばらく応じたものの、最後は一方的に打ち切った。進退問題に直結するとして注目が集まった愛知県知事選の結果が判明したのは、午後11時過ぎ。議員宿舎の自室ドアには「本日は休みました」との張り紙を張り、取材には応じなかった。

 柳沢氏の豹変(ひょうへん)ぶりに、野党幹部は「『のど元過ぎれば熱さ忘れる』だ。本当に反省しているのか」。与党内からも「早く幕引きを図りたいのは分かるが、あまり露骨なことをすると収まるものも収まらなくなる」(閣僚経験者)との声が出ている。

 柳沢氏は、愛知県知事選の勝利によって「みそぎが済んだ」と判断したのだろうか−。

(2007/02/06 00:46)

1193片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 08:47:28
自民、無党派層の動向への不安広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070205/20070205-00000053-jnn-pol.html

 柳沢大臣の辞任はなくなったと言っていいと思います。

 「政党支持率は若干下がりましたが、民主党支持率は全く上がってない、吸収されてない。それが支持政党なしにまわっている。これは総理がリーダーシップを発揮することで十分回復できる」(中川幹事長)

 中川幹事長はこう強調しますが、4月に統一地方選挙 、夏には参議院選挙を控えることから国会審議などの状況によっては再び辞任論が再燃する可能性は否定できません。

 野党側も戦術の転換を迫られています。JNNの世論調査でも野党の審議拒否について支持しないと答えた人は71%を占めました。柳沢大臣の発言は勿論のこと、野党の審議拒否も国民の政治不信を招く結果となっています。

 こうした状況を踏まえ、民主党の幹部の1人は5日夜「国会に柳沢大臣を引っ張り出してさらせばいい」と述べて、国会審議を通じて追及すべきとの考えを示しています。

 野党側は今後の方針について、6日の野党3党の党首会談で結論を出す方針ですが、与野党ともに世論を見据えながらの駆け引きが続くことになります。(05日22:13)

[6日8時14分更新]

1194片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 10:16:57
麻生外相「米イラク政策は幼稚」 発言注意促したばかり…首相の指導力また疑問符  2007/02/06 07:43
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20070206&amp;j=0023&amp;k=200702053885

 米国のイラク政策を「非常に幼稚だった」と指摘した麻生太郎外相の発言が対米関係の懸念材料に浮上し、与党内から五日、政府への不満が噴出した。安倍晋三首相は、相次ぐ閣内の失言に注意を促したばかりで、指導力にまたしても疑問符が付けられた。

 「閣内不一致ととられないように気をつけてほしい」。五日、国会内で開かれた政府と自民党幹部の協議で、片山虎之助参院幹事長は政府側に苦言を呈した。公明党の漆原良夫国対委員長は同日、記者団に対し「本当に閣僚は緊張感をもってほしい」と各閣僚に自重を求めた。

 首相は一月三十日の閣議後の閣僚懇談会で、柳沢氏の発言や久間章生防衛相の米国によるイラク戦争批判発言を一度注意しただけに、メンツをつぶされた格好。

 麻生氏の発言について、首相は五日、記者団に対し「趣旨としては、イラク復興に実効(性の)ある政策を行っていかないといけないし、日本も協力していくということだ」と苦しい弁明をした。

1195片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 11:42:22
柳沢発言問題:「日本の与党に難問山積」米メディア報道
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070206k0000e010029000c.html

 【ワシントン和田浩明】「女性は産む機械」発言で批判を浴び続ける柳沢伯夫厚生労働相について、CNNテレビやロサンゼルス・タイムズ紙、タイム誌(電子版)など米主要メディアは5日、支持率低下や自民党内部からの反発などに直面する安倍政権の現状分析と交えて「日本の与党に難問山積」などと報じた。

 CNNは朝の看板番組「アメリカン・モーニング」の中で、柳沢発言を「CNNのウェブサイトで今朝一番読まれている話の一つ」と紹介。「『産む機械』も有権者なので、(大臣は)謝罪しなければならなかった」などと短時間ながら皮肉たっぷりに説明した。

 ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は、柳沢発言を織り込んだ日本の政局に関する東京特派員の記事を掲載。柳沢厚労相や、米国のイラク占領政策を「幼稚」と酷評した麻生太郎外相、イラク開戦判断を「間違い」と指摘した久間章生防衛相などの「口の軽さ」のため、安倍政権が「統制を欠いているとの評価を受けている」と分析した。

 タイム誌(同)は「男性優越主義が公的に許容される場合も多い日本ですら、女性を怒らせる発言だった」と指摘。安倍晋三首相が罷免を拒否したのは「組閣からたった4カ月で、政治資金問題で辞職した佐田玄一郎行革担当相に続いて2人目の大臣を失うわけにはいかないと計算したからだ」などと解説した。

 「産む機械」発言への米メディアの反応は当初は抑制的で、主要紙でも短い記事で事実関係を簡単に説明していただけだった。

毎日新聞 2007年2月6日 11時14分

1196片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 11:53:11
微妙なことを言ったな。

柳沢大臣“全力で任務全う”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/06/k20070206000059.html

柳沢厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で、自民党の舛添参議院政策審議会長が自発的に辞任するよう求めていることについて「反省の上に立ってわたしの持つ力のすべてをあげて任務に取り組みたい」と述べ、大臣の職責を全うしたいという考えをあらためて示しました。
この中で、柳沢厚生労働大臣は、自民党の舛添参議院政策審議会長が愛知県知事選挙の結果を重く受け止めて自発的に辞任するよう求めていることについて「わたしの不適切な発言で各方面に迷惑をかけたことをおわび申し上げます」と陳謝したうえで「反省の上に立って、微力ではあるが、今後ともわたしの持つ力のすべてをあげて任務に取り組みたい」と述べ、大臣の職責を全うしたいという考えをあらためて示しました。また、会見で柳沢大臣は、少子化対策に関連して「若い人は『結婚したい。子どもを2人以上持ちたい』というきわめて健全な状況にある。そのような日本の若者の健全な希望にあった政策を出していくことが非常に大事だ」と述べました。

1197片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 19:45:41
各地でこういう動きがありますね。

柳沢厚労相:「産む機械」発言 松江などの女性議員7人、自民県連に辞任要求 /島根
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shimane/news/20070206ddlk32010140000c.html

 柳沢伯夫厚労相の「女性は産む機械」発言で、松江市と東出雲町議会の女性議員7人が5日、自民党県連に対し、県連として柳沢大臣に辞任を申し入れることなどを求める申し入れをした。

 自民、公明系以外の松江市議4人と東出雲町議3人。申し入れでは「大臣の発言は女性の人格を否定し、生殖の道具とみなすもので、女性全体への侮辱」と指摘。「こうした考えを持った大臣が少子化対策や保育などの分野で仕事をすることに疑問を抱く」とした。【久野洋】

毎日新聞 2007年2月6日

1198片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 19:56:53
柳沢厚労相:「産む機械」発言 知事が痛烈批判 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070206ddlk44010485000c.html

 柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言について、広瀬勝貞知事は5日の定例会見で「国民とよく対話をしておけば、思いもしないことだろう」と強い不快感を表した。

 広瀬知事は「本当に言語道断の話だ。『つい口から出た』ということだが、そのこと自体がけしからん話」と発言を痛烈に批判。進退問題については「自分で早く決断をしたらいいと思う」と述べた。【小畑英介】

毎日新聞 2007年2月6日

1199片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 20:21:49
柳沢厚労相、「健全」発言が問題化=野党一斉に批判−与党内からも
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007020601024

 柳沢伯夫厚生労働相の発言が6日、再び問題化した。少子化対策に関し、同日の記者会見で「若い人たちは子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と述べたことに対し、野党が結婚や人生観が多様化する中で1つの考えを押し付けるものだと一斉に反発。与党内からも「不適切」との声が相次いだ。いったん火消しした辞任論が再燃する可能性もありそうだ。
 民主党の小沢一郎代表は6日午後、山形市内で記者会見し、厚労相の発言について「事実だとすれば、全く彼自身の意識、体質が変わっていないと感じる」と強調した。鳩山由紀夫幹事長も記者団に「とても看過できない」と述べ、非難した。 
 他の野党も「全く反省していないことの証明だ」(穀田恵二共産党国対委員長)、「本当に驚いた。世の中には子どもを持ちたくても持てない人、持たない人、いろんな人がいる」(福島瑞穂社民党党首)などと批判。女性を「産む機械」に例えた先の発言と合わせ、厚労相辞任を引き続き要求していく方針を示した。
 一方、塩崎恭久官房長官は記者会見で、「結婚したい人はしやすく、子どもを持ちたい人は持ちやすくなる政策を取るべきだと言いたかったと思う」と、厚労相を擁護した。
 自民党の中川秀直幹事長は「言葉狩りするのもどうか」と、野党をけん制したが、与党内からも批判が相次いだ。「産む機械」発言で辞任要求の震源地となった参院自民党からは「今度、辞任論が出たら抑えられない」(参院津島派中堅)との声も飛び出した。公明党の古屋範子厚労部会長は「不適切な発言であり、猛省を促したい」と不快感を示した。

1200片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 20:28:39
子ども2人が「健全」 柳沢厚労相また発言 '07/2/6
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200702060359.html

 ▽野党反発、与党からも辞任論再燃

 柳沢伯夫厚生労働相は六日の閣議後の記者会見で、今後の少子化対策について「若い人たちは結婚したい、子どもを二人以上持ちたいという(希望を持つ)極めて健全な状況にいる。若者の健全な希望にフィットした政策を出していくことが非常に大事だ」と述べた。

 これに対し、野党各党は「子どもが二人以上いない人は健全じゃないのか」(福島瑞穂社民党党首)などと一斉に反発し、辞任を要求。与党内では擁護する声の一方、女性を「産む機械」に例えたことに続く問題発言に辞任論が再燃した。

 民主党の小沢一郎代表は山形市内の記者会見で「(女性を『産む機械』発言に例えた)前の発言と考え方、体質は変わっていない。安倍内閣そのものがそういう体質を持っているのではないか」と批判した。

 共産党の穀田恵二国対委員長は会見で「『産む機械』発言が本音から出たことを裏付けた。いよいよ決断すべき時だ」と辞任を要求。社民党の福島党首は議員総会で「安倍内閣の人間観、政治姿勢が表れている」と強調。国民新党の亀井久興幹事長は「柳沢氏の頭の中には算術しかないのか」と批判した。

 一方、自民党の片山虎之助参院幹事長は会見で「少子化阻止は大きな課題。子どもは二人以上が望ましいというのはごく自然だ」と擁護したが、閣僚経験者は「こう問題発言が続くと守りきれない」と指摘。同党参院議員は「ずうずうしい。直ちに辞任すべきだ」と批判した。

1201片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 20:34:45
“柳沢発言 女性の尊厳否定”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/06/k20070206000090.html

民主党の輿石参議院議員会長は、党の会合で、柳沢厚生労働大臣が少子化対策に関連し「若い人は『結婚したい、子どもを2人以上持ちたい』というきわめて健全な状況にある」と述べたことについて、「女性の尊厳を否定する発言だ」と批判しました。
柳沢厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で、少子化対策に関連して「若い人は『結婚したい、子どもを2人以上持ちたい』というきわめて健全な状況にある。そのような日本の若者の健全な希望に合った政策を出していくことが非常に大事だ」と述べました。これについて、民主党の輿石参議院議員会長は、党の参議院議員総会で「どうしてこういう発想になるのか、たいへん不思議だ。柳沢大臣の発言からすれば、2人以上子どもを産まない女性は健全ではないということになる。女性の尊厳を否定する発言だ」と批判しました。また、共産党の穀田国会対策委員長は、記者会見で「子どもがいなかったり1人なら不健全だと言いたいんだろう。『産む機械』という発言が本音から出たことを裏付けるもので、まったく反省していないことの証明だ。罷免すべきだ」と述べました。また、社民党の福島党首は、党の会合で「世の中には、子どもを持ちたくても持てない人など、さまざまな人がいる。こういう発言が続くのは、柳沢大臣は問題の本質をわかっていないということだ。これまでの謝罪は何だったのか。あらためて柳沢大臣の辞任を求める」と述べました。さらに、国民新党の亀井久興幹事長は、記者会見で「かつての『産めよ増やせよ』という国のために子どもを産むという考え方と同じだ。産みたくても産めない、1人しか子どもを作れないという人は、まるで不健全とでも言わんばかりの発言であり、柳沢大臣にはあらためて辞任を求めるとともに、安倍総理大臣の任命責任を追及していく」と述べました。

1202片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/06(火) 21:53:44
柳沢厚労相:子ども2人以上「健全」発言、新たな波紋
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070207k0000m010115000c.html

 「女性は産む機械」と発言し釈明に追われている柳沢伯夫厚生労働相が、6日の記者会見で「2人以上子どもを持ちたい若者」を「健全」と表現したことが波紋を広げている。首相官邸は問題視しない構えだが、野党側は「子どもが2人以上いなければ不健全なのか」と一斉に反発。柳沢厚労相の辞任を求める動きがさらに勢いづいており、国会審議の正常化を前に新たな火種となる可能性もある。

 厚労相は「若い人たちは結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と指摘。国立社会保障・人口問題研究所の05年の調査で「いずれ結婚する」と回答した未婚男女の希望する子どもの数が平均値で2人を超えたことを踏まえた発言だった。

 これに対し、野党側は「女性蔑視(べっし)が頭の中に染み付いているようだ。看過できない」(民主党の鳩山由紀夫幹事長)▽「かつての『産めよ増やせよ』とお国のために子どもを産んだ考えと同じようだ」(国民新党の亀井久興幹事長)−−などと反発、厚労相の辞任を求め安倍晋三首相の任命責任を追及していく考えだ。

 一方、「産む機械」発言では厳しい声が上がった政府・与党だが、今回は静観している。自民党の片山虎之助参院幹事長は記者会見で「少子化阻止は大きな国政上の課題。2人以上が望ましいとなるんじゃないか」と理解を示し、同席した矢野哲朗国対委員長が「(発言は)ごく自然ですよね」と差し向けると「自然だと思う」と同調した。

 首相は同日夕、首相官邸で厚労相と協議後、記者団に「わが家も残念ながら子どもがいないが、いちいち言葉尻をとらえるより政策の中身をお互いに議論していくのが大切だ」と問題視しない考え。厚労相も「発言は不適切とかではなく、素直に聞いてもらえば分かる」と理解を求めた。【古本陽荘】

 ■柳沢伯夫厚生労働相の6日の記者会見での主なやり取りは次の通り。

(記者) 少子化対策は女性だけに求めるものなのか、考えはいかがか。

(厚労相) 若い人たちの雇用形態が、例えば婚姻状況などに強い相関関係を持ち、雇用が安定すれば婚姻率も高まるような状況なので、まず若者に安定した雇用の場を与えていかなければいけない。また、女性あるいは一緒の所帯に住む世帯の家計が、子どもを持つことで厳しい条件になるので、それらを軽減する経済的支援も必要だろう。もう一つは、やはり家庭を営み、子どもを育てることには人生の喜びのようなものがあるという意識の面も若い人たちがとらえることが必要だろう。そういうことを政策として考えていかなければならない。他方、当人の若い人たちは結婚をしたい、それから子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけだから、本当にそういう若者の健全な、なんというか希望というものに我々がフィットした政策を出していくことが非常に大事だと思っている。

毎日新聞 2007年2月6日 21時07分

1203片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 01:59:12
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070206ia23.htm

 一方、公明党の漆原良夫国会対策委員長は6日、国会内で記者団に、「今回の発言が前回の発言と併せて論じられると、非難の根拠になり得る。『問題ない』とはいえない。誤解を招く発言はするべきではない」と不快感を示した。

http://www.asahi.com/politics/update/0206/012.html

 与党内でも公明党の浜四津敏子代表代行が「日本の少子化問題の本質を正しく理解していただかないと、厚生労働大臣の仕事はやっていただけないと思う」と批判した。

1204片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 18:31:34
なんかまぁ。

参院選「同日選的な総動員態勢で」=衆院議員に檄−中川自民幹事長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007020700737

 自民党の中川秀直幹事長は7日午後、1勝1敗となった先の愛知県知事選と北九州市長選を受け、地元選出の党所属衆院議員と個別に党本部で会談した。中川幹事長は夏の参院選について「衆参同日選的な総動員態勢で戦わなければいけない」と檄(げき)を飛ばした。
 党執行部が国会議員に地方選挙の「総括」を求めるのは異例だ。対象者は三原朝彦氏(福岡9区)や鈴木淳司氏(愛知7区)ら、両選挙で自身の選挙区での与党得票数が民主党推薦候補を下回った衆院議員7人。

1205片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 20:53:44
「産む機械」発言に抗議、意見書可決へ 長崎県議会
2007年02月07日18時43分
http://www.asahi.com/politics/update/0207/008.html

 柳沢厚生労働相が女性を「産む機械」に例える発言をした問題で、長崎県議会の少子化対策特別委員会が、抗議の意見書案を21日の本会議に提出する。6日の特別委で全会一致で決めた。本会議でも可決される見通し。

 意見書案は、発言を「少子化対策を進めるなか、到底看過しがたい」と非難したうえで、国と柳沢厚労相に二度と不適切な発言が出ないよう求める内容にするという。特別委の北浦定昭委員長(自民)は「あまりに心ない表現で、少子化対策を担う厚労相としての責任は重い。個人的には辞任も必要だと思う」と話した。

1206片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 22:09:13
少子化問題:参院厚労委に審議振り替え 参院自民の反発で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070208k0000m010037000c.html

 国会正常化の前提として野党が要求していた衆参両院予算委員会での少子化問題などの集中審議が参院予算委では開かれず、参院厚生労働委員会に振り替えとなった。衆院主導の国会運営に対する参院自民の反発が影響したためで、与党の国会運営はぎくしゃくしている。

 「衆院が国会正常化の材料として参院を使うのはおかしい」。参院自民党国対幹部は7日、衆院側の姿勢を批判した。参院予算委での集中審議を念頭に野党と協議を進めていた衆院側は困惑、坂本剛二国対副委員長は同日の記者会見で「参院から猛反発があって、いきなりガチャガチャになった」とこぼすほど。参院側は予算委での集中審議を拒否したため結局、来週以降、厚労委で開くことで折り合った。自民党内では柳沢伯夫厚労相の進退論議をめぐり、衆参両院の温度差が表面化したいきさつがある。【衛藤達生】

毎日新聞 2007年2月7日 19時03分 (最終更新時間 2月7日 19時34分)

1207片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 22:09:57
柳沢厚労相:「健全」発言の謝罪、撤回拒否 衆院予算委で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070208k0000m010101000c.html

 衆院予算委員会は7日午後も、安倍晋三首相と全閣僚が出席して少子化問題などに関する集中審議を続行した。柳沢伯夫厚生労働相は「女性は産む機械」発言については追及されるたびに陳謝を繰り返したが、「2人以上子どもを持ちたい若者」を「健全」と表現した発言については「みんなが子どもを持ちたくないと意思表示をしたら、私は困ってしまう。その言葉を撤回しなければならない理由が分からない」と述べ、謝罪や撤回については拒否した。

 また、質問に立った小宮山洋子氏(民主)が「少子化への取り組みが十分でない」と追及したのに厚労相が「委員のような開明化された女性議員には不満もあると思う」と答弁し、小宮山氏が「カイメイカとはどういう字を書くのか。文明開化していない(女性もいる)ということか。適切でない言葉遣いが多い」と反発する場面もあった。

 一方、与野党は7日、07年度予算案に対する衆院予算委員会での基本的質疑を9、13両日に行うことで合意、実質審議入りが決まった。野党が8日開催を要求していた参院予算委での少子化問題に関する集中審議は、来週以降に参院厚労委で行うことになった。【田中成之】

毎日新聞 2007年2月7日 21時15分 (最終更新時間 2月7日 21時54分)

1208片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 22:27:38
野党側 柳沢厚労相の「健全」発言を追及
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070207/20070207-00000062-nnn-pol.html

 柳沢厚労相の「女性は産む機械」の発言をめぐり、審議拒否を続けていた野党側が、7日朝の衆議院予算委員会から審議に復帰した。野党側は、柳沢厚労相が「若い人が結婚したい、2人以上の子供を持ちたいと思うことは健全な状況だ」と発言したことも追及している。柳沢厚労相は、いわゆる「健全」発言については撤回しない考えを強調した。

 民主党・小宮山洋子議員は7日午後、衆院予算委で「(『健全』発言は)どこが問題かわかりますか」とただした。これに対し、柳沢厚労相は「皆が(子供を)持ちたくないという意思表示をされたら私は大変困ってしまう」と述べた。また、小宮山議員が「『女は産む機械』と同じか、それ以上にひどい発言。(『健全』発言について)撤回していただきたいと思う」と述べると、柳沢厚労相は「(やり取りを聞いても)撤回しなければならない理由がわかりませんでした」と述べた。

 さらに「女性は産む機械」発言をめぐって、小宮山議員は「厚労相が辞任せず、海外でも人権後進国と指摘されている」と追及した。しかし、柳沢厚労相は謝罪を繰り返すにとどまり、安倍首相は辞任させない方針をあらためて強調した。

 ある政府高官は、いわゆる「健全」発言を受けて「いじめだ。言葉狩りだ」と反発し、批判にはあたらないとの認識を示している。安倍首相周辺の一人も「問題ない。批判に対して首相は頭に来ている」と述べている。

 この騒動で安倍首相の求心力がさらに低下する一方、野党側は今後、格差問題などでも論戦を本格化する方針で、与党側は厳しい国会運営を迫られることになる。

[7日20時24分更新]

1209片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 22:28:49
国会正常化、厚労相が謝罪と釈明
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070207/20070207-00000046-jnn-pol.html

 柳沢厚生労働大臣の発言を巡って紛糾していた国会がようやく正常化しました。柳沢大臣は改めてお詫びを繰り返しましたが、野党側がほとんどの質問の矛先を柳沢大臣の発言に向け、集中砲火を浴びせる展開となりました。

 「本当に不適切な表現を使ってしまいまして、女性をはじめ国民の皆さまに大変心を傷つけ、申し訳なかったということで、お詫びを申し上げる」(柳沢伯夫 厚労相)

 「謝って済むことと、済まないことがあります。本質的な問題の場合には、謝ったことでは済まないわけでございます」(民主党 小宮山洋子 議員)

 少子化対策を集中的に審議することでようやく正常化した予算委員会。冒頭から柳沢大臣は謝罪と釈明に追われました。任命権者の安倍総理は、改めて柳沢大臣が辞める必要はないという考えを繰り返します。

 「今後、常に国民の立場に立った厚生労働行政を行うことによって、国民の皆さまの信頼を得て、職責を果たしてもらいたいと考えております」(安倍晋三 首相)

 午後の質疑に入ると、民主党の女性議員は、不適切な発言は安倍内閣の共通の認識ではないのかと詰め寄りました。

 「(柳沢厚労相を)任命された安倍総理の任命責任も大いにあるのではないでしょうか。安倍内閣の基本姿勢がそういうことと共通点があるのではないか」(民主党 小宮山洋子 議員)

 「安倍内閣の方針と方向性が同じだからという指摘は、まったく当たらないということをはっきりと申し上げておきたいと思います」(安倍首相)

 攻勢を強める野党・民主党は、結婚して2人以上子どもを持ちたいと考えることを、柳沢大臣が「健全」という表現を使って評価を加えたことについて、その真意を質します。

 「(子どもを)2人以上持つことが何故極めて健全なのでしょうか」(民主党 小宮山洋子 議員)

 「みんなが持ちたくないと意思表示をされたら、私は大変困ってしまうということでございます。若い人たちの全体の意識の状況が、私としてはプラスに評価できることだというふうな受け止め方をしたということでございます」(柳沢伯夫 厚労相)

 こうした答弁に対して小宮山議員は、評価したということは、「女性は子どもを産む機械」という発言よりもひどい発言だとして撤回を求めましたが、柳沢大臣は応じませんでした。

 「(調査によると)若い方々の9割が、絶対結婚したいと思っていらして、そして若い方々が結婚したら子どもを2人以上ほしいと思っていらして、そういう社会の状態を、(厚労相として)うれしいなと、好ましいなと、そんなふうに思われての発言だと思うんです」(高市早苗 少子化担当相)

 野党の女性議員の厳しい追及に対して、柳沢大臣は謝罪を繰り返してかわすことで精一杯でした。(07日17:50)

[7日19時4分更新]

1210片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 22:49:05
厚労相“健全発言”問題なし
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/07/k20070207000142.html

柳沢厚生労働大臣は衆議院予算委員会で、女性を「産む機械」などと発言したことについて、重ねて陳謝した一方で、6日に「若い人は『結婚したい。子どもを2人以上持ちたい』というきわめて健全な状況にある」と発言したことについては、問題はないという認識を示しました。
国会は7日、柳沢厚生労働大臣の罷免を求めて審議に応じていなかった野党側が1週間ぶりに審議に復帰し、衆議院予算委員会で少子化対策などに関する集中審議が行われました。この中で、安倍総理大臣は、柳沢大臣が女性を「産む機械」などと発言したことについて、「柳沢大臣は、孫を保育所に送っていくなど、娘の子育ての支援をみずから行っている。発言自体は不適切だったが、目指している方向性には誤りがないと確信している。柳沢大臣には今後も厚生労働行政をしっかりと前進させていくことによって、職責を果たしてほしい」と述べました。また、柳沢大臣は「女性や国民の心をたいへん傷つけたことをあらためて深く深くおわびしたい」と重ねて陳謝したうえで、「深い反省の上に、与えられた任務を遂行したい」と述べました。一方、柳沢大臣は6日、「若い人は『結婚したい。子どもを2人以上持ちたい』というきわめて健全な状況にある」と発言したことについて、「日本の若者全体の意識の状況に対するわたしの受け止めであり、若者が『子どもを持ちたくない。結婚したくない』と思う社会になったら困るということだ。ことばを撤回しなければならない理由がわからない」と述べ、問題はないという認識を示しました。さらに、柳沢大臣は発言の中で使った「健全」ということばの意味をただされたのに対し「わたしの国語の力は十分でないので、また何かを言うと新たな波紋を呼ぶ。健全ということばは、皆さんがわかる意味合いで使ったということで理解してほしい」と述べました。

1211片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/08(木) 10:34:21
そろそろ政策論のほうがいいんじゃねえか?

陳謝重ねて反論封印 
柳沢氏、10分で9回頭下げ…
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070208/mng_____sei_____002.shtml

■役割分担

 「ま、あのー。私の本当に不適切な発言が多くの人々に伝わって、大変恥ずかしく思い、強く反省している」

 柳沢厚労相は、国民の間で「機械」発言に対する批判が広がっていることを指摘されると、力なくこう答えた。自他ともに政策通と認め「弁が立つ」と定評がある論客の面影はなかった。

 この日の厚労相は、質問が発言問題に及ぶと、たとえ真意を説明するよう求められても「反省している」と低姿勢で謝罪に終始。十分弱の間に九回も深々と頭を下げた。

 子どもを二人以上出産しなければ「不健全」だと考えているとも受け取れる発言をしたことについては、撤回を拒んだが「国語の力が十分でなく、何かを言うと新たな波紋を呼んでいく」とも漏らした。これ以上、傷口を広げたくないというのが本音なのだろう。

 一方、内閣と与党は、大げさなまでに厚労相を持ち上げ、発言が真意でなかったことを印象づけようと躍起になった。

 安倍首相は、わざわざ厚労相の家庭生活を紹介し「自ら孫を保育所に送っている」と強調。高市早苗、猪口邦子の新旧少子化担当相も口々に「女性の社会的機会拡大を考え抜いてきた。謝っている姿を見るたび、胸が痛む」「ふだんから敬意を持って女性に接してくれる」と擁護した。

 厚労相は反論を控え、周囲は徹底して守る−。これが政府・与党の戦術のようだ。

 ただ、厚労相はこの日の最後の最後で、合計特殊出生率が下がり続けているのは政府の失政だと追及されると「何のために、さっきから説明してきたのか。よく聞いてくださいよ!」と、いら立ちを爆発させた。今後も質問攻めにあうのは確実なだけに、不安を残した格好だ。

■国民の声

 民主党は、厚労相一人に照準を定める一方、発言に傷ついた国民の声を冷静に代弁しようとする姿勢が目立った。感情論で攻め立てるよりも、問題の根深さを印象づけられるとの読みがあったからだ。

 一番手で質問に立った枝野幸男氏は、妻と不妊治療に取り組んで苦労した自らの経験をあえて説明。「(厚労相発言は)子どものいないカップル、女性への配慮のなさを感じざるを得ない」と言葉に実感を込めた。

 続く小宮山洋子氏、高井美穂氏の女性二人は、それぞれ子育て経験者と育児世代。女性の出産や雇用問題まで幅広く言及し、質問を通じて「(女性が機械と)思っているから言葉に出てくる」「結婚する、子どもを産むことを強制する社会であってはならない」と国民に訴えかけた。

 野党にとって、首相出席の国会論戦は、首相に質問を集中させるのが定石。だが、この日は首相を素通り状態で、大半の質問時間を厚労相に費やした。多額事務所費問題で名前が挙がった閣僚への追及もなく、当面は厚労相に焦点を絞る構えのようだ。

 とはいえ、審議復帰の日に首脳クラスが質問に立たず、迫力を欠いたのも確か。党内には、謝罪一辺倒の厚労相への過度な個人攻撃は逆効果になるとの懸念も出始めた。

1212片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/08(木) 13:25:50
厚労相、いずれはけじめ必要=「後は首相の判断」−公明・松氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007020800343

 公明党の松あきら女性局長は8日午前、TBSの番組に出演し、女性を「産む機械」に例えるなどした柳沢伯夫厚生労働相について「個人的な見解だが、やっぱりどこかでけじめを付けていただくことが必要なのではないか」と述べ、いずれかの時点で厚労相が辞任することはやむを得ないとの認識を示した。
 さらに、松氏は「同じ与党として、辞めなさいよとか、いつ首を切りなさいよと発表できない。その思いは(安倍晋三首相に)伝わっていると信じている。後は首相官邸がどういう判断をされるかじゃないか」と語った。

1213片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/08(木) 18:21:34
自民党:無党派対策に躍起 宮崎、愛知ショック冷めず 候補擁立、及び腰
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070208ddm005010045000c.html

 先の宮崎県知事選に続き、4日の愛知県知事選、北九州市長選でも無党派層の自民党離れが明らかになり、執行部は夏の参院選や統一地方選へ危機感を募らせている。中川秀直幹事長は7日、両首長選挙に関連して、与党候補の得票が野党候補を下回った衆院の選挙区支部長(衆院議員)を党本部に呼び、無党派対策の強化を指示した。しかし、柳沢伯夫厚生労働相の失言など安倍政権への逆風が収まる気配はなく、4月22日投票の参院福島補選は候補擁立が難航、同月8日投票の神奈川知事選でも候補をめぐり地元県連と方針が食い違うなど、支障が出始めている。【大場伸也】

 「自分の選挙だと思って統一選、参院選を戦ってくれ」

 中川幹事長は7日、党本部幹事長室に愛知、福岡の衆院議員を1人ずつ呼び、愛知県知事選、北九州市長選での小選挙区得票結果のペーパーを示しながら語気を強めた。中川氏の周囲を石原伸晃幹事長代理、谷津義男選対総局長らが取り囲み、敗因「総括」を求めた。

 北九州の場合、無党派対策として安倍晋三首相の昭恵夫人や人気タレントを応援に投入しながら、自民党が議席を得ている福岡9、10区で野党票が自民票を上回った。優勢を確信していた愛知も全15区のうち1、2、3、6、7、11区で敗れ、大接戦に持ち込まれた。特に自民支持層が流出したとみられている福岡9区の三原朝彦衆院議員は中川氏から「反省しろ」と叱責(しっせき)され、記者団に「責任を痛切に感じている」と語った。

 中川氏は谷津氏らに無党派対策の強化を指示しているが、内閣支持率の落ち込みが目立つ中、妙案があるわけでもなく、候補者選びにも影響が生じつつある。神奈川県知事選では、県連が推薦を決めた元埼玉高速鉄道社長の杉野正氏(48)について、知名度不足などを理由に推薦を見送った。現職の松沢成文知事は再選出馬を表明し、政党推薦を受けない方針。選対幹部は「現職が民主の推薦を受けなければ、あえて対立候補を擁立する必要がない」と語った。

 候補者が自民党からの出馬に二の足を踏むケースも出始めている。参院福島補選で、県連が擁立を決めた元日本青年会議所副会頭が「県連が一枚岩でない」などとして突然、出馬辞退を表明。民主は前衆院議員の擁立を決めており、出遅れが致命傷になるとの指摘も出ている。中川氏は昨年11月の福島県知事選で敗れた弁護士、森雅子氏(42)に出馬を打診したが固辞され、7日も福島県選出の国会議員と協議したが、決着を持ち越した。

毎日新聞 2007年2月8日 東京朝刊

1214片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/08(木) 21:44:47
お茶、ジュース 出陣式で出せません
自民県連が公認候補に通達 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news02/08/03p.html
 
 「出陣式でお茶、ジュースは出さないように」―。自民党県連は、四月の統一地方選の公認候補者に、出陣式での飲み物提供を自粛するよう求める。深井明幹事長が明らかにした。

 告示日当日の第一声(出陣式)で、支持者にお茶やジュースなどが配られる光景は珍しくない。公選法は選挙運動で「湯茶」を除く飲食物の提供を禁止しているが「お茶はセーフ」だ。

 しかし、国政でも「政治とカネ」が問題になっており、「まずは選挙戦から襟を正そう」というのが県連の狙いのようだ。

 県連は一次、二次公認で県議選六十一人、さいたま市議選三十人、川口市議選二十一人(推薦二人を含む)などを公認決定済み。

 県連の決定について、公認候補者からは「断る口実ができた」(県議の一人)と歓迎する声がある。一方で「同じ選挙区の(保守系無所属の)他陣営が出すのに、こちらが出さないというのは困る」(さいたま市議の一人)といった本音も聞かれる。

1215片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/08(木) 22:16:39
町村前外相:柳沢氏辞任要求を「言葉狩り」と批判
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070209k0000m010100000c.html

 自民党の町村信孝前外相は8日、町村派の総会であいさつし、柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言について「もう済んだ話。言葉狩りという表現がぴったりだ」と、同党内外の柳沢氏辞任要求を批判した。

 「2人以上子供を持ちたい若者」を「健全」と表現した柳沢氏の発言についても、「(子供が)2人、3人、4人いたらいいねと、ごくごく当たり前のことを言った」と擁護。「(一連の厚労相)批判は安倍(晋三首相)さんのイメージをひたすら落としたいという目的以外の何物でもない。私はしっかりと柳沢さんを支え、安倍内閣を支えていく」と強調した。【野口武則】

毎日新聞 2007年2月8日 21時50分

1216片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/09(金) 08:43:57
参院選 津島派、危機感募る 改選多く独自に選対本部
2月9日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070209-00000011-san-pol

 自民党津島派(80人)が、参院選挙対策本部を立ち上げるなど独自の動きを見せ始めた。次期参院選で改選議員21人を抱え危機感の表れといえるが、派内には「安倍政権に冷遇されている」(中堅)との不満が渦巻くだけに、支持率低迷にあえぐ政権を牽制(けんせい)する思惑も透けてみえる。

 「6年前の参院選は小泉旋風があったが、今回は望めない。相当の立て直しを図らないと大変だ」

 7日昼、都内で開いた津島派運営幹事会で、会長の津島雄二党税調会長は強い懸念を表明し、派独自の参院選選対本部の設置を提案。額賀福志郎会長代理も「『柳沢発言』が問題なのか、それとも安倍政権の支持率はもともと下がりつつあるのか、分析が必要だ。分析次第では『打つ手』が変わってくる」と応じた。

 8日の派閥総会でも津島氏は「(参院選は)挙党態勢で進めることが必要だが、本当に挙党態勢が構築できるのか絶えず心していかねばならない」と党執行部を暗に批判した。

 津島派の改選議員は最大派閥の町村派の15人より格段に多い。選挙後に派閥入りが見込まれる新人を含めると「30人」(同派幹部)ともいわれる。「参院のドン」といわれる青木幹雄参院議員会長も同派だけに、「負けられない」との思いがあるが、党内での影響力は低下しており、派内には危機感が漂う。

 政権への不満は根強い。柳沢伯夫厚生労働相の失言で真っ先に辞任を求める声が上がったのも津島派だった。この動きを察知した町村派会長の町村信孝元外相が津島派幹部に電話で協力を要請したところ、幹部は「協力はとっくの昔からやっている!」と不満をぶちまけたという。

 選対本部は額賀氏を本部長、青木氏、片山虎之助参院幹事長らを顧問に据える。4月25日に開く派閥のパーティーでは、政府税制調査会の香西泰会長、石弘光元会長をゲストに呼び、安倍政権が渋る消費税引き上げ問題にも踏み込む予定だ。

 ただ、派内は決して一枚岩だとはいえない。昨年の総裁選で額賀氏擁立に動いた若手・中堅には、これを封じたベテランへの不信感が強い。安倍晋三首相を強力に支持するグループもあり、独自色を出そうとすればするほど軋轢(あつれき)が生じかねない、というジレンマを抱えている。

1217片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/09(金) 08:53:00
自民 無党派対策集約に時間も
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/09/k20070209000025.html

自民党執行部は、先の愛知県知事選挙などの結果を踏まえ、夏の参議院選挙に向けて、無党派層に支持を広げるための戦略を練り直したいとしていますが、党内ではさまざまな意見が出ており、意見集約に時間がかかることも予想されます。
自民党執行部は、先の愛知県知事選挙と北九州市長選挙で、無党派層の支持が、民主党などが推薦した候補に向いていたとして危機感を強めており、夏の参議院選挙に向けて、無党派層対策の戦略を練り直したいとしています。こうしたなか、自民党の谷津選挙対策総局長は8日、参議院選挙での党の公約について、年金制度改革や子育て支援、それに教育など、生活に密着した課題を柱に据えるべきで、安倍総理大臣が掲げる憲法改正を盛り込まないこともありうるという認識を示しました。ただ、中川幹事長は8日の講演で、「身近な生活に関する問題を重視すべきだという意見もあるが、そうした問題も憲法改正も両方大切だ」と述べ、二者択一の議論にはならないという考えを示しました。また、自民党内では、無党派層は選挙の直前の状況を見て投票行動を決める人が多く、今の段階から意識しすぎるのは意味がないという指摘もあるなど、無党派層への対策をめぐってはさまざまな意見が出ており、意見集約に時間がかかることも予想されます。

1218片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/09(金) 08:54:41
選挙『即効薬』急げ
自民“知事選ショック”
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070209/mng_____sei_____005.shtml

 宮崎県知事選や北九州市長選で自民党推薦候補が敗れ、優勢と伝えられた愛知県知事選でも苦戦したことを受け、夏の参院選や四月の統一地方選に向けて選挙対策の見直しを求める意見が、自民党内で強まっている。

 八日の津島派の総会では、茂木敏充筆頭副幹事長が愛知県知事選について「自民党支持層の三割が民主党に流れた。無党派層も相当流れ、二十−四十歳代は民主党推薦候補に負けた」と、無党派と若者対策の必要性を指摘。同派の津島雄二会長は「党執行部はいろいろとやるべきことがある」と、選挙対策の見直しを促した。

 谷垣派の例会でも、谷垣禎一会長が「愛知や北九州の結果が何を意味するのかを十分分析して、参院選に備える必要がある」と述べた。

 二〇〇五年衆院選で初当選した小泉チルドレンや武部勤前幹事長でつくるグループ「新しい風」が七日に開いた会合では「郵政解散のときは若者、無党派層が自民党を支持したが、今は逆転現象が起きている」との意見が続出。対策を検討して党改革実行本部に提言する方針を決めた。

 ただ、執行部は「有効な無党派対策があれば、とっくにやっている」と反論するなど、即効薬を見つけるのは至難の業。

 参院選の争点に何を据えるのかについても、意見が割れている状況だ。

 安倍首相は憲法改正を争点に据える方針だが、谷津義男選対総局長は八日、TBSのCS放送番組の収録で「憲法改正は争点にならない。むしろ年金問題、教育、少子化など、国民が身近に感じる具体的なものを、きちっと出した方がいい」と異論を唱えた。

 一方、中川秀直幹事長は京都市での講演で「地方公務員の給与引き下げは、自民党の国民への宣言だ。統一地方選、参院選の自民党公認、推薦候補の公約としなければいけない」と表明した。

 中川昭一政調会長は記者団に「いずれも重要。絞り込みはこれからだ」と述べ、党の公約づくりを急ぐ考えを示した。

1219片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/09(金) 08:56:34
お気に入り?「健全」170回も
『柳沢発言』過去10年分析
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070209/mng_____sei_____006.shtml

 女性を「産む機械、装置」に例えたり、子どもを二人以上持つことを「健全」とした発言で、釈明を続ける柳沢伯夫厚生労働相=似顔。しかし、「機械」や「健全」が何を意味するかについて、本人は説明を避けている。そこで過去十年間の国会議事録を元に、「柳沢語」を分析してみた。 (新開浩)

 本紙の調べでは、柳沢氏が国会答弁で「機械」「機械的」と発言したのは十五回。大半が森、小泉両内閣で務めた金融担当相時の発言だ。

 二〇〇一年に金融庁が中小金融機関の融資実態を検査したために、中小企業への貸し渋りが起きたと批判された際は、「画一的、機械的な検査をしてはならない」と金融庁を指導した。

 また「装置」と発言したのは五回。これも金融担当相時代が多く、政府が〇一年、銀行の株式保有制限を決めた際、放出される株式を買い取る組織の必要性を「株式市場の大きな変動をバランスさせる装置」と説明した。

 これらの発言は、機械に「融通は利かないが、正確」というニュアンスを込めており、女性はもちろん、人間を例えた用例は見当たらない。

 また、柳沢氏にとって「健全」という言葉は、国会審議で百七十回も使った好みのフレーズ。そのほとんどが国・地方の財政問題や、金融機関の経営に関連する発言だ。

 柳沢氏は論理的、実務的な話をすることが多く、分かりやすくしようとしたサービス精神が、一連の問題発言につながったとみられる。ただ、「健全」発言は、「機械」発言を釈明する中で飛び出した。

 このため、一連の発言には、いくら釈明したとしても、柳沢氏の女性観がにじみ出ているのではないかとの疑いは消えていない。

1220片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/10(土) 18:25:45
篠田陽介
http://seiji.yahoo.co.jp/giin/jimin/000445/activity_etc/index.html

2007年2月4日 愛知県知事選挙の投開票日

愛知県知事選挙の投開票日。

5:00からの朝起き会に出席。

事務所で打合せや執務。
神田候補が厳しい情勢であるとの連絡を受ける。
事務所、ボランティアスタッフ総出で、19:00時頃まで棄権防止のお願いの電話をかける。

20:00過ぎに神田事務所に入る。
選挙戦を通じてお世話になった方々へ御礼挨拶。
皆、一様に厳しい表情。

23:00頃に当確が流れる。
神田知事による当選御礼の挨拶、万歳。
マスコミ各社のインタビューを受ける。

今回の愛知県知事選挙は、政権運営のリトマス試験紙でもバロメーターでも無い。
ある程度予感をしていたが、自民党が誠実な神田候補の足を引っ張る結果となってしまった。
名古屋市内においては相手候補に敗れた。
私の選挙区も全ての区において及ばなかった。
しかし、良い結果を出せた区もあったので、この結果を大いに反省しながら次の4月の統一地方選挙に繋げていきたい。

柳沢大臣発言が今回の選挙にどう影響したのか、日本テレビより密着取材を受けた。
2/5(月)の夕方ニュースや夜のニュースZEROで取り上げられる予定です(ただし、使えるような内容であれば)。


2007年2月7日 改革フォーラム「新しい風」の例会

朝、浅間町交差点で街頭演説。

終了後、上京。

事務所で打ち合わせ後、自民党本部へ。
改革フォーラム「新しい風」の例会。
3月15日に開催をするセミナーについて、サポーターズクラブの設立について、愛知・北九州の選挙の結果分析など。

午後、中川幹事長に呼び出される。
愛知知事選では、選挙区内において2,900票差で民主党候補に敗れた。
この結果を真摯に受け止め地方選・参院選に生かして欲しいとのこと。

幹事長室を出た際のマスコミのぶら下がり取材。
記者「柳沢大臣の発言は選挙結果に影響があったか?」
私「発言についてどう対応するかは安倍総理の決断に従います。それより、今回の地方選挙が政権運営のバロメーターとなるとの自民党内からの発言が期間中にあったことが残念でした」
記者「その話は中川幹事長に伝えましたか?」
私「恐ろしくて伝えられませんでした」

1221片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/12(月) 10:00:53
亀井幹事長 厚労相不信任案を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/12/k20070211000088.html

国民新党の亀井久興幹事長は松江市で街頭演説し、女性を「産む機械」などと発言した柳沢厚生労働大臣が辞任しない場合には、平成19年度予算案の衆議院での審議が大詰めを迎えた段階で、柳沢大臣に対する不信任決議案の提出をほかの野党に呼びかける考えを示しました。
この中で、亀井幹事長は柳沢厚生労働大臣の発言について、「偶然ではなく、人間をものとしか見ない安倍政権の体質そのものだ。柳沢大臣がどうしても辞めない、安倍総理大臣が辞めさせないというのであれば、平成19年度予算案の審議が衆議院で大詰めを迎える段階で、野党各党に呼びかけて柳沢大臣の不信任決議案を提出したい」と述べました。また、亀井氏は、先に、防衛省首脳が在日アメリカ軍の再編に関する交付金について、政府に計画の修正を求めた名護市に現状では交付できない考えを示したことについて、「アメリカと決めたことを自治体に押し付けて、それを聞かないなら交付金を出さないというのはとんでもない話だ。政府は危ない道を進もうとしている」と批判しました。一方、亀井静香代表代行は、夏の参議院選挙で与党側が過半数割れした場合の対応について、「自民党が、郵政民営化の見直しなど、国民新党の政策をすべて認めなければ助けることはできない」と述べました。

1222片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/12(月) 10:42:52
公明、早くも臨戦態勢 安倍政権への逆風警戒 幹部ら全国遊説  2007/02/12 07:03
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20070212&amp;j=0023&amp;k=200702115247

 公明党は先週末から四月の統一地方選に向けた党幹部らによる全国遊説を開始した。背景にあるのは、柳沢伯夫厚生労働相の「産む機械」発言などによる安倍晋三政権の支持率低下。連立与党の同党も逆風にさらされかねないとの危機感から、幹部の一斉始動で早くも臨戦態勢に入りつつある。

 「一つも負けてはならない戦いだ」。同党の太田昭宏代表は十日、大阪市内で街頭演説し、統一地方選での地方議員の公認・推薦候補計千七百二十五人の全員当選に強い執念を見せた。

 太田氏は昨年九月に代表に就任したばかりで、支持母体の創価学会も同年十一月、原田稔氏が新会長に就任した。統一地方選は太田−原田体制の初陣。前回の統一地方選は全員当選を果たしているだけに、今回は両者にとって、求心力維持のためにも「絶対に落とせない」(党選対幹部)戦いだ。

 しかし、柳沢氏の発言には創価学会婦人部などから批判が根強く、支持者の間では安倍政権への不満がくすぶる。太田氏は十日の記者会見で、安倍政権の支持率低下について「国政の各党の動き、状況は当然、(統一地方選に)影響があると思っている」と警戒感を隠さなかった。

 創価学会関係者は「柳沢発言で、選挙に向けた学会員の動きが鈍っている」と現状を分析しており、公明党は幹部のフル回転で、組織のネジを巻く方針だ。

1223片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/12(月) 21:22:59
首相の求心力低下が加速/執行部からも不協和音
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070208.html

 公明党の松あきら女性局長が柳沢伯夫厚生労働相の辞任論を展開するなど、与党幹部から八日、安倍晋三首相の政権運営に公然と異を唱える発言が相次いだ。

 内閣支持率の続落に歯止めがかからない中で、与党執行部にさえ「首相の威令」が届かない求心力の低下ぶりが浮き彫りになった格好。塩崎恭久官房長官は「柳沢氏は信頼回復に努めている」と火消しに努めたが、政権のたがの緩みは覆い隠せない状況になってきた。

 「(柳沢氏は)どこかでけじめをつけることが必要だ。官邸にもそのような思いは伝わっているはず」。松氏は八日のテレビ番組で、柳沢氏の続投方針を堅持する首相の姿勢に疑問を呈した。

 公明党執行部は政権へのダメージを考慮して辞任論を「封印」してきたが、太田昭宏代表も記者会見で「『個人的(見解)』と念を押した上で、自分の率直な気持ちを述べたのだと思う」と認めざるを得なかった。

 不協和音はこれだけにとどまらない。自民党の谷津義男選対総局長も同日のテレビ番組収録で、憲法改正を参院選の争点に掲げるとの首相方針に反して、「憲法改正は争点にならない。政権公約(マニフェスト)は憲法改正でなく、年金、教育、少子化など国民が身近に感じるものに焦点をあてたい」と強調した。

 今月初めの共同通信の世論調査で内閣支持率(40.3%)は不支持率(44.1%)を初めて下回った。先の愛知県知事選と北九州市長選では、若年層を中心とした無党派層の支持離れも裏付けられた。「このままでは夏の参院選は戦えない」。そんないら立ちが執行部メンバーを巻き込み、「無策の官邸」(中堅議員)への不満として噴き出しつつあるのは間違いない。

 自民党の閣僚経験者は七日夜に「安倍首相は官房副長官時代に北朝鮮対応で活躍したから(党総裁選で)推したが、見込み違いだった。『倒閣』なんて、刺し違える覚悟のある議員が五人もいればできる」と強調。別のベテラン議員も八日、「もう閣僚と党執行部を全部取り換えるか、森内閣の時のように首相を替えるしかなくなってきた」と指摘するなど、不穏な発言も飛び交い始めているのが実情だ。

 自民党内では、内閣支持率の下落が民主党の支持率アップにつながっていないことを踏まえ「安倍内閣は、政権批判の受け皿になれない小沢一郎代表率いる民主党に支えられている」との自嘲(じちょう)気味な声も聞かれる。

 小泉純一郎前首相も七日夜、都内で自民党の中川秀直幹事長らと会食した際にこううそぶいた。「小沢さんを大事にした方がいいな」。

1224片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/12(月) 22:07:33
「ベテランが役割果たせ」 森元首相、沈滞内閣に喝
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070212/skk070212003.htm

 自民党の森喜朗元首相は12日午後、大阪市内で講演し、安倍内閣の支持率低迷に関連し「もうひとつ内閣全体が頑張らなければならない。沈滞化している気がしてならない。そろそろみんな、目を覚ましてもらわねばならない」と述べ、閣僚らに奮起を促した。

 安倍晋三首相に対しても「フレッシュな新しい感覚の政治をスタートさせたのだろうが、残念ながら逆の目が出てきてしまった」と指摘した。

 森氏は、麻生太郎外相、久間章生防衛相、尾身幸次財務相の名を挙げ「この方たちはベテランの役割をしているとは思えない。もっと引っ張ってほしい」と注文。

 塩崎恭久官房長官、甘利明経済産業相、山本有二金融担当相らに対しても「若い人が(安倍首相誕生の)流れをつくったのに首相をしっかり守っていく雰囲気が出てこない」と苦言を呈した。

(2007/02/12 20:45)

1225片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/14(水) 16:12:40
自民 支持率低下に懸念の声も
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/14/k20070214000036.html

NHKの世論調査で、「安倍内閣を支持しない」が「支持する」を初めて上回ったことについて、自民党内では、こうした傾向に歯止めをかけるのは容易ではないと懸念する声もあり、安倍総理大臣はより生活に密着したテーマを重視すべきだといった意見が出ています。
NHKが今月10日からの3日間、行った世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は41%、「支持しない」と答えた人は43%で、政権発足後、初めて、「支持しない」が「支持する」を上回りました。これについて、安倍総理大臣は、13日夜、記者団に対し、「世論調査の結果に一喜一憂せず、誠実に仕事をし、結果を出していくことに全力を注ぎたい」と述べました。自民党内では、支持率が低下した原因について、「『女性を産む機械だ』などとした柳沢厚生労働大臣の発言が響いた」という分析や、「内閣の実績が十分に伝えられていない」という指摘が出ています。そのうえで、当面の政権運営については、「依然として高い支持率であり、目先の数字に左右される必要はない」という意見がある一方で、「こうした傾向に歯止めをかけるのは容易ではなく、今後、さらに、支持率が下がる可能性がある」と懸念する声も出ています。こうした中、党内では、参議院選挙に向けた取り組みについて、「安倍総理大臣は、憲法改正のような長期的な視野に立った主張にこだわらず、年金や雇用など、より生活に密着したテーマを重視すべきだ」といった意見が出ています。

1226片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/15(木) 19:28:26
「参院補選 意味大きい」 公明・木庭氏二水会で講演 安倍政権 安定占う
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070215/20070215_002.shtml

 九州・山口の企業や自治体の東京支店長、事務所長らでつくる二水会(西日本新聞社主宰)の2月例会が14日、都内のホテルであり、公明党の木庭健太郎参院幹事長が「公明党が見た安倍晋三政権の舞台裏」と題して講演。「安倍政権が安定するか否かを次に問われるのは参院統一補選(4月22日投開票)。政権維持、7月の参院選に向けて極めて大きな意味を持つ」などと述べた。

 木庭氏は「参院選は厳しい戦いだが、統一補選で勝てば与党過半数維持へハードルが低くなる。敗れれば首相が求心力を失うことにつながりかねない」とも指摘。一方で「自民党内では安倍氏の次がまだ見えていない。安倍氏の政治手法は内部を固める旧来型。低空飛行でも政権を維持できる」との見方を示した。

 また、福岡、北九州両市長選での与党推薦候補敗北を受けた4月の福岡県知事選に関し、現職の麻生渡氏を評価。「支援したいが、4選問題があり、党本部推薦は難しい。県段階でよく相談して対応を決めてほしい」と語り、「一連の流れは大風ではないが、底流から風が吹いている気がする。ど既成のものへの批判と受け止めるなら、楽観できない戦」と指摘した。

=2007/02/15付 西日本新聞朝刊=

1227片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/15(木) 22:04:14
亀井氏 公明に公開討論の挑戦状「学会員総動員も構わない」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/39363/

 「公開討論をやろうじゃないか」
 14日午後、前日の衆院予算委員会で激しい公明党批判を展開した国民新党の亀井静香代表代行が記者会見で、公明党に「挑戦状」をたたきつけた。亀井氏の発言に反発した公明党が議事録からの削除を要求。しかし、亀井氏は公開討論を求めることで、受けて立つ構えを示した形だ。
 亀井氏は13日の予算委で「公明党はイラク戦争支持だ」「庶民負担も支持だ」などと決め付け、公明党をしきりに挑発。これに対し同党は「発言は事実と違う」として、議事録からの発言削除を国民新党に要求した。
 すると亀井氏は14日の記者会見で自らその話題を切り出し、「(公開討論の場所は)どこでも、東京ドームでもいい。自公連立のおぞましい実態を公開の場で説明する」「(公明党の支持母体の)創価学会の会員を総動員しても構わない」と言いたい放題だった。

1228片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/15(木) 22:09:48
自民党内で北朝鮮政策をめぐり「さや当て」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070215/20070215-00000067-nnn-pol.html

 政府の北朝鮮政策をめぐり、自民党内でさや当てとなっている。山崎前副総裁が15日、6か国協議をめぐる政府の姿勢を批判したのに対し、町村元外相は「政府批判は北朝鮮を利する」と指摘した。

 先の6か国協議では、北朝鮮が核放棄に向けた措置を取る代わりに、各国がエネルギー支援を行うことで合意した。しかし、日本政府は拉致問題が進展しない限り、支援には応じない方針。これについて山崎氏は「核問題が前進しない限り、拉致問題は前進しない。日本だけが協力しない訳にはいかない」などと政府の対北朝鮮政策を批判した。

 これに対し、町村元外相は「(党内で)ああだ、こうだ言うこと自体が、まさに安倍内閣の足を引っ張り、北朝鮮を利するのだと、どうして我が党議員でわからないのか。本当に私は不思議でならない」と述べ、政府の姿勢に注文をつける山崎氏らの発言を批判した。

1229片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/16(金) 02:02:31
中川政調会長 政権で一体感を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/16/k20070216000015.html

自民党の中川政務調査会長は15日夜、記者団に対し、安倍政権の運営について、「気がついたら、みんなバラバラだ」と指摘し、安倍総理大臣が掲げる課題の実現に政権全体が一体感を持って取り組むべきだという考えを示しました。
この中で中川政務調査会長は、政府が働く人全体の所得などを引き上げて格差の固定化を防ぐことを目指す「成長力底上げ戦略」を策定したことに関連して、「底上げ戦略と再チャレンジ、どこが違うのか。言葉の意味がいまひとつわからない。塩崎官房長官にも『似たようなものをたくさん作るな』と伝えた」と述べました。そのうえで中川氏は、安倍政権の運営をサッカーにたとえて、「安倍総理大臣のボールを、自分が持ったら持ったままで、フェイントをかけて、敵を1人、2人抜いたと喜んでいる。ただ、気が付いたら、みんなバラバラになって、相手はディフェンスができている」と述べ、安倍総理大臣が掲げる課題の実現に政権全体が一体感を持って取り組むべきだという考えを示しました。

1230片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 04:19:23
同じことを言う人なんだな。

自民政調会長 政権に一体感を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/17/k20070216000274.html

自民党の中川政務調査会長は、総理大臣官邸で安倍総理大臣、塩崎官房長官と個別に会談し「政府の打ち出す政策にまとまりがなく、類似しているものが多い」として、安倍総理大臣が掲げる課題の実現に政権全体が一体感を持って取り組むよう求めました。
中川政務調査会長は、15日夜、記者団に対し、政府が格差の固定化を防ぐことを目指す「成長力底上げ戦略」を策定したことに関連して「底上げ戦略と再チャレンジ、どこが違うのか」と指摘し、安倍総理大臣が掲げる課題の実現に政権全体が一体感を持って取り組むべきだという考えを示しました。中川氏は、16日、安倍総理大臣、塩崎官房長官と個別に会談し、こうしたみずからの考えを伝えるとともに、自民党の総務会でも同様の意見が出されたことなどを報告しました。このあと、中川氏は記者団に対し「総務会でも政権運営についての意見があったので、その様子を伝えた。安倍総理はうなずいておられた。塩崎官房長官は、重く受け止めるということだった。国民から見るとわかりにくいというのは政府も望まないはずだ」と述べました。

1231片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 04:22:11
「格差ない」では選挙戦えぬ…青木氏、改めて注文
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070216ia23.htm

 自民党の青木参院議員会長は16日、国会内での自民党幹部との会合で「『格差はない』という前提では統一地方選や参院選は戦えない」と述べ、政府に格差問題に正面から取り組むよう改めて注文をつけた。

 青木氏はこの中で「格差があることを認めた上で『格差をなくせるのは、野党ではなく政府・与党だ』と訴えるべきだ」と強調した。

(2007年2月16日23時25分 読売新聞)

1232片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 04:24:57
自民党員数、9年連続で減少…郵政民営化で職域響く
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070216it13.htm

 自民党は16日、2006年末の党員数が119万872人だったと発表した。

 夏の参院選を控えて、新規党員は16万4634人と2年連続で増加したものの、全体では前年比3万1746人(2・6%)減で、1998年以来、9年連続の減少となった。業界団体を基盤とする職域党員の減少に歯止めがかからなかったことが主な理由だ。

 職域党員は3万8431人減の55万3175人、地域党員は6685人増の63万7697人だった。

 自民党の最近の党員数は、1997年の336万808人をピークに毎年減少している。2001年の参院選で非拘束名簿式が導入され、「党員獲得2万以上」という比例選候補のノルマが廃止されたことが背景にある。さらに、小泉前内閣時代の構造改革路線に対して、業界団体が不安を募らせたことも影響していると見られる。片山参院幹事長は記者会見で「職域党員が減っている団体の一つは『大樹』だ」と述べ、郵政民営化法の成立に伴い、特定郵便局長OBや家族で組織する「大樹」の多くが自民党を離れたことが要因だとの見方を示した。

 一方、昨年12月に復党した「郵政復党組」の衆院議員がいる7県のうち、山梨、徳島、鹿児島の3県では、山梨県の前年比4915人増を最高に、それぞれ党員数が増加した。

(2007年2月16日20時55分 読売新聞)

1233片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 05:01:49
自民、組織力低下くっきり=党員数減に歯止め掛からず
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007021600942

自民党が16日発表した2006年末の党員数は、119万人で9年連続の減少となり、組織力低下がくっきりと浮かび上がった。同党は夏の参院選に向け組織立て直しに全力を挙げるが、長年の支持基盤とのしがらみを断ち切ろうとした小泉政権の構造改革路線を継承する限り、容易ではない。組織重視と改革継続の矛盾は衆参幹部の路線対立も招き、同党は選挙戦略を定めきれずにいる。歯止めが掛からない党員減少に、中川秀直幹事長は同日の役員連絡会で「党員確保は選挙の勝敗に影響する」と危機感を表明。自らも改選を迎える片山虎之助参院幹事長は記者会見で「全体に職域団体の力が弱っている」と述べ、支持団体の弱体化が要因であることを認めた。

1234片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 05:02:45
「バラバラの印象」 会議乱立に中川政調会長が苦言
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070216/skk070216004.htm

 自民党の中川昭一政調会長は16日、塩崎恭久官房長官を首相官邸に訪ね、官邸主導で「再チャレンジ推進会議」や「成長力底上げ戦略構想チーム」など会議が乱立していることに苦言を呈した。

 党総務会で「(会議の)違いが分かりにくい」「バラバラの印象だ」との意見が噴出したのを受け、党の総意として伝えた。塩崎氏はこれに先立つ記者会見で「何を指して会議をたくさんつくっているというのか、よく分からない」と納得できない様子だったが、中川氏に交通整理の必要性を直言されると、「重く受け止めます」と答えた。

(2007/02/16 21:05)

1235片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 05:15:49
自由民主党 党員数
S52(77) 1,517,761
S53(78) 1,405,995
S54(79) 3,106,703
S55(80) 1,423,045

S62(87) 1,991,447
S63(88) 5,001,980
H01(89) 2,963,312
H02(90) 5,465,243

H05(93) 2,50x,xxx

H07(95) 3,360,808

H09(97) 3,36x,xxx

H11(99) 2,3xx,xxx
H12(00) 2,369,252
H13(01) 1,696,299
H14(02) 1,624,799
H15(03) 1,534,247
H16(04) 1,408,164
H17(05) 1,222,618
H18(06) 1,190,872

1236片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 08:44:55
自民党員ジリ貧 9年連続減 
2月17日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070217-00000003-san-pol

 自民党は16日、平成18年末現在の党員数が前年比2・6%減の119万872人だったと発表した。新規党員数は2年連続で増加したものの、全体では9年連続の減少となった。危機感を抱く党執行部は、所属議員に課す党員獲得の「ノルマ制度」の復活などを検討する方針だが、長期低落傾向に歯止めをかける決定打となるかどうかは不透明だ。

 中川秀直幹事長は党役員連絡会で「党員は組織の基盤だ。国会議員にとって、党員の確保が選挙の勝敗に影響する」と述べ、党が一丸となって党員の確保に全力を挙げるよう指示した。

 党員数はピークの3年(約546万5000人)の約22%にまで落ち込んだが、背景にはさまざまな要因がある。

 自民党は12年のケーエスデー中小企業経営者福祉事業団事件で架空党員や党費肩代わりの問題が発覚したのを契機に、参院比例名簿の登載条件だった党員・党友2万人獲得のノルマを撤廃。また、13年から参院比例代表に個人票で順位が決まる非拘束名簿式が導入され、候補者が名簿の上位登載に直結する党員獲得に汗をかくこともなくなった。このため、参院選の前年には決まって党員数が増えたのも今は昔の話となった。

 小泉純一郎前首相が郵政民営化や利権がからむ特定団体との関係見直しに動いたことも追い打ちをかけた。片山虎之助参院幹事長は16日の記者会見で、有力な集票マシンだった全国特定郵便局長会OBらの組織「大樹」の自民党離れが続いていると指摘し、「職域団体の力が弱っている」と分析した。郵政造反組で昨年12月に復党した議員の選挙区がある山梨など3県での党員数は増加したものの、焼け石に水だ。

 こうした事態を受け、片山氏は記者会見で、国会議員に年1000−2000人の新規党員獲得のノルマを課したり、党員のメリットを強化するなどの改善策を検討する考えを示した。

 ただ、党内には「かつて議員が党費を肩代わりして『幽霊党員』で党員数をかさ上げしていた時代からみれば正常な状態になった」(同党関係者)との声もある。

1237片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 19:57:27
自民党:統一地方選や参院選、党の結束を訴え…中川幹事長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070218k0000m010054000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は17日、福岡市で開かれた同党福岡県連大会のあいさつで「国政でも地方政治でも分裂、反目、静観、嘲笑(ちょうしょう)は敗北しか生まない。結束、団結にまさる価値はない」と述べ、統一地方選や参院選に向け党の一致結束を訴えた。保守分裂による宮崎県知事選の敗北などを念頭に置いた発言とみられる。

 また、米国のチェイニー副大統領が20日から来日することについて「真の同盟国は困っている時にこそ救いの手を差しのべる。過去を論評する時ではない。行動の時だ」と述べ、イラク復興支援などで引き続き日米同盟重視の行動を取るべきだとの考えを示した。【大場伸也】

毎日新聞 2007年2月17日 19時34分

1238片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 13:55:54
愛すべき存在?

厚労相またまた問題発言「労働時間だけが売り物」 撤回へ
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070219/skk070219004.htm

 柳沢伯夫厚生労働相は19日午前の衆院予算委員会で、工場労働を「労働時間だけが売り物」とした労働法制に関する自らの発言について、撤回と議事録からの削除を検討する考えを明らかにした。

 柳沢氏の発言は、15日の参院厚生労働委員会で答弁したもの。柳沢氏は事務職の一部を残業代の支払い対象から外すホワイトカラー・エグゼンプションに関連し、「工場労働というか、ベルトコンベヤーの仕事。もう労働時間だけが売り物というようなところでなく働いている方々の現実に着目した労働法制をつくることが課題だ」と述べた。

 19日の衆院予算委で、民主党の川内博史氏が「現場で一生懸命働いている方に失礼だ」と批判し、柳沢氏自らが議事録からの削除を申し出るよう要求。これに対し、柳沢氏は「全体を見れば誤解が生じるとは思わないが、『だけ』という言葉がある人々を傷つけるとの指摘なので、(削除が)可能かどうかを相談したい」と述べた。

(2007/02/19 13:20)

1239片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 22:30:58
「厚労相辞めれば良かった」=民主・小沢氏相手にぼやき連発−森元首相
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007021900794

 自民党の森喜朗元首相や民主党の小沢一郎代表ら衆院当選13回の同期会が19日夜、都内の日本料理店で開かれた。出席者によると、森氏は女性を「産む機械」に例えた柳沢伯夫厚生労働相について「早く辞めれば良かった。辞めなかったから、(失言が)国民に浸透してしまった」と嘆息。政府追及の材料が残ったことを良しとする小沢氏が「(安倍晋三首相が)辞めさせないで良かった」と混ぜっ返す一幕もあった。
 森氏はまた、麻生太郎外相をさかなに「(ポスト安倍に)色気が出て来たから(内閣の支えとしては)頼りにならない」とぼやくことしきりだったという。 
 同期会は昨年12月以来。同日は国民新党の綿貫民輔代表と民主党の羽田孜、渡部恒三両最高顧問も出席した。

1240片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 09:44:02
「緊張感を」与党にいらだち 内閣支持率37%に低下
2007年02月20日08時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0220/003.html

 朝日新聞社が17、18の両日実施した全国世論調査(電話)で安倍内閣の支持率が37%となり、不支持の40%を下回ったことについて、自民党の中川秀直幹事長は19日、「今までと変わらない。4割前後の支持を巡航速度だと申し上げている」と語り、内閣への評価は高水準を維持しているとの考えを示した。ただ、中川氏はこのところ閣僚や首相官邸のスタッフに苦言を呈する場面が増えている。公明党を含めた与党内に、支持率低下へのいらだちは広がっている。

 中川氏は18日の講演に続き、19日の政府・与党連絡会議でも「閣僚や官僚も、自分の考えを優先する態度は許されない。首相を先頭に、政府・与党が一糸乱れぬ団結で美しい国づくりに向けて頑張るべきだ」と改めて強調した。

 公明党の北側一雄幹事長も同じ会議で「緊張感を持って取り組むべきだ」と中川氏に同調。北側氏はその後、記者団に「昨年末からの一連の閣僚の発言などが支持率低下に影響しているのではないか」と分析した。

 一方、安倍首相は19日夕、閣僚発言や支持率低下について「まずは政策をわかりやすく説明し、実行をしていくことによって信頼を得ていきたい」と記者団に語った。

1241片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 10:19:55
「閣僚、官僚には首相への絶対的忠誠必要」との自民・中川幹事長の発言に波紋広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070220/20070220-00000680-fnn-pol.html

自民党の中川秀直幹事長が、「忠誠心なき閣僚は去れ」と発言した波紋が広がっている。
中川幹事長は18日、仙台市で「閣僚、官僚のスタッフには、日本国内閣総理大臣に対して、わたしは絶対的な忠誠、絶対的な自己犠牲の精神が求められるのではないか」と、怒りを込めて苦言を呈した。
この発言が、週明けの永田町に波紋を呼んだ。
中川幹事長は「内閣総理大臣が入室したときに、起立できない、そんな政治家。あるいは、私語を慎めない政治家。それは、『美しい国づくり内閣』にふさわしくないなと思います」とも述べた。
閣議前の写真撮影では、首相が入ってきたとき起立し、首相が座ったあとに座るのが慣習だが、安倍内閣では、立ち上がるのが遅れ、座るのも早い閣僚や、首相と同時に入ってきて先に座る閣僚、首相の真横で何やらひそひそ話をする閣僚もいた。
折しも、私語などで授業ができない「学級崩壊」が問題となっているこのご時世だが、伊吹文明文科相は「私語をしてた閣僚がいるのかどうかはわからないけれども、少なくとも、わたしの両脇はいないと思うよ」と述べた。
また、松岡利勝農水相は「私は、そういうことがないように心しているつもりですが、なお心したいと思います」と述べた。
都内では19日夜、森 喜朗元首相や民主党の小沢一郎代表らが参加した当選同期会が開かれた。
会合では、柳沢伯夫厚生労働相の「産む機械」発言について、森元首相からは「1日で辞めておけば、3〜4日で話は終わったのに、(辞めさせないから問題が)国民に定着してしまった」との発言が飛び出した。
一方、民主党の小沢代表は、「辞めないでよかった」と述べたという。
また会合では、安倍首相の人事が下手だとの発言が相次いだという。
出席者の1人によると、「安倍内閣はふがいない」、「安倍は人事がわかっていない」という話が、皆から出たという。
中川氏の発言について、安倍首相は「どうでしょう。それは中川幹事長に聞いてください」、「(総理は心配いらないとのことでしたが?)心配していただく必要はないと思います」と述べた。
中川幹事長は19日、「この『安倍精神』をね、やはり保守政治の基本精神としてね、内閣の皆さん、また政府におられる官僚の皆さんにも求めなきゃならんと。そう思ったわけでございます」と述べた。

1242片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 14:22:20
この話どこに貼ればいいんだ。

「私語なし」「全員起立」幹事長の批判に発言相次ぐ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070220i104.htm?from=main1

 自民党の中川幹事長が安倍首相に敬意を払わない閣僚を批判したことが波紋を広げる中、20日午前、閣僚が閣議前に勢ぞろいする国会内の大臣室では、安倍首相が入ると、各閣僚が一斉に起立した。「起立しない閣僚がいる」との批判を意識したものだが、閣僚からは「立ち上がるのは年の差が出る。0・1秒の差だ」(溝手防災相)などの声も出た。中川氏は私語を慎まない閣僚もやり玉に挙げたが、首相は隣席の麻生外相に話しかけ、「これをおしゃべりと取られるんだよな」と語る光景もあった。

 閣議後の記者会見で、甘利経済産業相は「首相が入ってきて立ち上がらない閣僚は1人もいない。閣議や閣僚懇談会で私語が交わされることはない」と述べた。山本金融相は「(閣僚間の)連絡調整の時間がとれないので、重要なことを話し合っているケースが多い」と指摘した。

 閣僚に絶対的な忠誠心を求めた中川氏に対し「忠誠心が欠けている閣僚は一人もいない」(冬柴国土交通相)、「言われなくても分かっている」(渡辺行政改革相)などの反論も出た。

 一方、中川氏は記者会見で「閣議前の懇談で連絡調整の話があるのは当然だ。細かいことを言ったつもりはない」と語った。

(2007年2月20日13時52分 読売新聞)

1243片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 14:24:06
閣議前の雑談変わらず 「起立の遅れは年の差」の声も
2007年02月20日12時15分
http://www.asahi.com/politics/update/0220/009.html

 「(起立するのが)0.1秒くらい遅かった。年の差が出るんだよな」

 20日午前の閣議前に安倍首相の入室を起立して迎えた閣僚から、こんな声があがった。自民党の中川秀直幹事長から首相入室時に起立せず私語を慎まないと批判されたばかりだが、この日も構わず歓談は続いた。

 閣議前は閣議室の隣の部屋で各閣僚が待機し、首相が入室して報道写真の撮影が行われる。中川氏の発言はこの間の私語を念頭にしたものだが、20日も和気あいあい。久間防衛相が「閣僚はここでしか会うところがない」と言えば、首相も「これをおしゃべりと取られるんだよな」と苦笑。伊吹文部科学相が「一般の人はこれが閣議だと思ってるんだよな」と言い残して閣議室に入った。

 閣議後の記者会見では多くの閣僚が「(閣議前に)打ち合わせたり、雑談をかわしたりということは当然のこと」(長勢法相)などと閣議前は問題ないと説明。高市少子化担当相は「誤解していた。能面のように全く会話を交わしていないのではまずいと思った」。渡辺行革担当相は「親心も時にうるさく感じることもある」と中川氏の発言に不快感を示した。

1244片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 14:28:11
閣僚、会話やめ一斉に起立=20日午前の閣議で
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007022000280

 自民党の中川秀直幹事長に閣議時の「マナーの悪さ」を指摘された安倍内閣の閣僚は20日午前の閣議に臨み、全員が一斉に起立して安倍晋三首相を迎え「おはようございます」と大きな声であいさつした。閣議前は数人が会話していたが、首相入室後も続ける閣僚はいなかった。
 この後の記者会見で、塩崎恭久官房長官は中川氏の指摘について「意味がよく分からない部分があった」としながらも、「内閣に頑張れというエールだと思う」と述べた。

1245片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 23:57:19
小泉前首相:「鈍感力が大事だ」…自民に注文
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070221k0000m010107000c.html

 自民党の小泉純一郎前首相は20日、国会内で中川秀直幹事長と会い、安倍内閣の閣僚や官邸スタッフへの与党からの風当たりが強まっていることに関連して「目先のことに鈍感になれ。鈍感力が大事だ。支持率は上がったり下がったりするもの。いちいち気にするな」と述べ、長期的な視点から政府・与党が一体で政権運営にのぞむよう、注文をつけた。

 同日の衆院本会議に先立ち、小泉氏が自民党幹事長室に立ち寄った。塩崎恭久官房長官らも遅れて同席した。中川氏は安倍内閣の閣僚に緊張感が無いと苦言を呈したいきさつがあるが、小泉氏は「閣僚はみんな一家言持っているから無理にまとめる必要はない」とも中川氏を諭したという。政権を通じて高支持率の維持に成功した小泉氏だが、記者団に「(支持率は)40%でも30%でも十分だ」と語った。【大場伸也】
毎日新聞 2007年2月20日 21時30分 (最終更新時間 2月20日 22時57分)

1246片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/21(水) 00:02:14
閣議「私語問題」で閣僚ら逆襲 幹事長発言総スカン
2007年02月20日19時45分
http://www.asahi.com/politics/update/0220/012.html

 首相の入室時に起立せず、私語を慎まない閣僚らを批判した自民党の中川秀直幹事長の発言に、20日の閣僚らの記者会見で反論が相次いだ。与党第一党の幹事長の発言が、閣僚から総スカンを食らうのは異例だ。

 20日の閣議では、直前の報道写真撮影のため閣議室隣の部屋に待機した閣僚らが、首相が入室すると全員起立。塩崎官房長官は「全員起立をしてごあいさつを申し上げている」と胸を張った。

 ただ、私語については甘利経産相が「テレビに映る風景が閣議と誤解されている。あそこは待合室」。尾身財務相も「(閣議前には閣僚間で)連絡したり相談したりするが、閣議の席では一切ない」と反論。高市少子化担当相は「能面のように全く会話を交わさないのはかえってまずいと思っていた」。松岡農水相は「私語をしたか、しなかったかはちょっと記憶にない」と濁した。

 また、中川幹事長が「絶対的な忠誠」を求めたことにも、冬柴国交相は「忠誠心の欠ける人は一人もいない」。麻生外相は「(幹事長発言の)意図がよくわからない」と首をかしげ、久間防衛相は「緊張感をもってやらないかんという趣旨はよくわかる。良い刺激になった」と語った。

 中川幹事長は20日の記者会見で、真意について「閣議前の懇談の場で連絡調整の話があるのは至極当然。その限りの細かいことを言ったつもりはない」と語った。安倍首相は同日夜、「幹事長発言は不適切か」との記者団の質問に「いちいち問題にする必要もない。幹事長の心配には及びません」と突き放した。

1247片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/21(水) 10:14:12
『格差』なしでは戦えぬ
選挙の争点 自民・参院側から噴出
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070221/mng_____sei_____004.shtml

 七月の参院選で安倍晋三首相が憲法改正を争点に掲げる方針を示しているのに対し、自民党の参院側からは「格差問題に焦点を当てないと勝てない」との意見が噴き出している。同党は二十二日の選挙対策本部で参院選に向けた実質的な出陣式を行い、マニフェスト(政権公約)づくりにも着手するが、とりまとめは難航しそうだ。 (東条仁史)

 「『格差はない』と言っても地方では通らない。格差があることを前提にしなければ、選挙はできない」

 十六日の自民党役員連絡会で、青木幹雄参院議員会長は、格差問題に取り組むよう促した。

 同党は三月から、参院選対策として中川昭一政調会長ら政調の幹部が地方を回り、政府・与党の政策を説明する。青木氏は、その場で格差問題への取り組みを説明するべきだと主張したのだ。

 片山虎之助参院幹事長も、十八日のテレビ朝日の報道番組で「格差問題は政府・与党しかちゃんとした対応はできない。野党は批判し、評論するだけ。与党が責任を持ってやる」と強調し、参院選の主な争点に格差問題を掲げるよう訴えた。

 参院幹部からこうした発言が相次ぐ背景には、首相が生活に直結する格差問題から目をそらし、理念的な憲法改正にこだわっている、との不満がある。

 景気回復は戦後最長記録を更新しているが、大都市圏に比べて、地方の実感は乏しい。参院選の勝敗のかぎを握る改選一人区は地方が大半。参院側は、格差に対して真剣に取り組む姿勢を示さなければ、野党から集中砲火を浴びて参院選で苦杯をなめかねない、と危機感を強めている。

 参院幹部は「地方で出てくる質問は、ほとんとが『格差を何とかしてくれ』という内容だ。格差が一番分かりやすいテーマなのだから、素直に選挙をやるべきだ」と主張する。

 政府は、低所得者層らの支援を掲げる「成長力底上げ戦略」を策定し、「やる気」を示してはいる。だが、既存の「再チャレンジ支援策」とも重複し、パンチのある内容とは言い難い。

 参院側は政権公約づくりで主導権を握り、できるだけ意向を反映させたいところだ。参院幹部は「中身が駄目なら、OKを出さない」と強気の姿勢で、調整の難航も予想される。

1248片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/21(水) 21:08:39
事務所費問題:意見集約に苦慮 自民党執行部
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070222k0000m010066000c.html

 事務所費支出問題への対応で、自民党執行部が意見集約に苦慮している。安倍晋三首相が先月末、党改革実行本部(本部長・石原伸晃幹事長代理)に政治資金規正法改正を視野に入れた検討を指示したにもかかわらず、党の内規での対応を求める意見が依然根強く、議論が平行線をたどっているためだ。民主党は小沢一郎代表の事務所費を公開、透明性を高めるための法改正を主張し、与党に攻勢をかけている。安倍首相の指導力不足が取りざたされる中、「政治とカネ」の問題でも首相指示がどこまで実現するかが問われている。【大場伸也】

 自民党は21日、同本部コンプライアンス(法令順守)小委員会を開き、事務所費支出問題を議論した。今のところ(1)事務所費の項目を細分化し、賃料損料、保険料、通信費、交通費などを新設。領収書添付は義務付けない(2)政治家の資金管理団体による不動産取得の禁止−−などの新ルール導入が固まりつつある。

 しかし、首相が指示した法改正については「野党とすり合わせが必要で、時間がかかりすぎる。党の内規で対応すべきだ」と消極的な意見が相次いだ。「法改正まで踏み込んだ方が国民の理解が得やすい」との反論も出て、執行部の取りまとめは難航している。事務所費の細分化は、法改正より短期間で実現できる省令改正で行う案もある。

 一方、民主党はすでに15日、国会議員の資金管理団体の事務所費について、1万円を超える支出に領収書添付を義務付ける政治資金規正法改正案を今国会中に提出する方針を決めた。小沢代表は20日、自身の資金管理団体の事務所費の領収書など詳細を公表。首相や閣僚、与党幹部も事務所費の詳細を公表するよう迫り、国会論戦などで改めて「政治とカネ」を焦点に据える構えだ。

 こうした民主党の出方に、21日の自民党の小委員会では「小沢氏の不動産取得資金は疑問のまま」(石原氏)といった反発が続出。中川秀直幹事長も講演で「小沢氏の説明は不十分。法の運用規制に抵触していないか、説明責任が求められる」と反論したが、同党の具体的な方針が定まらない中では、説得力のある反撃にはなっていない。

 自民党のもたつきぶりに、公明党は業を煮やしている。公明党の北側一雄幹事長は21日の記者会見で「いつまでも待っていられない」と不快感をあらわにし、23日に同党独自の法改正案をまとめる考えを明らかにした。そもそも首相指示は、公明党に歩調を合わせるためだったのに、自民党内は意に介していない。

 自民党は22日も同小委を開く予定だったが、中止した。閣内だけでなく党内も首相の威令が届かないとなれば、政権の求心力低下がまた一つ露呈することになりかねない。

毎日新聞 2007年2月21日 20時04分

1249片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/22(木) 08:35:52
直立不動「いつから北朝鮮に」 亀井静香氏が皮肉
2007年02月22日06時28分
http://www.asahi.com/politics/update/0222/001.html

 「直立不動で忠誠心を求めるなんて、いつから北朝鮮になったんだ」。国民新党の亀井静香代表代行は21日の記者会見で、首相の入室時に起立しない閣僚を批判した自民党の中川秀直幹事長を皮肉った。

 亀井氏は、中川氏の発言について「公然と、今の内閣がおかしい、と言うのと同じ。与党が不信任案を出したんじゃないのか」と述べた。小泉前首相が「支持率は気にするな」などと中川氏らにげきを飛ばしたことについても「PTAの会長さんがあんなことを言っちゃだめだな。小泉さんは支持率で政治をやってきたのに、親心がない」と切り捨てた。

首相への忠誠要求、北朝鮮のようだ…亀井静香氏
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070221ia21.htm

 国民新党の亀井静香代表代行は21日、自民党の中川幹事長が首相への忠誠心を閣僚に求めた発言について、「日本はいつから北朝鮮になったのか。直立不動で忠誠心を求めるなど北朝鮮のようだ」とやゆした。

 亀井氏は「(自分は閣議前に)直立不動で首相を迎えたことなんかない」と明言。首相の先輩格である中川氏の発言を「PTAがしゃしゃり出ているようで、首相にとっても良くない。与党が不信任決議案を出すのと同じだ」と語った。

(2007年2月21日23時16分 読売新聞)

1250片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/22(木) 19:02:28
柳沢厚労相発言で意見書 県議会、全会一致可決 長崎新聞
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070222/05.shtml

 「女性は産む機械」と発言した柳沢伯夫厚生労働相に対し、県議会は二十一日、「到底看過し難い」などと強い遺憾の意を表明する意見書案を全会一致で可決した。事務局によると、都道府県で柳沢厚労相を指弾する意見書を可決したのは全国でも珍しいという。

 意見書によると「全国的に少子化対策が喫緊の課題となっており、本県でも実効ある施策推進に努力している。その矢先に、柳沢厚労相の発言は到底看過し難いものであり、極めて重大に受け止めざるを得ない」としている。

 意見書案は少子化対策特別委員会(北浦定昭委員長)が提出した。

1251片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/22(木) 19:55:54
官房長官、自民との調整放棄?
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070222/skk070222002.htm

 塩崎恭久官房長官は22日午後の衆院予算委員会で、政治資金規正法改正について自民党と調整するよう野党から求められたのに対し、「官房長官が内閣と自民党との間を取り持たなくてはいけないと、どこの法律に書いてあるのか聞いてみたい」と不快感をあらわにした。

 政策通だが、調整能力不足を指摘されることが多い塩崎氏が、根拠法のないことを盾に開き直った形だ。

 民主党の高山智司氏が事務所費問題に関連し、「官房長官は党とのパイプ役だ。公表したくてうずうずしている閣僚もいる」と“挑発”気味に質問した。

 同法をめぐっては、安倍晋三首相が党に改正の検討を指示。政府は政党間の議論を見守る姿勢を保っている。このためか、塩崎氏は「内閣の官房長官なので、党がどうすべきかはコメントする立場にない」と答えるしかなかった。

(2007/02/22 19:48)

1252片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/23(金) 03:06:34
事務所費問題:自公、不動産保有禁止へ規制法改正で一致
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070223k0000m010146000c.html

 自民、公明両党は22日、民主党の小沢一郎代表の資金管理団体が約10億円相当の不動産を保有している問題を受け、資金管理団体による不動産保有を禁止するため政治資金規正法を改正する方針で一致した。今国会中の成立を目指す。民主党は小沢氏が事務所費の詳細を公表したことを足がかりに政府・与党を攻撃しており、これに対抗する狙いがある。与党幹部が同日夜、明らかにした。

 自民党の中川秀直、公明党の北側一雄両幹事長ら両党幹部が同日会談し、大筋で合意した。小沢氏は20日、03〜05年分の事務所費を公表。資金管理団体が土地・建物合わせて12件の不動産を保有しており、いずれも小沢氏名義となっている。民主党は1万円超の支出に対し領収書添付を義務付ける同法改正案の提出を決めており、与党側も法改正で対抗する必要があると判断した。【高山祐】

毎日新聞 2007年2月23日 3時00分

1253片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/23(金) 21:28:40
そうちゅう、ってかわいいな。

厚労相批判女性は「さびきった機械」 高知市議
http://www.kochinews.co.jp/0702/070223headline11.htm

 高知市議の島崎利幸氏(72)=自民党、六期=が22日、4月の市議選出馬に向け市内で開いたパーティーで、柳沢伯夫厚生労働相の「産む機械」発言を踏まえ、「社民党党首の福島(瑞穂)さんは、機械のさびきった、子供の産めないおばさん連中を引き連れて『大臣辞めろ』と言っている」などと述べた。

 パーティーには岡崎誠也高知市長や森下博之前参院議員ら約300人が出席。島崎氏は「地方の市議がなんぼほえても問題にならんだろうから言わせてもらう」と前置きし、「産む機械」発言をめぐって国会審議を拒否した野党側を批判する中で発言した。

 島崎氏は、先に開かれた同党県議選候補の総決起集会のあいさつでも同様の発言をしたといい、「女性からは『そんなこと言うもんじゃない』、男性からは『男はだいたいそう思うちゅう』と(言われた)」「悪いことを言ったとは思ってない。あと4年間、言いたい放題言わせてほしい」などと述べた。

1254片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/23(金) 22:46:05
warata

自民の高知市議、福島社民党首を批判 福島党首は抗議へ
2007年02月23日20時50分
http://www.asahi.com/politics/update/0223/009.html

 自民党高知市議の島崎利幸氏(72)が22日、自らの講演会で「社民党(党首)の福島さんは機械のさびきった、子どもの産めないおばさん連中を引き連れて『大臣辞めろ』と言っている」と発言した。福島氏は23日、「こういう発言はあらゆるレベルで許していけない」と強く批判、社民党高知県連を通じ島崎市議に抗議するという。

 島崎市議は23日、朝日新聞の取材に対し、22日に高知市内で開催された講演会でこの発言をしたことを認めた上で、野党が柳沢厚生労働相の「女性は子どもを産む機械」発言を批判することで「国会審議が停滞している」と抗議の意味を込めた、と説明した。

 島崎氏は「自分の性格は、言いたいことを胸にしまっておくタイプではない。これからも言いたいことははっきりと発言していく」と述べ、福島氏の抗議には「おれも大臣並みの扱いか」と語った。

1255片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/23(金) 22:50:41
公明党、事務所費5万円超は領収書義務づけの方針
2007年02月23日21時41分
http://www.asahi.com/politics/update/0223/010.html

 公明党は23日、党政治改革本部の会合を開き、事務所費に関して賃料や通信費などの細目を定め、5万円を超える支出は領収書などの添付を義務づける政治資金規正法の改正を行う方針を決めた。資金管理団体の不動産所有も「資金の運用に当たる可能性がある」として禁止する方向。週明けにもまとめる党の案に盛り込む。

 不動産については、法改正前に取得したものは対象にしない方向。だが、東順治・党政治改革本部長は記者会見で「法改正後に資産にしがみついていたら、国民も何やっているんだという意見になる」と述べ、多額の不動産を保有している民主党の小沢代表を牽制(けんせい)した。

 公明党は当初、自民党とともに与党案をまとめる予定だったが、「党のスタンスを早く明確にしないと、統一地方選や参院選を戦えない」(党幹部)として先行してまとめることにした。

 自民党は同日、改革実行本部のコンプライアンス小委員会を開き、26日の改革実行本部で案をまとめることを決めた。法改正の方向については明記するものの、具体的な内容は詰まっていない。

 一方、安倍首相は23日の衆院予算委員会で、小沢氏が公開した事務所費について「年間4億円という巨額の事務所費を計上し、自身の名義で土地を購入し、うわものもつくっている。かなり異例なことだ」と批判した。

1256片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/23(金) 23:39:04
森元首相:若手閣僚や首相官邸スタッフを批判
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070224k0000m010136000c.html

 森喜朗元首相は23日夜、東京都八王子市で講演し「内閣を見ていて若い人たちが何をやっているのかさっぱりわからない」と述べ、若手閣僚や首相官邸スタッフを批判した。そのうえで「派閥から応援されずに閣僚になった人がほとんどだからみんなの応援態勢がない」と指摘。「安倍さん(晋三首相)は人がよく、素直な子だから(党総裁選で)功労のあった人をみんな拾い上げる」と、論功行賞人事に問題があったとの認識を示した。

 さらに、自民党内情勢について「安倍さんに媚(こ)びをうって閣僚になって『やりたければ勝手にやれよ』という冷めた雰囲気がある」と語った。【坂口裕彦】

毎日新聞 2007年2月23日 22時56分


中川幹事長:当選1回の衆院議員と懇談 危機感訴える声も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070224k0000m010030000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は23日、党本部で当選1回の衆院議員約60人と懇談した。統一地方選、参院選などへの取り組みを話し合うのが目的で、今後当選回数別に行う。安倍内閣の支持率低迷を受け、出席者からは、早期の内閣改造の要求や参院選への危機感を訴える声が出た。

 中川氏は「挙党態勢で天下分け目の決戦に向かわないといけない」と決意を表明。夏の参院選については「決して他人の選挙ではない。衆参同日選的態勢を取ることが衆院選の勝利にもつながる」と強調した。

 女性議員が「(「女性は産む機械」発言の)柳沢伯夫厚生労働相の問題などで安倍内閣は人気がない。内閣の人気を上げるため、女性閣僚を2人ほど増やしてほしい」と訴えたのに対し、閣僚らの緊張感不足を批判した中川氏も「それは安倍晋三首相が決めることだ」と苦笑いしていた。【大場伸也】

毎日新聞 2007年2月23日 19時19分

1257片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/24(土) 13:05:37
事務所費の会計 自公に温度差
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/24/k20070224000013.html

政治資金のあり方をめぐって、公明党は、資金管理団体の事務所費の会計処理について、5万円を超える支出は領収書などの添付を義務づけるための法改正を行う方針を決めたのに対し、自民党内には慎重な意見も根強く、具体策の取りまとめが難航することも予想されます。
自民・公明両党では、政治資金の透明性を高める方策についてそれぞれ検討を進めており、両党とも、資金管理団体の不動産保有は、政治資金規正法が制限している資金運用にあたるおそれがあるなどとして、不動産の取得を禁止するための法改正を行う方向で意見集約に入ることにしています。ただ、事務所費の会計処理について、公明党は23日に開いた政治改革本部で、会計処理の分類を細分化したうえで、5万円を超える支出は領収書などの資料の添付を義務づけるため、政治資金規正法の改正を行う方針を決めたのに対し、自民党の小委員会では、方向性を決めるまでには至りませんでした。領収書などの添付の義務づけに対しては、自民党内には、政治活動の自由を侵すおそれがあるとして慎重な意見も根強く、両党の間の温度差が表面化しており、具体策の取りまとめが難航することも予想されます。一方、民主党は、鳩山幹事長が記者会見で、「政治活動で不動産を保有することは十分ありうる」として、資金管理団体の不動産保有を禁止することには慎重に対応したいという考えを示しており、1万円を超える支出を対象に領収書の添付を義務づけることなどを盛り込んだ政治資金規正法の改正案を国会に提出することにしています。

1258片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/24(土) 15:25:55
>>1229-1230
自民・中川政調会長、官邸スタッフの連携の悪さをサッカーに例えあらためて批判
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070223/20070223-00000932-fnn-pol.html

自民党内に広がった政府批判の声が沈静化する中、中川昭一政調会長は23日、都内の講演で、官邸スタッフの連携の悪さをサッカーに例えて、あらためて批判した。
中川政調会長は「安倍さんをボールに例えると、大変失礼なんですけども、どうやって安倍さんをゴールに入れるかということだが、ボールを持ちすぎたり、全然違うプレーをしたら元も子もない」と述べ、官邸の意思疎通の悪さを皮肉ったうえで、「『チーム安倍』が、なかなかチームとしてまとまっていない」と批判した。
首相官邸をめぐっては、中川秀直幹事長が、閣僚の態度などについて批判したが、22日、安倍首相に「言い過ぎた」と謝罪している。

1259片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/25(日) 09:05:54
自民83会が事実上休眠、派閥入り進み統一活動困難に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070224ia21.htm

 2005年の衆院選で初当選した自民党新人議員らでつくる「83(はちさん)会」が事実上、休眠状態に陥っている。

 メンバーの派閥入りが進み、統一活動が困難になったためだ。昨年秋以来の郵政造反組の復党問題への対応を巡る路線対立が、致命傷になったとの見方も強い。

 83会は05年9月の発足当初、「小泉チルドレンの総本山」「小泉改革の応援団」などと称された。当時の小泉首相と武部幹事長の「庇護(ひご)」の下、選挙応援や著書出版、全国物産展や研修会の開催など、活発に活動していた。

 しかし、各派閥の勧誘は激しく、当初は全体の約6割いた無派閥議員は24日現在、33人と約4割弱に減り、83会の活動に参加できない議員も増えている。

 83会で中心的役割を担ってきた小野次郎衆院議員は「派閥に遠慮して、政策研修などへの参加を見送る人が増え、統一行動が困難になった」と打ち明ける。

 2月15日に丹羽・古賀派に入会した盛山正仁衆院議員は、「小泉政権の党執行部は、新人議員の面倒見が良かった。新政権になって執行部と疎遠になった」と公然と語る。昨年9月に発足した「安倍総裁・中川幹事長」執行部の「庇護」体制が弱まり、派閥に頼らざるを得なくなったのだ。

 一方、小野氏らが造反組の復党に強く反対したことを巡り、83会内に亀裂が生じたことが、活動停滞の引き金との指摘も多い。会には復党に批判的な議員が多かったが、統一行動はできないまま、堀内光雄・元通産相ら11人が復党した。

 ある83会メンバーは「派閥の圧力を受け、83会の復党反対運動を止めようとした議員もいた。結局、『派閥政治の打破』という83会の理想は、現実の壁を崩せなかった」と語る。

 武部氏は昨年末、若手議員の受け皿として、自らが会長を務めるグループ「新しい風」を発足させ、研修や選挙指南などを行っているが、新人の派閥入りの流れを止めるには至っていない。党内では、「83会は今後、単なる同期会になる」との観測が強まっている。

(2007年2月25日0時4分 読売新聞)

1260片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/25(日) 19:22:23
ムキにならんでも。

首相に忠誠は国民への忠誠 中川氏、発言批判に反論 '07/2/25
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200702250278.html

 自民党の中川秀直幹事長は二十五日、兵庫県宝塚市で講演し、閣僚に安倍晋三首相への「絶対的忠誠」を求めた自身の発言に関して「首相は手続きを踏み、国民の意思、民意により選ばれた。代議制で首相に忠誠を尽くすということは、国民に忠誠を尽くすということだ」と忠誠心の必要性を重ねて強調した。

 発言に対する党内外の批判には「後ろからも前からもいっぱい矢が飛んできて、平泉の弁慶の心境だ」と真情を吐露した上で、国民から激励のメールが届いていると紹介して「永田町と国民の常識は、ずれている」と反論。「首相の許しをもらったので、何度でも繰り返す」と述べた。

 また安倍内閣の支持率の下落に絡み、小泉純一郎前首相が勧めた「鈍感力」を引き合いに出し「永田町からの批判の大合唱には、鈍感でいようと思う」とした。

1261片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/25(日) 19:23:39
こういうのよく言うねぇ。

日本は「極めて同質な国」 伊吹文科相、講演で発言
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007022501000332_National.html

 伊吹文明文部科学相が25日、長崎県長与町で行われた自民党の支部大会で「日本は大和民族が歴史的に統治してきた。日本は極めて同質的な国」などと発言した。

 日本と民族をめぐる自民党議員の発言としては、1986年に当時の中曽根康弘首相が「日本は単一民族国家」と発言し、アイヌ民族が抗議した例などがある。

 伊吹文科相は「教育再生の現状と展望」のテーマで約40分講演。改正教育基本法について述べた部分で、「悠久の歴史の中で、日本は日本人がずっと治めてきた」などと発言した。

 支部大会には、約600人が参加。夏の参院選への立候補を表明している前国見高校サッカー部総監督の小嶺忠敏氏も講演した。

1262片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/26(月) 00:40:06
「仕事抱えすぎ」「理屈ばかり」 塩崎官房長官に批判 政府・与党内  2007/02/25 22:53
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20070226&amp;j=0023&amp;k=200702258238

 安倍晋三内閣の支持率低下が続く中で、内閣の要である塩崎恭久官房長官への批判が高まっている。塩崎氏は政策づくりに熱心な半面、政府内や与党との根回しが苦手で、政権内の不協和音は塩崎氏の調整力不足が原因とみられているからだ。自民党内でくすぶる内閣改造論でも、塩崎氏交代が真っ先に取りざたされている。

 「内閣をまとめ、行政ににらみを利かせた後藤田正晴氏をしのぐ官房長官になってほしい」。二十三日の衆院予算委員会で、自民党の深谷隆司元通産相が中曽根内閣の大番頭の名を挙げると、塩崎氏は「政権を支え、美しい国づくりに努力する」と神妙に応じた。「大物長官」との比較は、塩崎氏の力量不足への不満の裏返しでもある。

 塩崎氏は東大卒で日銀出身。一九九八年の金融国会では「政策新人類」として活躍。長官就任後は「成長力底上げ戦略構想チーム」や「情報機能強化検討会議」など数多くの官邸の政策会議を仕切っている。

 だが、政策立案に没頭する塩崎氏に対し、官邸内からは「一人で持ちすぎて、仕事を回せなくなっている」(首相側近)、「会議の間でも携帯電話にバタバタ出ている」(政府高官)といった批判が出ている。

 官房長官に期待される調整役としての存在感も薄い。イラク開戦で米国批判をした久間章生防衛相ら閣僚や与党幹部が不規則発言をしても、先輩への遠慮が働いてか「政治家個人の発言だ」と述べるだけだ。

 参院自民党幹部は「理屈ばかりこねて何もできない」と批判。閣僚経験者も「福田康夫元官房長官のように、政治力で抑え込める人がいい」と交代論を口にする。

 二十二日の衆院予算委で、民主党議員から調整力不足を指摘された塩崎氏は「官房長官が内閣と自民党の間を取り持たなくてはいけないと、どこの法律に書いてあるのか聞いてみたい」と珍しく不快感をあらわにした。

 しかし、政府・与党内の逆風は収まる気配はなく、塩崎氏にとって正念場の日々が続きそうだ。

(東京政経部 佐保田昭宏)

1263片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/26(月) 11:37:56
文科相:「人権だけ食べ過ぎれば人権メタボ症候群」と発言
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070226k0000e010030000c.html

 伊吹文明・文部科学相は25日、長崎県長与町で開かれた自民党長与支部大会で「教育再生の現状と展望」と題して講演し、「人権だけを食べ過ぎれば、日本社会は人権メタボリック症候群になる」と発言した。また、「大和民族がずっと日本の国を統治してきたのは歴史的に間違いのない事実。極めて同質的な国」などとも述べた。

 伊吹文科相は、人権を「侵すべからざる大切なもの」としたうえで、バターに例えて発言。「権利と自由だけを振り回している社会はいずれだめになる。これが今回の教育基本法改正の一番のポイント」と持論を展開した。

 「同質的な国」発言の前段では、イラクを例に出し「宗教的対立が激しいと、同じイスラムの中でも宗派が違うだけであれだけ厳しく対立する」とし、日本を「宗教的に極めて自由かったつな国民が作っている」と述べた。

 日本と民族を巡っては、86年の中曽根康弘首相の単一民族国家発言以降、自民党の閣僚・議員が同様の発言を繰り返し、アイヌ民族が抗議。「単一民族優越主義」的な発言などとして、国際的な批判を招いた。

 伊吹文科相は講演でさらに、全国の高校で発覚した履修漏れについて「受験に有利なことだけ教えたっていうのは未履修問題。教育の世界における村上ファンドやライブドアみたいなもの」とも発言した。【横田信行】

毎日新聞 2007年2月26日 11時17分

1264片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/26(月) 20:43:14
自民党:事務所費改革案で大筋合意 公明党との間に温度差
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070227k0000m010032000c.html

 自民党の党改革実行本部(本部長・石原伸晃幹事長代理)は26日の総会で、事務所費支出問題への対応について(1)事務所費の項目を細分化し借料損料、保険料、通信費、交通費などを新設。領収書添付は義務付けない(2)資金管理団体による不動産取得を禁止する−−ことで大筋合意した。今国会中の政治資金規正法改正を目指すが、5万円超の領収書添付も盛り込むよう主張する公明党との間には温度差がある。今後の対応は石原氏に一任したが、与党案の調整は難航も予想される。

 総会では、領収書添付の義務化について「事務所費が大ざっぱすぎるのが問題で、項目細分化すれば十分」「政治活動の自由も尊重すべきだ」など慎重な意見が相次いだ。一部の若手からは、民主党が1万円超の領収書添付の義務化を目指していることを念頭に「(自民党案では)国民に説明しづらい」との懸念も出された。【野口武則】

毎日新聞 2007年2月26日 19時36分

1265片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/26(月) 21:03:54
伊吹文科相発言:「特に問題なし」と首相 野党は反発
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070227k0000m010070000c.html

 伊吹文明文部科学相が「日本は極めて同質的な国」などと発言したことについて、野党側から26日「教育を担当する大臣としておかしい」(福島瑞穂社民党首)などの批判が相次いだ。これに対して安倍晋三首相は、首相官邸で記者団に対し「(日本は)だいたい仲良くやってきたということじゃないか。特に問題だと思わない」と擁護した。

 首相は、伊吹文科相の「日本社会は人権メタボリック症候群になる」との発言についても「権利には義務が付きもの。自由には規律が大切だ。そういうことをおっしゃってるんだと思う」と問題ないとの認識を示した。

 しかし、民主党の鳩山由紀夫幹事長は記者団に「北海道にはアイヌ民族もいるし、それぞれの個性が生かされなければならない。あまり好ましい発言とは思わない」と指摘。福島党首も毎日新聞の取材に「人権に関してはまだまだいろいろな問題があり、(栄養分に例えて)『取りすぎ』ということはない。まったくおかしい」と問題視する構えを見せた。

 一方、伊吹文科相はこの日、官邸で記者団に「(単一民族国家発言の)中曽根康弘元首相の失敗を私は十分知っており、『単一民族』なんてことは言っていない。日本国民が、大和民族がずっと統治してきた国という意味で極めて同質性があると言った」と弁明した。

毎日新聞 2007年2月26日 20時56分

1266片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 05:58:48
“忠誠発言 許可を得ている”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/02/28/k20070227000115.html

自民党の中川幹事長は、記者会見で、閣僚らが安倍総理大臣に忠誠を尽くす必要性を説明したみずからの発言について「安倍総理大臣に事前に許可も得ており、2人の関係はまったく心配無用だ」と述べました。
中川幹事長は、25日、閣僚らの姿勢に注文を付けたみずからの発言について「なぜ安倍総理大臣への忠誠心が大切かというと、総理大臣は党総裁選挙や国会での総理大臣指名選挙といった手続きを踏み、民意で選ばれているからだ」と述べました。これについて、中川氏は、記者会見で「さきの発言は『かつて安倍総理大臣は小泉前総理大臣に対し忠誠を尽くし、みごとに自己を犠牲にしたので、若手議員もそれを見習ってほしい』と言ったまでだ」と説明しました。そのうえで、中川氏は「わたしが発言することは、事前に安倍総理大臣に伝えてあったし、許可も得ていた。2人の間に溝があるという報道があるが、まったく心配無用だ。安倍総理大臣も同じ気持ちでいるだろう」と述べました。

1267片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 06:05:49
いよいよ中川幹事長降ろしが始まるゾ! (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/27gendainet02030768/

「忠誠心なき閣僚は去れ」と、やたら威勢が良かった中川秀直幹事長がヘンだ。閣僚からは「何様のつもり」と批判され、安倍首相に「言い過ぎましたか」なんて言い訳していた。民主党の指摘で、自分が理事長の財団法人の敷地内に自宅を建てていたことも発覚。イライラも頂点に達したようで、周囲に当たり散らしている――。

●傲岸不遜な態度が党内から総スカン

 中川といえば、もともと党内では嫌われ者だ。これまでは豪腕で不満を押し込めてきたが、ここへ来て一気に中川批判が噴き出している。久間防衛相からは「(閣僚に)命令口調で言うのはどうか」と非難され、高村正彦元外相には「閣僚の一挙手一投足には鈍感でないと」と皮肉られた。

「中川幹事長もカリカリ来ているようで、番記者にも八つ当たりしています。先日も中川発言について『そんなにたるんでいないという声もあるが?』と質問され『だったらいいだろ』と投げやりに答えていた。参院選の候補者差し替えの件も『結論が出てから聞け!』とブチ切れ、内閣支持率が下がったことについて聞かれた時は『誤差の範囲だ。官僚みたいに聞くな!』と青筋を立てていた。完全に冷静さを欠いています」(官邸事情通)

“壊れかけ”の幹事長に気をよくしているのが、散々イジメられてきた塩崎恭久官房長官だ。記者から「中川発言はそのまま受け止める?」と聞かれ、「そのまんま東?」なんて冗談まで飛ばしていたらしい。

「党内からも無能呼ばわりされピンチだった塩崎官房長官は中川の“敵失”で息を吹き返した。中川は傲岸不遜な性格が墓穴を掘った。でも、このバトルは第2ラウンドがありますよ。選挙が近いのに党内はグチャグチャ。安倍首相はオロオロでしょう」(永田町関係者)

 参院選まで持つかどうか……。

【2007年2月24日掲載記事】
[ 2007年2月27日10時00分 ]

1268片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 08:53:03
自民片山氏「学者・評論家の癖残っている」――舛添氏に苦言

 「彼はもともと学者だったんだろうし、評論家だからそういう癖がまだ残っている」――。自民党の片山虎之助参院幹事長は27日午後、国会内で記者会見し、衛藤晟一前衆院議員の復党問題や柳沢伯夫厚生労働相の進退を巡って、舛添要一参院政審会長が安倍晋三首相や党執行部の方針に異を唱える場面が目立つ状況に、こう不快感を示した。舛添氏に対して、「(参院)執行部の一員だから、昨日、私からも話をしておいた」と注意した事実も紹介。舛添氏は「分かりました」と応じたという。
 舛添氏の意図については、「変わったことを言った方が目立つから、メディアなんかに受けがいいということもある」と指摘。舛添氏が早期内閣改造や衆参同日選が望ましいと主張していることに関しても、「不惑とは言わないが浮ついている。そういう意見はあるが、それをふわふわ言うようになっていない」とたしなめた。
 さらに、「立場を考えて慎重でなきゃいかん。人に注意する前に自らを律しないと」と舛添氏への苦言を重ねながらも、「仲間だもの。口が滑るということもあるし、その場の雰囲気で言わされることもある」と配慮も示した。〔NQN〕

1269片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 12:09:03
経済順調なら支持率好転も=自民・石原氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007022800471

 自民党の石原伸晃幹事長代理は28日午前、都内で講演し、同党の支持率と株価は連動する傾向があると指摘した上で「成長率2%台は十分獲得できるし、年末に一段と景況感が良くなったという方が増えると、安倍内閣の支持率もまた変わってくる。低下傾向は止まってきたのではないか」と述べ、景気が順調に回復すれば内閣支持率も好転するとの見方を示した。

1270片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/01(木) 19:19:54
東国原宮崎県知事:自民党本部で幹事長らと会談 就任後初
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070302k0000m010035000c.html

 宮崎県の東国原(ひがしこくばる)英夫知事は1日、鳥インフルエンザ対策への支援を要請するため、就任後初めて自民党本部を訪れ、中川秀直幹事長らと会談した。

 保守が分裂した1月の知事選で同党は東国原知事に敗れたが、中川氏は「選挙が終わればノーサイドだ」と笑顔で歓迎。政府・与党の支援を取り付けたい知事と、統一地方選と参院選を前に無党派層から幅広い支持を集めた知事の人気にあやかりたい自民党の思惑が結びついた対面となった。

 中川氏は「外国の報道機関は、日本のシュワルツェネッガーだと紹介している」と、映画俳優出身の米カリフォルニア州知事を引き合いに知事を持ち上げ「禍根を残さず、日本と宮崎のために手を携えていこう」と協調路線を演出した。

 会談後、東国原知事も記者団に「もともと、けんかしたつもりはない」と同調。ただ、「政府・与党とはいい距離感で連携を深めながら汗を流さないといけない」とも語り、無党派層への配慮もみせた。【大場伸也】

毎日新聞 2007年3月1日 18時41分

1271片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/01(木) 21:01:40
4月内閣改造の可能性 丹羽氏「首相判断を注視」
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007030101000725_Main.html

 【北京1日共同】中国訪問中の丹羽雄哉自民党総務会長は1日、安倍晋三首相が4月末からの大型連休前に内閣改造に踏み切る可能性もあるとの見方を示した。首相は同日夜「(改造は)まったく考えていない」と記者団にあらためて否定したが、党3役の1人が早期改造の可能性に踏み込んで言及したのは初めてで、内閣支持率低迷が続けば、党内にくすぶる早期改造論が勢いを増すことも予想される。

 丹羽氏は北京市内で同行記者団に対し「『大型連休前に』とか言われているが、その時期になって参院選を戦い抜くための陣容について、首相自身がどういう判断をするかに尽きる」と指摘。「政治は常に生きものだ。その時の状況に対応するというのはあり得る」と強調した。

 早期改造論について中川秀直幹事長は「首相がやらないと言えば、それ以上でも以下でもない」と述べるにとどめているが、首相に近い執行部メンバーは「改造をして票の集まる人を入れればいい」と前向きな考えを表明している。

1272片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/02(金) 00:49:15
「選挙終わればノーサイド」東国原知事が自民本部訪問
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070301ia21.htm

 宮崎県の東国原英夫知事は1日、自民党本部を訪れて中川幹事長に就任のあいさつをし、鳥インフルエンザ対策への協力を求めた。

 1月の知事選では自民党推薦候補が敗北したが、中川氏は「選挙が終わればノーサイドだ。無党派か自民党かではなく、県民のために結集することが大事だ」と連携を呼びかけた。同席した谷津義男選挙対策総局長も会談後、「場合によっては選挙のこともお願いする」と述べ、統一地方選や参院選での協力を期待する姿勢を示した。

 東国原氏は「非常に柔らかく、誠意を持って丁寧に対応してもらった」と記者団に笑顔で語った。

(2007年3月1日18時28分 読売新聞)

1273片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/02(金) 20:31:49
夏の政治決戦へ臨戦態勢 自民にくすぶる改造論 '07/3/2
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200703020335.html

 二〇〇七年度予算案が二日、衆院を通過、年度内成立が確定したのを受けて、与野党は今年最大の政治決戦である七月の参院選に向け、臨戦態勢に入った。当面は「前哨戦」となる四月の参院福島、沖縄両補選や統一地方選の必勝を期す。

 安倍晋三首相にとって参院選で与党過半数を維持し「長期政権」への地歩を固めることが最重要課題だ。二補選や民主党系候補との対決の構図になる北海道、岩手などの知事選を制して、参院選に弾みを付けたい考え。

 ただ内閣支持率の続落に歯止めがかからず、自民党内では柳沢伯夫厚生労働相の「産む機械」発言や、伊吹文明文部科学相、松岡利勝農相の多額の事務所費問題への批判を踏まえ、四月末からの大型連休前後か、六月の国会閉会直後の内閣改造論がくすぶっている。このため補選などの結果次第では、改造をめぐる首相判断が政局の焦点になる可能性もある。

 郵政造反組の衛藤晟一元厚生労働副大臣の九日の復党決定も、昨年末の造反十一議員の復党と同様に、内閣支持率に影響するとの見方が強い。参院選に向けた自民、公明両党の選挙協力協議にも影を落とすとみられる。

 民主党など野党は国会攻防で閣僚に事務所費の詳細公表を求めるなど「政治とカネ」問題をめぐり攻勢を強める方針で、与党側は事務所費の透明化策を含めて対応を急ぐ必要に迫られそうだ。

1274片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/03(土) 08:00:40
「美しい国」姿消す・自民の統一地方選ポスター
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070303AT3S0201202032007.html

 自民党は2日、4月の統一地方選向けポスターを発表した。キャッチコピーを「創りあげたい日本がある」から「地域に活力。成長で活力」に変更。ポスター右下に記されていた「美しい国、日本」の文字が姿を消し「暮らしに届く、改革」となった。生活に直結する地方選を意識し、憲法や教育だけでなく生活向上にも取り組んでいることを強調。野党の格差拡大批判をかわす狙いだ。

1275片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/07(水) 14:57:57
2007年03月07日
島崎氏に辞職勧告案 高知市議会
http://www.kochinews.co.jp/0703/070307headline03.htm#shimen3

 自民党の島崎利幸高知市議が厚生労働相の「産む機械」発言を批判する女性らを「さびきった機械」などと表現した問題で、同市議会の複数会派は6日、同氏に対する議員辞職勧告決議案を提出する方針を固めた。決議案は9日午前に提出、直ちに採決される見通し。一方、自民党県連(山本有二会長)は6日、島崎氏に対する離党勧告処分を決めた。

 決議案は市民クラブ、共産党、清流クラブの3会派が準備。島崎氏の発言を「女性全体に対する侮辱であり、女性の人権を否定するもの」と指摘し、同氏が「地方議員がなんぼほえても問題にならんだろう」と発言したことにも「高知市民と高知市議会を愚弄(ぐろう)するもの」として議員辞職を勧告する内容。

 6日の各会派代表者会で、自民党会派の代表を務める島崎氏に退席を求めた上、決議案について協議した。

 島崎氏は津村一年議長に「市議会、関係者に多大のご迷惑ご心配をおかけした」とする謝罪文を提出済み。

 自民党県連は党紀委員会(元木益樹委員長)を6日開き、統一地方選への影響の懸念などを背景に、除名に次いで重い離党勧告を決めた。

1276片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/07(水) 19:17:11
自民チーム、道教委視察/調査非協力問題
2007年03月07日 朝日北海道
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000703070001

■北教組との関係批判
 ― いじめ調査「非協力」問題


 北海道教職員組合(北教組)が、いじめ実態調査に協力しないように指示したり、北教組小樽市支部が学力調査に協力しないよう通達したりした問題で、6日、自民党国会議員らでつくるプロジェクトチームが道教委と小樽市教委を視察した。民主党の支持団体である北教組の問題点をあぶり出す狙いだったが、道教委から十分な情報が得られず、「長年の組合との関係で、円満な運営が前提になっているのではないか」と道教委を批判した。


 座長の宮路和明・自民党組織本部長ら4人はまず小樽市教委を訪問。宮路座長が「自治労など官公労が改革を阻んでいる。北教組問題の実態を調べたい」とあいさつ。さらに、道教委でも事情を聞いた。


 プロジェクトチームは、道教委が昨年12月実施したいじめの実態調査に北教組の「非協力」が明らかになったことなどを受け、自民党国会議員らによって2月9日に発足した。


 宮路座長は視察後の会見で「北教組の力の背景にあるのは何か、といった点に迫っていきたいと思っていたが、道教委側からはほとんど情報を得ることはできなかった」と感想を述べ、「組合も組合だが、(道教委も)どういう姿勢で調査にのぞんでいるかスタンスがはっきりしない」と、道教委の取り組みを批判した。


 さらに「長年の組合との関係で、円満に、衝突を起こさないことを前提にして臨んでいるのではないか。道教委側が厳正に臨む方針でいったほうがよかった。そこが今後問われるのではないか」と指摘した。


 視察結果については今後、国会での教育問題の議論などに生かすという。

1277片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/07(水) 21:01:22
国民投票法案:国会処理めぐり、自民と公明にきしみ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070308k0000m010105000c.html

 憲法改正手続きを定める国民投票法案の今国会処理をめぐり、与党・自民党と公明党の関係がきしみ始めた。このテーマこそ保守色の強い「安倍カラー」発揮の好材料とみた自民党は安倍晋三首相の意を受けて今国会成立に向けた動きを加速しているが、元来、改憲論議に慎重な公明党は警戒感を強めている。春の統一地方選、夏の参院選を控えて同党を刺激することには自民党内にも異論があるだけに、首相も同日、憲法記念日までの成立には必ずしもこだわらない姿勢を示さざるを得なかった。

 「(国民投票法案の審議は)自民、公明、民主の3党の合意が必要だ」

 7日午後、国会内で行われた同特別委の理事懇談会の休憩時間中、公明党理事の赤松正雄氏は自民党の保岡興治元法相らにかみついた。

 与党単独で法案採決を強行すれば、「与党が憲法改正を強引に推し進めようとしている」との野党の批判を受けかねない。憲法記念日前後の統一地方選や参院選を控え、支持母体の創価学会からの批判を懸念する公明党は、時間をかけてでも民主党を説得し3党共同による法案成立に持ち込むよう、自民党側に繰り返し伝えていた。

 一方、首相は、先月26日の自民党役員会で「5月3日の憲法記念日までの成立を目指してほしい」と中川秀直幹事長ら執行部に指示。首相の意向を受け「与党単独採決もやむなし」との空気が執行部に強まり、二階俊博国対委員長らが自民理事に早期成立を目指すよう強く促した。

 これに対し、憲法改正に消極的な公明党からは不満が噴出。太田昭宏代表は6日に中山太郎特別委員長と会談し「審議はできるだけ穏やかにやってほしい」と与党単独採決への慎重姿勢を強調。連立優先の立場から、8日の審議再開には応じたものの、「5月3日に特段の意味があるとは思っていない」(北側一雄幹事長)と自民党をけん制し始めた。

 ただ、首相自身に自らの「保守・タカ派色」の露出を抑える気配はなく、長く「中道左派」と見なされてきた公明党との利害が衝突する場面は随所で見られるようになった。思想的に首相に近い衛藤晟一前衆院議員の復党問題でも、自民党は公明党の反対を押し切り、比例代表で公認する。

 しかも、安倍カラーが強まるのと比例するかのように、自民党内からはいわゆる従軍慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めて謝罪した「河野洋平官房長官談話」(93年)の見直し論も高まり、公明党執行部はいら立ちを強める。【高山祐】

毎日新聞 2007年3月7日 20時49分

1278片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/08(木) 09:30:25
地方分権、人事で迷走・推進委の政府方針を与党が了承見送り
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070308AT3S0700O07032007.html

 政府が4月に設置する地方分権改革推進委員会の人選が迷走している。経済財政諮問会議の民間議員を務める丹羽宇一郎伊藤忠商事会長や作家の猪瀬直樹氏ら7人を起用する方針を固め、7日に国会同意人事を審査する与党会合に諮ったが了承は見送られた。

 与党の了承見送りは1月に続き2回目。「人事が事前に報道されたため」というのが表向きの理由だ。だが、選挙を控える参院自民党が、地方に厳しい姿勢だった竹中平蔵前総務相が重用した猪瀬氏らの選出に反発したのが真相のようだ。(07:02)

1279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/08(木) 17:10:34
自民各派 民主国会対応に批判
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/08/k20070308000136.html

8日に開かれた自民党の各派閥の会合で、民主党の国会対応について、野党第1党としての責任を果たしていないといった批判が出された一方で、参議院選挙への影響も考慮して、党執行部に慎重な国会運営を求める意見も出されました。
このうち、古賀元幹事長は「民主党は『衆議院が不正常な状態だ』と言っているが、理由がよくわからない。健全な野党がしっかり審議を行うことが政治の緊張感のためにはいちばん大事だが、現状では、全然なしえていない。野党第1党の民主党に怒りを感じるとともに猛省を促したい」と述べました。また、高村元外務大臣は憲法改正の手続きを定める国民投票法案の扱いに関連して、「民主党の小沢代表は重要な法案だが、すぐ決めなくてよいと言っており、政策よりも野党共闘という選挙に向けた政局を大事にしている。場合によっては与党だけで決めても仕方がないのではないか」と述べ、与党だけの賛成で成立を図ることもやむをえないという認識を示しました。一方、山崎前副総裁は「国民投票法案や教育再生の関連法案、イラク支援法の改正案など、与野党の対決が予測される法案が控えているが、多数を頼んで強引に中央突破すると参議院選挙の争点になっていくので、有権者の反応をよく見極めて対処すべきだ」と述べ、党執行部に慎重な国会運営を求めました。

1280片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/08(木) 19:38:04
自民党:島村元農相が伊吹派退会を表明
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070309k0000m010051000c.html

 自民党伊吹派名誉会長の島村宜伸元農相は8日の派閥総会後、「これからは派閥を離れて自由な立場で、将来伸びてほしい人を応援したい」と記者団に述べ、今月中の同派退会を表明した。退会理由について「(以前は)意思疎通のある気持ちのいい組織だったが、最近は違う。こっちは不本意だし、相手もマイペースでやりたいだろう」と述べ、同派会長の伊吹文明文部科学相との確執を示唆した。

毎日新聞 2007年3月8日 19時11分

405 今日の中日新聞朝刊より sage 2007/03/08(木) 10:10:59 ID:DyqO/skq
島村が退会へ 会長と確執、数人追随か

自民党伊吹派名誉会長の島村宜伸元農相が七日、派を退会する意向を固め、派閥幹部に
伝えた。会長の伊吹文明文部科学相主導の派閥運営に反発したものと見られる。
島村氏以外にも複数の所属議員が退会の動きを見せており、党内での伊吹派の影響力が
低下するのは必至だ。

同派は一昨年の衆院選挙後、自民党を離党した亀井静香前会長(現国民新党代表代行)
の後任に伊吹氏を充てる人事を内定したが、島村氏らが「一部が勝手に決めた」と反発。
いったん人事を白紙に戻し、島村氏を名誉会長として処遇した。

しかし、伊吹、島村両氏の確執は深刻化。島村氏の周辺は、派閥運営について「事前に全く
相談が無い」と伊吹氏を批判している。同派は党内第五派閥で。所属人数は三十三人。

1281片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/09(金) 07:03:29
島村元文相、伊吹派離脱の意向 伊吹氏との確執挙げる
2007年03月09日01時57分
http://www.asahi.com/politics/update/0309/002.html

 「今後は自由な立場で活動したい」。自民党伊吹派(志帥会)名誉会長の島村宜伸元文相は8日、月内に同派を離脱する意向を記者団に明らかにした。島村氏は会長の伊吹文科相とともに派の代表権を持つが、「意思疎通が図れなくなった」と、派閥運営をめぐる伊吹氏との確執を原因に挙げている。

 05年、郵政民営化に反対して離党した亀井静香前会長の後任をめぐり、派内の主導権争いが表面化。伊吹氏の会長就任に反発した島村氏を名誉会長で処遇することで決着した経緯がある。だが、島村氏はその後も同派が伊吹派と呼ばれることなどに不満を漏らしていた。

 島村氏は当面は無派閥で活動するが、「グループができることはあるかもしれない」と、新派閥の立ち上げに含みを残している。

1282片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/09(金) 09:53:12
国民投票法案、公明が自民ペースに異論・公聴会日程先送り
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070309AT3S0801408032007.html

 衆院憲法調査特別委員会は8日、開会できないまま流会となった。自民党は憲法改正手続きを定める国民投票法案の採決の前提となる公聴会日程を決める予定だったが、民主、社民、国民新の野党3党が理事会を欠席。公明党からも慎重論が出たためだ。与党は週明けに理事懇談会を開き、公聴会の日程を話し合うよう野党に呼び掛ける方針だ。
 公明党の太田昭宏代表は8日、自民党の船田元同委理事に電話で「与党だけで公聴会の日程を決めるのはよくない」と議決の先送りを要請。それを伝え聞いた自民党の中山太郎同委委員長が議決の先送りを決断した。
 公明党の支持母体の創価学会では「改憲に道を開く同法案は与野党の幅広い合意が不可欠」との声が大勢。安倍晋三首相の意向に沿って衆院通過を急ぐ自民党ペースに公明党執行部が足並みをそろえていることへの批判もくすぶっている。
 自民党は22日の公聴会と29日の同委での採決を目指しているが、公明党は30日に県議選などの告示を控えていることから否定的。与党内の不協和音が表面化する恐れもある。
 民主党の枝野幸男同委筆頭理事は記者団に与党が公聴会の日程を議決しなかった点について「衆院が正常化し、今回のような強引なやり方はしないならば、円満にやっていきたい」と語った。

1283片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/09(金) 19:51:00
自民党:統一地方選の公約を発表 格差批判を意識
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070309k0000m010083000c.html

 自民党は8日、統一地方選の公約を発表した。「地域に活力。成長で活力」をキャッチフレーズに「経済の最大の課題は、いまだに景気回復の実感がない地域をどう活性化させるかだ」と指摘。格差批判を強める野党を強く意識し、地方や中小企業の活性化を前面に押し出した。

 具体的な地方対策としては、整備新幹線や羽田、成田、関西国際の各空港整備などを列挙。中小企業活性化では、新商品開発支援や経営者への融資に対する個人保証の要件緩和などを挙げた。

 安倍晋三首相が重視する憲法改正については、国民投票法案の早期成立を盛り込み、「国と地方の姿かたちを語る憲法改正に向け国民的論議を喚起する」とした。

 また、民主党の基本政策への批判も展開。年金制度の一元化は「民主党案では16兆円の税金が新たに必要となる」と批判した。【田中成之】

毎日新聞 2007年3月8日 20時11分 (最終更新時間 3月9日 0時08分)

1284片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/09(金) 22:23:58
島崎市議に辞職勧告決議 さびきった機械発言 高知
http://www.kochinews.co.jp/0703/070309evening01.htm#shimen1

 自民党の高知市議、島崎利幸氏(72)=6期=が厚生労働相の「産む機械」発言を批判する女性らを「さびきった機械」などと表現した問題で、同市議会は9日、「女性の人権侵害だ」などとして同氏に対する議員辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。議員に対する辞職勧告決議は同市議会で初めて。ただ決議に強制力はなく、島崎氏は4月15日告示の同市議選に出馬する予定。

 決議案の提案理由説明で、市民クラブの近藤強氏は「議員の資質を欠く恥ずべき言動によって、女性の人権と市民の信頼を踏みにじり、市議会の品位と権威を傷つけた。速やかに議員を辞職すべきだ」と主張。共産党の江口善子氏が「高知は女性参政権と自由民権の発祥の地。誇るべき歴史的財産をも踏みにじった」と賛成討論した。

 弁明の機会を与えられた島崎氏は「このたびの発言で自民党の同志、市議会や関係者に多大の迷惑、心配を掛け、心より陳謝する」と謝罪。一方で「微力ながら自民党市議として職責を全うしたい」と述べ、勧告には応じない考えを示した。

 本人退席の上で採決した結果、出席議員のうち31人が賛成し可決。自民党の5人と公明党の1人は反対した。

 島崎氏は2月に開いた自身のパーティーで、厚労相発言を踏まえ「社民党党首は機械のさびきった、子供の産めないおばさん連中を引き連れて『大臣辞めろ』と言っている」などと発言。波紋が広がり、社民党県連合と市議会議長に謝罪文を提出した。今月6日には自民党県連から離党勧告処分を受けている。

1285片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/10(土) 10:09:04
公務員改革:再就職あっせん禁止に自民反発
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070310ddm002010029000c.html

 渡辺喜美行政改革担当相は9日、自民党本部で中川秀直幹事長、片山虎之助参院幹事長らと公務員制度改革について協議した。省庁による再就職あっせんを全面禁止し、新たな人材バンクでの一元化を打ち出した渡辺担当相の基本方針に関し、片山氏は「あんな高めのボールを投げて、これでは党内はまとまらない」と猛反発。中川氏が党内が納得する形で関連法案をまとめるよう渡辺担当相に要請した。【小林多美子】

毎日新聞 2007年3月10日 東京朝刊

1286片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/11(日) 23:12:47
「憲法は世界遺産に匹敵」 古賀氏が九条改正をけん制 '07/3/11
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200703110319.html

 自民党の古賀誠元幹事長は十一日午後、福岡県大牟田市内で講演し「憲法は占領下で米国に押し付けられたと言われるが、日本の平和(を守る)という意味で世界遺産に匹敵するぐらい素晴らしい」と述べ、九条改正に否定的な見解を示した。

 その上で「憲法改正(論議)の中で『世界の国々に負けない武力を持つことが大切だ』という若い人たち、力の信奉者の声が大きくなっているのは大変危険なことではないか」と強調した。

 また古賀氏は、佐賀県内で記者団に対し、参院選で与党が過半数割れした場合には「政界再編を視野に入れるべきだ」と述べ、政権を安定させるため野党の一部とも連携を図るべきだとの考えを示した。

1287片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/12(月) 20:40:23
自民谷垣派:大平元首相をしのぶ会に20人出席
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070313k0000m010078000c.html

 自民党谷垣派は12日夜、故大平正芳元首相をしのぶ会を大平氏が愛用した東京・赤坂の料亭で開いた。大平氏の97回目の誕生日に当たることにちなんだもの。大平内閣で官房副長官を務めた加藤紘一元幹事長(現在無派閥)らを含めた約20人が出席したが、同じ「宏池会」系の古賀、麻生両派からは招待されず、「大宏池会」構想の主導権を巡る「本家争い」が今後激しくなりそうだ。

 昨年12月には、古賀派が宏池会創設者の故池田勇人元首相をしのぶ会を東京・信濃町の池田邸で開いたが、谷垣、麻生両派の議員は招かれなかった。このため、谷垣派の会合に対しては、池田氏と並んで宏池会の黄金時代をつくった大平氏という看板を使った「意趣返し」との見方も出ている。【中澤雄大】

毎日新聞 2007年3月12日 19時45分

1288片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/12(月) 20:43:01
参院予算委:集中審議めぐり攻防 松岡農相問題で苦慮
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070313k0000m010088000c.html

 参院予算委員会が13日に開催する「農業・食の安全などに関する集中審議」について、与党が取り止める考えを野党に伝えていたことが12日、明らかになった。審議には多額の光熱水費問題で追及を受ける松岡利勝農相が出席を予定。同日の調整で開催が決まったが、松岡農相の問題で与党側が対応に苦慮している様子を浮き彫りにした。

 自民党の坂本剛二国対筆頭副委員長が12日午前の会見で「明日の集中審議はキャンセルを申し入れている」と説明。発端は民主党の芝博一参院議員らが9日、農相の議員会館の事務所を予告なしで訪問したこと。松岡事務所の抗議を受けて、参院自民党が同日夕、集中審議の開催を見送るよう求めていた。

 結局、12日午後に自民、民主両党の参院国対委員長が会談し、芝氏らの行動の是非を議院運営委で協議することと引き換えに、集中審議を予定通り行うことで合意。自民党国対幹部は「取り止めの提案は日程協議などで主導権を握るためにけん制しただけ」と語った。

 「政治とカネ」の問題では、自民党内で政治資金規正法改正について意見がまとまっていない。12日の政府・与党連絡会議では公明党の太田昭宏代表が「さまざまな問題が出ている。制度改正の議論を進め、積極的に取り組む必要がある」と自民党に前向きな取り組みを促す場面もあった。【衛藤達生】

毎日新聞 2007年3月12日 19時56分

1289片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/13(火) 20:06:55
新YKKと二階氏 参院選後をにらみ意見交換
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070313/20070313-00000005-ann-pol.html

 安倍総理大臣と距離を置く自民党の山崎前副総裁、加藤・古賀両元幹事長が二階国対委員長と会談し、参議院選挙後の政局をにらんで、今後も意見交換していくことで一致しました。
 自民党・加藤元幹事長:「会話の始まりですから、そのうち、また会うと思います。(Q.今後もこの4人で会うのか)と思います」
 会合では、公明党との間で意見の食い違いの出ている国民投票法案への対応など、「与党の足並みを乱さず進めるべきだ」との意見が出されました。また、参院選で負けた場合、「安倍政権が立ち行かなくなる」との認識で一致し、選挙後の政局をにらんで、4人で意見交換していくことを確認しました。

[13日12時22分更新]

1290片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/15(木) 10:15:16
自民党:新YKKの3氏始動 参院選後の政局に向け
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070315k0000m010182000c.html

 安倍晋三首相に批判的な自民党の山崎拓前副総裁、加藤紘一、古賀誠両元幹事長の「新YKKトリオ」が、参院選後の政局に向けて動き始めた。安倍首相と中川秀直幹事長の亀裂に便乗した面もあり、首相には気がかりのタネとなりそうだ。

 3人は12日夜、東京・四谷の日本料理店で二階俊博国対委員長を交えて会食した。新YKKの会合は2月19日に続き2度目だ。席上、加藤氏が「参院選は非常に厳しい。与党で過半数を割れば首相の責任は避けられない」と述べるなど、3人の「反安倍」姿勢は周知のことだが、今回はそこに中川幹事長を支える二階氏も加わっていたことが、政界の耳目を集めた。

 政権ナンバー2の中川氏は、もともとアジア外交などで新YKKと考えが近いが、首相は求心力回復へタカ派色を強めつつある。二階氏と新YKKの会合は、「安倍・中川」関係への揺さぶりという狙いも透ける。

 山崎氏は14日、CS番組の収録で「我々はアジア外交重視派だ。二階氏は中国で非常に信用が高い。福田康夫元官房長官、高村正彦元外相、野田毅元自治相ら(親中派)が力を合わせて日米中新時代を作っていくべきだ」と強調。同じ収録で加藤氏も「政治家は一つの政策を元に結集すべきだ。大宏池会構想のようなものではなく、アジア外交のようなテーマで力を合わせるのが正しい」と語り、外交基軸のベテラン結集を示唆した。

 古賀氏も11日、記者団に「戦後の平和憲法は世界遺産くらい大切なものだと思う」と述べ、改憲に熱心な首相をけん制し、加藤氏らに同調した。

 古賀氏は「参院選で与党が過半数割れしても、衆院を解散する必要はない。衆院選を行っても参院の議席は変わらない。負けた場合は政界再編を視野に入れるべきだ」とも発言。参院選後の政局へ想を巡らしているようだ。【中川佳昭】

毎日新聞 2007年3月15日 3時00分

1291片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/15(木) 10:29:59
「竹中色」に自民が難色 分権推進委員、宮脇氏差し替え
2007年03月15日07時20分
http://www.asahi.com/politics/update/0315/001.html

 理由は「竹中色」だった。

 政府は14日、地方分権改革推進委員会の委員に内定していた宮脇淳・北海道大公共政策大学院院長の差し替えを決め、与党も了承した。委員は国会の同意が必要な人事で、報告前に一部で報道されたことに自民党が「立法府軽視だ」と反発。竹中平蔵前総務相の路線に近い識者の起用への抵抗感も根強く、そのうち1人の宮脇氏の差し替えになったようだ。

 この委員会は4月に設置され、丹羽宇一郎・伊藤忠商事会長や作家の猪瀬直樹氏らが委員になる。宮脇氏の代わりには露木順一・神奈川県開成町長が起用される。塩崎官房長官が14日、与党国会同意人事プロジェクトチームに報告した。塩崎氏は委員名が事前に報道されたことを陳謝し、今後、国会同意人事の公表の仕方について検討することも約束した。

 一方、参院自民党には竹中氏に近いとされる猪瀬氏らの起用に難色を示す声が根強かった。このため政府は、別の総務相の諮問機関の座長も務めている宮脇氏の起用をとりやめた。

 露木氏は現在町長3期目。7人の委員の中に知事と市長がいるため、バランスなどが考慮されたとみられる。

1292片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/15(木) 19:01:56
太田誠一氏 行革相の手法批判
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/15/k20070315000190.html

自民党の太田誠一元総務庁長官は、古賀派の会合であいさつし、国家公務員の新たな天下り規制策の取りまとめをめぐる渡辺行政改革担当大臣の政治手法について、「単にトラブルを起こせばいいというものではない」と批判しました。
国家公務員の天下り規制策をめぐって、渡辺行政改革担当大臣は、国家公務員の再就職をあっせんする機関を新たに設け、各省によるあっせんを、将来、全面的に禁止するとした案をまとめましたが、自民党内からは「現実的ではない」などと異論が相次いでいます。これについて、太田元総務庁長官は、15日の古賀派の会合であいさつし、「自民党がかつてまとめた天下り規制策と、渡辺大臣が示している案は、そう違った話ではない。渡辺大臣の案のとがった部分を切り落とせば同じものになるので、成案を得るべきだ」と述べました。一方で、太田氏は「単にトラブルを起こせばいいというものではない。守旧派と呼ばれる人を作って、それをたたくことで、自分のアピールにつながるという考えで対応してはならない」と述べて、渡辺大臣の政治手法を批判しました。

1293片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/15(木) 21:43:42
自民党:中川幹事長、当選4回議員と意見交換会
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070316k0000m010122000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は15日、党本部で当選4回議員との意見交換会を開き「参院選を自分の選挙としてどれだけ取り組むかが自分の選挙につながる。今後の人事評価も全部それで判断する」と述べ、選挙での働きで各議員の人事査定を行う考えを示した。次期内閣改造の際の副大臣、政務官人事などを想定した発言とみられる。

 中川氏は「安倍晋三首相の下で一致結束していきたい。意見を言うのはいいが、7月までにどれだけやったかで判断させてもらう。それは当然だ」と、自らの党内求心力維持に自信を示した。

 一方で、松岡利勝農相の光熱水費問題について、出席者から「地元で批判が出ている」との指摘が相次ぐと、「何とかしのいでくれ」と弱音を漏らす場面もあった。

【大場伸也】

毎日新聞 2007年3月15日 21時31分

1294片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/16(金) 00:11:34
武部氏の「新しい風」がセミナー、派閥活動と批判も
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070315ia22.htm

 自民党の武部勤・前幹事長が率いる若手議員のための選挙塾「改革フォーラム『新しい風』」は15日、都内のホテルでセミナーと懇親会を開いた。

 1口1万円の会費で約1000人を集めたため、党内では「資金集めパーティーであり、派閥色が強まった」との見方が出ている。

 セミナーであいさつした武部氏は、「改革の情熱を持ち続け、自民党が変わったと評価してもらえるように精進しなければならない」と訴えた。

 同会は、2005年衆院選で初当選した新人議員を中心とする若手22人と、武部氏と中堅議員8人で構成される。派閥に代わり、若手らの政治活動の面倒を見ようと、武部氏の呼びかけで昨年12月に発足した。

 武部氏は現在も山崎派に所属し、「『新しい風』は派閥ではない」と強調する。今回も当初は1口2万円のパーティー形式を想定していたが、若手議員から「派閥活動そのものだ」との不満が出て、セミナー形式に変更した。収益は視察費用などに充て、「氷代、モチ代などの形でメンバーに配ることはない」という。

 しかし、同会は今年1月に総務省に政治団体として届け出たのに続き、資金集めのセミナーと懇親会を開催したことで、「事実上の武部派だ」との指摘もある。

 若手議員の間では、「派閥色が強まると会にいられない」と当惑する声と、「会の活動資金を集めるのは当然」と肯定する意見が混在している。

          ◇

 「新しい風」のメンバー(現職のみ・特別会員は含まず)は以下の通り。(敬称略)

 武部勤(会長、山崎派)、御法川信英、近江屋信広、木原稔、田中良生、安井潤一郎、秋葉賢也、飯島夕雁、猪口邦子、小野次郎、近藤三津枝、佐藤ゆかり、杉村太蔵、土屋正忠、永岡桂子、中川泰宏、藤田幹雄、牧原秀樹、山内康一(以上、無派閥)、篠田陽介、平将明(以上、山崎派)、清水鴻一郎(丹羽・古賀派)、渡嘉敷奈緒美(津島派)

(2007年3月15日23時12分 読売新聞)

1295片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/16(金) 00:13:10
訪中:自公幹事長が北京入り
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070316k0000m010143000c.html

 与党幹部の訪中ラッシュが続いている。自民党の中川秀直、公明党の北側一雄の両幹事長も15日夜、北京入りした。19日まで滞在し、胡錦濤国家主席、唐家セン国務委員らと会談する。首相の靖国神社参拝問題で停滞した小泉政権時代とは打って変わり、中国側も首脳クラスが与党幹部を迎えている。自民党内には中国、韓国などアジア外交戦略を中心に安倍晋三首相との対立軸を模索する動きもあり、今後「日中」が政局の材料に絡んでくる可能性もある。

 日中関係は、昨年10月の安倍首相訪中を機に活発化。昨年末には河野洋平衆院議長、加藤紘一元幹事長、冬柴鉄三国土交通相、今年に入ってから公明党の太田昭宏代表、自民党の二階俊博国対委員長、丹羽雄哉総務会長らが次々と訪中し、胡主席、温家宝首相らと会談した。中国側も小泉時代の「政冷経熱」状態を変えようとしている。

 中川氏は15日の出発に先立ち、首相官邸で安倍首相から胡主席あての親書を託された。4月の温首相来日の地ならしだ。

 ただ、安倍政権下での日中関係の好転は、首相が靖国神社参拝をするともしないとも明言しない「あいまい戦術」に依拠しているのも事実。親中派を自任する山崎拓前副総裁、加藤、古賀誠両元幹事長の「新YKK」は、元来靖国参拝派である首相の「あいまい戦術」が早晩ほころびを見せると見越しているフシがある。【大場伸也】

※唐家セン国務委員のセンは王へんに旋

毎日新聞 2007年3月15日 23時38分

1296片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/16(金) 19:43:34
自民 新幹線計画見直し検討へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/16/k20070316000142.html

整備新幹線のあり方を議論する自民党の調査会が開かれ、会長を務める津島元厚生大臣は、近く政府・与党の検討会を立ち上げて、財源問題を含めた整備計画の見直しに向け具体的な検討を始める考えを示しました。
16日の自民党の調査会では、3年前の政府・与党合意で決められた整備計画をめぐって、現在の工事の進ちょく状況が報告されたほか、地元からの要望などについて意見を交わしました。この中で、出席者からは「今の計画をさらに前倒しして整備を促進してほしい」といった意見や「参議院選挙や統一地方選挙を控えるなか、新たな計画の見直しを行うことで地方に元気を与えてほしい」などといった要望が出されました。これを受けて、会長を務める津島元厚生大臣は「整備新幹線は、経済効果が大きく、環境にも優しい公共事業だ。財源問題を含めた整備計画の枠組みの見直しを行っていきたい」と述べ、近く政府・与党の検討会を立ち上げて、整備に必要な財源をどう確保するかも含め、計画の見直しに向け具体的な検討を始める考えを示しました。

1297片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/17(土) 09:21:13
自公 中国共産党との関係強化
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/17/k20070316000196.html

北京を訪問している自民・公明両党の幹事長は、中国共産党の王家瑞中央対外連絡部長と会談し、与党と中国共産党の間で、職員の交流を行うなど、関係を強化していくことで一致しました。
この中で、中国共産党の王家瑞中央対外連絡部長は「日本と中国の与党同士の交流は両国の理解を深めることに効果を発揮している」と述べました。これに対し、自民党の中川幹事長と公明党の北側幹事長は、今後、国会議員の交流だけではなく、職員の交流も行うことを提案して王部長も同意し、こうした交流を通じて関係を強化していくことで一致しました。また、王部長は、日中の与党交流協議会の第3回の会合をことし12月に中国で開催したいと提案し、日程を調整することになりました。

1298片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/17(土) 12:38:21
道新幹線:政府・与党検討委発足へ 6月にも見直し着手、札幌延伸など焦点 /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/seikei/news/20070317ddlk01010282000c.html

 自民党整備新幹線等鉄道調査会の津島雄二会長は16日、自民党本部で開いた同党整備新幹線建設促進議員連盟(森喜朗会長)との合同会議で、6月にも「政府・与党検討委員会」を発足し、▽北海道▽北陸▽九州−−の新幹線3路線の整備計画見直しに着手する考えを明らかにした。整備計画の見直しは、04年12月の「政府・与党申し合わせ」で3路線3区間の新規着工を決めて以来、2年半ぶり。北海道新幹線の札幌延伸など新規着工区間の決定と、既着工区間の工期短縮が焦点となる。

 新幹線は、数年ごとに政府・与党が整備計画を見直し、新規着工や開業時期を決める。北海道新幹線は、前回の見直しで新青森−新函館間の着工が決定。2015年の開業を目指して05年4月に起工したが、新函館−札幌間は未着工だ。

 新函館−札幌間を含め未着工区間の整備費は3路線で計2兆円を超える見通しで、6月にも始まる見直し議論では財源の確保が最大の課題となる。会議で津島会長は「財源問題から見直しにしっかり取り組みたい。政府・与党の検討委員会を立ち上げ今後折衝していく」と語った。【田中成之、横田愛】

毎日新聞 2007年3月17日

1299片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/17(土) 22:00:15
公務員改革、中川幹事長「役所忠誠の閣僚は想定外に」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070317i212.htm

 【北京=小坂一悟】自民党の中川幹事長は17日、北京市内のホテルで同行記者団と懇談し、公務員制度改革について、「閣僚は安倍首相の意向に従って役所を説得し、政府案にしていくべきだ。万が一、首相より、役所に忠誠を尽くす閣僚がいれば、想定外のことになる」と述べた。

 渡辺行政改革相の示した政府原案について、一部閣僚から異論が出ていることを踏まえ、更迭をちらつかせながら、今後の法案化に向け、各閣僚の積極的な協力を求めたものだ。そのうえで、関連法案について、「政府が一本にまとまって(法案を)出すなら党も全力を尽くす。(今国会の成立を目指す方針は)変わらない」と強調した。

 夏の参院選について、自民党の青木参院議員会長が「比例選15、1人区で20」の獲得議席目標を示したことに関しては、「ひとつの意見だが、すべての選挙区で勝つつもりで最大限努力するというのが党執行部の考えだ」と述べ、具体的目標に言及することを避けた。参院選後の国民新党との連携については、「具体的には想定していない。結果が出てから判断すればいい」と語った。

 16日に行った中国の胡錦濤国家主席との会談について、「私は日本の国連安全保障理事会常任理事国入りと憲法改正に触れたが、反対はなかった。中国の指導部は日本の政治大国化を容認したと言える」と評価した。

 16日の会談の中で、中川氏は「安倍首相は戦争の反省の上に立って、戦後半世紀以上、自由、民主主義、人権を守り、平和に貢献してきた日本を誇りに思っている。(首相が主導する)『美しい国』づくりで政治大国となる日本は中国の脅威ではない」と中国側の理解を求めた。

(2007年3月17日20時53分 読売新聞)

1300片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/17(土) 22:01:01
新人材バンク:非協力なら閣僚更迭も 中川幹事長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070318k0000m010084000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は17日、北京市内で同行記者団に対し、安倍晋三首相が公務員制度改革で「新人材バンク」創設の方針を表明したことに関連し「万が一、首相よりも役所に忠誠を尽くす閣僚がいれば想定外のことになる」と指摘した。閣僚が非協力的な場合に更迭もあり得るとの認識を示し、政府・与党内の反対派を強くけん制した発言だ。

 16日の経済財政諮問会議では、出席者によると、尾身幸次財務相が「省庁あっせんの禁止」に異論を唱えた。14日の渡辺喜美行政改革担当相と自民党との協議でも片山虎之助参院幹事長らが慎重論を展開した。中川氏の発言は「抵抗勢力」を封じ込め首相のリーダーシップを強調する狙いだが、党内から反発が出る可能性もある。

 中川氏は「首相の意向が明らかになった以上、閣僚はそれに従うべきだ。公務員制度改革は郵政民営化に勝るとも劣らない改革だ。自民党が改革政党かどうかの真価が問われる」と述べた。(北京・共同)

毎日新聞 2007年3月17日 21時00分

1301片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/18(日) 19:54:59
川崎前厚労相が出版記念パーティー 三重伊勢
http://www.isenp.co.jp/news/20070318/news09.htm

川崎二郎前厚生労働相は十六日、津市大門の市センターパレスで出版記念パーティーを開き、著書「このまま『アメリカ型』社会を目指して本当に幸せになれるのか?―年金を破壊する『競争政策』の罠(わな)」を披露して「アメリカのまねをしながら歩んでいいのかという思いで書いた」と語った。

 川崎前厚労相は「これまではアメリカのやり方で、規制改革に取り組んできたが、今、この十年の歩みを検証する時期」とし「負担と、福祉や給付のバランスを取らねばならないが、現場の声を聞いていると、アメリカ型では無理だと言える」とし、「少子高齢化社会を考えるならば、ヨーロッパ社会に目を向け、頑張る国を見本とし、日本らしい国をつくらねばならない」と呼び掛けた。

 松田直久津市長や、亀井利克名張市長、石原正敬菰野町長、佐藤均東員町長や、県議、津市議などのほか、支持者ら約七百人が出席。

 田村憲司津商工会議所会頭は「かなり思い切ったことを言われたと思う。経済の面からも、自由競争など、アメリカ型経済を目指し、幸せになれるのか、もう一度考えるべき」と述べた。

 同本は、「競争政策」でさらに人口が減少する▽「アメリカ化」で本当に経済は成長したのか▽団塊の世代としての私の覚悟▽「一人当たりGDP(国内総生産)」を大きくする政策へ▽出生率1・4、人口1億人の日本社会を目指して▽消費税があなたの老後を守る―の六章で構成。ダイヤモンド社発行。

1302片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/18(日) 22:25:07
指導力問われる中川幹事長 対応誤れば求心力低下も
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007031801000693.html

 【北京18日共同】中国を訪問している自民党の中川秀直幹事長は胡錦濤国家主席との会談など主要日程を終え、公明党の北側一雄幹事長とともに19日、帰国する。

 22日に13都道県知事選が告示され統一地方選が本格的にスタート、1カ月後には夏の参院選の勝敗ラインに直結する参院福島、沖縄両補選が控える。安倍晋三首相が実現に強い意欲をみせる公務員制度改革に、党内から強い反発もあり、幹事長の指導力が問われる局面が続く。対応を誤れば求心力低下を招きかねない。

 「公務員制度改革は郵政民営化に勝るとも劣らない改革だ」。中川氏は17日、北京市内での同行記者団との懇談で、中央省庁による官僚の天下りあっせんの全面禁止などを指示した首相の決断を全面的に支える姿勢を強調した。夏の参院選に向け「改革に取り組む首相」をアピールする戦略だ。

 ただ、自らを「漢方薬」に例える安倍首相が「劇薬」の小泉純一郎前首相と同じ手法は取れないとの見方が大勢だ。

1303片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 02:10:26
>首相が最も得意とする社会保障関係(の取り組み)が薄れがちというのは大変に残念なことだ
明らかに嫌味やがな。

連携強める「新YKK」/安倍包囲網が狙い?
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070317.html

 自民党で安倍晋三首相の政権運営に批判的な加藤紘一、山崎拓、古賀誠の元幹事長三氏が水面下で会合を重ねるなど連携を強めている。

 加藤氏は「権力(闘争)的にどうこう言う話ではない」と“生臭さ”を否定するが、山崎氏は「親中派」とされる二階俊博国対委員長、福田康夫元官房長官、高村正彦元外相らとの連携に言及しており、参院選後の政局での主導権確保をにらんだ動きとの見方が強い。

 ただ党内では「存在感のアピールに躍起となっているだけでは」(中堅議員)との冷ややかな声もあり、新YKKトリオが“安倍包囲網”を狭められるかはまだ見えない。

 「三人で会っていることについて、『古賀氏とは“加藤の乱”で敵対したのに、どうしてだ』などとよく聞かれるが、三人にはアジア外交や、A級戦犯分祀(ぶんし)など戦争の反省の問題で通じるものがある」

 加藤氏は十四日のテレビ番組で、新YKKは外交、歴史観を共有する関係だと説明。経世会(竹下派)の「政界支配」打破を旗印に、小泉純一郎前首相、山崎氏と結成した「旧YKK」との違いを強調した。

 しかし加藤氏は「安倍外交を心配しているという意味では、結果として(結集)軸にはなるかもしれない」ともしており、首相に批判的な勢力の結集を視野に置いているのは間違いない。

 古賀氏もこれに呼応するように十五日の古賀派総会で、首相の政権運営に関し「参院選を目前にして、憲法改正、安全保障問題が前面に出てきて、首相が最も得意とする社会保障関係(の取り組み)が薄れがちというのは大変に残念なことだ」と苦言を呈した。

 とはいえ古賀氏は派閥領袖として四人の閣僚を送り出しており「安易に『反安倍』でかじを切れる立場ではない」(他派議員)との指摘も。新YKKで有力な「ポスト安倍」候補を絞り込めるかも不透明だ。

 丹羽雄哉党総務会長は「参院選は心を一つにしないと自民党丸そのものが沈没すると認識している諸先輩方だと思う」とけん制。党内では世代交代に逆行する印象から「さわやかな未来志向のメンバーだ」(ベテラン)との皮肉も聞こえる。

 「参院選で与党が過半数割れした場合は、首相の退陣は避けられない」。三氏は十二日の会合でこう分析した。しかし党執行部は「ぎりぎりぐらい(の議席差)では退陣は考えられない」(中川秀直幹事長)と早くも予防線を張っており、政局の流動化に持ち込めるかが当面の勝負どころになりそうだ。

1304片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 09:02:58
大先生は安倍のもとで幹事長させておくには惜しいっちゃ。総理大臣目指すっちゃ。

訪中 求心力回復ならず
閣僚更迭発言、新たな火種に
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070319/mng_____sei_____003.shtml

 自民党の中川秀直幹事長は十八日、訪中の主な日程を終えた。十九日に帰国する。安倍晋三首相との間の「すき間風」が指摘される中、求心力の陰りを払しょくする絶好の機会だったが、胡錦濤国家主席らとの会談の成果は目立つほどではなかった。逆に、公務員制度改革をめぐる閣僚更迭発言で、再び首相の神経を逆なでする懸念も浮上している。 (北京で、後藤孝好)

 「安倍首相は憲法改正と国連安保理常任理事国入りを目標にしている。それを戦後レジームからの脱却と言っている」

 十六日の胡主席との会談。昨秋、就任直後の首相の訪中をおぜん立てした中川氏は首相の基本姿勢を丁寧に説明し、今後も安倍政権の日中関係改善に貢献していく意気込みを示した。

 保守路線の首相に対し、中川氏はリベラル色が強い。首相は自民党総裁就任に当たり、中川氏ではなく麻生太郎外相を幹事長に据えようとした経緯もある。政権の後見人を自任し小泉路線継承を求める中川氏に、独自色を出したい首相が不快感を強めているとの指摘もあり、党内の中川氏を見る目は冷めつつある。中川氏としては、得意の対中外交で何とか存在感を示す必要があった。

 だが、東シナ海のガス田開発など日中間の懸案に、具体的な成果は少なかった。逆に、主席からは、首相の靖国神社参拝を許さないようくぎを刺されてしまった。自民党内では「毎回、中国の要人から同じことを言われて帰ってくるのか」(外相経験者)と、中川氏への視線は厳しいままだ。

 一方、中川氏は訪中中の同行記者団との懇談で、首相が表明した官僚再就職用の「新人材バンク」創設に一部閣僚が反対しているのを念頭に「首相より役所に忠誠を尽くす閣僚がいたら想定外のことになる」と、閣僚更迭の可能性に言及した。自らも思い入れの強い公務員制度改革で、首相を援護射撃する狙いがあったとみられる。

 しかし、過激な発言が逆に閣僚や党内の反発を呼ぶ可能性も。そうなれば、同改革をめぐる政府・与党内の意見集約をさらに難航させることにもなりかねない。加えて、同党の参院幹部は「幹事長に閣僚を更迭する権限はない。首相をないがしろにした発言だ。一番面白くないのは首相だろう」と指摘。首相と中川氏の溝がさらに広がるとの見方さえ示している。

1305片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 09:05:47
中川幹事長 中国の決心感じた
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/19/k20070319000021.html

自民党の中川幹事長は18日夜、中国訪問の日程を終え、北京で記者会見し、「一連の会談で、日中関係を重視していくという中国側の決心をひしひしと感じた」と述べ、成果を強調しました。
中川幹事長は今月15日から中国を訪問しており、胡錦涛国家主席らと会談し、日中関係の強化に向けて意見を交わしました。中川氏は18日夜、記者会見し、「一連の会談では、去年秋の首脳会談で大きな関係改善が行われた日中関係を強化し、重視していくという中国側の決心をひしひしと感じた。与党間交流は、日中の戦略的互恵関係の推進役を果たしていきたい」と述べました。中川氏は、党の政務調査会長だった去年2月に、安倍政権の誕生を見据えて、日中関係の改善を図るため日中与党協議会を発足させ、中国共産党との与党間交流に先べんをつけた経緯があります。今回の訪中でも、長期的視野に立って、安倍総理大臣が取り組む憲法改正などの政策課題を説明し、理解を求めました。中川氏をめぐっては、さきに閣僚らの姿勢に注文をつけたみずからの発言をめぐり、政府・与党内から批判を受けたうえに、郵政民営化に反対した前議員の復党問題で、当初、安倍総理大臣と意見が分かれるなど、党内では2人の意思疎通は必ずしも十分ではないという見方も出ています。22日には、夏の参議院選挙の前哨戦となる統一地方選挙がスタートするほか、政府・与党内で焦点となっている国家公務員の新たな天下り規制策をめぐる調整も大詰めを迎える見通しで、中川氏にとっては、引き続き存在感が問われる場面が続くことになります。

1306片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 09:25:21
こんな感じで公明党が食い込むかな。

冬柴国交相 奄振延長に積極姿勢
地元首長と意見交換会 「ソフト事業必要」
(03/19 07:24) 鹿児島南日本
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=3404

 冬柴鉄三国土交通相は18日、奄美市住用町見里の奄美体験交流館で開かれた地元市町村長らとの意見交換会で、2008年度末で期限切れとなる奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)について、「所管大臣として、何としても延長しなくてはならないと思っている」と述べ、同法延長に積極的な姿勢を示した。
 会合には奄美群島市町村長会と同議会議長会などから30人余りが参加。大和村の永田武光村長が、奄振法延長や地上デジタル放送の中継局整備への支援など16項目の陳情が書かれた要望書を冬柴国交相に手渡した。
 冬柴国交相は、奄振事業として進める瀬戸内町の国道58号網野子バイパスなど予算措置された事業について「決めたからには国として完全に整備を進めていく」とした上で、「ハードだけではなくソフト事業をやらなくてはならない。観光をもっと重視してはどうか」と提言した。
 地デジの中継局整備は「この時代にテレビがみられないことは許されない。そういうことがないよう、当然の仕事として総務省と協力する」と述べた。
 冬柴国交相は会合後、国政報告会を開いた。

1307片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 22:11:15
これで3度目…中川幹事長ありがた“恫喝”
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007031901.html

 中国を訪問していた自民党の中川秀直幹事長の北京での発言が、再び党内で波紋を呼んでいる。中川氏は公務員制度改革に関連し、「首相より役所に忠誠を尽くす大臣がいたら想定外のことになる」と閣僚更迭の可能性を示唆。安倍官邸は公務員制度改革で支持率アップを期待しているため、純粋な援護射撃なら歓迎するところだが、“恫喝(どうかつ)”まがいの中川発言には党内からの反発もあり、「またまたスタンドプレー」との憶測も出ている。

 中川氏の発言は同行記者団との懇談で飛び出したもので、閣僚更迭の可能性をちらつかせながら、「今の内閣に『首相よりも役所』という大臣はいないはずですから」と何ともいやらしい言い回しで公務員制度改革に反対する閣僚を牽制(けんせい)した。

 中川氏の“恫喝(どうかつ)”はこれで3度目。2月18日には講演で「首相に忠誠心なき政治家は内閣・官邸から去るべきだ」と気の緩みが指摘されがちな安倍内閣に“喝”。お次は今月3日に自身のホームページで、一部の官僚に対し、「政治的中立性の枠を超えた政局介入発言を続けるならば、彼自身とその追随者がその結果責任を負うことになる」とピシャリと言い放った。

 今回の発言はこれに続くもので、党内からは「何様のつもりだ」(ベテラン議員)との声があがっている。ただ、前回の一部官僚に対する発言と今回の発言については、公務員制度改革に反対する勢力に向けて発したものだけに、同改革で支持率アップをもくろむ官邸としては、痛し痒しといったところ。

 公務員制度改革は、出身省庁による国家公務員の再就職(天下り)斡旋(あっせん)を禁止し、その代わりに「新人材バンク」で一元化管理するのが柱。安倍首相の命を受け、渡辺喜美行政改革担当相が“強行突破”しようとしているが、既得権益を奪われる関係議員の反発は強い。

 尾身幸次財務相も「省庁の斡旋を禁止すると職探しする人が出てモラルが低下する」と公然と異論を唱えている。

 抵抗勢力をあぶり出し、闘う姿勢を演出することで支持率アップを図る手法は、小泉純一郎前首相の“専売特許”だが、安倍首相もこの手法で世論を味方につけようとしているようだ。幸い、首相の出身派閥の町村派からは「安倍首相は今年に入ってから吹っ切れている。公務員制度改革を断行したら支持率は絶対に上がる。何としても実施すべきだ」(中堅)と首相を後押しする声もある。

 もっとも、官僚の抵抗は並々ならぬものがあるため、改革が骨抜きになる可能性があるのも事実。こうしたことを見越しての中川発言ではあるが、党内には「中川氏のスタンドプレー」と見る向きもあり、ある与党幹部は「抵抗勢力を刺激しすぎると反発も強くなる。ほどほどにしてほしい」と半ばあきれ顔を見せている。 
ZAKZAK 2007/03/19

1308片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 22:12:39
「会話ない」安倍側近2人“不仲説”カラオケで吹き飛ばす
井上政務秘書官、世耕首相補佐官…山本一太が仕掛け
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007031918.html

 安倍晋三首相と自民党の中川秀直幹事長との間に広がる溝に負けず劣らず、険悪な関係としてささやかれているのが安倍首相の井上義行政務秘書官と世耕弘成首相補佐官の2人。そんな“不仲説”を打ち消そうと、山本一太参院議員の仕掛けで、両氏が参加する“カラオケ大会”が開催されることになった。「美しい国」ならぬ「美しいハーモニー」で歌声を交わらすことになるのか。

 何かと連携不足が指摘される「チーム安倍」。とりわけ、井上、世耕両氏の関係をめぐっては「側近争いをしているかのように、お互いあまり会話を交わさない」(官邸事情通)といわれている。

 世耕氏は安倍内閣メールマガジン編集長を務めるなど官邸の広報を担当。片や井上氏は、小泉純一郎前首相時代に政務秘書官だった飯島勲氏と同様、裏方として官邸を取り仕切る立場。

 その2人が「広報戦略などをめぐり意思疎通が円滑に行われていない」(官邸関係者)というから何とも具合が悪い。

 カラオケ大会開催を持ちかけた仕掛け人、山本氏はこう語る。

 「2人とも安倍首相のことを思って仕事をしているので、本当に仲いいですよ。しょっちゅう官邸に行っている私が言うんだから間違いない。1回3人で食事をしようと思っていたんです。カラオケは付け足しなんですけどね。世耕さんはなかなか歌が上手で、ユーミン(松任谷由実)の歌が好き。井上さんはどういう歌が好きなのか発見しようと思ってます」

 もっとも、山本氏も安倍首相側近を自任しているだけに、3人が声を合わせて歌うのは、やはりユーミンの「守ってあげたい」!?
ZAKZAK 2007/03/19

1309片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 22:19:52
中川幹事長:釈明 公務員制度改革に関する発言で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070320k0000m010106000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は19日の党役員会で、中国訪問中に公務員制度改革に反対する閣僚更迭の可能性を示唆する発言をしたことについて「そういう閣僚はいないはずだから心配していないと(いう意味で)言った。更迭もという報道は飛躍しすぎだ」と釈明した。

 中川氏は17日、安倍晋三首相が公務員制度改革で「新人材バンク」創設の方針を表明したことに関連し、北京市内で記者団に「首相よりも役所に忠誠を尽くす閣僚がいれば、想定外のことになる」と明言。この発言を知った参院自民党幹部は「安倍晋三首相が一番嫌がる発言だ。幹事長には閣僚を更迭する権限はないということが分かっていない」と批判した。

 これに関連して首相は19日夜、記者団に「直接聞いていないのでコメントのしようもないが、私が示した方針に閣内は一致してやってくれると信じている」と語った。【大場伸也】

毎日新聞 2007年3月19日 21時40分

1310片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 22:21:12
国会:対決姿勢強める与党 後半は大荒れ模様必至
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070320k0000m010113000c.html

 憲法改正の手続きを定める国民投票法案をめぐり、与党は4月中旬の衆院通過に向け、単独採決も辞さない姿勢に傾き始めた。夏の参院選で安倍晋三首相は憲法改正を争点化したい考えで、その入り口ともなる同法案を早期に成立させれば成果をアピールできるほか、党内に賛否両論を抱える民主党を分断する効果も狙う。与党は今年度内に成立が必要な予算関連法案の処理も強気に進める構え。参院選を意識した与野党の対決は激化しそうで、「後半国会は大荒れ必至」(与党幹部)との見方が強まっている。【高山祐、衛藤達生】

 「いいチャンスだ。攻めの姿勢で臨みたい」。19日、自民党の二階俊博国対委員長は国会内で開かれた党国対幹部の打ち合わせで強調した。二階氏はその後の与党国対幹部との打ち合わせで、国旗・国歌法案の衆院本会議採決(99年7月)で民主党の賛否が真っ二つに割れたことを伝える新聞記事のコピーを配布。「国民投票法案でも、非常に参考になる」と語ると、出席者から賛同の声が上がった。

 同法案について、与党は野党の反対を押し切り、22日の公聴会開催を決定。民主党の主張を取り込んだ修正案を与党単独で提出した上で、来月13日にも衆院通過を目指す。仮に与党単独で採決に踏み切っても「国旗・国歌法と同様、民主党は党内を一本化できない。バラバラを印象づければ、イメージダウンに追い込める」(自民党国対幹部)というわけだ。

 自民党はもともと5月3日の憲法記念日までの同法案成立を念頭に今月中の衆院通過を狙っていたが、単独採決が統一地方選に与える悪影響を懸念する公明党に配慮し、衆院の通過目標を4月中旬に先送りした。参院自民党側も参院選直前まで成立がずれ込んで国会が混乱することを懸念しており、4月中旬の単独採決を後押しする要因になっている。

 これに対し、民主党の小沢一郎代表は19日、松山市内のホテルで記者会見し、「自民党が(民主党案に)賛成するならいざ知らず、公聴会のセットが多数で強行されたことは非常に遺憾だ」と、与党の姿勢を批判した。

 また、与党は今年度内に成立が必要な「日切れ法案」と呼ばれる法案についても、各委員会で単独採決を視野に入れた運営を進める考え。07年度予算案審議も絡み、今月末にかけ与野党の緊張が高まりそうだ。

毎日新聞 2007年3月19日 21時55分

1311片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/20(火) 22:40:22
自民にくすぶる農相更迭論/予算成立直後に「期待」
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070319.html

 自民党内で松岡利勝農相の光熱水費問題をめぐり、今月末の来年度予算案成立直後の更迭論がくすぶっている。安倍晋三首相は七月の参院選前の内閣改造を明確に否定したが、党内では農相問題の参院選への影響を懸念する声が根強く、予算案成立のタイミングをとらえて「交代させた方が得策」(ベテラン議員)というわけだ。

 ただ首相は「農相は法令にのっとって報告している」と擁護する姿勢を貫いており、党側の“更迭圧力”が首相の翻意につながる見通しは立っていない。

 「農相のことでいろいろ言われているが、首相がしっかりと総合判断して対応している。それを見極めたうえで、対応を支えていく」。町村派の町村信孝会長(前外相)は十五日の派閥総会で、統一地方選、参院選への影響も視野に入れた首相の「総合判断」への期待感をにじませた。自民党の実力者の一人も「予算成立後に動きがあるとの説が党内にある」と指摘する。

 自民党では柳沢伯夫厚生労働相の「産む機械」発言や、松岡氏の事務所費問題への世論の批判を踏まえ、四月末からの大型連休前後か国会閉会直後の六月末の内閣改造論が浮上。首相は「今の内閣で(参院)選挙に臨みたい」と否定したが、与党内では松岡氏に関して「だれも説明が十分だとは思っていない」(幹部)のが実情だ。

 特に、参院選の鍵を握る改選一人区の大半は農村、漁村部を抱えており、農林漁業関係団体の組織票を動かすキーマンが“問題閣僚”では、選挙を「戦うに戦えない」(ベテラン議員)との危機感を強めている。

 ただ首相は十九日の参院予算委員会でも更迭を求める野党質問を「農水政策の重要さを肝に銘じ職責を果たしてほしい」と退けており、自民党内では「首相は閣僚を守ることが求心力につながるとでも思っているのかもしれない」(若手議員)との恨み節も漏れている。

1312片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/21(水) 11:07:59
イラク開戦から4年「支持」検証置き去り 自衛隊派遣2年延長へ与党内でも異論  2007/03/21 07:24
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&amp;d=20070321&amp;j=0023&amp;k=200703214211

 二○○三年三月にイラク戦争が始まってから、二十日で満四年。米政府がすでにイラク政策の失敗を認めているのに対し、日本政府は米国の開戦を支持した当時の政策判断の検証がないまま、イラクでの自衛隊の活動の根拠であるイラク人道復興支援特別措置法(イラク特措法)を二年延長する方針だ。ただこうした政府の姿勢には自民党内でも異論が浮上。野党は延長反対でほぼ足並みをそろえており、夏の参院選を前に、国会論議が紛糾するのは必至だ。(青山修二)

 イラク特措法延長について、安倍晋三首相は二十日、記者団に「イラク情勢や治安状況、国際社会の取り組みなどを勘案した上で二年間の延長を判断した」と説明。イラクでの航空自衛隊の活動について「国連の潘基文(バンキムン)事務総長から感謝の親書が寄せられた。イラクのマリキ首相からは支援継続の要請が来ている」と述べ、国際的な評価を得ているとの認識を示した。

 イラク戦争をめぐっては、久間章生防衛相が一月下旬、ブッシュ米大統領の開戦判断を「間違っていた」と明言した。しかし、閣内不一致や対米関係の悪化を指摘され「当時の感想を述べただけだ」と発言を修正。以来政府内では、イラク戦争の大義に関する議論は出ていない。

 ただ、派遣延長のための法改正案を了承した二十日の自民党国防関係合同会議では、政府の姿勢に不満が噴出。加藤紘一元幹事長は「米国も誤りを認めた。日本政府も失敗を認めるべきだ」と主張した。党安全保障調査会長の山崎拓前副総裁も、党幹事長だった開戦時を振り返り「(当時の)小泉純一郎首相に開戦の助言をしたことに責任を感じている」と述べた。このため党内からは「党内の足並みの乱れが参院選に悪影響を与える」(参院幹部)との懸念も出ている。

 一方野党側は、イラク特措法延長問題を、参院選に向けた主要な論点と位置付け、政府批判を強める姿勢だ。

 民主党の松本剛明政調会長は二十日の記者会見で「イラク特措法の延長が必要になったのは、戦争の見通しが誤っていたことの象徴だ」と強調。社民党の福島瑞穂党首も「イラクの治安悪化や、米国での撤退論の高まりなどを何も見ない判断停止の内閣だ」と批判のボルテージを上げた。

1313片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/21(水) 19:39:02
自民・伊吹派:事務所費、参院選で多数引退…三重苦の悩み
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070322k0000m010048000c.html

 安倍晋三政権発足で念願の主流派入りを果たしたはずの自民党伊吹派(33人)が苦境に立たされている。同派が輩出した3人の党三役・閣僚がいずれも多額の事務所費計上の問題を指摘されたほか、名誉会長だった島村宜伸元農相が会長の伊吹文明文部科学相との確執から15日に退会。さらに、夏の参院選では改選組9人のうち6人が引退や首長選への転身を表明しており勢力の大幅減少も予想され、まさに「三重苦」の状況だ。

 同派は前身の亀井派時代、小泉純一郎首相(当時)のもとで「冷や飯食い」(同派幹部)を強いられた。その反省もあり、昨年の党総裁選では、いち早く「安倍支持」を打ち出し、第5派閥というポジションながら、伊吹文科相、松岡利勝農相、中川昭一政調会長が誕生した。

 ところが、3氏とも多額の事務所費計上を相次ぎ指摘されたうえ、今月5日には松岡農相の光熱水費問題も発覚した。伊吹文科相は最大派閥、町村派会長の町村信孝前外相に「お手柔らかにしてもらいたい」と電話で要請するなど事態の沈静化に躍起。だが、19日も公明党の斉藤鉄夫政調会長がテレビ番組で「今の説明では納得できない。誠実に説明してほしい」と求めるなど、与党内からも批判が収まらない。

 派内には島村氏の退会で同氏の後ろ盾である中曽根康弘元首相の影響力を低下させ、「派閥運営を一本化できる好機」(幹部)と前向きにとらえる見方もあるが、引退・転身する参院議員の多さを考慮すると、内紛による勢力減少は避けたかったところ。5月に派閥のパーティーを開き態勢立て直しを図る構えだが、苦境打開までの道のりは険しそうだ。【田中成之】

毎日新聞 2007年3月21日 19時19分

1314片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/23(金) 11:39:23
安倍外交サポート 自民に新議連、加藤氏らに対抗
3月23日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000023-san-pol

 安倍晋三首相の「主張する外交」路線を支持する自民党の中堅・若手議員が、議員連盟「価値観外交を推進する議員の会」(価値観外交議連)を結成することが22日、分かった。安倍外交への批判を続け反主流派の受け皿となりつつあり、加藤紘一元幹事長が主宰する「アジア外交・安保ビジョン研究会」に対抗し、牽制(けんせい)する狙いがあるようだ。

 価値観外交議連は、拉致問題などに首相とともに取り組んできた古屋圭司衆院議員が呼びかけた。すでに約20人が名を連ね、統一地方選後の5月上旬にも設立総会を開き活動を本格化する。

 現在、自民党には「アジア外交・安保ビジョン研究会」や、逢沢一郎議運委員長が会長の「アジア戦略研究会」などがあるが、いずれも中国との関係を重視している。

 これに対し、古屋氏らの新たな議連は、ブッシュ米大統領が打ち出し「自由、民主主義、人権の尊重、法の支配」を共有する国家間の同盟関係を強化するという価値観外交に立脚。中川昭一政調会長も顧問として参加を予定しており、勉強会を通じ、安全保障から経済戦略まで幅広く理論武装していく考えだ。

 22日は国会内で世話人会を開き、元中国共産党幹部で現在は台湾総統府国策顧問の阮銘氏が、中国の台湾戦略について講演した。

1315片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/23(金) 22:56:18
安倍首相:太田・公明代表と昼食会談 良好関係アピール?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070324k0000m010140000c.html

 安倍晋三首相は23日、首相官邸に公明党の太田昭宏代表を招き、昼食をともにしながら会談した。衛藤晟一前衆院議員の自民党復党問題などを巡り、自民、公明両党の溝が伝えられる中、良好な関係をアピールするのが狙いとみられ、今後月1回ペースで会談することで一致した。

 首相と太田氏は統一地方選と夏の参院選での協力を確認。自民、公明両党間で調整が難航している事務所費問題への対応については、太田氏が政治資金規正法改正を含めた対応を求めたのに対し、首相は「その通りだ」と応じた。

毎日新聞 2007年3月23日 22時17分

1316片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/23(金) 22:59:04
国民投票、修正案提出へ調整着手=投票年齢「18歳以上」−自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007032300944

 憲法改正の手続きを定める国民投票法案の今国会成立を目指し、自民党は23日の総務会で、党内調整に着手した。早ければ27日にも党内手続きを済ませ、民主党案を一部取り入れた与党修正案を公明党と共同提出する方針。自民党内には民主党案に沿った投票年齢の引き下げに異論も残っているが、党執行部は4月13日に修正案の衆院通過を図りたい考えだ。
 中山太郎衆院憲法調査特別委員長は23日の自民党総務会で、投票年齢を「18歳以上」に引き下げるなどの法案修正に理解を求めた。これに対し、井上喜一元防災相は「成人年齢を引き下げる民法改正からするのが筋で、順序が逆だ」と異論を唱え、深谷隆司元通産相も「民主党に振り回されてふがいない」と苦言を呈した。

自民幹部、行革相に反発=あっせん全面禁止「無理だ」−公務員改革
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007032301038

 渡辺喜美行政改革担当相は23日午後、自民党の中川昭一政調会長、中馬弘毅行政改革推進本部長らと国会内で会談し、省庁による官僚の再就職あっせんを禁止し新人材バンクに一元化することなどを盛り込んだ公務員制度改革案を説明した。これに対し党側は、各省庁に強い抵抗があることを指摘。また、渡辺氏が主張する全面的なあっせん禁止に関しては「無理だ」との認識を伝えた。
 この後、自民党幹部の1人は、渡辺行革相の対応について「安倍晋三首相の指示を金科玉条にしている」と批判。「こちらも首相の意を体して、まとめようとしている」と述べた。党側との調整を行わずに、あっせん全面禁止を打ち出した渡辺氏の手法への強い反発が背景にあるとみられる。

1317片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/24(土) 00:38:36
幹事長、総務相らをめった切り=「辞めたらいい」と言いたい放題−自民・片山氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007032301083

 自民党の片山虎之助参院幹事長が23日夜に出演した朝日ニュースターの番組で、同党の中川秀直幹事長や菅義偉総務相らを「めった切り」する場面があった。
 片山氏は、中川氏が閣僚に安倍晋三首相への忠誠を求めたことを取り上げ「言い過ぎだ。(閣僚の任免権は)首相の権限だ」と指摘。その上で「たかだか与党の幹事長が言うことではない。分をわきまえないと(いけない)」と批判した。
 さらに、菅総務相がNHK改革を担当する放送政策課長を交代させたことをやり玉に挙げ「総務相が駄目だ。課長はNHK寄りだとかいうが、自分の言うことを聞かないから代えるということでは大臣を辞めた方がいい」と非難。最後は公務員制度改革で党側と対立する渡辺喜美行政改革担当相を標的に「党内の無用な混乱と反発は渡辺氏のやり方にある。彼だけ浮いている」などと言いたい放題だった。

1318片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/24(土) 17:35:19
安倍外交支援の議連発足へ 親中派けん制の狙いも '07/3/24
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200703240250.html

 自民党で中国の軍事費増大を警戒する中堅、若手議員約二十人が、台湾やインドなどとの連携強化を目指す議員連盟を五月上旬にも発足させる。

 安倍晋三首相と「政治信条」が近い古屋圭司衆院議員らが中心メンバーで、「中国脅威論」を展開する中川昭一政調会長も議連顧問に就く予定。首相が「主張する外交」の柱として「自由、民主主義など基本的価値を共有する国々との連携強化」を打ち出していることを踏まえ、「価値観外交を推進する議員連盟」との名称で安倍外交を側面支援する。

 自民党内では首相に批判的な加藤紘一元幹事長らが参院選後の政局をにらみ、「対中関係重視」を結集軸にした「安倍包囲網」の構築を模索。

 加藤氏が会長を務める「アジア外交・安保ビジョン研究会」や、古賀、谷垣、麻生三派の有志でつくる「アジア戦略研究会」、ハト派議員による「アジア・アフリカ問題研究会」の三勉強会を「大同団結」させようとの動きもある。古屋氏らの議連は、党内の親中派をけん制する狙いがあるのは間違いない。

 中川氏は二十四日の金沢市内での講演で、四月の温家宝首相の来日に関連し「まずナンバーワンの胡錦濤国家主席が日本に来て、安倍首相、場合によっては皇室を含めてきちんと交流していただきたい。そうして初めて対等の日中関係が構築される」と述べた。

1319片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/24(土) 19:28:47
中川政調会長、渡辺大臣の対応批判
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3523790.html

 自民党の中川昭一政調会長は、公務員制度改革をめぐる渡辺行政改革担当大臣の対応を批判しました。

 「一部の人たちが、自分は改革の旗手だと、総理も自民党も関係ないんだというようなことがあるとすれば、これは政府与党としては問題があると言わざるを得ない」(自民党 中川昭一 政調会長)

 公務員制度改革について、中川氏はこのように述べるとともに、「安倍総理が目指そうとしていることよりも、もっと激しいことをやろうとしている」などと指摘し、渡辺大臣の対応を批判しました。

 また、憲法改正の手続きを定める国民投票法案をめぐる民主党の対応について、自民・公明が妥協に妥協を重ねてきたのに、政争の具にしていると批判しました。(24日17:34)

1320片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 12:25:57
“自民の幅の広さ示すべき”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/25/k20070324000142.html

自民党の谷垣前財務大臣は長崎県佐々町で講演し、夏の参議院選挙について「党内にいろいろな考えがあることを示さなければやせ細ってしまう」と述べ、自民党は思想的な幅の広さも国民に示して戦うべきだという考えを示しました。
この中で、谷垣前財務大臣は「最近の安倍総理大臣を見ていると、自分の色を出そうという覚悟を固め、憲法改正、北朝鮮の拉致問題、教育問題で、妥協せずに自分の主張を出し、敵を作ることも恐れずにやっていると思う」と述べました。そのうえで、谷垣氏は「自民党には、森元総理大臣、小泉前総理大臣、安倍総理大臣のような、どちらかと言えば右的な主張をしてきた流れがある一方で、谷垣派や津島派などのように、思想的にはリベラルと言われる流れがある。左までとは言わないが、右から真ん中までの勢力を集めなければ、安定した政治は作れない。党内にいろいろな考えがあることを国民に示さなければ、自民党は参議院選挙でやせ細ってしまう」と述べました。

1321片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 12:38:56
自民党・丹羽氏 一部ベテラン議員をけん制
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070325/20070325-00000004-nnn-pol.html

 自民党・丹羽総務会長は24日、京都市内で講演し、加藤紘一元幹事長ら党内の一部のベテラン議員の動きをけん制した。

 「(参院選は)いよいよ天下分け目の戦い。ベテラン議員の動きは、厳に慎んでいただきたい」−丹羽総務会長は、夏の参院選は安倍首相の下で党が一致結束して臨むべきとの考えを強調した上で、一部のベテラン議員の動きに苦言を呈した。

 これは、加藤元幹事長や、山崎拓前副総裁らが「新YKK」として連携を強め、安倍首相の外交政策などを批判していることをけん制したもの。

1322片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 23:14:48
「安倍政権、長期目指してやっていく」官房副長官
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070325/skk070325000.htm

 下村博文官房副長官は25日、ラジオ日本の番組で、就任から26日で半年となる安倍晋三首相について「(自民党総裁の最長任期)2期6年間、できたら3期9年間はしたいとの思いがある」と述べ、長期政権を目指す姿勢を強調した。

 戦後の歴代内閣の中では、約7年8カ月続いた佐藤内閣が最長で「9年間」はこれを上回る。ただ現行の自民党則は、総裁任期を連続2期までと定めている。

 また下村氏は「本格的長期政権でなければできない政策、理念、哲学をきちっとやっていく」と述べ、安倍内閣で憲法改正の実現などを図る考えを重ねて示した。

(2007/03/25 20:43)

1323片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/26(月) 01:35:09
塩崎氏、異論閣僚を説得 新人材バンク調整大詰め
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007032501000631_Politics.html

 塩崎恭久官房長官は25日、国家公務員の天下り規制強化を柱とした公務員制度改革をめぐり、渡辺喜美行政改革担当相が再就職あっせん一元化のためまとめた「新人材バンク」創設案に異論がある閣僚を、電話で説得するなど大詰めの調整を行った。

 安倍晋三首相は、27日の経済財政諮問会議までに公務員制度改革案を取りまとめるよう指示。26日には、自民党の中川秀直幹事長、中川昭一政調会長らとの政府、自民党協議が予定されていることから、その前に政府内の意思統一を図る狙い。

 渡辺氏が政府、与党内での説明が不足していると批判を受けたため、最終局面では塩崎氏が中心となって政府内の調整に当たることになった。

1324片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/26(月) 18:20:29
河野太郎が神奈川の乱…知事選で中川幹事長らを“告発”
「裏で密約」県連が擁立した候補を党が推薦せず冷戦状態
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032635.html

 自民党神奈川県連の河野太郎会長=顔写真=がついに、党本部に怒りを爆発させた。メールマガジンで、神奈川県知事選をめぐる対応を痛烈に批判、不信感をあらわにしたのだ。県連が擁立した候補を党本部が推薦しなかったことで、県連と党本部はすでに“冷戦状態”にあるが、告示日の22日に起きたある出来事が、河野氏の怒りの導火線に火を付けてしまった。

 ある出来事とは、東京都知事選で自民党の支援を受ける現職、石原慎太郎氏(74)が横浜市内で、神奈川県知事選で民主党県連が後押しする現職の松沢成文氏(49)の応援演説をしたこと。

 河野氏はメルマガで「告示日に、このありさま。幹事長室がいろいろと裏で密約を結んでいたから推薦がでなかったんだねという声が一般からも出始める。死体の前で返り血を浴びて、血のついたナイフを握っていたら、自分が犯人ではないと証明してもらわないと」などと、何とも血生臭い表現で幹事長室を“告発”。

 要するに、幹事長室と石原氏、松沢氏が裏でつるんでいたため、党本部は、県連が擁立した元「埼玉高速鉄道」社長の杉野正氏(48)を推薦しなかったのではないか、というわけだ。

 河野氏の腹は煮えくりかえっており、「神奈川は参院選で東京に次ぐ、第二の票田だ。幹事長室がそれをいらないというならば、政界再編に向けてまっしぐらに進むことになる」とまで警告。この怒りの“告発”に、中川秀直幹事長はどう対応するのか。神奈川の乱は当分目が離せそうにない。

1325片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/27(火) 21:23:20
政治資金団体の不動産取得禁止で一致 与党PT
2007年03月27日18時36分
http://www.asahi.com/politics/update/0327/009.html

 自民、公明両党による「与党政治資金改革プロジェクトチーム」の初会合が27日開かれ、(1)事務所費の収支報告の内訳を細分化するために支出項目を新設する(2)政治資金管理団体の不動産取得を禁じる――の2点で一致した。

 政治資金規正法で領収書の写しの添付が不要とされる事務所費をめぐり、公明党は5万円超の支出に添付を義務づける法改正を主張。同じく添付が不要な光熱水費についても検討すべきだ、との意見が出された。

 これに対し、自民党は政治活動の自由やプライバシー保護の観点から慎重な姿勢を示して折り合わなかった。

1326片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/27(火) 21:30:05
まぁ、しゃーないわな。

能登半島地震の翌日に…自民“ノー天気”野球大会
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032702.html

 自民党新人議員の親睦団体「83(はちさん)会」のメンバーら25人が26日夜、東京ドームで米国大使館チームと草野球大会を開いた。日米友好親善とチャリティーが目的だというが、余震が続く能登半島地震の翌日だけに、「現地視察や復旧支援など、もっと優先すべきことがあったのでは」との声が出ている。

 「震度6の地震があって、まだ余震が続いている。これは有事だ。そんなときにノー天気に野球をやるのはいかがなものか。『人口の少ない、遠くで起きたこと』という感覚なのだろう。政治家の感覚はズレている」

 作家の麻生千晶氏はこう嘆く。

 大会は日米友好親善とチャリティーが目的で、プロ野球OBによる小中学生対象の野球教室と、自民党議員チーム「リバティ83」対米国大使館チームの試合が組まれた。東京ドームのレンタル料約100万円は議員側と米国大使館側が折半。観客らからの寄付金は全額、「あしなが育英会」に寄付される。

 昨年に続き2回目の今回は中川秀直幹事長も始球式に登場、先の新潟県中越地震で大きな被害にあった旧山古志村の元村長、長島忠美衆院議員も観戦した。

 試合は序盤に米チームが先行し、先発の日本ハム・ヒルマン監督らが好投する展開。3回開始前には米側が用意したグラマラス美女チアリーダーのパフォーマンスもあり、ボルテージは最高潮に。結局、日本チームは終盤に粘りを見せて5−6まで肉薄したが、力尽きた。

 参加者らは一様に満足げな様子だったが、「確かにこのタイミングはまずいよね」という声も。選手兼監督の亀岡偉民衆院議員は「義援金を送れるように、募金をお願いします」と語り、試合後に予定されていた懇親会をキャンセルしたことも明かした。

 ただ、政治評論家の有馬晴海氏は「あらかじめ予定があって、試合をキャンセルできなかったという事実はある。しかし、自分の目で現場を見たり、もっと優先すべきことがあったと思う」と苦言を呈する。

 一方、チームの代表兼オーナーでもある土屋正忠衆院議員は、「死者が出たとかそういう問題ではないが、たとえば新潟県中越地震のような被害が出ていたらやめていた。やるべき仕事をこなしてからきている。なんでも自粛すべきというものではない」と説明した。

 【衆院議員】
 赤池 誠章、 岡部 英明、 亀岡 偉民、 木原 誠二、 木原  稔
 木挽  司、 近藤三津枝、 坂井  学、 菅原 一秀(当選2回)
 平  将明、 高鳥 修一、 土屋 正忠、 土井 真樹、 長島 忠美
 橋本  岳、 福田 良彦、 藤田 幹雄、 牧原 秀樹、 松本 文明
 松本 洋平、 馬渡 龍治、 盛山 正仁、 若宮 健嗣

 【参院議員】
 松村 祥史、 山本 順三

 =敬称略 
ZAKZAK 2007/03/27

1327片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 07:43:04
政治資金透明化の初会合、議論平行線
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070328/20070328-00000003-jnn-pol.html

 自民・公明の与党は、政治資金の透明化について話し合うプロジェクトチームの初会合を開きましたが、事務所費に領収書添付を義務付けるかどうかについて議論は平行線に終わりました。

 会合では、公明党が5万円以上の事務所費については、領収書の添付を義務付けるべきだと主張したのに対し、自民党は「透明性の確保、政治活動の自由、プライバシーの問題の3点から検討すべき」と述べるにとどまり、両党の温度差が改めて浮き彫りになりました。

 また、松岡農水大臣が議員会館では水道代や冷暖房費が無料にもかかわらず多額の光熱水費を計上していたことが問題となっている事から、今後の協議では光熱水費も含め、経常経費全体を議論の対象にする事になりました。

 公明党は今の国会での政治資金規正法改正を主張していますが、自民党内には慎重な意見が多く、与党内の調整は難航しています。(27日18:38)

1328片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 11:12:44
総括なき延長に批判
自民総務会
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070328/mng_____sei_____004.shtml

 自衛隊のイラク派遣を二年間延長するイラク復興支援特別措置法改正案は二十七日、自民党に続き、公明党でも了承され、国会提出に向けた与党内の手続きを終えた。ただ、自民党総務会では、イラク戦争を総括しないまま、自衛隊の派遣期間を延長することへの批判も相次ぎ、党内では参院選への悪影響を懸念する声もくすぶっている。

 総務会では、イラク戦争に否定的な加藤紘一元幹事長が「ブッシュ政権は大変な判断ミスをした。(イラク戦争を主導した)ボルトン国連大使も(再任されず)辞めさせられたが、(日本では)責任をとった人はいない」と指摘。

 野田毅元自治相も「ブッシュ米大統領もブレア英首相も間違ったと言っているのに、日本だけが間違っていないというのは違和感がある」と異論を唱えた。

 両氏とも、派遣延長自体に反対したわけではなく、丹羽雄哉総務会長が「加藤氏らの意見を政府側に伝える」として、改正案への了承を取り付けた。

 ただ、両氏の発言は、イラク戦争支持の責任を明確にしないまま、自衛隊派遣を延長することへの不満が自民党内でもくすぶっていることを反映している。

 二十日の党国防部会でも、若手議員から「イラク問題は国民の関心が高い。なぜ(延長幅が)二年なのか。(国民への)説明が大変だ」と、政府の説明不足を指摘する意見が出ていた。

1329片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 22:08:44
公明・幹事長が下村副長官の発言批判
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070328/20070328-00000046-jnn-pol.html

 従軍慰安婦問題について、下村官房副長官が「旧日本軍の関与はなかった」との認識を示したことについて、与党・公明党の北側幹事長は「発言は慎重にすべき」と批判しました。

 「官房副長官というのは自分の意見を言う立場じゃないわけですよ。総理をしっかり守る。官邸をしっかり守る。個々人の意見については、発言は本当に慎重にしてもらいたいと思いますね」(公明党・北側一雄幹事長)

 北側幹事長はこのように述べて、下村官房副長官の発言に不快感を示した上で、「河野発言を堅持すると総理も何度も言っている」と強調しました。

 この問題をめぐって、下村副長官は個人的な見解であることを強調していましたが、軍などの関与を明確に認めた河野談話との整合性がとれないとして、野党などから批判の声があがっていました。(28日14:36)

1330片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 22:09:13
自民チーム、道路中期計画作成へ始動
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070328/20070328-00000065-jnn-pol.html

 使い道が主に道路整備に限られる道路特定財源の見直しに関連し、自民党のプロジェクトチームは、去年末に政府と合意した道路整備の新しい中期計画作成に向けて作業をスタートさせました。

 安倍総理が意欲を示す道路特定財源の見直しをめぐっては、去年末の一般財源化をめぐる協議で与党側が激しく抵抗し、「真に必要な道路整備は計画的に進める」とした上で、「今年中に具体的な中期的な計画を作成する」ことなどで合意しました。

 自民党のプロジェクトチームは、この中期計画に向けての初会合を開き、アンケートやホームページなどで一般の人からも意見を集め、秋には道路整備の中期計画の素案をまとめ年末までに作成する、とする国交省のスケジュール案を了承しました。

 中期計画の年数については今後、議論しますが、出席した議員からは、安心、安全の面でも遅れている、物流のネットワークとして完成していない、など、道路整備はまだまだ必要だという意見が相次ぎました。(28日15:33)

1331片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 23:07:53
慰安婦問題:安倍首相、訪米控えて日米のトゲに
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070329k0000m010131000c.html

 いわゆる従軍慰安婦問題が、安倍晋三首相の沈静化しようとする努力にもかかわらずくすぶり続けている。慰安婦の募集で「狭義の強制性」を否定した首相の説明に対し、米有力メディアの批判が収まらないのだ。首相は持論を封印して「おわび」を強調する姿勢に転じているが、今度は下村博文官房副長官から「旧日本軍の関与」を否定する発言が飛び出す始末。「官邸内不統一」にしびれを切らした与党からも批判が噴き出している。首相就任後初の訪米(4月26、27日)でも難題になりかねない状況だ。

 米下院の謝罪要求決議案があったとはいえ、火を付けたのは首相自身の発言だった。3月5日の参院予算委員会。「官憲が家に押し入って連れて行くような狭義の強制性を裏づける証言はなかった」という「独特の理屈」(外務省幹部)が、「元慰安婦らの傷口を再び開いた」(同月8日付米紙ニューヨークタイムズ)などと海外から批判された。

 首相は9日夜「大変微妙な時期に私の発言が正しく伝わりにくい状況があるなか、議論することは非生産的になる」と記者団に語り、外交関係への配慮から持論を封印。

 さらにシーファー米駐日大使ら米要人らの強い警告を受け、談話継承と慰安婦への「おわび」を強調するようになった。米政府も「首相の謝罪を評価する」(ケーシー国務省副報道官)などと火消しに協力している。

 それでもなお、「安倍首相のダブル・トーク(でたらめ話)。奇妙かつ不快。拉致問題で国際的な支援を求めるなら、日本自らの犯罪を率直に認め、被害者に謝罪するべきだ」(24日付米紙ワシントン・ポスト)などと、非難報道は容易にやむ気配がない。

 こうしたなか下村官房副長官が26日の記者会見で「(強制連行で旧日本)軍の直接的な関与はなかった」と発言。騒動を蒸し返してしまった。

 憂慮した自民党町村派幹部が「発言に気をつけろ。誘導質問に乗せられるな」ときつく念を押したが、「若手保守の代表格」を自任する下村氏は「聞かれたから答えた」と弁明したという。

 首相の元々の支持層である保守派には、中国や米国に配慮して持論を封印したり謝罪する姿勢への不満が募っており、下村氏の発言は「保守派の認識を代弁した内容」(閣僚経験者)だった。しかし、国内外に硬軟を使い分ける安倍官邸の外交戦術が、うまくいかない状況に陥っている。

 公明党の北側一雄幹事長も28日の記者会見で「官房副長官は、自分の意見を述べる立場ではない。官邸をしっかり守るのが役割だ。発言は本当に慎重にしてほしい」とクギを刺したが、首相は下村氏を全面的に否定することもできず、対応に苦慮する日々が続きそうだ。【平元英治、高山祐】

毎日新聞 2007年3月28日 22時06分

1332片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/29(木) 09:45:30
「大宏池会」めぐり3派の交流継続
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070329/20070329-00000019-jnn-pol.html

 自民党の古賀派、谷垣派、麻生派の旧宏池会3派が合流するという、いわゆる「大宏池会構想」をめぐって、3派の中堅議員が28日夜に会談し、交流を継続していくことで一致しました。

 大宏池会構想をめぐっては、鈴木元環境大臣らを中心に3派の会合が定期的に開かれ、去年12月には過去最多となる31人が集まりました。

 しかし、麻生氏が自らの発言を暴露した谷垣前財務大臣に反発していることや、加藤元幹事長、山崎元副総裁が古賀元幹事長に接近し、「新YKK」と呼ばれる会合を開くなど、実現の機運は高まっていません。

 会合では、こうした党内情勢について意見交換した上で、3派の会合を継続すると共に、次回は5月に行うことで一致しました。

 鈴木氏らは、「当選6回以下の議員は一緒にやっていけると思う」と述べ、再び大宏池会の実現に向け、意欲を示しました。(28日22:54)

1333片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/29(木) 19:20:37
片山参院幹事長:早期内閣改造論に「大義名分ない」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070330k0000m010024000c.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は29日、福岡市内で開かれた「毎日世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、党内にある早期内閣改造論について「国民が納得する大義名分が今はない。問題がある閣僚がいるから代えるというのでは、いかにも選挙目当てとの批判を受ける」と否定的な見解を示した。

 国家公務員の天下りあっせんの新人材バンクなどを柱とする公務員制度改革に関しては「安倍晋三首相と私の考え方はあまり違わない」と述べ、政府・与党協議会で意見集約を急ぐ考えを示した。【中澤雄大】

毎日新聞 2007年3月29日 18時10分

1334片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/29(木) 23:31:42
放送法改正案:30日の閣議決定見送る 公明が慎重姿勢
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070330k0000m010137000c.html

 政府は29日、放送法改正案について当初予定していた30日の閣議決定を見送ることを決めた。虚偽報道を行った放送局に再発防止計画の提出を義務付けることに対し、公明党が慎重姿勢を示していることを受けた措置。同党には「報道の自由を侵害しかねない」と条文見直しを迫る意見もあり、閣議決定の大幅ずれ込みの可能性も指摘されている。

 再発防止計画の提出義務化は、菅義偉総務相が主導。自民党は施行凍結を条件に了承した。菅総務相は29日、公明党の北側一雄幹事長との会談で理解を求めたが、北側氏は「放送局に自主的な改善努力がなかった場合に限定すべきだ」と求め、30日の閣議決定見送りを余儀なくされた。【川上克己】

毎日新聞 2007年3月29日 23時18分

1335片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/30(金) 23:14:15
中国首相:日本滞在中に創価学会の池田名誉会長と会談
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070331k0000m010002000c.html

 4月11日に来日する中国の温家宝首相が日本滞在中、創価学会の池田大作名誉会長と会談することが30日わかった。4月12日に会談が行われる方向で調整している。

 関係者によると、会談は中国側から強い要望を受けたもの。池田氏は日中国交正常化以前から当時の周恩来首相ら中国指導部との交流があり、昨年7月には池田氏は胡錦濤国家主席に対し「日中友好のために今後も貢献する」との親書を送り、胡主席も返信している。靖国神社参拝支持などもともとタカ派色が強い安倍晋三首相をけん制する狙いもあるとみられる。

毎日新聞 2007年3月30日 17時10分

1336片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/02(月) 22:08:12
高村氏が存在アピール、安倍政権の全面支援を表明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070402ia25.htm

 安倍首相と自民党高村派会長の高村正彦・元外相は2日、首相官邸で約15分間会談し、高村氏は安倍政権を全面的に支援し、協力していく考えを伝えた。

 事実上の「主流派宣言」と受け止められている。

 このところ、自民党内で政権に批判的な動きが相次ぐ中、党内基盤を引き締めたい首相と、16人の少数派閥ながら存在感向上の機会をうかがっていた高村氏の思惑が一致したとの見方が強い。

 「(高村氏からは)『今後の政局、政策運営について、全面的に協力していく』という話を頂いた」

 高村氏との会談後、首相は記者団にこう強調した。日米同盟の強化策などでも意見交換したという。

 首相と高村氏は3月31日、都内のホテルで開かれた、山本金融相(高村派)の長女の結婚式で同席。その際、高村氏から「時間があればお会いしたい」と会談を申し入れたという。

 首相周辺は、高村氏を「味方」に引き入れる意義は大きいとしている。首相の北朝鮮外交などを批判し、距離を置く自民党の山崎拓・前副総裁が3月中旬、CS番組に出演した際、日中友好議連会長を務める高村氏に対し、「我々と同じアジア外交重視派だ」と名指しで連携を呼びかけていたためだ。

 山崎氏、加藤紘一、古賀誠・元幹事長ら「新YKK」をはじめ、党内では安倍政権に批判的発言を繰り返す勢力が広がっている。高村氏との連携強化は、こうした流れにくさびを打ち込める。首相が高村氏との話をすぐに記者団に明かしたのも、首相の不快感の表れといえる。

 一方の高村氏も1998年に外相、2000年に法相として入閣したものの、その後は要職から離れ、影が薄まっている。高村氏は山口県選出議員として首相の先輩にもあたり、新YKKと一線を画し、首相に接近した方が得策だと判断したようだ。高村派議員の一人は「参院選後にも予想される党人事や内閣改造にあたり、派閥領袖(りょうしゅう)として、主流派を鮮明にした方がいいと考えたのだろう」と見る。

 ただ、高村派の村上誠一郎・元行政改革相は最近、公務員制度改革などで執行部に批判的な発言を続けており、高村氏が派内を安倍政権支持でまとめていけるか、疑問視する向きもある。

(2007年4月2日22時4分 読売新聞)

1337片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/02(月) 22:22:49
破産:前橋・佐田建設の元傘下2社が手続き 両社の負債総額合計190億円 /群馬
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gunma/news/20070402ddlk10020148000c.html

 前橋市の住宅販売・建設会社「佐田住宅センター」(今井満次社長)と、同市の資材卸会社「丸徳興業」(松永健社長)のいずれも佐田建設の元傘下の2社が1日までに、前橋地裁に破産手続きの開始を申し立てた。両社の負債総額は合計約190億円に上るとみられる。

 大手民間信用調査会社2社によると、両社は、佐田建設が04年1月に「私的整理ガイドライン」に基づく経営再建に入った後、同社から切り離され、その後、事業を停止し“休眠状態”となっていた。【木下訓明】

毎日新聞 2007年4月2日

1338片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/02(月) 23:01:22
自民党:消費税上げに理解を…片山参院幹事長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070403k0000m010105000c.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は2日夜、鳥取市内での会合で「消費税を上げることを国民に理解いただかないと年金、医療、介護を充実させることはできない」と述べ、将来の消費税率引き上げに理解を求めた。さらに「地方消費税をもっともらえるようにすれば地方財政が安定する」と指摘。また、小沢一郎民主党代表に関しては「あの人は国会に出ない。それを指摘されたら、国民と接触してどこが悪いのかと言う。では国会議員を辞めたらいい」と批判した。【中澤雄大】

毎日新聞 2007年4月2日 22時34分

1339片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/03(火) 00:41:11
与党 党首討論の早期開催を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/02/k20070402000184.html

自民・公明両党の国会対策委員長らが会談し、安倍総理大臣と民主党の小沢代表による党首討論について、今の国会では一度も開かれていないことから、早期に開催するよう、民主党に働きかけていくことで一致しました。
この中で、公明党の漆原国会対策委員長は「安倍総理大臣と民主党の小沢代表による党首討論は、今の国会が1月に召集されてから一度も開かれていない。ぜひとも開催するよう、与党側から申し入れるべきだ」と述べました。これに対し、自民党の二階国会対策委員長や同席した下村官房副長官らも同様の認識を示し、与党として、党首討論を早期に開催するよう、民主党に働きかけていくことで一致しました。これに関連して、自民党の丹羽総務会長は、東京都内で開かれた会合であいさつし、「民主党の小沢代表は、みずからが提唱した党首討論が嫌いなのか、討論を開く機会がなかなかない。地方選挙も行われており、党首討論を通じて、自民党と民主党の政策の違いを有権者に訴えていくべきではないか」と述べました。

1340片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/03(火) 21:08:33
衆院赤坂宿舎:議員に入居促す異例の「委員長談話」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070404k0000m010098000c.html

 建物の立派さと格安家賃の不釣り合いが批判されている衆院赤坂宿舎(東京都港区)の問題で、衆院議院運営委員会の逢沢一郎委員長は3日、家賃の妥当性を訴え、議員に入居を促す異例の「委員長談話」を発表した。

 それによると、宿舎は「地方選出議員が地元との二重生活を余儀なくされながら議員活動を行っていくために設置された」とひもとき、「東京での居住環境を合理的な自己負担の下に保障することで、国政に専念できる環境を整備することは、国民の負託に応える上で必要不可欠」と訴えている。

 さらに、都心の一等地ながら3LDKで月額約9万2000円の家賃についても「国家公務員宿舎法施行令により算定した額に、5%を加算した額」と説明。各党に対し「使用料による国庫収入を確保していくためにも、割り当てられた部屋へのすみやかな入居」を所属議員に働きかけるよう求めている。

 同宿舎は300世帯が入居できるが、辞退や保留が相次ぎ3分の1程度が空室になる可能性が出ている。3日の議運委理事会で民主党が「衆院として宿舎の必要性を国民に説明する必要がある」と提案、自民、民主、公明3党の理事が協議して談話を決定した。【野口武則】

毎日新聞 2007年4月3日 20時34分

1341片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/03(火) 21:13:51
放送法改正案:公明党が政調全体会議で了承
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070404k0000m010057000c.html

 公明党は3日、政調全体会議を開き、政府が今国会に提出する放送法改正案を了承した。同法案は6日に閣議決定される見通し。

 公明党は、同法案には慎重姿勢だったが、ねつ造番組を流した放送局に再発防止計画の提出を義務づける行政処分について、菅義偉総務相が趣旨説明で、(1)放送局が自らねつ造と認めた場合に限定する(2)日本民間放送連盟とNHKが設立した放送倫理・番組向上機構による自主規制が機能している間は適用しない−−の2点を表明することになったことを受け、了承した。【小島昇】

毎日新聞 2007年4月3日 19時30分

1342片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/03(火) 22:23:19
自民幹事長「党として救済策検討」 原爆症認定訴訟
2007年04月03日19時30分
http://www.asahi.com/politics/update/0403/TKY200704030305.html

 原爆症認定訴訟で国が「5連敗」している問題について、自民党の中川秀直幹事長は3日の記者会見で「党としても救済措置の拡大に向けて、検討チームを設けて議論を開始すべきではないか」と述べ、同党として本格的に救済策を検討していく考えを示した。

 ただ、国がいずれの判決に対しても控訴したことについては「原爆症の認定は、科学的知見に基づいて公平公正に行う必要がある立場から、上級審の判断を仰ぐことが必要と判断したのだと思う」と述べ、妥当な判断との見方を示した。

 この日、原告団を支援する超党派の国会議員らも衆院議員会館で緊急集会を開き、厚生労働省に控訴の取り下げと救済範囲の拡大を求める緊急アピールを発表した。

 集会には各党の衆参議員17人が出席。自民党議員懇談会の河村建夫会長は「国はいまの認定制度ではいけないと思い知る時期なのに、再び控訴した。ここは我々の手で政治決着させなければならない」と述べた。

 原爆症訴訟をめぐっては、原告らが「国の控訴は不当」として2日から厚労省前で抗議の座り込みを続けている。原告団は4日にも官邸を訪れ救済拡大などを訴える予定で、宮原哲朗・弁護団事務局長は「非常に大きな前進と受け止めている。官邸にも早急な対応を求めたい」と話している。

 こうした動きに対し、安倍首相は官邸で記者団に「原爆症の認定は専門家の科学的知見で適切になされている。政府としては原爆による被害に苦しむ方々の医療や福祉で対応をしっかりしなければならない」と述べた。

1343片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/04(水) 08:24:48
自民山崎、谷垣両氏がハト派結集目指し連携確認
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070404AT3S0302B03042007.html

 自民党の山崎、谷垣両派の幹部が3日夜、都内の日本料理屋で会談し、党内のハト派勢力の結集を目指した連携強化で一致した。谷垣禎一氏が「今の政権は右にぶれすぎる。古賀派にも連携を呼び掛けているが、両派で協力していこう」と要請。山崎拓氏も「私は中曽根派時代は右寄りと言われたが今は(現政権に比べれば)左だ」と同調した。会合には山崎派から野田毅、保岡興治両氏ら5人、谷垣派から川崎二郎、逢沢一郎両氏ら7人が参加した。(07:02)

1344片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/04(水) 08:31:29
自民 再婚禁止短縮に慎重論も
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/04/k20070404000024.html

女性が離婚して300日以内に出産した場合、戸籍上、前の夫の子どもと推定する民法の規定をめぐって、与党が検討している新たな法案について、自民党内から、女性の再婚禁止期間の短縮を盛り込むことに慎重な意見が出ており、調整が難航することも予想されます。
女性が離婚して300日以内に出産した場合、戸籍上、前の夫の子どもと推定する規定について、3日、与党の作業チームは、医師の証明書などがあれば、実際の父親の子どもとして出生届けを認めるとともに、離婚した女性の再婚禁止期間を、今の6か月から、100日に短縮するとした、法案の骨子案を了承しました。これについて、自民党の中川政務調査会長は、「いわゆる300日問題で、生まれてきた子どもが、戸籍を取得できないなどの気の毒な状況は、何としても改善したいが、この問題と、再婚禁止期間の短縮は、直接結びつかない、別の次元の話だ」と指摘したほか、党内では、再婚禁止期間の短縮は、拙速に結論を出すべき問題ではないとして、慎重な意見が出ています。与党の作業チームでは、今月中に法案を取りまとめ、今の国会に提出して成立させたいとしていますが、今後、再婚禁止期間の短縮に慎重な意見が広がる可能性もあり、調整が難航することも予想されます。

1345片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/04(水) 18:52:02
地域再生、成長力底上げアピール=自民がテレビCM発表
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007040400826

 「暮らしに届く改革、自民党です」。自民党は4日、統一地方選挙と5日告示の参院福島、沖縄両補欠選挙向けのテレビCMを発表した。安倍晋三首相(党総裁)が拳を握り締め、地域再生や成長力底上げへの取り組みを訴える内容。同日から両補選と統一地方選・後半戦の投開票前日の21日まで全国放映する。
 CMは農村、工場で働く国民の姿や雲の間から太陽の光が降り注ぐシーンを背景に、首相が「魅力ある元気な地域をつくる。生き生きと働ける地域をつくる」と決意を語る。 
 記者会見した片山さつき広報局長は「(民主党のCMは)暮らしが大変だ、格差だというメッセージだが、うちはあくまで一生懸命右肩上がりで頑張ろう、という発想で差別化した」と解説。事前にCMを見た首相は「元気、活力、明るさが表れていていい。色調や音楽も成長を底上げしていくのと合っている」と感想を語ったという。

1346片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/05(木) 00:18:08
首都圏連合:東京、神奈川両知事の相互支援が自民に波紋
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070405k0000m010125000c.html

 東京都の石原慎太郎知事と神奈川県の松沢成文知事の現職同士が知事選で支援し合う「首都圏連合」が、自民党に波紋を広げている。党本部は、神奈川県知事選で県連が擁立した前埼玉高速鉄道社長の杉野正氏の推薦を「知名度不足」を理由に断ったが、県連は「石原、松沢両氏の連携を優先するためだったのか」と反発を強めており、夏の参院選への悪影響を懸念する声も上がっている。

 石原、松沢両氏は先月22日の知事選告示日、互いの選挙区に駆けつけ応援演説に立った。石原氏は今月3日の街頭演説でも「神奈川、埼玉、千葉と1都3県でディーゼル車の排ガス規制をして、首都圏の空気がきれいになった」と「首都圏連合」をアピール。その石原氏を自民党は推薦候補並みに支援している。

 こうしたねじれに対し、神奈川県選出の同党若手衆院議員は4日、「知事選でこうまでしこりが残っては参院選への影響は避けられない」と懸念を示した。自民党神奈川県連会長の河野太郎衆院議員は先月23日号の自身のメールマガジンで「幹事長室がいろいろ裏で密約を結んでいたから推薦が出なかったんだね、という声が出始める」と党本部の対応を批判した。

 参院選で神奈川選挙区は現職の小林温氏が再選を目指すほか、05年の参院神奈川補選で当選し今回は比例代表に回る川口順子元外相もいる。杉野氏を支援している小林氏は告示前、片山虎之助参院幹事長に「私の選挙の時はきちんと整理してもらわないと困る」と危機感を訴えた。参院幹部は「うまく軟着陸しないといけないが、難しい」と頭を痛めている。【中澤雄大、足立旬子】

毎日新聞 2007年4月4日 22時09分

1347片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/05(木) 09:57:37
国会対応と選挙対策に苦慮
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/05/k20070405000022.html

政府が今の国会で成立を目指している重要法案の取り扱いをめぐって、自民党の参議院側からは「夏の参議院選挙を控え、日程はかなり窮屈だ」といった指摘が出ており、国会対応と選挙対策をいかに両立させるかに苦慮することになりそうです。
政府は、会期が6月23日までの今の国会で、教育再生関連法案やイラクでの航空自衛隊の活動を続けるための法案、それに憲法改正の手続きを定めるための国民投票法案などの成立を目指す方針です。また、新たな天下り規制策を盛り込んだ国家公務員法の改正案についても今月中に国会に提出したいとして調整を進めるなど、重要法案が山積しており、与党内では「日程はかなり窮屈だ」という声が出ています。こうしたなか、自民党の参議院側からは「今月は統一地方選挙が行われているうえ、5月の大型連休が明ければ議員は一斉に参議院選挙に向けて走り出さざるをえない」という指摘も出ています。また、重要法案の多くは野党側が徹底した審議を求めて対決姿勢を強めてくることが予想されるうえ、参議院選挙を考慮すれば与党側としてもあまり強引な国会運営を進めるわけにいかないという事情もあり、自民党の参議院側は国会対応と選挙対策をいかに両立させるかに苦慮することになりそうです。

1348片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/08(日) 19:36:21
自公政策調整 すれ違い表面化
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/08/k20070408000014.html

自民・公明両党の間では、女性が離婚して300日以内に出産した場合の規定をめぐって、両党の作業チームの合意に自民党執行部が異論を唱えるなど、政策調整の過程で意見のすれ違いが表面化しており、夏の参議院選挙に向けた連携に悪影響が出かねないと懸念する声も出ています。
女性が離婚して300日以内に出産した場合、戸籍上、前の夫の子どもと推定する民法の規定について、自民・公明両党の作業チームは、運用の見直しに向けた新しい法案の骨子案をいったん了承しました。しかし、自民党の中川政務調査会長は、先週5日、「国民の理解を得られているとは言えない」として、党内に再検討を指示し、法案の国会提出は難しいという見方が広がっています。また、政治資金の透明化策をめぐる与党の作業チームの会合では、国会議員の資金管理団体の事務所費について、5万円以上の支出に領収書の添付を義務づけるとした公明党の主張に対し、自民党は意見集約が進んでいないと説明して、結論が出ず、公明党からは「自民党は本気でまとめる気があるのか」といった不満が漏れています。このように、自民・公明両党の間では、政策調整の過程で意見のすれ違いが表面化しており、夏の参議院選挙に向けた連携に悪影響が出かねないと懸念する声も出ています。

1349片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/08(日) 19:41:50
森元首相:議員宿舎入居の考え 「テレビを意識しすぎ」 
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070409k0000m010040000c.html

 自民党の森喜朗元首相は8日、テレビ朝日の報道番組で、公明党が5万円超の事務所費に領収書添付を義務づける政治資金規正法改正を主張していることについて「いいんじゃないか。悪いことに使っているんじゃないんだから」と述べ、理解を示した。同法改正をめぐり自民党内には慎重論が強く、与党間協議は統一地方選後まで棚上げされた状態になっている。

 また森氏は、「格安」批判を受け入居を辞退・保留する議員が続出している衆院赤坂議員宿舎に自ら入居する考えを示したうえで「今の若い政治家はテレビを意識しすぎている」と批判。「ただにして国が提供するか、取るなら(家賃を)50万円くらい取ればいい」と話した。【野口武則】

毎日新聞 2007年4月8日 19時37分

1351片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 01:54:06
公明党:5万円以上に領収書 政治資金改正案で義務付けへ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070411k0000m010152000c.html

 公明党は10日、政治改革本部拡大会議で、資金管理団体の支出のうち人件費を除く経常経費について、5万円以上の支出に領収書添付を義務付ける必要があるとの考えを確認、今国会中の政治資金規正法改正を目指すことを決めた。これまでの案は領収書添付を事務所費に限定していたが、松岡利勝農相の光熱水費問題を受け、光熱水費にも拡大させる必要があると判断した。

 民主党の小沢一郎代表の資金管理団体が約10億円相当の不動産を取得していることも問題としており、資金管理団体の不動産取得禁止も盛り込むことを確認した。19日の与党プロジェクトチームで自民党と調整する。

 安倍晋三首相は10日夜、首相官邸で記者団に「李下(りか)に冠を正さずという姿勢で、法改正を視野に検討してもらいたい」と述べ、領収書添付義務化に前向きに取り組む考えを示した。【高山祐】

毎日新聞 2007年4月10日 23時23分

1352片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 03:15:26
“安倍内閣の爆弾”松岡農水相、火の車
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007041001.html

 光熱水費問題でいまだ説明責任を果たさない松岡利勝農林水産相(62)に次から次へと問題が降りかかり、“火の車”となっている。先週には、米国産牛肉の輸入条件に違反する可能性がある牛タンが発見、さらに東京都知事選で争点になった築地市場の豊洲(江東区)移転問題についても、実は農水相が開設の認可権者だったことも判明した。すっかり国民の信頼を失っている松岡氏だが、安倍内閣の“爆弾”はいつ破裂する?

 「松岡氏の光熱水費の問題は、統一地方選で結構響いている」

 こうため息をつくのはある与党幹部。統一選前半戦で自民は、民主と直接対決となった5知事選のうち3勝をもぎ取ったものの、44道府県議選では民主の躍進を許してしまった。自民党内には「松岡氏の問題がなければもう少しいい結果が出ていた」(自民党関係者)と漏らす声は少なくない。

 そんな批判もどこ吹く風の松岡氏だが、それに追い打ちをかけるように起きたのが、米国産牛肉の輸入条件違反疑惑。農水省と厚生労働省は6日、輸入された米国産牛肉の中に、生後20カ月以下とする輸入条件に違反する可能性がある牛タンが見つかったと発表。出荷した米国の食肉処理施設からの輸入手続きを当面停止する措置をとった。輸入手続きの停止は昨年7月の再開決定以来、3例目。

 松岡氏がどこまで米側に強い姿勢で、食品安全確保に向けた交渉をすることができるのか、手腕が問われる事態となっているのだ。

 さらに、築地市場の移転問題をめぐり、民主党の川内博史衆院議員が先週、衆院環境委員会で豊洲の土壌汚染について質問したところ、若林正俊環境相は「卸売市場の開設者は東京都知事だが、同時に開設の認可権者は農林水産大臣だ。農水省と一緒に土壌の安全性について調査、検討、結論を出す」と答弁。一義的には松岡氏が卸売市場開設にあたって重い責任を負うことが、各議員に改めて認識されることになった。

 実際、卸売市場法では「卸売りの中核的拠点として適切な場所に開設され、かつ、相当の規模の施設を有するものであること」などを条件に農水相が認可することになっている。このため、川内氏は「農水委員会にも出ていき、松岡氏にも追及する」と鼻息は荒い。

 8日に開票された地元・熊本県議選では、自民党公認の現職32人のうち7人が落選するという憂き目を見た松岡氏。同氏に対する怒りが、県議選にまで影響したようだ。 
ZAKZAK 2007/04/10

1353片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 10:21:06
自公 領収書添付で意見に開き
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/11/k20070411000019.html

国会議員の資金管理団体をめぐる事務所費などの問題について、公明党は、5万円以上の支出を対象に、領収書の添付を義務づけるべきだとしていますが、自民党は、その内訳を細分化することなどにとどめたいとしており、来週19日に協議することにしています。
自民・公明両党は、国会議員の資金管理団体をめぐる事務所費などの問題を受けて、透明性を高めるための具体策を検討しており、この中で、公明党は、事務所費などについて、5万円以上の支出を対象に、領収書の添付を義務づけるべきだとしています。これに対し、自民党は、「自由な政治活動を妨げるおそれがある」として、領収書の添付には、なお慎重論が根強く、事務所費の内訳を細分化することや政治資金による不動産の取得を禁止することなどで対応したいとしています。両党は、今月22日に投票が行われる参議院の2つの補欠選挙までに、一定の結論を出したいとして、来週19日に作業チームの会合を開くことにしていますが、双方の意見の違いは埋まっておらず、調整に時間がかかることも予想されます。

1354片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 13:07:12
山崎、加藤両氏が中韓訪問検討
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070411AT3S1002510042007.html

 自民党の山崎拓、加藤紘一両氏が27日から6日間程度の日程で中国、韓国の訪問を検討していることが10日、分かった。中国で唐家セン国務委員らと会談、韓国でも政府要人との会談を調整しており、北朝鮮問題などについて意見交換する。中朝国境付近の中国吉林省延吉市も訪問する予定。(07:03)

1355片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/12(木) 18:41:16
自民各派 選挙態勢の見直しを
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/12/k20070412000103.html

自民党の各派閥の会合が開かれ、統一地方選挙の前半戦の道府県議会議員選挙で獲得議席を減らしたことについて、夏の参議院選挙に向けて態勢の見直しを進めるべきだという意見が相次ぎました。
このうち、古賀元幹事長は「東京、北海道、福岡の知事選挙に勝ったということで何となく勝利ムードもあったが、道府県議会議員選挙の結果をよく分析すると浮かれていていいのか。民主党は議席だけではなく得票も増えており、決して甘くない」と述べました。また、麻生外務大臣は「道府県議会議員選挙で、自民党が減って民主党が増えた現実を率直に認めて次の選挙に臨まないとまちがえる。自民党の足腰が弱ってきており、きちんと見直す必要がある」と述べました。さらに、山崎前副総裁は「山は動いていないが地殻変動が起こっているのはまちがいない。道府県議会議員選挙の結果はわれわれ国会議員の足腰と関係しており、今回の結果を警告と感じて対処すべきだ」と述べました。また、町村前外務大臣は「道府県議会議員選挙の成績がぱっとしなかったと思っている人が多い。何となく嫌だなという感じが確かに広がっており、嫌な雰囲気があとを引くと参議院選挙は予想外の結果にならないとも限らない」と述べました。

1356片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/12(木) 21:02:33
温家宝首相が創価学会の池田大作名誉会長と会談
2007年04月12日20時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0412/TKY200704120252.html

 中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は12日、創価学会の池田大作名誉会長と東京都内のホテルで会談し、日中関係について意見交換した。約30分の会談のうち冒頭5分間が報道陣に公開された。池田氏がこうした形で要人との会談を公にするのは異例だ。

 池田氏は「閣下、光栄です。うれしいです。政治家でなくて庶民の王者と会ってくださって」と話しながら首相と握手。首相の国会演説を「不滅の名演説だった」とたたえた上で、「氷を溶かす旅は大成功」と評価した。

 首相は「慈航創新路 和諧結良縁」(慈悲をもって新しい航路を開く。調和をもって良縁を結ぶ)との自筆の書を池田氏に贈呈するなど、和やかな雰囲気だった。

 創価学会によると、会談は中国側からの強い申し入れで実現したという。公明党幹部は中国側の意図を「安倍首相の靖国神社参拝に反対する創価学会の最高指導者に会うことで、安倍首相にクギを刺す狙いがあったのでは」と見る。

 一方、創価学会側は会談公開の理由を「日中関係改善に向け役割を果たしていることを、国民に理解してもらいたかった」と説明しており、双方の利害が一致したようだ。

「訪日は最も困難かつ必要だった」池田氏と会談で温首相
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070412ia23.htm

 中国の温家宝首相は12日、公明党の支持団体である創価学会の池田大作名誉会長と都内のホテルで会談した。

 池田氏は「(温首相の)国会演説は歴史的で平和友好の大宣言だった」と述べ、温首相の来日を評価した。温首相は「ここ数年来の外国訪問の中で、今回の訪日は最も困難な訪問であり、また必要な訪問だったと実感している」と語った。

 池田氏は中国との関係が深く、1998年には来日した中国の江沢民国家主席(当時)と会談している。

(2007年4月12日20時49分 読売新聞)

1357片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 07:50:58
自民・加藤氏が古賀派幹部と会合
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070413AT3S1202F12042007.html

 自民党の加藤紘一氏と古賀派の古賀誠会長、堀内光雄名誉顧問らが12日、都内の日本料理店で会談し、今後も定期的に意見交換していくことで一致した。旧加藤派は2000年の「加藤の乱」をきっかけに分裂。加藤氏によると当時の派閥幹部が集まったのは初めてだ。距離のある安倍晋三首相をけん制する狙いもありそうだ。(07:02)


加藤・古賀・堀内氏、「加藤の乱」後初めて一堂に
2007年04月13日06時29分
http://www.asahi.com/politics/update/0413/TKY200704130002.html

 自民党の加藤紘一、古賀誠の両元幹事長と、堀内光雄元総務会長ら、旧宮沢派(宏池会)の元幹部が12日夜、東京都内で会談した。3氏が一堂に会するのは、00年11月の「加藤の乱」以来。出席者によると、民主党との政治決戦となる夏の参院選後の政局をにらみ、宏池会の結束を強めていくことを確認した。

1358片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 07:30:09
柳沢厚生労働相、年金もらいません…「個人の判断」と説明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070414i501.htm?from=main5

 柳沢厚生労働相(71)が、公的年金の受け取りを辞退できる年金支給停止制度の適用を申請していたことが13日、明らかになった。

 同制度は4月にスタートした。柳沢氏の年金は5月分から停止されると見られる。

 柳沢氏は、受け取り辞退の理由について「厚労相であるからというわけではなく、あくまで個人的な判断だ」と説明している。

 柳沢氏は1961年に大蔵省(現・財務省)に入省しており、国家公務員共済の年金を受け取っていると見られるが、給付額は不明だ。年金支給停止制度は、2004年の年金改革で創設が決まった。

 厚生労働省は「年金を受け取ることは加入者の権利で、支給停止を推奨することは考えていない」としている。停止した年金は、申し出により、いつでも再開できる。

(2007年4月14日3時26分 読売新聞)

1359片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 21:35:30
政治とカネ:与党協議進まず雲散霧消? 首相指示は空文化
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070414k0000m010074000c.html

 「政治とカネ」の問題が、うやむやのうちに雲散霧消しそうだ。自民、公明両党は、政治団体の支出を透明にする政治資金規正法改正の調整を続けていることになっているが、焦点の領収書添付義務化をめぐって双方が歩み寄る気配はなく、「検討中」という名目が無為無策のアリバイ代わりになっているからだ。後半国会の関心は国民投票法案など「安倍カラー」の重要法案をめぐる攻防に力点が移っており、「政治とカネ」で法改正の検討を求めた安倍晋三首相の指示は空証文と化す可能性が高まっている。

 「領収書は目玉だ。ウチは法改正を求め続けるしかない。できないと公明党案は骨抜きにされたと批判される」。公明党国対幹部は13日、国会内で記者団にこう語り、あくまで自民党に法改正を迫る構えを示した。

 しかし、自民党では石原伸晃幹事長代理が党内の意見を聞いているだけ。事務所費の内訳を細分化する法改正で十分との意見が大勢で、抜本改正へのエネルギーはない。領収書添付義務化で公明党と合意すれば、鳴りを潜めている松岡利勝農相の光熱水費についても再び公表を求める声が高まるのは確実だからだ。

 民主党はすでに1万円超の領収書添付を義務付ける同法改正案を提出しているが、自民党内は「どうせ実現しないとたかをくくっているからだ」(党改革実行本部幹部)と冷ややかだ。

 公明党は資金管理団体の支出のうち、人件費を除く経常経費5万円以上に領収書添付を義務付ける法改正を主張しているが、多分に有権者を意識したものにすぎない。

 「国民から信頼されなければ政治は行っていくことはできない。法改正を視野に検討してほしい」。安倍首相は10日、記者団に改めて強調したが、同時に「党に指示はしていない」とも語り、ごまかす姿勢を隠そうともしていない。党幹部も「首相が指示したという報道は誤報だ」と言ってはばからない有り様だ。

 自民党の中川秀直幹事長は「(22日投票の)参院補選までには与党として見解をまとめる」と語り、与党は19日にプロジェクトチームの会合を開く見通しだが、「参院補選までは表の場で積極姿勢をアピールしながら、補選後にトーンダウンさせたい」というのが本音のようだ。【鬼木浩文】

 ◇政治とカネの法改正をめぐる自民、公明両党の主な主張◇

【合意点】

・資金管理団体の不動産取得を禁止

【対立点】

・事務所費の内訳の細分化で対応(自民党)

・5万円以上の経常経費に領収書添付(公明党)

毎日新聞 2007年4月13日 20時26分

1360片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 07:07:15
渡辺行革相講演「地域資源活用 活性化のカギ」 讀賣青森

 渡辺喜美行政改革相は14日、青森市内のホテルで講演し=写真=、地域間格差の問題について、「元気な地域とそうでない地域で、かなり差がついてきた。世界経済とつながっている地域は絶好調。つながっていない地域は非常に苦しんでいる」との現状認識を示した。

 その上で、不振地域の活性化を図る方策について、「地域の創意工夫がないと絶対にうまくいかない。歴史や自然、景観など地域の資源、宝物をいかに活用していくか(が重要)だ」と主張。青森県にもリンゴや津軽鉄道、縄文遺跡など様々な「地域資源」があると指摘して、「今、ちょっとくらい落ち込んでいても、元気を出してお宝発掘に成功すれば、すごいことになる。安倍内閣はやる気のある地域の取り組みを全面的に応援する」とエールを送った。

 講演は、政府と県が共催した「県地域活性化セミナー」の中で行われた。

(2007年4月15日 読売新聞)

1361片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 15:48:33
加藤・山崎氏 中朝国境視察へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/16/k20070416000005.html

自民党の加藤元幹事長と山崎前副総裁は、今月下旬、中国の東北部を訪れて北朝鮮との国境の町などを視察することになり、党内では、安倍総理大臣の北朝鮮政策に批判的な立場を取る両氏が、存在感を高めるねらいがあるのではないかという見方も出ています。
自民党の加藤元幹事長と山崎前副総裁は今月27日から中国を訪れる予定で、アジア外交について両氏と考え方が近いとしている古賀派や谷垣派などの議員も同行する予定です。加藤氏らは中国の東北部にある北朝鮮との国境の町、丹東などを視察することにしており、中朝間の貿易や人の交流の実態を把握することで日本の北朝鮮政策の参考にしたいとしています。両氏は、安倍総理大臣の北朝鮮政策について、「拉致問題の解決に向けて、圧力をかけるだけではなく、対話も重視すべきだ」などと批判的な立場を取っており、党内では、今回の訪問には、両氏が存在感を高めるねらいがあるのではないかという見方も出ています。

公明 自民の保守色に警戒感
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/16/k20070416000010.html

公明党内では、女性が離婚して300日以内に出産した場合、戸籍上、前の夫の子どもと推定する民法の規定の見直しをめぐって、自民党内から家族のあり方を変えるものだと反発が出ていることについて、保守色の強い議員が発言力を増している表れではないかと警戒する意見が出ています。
女性が離婚して300日以内に出産した場合、戸籍上、前の夫の子どもと推定する民法の規定をめぐって、公明党は、生まれてくる子どもを守る観点から見直すべきだとして、議員立法が必要だとしているのに対し、自民党内からは「伝統的な家族のあり方を変えるものだ」と反発が出ています。こうした中、自民党の中川政務調査会長と公明党の斉藤政務調査会長が先週会談し、今週開かれる与党の作業チームの対応を見極めたうえで両氏があらためて協議する方針を確認しましたが、公明党内では、自民党の反発について、保守色の強い議員が発言力を増している表れではないかと警戒する意見が出ています。公明党内では、憲法改正などの手続きを定める国民投票法案が今の国会で成立する公算が強まっていることに関連して、憲法改正への取り組みなどをめぐって、今の自民党執行部との間で意見の開きがあるという指摘があり、こうした傾向が続けば、両党の信頼関係にも影響しかねないと懸念する声も出ています。

1362片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 17:47:47
宏池会ファンクラブ
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1149432259/
490 無党派さん New! 2007/03/04(日) 21:58:38 ID:G1Kmbefe
郵政民営化法案のとき、反小泉派のキーマンが小里だったとは意外だった(飯島秘書官談)
あの時点で小里だけが各派有力者の仲介をできたんだそうだ。
最終的に小泉と会って倒閣を諦めたわけだが。
あのときの古賀の動きが謎だったが、古賀と小里との関係も鍵だったんだろうか。

1363片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 21:55:28
中川幹事長:広島県連会長を辞任 市長選で「けじめ」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070417k0000m010114000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は16日、同党本部で開かれた広島県連常任顧問会議で、県連会長を辞任することを表明し、了承された。後任の会長には溝手顕正国家公安委員長が内定した。中川氏は8日、広島市長選に擁立した柏村武昭元参院議員が現職市長に敗北したことに関連して「けじめをつけないといけない」と辞意を表明していた。【衛藤達生】

毎日新聞 2007年4月16日 21時27分

自民党:新YKKのアジア研活発化「非安倍勢力」拡大か
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070417k0000m010115000c.html

 安倍晋三首相と疎遠な自民党の山崎拓前副総裁、加藤紘一、古賀誠両元幹事長の「新YKK」を中心としたアジア関係の研究会の動きが活発になっている。中国、韓国などアジア外交戦略を対立軸とした「非安倍勢力」の拡大が狙いとみられ、安倍政権を「右寄り」と批判する谷垣禎一前財務相率いる谷垣派も加わり、参院選後の「安倍包囲網」をにらんだ揺さぶりが激しくなりそうだ。

 4月初旬、山崎氏は衆院本会議場の最後列で席を並べる加藤氏に大型連休の予定を尋ねた。

 山崎氏「研究会で講師の話を聞くだけでなく、現地に行ってみないか」

 加藤氏「それなら中朝国境に良い所があるよ」

 両氏の話は弾み、今月27日から5日間、中国・吉林省(東北部)の北朝鮮国境に近い町を訪問することになった。対北朝鮮「圧力」政策を掲げる安倍外交に対し、両氏は対話重視の立場。表向きは中朝間貿易の実態などを視察するとしているが、本音は「こう着が続く日朝関係に一石を投じる」思惑があるとみられる。4月3日には山崎氏、野田毅元自治相ら山崎派幹部と谷垣氏、川崎二郎前厚生労働相ら谷垣派幹部が会談し、古賀派を含めた3派が連携を深めていくことで一致しており、山崎、加藤両氏の視察には古賀、谷垣両派の議員も同行する。

 また08年の北京オリンピックを支援する議員の会も先月26日に発足、会長にはハト派の代表的存在とも言える河野洋平衆院議長(自民党の党籍離脱中)が就任した。同会は超党派の国会議員の議連だが、与党からは幹事長の野田氏、副会長の福田康夫元官房長官、山崎、古賀、谷垣の各氏、額賀福志郎前防衛庁長官ら名うての親中派が勢ぞろいした。

 こうした活動の拠点となっているのが、加藤氏が山崎氏らと結成した「アジア外交・安保ビジョン研究会」、古賀氏が設立に深くかかわった宏池会系の「アジア戦略研究会」、河野衆院議長が会長を務める「アジア・アフリカ問題研究会」の3研究会だ。3研究会を動かす新YKKは定期会合を重ね、政局の動向についての意見交換を繰り返している。「(政権基盤を)中道にも広げる態勢を作ることが重要。高度な政治判断をする」(古賀氏)として、将来的な合流も視野に連携を強めつつある。

 一方、安倍首相を支えるタカ派グループも手をこまねいてはいない。5月の連休明けに発足する「価値観外交を推進する議員連盟」には、首相と政治信条の近い自民党の古屋圭司衆院議員ら中堅・若手議員約20人が参加する。安倍包囲網作りを目指す新YKKをけん制し、首相を後方支援する狙いがあるとみられるが、首相も中国の温家宝首相との日中首脳会談で「戦略的互恵関係」の構築・強化を確認するなど、新YKKらの思惑を読んで先手を打とうとした。【中澤雄大、衛藤達生】

毎日新聞 2007年4月16日 21時31分

1364片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 08:58:57
公明 領収書添付の方針決定へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/17/k20070417000023.html

政治資金の透明化策をめぐって、公明党は、17日、国会議員の資金管理団体の事務所費などについて、法改正によって5万円以上の支出は領収書の添付を義務づけるという案を決める方針で、自民党に対しあらためて実現を求めることにしています。
政治資金の透明化策で、与党は、参議院の2つの補欠選挙の投票が行われる今月22日までに一定の方向性を決める必要があるとして、19日にも作業チームの会合を開くことにしています。これを前に、公明党は17日に政治改革本部の会合を開き、国会議員の資金管理団体の経常経費である事務所費などについて、政治資金規正法の改正によって、5万円以上の支出は領収書の添付を義務づけるという案を決めることにしています。一方、自民党は、領収書の添付を義務づけることは「自由な政治活動を妨げるおそれがある」として、なお慎重論が根強く、事務所費の内訳を通信費や修繕費など5項目に細分化することや、政治資金による不動産の取得を禁止することなどで対応したいとしています。ただ、公明党は、領収書の添付の義務づけは、政治不信をふっしょくするためにも不可欠だとしており、自民党に対しあらためて実現を求めることにしています。

1365片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 15:05:33
公明 5万円以上は領収書添付
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/18/k20070417000186.html

公明党は、17日開いた拡大政治改革本部で、国会議員の資金管理団体の事務所費や光熱水費などについて、5万円以上の支出は領収書の添付を義務づけることを柱とする、政治資金規正法の改正案の骨子を決め、今後、自民党に対し、実現を働きかけていくことになりました。
公明党が決めた政治資金規正法の改正案の骨子によりますと、▽資金管理団体の経常経費である事務所費や光熱水費などについて、5万円以上の支出は、収支報告書への明細の記載と、領収書の添付を義務づけるほか、▽資金管理団体による不動産取得を禁止するとしています。そして、領収書の添付の義務づけについては、来年の政治資金に関する収支報告書から適用するとしています。公明党では、19日予定されている与党の作業チームの会合で、自民党に対し、改正案の骨子を説明し、実現を働きかけていくことにしています。会合のあと、東政治改革本部長は記者団に対し、「5万円以上の支出を対象にした領収書の添付は、今回の見直しの画りょう点せいと考えている。自民党内には慎重な意見もあるだろうが、ぜひ、了解してもらいたい」と述べました。

1366片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 15:10:09
自分こそが地方の応援団長!? 片山幹事長ご満悦
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007041817.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は17日の記者会見で、菅義偉総務相が現行5%の消費税のうち1%分の地方消費税の引き上げを求める意向を示していることについて「私がずっと主張してきた年来の持論に、やっと今の総務相が同調してきたのは大変結構な話だ」とご満悦。最近、NHKへの放送命令発動など放送行政をめぐり菅氏との意見の食い違いが目立ったが、初代総務相として「自分こそが地方の応援団長」と言わんばかり。
ZAKZAK 2007/04/18

1367片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 15:12:58
坂本議員、赤坂宿舎は不満「内部はずいぶん安く…」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007041809.html

 自民党の坂本剛二国対筆頭副委員長は17日の記者会見で、「豪華で格安」と注目を集める衆院赤坂議員宿舎に入居したことを明らかにした上で「風呂も洗面所も機能が古くて使いづらい。(建て替え前の)昔の赤坂宿舎と同じだ」と不満を並べ立てた。

 「間仕切りはベニヤ板。外側と基本構造はがっちりしているが、内部はずいぶん安く造ったようだ」とも強調。住み心地の悪さを訴え、「特権」批判をかわしたい狙いがありあり。
ZAKZAK 2007/04/18

1368片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 15:27:27
久間防衛相発言は不適切=官房長官も指摘−野党は一斉批判・長崎市長銃撃
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007041800463

 塩崎恭久官房長官は18日午前の記者会見で、衆院長崎2区選出の久間章生防衛相が、銃撃された伊藤一長長崎市長の死亡確認前に、同市長選の補充立候補制度の見直しに言及したことに対し、「好ましいものとは思わない」と述べ、不適切との認識を示した。一方、野党側は一斉に批判した。
 久間氏は、伊藤氏を欠いた長崎市長選では「共産党の候補者が当選することになる」などと述べた。これに対し、民主党の小沢一郎代表は「暴力で自分の思いを遂げようという風潮を、われわれは党派とかいう問題ではなく憂いて考えないといけない」と、久間氏の危機意識の不足を指摘した。鹿児島市内で記者団に語った。
 共産党の志位和夫委員長は「多くの人が市長の回復を祈っていた時点で、亡くなったことを前提に発言することは不謹慎だ」と強調。社民党の又市征治幹事長も「不穏当な発言としか言いようがない」、国民新党の亀井久興幹事長も「亡くなっていない段階で、先の話をするのは行き過ぎだ」と批判した。

1369片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 18:38:21
太蔵氏GW明け引っ越し予定
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070418-OHT1T00063.htm

 自民党の杉村太蔵衆院議員(27)が赤坂の議員宿舎にゴールデンウイーク明けにも入居することが17日、わかった。太蔵氏は「今、上の人から順に入居しています。連休後に引っ越す予定です」と話した。赤坂の議員宿舎は「豪華すぎる」と批判を受け入居をちゅうちょする議員が多いが、太蔵氏は早くから入居を明言してきた。

 また夕張市長選については「誰かの応援に行くことはありません」。太蔵氏は「夕張再生プロジェクト」の座長を務めているが、「(市長は)夕張市民が決めること」と話すにとどまった。

(2007年4月18日06時04分 スポーツ報知)

1370片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 19:15:46
政治資金改革 自民、領収書添付に慎重 公明は積極的 参院選後に先送りか(04/18 07:47)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/21143.html?_nva=15

 「政治とカネ」の問題で、自民党は資金管理団体の経費透明化を図る政治資金規正法改正への対応に苦慮している。公明党は十七日、五万円以上の経費支出に関し領収書添付の義務付けを決定したが、自民党は松岡利勝農水相の疑惑の再燃を恐れ、公明案に消極姿勢だ。自公両党は十九日に方針を決めるが、中途半端な透明化策とりまとめに終われば与党の「改革後退」イメージが広がり、参院補欠選挙に悪影響を与える恐れもある。

 公明党が十七日の政治改革本部の会合でまとめた同法改正の骨子案には、資金管理団体に関し《1》五万円以上の経常経費支出への領収書添付義務付け《2》不動産取得の禁止−を盛り込んだ。経費の細目公表に関しては領収書添付で対応可能とした。

 同本部の東順治本部長は会合後の記者会見で「(法案から)領収書添付を抜けば、画竜点睛を欠く」と強調。党内には「『政治とカネ』の問題の決着を間違えたら参院選にもろに響く」という意見が多く、十九日に予定されている与党の会合では、自民党に対し公明案への歩み寄りを強く求める考えだ。

 これに対し、自民党は煮え切らない態度を続けている。安倍晋三首相は四月上旬、記者団に対し「国民から信頼されなければ政治は行えない。李下(りか)に冠を正さずという姿勢で法改正を視野に検討してもらいたい」と領収書添付に積極姿勢をみせた。

 ただ、党内の案をまとめる党改革実行本部は経費の細目公表は認めるものの、領収書添付に対し慎重姿勢を変えていない。党幹部は「領収書添付を今国会で議論すれば、松岡氏の事務所費や光熱費の公開を求める声が高まるのは必至。参院選を前に問題が再燃するのは避けたい」と漏らす。

 自公両党の膠着(こうちゃく)した状況に、自民党執行部内では十九日の前に、安倍首相と公明党の太田昭宏代表とのトップ会談でケリをつける案も浮上したが、両党間の着地点が見いだせず、ご破算になった。

 自民党の国対幹部は「今回は透明化を図る方向性だけを示し、法改正は秋の臨時国会でゆっくりやればいい」と述べ、早くも参院選後への先送り論が高まっている。

1371片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 19:52:45
与党党首、法改正で合意 政治資金透明化策 '07/4/18
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200704180358.html

 安倍晋三首相と公明党の太田昭宏代表は十八日、首相官邸で会談し、閣僚らの事務所費問題を受けた政治資金の透明化策について、今国会に政治資金規正法改正案を議員立法で提出し成立を期すことで一致した。

 自民、公明両党は十九日午後に政治資金に関する与党プロジェクトチーム(PT)の会合を開き、法改正の具体案を取りまとめる段取りだ。二十二日投開票の参院福島、沖縄補選を前に「政治とカネ」問題への取り組み姿勢をアピールしたい狙いもあるとみられる。

 両党の実務者は、資金管理団体の不動産取得を禁止するための法改正では既に合意している。

 焦点の領収書添付問題では、公明党が十七日に資金管理団体の事務所費、光熱水費、備品・消耗品費のうち一件五万円以上の支出について添付を義務付ける改正案骨子を決定。これに対し自民党内では「領収書添付は法改正によらず党の内規で対応すべきだ」との意見も根強く、十九日のPTで最終調整を図る。

 首相は太田氏との会談で「与党間で内容をよく協議して、今国会に政治資金規正法改正案を提出したい」と表明、太田氏も同意した。

1372片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 06:55:07
政治資金 領収書の添付が焦点
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/19/k20070419000024.html

自民・公明両党は、19日に政治資金の透明化策を検討する作業チームの会合を開くことにしていますが、両党の間では、国会議員の資金管理団体の事務所費などについて領収書の添付を義務づけるかどうかをめぐって意見の開きがあり、この取り扱いが焦点となる見通しです。
安倍総理大臣と公明党の太田代表は、18日に会談し、国会議員の資金管理団体の事務所費や光熱水費の会計処理が不透明だという指摘が出ていることを踏まえ、今の国会で政治資金規正法の改正を実現させることで一致し、具体策の調整を急ぐ方針を確認しました。これを受けて、両党は19日に作業チームの会合を開くことにしており、公明党は事務所費などについて5万円以上の支出を対象に領収書の添付を義務づけるべきだと求めることにしています。これに対し、自民党内では「自由な政治活動を妨げるおそれがある」として慎重論が根強く、作業チームの自民党側の責任者である石原幹事長代理も、18日、記者団に対し、領収書の添付を義務づけることは考えていないという認識を示しました。両党の執行部の間では、今月22日に投票が行われる参議院の2つの補欠選挙を前に、政治とカネの問題に前向きに取り組む姿勢をアピールしたいという意見が出ていますが、領収書の添付の義務づけをめぐる意見の開きは埋まっておらず、合意を図るうえでこの取り扱いが焦点となる見通しです。

1373片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 17:32:31
自民歴史議連 訪米を当面延期
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/19/k20070419000039.html

自民党の歴史教育を考える議員の会のメンバーは、アメリカ議会で審議されている従軍慰安婦問題に関する決議案の採択の阻止を働きかけるため、今月末、アメリカを訪問する方向で調整していましたが、慎重に対応する必要もあるとして、訪問を当面延期することになりました。
アメリカ議会下院では、従軍慰安婦問題をめぐり、日本政府に対して公式に謝罪し歴史的な責任を認めるよう求める決議案の審議が行われています。これについて、自民党の歴史教育を考える議員の会のメンバーである中山泰秀衆議院議員ら若手議員は「決議案の根拠となっている事実関係に誤りがある」として、採択の阻止を働きかけるため、安倍総理大臣のアメリカ訪問が終わったあとの今月下旬にワシントンを訪れる方向で調整を進めてきました。しかし、その後、対応をあらためて協議した結果、仮にこうした活動を行った場合、アメリカ世論をかえって刺激し、いたずらに事を荒だてることにつながりかねないとして、当面訪問を延期することになりました。一方で、中山氏らは、安倍総理大臣がアメリカを訪問した際にこの問題に対する日本政府の姿勢を正確に伝えるよう、来週、総理大臣官邸に対し申し入れることにしています。

1374片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 18:02:01
公明党代表「マグロ丼食べただけだが…」食事も実績?
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007041942.html

 公明党の太田昭宏代表は18日夕、都内の街頭演説で少子化対策や能登半島地震への取り組み、労働時間規制を一部撤廃するホワイトカラー・エグゼンプションの導入見送りなど党の〝実績〟を列挙してアピール。さらに「今日も安倍晋三首相と食事をした。マグロ丼を食べただけだが1時間10分、2人で話をした」と首相との親密さも強調した。選挙協力などをめぐりぎくしゃくした自民党との関係がささやかれるだけに、食事も実績の一つ?
ZAKZAK 2007/04/19

1375片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 19:00:45
透明化策は5月に持ち越し 自公、領収書添付で対立
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007041901000551_Politics.html

 自民、公明両党は19日、政治資金に関する与党プロジェクトチームを国会内で開き、事務所費などの透明化策を協議したが、焦点の領収書添付の義務付けをめぐり双方の見解が対立し平行線に終わった。

 これにより与党案の取りまとめは5月以降に先送りされ、与党内では政治資金規正法改正案の今国会中の成立は困難との見方が強まった。松岡利勝農相の光熱水費問題などへの世論の視線は厳しく、安倍晋三首相の「政治とカネ」問題への取り組み姿勢が問われるのは必至だ。

 この日の協議で公明党は、資金管理団体の人件費を除く経常経費(事務所費、光熱水費、備品・消耗品費)のうち1件5万円以上の支出について領収書添付を義務付ける独自の規正法改正案を説明し理解を求めた。

 これに対し自民党側は「支持者から集めた政治資金と(使途の厳密な報告が必要な)政党助成金の扱いが同じである必要はない」と難色を示した。

1376片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 20:14:13
政治資金改正案:領収書添付を巡り、自公物別れ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070420k0000m010059000c.html

 自民、公明両党は19日、政治資金規正法改正案を協議する与党プロジェクトチーム(PT)の会合を開き、具体案について協議した。両党は民主党の小沢一郎代表の資金管理団体が約10億円相当の不動産を所有していた問題に絡み不動産取得の禁止を盛り込むことで合意したが、焦点の経常経費支出を報告する際の領収書添付の義務付けについては対立が解けず、結論は5月の連休後に持ち越されることになった。

 与党PTには、自民党の石原伸晃幹事長代理、公明党の東順治副代表らが出席。自民党側は資金管理団体の不動産取得の禁止のほか、事務所費支出について「地代・家賃」「公租公課・各種保険料」「通信費」「修繕料」「その他事務所の維持に必要な経費」の5項目に細分化する−−骨子案を公明党側に提示した。松岡利勝農相の不透明な支出問題が指摘されている光熱水費については、透明化の対象外とした。

 自民党案に対し、公明党側は人件費以外の5万円以上の経常経費支出(事務所費、光熱水費、備品消耗品費)に領収書添付を義務付ける案を提示。東氏は「本来領収書添付が必要な政治活動費の一部が添付の必要がない経常経費に潜り込ませていることが問題になっている」と述べ、領収書添付の必要性を強調した。石原氏は「自民党内には『政治活動の自由が確保できない』などいろいろな反対意見があり、領収書添付は厳しい」と公明案の受け入れを拒否、議論は平行線をたどった。

 改正案は安倍晋三首相と公明党の太田昭宏代表が18日の与党党首会談で同法改正案を今国会に提出することで一致しているが、領収書添付をめぐり両党間の溝は依然深く、22日の参院沖縄、福島補選投票前の決着には至らなかった。【高山祐、大場伸也】

毎日新聞 2007年4月19日 19時25分 (最終更新時間 4月19日 19時33分)

1377片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 20:16:15
慰安婦問題:米決議案阻止の自民議連、訪米延期
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070420k0000m010073000c.html

 いわゆる従軍慰安婦問題で、旧日本軍の関与を認め謝罪した河野洋平官房長官談話(93年)の見直しを目指す自民党の議員連盟「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文部科学相)は19日、月内にも予定していた訪米の延期を決めた。慰安婦問題で日本政府に謝罪を求める米下院決議案の採択阻止が目的だったが、安倍晋三首相の訪米時期と重なり、逆効果になりかねないと判断した。

 「議員の会」の幹部が明らかにした。同会は「旧日本軍や政府による強制連行の事実はなかった」と主張し、河野談話見直しに向けた活動を展開。26、27両日の安倍首相訪米後に議員有志を派遣し、議会関係者に働きかける計画だった。

 しかし、米国の有力メディアから安倍首相らの対応への批判が出ている状況を踏まえ協議した結果、慎重論が大勢を占めた。

 この問題をめぐっては首相が3日、ブッシュ米大統領に電話をかけ河野談話を踏襲する考えを伝えるなど、日本政府は沈静化に懸命だ。ただ、米メディアの関心は引き続き高く、首相訪米の不安要因となっている。【平元英治】

毎日新聞 2007年4月19日 19時50分

1378片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 22:02:05
行って採択された場合を考えたか。

自民党の歴史教育議連、訪米中止
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070419/skk070419006.htm

 自民党の有志議員でつくる「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文部科学相)は19日、慰安婦問題をめぐる米下院での対日非難決議の採択阻止に向け今月下旬から予定していた有志議員の派遣を、中止することを決めた。

 議会関係者への働きかけが採択阻止に逆効果になることが懸念されるうえ、シーファー駐日米大使が18日、決議が採択された場合でも「日米関係に大きな影響はない」と述べたことを考慮した。

(2007/04/19 20:07)

1379片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 22:41:17
自民・公明、領収書添付めぐり折り合えず
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070419/20070419-00000048-jnn-pol.html

 度重なる政治とカネの問題を受けて、政治資金規正法の改正について自民党と公明党が協議しましたが、焦点となっていた領収書の添付をめぐって双方が折り合えず、議論は平行線に終わりました。

 「ぜひ違いを乗り越えて法案化をして、国会提出。そして成立を期したいというふうに思っています」(公明党、東順治副代表)

 安倍総理と公明党の太田代表が18日、この国会に改正案を提出することで合意したのを受けて、19日の協議では、政治家の資金管理団体による不動産所有の禁止を改正案に盛り込むことで一致しました。

 しかし、焦点となっている領収書の添付をめぐっては、意見が対立しました。公明党側が光熱水費や事務所費などについて、5万円以上は領収書を添付するよう求めたのに対し、自民党側は「事務所費を5つの項目に細分化すれば、透明性は確保できる」としてこれに反対し、議論は平行線に終わりました。

 結局この問題についての結論は出ず、双方は、早ければ来月上旬にも再び協議を行いたいとしています。(19日17:37)

1380片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 01:11:55
政治資金改正案 領収書添付に自民党触れず
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070419/20070419-00000078-nnn-pol.html

 政治資金規正法の改正案の取りまとめに向け、自民党と公明党が19日、協議した。焦点となっていた領収書の添付については、自民党は一切、触れなかった。

 19日午後に行われた与党協議では、自民・公明双方が政治資金規正法改正案の骨子を持ち寄った。公明党は、事務所費や光熱水費などで5万円以上の支出に領収書添付を義務づけることなどを盛り込んだ案を提示した。これに対し、自民党案は、事務所費の項目を家賃や通信費などに細分化する方針を示したものの、領収書の添付については一切、触れなかった。

 安倍首相は、「(Q自民・公明に隔たりがあるが?)あまり時間をおかずに、最終的に案をまとめてもらいたい。必要があれば、私も指示したい」と述べた。一方、民主党・岡田政治改革本部長は、「(与党には)ちょっとびっくりした。さすがに今日まとまると思っていた。難しい話はあまりない。領収書添付は本来、何の手間もかからない。できないというのは理解しがたい」と述べた。

 与党は今後も協議を続け、今国会で政治資金規正法の改正案を提出する方針。しかし、領収書の添付をめぐっては、与党間で大きな溝があり、改正案取りまとめのメドは全く立っていない。

1381片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 08:13:31
領収書添付、自公譲らず・首相の決断焦点、政治資金問題
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070420AT3S1901B19042007.html

 「政治とカネ」に関する与党内の議論が堂々巡りしている。事務所費の領収書添付を巡っては、19日の政治資金問題の会合でも、公明党が義務付けを主張したが、自民党は反対し、双方とも譲る気配がない。政治資金規正法の改正という総論だけ指示し、中身を党任せにしている安倍晋三首相の決断が焦点となる。
 「透明性の確保も必要だが、プライバシーの問題がある」「現行法でも領収書保存の義務がある。添付すべきだ」。同日の与党の会合では、民主党の小沢一郎代表らの問題を念頭に資金管理団体による不動産所有禁止で一致したものの、領収書添付では自民、公明双方が持論をぶつけ合ういつもの展開になった。
 政治資金規正法は政治活動費に関して5万円以上の支出に領収書の保存、政治資金収支報告書への添付を義務付ける。家賃などの事務所費や光熱水費は領収書の保存義務はあるが、同報告書には総額のみ記載すればよい。松岡利勝農相らが家賃のかからない衆院議員会館を「主たる事務所」とし、高額の事務所費を計上していた問題が表面化している。
 公明党が領収書添付義務付けを求めるのは、7月の参院選を意識するためだ。「政治とカネ」へのあいまいな姿勢は有権者から批判を浴びかねない。逆に自民党は「世論に迎合して領収書添付を義務付けると現実の政治活動に支障が出かねない」と反対論が大勢だが、一部には容認論もある。伊吹派会長の伊吹文明文部科学相は19日の派閥総会で「5万円以上のものは領収書を付けるほうがいい」と述べた。
 与党内の調整迷走の一因は首相の対応だ。18日の公明党の太田昭宏代表との会談で、首相は政治資金規正法改正案の今国会提出を初めて明言したが、領収書添付義務付けの是非は明確にしなかった。19日にも記者団に「与党で詰まってきたと報告を受けている。あまり時間を置かずに最終的に案をまとめてもらいたい」とするにとどめた。
 民主党は1万円超の支出に領収書添付を義務付ける改正案を衆院に提出している。同党の岡田克也政治改革推進本部長は、与党が義務付けで合意できなかった点を批判。「理解しがたい。怒るべきは私より(与党に法改正を指示した)安倍首相だ」と記者団に語った。
 与党は5月上旬に再協議するが、自民党の調整役である石原伸晃党改革実行本部長が反対論を押し切って添付義務付けに動くのは難しい。自民党を取るか、公明党・世論を選ぶのか。首相に残された時間は少ない。

1382片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/23(月) 18:05:04
来月下旬には政治資金改正案
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/23/k20070423000112.html

自民党の石原幹事長代理は、記者会見で、政治資金の透明化に向けた政治資金規正法の改正案について、今の国会で成立を図るため、会期末の1か月前となる来月下旬までに、与党として、取りまとめたいという考えを示しました。
政治資金の透明化策をめぐって、自民・公明両党は、今の国会に政治資金規正法の改正案を提出することでは合意していますが、公明党が、具体策として、国会議員の資金管理団体の事務所費などについて、領収書の添付を義務づけるよう求めているのに対し、自民党は、事務所費の内訳を細分化することで対応したいと主張し、平行線が続いています。これについて、石原幹事長代理は記者会見で、改正案の取りまとめの時期について、「ことしは参議院選挙を控え、国会の会期の延長は難しいので、会期末の1か月前には何らかの形を示したい」と述べ、今の国会で成立を図るため、6月23日の会期末の1か月前にあたる来月下旬までに、与党として、取りまとめたいという考えを示しました。

1383片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 08:05:07
事務所・光熱水費の領収書添付 政治活動なぜ阻害?
2007年04月22日08時38分
http://www.asahi.com/politics/update/0421/TKY200704210252.html

 「自由な政治活動ができなくなる」――。松岡農水相の事務所費、光熱水費問題をきっかけに始まった政治資金規正法の改正論議で、自民党はこんな理屈を持ち出して経常経費の領収書添付に難色を示している。家賃や電気代などの内訳が公表されると、なぜ政治活動が自由でなくなるのか。「李下(りか)に冠を正さず」と繰り返す安倍首相の言葉とは、かけ離れている。

■自民の理屈、批判の声

 政治資金収支報告書の支出は、事務所費や光熱水費などを含む経常経費と、組織活動費や選挙関係費などの政治活動費に分かれる。

 神戸学院大大学院の上脇博之教授(憲法学)は「電気代や水道代の領収書で政治活動が制限されるはずがない。自民党は会食費などを経常経費に混ぜていると自白したようなものだ」と話す。

 小林良彰・慶大教授(政治学)は「会食費だとしても、店の領収書が公表されるだけで、同席者の氏名は表に出ない。政治活動が阻害されるというのは筋が通らない」。公明党も「会食費は政治活動費だ。おかしい」と反発している。

 岩井奉信・日大教授(政治学)は「民間企業では、領収書のない支出は必要経費とされない」とあきれる。

 自民、公明の与党プロジェクトチームが政治資金規正法改正の議論を始めて約1カ月。4月上旬時点では、領収書の添付が不要とされている経常経費にも、1件5万円以上の支出には添付を義務づけるのはやむを得ないという意見が目立った。だが、19日の会合で、自民党が抵抗し、結論は連休明けに持ち越された。

 市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)のメンバー、阪口徳雄弁護士は「まさか経常経費に不正はないだろうとの想定で不要だっただけで、本来、領収書添付は当たり前だ」と憤る。

 自民党内では、「事務作業が煩雑になる」「関係者との会合場所や人数は特定されたくない」といった声が噴出。公明党に対しては「制度を変えると、新たに『罪人』が出るおそれがある」とも伝えたという。

 参院選に向け、政治資金の透明化をアピールしたい公明党は、自民党に「規制対象を資金管理団体に限定してはどうか」との妥協案を示した。

 これに対しても、識者らは「ほかの政治団体が抜け道になるだけだ」と口をそろえる。実際、佐田・前行革担当相は昨年末、別々の政治団体の経常経費や政治活動費の付け替えをしていた問題で辞任に追い込まれた。

 仮に経常経費の領収書の添付義務が、政治活動費と同様に「5万円以上」になっても、十分とは言い切れない。

 小林教授は「額を区切ると、1件分の支出をその金額以下に切り分けて公表を拒む可能性がある。すべての領収書を添付するべきだ」と言う。

 上脇教授は、松岡氏の9年間の交際費総額8600万円の使途がまったく示されていない問題を挙げ、「経常経費も政治活動費も1万円以上はすべて公表するべきだ」。

 岩井教授は「野党にも『やぶへびは嫌だ』との警戒感が根強いが、今こそ抜本的に法改正する契機だ」と指摘する。

 阪口弁護士は言う。

 「これほど国民にわかりやすい形で疑念が生じたことはない。リーダーシップを発揮しない安倍首相の政治姿勢を疑う」

     ◇

■政治資金規正法改正をめぐる安倍首相の主な発言

07年1月12日 「国民から信頼を得るためにも、党改革実行本部での議論も必要だ」(記者団に)

    同26日 「政治家は『李下に冠を正さず』との姿勢の下、常に襟を正していかなければなりません」(施政方針演説)

   3月13日 「松岡氏は法律の要求に従って報告していると答弁している」(参院予算委員会)

    同27日 「透明性の観点からも信頼される仕組みをルールとしていかに作っていくかということが大切だ」(記者会見)

   4月10日 「国民から信頼されなければ政治を行っていくことはできない。そういう観点で、李下に冠を正さずの姿勢で、政治資金規正法の改正を視野に入れながら検討していきたい」(記者団に)

1384片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 08:05:40
議員秘書ら「手の内バラしたくない」 領収書添付
2007年04月22日08時38分
http://www.asahi.com/politics/update/0421/TKY200704210253.html

 領収書添付をめぐる議論を、実際の事務を任されるケースが多い国会議員の秘書らはどう見ているのか。

 資金管理団体の支出総額が年間1億円規模のベテラン自民党議員の秘書は「現行制度でも領収書の保管は必要で、添付が義務化されても事務負担が極端に増すとは思わない」と話す。「領収書を探すのがたいへんだというのは会計事務をよく知らない先生方の思い込みにすぎない」

 一方、ある現役閣僚の秘書は「内訳を明らかにしなくていいからこそ、事務所費は使い勝手がいい。すべてをオープンにしていたら選挙は戦えない」と打ち明ける。

 例えば、有力後援者に不幸があり、10万円の香典を出すこともある。本来なら領収書を添えて政治活動費に計上するべきだが、「選挙区の対立候補に手の内をバラしたくないから事務所費に潜り込ませる」。

 かつて自民党だった野党議員の秘書は「添付すべき領収書の金額に基準を設けても透明性は担保されない」と言い切る。「1回10万円の支出も領収書を3枚に分けてもらえば1枚当たり5万円以下に納まる。公にしたくない会合の交際費は、実際にそう処理している」

1385片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 20:26:08
中川氏 公明党案も議論し結論
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/24/k20070424000110.html

自民党の中川幹事長は、記者会見で、政治資金規正法の改正案について、資金管理団体の事務所費などの会計処理で領収書の添付を義務づけるとした公明党案も議論したうえで、党としての結論を出したいという考えを示しました。
政治資金規正法の改正案をめぐって、公明党は、資金管理団体の事務所費などの会計処理で領収書の添付を義務づけるとした案をまとめたのに対し、自民党は、事務所費の内訳を細分化することにとどめたいと主張し、平行線が続いています。これについて、中川幹事長は、記者会見で「今週、党内で議論し、連休が明けてから結論を得て改正案を提出することになると思う。安倍総理大臣も強い意欲を持っており、法案を提出する以上、成立させるのは当然だ。内容的にも公明党案を党内で議論していくことになる」と述べ、領収書の添付を義務づけるとした公明党案も議論したうえで、党としての結論を出したいという考えを示しました。

1386片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 22:23:05
小渕優子議員:妊娠5カ月を公表 「仕事はギリギリまで」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070425k0000m040081000c.html

 文部科学政務官の小渕優子衆院議員(33)=群馬5区=が24日、群馬県高崎市で会見し、妊娠5カ月であることを明らかにした。出産予定日は9月下旬。政務官の仕事は「ギリギリまでやりたい」という。夫はTBS社員で元同僚の瀬戸口克陽さん(33)。

毎日新聞 2007年4月24日 20時33分

1387片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/25(水) 03:11:00
事務所費:自民、「領収書添付」に方針転換 参院選にらむ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070425k0000m010155000c.html

 自民、公明両党は24日、政治資金管理団体の事務所費について、人件費を除く5万円以上の経常経費支出(事務所費、光熱水費、備品消耗品費)に領収書のコピー添付を義務付ける方針を固めた。自民党内では「政治活動の自由確保」を理由になお慎重意見が強いが、松岡利勝農相の光熱水費問題などが尾を引く中、夏の参院選を戦うには方針転換が必要と判断した。

 安倍晋三首相が5月の連休明けにも最終判断し、政治資金規正法の改正を指示する。

 領収書については、公明党が17日、政治改革本部の会合で添付を義務付ける同法改正案の骨子を発表。翌18日に安倍首相と太田昭宏代表が会談し、今国会に改正案を提出することで一致した。両党は19日に改正案を協議する与党プロジェクトチームの会合を開いたが、石原伸晃幹事長代理ら自民党側がプライバシー保護なども理由に添付に難色を示していた。

 しかし22日の参院2補選で、無党派層に対する与党候補の浸透不足が深刻であることが判明。公明党幹部は自民党の翻意を強く促していた。【高山祐】

毎日新聞 2007年4月25日 3時00分

1388片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/25(水) 03:15:11
慰安婦問題、自民議連メンバー訪米中止
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070424/20070424-00000041-jnn-pol.html

 従軍慰安婦問題について、日本に謝罪を求めるアメリカ議会の動きに反発し、自らの考えを主張するため訪米を計画していた自民党の議員連盟のメンバーが、塩崎官房長官と会談し、計画を当面中止する事を伝えました。

 自民党の有志の議員による「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」会長の中山元文部科学大臣は、塩崎官房長官と会談し、計画していたアメリカ訪問を当面中止する考えを伝え、塩崎官房長官も了承しました。

 中山氏らは、アメリカ議会の下院が太平洋戦争での従軍慰安婦問題で日本に謝罪を求める決議を採択する見通しとなった事に反発。

 議連の主張に理解を示すアメリカの関係者らと協議し、自らの主張を訴えるため連休明けにも訪米する計画でしたが、今週の安倍総理の訪米を控え自重を求める声が自民党内外から高まったことから、当面、この計画を断念したものです。(24日12:02)

1389片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/26(木) 07:09:07
新YKK 今後も意見を交換
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/26/k20070426000027.html

自民党の山崎前副総裁と加藤元幹事長は、25日夜、古賀元幹事長と会談し、26日から中国を訪問することを伝えたうえで、今後もアジア外交のあり方などをめぐって意見を交わしていくことを確認しました。
会談で、山崎前副総裁と加藤元幹事長は、アジア外交について両氏と考え方が近い古賀派や谷垣派の議員らとともに27日から中国を訪問し、北朝鮮政策の参考にするため北朝鮮との国境に近い都市を視察することなどを古賀元幹事長に伝えました。そのうえで、会談では、今後もアジア外交のあり方などをめぐって3人で意見を交わしていくことを確認しました。この会談は、安倍総理大臣と距離を置く山崎氏と加藤氏が外交政策を軸に古賀氏との連携を模索するねらいもあったものとみられますが、古賀氏が会長を務める古賀派の中には「政権に批判的な派閥とみられるおそれがある」として、こうした動きへの警戒感も強く、3人の連携がどこまで進むかは不透明だという見方も出ています。

1390片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/26(木) 07:09:51
自民 事務所費で石原氏一任を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/26/k20070426000030.html

自民党執行部は、政治資金の透明化策で27日に党改革実行本部を開き、今後の対応について石原幹事長代理にあらためて一任を取り付けたうえで、資金管理団体の事務所費の会計処理に領収書の添付を義務づけるかどうか安倍総理大臣と対応を協議することにしています。
政治資金の透明化策をめぐっては、公明党が、国会議員の資金管理団体の事務所費や光熱水費などの会計処理について、5万円以上の支出は領収書の添付を義務づけるよう主張しているのに対し、自民党は「自由な政治活動を妨げるおそれがある」などとして慎重な姿勢を示し、結論に至っていません。これを受けて、自民党執行部は、27日に党改革実行本部を開き、党内の意見を聞くことにしていますが、領収書の添付の義務づけに賛否両論があることから、今後の対応について党改革実行本部長を務める石原幹事長代理にあらためて一任を取り付けたいとしています。そのうえで、党執行部としては、公明党が求める領収書の添付の義務づけを受け入れるかどうか安倍総理大臣と対応を協議し、来月下旬をめどに結論を出したいとしており、安倍総理大臣がどのような判断を下すかが焦点となります。

1391片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/26(木) 07:39:22
津島派、改めて安倍政権支持表明「正しい政策のため」
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070425/skk070425003.htm

 自民党津島派は25日、東京都千代田区のホテルニューオータニでパーティーを開き、津島雄二会長は「われわれのモットーは国民のため、正しい施策のため。その結果として安倍政権のために汗をかくことに尽きる。参院選に向け、安倍晋三首相を先頭に頑張りたい」と述べ、安倍政権を支持する考えを改めて示した。

(2007/04/25 22:27)

1392片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/26(木) 10:13:33
さくらパパの暴言に神取がキレた!
デイリースポーツ - 2007/4/25 10:32
http://sports.yahoo.co.jp/news/20070425-00000008-dal-fight.html

 ドシロウトはすっこんでろ!UWAI STATIONの30日・後楽園大会で、人気女子プロゴルファー・横峯さくら(21)の名物パパ・良郎氏(47)が差し向けた刺客の総合格闘家・美花(30)と柔道ジャケットマッチで対戦する参議院議員の“ミスター女子プロレス”神取忍(42)が24日、東京・紀尾井町で行われた調印式で良郎氏と初顔合わせ。プロレスを侮辱する発言を連発して挑発する良郎氏に、神取は怒り心頭で制裁を公約した。
 猪木信者、前田ファンを公言してはばからず、女子レスラーとの親交も深い良郎氏だが、プロレスの現状にかわいさ余って憎さ百倍なのか。この日の発言は18日のカード発表でのそれが“ぬるく”思えるほどで、完全にプロレス界を敵に回した。
 まずは「PRIDEやK-1を見ているとプロレスのつまらないこと。昭和の化石の3カウントで決まったりして、本当にマジメにやってんのか?そういうのはもう見たくない」と、プロレスを根本から否定した。
 舌鋒(ぜっぽう)は当然、神取にも向けられ「練習してんの?選挙応援してたんじゃないの?年齢もいってるし、仲間も『神取はもう動けない』って言ってる」「プロレスが弱いことを実証する。秒殺で決まるんじゃない?」「神取の掌打なんか、オレだってカウント5で起きられる」と、暴言のオンパレードだ。
 美花も「神取さんの時代は終わり」と、泣く子も黙るミスター女子プロレスに、全くおくするところがなかった。
 ここまでナメられて黙っていては男、いや女がすたる。怒り心頭の神取議員は「素人が言うことはいつも一緒。奈落の底まで落とさないとわからない。顔面がはれるまで張らないとわからないね、ありゃ」と、制裁案を即時に“決議”した。
 対戦相手の美花はもちろん、良郎氏もここまで言ったからにはタダでは済まない。神取は「他のプロレスラーと神取は違う。人間ってのは底知れない可能性を持ってる。年齢に合った練習、技術、経験がある」と、なぜ自分が「ミスター女子プロレス」とまで称されるかを、2人に体で分からせるつもりだ。

1393片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/26(木) 22:25:48
自民派閥:「パーティーの季節」なのに、券の売れ行き悪く
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070427k0000m010143000c.html

 自民党各派が政治資金パーティーを相次いで開く「パーティーの季節」に入った。今年は夏に参院選が控えており、各派とも自派を拡大させるための軍資金集めに躍起。ただ、パーティー風景は派閥が政治を動かしていたころの面影はほとんど感じられない。かつては5000〜1万人を集めたが、派閥の影響力低下に「政治とカネ」の問題も加わり、パーティー券の売れ行きは思わしくないようだ。

 先陣を切る形で24日に高村派がパーティーを開き、25日には党内第2派閥の津島派が続いた。この後、5月に第1派閥の町村派など5派、6月に2派が開催する。

 東京都内のホテルで25日夜、約3000人を集めた津島派パーティー。会長の津島雄二元厚相は「我々はあらゆる政策分野で、自民党政権の中核を握っていると自負している」とあいさつし、「保守本流」ぶりをアピールしてみせた。

 参院では津島派が最大勢力を有する。参院選の改選議席64のうち、同派が21議席を占める。決定ずみの党公認・推薦候補81人中約30人が同派の候補で、町村派の16人よりも多い。津島派には参院選を機に反転攻勢をかけたい思惑があり、パーティーには総決起集会という面もあった。

 総裁派閥、キングメーカー派閥として党内に君臨した田中派−竹下派の流れをくむ。しかし、明確な総裁候補も持てない今、派閥の求心力は保てず、田中角栄、竹下登両元首相や金丸信元副総裁らのもとで「鉄の結束」を誇った当時の力はもはやない。総決起集会としたいパーティーの様子も昔日の姿とはほど遠いものとなった。

 こうした事情は各派が共通して抱えている。パーティーにはお互いの幹部が出席し合うが、単なるエール交換の場と化してしまう可能性がある。【中澤雄大】

毎日新聞 2007年4月26日 21時35分

1394片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 08:36:20
古賀氏・谷垣氏 連携の動きか
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/27/k20070427000055.html

自民党の古賀派会長の古賀元幹事長と谷垣派会長の谷垣前財務大臣は、来月、お互いの派閥のパーティーにそれぞれ初めて出席することになり、党内では、かつては同じ派閥に所属していた両氏が連携を模索する動きの一環ではないかという見方も出ています。
古賀元幹事長と谷垣前財務大臣は、かつてはともに当時の加藤派に所属していましたが、森内閣に対する不信任決議案への対応の違いをきっかけに、平成13年に派閥が分裂した際、別の派閥に所属することになり、その後、両氏はそれぞれの派閥を引き継いで会長に就任しました。こうした中、両者の間で調整が行われた結果、古賀氏が来月14日に開かれる谷垣派のパーティーに出席し、谷垣氏も、その1週間後の21日に開かれる古賀派のパーティーに、それぞれ初めて出席することになりました。これについて、党内では、かつては同じ派閥に所属していた両氏が連携を模索する動きの一環ではないかという見方も出ています。

1395片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 08:42:25
中川政調会長 異例の文書配布
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/27/k20070427000032.html

自民党の中川政務調査会長は、議員立法をめぐる与党内の政策調整などについて、党内の十分な議論や正式な手続きを怠った結果、混乱を招いた事例が見られるとして、党所属のすべての国会議員に対し、再発防止を求める異例の文書を配布しました。
自民・公明両党の間では、女性が離婚して300日以内に出産した場合の民法の規定の見直しについて、作業チームのレベルでは、新たな法案を提出することでいったん合意したものの、自民党内から反対意見が相次いだことから、結局、今の国会での法案提出は見送られることになりました。また、先に衆議院を通過した少年法の改正案をめぐっては、党執行部の了解を得ないまま、法務委員会で与野党間の修正協議が進められ、党内の反発を招いた経緯がありました。こうした事態について、自民党の政務調査会の幹部からは、自民党の現場の責任者が党内の十分な議論や正式な手続きを怠ったことが、混乱を招いたという指摘が出ています。これを受けて、中川政務調査会長は26日、党所属のすべての国会議員に対し、こうした事態が再び起こることのないよう求める異例の文書を配布しました。

1396片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 08:52:59
森元首相がダイエット成功、110キロ→99・7キロに
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070426ia27.htm

 自民党町村派の森元首相は26日の同派総会で、約3か月間で10キロ余りの減量に成功して体重がついに100キロを切ったことを報告し、派閥の議員から盛んな拍手を浴びた。

 森氏は約110キロの巨漢を誇っていたが、医師の勧めもあって約3か月前に食事制限によるダイエットを決意。政治家との夜の会合も低カロリーの野菜スープを持ち込む徹底ぶりで、99・7キロまでシェイプアップした。

(2007年4月26日23時35分 読売新聞)

1397片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 20:20:10
自民「5万円以上で領収書添付」固める
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070427/20070427-00000049-jnn-pol.html

 政治とカネをめぐる問題で、自民党は政治家の事務所費などの政治資金報告について、5万円以上の領収書添付を義務づける方針を固めました。

 27日に開かれた自民党の関係会議では、領収書の添付の是非について最終的に石原・党改革実行本部長に対応を一任しました。

 これまで自民党内では領収書の添付に否定的な意見が大勢でしたが、統一地方選挙の結果を受け、「参議院選挙に向けてこのままでいいのか」という声が出ているほか、中川幹事長ら党幹部も領収書の添付を容認していることから、事実上、5万円以上の領収書添付の方針が固まったものです。

 来月下旬までに国会に法案を提出する方針ですが、党内には依然、光熱水費をめぐる松岡農水大臣の問題の再燃を危惧する声もあります。(27日17:12)

1398片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/29(日) 14:33:06
谷垣氏 古賀派との連携強化へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/29/k20070429000087.html

自民党の谷垣前財務大臣は、神奈川県箱根町で開かれた谷垣派の研修会のあと記者団に対し、党内での存在感を高めるためにも、かつて同じ派閥に所属していた古賀元幹事長が会長を務める古賀派との連携を強化したいという考えを示しました。
この中で谷垣前財務大臣は「近く古賀元幹事長が谷垣派のパーティーに出席し、私が古賀派のパーティーに出席することで、エールを交換したい。いっしょに所属していた派閥が分裂した過去を乗り越えて、できることはいっしょにしようということだ。私と同じ考え方を持っている人は党内にずいぶんいるので、活発に意見交換していきたい」と述べ、党内での存在感を高めるためにも、古賀派との連携を強化したいという考えを示しました。また谷垣氏は、政府が憲法解釈上許されないとしている集団的自衛権の行使をめぐる有識者懇談会を設置したことについて、「憲法の解釈は、条文だけでなく、国会での議論の積み重ねなどのうえに成り立っていることを考えるべきだ」と述べ、憲法解釈の変更で、集団的自衛権の行使を認めるような議論は控えるべきだという考えを示しました。

1399片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/29(日) 20:29:41
中朝国境:自民・加藤紘氏や山崎拓氏らが視察
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070430k0000m010066000c.html

 【延吉(中国吉林省)西岡省二】中国を訪問している自民党有志議員の「アジア外交・安保ビジョン研究会」(会長=加藤紘一元自民党幹事長)メンバーが29日、北朝鮮と国境を接する吉林省延辺朝鮮族自治州を訪れ、北朝鮮北部の様子を視察した。

 一行は同日午後、北京から空路、州都・延吉に到着。北朝鮮と国境を接する自治州東部の図們を訪問。国境ゲートなどから図們江(朝鮮語名・豆満江(トゥマンガン))を挟んだ対岸の北朝鮮の町、咸鏡北道(ハムギョンプクド)南陽(ナムヤン)を視察した。

 南陽は人通りがほとんどなく、国境橋を通過する車両もまばらだった。加藤氏は「4年前に訪れた時とあまり変わっていない。状況を早く変えなければ」と強調。研究会顧問の山崎拓前副総裁は「このままでは北朝鮮の発展は望めない。6カ国協議が決着して平和と安全の壁が取り除かれれば、人や経済の往来が始まる。そのためにも日朝国交正常化は必要条件だ」と指摘した。

毎日新聞 2007年4月29日 19時59分 (最終更新時間 4月29日 20時13分)

1400片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/30(月) 08:49:43
はだしのゲンで核軍縮訴え…麻生太郎外相肝いりで実現
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070429-OHT1T00180.htm

 ウィーンで30日から始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で、日本政府代表団が広島の被爆体験を描いた漫画「はだしのゲン」の英語版を会場内で展示、配布することになった。

 大の漫画ファンで知られる麻生太郎外相の肝いりで実現、原爆の悲惨さを生々しく描写した漫画で核軍縮を訴える。

 「はだしのゲン」は広島に投下された原爆で父、姉、弟を失い、自らも被爆した少年ゲンが母親、妹とともに懸命に生きていく姿を描いた物語で、米国はじめ各国で出版されている。外務省が英語版30冊を出版社から譲り受けた。

 同省は「各国政府、非政府組織(NGO)関係者にぜひ手に取って読んでほしい」とPR。今後も国際会議などの場で漫画やアニメを使った情報発信を検討しており、「漫画外交」が活発に展開されそうだ。(共同)

(2007年4月29日18時09分 スポーツ報知)

1401片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/30(月) 08:54:51
谷垣氏 古賀派と合流示唆 派内の反安倍勢力意識
4月30日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070430-00000003-san-pol

 谷垣禎一前財務相(自民党谷垣派会長)は29日、年内に古賀派との合流を目指す考えを示唆した。これまで谷垣氏は、夏の参院選までは自民党内を混乱させたくないとの思いもあって、安倍晋三首相に対抗することには慎重な姿勢を貫いてきた。しかし、谷垣派内では古賀氏らと連携し、反安倍勢力の結集を目指す動きが加速。今回の谷垣氏の発言は、派内に背中を押された形だ。谷垣氏が再び慎重姿勢に戻れば、派内に深刻な亀裂が入る可能性もある。

 谷垣氏はこの日、神奈川県箱根町のホテルで開いた谷垣派研修会で講演したが、安倍政権の外交・財政政策への批判は避けた。このため、谷垣氏が首相との対立軸を打ち出すものと期待して講演原稿まで用意していた派閥幹部らから一気に不満の声が噴出した。

 「小泉、安倍政治で社会のひずみが生まれた。『ここを改めるべし』と言うべきだ」(園田博之元官房副長官)、「どういう手段で党内に谷垣イズムを浸透させていくつもりなのか」(逢沢一郎衆院議運委員長)、「会長として古賀派との連携に腐心してほしい」(川崎二郎前厚労相)−。

 さすがに谷垣氏も派内の不満を感じたのか、研修会終了後、記者団に対して、故池田勇人元首相が創設した「宏池会」(旧宮沢派)が谷垣、古賀、麻生3派に分裂していることに関連して、「今年は宏池会が結成50年を迎えたので、過去を乗り越えていきたい。古賀氏らも宏池会に愛着を持っている。お互いわだかまりを解消し、協力を積み重ねることが大事だ」と合流を示唆した。

 一方、谷垣氏を横目に、元宏池会会長の加藤紘一元幹事長は山崎拓元副総裁らと外遊し、政権批判を先鋭化させている。谷垣派事務総長の中谷元元防衛庁長官は研修会を欠席して、この外遊に同行。谷垣氏の動向次第では、派内の足並みはますます乱れる可能性もある。(水内茂幸)

1402片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 08:07:43
中川自民政調会長:政策決定「手続き順守せよ」と通達
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070501k0000m010097000c.html

 自民党の中川昭一政調会長が、政策立案時の「党内手続き」順守を求める異例の文書を党所属全国会議員に送っていたことが30日、分かった。政調幹部への報告を抜きに、現場担当者が法案化や他党との法案修正協議を進めた事例が相次いだためだ。だが党内には「幹部の指導力や教育力が落ちていることを棚に上げた文書だ」(古参秘書)との指摘もある。

 文書の題名は「わが党の政策決定過程における党則順守のお願い」。中川氏の名で26日夕、党所属国会議員の事務所にメールやファクスで送信された。「政策決定過程の党則順守を今一度ご確認いただきたい」と、プロジェクトチーム(PT)の設置や法案修正の手続きを解説した内容だ。

 「離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子」と推定する民法772条の見直しや少年法改正案の修正作業をめぐり党内が混乱したのを念頭に置かれているのは明白で、これらにかかわった法務部会所属議員は「うちを名指ししたものだ」と首をすくめる。

 300日規定では、自民、公明両党の実務者PTが中川氏らに根回しも報告もせず法案提出を「決定」。予想通り自民党内から反発が起き、激怒した中川氏が再検討を指示した経緯がある。

 一方、少年法改正案は党執行部の了承がないまま衆院法務委の自民党理事が公明党との修正協議を進めた。同委の採決当日(4月18日)、党内手続きの不備を指摘された自民党の早川忠孝理事らが、修正案の了承サインをもらうため幹事長、政調会長、総務会長、国対委員長を探し回った。

 中堅議員の一人は「以前は族議員や派閥の先輩の姿を見て党内調整のやり方を学んだ。2年前の郵政政局で『うるさ型』議員が離党してしまったのと、官邸主導の定着で党内根回しの必要が薄まったのが影響しているのではないか」と指摘している。【田中成之】

毎日新聞 2007年5月1日 3時00分

1403片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 21:41:52
塩崎“顔”立たず…会見で「ノーコメント」連発
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007050109.html

 内閣の要といわれる塩崎恭久官房長官(56)が、首相官邸で毎日行う記者会見で、「ノーコメント」を連発気味だ。塩崎氏といえば、かつて更迭説まで流れていたが、最近は公務員制度改革をとりまとめたことで「男を上げた」とも言われている。しかし、「ノーコメント」が多いことから、官邸詰め記者の評判は相変わらずいまいち。海外メディアからはメッセージの発信能力を疑う声も出始めている。

 「官房長官はスポークスマンであるにもかかわらず、会見で『コメントを差し控えたい』といった発言が多すぎる。国際関係において情報発信力は極めて重要だ。米本社とやりとりをしていると、『日本は何を考えているか分からない』とよく言われる」

 こう語るのは某大手外資系メディアの日本駐在の記者。かつて日本は外国から「顔が見えない」とよく指摘されたが、再びこうした批判が起き始めた原因の一端は塩崎氏にもあるというのだ。

 そこで、4月の官房長官会見を振り返ってみると、ロシアでプーチン大統領になってから自由化、民主化が後退しているとの声が欧米にあることについて、「他国の国内情勢なので、政府としてコメントするのは差し控えたい」、自民党の中川昭一政調会長による「日本のナンバー1が(中国に)行ったのに、ナンバー3(温家宝首相)が来たのは非常識」との発言について「聞いていないのでコメントしようがない」−など。

 もっとも、ノーコメントとしているものは機微に触れるテーマであったり、自民党と軋轢(あつれき)を生みかねないテーマなど、それなりの理由があるのも確か。ただ、あまり「ノーコメント」を連発していると、せっかく上向きになった安倍政権の支持率にとっても、マイナスの影響を与えかねない。

 国際政治が専門で、安倍晋三首相のブレーンである中西輝政京大教授は、塩崎氏のスポークスマンとしての存在についてこう語る。

 「朝日新聞など一部メディアが反安倍言論テロリズムを強烈にやっている。それに対して、塩崎氏が半歩引いてしまうと、相手は踏み込んできてしまう。安倍内閣の支持率は回復しており、塩崎氏も安倍カラーを前面に押し出したほうがよい。主人に忠実に、政権の台所をあずかる女房役として、大黒柱をたてることに徹する時期に来ている」 
ZAKZAK 2007/05/01

1404片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 21:58:50
加藤紘一訪韓団:宋外相、李統一相らと会談
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070502k0000m010082000c.html

 【ソウル堀山明子】訪韓中の加藤紘一元幹事長を団長とする自民党有志議員による「アジア外交・安保ビジョン研究会」メンバーは1日、ソウル市内で宋旻淳(ソンミンスン)外交通商相、李在禎(イジェジョン)統一相、朴槿恵(パククンヘ)ハンナラ党前代表らと相次いで会談した。加藤氏は一連の会談で、安倍晋三首相の慰安婦問題への対応について「米国ではなく韓国におわびすべきだ」と批判した。

 北朝鮮問題も議論になり、宋外相は「拉致問題の解決なしには他の問題は進めないという姿勢では解決しない。日本は広い視野で対応してほしい」と要望。李統一相も「日朝国交正常化と核問題は同時に進める必要がある」と述べ、柔軟対応を促した。

毎日新聞 2007年5月1日 20時01分

1405片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 22:01:48
2007/05/01-19:27 対北対話路線アピール=「非安倍」結集は険しく−加藤・山崎氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007050100722

 【ソウル1日時事】自民党の加藤紘一元幹事長と山崎拓前副総裁は1日、中韓両国訪問の主要日程を終えた。両氏は両国の要人と北朝鮮問題を中心に意見交換したほか、中朝国境地帯を視察。対北外交で圧力重視の安倍政権に対し、対話路線を鮮明にし、「非安倍」勢力としての存在感をアピールした。
 「早期の日朝国交正常化が必要だ」。加藤、山崎両氏は中国滞在中、記者団にこう語り、安倍晋三首相の外交姿勢を改めて批判した。朝鮮半島の非核化に取り組む国際社会で、拉致問題を最優先させる日本が今後、孤立化することへの懸念が両氏にはある。
 両氏は北朝鮮への重油支援にも前向きだ。6カ国協議で議長を務める中国の武大偉外務次官は両氏との会談で「日本に応分の重油支援を求める」と発言。加藤氏周辺は「北朝鮮問題はわれわれの言った通りに動いている」と指摘した。
 こうした両氏の動きの背景には、夏の参院選後の政局をにらみ、首相に批判的な勢力を結集したいとの思惑もある。中韓訪問出発前の4月25日にいわゆる「新YKK」の古賀誠元幹事長と会い、「3人のアジア外交の認識は同じ」と確認したのもそのためだ。
 ただ、その古賀氏は、加藤氏とは一線を画す谷垣禎一前財務相に接近。古賀、谷垣両氏は今月開催されるそれぞれの派閥パーティーにも出席する。2001年の旧加藤派の分裂以来初めてで、新YKKの連携には曲折がありそうだ。
 内閣支持率の低落に歯止めが掛かり、反転傾向にあることも加藤、山崎両氏には誤算。党内には「今は安倍政権を支えるとき。先走ってもつぶれる」(幹部)と冷ややかな声も多く、非安倍勢力結集への道のりは険しい。

1406片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/02(水) 09:04:44
自民 首相は公明案受け入れか
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/02/k20070502000017.html

安倍総理大臣が、政治資金の透明化策で、必要なら、みずからが最終判断する考えを示したことについて、自民党内では、公明党の求める領収書の添付に応じる意向を示唆したものではないかとして、安倍総理大臣の判断を尊重すべきだという意見が出ています。
安倍総理大臣は、日本時間の1日夜、訪問先のカタールで、記者団に対し、自民・公明両党の間で調整が難航している政治資金の透明化策について、「最後の段階で、わたしの判断が必要であれば、党総裁として判断したいと思っている」と述べ、必要なら、みずからが最終判断する考えを示しました。これについて、自民党内では、「参議院選挙に向けた公明党との信頼関係も念頭に、国会議員の資金管理団体の事務所費などの会計処理に、領収書の添付を義務づけるとする公明党の案を受け入れる意向を示唆したものではないか」という見方が出ています。そして、「最高責任者として、安倍総理大臣が判断するのならば、その判断を尊重すべきだ」という意見が出ています。ただ、その一方で、党内では、「この問題に対する国民の関心は低くなっており、透明化策を取りまとめても、内閣支持率の向上にはつながらない」といった冷めた意見も出ています。

1407片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/03(木) 00:35:56
大仁田とホリエモンがプロレス対決へ!?
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070502-OHT1T00082.htm

 大仁田厚参院議員(49)が、証券取引法違反で実刑判決を受け控訴中のライブドア堀江貴文前社長(34)と面会していたことを1日、スポーツ報知に明かした。

 先月29日、大仁田氏が北海道夕張市で開催したチャリティープロレスの会場に、堀江被告が突然訪れた。大仁田氏はイベントで共演した新党大地代表の鈴木宗男衆院議員(59)と協議し「政治的に利用されるわけにはいかない」と判断し、公表を避けたという。

 訪問の事実を、大仁田氏に直撃すると「あの日は仕方がなかった。『大変ですねえ』といきなり来たから、それは違うだろ、と。宗男さんにも迷惑がかかるんだから」と、スタッフにかん口令を敷いたことを認めた。

 堀江被告の弁護士事務所はこの日、「夕張には知り合いの招待で行ったという報告を受けています。夕張で新事業? それは聞いてません」と話した。興行を取り仕切ったマネジメント会社と接点があり、人生のどん底を経験したことのある両議員に、再起の方策を相談したかったようだ。

 大仁田氏はアポなし訪問に不信感あらわ。「何の目的で来たのかはわからないけど、夕張市に寄付ぐらいして行かないと」とした上で「本気なら次は正々堂々とリングに上がってこい」と対戦を呼びかけた。

 ハプニングを逆手にとって利用するのが、プロレス流。宗男議員もレフェリーとしてリングに巻き込んだ大仁田氏。ホリエモンとのプロレス対決が実現すれば話題になるのは間違いないのだが…

(2007年5月2日06時02分 スポーツ報知)

1408片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/05(土) 03:07:09
首相のタカ派路線に警戒感 公明、間合いに腐心 '07/5/5
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705050075.html

 公明党は、安倍晋三首相が集団的自衛権行使の政府解釈変更に向け有識者会議を設置するなど、“タカ派”色を出してきたことに警戒感を強めている。

 太田昭宏代表は首相との昼食懇談を月一回ペースで定例化して活発に意見交換しているが、七月の参院選を乗り切れば「首相は公明党離れを加速させるのではないか」(同党関係者)との見方もあり、官邸との「間合い」の取り方には引き続き腐心しそうだ。

 「有識者会議の論議の果てに、なし崩し的に集団的自衛権行使に道を開くことがあってはならない。首相からもそういうものではないと聞いている」。政府・自民党に対する“直言路線”を掲げる太田氏は四月二十七日の記者会見で憲法解釈の見直し論を強くけん制。一日のCS番組収録でも同会議メンバーの人選を「いわゆる右寄りの人、乱暴な議論をする人たちが多く入っていることを、多くの人たちが心配している」と批判した。

 公明党は先の統一地方選の議員選挙で公認、推薦した計千七百二十四人の全員当選を達成。これに対して自民党は道府県議選などで退潮傾向も目立った。公明党幹部は「自民党は、参院選でわが党がいないと戦えないと実感しているはずだ。政策面でもいい影響が出るはずだ」と指摘する。集票力を背景に与党の政策協議をリードしていくことができるとの読みだ。

 太田氏は「国民は生活に密着した景気、雇用、医療などで強い要望を持っている」と強調、憲法、安全保障問題よりも生活重視の政策を打ち出すよう働き掛ける構えだ。

 これに対し首相は憲法記念日の談話でも「憲法を頂点とした行政システムなどの基本的枠組みは見直しを迫られている」と改憲実現にあらためて強い意欲を表明しており、公明党にどこまで配慮するか、定かではない。

1409片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/07(月) 18:30:08
自民 事務所費で領収書添付へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/07/k20070507000145.html

安倍総理大臣と自民党の石原幹事長代理が会談し、政治資金の透明化策で公明党が求めている、国会議員の資金管理団体の事務所費などの5万円以上の支出を対象に、領収書の添付を義務づけることについて、受け入れる方針を確認しました。
自民党と公明党は、国会議員の資金管理団体の事務所費などに対し会計処理が不透明だという指摘が出ていることを踏まえ、今の国会で政治資金規正法の改正を図る方針を確認し、具体的な内容について調整を続けています。こうした中、自民党で、この問題を担当する石原幹事長代理は片山参議院幹事長らと会談し、公明党が求めている国会議員の資金管理団体の事務所費などの5万円以上の支出を対象に、領収書の添付を義務づけることについて、受け入れる方針を伝えたのに対し、片山氏らも異論を示しませんでした。これを受けて、石原氏は安倍総理大臣と会い、こうした方針を説明し、安倍総理大臣も了承しました。自民党内では、事務所費などの会計処理で領収書を添付することについて、「自由な政治活動を妨げるおそれがある」として、慎重な意見もありますが、最終的に受け入れる方針を固めた背景には、夏の参議院選挙を控え、政治とカネの問題で消極的だと受け取られるような姿勢をとることは得策でないという判断があったものとみられます。

1410片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/07(月) 21:20:14
「5万円超」領収書義務付け公明党案、首相が受け入れへ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070507i114.htm?from=main1

 安倍首相は7日、閣僚らの不透明な事務所費問題を受けた政治資金規正法改正について、資金管理団体の5万円以上の経常経費(人件費除く)支出への領収書添付を義務付ける公明党案を基本的に受け入れる方針を決めた。

 自民党役員会も了承した。近く、与党改正案がまとまる見通しだ。与党は今国会に議員立法で提出し、成立を目指すが、民主党などは反対の立場を示しており、成立するかどうかは不透明だ。

 首相は同日、自民党の石原伸晃・改革実行本部長を首相官邸に呼び、公明党案に沿って、自民党案をまとめるように指示した。首相は同日夕、「『領収書を添付すべきだ』という国民の強い声がある。透明性をより高める観点から、領収書添付の方向で検討するように指示した。政治の基盤は国民の信頼だ」と記者団に強調した。

 石原氏は首相との会談に先立ち、同党の二階俊博・国会対策委員長、青木参院議員会長らと国会内で個別に会談し、調整を進めた。

 自民、公明両党は領収書添付のほか資金管理団体による不動産所有禁止などを内容とした改正案をまとめ、野党に提示する方針だ。

 これに対し民主党は、領収書添付義務を「1万円超の経常経費(人件費除く)支出」とし、全政治団体を対象とする内容の改正案を衆院に提出している。同党の鳩山幹事長は7日夜、「(与党改正案は)完全なザル法だ。怪しいことをやろうとすれば、資金管理団体以外の政治団体を使えばいい。こういうことを目くらましという」と述べ、与党改正案に反対する考えを示した。

(2007年5月7日21時8分 読売新聞)

1411片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/07(月) 21:30:21
“5万円以上”で領収書義務付けへ〜自民党
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070507/20070507-00000057-nnn-pol.html

 自民党は7日、事務所費など5万円以上の支出に領収書の添付を義務付ける方針を固めた。今国会で政治資金規正法の改正案の成立を目指す方針。

 「(政治資金の)透明性を高めるという観点から、領収書を添付する方向で検討するように指示をした」−安倍首相は7日、事務所費や光熱水費など5万円以上の支出に領収書の添付を義務付ける方針を了承した。

 これまで自民党は、政治活動の自由を妨げるなどの理由で、公明党が求める5万円以上の支出への領収書添付に慎重な姿勢を示してきたが、夏の参院選への影響を考慮し、公明党の提案に歩み寄った形。

 今後、多額の事務所費を計上していた松岡農水相などは、国会の場でさらなる説明を求められることになりそうだ。

1412片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/08(火) 07:57:42
自民、「領収書」受け入れ 政治資金規正法案を提出へ
2007年05月08日00時03分
http://www.asahi.com/politics/update/0507/TKY200705070321.html

 自民党は7日、政治資金管理団体の5万円以上の経常経費について、領収書の写しの添付を義務づける政治資金規正法改正案を今国会に提出する方針を決めた。同党内では領収書添付に異論が根強かったが、法改正に前向きな安倍首相の意向を受けた石原伸晃党改革実行本部長が同日、首相に添付を受け入れる方針を報告し、了承された。

 参院選を控え、政治資金の透明化に向けた取り組みを求めた公明党に配慮した。自民党内には異論が強かったが、首相の意向も踏まえて「今国会で成立させるべきだ」という判断に傾いている。ただ、対象となる政治団体は資金管理団体に限っており、資金管理団体以外の政治団体を通じた支出が「抜け道」となる可能性もあることなどから、民主党はこの点を問題視している。

 首相は1日、訪問先のドーハで「法改正も視野に入れて議論するようにという基本的な方針を示している。最後の段階で私の判断が必要なら、総裁として判断したい」と記者団に語っていた。首相は7日、領収書添付に踏み切った理由について「政治は、基盤は国民の信頼だから透明性を高める必要がある」と説明。自民党役員会で改正案の今国会提出を指示した。

 自民党は領収書を添付する費目について、経常経費のうち人件費を除いた事務所費、光熱水費、備品・消耗品費とした公明党案を基本に調整している。民主党の小沢代表について取得が問題視された資金管理団体による不動産所有は禁止する。

 一方、政府・自民党は、松岡農林水産相が多額の光熱水費を計上した問題については、法改正が実現しても、過去にさかのぼって適用されないことを理由に「松岡氏の説明を信じるのが首相官邸の立場」(首相周辺)と幕引きを図る考えだ。

 ただ、松岡氏が説明を先送りする理由としてきた公表基準が固まったことで、野党側は改めてこの問題を追及する構え。与党内からも「法制化されれば説明責任はより具体的に生じるだろう」(公明党の東順治政治改革本部長)との声が出ている。

1413片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/08(火) 08:11:37
事務所費、5万円以上は領収書・首相が公明案採用
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070508AT3S0701C07052007.html

 松岡利勝農相らの不明朗な経費管理が論議を呼んだ政治資金管理団体の事務所費問題は7日、与党調整がようやく決着した。5万円以上の支出に領収書添付を義務付ける公明党案の採用を安倍晋三首相が決断。「政治活動の妨げになる」と慎重だった自民党を押し切った。与党は来週にも政治資金規正法改正案を国会に提出する。「政治とカネ」の問題に後ろ向きでは7月の参院選が戦いにくいと判断した。
 「『領収書を添付すべきだ』という国民の強い声もあり、透明性を高める観点から添付を指示した」。首相は記者団に添付義務付けを決断した理由をこう説明した。法案成立時期でも「提出する以上、成立を目指す姿勢で臨まなければならない」と今国会成立への熱意を強調した。先立って首相は党改革実行本部長の石原伸晃幹事長代理に「公明案で話を進めてほしい」と指示した。
 現行の規正法は5万円以上の政治活動費には領収書添付を義務付けている。他方、家賃などの事務所費や光熱費は領収書の保管義務はあるものの、添付義務はなく、使途を明らかにできない資金をこの項目で処理する政治家が多いとされていた。
 ただ、今国会会期は残り1カ月半。法案成立に至るかどうかは微妙だ。どうしても成立させるには強行採決か、民主党案との一本化しかない。強行すれば民主党が反発し、他の重要法案への影響は避けられない。
 領収書添付の条件を1万円超とする民主党との妥協は自民党内の反対論を再燃させかねない。
 継続審議に終わり、秋の臨時国会以降に先送りされると、選挙対策に主眼を置いた法案提出だけに機運がそがれ、法改正そのものが怪しくなる。
 法案提出が与党に逆風になる可能性もある。自民党の中川昭一政調会長は法改正した場合でも農相の事務所費に「遡及することはない」と言い切る。しかし公明党は農相の対応は説明不足と批判しており、農相が「法律の範囲で報告している」とこれまでの答弁を繰り返すだけだと有権者の非難を招きかねない。
 改正案には「抜け道」もある。例えば経常経費のうち人件費は領収書添付の対象外。政治資金管理団体以外の政治団体は今回の規制の網には掛かっておらず、経費の付け替えも可能だ。

1414片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/08(火) 08:14:26
領収書:公明との選挙協力重視 野党は「ザル法」と批判
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070508k0000m010175000c.html

 自民党が7日、資金管理団体の支出について、人件費を除く5万円以上の経常経費に領収書添付を義務付ける方針を決めたのは、夏の参院選に向け政治資金の透明化をアピールしたい安倍晋三首相(自民党総裁)の強い意向によるものだ。同党では当初「政治活動の自由が確保できない」との反対意見が強く、義務付けに積極的だった公明党と対立していたが、公明党との選挙協力を重視した首相が事実上、同党案をのむことにした。ただ法改正しても「抜け道」は残っており、野党から「完全なザル法」(鳩山由紀夫民主党幹事長)との批判が強まっている。

 「ここまで来たら、領収書添付の線で行くしかない」。自民党の青木幹雄参院議員会長は7日、党改革実行本部長の石原伸晃幹事長代理から報告を受けた後、周辺にこう語った。中川秀直幹事長と石原氏は個別に首相官邸で首相に会ったが、首相が領収書添付を党執行部にのませたというのが実情だ。民主党が1万円超の経常経費(人件費を除く)への領収書添付を主張しているのに対し、自民党幹部は同日「5万円という額を変えることはない」と強調した。

 自民、公明両党は民主党の小沢一郎代表の資金管理団体が約10億円相当の不動産を所有していた問題に絡んで、不動産所有の禁止を盛り込むことでは合意していたものの、領収書添付を求める公明案の受け入れを自民側が拒否し、議論は平行線をたどっていた。

 こうした自公対立にいら立ちを隠さなかったのが首相。松岡利勝農相の光熱水費問題に対する国民の批判が強く、このままでは参院選で無党派層の支持を得ることは困難との思いを募らせたようだ。そんな首相の心情を察知した公明党の太田昭宏代表らは「譲歩できない」とだめ押し。首相は1日、外遊先で「最後の段階で私の判断が必要であれば、総裁として判断したい」と強調、参院選を控えて自公選挙協力を重視する中川、青木の両氏や二階俊博国対委員長らは首相の意向を受け入れた。

 ただ、事務所費の支出項目細分化を主張してきた自民党内には「公明党に押し切られた」(幹部)との思いが強く、中川氏も7日の会見で「国民への説明責任の方が大きいとの判断だ」と複雑な心境をにじませた。

 また、領収書は「5万円以上」を対象にしたため、5万円未満の金額に細かく区切れば領収書を添付しなくて済む。しかも資金管理団体の支出だけを対象にしたため、他の政治団体に支出を付け替えれば領収書添付は必要ないという「抜け道」も指摘されている。【野口武則、渡辺創】

毎日新聞 2007年5月8日 2時24分 (最終更新時間 5月8日 2時48分)

1415片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/08(火) 21:42:11
ふるさと納税制度:片山・自民参院幹事長は慎重姿勢
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070509k0000m010041000c.html

 菅義偉総務相は8日の記者会見で、個人住民税(地方税)の一部を生まれ故郷の自治体などに納める「ふるさと納税」構想の検討について、安倍晋三首相の指示であることを明らかにしたうえで「住民税の1割程度がいいと思っている」と述べた。08年度税制改正での実現を目指す考えも表明、近く設置する研究会について「税の専門家、地域おこしの専門家を中心にしたい」と語った。

 一方、自民党の片山虎之助参院幹事長(党税制調査会顧問)は8日の会見で、同構想について「研究したいというのならしてもらえればいいが、党税調としては税制としてなじむかどうか、もう少し先に議論したい」と慎重な姿勢を示した。片山氏はこの後、菅総務相と国会内で会談し党税調との十分な協議を求めた。【七井辰男、田中成之】

毎日新聞 2007年5月8日 19時12分

1416片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/08(火) 21:43:25
公明党へのアメの面もある。

領収書添付:義務化で自公が合意 政治資金規正法改正案
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070509k0000m010115000c.html

 自民、公明両党は8日、資金管理団体の支出について、人件費を除く5万円以上の経常経費(事務所費、光熱水費、備品消耗品費)に領収書のコピー添付を義務付ける政治資金規正法改正案を取りまとめることで合意した。資金管理団体の不動産取得禁止も盛り込む。両党は今月中にも改正案を国会に議員立法で提出するが、会期の残りが1カ月半しかないため成立に至るかどうかは不透明だ。

 自民党の石原伸晃幹事長代理が同日、公明党の東順治副代表と会談し「安倍晋三首相から『公明党案の通りにまとめてほしい』と指示された」と説明した。

 領収書添付は、08年政治資金収支報告書から義務付けられる。【野口武則、渡辺創】

毎日新聞 2007年5月8日 21時32分

1417片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/09(水) 11:41:39
党首討論に工夫必要 片山参院幹事長
5月9日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070509-00000004-san-pol

 自民党の片山虎之助参院幹事長は8日の会見で、今国会で一度も開かれていない党首討論のあり方について、「もう一度、考え直す必要がある」と語った。そのうえで、予算委員会の代表質問に野党党首が質問に立つなどの工夫をすべきだとの考えを表明した。また、民主党の小沢一郎代表が党首討論に応じる方針を示していることについて「国会終盤の重要法案がめじろ押しのときに『やろう』と言うのはいかがなものか。やりにくいことを見越して言ったのではないか」と民主党の対応を批判した。

1418片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/09(水) 19:37:20
「結果見て判断を」 官房長官、教育再生会議批判に
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070509/skk070509001.htm

 塩崎恭久官房長官は9日午後の記者会見で、自民党の河野太郎、後藤田正純両氏ら若手衆院議員が政府の教育再生会議の議論を「言いっ放し」などと批判する論文を月刊誌に寄稿したことについて「いろんな意見があるのは分かっているが、結果を見て判断してもらうのが一番いいのではないか」と反論した。

 塩崎氏は「自民党はいろんなことを言う人がいるのが特徴で、誰か一人に従うような党ではない」と指摘。再生会議の在り方をめぐっては「運営を見直す理由はないが、いいものを出すために工夫していくのは大事だ」と述べた。

(2007/05/09 18:58)

1419片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/09(水) 19:46:23
公明 武器輸出の緩和必要なし
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/09/k20070509000106.html

公明党の北側幹事長は記者会見で、久間防衛大臣がさきに、武器の輸出を制限している「武器輸出3原則」の見直しを検討すべきだという考えを示したことについて、「3原則を今緩和する必要があるとは思っていない」と述べました。
久間防衛大臣はさきに、ワシントンでの講演で、アメリカとの間で装備品の共同研究や開発を推進するために、武器の輸出を制限している「武器輸出3原則」の見直しを検討すべきだという考えを示しました。これについて、北側幹事長は記者会見で、「この問題は、抽象論ではなく、個別具体的なケースに応じて、議論を積み重ねなければならないと思っている。武器輸出3原則は長年の政府の見解であり、今緩和する必要があるとは思っていない」と述べました。また、北側氏は、菅総務大臣が都市部に住んでいる人が住民税の一部を生まれ育った自治体などにも納めることができるようにする「ふるさと納税制度」の導入に意欲を示していることについて、「アイデアとしてはおもしろい。日本の国土全体を考えて税金を使っていくという発想は大事だ。しかし、税の議論として成り立ちうるのか、よく議論しなければならない」と述べました。

1420片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/09(水) 23:19:20
党首討論、「急にいわれても」自民、日程調整難航
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070509/skk070509003.htm

 自民党の二階俊博、民主党の高木義明両氏ら与野党の国対委員長が9日、国会内で会談し、党首討論や「政治とカネ」問題での衆院予算委員会集中審議について開催日程の調整を急ぐことで合意した。

 今国会で一度も開かれていない党首討論に関しては、これまで消極的だった民主党が16日を含めて会期中に2回の実施を求めたが、二階氏は「民主党の小沢一郎代表は(参院選対策で)地方を回っていて党首討論に応じなかった。急にやろうといわれても日程調整はうまくいかない」と強調。与党側は「安倍晋三首相の日程調整に努力する」と回答するにとどめた。

 衆参本会議や各委員会審議に首相が出席した週は党首討論を開かないとの与野党申し合わせがあり、二階氏は会談後、記者団に「適当なことで決めたら党首討論の権威、存在感がなくなる」と強調。重要法案の審議が続く中、首相が出席を求められるケースは多いとみられ、日程が決まるかは不透明だ。

(2007/05/09 20:26)

1421片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/10(木) 08:43:53
再生会議は「時事放談」 自民若手ら6人、月刊誌で痛烈批判(05/10 07:55)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/24985.html?_nva=14

 自民党の河野太郎、後藤田正純両氏ら中堅・若手の衆院議員六人が、安倍晋三首相肝いりの教育再生会議について「意見が言いっ放しになり、結論を出すための会議というより、『教育時事放談』になっている」などと厳しく批判し、委員の人選や文部科学省主導の事務局体制の見直しを求める論文をまとめ、月刊誌「世界」六月号(道内は十日発売)で発表した。

 論文は六人の連名で、「教育改革の改革を」と題し、教育再生会議の運営について七項目の疑問を提示。

 十七人の有識者委員の中に教育研究者がいないことを問題視し、同会議の第一次報告を「議論が深まることなく、各委員から出された提案が総花的に羅列されている」と批判した。

 報告の目玉のゆとり教育見直しも「ゆとり教育の厳格な総括もなく、その全否定が議論の出発点になっている」と指摘。首相の持論である奉仕活動の義務付けにも「『自発的でない奉仕活動』が果たして規範意識向上に役立つかわからない」と疑問を投げ掛け、大学九月入学についても「効果が疑問なわりに制度変更コストが大きい」と切り捨てた。

 これに対し、塩崎恭久官房長官は九日の記者会見で「いろんな意見があるのはよくわかっているが、結果を見て判断いただくのが一番いい」と反論した。

1422片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/10(木) 12:59:32
古賀派と谷垣派 合流に期待も
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/10/k20070510000034.html

自民党の古賀元幹事長と谷垣前財務大臣が、連携強化に向けて、さきの大型連休の前後に相次いで会談していたことが明らかになりました。これを受けて、古賀派と谷垣派の中からは、党内での存在感を高めるため合流に向けた動きにつながることに期待する声が出始めています。
古賀元幹事長と谷垣前財務大臣は、さきの大型連休の前後に相次いで会談し、平成13年に当時の加藤派が分裂し、両氏が別の派閥に所属するようになったときの経緯にこだわらず連携を強化していくことを確認しました。そして、その一環として、近く開かれる古賀派と谷垣派のパーティーにお互いが出席し、連携をアピールすることになりました。これを受けて、谷垣派の中では「谷垣氏が次の自民党総裁を目指すためには16人しかいない今の派閥のままでは限界がある」として、古賀派との合流に向けた動きにつながることに期待する声が出始めています。こうした谷垣派内の意見に対し、古賀派の中でも「外交政策や経済政策などで考え方が近い谷垣派との合流で勢力が拡大できれば、党内での存在感を高めることができる」として、前向きに対応すべきだという意見が出ています。ただ、両派の中には「参議院選挙に向けて党が一丸となって戦わなければならないこの時期にこうした動きを見せることは得策ではない」などとして、慎重に対応すべきだという意見もあり、党内では合流に向けた具体的な動きがどこまで進むか不透明だという見方も出ています。

1423片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/10(木) 13:08:02
ヒートアップ…町村vs北海道新聞、自民vs週刊文春
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051009.html

 北海道を地盤とする町村信孝元外相(62)が、北海道新聞(道新)の記事に激高していたことが分かった。また、自民党は9日、週刊文春の編集長に抗議文を送付。夏の参院選で野党陣営を相手にする前に、政治家Vsメディアの“戦い”もヒートアップしてきた。

 町村氏の逆鱗に触れたのは、4月19日付朝刊の記事。来年夏に日本で開催される主要国首脳会議(サミット)の洞爺湖町誘致をめぐる、上田文雄・札幌市長と自民党とのギクシャクぶりを、同党に批判的なタッチで書いている。

 町村氏と道新の対立は今に始まったことではないが、今回は自らのホームページにこの記事を張り付けたうえで、「取材をしないで記事を書くのは、永年の『道新』の体質」と“断罪”。「『道新』の上田市長べったりの姿勢を明確にしたもので、私への取材もなく、事実に反する事柄を書き連ねている」と激怒しているのだ。

 ことの発端は、上田市長が民主党などの推薦で当選していることが絡んでいるとみられるが、道新の道内での影響力は絶大。町村氏も黙ってはいられなかったようだ。

 これに対し、関係者は「町村氏からは“道新は赤旗より左だ”といわれるなど、小言はしょっちゅうだが、ここまで怒るのは久しぶり」と目を丸くしている。

 一方、自民党が噛みついたのは、9日発売の「週刊文春」に掲載された参院選の勝敗予測記事。同誌は、片山虎之助参院幹事長ら70歳以上の4候補の名を挙げ、「自民の世論調査によると、4人全員がいまだに危険水域から浮上せず」と指摘した。

 自民党が送った抗議文では「わが党で把握している世論調査結果にそのような事実はなく、虚偽にほかならない」としている。 
ZAKZAK 2007/05/10

1424片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/10(木) 23:12:03
自民政調会長、諮問会議民間議員を批判
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070510AT3S1001J10052007.html

 自民党の中川昭一政調会長は10日の伊吹派総会で、経済連携協定(EPA)や世界貿易機関(WTO)の交渉加速を求める経済財政諮問会議の民間議員の意見について「一方の利益だけのために議論をしないでもらいたい。各閣僚が交渉している最中に後ろから鉄砲を撃つようだ」と批判した。(23:00)

1425片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 08:39:57
古賀派に合流打診 総裁選視野に党内基盤強化
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007051001000929_Politics.html

 自民党谷垣派(谷垣禎一会長、衆参計16人)が、2000年11月の「加藤の乱」でたもとを分かった古賀派(古賀誠会長、同50人)に対して、派閥の合流を打診していたことが10日、明らかになった。夏の参院選後のタイミングを念頭に置いており、新派閥の会長ポストは古賀氏に譲る方針も伝えているとされる。

 谷垣氏は次の党総裁選への再出馬を視野に、安倍晋三首相の政権運営を「右寄り」と指摘するなど“非安倍色”を打ち出しており、党内の支持基盤を強化しておきたい狙いがあるとみられる。

 ただ古賀派内には「合流しても多数派を形成できる展望はない」(幹部)との慎重論も根強く、派閥再編が進むかはまだ不透明だ。

 関係者によると、谷垣、古賀両氏は大型連休前後に都内で複数回にわたり会談し、参院選での相互応援を含めて連携を強めることを確認。合流はこうした幹部間の意見交換の中で打診された。古賀派側は参院選後の政局の推移を見極めながら判断するとみられる。

1426片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 08:42:55
自民党:「中宏池会」? 古賀、谷垣両派で反安倍勢力
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070511k0000m010169000c.html

 自民党の中で谷垣禎一前財務相による古賀誠元幹事長への急接近が目立つ。安倍晋三首相に対抗する「反安倍」勢力の結集のため、古賀、谷垣両派の合流を持ちかけたほどだ。宏池会の系譜を引く古賀、谷垣、麻生3派による「大宏池会」構想が模索されてきたが、麻生太郎外相は「親安倍」を標榜(ひょうぼう)する。谷垣、古賀両氏には大宏池会よりも2派再結集の「中宏池会」を実現し、夏の参院選後の政局に備えた方が得策との思惑があるとみられる。【平元英治、野口武則、小林多美子】

 「14日の谷垣派パーティーに喜んで出席させてもらう。あいさつすることも快諾した」

 古賀氏は10日の古賀派総会で谷垣氏との接近ぶりをにじませた。谷垣氏と中谷元・谷垣派事務総長が8日に古賀氏の事務所を訪ねて出席を強く要請。古賀氏も谷垣氏に21日の自派パーティーへの出席を求めた。

 谷垣、古賀両氏は00年の「加藤の乱」で旧加藤派が堀内(現古賀)、小里(現谷垣)両派に分裂して以来、疎遠な関係だった。しかし、昨年の総裁選で谷垣氏が敗北。同じく敗れた麻生外相が再任されたのに対し、谷垣氏は完全無役になったうえ、谷垣派のみ入閣者がいない。安倍政権発足から7カ月、非主流派の悲哀をかこってきたことが関係好転を促した。

 谷垣氏と川崎二郎前厚生労働相ら谷垣派幹部との間では「古賀派と合流すれば、古賀会長、谷垣総裁候補」との会話も交わされたという。こうしたことを背景に谷垣氏は4月29日の派閥研修会後、記者団に「今年は宏池会結成50年。過去を乗り越えていきたい。古賀氏らも宏池会への愛着がある。わだかまりを解消して、協力を積み重ねていきたい」と語った。

 一方の古賀氏も森喜朗政権で幹事長を務めてから6年も政権中枢から遠ざかっている。4月19日の派閥総会では「政権の座にある時もない時もわが派は常に政権を支えている。これが政治の王道」と安倍政権を支える考えを示したものの、その一方で反安倍色の強い山崎拓前副総裁や加藤紘一元幹事長らとの会合を重ねている。複雑な行動の背景には「安倍−麻生ライン」が今後も政局の主導権を握ることへの警戒感がある。

 谷垣、古賀両派の急接近に対しては、党内には「参院選後をにらみ、キャスチングボートを握るための布石」との見方が強い。

毎日新聞 2007年5月11日 3時00分

1427片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 19:45:58
天下り承認違反は「微罪」 山本氏発言に塩崎氏不快感
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007051101000550_Politics.html

 日本証券業協会の増井喜一郎副会長兼専務理事が、天下り規制で義務付けられている人事院の事前承認を受けなかった問題をめぐり、塩崎恭久官房長官と山本有二金融担当相の対立が11日、表面化した。

 山本氏は同日の記者会見で「微罪だと考えている」と述べ、刑事告発の必要はないとの認識を表明。この発言について会見で質問された塩崎氏は「ルールを破ることが微罪というのはいかがなものか」と強い不快感を示した。

 天下り規制など公務員制度改革を引っ張ってきたと自負する塩崎氏は9日にも、増井氏の天下り承認違反に「公務に対する国民の信頼を裏切るもので極めて遺憾だ」と厳しく批判している。

 増井氏は2005年8月に金融庁を退職。昨年、証券保管振替機構の社外取締役に就任した際、必要な人事院の事前承認を受けなかった。

1428片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 22:57:41
事務所費問題:領収コピー添付で決着 実効性に疑問も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070512k0000m010090000c.html

 松岡利勝農相らの事務所費問題をきっかけに始まった政治資金規正法改正論議は11日、自民、公明両党の正式合意によって、資金管理団体の経常経費(人件費除く)に領収書のコピー添付を義務付けることで決着した。しかし、どの程度実効性があるのか、現場を知る人や政治資金の透明化を訴えてきた専門家からは疑問の声が強まっている。

 「5万円未満に分ければ、50万や100万は簡単に溶かせますからね」と、ある衆院議員秘書は指摘する。今回の合意で領収書の添付が義務付けられたのは5万円以上の支出についてのみ。それ未満なら、まとめて「その他の支出」として政治資金収支報告書に記入すればいい。

 自民、民主両党の事務局に長年勤務した政治アナリストの伊藤惇夫氏も「少なくとも後退ではない。しかし、どんな制度を作っても、最後は運用の問題。昨今の政治家を見る限り、本当の意味で前進かどうか疑問符がつきます」と言う。

 今回の合意は自民党による公明党案の「丸のみ」だった。当初、自民党案に領収書の添付義務付け規定はなかった。「政治活動の自由が確保できない」との声が強かったからだ。そこには「人間関係がオープンになることへの警戒感」(自民党関係者)が強かった。

 実際、不透明な事務所費支出が明らかになった伊吹文明文部科学相は1月、記者会見で「食料費や冠婚葬祭の費用など、政策集団の長となるとかなりある。領収書を取れないものもある」と述べている。

 また今回の法改正で対象となるのは政治家1人に1団体だけ認められる資金管理団体のみで、後援会などその他の政治団体は対象外だ。政治活動費にしても、同様に5万円未満なら領収書添付は不要のまま。

 政治資金の透明化を求めて活動する「政治資金オンブズマン」の調査によれば、97〜05年の間、松岡農相の資金管理団体は政治活動費の中の「交際費」として総額約8600万円を計上したが、すべて1件5万円未満として処理しているため、どこで何に使われたのか、国民には一切分からなくなっている。

 同オンブズマン共同代表の上脇博之・神戸学院大大学院教授は「政治資金の透明化は、民主主義の政治過程が裏金などによってゆがめられぬよう、政治家に説明責任を果たさせるためにある。『抜け道』を許してはならない」と指摘している。【日下部聡】

毎日新聞 2007年5月11日 21時01分

1429片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 23:01:53
提出は下旬にずれ込み 政治資金規正法改正の与党案
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007051101000485_Politics.html

 自民、公明両党は11日、政治資金に関する与党プロジェクトチーム(PT)の会合を国会内で開き、政治資金の透明化策として事務所費などへの領収書添付を義務付ける政治資金規正法改正案を今国会に提出することを正式に確認した。

 ただ改正案の条文づくりに時間がかかっているとされ、国会への提出は今月下旬にずれ込む見通しになった。会合後、自民党幹部は「法案を出すのだから、今国会での成立を期す」と強調したが、国会会期末が6月23日に迫っており、成立は困難との見方が強まっている。

 公明党幹部は自民党が当初から法改正に慎重姿勢だったことを踏まえ「今国会で通らなかったら、参院選での与党の勝ち負けにかかわらず、次の国会で成立させることはないだろう」と指摘した。

 PT会合では、来週に資金管理団体による不動産所有の禁止も含めた改正案の内容を決め、それぞれの党内手続きを経て、議員立法として国会に提出する段取りを確認。

1430片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 23:11:47
政治資金規正法改正案、自公が領収書添付で合意
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070511AT3S1101S11052007.html

 自民、公明両党は11日、「政治とカネ」を巡る作業部会で、事務所費などの5万円以上の支出に領収書添付を義務付ける政治資金規正法改正案の骨子を了承した。自民党が公明党案を全面的に受け入れた。政治とカネの問題への後ろ向きな姿勢は7月の参院選に不利との判断からだが、改正案には「抜け道」も多い。
 与党案は政治資金管理団体を対象に領収書添付義務や不動産の所有禁止を盛り込んだ。しかし人件費として処理すれば領収書は不要。政治資金管理団体以外の政治団体に経費を付け替えたり、不動産を所有させる余地は残る。
 適用は2008年分の収支報告書から。過去にさかのぼって領収書を公開する法的義務はない。家賃がかからない議員会館を「主たる事務所」としながら高額の事務所費を計上し、不明朗との批判がでた松岡利勝農相らの政治団体の支出内容が自動的に明らかになるわけではない。
 民主党は領収書添付の条件を「1万円超」とする独自案を提出済み。鳩山由紀夫幹事長は同日の記者会見で、与党案について「このような中身ではとても賛成する気にならない。民主が考えるような修正を求めて成立させていきたい」と述べ、与党との修正協議に柔軟な姿勢を示した。
 公明党は今国会成立を強く主張しているが、6月23日の会期末まで残り1カ月半。成立には流動的な要素もある。

1431片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/11(金) 23:53:19
消費税 松浪070512
http://www.kenshirou.com/nikki/nikki/0705/070512.htm

 四国の香川県へ行った。驚いたのは、多くの県民たちが口々にいうことだ。「7月の参議院選挙が終われば、政府は消費税を10%に値上げする」。私は、眼をパチクリさせるだけ。
 いったい、だれがこんなデマを流しているのだろうか。かなり信じられていて、自民党の人気のなさに落胆するしかなかった。1人区の地方での選挙が今夏の参院選を左右するのは広く知られているが、自民党はピンチ。
 政府は、財政再建に本気ではあるけれど、消費税のアップは主張していない。大胆な歳出削減を行なって、借金、赤字国債を減らす努力を重ねている。とりわけ公共事業を3%づつカットして、土建国家から脱却をはかっている。
 けれども、国民の眼からすれば、消費税5%では借金大国から脱し得ないと映るらしい。正解であるかも知れぬが、容易に消費税をアップさせれば、改革せずして増税策だけをたよりにしてしまう。
 増税せずして財政再建を企画するには、かなりな知恵が求められる。消費税1%は、だいたい2兆5千億円、5%をアップさせれば12兆5千億円の増収となろう。これだけでは、赤字国債をストップさせることはできない額。
 そこで、小泉前総理は「道路特定財源」に眼をつけ、見直しを考えたのだ。ところが、道路関係の諸団体や道路族議員から反対されたうえ、この法律は平成20年まで生きている。が、安倍総理も「道路特定財源」を、どうしても一般財源化したいと考えている。
 安易に消費税をアップさせてはならない。もし、アップさせるなら、所得税の廃止や他の税の廃止を考えねば、国民生活を苦しめる。消費税のメリットは、すべての国民から税をいただける点だ。きわめて平等な制度だが、老人や子どもからも税を取る欠点もあろう。
 昭和29年以来53年間、揮発油税収を全額、道路特定財源として道路建設に振り向けてきた。その結果、わが国の道路は、先進国としてふさわしいものへと整備されてきた。
 まだ不十分という人たちも存在するが、いつまで道路建設を続ければいいのだろうか。道路整備5ヶ年計画は、平成20年度に終了する。そこで道路整備財源特例法を改正し、揮発油税収を道路予算と限定せず、一般財源化を進めると自民党は決めているのだ。
 その改革なくして財政危機を救う方法はないと断言できる。また、国民負担を大きくせず、消費税をアップさせずにすむ方法は、このガソリン税とも呼称される揮発油税の一般財源化であろう。もちろん、道路建設のスピードは鈍る。基幹道路、渋滞解消のためのバイパス整備、災害に強い道路、開かずの踏み切り対策等、バリアフリー対策をも含めて、予算は必要である。
 が、これらは一般財源、あるいは車の重量税等で補いつつ建設は可能だと読む。大切なことは、このガソリン税の有効活用である。たぶん、大反対も予想されるが、この改革できずして、財政再建は考えられないといえる。
 国民は、消費税のアップを極度に嫌う。韓国ですら10%なのだが、日本では重税感を与えてしまう。問題は社会保障である。この少子高齢化社会をどうするのか、税負担でやるのか、それなりの負担を国民にお願いするのか、政策は中途半端の域を出ていない。
 消費税を「福祉目的税」に名称を改め、社会保障にだけ用いるとしたなら、国民は理解するという説がある。しかし、現行の5%のうち、1%は地方に回っている。10%にすれば、地方は2%を寄こせと主張するだろう。
 だとしたなら、「福祉目的税」でなくなる。ただし、地方自治体も2%を社会保障にだけ用いれば問題はない。これだけ社会保障が充実してくると、日本は半ば社会主義国家といえる。ある意味では日本の長所だといえよう。
 香川県で、なぜ、消費税が上がると宣伝されているのか、少々疑問である。おそらく、参院選挙のために野党が流しているのだと思う。自民党はピンチ、安倍総理の奮起が待たれる。
07年5月12日

1432片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/12(土) 00:09:31
自民党の丹羽総務会長、派閥合流の動きを牽制
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051151.html

 自民党の丹羽雄哉総務会長は11日午前の記者会見で、出身派閥の古賀派が谷垣派との合流も視野に連携を強める動きを見せていることについて「(参院選は)天下分け目の戦いなので、(党内に)さざ波が立つ動きは適切ではない。大切なのは安倍晋三総裁(首相)の下で一致結束することで、憶測を呼ぶ動きは慎まなければいけない」と牽制(けんせい)した。

 丹羽氏は古賀誠元幹事長とともに旧丹羽・古賀派の共同代表を務めていたが、昨年10月、古賀氏が古賀派への衣替えを強引に進めたため、古賀氏との関係はこじれたままとなっている。
ZAKZAK 2007/05/11

1433片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/12(土) 00:13:21
古賀派分裂危機…谷垣派と合流急加速も
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051144.html

 自民党の古賀派(会長・古賀誠元幹事長=写真右、50人)と谷垣派(会長・谷垣禎一前財務相=同左下、16人)の合流が急加速する動きが11日、表面化した。安倍政権下で「冷や飯」を食い続ける非主流派同士が孤立化を防ぐ目的で一致、政局の流れを作る目的があるとみられるが、早くも古賀派内からは「展望が見えない」との声が漏れるなど、逆に分裂含みの様相を呈している。

 「14日の谷垣派のパーティーには喜んで出席し、あいさつもする。21日のわが派のパーティーも宏池会創立50年にふさわしい熱気あるものにしたい」

 古賀氏は10日昼に都内で開かれた古賀派総会で、谷垣氏との連携を強くにじませた。関係者によれば、古賀、谷垣両氏はGW前後に複数回会談。この中で、谷垣氏が両派の合併を打診し、実現すれば会長職を古賀氏に譲ると伝えた。古賀氏は周辺に「連携相手は谷垣氏しか見当たらず、総裁候補は谷垣氏でいい」と語っており、新派閥は会長に古賀氏、次期総裁候補に谷垣氏という形になりそうだ。

 総裁選の推薦人数20人に満たない谷垣派にとって、党内第3派閥の古賀派との合流の意義は大きく、古賀氏にとっても60人を超える派閥の影響力は魅力的というわけだ。

 ただ、自民党有力筋の1人は「非主流派を志向する合併などうまくいかない。逆に古賀派が分裂する事になるだけだ」と冷ややかに答えたうえで、こう解説する。

 「古賀氏は、反安倍の加藤紘一元幹事長や山崎拓元副総裁と急接近して『新YKK』と呼ばれたが、各方面から批判され、一転して安倍支持を打ち出すなど、態度を二転三転させて求心力が低下している。最近も安倍首相との手打ちを模索したようだが、安倍首相サイドは古賀氏を見限っている。それだけに、谷垣派と合流すれば、塩崎恭久官房長官ら安倍首相に近い議員が次々と離脱するだろう」
ZAKZAK 2007/05/11

1434片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/12(土) 12:08:36
テレビ朝日、「虚偽報道」問題で自民党に回答
2007年05月12日11時11分
http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY200705120089.html

 テレビ朝日系で9日放送された「報道ステーション」で、「与党の国民投票法案について視聴者に誤解を与える虚偽報道があった」と自民党の松浪健四郎・報道担当副幹事長らが指摘、訂正放送を求めている問題で、テレビ朝日は12日未明、同党側に「(指摘された点は)虚偽報道ではないと判断している」と回答したという。

 同社によると、報道ステーション担当部長が文書で回答し、口頭で理由を説明し、訂正放送には応じられないとの考えも伝えた。

1435片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/12(土) 12:23:41
2007/05/11-22:49 「戦争支援法」、撤回後再び発言=防衛相が迷走、野党反発
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007051100719

 久間章生防衛相は11日の衆院テロ防止・イラク支援特別委員会で、「テロ対策特別措置法は(米国主導の対テロ)戦争を支援する法律」とした7日の自らの発言について、「必ずしも適切ではなかった」と述べ、事実上撤回した。しかし、久間氏は撤回後も、同様の趣旨の発言を繰り返し、野党の批判を浴びた。

1436片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/12(土) 12:36:25
古賀・谷垣派合流構想 丹羽氏が強い不快感「党内にさざ波」
5月12日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070512-00000012-san-pol

 自民党の丹羽雄哉総務会長は11日の会見で、古賀、谷垣両派の参院選前の合流について、「参院選は天下分け目の戦いであり、党内にさざ波が立つような動きは適切ではない」と不快感を表明した。また、「大切なことは安倍晋三首相の下に一致結束していくことであり、憶測を呼ぶような動きは厳に慎まなければならない」と述べた。

 丹羽氏は古賀派の前身である丹羽・古賀派で古賀誠元幹事長と共同代表を務めていたが、昨年9月に自民党三役入りし、派閥を離脱。直後に古賀氏が会長に就任したことで軋轢(あつれき)が生じている。

 安倍政権と距離を置く古賀氏と谷垣禎一前財務相の合流構想には、「非主流派のレッテルを張られるだけだ」(古賀派中堅)との危機感も広がっている。古賀派に所属しながら、首相の女房役を務める塩崎恭久官房長官は11日の会見で、両派合流への感想を聞かれ「政治の世界の話なので、政府としてコメントするようなたぐいの話ではない」と言及を避けた。

1437片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/13(日) 08:22:23
「2派結集は政策本位で」加藤氏、麻生外相らの参加を牽制
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070513/skk070513000.htm

 自民党の加藤紘一元幹事長は、12日収録したTBSの報道番組で、平成12年の「加藤の乱」後分裂した旧宏池会の古賀派と谷垣派による再合流の動きについて「昔の派閥がよかったというのでなく、政策的な考えがより近い人が集まるべきだ」と述べた。加藤氏は「アジア外交重視など、リベラル系の人間が多く集まらなければならない」とも述べており、安倍晋三首相に近い、麻生太郎外相らの参加を牽制(けんせい)したとみられる。

(2007/05/13 00:58)

1438片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/13(日) 09:34:23
麻生氏“合流は得策でない”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/13/k20070513000009.html

自民党の古賀元幹事長と谷垣前財務大臣が、2人がそれぞれ会長を務める派閥の連携強化のための会談を行ったことについて、麻生外務大臣が谷垣派の幹部に対し、「合流は得策ではない」とけん制していたことが明らかになるなど、波紋が広がっています。
自民党旧宮沢派の流れをくむ古賀派、谷垣派、麻生派の3つの派閥では、中堅議員を中心に、3派の合流を模索して交流する動きが続いています。こうした中、古賀元幹事長と谷垣前財務大臣が、先の大型連休の前後に相次いで会談して連携の強化を確認し、両派の中からは「合流に向けた動きが加速するのではないか」といった声も出ています。これに対し、麻生外務大臣は今月8日、谷垣派の幹部の一人、逢沢衆議院議院運営委員長と会談し、「古賀派と谷垣派の合流は、安倍政権に批判的な勢力の結集と見られるだけで、得策ではない」という考えを示していたことが明らかになりました。麻生氏としては、3つの派閥のうち、麻生派を外した形で、古賀派と谷垣派の連携が先行することをけん制するねらいがあったものとみられます。一方、古賀派出身の丹羽総務会長が、古賀氏と谷垣氏の会談について、「参議院選挙を前に物議を醸す行動が伝えられており、大変迷惑なことだ」と批判するなど、波紋が広がっています。

1439片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/13(日) 12:29:19
“自民 事務所費細目公表を”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/13/k20070513000057.html

13日放送されたNHKの「日曜討論」で、自民党の石原幹事長代理は、政治資金の透明化策の一環として、党所属の国会議員は、ことし平成19年の資金管理団体の事務所費について、家賃や会合費などの細目を自主的に明らかにしたいという考えを示しました。
この中で石原幹事長代理は、与党が提出する、資金管理団体の事務所費などの5万円以上の支出に領収書の添付を義務づける、政治資金規正法の改正案について、「責任をもって成立を期す。今回の問題は、議員会館に事務所がありながら事務所費が計上されていたことが発端で、これに立ち返って説明責任を果たす必要がある。このため、自民党議員は、ことし分の事務所費のうち、家賃や会合費、冠婚葬祭費などの細目をすべて自主的に明らかにするよう提案し、了承を得たい」と述べました。公明党の北側幹事長は「今回の法改正は一歩前進であることを野党にも理解をしてもらい、この国会で成立させたい。ただ、政治家が疑惑を持たれたときにきちんと責任を果たすことは別の話だ。松岡農林水産大臣は、光熱水費の問題で説明責任を十分果たしているとは思えず、今後も国会の場で説明責任を果たしてほしい」と述べました。民主党の鳩山幹事長は「本来は1円以上のすべての支出に領収書を添付するのが正論だが、それだと膨大な量になるので、まずは1万円超にすべきだ。それに、資金管理団体だけを規制してもザル法になる。ただ、法案が最終的に流れるのは最悪なので、国民がいいところまで行ったと言ってもらえるよう、与野党が努力しようではないか」と述べました。共産党の市田書記局長は「与党は、なぜ領収書の添付を5万円以上に限定するのか。現在も、すべての経費を会計帳簿に残すことになっているので、それに領収書を付けて公表すればいい。また、松岡大臣は説明責任を果たしておらず、疑惑隠しのための法改正だ」と述べました。社民党の又市幹事長は「国民は確定申告ですべて申告することになっている。国民の目線で判断すべきだ。ただ、全党が合意できないというのであれば、民主党の案も一歩前進と言えるのではないか」と述べました。国民新党の亀井幹事長は「政治資金規正法は、特定の政党にとって、有利や不利になったりするものではいけない。松岡大臣らがきちんと説明をすることから出発しなければ、納得できる改正はできない」と述べました。

1440片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/13(日) 13:40:49
2007/05/13-13:35 訪中時、北朝鮮関係者と接触=自民・山崎氏
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007051300051

 自民党の山崎拓前副総裁は13日午前、テレビ朝日の報道番組に出演し、先月末の連休中に訪れた北京で北朝鮮の政府関係者と接触したことを明らかにした。山崎氏は人物の特定は避けたが、「6カ国協議に出席している有力メンバーだ」と語った。
 山崎氏によると、同関係者はマカオの金融機関バンコ・デルタ・アジア(BDA)で凍結されていた北朝鮮資金の返還問題について、「この問題が解決すれば、核(施設)封鎖もするし、国際原子力機関(IAEA)の査察要員も受け入れる」と語ったという。その上で山崎氏はBDA問題が「今週中には解決する」との見通しを示した。 
 一方、山崎氏は、安倍晋三首相が集団的自衛権行使に関する有識者会議を設置したことに関し、「集団的自衛権の行使を現行憲法で認めることになれば、9条を改正する必要はない」と述べ、安倍晋三首相が主張する憲法改正と矛盾すると指摘した。

1441片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/13(日) 21:15:26
事務所費項目を細分化へ 自民内規で、今年分から '07/5/13
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705130255.html

 自民党の石原伸晃党改革実行本部長(幹事長代理)は十三日のNHK番組で、政治資金の透明化策をめぐり、政治資金規正法改正とは別に、資金管理団体の事務所費支出について、二○○七年分から項目を細分化して政治資金収支報告書に記載する党内規を創設する意向を示した。

 石原氏は「(事務所費の中の)家賃や保険料、会合費などの細目を明らかにすることを六月の党改革実行本部総会で諮り、説明責任を果たしたい」と強調した。

 資金管理団体の事務所費や光熱水費などの経常経費(人件費を除く)について与党は、一件五万円以上の支出に領収書添付を義務付ける規正法改正案を今国会に提出することにしている。

 内規は来年秋に公開される○七年分の政治資金収支報告書から適用され、事務所費の使途と金額が報告書に書き込まれる見通しだ。

 事務所費問題に絡み、自民党はもともと領収書添付の義務付けではなく、事務所費の項目細分化を主張していた経緯がある。

1442片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/13(日) 21:23:20
事務所費内訳:自民が「今年分から収支報告書に記載」検討
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070514k0000m010094000c.html

 自民党の石原伸晃幹事長代理は13日のNHKの討論番組で、政治資金について、今年分から事務所費の内訳を政治資金収支報告書に記載するよう、党の内規変更を検討する考えを示した。「松岡(利勝)農相も含めて事務所費の不透明を明らかにしたい」と述べた。

 事務所費の内訳は保険料、通信費、交通費など5項目。ただ、野党が過去にさかのぼって公表するよう求めている松岡農相の事務所費については、内規を変更しても今年分からの適用となる。

 一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は政治資金規正法の改正について「(今国会で)法案が流れるのは最悪だ」と述べ、民主党案が否決されたとしても与党案成立に協力する可能性を示唆した。改正案は経常経費に領収書添付を義務付ける内容で、添付の基準を与党は5万円以上、民主党は1万円以上としている。【野口武則】

毎日新聞 2007年5月13日 21時05分

1443片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/13(日) 21:24:38
2007/05/13-18:57 中山元文科相に厳重注意=宮崎知事選の反党行為で−中川自民幹事長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007051300154

 自民党の中川秀直幹事長が、今年1月の宮崎県知事選で同党の対立候補を支援した中山成彬元文部科学相(衆院宮崎1区)を口頭で厳重注意し、中山氏が自主的に党規委員を辞職していたことが13日、分かった。党宮崎県連幹部が明らかにした。
 同知事選で中山氏は自民党の推薦候補を支援せず、保守勢力は分裂。東国原英夫氏の圧勝につながった。
 知事選後、県連は「反党行為があったのは明白」として中山氏の処分を党本部に要請。党本部からは11日に「中川幹事長が、7月の参院選では公認候補を支援するよう口頭で厳重注意した」との回答があったという。

1444片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/14(月) 06:44:50
古賀派:「反安倍」は谷垣派との連携模索 「親」は離脱も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070514k0000m010140000c.html

 自民党古賀派(51人)と谷垣派(16人)の合流構想との関連で、古賀派内の「親安倍勢力」の対応に党内の関心が集まっている。合流は安倍晋三首相に対抗する「反安倍」結集の色彩が濃く、首相との関係から重要ポストに起用された丹羽雄哉総務会長、塩崎恭久官房長官らが強く反発しているからだ。「宏池会」の流れをくむ麻生派の麻生太郎外相が合流対象から外されていることもあり、参院選後にも「安倍」を対立軸に派閥再編が起きる可能性もある。

 「大した動きではないが、完全につぶした方がいい」

 11日夜、麻生外相は丹羽氏と東京都内で会談した際、古賀・谷垣両派合流に向けた動きに不快感をあらわにした。外相は首相が合流構想を警戒していることも紹介した。会談には塩崎長官も同席していたという。

 丹羽氏、塩崎長官、さらに菅義偉総務相はいずれも古賀派に所属するが、昨年の総裁選で安倍支持の先頭に立って重要ポストを手にしただけに、首相への忠誠心が強い。麻生外相も首相を支えることで「ポスト安倍」を目指す戦略だ。

 麻生外相との会談後、丹羽氏は小泉純一郎前首相の飯島勲秘書(前首相秘書官)とも接触。飯島氏は「参院選を控えて、党内で派閥の合従連衡をやっていたのでは、自民党は議席を減らしてしまう」と批判したという。丹羽氏は翌12日には、新潟市内での講演で「選挙前に大変残念。党三役の1人として大変迷惑だ」と古賀誠元幹事長らの動きを痛烈に批判した。

 一方、政府のスポークスマンを務める塩崎長官は丹羽氏のようには表だって発言していない。しかし、昨年10月、当時の丹羽・古賀派が「クーデター同然」(丹羽氏周辺)に古賀派に衣替えした際、周囲に不快感を漏らすなど、古賀氏との距離が開いたとされる。菅総務相も、総裁選で安倍擁立の流れを作った「再チャレンジ支援議員連盟」の中心メンバー。参院選に向け「ふるさと納税」を打ち上げるなど、政権の中核を占めている。

 こうしたことから、古賀・谷垣派の合流が実現した場合には、古賀派内の「親安倍」グループが同派から離脱し、麻生派と合流したうえで、町村派を軸とした「安倍派」結成に動くとの見方も党内から出ている。

 混乱を懸念する森喜朗元首相は13日、媒酌人として出席した古賀氏の長男の結婚披露宴で「古賀さんと別のグループが一緒になることまで媒酌するつもりはない」と、古賀・谷垣派合流をけん制した。【中川佳昭、竹島一登】

毎日新聞 2007年5月14日 3時00分

1445片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 00:22:23
当面の合流は困難に 古賀派、結束対応が条件 '07/5/15
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705150132.html

 自民党谷垣派(谷垣禎一会長)の政治資金パーティーが十四日、都内で開かれた。谷垣氏と古賀派の古賀誠会長は両派の合流に前向きに取り組む考えをそれぞれ表明したが、両氏は参院選に挙党態勢で臨む観点から、選挙前の合流を否定。古賀氏は、塩崎恭久官房長官や丹羽雄哉総務会長(三役入りで派閥離脱中)ら合流に批判的な派内の声に配慮、派が結束して対応できることを合流条件に挙げた。当分の間、両派の合流は困難な情勢となった。

 谷垣氏はパーティーに先立つ講演などで、旧宮沢派(宏池会)勢力の再結集論に関連し「宏池会の声を、もう一回大きくするにはどうしたらいいか真剣に模索したい」と述べ、古賀派との合流への意欲を表明。「当面は選挙に全力投球する」としたうえで「五合目ぐらいまで来て、頂上は見えている。古賀氏との共通の問題意識はかなり煮詰まっている」と合流実現への自信を示した。

 二○○○年十一月の「加藤の乱」での両派分裂以来、初めてパーティーに招かれた古賀氏はあいさつで「宏池会の同志がいずれ一緒になる流れは誰も止めることはできない」と指摘。ただ「幾多の困難を乗り越えないといけない。古賀派の結束が大切で、一大決戦となる参院選も見据えて考えたい」と述べた。

1446片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 01:05:40
テレ朝、自民党に「不適切な表現」謝罪
2007年05月15日00時40分
http://www.asahi.com/national/update/0514/TKY200705140399.html

 テレビ朝日系で9日放送された「報道ステーション」で、国民投票法案提出者の一人の自民党衆院議員の答弁を巡って、「視聴者に誤解を与える虚偽報道があった」と同党の松浪健四郎・報道担当副幹事長らが指摘した問題で、テレビ朝日は14日、党側に「虚偽とまでは言えないまでも、表現に適切さを欠いた部分があった」と謝罪した。同日夜の「報ステ」内で、アナウンサーが「(議員の)発言全体を改めて精査したところ、全体の趣旨では一貫していた。おわびします」と述べた。

 問題とされたのは、葉梨康弘衆院議員が4月と5月に国会で、教育者らの地位利用の判断基準について「全く逆の答弁」をしたと報じた場面。同党側は「齟齬(そご)はない」と主張し、訂正放送を求める通知書を11日に送っていた。

1447片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 01:12:43
森元首相「ポスト安倍、今の顔ぶれでは心配」
日経5/14
 安倍晋三首相の出身派閥、町村派の名誉会長を務める森喜朗元首相に7月の参院選を巡る政治の動きについて聞いた。
 ――光熱水費問題を抱える松岡利勝農相を擁護したままでは選挙を戦えないとの声が党内にはあります。
 「あの人ぐらい農業がよく分かっている人はいない。安倍さんは農業に活力を与える意味で期待したんだけどね。『応援に来てもらわなくていい』というのであればつらい。自発的にあれすべきですよ。党に迷惑をかけると思ったらね」
 ――選挙前の内閣改造への待望論もあります。
 「『こういう大臣に先頭に立ってもらう』ということで(改造して)臨むのも一つ(のやり方として)ある。ただ、(改造すると)『松岡隠し』『柳沢(伯夫厚生労働相)隠し』ということになるかもしれない。改造で力が加味されず、減退していくと見ていかないといけないのかもしれない」
 ――となると改造は9月になりますか。
 「選挙の結果でしょうね。(与野党の)再編をしなければならないかもしれないし……」
 ――参院で与党が過半数を割った場合、国民新党がキャスチングボートを握りそうです。
 「小沢(一郎民主党代表)さんに急に協力を求めるわけにはいかない」
 ――自民党では山崎拓氏が過半数割れした場合の党執行部の責任論に言及したりしています。
 「古い政治家だ。自民党が非常に強いときはよくあった。『過半数割れば大変だ』と言う人は思惑がある。今は心を一つにして荒波を乗り越えようというときだ。民主党の方が大人かもしれない。不満があっても一つになっている」
 ――山崎、加藤紘一、古賀誠の3氏を新YKKと呼ぶ向きもあります。
 「党や国のために健全なものなら大いに結構だが、次を狙おうかということなら、そんな不健全なものはない。YKKは『新』をつけるほど価値があったのか。かつてYKKはうらやむほどの結束だった。素晴らしい人材がいるということを訴え、よいイメージを与えた。しかし結局はバラバラになった」
 ――古賀派と谷垣派の合流構想もあります。
 「(派閥は)諸国の大名が集まっている。相談しても意見はまちまちだよ。頭領がこれでいこうとすればそれでやればよいし、嫌なら辞めるしかない」
 「それよりもポスト安倍の方が心配だ。今の顔ぶれを見ていると心配になる。リーダーは、スターをつくっていくことが大事だ。中曽根康弘さんは宮沢喜一さん、安倍晋太郎さん、竹下登さんを競わせた」

1448片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 14:18:40
古賀派・谷垣派の合流「ありえない」・菅総務相
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070515AT3S1500L15052007.html

 菅義偉総務相は15日の閣議後の記者会見で、自らが所属する自民党古賀派と谷垣派の合流構想について「ありえない。派閥同士で話し合いが全くされていない中で理解は得られない」と語った。安倍政権と距離をおく「非主流派」色の濃い谷垣派との連携に警戒感を示したものだ。(13:02)

1449片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 14:26:11
合流めぐり二派に温度差/分裂懸念で「二の足」
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070514.html

 自民党古賀派(古賀誠会長)が、二〇〇〇年の「加藤の乱」でたもとを分かった谷垣派(谷垣禎一会長)から持ち掛けられた派閥合流に二の足を踏んでいる。安倍晋三首相の政権運営を「右寄り」と批判する谷垣氏の誘いに応じれば「反安倍勢力の結集」と受け止められ、首相に近い塩崎恭久官房長官、菅義偉総務相ら派閥メンバーの集団離脱を招きかねないとの懸念を強めているためだ。

 旧宮沢派(宏池会)系の古賀、谷垣、麻生三派が再結集する「大宏池会」構想から取り残される形になる麻生派の麻生太郎会長(外相)もけん制に躍起となっており、合流に前向きな古賀氏は“軟着陸”に手間取りそうだ。

 「古い革袋に新しいワインを盛るという形に持っていけるよう頑張りたい」。谷垣氏は十四日の谷垣派パーティーで合流への決意を表明した。しかし派閥再編が思惑通りに進むかは、不透明感を増している。

 麻生氏と丹羽雄哉総務会長(三役入りで古賀派離脱中)は十日夜、都内で会談し「合流は反安倍勢力の結集と見られるだけで得策でない。古賀、谷垣両氏が進めるなら対峙(たいじ)していこう」との認識で一致。麻生氏は、首相が合流するなら人事冷遇などを「徹底的にやる」と反発していることも説明した。八日には、谷垣派の逢沢一郎衆院議院運営委員長にも、こうした情勢を伝えた。

 古賀派内では日を追うごとに動揺が広がっている。「わが派にメリットはない」「谷垣派から出た話だ」。十三日に開かれた古賀氏の長男の結婚披露宴では、テーブルを囲んだ古賀派議員から否定的な意見が相次いだ。

 当の古賀氏も谷垣派パーティーで「(合流は)誰にも止めることはできない」と指摘しつつ「古賀派の結束」が前提になるとの考えを示した。

 「ポスト安倍」政局で主導権を握るのが古賀氏の基本戦略。ただ党内では「参院選で大敗しない限り首相は続投」との見方も大勢で、参院選後の政局の行方を見定めようとしているようだ。

 四月下旬の山崎拓前副総裁、加藤紘一元幹事長との「新YKK」との会合では「反安倍色」が強まるのを警戒し、当面の三人での“活動凍結”を申し入れたほど。古賀氏の慎重姿勢により、大宏池会だけでなく“中”宏池会構想さえ宙に浮く可能性は否めない。

 古賀氏長男の結婚披露宴で媒酌人としてあいさつした森喜朗元首相(町村派最高顧問)は皮肉まじりに笑いを誘った。「新しいグループとの媒酌までするつもりはありません」

1450片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/15(火) 23:14:22
宏池会:古賀、麻生、谷垣3派の中堅・若手が会合
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070516k0000m010160000c.html

 自民党「宏池会」の流れをくむ古賀、麻生、谷垣3派の中堅・若手の会合が15日夜、東京都内の料理店で開かれた。古賀派に所属する塩崎恭久官房長官と菅義偉総務相ら計34人が出席した。

 古賀誠元幹事長と谷垣禎一前財務相は、古賀・谷垣両派の結集による新「宏池会」結成に意欲を示している。会合に出席した鈴木俊一元環境相(古賀派)は終了後、記者団に「やはり3派で(連携して)やっていくのがいいと確認した」と語った。【小林多美子】

毎日新聞 2007年5月15日 22時55分

1451片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/16(水) 01:02:55
自民党の古賀・谷垣・麻生派の中堅・若手議員が会合 3派閥合流「大宏池会」に意欲
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070516/20070516-00000690-fnn-pol.html

かつての自民党の名門派閥「宏池会」の流れを組む谷垣派と古賀派の合流問題に注目が集まる中、麻生派も含めて各派の思惑は入り乱れている。
15日夜、都内である会合が開かれた。
集まったのは、古賀派、谷垣派、麻生派の中堅・若手議員で、目指すのは3派閥が合流する「大宏池会」。
古賀派の鈴木俊一衆院議員は、「3派が一緒になってやっていこうということを、1つ確認をさせていただきました」、「われわれは、主流なんじゃないですかね。主流になれると思います」と語った。
4人の首相を輩出し、自民党の名門といわれた旧宏池会。3つの派閥に分裂したあとも、幾度となく「大宏池会」構想が浮上してきた。
それがここにきて、「ポスト安倍」を見据え、活発化し始めた。
14日に開かれた谷垣派のパーティーでは、谷垣氏は意欲を見せた。
谷垣派の谷垣禎一会長は「かつての宏池会も残念ながらいくつかに分裂して、十分力が発揮できない状況にございます」、「もう1回、声を大きくできるにはどうしたらいいか、そのことを私どもは真剣に模索をしていきたい」と述べた。
一方、古賀派の古賀 誠会長は「同じ同志が、いずれ一緒になっていくだろう。その流れを、私は誰も止めることはできないと思う。しかしそれには、幾多の困難を私は乗り越えていかなければなりません」と語った。
古賀氏が抱える「困難」は、派閥内にある谷垣派との合流への反発にある。
反対派の急先ぽうは丹羽雄哉氏で、党3役入り直後、派閥の共同代表でありながら、半ば強引に古賀氏が会長に就任したため、しこりを残した。
14日、安倍首相を訪ねた古賀派の丹羽議員は「いずれにしても、挙党体制でこの選挙を乗り切っていかなければならないとこういうことで、総理もまったく同感であるとこういうことです」と述べた。
合流を押し切れば、派内の安倍首相に親しいメンバーの離脱すら考えられる。
安倍政権の長期化を見据えた判断を迫られる古賀氏。
麻生氏も「大したことはないが、徹底的に芽はつぶす」と語っているという。
一方、安倍政権で冷や飯を食わされた谷垣派からは、「合流は参院選前にもあり得る。内閣支持率が上がってきたら、そうはいかないが。もし下がってきたらあり得る」との声もある。
安倍首相も不快感を示す古賀氏、谷垣氏の動き。今後の政局をにらみながら、水面下の動きは続く。

1452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/16(水) 15:06:19
参院選対策本部を設置へ=武部塾、研修合宿も実施−自民
5月16日15時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070516-00000093-jij-pol

 自民党の武部勤前幹事長は16日昼、党本部で開いた若手衆院議員との選挙塾「新しい風」の総会で、7月の参院選に向けて「選対本部」を近く設置する考えを示した。その上で「(参院選で)だれを応援するかは選対本部で選択して対処する」と述べた。
 また、武部氏は6月13日に二階派との合同懇親会を、参院選後の7月下旬には北海道で研修合宿を実施することも明らかにした。

1453片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/16(水) 19:16:45
2007/05/16-17:20 「大宏池会」、実現は困難=加藤氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007051600790

 自民党の加藤紘一元幹事長は16日、旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣、麻生3派の中堅議員らが15日の会合で3派による「大宏池会」を目指す方針を確認したことについて、「大宏池会は難しいと思う。(会合は)とりあえず何もしないという意味のモラトリアム集会ではないか。エネルギーがまだない」と述べ、実現は困難との見方を示した。札幌市内で記者団に語った。
 その理由として、加藤氏は「誰を次の総裁候補にするのかまとまらないし、麻生太郎外相の考え方と、宏池会リベラルの伝統的な考え方が違う」と指摘。「派閥の合従連衡の復活では広がらないし、将来性がない」と語った。

1454片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/16(水) 20:43:45
自民党:町村派が政治資金パーティー
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070517k0000m010072000c.html

 自民党町村派は16日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。約4100人が参加し、安倍晋三首相の出身派閥として参院選に向けた決起大会の様相。同派会長の町村信孝前外相は冒頭、「安倍首相は憲法改正を掲げる戦後初めての首相だ。(同派としても)参院選でも堂々と中身を訴える」とあいさつ、首相が意欲を示す参院選での改憲の争点化に全力をあげる考えを示した。【高山祐】

毎日新聞 2007年5月16日 20時11分

1455片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 01:39:04
「とてつもない日本」 麻生外相が来月出版 「ポスト安倍」にらみ対抗?
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070517/20070517_001.shtml

 麻生太郎外相が著書「とてつもない日本」(新潮新書)を6月上旬に出版する。昨秋の自民党総裁選で「オタク」の若者の人気を一身に集めた麻生氏。「若者のパワーにあたらめて気付かされた」という手応えから、外相として見た「日本の底力」を説き起こしたものだが、「ポスト安倍をにらんだ攻勢では」との憶測も出そうだ。

 総裁選前に出版された安倍晋三首相の「美しい国へ」(文春新書)の向こうを張るかのようなタイトルの由来は、麻生氏が幼少時代に聞いた祖父・故吉田茂元首相の言葉。「日本人のエネルギーはとてつもないものだ。日本はこれから必ずよくなる。日本はとてつもない国なのだ」

 新著は、失敗も成功も経た「アジアの実践的先駆者」としての可能性に始まり「ニートも捨てたもんじゃない」「高齢化をたたえる」とプラス思考で一貫。「一緒に『元気な日本』をつくっていこう」と呼び掛ける。

 新潮新書編集部は「世の中に悲観論ばかり先走る中、未来を見据えた明るさが伝われば」としている。

 麻生氏は4月にも、2000年出版の「祖父吉田茂の流儀」の文庫判を出版。6月には「自由と繁栄の弧」と題した講演録も出す予定。周辺は「結果的に時期が重なっただけ」とするが、安倍政権の行方を左右する参院選を控えた時期だけに「存在感のアピールでは」との見方もある。

=2007/05/17付 西日本新聞朝刊=
2007年05月17日00時31分

1456片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 11:17:23
国の名誉守りたい 稲田衆院議員 「百人斬り裁判」を本に
5月17日午前10時29分 福井
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=782

 稲田朋美衆院議員(自民、福井1区)が、初当選以前から弁護人としてかかわってきた裁判に関する著書「百人斬(ぎ)り裁判から南京へ」(文春新書)を出版した。南京攻略から70年。稲田議員は「節目に合わせ、裁判のことを知ってもらうとともに、活動の原点でもある国の名誉を守るということを問いたい」と出版の狙いを語った。

 裁判は、日中戦争の南京攻略の際に「百人斬り」競争をしたと報道され、処刑された旧日本軍少尉2人の遺族が、記事は虚偽として朝日、毎日新聞、ジャーナリストの本多勝一さんらに対し、名誉棄損の損害賠償と出版差し止めを求めた。

 2003年4月、東京地裁に提訴。原告側弁護人として参加した稲田議員は「南京虐殺の象徴とされる百人斬りは虚偽だと立証できたと思っていた」と振り返るが、06年12月、最高裁が上告棄却し敗訴した。

 「全くの虚偽と認められないということだが、控訴審判決では、殺傷数など信じられないとされたことを知ってもらいたかった」と、裁判の経緯や証言を求めて関係者を訪ねた様子を記した。

 現在、弁護士活動は休止。政治活動の中で、東京裁判や従軍慰安婦問題、靖国問題に取り組んでいる。「負けて裁判の限界を感じ、政治家として取り組むことだとあらためて感じた」。その再出発の思いも本に込めた。

 近く発足する「中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会」に発起人として名を連ねる。「事実と異なることはきちんと反論することで遺族や国の名誉を守りたい。それと日中友好は両立できる」

 遺族を招いての出版記念パーティーを6月16日の福井市ほか、東京、大阪で予定している。

1457片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 14:34:55
自民有志議員:北朝鮮テロ国家解除慎重に、米議員に書簡
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070517k0000e010049000c.html

 自民党の「対北朝鮮外交カードを考える会」は17日午前の会合で、米国による北朝鮮へのテロ支援国家指定の解除問題に関し、米上下両院の全議員に書簡を送り、米政府に慎重対応を働きかけるよう要請する方針を決めた。党内の有志議員から署名を集め、月内にも書簡を送付する。

 事務局長の山本一太参院議員は記者団に「拉致問題の進展がないまま、米朝関係が進展することを懸念している。米議会に日本の立場を理解し、働きかけに協力してもらいたい」と語った。【大前仁】

毎日新聞 2007年5月17日 12時04分 (最終更新時間 5月17日 13時47分)

1458片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 16:14:23
2007/05/17-15:39 小沢氏、迫力不足=麻生外相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007051700697

 自民党麻生派会長の麻生太郎外相は17日午後の派閥総会で、安倍晋三首相と小沢一郎民主党代表の16日の党首討論について「わたしの知っている小沢代表は、もう少し迫力があったが、押してくるものが全然なかった。首相の方が野党みたいな感じだった」と語った。

1459片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 17:32:25
史上初!大仁田参院議員がサスケに覆面秘書就任を要請
http://www.sanspo.com/fight/top/f200705/f2007051700.html

 参院議員レスラー、大仁田厚が16日、ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)に史上初の覆面秘書就任を要請した。「規則ではOKだから、お前が次の選挙に出るまでいい勉強になるぞ」と説得し、サスケは「考えさせて」と即答をさけた。次戦は「9月に周囲をビックリさせる仕掛けを考えている。サスケとタッグを組めればおもしろい」とニッコリ。

1460片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 23:31:23
29日に与党作業部会初会合 整備新幹線計画の見直しへ
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007051701000852_National.html

 与党は17日、整備新幹線の計画見直しに向け、新規着工に必要な財源確保などの課題を整理するため、プロジェクトチームを立ち上げ、29日に初会合を開くことを決めた。

 2004年12月の政府、与党の申し合わせでは、計画区間のうち北海道新幹線(新函館−札幌)や北陸新幹線(金沢−敦賀)の着工などが見送られている。国土交通省の試算では、両区間の整備に約2兆円が必要としており、財源をどう確保するかが課題となっている。

 森喜朗元首相と自民党整備新幹線等鉄道調査会の津島雄二会長、公明党の井上義久副代表らが17日、国会内で塩崎恭久官房長官と会談し、政府、与党の検討委員会設置を要望。これに対し塩崎長官は「まず党の考えをまとめてほしい」と答えた。

 会談後、森元首相は報道陣に対し「関係自治体から新規着工に向けた意見を聞いて、与党プロジェクトチームの(議論の)たたき台をつくる」と述べた。

1461片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/17(木) 23:33:31
保守系議連に31人参加
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070517AT3S1701J17052007.html

 安倍晋三首相に近い自民党の保守系議員が結成した「価値観外交を推進する議員の会」(古屋圭司会長)が17日、初会合を開き、下村博文官房副長官ら31人が出席した。古屋氏は「中国は共通の価値観を持っている国ではないことを踏まえて対応すべきだ。政治理念が同じ方向の同志と結束する必要がある」と訴えた。顧問に就任した中川昭一政調会長も北朝鮮や中国を念頭に「受け入れられない価値観を押しつけられるとするなら、断固として防いでいかなければならない」と力説した。(22:00)

1462片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/18(金) 01:37:18
古賀氏、宏池会の結束優先…谷垣派合流構想で
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070517ia25.htm

 自民党丹羽・古賀派の古賀誠会長は17日の同派総会で、谷垣派(会長=谷垣禎一・前財務相)との合流構想について、「常に浮いたり沈んだりする話題のひとつだ。大切なことは、私どもこの宏池会(丹羽・古賀派)が結束して、政権にどうかかわって影響力を持つことが出来るか。そのために、どういう選択肢を選んでいくのかだ」と述べた。

 丹羽・古賀派内で、合流への賛否が割れている状況を踏まえ、派閥の結束を最優先に取り組む考えを示したものと見られる。

 これに対し、谷垣氏は同日の谷垣派総会で、「21日の丹羽・古賀派のパーティーでは、私としても礼を尽くしたい」と述べ、丹羽・古賀派との連携強化に改めて意欲を示した。

 一方、麻生外相は17日の麻生派総会で、丹羽・古賀派と谷垣派の合流構想について、「(派閥は)共通の理念とか哲学とか、きちんとしたものを持っている者が集まるものだ。一部の幹部だけで決めてしまうなんて話は、とんでもないのではないか」と指摘した。

 麻生氏の発言は、旧宮沢派の流れをくむ3派が合流する「大宏池会構想」がある中、麻生派を外して合流構想が進められていることをけん制したものだ。

(2007年5月18日0時19分 読売新聞)

1463片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/18(金) 01:37:53
集団的自衛権研究「日中関係に影響」 山崎氏が批判
2007年05月17日23時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0517/TKY200705170363.html

 自民党の山崎拓・元幹事長は17日の自民党の集団的自衛権に関する特命委員会(中川昭一委員長)で、安倍首相が「集団的自衛権の研究」を掲げて安全保障上の制約の見直しを進めていることについて、「参院選を控えた時期に、日中関係にも一石を投じるような議論をわざわざする必要があるのか」と批判した。

 山崎氏は4月末に訪中した際に中国共産党幹部が中国の軍備拡大の狙いについて「台湾解放への備え」と説明したことに触れ、「(中国は)靖国問題より台湾問題に敏感と知ったうえで議論を進める必要がある」と指摘。18日に初会合を開く首相の私的諮問機関に関して「メンバーを見ても必ず台湾問題の議論が出る。後方地域支援に限られる自衛隊の活動を広げるため周辺事態法の改正となれば、日中関係に大きな影響を及ぼす」と懸念を示した。

1464片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/18(金) 04:38:26
「親安倍」43人が派閥横断の外交議連
2007年05月18日02時43分
http://www.asahi.com/politics/update/0518/TKY200705170380.html

 安倍首相が提唱する「価値観外交」を支持する自民党の中堅・若手議員43人が17日、「価値観外交を推進する議員の会」を発足させた。歴史教科書問題などで安倍氏と行動を共にした盟友たちが名を連ね、会長に古屋圭司氏、顧問に中川昭一政調会長が就任した。出席者の多くは安倍氏と「理念」を共有する議員で、派閥横断で結びつく事実上の「安倍派」の様相を呈している。

 17日、衆院議員会館。初会合は、中国を牽制(けんせい)する古屋会長のあいさつで始まった。「安倍首相が就任直後に日中首脳会談をやったが、軍事費増大など覇権拡張の疑念は払拭(ふっしょく)されず、中国は共通の価値観を持っている国ではない」

 続いて講演した中川氏も中国への警戒心をあらわにした。中国を「お隣の大事な国」と呼びつつも、「我々を包含し、我々が中国の一つの省になることは避けないといけない」と語った。

 首相は就任まもなく中韓両国を訪問し、小泉政権下で冷え込んだ東アジア外交の立て直しに努めた。ただ、1月の施政方針演説で「価値観を共有する国々」に挙げたのはインド、オーストラリア。演説で示した「価値観」を共有し、議員外交などで支援するのが議連の第一の狙いだ。

 だが、射程は外交にとどまらない。古屋氏は、郵政民営化法案に反対して離党し、昨年末に復党した。「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子」と推定する民法772条の見直しに反対し、国民投票法で地位利用した公務員への罰則規定を主張するなど、保守派の中核として活発に動いている。

 この日のあいさつでも、古屋氏は人権擁護法案、皇室典範改正、靖国参拝、国民投票法、民法772条を列挙し、強調した。「いずれも思想信条、政治哲学、理念に直結する。同じ方向をめざす同志を糾合し、行動できるグループの機能をこの議連で果たしたい」

 歴史教科書や拉致問題などで、かつて首相と行動を共にした議員も多いだけに、新議連が党内保守派の理念を体現するエンジンの役割を果たす可能性もある。

 「基本的に、首相の理念とは共通する部分は多い」。古屋氏は議連メンバーについてこう説明した。いわば首相の「応援団」というわけだ。

 古屋、中川両氏や下村博文官房副長官は、首相が事務局長を務めていた「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」で活動をともにしてきた。特に古屋氏は、首相とは成蹊大の同窓でつきあいが古く、拉致問題の解決をめざす議連にも参加するなど信条的にも近い。郵政民営化法案に反対して離党したが、昨年12月に復党。党内では「首相が復党を決断したのは、古屋氏のような仲間を戻したかったからだ」とも言われるほど。実際、議連には復党組が6人いる。

 さらに、山谷えり子首相補佐官はかつて、性教育を批判する活動を党で行っていた。稲田朋美氏や西川京子氏らは民法772条の見直し問題で反対の声を上げた。昨年秋の党総裁選で安倍氏支援の中核になった「再チャレンジ支援議連」に比べても、「保守色」の濃い議員が目立つ。

 こうした「理念」とは別に、首相の出身派閥の町村派や伊吹派など主流派からの参加も目立つ。古賀、谷垣、二階各派の議員が、アジア重視派の議員連盟の中心となっていることと対照的だ。

1465片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/18(金) 22:35:19
解釈変更し日米同盟強化 首相、公明との火種に
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007051801000686_Politics.html

 安倍晋三首相は18日に初会合を開いた政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」で、憲法9条の解釈見直しを行い、日米同盟の双務性強化を図りたい考えだ。ただ公明党は解釈変更に強く反対しており、夏の参院選を前に連立相手との“火種”になることは間違いない。

 有識者会議座長の柳井俊二前駐米大使は会合後、9条解釈が禁じる集団的自衛権行使について「憲法9条でどこまで許され、どこから先が許されないのか、日本の安全保障環境が根本的に変わったことを踏まえ虚心坦懐に考える」と述べ、行使容認に意欲を示した。会合でもメンバーから「自分の家族や友人が攻撃されたときに助けないのか。助けるのが集団的自衛権だ」などの意見が相次いだ。

 一方、公明党の太田昭宏代表は同日、有識者会議に関し「集団的自衛権を認める志向性で論議されないようくぎを刺してきた」と指摘した。

1466片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/19(土) 06:56:49
公務員改正案扱い 参院意向で
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/19/k20070518000143.html

自民・公明両党の衆・参の国会対策委員長が東京都内で会談し、終盤国会の焦点となる国家公務員法の改正案などの取り扱いについては、自民党の青木参議院議員会長ら参議院側の意向を重視して判断することを確認しました。
会談には、自民党の二階国会対策委員長や公明党の漆原国会対策委員長らが出席し、政府が最重要法案と位置づける教育再生関連法案について、週明けからの参議院の審議を急ぎ、できるだけ早く成立させることで一致しました。そのうえで、6月23日までの終盤国会の焦点となる、新たな天下り規制策を盛り込んだ国家公務員法の改正案や労働基準法の改正案などの審議の進め方について協議しました。その結果、今の国会が参議院選挙を控え、仮に参議院で成立できなかった場合は、法案が廃案になることを踏まえ、法案を参議院に送るかどうかも含めた取り扱いは、自民党の青木参議院議員会長らの意向を重視して判断することになりました。

1467片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/19(土) 07:25:47
自民 3議員に不動産売却指示
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/19/k20070519000027.html

自民党は、国会議員の資金管理団体による不動産の所有を禁止することを盛り込んだ政治資金規正法の改正案を提出することになったことを受けて、資金管理団体が不動産を所有している党所属の3人の議員に対し不動産を売却するよう、指示しました。
政治資金の透明化策をめぐって自民党は、公明党とともに▽資金管理団体の事務所費などの5万円以上の支出に領収書の添付を義務づけることや、▽資金管理団体による不動産の所有を禁止することなどを盛り込んだ政治資金規正法の改正案を今の国会に提出し、成立を目指すことにしています。これを受けて自民党執行部は、資金管理団体が不動産を所有している党所属の3人の国会議員に対し、一定の期間内に不動産を売却するよう指示し、3人もこれに従う意向を示しているということです。自民党が、改正案の成立を前にこうした指示を出した背景には、政治資金の透明化に積極的に取り組む姿勢をアピールしたいねらいがあるものとみられます。

1468片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 08:03:24
自民外交議連 警戒や懸念の声
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/21/k20070521000008.html

安倍総理大臣の外交姿勢を側面から支援しようと結成された自民党の議員連盟に対し、党内からは「保守色の強い勢力が発言力を増そうとする表れだ」と警戒する意見や党内の意見対立をあおりかねないと懸念する声も出ています。
自民党の有志による「価値観外交を推進する議員の会」は、さきに初会合を開き、「インドやオーストラリアは民主主義や自由主義という価値観を共有する国だ」として、政府と連携しながら両国との間で議員交流を積極的に進めていく方針を決めました。議員連盟では、会長の古屋圭司衆議院議員が「中国は、共通の価値観を持つ国ではなく、覇権拡張主義に走るのではないか」と述べるなど、利害関係がぶつかる懸案が少なくない中国をけん制していくことを念頭に今後の活動を展開していきたいとしています。ただ、こうした動きに対し、党内からは「中国との関係改善に取り組んでいる政府の方針に反するのではないか」という見方や「保守色の強い勢力が発言力を増そうという表れだ」と警戒する意見が出ています。また、議員連盟の参加者には安倍総理大臣と思想・信条が近いとみられる議員が多く含まれていることから、こうした活動が、外交方針をめぐる論争にとどまらず、内政問題でも党内の意見対立をあおりかねないと懸念する声も出ています。

1469片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 09:24:41
北海道新幹線 札幌延伸の奮起促す 自民・小里氏 長万部で講演(05/20 07:57)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/27100.html?_nva=41

 【長万部】北海道新幹線の札幌延伸実現を目指す講演会が十九日、渡島管内長万部町で開かれた。講師の自民党整備新幹線等鉄道調査会参与・小里貞利氏は、建設中の新函館−新青森間と並行して札幌への工事を始めることも「地元の強力な推進体制があれば不可能ではない」と述べ、参加者に奮起を促した。

 同町などの主催。高橋はるみ知事、上田文雄札幌市長をはじめ沿線自治体の首長、住民ら計六百五十人が参加した。

 小里氏は、札幌延伸実現は「この夏から来春が勝負」と強調。「例えば二○○九年度に本格着工してもらうように知恵を出さなければ」と、積極的な運動展開を訴えた。

北陸新幹線延伸で小里氏 讀賣福井

 北陸新幹線の県内延伸について、前衆院議員の小里貞利氏は20日、石川県・白山総合車両基地から敦賀駅区間の工事認可を最優先し、ルート未公表の敦賀駅以西については、同区間工事中に検討するのが望ましいとの見解を示した。

 小里氏は自民党整備新幹線等鉄道調査会参与。地元自治体や経済団体で作る「県北陸新幹線建設促進同盟会」などが福井市内で開いた建設促進大会で明らかにした。

 北陸新幹線は同車両基地まで建設中。南越駅から敦賀駅の区間は2005年12月に工事実施計画の認可申請がなされたが、敦賀駅以西については、整備計画に「小浜市付近」を経由する、と示されているだけで、ルートは未公表となっている。小里氏は「白山から敦賀までを一くくりと考えて勝負するべきだ」と話した。

(2007年5月21日 読売新聞)

1470片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 10:11:06
道路整備計画、10年間に延長・特定財源見直しで自民検討
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070521AT3S2000B20052007.html

 自民党は、道路特定財源を見直す前提として昨年末に政府・与党が合意した道路整備の「中期的な計画」の期間を、向こう10年とする方向で検討に入った。従来の5年から延ばして、道路予算の確保に道筋を付ける狙いがある。すでに2008年度予算編成では、公共事業費の削減幅を巡って、政府の経済財政諮問会議民間議員と与党側の溝が深まっており、攻防が激化しそうだ。
 自民党の道路特定財源見直しに関するプロジェクトチーム(座長、宮沢洋一衆院議員)は、8月の08年度予算の概算要求前後に中期計画の素案をまとめる。合意では「道路歳出を上回る税収は一般財源化する」と規定しており、計画を長期化して一般財源化の余地をできるだけ狭めたいとの思惑がある。
 同計画では、合意に基づく「真に必要な道路」の整備を具体的に網羅する。自民党は地方自治体などの意見を聴取し「優先度の低い道路の整備は省く」考えだが、道路特定財源の税収額(国・地方合計で年5兆8000億円)に見合う事業量を計画に盛る方向で検討している。
 政府がめざす一般財源化は、道路建設に自動的に税金を充てる現在の仕組みを見直し、国債償還などにも回して財政再建を進める狙いがある。だが、道路族議員の反発を受け、政府・与党の合意は「道路整備の歳出が特定財源の税収並みの規模になれば、一般財源化する必要はない」と読める玉虫色の内容で決着した。
 政府は従来、5年間の道路整備事業量を閣議決定してきたが、今回の中期計画期間は政府・与党合意で明示していなかった。期間を10年間に延ばせば「必要な道路」の事業量が膨らむ可能性が高まる。一般財源化の事実上の棚上げにつながる恐れもある。
 公共事業費全体を巡っても、すでに攻防が始まっている。「諮問会議の議論は地方の声を聞かず一方通行だ」。18日の自民党国土交通部会では、諮問会議民間議員が08年度予算編成で公共事業費の3%削減を提案したことに反発が出た。7月の参院選を控え、与党内では「地方配慮」を求める声が強まっている。
 新幹線の整備促進に向けた動きも出てきた。与党は今月中にも、新規着工に必要な財源確保などの課題を整理するため作業部会の初会合を開く。仕掛人は森喜朗元首相や津島雄二氏ら党重鎮だ。政府は参院選を間近に控えた6月に来年度予算編成の方向性を示す「骨太方針」を決定するが、政府・与党間の調整は曲折が予想される。

1471片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 12:29:49
ふるさと納税 公明に両論 太田代表・賛成/斉藤政調会長・慎重
5月21日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070521-00000002-san-pol

 公明党の太田昭宏代表は20日、宮崎市のホテルで東国原英夫宮崎県知事と会談し、個人住民税の一定割合を出身地などに納める「ふるさと納税」制度について「私も賛成。自分でここ(の地域)に税金を払うという意識を持つことは非常に大事だ」と述べた。ただ、同党の斉藤鉄夫政調会長は20日のフジテレビ「報道2001」で「党内も賛否が分かれている。税理論上は難しいと聞いている」と慎重姿勢を示した。

 太田氏は制度に賛意を示した東国原氏に対し、「知事から賛成の話を聞き、ありがたい。税理論など問題はいろいろあるが、知事のように『どげんかせんといかん』という気持ちもある」と語った。

 これに対し、斉藤氏は番組内で「中央と地方の再分配機能を根本的に考える必要がある。寄付金税制の中で議論すべきではないか」と指摘。自治体への寄付を促すための税制改革の検討を優先させるべきだとの考えを示した。

 また、斉藤氏とともに出演した民主党の松本剛明政調会長は「都市と地方の格差は、ちょっと動かしたぐらいで根本的な解決にならない」と述べ、地方交付税を含めた改革の議論の必要性を強調した。

最終更新:5月21日8時1分

1472片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 13:22:22
人望ないなぁ相変わらず。

自民・町村影薄いドン…派閥会長なのに軽視され
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007052109.html

 自民党の最大派閥・町村派の町村信孝会長(62)に「影が薄い」との声が続出している。森喜朗元首相、小泉純一郎前首相、安倍晋三首相と3代続けて首相を出した派閥の領袖で、「ポスト安倍」の有力候補ともいわれる町村氏。わが世の春を謳歌(おうか)しているはずなのだが…。

 「今でも『森派の町村』といわれるのではないですか」

 16日に都内で開かれた同派のパーティーに出席した伊吹文明文科相の発言に、町村氏の立場が凝縮されている。3代続けて首相を出し、89人の所属議員を抱える同派のパーティーだけに、会場からあふれるほどの約4100人が集まる盛況ぶり。気をよくした町村氏は「党の中核的な存在として首相を支えていく」とアピールした。

 ただ、町村氏の言葉は「空回りだ」(ベテラン)という声も多い。政策をめぐっては、国家公務員制度改革に関して3月下旬、総会で「官僚たたきの安直なイメージがある」と発言し、党側に申し入れたが「反映されたとはいいがたい」(同)。先月中旬には、「ナントカ還元水」で話題を集めている松岡利勝農水相について、参院選への影響を考えて、更迭論が党内で高まっていることを首相に伝えたが、首相は反応しなかったという。

 派閥運営についても「総裁選で福田康夫元官房長官を担ごうとした勢力にわだかまりが残っている。森さんの気配りでなんとかもっているが、実情はバラバラ」(有力議員)と手厳しい。また、町村氏は連休明けから、派の衆院当選1、2回生を対象に選挙相談を始めたが、「町村さんは、2005年の郵政選挙の時に外相だったにもかかわらず、週刊誌などに『当選ピンチ』と書かれた。選挙に弱いイメージがある」(自民党若手)とする声も。「結局、森さんのほうが頼りになる」(同)が本音か。
ZAKZAK 2007/05/21

1473片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 16:56:19
2007年5月21日(月)「しんぶん赤旗」
07年 政治考
“安倍価値観議連”の危うさ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-05-21/2007052101_04_0.html

 「おおー。そうそうたる顔ぶれだな」

 こういいながら、中川昭一自民党政調会長が入ってくると拍手が起こりました。十七日、衆院第二議員会館の会議室。安倍外交を応援する自民党の「価値観外交を推進する議員の会」の発足集会に、「靖国」派の中心部隊である「日本会議国会議員懇談会」(「日本会議」議連)の中心メンバーがずらりと顔をそろえたのです。

 中川氏は同懇談会の会長代行。遅れて駆けつけた下村博文官房副長官は前事務局長でした。今度の「価値観外交」議連の会長には、古屋圭司衆院議員(「日本会議」議連副会長)、事務局長には萩生田光一衆院議員(同事務局長)が座りました。古屋―萩生田のコンビは、「日本会議」のもと、自民・民主議員でつくる「新憲法制定促進委員会準備会」の座長―事務局長コンビでもあります。

真の保守主義
 なんのための新議連立ち上げか。古屋氏は発足集会でいいました。「外交は切り口だ。もう一つの趣旨はこれらの『価値』の根底に相通ずる真の保守主義にある」。皇室典範問題、靖国参拝、改憲手続き法、民法七七二条の三百日規定…。古屋氏はこれらの課題をあげ、「理念、政治信条で直結する問題で同じ価値観をもつ同志を糾合し、速やかに行動する」とのべました。

 実際、今年に入っての古屋氏らの活動をみるとこれらの課題での行動が目立ちます。

 ▽三月十三日 改憲手続き法で改憲団体「民間憲法臨調」事務局長を招き勉強会。「このままでは改憲阻止法になる」として、公務員の政治的行為を制限する公務員法適用を執行部に働きかけ、「修正」案に盛り込ませる。

 ▽同二十五日 下村官房副長官がラジオ番組で「『従軍慰安婦』というのはなかった」と発言。

 ▽四月三日 自民党法務部会に古屋氏が乗り込み、再婚禁止期間短縮に待ったをかける。

 ▽同六日 「日本会議」議連メンバーの長勢甚遠法相が「貞操義務、性道徳の問題も考えなければ」と発言し、民法改正提案見送りに――。

 古屋氏は安倍政権について「教育基本法改正、改憲国民投票法案など、しっかり実績もあがっている。自分の理念に基づいて行動しているという実感だ。われわれの使命は、議会サイドからしっかりサポートすることだ」と語りました。

復党で活発化
 「日本会議」議連メンバーの策動が活発になった背景の一つに、昨年十一月の「郵政造反」議員の復党があります。古屋氏はじめ「価値観外交」議連メンバーのうち六人(古屋、今村雅弘、江藤拓、武田良太、古川禎久、森山裕の各氏)が「復党組」です。安倍内閣と党の中枢に「日本会議」議連の中心メンバーが入ったために弱まっていた議連活動を、「復党組」が盛り上げているのです。

 今年になって復党した衛藤晟一前衆院議員(「日本会議」議連前事務局長)は、日本会議の機関誌『日本の息吹』三月号でこう述べています。

 「日本会議の同志の皆様…のご支援をいただき、復党することができました」「志を同じくする安倍さんが首相となり、『美しい国日本』構想を示されました。…私も微力ながらその国づくりの一翼を担いたい」

歴史・女性に照準
「日本会議」議連が策動
 古屋氏らの「価値観外交を推進する議員の会」の照準は歴史問題です。

 安倍晋三首相は施政方針演説で「自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有する国々との連携の強化」を外交方針の第一に掲げ、その国々としてインドやオーストラリアをあげました。「靖国」派では、「(この)価値観こそ、中国に欠落したもので中国に対しては極めて有効な攻めの力となる」(桜井よしこ氏、「産経」一月十一日付)というように、歴史問題で中国に対抗するカードとして位置づけられています。

 新議連発足の趣意書でも「一部の国は対外的に覇権拡張の危険な道を進めつつあるという憂慮すべき現実も否定できません」と中国をけん制。古屋氏はあいさつで中国に対し「共通の価値観を持つ国ではない。ほほ笑み外交の裏に隠された一面を直視する必要がある」と語りました。

1474片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 16:57:23
運動抑圧主張
 改憲手続き法で国民の投票運動抑圧の仕組みづくりの先頭に立ったのも「靖国」派でした。

 民主党との修正協議の中で、公務員法の政治活動禁止の「適用除外」の方向が合意されると、「日本会議」議連のメンバーは、「自治労、日教組の活動を許していいのか」などといって「適用除外」の「削除」を強硬に主張。与党修正案提出前日、三月二十六日に自民党本部で開かれた特命委員会に、「日本会議」議連メンバーがおしかけました。その結果、急転直下、公務員法の政治活動禁止が「適用」の方向で復活したのです。

 五月三日の改憲派集会では、「一時は迷走を続け、憲法改正のための手続き法が、逆に憲法改正を阻止するための法律となりかねないこともあった。しかし、本会会員の努力によって、そのような事態がかろうじて回避された」(新憲法制定促進委員会準備会の「声明」)と自賛しました。

 古屋氏が座長の同準備会はこの日、「新憲法大綱案」を発表。伝統的な価値観、国柄を強調して、九条二項削除・自衛軍の保持や「公の秩序」に基づく人権制約を盛り込んだ「靖国」派の「改憲案」を示し、その“普及”に動きだしています。

敵意を燃やし
 「靖国」派が最も敵意を燃やすものの一つに女性の地位向上があります。

 四月には、「日本会議」系の地方議員らによる「家族の絆(きずな)を守る会」を旗揚げしました。顧問に古屋圭司、稲田朋美、西川京子、萩生田光一各衆院議員ら「靖国」派国会議員が名を連ねました。

 この会のもっぱらの関心は、戦前の家族制度の名残を多く引き継ぐ現行民法の改正を、いかに阻止するかです。会発足時のあいさつで、古屋氏は「(民法見直しには)家族の絆や一夫一婦制を解体するグループが介在している」と述べ、「会発足は五週遅れだ」と危機感をあおりました。稲田氏も「(民法改正に賛成する)党内左派とのたたかいも必要だ」と気勢をあげました。

 今国会では、「離婚後三百日以内に生まれた子は前夫の子と見なす」という民法七七二条の見直しの動きが、与党内にも起こりました。夫の暴力から逃れて長期に身を隠している間に新しいパートナーとの間に子が生まれたが、前夫の子としてしか出生届が出せないなどの不合理を解決するためです。

 しかし、結局与党の動きは、保守派の抵抗で頓挫。長勢甚遠法相は、「離婚前に懐胎された人すべてが許され、救済されるべきだとは思っていない」(四月二十六日)と言い放ち、“結婚した女性は貞操を守るべきだ”との考えをあらわにしました。(坂井希、中祖寅一)


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 「日本会議」議連 「日本会議国会議員懇談会」が正式名称。一九九七年五月、自民党、新進党(当時)、太陽党(当時)の国会議員二百人余で設立された議員連盟。

 同議連設立の翌日に結成された右翼改憲団体「日本会議」と連携して、「21世紀を展望する国づくり運動を推進する」ことを掲げ、憲法改悪、教育基本法改悪、皇室典範改正反対などの運動を展開してきました。

 会長は初代・島村宜伸元農水相、二代目・麻生太郎外相、三代目・平沼赳夫元経産相(現)。中川昭一自民党政調会長が会長代行。安倍晋三首相も二年前まで副幹事長。加盟議員は〇五年六月時点で自民二百九人、民主二十五人、無所属一人。

1475片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/21(月) 20:43:05
自民党古賀派:3派連携も排除しない意向 資金パーティー
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070522k0000m010085000c.html

 自民党古賀派は21日夜、国会近くのホテルで政治資金パーティーを開いた。会長の古賀誠元幹事長はあいさつの中で「大(宏池会)であれ中(宏池会)であれ、信頼できる全ての政策集団との連携であれ、新たに素晴らしい宏池会を切り開いていくことが大切だ」と述べた。「宏池会」の流れをくむ谷垣派に限らず、麻生派も加えた3派の連携も排除しない意向を示したものだ。【小林多美子】

毎日新聞 2007年5月21日 20時21分 (最終更新時間 5月21日 20時31分)

1476片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 00:01:09
古賀氏 信頼できる派閥と連携
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/21/k20070521000206.html

自民党の古賀元幹事長は、古賀派のパーティーであいさつし、旧宮沢派の流れをくむ3つの派閥の合流を模索する動きに関連して、「古賀派に期待されているのは、旧宮沢派の流れをくむほかの2つの派閥や、信頼できるすべての政策集団との連携だ」と述べました。
自民党旧宮沢派の流れをくむ古賀派、谷垣派、麻生派の3つの派閥の間では、合流を模索する動きが続いています。これに関連して、古賀元幹事長は、古賀派のパーティーであいさつし、「大きな政治の変革の中で、大切なことは、国民が日本の政治や古賀派に何を期待しているかをしんしにくみ取ることだ。それは、旧宮沢派の流れをくむほかの2つの派閥や、信頼できるすべての政策集団との連携だ」と述べました。また、同じパーティーで、古賀派出身の丹羽総務会長は「旧宮沢派は、この10年間に、3つのグループに分かれた。わたしたちの時代に分かれたのだから、わたしたちの責任で大同団結して、次の世代にバトンタッチしなければならない」と述べました。さらに、麻生派会長の麻生外務大臣も「わたしたちの代で分かれた形になっているので、わたしたちの責任でいっしょにならないといけないのかなと考えている」と述べ、旧宮沢派の流れをくむ3派の合流に期待を示しました。一方で、古賀派との合流に強い意欲を示している谷垣派会長の谷垣前財務大臣は「分かれた人たちが、もう一回力を合わせて頑張れる環境を作るために、一生懸命対応したい」と述べました。

1477片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 07:30:52
派閥合流は当面見送り 谷垣氏に「困難」と回答
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007052101000911_Politics.html

 自民党古賀派の古賀誠会長は21日午後、谷垣派の谷垣禎一会長と都内で会談し、谷垣派から打診があった両派の合流について、派内に反発があることから「当面は困難」との考えを伝え、谷垣氏も了承した。連携強化は確認した。

 古賀氏は当初、合流に前向きだったが、7月の参院選の後に想定される内閣改造や自民党役員人事などをにらみ「反主流派色」が強まるのを懸念する派閥メンバーから異論が相次ぎ、「急ぐのは得策でない」(古賀派幹部)と判断した。今後は派閥間の協力関係を構築しながら、中、長期的に合流の可能性を模索していくとみられる。

1478片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 07:35:47
サマータイム 具体化は不透明
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/22/k20070522000016.html

自民党は、日本経団連の要請を受けて、地球温暖化対策の一環として、夏場を中心に時間を1時間早める「サマータイム」の導入について検討を始めたいとしていますが、与党内には慎重論もあり、議論がどこまで具体化するか、不透明だという見方が出ています。
日本経団連は、21日、自民党執行部に対し、昼間の時間を有効に活用してエネルギーの消費量の削減につなげるため、4月から10月までの7か月間、時計を1時間早める「サマータイム」の導入を求め、これを受けて、中川幹事長は党の役員会で、政務調査会として検討するよう要請しました。「サマータイム」をめぐっては、以前、平沼元経済産業大臣を会長とする超党派の議員連盟が、制度を導入するため、法案の国会提出を目指していましたが、おととし、郵政民営化問題で平沼氏が自民党を離党したことなどから、活動は停止しています。今回の動きについて、与党内には「国民の生活スタイルが変わるため、新たなビジネスの機会が生まれ、経済にもプラスの効果を与える」として、導入に前向きな意見が出ています。その一方で、サマータイムは、日本人の習慣に合わず、国民に受け入れられるか疑問だとして、慎重に検討する必要があるという指摘も出ており、議論がどこまで具体化するか、不透明だという見方が出ています。

1479片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/22(火) 20:12:52
河野太郎5/21
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/673

三番に山内康一代議士からお電話ですっ、というスタッフの明るい声が響く。
が、その声とは裏腹に、山内代議士はとんでもないニュースをもたらした。
絶対にここだけの話ですが...。
うーん、王手飛車捕りをかけられて飛車を逃がしたら王を取られて、こんちくしょうと飛車で銀捕りをかけたら桂馬で飛車角捕りになっちゃったぐらいヤバイ話だった。
ちょっとそんな気がしなくもなかったが...。
これ、参議院選挙前にリークしちゃいましょうか、ってさすが最も自民党らしくない代議士、山内康一。

1480片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/23(水) 08:43:40
山崎派パーティーで他派から皮肉続々
2007年05月22日22時56分
http://www.asahi.com/politics/update/0522/TKY200705220408.html

 自民党山崎派の政治資金パーティーが22日、東京都内で開かれ、安倍政権批判を強める同派会長の山崎拓元幹事長に、出席者から皮肉交じりのあいさつが続いた。

 首相の出身派閥の町村派会長の町村信孝元外相は「(山崎派には)そうそうたる方々がお集まりだ。全員あっちを向くと安倍政権もあぶないかなと思うが、そういうことはない」とチクリ。

 また、中川秀直幹事長は、山崎氏が与党が参院選で敗北した場合の党執行部退陣に言及したことに「負けたらどうするではなくて、勝てるような政策提言をどんどん出していただきたい」。

1481片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/23(水) 10:05:17
太蔵氏一家、豪華議員宿舎に引っ越し
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070523-OHT1T00070.htm

 自民党の杉村太蔵衆院議員(27)が22日、3LDKで9万2000円という格安家賃で話題の東京・赤坂の議員宿舎に引っ越した。厳しい世論にもめげず早々と入居を公言していた太蔵氏。世間の目を避けるように入居する議員もいる中、妻の文さん(25)と4月に生まれたばかりの長女・紗歩(さほ)ちゃんを伴い、堂々と登場した。

 「家賃が安すぎると批判があるが」「300戸のうち、200戸が空室ですよ」と質問が浴びせられたが太蔵氏はどこふく風。「入らないのはその人の自由。家賃については突き詰めると首都移転問題になってしまうので…」とかわした。

 赤ちゃん同伴で虚をつかれた形の報道陣を前に「毎晩抱いています。泣いたらオッパイ。泣いたらウンチと大変」と笑顔の太蔵氏。豪華宿舎問題より教育論や育児について話したそうだった。

(2007年5月23日06時01分 スポーツ報知)

1482片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/23(水) 10:14:11
自民、公明が31日に新幹線作業部会 札幌延伸が焦点(05/23 07:32)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/27694.html

 自民、公明両党は、北海道新幹線の札幌延伸など整備新幹線建設計画の見直しを行う、与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(作業部会)を発足させることを決めた。三十一日に初会合を開く。整備計画区間のうち北海道新幹線の新函館−札幌、北陸新幹線の金沢−敦賀間の未着工二区間の扱いが焦点になる。

 作業部会では道新幹線の新青森−新函館の着工を盛り込んだ二○○四年の政府・与党申し合わせの見直しを進める。両区間の整備には約二兆円の事業費が必要で、財源の捻出(ねんしゅつ)策などを検討する。自治体からの要望聴取では知事クラスが出席し、新幹線を生かした地域づくりなどを報告する。国土交通省幹部は「どれだけ真剣に誘致したいか、熱意を図る重要な機会」と話す。

 作業部会の設置は、森喜朗元首相と自民党整備新幹線等鉄道調査会の津島雄二会長、公明党の井上義久副代表が首相官邸に打診していた。冬柴鉄三国交相は二十二日の閣議後会見で「積極的に参画し、知見を申し上げたい」と述べた。

1483片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/23(水) 23:34:11
国会同意人事:官邸主導に参院自民反発 会合開催見送り
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070524k0000m010092000c.html

 23日に予定されていた国会同意人事に関する与党プロジェクトチーム(PT)は、当日になって開催が見送られた。参院自民党が首相官邸主導の人事調整に反発したためで、曲折も予想される。

 政府が同意を求めているのは、任期切れが近い▽NHK経営委員長▽公正取引委員長▽証券取引等監視委員長−−など約30人の人事。衆参両院が同意すれば、NHK経営委員長に古森重隆・富士フイルムホールディングス社長を起用、公正取引委員長には竹島一彦現委員長の留任などを正式に決める方針だ。

 しかし、参院自民党は同日朝、衆院の自民党国対や公明党に「別の会議があり出席できない」と通告。午後1時からの開催は見送られた。次回日程は決まっていない。

 国会同意人事では、4月に発足した地方分権改革推進委員会メンバーが、与党の了承前に新聞で報じられたため、参院自民党が「党の意向をないがしろにしている」(片山虎之助幹事長)と反発。就任予定の一部委員が差し替えられた。

 今回も感情的なしこりによる事実上の「ボイコット」とみられ、政府側は「なお理解を求めたい」(首相周辺)と説明に躍起となっている。【竹島一登】

毎日新聞 2007年5月23日 21時06分

1484片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/24(木) 15:44:08
参院選で古賀、山崎両派を支援=自民谷垣派
5月24日15時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070524-00000093-jij-pol

 自民党谷垣派は24日昼の総会で、夏の参院選では古賀、山崎両派の候補者を積極的に支援する方針を決めた。ただ、具体的な支援方法などは所属議員の判断に委ねるとしている。
 谷垣派会長の谷垣禎一前財務相と古賀派会長の古賀誠元幹事長は21日に会談し、相互に応援に出向くなど参院選で協力し合うことを確認。山崎派との協力については「昨年の総裁選で支援を受けているし、派閥幹部同士も懇談会を行うなど関係が深い」(中谷元事務総長)と説明している。

1485片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/25(金) 08:11:10
自民党:優良団体表彰見送り 「不満持てば逆効果」と
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070525k0000m010143000c.html

 自民党が参院選における支持団体の集票力アップを狙って「優良団体表彰」を検討したものの、「低く評価された団体が不満を持てば逆効果になる」として、最終的に表彰を見送る決定をしていたことが分かった。

 表彰は31日に東京都内で開く支持団体の総決起集会の際に行う予定だった。友好関係にある約500の業界団体について、4月の参院福島、沖縄両補選での(1)役員による関連団体の訪問回数(2)集会の実施状況(3)選挙運動への提供人員−−など貢献度を査定。上位団体の表彰のほか、陳情への対応に差をつける案まで浮上していた。

 しかし、支持団体の活動が鈍る中、党内から「今や選挙の支援をお願いする立場の党が査定するなど不遜(ふそん)」といった反対論が出たほか、「貢献度を数値化できるわけがない」という異論も噴出。構想は不発に終わることになった。【大場伸也】

毎日新聞 2007年5月25日 3時00分

1486片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 10:34:14
参院選擁立状況(重複あり) from讀賣

町村派 選11(うち現職9) 比7(2)
津島派 選18(11) 比14(5)
古賀派 選4(4) 比3(3)
山崎派 選2(2) 比1(0)
伊吹派 選2(2) 比5(0)
高村派 選0(0) 比2(2)
谷垣派 選1(1) 比0(0)
二階派 選0(0) 比0(0)
麻生派 選2(1) 比0(0)

1487片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 13:35:10
ポスト安倍に色気!?
2007年05月26日10時00分トラックバック 0user クリップ (コメント 0user)
http://news.livedoor.com/article/detail/3176545/

 自民党最大派閥の領袖町村前外相は、まるで忍者のようだ。89人もの所属議員を抱える大ボスなのに、何をしているのか、姿がまったく見えないのだ。

 町村派は先週水曜日(16日)に政治資金パーティーを開催。4100人を集めたが、町村会長の影はどうにも薄い。安倍の昭恵夫人と壇上に並んでも“主役”に見えないのだ。パーティーに出席した伊吹文科相からも、「今でも森派の町村といわれるのでは」と皮肉られていた。

「町村を真の派閥トップと思っている人は、派内にもいないでしょう。東大から通産省と経歴はピカピカで見た目も悪くない。本人は“北海道の貴公子”を自任しているが、とにかく人望がないのです。大型連休前に1、2回生を対象に始めた選挙相談も開店休業状態。選挙対策でも陳情処理でも、町村より森元首相の方が頼りになるし、だれも寄りつかないのです」(自民党関係者)

 もともと町村はカネも子分も人気もなく、派閥の長の器じゃなかった。会長就任は、ほかに“適齢期”のメンバーがいなかったからだ。

「スキャンダルで総理総裁を目指せない中川秀直をトップに据えるのは難しい。福田への“大政奉還”は本人が固辞。残っているのは町村くらいだったのです。ただ、町村本人はポスト安倍に色気たっぷり。谷垣も麻生も小派閥で、古賀派との合併話は遅々として進まないから、4代連続で清和会も十分にあるとその気になっています」(政界事情通)

 人材難は深刻だ。

【2007年5月23日掲載】

1488片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 16:41:58
麻生会長の辞任求める クレー協会反執行部側
2007年05月24日20時32分
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200705240381.html

 不明朗な会計処理を発端に紛糾が続く日本クレー射撃協会の反執行部側は24日、麻生太郎会長の辞任を要求する文書を協会あてに送付した。辞任要求は現体制に反対する28都府県の代表者から出され、混乱を招いた責任を問う内容。また、反執行部側は5月2日付で、3月18日に開催した総会の決議無効などを求める訴訟を東京地裁に起こしたことを明らかにした。

1489片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/26(土) 23:11:55
麻生外相が著作2冊出版へ、参院選控え党内で注目
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070526ia21.htm

 麻生外相が6月上旬に2冊の著作を相次いで出版する。「ポスト安倍」の有力候補と目される麻生氏だけに、参院選を控えた時期のこうした動きが自民党内の注目を集めている。

 出版されるのは、外相就任後の外交に関する演説をまとめた「自由と繁栄の弧」(幻冬舎)と、政治信条や提言などをつづった「とてつもない日本」(新潮社)だ。

 「とてつもない日本」では、昨年の総裁選の際、インターネットなどで多くの若者の支持を得たことを「望外の喜びだった」と記し、出版の動機を紹介している。総裁選の公約だった「活力ある高齢化社会の実現」「靖国神社の改革」なども解説しており、靖国神社は名称を「靖国社(招魂社)」とし、宗教法人から財団法人に移行して国が管理すべきだと主張している。

 党内には「本を出すのは、参院選後を意識したアピールではないか」と見る向きもあるが、麻生氏側は「政局と結びつけるのは勘ぐりすぎだ」としている。ただ、誤解を招かないよう、安倍首相には事前に出版を伝え、了解を得ているという。

(2007年5月26日22時55分 読売新聞)

1490片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/27(日) 12:53:59
>>1479
河野太郎5/22
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/674

闘論、永田町といえば、山本一太が司会する若手議員の討論番組だが、参議院選挙を前に山本一太抜きで番組をやらねばならないということで、誰か相手を捜して教育問題で闘論してくださいと依頼が来る。
教育問題ならば、一緒に提言を出した勉強会の事務局長の山内康一を指名したのだが、これが大失敗。
意見がほとんど同じなので、闘論にならない。対談、永田町で終始してしまった。
どうも失礼しました。(途中で昨日の話をぶちまけるという選択肢があったかもしれないが、それはちょっと...)

1491片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 15:08:27
地元支持者ら絶句、「余りにスキャンダルが多く…」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070528i206.htm?from=main2

 松岡農相が自殺を図ったことに、地元の熊本県でも動揺や困惑が広がった。

 同県菊陽町の地元事務所では、秘書が支持者や報道陣からの電話の対応に追われた。秘書は「突然のニュースで驚いた。東京から何も連絡がなく心配だ」と語った。また、熊本市の自民党熊本県連も事実関係の確認に追われた。県連職員は「テレビ速報で知った。県連三役と早急に連絡を取り、対応を考えたい」と声をうわずらせていた。

 同県阿蘇郡の建設会社幹部は「この数か月、事務所費問題などの疑惑があったせいか、以前のような元気がなかった」と話した後、しばらく絶句。「先週、自民党の会合で姿を見たが、青白い顔をしていて、心労があるのかなと思った」と言葉を継いだ。

 また、地元有力支援者の建設会社社長は「どういう心理だったかは分からないが、非常に心配だ。余りにもスキャンダルが多いので、死によって自らけじめをつけようとしたのではないか」と話した。

 28日は、熊本市内で県内の建設業者の会合が開かれていた。午後1時過ぎ、会合に出ていた各社の社長らの携帯電話が次々に鳴り、「松岡農相自殺図る」の知らせがもたらされた。松岡農相の支援企業も多く、社長らは、会議室を出たり入ったりして連絡に追われるなど、慌ただしい様子を見せていたという。

 松岡農相の地元の元私設秘書は「いろいろと疑惑があり、政権にも影響を与える状況になっていただけに、責任を感じたのだろうか」と胸中を推し量った上で、「秘書らには、トップダウンで命令し、言い出したら周囲の意見を聞かない強情なところがあった。思い詰めてしまったのだろうか」と話した。

(2007年5月28日14時45分 読売新聞)

1492片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 15:09:08
現職閣僚の自殺、現憲法下では初
2007年05月28日14時24分
http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY200705280209.html

 現職閣僚の自殺は現憲法下では初めて。これで戦後の国会議員の自殺者は7人となった。05年に自民党の永岡洋治衆院議員が、98年に新井将敬衆院議員、83年に中川一郎元農相が自殺している。このほか、同年、社会党の松本幸男衆院議員、91年には自民党の名尾良孝参院議員が、それぞれ、病気を苦にしたとみられる理由で自殺している。

 また、45年12月には、戦犯容疑者となった近衛文麿・元首相が出頭直前に服毒自殺した。

 戦中の43年には時の東条英機政権と対立していた中野正剛衆院議員が、憲兵隊からの取り調べを受けたあと割腹自殺したこともある。

1493片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 17:45:16
農相死亡で各党幹部が発言
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/28/k20070528000148.html

松岡農林水産大臣が28日に死亡したことについて、各党の幹部はその死を悼みながら、さまざまな受けとめ方をしています。
自民党の中川幹事長は、党本部で記者団に対し、「残念だ。1つの衝撃だ。国民の信頼を回復するためにも、これを乗り越えて、なすべきことをしっかりしていかないといけない。わたしたちとしては、松岡大臣が言っていたように、政治資金を適正に処理していたと思うが、きちんと説明責任を果たしてもらいたかった」と述べました。民主党の鳩山幹事長は、記者団に対し、「たいへん驚いている。このようなことになって残念だし心からごめい福をお祈り申し上げたい。松岡農林水産大臣が、ここまで追い込まれた原因はわかっていないが、大事なことは、政治とカネの問題で国民の信頼を回復するため、ひとりひとりの政治家がどう行動すべきか、与野党を超えて、真剣に悩み、答えを出すことだ」と述べました。公明党の北側幹事長は、記者団に対し、「突然のことでびっくりしており、非常に残念としか言いようがない。心からお悔やみを申し上げたい。今は、農林水産行政に停滞がないようにしなければならない」と述べました。共産党の市田書記局長は、記者会見で、「現職の閣僚が自殺したのは、日本の政治史の中でも初めてのことではないか。心からごめい福をお祈りしたい。ただ、松岡農林水産大臣は、あれだけさまざまな問題で疑惑をかけられていたので、本来、事実を国民に明らかにするのが政治家の取るべき態度ではなかったのか。また、一貫してかばい続けた安倍総理大臣も、任命責任者としての責任がある」と述べました。社民党の福島党首は、記者団に対し、「亡くなったと聞いて驚いている。心からごめい福をお祈りしたい。ただ、松岡大臣をめぐる問題点は、何ら明らかになっておらず、こうなる前に、説明責任を尽くしてもらいたかった。また、一連の問題で、松岡大臣に説明を指示しなかった安倍総理大臣の責任も重い」と述べました。国民新党の亀井久興幹事長は、記者団に対し、「突然のことで驚いている。お気の毒としか言いようがなく、よほど追いつめられた結果だと思う。ただ、こういう行動をとるのではなく、やはり政治家として、国民の前で疑惑について説明してほしかった。政治とカネの問題について、国民が関心を失うことはありえず、安倍総理大臣の任命責任も当然あると思う」と述べました。

1494片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 21:29:03
正念場のWTO交渉に影響も 農水族重鎮の松岡氏自殺で
2007年05月28日19時47分
http://www.asahi.com/politics/update/0528/TKY200705280397.html

 松岡農林水産相が自殺したことで、協議が正念場を迎えている世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)や農政改革などに影響が出そうだ。有力な農林族議員の一人として存在感を発揮してきた松岡氏を失い、農水省は衝撃を受けている。

 「いま、農業の改革に我々は挑んでいる。農林水産業の改革に情熱を持って取り組むことができる人を選びたい」

 松岡氏の後任人事について、安倍首相は28日、首相官邸で記者団の質問に、そう答えた。

 農水省が抱える課題のうち最も大きいのは、年内の最終合意を目指しているドーハ・ラウンドだ。松岡氏とともに、WTO交渉に臨んできた甘利経済産業相も「(松岡氏は)大事なパートナーで、極めて有能な農業担当大臣。非常に残念だ」と動揺を隠さなかった。

 松岡氏は、農水相就任前から農林族議員の立場でWTO交渉にかかわってきた。農水省幹部は「知識も経験もあり、各国の閣僚と渡り合える松岡大臣を失った痛手は大きい」という。

 同省の別の幹部は「交渉力よりも、松岡氏が期待されたのは農林族議員としての存在感だった」と語る。政治とカネをめぐる問題が国会で追及されても、安倍首相が松岡氏を守ったのは、「WTO交渉が日本に不利な条件で妥結した場合、反発する農協を抑えられるのは、松岡氏のほかにいないからだ」と説明する。

 WTOの農業交渉では4月末、日本に厳しい内容の議長文書が公表された。国内農業保護のため高関税をかける重要品目の数について、議長文書は全品目の5%以下に抑えるよう明記した。日本は最低でも10%を要求してきただけに、国内農家の危機感は強い。

 このまま合意すれば、重要品目の関税率の大幅削減や撤廃を受け入れざるを得なくなるとみられ、同省では「参院選を控え、松岡氏でなければ安倍政権がもたない」との声も漏れていた。


海外メディア「スキャンダルの最中に自殺」と松岡氏報道
2007年05月28日20時35分
http://www.asahi.com/international/update/0528/TKY200705280413.html

 松岡利勝・農林水産相の自殺について海外の主要通信社は28日、一斉に「スキャンダルの最中に自殺」といった東京発の記事を配信した。

 ロイター通信はNHKが死亡の速報を流した直後、それを引用する形で速報。続報で一連のスキャンダルに言及し、「自殺は、安倍政権の支持率が発足以来最低レベルに落ち、7月の参院選で与党陣営が過半数を失いかねない状況の中で起きた」と解説した。

 韓国では通信社の聯合ニュースが午後1時過ぎ、「日本の現職閣僚が自殺」と題した速報を配信。ニュース専門テレビYTNも、松岡氏が病院に搬送される画像を交えて事件を報じた。

 有力紙・東亜日報の徐永娥・東京支局長によると「日本の現職閣僚の自殺は、韓国でも驚きをもって受け止められている」という。「松岡氏のカネをめぐる疑惑を安倍首相はかばってきた。自殺は安倍内閣に政治的な打撃を与えるだろう」とする解説記事を本社に送った。

 ドイツでは、主要国首脳会議(G8サミット)などに続いて松岡農水相のニュースが伝えられた。公営放送ARDは昼のニュースでスキャンダルの渦中にある農水相が自殺したと、現場の映像を流しながら伝えた。

1495片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 21:31:49
松岡農相が自殺 安倍政権に打撃 '07/5/28
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705280250.html

 二十八日午後零時二十分ごろ、東京都港区赤坂二丁目の議員宿舎一一○二号室で、松岡利勝農相(62)が首つり自殺を図り、意識不明となっているのが見つかった。都内の慶応大学病院に搬送、午後二時に死亡が確認された。

 安倍首相は同病院を訪れた後、官邸で「ざんきに堪えない」と述べた。「政治とカネ」をめぐる追及の渦中にあった松岡農相の自殺で、安倍政権は大きな打撃を受けた。

 政府は農相の臨時代理に若林正俊環境相を充てると決めた。衆院熊本3区の補欠選挙は公選法の規定により、今夏の参院選と同日に実施される。

 警視庁によると、松岡農相はリビングでドア上部の金具に犬の散歩用とみられる布製ひもをかけ、パジャマ姿で首をつっていた。遺書が見つかったが、あて先や内容は不明。遺体は解剖せず家族に引き渡すという。

 二十八日午後一時四十分から、参院決算委員会に出席する予定だったが、部屋から出てこないため、秘書と警護の警察官が部屋を訪れて発見した。秘書は午前十時ごろ、農相本人と部屋で話をしていた。病院搬送時は、心肺停止状態だった。


 松岡農相をめぐっては、家賃のかからない議員会館に事務所を置きながら毎年多額の事務所費を計上し、光熱水費の使途なども問題となった。

 さらに、農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の談合事件に絡み、同機構の事業を受注した熊本県内の業者から、資金管理団体などに二○○五年までの三年間に計約一千三百万円の献金を受けていたことが判明。世論の批判を浴び、野党から厳しい追及を受けていた。

 松岡農相は二十五日午後、都内のホテルで開かれた農産物の輸出促進のための協議会に出席。熊本県の地元事務所によると、二十六、二十七両日は県内に戻っていたという。

 松岡農相は一九九○年、衆院選に立候補し初当選。二○○五年に衆院選で六選を果たした。昨年、安倍晋三内閣の農相として初入閣した。

【写真説明】松岡農相が自殺を図った衆院赤坂議員宿舎=28日午後1時9分、東京都港区で共同通信社ヘリから

1496片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 21:34:15
説明拒み続けた農相 突然の自殺、深まるなぞ '07/5/28
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705280263.html

 不透明な事務所費や、緑資源機構の談合事件に絡んで浮上した政治献金―。「政治とカネ」を国会で厳しく追及されながら、具体的な説明を拒み続けた松岡利勝農相が二十八日、真新しい議員宿舎で命を絶った。東京地検特捜部の捜査が地元・熊本に飛び火した直後。何が農相を追いつめたのか。突然の自殺に、なぞは深まるばかりだ。

 国会にほど近い衆院赤坂議員宿舎。工事が終わり、四月から入居が始まったばかり。その一一○二号室で、パジャマ姿の農相が変わり果てた姿で見つかった。

 農水官僚出身で政策通として知られる松岡農相は、政治とカネをめぐる疑惑がたびたび問題に。昨年末から続く事務所費問題では、自身の資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」の光熱水費疑惑が浮上した。

 家賃や水道代のかからない議員会館に事務所を置きながら、二○○五年までの五年間で光熱水費約二千八百八十万円を計上。国会や記者会見の場で繰り返し追及されても「適切に報告している」の一点張り。「ナントカ還元水を付けている」との説明に納得しない報道陣の質問が続くと「この話はおしまいです」と声を荒らげ、会見を切り上げようとしたことも。

 農相の表情が沈みがちになったのは、農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の官製談合事件で、東京地検特捜部が機構の元理事らを逮捕した今月二十四日ごろから。会見で問われても「遺憾の極み」と暗い表情を浮かべた。

 特捜部の捜査は二十五日、松岡農相の地元熊本県で機構が進める「特定中山間保全整備事業」の関連先にも拡大。農相の有力支援者らを含む同事業の受注業者十四社が、二○○五年分までの三年間に松岡農相側に計約千三百万円を献金していたことが判明した。

 最も高額の献金をし、計約四億五千万円の工事を受注した熊本県阿蘇市の建設業者について、地元業者は「選挙のたびに松岡さんの選対をやり、建設業界をまとめていた」と指摘。「林野は松岡さんの独壇場。献金しなければ指名にも入れない」と実情を明かした。

 別の業者も「地元は似たり寄ったりの業者。何かで色分けをしないといけない。ここでは結局、松岡が一番だった」。

 一方、東京地検幹部は「農相本人への聴取予定はもちろん、関係者への聴取予定など一切なかった」と、淡々とした口調で自殺と捜査の関連を否定。別の検察幹部も「マスコミは(献金問題などを)いろいろ書いているが、捜査が差し迫っていたわけではない。(農相は)政界での問題も含め、追い詰められていたのだろう」と話した。

1497片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 21:36:40
阿蘇の実家、泣き崩れる母 突然、「なぜ」と地元熊本 '07/5/28
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705280258.html

 松岡利勝農相が東京都内の議員宿舎で自殺した二十八日、地元熊本県には衝撃が走った。熊本3区の選出で、衆院に連続六期当選。「緑資源機構」談合事件で名前が取りざたされていたが、有力者の突然の死に「なぜ」の声が上がり、阿蘇市の実家では母親(86)が「ああっ」と泣き崩れた。

 一人暮らしの母ハルコさんは「自殺ですか?」と声を震わせ、「ふだんは元気で、二週間ぐらい前に帰ってきたばかりでした。仏壇にも毎日、利勝さんが元気にとお祈りしておりました」と涙が止まらなかった。

 松岡農相の親せきが経営する阿蘇市内の旅館では、駆け付けた男性が「地域全体が動揺している。今はそっとしておいてほしい」と繰り返した。一方、「ほとんど帰って来ないし、地元の人だという感覚がない」と話す遠縁の女性(73)も。

 県政界にも波紋が広がった。自民党熊本県連の古閑三博会長(74)は、二十六日に元県議の慰労会に出席した松岡農相の姿を「いつもの迫力がないように見え、少しお疲れなのかと思った」と振り返った。ただ本人は最近の報道に触れ、「間違ったことはやっていないから心配するな」と気丈に話していたという。

 別の元県議は「『ナントカ還元水』の問題が起こった時に、安倍晋三首相が農相を辞任させておけば、こんなことにはならなかった」と憤慨。自民党関係者は「結局は、そこまで追い込まれていたということ。ああいう決着の付け方しかなかったんだろう」と同情した。

1498片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 22:25:21
松岡農相自殺:野党、首相の任命責任追及の構え
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070529k0000m010109000c.html

 松岡利勝農相の自殺を受け、野党各党は光熱水費問題などで農相を擁護してきた安倍晋三首相の任命責任に照準を合わせ、追及していく構えだ。ただ、現職閣僚の自殺という重い事態に当惑も隠せず、具体的な対応は世論の反応を見極めながら検討していくことになりそうだ。

 「(首相は)もっと早く(農相を)解放してさしあげればよかった。首相がかばったから(農相は)その相克の中で悩み抜かれたのではないか」

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は28日、国会内で記者団にこう語り、農相の胸の内を推し量ることで首相の責任を強調した。社民党の福島瑞穂党首も「首相は内閣の生き残りのためだけに農相を辞めさせず、説明責任も尽くさせなかった。責任は極めて重い」と指摘した。

 ただ、野党内には「最終的に『安倍さんのせいだ』という世論の受け止めになればいいが、しばらく喪に服さないといけない」(民主党国対幹部)という空気も強い。農相にまつわる責任追及が、逆に世論から心情的な反発を招きかねないとの懸念からだ。

 民主党の小沢一郎代表は28日夕、党本部で鳩山氏と会談した際、年金保険料の納付記録不明問題については30日の首相との党首討論で追及する姿勢を示す一方、農相については「追い詰められていたのだろう」と述べるにとどめ、問題への深入りを避けた。世論の反応を測りかねているのが実情だ。【山田夢留】

毎日新聞 2007年5月28日 20時49分

1499片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 23:06:47
緑資源機構 元理事「事件、政治家にも」 松岡氏自殺
2007年05月28日22時23分
http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY200705280437.html

 林野庁出身の松岡農水相の自殺。同庁を含む農水省や緑資源機構の関係者は、慌ただしさのなか、松岡氏の影響力と自殺への衝撃を口にした。

 「林野行政の後ろ盾だった。ここまで頑張って、大臣までのぼりつめて、築き上げてきたのになぜ……」。林野庁のある関係者は言葉を詰まらせた。「彼の政界での師匠は故中川一郎氏。中川氏も首をつって自殺した。これ以上、党に迷惑をかけると党にも申し訳ないという気持ちがあったのではないか。切腹するつもりで自ら命を絶ったのだろう」と無念さをあらわにした。

 農水省の小林芳雄事務次官は各省の事務次官会議から農水省へ戻った正午すぎに自殺の一報を受け、慶応大学病院へ向かった。午後4時から記者会見。「信じられない思い。それに尽きます」と印象を話した。

 「輸出促進とかバイオマスとか21世紀型農業に取り組んでいこうと、方向をリードされてきた。外交の交渉力もあり、功績、役割は非常に大きかった」と述べた。

 最後に会ったのは先週末の25日。松岡農水相はこのところ、世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉で海外への出張がたて込んでいたが、特別に普段と変わった様子には気付かなかったという。

 一方、官製談合事件の舞台となった緑資源機構。理事と課長の逮捕に加え、二重の衝撃となった。ある機構関係者は「いずれ逮捕されることを感じて自殺したのかもしれない、と思った」と驚きを抑えた様子で話した。また、別の機構関係者は「捜査が地元に及んで、追い込まれたのだろうか」と話す。独占禁止法違反容疑で逮捕された高木宗男元理事は逮捕される前、「(談合事件が)いずれ政治家に及ぶのでは」と話していたという。

 テレビの速報で松岡氏の自殺を知ったという、元機構職員は「あぜんとした。順序としては、自殺よりも大臣をやめる方が先だったのではないか」と、「無責任さ」を指摘した。

 ある元秘書は「何事にも確信を持っていた。だからこんなことは予想もしていなかった。本当によく勉強していた人だった」と残念がった。

 また、自殺が及ぼす影響については「族議員としての影響力はあった。林野行政全体への影響は少なからずあるのではないか」と分析した。

1500片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 23:07:30
政治とカネ幕引き懸念 与党も説明不足指摘 松岡氏自殺
2007年05月28日22時37分
http://www.asahi.com/politics/update/0528/TKY200705280439.html

 松岡農林水産相の自殺は政界に様々な波紋を広げた。「政治とカネ」をめぐる問題で疑惑を残したまま逝ってしまったため、参院選への悪影響を懸念する与党幹部からは「説明責任を果たしてほしかった」と、突然の死を責める声も漏れた。野党各党は、松岡農水相を任命し、その後もかばい続けた安倍首相の政治責任を指摘し、「政治とカネ」の問題が幕引きされないように追及し続ける姿勢を鮮明にした。

 松岡氏と同じ伊吹派の伊吹文部科学相は「少し『死人に口なし』という残念なことになってしまったが、心境を本当に聞いてみたい気持ちだ。政策的に非常に有能な人だったから、謹んでご冥福をお祈りしたいが、政策以外のことでどういう心配があったか語らないまま亡くなられたことは非常に残念だ」と述べた。

 同じく伊吹派の河村建夫政調会長代理は「半月ほど前、大臣室で『大変だね』と言ったら『おれも還元水のことなんか言わなきゃよかったけど、本当に還元水、あそこに引いているからなあ』と言っていた。今思えば、気にやんでいたと思う」と振り返った。

 しかし、松岡氏は今国会で「政治とカネ」をめぐる問題で追及され続けてきただけに与党内の視線も複雑だ。

 久間防衛相は「誰しも脇が甘いと言えば甘いが、もう少し脇を詰めておけば、という思いはする」と指摘。矢野哲朗参院国会対策委員長も「松岡氏が十分説明したことでこの国会を今の体制で乗り切ることが安倍総理のリーダーシップにつながると支援していたが、こういう展開になって本当に残念だ」と述べた。

 松岡氏の説明を不十分だとしてきた公明党の北側一雄幹事長は「不十分なまま終わってしまったことをどう思うか」と記者団に問われ、「残念だ」とのみ答えた。

 一方、野党各党は、批判の矛先を安倍首相に向けている。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は「もっと早く(松岡氏を閣僚から)解放してあげればよかったのではないか。自分のしたこと(の重み)と、安倍首相が(松岡氏を)かばっていたことから、その相克の中で悩み抜いたのではないか」と指摘。「政治とカネの問題は国民の不信を買う最大の要因だったから、なおざりにはできない。国民が許すと思わない」と強調した。

 共産党の市田忠義書記局長は会見で「様々な問題で疑惑をかけられていたわけだから、事実を国民の前に明らかにするのが政治家の取るべき態度だ。安倍首相は一貫して松岡氏をかばい続けた。松岡農水相が追い込まれるようになった背景、原因を首相として国民に明らかにする責任がある」と語った。

 社民党の福島党首は「問題点は何も明らかになっていない。もうちょっと説明責任が尽くされたら、と思う。安倍首相には、任命責任と、きちんと説明をさせるなり辞めさせるなり責任があるのに何の対処もしなかった。自分の内閣の生き残りのためだけに辞めさせなかった。ここまで追い込んだのは安倍首相の責任だ」と批判した。

 国民新党の亀井久興幹事長は「よほど思い詰めた結果だと思うが、政治家として堂々と国民の前で説明をしてほしかった。首相の任命責任は当然ある」。新党日本の田中康夫代表は「緑資源機構の談合問題をはじめ農林水産行政のあり方が問われている今こそ、松岡氏にはその豊富な知識と経験を生かして、最後まで責任を取って陣頭指揮を執り続けていただきたかった」とのコメントを発表した。

1501片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 23:54:29
同僚議員ら弔問相次ぐ 松岡氏自殺
2007年05月28日23時18分
http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY200705280438.html

 衆議院第1議員会館の松岡氏の事務所には弔問客が相次いだ。

 渡辺公務員制度担当相や大島理森元農水相、深谷隆司元通産相ら同僚議員らも姿を見せた。渡辺氏は23日に官邸で開かれた立食パーティーで松岡氏と同席したという。「一人でぽつんと立っていた姿が印象に残っている」と語った。

 一方、「36年来の付き合い」という鈴木宗男衆院議員は、今月24日に松岡氏と会食したという。「いつもと変わらない姿に、何も気に留めなかった自分が悔やまれる。心から心からご冥福をお祈りしたい」とコメントした。

 所属派閥の代表である伊吹文科相は仮通夜が終わった後、「下がっていた(内閣)支持率が回復してきただけに、(報道機関の)何社かの調査で支持率が下がってきたことについても松岡さんの気持ちの中に何らかの影響があったのかな、という気はします」と推測した。

 伊吹氏は松岡氏の自殺後、松岡氏の妻と話したという。妻は「みなさんにたくさん助けていただいてご迷惑をかけて、今日もまた遅くまで申し訳ありません」と話していたという。

 伊吹氏は妻について「恨みがましいことやつらいようなことは一言も言っていなかった」と話した。

1502片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/28(月) 23:57:36
松岡農相自殺:農政通の政治家 一方で絶えぬ疑惑
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070529k0000m010149000c.html

 「国内農業はあらゆる手だてで守ろうと思う」(01年4月)。地元・熊本県の農業関係者の集会で声高に訴えていた松岡利勝農相。初当選時には自身を「平成の桃太郎」と称し「悪政退治」を強調した。地方と農業の再生を訴え、農政通として政治家のキャリアを積む一方、緑資源機構の官製談合疑惑以前も、カネに絡む疑惑がたびたび取りざたされてきた。

 「今の政治は濁っている。飲める水にするにはきれいな水、松岡を入れることだ」(90年2月)。元林野庁広報官だった松岡農相は90年、地方の危機を訴え衆院初当選。政界入りを志した動機に、故・中川一郎氏ら「地方出身の政治家とのつきあい」も口にしていた。村山富市内閣の農水政務次官や自民党農林水産部会長、副農相を歴任。行動派の農水族として知られ、コメ自由化に反対し、国会議事堂前で2日間座り込んだ。

 「いいかげんな業者を認定した米政府のずさんさが問題だ」(06年2月)。米国産牛肉のBSE(牛海綿状脳症)問題では、自民党の調査団長として米国を視察。安易な輸入再開に反対した。「小泉首相を先頭に改革を成し遂げる。私はその中心にいる政治家」(05年9月)。小泉政権下では、当初反対とみられていた郵政民営化で衆院特別委の理事を務めた。小泉後の自民党総裁選では安倍氏支持をいち早く打ち出し念願の初入閣を果たした。

 一方96年には、林野庁広報官時代の87年に、住宅金融専門会社(住専)の大口融資先「桃源社」を熊本県内の建設業者に融資元として紹介、3000万円の融資の現場にも立ち会っていたことが発覚。02年には鈴木宗男衆院議員にわいろを渡したとされる製材会社「やまりん」(北海道帯広市)から98年に200万円の献金を受けていたことも分かった。05年の再選時には、4人の地元関係者が公選法違反(買収など)容疑で逮捕された。さらに昨年9月以降、福岡県警が出資法違反容疑で家宅捜索した資産運用コンサルティング会社「エフ・エー・シー」の関連団体「WBEF」のNPO法人申請を巡り、秘書が内閣府に審査状況を照会していた疑惑が発覚。パーティー券100万円の購入費を政治資金収支報告書に記載しておらず、「購入の見返りだ」などと批判を浴びた。

 「法に基づき適切に報告している」(今月23日)。国会で光熱水費問題を追及されても、ぶぜんとした表情で答弁し続けた松岡農相。しかし、熊本県小国町にある緑資源機構の出先機関に捜索が入った今月25日以後は、与党内からも辞任を求める声が上がり、外堀を埋められていった。【野倉恵、加藤隆寛、武内亮】

毎日新聞 2007年5月28日 23時30分

1503片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 08:31:30
首相らに封書6通と便箋2枚の遺書 松岡農水相自殺
2007年05月29日03時13分
http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY200705280480.html

 衆議院赤坂議員宿舎で自殺した松岡利勝・農林水産相(62)の居間に、安倍首相や農水事務次官らにあてた封書入り6通と便箋(びんせん)2枚の遺書が残されていたことが28日、分かった。警視庁の検視で、死因は首が絞まったことによる窒息死と判明。遺体の状況から、同日正午過ぎに発見される直前に、首をつったとみられるという。

 関係者によると、遺書はすべてボールペン書きで、居間のテーブルの上にそろえて置いてあった。封書入りは安倍首相と農水事務次官、秘書官、親類の景山俊太郎参院議員らあてで、「親展」とあり、裏に本人の署名があった。あて名は縦書きだった。

 便箋はA4判の農水省のもので、2枚とも横書き。うち1枚のあて先は「国民の皆さま、後援会の皆さま」で、28日の日付と本人の署名があり、「不徳の致すところで申し訳ない。ご迷惑をおかけしておわび申し上げます。あとはよろしく」との趣旨がしっかりした文字で書かれていた。ただ、指摘されている一連の問題や疑惑への言及はなかったとされる。

 もう1枚の便箋には「内情は家内が知っています。あとどこに何があるかは探さないでください。そっとしておいてください」との内容が書かれていたという。

 警視庁の調べでは、松岡氏は発見時、パジャマ姿で、玄関から遺書の置いてあった居間に入るところにあるドア上部の角に、直径数ミリの布製のひもをくくりつけて首をつっていた。足元には高さ約30センチの脚立が残っていたという。

 松岡氏はこの日、農水省内で午後0時15分から打ち合わせが予定されていたが、正午ごろになっても外に出てこなかったため、秘書官らが部屋を訪ねた。応答がなかったため、秘書に鍵を持ってこさせて玄関を開けて中に入ったという。

 遺書について、景山参院議員は「ノーコメント」と話した。

1504片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 08:32:54
疑惑抱え突然の死・松岡農相、3日前元気なく「責任痛感」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070529icw1.htm

 自室のテーブルに遺書を整然と並べ、松岡利勝農相(62)は28日、自ら命を絶った。

 資金管理団体の経費問題や、緑資源機構談合事件で刑事告発された業者の一部から献金を受けていた問題などの疑惑はうやむやのまま、「国民の皆様」にあてた便せんに「私自身の不明不徳の致すところ」などと反省の言葉をつづっていた。

 厳しい追及を受け、疲れた様子も見せていたという松岡農相。突然の訃報(ふほう)に関係者も、その胸中をはかりかねている。

 ◆3日前まで 

 23日水曜日。衆院予算委員会の「政治とカネ」の集中審議が行われ、松岡農相は自身の資金管理団体に5年間で約2880万円の光熱水費を計上していた問題で追及を受けた。「会計責任者に確認し、問題ないと報告を受けている」と従来の説明を繰り返した。

 25日金曜日。緑資源機構の談合事件を巡って、地元・熊本県での機構発注事業が強制捜査を受けた。同日の記者会見では、いつものはきはきとした口調は影を潜め、時折言葉を詰まらせることも。事件について、「大臣として責任を痛切に感じている」「遺憾であり、しっかり推移を見守る」などと口数は少なかった。

 この日は、日本中央競馬会(JRA)に対し、皇太子さまや安倍首相夫妻の観戦が予定されていた、27日開催の「第74回日本ダービー」の観戦辞退を伝えていた。

 夕方に羽田空港から熊本へ。出張中の潮谷義子・熊本県知事が同じ飛行機に乗り合わせたが、搭乗前にあいさつをしただけだった。

 ◆2〜1日前 

 26日土曜日。松岡農相は阿蘇市の実家を訪れた。幼なじみだった同市議の阿部樹範(たつのり)さん(57)によると、松岡農相は実家裏手にある父親の墓前で手を合わせた。実家で一人暮らしをしている継母のハルコさん(86)には、「体を大事にしてください」と声をかけたという。ハルコさんは「あなたこそ体を大事にしてください」と応じた。親類などによると、実母は松岡農相が20歳の時に亡くなり、その後実父がハルコさんと結婚した。

 26日夜、松岡農相は熊本市内の飲食店で自民県連幹部らと夏の参院選の対応を協議。元気がない様子で、荒木義行県議(48)が「お疲れですね」と声をかけると、「ありがとうございます。ご迷惑をおかけしています」と応じた。

 27日日曜日。夕方に熊本を後にし、再び航空機で東京へと戻った。

 ◆当日 

 28日月曜日。松岡農相はこの日、午前は公務の予定はなく東京・赤坂の議員宿舎にいた。午後は1時40分から参院決算委員会に出席が予定されていたため、正午ごろ、農水省の秘書官らが迎えに行ったが、この時はすでに自室で首をつり、意識不明の状態だった。

 同日午後、松岡農相の自殺を聞いたハルコさんは、「本当の母親のように大事にしてくれた。なぜこんなことになったのか」と気落ちした様子で話したという。

(2007年5月29日3時13分 読売新聞)

1505片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 08:33:47
遺書は8通、首相らあて 景山議員や農水次官も '07/5/29
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705290059.html

 東京都港区赤坂の議員宿舎で二十八日、自殺した松岡利勝農相(62)は、安倍晋三首相や国民に向けて計八通の遺書を残していた。

 警視庁によると、封書の遺書は六通。「親展」とあり、安倍首相のほか小林芳雄農水事務次官、自民党の景山俊太郎参院議員、青山豊久大臣秘書官ら六人の名前が書かれていた。表書きは「総理大臣安倍晋三殿」「景山俊太郎先生」などとされていた。

 残りの二通はそれぞれ便せん(A4判)一枚に書かれており、うち一通は「国民の皆さま 後援会の皆さま」との書き出しで「私自身の不徳の致すところであり、誠に申し訳ない。ご迷惑をかけておわび申し上げます」との趣旨だった。

 もう一通には、あて名がなく「家内だけが内情を知っている。それは家内にいってある場所にあるので、探さないでください」などと、いずれもボールペンで書かれ、二十八日の日付と署名が入っていた。

 遺書には農水省の便せんが使われ、リビングの机の上にボールペンとともに八通が整然と並べられていたという。

1506片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 08:39:14
松岡農相自殺:郵政機に「親小泉」 安倍政権誕生に尽力
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070529k0000m010166000c.html

 「私が父(晋太郎元自民党幹事長)の秘書をしている時代からの付き合いです」。安倍首相は28夜、記者団に語った。松岡氏は自民党安倍−三塚派に属し、首相は松岡氏の衆院議員の1期後輩。松岡農相が初当選したころには、晋太郎氏の秘書だった。

 松岡農相は林野庁OB。90年衆院選(当時は熊本1区)に立候補した際には松野頼三元防衛庁長官ら自民党のベテラン議員をおしのけ、最下位ながら初当選した。その後は党農林部会長や農林水産政務次官、副農相を歴任し、自民党の農林族議員として頭角を現した。

 98年に三塚派が分裂し、江藤・亀井派が結成された際には、亀井静香元建設相(現国民新党代表代行)らと行動を共にし、亀井氏側近といわれた。また、当時、小渕派(現津島派)の中堅幹部になっていた鈴木宗男衆院議員(現新党大地代表)とも親密な関係を結び「東のムネオ、西の松岡」とも称された。

 小泉内閣発足当初は「反小泉」の抵抗勢力の中堅に位置していたが、次第に軌道修正。05年の郵政国会、郵政解散を機に「親小泉」に転換した。衆院郵政民営化特別委の理事に起用され、小泉純一郎首相(当時)を全面支援するようになる。

 亀井派は「反小泉」の亀井氏、平沼赳夫元経済産業相らと、小泉支持の伊吹文明現文部科学相、谷津義男現党選対総局長、松岡農相らに分裂。松岡農相は、国民新党を結成した亀井氏とその時を機にたもとを分かった。

 昨秋の自民党総裁選では、伊吹派幹部として他派閥の議員との連携に積極的に動き、安倍総裁誕生に尽力した。組閣前には官房長官だった安倍首相を官邸に足しげく通い、猟官運動を行った。政治とカネの疑惑が取りざたされながらも、論功行賞により初入閣で念願のポストを射止めた。【竹島一登】

毎日新聞 2007年5月29日 0時30分 (最終更新時間 5月29日 1時14分)

1507片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 08:40:01
松岡農相自殺:農水省に衝撃 議員会館には弔問客
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070529k0000m010168000c.html

 現職大臣の自殺。農水省には衝撃が走り、松岡氏の議員会館の事務所には弔問客が絶えなかった。

 28日午後4時、農水省で行われた会見で小林芳雄事務次官は冒頭、「ご冥福をお祈りするとともに、ご家族にお悔やみ申し上げたい」と語り、動揺を隠せない様子だった。松岡氏と最後に会ったのは24日で、その時は疲れている様子は感じなかったという。「非常に残念で、驚きを禁じえない」と言葉少なだった。

 松岡氏が搬送された慶応大学病院では同日夕、相川直樹病院長などが会見した。松岡氏が運ばれた時はすでにこん睡状態で呼吸はなく、脈も取れない心肺停止状態だったと説明。

 レントゲン写真を撮影しながら蘇生の可能性を探ったが、午後2時に治療を中止した。都内にいた松岡氏の次男が、治療中だった午後1時40分ごろ病院に駆けつけた。

 一方、議員会館には関係者が続々と訪れた。

 島根県選出の竹下亘衆院議員は、「(松岡氏の)奥さんが島根出身、長男ご夫婦も島根在住なので、よく孫を見にいらっしゃっていた。お悔やみの言葉もない」と話していた。

毎日新聞 2007年5月29日 0時36分

1508片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 09:24:06
鳥大OB初の大臣学長「残念」
松岡農相自殺県内も驚きの声 讀賣鳥取

 鳥取大の卒業生として初めて大臣に就任するなど、県内にも縁が深かった松岡農相が自殺した28日、県内でも驚きの声が上がった。

 松岡農相は熊本県出身で、1969年に鳥取大農学部を卒業。能勢隆之学長は「農林水産行政を中心に活躍されていた貴重な人物をこのような形で失ったことは残念でならない」とコメント。助手として学生時代の松岡農相に卒業論文を指導した元鳥取大教授の八木俊彦さん(65)は「空手部の主将として頑張っていた。公務員の上級職にも合格するなど、文武両道の学生だった。誇りに思っていただけに大変ショックだ」と話した。

 2006年12月には県や鳥取大の共催で、大臣就任祝賀会が鳥取市内のホテルで開かれた。県漁協組合長として出席した伊藤美都夫県議は「他の政治家とは違った感覚で鳥取を見ていてくれた。先日も『山陰沖に大型魚礁を作る』と委員会で答弁していたのに……」とショックを隠しきれなかった。

 平井知事ら県幹部は、陳情のため29日に松岡農相に会う準備を進めていた。河原正彦・県農林水産部長は「東郷湖のシジミ問題や日韓暫定水域問題の解決を相談しようと考えていた。鳥取を第二の古里と言ってくれていた方だっただけに残念」と言葉少なにだった。

(2007年5月29日 読売新聞)

1509片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 09:28:26
松岡農相自殺、「想像つかぬ心労か」…自民県連関係者らに衝撃 讀賣福岡

 松岡農相が自殺した28日、自民党県連幹部や同党国会議員、面識があった団体の関係者らにも大きな衝撃が走った。手腕を惜しむ声とともに、国会で問題化した事務所費などへの「説明責任を果たしてほしかった」との指摘も上がった。

 自民党県連では、会長選考委員会が終わり、委員が昼食中、一報が入り、驚きの声が上がった。江口吉男幹事長は「びっくりした。要職だけに、想像がつかない心労があったのだろう」と思いやった。

 県議会の農政連系会派「緑友会」の重野正敏会長は、陳情などで面識があり、「はっきり物を言う人で、諸外国相手の農業交渉などで期待していた」。同党福岡市議団の南原茂幹事長は「国会でもう少し説明すべきと思っていたが……。参院選に大きな影響はないのでは」との見方を示した。

 一方、民主党県連の助信良平幹事長は「不正疑惑の追及がこれで終わるわけではない」と語気を強めた。

 麻生外相の地元、飯塚市の麻生太郎事務所の猿渡修一所長は「ただただ驚いている」と言葉少な。同じ伊吹派に所属する西川京子衆院議員の地元事務所(北九州市)では、秘書らがテレビのニュースに見入った。秘書の一人は「こまやかな心遣いを忘れない人だった」と振り返った。

 一方、北九州市の北橋健治市長はこの日の定例記者会見で「ご冥福(めいふく)をお祈り申し上げる。(事務所費などの)問題について、政治家としてきっちりと話してほしかった」と話した。

 有明海の養殖ノリが大凶作となった2001年4月、農水副大臣として久留米市入りし、漁業者らと会談した松岡農相。県有明海海苔(のり)共販漁連の古賀三嗣副会長(75)(大川市)は「(大臣として)不作と国営諫早湾干拓事業との因果関係を明らかにしてほしかった」と話した。

 熊本県福岡事務所(福岡市)の職員らは、昼休み時間中、テレビの速報で知った。春日潤一・課長補佐は「県にとって頼りになる存在だったが残念」と話した。

(2007年5月29日 読売新聞)

1510片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 09:29:56
松岡農相自殺「剛腕な印象の人が…」 県政界、参院選へ影響懸念も 讀賣長崎

 松岡農相が自殺した28日、県政界にも衝撃と戸惑いが広がった。事務所費問題や緑資源機構談合事件などの渦中にあった現職閣僚の自殺という事態に、政党関係者からは、今夏に迫った参院選への影響を懸念する声も上がった。

 自民党県連幹事長の三好徳明・県議会議長は、伊藤一長・前長崎市長の市民葬の会場で一報を聞いたといい「あれだけ剛腕な印象だった人が……」と驚いた様子。参院選について「自民党にとってはイメージが悪い。影響がないとは言い切れない」と語った。

 連立与党を組む公明党の江口健・県本部幹事長は「信じられない。こうなる前に何らかの対応を取れなかったのだろうか。与党にとって決してプラスにはならない」と悔やんだ。

 一方、民主党県連の川越孝洋幹事長は、松岡農相を巡る疑惑について「国会の場で真実を明らかにするのが議員としての務めだったはず」と指摘。「自殺したのが野党の追及の結果だと受け止められなければいいが」と話した。

 共産党県委員会の山下満昭委員長は「こうしたことが二度と起きないためにも疑惑の真相解明が求められる」。社民党県連合の吉村庄二幹事長は「現職大臣を自殺にまで追い込んだ安倍首相の責任は厳しく問われるべき」と声を荒らげた。

(2007年5月29日 読売新聞)

1511片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 09:30:51
「惜しまれてならない」県内に衝撃!!説明責任へ批判も 讀賣熊本

 まさか現職大臣が自殺するとは――。衆院熊本3区選出の松岡利勝農相(62)(自民)が東京の新衆議院議員宿舎で自殺した28日、県内には驚きと衝撃が走った。選挙区からはその政治力を惜しむ声が相次ぎ、野党からは政治とカネを巡る問題で説明責任を果たしていないことへの批判も上がった。松岡農相の死去に伴う補欠選挙は参院選と同日で実施されることになり、今後は各党で候補者選びが本格化する。

 地元

 松岡農相は、地元・阿蘇市で13日に開かれたイベントに出席した。その際、言葉を交わした阿蘇市の高藤拓雄議長(60)は、「普段と変わらず元気で、何か思い詰めている様子もなかった。自由貿易協定(FTA)について『地元畜産農家は大打撃を受ける。何とかしなければ』と熱く話していた」と声を落としていた。

 阿蘇市一の宮町手野、農業白石正明さん(61)は、「農政に明るい政治家として地元への貢献は大きかった。もっと尽くしてほしかった」と残念がった。一方、菊陽町の後援会事務所近くに住む冨永スヤさん(63)は「以前から悪いうわさもありましたし、いろいろ問題があって追いつめられていたのでは」と話していた。

 政治家

 園田博之衆院議員(自民、熊本4区)は、「政治資金にかかわる問題などが持ち上がり、得意な農業政策を生かした本来の仕事が出来ず、気の毒でならない」とのコメントを出した。木原稔衆院議員(自民、比例九州)は「日本にとって大きな損失。これまでのご功績に敬意を表し、心よりご冥福(めいふく)をお祈り申し上げます」とコメントした。

 幸山政史・熊本市長は「我が国の農林水産業や郷土熊本の発展に寄与された。心からご冥福をお祈りする」と話した。

 政党

 自民党県連の古閑三博会長はこの日、熊本市の県連で記者会見を開き、「青天のへきれき。惜しまれてならない」と沈痛な表情で語った。3区の補選については「何も決まっていないが、議席確保のため、党本部や国会議員と調整したい」と話した。古閑会長は、26日夜、熊本市内で松岡農相と複数の県議で会食した。その席で松岡農相は事務所費や緑資源機構の官製談合事件など一連の報道について「いろいろ迷惑をかけているが、自分は間違ったことはしていないから心配するな」と話したという。

 ほかの政党幹部は、死を悼みつつ、補選に動き出す構えを見せた。

 民主党県連の鎌田聡代表は「ご冥福を祈りたい。事務所費の問題や緑資源機構を巡る疑惑などをきちんと説明してほしかった」としたうえで、「補選に向け候補者擁立を早急に検討したい」とした。

 公明党県本部の城下広作幹事長は「農政をはじめ、水俣病の被害者救済にも尽力された。職務を全うしてほしいと思っていただけに、残念でならない」と話した。

 共産党県委員会は28日、独自候補を擁立することを決めた。今後、人選を急ぐ。久保山啓介委員長は「事務所費問題に加え、今回の緑資源機構の官製談合事件でも業者から献金を受けていた事実が明らかになり、追い詰められたのだと思う。自殺で問題がうやむやにされてはならない」と話した。社民党県連合の高嶋英俊幹事長は「事務所費や緑資源機構など政治とカネの問題で県民の間からも批判の声が高まっていた。松岡農相をかばい続けた安倍総理の対応にも問題があったと思う。補欠選挙への候補者擁立を含め、早急に今後の対応を協議したい」と話した。

(2007年5月29日 読売新聞)

1512片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 09:36:23
農相自殺 県内にも衝撃広がる 讀賣大分

 松岡農相(衆院熊本3区)が28日、東京都の議員宿舎で自殺した事件。現職閣僚が、疑惑の渦中に自ら命を絶つという出来事に、県内でも政党関係者、県民ら様々な方面に衝撃が走った。

 自民党県連の志村学幹事長は「(様々な疑惑で)大変、ご苦労をされていただけに痛恨の極み。大分県としては、農水省から副知事を送ってもらい、農水産業の再生へ向けて取り組もうという矢先のことで、非常に残念だ。政権政党の大臣の自殺。参院選を控え、政界の動きがどのように推移していくのか心配している」と語った。

 「原因がわからないので、何とも言いようがない」。民主党県連の梶原九州男・幹事長はそう話した上で、「疑惑はあるが、人の命にかかわることなので、このことを参院選で取り立てて言うことはできないだろう」とした。

 2か月前に、松岡氏と面会した県土地改良事業団体連合会の森田克己会長(79)は「疑問にすぐ回答し、見識の深さがうかがえた。疑惑を追及されても強そうに見えたが、人の心の弱さを見た気がする」。

 大分市荷揚町の損保会社員直野洋三さん(42)は「立場のある閣僚が自殺したということで驚いている。事務所の光熱費問題やNPO法人の認証を巡る働きかけなど様々な疑惑の渦中にいた人だけに、きちんと自分で国民に説明して欲しかった」と残念がった。

 また、おおいた市民オンブズマンの永井敬三事務局長は「自殺の原因は、はっきり分からないが、彼の疑惑が深まったとの印象を持っている」と話した。

(2007年5月29日 読売新聞)

1513片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 09:36:50
松岡農相自殺 政党関係者らに衝撃 讀賣鹿児島

 松岡利勝農相の自殺は28日、県内の政党、農業関係者らにも衝撃を与えた。「政治とカネ」の問題で本人による十分な疑惑解明がなかったことを残念がる声や、参院選への影響を指摘する声、農政への影響を懸念する声などが交錯した。

 自民党県連の上野新作幹事長(県議)は「農林水産行政にたけた人だっただけに、志半ばだったと思う」と惜しみ、光熱水費問題への批判について「自分を責めていたのかもしれない。参院選への影響は分からないが、政治への信頼を回復するために、政治家一人ひとりが襟を正さなければならない」と述べた。

 民主党県連の泉広明幹事長(鹿児島市議)は「自ら命を絶つのではなく、国会で事実を語るべきだった。安倍首相がかばい続けたことがこういう結果につながった」と批判。今夏の参院選で自民党にマイナスの影響が出るのは必至と指摘したうえ、「この件で『政治とカネ』の問題追及に消極的になるのではなく、今後も追及すべきは追及していきたい」と対決姿勢を示した。

 共産党県委員会の野元徳英委員長も「(疑惑への)国民のさまざまな疑問に答えないまま死を選んだのは残念だ」と語った。

 一方、県農協中央会の前田英文・農政部長は「世界貿易機関(WTO)の農業交渉が難しい局面であるだけに、今後の行方が心配だ。日本の農業の強みと弱みを分かっていた人で、貿易交渉や農政改革を進めてきた第一人者だったのに」と死を悼んだ。

(2007年5月29日 読売新聞)

1514片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 09:57:16
「非常に残念」県内政界 松岡農相自殺 
2007年5月29日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&amp;top_press_no=200705290108

 今年1月の高病原性鳥インフルエンザの発生時には県内入りするなど、縁のあった松岡農相の突然の訃報(ふほう)に県内の政界関係者にも衝撃が走った。

 知事選後、就任あいさつと鳥インフルエンザ対策要請で松岡農相と面談した東国原英夫知事は「びっくりした。鳥インフルエンザの時にお土産を受け取って下さった。優しい、温かい人柄だったので非常に残念」と神妙な面持ち。

 松岡農相が所属していた政策集団「志帥会」会長を務めた元衆院議員の江藤隆美さん(82)は数日前、「辛いだろうが職務を全うして頑張れという気持ち」で松岡農相に宮崎特産のマンゴーを送った。国会議員時代は農水族として親交が深く、最近も電話で連絡を取り合っていただけに「農政を一番勉強していた。日本の農業をしょってたつ貴重な人物だったのに。かわいそうな事をした」と残念がった。

1515片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 10:00:03
「まさか…」県関係者衝撃 情報収集に奔走 熊本日日
http://kumanichi.com/feature/matuoka/kiji/index.cfm?id=20070528000005

  「まさか」「がく然としている」。松岡利勝農相が東京・赤坂の議員宿舎で首つり自殺を図った二十八日、自民党県連や県庁、地元事務所などに大きな衝撃が走り、関係者は情報収集に追われた。

 熊本市水前寺の自民党県連は同日午後一時前に、「松岡農相が自殺を図ったのではないか」との報道陣からの問い合わせで騒然となった。その後、県連の電話は鳴りっぱなし。事務局の四人が対応したが、「とにかく状況や詳しい情報が分からず、何も言えない」と繰り返した。
 同県連の古閑三博会長は「二十六日夜、先の県議選で勇退した議員の慰労会でお会いしたが、元気がなかった。とにかくびっくりで、がく然としている。どうにか助かってほしい」と驚いた様子で話した。
 菊池郡菊陽町津久礼の松岡事務所では、事務員四人が慌ただしく電話連絡。「まだ正式な連絡はなく、マスコミで知っただけ」。この後、後援会メンバーが続々と集まった。

 阿蘇市内牧にある松岡事務所では、留守番の女性(57)が「テレビで見てびっくりしました」と声を震わせた。

 県庁には午後一時前、関係者から「農相が自殺を図ったらしい」と電話で一報が入った。その後すぐに潮谷義子知事や三役、関係部長が知事室にこもって情報収集や対応を協議。職員らが慌ただしく動き回り情報確認に追われた。潮谷知事は「事実関係を確認できない現時点ではコメントできない」と語った。

 松岡農相の熊本3区後援会長を務める今村輝昭南阿蘇村長は「全く予測もしない出来事で驚いている。こうした事態になったことは正直、残念なことだ」。佐藤義興阿蘇市長は「午後一時前に東京から連絡があった。情報がさくそうしているが、ただ驚いている」と戸惑いをみせた。

 一方、東京・永田町の衆院第一議員会館二階にある松岡農相の事務所前も報道陣でごった返した。午後一時前、事務所から出てきた秘書の一人は「農相が自殺を図ったのか」との報道陣の問いに、「よく分からないが、そのようだ」とだけ答え、迎えの車に乗り込んで走り去った。

1516片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 10:04:16
松岡農相自殺、県内関係者も衝撃広がる 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&amp;blockId=471478&amp;newsMode=article

 松岡利勝農相自殺の報は、県内の関係者にも衝撃を与えた。

 29日に参院農林水産委員会で大臣答弁を求める予定だった自民の岩永浩美参院議員は「びっくりしている。いろいろ疑惑を言われていたが、あの強気な人が。追い込まれたのか…」と絶句。「日本農政のかじ取り役で、WTO(世界貿易機関)の農業交渉が最終段階という一番大事な時に残念」と語った。

 知人からの電話で知ったという民主の原口一博衆院議員は「昨年の災害の激甚指定などで佐賀はお世話になった。気の優しい方だった」としのんだ。ただ、「政治とカネ」の問題で疑惑が追及がされていたことについては「早く辞めさせるべきだった。安倍首相の任命責任は重い」と松岡氏を擁護し続けた首相の対応を批判した。

 JA佐賀中央会の中野吉實会長は「日本農業にとって一番大事な時だけに、農業団体の人間にはショック。あの人ならWTO交渉や(自由化を進める)経済財政諮問会議での、国内外からの要求をはねのけてくれた…」と肩を落とす。「追及されても安倍首相が松岡氏を代えなかったのは、あれだけ農政に精通した人はいなかったからだ」。

 古川康知事は、「大変驚いている」とのコメントを発表した。昨年の台風13号で被害にあった水稲を持参して激甚災害指定を訴えたとき、松岡氏が稲を手に取って「しっかりやります。来年は元気を出していただかないとね」と述べたことを紹介、「心からお悔やみ申し上げます」と結んだ。

1517片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 10:10:05
農相自殺「残念」、市民は厳しい声
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&amp;newsNo=294

 松岡利勝農相が突然自殺した28日、県内にも衝撃が広がった。農業関係者や同僚議員から惜しむ声が上がる一方、事務所の光熱水費問題などが残る渦中の死に、市民からは厳しい声も聞かれた。

 JA越後おぢやの友田明石組合長(66)は、22日に都内の会合で同席したばかり。「壇上で『日本の農政は必ず守る』と元気な声を張り上げていた。見識の深い大臣を失い、非常に残念」とショックを隠しきれない様子。

 JA新潟中央会の柳沢武治会長は「突然の悲報に驚いている。世界貿易機関(WTO)農業交渉の重大な局面で、指導力発揮を期待していた矢先のことで大変残念」と述べた。

 派閥の同僚だった桜井新参院議員は「(事務所費問題で追及を受ける)松岡君には何度も農相は辞めるなと言ってきたが、こんなことになるなんて」と絶句。「米価交渉では一緒に戦った仲間。農相としては優れた人材だった」と惜しんだ。

 4月に本人と会ったという栗原博久元衆院議員は「(農水省所管の)緑資源機構の談合でも責任を感じていたようだ。あんまり無理しなさんなと言っていたのだが。相談相手がいなかったんだろう」と思いやった。

 一方、市民の反応は厳しい。新潟市中央区の無職女性(69)は「自殺の結末に、誰も同情はしないだろう。事務所費問題の答弁でも居直るような姿勢に終始していた」と批判。同区の自営業男性(59)は「死を選ぶくらいならすべてを話すべきだ。政界のうみを出し切る覚悟を持てなかったのか」と突き放した。

 同区川岸町の60代男性は「あっけない幕引き。一連の疑惑に何の説明責任も果たしていない。首相の対応も悪かった」と話していた。


新潟日報2007年5月28日

1518片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 10:11:54
松岡農相自殺 県内各党幹部らにも衝撃 
2007/05/29  兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000356384.shtml

 松岡利勝農水相の自殺は、県内各党幹部らにも衝撃を与えた。数々の疑惑の目を向けられたまま現職閣僚が自ら命を絶つ前代未聞の事態となり、目前に控えた参院選への影響を指摘する声も出ている。

 自民県連の原亮介幹事長は「説明責任を果たしたとはいえず、任命権者としての安倍首相の責任を追及されることも覚悟しておかなければならない。信頼回復のために、政治家は自らを厳しく律する姿勢が必要だ」と深刻に受け止めた。別の幹部は「間違いなく支持率は低下し、選挙にも影響する」。

 公明県本部の野口裕幹事長は「いろいろな問題に追い詰められていたのかもしれない。自分なりに責任を取ったのだろうか」と困惑した様子。

 民主県連の杉尾良文幹事長は「疑惑があるのなら国民に説明するのが政治家の責務。理由がどうであれ現職大臣の自殺は安倍政権にとって影響が大きい。率先して解明に当たってこなかった自民への批判が高まるはず」としている。

 共産県委員会の松田隆彦書記長は「気の毒だが、政治家として筋を通し、疑惑に答えるべきだった。進退窮まるところまで罷免しなかった安倍内閣の姿勢が問われることになり、参院選に大きく影響するだろう」とみる。

 社民県連の今西正行代表は「事務所費や献金問題などを解明しないまま事実を葬り去り、大臣として何ら責任を果たしていない。任命権者である首相が罷免するタイミングを逃し、かばいにかばった結果でもある」と安倍首相の対応を批判した。

 新社会県本部の鍋島浩一書記長は「違法でなければいい、という自民のごう慢な考え方に国民も気付いており、参院選にも必ず影響する」と断言した。

1519片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 11:10:10
「松岡氏は辞任を周辺に相談」〜派閥幹部
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070529/20070529-00000005-nnn-pol.html

 松岡農水相が所属していた自民党・伊吹派幹部は28日夜、「ごく最近、いつ閣僚を辞めるのがいいか周辺に相談していたようだ」と述べ、身近な関係者には辞任の相談があったことを明らかにした。

 また、松岡農水相の死亡に伴う熊本3区の補欠選挙は参院選と同日に行われるが、この補欠選挙について、遺族の出馬は現段階では「ないと聞いている」と述べている。

1520片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 11:12:28
松岡利勝農水相自殺 都内の斎場で仮通夜、安倍首相や議員ら大勢の人が弔問に訪れる
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070529/20070529-00000477-fnn-soci.html

東京・港区赤坂の議員宿舎で首をつって自殺した松岡利勝農水相(62)の仮通夜が28日夜、都内の斎場で営まれた。
現職閣僚の自殺という戦後初めての事態に、政界には衝撃が走っている。
港区赤坂の議員宿舎で首をつって自殺した松岡農水相の仮通夜が都内の斎場で営まれ、大勢の人が弔問に訪れた。
午後7時20分すぎ、松岡農水相のひつぎが伊吹派の伊吹会長らに付き添われ、葬儀場の中に入っていった。
安倍首相や議員たちも、沈痛な面持ちで斎場へと入っていった。
伊吹文明文科相は「押しつぶされてたのかなと、大変つらい思いがしてます」と述べた。
現職閣僚の突然の訃報(ふほう)に、永田町は騒然となった。
自殺の一報を受けた自民・石原伸晃幹事長代理は「は!?」、「まったく承知しておりません。申し訳ございません。今初めて聞いたというような...」と述べた。
松岡農水相は午前10時ごろ、議員宿舎の自室で秘書と話したあと、出発の時間の正午をすぎても出てこなかった。
秘書とSPが一緒に部屋に入ったところ、リビングのドアのちょうつがいにひもをひっかけ、首をつった状態の松岡農水相を見つけた。パジャマ姿だったという。
午後1時すぎ、救急車で慶応大学病院に運ばれたときには、すでに心肺停止状態だった。
病院は会見で「絶え間ない心臓マッサージを繰り返し、心臓が再び動き出す可能性を検索いたしました」と話した。
懸命の治療が続けられたが、午後2時に死亡が確認された。
部屋には、安倍首相や秘書官にあてて、6通の遺書が残されていた。
また、「国民の皆様、後援会の皆様」と書かれた便せん、そして、「家内が確認するまで探さないでください」と書かれた便せんが残されていたという。
戦後例がない現役閣僚の自殺。
多額の光熱費問題など、さまざまな疑惑を指摘され、緑資源機構の官製談合事件にからみ、受注業者から献金を受けた問題も取り上げられた松岡農水相。
中川昭一政調会長は「大変親しい方だったし、わたしの後任の農林水産大臣でもありましたので、もう本当にただただびっくりしています」と述べた。
高市早苗特命担当相は「こんなときでも、仕事をしなきゃいけないので...」と言葉を詰まらせた。
一方、国会で、疑惑を厳しく追及していた野党の鳩山 由紀夫民主党幹事長は、「ご自身にさまざまな思いがあって、悩まれておられたんだろうと推察をいたしますけれども...」と述べた。
また、社民・福島瑞穂党首は「こんなことになる前に、説明責任がもっと尽くされたらなというふうに思います」と述べた。
空席になった農水相のポストは、当面、若林環境相が兼務することになる。
これまで疑惑の渦中にあった松岡農水相をかばい続けてきた安倍首相は、28日夕方、「本当に残念ですし、ざんきに絶えない思いであります」、「当然、私は松岡大臣のいわば任命権者ですから、当然、総理としてですね、私の内閣の閣僚のとった行動に対して、責任を感じています」と述べた。
また、現役閣僚の突然の自殺は、海外メディアでも大きく報じられている。

[29日2時32分更新]

1521片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 11:43:39
松岡農相が自殺 閣僚自殺に県民も驚き
http://www.minyu-net.com/news/news/0529/news2.html

 28日午後零時20分ごろ、東京都港区赤坂2丁目の議員宿舎1102号室で、自民党衆院議員の松岡利勝農相(62)が首つり自殺を図り、意識不明となっているのが見つかった。搬送先の慶応大病院(新宿区)で、午後2時に死亡が確認された。部屋から安倍晋三首相らにあてた封書6通と便せん2通の遺書計8通が見つかった。便せん1通には「国民の皆さま、後援会の皆さま」あてに「私自身の不徳の致すところ。ご迷惑をかけ、おわび申しあげます」と記されていた。衆院事務局によると、現職国会議員の自殺は戦後7人目で、現職閣僚は初めてとみられる。松岡農相はこの日午後、参院決算委員会で、農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の談合事件で答弁が予定されるなど「政治とカネ」をめぐり追及の渦中にあった。
 現職閣僚の自殺は、県民にも大きな衝撃となって広がった。松岡農相の死に対し、県民からは驚きや、悼む言葉とともに「疑惑への説明責任を果たしてほしかった」との声が相次いだ。
 国会で答弁した松岡農相の姿がまだ記憶に新しいだけに、喜多方市の農業佐藤哲さん(71)、須賀川市の主婦高橋佳恵さん(28)は、ともに「びっくりした」と驚きを隠せない。
 ただ、政治資金規正法の改正の議論や緑資源機構をめぐる官製談合事件が終結していない中での突然の死だけに、福島市の自営業高橋啓治さん(51)、相馬市の会社員木村広光さん(47)、会津美里町の公務員金田典之さん(27)は「しっかり説明責任を果たしてほしかった」と異口同音に話した。

 「農政にとって残念」本県選出議員
 松岡利勝農相の自殺は、県選出の国会議員にも衝撃を与えた。
 全国農業会議所会長、県農業会議会長で農水副大臣を務めた自民党の太田豊秋参院議員(福島選挙区)は「中国へのコメの輸出問題の外交で一緒に訪中した。素晴らしい情熱だった。真剣に仕事に取り組んでおられ、日本の農政にとって残念な人を亡くしたと思う」と無念さをにじませた。
 衆院農水委員会で、松岡農相から政策理念を評価された渡部篤議員(自民、比例東北)は「農林水産行政を最も知っている大臣だった。攻めの農政を展開され、頑張っていたので、とても残念に思う」と声を詰まらせた。
(2007年5月29日 福島民友ニュース)

1522片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 11:50:38
松岡農相自殺/擁護の末に、最悪の事態
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0528.html
 自殺した松岡利勝農相をめぐっては独立行政法人「緑資源機構」の官製談合事件絡みの献金や資金管理団体による巨額の光熱水費計上などが指摘され、与党内からも辞任を求める声が上がり始めていた。安倍晋三首相は一貫して松岡氏を擁護し続け、「現職閣僚の自殺」という事態に至った。政権の安定を優先し、「政治とカネ」問題を不問に付した首相の責任が問われることになる。

 ▽辞任求めず

 「私が上司だから責任があるよな…」。農相自殺という衝撃的な情報が駆け巡った二十八日昼、首相官邸。対応策を話し合うため急きょ集まった塩崎恭久官房長官、下村博文官房副長官らに首相は沈痛な面持ちで自らの“責任”に言及した。

 林野庁の行政処分に絡むあっせん収賄事件の贈賄側から献金を受けるなど数多くの疑惑が取りざたされた松岡氏を首相は昨年九月、あえて農相に起用。松岡氏が総裁選で早々と安倍支持を打ち出したことへの「論功行賞」色の強い人事だった。

 今年に入って表面化した光熱水費問題でも「法律の求めに従って説明している」、官製談合事件の受注側からの献金についても「かなり早い段階で返したと報告を受けている」と松岡氏を擁護し続けた。辞めさせれば昨年末、相次いだ本間正明前政府税制調査会長、佐田玄一郎前行政改革担当相の辞任に続く“辞任ドミノ”で「政権の求心力を失う」(官邸筋)との判断があった。

 自民党内にも「辞めさせてやらなかった責任の方が大きい。松岡氏の再チャレンジの機会を失った」(笹川尭党紀委員長)と首相の擁護責任論が強まっている。

 ▽言葉少な

 「光熱水費問題は全然気にしていなかったが、談合の話になると言葉少なになった」

 松岡氏の自殺の動機は不明だが、ある与党幹部は松岡氏が官製談合事件をかなり気にしていた様子だったと証言する。この事件の受注側の公益法人などが松岡氏側に十年間で計約八百五十万円を献金。逮捕者を出した二社も含まれ、うち一社はパーティー券四十万円を購入していた。

 一方、地元の熊本県を舞台にした特定中山間保全整備事業に絡む官製談合疑惑も浮上。工事を請け負った県内十四業者から松岡氏の資金管理団体などに対し、三年間で計約千三百万円の献金も明るみに。献金額が最も多かった業者について「選挙のたびに松岡氏の選対をまとめ、中山間事業の仕切り役として大きな影響力を持っていた」と地元業者から指摘が出ていた。

 閣僚の一人も「このところ明らかに疲れ切っていた様子だった」と指摘する。「捜査が進んでいたという情報はなかった」(自民党国対筋)として事件が原因との見方はできないというのが与党の受け止めだが、松岡氏が精神的に追い詰められていたのは事実のようだ。

 ▽象徴喪失

 松岡氏の自殺が参院選を前に安倍政権に大きなダメージを与えたことは事実だが、野党側も難しい対応を迫られている。

 「『政治とカネ』の象徴的存在だった松岡氏がいなくなってしまった」

 民主党幹部は松岡氏が死去したことで逆に「政治とカネ」の問題を争点としにくくなったとの見方を示した。

 “死者にムチ打つ”イメージを避けるため「内閣の生き残りのため、首相が松岡氏に説明させなかった」(社民党の福島瑞穂党首)と攻撃のポイントを首相に絞る。

 「これは一つの衝撃だが、しっかり乗り越えて信頼を回復していかねばならない」。この日、午後、自民党の中川秀直幹事長は衝撃を振り払うようにげきを飛ばした。松岡氏の自殺が参院選にどう影響するのかはまだ不透明だ。

1523片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 13:09:14
後任農相に若林氏の横滑り案浮上で、環境相人事も焦点に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070529ia01.htm

 28日に自殺した松岡農相の後任に若林環境相(町村派・衆院当選3回、参院2回)を横滑りさせる案が浮上したことで、若林氏の後任となる環境相人事も焦点となっている。安倍首相は、農相、環境相の両ポストの人選を急ぐ。

 首相は28日、松岡氏の後任の人選について「我々は農業改革に挑んでおり、農林水産業の改革に情熱を持って取り組める人を選びたい」と記者団に語った。

 現在、世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)は、焦点の農業交渉で6月末に大枠合意案が示され、7月末の大枠合意を目指す日程が固まっている。若林氏の横滑り案が浮上しているのは若林氏が農水省OBで「WTO交渉で即戦力になる」(政府筋)との見方があるからだ。このほかにも農政通として、農水省OBの赤城徳彦衆院議員(48)(高村派・衆院6回)らの名前が挙がっている。

 また、首相は、来年開く北海道洞爺湖サミットで、環境を主要テーマとするなど、環境問題重視の姿勢を打ち出しており、新環境相は今後、安倍政権で重要な役割を果たすことになる。

 首相は24日に、世界の温室効果ガスの排出量を2050年までに現状より半減させる目標を提案するなど、「ポスト京都議定書」の枠組み作りで積極的に議論をリードする姿勢を示している。このため、環境相には外交の分野で実績のある高村正彦・元外相(65)(高村派・衆院9回)や、鈴木俊一・元環境相(54)(丹羽・古賀派・衆院6回)らの名前が取りざたされている。

(2007年5月29日3時11分 読売新聞)

1524片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 13:10:15
政府・与党、農相自殺で「政治とカネ」への取り組み確認
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070529i203.htm?from=main2

 松岡農相の自殺から一夜明けた29日午前、政府・与党は閣議などで、今後も結束して、「政治とカネ」の問題など国政の諸課題に取り組むことを確認した。

 閣議では、松岡氏の席に白い花が飾られた。全員で黙とうを1分間ささげた後、首相が「松岡農相が道半ばで亡くなったことは誠に痛恨の極みであり、閣僚各位は、今後とも結束して国政にあたってもらいたい」とあいさつした。

 閣議開始前の写真撮影の際には、松岡氏が所属した自民党伊吹派会長の伊吹文部科学相が立ち上がり、「昨日はすみませんでした」と首相に深々と頭を下げる場面もあった。

 閣議後の記者会見で、久間防衛相は「(松岡氏は)進むも退くも地獄みたいな思いだったのではないか」と述べ、政治資金問題が影響しているとの見方を示した。長勢法相は「(検察による松岡氏への)直接の調べ、捜査があったという話は聞いていない」と語った。自殺が政権に与える影響については、「全く影響がないとは言えない」(渡辺行政改革相)と懸念する声も出た。

 一方、民主党は国対役員会などで安倍首相の任命責任などを厳しく追及する方針を決めた。高木義明国会対策委員長は29日午前の記者会見で、「(松岡農相の自殺は)『政治とカネ』という疑惑が残る中でこういう事態が起きた。この問題についてはきちんと議論していきたい。政官業の癒着の構造をなくしていくことが本来の再発防止になる」と述べ、緑資源機構をめぐる官製談合事件などについて、政府・与党を追及する考えを強調した。

 さらに、「安倍首相がかばい続けたのは良くないと言ってきた」として、松岡氏を擁護した首相にも責任があるとの見方を示した。

(2007年5月29日12時13分 読売新聞)

1525片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 13:11:59
首相、松岡前農水相自殺になお硬い表情
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070529/shs070529002.htm

 松岡利勝前農水相の自殺という政権発足後、最悪の事態から一晩明けた29日朝、安倍晋三首相の表情は終始硬かった。日ごろは前向きで楽観的なところもあるが、さすがに受けた衝撃の大きさは隠しようもなかった。

 伊吹文明文部科学相「昨日はすみませんでした」

 首相「…」

 閣議前、松岡氏が所属する自民党伊吹派会長の伊吹氏が立ち上がって深く頭を下げたが、首相は黙ってうなずくだけだった。松岡氏の席には、白い花が飾られていた。

 閣議では、全閣僚が1分間の黙祷(もくとう)を行った。首相は「松岡前農水相は、特にBSE(牛海綿状脳症)やWTO(世界貿易機関)の問題、また中国へのコメ輸出など一生懸命に取り組んでこられた。道半ばで亡くなられたことは誠に痛恨の極みだ」と松岡氏の業績を振り返り、改めて閣僚に結束を呼びかけた。

 松岡氏の自殺は、社会保険庁の年金記録紛失問題が発覚し、各種世論調査で内閣支持率急落が報じられた直後のこと。安倍政権は参院選前に、二重の打撃を受けた形だ。

 政府・自民党では、現職閣僚が自殺したからといって「任命責任ということはない」(久間章生防衛相)との見方が多い。ただ、首相自身は周囲に「自分の内閣でこのようなことになった責任からは、逃れられない」と語るなど、事態を深刻に受け止めている。

 首相は松岡氏の手腕を高く買っていた。農政族でありながら、農業団体の反対を抑えて豪州との経済連携協定(EPA)を推進するなど「攻めの農政」ができるのは、松岡氏以外にはいないとみていたからだ。

 そのため松岡氏が光熱水費問題で批判を浴び、与党内から更迭論が出た際も松岡氏をかばい続けた。平成19年度予算成立した際には「(松岡氏を擁護する答弁は)かなりきつかった」と漏らしたが、今後の活躍への期待は大きかった。

 松岡氏は「『オレも還元水のことなんか言わなきゃよかったけど、還元水、あそこに本当に引いてるものな』と言ってた」(伊吹派の河村建夫事務総長)という。ただ、十分な説明を行わないまま自らの人生に幕を引いたことで、批判の矛先は直接、首相に向きかねないのも事実だ。

 実際、民主党の高木義明国対委員長は29日の会見で「論戦でことの真相を明らかにし、国民の政治不信を払拭(ふっしょく)する決意だ。悲しい出来事は悲しい出来事と受け止めながら、私たちは国民の負託に応える。政治とカネの問題はきちんと議論をしていきたい」と追及の構えを崩していない。

 閣議後には、各閣僚から「(政権への)影響は大きいと十分自覚している」(高市早苗沖縄北方担当相)などと厳しい見方も出ており、首相は大きな正念場を迎えた。

(2007/05/29 12:00)

1526片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 13:13:05
松岡農相自殺:閣議で黙とう 会見では口つぐむ姿目立つ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070529k0000e010038000c.html

 松岡利勝農相の自殺から一夜明けた29日午前、安倍晋三首相は閣議で「(松岡氏が)道半ばで亡くなられたのは誠に痛恨の極みだ。今後とも結束して国政に取り組んでいくよう改めて協力をお願いする」と訴えた。閣議後の各閣僚の記者会見では、松岡氏の死で政治とカネを巡る疑惑が不透明なままとなったことに「コメントすることはない」(尾身幸次財務相)「私に聞いても分からない」(久間章生防衛相)など口をつぐむ姿が目立ち、夏の参院選に向け「自民党に厳しい風があるだろう」との見方も出た。

 閣議は29日午前9時2分、国会内で始まり、安倍首相や閣僚は1分間、松岡氏の死を悼み黙とうを捧げた。閣議室で松岡氏が座っていた席には白い花が飾られ、大田弘子経済財政担当相と高市早苗少子化担当相は松岡氏の死を悼み黒いスーツ姿で出席した。

 閣議に先立ち、松岡氏が所属した自民党伊吹派会長の伊吹文明文部科学相は一人立ち上がり、首相に「昨日は済みませんでした」と深々と頭を下げ、首相も一礼した。

 閣議後の記者会見で、渡辺喜美行革担当相は松岡氏の自殺について「驚きの一語に尽きる。現職閣僚の立場であのような決断をされた心の内は計り知れない」と述べた。伊吹文科相は「政策以外のところで批判を受けたのは本人もつらかったと思う。政策的な評価はきちっとしてやってほしい」とかばった。

 自殺を選んだことについては伊吹文科相が「その人しか心の中は分からない」と述べたほか、柳沢伯夫厚生労働相も「心中を推し量ることはできない」とコメントを避けたが、溝手顕正国家公安委員長は「そういう方法が全てではないと思う」と語った。

 政権運営への打撃に関しては、渡辺行革担当相が「全く影響がないとは言えない」と深刻な表情を浮かべ、夏の参院選への影響についても、農相の臨時代理となった若林正俊環境相が「国民の受け止め方としてかなりの影響が出てくるだろう。自民党に厳しい風があるだろうと予測している」との見通しを示した。

 松岡氏の遺体は同日正午に四谷たちばな会館を出棺した。その後、車で自民党本部や国会議事堂、農水省などを回った上で、飛行機で午後6時前、地元の熊本に帰る。30日に熊本県阿蘇市内で密葬が営まれる。【川上克己】

毎日新聞 2007年5月29日 11時44分 (最終更新時間 5月29日 12時51分)

1527片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 14:12:45
強気一転「まさか」 松岡農相自殺 一方的な幕 批判も 「追い込まれてたのか」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070529/20070529_014.shtml

 「疑惑」を自ら封じたのか。28日の松岡利勝農相(62)=衆院熊本3区=の自殺は、不明朗な事務所経費や官製談合事件に絡む業者からの献金など、さまざまな問題が報道されていた最中のできごとで、政界や地元・熊本県に「まさか」と、衝撃が広がった。強引ともいえる政治手法で存在感を発揮し、「政治とカネ」をめぐるうわさも絶えなかった政治家の突然の死。議員会館に残された遺書の中身はほとんど明らかにされておらず、真相は不明のままだ。

 松岡農相は、最後の帰郷となった26日夕、元県議を慰労する熊本市での会合に出席。終始、上機嫌だったが、緑資源機構の官製談合事件に話が及ぶと「間違ったことはしていないから心配すんな」と、表情をこわばらせたという。

 この席で、喫煙しない松岡農相が「1年に1本だけ吸うんだ」と周囲にたばこを無心し、元自民党衆院議員の故松野頼三氏の関係者に「松野先生がグラマン疑惑を乗り切ったのは何歳やったですかね」と尋ねた。

 「心なしか、お疲れの様子だった」。会合に出席した自民党熊本県連の古閑三博会長はそう振り返り、唇をかんだ。

 自殺の動機は不明だが、緑資源機構の官製談合事件との関連を指摘する向きもある。25日には東京地検が農相の地元にある同機構阿蘇小国郷事務所を捜索。事件と絡む業者からの献金も明るみに出て、自民党県連内部からも「このままでは7月の参院選を戦えない」という、怨嗟(えんさ)の声が上がっていた。

 ある建設業者は「推測するしかないが、自らの口を封じようとしたんじゃないか。表にできないこともあったのでは…」と声をひそめた。

 一方、市民からは、疑惑が報道されていた最中の自殺に厳しい指摘が相次いだ。

 熊本市のタクシー運転手男性(60)は事務所費や緑資源機構発注事業の談合事件などを念頭に「真相を明らかにしてほしかった。相当追いこまれていたのではないか」と指摘。28日は、参院決算特別委員会で緑資源機構の談合事件などの審議が予定されていたといい、同市内の女子学生(22)は「(自殺は)残念ですが、何か悪いことをしていたのではないかと疑ってしまう」と、冷ややかな見方をした。

=2007/05/29付 西日本新聞朝刊=

1528片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 14:13:49
「こんなことに…」秘書ら沈痛
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070529/20070529_015.shtml

 「詳しいことは分かりません」「今、確認しています」‐松岡利勝農相の衆院議員会館事務所では、秘書らが終日、電話対応に追われた。弔問に訪れた政治家の間からは「早く農相を辞任していれば…」と、最悪の事態を悔やむ声が聞かれた。

 詰め掛けた報道陣に対し、事務所は閉め切られたまま。死亡が確認された後、ようやく取材に応じた平嶺孔貴政策秘書は「分かっているのは午後2時に死亡したことだけです」と沈痛な面持ちで話した。事務所関係者の1人は「何てばかなことをしたのか。こんなことになるなんて…」と無念さをにじませた。

 事務所を訪れた大島理森元農相は「亡くなられたんだから静かにしてやって」と言葉少な。深谷隆司元通産相は「さまざまな疑惑が生まれ(農相を)辞めたいと思ったときも何度かあったんじゃないか。もう少し早めに辞任されるなどしていれば、心の重圧はなかったのでは」と話した。

=2007/05/29付 西日本新聞朝刊=

周辺に辞任を相談 自民幹部「覚悟の自殺だろう」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070529/20070529_016.shtml

 安倍晋三首相や国民などにあて計8通の遺書を残していたという松岡利勝農相(62)。自殺という予期せぬ事態について、松岡氏が所属した自民党伊吹派の幹部は28日夜「内々に近い人に農相として辞め時を相談し、タイミングをはかっていた」と明かした。

 辞任を念頭に苦悩した末に自ら命を絶ったとみられる松岡氏。その相談相手は、首相側近や派閥関係者ではなく「周辺の近い人」だったという。

 政治資金団体の光熱水費問題に加え、松岡氏は「政治とカネ」をめぐって、さまざまな疑惑を指摘され、国会では苦しい答弁が続いていた。

 そこに追い打ちをかけた独立行政法人・緑資源機構の官製談合事件。幹部は同事件で摘発された公益法人などからの政治献金が発覚したことで「責任を感じていたのだと思う」と推察。「覚悟の自殺だったのだろう」と松岡氏の心中を推し量った。

=2007/05/29付 西日本新聞朝刊

1529片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 14:14:24
カネの話題尽きず 水俣病対策では貢献
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070529/20070529_009.shtml

 自殺した松岡利勝農相は、自民党を代表する農林族議員として知られ、水俣病問題では政府・与党と地元をつなぐ中心的役割を果たしてきた。ただ、カネにまつわる疑惑が尽きず、強引な政治手法に批判も根強かった。党総裁選で安倍晋三首相を支持し、悲願の初入閣を果たして8カ月。阿蘇の農家の長男から閣僚に上り詰めた「たたき上げ」の政治家は、相次ぐ疑惑をぬぐい去ることができないまま命を絶った。

 農水省技官出身の松岡氏は1990年衆院選で初当選。農林族で「武闘派」として知られた江藤隆美元総務庁長官らの薫陶を受け、頭角を現した。世界貿易機関(WTO)交渉などで活躍。農水省内でも「人脈が豊富で外交交渉に強い」(中堅職員)と信頼が厚かった。

 水俣病対策では、入閣するまで党水俣問題小委員長、与党プロジェクトチーム座長を務めた。2005年、関西訴訟最高裁判決を受けた新たな被害者対策の取りまとめでは熊本県を強力にバックアップ。同県が行っている水俣病業務の国への返上も辞さないと迫り、新事業に伴う県の費用負担の軽減を認めさせた。

 だが、官僚らを強い口調でしかりつける政治手法には批判も強く、あっせん収賄事件で逮捕された鈴木宗男衆院議員との親交から「東の宗男、西の松岡」とささやかれもした。2001年のBSE対策に伴う牛肉買い取り事業では、鈴木氏とともに業界団体の意向をバックに政府に買い取りを強く迫った。

 こうした松岡氏について、党内では「源流は青嵐会の政治スタイルにあるのではないか」との見方がある。1973年に結成された「青嵐会」は血判状で結束を誓った派閥横断的な「党内武闘派集団」。やはり農林族で自民党総裁選に敗れた後に自殺した中川一郎元農相らが中心で、江藤氏も一員だった。

 遺書8通を用意し「迷惑をかけ申し訳ない」などとしたためたていた松岡氏。「閣僚まで上り詰め、思い残すことはなかったのかもしれない。晩節を汚すなら死を選ぶ。農林族の大先輩、中川さんの末路が頭にあったのかもしれない」。官僚時代から松岡氏を知る党関係者はこうつぶやいた。 (東京報道部・植田祐一)

=2007/05/29付 西日本新聞朝刊=

1530片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 14:15:07
松岡農相自殺 現職閣僚では戦後初 阿南陸相以来 国会議員は7人目
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070529/20070529_001.shtml

 衆院事務局などがこれまでに把握している戦後の現職国会議員の自殺者は6人おり、松岡利勝農相は7人目とみられる。また現職閣僚では、陸軍出身の阿南惟幾陸相がポツダム宣言受諾に反対して割腹、1945年8月15日に死亡しており、「統計はないが、阿南陸相以来で戦後初めてだろう」(同事務局)という。

 最近では2005年8月の永岡洋治自民党衆院議員、98年2月の新井将敬同党衆院議員のケースがある。永岡氏は郵政民営化法案の衆院本会議採決で賛成票を投じたことをめぐって悩んでいたとされる。新井氏は日興証券の利益供与事件で証券取引法違反容疑が持たれ、衆院に逮捕許諾請求が提出された翌日、都内のホテルで自殺した。

 また91年5月、体調を崩して悩んでいた自民党の名尾良孝参院議員が、83年1月には同様の理由で社会党(当時)の松本幸男氏がそれぞれ自宅などで自殺。同年同月、中川一郎元農相が札幌市のホテルで首をつって自殺し、前年末の自民党総裁選で敗れたことによる心労が原因とされた。

 45年12月には元首相の近衛文麿貴族院議員が連合国軍総司令部(GHQ)に戦犯として指名され、出頭直前に服毒自殺した。

 現職以外では、01年1月に中島洋次郎元衆院議員が、海上自衛隊の救難飛行艇開発をめぐる汚職事件で受託収賄罪などに問われ、1審、2審で実刑判決を受け、上告中に自殺した例がある。

=2007/05/29付 西日本新聞朝刊=

1531片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 14:42:36
松岡前農水相、2日前に熊本で墓参り
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070529/20070529-00000037-jnn-soci.html

 熊本県の松岡前大臣の実家には、朝早くから次々と弔問客が訪れています。

 熊本県阿蘇市の松岡前大臣の実家には、幼なじみや近所の人が、まだ信じられないといった表情で集まってきています。

 「俺にとっては惜しい人間をなくしたというだけ・・・」(幼なじみは)

 ところで、松岡前大臣は、自殺を図る2日前の26日土曜日、実家を15分ほど訪れ、仏壇に手を合わせ、その後、実家の裏にある先祖の墓参りをしたとのことです。

 「大臣になられてからは、なかなか多忙ですね、めったに墓参りしていなかったが、この前の土曜日は15分くらい墓参りに訪れた」(幼なじみは)

 また、その夜、行われた会合では、普段吸わないタバコを手にしたとのことです。

 「タバコを吸ったのは、その日の行動の中では変わっていた」(会合に出席した前県議)
 (29日11:34)

「いつ辞めたらいい」、親族らに胸の内
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070529/20070529-00000038-jnn-soci.html

 「大臣をいつ辞めたらいいだろうか」。28日、自殺した松岡利勝前農水大臣は、最近になって、親族らにこのように胸の内を漏らしていた事が分かりました。松岡前大臣の遺体は、まもなく国会などをめぐり、夕方には地元・熊本に戻ります。

 松岡前大臣の遺体が安置されている東京・新宿区の葬祭場です。遺体は正午に車で出発、国会議事堂などの前を通り、夕方には地元、熊本に向かう予定です。

 28日夜、こちらでは仮通夜が営まれ、安倍総理や小泉前総理ら、多くの国会議員や関係者らが弔問に訪れました。29日朝も国会議員や経済団体の代表らが弔問に訪れる姿が見られました。

 「本人も無念だったと思いますけれども、ご家族も大変だと思うので、みんなでできる限りの事をしたいです」(自民党・中川昭一政調会長)

 「同じ九州出身だし、農林関係で一緒にやってきただけに本当に寂しいですよ」(久間章生防衛相)

 国会での野党からの追及を、強気の答弁などでかわしていた松岡前大臣でしたが、自殺の前に、安倍総理や農水省関係者、それに国民などにあて、「私自身の不明・不徳の致すところで、誠に申し訳ない」などと記した8通の遺書を残していた事が、これまで明らかになっています。

 さらに、関係者によりますと、最近になり親族らに対して、「大臣をいつ辞めたらいいだろうか」などと、胸の内を漏らしていた事が新たに分かりました。松岡前大臣の遺体は、正午にこちらを出発して、自民党本部や国会議事堂などの前を通り、夕方には地元・熊本に戻る予定です。(29日11:06)

1532片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 14:43:57
松岡農水相自殺 鈴木宗男衆院議員、自身のサイト上に農水相との最近のやり取りを掲載
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070529/20070529-00000504-fnn-soci.html

生前の松岡利勝農水相と親交が深かった新党大地代表の鈴木宗男衆議院議員が、自身のウェブサイト上の日記に、松岡農水相との最近のやりとりを掲載している。
それによると、4月24日に鈴木議員が、「あすの委員会で、わたしが質問するから、国民に心からのおわびをしたらどうか」と進言したところ、松岡農水相は「鈴木先生、ありがたいお話ですが、今は黙っていた方がいいと、国対からの上からの指示なのです。それに従うしかないんです」と返答したという。
これに関連して、自民党の坂本剛二国対副委員長は29日朝の会見で、「党の国対としては、指示はしていない」と否定している。

松岡農水相自殺 8通の遺書の内容の一部が明らかに 台所には水のペットボトル
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070529/20070529-00000505-fnn-soci.html

自殺した松岡利勝農水相(62)は、封書や便せんに書いたあわせて8通の遺書を残していたが、その内容の一部が明らかになっている。
松岡農水相は、あわせて8通の遺書が残していた。
うち6通は、あて名の横に「親展」と記された封書で、「総理大臣 安倍晋三殿」などと、あて名が書いてあった。
残る2通は、農林水産相で使われているA4サイズの便せん2枚で、このうち1枚は、発見者にあてたもので、「妻が知っているので、それを探さないでくれ」などと書かれていた。
これは、「妻あての遺書を探さないでほしい」と示唆したものとみられる。
また台所には、飲み終えたミネラルウオーターのペットボトルがつぶされたように置かれていたという。

1533片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 14:56:48
「遺書は公表しない」と官房長官 '07/5/29
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705290272.html

 塩崎恭久官房長官は二十九日午前の記者会見で、松岡利勝前農相の遺書について「そもそもプライベートなものだ。プライバシーにかかわることには政府は触れない」と述べ、公表しない考えを示した。塩崎氏は「(遺書は)ご家族がお持ちだろうと思う。わたしどもは見ていない」と強調した。

 一方、自民党の中川秀直幹事長は会見で「国民に向けてというのであれば、松岡事務所で適切に判断して公表されるべきだ」と述べた。

1534片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 15:01:12
政治資金規正法:自民、改正案の了承見送り
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070529k0000e010058000c.html

 自民党は29日の総務会で、資金管理団体の5万円以上の経常経費(人件費を除く)に新たに領収書の添付を義務付ける政治資金規正法改正案の了承を見送った。

 同改正案は、自殺した松岡利勝農相らの不透明な事務所費問題がきっかけとなった。与党は「政治とカネ」問題の批判をかわすためにも、今国会で成立を図る方針だが、民主党・小沢一郎代表の資金管理団体が巨額の不動産を所有していたのを受け「新たな不動産取得を禁止する条項をもっと厳しい内容にすべきだ」との意見が相次ぎ、再検討することになった。

 民主党は、資金管理団体以外の政治団体の経常経費にも、領収書添付を義務付ける独自案をすでに国会に提出。対象を資金管理団体に絞った与党案を「抜け道の多いザル法」と批判している。【竹島一登】

毎日新聞 2007年5月29日 13時30分

1535片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 15:03:03
松岡氏の後援会会長「遺書はテレビで見た」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070529/20070529-00000041-nnn-soci.html

 自殺した松岡農水相の地元、熊本・菊陽町にある後援会事務所の会長は29日午前10時過ぎ、事務所を訪れた。後援会あての遺書もあったことについては、「テレビで見ました。6通ですか?それ以上のことは存じませんけどね」と述べた。

 松岡農水相の遺体は29日午後5時40分ごろ、熊本空港に到着する予定で、29日午後8時からは熊本・阿蘇市で通夜が営まれ、30日正午から密葬が行われる。

1536片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 16:09:54
松岡農相自殺:遺書8通残す 「国民の皆様」宛てなど判明
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070529k0000e040076000c.html

 故松岡利勝農相が残した8通の遺書のうち、封書の6通のあて名は▽安倍晋三首相▽縁せき関係にある島根県選出の景山俊太郎参院議員▽小林芳雄・農水事務次官▽青山豊久農相秘書官と警護官(本名)▽小泉純一郎前首相の前秘書官の飯島勲氏▽事務所の事務担当者(本名)。そのほか、「国民の皆様 後援会の皆様」と題された農水省のA4判の便せんに横書きで記された遺書の全文と、発見者のために便せんに書かれたとみられるものは次の通り。

 ◇国民の皆様 後援会の皆様

 私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。

 自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。

 なにとぞお許し下さいませ。

 残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。

 安倍総理 日本国万歳

 平成19年5月28日 松岡利勝

 ◇(発見者のために書かれたとみられるもの)

 家族への手紙は、女房が分かるところにありますので、ぜひ探さないで下さい。

 女房が来るまでは、どこにも触れないで下さい。

毎日新聞 2007年5月29日 15時00分

1537片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 16:11:34
松岡農相自殺:当日、外出予定時間を自ら遅らせる
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070529k0000e040077000c.html

 議員宿舎の自室で自殺した松岡利勝農相(62)が、発見の約2時間前の午前10時ごろ、外出予定時間を自ら1時間遅らせていたことが分かった。自殺するために必要な時間を確保するための変更だったとみられる。

 関係者によると、松岡氏は午前10時ごろ、秘書を部屋に呼び、パジャマ姿のまま玄関で立ち話をした。その際、当初午前11時だった出発時間を正午に変えたいと伝えたという。

 農水省の秘書官と警視庁の警護官(SP)は宿舎の地下駐車場で待機していたが、正午を過ぎても松岡氏が現れないため、午後0時18分になって部屋の呼び鈴を鳴らした。反応がなく玄関も施錠されていたため、秘書が持っていた合鍵で室内に入り、松岡氏を見つけたという。

毎日新聞 2007年5月29日 15時00分

1538片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 16:12:59
政治資金規正法改正案、自民党が了承見送り
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070529ia03.htm

 自民党は29日午前の総務会で、与党の実務者がまとめた国会議員の事務所費などに関する政治資金規正法改正案を審議した。「不動産規制が甘すぎる」などの批判が相次いだため、了承を見送った。

 同改正案は、政治家の資金管理団体について、〈1〉5万円以上の経常経費(人件費除く)支出への領収書添付を義務付ける〈2〉不動産所有を禁止する――が柱だ。しかし、既存の不動産は引き続き所有を認める内容になっていることから、総務会では、「何年以内に不動産を処分しなければ、処罰するなどの規定が必要だ」(高村正彦・元外相)などの反対意見が相次いだ。

 特に現行の改正案のままでは、民主党の小沢代表の資金管理団体が所有する巨額の不動産を規制することができないことに対し、「違法行為がまかり通るようなことがあってはならない」(深谷隆司・元郵政相)、「小沢氏の不動産を逆に認めることになる」(野田毅・元自治相)などの意見が続出した。

 改正案は29日午後に開かれる与党政策責任者会議で了承された後、国会へ提出される予定だった。

(2007年5月29日15時4分 読売新聞)

1539片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 16:18:00
自民党 年金記録で対応に不満
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/29/k20070529000119.html

29日に開かれた自民党の厚生労働関係の合同部会で、公的年金の加入記録の問題をめぐって、社会保険庁の幹部の責任を追及する意見や政府の対応は不十分だといった不満の声が相次ぎました。
会合では、社会保険庁の幹部が、公的年金の過去の加入記録のうち5000万件が誰のものか確認されないままになっていることについて説明しました。これを受けて、出席した議員からは「社会保険庁全体の問題であり、長官も含めた幹部の責任が問われるべきだ」といった意見が出たほか、「参議院選挙を控えており、党側に尻ぬぐいさせるのはおかしい」とか、「国民の納得を得るためには内部による調査だけでなく第三者による実態解明が必要だ」など、政府の対応に対する不満の声が相次ぎました。また、会合では「国民の多くは年金を受け取る権利が消えたと理解し不安が広がっている」という意見も出され、この問題をめぐる事実関係や政府の対応策などについて、新聞広告などで国民にわかりやすく説明することなどを早急に検討することになりました。

1540片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 16:57:48
「進むもひくも地獄だったのでは」・・・閣議後の閣僚ら
2007年05月29日16時13分
http://www.asahi.com/politics/update/0529/TKY200705290338.html

 29日の閣議後の記者会見では、閣僚らが「同僚」の松岡前農水相の身の処し方について、次々と感想をもらした。

 溝手国家公安委員長は「同情は禁じ得ないがそういう方法(自殺)がすべてではないと思う」と語った。

 「カネの問題は致命的な問題につながる。十分気を付けないといけないと絶えず自戒している」とも述べた。松岡前農水相が追及され、「ナントカ還元水」と発言した参院予算委員会で、溝手氏は松岡氏の隣の席だった。「(答弁から)帰ってきてブツブツつぶやいていた。よくわからない、状況が把握できていないと。そのときの印象は強烈に覚えている」

 久間防衛相は「進むもひくも地獄という思いだったのではないか。辞めるのは簡単でしょうが、そうもいかないのでしょう」と推し量った。

 甘利経済産業相は自殺について「正しいやり方とは思わない」と前置きし、「彼なりの責任の取り方だったのかと思う。極めてつらい、残念なことだ」と続けた。

 冬柴国土交通相は「大変苦しみ、悩み、逡巡(しゅんじゅん)しながらの結論であったのだろうけれども、本当に残念だった」と話した。

 農水相の臨時代理に就任した若林環境相は「政治家の自らの進退は自ら律することでありますから、松岡さんには松岡さんの思いがあったんでしょう」と述べた。

1541片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 17:01:56
松岡農相自殺:「やり切れない」 自民県連、参院選へ影響心配も /宮城
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyagi/news/20070529ddlk04010149000c.html

 松岡利勝農相死亡のニュースは28日午後、県内にも一斉に伝わり、自民党関係者などの間に衝撃が広がった。国政では安倍政権への影響が懸念されているが、地方でも7月に参院選が控える。現職大臣の自殺という異例の事態に、県内でもさまざまな声が聞かれた。

 訃報(ふほう)を受け村井嘉浩知事は同日夕、急きょコメントを発表。「日本農業にかかわる課題が山積する中で今後の活躍が期待されていただけに大変残念」とする一方、06年10月の低気圧被害の際、陳情のため松岡大臣を訪問したことにも触れ、「陳情の際にはご尽力いただいた。心からご冥福をお祈り申し上げたい」と死を悼んだ。

 自民党県連の中村功幹事長は「テレビのニュースで知り、びっくりした。いろいろ問題があったが、農業問題に精通し、それを上回る働きをしていた。死ぬくらいなら別のやり方があっただろうに、やり切れない」と沈痛に語り、参院選への影響については「突然のことなので、まだどんな影響が出てくるか分からない。しばらく推移を見守ってから対応を考えたい」と話した。

 同党公認を受け、2期目を目指す愛知治郎参院議員の東京事務所職員も驚きを語る一方、「詳細な情報が入らず、今後選挙に影響が出るのか予想もつかない」と不安ものぞかせた。【山寺香】

毎日新聞 2007年5月29日

1542片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 17:20:48
松岡農相自殺:自民県議ら参院選を危惧 「疑惑どう展開」 /兵庫
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070529ddlk28010339000c.html

 松岡利勝農相(62)の自殺に28日、県内でも驚きが広がった。毎日新聞が26、27両日実施した全国世論調査で安倍内閣支持率が発足以来最低の32%に急落したばかりで、自民党県議や県連幹部からは7月に迫った参院選への影響を危惧(きぐ)する声も聞かれた。

 28日午後1時、県議会で開かれた同党県議団総会には、参院選(兵庫選挙区)での支援を求め、現職の鴻池祥肇氏(66)が出席した。県議団にも臨戦ムードが漂い始めた矢先、「農相自殺」の一報が飛び込んできた。

 総会後、県議団控室のテレビ前では、県議が自殺を伝えるニュースに見入り「えらいことになった」「亡くなったか」と驚きの表情。あるベテラン県議は「安倍首相は松岡さんを早く辞めさせるべきだった。参院選では自民の過半数も危ないのでは」と話した。

 原亮介・県連幹事長は「大変にショックだが自らの責任を自覚したのだろう。参院選を控え一連の疑惑がどう展開するのか」と危惧した。内閣支持率については「厳しい数字だ。年金問題への不満などが背景にあるのだろう」と述べた。

 鳥取大農学部で松岡農相と同級生だった、石堂則本県議=自民、佐用郡選出=は「大学時代は空手部に入って元気な人だった。林業に精通した大臣は珍しく、期待する関係者は多かったのに」と話した。【竹内良和】

 ◇知事「誠に残念」

 井戸敏三知事は28日の定例記者会見で、松岡農相の自殺に触れ「そこまで追い詰められなければならないことがあったのか、(それとも)責任感が強い方だったのか。誠に残念」と話した。

〔神戸版〕

毎日新聞 2007年5月29日

1543片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 17:26:40
松岡農相自殺:「熱血漢の学生だった」 鳥取大関係者らショック /鳥取
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tottori/news/20070529ddlk31040627000c.html

 ◇農学部69年卒業

 松岡利勝農相が28日に自殺したことによる衝撃は、県内でも同農相が69年に農学部を卒業した鳥取大(鳥取市)の関係者を中心に広がった。

 松岡農相が大学4年時にゼミで指導した元同大学教授の八木俊彦彦さん(65)=当時助手=は「(松岡農相は)熱血漢の学生だった。残念で悲しい。それほど年齢も変わらないので、師弟というより、先輩後輩の間柄だった。よく一緒に酒を飲んだのが思い出される」とさみしそうに話した。同大学の能勢隆之学長は「突然の悲報に驚いている。本学出身として初の大臣で、農林水産行政を中心に活躍されていた人物を失ったことは大変残念でならない」などとするコメントを発表した。【山下貴史】

毎日新聞 2007年5月29日

1544片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 17:28:15
松岡農相自殺:選挙への影響、予測できず 各党困惑、冥福祈るも残る疑惑 /岡山
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/okayama/news/20070529ddlk33040391000c.html

 参院選では全国有数の注目区・岡山に、松岡農相の自殺がどのような波紋を投げかけるのか。未曽有の事態に、各党も「分からない」。間近に迫った選挙への影響は予測できず、当面は事態の推移を見守る構えだ。

 片山虎之助・自民参院幹事長の選挙担当秘書は、岡山市の事務所で「驚いている。東京から連絡はなく、独自に情報収集している」と話し、「そこまで追い詰められる理由があったのかは分からない。疑惑を説明する責任もあったと思う。生きていれば本人の名誉を回復することもできたのに」と無念さを浮かべた。

 一方、参院選に民主候補として出馬表明した姫井由美子元県議の事務所では、職員が「ご冥福をお祈りしたい。首相が農相を辞任させなかったため、重圧に耐えられなくなったのかもしれない」と話した。選挙への影響は「単純に野党が伸び、与党が票を減らす結果にはならないと思う。今後、この問題に関する国会での議論を国民がどうとらえるかだ」と述べた。

 共産党県委員会の委員は「ご冥福をお祈りしたい。ただし、ここまで政府がかばい続けたさまざまな問題や疑惑が、自殺によってなくなるわけではない。事務所経費についてなど、国民の疑問に答えられるよう追及を続ける」としている。【石川勝義】

毎日新聞 2007年5月29日

1545片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 17:33:46
松岡農相自殺:県政界にも衝撃「信じられない」「冥福祈る」 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070529ddlk43010486000c.html

 ◇野党「真相の解明を」

 事務所の政治資金問題や官製談合事件が告発された農水省所管の「緑資源機構」関連団体からの献金問題で野党から追及されていた松岡利勝農相が28日、自殺したニュースは、県内政界関係者にも大きな衝撃を与えた。関係者は「信じられない」「松岡農相の冥福を祈りたい」と語りつつも、野党からは「スキャンダルの真相解明に努めたい」などの声も出た。

 自民党の木原稔衆院議員(熊本1区、比例で復活当選)は同日、県内で行われた会合に出席して熊本市内の事務所に戻ってきたところで、“自殺”をテレビニュースで見た。「一報を聞いて(木原議員は)びっくりした様子だった」(事務所関係者)という。

 木原議員と松岡農相は、共に熊本市の済々黌高の卒業生で、木原議員が松岡農相に最後に会ったのは、今月13日に開かれた同校の運動会の時。事務所によると、松岡農相は木原議員に「『日本の優れた農産物を積極的に世界に輸出したい』と目を輝かせて語っていた」という。

 また、園田博之衆院議員(4区)は事務所を通し「念願の大臣になったのに自分の得意の農業政策分野を生かせず、政治資金にかかわる話が持ち上がって本来の仕事ができなかった。そのことを考えると、本当に気の毒だった」とコメントした。事務所によると、園田議員は「先週、国会で会った時には思い悩んでいる様子はなかったのに……」と語ったという。

 県農政連の園田俊宏委員長は「先日、上京した時には非常に元気な様子で今後の農政問題について熱く語っており、信じられない」とするコメントを出した。

 松岡農相は、世界貿易機関(WTO)交渉や日豪EPA(経済連携協定)交渉など、日本の農業に大きな打撃を与えかねない重要な交渉を担当していた。

 園田委員長は「予断を許さない状況となっており、我が国にとって非常な大きな打撃となる」とコメントに記すなどショックを隠せない様子だった。

 一方、民主党県連の鎌田聡代表は「農政に大きな足跡を残した故松岡利勝農水大臣のご冥福を心からお祈りしたい」としながらも「政治スキャンダルの渦中にあった当事者が事件の解明を待たずこのような結果に至ったことは極めて残念」「任命権者である安倍総理が一連のスキャンダルの真相解明に努力することなく、大臣をかばい続けたことが結果として不幸な事態につながったと考える。安倍総理の責任は大きいと言わざるを得ない」として、今後も真相究明を求める考えを示した。【祝部幹雄】

 ◇事務所「ショック」

 南阿蘇村立野の松岡農相の阿蘇事務所では、テレビでニュース速報が流れた直後から次々に電話が鳴り始めた。事務の女性は「私たちも今知ったばかり。何も分かりません」と繰り返すばかり。秘書は「ショックで動揺している。東京からも何も言ってこないし、携帯電話にも出ない」といらだたしげに話した。

 午後1時半過ぎ、テレビで塩崎恭久官房長官の会見が映し出されると秘書らは無言で食い入るように画面を見つめた。「びっくりした。どうなってる」と事務所に飛び込んでくる支援者らもいた。【門田陽介】

 ◇「驚きの一言」−−知事や自民県連が会見

 潮谷義子知事は急きょ28日午後、県庁で会見し「こんな形で亡くなるとは驚きの一言」と述べた。25日に羽田空港でばったり会ったが「あいさつを交わした程度だった」という。「大臣就任会見でペーパーを読まずに答弁していた様子が印象的だった。熊本は農業県なのでどう影響するのか」と農政通といわれた松岡農相の死を悼んだ。

 自民党県連の古閑三博会長ら三役も同日会見。「松岡氏の関係者とはまだ連絡がつかない。党中央も整理がついていないだろう」と困惑した様子。衆院熊本3区補選について「3区の議席を守ることは当然。しかし、まだ葬儀の日程も決まっていない状況で、先のことはこれから」と話し、その後、会長室で協議を続けた。【山田宏太郎】

毎日新聞 2007年5月29日

1546片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 17:57:50
松岡農水省自殺 「政治とカネ」波紋
2007年05月29日 朝日青森
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000705290005

内閣支持率急降下 参院選へ影響か


 28日の松岡利勝農林水産相の自殺は、県内の政党関係者にも波紋を広げた。政治とカネに関する疑惑を追及された末、命を絶った松岡氏。報道各社の世論調査で内閣支持率の急降下が伝えられる中、現職閣僚の突然の死が参院選に影響を与えるのは必至だ。


 自民党県連の冨田重次郎幹事長は「残念だ」と述べた。松岡氏の自殺が参院選に与える影響については、「ないとはいえないだろうが、どれほどの影響が出るかわからない」と語った。


 安倍内閣の支持率急落について、冨田幹事長は「理由はやはり(5千万人分の年金記録が一本化されていなかった)年金問題」と指摘。年金問題で与党が救済策を決めたことを評価しつつ、「あとは党が国民にそれをわかりやすく説明する必要がある。国民の不安をそのまま残しては参院選に響く」と注文した。


 公明党県本部の間山隆彦代表は「実情を把握していない」と断った上で、「心からお
悔やみ申し上げる。なぜこうなったか後日明らかになると思うが、閣僚にご不幸があったということは、与党に決していい影響は出ないだろう」と話した。


 民主党県連の田名部匡省代表は「ご逝去の訃報(ふ・ほう)に謹んでお悔やみを申し上げる。自ら命を絶つという選択は間違いだと思う。非常に残念だ」とのコメントを出した。


 共産党県委員会の小山内勇一副委員長は「様々な疑惑について、事実を明らかにすることが政治家のとるべき態度だったのでは」。参院選への対応については「政治とカネをめぐる問題は参院選でも問うていきたい」と語った。


 社民党県連合の三上武志幹事長は「総理が松岡氏の任務を外すなり早く決断すべきだった。それを怠った総理と自民の責任は重い。自殺で責任がなくなったわけではない。県民には冷静に判断してほしい」と話した。

1547片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:01:27
農水相自殺 県内政党幹部に衝撃
2007年05月29日 朝日岩手
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000705290003

 松岡利勝・農林水産相の自殺に、県内の政党幹部にも驚きが広がった。それぞれが哀悼の意を表する一方、事務所費問題や緑資源機構をめぐる談合事件など、渦中にあった人物だけに、7月に控えた参院選などへの影響を指摘する声もあった。


 自民党県連の菊池勲会長は「事情や背景が分からず驚いている。参院選への影響は分からない。考える余裕もなく、一丸となって戦うしかない」と語った。


 民主党県連の佐々木順一幹事長は「国政に与える影響は計り知れず、任命権者の責任は免れないと思う。政治と金の問題などについて厳しい立場に立たされていた農水相であり、国民の皆さんが冷静に判断されると思う」との談話を出した。


 公明党県本部の小野寺好代表は「農政に通じた優秀な人材と聞いており残念。(農水相を巡る問題は)よくわからない幕切れになってしまったかもしれない」と語った。


 共産党県委員会の菅原則勝委員長は「事実を明らかにするのが政治家としての責任だったと思う」。社民党県連合の小原宣良代表は「説明が不十分なまま最悪の事態になってしまった。真相が分からずに不信感が募れば、参院選にも影響するだろう」と述べた。

1548片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:03:48
農水相自殺で県政界 参院選控え動揺
2007年05月29日 朝日福島
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000705290005

 松岡利勝農林水産相が28日に議員宿舎で自殺したことの波紋は、県政界にも広がった。7月の参院選の候補者の顔ぶれもほぼ固まり、選挙ムードが高まり始めたところで起きた衝撃的な事件に、各党に動揺が走った。


 自民党県連の吉田弘幹事長は「心から哀悼の意を表したい。自民党きっての農政通として、農林水産業の発展に尽くしてこられた実績は高く評価すべきである」とする談話を発表した。


 事務所費など一連の疑惑については「事実関係について調査中であり、想像で申し上げるわけにはいかない」とするにとどめた。一方、同党県連幹部の間では「参院選を控え、党としてはマイナス」「安倍政権への攻撃材料として、野党がこの問題を利用するのでは」など影響を懸念する声が上がった。


 公明党県本部の甚野源次郎代表は「詳細が分からない段階でコメントのしようがない」としつつも、「疑惑には政府でしっかり対応してほしい」と話した。


 民主党県連の渡部譲幹事長は「ただただ驚いている。ご冥福をお祈り申し上げる。捜査が入ったわけでもないし、何がなんだか分からないまま亡くなった段階で、コメントしようがない」と語った。


 共産党県委員会の最上清治委員長は「死んでまで隠さなければならなかったものは何か。疑惑に安倍内閣が答えてこなかった責任は重い」と批判。「政権そのものが政治とカネの問題を抱えており、体質は民主党も変わらない。参院選を通じて追及していきたい」と語った。


 社民党県連の古川正浩代表は「事実を明らかにするのは、国会議員の説明責任。事実を闇にしてしまったことは、役割を果たしたとは言えない」と指摘。「責任の所在は首相がきちんと説明しなければさらに国民の政治不信は高まる。政治とカネの問題を参院選でも訴えていきたい」と話した。

1549片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:07:43
松岡農水相自殺で県政界にも衝撃
2007年05月29日 朝日栃木
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000705290001

 松岡農水相が自ら命を絶ったという知らせは県政界をも揺るがした。7月の参院選立候補へ向け、地元入りしていた自民の国井正幸参院議員は急きょ帰京。農水副大臣として大臣に次ぐ地位にあるだけに、党内からは影響を心配する声が相次いだ。対する民主、共産陣営には戸惑いが広がる一方、農水相を任命した安倍首相を批判する姿勢を強めている。



 28日昼過ぎ、自殺の一報がテレビで流れたのを受け、国井氏は午後1時から宇都宮市内で開かれた陣営の会議をあいさつだけにとどめ、早々と退席。新幹線で東京へ急いだ。



 参院選のてこ入れに、午後から県内で業界団体の総会など四つの会合に出席する予定だったが、すべてキャンセルした。同氏の事務所は「今後どういうスケジュールになるか分からない。とりあえず様子を見るしかない」と困惑気味だ。



 自民党県連にも動揺は広がった。梶克之幹事長は「この大事な時期に地元へ入れなくなるのは痛い」と影響を心配した。「どういう影響が出るか分からないが、果たして同情論が起こってくるかどうか……。自民党にとってプラスになるとは考えにくい」



 別の県議は一報に驚きつつも、「光熱水費問題への対応が良くなかったので、県選出国会議員に辞職させるべきだと訴えていたところだった」と明かした。参院選には「きちんと政策の中身について議論されるべきだが、国井氏が農水副大臣というだけで感情的にならぬよう、有権者に理解を求めなければ」と気を引き締めていた。



 一方、野党側は参院選への余波を慎重に見極める構えだ。



 国井氏と激突する民主公認の谷博之参院議員はこの日夕方、那須烏山市の公民館での決起集会に出席。あいさつで「お昼にショッキングなニュースが流れました」と農水相の話に触れた。さらに「(松岡氏の)答弁はきわめて紋切り型。光熱水費問題があったうえ、農水省の天下り先の緑資源機構から、私たちが調べただけでも1億3千万円以上の献金を受けていた。かばってかばい抜いた安倍内閣にも責任がある」と批判した。



 民主党県連の佐藤信幹事長は「日本人的に責任をとったのだろうか。参院選への影響は分からないが、こちらとしては慎重にやっていかなくては」と、世論の動向を見守る姿勢をみせた。



 谷氏を支援する連合栃木の伍井邦夫会長は「首相の任命責任を始め、松岡氏の一連の騒動を説明できなかった責任は重い。自民党に与える打撃は大きいだろう。参院選で負ける可能性を考えれば、衆院も解散同日選挙にして、結果的に過半数を取って勝ったことにしようと権力者なら考えるかもしれない。きな臭くなってきた」と分析した。



 共産公認で立候補予定の小池一徳氏の陣営関係者は「農水相の自殺は安倍首相の指導力の問題だ。自民への逆風になるだろうが、野党にとって有利に響くかはまだ分からない。それより国民の政治不信が強まらないか不安に思う」と語った。

1550片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:11:24
測れぬ影響 揺れる各党 松岡農水省自殺
2007年05月29日 朝日新潟
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000705290005

 参院選を目前にして、現職大臣が自殺――。前代未聞の出来事に、県内の参院選の立候補予定者や各党の県組織の関係者はその影響を測りかね、大きく揺れた。不透明な事務所費や光熱水費の支出など、松岡大臣が追及されていた政治とカネの問題は、これで闇に葬られるのか。市民の間からは「自殺するくらいなら、本当のことを言ってほしかった」という声も聞かれた。


          ◆             ◆



 自民党県連の石井修幹事長は昼過ぎ、報道機関からの電話で松岡農水相の自殺を知った。直後、「死んだ人にモノを言わない方がいい。命を詰めて結論を出した。コメントはない」。


 石井幹事長は安倍新内閣が発足した昨年9月、農水省OBだった松岡氏の起用を「新潟のような農業大県にとって望ましい顔ぶれ」と評価していた。


 参院選への影響について同幹事長は「松岡大臣は参院選の候補者ではない」としたうえで、疑惑を持たれていた問題については「政治家個人の資質の問題だ」と、選挙への影響を否定した。


 国政で連立与党を組む公明党県本部の志田邦男代表は、取材で大臣の自殺を初めて知り、一瞬顔を硬直させた。携帯電話でニュース番組を確認しながら「コメントしようがない。とにかく自殺の原因が分からない」と困惑した表情。参院選への影響については「憶測ではとても言えない」と慎重な言い回しに終始した。


●事務所費は?


  参院選を間近に控えた立候補予定者の心中は複雑だ。自民党公認で立候補予定の塚田一郎氏は「自民党きっての農政通だった。心からお悔やみ申し上げたい」と悼み、選挙については「現段階でどのような影響が出るのかは全く分からない。今まで通りに政策を訴えていくほかはない」と述べた。


 民主党公認で立候補予定の森裕子参院議員の事務所は、議員とは連絡が取れないとしたうえで、「誠に残念です」とコメント。一方、同じく同党公認で立候補予定の黒岩宇洋参院議員は「ご冥福をお祈りします」としつつ、「政治とカネの不透明な部分を解明していかなければならない」と語った。


 社民党公認で立候補予定の山本亜希子氏は「誰が悪いというわけではないが、政治とカネの問題の犠牲者だと思う。安倍さんの監督責任、指導力が問われる。不謹慎だが、政治に関心を持って頂く機会になるのではないか」と述べた。


 共産党公認で立候補予定の武田勝利氏の事務所は「お悔やみ申し上げると同時に、事務所費問題で国民に対して責任を果たしてほしい」との本人の談話を出した。

1551片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:12:04
●「首相に責任」


 県選出の国会議員の反応は様々だ。田中真紀子衆院議員(無所属)は「本人は苦しんでいたと思う。安倍さんの責任は大きいと思いますよ。ここまで引きずっていて、言いたいことも言えなかったんじゃないですか。安倍さんには任命責任がある。政権維持のために(松岡さんは)苦しんでいたと思う」。


 筒井信隆衆院議員(民主)は「緑資源機構の問題が出てきて、もう逃れられないと思ったんだろう。参院選には、あのまま辞任しないでいくよりも、安倍政権にとってはプラスと考えたのでないか」と話した。


 菊田真紀子衆院議員(同)は「松岡さんが命に代えても守りたかったものは何だったのか。私たちの責任として、政治資金の問題などを明らかにしていかなければならない」と話した。西村智奈美衆院議員(同)は「大変驚いている。政治とカネなどの問題解明がなされなかったのは極めて残念。総理の任命者としての責任は不可避ではないか」と事務所を通じてコメントした。


 一方、自民党の稲葉大和衆院議員の事務所は「突然のことで驚いています。大変痛ましいことで心からご冥福をお祈り申し上げます」と、本人の談話を出した。


                 ◇


【農業県新潟 住民どう考える】


 農業県・新潟にとって、農林水産行政のトップの自殺は複雑だ。JA全農にいがたの吉原学・事業改革推進部長は「世界貿易機関(WTO)での交渉の前面に立つなど、農政で強いリーダーシップを発揮しているという印象があった。農業県の新潟にとって残念なことだ」と述べた。


 新潟市江南区の農業手伝い男性(65)は「農政上がりの人がこのような形になってしまうのはもったいない」。同区で農業を営む男性(83)は「現職の大臣が首をつるなんて考えられない。野党に指摘されることはその通りだと思うが、総理が先頭に立って引っ張っていくべきではないか。なぜこのようなことになったかを各大臣が考えないと、国民が困る」と話した。


 一方で、市民は国民の代表者である国会議員が自ら命を絶つ行為に厳しい視線を向けた。新潟市中央区の繁華街で工芸家の近藤清さん(81)は「他にいい方法があったと思う。大臣にもなれる人が命を粗末にするとは」。同市の会社員福田美樹さん(36)は「こうなる前に手を打てなかったのか。一人ひとりが命に真剣に向き合っていただかないと」と述べた。


 一方、松岡大臣が追及を受けていた政治とカネの問題について言及した人も多かった。新潟大に通う上島慶さん(21)は「政治家は税金を使って好き勝手やっているイメージがある。否定しておいて自殺するということは、負い目を感じていたということではないか。議員として無責任だ」。新潟市内に住む長谷川吉夫さん(75)は「自殺するくらいなら、本当のことを言って身をきれいにすればよかった」と述べた。


 新潟市民オンブズマンの小淵真史代表(34)は「きちんと真相を語れる人が亡くなったのは残念だ」と述べ、「正しい法律を作るのが国会議員の役割。参院選では、県民はそのことを真剣に考えて投票してほしい」と話した。

1552片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:14:57
松岡農水相自殺 県内各党も驚き
2007年05月29日 朝日富山
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000705290003

参院選へ影響見極め 


 松岡利勝・農林水産相の自殺に、県内にも驚きの声が広がった。事務所費問題や緑資源機構をめぐる談合事件など、渦中の人物の突然の死に、県内の関係者らは哀悼の意を示すとともに、参院選などへの影響を指摘する声も相次いだ。


 自民党県連幹事長の鹿熊正一県議は28日昼過ぎ、富山市で開かれていた会合に出席中に、同席していた国会議員秘書から松岡農水相の自殺を知らされたという。


 その死について「痛ましい」と話した。一方で、事務所費などの問題がきちんと決着を着けぬまま、思わぬ結果を生んだことに「情けない」と漏らし、7月の参院選にマイナスの影響を懸念する。そのうえで「県連としては動じず、党公認候補の再選に突き進む」との方針を示した。


 また、朝日新聞社の世論調査で内閣支持率が急落したことに対し、「教育にせよ、憲法にせよ、内閣の取り組み自体に問題はない」とした上で、「国民に対し、もう少し丁寧な説明が必要ではないか」と注文をつけた。


 公明党県本部代表の島田一県議は参院選への影響を「全くないと思う」とした。理由として、与党が資金管理団体の1件5万円以上の経常経費について領収書の添付を義務づけるよう、今国会で政治資金規正法を改正する方向で進めている点を挙げ、「事務所費問題はすでに終局に向かっている問題だ」と話した。


 一方、民主党県連政調会長の山上正隆県議は「極めて灰色な人が説明責任を果たさず自殺した」と、疑惑追及の手が緩むことを危ぶむ。「もっと早く辞めさせていれば、自殺までしなかったのでは」と、安倍首相の責任に言及。「参院選のころに、どのような風になっているか全く分からない」


 共産党県委員会の反保直樹委員長は「大変痛ましい残念な事件だ。強まる国民の批判と、かばい続ける首相の間で苦しんだ結果ではないか」。参院選では「政治とカネの問題は大きな争点。政治資金を国民にきっちり公開する、政治をゆがめる企業・団体献金を一切禁止することが必要だ」と話した。


 社民党県連合幹事長の菅沢裕明県議は「亡くなられたのは気の毒なことだが、これで真相究明があいまいになるようでは、国民の政治不信が深まるだけ」と話し、任命した首相の責任問題に発展するとの見方を示した。


 また、石井隆一知事は同日の記者会見で「ご冥福をお祈りしたい。詳しいことは承知していないので、それ以上は差し控えたい」と話した。

1553片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:17:04
県内にも衝撃 松岡農水相自殺
2007年05月29日 朝日福井
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000705290003

 松岡利勝農林水産相が28日、東京の議員宿舎で自殺した問題は、県内の自民党関係者にも大きな衝撃となって伝わった。事務所費や光熱水費の不透明な支出問題などを国会で追及され、内閣支持率が急落する中で起きた突然の出来事。今夏には参院選も控えており、影響を懸念する声も出ていた。


 自民党県連幹事長の前田康博県議は「残念だが、途中で放棄したようにも感じた。同じ自民党の立場だから、あまり言いたくはないが、もう少ししっかりして欲しいという思いはある。人の生き方はいろいろあるが、政治家としてすべきことがあったのではないか」と受け止める。参院選への影響については「プラスの要素はない」との見方だ。


 内閣支持率の低下では「(一連の松岡大臣をめぐる問題が)内閣の信用度に響いたのではないか。だが、民主党の小沢さんの(事務所費などをめぐる)問題の方が現実離れしているのに、国民の目は与党に厳しい。公平に見ていないように感じる」と話した。


 同党県連副幹事長の谷口忠応県議は「不正が見え隠れしたことに対する責任を、死をもって取ったのだろう。死者にむち打たないという日本人の風潮もある」と述べ、事務所費などの問題が沈静化に向かうのでは、といった見方を示す。


 国会で野党が取り上げた光熱水費問題については「例えば1本数千円の水でも、健康に良いと思ったので飲んでいた、とはっきり答弁していれば納得した人もいただろう。説明不足だったのではないか」と見る。


 自民党の支持率が低下し、民主党が伸びている直近の世論調査結果について、谷口氏は「事務所費問題などが影響したかも知れないが、支持率に一喜一憂していてはだめだ」とし、参院選への影響は「選挙というものはふたを開けるまで分からない」と語った。


 同党県連副会長の山本芳男県議は「松岡さんは安倍首相に迷惑をかけたくなかったのかな。大臣を辞任すれば集中砲火を浴びただろうから」と振り返る。


 支持率低下については「国民の間には自民党におきゅうをすえたい、といった気持ちがあったのではないか」と分析。小泉首相は政治手法が国民に良く分かったのに対し「安倍さんはどちらかというと政治家を見ている感じがする」と言う。


 県内の市議会でも動揺は広がった。敦賀市議会の保守系市議の一人は松岡農林水産相自殺のテレビ報道を見て「参院選を前に、与党への影響は避けられないだろう」と話した。別の保守系市議は「参院選を前に松岡農水相の疑惑を追及し与党を攻めようとしていた野党は、これで与党を追及できなくなる」との見方を示した。

1554片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:33:40
松岡利勝農水相28日死去/地元に衝撃
2007年05月29日 朝日熊本
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000705290003

  衆院熊本3区選出の松岡利勝農水相(自民)が28日死去したとの急報は県内を駆けめぐり、地元の支援者をはじめ、行政や政党、農林水産業の関係者に大きな衝撃を与えた。政治資金収支報告書や緑資源機構の官製談合事件などに絡む疑惑がささやかれる一方、農林水産業の分野で手腕をふるい、地元関係者の期待は大きかった。松岡氏死去に伴い、国会の会期延長がない限り、7月には参院選と同時に衆院熊本3区補選も実施される。


  熊本市の自民党県連には「自殺」の連絡を受けた報道陣が詰めかけ、役員や関係者が事実確認のために出入りした。


  7月に参院選熊本選挙区への立候補を予定する三浦一水・参院議員は午後2時半ごろ、県連に姿を現した。職員と話し、10分足らずで足早に立ち去った。「残念です。今はそれしかない」


  県連には、党本部や松岡氏の事務所から正式な連絡はないまま、死去を前提に対応に追われた。


  午後4時すぎ、古閑三博会長が到着し、前川收政調会長と記者会見。古閑会長は「大臣として、国会議員として、自ら命を絶つことはよほどの葛藤(かっ・とう)があったと思う。水俣病の被害救済についても尽力した。褒めるところは、褒めてやってください」と語った。


  遅れて、倉重剛総務会長が合流。西岡勝成幹事長も天草市から駆けつけ、話し合いに入った。衆院熊本3区補選が参院選と同日選になるが「対応は白紙」という。


  民主党県連の田尻将博幹事長は「命まで絶って責任を取ったということだろう。おくやみを申し上げたい。ただ、亡くなったことで、追及されていた事務所費の問題が闇に葬り去られることになるのは残念だが、衆院補選に向け、早急に準備をしたい」と話した。


  公明党県本部の城下広作幹事長は「とにかくびっくりしている。ご冥福をお祈り申し上げたい。農業県・熊本のことを考えると、(松岡農水相の)手腕に期待していただけに残念」と話した。


  共産党県委員会の久保山啓介委員長は「疑惑について自らの言葉で真相を語ることが求められていた。本人が語らないまま、こんな事態になったのは不幸な出来事だ」。


  社民党県連合の高嶋英俊幹事長は「事務所費問題や緑資源機構の官製談合の問題で追い詰められたのだろう。問題を引き延ばしてきた安倍首相にも責任がある。政治と金の問題がこうした事態をもたらした」と語った。


  「日本の農林水産業の発展のため、一貫して取り組んでこられた。大臣を失ったことは、わが国にとって非常に大きな打撃だ」。JA熊本中央会の園田俊宏会長は28日、松岡氏の悲報を受けて談話を発表した。


  園田会長は22日、東京での日本農業新聞の大会で松岡農水相と同席したといい、「非常に元気な様子で、今後の農政問題を熱く語っていた。信じられない」と話した。


  県酪連の吉田孝壽会長は4月下旬、日本酪政連の三役らと一緒に日本とオーストラリアの経済連携協定(EPA)反対の約11万人分の署名を手渡す際、大臣室で松岡氏と会ったのが最後という。


  吉田会長は予定より10分ほど遅れたが、「やっぱり地元の人をお待ちしないとね」と言って署名を受け取ったという。


  「日本の農業を守ってくれる人は松岡さんしかいないと思い、頼りにしていた。気丈な方だけに訃報(ふ・ほう)を聞いて『まさか』という思いだ」


  一方、松岡氏の地元、阿蘇市の佐藤義興市長は「大変驚愕(きょう・がく)している。まずはご冥福を心からお祈り申し上げます」とコメント。熊本市の幸山政史市長は「衆議院議員に連続6回当選され、その間わが国の農林水産業の発展、郷土熊本の発展に大きな役割を果たしてこられた。誠に残念」などとするコメントを出した。

1555片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:36:15
「剛腕」農水族、領袖級集金力…疑惑つきまとった松岡農相
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070528ic24.htm

 松岡農相は、農水族の大物として豊富な資金力を持つ一方、事務所費や光熱水費を巡る問題以前にも、疑惑につきまとわれてきた。

 鳥取大農学部卒業後の1969年、農林省(当時)に入省。88年に林野庁広報官を最後に退官し、90年、衆院選に無所属で出馬した。「庶民・農民の真の代表が松岡。今の政治をただす桃太郎」と訴え、「悪政は外、福は内」と豆をまくパフォーマンスも見せて、初当選した。

 1期目から業界の保護に奔走し、「行動派」として頭角を現した。自民党農林部会長や農水副大臣などを務め、2001年秋には、BSE(牛海綿状脳症)対策で国による在庫牛肉の全量買い上げを主張した。

 昨年9月には農相として待望の初入閣。林野庁OBは「予算の確保に財務当局と掛け合うなど、農水省のために剛腕をふるってくれる、頼れる議員だった」と述懐する。

 当選を重ねるごとに集金力も増し、毎年集める政治資金は派閥の領袖(りょうしゅう)級だった。地元・熊本はもちろん、北海道、岐阜、富山などの農林、建設業界から幅広く資金を集め、政治資金パーティーも頻繁に開催。04年の資金管理団体のパーティー収入は1億5000万円余りで、全国会議員中、3番目だった。

 一方、業界との癒着や疑惑もたびたび浮上。02年、鈴木宗男衆院議員があっせん収賄罪に問われた林野庁の行政処分を巡る不正口利き事件では、鈴木議員にわいろを贈った製材会社「やまりん」から、200万円の献金を受け、東京地検特捜部の事情聴取を受けた。農相就任直後の昨年9月末には、福岡県警が出資法違反容疑で捜索した福岡市のコンサルティング会社の関連団体からパーティー券代100万円を受けながら、資金管理団体の収支報告書に記載していなかった問題も発覚した。

(2007年5月28日23時30分 読売新聞)

1556片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:36:48
松岡農相自殺 悲惨な死が促す政治の信頼回復(5月29日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070528ig90.htm

 戦後、例のない現職閣僚の自殺である。

 松岡農相が、都内の衆院議員宿舎の自室で自殺を図り、死亡した。理由は不明だが、何とも痛ましい、悲惨な出来事だ。

 世界貿易機関(WTO)や自由貿易協定(FTA)の農業交渉の推進に当たって、国内の農業改革など農業政策が重要な課題となっている。

 安倍首相が、農水省出身の松岡氏を農相に起用したのは、農業問題に精通する力量を買ってのことだ。自由化を進める際、松岡農相なら国内の抵抗を抑えられるという判断もあったという。

 先の豪州との経済連携協定(EPA)交渉開始の合意も、農相の力があったと評価している。

 グローバリゼーションの中で、日本の農業はどうあるべきか。これからが正念場という局面での死だった。

 松岡農相は、政治とカネをめぐって、今国会で厳しい追及を受けていた。

 光熱費などが無料の国会議員会館内に自らの資金管理団体の事務所を置き、多額の光熱水費や事務所費を計上していた。野党の追及には、一貫して「法律上、適切に処理している」と繰り返し、具体的な説明をすることはなかった。

 最近は、官製談合事件で東京地検の強制捜査を受けた農水省所管の緑資源機構発注事業の受注業者などから、献金を受けていた事実も明らかになっていた。

 参院選を間近に控え、自民党内からさえ、国会終了後に閣僚を辞任すべきだとする声が出ていた。

 軽々な推測は避けねばならないが、こうした一連の問題が、精神的な重圧となって追い詰められたのだろうか。

 考えるべきは、同じ悲劇が二度と起きないよう政治は何をすべきかだろう。

 松岡農相の事務所費問題を契機に、政治資金規正法改正が焦点となっている。経常経費支出の公開基準は5万円以上か、1万円超か、資金管理団体に限るか、すべての政治団体とするか。与党案と民主党案の内容は異なる。

 だが、政治とカネをめぐる問題は、何よりも、党派を超えて政治が身を正し、有権者の信頼を確保するという視点から考えるべきである。参院選を念頭に置いた政争の具などにしてはなるまい。

 今国会は、事務所費ばかりが問題になっているが、民主党の角田義一前参院副議長が北朝鮮と密接な関係のある団体から献金を受けていた事実は、はるかに重大だ。こうした問題の究明が、きちんとなされていないのは解せない。

 松岡農相の死をどう受け止めるか。政治が取り組むべき課題は多い。

(2007年5月29日1時58分 読売新聞)

1557片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:37:42
松岡氏自殺―疑惑も晴らさぬままに 朝日5/29社説

 松岡利勝農水相が自殺した。現職閣僚の自殺は戦後初めてのことである。衝撃は政治の世界だけにとどまらない。なぜ、こんな形での死を選んだのか。多くの国民が驚いていることだろう。

 事情はまだよく分からない。それにしても、閣僚を辞任したり、議員を退いたりするなど、ほかの道はなかったのか。何らかの理由で追いつめられた心境にあったのだろうが、残念というほかない。

 昨秋の安倍内閣の発足で、松岡氏は念願の初入閣を果たした。農水省の職員出身で、農林族議員の有力者としても知られていた。

 だが、入閣の直後から政治資金をめぐる疑惑が突きつけられてきた。

 ひとつは、政治資金の使途についての疑惑だ。収支報告書に数千万円もの事務所費や光熱水費を計上したのに、その使途をまったく説明できなかった。

 先週の衆院予算委員会の集中審議でも、野党側から改めて追及されたが、「法律に定められた通り処理している」などと繰り返すばかりだった。

 もうひとつは、林野行政に深く絡む緑資源機構の官製談合事件に関連するものだ。同機構の仕事を受注していた企業や公益法人などから多額の政治献金を受けていたことが明らかになった。

 先週、東京地検が強制捜査に乗り出し、同機構の幹部らが逮捕された。松岡氏の地元である熊本県でも、関連の出先機関が捜査対象になっている。

 国会での追及に対し、所管大臣として「おわび」は表明しつつも、献金については「個人的な形で頂いたものはすでに返した」と言い、不明朗な関係はなかったと強調していた。

 これらの疑惑が自殺にどう影響したのか、松岡氏の心の内は定かではない。ただ、もし何らかの関係があったとすれば、なぜ事実を明らかにし、非があるならそれを認めて出直そうとはしなかったのだろうか。

 死者にムチ打つつもりはないが、それが国会議員として、また閣僚としてふさわしい責任の取り方だった。

 安倍首相への打撃も大きいだろう。内閣の閣僚が、理由はともあれ自殺にまで追い込まれたのだ。首相は任命責任を認めているものの、それは決して形式だけのものではないはずだ。

 松岡氏には、以前から政治資金をめぐる疑惑が報じられていた。それをあえて閣僚に起用したのは、自民党総裁選での論功行賞ではとの見方が強かった。

 その後、スキャンダルが噴出しても、首相はかばい続けた。昨年末の佐田行革担当相の辞任に続く閣僚更迭となれば、政権への打撃が大きすぎるとの思惑もあったのではないか。

 政治とカネの問題で、国民の不信は高まっている。それに正面から応えるのが政治家としての、そして首相としての王道である。政治は改めて襟をただす必要がある。

1558片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:38:18
社説:農相自殺 安倍政権の状況は深刻だ
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20070529k0000m070157000c.html

 松岡利勝農相が28日議員宿舎で自殺した。衝撃的で、そして何とも痛ましい出来事である。動機などについて不明な点はまだ多いが、現職閣僚が自殺するのは極めて異例のことだ。安倍政権にとって発足以来、最も深刻な事態であるのは間違いない。

 松岡農相は一体なぜ、自ら死を選んだのだろう。

 光熱費や水道代がかからない議員会館にしか事務所がないのに、年間500万円前後も光熱水費がかかったと政治資金収支報告書に記載していた問題なのか。官製談合事件で刑事事件に発展した緑資源機構の関連団体などから献金を受けていた問題なのか。農相の地元・熊本県にある同機構の出先機関が談合事件の関係先として捜索されたことなのか。

 しかし、今のところいずれも想像でしかない。

 有権者の負託を受けている国会議員、まして閣僚が自殺するのは残念な行為だと言わざるを得ない。光熱水費問題について、農相は「法律に基づき適切に報告している」と繰り返すだけで、内訳を明らかにしてこなかった。談合事件に関しても説明責任を果たしたとはいえない。結局、農相は口をつぐんだまま死んでしまったのである。酷な言い方だが、やはり国民の前できちんと説明すべきではなかったろうか。

 松岡農相の政治資金に関しては就任前から数々の問題点が指摘されていた。だが、農林族であり、業界関係者とのパイプが太いことなどを理由に起用したのは、言うまでもなく安倍晋三首相だ。

 巨額光熱水費に関しては自民党内からも辞任を求める声があったにもかかわらず、首相は「農相は説明を果たした」と言い切ってきた。献金に関しても「献金はかなり早い段階で返したと報告を受けている。農相は農業、水産の分野では専門家で実績も上げている。必要な人材だと判断している」と農相をかばい続けた。

 この日も「期待していたのに残念だ」と語った首相だが、悲劇的な結末に至ったのは、首相が政治とカネの問題に対する国民の不信や怒りを軽視し、けじめをつけてこなかったツケとはいえないか。そして、閣僚自殺という事態を迎えたこと自体、政権のもろさや危うさを物語ってはいないか。

 折しも5095万件もの年金保険料納付記録が不明になっている問題が浮上し、毎日新聞の世論調査では安倍内閣の支持率は32%に急落した。不支持の理由のトップが「首相の指導力に期待できないから」であることを首相は深刻に受け止めるべきである。

 国民的人気がよりどころだった首相には苦しい局面が続くことになるだろう。7月の参院選も、首相が狙っていた「争点は憲法」から様相は一変し、「消えた年金」と「政治とカネ」が最大の焦点となる可能性がある。

 首相がまず、なすべきは政治とカネの問題について不透明さを一掃すること、さらには年金への不信を一刻も早く解消していくことしかなかろう。

毎日新聞 2007年5月29日 0時02分

1559片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:38:48
社説1 農相自殺「政治とカネ」うやむやにするな(5/29)
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20070528AS1K2800128052007.html

 松岡利勝農林水産相の自殺は衝撃的である。現職閣僚の自殺は前代未聞であり、痛ましい限りだ。松岡農相は政治資金の事務所費や光熱水費について国会で追及され、所管の緑資源機構の官製談合事件についてもさまざまな指摘を受けていた。これまで農相をかばってきた安倍晋三首相の痛手は大きく、改めて任命責任を厳しく問われることになろう。

 松岡農相の自殺の原因は明らかでない。ただ、農相が「政治とカネ」の問題に関して国会で厳しい追及を受け、緑資源機構の官製談合事件に関しても責任を問う声があり、政治的に極めて苦しい立場に置かれていたのは間違いない。自民党内からも7月の参院選を控えて、速やかな閣僚辞任を促す声が出ていた。

 政治資金問題では、松岡農相の資金管理団体が議員会館の事務所にありながら高額の事務所費や光熱水費を政治資金収支報告書に計上していた問題が発覚。当初は「水道はなんとか還元水をつけている」などと説明したが、その後は「政治資金の収支は法律に従って適切に処理している。それ以上の説明は現行制度が予定していない」との答弁を繰り返し、説明責任を果たしていないとの批判を浴びていた。

 緑資源機構の官製談合事件では所管大臣としての責任だけでなく、機構の受注企業から過去に政治献金を受けて後に返却したことが明らかになり、農相の地元・熊本県での「特定中山間保全整備事業」にも談合疑惑が浮上したことに対する批判も出ていた。農相は「責任は痛感するが、二度とこのようなことが起こらないようにすることが大事だ」と語っていた。

 安倍首相は農相の自殺について「大変残念だ。慚愧(ざんき)に堪えない思いだ」と語った。これまで首相は与党内にもあった辞任を求める声を封じて農相を一貫してかばい続け、農政改革への取り組みに期待をかけてきた。こうした首相の対応が適切であったかどうかが今後厳しく問われることになろう。現職閣僚の自殺という異様な事態によって安倍政権が極めて深刻な打撃を受けるのは間違いない。

 農相の自殺によって「政治とカネ」の問題がうやむやになるのはよくない。与党は今国会に政治資金管理団体の事務所費などの経常経費について5万円以上は領収書添付を義務づける改正案を提出する方針だ。こうした与党案についてはなお手ぬるいとの指摘もある。与野党が十分に協議して今国会で政治資金規正法改正案の成立を図るべきである。

1560片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 18:42:15
【主張】松岡農水相自殺 政治とカネに蓋をするな
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070529/shc070529001.htm

 松岡利勝農水相の自殺は痛ましい出来事である。詳しい動機などはまだ分からないが、政治とカネの問題を厳しく追及されているさなか、十分な説明を果たさないまま、自ら命を絶つ結果となったのは残念である。

 松岡氏を閣僚に起用し、疑惑を追及されても擁護してきた安倍晋三首相の責任も小さくない。参院選を控え政権にとって大きなダメージだ。

 資金管理団体の光熱水費をめぐる不透明な処理について、松岡氏が「なんとか還元水」の費用だという不自然な答弁を繰り返していた時期から、首相は「法令にのっとって処理している」と問題視してこなかった。

 5月23日の衆院予算委員会での集中審議では、民主党の岡田克也副代表から繰り返し松岡氏の説明責任を問われたが、首相は「説明を果たした」という立場を崩さなかった。

 しかし、農水省所管の緑資源機構による談合事件に、松岡氏の有力支援者がかかわっていた疑惑などが浮上するに至り、参院選への悪影響などを懸念して、自民党内にも松岡氏の閣僚辞任を求める声が上がりだした。

 昨年末、事務所費の不適切処理問題が表面化した佐田玄一郎前行革担当相については、首相は辞任を認めた。

 一方、今年に入って女性を「子供を産む機械」に例えた柳沢伯夫厚労相と松岡氏には、職責を続行させた。

 閣僚を更迭した場合のメリットとデメリットを計算し、批判を受けることも承知の上で、あえて政治的判断をしたのだろう。結果的には政権運営上の失策といわれても仕方ない。

 政権のダメージを回復するのは簡単ではなかろうが、政府・与党が政治とカネに蓋(ふた)をするのは許されない。

 事務所費問題を契機に、与党は5万円以上の経費の領収書添付を義務付ける、政治資金規正法改正を実現することで合意している。

 これで政治資金の透明化が一気に進むとは言い難いが、現段階では最低限の改善措置として、改正案の早期成立を図ることが不可欠である。

 国会終盤を迎えて急浮上した年金記録の紛失問題もある。年金請求権の時効を撤廃する特別立法などにより、不利益を被る受給者の救済に政府は全力を挙げなくてはならない。

(2007/05/29 05:02)

1561片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 19:21:17
松岡氏覚悟の最期「スパッとやめられたらなぁ」
週末は予定キャンセルし、お国入り
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007052901.html

 安倍晋三首相らにあてた封書入り6通と便箋(びんせん)2枚の遺書を残し、命を絶った松岡利勝農水相。最後の週末は予定をキャンセルして地元入りするなど、覚悟の自殺だったことをにおわせる。光熱水費問題は23日の衆院予算委員会で乗り切ったとみられていたが、その矢先の自殺。一体何が起きたのか−。

 「スパッとやめられたらなぁ」

 26日夜、熊本市内の料亭で開かれた自民党県連の会合。本来なら出席しないはずの松岡氏が、日本酒を飲みながらつぶやいた。普段は「1年に1本だけ」というたばこも口にした。関係者は「いつもの迫力がなかった。覚悟があったのかも」と振り返る。

 松岡氏は27日に東京競馬場で開かれた日本ダービーに出席する予定だったが、25日に突然キャンセル。ダービーには皇太子さまと安倍首相夫妻が出席した。招待状は日本中央競馬会を所管する農水省の松岡大臣名。異例の欠席だった。

 26日午後、松岡氏がいたのは、熊本県阿蘇市の実家。亡父の仏壇に手を合わせ、母ハルコさん(86)とともに墓参りをした。わずか15分の帰省だったが、「お母さん、体を大事にして」と労った。27日も熊本にいた。

 松岡氏をめぐってはさまざまな疑惑が取りざたされたが、農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の官製談合事件が松岡氏をじわりと追い詰めたとされる。官製談合事件で同機構理事ら6人が逮捕された翌25日、東京地検特捜部が松岡氏の地元・熊本県の小国町にある機構の出先機関「阿蘇小国郷建設事務所」に家宅捜索が入ったのだ。

 民主党幹部は「国会会期末の6月23日まで持たないと思ったのでは。遺書にあった『死をもってあがないます』という言葉が証拠だ。首相官邸や検察当局は否定しているが、東京地検特捜部の任意の事情聴取の打診があったという情報もある」と語る。

 別の野党幹部も「松岡氏は『このままでは決算委員会が持たない』と周囲に漏らしていたという。一見、心臓に毛が生えているように見えたが、本当は繊細な人だったのだろう。閣僚として、内閣のダメージを身をもって防ごうとしたのかも」と話す。

 真相は藪の中だ。
ZAKZAK 2007/05/29

1562片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 19:27:20
松岡農相が自殺、安倍首相らあての遺書
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/05/29/01.html

 官製談合が告発された団体をめぐる献金問題などで野党から厳しく追及されていた松岡利勝農相(62)が28日、東京都港区の衆院赤坂新議員宿舎で首つり自殺した。現職議員の自殺は戦後7人目で、現職閣僚は初めてとみられる。献金問題のほか、「ナントカ還元水」の発言も飛び出した資金管理団体による光熱水費問題など数々の疑惑が伝えられた松岡農相。謎は深まるばかりで、7月の参院選に影響するのは必至だ。

 松岡農相が自殺したのは「一等地なのに格安家賃」との批判を浴びる中、今年4月に入居が始まったばかりの新宿舎。1102号室のリビング入り口のドア上部の角に布製のひもをかけ、パジャマ姿で首をつっていた。

 机には封書6通と便せん(A4判)2通、計8通の遺書が置かれていた。封書の“あて名”は安倍晋三首相、自民党の景山俊太郎参院議員、小林芳雄農水事務次官、青山豊久大臣秘書官ら。あて名のない便せん1通には「家内だけが内情を知っている。それは家内にいってある場所にあるので、探さないでください」などと書かれていた。

 農相は農水省出身の農水族。農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の談合事件に絡み、同機構の事業を受注した農相の地元の熊本県内14業者から資金管理団体などに05年までの3年間に計約1300万円の献金を受領。「政治とカネ」をめぐり追及の渦中におり、この日の参院決算委員会でも答弁する予定だった。

 今月18日には過去に地元事務所に出入りしていた農相の同級生が自殺。その1週間後の25日には熊本県小国町の緑資源機構の建設事業所などを東京地検特捜部が捜索しており、地元では「何か関連があったのだろうか?」とささやかれていた。永田町では6月末の国会閉会後に農相本人に対する事情聴取が行われるとの見方もあった。

 首をつっているのが見つかったのは、午後0時20分ごろ。午後1時40分から参院決算委員会に出席する予定だったが、宿舎の部屋から出てこなかったため、秘書と警護の警察官(SP)が合鍵を使って部屋に入った。

 搬送先の慶応大病院(新宿区)には二男でNHKアナウンサーの浩昌さん(31)が駆け付け、20分後の午後2時に死亡が確認された。検視の結果、窒息死で、警視庁は自殺と断定。その後、熊本から上京した妻初美さん(60)と浩昌さんは仮通夜が営まれた新宿区の斎場へ向かった。初美さんは周辺に「手塩にかけてきた事業や支援いただいた方に迷惑をかけ本人はつらかったのではないか」と話した。

 農相は27日の日本ダービーで自身の名前で皇太子さまに招待状を出していたにもかかわらず欠席。26、27の両日は熊本県に戻り、阿蘇市の実家へ。1人暮らしの母ハルコさん(86)に「お母さん、体を大事にしてください」と気遣い、15分の滞在ながら墓参りもした。

 農相は談合関連以外でも、家賃のかからない議員会館に資金管理団体の事務所を置きながら05年までの5年間に毎年2000万円以上の事務所費を計上。野党の追及に「法に従い適正に報告している」と繰り返し、光熱水費については「ナントカ還元水といったようなものを付けている」と発言。与党内からも辞任論が上がっていたが、首相は「説明責任を果たしている」と擁護してきた。
[ 2007年05月29日付 紙面記事 ]

1563片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 19:30:39
谷垣前財務相が首相を暗に批判
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070529050.html

 自民党の谷垣禎一前財務相は29日、都内で講演し、松岡利勝前農相の自殺に関し「閣僚を辞めていたらあんなことにはならなかったのではないか」と述べ、松岡氏を辞任させず擁護し続けた安倍晋三首相を暗に批判した。

 その上で「(政権立て直しに向け)どうリカバリーショットを打つか、首相が先頭に立って考えないといけない」と指摘した。
[ 2007年05月29日 18:41 速報記事 ]

1564片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 19:56:23
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070529ddm003040137000c.html

 ■松岡農相への主な献金■

企業・法人・個人名        献金総額(万円)

全国森林土木建設業政治連盟        3280

全国治山林道政治連盟           2386

林土連懇話会               1794

全国木材産業政治連盟           1792

民有林整備懇話会              982

民有林振興会                900

全国林業政治連盟              854

林業経営者林政会              676

特森懇話会                 520

国土防災技術                274

林野弘済会                 184

フォレステック               148

林業土木コンサルタンツ            96

塚本隆久・森公弘済会理事長          60

日本森林技術協会               36

鈴木泰博・林業土木施設研究所理事       36

高橋勲・林野弘済会会長            12

根橋達三・日本森林技術協会理事長        6

 ※96〜05年の政治資金収支報告書を基に紙智子参院議員(共産)が集計

1565片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 20:27:53
松岡農相自殺:閣僚にとどめた首相の姿勢は疑問 谷垣氏
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070530k0000m010063000c.html

 自民党の谷垣禎一前財務相は29日、東京都内での講演で、自殺した松岡利勝農相について「もし閣僚を辞めていたらあんなことにならなかったんじゃないか」と述べ、与野党の批判から松岡氏を擁護し、閣僚にとどめた安倍晋三首相の姿勢に疑問を呈した。また「今回の事件が影響してくるところは大きい。参院選はよっぽど脇を締めて臨んでいかなければならない」と語り、松岡氏の死去で参院選は厳しい戦いを強いられるとの見方を示した。【小林多美子】

毎日新聞 2007年5月29日 20時03分

1566片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 21:31:34
使用実態の報告義務追加 小沢氏揺さぶり狙い
2007年05月29日 21:21
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20070529/117973.html

 自民、公明両党は29日、一連の「政治とカネ」問題を受け与党として今国会に提出する政治資金規正法改正案に、資金管理団体が所有する不動産の使用実態の報告を義務付ける条文を追加することで合意した。民主党の小沢一郎代表の資金管理団体が多額の不動産を所有していることを踏まえ、小沢氏を揺さぶる狙いがあるとみられる。
 与党は30日の政策責任者会議で、1件5万円以上の経常経費への領収書添付義務付けも含めた条文について確認。同日中に改正案を国会に提出し、今国会での成立を目指す構えだ。
 従来の与党案は、資金管理団体の不動産所有の禁止規定は盛り込んでいた。しかし29日の自民党総務会では、成立前の事柄には適用されないとの法の不遡及(そきゅう)原則を踏まえ「これでは小沢氏の不動産所有を逆に容認することになってしまう」と規制強化を求める声が相次ぎ、了承を見送った。

1567片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 22:53:14
党首討論:自民が延期申し入れ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070530k0000m010104000c.html

 自民党の矢野哲朗参院国対委員長は29日、民主党の郡司彰参院国対委員長と国会内で会談し、30日に予定している安倍晋三首相と民主党の小沢一郎代表の党首討論について、首相が同日に熊本県阿蘇市で行われる故松岡利勝農相の密葬に出席するため延期したいと申し入れた。

 民主党は与党が年金支給漏れを補償する特別措置法案を提出し社会保険庁改革関連法案とともに31日にも衆院通過を目指していることに反発。「与党は問題が沈静化してから党首討論をやろうとしている」と延期に反対している。【須藤孝】

毎日新聞 2007年5月29日 21時24分

1568片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 23:10:57
松岡前大臣自殺、なおも広がる波紋
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070529/20070529-00000051-jnn-pol.html

 松岡前農水大臣はなぜ死を選んだのか。謎を残したままヤマ場を迎えている国会には、なお波紋が広がっています。

 28日自殺した松岡利勝前農水大臣。29日正午ごろ、松岡前大臣の遺体を乗せた棺が仮通夜会場の新宿・四谷から運び出されました。

 「私の不明・不徳の致すところで誠に申し訳ない」(故・松岡利勝前農水相)
 こうした遺書を残した松岡氏。その棺が国会や自民党本部などを回り、熊本へ向かいました。

Q.次官宛ての遺書があったことについては?
 「まだ確認してから報告します」(農水省 小林芳雄・事務次官)

 29日の閣議の冒頭、閣僚たちは1分間黙とう。安倍総理は、今後とも結束して国政に取り組んでほしいと指示しました。

 「進むも退くも、地獄みたいな思いだったのではないでしょうか」(久間章生・防衛相)
 「なかなか言えないという立場が各々あるのと同じように、松岡さんにもつらい事があったのではないかという気がします」(伊吹文明・文科相)

 また、参院農水委員会でも、黙とうが。そして、正午には棺が郷里の熊本へ向け出発。松岡前大臣の遺体を乗せた車は国会議事堂正門前に停まると、議員たちが手を合わせて別れを。首相官邸前では安倍総理も手を合わせていました。

 松岡前大臣の棺は、午後4時過ぎ、羽田空港から飛行機で熊本へ飛び立ちました。29日夜、地元・熊本で通夜が営まれます。(29日17:52)

1569片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 23:35:45
松岡農相 評価分かれた「強引」手腕
http://kumanichi.com/feature/matuoka/kiji/index.cfm?id=20070529000020

 二十八日、自殺した松岡利勝農相は熊本を選挙区に十七年間、衆院議員として国政に参画した。強引ともいえる政治スタイルは、中央でも地元でも評価が二分された。

■“幸運児”

 一九八八年三月、松岡氏は林野庁広報官を最後に役所を退職し、衆院旧熊本一区への立候補を表明した。当時四十三歳。「現場や生活者サイドに立った政策が求められている。真の豊かさを求め、世代の懸け橋になりたい」と語った。当時、松岡氏は和歌山の玉置和郎参院議員に私淑していた。衆院旧熊本一区の藤田義光衆院議員と同郷の阿蘇町(現阿蘇市)出身で、藤田氏の存命時は、玉置氏とのパイプ役になっていた。

 済々黌高、鳥取大農学部林学科を経て林野庁技官として農水省入り。九〇年二月の衆院選で、藤田氏後継を名乗り、無所属で旧熊本一区から当選。

 次点の前職との差はわずか三六八票。“幸運児”と呼ばれた。

 当選後直ちに自民党入り。農林水産政務次官、党農林部会長、農水副大臣などを歴任。農林族として頭角を現した。

■二人三脚

 自民党水俣問題小委員長として、選挙区外の仕事にも汗を流した。九九年、二千億円超の公的債務の返済に苦しむ水俣病の原因企業チッソ救済のため、チッソを一時的に国有化する松岡私案を提示し、関係省庁に迫った。

 「反論するなら対案を示せ。示さないならチッソをつぶす」。この強硬策が奏功し、一般会計予算から資金を投入するという前代未聞のチッソ支援策を引き出した。当時、この間のやりとりを副知事として間近で見た潮谷義子知事はその手腕を評価、衆院選では唯一、応援マイクを握った。

 党内では北海道の鈴木宗男衆院議員(現在新党大地)と“二人三脚”で、農水省に力を振るった。ガット・ウルグアイラウンド対策予算の確保やイ草の緊急輸入制限に強い影響力を発揮した。

 BSE騒ぎの際は、鈴木氏とBSEに汚染された輸入牛の全頭買い上げを農水省に声高に迫り、こわもてぶりを発揮。九四年十一月の熊本市長選投開票日の夜。落選した候補の選挙事務所で、自民党の先輩議員をなじった。止めようとした魚住汎英・参院議員と口論の末、つかみ合いのけんかになり、武闘派のイメージを決定付けた。

■比例復活

 そんな負のイメージから、当選回数を重ねても選挙はそう強くはなかった。小選挙区に移行した九六年の衆院選熊本3区では次点の魚住氏に千票余りで辛勝。五選を目指した二〇〇三年の衆院選では新人の坂本哲志氏に小選挙区で惜敗。比例九州の最終枠で復活当選、喜びの言葉をこう語った。「申し訳ない。みなさまのお力で命をつないでいただいた。深く深く反省し、原点に返りたい」。

■急接近 

 この小選挙区落選が契機になり、松岡氏は腰を低くした。二〇〇五年秋の郵政民営化政局では、所属する亀井・江藤派(士帥会)と距離を置き、郵政民営化に賛成する改革派に。小泉純一郎首相(当時)の飯島勲・首相秘書官とも急接近し、政局の分析をする仲になっていたという。

 昨秋、安倍内閣が成立すると、念願の農相として初入閣。中国の日本米輸入再開、バイオエネルギー推進などに腕を振るった。県農協中央会の園田俊宏会長は「農政の第一人者の松岡大臣を失ったことはわが国に非常に大きな打撃」。

 林野庁時代、松岡氏は北海道・天塩営林署長として中川一郎衆院議員や側近秘書の鈴木氏と親交を深めた。中川氏が農相に就任すると秘書官に就き、鈴木氏と机を並べた。「林野庁出身で大臣秘書官になったのは僕が初めてなんですよ」。松岡氏は喜色満面に話していた。

 皮肉なことに、末路は中川氏と同じ自殺だった。

熊本日日新聞2007年5月29日朝刊

1570片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 23:36:47
「惜しい人材失った」 悲報に県選出国会議員ら
http://kumanichi.com/feature/matuoka/kiji/index.cfm?id=20070529000017

  松岡利勝農相が自殺した二十八日、県選出国会議員に衝撃が走った。

 東京・永田町。国会内で野田毅衆院議員は「驚いた。自殺まで考える何かがあったのだろう」。議員会館で、農相が病院に搬送されるテレビニュースを見た林田彪衆院議員は「現役大臣の自殺は聞いたことがない。残念の一言だ」と語った。

 三浦一水参院議員は熊本市水前寺の自民党県連で「同じ政治家として残念でならない。今はそれしかない」。木村仁参院議員も「思いがけないことで、ご冥福を祈るしかない」と話した。

 魚住汎英参院議員は「いろいろと無理をしたのか。口先だけの議員が多いなか、水俣病問題にも精力的で、大きな壁に穴を開ける力量があった。惜しい人材を失い、ただただ残念だ」。

 木原稔衆院議員は十三日、済々黌高の体育祭で松岡氏と最後の言葉を交わした。「来賓席で松岡先生は『高校の時の体育祭では、緑団の応援団長を務めた』と言われた。高校、政治の先輩の死は信じられない」

 自民党きっての農政通の悲報を惜しむ声も。金子恭之衆院議員は「これからWTO(世界貿易機関)農業交渉が大詰めを迎える。日本にとって大きな痛手だ」。松村祥史参院議員は「農業のスペシャリストとして、今後も農相としての活躍が期待されていたのに…」と沈痛な表情を浮かべた。

 「念願だった農相に就任したが、政治資金にかかわる問題が持ち上がり、農政通として本来の仕事ができなかったのが惜しい」と園田博之衆院議員。自ら命を絶つという結末に「元気な男で、少々のことは、はね返すと思っていた」。

 自民党と連立を組む公明党の江田康幸衆院議員は「とにかくびっくりしている」。民主党の松野頼久衆院議員は「与野党立場は違うが、郷土の先輩議員の死に心からショックを受けている」と言葉少なだった。
熊本日日新聞2007年5月29日朝刊

1571片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 23:37:34
「ほかに方法は…」 地元建設業界
http://kumanichi.com/feature/matuoka/kiji/index.cfm?id=20070529000014

  松岡利勝農相の自殺の報に二十八日、県建設業協会阿蘇支部長を務める杉本建設の杉本素一社長=阿蘇市=は「なぜこんなことになったのか。死ななくてもよかったのに。ほかに方法はなかったのか」と言葉少なだった。

 同市のある土木建設業者は、緑資源機構の官製談合事件に関連づけ「受注業者から多額の献金を受けていたことなどが報道され、地元でも松岡農相の関与が取りざたされていた。東京地検特捜部の捜査が迫り、追い込まれたのだろうか」と推測。「仮にそうであっても、まさか自ら死を選ぶとは…」と驚きを隠せない様子だった。

 同機構の事業を受注したことがある阿蘇郡の建設業者は「機構の工事だけでなく、常に金にまつわるうわさが絶えなかった。生きて事実を明らかにしてほしかった」。同郡の別の業者は「特捜部の捜査が入り、建設業界の古い体質を一掃するチャンス。官製談合のシステムが生き残らないよう捜査は十分尽くしてほしい」と強調した。

 一方、特捜部の家宅捜索を受けたばかりの小国町宮原の同機構阿蘇小国郷建設事業所は、マスコミなどの問い合わせが相次いだ。河野健二所長は「びっくりしている。それ以上は、何も申し上げられません」と繰り返すだけ。事務所内はひっそりとして、職員は硬い表情で机に向かっていた。
熊本日日新聞2007年5月29日朝刊

1572片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 23:38:29
弔問客 声詰まらせ 「死ななくてもよかった」
http://kumanichi.com/feature/matuoka/kiji/index.cfm?id=20070529000036

  松岡利勝前農相の自殺から一夜明けた二十九日、阿蘇市三久保の実家では、早朝から近隣住民が通夜の準備に追われ、訪れた弔問客もあらためて突然の死を悼んだ。母ハルコさん(86)は、「何で死んでしまったのか」と訪問客らに語りかけ、疲れ切った様子で、寝たり起きたりを繰り返しているという。

 幼なじみで、松岡氏を“おやじ”と慕っていたという近くの下田誠さん(51)は「昨年秋、大臣就任あいさつで阿蘇市を訪れたときに会ったのが最後。『おやじ、頑張ってくれよ』と声をかけたら『おまえだけだもんな。ありがとう』と答えてくれた。いろいろ非難されているが、中身は優しい人だった」と涙ぐんだ。「最後まで弱音をはかなかったけれど、苦しんだんだろう。仏壇には『きつかったなぁ』と声をかけるのが精いっぱいだった」と言葉を詰まらせた。

 親せきで近くの岩下政秋さん(82)は「“悪ごろ”で元気そのものだった幼少時代が思い出される。政治家になってからは地元のためによく頑張ってくれた。死ななくてもよかったのに」とかみしめるように話した。

 菊池郡菊陽町津久礼の松岡後援会事務所では、午前八時ごろから、通夜や葬儀の対応を話し合うため、支援者らが集まり始めた。

 支援者の男性の一人は、込み上げる涙をこらえながら「なんでこんなことになったのか。本当に残念です」。黒いスーツ姿で現れた後援会幹部は「昨日は一睡もできなかった」と厳しい表情で事務所に入った。

 午前九時四十分ごろ、合志市議会の議長と副議長が喪服姿で弔問に訪れた。一、二分で事務所を出ると「中は電話がすごかった。ゆっくり話せる状況じゃなかった」と語り、足早に去った。

 午前十時すぎ、事務所から出てきた田代国広県議(菊池郡区)は「集まっているのは二十人ほど。通夜や葬儀の段取りについて淡々と打ち合わせをしただけ」

 午前十時十五分ごろ、今村輝昭後援会長(南阿蘇村長)が到着。「通夜や葬儀の打ち合わせに来た。ご遺族の意向を踏まえた上で考えたい」。

 松岡氏の自殺については「まだお若いのに、早まったことをされた。別の対応はできなかったのか。死ななくてもよかったのではないか」とあらためて悔やんだ。
熊本日日新聞2007年5月29日夕刊

1573片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/29(火) 23:43:06
松岡前大臣、無言の帰郷 (2007年5月29日 20:25 現在)熊本RKK
http://www.rkk.co.jp/cgi-bin/newscgi/localnews.cgi?id=NS002200705292025323

松岡前農林水産大臣の自殺から一夜開けました。松岡前大臣の遺体は、きょう午後6時前、熊本空港に到着し、阿蘇市の実家に向かっています。松岡大臣の遺体は、今から30分ほど前、熊本空港に到着しました。空港には、自民党県連の関係者や支持者など約100人ほどの支援者が集まり、無言で帰ってきた前大臣を出迎えました。国会での野党からの追及を、強気の答弁などでかわしていた松岡前大臣でしたが、関係者によりますと、最近になり親族らに対して、「大臣をいつ辞めたらいいだろうか」などと胸の内を漏らしていたということです。松岡前大臣の遺体は、7時ごろ阿蘇市の実家に到着する予定です。

1574片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 02:48:13
脱「政治とカネ」模索 松岡前農相自殺 揺らぐ地元 「剛腕頼み」に幕 土建業界、変革の兆し
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kyushu/20070529/20070529_006.shtml

 自殺した松岡利勝前農相は「農林のプロ」として日本の農業政策に貢献する一方、地元熊本県が抱える課題などに強い政治力を発揮した。半面、事務所費問題にみられるように、しばしば「政治とカネ」の問題で追及を受けた。地元では、農水省所管の緑資源機構を舞台にした官製談合の疑いが浮上し、東京地検が強制捜査に乗り出した直後の自死。渦中にある業界は、有力政治家の力を借りてきた「1つの時代」の終わりに、どう向き合おうとしているのか。

■いびつな構図

 「松岡さんがいなくなって、この地域に下りてくる国の事業は減るかもしれない。そうなれば、苦しくなるのは事実だ」

 松岡氏の通夜が実家のある熊本県阿蘇市で執り行われた29日、土木建設業を営む業者の1人は言った。地元への思いがあつかったという松岡氏の「貢献」を物語る証言だが、業界との結び付きには「松岡時代」とでも呼べる、濃厚で、いびつな構図も指摘された。

 別の業者は自嘲(じちょう)気味に言う。

 「仕事を持ってくる松岡さんを頼りにする業者は多かった。群がるという感じ。そこに、公共事業に頼らざるを得ない中山間地の実態がある。そのお返しは、政治献金と選挙の際の票だ」

 「政治とカネ」が1つのシステムになった。

■仕事取るため

 25日、東京地検は同県小国町にある緑資源機構阿蘇小国郷建設事業所を家宅捜索した。森林や農用地を整備する同機構発注の特定中山間保全整備事業をめぐる、官製談合の容疑。段ボール箱約50個分の関係資料が押収された。

 同事業では、請け負った業者の一部が「事前調整で落札が“内定”した業者に、機構が予定価格を伝えていたようだ」と証言。不明朗な事例が明らかになった。

 やはりこの事業に絡んで「阿蘇北部地区中山間事業安全推進協議会(推進協)」と称する団体がある。業者37社で2004年に結成された。規約には「会員の団結と融和を図る」などを目的に掲げている。

 複数の会員企業によると、入札に際して業者間で価格を競う「たたき合い」があったことから、それを避けるために結成された。受注調整の機能を果たす組織だという。

 「推進協を取り仕切るのは松岡氏の有力後援者である業界大手の業者。小さな業者は公共事業を回していかないとやっていけない。仕事を取るために推進協に入った」

 「力」を頼む業界の本音が漏れる。

■新しい時代へ

 事業の工事を請け負った県内の14業者は、05年分までの3年間に、松岡氏の資金管理団体などに計約1300万円を献金している。有力支援企業から求められるという「物心両面の応援」。

 「パイを分け合う」という受注調整は、業界の“秩序”を保つことで利益が確保される構造で、談合を意味する。しかし、推進協の有力者は29日、「談合なんてしていない」と否定した上で、「あの組織は全く機能していない。必要ないから今後は解散することになる」と述べた。別の会員企業は「献金はしていない」とも。「政治的な強い力に群れる時代ではない」。自殺からわずか1日にして、会員業者の何人かがそう明言した。

 「政治とカネ」という持ちつ持たれつを印象づけた1つの力が去り、新しい時代への模索が始まろうとしている。

■故郷で通夜 しめやかに 阿蘇の寺

 松岡利勝前農相の通夜が29日、熊本県阿蘇市内牧の浄信寺で営まれ、沈痛な表情を浮かべた地元の後援会関係者や国会議員、県幹部らが続々と弔問に訪れた。

 前農相の遺体はこの日、霊きゅう車に乗せられ国会議事堂、農水省などを回った。首相官邸正面では安倍晋三首相が閣僚らとともに車に向かって手を合わせた。その後、空路、熊本に運ばれ同日夕、親族や近所の人らが待つ実家に無言の帰宅。母ハルコさん(86)と悲しみの対面を果たした後、寺に移された。

 午後8時に始まった通夜には、自民党の谷津義男元農相や地元選出の国会議員、潮谷義子県知事らが訪問。

 妻初美さん(60)は「主人は62年の人生を一生懸命に駆け抜けた。太く短い、いい人生だったと思う」とあいさつした。

 弔問を終えた熊本市の幸山政史市長は「大変残念だ。会場で奥さまに声をかけたが、気丈に受け答えをされていた」。前農相の親族の女性(39)は「みんなショックを受けた様子だった。とてもつらい気持ち」と肩を落とした。

=2007/05/30付 西日本新聞朝刊=

1575片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 03:04:36
安倍首相 松岡農水相の密葬参加を断念
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070530/20070530-00000003-nnn-pol.html

 松岡農水相の密葬参加と党首討論の開催をめぐって、与野党の調整が29日夜遅くまで続いたが、結局、安倍首相は密葬の参加を断念した。

 安倍首相は、30日に熊本県で行われる松岡農水相の密葬に出席したいと30日午後の党首討論のキャンセルを野党側に要請していた。

 しかし、民主党側は「消えた年金問題」をめぐって与党が救済法案を30日一日の審議で強引に採決する方針であることに反発し、要請を断った。

 調整は29日夜遅くまで続いたが、与党からも「国会軽視だ」と批判が噴出した。結局、安倍首相は熊本行きを断念し、昭恵夫人だけの参加となった。

1576片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 08:46:32
農相後任人事:首相「今週中に決めたい」 農水OBら浮上
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070530k0000m010161000c.html

 安倍晋三首相は29日夜、松岡利勝農相の後任人事について、首相官邸で記者団に「今週中には決めたい」との考えを示した。農水省OBの赤城徳彦、宮路和明両衆院議員らの名が浮上している。

 首相は29日、後任の人選基準について「当然、農政について知識を持った方がやらなければならない。その観点からよく検討したい」と述べ、世界貿易機関(WTO)多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)が夏までの合意に向けてヤマ場を迎えていることなどから、農政に通じた人材を起用する考えを強調した。

毎日新聞 2007年5月30日 3時00分 (最終更新時間 5月30日 3時07分)

1577片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 13:13:15
宗男“口止め”発言、自民火消しに躍起「事実ない」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007053008.html

 新党大地の鈴木宗男代表=写真=が明かした、自殺直前の松岡農水相とのやりとりが、自民党内に波紋を広げている。

 宗男氏によると、24日夜に松岡氏と会食した際、松岡氏に光熱水費問題などについて国民に謝罪するように進言したが、松岡氏は「政府方針も決まっているし、また変えたりするとおかしくなるから言えない」と“口止め”されていることを明かしたという。

 さらに宗男氏は自身のホームページでも「今は黙っていたほうがいいと国対(自民党国会対策委員会)からの指示なのです。それに従うしかないんです」と松岡氏の発言を紹介し、「弱気ないいぶりだった」と描写している。

 これらの宗男氏の暴露について、自民党関係者は「事実だとすれば、謝罪したい松岡氏に党がストップをかけていたことになる。松岡氏のイメージを悪くさせたうえ、自殺まで追い込んだことになり、党執行部の責任が問われる可能性がある」と指摘する。

 一方の政府・与党は火消しに躍起。安倍晋三首相は29日、記者団に「政府で方針を決めることはもちろんない。鈴木議員がどういう意図で言っているのか分からない」と不快感を示し、中川秀直幹事長も「国対に確認したが、そういう事実は一切ない」と完全否定した。

 「死人に口無し」(伊吹文明文部科学相)で、今となっては事実関係を確認する方法はない。

ZAKZAK 2007/05/30

1578片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 14:35:56
官房長官、民主党の対応に不満 首相の密葬取りやめで
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070530/shs070530001.htm

 塩崎恭久官房長官は30日午前の記者会見で、安倍晋三首相が党首討論出席のため、自殺した松岡利勝前農水相の密葬への参列を取りやめたことについて、「首相は密葬出席に強い意向を持っていると伝えたが、民主党の理解が得られなかった。首相は大変残念な思いをしている」と述べ民主党の対応に不満をもらした。

 塩崎長官は自民、民主両党の国会対策委員会レベルの折衝が行われていたことを明らかにした上で「民主党の中の考えがばらばらで、昨夜遅くに理解が得られないと判明した」と述べた。

 これに関連し、政府首脳は「今まで(小沢一郎民主党代表は)散々地方回りをしておいて葬儀に出席させないのは人道上の問題だ」と批判した。

(2007/05/30 13:15)

1579片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 15:04:43
農水相自殺「説明責任自ら放棄」と知事
2007年05月30日 朝日栃木
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000705300001

 松岡利勝前農水相の自殺について、福田富一知事は29日、定例記者会見で「説明責任を自ら放棄してしまった」などと述べた。


 松岡氏をめぐっては事務所経費の不透明な支出に加え、林道工事の談合関連団体からの献金などが指摘されていた。福田知事は「政治とカネについて説明責任を自ら放棄してしまった。本人の口からはっきりすべきだった」と話した。


 さらに、「世界貿易機関(WTO)の農業交渉が本格化してくるなど、日本の農業の帰趨(きすう)が見えてくる状況。松岡氏は農政通で他国の人たちにも手ごわい相手だ。交渉の責任者としても責任を全うしてほしかった」とした。

1580片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 15:17:20
農水相自殺 県内政党の反応は
2007年05月29日 朝日山口
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000705290003

  安倍内閣の支持率が急落した。数々の疑惑を指摘された松岡利勝農林水産相の「政治とカネ」をめぐる問題が一因なのか。その松岡農水相が28日、自殺。県内の政党関係者からは大臣の死を悼む一方で、7月の参院選への影響を推し量る声が上がる。県内の主要5政党幹部の反応を探った。


 自民党県連幹部は、内閣支持率の急落にも「参院選に影響はない」と口をそろえた。
 河野博行会長は「支持率は上下するものだ。山口の自民党はたくましい。(参院選は)勝たせてもらう」。森中克彦幹事長も「総理のおひざ元。支持率は関係ない」と言い切った。


  河野会長は松岡農水相の死については「亡くなった人を気の毒に思うのが人情。参院選への悪影響にはならないだろう」とみる。「大臣辞任を勧める意見もあったが、安倍総理がフォローしていた。そうした総理の人柄を国民が知れば支持率も上がるだろう」


  公明党県本部の小泉利治副代表は「国民投票法案の採決をめぐり、与党が国会の混乱を招いたと受け止められて支持率が落ちたのかもしれない」とみる。ただ、参院選には「他県はともかく、山口県はそんなに影響しないのでは」という。松岡農水相の自殺については「説明責任を果たさなかったことが自民への批判票につながるのか、同情票が集まるのか……。分からない」と話した。


  民主党県連の西嶋裕作幹事長は、支持率急落の理由を「年金問題と『政治とカネ』の問題が影響した」とみる。その上で、松岡農水相の自殺について「政治家としてやっちゃいかんことをした」と述べ「国会できちんと疑惑の真相を究明してほしい。究明が中途半端だったら、参院選の争点になってくる」と指摘した。


  共産党県委員会の山本丈夫委員長は安倍内閣について「数の力を背景に強気の政治運営をしているが、非常に不安定な内閣だ」と指摘。「弱者いじめや貧困、格差を広げている安倍内閣に対する批判が支持率に出てきた」と語り「政治とカネの疑惑は参院選の争点にするべきだ」と述べた。


  社民党県連合の佐々木明美代表は「年金や改憲の問題、米軍再編での対応への国民の怒りの表れだ」と力を込めた。松岡農水相については「人の死は悼まなければならない」と前置きしつつ「かばい続けた安倍首相の姿勢は厳しく問われるべきだ。有権者は参院選で、安倍政権の本質を見抜いて判断を下すべきだ」と述べた。

1581片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 17:14:16
待望の「初入閣」で恩義? 飯島氏宛の松岡遺書中身
自殺当日も病院にいち早く駆けつけ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007053015.html

 数多くの疑惑と謎を抱えて自殺した松岡利勝前農水相。議員宿舎のテーブルに8通の遺書が整然と並べられていたが、その中に小泉純一郎前首相に仕えた飯島勲・前首相秘書官と、自民党の景山俊太郎参院議員にあてられたものがあったことが注目されている。死の間際に松岡氏は何を考えたのか。

 「私自身の不明、不徳の為、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫び申し上げます。自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます」

 松岡氏は「国民の皆様、後援会の皆様」と題する遺書にこう記していた。その他、安倍晋三首相ら6人には封書の遺書で「親展」とあったが、この中に飯島氏と景山氏あてがあった。

 飯島氏への遺書の存在を報じたのは30日の朝日新聞朝刊。

 飯島氏は1945年、長野県生まれ。72年、小泉氏の初当選直後に秘書となり、小泉氏の大臣就任とともに厚相秘書官、郵政相秘書官などを歴任。2001年4月、小泉内閣誕生に伴い首相秘書官に就任した。

 その独特の風貌と、永田町や霞が関に築き上げた人脈から、秘書官当時、閣僚以上の存在感を発揮していたが、なぜ、松岡氏は国会議員でもない飯島氏に遺書を残したのか?

 ここに興味深い新聞記事がある。06年9月27日、松岡氏の地元紙「熊本日日新聞」が報じた、「安倍内閣発足 松岡氏待望の初入閣」という記事だ。

 ≪午後3時、松岡事務所に、安倍首相から電話が入った。松岡氏は『たった今、連絡を受けた。安倍内閣の一員として国民のために頑張りたい』と神妙な表情。小泉首相の飯島勲秘書官に早速、連絡し、『秘書官のおかげ。本当にありがとうございます』と頭を下げた≫

 飯島氏は、松岡氏が自殺を図った28日、慶応病院にいち早く駆け付けている。

 自民党関係者は「小泉内閣時代、郵政政局で主流派に転じた松岡氏が、首相官邸に『定期便』と揶揄されるほど頻繁に訪れていたのは有名。松岡氏の入閣に『小泉サイドの力が働いた』という噂はあるが、事実は分からない。安倍首相が松岡氏をかばい続けた一因もそこにあるのか。ただ、遺書を残すほど2人が密接だったことは間違いない」と語る。

 一方、景山氏は1944年、島根県生まれ。70年に早大大学院修了後、竹下登元首相の秘書になった。島根県議を経て95年に参院議員に初当選、現在2期目。「参院のドン」こと青木幹雄参院会長の懐刀といわれる。

 景山氏は松岡氏にとって長男の義父にあたる親戚同士。遺書を残しても不思議ではないが、それ以外にも気になる接点がある。

 東京地検特捜部は25日、松岡氏の地元・熊本県にある農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の出先機関「阿蘇小国郷建設事務所」に家宅捜索に入った。

 農林業振興などを目的とした「特定中山間保全整備事業」をめぐる談合疑惑がターゲットとされたが、この事業の事業区域は何と、松岡氏の地元・熊本と、景山氏の地元・島根の2カ所なのだ。

 松岡氏は家宅捜索が入った25日、その後の予定をキャンセルして地元入りし、父の墓参りなどを済ませ、週明けの28日に自殺した。

 「誰も言おうとしないが、景山氏あての遺書があったのは、単に親戚ということだけなのか…」(党関係者)

 松岡氏が残した闇は深い。
ZAKZAK 2007/05/30

1582片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 20:44:46
自殺した松岡農水相の遺書を受け取った前首相秘書官・飯島 勲氏が心境語る
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070530/20070530-00000589-fnn-pol.html

先日、自殺した松岡利勝農水相(62)が残した8通の遺書のうち、その1通を受け取った小泉前首相の秘書官・飯島 勲氏が、FNNの単独インタビューに応じた。
28日に自らの命を絶った松岡利勝農水相。
30日に行われた告別式で、昭恵首相夫人は「昨年9月の安倍内閣発足の際、迷うことなく松岡さんに農林水産大臣をお願いすることと致しました」と首相の弔辞を代読した。
28日、自殺の一報を聞き、いち早く病院に駆けつけたのが飯島氏だった。
その飯島氏が、FNNの単独インタビューに応じた。
自殺の一報を聞いたときのことについて飯島氏は、「信じられなかったですね。毎日とは言いませんが、頻繁に電話で話す機会もあったし、(自殺する)前の日も相当長い時間、電話で大臣と話しをしたんですね」と話した。
飯島氏は、松岡農水相とは初当選のころからの付き合いだという。
飯島氏は、「若いころ、暴れ馬みたいになっていたと、そういう印象が99%の人があるかもしれない。ここ6年ちょっとは、わたしから見たら、DNAが変わった政治家。大臣になって本当によく働いていたけれども、それは理解できない。そのつらさはものすごくあったと私は理解しています」と話した。
そして、さまざまな松岡農水相の疑惑については、「緑資源機構が報道されいたんですが、大臣自身は一切おかしいところはない。シロかクロか、そういうのは、はっきり世間に見ていただきたいという覚悟を持っていましたね。(だったらなぜ自殺を?)これはまったくわからないです。(自殺)当日も9時半前後に、大臣の携帯に電話したんですよ。初めて通じなかったんですね」と話した。
その直後、自ら命を絶った松岡農水相。
飯島氏は「第1発見までの(午前)10時前から2時間に何があったのか、それは興味がありますね、わたし個人。政策に対する夢と熱意、そういうのを考えたら死を選ぶ政治家じゃない」と話した。
そして、松岡農水相の遺書を手に「松岡大臣から、わたしあての親展できてます。中身は言いません」、「わたしから見たら、(自殺は)とっさのできごとの感覚かなと。電話1本くれたら、助けられるという気持ちはあるんですよ」と話した。
遺書の字体には乱れがあった。
また、安倍首相が死に追いやったのではという意見があることについて、「それはない。そうじゃないです。大臣自身は職務に一生懸命、自分の行動を考えてまして、同時に、かばったということがおかしい」と話した。
そして、政権に与える影響については、「わたしは、ないと思うんです」と話した。

[30日19時42分更新]

1583片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/30(水) 23:02:45

農相後任:適任者おらず人事遅れる 安倍首相試練に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070531k0000m010097000c.html

 自殺した松岡利勝農相の後任人事が遅れている。安倍晋三首相は当初30日にも決める姿勢だったが、その後「今週中には決めたい」(29日、記者団に)と慎重姿勢に転じた。人選の難しさ以上に、閣僚の自殺という異常事態を機に巨大与党の国会運営があちこちでほころびだし、衆院厚生労働委員会では年金時効停止法案の採決が混乱し、異例の「採決やり直し」をすることになる始末。31日の衆院本会議で社会保険庁改革関連法案成立を見届けるまでは、人事どころではないからだ。世論の受け止め方も気にしなければならず、首相は試練に直面している。

 「金曜日(6月1日)までに決めたいと思います」。首相は30日夜、首相官邸で記者団にこう語った。当初は「行政に遅滞があってはならない」と強調。欧州訪問中の天皇陛下が30日夕に帰国するのを待って、同日夜にも新農相の認証式を行うと受け止められていたが、首相自らあっさり方針転換してしまった。

 態度が変わった理由は不明だが、適任者が少ないことが最大の原因とみられる。世界貿易機関(WTО)の多角的貿易交渉が本格化する中で「複雑な交渉を理解しているのは松岡氏のほか数人しかいない」(農相経験者)のが自民党農林族の一致した見方。交渉には農家の反発も予想される。自民党の苦戦が予想される参院選の「1人区」は地方の農村地域が多く、影響を考えれば行動力や交渉力が欠かせない。

 世論受けする清新さも不可欠だ。内閣支持率が急落し、国会はたびたび混乱。しかも民主党など野党は、松岡氏亡き後の安倍内閣の「問題閣僚」として柳沢伯夫厚生労働相にターゲットを絞った感がある。

 民主党の高木義明国対委員長は29日、柳沢氏について「『産む機械』発言もあった。『消えた年金』への不信感、責任のあいまいさを訴えたい」と語り、与党が31日にも衆院本会議での2法案採決に踏み切れば、柳沢氏への不信任決議案の提出で対抗する考えを示した。

 野党が柳沢氏の不信任案を提出しても、与党は否決する見通しだが、また混乱する光景を見せることになり、柳沢氏に対する世論のイメージはさらに下落する可能性が大きい。参院選をにらんで、与党内からも「柳沢厚労相は年金不安を払しょくする答弁ができていない」(閣僚経験者)と問題視する意見も出始めている。首相はこうした状況を注視し、場合によっては農相後任人事に合わせて小規模の内閣改造に踏み切る選択肢も残しているとみられる。【竹島一登、西田進一郎】

毎日新聞 2007年5月30日 21時13分 (最終更新時間 5月30日 21時28分)

1584片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 10:29:22
松岡農水相自殺 県内県連にも衝撃  産経千葉
http://www.sankei.co.jp/chiho/ibaraki/070529/ibr070529001.htm

 松岡利勝農水相が28日、首をつって自殺したことで、7月の参院選に向け準備を進めている県内の各政党にも衝撃が広がっている。

 自民党県連(山口武平会長)は長谷川大紋幹事長の「圧勝」に加え、比例票の底上げを最重点に置いているだけに「どういう影響が出てくるか全くわからない」(幹部)と困惑を隠せない。

 松岡農水相自殺で安倍政権の支持率は下がる見方が出ており、「(自殺する)前に何か手を打てなかったのか。大事な参院選前なので、多少、懸念材料となった」(同)と悲観的な見方をしている。

 対する民主党県連(大畠章宏代表)は「ご家族を含め、深くお悔やみ申し上げます」(幹部)と弔意を示した上で、「緑資源機構の談合疑惑が要因だろう」(同)とみている。

 県連幹部は「日本人は死者にむち打つことは非情とされるので、やりづらい」という認識を示した上で、擁立した藤田幸久元衆院議員の得票への影響について、「知名度がないだけに票に結びつくかどうか、もう少し状況を整理、判断しないと見極められない」と話している。

 共産党県委員会(田谷武夫委員長)では「死は深刻で、ある意味で安倍内閣の責任ではないか。参院選で憲法を争点にするのもいいが、改めて政治と金の問題を取り上げる必要があるのではないか」としている。

(2007/05/29 02:59)

1585片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 10:43:13
『有権者に説明責任、果たすべきだった』  松岡前農相自殺で知事
2007年5月30日 神奈川
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20070530/CK2007053002020125.html

 松岡利勝前農相が自殺したことについて、松沢成文知事は二十九日の定例会見で、「国民からの信任を受け活動する政治家であり、総理から任命を受け職責を全うすべき大臣が、理由を明らかにしないで死を選ぶことは好ましくない」と批判した。

 松沢知事は「政治家、閣僚であるならば、いくら厳しい状況に置かれていても、有権者に対し説明責任を果たし、職責を全うする責務があり、その意味で残念だ」と述べた。

 松岡前農相の任命権者である安倍晋三首相についても「国民に対して職責を果たせず、死を選んだ閣僚を任命した責任はまぬがれない」とした。 (西尾玄司)

1586片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 17:12:42
松岡ショック利用し安倍叩き…非主流派の古賀、谷垣ら
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007053101.html

「政局に利用なら不謹慎」

 松岡利勝前農水相の自殺による動揺が収まらない自民党。7月に参院選を控えているだけに、党執行部は「松岡ショック」の沈静化に努めている。こうした中、党内の“非主流派”からは、今回の事態を党内政局に利用しようとする動きが表面化しつつある。

 「閣僚を辞めていたら、あんなことにはならなかったのではないか」

 29日に都内で行われた講演。谷垣禎一前財務相は松岡氏の自殺についてこう語り、松岡氏を辞任させずに擁護し続けた安倍晋三首相を批判した。

 谷垣氏といえば、昨年の総裁選で安倍首相に徹底抗戦し、自ら派閥から閣僚ゼロという屈辱を味わった御仁。

 同じく、非主流派の古賀誠元幹事長は30日、福岡市内の講演で、松岡ショックが参院選に与える影響について、「余計厳しさが増しているのは事実だ」と分析したものの、「松岡先生の死を無駄にしないよう、これからの政局にどう生かしていくのか。当面大事なのは参院選をどう戦うかだ」と、表向きは共闘姿勢を披露した。

 しかし、安倍首相が参院選の争点に憲法改正を掲げたことに関して、「憲法改正がこれ以上ひとり歩きしていいのか。いたずらに公明党との間にすき間風が吹くようなことがあってはならない」と、しっかり安倍路線批判も展開している。

 こうした発言に、党内からは「政治家の死は、潮の流れを大きく変えるものだが、今回の自殺を党内政局に利用しようとしているのであれば、不謹慎だ」(関係者)との声も出ている。
ZAKZAK 2007/05/31

1587片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 22:31:58
士志の会:久間防衛相加えた5人で新たなグループ結成へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070601k0000m010134000c.html

 自民党の古賀誠元幹事長、高村正彦元外相、麻生太郎外相と、無所属の平沼赳夫元経産相の9期生議員4人でつくる「士志の会」が31日夜、東京都内で会合を開いた。外遊中の麻生氏に代わり出席した久間章生防衛相を加えた5人で、新たなグループを結成することを決めた。

 士志の会は幕末の「志士」にちなんで古賀氏の呼びかけで結成したグループ。津島派幹部の久間氏が加わることで、参院選後をにらんで同派とも連携を深め、最大派閥の町村派をけん制する狙いもあると見られる。名称変更も検討するという。【田所柳子】

毎日新聞 2007年5月31日 21時24分

1588片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/31(木) 22:54:26
松岡農相自殺:参院選への悪影響懸念 自民各派閥
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070601k0000m010034000c.html

 31日の自民党各派総会では、松岡利勝農相の自殺に関する発言が相次いだ。山崎派の山崎拓会長や谷垣派の谷垣禎一会長は、参院選への悪影響に懸念を示した。

 山崎氏は松岡氏の自殺について「政治不信の高まりが見られる」と指摘した上で、「参院選を控え、自民党としての対処は極めて慎重にしなければならない」と指摘。谷垣氏も「参院選に大きく影響する。国民の理解をあらゆるところで求めていかなければならない」と語った。

毎日新聞 2007年5月31日 18時18分

1589片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/01(金) 11:55:03
松岡氏批判のHP削除
2007年05月31日 朝日新潟
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000705310002

 松岡前農水相の突然の自殺は、参院選の民主党立候補予定者に「ジレンマ」をもたらしている。不透明な事務所費や光熱水費の支出など、国民も高い関心を寄せる様々な問題は未解明のままだが、「死人にムチ打つようなことはできない」(同党県連幹部)。どこまで全容解明に突き進めるのか、不透明な部分もある。


 参院選に民主党公認で立候補予定の黒岩宇洋氏(40)は、松岡氏自殺のニュースが駆けめぐった直後、ホームページから松岡氏を批判する記述の一部を削除した。


 黒岩氏は28日午前に更新した27日付の「活動日記」で、独立行政法人「緑資源機構」の官製談合事件を例に、献金で癒着する「政官業」の構図を指摘。「松岡氏も献金をもらっている」という趣旨の一文を記した。


 だが、松岡氏の自殺を知ると、更新したばかりの表現をそっくり削除。28日付の日記では「松岡大臣のご冥福をお祈り致します」と悼んだ。


 黒岩氏はこれまで、松岡氏の「ナントカ還元水」疑惑などをめぐる批判を繰り返してきたが、この日ばかりは名指しでの批判を避けた。


 黒岩氏は削除の理由について「亡くなった当日に大臣の名前を直接記述するのはいかがなものかと考えた」と説明。現職閣僚の自殺というデリケートな問題の影響を受け止めつつ、野党として、矛先も緩められないジレンマをのぞかせた。

1590片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/01(金) 12:16:46
新農水相に赤城氏
2007年06月01日11時44分
http://www.asahi.com/politics/update/0601/TKY200706010119.html

 安倍首相は1日、自殺した松岡利勝・前農林水産相の後任に、赤城徳彦・自民党国際局長を起用する方針を決めた。同日午後に皇居で認証式が行われ、正式に就任する。赤城氏は初入閣。元農水官僚で、党農林部会長を務めるなど農政に通じていることが評価された。

 首相は1日午前、首相官邸に赤城氏を呼び、農水相への就任を要請。これに対し、赤城氏は「日本の農業がより体質の強いものに発展していくように全力で頑張っていきたい」と応じた。

 首相は「攻めの農政」を掲げ、農業改革を推進。また、年内の最終合意に向けて協議が正念場を迎えている世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉や、豪州などとの経済連携協定(EPA)交渉など多くの課題を抱える。塩崎官房長官は同日午前の記者会見で「農林水産行政に空白を作らないということで、農水政策に明るい即戦力の人材をお願いした」と起用の理由を説明した。

 一方、松岡前農水相は事務所費をめぐる問題や入札談合事件が起きた緑資源機構の関連団体とのかかわりが追及されたことから、塩崎氏は「『政治とカネ』という観点も考慮に入れながらお願いしている」と強調した。

 赤城氏は首相が提唱する「価値観外交」を支持する「価値観外交を推進する議員の会」に参加。小泉首相の靖国神社参拝を支持する自民党国会議員でつくる「平和靖国議連」の会長代行も務め、思想的にも首相に近い。昨年9月の安倍政権発足時には、高村派から入閣を求められていた。

1591片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/01(金) 23:23:54
自民国会議員、党員獲得にノルマ 未達成は交付金減額も
2007年06月01日23時16分
http://www.asahi.com/politics/update/0601/TKY200706010374.html

 自民党は1日、党員の減少傾向に歯止めをかけるため、国会議員を対象に党員の獲得ノルマを定める方針を決めた。達成できない場合には、政党交付金の減額や人事などでペナルティーを科す。参院選を前に「締め付け」を一段と強める狙いだが、反発も出そうだ。

 自民党の党員数は、91年の547万人がピークで、06年には119万人まで激減している。

 党員数の獲得目標はこれまでは選挙区や比例区の支部ごとに人口比で設定されていた。例えば40万人以下の衆院小選挙区ならば3000人、40万人超なら5000人、50万人超なら6000人だ。

 しかし「支部長である国会議員が非協力的だ」との声が本部に寄せられているため、新方針では小選挙区の場合一律4000人としたうえで、うち支部長個人のノルマを半分の2000人とすることを決めた。

 さらにノルマが未達成の場合、年間1000万円支給される政党交付金を減額するほか、公認から外すことも検討。逆にノルマを上回れば、交付金を増額し、人事で優遇する。

 一方、建設業や商工業などの各種団体に対しては、1万5000人以上の党員を集めた場合には優遇措置をとる。首相らとの意見交換会を実施したり、要望を政権公約に反映させたりする。

1592片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 01:03:15
自民党:国会議員に2000人の党員獲得ノルマ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070602k0000m010175000c.html

 自民党は1日の役員連絡会で、現職国会議員に2000人(参院比例代表5000人)の党員獲得ノルマを義務づけることを決めた。達成状況によって議員への政党交付金に差を付け、党人事にも反映させる。夏の参院選を前に組織を引き締める狙いがある。

 ノルマ未達成の場合、各選挙区支部に年1000万円支給される政党交付金を一定額減額するほか「著しく少ない場合」は次期選挙での公認を見送る。今年の実績を基に来年から適用する。

 中川秀直幹事長は同日「国会議員は率先して党勢拡大の義務を果たすべきだ」と述べた。

 自民党の党員数は91年に最多の546万人を記録したが、06年は約2割の119万人まで落ち込んだ。01年のKSD事件で支持団体による党費立て替えが非難を浴び、現在は選挙区ごとに4000〜6000人の努力目標を設定。党員が100人程度しかいない選挙区もある。【渡辺創】

毎日新聞 2007年6月2日 0時46分

1593片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 03:02:14
公務員改革法案 衆院委採決先送り 強引運営に議長がブレーキ(06/01 23:43)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/29655.html?_nva=20

 与党は一日、天下り規制を柱とする国家公務員法改正案を同日中に衆院内閣委員会で採決する方針を転換、六日に先送りした。同法案の扱いが迷走した背景には、安倍晋三首相が今国会成立に固執しているのに対し、河野洋平議長が強引な国会運営にブレーキをかけ、慎重審議を求める参院側の思惑も働いた。首相の焦りとは裏腹に、同法案が参院に送付されても、審議未了で廃案になる公算が大きくなってきた。

 与党は当初、野党が反発しても、一日午前に委員会で採決を強行し、本会議に緊急上程。午後には本会議で可決、参院に送付するシナリオを描いていた。ところが、五月三十一日深夜に本会議採決を先送りする案が浮上。一日には委員会採決も見送る判断を決めた。

 与党が柔軟姿勢に転じたのは、河野議長の「異例の注文」がある。国会は、年金時効撤廃特例法案をめぐり、三十日の委員会で強行採決、三十一日の本会議で深夜採決と連日混乱が続いたことで、議長は三十一日、自民党の中川秀直幹事長、二階俊博国対委員長を二度にわたって議長室に呼び「連日の強行採決、緊急上程は国民の目から見ていかがなものか」と再考を促した。

 一方、自民党の参院執行部も立て続けの強行採決で野党側が硬化し、他の重要法案の審議に波及することを恐れていた。参院には三年前の年金問題への対応があだとなり、選挙で惨敗した苦い思いがある。

 青木幹雄参院議員会長は一日、中川氏に電話で、衆院が一日に改正案を送付してきても、参院の審議入りは余裕を持って十一日まで先延ばしすることを伝えた。河野議長の注文と、審議入りを遅らせたい参院側の思惑が合致した格好となった。

 与野党は一日、国家公務員法改正案について、六日に衆院内閣委員会、七日に同本会議で採決することで合意した。だが、二十三日の会期末が迫る中、参院審議は教育改革関連三法案など重要法案が山積しており、今国会の成立は困難との見方が根強い。

 参院自民党幹部は「表向きは、成立に向けて全力を尽くすと言い続ける。最後は野党が抵抗したから廃案になったという形にできればいい」と本音を漏らした。

1594片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 22:18:12
現場から:族議員の死 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070602ddlk14070272000c.html

 松岡利勝前農相の自殺のニュースには、本当に驚いた。「こわもて」で知られた農水族議員。私は農林水産省を足掛け5年担当したが、同省の幹部たちは松岡氏を本当に恐れていた。「ナントカ還元水」で有名になった議員会館の事務所に呼ばれて怒鳴られた経験を、いろんな人から聞かされた▼官僚が新しい政策や法律案を説明する自民党の「部会」でも、松岡氏は活躍した。国内でBSE(牛海綿状脳症)が発生した01年当時、売れ残った国産牛肉を国費で買い上げる流通業者救済策を声高に主張し、実現させた。鳥インフルエンザが発生した04年には、養鶏業界からの陳情でワクチン解禁を強硬に求めた。部会終了後に、国の食品安全委員会事務局長を呼び止め、念押ししていた姿を思い出す▼事務所の光熱水費問題に対する釈明は不十分だったが、死を選んだ理由ははっきりしない。「武闘派」のイメージと、その最期がどうしても重ならない。【早川健人】

毎日新聞 2007年6月2日

1595片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/02(土) 22:28:22
コンパス:「どうでもいい事を追及するから人が死んだ、と… /滋賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070602ddlk25070731000c.html

 「どうでもいい事を追及するから人が死んだ、と世間では言っているが?」。政治献金や事務所費問題で渦中の大臣が自殺した日、20代の友人からメールが届いた。ネットでは、そんな論調が多いという。若くまじめな彼は仮想上の「世間」と報道との隔たりを感じ、マスコミの人間に考えを問うてきた。ネットの匿名発言の無責任さはいつもだが、政治家の疑惑追及で、ありがちな反発。実際、他県で「政治家とカネ」の問題を取材した自分も先々で言われた。「誰も損も傷つきもしないのに」と。

 大臣には心からお悔やみ申し上げるが、疑惑は「公の金とルール」の問題だ。ネットの“冷めた目”に慣れた友人に、こう返信した。「公の損は国民の損。国民が追及しないで誰がするのか」と。【鈴木健太郎】

毎日新聞 2007年6月2日

1596片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/04(月) 23:16:17
首相の指導力で公務員改革を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/04/k20070604000120.html

自民党の森元総理大臣は大阪市で講演し、各種の世論調査で安倍内閣の支持率が下がっていることについて、「かなり深刻な状況だ」と指摘したうえで、参議院選挙を乗り切るためには、安倍総理大臣のリーダーシップで国家公務員法の改正案を成立させるべきだという考えを示しました。
この中で、森元総理大臣は「安倍総理大臣は、最近の世論調査による内閣支持率をどう思っているのか。年金の問題は、無党派層に強い影響を与える。自民党にとってはかなり深刻な状況で、参議院選挙までにこの問題をどうふっしょくできるかだ」と述べました。そのうえで、森氏は「自民党も民主党も、年金記録をめぐる問題で、お互いに歴代の厚生大臣に責任があると攻撃し、総理大臣までいっしょになって言い出しているが、まことに醜い話だ。この問題は、与野党が協力して解決しなければならない」と述べました。また、森氏は「公務員制度改革に取り組むことも重要だ。安倍総理大臣が、この数日の間に、公務員の談合的体質を直す公務員制度改革を何としてもやり遂げると、党に強く指示できるかどうかが、参議院選挙の大きな成否にかかわってくるのではないか」と述べ、参議院選挙を乗り切るためには、安倍総理大臣のリーダーシップで、国家公務員法の改正案を成立させるべきだという考えを示しました。

1597片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 01:44:09
【平沢勝栄氏特別インタビュー】自民厳しく反省すべき
安倍は小沢に助けられている
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007060427.html

 5000万件という「消えた年金」問題や、松岡利勝前農水相の自殺などで、安倍晋三内閣が厳しい局面を迎えている。東大在学中に安倍首相の家庭教師を務め、夕刊フジでコラム「俺がやらねば」を連載する内閣府副大臣の平沢勝栄衆院議員(61)=自民党=が緊急インタビューに応じ、この難局への処方箋(せん)を説いた。

 −−松岡氏が自殺した

 「心からご冥福(めいふく)をお祈りしたい。米の中国輸出、BSE問題解決に尽力するなど農水分野に精通していた。残念だ。しかし、これとは別に、政治とカネの問題は解決しなければならない」

 −−国民の関心は年金問題に集中している

 「きちんと年金保険料を納めた人が満額を受け取るのは当然。まず、本来の受給額との差額を受け取れる時効を撤廃する法案を衆院で通した。当初、『年金救済法案』といわれたが救済ではない。社会保険庁のミスで消えた権利を回復する『権利回復法案』だ。今回の法案は第1歩にすぎない」

 −−問題はどこに?

 「社保庁は、何年も前からこの問題を知っていたが、きちんと対応しなかった。あまりにも『親方日の丸』的。民間であれば、とっくにつぶれている。放置してきた関係者の責任は重大だ」

 −−責任追及は

 「社保庁のスタッフがそのままでは本質は変わらない。解体して職員を入れ替え、早急に年金記録を照合をすべき。役所では原則『責任は過去にさかのぼらない』が、歴代長官の退職金をとり上げるなどしないと国民は納得しないだろう。信賞必罰だ」

 −−政権へのダメージは大きい

 「選挙には大ダメージだ。自民党は厳しく反省すべき。一方で社保庁は、管理職も意見がいえないような強い労働組合が牛耳っている。その労組は民主党を支援している。与野党の垣根を越えてでも国民の権利回復に努めるべきだ」

 −−参院選の見通しは

 「自民党は厳しい。ただ、石原慎太郎都知事の選挙コピーで『しっかりしろよ慎太郎、だけどやっぱり慎太郎』というのがあったが、最後には『しっかりしろよ自民党、だけどやっぱり自民党』といわれるように頑張りたい」

 「民主党がダラしない。小沢一郎代表は10数億円の事務所費問題を抱え、『古い自民党そのもの』といえる存在。安倍首相も小沢さんに助けられている」

 −−参院選後の政界再編がささやかれている

 「首相が進める憲法改正には、国会議員の3分の2以上の賛成が必要。そのためには、いずれ同じ考えの議員が集まる政界再編が必要。いつでも政権交代できる二大政党ができれば、緊張感のある、いい政治ができるのではないか」

ZAKZAK 2007/06/04

1598片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 02:12:25
参院本会議で欠席目立つ自民、選挙控え地元に…民主が抗議
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070604ia23.htm

 社会保険庁改革関連法案の趣旨説明と質疑が行われた4日の参院本会議で、欠席者が目立つ自民党に民主党が抗議し、自民党が謝罪する一幕があった。

 改選議員の多くが参院選のため、地元にとどまっていたことなどが原因で、自民党は出席を促す文書を所属議員に配布した。

 この日の出席者は、全240人のうち179人と、今国会で2番目に少なかった。中でも自民党は所属議員109人のうち出席は66人で、欠席者の7割を占めた。

(2007年6月4日23時53分 読売新聞)

1599片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/05(火) 02:17:38
自殺から1週間、松岡氏が頼ったものは
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070605/20070605-00000004-jnn-pol.html

 農水大臣だった松岡利勝氏が自ら命を絶ってから一週間です。緑資源機構の官製談合事件の捜査が進む中での突然の自殺でしたが、自殺の本当の理由はわからないままです。ただ、松岡氏が何を恐れ、何に頼ろうとしていたのかは、次第に明らかになってきました。

 先月25日、松岡氏が農林水産大臣として最後に臨んだ閣議後会見。緑資源機構の官製談合事件で再発防止策を問われた松岡氏は、普段と異なり、うつむく様子が目立ちました。

 この日、松岡氏お膝元の熊本には、東京地検特捜部が捜索に入りました。談合にかかわった公益法人、民間業者からの献金など、「近すぎる関係」が指摘されたなかでの捜査の動き。松岡氏が自ら命を絶ったのは、その3日後の、先月28日でした。

 松岡氏は、かつて特捜部のターゲットとなり、今も無罪を争う政治家らと、頻繁に接触を重ねていました。その一人で、先輩と慕っていた村上正邦氏は、汚職事件で有罪判決を受け、現在上告中です。

 「(松岡氏は)毎回毎回同じことをオウム返しに言ってるんですけど、どう思いますか、というような話はありましたね。松岡さんは、『名人と言われる噺家は一字一句間違いなく喋れるのが名人』だと言われる。だからあんたは一流の噺家になれるよと」(村上正邦氏)

 事務所費の問題を気に病む松岡氏を冗談めかして励ますと、その表情には明るさが戻っていったといいます。

 さらに松岡氏は、36年来の「盟友」、鈴木宗男議員とも接触を続けていました。鈴木議員も収賄などの罪で有罪判決を受け、控訴中です。鈴木議員は松岡氏に、こう「アドバイス」しました。

 「今、世論は事務所費の問題、ナントカ還元水で『松岡ってのはとんでもないやつだ』と、世論は今総じてあんたに対して厳しいんだと。そういう雰囲気の時、検察は何でもありでやりやすいんだよと。この点、何で来るかわからんから、あんたも気をつけないといけないよと。(Q.それに対して松岡氏は?)『よくわかってます。わかりました』と言ってね。『権力ってこわいですね』という話はしてましたね」(鈴木宗男 議員)

 こうしたなか、緑資源機構の官製談合をめぐる捜査は、急ピッチで進みます。松岡氏が死を選ぶ4日前の5月24日、機構前理事の高木宗男容疑者(59)ら6人が逮捕されました。翌25日には、松岡氏の地元の「阿蘇小国事業所」にも捜索が入りました。この日の夜、松岡氏は急きょ熊本に飛びました。

 「熊本というのが大きな問題があるところだと思いますね、ポイントというか。足下に(捜査が来た)という感じを受けて、彼は熊本に帰ったのではないか」(村上正邦氏)

 同じ日の夜、村上氏は自らの弁護団と食事した際、捜査の進展をにらんで松岡氏の弁護を打診。松岡氏の希望を確認したうえで話を進めるつもりだったといいます。

 「(松岡氏は)相当追い込まれている感じを受けたもんですから。公的な立場にある人間、まして大臣ですからね、その身の振り方について相談すべきことは相談してこれから進めていったらどうかなと思って、弁護士さんたちにそういう相談を私が勝手にしていたと」(村上正邦氏)

 「しっかりした弁護士を用意しておいた方がいいぞと。あんたのところへね、(捜査が)来るぞと。村上さんは村上さんで、心配して松岡さんに言ったというんですね」(鈴木宗男 議員)

 一方、地元関係者によると、熊本に着いてからの松岡氏は、警護官に「このままの農政を続ければ、日本は絶対に良くなる」などと語りかけていたといいます。その内容は安倍総理にあてた遺書と酷似していました。そして・・・。

 松岡氏が命を絶った先月28日。実はこの日の夜、村上氏は松岡氏と食事をするはずでした。この席で、村上氏は弁護士の件を伝えようと考えていました。

 「緑(資源)の問題を、相当彼は危惧していたのかなと思いましたね。会う約束をしていた、その日の出来事でしょ。前日に会えてたらな。疑惑の中で死んでいったら、ああ、あの人かわいそうにという、やっぱり疑惑は疑惑として残っていく。あったんだなと」(村上正邦氏)

 緑資源機構をめぐって捜査が進むなか、死を選んだ松岡氏。自殺の本当の理由はわからないままですが、彼をめぐるさまざまな疑惑の解明も闇に沈もうとしています。(04日18:54)

[5日1時51分更新]

1600片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 11:29:08
麻生外相、古賀派・谷垣派をけん制
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070606/20070606-00000031-jnn-pol.html

 麻生外務大臣は、自民党の旧宮沢派3派の合併構想について、「安倍政権に対する距離感がバラバラならば結集する意味がない」と述べ、政権に距離を置く古賀派や谷垣派をけん制しました。

 「政権におります安倍晋三との距離感というものが、みんなバラバラだったら、それは一緒になったって結集する意味が基本的にはないのではないか」(麻生太郎外相)

 5日の夜に開かれた麻生派のパーティーで麻生外務大臣はこのように述べ、「大宏池会構想」と呼ばれる古賀派、谷垣派との合併には「安倍政権を支えるという意思統一が必要」との考えを示しました。古賀派と谷垣派は、ともに安倍政権に距離を置いており、これをけん制した発言とみられます。

 これに対して、古賀派の古賀元幹事長は合併について直接の言及は避け、また、谷垣派の谷垣前財務大臣も姿は見せたもののあいさつはせず、古賀、谷垣両氏と麻生氏との距離感が垣間見えたパーティーとなりました。(05日23:18)

1601片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 12:05:58
年金記録漏れ:自民の菅氏追及ビラ、自党内でも批判や疑問
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070606k0000m010164000c.html

 「責任をなすりつけているように見える」「自民党が泥仕合を仕掛けているように思われる」−−。年金記録漏れ問題で、同党が基礎年金番号導入時に厚相だった菅直人民主党代表代行の責任を追及するビラを作製・配布していることについて、5日の役員連絡会や副幹事長会議で批判、疑問の声が相次いだ。

 ビラは「未確認の年金記録5000万件の名寄せ作業を1年間で完了する」など政府の対応策を掲載すると同時に、「なぜ、このような事態になったのでしょうか……その責任は」と見出しを立て、菅氏に責任があったと強調している。

 中川秀直幹事長は同日の記者会見で「(記載されていることは)事実そのものであって、まったく間違っていない」と正当性を強調した。だが、自民党幹部の一人は「人の話はどうでもいい。責任論ではなく対策に全力を注ぐべきだ」と指摘する。

 ビラは1日に完成。10万部作製し、街頭演説や集会などで配布している。【渡辺創】

毎日新聞 2007年6月5日 23時58分

1602片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 12:10:36
自民 年金で野党批判相次ぐ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/06/k20070605000114.html

5日開かれた自民党の役員連絡会で、公的年金の加入記録をめぐる問題について、社会保険庁の解体や、年金支給に関する時効の撤廃に反対する野党側の対応では、国民の不安をふっしょくできないといった批判が相次ぎました。
中川幹事長は「社会保険庁改革関連法案と年金時効特例法案は参議院で審議が始まったが、一刻も早く国民の不利益や不安をふっしょくするためにも、今の国会での成立に全力をあげたい」と述べました。これに対し、出席者からは「社会保険庁を解体せず公務員のまま残せば、仕事をしない体質も残ってしまう」という指摘や、「政府・与党は、誰のものか確認されないままになっている5000万件の公的年金の記録を1年間で調査するとしているが、野党側はその期限を示していないし、年金時効特例法案にも反対というのでは、国民に支払われるべき年金が戻ってこない」など、野党側の対応への批判が相次ぎました。その一方で、ほかの出席者からは「この問題での柳沢厚生労働大臣の謝罪のしかたには心がこもっていない。心を込めて謝れば、国民に通じる」という意見も出されました。

1603片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/06(水) 12:14:04
麻生氏 団結し安倍政権維持
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/06/k20070605000209.html

自民党の麻生外務大臣は5日、麻生派のパーティーであいさつし、「安倍総理大臣の指揮の下で一致団結し、政権を維持しなければならない」と述べ、参議院選挙に向けて挙党体制の構築を呼びかけました。
この中で、麻生外務大臣は「安倍総理大臣の指揮の下、一致団結して戦い、政権を維持しなければならない。多くの困難な問題を抱えているが、地域間格差の是正や年金に対する不安の解消にきちんと対応できるのは自民党しかない」と述べ、公的年金の加入記録の問題などで野党側が攻勢を強める中、参議院選挙に向けて挙党体制の構築を呼びかけました。また、麻生氏は、同じ旧宮沢派の流れをくむ古賀派と谷垣派との合流について「総裁選挙で選ばれた安倍総理大臣の下で政治をしているのだから、政権との距離感がバラバラであれば結集する意味はない。派閥は、この距離感をきちんとしたうえで成り立たなければおかしい」と述べ、古賀元幹事長と谷垣前財務大臣の姿勢をけん制しました。麻生氏は今回のパーティーにあわせて、去年の総裁選挙で発表した政権構想などを基に著書を2冊、相次いで出版するなどしています。こうした麻生氏の動きは、参議院選挙後もにらんで、安倍総理大臣との協調関係を保ちつつも、みずからの存在感を党内外に積極的にアピールしたいねらいがあるものとみられます。

1604片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/08(金) 13:53:44
片山さつき総スカン…年金ビラに「政治センスない」
テレビ討論では持論ばかり
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007060804.html

 「消えた年金」問題で、民主党の菅直人代表代行を批判するビラを作成した自民党広報局長、片山さつき衆院議員(48)が党内から総スカンを食らっている。評判最悪のビラはお蔵入りとなるが、国会議員同士でこの話題になると「そもそも、片山さんは…」と人間・片山論が延々と続くという。

 「国民みんなが怒っているのに、こんなビラを作ったら責任のなすりつけになるのは明らか。彼女には政治センスがない」(小泉チルドレン)

 「片山さんは気が強く、自信満々だから誰も何も言う気がない。あんまりだよ」(中堅議員)

 問題のビラは10万枚作成され、47都道府県に2000枚ずつ配布されたが、党内外から批判が続出した。

 これを受け、片山氏は民放テレビの取材に「これは裏面だから」と平然と回答したが、あるベテラン議員は「『裏面だから』とは、あまりにいい加減な仕事だ。広報局長の資質はない」と激怒したほど。

 不評なのはビラだけではない。片山氏は3日のフジテレビ系「報道2001」で、野党議員らと年金問題について議論したが、他人の意見を最後まで聞かずに、「違う、違う」と話の途中で割って入り、一方的な持論ばかり展開した。

 それを見ていた先輩議員は「見ていて不快感が残った。参院選前に党のマイナスになっただけだ」と吐き捨てる。

 初当選した一昨年の総選挙では、スニーカーで駆け回り、企業回りでいきなり土下座するほど一生懸命さがあった片山氏。初心を取り戻してはいかがか。

ZAKZAK 2007/06/08

1605片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/11(月) 22:13:12
自民党:二階派が政治資金パーティー 都内のホテルで
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070612k0000m010121000c.html

 自民党二階派の政治資金パーティーが11日、東京都内のホテルで開かれた。同派会長の二階俊博国対委員長は「年金は必ず(国民の)心配のないようにやる。必ず解決し、次の参院選は『やっぱり自民党だ』ということでお願いしたい」とあいさつし、年金問題解決に向け全力投球する考えを示した。

 また、保守新党から自民党に合流した当時を振り返りながら「自民党のために頑張ろうとやってきて、ようやく認知された」と語った。パーティーには中川秀直幹事長や塩崎恭久官房長官、各派幹部らが参加した。【高山祐】

毎日新聞 2007年6月11日 21時25分

1606片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/13(水) 01:27:39
馳衆院議員が現役復帰を示唆…能登半島地震復興大会限定
http://hochi.yomiuri.co.jp/battle/prowrestling/news/20070612-OHT1T00050.htm

 昨年8月に引退した馳浩衆議院議員(46)が、全日本の能登半島地震復興支援チャリティー大会(7月29日、石川・産業展示館3号館)で、現役復帰する可能性が浮上した。11日、都内の事務所で武藤敬司社長(44)とともに記者会見し、石川県選挙区から当選した議員として、大会実行委員長を務めることを発表。収益の一部を支援基金として寄付する。

 リング復帰については「それを言ったらつまらないだろ」と明言を避けたが、昨年8月28日の引退試合で森喜朗元首相を襲撃したブードゥー・マーダーズが参戦するため、第2ラウンドが展開される危険性は高い。武藤も今度こそは、そそうがないように森元首相を招待する意向で「1%でも恩返しをしたいので、ぜひ懲りずにいらしてほしい」と呼びかけた。

(2007年6月12日06時01分 スポーツ報知)

1607片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 09:16:58
平沼氏存在感 議連発足、著書出版…保守再生が基軸
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070614/skk070614000.htm

 昨年末、脳梗塞(こうそく)で倒れ、5月に復帰した無所属の平沼赳夫元経済産業相が本格的に活動を再開させた。13日に超党派の議員連盟「中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会」を発足させ、21日には新著「政治武士道」(PHP研究所)を出版する。「保守派の星」として平沼氏の存在感が増している。

 「中国と真の友好関係を樹立していくには相互理解が必要だ。歴史を正しく見つめることは大切だが、間違った歴史観を植え付けることを許すことはできない」

 国会で開かれた議連の設立総会。平沼氏はかすれ声だったが、3分間の熱弁を振るい健在をアピールした。

 議連には自民党の中川昭一政調会長、町村信孝元外相、国民新党の亀井静香代表代行ら42人が名を連ねた。今後、中国各地に建設された抗日記念館の展示写真などを徹底検証し、事実誤認に基づく反日写真の撤去を求めていく考えだ。

 「闘病生活を通じて、直感ではなく、縦横斜めからものを吟味する余裕が出てきた」と振り返る平沼氏は、今後の政治活動の基軸に「保守再生」を位置づける。

 自著「政治武士道」では、郵政解散から昨年の復党問題、政界復帰までを振り返り、小泉純一郎前首相の政治手法や米国型市場経済導入を斬り捨てている。

 また、平沼氏が会長を務める超党派議連「正しい日本を創る会」も、ジャーナリストの櫻井よしこ氏や中西輝政京大教授ら有識者との共著「日本の正道」(PHP研究所)を出版し、「日本の伝統、歴史、文化に立脚した保守主義」の重要性を説く。

 平沼氏は現在の自民党の路線には批判的だが、安倍晋三首相が進める憲法改正や教育再生は支持する考えを表明。両氏を支持する議員の多くが重複しており、「参院選の行方次第では、平沼氏の動きが政界再編の引き金となることもありえる」(閣僚経験者)との声も。

1608片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 10:04:08
北人権法、民主案丸のみ 自民・中川政調会長、民主・中井元法相が会談
6月14日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070614-00000004-san-pol

 拉致問題の進展がなければ新たに対北朝鮮支援を行わないとする北朝鮮人権法改正案をめぐり、自民党の中川昭一政調会長と民主党の中井洽元法相(党拉致対策本部長)が13日、国会内で会談し、自民側が民主党案をほぼ丸のみし修正に応じることで合意した。修正案は19日の衆院本会議に緊急上程され採決される見通し。これにより今国会での成立が確実になった。修正案は現行法に「(支援の際は)拉致問題の解決や北朝鮮当局による人権侵害状況の改善に資するものとなるように十分に留意する」との留意条項を追加する。

1609片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 11:13:46
難航した改正論議/ガラス細工の与党案
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070613.html

 松岡利勝前農相の光熱水費問題などを受けた政治資金規正法改正問題は、資金管理団体に限り一件五万円以上の経常経費に領収書添付を義務付ける与党案が、十三日の衆院特別委員会で可決された。民主党は対象を広げるよう呼び掛けたが、与党側はかたくなに拒否。自民党内の消極論を安倍晋三首相の強い意向で押し切った経緯から、与党案は簡単に修正に応じられない“ガラス細工”になっていたようだ。

 「昔は党派を超えて動いたじゃないか。もう一度そういう気持ちになれないか」。民主党の岡田克也政治改革推進本部長は十二日、国会内で会談した自民党の石原伸晃党改革実行本部長と公明党の東順治党政治改革本部長に再考を求めた。

 岡田氏はこの場で、規制対象に政党や、政治家と関係の深い政治団体を加える案を提示した。「与党が受け入れることを願って、筋を曲げて作った」(岡田氏)という民主党の当初案から大幅に後退する譲歩案。

 だが、東氏らは「心情的にはよく分かる」としながらも「線引きが難しい。非現実的だ」として拒否、協議は決裂した。

 「与野党の合意案を目指すべきだった」との民主党の批判に対し、自民党からは「民主党は与党案が通ると高をくくって、いい格好をしているだけだ」(特別委理事)との反発も上がる。

 修正協議決裂の背景には、自民党国対幹部が「案ができるまでに三カ月もかかった」と振り返る“生みの苦しみ”もあった。

 首相周辺によると、松岡氏らの事務所費問題が噴出した当初、首相の念頭にあったのは党の内規改正。「政治活動の自由を担保するために、政府でなく党が内規で決定した方がいい」(周辺)との考えだった。「民主党も小沢一郎代表の不動産問題を抱えている」との余裕も無関係ではなかった。

 だが新たに松岡氏の光熱水費問題が発覚し、情勢は一変。首相は党側の対応の鈍さにいら立ちを見せ、五月初めに「(法改正に)私の判断が必要なら党総裁として判断したい」と踏み込んだ。

 首相の強い意向を受け自民党も法改正を最終的に受け入れたが、党内を説得するぎりぎりの線が「資金管理団体に限定」だった。

 とはいえ、問われるのは法改正の効果だ。野党の「ザル法」批判に、与党側は「経常経費をほかの団体に付け替えるようなことは、すぐばれるのでやるはずがない」と反論する。だが、そもそも規正法には資金管理団体を置く義務はなく、実際に置いていない国会議員もいる。民主党幹部は「首相の『張り子の虎改革』の典型だ。国民からしっぺ返しを食らうだろう」と警告した。

1610片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 11:29:33
自民 終盤国会で駆け引き活発
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/14/k20070614000009.html

終盤国会の対応をめぐり、自民党内では、残る重要法案の成立を図るため会期延長の可能性に言及する意見が出る一方、これを直ちに否定する動きも見られるなど、国会閉会後に控える参議院選挙の日程も絡んで、駆け引きが活発になっています。
安倍総理大臣の出身派閥の会長を務める町村前外務大臣は13日、終盤国会の焦点の1つとなっている国家公務員法の改正案について、今の国会で成立させるべきだとしたうえで、今月23日までの会期を延長する場合、参議院選挙の投票日が、想定されている7月22日から1週間程度ずれ込むこともありうるという見方を示しました。この発言に対し、自民党の二階国会対策委員長と矢野参議院国会対策委員長が会談し、残る重要法案についてはあくまでも会期内の成立を目指すべきであり、会期の延長は念頭に入れずに国会運営に当たる方針を確認しました。一方、津島派の幹部会では、想定されている参議院選挙の期日がずれ込むほどの大幅な会期延長になれば「党利党略だと批判される」として、仮に延長する場合でも、小幅にとどめるべきだという認識で一致しました。このように、自民党内では、終盤国会の対応をめぐり、国会閉会後に控える参議院選挙の日程も絡んで、駆け引きが活発になっています。

亀井幹事長 自民党と連携せず
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/14/k20070614000008.html

国民新党の亀井久興幹事長は13日夜、民主党の中堅議員らと懇談し、参議院選挙後の対応について、民主党などと選挙協力を行う以上、与党が過半数割れした場合でも、自民党と連携することはありえないという考えを示しました。
国民新党の亀井幹事長は13日夜、民主党の近藤昭一衆議院議員ら中堅・若手の国会議員およそ10人と懇談しました。この中で、出席した民主党の国会議員からは、参議院選挙後の国民新党の対応について「仮に野党側が過半数を制した場合でも、国民新党が自民党と組むことがあるのではないか」といった疑念が出されました。これに対し、亀井氏は「国民新党は野党の一員として民主党や社民党と選挙協力を進めている。与野党逆転が実現すれば、まさしくその選挙協力の結果だ。選挙協力をしておいて自民党と組むなんてことはとてもできない」と述べ、参議院選挙で与党が過半数割れしても、国民新党が自民党と連携することはありえないという考えを示しました。また、亀井氏は、民主党の国会対応について「与党側は、重要法案について強行採決を繰り返している。民主党は野党第一党としての立場を自覚し、政府・与党との対決姿勢を明確にしてほしい」と述べました。

1611片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 15:48:48
国民新との連携模索も・片山参院幹事長
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070614AT3S1301Y13062007.html

 自民党の片山虎之助参院幹事長は13日の朝日ニュースター番組で、参院選後の国民新党との連携について「綿貫民輔代表は最も自民的な人で、政策も一緒だ。自公で過半数をとったうえで協力を仰ぎたい」と述べた。(07:03)

1612片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/14(木) 21:14:41
谷垣氏、国会運営めぐる首相の対応を批判
2007年06月14日20時29分
http://www.asahi.com/politics/update/0614/TKY200706140308.html

 自民党の谷垣禎一前財務相は14日、党内から今国会の会期延長論が出ていることについて「参院で選挙をやる人がいることも十分考えないといけない。(国会運営で)あまり政府が前面に出ると(立法府との)役割分担もできなくなる」と記者団に語り、国家公務員法改正案の今国会成立に固執する安倍首相の姿勢を批判した。

 一方、首相の出身派閥の町村派会長の町村信孝元外相が13日の講演で「8月に入ると、延々と会期延長できるものではない」などと会期延長に言及したことに、党内から批判が集中した。伊吹派会長の伊吹文科相が「党総裁を出している派閥は頭を下げるためにある。国対と幹事長が決めることで、外のものが雑音を出さないようにしないといけない」と批判。麻生派会長の麻生外相も「会期内にどう(法案を)あげるかに集中すべきだ。それに影響を与える発言は断固すべきではない」と指摘した。

1613片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 00:54:27
自民各派 町村氏の発言に批判
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/14/k20070614000127.html

終盤国会への対応をめぐって、安倍総理大臣の出身派閥の会長を務める町村前外務大臣が13日、会期の延長に言及したことについて、14日に開かれた自民党の各派閥の会合では、国会審議に影響が出かねないとして、批判が出されました。
町村前外務大臣は13日、国家公務員法の改正案を成立させるため、今月23日までの国会の会期を延長する場合、参議院選挙の投票日が、想定されている7月22日から1週間程度ずれ込むこともありうるという見方を示しました。これについて、伊吹文部科学大臣は伊吹派の総会で「国会対策委員長がたいへんな思いをしているのだから、総裁を出している派閥は気を遣って頭を下げるべきであり、外で演説してはならない。参議院選挙を控え、心が慌ただしくなるが、仕事は司々に任せ、礼儀をわきまえることが大事だ」と述べました。また、麻生外務大臣も麻生派の例会で「今は会期内に法案をどうやって成立させるかに集中するのが筋であり、あとの話は国会対策委員長や参議院がすることだ。それに影響を与えるような発言は、断固すべきではないというのは常識だ」と述べ、町村氏の発言を批判しました。

1614片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 11:35:33
山内康一
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_7536.html
2007年6月10日 (日)
映画「選挙」について
いま話題になっているドキュメンタリー映画「選挙」は、
舞台が川崎市の宮前区(うちの選挙区の隣)で、
かつ、主役が山内和彦さんという同姓の方なので、
私が出ている映画だとよく間違われます。
ちがいます。

山内和彦さんとは何度もお会いしましたし、
お話もしたことがあります。
川崎市宮前区の市議会議員補欠選挙では、
私自身も山内和彦さんの応援演説に行きました。
何度か応援演説等に行ったので、
多少は映画に写っているかもしれませんが、
私はこの映画とは関係ありません。

私は映画を見ていませんが、
見に行きたいとは思いません。
ひどい話だと思います。

さんざん自民党関係者や地元後援者の皆さんに
お世話になっておきながら、
後ろ足で砂をかけるようなことを、
山内和彦さんは語っています。

彼はメディアで「政治を外から変える」と言っていますが、
そんなガッツとスキルがあれば、
現職議員だったんだから、
政治を中から変えればよかったと思います。

私も含めて彼の当選のために、
一生懸命に応援した多くの人たちの気持ちを
どう考えているのでしょう。
自分の支持者や後援者の気持ちさえも考えられない人に、
一般市民・国民の気持ちがわかるものでしょうか。

彼のいう「政治を外から変える」のも結構ですが、
なんのために「政治を変える」のでしょう。
「政治を変える」のはあくまで手段・道筋であり、
その先には「こんな社会をつくりたい」といった理想があるはずです。
しかし、選挙戦の最中の山内和彦さんの言葉からは、
「こんな社会をつくりたい」という思いは伝わってきませんでした。

主人公の山内和彦さんのメディアでの言動には、
たいへん違和感を覚えます。

1615片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 13:14:49
2007/06/15-11:26 「陰で汗かかないと」=会期延長論に伊吹文科相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007061500400

 伊吹文明文部科学相は15日の閣議後会見で、今国会の会期延長問題に関して「重要法案があった場合、議会を中心に幹事長や国対委員長が与野党間で話し合って会期を決めていくべきだ」と指摘した。その上で「政府にいるものや各派の幹部は陰で汗をかかなければならない。表で声を出す人が多く、やや政局運営に不安を感じる」と述べ、政府・与党幹部が表だって延長論を唱えるのは好ましくないとの考えを示した。

1616片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 14:12:11
谷垣氏、参院選敗北時の首相責任に言及
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070615/skk070615004.htm

 谷垣禎一前財務相は15日朝、都内のホテルで講演し、夏の参院選で与党が過半数を割る事態に陥った場合の安倍晋三首相の責任問題について「それができなかったらどうするか議論は残る」と述べ、首相の責任論が出る可能性に言及した。

 また谷垣氏は、終盤国会の運営について「首相指示ばかり目立つ形で、強行採決の図柄が多く出るのは参院選にプラスにならない」と批判した。

(2007/06/15 12:08)

1617片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 21:16:35
誰のせい?(寸言)
日経6/15
 「私の法案は、国家公務員法改正案が(参院に)来たので、来週だってうまくいくかわからない。この法案を抱えている大臣からは一言もおわびの言葉をもらっていない」(伊吹文明文科相が自派の総会で、所管する教育三法案の審議日程を懸念して)

1618片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 22:08:29
福本議員離党:公明党、激しく非難 民主党受け入れ難色 
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070616k0000m010098000c.html

 公明党の福本潤一参院議員(比例代表、2期目)は15日、国会内で記者会見し、太田昭宏代表に離党届を出したことを明らかにした。7月の参院選について「私を受け入れる政党があれば前向きに考えたい」と野党からの比例代表出馬に意欲を示した。ただし、福本氏と接触した民主党幹部は難色を示している。

 公明党を離党した現職国会議員は、リクルート事件で逮捕された池田克也元衆院議員ら3人いるが、公認問題で離反者が出たことに執行部はショックを受けている。

 同党は昨年5月に第1次公認を決定したが、福本氏は公認されなかった。党側は「福本氏は健康上の問題から引退表明した」と説明したが、福本氏は「納得できない」と反発していたという。福本氏は会見で、離党理由を「(公明党は)全体主義的な体制で、自民党との連立維持を優先している」などと説明、政策決定過程で不満があったことも明らかにした。

 これを受け、北側一雄幹事長も会見し「支持者への裏切り、利敵行為で断じて許せない」と激しく非難した。同党は直ちに党中央規律委員会を開催し、除名などの処分を行う方針を決めた。

 一方、民主党は鳩山由紀夫幹事長らが福本氏と数度にわたり接触し、擁立を模索してきた。しかし党内は「公明の恨みを買う。福本氏が参院選で得た比例票は福本氏個人の票でもない」(幹部)と消極的な空気が大勢となっている。【野口武則】

毎日新聞 2007年6月15日 20時47分

1619片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/15(金) 23:44:42
公明党:福本参院議員が離党 公認問題で反発
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070616k0000m010154000c.html

 公明党の福本潤一参院議員(比例代表、2期目)は15日、国会内で記者会見し、太田昭宏代表に離党届を出したことを明らかにした。7月の参院選について「私を受け入れる政党があれば前向きに考えたい」と野党からの比例代表出馬に意欲を示した。しかし、福本氏と接触した民主党幹部は難色を示している。

 公明党を離党した現職国会議員は、リクルート事件で逮捕された池田克也元衆院議員ら3人いるが、結束を誇る同党の中で公認に絡み離反者が出たことに執行部はショックを受けている。

 同党は昨年5月に第1次公認を決定し、福本氏は公認されなかった。党側は「健康上の問題から福本氏が引退表明した」と説明したが、同氏は「納得できない」と反発。4月に離党の意思を伝えたが受け入れられなかったため、今月11日に離党届を郵送したという。

 福本氏は会見で、公明党について「全体主義的な体制」「アンチヒューマニズムの政党」などと批判、党運営に対しても「自民党との連立維持を優先している」などと不満を語った。これを受け北側一雄幹事長も急きょ会見し「支持者への裏切り、利敵行為で断じて許せない」と激しく非難。直ちに党中央規律委員会を開催し、除名などの処分を行う方針を決めた。

 福本氏は執行部に離党の意思を伝える一方で、民主党からの参院選出馬を模索。同党関係者によると、3月に小沢一郎代表らと面談したが、小沢氏が拒否したという。同党幹部は「(福本氏を担げば)公明党の恨みを買う。福本氏が参院選で得た比例票は福本氏個人の票ではない」と語った。【野口武則】

毎日新聞 2007年6月15日 23時28分

1620片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/16(土) 11:23:15
福本氏受け皿の野党から慎重な声も
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070616/20070616-00000009-jnn-pol.html

 参議院選挙を前に、きのう、公明党を離党して野党からの出馬を検討していると会見した福本潤一参議院議員について、受け皿となる野党からは候補者として擁立することに慎重な声も出ています。

 会見した福本氏は公明党に離党届を出した理由として、党運営への不満を挙げましたが、夏の参院選での公認が得られなかったことから離党に踏み切ったものと見られます。

 福本氏は会見で現在、複数の野党から出馬要請を受け検討していると述べましたが、民主党、国民新党の幹部からは比例代表候補としての擁立に慎重な声も聞かれます。

 公明党では、15日福本氏の処分について話し合う中央規律委員会を開きましたが、結論は出ませんでした。党内では、除名は避けられない、という見方が強く、突然の離党に驚きと戸惑いが広がっています。(16日01:04)

1621片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/16(土) 14:46:49
福本公明党副幹事長、野党から出馬へ…公認漏れ離党届
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007061527.html

 公明党副幹事長の福本潤一参院議員(58)は15日午後、国会内で記者会見、離党届を提出したことを明らかにした。福本氏は「(次期参院選に)公認されず、納得いかなかった。国政に未練が残っている」と述べた。

 民主党など野党から比例代表で出馬することを検討しており、民主党の小沢一郎代表を「局面、局面で政策がぶれない一級の人物だ」と持ち上げた。与党議員が野党から出馬することになれば、極めて異例の事態となる。与党側は参院選に与える影響を懸念している。

 福本氏は1995年の参院選比例代表で当時の新進党から出馬し初当選。今回の参院選でも出馬を希望していたが、公明党の第1次公認から外れていた。公明党関係者は「公認については話し合いで解決したはずなのに…。党員、党友に迷惑がかかる」と戸惑いをみせている。

ZAKZAK 2007/06/15

1622片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/16(土) 16:02:34
福本氏が公明離党表明 週明けにも除名 参院選で改選
6月16日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070616-00000018-san-pol

 公明党副幹事長の福本潤一参院議員は15日、記者会見し、引退を余儀なくされたとして「公明党は全体主義的だ」と批判するとともに、離党届を提出したことを明らかにした。福本氏は夏の参院選で民主党など野党から出馬する意向を示したが、現実には難しいとみられる。公明党は福本氏の離党届を受理せず、週明けにも中央規律委員会で除名処分にする方針だ。

 福本氏は夏の参院選で改選を迎えるが、党公認を得られず引退を通告されたと主張し、「初心を貫徹できずに無念だ」と述べた。その上で公明党について「所属議員の意向を聞かずに政策が決まる。ヒューマニズム(人道主義)を標榜(ひょうぼう)していても全体主義的で、アンチヒューマニズムな政党だ。これ以上一緒にやりたくない」と批判。「野党時代の公明党は鋭かったが、今は与党の中で妥協している」とも語った。

 これを受けて、公明党の北側一雄幹事長は緊急の会見を行い、「裏切り行為、利敵行為そのもので、断じて許されない」と福本氏を厳しく批判。「全体主義的」との批判については「どこの政党もすべて自分の意見が通るわけではない。わが党は民主主義政党だ」と反論した。

 福本氏は今年に入り、民主党の小沢一郎代表や鳩山由紀夫幹事長と数回面談し、民主党からの出馬を希望したが、受け入れられなかったという。

 公明党筋によると、福本氏は今国会で国民投票法の採決時の本会議を欠席したほか、電子ボタンによる採決で与党案に反対のボタンを押し、「押し間違えた」と釈明したこともあったという。

 福本氏は東大大学院修了。愛媛大助教授などを経て平成7年の参院選比例代表で新進党(当時)から初当選し、現在2期目。

1623片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/18(月) 10:00:31
山崎派内 意見の相違が表面化
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/18/k20070618000013.html

自民党山崎派の中では、安倍総理大臣と距離を置く会長の山崎前副総裁に対し、今の姿勢を続ければ人事などの面で派閥の意向が通らないと懸念する声も出ており、参議院選挙後の対応もにらんで意見の違いが表面化しています。
去年の自民党総裁選挙で谷垣前財務大臣を支持した山崎前副総裁は、安倍総理大臣の外交姿勢や集団的自衛権をめぐる対応などを批判しています。こうしたなか、山崎派でただ1人、安倍内閣の閣僚を務める甘利経済産業大臣は、さきに派内の若手議員と会合を開き、政権への協力を求めたのに対し、出席者からは「参議院選挙を前に政権の足を引っ張るような発言はよくない」として山崎氏の対応を批判する発言や「安倍政権の間は人事などの面で派閥の意向が通らないのではないか」といった懸念が出されました。また、派内では、武部前幹事長が、当選1回の無派閥議員を中心に議員グループの会合を毎週開き、先週13日には二階国会対策委員長が会長を務める二階グループと合同の会合を開催するなど、派閥にとどまらない活動を展開しており、参議院選挙後の対応もにらんで意見の違いが表面化しています。

1624片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/18(月) 21:05:07
公明、離党届の福本潤一参院議員を除名
2007年06月18日19時38分
http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY200706180291.html

 公明党は18日、中央規律委員会を開き、離党届を提出した福本潤一参院議員の除名を決めた。福本氏が今夏の参院選に他党から立候補したい意向を表明したことなどが「党の名誉を傷つける行為」に該当すると判断し、最も重い除名処分に相当すると判断したという。同党は「弁明の機会を設ける」として、福本氏に委員会への出席を求めたが、福本氏は欠席した。

 公明党の現職国会議員が除名されるのは、88年に池田大作・創価学会名誉会長を「学会と公明党を私物化している」などと批判する論文を月刊誌に発表した大橋敏雄衆院議員(当時)を、金銭の不正授受疑惑を理由に処分して以来、2人目。公明党は、福本氏の会派離脱届を参院に提出する予定だ。

1625片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/18(月) 22:05:30
2007/06/18-16:23 下村官房副長官、19日に入院=胆石で1週間程度
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007061800631

 下村博文官房副長官は19日、胆石の治療のため都内の病院に入院する。期間は1週間程度で、来週にも公務に復帰できる見通し。ただし、手術となった場合には復帰が遅れる可能性もある。関係者によると、約2カ月前から痛みがあったという。下村副長官は18日、首相官邸で安倍晋三首相に報告し、了承を得た。

1626片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/20(水) 15:22:27
2007/06/20-15:18 「官邸へ忠誠求める法案」=公務員改正案に疑問−自民・谷垣氏
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007062000661

 自民党の谷垣禎一前財務相は20日昼、都内で講演し、国家公務員の再就職(天下り)の規制を強化する国家公務員法改正案について「各省庁が公務員の忠誠心の対象になるために天下りがあったが、各省がそれを差配するのを許さず、官邸に対し忠誠を持てという法案。官僚の忠誠心の対象を官邸に一元化する法案だ」と指摘した。 
 改正案は、各省庁による天下りのあっせんを禁止し、内閣府に新設する官民人材交流センター(新人材バンク)に一元化するのが柱。安倍晋三首相は「押し付け的な天下りを根絶する」として今国会での成立を与党に指示している。谷垣氏の発言は、法案の内容や効果に疑問を呈したもので波紋を呼びそうだ。
 谷垣氏はまた「官僚機構の持つ政策形成能力は替え難い。現役を退いたときに仕事に就ける実効的な仕組みを作らないと、政策決定に禍根を残す恐れがある」とも語った。

1627片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 10:19:42
「苦労知らずの仲良し官邸団」 鴻池氏が官邸批判
2007年06月20日23時26分
http://www.asahi.com/politics/update/0620/TKY200706200412.html

 「苦労知らずの『仲良し官邸団』の諸君よ。参院は官邸の下請けと違うんやで」

 鴻池祥肇元防災相が20日付のメールマガジンで、国家公務員法改正案を参院に送った首相やその周辺を批判した。鴻池氏は同法案を審議している参院内閣委員会の筆頭理事。最前線の「反乱」は波紋を呼びそうだ。

 鴻池氏は同法案の意義は評価しながらも「日程的に100%不可能な法案を無理に参院へ送って成立させよ、選挙の日程も変更してでもとは……」と絶句。「会期延長した時は2回とも大敗してるんや。これぐらいの事、知っときや」。

 鴻池氏は05年夏、郵政民営化法案に「死ぬまで筋を通す」と語り、反対票を投じた。だが、総選挙後の秋の国会では「小異を捨てる」と賛成に転じた経歴がある。

1628片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 11:41:11
赤城農水相、初出張空回り WTO会合で訪独
2007年06月21日00時27分
http://www.asahi.com/politics/update/0621/TKY200706200423.html

 世界貿易機関(WTO)多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の主要4カ国・地域(G4)閣僚会合に合わせてドイツ入りしている赤城農林水産相が急きょ帰国することになった。赤城農水相側は、野党が内閣不信任決議案を出す構えをみせるなど国会が緊迫しているため、と説明している。G4閣僚との会談などを求めて現地に赴いた赤城氏の初出張は空回りした格好だ。

 20日にドイツを離れ、21日に成田空港に着く予定の赤城氏は「訪欧で一定の成果は得た」と説明しているが、(1)国会が緊迫している時に海外出張しているのは得策でない(2)当面は個別会談を実現することが困難で「意味なく現地にとどまるのか」と批判されることを回避する、といった狙いがあるとみられる。

 23日前後にはG4に日本と豪州を加えたG6閣僚会合がドイツで開かれるともいわれる。そうなれば赤城氏はドイツにとんぼ返りしたい考えだが、他国は「日本には(G4閣僚会合の)結果だけを紹介する場になる」と冷ややかだ。しかも、与党は国会の延長手続きに入る方針だ。

1629片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 18:25:50
一括譲渡すべきでない コムスン問題で自民議連
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007062101000507_Politics.html

 自民党の介護福祉議員連盟(会長・森喜朗元首相)は21日、総会を開き、訪問介護最大手コムスンの事業譲渡について、「全国展開する企業への一括譲渡は『第2のコムスン』を生む恐れがあることから望ましくない」との見解をまとめ、厚生労働省に要請書を提出した。

 同議連は「介護保険サービスでは、各地域の事情に応じたきめ細かい対応が求められる」と指摘。その上で「全国展開している企業は画一的なサービスに陥りがち」として、地域に根差した企業や非営利法人に事業を引き継ぐよう、コムスンに対する指導を求めている。

 また、厚労省が定めている事業所の運営基準や介護報酬は現場の実態に合っていないとして、報酬引き上げや人手不足への抜本的な対策なども要請した。

1630片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/22(金) 09:54:18
自民党:各派事務総長が会談、1人区獲得議席「10未満になる」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070622ddm005010067000c.html

 自民党各派閥の事務総長が21日夜、東京都内の飲食店で会談した。夏の参院選について「このままでは1人区(計29区)の獲得議席は10未満にとどまるのではないか」など、厳しい戦いを強いられるとの認識で一致。

 また、安倍内閣に関しても「『仲良しクラブ』ではなく胸襟を開いて幅広い人事をすべきだ」(高村派の村上誠一郎元行政改革担当相)など人事面での注文が出た。【田中成之】

毎日新聞 2007年6月22日 東京朝刊

1631片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/22(金) 10:25:40
舛添氏 選挙結果で首相退陣も
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/22/k20070621000241.html

自民党の舛添参議院政策審議会長は、NHKの取材に対し、今の国会の会期が12日間延長されることについて「最大の責任は安倍総理大臣にある」と述べ、参議院選挙の結果しだいで、安倍総理大臣が退陣する可能性があるという見方を示しました。
この中で、舛添参議院政策審議会長は「国民の年金を守るため、参議院選挙の投票日を延ばしたというのは理解できるが、公務員制度改革のために延ばすというのでは、国民は理解できない。安倍総理大臣が国民を説得できなければ、参議院選挙は苦しい選挙になる」と述べました。そのうえで、舛添氏は「安倍総理大臣の決意に従って、われわれは全力をあげて選挙に挑むが、最大の責任は安倍総理大臣にある。衆議院との同日選挙は正常な方法ではないが、政権の命運を賭けて信を問うという方法もある。仮に参議院選挙で大敗すれば、宇野元総理大臣や橋本元総理大臣のように、内閣総辞職ということもありえる」と述べ、参議院選挙の結果しだいで、安倍総理大臣が退陣する可能性があるという見方を示しました。

1632片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/22(金) 10:39:33
自民CM発表ドタキャン 上層からNGか
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/06/22/08.html

 自民党は21日、7月の参院選に向け「成長を実感に!」をキャッチコピーとした新ポスターを発表した。一方でテレビCMの発表はドタキャン。二田孝治広報本部長は「準備の都合上で発表することができない。またあらためて発表する」と説明した。記者からの「作り直しか?」という質問には「そうではない。精査しながらいいものにするために頑張っている。いろいろな面から検討している」と語った。関係者は「発表当日になって幹事長サイドからストップがかかったようだ」としている。

 ポスターは白いワイシャツ姿で斜め上方を向いた安倍晋三首相(党総裁)のアップ写真を使用。24万枚を印刷し、今週末から各都道府県連などで張り出す。
[ 2007年06月22日付 紙面記事 ]

1633片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/22(金) 10:40:45
自民CM公開ドタキャン…参院選向けポスターは発表
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070622-OHT1T00095.htm

 自民党は21日、7月の参院選に向けた新ポスターを発表。同時に予定していたテレビCMの発表をドタキャン。逆風下で苦しむ政権与党の右往左往ぶりが表れていた。

 二田孝治広報本部長は「CMに年金対策を盛り込もうとかの話ではない。もう少し練り直そうということになった」。党関係者によると、この日CMを見た中川幹事長が内容に難色を示し、変更を決めたという。

 来週発表する見通しだが、片山さつき広報局長は「CM発表をまたやるのは申し訳ないですけど、より良いものを作りたいので…」と平身低頭だった。

(2007年6月22日06時02分 スポーツ報知)

1634片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/22(金) 10:42:23
自民新ポスター発表、CMは準備不足延期
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070622-216328.html

 自民党は21日、参院選で使用する安倍晋三首相(52=党総裁)の新しいポスターを発表した。安倍首相が好きな深いブルーを、力を入れる環境問題に取り組む姿勢とも合わせて背景にして「不退転の決意と未来を見据える」(党側)姿をイメージ。「成長を実感に!」のキャッチコピーは、首相本人が選んだ。片山さつき広報局長は、首相就任後に制作した2枚の安倍ポスターに比べ、幹部らの評価が「最も高かった」とアピール。24万枚を全国の組織に配布する。

 一方、一緒に行われるはずだった新しいテレビCMの発表は、急きょ来週に延期された。二田孝治広報本部長は「準備が整わなかった。映像、色、言葉などいろんな問題から、もう一度練り直す。国民にアピールするのだから(内容は)大事」。年金問題で逆風が吹く中、CMは有権者が目にする機会も多いことから、内容にはかなり神経をとがらせているようだ。

[2007年6月22日8時10分 紙面から]

1635片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/22(金) 10:52:07
自民・各派閥、一人区情勢厳しい見方
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070622/20070622-00000006-jnn-pol.html

 自民党の各派閥の代表者が集まり、参議院選挙の勝敗を決する全国29ある一人区の情勢について、「このままでは一桁しか取れない」という厳しい認識で一致しました。

 会合では、参議院選挙は自民党にとって厳しく、全国で29ある一人区について、「このままでは一桁しか取れないのではないか」という見方で一致しました。

 一方、年金問題については、責任追及より、国民の不安解消に力点を置いて訴えるべきだなどの意見が出されました。

 また、厳しい情勢を受け、派閥を超えた協力を行っていくことで一致。「執行部は選挙情勢の情報をもっと公開すべきだ」という声も出されました。さらに、参院選後の党・内閣人事をにらんでか、「論功行賞型でなく、もっと幅広い人事をすべきだ」などの注文も相次ぎました。(22日00:00)

[22日10時3分更新]

1636片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/25(月) 19:40:22
河野太郎6/25
市議団で核燃料サイクル
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/687

党本部から、年金問題をテーマにしたテレビ出演は、自民党からは、鴨下代議士以外は認めないというお達しが出た。
気にもしていなかったが、党本部からテレビ局にもそういうお達しがいったのか、勝手に出演が差し替わっていた!
世の中の76%が信頼していない制度を金科玉条のようにこれがよろしいと主張して、参議院選挙が戦えるのだろうか。

1637片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/26(火) 12:53:07
首相らボーナス返上、久間防衛相「気の毒ではないかと…」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070626i504.htm

 久間防衛相は26日の閣議後の記者会見で、安倍首相らが賞与の一部を返納することについて、「首相は気の毒ではないかという感じがする。日本の風習かもしれないが、就任前のことについて、防ぐことができたかというと難しかったと思う。首相には責任がなかったのではないか」と述べ、首相を擁護した。

 一方、民主党の高木義明国会対策委員長は同日の記者会見で、「納めた年金がきちんと受給できることを確立するのが本当の責任。賞与のカットとかいう話はパフォーマンスで、枝葉末節の話だ」と批判した。

(2007年6月26日12時7分 読売新聞)

歴代厚労相ボーナス返納めぐり官房長官と厚労相で食い違い
6月26日12時25分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000906-san-pol

 柳沢伯夫厚生労働相は26日午前の記者会見で、年金記録紛失問題に伴い歴代の厚労相・厚相に対して夏のボーナス額相当の寄付を求めることについて、「法律上の制約があり、(寄付を)呼びかけても現実にならない」と述べ、現職国会議員である歴代厚労相・厚相に寄付を求めることはできないとの認識を示した。
 夏のボーナス返上をめぐっては、安倍晋三首相、塩崎恭久官房長官、柳沢厚労相が閣僚としての受領分の全額返納を決めたほか、厚労省の辻哲夫事務次官、社会保険庁の村瀬清司長官も全額を返納。社保庁の全職員には50〜5%の自主返納を求める。
 だが、歴代厚労相・厚相については、現職の国会議員の場合、議員歳費の返納が公職選挙法の禁じる「寄付行為」に該当する恐れがある。
 柳沢厚労相は、「筋道からいうと(寄付を)呼びかけるべきだが、今の仕組みでは実現しないことになっている」と説明した。
 一方、塩崎官房長官は同日午前の記者会見で、「(歴代厚労相・厚相は)それぞれ政治家、過去に政治家だった方々だから、自らお考えになることだ」と述べ、ボーナス分の寄付を行うかどうかは、現職国会議員も含め歴代厚労相・厚相自身の判断に委ねる考えを表明、柳沢厚労相との食い違いをみせた。

1638片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/26(火) 14:50:07
連載 「男の一分」 第60回 医者が要る!! 林省之介
http://osaka884.exblog.jp/6386686/

平成13年の総裁選の最中、私は四六時中亀井先生に付き添っていた。テレビ出演の時も、全国各地の志帥会メンバー主催の党員大会などにもすべて同行した。
そのような活動のなか、思わず大笑いしたエピソードを一つご紹介しよう。熊本へ行った時のことである。ここは今は亡き松岡前農水大臣の地元で、すべてのしきりは松岡先生の地元事務所スタッフが担当していた。大会を終えて、亀井先生がかなり疲れた様子なので医者をたのんで、点滴でも打ってもらおうと言うことになった。すぐさま同行者の私が松岡先生と連絡を取った。
「松岡先生、お忙しい所、申し訳ありません。亀井先生の具合が少し悪いので、ホテルに医者を送ってもらえませんか。点滴でもしてもらえばと思うのですが」
「よし、わかった!!すぐ手配する」
松岡先生は行動力のある人だった。すぐに地元秘書さんに連絡をしたようで、亀井先生がホテルに入って二・三十分でお医者が到着した。
ところが、パッと見たところどうも様子がおかしい。少なくとも自民党総裁候補、亀井静香先生を診てもらうのである。看護婦さんの一人や二人連れて来てもおかしくないのに、少しお年を召した感じのお医者さんが一人やってきて、部屋に入ったと思ったらすぐに出てきた。
お医者さんが部屋を出られた直後に、
「バカモン!!すぐ松岡に電話しろ!!」
亀井先生の大声が響き渡った。何事かと部屋を覗くと、日常的に亀井先生に付き添う長井秘書が当惑したような顔で、
「松岡さん、ナニ考えてるんだ!!」
とボヤいている。

あとで聞いてア然としたが、やって来たのは獣医さんだったようだ。
松岡先生は地元秘書さんに、「カメの具合が悪い。カメが具合悪いからすぐにホテルに医者を手配してくれ!!」と指示されたらしい。

1639片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/26(火) 15:00:04
川崎前厚労相が党の2役職辞任 年金問題で引責
2007年06月26日13時35分
http://www.asahi.com/politics/update/0626/NGY200706260003.html

 自民党の川崎二郎前厚生労働相は26日、津市内で記者会見し、年金問題について元厚労相としての責任があるとして、党雇用・生活調査会長と党三重県連会長の職を辞任する考えを明らかにした。すでにそれぞれ辞表を出したとしている。

 川崎前厚労相は「かつて厚労相の立場にあったものとして、責任を明らかにしたい」と話した。

 川崎前厚労相は5月20日に2度目の県連会長に就任したばかりだった。後任の県連会長の職務には三ツ矢憲生衆院議員が代行としてあたる見込み。

     ◇

 元厚相の丹羽雄哉・自民党総務会長も26日の記者会見で「自分の不明を恥じている。内心忸怩(じくじ)たる思いだ。私自身は政治家としてけじめはすでにつけている」と語った。関係者によると、今月、厚生年金の受給権返上を社会保険庁に届け出たという。

1640片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 02:35:03
加藤氏が首相批判本=参院選後の受け皿づくり
6月26日19時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000154-jij-pol

 自民党の加藤紘一元幹事長は27日、安倍晋三首相の経済政策を市場原理主義と批判した著書「強いリベラル」(文芸春秋刊)を出版する。26日に都内で記者会見した加藤氏は「保守に基盤を置いたリベラルの理念の旗を掲げることが必要だ」として、参院選後をにらんだ安倍政権に批判的な勢力の受け皿づくりに意欲を示した。
 加藤氏は著書で「市場原理主義によって地域などの共同体が破壊され、格差社会という深刻な問題をもたらしている」と指摘。安倍政権が目指す教育分野への競争原理導入なども市場原理主義の表れだとして、格差の是正を求めている。

1641片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 09:45:20
反主流派、この指とまれ 加藤氏が結集に意欲
6月27日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070627-00000003-san-pol

 自民党の加藤紘一元幹事長は26日、都内のホテルで記者会見し、安倍政権を強く批判し、「保守に基盤を置くリベラル勢力」の結集を呼びかけた。政府・与党への逆風を受けて、参院選で与党が過半数割れした際の安倍晋三首相の責任論が取りざたされる中、この加藤氏の発言は「反主流派宣言」とも受け止められる。加藤氏の動きに触発されて、自民党内の反安倍勢力がますます色めきたつ可能性もある。

 「安倍政権でも小泉前政権が進めた市場原理主義は変わっていない。人々がイライラし、社会がおかしくなった原因は市場原理主義にある」

 加藤氏の新著「強いリベラル」(文芸春秋)の出版がこの日の記者会見の名目だったが、加藤氏は冒頭から痛烈な政権批判を繰り広げた。参院選の責任論に話が及ぶと「本当の保守は潔くスパッと責任を取るものだ。国政選挙で敗れても責任を取る伝統のない派閥や人がいる」と述べ、首相責任論をかわそうとする中川秀直幹事長や森喜朗元首相を暗に批判した。

 また、加藤氏は参院選の見通しを問われると「選挙結果の激しさに応じて、事実上の政界再編に近い形が起こりうる。コツコツと党内に自分の考え方を広める行脚をやっていきたい」と述べ、反主流派の結集に強い意欲を示した。

 会見では、加藤氏の両隣に後藤田正純、古川禎久両衆院議員が陪席。後藤田氏は「リベラル派のホープ」とされてきただけに当然ともいえるが、古川氏は靖国神社参拝や人権擁護法案への対応で首相と行動をともにしてきただけに会場から驚きの声が漏れた。

 古川氏は「安倍首相は大変尊敬しており、私の陪席は政局とは無関係だ」と釈明しながらも、加藤氏を「本当の保守政治家だ」と称賛。古川氏の出席は直前まで秘密にされており、政策的に首相と近い議員を同席させる政治的効果を考えた加藤氏の演出ともみられる。

 自民党の各派閥には、今のところ加藤氏と連動する動きはない。だが、加藤氏の言動が谷垣派など反主流派に波紋を広げるのは確実で、参院選後の政局をにらんだ火種の一つとなりそうだ。

最終更新:6月27日8時32分

1642片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 10:13:05
自民 ボーナス返納に賛否両論
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/27/k20070627000016.html

年金問題への政府の対応をめぐり、自民党内では、安倍総理大臣らが夏のボーナスを返納することを決めたことに対し賛否両論があるほか、国民の不安を解消するため、よりきめ細かい対策をとるよう求める要望が出るなど、議論が活発になっています。
安倍総理大臣や柳沢厚生労働大臣らは、公的年金の加入記録の問題に対するけじめをつけたいとして、夏のボーナスを、議員歳費分を除いて、全額、国庫に返納することを決めました。これについて、自民党内では、二階国会対策委員長が「責任の所在をより明確にするために行ったことだ」と評価した一方で、加藤元幹事長は「国民の年金制度に対する信頼が回復できるとはまったく思えない。総理大臣の地位はそのように軽いものではない」と批判するなど、賛否両論が出ています。また、丹羽総務会長が年金の受け取りを辞退したことや、川崎前厚生労働大臣が党の雇用・生活調査会長などを辞任したことについて、党内の一部からは、政府が、歴代の厚生行政にかかわった大臣の責任も検証したいとしていることを受けたものだとして、「責任を問われるべきは実務を取り扱っていた社会保険庁ではないか」といった反発が出ています。さらに、党内では、国民の不安を解消するためには、よりきめ細かい対策が必要だとして、保険料を納めている期間などの加入履歴を速やかにすべての加入者に通知すべきだといった、政府に対する要望も出ています。このように、自民党内では、年金問題が参議院選挙の大きな争点の1つとみられるなか、対応のあり方をめぐる議論が活発になっています。

1643片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 13:07:13
なんでこうなるのか…松岡前農水相“最期”の言葉
死の4日前、霊能者・下ヨシ子さんにポツリ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007062621.html

 先月28日、自ら命を絶った松岡利勝前農水相(享年62)。衝撃の死からまもなく1カ月。濁流渦巻く永田町では早くも人々の記憶から忘れ去られようとしている。そんな中、松岡氏の数少ない相談相手だった霊能者で、熊本・六水院管長の下(しも)ヨシ子さん(55)が夕刊フジの取材にようやく重い口を開いた。

 「宗教家としてうかつでした。油断していました」

 下さんは悔やむ心情を静かに語り始めた。六水院は、六字明王を本尊に持つ修験真言宗の一派で、松岡氏の地元でもある熊本に本院を持つ。最近では俳優の保阪尚希さん(39)が得度したことで話題になった。

 下さんは、3年ほど前に古い友人を通じ、「松岡さんと会ってほしい」と依頼を受けていた。だが保留にしていた。

 「実は、松岡先生のライバル議員を応援していました。松岡先生には、とても強そうで鼻息の荒い印象を受け、何となく気が進まず先のばしにしていました」

 昨年3月に初対面。このとき深々と頭を下げる松岡氏の姿には、それまで感じていた“鼻息の荒さ”はなかったという。

 下さんは開口一番、「あなたには、敵が多い。敵を味方に付けましょう」と松岡氏に告げた。そしてライバル議員との間を取り持ったり、環境問題に力をいれる研究者など、友人を紹介したのだという。

 「研究者の質問によどみなく答える姿を目の当たりにして、本当に大臣にふさわしい方だと思っていました」

 昨年9月、安倍内閣の誕生では、地元の期待を一身に受けて入閣を心配する松岡氏から下さんに電話が入っていた。

 このとき下さんは、「白い花を右胸につけている先生と赤い花を付けた安倍さんが見えました。大丈夫です」と霊視の結果を伝え、松岡氏を安心させていた。

 大臣の就任当初も「メガネの色やネクタイの色をアドバイスしました」。

 今年3月には、事務所経費問題などで追及を受けていた最中に松岡氏から「毎日、毎日お騒がせしています」と電話があったが、「運勢は変わらず強いです。今後どうしていこうか、という気持ちが大切です」と励ましていた。

 下さんは明かす。

 「大臣を辞める気持ちはなかったと思います。ただ“いろいろあるので”と言うことをおっしゃっていた。その悩みを墓場まで持って行かれたのは、侠(おとこ)気なのでしょうか。ようやく心の内がお話ができるようになっていたので、残念でなりません」

 松岡氏と最後の会話を交わしたのは命を絶つ4日前の夜だった。

 「“なんでこうなるのか”とポツンとおっしゃられたんです。ここで気付いてあげればよかった」

 下さんは今も熊本の本院で松岡氏の供養を続けている。
ZAKZAK 2007/06/26

1644片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 13:11:16
自民テレビCM「微調整」して発表
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/06/27/10.html

 自民党は26日、参院選向けのテレビCMを発表した。行進曲「威風堂々」が流れる中、安倍晋三首相(党総裁)が拳を握り締めて「自民党は約束します」と語りかけ、「年金の全額支払いに責任を持って取り組んでいる」と力説。ほかに、教育再生や地域活性化、地球温暖化対策、憲法改正など計7項目の主要政策を掲げる。テレビCMは21日に発表する予定だったが、ドタキャンされ、この日の発表となった。片山さつき広報局長は「ストーリーは変わらないが微調整した」と説明した。
[ 2007年06月27日付 紙面記事 ]

1645片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 13:13:13
“地味ん”テレビCM
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070627-OHT1T00016.htm

 自民党は26日、参院選用のテレビCMを公開した。CMは、安倍晋三首相(党総裁)がおなじみのカメラ目線で「自民党は約束します」と語り、冒頭に批判が渦巻く年金問題を取り上げ「年金の全額支払いに責任を持って取り組んでいる」と力説。「成長か、逆行か」と民主党を意識した言葉で締めくくる。

 BGMは、首相の意向でクラシックの名曲「威風堂々」を使用。小泉純一郎前首相の時のX―JAPANの曲から様変わりし、地味な仕上がりとなったが、首相は「音と映像のバランスが取れていて、分かりやすい」(片山さつき広報局長)と自画自賛したという。

(2007年6月27日06時00分 スポーツ報知)

1646片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 13:43:02
2007/06/27-11:15 参院選大敗なら、首相辞任も=自民・谷垣氏が英紙インタビュー
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007062700343

 自民党の谷垣禎一前財務相は26日、英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版、27日付)とのインタビューで、7月の参院選で自民党が大敗した場合、安倍晋三首相が辞任に追い込まれるかもしれないとの認識を示した。
 前財務相は「安倍首相の辞職があり得ないわけではない。ただ、われわれはこうした事態の阻止に向けて全力を尽くす。しかし、惨敗すれば、法案通過が困難になり、何も前進しないだろう」とするとともに、「歴史を振り返れば、自民党が多数の議席を失った際には、誰かが責任を問われている」と語った。

1647片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/27(水) 17:24:37
加藤紘一氏が新著「強いリベラル」を出版
2007年6月27日(水) 10:23
http://yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200706/27/news20070627_0393.php

 加藤紘一自民党元幹事長は、小泉政権以降、自民党が軸足を移したとする「市場原理主義」によって、日本人のよりどころだった共同体が破壊され、格差社会が出現したなどと批判し、保守に基盤を置いたリベラルによる日本の再生策を提言した著書「強いリベラル」(文芸春秋)を出版し、26日、東京都内で記者会見した。参院選前の出版というタイミングについて加藤氏は「自民党の中に『市場原理主義』一本やりではない人間たちがいることをアピールする力になる。自民党に幅広さを与えたい」と述べた。

 著書で加藤氏は、小泉政権以降、自民党は市場原理主義に軸足を移した、と指摘。1990年代から台頭した市場原理主義によって、地域や会社や家族という日本人がよりどころとしていた共同体が破壊された−とし、格差社会をもたらしたと記している。さらに、格差社会によって吐き出されていった人々が、閉塞(へいそく)感の中で、現状を変えてくれそうな「英雄」に一気になびいていくのが今の日本の姿と警鐘を鳴らし、「そのときどきの風に応じていっせいにひと方向に走る」熱狂は、小泉政権下で加速した、と分析している。

 港区のANAインターコンチネンタル東京で会見した加藤氏は、市場原理主義は「あまりにも競争主義的で利己的になり、日本の社会を壊してしまった」と指摘。「(破壊された)社会をつくり直すことが日本に求められている」と出版の意義を述べた。

 安倍政権については「教育に市場原理を導入する流れは止まっていない。『再チャレンジ』も競争原理を前提としたもの」と指摘し、「官から民へ、競争原理、経済優先というものは変わっていない」と述べた。

 会見には、後藤田正純、古川禎久の両衆院議員が同席した。「強いリベラル」はきょう27日、全国主要都市と酒田、鶴岡で先行発売される。

1648片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/29(金) 08:34:12
宮沢元首相死去:「クールでドライ」 保守リベラル貫き
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070629k0000m010145000c.html

 護憲・ハト派の代表的存在だった宮沢喜一元首相が28日、死去した。「保守本流」を自負しながら、首相の座を射止めたのは72歳の時。在任中に自民党が分裂し、非自民政権誕生を招いたが、一方では「クールでドライ」とも評された。弔問に訪れた関係者は「安らかな顔だった」と、保守リベラルを貫いた大物政治家の冥福を祈った。

 28日午後、東京都渋谷区の宮沢氏の自宅には、訃報(ふほう)を知った議員らが慌ただしく駆けつけた。弔問者によると、宮沢氏は最近、特に体調が優れない様子だったという。しかしこの日の朝は普段通り新聞を読み、家族に「もういいですか」と言われると「もう少し読む」と答えた。そして午後、苦しむこともなく眠るように目を閉じたという。

 記者団に囲まれた加藤紘一衆院議員。生前の宮沢氏の言葉を披露した。「死ぬってことは、窓ガラスを通じて向こう側を見たら、友達が酒を飲んだりしてるんだけど、こっちの声は向こうまで届かないことなんじゃないか」

 宮沢氏と親交のあった人は、その人柄に思いを馳(は)せる。

 「聞き書 宮沢喜一回顧録」(岩波書店)の編集に携わった御厨貴東大教授(日本政治史)は「本当に頭が良く、論理で詰める政治家だった。ただ、頭の悪い人を見下す面があり、現実政治のドロドロした部分を避けていた」と振り返る。「何度もインタビューしたが、気心が知れても質問の答えをストレートに返さない気難しさがあった。酒が入るときつい人物評価をし始め、一緒に飲んだ私にも厳しく詰め寄った。首相としては知識があり過ぎて決断に迷うこともあったが、閣僚としては超一級。戦後日本の復興を支えた象徴的な政治家だった」としのぶ。

 宮沢氏が「サッカーW杯招致国会議員連盟」の会長だった96年、日韓の共催(02年)が決まった。釜本邦茂・日本サッカー協会副会長は「国際サッカー連盟から提案を受けた際、穏やかな口調で『日韓がより近づけるように共催してはどうか』とおっしゃった。強硬に日本単独開催を主張するメンバーもいたが、両国関係の将来を考えたのだろう」と推し量る。

 宮沢氏のクールさの真骨頂は衆院選前の03年10月、当時の小泉純一郎首相から政界引退勧告を受けた時だった。「総理に恥をかかせるわけにはいかない」と受け入れた。「政治的テロだ」と反発した中曽根康弘元首相と対照的だった。政治評論家の浅川博忠氏は「政策中心の『立ち技』の政治家だった。その引き際は、『寝技』が不得手な淡泊な人柄を実感させた。田中角栄元首相に疎まれたために首相になるのも遅れ、その点でも不運だったと思う」と評した。【古関俊樹、桐野耕一】

毎日新聞 2007年6月29日 3時00分 (最終更新時間 6月29日 7時44分)

1649片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/29(金) 08:34:47
宮沢元首相死去:戦後日本の「軽武装・経済優先」路線作る
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070629k0000m010147000c.html

 宮沢喜一元首相は、中曽根康弘元首相と並ぶ最後の「戦後政治の生き証人」だった。吉田茂、池田勇人両元首相の直系として、1951年のサンフランシスコ講和条約締結時の随員として参加。自他ともに認める「保守本流」の政治家として活躍し、91年首相に就任した。ただ、政治改革法案の取りまとめに失敗して非自民政権の樹立を許し、自民党一党支配による「55年体制」を終焉(しゅうえん)させるなど、政治手腕には疑問符も付きまとった。

 宮沢氏は池田蔵相(当時)に重用され、53年10月には「池田・ロバートソン」会談に補佐役として参加。戦後日本の「軽武装・経済優先」路線の基調を作り、憲法改正には一貫して慎重な立場を取り続けた。

 43歳の若さで経済企画庁長官として初入閣。以後、外相、官房長官、蔵相など歴代内閣で重要閣僚に就いた。しかし、早くから首相候補と目されながら、たどりつくまでの道のりは遠かった。70年代から80年代中ごろまで、自民党最大派閥のボスだった田中角栄元首相や、同じ派閥(宏池会)の先輩で田中氏の盟友、大平正芳元首相との折り合いが悪かったことが影響した。

 宮沢氏が通産相(当時)として合意に持ち込めなかった日米繊維交渉を、後任の田中氏が解決させたことも2人の亀裂を深くし、田中、大平両政権で閣僚に起用されることは一度もなかった。

 初入閣から首相就任までの年数は、最近では小泉純一郎氏13年、森喜朗氏17年、小渕恵三氏19年。安倍晋三現首相に至ってはわずか1年だが、宮沢氏は29年かかっている。「政争」が苦手で暇さえあれば英字新聞や洋書を読んでいた宮沢氏が、政権を射程に入れ始めたのは、大平氏の死去(80年)と田中氏の病気退場(85年)以後だった。

 しかし、72歳でようやく首相に就任したものの、実態は竹下派(当時)の「かいらい」政権。同派の権力闘争に翻弄(ほんろう)され続け、「自民党下野−細川非自民政権」に道を開く結果となった。自民単独政権に幕を引いた宮沢氏を当時、徳川幕府最後の「15代将軍慶喜」に例える政界関係者もいた。

 こうした中でも、宮沢氏は党内きっての親米派という自負に支えられていた。米国務副次官補だったクリストファー・ラフルアー氏(現駐マレーシア米大使)は女婿でもある。【中川佳昭】

毎日新聞 2007年6月29日 3時00分 (最終更新時間 6月29日 7時37分)

1650片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/29(金) 08:35:51
自由愛したハト派 '07/6/29
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200706290108.html

 自由な社会を愛した宮沢喜一元首相が二十八日、逝った。戦後保守政治の体現者、ハト派の論客…。戦後政治史に名を刻んだ人物像を表する言葉は多い。平和主義を掲げる憲法九条に愛着を持ち、その対極にある戦争を何よりも嫌った。その死を、多くの人がいまという時代への警告と受け止める。(山中和久)

 政治家としての根底に流れていたのは「自由を尊ぶ」精神にほかならなかった。日本が戦争へと歩んだ時代に青春を過ごした。結末は、原爆投下と敗戦という悲劇だった。自由を奪われた体験が原点にある。

 スケジュール帳に憲法の小冊子を挟み込んで持ち歩いた。一九九一年に首相に就任した際の所信表明演説では、「憲法の理念に沿った国際貢献」を強調した。「憲法をつくるのは国民であって、それより先に国家や憲法があるわけではない」。宮沢氏は二〇〇四年に本紙で連載した回想インタビュー「ハト派の伝言」の中でこう語っている。

 憲法に対するスタンスでは異なる立場にあった中曽根康弘元首相は「宮沢さんは一貫して今の憲法を守る方向を貫いておられた。それはまた、立派なことだと思う」と尊敬の念を示した。

 憲法改正、集団的自衛権の解釈の見直しなど「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げる安倍晋三首相が登場。政治の潮流の「右傾化」が指摘される。宮沢内閣で官房長官を務めた加藤紘一元自民党幹事長は「『戦後レジーム』の骨格をつくったのが吉田茂元首相なら、実行したのが宮沢さん。いろんな問題をどうご覧になるか聞いてみたかった」と惜しむ。

 宮沢氏は首相として国連平和維持活動(PKO)協力法を成立させ、国際紛争への関与で一歩踏み込んだが、小泉純一郎前首相が決めた自衛隊のイラク派遣に対しては、「踏み込みすぎ」と指摘した。

 同じく官房長官として支えた河野洋平衆院議長は「海外での武力行使だけは断じて認めない強い意志があった。最近の歴史観に欠ける乱暴な政治の振る舞いに強い危惧(きぐ)の念を持っており、亡くなられると将来が心配になる」と語った。

 改憲を公約に掲げて参院選に臨む安倍晋三首相は、首相官邸で記者団に宮沢氏から何を継承するかを問われ、「歴史は継続の上にある。その中で時々のリーダーが果たしてきた役割があって現在の日本の繁栄もある。こうしたことを踏まえながら二十一世紀にどういう日本をつくっていくか考えていかなければならない」と述べた。

1651片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/29(金) 08:36:57
政治における戦後精神 '07/6/29
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200706290125.html

 時として政治家の資質に欠けるのではないかと思えるほど、権力志向を表に見せない人だった。最高権力者には請われてなるもので、自ら目指すものではないという理想型を心に秘めていた。

 識見、経歴からもっと早く首相の座に就いてもおかしくはなかったのが、実際は一九九一年十一月、七十二歳と遅すぎる就任だった。権力意志が希薄だったということではなく、ひざを屈して権力を望むには誇りが高すぎたというべきだろう。暴漢と灰皿一つで立ち向かったエピソードを持つくらい向こうっ気は十分すぎるほどあった。

 宮沢氏は優れて戦後政治理念の具現者であった。日中、日米戦争を深刻に反省し、軽武装、経済成長重視の国家運営を推進、日本国憲法の理念と自らの政治行動を重ねようと努力したといえる。

 旧大蔵官僚出身として、とりわけ国家に対する責任感を保持していたが、国家目標とか、政治的理想というものを設定することには常に懐疑的だった。戦前の日本が「八紘(はっこう)一宇」「大東亜共栄圏」といった目標を掲げ、道を大きく間違ったことから、大きな理想というものを語ることには慎重だった。「戦争をしちゃいけません」と、私たち記者は何度か聞かされた。無粋に「なぜですか」と聞いてみると、難しいことは言わずに「負けることがあるでしょう。負ける戦争をしてはいけません」と答えた。

 宮沢氏の政治思想は「一利を興すは一害を除くに如(し)かず」という中国・元の政治家、耶律楚材の言葉に象徴される。権力の出過ぎを嫌った。理想を追うのではなく、日々の政治を誠実にこなしていくことだった。宮沢氏の手帳には物価、鉱工業生産、新設住宅着工件数など経済指標がメモしてあり、経済の動向には常に目を光らせていた。最新の主な米紙・誌にも不断に目を通していた。

 宮沢政権では戦後政治の集大成として「生活大国」を掲げたが、短い政権だったことから、そこに豊かな内実を盛り込むことはできなかった。一方で、戦後の安全保障政策の転機ともいえる国連平和維持活動(PKO)協力法の成立が政権の成果となったことは、歴史の皮肉であったろうか。

 小泉、安倍両政権の新自由主義、民営化、市場経済優先などの戦後政治の転換ともいえる政策は、宮沢氏の財政を絡めて一国の経済をコントロールしていこうとするケインズ政策とは違っている。宮沢氏は「今の政治、社会システムがこのままでいいとは誰も思ってはいない」と言いながらも、こうした手法には強い違和感を覚えていた。

 宮沢氏は現憲法について「二十一世紀に生きていける憲法であってほしいし、またそのように運用されることができるだろうというかなり強い希望を持っている」と、改正に慎重な考えを持っていた。その上で「私はどういうことがあってもわが国は国外において武力行使をすべきではないし、そのことは憲法がどうなろうと、私は基本でなくてはならないと考えている」と、国会で証言している。

 日本の行く末を心配していた宮沢氏の、これが事実上の遺言と私は聞いた。宮沢氏は徹頭徹尾、日本政治における戦後精神だった。(共同通信記事審査室委員 榊原元広)

1652片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/30(土) 21:15:19
国会:加藤氏うっかり…不信任賛成票持ち壇上へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070630k0000e010038000c.html

 29日夜の衆院本会議で、自民党の加藤紘一元幹事長が野党による安倍内閣への不信任決議案にあわや賛成しそうになる一幕があった。安倍晋三首相に批判的な加藤氏だけに、00年11月森内閣(当時)に反旗を翻した「加藤の乱」の再現かと、与野党議員が息をのんだ。

 不信任案の採決で、加藤氏は白票(賛成)を手に壇上へ。国会職員に票を手渡す直前に気づいて引き返し、議席に戻って青票(反対)を取り直して投票した。本会議後、加藤氏は記者団に「与党だから白票でいいと思い込んでいた。全くの勘違い」と苦笑いした。

毎日新聞 2007年6月30日 11時44分 (最終更新時間 6月30日 12時04分)

1653片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/01(日) 00:02:27
「バランス感覚がない」古賀元幹事長が自民の政治に苦言
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070630ia21.htm

 自民党の古賀誠・元幹事長は30日、高松市で開かれた同党参院選候補の集会で講演し、安倍内閣の支持率が低下していることに触れ、「自民党の政治には、バランス感覚がない。どうも腰が据わっていない。国民の目ばかりを見ている。こういう頼りなさもある」と苦言を呈した。

(2007年6月30日19時23分 読売新聞

1654片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/03(火) 22:39:50
久間防衛相辞任:津島派の閣僚がゼロに
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070704k0000m010142000c.html

 久間章生防衛相の辞任で、安倍内閣では津島派(旧経世会)の閣僚がゼロとなった。72年の田中内閣以来、自民党単独や同党が中心となった政権で、旧経世会出身の閣僚がいなくなるのは初めて。長く党内の主流を成し、98年の小渕恵三内閣では首相を含め6人の閣僚を送り込んだ旧経世会だが、清和会(現町村派)所属の小泉純一郎氏が首相に就任して以来、影響力が低下していた。

毎日新聞 2007年7月3日 21時47分

1655片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 08:51:45
「国会議員は努力不足」 自民党本部に県連申し入れ
党員獲得ノルマ減に不満 讀賣福島

 末端の血のにじむような努力に対し、国会議員は努力を怠っている――。党勢拡大の基本となる党員獲得目標の設定を巡って、自民党県連は3日、他の東北5県に呼びかけ、東北ブロックの連名で党本部組織本部に対し異議をとなえる申し入れをする方針を固めた。党員の減少傾向が続き、地方組織へ党員拡大の発破がかけられるなか、国会議員の“ノルマ”が事実上、引き下げられたことに反発したものだ。

 発端は、6月18日の全国幹事長会議で組織本部が示した「党員大作戦の展開」とする文書。「9年連続で党員が減少」との危機感を示す文言で始まるが、国会議員が公認候補となるために求められる党員獲得の努力義務が、従来の選挙区規模に応じた4000〜6000人以上から一律4000人以上に見直すとされた上、「実際上の目標」(党関係者)となる獲得義務は2000人以上と設定された。さらに、経過措置として3年間は1500人以上との付則がつく。

 これを受け、県連組織委員会を招集したところ、「県議や末端党員は一生懸命なのに国会議員の動きが鈍い」など反発する声が噴出。県連内でも「我々は必死でノルマをこなすが、それを彼ら(国会議員)の成果にもされる。ネズミ講みたいなもんだ」(中堅県議)と不満がうっ積している。

 申し入れでは、参院比例選を除く国会議員の獲得義務はすべて4000人とすべきとするほか、県議や支部の獲得党員も国会議員の獲得数に数えられる計算方法の見直しや、地方組織の目標設定時の十分な打ち合わせの確保を要請する。今月中にも、橋本克也幹事長と平出孝朗組織委会長が党本部の宮路和明組織本部長に申し入れをする方針。

(2007年7月4日 読売新聞)

1656片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 21:46:04
久間防衛相辞任:小池・新防衛相に期待と心配も もとの地盤、阪神間の関係者 /兵庫
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070704ddlk28010315000c.html

 日本への原爆投下をめぐる発言などで辞任した久間章生防衛相の後任に小池百合子・首相補佐官(自民、衆院東京10区)が決まった3日、もともとの地盤だった阪神間では「国際通の小池さんなら大丈夫」と期待する声が聞かれたが、一方で混迷する政治状況の中での大臣就任に、同情や心配の声も聞かれた。

 小池氏は中選挙区時代尼崎市に、その後伊丹市や宝塚市に本拠地を置いたことから地元の人気も高いが、05年の“郵政解散”の際、郵政民営化法案に反対した議員と対決するため東京10区にくら替えした経緯がある。

 小池氏が兵庫6区選出の衆院議員だったころ、伊丹市の地元事務所長をし、現在は木挽司衆院議員の事務所長を務める宮東一三さん(69)は「小池さんは本当に運の強い人。もともと防衛問題に関心が強く、環境相になったときも『防衛庁長官になりたかった』と漏らしていたほどだ」と喜ぶ。

 さらに「キャスターの経歴もあり、何を話せばいいか、何を言ってはいけないか、よく分かっている。失言なんかしないはず」と太鼓判を押した。

 だが参院選を前に、安倍政権が強い逆風にさらされる中での就任。「選挙結果によっては、短命に終わるかもしれない」と心配も見せたが、「小池さんは安倍さんをしっかり支えられる。風向きが変わるかもしれない」と期待を込めた。

 また、小池氏後援会の宝塚事務局代表を務めていた田中由和さん(63)も「彼女ほどの適任者はいない」と喜ぶ。英語や中国語など外国語が堪能で、伊丹市に第三師団を置く陸上自衛隊とも親交が深かったという。「外交技術、自衛隊に関する知識、柔軟性を兼ね備えており、日本の平和を背負って立つことのできる人物だ」と話していた。【池内敬芳、山田奈緒】

〔阪神版〕

毎日新聞 2007年7月4日

1657片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:06:56
『しょうがない』退場 身内も冷たい視線
2007年7月4日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007070402029402.html

 「本心から『悪かった』と言っているようには思えない」−。被爆地の怒りは三日、それでも収まらなかった。「しょうがない」が衝撃を広げた「原爆発言」から四日目。参院選への影響を心配する身内からのとげとげしい視線に耐えきれなくなったかのように、久間章生防衛相が口にした辞任。久間氏の背中を押したのは、閣僚が問題を起こすたびにかばい続けてみせる安倍晋三首相の“リーダーシップ”ではなく、選挙へのダメージだった。 

 「『しょうがない』という言葉はね、九州弁で出るんですよ。ポッと」

 久間氏は三日、東京・市谷の防衛省で行われた臨時会見で、「しょうがない」を十九回も連発して釈明に努めた。

 午後四時半、省議室に現れた久間氏は、満杯の報道陣に「こんなにたくさん…」と戸惑い気味。「原爆投下を是認したかのように報道された。断じてあってはならないと言ったが、『しょうがない』といったのは事実。不用意な発言だった」と恨み節とも悔恨ともつかない話しぶり。

 「今度の参院選挙で与党の足を引っ張っては申し訳ない」と語り、三日昼ごろ、辞任を決意したことを明らかにした。この後は「もう少し、終戦の決断が早ければ原爆投下はなかったという意味だった」と弁明した。

 そして「長崎の使用が最後であってほしいと県民みんな思っている。過ぎたことは『しょうがない』にしても…」と、うっかりなのか、計算なのか、「しょうがない」がまた飛び出し、「また言ったけど…」。

 長崎在住の新聞記者によると「こちらでは『しょんなか』という言葉を会話にはさむのは事実」なのだという。しかし先月三十日の講演での久間氏の発言は、やはり原爆投下を是認したようにとれる発言だ。

 会見終盤には、官邸で安倍首相に辞任を告げた際、「いろいろやっていただいた」とほめられたことを明かし、省昇格を実現し、米軍再編特措法を成立させたことを“成果”と強調。今年五月、米軍再編に関連して沖縄に掃海母艦を派遣して、地元の反発を買ったことについても「正しいことをしたと思っている」と胸を張った。

 会見は四十七分間。身ぶり手ぶりを加え、記者の質問を遮ってまで熱弁を振るった。最後は「過去のことをああすればよかったといっても始まらない。『しょうがない』と言うといけないので」と自戒をこめた。

『被爆のひどさ忘れたか』
 久間氏が「原爆投下はしょうがなかった」と発言して以降、憤りが渦巻いてきた被爆地の長崎と広島。防衛相を辞任した三日も、怒りは少しも収まらなかった。

 「悪魔の兵器から生き残った者にとって、愚かな発言をした人が大臣をやめたとしても、ついにここまで被爆のひどさが忘れられたかと無念で悔しくて、今も涙が止まりません」。語り続ける被爆者として知られる長崎市の下平作江さん(72)は唇をかみしめた。

 「久間さんが本心から『悪かった』と言っているようには思えない」。長崎原爆被災者協議会理事、田中重光さん(66)の声も震えていた。

 久間氏の地元である長崎の政界には安堵(あんど)も。自民党の末吉光徳県連幹事長は「発言で足を引っ張られた思いだったが、辞任で選挙は戦いやすくなったかもしれない」と漏らした。

 一方の広島市。秋葉忠利市長は記者会見で「現政府が被爆体験の重みについて十分な理解を持っていないのではないか」と強く批判した。

 広島県原爆被害者団体協議会の事務局長で被爆者の吉岡幸雄さん(78)は「われわれの心を踏みにじる発言で辞任は当然。遅きに失した」。毎年夏、小学生に被爆体験を証言している空辰男さん(79)も「憲法九条があり、被爆国である日本の防衛相としてあまりにも軽はずみ。辞めるのは当然だが、まず被爆者や国民に謝罪した上で、きちんと説明してほしい」と語気を強めた。

1658片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:07:43
与党が“審議拒否”の珍事 原爆発言で追及を回避?
2007年7月4日 21時10分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007070401000789.html

 衆院決算行政監視委員会で4日午後、民主党の仙谷由人委員長が2005年度一般会計歳入歳出決算などに関し委員会の開会を決めたのに対し、与党が“審議拒否”する珍事があった。委員長と民主党の約10人が待ったが与党は現れず、流会となった。衆院事務局は今回の事態に「聞いたことがない」と話している。

 民主党は当初、質疑で安倍晋三首相の出席を求めて、年金記録不備問題や辞任した久間章生前防衛相の原爆投下を「しょうがない」とした発言を追及する構えだったが、与党は拒否した。

 首相は、同委員会への出席に関し「国会が決めれば、私は従う考えだ」と説明したが、与党は参院選を控え、質疑に応じることは得策でないと判断したとみられる。

 民主党の高木義明国対委員長は「与党が審議拒否するとは。何のための会期延長だったのか。国会軽視も甚だしい」と反発している。

(共同)

1659片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:41:03
自民必死、さつき隠し…年金問題のTV出演が悪評
看板一転…「ウナギイヌ」大村も
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070308.html

 自民党が「年金問題に関しテレビで党のイメージを下げた」と戦犯扱いしている片山さつき(48)、大村秀章(47、写真)の両衆院議員隠しに躍起になっている。年金問題に関するテレビ出演を制限する指示を出したほか、年金に詳しい議員が冷静に解説するビデオを全国に配布。2人の“苦い記憶”を消そうとしているのだ。

 「自民党は年金がらみの広報でツーアウトを食らった。民主党の菅直人代表代行に責任をなすりつけるビラと、片山、大村両衆院議員が一方的な印象を与えたテレビ出演。テレビの模様はインターネットでも広まって批判され、特に大村さんには『ウナギイヌ』というあだ名までついた。これを拭い去るには、安定感のある人が露出しないといけない」

 ある自民党関係者はこう語る。

 こうした事態に対処するため、河野太郎衆院議員のブログによれば、党本部は年金問題に関するテレビ出演は、元厚労委員長の鴨下一郎衆院議員だけを認めるお達しを出した。

 また、26日には中川秀直幹事長と二田孝治広報本部長の名前で、「年金記録問題に対する演説・解説ビデオ」を国会議員や各都道府県連などに配布した。3本のビデオテープには、「安倍晋三総裁決意を語る!」(7分17秒)、「中川秀直幹事長訴える!」(12分58秒)、「解説」(茂木敏充衆院議員、15分23秒)が収録されている。

 「解説」は党の年金記録問題検証チームの主査である茂木氏が、表やグラフを駆使して、「年金は宙に浮いているわけでも、消えたわけでもありません」などとゆったり語り、発言にはすべて字幕がかかっている。音がなくても理解できる形式だ。

 これらの措置に参院選候補者の1人は「有権者から『自民党はギャーギャーいう人しかいないの?』といわれていたが、改善されるかも」と期待を寄せており、ビデオも「追加の希望が続々ときている」(自民党広報本部)と、おおむね好評のようだ。

 ただ、「まだ見ていないが、かさばる。合計で35分ぐらいなのだから、テープ1本でよかった。DVDでもいい」(若手議員)という声から、「解説は分かりやすいが、自分でも話せる」(中堅)という意見も。とりあえず、参院選前には片山、大村コンビが年金問題を口にするシーンを見ることは少なくなりそうだ。

ZAKZAK 2007/07/03

1660片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:44:39
緊張感足りない? 久間防衛相、暴言&失言&放言連続
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070329.html

 ついに辞任した久間防衛相。直接の引き金は原爆を巡る「しようがない」発言だったが、久間氏といえば昨年9月の閣僚就任以後、失言や暴言を繰り返し、党内外から問題視されることが多かった御仁。それだけに、“遅すぎた辞任だ”と指摘する声も強い。

 まず物議をかもしたのが、昨年12月の参院外交防衛委員会での次の発言だ。

 「日本は政府として(イラク戦争を)公式に支持すると言ったわけではない」

 その真意というべきか、今年1月には日本記者クラブでの会見で、「核兵器がさもあるかのような状況でブッシュ大統領は(対イラク戦争に)踏み切ったのだろうと思うが、その判断が間違っていた」と言い切り、沖縄の普天間飛行場の移設問題についても、「沖縄県知事の意見を聞き入れながらやっていかなければならないのに、米国は分かっていない。あまり偉そうなことを言ってくれるな」と放言。米国側から猛反発をくらい、自らの訪米時にも冷遇されることになった。

 久間氏は党内でも比較的リベラルな思想を持つだけに、「“戦後レジームからの脱却”を掲げる安倍内閣への入閣を1度は断った」(周辺)ともいわれている。

 だが、安倍首相の幹事長時代、幹事長代理として家庭教師役を務めたことで首相の信頼も厚く、「少々のことでは罷免されることはないだろう」(自民党国防族議員)との声もあった。

 実際、今回の原爆発言で野党から罷免要求が出された際にも、久間氏は「そんなのよくあることだ」と受け流したが、こうした“自信”が背景にあったとの見方もある。ただ、いずれにしても「緊張感が足りない」といった批判は党内からも噴出していた。

ZAKZAK 2007/07/03

1661片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:47:46
久間放言方言の言い訳“しょうがない”腹の内
方言の専門家「仲間内への訴えかけの意図が見える」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070406.html

 原爆投下を「しょうがない」と発言し、防衛相の座を追われた久間章生氏。「一つのケジメ」と潔さを装うものの、九州地方で使われる「しょうがない」のニュアンスの違いを持ち出し、「理解を得られなかった」と言い訳する往生際の悪さを見せた。だが、方言の専門家も地元の人も曲解に首をひねる。“しょうがない”言い分の裏に潜むものは何か。

 「九州だったら、しょうがないっていうのは是認じゃなくてね、しょうがないなって、過去の諦めのことでよく使うんですけどね」。久間氏は辞任に際し、“誤解”の原因を九州地方の方言と言い張った。

 とんだ「最後っ屁」に、長崎県民はただあきれるばかり。「島原地方では、『しょうがない』のことを『しょんにゃかにゃあ』と言い、確かに『諦め』というニュアンスはあります。標準語にもそういう意味合いはあるでしょう? 久間氏はなぜあえて『九州では』なんて言ったのでしょうか…」とは、久間氏の出身地である長崎県南島原市役所関係者。

 長崎県学芸文化課担当者も「長崎で『しょうがない』と言う場合、『解決するにはうまい方法がない』『最善を尽くして他に方法がない』というときに使う」と説明、やはり標準語との明確な違いはないようで、取り方次第では、「『是認』という意味合いも含まれる」と指摘する。

 また、長崎市の関係者は「標準語でも方言でも言い回しに差こそあれ、意味合いに差はない」とした上で、「問題はそんなことではない。『過去の諦め』だろうが何だろうが『しょうがない』という発言が、周囲に『原爆是認』と取られることなど、誰にでもわかること」と話す。

 各地の方言に詳しい独立行政法人国立国語研究所の吉岡泰夫上席研究員も、九州地方の「しょうがない」と標準語との意味の差はないとした上で、発言の裏を読む。

 「方言は、いわば『仲間内アイデンティティーマーカー』。つまり、久間氏が故郷の方言の話を持ち出したのは、『同じ長崎県民なのに何故おれの言いたいことがわからんのか』『おれたちは仲間内だろう?』と訴えようという意図があるように見える」

 確かに、久間氏は「私の意図するのと違って『しょうがない』という言葉が原爆是認というふうに理解されるところがちょっとね。九州の人ならしょうがないって言葉は違うんですけどね」と繰り返し訴えていた。

 吉岡氏によると、九州人にとって方言はプライドであり、とりわけ政治家は、地元に帰ったり、県議会で中継のテレビが入ったりすると執拗に方言を使うという。東国原秀夫宮崎県知事が典型ともいえるが、政治家らしい腹の内も透ける。

 「久間氏が方言のせいにしたのは地元住民に対するパフォーマンス、つまり、次回の選挙をにらんでのことではないでしょうか。うまいことやるなあと思いますね」

ZAKZAK 2007/07/04

1662片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:48:29
久間防衛相辞任、公明が“引導”渡したワケは…
当初から「到底容認できない」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070402.html

 安倍晋三首相がかばう中、急転直下で辞任した久間章生防衛相に“引導”を渡したのは、政権与党の一角を担う公明党だった。そこまで猛反発したワケは−。

 「公明党が極めて厳しい状況だ。創価学会も『組織をまとめられない』と言っている」

 3日昼、友人と昼食をとっていた久間氏のもとに、自民党の中川秀直幹事長から電話が入った。もはや外堀を埋められた久間氏は辞任を決断するしかなく、その場で首相官邸に電話して首相に会う段取りを取り付けた。

 今回の「しょうがない」発言に対し、当初から公明党の怒りは並々ならぬものがあった。

 それもそのはず、支持母体である創価学会の2代目会長、故戸田城聖氏が1957年、「原水爆は民衆の生存権を脅かすサタンであり怪物である。使用したものはことごとく死刑にされねばならん」と表明しており、久間氏発言は「到底容認できない」(党幹部)ものだったからだ。

 さらに、同党の怒りに火に油を注いだのが、久間氏が安倍首相に厳重注意を受けた2日の夜のできごとだった。

 永田町有力筋の1人はこう打ち明ける。

 「実はこの夜、更迭がないとふんだ久間氏は、周囲にニヤニヤしながら『年のせいで脇が甘い』などと語り、完全に事態を軽く見ている様子だったんだ。これがすぐさま公明党に伝わり、もはやクビを取るしかないと決断させたんだ」

 このため、公明党は3日午前に予定していた公明党幹部と久間氏の会談を急遽(きゅうきょ)、キャンセル。

 浜四津敏子代表代行が同日朝、「質的に重大な発言だ。ご自身で身の処し方を賢明に判断していただきたい」と事実上の辞任勧告を行ったが、その裏では党執行部と学会幹部が会合を開き、久間氏辞任を求める方針をひそかに決定。その結論を中川幹事長に伝えていた。今や「自民党が選挙で勝つには、学会票が不可欠」(自民党関係者)なだけに、自民党執行部としてもその決定を飲むしかなかった。

ZAKZAK 2007/07/04

1663片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:50:08
安倍の要請、その場で即決…小池新防衛相が激白
参院選も1議席でも多く取る
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070420.html

 女性初の防衛相に就任する小池百合子首相補佐官(54)が3日夜、夕刊フジの取材に応じた。久間発言については「残念です」とうなだれたが、「これまでの経験を生かして防衛や国家安全保障に貢献したい」などと、その胸中を激白した。

 「突然のことに驚きましたが、防衛や国家安全保障は国の大事なこと。『誰かが担っていかなきゃいけないことを自分に任せてもらうのは光栄だ』と思いました」

 3日午後、安倍晋三首相から突然、執務室に呼ばれたという小池氏。「国防は一刻も手を緩めることはできない」と、防衛相就任を要請され、その場で即決したという。

 小池氏はカイロ大卒。テレビキャスターを経て、国会議員に転身、小泉内閣では環境、沖縄・北方相を務めた。永田町では「防衛族でないのに、細かな気配りが必要な安全保障を任せられるのか」(自民党中堅)との意見も出ているが、「全体的な構図は見えている。(日本は)東アジアで厳しい状況にあり、北朝鮮による拉致問題も解決していない。ずっと訴えてきた『環境安保』も大切。きっちりやりたい」と反論。

 久間発言については、「久間さんは安保関係者からの信頼は厚いだけに、発言にはびっくりしたし残念だった。広島や長崎の方々は心を傷められたと思う。日本が核不拡散のリーダーシップを取らないと」と語った。

 小池氏の防衛相抜擢については、自民党内でも「知名度が高く、『女性初』という目新しさもあるだけに、参院選対策のイメージアップ戦略」(中堅)との見方が強い。実際、2005年の総選挙では、郵政民営化に反対して自民党を離党した小林興起前衆院議員への“くノ一刺客”に、いの一番に名乗り出て、小泉・自民党圧勝の呼び水となったのは記憶に新しいところ。

 こうした見方についても小池氏は、「『女性初』には慣れてますから」と、笑いながらこう話す。

 「イメージだけで大臣は務まらない。(選挙と大臣の仕事という)両方期待されていると思う。でも、それはこれまでも同じ。安全保障を考えた場合、考え方がしっかりしていない政党が入り乱れることで混乱し、他の国に対して間違ったメッセージを送ってしまうときわめて危険だ。今回の参院選も1議席でも多く取って、勝ち抜かなければならない。平常心で、戦い抜く覚悟を持ちたいですね」

 「くノ一」から“将軍”に抜擢された小池氏、逆風が吹き荒れる安倍自民党を救えるだろうか。

ZAKZAK 2007/07/04

1664片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:51:03
小池ジャンヌ・ダルク級活躍なら…ポスト安倍急浮上
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070419.html

 小池百合子首相補佐官(54、写真)が4日午後、日本初の女性防衛相に就任した。自民党内では、久間章生前防衛相による原爆「しょうがない」発言や消えた年金問題で地に落ちた党のイメージを刷新する役割が期待されている。29日投開票となる参院選の票読みは極めて厳しいが、小池氏がジャンヌ・ダルク級の活躍を見せれば、「ポスト安倍」の大穴候補に浮上する。

 久間発言による“キューバ危機”ならぬ“キュウマ危機”を回避するため、安倍首相が防衛相の後任に抜擢したのが小池氏だった。

 その小池氏は4日午前10時35分、首相官邸で、「重責をヒシヒシと感じている。課題は山積しているが、新しいスタートを切ったということを(防衛省)職員や国民の皆さまにお伝えしたい。国の防衛には一刻の猶予もない。空白をしっかり埋めて、政府全体の信頼を高める一翼を担いたい」と決意を語った。

 午後2時から皇居での認証式に臨み、首相から辞令を交付された。

 公示を約1週間後(12日)に控えた参院選だが、安倍自民党の情勢は非常に厳しい。先月末の時点で、自民党内では与党過半数維持のために必要とされる51議席を下回る「45議席から50議席の間ではないか」(党幹部)とみられていた。

 だが、久間暴言の影響もあり、「38議席から36議席もあり得る」(同)という危機的数字がささやかれ始めた。かつて宇野内閣は参院選で36議席、橋本内閣は44議席しか獲得できず退陣に追い込まれており、参院選後の安倍退陣も現実味を帯びてきたのだ。

 現時点で「ポスト安倍」の有力候補として名前が浮上しているのは、麻生太郎外相、福田康夫元官房長官、谷垣禎一前財務相、中川昭一政調会長の4人。

 特に、昨年9月の総裁選で2位となった麻生氏は「大本命」といわれる。今年1月には地元の会合で、「(次期総裁選は)いつあるか分からないが、捲土(けんど)重来を期し、備えておかねばならぬと決意を新たにしている」と意欲を示した。先月上旬には、日本が進むべき方向について持論を展開した著書「とてつもない日本」(新潮新書)を出版するなど意欲満々だ。漫画好きで「ちょいワルオヤジ」風の雰囲気が若者にもウケている。

 だが、麻生氏は総裁選立候補に必要な推薦人数(20人)に満たない小派閥(15人)の領袖なうえ、小泉、安倍両政権で党・内閣の要職を務めてきた。「安倍退陣」なら、「共同責任」を問われる可能性もある。

1665片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:52:23
 福田氏は約1年前、「ポスト小泉」の有力候補として去就が注目されたが、同じ派閥(現町村派)の安倍首相が手を挙げたこともあり、総裁選出馬を見送った。政治理念的には小泉、安倍路線とは対極に位置し、安倍内閣の支持率低下を受け、「反安倍勢力」の山崎拓元副総裁や加藤紘一元幹事長らが推す動きがある。

 だが、党内人気に広がりがない。「森喜朗元首相が最近、党内に『福田後継』の可能性を探ったところ、派内の中堅若手から『絶対に認めない』と声が上がった。森氏は派閥分裂を恐れ、福田氏をあきらめたようだ」(党関係者)。谷垣、中川両氏も「ポスト安倍」としての決定打に欠ける。

 4人とも帯に短し、タスキに長しというわけだ。そこで「大穴」候補として小池氏の存在がクローズアップされてくる。

 自民党ベテラン秘書は、「選挙情勢は極めて厳しい。過半数どころではなく、『負けをどこまで減らせるか』という段階。仮に、小池氏が選挙戦で『初の女性防衛相』として日本全国を駆け回って、ブームを起こし、安倍自民の負けを食い止められれば、自民党のジャンヌ・ダルクとして『ポスト安倍』に担ぎ上げられる可能性が出てくるだろう」と明かす。

 政治評論家の有馬晴海氏も、「自民党では支持率が落ちてくると、目先を変えるという意味で女性総理が取りざたされる。かつて田中真紀子元外相や野田聖子元郵政相も名前が挙がった。小池氏は見た目が若く、発言もしっかりしている。そつなく意欲的で言葉を知っている。『下野するぐらいなら何でもアリ』という状況になればあり得る」とみる。

 実は、安倍首相が「小池防衛相」を思い付いた一因に、ジャンヌ・ダルクの故郷フランスがかかわっているとの見方がある。政府関係者は推測を交えて、エピソードを披露する。

 「今年3月中旬、フランスのミシェル・アリヨマリ国防相が来日して、安倍首相と会談し、意気投合した。首相は当時、久間氏が反米的発言を繰り返していることに頭を痛めていた。金髪のショートカットで颯爽とした知的美人のアリヨマリ女史は小池氏のイメージと重なったのだろう」

 大統領候補にも名前が挙がったアリヨマリ女史は、今年5月のサルコジ大統領就任に伴い内相に就任した。

 「ポスト安倍」の有力候補として小池氏は大化けするのか。

ZAKZAK 2007/07/04

1666片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 22:58:47
“ミス”人事? 小池百合子氏が初の女性防衛相
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070704-OHT1T00060.htm

 安倍首相は3日、辞任した久間防衛相の後任に小池百合子首相補佐官を充てることを決めた。女性の防衛相就任は防衛庁時代を含めて初めて。小池氏は「国防は極めて重要な国の柱。しっかり尽くしていきたい」と意気込みを語った。認証式は皇居で、4日午後2時から行われる。

 小池氏は昨年9月の安倍政権発足から首相補佐官として日本版「国家安全保障会議(NSC)」設立を担当。これを念頭に安倍首相は「経験を生かして仕事をしてもらえる」と強調した。

 しかし環境相こそ3年間務めたものの、安保政策を担当した期間は約9か月と短く「小池氏が話す安全保障と言えば『環境安保』ばかりだ」(官邸筋)と経験の浅さを危惧(きぐ)する声もあり手腕は未知数だ。

 「参院選でも自公でしっかり勝てる態勢となるように少しでも尽力したい」と語った小池氏。しかし、これまで数々の政党を渡り歩いてきた同氏に対し党内では「自民党での実績がないのに優遇されすぎ」と抜てきを嫉妬(しっと)する向きもある。ある公明党幹部は「小池氏は久間氏よりも“右”。公明党にとっては厳しい」とし、女性に引っかけて「“ミス”人事だ」と言い切った。

 ◆小池 百合子(こいけ・ゆりこ)カイロ大卒。テレビキャスターを経て92年に参院初当選。日本新党副代表、保守党政調副会長、環境相、沖縄北方担当相などを歴任。06年9月から首相補佐官(国家安全保障問題担当)。54歳。東京10区。兵庫県出身。衆院当選5回、参院1回。(町村派)

 ◆舛添氏「自分なら長官経験者を選ぶ」
久間氏批判の急先鋒だった自民党の舛添要一参院議員は3日、新防衛相に小池氏が決まったことについて「球を投げて相手に打たれないことが必要。(私なら)1イニングは絶対抑えられるという人を採用する」と強調。旧防衛庁副長官経験者の具体名を挙げた上で「新人だから不安定な要因があるかもしれない」と却下。さらに「わたしが選ぶなら、防衛庁長官を経験して安定して答弁できる人」と中谷元、石破茂両氏を指名した。

(2007年7月4日06時01分 スポーツ報知)

1667片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 23:01:21
久間防衛相「しょうがない」引責辞任…安倍政権痛すぎる
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070704-OHT1T00066.htm

 原爆投下を「しょうがない」と発言した久間章生防衛相(66)が3日、引責辞任した。与野党から袋だたきにあい参院選への影響を考慮したと話す久間氏だが「『しょうがない』は口癖」と釈明、辞任会見では笑顔も見せるなど反省の色に欠け「しょうがなく辞任」のムードがありあり。安倍晋三首相(52)は、政権発足から9か月余りで3人目の大臣交代の事態を招いた。久間氏の後任は初の女性防衛相となる小池百合子首相補佐官(54)に決まった。

 本当に反省して身を処したのか。東京・市谷の防衛省で記者会見した久間氏は少々やつれた様子で登場。冒頭こそ「被爆者や国民に大変申し訳なかった」と神妙に謝罪したが、約45分間の会見中の大半は吹っ切れたかのような笑顔だった。

 「被爆者への配慮が足りなかった」と繰り返したが「九州弁で『しょうがない』というのは私の口癖。後から言っても仕方ないという意味だ」と強調。その後も「長崎での(核兵器)使用が最後であってもらいたい。過ぎたことは『しょうがない』にしても」と懲りずに口を滑らせ「またしょうがないと言った」と自ら苦笑。会場の報道陣からは失笑が漏れた。

 与野党から批判の声は強まるばかりだった。3日朝の閣僚懇談会で安倍首相は「言動に気をつけて緊張感を持って対処してもらいたい」と各閣僚に異例の指示。この段階では久間氏は辞任の考えはなかったが、この日午前、被爆地で久間氏のおひざ元でもある長崎市の田上富久市長が上京。同氏から直接抗議を受け思いを変えた。同市長に辞任を示唆。昼食を取りながら決断し午後1時すぎに官邸で安倍首相に辞任の意向を伝えた。

 「参院選への影響を与えてはいけないので自分で考えて決めた」と説明する久間氏だが、反省の色はいまいち伝わりきらず。その背景にはメディアへの責任転嫁があるようだ。問題の発言があった先月30日、記者団に囲まれ「(報道した)記者が発言をどういう意図で流したのか。真意を正確に伝えていない。見識を疑う」と逆ギレ。「必ずどこかでその人(記者)なりの報いを受ける」と恨み節を語っていた。

 昨年9月に発足した安倍政権で閣僚が辞任したのは、佐田玄一郎行革担当相に次いで2人目。先月には農相の松岡利勝氏が自殺するなど大臣交代は3人目。任命権者の責任を問われた安倍首相は「任命責任は私にある。この結果は残念だが、私には改革を進める使命がある」と記者団をかわした。

 突然の辞任劇にも身内の怒りは収まらず。舛添要一・自民党政審会長は「遅きに失した。周囲の声に押されての辞任に過ぎない。反転攻勢の材料になるとは思えない」と怒りをにじませた。

(2007年7月4日06時01分 スポーツ報知)

1668片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 09:37:39
地方実情踏まえ運営を 自民県連が党本部へ申し入れへ 福島
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20070704/kennai-200707041025160.html

 参院選の公示を目前に控え、自民党福島県連は3日、党本部に対して地方の実情を十分に踏まえた党運営を行うよう申し入れる方針を固めた。年金問題や格差問題などを受けて地方でも党に対する風当たりが強まっているためで、党役員や閣僚に対しては不用意な発言で国民の批判を受けないよう求める。
 県連は、今回の参院選を「組織立て直しに向けた重要な戦い」と位置付け、本県選挙区(改選2議席)での圧勝を目指している。しかし、年金問題や格差問題などによって、自民支持層からも厳しい批判が出ている状況。加えて、原爆をめぐる発言で久間章生氏が防衛相を辞任する事態に至り、党本部に申し入れを行うことにした。

1669片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/06(金) 13:51:32
小池防衛相にコスプレ要求? 大胆不敵なオトコは誰だ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007070603.html

 公明党の北側一雄幹事長は5日、国会内で新任の小池百合子防衛相のあいさつを受けた。北側氏は日ごろから「小池ファン」を公言しているだけあって「制服姿の小池さんが見たいなあ。戦闘機に乗ってもらわないと」と目尻が下がりっ放しで、傍らの丸谷佳織衆院議員から「コスプレを要求してませんか?」と突っ込まれた。公明党には小池氏の安全保障政策に「右寄り。注視すべきだ」との声があるが、肝心の幹事長がこの調子では逆に“悩殺”が心配?

ZAKZAK 2007/07/06

1670片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 15:58:55
2007年7月10日(火)「しんぶん赤旗」
「公明党支配を質す」
除名された福本議員
池田創価学会名誉会長に質問状
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-07-10/2007071015_03_0.html

 公明党を除名された福本潤一参院議員が池田大作創価学会名誉会長に、学会の公明党支配を質(ただ)す質問状を提出。九日、国会内で会見してその内容を明らかにしました。

 質問状で福本氏は、公明党国会議員候補の最終決定権は池田氏にあることや、同氏の政策秘書の葬儀が学会と対立する日蓮正宗で行われたのが公認はずしの理由だとされていることについて真偽を質しています。

 また、池田氏が外国の大学から受けた名誉称号が二百に達したさい、国会議員は半強制的に記念品を贈呈させられたこと、池田氏のために東大名誉教授をとれないかと打診されて断ったことを明らかにし、「名誉称号を集めて誇示するのは恥ずかしいこと」と指摘しています。

 福本氏は参院広島選挙区から無所属で出馬を予定していますが、学会側は二日、広島で会議を開き、秋谷栄之助前会長を最高責任者とする「中国最高会議」を設置。これは「裏切り者福本のせん滅体制」だとする情報が複数の学会幹部から寄せられているといいます。

 福本氏は七日に創価学会本部を訪れて同質問状を提出。学会側は学会施設の警備を担当する警備保障会社社長名で送り返しています。福本氏は今回の参院選で公認を外されて離党を表明したところ、除名処分になりました。

1671片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 16:29:13
インタビュー:与党過半数割れなら政界再編も=公明党代表代行
2007年07月11日15時05分
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/miyagi/TKY200707100145.html

 [東京 11日 ロイター] 浜四津敏子・公明党代表代行は11日、ロイターのインタビューに応じ、明日公示の参院選は「逆風」の選挙で厳しい情勢にあるとした。自民・公明の与党で過半数を獲得できなかった場合には、多数派工作などによる政界再編の可能性を指摘。

 それでもなお過半数に届かない場合には衆院解散が現実味を帯びるとし、早ければ年内の可能性を指摘した。

 年金記録漏れ問題や閣僚の「政治とカネ」をめぐる問題など逆風下の選挙情勢について浜四津代表代行は「厳しい」と指摘。「連立与党に吹いている大きな逆風を私たちも一緒に受けている」と語った。

 目標の13議席獲得については「もう一歩、二歩がんばらないと」としながらも、「十分取れる可能性がある」と語った。 

 一方、与党で過半数を獲得できなかった場合の政局に関しては、無所属議員や民主党議員との多数派工作など「政界再編の可能性は十分ある」と指摘。「それでも過半数に届かない場合には衆院選が現実に起きる」と述べ、早ければ年内の衆院解散・総選挙の可能性もあるとの見通を示した。 

 また、消費税の問題について参院選で考え方を示さないスタンスについては「いま消費税を上げる必然性はないので、消費税の議論は特にしなくてもよいと思っている」と指摘。一方で「税制の抜本的な見直し全体の中で、消費税の割合をどうするかという議論は、いずれしなければならないと思っている」とも語り、秋以降の抜本改革での議論を強調したが、「直間比率をどうするかは、細かい議論の積み重ねがないと結論は出ない。議論しないで、結論だけ示すことには無理がある」と反論した。

1672片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/12(木) 09:10:48
自民、事務所費の内規、発表取りやめ 赤城氏に配慮
2007年07月12日01時08分
http://www.asahi.com/politics/update/0712/TKY200707110558.html

 自民党の党改革実行本部は11日に政治団体の事務所費の透明性を高める内規を定め、発表する予定だったが、急きょとりやめた。赤城農林水産相の政治団体の事務所費問題をめぐり、本人の説明よりも詳しい情報開示を求める内規を発表してしまうと、説明の不十分さが際立ってしまうからだ。内規発表は、赤城氏の再説明とその内容を見極めたうえで行われる見通しだ。

 同本部は、党所属の国会議員の政治団体の事務所費を「地代・家賃」や「通信費」など5項目に分けて公表基準を細かくすることなどを検討。10日に複数の党幹部が「あす記者会見で発表する」と語り、11日にはいったん会見の日程も発表された。

 しかし、赤城氏はこれまで経費の付け替えや架空計上を否定する一方で、細かな内訳や領収書などの裏付け資料は公表していない。このため、「内規の内容を発表すると『赤城氏はそれに沿った説明をしていないではないか』と批判を招くおそれがある」(同党関係者)と判断、会見は中止となった。

 一方、安倍首相は同日、日本記者クラブ主催の党首討論会で「資金管理団体は(5万円以上の経常経費支出に)領収書を添付するというルールをつくった。ルールを守っていくことが大切ではないか」と述べ、赤城氏の政治団体の事務所費の領収書の開示を求めない考えを繰り返した。

1673片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/12(木) 09:11:21
ポスト安倍論、小池氏サラリ 「ジョークに過ぎぬ」
2007年07月12日01時09分
http://www.asahi.com/politics/update/0712/TKY200707110556.html

 小池防衛相は11日、朝日新聞社などのインタビューに応じ、女性初の防衛閣僚になったことで「ポスト安倍」の呼び声が出始めていることについて「ジョークにすぎない」とサラリと受け流した。自民党苦戦が予想される参院選について「勝つんです。選挙戦で信頼回復を確実にしていきたい」と抱負を語った。

 小池氏は「選挙の顔」の役割も期待されているが、「私はもう(05年総選挙の時のような)刺客にはなれない」と応じた。そのうえで「安倍政権の支持率は確かに高いとは言えない。一方で『安全保障政策がまとまっていない政党に国を任せてもいいんですか』と聞かれれば、(国民は)疑問を感じるのではないか」と述べ、かつて新進党などで行動をともにした小沢代表が率いる民主党を批判した。

1674片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/12(木) 20:49:39
石原都知事が、尾身財務相に強い不快感 税制改革めぐり
2007年07月12日20時40分
http://www.asahi.com/politics/update/0712/TKY200707120409.html

 参院選前に税制改革について具体的な発言を控えてきた尾身財務相に対し、石原都知事は12日、「財務大臣が、税財源の分野は(選挙の争点に)絶対にしないなんて馬鹿なことをよく言えるね」と強い不快感を示した。全国知事会の会場で記者団に答え、「僕は本当に怒っている」とも語った。

 尾身財務相は10日の記者会見で、消費税増税の議論を参院選後に先送りする考えを示し、税制改革についても「歳出削減を徹底したうえで総合的に考える」と述べ、具体的な言及を避けている。石原知事は「国が動きにくいのなら、地方が声を上げ、大きな決心をさせるくらいのバックアップはすべきだと思う」として、地方から国に対して意見する必要性があるとの認識を示した。

1675片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 14:26:05
自民「年金想定問答集」PR会社に丸投げしてた
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007071301.html

PR会社に年金問題の想定問答集を発注した自民党。その中には図のような文言が織り込まれている
 参院選で最大の争点になっている年金問題。逆風にさらされている自民党が都内のPR会社に依頼して、この問題に対する想定問答集を作成していたことが13日、分かった。夕刊フジでは問答集を入手。そこには、マスコミに出すメッセージの例文や野党からの攻撃に対する反論例が記載されている。

 想定問答集を作成したのは、東京・渋谷の大手PR会社プラップジャパン。

 「PR会社として、自民党のイメージ戦略の参謀的な役割を担っている。自民党が大勝した2005年の総選挙でもPRを担当していた」(永田町有力筋)という。

 そんな同社が6月中旬にまとめた問答集は表紙も含めて6ページからなり、当時開会中だった国会への対策と1カ月半後の参院選対策の両面を兼ねているとみられる。中身は大きく3項目に分かれている。

 (1)報道を受けての最近の世論傾向と、それに対するメッセージ案

 (2)野党の攻撃パターンと与党の反論(案)

 (3)与党からの攻撃材料(案)

 これらの中でもっともスペースがさかれているのが、野党の攻撃パターンとそれに対する反論例を示した部分。この項目は、さらに3つのパート(原因・責任論、現状認識・誇張した「数字」、今後の対策・制度論)に分かれている。

 「自民党が社会保険庁を守ってきた」「民主党が昨年から問題提起していたのに政府与党は放置していた」といった野党からの批判に対しては、≪社保庁解体(改革)案を提示し、非公務員化しない民主党との違いをアピールする≫と提案。

 具体的には≪どちらが社保庁に甘いか、厳しいかは法案をみればわかるでしょう。われわれは社保庁を6つの小さな組織に解体して、職員をいったん全員解雇する。(中略)民主党は公務員の労働組合を説得してクビを切れるのですか?≫と反論するとしている。

 民主党などの野党にとって労組は大切な票田。問答集は野党の弱みでもある労組の存在を突き、年金批判をかわすべしと説いているわけだ。

 政府・与党の社保庁改革は甘いといった批判についても、この反論例で対応するとしている。

 また、今回の年金問題では、5000万件(社保庁のコンピューターの中にある記録で、基礎年金番号に統合されていない記録の数)など、いろいろな数字が飛び交っているのも特徴。

 問答集では、「半年で200万人中2万人が社保庁に記録がないといわれた」など大きな推定の数字を出して不安をあおるような野党の攻撃に対して、≪根拠のない憶測であることを主張する≫としている。具体的には≪あなたは週刊誌の記者ですか? 政治家なら、根拠のある数字をもとに責任ある対策を考えたらどうですか≫と反論するよう勧めている。

 報道に対するメッセージ案では、年金に関する相談を受け付けるコールセンターなどが機能不全に陥り、現行の対応策をしっかりしてほしいという世論に対して、≪(※具体的な数字や事実を示して)国民の不安解消のため、できることはなんでもやる。国民の権利回復が最優先だ≫とのメッセージを送るよう提案している。

 このほか、民主党が打ち出した「消えた年金」問題の救済案に対する攻撃方法も伝授。

 例えば、「手書きの紙台帳の記録と社保庁のコンピューターの記録を照合したほうがいい」という民主党の提案に対しては、≪紙データの照合は膨大な作業量になる。10年以上かかるのでは?≫と問いつめる、といった具合だ。

 この問答集をみた与党関係者は次のように解説する。

 「自民党は従来、こうした想定問答集は各省庁に作成させていた。それをPR会社に発注したということは、自民党がそれだけ厚生労働省や社保庁を信用していないということだ」

 05年の総選挙で自民党の大勝に一役買ったとされるPR会社が作成した想定問答集。年金問題が最大の争点となっている参院選でもその御利益はあるのだろうか…。

ZAKZAK 2007/07/13

1676片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 21:34:36
政治とカネについて
2007年07月12日 19:52
http://www.sugimurataizo.net/

政治とカネについて。

はっきり申し上げて、いい加減にしていただきたいですね。
うんざりでございます。

なぜ領収書を公開しませんかね?
領収書の公開を拒否するその姿勢から、何か不信感を抱かれるのも当然であります。

せめて保管期限が定められている領収書くらいはさっさと公開した方がよっぽど国民の皆様も理解していただけると思いますがね。

杉村太蔵

1677片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/15(日) 08:08:44
早川忠孝
http://ameblo.jp/gusya-h/entry-10039780131.html

潮目が変わるとき/台風と選挙

参議院選挙が公示されて3日目を迎えた。

朝夕の駅頭でスタッフの疲労が目立ち始めた。

さすがに無理は禁物。

今日は、8時で駅頭を止めることにして帰宅。



雨脚がだんだん激しくなる。

新聞を見ると、かなり勢力の強い台風が日本列島を縦断するらしい。

災害列島と言われるわが国にとって自然との闘いは、止むことが無い。



マスコミの報道も台風情報が中心となってきており、あれほど騒がれていた赤城大臣の事務所費問題や年金記録問題は隅の方に追いやられている。



当然のことである。



台風がいつ自分の住む地域を襲うか、どのくらいの勢力の台風か、台風の被害を最小限に止めるにはどうしたらよいか、祭り等の行事は予定通り準備してよいか、外出しても大丈夫か、など、自分の生活に直結する台風と、自分の生活にどう関わるかよく見えない選挙では、国民の関心の度合いがまるで違う。



今までの報道振りが異常だったのである。

おそらくこれから1週間近く、私たちは台風情報を追いかけることになろう。



熱い戦いの火蓋が切られたはずであるが、今日の朝刊各紙の選挙に関する報道は急に地味になってきた。

民主党の小沢党首の一日の行動にニュースバリューがなく、安倍総理だけ取り上げるとバランスが欠けるので、選挙に関する報道が少なくなったのではないかと推測している。



年金記録問題も、総務省に設置された第三者委員会が活動を開始したことで、政府に対するマスコミの批判のトーンが弱まってきた。

これまで年金問題が選挙の争点であるとマスコミは煽ってきたが、どうも選挙の争点がボケてきた。

安倍対小沢という対決の構図も、党首討論で安倍総理の優勢勝ちが見えてからは成り立たなくなってきたようだ。



台風の被害が出ているのに、台風はそっちのけで選挙ばかり取り上げ、政府批判を繰り返していれば、政治的に偏向していると批判されても仕方がないだろう。



政治の潮目が変わるときというのは、こんなときを言うのだろうか。

1678片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/15(日) 11:14:36
「赤城うんざりだ」…太蔵、自身のブログで吠える
小泉新党”風バックに存在アピール!?
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007071402.html

赤城批判をブチ上げた太蔵議員。小泉チルドレンだけに、さまざまな憶測も
 自民党の杉村太蔵衆院議員(27)が自身のブログで、事務所費疑惑などを抱える赤城徳彦農水相(48、写真左)に対し、「なぜ領収書を公開しませんかね? 領収書の公開を拒否するその姿勢から、何か不信感を抱かれるのも当然」などと猛批判を始めた。太蔵氏と言えば、小泉チルドレンの象徴だけに、さまざまな憶測を呼んでいる。

 太蔵氏の日記は「政治とカネについて」と題したもので、参院選公示日の12日にアップ。この中で、太蔵氏は「いい加減にしていただきたいですね。うんざりでございます」と強い不快感を吐露。「さっさと公開した方がよっぽど国民の皆様も理解していただけると思いますがね」と、皮肉混じりに赤城氏に領収書の公表を求めているのだ。

 13日に公表された時事通信の世論調査では、安倍内閣の支持率は過去最低の25.7%まで落ち込んだ。原因の一つが赤城問題であるのは明白だが、安倍晋三首相は領収書の提示などを拒否する赤城氏をかばい続けたまま。

 こうした状況に、かねてより自民党内で安倍内閣批判を強める舛添要一参院政審会長は、「内閣の構造的体質が問われている。もう一息で森内閣の状況になる」とまで言い切る。だが、これとは別の意味で太蔵氏の批判が注目されるのは、太蔵氏が小泉チルドレンの象徴であり、後見人には武部勤前幹事長がいるためだ。

 自民党のベテラン秘書はこう解説する。

 「次の総選挙ではチルドレンの大半が落選しそうなだけに、ここで世論に乗って存在感を出そうということではないか。永田町では“小泉新党”も噂されているだけに、太蔵氏は安倍内閣批判を展開しても大丈夫と判断した可能性もある」

 また、永田町有力筋の1人は、「後見人である武部氏がジャブを入れさせたのでは。農水族である武部氏は松岡利勝前農水相の後釜を狙っていたと言われ、赤城氏が後任に就任した際、不機嫌だったとの話もあるからね」と打ち明ける。

 いずれにしても、安倍政権への逆風は吹き止む事はなさそうだ。

ZAKZAK 2007/07/14

1679片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/17(火) 17:13:37
赤城顔面なぜだ!? 痛々しい絆創膏に無精ひげ
ストレスでアトピー発症?
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007071729.html

17日朝、首相官邸に現れた赤城農水相は顔面に痛々しい絆創膏が張られ、無精ひげ。何があったのか=午前8時、首相官邸(クリックで拡大)
 事務所費問題で苦境の赤城徳彦農水相(48)が17日午前、顔面の頬と額に痛々しい絆創膏を張り、無精ひげのまま、首相官邸に現れた。前代未聞ともいえる現職大臣の異様な風体。理由を問い質す記者団に、赤城氏は「大したことはない」と繰り返すだけだった。29日投開票の参院選や新潟県中越沖地震などで緊迫した状況のなか、赤城氏に一体、何があったのか。なぜ、赤城氏は自ら説明しないのか。

 「大丈夫です」

 17日午前9時30分過ぎ、閣議を終えて、首相官邸の玄関に姿を見せた赤城氏は、取り囲んだ記者団から「(絆創膏は)転ばれたのか」と問われ、憮然(ぶぜん)とした表情で語った。

 記者団から「なぜ、ひげを伸ばしているのか」と聞かれても、赤城氏は「大したことじゃない」と話し、記者の矢継ぎ早の質問を無視して車に乗り込んだ。

 10時過ぎの閣議後会見でも、記者の質問は顔に集中した。これに、赤城氏は「大したことはない」を7回も繰り返し、逆に記者をにらみ返した=2面に一問一答。

 赤城氏の異様な風体が最初に目撃されたのは午前8時過ぎ、官邸で開かれた「食料の未来を描く戦略会議」だった。

 タレントの高田万由子さんや消費者団体代表らが参加して日本の食料戦略について議論したが、赤城氏の左頬は5センチ大の白い絆創膏で覆われ、額の左側も3センチ大の絆創膏が張られていた。鼻の下やあごには無精ひげが伸び、左目は赤く充血していた。

 隣の席の安倍晋三首相も、あいさつする赤城氏の様子を怪訝な様子で見上げたほどだった。

 引き続き、午前9時から、官邸で閣議が行われた。他の閣僚から「どうしたの」と声がかけられたが、赤城氏は沈黙したままだったという。

 農水省の大臣秘書官室によると、赤城氏は先週末、農水相としての公務はなく、政治家としての政務をこなしたという。

 赤城氏の異様な風体は、永田町でも波紋を広げている。

 官邸関係者は「赤城氏が暴漢に襲われたという情報は入っていない。一体どういうことなのか」と不審がり、同会議の事務局を務める農水省企画評価課の担当者も「コメントしようがない。分からない」と話した。

 議員会館の赤城事務所も「今、知った。どんな具合なんですか。金曜日は特段、変わった様子はなかったが…」と逆に質問する始末だった。

 一部で、「事務所費問題で、夫婦げんかでもあったのか」といった憶測も飛び交う状況を受け、農水省報道官室は閣議後会見が終わった後、ようやく、赤城氏の「公務によるものではない」「私は皮膚が弱いのでかぶれたのかもしれません」とのコメントを発表した。

 塩崎恭久官房長官も閣議後会見で、「皮膚がどうのこうのという話で…。本人から聞いたことでもないので、よく分かりませんが…」と語ったが、いずれも原因を特定したわけではなく、何とも釈然としない。

 東京・世田谷にある赤城氏の旧政治団体「徳政会」関係者は「殴られたということではないと思う。アトピーかもしれない」と語った。

 過度なストレスから、アトピーが突然、発症するケースもあるというが、13日に赤城氏が欧州外遊から帰国した際には顔に異変はなかった。同日夜から16日までの“空白の3日間”に、何らかのアクシデントがあったのか。コメどころ新潟で発生した大地震の翌日、本業の農水行政以外で永田町を騒がせる赤城氏。参院選直前の自民党に、さらなるマイナスとなるか。


 【日比谷ヒフ科クリニック増岡宏昭院長の話】

 「もともとアトピーを持っていれば、それが過度のストレスで悪化し、顔面に現れるケースは十分ありうる。アトピー以外にも、同じくストレスや体調不良などが原因で帯状疱疹や単純疱疹を発症し、かぶれや水泡などができている可能性もある。いずれにせよ、(赤城氏は)ガーゼに絆創膏を張るような傷が顔面の2個所に及ぶことから、単なる吹き出物ではなく、表皮がある程度のダメージを負っていると考えられる。ガーゼで傷口を塞ぐのは、治療法としては適当といえる」

ZAKZAK 2007/07/17

1680片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/17(火) 17:14:04
赤城農水相一問一答「大したことない」連発
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007071730.html

見上げる安倍首相の目もどこか心配そう…=17日午前7時59分、首相官邸(クリックで拡大)
 赤城農水相の閣議後会見の要旨は以下の通り。

 −−顔の傷はどうしたのか

 「大したことではありません」

 −−暴漢に襲われたのか

 「大したことではありません」

 −−家の中でけがをしたのか

 「ご心配なく。大したことではありません」

 −−公務かプライベート(によるもの)か

 「心配におよびません。大したことないです」

 −−現役大臣なのだから答えるべきでは

 「大したことではありません」

 −−大したことないのは(けがの)程度なのか、理由なのか

 「何でもありません」

 −−いつからか

 「何でもありません」

 −−先週、日程が詰まっていて疲れてけがをしたのか

 「先週は海外に行ったり、きょうは会議。今も九州での災害、昨日の大地震。農水関係でも大きな被害があった。こうした災害にしっかり対応したい」

ZAKZAK 2007/07/17

1681片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/17(火) 19:56:18
麻生・小池・小泉・アッキー…自民応援で人気集中
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070717ia01.htm

 参院選の応援遊説で、自民党内で麻生外相、小池防衛相、小泉前首相、安倍昭恵首相夫人の4人が候補者から引っ張りだこになっている。

 年金記録漏れ問題などの逆風に苦しむ候補者にすれば、人気弁士を呼んで有権者の関心を引きつけ、反転攻勢に転じたいとの思いが強いようだ。

 「奥さんの趣味でいこう。小沢一郎、安倍晋三の顔、どっちが趣味です? 見る目がある人はみんな、安倍さんと言うんじゃないか。おれはそう思うけどね」

 麻生氏は16日、党公認候補の応援で訪れた高知市内で街頭演説し、軽妙な語り口で聴衆を笑わせた。

 自民党本部は、麻生氏の遊説先を激戦選挙区を中心に組み立てている。公示日の12日には、民主党の小沢代表の鳥取入りにぶつけ、急きょ鳥取遊説を依頼。以後、香川、徳島、高知と接戦の1人区を選んできた。

 麻生氏の人気が高いのは、「率直な物言いで聴衆の心をつかめる」(自民党中堅議員)との定評があるためだ。マンガ通として若者にも支持があることや、「ポスト安倍」として注目されている事情もあるようだ。

 麻生氏側も、応援演説は将来の党総裁選での党員票拡大につながると読む。周辺からは「今回の参院選は麻生本人にとっても重要な戦い」との声が聞かれる。

 麻生氏以上に人気が集まり、党都道府県連からの応援希望が最多に上ったと言われているのが、小池氏だ。キャスター出身としての語りのうまさには定評があり、すでに選挙戦終盤まで、小池氏の日程はびっしり詰まったという。

 一方、小泉氏は14日、群馬入りし、久しぶりに街頭に立った。ちまたでの人気ぶりは相変わらずで、聴衆からは首相再登板を求める「小泉コール」もわき起こるほど。ただ、遊説先の選定は「郵政民営化に賛成した人」といった条件に基づき、小泉氏サイドで決めているという。安倍首相より注目が集まり過ぎないようにとの配慮もあるようだ。

 昭恵首相夫人への応援依頼も多い。党内では「庶民的で親しみのある人柄が人気の理由では」との声もある。

 閣僚ではこのほか、渡辺行革相と菅総務相の人気が高いという。渡辺氏は「テレビ出演が多く、演説も歯切れがいい」、菅氏は「年金記録漏れ問題の処理を任されるなど、首相の信任も厚い」との評が聞かれる。

(2007年7月17日10時43分 読売新聞)

1682片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/18(水) 09:34:24
加藤紘一氏「政府の外交感覚古い」…首相交代に期待
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070717ia22.htm

 自民党の加藤紘一・元幹事長は17日、都内で講演し、安倍首相の外交姿勢に関し、「振り子は(右から左へ)戻る。もうちょっとバランスのとれた方が首相になったら、またバランスが戻る」と述べ、首相交代による外交路線の揺り戻しに期待感を示した。その上で、政府の対北朝鮮外交について、「安倍首相と麻生外相の外交感覚はイデオロギーに支配されすぎていて、古い。あの程度の国(北朝鮮)は善導してあげればいい。大きな流れを見失っている」などと厳しく批判した。

(2007年7月17日23時10分 読売新聞)

1683片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/18(水) 10:38:10
一体何が?赤城農相の顔面に異変、不精ヒゲにばんそうこう
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200707/sha2007071809.html

気鋭の青年閣僚が(写真上)3連休明けたら大変身(写真下)。一体何があったのか。よほど言いたくない理由があるのでは…
 多額の事務所費問題の渦中にある赤城徳彦農水相(48)が17日、左顔面の額とほおの2カ所に3−5センチ角のばんそうこうを張って閣議や会議に出席。新潟県中越沖地震の対応に追われる安倍晋三首相(52)らを仰天させた。赤城氏は会見で「大したことはない」を繰り返すだけで、事務所費問題と同様に明確な説明はないまま。29日投開票の参院選を前に、自民党にまたもマイナス材料が加わった。





 無精ヒゲにばんそうこう姿で現れた“渦中の大臣”に、朝の永田町が騒然となった。赤城氏は17日午前8時「第1回食料の未来を描く戦略会議」に出席。平然としていたのは当人だけで、あまりの異様な風体に、隣の安倍首相も思わずボー然と見つめるほどだった。

 同9時からの閣議でも、他の大臣から「どうしたの?」と聞かれたが、赤城氏は沈黙したまま。閣議後の会見では当然のことながら、顔面の理由について「けがをしたのはいつか」「公務中のけがなのか」などの質問が集中した。

 だが、赤城氏は憤然とした表情で「大したことはありません」を7度も繰り返し、明確な説明を拒否。報道陣をにらみつけて大臣室にこもった。記者団の間で「暴漢に襲われたのか」「ストレスでアトピーが発症したのか」などと憶測が飛び交った。

 議員会館の赤城事務所は「病院には行っていない。ひげは伸ばしているのではなく、皮膚がかぶれてそれないからです」と説明。無精ヒゲの伸び具合から、顔面に異変が出たのは1日半ほど前ではと推測される。

 赤城氏は13日夕に外遊先から帰国。成田空港で会見を開いた際には、顔に傷は付いてなかった。14日からは3連休。本来なら参院選の応援演説で登場し、異変に気付かれていたはずだが、誰からもお呼びがかからず、この日の“サプライズ”となってしまった。

 結局、赤城氏は「公務ではありません。私は肌が弱いので、かぶれたのかもしれません」とのコメントを発表したが、疑惑は残ったまま。自殺した松岡利勝前農水相の後任として、48歳の若さで初入閣。事務所費問題の火消し役になるはずが、自らも茨城県筑西市の実家を事務所として届け、8年間で計約7600万円の経常経費を計上していたことが発覚。火に油を注いでいる赤城氏。事務所費問題の領収書に続く“非公開”で、またまた自民党の足を引っ張ったようだ。

1684片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/18(水) 10:39:21
大仁田厚参院議員が自民党に離党届を提出「悔いはない」
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200707/sha2007071803.html

 参院選に出馬せず政界引退する自民党の大仁田厚参院議員(49)が17日午前、党本部に離党届を提出した。今後は「選挙に行こうキャンペーン」として、政党に関係なく参院選候補者の応援のため全国を回る。

 大仁田氏は「自分なりに頑張ってきたので悔いはない。応援したい候補者のところに行く」といい、意中の候補として東京選挙区の川田龍平候補を上げ「共鳴するところが多い。シンプルで真っすぐなところがボクに似ている」。18日に札幌入りし、北海道選挙区の多原香里候補の応援に駆けつけ、新党大地の鈴木宗男代表、歌手の松山千春とトリオでファイヤー!と叫ぶつもりだ。

1685片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/18(水) 10:45:15
さつき氏“タカビー”一転土下座でお願い
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070717-228170.html

 自民党広報局長の片山さつき氏(48)が16日、滋賀選挙区の山下英利氏(54)の集会に応援弁士として出席し、土下座して出席者に年金問題などへの謝罪と山下氏支持を訴えた。

 片山氏は大津市内3カ所で行われた山下氏のミニ集会に出席。各会場約50人の前で社会保険庁の裏話などを遠州弁を織り交ぜて話し、最後は床に額をこすりつけて土下座。支援を要請し、年金問題を謝罪した。片山氏は「年金問題などで迷惑もかけてるし、有権者の方には土下座して謝るしかないでしょ?」とこともなげに、笑顔すら浮かべて言った。

 “タカビー”な発言がたびたび話題になり、民主党野田佳彦氏(50)からは「前原誠司代表をコイツ呼ばわりした」と非難された片山氏の土下座。「何とかなるでは甘い。党からも『何とかしてこい』と言われた」という土下座姿には気迫すら漂っていた。

[2007年7月17日7時20分 紙面から]

1686片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/19(木) 12:07:47
思い込みでできています。

参院選後の政界再編視野 清和会VS経世会 浮かび上がる怨念の構図 
7月19日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000084-san-pol

 参院選の投開票日(29日)まで残り10日間となり、自民党の安倍晋三首相(総裁)と、民主党の小沢一郎代表の政権をかけた戦いの色が濃くなりつつある。そんな中で浮かび上がるのが、故福田赳夫元首相が創設した旧清和会(清和政策研究会、町村派)と、故田中角栄元首相の流れをくむ旧経世会(平成研究会、津島派)の40年近い「怨念(おんねん)の構図」だ。ジワジワ現実味を帯びてきた参院選後の政界再編も、実態は「政党の衣をかぶった派閥抗争」と言えなくもない。

 旧経世会の末裔(まつえい)である小沢氏に対し、敵意むき出しなのは小泉純一郎前首相だ。

 「小沢さんは、田中派の全盛時代に主流派で力を振るった人だ。鳩山由紀夫幹事長も同じだ。それが野党の党首として自民党を追及しているんだから何が何だか分からない」(6月26日、横須賀市)

 「小沢さんはかつて主流派にいたとき、私は反主流派だったが、小沢さんらの方が『自民党はダメだ』と出ていったんじゃないか」(7月7日、京都市)

 福田赳夫氏に長く師事した小泉氏の旧経世会への怨念は根深い。平成3年には、経世会打倒を狙って加藤紘一元幹事長、山崎拓元副総裁と「YKK」を結成。首相就任時のスローガン「自民党をぶっ壊す」も実は「経世会をぶっ壊す」がホンネだったといわれる。

 森喜朗元首相も小沢批判の急先鋒(せんぽう)の一人。17日も盛岡市で「小沢さんは改革の名の下で自民党を出て、新党を作っては壊し、作っては壊し…。小沢氏の言う政界再編なんて今までやってきたことを繰り返すだけだ。改革なんてできない」と吐き捨てた。

 昭和45年の角福戦争以来続く経世会と清和会の怨念は根深い。経世会が権勢を振るい、旧清和会が辛酸をなめる構図が長く続いたが、平成12年に森氏が首相就任以後は立場が逆転。旧清和会は、小泉、安倍と3代続けて首相を輩出し、国会議員88人(首相、幹事長を除く)を擁する自民党最大派閥となった。一方の津島派は81人の大所帯だが、現職閣僚はゼロでかつての勢いはない。


 ところが、年金問題で民主党が勢いを持つと様相が一変した。小沢氏は「14年前に1度失敗したので、今回こそは何としても成功させたい」(1日、党首討論)と政界再編に強い意欲を表明。参院選で与党が過半数割れしても政権交代は不可能だが、「小沢氏は参院選を機に自民党内の反主流派に手を突っ込み、政権を奪取する腹だ。狙いは清和会包囲網にある」(閣僚経験者)との見方が強い。小泉氏が活動を活発化させたのも、この動きを察知したからだとされる。

 自民党内にも清和会への反発はあるだけに、参院選で自民党が敗北すれば、このシミュレーションは現実味を増す。カギを握るのは、かつて旧経世会とともに主流派の一角を占めてきた故池田勇人元首相の流れをくむ旧宏池会系(古賀派など)の存在だ。

 現在は古賀、谷垣、麻生の3派に分裂し、麻生太郎外相、丹羽雄哉総務会長らが安倍首相と盟友関係を結ぶ一方、古賀誠元幹事長と谷垣禎一前財務相は政権に距離を置く。かつて宏池会を率いた加藤氏も水面下で民主党議員と頻繁に接触するなど、旧宏池会が旧経世会と旧清和会両派の間で揺れ動く構図も変わっておらず、参院選後の政界再編を視野に入れた動きを続ける。

 一方、民主党内にも、反小沢勢力が少なくなく、小沢氏の思惑通りに政界再編が進むかどうかは微妙だ。自民党も中選挙区時代の派閥抗争を知らない議員が多数派となっており、「親分同士の権力闘争につきあうのはまっぴら」(自民若手)という冷ややかな声も上がる。

1687片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/19(木) 12:09:10
赤城農水相、17日から顔に張っているガーゼなどの原因について「まだわかりません」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070719/20070719-00000635-fnn-pol.html

赤城農水相が18日、農水省でカメラの前に姿を見せた。
赤城農水相は、何やら上機嫌な様子で、「前は自己、素人療法というか。ガーゼ張ったから大げさになったかもしれないけど、肌色にすれば目立たなくなったでしょう」と話した。
しかし、17日から顔に張っているばんそうこうやガーゼの原因については、「まだわかりません」とだけ答え、いまだ謎は残ったままとなっている。

1688片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/19(木) 12:09:38
自民党 カネの流れを資金管理団体に集中と内規
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070718/20070718-00000043-ann-pol.html

 赤城農林水産大臣の事務所費問題を受けて、自民党は、政治資金の流れを資金管理団体のみに集中させることを党の規定で定める方針を固めました。

 先月に成立したばかりの改正政治資金規正法では、資金管理団体の5万円以上の経常経費に領収書の添付を義務付けましたが、それ以外の政治団体は規制の対象外です。そのため、問題となっている赤城大臣の資金の流れは明らかにならず、「ザル法」との批判が強まっていました。これを受けて、自民党は、政治団体の経常経費にも領収書添付を義務付けることを検討しました。しかし、党内の抵抗が強く、結局、金の流れを資金管理団体に集中させることのみを内規で定めることになりました。すでに持っている政治団体の廃止は求めず、また、罰則規定もないため、資金の透明化にどれだけ効果があるかは不明です。

1689片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/19(木) 20:56:44
2007/07/19-19:44 ガーゼの下は吹き出物=「無愛想な対応を反省」−赤城農水相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007071900996

 赤城徳彦農水相は19日夕、記者団に対し、17日の閣議や記者会見などに左顔面の額とほおの2カ所にガーゼ類を張って臨んだ理由について、「吹き出物が出たため」と、さばさばした表情で説明した。
 17日の会見では、農水相が説明をかたくなに拒んだため、さまざまな憶測が飛び交った。この日は一転して「(16日までの3連休中に)突然、こういうことになった。ぶざまな姿を国民にさらすことになり、ショックだった」と釈明。そのうえで「会見での無愛想な対応を反省している」と述べた。
 農水相によると、自身は従来肌が弱く、同相就任前にも、吹き出物が出たためガーゼなどを張って知人の披露宴に出席したことがある、という。19日に国会内の医務室で治療を受け、「快方に向かっている」という。

1690片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/19(木) 21:57:48
自民党候補応援時、総務相「懇談」へ 県連、出欠確認
2007年07月19日 朝日岩手
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/iwate/TKY200707190139.html

 自民党県連が18日、菅義偉・総務相が参院選や衆院1区補選の自民候補の応援で岩手入りするのに合わせ、大臣と県内市町村の首長や議会議長との懇談会を予定し、出欠の回答を求める文書をファクスで送っていたことがわかった。文書には「地方分権・地方行政のあり方等について親しく懇談する会」とあるが、開催日時と場所は自民候補の個人演説会が予定されている。公告示日以降の要請だけに「露骨な人集めではないか」と関係者からは戸惑いの声が上がっている。
自民党県連が送った文書


 ある町の副町長は「自治体にとっては、踏み絵のような内容。断れば、交付税削減のような『不利益』が出ないかと考えてしまう」と言う。また、ある市議会議長は「公示後にこうした要請は初めて聞いた。自民党がよほど苦しいという証左なのでは」と話した。

 同県連によると、懇談会は自民候補の個人演説会の会場で予定され、候補のあいさつや紹介などの後、菅総務相との懇談会に移るという。菊池勲会長は「出席を強制しているわけではないので、違法ではない。せっかく大臣がいらっしゃるので、市町村長から意見を言える場を作るという趣旨だろう」としている。

1691片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/20(金) 08:45:14
早川忠孝

何故、国民の間にこんな破壊衝動が生まれたのか
http://ameblo.jp/gusya-h/day-20070719.html

最近のマスコミ報道によって自民党に対するマイナスイメージがますます増幅されてしまった。

ちょっと手がつけられない。



和光市駅で晩の駅頭をしているときに、これで自民党は終わりだ、と捨て台詞を吐き出すようにして脇を通り過ぎた男性がいた。



何故こんなに自民党に対する悪感情を露にする人が現れるようになったのか。

単なる嫌悪感ではなく、敵意といったものさえ感じる。

平成8年以来駅頭に出て挨拶を続けているが、たしか橋本内閣のときだと思うが、朝の挨拶をする私に向かって、自民党は嫌いだ、これまで自民党に投票してきたが今度は共産党に投票する、などと通りすがりに叫んだ人がいたが、あのときより酷い。



昨日の晩は、朝霞駅で夜の駅頭をしていたところ、何故早川さんは自民党を離党しないのですか、などと、まるで現在の自民党の存在そのものが悪いかのような議論をする人までいた。

なにか多勢に無勢の感じである。



古い自民党から新しい自民党に生まれ変わってきている、ということを、いくら丁寧に説明しても聴く耳が無い。

私は仕事をするために衆議院に議席を頂戴した。なんでも反対の評論家になるわけには行かない、と言っても納得しない。



与党でなければ、創る仕事はできない。

小泉内閣と安倍内閣は、官僚依存、官僚支配の日本の政治システムを大きく変えてきた。

この改革を後戻りさせてはならない。

改革を加速することで、一人ひとりの国民の可能性を最大限に引き出すことができる、柔軟でしたたかな国に日本を作り変えていかなければならない。



などと、口を酸っぱくして説明しても、分かろうとしない。



そんな口車には絶対に乗らないぞ、といった風情である。

自民党内閣をぶっ壊したい、といった破壊衝動が一部の国民の間に醸成されてきているようである。

庶民が一揆を起こしたくなるほど、誰かがとんでもない悪いことをしたのだろうか。



このままでは、日本は壊れていく。

これでは、自民党の公認を得て、懸命に参議院選挙を闘っている候補者が気の毒である。

一生懸命に仕事をしている安倍内閣が、可哀想である。

1692片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/20(金) 10:09:40
赤城農相、原因は「吹き出物」
顔の傷について記者の質問に答える赤城農相 [写真を拡大]
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070719-OHT1T00230.htm

 「疑惑」を呼んでいる顔の傷について、赤城徳彦農相は19日、「吹き出物の一種です」と原因をようやく明らかにした。前回の会見で説明を避けたことについて「ぶざまな姿をさらすのがショックで無愛想になった」と陳謝。事務所費問題に続いて「説明責任」を問われていただけに、幕引きに躍起だった。

 農相は、この日、フランスの農業・漁業相と電話会談後の会見の際、顔の傷について説明。今月14日からの3連休中、顔に吹き出物ができたため、手近にあったガーゼを「自分で張った」と説明。肌が弱いためにひげそりも控え、無精ひげとなったという。

 国会内の皮膚科で、この日、診断も受けたといい、顔には白いガーゼに替わって肌色のばんそうこうが張られ、無精ひげもそられていた。農相は笑顔も浮かべ「快方に向かっている」と強調した。

(2007年7月19日19時51分 スポーツ報知)

1693片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 06:28:28
政治資金:一本化「事務所費のみ」自民・中川幹事長が示唆
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070721k0000m010107000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は20日、佐賀市内の街頭演説で、「政治とカネ」問題を受け、政治資金の収支を資金管理団体に一本化するよう党の内規で定める方針について、一本化は事務所費に限定する可能性を示唆した。安倍晋三首相は政治資金をすべて一本化するよう指示しているが、党内には複数の政治団体を持つ議員が多く、すべての一本化には反発もあるため配慮したとみられる。

 中川氏は「できる限り一本化するか、連結的に事務所費を公開したい」と語った。具体的には、国会議員が関係する政治団体の事務所費に限り、資金管理団体の政治資金収支報告書に一括して計上するなどの案がある。

 政治資金の支出には、事務所費などの経常経費のほかに、選挙関係費など議員の活動に直結する政治活動費があるが、活動費は一本化の対象外となる。【渡辺創】

毎日新聞 2007年7月20日 21時52分

1694片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 07:23:59
赤城「吹き出物の一種です」やっと説明も身内から批判
伸晃「説明が悪い」と批判
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007072012.html

ヒゲ面でガーゼが痛々しかった赤城徳彦農水相。事務所費問題ではいまだに領収書を出そうとしない
 謎の顔面絆創膏問題で揺れる赤城徳彦農水相。暴漢、夫婦ゲンカ、アトピーなど諸説流れるなか、19日になって、ようやく本人が原因を「吹き出物の一種です」と明かした。ただ、事務所費問題も棚上げにされたままで、身内からも批判の目にさらされている。

 「ジキルとハイド」を思わせる全くの別人だった。赤城農水相は、前回会見(17日)で「大したことありません」と記者をにらみつけながら説明を拒んだことに、まずは「ぶざまな姿をさらすのがショックで無愛想になった」と笑みを浮かべながら謝罪した。

 3連休中に顔に吹き出物ができ、「自分でガーゼを張った」と説明。「皮膚が弱く、ふだんからカミソリで血だらけになる」「地元の披露宴に絆創膏を張って出て、恥ずかしい思いをしたこともある」などと憶測の払拭(ふつしよく)に躍起だった。

 だが、それなら初めから説明すればよく、「疑惑はまだ晴れていない」(永田町関係者)との声は尽きない。

 “身内”である高市早苗沖縄北方担当相は19日、沖縄県内での街頭演説で「ゲタをはいてこけて顔を打ったとでも言えばいいのに、もごもご言っている間に大きなニュースになった。『何か隠しているのでは』と皆さん想像を膨らませているのでは」とあきれ顔。

 本題の事務所費問題についても、鳥取県米子市内で講演した自民党の石原伸晃幹事長代理=写真左=が「説明が悪い。法律にのっとってやっているというがそれは当たり前。のっとってやっていなければ捕まってしまう」と批判した。顔面の傷は小さくなっても、自民の痛手は簡単に癒えそうもない。

ZAKZAK 2007/07/20

1695片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 07:37:00
自民惨敗、退陣現実味…ポスト安倍に麻生vs福田
福田は地元で“足場固め”
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007072027.html

 「天下分け目」の参院選(29日投開票)で、自民党の苦戦が伝えられている。「自民惨敗」なら、安倍晋三首相の退陣が現実味を帯びるため、永田町では早くも「ポスト安倍」の話題が囁かれ始めた。麻生太郎外相(66)を本命視する声は根強いが、ここにきて政治路線で“反安倍”の福田康夫元官房長官(71)の存在がクローズアップされている。すべては参院選の結果次第だが、麻生vs福田の暗闘が切って落とされる。

 衝撃的な数字だった。朝日新聞が20日、1面で伝えた参院選序盤の情勢調査は、自民党に改めて極めて厳しい現実を突きつけた。

 「自公、過半数割れも」との見出しはともかく、党派別で獲得議席を推計した表は、自民関係者も目を見張るしかなかった。議席推計で自民党「33〜41〜47」、公明党「6〜10〜13」、民主党「50〜57〜63」となっていたのだ。

 つまり自民党は41議席を基準にして、最悪なら「33議席」という大惨敗の数字だった。仮に、「30台」なら、自民党関係者も「安倍首相は即死となり、退陣に追い込まれるだろう」と危惧しており、「安倍退陣」に直結しかねない。

 今回の参院選で、与党は過半数(122議席)を獲得するには64議席が必要で、公明13議席獲得を前提とすれば、51議席が勝敗ラインとなる。

 朝日の最悪数字はともかく、安倍首相周辺も「40台後半なら御の字」と漏らし、橋本内閣が退陣に追い込まれた98年の参院選のときの「44議席」を下回った場合、「何が起きてもおかしくない」(自民党関係者)のが実情だ。

 こうしたことから、安倍首相と福田氏の出身派閥、町村派の有力筋は「ポスト安倍」として、「麻生氏は、内閣の一員として安倍首相のよき相談相手になっている。安倍内閣が退陣するような事態となれば、麻生氏も一蓮托生(いちれんたくしょう)で責任を負わされることになる。そうなれば、うちの派閥は福田氏をかつぐことになるのではないか」と明かす。

 福田氏は昨年の総裁選の際、世論調査で安倍氏に次ぐ人気を誇った。安倍、福田両氏は父親の時代から“因縁”があり、康夫氏の父、福田赳夫元首相が派閥のトップを晋三氏の父、晋太郎氏になかなか譲らず、晋三氏が苦々しく思ったという経緯がある。対アジア外交でも晋三、康夫両氏は対極にある。

 安倍首相と福田氏の“不仲”は永田町でも広く知られ、「小泉政権の福田官房長官、安倍官房副長官の時代から亀裂は深まっていった」(官邸関係者)。だからこそ、「安倍氏がダメなら逆バリの福田氏だ」(町村派)という見方を強める結果となっている。

1696片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 07:37:21
 福田氏の最近の動向は、22日投開票の群馬県知事選に付きっきりという。知事選は、現職で保守系無所属の小寺弘之氏(66)と、自民公認で新人の大沢正明氏(61)が激突し、保守分裂選挙となっている。

 福田氏は大沢氏の選挙対策本部長を務めているが、目下の情勢は「小寺氏ややリード」とされる。仮に大沢氏が負ければ、福田氏の地元の影響力は地に落ちてしまいかねない。このため、「福田氏は自分の選挙のときより一生懸命やっている」(自民党関係者)。

 その福田氏の姿に、自民党有力筋からは「大沢氏を勝利に導き、足元(群馬)を固めることで、安倍内閣が退陣した場合、地元から福田氏登板という声が強く上がることを期待しているのではないか」との見方も出ている。

 “足場固め”優先を裏付けるかのように、福田氏は他県の参院選候補者の応援を断っており、知事選終了後の22日以降も、今回の参院選で比例代表から出馬している群馬が地盤の上野公成元官房副長官(68)の応援に専念する。

 前出の有力筋も「大沢氏と上野氏を当選させれば中央政界でも福田株は一気に上がる。しかし、大沢、上野両氏が負ければポスト安倍の芽は完全になくなるだろう」と指摘する。

 地元にベタ張り中の福田氏とは対照的に、麻生氏は昨年の自民党総裁選の際、東京・秋葉原の演説で「オタク」を中心に人気が急上昇し、参院選では候補者からの応援依頼が殺到。連日、全国を駆けめぐっている。

 麻生氏独特の毒舌が人気の秘訣だが、19日に富山県内で行った講演では、国内外の米価を比較する例え話として、「7万8000円と1万6000円はどちらが高いか。アルツハイマーの人でも分かる」と発言。野党は早速、「安倍内閣は失言が止まらない」と攻撃している。

 安倍政権下で冷や飯を食わされている谷垣派などの宏池会グループには首相に対する不満がくすぶり、「安倍退陣」なら政治信条も近い福田氏を担ぐ可能性がある。一方で、麻生派も宏池会の流れを汲む。

 最終的に「ポスト安倍」の帰趨を決めるのは最大派閥の町村派となりそうだが、「福田氏より麻生氏の方が国民的人気があり、思想的にも安倍首相に比較的近い」(自民党筋)との声もある。

 「ポスト安倍」をめぐる暗闘は選挙後、一気に本格化する。

ZAKZAK 2007/07/20

1697片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 07:42:41
加藤氏 首相の被災地入りは“票目当て”
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/07/21/03.html

 自民党の加藤紘一元幹事長は20日、TBSのテレビ番組収録で、安倍晋三首相が新潟県中越沖地震の当日に被災地入りしたことについて「担当閣僚を派遣するのが本来の第一歩で、首相は官邸に居て指示を出すのが良い対応だ」と苦言を呈した。同時に「選挙期間中でなかったら、そういう対応をしたと思う」と述べ、参院選目当ての対応との見方を示した。

 またCS放送朝日ニュースターの番組収録では、参院選の情勢に関し「衆院選で自民党に(議席を)与え過ぎたので参院選で調整しようという雰囲気がある上に、首相が強い個性を出そうと強引に法案を通したので“やはり少し減らさないと”となった」と分析した。
[ 2007年07月21日付 紙面記事 ]

1698片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 07:53:52
舛添氏が麻生発言に不快感「もう少し気を付けてほしかった」
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200707/sha2007072104.html

麻生発言を「気をつけてほしかった」と指摘した舛添氏(右)(左は片山幹事長) [写真を拡大]
 自民党の舛添要一参院議員(58)が20日、麻生外相の「アルツハイマー発言」について「もう少し、気をつけてほしかった」と不快感を示した。

 舛添氏はこの日、岡山選挙区の片山虎之助・参院幹事長(71)の応援で、岡山市内で街頭演説を行った。舛添氏は7年前に亡くなった母が晩年、認知症を患った経験があるが「似た症状の母の面倒を見た立場として、麻生氏の発言は軽いと感じた」と言葉を選びながら語った。

 22日に大阪で麻生氏と街頭演説を行うが、「壇上で麻生氏に注意するつもりはないが、『発言はもっと慎重に』ぐらいは言うかも」と述べた。

(2007年7月21日06時02分 スポーツ報知)

1699片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 23:34:20
前農水相問題で発言、撤回〜山本農水副大臣
 自殺した松岡前農水相の事務所費問題について、山本拓農水副大臣は20日の講演で「本人から芸者の花代として使ったと聞いた」と発言した。しかし、その後、不適切な発言だとして撤回している。

 「前の松岡さんだってね、事務所500万の使い道…たいした話じゃない。本人に聞いたが、もう死んじゃったし。新聞記者がいるか知りませんが、死んじゃったから…『何に使ったの』と言ったら、あの人、昔から『赤坂で大臣になったら飲ませる』と、赤坂の芸者に行く際に…20万、30万って花代だけど…花代は領収書がくれんのですよ。それを事務所費で払っていたという話だった」−これは山本副大臣が20日、地元の福井・坂井市で開かれた演説会で述べたもの。

 この発言の真意について、山本副大臣は21日、「きのうの発言を含めて…ウソというか、ウソをついた覚えはないけども、発言は適切じゃなかったということで、誤解を受けるということで取り消させていただきたい」と説明した。

[21日20時23分更新]

1700片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/21(土) 23:34:44
加藤氏、党内で新集団結集の考え
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070721/20070721-00000023-jnn-pol.html

 自民党の加藤元幹事長はTBSテレビ「時事放談」の収録で、「参議院選挙の後は政治が混乱する」との認識を示し、リベラルを旗印に、自民党内で新たな集団の結集をめざす考えを示しました。

 「政治がかなり混乱すると思います。その時に、自民党の中でも全体でも必要なことは、グループがつく、離れる、旧宏池会が良かったね、悪かったね、というよりも、考え方のグループが固まるということじゃないでしょうか」(自民党、加藤紘一 元幹事長)

 加藤氏はこのように述べた上で、「今こそリベラルという考え方が重要だ」と強調し、参議院選挙の後で、リベラルを旗印に新たな軸の議員の結集をめざす考えを示しました。(21日10:38)

1701片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/22(日) 10:08:05
【参院選2007 三重ニュース】
柳沢氏招かれざる人? 記者閉め出し、候補者同席せず
2007年7月21日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/mie/CK2007072102034477.html

 参院選三重選挙区(改選数一)の自民新人小野崎耕平さん(37)=公明推薦=を応援するため、柳沢伯夫厚生労働相が二十日、三重県入りした。しかし、「女性は産む機械」発言や年金記録不備問題などで“不人気”な助っ人とあってか、候補者は同席せず、記者を一度は閉め出す厳戒ぶりだった。

 柳沢氏が演説したのは四日市市内の三会場。最初の演説会場となった富洲原地区市民センターでは、地元の平田耕一衆院議員=比例東海=があいさつ。柳沢氏が会場入りすると、取材中の本紙記者に「今日の演説会はクローズ(非公開)だ」と退席を指示した。「事前に取材要請がなかったため」という。

 最後の会場になって、記者に会場入り口での取材を認めた。柳沢氏は、年金問題について「私の在職中にこんな問題になってしまって申し訳ないが、安倍さんの指示で一生懸命やっている」と釈明。「皆さんには少しでも逆風をはね返す力になってほしい」と訴えた。

 柳沢氏が最初の演説会場に立ったころ、小野崎さんは六十キロ以上離れた名張市内の演説会場にいた。

 前日まで三会場とも出席する予定だったが「柳沢氏と一緒に演説するのは逆効果のおそれがある」という声があり、陣営関係者が配慮して予定をキャンセルしたという。

 当の小野崎さんには、柳沢氏の応援は知らされておらず、自分の演説場所が変更になったことについて「別の地域のてこ入れのために予定が変わったと思っていた」と話した。

1702片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/23(月) 13:43:09
農水副大臣の「花代」発言、塩崎長官「悪すぎる冗談」
2007年07月23日12時33分
http://www.asahi.com/politics/update/0723/TKY200707230276.html

 塩崎官房長官は23日午前の記者会見で、山本拓農水副大臣が自殺した松岡利勝前農水相の事務所費問題を「芸者の花代として使ったと聞いた」などと発言し、「冗談」として撤回したことについて、「悪すぎる冗談だ」と批判した。副大臣担当の下村博文官房副長官を通じて「こういった発言を二度としないように」と厳重注意したことを明らかにした。

 また、塩崎氏は新たに指摘された赤城農水相の関連政治団体の事務所費問題について「政治家としての活動であり、政府としてコメントは差し控える」と語った。

1703片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 07:48:19
自民各派、選挙応援でも勢力争い・囲い込みに布石
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070724AT3S1900S23072007.html

 自民党各派が参院選後の勢力争いをにらんだ選挙運動を展開している。目立つのは参院で最大勢力の津島派と2位の町村派で、現職はもちろん新人候補を大量に応援し、参院選後の囲い込みに布石を打つ。もっとも年金問題などで党全体に逆風が吹くなか、自派閥の伸長にばかり目配りをする余裕がないのも実情だ。
 「衆院議員も自分の選挙と思って対応しなければならない」。津島派の参院選対策本部長である額賀福志郎会長代理は檄(げき)を飛ばす。参院で実権を握る青木幹雄参院議員会長、片山虎之助参院幹事長が所属するだけに、参院最大勢力の維持は至上命題だ。
 ただ「総裁派閥」から離れて久しい同派にかつての勢いはない。例えば引退する佐藤泰三氏の後継候補である埼玉選挙区の古川俊治氏は町村派入りが濃厚とされる。
 町村派は現職、新人合わせて17人を支援する。比例候補の地元である群馬県に森喜朗元首相、小泉純一郎前首相らが相次いで応援に入るなど、参院でも最大勢力をめざす。
 他派は勢力維持に躍起だ。古賀派の古賀誠会長は18日、山形県鶴岡市を訪れ、谷垣派の支援候補を応援した。谷垣派の谷垣禎一会長も先週末に山口、広島などで古賀派の候補者を応援。互いに支援し合う両派だが、勢力拡大となるかは不透明だ。

1704片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 08:17:07
百合子沖縄防衛大忙し…組織固めとゲリラ演説展開
「テレビより美人」の“追い風”も
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007072301.html

候補者らとともに、かりゆし姿で街を練り歩く小池氏=22日午後、那覇市内
 参院選で大苦戦が伝えられる自民党で、「逆転のジャンヌ・ダルク」として全国から応援演説に引っ張りだこの小池百合子防衛相(55)。選挙戦ラストサンデーの22日は午後から沖縄入りし、防衛関係者などの組織を固める一方で、狭いアーケード街のど真ん中で街頭演説を行うゲリラ戦を展開した。いまもっとも注目される“女将軍”の援軍模様をリポートする。

 【午前6時半】

 鹿児島県内のホテルで起床。前日21日は早朝から熊本と鹿児島の両県を駆け回った。ともに与野党の勝敗を分ける1人区だが、厳しい情勢。床についたのは日付が変わった22日午前0時すぎだった。地元紙に目を通し情報収集。朝食は刺し身などの海産物でヘルシーに。

 【午後1時10分】

 鹿児島で来客をこなし、那覇空港到着。沖縄も1人区で自民候補が大苦戦。沖縄担当相の経験もあり、24回目の訪問だけに、「もうわたしはうちなんちゅ(=沖縄人)扱い」と自称する小池氏にかかる期待は大きい。クールビズの提唱者らしく、白い「かりゆしウエア」に黒いパンツ姿。まずは糸満市にある国立沖縄戦没者墓苑に向かう。選挙運動とは無関係だが、防衛相として太平洋戦争の犠牲者に向かって「心から敬意を表します」と胸中ひそかにつぶやき、献花した。

 【午後3時】

 那覇市内で仲井真弘多知事と会談し、米軍基地問題を協議。移動中もスタッフとの打ち合わせや電話の応対に追われ、昼食を取るのをすっかり忘れた。「ダイエット中だからいいか。私もビリーズブートキャンプに入隊しようと思っているんだけど、防衛相になったから、“教官”はたくさんいますね」

 【午後4時15分】

 4時から県庁近くの広場で街頭演説する予定だったが、高校生らによるダンスパフォーマンスイベントとバッティングしキャンセル。那覇市を代表する商店街「国際通り」を、自民党候補者とともに手を振りながら練り歩き、途中で小売店が雑然と並ぶ那覇市の名物アーケード街「平和通り」に入った。途中、ゴーヤジュースを購入。「にがーい」と顔をしかめていたが、この日は33度の暑さ。ストローを3回くわえるだけで飲み干した。

 【午後4時30分】

 アーケード街のど真ん中の交差点、観光客や若者向け衣料品店の前で街頭演説を開始。狭い空間に70人近くが集まり、通行止め状態に。「大勢集まる広場よりも、こういうとこのほうが得意なのよ」という小池氏。「かりゆし、売れてますか?」と店に向かって語りかけて聴衆を引きつけ、「観光や情報産業など、沖縄の特性を生かして雇用をつくり、経済をしっかりさせましょう」と支持を訴えた。

 女性初の防衛相として注目が集まるが、「沖縄には米軍でこれまで負担をかけてきた。負担軽減、安全安心を守る、抑止力をつくるという観点から、米軍再編を進めていきたい」。応援演説後、300メートルほど練り歩き、店員や通行人らと握手。「テレビより美人だなぁ」(50代男性)という声も聞こえた。

 【午後7時25分】

 組織固めのため、観光協会関係者や防衛関係者との会合を開き、飛行機で羽田に向かう。

 

 沖縄には約6時間半という短い滞在時間だったが、小池氏は「(世論調査で情勢は)厳しいけど、これから反転攻勢。民主党がいいっていう人あまりいないでしょ。安倍政権の政策を訴えていく」とフル稼働を宣言。疲れが心配だが、「いまのとこ大丈夫。でも、今日は泥のように寝ます」と笑顔を見せた。

ZAKZAK 2007/07/23

1705片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 08:19:09
福田天下獲り残った…群馬県知事選で新人当選させ
参院選応援要請すべて断り地元にベタ張り
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007072330.html

群馬県知事選で大沢氏を勝利(22日午後10時20分、前橋市内)させた福田氏(右)。この勢いで天下獲りを狙うか
 群馬県知事選で22日、自民党新人で元県議会議長の大沢正明氏が、5選を目指した現職の小寺弘之氏を破って初当選した。その大沢陣営の選対本部長を務めたのが福田康夫元官房長官(71)。激烈な保守分裂選挙を制したことで、「ポスト安倍」を狙う福田氏の存在感も強まりそうだ。

 1万2801票差。同県知事選では僅差といえるが、この勝利は福田氏にとって大きい。

 参院選(29日投開票)で自民党が歴史的大敗北を喫し、安倍晋三首相が責任を取って退陣した場合、「大接戦で公認候補を勝利に導き、足元をガッチリと固めた福田氏に対し、地元などから擁立論が浮上するのでは」(自民党有力筋)といわれているのだ。

 そのためか、福田氏は参院選候補の応援要請をすべて断り、地元・群馬にベタ張りして、「自分の選挙より一生懸命やっている」(自民党関係者)といわれるほど知事選に専念していた。

 同じ派閥(町村派)に所属するが、アジア戦略をめぐる考え方や政治手法の違いから“不仲”といわれた安倍首相と福田氏。1年前には「ポスト小泉」をめぐって牽制(けんせい)し合っていたのは記憶に新しいところ。

 最終的に、安倍首相が派閥横断的な応援団に担がれる形で総裁選出馬を表明したため、世論調査で2位につけていた福田氏は出馬を断念したが、「天下獲りの意欲は消えおらず、虎視眈々と狙っている」(地元有力筋)。

 現時点で「ポスト安倍」候補としては、国民的人気を誇る麻生太郎外相(66)が最有力視されている。

 しかし、麻生氏は安倍内閣の閣僚として連帯責任を負いかねないうえ、安倍首相と政治的スタンスが近いため、党内には「対極的立場にいる福田氏の方が、国民に『自民党は変わった』とアピールしやすいのでは」(中堅)という見方もある。

 現に、町村派の重鎮である森喜朗元首相が内々で「福田後継案」を派内に打診したとされる。だが、「予想外に福田後継案への反発が大きく、森氏は『派が分裂しかねない』と感じて引っ込めたという。党内でも、福田氏を担ぐ可能性があるのは加藤紘一元幹事長や山崎拓元副総裁ぐらいで、どれほど広がりが出てくるか不明だ」(自民党事情通)

 首相官邸への道はまだまだ山あり谷ありの福田氏だが、今回の勝利で一歩近づいたのは間違いなさそうだ。

ZAKZAK 2007/07/23

1706片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 08:19:47
大仁田民主応援反則ワザ…かつての“乱闘”相手応援
自民離党届まだ受理されず
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007072329.html

 自民党に離党届を提出した大仁田厚参院議員(49)=写真=が22日、かつて国会で壮絶な“乱闘”を繰り広げた、新潟選挙区の民主党森裕子氏(51)の応援に駆けつけた。大仁田氏は離党届を出したといってもいまだ自民党員。この“反則ワザ”。果たして大丈夫なのか。

 妙な光景だった。「6年間の議員生活で一番思い出に残った人。(同じく参議院議員で女子プロレスラーの)神取忍氏よりもオトコを感じた」と大仁田氏が持ち上げれば、森氏は「迫力ある応援は本当にありがたい。泣きそうになった。議員をやめてしまうのが本当に残念」と応じる親密ぶり。かつての壮絶バトルがウソのような“電撃和解”で、デスマッチ王者とミニスカ熟女の異色タッグが繰り広げられた。

 大仁田氏は17日に離党届を提出したが、正式に受理されていない。選挙期間中の民主党候補者支援は、明らかな反党行為で、今後、除名などのペナルティーを課されるのは間違いない。

ZAKZAK 2007/07/23

1707片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 08:36:42
大仁田氏が民主応援…昨日の敵とラストサンデー
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070723-OHT1T00115.htm

“宿敵”と合体した大仁田厚氏と森裕子氏は、安倍首相のポスターの前でポーズ [写真を拡大]
 参院選(29日投開票)のラストサンデーとなった22日、政界引退を表明し、自民党に離党届を提出した大仁田厚参院議員(49)が、かつて国会でつかみ合いの乱闘劇を繰り広げた民主党・森裕子参院議員(51)の応援のため新潟に駆けつけ、「6年間の議員生活で、一番思い出に残る人」と語った。

 議員生活のカウントダウンに入った大仁田氏が、国会の最大のライバルである“女・大仁田”へ熱いエールを送った。

 「大仁田VS森」のバトルが勃(ぼっ)発したのは2003年7月。参院外交防衛委でのイラク特措法案の強行採決の際、森氏はスリットの入ったスカート姿でハイヒールのままテーブルに上り、委員長をガードしていた大仁田氏の髪を引きずり回した。

 因縁の相手の応援に駆けつけた大仁田氏は「デスマッチの王者だった自分に、がぜん、立ち向かってきた。国会に来たら、森さんは男。神取(忍・参院議員)よりも男を感じる」と森氏の“男っぷり”を称賛。「6年間の議員生活で印象に残るベストワンの人は、森さんをおいてほかにいない。どんなに相手が大きくても戦える人は、政治に必要だ」と訴えた。

 大仁田氏から「応援に行く」と連絡が入った際、「最初はエーッと思った」という森氏だが、「こんなにまじめに応援してくれるとは。本当に感動しました」と意外なほど真剣な応援演説に感心した様子。大仁田氏と固い握手を交わし「議員を辞めちゃうのはさみしいね。今度、新潟に来たらいいところに連れて行きますよ」と笑顔を見せると、2人そろって「ファイヤー!」と拳を上げた。

 大仁田氏は、離党届を提出した自民党を「今の自民党はダメ。はっきりしない」と批判。「なぜ、自民党が国会会期を延長して、選挙期間を夏休みにしたか。多くの人が選挙に行けなくなるからだ」と指摘した。ちなみに、大仁田氏が当選した01年参院選の投票日も、7月29日だったが…。

 さらに、自身の「政界引退宣言」と時を同じくして「出馬宣言」したヤンキー先生こと義家弘介氏にも「隠し玉として出馬するらしいけど、教育再生会議って何だったんだ。自民党の候補者育成機関と思われても仕方がない」とかみついた。

 大仁田氏は今後も、非自民議員の応援に全国を駆け回る予定。25日には、福岡で国民新党・亀井静香代表と異色タッグを組むという。

2007参院選

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(2007年7月23日06時05分 スポーツ報知)

1708片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 21:04:36
年金問題は政府に責任 山崎氏、改憲で大連立も
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070724/skk070724005.htm

 自民党の山崎拓前副総裁は24日、福岡市内で講演し、年金記録不備問題について「社会保険庁職員が怠慢なのは間違いないが、社保庁が自民党政府の一部である以上は政府として責任を負わざるを得ない」との認識を示した。

 同時に「前回参院選で約束した各種年金の統合が実現しないまま、5000万件の(未統合の)問題が発覚した」と指摘。「党として、もっと敏感にならなければならない問題だった」と述べた。

 憲法改正問題に関しては「参院の発議に必要な(3分の2の)163議席を、国民投票法が施行される3年後までに、自民、公明両党だけで取るのは不可能。民主党との大連立や政界再編が必ず起こる」との見通しを示した。

(2007/07/24 19:47)

1709片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/24(火) 21:40:52
高市氏「主人の発言、申し訳ない」 「花代」発言で陳謝
2007年07月24日19時12分
http://www.asahi.com/politics/update/0724/TKY200707240523.html

 高市内閣府特命担当相は24日の記者会見で、夫の山本拓農水副大臣が松岡前農水相の事務所費問題について「芸者の花代として使ったと聞いた」などと発言したことについて、「私の主人の発言については本当に、特にご遺族の方に不愉快な思いをさせるもので、大変申し訳ない」と語り、夫に代わって陳謝した。

 高市氏は、相次ぐ要人の失言に「盛り上げようと冗談を言ったり、十分に考えないまま口に出てしまったりということが続いたのかもしれない。責任ある立場としての重みを十分にかみしめて適切に言葉を選ぶべきだ」と語った。

1710片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/25(水) 07:38:48
赤城農相“顔の疑惑”だけ晴れた…診断結果は「毛包炎」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070725-OHT1T00051.htm

 赤城徳彦農相が24日、顔の「吹き出物」が治り、ばんそうこうなしで閣議後の記者会見に現れた。顔に2か所、大きなガーゼを付けて閣議後会見に登場した17日以来、事務所費問題や関連政治団体事務所の移転届け出漏れが報道されて世間の注目を集めていただけに、農相は「トレードマークになってしまい、外すタイミングが難しかった」と苦笑した。

 久しぶりにすっきりした顔で現れた農相は診断結果を「毛包炎」だったと説明。ただ、事務所費問題では、領収書非公開の姿勢を崩さず「ルールに従って公表している」と述べるなど、これまでの答弁を繰り返した。

 農相はまた、農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の官製談合事件を受け松岡利勝前農相が決めた閣僚給与の過去3か月分返納について、引き継がない考えを表明。「林野庁OBが逮捕されたという事態を受けて前農相と農水省幹部がその時点の責任者として自主的に決めたことで、自動的に引き継ぐ性格のものではない」と説明した。

(2007年7月25日06時01分 スポーツ報知)

1711片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/25(水) 07:42:57
高市氏陳謝…夫の失言でとんだ“妻”難
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070725-OHT1T00078.htm

 高市早苗特命担当相が24日、夫で山本拓農水副大臣が故・松岡利勝前農相の多額の事務所費に関し「芸者の花代として使ったと聞いた」と発言したことについて「ご遺族に不愉快な思いをさせるものであり、本人も撤回、謝罪しているが、大変申し訳ない」と陳謝した。閣僚の失言が相次ぐ中、山本氏の「芸者の花代」発言には与党内でも批判が噴出している。高市氏は今月、SPをしていた警部補が痴漢で逮捕されたばかり。連続する“身内の不祥事”に対応を追われる形となった。

 山本氏の問題発言があったのは今月20日。福井県内で行われた会合で、故・松岡氏の事務所費問題に触れ「(松岡氏からは)芸者の花代として使ったと聞いた」と話した。会合後は「冗談だった」などと発言を撤回。だが、自民党内では批判の声が噴出していた。

 これを受け、山本氏の妻・高市氏は記者会見で「(山本氏の発言は)ご遺族に不愉快な思いをさせるものだった」とし、「本人は不適切であったと撤回して謝罪しているが、大変申し訳ないことだったと思っている」と、夫に代わり謝罪した。

 高市氏と山本氏は04年に結婚。仕事で離ればなれでも電話やメールで頻繁に連絡を取り合う熱々ぶりで「政界のおしどり夫婦」として知られていた。だが、会見で高市氏は「うちの主人の場合ですと、副大臣ということでございますが、その重みを十分にかみしめて、適切に言葉を選ぶべきであると考えている」と厳しかった。

 夫の問題発言を妻が改めて謝罪するという異例の事態。背景には相次ぐ閣僚の失言や不手際が選挙戦に致命傷を与えかねない状況がある。久間前防相による「原爆投下はしょうがない」発言、麻生太郎外相による「アルツハイマーの人でもわかる」発言。さらには赤城農相の「事務所費問題」&謎の「顔面ガーゼ」。自民党の選対関係者も「これじゃ参院選は戦えないよ」と嘆く。

 相次ぐ失言を高市氏は「選挙の応援に入って盛り上げようと冗談を言ったり、ムードに流されて十分に考えないまま口に出してしまうことが続いたのかもしれない」と指摘した。

 高市氏といえば、今月2日に同氏のSPをしていた警部補(39)が電車内で痴漢したとして逮捕されたばかり。事件発覚後、高市氏は「大変驚き、心配している。詳細は分からないが、何かの間違いであってほしい」と述べていた。大臣就任以来、そつなく仕事をこなしてきた高市氏だが、身内から足を引っ張られる形になってしまった。

(2007年7月25日06時03分 スポーツ報知)

1712片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/25(水) 11:51:46
“社保庁批判は支持を失う”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/07/25/k20070724000185.html

自民党の山崎前副総裁は、福岡市で講演し、公的年金の加入記録をめぐる問題で、安倍総理大臣や党執行部が、社会保険庁の体質に問題があるとしていることについて、「そのような指摘は国民の支持を失うことになる」と批判しました。
この中で、山崎前副総裁は「年金記録の問題は、社会保険庁の怠慢だといっても、社会保険庁も政府の一部なので、政府として責任を負わざるをえない。サボタージュに明け暮れていた社会保険庁の職員の支持する政党は民主党だと指摘すべきだという意見もあるが、そのようなことばかり話していたのでは、かえって国民の支持を失う」と述べました。また、山崎氏は、北朝鮮問題について、「6か国協議の中に設置されている日朝の作業部会で、詰めた議論が行われていないのは、現在の北朝鮮外交に不十分な点があるからだ。北朝鮮に乗り込んでやるというくらいに、もっと積極的に対話の外交をすべきだ」と述べ、政府の北朝鮮外交を批判しました。

1713片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/26(木) 19:46:54
後藤田議員「ふざけた閣僚の口にばんそうこう張れ」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007072608.html

 自民党の後藤田正純衆院議員(徳島3区)は25日、徳島県阿南市での街頭演説で「自民党は最近、閣僚が変なことばかりやっている。自民党のふざけた閣僚の口にこそばんそうこうを張れ、と言いたい」と述べ、相次ぐ失言を赤城徳彦農相が顔に張っていたガーゼに引っかけて批判した。

ZAKZAK 2007/07/26

1714片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/26(木) 19:47:46
自民、土曜日怖い…“最後のお願い”何か起きる!?
なぜか失態発覚
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007072601.html

赤城疑惑が発覚したのも土曜日だった
 自民党惨敗が予想される参院選。その原因となっている“失態”発覚が、なぜか土曜日に集中している。政府サイドは週明け月曜日の官房長官会見などで釈明や火消しに追われる始末で、党内には土曜日を迎えるのを戦々恐々とする向きも。参院選“最後のお願い”は28日の土曜日となるが、果たして何か起きるのか!?

 「出てくるのは自民党の問題ばかりで民主党には出てこない。しかもいつも土曜日。まるで何かに呪われているようだ」

 こう漏らすのは自民党のベテラン秘書。

 最近判明した“失態”といえば、事務所費疑惑を抱えたまま自殺した松岡利勝前農水相について、山本拓農水副大臣が20日、地元の福井県内で行った講演で、「本人から芸者の花代として使ったと聞いた」と発言。

 山本氏はその後発言を撤回したが、翌21日の土曜日に日本テレビが報じたことで、一気にクローズアップ。松岡問題も再認識される結果となり、ある候補者は「この時期にもういい加減にしてくれ」と嘆いた。

 さらに同日には、赤城徳彦農水相の関連政治団体「つくば政策研究会」が、1997年−2003年の7年間、すでに東京都内のビルから退去していたにもかかわらず、政治資金収支報告書に事務所費など経常経費を約1215万円も計上していたことが、毎日新聞夕刊で判明した。

 そもそも赤城氏の事務所費疑惑は、同氏の政治団体が実体のない両親宅を事務所の所在地とし、多額の経常経費を計上していた事が発覚して一気に火が噴いたが、これを報じたのは日本経済新聞の7日土曜日の朝刊だった。その後、事務所の実体があったかどうかをめぐり、両親が発言を二転三転させたのは記憶に新しい。ちなみに、久間章生前防衛相が原爆投下「しょうがない」発言を行ったのも6月30日の土曜日だった。

ZAKZAK 2007/07/26

1715片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/26(木) 23:24:02
麻生外相の外交は「中国包囲網」 山崎氏が批判
2007年07月26日22時53分
http://www.asahi.com/politics/update/0726/TKY200707260465.html 

 自民党の山崎拓元幹事長は26日、東京都内で講演し、麻生外相が昨年11月に打ち出した外交方針「自由と繁栄の弧」について「対中国包囲網となるので、安全保障の面から言っても適切ではない」と批判した。

 「自由と繁栄の弧」とは、東欧から中央アジア、東南アジア付近にかけた地域の民主主義を発展させるため、この地域を重点的に支援する構想。山崎氏は「貿易立国・日本としては対中関係をますます重視していかざるを得ない。中国包囲網という発想は私は取らない」と語った。

1716片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/27(金) 18:13:00
2007/07/27-17:59 参院選後「ノーサイドで」=自民リーダーは当選9〜7回−森元首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007072700822

 自民党の森喜朗元首相は27日午後、京都市で講演し、参院選後の国会運営に関し「(自民、民主両党が)協力できるテーマはいっぱいある。選挙が終わればノーサイドにして、仲良く日本のために何をやるかということに政治(の方向)を向けていくことが、国民に安心感を持たせることになる」と述べた。
 森氏はまた、「これからの自民党のリーダーはおおむね(衆院)当選9〜7回でずっといく。この辺りがたくさん残っていかないと自民党や日本の政治がおかしくなる」と語った。安倍晋三首相(党総裁)は当選5回だが、将来的にはより経験を積んだベテランが党運営の中核を担うべきだとの考えを示したものだ。

1717片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/27(金) 23:24:17
森元首相:8月1日からバンコク訪問 安倍退陣ないから?
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070728k0000m010116000c.html

 自民党の森喜朗元首相が8月1日から3日間の日程でタイのバンコクを訪問することが27日、固まった。日本留学経験のあるタイ人技術者らが創設した「泰日工業大学」の開校式に出席。スラユット首相らとも会談する予定。自民党苦戦必至の参院選の投開票日から3日後に森氏が外遊することについて、町村派内では「安倍晋三首相の退陣の可能性はないと判断しているのではないか」(中堅)との見方が出ている。

毎日新聞 2007年7月27日 21時51分

1718片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/28(土) 07:49:45
首相続投を織り込み済み?麻生外相、30日からマニラ訪問
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070727ia22.htm

 麻生外相は、30日から5日間の日程でマニラを訪問し、東南アジア諸国連合・日中韓(ASEANプラス3)外相会議やASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議などに出席する。

 外相の公務とはいえ、参院選の翌日の出発となるだけに、党内では「安倍首相の続投を織り込んだ動きだ」という見方が出ている。

 これらの会議には例年、各国外相が出席しているが、代理出席の例もある。ただ、麻生外相は参院選の結果にかかわらず、出席する意向だ。外相の周辺には「安倍首相の進退問題が浮上した場合、日本にいなければ後れを取るのではないか」と懸念する向きもあるが、「日本にいれば、必要以上に『後継に意欲的』と勘ぐられかねない。公務優先の姿勢を示す方が得策だ」と判断しているようだ。

 外相は一連の会議で、北朝鮮の核、拉致問題の進展に向けた関係国の協力を改めて要請する。ARFに出席する予定の北朝鮮の朴宜春(パク・ウィチュン)外相とは、同国が拉致問題で誠意ある対応を見せないため、会談はせず、ARFの議長声明で拉致問題に初めて言及することを目指す考えだ。

(2007年7月28日0時18分 読売新聞)

1719片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/28(土) 08:35:17
森&麻生が外遊 政局のキーマンの不在に憶測飛び交う
7月27日22時17分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070727-00000930-san-pol

 29日の参院選投開票直後、森喜朗元首相と麻生太郎外相が外遊する。与党過半数割れが濃厚の中、政局のキーマンとされる両氏の不在はさまざまな憶測を呼んでいる。
 森氏は8月1〜3日にバンコクを訪問し、泰日工業大学の開校式に出席。参院選が1週間延期になる以前から予定されていたため、変更が難しかったという。
 麻生氏は今月30日から8月3日までフィリピンを訪問。マニラで行われる東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)外相会議、ASEAN地域フォーラム(ARF)などに出席する。中印両国外相などと個別会談も予定している。
 一連の会議では、東南アジア地域との経済連携や朝鮮半島情勢などを意見交換。当初はARFの際に北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の外相会合開催が検討されたが、見送りとなった。
 麻生氏は8月12〜25日にも中東・中南米歴訪を調整中。計画通りに日程をこなせば、8月中に17日間も日本を空けることになる。
 森氏は首相の後見役、麻生氏は「ポスト安倍」の有力候補だけに、両氏の不在は「参院選がいかなる結果でも首相がすぐに退陣することはない証拠」(自民党筋)との見方が流れる一方、「先が読めない状況だけに予想外の政局が発生した場合困った事態になる」(自民中堅)との声も。

1720片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/28(土) 08:46:04
退陣封じ奏功?逆行? 森&下村発言の波紋
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007072723.html

 安倍晋三首相の出身派閥、町村派前会長である森喜朗元首相=写真右=が26日夜、初めて衆院解散に言及した。解散をチラつかせ、参院選候補者を支援する衆院議員の引き締めを図るのが狙いとみられるが、相次ぐ首相退陣論封じの一環との見方も。ただ、一歩間違えれば衆院議員が浮足立つ可能性もあり、波紋を広げそうだ。

 森氏の発言は、大阪府豊中市内で行った参院選応援演説で出てきたもので、「参院で野党が多数になれば与党の政策が通らなくなる。だんだん追い込まれ、(衆院を)解散せざるを得なくなる」「解散を恐れてはいないが、政治が不安定になる。国民にとって、とても不幸なことだ」などと訴えた。

 この森発言について、町村派有力筋はこう解説する。

 「森氏発言は『安倍首相を辞めさせるなら、衆院で信を問うてからだ』という意味。ポスト安倍と言われる麻生太郎外相には“舌禍事件”があったし、福田康夫元官房長官は陣頭指揮を執るタイプではない。だから、『なんだかんだ言っても安倍首相しかいない』と強調したかったのだろう」

 つまりはこれも“退陣論封じ”という見立てだが、安倍降ろし阻止に向けた発言は最近、政府・自民党内から相次いでいる。塩崎恭久官房長官や中川昭一政調会長らが次々と、「参院選は政権選択の選挙ではない」といった趣旨の発言を連発しているのだが、ある候補者の陣営幹部は「有権者には“責任逃れ”と受けとめられかねず、選挙戦にはマイナスだ」と反発する。

 こうした声に配慮してか、首相側近の下村博文官房副長官=同左=は26日の街頭演説で、「自民党、与党が何議席になっても安倍首相の退陣はあり得ないということは、実際はない。やはり大敗すれば、首相は責任を感じる」と明言した。

 しかし、永田町で退陣の可能性を示唆したものと受け止められると、「実際は大敗はないと思っており、首相の責任論になる議席にはならない。(陣営の)引き締めの意味で述べた」と慌てて釈明するなど、迷走ぶりを見せつけた。

 候補者サイドからはこんなため息が漏れる。

 「政府・党幹部が迷走していては、選挙などとてもできない」

ZAKZAK 2007/07/27

1721片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/28(土) 10:24:10
山崎拓、加藤、古賀誠氏 参院選責任ライン発言封印 主導権確保へ様子見 新YKK シナリオまだ描けず
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kyushu/20070726/20070726_002.shtml

 自民党で安倍晋三首相の政権運営に批判的な山崎拓前副総裁、加藤紘一、古賀誠両元幹事長の「新YKK」が参院選対応をめぐり、首相の責任ラインへの言及を“封印”している。

 党の結束を乱す発言と受け止められれば「敗北時の責任の一端を押し付けられかねない」との懸念に加え、首相の進退を含めた政局の行方を見極める必要があると判断しているからにほかならない。与党が過半数を割れば新YKKの発言力が増すのは間違いないが、政局の主導権確保に向けたシナリオまでは描き切れていないようだ。

 「選挙結果がどうなるか分からないので、ここで政治情勢を論ずることはできかねる」。山崎氏は24日に福岡市内で講演したが、首相の責任問題や政局見通しについては語らずじまい。

 古賀氏も「音無しの構え」を貫く。18日には山形県鶴岡市で開かれた加藤氏の後援会会合に出席。加藤氏は「(自民党苦戦の)根っこには、弱き者、恵まれない地方への配慮が足りないとの不満がある。そこに気付かないと逆風は吹き続ける」と政権批判をにじませたが、古賀氏は「(加藤氏の)事務所のだるまの絵に『焦らず、怠らず』とあった。後援会の皆さんのお気持ちではないか」とやんわりと“ブレーキ”をかけてみせた。

 山崎、古賀両氏とも自ら率いる派閥には、首相に近い閣僚、議員が少なくない。選挙後の対応を誤れば、派の分裂にもつながりかねず、慎重にならざるを得ない。

 各種調査で自民党の劣勢が伝えられる中、党内では参院選後は首相退陣の有無にかかわらず「挙党態勢で危機を乗り切るしかない」(党幹部)とのコンセンサスが形成されつつあり、「非主流派色」を鮮明化させるのは得策でないとの判断もあるとみられる。谷垣、古賀両派の合流に意欲を示す谷垣禎一前財務相も公示後は応援遊説を淡々とこなす日々だ。

 加藤氏らが衆院の早期解散を視野に、政界再編で主導権を握ろうとしているとの指摘もある。森喜朗元首相は講演で「参院選の数次第では(自民党側に)それなりの決意をする方々もあるだろう」と述べ、野党側との連携を模索する動きを早くもけん制している。だが自民、民主両党がしのぎを削る小選挙区制下での政界再編は「至難の業」との見方も根強い。

=2007/07/26付 西日本新聞朝刊=

1722片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 13:24:37
来月後半にも内閣改造、自・公連立は維持へ
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070730it03.htm?from=top

 参院選での与党惨敗の結果を受けて、安倍首相(自民党総裁)と公明党の太田代表は30日午後、会談し、首相の続投と自公連立政権の維持を確認する。

 首相は、人心を一新し、態勢を立て直すため、早ければ8月後半にも、内閣改造と自民党役員人事を行う方針だ。自民党内の各派閥は、人事面での厚遇などを求める構えで、首相との間で綱引きが予想される。

 首相は30日午前の自民党役員会で、「民意を真摯(しんし)に受け止めて、国民の声を受け止めなければならない。今後とも責任を果たしていきたい」と述べた。中川幹事長は「首相との決意を党一丸となって、支えていこう」と提案し、了承された。首相は同日午後、自民党本部で、党総裁として記者会見し、今後の政権運営の方針などを表明する予定だ。

 内閣改造の時期について、首相は8月7日から短期間開く予定の臨時国会の終了後に行う方向で調整している。首相周辺には、自民党役員の任期切れに合わせて9月に行うべきだとの意見がある。

 ただ、中川幹事長は30日午前の自民党役員会で、テロ対策特別措置法改正案などを審議するその後の本格的な臨時国会について、「災害対策もある。8月中に開かなければならないかも知れない」と述べた。その場合、国会開会前に内閣改造を行い、新体制で審議に臨む案が有力。首相は、外国訪問の日程や国会運営をめぐる与野党の調整なども踏まえ、時期を最終判断する。

 自民党の舛添要一政審会長は30日午前のNHK番組で、「選挙中に閣僚の不祥事やいろいろな発言があり、足を引っ張った。早急に党役員、内閣を一新しないといけない。広く人材を集め、非主流派も入れ、老壮青バランスのある力強い内閣を作らねば」と述べた。

 一方、自民党谷垣派会長の谷垣禎一・前財務相は京都市内で「挙党一致、みんながまとまれることが必要だ。参院選の結果を踏まえると、野党との対決というより、対話がどうできるかが(人材起用の)大きな要素だ」と語った。

 党首会談に先立ち、与党は同日昼、国会内で幹事長・国会対策委員長会談を行い、臨時国会の召集など今後の政治日程について協議する。参院正副議長人事などを決める臨時国会については8月7日に召集、会期を4日間とする方向で野党側と調整する。

 焦点の参院議長ポストについては、与党は、民主党が参院で第1会派となったことを受け、慣例に従い、民主党から議長を出すことを認める方針だ。民主党の議長候補には、江田五月・元科学技術庁長官や輿石東参院議員会長らの名前が挙がっている。

 一方、埼玉、愛知、神奈川の3選挙区で議席を獲得できず、大敗した公明党も、党勢の立て直しに全力を挙げる方針だ。太田代表は30日午前、党本部で記者会見し、「与党への逆風を跳ね返すだけの党自身の力量が今、一歩足りなかった。本当に申し訳なく、おわび申し上げる」と述べた。

(2007年7月30日12時46分 読売新聞)

1723片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 14:07:41
自民、展望なき続投 容易でない求心力の回復
2007年07月30日08時07分
http://www.asahi.com/politics/update/0730/TKY200707300006.html

 憲法改正を目標に据えて「戦後レジームからの脱却」を掲げた安倍政権は、初の本格的な国政選挙で与党大敗という厳しい審判を受けた。安倍首相は続投する意向を表明したが、有権者からは事実上の不信任を突きつけられた。内閣支持率の低落傾向も続いており、求心力の回復も容易ではない。首相は内閣改造などの体制立て直しで難局を乗り切る構えだが、参院では法案審議の主導権を民主党に奪われ、政権運営は極めて厳しくなり、「いばらの道」を歩むのは避けられない。


厳しい選挙結果にぼうぜんとする安倍首相。右は中川秀直幹事長=29日午後10時26分、自民党本部で
 歴史的大敗だったにもかかわらず、自民党内はあっという間に「続投支持」でまとまった。

 「内閣の基本路線が否定されたとは思っていない。安倍政権もしっかりした人心一新の体制を築きなさい、と。そういう民意と感じている」

 中川秀直幹事長は29日夜、首相の続投を支持したうえで、近く党役員人事・内閣改造を行う見通しを明らかにした。二階俊博国対委員長も続投について「妥当な判断だ。積極的に支持したい」と語った。

 政権立て直しをはかる第一歩が人事となる。「状況を変えるには、人事で強い体制を作るしかない」(閣僚経験者)というわけだ。中川幹事長は首相に辞表を提出し、後任には麻生外相や二階氏が有力視されている。29日夕に首相公邸で首相と会談した麻生氏は、記者団に「幹事長就任の要請か」と問われ、「想像の域でしゃべらないで下さい」とけむに巻いた。

 もちろん、厳しい情勢が伝えられた当初は、党内では「首相は辞めざるを得ないだろう」(津島派若手)との見方が広がった。あるベテラン議員は「続投は見苦しい。退陣は常識」とまで語った。ところが、首相が続投する意向を示すと声は小さくなった。後任がいないというのが、不満が噴出しない要因だ。党三役の一人は「安倍おろしをやる余裕が今の自民党にはない。党が壊れてしまうかどうかの瀬戸際だ」と語った。

 とはいえ、党内の求心力を回復することは容易ではない。国会をどう乗り切るのか、解散せずに政権を運営していけるのか――。首相周辺は今後の厳しさを「進むも地獄、引くも地獄。それなら進む、ということだ」と表現する。

 政権に批判的だった勢力も、こぞって続投容認を表明したが、「とりあえず」という含みは残したままだ。谷垣派の谷垣禎一会長は「国民の批判を受け止め、乗り越える体制を作れるかが大事だ。続投されるならされるで具体的にどうやっていくつもりか、少し見てみたい」。

 古賀派の古賀誠会長も派閥の事務所で「辞めるだけが責任を取ることと思わない。様々な状況を踏まえて決断したということだから、それも責任の取り方だ」と語りつつも「支えることはしっかり支えるが、我々の意見は意見として言う」とも付け加えた。

 何とかまとめていこうと、首相を支える町村派の町村信孝会長は29日夜、津島派の津島雄二会長に電話で協力を要請。津島氏は「挙党態勢でやりましょう」と応じたという。

 とはいえ、人事で再び失敗したり、国会運営が行き詰まったりすると、「安倍おろし」が開封される可能性もある。解散・総選挙となれば「参院選で惨敗した安倍さんで戦えるのか」という声が若手を中心に広がることも予想される。党内政局になるか、それを振り切って解散に打って出るか。津島派幹部の笹川尭衆院議員は記者団にこう語った。「条件付き続投だ。落ち着いたら解散して、信を問う。負ければ退陣だ」

1724片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 16:56:14
逆風直撃公明ガッカリ…改選議席下回る“異常事態”
自民に恨み節、協力関係に影響
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007073004.html

 自民党同様に大ショックを受けているのが、選挙区で2勝3敗と負け越し、比例でも目標議席を割り込んだ公明党だ。党内からは自民党への恨み節も出ており、今後の選挙協力に微妙な影響を与えそうだ。

 公明党は今回、13議席(選挙区5、比例代表8)獲得を目標にしていたが、埼玉、神奈川、愛知の3選挙区で議席を失い、比例と併せた獲得議席はわずか9議席に。

 改選議席を3議席以上も下回ったのは初めてで、選挙区での落選は旧公明党時代の1989年の参院選以来のことだ。

 こうした“異常事態”に、太田昭宏代表は30日未明、記者団に「選挙戦の全責任を担っているから責任は当然ある」と語ったが、「むしろ党勢拡大、再建に全力を挙げることで責任を全うしたい」と述べ、辞任は考慮しない考えを示した。

 「太田氏にとって代表就任後初の大型国政選挙であった事に加え、今回の敗北は自民党への逆風に巻き込まれてしまったため」(公明党筋)との事情があるためだ。

 その太田氏は30日午後に行われる安倍首相(総裁)との党首会談で連立維持を確認する。だが、自民党から公明党が支援を受ける「与党協力区」だった埼玉、愛知で落選者を出したことで、「今後の選挙協力に影響が出るのは避けられない」(永田町事情通)との見方が強い。

 北側一雄幹事長は「大半がわが党ではなく、自民党の問題だったが、与党としてわれわれもいるから、責任が問われた」と、自民党へのやり場のない不満をにじませた。

ZAKZAK 2007/07/30

1725片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 17:09:46
安倍自民が惨敗、続投宣言に党内猛反発
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070730-234452.html

 安倍自民党が歴史的惨敗を喫した。第21回参院選は29日、投開票が行われ、自民党は公明党との与党で、非改選と合わせても参院の過半数維持に必要な64議席を獲得できず、結党以来初めて参院第2党に転落した。獲得議席は橋本龍太郎首相(当時)が引責辞任した98年の44議席にも遠く及ばず、過去最低の89年36議席に迫る状況。安倍晋三首相(52)は、惨敗の責任を認めながらも続投表明したが、党内からは公然と首相への辞任要求が出ている。

 安倍首相は午後9時半、党本部に入り、無表情で当選者の名前にバラの花をつけた。与党が参院で過半数を維持する「64」を大きく割り込み、橋本首相が退陣に追い込まれた44議席も割り込んだ。89年の史上最低議席36に迫る「想像もできない」(幹部)惨敗だった。

 しかし、安倍首相は早々と続投を表明した。「私の責任は極めて重い」と認めたが、「基本的な政策は間違っていなかったと思うし、国民のご理解をいただいている。反省すべきは反省し、新しい国づくりを進めたい。改革を続行する約束を果たすのが私の責任」と繰り返した。安倍政治への「NO」が惨敗という形になっても、「国民の理解をいただいている」と言い張った。「政権運営は厳しいが、信念を持って野党の話にも耳を傾けて結果を出していきたい」と、独りよがりの理論を並べた。

 必然の結果だった。最終盤まで、自民党は選挙を戦える態勢ではなかった。消えた約5000万件の年金記録問題の後手後手の対応がたたり、支持率は5月下旬から急落。相次いで閣僚に事務所費問題が取りざたされ、疑惑が持たれた松岡利勝前農水相は自殺した。久間章生前防衛相(66)の「原爆投下はしょうがない」など失言も相次いだが、松岡氏の後任、赤城徳彦農水相(48)の事務所費問題が追い打ちをかけた。赤城氏は領収書の公開を一切拒否。さらに二重計上も発覚し、国民の不信感を増幅させたが、これらの閣僚を任命したのは首相だった。

 首相周辺は「逆風は総理の問題ではなく、閣僚の問題」(石原伸晃幹事長代理)と責任論を封印。中川秀直幹事長(63)は辞表を提出、青木幹雄参院議員会長(73)も辞意表明したが、負けても責任を取らない首相に、党内は一枚岩ではない。後藤田正純衆院議員(37)は「美しい日本なら美しい責任の取り方がある。再チャレンジなら政治家としての再チャレンジもある」と辞任を要求。加藤紘一元幹事長(68)は続投について「首相本人だけでなく自民党も傷つくのではと憂慮する」と批判した。舛添要一氏(58)は「学芸会内閣のツケ。自民党がゴキブリやヘビ、ネズミと同様に『これだけは嫌』と拒否政党になった」とぶち切れた。

 首相は30日未明、落選報告に訪れた保坂三蔵氏(68)に「申し訳ない」と、わびた。近く、内閣改造と執行部人事で人心を一新する意向だが、「続投しても2〜3カ月で政権は立ちいかなくなる」(無派閥議員)との見方が強い。昨秋の総裁選で、小泉純一郎前首相(65)を継ぐ「選挙の顔」を期待されて総裁になった安倍首相は同僚にも民意にも見放され、がけっぷちに立たされた。【中山知子】

[2007年7月30日8時11分 紙面から]

1726片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 17:20:43
舛添氏、安倍痛烈批判「総選挙でも負ける」
早すぎる続投宣言に「フライング。反感買う」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007073026.html

早々と続投宣言した安倍晋三首相に「フライングだ」と厳しい批判を浴びせる舛添要一氏=29日夜
 「国民の感覚からズレている」。自民党の舛添要一参院政審会長が29日深夜、夕刊フジの単独インタビューに応じ、安倍晋三首相が開票が終わらないうちに続投宣言したことについて、「フライングだ。自民党を立て直そうにも反感を買う」と痛烈に批判した。また、今後の内閣改造など人事に失敗した場合、「自民は(総選挙でも)負ける」と政権を逸する可能性を示唆。舛添氏が安倍自民の危機的状況を明かす。

 「(安倍首相の)年金問題に対する説明がまず過ぎる。(民主党代表代行の)菅さんが厚相のときのことだとか、そういうことは言っても意味がない。それに、閣僚が次々と(原爆、アルツハイマーなどの)不謹慎な発言をした。そういうことが非常に効きました」

 みけんにしわをよせ、あきれ返るように語る舛添氏。目は怒りの炎に満ちている。

 「(続投宣言は)全部の(投票)結果が出てから言うべきですよ。フライングです。負けたら普通は同情されたりするけど、あまり早く言うと反感を買う。衆院で(与党が)3分の2(議席)を持っているから強く言えるんだろうけど、世間の常識からすると合点がいかない。橋本さんと宇野さんはさっと辞めた。当時、(衆院で)3分の2を持っていなかったからだろうけどね」

 ため息をつき、ひと呼吸置いた後、「まぁ、安倍首相が続投というのなら、それを受け入れてやるだけです。挙党一致でね」。辞任しろ、退陣すべき…とまでは言わない。だが、早々と続投宣言した姿勢をどうにも理解できない様子だった。

 その舛添氏が今後、最も懸念するのが内閣改造、党3役などの人事という。

 「民主が第1党になったことで、法案が毎回審議される異常な状況になる。そのとき、民主の姿勢を突いて、党利党略でやっているというイメージを与えられるかどうか。あるいは、民主の法案をあえて丸飲みして、政策の力量を問うようにできるか。そういうテクニックを弄せる寝業師を置かないといけない」

 人事を盤石にできないなか、解散、総選挙になった場合、「自民は負けますよ」と“予告”した。自殺、辞任、疑惑、不謹慎発言。そんな閣僚しか選べない首相だけに不安感は増すようだ。

 ひとしきり苦言を呈した後、「この前、夕刊フジ(3日付)で最悪、(29ある1人区を)4勝25敗(総獲得議席で38勝)と言ったでしょう。本当にその通りのような状況になったじゃん?」とニヤリ。

 「あれが載った後、(周囲から)相当怒られたんだけど、普通の政治家なら、『先生のおっしゃった通りに頑張って気を引き締めます』となる。陣営も引き締まる。それが『あんなこと書かれたら戦えない』ときた。だから皆、落ちているんですよ。感覚がズレている」

 大敗の要因は年金、閣僚に限ったことではなく、安倍自民の構造的な問題にありそうだ。

ZAKZAK 2007/07/30

1727片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 20:09:04
首相の責任に言及 兵庫選出の自民衆院議員
2007/07/30
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000499890.shtml

 自民大敗北の参院選結果を踏まえ、一夜明けた三十日、安倍晋三首相の進退について「続投では衆院選に影響する」「首相の責任は問答無用」など、兵庫選出の同党衆院議員らからも厳しい見方や意見が相次いだ。

 相生市の街頭で同日朝、選挙戦を報告した河本三郎衆院議員(兵庫12区)は「(安倍政権が)中間テストで落第点をとった。続投を宣言しているが、党内がそれで収まるだろうか」と憂慮した。

 同じく姫路市の街頭に立った戸井田徹衆院議員(兵庫11区)は「主張が受け入れられなかったのは、安倍首相に責任がある。問答無用。党内でも責任を問う声が出て、退陣を迫られる可能性もある」との見方を示した。

 「総理が辞めないことが、今後の衆院解散・総選挙にマイナスに働く可能性はある」と指摘したのは、渡海紀三朗衆院議員(兵庫10区)。

 大前繁雄衆院議員(兵庫7区)も「内閣改造や党三役を替えても求心力は高まらない」と安倍首相の早期辞任を訴える。その上で「安倍さんは若く、得難いリーダー。だからこそ、ここで身を引き、再起を期してほしい」。

 一方、党幹事長補佐として参院選の広報を担当した西村康稔衆院議員(兵庫9区)は「政策が否定されたわけではなく、退陣論は大きな声にならない」と分析。

 盛山正仁衆院議員(兵庫1区)は「誰かを辞めさせれば解決する問題ではない」、木挽司衆院議員(兵庫6区)も「首相一人が責任を負うべき問題ではない」とした。関芳弘衆院議員(兵庫3区)は「大敗北を反省し、党改革、法案作成に生かしたい」。

 今回の参院選で議席を守った鴻池祥肇氏は、安倍内閣を「仲良し官邸団」とやゆしていたが「大将として頑張るというのだから、支えるしかない」とかばった。

 消費税論議などを控え、次期衆院選に向けて自民に不利な情勢が続くと予想し、安倍首相に“敗戦処理”も任せるべきだとする声もあった。

1728片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 20:57:24
自民県連は首相続投表明に批判も 「理解得られぬ」
2007年07月30日15時29分
http://www.asahi.com/politics/update/0730/TKY200707300216.html

 参院選での歴史的大敗を受け、自民党の地方組織から安倍首相の辞任を求める声が上がり始めた。閣僚の不祥事などへの首相の対応が不十分で、党への逆風を招いたと見ているためだ。一方で、「参院選は政権選択選挙ではない」と、首相の続投方針に理解を示す意見も多い。


官邸を出て自民党本部に向かう安倍首相=30日午前10時58分
 田中セツ子・京都府連幹事長は青木参院議員会長の辞意表明を挙げ、「(首相は)自分で判断すべきだと思うが、このような状況の中で自分だけ続投というのは不自然。国民の理解を得られないのではないか」と指摘した。原亮介・兵庫県連幹事長も「けじめをつけるべきだ。党内議論もないうちに続投を表明したのはあまりに軽率だ」と手厳しい。

 前職が落選した青森県の冨田重次郎幹事長は「当然辞任すべきだ」と話し、「一部の閣僚の不祥事、特に政治とカネの問題に対する不信感が根底にあって、(年金問題などに関する)自民党の説明が受け入れられなかった」と振り返った。

 「安倍さんを非常に評価してきたが、この結果なら退陣するべきだ」(臼井成夫・山梨県連幹事長)、「この戦いで勝てない人が次の戦いで勝てるとは思わない」(今津寛・北海道連会長)、「挙党態勢を目指すなら、(続投は)許されるのか」(遠藤利明・山形県連会長)、「結果を見れば辞めざるを得ないと考えている。安倍さんはナンバー2、3の時は党に風をもたらしたが、ナンバー1になって技量を発揮できなかった」(山本勝・三重県連幹事長)といった批判が次々と上がった。

 岐阜県連の尾藤義昭幹事長も、一連の不祥事が政治不信につながったとして「自らが結果を謙虚に受け止め、考える必要がある」と語った。

 一方、擁護論も少なくない。「参院選は政権選択選挙ではない」(鈴木洋一・秋田県連幹事長)、「首相はまだ若い。衆院では大多数の議席を持っている。辞任したら政局を混乱させる」(小林秀央・愛知県連幹事長)などが主な理由だ。「首相は昨年9月に就任したばかり。年金問題は何十年も前からあった」(石井修・新潟県連幹事長)とする声もあった。

 また、「教育改革など安倍さんでないとできないことがたくさんある。しっかりした大臣を選んで仕切り直してほしい」(梶克之・栃木県連幹事長)との声もあった。

 ただ、擁護しつつも「条件付き」という声も多い。石井秀夫・佐賀県連幹事長は「仲良しグループじゃもうだめ。党が変わったという姿勢を示さなければ国民の支持は取り戻せない」と早期の内閣改造を求めた。

 「中川幹事長が責任をとるというのだから(続投は)仕方がない」(内田茂・東京都連幹事長)、「本人が判断すること」(金子泰造・群馬県連幹事長)と、直接の言及を避ける人も多かった。

1729片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/30(月) 21:50:31
外遊:政府・自民党幹部が続々と 首相続投を既成事実化
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070731k0000m010111000c.html

 続投を決めた安倍晋三首相に対する責任論がくすぶる中、政府・自民党の幹部が続々と外遊する。首相続投の既成事実化を象徴する光景だ。

 麻生太郎外相は30日夕、東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)外相会議などに出席するためフィリピンへ出発した。森喜朗元首相も8月1日から東南アジアを訪問する。

 小池百合子防衛相も8月上旬に訪米し、11月に期限切れを迎えるテロ対策特別措置法の延長問題で日米同盟に悪影響を及ぼすことはないと米政府に説明する予定だ。

 首相に批判的な加藤紘一元幹事長も8月1日から2日間、日中の小学生交流事業の団長として北京を訪れる。【野口武則】

毎日新聞 2007年7月30日 21時47分

1730片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 09:34:59
「憲法より生活重視を」公明代表が首相に注文
2007年07月31日07時01分
http://www.asahi.com/politics/update/0731/TKY200707310010.html

 公明党の太田代表は30日午後、安倍首相と国会内で会談し、引き続き連立政権を維持する方針を確認した際に「憲法よりも生活重視を」「政治とカネの問題はもっと厳しく」と注文を付けた。公明党は今回の参院選で過去最低に並ぶ9議席しか獲得できないという大敗を喫しただけに、早速「言うべきことは言う」姿勢を示した。

 太田氏は首相との会談で「憲法論議はもちろん大事だが、地方の生活や格差など、より国民生活に直結する課題に焦点を当てるべきだ」と強調。また、政治資金規正法については「透明性、公開性から言って、もう一段の改革・改正を含めた努力が必要だ」と改正案を作成するよう求めた。

 実は、党首会談に先立つ30日午前、公明党幹部は党本部で対応を協議。参院選の敗因について「改憲などの安倍カラーに引きずられ、庶民や中小企業の味方という党のスタンスが有権者に伝わらなかった側面がある」と分析。「生活重視の姿勢をとるよう首相に直言するべきだ」との認識で一致した。

 公明党の今回の参院選の比例区の得票は前回比86万票減の776万票で、自公連立前の水準に逆戻り。党内には「首相には政策でも選挙でも協力したのに、選挙協力は機能しなかった」との不満がくすぶっており、幹部の一人は「『生活与党』であるはずの公明党が『生活第一』を掲げた民主党にお株を奪われた。連立政権での存在意義を示すためにも、今後も首相に注文をつけていく」と意気込んでいる。

1731片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 09:42:58
安倍首相続投:自民県連幹事長 賛成25人、反対2人
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070731k0000m010133000c.html

記者会見の冒頭にカメラのフラッシュを浴びる安倍晋三首相=自民党本部で30日午後2時、藤井太郎撮影 参院選で大敗しながら、安倍晋三首相が引き続き政権を担うことについて、毎日新聞は30日、自民党の都道府県連を対象にアンケートを行った。続投に賛成したのは25人、反対したのは2人で、態度を鮮明にしなかったのは20人だった。ただ、続投支持派の中にも「他にふさわしい人がいない」としたり、「本来は辞任すべきだが」と注文をつける意見もあり、自民党の現状や地方の事情を浮き彫りにする結果となった。

 アンケートは、幹事長を対象に行い、「続投」については、賛成、反対、その他から選んでもらい、その理由を自由に回答してもらった。全都道府県連から回答があった(4県は代行ら幹部が回答)。

 「反対」は青森と三重。理由について青森県連の冨田重次郎幹事長は「参院選で勝つために首相に選ばれた。結果を踏まえて、本人が常識的に判断して」とする。三重県連の山本勝幹事長は「橋本龍太郎元首相が退陣した(98年の参院選の)際よりもひどい結果。選挙戦中に『安倍をとるか、小沢をとるか』とも言っていた。本人が判断することではあるが、地方としてはできれば辞めてほしい」と厳しい。

 「賛成」のうち積極的支持派では、「日本に必要な戦後レジーム(体制)の改革に取り組んできた。ぜひ推し進めて」(北海道・丸岩公充幹事長)や、「教育再生や憲法改正など重要なことを思い切って進めようとした。総理として役割を果たしており、間違っていない。年金も事務所費、失言も安倍さんの責任でない」(大阪・横倉廉幸幹事長)。沖縄県連の新垣哲司幹事長は「逆風の原因は首相の失政ではない」と擁護した。

 「賛成」ながら、就任間もないことや、若さを理由に見守るとする意見もあった。「負けるたびに交代していたらやる人がいなくなる。他にふさわしい人もいない。若いし、もっと頑張ってほしい」(宮城・中村功幹事長)、「まだ若く、これから党を支える人。ここで挫折したままでは困る」(静岡・堀江竜一幹事長)が代表的な意見だ。

 「賛成」ながら厳しい意見もあった。山梨県連の臼井成夫幹事長は「本来なら辞任すべき。本人がやるんだと言っている以上、党の立て直しのため頑張ってくれと言うしかない」とした。

 また、片山虎之助・参院幹事長が落選し、自民惨敗の象徴となった岡山県の古山泰生幹事長は、「賛成」としたものの「辞めるばかりが責任の取り方ではない。積極的賛成ではない」とした。

 賛否を明確にしなかった幹事長らからは注文が並んだ。「仲良しグループと呼ばれるような内閣や党幹部でなく、信頼してもらえる体制を」(京都・田中セツ子幹事長)、「地方を重視し、格差をなくす具体的な政策を打ち出すかどうかで(今後が)決まる」(島根・浅野俊雄幹事長)などの意見があった。

 ▽政治評論家で元国会議員秘書の有馬晴海さんの話 本人が辞めないと言った以上、辞めさせる手立てはない。アンケート結果を見ると地方組織はついていくしかないということだろう。しかし、組織というものは、トップが身をもって責任を取らないと維持できなくなる。自民党はますます厳しい状況に追い込まれるのではないか。

毎日新聞 2007年7月31日 0時17分 (最終更新時間 7月31日 0時28分)

1732片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 09:43:22
自民・谷垣派:首相続投に「国民が納得できる理由がいる」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070731k0000m010135000c.html

 自民党谷垣派(会長・谷垣禎一前財務相、15人)は30日夜、東京都内で会合を開き、安倍晋三首相の続投表明を受けた対応を協議した。

 会合にはほぼ全員が出席。「民主党への対応や消費税についても今後どうするのか首相から説明がない」「続投をまだ容認できる状況ではない。(続投には)国民が納得できる理由がいる」などの意見が出た。また、「参院選で首相は地方や弱者へのメッセージが不足していた」との指摘が出された。

 会合後、谷垣氏は記者団に「党の再生には我々も汗をかく義務がある。ただ、方向性を明確にしなければいけない。支えることと何も言わないこととは違う」と語り、もっと党内議論が必要だとの認識を示した。

【小林多美子】

毎日新聞 2007年7月31日 0時28分

1733片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 10:27:21
「分裂含みで政局へ」
京都政経懇、浅川博忠氏が講演
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007073000202&amp;genre=A2&amp;area=K1B

京都政経文化懇話会で講演する浅川博忠氏(京都市上京区・京都ブライトンホテル)
 京都政経文化懇話会の7月例会が30日、京都市上京区のホテルで開かれた。民主党が躍進し、自民党が大敗した参院選後の政治動向について、政治評論家の浅川博忠氏が講演し、今後、両党とも「党内が液状化し、分裂含みで政局が動く」との見通しを語った。

 浅川氏は、同日の記者会見であらためて続投を表明した安倍晋三首相を「憲法改正をやり遂げたいと思っているが、温室培養で育ち、国家が見えても国民が見えていない」と批判した。

 今後、厳しい国会運営が予想される中、安倍首相の後見人である森喜朗元首相と小泉純一郎前首相の動きに着目し、「森さんは首相がこれ以上、傷つかないよう後継を探そうと考えている。小泉さんは逆で、参院選の敗北は政権交代を問うものでなく、堂々と胸を張って続投すべきと考えている」と現状を説明。

 その上で「郵政造反組を復党させた安倍首相を、小泉さんは快く思っていない。森さんの指導で首相が動くなら、小泉さんはチルドレンを引き連れ、新党結成に打って出ることもあり、実際、始動している」と語った。

 一方、民主党に対しても「小沢一郎代表は二ケタの人間の集団はまとめられても、三ケタになると難しい。(小沢氏の手法に対し)党内の若手には不満があり、必ず亀裂が起きる。両党とも液状化してくる」とした。

 こうした政治情勢を踏まえ、9月の自民党人事にも言及し、「衆参を束ねられ、民主党から議員を『1本釣り』できる人脈を持つのは二階俊博国対委員長しかない。二階さんが幹事長になるだろう」と予想した。

1734片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 13:29:12
参院自民、機能停止…青木氏退任表明、片山氏ら落選で
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070731ia03.htm

 参院選で惨敗した参院自民党が、新執行部を決められない機能停止状態に陥っている。青木幹雄参院議員会長が退任を表明し、幹事長だった片山虎之助氏らベテランも相次いで落選したことで、司令塔不在と人材不足が重なったためだ。

 「いろいろお世話になりました。責任を痛感している。参院議員会長の辞表はあす出します」

 青木氏は30日午前の自民党役員会で淡々と語った。同日夕には、国会内で民主党の輿石東参院議員会長と会い、「参院議長は民主党からどうぞ」と伝えた。

 青木氏は1998年に参院幹事長に就任したころから、めきめきと頭角を現した。参院自民党の最大派閥である小渕―橋本―津島派を率いたことが力の源泉だった。「最大派閥の『数の力』を背景に参院自民党を押さえ、参院全体を仕切る」という構図だ。「参院はミキオハウスだ」とやゆする声さえあった。

 ところが、今回の参院選で自民党は第2党に後退し、津島派も参院自民党の第2派閥に転落した。さらに、後継者と期待していた片山氏が岡山選挙区で、側近の景山俊太郎氏が島根選挙区でそれぞれ落選したことも青木氏には打撃となった。

 「まさか島根と岡山で負けるとは。こういうこともあるんだな」

 青木氏は29日深夜、周囲にこう語り、落胆を隠さなかった。

 小泉前首相は首相在職時、青木氏の意向を尊重した。これに対し、安倍首相は青木氏と距離を置き、先の通常国会でも青木氏の意向に反する形で、法案審議などを進めた。組閣と内閣改造では「参院枠」が守られてきたが、「参院自民党の勢力の衰えを踏まえ、安倍首相はもはや『参院枠』を尊重しないのではないか」という懸念も出ている。

 参院自民党は、「副議長は第2会派から」という慣例に従い、7日召集の臨時国会までに、副議長候補を選定する予定だ。山東昭子・元科学技術庁長官や中曽根弘文・元文相らの名前が挙がっている。

 一方、執行部の体制づくりは容易でなさそうだ。尾辻秀久・元厚生労働相、鴻池祥肇・元防災相らを推す声があるが、「軽量感は否めない」(幹部)のが実情だ。

(2007年7月31日11時23分 読売新聞)

1735片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/31(火) 15:16:27
自民総務会で首相退陣論が噴出「政権選択迫ってしまった」
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070731i105.htm

 自民党は31日午前、党本部で総務会を開き、参院選の結果について協議し、出席者からは続投を決めた安倍首相の退陣を促す意見も出た。

 この中で、石破茂・元防衛長官が「首相は『私か(民主党代表の)小沢さんかの選択だ』と訴えた。これを私どもはどう説明するのか。挙党一致はこの答えにならない。次の選挙で振り子現象を期待するのは難しい」と述べた。野田毅・元自治相も、「首相自ら政権選択を迫ってしまったので、道は一つしかない。決断されたほうがよろしいのではないか」と語った。

 深谷隆司・元通産相は、「赤城農相は辞めるべきだ。年金記録漏れ問題や『政治とカネ』の問題では、泥縄式の対応が多すぎた」と述べ、政府や党執行部の対応を厳しく批判した。

 また、「選挙でなぜこれだけ批判を受けたか、反省と総括が必要だ」(谷垣禎一・前財務相)、「挙党態勢というのは選挙の敗因に関する議論が終わってからの話だ」(加藤紘一・元幹事長)などと、選挙の総括を求める声が相次いだ。

(2007年7月31日14時15分 読売新聞)

1736片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/01(水) 02:42:51
2007/07/31-22:11 首相責任論揺り戻し=不満表面化、人事で思惑も−自民
http://www.jiji.com/jc/e?g=e04&amp;k=news&amp;p=2007073101264

 自民党内から31日、参院選での自民党惨敗について、安倍晋三首相の責任を追及する意見が噴き出した。参院選後、首相は最終結果の判明を待たずにいち早く続投を表明、責任論を封じ込めたはずだった。しかし、「自民大敗」による衝撃は大きく、党内にくすぶっていた首相への不満が顕在化した格好だ。
 31日午前の総務会は、首相批判の大合唱となった。野田毅元自治相が「参院選で政権選択を迫ったからには、道は一つしかない」と首相に退陣を促すと、石破茂元防衛庁長官も「みんなが本心を吐露すべきだ。夏休み返上で(選挙結果の総括を)やるべきだ」と訴えた。
 首相の出身派閥の町村派の総会でも、「落選者や党員に対し、申し訳ないという気持ちが首相からは感じられない」との声が上がった。

1737片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/01(水) 02:48:02
参院自民:執行部人事練り直し 中堅・ベテラン軒並み落選
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070801k0000m010136000c.html

 参院選惨敗を受け、参院自民党執行部の人事がもたつきそうだ。引責辞任を表明した青木幹雄参院議員会長の後任が見当たらないためだ。青木氏が後任と考えていた片山虎之助参院幹事長はじめ、役員適齢期の中堅・ベテラン議員も軒並み落選した参院自民党。時の首相(総裁)も一目置いてきた往時の面影はほとんどない。

 「規則で再任できないことになってますから」。30日午後の参院議員会長室。参院幹部と国会運営を協議した青木氏は「議員会長を続投しては」と水を向けられると即座に打ち消した。参院自民党の会則は会長任期を3年とし、再任を認めていない。青木氏は当初、任期満了で退任し、後任を片山氏とする考えだった。しかし、惨敗で、この構想は泡と消えた。

 参院自民党は慣例で会長職と参院議長職は閣僚経験者を出すことになっている。今回は第2会派に転落したため、副議長を出すが片山氏以外にも元郵政相の関谷勝嗣氏が落選。人選の練り直しが必要になった。

 現在の有資格者は、山東昭子元科学技術庁長官、中曽根弘文元文相、尾辻秀久元厚生労働相、鴻池祥肇元構造改革特区担当相、松田岩夫前科学技術担当相、南野知恵子元法相の6人程度。しかし、中曽根氏と鴻池氏は郵政民営化法案に反対しており、改革路線継承を掲げる安倍晋三首相の下での役員起用には慎重論もある。このため「副議長に山東氏、会長に尾辻氏」との見方が多い。

 青木氏は1日、参院執行部会で正式に辞意を伝え、6日の議員総会で選挙日程を確定。7〜10日と見込まれる臨時国会中に後任会長を選ぶ見通しだが、参院自民党内には「溝手顕正国家公安委員長と若林正俊環境相が次の内閣改造で参院に帰ってくるまで執行部人事を凍結した方がいい」(中堅)との意見もくすぶっている。【田中成之】

毎日新聞 2007年7月31日 23時17分

1738片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/01(水) 02:53:17
惨敗に赤城農水相、柳沢厚労相は
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070731/20070731-00000020-jnn-pol.html

 選挙後、初めて閣議が開かれ、赤城・柳沢の両大臣は、自民党の大敗について次のように語りました。

 「(事務所費問題の)選挙の影響についてのコメントは前から求められていたが、私から影響についてのコメントは差し控えたい。今回の選挙の結果については厳粛に受け止めたい。この間のいろいろなご指摘・ご批判についても率直に受け止め、今後の農林水産行政に全力を尽くしていきたい」(赤城徳彦農水相)

 会見では、惨敗の原因の一つに自らの問題があったのでは?という質問が何度も飛びました。

 「(Q.責任の取り方はどうなのか、ご自身の考え方は?)これまでいろいろご指摘、ご批判がございまして、そのことは率直に私としても受け止めて参りたいと思います」「ご批判、ご指摘についても率直に私としても受け止めて」「私としても率直に受け止めて参りたいと思います」(赤城徳彦農水相)

 「率直に受け止める」――40分の会見で8回も同じ答えを繰り返した赤城大臣、だが、惨敗をめぐっての自らの責任をはっきり口にすることはありませんでした。

 「私どもの役所の年金の問題が(与党大敗の)大きな要因として作用した。私は大変申し訳ないと考えている」(柳沢伯夫厚労相)
 (31日22:57)

1739片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 00:47:07
政治資金規正法:民主党の機先制する狙い 再改正に言及
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070802k0000m010121000c.html

 自民党の中川秀直幹事長が1日、通常国会で成立させた改正政治資金規正法の再改正に言及したのは、秋の臨時国会で「政治とカネ」に改めて焦点が当たるのをにらみ、与党主導の改正法を「ザル法」と批判する民主党の機先を制する狙いがある。ただ、通常国会で示された民主党案をしのぐ厳しい内容だけに、自民党内をまとめきれなければ、世論の批判をかわすための「見せ球」と言われかねない。

 中川氏は同日の党役員会で「政治資金の一層の透明化を図るため、早ければ週内にも結論を出してもらいたい」と述べ、すべての政治団体が1円以上の領収書を公開する案の検討を石原伸晃幹事長代理に指示した。

 党内には、安倍晋三首相が選挙中に提唱した党内規による政治資金収支の一元化にさえ慎重論がある。しかし、参院選で大勝した民主党に反転攻勢をかけるには、大きく踏み出す必要があるとの計算が働いたようだ。

 自民党は先の通常国会で、松岡利勝元農相をめぐる政治とカネの問題に批判が集中したため、5万円以上の支出に領収書添付を義務付ける改正案を作成した。ところが、松岡氏の自殺でいったん風当たりが弱まると、「民主党の小沢一郎代表による資金管理団体の不動産保有こそが問題」(閣僚経験者)と逆襲に転じ、小沢氏をターゲットに不動産保有を制限する条項を加えた案にして提出、成立させた。

 参院選でも中川氏ら自民党執行部は「なぜ赤城(徳彦前農相)さんの事務所費が問題で、小沢さんの12カ所の不動産所有が問題にならないのか」と小沢氏を繰り返し批判した。一方、小沢氏は選挙前に不動産内容を公開したうえで「私個人は1円から領収書を公開すべきだと言っている」と主張、結果的に打撃を被ったのは与党の方だった。中川案は選挙結果を踏まえ、この小沢案を丸のみする内容だ。

 規制対象を全政治団体に広げることについて、自民党内には「一番困るのは民主党を支援する労組系の政治団体だ」(中堅議員)との指摘もある。公明党の東順治副代表も1日「自民党が強い問題意識を持った証拠。すべての政治団体を対象にすべきだ」と歓迎した。

 これに対し、民主党の菅直人代表代行は同日、党本部で記者団に「(与党は)ザル法(の成立)を強行した。赤城農相もザルのすき間を抜ける問題だ」と与党を批判したうえで、同党としてもより厳格な改正案を提出する考えを示した。自民党の参院選敗北を機に、政治資金の透明度向上に向けた議論が活発化する可能性が出てきた。【竹島一登、野口武則】

毎日新聞 2007年8月1日 20時53分 (最終更新時間 8月2日 0時25分)

1740片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 07:43:34
自民の地方幹部が苦言 首相続投は7割が支持
2007年08月02日06時32分
http://www.asahi.com/politics/update/0802/TKY200708010480.html

 歴史的大敗に終わった参院選の最大の敗因は年金問題であり、赤城農林水産相ら閣僚の不祥事がとどめを刺した――。朝日新聞が自民党の各都道府県連幹部らに取材した結果、こんな見方をしていることがわかった。安倍首相の続投については7割が「支持」したが、首相の政治手法や人事には苦言が相次いだ。解散・総選挙の時期については、9割が「急ぐ必要はない」と答えている。

 7月31日から1日にかけて一斉に取材。質問は6項目で、うち5項目は30日から31日にかけ実施した緊急の全国世論調査から抜粋した。

 「自民が議席を減らした一番大きな理由」は、三つの選択肢のうち「年金の問題」が27人。「閣僚の不祥事」10人、「格差の問題」7人と続いた。富山は「すべて」と答えた。世論調査と同じ傾向で、今回の参院選が「年金選挙」だったことを裏付けている。

 閣僚の事務所費問題や失言の中では、とりわけ赤城氏のばんそうこう姿は打撃になったようで「年金問題の逆風が収まりかけたところに事務所費問題や失言が相次いだ。赤城氏のばんそうこうはダメ押しだった」(大阪)と恨み節が漏れた。

 こうした事態は「お友達内閣」と冷やかされた安倍首相の人事が引き起こした。それだけに「大臣の失言をかばったり、同調者だけで組閣したり、安倍首相は政治家として未熟な面があり、内閣にもひ弱なところがある」(福井)、「失言を繰り返す閣僚の統制などは反省してもらわないといけない」(熊本)との苦言も出ている。

 一方、首相続投については「続けてほしい」が34人、「辞めるべきだ」は5人だった。世論調査では「辞めるべきだ」がやや上回ったのと異なる傾向が出た。ただ、「続けてほしい」とした人たちも胸中は複雑だ。

 「憲法改正と教育改革は安倍さんでなければできない」(栃木)という積極的な擁護論のほか、首相の地元・山口は「参院選は政権選択選挙ではない」と答えた。

 その一方で「選挙戦で『安倍か小沢かを決める選挙』と言ったのはまずかった」(東京)という消極的な声や、続投を支持しながらも「個人的には責任をとって辞めるべきだと思う」(山梨)といった厳しい意見もあった。

 辞任派では「もっと地に足の着いた改革をしなければならない。今のままでは地方の声は届かない」(鳥取)と批判的な声のほか、「潔く責任を取って辞任しないといけない。県連内も辞めてほしいという声が多い。若いし、再登場もある」(長野)との声もあった。

 不満の矛先は「トップダウン型」の政治手法にも向かう。「じいちゃん(岸元首相)仕込みの政治手法は時代遅れ。強行採決をやりすぎだ。少数意見を聞いて、みんなで歩み寄るのが基本だ」(長崎)

 解散・総選挙を「実施すべきだ」としたのは2人、「急ぐ必要はない」は43人だった。

1741片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 07:45:30
赤城農相更迭:「便せんは…」 官邸で辞表したため
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070802k0000m010166000c.html

 「便せんはありませんか」。官邸で安倍晋三首相と向き合っていた農相・赤城徳彦は、かたわらの首相秘書官・井上義行に尋ねた。渡された便せんに、赤城はその場で辞表を書いた。1日午前11時をすぎていた。

 その少し前、農水省大臣執務室にいた赤城に井上から電話が入る。「すぐに(赤城を)呼んで」という安倍の指示を受けたものだった。「官邸に来てください」

 官邸に駆けつけた赤城に、安倍は「あなたはまだ若い。事務所の問題を立て直し、一から出直してほしい」と言った。52歳の安倍から48歳の赤城への引導だった。

 赤城はこの日午前10時20分ごろ、赤坂宿舎を出て農水省に向かった。朝刊各紙は「赤城は留任させない」という安倍の意向を報じていた。

 赤城への風当たりは、参院選の惨敗で一層強まった。地元・茨城の県議会幹部は30日、赤城に電話で「辞表を出したらどうか、って声も県にはあるよ」と伝えた。

 31日の自民党総務会では、深谷隆司元通産相が「中川さん(秀直自民党幹事長)、青木さん(幹雄同党参院議員会長)の前に辞めるべき人がいるんじゃないか。赤城さんだ」と発言した。

 選挙の4日前には、ひそかに「赤城降ろし」工作があった。自民党執行部の一人は語る。

 「幹事長サイドが、いよいよ情勢がまずいので辞めさせろと迫った。だが、投票日までもうギリギリだから、と官邸が残留させたらしい」

 その安倍も、惨敗後も自身の責任に「ノーコメント」を通す赤城に、怒りを見せ始めた。

 1日午前、赤城の事務所費問題にからむ新たな疑惑を、共同通信が報じた。「また新しいのが出た。細かい話だが続きすぎる」(首相周辺)。安倍は腹を固めた。

 辞表を書いたあとの記者会見で、赤城はこう説明した。「ゆうべ一人で静かに考え、辞職でけじめをつけるべきだと思い至った」。辞令交付など1日に役所で予定していた公務を終えたら、安倍に会って辞意を伝えるつもりだった、とも。

 だが、官邸から呼び出しを受けた赤城のふところに、辞表は入っていなかった。「それまで(自分から)辞める気配はなかった。事実上の更迭、というのが正しい」。首相周辺は言った。

 ◇「民主党だって大変だわね」

 「赤城の山も今宵限りだ、とようやくなったなあ」(与党幹部)

 農相・赤城徳彦の辞任に、与党は冷ややかな視線を向けている。公明党副代表の東順治は「ニワトリは夜中に鳴いたって、役目は果たせない。朝に鳴いて初めて役に立つ」と、遅すぎた辞意の表明を皮肉った。

 自民党も同じだ。幹事長の中川秀直は「正直言って、もう少し早いタイミングで決断すべきだった、との意見は相当多くある」と語った。

 赤城を更迭した直後の1日昼。首相の安倍晋三は官邸で、都道府県議会議長との懇談会に出席した。会場からは「首相は立派だ。あれだけ国家像を掲げて首相になった人はいない」など、安倍を励ます発言も。

 だが、安倍はしばしばほおづえをついたり、下を向いたり。沈んだ様子の安倍を見て、ある出席者は「本当は首相に『政策を変えないとだめだ』と言いたかったけど、かわいそうだから言わなかった」と話した。

 「赤」がいなくなった同じ日、「青」も表舞台から姿を消した。

 1日正午、国会内参院自民党会議室。73歳、豊かな白髪がトレードマークの参院自民党議員会長・青木幹雄は、いつも通り紺のスーツ、白いワイシャツ、グレーのネクタイ姿で、同僚議員とNHKニュースを見ながら箱弁当をつついた。

 その後、参院執行部会で「かつてない大敗の一番の責任は、議員会長である私にある」と正式に辞意を表明した。

 青木は「これからは気楽になる。おでん屋でも誘ってください」と記者団の笑いを誘ったが、後任会長が決まるまでの間は、暫定的に会長職にとどまる。参院民主党の実力者、輿石東議員会長とは党派を超えた盟友。野党主導の国会運営でも、一定の発言力は保持するとみられている。

 青木は最後に言った。「民主党だって大変だわね。何でもかんでも反対では、国民世論が『反対ばかりしていいのか』となる。まあ、やってみなきゃわからんよ」(敬称略)

毎日新聞 2007年8月2日 3時00分

1742片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 08:17:54
クローズアップ2007:赤城農相を更迭 窮余の首相「土俵際」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070802ddm003010008000c.html

 ◇早期改造、回避狙い−−5人目閣僚交代、命取り?

 赤城徳彦前農相の更迭は、参院選に惨敗した安倍晋三首相の窮余の選択だった。本来、直ちに閣僚と自民党役員を一新したい首相だが、内閣改造後の不祥事再発は政権の命取りになるだけに、人選に時間をかけざるを得ない。その代替として、惨敗の「元凶」(与党幹部)と指摘される赤城氏の「閣外追放」に踏み切った。ただ、農相更迭には「とかげのしっぽ切り」との批判も強い。政権発足以来10カ月で4人の閣僚交代という異常事態で、首相は土俵際に追い込まれた格好だ。【中川佳昭、西田進一郎】

 「これだけの問題閣僚を抱えた内閣はない。選挙だというのに久間(章生前防衛相)、麻生(太郎外相)、絆創膏(ばんそうこう)(赤城氏)と続いた。話にならない」

 1日辞任を表明した自民党の青木幹雄参院議員会長は周囲に、安倍政権の閣僚の失言、不祥事が最大の敗因との不満をあらわにした。首相はひとまず続投に成功したが、敗北の原因を作った閣僚に対する首相の任命責任を問う声は日増しに強まっている。「挙党態勢」の確立しか求心力を保つ手はないと判断した森喜朗元首相は首相に早期改造を促した。

 確かに、追い詰められたら早期に政権の陣容を一新し、立て直しを図ろうとするのが通常の首相の発想。しかし安倍首相の場合、「5人目の閣僚辞任が現実となれば、政権の命脈は絶たれる」(首相周辺)という思いから、早期改造に尻込みしているようだ。その代案が参院選敗北のシンボルである赤城氏の更迭だった。

 ただ、参院選で落選した中国地方の1人区の候補者は「今さら辞めさせても遅い。安倍首相では衆院選は戦えない」と酷評。首相の出身派閥の町村派幹部は「全くくだらない。路傍の石をけ飛ばす程度の話」と歯牙にもかけない姿勢を示した。

 竹下内閣(87年発足)以降、20年間の閣僚交代を見ても、安倍政権での交代の頻度は群を抜いている。この間の閣僚交代(内閣改造を除く)は、竹下内閣が最多で1年7カ月の間に5人。安倍内閣の4人はこれに次ぐ。竹下内閣は5人目の閣僚辞任から3カ月で竹下登首相が退陣表明した。

 首相がこうしたことを意識しないわけがなく、次の改造にあたっては、閣僚候補とみなしている議員に「政治とカネ」の問題がないかどうかをチェックする「身体検査」を厳格にしたい考え。昨年の組閣の際、総裁選の論功行賞や首相との親近度を選考基準に置いたため、「身体検査」が甘くなったとの指摘も出ているためだ。

 ただ、その作業を1、2週間で終わらせるのは至難の業。首相は早ければ8月下旬、遅くとも9月上旬までは閣僚候補の事務所費などを調査する時間にあて、慎重を期す考えとみられる。

 自民党の中川秀直幹事長は1日の党役員連絡会で「スキャンダルが発覚したら、首相が更迭する判断を待つ前に、自分でさっさと辞めるという誓約書を閣僚に書かせるべきだ」と首相の心情を代弁した。塩崎恭久官房長官も同日の記者会見で、「『政治とカネ』の問題は選挙で多くの国民からおしかりを受けた。次の閣僚はきちっとしたことを自らやっている方が望ましい」と述べ、「政治とカネ」が登用の基準になるとの認識を示した。

1743片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 08:18:09
 ◇政治とカネ、与党動かす

 安倍政権で噴出する「政治とカネ」の問題は、いずれも政治資金の使途の不透明さが問われた。

 赤城氏は、実家に関連政治団体の事務所を置きながら、事務所費などを計上。退去後の事務所での経費計上、経費の二重計上なども表面化し、1日には収支報告書と領収書の郵便局名が違うという「ささいなミス」(国会議員秘書)まで報道された。佐田玄一郎・前行革担当相の場合は、関連政治団体が、事実上存在しない事務所の経費を計上していた。

 また、自殺した松岡氏は、議員会館に事務所を置く資金管理団体が5年間で事務所費、光熱水費計1億7156万円を計上した。議員会館を主たる事務所として高額の事務所費を計上していることが問題となったのは、この他に伊吹文明文部科学相、中川昭一自民党政調会長などもいた。塩崎官房長官も事務所費の多額の計上が問題視され、釈明に追われた。

 こうした政治資金の不透明さが与党の参院選大敗、赤城氏更迭で改めてクローズアップされたことから、安倍首相は政治資金規正法の改正案を8月中にまとめるよう自民党に指示。これを受け、中川幹事長が「1円以上の領収書公開」に言及するなど与党も厳格なルールづくりを余儀なくされている。【日下部聡】

毎日新聞 2007年8月2日 東京朝刊

1744片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 08:21:58
自民 人事の働きかけが活発に
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/02/k20070802000020.html

赤城前農林水産大臣が1日、事実上、更迭されたことについて、自民党内では、安倍総理大臣の対応は遅きに失したといった批判が出ており、こうした意見を背景に、来月の内閣改造などに向けて、人事を思わくどおりに運ばせようという働きかけが活発になっています。
安倍総理大臣は、1日、後援会の事務所費の問題などが指摘されていた赤城前農林水産大臣を総理大臣官邸に呼び、「1から出直してはいかがか」と述べ、辞表の提出を促し、事実上、更迭しました。安倍総理大臣は記者団に対し、「当然、わたしにすべての責任があり、任命責任を痛感している。今後、政策面で国民の期待に応えることで責任を果たしたい」と述べました。こうした安倍総理大臣の対応について、自民党の舛添参議院政策審議会長は、1日夜のNHKの番組で「もっと早い方がよかった。どうして、このタイミングなのかわからない。こういう事態になった以上、一日も早く内閣改造などを行い、人心を一新すべきだ」と述べました。自民党内では、舛添氏と同様、「まもなく内閣改造を行うのに、なぜ、このタイミングで更迭したのかわからない」といった疑問の声が出ています。そして、党内では、安倍総理大臣の求心力が大きく低下していると指摘されていることを背景に、「安倍総理大臣はみずからの仲間を重用する人事の手法を改めるべきだ」という指摘や、「挙党態勢を重視し、各派閥に配慮すべきだ」という意見が出ており、来月の内閣改造などに向けて、人事を思わくどおりに運ばせようという働きかけが活発になっています。

1745片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 08:39:18
迫力不足の続投批判/「安倍おろし」の気配なし
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070731.html

 自民党で三十一日、参院選惨敗の責任をとらず続投した安倍晋三首相の対応について「挙党一致では答えにならない」(石破茂元防衛庁長官)との批判が相次いだ。ただ党の大勢は「後継不在」を背景に様子見の姿勢を崩しておらず、“安倍おろし”に発展する気配はない。内閣改造による人心一新も一カ月後の首相アジア歴訪後になる見通しで、民意に「ノー」を突き付けられた安倍自民党は態勢立て直しのシナリオを描けぬまま“漂流”を始めた。

 「安倍首相は『私と小沢一郎民主党代表のどちらが首相にふさわしいかの選挙だ』と言ったのに、惨敗後も『使命を果たす』では国民に説明がつかない」。三十一日の党総務会で、石破氏が口火を切ると、野田毅元自治相も「道は一つしかない。(退陣を)決断した方がいい」と呼応した。

 ほかの総務からは「赤城徳彦農相は選挙後に辞表を出すと思っていた。自分で出さないなら罷免すべきだ」(深谷隆司元通産相)、「首相に『成長を実感に』と言われても、地方の有権者はしらけていた」(中川義雄参院議員)との厳しい指摘が続いた。

 とはいえ首相続投を明確に批判したのは石破、野田両氏だけ。閣僚経験者は「いつから何も言えない党になったのか。みんな、そんなにポストが欲しいのか」と自嘲(じちょう)気味につぶやいた。

 首相は、丹羽雄哉総務会長から総務会の報告を受け、「もっと(地方に)温かみを出さないといけないですね」と応じた。しかし地方への財政面での手当ては「改革の後退と受け止められる」(党幹部)とのジレンマを抱えているのが実情だ。

 「仲間内だけでの組閣はやめて挙党態勢をなるべく早くつくった方がいい。一カ月も置くと、ボディーブローのように効いてくる。無理なら党三役人事だけでも先にやるべきだ」。森喜朗元首相は、首相経験者回りをした安倍首相に人事の前倒しを要請。海部俊樹元首相も「空白を置いて、『敵に虚あり』と思われてはいけない」と忠告した。

 しかし、安倍首相は森氏らに「いろいろありまして」と言葉を濁した。アジア歴訪後まで改造を先送りするのは、今度は事務所費問題など起用閣僚の事前の“身体検査”に念を入れたいため。人事権を盾に党内の退陣論を封じようとのもくろみもある。

 首相は三十一日夜、官邸で記者団に、三役人事の先行も「基本的には(改造と)同時にやりたい」と否定し、党、内閣の一括刷新で支持回復につなげたい思いをにじませた。だが官邸サイドには、挙党態勢の構築は「派閥政治の復活と批判されるだけ」との懸念も出始めており、“いばらの道”の先は見えない。

1746片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 09:26:45
石破元防衛庁長官「自民は病んでいる」強い危機感
「退陣なければ自民終わる」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007080125.html

安倍首相の続投に、理路整然と異議を唱える石破氏=31日午後、衆院第二議員会館
 参院選で自民党は歴史的惨敗を喫しながら、安倍晋三首相が“居座り”を決め込んでいる。だが、有権者の6割近くが安倍退陣を望み、7割以上が内閣改造に期待していないことが1日、夕刊フジとiMiネットの共同ネット調査で明らかになった。党内で退陣論は大勢となっていないが、石破茂元防衛庁長官(50)は夕刊フジのインタビューに応じ、「退陣しなければ自民党は終わる」と改めて迫り、「自民党は病んでいる」と強い危機感をあらわにした。

 「首相は『私を選ぶか小沢(一郎・民主党代表)さんを選ぶかの選挙』とあれほど言った。それで(有権者は)小沢さんを選んだ。そのことをどう思うと聞かれて、首相は『私は使命を守る』と言う。答えになっていない。国民の意志を完全に無視している」

 石破氏は「安倍続投」に強い異議を唱える。

 有権者の声も石破氏の意見に近い。大敗を喫した参院選から一夜明けた先月31日、安倍首相は会見で続投を宣言した。これを受け、夕刊フジはiMiネット(http://www.imi.ne.jp/imi/)と緊急のネットアンケートを行い、全国の20−70代の909人から回答を得た。

 「首相は退陣すべきか」の問いに「退陣すべき」が56.88%、「退陣すべきでない」の23.32%を大幅に上回った。「党役員人事・内閣改造に期待するか」の問いにも「期待しない」が73.27%に及び、「期待する」はわずか10.34%。「早期解散、総選挙をすべきか」には「すべき」が55.34%、「必要ない」が24.53%だった。

 有権者の多くが安倍首相の人事手腕に「NO」を突きつけ、半数以上が早期退陣を望む結果となった。


官邸閣僚から4人目の“脱落者”を出した安倍首相。役員会も重苦しい空気に包まれていた=1日午前9時34分、自民党本部
 だが、党内は非主流派の古賀誠元幹事長からも「辞めるだけが責任を取ることと思わない」と続投を支持する声が相次ぎ、安倍退陣論は大勢とはなっていない。

 その理由について、石破氏は「昨年の総裁選でほとんどの議員が安倍首相を支持したからだ。また、小選挙区制度になって党が絶大な力を持っている。小泉純一郎前首相のときには『公認しないぞ』(の脅し)もあった。その恐怖が残っている。党内の恐怖政治的なものが底流にはある」と分析する。

 その上で、「責任を取るべき人が取らないのは組織ではない。その責任を追及する声が上がらない組織は病んでいる。このまま追及する声がないようなら、そんな党は存在意義がない」と危機感をにじませた。

 安倍首相の続投にはあくまでも「反対」論を貫く石破氏。安倍首相が会見で「使命を果たすのが私の責任だ」と述べたことにも、「私には理解できない。総理は『私の内閣』とか『私の使命』とかそういう言い方をするが、内閣は個人のものではない。『私の使命』って王様じゃないんだから。使命は国民が与えるもの。参院選で『あんたとの約束は解消だ』と国民は言っている」と切り捨てた。

 参院選で石破氏は鳥取県連会長として選挙にあたったが、敗北した。安倍内閣によって起きた逆風を肌で感じた。

 「私だったら即座に辞めて、落ちた人のところに謝って回る。でも総理は落ちた人の気持ちが分からない。総理は週末ごとに大きな私邸だかなんだか知らないがお帰りになり、普通の人が行けないようなレストランでお食事になる。選挙の苦労もしていない。苦しい状態にある人にシンパシーが持てない。選挙で奥さんともども土下座して落選した人の気持ちはわからない」

 続けて、「総理は自分で辞めると言わない以上、誰も辞めさせられない。首相が退陣せねば、自民党が終わってしまうという気持ちは変わらないが、終わらないようにしないといけない」と今後も党再生に向け、発言を続ける構えだ。

1747片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 09:28:01
 安倍首相は、大幅な党役員人事・内閣改造を断行し、政権の延命に躍起となっている。

 永田町の関心は早くも人事に移行し、森喜朗元首相は31日、安倍首相との会談で、「自分の趣味の仲間内でやろうというのは、考え直した方がいい。各グループ(派閥)の指導者の力を借りて、老壮青一体で、いよいよ『安倍はやるな』という体制をつくった方がいい」とクギを刺し、各派閥に配慮した挙党態勢による人事を要求した。

 これに対し、渡辺喜美行革担当相は同日の講演で、「派閥や年功にかかわらない『純化路線』で安倍カラーを全面的に出すほうが筋が通っている。そういう路線を突き進めていくべきだ」と、強く求めた。

 党内で大きく分かれる安倍人事への注文。安倍首相が党内実力者の声を配慮し、派閥均衡の人事を行えば内閣支持率のさらなる低下は必至で、有権者からはいよいよ見放される。安倍カラーを全面に出した人事なら、各派実力者も黙ってはいないだろう。

 安倍首相が断行する人事には、政権延命どころか、それこそ命取りとなりかねない危機をはらんでいる。

 石破氏は「本当の能力主義の人事をすること。お友達内閣、論功行賞内閣から、挙党一致ではダメ。挙党一致は派閥均衡みたいな話だ。派閥や当選回数を一切無視して、この人が一番、この分野をやるのにふさわしいという人を入れるしかない。それしか生き残る可能性はない」と、厳しい注文を付けた。


 【いしば・しげる】 鳥取県生まれ。衆院・鳥取1区、当選7回。津島派。慶大法学部卒業後、三井銀行に勤務し、86年年7月の総選挙で鳥取全県区から全国最年少(当時)で初当選。防衛副長官や農水政務次官を歴任し、小泉内閣で約2年間、防衛庁長官を務め、安全保障問題の論客として知られる。

ZAKZAK 2007/08/01

1748片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 09:28:33
安倍、改造派閥抗争…同士を起用か? 挙党態勢か
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007073130.html

続投会見を行う安倍首相(右)。居並ぶ党幹部は「人心一新」でどうなる!?=30日午後、自民党本部
 参院選での歴史的惨敗を受け、安倍晋三首相は政権の立て直しのため、内閣改造・党役員人事に着手する。閣僚の相次ぐ失言や政治とカネの問題が足を引っ張っただけに、首相がいかに強力な布陣を構築するかが注目される。政治理念が一致する同志を起用するのか、挙党態勢の構築に重きを置くのか。ともに参院選で深い傷を負った首相と自民各派閥の熾烈な人事抗争が勃発する。

 投開票翌日の30日、永田町は早くも人事に向け、動きだした。

 安倍首相の出身派閥である町村派の領袖、町村信孝前外相は、谷垣禎一前財務相、山崎拓元副総裁、高村正彦元外相ら各派領袖と個別に会い、「挙党態勢でやっていくので、これからもご協力をお願いします」と頭を下げて回った。高村氏以外の2人は、「反安倍」の姿勢をとっている。

 これに対し、谷垣氏は「首相が(参院選の結果を)どう受け止め、何をやっていくかを見守りたい」と語り、山崎氏は「挙党一致の態勢を作らなければ、イバラの道を乗り切ることはできない」と、人事面での配慮を求めた。町村氏は各派の意見を電話で首相に伝えた。

 津島派の領袖、津島雄二元厚相も同日、伊吹派の伊吹文明文科相と電話で会談し、「お友達内閣はやめてもらわなければ困る」とクギを刺した。

 首相にとって今回の内閣改造・党役員人事ほど難しいものはない。

 55年の結党以来、死守し続けた参院第1党を明け渡すという大惨敗の中、「居座り」とも揶揄される政権続投を決意した以上、今回の人事次第で政権の命運は決まる。失敗すれば、もう後はないだろう。

 昨年9月の政権発足時、首相は総裁選の論功行賞や小泉純一郎前首相の路線引き継ぎなどを考慮して、いわゆる“お友達内閣”を組閣した。

 だが、佐田玄一郎前行革担当相や柳沢伯夫厚労相、松岡利勝前農水相、久間章生前防衛相、赤城徳彦農水相ら閣僚が次々と問題を起こし、政府や党の足を引っ張った。

 舛添要一参院政審会長は、参院選惨敗を受け、「茶坊主ばかりの論功内閣を作るからこういうことになる!」と切り捨てている。

 党内には、こうした人事をめぐる不満がうっ積しており、首相や町村氏も「挙党態勢」を無視できる状況ではない。

 といって、派閥均衡型の年功序列人事をやれば、国民の支持を一気に失いかねない。まさに「進むも地獄、退くも地獄」の状況に追い込まれているわけだ。

 最大の焦点である幹事長ポストも簡単ではない。

 現時点で、国民的人気の高い麻生太郎外相が候補筆頭に挙げられている。投開票日の29日夕、安倍首相と公邸で密かに会談していたことも確認されているが、麻生派関係者は「本音では、今回の幹事長は受けさせたくない」といい、こう漏らしている。

 「参院が過半数割れしたため、今後の国会運営は相当難しい。首相は『早期の解散総選挙は考えていない』というが、9月の臨時国会で小沢一郎代表率いる民主党の抵抗戦術に遭い、年内にも解散総選挙に追い込まれる可能性はある。(幹事長ポストは)貧乏クジになりかねない」

 派閥抗争で明け暮れた中選挙区制時代、自民党の幹事長ポストといえば、「300億のカネと800のポストを握る」といわれるほど絶大な権限を握った。その幹事長職に、二の足を踏むとすれば尋常ならざる事態というしかない。

 幹事長ポストをめぐっては、首相の後見人を自負する森喜朗元首相が「(参院の与野党逆転で)国会対策が重要になる。(国会対策の)ベテランを充てなければならない」と周囲に語り、言外に二階俊博国対委員長を推しているとされる。

 二階氏は自由党時代、小沢代表に側近として仕え、民主党内にも幅広い人脈を誇る。

 これに対し、麻生氏は30日の報道番組で「次期幹事長は、参院民主党と意思疎通できる人物が好ましい」と語った。

 首相に近い自民党関係者は「首相としては、今度こそ自分が納得する布陣にしたい。困難な政権運営が予想されるからこそ、政治理念のあう閣僚を選びたいようだ。徹底的な身体検査をして、二度と失敗はしない。今回当選した中山恭子首相補佐官のほか、石原伸晃幹事長代理、根本匠首相補佐官の入閣もあり得るのではないか」と明かす。

 ただ、こうした動きを首相と距離を置く古賀派関係者は「また、お友達内閣を作るつもりなら、勝手にやればいい。2カ月持つか分からない内閣に、進んで入る議員などしれている。ただ、安倍首相には解散総選挙はやらせない。自民党を潰すわけにはいかない」と不快感を示している。

 人事をめぐる永田町の暗闘が早くも始まった。

ZAKZAK 2007/07/31

1749片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/02(木) 15:18:08
赤城氏辞任に舛添氏「塩崎くん何やってるんだ!」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070801/20070801-00000027-ann-pol.html

 赤城農林水産大臣更迭については、野党だけでなく与党内からも厳しい声が上がっています。
 
 参院自民党・舛添政審会長:「安倍内閣、自民党そのものが今、立て直しを図ろうとしている時に、決してプラスにはなりません。物事をやるにはタイミングがある。首相官邸もっとしっかりして下さいよ。官房長官もいるわけでしょう。『塩崎くん何やっているんだ』と、私に言わせれば」
 公明党・北側幹事長:「(事務所費の問題で)もっときちんとした説明のしようがあったのではないかと、残念に思います」
 民主党・高木国対委員長:「辞任の理由が参議院選挙で負けたからということですが、これは筋が違うんじゃないか」
 共産党・市田書記局長:「任命した安倍総理の責任も重い。選挙の審判を受けて安倍内閣が退陣すべきだ」

[1日22時41分更新]

1750片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/03(金) 15:38:31
衆院3区補選…坂本氏の入党願不受理、自民県連新体制後に対応へ 讀賣熊本

 衆院熊本3区補欠選挙で当選した無所属の元衆院議員・坂本哲志氏(56)が2日、自民党県連に入党願を提出した。県連は古閑三博会長ら三役が対応を協議したが、「日付が7月31日になっており、実際の提出日と異なる」などとして受理しなかった。今後の対応について西岡勝成幹事長は「現体制で処理することは無理」と述べ、新体制が発足する9月以降になるとの見通しを示した。

 坂本氏の入党を巡っては、党本部が1日の役員連絡会で入党を認める方針を出したが、県連は「(入党には県連の承認が必要という)党則に沿っていない」などと反発。党本部に「坂本氏は過去の選挙で自民党現職がいる選挙区に無所属で立候補し、その後もコスタリカ方式による党本部の調整に応じなかった経緯がある」などとする抗議文を送った。

 坂本氏は選挙後、復党の意思を党本部と県連に伝え、後援会にも了承された。坂本氏は「今後のことは県連にすべて委ねたい」と話している。

 坂本氏は元自民党県議。2003年の衆院熊本3区に無所属で出馬し、自民現職の松岡利勝氏を破って初当選。05年の衆院選では松岡氏に敗れた。

(2007年8月3日 読売新聞)

1751片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/03(金) 15:54:57
赤城氏辞任で県内自民党から恨み節
2007年08月02日 朝日青森
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000708020006

 「遅すぎた」――。事務所費問題などで批判を浴びた赤城農水相が1日辞任し、参院選青森選挙区で民主党に議席を奪われた自民党からは、赤城氏への恨み節が漏れた。


 自民党県連の冨田重次郎幹事長は「赤城大臣はもっと早くやめるべきだった。総理がポンとすぐ辞めさせていれば、参院選への影響も多少はプラスになったはずだ」。


 ある自民党県議も「辞任は当然。遅すぎた」。安倍首相についても「辞めるべきだ。歴史的惨敗なんだから続投はおかしい。国民に分かりにくい」と切り捨てた。


 今回敗北した自民・山崎力氏陣営内部には「安倍首相や小泉前首相が応援に来てからおかしくなった。その前までは勝てると踏んでいたのに」との声がくすぶる。別の自民党県議も「赤城氏の辞任は当然。安倍首相も辞めるべきだ。仲良し内閣をつくったのが敗因なんだから」と指摘する。


 一方、ある自民党青森市議は「安倍首相が選挙結果を受け、すぐに更迭したことは評価できる。衆院選も、今のままでの自民党ではだめだろう」。選挙の最前線で有権者と接してきたが、「今までの選挙と全く違った。長年の支持者からも『今回は自民党はだめだ』と言われた。赤城さんの問題はだめ押しだった」と明かす。


 市議は、「赤城農水相はあまりにも説明しなさすぎた。もっと早く説明責任を果たしていれば、選挙の結果も違ったのでは」と悔やんだ。

1752片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/03(金) 16:27:07
赤城農相わずか2カ月で辞任、遅すぎた?
2007年08月02日 朝日茨城
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000708020006

赤城徳彦農水相の辞任は、県政界や地元の支持者らにも衝撃を与えた。大臣就任からわずか2カ月。自民が大敗を喫した参院選後の辞任劇に、県内からは「期待していたのに残念」「辞任が遅すぎた」などの声が交錯した。
 衆院茨城1区選出の赤城氏は「農水政策に明るい即戦力の人材」(塩崎官房長官)と期待され、6月1日に就任。翌日に桜川市で開かれた長谷川大紋氏の決起集会では、「攻めの農政に取り組んでいきたい」と語り万雷の拍手を受けた。
 だが、参院選公示直前から投開票日直前にかけて、事務所費問題やばんそうこう、二重計上など問題続き。あいまいな説明を繰り返す姿勢に厳しい批判の声が上がった。
 山口武平・自民県連会長は「将来も嘱望されていたから辞任は残念。マスコミで毎日のように取り上げられ、選挙への影響はあっただろう」と話した。数日前に赤城氏から「申し訳ない」と連絡があったという。
 今回の参院選で初当選した県連幹事長の長谷川氏は「期待しただけに地元としては本当に残念だ」と語ったうえで、「辞任だけでは国民は納得しない。今後も国民がわかるように説明してほしい」と注文をつけた。
 別の県連幹部も「このタイミングでの辞任は疑問が残る。説明責任を果たさず、辞任を今までしなかったことが有権者の心証をさらに悪くさせた」と振り返った。
 橋本昌知事は「問題への対応が国民の理解を得られず、厳しい選挙結果にもつながったことを考えれば、やむを得なかったと思います」との談話を発表した。
 赤城農水相の実家がある筑西市の支持者や、後援会幹部からは、惜しむ声と批判が相半ばした。
 祖父の宗徳氏の代からの支持者である冨山省三筑西市長は「赤城大臣の政治手腕に期待していただけに誠に残念」とコメントした。
 後援会の代表を務める元県議は「タイミングは遅すぎた。地元の有権者へのマイナスイメージは、長谷川さんの選挙に大きく影響したと思う」と厳しい評価だった。
 一方、実家の近くの集落の70代の男性の農家は「ああいう状況になって説明できないのでは、辞めざるを得ないだろう。法律以前の問題」と畑の手入れの手を休めて話した。

1753片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/03(金) 17:06:07
芸者の花代発言 山本議員が陳謝
2007年07月29日 朝日福井
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000200707290003

自殺した松岡利勝・前農水相の事務所費問題で、山本拓・農水副大臣が「芸者の花代として使ったと聞いた」などとした発言について、山本氏は28日、福井市内で開かれた集会で「反省している」と述べた。


 山本氏は、中国への農産物の輸出について触れた中で「本来は私も輸出担当ですから、上海に行く予定だったのですが、キャンセルしてこっちに張り付いておりました。今考えてみれば、中国に行っていれば失言をしなくてよかったし、奥さんに怒られなくてすんだ。後悔をしている。自民党について安倍総理も先日福井に来られ、『反省すべきは反省し』とおっしゃったが、私も一緒だ」と話した。

1754片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 00:39:55
参院自民党、青木氏辞任で人事難航 下旬にずれ込みか
2007年08月03日20時53分
http://www.asahi.com/politics/update/0803/TKY200708030450.html

 参院選の大敗を受けた参院自民党の人事が難航し、当初予定していた臨時国会前から今月下旬にずれ込む見通しになった。青木幹雄参院議員会長が引責辞任を余儀なくされ、後継の「本命」を含む津島派の有力議員たちが議席を失ったからだ。第1会派の座を民主党に明け渡した参院自民党の政権内の発言力がどう変化するのかも注目されている。

 「内閣改造や党人事がいつになるか分からない。(参院の人事も)早くても盆明けになる」

 青木氏は3日、参院執行部の一人に新参院議員会長の選出が大幅にずれ込む見通しを伝えた。理由として組閣が8月末以降になることを挙げたが、本命だった片山虎之助前幹事長が落選し、既定路線が崩れてしまったことは衆目が一致している。青木、片山両氏が率いる津島派は35人から22人に激減し、側近の景山俊太郎氏や武見敬三氏、金田勝年氏らも落選して「青木氏の意を受けて動く駒がなくなった」(参院幹部)。

 青木氏は参院幹事長、官房長官、そして参院議員会長として、小渕、森、小泉、安倍の4代にわたる政権で影響力を発揮してきた。その後継となる新参院会長はこれまで通り内閣改造で参院枠2人を確保するだけでなく、参院で第1会派となった民主党との折衝にあたる司令塔になる。

 党所属議員が激減したことによって、政権に影響する参院のかじ取りに注目が集まるため、参院自民党の発言力は逆に強まるとの見方もある。だからこそ、「新執行部が青木氏に匹敵するまでの影響力を速やかに行使できるなんて難しい」(矢野哲朗国会対策委員長)という意見も強い。「次の執行部も青木さんの影響力が残る形にしたい」(津島派議員)と、青木氏の「院政」に期待する声も出ている。

 一方、町村派は28人から21人に減ったものの、津島派と肩を並べた。中山恭子氏や義家弘介氏ら首相に近い人も多数当選している。

 新会長選びは、参院自民党の「青木色」を測るリトマス試験紙ともなりそうだ。

1755片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 00:52:55
政治とカネ「1円から領収書」 自民から異論続出
2007年08月04日00時34分
http://www.asahi.com/politics/update/0804/TKY200708030510.html

 参院選の惨敗を受け、自民党が「政治とカネ」のいっそうの透明化に向けた論議を始めた。安倍首相からの政治資金規正法再改正の指示を受け、中川秀直幹事長は「すべての政治団体を対象に1円から領収書を公開」を提案した。だが、事務作業が増えるうえ、この前の国会で改正したばかりであることなどから、党内には異論が強い。3日の党改革実行本部の論議でも「新しい執行部がやればいい」などと消極的な意見が目立った。

 「今度の選挙で国民の皆様が一票に託した思いを受け止めて、党として対応しなくてはならない」

 首相は3日、首相官邸で記者団に、「政治とカネ」の問題に積極的に取り組む姿勢を改めて強調した。首相が同法の再改正に踏み込んだのも、赤城徳彦前農林水産相の更迭から間を置かずに動くことで、政権への信用を少しでも取り戻したい、という思いからだ。

 意をくんで動いていたのは中川幹事長だった。1日の記者会見で「政治団体全体を対象に、1円以上から領収書を公開するのが民意の大勢だと受け止めている」と発言。赤城氏を引き継いだ若林農水相も3日の会見で「1円という話があるが、透明性を高めるためにやったらいい」と踏み込んだ。

 ただ、首相は「1円」について「基本的にそういう考え」としながらも「まずは党で議論を」と留保をつけた。具体案を記者団に聞かれても「議論をすることで結果は出てくる」と述べるにとどめた。

 ところが、その党側はさらに消極的だ。「慶弔費で領収書をくれ、とは言いにくい」「切符はどうするのか」「飲み物は……」

 3日の党改革実行本部コンプライアンス小委員会で石原伸晃本部長が「1円」を紹介したところ、出席者から異論が続出した。すべての政治団体に適用することにも「過去の議論との整合はどうするのか」と6月の改正内容との整合性を問う意見も相次いだ。さらには、党役員人事を念頭に「この議論は、新体制を早く固めてそこでやればいい」との意見まで出され、結局、同本部の総会を7日に開いて改めて意見を募ることにして打ち切られた。

 中川氏は8月中に具体案をまとめる方針を示している。だが、党幹部からも「国民が自民党に求めているのは、1円から添付せよ、というさまつなことなのだろうか」といった疑問が出ており、決着は9月以降に先送りされる可能性もある。

■公明、「与党」で強調

 「政治資金規正法の再改正について、我々が内容をリードしたい」

 公明党の斉藤鉄夫政調会長は3日、法改正への意欲を記者団に示した。1円以上の領収書添付についても「与党としてまとまる方向で推進したい」と強調した。

 参院選の惨敗について、党内には「政治とカネの問題に厳しいはずの公明党が自民党をかばっている、と有権者に思われた」(党幹部)という受け止めがある。

 太田代表は投開票日翌日の7月30日、首相に「民意は透明性と公開性を求めている。法改正を含めた努力が必要だ」と迫った。そこには「公明党が自民党を引っ張っている」とアピールすることで、失われた信頼を回復したいという思いがにじむ。

 ただ、党内議論は7日からで、自民党より出足は遅い。「自民党内は中川幹事長案への賛否が入り乱れている。論議の行方を見極めたうえで、我々の案を出す方が得策だ」(幹部)という判断があるためだ。

 北側一雄幹事長は2日、記者団に語った。「自民党内で意見をまとめない限り、話は前に進まない」

1756片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 03:18:23
参院選:消えた「福田暫定内閣」構想 3氏会談の内幕
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070804k0000m010148000c.html

 参院選の与党惨敗が濃厚となった先月29日夕刻、自民党の実力者たちは、首相・安倍晋三の退陣を想定して、元官房長官・福田康夫を後継首相に擁立する構想を具体的に話し合っていた。国会に近いグランドプリンスホテル赤坂の一室に、元首相・森喜朗、参院議員会長・青木幹雄、幹事長・中川秀直の3人が顔をそろえた席でのことだ。

 冒頭、選挙の総責任者である中川は「私の不徳の致すところです。申しわけございません」と2人に深々と頭を下げた。参院自民党、とりわけ手塩にかけた参院津島派が壊滅状態になった青木は、吹っ切れたように「森さん、私もこれで楽になります。高みの見物でもして過ごしましょう」と乾いた声で笑った。

 「責任をとって幹事長を辞めます」と中川。青木も「私も同じだよ」と同調した。3人の関心は安倍の進退の1点に絞られた。前日の28日夜、安倍は森の携帯電話に「今後も続けるつもりです」と伝えていたからだ。森は賛成も反対もせず、返答を保留していた。

 3人は自民党の獲得議席を「40台中盤」「40台前半」「30台」と三つのケースに分け、「30台なら退陣は避けられない」との結論で一致した。青木は「安倍君はまだ若い。今、辞めれば次のチャンスが生まれるかもしれない」と言った。

 「じゃあ、それなら誰がいいのかなあ」。3人が異口同音に口にしたのは、「福田首相」による次期衆院選までの選挙管理内閣構想だった。「彼なら落ち着いているし、安定感がある」。ただし、福田は71歳。福田を評価する森らも、あくまで「暫定的な緊急避難措置」と考えていた。

 「アルツハイマー」発言でミソをつけたものの、外相・麻生太郎だけは、党内に「ポスト安倍」の人材が枯渇するなか、温存しておかなければならない−−。それが3人の共通意見だった。

 協議を踏まえ、森は「じゃあ、今晩中におれが福田さんに会おうか」と言った。ただ、その前に首相が当日夜のテレビ出演で、進退についてどう語るか確認しておくことも必要だった。

 森と青木は、中川に首相公邸に出向いて、安倍の意思を聞いてくるように求めたが、中川は「いや、記者もいっぱいいますし」と尻込みした。森は「幹事長が総理に会うのは、誰も不思議に思わないよ」と中川の背中を強く押した。その場から首相公邸にアポイントメントの電話を入れた中川は、電話を切った後「総理は麻生さんと会っているようです」と、森と青木に告げた。

 午後6時前、麻生と入れ替わるように首相公邸に入った中川に、安倍は「結果がいかなるケースであろうと、解散のない参院選で、政権選択が行われることはあるべきではない」と続投への強い意思を伝えた。「ポスト安倍」は安倍という強烈な意思表示だった。

 「続けるのも地獄、引くのも地獄、いばらの道ですね」と中川。会談後、中川は森に「我々が考えていたのとは全然違う雰囲気です。総理は続けるつもりです」と伝えた。安倍も森に電話し「辞めません。続けるつもりです」と通告。森も「わかった」とのむしかなかった。安倍は周囲に「こんな状況で続けるのはきつい。でもどんな結果になってもやる」と漏らした。この瞬間、「福田選挙管理内閣」構想は幻に終わった。(敬称略)

毎日新聞 2007年8月4日 3時00分

1757片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 11:16:29
首相らのけじめ「まずい」
自民県連、党本部に意見伝達へ 讀賣秋田

 自民党県連は3日の常任総務会で、自民党が参院選で惨敗したことについて、「安倍首相ら全体のけじめの付け方がまずい」との意見を党本部に伝えることを決めた。党本部には、地域間や企業間の格差問題への対応も求める。

 県内では、無党派層に対する働きかけを強め、党勢を立て直すという。

(2007年8月4日 読売新聞)

1758片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 13:40:18
過去4年の事務所費総点検 自民「1円から領収」先送り '07/8/4
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708040104.html

 自民党は三日の党改革実行本部で、閣僚らの事務所費問題が参院選惨敗に直結したことを踏まえ、新たな党内規を策定し、党所属の全国会議員に資金管理団体、関連政治団体の二〇〇三年から四年分の事務所費を総点検し、報告させることを決めた。七日の本部総会で正式決定、月内にも予定される内閣改造前の報告を求める。

 ただ、安倍晋三首相(自民党総裁)の指示に基づき、政治資金規正法の再改正で、領収書添付の義務付け対象をすべての政治団体の「一円以上」の支出に拡大するという執行部案には、反対意見が相次ぎ、結論は内閣改造以後に見送られる方向となった。首相は三日、改造には適材適所で臨むとともに、同法再改正への意欲を強調したが、党内に続投批判がくすぶる中で「政治とカネ」問題での指導力不足を浮き彫りにした。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は三日の記者会見で、公表すべき領収書の額について「国民の目線は厳しく、領収書を取れない買い物はするなとの発想が求められる」と述べ、「一万円超」としてきた民主党案を「一円以上」に引き下げる考えを表明。秋の臨時国会では政資法再改正が焦点になりそうだ。

 自民党の中川秀直幹事長は一日、再改正では、すべての政治団体の事務所費支出の全額に領収書添付を義務付ける方針を表明した。しかし三日の党改革実行本部の会合では「一円以上だなんて無理だ」との意見が続出。再改正に先立ち厳格規定を党内規に盛り込む案は議論もされなかった。

 公明党の斉藤鉄夫政調会長は記者団に「一円以上」の添付案に賛意を示したが、すべての政治団体への対象拡大には「政治家と関係ない政治団体まで広げると、政治活動の自由の問題も生じる。合理的な線引きができるはずだ」と政治家関連に限定すべきだとの認識を明らかにした。

1759片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 18:39:37
赤城、今さら持論? 辞任会見でも場の空気読めず
見送りの農水省職員も唖然
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007080209.html

職員からの花束を受け取り、農水省を後にする赤城氏=1日午後
 事務所費や絆創膏(ばんそうこう)問題で自民党を参院選惨敗に追い込み、安倍首相から1日に更迭された赤城徳彦農水相(48)。今や永田町屈指の“お騒がせ男”との評判だが、辞任会見でも突如、日本食に関する持論を延々と披露し、記者や農水省職員らを唖然(あぜん)とさせた。

 同日午後、農水省で開かれた辞任記者会見。赤城氏は辞任理由や一連の問題については棒読み調で答弁していたが、「中国で日本米が好評を博している」と話したあたりからヒートアップした。

 約100人の報道陣に向かい、「今、われわれは日本食を食べなくなってきているが、逆に世界は日本食ブーム」といい、「(海外でも)今後はレストランだけでなく、普段の生活の中で日本食を当たり前のように食べてほしい。すしや天ぷらを一般家庭で作るのは難しいから、おにぎり、お茶漬けとか、簡単なものを料理本や料理番組で取り上げてもらいたい」などと、訴えたのだ。

 つまり、おにぎり、お茶漬けが海外で普及することにより、「日本の輸出産品の広い裾野ができる」という論理。赤城氏は「そんなことに取り組もうと、事務方に指示していたところでしたが…」と無念さをにじませたが、唐突な大演説に報道陣もあっけにとられるばかり。

 会見後、庁舎の出入り口で見送りに立った職員の中からも「もっともな話だけど、ここで話さなくても」との声も。最後の最後まで、場の空気を読めなかったようで…。

ZAKZAK 2007/08/02

1760片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 18:47:03
不満、恨み節…自民参院選総括委員会、初会合不能
首相続投にも批判続々
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007080311.html

参院選で惨敗し、「敗戦処理」でも困難に直面している中川氏
 安倍晋三首相の“居座り宣言”で、自民党の参院選総括が迷走している。2日に党本部で開かれた「参院選総括委員会」(谷津義男委員長)の初会合では、首相続投に異議を唱える議員への“恨み節”を口火に、執行部への批判や不満が続出。中川秀直幹事長は異例の箝口(かんこう)令を敷いたが、総括の結果次第で不満はますます拡大しそうな気配だ。

 谷津氏が「有為な方々を失って誠に申し訳ない」とあいさつし、神妙な雰囲気で始まった会合は、茂木敏充筆頭副幹事長が出席者に意見を求めたところで一気にボルテージが上がった。

 口火を切ったのは萩生田光一衆院議員。「一番卑怯(ひきよう)なのは『自分だけは違う』とばかりにテレビに出て党の悪口を言う連中だ。文句があるなら総務会やこの場で言えばいい。そんな卑怯なやつらは自民党から出ていけばいい」と、テレビなどで自民党批判を繰り返す舛添要一参院政審会長らに怒りの矛先を向けた。

 すると、若手・中堅議員らから「参院議員は衆院議員に頼り過ぎて、自民党支持層をうまく吸収できていない」「党執行部と支持団体との話し合いが足らない」などと党執行部などへの不満が噴出。定率減税廃止や年金問題への対応についても批判が相次いだという。

 ただ、茂木氏が今回の参院選得票数を元に党が行った衆院選シミュレーション結果を公表すると、会場はシーンと静まりかえった。300選挙区のうち、民主党は203議席、自民党は70議席という衝撃的なものだったからだ。

 今回の会合について、党有力筋の1人は「萩生田氏の発言の『党』とは首相のことを指しており、『卑怯』というのは、実は『首相は退陣せよ』と言いたくても言えないことの裏返しだ」と解説。谷垣派議員の1人は「首相の続投を前提に議論をしても、問題点は見えてこない」と語った。

 実際、参院選で落選した保坂三蔵氏が「首相で選挙戦を戦えるのかという声が出ているのは事実だ」と語り、中谷元・元防衛庁長官も「今のままでは次の選挙は話にならないと多くの人が肌で感じている」と指摘するなど、党内は安倍首相の「続投」と「退陣」で大きく揺れ始めている。

 総括委員会は、臨時国会会期中の7−9日に全衆参議員からヒアリングを実施。同時に有識者からも意見を聞き、今月中旬にも中間報告をまとめる方針。だが、中堅議員の1人はこう苦しい事情を吐露する。

 「首相の責任に踏み込まないと、きちんとした結論は出ないが、まさか執行部が首相に弓を引くわけにもいかないだろう」

ZAKZAK 2007/08/03

1761片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 18:47:40
老紳士、丸川に復讐ならず…娘婿と不倫し家庭ボロボロ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007080310.html

9年前の話ではあるが、丸川氏への怨念はいまだに続いている
 さまざまな逆風に見舞われながら、参院選東京選挙区で当選した自民党の丸川珠代氏(36)。女性票を奪い合うライバルとみられた民主党の大河原雅代氏(54)もトップ当選を果たしたが、大河原氏の有力な支援者の1人に、丸川氏の当選を複雑な思いで見つめる老紳士がいた。

 「丸川氏当選」の結果に、今年85歳になる老紳士は「大河原さんを勝たせれば、自民党の1人は落ちると思っていた。保坂三蔵さんが落ちたのは自民党の戦略ミスだろう」とため息をついた。

 丸川氏の出馬を知った5月、老紳士の胸に9年前の苦い記憶が蘇った。

 1998年、丸川氏がテレビ朝日の同僚と深い仲になり、略奪婚の秒読み段階と週刊誌などで報じられた。相手はスポーツ局でゴルフなどを担当する20歳年上のプロデューサーで、妻とは離婚したが、社内の反発で再婚までは至らなかったとされる。

 この妻こそが、老紳士の娘だというのだ。

 老紳士によれば、娘を捨てて丸川氏に走った元夫は名家出身。バブル期に東京・神保町の土地を売り、37億円もの大金を手にして以来、放蕩生活に染まっていったという。

 「95年くらいから(丸川氏と)つきあい始め、家に寄りつかなくなった。孫は中学生で多感な時期。娘はノイローゼになってやせ細り、98年4月に公正証書に条件をまとめて離婚した」

 だが、略奪愛も長くは続かず、1年ほどで元夫は家庭に戻った。老紳士は「金が続かず、(丸川氏に)愛想をつかされたんだろう」と話す。娘夫婦は今でも、戸籍上は離婚したままで暮らしている。

 老紳士はかつてエネルギー関連の先端技術をリードし、商社や電機メーカーの顧問、経産省関連団体の委員などを務めてきた。今回の選挙でも政財界の人脈を生かし、丸川氏の当選を阻むべく大河原氏の応援に奔走した。「丸川を直接攻めるのではなく、女性票を全部取る」という戦略だった。

 自民党に大逆風が吹き荒れる中、丸川氏は同じ党の現職・保坂氏と票を食い合う形となり、保坂氏寄りの地元都議・区議から協力を得られなかった。さらに、住民票の届け出ミスで丸川氏に選挙権がないことが発覚し、後ろ盾の衆院議員からも怒りを買った。

 開票前の予想では保坂氏は当確で、5枠のうち最後の1枠を丸川氏、大河原氏らが争うとされたが、結局、老紳士の尽力もあってか大河原氏が100万票以上を集めてトップ当選。丸川氏も4位で当選したが、保坂氏がよもやの落選となった。

 丸川氏への9年越しのリベンジはならなかったが、老紳士は「しょうがない。でも、子育てとかを語るのは矛盾だらけ」と怒りを込めて語った。

ZAKZAK 2007/08/03

1762片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 18:49:42
自民惨敗の余波!日銀総裁レース混迷、ポスト福井に…
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007080329.html

参院選での与党大敗の影響は日銀にも波及。ポスト福井俊彦(顔写真)はまったく見えなくなった
 参院選で与党が大敗したことにより、日銀の次期総裁人事がまったく見えなくなってしまった。総裁は「両議院の同意を得て、内閣が任命する」(日銀法23条)ことになっており、参院の第一党になった民主党のメガネにかなわない人物は総裁になれないことになる。本命候補は元財務省事務次官の武藤敏郎副総裁(64)、対抗が経済財政担当相などを務めた竹中平蔵慶応大教授(56)だったが、どちらも民主党から不適格とみられている人物。混迷の総裁人事の行方は−。

 村上ファンドでの資産運用が発覚し、なにかと世間を騒がせた福井俊彦総裁(71)の任期は来年3月19日まで。日本経済の重要なかじ取りを任される日銀総裁は社会的ステータスが高く、年間の報酬総額も3211万円(2006年度)に上る。その候補者の名前は早くから取りざたされることになる。

 ポスト福井の大本命だったのは武藤副総裁だ。総裁人事は一部の例外を除き、日銀出身者と財務省出身者が交互に就くのが慣例。日銀出身の福井氏のあとは財務省出身の武藤氏−というのが、政官財界の見立てだった。

 一方、対抗の竹中氏は「05年秋ごろからその名前が取りざたされるようになり、日銀の事務方も竹中説の出所を探ったことがあった」(日銀関係者)という。

 結局、竹中氏本人が総裁の椅子にご執心であることが判明。「竹中氏は小泉政権下で経済ブレーンとして重用された。その小泉氏の後ろ盾で誕生した安倍政権のもとでなら、日銀総裁になれると思ったのだろう」(同)という。

 ところが、今回の参院選で民主党が圧勝したことにより、こうした下馬評が“ご破算”になってしまった。

 日銀の正副総裁は衆参両院の同意を得たうえで内閣が任命する。

 これまでは、両議院とも自民党が牛耳っていたから同党が「OK」なら総裁になれた。しかし、今回の選挙で民主党などの野党が参院の過半数を押さえたため、第一党の同党が了承しないと総裁にはなれない。

 2人の有力総裁候補について、民主党有力筋がこう断言する。

 「民主党は03年3月に、武藤氏を日銀副総裁にする人事案にも反対した。やはり、財務省(の官僚)出身ということがネックになった。一方、小泉政権下で閣僚を務めた竹中氏と民主党は真っ向から対立し、今でも相いれない関係だ。民主党がこの2人に同意することは難しい」

 別の民主党関係者もこう指摘する。

 「小沢(一郎)代表は官僚主導の政策立案や、格差拡大を助長した自民党の構造改革路線を厳しく批判している。日銀の金融政策に官僚出身の武藤氏が携わることをヨシとしないし、構造改革路線の“元凶”だった竹中氏はもってのほか」

 総裁候補としてはこのほか、政府の経済財政諮問会議の民間議員を務める伊藤隆敏東大大学院教授(56)、元日銀審議委員の植田和男東大経済学部長(55)、もう1人の日銀副総裁である岩田一政氏(60)のほか、元財務相の塩川正十郎氏(85)らの名前も挙がっている。

 しかし…。「財務省は武藤氏以外の総裁候補が出てきたら、つぶしにかかるだろう。小泉、安倍政権下で東証社長などの天下りポストが減ってしまった今、財務省にとって日銀総裁が唯一残る超大物ポスト。総裁の椅子死守は財務省の権威にかかわる問題だ」(霞が関関係者)

 財務省といえば、政府税制調査会の本間正明会長が06年12月に家族以外の女性との官舎同居問題で辞任した際も、辞任の仕掛け人とされた。本間氏は法人税や消費税について、同省の思惑とは違う考えを示していた。

 五里霧中の日銀総裁レース。自民党と民主党が折り合うような総裁候補は今のところ、見当たらない。日銀幹部は「福井総裁の続投も難しそうだし、適任者が誰もいなくなってしまった」。カギを握る民主党も「今の段階ではなんとも」(有力筋)と白紙の状態だ。

 次期総裁の任期(5年間)のスタートは来年3月20日。そのとき、誰が総裁の椅子に座っているのだろうか。

【ポスト福井として名前が挙がっている人たち】
武藤 敏郎(64) 日銀副総裁、元財務相事務次官
竹中 平蔵(56) 慶応大教授、元総務相
岩田 一政(60) 日銀副総裁、元内閣府政策統括官
植田 和男(55) 東大経済学部長、元日銀審議委員
伊藤 隆敏(56) 東大大学院教授、経済財政諮問会議議員
塩川正十郎(85) 東洋大総長、元財務相
田中 直毅(61) シンクタンク理事長、経済評論家
※敬称略

ZAKZAK 2007/08/03

1763片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/04(土) 18:56:18
馳PWF会長が「自民党ブー」考案
http://hochi.yomiuri.co.jp/battle/prowrestling/news/20070802-OHT1T00017.htm

 全日本伝統の3冠ヘビー級王座を管理するPWF会長に就任した自民党の馳浩衆院議員(46)が1日、東京・永田町の衆院第一議員会館で全日本の武藤敬司社長(44)とCS放送収録のため対談。参院選大敗の逆風吹きすさぶ中、自虐的パフォーマンスを考案した。

 3冠戦では前PWF会長スタン・ハンセンが試合前に認定証を読み上げると、観衆が「ウィー!」と呼応する。馳は「PWF会長 “自民党”馳浩」と名乗り、あえて「ブー!」の合唱を浴びるというのだ。初仕事は26日の両国大会で行われる王者・鈴木みのる―佐々木健介戦。「今、自民党といったらブーイングだろう。試合まで盛り下げてしまうかな」与党に背を向けた国民感情を承知の上での捨て身技。“支持率低下”も覚悟の行動だ。

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(2007年8月2日06時00分 スポーツ報知)

1764片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/05(日) 11:04:04
選挙:参院選 今津・自民道連会長が首相批判「負けても責任感じないとは」 /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/seikei/archive/news/2007/07/31/20070731ddlk01010449000c.html

 参院選の自民惨敗を受け、自民党道連の今津寛会長は29日深夜、「ここまで負けて全く責任を感じないのはありえない」と安倍晋三首相の責任に言及した。さらに「この戦いで勝てない人が次の戦いで勝てるとは思えない」とも述べ、次期衆院選の「党の顔」に安倍首相はふさわしくないとの認識を示した。

 道選挙区で再選を決めた党公認、伊達忠一氏(68)の事務所で記者団に語った。【真野森作】

毎日新聞 2007年7月31日

1765片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/05(日) 11:50:26
選挙:参院選 首相続投に自民県連幹事長が「容認」 /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/archive/news/2007/07/31/20070731ddlk05010283000c.html

 参院選での自民党の歴史的大敗を受けて安倍晋三首相が30日、記者会見で正式に首相続投を表明し、党本部と公明党もこれを了承したことについて、自民党県連の鈴木洋一幹事長は同日、毎日新聞の取材に対し「本人が続投をよしとし、周囲も認めれば問題ない」と話し、県連として続投を容認する考えを示した。【津村豊和】

毎日新聞 2007年7月31日

1766片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/06(月) 09:09:52
現場から:農相更迭 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/archive/news/2007/08/02/20070802ddlk14070372000c.html

 「オレが金融課長補佐の時に入省してきたけど、政治家の孫らしくない、まじめないいヤツだったぞ」。1日に更迭された赤城徳彦前農相について、農水省元局長の人物評だ
▼赤城前農相は83年に東京大を卒業し、同省に入った。新人の官僚は直属の課長補佐に鍛えられ、仕事を覚える。この元局長だけでなく、多くの役人たちの目に「将来有望」と映った若者は90年、農相も務めた祖父の後継者として衆院選に出馬し、30歳で初当選する
▼「まじめで控えめ」な性格が政治家としては災いしたのか、初めての入閣まで当選6回、17年もかかったが、同省内からは「農政通でやりやすい」と歓迎の声が上がっていた。それからわずか2カ月での転落だ
▼郵便局の領収書をコピーして二重計上する手口は「ナントカ還元水」より悪質だと思う。冒頭で紹介した元局長は今年1月、57歳で病死した。赤城前農相は、亡き恩人に何を報告できるのだろうか。【早川健人】

毎日新聞 2007年8月2日

1767片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 11:31:41
参院幹事長に山崎氏 自民 会長は尾辻氏 20日にも決定
8月7日午前10時37分
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=1468

 自民党は6日、参院選惨敗を受けて青木幹雄参院議員会長が辞任したのに伴う新たな参院執行部人事について、新議員会長に津島派の尾辻秀久元厚生労働相(66)を選出、落選した片山虎之助参院幹事長の後継に本県選出で町村派の山崎正昭前官房副長官(65)を起用する方針を固めた。尾辻氏が20日に正式に選出された後に参院幹事長に山崎氏を指名する段取りだ。

 青木氏は参院自民党の「最高顧問」などのポストで処遇する方向で、引き続き参院で影響力を行使する見通し。

 伊吹派の矢野哲朗参院国対委員長(60)は、安倍晋三首相が27日にも行う内閣改造で「参院閣僚枠」を維持することを前提に参院の入閣候補となり、町村派の鈴木政二官房副長官(59)が後任の国対委員長に就く方向で官邸側と調整する。

 尾辻氏は当選4回のベテラン格で与野党に人望があり、青木氏の後継としての選出が固まった。

 参院では第1派閥が町村派、第2派閥が津島派になったことから、参院幹事長にはバランスを考慮し町村派の山崎氏を起用することになった。

 山崎氏は6日夜、福井新聞社の取材に対し「参院選の厳しい結果を真摯(しんし)に、また謙虚に受け止め国民の要請、負託にこたえていかなければならない。衆参一枚岩となって全力で難局を必ず乗り切っていきたい」と話した。

 山崎氏は参院議運委員長、参院有事法制特別委員長などを歴任。2003年9月から05年10月まで小泉内閣の官房副長官を務めた。05年4月から自民党県連会長、06年11月から町村派副会長。参院当選3回。日大卒。

1768片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 22:12:27
非安倍陣営、集結の動き=政策転換求め3派横断−自民
8月8日17時3分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070808-00000109-jij-pol&amp;kz=pol

 自民党の小坂憲次前文部科学相、園田博之元官房副長官ら津島、山崎、谷垣各派の議員6人が8日、安倍晋三首相に政策転換を求めるため、派閥横断の政策勉強会を発足させることを決めた。小坂氏は首相の退陣を公然と求めており、続投に批判的な議員を結集する狙いもありそうだ。
 会合には、小坂、園田両氏のほか、渡海紀三朗、三原朝彦、山本公一、後藤田正純の各氏が出席。野田毅元自治相も参加を予定している。一方、入会を誘われた与謝野馨前経済財政担当相は、「政局的な動きになってきた」として周辺に参加を見合わせる考えを示した。
 同日の会合では、参院選での自民党惨敗について「政策面での議論が行われていない」として、地方活性化や格差是正のため具体策を検討していくことで一致。園田氏は会合後、記者団に「倒閣運動ではない。メンバーはタカ派色の強い政治に否定的だ。同じ問題意識の人は集まってもらいたい」などと語った。

1769片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/08(水) 22:42:56
自民党内 政権に批判や注文
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/08/k20070808000153.html

自民党内で安倍政権に距離を置く議員が会合を開き、「安倍政権の進める構造改革は行き過ぎだ」などとして、今後、勉強会を発足させ、独自の政策提言を行っていくことを決めた一方、構造改革を支持する議員連盟の会合でも政権に対する注文が相次ぎました。
自民党の園田博之衆議院議員や小坂前文部科学大臣など安倍政権に距離を置く自民党の当選3回から7回までの議員6人は、都内で会合を開き、参議院選挙で自民党が大敗したことを受けて、党を立て直すためどのような政策を打ち出すべきかなどについて意見を交わしました。この中で、出席者から「安倍政権が進める規制緩和などの構造改革は行き過ぎだ」とか「安倍政権の俗にいう『タカ派的』な理念はよくない」といった意見が出され、こうした安倍政権の姿勢が自民党が大敗した一因だという認識で一致しました。そして、出席したメンバーを中心に、今後、勉強会を発足させ、独自の政策提言を行っていくことを決めました。一方、構造改革路線を支持する議員グループも相次いで会合を開きました。このうち、武部前幹事長が会長を務め、当選1回の衆議院議員が中心のグループの会合で、武部氏は「小泉内閣が進めた構造改革は永遠に続けていかなければならない。安倍総理大臣は『反省すべきは反省する』と言っており、政治は国民のためのものだという原点をしっかりと自覚してもらうことが大事だ」と述べました。また、党内の中堅・若手でつくる改革加速議員連盟は、8日の会合で、今の改革路線を維持すべきだという認識では一致しました。ただ、出席者からは、選挙での大敗を受けて、「温かみのある改革を目指して地方の声にもっと耳を傾けたほうがよい」とか「努力が報われない人たちへの配慮や説明を十分にすべきだ」といった注文が相次ぎました。

1770片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 09:42:59
“首相支持”議員連盟の動き
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/09/k20070809000023.html

自民党内では、安倍政権に距離を置く議員グループが8日、会合を開き、独自の政策提言を行っていくことを決めましたが、これに対抗する形で、安倍政権を支持する議員らが、新たな議員連盟の発足を目指しており、双方の動きが活発化しています。
参議院選挙の大敗を受けて、自民党内では、安倍総理大臣の退陣を求める声も出ており、安倍政権に距離を置く議員6人は8日、会合を開き、今後、勉強会を発足させて独自の政策提言を行っていくことを決めました。こうした動きに対し、古屋圭司衆議院議員ら安倍政権を支持する議員は、「みずからが選んだ総理大臣に辞めろというのは無責任で、今こそ党が団結すべきだ」としており、派閥横断的に議員に参加を呼びかけて、10日にも、島村元農林水産大臣を会長とする新たな議員連盟を発足させることにしています。一方、安倍総理大臣の出身派閥の町村派は8日夜、会長の町村前外務大臣や当選6回の衆議院議員が会合を開き、政権の求心力を回復するため、都市と地方の格差の是正に積極的に取り組むべきだといった意見が相次ぎました。このように、自民党内では、安倍政権に距離を置く議員と、支持する議員の双方の動きが活発化しています。

1771片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 12:34:20
「カレンダーが止まっている」防衛相が小沢民主代表を批判
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070809i204.htm?from=main2

 【ワシントン=杉田義文】訪米している小池防衛相は8日午前、小沢民主党代表がテロ対策特別措置法の延長に反対していることについて「小沢さんは(国連主導の形となった1991年の)湾岸戦争の時と同じことを言っている。カレンダーが止まっているのではないか」と記者団に語った。

 小沢氏が延長反対の理由として「米軍中心の活動を、直接的に規定する国連安保理決議はない」などを挙げたことを批判したものだ。

 小池氏は、かつて小沢氏とともに旧新進党・旧自由党に所属し、小沢氏の「側近」として知られていた。インド洋で海上自衛隊が米英などの艦船に行っている給油活動の根拠である同法の延長問題を巡り、小池氏は小沢氏批判を強めている。7日夜にも記者団に「(延長反対は)小沢流かもしれないが、我が国として『どうあるべきか』を考えなければ、政局が第一になってしまう」と語っていた。

(2007年8月9日11時59分 読売新聞)

1772片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 19:48:47
政策転換・人心一新求める声、自民各派総会で相次ぐ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070809it12.htm

 自民党各派閥の総会が9日開かれ、参院選の惨敗を受け、安倍首相の責任を問う声や政策転換、人心一新などを求める意見が改めて示された。

 津島派では、後藤田正純衆院議員が「このまま(首相が)続投となれば、国民はどう見るか。党総裁選を行うよう、津島派として求めてほしい」と述べた。

 これに対し額賀福志郎・元防衛長官は「首相を降ろすことは容易ではない。政策の見直しなど政府が今後どう対応するか、問題意識を持っていく」と語り、内閣改造・自民党役員人事などを見極めたうえで津島派としての対応を決める考えを示した。

 山崎派の山崎拓・前副総裁は「今の事態を招いたのは安倍内閣の責任だから、首相本人が辞めない以上、あとの人は全員交代させるべきだ」と述べた。

 丹羽・古賀派の古賀誠・元幹事長は「(首相の)いばらの道は、反省と責任から始まる。目に見える形で示していただかないといけない」と注文を付けた。

 谷垣派では、川崎二郎・前厚生労働相が「政策転換なくして安倍政権は支持できない」と語った。終了後、中谷元・元防衛長官は「一度首相が身を引くことが、参院選の総括の議論につながる」と指摘した。

 一方、麻生派の麻生外相は「閣内の一員として、首相の決断に従い、支えていく」としたうえで、「改革の果実が地方に行くように、早めに対応しておくべきだったとの反省はある」と語った。

(2007年8月9日19時6分 読売新聞)

1773片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 19:51:37
“首相交代は解散早める”
http://www.nhk.or.jp/news/2007/08/09/k20070809000140.html

自民党の中川幹事長は、無派閥の当選1回の衆議院議員の会合であいさつし、「総理大臣が代われば、国民の信を問うために早期に衆議院を解散して選挙を行えという声に応えざるをえなくなる」と述べ、安倍総理大臣の退陣を求める党内の声をけん制しました。
自民党内では、参議院選挙の大敗を受けて、代議士会で安倍総理大臣の退陣を求める意見が出されたり、安倍政権に距離を置く議員が会合を開いて勉強会を発足させることを決めるなどの動きが出ています。これに関連して、中川幹事長は、無派閥の当選1回の衆議院議員の会合で「総理大臣が代われば、国民の信を問うために早期に衆議院を解散して選挙を行えという国民の声に応えざるをえなくなるだろう。安倍総理大臣の退陣を求めるのであれば、衆議院の解散の覚悟をもって発言すべきだ」と述べ、退陣を求める党内の声をけん制しました。また、中川氏は「衆議院を通過して参議院で否決された法案を再度衆議院で3分の2の多数をもって成立させることは伝家の宝刀であり、1つの国会で1度使えるかどうかだ」と述べ、法案を成立させるためには与野党が衆議院の段階で内容について合意したうえで参議院に送ることが必要だという考えを示しました。

1774片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 21:23:28
内閣改造・党人事、水面下で駆け引き
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070809/20070809-00000051-jnn-pol.html

 参議院選挙での歴史的敗北を受けて、自民党は、安倍総理への批判が依然くすぶり続けていますが、今後の内閣改造や党人事が政局を占う上で大きな焦点となってきており、水面下で駆け引きが始まっています。

 「選挙での惨敗」、そして「安倍総理続投」という状況を踏まえ、自民党の各派閥の総会では党の危機感を訴える声が相次ぎました。

 「有権者の大多数は私ども自民党に支持を与えてくれなかった」(自民党・津島派 津島雄二 会長)

 「(首相は)責任と反省を目に見える形で示していただかなければならない」(自民党・古賀派 古賀 誠 会長)

 そして依然、退陣論も・・・
 「どこが悪かったのか、どうしていくのか、そのためには一度、首相が身を退いていただくことが」(自民党・谷垣派 中谷 元 事務総長)

 「(首相に)自信があるのであれば総裁選をしてみましょうと」(自民党・津島派 後藤田正純 衆院議員)

 しかし、こうした動きに、政府筋は「内閣改造までは退陣論は広がらない」との見方を示します。実際、党内は安倍総理がどのような人事をするのか、それを見極めた上で今後の対応を決めるというのが大勢となっているのです。

 「今回の事態を招いたのは、内閣の責任ですから(首相が)辞めない以上、全員交代させるべきだと思うんですけど」(自民党・山崎派 山崎 拓 会長)

 「安倍首相も責任を感じて人心一新、そういうことを示していただかなければ進まないと思います」(自民党・津島派 額賀福志郎 会長代理)

 内閣改造が最大の焦点となる中、安倍総理がもっとも信頼を置く麻生外務大臣の処遇に注目が集まっています。麻生氏について、自民党内では安倍総理が幹事長へ起用する意向との見方がありますが、その場合、党内での反発は少なくありません。

Q.人事で麻生幹事長との名前も
 「(お友達内閣などと)言われていたことから、脱却していないという見方もあるでしょうね」(自民党・古賀派 太田誠一 会長代理)

 そのため、党内の一部からは、反主流派などからも反発が少ない二階国対委員長を幹事長にして、党内融和を優先すべきとの声も上がっています。

 「(首相を)支えていかなければ」(自民党・麻生派 麻生太郎 会長)

 「ポスト安倍」の有力候補でもある麻生氏の処遇。今後の安倍政権の行方を占う上で大きな焦点となっています。(09日16:25)

[9日21時19分更新]

1775片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/09(木) 21:51:37
山拓会長「黙れ」!非安倍勉強会で対立
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070809052.html

 自民党山崎派総会で9日、安倍晋三首相に政策転換を求める派閥横断の勉強会の旗揚げをめぐり、メンバーの野田毅元自治相らと、「倒閣」と受け止められかねない行動の自粛を求める武部勤前幹事長らが対立、山崎拓会長が怒声を上げる一幕があった。

 出席者によると、勉強会メンバーの渡海紀三朗氏が「“反安倍”ではなく、行き過ぎた市場原理主義や格差に打つ手を勉強する仲間の会だ」と経緯を説明したのに、武部氏が「慎重にしてほしい。みんな言いたいことはたくさんあるが、我慢が必要だ」と批判した。

 これに野田氏が「改革の中身を点検するのは当たり前の話だ」と反論し始めると、武部氏がさらに口を挟もうとしたため山崎氏が「黙れ」と一喝。最後は山崎氏が「言論自由の党なので、そういう場をつくって発言するのも結構だ。ただ、最終的には党の意思決定を尊重してほしい」と、双方の顔を立てる形で引き取った。
[ 2007年08月09日 20:44 速報記事 ]

1776片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 06:34:21
安倍政権、年内持たずと小沢氏=森氏「後継は麻生、福田、谷垣氏」
8月10日1時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000234-jij-pol

 自民党の森喜朗元首相、民主党の小沢一郎代表、国民新党の綿貫民輔代表ら衆院当選13回の同期会が9日夜、都内のフランス料理店で開かれた。出席者によると、小沢氏は安倍晋三首相が参院選惨敗の直後に続投表明したことを「非常識だ」と非難。その上で、「安倍政権は今年いっぱい持たない」との見通しを示した。
 これに対し、森氏は「やはり政治には経験が必要だ」と語るとともに、「ポスト安倍」として麻生太郎外相、福田康夫元官房長官、谷垣禎一前財務相の3人を挙げた。また、今月27日に予定される内閣改造・自民党役員人事について、出席者から「政権を立て直せるかどうかは分からない」との声が上がった。
 会合には、民主党の羽田孜元首相、渡部恒三最高顧問も出席した。

1777片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 06:35:23
批判受け止め首相支える=自民中堅、ベテランが会合
8月9日23時2分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000229-jij-pol

 自民党中堅の山本有二金融担当相、菅義偉総務相ら昨年の総裁選で安倍晋三首相を支持した「再チャレンジ支援議員連盟」の幹部が9日夜、都内で会合を開き、首相続投に対する批判を謙虚に受け止め、引き続き首相を支えていくことを確認した。
 会合では、首相の下で再出発するに当たって「多様な意見を大切に生かしていく方がいい」との声が上がったほか、政策面では「弱者に対するメッセージ、格差の是正措置を強く打ち出した方がいいのではないか」との意見も出た。
 一方、衆院当選8回で同期の伊吹文明文部科学相、二階俊博国対委員長、額賀福志郎元防衛庁長官、大島理森元文相も会合を開き「ごたごたすることに神経を使うよりも、反省の上に立って挙党一致して新しい方向に前進しよう」との認識で一致した。 

最終更新:8月9日23時2分

1778片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 06:35:57

宏池会3派が連携確認=自民
8月9日23時2分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000230-jij-pol

 自民党の鈴木俊一元環境相、中谷元元防衛庁長官、森英介衆院議員ら旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣、麻生各派の中堅議員が9日夜、都内で会合を開き、今後も3派で連携していくことを確認した。
 安倍晋三首相の続投については「首相がどう変化するかを見守りたい」「小泉改革の延長線上ではうまくいかない」などと厳しい声が上がり、内閣改造・党役員人事や今後の政策の方向性を見極めて対応すべきだとの意見が大勢を占めた。首相が退陣した場合の対応についても意見交換したが、「世論の動きを見極めよう」との結論にとどまったという。

1779片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 06:37:42
「非情、冷酷な首相たれ」舛添参院政審会長
8月9日22時52分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000940-san-pol

■新しい支持層の開拓必要

 いい人は政治的リーダーとして失格の可能性が強い。安倍内閣は「学芸会内閣」「お友達内閣」と言われたが、安倍晋三首相は次の内閣改造・党役員人事では「首相は非情だ、冷酷だ」というくらいでいい。茶坊主になってゴマをすり、どんなに尽くしても、ダメなヤツはダメ。尽くさなくても使えるヤツは使う。それが適材適所だ。

 参院選を振り返ると、年金問題や閣僚の不祥事と失言など悪いことが重なった。政策面でも小泉政権の政策の陰の部分が「地方の逆襲」という形で出た。そして「ポピュリズムの政治手法」も逆に出てしまった。選挙前から「(1人区は)4勝25敗だ」と警告したのも、それが肌感覚で分かったからだ。残念ながらその通りになった。

 党内には、誰が悪い、彼が悪いという声があるが、最大の責任者は候補者であることは当たり前だ。こんな厳しい選挙でも勝ち抜いているヤツがいる。戦なのだから、落ちたのは侍の腕が悪いからだ。「助っ人が足りなかった」などと言い訳するのはおかしい。

 今さら安倍首相の出処進退を言っても意味はない。続投は決まったことだから、どうやって支えて、変な方向に行かないようにするか。支持率を回復させ、自民党が勢いを取り戻すか。それを考えないといけない。

 逆に、安倍首相も参院選の責任を持つというのなら「参院が何を言おうが、今後の参院人事にもかかわる」と言うくらいの冷酷さがないといけない。森喜朗元首相に遠慮し、青木幹雄参院議員会長にも配慮し、ゴマすりどもも大事にする。気の遣いすぎだ。

 自民党は小泉改革が見事に成功し、ぶっ壊れた。選挙で業界団体が自前候補を当選させる能力がなくなった。ウイングを広げ、若者、無党派層にもう少し政治に興味を持ってもらうべきだ。小泉純一郎前首相のような劇場型から、次はきちんと政策を積み上げ、若者の支持をキープすべきだ。支持基盤を農業で作り直すなら、農業政策をどうするか。町の商工業者を作り直すならシャッター通りを解消する政策を考えるべきだ。女性政策も重要だ。そういうことをやり、新しい支持層を開拓しない限り、自民党に明日はない。

 参院で与野党が逆転したのも、むしろ良かった。与党で3分の2の多数を持つ衆院自民党が暴走し、高速道路を150キロで飛ばしても、今度はブレーキがついた。ただ、ブレーキを踏み続け、「テロ対策特別措置法の改正案も通しませんよ」となると、今度は時速50キロ以下に落ち、前に進まない。最後は国民が判断することになる。アクセルとブレーキがバランスされた時速95キロ、90キロあたりで決める。

 悲観することはない。参院民主党と協調できるところは協調する。妥協できないところは妥協しない。そういうやり方をすれば緊張感が生まれ、かえっていい。参院のあり方については心配していない。

1780片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 07:00:49
安倍内閣:小沢氏見通し「政権、年内持たず」−−衆院当選同期会
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070810ddm005010038000c.html

 自民党の森喜朗元首相、民主党の小沢一郎代表、国民新党の綿貫民輔代表ら衆院当選13回の同期生5人が9日夜、東京都内のフランス料理店に集まった。安倍晋三内閣について「陣立てが悪かった」との見方で一致し、27日に予定される内閣改造に対しても「立て直せるかなあ」との声が続出。小沢氏は「安倍政権は今年いっぱい持たない」との見通しを示した。

 森氏は安倍首相について「おれの言うこともあまり聞かないからな」とボヤいたという。

毎日新聞 2007年8月10日 東京朝刊

1781片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 07:17:53
自民・森元首相や民主・小沢代表ら、政局のキーマンたちが東京・青山で会合
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070810/20070810-00000981-fnn-pol.html

自民党の森 喜朗元首相や民主党の小沢一郎代表ら、政局のキーマンたちが9日夜に会合を開いた。
9日夜、東京・青山で開かれた会合に、自民党の森元首相、民主党の小沢代表、国民新党の綿貫代表ら当選13回の同期会、政局のキーマンが顔をそろえた。
森元首相は「若い世代だけでは、駄目だなと。どうしても経験豊かな人も」と話し、綿貫代表は「経験は大事だなと。やっぱりね、何でも新しければいいもんじゃないなと」と述べ、「若い」安倍首相を大御所の貫録で一喝した。
また、民主党の小沢代表は「安倍政権は年内にもつぶれる」との見通しを示した。
ポスト安倍についても話はおよび、森元首相が「麻生・福田・谷垣」と3人の名前を挙げると、渡部民主党最高顧問が「森君か小池さんじゃないか」と冗談で対応、かつてたもとを分かった小沢代表は、「小池は駄目だ」と拒否反応を示すなど、夜の青山では、今後の政界再編について、意見交換が続いた。
また、小沢代表率いる民主党は、自民党を揺さぶるべく、さっそく法案を参議院に提出した。
「年金保険料流用禁止法案」は単独で、「郵政民営化凍結法案」は国民新党の呼びかけによる野党3党で提出した。
与野党の攻防は、9月から始まる臨時国会で本格化する。
一方、自民党は、参院選ショックから抜けられず、内部は揺れに揺れている。
9日に開かれた各派閥の総会でも、厳しい意見が相次いだ。
不満は、日が暮れてからも噴出し、さまざまなグループが会合を開いた。
安倍首相出身の旧清和会と、「安倍降ろし」を叫ぶ旧経世会の間で、存在感を増そうとする旧宏池会の面々。
中谷 元・元防衛庁長官は「私は、『もう1回やり直せ』と言ってますからね。これだけ選挙の批判を受けて、国民が不安視している中で、本当にこのまま組閣していいのかということです」と述べた。
首相を支えるはずの若手中堅議員からも、注文がつけられた。
山本有二金融担当相は「格差に対する是正措置、こういったものを、もう少し強く打ち出した方がいいんじゃないかと」話した。
百鬼夜行の永田町、政局は夜の街で静かに動く。
安倍首相は「しっかりとまとめていくべく、リーダーシップを発揮していきたいと思います。(総裁選をあらためて行う考えは?)それは、ございません」と述べた。

[10日0時17分更新]

1782片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 10:34:07
小池防衛大臣「ライス長官とは姉妹の関係?」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070810/20070810-00000019-ann-pol.html

 ワシントンを訪問している小池防衛大臣はライス国務長官と会談し、「姉妹のような固いきずなで結ばれている」とライス長官との関係を誇示してみせました。

 小池防衛大臣:「私たちは、姉妹の関係といいましょうか、ガールスカウトネットワークということで、日米同盟における関係協力をさらに進めていく」
 小池大臣がライス長官と顔を合わせるのは今回で4回目。今年4月の安倍総理大臣の訪米の時は、総理補佐官として同行し、ライス長官とは、首脳会談が行われた大統領山荘、キャンプデービッドの中を移動する時に使うゴルフカートで一緒になりました。今回の会談では、この時のことも話題になり、次はゴルフをする約束も取りつけたということです。

[10日10時9分更新]

1783片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 12:58:06
自民:県連幹部から首相辞任求める声 参院選を総括
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070810k0000e010059000c.html

 自民党は10日、党本部で参院選の敗因を検証する総括委員会(委員長・谷津義男選対総局長)を開き、公認候補が落選した選挙区の県連幹部から意見を聴取した。自民、公明両党の協力が不調に終わり、公明前職の山本保氏の落選を招いた愛知や、ベテラン前職が野党系の無所属新人候補に敗れた愛媛などの県連役員が出席し、安倍晋三首相の辞任を求める声が出た。

 冒頭、谷津委員長は「各県連には大変なご努力をいただき、心から感謝している。非常に厳しい結果となったが県連としての忌憚(きたん)のない意見を出していただきたい」とあいさつした。

 会合では、山梨県連幹事長の臼井成夫県議が「解党的出直しが必要で、トップの交代が原則だ」と首相の辞任を求めた。また、青森県連の冨田重次郎幹事長は「年金問題もあったが、根底は格差の問題だ。県内の市町村はひん死の状態だ。公共事業が激減していて支持者の盛り上がりがなかった。農家の収入も激減しているのが現状だ」と発言、地方の疲弊が敗北につながったとの見方を示した。

 同委員会はこれまでに国会議員から意見を聞いたほか、9日には有識者から意見聴取した。今月中旬に中間報告をまとめ、月内に最終報告書を安倍首相に提出する。

【高山祐、渡辺創】

毎日新聞 2007年8月10日 12時29分

1784片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 18:00:27
安倍求心力消えた…谷垣禎一前財務相緊急インタビュー
何を反省しているのか分からない
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007080923.html

安倍首相の動向を注視する谷垣氏=7日、東京・永田町の衆院第2議員会館
 「ポスト安倍」を狙う非主流派の領袖であり、“倒閣の旗手”としての待望論も出ている谷垣禎一前財務相(62)は夕刊フジのインタビューに応じ、「首相は何を反省しているのか分からない」と、政権に居座る安倍晋三首相を厳しく批判した。自民党内では“安倍降ろし”の動きが公然化してきたが、谷垣氏はいつ決起するのか。

 谷垣氏は昨年9月の総裁選に、消費税上げを明言するなど、小泉−安倍路線と明確な対立軸を唱えて立候補したが最下位で敗退。結果、安倍政権では谷垣派は閣僚ゼロという“冷や飯”を食い続けてきた。

 それだけに、参院選大敗の原因については「首相の政策、政治手法の両方に問題があった」として、こう指摘する。

 「政策面では構造改革の影の部分への目配りが足りなかった。東京はいいが地方は置き去りにされ、大企業は良いが零細企業は…という感じがあった。政治手法では、首相に情報が十分に入らない中、トップダウンで結論がポーンとでてくることがある。独裁的とまではいわないが、かなり危険なことだと国民も感じたのだろう」

 首相が「参院選は政権選択ではない」として続投したことについても、「首相の認識がどうだったかは分からないが、政権選択を想定していないのであれば、やはり『民主党の小沢一郎代表を選ぶのか私を選ぶのか』と言うべきではなかった。これだけ負けるとみんな動揺し、求心力がなくなってしまう。求心力を失ってなにもできないようじゃしかたがない」と疑問を投げかける。

 首相が「反省すべきは反省するが、基本路線は国民に支持されている」と強弁している点についても、「(首相が)なにを反省しているのか分からない。『支持されている』だけでは響きが弱すぎる」と手厳しい。

 7日の自民党代議士会では、谷垣派事務総長を務める中谷元元防衛庁長官が「首相は一度身を退き、根本的にどこが悪くこれからどう進むのか全党的に議論すべきだ」と首相を前にして退陣論をブチ上げた。これで党内には「ついに谷垣派が倒閣に向けて動き始めた」(自民党若手)との声も出た。

 【進退自ら判断を】

 しかし、谷垣氏は「トップの進退は最終的にトップが判断するもの。それに、『参院選は政権選択の選挙ではない』というのも一理ある。選挙のたびに政権選択だったら、場合によるとどんどん短命政権ができてしまう」と首相の続投にも一定の理解を示し、未だ動く気配は見せていない。

 安倍退陣論が熱を帯びる自民党内からは、「谷垣さんは何をやっているんだ。反主流派なら今立たないと意味がない」(舛添要一党参院政審会長)などと失望する声も出ている。

 だが、谷垣氏は趣味の自転車競技にたとえ、こう反論する。

 「ロードレースはチームプレー。今回の参院選で、自民党はチームメートがかなり減った。バラバラになっては戦えない。(辞める辞めないの議論は)これは当然あるだろう。ただ、今は安倍首相がどう反省し、なにをしていくかを精査する段階だ」

 【動くときは…】

 かつて親分だった加藤紘一元幹事長が森喜朗内閣不信任案に同調しようとした“加藤の乱”で、谷垣氏は「大将なんだから1人で突撃なんてダメです」と涙ながらに訴え、加藤氏を押しとどめたことがある。

 自民党ベテラン議員は「あのときのトラウマがあるから、谷垣派の領袖、いわゆる大将になった谷垣氏は単独で突出した行動はとらないはず。動くときは勝てるとみたときだけだろう」と、胸の内を代弁するが、谷垣氏が今後の政局のキーマンになるのは間違いない。

ZAKZAK 2007/08/09

1785片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 18:11:06
安倍手法、北朝鮮と同じ…後藤田正純緊急インタビュー
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007081027.html

安倍晋三首相に退陣要求を突き付ける後藤田正純氏=9日午後、衆院議員会館
 派閥横断の“倒閣集団”を結成した後藤田正純衆院議員(38)は9日、夕刊フジのインタビューに応じ、政権に居座る安倍晋三首相について「独裁的で北朝鮮と同じだ」と、首相の宿敵・金正日(キム・ジョンイル)総書記とダブらせて猛烈に批判。「退陣は当然。政治状況が許せば政策が近い議員が集まって新派閥、新党結成だ」と怪気炎を上げた。

 “倒閣集団”の初会合が行われたのは8日のこと。後藤田氏(津島派、当選3回)をはじめ、小坂憲次前文部科学相(津島派、当選6回)や園田博之元官房副長官(谷垣派、7回)ら6氏が集まった。

 メンバーは安倍政権下で冷遇されている3派閥に所属し、首相退陣論を展開する議員がほとんどのため、永田町では「事実上の倒閣議員連盟」(自民党中堅)と見られている。その中心的存在である後藤田氏も、激しく首相退陣論を展開している1人だ。

 「個人の不祥事、政治とカネ、失言など政治責任を取る場はいろいろあるが、最大の場は選挙だ。選挙で負けた本人は、自動的に職を失うことで責任をとるが、その時の指導者が責任を取って辞めないなら、政治責任はいつ取るのか。首相は『小沢さんを選ぶか私を選ぶかの選挙だ』と言って負けた。辞めるのは、足し算のように簡単な計算だ」と退陣論の根拠を説明。そのうえで、「堂々と民主的に総裁選をやるべきだ」と訴えた。

 首相が「私の基本的な政策は支持されている」「反省すべきところは反省する」と発言していることについても、「どちらもまったく見えてこない」として、こう一刀両断する。

 「首相が責任を取らないのであれば、日本全体に『責任を取らなくていい、反省しなくていい』という空気が広まる。例えば、年金問題の責任を問われるべき歴代社保庁長官は、いまでも平然と天下り先に勤めて高い金をもらっている。普通の神経ではありえない。倫理観とか道徳観があれば辞めている。首相が辞めないなら、日本に規範とか規律という意識がなくなっちゃう。子供の教育にもよくない。教育再生なんてよく言ったものだ」

 さらに批判はヒートアップし、「首相は『戦後レジームからの脱却』を唱えているが、自分自身が政治家が政治責任を取らなかった『戦後レジーム』になっている。国民に『NO』といわれたのに出処進退を決めないのは独裁だ。あれだけ『北朝鮮はけしからん』と言ってきて、あなた(首相)が北朝鮮になっているじゃないか」とまで述べた。

 その鋭い舌鋒(ぜっぽう)からは、“カミソリ”とまで呼ばれた大叔父の故・後藤田正晴元官房長官の姿を彷彿とさせるが、「かつて大叔父には『光が当たらないところに光を当てるのが政治だ』とこんこんと言われた。国民が第1で次が党、次に派閥だ。しかし、今は安倍首相が第1になっている。実は大叔父は存命中『安倍さんでは危ない』と予言していた。生きていれば、『辞めろ』と一蹴するだろう」と振り返る。

 果たして今後、“倒閣集団”に勝算はあるのか。後藤田氏は以下のように分析する。

 「自民党内で安倍首相を批判したくてもしない“隠れキリシタン”は50人はくだらないだろう。主流派である町村派の若手の中からも、9日だけで4、5人から『言いたいことが言えない今の雰囲気はおかしい』と泣き付かれた」

 また民主党にも“同志”がいるとみる。

 「前原誠司前代表や枝野幸男衆院議員のように、『小沢一郎代表とはやれない』という勢力20−30人はいる。そうした人から相当数『一緒にやろう』と言われた。政治状況が許せば、政界再編もありうる」

 しかし現状は、あくまでも政策でつながる勢力を作ることが最大の命題だという。

 「首相の退陣は当然だが、もっといえば眼中にない。首相が続投すれば、自民党は玉砕。次の衆院選は大敗だ。私たちはより中長期的に見ている。形だけの政界再編でなく、本当に勇気を持って信念ある人なら、10人もいればやっていける。同じ志のある人が自然と集まってくるだろうが、ブレない政策集団を作りたい」

ZAKZAK 2007/08/10

1786片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 18:12:59
ヤマタクvs武部“一触即発”立場の違い表面化
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007081023.html

武部勤前幹事長(左)と山崎拓会長
 自民党山崎派の9日の総会で、安倍首相を支持する武部勤前幹事長と、首相と距離を置く山崎拓会長、野田毅元自治相との立場の違いが表面化、“一触即発”の場面があった。

 まず武部氏が、“倒閣運動”と見られている政策勉強会に野田氏らが参加を予定していることについて、「慎重にしてほしい。みんな言いたいことはたくさんあるが、我慢が必要だ」と批判した。

 これに野田氏が「改革の中身を点検するのは当たり前の話だ」と反論すると、武部氏がさらに口を挟もうとしたため、山崎氏が「黙れ!」と一喝したのだ。

 最終的に山崎氏は「言論自由の党なので、そういう場をつくって発言するのも結構だ。ただ、最終的には党の意思決定を尊重してほしい」と双方の顔を立て、「大声を出してすまなかった。人間がまだできていないもので」と笑いをとりながら丸く収めたという。

ZAKZAK 2007/08/10

1787片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/10(金) 20:11:29
塚田一郎氏が自民・麻生派に 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&amp;newsNo=1784

 参院選新潟選挙区で初当選した自民党の塚田一郎氏が、同党麻生派に正式に入会した。9日に都内で開かれた例会で了承された。

 例会では麻生氏が「苦節5年、3回目の挑戦で新潟から新しい仲間が増えた」と紹介。塚田氏は「麻生会長を支え、いろいろとお手伝いしたい。参院は第2党で残念だが、先輩議員にご指導いただき全力で頑張りたい」と抱負を述べた。その上で「中越沖地震ではお世話になる」と派閥の支援を求めた。

 塚田氏は2000年11月から2年間近く、麻生氏の私設秘書を務め、選挙中も派閥の支援を受けた。塚田氏の入会で同派は衆院13人、参院3人の計16人になった。

新潟日報2007年8月9日

1788片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/11(土) 07:56:31
自民 構造改革路線めぐり議論
http://www.nhk.or.jp/news/2007/08/11/k20070811000027.html

自民党内では、参議院選挙の大敗を受けて、安倍政権が進める構造改革路線によって地域間の格差が広がっているという指摘が出ている一方、安倍総理大臣を支持する議員から構造改革の継続を求める意見が出ており、政策のあり方をめぐる議論が活発になっています。
自民党は、参議院選挙の大敗を受けて、10日までの4日間にわたって党所属の国会議員や地方組織の責任者などから意見を聞き、この中では「小泉政権から安倍政権へと続く構造改革路線によって地域間の格差が広がっている」などとして、政策の見直しを求める意見が相次ぎました。また、安倍政権と距離を置く議員も「安倍政権が進める規制緩和などの構造改革は行き過ぎだ」などとして、勉強会を発足させて独自の政策提言を行っていくとしています。こうしたなか、おととしの衆議院選挙で初当選した議員が、10日、安倍総理大臣に続投を支持する考えを伝えるとともに、地方への配慮は必要だとしながらも構造改革を断行すべきだと申し入れたほか、中堅・若手議員で作る「構造改革フォーラム」のメンバーも同様の申し入れを行うなど、政策のあり方をめぐる議論が活発になっています。

1789片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/11(土) 08:01:22
自民党:続投擁護の動きや発言相次ぐ 首相側が巻き返し?
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070811k0000m010054000c.html

 参院選に惨敗しても辞めない安倍晋三首相に対し、自民党内で退陣を求める声が絶えないが、10日には首相擁護の動きや発言も相次いだ。首相側が巻き返しに出た形だ。

 島村宜伸元農相は同日、国会内で記者団に「負けた時は、みんなでスクラムを組み直してやらないといけない。バラバラになればじり貧だ」と強調、首相を支える議員連盟発足を目指す考えを明らかにした。首相に近い古屋圭司衆院議員らが参加する予定で、盆明けにも初会合を開くという。島村氏は「100人は集まる」と算段する。

 党代議士会では首相の出身派閥・町村派の玉沢徳一郎元農相が「いろんな意見はあるが、安倍総裁の下に全党一致すべきだ」と訴えた。さらに小野次郎氏ら「小泉チルドレン」と言われる衆院当選1回の4人が首相官邸で改革の継続を求める緊急アピールを首相に手渡し、西川公也衆院議員(伊吹派)ら中堅議員10人も支援を表明した。首相は「改革をしっかり進めるため、引き続き頑張る」と応じたという。

 ただ、27日には党役員人事と内閣改造を控えていることから、一連の動きを「ポスト狙いの人もいるのでは」(中堅議員)と揶揄(やゆ)する声も。党参院選総括委員会(委員長・谷津義男選対総局長)が10日に行った県連幹部からの意見聴取では、山梨県連幹事長の臼井成夫県議が「解党的出直しのためにはトップが交代するのが原則だ」と迫るなど、首相への退陣圧力は依然強い。【坂口裕彦、三沢耕平】

毎日新聞 2007年8月10日 19時44分 (最終更新時間 8月10日 19時53分)

1790片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 07:20:51
小池防衛相:内閣改造後続投に意欲 訪米帰国の成田空港で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070812k0000m010040000c.html

 訪米から帰国した小池百合子防衛相は11日、「充実した話し合いができた。これから国会やいろいろなスケジュールの中で、今回の成果を生かしたい」と述べ、27日に予定されている内閣改造後の続投に意欲を示した。成田空港で記者団に語った。

 小池防衛相は5日間の訪米中、ゲーツ国防長官やチェイニー副大統領、ライス国務長官ら要人と会談。秋の臨時国会では、テロ対策特別措置法の延長が最重要課題になるだけに、「米国での私の人脈を最大限生かせるという感触を持って帰ってきた」とアピール。

 自民党内には、10日に閉幕した臨時国会を欠席して訪米したことへの批判など、続投をけん制する動きがあるが、「安全保障に関する主な方々にほとんど会えた。私はやるだけのことはしっかりやった」と強調した。【田所柳子】

毎日新聞 2007年8月11日 19時07分 (最終更新時間 8月11日 23時53分)

1791片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 07:22:04
訪米の小池防衛相、異例の厚遇 要人ら、次々と会談
2007年08月11日15時06分
http://www.asahi.com/politics/update/0811/TKY200708110180.html

 小池防衛相が初訪米で米政府から異例の厚遇を受けた。主な目的はゲーツ国防長官との会談だったが、チェイニー副大統領やライス国務長官、ハドリー大統領補佐官ら要人との会談も次々とセットされた。もしかしたら将来、外相や首相になるかもしれないという風評がワシントンで広まっているという事情もあるようだ。

 「(地元の)ワイオミングに行く予定だったが、予定を変更してお会いすることにした」。チェイニー副大統領は8日の会談冒頭、小池氏をこう歓迎した。アーミテージ元国務副長官も「私が講演すると、最初に小池氏に関する質問が出るほど注目度が高い」。

 小池氏は訪米前、自らシーファー駐日大使に日程調整を頼み、到着後も防衛省職員との食事会をキャンセルしてボルトン前国連大使ら十数人の米国人脈の集まりに変更した。

 9日には有力シンクタンクで講演し、「私は日本のライス長官と呼ばれているが、日本のライスはスシですね」などとジョークを交えつつ、日本の外交・安保を支える意欲を表明した。防衛省幹部の間には「小池氏が首相候補として欲がないと言えばウソになるだろう」との見方もあるが、小池氏自身は、日本新党を皮切りに各政党を渡り歩いてきた経歴から「私は(自民党の)外来種。考えたことはない」。

1792片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 08:39:20
601 無党派さん sage New! 2007/08/11(土) 11:54:16 ID:CPBlMnUL
>自民党津島派の津島会長・福田元官房長官・堀内元総務会長が都内ホテルで極秘会談
>
>8月27日に予定される内閣改造や党役員人事を前に、自民党津島派の津島会長と福田元官房長官、
>堀内元総務会長が10日夜、都内のホテルで極秘に会談した。
>党内第2派閥の津島派の会長が、かつてポスト小泉の有力候補だった福田氏と会談したことは、
>今後の政局にも大きく波紋を広げるとみられる。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070811/20070811-00000042-fnn-pol.html

1793片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 08:50:33
自民、党内の結束遠く・首相続投「批判派VS支持派」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070812AT3S1100K11082007.html

 参院選に惨敗して続投した安倍晋三首相への対応をめぐって、自民党内の綱引きが熱を帯びている。首相が求心力を取り戻そうと大幅な内閣改造・党役員人事などの準備に入るなか、政策転換を求める声や組閣への注文が続出。一方、首相を支持する勢力も結集し始めており、党内の結束はなかなか回復しそうにない。
 「負けたのは人災だ。解党的出直しをするならトップの交代が原則ではないか」。10日、党本部に県連幹部らを招いて開いた参院選総括委員会。山梨県連の臼井成夫幹事長は執行部の前で、辛らつに首相を批判した。
 他の県連幹部からも「こんなに公共事業が減れば組織のやる気が出ない」「次の選挙が戦えない」などの悲鳴が噴出。終了後、委員長の谷津義男選挙対策総局長が首相に総括委の議論を伝えたところ、首相は「分かってます」とうなずくだけだった。
 地方の不満を背景に、党内には首相の続投批判がくすぶる。ただ、首相が27日の党人事・内閣改造などの日程を固めたことから、ひとまず続投を前提にした新体制づくりへの注文に力点が移っている。
 首相と距離を置く勢力などが求めるのは、党内全体の意見に目配りした政権運営だ。谷垣派の谷垣禎一会長は9日、同派総会で「党内の人心がまとまっていくような求心力を出すには、丁寧な対話が欠かせない」と語り、政権運営での首相の独断をけん制。古賀誠会長も同派総会で「(参院選の)結果への責任と反省を目に見える形で示していかなければいけない」とクギを刺した。
 地方に配慮した政策転換を訴える声も多く、9日の総務会では、野田毅氏が「弱者にしわ寄せがいっている」と批判。吉川貴盛氏は「公共事業はこれ以上削減されては困る」と訴えた。
 谷垣派の園田博之、津島派の小坂憲次両氏らは政策転換を求める派閥横断の勉強会を近く設立するための準備を進めている。「ポスト安倍」を見据えて首相の大きな対抗勢力に育てる思惑ものぞく。
 危機感を強めた首相を支持する勢力もこれに対抗するように、動き出した。島村宜伸元農相は10日、国会内で記者団に「党内がごたごたするのはみっともない。首相を中心に一致団結すべきだ」と主張。盆明けにも首相を応援する議連を発足させる構想を突然、打ち上げた。
 昨年の総裁選で安倍首相誕生の流れをつくった山本有二金融担当相ら再チャレンジ支援議連の幹部メンバーも9日に都内で会合を開き、首相の続投支持を確認。西川公也氏ら10人は10日、官邸に首相を訪ね、改革を後退させないよう激励した。

1794片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 08:51:49
内閣改造、参院自民は矢野氏推薦へ
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070812AT3S1100Q11082007.html

 自民党参院執行部は27日の内閣改造に際して、矢野哲朗参院国会対策委員長ら2人を閣僚に起用するよう安倍晋三首相に求める方針を固めた。首相も参院側の要望は聞き入れる考えだが、従来通り2人の枠を認めるかどうかは予断を許さない。公明党が推す冬柴鉄三国土交通相や7月に就任した小池百合子防衛相は閣内残留の公算が大きくなっている。
 首相は次期自民党幹事長が有力視される麻生太郎外相と内閣改造・党役員人事を巡る調整に着手。麻生氏は幹事長を引き受けるに当たって、一定の条件を付けているとみられている。麻生氏を補佐する幹事長代理には菅義偉総務相らの名前が挙がっている。内閣の要である塩崎恭久官房長官は交代、ほかの閣僚など要職に横滑りするかどうかが焦点だ。
 他の閣僚では柳沢伯夫厚生労働相や伊吹文明文部科学相、尾身幸次財務相、溝手顕正国家公安委員長、若林正俊農相・環境相らも交代する見通し。党3役である政調会長や総務会長は派閥の領袖クラスの起用が有力だ。新国対委員長には高村派の大島理森氏らがとりざたされている。

1795片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 10:23:50
格差解消などを党本部に要望へ
2007年08月07日 朝日福島
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000708070002

 自民党県連は6日、支部長・幹事長会議を開き、参院選の総括を行った。自民大敗を踏まえ、同県連は安倍政権の改革路線を「地方や弱者への配慮に欠けていた」として、政治資金規正法の改正や都市と地方の格差解消、農政問題への対応などを党本部に要望することを決めた。


 会議では政府の農業政策や道路事業に対する批判が続出した。同県連の橋本克也幹事長は会議の後、「このままでは総選挙は戦えない。改革のスピードを緩め、県民の理解を得ることが大切だ」と述べた。


 また、同県連は同日、役員会を開き、衆院福島3区の候補者の公募を9月に開始し、11月までに候補者を決める方針を固めた。近く党本部の了承を得たい考えだ。

1796片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 10:32:25
赤城氏が「おわび行脚」 県連会長に謝罪
2007年08月07日 朝日茨城
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000708070005

 政治活動費の二重計上などが相次いで発覚し、農水相を辞任した赤城徳彦氏が6日、辞任後初めて地元入りし、「おわび行脚」に回った。


 関係者によると、赤城氏は午前11時ごろ、水戸市の自民党県連事務所を訪れ、山口武平県連会長に「ご迷惑をおかけしました」と謝罪。山口会長からは「次の選挙は厳しいぞ。事務的な処理はきっちりやれ」などと言われ、赤城氏は「分かりました」と答えたという。


 その後、赤城氏は県内の農業団体など支援団体を陳謝して回った。赤城氏は今後も県内の関係者を回って、事情を説明する予定という。

1797片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 19:30:33
森元首相、報道番組で「塩崎官房長官は交代すべき」と示唆
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070812i107.htm

 自民党の森元首相は12日、フジテレビの報道番組で、内閣改造・自民党役員人事での塩崎官房長官の処遇について、「安倍(首相)さんとは気が合うのかもしれないが、東大(卒)やハーバード大(留学の経歴)だけでは国会の運営は出来ない。立派な方だし、能力のある方なので、いろんな面で伸びて、自民党、国を支えて行く方ではないか」と述べ、交代すべきとの考えを示唆した。

 その後、テレビ朝日の報道番組では、福田康夫・元官房長官(町村派)について、「僕の(内閣の)時(官房長官を)やってもらっている。本当は官房長官が一番いい」との考えを示した。

 辞任を表明している同党の中川幹事長については、「お礼奉公も大事だ。汗をかく国会対策も面白いかもしれない」と述べ、国会対策委員長としての起用もあり得るとの見方を示した。

 森氏は首相と7月31日に会談した際、首相と距離を置く福田氏、谷垣禎一・前財務相(谷垣派)を重要ポストで処遇するよう助言している。

(2007年8月12日15時25分 読売新聞)

1798片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/12(日) 19:32:08
福田、谷垣両氏も起用を 森元首相「首相に伝えた」 '07/8/12
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708120295.html

 自民党の森喜朗元首相は十二日、テレビ朝日などの報道番組で、今月二十七日に予定される内閣改造、党役員人事について「麻生太郎外相だけでなく、断られてもいいから福田康夫元官房長官、谷垣禎一前財務相にまず礼を尽くすことが大事だ。そう安倍晋三首相にも伝えた」と述べ、三人を内閣などの重要ポストに起用すべきだとの認識を示した。

 具体的には、官房長官には福田氏が望ましいとの考えを表明。外相には麻生、福田両氏の名前を挙げた。また、「古賀誠元幹事長の力は大変なものだ」として、処遇の必要性に言及した。

 森氏は塩崎恭久官房長官の留任には「東大卒、ハーバード大大学院修了というだけでは国会運営はできない」と否定的な見解を表明。中川秀直幹事長については「派閥に帰らず、自分だけで静かにやると人から聞いたが、お礼奉公も大事だ」と述べ、国対委員長などで起用の可能性を指摘した。

1799片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 08:15:02
小池氏、一時辞任も示唆 防衛次官人事先送りへ 
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007081301000796_Politics.html

 政府は13日、調整が難航している守屋武昌防衛事務次官の後任人事の決定を、27日予定の内閣改造後に先送りする方針を固めた。複数の政府筋が明らかにした。

 小池百合子防衛相は13日、塩崎恭久官房長官と会談し、西川徹矢官房長の起用を提案。これを拒んだ塩崎氏に反発し、一時辞任を示唆しながら主張を繰り返したが結論が出なかった。

 小池氏は会談で「9月1日の防衛省の組織再編に合わせて人心を一新したい」と述べ、西川氏を事務次官とする人事案を書面で説明した。

 塩崎氏は「次官人事は正副官房長官による人事検討会議で決めるべきだが、事前に報告がなく報道だけが先行した。人事の意思決定システムが大きく揺らいでいる」と指摘。さらに「内閣改造後に新しい防衛相の下で決めるべきで、これは正副官房長官4人の総意だ」と小池氏の提案を拒否した。

1800片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 08:19:33
防衛次官人事で火花 防衛相の独断に官邸「相談ない」
2007年08月14日02時13分
http://www.asahi.com/politics/update/0813/TKY200708130321.html

 小池防衛相が一度内定した守屋武昌防衛事務次官(62)の退任が13日、凍結された。在任5年目で官邸と太いパイプを持つ守屋氏に相談しないまま小池氏が警察庁出身者を後任に決めたため、守屋氏が反発。塩崎官房長官も根回し不足を理由に「待った」をかけた。13日には小池、守屋両氏が代わる代わる首相官邸を訪れ、安倍首相や塩崎氏と直談判する異例の事態に。結論は27日ごろの内閣改造後に先送りされる公算が大きく、安倍政権の求心力の低下が露呈した形だ。

 小池氏は13日午前、官邸に塩崎氏を訪れ、15日の閣議で次官人事を決めるよう要請。しかし塩崎氏は「事前に相談がなく、手続きが非常識だ」などと突っぱねた。この直後、今度は守屋氏が官邸で安倍首相と会談。さらに小池氏が再び訪れ首相と面会。首相は13日夜、「人事検討会議は官房長官が開きます」と記者団に語り、現段階では塩崎氏の判断を支持する考えを示した。

 収まりがつかない小池氏は同夜、周囲に怒りをぶちまけた。「塩崎さんは、官僚の長期在任を許さないのが持論だったはずではないのか!」

 事務次官などの省庁幹部人事は通例、大臣と官邸双方の意向が反映される。大臣が現職事務次官と相談して大筋の人事を決め、正副官房長官による人事検討会議の了承を得て閣議で決定するのが慣例となっていた。

 その意味では、対立の引き金を引いたのは小池氏だった。6日に西川徹矢防衛省官房長(60)に対し、9月から守屋氏の後任次官になるよう言い渡し、省幹部人事を相談した。「次官在任が長すぎると組織がだめになる」との思いがある一方で、イージス艦の情報流出事件の対応を念頭に、警察庁出身の西川氏に白羽の矢を立てたという。

 ただ、小池氏が塩崎氏に根回しをした形跡はなかった。さらに、守屋氏に退任を言い渡したのは翌7日朝。「事前に伝えて欲しかった。許せない」と守屋氏は激しく反発、西川氏を「恥を知れ」と怒鳴りつけたという。

 守屋氏は03年8月に事務次官に就任。防衛庁の省昇格のほか、米軍再編特措法の制定、自衛隊のイラク派遣などの強力な推進役となった。「自分の気に入った人間ばかり登用する」などと批判もあるが、今秋の臨時国会でのテロ特措法の審議を控え、「自分でなければ乗り切れない」と続投に意欲満々だった。

 守屋氏は小池氏の訪米中、自民党国防族議員や官邸に次官人事の白紙撤回を訴えて回った。こうした動きを受け「閣議にかけられた形跡もないものが独り歩きしている」(自民党の山崎拓安全保障調査会長)と小池氏への批判も出て、与党を巻き込む事態に発展。内閣改造で留任確実といわれていた小池氏の去就も不透明さを増している。

1801片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 08:26:36
防衛次官人事大荒れ、政府の先送り方針に小池氏が猛反発
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070814ia01.htm

 政府は13日、防衛省の次官人事を27日に予定される内閣改造後に先送りする方針を固めた。

 塩崎官房長官は13日、小池防衛相と会談し「次官人事は内閣改造で選ばれた次の防衛相が決める」と述べ、この方針を伝えた。小池氏はこれに強く反発している。

 塩崎氏には「私の責任をもって西川徹矢官房長(60)を次官に推したい」と述べ、防衛相としての自らの進退も検討する考えを示唆した。

 防衛次官人事をめぐっては、小池氏が9月に守屋武昌次官(62)を退任させ、後任に警察庁出身の西川氏を充てる決断をした。省内で実権を握る守屋氏は4年を超える異例の在任期間となっており、小池氏は「組織としての活性化を考えないといけない」と話していた。

 しかし、新人事構想は、守屋氏本人に事前の相談がなかったばかりか、首相官邸の「閣議人事検討会議」に向けた調整もなかった。同会議は各省庁の幹部人事を決める際、正副官房長官が事前に審査する場だ。

 政府筋によると、塩崎氏ら正副官房長官の4人は小池氏が訪米した7日、この問題について非公式に協議し、〈1〉人事検討会議を経ない人事は認めない〈2〉内閣改造後に次の防衛相が次官人事を決める――ことで一致した。これに関連し、安倍首相は13日夕、「人事はまだ決めていない。人事検討会議は官房長官が開く」と記者団に語り、当面静観する考えを示した。

 一方、電撃的に退任を通告された守屋氏は、水面下で首相官邸関係者らに接触し、後任人事で巻き返しに動いている。念頭にあるのは、旧防衛庁生え抜きの山崎信之郎(しんしろう)・運用企画局長(60)だ。

 近年の防衛政策は、日米の同盟関係強化などに伴い、複雑化している。守屋氏としては、他省庁出身者よりも、防衛政策に通じた生え抜きに後任を委ねたいところだ。守屋氏は退任後の自らの処遇についても、小池氏が打診した沖縄問題担当の「防衛省顧問」就任を拒否した。

 次官人事を巡っては、2002年1月、当時の田中真紀子外相が野上義二外務次官の更迭を主張し、小泉純一郎首相が田中氏と野上氏の双方を更迭した例などがある。

(2007年8月14日3時4分 読売新聞)

1802片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 08:31:50
内閣改造:参院自民、「2人枠」維持を要求 大敗で懸念
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070814k0000m010152000c.html

 参院自民党は27日に予定される内閣改造で、参院からこれまで通り2人を起用するよう安倍晋三首相に求める方針を固めた。矢野哲朗参院国対委員長(伊吹派)ら当選3回組の推薦を軸に検討している。ただ、参院選大敗を受け議員数が減っていることなどから、2人入閣が確保されるか微妙な情勢。「参院枠」の扱いが焦点のひとつとなっている。

 参院からの入閣については小泉政権時代、首相と青木幹雄参院議員会長が話し合いで決めてきた。昨年9月の政権発足時に安倍首相はこうした慣行の見直しを検討したが、結局は踏襲。現内閣には溝手顕正国家公安委員長と若林正俊環境相が「参院枠」として入閣した。首相も20日に決まる新しい参院執行部の推薦を基本的には尊重するとみられる。矢野氏のほか、吉村剛太郎元副国土交通相(津島派)、泉信也決算委員長(二階派)、浅野勝人副外相(麻生派)、谷川秀善元副外相(町村派)らの名前が挙がっている。

 ただ、今回はこれまで同様に2人枠が確保されるかは不透明だ。「議員数が減っており、首相がどういう判断をするかだ」と参院選惨敗に伴う発言力低下を参院自民幹部は懸念、「閣僚適齢期の人が大勢落選した」(同幹部)こともマイナス材料になっている。

 参院自民党の役員人事では、辞表を提出した青木氏の後任に、尾辻秀久元厚生労働相(津島派)、落選した片山虎之助前参院幹事長の後任に山崎正昭前官房副長官(町村派)が内定しており、20日の参院自民党特別議員総会で正式決定する。

 青木氏の下、これまで絶大な力を誇ってきたが、参院選での大敗と青木氏の辞任で弱体化することも予想される。青木氏は1日、安倍首相と会談し「誰が(参院執行部に)なっても、今まで通りよろしく」と要請したが、首相が新執行部の要請にどこまで応じるか綱引きが繰り広げられそうだ。【田中成之】

毎日新聞 2007年8月14日 6時40分

1803片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 08:34:14
次官人事内紛:小池防衛相の方針に塩崎、守屋氏が反発
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070814k0000m010149000c.html

 小池氏は今月6日、守屋氏の在任期間が4年を超える異例の長さとなったことから退任させることを決断。後任には西川徹矢官房長を充てることを内定した。しかし「寝耳に水」だった守屋氏は、「人事は相談することになっていたはずだ。なぜ勝手に決めたのか」と小池氏に食ってかかるなど猛反発。小池氏が後任に指名した西川氏が警察庁出身であることにも異を唱え、守屋氏自らの退任が避けられない場合でも、後任を防衛省生え抜き幹部に差し替えるよう要求、巻き返しに動いている。

 さらに、首相補佐官時代の小池氏と外交面での主導権争いなどからしばしば対立してきた塩崎長官が「相談を受けてない」として、守屋氏と歩調を合わせている。小池氏が人事を15日の閣議で決定したい考えだったのに対し、内閣改造後に先送りするよう主張。13日、首相官邸を訪れた小池氏と会談し、こうした考えを伝えた。

 次官の任命権者は所管閣僚だが、制度上、官房長官が主催する閣議人事検討会議に諮る必要があり、塩崎長官が会議開催を拒否すれば、人事は事実上凍結される。小池氏が内閣改造で留任しない場合、内定した人事が覆る可能性もある。

 小池氏は対抗手段として13日夜、首相官邸に安倍首相を訪ね、人事方針に理解を求めた。15日の次の閣議は改造人事後の28日となる見通しだが、小池氏は改造前に人事検討会議を開くことで次官問題に決着をつけるよう強く求めている。

 首相は小池氏との協議を終えた13日夜、記者団から次官人事の混乱を聞かれ「いや、混乱してるんですか。まだ決まっていませんよ、人事は」とかわした。【田所柳子】

毎日新聞 2007年8月14日 3時20分

1804片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 08:40:30
「首相辞任すべき」と批判 自民県連が参院選総括
2007年8月13日(月) 11:03 山形
http://www.yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200708/13/news20070813_0176.php

大敗した参院選を総括した自民県連の選対、支部長・幹事長合同会議=山形市・パレスグランデール

 自民党県連(遠藤利明会長)は12日、山形市のパレスグランデールで選対、支部長・幹事長合同会議を開き、大敗した先の参院選を総括した。地方を切り捨てるような改革が続いたことが敗因などと党本部批判が多数を占め、安倍晋三首相(党総裁)は辞任すべきだとの声が相次いだ。

 所属国会議員、県議、各支部の代表、さらに落選した篠原みえ子氏を含め約200人が出席。協議は非公開で行われた。終了後に記者会見した遠藤会長によると、出席者からは、党本部の政策に関し、「地域への思いやりがなくなった」「農村に置き去りにされたという思いが強かった」などの意見が出た。遠藤会長は「年金問題や大臣の発言などが起爆剤になり、長年の自民への不満、批判が一気に爆発した。地方の反乱であり、支持率が高いことを考えれば、自民支持層の自民批判と言える」と総括した。

 安倍首相の辞任要求に関しては「6、7人から強い意見があった」とし、この日の議論を取りまとめ、党本部に伝えるとした。

 さらに、いったん辞任を表明した遠藤会長が役員らに慰留され、続投を決めたことに関し、異論は出なかったという。

 協議に先立つ国会議員のあいさつでも、政府・与党の政策への批判が続き、このうち、加藤紘一衆院議員は「(敗因は)逆風だったと思う。(候補者選定など)プロセスの遅れは前県連会長の私の責任だ。ただ、知名度不足が本質ではない」と述べた。

1805片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 08:43:32
政治資金規正法対応 新体制で
http://www.nhk.or.jp/news/2007/08/14/k20070813000007.html

自民党は、政治資金の透明化を図るため、政治資金規正法を改正して、政治団体の支出に1円から領収書の添付を義務づけるかどうか議論を続けていますが、党内には、「事務が煩雑になる」などとする反対意見も根強く、取りまとめは今月27日にも発足する新しい執行部に委ねられる見通しです。
自民党の党改革実行本部は、政治とカネの問題が参議院選挙で大敗した原因の1つだとして、政治資金規正法を改正し、政治団体の支出は1円から領収書の添付を義務づけるかどうか議論を続けています。これまでの議論では、「参議院選挙で示された民意を踏まえれば、1円から領収書を添付するのは大きな流れだ」とか、「民主党が1円から領収書の添付を義務づけようとしており、自民党もそれに乗らざるを得ない」といった賛成意見が多く出されています。その一方で「お祝いや香典など領収書をもらえない支出の扱いはどうするのか」といった疑問や「事務作業が煩雑になり、難しい」といった反対意見も根強くあります。党改革実行本部は、今月7日の総会で、改正案の取りまとめに向けた調整を、石原幹事長代理に一任しましたが、党内には、「政治活動の自由にもかかわる問題なので、時間をかけて議論すべきだ」という指摘も出ており、取りまとめは、今月27日にも発足する新しい執行部に委ねられる見通しです。

1806片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 09:05:09
薄氷勝利に危機感「地方に光当てる政策を」 自民党県連が参院選総括 讀賣鹿児島

 自民党県連(宮路和明会長)は11日、鹿児島市の党県連で、7月29日投開票の参院選を総括する選対常任委員会を開いた。鹿児島選挙区で同党公認の加治屋義人氏(69)が再選されたが、民主党新人の皆吉稲生氏(57)に2664票差まで肉薄される苦戦だったことについて、構造改革路線で地方の疲弊が進んだことが背景にあったと分析、「今後の国政選挙や地方選挙にも影響しかねない」と懸念する声が相次いだ。

 宮路会長は冒頭、「首の皮一枚つながって勝てたが、反省点も多い。今後の対策に生かしていかなければならない」とあいさつ。野村哲郎・県連選対委員長は、農村票が伸びなかったことを指摘し、「このままでは近く予想されている衆院選や来年の鹿児島市議選でもどうなるかわからない」と危機感を示した。加治屋氏も出席し、「私の力不足でご迷惑をおかけし、申し訳ない。みなさんの後半の追い込みで、辛うじて当選できた」と謝辞を述べた。

 終了後に記者会見した野村委員長は「(疲弊した地方の)影の部分に光を当てる政策が必要だ。民主党が農家への戸別所得補償制度など『ワンフレーズ』でわかりやすい政策を打ち出した一方、自民党の政策は有権者に十分に理解されなかった」と強調した。

(2007年8月14日 読売新聞)

1807片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 13:35:54
内閣改造、閣僚の「参院2枠」維持なるか
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070814ia02.htm

 27日に予定される内閣改造で、安倍首相が閣僚2ポストの「参院枠」を維持するかどうかが注目されている。

 参院選惨敗で参院議員の数が減少した上、時の首相に強い影響力を行使してきた自民党の青木参院議員会長が引責辞任することにより、首相が指導力発揮を強調するために慣例を破るのではないかとの観測もあるからだ。

 「参院としては、あなたを閣僚候補に推そうと思っていますから」

 参院選翌日の7月30日、青木氏は矢野哲朗・参院国会対策委員長(伊吹派)に入閣候補として首相官邸に推薦する考えを伝えた。青木氏は矢野氏の推薦だけでなく、自分の後任の参院議員会長に尾辻秀久・元厚生労働相の起用、幹事長に山崎正昭・前官房副長官を充てるなど参院自民党の幹部人事を早々に固めた。

 ほかの参院からの入閣候補としては、吉村剛太郎・元国土交通副大臣(津島派)が浮上している。また谷川秀善・元外務副大臣(町村派)、泉信也・元経済産業副大臣(二階派)らの名前もあがっており、参院自民党内では「候補を3人以上、首相側に提出し2枠を決めてもらうのがよい」との声もある。

 こうした意見が出るのは、これまで参院の二つの閣僚枠が参院議員から逮捕者が出たKSD事件前後の一時期を除きほぼ維持されており、派閥均衡人事を廃した小泉前首相でさえ手を付けなかった「聖域」だからだ。

 安倍首相は昨年9月の組閣で、当初は「参院があげてきた人を自動的に決めることにならない」と述べ、参院枠に縛られない考えを示していた。だが、最終的には青木氏ら参院側に押し切られ、若林環境相と溝手国家公安委員長の2人を起用した経緯がある。

 参院自民党の最大派閥だった津島派を率い、参院の野党にも人脈を持つ青木氏を無視して政権運営ができなかったためだ。

 しかし、今回の参院選の結果、事情は一変した。青木氏は議員会長の辞任を表明し、津島派も参院第1派閥の座から転落。民主党は参院第1党となり、与野党の立場は逆転した。このため参院側には、首相が青木氏の辞任をきっかけに「参院2枠を一つに減らすつもりではないか」との見方もある。

 青木氏自身は人事について「副大臣4人、政務官8人」の参院枠については、「人数が減ったのに『今まで通りの数をくれ』というのはむちゃだ」と周囲に語るなど、これまで通りという訳にはいかないとの考えを示している。しかし、閣僚枠については「人事をやってみないと分からない」と述べ、譲る気配を見せていない。

(2007年8月14日10時21分 読売新聞)

1808片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 17:55:40
閣僚達の“窮夏”…自宅謹慎続出、柳沢は年金で出勤
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007081311.html

幹事長就任が内定している麻生氏は、外相として最後の海外訪問に
 連日、記録的猛暑を記録する日本列島だが、今週から永田町も夏休みに入った。安倍晋三首相にとっては就任後、初の夏休みとなるが、先の参院選で歴史的大敗を喫しただけに、別荘にも行かず“謹慎モード”。一方、閣僚や実力者たちは秋の決戦に備え、それぞれの夏を迎えている。

 「外遊を控え準備もあるし、(夏休みは)取れるかなあ」

 安倍首相は10日夕、首相官邸で記者団から夏休みの予定を問われ、自嘲(じちょう)気味にこう語った。

 すでに首相は、夏休みを返上する意向を固めている。言うまでもなく、参院選での歴史的大惨敗の責任を取っての“無休宣言”だ。恒例だった山梨県鳴沢村の河口湖付近にある別荘での避暑も自粛する見込み。

 小泉内閣で官房長官を務めていた昨年夏は、別荘での静養を楽しみ、今年5月の大型連休中も、別荘に滞在してゴルフをする余裕を見せていたのとは対照的なお寒い夏だ。

 19日からの外遊や27日の党役員人事・内閣改造を控え、趣味の映画鑑賞や観劇なども控えることになりそうだ。

 また、与党幹部たちも肩身が狭い。中川昭一政調会長や参院議員会長を辞任表明した青木幹雄氏は都内の自宅でひっそりと。公明党の太田昭宏代表は都内で挨拶回りを行い、次期衆院選に備える。

 一方、選挙責任をとって辞表を提出した中川秀直幹事長は、「もはやお役ご免」(党中堅)とばかりに避暑地で家族と静養の予定だ。

 こうした中、次期幹事長への起用が固まっている麻生太郎外相は12日から24日までの日程で中東、中南米各国を歴訪中。当初予定したフランスでの日程を取りやめ、1日早く帰国するなど、秋の政局に向けた準備に余念がない。

 悲惨なのは参院選惨敗の“A級戦犯”の1人である柳沢伯夫厚生労働相。せめてもの罪滅ぼしというわけでもあるまいが、年金記録不備問題を抱えるため都内で職務に励むという。

 こうした与党の面々とは対照的に、前向きな夏休みとなりそうなのが民主党の小沢一郎代表。都内の自宅で静養するが、秋の政局を控え政権戦略をじっくりと練る構えだ。また、菅直人代表代行は避暑地で読書。鳩山由紀夫幹事長は軽井沢で静養するという。

ZAKZAK 2007/08/13

1809片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 18:06:02
島村元農水相ら支持団体立ち上げ…安倍擁護のワケ
ポスト狙い見え隠れ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007081345.html

やっと援軍が現れた安倍首相
 参院選惨敗を受け、自民党内に安倍晋三首相への批判が広がる中、これに対抗して、首相続投を支持するグループも動き始めた。

 今月27日に行われる内閣改造・党役員人事を見据えた、駆け引きの一面もありそうだ。

 伊吹派の重鎮、島村宜伸元農水相は10日、「総理総裁を中心に、党が一致団結しなければいけない」と記者団に語り、近く安倍首相の続投を支持する議員連盟を立ち上げる方針を示した。

 島村氏は、首相を支持する中曽根康弘元首相の側近。自身も首相と政治理念が近く、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」会長を務める。昨年末、郵政造反組の復党を決断した首相を擁護した。

 また、西川公也衆院議員ら党の中堅若手でつくる勉強会「構造改革フォーラム」のメンバーも同日、官邸に首相を訪ね、「世の中騒がしいが、改革を進めることは重要。自信を持って進んでほしい」と激励した。

 このほか、昨年秋の総裁選で首相担ぎ出しの中核となった「再チャレンジ議連」も9日夜、活動を再開した。

 歴史的惨敗に茫然自失の感もあった安倍支持派も、やっとわれに返ったもようだが、党内には「人事を見据えた猟官運動」という声もある。

ZAKZAK 2007/08/13

1810片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 18:27:14
防衛次官人事、改造後に・官邸が先送り
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070814AT3S1301I13082007.html

 政府は13日、小池百合子防衛相が打ち出していた「守屋武昌防衛次官退任、西川徹矢官房長の次官昇格」という人事案の決定を27日の内閣改造後に先送りすることを決めた。警察庁出身の西川氏を次官とする案を根回しなしに決めようとした手法に塩崎恭久官房長官が強く反発。人事案が白紙に戻りかねない異例の事態となった。
 省庁の幹部人事は正副官房長官らによる人事検討会議で内定する。
 13日昼、防衛相は首相官邸で官房長官と会い9月1日付の人事案を説明。政府関係者によると、官房長官が「(内閣改造に伴う)次の防衛相の就任後に決めるというのが人事検討会議を構成する正副官房長官4人の総意だ」と拒否すると、防衛相は「案をのんでもらえないなら私にも決意がある」と辞任をちらつかせ「(安倍晋三)首相に(直接)伝えに行く」と席を立った。
 防衛相と入れ替わるように官邸に入った守屋次官が首相と会談。首相は夕刻、防衛相とも協議した後、記者団に「まだ決めていない。人事検討会議は官房長官がやる」と述べ、官房長官に判断を委ねる考えを示した。政府高官は人事検討会議の内閣改造前の開催は「ない」と断言した。
 テロ対策特別措置法の延長問題を抱える臨時国会を控え、防衛省内では既に在任5年目を迎えた守屋氏続投の見方が有力だった。防衛相が先の訪米直前に人事を打ち出した狙いは「防衛相続投をにらんだ指導力のアピール」との憶測が飛び交う。
 守屋氏交代案の経緯について、沖縄県の照屋全哲名護市議は13日「2日に仲井真弘多沖縄県知事から防衛相に“守屋外し”の提案があり、5日に防衛相が島袋吉和名護市長に電話で受諾を伝えていた」と暴露した。
 県や名護市が求める米軍普天間基地移設案の修正を拒む守屋氏交代の内定と引き換えに、移設手続きの第一歩となる環境影響評価方法書を沖縄県に提出。これを手柄に訪米、という算段だった。
 事実上無視された塩崎氏の怒りは収まらない。首相補佐官時代の小池氏とハドリー米大統領補佐官の会談を聞きつけた官房長官がハドリー氏に電話し「カウンターパートは私だ」と念押ししたこともあった。小池氏の「独走」にはかねて批判的で、防衛次官人事の問題では「塩崎氏VS小池氏」の構図が再燃した形だ。

1811片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 20:49:01
小池防衛相と守屋事務次官が直接会談
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070814/20070814-00000055-nnn-pol.html

 防衛省の事務次官人事をめぐる問題で、対立が表面化した小池防衛相と守屋事務次官が14日午後、直接話し合った。小池防衛相は、あらためて自らの人事案の了承を求めたという。

 関係者によると、会談で小池防衛相は、自分が決めた人事案を了承するよう求めたが、守屋事務次官は省内の理解が得られないとして拒否した。後任人事は今月27日の内閣改造後に行われる見通しだが、小池防衛相は留任に強い意欲を見せており、一歩も引かない構え。

 事務次官の後任人事をめぐっては、小池防衛相が守屋事務次官本人に相談せずに退任を決めた上、塩崎官房長官にも十分な根回しをしなかったことから、官邸を巻き込んだ騒動に発展している。

[14日19時31分更新]

1812片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/14(火) 20:51:00
防衛次官人事、内閣改造後に先送り
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070814/20070814-00000049-jnn-pol.html

 防衛省の事務方トップの人事をめぐり混乱です。政府は、小池大臣が求めている9月1日付けでの防衛次官交代の人事を、内閣改造後に先送りすることを決めました。

 小池大臣は、在任期間が4年を超える異例の長さとなった守屋武昌防衛事務次官を退任させて、後任に西川徹矢官房長を充てたい意向でした。

 しかし、省庁の幹部人事を決める人事検討会議を開催する塩崎官房長官への根回しがなかったほか、警察庁出身の西川氏の手腕に防衛省内から疑問の声も上がり、守屋次官も「まったく相談がなかった。どうしてこんな仕打ちを受けるのか」と大臣に抗議するなど、混乱が生じていました。

 「それ(人事検討会議の開催)はもう官邸がお決めになることですので。以上です」(小池百合子防衛相)

 これについて、的場官房副長官は14日、人事検討会議の開催要請が来ていないと、通常の手続きをとらなかった小池大臣の勇み足であることを示唆、「閣議決定は27日の週にならざるを得ない」と述べ、防衛省トップの人事は内閣改造後に先送りとなりました。(14日17:20)

[14日19時8分更新]

1813片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 06:31:52
小池防衛相・守屋次官が「休戦」 人事を棚上げ
2007年08月15日06時05分
http://www.asahi.com/politics/update/0814/TKY200708140384.html

 小池防衛相は14日、退任を言い渡して関係がぎくしゃくしている守屋武昌事務次官と防衛省内で会談した。塩崎官房長官の判断で凍結された守屋氏の退任・後任人事について、小池氏が「内閣改造後の新しい大臣が次官人事を行う」と伝え、27日に予定される内閣改造までは決着を棚上げすることで譲歩した。

 約20分間にわたる会談では、小池氏が冒頭、「互いに安倍さんに迷惑をかけないようにしましょうね」と声をかけると、守屋氏も「同感です」と応じたという。9月の組織改編に合わせて予定されている防衛施設庁の解体や、新設される防衛監察本部の組織設計などについて小池氏が守屋氏から説明を受けた。

 2人が交互に官邸に足を運んで火花を散らした前日とは打って変わり、「2人とも大人だから、じっくりやろうということ」(守屋氏周辺)と不自然に静かな話し合いだったという。

 小池氏は会談後、報道陣に対して「我々は日本国の防衛をやっているのであって、自己防衛をやっているのではない」と語った。

1814片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 06:35:30
首相、高村元外相・保利元文相の入閣検討
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070815i101.htm?from=main1

 安倍首相は14日、次の内閣改造で、自民党高村派会長の高村正彦・元外相(65)と無派閥の保利耕輔・元文相(72)を起用する方向で検討に入った。

 首相は、27日に予定する内閣改造で、「人心一新」を図る考えを表明している。閣僚経験が豊かで政策に精通した党内の実力者を起用することにより、政府・与党の結束を固め、政権を立て直したい意向だ。

 衆院当選9回の高村氏は、外相、法相などを経験している。来年7月に、地球温暖化対策での「ポスト京都議定書」の枠組み作りが大きな議題となる北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)を控える中、首相は高村氏を環境相に充て、議長国として各国との調整に当たらせる意向ではないかという見方が出ている。

 また、来年8月に北京五輪が開催される中国との関係を重視し、日中友好議員連盟会長を務める高村氏を外相に推す声もある。

 衆院当選10回で文相などの経験を持つ保利氏は、与党の検討会座長として教育基本法改正案の取りまとめに当たった。このため、教育改革の先導役として文部科学相に推す声が出ている。

 保利氏は郵政民営化に反対して自民党を離党し、昨年12月に復党した。「郵政造反組」の保利氏を入閣させることで、党内融和の姿勢を打ち出す狙いもあると見られる。

(2007年8月15日3時2分 読売新聞)

1815片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 06:57:46
防衛次官人事は改造後 的場氏「決めようがない」
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007081401000704_Politics.html 的場順三官房副長官は14日午後の記者会見で、調整が難航している守屋武昌防衛事務次官の後任人事の決定について、27日予定の内閣改造後になるとの見通しを明らかにした。

 的場氏は「事務的に相談を受けていないので遅れる。明日の閣議に間に合わなければ、来週は閣議がなく(改造前には)物理的に間に合わない。人事検討会議を開く手続きは今のところなく決めようがない」と述べた。

 守屋氏の後任として西川徹矢官房長が浮上したことに関しては「常識的には、きちんと決まってから報告するもので、事前に漏れるのは良くない」と不快感を示した。

小池防衛相「人事案変えない」 守屋次官との会談物別れ
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007081401000800_Politics.html

 小池百合子防衛相が事前に調整のないまま「独走」した守屋武昌防衛事務次官の後任人事をめぐり、政府内では14日も攻防が続いた。小池氏は防衛省内で守屋氏と会談し、警察庁出身の西川徹矢官房長を起用する考えに変わりないと伝達。後任に山崎信之郎運用企画局長ら生え抜きを想定する守屋氏は「西川氏では組織がまとまらない」と反発し、物別れに終わった。

 27日予定の内閣改造では小池氏の処遇が焦点に浮上する可能性もあり、安倍晋三首相の手腕があらためて問われそうだ。

1816片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 06:58:34
資金管理団体:4閣僚が休眠状態 規正法骨抜きも
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070815k0000m040171000c.html

 安倍晋三首相と15閣僚(民間出身除く)のうち、4人の資金管理団体が休眠状態か、実質的な活動をしていないことが毎日新聞の調べで分かった。活動の主体を政党支部や他の関連政治団体に移している形。事務所費など一連の問題を受け、政府は先の国会で資金管理団体に限って5万円以上の経常経費に領収書添付を義務付ける法改正を行ったが、その活動が形骸(けいがい)化していれば規制の意味はない。「政治とカネ」の透明化には政治団体全体の規制が必要なことを示す結果となっている。

 資金管理団体は政治資金規正法で政治家が一つ持つことを認められ、代表は政治家個人が務めるなど、政治家の「顔」ともいえる。現在、政治団体は約7万団体あり、うち資金管理団体は約1万(地方議員含む)。

 最も新しい05年分の政治資金収支報告書によると、長勢甚遠法相、山本有二金融担当相、柳沢伯夫厚生労働相、若林正俊環境相兼農相の各資金管理団体は、活動に不可欠な経常経費支出がゼロか、わずかしかない。

 このうち長勢法相の「長政会」の経常経費支出は01年以降、人件、光熱水、備品・消耗品の各費が皆無で、05年は事務所費2415円だけ。政治活動費支出は他の関連政治団体への寄付のみで、イベントや機関紙の発行など一般的な政治活動はしていない。山本金融担当相の「新政経懇話会」は00年に政治活動費の支出が途絶え、経常経費も急減。02年の事務所費945円を最後に経常経費が支出されていない。

 資金管理団体に活動実態がないのではと質問したところ、長勢事務所と山本事務所は「経常経費は実際に支出した経費を計上したものです」などと同一のコメントをし、団体の活動実態について具体的に説明していない。

 柳沢厚労相と若林環境相兼農相は、明確に休眠状態にあることを認めている。柳沢厚労相の「伯政会」は01年以降、政治活動費の支出が全くない。柳沢事務所によれば、政治資金規正法改正で企業献金が政党のみに限定されたため、自民党支部と後援会に活動の中心を移したという。

 「若林正俊政治経済研究会」は00年以降、光熱水、備品・消耗品、事務所の各費がゼロ。若林事務所も「資金管理団体への企業・団体献金が禁止されて以後、事実上休眠状態」としている。【日下部聡、苅田伸宏】

1817片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 06:58:51
 ◇政治団体少なくとも41 長勢甚遠法相

 4人の閣僚の資金管理団体が事実上、休眠状態であることが発覚した。このうち長勢甚遠法相(衆院富山1区)は、資金管理団体「長政会」を含め政治団体を少なくとも41団体持つ。参院選の大敗を受け、自民党はすべての政治団体に1円からの領収書添付を義務付ける法改正議論が行われているが、党内からは事務作業の増大を理由に反対する声が強い。複数の政治団体を持つ政治家が事務処理を複雑にしている状況もあるようだ。

 長勢法相の政治団体数(総務省、富山県選管届け出計)の41は、4人の中では最も多い。

 05年分の政治資金収支報告書によれば、長勢法相の関連政治団体計11団体が富山市内の同じ一戸建ての建物に事務所を置いている。

 また同県魚津市の事務所にも別の6団体が同居。関連政治団体の大半は、地元秘書が会計責任者や事務担当者を務めているが、「興論サークル」「月曜クラブ」など、名前だけでは長勢法相の関連団体とは分からないものも少なくない。

 資金管理団体の長政会も他の関連政治団体2団体とともに東京都千代田区のビルを所在地としている。

 団体間では複雑な寄付のやり取りがなされており、同じ住所の団体間での寄付もある。05年の長政会の政治活動費支出800万円のうち、700万円は「同居」している「新時代政策研究所」への寄付していた。

 政治団体を多数持つことや、複雑な資金の流れについて事務所は「各団体は、それぞれ独立して活動している」「法にそって、政治活動を行う政治団体間において寄付がなされているものと承知しています」などとしている。【日下部聡、苅田伸宏】

 ◇金丸信・元自民党副総裁の巨額脱税事件きっかけに

 資金管理団体の制度は95年にスタートした。93年に発覚した金丸信・元自民党副総裁の巨額脱税事件がきっかけだった。00年からは資金管理団体への企業・団体献金が禁止された。

 法改正が議論された当時の山花貞夫政治改革担当相は、その目的について「(政治資金を集める団体を)思い切って一つにして、それを見ればわかる、国民の監視の目というものをそうした格好で受けていくということにした」(93年10月29日の国会答弁)と述べている。

 政治家が自らが関係する政治団体の中から資金管理団体を指定するメリットは、自らその団体に寄付をする場合、ほかの政治団体より寄付額の上限が緩いなどの「特例」があること。今年6月の法改正で、5万円以上の経常経費(人件費を除く)の支出に領収書の添付が義務づけられ、不動産の取得・保有が禁じられた。

 しかし、個人からの献金は資金管理団体でも、その他の政治団体でも受けられる。さらに、企業・団体献金は、政治家が代表を務める政党支部で受けることが可能だ。

 「受け皿」を一本化し、透明化を図るという設立された当時の精神は忘れ去られていると言える。

毎日新聞 2007年8月15日 3時00分

1818片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 07:00:19
2007/08/14-19:18 官房長官、防衛相は交代を=自民・加藤氏
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007081400757

 自民党の加藤紘一元幹事長は14日夕、防衛省の守屋武昌事務次官の去就をめぐる問題について「塩崎恭久官房長官と小池百合子防衛相のドタバタは目に余る。安倍晋三首相の人事の差配の仕方が最も問われるケースではないか」と述べ、内閣改造を機に両氏を代えるべきだとの認識を示した。都内で記者団に語った。

1819片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 07:04:01
小池防衛相 守屋事務次官と直接会談
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070815/20070815-00000000-nnn-pol.html

 防衛省の事務次官人事をめぐる問題で、対立が表面化した小池防衛相と守屋事務次官が14日午後、直接話し合った。小池防衛相は、あらためて自らの人事案の了承を求めたという。

 会談終了後、小池防衛相は「(事務次官人事についての話は)全くしていません。業務は毎日いろいろあって、我々は日本国の防衛をしているので。自己防衛をしているわけではないんです。閣僚と事務次官が話すのは当たり前」と記者団に答えた。

 一方で、守屋事務次官は14日夜、事務次官人事は先送りで一致したのかとの質問に対し、「新しい内閣で(新しい人事を)おやりになるという小池防衛相の考えは聞きました」と述べた。さらに「小池防衛相の考えは考えとして、私の考えは考えで申し上げています」と会談が物別れに終わったことを示唆した。

 関係者によると、会談で小池防衛相は、自分が決めた人事案を了承するよう求めたが、守屋事務次官は省内の理解が得られないとして拒否した。後任人事は今月27日の内閣改造後に行われる見通しだが、小池防衛相は留任に強い意欲を見せており、一歩も引かない構え。

 強気の構えの小池防衛相。その思惑について、ある防衛省幹部は「小池さんとしたら、自分は留任して塩崎さんが官房長官から代わるから、その後で(新しい人事を)やろうということなんでしょう」と話している。

 一方、小池防衛相と守屋事務次官の会談について、安倍首相は14日、記者団に対し、「会談?あったんですか?それは聞いていませんし、人事は全く何も決まっていません。(塩崎官房長官と小池防衛相の間で)激しいやりとりがあったとは聞いていませんけど」と述べるなど、しばらく静観する構えを示している。

 事務次官の後任人事をめぐっては、小池防衛相が守屋事務次官本人に相談せずに退任を決めた上、塩崎官房長官にも十分な根回しをしなかったことから、官邸を巻き込んだ騒動に発展している。

[15日6時58分更新]

1820片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 07:05:36
防衛次官人事、内閣改造後に先送り
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070814/20070814-00000061-jnn-pol.html

 防衛省の事務方トップの人事をめぐり混乱です。政府は、小池大臣が求めている9月1日付けでの防衛次官交代の人事を、内閣改造後に先送りすることを決めました。

 小池大臣は、在任期間が4年を超える異例の長さとなった守屋武昌防衛事務次官を退任させて、後任に西川徹矢官房長を充てたい意向でした。

 しかし、省庁の幹部人事を決める人事検討会議を開催する塩崎官房長官への根回しがなかったほか、警察庁出身の西川氏の手腕に防衛省内から疑問の声も上がり、守屋次官も「まったく相談がなかった。どうしてこんな仕打ちを受けるのか」と大臣に抗議するなど混乱が生じていました。

 「それ(人事検討会議の開催)はもう官邸がお決めになることですので。以上です」(小池百合子防衛相)

 小池大臣と守屋次官は14日、防衛省内で会談したものの、平行線で終わりました。

 「会談あったんですか。それは聞いていませんし。それはまだ、人事はまったく何も決まっていません」(安倍首相)

 小池大臣が今回の人事を強行しようとした背景には沖縄・普天間基地の移設問題が絡んでいるとみられています。

 沖縄県の仲井真知事らは、日米の最終合意案を修正するよう求め続けており、これに反対する守屋氏の退任を関係閣僚らに非公式に働きかけてきました。

 沖縄のある自治体の長は今月10日、複数の地元議員を前に「小池大臣が我々の意をくんで、守屋次官を更迭してくれることになった」と語っていたということです。

 各省庁を束ねる役目の的場官房副長官は、防衛省から人事検討会議の開催要請が来ていないと、通常の手続きをとらなかった小池大臣の勇み足であることを示唆、防衛省トップの人事は内閣改造後に先送りとなりました。(14日22:17)

[15日4時52分更新]

1821片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 07:11:08
防衛省人事、小池氏「考え不変」・守屋次官との会談物別れ
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070815AT3S1401B14082007.html

 防衛省の事務次官人事を巡る混乱は14日も収まらず、事態は長期化しそうだ。小池百合子防衛相は同日、省内で守屋武昌次官と約20分間会い、警察庁出身の西川徹矢官房長を次官に昇格させる人事案を重ねて提示。「考えはもう変わらない」と次官退任を迫った。守屋氏は手続きが不正常だとして同意を拒み、協議は物別れに終わった。
 2人の会談は13日、安倍晋三首相が次官人事を内閣改造後まで凍結すると裁断した後、小池氏がセットした。人事権を使って省の実権を掌握したい小池氏と、閣僚を上回る政治力を発揮してきた守屋氏の双方の意地とメンツが再びぶつかり合った。
 小池氏「私の考えはもう変わらない。次官人事は新しい内閣で決めてもらう」
 守屋氏「人事検討会議の手続きを経ていない。私は納得できない」
 小池氏は「改造後も防衛相を続ける意欲満々」(同省幹部)で、譲る気配は全くみせなかった。
 会談後、記者団に人事を話し合ったかどうか聞かれると「ありません」と否定。「我々は日本国の防衛をやっているのであって、自己防衛をやっているわけではない」とはぐらかした。
 機密漏洩(ろうえい)対策の観点から警察庁出身の次官が好ましいとする小池氏。生え抜き起用を求める守屋氏。省内には「小池氏のパフォーマンス。陸海空の各自衛隊にグリップが効かない警察庁出身の西川氏には次官は務まらない」との反応が多い。
 首相はこの日も「国民の生命と財産を守る役所にふさわしい人事を考えていかなければいけない。人事はまだ何も決まっていませんよ」と語っただけだった。
 長引く混乱への批判は与党でも高まっており、自民党の加藤紘一氏は記者団に「防衛相が守屋王国の排除を考えたならば正しいこと」としながらも、小池氏と塩崎恭久官房長官との確執については「ドタバタは目に余る」とばっさり。「安倍首相の人事の差配の仕方が最も問われるケースだ」とし、塩崎、小池、守屋の3氏の交代を促した。

1822片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 13:22:01
終戦記念日:河野衆院議長、追悼式で首相批判?の発言
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070815k0000e010064000c.html

 河野洋平衆院議長は15日、全国戦没者追悼式での追悼の辞で「(日本国民は)海外での武力行使を自ら禁じた『日本国憲法』に象徴される新しいレジームを選択して、今日まで歩んできた」との見解を表明した。安倍晋三首相の「戦後レジームからの脱却」路線を意識した発言とみられ、追悼の辞で首相批判と取られかねない発言をするのは異例。

 河野議長はさらに「国際紛争解決の手段としての戦争の放棄を宣言する日本国憲法の理念を胸に、戦争のない世界、核兵器のない世界、報復や脅迫の論理ではなく、国際協調によって運営される世界の実現を目指す」と護憲の姿勢を強調した。

 従軍慰安婦問題についても触れ、「日本軍の一部による非人道的な行為によって人権を侵害され、心身に深い傷を負い、今もなお苦しんでおられる方々に、心からなる謝罪とお見舞いの気持ちを申し上げたい」と語った。同問題をめぐっては、河野議長は官房長官時代の93年、談話を発表し旧日本軍の関与を認め謝罪した。しかし、軍が強制した証拠はなかったとして河野談話の見直しを求める動きがあることから、これをけん制する狙いがあるとみられる。【高塚保】

毎日新聞 2007年8月15日 12時51分

1823片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 14:04:23
2007/08/15-12:13 守屋氏の抗議に反論=「電話したが応答せず」−小池防衛相
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007081500364

 小池百合子防衛相は15日午前、閣議後の記者会見で、防衛省の守屋武昌事務次官を退任させる人事をめぐり、守屋氏が「事前に聞いていない」と抗議したことに対し、事前に電話で連絡を取ろうとしたものの応答がなかったとし、「危機管理上どうか」と守屋氏を厳しく批判した。
 小池氏は「(次官の)携帯に夜、電話をしても、返事が返ってくるのは翌朝で、危機管理上どうかということがこれまでもあった。(守屋氏は)新聞を見て驚かれたということだが、わたしもその(報道される前の)夜から連絡を取ろうとしていた」と述べた。
 一方、塩崎恭久官房長官ら官邸への根回し不足が指摘されていることについて、小池氏は「まだ根回しの最中の報道に不快だということについては、謝罪した」と語った。

1824片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 15:14:19
資金管理団体:4閣僚が休眠状態 活動主体を他団体に−−規正法、骨抜き
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070815ddm041010163000c.html

 ◇長勢法相/山本金融相/柳沢厚労相/若林環境相兼農相

 安倍晋三首相と15閣僚(民間出身除く)のうち、4人の資金管理団体が休眠状態か、実質的な活動をしていないことが毎日新聞の調べで分かった。活動の主体を政党支部や他の関連政治団体に移している形。事務所費など一連の問題を受け、政府は先の国会で資金管理団体に限って5万円以上の経常経費に領収書添付を義務付ける法改正を行ったが、その活動が形骸(けいがい)化していれば規制の意味はない。「政治とカネ」の透明化には政治団体全体の規制が必要なことを示す結果となっている。

 資金管理団体は政治資金規正法で政治家が一つ持つことを認められ、代表は政治家個人が務めるなど、政治家の「顔」ともいえる。現在、政治団体は約7万団体あり、うち資金管理団体は約1万(地方議員含む)。

 最も新しい05年分の政治資金収支報告書によると、長勢甚遠法相、山本有二金融担当相、柳沢伯夫厚生労働相、若林正俊環境相兼農相の各資金管理団体は、活動に不可欠な経常経費支出がゼロか、わずかしかない。

 このうち長勢法相の「長政会」の経常経費支出は01年以降、人件、光熱水、備品・消耗品の各費が皆無で、05年は事務所費2415円だけ。政治活動費支出は他の関連政治団体への寄付のみで、イベントや機関紙の発行など一般的な政治活動はしていない。山本金融担当相の「新政経懇話会」は00年に政治活動費の支出が途絶え、経常経費も急減。02年の事務所費945円を最後に経常経費が支出されていない。

 資金管理団体に活動実態がないのではと質問したところ、長勢事務所と山本事務所は「経常経費は実際に支出した経費を計上したもの」と同一コメントをし活動実態を具体的に説明していない。

 柳沢厚労相と若林環境相兼農相は、明確に休眠状態にあることを認めている。柳沢厚労相の「伯政会」は01年以降、政治活動費の支出が全くない。柳沢事務所によれば、政治資金規正法改正で企業献金が政党のみに限定されたため、自民党支部と後援会に活動の中心を移したという。

 「若林正俊政治経済研究会」は00年以降、光熱水、備品・消耗品、事務所の各費がゼロ。若林事務所も「資金管理団体への企業・団体献金が禁止されて以後、事実上休眠状態」としている。【日下部聡、苅田伸宏】

毎日新聞 2007年8月15日 東京朝刊

1825片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 15:17:04
資金管理団体:休眠状態、問題なしと4閣僚−−会見で釈明
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070815dde041010048000c.html

 長勢甚遠法相、山本有二金融担当相、柳沢伯夫厚生労働相、若林正俊環境相兼農相の資金管理団体が休眠状態か、実質的な活動をしていなかった問題で、4閣僚はそれぞれ15日の閣議後の記者会見で釈明したが、非を認める発言はなかった。

 長勢法相は資金管理団体「長政会」について「『休眠状態』ではない」と述べたが、根拠は示さなかった。4閣僚のうち確認できる範囲で最多の41の政治団体を抱えていることについては「政治団体を作るのは国民の権利でもある」などと問題はないとの認識を示した。

 山本金融担当相は、資金管理団体が事実上休眠状態にあることについて「(自身が代表を務める)政党支部にできるだけ集中させたい。党の監督もあり、出入りも公になる」と述べ、政党支部を中心的な受け皿に使うことが透明度を高めるとの認識を示した。しかし「支部で片づかない部分は、そこ(資金管理団体)に受けることもあり得ないわけではない」と話した。

 また、柳沢厚労相と若林環境相兼農相はいずれも、企業からの献金が政党に限られたため、自らが代表を務める自民党支部を中心に資金管理をするようになったと説明。資金の出入りを一本化して透明度を高めるという資金管理団体制度発足当時の趣旨に反しているのではとの質問に、柳沢厚労相は「そういう考え方もあり得ると思っている」。若林環境相兼農相は「制度の趣旨に反することはないと思う。いずれも選管に報告をし、公表されている」と述べた。

 政治資金収支報告書によると、長勢法相の資金管理団体の経常経費支出は05年、事務所費2415円のみ。山本金融担当相は02年を最後に経常経費が支出されていない。柳沢厚労相は01年以降政治活動費がゼロ、若林環境相兼農相は00年以降、光熱水、備品・消耗品、事務所各費の支出がない。

毎日新聞 2007年8月15日 東京夕刊

1826片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 15:21:30
防衛次官人事:内閣改造前に検討会議開催を…小池防衛相
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070815k0000e010073000c.html

 次官人事をめぐっては当初小池氏が目指した15日の閣議決定は見送られ、内閣改造以降の閣議にずれこむ見通しとなっている。小池氏は守屋氏を退任させる方針は不変と強調。「総合的に官邸が判断することだ」としながらも、「国の防衛という重要な任務を預かっており、省の士気が低下することを懸念している。早期の方が国民を守る責務を果たすことにつながる」と述べ、実質的に人事を決める検討会議については早期開催に期待を示した。

 小池氏はさらに守屋氏が人事案を事前に聞かされなかったと反発していることについて「(報道前日の)夜に2度、次官の携帯に電話しても返事がなかった。これまでも同様のことがあり、危機管理上どうか」と批判、不信感をあらわにした。 一方、小池氏の人事の進め方に反発する塩崎恭久官房長官は15日の記者会見で、人事の決定時期について「閣議了解事項であり、次の組閣後でいいんじゃないか」としながらも、検討会議の開催時期については明言を避けた。さらに「手続きの問題で、中身のことを言っているわけではない」と語り、人事案そのものには同調を示唆した。【田所柳子】

毎日新聞 2007年8月15日 13時33分 (最終更新時間 8月15日 14時30分)

1827片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 17:08:36
安倍官邸団消滅危機…鳴り物「補佐官」が足引っ張った
お友達重用の象徴、改造を機に…
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007081519.html

“お友達内閣”の象徴的存在である塩崎官房長官と話し込む安倍首相。「人心一新」改造で、仲良しクラブは解消か?
 安倍晋三首相が27日に断行する内閣改造は、“身内”重視の「お友達内閣」から脱却し、どんな安倍カラーを打ち出していくかが最大の焦点だ。「お友達」重用の最たるものは、当初5人(現在4人)を配置した首相補佐官の存在で、昨年9月に安倍政権が発足した際は官邸強化の“目玉”だった。だが、「仲良しクラブ」中心の官邸団は世論から乖離(かいり)するばかり。今や消滅の危機を迎えている。

 「補佐官は党を押さえられる人物でないと意味がない。しかし党を押さえられる者なら、大臣にすればよく、補佐官は必要ない。補佐官を置いて『安倍政権は強靭な布陣だ』というメッセージが国民に浸透し、参院選に勝っていればいいが、大敗した。米ホワイトハウスのマネをすればいいというものではない。存在意義は消え失せた」

 自民党中枢幹部は批判する。

 首相補佐官制度は1996年成立の改正内閣法により導入されたもので、安倍首相は「官邸主導体制の確立」を掲げ、定員枠いっぱいの5人を分野別に起用。国家安全保障、経済財政、教育再生、広報、拉致問題に取り組む「チーム安倍」を鳴り物入りで結成した。

 だが、「チーム安倍」は当初から、もろさを露呈した。防衛事務次官人事をめぐり、塩崎恭久官房長官と大ゲンカ真っ最中の小池百合子防衛相が国家安全保障担当補佐官だったときも、塩崎氏と主導権争いを演じ、官邸の足並みは乱れた。

 残る4人のうち最も評判が悪いのが、首相の信頼が厚い広報担当の世耕弘成参院議員。NTT勤務時代、広報担当だった経歴があり、「広報のプロ」を自任する。

 だが、「首相の地方視察などのパフォーマンスも票に結びつくことはなかった」(党関係者)。6月中旬、首相が佐賀で行った農業視察にも党内からは批判が出ていた。

 首相は田植機に乗って田んぼに入るパフォーマンスをしてみせたが、若手議員は「世耕氏は何を考えているのか。田植機に乗るなんて『いかにもボンボンの安倍さんらしい』となってしまう。直接、田んぼに入って田植えしないと農家の気持ちは分からない」と手厳しい。

 首相が毎日、記者団に行っているぶら下がり取材で、カメラ目線で話すのも「不自然」と不評だった。参院選惨敗後は基本的にカメラ目線をやめたが、時折カメラ目線になるため、「目が泳いでいるようだ」(若手)との指摘さえ出ている。

 世耕氏は参院選後、首相に対し「街頭では、とても『美しい国』なんて言えませんでした」と苦言を呈したというから始末に負えない。

 経済財政担当補佐官の根本匠衆院議員も、安倍首相が石原伸晃幹事長代理、塩崎恭久官房長官と作った「NAISの会」のメンバーで、やはり“お友達”だった。ある幹部は「根本氏は何やっているのかよく分からない」と首をかしげる。

 教育再生担当の山谷えり子補佐官は、歴史教育などの活動で首相から評価されていたが、政府の教育再生会議と文部科学相の諮問機関・中央教育審議会の関係がギクシャクし、両組織の役割分担があいまいだったことが露呈。「山谷氏が伊吹文明文科相に対抗心を燃やしているようにしか見えなかった」と、ある議員は振り返る。

 教育分野のもう1人の“お友達”下村博文官房副長官がしゃしゃり出たこともあり、最近の山谷氏の存在感はめっきり薄くなっている。

 存在感の薄さでは、拉致問題担当の中山恭子補佐官も負けていない。拉致問題は進展しておらず、「何のために拉致担当を置いたのか」との声も出る。中山氏の参院選出馬を促したのは安倍首相だが、党内は「政治家になれば何か変わるのか」と冷ややかだ。

1828片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 17:08:59
 永田町では、補佐官も含めた安倍官邸を未熟さから、「少年官邸団」とも「フール・ファイブ」とも揶揄された。世耕氏や、首相の政務秘書官、井上義行氏ら5人の官邸メンバーを「内山田洋とクール・ファイブ」からもじったものだった。

 井上氏は元国鉄マンで、その後、ノンキャリア官僚(総理府=現・内閣府)に転職した異色の経歴をもつ。拉致問題に熱心に取り組む姿勢が、首相の目に留まり、首相秘書官にまで上り詰めた。小泉前首相当時の飯島勲秘書官に当たるわけだが、「永田町や霞ケ関に人脈を張り巡らし、情報を駆使する飯島氏には遠く及ばない」というのが党内の一致した見方だ。

 首相の信頼を得てはいるが、「首相にとって耳の痛い情報は上げていない。結果、首相は民意が分からなくなり参院選は負けた」(党幹部)などと、井上氏への批判は日増しに強まっている。

 「仲良しクラブ」の象徴的存在である補佐官制度について、政治学が専門の慶応大学、草野厚教授は「米国は大統領制で大統領府と政党が分断されているから補佐官を置く必要がある。補佐官の下に大量の事務方のスタッフがいる。日本は議院内閣制なので、内閣の補佐役は与党が務めることになる。官邸主導ということで補佐官制度を積極的に活用しようとしたのだろうが、補佐官は法律で明確な権限が与えられていない。首相の個人的な相談役ならいいが、権限がないのに何人も補佐官を置く必要はない」と指摘する。

 官邸機能を強化するどころか、首相の足をひっぱり続けた官邸団。27日の人事では、首相の覚悟のほどが問われている。

ZAKZAK 2007/08/15

1829片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 17:10:30
平沼元経産相「少年官邸団一掃し、本格内閣を」
すべては参謀不在、広報機能の弱さに起因
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007081520.html

 首相補佐官を含む安倍官邸をめぐっては、安倍首相と思想信条をともにする平沼赳夫元経済産業相(無所属)=写真=も苦言を呈している。

 平沼氏は「文芸春秋」9月号で、「緊急提言 安倍君、亡国大臣を一掃せよ」と題した論文を発表。この中で、「首相補佐官人事も失敗だった。結局のところ官房長官、副長官から、首相補佐官まで『仲良しクラブ』で固めたために、『少年官邸団』という有様になってしまったからだ。『怪人二十面相』の『少年探偵団』には、明智小五郎を助ける小林少年がいたけれど、『少年官邸団』にはそれすら存在しない」と指摘している。

 安倍政権の支持率急落には「すべては参謀不在、そして官邸の広報機能の弱さに起因する」と強調し、広報担当の世耕弘成補佐官を批判した。

 「国の広報官に必要なのは小手先のテクニックではない。しかも彼は党の後援組織を『チーム世耕』などと名付けていることからも明らかなように、総理の広報よりも自分の宣伝に懸命だ。まさに『少年官邸団』ならではだが、参院選でも世耕氏は真っ先に当確が出ていた」

 平沼氏は「お手柄を奪い合うように前面に出たがる『少年官邸団』だが、ひとたび不祥事が起こると、矢面に立って総理を守るどころか、潮の引くように後ずさりをはじめた」とも指摘し、最後にこう提言した。

 「自分のことしか考えていない亡国の大臣や少年官邸団を一掃し、本格内閣を作るべきだ」

ZAKZAK 2007/08/15

1830片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/15(水) 17:11:17
小池防衛相第2の真紀子に…更迭なら反安倍の急先鋒
防衛次官人事めぐり混乱続き
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007081524.html

次官人事で一歩も引かない小池氏
 防衛次官人事をめぐる、小池百合子防衛相と守屋武昌防衛事務次官=顔写真=の対立が続いている。2人は14日、省内で会談したが、話し合いは平行線のまま物別れに。このまま混乱が続けば、小池氏が“第2の真紀子”になる可能性も出てきた。

 小池「わたしは人事案を変えるつもりはありません。後任人事は(27日の)内閣改造後にやります」

 守屋「それでは承服できません」

 小池、守屋両氏は14日午後、防衛省で約20分間会談したが、完全決裂に終わった。この後、小池氏は「われわれは日本の防衛をやっていて、自己防衛をしているわけではない」と記者団をはぐらかしたが、関係筋は「両者の対立は深刻で、和解は難しい」と語った。

 在任期間が4年を超えた守屋氏を退任させ、後任に西川徹矢官房長=警察庁出身=を充てるという小池氏の人事案。事前に相談がなかったうえ、自衛隊27万人の上に外様(他省庁出身者)の西川氏が立つことに守屋氏は猛反発し、白紙撤回を迫っている。

 さらに、このバトルには、犬猿の仲として知られる小池氏と塩崎恭久官房長官の対立も絡み合う。

 小池氏の冒頭発言は、安倍首相が内閣改造で自分を留任させ、塩崎氏は交代ということを前提にしたものだが、その通りになるかは分からない。実は、2002年1月に似たケースがあった。

 当時、国民的人気の高かった田中真紀子外相が、野上義二外務事務次官を更迭しようとして省内を大混乱させた。小泉純一郎首相は支持率低下も覚悟して、真紀子氏と野上氏の両方を更迭したのだ。

 このとき安倍首相は官房副長官として、小泉氏の決断をそばで見ていただけに、小池氏に対して周辺の1人は「このままでは真紀子氏の二の舞になるぞ」と注意したという。

 すでに1週間以上続いている小池Vs守屋のバトル。閣内でも数少ない人気大臣を更迭する事態となれば、安倍政権にとってその影響ははかりしれない。

 ある自民党関係者はこう話す。

 「真紀子氏は更迭された後、一貫して小泉攻撃の急先鋒に変わった。小池氏も真紀子氏同様に鼻っ柱が強いだけに、更迭すれば、反安倍の急先鋒にもなりかねない。安倍首相としても頭が痛いだろう」

ZAKZAK 2007/08/15

1831片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/16(木) 08:51:23
次官人事先送り、小池防衛相が不満表明…首相は混乱憂慮
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070815it14.htm

 防衛省の次官人事をめぐって小池防衛相と守屋武昌防衛次官が対立している問題は15日、首相官邸を巻き込んで余震が続いた。

 安倍首相は同日、記者団に「現在の状況は、大臣がしっかり統率していかねばならない」と述べ、同省内の混乱を憂慮する姿勢を示した。

 小池氏は同日の閣議後の記者会見で、「(省内の)士気の低下を懸念している。早く決めた方が国民を守る責務が果たせる」と述べた。人事の決定が27日予定の内閣改造後に先送りされたことに強い不満を示したものだ。小池氏はさらに「私は何も手順を間違えていない」とも述べ、人事手続きに問題はないと強調した。

 また「(守屋氏は)携帯電話で電話しても返事は翌朝で、危機管理上どうかということがこれまでもあった」と述べ、守屋氏への不信感もあらわにした。

 これに対し、塩崎官房長官は記者会見で、防衛次官人事を決める閣議人事検討会議の時期について、「内閣改造後でいいと、小池氏も言っていると聞いている。そもそも防衛次官から正式に(人事案の)書類が上がってきていない」と述べ、小池氏の不満に取り合わない姿勢を示した。

 塩崎氏はさらに、「人事検討会議は省庁で独断人事などが行われないよう、官邸主導、政治主導で人事を行うために導入された」と述べ、小池氏の手法は適切でなく、官邸主導の決定が損なわれるとの懸念も示した。

 一方、守屋氏も同日、首相官邸で的場順三官房副長官と会談するなど、対応に動いた。小池氏からの批判には「深夜に携帯電話で突然退任を通告しようという手法は、普通の手続きではない」と、周囲に不満を漏らしている。

 この問題で、閣僚からは「人事をされる側が人事について何か言うのは変だ」(尾身財務相)などの指摘が記者会見で出るなど、守屋氏の対応にも問題があるとの声も出た。

(2007年8月15日20時49分 読売新聞)

1832片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/16(木) 08:57:00
「逆転」考:衆参ねじれ国会/1 石原伸晃・自民党幹事長代理
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070814ddm005010030000c.html

 ◇好き嫌いじゃ乗り切れぬ

 −−今月27日に内閣改造と自民党役員人事が予定されています。何が重要でしょうか。

 ◆安倍晋三首相が「仲がいいか悪いか、好きか嫌いか」という基準をどれだけ排することができるかでしょう。現内閣は肌合いの合う人を集めたし、(総裁選の)論功行賞もあったと思う。でも、今は非常事態。「いばらの道」を歩む決断をしたのだから、非情、冷徹な人事が必要です。

 −−参院選の敗因をどう分析しますか。

 ◆年金記録漏れ問題で負けたとは思わない。政治とカネ、赤城徳彦前農相の「ばんそうこう」に代表される閣僚の誠意のない姿勢、答弁、許されない不規則発言。これらの問題で国民と目線のズレが生じ、政策論争まで持ち込めなかった。国民は「何だ、この政権は。危機管理能力がないんじゃないか」と思ったんじゃないでしょうか。

 −−そのズレに選挙期間中に気付かなかったのですか。

 ◆(選挙中は)演説をしていてもそれなりのリアクションを感じた。ただ、なかなか目に見えないクラック(壁などの小さな亀裂)があり、ある時、それがパッと割れて水がこぼれた。そういう状態でした。

 −−参院で与野党が逆転しました。秋の臨時国会をどう乗り切りますか。

 ◆今度は、参院がメーンステージになる。衆院(に身を置く議員)としてはさみしい思いです。衆院では政権与党が300議席以上。参院では同じ国民が多数派と少数派を逆転させました。これが日本の2院制で何を引き起こすのか、投票した国民も政治家もわからない。これまでは与野党とも衆院の結論に立って物事を進めてきたが、参院の多数を握った野党の責任は大きい。

 −−テロ特措法の延長を巡り、小沢一郎民主党代表は反対の姿勢です。

 ◆小沢さんはシーファー駐日米大使を(民主党本部に)呼びつけた。自民党の竹下派会長代行時代、(総裁候補だった)宮沢喜一さん、渡辺美智雄さん、三塚博さんを呼びつけ「面接」したのと同じ。外交は社交。無礼とまで言わないが、非礼です。小沢さんらが「米国と対等」と言うのはかっこいい。だが横田にも沖縄にも米軍基地があり、まだ占領下の憲法を使っている。絶対に「対等」ではない。

 −−テロ特措法審議で与党が現実に取るべき道は何ですか。

 ◆直近の国民の審判を国政に反映させる(野党反対による延長見送り)という選択肢もある。ただしその場合、日本は国際社会の信頼を失う。一方、首相が衆院で強引に(再議決による成立を)やると、「参院選での民意はどうしてくれるんだ」という声が必ず起きる。それでも、首相が国際社会の中で日本の意思を貫くというのなら、ついていきます。

 −−政治資金規正法の再改正が焦点です。どう対応しますか。

 ◆通常国会で行った改正では不十分という国民の声に応えることが大切です。自民党内がなかなかまとまらないのは、実務の問題があるから。現実的な運用面も考えて与野党で協議するのが望ましい。だが(再改正の行方は)小沢さん次第。自民党が了承できないような案を参院で通し、「衆院で否決するならしてみろ」という姿勢で来たら、(対抗する)修正案を出さざるを得ません。【聞き手・渡辺創】=つづく

     ×   

 参院の与野党逆転と今後の政治のあり方をどう見るか。与野党の論客、キーマンに聞いた。

毎日新聞 2007年8月14日 東京朝刊

1833片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/16(木) 08:59:58
「逆転」考:衆参ねじれ国会/3 二階俊博・自民党国対委員長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070816ddm005010042000c.html

 ◇与党、話し合いの努力を

 −−参院選での自民党惨敗の大きな原因として、赤城徳彦前農相はじめ閣僚の失言や不祥事がありました。

 ◆国会対策をやっていても「またか、またか」という感じは正直ありました。こちらは音も立てず耐えてはいたが、余計なことが多すぎました。国民のために良かれと思った政策が、十分理解されない面もあった。今は「焼け野原」みたいものですから、自民党がよみがえった姿を国民に示す努力をする以外ありません。

 −−これまで厚い支持基盤を誇った「1人区」で自民党候補が軒並み敗れました。格差や生活問題で、有権者の反発があったのでは。

 ◆反発でしょうね。他の政党の主張がいいというより、自民党に「反省の機会を与える」意味合いが大きかった。でもあわてふためかずに早くショックから立ち直ることが大切。(89年参院選で)自民党が1人区で3勝23敗だったことがあるが、その3年後の参院選では大きく盛り返した。できるだけ地域の意見や要望を承る機会を活発にしないといけない。

 −−安倍晋三首相の続投には、有権者のみならず、自民党内からも批判が出ています。

 ◆今は、党内が一致団結して首相を支援することが大事です。もたもたしている場合じゃありません。批判は簡単ですがね。昨年の総裁選で圧倒的に「安倍支持」を打ち出したのだから、少なくとも責任は党所属の全国会議員にある。批判だけでは前進はない。

 −−今回の内閣改造と自民党役員人事で大切な点は。

 ◆常に挙党体制が大事です。首相・総裁の権限ですから、ああでもない、こうでもないと脇から言うべきでない。首相が熟慮して断行すればいい。条件を付けるべきではありません。

 −−与党は厳しい国会運営を強いられることになりました。

 ◆特別の秘策があるわけではありません。誠心誠意話し合っていく。11月1日に期限を迎えるテロ対策特別措置法の延長は「国際社会で、テロとの戦いは最重要」という与野党を通じた決意であるはず。延長を承認願うよう、与党は全力を尽くすべきだと考えます。

 −−参院の法案審議で与党が立ち往生するような場面も想定されます。

 ◆事を構え、いつも衆院に差し戻して法案を成立させればいいという安易な考えはありません。民主党が問責決議を連発しても、国民は見ています。政治の生産性を上げるため、協力すべきは協力する、修正すべきは修正する。話し合いの場面をたくさん作る努力は、まず与党側がすべきでしょう。だから会期は通常よりも長くなるでしょう。

 −−民主党の小沢一郎代表は「早期の衆院解散・総選挙」に持ち込もうとしているのでは。

 ◆それを国民が支持するでしょうか。「失われた10年」の後遺症が、地方にも、中小企業にも、農業にも残っている。これらの対策を打ち出すことが与野党とも重要ですね。参院で過半数を得たことで、野党の国政への責任は増した。民主党だって、今までの調子で国会運営に取り組めないでしょう。

 −−衆院選は、いつごろとみていますか。

 ◆今すぐ急いでやる必要はまったくないと思いますね。【聞き手・坂口裕彦】=つづく

毎日新聞 2007年8月16日 東京朝刊

1834片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/16(木) 09:17:45
強気の小池氏に「密約説」…沖縄絡みで憶測、本人否定
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070815-OHT1T00191.htm

 守屋武昌防衛事務次官の更迭を強く求める小池百合子防衛相をめぐり、「守屋氏と対立する沖縄県側と密約があったのでは」との憶測がくすぶっている。基地問題で強硬路線を唱える守屋氏を更迭し、代わりに普天間飛行場の移設問題で県側に理解を求めるという筋書き。守屋氏の人事と移設手続き開始が「同時進行」しているのは不自然というのが根拠で、小池氏は火消しに躍起だ。

 「事務次官が書類を上げるプロセスがあるが、正式なものが上がってきていない」。塩崎恭久官房長官は15日午前の記者会見で、守屋氏の後任を決める人事検討会議が、27日に予定される内閣改造後になるとの見通しを示した。

 しかし小池氏は、同日午前の会見で「私は手順的に何も間違えていない。役所の意思決定を明確にするのは大臣の役割」と強気の姿勢を崩さず、午後には米軍普天間飛行場移設予定地の沖縄県名護市に入った。

 在任5年目に入った守屋氏は「県側の要求に譲歩してばかりでは移設が進まない」というのが持論。一方の県側は、日米両政府が決めた普天間飛行場代替施設のV字形滑走路案に反対。移設に向けた環境影響評価(アセスメント)手続きの第一段階となる「方法書」の受け取りを拒否し、守屋氏と対峙(たいじ)してきた。

 小池氏は今月7日、守屋氏に退任を通告し、那覇防衛施設局は同日、方法書を県に送付。小池氏はすぐさま訪米し、8日にはゲーツ国防長官に移設進展を報告、歓待を受けた。このため関係者から「展開があまりにスムーズだ」と“疑惑”が浮上。防衛省や沖縄で「県側が方法書受け取りを容認し、引き換えに小池氏が守屋氏更迭で動いた」との見方が広がった。

 小池氏は15日の会見で「そういうストーリーが流れるのは非常に遺憾」と強調したが、今回の名護市入りが訪米前に決まっていたこともあり、密約説は収まる気配がない。16日まで名護市に滞在する予定の小池氏は、島袋吉和名護市長との会談も取りざたされており、動向に注目が集まっている。

(2007年8月15日21時13分 スポーツ報知)

1835片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/16(木) 09:21:19
小池防衛相は真紀子氏そっくり…宗男氏バッサリ
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070816-OHT1T00107.htm

 防衛省の事務次官人事を巡り、小池百合子防衛相と守屋武昌防衛事務次官の対立が深まり、政府内で混乱が続いている。小池氏は15日、塩崎恭久官房長官らが小池氏の手法を「調整不足」と批判したことについて「私は何も手順的に間違えていない」と強く反論。守屋氏に対しても、改めて激しく批判した。省内人事をめぐり激しい攻防が展開された例としては、過去に「田中真紀子外相VS外務省」の例があるが、当時を知る新党大地の鈴木宗男衆院議員は「“常識外”という点では極めて似ている」と指摘した。

 大混乱に陥っている防衛事務次官の人事問題。小池氏はこの日、塩崎、守屋両氏に人事構想を伝える前の7日朝に「守屋氏退任、後任は西川氏」と報道されたことが原因と指摘した。

 また、6日夜に守屋氏の携帯電話を2度鳴らしたが、守屋氏から電話があったのは7日朝だったと説明し「返事が翌朝というのは危機管理上どうか。(守屋氏は)新聞を見て驚いたというが、私は連絡を取ろうとしていた」と批判。

 さらに、守屋氏が小池氏の人事に反対していることについても「役所の意図決定を明確にするのは、大臣の役割だ」と不快感を示し、改めて警察庁出身の西川徹矢官房長の起用を求める姿勢を示した。

 一方、守屋氏も報道で自身の退任を知った7日、小池氏に対し「事前に直接伝えてほしかった。こんな仕打ちは許せません」と怒りを伝えた。14日に小池氏と会談した際も、後任について「(小池氏の推す)西川氏では組織はまとまらない」と反発している。

 小池氏の一連の行動について「人間性を疑う。もし“クビ”にするなら本人を呼んで、じかに面接をして話をしないといけない」と話すのは新党大地の鈴木宗男氏だ。後任人事については「本来、後任に誰がふさわしいか、守屋氏に相談すべきだった」と指摘する。

 今回の省内人事をめぐる混乱で思い出されるのが「田中真紀子氏VS外務省」のケース。01〜02年に外相を務めた真紀子氏は、人事課長の更迭を求めて人事課にろう城するなど、ことあるごとに外務官僚と対立。最後は真紀子氏と事務次官が更迭されるという形で幕引きが行われた。

 当時を知る宗男氏は「常識外という点では、極めて似ているケース」とし、「経験や能力があって組織を知っていれば、自分の判断でいい。だが、小池氏は防衛省を知らない。省内も『大丈夫か』と思っている。その点も真紀子氏と似ている」と指摘。今後の解決法については「事務次官だけ代えるのはアンフェア。大臣も新しくすべきだ」と話した。

(2007年8月16日06時04分 スポーツ報知)

1836片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/17(金) 21:35:00
自民党:参院選敗因…改造控え踏み込めず
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070817k0000m010119000c.html

 自民党が参院選惨敗を受けて設置した総括委員会(委員長・谷津義男選対総局長)は、国会議員や県連幹部ら約150人から聞き取りを済ませ、内閣改造・党役員人事が予定される27日までに最終報告をまとめる予定だ。ただ、安倍晋三首相が「基本政策は否定されていない」と主張していることもあり、人事結果を見るまで、踏み込んだ総括は事実上、棚上げになりそうだ。

 同党が参院選で総括委を置いたのは、橋本政権下で大敗した98年以来。2日から連日、研究者や政治評論家からも意見聴取を行った。

 7、8両日の国会議員ヒアリングでは「最高責任者が代わらなければ人心一新にならない」(村上誠一郎・元内閣府特命相)「今の首相のままでは再出発にならない」(中谷元・元防衛庁長官)などと退陣論が噴出。

 敗因分析では「年金問題やばんそうこうで負けたわけではない」と、県連幹部から地方の疲弊や格差拡大などを指摘する声が上がった。現職候補が落選した青森県連の冨田重次郎幹事長は「県内の市町村は瀕死(ひんし)の状態。公共事業が激減し、農家の収入も減少している」と窮状を訴えた。

 谷津委員長は10日、意見を列記した中間報告を首相に提出。お盆明けからは落選議員や有権者からヒアリングを行うが、党内には「辞めていく執行部では本当の総括にならない」(中堅議員)と皮肉る声が出ている。

 ある党幹部は「結局、小泉改革の影の部分に光をあてないと駄目。安倍首相も分かっていると思うが、小泉改革の否定になるからうなずけないのだろう」と肩をすくめる。【渡辺創】

毎日新聞 2007年8月16日 23時32分

1837片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/17(金) 21:53:48
防衛次官:生え抜き増田氏昇格 小池防衛相が人事案断念
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070818k0000m010107000c.html

 政府は17日、正副官房長官による「閣議人事検討会議」を開き、混乱が続いていた防衛省の事務次官人事について、9月1日付で守屋武昌次官(62)を退任させ、後任に同省生え抜きの増田好平人事教育局長(56)を充てることを決めた。小池百合子防衛相は警察庁出身の西川徹矢官房長(60)を後任とする考えだったが、安倍晋三首相は17日中の決着を小池氏に指示、人事に反発していた守屋氏を退任させるかわりに西川氏起用を断念することで収拾した。28日の閣議で正式に決定する。閣僚の人事方針が官僚の反発で一部にせよ覆るのは異例で、11日にわたる迷走劇は安倍内閣の危機管理能力の欠如を改めて露呈した。

 小池氏は、在任4年を超えた守屋氏を退任させ、後任に西川氏を据える方針だった。だが、人事案を事前に聞かされていなかった守屋氏が猛反発し、後任を山崎信之郎運用企画局長(60)や大古和雄防衛政策局長(58)ら防衛省生え抜き官僚に差し替えるよう求め、激しく対立していた。

 安倍首相は17日、小池防衛相に早期収束を指示。結局、小池、守屋両氏とも後任として推していなかった増田氏を充て、痛み分けとすることで双方とも妥協。守屋氏が17日午後、首相官邸を訪ね的場順三官房副長官にこうした考えを伝えた。75年入省の増田氏は守屋氏よりも4期下で、異例の抜てき人事となる。

 首相官邸では当初、塩崎恭久官房長官が小池氏の人事の進め方に反発、首相も当初は事態を静観する姿勢を示すなど、27日の内閣改造後に決着を先送りすることも検討した。しかし、小池氏が携帯電話で人事を守屋氏に伝えようとしていたことを自ら明らかにするなど、迷走ぶりが連日報道され、政権運営への影響が無視できない状況と判断し、官邸主導で決着を図った。今回の一件で小池氏の省内掌握不足が露呈したため、改造人事での小池氏の処遇も焦点となる。一方、異例の若返り人事で西川氏ら次官より年次の高い官僚は退任することが予想され、省内にも動揺が起きている。【古本陽荘】

 【略歴】増田好平氏(ますだ・こうへい)75年東大法卒、防衛庁入庁。広報課長、防衛参事官を経て06年8月から人事教育局長。東京都出身、56歳。

毎日新聞 2007年8月17日 21時45分

1838片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 05:56:51
お粗末危機管理、大臣と次官が携帯電話で重要案件やりとり
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070817ia21.htm

 防衛次官人事をめぐる混乱では、防衛省の危機管理意識のお粗末さも浮き彫りとなった。

 小池防衛相は15日の記者会見で、守屋武昌防衛次官に退任を求める考えを伝えるのが遅れたことを批判されると、「携帯による電話をしても返事が翌朝で、危機管理上どうか、ということがこれまでもあった」と反論した。

 これは、防衛相と防衛次官が日常的に、保秘機能に懸念がある携帯電話で重要案件をやりとりし、緊急連絡が取れないさえあるという“機密”を暴露したのと同じだ、という指摘が出ている。

 一方の守屋氏も「深夜0時過ぎで、もう寝ていた。朝、かけ直したら大臣は出なかった」などと反論し、防衛省を指揮する防衛相と次官の「溝」の深さを露呈させた。

(2007年8月17日22時55分 読売新聞)

新防衛次官に増田人事教育局長、小池・守屋両氏は痛み分け
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070817i211.htm

 政府は17日、防衛省の次官人事を巡る閣議人事検討会議を開き、守屋武昌次官を退任させ、後任に増田好平人事教育局長を充てることを決めた。

 28日の閣議で正式決定する。

 小池防衛相と守屋氏の対立が続いていた同人事は、小池氏の主張通りに守屋氏を退任させる代わりに、小池氏の推す後任は差し替える「痛み分け」で決着した。

 次官交代に伴い、北原巌男防衛施設庁長官、大古(おおふる)和雄防衛政策局長、西川徹矢官房長、山崎信之郎(しんしろう)運用企画局長は退任する。大古氏の後任には金沢博範防衛政策局次長、西川氏の後任には中江公人経理装備局長、山崎氏の後任には高見沢将林(のぶしげ)横浜防衛施設局長、新設される地方協力局長には地引良幸防衛施設庁次長をそれぞれ内定した。

 この問題では、小池氏が守屋氏に退任を求め、後任に警察庁出身の西川氏を昇格させる意向を示した。守屋氏は反発し、退任する場合でも、後任には旧防衛庁生え抜きの山崎氏を充てるよう求めていた。

 いったんは、27日に予定されている内閣改造後に問題を先送りすることで合意したが、批判の応酬が続いたため、首相は17日朝、塩崎官房長官に同日中の決着を指示。検討会議の結果、守屋氏退任は認めるが、後任に西川氏以外を検討するよう小池氏に伝えた。これを受け、守屋氏が同日午後、自らが退任して増田氏を後任とする案を首相官邸に届け、同会議も了承した。

(2007年8月18日3時0分 読売新聞)

1839片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 06:14:57
名護市長、偶然装い?小池防衛相と同席 関係改善の兆し
2007年08月16日21時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0816/TKY200708160365.html

 沖縄県を訪れている小池防衛相が16日、米軍普天間飛行場移設案をめぐって政府に反発している地元の島袋吉和名護市長と同席することになり、関係改善の兆しをアピールした。小池氏が退任を迫っている守屋武昌事務次官は地元と鋭く対立しているため、島袋市長が偶然を装って小池氏にエールを送ったのでは――と見られている。


島袋吉和名護市長と握手する小池防衛相=16日、名護市内で
 小池氏は、会長を務める「かりゆしウェアを世界に広める会」の催しに出席。その名護市の会場に島袋市長が「開催地の市長として駆けつけた」と姿を見せ、会場に驚きが走るなか、小池氏と握手を交わした。

 普天間移設は、政府と地元が話し合う協議会すら開催のメドが立っていない。島袋市長は報道陣に「政府案の修正を求める姿勢に変わりはない」と語ったものの、政府と関係改善を図りたい様子も。小池氏も「地球温暖化を食い止めるためにもかりゆしを広めたい」と地元とのパイプの太さを強調した。

1840片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 06:23:21
後ろから切りつけた感じ 森氏、小池氏に不快感
2007年8月17日 19時49分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007081701000792.html

 自民党の森喜朗元首相は17日、TBSのテレビ番組収録で、守屋武昌防衛事務次官の人事をめぐる小池百合子防衛相の手法について「辞めなければならないと(守屋氏が)自分で分かっていて、『武士の最後の華だ』と切腹しようとしたら、小池氏が後ろから刀で切りつけた感じだ」と不快感を示した。

 その上で「(女性の)小池氏に言っていいのか分からないが、武士(もののふ)のたしなみがない」と批判。守屋氏については「とても立派な人だ。沖縄(の基地)問題に生涯をささげてきた」と評価した。

 また、安倍晋三首相に内閣改造で福田康夫元官房長官や谷垣禎一前財務相ら党内実力者への配慮を求めていることには「恐らく私の言うことは成就せず、逆になると思う」と述べた。

(共同)

1841片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 06:38:14
小池防衛相が沖縄訪問 人事問題には触れず
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070817/20070817-00000011-nnn-pol.html

 防衛事務次官人事で渦中の小池防衛相が16日、沖縄を訪問した。守屋事務次官と対立している沖縄県側からの要請で次官の退任を決めたとの話も出ていることから、今回の沖縄入りは注目された。

 今回の訪問について小池防衛相は、環境相時代にかかわった活動の延長と説明している。しかし、会場には普天間基地の移設先となる名護・島袋市長が現れたため、「基地問題で協議があるのか」「沖縄県側から守屋次官退任の要請をしたのか」などに質問が集中した。また、記者団が2人の写真撮影を要請すると、小池防衛相は「ツーショット、行きましょうか?」と余裕の表情。一方の島袋市長は及び腰で「マスコミをにぎわせる」と懸念を表明すると、小池防衛相が「余計なことは言わないでよろしい!」と、これを一蹴(いっしゅう)する一幕もあった。

 その後、会場を後にした島袋市長は、今回の人事騒動の関与について聞かれると、「(密約説については)いえいえ、そういうことはないです。事実無根です」と否定した。

 また、官邸側は小池防衛相に発言を慎むよう注意したということで、小池防衛相は16日夜の会合でも問題には一切触れなかった。

 一方、守屋次官は警察庁出身の西川官房長を後任にすることだけは譲れないと周囲に漏らしており、今後、巻き返しを図る構え。

1842片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 06:42:02
守屋武昌次官の後任に増田好平人事教育局長が内定 防衛省の「人事バトル」は痛み分けに
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070818/20070818-00000509-fnn-pol.html

小池 百合子防衛相と守屋武昌事務次官の対立が泥沼化していた防衛省の幹部人事が、ようやく決着した。守屋次官は退任し、後任に防衛省生え抜きの増田好平事務次官の起用が内定した。
真夏の人事バトルは、痛み分けの結果となった。
17日、最初に防衛省に現れたのは、守屋事務次官だった。
守屋次官は「大臣から、特にわたしのほうに話があるとは伺ってませんから。(きょう官邸に伺う?)そういうことはありません」と話した。
それから30分後、小池防衛相が現れ、「今は、官邸の方が調整に入っておりますので、すべて順調にいっております」と述べた。
素知らぬ顔の2人だったが、事態は急展開した。
安倍首相の指導力を問う声が目立つ中、首相自ら事態の収拾を指示した。
小池防衛相と守屋次官は話し合い、新たな人事案を官邸に提出した。
守屋次官は「官邸から指示が、きょうありましたんで、防衛省の案を届けに参りました」と話した。
政府は、守屋次官を退任させ、後任には、増田好平人事教育局長を充てることを内定した。
増田人事教育局長は、防衛相の生え抜きで、守屋次官より4期下の人選となった。
増田人事教育局長は「報道で聞いているだけなので、何も言いようがない」と話した。
先週半ばに表面化した防衛省の人事バトル。
14日、守屋次官は「大臣のお考えはお考えとして、わたしの考えは考えとして申し上げていますよ」と話していた。
また、小池防衛相は15日、「次官の交代はなぜ必要か?」との質問に対し、「はぁ?」と聞き返していた。
さらには、「手続きがなっていない」と、塩崎恭久官房長官も参戦して、官邸を巻き込み、大騒動になっていた。
小池防衛相は、警察庁出身の西川徹矢官房長を、守屋次官は、防衛省生え抜きの山崎 信之郎運用企画局長を希望した。
最後には、安倍首相が収拾に乗り出し、増田人事教育局長に決まった。
人事バトルの勝者はどちらなのかについて、自民党の国防関係議員は「守屋次官は、小池大臣と刺し違えた。要するに今度は、小池大臣が危ないということ。パフォーマンスが過ぎた。内閣改造後の留任は厳しくなったな」と話した。
また、防衛省幹部は「若返りが大きく、増田さんより上の人たちがごっそり抜ける。その穴を埋めるのは大変だ」と語った。
いずれにせよ、騒動の傷は深く残った。
戦いが終わった夜、防衛省をあとにする守屋次官は寡黙に、一方の小池防衛相は冗舌だった。
小池防衛相は「総理の、今回明確な決断をされたということが、大きく物事を動かしてくださったものだと、感謝しております」、「(いろんな確執がありましたが?)いえいえいえ、それはございませんし、再度これからもしっかりがんばっていきましょうということで、握手をしております」と述べた。

1843片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 07:19:37
真夏の政局ワイド(1) 讀賣W
参院の与野党逆転で自民党は死屍累々の様相だ。安倍政権が内閣改造で一発逆転を狙う中、党内は駆け引きが見え隠れしている。勢いに乗る民主・小沢一郎代表は次の一手を画策。永田町の暑い夏は続く。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070807-01-0202.html

「ポスト安倍」最後に笑うのは 一蓮托生の麻生か、逆張りの谷垣か
 大惨敗のその日に続投宣言した安倍首相。さっそくメディアは、
 「空気が読めない安倍晋三首相は民意も受け止められないのか」
 と批判した。しかし、お膝元の自民党内には安倍責任論が広がっていない。理由は簡単である。安倍首相が内閣改造と自民党役員人事を断行することを表明したからだ。
 “カンフル剤”の効果はてきめんだった。ポスト欲しさで、国会議員たちの多くは表立っての安倍批判を控えているのだ。同時に、安倍執行部の盛衰が見定まらないなかで、下手に執行部に逆らえば、「衆院選で、小選挙区での公認や比例区の順位付けで、嫌がらせをされる。最近の自民党は物言えば唇寒しです」(自民党中堅)という恐怖感もある。安倍首相の「技あり」である。
 そんななか、派閥として、小所帯(15人)ながら存在感を唯一示したと言えるのが谷垣派だ。開票日の翌日(7月30日)、同派は都内で会合を開き、「安倍続投」への対応を協議した。同派関係者が明かす。
 「気が優しい谷垣さんは一応、『私はいいが、みなさんの(ポストの)ことも考えたい』と話しました。しかし、ポストに腰がふらつくはずの幹部連中から、『そんなことではいけない』といった声が相次いだのです」
 会合後、マイクの前に立った同派幹部の中谷元・元防衛長官は、
 「これだけの悪い結果を受けとめ、新しいリーダーを選ぶべきだ。でないと自民党が持たない」
 と言い切った。別の同派幹部も、
 「内閣改造で入閣要請されても谷垣さんは応じない。谷垣さんにとって、ここは勝負どころだ」
 と反安倍を鮮明にする。
 これに対し、あくまで安倍氏との“一蓮托生コース”を選択したのが麻生太郎外相だ。
 麻生氏は7月29日夕、ワンボックスカーに乗ってこっそり首相公邸を訪ね、安倍首相と会談。「あなたの政策は間違っていない」と続投を支持した。引責辞任する中川秀直氏の後任の幹事長に就任すると見られている。
 参院選が「政権信任選挙」に過ぎないにしても、いくらなんでも投票が行われている最中に「続投支持」とはあまりに機敏な行動で、有権者としてはブーイングを発したくなる。選挙期間中、「アルツハイマーの人でもわかる」などと失言を連発して首相候補としての資質に疑問符がついたことへの焦りだろうか。
 内閣改造・党役員人事でひとまず党内の責任論を抑え込んだ安倍首相。しかし、秋の臨時国会は小沢民主党に主導権を奪われ、防戦一方となるのは必至だ。旧新党さきがけ代表幹事で、民主党のトロイカ執行部はもちろん、前原グループにも太いパイプを持つ園田博之衆院議員を国会対策委員長に起用する“妙手”もあるが、園田氏は反安倍の谷垣派の大幹部。その可能性は低い。
 「国会が混乱すれば、抑え込んでいたはずの安倍批判の重しも利かなくなり必然、党内は安倍退陣論の合唱となる。早晩、総辞職に追い込まれる」(自民党非主流派幹部)
 安倍首相を囲んで一蓮托生の麻生氏か、あるいはその逆張りで、反安倍の姿勢を鮮明化する谷垣氏。この「AAT」の三角形から目が離せない。

1844片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 07:20:32
「小沢神話」復活 開票当日、創価学会首脳の会談情報!?
 参院選開票日(7月29日)から2日間、体調不良を理由に姿を消した民主党の小沢一郎代表。入院説も流れたが、7月31日には党役員会と常任幹事会に出席、元気な顔を見せた。
 「確かに疲労と軽い風邪が重なり、自宅(東京・深沢)で休んでいたようです。小沢邸にはお祝いの電報や生花が届けられていた。ただ、それは30日のことで、開票日の29日のことはよくわかっていない」(テレビ局記者)
 気になる7月29日の小沢氏だが、
 「実は、その日、極秘に公明党の支持母体、創価学会のトップ級と接触したという話がある」
 と指摘するのは、作家で独立総合研究所社長の青山繁晴氏。青山氏は共同通信記者時代、竹下内閣の官房副長官だった小沢氏を担当したことがあり、小沢氏の政治手法に詳しい。
 「7月30日の昼に、民主党内部の人から携帯電話で寄せられた情報です。開票日当日のスケジュールをキャンセルまでして接触してきた小沢さんの決意を学会首脳も感じ取り、断り切れなかった、というのです」
 小沢氏との極秘会談情報に対し、創価学会は「その事実はございません」(広報室)と否定し、真偽はわからない。
 だが、水面下に潜って「自公分断」を仕掛けるのはいかにも小沢氏らしい戦術だ。実際、細川非自民連立政権(1993年)をつくるときも、発足半年前の同年2月に、当時の社会党の後ろ盾だった連合の山岸章会長と極秘会談している。
 「小沢さんは自民党離党をほのめかし、両手をついて『私たちの身柄は会長にお預けします』と言いました」(山岸氏)
 前出の青山氏が続ける。
 「創価学会の婦人部、青年部は(タカ派の)安倍路線には批判的です。民主党が打ち出している『子ども手当2万6000円』、それにテロ特措法の延長反対は(平和と生活者の視点を旗に掲げる)公明・創価学会への小沢さんからの強いメッセージだと思います」
 小沢氏の政治手法のパターンは、
<目標をまず定め、その実現に向け、シナリオを練って入念に準備を進めるとともに、時に大胆な行動に打って出る>
 というもので、最近の小沢氏の動きは、このパターンそのものだ。そして、「参院で与野党逆転」という目標を達成した小沢氏が、次の目標である「衆院での与野党逆転、政権交代」に向けてシナリオをつくり、動き出したということだろう。
 参院選の大勝で、永田町では、かつての「小沢神話」が復活した。このタイミングでの創価学会への秋波情報は、解散風が吹き始めたことも重なって、公明・創価学会のサポートがなければ当選はおぼつかない自民党衆院議員を揺さぶるのは間違いない。

1845片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 07:21:06
真夏の政局ワイド(2)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070807-02-0202.html

仰天展開!! 参院自民「青木王国」崩壊で「一太王国」へ!?
 派閥の枠を超えた強固な結束で、衆院側にもにらみを利かせてきた参院自民党。だが、参院選では、ナンバー2の片山虎之助・前幹事長ら幹部が次々と落選し、今や見る影もない。早々に辞任を表明した「参院のドン」青木幹雄参院議員会長は、7月30日の首相記者会見の生中継でこっくりこっくりと舟をこぐ姿を全国にさらし、「青木王国」の終焉を印象づけた。司令塔を失った参院自民党は、後任の議員会長人事もままならない状態だ。
 ただ、こんな解説をする参院自民党関係者もいる。
 「力のある幹部がごっそり抜けたことは、青木さんにとってそんなに悪い状態ではないでしょう。リーダーがいない以上、人事を決めるには、前会長の青木さんにお伺いを立てるしかありません。その過程で、青木さんの影響力は残ります。今後、参院自民党は青木院政の下、青木さんが率いる津島派と、参院でも第1派閥となった町村派が共同支配する形になるのではないでしょうか。青木体制は事実上存続すると思いますよ」
 青木氏と町村派の重鎮、森喜朗・元首相は早大雄弁会の先輩、後輩の間柄。2人がタッグを組んで権力構造を維持することは十分考えられる。青木氏は、
 「非常に大きな責任が私にありますので、辞任します。できるだけ早く後任を選んでほしい」
 と、一線を引くことを強調するが、津島派の一部には青木氏の再選を画策する動きさえあった。歴史的な大敗を喫しても、参院自民党の体質は変わらない、ということなのだろうか。
 だが、こうした流れに猛然と反発している議員もいる。群馬県の参院選史上最高の53万票を獲得して圧勝したお茶の間の人気者・山本一太参院議員だ。
 「議員会長選挙には当然、若手の中から候補を立てますよ。もしかしたら推薦人が集まらないかもしれません。でも古い参院自民党と戦う姿勢だけは示さないといけませんから」
 山本氏には、これまでも公然と青木体制を批判してきた“実績”があり、
 「派閥均衡、年功序列のポスト配分で求心力を保ってきた青木さんの体制は、議員の個性をつぶしてしまいました。逆風に吹かれたら、個性のない政治家は生き残れない。今回の選挙で、青木型ビジネスモデルは崩壊したんです」
 と鼻息は荒い。だが、その見通しは至って暗い。若手の中で議員会長候補といえば、世耕弘成首相補佐官や、林芳正参院議員らの名前が挙がってくるが、
 「世耕さんは補佐官ですから、参院選敗北の責任者の一人です。恨みに思っている人も多い。林さんは頭が切れる政策マンであだ名が“ちゃっかりデブ”。青木さんを向こうに回して戦いを挑むようなキャラクターではありません」(参院自民党関係者)
 と、評判は今ひとつ。若手の候補者を出したくても、タマがいないのが現状だ。
 となれば、山本氏自身が名乗りを上げるのが一番手っ取り早いはずだが、当の山本氏は、
 「私じゃ、過激すぎて支持が集まりませんよ。自民党には私より優秀な人がいくらでもいます」
 と、柄にもなく控え目だ。どうせ反旗を翻すなら、「青木王国」にとどめを刺して、「一太王国」を目指すのも山本氏らしいと思えるのだが――。

1846片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 07:21:53
価値暴落の荒井広幸の1議席 勝ちすぎて動けぬ民主党議員も…
 参院選の自民党の大敗で、選挙後の政局の読みを大きく狂わせた先生方も多い。参院選公示直前に、新党日本を離脱した荒井広幸参院議員も、その一人かもしれない。
 荒井氏は2日、参院で自民党と統一会派を組むことを発表。記者会見では、
 「(自民党に)行って損とか得とかというよりも、政策の良し悪しです。やれるものは一緒になって考えていく。それが責任与党、責任野党のつくり方だと思います。民主党の年金政策には無理があります」
 と胸を張り、あくまで政策面での合意が、統一会派入りの理由であることを強調した。だが、昨年の首相指名選挙では、野党ながら安倍氏に投票し、安倍応援団であることを公言してはばからなかっただけに、自民党復党は既定の路線と見られていた。
 問題は復党のタイミングと戻り方だ。これについて、参院自民党関係者は、
 「荒井さんとしては、昨年末の郵政造反組のように、頭を下げて復党することは絶対避けたかったでしょう。参院選後に、与野党の議席数が伯仲した状況で、請われて自民党に戻るのが最良のシナリオだったはず。でも、これだけ自民、民主の議席数に差がつくと、荒井さんの1議席にそれほどの価値はありません」
 と話す。荒井氏は記者会見で、自民党の中川秀直幹事長から復党の誘いがあったことを明かしたうえで、
 「是々非々でやっていきたい」
 と、復党しない理由を説明したが、いつもの元気がないように見えたのは気のせいか。
 一方、与野党が伯仲した場合、民主党を離党するのではないかと噂されていたのが、渡辺秀央、大江康弘両参院議員だ。渡辺氏は、自由党時代から小沢代表と行動をともにしてきたが、民主党に合流してからは、
 「小沢さんは原点を忘れている」
 など、批判的な言動も目立っていた。国民投票法案では、渡辺氏は民主党の党議拘束に反して賛成票を投じた。大江氏は渡辺氏と近い。両氏とも比例選出議員のため、自民党に鞍替えはできないが、自民党側が、
 「統一会派などの形で、共同歩調をとれる」
 と、与党側にカウントしていたことも事実だ。
 だが、選挙後に渡辺氏は周囲に、
 「民主党を出るなんて一度も言ってない。マスコミが勝手に言っていただけだ」
 と語り、離脱を全面否定。民主党の大勝だけでなく、地元の新潟選挙区で渡辺氏の推した黒岩宇洋氏が落選し、小沢氏が推す森裕子氏が当選したことで、渡辺氏の自信を失わせたとの見方もある。渡辺氏と親しい民主党議員からは、
 「こんなに民主党が勝っては、動きようがないよねえ」
 と、いささか同情気味の声さえ出ている始末だ。

1847片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 07:22:43
真夏の政局ワイド(3)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070807-03-0202.html

赤城徳彦 農水省からもダメ出し
 関東地方が梅雨明けした1日、農水省を去ったこの人の表情は明るい空とは裏腹に、ずいぶんと湿っぽかった。花束を渡されても無表情、玄関先で見送った職員の拍手もまばらで、おしゃれなストライプのスーツ姿だけが妙に浮いていた。
 前任の松岡利勝氏の自殺を受けて6月1日に就任してからちょうど2か月。元農水省キャリアの経験を生かすはずだった赤城氏は、自身の釈明に追われ続けた。事務所費問題が次々と発覚したうえに、選挙さなかの7月17日には、顔にバンソウコウを張って記者会見に現れ、理由を問われても、「たいしたことではありません」「何でもありません」というせりふを10回近くも繰り返した。記者会見の質問が大臣の不祥事に集中し、本題の農政はそっちのけになってしまった。
 農水省は2007年度から、安い輸入農産物に対抗できる農業をつくり上げようと「品目横断的経営安定対策」を始めたばかり。コメや麦など五つの作物について、補助金を主に大規模農家に振り分ける内容で、民主党の選挙公約になった「戸別所得補償制度」も、この「安定対策」を意識したものだった。
 農水省幹部が吐き捨てる。
 「多くの農家が安定対策に戸惑うなか、本来ならば大臣が現場に出向いて、理解を求めるはずだった。でも、バンソウコウで失笑を買った赤城氏に役目を果たすことは不可能だった」
 自民惨敗の要因となった1人区のほとんどは、農業抜きでは語れない地域だ。毎年の収穫に気を配りながら懸命に取り組む農家にとって、“バンソウコウ大臣”が苦々しく思えたことは間違いないだろう。
 いま、農水省の最大の懸案は日本農業の将来を左右する世界貿易機関(WTO)の多国間交渉だ。交渉の現状は日本に厳しく、赤城氏は9月から本格化する交渉のお膳立てをしようと、8月2日に渡米して関係閣僚との会談に臨む予定だった。だが、更迭劇でフイになってしまった。
 緑資源機構の談合事件を受け、前任の松岡氏に続き赤城氏も2か月分の給与を返納していた。
 「閣僚報酬を受け取れずに辞めていったことが、赤城さんの唯一の成果かもしれないなあ」(農水省幹部)

1848片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 09:41:03
臨時国会/高揚と緊張、民主に交錯
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0807.html

 七日開幕の臨時国会で、江田五月議長を誕生させた民主党には高揚感が漂うが、政権交代に向け「失敗は許されない」という緊張感も交錯。厳しい国会運営が迫られる安倍内閣には自民党内から批判もくすぶり足元が定まらない。衆院は与党、参院は野党がそれぞれ過半数を握る「ねじれ国会」時代は先行き不透明なスタートとなった。

 ▽予行演習

 「与党になるための予行演習がこれから始まる。政権奪取の一番のエネルギーが参院にあるとの思いで頑張る」

 七日午前、参院選での議席増に伴い新たに割り当てられた国会内の部屋で開かれた民主党参院議員総会。新任の簗瀬進国対委員長の決意表明に盛大な拍手が起き、“参院第一党”に躍り出た高揚感をうかがわせた。

 続いて従来と同じスペースの党本部の大部屋で開かれた両院議員総会は混雑状態。新人議員の名前を読み上げた鳩山由紀夫幹事長は「多すぎるな」と冗談交じりに目の当たりにした党勢拡大を喜んだ。

 一方、これまで自民党を追い込みながらも反転攻勢を許した苦い経験を持つ小沢一郎代表らには「失敗は許されない」という緊張感も漂い始めている。

 「自民党がいろいろ協議しようと言ってるが、話し合いは大いに結構だが、すべて表でやる。決して談合はやらない」

 臨時国会前日の六日、党本部で開いた菅直人代表代行、鳩山氏との「トロイカ会談」で小沢氏は対決色を強める姿勢を示した。

 ▽盆明け退陣

 民主党の挑戦を受ける安倍晋三首相だが、くすぶる退陣論の「鎮火」(若手)に手間取り、長期的な野党戦略を描く余裕さえないのが実情だ。

 「首相が一度、身を引いて、根本的にどこが悪かったのかという議論をしなければ、これからの党運営は極めて難しい」。七日昼すぎに開かれた自民党代議士会。中谷元・元防衛庁長官らの辞任要求を首相は口を真一文字に結びながら聞いた。

 「二十七日に内閣改造、三十一日から臨時国会」というスケジュールを固めることで首相は求心力の低下に歯止めをかけようとしているが、間欠泉のように噴き出す退陣論に水を差されている格好だ。

 自民党支持層の首相に対する冷ややかな視線に危機感を感じる中堅議員は「お盆明け退陣」の可能性も指摘する。お盆期間中、地元回りをする国会議員が支持者から激しく突き上げられ、その後、退陣論が噴出するのではないか、という見立てだ。

 ▽小沢政権

 実際、内閣改造を二十日後に控えた「ポスト待ちの浮足だった雰囲気」(ベテラン議員)が今の自民党にはほとんどない。

 党三役の一人は入閣が有力視される衆院議員から「赤城徳彦前農相で問題になった事務所費の件で自信がない」ことを理由に辞退の申し出を受けた、という。この党三役は「このままでは閣僚のなり手がいなくなる」と懸念を示す。

 「与野党が逆転した一九八九年、九八年の参院選(結果)は政権交代につなげられなかった。今度は失敗を繰り返さない。三度目の正直で小沢政権を目指す」

 七日の民主党の両院議員総会。菅氏は「小沢政権」という言葉を使って党内の中堅、若手に潜在的な「衆院選は『ポスト小沢』で」という見方をけん制した。

 「ポスト安倍」だけでなく「民主の次の顔」をめぐる思惑も絡みながら「ねじれ国会」時代が始まった。

1849片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 09:43:15
自民で路線対立激化/勢い増す「政策転換派」
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070808.html

 自民党で参院選惨敗を踏まえ、二〇〇八年度予算の大枠を示す概算要求基準(シーリング)の在り方など、経済、財政運営をめぐる路線対立が激化してきた。党内では「緊縮予算の地方へのしわ寄せが敗因だ」(ベテラン議員)として政策転換を迫る声が勢いを増しているが、小泉純一郎前首相や一昨年の郵政選挙で初当選した“小泉チルドレン”らを中心に「改革を後退させると、自民党は破滅の道に向かう」との反発も強い。

 安倍晋三首相が「小泉改革の継承」を掲げながら郵政造反組の復党を認めるなど「どっちつかずの姿勢」(閣僚経験者)を印象付けたことが大敗を招いたとの分析もあり、あいまい路線が続けば「政策転換派」と「改革推進派」の双方で“安倍離れ”が加速する事態も予想される。

 「自民党はこの敗北に耐えられるか。民主党はこの勝利に耐えられるか」。自民党の武部勤前幹事長は八日、若手との勉強会「新しい風」の会合で、前日に会談した小泉氏の言葉を紹介。記者団に「自民党については『(参院選で惨敗しても)ぶれずに改革を貫けるか、貫くなら党はさらに強くなる』という意味だ」と解説してみせた。小泉氏が五年間の在任中に敷いたレールからの「逸脱」に強い警戒感を抱いているのは間違いない。

 確かに、党内は「地方重視」「歳出拡大」の大合唱だ。シーリングを議論した七日の党政調全体会議では、木村義雄元厚労副大臣(山崎派)が「野党に参院議長を取られたのに、相変わらず公共事業関係費は3%減で、しわ寄せは全部地方に行く。改革の言葉を聞いたら寒気がするという有権者もおり、財政再建が国を滅ぼす」と強調した。

 首相の出身派閥である町村派からも「一年ぐらい改革を小休止して考え直した方がいい」(中山成彬元文科相)、「社会保障でのさらなる給付減、負担増は到底考えられない」(石崎岳厚労部会長)との指摘が続いた。

 同日の各派総会では、主要閣僚からさえ「転換点を求めなければならない。選挙の批判に応えて概算要求をつくるのも一つかもしれない」(伊吹文明文科相)との声が公然と上がった。

 「小泉改革以前の自民党に逆戻りさせてはいけない。改革を止めては駄目だ」。昨秋の党総裁選で「安倍大勝」の原動力となった若手らでつくる「改革加速議連」(棚橋泰文会長)は八日の会合で政策転換の阻止を確認。ただ出席議員からは「首相はいつも『わたしの内閣』と言うが、内閣は国民のものだ」との首相批判や退陣論も相次ぎ、政権基盤の弱体化をまざまざと見せつけた。

1850片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 09:43:59
公明が存在感発揮に躍起/惨敗で〝安倍離れ〟加速
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070809.html

 参院選で惨敗した公明党が、政治資金規正法の再改正問題で自民党と合意できなければ党単独での法案提出も辞さない構えを見せるなど、連立与党内での存在感の発揮に躍起となっている。

 安倍晋三首相の政権運営に対して「是々非々」で臨む姿勢を際立たせないと、次の衆院選でも大幅な議席減は避けられないとの危機感を強めているためだ。首相の早期退陣もあり得るとの観点から、党内では「安倍さんとの“心中路線”はごめんだ」(ベテラン議員)との声も漏れる。

 ただ、このまま「安倍離れ」を加速させれば、自民党と連立政権を組むことの必然性自体が問われることも予想され、太田昭宏代表は難しい党運営を迫られそうだ。

 「支持者からは『なぜ首相に厳しい意見を言わないのか』と言われる」。参院選で落選した松あきら氏は九日の党中央幹事会で、太田執行部を突き上げた。赤城徳彦前農相の事務所費問題や、久間章生前防衛相の原爆投下をめぐる発言への不十分な対応が「平和の党、クリーンな党ではなくなったとの失望を買い、惨敗に直結した」との党内の不満を代弁した形だ。

 北側一雄幹事長が八日の記者会見で、集団的自衛権行使を禁じた憲法解釈の見直しを政府が進めていることについて「解釈を変更するような法律の提出には反対だ。そういう状況ではない」と言い切ったのも、「公明党らしさをアピールしていかないと、党はじり貧になる」(別の党幹部)と判断しているからにほかならない。

 七日夜の与党党首・幹事長会談で、太田、北側両氏は首相に秋の臨時国会の月内召集に異論を提起するとともに、「政府、与党の提出法案も極力絞り込むべきだ」として、会期幅も長くしないよう求めた。

 公明党関係者は「国会が長期にわたって開かれれば、衆院の早期解散の可能性も高まる。党としては自公一体のイメージが一掃される前の解散は困る」と解説する。

 ただ「言うべきことを言う姿勢」を強めるだけで、党勢の立て直しを図れるかは不透明だ。

 公明党の支持母体である創価学会関係者は「何かあれば首相にものを言うとの場当たり的な対応でなく、ここまではいいが、ここからは駄目だという一線を明確に打ち出す必要がある」との見立てだ。

1851片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 09:44:39
防戦躍起の首相支持派/相次ぐ退陣論に対抗
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070810.html

 自民党で安倍晋三首相の続投を支持する議員の動きが活発になってきた。昨年の総裁選で「安倍大勝」の原動力となった「再チャレンジ支援議員連盟」や、二〇〇五年の衆院選で初当選した「小泉チルドレン」らが中心で、党内で噴出している退陣論に対抗する狙いだ。

 首相が退けば自らの処遇に支障が出かねないとの思惑や、小泉純一郎前首相の「構造改革」の看板で当選したチルドレンらには、前政権の路線を継承した安倍政権が倒れれば、自らの選挙に響くとの危機感がある。

 猪口邦子氏ら当選一回の衆院議員四人は十日、官邸を訪れ、国会議員約四十人が賛同した緊急アピールを首相に手渡した。議員らの「続投してほしい。改革の旗を降ろさないでほしい」との声に、首相は「引き続きしっかりと頑張る」と応じた。この日は中堅・若手議員による派閥横断の勉強会「構造改革フォーラム」の西川公也衆院議員ら七人も官邸を訪れ、首相を「激励」(西川氏)した。

 首相は記者団に「続投するという選択をして厳しい状況にあるので、こういうエールを送っていただくと本当に力がわいてくる」と久しぶりに晴れやかな表情を見せた。相次ぐ面会には「党内は退陣論よりも続投支持の方が大勢だ」と印象付けたい首相サイドの作戦もありそうだ。

 島村宜伸元農相は十日、記者団に「首相を中心に団結が必要だ」と述べ、近く中堅・若手を中心に百人規模で首相支持の議員連盟を旗揚げする考えを明らかにした。政策見直しのため園田博之元官房副長官らが立ち上げた勉強会をけん制する目的だが、内閣発足時に人事で厚遇された「再チャレンジ議連」の例もあって、「猟官運動か」とのささやきも聞こえる。

 参院選の改選一人区の惨敗で、首相支持派でも「構造改革」の推進と「地方への配慮」の両立を模索せざるを得ないのが実情だ。当選一回の有志は十日、塩崎恭久官房長官に地方対策を提言。猪口氏らもアピールに「地方活性化」を盛り込んだ。首相もこの指摘は十分認識しているようで、西川氏らに「地方に配慮する政策を進める」と強調した。

 ただ、チルドレンらにとっては過度に地方配慮を訴えると「構造改革」の停滞と受け取られかねないジレンマがある。参院の与野党逆転で、衆院解散も現実味を帯びており、初当選の“力”となった無党派層が離反するのではとの懸念が消えないためだ。

1852片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 09:45:35
防衛次官後任で攻防続く/小池氏「人事案変えない」
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070814.html

 小池百合子防衛相が事前に調整のないまま「独走」した守屋武昌防衛事務次官の後任人事をめぐり、政府内では十四日も攻防が続いた。小池氏は防衛省内で守屋氏と会談し、警察庁出身の西川徹矢官房長を起用する考えに変わりないと伝達。後任に山崎信之郎運用企画局長ら生え抜きを想定する守屋氏は「西川氏では組織がまとまらない」と反発し、物別れに終わった。

 二十七日予定の内閣改造では小池氏の処遇が焦点に浮上する可能性もあり、安倍晋三首相の手腕があらためて問われそうだ。

 ▽求心力は低下

 「塩崎恭久官房長官とはこの件でもう二度と話したくない。後任の事務次官人事は改造後にやります」

 十四日午後、防衛大臣室。小池氏は守屋氏にこう切り出し「西川氏を事務次官とする人事案は変えません」と断言。守屋氏は「承服できない」と反論したが、小池氏は姿勢を変えず「省内が乱れている感じは出さないようにしたい」と混乱の封印に協力を求めた。

 会談の内容を伝え聞いた政府筋は「小池氏は内閣改造で防衛相の再任に自信を持つ一方、塩崎氏は官房長官を外されると確信している」と解説。防衛省内からは「混乱の原因は小池氏の手法だ。続投しても求心力の低下は免れない」(幹部)との声が出ている。

 小池氏が沖縄県の普天間飛行場移設案修正を拒む守屋氏の退任を県側から提案され、受け入れと引き換えに、移設に向けた環境影響評価手続きの方法書を県に提出したとの見方も浮上したが、小池氏は会談で「そんなことは一切ありません」と気色ばんだ。

 ▽統治への挑戦

 「次の防衛相が決めればいいんだ」。鈴木政二官房副長官は「守屋氏退任へ、後任に西川氏」との報道が出た七日、首相官邸で声を荒らげた。各省庁の局長以上の人事は正副官房長官による人事検討会議に諮る必要がある。小池氏は塩崎氏をはじめ同会議のメンバーに事前調整せず、当の守屋氏にも一切相談しなかった。

 塩崎氏は十三日、小池氏と官邸で会談した際「人事のチェック機能を無視した独断であり、国家統治の仕組みに対する重大な挑戦だ」と戒めたが、小池氏は辞任をちらつかせて持論を貫いた。

 安倍首相は十四日夕、防衛事務次官人事に関し記者団に「何も決まっていない。国民の生命と安全を守る役所にふさわしい人事を考えていかなければならない」と慎重に検討する考えを表明。決定を改造後に先送りする方針も重ねて示したが、塩崎、小池両氏の対立については「激しいやりとりがあったとは聞いていない」とかわし、事態沈静化に躍起となった。

1853片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 11:55:19
【第2のバンソウコウ大臣は誰だ】

2007年8月9日 掲載
山本一太

入閣有力 2世3世ボンボン議員の研究 
http://gendai.net/?m=view&amp;g=syakai&amp;c=020&amp;no=33160

「こんなヒ弱でアホな政治家ばかりで大丈夫なのか」と国民をアキれさせた自民党の2世、3世議員。だが、安倍晋三や赤城バンソウコウ大臣だけじゃない。改造内閣で入閣がウワサされる中にもゴロゴロいる。第1回はテレビ大好き、軽薄オシャベリ男の山本一太(49歳)。
「先日の当選で彼も参院3回生。入閣の資格は十分あります」(政治評論家・有馬晴海氏)
 本人もまんざらでなく、「要請があったら考えます」なんて答えている。
●父も参院議員
 群馬県草津出身。父親・山本富雄(旧制高崎中卒)は県議10年、参院3期を務め、福田赳夫側近として、参院幹事長や海部内閣の農相を歴任。一方で旅館「山田屋」経営。商売はやり手だったが、チャラチャラした息子と正反対、中央政界では地味な存在だった。95年没。
 ちなみに祖父・泰太郎は草津町長。孫は、貧相に見えるが、草津の名家の3代目ボンボンなのだ。
●隠れ朝日派?
 中大法卒。米ジョージタウン大大学院に留学。帰国して朝日新聞に入社、福島支局に配属されたが、長いこと朝日の経歴は隠されてきた。
「安倍晋三応援団を自任する一太が、安倍が大っ嫌いな朝日記者だったとなると問題。で、隠したといわれますが、実は記者時代、地元選挙に関する“情報漏洩疑惑”があって経歴を隠したとも報道されました」(関係者)
●常識
 テレビ出演が大好きだが、国連職員や外務政務次官までしながら、イラクの場所をシリアと間違え、笑われた。「イラクで大量破壊兵器は必ず見つかりますよ」と言い続けて、「国連職員がウリだったのに情報網はないの?」と赤っ恥をかいた。
●歌手
 ギターを弾き、作詞し、熱唱する。それが何の政治理念と合致するのか、国会の役にたつのか疑問だが、「かいかくの詩」とか安倍への応援ソング「チャレンジャーにささげる歌」を発表。6枚のCDを出している。
 あの森喜朗に言われるまでもなく、入閣候補としては「レッドカード」だろう。(敬称略)

1854片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 11:58:16
【第2のバンソウコウ大臣は誰だ】

2007年8月10日 掲載
世耕弘成

もうボロが出た自称「広報のプロ」の未熟
http://gendai.net/?m=view&amp;g=syakai&amp;c=020&amp;no=33184

 先の参院選で3期目の当選を果たした。「街頭では、とても『美しい国』なんて言えませんでした」と安倍首相に苦言を呈したが、そう言っているそばから、8日の町村派の総会で「安倍続投」を支持。入閣が見えてきて、気もそぞろだ。
●3代目
 祖父の弘一(故人)は元経済企画庁長官。1949年には近畿大学を設立し、初代理事長を務めた。父・弘昭は近大現理事長。伯父・政隆は元自治大臣。華麗なる一族の御曹司だ。伯父の死去で98年、参院和歌山補欠選挙に出馬、初当選を果たした。
「その98年の選挙の際、『世耕クンがいいよ』と擁立を尾身幸次財務相に強く勧めたのが、尾身大臣の愛娘でNTT同期入社の朝子さん(今夏の参院選に出馬し、落選)です」(関係者)
●広報力
 早大政経卒後、NTTに入社。社内派遣で米ボストン大学コミュニケーション学部大学院に留学し企業広報論の修士号を得て帰国した。35歳で広報課長に出世。広報のプロを自任する。
 郵政選挙では“小泉劇場”を演出し、300議席超の圧勝。このときは「すべてセオリー通り」と得意満面のセリフを吐いたが、絶頂はここまで。内閣総理大臣補佐官(広報担当)として安倍首相にさまざまなアドバイスをしているが、そのひとつである記者会見でのカメラ目線は「気持ち悪い」と悪評ぷんぷん。参院選期間中に奨励した安倍首相のテレビ出演も逆効果となり、惨敗のA級戦犯のひとりになった。広報力で、政治を動かせると思っているところがおこがましい。
●ゴルフ接待
 和歌山県発注の公共工事を巡る談合事件で逮捕された容疑者が経営するゴルフ場で、昨年7月、中川秀直幹事長とゴルフ接待を受けていたことが発覚。プレー代の約2万円を支払っておらず、「代金をお支払いしたい」と謝った。広報出身のクセにワキが甘い。
●健康オタク
 毎朝、カミさんが炊いてくれる玄米を食べないとダメだという。きっちり、朝食を取ってくるらしく、部会で出される朝食の弁当はほとんど食べない。
「3年前には近畿大副理事長の特権で、同大の薬学教授に和歌山特産のミカンを使った抗アレルギーのサプリメントを作らせた。それを毎朝、飲んでいます」(事情通)
 坊ちゃんらしいエピソードだ。

1855片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 11:59:39
【第2のバンソウコウ大臣は誰だ】

2007年8月11日 掲載
林 芳正

曽祖父は貴族院、アダ名は「ちゃっかりデブ」
http://gendai.net/?m=view&amp;g=syakai&amp;c=020&amp;no=33200

 自民党が大敗した参院選。そのなかで民主党候補に15万票以上の大差をつけて3回目の当選を果たした。先祖代々、受け継いだ山口県の地盤は盤石だ。
「毛並みの良さは、鳩山家と双璧でしょう。政界屈指の名門です。曽祖父は貴族院議員、祖父は衆院議員、父は蔵相まで務めた林義郎。芳正は4代目です」(地元関係者)
●東大
3代続けて東大法卒。本人も県立下関西高―東大法―ハーバード大という典型的なエリート。夫人まで東大卒だ。村上ファンドの村上世彰とは東大同期の麻雀仲間。
●安倍家
「事務所費問題」で佐田大臣が辞職した昨年末、副大臣だった林芳正の名前が後任として浮上した。官邸は“身体検査”もしたという。しかし、実際に行革担当相に就任したのは、同じく副大臣だった渡辺喜美(55)。安倍首相は「林一族は好きじゃない」と漏らしたといわれている。
●大富豪
安倍一族と林一族は、選挙地盤が同じ山口県下関のため、熾烈な争いをしてきた。
「林一族の家業、サンデン(旧・山陽電気軌道)グループは、下関では絶大な力をもっています。官公庁に携わる仕事は、葬儀屋以外はすべて押さえているといわれている。そのため安倍首相の父、晋太郎は新興企業から献金を集めるしかなかった」(業界関係者)
●一太
あだ名は「ちゃっかりデブ」。汗はかかないが、いつの間にか好ポジションを確保。要領のいいボンボンによくいるタイプだ。山本一太と「ギインズ」というロックバンドを結成していたが、仲たがいして一太は脱退。ボンボン同士はうまくいかないらしい。
●高慢
林夫妻が乗った高級車が、停車中のタクシーと接触事故を起こしたうえ逃走、さらに被害者のタクシードライバーを事務所に呼び出し、秘書が暴行したと地元紙に暴かれた。

1856片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 12:00:59
【第2のバンソウコウ大臣は誰だ】

2007年8月13日 掲載
石原 伸晃

恵まれた“人質人生”17年
http://gendai.net/?m=view&amp;g=syakai&amp;c=020&amp;no=33214

 幹事長代理として参院選に大惨敗。辞任を表明しているが、早くも内閣改造で官房長官説や入閣説が流れている。「要職につけておかないと親父がうるさい。人質の意味」(自民党関係者)とか。初当選時(90年)から、父親と叔父を合わせた“14光議員”といわれたが、“看板”だけで生き永らえる幸せな議員だ。

●石原家の人々
 父親は石原慎太郎都知事。伸晃は長男で、二男は俳優で気象予報士の良純、三男は衆院議員の宏高、四男は画家の延啓。選挙の際は今でも石原ファミリーと石原軍団が完全バックアップだ。小泉内閣の頃から、この「威光」が利用され、行革相、国交相に抜擢され始めた。
●政局観
 森内閣時代、先物買いで加藤派入り。が、「加藤の乱」で目がなくなると、いつの間にか加藤派を抜け、ポスト森政局では「次は橋龍」と読んで、勉強会の講師に呼んだが、ポスト森は小泉で決まり。すると小泉に接近したのは言うまでもない。
「慶応文から日本テレビ入社。政治部記者をしていたが、“優秀”という話は聞かなかった。政局観の悪さが、父親の誤った情報をうのみにするからではないか」(マスコミ関係者)
●サンドバッグ
 道路公団民営化で小泉から「サンドバッグになれ」と国交相を命じられ、その通り、党内の道路族と民営化推進派の間で袋だたきにあった。テレビで推進派から「アンタは七光だから黙っていなさい」と言われたことも。
●仲人
 88年9月に良純の紹介で知り合った大和証券元取締役・田中栄の長女で女優の田中里紗と結婚。子供は1男1女。ちなみに、仲人は安倍晋太郎夫妻。

1857片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/18(土) 12:01:39
【第2のバンソウコウ大臣は誰だ】

2007年8月14日 掲載
塩崎 恭久

政界一の嫌われ者だが安倍の“知恵袋”
http://gendai.net/?m=view&amp;g=syakai&amp;c=020&amp;no=33233

「アイツだけは絶対に代えるべきだ」――自民党内から総スカンにあっている「少年官邸団」のシンボル。しかし、安倍首相にとっては「何でも教えてくれる“歩く百科事典”」だけに、経済閣僚への横すべりもあるらしい。
●親バカ 父・潤は、東大法卒の大蔵官僚。主税局長から政界に転じ、宮沢派で経企庁長官、総務庁長官を歴任した。
「息子の官房長官就任の翌日に、いきなり官邸にお祝いに押しかけ、職員に記念写真までネダった。当時89歳の父の“親バカ”は、笑い話になりました」(官邸事情通)
●東大一家 長姉・裕子とその旦那、もうひとりの姉・悦子の元外交官の夫に加え、現在も地元・松山の大学で教壇に立つ千枝子夫人も東大卒。2人の息子のうち、長男も東大出の弁護士だ。
 本人は都立新宿高時代に左翼運動にのめり込み、1浪の末に東大入学。「姉弟で一番出来が悪かった」(知人)というコンプレックスからか、名刺の裏には、東大、日銀、ハーバード大の経歴を自慢げに並べていた。この鼻持ちならない性格が嫌われ、政界では安倍しかお友達がいない。
●KY 安倍以上に空気が読めない男だ。
「語り草は、05年の外務副大臣就任時の挨拶。外務官僚を前に『僕も東大ですが、皆さんほど優秀ではないため、外務省に入れませんでした』とブッた。これには、もともと不仲の麻生外相が『学習院出のオレへのアテこすりか』とカンカンでした」(自民党議員)
●ホチキス 官邸内でも悪評紛々。説明に来た官僚を面罵したり、英訳の細かいミスをネチネチ絞りあげたり……。
「『ホチキスの留め位置が違う』とブチ切れたこともあります。『資料の左上』がこだわりで、以来、官邸内に“ホチキス注意”のお触れが出ました」(官邸事情通)
 秘書いびりも有名で、好物のチョコに無断で手をつけただけでカミナリを落とす。93年の初当選から10人以上の公設秘書が辞めている。
●メール魔 見かけによらず、女性を交えた酒席ではギャグを連発。
「ところが、地元の有力者との会合だと、携帯電話をイジリっぱなし。会話に参加してこない。何をしてるかと思えば、女性相手のメールに夢中でした」(地元関係者)
 だから、アナタは嫌われる……。

1858片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/19(日) 09:45:29
領収書添付「1円以上」の規正法再改正・自民、8月中の決着見送り
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070819AT3S1800H18082007.html

 「政治とカネ」を巡る不祥事が参院選惨敗の一因になったとの判断から安倍晋三首相が自民党に検討を指示していた政治資金規正法の再改正に関する意見集約が9月以降に先送りになる公算だ。領収書添付を義務付ける支出の基準を「1円以上」に引き下げ、資金管理団体以外の政治団体も対象に加えることへの慎重論が根強いためだ。首相指示が棚上げになれば、政権の求心力低下が一段とあらわになる。
 自民党改革実行本部(本部長・石原伸晃幹事長代理)は週明けにもコンプライアンス小委員会で論議を再開する。小委のメンバー以外の出席も認め、幅広く議論する方向。27日の内閣改造・党役員人事で執行部が入れ替えになることもあり、早期の取りまとめは困難な見込みだ。
 首相指示を踏まえ、党改革実行本部は民主党の主張も採り入れつつ、原案を作成。(1)人件費を除く経常経費について1円以上の支出について領収書添付を義務付け(2)資金管理団体だけでなく政治家の関係するすべての政治団体が対象――を柱に据えた。
 だが、同本部の会合では「慶弔費などまで領収書を付けないといけないのか」「事務作業が煩雑になりすぎる」などの不満が噴出。9日の党総務会では深谷隆司氏が「拙速な審議はよくない」と発言した。
 公明党は人件費を除く経常経費に加え、政治活動費も「1円以上」の支出に領収書添付を義務付けることで一致。民主党も7日の政治改革推進本部で、すべての政治団体について政治活動費を含めて1円以上の支出に領収書添付を義務付ける法案を次の臨時国会に提出する方針を決めた。
 自民党が原案通りで決定した場合でも、公明、民主両党との調整では政治活動費を含めるかどうかなどで意見が分かれる可能性もある。政策決定のスピードと透明性向上の両面で公明、民主両党に後れを取っているのが実情。新執行部は着任早々、党内と与野党間それぞれの調整に手を焼くことになりそうだ。

1859片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/20(月) 16:13:23
塩崎氏事務所職員が流用 政治資金630万円 領収書を二重添付
2007年8月20日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007082002042503.html

 塩崎恭久官房長官の事務所職員が自民党愛媛県第一選挙区支部の政治資金約六百三十万円を私的に流用し、その隠ぺい工作のため二〇〇五年の選挙運動費用収支報告書に添付していた領収書の一部を同年の政治資金収支報告書に二重添付していたことが二十日分かった。塩崎事務所が公表した。

 政治資金をめぐる領収書の二重添付は、先に更迭された赤城徳彦前農相が、選挙区支部と自身の関連政治団体の間で郵便発送費を二重計上するために行っていたことが先月末に判明し、世論の批判を浴びたばかり。その際に塩崎氏は「収支報告は的確に行われるのが当然」と苦言を呈していただけに、事務所職員の不正行為とはいえ管理責任を問われるのは必至だ。

 塩崎氏側は二十日、愛媛県選挙管理委員会に対し、〇五年の政治資金収支報告書を訂正。また十九日付でこの職員を懲戒解雇し、今後、刑事告訴を含め法的責任の追及を検討するとしている。

 これに関連し、塩崎氏は「私自身の管理、監督責任について深く反省するとともに、徹底した実態解明と再発防止に全力を挙げたい」と事務所を通じてコメントを発表した。

 二十七日に予定される内閣改造に向け、自民党内には「お友達内閣」の象徴とされる塩崎氏の交代を求める声も強い。防衛事務次官の後任人事をめぐる小池百合子防衛相との対立に批判の声が出ている中でもあり、今回の政治とカネをめぐる問題は塩崎氏には痛い失点となりそうだ。

1860片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/21(火) 05:53:02
参院幹事長に山崎氏指名 尾辻議員会長「閣僚枠維持を」
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007082001000529_Politics.html

 自民党参院議員会長に選出された尾辻秀久元厚生労働相(66)は20日午後、落選した片山虎之助参院幹事長の後任に山崎正昭前官房副長官(65)を指名した。ほかの参院国対委員長、参院政審会長などのポストは27日の内閣改造に合わせて決める。尾辻氏は就任会見で、26日にも安倍晋三首相と会談し、参院側に人選が委ねられてきた「参院閣僚枠」の継続を求めたい意向を示した。

 ただ参院選惨敗の責任をとって参院議員会長を辞任した青木幹雄氏は記者団に、これまで2人だった参院閣僚枠について「(参院選で)人数も減ったし、そういうことも含めて任命権者の首相が責任をもってやることだ」と述べ、閣僚枠が1人になっても仕方ないとの考えを示唆した。

 尾辻氏は会見で「従来、2人の閣僚を出させてもらっていたから、今回もそうなればいいと思っている」と強調。

1861片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/21(火) 05:59:27
参院自民:議員会長に尾辻氏…前途険しく
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070821k0000m010137000c.html

尾辻秀久氏=20日、馬場理沙撮影 参院自民党は20日の特別総会で議員会長選を行い、尾辻秀久元厚生労働相(津島派)を会長に選出した。参院幹事長には山崎正昭前官房副長官(町村派)の起用が決まり、新執行部が発足した。27日の内閣改造で閣僚2人という「参院枠」の確保が最初の仕事となるが、すでに人事に対して「町村派偏重」との不満が出るなど、前途険しいスタートとなった。

 「従来2名の閣僚を参院から出しているので、今回もそうなれば……と思っている」

 尾辻氏は就任会見で強調した。安倍晋三首相がアジア歴訪から帰国後の26日にあいさつに訪れ、改造についても意見交換する意向だ。

 しかし、尾辻氏本人が「歴代会長に比べ力量が劣ると自覚している」と語るように、参院選惨敗を受けて引責辞任した青木幹雄前参院議員会長と比較すると、「軽量感」(中堅議員)は否めない。このため、参院枠が1人に減るとの観測が飛び交っている。

 青木氏が「2人出すのが当然と思ってきたが、(参院選で参院自民党の)人数が減った」と語り、1人だけの入閣もあり得るとの認識を示しているのは、尾辻氏を側面支援する狙いがある。

 一方、人事面の不満が出るのは、青木氏という「重し」が外れたことの影響。尾辻氏は、町村派の山崎氏を参院幹事長に指名したほか、参院国対委員長にも同派の鈴木政二官房副長官が内定しており、「町村派が参院三役の2人を占めるのは横暴だ」との声が上がる。

 会長候補にも挙がった中曽根弘文元文相(伊吹派)が、会長選に立候補する尾辻氏の推薦人になることを要請された際、「なぜ自分が推薦しなければならないのか」と固辞したのもその一環とみられ、青木氏がトップの時と様変わりな人事決定過程となっている。【田中成之】

 ◇尾辻秀久氏(おつじ・ひでひさ)厚生労働相。東京大中退。比例代表。当選4回。66歳。津島派。

毎日新聞 2007年8月21日 2時21分 (最終更新時間 8月21日 3時05分)

1862片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/21(火) 06:00:27
自民党:参院選の敗因を検証…落選議員から意見聴取
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070821k0000m010124000c.html

 自民党は20日、東京都内の中華料理店で、参院選の敗因を検証する総括委員会を開き、落選した前参院議員7人から意見聴取した。

 愛媛選挙区の関谷勝嗣氏は「市町村合併で市町村数が減り地方議員が減ったことで、運動量も減ったことが敗因」と分析。熊本選挙区の三浦一水氏は「広報戦略が自民党は未熟だった。その点、民主党には戦略があった」と語り、年金問題への対応などで失敗したと指摘した。

 出席者によると、安倍晋三首相ら執行部への批判は出なかったという。委員会は月内に最終報告書を首相に提出する。【大場伸也、渡辺創】

毎日新聞 2007年8月21日 0時40分

1863片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/21(火) 06:06:15
参院選落選の前議員 中川自民幹事長らに不満漏らす
2007年08月21日00時28分
http://www.asahi.com/politics/update/0821/TKY200708200302.html

 さきの参院選で落選した前議員7人と中川秀直幹事長ら党幹部が20日夜、都内で会合を開いた。保坂三蔵氏(東京都選挙区)や関谷勝嗣氏(愛媛選挙区)、真鍋賢二氏(香川選挙区)らが出席し、年金問題や赤城前農林水産相の政治資金問題に対する不適切な対応への不満を漏らした。関谷氏は「愛媛県は市町村合併で50支部がなくなった」と、地方組織の弱体化を敗因に挙げた。

1864片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/21(火) 06:20:31
安倍、小池切り…防衛次官人事混乱で手腕見限った
“真紀子とは違う”ハズが安倍内心「あなたもか…」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007082021.html

小池防衛相(写真左)の処遇が焦点となった27日の内閣改造を前に、アジア3カ国歴訪でジャカルタ入りした安倍首相と昭恵夫人=19日(ロイター)
 安倍晋三首相が27日に断行する内閣改造・自民党役員人事で、小池百合子防衛相の処遇が最大の焦点になってきた。国民的人気はあるが、防衛次官人事をめぐる大混乱を起こしたことで、その適性が問われているからだ。自民党内では「首相が小池切りを決断した可能性がある」という情報も流れている。

 「今、熟慮しながら、段々と固めているところだ」。安倍首相は19日、インドネシアなど3カ国訪問に出発する前、27日の人事について記者団に語った。

 参院選で惨敗を喫した安倍首相にとって、人事は態勢を立て直す最後のチャンスとなる。その最大の焦点が小池氏の処遇だ。小池氏を交代させれば、人事権を持つ閣僚が、官僚の抵抗による混乱の責任を取らされたとの印象はぬぐえず、あしき前例になりかねない。ただ、小池氏の独裁的手法にも批判は強い。

 官邸周辺は「事務次官の交代を閣議人事検討会議を無視して一部新聞にリークしたうえ、夜中に携帯電話で通告しようとするなど非常識で手順を無視している。こうしたスタンドプレーを放置すると、安倍首相のガバナビリティーに疑問が出かねない」と語る。

 現に、安倍首相が小池氏の手腕を見限ったとみられる情報がある。

 先週末、政府は閣議人事検討会議で、守屋次官を退任させ、後任に増田好平人事教育局長を充てることを決めた。小池氏は当初、守屋氏の後任に警察庁出身の西川徹矢官房長を充てる構想を描いた。これに対し、守屋氏は防衛省生え抜きの山崎信之郎運用企画局長を求め、バトルを展開した。

 このため、安倍首相の「早期決着せよ」との指示を受け、小池氏と守屋氏が話し合い、痛み分けとして「第3の男」増田氏の起用が決まったと報道されているが、実情は違うようなのだ。

 防衛省に詳しい政治ジャーナリストの田村玲子氏は、「増田氏は防衛省のベスト・アンド・ブライテストだが、守屋次官の就任後、一時期冷遇され『おしん』と呼ばれていた。周囲のアドバイスもあったようで、首相は彼に目を付け、塩崎恭久官房長官らを介して、『増田氏を後任次官とする人事案を持ってくるように』と指示した」と明かす。

 つまり小池氏の人事権を事実上召し上げたといっても過言ではなく、安倍首相が「小池切り」に傾いた傍証といえる。

 安倍首相に近い自民党中堅も「首相は小泉内閣の官房副長官時、身勝手な言動の田中真紀子元外相に憤りを感じていた。彼女に比べると、小池氏を評価していたが、内閣の非常事態に大混乱を引き起こしたため、『小池さん、あなたもか』と内心感じている。首相が小池切りを決断する可能性もある」と漏らす。

 さらに、安倍首相が懸念しているのは9月半ばの臨時国会で、防衛相がテロ特措法期限延長問題の矢面に立つこと。前出の官邸周辺は「次官人事のゴタや沖縄県側との密約説など野党が国会審議で小池氏の適格性を追及してくる。参院審議を控え、野党との調整が必要なのに、小池氏が民主党の小沢一郎代表の批判を繰り返しているのも問題だ」と話す。安倍首相はどう判断するか。

ZAKZAK 2007/08/20

1865片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/21(火) 11:18:59
参院自民、尾辻・山崎体制始動…「調整型」野党と折衝
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070821ia02.htm

 参院自民党は20日、参院選惨敗の責任をとって辞任した青木幹雄・前参院議員会長の後任に、尾辻秀久・元厚生労働相を正式に選出した。尾辻氏は参院幹事長に山崎正昭・前官房副長官を指名し、「尾辻・山崎」コンビによる新執行部がスタートした。

 「尾辻執行部」は、参院選惨敗に伴う党勢立て直しと、参院で過半数を持つ野党側との折衝という難しいかじ取りを迫られることになる。

 ◆「迫力不足」

 「歴代会長に比べて力量の劣る会長であると自覚している。その分、己を捨てて会長職にあたりたい」

 尾辻氏は20日の就任記者会見で、自らを「力量不足」と強調した。参院国会対策委員長や幹事長の経験もない尾辻・山崎コンビは、こわもてで鳴らした青木氏と片山虎之助・前参院幹事長と比べ「迫力不足」の印象は否めず、党内での参院の地位が低下するとの見方が強いことを意識した発言だ。

 もともと尾辻、山崎両氏は、「敵の少ない調整型」(参院自民幹部)で、この布陣は与野党が逆転した参院で、今後野党との協調路線をとらざるを得ない状況を反映したものと見られている。尾辻氏は、国会運営について「試行錯誤の繰り返しになると覚悟している。我慢強くやるしかない」と厳しい表情で語った。

 尾辻執行部にとって最初の大きな課題は27日の内閣改造での参院枠の維持だ。尾辻氏は「従来2人の閣僚を参院から出させてもらっていたから、今回もそうなれば」と、2ポストを要求する考えを示した。その結果が新執行部の試金石となるとの見方がもっぱらだ。

 ◆派閥の影

 青木氏の強い影響力で、「派閥以上の結束」(参院中堅議員)を保ってきた参院自民党だが、青木氏が表舞台から消え「重し」がなくなったことで、派閥間のあつれきも見え始めた。

 参院選後は町村派が津島派を抜いて参院第1派閥となった。参院国会対策委員長も町村派の鈴木政二官房副長官が就任する予定で、同派は幹事長と合わせて参院自民党三役のうち2ポストを占める見通しだ。町村派からは「第1派閥となった以上、当然だ」との声も上がるが、他派閥からは、「少数派閥への配慮がなさ過ぎる」(伊吹派幹部)との不満や、参院での「町村派支配」強化への警戒感も強まっている。

 ◆おぜん立て

 青木氏は尾辻新会長に対し、「私は何も言わないからしっかりやれ」と激励した。

 ただ、尾辻氏の議員会長就任のおぜん立ては、青木氏主導によるものだ。青木氏は参院選翌日の7月30日から自分と同じ津島派の尾辻氏を後任とする人事の根回しに動いた。今後の民主党との折衝でも、同党の輿石東・参院議員会長と親しい青木氏の手腕に頼らざるを得ないとの見方は強い。

 尾辻氏も「(青木氏は)あれだけのキャリアのある方だから、ご指導いただきたい」と述べ、今後も青木氏に相談していく考えを強調した。「青木院政の始まりだ」(参院若手議員)との声もあり、今後も青木氏の発言に注目が集まりそうだ。

(2007年8月21日10時31分 読売新聞)

1866片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/21(火) 11:19:26
塩崎事務所の政治資金二重計上、内閣改造に影響必至
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070821ia03.htm

 塩崎官房長官が代表を務める自民党支部で、職員が政治資金の私的流用を隠すため領収書を二重添付していたことが20日、発覚した。「政治とカネ」の問題で閣僚の不祥事が絶えない安倍政権に追い打ちをかけた形だ。

 自民党内には「安倍首相が内閣改造で、塩崎氏を他の閣僚に横滑りさせるなどして、閣内に残すようなことがあれば、国民の理解は得られない」(閣僚経験者)との見方が広がっており、27日に予定される内閣改造・自民党役員人事にも影響を与えそうだ。

 8月1日に農相を更迭された赤城徳彦氏と同じく政治資金の二重計上が塩崎氏の事務所で発覚したことについて、公明党幹部は20日、「政治家としての管理責任が問われる問題だ。しっかりして欲しい」と不快感を示した。自民党内でも「事務所職員の不正行為に起因するとはいえ、塩崎氏の監督責任は免れない」(丹羽・古賀派幹部)と厳しい声が相次いでいる。参院選の惨敗を受け、「お友達内閣」の象徴である塩崎氏への不満が自民党内で高まっており、塩崎氏を取り巻く環境は一層厳しくなった。

 参院自民党幹部は「塩崎氏が、閣内にとどまることは完全になくなった」と指摘した。一方、民主党幹部は「官房長官という立場で、赤城前農相と同じ問題を起こしていたなら、言語道断だ。国会の閉会中審査を要求し、塩崎氏にしっかりした説明を求めたい」と語った。

(2007年8月21日10時32分 読売新聞)

1867片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 00:03:03
中川幹事長:「自民、民主で大連立を」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070822k0000m010089000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は21日の記者会見で、民主党との大連立の是非について問われ、「よりよい日本を作っていくための改革を中心に考えれば、与党、野党が(共に)歩んでいくことが民意に応える道だと思う」と述べ、前向きな考えを示した。

 対決姿勢を強める民主党に対しては、「政局第一主義をやめ、国民全体のことを考えて政策を実行する」ことを提示すべきだと方針転換を求めた。そのうえで、「(世論調査などで国民は)自民、民主による連立政権に第一に期待している。それを踏まえ、私は謙虚に考えていければと思う」と語った。

 ただ、中川氏は幹事長を退任することが決まっており、敗将の繰り言との受け止め方が支配的だ。

毎日新聞 2007年8月21日 20時29分 (最終更新時間 8月21日 22時20分)

1868片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 01:15:51
「逆転」考:衆参ねじれ国会/6 太田昭宏・公明党代表
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070821ddm005010156000c.html

太田昭宏 公明党代表=衆院第1議員会館で2007年8月10日、松田嘉徳撮影 ◇改憲より生活感覚を

 −−参院選は与党惨敗でしたが、安倍晋三首相は続投しました。与党内には釈然としない、という声があります。

 ◆自民党も続投論が大勢なんでしょう。私も言うべきことは言うけど、基本的には続投を支持しています。

 −−安倍首相は「戦後レジームからの脱却」を唱え、憲法改正に情熱を燃やしてきました。

 ◆国民にとっては憲法改正よりも、自分たちの生活をどうするか、世の激変にどう対処するかということでしょう。

 −−憲法9条改正よりも「生活」が優先されたということですか。

 ◆全くそうですね。憲法論議を粛々と進めることは政治の役割です。しかし一方で、今回の参院選では国民生活に対する現場感覚を持った政治を、という民意だったと思う。憲法問題はこれまで決めたスケジュールどおり幅広い論議を落ち着いてやればいい。焦る必要はない。

 −−参院選では公明党の独自性のアピールももうひとつだったようです。

 ◆公明党の存在感発揮と、連立政権を強くするという、二つの課題があります。両方必要となると、言うべきことをより言わなきゃならない。

 −−首相は27日に内閣改造、自民党役員人事を行います。要望はありますか。

 ◆やはり信頼性を取り戻すということです。次から次に不規則発言、ではだめだ。相当力量のある閣僚をそろえないと、信頼獲得はできない。

 −−秋の臨時国会にはテロ特措法延長問題があります。民主党の小沢一郎代表はシーファー米駐日大使に延長反対を明言しました。

 ◆極めて重要な問題で、与党内の濃密な打ち合わせが大事。しかるべき後に民主党ともよく話をしなければならない。これから、いろいろな場面が出てくる。

 −−参院は自民、公明合わせても過半数には届きません。

 ◆98年の「金融国会」の際に当時の菅直人民主党代表が「政局にしない」立場でのぞんだのは立派だった。小沢さんは「政局」にするかもしれないが、(小沢さんが)「私は政局にしない、責任を持つ」と言って、初めて政権が担当できるのではないでしょうか。

 −−旧新進党時代、公明党は同党に合流し、小沢氏のパートナーでした。今の小沢氏をどう評価しますか。

 ◆問題提起能力のある方だと思っています。ただ新進党当時の小沢さんの主張と、今の主張の間には乖離(かいり)があるのではないでしょうか。違和感がある。

 −−臨時国会が始まった後で、閣僚の不祥事が出れば、安倍政権の命脈は完全に尽きるとの見方もあります。

 ◆政策、言動、振る舞いも含めて、もう失敗は許されない。後のことは考えないで緊張感を持ってやっていくことに尽きる。

 −−衆院解散の時期についてはどうみますか。

 ◆参院選と衆院選はある程度の時間をおいて行われるのが大事。1年くらいは間を置かないと。(来年夏の)北海道洞爺湖サミット以降になるんじゃないでしょうか。【聞き手・野口武則】=つづく

毎日新聞 2007年8月21日 東京朝刊

1869片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 01:33:08
自民党:「反安倍」議員が勉強会 地域格差是正で提言も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070822k0000m010121000c.html

 安倍晋三首相に批判的な自民党議員らが21日、東京都内で政策勉強会の発足に向けた設立準備会を開いた。地域間格差の是正に向けた政策などをまとめ、9月上旬に緊急提言として発表することで一致した。また、提言に賛同する議員の勉強会への参加も募る方針で、安倍首相に政策転換を求める勢力の受け皿となる可能性もある。

 準備会には、津島派の小坂憲次前文部科学相、三原朝彦、後藤田正純両衆院議員、山崎派の野田毅元自治相、谷垣派の園田博之、山本公一両衆院議員が出席。この日は欠席したが、渡海紀三朗衆院議員(山崎派)も準備会メンバー。

 会合では、地方の活性化策や社会保障、教育問題、規制緩和のあり方について、これまでの政策を転換するよう求めていくことで一致した。会議終了後、園田氏は記者団に「市場原理主義が進みすぎ、地域的な格差、産業間格差が広がった。それをどう縮めていくのか具体的に提言したい」と語った。

 園田氏は「反安倍ではない」と強調したが、メンバーが所属する3派は、昨年の総裁選で安倍首相支持に動いた「論功行賞」人事で甘利明経済産業相(山崎派)が入閣した以外は閣僚を出しておらず、安倍批判がくすぶっている。党内では今後、勉強会参加者がどの程度増えるかが注目されている。【堀井恵里子、小林多美子】

毎日新聞 2007年8月21日 21時33分 (最終更新時間 8月21日 23時46分)

1870片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 01:37:06
塩崎官房長官、改造での退任論に拍車 職員横領問題で
2007年08月21日20時22分
http://www.asahi.com/politics/update/0821/TKY200708210415.html

 塩崎官房長官の地元事務所職員が政治資金を横領したとされる問題で、与党内から「いい加減にしてくれ」などと批判が出ている。安倍内閣で相次ぐ「政治とカネ」の問題が内閣の要の塩崎氏の足元まで達したにもかかわらず、塩崎氏は短いコメントを出しただけ。説明責任が問われるばかりでなく、与党内に強い「お友達内閣」への不満もあって、内閣改造での退任論に拍車がかかりそうだ。

 塩崎氏は、自殺した松岡利勝元農水相や、赤城徳彦前農水相らの事務所費などの問題について、記者会見で「政治家個人の問題」として「政府としてはコメントしない」という立場を貫いた。しかし、「政治とカネ」への批判は参院選で自民党惨敗の大きな要因となった。

 選挙後になって安倍首相は、別の政治資金問題が明るみに出た赤城氏を更迭。塩崎氏も、長勢法相の地元事務所が外国人研修生受け入れ団体から献金を受けた問題が発覚した際、長勢氏に「国民に必要な説明を尽くすように」と指示するなど、官邸は事実上、軌道修正を図ってきた。

 自民党も7日、所属国会議員に関連政治団体の03〜06年分の会計帳簿や収支報告書の総点検を求める方針を決定。内閣改造に向けて立て直しを進めていた。だが、結果的に塩崎氏自身が冷水を浴びせた形となった。

 横領額は626万円。同じ領収書のコピーを異なる収支報告書に重複添付した隠蔽(いんぺい)を見逃すなど、ずさんな管理が表面化した。だが塩崎氏は20日に短いコメントを出しただけで、自身の説明責任が十分なのかが問われる事態になっている。

 塩崎氏に対しては、与党や国会への根回し不足を理由に自民党内で批判が強い。27日の内閣改造に向け、留任や他の閣僚への横滑りに反対する意見も根強くある。

 自民党の中川秀直幹事長は21日の会見で「(塩崎氏は説明責任を)果たそうとしている。自らチェックし、実態解明や再発防止に全力を挙げると言われている」などと弁護に追われた。だが公明党幹部は不快感をあらわにする。「国民から見れば赤城さんや松岡さんと同じだ。もういい加減にしてくれという感じだ」

1871片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 11:30:20
中川幹事長、「自民・民主の大連立は歴史的流れ」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070822ia04.htm

 自民党の中川幹事長は21日の記者会見で、「自民党と民主党との大連立への方向が歴史的流れ」と自らのホームページ上で記したことを明らかにした上で、「より良い日本をつくっていくため、改革を中心に考えるなら、そういう方向へ与野党が歩み寄ることが、民意に応える道だ」と語った。

 これに対し、民主党の鳩山幹事長は21日、記者団に「参院選で(民主党が)国民から期待されたのは、自民党と連立しろという発想ではないと思う。自民党の『惨敗したから大連立だ、民主党も乗りなさい』という発想には傾かない」と述べた。

(2007年8月22日10時50分 読売新聞)

1872片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 11:30:45
「広報戦略で完敗」「危機管理能力欠如」…自民参院選総括
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070822ia02.htm

 自民党が参院選の惨敗を受けて設置した「参院選総括委員会」(委員長・谷津義男選挙対策総局長)の総括案の概要が21日、明らかになった。

 参院選の敗因として、年金記録漏れ問題、政治とカネ、閣僚の不規則発言の「逆風3点セット」に対する「政府・与党の危機管理対応能力の欠如」などを挙げている。総括委は22日の会合で総括案を最終調整した上で、24日の党役員会と総務会に報告する方針だ。

 総括案は参院選について、〈1〉内閣・党支持率が5月末から急落し、歯止めがかからなかった〈2〉自民支持層を6割しか固められず、支持者の4人に1人が民主党に投票した〈3〉無党派層の支持獲得でも民主党に大差をつけられた――と分析。「政府・与党一体で取り組むべき課題」と「自民党が取り組むべき課題」をそれぞれ3項目、提示した。

 政府・与党の課題では、政府などの危機管理能力の欠如の例として、「逆風3点セット」を過小評価し、「国民と、内閣、党の目線がずれた」点を指摘。閣僚は「政治とカネ」の問題が生じた場合、自ら進んで説明責任を果たす必要があるとした。

 政策面では、格差問題など構造改革の「影」の部分への配慮が不足していた点を強調し、「今までより厚みのある構造改革が必要」と提起した。与党が野党の反対を押し切って法案を採決したことが「強行採決」と野党から批判され、テレビの映像でそうした印象が定着するなど政府と国対の連携不足も敗因の一つに挙げた。

 自民党の課題としては〈1〉質量とも民主党に「完敗」した広報戦略〈2〉市町村合併に伴う地方議員の急減、構造改革による業界団体の衰えなど、党の基盤弱体化〈3〉現職なら、ほぼ自動的に公認される候補者選定の問題――を掲げた。総括委は2日に設置され、国会議員や県連幹部、落選候補者、選挙分析の専門家らから意見を聴取してきた。

 総括委が21日夜に開いた会合では、落選した新人候補から「選挙は後ろから鉄砲を撃たれたようなものだ。非はほとんど党本部にある」などの厳しい意見が相次いだ。

(2007年8月22日10時51分 読売新聞

1873片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 11:31:04
青木氏、参院自民党「最高顧問」を辞退
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070822ia03.htm

 自民党の青木幹雄・前参院議員会長が後任の尾辻参院議員会長から参院自民党の「最高顧問」就任を要請されたものの、辞退していたことが21日、分かった。

 参院自民党内では、青木氏が参院選惨敗を受け、引責辞任する考えを表明して以後、「青木氏が執行部からいなくなれば、参院自民党の発言力が低下する」と懸念する声が多く、青木氏が所属する津島派議員を中心に最高顧問のポストを新設し、青木氏を充てる案が浮上していた。

 党内では「青木氏は『院政を敷いている』と批判されるのを避けたかったのではないか」との見方がある。

(2007年8月22日10時51分 読売新聞)

1874片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 17:30:18
公明ジワリ距離感 連立見直しの声、創価学会は首相に不信感
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070822/skk070822000.htm

 公明党は22日、都道府県の代表者を党本部に集めて協議会を開き、参院選を総括する。平成11年に自民、公明両党が連立を組んで以来、順調に比例票を伸ばしてきた公明党にとって、大幅に得票を減らした今回の参院選は歴史的大敗といえる。支持母体の創価学会には安倍晋三首相への不信感も広がる。党内からも自公路線の見直しを求める声も上がっており、連立8年目を迎え、公明党執行部はますます難しいかじ取りを迫られそうだ。


つぶやき

 「安倍首相はもうちょっとやると思ったのになあ…」

 参院選のショックがさめやらぬ8月1日、東京・八王子市で開かれた創価学会の本部幹部会。池田大作名誉会長は創価学会や公明党の幹部にこうつぶやいたとされる。

 池田氏は、安倍政権を今後も支持していくことを前提にスピーチを進め、機関紙にこの「つぶやき」が掲載されることはなかったが、自公路線の“危うさ”を露呈した瞬間だった。

 9日昼、国会内で開かれた公明党衆院議員団会議でも、あるベテラン議員から衝撃発言が飛び出した。「自民党は確実に崩壊の過程にあるのではないか。是々非々の立場をはっきりさせるべきだ」。連立離脱を促したともとれる発言に室内は静まりかえったという。

 さすがにこの意見に賛同の声はなかったが、他の議員からも「参院選では与党効果が得られなかった」「一部地域をのぞいて、自公間の選挙協力はうまくいかなかった」など自民党への不満の声が相次いだ。

 参院選で、公明党は愛知、神奈川、埼玉の3選挙区でいずれも現職が落選。比例でも3年前の862万票から776万5000票に激減した。公明党の長年の目標「比例で1000万票」にはほど遠い結果だった。


「緊張的強調」

 公明党が、首相を支持してきた最大の理由は「選挙の顔になる」との一点に尽きる。首相の憲法改正論や外交・安全保障政策と、公明党の「平和路線」とはもともと開きが大きい。党執行部はそれを承知の上で、支持者の不満を抑えてきただけに、「選挙の顔」にならないならば、支持者の突き上げは避けられないというわけだ。

 このため、公明党はジワジワと軸足をずらしつつある。あるベテラン議員は、「これからは緊張的協調関係だ。自民党には相当の覚悟で厳しいことも言い、対峙(たいじ)する姿勢を打ち出す」と打ち明ける。太田昭宏代表も今後は首相にカウンターパートとしての立場を強く打ち出す考えだという。


両刃の剣

 だが、公明党にとって、政府・自民党への批判を強めることは「両刃の剣」となる。民主党が攻勢を強める中、批判のさじ加減を間違えば政局につながりかねない。政局が一気に動き、解散・総選挙となれば、もっとも困るのは、緻密(ちみつ)な「組織選挙」を得意とする公明党だからだ。

 公明党執行部の一人はこう漏らした。「次の衆院選をしくじれば、公明党は消滅する。結党以来最大の危機だ」

(2007/08/22 12:58)

1875片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/22(水) 21:27:34
政権チェック強化を宣言 太田氏、「ブレーキ踏む」
2007年8月22日 19時44分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007082201000748.html

 公明党は22日、歴史的惨敗を喫した参院選を総括するため、衆参両院議員や地方組織代表による全国県代表協議会を党本部で開いた。

 太田昭宏代表は、年金記録不備問題や閣僚不祥事をめぐる逆風が強まる中で「公明党も自民党と一体とみられた」ことが惨敗につながったと指摘。今後は「問題が生じればチェック機能を働かせ、踏むべきブレーキをしっかり踏む」と述べ、与党内で安倍首相の政権運営に対する“直言路線”を強める考えを示した。

 ただ出席者からは「今後も自公政権でやるというが、それはそれで大変なことだ。次の衆院選は党存亡の危機になる」(赤羽一嘉衆院議員)と連立の在り方を問う意見も出され、太田氏は厳しい党運営を迫られそうだ。

 太田氏は、格差問題への取り組みが不十分で「安倍政権の改革路線と有権者の求める改革の優先順位にズレがあった」ことも敗因に挙げた。

(共同)

1876片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/23(木) 09:18:22
自民党山崎派:郵政造反・復党の3氏が入会、39人に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070823k0000m010061000c.html

 郵政造反組で、昨年12月に自民党に復党した武田良太、森山裕、古川禎久の3衆院議員が22日、山崎派に入会することが内定した。衆院熊本3区補選で当選した坂本哲志氏が既に入会しており、同派の所属議員は39人になる。

毎日新聞 2007年8月22日 20時03分 (最終更新時間 8月22日 23時45分)

1877片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/23(木) 09:19:20
公明党:全国県代表協議会で参院選総括 首相の政策批判
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070823k0000m010063000c.html

公明党全国県代表協議会であいさつする太田昭宏代表=東京都内の同党本部で22日 公明党は22日、党本部で全国県代表協議会を開き、さきの参院選敗北を総括した。太田昭宏代表は最大の敗因を「安倍政権の改革路線と有権者の求める改革の優先順位のズレ」だったとし、安倍晋三首相が進めてきた政策に誤りがあったと強調した。今後は生活重視への路線転換を明確に求める方針だが、連立維持には自民党との政策調整は欠かせないだけに、どうバランスを取るかが課題となる。

 「小泉構造改革の『影の部分』への不満や怒りが広がっていたが、優先順位の変更ができなかった。今後、安倍内閣は国民のニーズにあった改革、生活者重視の政策を重点的に進めなければならない」。太田代表は会議冒頭のあいさつで、小泉政権以来の改革路線にふれる形で格差問題重視など路線転換を促した。

 また、自民党との選挙協力についても太田代表は「公明党側から見て必ずしも選挙協力の効果が十分だったとは言えない」と語り、両党間で協議する考えを示した。

 同党内には、「自民党と一体とみられた」(同代表)ことが惨敗につながったとの思いが渦巻く。連立を維持する方針だが、安倍政権と自民党への不満がさらに高まれば、連立離脱を求める声すら内部に出かねない情勢。太田代表があいさつで「今後は、政府・自民党に対し、より強く、よりはっきりと意見を言っていく」と強調したのも、そうした党内の空気を踏まえたものといえる。

 それでも会議では、「自公でやるのは大変なことだ」(赤松正雄衆院議員)、「今度の選挙は党存亡の危機となる」(赤羽一嘉衆院議員)との意見が出た。また、午前に行われた県代表との懇談では、出席者から「代表が(自民党に)言うべきことは言う、だけでは弱かった」など、執行部批判も出たため、北側一雄幹事長は「次の選挙を目指す上で自公の枠組みは揺るぎない。連立8年の成果が、参院選で負けたからすべて間違いだったとはならない」と連立の意義を強調した。

 党内の不満はくすぶるものの、早期の衆院解散を望まない同党としては政局の混乱は避けたい。「これ以上強く言うと、本当に(自民との)関係が緊張してしまう」(党幹部)との懸念もある。太田代表は21日、東京都日の出町議選の応援演説でも「安倍政権がだらしないということは、皆さんの言う通りでしょう」と述べ、ガス抜きに努めた。【野口武則】

毎日新聞 2007年8月22日 20時09分 (最終更新時間 8月22日 22時13分)

1878片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/23(木) 15:54:35
自民・武部前幹事長、内閣改造は「『お友達人事』ではなく、広く人材登用すべき」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070823/20070823-00000829-fnn-pol.html

27日の内閣改造を前に、自民党の武部 勤前幹事長は23日、都内で講演し、安倍首相は、いわゆる「お友達人事」ではなく、広く人材を登用すべきとの考えを強調した。
武部前幹事長は「『仲良しクラブ』だとか『お友達内閣』とか言われてますけど、暴れ馬をですね、きちんと使いこなす、そういう人事を安倍さんはやらなくちゃいけませんね」と述べた。
さらに武部前幹事長は、「しっかり安倍さんをバックアップして、そしてだめなら、われわれは新たな決断をしなければならないかもしれない」と述べ、改造後も政権の求心力が回復しない場合には、内閣総辞職や衆議院の解散が検討課題に浮上するとの見方を示した。

1879片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/23(木) 21:02:40
臨時国会:9月10日召集の背景に小沢氏の「口撃」あり
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070824k0000m010073000c.html

 自民、公明両党が23日、秋の臨時国会を9月10日に召集することで急きょ合意したのは、国会日程をめぐり政府・与党内で起きた対立を、民主党の小沢一郎代表から「当事者能力を失っている」と批判されたことが背景にありそうだ。27日の内閣改造・自民党役員人事終了後までこの問題を放置すれば、野党にさらに攻撃材料を与えると判断したと見られる。ただ衆院主導の日程調整に、参院自民党から反発の声が上がるなど与党内の不協和音は相変わらずで、国会召集前から小沢氏の「口撃」に翻弄(ほんろう)される形となった。【高塚保、田中成之】

 臨時国会の召集日をめぐっては、安倍晋三首相が今月初めに、31日に前倒しして召集する方針を固めた。しかしその後、27日の内閣改造から日数が少ないことや、政府側から事前に調整がなかったことに、自民、公明両党が反発。「新執行部の発足後に決める」(中川秀直幹事長)と先送りされていた。

 これに対して、小沢氏は21日の講演で、臨時国会の日程すら決められないゴタゴタぶりを、「政府・与党も脳死状態というか、ポケーッとしている。安倍内閣が無事だったら、来月には国会を開くのだろう」と痛烈に皮肉ってみせた。

 自民、公明両党は23日に幹事長・国対委員長会談を開き、9月10日に臨時国会を召集することで合意したが、与党幹部は会談終了後、「脳死状態じゃない」と強調し、小沢氏の「口撃」への対応がこの日の会談になったことをにじませた。

 一方、「10日召集」の一報を聞いた参院自民幹部は「また(衆院側で)勝手に決めた。衆院側は与党だけで国会運営が決められないということをまだわかってない」と反発。脇雅史参院国対筆頭副委員長は23日、民主党の簗瀬進参院国対委員長に電話し、「与党内の話が(報道に)出てしまった。どういう段取りがいいかご相談したい」と説明に追われた。こうしたドタバタに、参院自民党幹部は「(小沢氏に)脳死状態って言われたから集まったんだろう。(日程は)新執行部で決めると言っていたのに」と不快感をあらわにした。

 次期臨時国会は、海上自衛隊のインド洋派遣の根拠となっているテロ対策特別措置法の延長が最大の焦点。政府は9月下旬から延長のための同法改正案の審議を開始し、11月1日の期限切れまでに成立させたい考えだ。しかし、小沢氏は延長に反対しており、与野党協議は難航することが予想される。それだけに、安倍首相が内閣改造・自民党役員人事で挙党体制をどこまで築き上げられるかが注目される。

毎日新聞 2007年8月23日 20時41分

1880片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/23(木) 23:07:00
◆自民党:党内政局 その107◆
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1187314441/

963 無党派さん sage New! 2007/08/23(木) 22:28:21 ID:tz1Dz65O
雪斎ブログ

>さくら殿・副会長殿のブログ閉鎖の理由は、「自民党が選挙に大敗を喫した」からである。
>負けたから、負けの理由につながりそうなものは、片っ端から「槍玉」に挙がる。
>組織が上げ潮の時期には、色々なものを抱え込む余裕を持てるけれども、退潮の時期には、些細なことも咎めた上での「粛清」が行われる。
>さくら殿・副会長殿は、その犠牲になってしまったということであろう。自民党も結局、「普通の組織」であったということであろう。
>まあ、時期が変われば、話も変って来よう。それにしても、昨日の「甲子園」決勝戦に関する副会長殿のコメントは、観たかったような気がする。

ぐっちーブログ

>それにしても・・・副会長、さくらさん、ともどもブログが停止処分になったとのこと。
>おい、自民党、何考えてんだよ!!! と私はいいたい。
>彼らのおかげで普段訳のわからんことしかしゃべらん自民党という組織が本当は何を考えていて、テレビのあほどもでは絶対取材しないような話、
>例えば石破先生の防衛論など、すばらしい伝達能力ではなかっただろうか。
>少なくとも郵政解散の大勝にはものすごく貢献していると思うし、今回の参議院選挙でも彼らのブログを読んでみて思い直して
>もう一回自民党にチャンスを与えようと思う、と言った連中が私の周りにも何人もいるのだ!!。
>これを停止するというのだから自民党も看板を変える時期に来ているね。
>内部のスキャンダルをぶちまけているならまだしも、自分たちの味方を後ろから銃撃したように見えるのは私だけか??
>お二人にはまた別な形での発信をお願いする次第です。いろいろありがとうございました。



党からなにかあったとしか思えない。

1881片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:26:18
参院選:自民・総括委が敗因分析 安倍色「民意とズレる」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070824k0000m010162000c.html

 参院選の敗因分析を行ってきた自民党の総括委員会(委員長・谷津義男選対総局長)がまとめた最終報告書の全容が23日、明らかになった。安倍晋三首相が掲げた政策について「優先順位が民意とズレていなかったか」と苦言を呈し、今後は「国民の目線に沿った政権運営」を求める厳しい内容となった。首相官邸と自民党が重視した広報戦略に関しても「広報活動によって民意をつかんだとは言い難い」と総括した。24日の党総務会などに報告する。

 報告書は、政策面で「『美しい国』や『戦後レジームからの脱却』という訴えや、改革路線を選挙の争点に設定」できず、野党の「生活が第一」に主導権を奪われたと結論付けた。

 また、組閣に際しての論功行賞人事や郵政造反議員の復党、政治とカネの問題については「安倍首相が一般国民の側ではなく、永田町の政治家の側に立っているようなイメージをもたれた」と強調。その上で「国民から指導力、統治能力に疑問を呈されたのではないか」と指摘した。

 敗因に関しては「年金記録漏れ問題」「政治とカネ」「閣僚の失言や不祥事」の逆風3点セットのほか、都市部との格差による「地方の反乱」、平成の大合併に伴う地方議員や首長の減少など6点を挙げた。【坂口裕彦、渡辺創】

毎日新聞 2007年8月24日 3時00分

自民党:町村、額賀、大島3氏会談「年内解散は…」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070824k0000m010143000c.html

 自民党の町村信孝前外相と額賀福志郎元防衛庁長官、大島理森元農相は23日夜、東京都内で会談し、「何としても年内の衆院解散に追い込まれる事態は避けなければならない」との認識で一致した。3氏は秋の臨時国会を見据え「国会運営も大変な状況だが、協力して安倍政権を支えていくことが大事だ」との考えを確認。大島氏は「民主党の小沢一郎代表の著書を読むなど、小沢氏の手法をよく研究することが大事だ」と指摘した。3氏は当選8回で同期。

毎日新聞 2007年8月24日 0時05分

1882片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:30:04
中川幹事長:新体制では要職に就かず「一兵卒として…」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070824k0000m010162000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は23日、「新体制になったら、何があろうと一兵卒として安倍晋三首相を支えていく」と記者団に語り、今後はしばらくの間、要職に就かない意向を示した。

 同党が参院選で大敗したことについては「きれいごとでなく、戦犯と言えば真っ先に私であり、だから(幹事長を)辞するわけだ」と改めて自らの責任に言及。「決して油断した気はないが、逆風を止められなかった。責任を痛感している」と述べた。

 幹事長としての11カ月間を、政策通らしく「政策、争点形成能力で政府・与党を優位に運ぶことを自分の使命と考えてきた」と振り返ったが、「(選挙キャッチフレーズの)『成長を実感に!』の実感を地方や家計に与えられず、むしろ定率減税廃止などだけが(国民の)実感になってしまった」と悔やんだ。【渡辺創】

毎日新聞 2007年8月23日 22時04分

1883片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:30:55
自民党:参院選総括・報告書要旨
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070824ddm005010037000c.html

 自民党の参院選総括委員会がまとめた報告書の要旨は次の通り。

 1 選挙結果と今回選挙の特徴(略)

 2 敗因の分析と今後の課題

 (1)敗因の分析

 年金記録漏れ問題など「逆風3点セット」が続出し、国民の大きな怒りと失望を買った。論功行賞と受け止められた人事や、改革後退とも見えた郵政造反議員復党などで首相が永田町の政治家側に立っているイメージを持たれた。

 我々の掲げた政策の優先順位が民意とズレていたのではないか。「美しい国」などの訴えを争点に設定できず、「生活第一」の野党に主導権を奪われた。地方では格差や置き去り感で猛烈な反発が広がっている。

 (2)今後の課題

 首相は切実な要望に耳を傾け、国民の目線に沿った政権運営が求められる。内閣は危機管理能力強化が必要。閣僚は最大の緊張感を持ち、自分の起こした問題を説明できなければ自ら辞める覚悟がいる。

 3 党再生と来る衆参選挙必勝に向けて

 現状のままでは、次期国政選挙で国民の支持と理解を得ることは極めて困難であると強く自覚しなければならない。党組織の再構築のために、新執行部は、党本部・地方組織の再編強化などを実践する必要がある。

毎日新聞 2007年8月24日 東京朝刊

1884片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:31:47
「自公連立見直しを」…公明県本部代表が参院選総括で意見
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070823ia23.htm

 公明党が22日、参院選総括のために党本部で開いた全国会合で、県本部代表の一人から、現在の自公連立体制を見直し、閣外協力を検討するよう求める意見が出ていたことが分かった。

 関係者によると、県代表の一人は「自公連立8年間の総括をするべきだ。自民党と距離を置き、閣外協力もあっていいのではないか」と発言した。北側幹事長が「自公連立政権で改革を進めてきたのは間違いない。自公路線は揺るぎない」と引き取ったが、参院選惨敗を受けた同党の地方組織の動揺ぶりが公の場で浮き彫りになった形だ。

(2007年8月23日22時26分 読売新聞)

1885片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:32:55
「連立見直すべきでは」 公明、地方から不満が噴出
2007年08月23日23時52分
http://www.asahi.com/politics/update/0823/TKY200708230331.html

 「自民党との連立を見直すべきではないのか」。公明党が22日に開いた全国県代表懇談会で、地方の幹部からこんな声が出ていたことがわかった。参院選で自公の選挙協力は十分に機能せず、過去最低の9議席に終わった。閣僚の不祥事も続いたことから、連立継続に対する強い不満が地方組織に広がっていることが浮き彫りになった。

 懇談会は参院選を総括する県代表協議会の前に開かれ、予定を15分間上回る1時間半に及んだ。「閣外協力をするという手もあるのではないか」「自民党の不祥事にもっと意見を言うべきだった」など厳しい批判が相次ぐ事態に、執行部の一人は「不満をはき出してもらい、総選挙へスタートを切る場にした」。ただ、別の幹部は「支持者が納得してくれるかどうかは、これからの行動にかかっている」と厳しく受け止めていた。

1886片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:41:32
“人事 血迷ったわけでない”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/24/k20070824000030.html

小池防衛大臣は、日本時間の23日夜、訪問先のインドで同行記者団に対し、省内の幹部人事をめぐって守屋事務次官と対立した問題について「血迷って人事に手をつけたわけではない」と述べ、みずからの人事の進め方に問題はなかったという認識を示しました。
この中で、小池大臣は、守屋次官が23日に小池氏の人事手法をあらためて批判したことについて「来月1日には防衛施設庁が解体されるなどの組織改編があるからこそ人事をやった。わたしはこの時期に急に血迷って人事に手をつけたわけではない」と述べ、みずからの人事の進め方に問題はなかったと反論しました。そのうえで、小池大臣は「内閣改造後は情報保全の体制をしっかり整えるべきだ。イージス艦に関する情報漏えいなどがあったが、省内で誰も責任を取っていない」と指摘し、守屋次官の退任を決めた理由として、不祥事に対する守屋氏の対応に不満があったことを示唆しました。さらに、小池大臣は、総理大臣官邸の意向も受け、人事案の決定をいったんは今月27日の内閣改造後に先送りしたことについて「来月1日からの組織再編を官邸側がどこまで本気で考えたか疑問だ。霞ヶ関の常識では信じられない」と述べ、官邸の対応にも不満を示しました。

1887片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:42:27
自民 人事の調整が本格化へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/24/k20070824000020.html

自民党は、24日に臨時の役員会と総務会を開き、幹事長など党役員人事について安倍総理大臣に一任することにしています。これを受けて、安倍総理大臣は、来週27日に党役員人事と内閣改造を行う方針で、25日に外国訪問から帰国したあと人事の調整が本格化する見通しです。
安倍総理大臣は、さきの参議院選挙の大敗を受けて、人心一新を図るため、来週27日に自民党の役員人事と内閣改造を行うことにしています。これを前に、自民党は、24日に臨時の役員会と総務会を開き、幹事長など党役員の人事について総裁である安倍総理大臣に一任することにしています。人事をめぐって、自民党内では、政権の求心力が低下していることや、参議院で与野党の勢力が逆転して難しい国会運営を迫られることから、派閥の領袖クラスのベテランを積極的に登用するなどして挙党態勢を敷くべきだという意見が出ています。安倍総理大臣は、麻生外務大臣を重要ポストで処遇することを念頭に人事構想を練ることにしており、麻生外務大臣が、24日午後、外国訪問から帰国するのに続いて、安倍総理大臣も、25日の夜、最後の訪問国マレーシアから帰国するため、25日以降、人事の調整が本格化する見通しです。

1888片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 08:50:03
自民党・武部前幹事長「暴れ馬使いこなせ」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070823/20070823-00000060-nnn-pol.html

 内閣改造まで4日となった23日、自民党・武部前幹事長は「暴れ馬を使いこなせ」と人事に注文を付けた。

 武部前幹事長は「暴れ馬をきちんと使いこなす、そういう人事を安倍さんはやらねば。2年前の選挙は『小泉劇場』、今回の参院選は『赤城劇場』の印象。それに対し、安倍首相の対応も遅かった。『仲良しクラブ』だとか『お友達内閣』と言われていますが、(安倍首相には)謙虚に受け止めてもらわなくては。(安倍首相は)少し暗い。明るくしてもらわなくちゃ!」と述べた。

 人事の焦点は官房長官で、塩崎官房長官は交代との見方が強まっており、後任には町村前外相らの名前が挙がっている。起死回生の最後のチャンスとなる内閣改造まであと4日。安倍首相は正念場を迎えている。

1889片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 15:27:46
『首相指導力に国民疑問』 参院選 自民が総括報告書
2007年8月24日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007082402043546.html

 自民党参院選総括委員会の谷津義男委員長は二十四日午前、参院選の敗因は安倍晋三首相(党総裁)の指導力不足にあるなどとした報告書を首相官邸に提出した。谷津氏は同日午後、塩崎恭久官房長官と会い、内容を説明する。

 報告書は、年金記録不備問題、「政治とカネ」の問題、失言など閣僚不祥事の「逆風三点セット」が、国民の怒りと失望を招いたと分析。対応が後手に回り、処分も手ぬるかったことから「国民に(首相の)指導力、統治能力に疑問を呈された」と指摘した。

 また安倍首相誕生に貢献した議員を閣僚などに登用した論功行賞人事や郵政造反組を復党させたことについても、「首相が国民の側でなく、永田町の政治家の側に立っているイメージを持たれた」と批判した。政策面では、「『美しい国』や『戦後レジーム(体制)からの脱却』を争点にできなかった。政策の優先順位が民意とずれていなかったか」と問題点を挙げた。

 二十九ある改選一人区で六勝しかできなかったことについては「郡部の防波堤は決壊した。都市部との格差や置き去り感から、地方の反乱というべき猛烈な反発が広がっている」と分析した。

 今後の課題としては、(1)国民本位の政策実現能力と清廉で透明性のある内閣をつくる(2)地方や弱者が抱える痛みを解消するための具体的な将来展望を示す(3)新たな支持層の獲得−などを求めた。

1890片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 17:26:58
安倍、新閣僚候補30人に徹底的な“身体検査”
「問題大きい」中堅すでに失格
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007082428.html

23日、外遊先でインド美人に囲まれ、ご機嫌の安倍首相だが…(ロイター)
 安倍晋三首相は27日、政権の命運をかけ、内閣改造・自民党役員人事に臨む。参院選惨敗の要因が閣僚らの事務所費問題などにあったため、首相官邸は閣僚候補約30人をリストアップし、徹底的な“身体検査”を行っているという。組閣後、閣僚にスキャンダルが発覚すれば、それこそ「即死」となりかねない。安倍首相は、病巣なき人事で、末期症状を脱することができるのか。

 「これまで必ず首相外遊に同行していた井上義行首相秘書官が、今回のインドネシアなど3カ国歴訪には参加していない。身体検査の最後のツメをしているようだ」

 官邸周辺は語る。

 永田町の「身体検査」とは、首相官邸が閣僚候補について、金銭や異性のスキャンダル、暴力団らとの交際、家族の不祥事といった問題を抱えていないかを調査することを指す。

 今回の改造人事は、安倍首相にとって政権浮揚の最後のチャンス。失敗すれば支持率下落に歯止めがかからず、そのまま「退陣秒読み」となりかねない。さらに、新閣僚から、スキャンダルでも飛び出せば、「即退陣」の可能性まで囁かれる。だからこそ、徹底的な身体検査が行われている。

 永田町関係者は「すでに30人前後の政治家や民間人が閣僚候補リストに載せられ、チェックを受けているようだ」と明かす。約30人には派閥領袖クラスから初入閣組まで含まれているとされ、“病巣”を抱えた議員が含まれていたという。

 官邸周辺は「今回の検査は異例ともいえる厳格さで行われ、内閣情報調査室のスタッフが、政治スキャンダルに詳しいジャーナリストらに直接面会して調べている。テレビによく出てくる中堅議員も閣僚候補に挙がっていたが、『問題が大きい』と判断され、外されたようだ」と話す。

 橋本龍太郎内閣の首相秘書官として組閣を2回経験した江田憲司衆院議員(無所属)=写真=は「首相から秘書官に身体検査の指示があるのは組閣の1日前か数時間前。具体的な調査方法は守秘義務があって話せないが、政府が全力を挙げて閣僚候補を調べる。議員個々のデータベースがあるわけではない。ただ、メディアがつかんでいる情報以上に、政府は問題議員に関する独自情報を持っている」と語る。

 政府関係者によると、警察や公安調査庁などが集めた閣僚候補の情報を、首相官邸が内閣情報調査室を通じて吸い上げ、厳重な情報管理の下で、秘書官以下の官邸スタッフが身体検査を行うという。

 身体検査では何かしらの問題は出てくるが、「問題が深刻なら閣僚に任命されないが、軽微で『発覚しても大事にならない』と判断されれば任命される」(関係者)。

 昨年9月に安倍内閣が誕生した際も行われたはずだが、松岡利勝元農水相、佐田玄一郎前行革担当相や長勢甚遠法相ら次々と閣僚スキャンダルが炸裂した。赤城徳彦前農水相に至っては、松岡氏の後任という不手際もあり、党内外から「官邸は身体検査をまともにやったのか」という批判が続出した。

 江田氏も「松岡氏の後任に、赤城氏を任命するなど理解できない。官邸スタッフが公開情報である政治資金収支報告書をチェックすればよかっただけ。イロハのイであり、基本中の基本。それすらしていなかった」と呆れ果てる。

 このため、今回の検査は『政治とカネ』問題をより徹底させている。

 執行部は所属の全国会議員に対し、資金管理団体や政治団体の事務所費など経常経費について、公認会計士などの外部監査を受け、結果を報告するよう求めた。女性秘書による資金流用が発覚した塩崎恭久官房長官ら十数人が相次いで政治資金収支報告書を訂正している。十数人には入閣待望組も目立っている。

 一応、失敗の教訓は生きているようだが、江田氏は「参院選では、安倍内閣の危機管理能力が問われた。国民が生命と財産を預けているのに、初歩的な身体検査すらしなかった内閣に『ノー』が突き付けられた。対症療法で取り繕っても、表紙も中身も変えない限り、一度失った国民の信頼は戻らないのではないか」と話している。

ZAKZAK 2007/08/24

1891片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 17:31:31
森山裕氏が山崎派入り=自民
8月24日17時2分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070824-00000104-jij-pol

 自民党山崎派は24日昼の役員会で、森山裕衆院議員の入会を了承した。これにより、同派は36人(衆院33人、参院3人)となった。森山氏は郵政民営化造反組。同様に民営化に反対した武田良太、古川禎久両衆院議員も地元などとの調整がつき次第入会する見通し。

1892片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 20:09:44
郵政反対組3人、山崎派入会へ
2007年08月24日19時45分
http://www.asahi.com/politics/update/0824/TKY200708240355.html

 郵政民営化法案に反対し、昨年復党した森山裕衆院議員が24日、山崎派に入った。森山氏はこの日の同派の会合で「郵政民営化問題では反対し、武部勤幹事長(当時)に大変ご迷惑をかけた」と釈明。武部氏は「心から歓迎する。幹事長時代のことは運命と思って水に流していただきたい」と応じ、和解した。同じく反対組の古川禎久、武田良太両衆院議員も入会する意向だ。

 同派会長の山崎拓・元幹事長(衆院福岡2区)は昨年2月、いち早く反対組の復党を主張。もともと津島派だった森山氏は翌朝に山崎氏に礼状を書いた。昨年7月には山崎氏が森山氏ら九州選出の反対組4人を「拓亜会」としてインドネシア訪問に同伴した。

 復党反対の急先鋒(きゅうせんぽう)だった武部氏は、この日のあいさつで「私自身も森山先生に負けないぐらい心を痛めていた」と語った。

1893片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 22:12:28
自民党:内閣改造と党役員人事前に、ざわつく非主流派
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070825k0000m010123000c.html

 安倍晋三首相と距離を置く自民党非主流派の動きが、27日の内閣改造と党役員人事を前に目立ってきた。首相は派閥の推薦は受けない方針だが、参院選大敗を受け「挙党体制づくり」が叫ばれる中で、「一切相談がなかったこれまでとは様変わりするのではないか」との期待が広がっているためだ。ただ、政権の先行きを見越した損得勘定から「入閣すべきではない」との声も出ている。【中田卓二、堀井恵里子、小林多美子】

 ●次期総裁狙い?

 安倍政権発足時の人事で閣僚、党三役のいずれからも外された谷垣派は24日、派閥事務所で幹部が対応を協議した。

 同派は、参院選後の党代議士会で中谷元事務総長が公然と首相退陣論をぶつなど、政権批判を強めてきた。次期党総裁を狙う会長・谷垣禎一前財務相を擁する事情から、「要請されても、応じるべきでない」との声が強い。ただ、当選7回で入閣待ちが続く逢沢一郎議運委員長を抱えるほか、谷垣氏の処遇も取りざたされている。当の谷垣氏も「要請を受けるかどうかはそれぞれの判断」と煮えきらないのが実情だ。

 ●発言力強化

 「古賀幹事長の実現を目指すべきだ」。23日夜、東京都内で開かれた古賀派幹部の会合で、会長代理の太田誠一元総務庁長官は会長の古賀誠元幹事長が再び幹事長に就くべきだと気勢を上げた。

 幹事長には麻生太郎外相が有力視されているが、古賀派内には「小派閥から出る幹事長では何もできない」という嫉妬(しっと)が入り交じった複雑な感情がある。古賀氏は首相への批判を高める公明党にパイプを持つほか、民主党にも顔が利く。難しい国会運営を迫られる中で「調整役として打ってつけ」との見方もある。

 同派は昨年の総裁選で安倍氏を支持したが、首相が目に見える論功行賞を優先させたあおりで、入閣者はなかった。派としては、古賀氏の党三役入りと太田氏、岸田文雄衆院議員の入閣を実現させたい考えだ。

 ●沈黙が得策

 閣僚ゼロの津島派は今週、表立った動きを控えた。津島雄二会長が昨年9月の組閣前に「党三役の一つは確保したい」と発言し、「首相は推薦を受けないと言っているのに逆効果だ」と派内の反発を招いた経緯があり、沈黙した方が得策との判断があるとみられる。

 ただ、同派は参院選で所属議員を大幅に減らし、第2派閥としての存在感も低下、静観するしかないという事情もある。額賀福志郎元防衛庁長官、鴨下一郎元副厚生労働相らの党要職就任や入閣に期待をかけているが、幹部からは「武士は食わねど高ようじ」と過度の期待を自戒する声も出ている。

毎日新聞 2007年8月24日 21時08分

1894片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 22:14:07
「新しい閣僚に任せたい」小池防衛相、留任しない意向表明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070824i115.htm?from=main1

 【ニューデリー=栗林喜高】インド訪問中の小池防衛相は24日午後(日本時間24日夜)、ニューデリー市内のホテルで記者団に対し、27日に予定されている内閣改造に関して、「(海上自衛隊の)イージス艦情報流出事件で防衛省内の誰も責任を取っていない。私が責任を取りたい。人心を一新し、新しい閣僚に任せたい。私は(改造を機に)『辞める』と言っている」と述べ、留任する意向がないことを明らかにした。

 さらに、小池氏は、テロ対策特別措置法が11月1日に期限切れとなることに関して「しっかりと延長を実現してもらえる人にバトンタッチしたい」と語った。

 小池氏は9月召集の臨時国会を前に、積極的に外遊するなど、留任に前向きと見られ、その去就が注目されていた。

 小池氏をめぐっては、守屋武昌防衛次官と防衛次官人事に関して激しく対立し、首相の指示を受けた塩崎官房長官が介入する形で、小池氏の意向とは違う人事で決着した。混乱の収拾に時間がかかったことから、政府・与党内からは小池氏を批判する声が強まっていた。

 小池氏の発言について、政府筋は24日夜、「情報流出事件の責任を取ることは留任しない理由になっていない。小池氏は、内閣改造で交代させられると感じ取り、先手を打って続投しない意向を表明したのではないか」との見方を示した。

(2007年8月24日21時21分 読売新聞)

1895片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/24(金) 23:25:54
古賀元幹事長:「政策転換や人事も必要」と安倍政権に注文
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070825k0000m010159000c.html

 自民党の古賀誠元幹事長は24日夜、福岡市内で開かれた会合であいさつし、安倍政権への対応について「私どもは続投を決めているが、ただ無条件に認めるわけにはいかない。国民と自民党政治の考え方の違いが大きく、政策転換や人事(交代)も必要だろう」と述べた。首相に対しては「政治家は謙虚で誠実でなければならない。決して、自分の家系だけにプライドを持ってはいけない」と注文をつけた。

毎日新聞 2007年8月24日 23時03分 (最終更新時間 8月24日 23時14分)

1896片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/25(土) 18:16:48
小池防衛相の続投拒否に批判も 「支離滅裂だ」
2007年08月25日11時58分
http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY200708250092.html

 外遊先のインドで続投の意思がないことを明らかにした小池防衛相が25日午前、帰国し、成田空港で記者団に「(イージス艦情報流出など)情報漏洩(ろうえい)事案について、たとえ私の就任前であってもけじめをつけたい」と述べた。ただ「就任前の事案というのは最初から分かっているはずで、支離滅裂だ」(防衛省幹部)との声もあり、就任から2カ月弱で留任を拒否した小池氏の対応に批判が集まりそうだ。



インドから帰国し、記者の質問に答える小池防衛相=25日午前9時45分、成田空港で

 小池氏は記者団に「これから大事な国会が開かれる。国会審議がスムーズに進むためにも新しい方にやっていただくのがいい」と語り、秋の臨時国会で最大の焦点となるテロ対策特別措置法の延長を重視した対応であることを強調した。しかし周囲には「野党は何でも材料に使ってくる。私は布石を打ったから、新しい大臣がテロ特措法を通せばいい」と漏らしていることから、法案審議で矢面に立たされることを避けたとの見方もある。

 また小池氏は内閣改造後は自民党の役職に就きたい意向で、こうした考えは安倍首相にも伝えているものとみられる。

1897片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/25(土) 18:19:07
小池防衛相:閣外に去る意向も首相に伝える
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070825k0000e010026000c.html

インドから帰国し、記者の質問に答える小池百合子防衛相=成田空港で25日午前9時41分、佐々木順一撮影 小池百合子防衛相は25日午前、インドから帰国、成田空港で記者団に対し、防衛相続投を否定した発言に関連し「『これから党の一兵卒として安倍(晋三)首相を支える立場でしっかり働きたい』と首相にお伝えしている」と述べ、閣外に去る意向も首相に伝えたことを明らかにした。同時に「任命権者は首相なので私の意思と共に、首相が判断されること」とも述べた。首相に考えを伝えた時期については「以前よりお伝えしている」と説明、首相の態度については「申し上げられない」と言及を避けた。

 続投辞退の理由として事務次官人事問題に伴う混乱を改めて否定しながらも「国会審議がよりスムーズに進むためにも新しい方にやっていただいた方がいい」とも述べた。【田所柳子】

英文を読む
毎日新聞 2007年8月25日 11時18分 (最終更新時間 8月25日 12時45分)

1898片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/25(土) 18:47:26
自民参院選報告書 「敗軍の将」に批判集中 具体的対応策触れず
8月25日15時14分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070825-00000912-san-pol

 自民党が24日に決定した参院選の敗因を分析した報告書は、安倍晋三首相(党総裁)の政治手法や責任を問う異例とも言える厳しい内容になった。選挙戦では党首力や党のイメージを競う傾向が強まっているだけに、「選挙は個々の候補者が自力で戦うもの」(参院自民党幹部)との認識は過去のものとなりつつある。報告書でも、敗戦の責任追及は「敗軍の将」である安倍首相に集中した。(酒井充)
 加藤紘一元幹事長「いままでの選挙総括の中で一番優れている」
 野田毅元自治相「よくまとまっている」
 参院選総括委員会(委員長・谷津義男選対総局長)が報告書を提示した24日の党総務会は、安倍首相の続投に批判的な加藤氏らから、内容を評価する声が相次いだ。それほど安倍首相に対して厳しい総括だったという証左でもある。
 総括委は、参院選直後の今月1日の役員会で、安倍首相が「反省すべきは反省しなければならない」と指示したことを受け、設置された。連日のように党所属の国会議員や落選者、民間有識者らから意見聴取。出席した議員は全体の約3分の2にあたる274人にのぼった。このうち94議員が発言するなど党内の関心は高かった。
 首相に批判が集中した背景には、平成8年から衆院選に導入された小選挙区制の浸透が指摘されている。中選挙区制に比べて、従来の組織選挙が通用しないばかりか、党首をはじめとする党のイメージが当落を大きく左右するからだ。意見聴取では、「結果が悪かったのは大将が悪いからだ、と言う資格がみんなにあるのか」(島村宜伸元農水相)などの声は少数派にとどまった。
 参院選大敗の責任を負うべき現執行部が報告書をまとめたことにも、「現執行部が、いまだに総括のプロセスを管理しているのはおかしい」(太田誠一元総務庁長官)などの批判が出ている。
 一方、今後の課題として、地方への配慮や無党派層への浸透、党本部・地方組織の再編強化、広報戦略見直しなどを列挙した。しかし、いずれも参院選前から指摘された懸案ばかり。具体的な対応策や党再生の手がかりも見あたらなかった。

1899片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/26(日) 19:05:16
秋田のニュース:社説
社説:自民の参院選総括 民意とのズレ浮き彫り
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20070826az

 自民党が惨敗した参院選から早くも1カ月が過ぎようとしている。このところ政治的な話題が少ないのはなぜだろう。

 安倍晋三首相が外遊していたせいもあろう。その半面、民意とは裏腹な首相続投によって、事実上、「政治空白」が生まれているからという見方もあながち的外れではない。

 そんな中、自民が先の参院選を総括する報告をまとめた。一見すると、かなり踏み込んだ内容との印象を受ける。

 年金記録不備、政治とカネ、閣僚不祥事の「逆風3点セット」に加え、論功行賞人事や郵政造反組の復党問題なども真正面から取り上げて、敗因に迫ろうとしているからだ。

 異例といえる批判も展開している。例えば「首相には国民の目線に沿った政権運営が求められる」「政治は政党、政治家個々人のものではなく国民のものだ」などは相当痛烈だ。

 しかし、よく考えると、これらは極めて当たり前のことであり、参院選の前から度々指摘されてきたことなのである。

 言い換えれば、安倍政権や自民は当たり前から逸脱し、国民から「遊離」したまま、批判にもほとんど耳を傾けずに突っ走ってきたことになる。

 何よりよく分からないのは、安倍首相が続投を決めたこととの「整合性」である。

 総括は「国民から首相の指導力、統治能力に疑問を呈された」と分析。さらに「美しい国」や「戦後レジーム(体制)からの脱却」について「政策の優先順位が民意とずれていなかったか」と指摘しているのだ。

 いまさら繰り返すまでもなく、安倍首相は「私を選ぶか、小沢一郎民主党代表を選ぶか」と自ら参院選に政権選択の意味合いを持たせ、国民から「ノー」を突き付けられた。

 仮に参院選が政権選択ではなく中間評価だとしても、大敗したのだから、政策が信任されたとも到底言い難い。にもかかわらず安倍首相は「基本路線は国民の理解を得ている」と述べてはばからないのである。

 総括がこれだけ手厳しくなった以上、安倍首相はどんな根拠で続投するのか、あらためて国民に説明する必要がある。

 あす27日に予定される自民党役員人事と内閣改造は、どんな顔触れになるかの前に、安倍首相の続投理由が納得できるものなのかどうかが最大の焦点にならざるを得ない。

 今回の総括には特に地方として見逃せない分析も含まれている。地方は構造改革にもはや耐えられなくなっていることが盛り込まれているのだ。

 景気回復の遅さ、公共事業の削減、格差の進行など根深い問題が「地方の反乱」として参院選の結果となって表れたという。まさにその通りだろう。

 問題はどう対処していくかだ。しかし、総括は「地方や弱者の痛み解消」「中小企業対策」「地域再生」といった言葉を並べているだけで、肝心の具体策は先送りしている。

 「美しい」「レジーム」など抽象的な政策も結構だが、もっと実効性の高い地域施策を早急に立案、実施しないと、党再生がおぼつかないばかりか、地方は本当に崩壊してしまう。

(2007/08/26 11:05 更新)

1900片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/26(日) 20:34:26
背水改造:ドキュメント安倍政権(その1) 政治とカネ、火の粉再び
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070826ddm001010025000c.html

 参院選の惨敗から間もなく1カ月。インドネシア、インド、マレーシア3カ国訪問を終えた首相・安倍晋三は25日午後7時すぎ、羽田空港着の政府専用機で帰国した。1週間ぶりの日本。だが安倍の足元では、新たな火の粉が舞っていた。

 ◇事務所費で会見−−気色ばむ総務相

 「だってこれ、何も別に悪いことじゃないですよ。空計上でもない。本当に見てくださいよ、これ」。安倍が日本時間の25日昼、最終訪問地クアラルンプールを飛び立ったころ、東京・永田町では、安倍の信頼厚い総務相・菅義偉が緊急の記者会見を開いていた。

 自分の所有するビルに事務所費約2000万円を計上していた、という問題がこの日浮上。巨額の事務所費を政治家本人が受け取る、という仕組みのわかりにくさに、質問が集中した。「家賃を支払わなければ、無償供与になってしまう」。菅は領収書を突き出し、気色ばんで反論した。

 菅は昨年9月、安倍自民党総裁誕生の原動力となった「再チャレンジ支援議員連盟」の幹事長を務めた。「お友だち内閣」と揶揄(やゆ)される中でも、秋田の農家生まれのたたき上げ、「安倍チーム」には珍しい胆力の持ち主である菅は、改造内閣でも留任、あるいは官房長官への横すべりなどが取りざたされていた。

 27日に迫った今回の改造は、閣僚の「政治とカネ」が焦点になる。赤城徳彦前農相のような疑惑が発覚すれば、入閣しても即「命取り」となりかねない。その空気を感じ取る自民党国会議員からは、政治資金収支報告書の「疑問点」の訂正届け出が相次いでいる。

 「私にとってみれば、これ、政治生命かかってますから。だってそうでしょう?」。強い口調でこう語り、分厚い領収書の入った紙袋を、ドサッと報道陣に放り出すように差し出した菅。「安倍内閣では数少ない、実績を残した大臣」(所属する古賀派幹部)とあってか、自民党内では「こんなことで菅が撃ち落とされてしまうのは困る」といった声が上がる。

 だが、中には「次から次へと出て来て困ったもんだ」(選対総局長・谷津義男)と、ウンザリした反応も。倦土(けんど)重来を期す改造内閣が最初から「政治とカネ」で説明に追われる姿をさらしては、安倍の「再チャレンジ」を揺るがしかねない。

 帰国した安倍は皇居での記帳を経て公邸に。記者団の「人事は決まりましたか」の問いに無言。「誰かに会う予定は」に「ないよ」とだけ答え、公邸内に消えた。(敬称略)

毎日新聞 2007年8月26日 東京朝刊

1901片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/26(日) 20:36:02
背水改造:ドキュメント安倍政権(その2止) 小池防衛相、突然の宣言 党内冷ややか
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070826ddm002010127000c.html

 <1面からつづく>

 ◇続投しないより、させてもらえない、だ

 首相・安倍晋三が帰国する約10時間前の25日午前、防衛相・小池百合子もインド、パキスタン訪問から帰国した。ニューデリーで24日、突然の「続投しません」宣言をした小池。成田空港で記者団に囲まれると「私の決断は、言われているような人事問題ではございません」と言い切った。

 事務次官・守屋武昌との対立が、テレビのワイドショーで連日面白おかしく伝えられ、安倍との確執も取りざたされた小池。だが、記者団には「かねて情報保全が日本を守っていく意味で大変重要だと感じてきた」と述べ、イージス艦情報の持ち出し問題の責任をとっての決断だ、と強調した。

 臨時国会で最大の焦点となるテロ対策特別措置法の延長問題を控え、今回の防衛省人事のゴタゴタが尾を引くことを懸念する声も政府・与党内に強くあった。小池も周囲には「テロ特措法の審議に人事の混乱が影響することは避けたかった」と語っている。

 だが、自民党内や防衛省内の見方は小池に冷ややかだ。自民党党紀委員長の笹川尭は「続投しないより、させてもらえない、でしょう。続投させてもらえないんじゃ格好悪いから」と語る。

 ニューデリーでの小池発言を聞いた守屋も、24日夜、周辺に「情報保全の責任をとるべきだ、と最初から(自分に)言えばよかった。クルクル言っていることが変わる」と漏らした。

 成田空港での即席会見の最後で「これから一兵卒として首相を支える立場で働きたい」と語った小池。「以上、失礼します」と一方的に会見を打ち切り、立ち去った。「一兵卒と言ったんだから、(他の閣僚への)横すべりもなしでしょう」と自民党幹部は言った。

 一方、安倍より一足早く24日に中東・中南米訪問から帰国した外相・麻生太郎は同日夜、麻生派の会合に出席し、幹部と意見交換。幹事長就任が確実視されているが、自分の去就については「連絡がない。ない以上は、家にいるしかない」と派内の仲間に語った。

 25日は東京都内でマッサージを受けるなどのんびり過ごした後、安倍の帰国に合わせるかのように同夜、渋谷区の自宅に戻った。(敬称略)

毎日新聞 2007年8月26日 東京朝刊

1902片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 07:32:29
農相に遠藤武氏農政通に期待感体質の強化に意欲
地元事務所お祝いムード 讀賣山形

入閣の知らせを受け、わき返る遠藤武彦さんの地元事務所(米沢市門東町で)

 エンタケさん、初入閣――。27日に発足した安倍改造内閣で、衆院山形2区選出の自民・遠藤武彦さん(68)が農林水産大臣に就任した。県選出国会議員が国務大臣に就任したのは、1996年11月の第2次橋本内閣で科学技術庁長官に就任した近岡理一郎さん以来。農水副大臣を務めるなど、農政に明るいことが評価された。県内からは、農村地域の活性化や地域間格差の是正などで遠藤新農相の手腕に期待する声が上がった。


 東京・永田町の衆院議員会館内にある遠藤さんの事務所には、午後3時50分に首相秘書官から電話連絡が入った。秘書官は閣僚名には触れず、「官邸に来てください」とだけ伝えた。

 遠藤さんは事務所内で組閣情報を伝えるテレビ番組を見ており、「まだ農相が決まっていないなあ」などとつぶやいていたが、電話を受けてネクタイを締め直し、首相官邸に向かったという。閣僚名簿の発表後、事務所にはお祝いのランの鉢植えや電報が続々と届き、電話は鳴りっぱなしで、秘書らが応対に追われた。

 農相として官邸で初めての記者会見に臨んだ遠藤さんは、やや緊張した面持ち。「農業は食料生産だけでなく、多面的な様々な価値を持つ産業。農村の活性化が地域の再生につながるよう、政策の展開を図りたい」と抱負を述べ、「地方が良くならなければ国が良くなるわけがない。グローバル化に対応できる農業の体質強化にあらゆる角度から取り組む」と強調した。

 記者が「昨年度の食料自給率が40%を切ったが」と質問すると、遠藤さんはすかさず「それはカロリーベース。穀物ベースで言うなら27、28%だ。自給率というのはカロリー、穀物、金額のいずれでもみる必要がある。日本の場合は、食料をどれくらい海外に依存しているかという依存率を問題にしていく必要があるのではないか」と切り返し、農政通ぶりを見せていた。

 一方、「政治とカネ」の問題についての質問には「政治資金収支報告書を訂正したという報告は受けていない。政治資金はできる限り透明であるべき。説明責任も持っていると思う」と答えた。


 遠藤さんの地元・米沢市の事務所では、午後4時前から支持者数人が集まり、テレビに見入った。閣僚名簿が発表され、農相就任が決まると大きな拍手がわき起こり、お祝いの電話が相次いだ。事務所には市議や県議らも次々と駆けつけ、祝賀ムードに包まれた。

 遠藤武彦後援会の大友久太郎会長は「前からこの日の来るのを待ち望んでいた。選挙民に訴えてきた地方活性化、農業活性化のため、経験を生かして頑張ってほしい」と笑顔で話し、選挙区内の地方議員でつくる支援議員団会長の山村明・米沢市議会議長は「一番望んでいたポスト。これほど素晴らしいことはない。農水行政のかじ取りをしっかり行ってもらえると信じている」と期待を込めた。

 斎藤知事は27日夕、県庁で記者会見。早速遠藤さんに電話でお祝いの言葉を伝えたことを明らかにした斎藤知事は、「清廉潔白の人柄にほれ込んでいる。副大臣も歴任し、BSE(牛海綿状脳症)対策でも苦労された。政策全般に精通した適任者」と述べ、遠藤さんへの期待を示した。

 また、自民党県連の今井栄喜副会長は、「農政通で知られる遠藤武彦先生が農相に就任したことは喜ばしい。政策を重視した人事」と評価した。県農協中央会の遠藤芳雄会長も「農政の大転換の中、『地方が良くならなければ、国が良くなるはずがない』との政治理念に向けて、遠藤新大臣のリーダーシップに大いに期待する」とのコメントを発表した。

(2007年8月28日 読売新聞)

1903片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 07:33:51
自民衆院1区支部福島で「移動政調会」道路整備関連の要望目立つ 讀賣福島

 自民党の衆院福島1選挙区支部は27日、福島市の党県連会館で、自治体や各種団体の要望を聴く「移動政調会」を開催した。道路整備に絡む要望が大半を占め、道路特定財源の維持を強く求める声も出された。予算編成作業の本格化を前に毎年行っており、各支部が各地で順次開いていく。

 会には福島市、飯野町や福島商議所、各種組合、党支部など14団体が参加。1区支部長の佐藤剛男衆院議員、佐藤憲保県連政調会長、1区内の選出県会議員との対面形式で要望を行った。

 佐藤政調会長はあいさつで「(自民党の参院選惨敗は)地方の反乱。政策が地方に向いていなかった。十二分に党本部も認識したはず」と地方重視の姿勢への転換を党本部に強く促していくことを改めて強調した。

(2007年8月28日 読売新聞)

1904片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 07:34:42
財務相に額賀氏 「重要ポスト」で期待感  讀賣茨城

 額賀福志郎氏(衆院茨城2区)の財務相入閣が決まった。今月はじめ、赤城徳彦氏(同1区)が事務所費問題で農相更迭に追い込まれたばかりだけに、自民党県連には「重要ポストへの起用で、嫌なムードも払しょくされるのでは」と期待が広がった。

 財務省の意向で地方交付税が削減され、地方財政は厳しさを増しており、橋本知事は「地方交付税の確保など地域格差の是正にも十分配慮した活躍を期待している」との談話を発表。自民党県連の長谷川大紋幹事長も「財政的にも予算上も地方に重点配分して頂きたい」とコメントした。

 額賀氏の入閣は、2005年10月の第3次小泉改造内閣で防衛長官に就任して以来。当時も事前連絡のない「サプライズ人事」だったが、宮久保衛秘書(49)によると、額賀氏は24日夜、「どうなるか全く分からない」と話していたという。

 額賀氏は党内第2派閥・津島派の「プリンス」と呼ばれている。松田千春・潮来市長は「(自民党)総裁選に向けて視野が広がった」と語り、後援会幹部の行方市於下、農業川尻幸雄さん(80)も「財務相の経験を経て、総裁選への道も近くなる」と期待感を示した。

 ただ、「派閥の力は弱まっており、額賀氏が派の実力者になってもどこまで意味があるか」(国会議員秘書)と冷めた見方も。後援会幹部の行方市四鹿、農業金田タカ子さん(60)は「多難な時期だけに、閣僚にならないほうがいいという気持ちもあるが、やるからには頑張って」と複雑な様子だった。

(2007年8月28日 読売新聞)

1905片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 07:35:48
渡辺氏留任、金融相兼務 足銀問題、「中立」強調
地元からは歓迎の声 讀賣栃木

 27日発足した安倍改造内閣では、衆院栃木3区選出の渡辺喜美・行政改革相が留任し、新たに足利銀行の受け皿選定を担当する金融相を兼任する。渡辺氏は同日、読売新聞の取材に対し、足銀の受け皿問題について「国務大臣として厳正にやらせて頂く」と述べ、中立的立場で選定する考えを明らかにした。

 渡辺氏は、受け皿候補を絞り込む基本的な考えとして、〈1〉金融機関として長続きする〈2〉財務が健全で適切なガバナンス(企業統治)が維持できる〈3〉栃木県を中心とする利用者の信頼が確立できる〈4〉中小企業金融の円滑化に努め、地域産業の活性化に貢献できる〈5〉公的負担の極小化――の5点を挙げた。さらに、「そう時間をかけずに、秋口には(最終決定を行う)第三段階に入るだろう」との見通しを示した。

 渡辺氏は、官邸で行った就任記者会見でも、足銀問題について「私の地元ではあるが、国民・国家・政府の立場で判断したい」と述べ、中立姿勢を強調した。

 地元の事情を熟知した金融相の誕生に、地元からは歓迎の声が上がった。

 福田知事は「最終局面を迎える足銀の受け皿選定に大きな力となるものであり、元金融相の与謝野氏の内閣官房長官就任と併せて、大変心強く感じている」と期待を寄せた。自民党県連の森山真弓会長は「地元の意見を分かっている人が金融相に就任するのは喜ばしい。県民の方向を向いた受け皿選定をしてほしい」と述べ、公明党県本部の遠藤乙彦代表も「金融に精通し、地元のことも十分把握している」と評価した。

 渡辺氏は、金融、財政分野の政策通として知られ、1998年の金融国会では「政策新人類」の一人として活躍した。行革相として公務員制度改革関連法成立などに尽力したことも、安倍首相に評価されたとみられる。

 ただ、渡辺氏は足銀破たん・一時国有化以降、県に対し、「県民銀行論」や「県出資論」を強く求めた経緯がある。このため、経済界からは「私見を押しつけるのではないか」と懸念する声も出ている。

     ◇

 渡辺氏の閣内留任を受け、那須塩原市の地元事務所にも、支持者からのお祝いの電話が相次いだ。ある秘書は「一時は閣僚全取り換えという空気だったので、ホッとした」と話し、後援会総連合会の臼井亮平会長は「一生懸命勉強してきた結果であり、大変うれしい。大いに頑張ってほしい」と喜んでいた。

(2007年8月28日 読売新聞)

1906片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 07:37:13
「安定感あり」自民 「改革薄れた」民主
安倍改造内閣発足 讀賣群馬

 安倍改造内閣が発足した27日、県内の政党関係者からは、その顔ぶれなどについて、自民党などから「安定感がある」と評価する声があがる一方で、民主党などは「改革姿勢が薄れた」と批判した。

 自民党県連の金子泰造幹事長は、「派手さはないが、実行力や安定感という点で期待できる顔ぶれ。着実に成果をあげ、国民の信頼回復に努力してもらいたい」と話した。笹川尭会長の衆院議運委員長就任については、「難しい運営を求められるだろうが、経験を生かして手腕を発揮してほしい」とエールを送った。

 公明党県本部の加藤修一代表は、「国民が期待する生活に直結した問題、特に地方経済や雇用の問題をしっかりやってほしい」と話した。

 一方、民主党県連の石関貴史衆院議員は、「ベテラン重視の人選で改革姿勢が薄れ、安倍総理がこれから何を目指すのかわからなくなった。最後の自民党内閣になるのではないか」との談話を発表。フォーラム群馬代表の黒沢孝行県議は、「人心一新と言いながら留任も多く、参院選で国民が突きつけた『ノー』に答えていない」と話した。

 共産党県委員会の小菅啓司委員長は、「続投した時点で、どれだけ改造しても限界がある」と述べた。

 また、大沢知事は、「山積する課題解決に全力で取り組み、一日も早く国民から信頼されるようご期待申し上げる」との談話を発表した。

(2007年8月27日 読売新聞)

1907片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 07:47:42
安倍改造内閣「仕事できる」「苦しい出発」 讀賣京都

 参院選での与党の大敗を受け、27日発足した安倍改造内閣に対し、府内の関係者らは「仕事ができる人が配置された」「総理が変わらない限り、一新とはいかない」などと様々な反応を示した。

 自民党府連の田中セツ子幹事長は「バランスを考えた人事。あとは安倍首相がリーダーシップを発揮できるかが問題」と指摘。公明党府本部の角替豊代表は「仕事ができる人が配置された。格差解消など国民が望む分野で、安倍首相の指導力が示されれば、期待できる」と話した。

 一方、野党では、民主党府連の宇都宮壮一幹事長は「人心一新と言うが、総理そのものが変わらない限り、一新とはいかない」と批判し、共産党府委員会の渡辺和俊委員長も「本来ならば安倍首相が辞めるべきだった。根本から民意とは違う苦しい出発」と話した。

 山田知事は、増田寛也・前岩手県知事が総務相になったことを「地方重視の現れ」と評価。桝本頼兼・京都市長は「新たな布陣での確かなかじ取りを期待する」、京都商工会議所の立石義雄会頭は「改革路線を継続し、地方活性化にも配慮したことは評価できる」とコメントした。

 改造内閣で、府選出国会議員は、伊吹文明衆院議員(京都1区)が文科相に留任している。

(2007年8月28日 読売新聞)

1908片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 07:53:14
「格差是正を」「新鮮味ない」
安倍内閣改造 讀賣香川

 安倍政権の内閣改造が行われた27日、県内の主な政党の関係者からは「地方での格差の是正にきちんと取り組んでいってほしい」「手堅さはあるが、新鮮味がない」など様々な声が上がった。どの党も今後の内閣支持率の動向を注視しながら、次の衆院選をにらみ、組織の強化や、党勢拡大の戦略を練り始めている。県民からは「これからの様子をしっかりと見たうえで、判断したい」といった声も聞かれた。

 内閣支持率の低迷に悩んできた連立与党側。先月の参院選で現職の閣僚経験者が敗れた自民党県連では、組橋啓輔幹事長が「増田前岩手県知事も目玉人事で入閣し、地方にも気を遣ったのだと思う。これに応えてわれわれも県組織を立て直していきたい」と期待を寄せた。ただ、参院選を振り返って「組織だけでは厳しい。幅広くアピールできる候補者選びも考えないといけない」と話し、近く開く常任幹事会で、国会議員らと選挙戦略や党活動の見直しを話し合うという。

 また、公明党県本部の都築信行代表は「自民に言うべきことは言うという姿勢での閣内協力。新内閣はしっかりと、地方格差や生活の問題を考えてほしい」と注文をつけた。

 一方、野党側は新内閣への「対決姿勢」を鮮明にした。

 民主党県連代表の小川淳也衆院議員は「追い込まれた末、ベテランを並べたという印象。増田氏や舛添氏の起用は新鮮だが、いくら肉付けを厚くしたところで、肝心の安倍さんが同じでは期待を寄せるのは難しい」と話した。

 社民党県連の奥田研二代表は「手堅さを感じる反面、新鮮味がなく、安定内閣とは思えない」。参院選では独自候補擁立を断念したが、「解散総選挙はそう遠くないだろう。衆院選ではまずは確実に1人出したい」と力を込めた。

 共産党県委員会の田村守男委員長は「参院選の結果は自公政権にNOを突きつけたもので、安倍内閣は退陣すべきだった。反省を抜きに居座り、顔ぶれを替えても解決はしない」と批判を強めている。

 街の中でもいろいろな声が聞かれた。さぬき市大川町の無職赤松利夫さん(80)は「前回の組閣よりは経験のある人が増えたのではないか。しかし、舛添厚労相の入閣は、自民党の参院選大敗を受けての人気取りとしか思えない」。また、高松市丸亀町、会社員古山裕子さん(29)は「前の閣僚はどういう基準で選ばれたのか疑問に思う人が多かった。今回はしっかり調査したそうなので信用したいが、本来はクリーンであることと、大臣の資質とは別物のはず。しばらく様子を見てから、よしあしを判断したい」と話していた。

(2007年8月28日 読売新聞)

1909片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 07:55:40
活躍期待、地元がエール・・・安倍改造内閣、自民党三役起用で 讀賣福岡

 安倍改造内閣と自民党三役に、県内関係としては、麻生幹事長(衆院福岡8区)、北九州市出身の舛添厚労相らが起用され、27日、地元の後援会関係者らからは、国や同党のかじ取りへの期待感が高まった。また、次期衆院選の県内選挙をにらみ、自民党県連は一定の評価を示したが、他党の幹部は「内向きの人事」などと、冷ややかな見方が目立った。

 麻生幹事長の飯塚市吉原町の事務所には、祝福する電話が相次ぎ、秘書らが対応に追われた。就任要請を受けたことを26日夜に知らされていた猿渡修一所長は「党を取り巻く情勢は厳しいが、再生の課題に前向きに取り組んでくれると信じている」と話した。

 直方市後援会長の内藤博俊・直方商工会議所会頭は「県や直方市の発展にとって大変喜ばしい。(前回参院選の惨敗で)厳しいポストだが、信念と行動力で乗り切ってほしい」との談話を発表。飯塚商工会議所の鶴原國夫副会頭は「次期首相への就任も期待できる人事。中小企業も潤う政策を打ち出してくれるのでは」と歓迎した。

 一方、舛添厚労相の八幡高時代の同級生、塩塚規平さん(58)は「『北九州のためには動かない。国のために動く』とはっきり言う男。彼が信念に基づいて働くことが、北九州のためにもなる」。同高同窓会「誠鏡会」の同期会長を務める森好一さん(58)は「(舛添厚労相の)介護体験の講演を何度か聞いたが、福祉問題への真剣さが伝わった。年金問題も勉強しており、やってくれる」と期待を寄せた。

 鳩山法相(衆院福岡6区)の久留米市の事務所では、秘書ら約10人がテレビを見守り、入閣の一報に「オーッ」とどよめきが上がった。秘書の一人は「予想していなかったので驚いた」。

 2005年の衆院選で、東京2区からくら替えした当時、選対本部長だった土井弥一郎さん(66)は「身の清らかさが法相に選ばれた理由では」と話した。

 久留米市の江藤守国市長は「安全で安心な暮らしを支える法相として活躍されることを期待します」との談話を発表した。

 泉国家公安委員長は旧吉井町(現うきは市)出身。福岡市博多区の事務所では、秘書らが「期待通りになりうれしい」と喜んでいた。

 組閣を受けて、自民党県連の三役は27日、福岡市博多区の県連事務所で記者会見。新宮松比古(まつひこ)会長は、参院選で惨敗した安倍首相の下での組閣について「次期衆院選を戦えるのか、懸念している」と率直に不満を示したうえで、「重厚な顔ぶれでもあり、国民の視線で政策に取り組んでほしい」と注文を付けた。

 麻生幹事長については「責任は重くなるだろうが、思い切った党改革を大いに期待したい。ゆくゆくは総理にも」とエールを送った。

 公明党県本部の森下博司幹事長は「実力者が集まった内閣」と評価。「野党は解散、総選挙に持っていこうとするだろうが、年金問題などに前向きに取り組んで、乗り切ってほしい」と期待を寄せた。

 民主党県連の藤田一枝副代表は「党内の取りまとめに腐心した感じ。内向きの閣僚人事で、国民に対するメッセージが見えない」と批判。

 同県連は、県内の衆院11選挙区のうち、立候補予定者を決めていない5区について9月中にもめどを付ける予定で、城井崇副代表も「参院選で示された民意を、安倍首相は理解していない。一日も早い解散、総選挙を求めたい」と意気込んだ。

 共産党県委員会の岡野隆委員長は「党内調整だけに終始した人事。党運営に批判的な舛添氏の厚労相への起用も“抱き込み”にも見える」と指摘。社民党県連合の豊島正章幹事長も「古い自民党の体質に逆戻りした」と批判。「テロ特措法延長の審議に入る臨時国会が山場。来たるべき総選挙に向けて、態勢づくりを急ぎたい」とした。

(2007年8月28日 読売新聞)

1910片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 08:40:40
麻生幹事長:地方交付税の算定基準に森林面積も 格差是正
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070828k0000m010165000c.html

 自民党の麻生太郎幹事長は27日のテレビ朝日の報道番組で、都市と地方の財政力格差を是正するため、地方交付税の算定基準に森林面積などを加え、地方により手厚く配分するよう検討する考えを示した。麻生氏は「地方の治山治水のおかげで都市はいい生活ができている。そうしたことに配慮するのが大事な観点のひとつだ」と語った。

 総務省は、竹中平蔵元総務相の提案に基づき、交付税を人口や面積に応じて配分する方向で検討している。これに対し麻生氏は「人口に応じた配分ではどうしても都市に(予算が)多く行く」と、再検討が必要との認識を示した。【竹島一登】

毎日新聞 2007年8月28日 0時55分

増田総務相:放送法改正案修正を行う可能性を示唆 
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070828k0000e010003000c.html

 増田寛也総務相は27日の初閣議後の会見で、通常国会で継続審議となった放送法改正案について、「(参院選の結果)参院の様子がまったく変わった。対応を変える必要があるのかどうか、十分に精査したい」と述べ、内容の修正などを行う可能性を示唆した。

 同法案は、捏造(ねつぞう)番組を放送した放送局に対して再発防止計画の提出を求める行政処分の新設などが盛り込まれ、放送業界が「表現の自由が阻害されかねない」と反発、民主党も反対している。増田総務相の発言は、参院選での民主党の大勝を踏まえたもの。

 また、NHK受信料値下げ問題に関しては、「(受信料支払いの)義務化と経営改革、値下げはセットで考えないといけない」と指摘し、「国民の理解を得られるようにやっていただきたい」と述べた。【尾村洋介】

毎日新聞 2007年8月28日 8時08分

1911片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 08:41:26
安倍改造内閣:発足 新閣僚、「身体検査」お墨付き 「身ぎれいさ」強調
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070828ddm041010165000c.html

 安倍改造内閣が27日、発足した。事務所費など「政治とカネ」に絡んで新たに問題が発覚すれば、政権の崩壊につながりかねない危うさを抱えた中でのスタート。「政治資金は適正に処理してきた」「公認会計士を入れて徹底的に調べた」−−。官邸の「身体検査」を経た新閣僚は、初の会見で身ぎれいさを強調した。【日下部聡、加藤隆寛、長野宏美】

 松岡利勝氏が不透明な事務所費問題で批判を浴びて自殺、後任の赤城徳彦氏も同様の問題で辞任した農相ポスト。新農相の遠藤武彦氏は入閣にあたって政治資金収支報告の訂正などは「した、という報告は受けておりません」と回答した。会見後記者団に、前任者2人の不祥事について問われると、「(首相から)特別言われたこともないし、私自身は別の問題だと思っている」と語気を強めた。

 赤城前農相も6月12日の参院農水委員会で、農相に任命された時、安倍晋三首相から「政治とカネ」についてどんな指示があったのかを問われ「特にご指示はなかった」と答弁していた。

 派閥領袖の町村信孝外相。「かなり前から透明性を高めるため努力してきた。現時点で問題はない」と自信を見せた。しかし「仮に発覚した時の対処は」と問われると「仮定の問題に答える意味はない」と突っぱねた。

 一方、鳩山邦夫法相は「私自身が細かいことを知っているわけではない」と事務方任せであることを明かし「疑念を持たれないよう事務所に言っている」と話した。逆に1月に事務所費が問題化した伊吹文明文部科学相は「すべて自分で決裁している」とした。

 こうした中、岸田文雄沖縄・北方担当相は「やましいところはないと信じている」と述べたうえで、入閣に際して政治資金収支報告書を訂正したことを明らかにした。03年と04年の政治活動費の領収書について「手書きで不十分なものがあったので、正式のものを追加添付した」という。車両維持費やパーティー開催費など2年間で1100万円分の領収書が対象。入閣に合わせるように27日付で訂正を届け出た。

 すべての政治団体で、収支報告書には1円以上の支出から領収書を添付する。この「1円領収書」制度を導入するかどうかが現在、政治改革の大きな焦点となっている。しかし「賛成」と明言したのは、舛添要一厚生労働相と上川陽子少子化担当相の2人のみ。その他の閣僚は「結論に従う」などと述べるにとどまった。

 去就が注目された小池百合子防衛相は、本人の発言通り閣外に去った。一方、サプライズ人事の目玉は、安倍晋三首相の続投を批判していた舛添要一氏の厚生労働相抜てきだった。

 ●小池百合子前防衛相

 防衛次官人事をめぐる混乱の中、わずか55日間で退任となった小池百合子前防衛相。27日、防衛省内で行われた「さよなら」会見では「国家の最重要部門にかかわり、まさに女子の本懐」などと淡々と述べ、強気の「小池節」は最後までゆらがなかった。

 初の女性防衛相。ライス米国務長官など海外の要人と会談を重ね、はた目には積極的に残留をアピールしているようだった。会見では、米極東軍司令官だったマッカーサーの言葉を引用し「国防についてはアイ・シャル・リターン(私は必ず戻ってくる)の気持ちでがんばりたい」と言い切った。

 会見途中には、少し目を赤らめる場面も。「目が赤いですが」との問いに「クールにやっておりますので」と切り返した。【本多健】

 ●舛添要一厚労相

 「批判すべきは批判する。しかし今は一体となって自民党を立て直さなきゃいけない」。舛添要一氏は、参院選のさなかに自民大敗の予想を公言し、安倍首相の続投表明も「フライングだ」などと非難したが、就任会見では協力姿勢を強調した。

 政界入り前は認知症の母の遠距離介護を5年続け、体験を赤裸々につづった本がベストセラーに。「私は産婦人科の問題をずっと追及してきた」「(参院議員になって)6年間、社会保険庁と格闘してきたのが実感」。課題が山積の厚生労働行政に対する熱意を、よどみなく語った。

 前任の柳沢伯夫氏が「女性は産む機械」発言で窮地に立たされたこともあり、厚労省職員には新大臣の弁舌に期待と不安が入り交じる。ある職員は「トップダウンが多くなりそう。不用意な発言で墓穴を掘らなければいいけれど……」と苦笑した。【清水健二】

1912片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 08:41:58
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 「問題発覚したらどう対応?」各閣僚の回答

与謝野官房長官  資料で説明責任を果たす

町村外相     仮定の問題に答える意味なし

舛添厚労相    適切に処理したい

冬柴国交相    誠心誠意説明する

額賀財務相    国民に説明し、透明性保つ

上川少子化相   しっかりと明確に説明する

鳩山法相     十二分の説明をする

遠藤農相     説明責任があると思う

泉国家公安委員長 不審点あれば説明する

高村防衛相    速やかに正確に説明したい

岸田沖縄・北方相 説明責任を果たす

鴨下環境相    極力、透明度を上げていく

伊吹文科相    どの政治家も身を正すべきだ

渡辺金融・行革相 真摯(しんし)に対応する

甘利経産相    きちんと説明する

毎日新聞 2007年8月28日 東京朝刊

1913片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 08:42:19
安倍改造内閣:発足 課題の山に厳しい声 誰がやっても…/格差なくして
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070828ddm041010155000c.html

 自民党が参院選で歴史的な大敗を喫してから約1カ月。格差、年金問題、「政治とカネ」と、課題は山積したままだ。有権者たちは安倍改造内閣をどう見ているのか。

 北海道網走市の郵便局員、近藤政幸さん(57)は「安倍晋三首相は参院選で大敗し、もうリーダーシップを取れないだろう。期待していない」と冷ややか。参院選では「政治とカネ」問題に嫌気がさして民主党に投票したという。「北海道は過疎地が多い。(格差を)解消してほしいが、(安倍政権では)誰がやっても難しいだろう。民主党の方がまだ期待が持てる」と言う。「続投したからには、まず年金問題に着手して」

 「国任せにせず地方自治をやっていた人だから、違った視点で取り組めることもあるはず」。福岡市中央区のライター、久米美都子さん(42)は、増田寛也・前岩手県知事の総務相への起用に期待を寄せる。「地域格差の是正」について、久米さんは「ばらまき路線」の復活では意味がないと考える。「日本はどこへ行ってもよく整備されているが、国民に元気がない。成熟期を迎えた国として、ハコモノばかりではない新しい価値観で国造りを進めてほしい」と注文を付けた。

 東京都文京区の無職、丹羽節子さん(67)は2年前から年金暮らし。参院選は民主党に入れた。年金問題や「政治とカネ」、閣僚の失言問題の対処が悪く、自民党は薄汚れた感じがしたからだ。「安倍首相か小沢一郎さんかの選択を迫る選挙で負けたのに、続投は考えられない」と厳しい。それでも、「3人の子どもたちは、もらえるか分からないまま年金を払い続けている。払ったものは受け取れるよう安心させてほしい。厚生労働相の舛添要一さんは母親の介護をしていたから、(国民の苦労を)分かってくれるだろう」。

 愛知県岡崎市でマンションを販売する会社員、木村裕一さん(28)は、参院選では「2大政党制を」と民主党に投票した。仕事を通し「地域の主力企業の自動車メーカー社員は、待遇が安定して住宅取得もできる。しかし非正規社員や他産業は年収400万円程度の人も多く、住宅を持つのは難しい」と実感する。「支持率が落ちた首相がどこまで指導力が発揮できるかわからないが、新内閣は格差をなくす取り組みを」と望む。

 ◇官僚主導の懸念も−−御厨(みくりや)貴・東大教授(政治学)の話

 適材適所とは言い難い陣容で50点を下回る。町村、額賀、高村氏などは派閥の実力者を順当に置いた印象だが、本来は国際政治が専門の舛添氏を厚生労働相にしたり「なぜこの人が?」と思わせる人事も目につく。官僚主導に陥りかねない配置で、トップの安倍首相の考え方も見えてこない。現状を活気づけ、長期政権を狙う顔ぶれとは到底思えない。

 ◇古い体質に戻った−−伊藤惇夫・政治アナリストの話

 45点。町村氏や高村氏など派閥の長を多く起用して「脱お友達、脱仲良し」を意識したうえ舛添氏や増田氏のサプライズを狙ったのだろうがあまり新鮮味はない。自民党の古い体質に戻った印象だ。疑問なのは麻生氏の幹事長起用だ。野党にパイプの少ない麻生氏起用は選挙向きの布陣ではないか。時間がたたぬうちに失言やスキャンダルが出れば窮地に立たされるだけに、厳しいかじ取りを迫られる。

毎日新聞 2007年8月28日 東京朝刊

1914片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 08:43:43
改造内閣:キーワードの一つは「政治とカネ」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070828k0000m010116000c.html

法相への就任が決まり会見で記者の質問に答える鳩山邦夫氏=首相官邸で27日午後5時24分、木葉健二撮影

沖縄・北方担当相への就任が決まり会見で記者の質問に答える岸田文雄氏=首相官邸で27日午後6時9分、木葉健二撮影 今回の内閣改造のキーワードの一つは「政治とカネ」だった。永田町で「身体検査」と呼ばれる入閣候補の身辺調査には「かつてないほどの異例の時間」(政府関係者)がかけられ、少しでも問題があれば、その段階でリストからはずされていったとみられる。

 入閣が有力視されながら見送られた自民党の矢野哲朗前参院国対委員長のケースが象徴的だ。怒りがおさまらない矢野氏は27日夜、東京・麹町の参院議員宿舎のロビーで、まず与謝野馨官房長官に電話し「なぜ私は入閣できなかったのですか」と問いただした。与謝野氏から明確な答えを引き出せなかった矢野氏は安倍晋三首相の秘書官に電話。コールバックがあって首相が電話に出た。

 矢野氏は「私の政治生命がかかっている。なぜダメだったのかをはっきり言っていただかないと困る」と執ように食い下がった。首相が「あなたには身体検査に関し問題がある」と指摘すると、矢野氏は「だったら、私に直接確認してくれればいいじゃないですか。週に1回は会っている仲なんだから」となじったという。

 昨年9月発足の安倍内閣では、閣僚を巡る「政治とカネ」の問題が相次いで発覚。それが内閣支持率低落につながり、求心力が衰えた。改造内閣で新たな問題が浮上した場合、政権の命取りになりかねないだけに、首相は「クリーンであること」を重視する組閣を念頭に置いたとみられる。

 人事が迫る中でも、塩崎恭久官房長官(当時)の領収書二重添付、菅義偉前総務相(当時)の事務所費問題が指摘された。塩崎氏は残留の可能性は低いとみられていたが、この問題が閣外に去る決め手になったという分析がある。官房長官への横滑りなどが取りざたされた菅氏が自民党選対総局長に就いたことも「政治とカネ」が重視されたことをうかがわせる例となった。【中田卓二】

毎日新聞 2007年8月27日 21時38分 (最終更新時間 8月28日 2時37分)

1915片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 08:47:25
安倍改造内閣 与党、評価の声大勢 反安倍勢力・参院は不満
8月28日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070828-00000065-san-pol

 安倍改造内閣の閣僚の顔ぶれは「挙党態勢」を求める自民党内の声に配慮した形となり、安倍晋三首相に対する批判の声は大きなうねりとはなっていない。ただ、くすぶる不満の火種が、いつ発火してもおかしくなさそうだ。

 安倍晋三首相の続投に批判的だった加藤紘一元幹事長は27日夕、「党内で文句を言わないでくれという『押さえ内閣』だ。10年前、15年前の内閣のつくりだ」と痛烈に皮肉った。

 一方、今回も入閣者がゼロとなった谷垣派は、安倍首相との距離がさらに広がり、「遺憾な人事だ」と不満の声が漏れた。首相と一定の距離を置く古賀派からも「重みのありそうな内閣にみえるが、いずれボロが出るだろう」とのささやきが聞こえる。

 ただ、各派の領袖クラスが顔をそろえる布陣だけに「今までの内閣よりは手堅い顔ぶれだ」(山崎拓元副総裁)、「バランスが取れており、挙党態勢に腐心したようだ」(津島派幹部)など、一定の評価をする声が大勢だ。

 総裁派閥の町村派から入閣したのは領袖の町村信孝外相のみで、安倍首相は「ここは控えめにすべきだ」(幹部)との判断から、身内からの起用を敬遠した。

 それとは逆に、派内の入閣候補者にしてみれば足踏みを余儀なくされた格好でもある。このため派内には「一生懸命に汗を流してきたのに…と、安倍氏への恨みが生まれる」と懸念する向きもある。

 また、参院自民党が強く求めた矢野哲朗国対委員長の入閣が見送られたため、尾辻秀久参院議員会長は27日夕、「矢野氏は参院国対委員長として功績は極めて大きい。入閣が実現しなかったのは大変、残念だ」と不快感を表明。官邸側に説明を求める考えを示した。

 一方、公明党の太田昭宏代表は、「総合力の高い、経験豊富な布陣になり、人心一新し、大事な課題に取り組む内閣が形成された」と評価。27日午後には首相官邸で安倍首相と会談し、「政府と与党、与党間の連携を緊密にすることが大事だ」と強調した。

1916片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 08:50:26
入閣要請なし キーマンはそのとき…谷垣氏「派閥運営に苦心」福田氏「なお沈黙」
8月28日8時45分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070828-00000900-san-pol

 27日の内閣改造・自民党役員人事で、森喜朗元首相が「断られてもいいから、まず礼を尽くすことが大事だ」と、入閣候補として名指しした谷垣派会長の谷垣禎一元財務相(62)と町村派幹部の福田康夫元官房長官(71)は、起用されなかった。ただ、両氏の置かれた立場は対照的で、派内から安倍晋三首相への批判が再燃、派の運営に苦心しそうな谷垣氏に対し、福田氏は引き続き冷ややかな視線で沈黙を続ける構えだ。
 「フリーハンドで、是々非々でやろう」
 27日夜、谷垣派幹部が集まった都内の中華料理店で、谷垣氏は記者団にサバサバした表情で述べた。しかし、会合では他の幹部らが「泥舟に乗ることがなくなり、分かりやすくていいじゃないか」などと反安倍の気勢を上げた。
 参院選後、谷垣派からは公然と安倍首相退陣の声が出る中、谷垣氏は目立った批判を避けてきた。安倍政権と過度な衝突は避け、党内で一定の存在感を示したい−。そんな思惑があった。
 24日には、派閥事務所で川崎二郎元厚生労働相らが集まった際にも「派として入閣を断るべきだ」との意見に、「(入閣は)個々が判断することだ」と退けた。27日も一部の派閥議員はゴルフに出かけるなど「人事と無関係」の姿勢を取ったが、谷垣氏は同日朝、自宅を出る際に、「若い方が経験を積める場があればいい。(入閣要請が)あるといいですね」と同派からの入閣に強い期待感を示した。その後は、派閥事務所にこもって、じっと待った。だが、同派所属議員への入閣要請はなかった。
 福田氏はこの日午前に自宅を出た後、「所在不明」(秘書)。臨時総務会にも現れず、議員会館の事務所に姿を見せた午後3時すぎまで、独自の「隠密活動」を続けた。外交政策を得意分野とする福田氏だが、その分野では、安倍首相とはまさに「水と油」の関係だ。
 福田氏に近い議員から「外相就任の要請があったら」と聞かれても、「そんなことはあり得ないし、あっても受けない」と明言していた。
 ただ、長く政権中枢から離れていることに、「何もしないままでいいのか、という思いが感じられた」(福田氏周辺)ともされる。しかし、入閣要請はなかった。
 「守りはしっかりできたわけだから、後は相手がどう攻めてくるかだ。もう失敗は許されない」
 引き続き政権の「外野」にいることになった福田氏は、今回の人事について関係者にサバサバした表情で論評した。

1917片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 09:18:21
モーニング用意していた!“入閣候補”矢野氏が首相に電話抗議
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200708/sha2007082802.html

 参院枠で入閣が確実視されていた矢野哲朗参院議員(60)=写真=が27日夜、安倍首相に対し電話で約25分にもわたり「納得できない」などと執ように抗議していたことが分かった。安倍首相は「もし続投すれば次は必ず起用する」との空手形?でなだめた。

 参院側は矢野氏を入閣の第一候補として首相に要請し、ほぼ内定。この日はモーニングも準備して事務所内で待機し、詰めかけた報道陣に「電話が来なかったらどうしよう」などと冗談を飛ばしていた。だがその冗談が現実となり「外されちゃったよ」とガックリ。

 恨み骨髄?の矢野氏は首相に「理由があるなら説明してほしい。こういう理由で外されたと分からないと、私も後援会も納得できない」などと怒りをぶちまけた。超多忙の首相だったが「矢野さんが悪いわけではない。党で頑張ってほしい」などとかわしたという。

 参院枠では舛添氏と泉信也氏(70)が入閣。参院執行部から「2人を一本釣りされた」と不満が漏れた。参院選の惨敗と、参院のドンだった青木幹雄氏(73)が参院議員会長を引責辞任したことで、自民参院の影響力低下が浮き彫りに。首相とのしこりが残りそうだ。

1918片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 09:24:48
福田&谷垣見送り…「内閣の重し」「サプライズ」も
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007082738.html

安倍首相と“犬猿の仲”といわれる福田康夫氏。同氏の処遇も注目された
 内閣改造・党役員人事では、森喜朗元首相が「キーパーソン」として名指しした福田康夫元官房長官(71)と谷垣禎一前財務相(62)の処遇が注目された。“お友達内閣”脱却のためには、安倍首相と距離を置く福田、谷垣両氏とも手を携え、挙党態勢を構築すべきとの考えだったが、結局、重用は見送られた。

 「福田氏の処遇が最大の焦点だ。福田氏を取り込めばそれこそサプライズだ」。ある自民党議員がこう語ったように、今回の人事で最も注目されたのは、福田氏だった。

 その福田氏は参院選後、表立った行動を避けているものの、水面下では安倍政権批判とも受け取れる発言を繰り返していた。内閣改造からさかのぼること5日の22日、福田氏はこうぶちあげた。


安倍政権でこれまで冷や飯を食い続けた谷垣禎一氏。安倍降ろしの動きにも距離を置いていた
 「最近の役人に対する風当たりはいかがなものですかねえ。私は(役人が)働きやすい環境を整えるのが一番いいと思う。役人バッシングは何を目指しているのか、その先が見えない」

 約100人が集まった同市出身の中央省庁の官僚と、高崎市職員によるレセプションでのことだ。あいさつに立った福田氏はいつもの飄々とした表情で、公務員たたきの風潮に苦言を呈した。あたかも、安倍首相が進める公務員制度改革を牽制(けんせい)しているかのようでもあった。

 首相とは“水と油の仲”と言われる福田氏。小泉首相当時、福田官房長官と安倍官房副長官の確執は折に触れ伝えられた。岸信介元首相の孫で安倍晋太郎元外相の二男の首相と、福田赳夫元首相の長男の康夫氏は、ともに清和政策研究会(町村派)の本流という意識が強く、これも両者の関係を複雑にさせている。

 町村派名誉会長の森氏が12日、「断られてもいいから福田氏、谷垣氏にまず礼を尽くすことが大事だ」「(福田氏について)本当は官房長官がいい」と言い切ったが、町村派関係者は福田氏入閣の“効果”についてこう解説する。

 「内閣の重しになるし、小泉−安倍路線とは逆の福田氏がいたほうが、小泉チルドレンを快く思っていない年配の議員らの理解も得やすい」

 一方の谷垣氏。党内からは「非主流派の代表格である谷垣氏とも連携すべきだ」(自民党筋)との声も出ていた。

 ただ、谷垣派には「泥船の安倍政権に乗れば、総裁候補として終わりだ」(中堅)との声も強く、事務総長の中谷元防衛庁長官が7日の代議士会で、「首相は一度身を引き、根本的にどこが悪く、これからどう進むのか全党的に議論すべきだ」と首相に退陣を迫ったのは記憶に新しい。

 もっとも、谷垣氏の座右の銘は「絆」。権力闘争はすべきではないとの思いは強い。9日の夕刊フジのインタビューで、入閣を打診された場合の対応について「(首相が)どういう反省をして、何をしていこうとするのか、ということと基本的に結びついている」と述べた谷垣氏。今、どういう思いで首相の「反省」を見つめているのか。

ZAKZAK 2007/08/27

1919片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 09:25:46
“政界渡り鳥”小池ドロ船内閣に距離?「切腹」も打算
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_08/t2007082739.html

安倍首相に突然「続投しません」と宣言した小池防衛相。胸中に巡る思惑は−=25日、ニューデリー(AP)
 事務次官人事をめぐる混乱で、批判を浴びていた小池百合子防衛相(55)が24日、外遊先のインドで、「わたしは辞める」と宣言した。27日の内閣改造を直前に控えたタイミングで飛び出した「辞任」発言。永田町では「留任に自信がなくなり、先手を打って切腹のパフォーマンスに出た」「ドロ船内閣から逃げた」との憶測が飛ぶ。“政界渡り鳥”とも揶揄される小池氏には、強かな打算が見え隠れする。

 「わたしは辞めると言っているのよ。分かる?」

 24日、滞在先のインド・ニューデリーのホテル一室で行われた記者団との囲み取材。小池氏は突然、「イージス艦中枢情報流出で防衛省内で誰も責任を取っていない。私は責任を取りたい。テロ特別措置法延長をしっかりしてくれる人にバトンタッチしたい」と、27日の人事で続投を望まない意向を明らかにした。

 さらに、「情報保全という大きな課題が本当の意味をなすためにきっちりした体制でやってもらいたい。そこ(情報保全譲歩)を任せられる人に大臣になってほしい」と続けた。安倍首相にも、「辞める」意向を伝えたという。

 そして質疑応答後、部屋を退出する際、小池氏は追いすがる記者団にわざわざ足を止め、冒頭の言葉で念を押した。

 小池氏は久間章生前防衛相が原爆「しょうがない」発言で引責辞任したのを受けた7月、女性初の防衛トップとして華々しくデビューした。

 内閣改造でも留任が既定路線とみられていたが、事務次官人事をめぐって、守屋武昌事務次官と対立。小池氏は当初、西川徹矢官房長を据えようとして動いたが、守屋氏が激しく抵抗し、塩崎恭久官房長官ら首相官邸を巻き込んだ内紛にまで発展し、政府与党内に小池氏への強い批判が出ていた。

 そうした矢先に飛び出した小池氏の「辞める」発言に、自民党幹部は「小池氏は内閣改造で留任に自信がなくなり、(安倍首相からクビを)切られる前に華々しく切腹してみせたのだろう」と冷ややかに指摘した。

 公明党関係者からは「安倍首相を見限ったのでは」との憶測も飛ぶ。 この関係者は「小池氏は“ポスト安倍”の目も出てきている。ドロ船内閣と一緒に沈んでいくより、一度距離を置くことを選んだのではないか。参院選で大敗したのに居座り続ける安倍首相と違い、自分は地位に恋々としないことをアピールする狙いもあるのではないか」とみる。

 小池氏が所属する町村派幹部は「そもそも情報持ちだし事件は小池氏が就任する前の今年3月に発覚したこと。この責任を取るというのはおかしい。いかにもパフォーマンスだ」と不快感をにじませた。

 こうした小池流パフォーマンスには、「小池氏は時の権力者にうまく取り入り、“政界渡り鳥”といわれる。今回も、したたかな計算がある」(自民党ベテラン議員)と見る向きもある。

 このベテラン議員は「先の訪米で、小池氏はライス国務長官と会談した際、米側がイージス艦の情報漏れ事件に、かなり怒っているとの感触を得たようだ。その責任を取ることで、米側にはアピールできる。これは今回の改造を含め、今後の外相就任をにらんだ動きではないか」と指摘する。

 小池氏は24日、記者団に「続投を打診されても断るか」と質問され、「打診されてみないと分からない」と言葉を濁したが、別の閣僚ポストへの横滑りには「首相の判断だ」と述べるにとどめた。

 いずれにせよ、組閣前夜にあった小池氏の「辞ぁめた」発言は、安倍首相の求心力低下を改めて印象付けた。

 自民党非主流派の関係者は「人事を行う前に現閣僚から『続けません』という宣言が出るのは異常だ。永田町では『閣僚就任の打診を受けないよう、国会議員は携帯電話の電源を切っている』という冗談すら飛び交っている。それほど、安倍首相の求心力はなくなっている」と冷ややかだった。

ZAKZAK 2007/08/27

1920片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 12:46:58
背水改造:ドキュメント安倍政権(その1) 舛添氏起用
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070828ddm001010002000c.html

 ◇「批判した私でいいのか」「それがいいんだ」

 「お友達内閣」からの脱却。首相・安倍晋三にとって今回の改造の評価は、自分と距離がある政治家や批判派の政治家も閣内に入れ、リーダーの度量を示せるかどうかにかかっていた。

 そのシンボルになったのが、厚生労働相に起用された参院自民党政審会長の舛添要一だ。

 舛添は参院選前から、激しい安倍政権攻撃を繰り返してきた。

 惨敗が決まった先月29日の選挙当日には、「国民の声に耳を傾けないことは許されない」と続投を批判。党勢立て直しの本格議論が進まない自民党を「(惨敗で)ショック死状態」とこきおろした。

 「耳の痛いことを言う人をちゃんと配置できるかにかかっている。今は茶坊主内閣。最もいい仲間は、裸の王様には聞こえない外の声を教えてやる人だ」(毎日新聞1日夕刊)と安倍に注文をつけていた舛添。その舛添の携帯に、27日午後2時ごろ、安倍から入閣要請の電話が入った。

 「ずっと批判してきた人間が入っていいのか」と念押しする舛添に、安倍は答えた。「それがむしろいいんだ」

 年金問題の対応に追われる厚労相は「誰がなっても大変なポスト」(自民党幹部)。自民党前総務会長・丹羽雄哉ら経験者の名前が一時はとりざたされたが、安倍はあえて安倍批判派の急先鋒(せんぽう)を矢面に立たせた。

 皇居での認証式を終えた安倍は27日午後9時すぎ、官邸での記者会見で舛添起用の理由を「年金への造詣が深く、国民に説明できる方だから」と説明した。

 舛添も、組閣本部に呼ばれたあとの会見でこう強調した。「批判は批判。今は一体となって自民党を立て直さないといけない」(敬称略)

毎日新聞 2007年8月28日 東京朝刊

1921片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 12:49:07
背水改造:ドキュメント安倍政権(その2止) 脱「お友達」組閣
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070828ddm003010016000c.html

 <1面からつづく>

 ◇「反安倍」抜きの半挙党

 ◇谷垣派、またゼロ−−参院推薦の矢野氏見送り

 首相・安倍晋三は、改造当日の27日になるまで入閣候補者に電話を入れず、小泉流を踏襲した。ただ、総務相に起用された前岩手県知事・増田寛也は会見で「総理から外遊(19〜25日のアジア歴訪)の前に話があった」と明かした。安倍は「改革派の旗手」増田の活用を、いち早く固めていた。

 だが、27日夜、北京から帰国した元首相・森喜朗は神戸市の講演で「改革派・増田さんは必ずしも地方のことはわからない。官房長官が東京出身の与謝野(馨)さんなら政調会長には(東京出身の石原伸晃・前自民党幹事長代理ではなく)田舎の人を入れてほしかった」と苦言を呈した。

 「挙党態勢」を目指した安倍だが、足元は決して盤石ではない。

 「いっそ古賀誠副総理はどうか」。今月5日、東京・渋谷の新幹事長・麻生太郎(当時外相)邸で麻生と会談した森はこう持ちかけた。「えっ」と声をあげる麻生。参院選惨敗後も安倍政権の求心力を維持するためには元幹事長・古賀、元官房長官・福田康夫、元財務相・谷垣禎一らの取り込みが不可欠とするのが森の考えだった。

 安倍も森の言う「挙党態勢」の重要さは痛感していた。だが政権基盤が弱体化した安倍にとり、これまで「反安倍」のスタンスを示していた古賀や福田、谷垣を抱え込むことは、政権の火種になりかねなかった。

 それでも安倍は福田の外相、古賀の厚労相、谷垣の総務相などを一時検討したという。

 しかし古賀は「なぜ、おれが厚生労働なんだ」と不満をあらわにし、福田も「自分は圏外だ。入閣はあり得ない」と入閣固辞の構えを続けた。

 前政調会長・中川昭一は27日、政調会長代理として支えてきた河村建夫に「これで天下の素浪人だ」とさばさばした表情で語った。自民党幹部によると、安倍は中川に内閣・党の要職で協力を求めたが、中川は固辞の姿勢を崩さなかった。

 結局、安倍は「半挙党態勢」で突き進むしかなかった。与謝野、外相・町村信孝、財務相・額賀福志郎、法相・鳩山邦夫らのベテランは元来「非安倍」であっても「反安倍」ではなかった面々。谷垣率いる谷垣派の入閣は昨年の組閣に引き続きゼロに終わった。

 一方、安倍は長年自民党内で聖域化していた参院自民党に大胆にメスを入れた。参院選敗北の責任を負い辞任した前参院議員会長・青木幹雄の影響力が弱まったのを見て取ってのことだ。

 「何のために汗をかいたのか」。参院の入閣候補一番手に挙げられながら見送られた前参院国対委員長・矢野哲朗は参院議員会館の自室で、厳しい表情で語った。矢野の自室には皇居での認証式用のモーニングがぶらさげられ、入閣を逸した悲哀がにじんでいた。

 安倍から「参院の要望はわかっていますから」と言われた参院側では、入閣枠2と矢野の入閣に安心し切っていた。しかし、ふたを開けてみると、2枠は舛添の厚労相と泉信也の国家公安委員長。参院の推薦権が事実上、雲散霧消したことを物語っていた。(敬称略)

==============

 ■自民党各派閥の勢力■

  新閣僚      衆院 参院   計

町村派 1(−3)  62 21  83

津島派 3(+1)  47 16  63

古賀派 2(−2)  38  8  46

山崎派 2(+1)  34  3  37

伊吹派 1(−1)  19  6  25

麻生派 0(−1)  13  3  16

高村派 1(±0)  14  1  15

谷垣派 0(±0)  12  3  15

二階派 1(+1)  13  2  15

無派閥 3(+3)  54 21  75

………………………………………………………

合計        306 84 390

 (注)党三役は派閥に含む。議長、副議長は除く。カッコは安倍内閣発足時との比較

毎日新聞 2007年8月28日 東京朝刊

1922片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/28(火) 16:24:32
額賀事務所、未登記10年 「業者任せ、把握せず」
2007年08月28日15時59分
http://www.asahi.com/national/update/0828/TKY200708280254.html

 内閣改造で入閣した額賀財務相(茨城2区)が代表を務める「自民党茨城県第2選挙区支部」の茨城県行方市の事務所の建物が、10年前に建築されて以来、不動産登記されていないことが28日、朝日新聞の調べでわかった。同支部は「早急に登記したい」としている。

 同支部の05年の政治資金収支報告書や事務所によると、同支部は97年11月に茨城県行方市内の別の場所から、同市麻生に移転。借地に2145万円で158平方メートルの木造2階建て事務所を新築し、額賀氏の地元の中心的な事務所として数人のスタッフが常駐している。同支部の収支報告書にはこの建物が資産として記載されている。建物については登記手続きをしていなかったが、固定資産税は年間6万3500円を支払っているという。

 不動産登記法は、土地に定着している建物を新築した場合は1カ月以内に登記申請するよう所有者に義務づけている。水戸地方法務局鹿嶋支局は「登記が必要な建物かどうかは調査しないと分からない」としている。

 登記をしていなかった理由について同支部の責任者は「(建設)業者まかせだったので、未登記は把握していなかった。登記となると地主の了解も必要なので、そのままにしていたようだ。早急に地主と交渉して登記したい」と話す。

 また同支部は事務所費として03年に1653万円、04年に1098万円、05年には1173万円を計上。家賃のかからない事務所に1000万円を超える事務所費を計上していることについて、責任者は「ほかに2カ所ある事務所の家賃なども合算している」と説明している。

1923片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 01:10:07
政調会長代理に渡海氏 反安倍グループからの起用
2007年08月28日19時43分
http://www.asahi.com/politics/update/0828/TKY200708280416.html

 自民党は28日、政調会長代理に渡海紀三朗・元文部科学副大臣(山崎派)を充てることを決めた。渡海氏は、首相の経済成長戦略に対して「反安倍」を鮮明にする同党衆院議員らが参院選後に立ち上げたグループのメンバー。安倍路線に批判的な同氏を取り込むことで、バランスのとれた人事をアピールする狙いがある。

 打診された渡海氏は、同グループを脱退した上で受け入れた。起用した理由について、石原伸晃政調会長は記者団に「野党との折衝が大事になるなか、さきがけの政調会長の経験を重視した」と説明した。

 渡海氏は93年の新党さきがけの旗揚げに参加して離党、同党の政調会長などを務めた。99年には自民党に復党し、文科副大臣や政調副会長などを歴任した。当選6回。

1924片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 08:35:08
副大臣きょう決定 河井・宮沢氏ら候補 '07/8/29
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708290067.html

 政府、与党は二十八日、安倍改造内閣の発足に伴い各省庁の副大臣と政務官人事について調整を急いだ。二十九日に臨時閣議を開き、正式決定する見通し。閣僚人事と同様に、政治資金の状況に関して問題がないか入念な“身体検査”が実施されたとされる。

 自民党の副大臣候補として、衆院側で町村派が石崎岳氏(北海道3区)、高木毅氏(福井3区)ら、津島派が新藤義孝氏(埼玉2区)と河井克行氏(広島3区)、古賀派が宮沢洋一氏(広島7区)ら、山崎派が木村勉氏(東京15区)と森山裕氏(鹿児島5区)、伊吹派が西川京子氏(福岡10区)、麻生派が桜井郁三氏(神奈川12区)、二階派が松浪健四郎氏(比例近畿)、谷垣派が佐藤勉氏(栃木4区)を推している。参院側は岩永浩美氏(佐賀選挙区)らの起用を求めている。

 公明党は池坊保子文部科学副大臣(比例近畿)の留任と、遠藤乙彦(比例北関東)、魚住裕一郎(参院比例)両氏の起用を求めている。

1925片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 08:36:11
副大臣人事固まる 政務官に荻原健司氏ら
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007082801000901_Politics.html

 政府、与党は28日、安倍改造内閣の発足に伴う各省の副大臣、政務官人事を固めた。29日の臨時閣議で正式決定する。文部科学副大臣に松浪健四郎氏、経済産業政務官に五輪金メダリストの荻原健司氏を起用する方向。

 閣僚人事と同様、政治資金の状況に関し問題がないか入念な“身体検査”を実施。「『政治とカネ』の問題に自信がないため辞退した議員もいた」(政府関係者)とされ、臨時閣議直前まで最終的な調整を続ける。

 副大臣、政務官候補は次の通り。(敬称略、党名のない議員は自民党議員、参院以外は衆院)

 ▽副大臣

 【内閣府】木村勉(東京15区)、山本明彦(愛知15区)、中川義雄(参院北海道)

 【総務】佐藤勉(栃木4区)、魚住裕一郎(公明党、参院比例)

 【法務】河井克行(広島3区)

 【外務】小野寺五典(宮城6区)、木村仁(参院熊本)

 【財務】森山裕(鹿児島5区)、遠藤乙彦(公明党、比例北関東)

 【文部科学】松浪健四郎(比例近畿)、池坊保子(公明党、比例近畿)

 【厚生労働】西川京子(福岡10区)、岸宏一(参院山形)

 【農林水産】今村雅弘(佐賀2区)、岩永浩美(参院佐賀)

 【経済産業】中野正志(比例東北)、新藤義孝(埼玉2区)

 【国土交通】松島みどり(東京14区)、平井卓也(香川1区)

 【環境】桜井郁三(神奈川12区)

 【防衛】江渡聡徳(青森2区)

 ▽政務官

 【内閣府】鈴木淳司(愛知7区)、戸井田徹(兵庫11区)、加藤勝信(比例中国)

 【総務】岡本芳郎(比例四国)、秋葉賢也(宮城2区)、二之湯智(参院京都)

 【法務】古川禎久(宮崎3区)

 【外務】中山泰秀(大阪4区)、宇野治(比例近畿)、坂本由紀子(参院静岡)

 【財務】宮下一郎(長野5区)、小泉昭男(参院神奈川)

 【文部科学】原田令嗣(静岡2区)、保坂武(山梨3区)

 【厚生労働】松浪健太(大阪10区)、伊藤渉(公明党、比例東海)

 【農林水産】谷川弥一(長崎3区)、沢雄二(公明党、参院東京)

 【経済産業】荻原健司(参院比例)、山本香苗(公明党、参院比例)

 【国土交通】金子善次郎(比例北関東)、谷公一(兵庫5区)、山本順三(参院愛媛)

 【環境】並木正芳(比例北関東)

 【防衛】寺田稔(広島5区)、秋元司(参院比例)

1926片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 09:15:24
自民党執行部:「塩崎政調会長代理」幻に 麻生氏が難色
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070829k0000m010166000c.html

 内閣改造に伴い、新しくスタートした麻生太郎幹事長率いる自民党執行部で、改造前の「お友達内閣」の象徴である塩崎恭久前官房長官が、予定されていた党政調会長代理から外されるという番狂わせが28日起きた。麻生氏は参院選大敗を受け、地方重視の政策優先にかじを切っており、構造改革論者の塩崎氏が石原伸晃政調会長の頭を押さえて、党の政策決定の主導権を握ることを嫌ったためとされる。

 塩崎氏は安倍政権への「お友達内閣」批判の矢面に立たされ、官房長官を退任したばかり。ただ、石原氏とは98年の「金融国会」で与野党協議の取りまとめに奔走した「政策新人類」のコンビだったため、石原氏も塩崎氏を政調会長代理として処遇する考えに傾いていた。

 これに反発したのが麻生氏。麻生氏は就任時の記者会見でも「(小泉純一郎前首相に)ぶっ壊された自民党の再興が我らの使命」と強調しており、参院選惨敗からの党勢立て直しは、小泉構造改革路線で疲弊した地方を救済することと考えている。政策転換をより鮮明にする狙いがあるとともに、「お友達」のシンボルである塩崎氏を排除したい思惑があるようだ。

 塩崎氏に代わり政調会長代理への起用が決まったのは、山崎派の渡海紀三朗前党財務委員長。渡海氏は参院選後に、安倍首相に批判的な国会議員が結成した勉強会に参加していたが、渡海氏は28日「政調会長代理という立場になったのだから、続けるわけにはいかない」として同勉強会から脱会した。【大場伸也、小林多美子】

毎日新聞 2007年8月29日 3時00分

1927片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 09:57:05
「選外」矢野氏、首相に抗議電話 「釈然としません」
2007年08月29日09時08分
http://www.asahi.com/politics/update/0829/TKY200708290035.html

 「釈然としません。私はそんなに力量不足でしたか」

 参院自民党が推薦しながら入閣できなかった矢野哲朗氏は27日夜、首相に電話で抗議した。「とんでもない。次回は必ず入れますから」などと首相は弁明したが、入閣漏れの理由は明かさなかったという。

 3年間にわたり国対委員長を務め、野党との協調路線を進めた手腕が評価された矢野氏は「一番に入閣すべき人」(ベテラン議員)と位置付けられていた。議員会館の自室にモーニングをつるし、電話を待つ様子をテレビ中継されたが、「選外」が決まると「説明を受けないとちょっと問題が残るね」と不満をぶちまけた。

 官邸側は「政治とカネ」をめぐり逮捕された村上正邦元参院自民党会長との関係が原因だとも指摘する。首相は28日、官邸で記者団に改めて理由を問われたが「個々の人事についてはお答えはできない」と述べるにとどめた。

1928片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 10:54:09
参院自民、尾を引く「矢野ショック」・入閣漏れ巡り官邸と溝
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070829AT3S2801E28082007.html

 安倍改造内閣で参院自民党の矢野哲朗前国会対策委員長の起用が見送られたショックが尾を引いている。参院自民執行部にしてみれば、閣僚2人の枠は維持したものの、矢野氏を最優先で推薦した経緯があるだけに、面目をつぶされた格好になったためだ。首相官邸と参院自民のぎすぎすした関係が続くようだと、9月10日召集予定の臨時国会の運営にも影響がでかねない。
 「私も合点がいかない。なぜこうなったのか」。青木幹雄前参院議員会長は28日、都内の事務所を訪れた同僚議員にこう語った。参院自民は内閣改造にあたり、当選回数や党務・国会運営での貢献度などをもとに閣僚候補2人を推薦してきた。当選回数を中心にした序列の厳格さが秩序を保ってきた側面もある。
 矢野氏は参院国対委員長を3年間務め、国民投票法(憲法改正手続き法)など重要法案を軒並み成立させたなどの実績があり、参院自民内では衆目の一致する「1番手候補」だった。
 矢野氏の処遇を巡ってはとりあえず党の参院政審会長や参院の委員長ポストに納まる案もあるが、参院側には「我々への挑戦」などの声も漏れ、首相との間に禍根を残したのは間違いない。
 尾辻秀久参院議員会長と山崎正昭参院幹事長は28日、首相を訪ねた。尾辻氏は会談後、記者団に「就任あいさつだけ。お互いに人事の話は一切なし」と繰り返すのみだった。

1929片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 16:25:39
検証・内閣改造/〝深謀遠慮〟見え隠れ
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0827.html

 “お友達内閣”からの脱却を目指す安倍晋三首相が、昨秋の組閣時には考慮しなかった各派閥の会長を迎え入れて内閣改造と自民党役員人事を行った。「派閥ボスのPTA内閣」(福島瑞穂社民党党首)との陰口も聞こえるが、“深謀遠慮”らしき首相なりの工夫も見え隠れする。ただ、官房長官など焦点の人事では自らが課した「政治とカネ」のハードルによって誤算も生じた。「人心一新」の舞台裏を検証した。

 ▽窮余の策

 「官房長官の職に耐えられると自分自身は確信している…」。与謝野馨官房長官は二十七日午後の初会見で、かすれ声交じりで健康不安説に反論した。しかし、六十九歳で、昨秋に大病を患い今年春に政界復帰したばかりの与謝野氏起用は窮余の策だったことに変わりはない。

 二十五日朝、一部新聞が菅義偉前総務相の事務所費問題を報じていた。

 「菅さんが?…」。目にした首相は言葉を失った。菅氏は昨年の総裁選で、安倍親衛隊である「再チャレンジ支援議員連盟」を立ち上げ、総務相としてもNHKに受信料値下げを迫るなど“剛腕ぶり”を発揮。首相はそんな菅氏を内閣の立て直し役として官房長官抜てきを固めていたからだ。

 菅氏はこの日午後、記者会見を開き、領収書を示して説明、首相側も「法的問題はない」との結論に至ったが、「所有するビルにある後援会などから家賃を受け取っていたことが資産形成と受け取られかねない」と菅氏の起用を断念した。

 二十六日昼、菅氏が電話で「お騒がせしました」と伝えると首相は「問題ないはずだが、どうして各社あんなに書くんだろう…」と惜しむように答えた。

 ▽意趣返し

 「この人事の真意はポスト安倍に名の挙がる谷垣禎一前財務相つぶしだ」。改造人事を見た町村派議員は指摘した。参院選直後、谷垣派幹部の中谷元・元防衛庁長官が首相の面前で退陣論をぶち上げ、園田博之元官房副長官が政策転換を求める派閥横断の勉強会を旗揚げした。

 谷垣派からは改造前に続いて入閣者はゼロ。また、当初、園田氏の勉強会に参加の意向を示しながら加わらなかった与謝野氏を官房長官に起用したのは「意趣返し」の側面があるというわけだ。

 「優遇しすぎ」との批判を受けながらも石原伸晃氏を政調会長に充てた人事も「お友達だから」(中堅議員)という面以上に次期衆院選などで、都市部で人気のある父親の石原慎太郎東京都知事の協力を得るための「引き換え」との見方がもっぱらだ。

 ▽新たな火種

 参院選直後の七月末、首相と石原氏、谷津義男前選挙対策総局長が顔を合わせた席上、石原氏が「総務会長は二階俊博国対委員長のような人がいい。まとめ役としてぴったりだ」と発言すると、首相も「そうなんだよな」と応じた。

 先の通常国会での対応で「首相は二階氏に×を付けた」(当時の三役)とされたが、ベテラン議員は「無役にすると何をするか分からないとの怖さがある。取り込み策だ」と指摘する。小所帯の二階派から泉信也参院議員も入閣させ最大限の配慮を示した。

 一方で新たな火種もくすぶり始めた。参院側が第一候補として推し入閣が確実視された矢野哲朗前参院国対委員長は閣僚ポストに就けなかった。

 「奇々怪々だ。地元には期待が込み上げていた。このダメージは大きい。明確な説明がないと承服できない」。不満をぶちまける矢野氏だけでなくある参院幹部も「参院にとっては最悪の人事だ」と吐き捨てた。

 衆院にも「参院は議員数が激減したのに閣僚数は維持された」との声が出始めている。与野党逆転で衆参両院の連携も必要になる中、不穏な空気も漂い始めている。

1930片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 18:12:00
世論調査で期待度が高かった舛添厚労相「ご期待に添えるように全力あげて頑張る」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070829/20070829-00000200-fnn-pol.html

内閣改造を受けた安倍内閣の支持率が38.0%と持ち直したものの、依然、不支持率の方が上回っており、一連の人事の評価も二分されていることがFNNの緊急世論調査で明らかになった。
FNN調査での「ダントツ」の期待度について、舛添厚労相は「大変なプレッシャーですね。国民の目線でぶれないで、そのことは6年間やってきたと思いますんで、そういうことに対する評価を賜ったのかなという気もします。ご期待に添えるように全力をあげて頑張りたいと思います」と述べた。

1931片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 18:55:13
松浪文科副大臣「相撲協会は伝統文化を言う資格ない」
2007年08月29日18時25分
http://www.asahi.com/sports/update/0829/TKY200708290261.html

 「相撲協会は、伝統、歴史、文化を言う資格はない」――。29日に就任したばかりの松浪健四郎文部科学副大臣が、朝青龍問題にかんする日本相撲協会の対応を痛烈に批判した。

 朝青龍と長いつきあいがあるという松浪氏は、大相撲などスポーツを担当する副大臣に就任。朝青龍問題での協会の対応について「小さいときから培われた思想が(日本人とは)違うという理解が欠落している。今までの小さな不祥事をあわせて1本という形で重い罰を与えたが、その折々に注意しておけばよかった」と指摘した。

 そのうえで「協会は、伝統、歴史、文化を言う資格はない。相撲は葬送儀礼として始まったのに、元横綱の琴桜(先代佐渡ケ嶽親方)が亡くなった時も、相撲も土俵入りもしなかった。」と批判。「財団法人として文科省の思い通りにちゃんと運営してくれているか、これから見直していかないといけない」とまで言及した。

1932片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 19:42:18
二階・自民党総務会長が9月1日から訪中
http://www.sankei.co.jp/seiji/seisaku/070829/ssk070829003.htm

 自民党の二階俊博総務会長が9月1日から4日まで中国を訪問することが29日決まった。自らが会長を務める二階派の国会議員が同行する。2日に北京市内で戴秉国外務次官ら中国政府要人と会談する予定。

(2007/08/29 14:17)

1933片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/29(水) 20:55:18
人事で「麻生色」発揮 本格始動、政権準備の声も
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007082901000717_Politics.html

 就任のあいさつ回りで民主党を訪れ、鳩山幹事長(左)と握手を交わす自民党の麻生幹事長=29日午後、国会(代表撮影)
 自民党の麻生太郎幹事長は29日、野党各党に就任あいさつ、対外的にも本格的に始動した。副大臣や党役員人事を主導、郵政造反組の復権を果たすなど独自色を発揮し、党内からは「麻生政権の準備人事」との声も漏れる。党運営で「麻生色」が強くなりすぎて安倍晋三首相の存在がかすむようだと、両氏の関係に“すき間風”が吹きかねない。

 野党へのあいさつ回りでは終始笑顔。民主党の鳩山由紀夫幹事長が握手しながら「大連立ではありません」とおどけると、爆笑で返した。内閣支持率の上昇に触れた国民新党の長谷川憲正副幹事長には「党の評判は上がっていない」と謙遜してみせたが、党勢回復への強い意欲は間違いない。

 幹事長就任は麻生氏の強い希望だった。松岡利勝元農相の自殺で政権が重い空気に包まれていた6月4日夜。ひそかに公邸を訪れ、首相の相談を受ける中で「次の幹事長は私がやります」と申し出、首相は黙ってうなずき「麻生幹事長」が決定した。

1934片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 05:59:34
「麻生色」人事で鮮明 派閥配慮に批判も
2007年08月30日02時57分
http://www.asahi.com/politics/update/0830/TKY200708290333.html

 内閣改造に伴う政府や党の人事で、自民党の麻生幹事長の影響力が目立つ。安倍首相の盟友である塩崎前官房長官をあえて党執行部から遠ざけ、29日に決まった政府の副大臣人事では党内各派の要望をくみ取ってバランスに配慮した。党内基盤の弱い麻生氏にとって派閥の意向は無視できないが、党内からは「昔の自民党に戻った」との批判が出ている。

 麻生幹事長 「あとの人事はこちらでやってもいいですか」

 首相 「やっていただいて結構です」

 27日の安倍改造内閣の発足後、こんなやり取りが交わされたという。「お墨付き」を得た麻生氏がさっそく手をつけたのは、石原伸晃政調会長を支える政調会長代理ポストだ。首相の意向は塩崎前官房長官の起用だったが、麻生氏らが待ったをかけ、山崎派で首相の経済成長路線に批判的な渡海紀三朗氏に白羽の矢を立てた。

 党代議士会で公然と首相退陣論をぶった津島派の小坂憲次氏も29日、国会対策筆頭副委員長に内定した。麻生氏の意をくんだ大島理森国対委員長が、「文教族」の後輩である小坂氏を釣り上げた。

 結果を見れば、政権批判勢力を取り込んだ形だ。ただ、麻生氏の側近議員は「党内には麻生氏嫌いの議員が多いから、クレームが多くて困る」と嘆く。

 実際に、麻生氏の人事調整に対しては、「幹事長からいきなり副大臣人事の紙を出された」(古賀派中堅議員)、「派閥の推薦を拒否して好き嫌いで人事をやられても困る」(町村派幹部)といった不満が漏れた。

 ある閣僚経験者が尋ねると、麻生氏は「人事は派閥から出た名前でやっています」。29日に決まった副大臣人事は「年功序列」で落ち着いた。

 今回、衆院選初当選組の扱いで麻生氏が新たな人事方針を決めた。郵政選挙で「刺客」として名をはせた新人議員は政府や党の役職で処遇される場合もあったが、今後はポストをいっさい与えずに次期衆院選に備えさせることにした。

 無派閥の新人議員は語る。「今回の人事は先祖返りだ。これでは、『派閥に入らなくては』と思う新人議員が増えてくるかもしれない」

1935片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 06:03:17
麻生自民幹事長:求心力強化へ地方重視、全国行脚へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070830k0000m010129000c.html

国会内の民主党控室にあいさつに訪れ、鳩山幹事長(左)と握手する自民党の麻生幹事長=国会で29日午後2時32分(代表撮影) 自民党の麻生太郎幹事長は、参院選惨敗を受けた地方組織の立て直しに向け、来月10日の臨時国会召集後、全国行脚を始める。次期衆院選をにらみ、民主党に対抗する「地方重視」を打ち出す狙い。「ポスト安倍」をにらんで、従来の徹底した歳出削減路線を見直し、派閥横断の「反安倍」勢力を取り込む狙いもあると見られ、「麻生カラー」発揮の第一弾となる。

 「党の立て直しのために幹事長室がある。地方の声を党の活性化に役立てたい」。麻生氏は28日、党本部に各派閥の中堅議員を集め、47都道府県を訪れて県連役員や支持者から要望を聞いて回る計画を披露した。

 麻生氏は27日のテレビ番組で「1人区の町村への(予算配分などの)対応を変えないと格差感を解消できない」と指摘。民主党の小沢一郎代表が「1人区行脚」で都市と地方の格差問題を訴え、参院選大勝につなげたことを強く意識していることをうかがわせた。

 一方で、全国行脚に関しては「ポスト安倍」を念頭に置いた総裁選対策との見方も出ている。現に昨年の総裁選の党員・党友投票でも、都道府県連の投票数300のうち麻生氏は安倍晋三首相(197票)に次ぐ67票を獲得した実績がある。

【竹島一登】

毎日新聞 2007年8月29日 23時40分 (最終更新時間 8月30日 0時05分)

1936片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 06:06:22
冬柴国交相:公共事業通じ地方格差を是正する意向
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/seisaku/news/20070830k0000m020131000c.html

 安倍改造内閣で留任した冬柴鉄三国土交通相は29日、毎日新聞などのインタビューに応じ「民需を拡大し、雇用を創出できるような手段が道路や港湾の整備」と、公共事業を通じて地方の格差を是正する意向を示した。

 冬柴国交相は公共事業で地方に工場が進出し、有効求人倍率が上昇するなど地方経済への波及効果を強調。「三位一体改革の結果、疲弊した地域もある。そういう問題を解決していかなければならない」との認識を示した。バラマキ型公共事業への懸念については「(景気対策で多額の公共事業予算を組んだ時代に)戻れるほど、お金はない。知恵を働かせてやっていく」と述べ、メリハリをつけて対応する考えを示した。

 このほか、日本船籍の増加のための税制改正や法改正など、海洋政策の推進に意欲を示した。【後藤逸郎】

毎日新聞 2007年8月29日 23時50分

1937片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 09:06:10
自民 党改革本部長に武部氏
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/08/30/k20070830000016.html

自民党は、政治資金の透明性を高めるため、政治資金規正法の改正を検討する党改革実行本部の本部長に、武部元幹事長を起用することを内定しました。
自民党は、政治とカネをめぐる問題が参議院選挙で大敗した原因の一つだとして、党改革実行本部で、政治資金規正法を改正して政治団体の支出に1円から領収書の添付を義務づけるかどうか議論を続けています。こうしたなか、安倍総理大臣は27日の記者会見で、透明性を高める必要性を強調したほか、29日夜、党の新しい執行部に政治資金規正法の改正案をまとめるよう指示したことを明らかにしました。ただ、こうした見直しをめぐっては、党内に「事務が煩雑になる」などとする反対意見が根強くあります。このため、自民党執行部は、この問題の取りまとめにあたる党改革実行本部長には、党内の議論をリードできる人物を充てるべきだとして人選を進めた結果、小泉政権で幹事長を務め、郵政民営化の実現などに尽力した武部元幹事長を起用することを内定しました。

1938片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/30(木) 13:49:05
議員ら日参…強まる「青木院政」 メンツつぶれた参院
8月30日13時34分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000920-san-pol

 内閣改造で強く推した矢野哲朗前国対委員長の入閣が見送られ、メンツをつぶされた格好の参院自民党。新執行部の「軽量化」が指摘される中、一線を退いた青木幹雄前参院議員会長が個人事務所を構える国会近くの「TBRビル」には参院議員らが日参しており、10日からの臨時国会を控え「青木院政」はますます強まりそうだ。
 青木事務所はTBRビルの4階。参院ナンバー2にもかかわらず先の参院選で落選した片山虎之助前参院幹事長は、青木事務所の隣に個人事務所を構えた。すでに賃貸契約を終え「9月1日に新事務所で活動を始められる」(周辺)という。「青木詣で」に訪れた議員や官僚は片山氏にも「あいさつ」せざるを得ない、という読みがあるようだ。
 青木氏の後継の尾辻秀久議員会長と、山崎正昭幹事長は「まじめで誠実な人柄」で、議員仲間から慕われるものの、権謀術数にたけたタイプではない。
 内閣改造では、参院国対委員長を3年務め、郵政民営化関連法案などの重要法案をめぐる難局を乗り切ってきた矢野氏の入閣がほぼ内定していたにもかかわらず、参院執行部に事前連絡もなく最後の最後で選に漏れた。「入閣確実」と思っていた矢野氏の落胆は大きく、記者団の前で安倍晋三首相に電話で抗議したほどだ。
 尾辻氏は青木氏に「矢野氏だけは何としても閣内に押し込むように」と念を押されていた。それだけにメンツを失い、28日には官邸に乗り込んだが、勢いはここまで。約15分間で会談は終了し、尾辻氏も「人事の話はしていません…」と肩を落とした。
 この様子に参院側は「このままでは参院は官邸に翻弄(ほんろう)され続ける」(中堅)と危機感を募らせた。「青木氏だったら官邸ときっちり話を詰めていたはず」(参院筋)との声も強く、反発の矛先は尾辻氏ら現執行部に向かっている。
 それだけに「TBR詣で」はますます盛んになりそうだ。
 臨時国会ではテロ対策特別措置法の延長問題などをめぐり厳しい国会運営が予想されており、「国会議員を引退しない限りは青木氏が『参院のドン』である現状は変わりようがない」(閣僚経験者)との見方がもっぱらだ。

1939片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/08/31(金) 20:49:51
自民・二階総務会長、大連立構想に前向き
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070831i411.htm

 自民党の二階総務会長は31日、読売新聞社などのインタビューで、自民党と民主党の大連立構想について、「基本は、連立が組めれば、組んでいきたい。そうした方向について、お互いに努力することが大事だ」と述べ、前向きに検討すべきだとの考えを示した。

 同時に、「(民主党と)お互いに協力しあえる所はどこかと、連携を深めていく努力が必要だ。そういう中で大連立をやろうという雰囲気になれば(いい)。焦ってはならない問題でもあるので、情勢を見極めながら、しっかりした方向を見いだしていきたい」と指摘した。

(2007年8月31日18時53分 読売新聞)

自民・麻生執行部スタート、反安倍グループ3人を起用
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070831i113.htm?from=main1

 自民党の麻生幹事長をトップとする新執行部体制が31日、本格的にスタートした。安倍首相と距離を置く園田博之・元官房副長官(谷垣派)らが作る政策勉強会の準備会合に参加したメンバーのうち、3人を処遇したのが特徴だ。

 勉強会は、参院選惨敗を踏まえ、政府・自民党執行部に政策転換を求めることを目的に、園田氏らが呼びかけ人となり、準備会合を開いてきた。今回の人事では、準備会合の参加者のうち、渡海紀三朗衆院議員(山崎派)を政調会長代理、小坂憲次・元文部科学相(津島派)を国会対策筆頭副委員長、三原朝彦衆院議員(同)を国際局長にそれぞれ起用した。

 小坂氏らは参院選後、首相の続投に批判的な発言を繰り返しており、党内には「反安倍の動きを封じ込めるため、執行部に取り込んだ」(津島派幹部)と見る向きが多い。

 新体制では、閣僚人事などで“冷遇”された町村派が経理局長や組織本部長など党の中枢を抑えたほか、各派閥で初入閣を逃したベテラン議員が団体総局長、人事委員長・党紀委員長などに配置された。挙党態勢を築くため、派閥の意向に配慮した形跡がうかがえる。

(2007年8月31日20時22分 読売新聞)

1940片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/01(土) 08:27:29
自民党:新三役に聞く 麻生太郎幹事長/二階俊博総務会長/石原伸晃政調会長
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070901ddm005010025000c.html

 自民党三役に就任した麻生太郎幹事長、二階俊博総務会長、石原伸晃政調会長は31日、党本部で報道各社の共同インタビューに応じた。麻生氏は参院選の惨敗を受け、同党の地方組織の立て直しを急ぐ考えを強調。石原氏は雇用創出など地方活性化に力点を置く意向を示した。

 ◇地方組織、立て直す−−麻生太郎幹事長

 −−今回の内閣改造・党役員人事には「派閥の復権」との指摘も出ていますが、評価は。

 ◆党内の少数派閥から幹事長、総務会長になったのだから、派閥の力を頼っているというのは理屈に合わない。経験豊富な人を適材適所で配置した結果だ。自民党の派閥は田中角栄首相の時代に強くなったが、今は派閥の力はそんなにない。「重厚な人事」を求めてきたので、ほぼ満足だ。仕事をして(実績を上げて)いくと支持率も上がっていくのではないか。

 −−衆院の解散・総選挙に向けてどう準備しますか。

 ◆解散は(任期切れまでの)2年以内。それ以外に答えようがない。9月で(前回衆院選から)2年たつから、いつあってもおかしくないと準備するのは衆院議員なら普通の話だ。

 −−参院で多数を占める野党との協議はどう進めますか。

 ◆民主党は参院第1党として議長を出し、議会運営に責任を持つ立場になった。ただ反対ではおかしい。民主党がしかるべき代替案を提出し、どう話をしていくかだ。

 −−参院選の惨敗を受けて政策の優先順位をどう変えますか。

 ◆改革にはつねに改善と改悪が伴う。(小泉改革で)経済が好転した一方で、弱者や地方への配慮に問題があり、対策ができていなかった。その部分への手当てが必要だ。治山治水の役割を果たしている過疎地に地方交付税で配慮するのも一つのやり方だ。自民党の地方組織が痛んだのは事実で、きちんと立て直さなければいけない。

 −−「政治とカネ」の問題で「1円以上の領収書添付」の議論を引き継ぎますか。

 ◆透明性をきちんとすることは間違っていない。ただ、政治活動が規制されることに注意しなければならない。透明性の高め方として話が極端になっている気がする。各党の協議も必要だろう。

 ◇大連立構想、知恵の一つ−−二階俊博総務会長

 −−総務会をどう運営しますか。

 ◆総務会は党大会に代わる最高の意思決定機関だ。円満に進めたい。少数意見もしっかり受け止めて対応する。

 −−野党との政策協議は?

 ◆政策で与野党が真正面からぶつかり、いつまでも結論が出ない状態を繰り返すと、自民党も野党も国民からおしかりを受ける。そうならないよう十分に話し合いたい。意見の違いが(マスコミによって)詳細に伝えられるので、常識的な判断がなされるだろう。

 −−民主党との大連立構想をどうみますか。

 ◆すぐに組める政治情勢ではないが、互いに努力することが大事だ。国の安全、平和、国民生活の向上など協力できる点から連携を深める努力も必要ではないか。その積み重ねによって「ここまできたら大連立」という雰囲気になればいい。連立が組めれば組んでいきたい。

 −−なぜですか。

 ◆(参院の与野党逆転で)政治が動かなくなる。それを国民は期待しているだろうか。知恵の一つとして大連立構想があるのではないか。

 ◇地域雇用創出に力点−−石原伸晃政調会長

 −−政策責任者として地方への目配りをどうしますか。

 ◆構造改革をゆっくりやってほしいという地方の悲鳴を参院選で感じた。バラマキはいけないが、(災害対策など)必要な社会資本の整備は精査して行う。税制改正で地方に何ができるか、財政に余力がない地域でいかに雇用を創出するか、知恵を出したい。

 −−消費税を含む税制改革をどう進めますか。

 ◆税制改正は参院でだめと言われると(法案が)通らない。野党と協議しなければ、連立与党だけで決めても絵に描いたモチになってしまう。

 −−次期衆院選にどう臨みますか。

 ◆参院選敗北を受け、衆院の解散・総選挙を望む世論が強い。11月1日に期限が切れるテロ対策特措法に対し国会がどう判断するかが、解散時期を占うポイントになる。

 −−テロ対策特措法で野党との政策協議をどう行いますか。

 ◆柔軟に野党の考えを尊重する心構えだ。修正に応じる用意はある。

 −−政策協議は大連立につながりますか。

 ◆政策協議で合意する部分連合が発展すれば連立はあり得る。民主党が政策第一で来るか、安倍内閣を解散に追い込む政局第一で来るかで(状況は)変わる。

毎日新聞 2007年9月1日 東京朝刊

1941片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/01(土) 08:59:59
二階氏 民主との連立も念頭に
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/01/k20070831000189.html

自民党の二階総務会長は、NHKなどのインタビューで、参議院で与野党の勢力が逆転したことを踏まえ、将来的に民主党と連立を組む可能性も念頭に置きながら国会運営に当たる必要があるという考えを示しました。
この中で、二階総務会長は「野党は、参議院で多数を占めているが、衆議院で多数を占めておらず、法案にしても予算にしても、お互いに思うようにいくわけではない。イデオロギーにあまり差がない政党ががっぷり四つに組んで一歩も譲らない姿は考え直さなければならない」と述べました。そのうえで、二階氏は、政治の安定を図るため民主党と連立政権を組むことも検討の余地があるという意見が党内にあることについて「大連立は、大いに検討に値し、真剣に考えるべきだ。誠心誠意話し合ってみたい」と述べ、将来的に民主党と連立政権を組む可能性も念頭に置きながら国会運営に当たる必要があるという考えを示しました。また、二階氏は、郵政民営化に反対して離党し、その後復党した議員と、対立候補として立候補して当選した議員の、次の衆議院選挙に向けた調整について「郵政民営化への対応だけで一本調子で判断するのではなく、あまり感情論を交えず、地域の意見も聞きながら、党の円満な発展のために冷静に判断したい」と述べました。

1942片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/01(土) 09:05:33
安倍首相は「ギザカワユス」より「ちょいワル」がいい…麻生幹事長インタビュー
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070901-OHT1T00056.htm
政界屈指の漫画好きだが、「老眼鏡で読むのも楽じゃない」とぼやいていた麻生新幹事長 [写真を拡大]
 参院選惨敗からの人心一新で誕生した自民党の麻生太郎新幹事長(66)が31日、スポーツ報知などのインタビューに答え、安倍晋三首相(52)について「『ギザカワユス』(超かわいい)より『ちインタビューょい不良(ワル)』の方がいい」と国民にこびずに、政権浮上に取り組むことを勧めた。ちょっと、ごう慢そうに見えながら「漫画好き」「流行に敏感」という永田町に珍しいキャラ。「俺が幹事長なら党内は明るくなる」と自信を見せた。

 ―幹事長就任の経緯は。

 「組閣前日の午後4時ごろに電話がかかってきて、総理が『おわかりでしょうけど、正式に幹事長をお願いします』と。普通、新聞で最初に名前が報道された人事はつぶれるものだが、俺が(最初の名前浮上から)1か月もったのが不思議なんじゃない? 各社は『麻生幹事長』をつぶし損なった感じなのでは。あはは」

 ―幹事長になって、党にどんな変化をもたらす?

 「党内が明るくなるんじゃない? まず、トップにいるのが明るくなきゃ。参院選に負けて、みんな必要以上に暗い。なんか日本人って、深刻なのが好きでしょ。景気が良くても『わが社の取り巻く環境は厳しい』と言ったり。悲観論を言うのがインテリと思われると考えているんじゃない? おたくら(報道陣)を含めて。俺はインテリと思われる必要は全然、ないから」

 ―最近の内閣支持率は回復傾向にある。一方で党の支持率は民主党にリードを許している。

 「もともと、内閣支持率は40%ぐらいはあって、選挙前に20%台に落ち込んだ。安倍の下で改造を行えば、支持率は上がるという証明。党の支持率が戻ってねえのは、党三役があまり良くないと思えばいいんじゃない?」

 ―先月の東南アジア諸国連合の余興で「ビリーズ・ブートキャンプ」で笑いをとった。流行に敏感な印象がある。

 「ビリーズはだいぶ、もうかってるんだろ? 流行に興味があるわけではないが、人が何に興味があるのかというアンテナは立てている。永田町にいる役人や記者の話は、みんな偏っているんだからさ。広く人の話を聞かないとダメよ」

 ―漫画を読んで政治を考えているという話だが。

 「例えば『ゴルゴ13』を見ると、90年代以降はスパイものの内容はない。米ソ冷戦が終わったからで、最近はテロの話が増えてきた。作者は、そこらの新聞の国際部記者より、時代が見えていると思う。漫画の方が自分の感性に合うね」

 ―最近、漫画を読む時間は?

 「今は10冊以上(週刊漫画誌)を読んでいるけど、忙しくて、先週分も今週分もたまっている。早く読まないと来週分がすぐきちゃう。大変だ」

1943片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/01(土) 09:07:21
 ―参院選中に「バカ大臣」と批判した舛添要一氏が厚労相で入閣したが、しこりはある?

 「全然、ないよ。彼は実母の介護をやってきて、頭もいいし、ハマリ役なんじゃないかね」

 ―朝青龍問題をどうみる?

 「朝青龍は横綱だもん。日本に戻ってくるよ。でも、マスコミは勝手だね。一人横綱の時はちやほやして、横綱が2人になった途端、モンゴルで少しサッカーしただけで巡業をさぼるイメージをつけて、今度は帰国の話題をつくっている」

 ―漫画好きのタレント「しょこたん」こと、中川翔子が人気回復に向け「安倍首相には『カワユス』(かわいげ)が必要」と提言した。

 「あの子の言葉を借りれば『ギザカワユス』(超かわいい)がいいんだろうけど、50歳を過ぎてねえ…。まだ『ちょいワル』の方がいいんじゃない? 国家の代表たる人物がかわいいでは頼りねえだろ。がははっ」

 ▼麻生太郎

 ▼生まれ 1940年9月20日、福岡県飯塚市生まれ。66歳。

 ▼華麗なる一族 母方の高祖父は大久保利通、祖父が故・吉田茂元首相。衆院議員も務めた父・太賀吉氏は石炭業などを営んだ大財閥。千賀子夫人の父は故・鈴木善幸元首相。安倍首相とは遠い親類。

 ▼狙い撃ち 76年のモントリオール五輪に射撃の日本代表選手で出場。

 ▼アキバ系 昨年の自民党総裁選で行った東京・秋葉原での演説で開口一番「自称『秋葉原オタク』の皆さん」と呼び掛けて大ウケ。漫画通でオタク文化に好意的とあって、若者からの支持は高い。

 ▼ごう慢? 記者会見で人を見下した物言いをすることでも有名。某大新聞社を名指しで「取材能力がない」と“口撃”するひと幕もしばしば。

 ◆ギザカワユス タレントの中川翔子さんが自身のブログ(日記風サイト)などで多用し「ギザ+カワユス」に分けられる。「ギザ」は「超、すごく」「好き」などの意味があり、中川さんの代名詞的言葉。「カワユス」は「かわいい」の意味で、巨大掲示板「2ちゃんねる」が発祥といわれている。中川さんが考案した同意語として「カワユシ」もある。

 ◆ちょいワルおやじ 男性向け月刊誌「LEON」(主婦と生活社)が提唱するワイルドで不良っぽい中年男性のファッション。また、それを模範とする30〜50代の男性を指す。岸田一郎元編集長(現在は退社)が旗頭となったブームで、モデルに起用したイタリア人タレントのパンツェッタ・ジローラモさんは象徴的存在。

(2007年9月1日06時01分 スポーツ報知)

1944片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/01(土) 17:15:10
様子見続ける自民各派/支持率上昇で首相批判下火
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070830.html

 内閣改造、自民党役員人事後に初めて開かれた三十日の党内各派の会合では、内閣支持率が上昇したこともあり、閣僚がゼロだった谷垣派を除き、表立った安倍晋三首相批判は鳴りをひそめた。ただ、再び支持率が下落する懸念は消えず、当面は様子見というのが本音のようだ。今後の展開次第では批判が再燃する可能性もある。

 「一応支持率が回復した。ただ、本当に反転攻勢につなげていくには、人事を超えて、どういう方向に進んでいくのか首相の明確なメッセージが必要だ」。谷垣派の懇談会では、谷垣禎一会長が派内の不満をおもんぱかるように首相に注文を付けた。

 一方、改造前は首相に批判的だった山崎派は閣僚が二人に増え、党人事でも厚遇されたことで雰囲気は一変。山崎拓会長は「両大臣をはじめ、すべての皆さんがそれぞれのポストに就かれる」と表情を緩ませた。

 津島派でも、津島雄二会長が二十九日の幹部会で「歯に衣(きぬ)着せぬ発言をきちんとやるのがわれわれの役割だ」と切り出したが、すぐに「津島派として三人の閣僚誕生は大変おめでたい」と今回の人事を歓迎。

 最大派閥ながら閣僚が一人だけだった町村派では、外相として入閣した町村信孝会長が「一人の入閣で、誠に内心じくじたるものがある」と陳謝したが、森喜朗元首相が「いいこともあればつらいこともある」と派内をなだめる方に回った。

 古賀派の三十日の懇談会では、古賀誠会長と丹羽雄哉前総務会長が談笑する姿に安堵(あんど)感が広がった。丹羽氏が党三役の総務会長就任に伴い派閥を離脱した途端に「丹羽・古賀派」が「古賀派」に衣替えしたことへの反発があるとみられていたためだ。

 丹羽氏もあいさつで古賀氏を「会長」と呼び、融和ムードを演出。古賀派の閣僚数は減らされたが、首相への不満は出なかった。

 各派会長やベテラン議員を取り込み、批判を封じ込めようという首相の人事戦略が奏功した形だが、自民党内では「支持率をこのまま回復基調にするのはなかなか難しい」(町村派中堅)との見方が大勢で、雰囲気が一変する恐れは消えない。

1945片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/02(日) 13:48:40
惨敗予想に1回生不要論 「小泉チルドレン」戦々恐々
9月2日13時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070902-00000906-san-pol

≪「年内解散」なら公認差し替え?≫

 自民党が参院選で大敗し、「年内解散」もささやかれる中、2年前の衆院選で大量当選した1回生議員「小泉チルドレン」が危機感を募らせている。麻生太郎幹事長ら自民党新執行部は、1回生を厚遇する考えはなく、現職議員を優先してきた公認制度にもメスを入れる方針をチラつかせる。戦々恐々のチルドレンに打つ手はあるのか−。

■札幌に17人集結

 「われわれみんなが結束すれば、次の総裁選に候補者を出せるだけの力を持っているんだ!」

 8月31日夜の札幌市内のホテルで開かれた若手議員の会「新しい風」の夏季合宿。主宰者の武部勤元幹事長が強調すると、猪口邦子氏や佐藤ゆかり氏ら1回生議員は拍手と歓声を上げた。

 郵政解散で当選した1回生議員83人は当初こそ脚光を集めたが、結束は次第に薄れ、多くは派閥入りした。21人が加入する「新しい風」は「最後のとりで」といえるものの、党内の存在感は薄いのが実情だ。17人も札幌に集結したことは焦りの大きさを物語る。

 杉村太蔵氏の「新しい風にはアナリストも首相秘書官も、元フリーターの私もいる!」という軽口にも、失笑がもれる始末。あいさつもそこそこに会場中を駆け回り、支持者らに名刺を配る議員が目立った。

 参院選は1回生議員に「選挙の厳しさ」を思い知らせた。党執行部が300の小選挙区ごとに参院選得票数を分析したところ、当選圏は70人に過ぎず、1回生議員はほぼ壊滅状態だった。

 加えて麻生氏は、1回生議員を厚遇した武部氏や中川秀直前幹事長の手法に批判的だ。27日の就任会見で「ルールにのっとり、公明正大に党運営をしていきたい」と宣言、政務官や副幹事長などの役職から1回生議員を全員外した。

■武部氏がクビ切り役

 菅義偉党選対総局長も麻生氏に同調。30日の古賀派議員懇談会では「麻生氏に『君の仕事はクビ切りをすることだ』といわれた」と打ち明けた。「クビ切り」が、惨敗が予想される候補者の差し替えを意味するのはいうまでもない。

 党内は「次の衆院選で郵政解散のような風が吹くことはあり得ない。どんな逆風でも240議席を死守する選挙態勢が必要だ」(党幹部)と麻生氏らの方針を支持する声が大勢だ。特に2〜4回生議員は「1回生のせいで損な役回りをさせられた」との思いは強く、1回生への風当たりは強まりそうだ。

 そんな1回生議員にとって、武部氏の党改革実行本部長就任は唯一の救いにみえるが、ある党幹部は「武部氏は候補者差し替えの際の説得役として白羽の矢が立った。郵政解散であれだけ冷酷にクビを切ったのだから適役だ」と説明する。

 ここで1回生が結束し、「数は力」であることをアピールできるかどうか。動き次第では、今後の政局を左右する可能性も出てくる。

1946片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/02(日) 13:49:15
改造1週間足らずで…安倍内閣、「政治とカネ」続出
9月2日11時36分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070902-00000903-san-pol

≪「身体検査」万全のはずが…≫

 8月27日に発足した安倍改造内閣に、閣僚らの「政治とカネ」をめぐる問題が続出している。安倍晋三首相は、赤城徳彦元農水相の事務所費問題を教訓に、入閣候補者の金銭問題や刑事上の問題がないかを調べる「身体検査」を徹底したにもかかわらずだ。問題の閣僚らが早期に説明責任を果たすことで乗り切りを図るが、民主党など野党は、遠藤武彦農水相の問責決議案の参院への提出を視野に入れ、安倍首相の責任を追及する構えだ。

 安倍首相は1日、記者団に対し、遠藤氏が組合長理事を務める共済組合の問題について「疑問があれば説明しなければならない」と強調した。赤城氏の問題発覚時に、説明責任が足りないとの批判にもかかわらず「(辞任とか)そういう問題ではない。赤城氏はしっかりと説明した」としたのとは対照的だ。

 与謝野馨官房長官は、問題が発覚した閣僚らに対し、(1)迅速に事実関係を公表する(2)虚偽なく説明する(3)問題であればしっかりと謝罪する−を指示している。荻原健司経済産業政務官や坂本由紀子外務政務官が未明になって緊急記者会見を開いたのもその一環だ。

 ただ、これですべての問題を乗り切れるかは不透明だ。安倍首相は8月27日の内閣改造当日に「閣僚が何か指摘され、十分に説明できなければ去っていただく」と言明しており、難しい判断を迫られることになる。

 内閣改造にあたり、井上義行首相秘書官は安倍首相のアジア諸国歴訪に同行せず、「身体検査」にあたった。政府関係者によると、リストアップされた閣僚候補は三十数人。警察などの機関に調査を指示し、資金管理団体や後援会、関係企業の税務状況なども洗い出したとされている。

 しかし、遠藤氏の場合、会計検査院がすでに不正受給を指摘していた。公明党からは「身体検査は万全といっていたのに、なぜ、こんなに問題が出るのか」(幹部)との声も漏れている。

1947片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/02(日) 15:54:07
首相の早期退陣要求 自民古川支部、県連に申し入れへ
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/09/20070901t11055.htm

 宮城県大崎市の自民党古川支部が、安倍晋三首相(自民党総裁)の早期退陣を求める申し入れ書を、党宮城県連(市川一朗会長)に提出することが31日、分かった。参院選で惨敗した首相の指導力を批判する内容で、党支持基盤の中核を担う地方組織の不満が表面化した形だ。

 申し入れ書は、閣僚の失言や不祥事への安倍首相の指導力不足を指摘。「『自分と小沢(一郎)民主党党首を選択する選挙』と訴えた戦術で敗戦した事実を重く受け止め、早期に退陣すること」と求めている。

 退陣要求は、8月下旬の支部総務会で決定した。役員からは「地方軽視の政策が惨敗を招いた」「支持者は安倍首相に危うさを感じている」などの意見があったという。

 佐藤勝支部長(大崎市議)は「農村部で党への不満が強い。コメの値段は下がる一方で、政府は零細農家を切り捨てて集落営農を強いる。内閣改造による支持率上昇もご祝儀相場にすぎない。反省してもらわなければ地方組織は持たない」と話している。

 3日に自民党宮城県連に申し入れ書を提出し、県連として首相の退陣を要求することを求める。

 自民党宮城県連は、2000年の衆院選で敗れた森喜朗首相(当時)を批判するテレビコマーシャルを制作し、退陣を求めたことがある。

2007年09月01日土曜日

1948片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/02(日) 19:30:03
当選7回、二田衆院議員また入閣せず
2007年08月28日 朝日秋田
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000708280002

現在は若手を育てる立場に回っているという二田孝治衆院議員=05年8月30日、秋田市で

 27日に発足した安倍首相の新内閣に、今回も自民党の二田孝治衆院議員(69)=比例区東北ブロック=の名前はなかった。7回当選、20年以上の国会議員経験のある二田氏は、なぜいつまでも入閣しないのか。支持者はその日を待ち望むが、「性格的に大臣は無理なのか」といった声も聞こえてきた。(釆沢嘉高)


 「1回ぐらい大臣になってもらいたいとは思うんだけど……」


 二田氏が10年間の県議生活を経て衆院選秋田1区に初めて立候補した86年以来、必ず投票してきた秋田市牛島地区の無職女性(84)は残念そうだ。


 二田氏と個人的なつながりがあり、数年前に知り合いが仕事に関することで世話されたこともある。細かいことに目くじら立てず、「思いやりがある」と評価している。


 「ただ、おとなしい。上にあがってやる、という部分がないんだもの」


 同市下新城地区の無職男性(79)は、大臣ポストに就いてこなかったことについて、「素質に欠けるところがあるということだろう」と一言。


 10年ぐらい前までは二田氏に投票してきた。が、それ以降は期待が薄れ、別の人に変えた。00年に発覚した多額の借金問題に触れ、「一生懸命やっているのかもしれないが、物事をうまくこなせない人なんだろう」と見ている。


 県選出の国会議員ではこれまで、村岡兼造氏が衆院5回当選して郵政大臣などに、野呂田芳成氏が同4回当選して農水大臣に就いた。二田氏は自民党副幹事長や組織本部長代理を経て広報本部長となっているが、「入閣適齢期」を越えても入閣経験はないままだ。


 二田事務所の秘書の一人、船木第輔さん(73)は「10年前ぐらいに大臣になるチャンスはあった」と言う。ただそのころから、大臣ポストが年功序列で回される風潮が、若手起用の風潮に変わった、と見ている。


 「タイミングが悪かったし、本人も『何としてでも大臣に上りつめよう』という性格でない」


 いま二田氏は、所属する自民党の古賀派で、若手を大臣ポストに送り出す役回りになっているようだ。日ごろ二田氏は、「有権者には、自分のできる範囲で恩返ししようと思っている」と船木さんに話しているという。

1949片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/03(月) 00:57:27
遠藤農相が引責辞任、きょう首相に伝達 安倍政権、窮地に '07/9/3
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200709030122.html

 遠藤武彦農相(68)=衆院山形2区=は二日夜、自身が組合長理事を務める農業共済組合が共済掛け金を国から不正受給していた問題をめぐり、辞任する意向を固めた。三日午前、安倍晋三首相に辞表を出す。野党が過半数を握る参院で、農相の問責決議案を出す方針であることから政局混乱を回避すべきだと判断したとみられる。

 遠藤農相は一日の記者会見で辞任を否定していたが、与謝野馨官房長官は二日昼に自民党の麻生太郎幹事長らと会談し、早期辞任は不可避との認識で一致。夜に遠藤農相に会い辞任を促した。事実上の更迭になった形だ。政党支部の政治資金収支報告書に領収書の二重計上の疑いがあることを認めた坂本由紀子外務政務官(参院静岡選挙区)も辞任の意向を固めた。

 政府、与党は、閣僚の事務所費、失言問題への後手後手の対応が参院選惨敗を招いたことを踏まえ、安倍改造内閣の危機管理能力を示すためにも、遠藤農相問題への迅速な対応を迫られた。

 ただ閣僚の政治資金状況などを入念に「身体検査」したはずの内閣改造からわずか一週間での閣僚辞任により、安倍首相の任命責任が厳しく問われるのは必至。松岡利勝氏の自殺、赤城徳彦氏の更迭に続く農相交代により、安倍政権は十日召集の臨時国会を前に窮地に立った。

 不祥事をめぐる閣僚交代は、昨年九月の安倍首相就任以来、五人目。遠藤農相は三日午前に辞表提出後、農水省で記者会見する。後任には島村宜伸、谷津義男、中川昭一各氏ら農相経験者の名が挙がっている。

 遠藤農相は「(進退は)大局的に判断する」と周囲に辞意を伝達。党関係者は「三日に辞任することになった」と認めた。

 二日のテレビ番組で、麻生氏は「世間で通る説明なのかどうかが一番の問題だ」と指摘したほか、公明党の太田昭宏代表は「次から次にこういう問題が出るのは残念で情けない。会計検査院から指摘されて三年間も放置していること自体、国民からみたら何をやっているのかとなる」と厳しく批判した。

1950片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/03(月) 00:58:28
続投戦略、早くも破たん 「負の連鎖」断ち切れず '07/9/3
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200709030125.html

 閣僚不祥事の「負の連鎖」はやはり断ち切れなかった。遠藤武彦農相が組合長理事を務める農業共済組合の不正受給問題をめぐり、農相を引責辞任する意向を固め、安倍改造内閣は発足わずか一週間で深刻な打撃を受けることになった。

 参院選で惨敗した安倍晋三首相は派閥領袖クラスを要職に据えた内閣改造で自民党内の続投批判を封じ込め、十日からの臨時国会に向けて態勢を立て直す戦略だった。しかし“鬼門”となった農相ポストの不祥事に足を取られ、続投戦略は事実上、破たんした格好だ。

 低迷を続けた内閣支持率は内閣改造の「ご祝儀相場」(野党幹部)で復調の兆しを見せたが、再び失速する可能性は否めない。民主党の小沢一郎代表は野党が過半数を握った参院を主戦場に、早期の衆院解散に追い込みたい構えで、政権が低空飛行を続ければ自民党内で退陣論が再燃するのは必至といえる。

 政府、与党が遠藤氏、坂本由紀子外務政務官の事実上の更迭に踏み切った背景には、参院選での問責決議案可決を見越して「いずれ辞めるなら早い方がいい」との判断があったとみられ、参院での与野党逆転状況の反映でもある。

 与謝野馨官房長官は二日昼の自民党の麻生太郎幹事長との会談で早期収拾方針を確認し、夜に遠藤、坂本両氏と相次ぎ会って引導を渡した。自民党は参院選総括で「不祥事の続発に対する後手後手の対応により、国民から指導力、統治能力に疑問を呈された」と指摘しており、遠藤氏らへの迅速対応で危機管理能力を示し「これまでとの違い」をアピールしようとしたのは間違いない。

 首相は内閣改造直後の記者会見で「(閣僚は)十分な説明ができなければ、去っていく覚悟でやってもらう」と言明していたが、今回の更迭劇は「与謝野―麻生ライン」主導で進み、首相の求心力低下もうかがわせた。

 内閣改造に際しては入念な“身体検査”を実施したはずだが、与謝野氏は一日、記者団に遠藤氏の問題に関して「それぞれの議員がやっている社団、財団、組合などの役職まで目が行き届かなかった」と釈明した。

 しかし改造後には遠藤、坂本両氏だけでなく、岩城光英官房副長官、荻原健司経済産業政務官らも政治資金に絡む問題が表面化しており、首相の任命責任があらためて問われることになる。

1951片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/03(月) 01:02:34
将来の総裁選へ布石? 中川前政調会長、4年ぶり無役 派閥基盤固め(09/02 07:30)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/46960.html?_nva=11

 自民党の中川昭一前政調会長が、二○○三年の経済産業相就任後、四年ぶりに閣僚や党の要職から離れた。改造内閣への入閣が有力視されていたが、中川氏自身「派閥に戻りたい」と固辞したとの見方もある。安倍晋三首相の政権運営を支える姿勢に変わりはないものの、党内には所属する伊吹派内の基盤を固め、将来の総裁選出馬をにらんだ布石との受け止めもある。(東京政経部 中橋広岳)

 改造内閣が発足した二十七日、中川氏は記者団に「いろいろ勉強し、ある程度の成果が出たものもある。任期を全うした充実感もある」と政調会長在任中の十一カ月を振り返った。「日本も核に関する議論をすべきだ」と発言して物議を醸したが、道路特定財源の一般財源化をめぐる政府・与党調整では党内の一任を取り付け、首相官邸側から大幅譲歩を引き出した。

 改造内閣でも農水相や総務相などへの起用が取りざたされた。首相としても保守的な理念を共有する盟友を閣内に入れ、「美しい国づくり」路線に変化がないことを印象付ける狙いもあったようだ。

 しかし、中川氏は組閣の数日前、周囲に「次は閣僚を受けたくない」との意向を漏らしていた。中川氏の側近は「しばらく派閥から離れていたため、『戻ってきてほしい』という声があったようだ」と推測する。伊吹派では会長の伊吹文明文部科学相が留任。二年前の郵政解散で亀井静香、平沼赳夫両氏が離党した後、総裁候補と目される人材は中川氏以外にはおらず、今後の派閥運営の中核を担うことは間違いない。

 ただ派閥から遠ざかっていた期間が長く、同派幹部は「中川氏と触れ合ったことがない若手も多い」と指摘。「総裁選に出馬することになった時、若手が担いでくれなくては困る」(幹部)として、今後の派内の求心力確保が課題となっている。

 また先の参院選道選挙区では地元衆院道11区(十勝管内)で自民党公認の伊達忠一氏の得票数が小川勝也氏、多原香里氏に次ぐ三位に終わり、中川氏は危機感を強めていた。民主党の小沢一郎代表は次期衆院選に向け、11区に出馬して比例で繰り上げ当選した元秘書の石川知裕氏のテコ入れに動くのは確実で、地元では「自由に選挙区に帰れるようになったのはいいこと」との声も出ている。

1952片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/03(月) 09:06:31
大臣また交代、農水職員「本業専念いつ」…遠藤農相辞任
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070903it02.htm?from=top

 安倍改造内閣発足からわずか1週間。組合長を務める農業共済組合の補助金不正受給問題で、遠藤武彦農相(68)が3日に辞任することになった。

 安倍政権下で不祥事に絡む農相交代は、松岡利勝氏の自殺、赤城徳彦氏の更迭に続いて3人目。農林水産省では2日夜、対応にあたるため、一部の職員が慌ただしく出勤し、「いつになったら本業に専念できるのか」といった声も上がった。

 農水省では、農業共済組合側が不正に受け取った補助金を国に返還する予定の3日、遠藤農相に返還の経緯を発表してもらう記者会見を開く計画だった。しかし、2日になって遠藤農相の辞任の可能性が強まったことを受け、大臣官房の一部の職員が夕方から夜にかけて出勤し、情報収集に追われた。

 農相の辞任に関するニュースを自宅のテレビで見たというベテラン職員は、「驚いて、何とも感想を言いようがない」と絶句。「随分長く公務員をやっているが、こんな短期間に3人の大臣が異例の形で交代するのは初めて。落ち着いて仕事がしたい」と語った。

 また、ある職員は「遠藤大臣のもとで、今度こそじっくりと腰を据えて仕事ができると思っていたのに……」とうんざりした様子。別の職員は「これほど不祥事が続くと、だれがなっても農水大臣のマイナス面ばかりが注目されてしまう。農政に明るい適任者が誰も引き受けてくれなくなるんじゃないか」と心配した。

 共済加入者を水増しし、農業共済の掛け金を国に不正に補助させていた遠藤農相の地元、山形県米沢市の置賜(おきたま)農業共済組合。2日は職員の出入りはまばらで、遠藤農相が組合長を辞任する手続きを行う理事会開催の準備などに当たった。水増しにかかわった当時の課長(60)は読売新聞の取材に、「前任の課長が設定した目標を達成するために私費で加入手続きをしてしまった。遠藤氏に迷惑をかけてしまい、申し訳ない」と語った。

 高畠町のブドウ栽培農家の男性(72)は、「農家の名前が水増しで勝手に使われていたことが発覚したにもかかわらず、組合からは全く説明がない」と憮然(ぶぜん)とした表情。加えて「遠藤氏は大臣だけでなく、議員も辞めて責任を取るべきだ。名前だけの組合長では監督が行き届かず、不正受給は起こるべくして起きた」と怒りをあらわにしていた。

(2007年9月3日9時0分 読売新聞)

1953片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/03(月) 17:19:22
「エンタケさん」、選挙では苦戦 辞任した遠藤農水相
2007年09月03日13時50分
http://www.asahi.com/politics/update/0903/TKY200709030146.html

 「エンタケさん」。衆院山形2区選出の遠藤武彦氏は、地元山形県米沢市では、こう呼ばれる。自分も選挙ポスターに使ってきた愛称だ。自動車学校の経営、山形県議などを経て、86年に衆院議員に初当選し、6選を重ねてきた。

 しかし、選挙は苦戦が多く、93年の総選挙で落選。同じ自民党の近藤鉄雄氏、その息子で民主党入りした洋介氏の親子2代を相手に、激しい選挙戦を繰り返してきた。

 自民党内では農水族として地位を固め、01〜02年にかけて小泉内閣の農水副大臣を務めた。所属する山崎派で農水相を務めていた武部勤・自民党元幹事長とともに牛海綿状脳症(BSE)対策に奔走した。

 人目を引くスキンヘッドに変わったのは、その副大臣在任中だ。BSE問題の対応に追われるあまり、「円形脱毛症になってしまい、エイッと全部そった」。機会あるごとに自ら裏話を披露してきた。

 03年の総選挙の際には、当時、党幹事長だった安倍首相が応援演説に来て、「日本のユル・ブリナーとして世界的に有名」と評したエピソードもある。

 自らを「愚直にして不器用」と評し、パフォーマンス嫌いを公言。常に持論の「地方が良くならなければ、国が良くなるはずがない」「森なき民は滅び、農なき国は衰退する」という言葉を口にし、地方重視の立場を強調してきた。

 「自分の役どころは、仕事人、請負い師、始末や、所詮(しょせん)使い捨てと心得ている」

 遠藤氏は、党総務局長に就任後の05年11月には自らのホームページにこう記していた。

1954片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 02:53:19
自民支部、安倍首相の退陣要求 宮城県連に申入書
2007年09月03日21時24分
http://www.asahi.com/politics/update/0903/TKY200709030368.html

 遠藤前農水相ら相次ぐ閣僚の不祥事などを受けて、自民党宮城県連古川支部は3日、安倍首相の早期退陣を求める申入書を、同県連(会長・市川一朗参院議員)に提出した。「閣僚不祥事に対する拙速な対応で指導力不足が露呈した」「自らの戦術で参院選に敗れた事実を受け止めるべきだ」などと指摘している。

 申入書ではこのほか、「安倍政権は地方の危機的実情の認識を持ち、生活弱者への配慮を実施すること」や「零細農家が切り捨てられたと感じる施策を是正すること」も求めた。県連側は「退陣要求を取り次ぐのは難しいが、格差是正や農業振興策などは多くの党員が感じていることだ」(渡辺和喜会長代理)としている。

 佐藤勝・同支部長は「要求は支部の総意。地方の第一線では恥ずかしくて党勢拡大を口にできる状況でない。有権者から『何ですか自民党は』と言われる」などと話した。遠藤氏の問題が出る前の8月中旬から支部で検討してきたという。

 宮城県連は森政権時代の01年、「こんなんじゃ私が総理大臣をやった方がましよ」と、主婦が電話で怒鳴りつける政権批判のテレビCMを作ったことがある。

1955片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 02:56:57
遠藤農相辞任:補助金行政と集票…問題点が表面化
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070904k0000m010123000c.html

 遠藤武彦農相の辞表提出は、補助金行政を通じて支持団体を集票マシンに組み込んできた自民党政治の問題点が表面化したものといえる。民主党は国政調査権の発動で会計検査院による会計検査を活用し、安倍政権への継続的な打撃を狙う構えだ。自民党は「遠藤氏は特殊な例。民主党のイメージ戦略だ」(同党幹部)と反論するが、支持団体・業界への揺さぶりに神経をとがらせる。政治と業界団体の「もたれあい」の問題は、求心力の低下した安倍内閣の足かせになりそうだ。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は3日の講演で「農林水産行政を取り巻く構造的な問題だ」と指摘した。山岡賢次国対委員長も同日の記者会見で、農業共済組合の組合長などを務める自民党国会議員十数人の実名を列挙し「税金を偏って使う役割だ」と決めつけた。

 名指しされた自民党議員は一斉に反論。中国地方の県農業共済組合連合会長を務める自民党幹部は「自治体との折衝もあるので、会長を国会議員が務めるケースは多い。私腹を肥やすことはない」。「就任自体が怪しいというのはおかしい。遠藤氏の組合は不正をしたからとがめられた」(古賀派の閣僚経験者)と批判する。

 自民党は政権与党として予算を配分する役割を担うと同時に、受け取る側を支持団体に取り込み、強固な政権基盤を確保してきた。遠藤氏の問題を最大限に利用する民主党の戦略は自民党にとって痛手になる。参院選比例代表では業界団体が特定の候補者を支援して当選させてきた実績があり、「癒着」批判に結び付きやすい。ある党幹部は「業界団体と国会議員の関係を見直す必要がある」と語るが、それは一方で支持団体の「自民離れ」をさらに加速させかねない。

 民主党の菅直人代表代行は「会計検査院の指摘は遠藤氏の問題にとどまらない。自民党政権の長年の政権運営の氷山の一角だ。積み上げていけば年内の解散・総選挙もある」と強調。仮に閣僚や自民党幹部でまた同様の問題が発覚すれば、安倍政権は急速に安定性を失うと見て攻勢を強める構えだ。【須藤孝、中田卓二】

毎日新聞 2007年9月3日 22時29分

1956片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 03:20:52
農水相辞任、安倍政権への影響は?
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070903/20070903-00000036-jnn-pol.html

 今回の遠藤大臣の辞任は、安倍政権にどういう影響を与えるのでしょうか。

 安倍総理は内閣改造で態勢の立て直しを図るつもりでしたが、遠藤大臣の辞任で、逆にハンデを背負って臨時国会に臨むことになります。

 参議院では野党が過半数を握るため、閣僚や総理の問責決議案が野党側から提出されれば、可決されるのは確実です。

 野党側はこれまで与党側が行った衆議院での強行採決を数の横暴だと批判しており、参議院で数の力をいきなり行使することには慎重になるという見方もありました。しかし、遠藤大臣の辞任では安倍総理自身も任命責任を認めており、この問題での問責決議提出は数の横暴とは見られにくく、決議提出に向けた環境整備を政府・与党がしてしまった形です。

 総理を支える町村派の幹部は、今回の辞任劇について「蚊に刺された程度だ」として、政権運営に大きな影響はないとの強気の見方を示しています。

 しかし、反主流派からは、この事態を受けて、「今後あるとすれば総辞職で、その後は麻生幹事長に禅譲という流れがある。その流れを変えなければいけない」という声も出ています。安倍総理が求心力を回復できない限り、党内情勢も不安定なものとなりそうです。(03日17:58)

1957片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 06:53:24
「期待に沿えず申し訳ない」 遠藤氏インタビュー
http://yamagata-np.jp/media/news_archive/nosho/nosho8.html

 自らが組合長を務める置賜農業共済組合(米沢)の補助金不正受給問題で、農相を辞任した遠藤武彦氏は3日、山形新聞のインタビューに応じ、県民に対して「期待に沿えず、申し訳ない」と述べる一方、次期衆院選については「原点に戻る。わたしの政治の原点は、地方をなんとかしなければならないということ」などと語り、引き続き政治活動に取り組む姿勢を示した。主なやりとりは次の通り。

 −農相を辞任しての県民へのメッセージをうかがいたい。

 遠藤 期待に沿えず、非常に申し訳ない。県民からの大きな期待を実感し、これは、やらなければならない−と思っていただけに申し訳ない。一連の問題が報じられた後も、(農相に関する問題が)「またか」という声があった中で「しかし、遠藤には頑張ってほしい」という方もおり、余計に胸がつぶれる思いだ。喜んでくださった支持者の方々は、どれだけがっかりしたか…。

 −これまで農政分野でのキャリアを積み、そのトップに就いて、これから仕事をする、という時の辞任だったが。

 遠藤 わたしの政治活動はナンバー・ツー、ナンバー・スリーの位置付けで頑張ろうと自分に言い聞かせ、実際にそうやって取り組んできた。いよいよトップに就き、重責を実感した。今回の内閣では「地方再生」が強調されたが、そのカギは農業と中小企業にある。農業は地方そのもの。そういう意味で重い職を預かったという思いだった。組閣の際、総理から「小規模農家の件も頼みますよ」という指示を受けた。それだけに(農相に就くに当たっては)重大な決意が必要だった。その思いが、失言(就任会見での「参ったなと実は思いましたよ」という発言)として報じられた。

 −「地方の反乱」によって自民が大敗した参院選の結果を踏まえ、第2次安倍内閣では、農相、総務相という重要ポストに東北人が登用された。疲弊している地方の声を政策に反映させる絶好の機会だった。

 遠藤 東北地方から2人を入閣させた(総理の)意図は、わたしなりに感じていた。それだけに悔しい。入閣した際、言葉では「参ったな」とは言いながらも、長年、農業分野に取り組んでいただけに、内心では「よし、やってやるか」と思っていた。

 −次期衆院選に臨む姿勢をうかがいたい。

 遠藤 こういう時こそ、初心、原点に戻るということだと思っている。わたしの政治の原点は、地方を何とかしなければならないということ。農村を再生させること。今の地方の現状を見たとき、こんな暮らしぶりでいいのか−と思う。今、地方には仕事がない。参院選の結果は、地方のやり場のない怒りだったと感じている。
2007年09月03日(22:41)

1958片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 09:13:43
玉沢元農相離党届提出 自民県連に大痛手
「読み甘かった」と厳しい声も 讀賣岩手

 玉沢徳一郎・元農相が支部長を務める自民党岩手県第4選挙区支部の政治資金問題は3日、玉沢氏が党本部に離党届を提出する事態に発展した。政治とカネをめぐる自民党への視線は厳しさを増すばかりで、関係者は頭を抱えている。

 玉沢氏は同日午後5時から、東京の衆院第一議員会館で記者会見し、冒頭、「複数計上された領収書が偽造であることを確認した」と、事実関係を認めた。ただ、「改めて調べたところ、事務所費に計上すべき家賃などの領収書が見つかった。これらがうまく(経理担当者間で)引き継ぎできていれば、このような偽造をしなくて済んだ」とも釈明し、悔しさをにじませた。

 玉沢氏は当選9回のベテランで、農相のほか防衛長官も歴任。2000年の衆院選と01年の参院選で相次ぎ落選したが、03、05年の衆院選・比例東北ブロックで復活当選した。衆院事務局によると、比例選で当選した議員が他党に移ると議員資格を失う場合もあるが、無所属なら議員にとどまることができる。


◇国会議員、鈴木氏一人に

 離党届が受理されると、県内選出の同党国会議員は鈴木俊一衆院議員ただ一人になってしまい、県連にとっては大きな痛手となる。政治とカネを巡る不祥事で追い込まれたため、党のイメージダウンも必至で、県連内では「玉沢氏は政治資金収支報告書の修正で対応できると思ったのだろうが、読みが甘かった」と厳しい声が出ている。

 党勢衰退への不安も広がっている。県北を地盤とする鈴木氏に対し、玉沢氏は県央や県南を中心に支持拡大に力を注いできた。ある自民県議は、「玉沢先生は中央に声が通る人だった。県民の要望を受け止める窓口が減ってしまう」と肩を落とす。また、「(衆院岩手1区補選で落選した)息子の玉沢正徳氏の行く末にも影響してくるのでは」と懸念する声もある。

 県連は4日にも、今後の対応を協議する方針。玉沢氏が務めていた4区支部長の後任については、「県連レベルでは対応できない。党本部に調整を任せるべきだ」との意見が出ている。幹事長の千葉伝県議は、「何も聞かされていなかったので、今は答えられない」と言葉少なに語った。一方、他党は比較的冷静に受け止める。民主党県連の佐々木順一幹事長は、「他党のことなので」とコメントを避けた。ある民主党関係者は「年齢を考えれば、玉沢さんは近く引退することが確実とみられていた。実際の影響はそれほどないのではないか」と冷ややかに語った。

(2007年9月4日 読売新聞)

1959片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 09:19:48
若林正俊氏 農林水産大臣に
“再登板”サプライズ 地元は歓迎・とまどい交錯 讀賣長野

 遠藤農相が3日に辞任したことに伴い、参院長野選挙区選出の若林正俊氏(73)が後任に決まった。若林氏は1週間前に農相兼環境相を退任したばかり。予期せぬ“再登板”に、地元では祝福と驚きが入り交じった複雑な声が聞かれた。

 長野市中御所の地元事務所の青木実事務局長は同日午前、テレビのニュース速報を見た支持者からの連絡で農相就任を知ったという。昨年9月の環境相就任時は、支持者ら十数人と事務所で祝ったというが、今回はスタッフ2人だけでお祝いの電話や取材に対応した。青木事務局長は「事前の連絡もなかったので驚いた」と話した。

 若林氏は1957年、農水省(当時は農林省)入省。衆院選初出馬とともに退職した83年までの間に、農林経済局金融課長などを歴任した“農政通”として知られる。松岡利勝元農相が自殺した直後の今年5月には農相臨時代理に、赤城徳彦元農相が更迭された先月には、内閣改造までの1か月弱の間、環境相と兼務する形で農相を務めた。

 今年だけで3人が不祥事などで交代した農相ポスト。青木事務局長は「若林の農政に対する力量が評価された結果と思う。うちは(不祥事は)ないと思う」と強調。正午過ぎに事務所に駆けつけた、政策秘書を務める若林氏の長男、健太氏(43)も「政治とカネの問題も大事だが、解決すべき政策課題がたくさんある」と本来の仕事に全力を注ぐ姿勢を示した。

 自民党県連関係者は若林氏の起用について、「再入閣は良かったが、大変な時に引き受けたものだ」と複雑な表情を見せた。「『政治とカネ』の問題をこれだけ厳しい目で見られると、大臣をやる人がいなくなるのでは」と漏らした。

 一方、村井知事は「農政に関する識見は超一級だから、本当に良かった」と歓迎。「政治とカネ」の問題に関しては、「(環境相だった)前の内閣で全部クリアになっているだろう」との見方を示した。同党県連の石田治一郎幹事長も、「農政通で金の問題には無縁の人。最初から若林さんを起用すればよかったんだ」と述べた。

(2007年9月4日 読売新聞)

1960片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 09:27:44
農林水産業者ら怒り 遠藤農相辞任
「農政は大丈夫か」 讀賣鹿児島

 自身が組合長を務めていた農業共済組合の補助金不正受給問題で3日、辞任に追い込まれた遠藤農相。松岡元農相、赤城前農相に続き、「政治とカネ」を巡る問題で農相が相次いで交代する異常事態に、農林水産業が盛んな県内の生産者からも、「こんなことで日本の農政は大丈夫か」と、怒りの声が相次いだ。

 WTO(世界貿易機関)農業交渉や日豪EPA(経済連携協定)交渉が重要局面を迎えるなか、全国2位の農業産出額を誇る鹿児島の農業関係者は、日本の農政の行方に大きな関心を寄せている。JA県中央会の川井田幸一会長は「農相の相次ぐ交代劇には怒りを覚える。日本農業は岐路にあり、農家は大変な心配をしている」とし、「首相には任命責任がある。本業を全うできる確かな人材を配置し、停滞した農政をしっかり進めてほしい」とのコメントを出した。

 茶生産の農業生産法人を営んでいる出水市平和町の山床憲次さん(59)は「憤りを通り越してあきらめの気持ちだ。問題のある人ばかりが農相になり、安倍内閣は農政を真剣に考えていないのではないか。もう国に頼らず、自分たちでやっていくしかない」と嘆いた。

 鹿屋市東原町の畜産業山下秀夫さん(62)は「またかという感じ。輸入飼料の価格高騰や農産物の輸入自由化問題など、農家にとっては死活問題なのに、トップがころころ代わっては、まともな農政が出来るはずがない」と批判。「農林水産業は日本にとって大事な産業のはずなのに、他の大臣ポストに比べ軽く見られているように感じる」と、あきれた様子で話した。

 カンパチ養殖に取り組んでいる鹿屋市古江町の養殖業鵜瀬健さん(31)も「もう誰が大臣になっても同じなのでは」とし、後任に決まった若林前環境相についても、「期待はできない」と切り捨てた。県内水面漁連の安栖恵会長も「不祥事が3人も続くなんて異常。安倍首相は任命前にこうしたカネの問題がないことをしっかりと調査してほしい」と注文をつけた。

(2007年9月4日 読売新聞)

1961片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 09:52:25
安倍改造内閣:発足 遠藤武彦氏初入閣 「青天のへきれき」地元は驚きと喜び /山形
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamagata/archive/news/2007/08/28/20070828ddlk06010291000c.html

 27日の安倍内閣改造で、衆院山形2区の遠藤武彦氏(自民)が農相に初入閣した。遠藤氏は農協などの農業団体を基盤にした当選6回のベテラン議員。しかし、これまで副農相に就任したことはあるが、大臣の経験がなく、今回の組閣も事前に全く名前が挙がっていなかっただけに、地元・米沢市の後援会や関係者らは喜びとともに驚きの声が広がった。

 テレビ番組で遠藤氏の入閣を知ったという後援会幹部は「ありえないと思っていただけに青天のへきれきだ」と驚いた。さらに「『地方が良くならなければ国が良くなるはずがない』と一貫した政治理念を掲げ、特に(農業が基幹産業の山形で)農業政策に力を入れてきたのが評価されたのでは」と分析した。

 次期衆院選では、民主党の近藤洋介氏との激しい戦いが予想される。後援会幹部は「『大臣になれない議員』と言われてきただけに、今回の初入閣で無党派層の見る目が変わるのでは」と話し、選挙へのはずみになるとの期待感を示した。

 地元では遠藤氏の入閣を歓迎する声が相次いだ。山形おきたま農協の神尾伸一・経営管理委員会会長は「内外の農業情勢が厳しい中、WTO農業交渉における日本提案の実現などに向け活躍してほしい」と期待。米沢市の安部三十郎市長は「日本農業の再生によって地方の振興を図っていただきたい」とのコメントを出した。【湯浅聖一】

毎日新聞 2007年8月28日

1962片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 09:55:46
東北青年フォーラム:渡辺行革相が対談「道州制で活性化」−−湯沢 /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070903ddlk05040111000c.html

 ◇湯沢で東北6県JCフォーラム

 湯沢市の湯沢文化会館で2日、「東北青年フォーラムin湯沢」があった。東北6県の78青年会議所(JC、会員約4000人)が一堂に会し、「地域の自立」をテーマに東北の未来を語り合うフォーラムで、渡辺喜美金融・行革相が川勝平太・静岡文化芸術大学長と対談した。

 渡辺氏は道州制について、「私は初代(担当)大臣だった」と会場を沸かせ、「道州制は究極の地域活性化。国家百年、何百年の基本となる」と強調。川勝氏が「自立の主体は地域住民。これとの関係を考えねば」と指摘したのに対し、「草の根(の理解と協力)がなかったら決してうまくいかない。道州制ができれば、国(所掌事務)の相当部分が移る。ニア・イズ・ベター(近くにある方がいい)だ」「JCも公益を担う民の活動」と呼応した。さらに、東北と接する栃木県出身であることを自己紹介。持ち前の弁舌で「地域のお宝発掘をやっていきましょう。(安倍内閣は)お宝発掘のお手伝いをしたい。東北は埋もれた宝の山のような地域」と持ち上げた。【佐藤正伸】

毎日新聞 2007年9月3日

1963片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 10:07:49
足銀受け皿:第2段階 内閣改造、渡辺氏が金融担当相に「地元熟知、心強い」 /栃木
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tochigi/archive/news/2007/08/28/20070828ddlk09020241000c.html

 27日の内閣改造で、渡辺喜美・行政改革担当相が、金融担当相を兼ねることになり、一時国有化された足利銀行の受け皿選定作業を再度、指揮することになった。渡辺金融相は安倍晋三内閣が発足した昨年9月、金融担当の副大臣に就任し、約3カ月間にわたり受け皿選定に深くかかわった。このため、「地元を熟知しており心強い」などの声が上がった。

 渡辺金融相は就任会見で、受け皿問題が「第2段階」の終盤にかかっているとの認識を示し、「既に厳正な議論が重ねられてきている。私の地元ではあるが、国民、国家、政府の立場に立った判断をしていきたいと考えている」と述べた。

 渡辺金融相は、受け皿への県出資を強く求めていたため、選定段階で中立的立場を堅持したい県との間で、路線の違いが浮き彫りになった時期もあった。また、受け皿像を巡る発言から「政治力」を懸念する声も経済界にはあり、歓迎一色ではなかった。

 しかし、県出資の問題は、受け皿決定後に議題となる流れがほぼ固まっている。福田富一知事は「足利銀行が地域の中核的金融機関として承継されることについて、大きな力となる」とコメントした。【沢田石洋史】

毎日新聞 2007年8月28日

1964片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/04(火) 11:19:34
安倍改造内閣:発足 「選挙有利に」期待の声 少子化担当相に上川衆院議員 /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/archive/news/2007/08/28/20070828ddlk22010018000c.html

 27日決まった安倍内閣の閣僚人事で、県内選出議員では1区の上川陽子衆院議員(54)が少子化担当相に就任した。3期目での抜てき人事に、関係者からは喜びとともに、次期衆院選への好影響を期待する声が聞かれた。

 上川氏は静岡1区で接戦が続いている。無所属で初当選の00年は6人が立つ激戦を制したが、比例復活となった2期目は元自民党県議の出馬による保守票分裂で選挙区では敗れている。選挙で上川氏を支援してきた堀江竜一県連幹事長は「上川氏は地元でのアピールは少ないが、今まで地道にやってきたことが評価された。選挙でかなり有利になる」と安堵(あんど)の表情。「柳沢(伯夫)氏の『産む機械発言』もあったので、先人の轍(てつ)を踏まないようしっかりやってほしい」とエールを送った。

 一方、静岡市葵区の上川氏の事務所では、入閣が決まると支援者からの激励の電話が相次ぎ、秘書らが対応に追われた。ベビーカーを押して歩いていた同市駿河区の主婦、孫陽子さん(27)は「自治体ごとにバラバラの出産・育児支援政策を国が全国一律にしてくれれば少子化に歯止めはかかる。頑張ってほしい」と期待を寄せる。石川嘉延知事も「非常にふさわしい役柄。これまでも少子化問題に熱心に取り組んできたと聞いている」と喜んだ。【稲生陽、田口雅士、浜中慎哉】

毎日新聞 2007年8月28日

1965片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/05(水) 12:47:46
与党幹部会合、テロ特措法延長目指す
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070905/20070905-00000017-jnn-pol.html

 自民、公明の与党の幹部らが5日朝会談し、来週始まる臨時国会で、新しい法案の提出なども含むあらゆる方法で、テロ特措法の延長をめざす方針で一致しました。

 5日朝の会合には、自民党の麻生幹事長や公明党の北側幹事長など与党の幹部に加え、与謝野官房長官も出席しました。

 与謝野氏は、 臨時国会で焦点となるテロ特措法の延長について、「しっかりと与党で通してもらいたい」とと要請しました。

 これを受けて会合では、「通しやすいあらゆる方法を考えていく」として、臨時国会に新しい法案を提出することも含め、検討していく方針で一致しました。

 また、会合では、度重なる閣僚の「政治とカネ」の問題を踏まえ、公明党の北側幹事長が「政治資金規正法の国民の関心が高いので、これをしっかりやるべき」と述べましたが、自民党の麻生太郎幹事長はこれに対し、「そうですね」と述べるにとどめたということです。(05日11:13)

1966片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/05(水) 12:53:39
”リーダー”は麻生幹事長…総理が党5役と夕食会
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070905/20070905-00000006-ann-pol.html

 10日から始まる臨時国会を前に、安倍総理大臣が、自民党幹部を集めて会食しました。一方の民主党は5日、年金や外交・防衛の分野に論客をそろえた「次の内閣」を発表します。

 遠藤前農林水産大臣らの辞任や小林温前参議院議員の議員辞職と問題が相次いだだけに、安倍総理は、会合の冒頭で「きょうはいろいろあった日ですから、顔を赤くして出て行くのも」と飲酒を控えるよう求めました。しかし、麻生幹事長が「せっかく集まったんだし、どうせすぐ車に乗り込むんだから」と答え、お酒も解禁になりました。食事の間も、話題のリード役はもっぱら麻生幹事長で、安倍総理は聞き役に回っていたということです。
 一方、民主党は5日、「次の内閣」のメンバーを発表します。新たに設置する「年金担当大臣」に長妻昭氏を据えて舛添厚生労働大臣との対決を図るほか、テロ特措法の審議に向けて外務・防衛にも論客を配置します。

[5日12時41分更新]

1967片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/06(木) 11:49:22
「予算陳情」大きな転換期/参院選後,自民党との関係微妙に
3日、東北経済5団体が政府、自民党に対して行った東北の社会資本整備重点推進要望活動。
要望書を受け取った自民党3役の一人は、「選挙で出さない(自民党に票で貢献しない)で、ハイそうですかとは言え
ない」と言い切って、最後まで要望書を開くことはなかった。
陳情活動に同行した脇雅史参議院議員は、「地方の危機的状況と、今後の社会資本整備の担い手がいなくなって
しまうかもしれない状況を考えれば、もはや要望や陳情ではない。抗議書として提出すべきだ」と話す。
3日の要望・陳情活動に参加した関係者は、自民党幹部の隠れたメッセージを「地方建設業が地域でどれだけ
貢献し必要なのか、もっと大きな声を上げなければならない。そのためには、団体活動もこのままでいいのか
どうか。われわれも考え方を変えなくてはならない」と受け止めた。
ttp://www.kensetsunews.com/news/news.php?date=20070905&newstype=kiji&genre=1

1968片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/06(木) 23:12:44
参院委員長:自・民が6ポスト争い 臨時国会は冒頭混乱か
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070907k0000m010114000c.html

 与野党が逆転した参院の常任委員長ポストをめぐり、自民党は6日、民主党との合意が成立しなければ、尾辻秀久予算委員長(参院議員会長)ら現在、自民党が委員長になっている6人の辞表を提出せず、委員長職にとどめる方針を固めた。両党は7日の合意を目指して交渉を続けるが、合意に至らずに10日召集の臨時国会が冒頭から混乱に陥る可能性が出てきた。

 自民党は予算、厚生労働など6委員長ポストを握っているが、これは参院選後の与野党合意で暫定的に選出された結果。委員長の交代は従来、与野党合意でなされてきた。しかし、自民党は「議長と議運委員長は民主党に譲った。予算委員長を自民党に残すのは『紳士協定』だ」(参院国対幹部)とこのポストを譲らない意向。一方、民主党も小沢一郎代表が同委員長の確保を指示しており、自民党の委員長が辞表を提出しなければ、解任決議を本会議に提出する可能性が高い。

 自民党側には、民主党が解任決議を出せば「多数を占める民主党の横暴ぶりを浮かび上がらせる」との思惑がある。しかし、それは同時に「(解任決議の処理で)首相の所信表明演説や参院の代表質問がずれ込む」(民主党の簗瀬進参院国対委員長)との危険性もはらむ。不正常な状態が続けば、テロ対策特別措置法など重要法案の審議に悪影響が及ぶのは必至。委員長ポストと法案審議のいずれを優先するか。参院自民党執行部は難しい選択を迫られそうだ。【田中成之、平元英治】

毎日新聞 2007年9月6日 21時16分

1969片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 08:48:45
自民党:参院予算委員長ポストを民主に 国会混乱回避か
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070907k0000m010161000c.html

 参院の常任委員長ポストのうち最大の焦点となっていた予算委員長について、参院自民党内で6日、民主党に同ポストを明け渡す方向が強まった。民主党は小沢一郎代表が同委員長を確保するよう指示しており、自民党が明け渡さなければ、委員長解任決議を本会議に提出する可能性がある。このため、自民党内でポストにこだわって臨時国会が冒頭から混乱するのを回避すべきだとの判断が強まった。

 委員長交代は従来、与野党合意でなされてきた。参院自民党は予算、厚生労働など6委員会の委員長ポストを握っており、予算委員長などは引き続き自民党が取ることを主張していた。参院自民党幹部は同日、「党内で意見聴取をしたら、解任決議案にまでもつれ込むことに慎重な意見が大勢だった」と語った。

毎日新聞 2007年9月7日 3時00分

1970片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 08:50:24
竹中平蔵氏:安倍改造内閣批判 改革派が去り「失望」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070907k0000m010138000c.html

 竹中平蔵慶応大教授(元経済財政担当相)は6日、中国遼寧省大連市で開かれたビジネスフォーラムで、日本経済のマイナス要因として政局を挙げた上で、安倍改造内閣について改革派が去り「失望」したと批判した。

 竹中氏は、安倍晋三首相が小泉純一郎前首相の改革路線を引き継いだものの、改造内閣の下では改革の推進力が鈍ってしまうことに懸念を表明。ただ、具体的な閣僚名などには言及しなかった。(中国遼寧省大連・共同)

毎日新聞 2007年9月6日 23時29分

1971片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 09:10:13
自民、小泉路線の修正加速・「変節」批判も
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070907AT3S0601F06092007.html

 郵政民営化に反対して自民党を離党した無所属の平沼赳夫氏の復党が固まるなど、同党内で小泉純一郎前首相の構造改革路線を修正する動きが加速し始めた。参院選惨敗を受け路線転換のメッセージを発信しなければ、次期衆院選も苦戦しかねないとの判断だ。地方重視の姿勢もその一環だが、構造改革路線の転換は「変節」との批判も招きかねず、損得勘定は不透明だ。
 【落選組は?】「平沼さんの義きょう心のなせるわざと思う」。与謝野馨官房長官は6日夕の記者会見で、平沼氏の復党に関してこう分析した。午前の記者会見でも「人様の心まで変えるのは難しい」と語り、復党の条件として郵政民営化への賛成の確約は不要との考えを明らかにした。
 郵政民営化は小泉前首相の「一枚看板」。2005年に参院で郵政民営化法案が否決されると小泉前首相は衆院解散・総選挙に踏み切り、大勝し、同法を成立させた。平沼氏と同じく同法に反対した無所属議員は郵政民営化賛成の誓約書を提出し、昨年12月に復党した。平沼氏は拒んだため、復党を認められなかった経緯がある。
 麻生太郎幹事長側には平沼氏復党を利用した政治的な打算がある。かつて金城湯池だった参院選1人区は自民の六勝23敗と地滑り的な大敗を喫した。小泉改革の修正を象徴的に印象付けられる平沼氏復党は地方の不満を和らげる効果も期待できると読む。平沼氏は復党に際して郵政民営化に反対した前議員の処遇も求めている。
 前議員が復党する事態になれば、「郵政選挙」で当選した「小泉チルドレン」と呼ばれる1年生議員との選挙区も競合する。麻生氏は党の独自調査に基づいて「勝てる候補」に公認を与える方針を打ち出しており、「小泉チルドレン」があぶれる可能性がある。
 【歳出圧力】小泉改革路線の修正機運は個別政策でも顕在化している。「参院選の争点は『地方』だった。08年度予算の概算要求基準を見直すぐらいの真摯(しんし)な取り組みが必要だ」。古賀派の古賀誠会長は6日の派閥会合で強調した。
 概算要求基準では公共事業関係費は3%減を継続。歳出抑制路線を維持したが、次期衆院選を見据えて年末の予算編成に向けて歳出圧力が強まりそうな気配。ただ都市部では公共事業関係費を積み増しても支持拡大に結びつくとは限らない。衆院選をにらんだ「都市と地方」問題の解決の道筋は簡単ではない。

1972片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 09:12:49
麻生内閣支配着々「遠藤辞任劇」を与謝野と迅速処理
党役員人事も「麻生カラー」濃く
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_09/t2007090523_all.html

安倍首相が救いの手を求めた麻生幹事長だが、その影響力は増すばかりだ
 求心力低下に歯止めがかからない安倍晋三首相に代わって、自民党の麻生太郎幹事長の存在感が増している。就任後、わずか8日後の遠藤武彦前農水相の辞任劇は、麻生氏と与謝野馨官房長官が仕切り、首相不在の人事だった。閣僚の一部や党役員の重要ポストも麻生色が濃い布陣となっている。安倍政権の死に体化は加速するばかりで、与党からは「まるで麻生傀儡(かいらい)政権のようだ」との声まで聞こえてきた。

 「遠藤氏の辞任が政権にダメージを与えたのは当然だが、問題を迅速に対処した与謝野氏と麻生氏は評価を上げた。一方の安倍首相には任命責任が重くのしかかり、『やっぱり何もできない』というイメージを持たれてしまった。一連の改造人事などは麻生色が強く、安倍政権は今後、麻生支配が強まり、麻生傀儡政権になるかもしれない」

 自民党中堅幹部は、遠藤氏の辞任をめぐる騒動を総括した。

 遠藤氏が組合長を務める農業共済組合が、国から補助金を不正受給していた問題は1日朝、発覚した。首相は同日夕から3日朝まで東京・富ヶ谷の私邸にこもりきり、前面には出てこなかった。

 代わって主導権を握ったのが麻生氏と与謝野氏だった。2日昼には、麻生氏の盟友である大島理森国対委員長を交えて都内で会談、「遠藤辞任やむなし」で一致、同日夜、与謝野氏が遠藤氏に引導を渡した。

 安倍首相は、すっかり蚊帳の外に置かれたわけだが、「本来、こうした危機管理は官房長官や幹事長の仕事なので、普通の形に戻っただけだ」(自民党ベテラン議員)と、首相の“反省”を評価する声もある。

 だが、政治評論家の小林吉弥氏は「安倍首相は完全に形骸(けいがい)化した。官邸は与謝野氏、党は麻生氏に丸投げで、首相に影響力はない」と指摘する。

 領収書の多重計上問題が発覚した玉沢徳一郎元農相の離党も、麻生氏の意向だったとされる。

 首相の権力の源ともいえる人事にも「麻生色」が色濃く出ている。

 「遠藤問題」で脚光を浴びた与謝野氏や大島氏の就任は、麻生氏が首相の人選を覆した経緯がある。鳩山邦夫法相の起用も麻生人事といわれる。兄は民主党の鳩山由紀夫幹事長で、来年4月には兄弟で政治塾を開く。「民主党とのパイプを期待した人事」(自民党関係者)だが、邦夫氏は麻生氏と同じ福岡県選出で、昨年9月の自民党総裁選では麻生氏の推薦人、選対本部長まで務めている。

 政治評論家の浅川博忠氏は「鳩山氏は当選10回で、党内の勢力争いで草刈り場となる津島派に多くの子分がいる。“ポスト安倍”をにらんで、ここで恩を売るという麻生氏の狙いがある」と解説する。

 その他の党役員人事でも、要所で「麻生カラー」がにじみ出ている。大島氏のほか、二階俊博総務会長も麻生主導といわれる。象徴的なのが政調会長代理人事だった。

1973片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 09:13:40
 首相は“お友達内閣”の象徴、塩崎恭久前官房長官の起用を固めていたが、党内外からの批判を懸念した麻生氏は、反安倍勉強会のメンバーだった渡海紀三朗氏に差し替えた。

 こうした麻生支配が強まる人事について、首相応援団からは恨み節も出始めている。

 応援団の1人、山本一太参院議員は自身のブログで、「安倍総理を最後まで応援すると決めているのだから、『第2次安倍改造内閣』も支持しないわけにはいかない。(ぐぎぎぎ・・・歯ぎしりの音)」と、意味シンな心境を綴っている。

 山本氏に、その真意を聞くと、「(改造人事で)麻生幹事長に相談したことは確か。(麻生氏の)意向が入っているとは思うが、総理のイニシアチブだと信じる。歯ぎしりの意味は言えない」と語るだけだった。

 別の応援団の若手は「麻生人事は、反主流派だった面々もうまく取り込んでいる。適材適所と言ってもいい。一連の不祥事に対する対応も早く、表だって批判はしにくい」と話す。

 もはや麻生主導の流れは止められない。4日夜、首相公邸で行われた首相と党幹部との会食でも如実にみられた。

 会食は、「官邸と党が緊密に連携していくため、時々集まろう」という麻生氏の提案で実現したが、「今日はいろいろあったから、酒を飲んで赤い顔をして出て行くのもどうか」と報道陣の目を気にする首相。これに、麻生氏は「せっかく集まったんだからいいじゃないか。構わない」と“反論”する一幕もあっった。

 会合では、首相がもっぱら聞き役に回り、「会合は麻生氏がリードする形で和やかに行われた」(関係者)という。

 こうした状況について、民主党の小沢一郎代表は「脳死状態」とまで言い放っているが、前出の小林氏も「安倍内閣はもう終わりだ。年内には内閣総辞職に追い込まれ、自民党総裁選になるだろう」とみる。

 ただし、ポスト安倍を考えた場合、ドロ船に乗ってしまった麻生氏にとっても“連帯責任”があり、厳しい状況にあるのは変わりない。浅川氏も「小派閥の会長の麻生氏にとっても綱渡りだ」と話している。

ZAKZAK 2007/09/05

1974片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 11:37:41
10日召集「ねじれ国会」 参院自民「丸投げ戦術」も
9月7日11時7分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070907-00000909-san-pol

 参院で与野党が逆転した「ねじれ国会」の召集を10日に控え、参院では、常任委員長ポストをめぐり、自民、民主両党が激しい前哨戦を続けている。民主党が議長や議院運営委員長に続き、予算、外交防衛など主要な委員長ポストを要求しているためだ。自民党は「先例」を盾に抵抗する一方、院の運営をすべて民主党にまかせ、政権交代を掲げる民主党の「お手並み」を拝見する「丸投げ」戦術や、徹底抗戦する「野党化」戦術への切り替えも視野に入れ始めた。
 国会召集を前に4日から始まった参院議院運営委員会理事会では、前首相補佐官の世耕弘成自民筆頭理事と、民主党の小川勝也民主党筆頭理事との激しいつばぜり合いが続いている。
 小川氏「参院選後は新しい事態になった。新しい観点からやりたい」
 世耕氏「自民党は伝統に従い、民主党にポストを譲ってきた。従来のやり方を踏襲することはすでに国対委員長間で合意したじゃないか!」
 小川氏「そんな話は聞いてない…」
 参院の常任委員長人事は議席配分に従い、不要なポストを譲り合う「吐き出し方式」を続けてきた。先月7〜10日の臨時国会でも、自民、民主両党の国対委員長は、議運委員長を民主党に譲る代わり予算委員長は自民党が維持することなどを合意していた。
 ところが長野・軽井沢で3日に開かれた参院民主党の研修会で、小沢一郎代表は輿石東参院議員会長に「重要な委員長ポストは取ってほしい」と指示。これを契機に、参院民主党は態度を一変させ、本会議の委員長選挙で決める強行策までチラつかせ始めた。
 これは自民党の青木幹雄前参院議員会長と輿石氏が長く続けてきた調整型の参院運営の破綻(はたん)を意味する。民主党は、すでに運営の要である議長と議運委員長を押さえており、主導権は揺るぎない。加えて、論戦の主戦場である予算委員会、テロ対策特別措置法改正案を審議する外交防衛委員会、年金問題を扱う厚生労働委員会などを押さえれば、参院は「陥落」したも同然となる。
 そこで、参院自民党内で真剣に検討され始めたのが「丸投げ戦術」だ。自民党がこれまで担ってきた各会派への根回しやテレビ中継の手配、国会法や先例の解釈などをすべて、ノウハウのない民主党に任せ、運営が破綻しても知らぬ顔をするというわけだ。

 一方で、「徹底抗戦」も視野に入れる。民主党が本会議での委員長選挙を主張しても、現職委員長が辞任しない限りは選挙はできない。野党が委員長の解任決議案を可決し、解任することもできるが、解任決議案には法的拘束力はなく、居座ることが可能だ。
 参院自民幹部は、「ねじれ国会はエンジンを左右で逆に付けている飛行機。操縦できるわけがなく、民主党に操縦させれば必ず失速する」と打ち明ける。
 参院での与野党の「チキンレース」は衆院に飛び火しかねない。ある自民中堅は「民主党が参院を強行支配するならば、自民、公明両党は衆院を同様に支配する。3分の2を占める与党がすべての委員長ポストを握り、野党と一切妥協しなかったらどうなるか分かるはずだ」とうそぶいた。
【用語解説】常任委員長ポスト
参院では常任委員長ポストが17あり、参院選前は自民9、民主6、公明2の配分だった。先例に従うと、今後は民主9、自民6、公明2の配分となる。特別委員長ポストは設置する度に与野党協議で割り振るために今回変更はない。

1975片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/07(金) 12:25:35
原爆「しょうがない」発言の久間氏、政治活動再開宣言
2007年09月07日12時10分
http://www.asahi.com/politics/update/0907/TKY200709070148.html

 自民党の久間章生元防衛相が7日、党本部で記者会見し、今年6月30日の講演で飛び出した原爆「しょうがない」発言について、「被爆者らに、ご不快な思いをもたらしたことについて深くおわび申し上げます」と陳謝した。さらに今回の会見を区切りに「これまで謹慎中だったが、政治活動を再開する」と表明。辞任後、地元・長崎入りを控えていたが、来週中にも帰郷し、会見を開く考えも示した。

 久間氏は7月初旬に防衛相を辞任した際、会見で謝罪した。それから2カ月余りたってから再び会見を開いたことについては「防衛大臣としてでなく、政治家の立場として(謝罪を)述べるのが適切だと考えた」と述べた。閣僚の問題発言が参院選惨敗の一因とされたことを問われると、「多くの同志に大変迷惑をかけた。反省している」と語った。

 久間氏は今回の党役員人事で、党総務や整備新幹線調査会長などに就任した。

1976片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 08:18:15
自民 地方活性化策を検討へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/10/k20070909000006.html

自民党は、参議院選挙で大敗した要因の1つとされる、都市と地方の格差の問題に積極的に取り組むため、地方の活性化策を検討する「特命委員会」を新たに設け、地方交付税の配分の見直しなどを議論することになりました。
自民党は、さきの参議院選挙の大敗について、「都市と地方の格差に対する政策が不十分だったことが要因の1つだ」と総括しています。これを受けて、石原政務調査会長は、格差の問題に積極的に取り組むため、党内に「特命委員会」を新たに設け、地方を活性化するための政策を検討する考えです。特命委員会では、地方での雇用を創出するための具体策や、財政の厳しい地方自治体に配慮して地方交付税の配分を見直すことを議論するほか、地方から要望の多い道路整備についても地方の活性化に必要と思われるものから優先的に整備する方向で検討したいとしています。自民党は、特命委員会のメンバーを決めたうえで速やかに議論を始め、来年度予算案に反映させたいとしています。

1977片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 08:25:09
自民 改革継続求め新グループ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/10/k20070910000004.html

自民党の当選1回の衆議院議員の有志が、参議院選挙で大敗したあと政府・与党内で小泉政権以来の改革路線に逆行する動きが強まっているとして、改革の継続を求めるグループを近く発足させることになりました。
グループを発足させるのは、平将明衆議院議員や山内康一衆議院議員ら、郵政民営化の是非が最大の争点となったおととしの衆議院選挙で初当選した自民党の衆議院議員13人で、国会内で10日、発足に向けた打ち合わせをすることにしています。グループでは、参議院選挙で大敗したあと、さきの内閣改造と党役員人事で自民党の派閥の幹部が多く登用されたり、自民党内で歳出を増やすよう求める意見が相次いでいることについて、小泉政権以来の改革路線に逆行する動きで国民の支持は得られないとして、改革の継続を求める声を党内に広げたいとしています。具体的には、党内の若手議員を中心に参加を呼びかけて、党改革や政治改革をテーマにした勉強会を開き提言をまとめることにしており、このグループと、竹中元総務大臣を顧問に迎えて近く発足する中堅・若手議員の勉強会が連携して、改革路線の見直しに反対する動きを活発化させることも予想されます。

1978片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 08:25:50
自民 政治資金の議論再開へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/10/k20070910000005.html

自民党の党改革実行本部は今週から、政治資金の透明性を高めるための議論を再開する方針ですが、政治団体の支出に1円から領収書の添付を義務づける案には党内から異論が相次いでおり、取りまとめに向けた調整は難航することも予想されます。
自民党は、政治とカネをめぐる問題があとを絶たないことから、党改革実行本部で政治資金規正法の改正を検討することにしており、安倍総理大臣も4日、本部長の武部元幹事長に対し、国民の不信感をふっしょくするため、政治資金の透明性を高める対策を検討するよう指示しました。これを受けて、党改革実行本部は今週から、武部氏ら幹部が法改正に向けた課題を確認するなど、議論を再開する方針です。ただ、中川前幹事長が幹事長在任中に、政治団体の支出に1円から領収書を添付すべきだという考えを示したのに対し、党内から「事務作業が煩雑になる」などといった異論が相次いでいるほか、麻生幹事長や二階総務会長も慎重な姿勢を示していることから、取りまとめに向けた調整は難航することも予想されます。

1979片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 08:33:54
厚労相就任の日も真夜中に洗濯…妻が語る「舛添要一という男」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070909-OHT1T00031.htm

 ◆雅美夫人インタビュー がけっ縁の安倍内閣で、驚きの初入閣を果たした舛添要一厚労相(58)の妻・雅美夫人(43)が8日、スポーツ報知のインタビューに答えた。入閣前は安倍晋三首相(52)をメッタ切りを続け、大臣に就任した途端、週刊誌上で過去の女性問題が暴露されるなど、何かと注目を集める夫に妻は何を感じたか。「尻に敷いている」という説もあるが、今まで語られることのなかった「舛添要一」の素顔に迫った。

 【政治家として】 瀕死(ひんし)の安倍内閣の“少サプライズ”として登用された舛添氏。組閣当日の8月27日、雅美夫人は自宅兼事務所に落ち着かないまま控えていた。午後になって安倍首相から電話があり、大臣就任が決まった。
「本人はポストが何になるのかを気にしていました。得意分野でないとお役に立てないし、『お友だち内閣』ではないというエクスキューズ(言い訳)での登用なら入閣は断りたいとも言ってました。厚労相は自分で納得できると判断したようです。主人に『安倍先生にあれだけ失礼なことを申し上げて本当に入閣なんてあるの?』と言ったりもしました」

 入閣前、舛添氏は「安倍批判」の急先鋒(せんぽう)。過激な言動で首相までたたく姿に雅美夫人も肝をつぶした。
「舛添本人の主義主張だけは周囲はいかんともし難い部分はあります。あの性格ですし。私は聖心女子大出身ですが、(首相の)昭恵夫人は同じ聖心の先輩です(系列の聖心女子専門学校卒)。安倍先生を批判し始めた時から昭恵夫人に『合わせる顔がないんだけど…』と感じていたんです」

 内閣改造後の報道各社の内閣支持率は軒並みアップ。ちまたでは舛添氏のことを「支持率を10%上げた男」との声もある。
「まずは支持率が上がってホッとしました。実は私も重圧がありました。主人は自分の事務所の取締役だったので大臣就任後は職を解きました。それに伴って年金や保険を書き換えたのですが、とにかく手続きが煩雑で。厚労省の管轄ですからミスも許されないと思うと緊張しました。おかげで先日、小学生の娘をバス停で見送ったのはいいけど、私が娘の荷物を持ったままなんて凡ミスまでしちゃいました」

 就任後も問題が噴出する厚労省。雅美夫人にとって激務に追われる夫を支える「内助の功」は。
「私は選挙でもマイクを握りませんでした。家族を仕事に巻き込むのは嫌いみたい。主人は今、120%で取り組んでいるので体が心配。食事を含め、健康管理に気を付けたい。それと、一主婦としての意見を家庭での会話で伝えたい」

 雅美夫人は、毎日真夜中に就寝する舛添氏の姿を見届けてから床に就くという。

 【夫として】 89年春、知人の紹介で、当時東大助教授だった舛添氏の下で働くことになった雅美夫人。出会った当初の印象は…。
「働き始めてすぐに学生たちから『舛添先生って離婚したみたいね』と聞きました。そしてその年の6月に大学を辞め、独立しました。最初私も年齢が離れていて(15歳)恋愛対象ではないと思ってましたし。むしろ、離婚して大学も辞めて『この人、人生に負けている。嫌だわ、こういうおじさん』って(笑い)」

 それでも舛添氏の“動物的”な押しの強さで約7年間の交際を経て、96年にゴールイン。当時福岡に住んでいた舛添氏の亡き母・ユキノさん(享年86歳)の介護がきっかけだが、初めてお見舞いに行った際、会食した舛添氏の友人らが「お母さんにもしものことがあったら…」と言い始め、その場で半ば強引に結婚式の日取りまで決まったという。

 今では「良きパパ」の舛添氏だが、かつては浮名を流した存在。大臣就任以降、数々の週刊誌で過去の女性問題が蒸し返されるが、奥方の目にはどう映っているのか。
「主人は今回(の内閣で)目立った活動をしているので『絶対に(醜聞報道が)来る』と構えていました。報道のすべてが真実ではありません。これらの話は付き合っていた時からたまに雑誌に出ていましたし。新しいネタは絶対に出ない自信もありました。お金の問題も含め、手続きなどを丁寧にやってきたつもりです」

 職務に支障がないスキャンダル報道を笑いを交えて一蹴した雅美夫人。この強さはどこから来るのだろうか。
「周囲はひそかに私のことを『前の奥様に比べて、おつむは弱いけど、気持ちはもっと強いかも』と言っているようです。実際はどうかって? 互角かな。ハハハ」

1980片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 08:34:39
 前妻は舛添氏と同じ東大出身の片山さつき衆院議員。舛添氏が主催する会合で、あいさつする政治家が片山氏との過去に触れる“お約束ネタ”。それでもダンナの過去は気にならないのか。
「本当にモテるんですかね? 結婚して初めてのバレンタインデーは気の毒なくらいチョコがきませんでしたよ。いろいろ取りざたされていますが、私としては(タレント)小島よしおの心境ですよ。『そんなの関係ねえ』って」

 【父として】 舛添家は家事分担制を取っている。舛添氏の担当は毎朝のゴミ出しや玄関先の牛乳取り、そして洗濯。大臣就任した当日も帰宅後、真夜中に洗濯機を回していた。
「私が出産してから主人は率先して家事を手伝うようになり、今の形になりました。海外留学を経験したので自炊もします。肉を焼かせたら私より主人の方が上手。子供たちも『パパの方がおいしい』と言うくらいです」

 1男1女に恵まれた。子煩悩として知られる舛添氏だが、その様子は…。
「もうバカですね。子供たちへのおやすみのキスは強制です(笑い)。風呂も一緒に入りたいので、いつも必死で帰ってきます。出張から帰る途中に電話で『今、東京駅着いたから待ってて』なんて言ってくるのはざら。大臣になってからは、子供たちと触れ合う時間は自然と減っています。ただ、最近は小学校に入った娘から少し煙たがられているのですが…」

 仕事では容赦ない舛添氏だが、子供たちをどなりつけることはほとんどなく、家庭では正反対の顔。しかし、甘い顔するばかりが優しさではない。今春小学校に入学した娘は「お受験」を経験したが、夫婦同席が“常識”の面接に来なかったという。
「仕事の都合もあったのですが、実力で合格しても、自分が面接に出ることで『父親のおかげで』と勘ぐられる場合があると考えたのでしょう。こういうやり方はかえって子供たちを傷付けるのだと…」

 ◆舛添 雅美(ますぞえ・まさみ)1964年1月6日、神奈川県湯河原町生まれ。43歳。聖心女子大学文学部卒業。89年に美術館学芸員として働きながら、東大助教授だった舛添氏の私設秘書を務めた。その縁で96年に結婚。家族は要一氏、長女・果連ちゃん(6つ)と長男・龍之介ちゃん(4つ)。血液型O。趣味は乗馬、読書。

(2007年9月9日06時02分 スポーツ報知)

1981片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 08:40:48
丸山流で“濁流国会”乗り切る「弾き飛ばされても結構」
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200709/sha2007091002.html

 自民党の丸山和也参院議員(61)は9日、都内で行われた映画「サルバドールの朝」(マヌエル・ウエルガ監督、22日公開)の試写会に出席。終了後の会見で、10日始まる臨時国会について「濁流国会。すごい濁流で国会も浸水するんじゃないか? 自民も民主も関係ない。おかしいところはおかしいと言っていきたい。それで弾き飛ばされても結構だ」と丸山流を貫く姿勢を示した。

 また、不倫&賭けゴルフ疑惑を報じられた民主党の横峯良郎参院議員(47)が、損害賠償などを求めて週刊新潮を訴えた裁判の行方について「部分的に(横峯氏の)主張が通るかもしれないが、全体としてはまた別…」。不倫疑惑を報じられた同党の姫井由美子参院議員(48)については「あの記事おもしろいんだって?」とニヤリ。「M性癖」など週刊文春の記事に興味津々な様子だった。


★「あの発言は軽い」橋下弁護士に苦言

 山口県光市・母子殺害事件をめぐる発言で被告の元少年(26)の弁護人のうち4人から損害賠償請求を起こされた橋下徹弁護士(38)について、丸山氏は「(弁護人らの懲戒請求をあおった)発言はちょっと軽い。必ずしも適正ではなかった。今度会ったらガツンと言ってやりますよ」。日本テレビ系「行列のできる法律相談所」で共演していた“元同僚”にも得意の苦言をサク裂させた。

1982片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 08:58:55
与党、リベラル法案復活?
2007年9月8日(土)03:19
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20070908004.html

 参院選での自民党大敗を受け、安倍政権の求心力が低下する中、安倍晋三首相が“封印”していた人権擁護法案や民法改正などリベラル色の強い法案を復活させる動きが与党内でさっそく始まった。これらの法案に難色を示していた中川昭一前政調会長が退任したことも与党内のリベラル派に弾みをつけたようだ。

 「人権問題調査会のポストはなぜ空欄になっているのか」


 新メンバーの初顔合わせとなった7日の党総務会。井上喜一元防災担当相が配布された政務調査会の調査会・特別委員会の役員表を見て、こう問いただすと、石原伸晃政調会長は「これまでの党内の議論の経緯もあるので…」と言葉を濁した。


 平成15年に設置された人権問題調査会は、古賀誠元幹事長が初代会長に就任し、人権擁護法案を強力に推進。17年の郵政国会で首相ら反対派と激しく対立した経緯がある。このため、昨年秋の安倍政権発足と同時に政調会長に就任した中川氏は人権調査会の会長ポストを空席にし、人権擁護法案を封印していた。


 ところが、8月末の党役員人事で、中川氏が退任し、推進派の二階俊博氏が総務会長に就任。二階氏は7日の記者会見で、総務会でのやりとりを紹介し、「一歩前進と言う感じだ」と満足そうに述べた。


 一方、7日の自民、公明両党の政調会長ら政策責任者会議では、公明党側が、離婚後300日以内に生まれた子を前夫の子とみなす民法772条改正に向けた与党プロジェクトチーム(PT)を再び設置するよう求めた。民法改正をめぐっても、先の通常国会中に自民党内で激しい反対論が起き、中川氏が5月に自民党「民法見直し」PTを解散した。


 公明党の申し出に対し、石原氏は回答を留保したが、反対派の後ろ盾となっていた長勢甚遠前法相は退任。鳩山邦夫法相が今後どのような対応をするのか不透明なだけに、「政権がギクシャクする中、自公連立の『信義』を示すツールとしてリベラル法案が次々に動き出す可能性もある」(自民中堅)との声もある。

1983片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 13:38:30
安倍政権の方針に批判的な自民党新人議員有志、勉強会を立ち上げへ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070910/20070910-00000944-fnn-pol.html

郵政造反議員の復党を積極的に進めるなどといった安倍政権の方針に批判的な自民党の新人議員有志が、10日午後の衆議院本会議後、勉強会を立ち上げる。
自民党の牧原議員は「改革路線という約束してきたものを簡単に覆すのは、なかなか認められないんじゃないかというふうに思います」と話した。
この勉強会は、いわゆる「小泉チルドレン」が安倍政権の運営方針に対して、「古い自民党に戻りつつある」との危機感のもと、集まるもの。
会の中では、平沼議員の復党問題や、今後の党公認のあり方、そして参院選の総括などを議論する予定となっている。
今後、平沼議員の復党が現実化するに連れて、こうした新人議員の動きは活発化し、安倍首相に対する新たな圧力となる可能性もあるとみられる。

1984片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 16:41:41
“政治とカネ”で揺れる自民党/政治資金問題で悲鳴
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070907.html

 自民党が政治資金問題で悲鳴を上げている。七日には森喜朗元首相が代表の党選挙区支部や、二階派の政治団体の記載漏れが相次いで発覚。党幹部関係の団体に波及する事態となった。一円以上の支出に領収書添付を義務付ける政治資金規正法の再改正案にも否定的な意見が相次ぎ、再改正を命じた安倍晋三首相や「一円以上」案をまとめた公明党とも溝が広がりかねない情勢だ。

 二階派の実質的なオーナーである二階俊博総務会長(総務会長就任で派閥離脱中)は七日の記者会見で「事務的ミス」と強調する一方、「報道は自由だが、少し活字が大きすぎるのではないか」と、マスコミの報道ぶりに不満をにじませた。

 自民党内では政治資金問題について「政治とカネの問題は大事だが、政治の本質を忘れないでほしい」(古賀誠元幹事長)と、早急な幕引きを求める声が強まっている。閣僚経験者は「税理士に任せてもミスが出る。対応しきれない」と嘆く。

 閣僚らの事務所費問題が参院選惨敗の要因となったことから首相が命じた政治資金規正法の再改正も、見通しが立っていない情勢だ。

 旗振り役だった中川秀直前幹事長が執行部から外れたことで、党内の風向きは一変した。

 麻生太郎幹事長は「政治活動に使う部分をすべて一円までというのは、少し違うんじゃないか」「各党とも話し合わなければならず、今国会でまとまるかどうか確約はできない」と述べる。

 前執行部とはうってかわった新執行部の姿勢に、再改正への反対論も勢いを増すばかり。四日の総務会では複数の出席者が慎重な対応を要求。五日の各派総会でも「社長が領収書を全部調べるような会社はつぶれる」と異論が続出した。

 ただ民主党は、すべての政治団体の人件費を除いた一円以上の支出に領収書添付を義務付ける、より厳しい案を臨時国会に提出。与野党が逆転した参院先議で自民党に「踏み絵」を迫る構えで、攻勢を弱める気配はない。

 公明党幹部は七日、方針が定まらない自民党について「参院選後、自民党が急に『一円以上』と言い出したから同調したのに」と不満を隠さなかった。

1985片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 17:06:33
自民、足元から反旗/自民・古川支部
2007年09月04日 朝日宮城
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000709040002

 これ以上、安倍首相に政権を任せられない――。遠藤農水相が辞任した3日、自民党の県連内部から反旗が翻った。古川支部が県連に対し、任命権者である安倍首相に三行半(み・くだり・はん)をつきつけた。「もはや末期症状」と首相退陣の日が近いとの見方が強まり、解散総選挙に向けた動きも出始めた。


 古川支部の申入書は6項目。地方の格差是正や中小企業の支援策を講じるよう求めている。さらに、構造改革路線のゆがみとして生じた生活弱者への配慮を求めた。佐藤勝支部長は「早期退陣は支部の総意だ。地方との格差是正は安倍首相の責任ではないか」と語った。


 足もとで起きた「謀反」に、宮城4区支部長である伊藤信太郎衆院議員は、事務所を通じて「背景が把握できていないのでコメントは控えたい」と述べるにとどまった。
 今回の動きについて、森政権時代、県連幹事長として首相退陣を求めるCMを制作した土井亨衆院議員(宮城1区)は「地方支部が政権にダメだと指摘する声をしっかり受け止めるべきだ。地方をバカにしているのか、という問題意識が今回の行動につながった」と理解を示す。公明党の石橋信勝県本部代表も「申し入れの趣旨は理解できる。一日も早く格差を是正してもらいたい」と話す。


 一方、野党は安倍政権が末期症状を示し始めたと受け止めている。民主党県連の木村勝好・幹事長は「安倍首相の資質を問う声が出るのも当然。解散する力もないだろう」。社民党県連の岸田清実幹事長も「自民党は、地方の声を覆い隠すことができなくなったのだろう」と語る。共産党も「この内閣に国政を担う資格があるのかが問われている」(中島康博・県委員長)という。


 すでに、解散・総選挙に向けた動きも出始めた。自民党宮城5区支部長の斎藤正美氏(元県議)は「近く選挙用の写真撮影をする。地元で一軒ずつ有権者を訪ねるローラー作戦もやっている。もっと時間が欲しいが」。野党側も、各選挙区の候補者の擁立を急ぎ始めた。

1986片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 19:53:27
舛添厚労省“隠された最初の結婚”グチャグチャの女性遍歴 (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/masuzoe/story/10gendainet02033618/

「盗っ人は最後のひとりまで、草の根をかき分けても捜し出さないといけない」――年金着服問題で、舛添厚労相が勇ましい。その一方で、ボロボロ出てくる過去の醜聞にも驚いてしまう。舛添といえば、3度の結婚、2人の愛人、5人の子供で知られるが、実は隠された結婚歴がもう1回あったと週刊文春が報じている。調べてみると、漏れてくるのは、エキセントリックで攻撃的な顔ばかり……。


 舛添大臣の最初の結婚相手はフランス人だった。2人目は片山さつき代議士。東大助教授と大蔵官僚という関係で、「最高の知的カップル」などと騒がれた。ところが、2人の結婚はすぐ破局。片山議員の関係者はこう言う。

「86年に結婚して離婚は89年ですけど、実質的な夫婦生活は半年くらいでしょう。すぐに片山さんが飛び出して別居してしまった。世間体だけで、仮面夫婦を続けていたんです」

 原因は、舛添のエキセントリックな性格や家庭内暴力などモロモロだったようだ。外に愛人もいて、離婚が決まる前に愛人に男児を生ませている。

「80年代当時はDVという言葉はなかったが、すぐ頭に血が上ってキーッとなる。『今なら問題になる』と片山さんは言っていましたね。骨折とか病院に駆け込むような話はなかったようですけど。サバイバルナイフを突きつけたという話も有名。彼はナイフ集めが趣味なんです。20本くらい持っていた。いじくっているうちに、そんな場面もあったようです」(2人をよく知る関係者)

 そして、離婚へ。その訴訟の最中に「隠された結婚歴」が出てきたというのだ。

「フランス人と結婚する前にもフランスで日本人女性と結婚式を挙げていたんです。片山さんは知らなかった。片山さんは結婚するとき、相手に離婚歴があるというので、親戚中に猛反対された。バツ2だったら、絶対、結婚していませんよ。片山さんは『詐欺だよ。知っていたら結婚しなかった』と怒っていました」(前出の関係者)

 その後、別の愛人ができて、2人の子供を生ませ、さらに別の女性と結婚したのは周知の通り。舛添をよく知る女性のひとりはこう言う。

「大臣になって、今後、イロイロ出てくると思う。裁判沙汰になっている女性もいますからね。表に出ないだけで、面白くない思いをしている女性は大勢いる。あの人はいつも無理に無理を重ねている。余裕がないからトラブルになるんです」

 この人の場合、派手な女性関係だけでなく、攻撃的な性格もアチコチで軋轢(あつれき)を生んでいる。ほどほどにしないと“刺される”ことになる。

【2007年9月7日掲載記事】

1987片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 19:57:11
自民15県連が首相交代望む=衆院選の顔、麻生氏トップ−時事通信調査
9月10日19時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070910-00000128-jij-pol

 自民党の地方組織を対象に時事通信社が実施した安倍改造内閣に関するアンケート調査で、全体のほぼ3分の1に当たる15県連が、次期衆院選は安倍晋三首相(党総裁)では戦えないとして首相交代を望んでいることが10日、分かった。また、15県連のうち10県連が次期首相に最もふさわしい人物として麻生太郎幹事長を選んだ。
 調査は今月5日から9日にかけて、47都道府県連の幹事長を対象に実施。総務会長らによる代理回答を含め、全地方組織から回答を得た。安倍首相の下で次期衆院選を戦えるかどうか聞いたところ、富山、静岡、兵庫、岡山など15県連が「代わった方がよい」と答えた。その理由として「参院選惨敗の結果を十分受け止めているとは言えず、安倍氏のままでは国民の理解は得られない」(岩手)などの声が上がった。

1988片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 20:03:36
自民党:「小泉チルドレン」が勉強会 小泉路線否定に対抗
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070911k0000m010073000c.html

 自民党の当選1回の議員有志12人が10日、小泉構造改革の継承を目指す「国民本位の政治を実現する会」(会長・平将明衆院議員)を発足させた。参院選大敗を受け小泉路線を否定する動きが党内で強まっており、これに対抗するのが狙い。

 有志はいずれも05年郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」。都市部で当選した議員が多く、小泉路線を否定する動きには「民主、自民両党のばらまき競争」(平氏)と対抗し、引き続き財政再建を求めていく。

 一方、14日には山本一太参院議員も中堅若手を対象にした「改革派勉強会(仮称)」を設立する。顧問には竹中平蔵元総務相が就任し、小泉政権のキーマンを講師に招く。【野口武則】

毎日新聞 2007年9月10日 19時44分

1989片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/10(月) 20:06:37
舛添厚労相と長妻議員"ガチンコ勝負" 臨時国会
http://www.sponichi.co.jp/osaka/soci/200709/10/soci210076.html

◆ 「解決策の約束を取り付ける」と宣戦布告 ◆

 秋の臨時国会がきょう10日、召集される。今国会で注目されるのが、舛添要一厚生労働相(58)と民主党「次の内閣」年金担当相、長妻昭衆院議員(47)の論戦。年金記録漏れ問題に取り組む長妻氏は「ミスター年金」と呼ばれ、7月の参院選で民主党勝利の立役者となった人物。長妻氏はスポニチの取材に「国会では舛添氏に煙に巻かれず、解決策の約束を取り付ける」と宣戦布告した。


◆ TV討論は実現せず ◆

 フジテレビ(関西系)「報道2001」に舛添氏と長妻氏は9日、ともに出演。しかし、2人の討論場面はなく、1人ずつの出演となった。

 長妻氏は番組中に「きょうも舛添さんと一緒に議論しようと思ったら舛添さんが同席が嫌だっていうんで、今後、国会で徹底して議論したい」と語った。番組終了後、「楽屋で会ったので、(同席を断った)理由を聞いたら“今2人で出ちゃうと国会の注目が集まらない”って言っていた。ほかの番組でもそういうことがあった。私が相手だと避ける方針らしい」と首をひねった。

 一方、舛添氏は「国会が始まる前に(2人の討論を)やると、1つのテレビ番組だけでやるのかということになる。国会でやるべきという原理原則で、こうなった」と説明した。

1990片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/11(火) 06:19:24
小泉チルドレン反乱、新派閥結成の動き 冷遇に不満
2007年09月11日06時08分
http://www.asahi.com/politics/update/0910/TKY200709100292.html

 小泉改革路線の転換を進める安倍自民党に対し、05年衆院選で大量当選した新人議員「小泉チルドレン」が反発を強めている。復党問題や人事面での冷遇に不満がたまっているためだ。小泉路線推進を旗印にした新派閥の立ち上げの準備も進行。安倍首相がテロ対策特別措置法の延長問題で進退をかけるなかで、若手は「ポスト安倍」を見据えて動き始めている。

 10日、国会内であった自民党代議士会。郵政民営化法案に反対して離党した平沼赳夫氏の無条件復党について、当選1回の中川泰宏氏が異議を唱えた。「国民はアホじゃないよ。必ず気がつき、動き始めるよ」

 川条志嘉、小野次郎両氏も同調し、「党の総括で、参院選大敗の一つの要因が復党プロセスにあったと明確にしている」(小野氏)と訴えた。

 平沼氏は、衆院選で落選した「郵政反対組」の復党も要望。これを執行部が受け入れれば、中川氏らと選挙区で競合するうえ、存在意義を失いかねない。さきの内閣改造で副大臣・政務官に一人も起用されなかったことも不満に火をつけた。

 当選1回組の一部グループは、次の衆院選の候補者調整で発言力を高めるため、新しい派閥の立ち上げを検討。総裁選になった段階で、まとまって独自に候補者を擁立する方針だ。30人を超える規模が集まる見通しで、公認調整で選挙区の公認が得られなくても、派閥として公認候補と争うことも辞さない構えだ。

 一方、別のグループの12人が10日、首相の所信表明演説が終わった後、国会内で集まった。呼びかけた山内康一氏は「最近の党は小泉構造改革を否定するような動きが増えている。これにどう立ち向かっていくか議論したい」と述べ、定期的に勉強会を開くことを決めた。

1991片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/11(火) 07:06:03
野党ヤジ 丸山怒鳴った「静かに聞け」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/09/11/01.html

 テロ特措法の延長問題をめぐり「職を賭す」と安倍晋三首相(52)が発言してから一夜明けた10日、第168臨時国会が召集され、首相が衆参本会議で所信表明演説を行った。人気弁護士で自民党参院議員の丸山和也氏(61)は首相の演説中にヤジを飛ばす野党に対し「静かに聞かないか!」と立ち上がる異例の行動に出た。「うるさくて演説が聞こえなかった」と説明したが、野党からは「出しゃばり」との批判が上がった。

 与野党が逆転した参院。所信表明で「戦後レジームからの脱却がどうしても必要です」などと語る安倍首相に、野党議員から「何言ってるんだ!」「(参院選敗北の)反省が見えないぞ!」などのヤジが飛びかった。

 丸山氏は足を組み直したり、みけんにシワを寄せてヤジの声の方を振り返るなど、イライラした様子を見せていたが、開始から約5分、怒りを爆発させた。突然立ち上がり、野党席に向かって「静かに聞かないか!静かに!総理大臣が演説しているんだぞ!」と右手を口の横に添えて叫んだ。だが、野党議員も黙っていない。「おまえが黙ってろ!」などと応酬し、議場は大騒ぎとなった。

 自民党の同僚議員は、1年生議員の丸山氏が“口撃”を受けているにもかかわらず、驚いた様子で口を開けて見上げるだけ。首相も何事もなかったように演説を続けた。「おまえこそ、座って聞け!」のヤジの後、丸山氏は席に着き、終了までの約10分間、腕を組んで聞いていた。

 参議院規則207条では「議員は、議院の品位を重んじなければならない」と記してあるが、ヤジ自体や立ち上がる行為などの禁止事項はない。ただ、政界関係者は丸山氏の行動について「立ち上がるなんて異例」と指摘する。

 丸山氏は演説終了後「ヤジが飛ぶのは当然知っていたが、演説が聞こえなかった。民主党が調子に乗っていた。この状況が続くなら一言言おうと思った」と説明。普段から電車内で携帯電話をかける人にも注意しているといい、今後も今回のような注意の可能性は「あるでしょうね」。丸山氏の発言後も野党のヤジは続いたが「一瞬ワッとなったが、後で収まった部分もある。効果があった」とうなずいた。

 一方で「自民党はヤジを返すこともない。今の状況を象徴している。元気出せと思う」と自民党にも一喝。安倍首相を「勢いがない」とし「職を賭す」の発言についても「落城寸前の雄叫びみたいにとられる可能性がある」と評した。

 ▼政治評論家・浅川博忠氏 丸山氏の行動は、目立ちたがり屋という性格が出てしまったのだろう。野党のヤジも行き過ぎの部分があり、どっちもどっちだが、スタンドプレーで存在感を示すのはいただけない。最近、横峯氏や姫井氏の週刊誌報道など、新人議員が議場の外で話題を振りまきすぎ。与野党ともに候補者擁立時の身体検査が甘かったせいだ。
[ 2007年09月11日付 紙面記事 ]

1992片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/11(火) 09:19:54
総裁選で麻生氏を支持した議員らが会合 鳩山法相、公然と「麻生首相」への期待感示す
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070911/20070911-00000989-fnn-pol.html

10日夜、自民党総裁選で麻生太郎幹事長を支持した議員らが会合を開き、鳩山邦夫法相は、公然と「麻生首相」への期待感を口にした。
鳩山法相は、安倍首相の「職を賭す」発言で、麻生政権が「早まったとは思わない」とする一方で、「安倍総理に、うんと頑張ってもらって、時期がきたら、麻生総理に頑張ってもらおうという会ですから」と述べた。
会には20人程度が出席し、麻生氏は上機嫌だったという。
一方、麻生幹事長らが主導する平沼赳夫元経産相の復党問題について、安倍首相も出席した党の代議士会で、新人議員から異論が相次いだ。
自民党の中川泰宏議員は「平沼赳夫先生が、執行部からお願いをして無条件で復党する。こんなことがいいのかなと。国民はアホじゃないよ。必ず気がつき、動き始めるよ」と述べた。
また、中川議員は「改革方針を変えるときは、国民に尋ねてからやってもらうべきだと思います。1つは解散もあるでしょう」と述べた。
さらに、別の新人議員は、郵政造反組の復党などに反対する勉強会を新たに発足させた。
自民党幹部は10日夜、いわゆる「小泉チルドレン」と復党組の選挙区調整の際、どちらかを比例区に回す方法を取らないと明言しており、党内のあつれきは激しさを増すとみられる。

1993片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 00:00:47
小泉派:巻き返し始動、次々結束 改革路線後退を警戒 
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070912k0000m010129000c.html

 安倍改造内閣の下で何かと風当たりが強い小泉純一郎前首相に近い勢力が、巻き返しに動き始めた。郵政民営化反対の象徴的存在だった平沼赳夫元経済産業相の復党に異を唱えているほか、「小泉チルドレン」らによるグループ結成など、あたかも「小泉派」の様相だ。郵政民営化を小泉氏が掲げ、自民が圧勝したさきの衆院選から11日で2年。「与謝野馨官房長官−麻生太郎幹事長」ラインで小泉改革路線の修正が急ピッチで進む中、党内には冷ややかな空気も漂うが、党内の路線対立は強まりそうだ。

 「原理原則をしっかりしてほしいと述べている」。自民党の武部勤元幹事長は11日の党役員連絡会議でこう語り、平沼氏の無条件復党に反対している党内若手議員を擁護した。武部氏は党幹事長時代に「偉大なイエスマン」として小泉首相を支えた「親小泉」の中心人物。安倍改造内閣で急速に「小泉路線」の修正が進むことへの警戒がにじみ出ていた。

 さきの参院選の惨敗を経て安倍改造内閣は小泉改革路線の行き過ぎが地方の反感を招いたと分析、地方重視の姿勢を鮮明にしている。こうした流れに、05年の衆院選で初当選した「小泉チルドレン」、特に都市部議員の心中は穏やかでない。「チルドレン」が10日に設立した「国民本位の政治を実現する会」は都市部議員が大半。会長、平将明衆院議員は平沼氏復党について「内輪の論理、なあなあの政治が復活するのではないか」と指摘。山内康一衆院議員は「格差是正の名の下に公共事業を増やそうという圧力が強まっている」と懸念する。

 山本一太参院議員が「改革の流れを逆行させない」と呼びかけ14日に設立する「改革派勉強会」(仮称)も、「親小泉」の流れの一環とみられている。小泉改革のブレーンだった竹中平蔵元総務相が顧問に就任する予定で、竹中氏は11日、毎日新聞の取材に「内閣改造で改革に黄信号がともった」と指摘。小泉内閣時代に税制改革や財政政策をめぐり対立した与謝野氏が安倍政権の中枢を担う現状に不満を漏らした。山本氏は「小泉改革がひっくり返ると『改革を止めない』と言った安倍晋三首相の言葉に説得力がなくなる」と主張、講師に中川秀直前幹事長、飯島勲前首相秘書官らを招くことも検討しており、小規模ながら「小泉派」の様相。郵政選挙で「刺客」の代表格で、防衛事務次官問題をめぐり安倍首相とたもとを分かった小池百合子前防衛相の動きを注目する向きもある。

 ただ、当の小泉前首相は政治的には沈黙を保っており、腹心だった中川前幹事長とともに、当面は事態を静観するとみられている。党内で「小泉派」が地歩を築くにはやはり、両氏のより明確な後押しが必要なようだ。【野口武則】

毎日新聞 2007年9月11日 22時16分

1994片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 08:35:31
2007/09/12-00:22 安倍政権「危機的状況」=高市、下村氏らが会合
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007091200007

 自民党の高市早苗前沖縄・北方担当相、下村博文前官房副長官ら安倍晋三首相に近い議員が11日夜、都内で会合を開き、安倍政権について「危機的な状況にあり、全力で支えていく必要がある」との考えで一致した。会合には世耕弘成前首相補佐官、山本一太参院議員も出席。今後も毎月1回、定期的に意見交換していくことになった。

1995片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 09:03:40
負のスパイラル? 自民15県連も「安倍やめろ」
「次期衆院選戦えない!」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_09/t2007091109.html

自民党代議士会で、執行部方針を批判する小泉チルドレンの川条志嘉氏=10日、国会内
 自民党の地方組織を対象に時事通信社が実施した安倍改造内閣に関するアンケート調査で、全体のほぼ3分の1に当たる15県連が、次期衆院選は安倍晋三首相(党総裁)では戦えないとして首相交代を望んでいることが分かった。また、15県連のうち10県連が次期首相に最もふさわしい人物として麻生太郎幹事長を選んだ。参院選惨敗を受け、首相への求心力は地方の足元でも急速に低下しているようだ。

 調査は今月5日から9日にかけて、47都道府県連の幹事長を対象に実施。総務会長らによる代理回答を含め、全地方組織から回答を得た。

 安倍首相の下で次期衆院選を戦えるかどうか聞いたところ、富山、静岡、兵庫、岡山など15県連が「代わった方がよい」と答えた。その理由として「参院選惨敗の結果を十分受け止めているとは言えず、安倍氏のままでは国民の理解は得られない」(岩手)などの声が上がった。

 「代わった方がよい」とした地方組織に次期首相にふさわしいのは誰か尋ねたところ、麻生氏の地元の福岡をはじめ和歌山、香川、沖縄など10県連が同氏を挙げた。小泉純一郎前首相、福田康夫元官房長官、二階俊博総務会長を推す県連も一つずつあった。

 これに対し、安倍首相で次期衆院選を「戦える」と答えたのは、北海道、東京、新潟、長野、山口など13都道県連。残る19府県連は無回答や「どちらとも言えない」「分からない」などと答えた。

 一方、衆院解散・総選挙の時期を尋ねた質問では、来年7月の「北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)後」との答えが15都県連で最多。次いで2009年9月の「衆院議員の任期満了時」9府県連と続き、「年内」の回答はゼロ。自民党支持率が低迷する中、早期解散はできるだけ避けたいという地方組織の姿勢が浮き彫りとなった。

 首相は昨年9月の総裁選で、地方票300票のうち197票を獲得、地方での圧倒的な人気を見せ付けた。それから約1年。閣僚から「政治とカネ」の問題や失言が相次ぎ、参院選で大敗。内閣改造後も農水相が不祥事で辞任に追い込まれるなど、首相は強い逆風にさらされている。

 首相の出身派閥である町村派中堅議員は「安倍政権は完全に負のスパイラルに入った」と漏らした。


【安倍晋三首相で戦える】

北海道、秋田、山形、群馬、山梨、東京、新潟、長野、奈良、山口、長崎、熊本、宮崎

【安倍首相は以下の人に代わった方がよい】(敬称略)

★麻生太郎=岩手、埼玉、富山、静岡、兵庫、和歌山、香川、福岡、佐賀、沖縄

★福田康夫=福井

★小泉純一郎=三重

★二階俊博=鳥取

★後継者名挙げず=岡山、広島

【その他・無回答】

青森、宮城、福島、茨城、栃木、千葉、神奈川、石川、岐阜、愛知、滋賀、京都、大阪、島根、徳島、愛媛、高知、大分、鹿児島

ZAKZAK 2007/09/11

1996片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 09:18:11
チルドレン 執行部に不満 『脱小泉』『公認差し替え』の動き
2007年9月12日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007091202048136.html

 「小泉チルドレン」と呼ばれる大量の自民党新人衆院議員が当選した二〇〇五年の「郵政選挙」から十一日で丸二年。「小泉改革が支持されたから、勝ち上がった」と自負するチルドレンは、党の新執行部が進める「脱小泉」の動きへの抵抗を強めている。四年の任期の折り返し点を迎え、生き残りをかけたチルドレンの反転攻勢が活発化しそうだ。

 「一年生議員の発言は、自分の選挙事情で騒いでいるなんて考えてもらっては困る。原理原則が大事だ」

 武部勤党改革実行本部長は十一日の党役員連絡会で、こう主張した。

 安倍首相も出席した十日の代議士会で、チルドレン三人が平沼赳夫元経済産業相の無条件復党を容認する執行部の方針に批判を浴びせた。背景には「小泉改革」の象徴だった郵政民営化に反対し続けている平沼氏が復党すれば、改革後退を印象づけて有権者の支持を失いかねない、という焦りがある。

 郵政選挙当時、幹事長だった武部氏は「チルドレンの指南役」(党幹部)を自任しており、三人に援護射撃を放った形だ。

 郵政選挙で、自民党は新人八十三人を含む二百九十六人が当選した。党幹部は「実力以上の結果だった」と振り返る。

 ある新人議員も「次の選挙で当選できるのは二十人もいない」と指摘。落下傘で支持基盤の弱いチルドレンにとって、改革イメージ後退という逆風は、再選を目指す上で致命傷になりかねない。

 十日には当選一回議員十二人が勉強会「国民本位の政治を実現する会」を結成した。山内康一氏は記者会見で「党内で財政再建を言う人がいなくなった。格差是正の名の下に、公共事業を増やそうという圧力が強まっている」と指摘。新執行部に対するチルドレンの不満の高まりを見せつけた。

 次期衆院選の公認候補選定に対する新執行部の方針も、チルドレンの不安をあおっている。

 多くのチルドレンは小選挙区支部長を務めている。旧執行部は支部長をそのまま公認候補とする方針だった。

 しかし、新執行部は独自の世論調査などに基づいて地域に浸透していない支部長は差し替える方針に転換。菅義偉選対総局長は「差し替えが私の仕事だ」と明言しており、チルドレンは戦々恐々としている。

 「脱小泉」が加速すれば、チルドレンは「改革推進派」も巻き込み、反執行部の動きを強めるのは間違いない。 (篠ケ瀬祐司)

1997片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 10:06:41
新法案:自公幹事長ら深夜に協議 都内のホテルで
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070912k0000m010180000c.html

 与謝野馨官房長官と自民、公明両党の幹事長・国対委員長、政調会長らが東京都内のホテルで11日夜から12日未明にかけて会談し、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続させる「新法案」の内容などについて協議した。新法案は今月下旬の国会提出を予定しているが、国会日程についても突っ込んだ意見交換をした模様だ。会合には自民党の山崎拓前副総裁(与党プロジェクトチーム座長)も同席。法律に期限をつけるかなども協議したとみられる。

毎日新聞 2007年9月12日 0時59分

1998片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 15:42:07
安倍首相退陣、代表質問直前の「波乱」…野党は解散要求へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070912i507.htm

 安倍首相(自民党総裁)の辞意表明を受け、自民党は後継を選ぶ総裁選を実施する。

 新総裁は、月内にも、国会の首相指名選挙で、首相に指名される見通しだ。しかし、野党は早期の衆院解散・総選挙を要求し、新首相の下での審議に応じない可能性もあり、国会の混乱が長引くのは必至だ。

 自民党執行部はただちに、総裁選の日程と方法について協議する方針だ。緊急事態のため、一般党員による投票は行わず、党所属国会議員と都道府県連代表による選挙になる可能性が出ている。

 総裁候補には、麻生派や若手議員を中心に麻生幹事長を推す声が出ている。麻生氏は総務相や外相などを歴任し、政治経験が豊富だ。知名度があり国民的な人気も高いため、次期衆院選の「顔」として期待する向きもある。また、谷垣禎一・元財務相は、安倍首相の外交路線などを批判し、安倍政権と距離を置いてきた。谷垣氏が安倍路線の転換を訴えて、総裁選に出馬する可能性がある。

 党内のベテラン議員には、福田康夫・元官房長官を支持する意見もある。また、与謝野馨官房長官の名前も取りざたされている。

 臨時国会は、政府・与党からの申し出により、代表質問が取りやめとなった。今後の臨時国会は波乱含みだ。首相が辞意を漏らしたことで、新首相が指名されるまで、国会審議は行われない可能性が高い。

 衆院の首相指名選挙は自民党の新総裁が指名されるものの、参院は野党の推す候補が指名される見通しだ。その上で、憲法の規定により衆院の指名が優先される。

 新首相にとって、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するための法整備が最初の課題となる。政府・与党は、給油活動を継続するための新たな法案を国会に提出したい考えだが、国会の大幅会期延長は避けられない見通しだ。

 しかし、野党は審議に応じず、早期の衆院解散・総選挙を求めて攻勢を強める構えで、与野党の全面対決となる可能性がある。

(2007年9月12日15時22分 読売新聞)

1999片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 22:50:43
ポスト安倍、各派閥が一斉に調整
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070912ia21.htm

 安倍首相の後継を選ぶ自民党総裁選に向けて、各派閥は一斉に候補者を巡る調整に入った。

 麻生幹事長を軸に選挙戦は進む見通しだが、党再生を世論にアピールするため、複数の候補者による選挙を求める声も出ている。小泉・安倍政権が進めた構造改革路線を継続するか否かも争点となる。

 麻生氏は12日夕の記者会見で、総裁選出馬について、「今は、まだ答えるのは早すぎる」と述べるにとどめた。しかし、周辺に出馬の意欲を伝えており、13日にも表明する。安倍首相の外交路線を引き継ぎ、日米同盟を重視し、アジア諸国との連携を強めていく方針を掲げる構えだ。内政面では、行き過ぎた構造改革を是正し、地方重視の考えを示すと見られる。

 麻生派は12日夜、総会を開き、麻生氏支援を確認した。麻生氏を支持する議員グループ「太郎会」会長の鳩山法相(津島派)も総会に出席した。丹羽・古賀派の一部からも推す声が出ている。

 安倍氏を支えてきた麻生氏に対し、党内には「『安倍色』が強く、党再生を印象づけるのは難しい」との懸念もある。津島派幹部は12日、記者団に「麻生氏は路線転換を明確にすることが必要だ」と語った。

 谷垣派では、谷垣禎一・元財務相の出馬を求める声が出ている。谷垣氏は昨年9月の総裁選に出馬し、安倍氏に敗れた。安倍政権発足後、構造改革路線の転換を求め、安倍首相と距離を置いてきた。

 谷垣氏は同日夜、記者団に「政策転換を図るためにどういう流れをつくり、連携できるかが関係してくる」と述べるにとどめた。今後、津島派、丹羽・古賀派、山崎派などとの連携を模索していく方針だ。

 党内最大派閥の町村派は12日夜、都内で総会を開いた。一部から、会長の町村外相の出馬を求める意見が出た。ベテラン議員らには、福田康夫・元官房長官を推す声もある。

 一方、津島派の12日の幹部会では、会長代理の額賀財務相を擁立すべきだとの意見が出た。派内には、麻生氏を推す議員もおり、今後、調整する。

 このほか、党内の一部には、政策通の与謝野官房長官の出馬を期待する意見もある。

 山崎、伊吹、二階、高村の各派もそれぞれ総会や幹部会合を開き、今後の対応を協議した。

 一方、2005年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」の一部は12日、「密室で総裁を決める形になると自民党は壊滅的な打撃を受ける」などとして、全国の党員による投票を実施するよう党執行部に申し入れた。総裁選でまとまって行動する可能性も出ている。

(2007年9月12日22時34分 読売新聞)

2000片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/12(水) 22:54:43
自民総裁選、麻生氏先行か 谷垣、福田氏も取りざた '07/9/12
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200709120398.html

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選が十二日、事実上のスタートを切った。首相の信任が厚く国民的人気も高い麻生太郎幹事長の出馬を求める議員が多いが、昨年の総裁選に出馬した谷垣禎一元財務相のほか、福田康夫元官房長官の出馬を促す声も出ている。

 自民党は十二日夕、緊急の役員連絡会、総務会を相次いで開催、麻生氏が「政治的空白をつくらないため、至急総裁選に入る」などとして、衆参両院議員と各三人の都道府県代表による両院議員総会で総裁選を行うとの提案を了承、総裁選挙管理委員会(臼井日出男委員長)を設置した。

 新総裁を十九日に選出する日程は十三日の両院議員総会、総務会で決定する予定だが、執行部に対し、二○○五年の衆院選で初当選した「小泉チルドレン」らが全党員による投票を要求。ほかにも「納得がいかない。国民からの批判を招き、次の衆院選は惨敗してしまう」(山崎派議員)などの反対意見が出ている。

 総裁選に関しては「(候補者を)無理に一本化すべきではない」、「開かれた総裁選を堂々と行うべきだ」などの意見が大勢で、複数の候補者が立候補する見通し。各派閥は総会などを開き今後の対応などについて意見交換、古賀派は対応を会長の古賀誠元幹事長に一任、町村、高村両派は派閥で一致して対応していく方針を確認した。

 麻生氏に対しては若手議員を中心に出馬を求める声が多く、麻生派総会では「立候補するのは当然だ」との「主戦論」が相次いだが、麻生氏は十二日夕、「まだ(出馬するかどうかを)答える時期ではない」と述べるにとどめた。

 ただ党内には「安倍さんという後ろ盾があっての麻生さん。簡単にはいかない」(伊吹派中堅)との声や、「政権を放り出し、党に多大なダメージを与えた安倍さんと近い人では『局面転換』はできない」(閣僚経験者)など反対意見も少なくない。

 一方、小泉純一郎前首相を引き継いだ安倍首相の改革路線に批判的なグループから期待を集める谷垣氏は、成田空港で記者団に対し「あまりにタイミングの悪い辞任だ。政策転換は必要。どういう形がつくれるか同志ともども相談したい」と述べ、出馬に前向きな姿勢を表明。

 首相に距離を置く議員の一部からは「緊急時は福田さんだ。最近は総裁選を意識して活動も積極的になっている」(山崎派若手議員)との声も上がった。福田氏は昨年の総裁選出馬見送り以降、表立った活動は避けているが動向は今後の焦点となりそうだ。

 小泉前首相、安倍首相を批判してきた加藤紘一元幹事長、伊吹派の中川昭一前政調会長はそれぞれ記者団に対し「全くそういうことは考えていない」(中川氏)などと述べ、出馬する考えのないことを強調した。

2001片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 08:33:50
安倍首相辞任:麻生氏が後継出馬へ 小泉氏要請の動きも
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070913k0000m010156000c.html

笑みを浮かべ自民党総務会にのぞむ麻生太郎幹事長=国会内で12日午後4時、竹内幹撮影 安倍晋三首相の辞任記者会見を受けて自民党は12日国会内で緊急総務会を開くなど後継総裁の選出手続きに着手、両院議員総会で党所属議員と都道府県連代表による投票を行い、選出することを基本的に了承した。執行部は14日告示、19日投票の日程で調整しているが党内には、より時間をかけるべきとして25日投票を求める声も浮上している。後継候補には、麻生太郎幹事長(麻生派)が13日に出馬表明する意向を固めた。中堅・若手を中心に小泉純一郎前首相の再登板を求める動きが出るなど、早くも綱引きが活発化している。

 総務会で麻生氏は「あまり時間をかけられない」として党則に基づき、党大会にかわる両院議員総会で選出したいとの方針を示した。この後、総裁選管理委員会は総裁選を「14日告示、19日投開票」とする日程を確認した。13日の総務会で了承を求めるが、党内にはオープンな党員投票が必要との意見や、日程を25日投票にまで延ばすべきだ、とのも異論もある。

 出馬の意向を固めた麻生氏は安倍改造内閣で与謝野馨官房長官とともに政権運営を主導。昨秋の総裁選で安倍氏に次ぐ得票だった。短期決着を念頭に置いた日程も有利に働くとみられている。

 これに対し、麻生氏の路線が「小泉構造改革路線」に反すると反発する小池百合子前防衛相ら中堅・若手議員31人は小泉前首相に再登板を13日、要請する。このほか、安倍政権の外交路線に批判的な福田康夫元官房長官(町村派)や、やはりさきの総裁選に出馬した谷垣禎一元財務相(谷垣派)を推す声もあり、動向が焦点となっている。最大派閥の町村派、津島派、古賀派なども対応を協議、額賀福志郎財務相(津島派)が周辺に出馬に意欲を示すなど派閥を単位とした動きも始まっている。

 首相は12日午後2時からの緊急記者会見で「局面を転換して、新たな首相のもとで『テロとの戦い』の継続を目指すべきだ」と述べ、テロ特措法問題の展望が開けないことを理由に挙げた。また「私が首相であることで、野党党首との会談もできない状況が生まれている。私がむしろ障害になっている」と述べ、テロ特措法問題をめぐる民主党の小沢一郎代表との党首会談が断られたことにも言及した。後継総裁が決まり次第、安倍内閣は総辞職する予定。

 ◇小泉氏に再登板求める会参加者

 小泉純一郎前首相に再登板を求める中堅・若手の会(小泉前総裁の再登板を実現する有志の会)への参加者31人は次の通り。(敬称略、丸数字は当選回数)

 中川泰宏(1)▽小野次郎(1)▽近藤三津枝(1)▽猪口邦子(1)▽片山さつき(1)▽佐藤ゆかり(1)▽杉村太蔵(1)▽近江屋信広(1)▽篠田陽介(1)▽藤田幹雄(1)▽戸井田徹(2)▽平将明(1)▽牧原秀樹(1)▽飯島夕雁(1)▽上野賢一郎(1)▽阿部俊子(1)▽田中良生(1)▽山内康一(1)▽秋葉賢也(2)▽御法川信英(2)▽棚橋泰文(4)▽安井潤一郎(1)▽広津素子(1)▽小池百合子(5)▽川条志嘉(1)▽吉野正芳(3)▽早川忠孝(2)▽大塚拓(1)▽木挽司(1)▽中山泰秀(2)▽丹羽秀樹(1)

毎日新聞 2007年9月13日 3時00分

2002片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 08:34:18
自民新総裁選び本格化、14日にも告示…麻生氏が出馬へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070913it01.htm

 安倍晋三首相(自民党総裁)が12日、退陣表明したことを受け、自民党内では後継総裁選びの動きが本格化した。

 同党は総裁選を14日に告示し、投票を19日か25日とする日程で調整に入った。麻生幹事長は出馬の意向を固め、一両日中にも表明する。総裁選は麻生氏を軸に進む公算だ。額賀福志郎財務相も出馬に意欲を示している。

 このほか、谷垣禎一・元財務相、福田康夫・元官房長官、町村信孝外相らの名前も挙がっている。首相の退陣で、国会攻防は衆院解散含みの緊迫した展開になると見られる。

 自民党は12日、総裁選管理委員会を開き、総裁選日程を協議した。党大会に代わる両院議員総会で後継を選出することとし、投票は自民党の衆参両院議員387人と、党の各都道府県連の代表3人の計528票で争う見通しだ。

 総裁選に出馬の意向を固めた麻生氏は、総務相や外相などを歴任し、国民的な人気が高い。麻生派や若手から推す声が出ている。

 麻生氏は12日夕の記者会見で、総裁選出馬について「今は、まだ答えるのは早すぎる」と述べるにとどめた。しかし、周辺に出馬の意向を伝えている。総裁選では、外交面では安倍首相の路線を基本的に継承し、日米同盟重視、アジア諸国との連携強化を打ち出していく一方、内政面では、行き過ぎた構造改革の是正や一層の地方重視の姿勢を示すと見られる。

 額賀氏は12日、津島派事務総長の船田元・元経企庁長官らに対し、「今回の総裁選は何としても出馬したい」と伝えた。13日の津島派総会で協議する。

 安倍政権に批判的な加藤紘一・元幹事長らベテラン議員には、福田氏を推す意見が広がりつつある。

 また、衆院当選1回の若手議員らからは、小泉純一郎・前首相の再登板に期待する声が出ている。

 総裁選後、与党は衆参両院で首相指名選挙を行って、新総裁を首相に選び、新しい政権を速やかに発足させたい考えだ。野党は早期の衆院解散を求めて、攻勢を強める構えだ。

 一方、安倍首相は戦後最年少で首相に就任、戦後レジーム(体制)からの脱却を掲げて憲法改正にも意欲を示したが、1年足らずで政権を手放すことになった。

 与謝野官房長官は12日夕の記者会見で、「首相は(8月にインドやインドネシアなどに)旅行して以降、健康状態は大変厳しいものがあり、これを誰にも言わないで、じっと耐えてきた」と指摘、健康問題を退陣の理由に掲げた。首相は胃腸に持病を抱えているとされ、11日も風邪を理由に日程を繰り上げ、夕方に首相公邸に戻っていた。

 衆参両院は12日午後、議院運営委員会理事会を開き、首相の所信表明演説に対する各党の代表質問を取りやめることを決めた。

(2007年9月13日3時4分 読売新聞)

2003片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 08:49:43
安倍首相辞任:公明党にも大きな衝撃 連立体制に微妙な影
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070913k0000m010129000c.html

 首相の辞任表明は連立政権を組む公明党にも大きな衝撃を与えた。参院選で自民党への逆風をともにかぶって敗北したこともあり、公明党内の不信感は強まっており、辞任劇が連立体制にも微妙な影を落としかねない状況だ。

 「なぜこの時期に辞任を表明するのか理解しがたい」。北側一雄幹事長は12日夕、記者団に不信感をあらわにした。首相が太田昭宏代表に電話で辞意を伝えたのは辞任会見のわずか1時間前。幹部の一人は「事前の相談もなく逃げ出した。支えてきた我々の気持ちを踏みにじるのか」と憤りを隠さない。

 北側氏は会見で、政府・自民党が海上自衛隊の給油活動継続のための法案を衆院で3分の2の賛成で再議決し、成立を目指していることについて「実際に行使するかどうかは政治判断だ」と慎重姿勢を示した。自民党が強気の国会運営を変えないことへの不満の表れでもあった。

 北側氏は「連立8年間の実績や先般の参院選の結果を踏まえ、新しい政策協定を結ぶ必要がある」と語り、当面は連立を維持する考えを示した。もっとも「新首相が早期解散に踏み切ることだけは絶対に阻止したい」というのが党内の本音のようだ。【高山祐】

毎日新聞 2007年9月12日 22時49分 (最終更新時間 9月13日 0時50分)

2004片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 08:51:04
安倍氏の後継、「麻生」VS.「反麻生」の様相
2007年09月13日03時22分
http://www.asahi.com/politics/update/0912/TKY200709120363.html

 自民党は12日の総裁選管理委員会で、14日告示、19日投開票の日程案を固めた。ただ、「党員の声をできるだけ反映すべきだ」という意見も強く、投開票を25日にずらす案を含めて調整を進めている。「ポスト安倍」の有力候補とされる麻生太郎幹事長ら執行部が主導して固めた19日投開票の案に対し、異論が出たためだ。

 今回選ばれる総裁の任期は、安倍氏の残り任期となる09年9月末まで。すべての党所属国会議員と都道府県連の代表による投票により、両院議員総会で選出される。総裁選の日程と選出方法は、13日の両院議員総会で正式に決まる。

 麻生氏は13日夕に記者会見して立候補を表明する意向だが、安倍首相や麻生氏に批判的だったグループからは別の候補を擁立する動きも出ている。「麻生氏」か「反麻生氏」か、という構図になってきた。

 麻生氏は昨年9月の総裁選で次点となり、外相、自民党幹事長として安倍政権を支えてきた。「選挙の顔」としての期待もあり、地方組織でも支持する動きがある。ただ、麻生派は16人と基盤が弱く、派閥を超えた支持の取りつけが課題だ。

 「反麻生氏」には二つの潮流がある。

 ひとつは、郵政民営化法案に反対し、離党した平沼赳夫氏の復党を積極的に進めるなど、小泉改革路線の転換を進めることに反発する勢力だ。中川秀直前幹事長の呼びかけで、05年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」ら若手議員や小池百合子・前防衛相ら約30人が12日夜、都内のホテルで会合を開き、小泉前首相の再登板を求める方針を確認した。小泉氏はこの日、中堅議員からの立候補要請を断ったが、この勢力の動向がひとつの焦点となる。

 もうひとつは小泉、安倍両政権の系譜に批判的で、昨秋の総裁選で福田康夫・元官房長官の擁立を模索した勢力だ。中堅、ベテラン議員が中心で、再び福田氏を推す声が強まっている。福田氏は12日夜、記者団に「政治の安定と、国民の立場に立った政治が行える政治をなるべく早くつくらないといけない」と語るにとどめた。

 3代続けて首相を出し、福田氏も所属する町村派のほか、津島派、古賀派は12日の会合でそれぞれ結束して対応することを確認。古賀派は会長の古賀誠・元幹事長に「対応を一任」したが、いずれも具体的な方向は打ち出していない。

 一方、昨年の総裁選に立候補した谷垣禎一・元財務相は12日、派閥の緊急総会に出席後、記者団に「政策転換が必要だ」と語った。麻生氏以外の候補者擁立をめざす考えを打ち出したものだが、自らの立候補については「まだお答えするには早い」と態度を明確にしなかった。

2005片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 09:49:50
県内政界にも波紋 讀賣青森

 安倍首相の突然の辞意表明は、県内政界にも大きな衝撃を与えた。内閣改造から1か月足らず、臨時国会での所信表明演説のわずか2日後の辞任表明は極めて異例だ。与党関係者は困惑や驚きの表情を浮かべ、野党関係者は批判のボルテージをあげた。

■■与党に衝撃走る■

 自民党県連の山内和夫幹事長は12日午後、青森市内の県連事務所で記者会見し、「びっくりした。参院選の惨敗を受け、国民の声をよく聞き、心の通った政治をやろうとの思いで内閣改造したのだろうが、そういう中での辞任表明に非常に驚いている」と述べた。

 辞任を決めた“時期”については、「これから(野党と)議論して、互いに歩み寄れるものは歩み寄り、テロ特措法(延長問題への対応)を決めてほしかった。もっとがんばってもらいたかった」と、納得しきれない様子も見せた。後継者については、「地方の声を国政に反映してくれる人になってもらいたい」と話した。

 同県連の中谷純逸総務会長は読売新聞の取材に対し、「この間、『職を賭(と)して』と言っていたのに、自民党の評判を落とすのではないか」と述べ、党のイメージダウンにつながることへの懸念を示した。後継者選びに関しては、「森元首相の時のように『密室』でやるとおかしなことになる。正々堂々と、国民に見える形で決めないといけない」と指摘した。

 一方、公明党県本部の間山隆彦代表は、「こういう状況で辞めるというのは唐突。(政権運営は)大変だろうが、耐えてほしかった」と困惑の表情を見せた。

■■批判姿勢強める野党■

 民主党県連の田名部匡省代表は談話を発表し、「(臨時国会の)代表質問直前の辞意(表明)は前代未聞の無責任極まる辞任劇。政治の責任、国家の責任を投げ出したとしか考えられない」と手厳しく批判した。

 共産党県委員会の堀幸光委員長も、「無責任も甚だしい。そもそも安倍首相は参院選での国民の選択にこたえずに政権にしがみついていた。自民党の政治的衰退は極まり、末期的症状だ」とのコメントを出した。

 社民党県連の渡辺英彦代表は、「本来、参院選の結果を受けて辞任すべきだった。それがすべてを投げ出した。責任放棄。無責任極まりない」と突き放した。

 国民新党県支部の津島恭一支部長も、「ただただ驚いた。(後継者選びに)10日なり2週間なりの政治空白ができる。無責任と言わざるを得ない」と話した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2006片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 09:51:07
安倍首相退陣、県内に衝撃
与野党、衆院選にらみ緊張 讀賣岩手

 安倍首相が突然の辞意を表明した12日、県内にも衝撃と戸惑いが広がり、後継首相や解散・総選挙の時期などについて様々な憶測が飛び交った。自民党など与党関係者の間では、改造内閣で前知事の増田総務相が起用されたばかりだっただけに、落胆や不満の声もあがった。一方、民主党など野党は首相の対応を一斉に批判し、政権交代に向け攻勢を強める構え。県内政界もにわかに緊張感が高まった。


 自民党県連では、予想もしなかった辞任の報を受け、事実関係の確認と、今後行われる総裁選などの情報収集に追われた。

 千葉伝幹事長は「辞任するなら、参院選の直後か、臨時国会の閉幕まで最大限に努力してからでも良かったのに」と首をかしげる。7月の衆院補選での惨敗と、玉沢徳一郎・元農相の政治資金を巡る多重計上問題で、同党は衆院岩手1区と4区の新たな支部長が未定のまま。県連は、総選挙をにらんで調整を加速させる方針だ。

 改造内閣の目玉だった前知事の増田総務相には、辞任表明後、安倍首相から直接電話があり、辞任の経緯などについて短い説明があったという。増田氏は、「『民間から来て頂いたのに申し訳ない』と言われたが、『辞任は首相の決断なので、私はやれることをやります』と申しあげた」と伏し目がちに語った。増田氏の元後援会関係者の柴田義春さんは「次の内閣でも総務相として続投してほしい」と望みをつなぐ。

 連立を組む公明党は、国会会期中の退陣表明に厳しい目を向ける。同党県本部の小野寺好代表は「民主党の小沢代表に党首会談を断られただけで、あきらめてしまうのは情けない」とバッサリ。支持組織の創価学会からは「年内に総選挙があると厳しい。参院選で全力疾走した直後なのに、また走れと言われても無理だ」と悲鳴があがる。


 一方、意気があがるのは民主党。岩手3区選出の黄川田徹衆院議員は「小沢首相の実現に向け、次の総選挙は一大決戦になる。これまで以上に地元に帰らないと」と言葉に力がこもる。

 同党衆院議員出身の達増知事は、宮古市内で記者団に対し、「後継のあてもなく(政権を)放り出すのであれば、もう小沢代表に首相を譲って、小沢内閣のもとで国民に信を問うべきだ」と語った。

 ただ、党内には「解散を求める世論がもっと強まらなければ、早期の総選挙はないだろう」(佐々木順一県連幹事長)との見方も多い。


 安倍首相の辞意表明のニュースに、盛岡や花巻市などでは12日、読売新聞の号外が配られた。JR盛岡駅では、号外を受け取った会社員や学生らが「ええっ」と声を詰まらせ、「どうして辞めるの」などと言葉を交わしながら、食い入るようにして紙面に目を通していた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2007片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 09:51:49
安倍首相退陣 「なぜ今」県内あぜん
「身内」も冷ややか 讀賣宮城

 「無責任だ」「納得できない」――。参院選で歴史的大敗を喫しながらも内閣を改造し、人心一新して臨時国会を迎えたはずの安倍首相の、突然の辞意表明。国会で所信表明を行った直後だけに、県内の政財界関係者は大きな衝撃を受けた。一部からは、首相の実績を評価し退陣を惜しむ声が聞かれたが、県政界関係者は与野党を問わず首相の政治姿勢に厳しい目を向けた。県民や経済界からも疑問や批判が巻き起こった。

 自民党県連の渡辺和喜幹事長はこの日午後2時過ぎ、党県連で首相の記者会見をテレビで見ながら、「外国での会見や所信表明演説では並々ならぬ決意を感じたのに」と驚き、「なぜ今なのか。首相として職責を全うすべきで、テロ対策特別措置法のみを理由に辞任するのは無責任。説明責任が果たされていない」と批判した。次期総選挙に向けては「解党的出直しが必要だ」と危機感をあらわにした。

 自民党県議らの間には、突然の辞任劇に冷ややかなムードすら漂っていた。ある県議は「首相は何をするにもタイミングが悪い。内閣改造も所信表明も行った後にするなんて。辞めるのなら参院選直後にするべきだった」と批判し、別の県議は「辞任は普通、駆け引きに使うものだ。国会を放り出して辞めるなんて、もう限界だったのかもしれない」と語った。

 7月の参院選で、民主党の岡崎トミ子氏に大差を付けられた自民党の愛知治郎参院議員も「この時期に辞任するなんて極めて遺憾だ。到底国民の納得を得られない」と怒りをあらわにし、「総裁選は、限られた時間の中、可能な限り国民にオープンな形で行うべきだ」との考えを示した。

 自民党出身の村井知事は、「辞めるには考えづらいタイミング」としたうえで「教育基本法改正、国民投票法成立など、歴代内閣が先送りした問題に果敢に取り組まれたことは高く評価していた」と固い表情で語った。参院選後も首相続投を強く支持していた梅原克彦・仙台市長は「唐突だった。内政・外交においてかなりの業績を残してきた。歴史を振り返れば、首相の功績が評価されるはずだ」と突然の退陣を惜しんだ。

 公明党県本部の石橋信勝代表は「首相の判断なので仕方がない」と残念がり、「次の首相は、格差是正など“国民の目線”に立った政策をしてもらわないと困る」と注文をつけた。

 一方、民主党県連の木村勝好幹事長は「内閣改造、国際公約、所信表明は何だったのか。前代未聞だ。一国のリーダーとして逃げるなんて無責任。政権を担うのにふさわしくない人だった」と痛烈に批判。理由についても「小沢代表に党首会談を断られたからだなんて、子どものケンカみたいだ」と切り捨てた。共産党県委員会の中島康博委員長も「無責任すぎる。参院選直後に辞めるべきだった」、社民党県連の岸田清実幹事長は「非常識。党首会談を拒否されたことは理由にならない」と語った。


■県経済界も驚き■ 県経済界からも驚きや批判の声が上がった。

 東北経済連合会の幕田圭一会長は「先月、内閣改造を行ったばかりでの辞意表明に大変驚いている。政治空白を招かぬよう、一刻も早く新たな体制の確立を」とコメント。仙台商工会議所の丸森仲吾会頭は「突然の辞意表明に驚いている。首相が続投し、民主党との協議を続けることを期待していただけに残念」とした。

 また、仙台経済同友会の中村孝也代表幹事は、辞意表明のタイミングについて「あまりに唐突。国内外ともに、とても理解を得るものではないと考える」と批判。そのうえで、「直近の選挙結果から示された民意であるとの理屈で『民主党の主張=国民の声』という小沢代表の考えにも疑問が残る」と指摘した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2008片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 09:52:43
安倍首相退陣「なぜ参院選後でない」
与野党から批判、疑問の声 讀賣秋田

 12日午後、全国を駆けめぐった安倍首相の退陣表明のニュースに、県政界からは驚きの声が上がった。県民や行政トップからは「無責任だ」「疑問を感じる」と批判も沸き起こった。

 午後2時から安倍首相の記者会見が始まると、自民党県連会長の津谷永光県議ら県連幹部は、審議中の県議会常任委員会を抜け出し、会見を中継するテレビに見入った。津谷会長は「国会で代表質問に答え、自分の考えを示すものと思っていた」と驚いた様子。

 公明党県本部代表の田口聡県議はテレビニュースを見ながら、「とにかく驚いた。今辞めるなら、なぜ参院選大敗後ではなかったのかと思う」と首をかしげ、「テロ特措法の懸案は残るわけで、状況は何も変わらない」と指摘した。

 民主党県連代表の寺田学衆院議員は、「このタイミングで辞めるのはどんな理由をつけようとも理解できない。自分本位な発想だ」と手厳しく批判し、「政界への衝撃は甚大で、衆院選へのきっかけになりかねない」と話した。

 共産党県委員会の米田吉正委員長は、「参院選の大敗が末期的な行き詰まりをもたらした結果だ」、国民新党県本部代表の石川錬治郎県議は、「三代目のひ弱さと無責任を感じる」とそれぞれ談話を発表した。

 寺田知事は「総理として大変無責任。自民党は早く新たな総理を決め、山積する課題に取り組んでいただきたい」とコメント。全国市長会長としての公務で上京していた佐竹敬久・秋田市長は、安倍首相や麻生自民党幹事長との面談などがすべてキャンセルになり、「困惑している。政治空白をもたらすことになり、いささか疑問を感ずる」とコメントした。

 一方、秋田市の主婦久米ヨシ子さん(53)は、「この間まで『職責を果たす』と言っていたのに、急に辞めるなんて無責任」と批判。同市の会社員秋吉文暢さん(29)も、「世論や周りの議員の反対を押し切って続投を決めたのだから、任期までとことんやるべきだった。安倍首相は周りを気にしすぎで頼りなかった」と話した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2009片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 09:53:53
首相退陣 県政界に衝撃走る
自民「理解できない」 民主、衆院選準備急ぐ 讀賣山形

首相退陣表明を受け、報道陣への応対に追われる平・自民県連幹事長(12日午後2時10分)

 「私が辞することで局面を転換した方がむしろ良いだろうと判断した」――。安倍首相が12日午後、突然退陣を表明した。衝撃は瞬く間に県内にも広がり、自民党を始め主要政党の県組織関係者は情報収集や連絡対応に追われた。県民からは「驚いた。後任の首相はどうなるのか」といった戸惑いの声のほか、「前ぶれもなく辞任するのは無責任だ」など、厳しい意見も上がった。

 自民党県連の平弘造幹事長は山形市あさひ町の県連事務所で、12日午後2時から始まった安倍首相の記者会見の模様を、詰めかけた記者団とともにテレビで見守った。

 厳しい表情で首相の会見を聞いていた平幹事長は、「なぜこの時期なのかという思いがあり、素直には理解できない。臨時国会に突入した以上は最後まで終わらせるというのが常識。議場での議論を国民に見せることが政治家の使命だと私は思っているので、残念だ」と語った。

 遠藤武彦衆院議員(山形2区)の農相辞任が今回の事態に与えた影響については、「首相に任命責任はあると思うが、それで辞任する必要があるとは思わない」と強調。新内閣の下での衆院解散の可能性については「普段から衆院の解散は常にあり得ると思っているが、国会で議論も何もせず解散とは考えにくい」としながらも、「可能性は否定できないので、県連としての対応を早急に決めなくてはならない」と述べた。

 一方、山形市香澄町の民主党県連事務所では、この日午後に予定されていた衆院本会議での代表質問のテレビ中継を見ようと、県連会長の近藤洋介・衆院議員の秘書らが午前中から集まっていた。午後、「辞意表明」の速報がテレビで流れると、秘書らは近藤会長との連絡や県連を訪れた支持者への対応などに追われながら、首相や小沢民主党代表の記者会見のテレビ中継に見入っていた。

 近藤会長は夕方、「内閣改造、所信表明直後の辞意表明は国民に対して無責任で、国内外の課題からの逃亡。自民党はもはや政権担当能力を失っており、政権の座を降りるか、衆院解散・総選挙によって国民の判断を仰ぐべき」とのコメントを発表。近藤氏は12日夜に急きょ帰県し、13日から地元の衆院2区内で街頭演説を重ねる予定だ。

 党県連の加藤孝総務会長(山形市議)は取材に対し、「政権交代を目標とする中、衆院解散・総選挙の可能性が現実味を帯びてきた」と指摘。「候補者が決まっていない3区について、16日に山形市長選が終わり次第、早急に擁立作業を詰めたい」と述べた。

 自民、民主以外の各党県内組織もコメントを発表した。自民と連立政権を組む公明党県本部の寒河江政好代表は「安倍首相は強い決意で続投と改革断行を明言していただけに、この時期の辞任は理解しがたく、非常に残念」と表明。「政治の空白は許されない。一日も早く新体制を作り、政府・与党が一致団結して山積する課題に取り組んでほしい」と要望した。

 共産党県委員会の後藤太刀味委員長は「所信表明演説後にこういう形で政権を投げ出すのは無責任の極み。政権のたらい回しは許されない。衆院解散・総選挙に追い込むため全力を尽くしたい」とした。社民党県連の田辺省二代表は「退陣表明は遅きに失した。他国の海軍への給油活動だけが国際貢献ではない。首相の見識の狭さが今回の辞任につながった」と指摘した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2010片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 09:54:55
安倍首相退陣「なぜこの時期に…」
自民県連きょう総裁選対応役員会 讀賣福島

参院補選の自民党候補の応援のため、JR福島駅前で演説した安倍首相(4月14日)

 12日の安倍首相の辞意表明には、県内でも驚きと戸惑いが広がった。「年金」「政治とカネ」などの問題に加え、中央と地方などの「格差問題」で守勢に立たされ、自民党が惨敗を喫した参院選から1か月余り。地方重視への政策転換を党本部に要望し、次期衆院選に向け仕切り直しを図ろうとしていた県内の自民党関係者の衝撃は大きく、他党は厳しく批判した。

■自民党 

 「なんでこのタイミングで……」。福島市の自民党県連会館では午後2時からの安倍首相の辞任表明のテレビ中継を職員らが見つめ、戸惑う声も上がった。

 県議会で四国を視察中だった県連の橋本克也幹事長は松山市から飛行機で急きょ福島に戻った。「地方重視の政策の推進を期待していただけに残念。職責を全うしていただきたかった」と無念さをにじませた。

 同党県連は、総裁選への対応などで、きょう13日に緊急役員会を招集する。

■他党反応 

 民主党県連の中村秀樹幹事長は「なぜこのタイミングで辞めるのか、全く理解に苦しむ。格差是正を含め国民生活を良くするための政策を実現するため、総選挙に持ち込み、政権交代を成し遂げたい」とのコメントを発表した。

 公明党県本部の甚野源次郎代表は「政策実現で信頼回復に全力を挙げると明言してきただけに非常に理解しがたい」との厳しい口調。共産党県委員会の最上清治委員長は「所信表明を終えての辞職は国民に対する責任が何もない。自民党そのものが末期症状」と述べた。社民党県連の古川正浩代表は「職を投げ出した首相は一国のトップとして問題があり、責任回避しているとしかいいようがない」と切り捨てた。

■知事、議長 

 佐藤知事は12日、「テロ特措法にしてもそれぞれ議論を尽くした後ならいいが、突然辞意を表明されたことは本当に驚いている」と述べた。次の首相への要望については「大都市部と地方の経済的な格差を埋めるよう要望してきたので、これを内政の基本にしてほしい」と訴えた。

 遠藤忠一県議会議長は「安倍首相は地方分権の推進、格差是正に全力で取り組むと表明しており、期待していただけに、なぜ、この時期にとの戸惑いを感じる」との談話を発表した。

 安倍政権が批判を浴びた「政治とカネ」の問題を巡っては、参院福島選挙区選出の岩城光英官房副長官が2004年7月の参院選での選挙運動費用収支報告書と、政治団体「いわき光英を励ます会」(浪江町)の政治資金収支報告書に、会場費など6万3000円が二重計上されていたことなどが指摘され、岩城氏が2度にわたって釈明会見を開いている。

 「励ます会」の会計責任者を務める浪江町議は「二重計上自体は悪意があってのものではなく、あくまで単なる事務的ミスだった」とした上で、「安倍首相の辞任に結びつくものとは考えていないが、誤解の種となったことは否めない」と話した。

 年金記録漏れ問題も安倍政権に痛手だった。福島市飯坂町の無職堀切俊夫さん(72)は「私たちにとって最も重要な年金問題でこれだけミスが出れば、信用がなくなるわけだから、辞任は仕方がない。定年までまじめに会社に通って、年金を納めてきた。そのような人たちが損をすることのないよう、次の首相にはきちんとやってもらいたい」と話した。

 参院選での自民党惨敗の一因に、農家の自民党離れが指摘されている。相馬市赤木の農業、高橋忠雄さん(71)は「農産物は最盛期の半値に下がったが、支出は増えている。次期首相には地方への手厚い対応を期待したい」と語った。

■岩城氏の政治団体収支報告書訂正■

 岩城光英官房副長官の2004年の参院選での選挙運動費用収支報告書と、政治団体「いわき光英を励ます会」(浪江町)の政治資金収支報告書に、会場費など6万3000円が二重計上されていた問題で、同会の担当者は、別の費用だったとして11日、県選管に訂正を届け出た。

 同会の収支報告書では04年6月30日に浪江町の結婚式場で開いた個人演説会の会場費などに6万3000円を支出したとしていたが、同会の担当者は「団体の会合の際の茶菓代として計上し直した」としている。

(2007年9月13日 読売新聞)

2011片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 09:59:47
安倍首相退陣 自民県連も憤り
「国民への背信だ」 吐き捨て危機感あらわ 讀賣茨城

水戸駅前で配られる本紙号外

 「よりによって、なんでこんな時期に」――。参院選で歴史的大敗を喫しながらも政権立て直しに意欲を見せていた安倍首相が突然、退陣表明したことに、野党各党だけでなく、自民党県連からも憤りの声が上がった。


 県議会は定例会開会中で、この日は一般質問が組まれていた。退陣表明の報道が伝わったのは本会議直前の午後1時前。午後2時過ぎ、休憩で議場から姿を現した自民党県連の山口武平会長は、記者団に「大変なことだな。容易(なこと)ではない」と表情を引き締めた。辞任については、「あれだけあっちこっちから雑音が入ってくれば仕方ない」と述べ、政治とカネの問題をはじめとする閣僚の不祥事などで政権運営の足を引っ張られた首相に同情も示した。しかし、8月下旬に発足した安倍改造内閣には、額賀福志郎氏(衆院茨城2区)が財務相として入閣を果たしたばかり。そのわずか半月後の唐突な退陣表明に、自民党県連内からも批判が噴出した。

 海野透・県連幹事長代行は「(辞めるなら)参院選で負けた時点だろう。国民に対する背信行為だ。無責任きわまりない」と憤まんやるかたない面持ちだった。本会議の休憩中、控室でテレビに見入っていた自民党県議も「ふざけている」「何なんだ一体」と口々に吐き捨てた。鶴岡正彦・県連政調会長は政権浮揚の糸口を自らつぶす展開の繰り返しに、「人心を一新して政策面をもう一回見直す以外に今の閉塞(へいそく)感を打ち破るのは難しい」と危機感をあらわにした。

 一方、民主党県連の長谷川修平幹事長は「すべて安倍首相の独り相撲。文句も言う気にならない」とあきれ顔。「こうなった以上は、総選挙をして国民に信を問うべきだ」と語気を強めた。共産党県委員会の田谷武夫委員長も「ひどい職場放棄だ。(政権を)投げうったのだから早く解散総選挙をすべきだ」と訴えた。

 橋本知事は「非常に唐突で驚いている。なぜ、今なのかという気がする。都市と地方の格差是正を掲げ、これから本格的に取り組んでくれると期待していたところだった」と語った。また、加藤浩一水戸市長は「国会開会中という大事な時期での辞任表明は非常に残念。政治家は説明責任を果たすことが重要だと考える」とのコメントを発表した。

 読売新聞社は12日、安倍首相の退陣表明を報じる号外を発行、JR水戸駅前で配布した。帰宅途中の会社員や高校生らは号外に目を通すと、「ちょっと遅いのでは」などと感想を漏らしていた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2012片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:00:19
安倍首相退陣 県政界に衝撃走る
民主、総選挙準備急ぐ 讀賣栃木

 安倍首相の突然の退陣表明は、県政界にも衝撃となって広がった。各党は情報収集に走り、民主党は早くも衆院解散・総選挙の準備を急ぐ考えを示した。

 県内唯一の閣僚の渡辺喜美金融相は「本会議のベルを待っているときに聞いた。突然のことで兆候もなかった」と驚いた様子。退陣会見後に安倍首相と電話し、「『公務員改革は始まったばかりだが、60年ぶりの金字塔ですね』と慰労したら、『引き続き改革をやるべきだ』と答えていた」と、安倍政権の業績と継承の必要性を強調した。

 自民内での退陣理由の見方も様々で、茂木敏充・県連会長代行は「相当疲れていたのに、シドニー(のAPEC出席)で、健康状態が悪化したのが理由ではないか」とし、船田元衆院議員は「テロ対策特別措置法の成立に向けて、『職を賭(と)す』と発言したが、逆に求心力が弱まり、自信をなくしたことが一番大きいのではないか」と分析した。森山真弓・県連会長は「党内外の求心力が維持できないという判断からの決断だということだが、難問山積の現在、政治の空白は許されない」とコメントした。

 一方、民主党県連の簗瀬進代表は「所信表明を終え、代表質問を控えての職責放棄で、『究極の無責任な総理』とのそしりは免れない」と強く非難。「政権交代実現のため、早急に選挙体制を整えたい」との意向を示し、福田昭夫衆院議員も「政治家のけじめのつけ方としては、お粗末で、最低、最悪。『不退転の決意』を表明しながら、今辞めるなんて、ただの『だだっ子』だ」と疑問を呈した。

 福田知事は「前岩手県知事が、総務相に就任し、税財源や権限の委譲で協議が進むと考えたが、分権改革が心配だ」と影響を懸念。足利銀行の受け皿選定でも、「組閣後の新大臣が説明を受ける時間が必要で、結果的にずれるのではないか」と遅れを心配していた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2013片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:01:10
安倍首相退陣 自民県連「当惑」
「福田待望論」どうなる 讀賣群馬

 安倍首相の突然の辞意表明は12日、県内の政党関係者にも衝撃を与えた。自民党からは首相の真意をいぶかる声が上がる一方、民主党からは無責任さを厳しく批判する声が上がった。




安倍首相退陣の特別号外を受け取る人たち(12日、高崎駅で)


 自民党県連の金子泰造幹事長は「『職を賭(と)して』と発言したばかりだったので当惑している」と話し、公明党県本部の加藤修一代表は「もう少し国民に分かりやすい責任の取り方を考えるべきではなかったか」と、首相の対応に違和感を示した。


 自民党県連では職員が支持者らからの電話に応対しながら、首相の辞任会見のテレビ中継を見守った。職員の一人は「若気の至りという印象はぬぐえない。今度は大物総理に誕生してもらいたい」と、残念そうに語った。

 同党関係者の間では、福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三各氏に続く4人目の「上州宰相」を待ちわびる声が強い。昨年の総裁選では、福田康夫元官房長官を推す「福田待望論」もあった。県連では「福田さんが出ると言うなら支える」(県連幹部)との意見が強いが、本人の意思を見定めたいとの空気が漂う。

 一方、民主党の石関貴史衆院議員は「辞任は最悪のタイミングで、極めて無責任だ。自民党政治がここまで劣化していたのかと本当に驚いた。総理が代わったら、国民の信を問うため、解散を求めていく」と述べた。

 共産党県委員会の小菅啓司委員長も「所信表明の後、政権を投げ出すように辞めるなんて異常だ」と語った。

知事「非常に残念」

 大沢知事は「急な話で大変驚いている。地方分権改革の推進など、山積する課題解決に対し、積極的な取り組みを期待していたので、非常に残念だ」との談話を発表した。

前橋、高崎で号外

 安倍首相退陣を受け、読売新聞は12日午後に号外を発行し、前橋、高崎市の駅前などで計6000部を配布した。高崎駅周辺では、販売店のスタッフらが約1000部を配布。仕事帰りのサラリーマンや買い物途中の主婦らが「本当?」などと驚きながら、大きな見出しが踊る号外を次々に手にしていた。


(2007年9月13日 読売新聞)

2014片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:02:11
県民驚きと失望
安倍首相退陣 讀賣千葉

 安倍首相の突然の辞任表明に、県内各方面からも驚きの声が上がった。国会審議が始まろうとしていた矢先だっただけに、野党側が「無責任だ」と一斉に反発する一方、与党内にも戸惑いが広がった。国政の混乱が続くことを懸念する声も強まっている。

 自民党県連の林幹雄会長は「突然の辞任に驚いた。辞任の時期に批判はあると思うが、国民生活や国際問題を考えると、一日も早く新総裁を誕生させなければならない」とコメント。公明党県本部の吉野秀夫代表は「審議が始まってからでは遅いという面で、ギリギリのタイミングだったのだろう」と理解を示した。

 一方、民主党県連の田中明幹事長は「あきれた」と一言。「小沢代表が党首会談に応じなかったというのは理由にならず、逃げ出しただけ」と批判し、「いつ総選挙があってもいいよう早急に態勢を整えたい」と述べた。

 共産党県委員会の浮揚幸裕委員長は「空気が読めない首相らしく、参院選で国民が示した『ノー』にようやく気が付いたのでは」と指摘。社民党県連の村上克子代表は「局面の転換というが、国会で論戦を展開すればいいこと。信じられない」と話した。

 相次ぐ閣僚の辞任に続いて首相も降板する事態に、経済界や市民の中には「空白」への懸念や失望感が広がった。千葉銀行の竹山正頭取は「政治的な混乱の長期化により改革の歩みが止まることのないよう、しっかりとした経済政策運営を期待する」との談話を発表した。

 千葉市中央区栄町の主婦辻るり子さん(43)は「辞めるべき時に辞めず、そうでないときに辞めるのは納得いかない。次の総理には強いリーダーシップを持った人になってほしい」と、また流山市の男性会社員(31)は「安倍首相はかわいそう。『負の遺産』が思ったよりあったのだろう。誰がやっても同じ結果になったと思う」と話していた。

 JR千葉駅前では、午後6時過ぎから読売新聞販売店「YC千葉中央」の従業員らが、「安倍首相退陣」の見出しが躍る号外を配布。用意した2000部はわずか20分ほどでなくなった。帰宅を急ぐ通行人らもわれ先にと号外を受け取り、足を止めて記事に目を通していた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2015片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:02:44
安倍首相辞任表明に 都自民批判噴出 讀賣東京

 安倍首相の突然の辞意表明は、都や都議会にも大きな衝撃を与えた。「もっと頑張って欲しかった」と辞任を惜しむ声がある一方、「タイミングがずれている」と退陣時期に疑問を投げかける声が、身内の自民党からも噴出した。与謝野官房長官や石原政調会長ら政府や党執行部には、都選出の国会議員も多く、首都の政界でも新首相誕生まであわただしい動きが続きそうだ。

 「首相、辞意」の一報が都議会自民党の控室に伝わったのは、午後1時前。議員総会のため、49人の全所属議員が続々と集まるさなかで、「えー」という声が上がった後、都議らは一様に絶句した。

 昨年の総裁選では、都連がいち早く安倍首相への支持を打ち出した経緯があり、川島忠一議長は「力を出す機会がないままに辞めることになったのは残念だ」とつぶやいた。その一方で、「何かをやってからならまだしも、やる前から辞めるとは」「『民主党の小沢代表が会ってくれないから』という辞任理由は、あまりにも子供っぽい」などと、険しい表情で語る都議の姿も目立った。

 辞意表明は、連立内閣を組む公明党にも波紋を広げた。都議の石井義修・都本部幹事長は安倍首相を「意気地なし」と一言で切って捨てた。「死ぬ気でやれば道は開けるのに、『党首会談を断られた』なんて寝言を言うのは、修羅場をくぐった経験がないからだ」と手厳しく批判し、最後は「国民は政治の安定を求めている。自民党にしっかりしろといいたい」と連立相手にハッパをかけていた。

 また、作家として政府委員を務めるなど安倍内閣とかかわりが深い猪瀬直樹・副知事は都庁の執務室で辞意表明会見を見ながら、「安倍さんが参院選後も続投したのは、小泉さんの改革を引き継ぐという使命感ゆえだった。その気力がどこかでぷつっと切れてしまったのでは」と推測した。安倍首相は公務員改革など官僚と戦う姿勢を明確にしてきたとし、「辞任で、守護神を失う形になる」と小泉前首相時代から続く地方分権改革などの先行きを不安視した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2016片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:03:12
自民国会議員に危機感
安倍首相退陣 「解散へ」意気込む民主 讀賣東京多摩

安倍首相退陣を伝える号外を手にする市民ら(JR八王子駅で、12日夕)

 安倍首相の突然の退陣表明の驚きと戸惑いは12日、都内を駆けめぐった。「一国の総理の引き際としていかがなものか」「無責任の極みだ」――。多摩地区選出の国会議員も一様に驚き、与野党を問わず、批判の声が相次いだ。解散・総選挙が近いと意気込む民主党議員に対し、「政権与党としての自民党の存在すら危ぶまれる」との危機感を抱く自民党議員もあり、今後の政治情勢の行方に対する緊張感が高まっている。

 民主党の加藤公一衆院議員(比例選)は「民意を無視して続投しておきながら、所信表明に対する代表質問の直前に辞任するのは無責任だ」と強く批判。一方で、自民党議員からも小川友一衆院議員(東京21区)が「国民が納得できる説明が全くなされていない。途中で投げ出したとしか受け取られないのでは」とし、井上信治衆院議員(東京25区)も「(民主党の)小沢代表と党首会談ができなかったという理由で辞任するのはいかがなものか」とするなど、“寝耳に水”の退陣を批判する声が出ている。

 総裁選など今後の情勢について気をもむ声も多い。

 自民党の清水清一朗衆院議員(比例選)は「我々の運命を決めるのは次の総理だ。国民が納得できるようしっかり総裁選をやってほしい」とし、木原誠二衆院議員(東京20区)は「解散総選挙は次の首相が決めることだが、予算やテロ対策特別措置法など、やるべきことをやった上での話」と語った。

 一方、民主党の長島昭久衆院議員(比例選)は「『職を賭(と)す』覚悟があったのなら、もう少し努力してもよかったのでは。もはや一日も早く解散・総選挙を行い、国民に信を問うべきだ」と力を込めた。

 ◆都議会自民「えっ」絶句◆

 安倍首相の突然の辞意表明は、都や都議会にも大きな衝撃を与えた。「もっと頑張ってほしかった」と辞任を惜しむ声がある一方、「タイミングがずれている」と退陣時期に疑問を投げかける声が、身内の自民党からも噴出した。与謝野官房長官や石原政調会長ら政府や党執行部には、都選出の国会議員も多く、首都の政界でも新首相誕生まであわただしい動きが続きそうだ。

 「首相、辞意」の一報が都議会自民党の控室に伝わったのは、12日午後1時前。議員総会のため、49人の全所属議員が続々と集まるさなかで、「えっ」という声が上がった後、都議らは一様に絶句した。

 昨年の総裁選では、都連がいち早く安倍首相への支持を打ち出した経緯があり、川島忠一議長は「力を出す機会がないままに辞めることになったのは残念だ」とつぶやいた。別の都議は「新しい歴史を作ってくれると期待していたのに」。

 その一方で、「何かをやってからならまだしも、やる前から辞めるとは……。応援してきただけに許せない」「『民主党の小沢代表が会ってくれないから』という辞任理由は、あまりにも子供っぽい」などと、険しい表情で語る都議の姿も目立った。

 自民党都連は13日朝、関係議員会議を開き、今後の対応を協議する。

 辞意表明は、連立内閣を組む公明党にも波紋を呼んだ。都議の石井義修・都本部幹事長は安倍首相を「意気地なし」と一言で切って捨てた。「死ぬ気でやれば道は開けるのに、『党首会談を断られた』なんて寝言を言うのは、修羅場をくぐった経験がないからだ」と手厳しく批判し、最後は「国民は政治の安定を求めている。自民党にしっかりしろといいたい」と連立相手にハッパをかけていた。

 また、作家として政府委員を務めるなど安倍内閣とかかわりが深い猪瀬直樹・副知事は都庁の執務室で辞意表明会見を見ながら、「安倍さんが参院選後も続投したのは、小泉さんの改革を引き継ぐという使命感ゆえだった。その気力がどこかでぷつっと切れてしまったのでは」と推測した。安倍首相は公務員改革など官僚と戦う姿勢を明確にしてきたとし、「辞任で、守護神を失う形になる」と小泉前首相時代から続く地方分権改革などの先行きを不安視した。

 ◆八王子で号外配布◆

 安倍首相退陣を伝える読売新聞の号外が、12日午後6時ごろからJR八王子駅北口で約3100部配られた。帰宅途中に号外を受け取った通勤客らは「辞めたの?」「本当に?」などと驚きながら、その場で食い入るように号外の紙面を読みふけっていた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2017片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:04:37
安倍首相退陣 驚き・戸惑い・憤り
各党「衆院選シフト」に 讀賣神奈川

 安倍首相の電撃的な退陣表明を受け、松沢知事は12日、記者団に「総選挙が行われるべきだ」と語った。各党幹部の反応は「驚き」「戸惑い」「憤り」と様々だが、政局の流動化と衆院選を強く意識したものとなった。

 松沢知事は「(参院選後に)辞めないと言ったのなら、初志貫徹するのが政治家の務め。辞任は、国民の政治に対する期待を裏切るものだ。できるだけ早く、国民に、政治の方向がこのままでいいのか、信を問う総選挙が行われるべきだ」と話した。

 横浜市の中田宏市長は「無責任に思える。私は『若いのにやらせてもダメだ』と言われないようにしてきた。初めての戦後生まれの首相で『ダメだ』と言われ、時計の針を逆行させてはならない」と語った。

 川崎市の阿部孝夫市長は「政局がどのようになるのか、不安を覚えざるを得ない。新しい総理には、拉致問題の解決と地方分権改革をしっかり進めていただきたい」とした。

     ◇

 自民党県連の竹内英明幹事長は「首相は精神的にも肉体的にもぼろぼろだったのでは。辞任のタイミングとしてめちゃくちゃ。参院選の時に身を引くべきだったという話になる」と戸惑いを隠さなかった。

 公明党県本部は、公式にコメントはしなかった。

 民主党県連の浅尾慶一郎代表は「無責任であり、政局の混乱は避けられない。政治の空白も懸念される。熟慮した上でのものに見えない」とコメントした。

 共産党県委員会の本荘洋彦書記長は「参院選で辞めず、テロ特措法という米国との公約が守られないから辞めるのでは、政権の放り出しにしか見えない。(衆院選候補擁立を)早急に具体化し、準備を進めたい」と臨戦態勢に入る考えを強調した。

 社民党県連合の高橋八一幹事長は「遅きに失した。所信表明しておいて辞めても、状況の打開にはならない。テロ特措法の延長が職を賭(と)すほど大事というなら、解散して民意を問えばいい」と批判した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2018片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:05:15
安倍首相の辞意表明、自民県連関係者ぼう然
野党は「無責任」と非難、拉致問題関係者からは落胆の声も 讀賣新潟

安倍首相の記者会見に見入る自民党県連の石井修幹事長(右)ら(12日、県議会議員控室で)

 「あまりに突然」「情けない」「敵前逃亡だ」――。安倍首相が突然の辞任を表明した12日午後、自民党県連の幹部はぼう然とテレビ中継を見つめ、野党の各党は「無責任だ」と批判の声を強めた。有権者からも「責任を全うしてほしかった」などと、失望や困惑、批判の声が相次いだ。

 自民党県連の石井修幹事長は辞意表明を伝えるテレビ中継を見ながら、「考えられない。辞めなければいけないという理由がない」と語った。「(政権を)投げ出すというイメージを持たれては党として困る」と困惑を隠せない様子。公明党県本部の志田邦男代表も「驚いているとしか言いようがない。国民の負託に応えられる強力なリーダーのもとで政治を進めてほしい」と話した。

 一方、野党各党は、突如の辞任を一斉に批判。民主党県連は同日夕、急きょJR新潟駅前で街頭遊説をし、都内から戻った西村智奈美衆院議員が「国会で論戦が始まろうとした5分前、官邸から連絡が入った。野党の追及から逃げ出し、国民への説明責任を放棄した」と、代表質問に応じないで辞意表明したことを非難。

 共産党県委員会の樋渡士自夫書記長は「米国との約束が果たせないからと辞任するのは、国民よりも米国に顔を向けた政治」と指弾し、社民党県連の田上敏幹事長も「所信表明をしておいて職を投げ出すのは無責任極まりない」と語気を強めた。

 辞任は県内の拉致問題関係者にも波紋を広げた。「救う会新潟」の馬場吉衛会長(86)は「家族会の安倍さんへの信頼は大きく、なぜ我々の願いを少しも達成せずに去っていくのか疑問。情けなくて残念」と落胆した様子。佐渡市の高野宏一郎市長も「拉致家族の支援に積極的に取り組んでいただいただけに大きな支えを失った思い」とコメントした。中越沖地震で被災した柏崎市の会田洋市長は「国からの支援をお願いしなければならない矢先にこのような事態になり、大変とまどっている」との談話を発表した。泉田知事も「このタイミングで辞職をされるというのは、正直言って何があったのか、なかなか理解はできない」と語った。

 有権者にも困惑と驚きが広がり、新潟市東区山の下町の会社員石附馨さん(54)は「意外。若いから期待していたが、若さと正直さで周囲から足をすくわれた面もあり、残念だ」と話し、加茂市の専門学校生中野瞳さん(21)は「閣僚らが辞任する中、首相には責任感を持って仕事を全うしてほしかった。後継者は、誰になっても期待出来ない」と語った。






           ☆


 JR新潟駅前では、12日、首相退陣を伝える読売新聞の号外1000部が配られた=写真=。勤め帰りの人や、買い物客らが、先を争うように手に取り、読んでいた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2019片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:05:51
安倍首相退陣 自民県連にいらだち 野党側衆院選にらみ態勢強化 讀賣富山

 安倍首相が12日、退陣を表明したことは県政界にも衝撃を与えた。参院選富山選挙区で自民候補が敗北したのに続く、突然のトップ辞任の事態に、自民はいらだちを募らせた。一方、民主、社民など野党側は与党批判を一段と強め、次期衆院選に向けた態勢強化に乗り出した。

 自民党の鹿熊正一・県連幹事長は12日夕、県議会で記者会見し、「県連立て直しの最中のことで、大変ショックだ」と硬い表情で語った。「『政治生命をかけて(インド洋での給油継続のための法案を)成立させる』と言っていた首相は、ボロボロになるまでやると思っていた。理由が分からない」と戸惑いを隠さない。さらに、「早く党本部を立て直し、しっかりとした総裁を選んでほしい」と注文した。

 自民と連立政権を組む公明党の島田一・県本部代表は「全くの想定外。(公明)党本部は洞爺湖サミットまで首相を支える考えだった」と話した。ただ、「党本部は衆院選も自公で戦う方針。閣外協力に転じることはない」との見方を示した。

 これに対し、民主党の坂野裕一・県連幹事長は「国会論戦直前の辞任は無責任」と批判した。「国民は今、『与党にかじ取りを任せられない』と言っている。秋に衆院選が行われるとの見方もある。県内候補者選定を急ぐ」と気を引き締めた。

 共産党の反保直樹・県委員会委員長は「辞任は当然。参院選後に辞めるのが筋だった。辞任表明会見では『米国への給油ができなくなるから辞める』との印象が強く、首相は国民の生活に一言も触れなかった」と非難した。

 社民党の菅沢裕明・県連幹事長も「自民党政治は行き詰まっている。次の内閣は『選挙管理内閣』の性格を強め、解散・総選挙に打って出るだろう」と見て、22日の県連常任幹事会で衆院選に向けた態勢作りを協議する。

(2007年9月13日 読売新聞)

2020片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:06:41
安倍首相退陣  県政界に大きな衝撃
与野党問わず当惑、批判 讀賣石川

 「なぜこの時期に」「無責任だ」――。12日の昼過ぎに駆け抜けた安倍首相の辞任表明のニュース。唐突な展開に、県政界に大きな衝撃が走り、与野党問わず当惑と批判の声が広がった。

 「考えての決断と思うが、無責任と映らないか心配」。自民党県連の米田義三幹事長は、慎重に言葉を選びながら話した。

 内閣改造直後の辞意表明には、身内の自民県議から厳しい意見も出た。中堅県議は「所信表明やって辞めるなんて中途半端だ」と切り捨て、県連幹部は「なぜ今、政権を放り出すのか。身勝手な『おぼっちゃま』感覚だ」と嘆き、「これで衆院の解散・総選挙は遠のいた」と話した。

 公明党の庄源一県代表は「さあ論戦という時になぜという思い」と困惑を隠せなかった。

 一方の民主党県連の奥田建幹事長は「参院選直後に辞めるべきで、この時期の辞任は自爆テロのようなもの。『美しい内閣』どころか『恥ずかしい内閣』だ」と語気を強めた。県連は党本部の指示に従い、9月中に空白区(2区)の候補者を選定したい考え。奥田幹事長は「政局は流動化する。早期に臨戦態勢を整えたい」と話した。

 新進石川の金原博会長は「まるでだだっ子。自分の思うようにならないからといって代表質問の直前に辞めるのは不可解」と痛烈に批判。次期衆院選を見据えた民主党との合流については、「すぐに総選挙があるとは考えにくく、合流時期を早めるつもりはない」と話した。

 秋元邦宏・共産党県委員長は「自民党政治は行き詰まっており、末期的だ」と酷評し、社民党県連の宮下登詩子代表は「このタイミングでの退陣は、わがままだ」と話し、野党側はそろって早期の衆院解散・総選挙を求めた。また、谷本知事は、13日の県議会の代表質問と絡め、「代表質問の直前に辞意を表明するのは常識でありえない」と、解せない様子だった。

(2007年9月13日 読売新聞)

2021片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:07:26
【安倍首相退陣】各方面から驚きの声 讀賣山梨

 「なぜこの時期に」――。安倍首相の突然の辞任表明に、県内では12日、各方面から驚きの声が上がった。誰も予想しなかったタイミングでの表明に、自民党県連関係者からも首相の手腕も含めて批判が出た。一方で、次の首相に対しては、都市と地方の格差是正や日本経済の立て直しなどを願う冷静な声も相次いだ。




テレビに見入る市民(12日午後2時5分ごろ、甲府市役所で)


 自民党県連の中島真人会長は「まさに驚きの一言」とあぜんとした様子。「駆け引きの出来ない人柄で、貴重な存在だった」と安倍首相を評価しつつも、「多くの重要法案を、国民に説明しないまま通してしまった。野党対応でも経験不足が目立った」と振り返った。


 また、参院選直後に首相は退陣すべきと公言していた臼井成夫幹事長は「後任には麻生幹事長のような、経済がわかる人にやってほしい。格差是正に取り組まないと、次の衆院選は勝てない」と訴えた。

 同党の国会議員からは、安倍首相の体調面を心配する声がある一方で、「理解に苦しむ」(長崎幸太郎氏)と批判もあがった。8月に発足した改造内閣で、文部科学政務官に就任した保坂武氏は「教育再生などで内閣を支えていきたかったが、ほとんど何も出来ずに残念」と悔しさをにじませた。

 自民と連立を組む公明党からも「辞めるなら参院選の時だった。組閣までしたのだから、来年のサミットまで責任を果たすべきだった」(秋山雅司・県本部代表)と厳しい声が上がっていた。

 一方、野党からは批判が噴出。民主党県連の樋口雄一幹事長は「非常に無責任で驚いた」とあきれた様子で話した。竹越久高代表代行は「国民や地域への目配り、気配りがなく、国民の生活を守るという視点がなかった」と指摘した。共産党県委員会の千葉信男委員長は「参院選で大敗したのに政権に居座り続け、テロ特措法の延長が難しいからと辞任するのは、国民を見ていない証拠」と切り捨てた。

 衆院議員時代の同期である横内知事は「タイミングとして今の辞任がよかったのか、という感じはする」と首をかしげつつ、首相の経済財政諮問会議が取り組む地域活性化戦略について、「新しい内閣でも継承してほしい」と強調した。

 甲府商工会議所の渡辺恭史専務理事は「もっと前に辞めれば良かったが、混乱が深まる前に辞職を決意したことは良かった。これを契機に(次の首相には)国を良い方向に変えてほしい」と話した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2022片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:07:53
安部氏退陣 「無責任」関係者も厳しく
自・民 解散にらみ 讀賣長野

安倍首相の辞意表明を受けて記者会見する自民党県連の石田幹事長(左、12日)

 安倍首相が退陣する意向を表明した12日、県内でも驚きや戸惑いの声が広がった。その声は、自民党関係者も含めて「無責任」「理解できない」など一様に厳しい。与野党の対立が深まる中、自民、民主両党の県連では解散・総選挙も近いと見て、候補予定者のいない空白区を埋めるなどの態勢作りに本腰を入れる構えだ。

 テレビのニュース速報で「退陣」の一報を知った自民党県連の石田治一郎幹事長。小坂憲次県連会長らと連絡が取れず、午後2時からの首相の記者会見で詳細を知ったという。

 午後3時過ぎ、県連事務所で会見し、「いよいよテロ特措法案の問題などで論議しようという矢先で、どうしても理解できない。無責任で、首相、党総裁の資格が随分と欠如しているのではないか」とあきれ顔。その上で、「(大敗した)参院選の結果を踏まえて交代すべきだった」と、退陣の時機を逸したとの認識を示した。

 自民は、2005年の衆院選後、長野2区で立候補予定者が未定のまま。「努力を重ねている」と、石田幹事長は状況を説明した。

 所用のためお国入りしていた民主党県連の北沢俊美幹事長(参院議員)も同市内で会見し、「辞めるべき時に辞めず、辞めていけないときに辞めた。時期を間違えた」と対応のまずさを批判。「今はやりの『KY』。空気が読めていない」と切り捨てた。

 民主は、堀込征雄・前衆院議員が不出馬を表明したことにより、長野4区が空白となっている。「早急に決めたい」(北沢幹事長)との方針だ。

 一方、今月4日に再入閣したばかりの若林農相は都内で報道陣に対し、首相から「農相を引き受けていただきながら、迷惑をかけてしまった」との電話があったことを明らかにした。「局面の打開を図ったのだと思う。新しいリーダーで諸問題を進めるのがいいと判断したのだろう」と首相を擁護した。

 村井知事は12日夕、県庁で報道陣に対し、「突然で驚いた。首相の決断は大変重いものと受け止めている。知事としては、国政の空白や混乱ができるだけ小さくなるよう願っている」と述べた。

 長野市戸隠、そば店経営宮本光則さん(56)「本人としては民意を得ていないことにけじめをつけたのかもしれないが、突然の辞任は中途半端さを感じる。安倍さんはテロ特措法だけに熱意を持っているようだが、国際貢献の方法がテロ特措法だけなのか、ほかの形がないのか、民主党ともっと建設的な議論をしてほしかった」

 松本市沢村、パート従業員久保愛さん(39)「『職を賭(と)して取り組む』などと言ったばかりなのに、なぜ今辞めるのか全く理解できない。そもそも参院選で大敗した時に辞めるべきだったと思う。私たち国民の視点とはとてもかけ離れた考え方なので、今の政治には、もうあきらめの気持ちしかありません」

 松本市北深志、病院職員田中揚一さん(47)「テロ特措法の延長問題を解決するまでは続けると思っていたので驚いた。しかし、説得力やリーダーシップを感じられないので、総選挙に向けた体制づくりを考えれば、退陣は仕方ない。次の首相には、何が何でも法案を通すのではなく、思慮深く、国民の意見を聞きながら話を進めてほしい」

 長野市信更町安庭、バス運転手峰村美佐子さん(43)「テロ特措法延長の障害にならないために辞したことに、熱意を感じる。ただ、安倍さんが辞職したあとの適任者が浮かばない。早く政局を安定させて、日本が出来る国際協力のあり方を議論してほしい」

(2007年9月13日 読売新聞)

2023片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:08:23
志半ば同情と批判 安倍首相退陣
野党攻勢強める 讀賣静岡

JR浜松駅前で配られた号外を受け取る人たち

 安倍首相が12日、突然退陣表明したことについて、県民や県内の関係者に戸惑いが広がった。参院選での自民党惨敗後、内閣改造からわずか2週間あまり。「あまりに唐突。なぜこの時期に」と真意を測りかねる声とともに、志し半ばとなった首相への同情や、「遅きに失した」と厳しい批判も出た。

 自民党県連の堀江龍一幹事長は、予定していた静岡市内での会合出席を取りやめ、県庁の県議会自民党役員室に駆けつけるなど、対応に追われた。

 堀江幹事長は「続投すると表明したのに、こういう辞め方はないと思う」と話し、「なぜこの時期に退陣なのか、なぜ参院選直後でなかったのか、有権者に明確な説明ができない」とぼやいた。

 国会議員と地方組織代表による総裁選が19日にも行われる見通しになったことを受け、党県連は県議による議員総会を18日にも開くことを決めた。堀江幹事長は「議員以外の党員の声を聞いている時間もない」と話していた。

 8月末に発足した安倍改造内閣で、初入閣したばかりの上川陽子少子化相(衆院静岡1区)の静岡市葵区七間町の事務所では、スタッフが、午後2時から始まった安倍首相の記者会見の中継を食い入るように見つめた。

 山崎高嗣・後援会幹事長は「辞任表明は突然のことで何とも言いようがない」と言葉少なだった。事務所の男性スタッフは「大臣も交代することになるだろう」と話し、「短期間での大臣交代になれば、支援者は残念に思うかもしれないが、総理の決断だから仕方がない」と語った。

 公明党県本部の蓮池章平幹事長は「あまりに唐突。辞めるという判断は今すべきことなのか」と困惑した様子。「政治の停滞は許されない。早く次の首相を選び、国民の納得を得ることだ」と話した。

 これに対し、野党関係者は、驚きの声とともに、「理解に苦しむ」「無責任だ」と怒りの声を上げた。衆院解散・総選挙を求め、攻勢を強める構えだ。

 民主党県連の渡辺周会長は「自らの所信に対する各党の代表質問が行われようという日に、唐突な辞意表明は理解できない。今後は、長期にわたる自民党政権の構造的問題を明らかにするとともに、早期に総選挙で民意を問う必要がある」と話した。

 共産党県委員会の松下功委員長は「国会での所信表明演説後の突然の辞任表明は、国民生活に責任を負うべき首相としての無責任の極み。首相のあり方、資質に欠ける」と厳しく非難した。

 社民党県連の桜井規順代表も「民意をくみとれない安倍政権の行き詰まりだ。生活に希望がもて、近隣国と平和を確立する政権を願う。二世改憲内閣の再現はやめてほしい」と失望感を漂わせた。

首長や経済界も驚きの声 「政治空白ないようにして」

 県内の首長、経済界からも驚きの声が上がった。

 静岡市の小嶋善吉市長は「かなり行き詰まりを感じたのだろう。国民にとって肌で感じられる政策が実現できなかった。年金など色々問題があって、力が及ばなかったという思いではないか」との談話を出した。

 浜松市の鈴木康友市長は「この時期に辞めるのはおかしいし、辞めるタイミングを逸したということか」と話した上で、「打たれ強い人と聞いていたが。とにかく政治空白のないようにしてほしい」と強調した。

 浜松商工会議所の中山正邦会頭は「日本商工会議所から中小企業の底上げなど三つの重点項目を要望したばかりだ。一刻も早い新体制の確立を強く望む」との談話を出し、鈴木修・スズキ会長は「誠に残念だが、まだお若いので再起を期待しています」と話した。

■本紙号外配布市民ら見入る■ 安倍首相の退陣表明を伝える読売新聞の号外が12日、静岡、浜松、沼津市で配られ、帰宅途中のサラリーマンや買い物客らが立ち止まり、「安倍首相 退陣」と大きな見出しが付いた紙面に見入っていた。

 JR静岡駅周辺では2000部を配布。買い物の途中で通りかかった静岡市駿河区の女性(70)は「突然のことで本当に驚きました」と話していた。

 浜松市では、JR浜松駅や遠鉄・新浜松駅周辺で1000部が配られた。

 沼津市でもJR沼津駅周辺3か所で配られ、用意した1000部は30分ほどでなくなった。

(2007年9月13日 読売新聞)

2024片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:09:05
首相退陣「国政の空白招くな」
県内の首長に衝撃走る 讀賣愛知

安倍首相の退陣で配布された本紙号外を受け取る人たち

 安倍首相が辞意を表明した12日、県内の首長からも驚きの声が上がった。

 4日に上京し、首相官邸で安倍首相から地域再生計画の認定書を受け取ったばかりの神田真秋知事は「突然のことで驚いている。分権改革や道州制の推進に積極的に取り組まれていただけに大変残念」とし、「内政、外交とも様々な課題が山積するなか、国政の空白を招かないよう、速やかな対応をお願いしたい」とコメントした。

 また松原武久・名古屋市長も「参議院でのねじれによる厳しい国会運営が続く中、対応に苦慮された結果だと思う」と指摘し、「地方は今、来年度予算編成に向け大変重要な時期。早く次のリーダーを決め、政治的空白が生じないようにしていただきたい」とするコメントを発表した。


■読売新聞が号外 通行人ら見入る■ 安倍首相退陣を報じる読売新聞の号外が12日午後、名鉄名古屋駅で配られた。突然の辞意表明に驚く人も多く、足を止めて紙面に見入っていた。

 号外を手にした名古屋市中村区中村本町、アルバイト後藤旭さん(21)は、「情けないの一言。不祥事の連続で、説明責任も果たしていない。大敗した参院選後に退陣するべきだったのに、今になって辞任するなんて」と語気を強めた。

 津島市米之座、飲食店経営福村美重子さん(65)は「安倍さんはもともとナンバー2の器なのに、1番を任されてつらかったのではないか。拉致問題にも尽力して優しい人だったのに、こんな形で辞任するとは思っていなかった」と複雑な表情だった。

(2007年9月13日 読売新聞)

2025片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:11:17
首相退陣県政の声、戸惑い、失望批判厳しく 讀賣三重

 安倍首相退陣のニュースは12日午後、県政界を駆け巡った。7月の参院選で大敗を喫し、再建に踏み出したばかりの自民党県連など与党側には、突然の辞任に対する戸惑いが広がり、野党側からは、安倍首相の政治姿勢や自公政権への厳しい批判の声があがった。

 今月2日の県連臨時大会で新会長に就任、再建の陣頭指揮を担うことになった三ツ矢憲生衆院議員は「所信表明し、代表質問を前にしての突然の辞任に驚きを禁じ得ない。テロ特措法の延長に向け局面を打開するためという理由にも、戸惑わざるを得ない」と動揺を隠さない。表明のタイミングについても、「困難な国会運営を強いられることは、参院選の結果が出た時点で分かっていたはず」と疑問を投げかけた。

 一方、同党の田村憲久衆院議員は「肉体的にも精神的にもぎりぎりの状態で、とどめが民主党の小沢代表との党首会談だったのでは」と心情を気遣った。

 公明党県本部の杉之内昭二代表も「驚きと戸惑いを隠しきれない」としたうえで、「現在のねじれ国会では与野党の建設的な議論が欠かせない。臨時国会の対応も、自公の緊密な連携で打開できると考えていた」と失望感をにじませた。

 野党側は、首相退陣を機に、さらに追及を強めていく構えだ。民主党県連代表の高橋千秋参院議員は「国民生活を無視した行動に驚いた。総裁に選んだ自民党の責任も大きい。早期の政権交代の必要性が明確になった」と、解散総選挙に追い込む考えを強調した。

 「『混乱を回避する』と言うが、かえって国会を混乱に陥れており、理由になっていない。発足後、坂道を自ら転がり落ちてきた安倍政権を最も象徴する出来事だ」。同党参院国対委員長代理の芝博一参院議員は語気を強めた。

 共産党県委員会の大嶽隆司委員長も「参院選では自公政権に厳しい審判が下されたわけで、首相が代わるだけでは済まない。続投は自公が決めたことで、両党には政権を担う能力も自覚もない」と切り捨てた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2026片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:12:07
県内政党 困惑と決意 讀賣滋賀

 県内の各政党は、安倍首相の辞意表明を受けて、困惑や今後に向けた決意などを示した。

 岩永峯一・自民党県連会長は「改善すべき点は改善し、いい政治をやろうしていた時だけに残念でならない。大きな心労が辞意につながったのではないか。今後、危機感を持って党が一致団結し、国民の生活を良くする政策を打ち出せるリーダーを選ぶことが必要だ」と話した。

 朝倉克己・民主党県連幹事長は「参院選後も総理を続けたことで、本人が行き詰まってしまったのではないか。誰が総理になろうが、早期の衆院解散、総選挙を実現することが必要。参院選で民意として示されているように、国民は政権交代を望んでいる」と述べた。

 梅村正・公明党県本部代表は「苦渋の決断で、打開のための辞任だったと想像するが、(惨敗した)参院選を受けたうえで続投を決めたのに、なぜこの時期に辞任したのかわからない。新しい内閣を国民が受け入れるのかどうか、党員がどう感じるのか想定できない」と困惑した様子。

 森茂樹・共産党県委員会副委員長は「国会で所信表明をしたばかりで、無責任極まりない。安倍内閣は世の中の機微や動きが読めない内閣だ。(参院選の惨敗で)安倍首相は民意を反映していないが、次の自民党総裁も同じ。衆院を解散して民意を問うべきだ」と語気を強めた。

 鎌田明彦・社民党県連幹事長は「代表質問が始まるというタイミングでなぜ辞めるのか、わからない。辞任に異論はないが、それなら参院選後に辞めればよかった。衆院は解散すべきだと思うが、参院選で負けたばかりなので、まだ解散しないだろう」とあきれた様子だった。

(2007年9月13日 読売新聞)

2027片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:13:49
首相退陣表明 府内驚きと戸惑い 讀賣京都

安倍首相の退陣表明を受け、緊急街頭演説をする共産党府委員会の渡辺委員長(左)ら(中京区で)

 安倍晋三首相が退陣を表明した12日、府内でも各政党の関係者から驚きと戸惑いの声が上がった。野党は早速、街頭などで解散総選挙を訴えた。後継候補として名前が挙げられる谷垣禎一・元財務相の福知山市の事務所には支持者から電話が相次いだ。

 自民党府連の田中セツ子幹事長は「苦境を乗り越えてほしいと思っていたのに突然で驚いた。今は地道に組織を立て直していくしかない」と話した。

 同府連のある幹部は「このまま解散すると、民主の思うつぼ。安倍さんと距離のある人が首相になり、体制が整い、(衆院議員の)任期満了に近いところまでもたせてほしい」と本音をこぼした。

 公明党府本部の角替豊代表は「辞任は避けられないという思いもあったので驚きはない。庶民の生活に向き合い、誠実に取り組んでくれるリーダーが必要」と語った。

 一方、民主・都みらい京都市議団の小林昭朗理事は「参院選で負けたにもかかわらず、首相の座に居座り続け、そんなにもたないと思っていたが、意外と早かった」とし、「解散総選挙に追い込む意図を持った国会運営を」と“政権奪取”に期待を込めた。

 共産党府委員会は、中京区で緊急街頭演説を実施。渡辺和俊委員長らが「突然の辞意表明は二重にも三重にも民意に逆らった当然の結果」と訴え、通行人に「安倍首相 政権投げ出し」「解散・総選挙で民意が生きる新しい政治を」と書かれたチラシを配った。

 社民党府連合の林勇代表は「内閣改造、所信表明演説を行った後に辞任を表明したことは無責任。与党の責任も重い。早期の解散総選挙を求めていく」とコメントを出した。

 前回の総裁選に出馬した自民党谷垣派の谷垣禎一・元財務相の福知山事務所には、辞意表明の報道直後から、支持者から電話が10本以上あった。秘書は「支持者からは『いよいよ時期、チャンスがきた』という待望論と『今回はちょっと、火中の栗を拾うようなものだ』という慎重論が交じっていた。流れに沿って粛々と業務をするだけ」と話していた。

 <府民の反応も様々だった>

 右京区の会社員万木郁代さん(56)「驚いたが、やっと表明したかという気持ちの方が強い。参院選で大敗した段階で退陣すべきだった」

 伏見区の主婦小池育子さん(40)「誠実そうで応援していた。国会で所信表明したばかりなのに残念。安倍さんが取り組んだ教育や公務員制度の改革は、すぐに効果が見えない政策なので支持を得られなかったのでは」

 宇治市の会社員高島義和さん(61)「様々な問題を抱えるこの時期に明らかに力不足。小泉さんのように力強く引っ張れる人物が次の政権を担わないと自民党はつぶれる」

 宇治市の茶菓子販売業西田尚武さん(43)「参院選惨敗の後、引きずるだけ引きずって辞めるのは無責任。2世議員の甘さではないか。誰が継いでも求心力を持てないのでは」

 舞鶴市の農業関本長三郎さん(64)「農相が次々と替わる内閣には腹立たしさも感じた。所信表明に地域格差の是正や農家への支援を盛り込んでいたので、期待していたのだが……。次の首相には農家が立ち行かなくなる状況に追い込まない政策を遂行してほしい」

(2007年9月13日 読売新聞)

2028片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:14:14
「最悪のタイミング」
首相退陣表明 市長選など影響懸念 讀賣大阪

 安倍首相の突然の辞意表明が列島を駆け抜けた12日、府内でも政党関係者や府職員らから戸惑いや驚きの声が上がった。

 「今、辞める理由が全くわからない。むしろ最悪のタイミング」

 自民党府議団の朝倉秀実幹事長は、府庁内のテレビで報道を見て、信じられない様子。「この人を総裁に選んだ自民党に対する見方は厳しくなる」と、11月の大阪市長選、来年2月に任期満了を迎える知事選への影響を心配した。

 公明党府議団の野田昌洋幹事長も「驚きだ。唐突すぎる」と首をかしげた。

 一方、民主党の八元正生府連副幹事長は「こちらも総選挙の準備を急ぐ必要がある」とし、共産党府委員会の山口勝利委員長は「参院選で審判が下ったのに政権にしがみつきながら、今になって辞めるのは、あまりにも身勝手。朝令暮改だ」と切り捨てた。

 行政にも波紋が広がった。太田知事は「突然の辞任で本当に驚いている。政治的空白が生じることのないよう早急に対応していただきたい」とコメントを発表。

 15〜17日には、各国から中国系経済人が集う「第9回世界華商大会」が大阪、神戸両市で開催される予定で、この日正午前、府の窓口の観光振興課に「開幕式に安倍首相が出席する」との連絡が入ったばかりだった。1991年の初会議以来、ホスト国では、国家元首クラスが必ず開会式に出席している重要な行事だけに、府の担当者は「首相はこんな状態で来ることができるのか……。出席できなければ、国際的にマイナス面が出てくるかも」と表情を曇らせた。

 一方、府民は一様にあきれた表情。大東市の会社員男性(31)は「小泉政権に比べると、何もしていない印象で、功罪も評価できない。ただ、年金問題などでついていないというところも大きかったのでは」と分析。枚方市の電気工事作業員、浜本哲理(あきまさ)さん(27)は「スキャンダルばかりで、安倍政権がどんな政策を行ったか、思い出せないぐらい。今の状態では次に誰が首相になろうとクリーンな政治は期待できない」と話した。

 堺市北区の大阪市職員、内山聡志さん(32)は「参院選で惨敗した際、潔く身を引くべきだった。今まで総理の座に残り続けた意味はなんだったのか」と疑問を投げかけた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2029片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:15:24
首相退陣表明 県民「時期」に疑問
自公の目はすでに「次期」 讀賣兵庫

足を止め、安倍首相退陣表明のニュースに見入る人たち(12日午後2時15分、神戸市中央区で)

 「このタイミングで、なぜ」――。安倍首相が突然の退陣を表明した12日、県内の有権者は一様に驚き、与野党双方の県幹部からは「山積する課題を途中で投げ出し、無責任」と批判の声が相次いだ。安倍首相が出席を予定していた「第9回世界華商大会」の開幕を15日に控え、準備を進めていた関係者の間でも「今後、どうなるのか」と戸惑いが広がった。

■街の声

 神戸市兵庫区の無職田中弘さん(65)は「参院選で大敗したときに辞めたらよかったのに。年金記録漏れやテロ対策特別措置法延長問題を『やる』と大見えきったのに何一つしないまま、辞任なんて無責任すぎる」と憤っていた。

 「なぜ一番悪いタイミングで辞めるのか。テロ特措法の議論に区切りがついてからでも遅くなかった」と疑問を投げかけるのは、明石市小久保で時計店を経営する川西孝明さん(52)。

 同市大久保町の主婦河野孝子さん(66)も「これだけ閣僚の不祥事が続けば、辞めるのは当然。世論に左右されてばかりで、最後まで自らの考えがわからない首相だった」と首をかしげた。

 一方、拉致被害者の有本恵子さん(当時23歳)の母親、嘉代子さん(81)(神戸市長田区)は「拉致問題に正面から向き合ってくれた唯一の首相だった。最近は大きな進展はなかったが、期待はしていた。次の首相が拉致問題にきちんと対応してくれるかどうか心配です」と話した。

■県内政党

 自民党県連の原亮介・幹事長は「党への信頼が損なわれた。次の総理、総裁にはある程度修練された人になってもらわないと」と険しい表情。公明党県本部の野口裕・幹事長は「内閣改造直後で辞任は理解できない。次期総理には国民の目線に立って政策を進めてほしい」と困惑気味に話した。

 野党からは厳しい声が相次いだ。民主党県連の杉尾良文・幹事長は「内閣改造や所信表明後の辞任は無責任だ。次の総選挙に向け、県内に残る三つの小選挙区候補の空白を早く解消したい」と、解散総選挙に向けた準備を急ぐ考えを示した。

 共産党県委員会の松田隆彦・書記長は「国民に目が向いてない。参院選直後に辞任すべきだった」と批判。社民党県連の今西正行・代表も「首相は自分の思いだけで先見性がなかった。次の内閣も今の路線を修正できなければ、国民の支持は得られない」と厳しく評価した。

 <「出席」の可能性薄れる世界華商大会>

■波 紋

 15日に神戸市で開幕する「第9回世界華商大会」や、来年5月に同市で開催予定の環境相会合の準備を進める関係者らもショックを受けていた。

 安倍首相の出席を予定していた華商大会の組織委員会事務局では、担当者らが辞意表明を伝えるニュース速報に目をやり、肩を落とした。ある担当者は「首相に出席してもらえるのか、現段階では何もわからない。今後の動向を見守るしかない」と不安そうに話した。

 また、大会を支える神戸市の担当職員は「盛り上げるためにも、安倍首相には来てもらいたかった。残念」と言葉少なだった。

 来年5月の環境相会合についても、同市の担当者は「どのような影響があるかは未知数。まだ政府から正式な連絡はなく、今後のスケジュール変更など詳細なことはわからない」と困惑気味だった。

(2007年9月13日 読売新聞)

2030片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:15:56
戸惑い、驚き県内でも  首相退陣表明
早くも次に期待の声  「政治的空白許されない」 讀賣和歌山

安倍首相退陣を伝える本紙号外を受け取る人たち(JR紀伊田辺駅で)

 安倍首相が辞任を表明した12日、自民党県連では「突然でびっくりした」と戸惑いながらも、比較的冷静に受け止めた。7月の参院選では議席を守ったものの、党への逆風は強く、「辞任は仕方ない」との見方も。県民の多くは「なぜこの時期に」と首をかしげ、次の首相に期待する声が早くもあがった。

 自民党県連の下川俊樹幹事長は「参院選の後は、再スタートしていい政治をしたいと考えていたと思う。しかし、求心力がなくなったと痛感したのなら仕方ない」といい、連立与党を組む公明党県本部の西博義代表は「政治的空白は許されないので速やかに新しい内閣の発足に向け、態勢づくりに努めなくてはならない」とのコメントを出した。

 昨年9月の安倍政権誕生から今年8月末の内閣改造まで、広報担当の首相補佐官として安倍首相を支えてきた世耕弘成・参院議員は、読売新聞の電話取材に「突然のことで驚いているが、政治に空白を作ってはいけない」と述べた。

 昨年12月の知事選で自民党の推薦を受けた仁坂知事は、辞任のニュースを出張先の大阪市内で聞き、「テロ対策特別措置法の延長を巡り、職を賭(と)して取り組んでいくと強い決意を述べられていたので大変驚いている。地方行政に関する課題が停滞しないよう国政の動きを見守りたい」とコメントした。

 二階俊博・自民党総務会長の地元、御坊市島の後援会事務所では、秘書らが安倍首相の辞任会見のテレビに見入った。事務職員の一人は「二階代議士は首相官邸に入ったり、会議に出たりで忙しそうです」と話した。

 一方、民主党県連の〆木佳明幹事長は「なぜこんな時期にとの思い。解散、総選挙で国民に信を問うしかない」と話し、共産党県委員会の竹内良平委員長も「国会で所信表明を行いながら、国会と国民を無視した無責任な態度」と批判。社民党県連合の野見山海代表は「決して国民の期待に応えられた政権だったとは言えず、当然と思う」と語った。

(2007年9月13日 読売新聞)

2031片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:16:25
首相の退陣表明  「なぜ今」「無責任」 讀賣鳥取

安倍首相の退陣を伝えるテレビを複雑な表情で見つめる自民党県連のスタッフ(12日午後2時10分、鳥取市の自民党県連で)

 安倍首相が退陣を表明した12日、政権のあまりに唐突な幕切れに、県内の自民・公明党関係者は戸惑いを隠せず、野党側からは「無責任だ」との非難が噴き出した。鳥取選挙区でも自民党公認候補が敗れた参院選から1か月半。「なぜ今なのか」との声は市民からも相次ぎ、首相の取り組みに期待の大きかった拉致問題の関係者は、進展のないままの退陣にいらだちを募らせた。

 参院選で敗れた常田享詳・前参院議員は、鳥取市内の自宅で首相の記者会見を映すテレビを見つめた。「我々敗れた者のしかばねを乗り越え、テロ特措法を通して国際的な信義を守るというならまだしも、できないのであれば参院選直後に辞めるべきだった。なぜこの時期か理解できない」という。

 山根英明・自民党県連幹事長も「総理として取るべき道ではない。お坊ちゃんすぎる」と批判した。

 参院選の責任を取るとして、県連会長の辞任を表明したばかりの石破茂衆院議員は「自民党は自分たちのためでなく、国民のために政治を行うという原点に返らねば。今はそうではないイメージを持たれている」と危機感をあらわに。

 赤沢亮正衆院議員も「『地方の反乱』は収まっていない。次期総理は地方への配慮をまとめ上げ、党と政治への信頼回復を実現しなければならない」と注文を付けた。

 連立与党を組む公明党の銀杏泰利・同党県本部代表は「新内閣でも『政治とカネ』の問題が出るなど、安倍首相は国民の信頼を得る閣僚選びができなかった。参院選の反省を生かし、国民の生活に根ざした施策を期待していただけに残念だ」と話した。

 一方、野党側の県内関係者は怒りを隠さない。民主党県連の福間裕隆幹事長は「無責任極まりない行動だ。臨時国会で具体的な論戦が始まるその日に辞意表明するのは理解できない」と強調した。

 共産党県委員会の小村勝洋委員長は「参院選直後に辞任すべきで、無責任の極み。解散総選挙が必要だ」とコメント。社民党県連の正木直志幹事長も「国会を軽視している。自公連立政権は早期に衆院を解散し、国民の審判を仰ぐべきだ」との談話を発表した。

 平井知事は「政権を投げ出したような印象で、さらなる政治不信を招きかねない」と批判。新首相については「国民は従来の構造改革路線の見直しを望んでいる。これまでのやり方を改める方向で政治のかじを切ってほしい」と地方への配慮を求めた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2032片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:17:20
首相退陣表明  県民から驚きの声
「何考えている」「責任放棄」   県議ら「どうなっている」 讀賣島根

足を止めて号外を読む人たち(12日午後6時43分、JR松江駅北口で)

 「理解しがたい」「責任放棄だ」――。安倍首相が突然、退陣を表明した12日、県内の与野党関係者や県民から一様に驚きの声が上がった。与野党とも「なぜこのタイミングなのか」と首をかしげ、次期衆院選が早まるのではとの憶測も出た。

 ◇…県民の反応…◇

 松江市学園1、島根大2年弘中優士さん(20)は「閣僚の不祥事が重なり、運がなかったのかな。就任当初、人気があったぶん、重荷になったのでは」と推測。大田市長久町、自動車販売会社経営森山仁さん(38)は「格差問題の中で地方が取り残された感は否めないが、首相が掲げた『美しい国』づくりの取り組みは必要だった」と惜しみ、江津市桜江町の建設会社社長、井上重忠さん(67)は「向かい風の中、国政のかじ取りも難しかったと思う。辞任は唐突すぎる。参院選直後か、国会での所信表明前にすべきだった」と決断の遅れを指摘した。

 益田市大谷町、造形作家、飛鳥晋さん(59)は「しがらみに左右されたのでは。リーダーならば、具体的な政策を掲げ、道筋を示す強い姿勢を見せて欲しかった」。益田市乙子町、タウン誌編集者の永岡しもえさん(51)は「『職をとして法案を成立させる』と発言した直後の辞意表明は納得がいかない。何で辞めるのか、理解しがたい」と首をかしげた。

 出雲市灘分町の農業、岡田嘉得さん(52)は「大型営農を目指すように勧める今の農業施策は現実がわかっていない。今度は不祥事を起こさず、農業に精通した人が農水大臣になってほしい」と望んだ。

     ◇

 読売新聞大阪本社は12日、安倍首相が辞任を決断したことを伝える号外を発行。県内でも松江市と出雲市の駅やホテルなどで計約5000部を配布した。

 松江市のJR松江駅では午後6時半から約1時間、1500部を配り、帰宅途中の会社員や学生などがさっそく紙面を広げていた。

 ◇…各党の反応…◇

 午後1時前にテレビで速報が流れ、県議会第一会議室に集まった県議は「どうなっているのか」「自民党は大丈夫か」などと言い交わした。自民党県連幹事長代行の佐々木雄三県議は「野党に党首会談を申し入れたのに断られたのは、求心力が無くなった表れ。それが原因とは想像外」と納得できない様子。「話し合いでスムーズに総裁を決めてもらいたい。いつ衆院選があってもおかしくないと考え、今後の対応を協議したい」と厳しい表情だった。

 民主党県連幹事長の石橋富二雄県議は「所信表明演説をして、代表質問を受けずに辞めるなど、あり得ない。党内で求心力を失い、嫌になったのか」といぶかしんだ。公明党県本部代表の三島治県議は「信じられない。衝撃だ。普通なら(辞任は)もっと早くか、もっと後。責任放棄だ」と批判した。

 共産党県委員会の中林隆委員長は「無責任極まる」、社民党県連の清水勝代表も「全く無責任。直ちに解散総選挙を行うべき」とそれぞれコメント。国民新党幹事長の亀井久興県支部長も「なぜこのタイミングか理解できない。解散総選挙を求める世論は強まる」との談話を出した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2033片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:17:48
首相退陣表明「なぜこの時期」驚きの声
与党「全力で事態乗り切る」 讀賣岡山

安倍首相の辞意を伝える読売新聞号外を受け取る男性(JR岡山駅前で)

 安倍首相が退陣の意向を発表した12日、県内でも、市民から「なぜこの時期に」「国会の所信表明で意欲を示していたばかりなのに」と、驚きや戸惑いの声が上がった。岡山選挙区では、7月の参院選で自民が敗北したばかり。首相退陣で、総選挙の早期実施など、新たな政局の展開も予想され、各党の県内組織は緊張を高めている。

    ■県民の声

 内閣改造からわずか2週間での退陣表明に、「大敗した参院選の直後に辞めるべきだった」という声が相次いだ。

 堺市から岡山市に帰省中の大学4年延原美矢子さん(22)は「所信表明ではテロとの戦いを頑張ると言っていたばかりなのに」と驚き、真庭市田羽根、農業金佐秀男さん(64)は「今辞めても自民党の支持率回復には何の効果もなく、遅きに失した」と話した。

 和気町吉田、無職高原尚武さん(65)は「これまで安倍政権にはごたごたが多かったが、首相を支えるべき閣僚もひどすぎた」と振り返った。

 今後の政治の流れについて、高梁市松原通、主婦丸池宣子さん(70)は「次はリーダーシップのある総理が就任して、国際的に存在感のある国として歩み、国内でも年金や農業の問題を解決できる布陣にしてほしい」。

 岡山市四御神、病院職員内藤達夫さん(60)は「年金記録問題など、国家公務員の問題が多すぎた。今後ますます、民主党が力を伸ばすのでは」と言い、倉敷市連島町鶴新田、パート従業員田崎貴さん(67)は「こうなったら民主党に政権を渡して、どこまでやれるかみてみたい」と話した。

    ■各党の反応

 参院選で敗北した自民党県連は“けじめ”をつけるとして、5役が辞意を表明し、後任人事を決めている真っ最中。天野学幹事長は「今は小泉改革の陰の部分が現れている。格差を是正し、みんなで支えあう地域社会を取り戻したい」とコメントした。

 逆に、参院選勝利で勢いに乗る民主党県連の津村啓介代表は「混乱を収拾し、強力で安定した政府を作り直すには総選挙しかない。衆院解散を強く求め、県内空白区の候補者擁立を急ぐ」と攻勢を強めた。

 公明党県本部の景山貢明代表は「国政の停滞は許されず、新しい総理を中心に、全力でこの事態を乗り切っていきたい」。共産党県委員会の石井ひとみ委員長は「自民党政治の行き詰まりがいよいよ深刻となり、末期症状とも言える姿が示されている」。社民党県連の井上昭雄代表代行は「混乱した政権を一掃するために早期解散を求める」と、それぞれコメントを発表した。

■本紙号外を発行■

 この日、読売新聞は「安倍首相退陣」を伝える特別号外を発行。読売新聞販売店のスタッフがJR岡山駅前などで配布した。号外を受け取った主婦や勤め帰りのサラリーマンらは、立ち止まり、安倍首相が午後に開いた緊急会見の内容などに見入っていた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2034片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:18:23
県内にも衝撃走る 讀賣広島

 「なぜこの時期に。無責任だ」「改革に期待したのに」――。安倍首相が退陣を表明した12日、県内でも各界や県民から驚き、不満の声が上がるなど衝撃が走った。

 自民党県連の事務所(広島市中区)では、日野原修治事務局次長ら職員4人が、テレビの首相の会見に静かに見入った。支援者らからの問い合わせはほとんどなく、党県連幹事長の奥原信也県議は「辞めるにしてもテロ特措法だけは解決してほしかった。次の首相が誰になっても難しい局面は変わらないだろう」と心配そう。衆院選の見通しについては「1年ぐらい先にしてもらいたい」と語った。

 2週間前に沖縄・北方相として初入閣したばかりの同党の岸田文雄・衆院議員の事務所(同市中区)では、支援者からの「大臣はこれからどうなるのか」などの電話が殺到し、秘書らが対応に追われた。田辺博之秘書は「若さを武器にこれから力を発揮しようという矢先だっただけに、首相の辞任は残念」と肩を落とした。テレビで首相辞任を知った公明党県本部の田辺直史代表代行は「辞めるならば参院選直後かテロ特措法の解決後がふさわしかった。すみやかに次の首相を決めてほしい」と語った。

 一方、民主党県連の宮政利幹事長は「所信表明までして突然辞任するとは国民に対して無責任」と批判し「参院選で得た民意を衆院選でも得られるよう準備を急ぎたい」と語った。

 共産、社民、国民新党の各代表もコメントを発表。共産党県委員会の鍵浦俊文委員長は「一国の総理として、前代未聞の無責任な辞め方だ。自民党政治全体が末期的状況に陥っている」。社民党県連の金子哲夫代表は「民意を無視して続投しながら、この時期になっての辞任表明は国民の声を無視した政治姿勢の表れ」とした。また、国民新党県支部の亀井静香支部長は「小泉内閣以来の改革路線には今後も政策で対決していく」とコメントした。

 藤田知事は「地方分権改革の推進や都市と地方の格差是正は待ったなしの状況で、政治的な空白を生まないことを望みます」との談話を発表。経済界からは広島商工会議所の宇田誠会頭が「早急に後継総裁を選び、地方の中小企業に十分配慮した施策を実行してほしい」とコメントを出した。

     ◇

 安倍首相の退陣を県民も様々に受けとめた。

 広島市西区の主婦山本典子さん(73)は「ニュースを聞いた時、やっぱりと思った。人材不足の自民党だけに、次に誰が首相になるか不安だわ」と話した。東広島市の広島大キャンパスでは、教育学部3年山内勝弘さん(20)が「閣僚が辞めても続投する姿勢を見せていたので、責任を果たそうという誠意の表れかと思っていたのですが…。期待していた分だけがっかりした気分です」とあきれ顔。

 呉市宝町のJR呉駅前で買い物中だった主婦近藤明子さん(37)は「小泉改革を引き継いで景気も回復し、ようやくこれからという時に悔しかったでしょう」と同情を寄せた。リンゴの収穫を始めたばかりの庄原市高野町、果樹栽培業島津宏さん(53)は「果樹栽培は一度でも台風の直撃を受けると死活問題だが、それでも逃げるわけにはいかない。次の総理には困難な政局から逃げて国民につけを回すことのないようにしてほしい」と注文をつけた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2035片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:18:57
首相退陣…県民、ショック隠せず 讀賣山口

辞意が伝わった後も淡々と業務をこなす事務所職員ら(下関市の安倍晋三後援会事務所で)

 34年ぶりの待望の「8人目の宰相」は“お国入り”もできず、わずか1年足らずの短命に終わった――。12日の安倍首相の辞任表明は、県内の政界関係者や県民に大きな衝撃を与えた。地元支持者や自民党関係者は「信じられない」「続けてほしかった」と絶句。一方、野党幹部は「納得できる理由ではない」と厳しく批判した。

 安倍首相の先祖の墓があり、父親・晋太郎氏の出身地でもある長門市油谷地区の「安倍晋三油谷後援会」の西岡晴美会長(74)は「続投するとはっきり言っておられたのに、信じられない。昨年の就任時から地元浮揚を期待して、頑張ってもらいたいと願っていたが」とショックを隠せない様子。「小泉前首相のあとで、いろいろ無理をしてこられ、風当たりも強くつらかったのでしょうか」と心中を察した。成り行きを見ることにして、後援会の集会などは、当面、予定していないという。

 首長らにも衝撃が走った。下関市の海峡メッセでの会議に出席していた二井知事は「長期政権を願っていただけに残念。これからの国づくりを進めるうえで、重要な時期にご苦労が多かったのだろう」と語った。県議会の島田明議長は「辞任の理由は、現状の局面を打開するためとのことですが、内閣を改造されたばかりで、今後のご活躍を期待していたところであり、誠に残念でなりません」とのコメントを出した。

 安倍首相と約30年の親交がある防府市の松浦正人市長は、「参院選の敗北から一段落した8月5日に、孟子の言葉を引用して『ここが我慢のしどころ』という手紙を出したばかり。もっと頑張ってもらいたかった」と話した。

 下関市の江島潔市長は「地元出身の首相として、まだまだ、日本のためにご活躍いただきたいと思っていたので、大変残念でならない」との談話を出した。

 与党からは驚きの一方で、同情的な見方も出た。

 自民党県連の河野博行会長は「地元待望の首相で長期政権を期待していただけに、辞めてもらいたくなかった。本当に残念だ」と無念さをあらわにする一方で、「閣僚の失言や相次いだ辞任など周囲に足を引っ張られていた感じだった。『お疲れさまでした』と伝えたい」とねぎらった。

 公明党県本部の先城憲尚幹事長は「突然で驚いたが、熟慮の末の判断だろう。地元出身の首相で地方格差解消の取り組みに期待していた。政策以外で泥をかぶった感があるが、国民の怒りも当然で批判はやむを得ない。次の首相に期待するしかない」と話した。

 これに対し、野党は辞任を厳しく糾弾した。

 民主党県連の西嶋裕作幹事長は「何でこの時期なのか。記者会見を聞いても明確な理由は分からない。本当に無責任だとの思いが強まった。同じ地元の人間として、情けない」と語気を強めた。

 また、共産党県委員会の山本丈夫委員長は「所信表明後にすべて投げ出すのは無責任の極み。辞任で顔ぶれを変えても、自民党が国民の納得する政策を出せなければ同じ。参院選で下された審判を重く受け止め、解散・総選挙で国民の信を問うべきだ」と訴えた。

 社民党県連合の佐々木明美代表も「唐突で驚いた。なぜこの時期なのかわからず、理由も支離滅裂だ。政治とカネの問題では身内をかばい続け、参院選で安倍内閣にノーの審判が下されていた。民意はすでになく、辞任は遅いくらい」と断じた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2036片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:20:03
首相退陣表明 「期待してたのに」「無責任」
擁護と批判、県内に激震 讀賣徳島

「期待していたのに残念」と記者会見で話す自民党県連の福山幹事長(徳島市の自民党県連で)

 安倍首相が突然の退陣を表明した12日、県内にも激震が走った。臨時国会の代表質問直前という前代未聞のタイミングに、自民党関係者らは「なぜ今になって」とショックを隠せず、急きょ行われることになった総裁選に向け、落ち着かない様子も。一方、野党各党は「無責任極まりない」と一斉に批判し、県民からは「参院選後に辞めておけばよかった」と手厳しい意見も聞かれた。

   ■自民党

 自民党県連会長の岡本芳郎・衆院議員は同日午後0時45分ごろ、国会内で開かれた代議士会で一報を受けた。突然の表明に「理解に苦しむ。国会が空転すれば、国民に申し訳ない。体調でも悪いのか」と信じられない様子だった。

 徳島市中洲町の県連事務所では、慌てて駆け付けた福山守・幹事長が午後3時半から記者会見。「参院選で敗れた時以上の激震だ」と述べ、「所信表明で地域格差の是正に取り組むと語っていたので、期待していたのに」と残念がった。

 山口俊一・衆院議員も「刀折れ、矢尽きた、という思いはわかるが、釈然としない」とコメント。参院選の大敗後、安倍退陣論を主張してきた後藤田正純・衆院議員は「私が言ってきたことが今になって現実になった」との談話を出した。

 安倍首相は7月の参院選で党公認候補を応援するため2度来県。8月末の内閣改造では岡本議員が総務政務官、小池正勝・参院議員が外務政務官に就任している。七条明・衆院議員は「どんな理由で辞任するにせよ、政治の空白を作ってはいけない。早急に総裁選に向けて動き出す必要がある」と訴えた。参院選で、民主党新人に敗れ3選を逃した北岡秀二氏は「立場上、何も申し上げることはない」と言葉少なだった。

 また、連立を組む公明党の長尾哲見・県本部代表は「テロ特措法をめぐる難局を自分では打開できないと判断したのか。拍子抜けの感がある」と話した。

   ■野党

 一方、仙谷由人・民主党県連代表は「所信表明を終え、代表質問直前の辞任とは、他人のことや日本のことをまったく考えていない。こんな人物を人気だけで総理に選んだ自民党の責任は大きい」と指摘。寺前学・社民党県連代表も「理解できない。国民投票法など強行採決を繰り返し、(安倍政権は)憲政史上大きな問題点を残した」と批判した。

 上村秀明・共産党県委員会委員長は「所信表明直後に職を投げ出すとは無責任な辞め方だ。テロ特措法がきっかけのように言っているが、実際は、自公政権の根本路線の破たんの現れだと思う」と話した。

   ■県民

 阿南市の主婦(60)は「辞任は遅すぎる。参院選で負けた時点で辞めるべきだった。内閣改造も裏目に出ていた」と辛口。安倍首相が参院選で来県した際に立ち寄った徳島市西大工町のラーメン店従業員猪谷光子さん(62)は「もう少し頑張ってほしかったが、責任を全部背負ってしまったのかも」と同情した。

 同市安宅の主婦(39)は「周囲をまとめる力がなかったのか、安倍さんが首相になって混乱が増えた。小泉さんのような強さがなかった」といい、同市佐古八番町のタクシー運転手(60)は「次は、市民の財布にお金が入る政治をする人に首相になってほしい」と話していた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2037片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:20:59
首相退陣表明  驚き、批判県内激震
「前代未聞」「無責任だ」 讀賣香川

退陣を表明する安倍首相のニュースに見入る自民党県議(12日午後2時13分、県議会控室で)

 安倍首相が退陣を表明した12日、県政界や市民の間では「あまりに唐突だ」「無責任すぎる」など驚きと批判が入り交じった声が相次いだ。7月の参院選で惨敗した自民党県連は、組織の立て直しに向けて動き始めていただけに今後の選挙への影響を不安視し、民主など野党は政局の流動化を注視して解散総選挙をにらんで攻勢を強める構えをみせた。県民からは「自民、民主とも首相の代わりがいるのか」と厳しい意見も聞かれた。

 県議会開会日だったこの日午後1時ごろ、自民党控室には県議が次々と集まり、テレビニュースを見守った。首相の記者会見が終わると、議員たちは「辞めるなら参院選直後かもっと先、タイミングが悪すぎる。退陣理由が説明になってない。自治会長じゃないんだ」などと不満をぶちまけた。「精神的に参っていたのかも」(平木亮県議)「何か別の理由があるのでは」(新田耕造県議)と退陣理由の憶測も飛び交った。

 組橋啓輔県連幹事長は「国会が開会してすぐに辞めるなんて前代未聞だ」とショックを隠せず、総裁選に向け、「地方票をどうするか早急に役員と相談したい」と語った。県議からは「(党幹事長の)麻生さんが有力なのだろうが、自分の言葉できっちり話す若手がいい」との声も聞かれた。

 参院香川選挙区で落選した真鍋賢二氏(自民)は、同日午後に上京し、所属派閥「宏池会」の臨時総会に出席した。「大所高所から判断して一致団結していこうということになった。個人の恨みつらみは党首に対して言うべきでないが、(参院選直後の)鮮度の高い時に辞任すべきだった」と話した。

 一方、参院選で初当選した民主党県連副代表の植松恵美子参院議員は「訳のわからない辞め方で、だれが総裁になってももたない。次は、民主が本気で政権を取る戦いになる」と総選挙に向けた「臨戦態勢」を強調。候補擁立が未定の衆院3区について「独自候補の擁立が第一だが、与党を倒すために社民との協力も考えたい」と話した。

 同党の大西邦美幹事長は「強行採決が多く、一人突っ走っている印象だった。国民とのズレに加え、小沢代表から党首会談を断られ、ダブルパンチになった」と分析した。

 県民からは様々な声が聞かれた。高松市藤塚町、大学生田中一匡さん(20)は「理念を言葉で表現できず、周囲に振り回されて指導力を欠いた。次期首相は実行力を持った人を」と注文をつけた。同市栗林町、主婦宮原恵さん(48)は「年齢も若く、首相になるのが早すぎた。年金などの問題は首相の責任といいにくいが、けじめをつけるのが筋だろう」と話していた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2038片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:21:28
首相退陣表明  県内にも衝撃
知事ら驚きの声 讀賣愛媛

アーケードのモニター画面で安倍首相の記者会見に見入る人たち(12日午後2時5分、松山市の伊予鉄松山市駅前で)

 なぜ、今辞めるのか――。安倍首相が辞意を表明した12日、県内では加戸知事や松山市の中村時広市長らが緊急会見で驚きを口にし、県議らの間にも衝撃が広がった。「全身全霊をかけて総理大臣の職責を果たしていく」と誓った所信表明演説からわずか2日後の辞意表明に、市民からは「無責任だ」「年金問題はどうなるのか」と、批判やとまどいの声が上がった。

   ◆官公庁

 加戸知事は午後3時半から県庁で記者会見。「びっくりしている。『美しい国』などの理念には、歴代首相の中でも特に期待していただけに残念」と述べ、「県内にも拉致被害者がおり、『(拉致問題解決に)鉄の意志で取り組む』と述べていた総理の退陣には不安を感じる」と漏らした。

 午後3時からの会見で「驚天動地の出来事」と切り出した中村市長は、臨時国会の代表質問直前という辞意表明の時期について「理解できない」と話し、安倍首相が同日の辞意表明会見で「テロとの戦い」に再三言及したことについては「テロ以外にも年金問題や地域間格差など、地方の生活に密着した問題が山積しているだけに、政策論争の停滞が心配だ」と語った。

   ◆議 員

 県会議事堂にある各党の議員控室では県議たちが情報収集に追われ、午後2時から安倍首相の会見の中継が始まると、食い入るようにテレビ画面を見つめた。

 自民党県連の篠原実幹事長は「『戦後レジームからの脱却』という首相の政治理念と、国民が求めているものはかなりずれていた。(この時期の辞任は)無責任だという批判は、甘んじて受けざるを得ないだろう」と厳しい表情で語った。

 民主党県連の土居一豊代表は「本来は参院選直後に辞めるのが常道。自分が辞めたら誰かがやるだろう、というのではあまりにも無責任だ」と批判。解散総選挙については、県内の選挙区の党公認候補が決まりつつある現状を明かしたうえで、「解散しても自民党に有利になるとは思わない」と話した。

 また、前官房長官で県選出の塩崎恭久衆院議員は「あれほど疲れ切った首相を見るのは初めて。様々なプレッシャーの中で考え抜いた末の結論だと思う。政府・与党としては国政の停滞を招かぬよう、責任を果たしていかなければならない」とのコメントを出した。

   ◆県 民

 県民からも批判が相次いだ。新居浜市本郷、会社員岡部孝弘さん(48)は「政治とカネの問題などで大臣が次々に辞め、信用できない内閣だった。参院選後でなく、今になって辞める理由がわからない」と、首相の一連の対応を批判。松山市の女性会社員(24)は「一度政権交代したらいいのでは」と突き放すように話した。

 四国中央市金生町下分、工務店経営石川豊明さん(54)は「参院選後に辞めず、アジア太平洋経済協力会議(APEC)後の今になって辞めるのは、対外的に問題なのでは」、松山市内の主婦(57)は「年金問題は責任持って解決すると言っていたのに……。次の首相も、その約束は忘れないでほしい」と不安そうに話した。

 一方、「今までと違う若い首相に期待していた」という伊予市米湊、会社員枡井泰治さん(27)は「これではまた『誰がやっても同じ』という風潮になってしまう」と残念がった。参院選直前の6月30日、安倍首相が宇和島市を訪れた際に出迎えた広瀬佐代治・遊子漁協組合長(55)は「第1次産業の経営改善を力強く約束してくれ、これから期待していたのに」と失望していた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2039片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:22:31
怒り同情県内激震   首相退陣表明
「心の問題?」「理解できぬ」 讀賣高知

参院選の応援に駆けつけた安倍首相(7月1日、香南市で)

 安倍晋三首相が退陣を表明した12日、県内でも突然の辞任劇に衝撃が走り、県民や県内の各政党からは、同情や批判など様々な声が聞かれた。

■□知事驚き□■ 県庁で記者の質問に答えた橋本知事は「信じられない。びっくりした」と第一声を発した。「言葉では言い表せないような心の問題、内面の問題ではないか。辞める理由を探していたのではないか」と首相の心情をおもんばかり、「これ以上いじめる言葉を投げかけても、日本や国民のためにもならない」と責任についての言及を避けた。また、衆院選への出馬が取りざたされている知事自身について、仮に解散総選挙となっても「任期途中で知事を辞めて転出することはあり得ない」と述べた。

 7月の参院選で民主候補に敗れた自民党の田村公平・前参院議員は「児戯にも等しい。総理の責任はもっと重いものだ。国会軽視も甚だしい。だったら所信表明などするなと言いたい」と酷評する一方、自らの参院選の結果について「2か月前に辞めていたら、全然違う結果になっただろうに」と悔しさをにじませた。

■□各党反応□■ 県内の各政党の反応も様々。自民党県連の元木益樹幹事長は「総理としての理念を何ひとつ実行に移せないままに挫折してしまったのは、忸怩(じくじ)たるものがあるだろう。唐突の辞任劇は理解できず、残念だ」と話し、公明党県本部の池脇純一代表は「突然の辞任なので驚いている。選挙が終わった直後は続投の意思を表していたが、今の政局を乗り超える状況を見いだせなかったのかなと思う。もう少し強い意志で頑張ってほしかった」と惜しむなど、国政与党からは同情的な声が聞かれた。

 一方、野党からは突然の辞任に批判的な声が相次いだ。民主党県連の近藤強代表は「無責任きわまりない。所信表明をして、きょうから代表質問という直前の辞任は過去に例を見ない対応。政権政党として、一国のリーダーとして、国民を無視した対応ではないか」と批判。社民党県連の江渕征香代表も「きょうの段階で投げ出すとは思わなかった。国民をバカにしている」と憤り、共産党県委員会の佐竹峰雄委員長も「首相は本来、参院選の結果を受けて辞任すべきだったところを続投した。それなのに突然の辞任。あまりにも無責任すぎる」と痛烈な言葉を投げかけた。

■□県民の声□■ 県民からも。高知市の主婦(65)は「選挙で負け、閣僚の不祥事があれだけ出てきたのだから当然。もっと早く辞めたほうがすっきりしたのでは」と話し、香美市の農業男性(81)も「野党と話し合いもせず、強行採決をするなど押しの強いところが危険だと思っていた。辞めるのが一番いい」と厳しい意見。高知市のタクシー運転手男性(62)も「テロ対策特別措置法にしても、米国に追従するばかりで日本の自主性がない。今は、誰が首相になっても同じかもしれないが…」と批判した。

 一方、高知市の女子大学生(21)は「不祥事が続いたけど、負けずにやってほしいと思っていたので残念。次の首相はピンとくる人がいないですね」と退陣を惜しみ、高知市の60歳代女性は「かわいそう。安倍さんはまだ何もやってない。一度は国民が選んだ人なのだから、もう少し周りがフォローして、もり立ててもよかったのでは」と同情した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2040片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:23:02
自民県連不満あらわ、野党「国民のこと考えてない」…安倍首相辞意表明受け 福岡

安倍首相の辞意表明を受け記者会見する新宮・自民党県連会長

 安倍首相が突然、辞意を表明した12日、県内の政党関係者にも衝撃が走った。自民党県連は記者会見を開くなど対応に追われ、野党側は一斉に批判した。

 福岡市博多区の自民党県連事務所での記者会見。新宮松比古会長は「驚いている。参院選の結果が出た時に辞めるべきだった」と不満をあらわにした。11日に東京で麻生幹事長と面会したが、「次の総理についての話はなかった」という。党への影響についても「(国民の)厳しい評価が多くなる」との見方を示した。

 13日午前、執行部会を開き、次期総裁選への対応を協議することにした。

 公明党県本部の森下博司幹事長は「なぜこのタイミングなのか。政権政党として、いち早く新しい総裁を選んでほしい」と注文を付けた。

 一方、民主党県連の藤田一枝副代表は「所信表明までやって許されない。国民のことを全く考えていない」と批判。「自民党への批判は、総裁が代わっても収まるものではない。政治不信を解消するため、政権交代しかない」と、早期の解散・総選挙を望んだ。

 共産党県委員会の役員らは、衆院選の候補者選びに向けた会議のさなか、辞意表明を知った。岡野隆委員長は「前代未聞の辞め方。考えられない無責任さだ。テロ特措法の延長を海外で公約したことで、自らの手足をしばった」と憤った。13日朝、JR博多駅前で、解散・総選挙を呼び掛ける街頭演説を行うことを急きょ、決めた。

 社民党県連合の豊島正章幹事長は「参院選直後に辞職すべきで、遅きに失した感はある。総選挙の時期は、全く見えなくなった。各選挙区の候補者の選定作業を進めたい」と話した。

 鳩山法相(衆院福岡6区)の地元、自民党県第6選挙区支部の土井弥一郎幹事長(66)は「政界を混乱状態に陥れ、わがまますぎる」と批判。鳩山法相について「可能性を秘めた人なので、次も閣僚ポストを得られる可能性は十分にある」と期待を込めた。

 一方で、麻生幹事長の地元、筑豊地区では「麻生さんを次期首相に」との期待も膨らんだ。鶴原國夫・飯塚商工会議所副会頭(74)は「安倍政権を支える一人だったので複雑な心境だが、麻生幹事長が総裁選への立候補を決断すれば支援したい」と話した。


 県内の有権者からも驚きや戸惑い、今後の混乱を憂う声が上がり、政治への不信感も渦巻いた。

 北九州市のJR小倉駅前で配られた号外で知った中間市の主婦辻弘恵さん(65)は「参院選で大敗した時に辞めず、なぜ今なのか。せめてテロ対策特別措置法の決着をつけてから退陣すべき。一層、民主党に政権を任せたくなった」とあきれた表情。

 同市道路維持課長の吉田春彦さん(52)は「急な辞任に驚いた。隣の山口県出身で、身近に感じていただけに残念。安倍さんの不人気というより、閣僚の相次ぐ不祥事が原因。もっと頑張ってほしかった」と話した。

 福岡市・天神で仕事中にニュースを聞いた同市中央区小笹、会社員北野麻衣子さん(31)は「新閣僚まで辞職し不信感があったので、驚きはない。次も希望は持てませんね」とあきらめムード。

 ノリ養殖のための支柱立てに追われていた柳川市大和町、漁協組合長、西田晴征(はるゆき)さん(63)は「外交面の対応を重視した辞意表明だが、第一次産業の活性化をはじめ、内政で取り組むべき課題は多いはず。11月からのノリの入札の前に経済が混乱するのではと心配」と顔を曇らせた。

 筑前町の自営業員柳智樹さん(62)は「次のトップには年金問題などの課題をしっかり整理してほしい」と注文を付けた。

 田川市川宮、農業角銅真理子さん(57)は「早く安定した内閣で農政に取り組んでほしい」と訴えた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2041片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:23:32
安倍首相退陣 県内でも驚き、戸惑い「中途半端」「悩んだ末か」 讀賣佐賀

「安倍首相退陣」の本紙号外に見入る人たち(JR佐賀駅で)

 安倍首相が突然の退陣を表明した12日、県内でも驚きと戸惑いが広がった。読売新聞の号外が配布された佐賀市のJR佐賀駅では、改札口から出てきた会社員や主婦らが、「安倍首相退陣」の大見出しに「えっ」「うそ」などと声を上げ、足を止めて見入った。県民は残念がったり批判したりと、様々な反応を見せた。

 JR佐賀駅で号外を手にした佐賀市西与賀町今津、北原博さん(77)は「まだ1年も首相をやっていない。もう少しやらせて結果を見るべきだった。野党の圧力はあまりにも短絡的だった」と気の毒がった。

 JR鳥栖駅前の大型ショッピングセンターで買い物をしていた鳥栖市大正町、主婦篠原貴美代さん(37)は「参院選で大敗しても続投宣言をしていたので、驚いた。いろんな問題の対応に追われて悩み、苦しんだ末の決断だったのだろう」と思いやった。

 唐津市七山、ハム製造・販売田部英雄さん(47)は「改革路線を進め、注目していたので残念。中途半端すぎる。今、なぜ辞意表明なのか理解に苦しむ。おぼっちゃんらしさが出たのかなという感じだ」と話した。

 武雄市若木町、グラフィックデザイナー中野俊剛さん(28)は「安倍首相のファンではないが、美しい国づくりなど、理念は聞いていてよく分かった。周囲に恵まれなかったが、本人もぼんやりしていた。政策をしっかりと遂行できる人に後を継いでもらいたい」と注文を付けた。

 佐賀大理工学部3年、副(そい)泰之さん(23)は「大臣の不祥事への対応に追われていたイメージばかり。何がしたかったのか分からない。インド洋での海上自衛隊の補給活動の継続を実現しないままで、米国の印象も悪くなるのでは」とまゆをひそめた。

 ■「地方重視継続を」知事

 古川知事は「今回の組閣では、これからも地方分権をさらに進める、地方に光をあてる、地方と都市の格差を是正するという強い姿勢を感じていただけに戸惑いを感じる。自民党には、国民に開かれた形で後継の総裁を選出し、地方を重視する政策の継続を望む」とコメントした。

 県市町会長の横尾俊彦・多久市長は「驚いたし、残念だ。地方主役の分権改革の推進は、時代のテーマ。次のリーダーのもとに結実してほしい」とのコメントを出した。

 ■自民県連からも不満の声

 政党関係者からは「無責任」「説明不足」といった声が聞かれた。

 自民党県連の石井秀夫幹事長は「(インド洋での海上自衛隊の補給活動の継続に)『職を賭(と)して取り組む』との発言があり、国際貢献の道筋をつけるため強い決意で臨むと思っていただけに意外だった。代表質問前の表明は、職の放棄と国民から厳しく見られてもやむを得ない」と不満を述べた。

 公明党県本部の伊藤豊代表は「あまりに唐突すぎる。決断には自分なりの深い考えがあったと思うが、記者会見を見た限りでは、理由が国民にきちんと伝わる内容ではなかった」と話した。「辞任は衆院の解散・総選挙をしたくないとの意思の表れだろう」とも述べ、緊急に対応会議を開く予定はないとした。

 民主党県連の原康彦幹事長(鳥栖市議)は「遅かれ早かれ辞任するだろうと思っていたので、あまり驚きはなかった。突然の辞意表明によって、周囲がどんなに困惑させられるかを考えれば、むしろ、あきれてしまうほどだ。辞任理由は不可解で無責任な発想だと思う」と批判した。

 共産党県委員会の平林正勝委員長は「辞めることで、なぜ局面が打開できるのか説明がなかった。一国の総理としてあまりに無責任。続投を許してきた自民党に政権担当能力がないということの証しでもある」と述べた。

 社民党県連合の柴田久寛代表も「所信表明まで終えて辞めるのは無責任。首相を選び、続投を許した自民党の政権担当能力も問われる。早期に解散・総選挙を行い、再度民意を問うべきだ」と話した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2042片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:23:57
首相退陣「あまりにも無責任」〜被災協会長・原爆症基準見直し懸念 讀賣長崎

号外に見入る人たち(長崎市浜町で)

 「なぜ、今」「あまりにも無責任」。安倍首相が退陣する意向を表明した12日、県内の有権者や政党幹部らには驚きと戸惑いが広がった。

 ■首長・有権者

 金子知事は「所信表明したばかりで、引き続き政権を担っていくと思っていた。改造内閣の布陣を評価していただけに、残念」と驚いた表情を見せた。

 長崎市の田上富久市長は「平和祈念式典で、被爆国としての責務として、核兵器廃絶にリーダーシップを発揮して取り組んでいくことを約束されたばかりだったので驚いている。原爆症認定基準の見直しのきっかけを作ってもらったことには感謝しており、次の政権で、ぜひ実現してもらいたい」と話した。

 佐世保市の朝長則男市長は「突然で驚いている。佐世保市は、基地問題など国政との関係も密接であり、次の総理には、ぜひ頑張ってほしい」とコメント。

 長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄(すみてる)会長(78)は「原爆症認定基準見直しの具体的中身は示されておらず、今後の行方を心配している。あまりにも無責任」と憤った。

 また、安倍内閣で閣僚を辞任した一人、久間元防衛相の島原半島後援会の原口静彦会長は「原爆投下を巡る発言が参院選の逆風になったことは確かだが、それにしてもなぜ、この時期なのか。テロ対策特別措置法だけでなく、ほかにも重要な課題はあると思うが」と困惑していた。

 佐世保市松浦町の店員、池田貴之さん(27)は「辞めるタイミングを完全に間違っている。重大な問題が山積しているので、政治の停滞は避けてもらいたい」と注文を付けた。

 ■政党関係者

 自民党県連の末吉光徳幹事長は午後、長崎市江戸町の県連本部でテレビニュースを食い入るように見つめ、「所信表明直後の辞意表明とは最悪のタイミングだ」と吐き捨てた。「地方は困っている。13日に開会する県議会で、党県議25人が結束し、県民に身近な課題に取り組んでいく姿勢を明確にしたい」と話した。

 民主党県連の川越孝洋幹事長は「代表質問を前にした辞意表明は不見識で無責任」と不快感をあらわにした。「国民生活が二の次になっている。政権交代を実現するため、次期衆院選でも、過半数の議席を獲得したい」と攻勢を強める構えを強調した。

 公明党県本部の高橋典久幹事は「参院選で大敗した直後に辞任すべきだった。きょうの辞意表明だけでなく、閣僚の不祥事の対応も、一歩、二歩遅れている」と指摘。「政治空白をつくらないことが大切。生活者の視点でしっかり責任を果たしていきたい」と決意を語った。

 共産党県委員会の山下満昭委員長も「無責任の極み」と厳しく批判。民主党に対しても、「マニフェストが支持されているというより、批判票を獲得してきたのでは。これからは、各党の政策の中身がより問われるだろう」とけん制した。

 社民党県連合の吉村庄二幹事長は「安倍首相は、精神的に参っていたのでは。テロ特措法延長問題は、きっかけに過ぎなかったのかも知れない」と指摘した。

  ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 長崎市浜町のアーケードでも12日午後、「安倍首相退陣」を伝える読売新聞の号外が配られ、買い物客らが次々と受け取り、足を止め記事に見入っていた。

 真剣な表情で号外を読んでいた長崎市清水町、長崎大工学部4年福田泰信さん(21)は「びっくりしたけれど、(号外に掲載されている)安倍さんの写真の表情からは、考え抜いた末での決断だったことが伝わってくる。政権運営は限界に来ていたのでしょう」と話していた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2043片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:24:20
県内に驚きと衝撃…安倍首相退陣 讀賣熊本

緊急会議後、記者会見に臨む自民党県連の山本会長(左から3人目)ら

 安倍首相が突然、退陣を表明した12日、県内にも驚きと衝撃が走った。「大敗した参院選直後に辞めるべきだった」「中途半端な辞め方で無責任」――。県民や野党からは批判の声が上がり、水俣病問題の解決を待ち望む未認定患者や川辺川利水事業の進展を期待する関係者らは国政の先行きに不安を募らせた。自民党県連は緊急会議を招集し、慌ただしく対応に追われた。

 自民党県連の山本秀久会長は芦北町の自宅で「安倍首相退陣」の一報を聞き、直ちに熊本市の県連事務所で緊急会議を開くことを決め、三役を集めるよう指示を飛ばした。

 緊急会議に駆けつけた中原隆博政調会長は「参院選の惨敗後、党の立て直しを図る時期だけに驚いている」と感想を述べ、代表質問直前という退陣表明のタイミングについて「どのように理解すればいいのか」と戸惑いを隠せなかった。

 会議後の記者会見では前川收幹事長が、「中国、韓国との関係改善を図り、内政問題でも教育基本法改正などに取り組んだ」と安倍首相の実績を評価するコメントを読み上げた。

 山本会長は「首相として国を思う気持ちが強く、責任感が強いからだろう」と首相の胸中を思いやった。

 小杉直総務会長は「党員、党友の中にも動揺が広がっているだろう。こんな時こそ、山本新体制がしっかりしなければならない」と結束を強調した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2044片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:24:55
県内政党「無責任」「連立にマイナス」…安倍首相退陣 讀賣熊本

 安倍首相の突然の退陣表明を受けて、県内の各政党からは「一国のトップがこのタイミングで辞任するのは無責任極まりない」「国民の理解を得られない」など厳しい声が上がった。

 民主党県連の鎌田聡代表は「臨時国会が開会し、所信表明を終えたばかりで、非常に無責任。『テロ特措法の延長に職を賭(と)して取り組む』とした所信表明自体がうそだったのかと疑いたくなる」と痛烈に批判した。今月30日に県連大会を開く予定で、「解散総選挙に向けて粛々と準備を進めていく」と話した。

 公明党県本部の城下広作幹事長は「内閣のトップが変われば民主党も対話に応じるのではないかと期待して辞任を決意されたのではないか」と一定の理解を示しつつも、「このタイミングでの辞意表明には失望した。国民の理解を得られず、連立政権を組む公明党にとってもマイナスに働くだけだ」と述べた。

 共産党県委員会の久保山啓介委員長は「早晩、辞任することは予想していたが、所信表明後とは相当追いつめられていた証拠。テロ特措法の延長問題で八方ふさがりになった感は否めない」とし、「参院選では弱肉強食の構造改革路線と戦争のできる国づくりに国民がノーを突き付けた。国民の期待に応えられるよう党の政策をしっかり示していきたい」と解散総選挙を見据えていた。

 社民党県連合の森川生朗代表は「どんな理由があろうと総理の職を投げ出したとしか思えず、無責任極まりない。参院選後に辞めるべきだった。インド洋での給油活動の継続問題は党首会談ではなく国会の論戦で決着すべき問題で、解散総選挙になれば与党への不満が噴出することは明らかだ」と話した。

(2007年9月13日 読売新聞)

2045片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:26:34
首相退陣…県内戸惑い広がる
知事「一日も早い新体制期待」 讀賣大分

報道陣に囲まれ、テレビの速報に見入る自民党県連の志村幹事長(中央)

 安倍首相が突然の退陣表明に踏み切った12日、県内でも政財界に驚きと戸惑いの声が広がった。「なぜ、このタイミングなのか、わからない」。県民の多くが首をかしげる一方で、「次」への注文も相次いだ。

■政界

 県議会はこの日、9月定例会が開会。「首相退陣」のニュースが飛び込んできたのは、主だった政党関係者が控室で昼食を終えようとしている時だった。

 自民党の控室では県議十数人がテレビの速報にくぎ付けになった。ある県議は「なぜ今なのか全くわからない」。別の県議は「辞めるくらいなら、所信表明などしなければよかったのに」と首をひねるばかり。公明党県本部の竹中万寿夫代表は「バッシング続きで自信をなくしてしまったのではないか」と戸惑い気味に語った。

 一方、民主党県連の吉良州司代表は「続投の意思を含む所信表明後の辞任は、国民軽視の象徴だ。政権の維持に汲々(きゅうきゅう)とする現在の自民党の限界が露呈した結果」とするコメントを発表。社民党県連合の久原和弘幹事長は「参院選直後に責任をとって辞めるのが普通の姿」、共産党県委員会の林田澄孝委員長も「米国の言うことを実行できないので辞めるというのは無責任」と厳しく批判した。

 広瀬知事は県庁で報道陣の取材に応じ、「内外の情勢は逼迫(ひっぱく)している。一日も早く新体制で諸課題に取り組まれることを期待する」と述べた。

■財界

 大分商工会議所の安藤昭三会頭は「経済に直接的な影響が及ぶことはないと思う」としながらも、「原油価格の高騰など大きな問題もあり、政治的空白が生まれないようにしてもらいたい」と注文。JA大分中央会の栗嶋正明会長は「首相が提唱していた自立可能な農業政策に期待していただけに、残念」と述べ、県漁協の山本勇代表理事組合長は「農相が次々と代わり、農林水産業に対する国の支援策が停滞している。次の首相、農相は抜本的対策を急いでほしい」と訴えた。

 別府市旅館ホテル組合連合会の上月敬一郎会長は「政治や社会が不安定で動揺していては、観光業界は成り立たない。次期政権は経験ある粘り強い人物に担ってもらいたい」と話した。

■県民

 竹田市竹田のホテル従業員佐藤美樹さん(32)は「遅かれ早かれ辞めると思っていた」という。「竹田のような過疎地域では、若者が定住したくても希望がもてない。こうした状況を一刻も早く解消してほしい」と、安倍政権の“アキレスけん”ともいわれた地域間格差の是正を求めた。

 日田市竹田新町の会社員福留和人さん(35)は「唐突な感じを受けたし、驚いた。次の首相は、やる気が伝わってくる、しっかりしたイメージの人がいい」と注文をつけた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2046片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:27:13
安倍首相の退陣に県内から驚きや戸惑いの声 讀賣宮崎

参院選の自民党立候補者の応援に駆けつけた安倍首相(7月19日、宮崎市で)

 安倍首相が退陣を表明した12日、県内の政党関係者、有権者に衝撃が走った。「期待していたのに残念」「辞任は遅すぎる」。参院選の自民党惨敗から1か月半の突然の“決断”に驚き、批判、戸惑いが広がった。


■政界

 「政治局面の打開のために辞めるということだろうから、無責任ではないし、方向は間違っていない。小沢代表との会談もけられ、八方ふさがりになったということだろう」

 自民党県連の坂元裕一会長は、首相の立場を気遣った。

 同じ与党の公明党県本部の長友安弘代表は「このタイミングはよく分からないが、テロ対策特別措置法の期限が迫る中、混乱を防ぎたいという思いがあったのかもしれない」と、戸惑い気味だった。

 野党は批判を強めた。

 民主党県連の井上紀代子代表は「とにかく、びっくりした。所信表明したばかりなのに。こんなことをされると、政治不信につながる。この際、政権交代すべきだ」と憤った。社民党県連合の鳥飼謙二代表は「極めて無責任な行動。国政トップとしての認識が欠如している」。共産党県委員会の津島忠勝委員長は「小泉内閣から引き継いできた与党の構造改革路線が行き詰まったということだ。解散総選挙に追い込みたい」と意気込んだ。

 報道陣に囲まれた東国原知事は「新閣僚が決まり、これからというタイミングだったので(辞意表明は)不思議」と首をかしげ、「『美しい国』という理念はわかるが、抽象概念に走りすぎた。わかりやすく国の将来展望を語ってほしかった」と指摘した。


■支持層

 「北朝鮮に拉致された日本人を救出する宮崎の会」の吉田好克代表は「率直に言って驚いた。参院選後、首相官邸に『辞めちゃいけない』と激励のメールを送ったのに」と残念がり、「中山恭子さんを起用したが、この1年、拉致問題での進展はなかった。安倍さんでも進展がないのだから、今後を考えると暗たんたる思いだ」と話した。

 「新しい歴史教科書をつくる会」県支部の玉置祐弘事務局長は「教育基本法の改正や憲法改正の手続きを定めた国民投票法成立などは評価できる。これから教育分野の細かな問題を解決してくれると思っていたのに」と肩を落とした。


■有権者

 県民からも様々な意見が出た。

 都城市の会社員本蔵明子さん(33)は「任命した閣僚が次々に辞任し、対応もあいまいだったので、すべて中途半端に終わった印象。何をやりたいのか伝わってこなかった」と、辞任を当然と考えている様子。

 日南市の飲食店経営宮田隆雄さん(56)は「これまで小泉前首相の遺産に乗っていただけで、実行力が見られなかった。所信表明をしておきながら、唐突に辞意を表明するのは不可解」と不満げだった。

 宮崎市の主婦黒木由美子さん(49)は「安倍首相は一生懸命やったと思う。『お疲れさま』と言いたい。年金問題などの懸案事項が置き去りにならないよう、後任の首相を早く決めてほしい」と冷静に受け止めていた。

(2007年9月13日 読売新聞)

2047片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:27:44
「地方への目」大丈夫?
国政停滞不安の声 讀賣鹿児島

安倍首相の突然の辞任表明を受け、驚きを隠せない様子の自民党県連の本坊輝雄幹事長(鹿児島市の自民党県連で)

 「なぜこの時期に」「あまりにも無責任」――。12日午後に突然の辞意を表明した安倍首相。テロ特措法の延長問題などを焦点とする臨時国会が10日に開会し、所信表明を述べた直後だっただけに、県内からも、驚きと批判の声が相次ぐとともに、安倍首相の健康不安を心配する声も出た。

    ■県議会、市議会

 安倍首相の辞意は、開会中だった鹿児島市議会や県政調査会が開かれていた県議会にも混乱を巻き起こした。

 9月定例会の代表質疑が行われていた鹿児島市議会。午後1時14分、午後一番の質疑で、自民党新政会の脇田高徳市議は森博幸市長に、参院選結果に対する考えを問う予定だったが「先ほど、安倍首相が辞意を伝えたとの報道があったので」などと述べ、質問を急きょ取りやめた。

 脇田市議は「休憩中に質問原稿を最終チェックしていたら、テレビを見ていた他の市議から『首相が辞める』と聞かされ驚いた。質問を5分前に突然変更せざるをえなくなった」と興奮気味に話した。

 一方、県議会では、9月議会の開会を控え、午前中から県政調査会が開かれていた。県議らは「何がなんだか……。とにかく情報収集しないと」と携帯電話に手を伸ばしていた。控室でニュースを見ていた寺田洋一県議は「年金問題など課題は山積みなのに……」と、政局に不安感を示した。

      ■政界、団体

 県政界や、商工、農業団体の関係者からも、国政の停滞などを不安視する声が相次いだ。

 伊藤知事は「突然の辞意表明に驚いている。なるべく早く新体制を作り、地方に対する十分な配慮のもとでの施策を強く求めたい」とコメント。

 「農相の相次ぐ交代劇に続き、首相の辞任は残念で、遺憾であり、悲しみさえ覚える」と批判したのはJA県中央会の川井田幸一会長。「農家は、担い手育成など山積する課題に必死に取り組んでいるところだが、このような状況下では、何を信じ、誰を頼ればいいのか全く分からない」と述べた。

 県商工会連合会の森義久会長は、安倍首相が参院選の応援で来県した際、中小企業の実情について直接説明し、地方を重視した政策を講じるよう要望したといい、「首相も、これからは格差是正に取り組みたいと力強く言ってくれたので、期待していたのだが」と話していた。

      ■県民の反応

 志布志市志布志町の畜産業、村留武文さん(65)は「内閣改造も行い、少しは期待していたのに残念。次に誰が首相になるのか……。今の自民党には適任者がいない」と切り捨てた。

 南種子町中之上のガソリンスタンド店員藺田初男さん(43)も「なぜ今なのか」と困惑。「離島の経済にとって大切な公共工事を期待していたが、永田町で政権争いばかりしていて地方に目がいっていない」と話した。

 指宿市大牟礼の自営業今村俊一さん(58)は、「首相はこれまでの自民党のつけをすべて尻ぬぐいさせられた格好」と同情。

 鹿児島市唐湊、大学生岡田由佳理さん(21)は「最初は若い首相ということで期待していたのだが……。結局、説得力にかけ、印象も薄い首相になってしまった」と述べた。

 (2007年9月13日 読売新聞)

2048片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 10:29:32
後継総裁、15道県連が「麻生氏適任」
2007年09月13日01時32分
http://www.asahi.com/politics/update/0913/TKY200709120387.html

 後継総裁には誰がふさわしいか、朝日新聞が12日、全47都道府県の自民党地方組織の幹部に尋ねたところ、北海道や秋田など15道県連の幹部が麻生太郎幹事長の名前を挙げた。理由は「地方の意見を聞いてくれる」(千葉)や「格差是正に取り組める人」(山梨)のほか、「選挙に勝てる人でないといけないから」(宮崎)という声もあった。

 ほかには群馬と青森の両県連がそれぞれ地元選出の福田康夫・元官房長官と大島理森・党国会対策委員長の名前を挙げた。

 個人名を挙げなかった残りの30都府県連からは望ましい人物像についての注文が相次いだ。

 「地方への優しさを持った人」(神奈川)や「かじ取りをやっていける布陣をはれる人」(三重)に加え、「精神力のある人でしか乗り切れない」(和歌山)という意見もあった。

2049片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 12:15:34
総裁選日程、せめぎ合い 安倍氏後継、動き活発
2007年09月13日12時04分
http://www.asahi.com/politics/update/0913/TKY200709130155.html

 自民党執行部は13日の総務会で、安倍首相の辞任に伴う総裁選日程を、14日告示、19日投開票と提案した。13日午後に両院議員総会を開き、正式に総裁選日程を決定する。ただ、党内では15日告示、25日投開票を求める声が強まっている。これを受けて麻生太郎幹事長は13日夕にも立候補を表明する。一方、麻生氏後継への反発も強く、福田康夫・元官房長官らほかの候補を擁立する動きも活発になってきた。額賀福志郎・財務相や昨年の総裁選に立候補した谷垣禎一・元財務相も意欲をにじませている。

 「ポスト安倍」の有力候補とされる麻生太郎幹事長ら執行部は、14日告示、19日投開票の日程案を提案したが、「党員の声をできるだけ反映すべきだ」という主張が広がっていた。13日朝の国対委員長らの会議でも「25日以降の投開票を視野に検討すべきだ」との意見が大勢を占めた。25日の国連総会での首相演説について、国対幹部は「所信表明演説もせずに国連演説をするのはおかしい。国連は外相が代理で演説することもできる」と語った。

 新総裁は、党所属国会議員387人と都道府県連代表(各3人)141人の計528票をもとに、両院議員総会で選出される。25日投票となれば週末を2度はさむことになり、党関係者によると独自の予備選を行う都道府県連が出てくる可能性もあるという。

 総裁選に向けた動きも活発だ。後継の有力候補である麻生氏は13日夕にも、東京都内で記者会見を開いて総裁選への出馬を正式表明する。

 同じく昨秋の総裁選に立候補した谷垣禎一元財務相は同日朝、民放のラジオ番組に出演。「前の総裁選に出て、その時に政策転換を求めるようなことも言った。その責任は自分も感じている」と今回の総裁選への出馬への意欲をにじませた。

 一方、05年衆院選で初当選した新人議員を中心に、小泉改革路線の継続を求めるグループは同日朝、党本部で会合を開催。前日深夜までに31議員の署名が集まった「小泉前首相再登板」を求める要請書の賛同者をさらに増やし、13日中にも小泉氏に総裁選出馬を要請する方向だ。

 このほか、党内では昨秋の総裁選でも去就が注目された福田康夫元官房長官を推す声が出ている。ある閣僚は同日朝、「こうなったら福田氏しかいない。反安倍を明確にして、路線転換すべきだ」と語った。

 また、第2派閥の津島派では、衆院側で額賀財務相の擁立を求める声が高まっている。額賀氏は同日朝、青木幹雄前参院議員会長に電話で出馬の意向を伝えた。

2050片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 12:17:39
自民総裁選:総務会で協議 「19日」に「25日」案も
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070913k0000e010045000c.html

 安倍晋三首相の辞任表明を受け、自民党は13日午前、党本部で総務会を開き、後継総裁選出に向けた手続きを本格化させる。党執行部は総裁選の日程について「14日告示−19日投票」案を提示する予定だが、党内には「25日投票」を求める声もある。執行部は同日午後に両院議員総会、夕方には再度総務会を開き、同日中に日程を決める考えだ。後継候補を巡っては、麻生太郎幹事長が同日夕に出馬表明する予定のほか、中堅・若手グループが同日午後、小泉純一郎前首相に出馬を要請する。小泉・安倍路線に批判的な福田康夫元官房長官らを推す声も出ており、動きが活発化している。

 総裁選の日程について、党総裁選選挙管理委員会が12日、「14日告示−19日投票」案を総務会にはかる方針を確認した。臨時国会の開会中であることから、事態の早期収拾には早めの新総裁選出が必要との観点からだ。ただ、党幹部は記者団に「一連の会合があるので、午前の総務会で日程が決まることはない」との見通しを示した。

 こうした中、総裁選出馬の意向を固めている麻生氏は13日朝、東京都内のホテルで来日中の中国ナンバー4の実力者、賈慶林(カ・ケイリン)中国共産党政治局常務委員と会談。会談で麻生氏は安倍首相の辞任に触れ「このあと(党の立て直し)をどうするかが、執行部に与えられた大きな仕事だ」と指摘。麻生氏はこの後、総務会など総裁選日程の決定まで幹事長業務をこなし、その後に出馬表明をする考えだ。

 一方、中堅・若手による「小泉前総裁の再登板を求める有志の会」のメンバー17人が同日午前、党本部で会合を開き「小泉氏しか危機を突破できない」として、同日午後に小泉氏に出馬を要請することを確認した。早川忠孝事務局長は会合後、記者団に対し、後継総裁選びについては「国民の期待に相反するような総裁選びにならないよう、手続きを踏んだものにすべきだ」と語った。

 一方、各派は対応を慎重に見極めている。最大派閥、町村派会長の町村信孝外相は13日午前、記者団に「グループとしてどうするか、私自身どうするか、皆さんの声をよく聞いて考えたい」と語るにとどめた。訪仏日程を切り上げて帰国した森喜朗元首相と、同日午前に対応を協議した。福田氏は毎日新聞の取材に「(出馬するかどうか)そんなことは決まるまで分からない」と述べ、出馬に含みを残した。

 昨秋の総裁選で安倍、麻生両氏と戦った谷垣禎一元財務相は記者団に「政策転換をしないといけない。それができる体制をどう作るかだ」と安倍内閣からの路線転換が必要との考えを強調した。

 ポスト安倍の有力候補の一人とみられる額賀福志郎財務相は同日朝、青木幹雄前参院議員会長に電話で総裁選出馬の意向を伝えたが、青木氏は「今、私の返事ができる状態ではない」と回答を保留。額賀氏は記者団に「(対応は)これから、これから」と硬い表情で語った。

 山崎派は同日朝から山崎拓前副総裁ら幹部が派閥事務所に集まり対応を協議。古賀派の太田誠一元総務庁長官も加わるなど、派閥同士の腹の探り合いも活発化している。

毎日新聞 2007年9月13日 11時37分 (最終更新時間 9月13日 11時57分)

2051片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 13:22:15
沈黙守る小泉氏 1年生議員ら、再登板へ結束
2007年09月13日12時47分
http://www.asahi.com/politics/update/0913/TKY200709130185.html

 「最後まで改革を進めながら、改革に伴う痛みにも力を入れてやっていく。それができるのは小泉前総理しかいない」

 13日朝、自民党本部。05年の郵政総選挙で初当選した新人議員ら15人が出席した「小泉前総裁の再登板を実現する有志の会」で、中川泰宏衆院議員が声を張り上げた。

 1年生議員らの動きは早かった。小泉政権を中核で支えた中川秀直、武部勤の両幹事長経験者が呼びかけ、12日夜には、小泉前首相の再登板を求める31人の署名を集めた。さらに賛同者を増やし、13日中にも小泉氏に総裁選出馬を要請する方向だ。

 1年生議員らが結束力を見せるのは、次の衆院選への危機感。多くの議員は05年総選挙で郵政反対派と戦った。ところが安倍政権になって、現職議員の復党が進み、総裁選に立候補の意欲を見せる麻生幹事長は平沼赳夫元経産相と落選組の復党も認めようとしている。

 ただ、当の小泉氏は沈黙を守り続ける。

 「小泉さんをよく知っている立場から見ても非常に厳しい。ただ、君たちに何らかの志があるのなら、それにかけてみるのも手だ」。中川前幹事長は12日、「再登板の会」の会合で語った。

 派閥レベルでは、候補者擁立に向けた動きは様子見の空気が強い。

 「明日締め切りなので私自身のことも含め早晩決めないといけない」。町村派の町村信孝会長(外相)は13日朝、東京都内の自宅前で慎重に言葉を選んだ。

 最大派閥・町村派の動向は総裁選の行方に大きな影響を与える。一方、町村、福田両氏という2人の総裁候補を抱えるうえ、同派出身の安倍首相が投げ出すように辞任。派内の事情は複雑だ。

 「こういうものは、みんなからぜひ出てほしいということでやるべきものなんで」。フランスから帰国したばかりの同派名誉会長の森元首相は13日朝、成田空港で記者団にこう語った。

 第2派閥の津島派では、衆院側で額賀財務相を推す意見が強まっている。津島雄二会長は「我々の代表を出す可能性は十分に考えて頂いて結構」と発言。額賀氏も13日朝、参院に強い影響力を持つ同派の青木幹雄氏に、電話で立候補の意向を伝えた。

2052片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 13:23:49
麻生氏が立候補表明へ 福田氏擁立論も浮上 自民総裁選
2007年09月13日13時16分
http://www.asahi.com/politics/update/0913/TKY200709130181.html

 「正直、この後をどうするかが我々、党執行部に与えられた非常に大きな仕事だ」



会見で記者の質問に答える、(左から)自民党の石原伸晃政調会長、麻生太郎幹事長、二階俊博総務会長=13日午前10時18分、東京都千代田区で

 13日朝、東京都内のホテル。麻生太郎幹事長は中国の賈慶林(チア・チンリン)・全国政治協商会議主席との会談で、安倍首相の辞意に触れた。賈氏は「日本の内政だ。友好を発展させる我々の基本方針に変わりはない」と応じた。

 かねて「ポスト安倍」が有力視されてきた麻生氏はこの日夕にも立候補表明する。昨年9月の総裁選で示した政権公約に、「地方重視」なども加えた政策を示す方向だ。13日昼の麻生派総会で中馬弘毅元行革担当相は「麻生幹事長が立候補したら一斉に動く」と結束を呼びかけた。

 麻生氏の強みは小泉政権から要職を務め続けた知名度と地方の支持だが、すんなり「最有力」となるかどうか――。

 水面下で広がり始めたのが、福田康夫元官房長官の擁立論だ。

 「びっくりさめやらぬ状況だな」。福田氏は都内の自宅前に待ち受けた記者団につぶやいた。「福田氏擁立の声が出ている」と問われると、「そんなの、私はねえ……」とけむに巻いた。

 昨秋の自民党総裁選でもベテランを中心に根強かった「福田擁立論」は今回、小泉・安倍路線の転換を求める勢力に広がる。津島派の参院ベテランは13日朝、「麻生さんは何で辞意を2日前に知っていて、止められなかったのか。所信表明までやってから辞めるなんて理屈が通らない」と麻生氏を批判し、福田氏への期待をにじませた。

 別の参院中堅も「こうなったら福田さんしかいない。反安倍を明確にし路線転換すべきだ。森元首相と青木幹雄前参院議員会長で福田擁立でまとめるだろう」と語った。人気の高さから党内の一部に期待がある舛添要一厚生労働相も「福田氏支持」を漏らし始めた。

 ただ、青木氏が所属する第2派閥の津島派では、衆院側で額賀財務相を推す意見が強まっている。津島雄二会長は「我々の代表を出す可能性は十分に考えて頂いて結構」と発言。額賀氏も13日朝、青木氏に電話で立候補の意向を伝えた。

 一方、安倍政権と距離を置いてきた谷垣禎一元財務相。意欲を温め続けてきたが、谷垣派は15人で、立候補に必要な推薦人20人に届かない。13日早朝、ラジオ番組に出演したが、「総裁選に出るんですね」との司会者の問いに、言葉を選んだ。

 「前の総裁選に出た時に政策転換を求めるようなことも言ったので、その責任は自分も感じている。ただ、政治の現実のなかで、数の力が必要。そういう流れも、よく見極めないといけない」

2053片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 14:32:42
自民総裁選:25日投票で調整へ 麻生氏ら各派の動き活発
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070913k0000e010061000c.html

賈慶林中国共産党政治局常務委員との朝食会に臨む麻生幹事長(中央)。左は石原政調会長、右は二階総務会長=東京都内で13日午前9時16分、平田明浩撮影 自民党は13日午前、党本部で総務会を開き、辞任を表明した安倍晋三首相の後継を決める総裁選の日程について「14日告示−19日投票」との案を提示したが、出席者から先送りを求める声が続出し、日程は決まらなかった。執行部は同日午後の両院議員総会の意見も踏まえ同日中に日程を決める考えだが、投票日は25日に延期する方向で調整している。後継候補を巡っては、麻生太郎幹事長が総裁選日程が決まり次第、出馬表明する予定のほか、中堅・若手グループが同日朝、小泉純一郎前首相の出馬を要請し、小泉氏は固辞する考えを示した。さらに額賀福志郎財務相が同日午後、出馬を表明したほか、小泉・安倍路線に批判的な福田康夫元官房長官らを推す声も出ており、自民党各派の動きが活発化している。

 執行部が19日投票案を提示したのは臨時国会の開会中であるため、早期収拾には早めの新総裁選出が必要との観点からだ。しかし総務会では、発言者15人のうち12人が日程の先送りを求めた。谷垣禎一元財務相は「党員の意見を聞いてもっと先延ばしした方がいい」と主張。25日投票の日程に言及した出席者もいた。

 一方、武部勤元幹事長は13日午前、二階俊博総務会長、細田博之幹事長代理にそれぞれ会い、19日投票案について「幅広く立候補者を募る意味からも短期間に過ぎる」として、投票日の25日以降への先送りを求める申し入れ書を提出した。

 こうした中、総裁選出馬の意向を固めている麻生氏は13日朝、東京都内のホテルで来日中の中国ナンバー4の実力者、賈慶林(カ・ケイリン)中国共産党政治局常務委員と会談した。会談で麻生氏は安倍首相の辞任に触れ「このあと(党の立て直し)をどうするかが、執行部に与えられた大きな仕事だ」と指摘。麻生氏はこの後、総務会など総裁選日程の決定まで幹事長業務をこなし、その後に出馬表明をする考えだ。

 一方、中堅・若手による「小泉前総裁の再登板を実現する有志の会」のメンバー17人が同日午前、党本部で会合を開き「小泉氏しか危機を突破できない」として、午後に小泉氏に出馬を要請することを確認した。冒頭、小野次郎衆院議員は「小泉前首相以外に(次期衆院選を)勝ち抜く顔になれる人はいない」と力説。中川泰宏衆院議員が同日朝、小泉氏に非公式に出馬を打診したが、小泉氏は「出ない。第三者を探せ」と述べたという。

 自民党各派は対応を慎重に見極めている。最大派閥、町村派会長の町村信孝外相は13日午前、記者団に「グループとしてどうするか、私自身どうするか、皆さんの声をよく聞いて考えたい」と語るにとどめた。町村氏は同日午前、訪仏日程を切り上げ帰国した森喜朗元首相と対応を協議した。福田康夫元官房長官は毎日新聞の取材に「(出馬するかどうか)そんなことは決まるまで分からない」と述べ、出馬に含みを残した。

 昨秋の総裁選で安倍、麻生両氏と戦った谷垣氏は「政策転換をしないといけない。それができる体制をどう作るかだ」と記者団に語り、「安倍路線」からの転換が必要との考えを示した。

 「ポスト安倍」の有力候補の一人とみられる額賀財務相は13日午後、津島派の総会で「世界の中の日本を作るためにがんばらせていただきたい」と出馬を表明した。

 山崎派は13日朝から山崎拓前副総裁ら幹部が派閥事務所に集まり対応を協議。古賀派会長代理の太田誠一元総務庁長官も加わるなど、派閥同士の腹の探り合いも活発化している。

毎日新聞 2007年9月13日 12時45分 (最終更新時間 9月13日 13時52分)

2054片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/13(木) 16:14:31
議員たち、そわそわ 意中候補胸に綱引き
2007年09月13日16時04分
http://www.asahi.com/politics/update/0913/TKY200709130333.html

 「誰を担ぐべきか」「総裁選はいつになるのか」。安倍首相の辞意表明から一夜明けた13日、永田町では自民党国会議員らが早朝から情報収集に駆け回り、いくつもの会合が開かれた。ポスト安倍は麻生か反麻生か、はたまた小泉再登板か。力尽き政権を放り出した首相が入院する一方で、突然幕を開けた次期総裁選びの動きが加速している。

 次の総裁をいつ選ぶのか、綱引きが続いた。

 国会内で午前9時過ぎに始まった自民党の国会対策正副委員長の会議では、大島理森委員長や小坂憲次筆頭副委員長から、早急な日程で総裁選を実施することに懐疑的な意見が相次いだ。出席者の一人は、相次いだ閣僚の不祥事を念頭に「今の環境では、『身体検査』をして組閣にも時間をかけなければいけないし……」と苦い顔。

 会議では、民主党が参院で第1党になった「逆転国会」を危ぶむ声も上がった。「総裁選後の首相指名選挙では、今回は衆院と参院で(結果が)異なることが確実なので、その後に両院協議会を開催する必要があるだろう」。衆院では新総裁、参院では民主党の小沢代表が指名される可能性が高いというわけだ。

 同40分から始まった党国会対策委員会でも、途中退出した若手議員は「(安倍首相が)次の首相への遺言みたいなことを言ったって、そんなことを決めるのは次の首相だ。総裁選については派閥でこれから話し合わないと」と、突然の総裁選に戸惑いを隠せなかった。

 自民党本部で午前11時半から始まった総務会でも日程が話し合われ、100人を超える報道陣が集まった。6階のエレベーターから総務会室にいたる30メートルほどの廊下の両脇は、記者とカメラマンらで埋め尽くされた。

 正午に休会した後、出てきた石破茂元防衛庁長官は「(日程を)早くしたい人、ゆっくりがいいという人、どちらも正論だ」。二階俊博総務会長は「(日程への)批判なんかありませんよ」とぶぜんとした表情だった。

 突然の総裁選に、誰が打って出るのか。

 国対委員会の部屋からは、若手議員たちがひっきりなしに入退室を繰り返していた。

 「えらいことになった」「仲間も集めないといけない」

 携帯電話を手に通路で連絡を取り合う姿が目立った。ある議員は「次は求心力のある人を選ばないと……」とぽつり。別の議員は「小泉純一郎前首相側に再出馬を打診する動きもある」と疑心暗鬼に。「でも、いまさら後戻りするのはおかしい」と頭を抱えた。

 午前11時からは党参院議員総会が開かれた。「与党として国民への責任を果たすため、早急に総裁を選出する必要がある。冷静、慎重に対応してほしい」と呼びかけたのは山崎正昭・参院幹事長。ある重鎮議員は「全体の流れが決まっていない。各グループとも……」。

 舛添厚生労働相は厳しい表情で、記者団に対し「(安倍首相に対して)静養して頂きたい、非常に心配している」とだけ述べた。

 05年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」たちの動きもめまぐるしい。国会内での会合を終えた片山さつき議員は「候補者の話は全然してないですね。もう、みんな動いてますから。おのおの」と話し、足早に迎えの車に乗り込んだ。

 杉村太蔵衆院議員は党本部に、武部勤・改革実行本部長を訪ねた。留守と分かって出てくると、「なんにもないッスよ」と苦笑しながら去った。

 正午ごろからは、永田町かいわいで党内の各派閥が一斉に会合を開き、総裁選への対応を話し合った。麻生派の会合では中馬弘毅氏が「麻生会長を支える立場として、粛々として総裁選を迎え、気持ちを一つにしていきたい」と述べた。

2055片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 08:35:29
福田元官房長官への支持、じわり拡大 自民総裁選
2007年09月14日07時31分
http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709140003.html

 「慎重居士」とも言われる福田康夫元官房長官が、ついに動いた。「ポスト安倍」を選ぶ自民党総裁選は、福田氏が立候補を表明すると、所属する町村派に加え、党内の多くの派閥が雪崩を打ったかのように、福田支持を鮮明にした。先行していた麻生太郎幹事長は、「反麻生」グループによる包囲網に、一転、厳しい状況に追い込まれた。



自民党総裁選をめぐる相関図

 ■「麻生包囲網」強める各派

 「もう、こうなったら福田さんしかいない。『反安倍』を明確にして路線転換すべきだ。首相と同じ路線の麻生さんでは選挙に勝てない」

 自民党の青木幹雄前参院議員会長に近い中堅参院議員は13日朝、こう語った。谷垣禎一元財務相も同日夜、記者団に「今回は、政策転換できるかどうかを一番のポイントにしている」。

 福田氏は小泉内閣の官房長官だったが、04年に年金の未納が発覚し、突然辞任。それ以来、外交政策や政治手法を巡り、小泉、安倍両氏との確執がとりざたされ、いつしか「非小泉・安倍路線」の象徴とみられるようになっていた。

 対照的に小泉・安倍政権下で要職を務めた知名度を生かし、「先行逃げ切り」を目指すのが麻生氏。小泉・安倍政権と一蓮托生(いちれんたくしょう)だった麻生氏か、それとも距離を置いてきた福田氏か――。焦点はそこに絞られた。

 「福田氏は出るのか、出ないのか」。自民党各派は、13日朝から情報収集に追われた。注目が高まったのを待っていたかのように、福田氏は動いた。

 午後3時半、自民党本部。所属する町村派会長の町村信孝外相と会談を終えた福田氏は記者団に「状況をみて、これから判断する」。発言は「出馬に前向き」と受け止められ、永田町に一気に広まった。

 そのころ、麻生氏は逆風に見舞われていた。

 党本部で開かれた両院議員総会。麻生氏ら執行部が提案した「14日告示、19日投開票」という総裁選日程に、若手議員らから、「総裁選を盛り上げるには、19日投開票では準備に時間が足りない」と異論が相次いだ。

 麻生氏が12日の記者会見で、安倍首相の辞意を正式表明の2日前に聞いたと明かしたことにも批判が渦巻く。事前に知りながら、なぜ代表質問直前という最悪のタイミングでの辞任表明を避けられなかったのか――。町村派の閣僚経験者は「麻生氏は首相をさらしものにした。みんな怒っている。これで麻生さんは失墜した」と語った。

 一方、古賀派幹部は13日夕、「福田氏でまとまれば、うちも一部を除いて一本化できる」と派内集約に自信を見せた。額賀福志郎財務相が出馬表明した第2派閥の津島派でも、青木氏ら参院側が福田氏を支持する方向。小泉前首相まで、近い議員から「福田さんでも構わないか」と問われると、「いいじゃないか。おれの時の官房長官だ」と支持する意向を伝えたという。

 16人の小派閥を率いる麻生氏は、町村派など大派閥の領袖(りょうしゅう)の理解を得て、安倍首相から「禅譲」を狙う政権とりの戦略を描いてきた。強まる「麻生包囲網」に危機感を募らせる。

 麻生派の会合では「麻生氏の方が福田氏より国民的人気は高い。積極的に都道府県連に党員投票(予備選)をやってもらうよう呼びかけよう」と地方票獲得に活路を求める意見も飛び出した。

2056片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 08:36:12
 ■町村派の結束で道筋できる

 「各派から話が来ている。できれば期待に応えたい」。13日午後、福田氏は森元首相にこう言って、立候補の意向を伝えた。森氏は「それなら、その方向でまとめる」と応じた。

 福田氏が出馬の理由にあげる「周囲の期待」。伏線は、安倍首相が大差で選ばれた1年前の総裁選にあった。

 「私をやる、と言ってくれる人はいるが、具体的に何人連れてくるのか、誰も言わない」。福田氏は当時、出馬見送りの理由を、親しい知人にこう漏らした。

 福田氏は事前の世論調査で、安倍首相に続く2位につけていた。表向きは自分の意思を一切明らかにしなかった福田氏だが、水面下では立候補の可能性を慎重に見極めていた。

 派閥領袖クラスのベテランには、福田氏を推す声が強かった。ただ、こうしたベテランたちの派閥では、中堅・若手の多くが「安倍支持」に流れていた。

 それは足元の町村派も例外ではなかった。福田氏は「派閥を割るぐらいなら立候補しない」とも思い定めていた。

 今回はまず、足元の町村派がまとまったうえで、各派横断の「みこし」を作らなければいけない――。それが森氏の思いだった。

 13日昼の町村派総会。出席者の意見は半々に割れた。

 「人心一新を目指すには、安倍政権にかかわっていない福田さんがいい」。一方、「派閥のリーダーが出るべきだ」と、会長の町村外相を推す声も出た。最後に引き取った森氏は言った。

 「安倍さんが出る時、私は少し考えるべきじゃないかと、『安倍温存』を考えていた。町村さんについても同じような気持ちがある」

 森氏としては、この局面で党内をまとめるには、各派のベテランから信望があり、手堅い政治手腕の福田氏が適任と見ていた。ただ、派内には町村氏を推す声もあるうえ、町村氏自身も立候補に意欲を示していた。森氏は「温存」という言葉で、町村氏のメンツを立てつつ、福田氏擁立の道筋をつけたのだ。

 さらに党内の1年生議員らから出馬を求められていた小泉前首相がこの日、森氏に「おれは百%出ない」と伝えたことも、福田氏の背中を押した。

 最後は派閥の意向を受けた町村氏自身が、福田氏と自民党本部で会談。同日夜には森氏を交えた3人で食事をした。

 「立候補の決意をしたので了承してもらいたい。また協力をお願いしたい」。福田氏がこう言うと、町村氏も応じた。「気持ちよく協力します」

2057片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 08:43:32
自民総裁選:「反麻生」、福田氏に結集 23日投票
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070914k0000m010164000c.html

 ◇「非安倍」に期待感…ハト派も「チルドレン」も

 昨年の総裁選で安倍首相との対決をうたわれながら、出馬を見送った福田氏は安倍政権の間、「音なしの構え」を貫いてきた。しかし、13日の毎日新聞の取材に対し、「出馬を検討している。出馬の意向と書いてもらって構わない」と断言した。

 福田氏の総裁選出馬を巡っては、同日午前、町村派会長の町村信孝外相らが、訪仏日程を切り上げ帰国した森喜朗元首相と協議。福田氏は同日夕、東京都内のホテルで森氏と会談し、出馬の意向を示した。その後、町村氏と会談した福田氏は「昨年の総裁選は他派閥から『出ろ。出ろ』と言われたが、本当に支援してくれるのか疑わしかった。今回は違う。他派閥の人々が真剣に支援してくれる」と総裁選出馬の意思を明言し、町村氏の出馬見送りと福田氏の出馬が最終的に決まった。

 そこに至る同派の動きは単純ではなかった。町村氏自身、総裁選への出馬意欲をかねてにじませていた。一方で、同派出身の中川秀直前幹事長は一時、小泉純一郎前首相の再登板を求めていた。2人の実力者が相反する行動を取れば、同派が分裂の危機にひんするのは必至だった。

 その点、福田氏は同派の源流である故福田赳夫元首相の長男という「毛並み」の良さもあるうえ、同氏を敵視していた安倍首相の退場により、派内から同氏擁立への異論が出にくくなり、一本化しやすい事情もあった。町村氏は福田氏との会談後、周辺に「(自分も出馬し)派閥を分裂させるわけにはいかない。今回は緊急避難措置だ」と複雑な心中を吐露した。

 しかも、参院選開票日の7月29日に森、中川両氏と青木幹雄参院議員会長(当時)が東京都内のホテルで会談し、安倍首相の退陣と福田暫定政権の可能性を協議した経緯から、「福田待望論」は党内各派の底流にあった。

 町村派とともに福田氏出馬の推進力になっているのが、安倍政権時代に冷遇され、麻生幹事長に批判的なハト派勢力だ。

 自らの出馬を検討していた山崎拓前副総裁や谷垣禎一元財務相も「福田出馬」なら、立候補を取りやめる構え。古賀派、加藤紘一元幹事長ら、麻生外相(当時)が仕切った安倍政権の外交路線に批判的な勢力がこぞって福田氏支持に回った。

 福田氏と一時関係が悪化した町村派出身の小泉純一郎前首相も福田氏支持に回る。麻生氏が改造内閣で「脱小泉」路線を明確にしたことに「小泉チルドレン」らは強く反発。小泉氏の腹心でもある中川氏も「町村派は一本化され、小泉さんも私も福田さんを推す」と述べ、福田氏支援を鮮明にした。チルドレンの一人は、「今回の総裁選は『反麻生』がキーワードだ。福田さんしかいない」と強調した。

2058片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 08:43:52
 ◇“本命”シナリオ揺らぎ

 麻生氏は13日、自らの出馬には沈黙を守り、予定されていた記者会見も見送った。福田氏の出馬を記者団から問われると「それがどうした」と答え、記者会見については「党務が先だ。(私は)しゃべりたくないのに、よく質問しますね」と不快感をあらわにした。

 麻生氏は参院選開票日の7月29日、安倍首相の続投を強く進言し、親小泉の中川前幹事長に代わって、8月27日に幹事長に就いた。わずか16人の小派閥の領袖ながら、ポスト安倍の大本命との呼び声は高かった。

 しかし、郵政民営化で造反した平沼赳夫元経済産業相の復党を打ち上げ、「脱小泉構造改革路線」を鮮明にしたことから、小泉、中川氏や武部勤元幹事長ら小泉政権時代の実力者や中堅・若手議員の強い怒りをかった。

 麻生氏は「テロ対策特別措置法の延長問題があるので、早期収拾が必要だ」と主張し、「14日告示−19日投票」という日程で、他の有力候補の準備が整う前に、一気に「麻生後継」の地固めを図ろうとした。

 しかし、この案には武部氏が猛反発し、投票日を25日以降に先送りするよう強く求めた。党内最大派閥の町村派(80人)、第2派閥の津島派(67人)なども麻生氏独走を警戒結局、13日午後の総務会で、「14日告示−15日締め切り−23日投票」という妥協案に落ち着いたが、麻生氏のシナリオは大きく揺らいだ。

 「麻生幹事長−与謝野馨官房長官ライン」で主導してきた党内運営も、首相の退陣表明で神通力が低下した。麻生氏の総裁選戦略は、大派閥の合従連衡。特に親麻生の鳩山邦夫法相が所属する津島派を連携相手に想定していたため、同派の額賀福志郎財務相が出馬を表明したのも痛い。

 一方、昨年の総裁選で出馬意欲を見せながら、出馬を見送った額賀氏も福田氏出馬の事態に厳しい立場に立たされている。参院津島派の実力者である青木幹雄前参院議員会長は「額賀君は正式に出馬表明をしたわけではない」と、額賀氏の出馬表明を「非公式」なものとみなすことで、出馬に消極的な姿勢を示している。

毎日新聞 2007年9月14日 3時00分

2059片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 08:47:13
地元と県政界に温度差
県連幹部は冷ややかな声 讀賣茨城

 額賀氏の後援会幹部の行方市於下、川尻幸雄さん(80)は「自民党離れが進んで政権担当も非常に厳しい状況だと思う。ただ、決めた以上は地元としても全力で応援していきたい。本人も今回が一つの時期と判断したのだろう」と意気込む。出身地である行方市の坂本俊彦市長も「今から総裁選に出るのは大変だが、決断したからには茨城初の総理になってほしい」とエールを送る。

 しかし、地元では、麻生幹事長らの優勢も伝えられる中での出馬表明を危ぶむ声もある。

 潮来市内の飲食店従業員女性(60)は「勝つのは厳しい状況だと思うので出ない方がいいのでは。出ることで傷が付くのが心配だ」と語る。自民党を取り巻く状況も厳しいだけに、行方市青沼の主婦、横山厚子さん(46)は「応援しているが、今、総裁になったとしても短命政権に終わりそうで心配だ」と語った。

 一方、県政界ではいまだに額賀氏を冷ややかに見る向きが多い。額賀氏は、山口武平・自民党県連会長の盟友だった故・梶山静六氏が1998年の総裁選に出馬した際、対立候補の故・小渕恵三氏の支持に回った。昨年9月の党総裁選で県内の自民党員に麻生氏支持を呼びかけた山口会長は、今回も麻生氏支持を打ち出しており、額賀氏の出馬表明について「本人から連絡がないのでよく分からないが、派閥(津島派)の親分にもなれない人だ」と冷めた口ぶりだ。

 「麻生氏は選挙のたびにこまめに応援演説に来てくれるが、額賀氏は地元に全然貢献していない」(自民党県連幹部)という不満も聞かれる。

 海野透・県連幹事長代行も「額賀さんが立候補しても(地元は)燃え上がらないんだろうなあ」と苦笑いを浮かべた。

(2007年9月14日 読売新聞)

2060片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 08:48:16
自民総裁選「福田」へ県連一本化
上州4人目へ態勢作り急 讀賣群馬

 安倍首相退陣表明を受け、14日に告示される自民党総裁選に、福田康夫元官房長官(衆院4区選出)が出馬する意向を固めたことで、自民党県連は13日、投票日に向けて福田氏への支援態勢作りを急ぐ方針を決めた。上州出身の「4人目の宰相」を目指す。

 同党県連の金子泰造幹事長は、福田氏の出馬方針について、「(支援を)最優先で取り組む」と述べ、県連として福田氏を支持する考えを表明した。県連が総裁選で投じる地方分の「3票」を「福田」で一本化するため、近く県議団総会を開く考えという。

 南波和憲総務会長も「3票とも『福田』でないと、地域の声をしっかり届けることにならない。福田さんは物事に精通し、重厚に対処する方。総裁選ではそういう“福田らしさ”を発揮して戦ってほしい」と語った。

 また、高崎市議会の丸山和久議長は、「政治は大変な局面だが、こういう時だからこそ、経験豊かな人が出るべきだ。福田さんなら大役を果たせると信じている」とエール。高崎市の松浦幸雄市長も「地元から大声援を送りたい」と話した。

 福田氏は、今年7月の知事選で積極的に大沢知事を支援。勝因の一つと言われるが、同党関係者の1人は「福田さんは、あの知事選を本気で戦った。大沢さんを当選させることができたから、自分もラストチャンスにかけてみようと時期をうかがっていた」と明かした。

(2007年9月14日 読売新聞)

2061片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 09:09:56
久間元防衛相の謝罪会見、被爆者団体は「納得いかず」 讀賣長崎

 原爆投下を巡る発言について13日、県庁で記者会見を開いて謝罪した久間章生・元防衛相。「不快な気持ちにさせて申し訳なかった」と何度も謝罪した一方で、発言の真意については「自己弁明になるから」と語らず、被爆者団体とも面会するつもりがないことを明らかにした。被爆者団体からは「納得がいかない」と反発の声が上がった。

 記者会見で、久間氏は県内の被爆者5団体との面会について「被爆者団体と言っても、会うことになるのはトップであり、政治的な言動をする方々。被爆者のみなさんと会う機会があればおわびしたいが、なかなかかなわない」と述べた。

 これに対して、被爆者5団体の一つ県平和運動センター単産被爆者協議会連絡会議の川野浩一議長(67)は「団体のトップは政治的な言動をするので会わないとは失礼だ。団体には多くの被爆者が所属しており、私たちは組織を代表している。抗議することを検討したい」と憤った。

 また、久間氏に議員辞職を求める声明文を送っていた「長崎の証言の会」の浜崎均代表委員(76)は「本当に謝罪する気持ちがあるのかと疑いたくなる」と反発した。

 一方、長崎市の田上富久市長は「(会見は)直接、被爆地で謝罪をしたいとの思いがあったのだと思う。これからも被爆県の代表として、核兵器廃絶に力を尽くしてほしい」と話した。

(2007年9月14日 読売新聞)

2062片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 09:41:06
自民、地方対策に黄信号 参院惨敗で党特別委の役員ゼロ
2007年09月14日07時55分
http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709130450.html

 自民党が参院選の「1人区」で惨敗した影響が、党の地方対策に表れている。相次ぐ現職落選で地方対策の「プロ」がいなくなり、過疎地の自立策を講じる党政務調査会特別委員会の参院側役員が7月末から空席のままだ。さらに安倍首相の辞任表明で、他の委員会同様、構成の決定が先送りに。今秋から新たな制度論議を本格化させる矢先だっただけに、関係者は「議員への説明を一からやり直さなければならない」と頭を抱えている。

 09年度末で期限が切れる現行の「過疎地域自立促進特別措置法」は10年間の時限立法で、高齢化や人口減少で活力の低下した地域を支援するため、公共事業への補助金割り増しや進出企業への金融支援などを講じてきた。期限が切れるたびに新たな法律に切り替えてきたことから、今秋から特別委を中心に新法制定の議論を始める予定だった。

 ところが、過疎地を抱える参院選の1人区で自民党が惨敗。副委員長だった景山俊太郎氏(島根)や田村公平氏(高知)、常田享詳氏(鳥取)らが落選した。引退議員も含めると、参院側で5人いた役員がゼロになってしまった。

 さらに、3日には委員長だった玉沢徳一郎元農水相が「政治とカネ」をめぐる問題で離党表明する事態に。市町村合併による影響など新法に向けた課題は山積しており、衆院側の特別委幹部は「突っ込んだ議論を始める矢先だけに、先が見通せない」と語る。

 特別委が足踏みする中で、新たに就任した石原伸晃政調会長は独自に過疎地の視察を検討中だ。

2063片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 09:45:23
「ポスト安倍」レース、重鎮3候補の勝算は
2007年09月13日23時39分
http://www.asahi.com/politics/update/0913/TKY200709130443.html

 額賀福志郎財務相(63)に福田康夫元官房長官(71)。重量級のベテランが13日、自民党総裁選に相次いで立候補の意欲を示した。早くから候補と目されていた麻生太郎幹事長(66)も、14日に出馬表明の機会をうかがう。めまぐるしい動きに、それぞれの所属派閥や地元支援者の間では期待と不安が入り交じる。「ポスト安倍」争いに残るのは、果たしてだれなのか。

■額賀氏―悲願へ、真っ先に名乗り

 真っ先に立候補を表明した額賀氏。同じ津島派の斉藤斗志二衆院議員は13日朝、額賀氏から電話で「頼むよ」と言われ、「分かりました。一緒にやりましょう」と激励したという。「額賀氏は力量も安定感もあり、こういう難しい局面ではうってつけの人だ」

 ただ、麻生氏についても「いい味がする」と捨てがたい様子。それでも「(額賀氏とは)同じ釜の飯を食ってきたので……」。

 船田元衆院議員も、麻生氏を「国際派で大変すばらしい人材」としながら、政策転換の必要性を強調。「(額賀氏は)小泉・安倍路線とは明確に違う。適任だと思う」と話した。

 茨城県行方市の額賀氏の事務所には13日、地元支持者が次々に訪れ、「茨城から(総裁が)生まれれば初めての総理になる」と期待感が高まっている。坂本俊彦・同市長は「出馬は名誉なこと。津島派のニューリーダーとして早くから期待されてきたが、ぜひ総裁になってほしい」。かつて額賀氏の秘書を務めていた舘(たち)静馬県議は「昔からよく『総理になりたい』と口にしていた。県連の議員会でも額賀支持をお願いしたい」と話した。

 だが、3票を持つ県連は冷めている。約20年も県連会長の座にいる重鎮の山口武平氏(86)は、昨年の総裁選で決めた「麻生氏支持」の意思を変えるつもりがないという。3票の行方を「これから決める」としながらも、「(額賀氏を支持する)可能性はない」。理由として、他の候補者に比べ国民的な人気が広がっていないことを挙げた。

 ほかの幹部も「額賀さんについては冷めている」と麻生氏支持を強調。県連で額賀氏を推す声はあまり聞かれない。

■福田氏―脱シャイ、今回はやる気

 昨年の総裁選では重い腰を上げなかった福田氏は、13日夜、出馬の意向を明かした。

 昼間の町村派の総会では16人が発言し、うち3人は派閥会長の町村信孝外相、3人は福田氏の立候補を求めた。だが、肝心の福田氏は欠席。

 午後3時からの党両院議員総会には30分ほど顔を見せ、途中退出した。総裁選への意向を聞かれても、やや硬い笑顔で「まだまだ」とかわすだけ。その数時間後の決意表明だった。同日夜、ホテルに集まった派閥議員の一人は「福田さんで一本化だ。役員の総意だ」と淡々と語った。

 上州から4人目の首相を――。地元・群馬県は父の赳夫氏、中曽根康弘氏、故・小渕恵三氏に続く首相誕生を求める熱烈な声に包まれた。

 党県連幹事長の金子泰造県議は「一時避難的な措置ということで、福田さんなら国民は納得する。人気も高い」と太鼓判。昨年の総裁選を振り返りながら、「前回は周りが先走って騒いでも、ということでおとなしくしていた。今回、いつでも応援する準備があることを福田さんの周辺に伝えた」。県連総務会長の南波和憲県議は、県連の3票も「おのずと福田さんでまとまるのではないか」という。

 地元後援会はこの日、愛知県内であった研修旅行から帰る途中で「福田氏立つ」の一報が入った。幹部らがバス内で「今度こそ、どうしても(首相に)なってもらわないと」と話し、車中は大変な盛り上がりを見せたという。

 県連役員らは14日、上京して議員会館に福田氏を訪ねる。金子幹事長は「本人がシャイなので昨年は自重した。今回は福田さんはやる気だし、勝つ気配もある」。

2064片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 09:47:07
■麻生氏―地方の人気、広がり期待

 立候補表明が当初の見通しより遅れて14日になりそうな麻生氏。

 「小さい派閥なので、本当は全党員で(投票を)やりたいところだ」。13日夕、麻生派事務所での会合を終えた鈴木馨祐衆院議員は、麻生氏の地方への人気の広がりに期待をのぞかせた。「各県連への情報発信を十分に考えていきたい」とも語る。

 派閥の会合では、麻生氏抜きで総裁選に向けた下準備を約40分間協議し、出馬表明後に即座に対応できるようにしたという。

 会合後、山口俊一衆院議員は「本人はやる気満々。早く立候補を表明してもらい、動きたい」。額賀氏と福田氏が先に立候補を表明したことには「惑わされないようにしたい」。

 若手議員の一人は、他派閥の議員に電話をして情報収集するなど、「水面下の応援を始めている」と話した。

 福岡県の麻生氏の地元では「麻生首相」の誕生に期待感が膨らむ。

 東京の事務所と連絡を取り合った筑豊事務所(同県飯塚市)の猿渡修一所長は「今日は見守っている状況。今は幹事長としての仕事に全力を挙げていると思うが、決断すれば全力で支援したい」と話した。

 麻生家の番頭格の立場で一族を見守ってきた深町純亮・麻生OB会会長(82)は「総務相、外相、幹事長と要職を重ね、一定の成果を残してきた。そろそろ総理になってほしいと思っている」と期待をにじませた。

 一方で、「難しい時期のかじ取りをしないといけない。誰がやっても大変。火中の栗を拾うようなことはしてほしくない」と不安な表情も見せた。

2065片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 11:31:15
「今回はいける」福田氏擁立
9月14日10時58分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070914-00000908-san-pol

 13日午後4時半。東京・紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂旧館の町村派事務所に、同派名誉会長の森喜朗元首相と福田康夫元官房長官が入った。なかなか本音を見せない福田氏だが、この日は違った。
 「前回は安倍晋三氏のことを考えて身を引いたが、今回は国家が危機にある。しかも私を強く推す声が大きい。そういうことを無碍(むげ)にできない」
 森氏は深くうなずいた。会談の内容は中川秀直前幹事長を通じ、谷垣派など各派事務所に電話で伝えられた。ニュースは党内を駆けめぐり、各派は福田氏支持に動き始めた。
 残る懸念は、候補の1人とも目されていた町村派会長の町村信孝外相が福田氏出馬を受け入れるかどうか。森氏は午後9時前、福田、町村両氏を同ホテルに呼んだ。福田氏の出馬の意向を聞いた町村氏は一息つき、「そうであれば、私は喜んでお支えしますよ」と笑顔で応じた。町村派の統一候補として福田氏が決まった瞬間だった。
                  ◆◇◆
 森氏はこの日朝、フランス外遊から帰国したばかりだった。12日夕、パリで首相の辞任表明を聞いた森氏は、町村派事務総長の中山成彬元文科相に「町村派は自重すべきだ。謹慎だ」と指示を出した。森氏は13日朝、成田空港に到着した直後、再び中山氏に電話をかけた。
 森氏「状況はどうだ」
 中山氏「他派閥にも福田氏を推す声があります」
 森氏「そうか、自重していろ。先頭は切るな」
 森氏は首相退陣で、党内が混乱状態に陥ることを強く心配していた。「挙党態勢を作るには、福田内閣しかない」との思いはあったが、首相を輩出した町村派が先走りすることは避けたい。まして福田、町村両氏が総裁ポストを争うような状況は許されなかった。
 だが、それは杞憂(きゆう)に終わった。森氏は3者会談を「実にさわやかな会談だった」と振り返る。
                  ◆◇◆
 昨年9月の総裁選で告示直前に不出馬を宣言した福田氏はその後、隠遁(いんとん)生活を続けてきた。しかし、自民党が参院選で大敗すると、ジワジワと存在感を増した。物事に動じない態度が「救世主」に映ったのかもしれない。

 首相が辞任を表明した12日深夜、福田氏は都内で、先の総裁選で福田氏擁立に奔走した衛藤征士郎元防衛庁長官とひそかに会談した。前回の苦い思いから衛藤氏は懐疑的だったが、福田氏の言葉の端々に出馬への強い意思がにじみ出ていた。
 「森、小泉、安倍と3代の政権で、清和研(町村派)は他派閥にご迷惑をおかけしてきた。それが参院選敗北の原因だ。他派閥から強い声が出てくればよく見極めて判断したい」
 次期政権となっても参院での野党優位は変わらず、政権は厳しい局面に立たされる。それを乗り切るにはできるだけ多くの派閥の支持を得て総裁になるしかない。福田氏は機が熟すのを待つ戦術を選んだのだ。
 実は衛藤氏は福田氏と会う直前、町村派の若手・中堅約10人と会食していた。衛藤氏がわざと「やはり会長の町村氏を擁立するしかない」と水を向けると、ほぼ全員が「福田さんしかない」と口をそろえた。
 「今回はいける」。そう確信した衛藤氏は一気に動き、3者会談までに町村派の総意はほぼ固まっていた。
                  ◆◇◆

2066片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 11:32:08
 中川秀直前幹事長は別の戦略を描いた。中川氏は安倍政権の「生みの親」との自負がある半面、郵政造反組の復党問題などをめぐり、麻生太郎幹事長との確執が深い。麻生政権は絶対に避けたいが、前回総裁選で対立した福田氏の擁立にも抵抗がある。そこで模索したのが、小泉純一郎前首相の再登板だった。
 しかし、中川氏のもくろみは半日で崩れた。13日午前11時すぎ、森、町村両氏と、中山氏ら幹部が会談中に森氏の携帯電話が鳴った。小泉氏からだった。
 「おれは100%出ない!」
 小泉氏はその後も「出ない」を3連発。声はやけに大きく、そばにいた町村、中山両氏にもはっきり聞こえた。森氏が「それを対外的に言ってもいいのか」と尋ねると、「いい!」とやはり大きな声が電話口から響いた。
 「ベストの選択がダメなら、ベターでいくしかない」。中川氏は13日午後、森氏の個人事務所を訪ね、「大切な政策を貫きながら救国政権を作るべきだ」との考えで一致した。直後に中川氏から電話で福田氏擁立の打診を受けた小泉氏はきっぱりと言った。
 「いいんじゃないか。福田氏なら最前線に立ってやるよ」
                  ◆◇◆
 ■額賀氏出馬、派内に異論も
 今回の総裁選で、もっとも早く出馬を表明したのは津島派の額賀福志郎財務相だった。
 かつて権勢を誇った旧竹下派(経世会)の流れを引く津島派には「いつまでも清和研系の政権はまっぴら」との思いが強い。12日夜、都内で開かれた額賀氏と若手・中堅の会合では、ほぼ全員が「派の存亡がかかっている。負け覚悟でも独自候補を出すべきだ」と声をそろえた。
 「困難に立ち向かい、新しい日本を切り開く気概を持ちたい。同志の皆さんと世界の中の日本を作るため頑張りたい」
 13日昼、党本部8階の大会議室で開かれた自民党津島派総会で、額賀氏が力を込めると「よーしっ!」と歓声がわいた。額賀氏はにこやかに「チャンスはそんなに巡ってこない。よろしくお願いしたい」と頭を下げた。
 額賀氏は前回、一度は出馬を決意しながら、派内の重鎮の反対で涙をのんだ。派閥総会に先立ち、額賀氏は「参院のドン」であり、津島派最高実力者でもある青木幹雄前参院議員会長に電話を入れた。だが、青木氏は額賀氏の出馬に「イエス」とも「ノー」とも言わず、話題をはぐらかした。
 青木氏は「出馬するのは簡単だが、それを契機に津島派をバラバラにするわけにはいかない」との思いが強い。森氏との長い友情もある。同日夜、都内のホテルで開かれた津島派懇親会で、青木氏は「額賀氏はもう出るしかないでしょう。でも参院津島派の対応はこれからだ」と述べた。
 久間章生元防衛相は盟友の麻生氏を支えたいとの思いが強く、派内の一部には福田氏を推す動きや、石破茂元防衛庁長官ら別の統一候補を模索する動きもある。なかなか存在感を示せない派閥は、正念場に立たされている。
                  ◆◇◆
 「ポスト安倍」最右翼と目されていた麻生太郎幹事長。福田氏の出馬で「麻生包囲網」がジワジワと広がる中、ほぼ終日幹事長室にこもり、派手な動きは一切控えた。
 麻生氏にとって総裁選は3度目。小泉、安倍両政権を支え続け、「選挙の顔」として国民的な人気もあるが、わずか16人の小派閥の領袖に過ぎない。この6年余り、政調会長、総務相、外相、幹事長と表舞台を歩き続けてきた麻生氏に対し、自民党内の嫉妬(しっと)は根深いものがある。
 「麻生氏は10日夕に首相の辞意を知っていたんじゃないか。もっと透明にすべきだ。そんな姿勢が参院選で負けた原因になった」
 13日の両院議員総会。1回生の中川泰宏衆院議員が麻生氏を批判した。麻生氏は「首相の辞意など軽々しく言うはずがない。身をていして思いとどまらせるのが幹事長の仕事ではないか」と気色ばんで反論した。
 麻生氏は「首相の『戦後レジームからの脱却』路線を継承するのは自分しかいない」との思いが強い。こうした信条に共感する勢力は各派にあり、総裁選は既存の派閥を再編する形で「福田vs麻生」に収斂(しゅうれん)する可能性がある。

2067片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 11:32:23
渡辺行革相「4丁目の夕日みたい」 総裁選、派閥論理を批判
9月14日11時22分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070914-00000910-san-pol

 渡辺喜美行革担当相は14日午前の記者会見で、同日告示の自民党総裁選について「(安倍晋三首相が薦めた映画の)『3丁目の夕日』どころか『4丁目、5丁目の夕日』みたいだ。派閥の話し合いで総裁を決める時代じゃない」と述べた。
 この発言は古賀、山崎、二階など各派領袖が事前協議で、続々と福田康夫元官房長官の支持を固めていることを批判したものとみられる。
 渡辺氏は「やはり改革を継続し、発展させることが大事だ。その方向性を持った人に新しい首相・総裁になってほしい」と語り、安倍政権の改革路線を継承する候補を支持する考えを示した。

2068片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 12:55:09
ポスト安倍選び/「非麻生」で派閥うごめく
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0913.html

 安倍晋三首相の退陣表明から一夜明けた十三日、自民党ではポスト安倍の最右翼とみられていた麻生太郎幹事長と一線を画す古賀派などの幹部が、福田康夫元官房長官の擁立に回るなど機能不全だった派閥の幹部が動きを活発化させた。想定外の退陣表明という「麻生戦略」の狂いに乗じたうごめきだが、中堅以下には衆院解散・総選挙をにらんで「選挙の顔」を基準とする議員も少なくなく、派閥復活には程遠い。「麻生対非麻生」の構図に「人気か、結束か」などいくつかの対立軸が交錯する複雑な戦いとなりそうだ。

 ▽波乱

 「派閥がまとまって特定の候補を推せば、古い政治に戻ってしまう。一番大切なのは党員の意見を聞くことだ。選挙の顔になりうる人に新総裁になってほしい」

 十三日正午すぎ、東京・赤坂の古賀派事務所で開かれた総会終了後、丹羽雄哉前総務会長は記者団にこう強調した。「国民に恥ずかしくない総裁を一糸乱れず誕生させることが大切だ」と古賀誠会長が総会で呼び掛けたことへの反論だった。

 総会では、古賀氏に近い山本幸三衆院議員が「古賀会長の決断に従わなければ、派閥から出て行ってもらった方がいい」と指摘。首相側近の菅義偉選対総局長が「出て行けというのは、あんまりだ」と色をなす場面もあった。

 同じころ、東京・紀尾井町での町村派総会。森喜朗元首相が「今回はわが派が候補を決めて『お願いします』という筋合いではない」とあいさつしたが、直後に参加者から福田氏と町村信孝外相を推す声が出た。

 ▽批判

 自民党の支持団体の弱体化に衆院への小選挙区制導入も相まって、当選には幅広い層の支持が不可欠になった。各議員が派閥の論理よりも自らの当選に追い風となるよう「党首の人気」を優先する傾向も強まった。小泉、安倍両政権ともこの傾向を原動力に誕生した。

 だが、今回は麻生氏の人気が比較的高いものの、突出していないことから昨年の総裁選で「安倍総裁」を生み出した、党首の人気に頼る傾向の強い中堅、若手の支持の行き先が定まらない状況だ。

 麻生氏は、首相がインド洋での海上自衛隊の給油活動を継続させる新法案を臨時国会で成立させた後の「禅譲」を狙っていたが、早すぎる退陣表明でシナリオが狂った。

 麻生氏が内閣改造や党人事でいったん決まった案を変えるなどしたため反発が強まっていた上、首相に近い勢力からも「首相をないがしろにして与謝野馨官房長官と二人で遠藤武彦前農相を更迭するなど勝手に振る舞った」との批判も噴き出している。

 ▽焦り

 「ポスト安倍政権との政策合意には、政治資金規正法の再改正など高いハードルを突きつけるべきだ」。首相が退陣表明した十二日夜、公明党の太田昭宏代表ら幹部が国会近くでひそかに集まり、与党内の政策調整で攻勢を強める方針を確認した。

 同法再改正は、安倍政権で閣僚などによる「政治とカネ」の問題が噴出、世論の強い反発を受けたことを踏まえた動き。人件費を除く一円以上の支出に領収書添付を義務付ける内容で、自民党には抵抗が強い。

 自民党との連帯責任の形で参院選で惨敗を喫した公明党にとって、衆院解散・総選挙を視野に入れた独自色発揮は最大かつ緊急の課題だ。憲法改正などタカ派色の濃かった首相には不満と不信が募っていただけに、公明党内からは「自民党にいつまでも受け身で付き合っているとうちもボロボロになる」(幹部)との焦りも出ている。

2069片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 21:53:31
福田氏支持、各派に広がる 自民党総裁選
2007年09月14日20時57分
http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709140357.html

 自民党総裁選が14日告示され、福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長が立候補を正式表明した。福田氏に対しては、麻生派以外の全派閥が支持を決定。各派が福田氏支持に雪崩を打つなか、麻生氏が地方の支持をどこまで拡大できるかが焦点となる。13日に立候補の意向を表明した津島派の額賀福志郎財務相は、派内をまとめきれずに立候補を断念し、同派は福田氏支持を表明した。15日に立候補を受け付け、23日に投開票され、同日の両院議員総会で第22代総裁が選出される。

 麻生氏は安倍政権で外相、党幹事長を歴任し、参院選惨敗後、安倍首相続投をいち早く支持したため、各派は「政策転換」を国民に印象づける狙いなどから、安倍政権と距離を置いてきた福田氏擁立に回った。総裁選では、小泉、安倍両首相の構造改革路線の見直しや格差是正、地方対策、東アジア外交などが争点になりそうだ。

 福田氏は14日、記者団に「小泉改革の方向は正しい。改革続行が大前提」としたうえで、生活者の視点や地方の活性化を重視する考えを表明。外交面では「日米同盟を基礎にアジアとの関係をどう強化していくかだ」と述べた。

 海上自衛隊によるインド洋での給油活動については、安倍首相同様「対外公約」との認識を示し、「約束を果たす方向で最善の努力を尽くすのは当然だ」との考えを示した。活動継続に向け、政府・与党内で検討されている、給油・給水に絞る新法も「一つの解決の道筋だ」と述べた。

 福田氏は14日、党本部で古賀、谷垣、山崎各派の会長である古賀誠、谷垣禎一、山崎拓各氏と会談。谷垣氏らが提言した「地方の再生」「生活の重視」「アジア外交の重視」などの基本政策に同意。3派はその後、正式に福田氏支持を決定。伊吹、二階、高村の各派も福田氏支持を決めた。

 一方、麻生氏は同日、党本部で記者会見し、立候補を正式に表明した。小泉改革については、経済成長率や有効求人倍率の改善などを挙げて一定の評価をしたうえで、「急激な変化は痛みが伴う。中小零細企業、高齢者、弱者、年金生活者に(しわよせが)寄った。痛みに対応する手当てがいる」と語った。

 麻生氏はまた、各派が雪崩をうったように福田氏支持を決めたことについて「談合、密室と批判を受ける。小泉改革で進んだものが、また逆戻りすることだけは避けなくてはならない」と強調。福田氏については「私のちょうど反対側におられる人。『反麻生』としてまとめられる要素があった」と語った。

 こうした動きに対し、立候補の意向を表明していた額賀氏は14日、都内のホテルで福田氏と会談後、「この緊急事態に互いに協力しあっていくことが国民の期待に応えることだ」と語り、立候補を断念し、福田氏支持に回る考えを示した。

2070片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/14(金) 22:39:56
「反麻生でまとまった。派閥談合選挙だ」麻生幹事長
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20070914/20070914-00000028-ann-pol.html

 福田元官房長官と麻生幹事長による事実上の一騎打ちとなった自民党総裁選。当初は麻生氏優勢とみられていましたが、派閥の領袖らが福田支持を相次いで表明し、一転、「福田総裁」への流れが固まりつつあります。

 麻生幹事長は記者会見に、この厳しい情勢を象徴するかのように険しい表情で臨み、さらに福田氏の批判を厳しく展開しました。まず、すでに福田氏に各派閥の支持が集まっていることについて、「派閥談合選挙だ」と批判しました。さらに、福田氏本人について「周りから言われて何となく立候補する、反麻生でまとめられた人だ」と切って捨てました。また、「選挙の顔になるのは、気迫を持っていることが大事だ」と自身をアピールしました。しかし、苦しい情勢は続いています。麻生氏は各派閥を回りましたが、ほとんどの幹部は不在で相手にされず、すでに多くが福田氏支持に回ってしまった現状を物語っていました。麻生陣営としては今後、選挙の顔にはどちらがふさわしいのかを訴えて、劣勢を跳ね返したい考えです。

2071片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/15(土) 10:33:25
自民総裁選 県連3票 執行部一任
額賀氏が出馬断念 支持者らは落胆 讀賣茨城

 安倍首相の辞任表明に伴う自民党総裁選で、同党県連は14日、総裁選で県連が持つ3票について、執行部に一任することを決めた。また、出馬に意欲を見せていた額賀財務相は一転して出馬を断念し、「茨城初の総理誕生を」と期待をかけていた地元の支持者らは落胆の色を隠せなかった。

 県連は同日昼、議員総会を開き、3票の取り扱いを執行部に一任することを決めた。これを受け、同日夕から役員会を開いたが、「各候補者の政策を見て判断する」との方針を確認するにとどまった。ただ、同党県連の山口武平会長は役員会後、3票の投票先について「以心伝心だ。人間関係だから」と述べ、以前から関係が親密な麻生氏への票のとりまとめに前向きな考えをにじませた。

 県連の3票は、山口会長のほか、海野透幹事長代行、石川多聞総務会長の県連幹部が1票ずつ持っている。また、県連幹事長の長谷川大紋氏も参院議員として1票持っており、いずれも麻生氏に投票する可能性が高い。県連は前回の総裁選で麻生氏を支持している。ただ、残りの県内国会議員について県連幹部は「各人の考え方もあり、県連としてもそこまでは口を出せない」としている。

 一方、額賀氏出馬取りやめの報に、地元である潮来市の松田千春市長は「出る決断より、やめる決断の方が難しい。福田氏に支持が集まって、状況が変わった中では正しい選択だと思う」と語り、出身地である行方市の坂本俊彦市長も「夢が現実になるかと期待していたが、残念の一言です」と肩を落とした。行方市麻生、後援会幹部の中田栄一郎さん(75)は「まだ若いので次の機会に期待したい」と語っていた。

 これに対し、額賀氏の動きを冷ややかに見守っていた山口会長は「周囲の環境を見ず、(出馬表明のタイミングが)早すぎた。まず地元に話をして『どうでしょう』と(相談をすべきだ)」と不快感をあらわにした。

(2007年9月15日 読売新聞)

2072片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/15(土) 10:39:05
福田氏「ハラ決めた」
自民総裁選 讀賣群馬

総裁選出馬について、県議団の話を聞く福田康夫元官房長官(中央、14日午後1時45分ごろ、衆院議員会館の事務所で)


自民党総裁選が告示された14日、福田康夫元官房長官(衆院4区選出)が事実上出馬を表明し、他派閥の支援も受けて優位に立っていることについて、県内選出の国会議員や支持者らから、上州出身の4人目の宰相、親子2代での宰相の誕生に向け、一様に歓迎する声が上がった。

長く県政界の重鎮として活躍した柳沢本次元県議は14日朝、福田氏に電話をかけ、「よく決心した。山と同じで、頂点は風が強いが、途中で投げ出すようなことだけは絶対にしないでくれ」と激励した。福田氏は「その通りだ。今度はハラを決めたんだ」と、キッパリと答えたという。

 柳沢さんは先代の福田赳夫元首相の時代から、半世紀に渡り福田家と親交がある。「親子2代の首相は前例がない。県民の心を揺さぶるものがある」と感慨深げだった。

 高崎市の福田事務所には、14日朝から地元市議や支持者が相次いで激励に訪れた。

 午前10時半すぎには、大沢知事が姿を見せ「福田先生が立つと聞き、いても立ってもいられなかった。ぜひ国のトップとして、頑張っていただきたい」と秘書に伝言を託した。同市の松浦幸雄市長も来訪し、「うれしい。勝ってほしい。上州4人目の総理が誕生すると信じている」と話した。

 事務所の悴田義則所長は「福田赳夫先生の残した書に、『大事争うべし、些事(さじ)構うべからず』というのがある。今はまさに大事だ。身が引き締まる思いがする」と語った。

 後援会連合会長で太陽誘電名誉顧問の川田貢さんは福田赳夫元首相が総裁選で敗れた際に述べた「天の声にも、たまには変な声がある」という言葉を引いて「“変な声”さえなければ勝つ。今こそ出番の時と思っていた」と油断を戒めながら総裁選での勝利に期待をかけた。

 県選出の同党国会議員もそろって「福田支持」の方向だ。

 山本一太参院議員は「派閥総会で福田さんの話を聞き、決意にあふれた言葉だと思った。福田さんはバランスがとれている。できるだけ早く政策を発表してもらい、改革を逆行させないことを確信させてほしい」と語った。

 尾身幸次前財務相(北関東比例選出)は「群馬から第4の総理が出ることは、大変うれしく思っている。全力で総裁選を戦って勝利したいと思う」と語った。

 谷津義男元農相(衆院3区選出)は「各派に『福田さんで行こう』と声をかけてきた。福田さんの年齢からするとラストチャンスだ。群馬から4人目の首相を何としても誕生させたい」とした。

 経済界からは、県商工会議所連合会の横田英一会長が「大変な苦労があると思うが頑張ってほしい。中小企業の足元まで経済を活性化してもらいたい」と話した。群馬経済同友会の石川重政代表幹事は「冷静沈着な人で、この難局を乗り切るため、まさに適した資質を備えた方だ」との談話を寄せた。

■「求心力取り戻す」県連フル回転

 自民党県連は14日、福田氏を圧勝させようと、まだ投票先を決めていない都道府県連に直接、「福田支持」を呼びかけていく方針を決めた。県連幹部は「1票でも多く獲得し、自民党の求心力を取り戻したい」と意気込んでいる。

 金子泰造幹事長ら県連幹部は同日午後、東京・永田町の議員会館の福田氏の事務所で福田氏と会談した。金子幹事長が「県連としても応援していく。何なりと申しつけてほしい」と、全面的な支持を約束すると、福田氏は「よろしくお願いします」と頭を下げたという。

 会談はわずか10分間と短かったが、金子幹事長は記者団に「これから各都道府県連を回って支持を呼びかけたい」と話した。

 福田氏は既に、他派閥からの支持を得て、国会議員票(387票)だけで、県連代表者票(141票)と合わせた全体(528票)の過半数を固めている。ただ、県連代表者票は「麻生氏に分がある」(県連幹部)といい、県連が福田氏に代わって支持を呼びかける作戦だ。具体的には、2人1組で県議団を編成し、投票先を決めていない都道府県連を訪問し、支持を取り付けるという。

 県連は17日午後に全議員総会と役員総会を開き、〈1〉党員選挙は実施せず、〈2〉県連の持ち分である3票をすべて福田氏に投票する執行部方針について、了承を取り付ける予定だ。

(2007年9月14日 読売新聞)

2073片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/15(土) 23:31:18
麻生・福田一騎打ち/〝派閥主導〟めぐり攻防
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0914.html

 「ポスト安倍」を決める自民党の総裁レースは十四日、町村、古賀、山崎、谷垣各派の幹部が担ぎ出した福田康夫元官房長官と、「国民的な人気」を自負する麻生太郎幹事長が立候補を表明し、一騎打ちの構図が固まった。派閥色が前面に出た形の「福田優位」の流れに対抗すべく麻生氏は、派閥主導を批判して巻き返しを狙うが、劣勢は否めない。早期の衆院解散・総選挙を目指す民主党では早くも「福田首相」を前提に、戦略の練り直しが始まりそうだ。

 ▽発言撤回

 「大勢がそういう(福田氏支持の)方向なら異論はない」。十四日昼、国会近くで開かれた古賀派の総会後、丹羽雄哉前総務会長は記者団にこう表明した。前日まで派閥単位での総裁選対応を批判していた丹羽氏の事実上の発言撤回は、福田氏優位の流れが加速している現状を浮き彫りにした。

 この日午前、福田氏は党本部で古賀誠、山崎拓両元幹事長、谷垣禎一元財務相を一堂に集めて会談し、出馬の意志を伝達。谷垣氏が、小泉政権を継承した「安倍政治」への不満を吐き出すかのように「出馬を決意されて、ありがたい」と切り出すと、古賀氏が「決断に感謝する」、山崎氏は「全員野球をお願いしたい」と言葉をつないだ。

 福田氏は「皆さんと相談しながら、やっていきたい」と連携をアピール。谷垣氏は「談合批判」に対して「同じような考えと政策志向を持つ者が集まり、力を発揮していくのは当然だ。非難を受ける理由はない」と記者団に強く反論したが、領袖三人との会談は図らずも派閥主導を強く印象付けた。

 ▽丸のみ警戒

 野党も既に「福田首相」を織り込み「派閥談合的だ」(鳩山由紀夫民主党幹事長)と批判のボルテージを上げている。民主党に有利に働いてきた「経験不足の安倍首相」対「老練な小沢一郎民主党代表」という構図が崩壊、新たな対立軸を模索しなければならない。

 民主党内には、現段階では与党に不利とみられる衆院解散を封じ込めるため、福田氏が民主党の主張を“丸のみ”する奇策に出かねないとの懸念も浮上している。

 焦点のインド洋での海上自衛隊による給油活動継続問題について幹部の一人は「福田首相なら、あっさり断念するかもしれない。当面の争点が消え、皮肉にも安倍首相が強調した『局面転換』が図られる可能性もある」との警戒感を示す。

 社民党の又市征治幹事長も十四日午後の記者会見で「誰が選ばれても、先の参院選で示された民意を反映する内閣とは言えない」と指摘。野党共闘路線を強化し、早期に衆院解散・総選挙に追い込む決意を示した。

 ▽小泉方式

 「派閥領袖の話し合いで決まるというイメージにならないよう、最善の努力をする」

 十四日午後、自民党本部。出馬を表明した麻生氏は、福田陣営の動きを痛烈に批判した。一週間前までは予想もしていなかった劣勢で選挙戦に臨む気持ちを記者団から問われると「ここで出馬をやめたら、皆さんから『派閥談合で、あんたも話が付いたのか』と言われて終わる」。

 麻生氏は、派閥の動きが顕在化することで党全体のイメージが悪化し、次期衆院選に悪影響を及ぼす危険性に重ねて言及。古い自民党の象徴である「派閥政治」と戦う姿勢で世論の高い支持を獲得し続けた小泉純一郎前首相の方式を踏襲、雪崩を打ち始めた福田氏支持の勢いを食い止めようと躍起だ。

2074片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/15(土) 23:37:10
ドキュメント自壊:自民党総裁選(その1) 「慎重居士」今度は一気呵成
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/jinin/archive/news/2007/09/20070915ddm001010010000c.html

 まさに一気呵成(かせい)。元官房長官・福田康夫とその周辺は電光石火の動きで「ポスト安倍」への流れを作っていった。

 自民党総裁選が告示された14日午後1時すぎ。東京都千代田区にある砂防会館の1階ロビーで、福田は幹事長・麻生太郎とハチ合わせした。

 福田が訪ねたのは、総務会長・二階俊博の事務所。福田がエレベーターで1階に降りると、麻生が立っていた。互いに「頑張りましょう」と握手をした。麻生もすぐ二階に会った。しかし、時すでに遅し。二階は福田に支持を伝えていたのだ。

 14日午前10時。まず自民党本部に顔を見せた福田は前副総裁・山崎拓、元幹事長・古賀誠、元財務相・谷垣禎一の3派閥会長と会談した。

 「出馬していただきたいと願っていた」と山崎。古賀が「決断に感謝する。生活重視、地方重視、アジア外交、よろしくお願いします」とエールを送った。古賀は麻生と宏池会の同門だったが、麻生には「安倍政権への政治責任がある」と拒否感情を隠していない。

 谷垣も福田を支持する考えを示した。福田は、3人の意見に「ほとんど同感です」と答えた。

 福田は午前11時から自分が所属する町村派の総会で言った。「平時なら引き受けなかった」。慎重居士の福田が「緊急事態」だと宣言した瞬間、自民党内の大勢がなだれをうって福田支持へと走った。

 ◇去る飯島氏

 「13日夜に小泉事務所に退職届を出した。保険証も通行証も返した」。前首相・小泉純一郎を秘書官として支えた飯島勲は14日、毎日新聞の電話取材に嘆息した。

 飯島は今回、05年の郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」を中心に盛り上がった「小泉再登板」の動きに陰からエールを送っていた。だが小泉は、福田支持を表明。飯島はチルドレンに「与謝野馨でどうか」と持ち掛けたが、反発され断念した。(敬称略)

毎日新聞 2007年9月15日 東京朝刊

2075片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/15(土) 23:38:30
ドキュメント自壊:自民党総裁選(その2止) 麻生氏は「はしゃぎすぎた」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/jinin/archive/news/2007/09/20070915ddm002010086000c.html

 <1面からつづく>

 ◇「辞意知っていた」に、森氏ら不信

 自民党総裁選の告示を翌日に控えた13日。幹事長・麻生太郎に、派閥を譲った衆院議長・河野洋平から元首相・森喜朗に電話が入った。

 河野「麻生はどうなるんでしょうか」

 森「彼も最後の最後で詰めが甘くて、勇み足を踏みましたね」

 河野「そういう感じがしますね」

 森「太郎はこれまで、重要なポストをしっかりやっていると思った。自分としても引き立ててきた。でも福田(康夫元官房長官)が出るとなると話は別ですよ」

 森は、周辺にも「麻生には熱が冷めた」と語った。町村派内には「(首相・安倍晋三の)辞意を以前から聞いていたというなら幹事長としてやることがあったろう」「安倍さんの辞意をさかなに酒を飲んでいたらと思うとぞっとする」といった声があるほどだ。

 総裁選での福田への雪崩現象は、森、前参院議員会長・青木幹雄、前幹事長・中川秀直が参院選当日の7月29日、協議した「福田暫定政権」論に端を発している。

 3人は自民惨敗を受け「福田後継首相・麻生は温存」で一致した。だがそのもくろみをつぶしたのは皮肉なことに、3者会談に先立って安倍に続投を進言し、その気にさせた麻生だった。

 麻生は、安倍が辞任表明した12日に「辞意は10日から知っていた」と明かした。この一言が、3人の麻生不信につながった。「はしゃぎすぎた」(青木)「(首相との会談の中身について)ウソを言っている」(中川)など、容赦ない麻生批判が浴びせられた。

 さらに安倍の退陣・入院が、福田の逡巡(しゅんじゅん)を吹っ切らせた。福田は森に言った。「昨年の総裁選は安倍君も出ていて、安倍のことを考えた。でも今回は違う。国家や党の危機だ」。一度はたもとを分かった前首相・小泉純一郎や疎遠だった中川との復縁にも成功した。

 中川は14日、出身派閥の町村派の総会で、派閥復帰を了承された。中川は05年の政調会長就任時に派閥を離脱。幹事長辞任後も「当面は派閥に戻らない」と距離を置いていた。福田出馬で町村派は結束を強めた。

   ◇  ◇

 14日、福田に会って支持を表明した伊吹派会長の文部科学相・伊吹文明は、福田より遅れて支持要請に来た麻生に「なんでもっと早く連絡してこないんだ」となじってみせた。伊吹は「(麻生陣営には)竹中半兵衛や山本勘助のような参謀がいない」と語った。

 一方、13日に総裁選出馬表明をしながら、一夜明けて断念せざるを得なかったのが財務相・額賀福志郎(津島派)だ。額賀は昨年の総裁選でも出馬を見送ったことから「今度こそは」との思いをたぎらせていた。

 額賀には党筆頭副幹事長・茂木敏充、元首相・竹下登の実弟・竹下亘ら中堅・若手の一部が12日夜、出馬を促した。しかし、同派の実力者・青木の考えは違った。

 青木には、自分の後任議員会長・尾辻秀久が与野党逆転下の参院自民党を収めていくため、福田支持の町村派や古賀派などとの連携が不可欠という思いがあった。キングメーカーとして自民党内に君臨した「竹下派」時代は既に過去の話だ。現在の津島派には首相・総裁を自派から擁立する余力はない、という割り切りもある。

 額賀は13日朝、青木に電話して出馬の承諾を得ようとした。だが青木は「そういうことはやっちゃいかんよ」と出馬に強い難色を示した。

 額賀は結局、14日正午前、国会近くのホテルで福田と会談し、福田支持を表明した。派内からは「もう額賀は総裁選には出られない」(幹部)といった声もある。

   ◇  ◇

 自民党内の「福田雪崩現象」で、皮肉なことに安倍が昨年9月の総裁選で圧勝したのと同じ構図ができあがった。

 福田は麻生より5歳年上の71歳。父・福田赳夫が76年、首相の座に就いた時と同年齢だ。父の下で首相秘書官、父の直系の森、小泉の2人の首相の官房長官を務めた福田が、首相の座に一歩近づいた。(敬称略)

毎日新聞 2007年9月15日 東京朝刊

2076片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/15(土) 23:58:12
総裁選、引き締め図る福田陣営・地方票で挽回図る麻生陣営
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070915i1w4.htm?from=main1

 自民党総裁選が15日、スタートし、福田康夫・元官房長官、麻生太郎幹事長の両陣営は支持拡大に向けた動きを本格化させた。

 8派閥に支えられた福田陣営は、「圧勝ムード」によるゆるみを警戒し、各派幹部と緊密に連絡を取りながら派閥の引き締めを図る。

 麻生陣営は得意の街頭演説で世論を味方に付け、地方票で挽回(ばんかい)を図る戦略だ。

 福田陣営は、都内のホテルの一室に総合選挙対策本部を設置し、各派幹部が交代で詰める態勢を整えた。15日の選対会議では、地方票の獲得に向け、電話作戦を始めることを決めた。

 支持派閥の所属議員の合計では当選に必要な過半数を超えるが、「今は派閥の締め付けは利かない時代だから、油断してはいけない」(津島派幹部)として、各派とも所属議員の中で麻生氏の支持に回る議員が何人いるか、情勢分析を進めている。

 陣営が神経をとがらせているのは、福田氏の支持基盤が「派閥談合」で作られたとの批判だ。福田氏は14日に自民党本部で丹羽・古賀、山崎、谷垣各派の領袖(りょうしゅう)と会談し、政策要望を受けたが、陣営内にも「いかにもイメージが悪く、あれはカメラに撮らせるべきではなかった」との声がある。

 福田氏は15日の共同記者会見で、「派閥横断的な若い人の会、いろいろな(政策)研究グループの方々に会った。決して派閥単位で、派閥中心に動いたとは理解していない」と、「派閥談合」批判に反論。陣営では、福田氏のイメージアップ対策として、「福田さんに、若い人が集まるジョブカフェに出向いてもらったらどうか」(町村派幹部)との案が出ている。

 一方、麻生陣営は、都道府県連で、総裁選の「予備選」として、党員投票を実施する動きが拡大していることをチャンスと見ている。

 選対本部長の鳩山法相は15日、総裁選挙管理委員会の臼井日出男委員長に対し、候補者単独での街頭演説活動の全面解禁を要請。16日夕に、東京・秋葉原での演説の許可を取り付けた。

 鳩山氏は、「麻生太郎の個性を光らせるのは演説だ。秋葉原は、若者文化に詳しい麻生さんの聖地で、演説すれば若者の心をとらえる」と強調する。

 陣営では、「やはり国民に人気があるのは麻生さんだ、となれば地方票に影響を与える。地方票をかなり取れば、国会議員票の動向も変わってくる」と期待する。福田陣営への「派閥談合」批判も強め、判官贔屓(ほうがんびいき)を狙う。

(2007年9月15日23時12分 読売新聞)

2077片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/16(日) 08:32:45
「勝負は地方票」と両陣営 決着後の発言力にらみ '07/9/16
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200709160134.html

 福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長の一騎打ちとなった自民党総裁選。国会議員数では「福田優位」の情勢だが、国民の支持を示すバロメーターは都道府県連が予備選なども実施する地方票に示されるとの認識は同じ。結果は発言力などにも影響を及ぼすだけに「本当の勝負は地方票の獲得数だ」とばかりに働き掛けを強めた。

 「必死の思いで戦う」。都内のホテルで十五日に開かれた出陣式で決意を述べる福田氏の横には、森喜朗元首相をはじめ町村信孝外相、古賀誠元幹事長、谷垣禎一元財務相ら派閥の領袖クラスが並んだ。

 麻生派を除く八派閥の支持を得ている上、小泉純一郎前首相引っ張りだしを画策した武部勤元幹事長や若手議員、郵政民営化に反対し離党、復党した堀内光雄元総務会長らも姿を見せた。

 ただ、派閥単位で福田氏を推す姿に党内外には「国民の声を無視した派閥談合」との批判が強い。同日の選対会議では「もう派閥は締め付ける必要はない。地方で過半数を占めた方が格好が良い」との意見が続出し、急きょ福田氏の農村視察の実施などを決めた。

 町村派幹部は「来週火曜日まで、地方組織、党員への電話作戦を展開する」と説明。支持する国会議員数を生かした活動を展開することで地方票でも麻生氏を上回り、主導権を完全に確保するのが狙いだ。

 「たった一晩で派閥の足し算が出来上がった。精いっぱい、劣勢の中で戦っていきたい」

 麻生氏は、党本部の会議室に設置した選対本部で十五日午前に開いた出陣式でこう強調した。津島派の鳩山邦夫法相や山崎派の甘利明経済産業相ら他派閥の議員も含む約三十人が顔を見せたこともあり、悲壮感はなかった。

 陣営幹部は「みんなが思っているほど劣勢ではない。八派連合といっても水漏れが激しい」と意気軒高。三度目の挑戦となるだけに、過去の総裁選で麻生氏を支持した議員や、派閥に批判的な各派の中堅、若手議員、無派閥議員らに既に水面下での接触を始めており、「好感触もある」という。

 それでも「議員票の過半数獲得は難しい」(幹部)のが実態だけに、同陣営は地方票で勝負をかけなければならない。麻生氏の知名度や人気を生かして一定の票を獲得すれば、敗北しても「無視できない存在」(中堅議員)となれるとの思惑もある。麻生氏は十五日、空き時間には自ら地方組織の幹部に電話し、協力を要請し続けた。

 漫画やオタク文化に精通した麻生氏の魅力を積極的にアピールするため、東京・秋葉原などで独自の街頭演説を行うことも検討する。小泉氏が地方票で圧倒的に勝利し、支持議員数の差を一気にひっくり返した二〇〇一年総裁選を目指している。

2078片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/16(日) 08:42:46
平日の街頭演説を禁止=自民総裁選
9月15日13時3分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070915-00000060-jij-pol

 自民党総裁選の選挙管理委員会(臼井日出男委員長)は15日、選挙期間中の平日(18〜21日)の街頭演説を禁止することを決めた。臼井委員長は記者会見で「候補者の国民アピールも必要だが、派手なPRは控えた方がいい」と理由を説明した。

2079片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/16(日) 08:51:19
空回り小泉チルドレン…小池擁立も失敗、福田支持へ
ベテラン議員「力がないのがはっきりした」
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_09/t2007091411.html

小池氏は一兵卒生活が続きそうだ
 14日告示された自民党総裁選。一昨年の総選挙で初当選した「小泉チルドレン」らが画策した小泉純一郎前首相の再登板は、本人に「100パーセント出ない」と通告され、あっさり霧消した。次善の独自候補として小池百合子前防衛相を擁立する構想もあったが、結局、大本命の福田康夫元官房長官支持へとなびきそうだ。

 「福田さんは、小泉内閣で番頭を務めた人として評価できる。小泉さん(擁立)はダメみたいだけど、大きなムーブメントを起こせたと思う」

 自民党の片山さつき衆院議員は13日夜、都内のホテルで、小泉氏の再登板を求めて署名運動をした「小泉前総裁の再登板を実現する有志の会」の会合を終え、“敗戦の弁”を語った。

 同会は31人でスタートしたが、署名は前日比+6人の37人。会合には、37人全員に声をかけたが、わずか17人しか集まらない「惨敗」だった。

 同会は12日、片山氏のほか、杉村太蔵、佐藤ゆかり両氏ら1回生議員を中心に、郵政造反組の復党や「小泉改革路線」の修正に危機感を持ち、「麻生憎し」で集まった若手・中堅ら31人で結成された。小池氏や棚橋泰文元科学技術相らの姿もあった。同日夜の会合には、中川秀直前幹事長や小泉前首相の元秘書官、飯島勲氏が出席。飯島氏は「50人署名を集めれば俺が小泉を出馬させる」と述べたとされる。


片山さつき氏をはじめ、小泉チルドレンよ、どこへいく…=13日午後、東京・永田町の自民党本部
 1回生は13日朝から精力的に運動を展開したが、空回り。午前11時には、国会内で1回生の会合「83(はちさん)会」を開き、署名に協力した土屋正忠衆院議員が「オープンな総裁選を」と執行部に求める要望書を出すことを提案。チルドレンの結束を図ったが、出席者から「当たり前の提案など出す必要もない」との声が相次ぎ、即座に却下された。会合自体もわずか10分で終了。

 13日午後には、頼りの小泉氏が森喜朗元首相に「俺は100%出ない」と電話したとの情報が入り、勢いもなくなった。同じ電話で、小泉氏が「福田氏支持」に傾いたことも判明し、「有志の会」はもはや「死に体」となってしまった。

 この時点で1回生の1人は「昔の名前で出ていますではよくない。会のメンバーから、改革と新しさを出せる独自候補を出したい」と強がった。

 別のメンバーからは「(次善の候補は)棚橋さんか小池さんかなぁ」といった声や、「飯島さんの『50人』は、小泉氏が出ず、小池さんにお願いしたときに減っても総裁選候補者の推薦人20人には足りるとみたのではないか」との皮算用まで聞かれた。

 だが、13日夜の会合は20人にも満たず、小池氏も終了1時間前に席を立った。総裁選で立候補者が福田氏単独だった場合、「有志の会」メンバーから候補者を立てるが、別に立候補者がいる場合は福田氏を支持することで一致した。この会合には、中川前幹事長や飯島氏は最後まで顔を出さなかった。

 1回生の1人は福田支持でまとまりそうなことに、「結果的には、勝ち馬に乗る形になるが、そればかりじゃない」と強がったが、ベテラン議員は「チルドレンに力がないことがはっきりした。次の選挙では、相当数が落選するだろうから、彼らはジリ貧だ」と冷ややかだった。チルドレンの迷走は、しばらく続きそうだ。

ZAKZAK 2007/09/14

2080片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/16(日) 11:32:26
政策似たもの候補、北朝鮮問題は数少ない争点 総裁選
2007年09月16日00時00分
http://www.asahi.com/politics/update/0915/TKY200709150279.html

 どこが、どう違うの? 15日に始まった自民党総裁選。一騎打ちとなった福田康夫、麻生太郎の両候補は、自民党の「路線転換」を明確に打ち出せないばかりか、お互いの主張も「大同小異」。がけっぷちに立つ自民党の再生をかけた政策論争とはとても思えない、低調なスタートを切った。

     ◇

 「安心と……それから、もうひとつ。若者の……何だっけ? あ、希望。ごめんなさい。若者が希望を持てるような社会をつくる」

 15日午前、党本部で出馬表明会見に臨んだ福田氏は、キャッチフレーズ「希望と安心の国づくり」を披露しようとして言葉が思いつかず、周囲の助けで言い直した。

 さらに福田氏は目指すべき社会として「自立と共生」「男女共同参画社会」「ストック型社会」を次々と挙げた。「ストック型社会とは」との問いには「いいものを作って、丁寧に長く使う」。具体策としては、200年もつ住宅を例示しただけだった。

 政権運営に行き詰まった安倍首相の突然の辞任表明で始まった総裁選。満を持す麻生氏と違い、各派にかつぎ出されて急きょ出馬を決めた福田氏の準備不足が際立った。

 同日午後、福田、麻生両氏がそろって臨んだ共同会見。両氏ともまず唐突な首相辞任に触れざるを得なかった。福田氏は「総裁選で国会がしばらく中断する。国民にもいろんな面で影響がある。国民に深くおわび申し上げたい」。麻生氏は「政治空白をいかに最小限にし、党員・党友、国民に開かれた総裁選に(するかに)腐心した」。

 しかし、参院選惨敗を踏まえ、どんな政策を実現するのか。2人のメッセージは明確でない。

 安倍首相が後継者に託した最重要課題で、民主党が反対するテロ対策特別措置法の延長問題。麻生氏が「民主党、自民党、公明党ともども、話し合いによって、世界中から理解を得られる努力の成功がありうる」と言えば、福田氏も「麻生候補の説明に大体似たようなところだ」と話し合いを強調するだけ。

 安倍首相が意欲を示した政治団体への「1円以上」の領収書添付義務づけも、そろってあいまいに。麻生氏が「政治活動の自由、政治結社の自由を考えていかなければならん」と言えば、福田氏も「大体似たようなところ。政治活動の自由が保障されなければいけないという観点から、すべて公開するのが妥当かどうか、疑問に思っている」と同調した。

 麻生派以外の全派閥の支持で最初から福田氏優位の流れができたうえ、政策論争までが低調になれば、しらけムードが広がりかねない。党幹部からは「昔と違って総裁選も迫力がなくなった。これじゃ生徒会長選挙と同じだ」との声も漏れる。

 もっとも、党内では、激しい論争より、党の立て直しを急ごうとする内向きな空気が強い。総裁選は党再生をアピールする好機だと主張してきた1年生議員の一人は、危機感を募らせる。

 「どっちもどっちだ。良く言えば手堅いし、悪く言えば新鮮味に欠ける。小泉さんが出た時のような、ワクワクドキドキがない」

2081片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/16(日) 11:32:56
     ◇

 数少ない両氏の違いが垣間見えたのは、記者会見の最後の質問。北朝鮮による拉致問題への対応を聞かれた時だった。

 「昨今の状況は、お互いに、交渉する余地がないような、非常に固い状況になっている」。慎重に言葉を選びながらも、福田氏はこう言った。「交渉の意欲が向こうに伝わる方法はないか。『対話と圧力』の基本姿勢の上に前進をはかる工夫を考えたい」

 福田氏が小泉内閣の官房長官当時、副長官は安倍首相だった。02年9月の小泉前首相の1回目の訪朝を主導するなど、「対話」を重視する福田氏と、北朝鮮に対する強硬姿勢で国民的人気を博し、「圧力」を前面に出す安倍氏とは、北朝鮮政策を巡りしばしばぶつかった。「圧力」に傾きすぎた政策を「対話」に引き戻したい――。福田氏の発言には、こうした思いがにじむ。

 一方の麻生氏。「(北朝鮮が)圧力がなければ対話に行かないということは、経験則でかなり出てきた。日本のこの数年間の対応は決して間違っていなかった」。外交政策について、考え方の近い安倍首相の路線を引き継ぐ姿勢が鮮明だ。

 靖国神社に代わる国立追悼施設については、官房長官時代に熱心に取り組んだ福田氏が、「いつか出来てほしいなと思っている」。ただ、「国民がいらないものをつくるわけにはいかない。タイミングを選ばなければいけない」と慎重な言いぶりも。

 麻生氏は「追悼施設が出来たから靖国神社がなくなる、というわけにいかない」と福田氏の構想を牽制(けんせい)しながら、靖国神社の非宗教法人化という持論を繰り返した。

 政策面で明確な対立軸を打ち出せないなか、両氏があえて「違い」として語ったのが自らのキャラクター。

 「(自分は)キャラが立ちすぎている。(福田氏は)あまりそうじゃない」。お互いに対する人物評を聞かれ、麻生氏はそう語った。マンガやアニメに通じ、アキバ系のおたくにも人気がある麻生氏を、福田氏も「私にないものをお持ち。私どもが考えつかないことを発想できる。21世紀的な人物と思う」と評した。

2082片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/16(日) 16:04:02
2007/09/16-15:56 杉村議員が反発=小泉チルドレンの会合退席−自民総裁選
http://www.jiji.com/jc/s?g=hea&amp;k=2007091600102

 小泉チルドレンと呼ばれる自民党の当選1回衆院議員らでつくる選挙塾「新しい風」(会長・武部勤元幹事長)は16日午後、党本部で総裁選対応を協議した。このうち、メンバーの杉村太蔵衆院議員が「総裁選では独自の行動を取りたい」と途中退席。武部氏は杉村氏に「もう来るな」と怒ったという。 
 杉村氏は記者団に「こんなことで総裁が決まるなら自民党は終わる」と述べた。総裁選で小泉純一郎前首相の再登板を模索していた同会が、福田康夫元官房長官支持でまとめようとすることに、反発したとみられる。

2083片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/17(月) 10:11:18
762 ゆかり痰壷情報局 sage ゆかり痰壷情報局 New! 2007/09/15(土) 22:59:53 ID:5QoMi7jr
>>759
なぜ麻生さんかの答えは簡単。ゆかり議員の行動を理解すればそれを逆算するだけ。
麻生さんは「刺客VS造反」を予備選挙という形で行い、ミニ小泉劇場を作り、自民党に注目を集める作戦を考えていた模様。

自民 血みどろ公認争い 2007年09月14日10時00分  http://news.livedoor.com/article/detail/3306700/  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070914-00000010-gen-ent  http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/14gendainet02033661/
>どうやら麻生幹事長は公認調整をやらない考えのようです。周囲には“ひとつの選挙区から出たいのが何人もいるなら、予備選挙をやればいいじゃないか”と言っている。
>野田聖子と佐藤ゆかりの岐阜1区も、片山さつきと城内実の静岡7区も、予備選でガチンコ勝負すれば、自民票の掘り起こしにもつながり、結果としてプラスと思っているのです」(政界事情通)
>予備選は公職選挙法の適用外だから、何でもありです。しかも、当事者にとっては生きるか死ぬかの大問題。血で血を洗うような戦いになりますよ。それが日本中で行われるのです。
>もっとも、前回“風”で当選できたチルドレンが予備選を勝ち抜く可能性は極めて低い。現職がいる選挙区で“ここから出たい”と名乗りを上げても勝ち目はありません。
>大急ぎで派閥入りし実力者に頼ろうとするでしょうが、いずれにしろ公認争いの反動で党内はズタズタになりそうです」(自民党関係者)

2084片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/17(月) 10:33:26
派閥力学に「ノー」、予備選なしで麻生氏 自民福岡県連
2007年09月17日06時01分
http://www.asahi.com/politics/update/0917/SEB200709160014.html

 派閥が主導する自民党総裁選への反発が、麻生太郎氏の地元・福岡で噴き出した。党員・党友が対象の予備選の実施を決めていた党県連が方針を転じ、持ち分の3票を予備選なしで麻生氏に投じることを決めた。福田康夫氏の支持を掲げる県選出の派閥の長、山崎拓氏と古賀誠氏らの動きをにらみ、次の総選挙への影響を避けた形だが、ドタバタ劇を批判する声も出ている。

 16日夕、福岡市の自民党県連3階会議室。幹部の県議、同市議ら計10人が記者会見に臨んだ。「県連執行部は一丸となって麻生氏を応援する」。新宮松比古会長は「一枚岩」を強調した。

 背景には、派閥の力学で動く国会議員への牽制(けんせい)がにじむ。山崎氏と古賀氏が14日に福田氏支持を表明した後、新宮会長に両氏に近い県議らから「他県では予備選をする。会長一任は『密室で決めた』と思われる」との声が届いた。県連は予備選実施を決めた。

 だが、最多得票者が3票を総取りする方式ではなく、得票数に比例させて分けるよう、麻生氏の総取りを警戒する山崎氏側から注文をつけられた。

 新宮会長は会見で、福田氏支持を党員に呼びかけている国会議員として山崎氏、古賀氏、太田誠一氏の名前を挙げ、「他県で頑張ってもらうのはかまわない。我々も頑張る」と話した。

   ■

 予備選の実施決定後、県連幹部には党員からの異論が相次いだ。「福田氏の地元の群馬は予備選をせずに一本化しているのに」「ゴタゴタしている場合じゃない。県外で麻生氏への支援を頼むのが大事だ」

 戦後だけで3人、計8人の首相が輩出する隣県の山口と比べ、広田弘毅以来、約70年間も2人目が生まれていない福岡では麻生氏への期待が大きい――。この思いは県連幹部にも共通している。自民のベテラン県議は「国会議員の派閥の争いにいちいち付き合いたくない」と言った。

   ■

 麻生氏の筑豊事務所(福岡県飯塚市)の猿渡修一所長にとって、予備選中止は寝耳に水だった。「一本化はありがたいが、予備選で精いっぱいやろうと思っていた」

 新宮会長は会見で、「国会議員と地方議員の間にしこりを残したまま総選挙に突入したくない」と語った。しかし、もう波紋は広がっている。

 関係者によると、16日に麻生氏への一本化の方針を決めた直後、県連幹部に山崎氏から「なぜだ」と抗議の電話がかかってきた。山崎氏に近い党関係者は、県連が総選挙への影響を予備選中止の理由の一つに挙げていることに憤りをぶちまけた。「総選挙で戦う相手は民主。『麻生対山崎・古賀』じゃない。予備選をしないことで、有権者に『開かれた党じゃない』ととられるのではないか」

2085片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/17(月) 18:28:11
みんなに嫌われた 麻生幹事長の大誤算
9月17日10時0分配信 日刊ゲンダイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070917-00000013-gen-ent

 唐突な辞意表明をした安倍首相の後任は、一気に福田康夫元官房長官の流れに傾きつつあるが、顔面蒼白なのが麻生太郎幹事長だ(66)。ポスト安倍の大本命とされ、本人もすっかりその気だったのに、いつのまにか麻生包囲網を固められてしまった。麻生の誤算は何だったのか。

 それにしても、すさまじい麻生潰しだ。14日告示、19日投票の短期決戦で「麻生しかいない」流れをつくろうとした麻生執行部は、13日の両院議員総会でコテンパンにやられてしまった。麻生潰しの主役を演じたのは、小泉チルドレンだ。片山さつき、佐藤ゆかり、猪口邦子らが次々にマイクを握り、拙速な総裁選を批判した。麻生は小泉内閣で政調会長や総務相、外相を任された。「麻生ばかりが優遇される」と嫉妬されるほどだったが、今回は手のひらを返すように嫌われた。
「幹事長就任会見で、『自民党をぶっ壊すといって本当にぶっ壊す人がいた』と小泉批判をしたからです。小泉一派の怒りを買ったところに、郵政造反組の平沼赳夫元経産相の復党を急いだ。怒った飯島秘書官はさっそく、チルドレンに平沼復党批判をやらせ、安倍辞意表明後は麻生潰しに動いたわけです」(自民党議員)
 麻生といえば、アルツハイマー発言に代表されるように以前から舌禍癖があったが、今度も言わずもがなの一言で、チャンスをフイにしたことになる。
「安倍首相が『麻生にだまされた』と語っている」という情報を流されたことも大きかった。ネタ元は中川秀直前幹事長で、小泉一派だ。そうこうしているうちに最大派閥の町村派が福田支援で一本化。古賀誠が麻生と対立している古賀派、思想信条が違う山崎派、谷垣派も福田でまとまり、麻生は一気に孤立化した。
「舌禍といえば、安倍の辞意を10日夕に知っていたことを漏らしたことも大きかった。情報を隠して、自分への流れをつくろうとしていると批判された。それでなくても、麻生はテロ特措法の新法を11月に通して、安倍が問責決議案を受けて退陣する流れを描いていたフシがある。こうした戦略が党内でも見透かされ、『参院選後はいち早く安倍続投に動いたくせに、今度は寝首をかくのか』という声が出ていた。さらに決定的だったのが、安倍退陣表明前後の麻生の表情です。妙にニコニコしていて、それが『あまりにも不謹慎』と反麻生陣営の怒りに油を注いだ。麻生は自業自得です」(自民党関係者)
「ひん曲がった口から出たセリフ」と「どうしようもない軽さ」が墓穴を掘ったわけだ。麻生は今度の総裁選で惨敗すれば、政治生命の危機だ。まさに天国から地獄である。

2086片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 08:38:42
自民総裁選、渡部衆院議員が支持調査 讀賣福島

 自民党総裁選(23日投開票)で、渡部篤衆院議員が代表を務める同党県第4選挙区支部が、支部の党員約1200人を対象に、福田康夫・元官房長官(71)、麻生太郎幹事長(66)の候補者2人のどちらを支持するかを尋ねる調査を行う。渡部議員は調査結果を踏まえて投票する。

 今回の総裁選では各1票の国会議員票と、各都道府県連に割り当てられた3票の合計で争われる。渡部議員は自身の票について、「支持してくれる支部の党員の意思を反映したい」として、意向調査を行うことにした。同支部では15日に往復はがきを発送。21日必着で、どちらかの候補者名を書いてもらう。渡部議員は調査結果を基に投票する。

 県連の3票については、18日に党議、22日に支部長・幹事長会議を開いて意見集約を行う予定。

(2007年9月18日 読売新聞)

2087片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 08:43:50
「全員が福田氏を支持」県選出の自民国会議員9人総裁選で保岡議員 讀賣鹿児島

 自民党総裁選で、保岡興治衆院議員(鹿児島1区)は17日、読売新聞の取材に対し、「県選出の党所属の国会議員9人は、全員一致で福田康夫氏を支持する見込み」と話した。

 保岡議員が各議員に総裁選での投票行動について意思を確認するなどしたという。党県連は22日に党員投票を行い、1位となった候補者に県連票3票を投じることを決めている。15、16日には一部の国会議員が地元に戻り、支持者らに福田氏支持を訴えた。

 保岡議員は「福田さんは、地域間格差の是正や弱者への配慮などの改革に伴って出てきた問題に丁寧に対応すると表明し、私の考えと共鳴するものがあった。知恵と勇気と思いやりのある人で、この緊急事態では総理総裁としてふさわしい人物」と話した。

(2007年9月18日 読売新聞)

2088片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 08:44:16
自民総裁選で地元国会議員
福田氏支持に傾く 讀賣岐阜

 福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長の一騎打ちとなった自民党の総裁選に向け、県選出の同党国会議員の多くは、福田氏支持に傾き始めている。ただ、態度を保留している議員もおり、各議員の意思が完全に固まるまでにはまだ時間がかかりそうだ。

 県連会長の金子一義・元行政改革相(岐阜4区)は推薦人となって福田氏を支援している。このほか、津島派の棚橋泰文・元科学技術相(岐阜2区)とともに、参院議員の藤井孝男・元運輸相、松田岩夫・元科学技術相も福田氏を推す動きを見せている。

 岐阜1区の公認を目指す佐藤ゆかり衆院議員(比例東海)は16日夜、岐阜市の柳ヶ瀬商店街で、「小泉改革に近い福田氏を推したい」という考えを示した。

 一方、麻生氏支持を表明している武藤容治衆院議員(岐阜3区)は「党の要職を務めてきた実績と行動力があり、総務相の経験から地方の問題もよく理解している」と語った。

 また、古屋圭司衆院議員(岐阜5区)は態度を保留している。野田聖子・元郵政相(岐阜1区)は「地元の声をよく聞いて判断したい」として、15日に岐阜市で街頭演説をしながら、アンケートを集めた。

(2007年9月18日 読売新聞)

2089片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 22:23:55
厚労相の抗議受け訂正 年金問題報道でTBS
2007年09月18日21時23分
http://www.asahi.com/national/update/0918/TKY200709180372.html

 舛添厚生労働相は18日、TBSが17日に放送した情報番組「ピンポン!」で、民主党の「次の内閣」年金担当相の長妻昭衆院議員だけが出演して年金問題について舛添氏を批判したのは「政治的な公平」を定めた放送法に違反するとして、TBSに文書で抗議し、謝罪を求めた。

 TBSや舛添氏によると、番組では同氏の写真と発言を示したうえで長妻氏が年金保険料の流用問題などの政府の対応を批判。キャスターは「舛添厚労相に出演を断られた」と話したという。

 この放送について舛添氏は抗議文で「一政党の意見のみを放送し、反論の機会を与えない番組構成は一方的で政治的な公平性に欠け、放送法に照らして問題だ」と指摘。「しかるべき措置」を求めている。

 舛添氏の抗議を受け、TBSが放送に至る経緯を調べたところ、舛添氏に出演依頼をしていなかったことが分かり、18日の「ピンポン!」の中で「昨日の放送については出演の依頼をしていなかった」と事実関係を訂正。放送法違反との抗議に対して同社広報部は「真摯(しんし)に受け止めて対応したい」としている。

 舛添氏は、TBSが十分な対応をとらなければ、NHKと民放で作る第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」に訴えるという。

2090片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 22:24:25
タイゾー議員、ブログで派閥談合批判
2007年09月18日21時21分
http://www.asahi.com/politics/update/0918/TKY200709180373.html

 「勝ち馬に乗ることだけが勝ちだとはとても思えない」。05年衆院選で初当選した杉村太蔵議員(28)が、18日付のインターネットのブログで、派閥の合従連衡が目立つ自民党総裁選の現状に異を唱えた。「派閥の親分が右だからと言って右に向くような先祖返りをするような選択しかできないようならば、政治家なんて誰でもできるじゃないか」「議論が尽くされたとは思えない段階で、結論を出すことなどできない」などとしている。

 同期の「小泉チルドレン」らでつくる武部勤元幹事長のグループ「新しい風」は同日、福田康夫氏に「復党問題は現職議員を優先する」などの政策提言を申し入れ、支持する姿勢を示したが、メンバーでもある杉村氏は姿を見せなかった。

2091片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 22:31:49
2007/09/18-19:05 「政治家の資質ない」と再抗議=被爆者団体が久間氏に−長崎
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007091800890

 長崎原爆被災者協議会(被災協)など被爆者5団体は18日、長崎市内で記者会見を開き、久間章生元防衛相が13日に長崎で開いた記者会見を受けて、改めて久間氏に抗議するとともに、議員辞職を求めた。
 被災協の山田拓民事務局長は、久間氏が記者会見で「被爆者団体のトップの人は政治的な言動をされる方」として、会う意思がないと表明したことなどを批判。県平和運動センター単産被爆者協議会連絡会議の川野浩一議長も「自分を批判したということで、狭い意味で政治活動をしたとしている。民主的な社会で、それだけでひぼう中傷を受ける必要はないはず」と強く抗議した。

2092片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 22:33:39
「新しい風」も福田氏支持
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070918/skk070918009.htm

 自民党の武部勤元幹事長が会長を務める若手議員のグループ「新しい風」は18日、党総裁選で福田康夫元官房長官への支持を決めた。メンバー24人のうち武部氏ら14人が同日、福田氏に面会し、改革路線の続行や、郵政造反組の復党問題に対処することなどを申し入れたうえで、支持を伝えた。

 「新しい風」のメンバーには、麻生太郎幹事長の推薦人に名を連ねている議員もいるほか、杉村太蔵衆院議員ら数人は福田氏への支持を求める武部氏に反発するなど二分されている。

(2007/09/18 20:32)

2093片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/18(火) 22:35:02
山崎氏 テロ特措法は決議要請し通常国会で
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070918/20070918-00000048-nnn-pol.html

 今国会で最大の焦点となるテロ対策特別措置法の取り扱いについて、与党プロジェクトチームの座長を務める自民党・山崎前副総裁は18日、延長に反対している民主党・小沢代表を納得させるため、国連決議を新たに取りつけるべきであるとの考えを示した。

 テロ対策特別措置法をめぐっては、小沢代表が「国連決議に基づかない活動だ」として反対していることから、山崎氏は「新法の前提となる国連決議をあらためて取るべき。安保理議長声明でもいいし、国連・潘基文事務総長と相談して事務総長談話でもいい」と述べ、新たに国連決議を取りつける必要があるとした。その上で、法案は今の国会に急いで出すのではなく、来年の通常国会が望ましいとの考えを示した。

 一方、高村防衛相は会見で「急がば回れで、結果としてそうなることはあり得る」と述べつつも、「補給活動の中断期間はできるだけ短い方がいい」として、あくまでも臨時国会での提出にこだわる考えを強調した。

2094片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/19(水) 08:18:24
自民総裁選:日本遺族会、福田氏支持へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070919k0000m010170000c.html

 自民党の有力支持団体である日本遺族会は19日の常務理事会で、党総裁選で福田康夫元官房長官の支持を打ち出す。靖国神社にA級戦犯が合祀(ごうし)されていることによって引き起こされているさまざまな問題を、何らかの方法によって解決しなければならないという考え方で一致しているのが理由だ。会長の古賀誠元幹事長はいち早く福田氏支持を表明。同日、A級戦犯の分祀に関する2回目の勉強会を開くのを機に、方針を確認する。

 福田氏は官房長官時代、新たな国立追悼施設を建設すべきだとの報告書をまとめているため、首相に就任すれば靖国神社に関する議論が進む可能性がある。遺族会は国立追悼施設の建設には反対の立場だが、A級戦犯分祀の検討は、靖国神社のあり方に変革を迫るのが狙い。大きな方向性は共通しているため、追悼施設建設の議論が進むことで、分祀議論が進むことを期待する思惑もある。【野口武則】

毎日新聞 2007年9月19日 3時00分

2095片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/19(水) 08:19:32
福岡県連「麻生氏3票」巡り対立 古賀氏ら予備選求める
2007年09月19日03時06分
http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY200709180405.html

 麻生太郎氏の地元の自民党福岡県連が総裁選への対応で揺れている。県連の全3票を麻生氏に投票すると決めたことに対し、福田康夫氏を推す県選出の国会議員が反発。古賀誠氏や山崎拓氏ら6人が17日、予備選実施を求める申入書を県連に出した。県連は18日、予備選を実施しないことを改めて確認したが、国会議員との対立は続きそうだ。

 はじめ福岡県連は、3票の扱いは「県連会長に一任」としていたが、党員・党友の声を広く聞くとして14日に予備選実施へと方針を変えた。しかし16日に予備選中止を発表し、3票を麻生氏に投票すると決定。古賀、山崎氏らが福田氏支持を表明しており、予備選を行えば地方議員や党員の意見が対立し、組織が分裂すると判断したという。

 だが、国会議員6氏は申入書で「県選出国会議員を排除した一部県連幹部による密室での投票方針決定は許されません」と、強い不満をにじませた。県連は18日に対応を協議したが、県連会長の新宮松比古県議は報道陣に「既定方針通り。麻生さんでやろうと確認した」と述べた。

    ◇

 福田康夫氏の地元の自民党群馬県連は17日、3票すべてを福田氏に投じることを決めた。同県選出の国会議員は笹川尭、谷津義男、中曽根弘文氏が福田氏の推薦人となるなど、次々と福田氏支持を表明。予備選をしないことに異論は出ていない。県議らは18日から、同様に予備選を実施しない他県の県連を訪れ、福田氏支持を働きかけ始めた。

2096片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/19(水) 08:56:24
県連「麻生氏3票」決定 自民福岡 真っ2つ 県議主導に国会議員激怒
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kyushu/20070919/20070919_001.shtml

 紆余(うよ)曲折の末、自民党福岡県連(会長・新宮松比古県議)は18日、総裁選で予備選は行わず、同県選出の麻生太郎幹事長に3票とも投じることを正式に決めた。福田康夫元官房長官を推す山崎拓前副総裁、古賀誠元幹事長ら同県選出の大物国会議員が異例の要請文で予備選実施を迫ったが、麻生氏支持の県議らが押し切った。山崎、古賀両氏らは県議主導の「麻生一本化」に不快感を募らせており、両者は深刻な亀裂を残したまま、衆院選を迎えることになりそうだ。

 18日午後、福岡市で開かれた県連役員会は異様な雰囲気に包まれた。県議や市議ら約40人の地方議員がずらりと顔をそろえる中、国会議員の姿は1人もなかった。

 「本人たちは来んと? とくに太田(誠一元総務庁長官)さんが一番、いろいろあるごたるが」。新宮会長は代理出席の国会議員秘書らをいちべつすると、こう皮肉った。

 「自民党の存亡にかかわる。このままでは党員が離れてしまう」。古賀氏系の県議の1人が暗に異議を唱えたが、発言は続かない。要請文は議題に上がらず、そのまま「異議なし」で麻生氏一本化が了承された。

 同じころ、要請文に名を連ねた山崎、古賀両氏と太田氏が電話で連絡を取り合っていた。「このまま放っておいたらいかん」「言うべきことは、きちっと言うべきだ」

 3人とも怒り心頭だったという。ある国会議員は吐き捨てるように言った。「県連がやろうとしていることは理不尽な暴動だ。県連は県議の私物じゃない。思い上がりから結論を出している」

 対立の直接の発端は、6月の県連会長人事で県議側が国会議員から14年ぶりに会長ポストを奪ったことにある。

 要請文も、太田氏らが話し合い、文面を詰めた。「国会議員を排除した一部県連幹部による密室での投票方針決定は許されない」といった激しい言葉が並ぶ。ある関係者は要請文の狙いを「今すぐとは言わないが、会長ポストのすげ替えだ」と明かす。民主党との接戦が予想される衆院選をにらみ、足元の県連を「国会議員主導」に引き戻したい意向もにじむ。

 だが、県議側も県連会長人事に続く「2連勝」に意気が上がる。ある麻生氏系県議は「執行部全員で決めたことを『密室』とは何だ。次(の衆院選)がどうなっても知らんぞ」。

 有権者不在の内紛劇に、着地点はみえない。

=2007/09/19付 西日本新聞朝刊=

2097片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/20(木) 00:40:59
特集ワイド:総裁選を見に行った 気になる聴衆の反応は…まるで、花火大会みたい
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070919dde012010010000c.html

聴衆にあいさつする福田康夫元官房長官(左)と麻生太郎党幹事長=高松市内町で2007年9月17日午後3時45分、内林克行撮影 ようやく秋の風を感じ始めたかなと思ったら、残暑に台風や大雨と、どことなく落ち着かない。そんな中で突然の自民党総裁選が始まった。2人の候補、福田康夫元官房長官(71)と麻生太郎党幹事長(66)の街頭での訴えを聴衆はどう受け止めるのだろう。東京と高松に足を運んだ。【本橋由紀、写真・内林克行】

 ◆「ちゃんとした人に早く決まってほしい」

 ◇東京・渋谷◇

 2人の街頭演説はJR渋谷駅のハチ公前から始まる。16日午後3時、演説会まで1時間。人が集まり始めていた。

 「責任政党の自民党です。よろしくお願いします」。選挙カーから絶え間なく流れるアナウンス。所信表明演説までしながら、首相の職を投げ出すように辞めたのは、どこの党の誰だったか。「責任政党」の言葉がなんだか軽すぎて、さみしい。

 「まったくねえ。どうしようもない」。法被姿のお父さん(65)がつぶやいた。駅前にはこの日、金王八幡宮のみこしが出ていた。「それっ、そりゃっ」「ぴーひゃら、ぴーひゃら」

 ハチ公の銅像前にいた神奈川県内の女子高生(17)は「麻生さん、見たい! えー、来るんですか? ラッキー」と満面の笑み。こちらもお祭り気分かと思ったら、黙って一緒にいた女子高生(17)が口を開いた。「なんで?って思うのはね。総理大臣を自分たちで選べないじゃないですか。福田さんに決まっちゃうんですよね」

 首相が決まるこの選挙。しかし、ほとんどの国民は直接、参加できない。だから私は、しらけている。

 自民党の総裁選で圧倒的な支持を受けて安倍晋三首相が政権の座に就いたのはほぼ1年前。だが、自らは総選挙を経ることなく、小泉純一郎前政権の「財産」を使って強行採決を繰り返した。参院選で大敗しても「基本路線は支持されている」と居座ったあげく、あっさり退陣。この数年、政治は一体、どれほどの民意を本気でくんだのだろうか。

 午後4時前、2人が選挙カーに立った。福田さんは余裕を漂わせ、麻生さんはにこにこ笑顔を振りまいている。

 最初に演説したのは福田さんだった。「すべての皆様方の……、立候補させていただきました」。上空のヘリコプターと近くのビルから流れるコマーシャルの音が重なる。「日々の生活が、それにふさわしいものか、考えていかなければ……。若い人たちが希望を持てるように、安心できるようにしっかりやっていきたい」。耳に優しい話ばかりと思っていたら、後ろの方から聞こえてきたのはこんな声。「福田さんじゃ、面白くねえな」

 麻生さんの番になった。「いえーい」「たろうー」。拍手も大きい。「109はマルキューって言うんです。ここで作られるファッションがアジアを席巻している」。語尾を伸ばす独特のしゃべり方。はやりの「脳内メーカー」などを持ち出すが、なんだか聴衆に迎合する漫談を聞いているようだ。

 演説を聞いていた女性(33)は「議員の人が大勢を決めちゃったけど、街中の空気とは違いますよね」と不満をのぞかせる。自民党員なんだそうだ。周囲では、テレビカメラが「スピーチ力はどっちが上?」などと、聴衆に採点してもらいに回っている。

 しかし、私たちはこの数年、演説のうまさや人気先行で決まる首相の危うさも見てきたはずだ。40代の女性は「ちゃんとした人に、早く決まってほしい」と話した。国会は開会中なのに、23日まで総裁は決まらない。60代の女性にはこうまくしたてられた。「この国はもう、とっくにぶっこわれている。誰も反省しないで同じことを繰り返すだけ。マスコミだって悪いのよ」

 放送作家の山田美保子さん(50)の言葉を思い出した。「本当にもったいないですよね。無駄なお金がかかっていると思うと。政治空白を作らないとか、テロに負けないとか言ってましたけど、もし今、テロがあったらどうするんでしょう」。駅前の高層ビルを見上げたら、ちょっぴり背筋が寒くなった。

2098片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/20(木) 00:45:55
 ◆「思い切って総選挙をしたほうがいい」

 ◇四国・高松◇

 翌17日、参院選で自民が惨敗した四国。台風の影響を受けたのか、晴れ間ものぞくが、雨もぱらつく。三越高松店前の会場は押すな押すなの人だかり。暑い。熱中症で倒れる人が出るのではないかと心配になる。おばあちゃんやおじいちゃんは倒れかけた放置自転車と人の波に挟まれて身動きがとれず、危なっかしい。「へたな企画やなあ。中央公園でやればいいのに」

 だが、参院選で安倍さんが中央公園に来た時は会場の広さばかりが目立ったらしい。だからって、少しは交通整理をするなり、通路を作ればいいのに。「狭くて暑くて苦しいけど、我慢していただきたい」と主催者のアナウンス。我慢ばかりを強いて、参院選でお灸(きゅう)を据えられたのではなかったの?

 車が渋滞しているとかで、聴衆のストレスがたまる。予定を12分過ぎ、2人の候補者が到着した。

 まずは福田さん「東京は大きなビルがある。この高松は裏に行けばそういうビルはない」と言い出した。すかさず「そんなことはない」という声。「けなしているんではないんです。一般的に言うと、都会が発展し、地方はよくない。でも都会は世界と闘っている、東京は発展せざるを得ない」。別の男性の声が響いた。「一極集中しとって、なんや」。東京から来た私が聞いていても、どこかピントがずれているような。しかし、福田さんは続ける。「小泉改革が悪かったのではない」。これにヤジがエスカレート。「現場を荒廃させて何を言うか!」

 代わってマイクを握った麻生さんはここでも人気者だ。「さぬきと言えば?」と投げ、「うどん」と言わせる。聴衆の反応は抜群だが、残らない。雨が降り出し、演説を切り上げた。

 この演説会、まるで夏の花火大会みたいだった。蒸し暑くて、人がいっぱいで、時々歓声が上がるけど、それでおしまい。

 高松市で子育て支援のNPO「わははネット」を主宰する中橋恵美子さん(39)は「2人とも具体性がなさすぎた。こんな話を聞くために、こんなしんどい思いして立っとんたんと違う、って言いたかったわ。香川の話をしても2人とも深みがなかったしねえ」と断じた。会場にいた地元の民主党の関係者は「世界と闘っているのは東京だけじゃない。地方です。あの程度の認識の人が派閥の論理で選ばれてくる」と言った。

 そうは言っても、2人のうちの1人が首相になる。

 沖縄県宮古島市から旅行にきたという男性(50)は「トップが代わってもどうなるのか。ただ、今は弱者が切り捨てられているのは間違いない。思い切って総選挙をした方がいい。そうでなきゃ、庶民は不在だ」。

 遠くのおみこしを見るだけではなく、私もみんなも、一緒にみこしがかつげる。そんなお祭りこそ求めたい。

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毎日新聞 2007年9月19日 東京夕刊

2099片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/20(木) 08:53:13
財政再建路線 公明、見直し要求 支持回復へ「手厚い福祉」
9月20日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070920-00000077-san-pol

 公明党は19日、総裁選翌日の24日に自民党と行う行う政権協議で、プライマリーバランス(基礎的財政収支)を平成23年度までに黒字化することなどを盛り込んだ財政再建目標の延期を求める方針を固めた。高齢者の医療費自己負担増を凍結するなど、社会保障政策の見直しも求める方針だ。安倍晋三首相の辞任表明に伴う自民党内の混乱に乗じて国の財布の口を緩め、弱者に優しいという党のイメージを鮮明にしたい狙いがある。

 公明党の北側一雄幹事長は19日の記者会見で、自公の政権協議について「小泉、安倍政権では弱者への配慮が不足していた。改革路線で生じたひずみに手を差しのべなければならない」と述べ、改革路線の修正を迫る考えを表明した。さらに「従来の『骨太の方針』などさまざまな方針と齟齬(そご)をきたすならば、その方針を一部修正することも当然議論されてもいい」と述べた。

 小泉前政権で打ち出したプライマリーバランスを23年度までに黒字化する財政再建目標についても「錦の御旗(みはた)のごとく掲げていなければいけないのか」と述べ、目標年限の先送りを求めた。

 公明党は参院選総括で、今年6月の定率減税の全廃や年金など社会保障制度に対する不満が与党批判の背景にあると判断。支持の回復には「手厚い福祉」が必要だと判断した。

 具体的なターゲットは、来年4月から始まる高齢者医療費の自己負担増だ。まずこれを凍結し、高齢者の支持を取り付けたい考え。財源については「消費税論議ができないなら必要に応じて赤字国債を発行すべきだ」(党幹部)と、財政再建路線に真っ向から異議を唱える構えだ。

 ただ、「バラマキ行政に逆戻り」との批判に耐え切れるかどうかは不透明だ。自民党総裁選に立候補している福田康夫元官房長官、麻生太郎幹事長はともに、基本的には財政再建路線を維持する考えを示しており、政権協議でどこまで主張を貫くのか注目される。

2100片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 08:56:12
3人が福田氏支持表明
県関係国会議員 讀賣栃木

 福田康夫・元官房長官と麻生太郎幹事長が一騎打ちを繰り広げている自民党総裁選で、県関係の同党国会議員7人のうち、3人が、福田氏支持を表明した。残る4人は態度を保留しているが、うち3人の所属派閥は福田氏支持を打ち出しており、福田氏に投票する可能性が高い。麻生氏支持を表明した議員はおらず、県内では福田氏優勢になっている。

 福田氏支持を表明しているのは、船田元(津島派)、佐藤勉(谷垣派)、西川公也(伊吹派)の3氏。

 福田氏の選対副本部長も務める船田氏は「(福田氏は)安定感があり、アジア外交への姿勢も共感できる」としており、佐藤氏も「アジア外交立て直し、格差是正など政策の考え方が近い」と、評価していた。

 西川氏は、50歳を超えて初当選した国会議員で作り、福田氏が会長を務める「知命立志会(クローニンの会)」の会長代理でもあり、18日の会合では「福田首相実現の暁には、ここにいる経験豊かな人の声もぜひ聞いてほしい」とエールを送った。

 一方、態度を保留しているのは、森山真弓(高村派)、渡辺喜美(無派閥)、茂木敏充(津島派)、矢野哲朗(伊吹派)の4氏。

 森山、茂木、矢野の3氏は「現時点では答えられない」としているが、所属各派は、福田氏支持を打ち出している。

 渡辺氏は「検討中」と回答し、18日の閣議後会見では、総裁に必要な資質として運と愛嬌(あいきょう)を挙げ、「今回、運気は福田さん、愛嬌は麻生さんの方にありそうかな」と、言を濁した。

(2007年9月21日 読売新聞)

2101片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 09:22:00
【自民総裁選】県選手国会議員は福田氏で一致 讀賣山梨

 自民党総裁選を巡り、保坂武衆院議員(山梨3区)は20日、読売新聞の取材に対し、福田康夫・元官房長官に投票する意向を示した。また、赤池誠章、小野次郎両衆院議員(いずれも比例)も福田氏支持を明言。堀内光雄(同2区)、長崎幸太郎(比例)両衆院議員と合わせ、県選出の同党国会議員5人全員が福田氏支持で一致した。

 保坂氏は福田氏を支持した理由について、「アジア外交など外交政策で共感できる」と述べ、政策で判断したほか、「支持者の意見をくみ取る」として、約1000人にアンケートを実施したといい、約半数が集まった20日時点で、約65%が福田氏を支持していることから、自身の投票行動を決めたという。

 また、福田氏と同じ派閥の赤池氏は「麻生幹事長には参院選の大敗から、その後の混迷まで、執行部としての責任がある」と指摘。小野氏も「麻生氏では自民党は古い体質に戻ってしまう。小泉、安倍改革を進められるのは福田氏だ」と述べた。

 国会議員5人の投票行動が判明したことで、今後は県連に割り振られた3票の配分に注目が集まる。県連は、予備選を実施するため17日に投票用紙を郵送している。締め切りは21日。

(2007年9月21日 読売新聞)

2102片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 09:31:52
自民総裁選:情勢は福田氏優位動かず 議員票7割固める
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070921k0000m010161000c.html

 23日の自民党総裁選を控え、毎日新聞は終盤の情勢を取材した。福田康夫元官房長官が国会議員票(計387票)の約7割を固め、地方票(計141票)でも麻生太郎幹事長と票を分け合い、優位は動いていないことが分かった。麻生氏は国会議員の支持が伸び悩んでいる。

 総裁選は党所属国会議員各1票、47の各都道府県連に各3票の計528票で争う。国会議員票は福田氏が全体の7割を超す280票に届く勢い。所属する町村派(80人)をはじめ古賀派(46人)、谷垣派(15人)、二階派(16人)の支持をほぼ固め、高村派(15人)の大半の支持も得た。

 一方の麻生氏は、所属する麻生派(16人)に加え、福田氏を支持する津島派(67人)、山崎派(38人)、伊吹派(25人)でも一定の支持を得ている。無派閥(69人)は半数超の40人程度が福田氏、20人程度が麻生氏を支持する見込み。

 地方票は幹部取材などを通じて分析。福田氏が23道府県で優勢で、地元・群馬と山口では予備選を経ずに3票を福田氏に投じる。麻生氏が優勢なのは、地元・福岡など九州の半数以上の県や大阪など計10府県。福岡、茨城は麻生氏に3票すべてを投じる。【まとめ・川上克己、田中成之】

毎日新聞 2007年9月21日 3時00分

2103片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 09:37:56
2007/09/20-23:58 「中宏池会」推進で一致=古賀、谷垣派幹部が会合−自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007092001158

 自民党古賀、谷垣両派の幹部は20日夜、都内で会合を開き、両派が共に福田康夫元官房長官を支持する今回の総裁選を機に、同じ旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ両派が合流する「中宏池会」構想を進めていくことで一致した。総裁選後に次回会合を開催することも確認した。
 会合には、古賀派から太田誠一元総務庁長官、金子一義元行政改革担当相ら、谷垣派から川崎二郎元厚生労働相、逢沢一郎衆院予算委員長ら計10人が出席。「前回の総裁選とは違い、両派が同じ候補を推すことができた。環境は整ってきた」との声が上がった。

2104片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 11:51:57
自民総裁選 福田氏が優勢
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/21/k20070921000015.html

23日に投開票が行われる自民党の総裁選挙について、NHKが今の時点の情勢を取材した結果、福田元官房長官が国会議員票の60%以上を固め、47の都道府県連に3票ずつ割り当てられた地方票も過半数を獲得する勢いで、優勢となっています。
自民党の総裁選挙は、1人1票を持つ党所属の387人の国会議員と、47の都道府県連に3票ずつ割り当てられた地方票141票の、あわせて528票で争われます。NHKはこれまでに、国会議員は本人の意向の確認や議員周辺の取材を、また地方票については全国の各放送局を通じて都道府県連などに情勢を取材しました。その結果、国会議員では、福田元官房長官が、▽所属する町村派と谷垣派のそれぞれ90%以上、▽古賀派の80%以上、それに▽二階派の全員から支持を得る見通しです。また、▽山崎派の少なくとも60%以上、▽津島派の半数以上から支持を獲得する見通しです。さらに、▽党内に69人いる無派閥の議員のうち半数以上が福田氏を支持しており、福田氏は、国会議員の387票のうちすでに60%以上を固めています。これに対し、麻生幹事長は、▽麻生派の全員と、▽津島派、▽伊吹派、▽山崎派、▽高村派などからも一定の支持を得ているほか、▽無派閥議員のうち20人近くが支持する見通しで、全体のおよそ20%を固めています。一方、各都道府県連に割り当てられた3票の振り分けについて、35の都道府県では党員投票で、また7つの県では県連の幹部を対象にした予備投票で、そして5つの県では県連幹部の話し合いで、それぞれ決めることにしています。NHKの情勢取材では、福田氏が、地元の群馬県や山口県で3票すべてを獲得する見通しとなっているほか、山形県や和歌山県など30前後の都道府県連で優勢とみられ、地方票の過半数を獲得する勢いです。これに対し、麻生氏は、地元の福岡県や茨城県で3票すべてを獲得する見通しとなっているほか、青森県や、佐賀県などの九州の各県でも票を獲得する見込みで、麻生氏としては、さらに追い上げを図ることにしています。このようにNHKの情勢取材では、国会議員・地方票ともに、福田氏が優勢となっています。ただ、福田・麻生の両氏の陣営とも、多くの都道府県連では党員による投票を22日まで受け付けていることなどから、まだ情勢が変わる可能性もあるとして、党員への電話による支持の呼びかけや、態度を明確にしていない国会議員への働きかけを強めるなど、最後の追い込みに全力をあげることにしています。

2105片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/21(金) 20:59:50
福田氏「失言癖」復活 総裁選優勢で気の緩み? '07/9/21
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200709210300.html

 自民党総裁選に立候補した福田康夫元官房長官が、二十一日の党青年局主催の公開討論会で「問題発言」を連発した。麻生太郎幹事長を推す麻生派を除く八派閥の支持を集め優勢なだけに、参加者からは「気の緩みか」との観測も出た。

 手堅い印象の割に、官房長官時代には非核三原則見直しに言及したり、野党を「ガキ以下だ」と批判し物議を醸した福田氏。この日は年金制度の抜本改革をめぐり「年金システムが崩壊したらどうなるか、若い人が一番心配することだ。戦争でもするなら話は簡単だ。ゼロからスタートするということだ」と「ハト派」に似合わぬ脱線発言。慌てて「戦争をしないで済む国際社会をどうつくるか考えることが必要だ」と軌道修正したが、会場は微妙な雰囲気に。

 その後も少子高齢化に関し「これからはあなたたち若い人が一生懸命考えてください。私の将来のことじゃないんだから」と、若い世代に課題を「丸投げ」。遊説で訪れた高松市について「香川県にあんないい商店街があるなんて思わなかった」と言いたい放題。

 福田氏を支持する中堅議員も「失言と言えば(対立候補の)麻生幹事長と思っていたのに」とあきれ顔だった。

2106片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/22(土) 03:12:22
「福田政権」、主要5閣僚を再任へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070922it01.htm

 自民党の新総裁就任が確実となっている福田康夫・元官房長官は21日、臨時国会の乗り切りを最優先とするため、新政権で主要閣僚を再任する方針を固めた。

 テロ対策特別措置法の期限延長問題を担当する町村信孝外相と高村正彦防衛相を続投させ、額賀福志郎財務相、舛添要一厚生労働相、格差問題にあたる増田寛也総務相も再任する方向だ。首相を支える官房長官には、与謝野馨氏を再任するか、福田氏と同じ町村派出身の細田博之幹事長代理を起用することで調整している。

 総裁選は23日、国会議員と都道府県連代表による投票で、新総裁を選出する。福田氏は麻生派を除く8派閥の支持を受けており、優位は動かない情勢だ。

 福田氏は25日に首相に指名された後、同日中に組閣を行い、新政権を発足させる予定だ。福田氏は、町村派幹部を通じて他派閥とも人事構想を巡り協議を始めている。

 福田氏は21日、日本テレビの報道番組で、閣僚人事について「すぐ衆参両院の予算委員会が開かれる。(政策)内容をよく承知して、しっかり答弁できる人を第一に(閣僚に)選ばなければならない」と語った。

 新政権の最初の課題は、テロ対策特措法に基づき海上自衛隊が行っている給油活動の継続で、福田氏は町村、高村両氏に引き続き担当させる必要があると判断したと見られる。

 さらに、福田氏は「国民生活に影響を与えないよう、予算はきちんと成立させなければいけない」として、来年度予算を重視している。津島派幹部は21日、「額賀氏の再任は間違いない」と語った。

 また、増田総務相(前岩手県知事)について、町村派幹部は「民間から登用されたばかりであり、配慮しなければいけない」としている。

 一方、総裁選で麻生太郎幹事長を支持している鳩山邦夫法相と甘利明経済産業相について、福田氏支持の陣営から交代を求める声が出ている。政治資金収支報告書に借入金をずさんに記載していた鴨下一郎環境相らの入れ替えも検討課題となっている。

(2007年9月22日3時0分 読売新聞)

2107片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/22(土) 10:39:14
福田氏、議員票6割超す 自民総裁選、23日選出へ
2007年09月22日06時09分
http://www.asahi.com/politics/update/0921/TKY200709210346.html

 自民党は23日の両院議員総会で党所属国会議員387人(1人1票)と都道府県連各3票の地方票(141票)の計528票で新総裁を選ぶ。

 朝日新聞の取材によると、福田氏は国会議員の3分の2の支持を固め、議員票だけで全体の半数に迫っている。所属する町村派(80人)の9割以上のほか、二階派(16人)、谷垣派(15人)は福田氏支持で固まっている。また第2派閥の津島派(67人)で6割、古賀派(46人)でも8割が支持を明らかにしている。無派閥(69人)でも、半数近くが福田氏支持を明言している。

 これに対し麻生氏は、50人を超す支持は固めている。なお態度を鮮明にしていない議員が2割ほどおり、麻生氏が最終的に国会議員票で100票を超えるかどうかが、ひとつの焦点となる。

 地方票では、すでに3票とも福田氏への投票を決めている群馬、山口のほか、21日に支部長らによる予備選を行った広島、島根も3票とも福田氏と決まった。全体では28府県で福田氏が優位な情勢で、過半数(71票)を超える勢いがある。

 一方、麻生氏の地元・福岡と茨城が3票とも麻生氏に投じることを決定。ただ、党員・党友による予備選で優位な情勢にあるのは、千葉や大阪など4府県にとどまる。

 ●年金「税方式」検討も

 福田氏は21日、日本記者クラブの公開討論会で、年金問題をめぐり「社会情勢に合わせてどういう年金がいいのか、与野党で良い案を作るのも一つの方法だ」として、民主党などとの協議の場を設けることに意欲を示した。そのうえで、民主党が提唱している全額税方式の最低保障年金制度についても「そういうことも含めて柔軟に」と、与野党協議の中で検討する可能性を示唆。年金改革に関連して「将来的には消費税で社会福祉をしていくという考え方はやむを得ない」とも語った。

 11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法については「現行法の延長は時間的な制約が強くなってきている。新法を視野に入れることもやむを得ない」と指摘。「新法を出すとなれば、この臨時国会に出す」として、今国会に新法を提出する考えを明らかにした。

 政府・与党内には来年の通常国会で対応する案もあるが、福田氏は「数カ月空いてしまう。諸外国から『もう日本はいい』と言われるかもしれない。日本の姿勢をはっきり示しておく必要がある」と強調した。

2108片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/22(土) 11:00:04
議員票、福田氏7割超 自民党総裁選情勢
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070921/skk070921013.htm

 自民党総裁選は、麻生派(16人)を除く8派閥から支持を取り付けた福田康夫元官房長官の優位は揺るがず、すでに衆参国会議員票の7割を固めたもようだ。当初は麻生太郎幹事長が優勢とみられた都道府県連票も、福田陣営は「五分五分以上」とみている。麻生陣営は200票台を目指し、最後の上積みに懸命だ。

 総裁選は、党所属の衆参議員の387票と、都道府県連に各3票ずつ割り当てられた地方票141票の計528票で争われる。過半数は265票となる。

 総裁選告示直後は、8派の衆参議員計302人と、無派閥69人の大半が福田支持で、「帰趨(きすう)は決まった」とみられていた。ただ、8派から麻生氏支持に転ずる議員が出て、各派領袖級は締め付けを続けたが、50人以上が麻生氏支持に流れ「麻生氏は議員票で最低で60票、最高で100票を獲得しそうだ」(福田陣営)という。

 中でも、麻生氏の推薦人となった中川昭一前政調会長が所属する伊吹派や、額賀福志郎財務相が出馬断念に追い込まれた津島派から、麻生氏支持に流れた議員が多いとみられる。

 それでも福田氏が所属する町村派(80人)や、古賀派(46人)は、ほぼ全員が福田氏支持。福田氏は議員票のうち280票の獲得は確実とみられ、議員票だけで過半数を制する可能性が高い。

 地方票は、街頭演説などでも人気があった麻生氏に大量に流れるとみられていたが、福田氏の安定感とひょうひょうとしたイメージがジワジワ人気を呼び、ほぼ五分五分の情勢だ。

(2007/09/21 23:53)

2109片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/22(土) 11:09:12
自民総裁選県連党員投票 「盛り上がり欠ける」 投票率懸念 地元議員は福田氏支持 讀賣岡山

 安倍首相の辞任表明に伴い緊急に行われている自民党総裁選で、党県連に割り振られた3票の行方を決める党員投票が21日、締め切られた。逢沢一郎衆院議員ら県関係の国会議員6人は福田康夫元官房長官支持を表明しており、一部議員は県連幹部に協力を要請、県内の各事務所は電話作戦を繰り広げてきた。参院選で惨敗を喫したばかりだけに、来春実施とも言われる衆院選もにらみ「全員参加」をアピールした。

 県内の国会議員の事務所は、後援会や選挙区の党員に電話作戦を展開したが、萩原議員の岡山事務所では「投票はがきの到着から投函まで2、3日しかなく、投票率が低くなるのが心配」という。また、別の事務所では「安倍首相を誕生させた昨年9月の総裁選ほどの盛り上がりはない」と漏らした。

 一方、郵政民営化関連法案に反対し自民党を離党、2005年の衆院選岡山3区に無所属で立候補、当選した平沼赳夫衆院議員の事務所によると、離党後、党籍を抜いた支持者がかなりの人数に上り、今回は党員への働きかけをしていない。

 ただ、平沼議員支持の党員は、復党に前向きな麻生太郎幹事長に期待しているという。平沼議員の後援会幹部は「福田氏にみんなが群がる現状を見て、『麻生氏に何とか1票を』というところまででしょうか」と控えめに語った。

 県連では22日午後1時から開票し、ドント方式で3票を配分する。県内の開票結果は23日に総裁が決まった後、公表する。昨年9月に行われた、任期満了に伴う総裁選の投票率は57・94%で、県連が持つ6票のうち安倍首相が4票を獲得した。投票率について、県連は「投票期間が短かったが、前回並みにはなりそう」としている。

(2007年9月22日 読売新聞)

2110片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/22(土) 11:27:23
弱る地方、党員苦悩 自民総裁予備選
2007年09月21日22時52分
http://www.asahi.com/politics/update/0921/TKY200709210326.html

 23日の自民党総裁選を前に、多くの都道府県連が実施する予備選挙(党員投票)が大詰めを迎えている。6年前の総裁選で小泉純一郎氏圧勝の流れを決定づけたのが、この予備選挙だった。しかしその後、小泉改革が進む陰で党の地方組織は弱体化し、7月の参院選で惨敗するに至る。自民党を取りまく状況が様変わりする中で迎えた総裁選を、末端の党員はどう見つめているのか。秋田と東京で聞いた。

 ●秋田の農家「小泉改革に失望」

 秋田市のコメ農家の男性(70)は党員歴50年。予備選の往復はがきを受け取り、6年前を思い出した。

 改革を旗印に歯切れ良く話す小泉氏に、「何かよくなるべ」と1票を投じた。それまで自分の支援する国会議員と足並みをそろえるのが当然と思ってきたが、その時は自分の思いを託した。

 しかしコメの価格は下がる一方で、自民党はさらに大規模農家の優遇策を打ち出した。「地方の農家を見てくれてはいないんだ」と思った。

 7月の参院選。周囲の農家に党公認候補の支援を呼びかけたが、露骨に断られた。1人区の秋田選挙区で無所属候補に4万票の差をつけられた。

 返信はがきに書いた名は、結局、麻生氏。小泉改革を修正しそうなのは福田氏の方に見えたが、「改革路線に我慢を重ねてきた。後戻りで我慢がムダになるのはつらい」と思ったのだ。

 今年限りで党員をやめるつもりでいる。「党はこっちを見てくれなかった。予備選の1票は最後のお願い」という。

 秋田市の兼業農家の女性(63)も01年に小泉氏に投票し、失望した1人だ。新総裁には福田氏、と書いた。麻生氏を「調子のいい口調が小泉さんみたい。第2の小泉はたくさんだ」という。

 秋田は自民王国といわれ、農家が自民党を支持するのは当たり前だった。総裁選では支援する議員の意向、その議員の属する派閥の意向に従い投票することが多かった。それが変わったのが01年の総裁選だった。

 今回も県選出の2人の衆院議員の事務所では、福田氏支援を呼びかける電話作戦を実施した。だが「もう電話作戦はあまり効果がない。党員はメディアを見て自分で判断する」とある党関係者。

 電話をかけても手応えが違う。「『分かりました』と言うが、どこか冷めていて見定めるのが難しい」と、ある国会議員秘書は打ち明けた。電話作戦用の名簿も薄くなった。98年に約4万6000人だった県内の党員は07年には1万4000人に。

 藤里町に住む福司満さん(72)は、特定郵便局長OBでつくる政治団体「大樹」の東北地方本部長。05年の郵政選挙後、県内1500人の全会員とともに党を離れた。

 外から見る自民党総裁選。「『小泉改革が駄目だった』とはっきり言う人が出てこない限り、どちらになっても変わらない」

 ●東京「安定を」「改革続けて」

 今回、党員・党友が参加する予備選挙を実施するのは35の都道府県連。「党の顔」選びに参加してもらい、衰えた組織の足元を立て直す契機にと考えた所も少なくない。

 7月の参院選で2人を公認したものの前職が落選した東京都連。党員・党友は10万人弱で頭打ちが続くが、総裁選の最中「入党すれば投票できるか」といった問い合わせが約100件もあった。実際に20人余りが新たに入党、投票したという。

 党員歴20年の武蔵村山市の主婦(67)は、渋谷での両候補の街頭演説に大勢集まった様子に「若い人もお年寄りも、こんなに関心を持っていたのか」と驚き、「戦後を振り返ってもかじ取り役は自民党でなければ」との思いを強くした。「今は安定させる人でないと政権政党として持たない」と福田氏に投票した。

 荒川区の会社経営の女性(47)は麻生氏に投票。小泉氏は道路公団改革や郵政民営化に手をつけ、役人の体質にメスを入れたと映る。その改革路線を続けて欲しいと考え、選んだ。

2111片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/22(土) 14:38:50
人事本格化/早くも「ポスト」争奪戦
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070921.html

 自民党総裁選は福田康夫元官房長官が優位に展開しているが、二十一日、福田氏勝利を前提とした各派閥の「ポスト」争奪戦が本格化した。臨時国会中で小幅の内閣改造が想定される中、注目は交代がささやかれる幹事長など党三役や官房長官ポスト。各派領袖らは競うように、福田氏に強い影響力を持つとされる森喜朗元首相と連絡を取っている。

 「人事については白紙。選挙が終わってそういう立場になった時に考えればいい」。福田氏は二十一日午後、日本記者クラブで開かれた公開討論会でこう強調した。

 しかし、森氏は昼すぎ、党本部に近い個人事務所で会談した津島派会長の津島雄二元厚相に「何もかも二十四日には大体収まっているんじゃないか」との見通しを披露、人事調整が既に進行中であることをにおわせた。

 森氏の事務所には、津島氏に先立って幹事長候補に挙げられる古賀派会長の古賀誠元幹事長も訪問。福田氏が「もともと人事の調整などが苦手な上に、今は人事にまで頭が回っていない」(周辺)とされるだけに、各派の森氏への期待は高く、党内では「××さんが森さんと会ったらしい」といった情報が飛び交う。

 津島派は、総裁選出馬に意欲を見せながら福田氏支持に転じた額賀福志郎財務相の留任を希望。さらに津島氏は森氏に「町村派に次いで福田氏支持が多い」と強調、三役の一角を求めた。「福田氏こそが総裁にふさわしい」と書いた文書を配るなど、派を挙げて福田氏支援の態勢を強化する。

 一方、福田氏の所属する町村派は、安倍改造内閣で閣僚ポストが一つにとどまったことへの不満がうずまく。森氏が十九日夜に同派若手と会食した際に「官房長官はうちでとってもいい」と漏らしたと伝えられ、派内では「町村信孝外相の横滑りや細田博之元官房長官、総裁選で選対事務局長を務めた中山成彬元文科相らが有力では」とのうわさがもっぱらだ。

 現在入閣ゼロの谷垣派は、谷垣禎一元財務相が出馬を見送り、福田氏出馬の流れを作ったと自負しているだけに谷垣氏の三役入りを待望。当選七回で入閣を果たしていない逢沢一郎衆院予算委員長や園田博之元官房副長官がいることから「谷垣氏が三役に起用されなければ、二人の閣僚ポストを要求するのでは」(関係者)との勢いだ。

 山崎派も、福田氏擁立に動いた山崎拓前副総裁らが重要ポストで処遇されるのでは、と期待を高めている。

2112片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/23(日) 08:08:02
自民総裁選 6議員予備選互角
県内党員の判断割れる 讀賣神奈川

開票結果を確認する河野太郎衆院議員(奥)。手前が麻生氏、奥が福田氏に投じられた票

 自民党総裁選で、選挙区の党員を対象に予備選を実施した県内の衆院議員6人が22日、投票を締め切り、即日開票した。

 河野太郎、亀井善太郎ら3議員は、麻生太郎幹事長が1位となり、山内康一、田中和徳ら3議員では福田康夫・元官房長官が1位だった。各議員は「党員の声を届けたい」などと話しており、いずれも1位の候補に投票する方針。福田氏優勢で進む総裁選だが、県内6議員の支持者の間では判断が割れる結果となった。

 平塚市にある河野議員の事務所では、午後7時から郵送投票分と3か所の投票所から回収した1156票の開票が始まった。

 福田、麻生両氏の名前が書かれた段ボール箱に、秘書ら6人が次々と投票用紙を区分けした。河野議員が手元を食い入るように見つめる中、麻生氏の箱はみるみるいっぱいに。麻生氏が大差で福田氏を上回り、河野議員は「明日は誇りを持って麻生太郎と書いて参ります」と述べた。

 結果について、「派閥で決まるのはおかしいという声が地元で多く、結果に反映された」と分析。一議員として主体的に投票するのではなく、党員投票に委ねた理由を、「この1年、閣僚のスキャンダルや神奈川での選挙違反事件など、党員に迷惑をかけた。今回は、皆さんの意見に私が従わせていただくべきだと思った」と説明した。

 また、亀井議員は、事前にホームページで麻生支持を表明しており、予備選の結果も麻生氏が約6割を集めた。亀井議員は「この結果をしっかりと受け止めたい。永田町に党員の声をきちんと伝える必要がある」と話している。

 自民党県連も、県連に割り当てられた3票について予備選を実施しており、23日に開票する。

(2007年9月23日 読売新聞)

2113片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/23(日) 23:01:29
自民総裁選:結束揺らぐ派閥票 
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070924k0000m010094000c.html

両候補の獲得票 自民党総裁選は23日、8派の支持を得た福田康夫元官房長官が大勝したが、8派から多くの票が麻生太郎幹事長に流れ、派閥の強さともろさを浮き彫りにした。特に津島派や伊吹派、山崎派は幹部らが公然と麻生陣営の中心的役割を担っただけに、派閥の空洞化は進みそうだ。麻生氏は地方でも善戦、35都道府県が実施した党員投票の総得票で福田氏を上回り、政治的影響力を保った形となった。【川上克己、田中成之】

 福田氏は総裁選後の記者会見で「『派閥の数合わせ』でなかったことが証明された。政治情勢を考えると派閥で一致団結にならない」と語った。

 福田氏に対し、所属する党内最大派閥の町村派(80人)をはじめ、津島派(67人)、古賀派(46人)など党所属議員の8割を占める8派の領袖が支持する中で、福田氏の議員票は66%に当たる254票、麻生氏が34%の132票を獲得した。党内では「麻生氏の善戦」(福田陣営幹部)という受けとめが主流だ。

 福田氏支持の8派は、所属議員の締め付けのため「踏み絵」を用意。同氏の選対本部の「幹事」に任命する文書を所属議員や無派閥議員に手渡し、意向を確認する手法を取り、22日までに「幹事」は計291人まで積み上げ、「うまくいけば300票に届く勢いだ」(町村派幹部)と完勝の声も上がった。

 各派の幹部が念入りに締め付けを図った背景にあるのは、昨年9月の総裁選で「派閥横断」の中堅・若手議員が安倍晋三総裁誕生の起爆剤となったことや、小泉純一郎前首相以来、派閥の意向に沿わず閣僚や党役員人事が行われ、派閥の結束が揺らいでいることが大きい。

 さらに津島派では鳩山邦夫法相、伊吹派は中川昭一前政調会長、山崎派でも甘利明経済産業相らそれぞれの派閥幹部が、派の意向に反し麻生氏支持に動き、派内が事実上分裂していたためだ。

 総裁選後の古賀派の選対会議では、「津島派が投票箱に食われた」との声が上がり、源流の旧竹下派時代に「鉄の結束」を誇った津島派が「草刈り場になった」(古賀派幹部)との不満の声が漏れた。

 さらに津島派では、所属する額賀福志郎財務相がいったん立候補を表明。ところが青木幹雄前参院議員会長ら派内幹部の説得で断念した経緯があった。「ギリギリまで悩んだが、麻生氏に投票した」と打ち明けた同派の中堅議員の一人は、「(額賀氏の)出馬断念の理由がきちんと説明されず、不透明さに強い不満があった」と漏らした。

 もう一つの大きな動機は、次期衆院選をにらんだ「選挙の顔」を麻生氏に求めた点だ。大都市部が選挙区の津島派の若手議員は、「態度を保留して地域の意見を聞くことにした」と話し、地方票で麻生氏が福田氏を上回る傾向が表れた東京や大阪など「大都市出身の議員が麻生氏支持に流れた」との見方を示した。

 青木氏は総裁選結果を受け、記者団に「どこが漏れたとか、どこが入れたというのは終わりにして、みんなで協力していかないと」とコメントした。

2114片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/23(日) 23:02:33
 ◇大都市で麻生氏強み

 「地方票をたくさんいただいた。街頭遊説した東京、大阪、宮城、香川で上回ったのは大きな支えだ」。麻生氏は総裁選後の会見で胸を張った。

 47都道府県連に3票ずつ与えられた地方票は福田氏76票、麻生氏65票。福田氏が11票差をつけたものの、目立ったのは麻生氏の健闘だ。党員投票の実数の総計は25万3692票に上り、福田氏を約3000票リード。それが自信のコメントにつながったようだ。

 党員投票を実施した35都道府県は、福田氏の18勝17敗。地方票は福田氏54票、麻生氏51票で、ほぼ互角だった。麻生氏は東京、千葉、神奈川、愛知、大阪などの大都市圏で強みを発揮し、福田氏に2000〜7000票の差をつけた。

 麻生選対本部長の鳩山邦夫法相は「有権者は大都市が先に動き、地方がついてくる。麻生人気は半年すれば全国を席巻する」と強調。次期衆院選に向け、麻生氏が党内で一定の影響力を発揮することに期待を示した。ただ、麻生陣営は「地方票の『総取り』方式が増えれば有利」と分析していたが、35都道府県すべてを総取り方式で計算しても福田氏54票、麻生氏51票で変わりなかった。

 国会議員の影響が及びやすい県連幹部による限定投票を実施した7県は福田氏の5勝2敗。予備選を実施しなかった5県は福田氏8票、麻生氏7票と分け合った。

 一方、7月の参院選で自民党惨敗の要因となった「1人区」の29県は福田氏の19勝10敗。地方票からは「都市部の麻生、地方の福田」という傾向が読み取れ、それが国会議員票の一部に影響を与えたとみられる。

 福田選対の中山成彬事務局長は町村派総会で「地方票のリードは相当な党員が支持したということで、マスコミが言うような『派閥が決めた』とはならない」と指摘。福田陣営はあくまで「76対65という結果が民意」との解釈を強調した。

毎日新聞 2007年9月23日 21時54分 (最終更新時間 9月23日 21時59分)

2115片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/24(月) 09:21:35
「強い派閥」今は昔 中間議員、麻生氏へ 自民総裁選
2007年09月24日07時18分
http://www.asahi.com/politics/update/0924/TKY200709240001.html

 安倍首相の突然の辞任で降ってわいた自民党総裁選は、派閥の会長たちがこぞって推した福田康夫氏の逃げ切りで幕を閉じた。「古い自民党」批判を展開した麻生太郎氏も巻き返し、終わってみれば双方が「これが自民党のバランス感覚だ」。かつての強い派閥が復活したわけでもなければ、小泉前首相を生んだような大逆転劇も起こらない。「党再生」の大命題は、新総裁の政権運営に持ち越された。

■中間議員、麻生氏へ

 「得票数をご覧になってどう思われましたか。派閥の数合わせ、とおっしゃいましたが、そうでなかったと証明されたんじゃないですか」

 23日夕、自民党本部。新総裁に選ばれた福田氏は記者会見で、「派閥談合」批判を意識して自らこう語った。

 福田氏330票、麻生氏197票。両院議員総会で開票結果が読み上げられると、会場に拍手が起きた。とりわけ沸いたのは、敗北した麻生氏の陣営だった。

 福田氏支持を打ち出した8派の所属議員は計300人余り。無派閥を含め、21日時点の朝日新聞の取材で「福田氏支持」は253人。態度を明確にしていない議員が79人いたが、福田氏が獲得した議員票は254票どまり。中間的な立場だった議員が、麻生氏に雪崩を打った結果だ。麻生選対の幹部も「(全体得票の)上限は170票ぐらいと思ったが、夢のまた夢の数字に到達した」と驚きを隠さない。

 「いまの自民党に対する批判票だ。派閥でものごとを進めていくことに民意から批判があり、それが国会議員票にも影響した」。21日には態度を明かさず、結局、麻生氏に投票した高村派の若手はこう声を潜めた。

 もっとも、01年総裁選で小泉前首相が予想を覆す逆転勝利をとげて以来、総裁選での派閥の結束は乱れ続けた。03年には津島派の前身である旧橋本派が分裂、06年は派閥横断の「安倍雪崩」が起き、派閥会長は存在感すら示せなかった。今回も、そんな流れは止まっていない。

 「割合で言うと、伊吹派だめ、高村派だめ、山崎派だめで、うちはその次だ」。津島派幹部は、福田氏支持の各派ごとの歩留まりを数え、ため息をついた。これらの派閥は会長がそれぞれ福田氏支持を表明したが、足元は崩れていた。

 伊吹派は中川昭一前政調会長、高村派は大島理森国対委員長、山崎派は甘利経産相……。派内で中心的役割を担う「ナンバー2」たちが公然と麻生氏を支持したり、沈黙を守ったりした。会長が「領袖(りょう・しゅう)」と呼ばれた時代は過ぎ去り、影響力を行使するどころか、派の分裂に至らないよう、そうした派内の動きも黙認せざるを得なかった。

 結局、結束が崩れなかったとみられるのは谷垣派と二階派だけ。麻生氏支持に回った古賀派中堅は「決して派閥の時代じゃないことを、この数字が表している」と力を込めた。

 ただ、「派閥談合」批判にあわてて、「失敗だった」(町村派幹部)と揺り戻しの動きが党内で強まった側面も否定できない。津島派の津島雄二会長は、こんな分析を披露した。

 「いい票の出方だった。負け惜しみではなくて。自民党の現在、将来のためにもこういう票の出方は決して談合でもないし、話し合いでもない、それぞれの意思に従った結果だ」

2116片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/24(月) 09:22:20
■擁立3派も足並み乱れ

 開票後、福田氏擁立の流れをつくった2人の派閥会長は「挙党態勢」で口をそろえた。

 谷垣禎一・谷垣派会長 全員野球、みんなが頑張っていかないといけない。私も福田さんを一生懸命支えていく。

 古賀誠・古賀派会長 どういう立場であれ、しっかりと支えていく。

 安倍政権と距離を置き、冷遇されてきた両氏の仕掛けは早かった。谷垣氏は首相が辞意を表明した12日夜、古賀氏と山崎派会長の山崎拓氏に電話で「私も覚悟はあるが、こだわらない。安倍政権の流れを変える、方向転換をすることが第一だ」と持ちかけた。

 昨秋の総裁選で安倍、麻生両氏と争った谷垣氏が今回立候補すれば、福田氏が腰を引くことは確実だった。谷垣氏の立候補見送りで古賀、谷垣、山崎3派の動きは加速。福田氏が立候補を事実上表明した14日には古賀、谷垣、山崎の3氏は福田氏と会談し、報道陣にも公開した。「派閥選挙と思われる」と批判もあったが、福田氏擁立を主導したことを印象づけたい思惑が勝った。

 だが、フタを開ければ、谷垣派は別にしても、古賀、山崎両氏は自らの派閥すらも福田氏支持で固めることができていなかった。

 「こうなると人事は難しくなる。古賀さんは、党副総裁に祭り上げられるのかなあ……」。23日夕、都内のホテルに設けた古賀派の選対本部に出入りする議員の表情は浮かなかった。投開票前、派内では「古賀さんは幹事長に」との声も強かったが、夜に開かれた派の打ち上げ会では、ポストの話題は出なかったという。

 首相の退陣表明から福田新総裁誕生へ――。この政局の陰には、派閥とは別次元の動きもあった。

 「派閥が麻生さん、福田さんに分かれたというよりも、無派閥の新人議員の多くが福田さんに改革の実行を期待した。これが彩りとして新しい自民党を象徴している」

 05年郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」の一人、小野次郎衆院議員は開票後、こう胸を張った。

 伏線は10日の代議士会にあった。「小泉改革を否定することだ」。小野氏や中川泰宏氏らが、郵政反対組の平沼赳夫氏の復党を容認しようとする首相と麻生幹事長を公然と批判した。首相が麻生氏に辞意を漏らした直前のことだ。12日に首相が辞意を表明すると、中川氏らは「小泉再登板」を求めて走り始めた。

 結局、小泉前首相は受け入れず、小野氏らは福田氏支持に流れた。だが、小泉氏は彼らの動きを評価していた。

 23日夜、小泉氏は中川氏や猪口邦子氏ら当選1、2回の衆院議員を都内の中華料理店に招いた。総裁選を振り返り、こう語りかけた。「すごかった。勇気があった。影響力があった」

2117片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/24(月) 17:34:56
【首相交代】(上)新YKK“謀議”で「反麻生」
9月24日13時9分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070924-00000912-san-pol

■ いつの間にか町村派主導
 福田康夫を第22代総裁に選出した23日の自民党両院議員総会。福田が滝のようなフラッシュを浴びる中、両院議員総会長の谷川秀善が首相、安倍晋三のメッセージを読み始めると会場は急に静まりかえった。
 「首相の職を辞すことにより、今日の政治空白を招いたことに対し、麻生太郎幹事長をはじめ、自民党所属国会議員、党員・党友、そしてすべての国民の皆さまに心よりおわび申し上げます」
 メッセージで実名が挙がったのは麻生だけ。「自分が麻生支持を表明すれば、逆に麻生に迷惑がかかるかもしれない」と考えた安倍の最大限の配慮だった。それを感じ取った麻生は微動だにせず、目を潤ませた。
 北朝鮮問題などで安倍と敵対してきた福田が総裁選で圧勝したことは、自民党が「戦後レジームの脱却」を掲げた安倍路線を否定したことを意味する。「安倍路線の継承」を掲げた麻生は8派閥に包囲網を敷かれ、締め上げられた。あまりに厳しい選挙戦に、麻生陣営のある閣僚経験者は「今回の総裁選にスポーツマンシップはない。ケンカだ」とこぼした。
 その麻生が、下馬評をはるかに上回る132票もの国会議員票を獲得したことは、自民党に大きな衝撃を与えた。両院議員総会終了直後、握手をしようと追いかけた福田を振り払うかのように、麻生は演壇を降りた。自民党が昭和40〜50年代の「角福戦争」のような闘争に突入していくことを予感させる瞬間だった。
 福田陣営が党本部1階で開いた報告会には、支持議員約60人が集まった。津島派会長で元厚相の津島雄二、山崎派会長で元副総裁の山崎拓らは、「夢か幻か…」と目を潤ませる福田を満面の笑みで迎えた。
 しかし、福田擁立の立役者である元幹事長の古賀誠や加藤紘一の姿はなかった。元首相の森喜朗は、腹心の前幹事長、中川秀直に「ご苦労さん」と静かに声をかけ、福田と握手を交わしたが、笑顔を見せることはなかった。
                   ◇
 「11月にはテロ対策特別措置法の審議が行き詰まるだろう。そこがチャンスだ」
 安倍が辞任を表明する前日の11日夕、東京・紀尾井町のホテルニューオータニのフィットネスクラブ「ザ・ゴールデンスパ」で加藤がこうささやくと、山崎は深くうなずいた。

 11月1日に期限切れとなるテロ特措法の延長をめぐり、安倍政権が窮地に追い込まれるのは間違いない。それまでに安倍包囲網を構築し、一気に倒閣する。これが加藤が描いたシナリオだった。
 加藤は11日昼、山崎との密会に先立って「新YKK」のもう一人、古賀と東京・赤坂の日本料理店で会っていた。3人は安倍包囲網構築を掲げていたが、今年5月ごろから古賀は加藤らと距離を置くようになっていた。
 「山崎は『うちの派閥は安倍内閣への人材派遣会社だ』などと、はしゃいでいるじゃないか」
 「倒閣を成就させるには古賀を引きずり込むしかない」と考え、必死の説得を試みる加藤に、古賀は山崎への不信感をあらわにした。
 なかなか首を縦に振らない古賀に、加藤は山崎から7日にかかってきた電話の中身を打ち明けた。「訳の分からぬうちに安倍の続投が決まり、麻生が次期政権に向け露骨な動きをしている。このままでいいのか」
 「麻生」の名に古賀は目つきを一変させた。
 「麻生の渋谷の邸宅は門から玄関まで何分もかかる。そんな邸宅に住むやつに庶民の気持ちが分かるはずない!」
 同じ福岡県選出で「マコちゃん」「タロちゃん」と呼び合う仲だった2人の関係はこれほど冷え切っていた。
 3人は11日夜までに、次期総裁選は麻生以外の候補を担ぐことで合意した。世襲ではない「たたき上げ」の政治家ばかりで11月10日前後に会合を開き、次期総裁選に向けて本格的に動き出すことも決めた。会合に誘う相手として、総務会長の二階俊博、国対委員長の大島理森、津島らの名が挙がった。
 ところが翌12日午後、安倍は突然辞任を表明。具体的に煮詰まっていなかったとはいえ、「反麻生」で一致した3人の謀議が、福田擁立の受け皿となった。

2118片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/24(月) 17:35:13
                   ◇
 福田擁立にはもう一つ動きがあった。安倍の後見人である森である。福田の父である元首相、故福田赳夫の薫陶を受けた森はかねて「清和政策研究会(町村派)の首相候補はまず福田、次が安倍」と考えており、順番が逆になったことに複雑な思いを抱いていた。
 森が安倍の辞任表明を知ったのは外遊先のパリだった。慌てる森に一本の国際電話がかかった。「メディア界のドン」といわれる男からだった。
 「すでに山崎や古賀、前参院議員会長の青木幹雄は福田支持でまとまっている。あなたの残る仕事は派内の調整だけだ」
 森は青木に電話で意向を確認するとともに、町村派幹部には「他派閥に迷惑をかけているのだから自重しろ」と命じた。だが、すでに自民党内では「森は福田擁立で腹を固めた」との情報が流れていた。
 13日朝に成田空港に到着した森は同日昼、青木、山崎らとひそかに会談し、福田擁立を決めた。町村派がこの事実を知ったのは夜になってから。ある中堅議員は「昼間は『町村(信孝)擁立』と聞いていたのに、いつの間に入れ替わったんだ」と首をひねった。
                   ◇
 急速に党内をまとめ上げた福田擁立劇は、次期総裁最有力といわれた麻生を一気に引きずり降ろしたが、遺恨も残した。
 町村派を除く各派は、調整型の福田をそろって支持することで、森、小泉純一郎、安倍と続いた「清和研政権」色を薄めたいとの思いがあった。だが、当初、選挙対策本部が置かれたのは町村派事務所のある「グランドプリンスホテル赤坂」。陣営を取り仕切ったのは少し前まで安倍シンパを名乗っていた町村派議員で、司令塔は森と中川秀直だった。選挙対策本部は途中で自民党本部内に移ったが、町村派主導の選挙戦は最後まで続いた。
 福田擁立劇の主役の一人は「森が院政を続けるために、われわれが利用されたのではないか。なんかしっくりこない話だ」と不満顔。別の派閥領袖級も「大量に麻生に票が流れたのは町村派への批判の表れだ」と打ち明ける。
 各派領袖からは「自分で果たせる役割があるなら一緒になって支え抜く」(古賀)、「われわれの意見を聞き、バランスの取れた人事をやってほしい」(山崎)など、さっそくポスト要求の声が上がっている。福田が党役員人事、組閣でさじ加減を誤れば、各派の不満が噴出する可能性もある。
 ある閣僚経験者は「挙党態勢というのは意外ともろいものなんだ」とうそぶいた。総裁選は、自民党混迷の序幕にすぎないのかもしれない。
 (敬称略)

2119片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/24(月) 22:16:00
自公政権協議:「1円以上」領収書で難航 医療費問題でも
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070925k0000m010082000c.html

 25日の福田政権発足に向け、自民、公明両党が24日、国会内で政権協議を行った。公明党が、政治団体の「1円以上」の支出に領収書添付を義務づける政治資金規正法改正を両党の合意文書に盛り込むよう主張。自民党は政治資金の透明度を高める必要性では同意しながらも、1円以上には慎重姿勢を崩さず、協議は難航している。

 自民党から伊吹文明幹事長と谷垣禎一政調会長、公明党からは北側一雄幹事長と斎藤鉄夫政調会長が出席した。公明党は来年4月から始まる高齢者医療費の窓口負担引き上げ凍結も主張したが、自民党は財源の見通しがつかないとして難色を示した。両党は25日、自民党の福田康夫総裁と公明党の太田昭宏代表の会談で正式合意を目指す。【坂口裕彦】

 ◇強気姿勢の公明

 自民、公明両党による24日の連立政権協議は、政治団体の領収書問題で公明党が「1円以上の支出」への添付(現行5万円)を主張、中断を繰り返しながら夜まで続いた。同党が自民党に強く迫るのは、7月の参院選では「政治とカネ」の閣僚不祥事のあおりを受け、大敗したとの不満が党内に広がっているからだ。さらに、自民党が民主党との話し合い路線を模索し始めたことで、政権発足時にタガをはめておかなければ埋没しかねないとの危機感もある。

 「最悪の場合は(同じく1円以上への領収書添付をうたう)民主党案に乗ることもあり得ない話ではない。その時に損をするのは自民党だ」。協議が中断した午後3時過ぎ、公明党幹部は「民主党との連携」に言及し、強気の姿勢を示した。

 自公の政権協議はこれまで、連立維持を前提としたセレモニーの色彩が強かった。だが、今回は総裁選出から政権発足までの時間が短く、事前調整のない「ぶっつけ本番」(公明党幹部)。そうした状況が、かえって強く出られる下地となったともいえ、領収書問題だけでなく、高齢者医療費の窓口負担引き上げ(来年4月1日)の凍結なども強く求めた。

 ただ、公明党と自民党との関係は選挙を通じて一層深まっており、今回も連立維持が前提であることは変わりない。自民党にとって公明党は、弱体化した組織を補完する勢力であり、公明党は自民党と離れて存在感を発揮できる状況にない。

 それでも、政権協議でいつになく強く出たのは、太田昭宏代表の初陣でもあった参院選で近年にない大敗を喫し、党内や支持組織内に不満が充満しているためだ。政治とカネは、以前から公明党が強く主張できる分野でもあることも手伝い、党内には「『1円以上』でいくべきだ。メリハリのきいた連立が大切だ」(東順治副代表)などの声が強まっていた。

 自民党は、こうした公明党の態度を冷静に見つつ、反発する姿勢も示している。伊吹文明幹事長は記者団に「(政策実現には)野党も巻き込まないといけないのに、かっこいいことばかり言われても困る」と、ぶぜんとした表情で語った。【坂口裕彦、小林多美子】

毎日新聞 2007年9月24日 21時02分 (最終更新時間 9月24日 21時17分)

2120片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/25(火) 09:55:07
検証・福田総裁誕生/参院選惨敗時に擁立の伏流
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0923.html

 自民党の新総裁に選出された福田康夫元官房長官担ぎ出しの“伏流”は自民党が惨敗した七月末の参院選前後に生まれ、安倍晋三首相の退陣表明で一気に表面化した。その流れは禅譲を狙う麻生太郎幹事長を包囲し、短期戦の行方を方向付けたが、最後は票の流出も許した。派閥主導に見えた“福田雪崩”も、機先を制することで所属議員への統制力低下を補おうとした派閥幹部の戦術と多くの国会議員の「勝ち馬」志向が相まった自民党の流動化現象だった。

 ▽復権狙い

 首相が退陣表明する二日前の今月十日昼。国会近くで会食した加藤紘一、古賀誠両元幹事長の話題は「ポスト安倍」。その前日、首相がテロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊の給油活動継続に「職を賭す」と表明したからだ。

 「首相が変なことを言っている。政局になるかもしれない」。古賀氏がそう切り出すと、加藤氏は身を乗り出し「山崎拓(前副総裁)さんと話した方がいい」と応じた。二人の念頭にあったのは福田氏だった。

 退陣表明で動きは加速。十二日夕、古賀、山崎両氏が会談し、福田擁立を確認。夜には古賀、谷垣禎一元財務相が協議して、町村派名誉会長の森喜朗元首相側に「福田さんを出してほしい」と要請、森氏も了承した。

 山崎、加藤、古賀三氏の「新YKK」は、非主流派の中心的枠組み。米国重視のタカ派で、側近で周りを固め、世代交代を進める首相に異を唱える。福田氏は調整型で年代も近いが、属するのは町村派。派閥を率いながら他派閥候補を担ぐ古賀氏らの姿からは何とか主流派入りで復権したいという執念がかいま見える。

 昨年の総裁選に際しても福田擁立を模索、その後も公明党の女性議員と囲む会を開くなど連携を維持。参院選での自民党敗北が確実になりつつあった今年七月十八日には加藤、古賀両氏が会談、首相退陣の場合の対応で意見を交わすなど動きが活発化していた。

 ▽渡りに船

 「うちは謹慎だ。動くな」。七日からフランスに外遊中だった森氏は「退陣表明」の一報を聞いた直後、国際電話で町村派幹部に指令を出した。

 森氏は参院選惨敗当日、青木幹雄前参院議員会長らと「福田暫定政権」を模索するなど本命は福田氏だったが、無責任な退陣を受け「母体の派閥が真っ先に声を上げれば批判を招きかねない」と警戒していた。

 「他派の動きを踏まえ判断する」と様子を見ていた森氏に古賀氏らの動きは“渡りに船”だった。町村信孝会長(外相)の反応が唯一の懸念だったが「町村さんは派閥のエースであり、温存すべきだ」という“ほめ殺し”で説き伏せた。

 十三日夜、町村派の事務所に森、福田、町村三氏が集まった。

 森氏「福田さんが出たいと言っているが」

 町村氏「決意を固めたのであれば、喜んでお支えします」

 福田出馬が決まった。

 ▽駄目押し

 退陣表明までは禅譲を固めつつあった麻生氏だが、足元には反感が充満していた。幹事長として行った強引な党人事で中堅の不興を買い、拙速な平沼赳夫元経済産業相の復党容認では小泉チルドレンの反発を招いた。さらに事前に辞意を伝えられていたにもかかわらず対応しなかったことに強い批判が集中した。

 「首相が周辺に『麻生さんにだまされた』とこぼしている」「麻生氏は森氏に『福田さんを推すなら本気でけんかしますよ』と挑発した」

 麻生氏にマイナスとなる出所不明の情報が「反麻生」感情を増幅、福田氏に有利に働いた。駄目押しは小泉純一郎前首相の「支持」と「優勢」を伝える報道各社の世論調査。情勢を見ていた中堅、若手議員を動かした。

 十九日夕、自民党本部で発足した「福田先生と語る一回生有志の会」には代理を含め五十八人が参加した。しかし、郵政選挙で初当選した小泉チルドレンは「麻生氏には乗りにくいが、福田氏が世論の強い支持を受けるとも考えられない」のが本音のようだ。

 「迷わず福田さんを応援したい。でも衆院解散だけはしないでほしい」。井沢京子衆院議員が世論に敏感な若手の心境を代弁していた。最後まで迷っていたある若手議員は「一時、悪者だったが、すごい勢いで人気を回復していた」と麻生氏に投票した。視線は総選挙に向けられている。

2121片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 08:15:50
長勢元法相が投票ミス 首相指名選挙
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/070925/skk070925008.htm

 25日の衆院本会議の首相指名選挙で、自民党の長勢甚遠元法相が投票方法を間違え、河野洋平議長から異例の注意を受けた。投票には議員名を記した木札と投票用紙が必要だが、長勢氏は本会議場の壇上で用紙を忘れたことに気づき、木札を渡して議席に引き返した後、別の木札を添えて投票したため、木札の二重投票となった。長勢氏の票は有効扱いされたが、民主党は衆院議院運営委員会理事会で「たるみきっている」と糾弾。自民党の大島理森委員長は代議士会で「福田丸の出発に緊張感が足りない。国会の状況を考えてほしい」と怒鳴りあげた。

 河野議長は再開された本会議冒頭「国会議員に課せられた重大な使命を真摯(しんし)に受け止め、最善を尽くして国民の負託に応えてほしい」と注意した。

(2007/09/25 23:42)

2122片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 08:33:46
271 無党派さん New! 2007/09/26(水) 06:35:27 ID:JBOLnDYY
471 :名無しさん@八周年:2007/09/25(火) 22:03:41 ID:PC9ResAN0
>>449
当時の実態を知らないだろ?
古賀は確かに郵政民営化大反対だったけど、
自分の「生徒」には
「野党に利するような行動は慎め」と言ったんだよ。
つまり暗に棄権を示唆したわけだ。
後から古賀が言ってたけど、
生徒が、野党に拍手されながら嬉々として反対票を投じたことを非常に嘆いていた。
そして責任を感じて、小泉に会いに行った。
「俺はいいから、彼らの公認はどうにかならないか」と。
小泉は
「反対した者の公認はしない。しかし、あなただったら彼らをいつか救える。だからあなたは公認する」
これが事実上の「古賀派」のスタートだった。

2123片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 08:51:09
【首相交代】(下)麻生氏固辞 挙党の思惑はずれ
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070925/shs070925014.htm

 「本院は福田康夫君を内閣総理大臣に指名することを決しました」

 25日午後1時半。衆院議長、河野洋平の声が衆院本会議場に響くと、福田は席を立ち上がり晴れやかに一礼した。与党から大きな拍手がわいた。

 首相を退任した安倍晋三は福田の様子を最後列でジッと見つめ続けた。昨年9月26日に同様の拍手を浴びた自らの姿を重ね合わせていたのだろうか。安倍は午前中の安倍内閣最後の閣議では「山積する課題を前に去るのは断腸の思いだ」と吐露していた。

 安倍が本会議場に姿を現したのは午後1時3分。すでに開会を知らせるベルは鳴り終え、ほとんどの議員は安倍の入場に気づかなかった。前幹事長の麻生太郎が「本当にお疲れさまでした」と歩み寄ると、安倍は立ち上がろうとしたが、麻生は「そのままで…」と押しとどめ、深く頭を下げた。2人は握手で別れたが、安倍が本会議場で笑顔を見せたのはこの一瞬だけだった。

 24日朝、東京・神山町。久々に自宅でゆっくりしていた麻生は枕元の携帯電話の着メロに起こされた。声の主は福田の所属する町村派重鎮だった。

 「福田から何らかの入閣の打診があるかもしれないが、その時は受けてもらえないか」

 麻生は「私は長い間要職を与えていただいたので、しばらくゆっくりしようと思っています」と丁重に断ったが、声の主は「党が一致結束するためにもよろしく頼むよ」と念を押した。

 この数時間後、再び麻生の携帯電話が鳴った。今度は福田だった。

 福田「ぜひ内閣の一員として協力していただきたいのですが…」

 麻生「大変有り難いお言葉ですが、私は一政治家として内閣に協力したいと考えています。それよりも私を支持してくれた甘利明(経済産業相)や、鳩山邦夫(法相)らをぜひよろしく」

 福田「まあ、一晩よく考えてください」

 穏やかな会話の中に、福田と麻生の政治的思惑が交錯した。

 福田にとって、総裁選で197票を獲得した麻生は「野放しにできない」存在だった。将来の「福田降ろし」の温床ともなりかねない麻生支持勢力を骨抜きにするためには、麻生自身を閣内に取り込むのが最善の一手だった。

 これに対して、麻生はそうやすやすと福田に取り込まれるわけにはいかなかった。派閥の締め付けに耐えて支持してくれた議員の気持ちを考えず、自らが入閣すれば求心力が一気に弱まるからだ。

 福田は25日の衆院本会議場でも「考えてくれましたか」と麻生に握手を求めたが、麻生の気持ちは変わらなかった。

2124片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 08:52:16
 官房長官に就任した町村はよほど悔しかったとみえ、初会見で「長い閣僚生活にくたびれたならば、なぜ首相に立候補したのか」と皮肉った。

 24日に行われた「党四役」人事には早くも不満の声が噴出した。特に第2派閥ながら安倍政権に続いて派内から党四役を出せなかった津島派は、財務相の額賀福志郎が総裁選出馬断念に追い込まれた経緯もあるだけになおさらだ。

 25日昼に都内で開かれた津島派の臨時運営幹事会。会長の津島雄二は「四役に代表選手を送り込めず申し訳ない。福田総裁は閣僚ポストでできるだけ配慮すると言ってくれた」と釈明したが、数名が「党執行部にきっちりモノが言える派閥運営をすべきだ」と不満を爆発させた。

 衆院での首相指名選挙直前に、福田は国会内で開かれた公明党の代議士会に顔を出した。

 「ここに来ても特別な所に来た気がしない。しっかり協力関係を築き、誠心誠意つとめたい」

 久々のハト派政権を歓迎する公明党は大きな拍手で福田を迎えたが、続いてあいさつした自民党幹事長の伊吹文明の言葉に、前代表の神崎武法らの笑顔が一瞬消えた。

 「政策は大事だが、人間の信義というものがある。苦しい時も約束を守る。うれしい時に有頂天になり、苦しい時にした約束を忘れるようでは、どんなに政策が立派でもこういう人間関係はうまくいきません」

 伊吹にも拍手が送られたが、ある公明幹部は「『自民党の弱みにつけ込むようなマネはするな』とクギを刺しにきたのか」といぶかる。

 7月の参院選で愛知、埼玉、神奈川で現職候補を落とす歴史的大敗を喫した公明党は、その敗因を「自民党に追随しすぎ、ブレーキ役を果たさなかったためだ」と結論づけた。支持母体の創価学会からも「閣外協力も視野に入れるべきだ」との声も上がる。

 13日昼に開かれた公明党衆院議員団会議では、国土交通相の冬柴鉄三が「自民党といつまでも『親密なだけの関係』を続けていてよいのか。自民党は選挙で応援してほしいだけなのかもしれない。考えを変えていかなければいけない」と言い切った。長く自民党とのパイプ役を務め、「自民党よりも自民党らしい」といわれてきた冬柴の発言だけに周囲は驚いた。

 閣僚差し替えを最小限にとどめ地味なスタートを切った福田政権。25日夜、福田と公明党代表の太田昭宏との初の党首会談がなごやかに行われたが、自公の絆(きずな)にはすでにほころびが見え始めている。(敬称略)=この企画は石橋文登、水内茂幸、佐々木美恵が担当しました。

(2007/09/25 22:39)

2125片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 09:16:02
麻生氏固辞、挙党に傷 入閣打診「すれ違いざまの話じゃない」
2007年9月26日 07時12分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007092690071204.html

 25日に始動した福田内閣。ほとんどの閣僚が再任された中、焦点は、先の自民党総裁選で善戦した幹事長・麻生太郎の処遇だった。組閣の舞台裏を追った。 (自民党取材班、敬称略)

 23日の総裁選で当選を果たした福田は、内閣・党役員人事の骨格をその日のうちに固めていた。

 福田の指南役である元首相・森喜朗は、首相・安倍晋三に代わってニューヨークで開かれる地球温暖化防止に関する国連ハイレベル会合に出席するため24日昼に離日、26日夕に帰国することになっていた。

 森が離日する前に、人事の大枠を決めておく必要があったのだ。

 再任されたある閣僚は、森が23日に「(安倍改造内閣の発足から)1カ月たたないのに閣僚を辞めさせたらかわいそうだ」と語っていたと振り返る。

 この時点ですでに、外相・町村信孝の官房長官横滑りや文部科学相・伊吹文明の幹事長起用に伴う小幅入れ替えにとどめる方針が固まっていた。

 福田は23日夜、津島派会長・津島雄二に電話し、同派から党3役には入らないものの「閣僚ではできるだけ配慮する」と告げ、同派所属の財務相・額賀福志郎らを再任する見通しを伝えた。

 福田に残された難問は麻生の処遇だった。

 麻生を冷遇すれば、福田が掲げる「挙党態勢」に傷がつき、「論功行賞」との批判が強まる。麻生が党内で反主流化すれば、政権運営の不安定要因を抱えることになる。福田は何とか、麻生を閣内に取り込みたかった。

 「長い間要職にあったので、しばらく休ませてほしい」

 24日昼、自民党本部で開かれた総務会。福田が「これからもよろしくお願いします」と入閣を打診したのに対し、麻生は難色を示した。

 あきらめきれぬ福田は25日、衆院の廊下で顔を合わせた麻生に「考え直してください。お願いしますよ」と再考を促した。

 このとき麻生は笑ってごまかしたが、福田と別れた後、周辺に福田への不信感をぶちまけた。

 「すれ違いざまに言うような話じゃない」

 総裁選で麻生の推薦人に名を連ねた経済産業相・甘利明、法相・鳩山邦夫の再任、そして麻生派の入閣待望組である鈴木恒夫の初入閣が担保されていないのに、自分だけポストにありつくわけにいかなかった。

 加えて、麻生なりの計算もあった。

 麻生は総裁選で国民的人気の高さを党内外に見せつけ、党内では「次の総裁はかなりの確率で麻生だ」(津島派幹部)との見方が強まっている。

 今は福田と距離を置き、次の総裁選をにらんで、実力を蓄えたほうがいい−。

 「麻生さんは休憩するべきだ。これだけ人気が出たのだから、全国遊説をしたほうがいい」

 麻生と近い元総務副大臣・山口俊一も25日の麻生派総会で、麻生にこう訴えた。

 福田は結局、鈴木の入閣は見送ったものの、交代するとの見方も出ていた甘利と鳩山を再任し、麻生への配慮を示した。

 しかし、福田内閣が窮地に陥れば、次期総裁選レースの号砲がなる。麻生を閣内に取り込めなかったツケは、政権の火種としてくすぶり続けることになる。

(東京新聞)

2126片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 14:27:01
検証・福田人事/福田流サプライズに波紋
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070924.html

 自民党の福田康夫新総裁は二十四日、党運営の要となる幹事長に大方の予想を裏切る伊吹文明文科相を起用、「福田流サプライズ」は党内に「訳が分からない」(津島派幹部)などの波紋を広げた。総裁選で福田氏を支持した派閥領袖の中でも「天下取りへの野心が強くない分、抵抗も少ない」(幹部)伊吹氏の登用には、党内バランスを重視する森喜朗元首相の影もちらつく。一方、古賀誠元幹事長が当初提示された総務会長をけって選対委員長に就いた背景には「ポスト福田」をにらんだ思惑も見え隠れした。

 「(福田氏の父の)福田赳夫蔵相時代、大蔵省でお仕えしたんですよ」。新執行部が顔をそろえた党役員会で、幹事長就任に対する微妙な視線を感じた伊吹氏は、福田氏との縁を強調してみせた。

 福田氏は総裁選に名乗りを上げて以降、所属する町村派名誉会長の森氏と頻繁に接触。総裁就任後の人事をめぐり意見交換を重ねてきた。焦点の幹事長には当初、古賀氏や谷垣禎一政調会長、二階俊博総務会長が浮上した。

 しかし、森氏は「実力者だけに、古い自民党のイメージも強い」と古賀氏起用に難色を示し、谷垣、二階両氏についても町村派などから異論が続出。「実務的で福田氏好み」(側近)の伊吹氏に落ち着いた。

 「早い時期に選挙になるかもしれない。またいろいろお世話になるからよろしく」。二十三日昼、総裁選の投票を前に国会近くのホテルで開かれた福田氏の決起集会終了後。会場に残った森氏は、伊吹氏の背中をたたきながら真剣な表情で幹事長就任を“内示”した。

 「選挙のことは一切仕切らせてもらっていいですか」。二十四日午前、自民党本部の総裁室。古賀氏が詰め寄ると、福田氏は「もちろんです」とうなずいた。

 福田氏にいち早く出馬を働き掛け勝利の流れをつくった古賀氏は、当初は「受諾する」と漏らしていた総務会長を拒否。人事当日にポストが入れ替わる異例の展開となった。周辺によると、古賀氏は福田氏が選対委員長について(1)党三役と同格にする(2)総裁直属とする―構想を示すと、即座にこのポストを強く希望したという。

 古賀派幹部は、古賀氏が「ポスト福田」を決める次期総裁選を、自身と連携する谷垣氏と麻生太郎前幹事長の争いになるとみて「権威はあるものの実権のない総務会長になるよりも、公認調整などで強い権限を持つ選対委員長として党内ににらみを利かせ、戦いを有利に運ぶ狙いがある」と指摘する。

 一方、福田氏を担ぎながら執行部入りできなかった山崎派では二十四日、派閥事務所に集まった幹部から「応援した意味がない。閣僚人事では優遇してもらわないといけない」と不満が続出。しかし、福田氏は人事について記者団に「今の政治情勢から見て適材適所ということですよ」と語った。

2127片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 14:27:54
福田新内閣/挙党ほころび、暗雲晴れず
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2007/0925.html

 福田新内閣は、官房長官と自民党役員人事に伴う穴埋めにとどめた事実上の“部分改造”で船出した。「安全運転」を優先した結果だが、自民党総裁選で、四割近い百九十七票を獲得して善戦した麻生太郎前幹事長が入閣を固辞し、「挙党態勢」にほころびも。小沢一郎代表が「参院首相」(野党幹部)に指名された民主党は早期の衆院解散・総選挙を目指して対話路線の新内閣に対決姿勢を強める。参院での与野党逆転で暗雲垂れ込める与党の頭上に晴れ間は見えない。

 ▽幻の麻生文科相

 「私は福田さんを支えますが、敗れた私の入閣は筋が違うと思います」。二十四日午後、携帯電話で首相選出前の福田康夫総裁から「文部科学相」での入閣を要請された麻生氏は、即座に断った。

 この日午前八時すぎにも、麻生氏には福田氏に近い森喜朗元首相から打診があった。あらためての要請には「一定の票を集めた麻生氏を取り込んで党内基盤を固めるとともに国民に結束をアピールしたい」(町村派議員)という思惑があった。

 二十五日午後一時半すぎ、衆院本会議後。あきらめきれない福田氏は、国会内の廊下で、固辞し続ける麻生氏に握手を求めながら耳元で「そんなこと言わずにお願いしますよ」と粘った。

 安倍晋三首相を支えて「禅譲」を狙った麻生氏のシナリオは、唐突な政権放棄で狂った。「ポスト福田」を視野に入れ、政権と一定の距離を保つ必要性を痛感したようだ。

 ▽アドバイス

 「わたしは党内の人間関係を十分に把握し切れていないので…」。福田氏は二十三日に新総裁に選出された後、森氏と青木幹雄前参院議員会長に幾度か電話を入れ党人事や組閣でアドバイスを求めた。森氏は「官房長官は『総裁派閥』から出すのが普通だ」が持論だ。

 安倍首相も昨年九月の組閣の際、「党幹事長か官房長官のいずれかは、清和政策研究会(旧森派、現町村派)から出すべきだ」という森氏の助言を受け入れ中川秀直氏を幹事長に起用した。内閣の要である官房長官への町村氏起用には森氏の後押しがあったようだ。

 八月末に安倍首相が内閣改造したばかりの上、国会会期中という事情から、大半が再任。一方、高村正彦防衛相が二度目の外相に横滑りし、防衛庁長官経験者で安全保障政策に精通した石破茂氏が防衛相に起用された。海上自衛隊によるインド洋での給油継続を視野に「手堅い布陣を敷いた」(自民党筋)とみられる。

 ▽大変光栄だ

 二十五日午後二時すぎ、民主党代表の小沢氏は珍しく報道陣を国会内の役員室に招き入れた。部屋のテレビは、参院の首相指名選挙で小沢氏が選出される瞬間を中継していた。同席した奥村展三衆院議員が「衆院でもこうなればいい」と水を向けると、小沢氏は記者団に言い切った。

 「指名していただいて大変光栄だ。参院選で(野党が)過半数を取ったのだから、結果はこうなるに決まっている。これからは衆院選で国民に判断を問う以外ない」。パフォーマンスを好まない小沢氏がこの場を設定したのは、解散・総選挙に向けた強い決意を世論にアピールするためだ。

 「参院選の結果が直近の民意だ」。社民党の福島瑞穂党首は参院での決選投票後、あいさつ回りで訪れた小沢氏をこう激励した。参院選での民意が次の衆院選でも再び示されるかどうか。それは福田新内閣との対決の行方にかかっている。

2128片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 22:05:16
次期衆院選後に民主と大連立も=消費税上げで−自民・山崎氏
9月26日19時2分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070926-00000138-jij-pol

 自民党の山崎拓前副総裁は26日午後、千葉市内で講演し「次の衆院選後に何かが起きる。政治の安定を求める作用が働くので、それは大連立なのか、政界再編なのか(分からないが)必ず起きるだろう」と述べ、衆参で与野党勢力が逆転している「ねじれ現象」を解消するため民主党との大連立もあり得るとの見方を示した。
 山崎氏は、福田康夫首相が消費税率引き上げの必要性に言及していることに触れ「次の衆院選後に自民党が過半数を維持できたとしても必ず消費税問題は出てくる」と指摘。その上で「そうなると大連立とか政界再編は1つの手なので、消費税を結節点として行われることもあるのかなと思う」と語った。

2129片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 22:06:33
中国では福田新政権誕生を歓迎 ネット上では「『のび太首相』が誕生」と話題に
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070926/20070926-00000938-fnn-pol.html

自ら「背水の陣内閣」と名づけた福田新政権が、26日から本格始動した。注目の日中関係をめぐっては、思わぬところで人気が急上昇している。
26日に本格始動した福田新政権。
韓国では、国際ニュースのトップで伝えるテレビ局もあった。
アメリカのヒル国務次官補は、FNNの単独インタビューに対し「われわれは、拉致問題を重要視しています。日本との関係を犠牲にしてまで、北朝鮮と交渉を続けようとは思わない」と述べ、福田政権との協力を約束した。
一方、アメリカのワシントン・ポスト紙には、「カリスマ性のない党の長老が新首相に」と、辛口の記事が掲載された。
一方、中国では2006年、当時の小泉首相の靖国参拝をめぐり、大規模な抗議デモが起きたが、福田首相が「在任中の靖国参拝はしない」と明言していることや、父・福田赳夫氏が1978年に日中平和友好条約を締結した際の首相だったことなどから、「日中友好派」と受け止める人が多いという。
中国外務省の姜瑜報道官は「福田氏が日本の新首相になられたことを祝福します。中日関係が健全で安定した軌道で前向きに発展していくように推し進めます」と述べている。
さらに中国では、インターネット上などで、「のび太首相が誕生した」と話題となっているのが、
あるブログには、「福田首相は、『ドラえもん』のキャラクター『のび太』君が成長した姿で、首相になったのは、ドラえもんの力があったからに違いない」と書かれている。
実は、中国での「のび太」君の表記が「野比康夫」だったことなどから、「のび太首相が誕生した」と、ちょっとした騒ぎになっている。
中には、「麻生より福田が当選した方が、中国に有利だ」といった書き込みも見られた。
富士通総研経済研究所の朱炎主席研究員は「(福田首相誕生で中国は)安心してるということで、まず歓迎するんですね。福田首相なら日中関係は安定するとみているのが、一番大きな理由ですね」と話した。

2130片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/26(水) 22:38:05
福田家、政務秘書官も「親子2代」 首相の長男が就任
2007年09月26日21時46分
http://www.asahi.com/politics/update/0926/TKY200709260395.html

 福田首相を支える首相秘書官5人が26日、決まった。政務秘書官には長男の達夫氏(40)を起用。首相も父赳夫氏の首相秘書官を務めており、ここでも「親子2代」となる。

 達夫氏は民間企業勤務を経て、首相が官房長官時代に秘書になった。日程管理などに加え、地元・群馬で父親の代理で会合に頻繁に出席するなど、「後継者になるのでは」と目されている。

 小泉内閣では、30年以上秘書を務めた飯島勲氏が、メディア対策や郵政選挙の候補者擁立にかかわるなど、時に政治家顔負けの力量を発揮し、長期政権を支えた。安倍前首相の井上義行秘書官も政策決定やメディア対策などへの関与を強め、時に官邸や与党の政治家とあつれきを起こした。

 ただ、歴代政権を見ると、政務秘書官は首相の個人事務所の秘書や身内から起用され、首相の日程管理や、党務や選挙区での代理などを任されるのが通例だ。首相も達夫氏に、そうした役割を期待しているようで、官邸の体制は小泉、安倍政権時代とは変わりそうだ。

 一方、4人の事務担当秘書官のうち、財務省文書課長から起用された林信光氏(旧大蔵省に80年入省)と外務省国際協力局政策課長からの石兼公博氏(81年入省)は、ともに首相が官房長官時代の秘書官。首相は官房長官退任後も、2人とのつきあいを続けており、気心のしれた間柄と言えそうだ。首相はこのほか、警察庁の栗生(くりゅう)俊一刑事企画課長(81年入庁)、経済産業省の菅原郁郎総務課長(旧通産省に81年入省)を起用した。

2131片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/27(木) 08:04:37
福田内閣:検証…新政権の舞台裏
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070927k0000m010172000c.html

 福田内閣が26日、正式に発足した。自民党総裁選から組閣までの舞台裏を検証した。(敬称略)

 ◇福田は当初「麻生幹事長」…森「大変なことに」

 「報復人事はしない」。首相・福田康夫は総裁選中盤からこう口にすることが多くなった。総裁選の翌日の24日夜、国連の会合から帰国した町村派会長・町村信孝(当時外相)と東京都内のホテルで会った際、同派の福田は前幹事長・麻生太郎の入閣を打診したことを明かした。

 福田は当初、麻生を自分の政権でも幹事長に起用する考えだった。ただ、父赳夫は首相就任時、最大のライバルだった大平正芳を幹事長にした「甘さ」がたたり、2年後の総裁予備選で大平に大差で敗れた。そのことを当時、官房副長官だった森喜朗も、首相秘書官の福田も忘れない。

 しかし、総裁選中、麻生の攻撃力を目の当たりにした福田は、リスクを背負ってでも、麻生の協力を取り付けようと考えたようだ。そんな中、福田の「麻生幹事長案」を知った森は「そんなことをすると党内は収まらずに大変なことになる。それでも麻生をと言うなら、内閣で処遇するしかない」と漏らし、森の考えは福田にも伝わった。

 24日午後、自宅でくつろいでいた麻生の携帯電話が鳴った。相手は福田だった。「閣内で協力していただけませんか」

 福田の入閣要請だったが、ポスト名の提示はなかった。麻生は「私は小泉政権の政調会長以来、要職が続いている。1議員として支えたい」とやんわり断った。

 麻生派16人を大きく上回る議員票132票という支持の広がりをどう維持していくか。ポスト福田をにらむ麻生の最大の課題だ。自らが入閣しては一気に求心力を失う。そのうえで麻生は「わが派としては鈴木恒夫、森英介の2人をお願いしたい」と付け加えた。

 麻生派幹部は「福田は麻生を伊吹文明(幹事長)の後任の文部科学相で処遇する意向だったと聞いた。しかし、麻生は鈴木の文科相を求めた」と解説する。

 外相、党幹事長と歴任してきた麻生にとって、文科相は総裁候補として受けられるポストでないのは自明の理。鈴木は麻生派の前身の河野派を率いた河野洋平(現衆院議長)の側近。文教族として長い経験を持っており、入閣待望組だ。

 福田周辺も「鈴木は候補だった」と認めたが、結局、文科相に起用されたのは山崎派の渡海紀三朗だった。

 山崎派会長の前副総裁・山崎拓は、総裁選で「福田支援」をいち早く表明した8派の領袖級ではただ一人、今回無役に甘んじた。渡海の初入閣は、重要ポストに起用できなかった山崎へのせめてもの配慮と言えた。

2132片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/27(木) 08:04:58
 ◇官房長官は細田、中山案から町村に

 「内閣を一緒に動かしていこう」。福田は20日、外遊を控えていた町村を呼び出した。官房長官とは明示しなかったものの、事実上官房長官起用を告げた瞬間だった。町村派幹部は「町村さんは官房長官を強く希望した。福田さん、町村さんが2人だけで話した時に、町村さんが意欲を伝えた」と明かす。

 一方、町村自身の意欲とは別に、森は、同派で官房長官を握るという固い意思を福田に早々に伝えていた。

 安倍改造内閣が実質17日の短命に終わったのは、幹事長は麻生、官房長官は与謝野馨と町村派以外に明け渡したことが要因との思いを、森は深めていた。しかし、森は「町村官房長官」と最初から考えていたわけではない。福田がテロ対策特措法延長問題の担当閣僚の外相交代をためらったことも影響していた。

 町村以外の同派からの有力な官房長官候補は、幹事長代理・細田博之だった。事務総長・中山成彬も候補に挙げられたが、中山は森に「私は福田さんと思想信条が違います。私がなれば閣内不統一にもなりかねない」と固辞した。

 細田は、小泉内閣の福田官房長官の後任で、福田の信頼も厚い。ただ細田起用のネックとなったのは、森の盟友、前参院議員会長・青木幹雄の存在だった。7月の参院選(島根選挙区)で、青木の側近、景山俊太郎が落選したことでは、衆院島根1区選出の細田の努力不足も一因というのが青木の考えだったという。

 官房長官の人選には、森、青木、それに町村のライバルでもあり、森側近の元幹事長・中川秀直の3人の意向が大きく影響した。総裁選を機に町村派に復帰したばかりの中川が森や福田に「町村さんが(官房長官を)やりたいというのならやってもらって構いません」と語ったことも決め手の一つだった。このように、安倍政権時代、塩崎恭久、与謝野と続いた「非町村派」官房長官の流れを消し、自派官房長官を実現させたことは、福田政権に対する森の満足ぶりを雄弁に物語っていた。

 24日夜、ニューヨークで開かれた国連主催の夕食会で、政府特使だった森はブッシュ米大統領から「私は福田をよく知っている。日米関係の重要性をよく知る政治家だ。ライス(国務長官)からもよく聞いている」との言葉を引き出し、福田と外相を務めてきた町村の2人を側面支援する姿勢をにじませた。

毎日新聞 2007年9月27日 3時00分

2133片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/27(木) 08:10:01
福田人事の舞台裏、総裁選前に「町村官房長官」、党内融和優先の陰に、出身派閥主導で
9/27日経
 二十六日に正式発足した福田内閣。臨時国会開会中という制約のなか、閣僚交代を最小限にとどめざるを得なかった首相、福田康夫がこだわりをみせたのが、自民党総裁選で争った麻生太郎の処遇と、町村信孝の官房長官起用だった。ただ、麻生の入閣は幻に。元首相、森喜朗の意向を背景にした出身派閥の町村派主導の調整も鮮明になり、小泉、安倍両政権で際立った首相主導の手法とは一線を画す人事だった。(文中敬称略、肩書は当時)=1面参照
 「内閣を一緒に動かしていきたい」。総裁選を二日後に控えた二十一日夜。福田はひそかに外相の町村と都内で会い、こう伝えた。
 福田は総裁選の終盤、人事を巡って森とたびたび接触。森は各派の希望などを伝えつつ「幹事長か官房長官は率直に話ができ、相談できる人がいい」と助言した。
 福田は挙党態勢に配慮し、党三役級に各派会長クラスを充てる方向で検討していたため、官房長官には町村派幹部を起用する線で調整に入った。
 森は「外相と財務相は留任が望ましい」とみていた。この路線を貫くなら町村は外相再任となることから、町村派の官房長官候補には細田博之、中山成彬らが取りざたされた。が、福田が選んだのは町村だった。
 二十四日午後六時半。福田は慶応大病院で入院中の首相、安倍晋三を見舞った後、グランドプリンスホテル赤坂の一室でニューヨークから帰国したばかりの町村と再び会談。夕食をともにしながら閣僚の顔ぶれを話し合った。
 福田は「報復人事はしない」との意向とともにこう明かした。「麻生さんに枢要ポストを打診している」
 国民的人気が高い麻生が非主流派として元政調会長の中川昭一らと結束すれば波乱要因になりかねない。二十三日、福田は新総裁選出の臨時総務会後、麻生に歩み寄って初めて入閣を直接打診。森も閣内に取り込むことを強く望んだ。
「無役で備える」
 麻生は「長年要職を務めたのでしばらく休憩したい」と固辞。福田は二十五日、首相指名を受けた衆院本会議後、麻生とすれ違いざまに「考え直してください」と最後の説得を試みたものの、麻生は取り合わなかった。麻生周辺の一人は「『福田後』に向けて力を蓄えるには無役の方がいい」と漏らした。
 「サプライズ」のほとんどないなかで、唯一党内に驚きが広がったのが伊吹文明の幹事長起用だった。
 「総裁より長く話すのは幹事長の失格条件だ」。二十五日午後の党代議士会。伊吹は福田をたてる思いを強調して笑いを誘った。二人はもともと定期的に顔を合わせ、気心の知れた仲とされる。
 幹事長には古賀派会長の古賀誠の名もあがったが、町村派には党務の経験が豊富な古賀の起用には懸念があった。幹事長は人事や資金を巡る権限を一手に握るだけに「母屋を奪われかねない」(町村派幹部)。
 福田は古賀にいったん総務会長を打診したが、古賀は自ら選挙対策委員長を希望。選挙を事実上取り仕切ることで折り合った。「古賀幹事長」は見送られたが、町村派には警戒感が残る。
 二十六日夕、米国から帰国した森はその足で首相官邸に向かった。福田に祝意を伝えるとともに強く激励した。「とにかくがんばりなさい。『背水の陣』だから」

2134片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/27(木) 08:43:50
政治資金「すべて公開」及び腰 自民にいら立つ公明
9月27日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070927-00000072-san-pol

 福田政権にとり最重要課題の一つが「政治資金の透明化」。福田康夫首相は「政治の信頼を取り戻す第一歩」と意気込む。だが、公明党が、すべての政治団体の1円以上の全経費を公開するよう求めているのに対し、自民党は及び腰だ。一方、民主党は全領収書の公開を義務付ける政治資金規正法改正案を今国会に提出する構えをみせている。自民党は板挟みとなった格好だが、首相は大ナタを振るうことができるのか注目される。

 自民党は26日、党改革実行本部の「政治資金の透明化に資するプロジェクトチーム」(PT、山口泰明座長)の初会合を開いた。10月1日に予定される公明党との協議までに具体策をまとめる。

 党内では、領収書を全面公開するのではなく、第3者機関を設置し、政治資金の収支をチェックする案を軸に法改正を検討している。ただ、どこまでの政治団体を対象とし、どのレベルまで一般公開するか詳細は煮詰まっておらず「議論百出の状態」(山口氏)だ。

 自民党が具体策作りを急ぐのは、25日の自公党首会談の政権合意で「政治資金の透明化」が重点政策課題の一つとなり、1円以上の支出に領収書等添付を義務づけ「今国会で成案を得ることを目指す」と取り決めたからだ。

 これを受け、首相は25日夜の記者会見で「政治とカネの問題は、国民の不信を買った大きな問題だ。政治資金収支報告にかなりずさんな部分があった。政治家一人一人が問題の重要さを感じ取り、間違いない報告を常に示すことができるようにしなければいけない」と表明。26日には伊吹文明幹事長を首相官邸に呼び、与党間で早急に具体案の骨子をつくり、民主党にも協議を呼びかけるよう指示した。

 公明党が政治資金の透明化を急ぐのは、「年内解散」の見方も浮上する中、早く「政治とカネ」の問題を決着させ、クリーンなイメージを打ち出したいからだ。それだけに、民主党にねじ込まれる形での決着は避けたいとの思いもある。

 公明党は、自民党案の「第三者機関の設置」まではのんだが、それ以上は譲歩しない方針だ。煮え切らぬ自民党に対し、公明党の北側一雄幹事長は26日、「具体的な案を自民党に早く示してもらわないといけない。私どもは1円以上の領収書の公開をしてもよいのだ」と苛立ちをあらわにした。

 一方、民主党は、自公両党の足並みの乱れを見透かしたかのように、政治資金規正法改正案をまとめる方針。自民党の第三者機関設置案には「一般に公開しない公開なんて公開じゃない」(小沢一郎代表)と批判を強めている。

2135片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/27(木) 12:03:44
ネット威力の麻生人気/古賀氏へあてつけ 『総裁選』記者座談会
2007年9月27日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007092702051897.html

 安倍晋三氏が突然、首相を辞任する意向を表明したのが十二日。それから二週間後の二十六日、福田内閣が正式に発足した。現場を取材してきた記者たちが、激動の二週間を振り返った。

 A 安倍氏の突然の辞意表明には驚いた。

 B 入院が長引き、二十五日に記者会見に姿を現した時にはホッとすると同時に驚いた。ほおはこけ、声はかすれて痛々しかったから。ゆっくりと休んでほしい。

 C 安倍氏が入院しても、政府は首相臨時代理を置かなかった。やつれた姿を見たら、正しい判断ができる状態だったのか疑問を持った。

 A ポスト安倍レースで先行していた麻生太郎氏は、福田康夫氏に一晩で形勢を逆転された。

 D 辞意表明の二日前に安倍氏から辞意を聞いていた、と麻生氏が明かしたのが痛かった。「ほかの幹部に相談すべきだった」「なぜ止めなかった」と批判を浴びた。

 A 福田氏は八派閥の支持で優位に立った。

 E 麻生氏は「芝居の幕が開いたら、すべて終わっていたというのはどうか」と福田陣営を批判した。福田氏担ぎ出しで中心的役割を果たした古賀誠氏は「舞台は幕が開いたら始まり。政治は幕が開いたら終わり」とよく口にする。麻生氏の発言は間違いなく古賀氏へのあてつけだ。二人の不仲は周知の事実。遺恨の深さを垣間見た。

 B 一部の小泉チルドレンの風見鶏ぶりにはあきれた。「小泉純一郎氏の再登板しかない」と騒いでいたのに、小泉氏が不出馬を明言すると福田氏に乗り換え、出陣式に押しかけた。ベテラン議員は「無節操極まる」とまゆをひそめていた。

 F 劣勢の予想に反して麻生氏は善戦した。

 D 麻生陣営の若手がブログで、総裁選当日に党本部前で麻生支持を訴えるよう呼び掛けたら、若者が多数集まって騒然となった。麻生人気もさることながら、ネットの威力を思い知らされた。

 G 福田陣営の締め付けは、あまり効果がなかったようだね。

 E 投票前の出陣式で縁起担ぎにカツカレーを食べた。前回総裁選の安倍氏の出陣式でもカツカレーが出されたが、やはり相当な票が他候補に流れた。「カツカレーは縁起が悪いんじゃないの」との声も出ていた。

 A 福田氏の人事の評価は。

 D ただ一つのサプライズは伊吹文明氏の幹事長起用だ。一部の派閥幹部は前夜に情報を入手していたが、まともに取り合う人はいなかった。

 F 福田新首相への期待は。

 B 前回の総裁選は出馬を見送ったのに、今回はあっさり出馬を明言してあっけにとられた。

 C 出馬の動機が「みんながやれと言うので」という説明はいただけない。一国の宰相になろうというのだから、情熱を見せてほしかった。

 E 官房長官時代、自ら電話して飲食店の予約を取ったり、細かな仕事も自分でこなしていた。サラリーマンの経験が長かったからだろう。庶民的な感覚をどう生かすのか注目したい。

2136片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/27(木) 23:49:30
2007/09/27-19:03 自民各派、福田内閣の高支持率を歓迎=麻生氏は「総裁選のおかげ」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007092700925

 27日に開かれた自民党各派の総会では、報道各社の世論調査で福田内閣が50%台の高支持率を記録、上々の滑り出しとなったことを歓迎する声が相次いだ。
 町村派会長の町村信孝官房長官は「いわゆるご祝儀相場だろう」と謙遜(けんそん)しつつ、「しっかりと実績を上げていかないと、この支持率を維持するのは難しい。意見や批判を率直に寄せてほしい」と結束を訴えた。
 総裁選でいち早く福田康夫首相支持を打ち出した古賀、山崎、谷垣3派の会長も、安堵(あんど)の表情を浮かべた。古賀誠選対委員長は「国民は落ち着いた、安定した政治を望んでいるのではないか」と指摘。谷垣禎一政調会長は「ありがたいことだ」と語り、山崎拓前副総裁も「高い支持率を維持することが肝要だ」と強調した。
 一方、総裁選で首相と争った麻生派会長の麻生太郎前幹事長は「(高支持率は)総裁選を11日間にわたってやったおかげだ」と皮肉っぽく語ったが、「さわやかに福田新総裁の下、頑張っていかなければならない」とも付け加えた。
 伊吹派の中川昭一会長代行は「一致団結して、国家の難局に頑張っていかなければいけない」。津島派の津島雄二会長は「互いの苦労を理解し合って進んでいきたい」とあいさつした。

2137片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/29(土) 00:27:23
後藤田元政務官、津島派を離脱し無派閥に
2007年09月28日21時03分
http://www.asahi.com/politics/update/0928/TKY200709280351.html

 自民党の後藤田正純衆院議員(38)は28日、津島派の津島雄二会長に退会届を出し、同派を離脱して無派閥となった。津島氏もこれを受け入れた。後藤田氏は朝日新聞の取材に対し、「既存の派閥から距離を置き、政権におもねらない議論を進めて国民の目線に立った政策提言をしていきたい」と理由を語った。

 後藤田氏は徳島3区選出で当選3回。安倍前首相の外交・内政政策に批判的で、総裁選では福田首相を支持。与謝野馨氏(無派閥)、園田博之氏(谷垣派)らを慕って勉強会を続けてきた。

 今後の活動について「政策や理念で行動できる政策集団をつくりたい。既存の派閥に対して、これでいいのかという国民の思いと国会議員の思いを代弁できる受け皿になりたい」と話している。

2138片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/29(土) 00:30:46
新体制に不満の派閥も/早くも「次」狙い
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20070927.html

 自民党各派は二十七日、総裁選後初の総会を開催、党役員や閣僚人事の「収支決算」をめぐり明暗が交錯した。ポストに恵まれなかった派閥からは不満が噴出。「うたげ」は終わりを告げ、早くも次の人事での処遇を求める動きが出始めた。

 「わが派から四人が入閣したのはうれしいが、党のポストがない。政務に憂いなく取り組めるようにしてほしい」。二十七日の津島派総会。加藤勝信衆院議員が発言すると、船田元・事務総長は「われわれの立場が不利にならないよう努力している」と理解を求めた。

 津島派は最多の四人を閣内に送り込んだが、党四役入りには失敗。津島雄二会長は二十六日、伊吹文明幹事長に選対副委員長ポストを求めたが不調に終わった。

 福田康夫首相を出した総裁派閥の町村派でも不満はくすぶる。会長の町村信孝官房長官は二十七日の総会で「最小限の人事異動しかないが、事情を理解してほしい」と、十三閣僚が再任した点を強調。「折に触れて機会があるから理解してほしい」と、次の内閣改造や党人事での処遇に言及し「待望組」をなだめた。

 森内閣以降、四代続けて首相を送り出している町村派では、町村氏のライバルである中川秀直元幹事長の処遇も焦点だ。町村氏が官房長官に就任したことで、一部には「中川派」への衣替えを模索する動きもある。

 谷垣派は、谷垣禎一政調会長が四役入りしたものの入閣はゼロ。谷垣氏は総会で「活躍できる場を十分に用意できなかった。他日を期し頑張っていく」と述べた。

 主要ポストを得た各派は勢いづいている。伊吹派の中川昭一元政調会長は総会で「福田―伊吹体制がスタートした。一致団結して頑張る」と高揚感をにじませた。古賀派総会では、堀内光雄元総務会長が「福田政権の命運を左右する仕事を引き受けた」と古賀誠選対委員長を持ち上げた。

 これに対し、総裁選で敗北後、首相の入閣要請を断った麻生太郎前幹事長は麻生派の総会で「世論調査で自民党支持率が回復した。間違いなく総裁選をした効果だ」と強調。一方の「主役」を務めた自負をにじませ、次の戦いに向け決意を示した。

2139片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/29(土) 12:56:35
二階氏、早期解散求める野党側けん制
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070929/20070929-00000006-jnn-pol.html

 自民党の二階総務会長は札幌市内で講演し、「野党はこの間の選挙だけは勝ったが、次の衆議院選挙はそんなにうまくは行かない」として、早期解散を求める野党側をけん制しました。

 「失礼ながら今の野党の皆さん、この間の選挙だけは勝ちました。この間の選挙だけはですよ。勢いに乗ってこの次の衆院選も勝つから、早く解散しろと。そんなにうまくいきませんよ。自民党の底力は、そんないい加減なものではありません」(自民党 二階俊博 総務会長)

 また、二階氏は公共事業関係費について、前の年度から3%削減するとの政府の方針は維持するとしつつも、「減らせばいいというだけではだめ」「災害対策のための公共事業などはもっとやらなければいけない」と、その必要性を強調しました。(28日21:31)

2140片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/29(土) 12:57:09
塩川元財務相、選対委員長新設に懸念
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070929/20070929-00000024-jnn-pol.html

 福田総理の後見人ともいえる塩川元財務大臣は、TBSの番組「時事放談」の収録で、自民党の役員人事で新たに4役として、選挙対策委員長を設けたことに懸念を示しました。

 「(伊吹)幹事長と選対委員長の古賀さんと、本当にうち解けて2人1足でいけるか、ということですね。ここに亀裂が入ったら、自民党は非常に不幸だと思いますね」(塩川正十郎 元財務相)

 塩川氏は、これまで幹事長が仕切っていた選挙の候補者選びやお金を、古賀選対委員長にゆだねる形になったことに懸念を表明しました。

 また、麻生前幹事長が入閣しなかったことについて、「自民党から民主党に政権が変わるかもしれないとの認識がない」と述べて、批判しました。(29日11:21)

2141片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/29(土) 13:45:08
鳩山兄も「軽率だった」 死刑「自動化」、批判相次ぐ
2007年09月29日10時46分
http://www.asahi.com/politics/update/0929/TKY200709290073.html

 鳩山法相が「死刑執行が自動的に進む方法はないのか」と述べたことについて、28日、野党や政府内から批判が相次いだ。

 民主党の細川律夫「次の内閣」法相は「刑事訴訟法が法相の命令を執行の要件としていることへの無理解、法相の職責の重大さについての全くの無自覚を露呈したものだ」と批判。社民党の又市征治幹事長も「法務大臣にあるまじき言動だ。首相の任命責任も含め国会で追及する」と罷免要求も辞さない構えで、臨時国会での論点の一つとなりそうだ。

 一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長は、弟の法相が「兄と話したところ、『人を殺しても死刑を執行されなければ恐ろしい国になる』と言っていた」と27日に述べたことについて、「死刑の存在は必要ではないか」と法相に電話で伝えたことは明らかにした上で、「弟としてはある意味で多少軽率な発言だった」と話した。

 町村官房長官も、法相が死刑制度の勉強会立ち上げに言及したことについて「ご検討されるのはご自由だが、あまり思いつきでやるのはまずいと思う」と突き放した。

 一方、鳩山法相は、自らの提言を批判していた亀井静香・国民新党代表代行に「人命軽視という考えはまったくない。人間の資格がないとの批判は当たらない」と反論した。死刑廃止議員連盟会長の亀井氏は26日、「人間の命を機械みたいにボタンを入れておけば次から次に殺されていくようなイメージで扱っていいのか。法相の資格もなければ人間の資格もない」と批判した。

2142片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/09/30(日) 11:59:42
飯島氏が仕掛け人!宗男氏と太蔵氏共闘か
9月30日8時1分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070930-00000089-sph-soci

 年内とも年明けとも言われる衆院解散・総選挙に向け「小泉チルドレン」が激動の季節に突入した。総裁選で武部勤元幹事長に造反し「完全無派閥」となった杉村太蔵衆院議員(28)をめぐり、小泉元首相の秘書を辞めたばかりの飯島勲氏(61)が、新党大地の鈴木宗男衆院議員(59)に「スギムラを頼む」と連絡を入れていたことが判明。同じ北海道出身の太蔵氏と宗男氏。果たして共闘となるのか。

 総裁選への対応をめぐり太蔵氏が「ついていけない」と武部氏に“絶縁状”を突きつけたその直後、宗男氏のもとに連絡が入ったという。

 「スギムラをよろしく頼む」声の主は飯島氏だった。

 次の衆院選に向け右往左往する“小泉チルドレン”である意味、その行方が最も注目されている太蔵氏。武部氏が座長を務めるチルドレンの勉強会「新しい風」を離脱したことにより、完全に無派閥となった。そんな太蔵氏が当選以来、最も頼りにしているのが飯島氏だ。

 飯島氏をよく知る関係者は「自民党の幹事長だったころでも武部氏は飯島氏の前ではペコペコしていた。その姿を見て太蔵氏は飯島氏についていこうと思ったのではないか」と解説する。

 飯島氏と宗男氏は、宗男氏が故・中川一郎氏の秘書を務めていたころからの付き合いで、現在も頻繁に連絡を取り合う中だ。たたき上げの苦労人同士、お互い大きな信頼を寄せ合っている。

 その盟友からの依頼に宗男氏は「まだ、太蔵氏本人から依頼があったわけではないが、『(新党大地から)出たい』というのであればいつでも相談に乗る」と前向きな姿勢を見せた。

 新党大地からの出馬説について、太蔵氏は事務所を通じ「事実無根です」と否定するが、現在の立場は非常に厳しい。05年の郵政選挙では比例代表南関東ブロック名簿順位35位で奇跡の当選。だがこれが「小泉劇場」効果であることは明らか。次の衆院選が非常に厳しい戦いになるのは必至だ。

 これまで故郷の北海道からの出馬も取りざたされたが、いまだ本格的な動きはない。武部氏と犬猿の仲とうわさされる町村信孝官房長官(北海道5区)が、太蔵氏擁立に猛反発。地元の経済界からも反対の声が上がっているという。

 さらに武部氏に盾突いたことで、道内で太蔵氏を“守る”者はいなくなった。総裁選後に麻生氏から太蔵氏に支持への感謝を伝える電話があったが「完全無派閥ですので麻生派に入ることはありません」とし、派閥入りは否定。太蔵氏の孤独な戦いが続いている。

 宗男氏は「総裁選での太蔵氏の決断は、政治家として成長している証拠。信念を持たずに“団体行動”しているほかのチルドレンより、はるかにまともだ。これで評価が高まり、北海道でも太蔵氏に対する期待感が高まってくるのでは」と予測するのだが…。

2143片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/02(火) 11:50:18
舛添厚労相、抗議の自治体に「ざれ言につきあう暇ない」
2007年10月02日11時26分
http://www.asahi.com/politics/update/1002/TKY200710020155.html

 年金保険料の横領問題で、舛添厚生労働相が「市町村の窓口は信用ならない」と発言したことに対し、鳥取県倉吉市長と東京都武蔵野市長が抗議文を提出していることについて、舛添氏は2日の閣議後の記者会見で、「小人のざれ言につきあってる暇があったら、もっと大事なことをやらないといけない」と強い不快感を示した。

 抗議文では、「職員の士気を損なう」などとしているが、舛添氏は「(年金横領では)市町村の不正の方が社会保険庁よりもはるかに数が多かった。士気の問題ではない。(抗議する)暇があったら、ちゃんと監視しなさい」と批判した。

2144片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/03(水) 01:21:28
町村官房長官 民主・小沢代表の指摘を批判
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20071002/20071002-00000079-nnn-pol.html

 町村官房長官は2日、テレビ各社のインタビューに対し、民主党・小沢代表がインド洋での海上自衛隊の給油活動を「憲法上許されない」と指摘していることについて、「まったく理解できない」と厳しく批判した。

 「憲法上許されないという表現は、今まで聞いたことがない。今ある法律がそうすると違憲立法であると言いたいんですね。どうぞ違憲立法審査権があるわけだから、最高裁にでも持ち込みになったらどうか」−町村官房長官はこのように述べ、小沢代表がインド洋での海上自衛隊の給油活動を憲法違反と指摘していることを皮肉った。その上で「インド洋での活動は武力行使を伴う活動でなく、憲法違反というのはまったく理解できない」と小沢代表の姿勢を厳しく批判した。

 また、小沢代表が「クローズな形の協議は避けるべきで、原則は国会審議である」として法案の与野党協議には応じない姿勢を示していることについて、「小沢代表はオープンな場の議論だけで政治を進めてきたのか」と疑問を投げかけた。

2145片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/03(水) 13:14:41
古賀自民選対委員長「そう遠くない時期に総選挙」
10月3日12時24分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071003-00000909-san-pol

 日本経団連の御手洗冨士夫会長ら幹部と自民党首脳との会談が3日午前、東京都内のホテルで開かれ、自民党の古賀誠選挙対策委員長は「そう遠くない時期に解散総選挙が予想される」として、経済界に改めて選挙協力を求めた。御手洗会長も「経団連としても、政策本意で自民党の党体制を支持していきたい」と述べた。
 また、谷垣禎一政調会長は、政治と金に伴う領収書問題について「1円以上の領収書が現実的か、ということも考えないといけないが、民間と同じようにわれわれも対応する必要がある」(谷垣政調会長)として、国会内に監査法人にあたる第三者機関を設置し、チェック体制の強化と透明性向上を図る考えを示した。

2146片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/03(水) 16:55:21
年金保険料横領問題 舛添厚労相の発言に一部市町村長が反発、双方の非難続く
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20071003/20071003-00000340-fnn-pol.html

年金保険料の横領問題で、舛添要一厚生労働相の「市町村の窓口は信用ならない」という発言をめぐり、一部の市町村長が反発するなど双方の非難が続いている。
この問題は、舛添厚労相の発言に対して、鳥取・倉吉市の長谷川 稔市長と東京・武蔵野市の邑上守正市長が抗議文を提出したことに端を発している。
舛添厚労相は2日、「小人のざれ言に付き合っている暇はない」と批判していた。
「小人」は、器量の小さい人、身分の低い人などを意味する。
舛添厚労相は「まあ、ちょっと江戸の言葉使っただけですから。それは、センスの問題ですから。いちいち人の言葉尻とらえて言うような暇あったら、一緒に協力してくださいってことですよ」と述べた。
この発言に対し、倉吉市の長谷川市長も、「上から見下ろす発言だ」などと反発を強めている。

[3日15時48分更新]

2147片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/03(水) 17:22:59
野田聖子氏が自民広報局長就任…戻ってきた表舞台、本音を激白
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071003-OHT1T00065.htm

 自民党の野田聖子元郵政相(47)が党広報局長に就任することが2日、決定した。キャラが立たないと言われる福田首相だが、野田氏は「スポーツ新聞に載らないくらいがいい政治かも(笑い)」と劇場型政治との決別?を宣言。一方で今回の野田氏の「復権」は、次期総選挙での復党組と刺客議員の公認調整に、微妙に影響を与えるとの見方も出てきている。再び永田町の表舞台に帰って来た野田氏の本音を聞いてみた。

 ―広報局長というポストをどうとらえているか。
「これまで広報局長は若手の人がやっていたので、当選5期目の私が就くのは異例かも」

 ―なぜ異例な人事となったのか。
「自民党の支持率が落ちて参議院で大惨敗して、広報は特に気合を入れていかなきゃいけないということだと思う」

 ―広報戦略は。
「福田首相の個性を引き出すことがひとつ。さらに選挙では総裁の顔ではなく、党全体で勝っていかないといけない。ここ数年、総裁におんぶに抱っこの自民党というイメージが強かった。これからはいろんな政策をピーアールすることで、しっかりとした“ボディーブロー”を効かせたい」

 ―福田首相は地味ですが。
「地味なのが個性。民主党の党首がごっつい人ですから、こちらは“ソフトパワー”で、不安を感じている人を受け止めたい。政治は地味でいいと思っている。逆にスポーツ新聞に載らないくらいがいい政治かなと(笑い)」

 ―小泉元首相はワイドショーやスポーツ紙を上手に使いましたが。
「今回は総裁そのものがそういうキャラクターではない。こつこつと仕事をして、結果を出すしかない」

 ―広報局長として当面の課題は。
「テロ特措法。多くの人に正しく理解してもらうために『野田でもわかるテロ特』のような政策ビラを作りたい」

 ―前任者の片山さつき氏を見ていて。
「頑張っていたと思う」

 ―片山氏はテレビに出演し派手にアピールしていましたが。
「総裁が地味になったんで、広報局長も地味になったんじゃないでしょうか(笑い)」

 ―今回の広報局長の就任で、次期総選挙の公認をめぐる問題に影響を与えるとの声もあるが。
「選対委員会にすべてを委ねてますから。私的にコメントはありません。まな板の上の…気持ち(笑い)」

 ―佐藤ゆかり氏とは会っているか。
「会合でしょっちゅう会ってます。あいさつしますよ」

 ―火花を散らすことは。
「あんまりないです(笑い)。ただ、地元の人たちがどうなるかわからないのが、気の毒な感じがする」

 ―“小泉チルドレン”らをどう見ているか。
「1人ずつ変化してきていると思う。チルドレンに固執している人と絶対に嫌だという人たちがいる」

 ―武部氏に反発した杉村太蔵氏をどう思うか。
「昔の私みたい。私も1年生の時、首班指名で“造反”したんです。偉いと思う。やっぱり政治家として、自分に納得できないことをやってはいけない。すくすく成長してもらいたいと思う」

 ―一部のチルドレンは小泉氏を担ごうとして駄目となり、すぐに福田氏に流れましたが。
「それはセンスないよね。参院選では小泉さんの“負の遺産”で負けているのに、そのへんの分析が甘い。小泉改革の継承者としては、麻生氏のほうが濃い。だったら、麻生氏にいくのが筋だったと思う」

 ―昨年末に事実婚を解消。その後、新たなロマンスは?
「どうですかね…。犬に恋してます」

 ◆公私ともに波乱のここ2年 「初の女性首相」候補として順風満帆の政治生活をおくってきた野田氏。しかし05年、郵政民営化関連法案で反対票を投じたことで激動の日々に突入した。直後の総選挙では自民党から公認されず無所属で出馬。“刺客”として送り込まれた佐藤ゆかり氏との激戦を制したものの、自民党を離党。私生活でも鶴保庸介参院議員との“事実婚”を解消したことが判明した。
しかし、06年12月には復党を果たし公私ともに再出発。ゆかり氏との岐阜1区での公認バトルも今回、古賀誠元幹事長が選対委員長に就任したことで、古賀氏の「秘蔵っ子」と言われた野田氏が優位に立ったとの見方が浮上している。

(2007年10月3日06時02分 スポーツ報知)

2148片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/03(水) 17:25:31
舛添厚労相、大臣として初の国会に向け胸中激白
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071001-OHT1T00198.htm

 1か月ぶりに「舛添節」が帰ってきた。安倍改造内閣で初入閣し、福田新内閣でも再任した舛添要一厚労相(58)が、スポーツ報知社会面で毎週連載していた「永田町奮戦ルポ」を「月刊 舛添」(月1回)に衣替えし、特別インタビューに応じた。執筆中断中に起きた安倍晋三前首相(53)の電撃辞任、そして福田康夫新首相(71)誕生。激動の永田町をぶった切るとともに、大臣としては初体験となる今後の国会論戦に向け、胸中を激白した。

 ―福田新首相を迎えて内閣の雰囲気に変化は?
「全然違う。すごく明るくなったよ。閣僚懇談会で、冗談が出るようになったもの。前の首相は、顔色は悪いし、モノも言わないし、おまけに人気もない。そういうトップを抱えて『この内閣、いつ終わるのかな』というムードはあったからね」

 ―正直、再任できると思っていました?
「政治の世界は何が起こるか分からないのが常。ただ、安倍さんの辞任が明るみになってからも、年金横領など連日噴出する問題の対応に追われていたから、細かいことを考える余裕はなかった。一方で、大変な仕事だから『お役ご免』になったらなったで家族も含めて楽になるかなとも思ったけど」

 ―安倍前首相の突然の辞任について。
「大臣就任から2週間でこの結末は衝撃的だった。実はあの日、与謝野馨前官房長官と官邸内の長官室で昼食を食べながら打ち合わせしていたんだ。同じ屋根の下で同じ時間帯に安倍さんが辞任を決意したとは」

 ―事前に知っていた?
「いや違う。私は衆院での代表質問出席で国会にいて、ニュースで辞任の一報を聞いた。後日、与謝野さんに『知っていたなら教えてくれればよかったのに』と言ったら『私も知らなかったんだ』と返された。閣僚はだれ一人として、前もって首相の辞任を知らなかった。官房長官ですらよ。これが真実です」

 ―辞任直前の安倍前首相の様子は。
「精彩を欠いて、疲れ切っていた。結局、安倍さんとは会話をしないまま終わってしまった」

 ―どういうこと?
「閣議では最低限のあいさつと連絡事項を言うだけ。在任期間が長ければ食事会をしたりするのが普通だけど、私も就任したばかりで時間的余裕がなかった。辞任報道が落ち着いてから安倍さんから『辞めさせていただきます』と電話が来た。8月27日に大臣就任要請の電話をもらったけど、始まりも終わりも携帯電話で話を済ませた。これは異例でしょう」

 ―辞任劇の総括を。
「私は参院選で惨敗した日に『首相を辞めるべき』と言ってきたが、結果的に2か月を無駄にした。安倍さんも体調が悪かったのなら最初から明かすべきだった。憶測を呼び『クーデター説』まで飛び交い、総裁選に影響を及ぼした。安倍政権は周囲を含めて危機管理能力が最後まで欠けていたと言わざるを得ない」

2149片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/03(水) 17:25:54
 自民党総裁選 ―自民党総裁選は終始「福田優勢」だった。
「福田さんは『派閥談合』と批判されたが、麻生(太郎・前党幹事長)さんも劣勢になるだけの理由があった。事前に安倍さんから辞任の意向を聞かされながら何の手も打たず、他閣僚や与党の反感を買った。街頭演説での人気でだいぶ巻き返しはしたけど」

 ―総裁選をめぐり党内の動きが活発化した。
「私は総裁選前に派閥を超え、政策で勝負する狙いで19人の議員を集め『安心と希望』という政策研究会を旗揚げした。個人的にも、会としても政策的に一致したので福田首相を支持した。『ゴマすり』と批判されたが、会を立ち上げた当時は『麻生圧勝』の流れだった。負け覚悟で福田氏を推したんだ」

 ―「小泉チルドレン」の動向も注目された。
「あれはみっともないよ。小泉元首相の擁立がダメとみるや、手のひらを返して『福田支持』に回った。なぜ彼らがダメかというと、勝ち馬に乗ればいいという処世術しか知らないからだ。小泉さんのときも安倍さんのときもそうだったように。負けてもこの人を推すという性根がない」

 ―福田首相はどんなキャラクター?
「福田さんはボソボソ話すよね。名付けるなら“ボソ弁総理”。能弁ではないけど『癒やし系』といったところかな。国民も小泉、安倍と続いたパフォーマンス型政治に疲れただろう。今までは若くて顔がかっこいい、テレビ映えする政治家が必要だった。こう言ったら失礼だけど、福田さんは顔は良くない(笑い)。70歳過ぎのじいさんだもの。でも、いま国民が求める政治の雰囲気にあのキャラはフィットしているんじゃない?」

 ―新内閣は17人中15閣僚が横滑りや再任で、批判の声もあるが。
「派手な本塁打は打てないけど、単打や犠打で確実に点数を重ねる手堅いチームだと思う。でも、内閣支持率は軒並み上がった。今国会はテロ特措法案延長が一番の焦点になるが、防衛相の石破さんは元防衛庁長官で精通された方だ。再任が多い他閣僚も、いつでも答弁ができる状態だろう。野党の対決色が濃い国会に万全の態勢で臨める。閣僚を代えなかった意義はそこにある」

 ―1か月あまり厚労相を経験してみた感想を。
「わずか1か月で年金問題だけでなく、薬害C型肝炎訴訟、原爆症の認定基準の見直し、病院による妊婦たらい回しなど、さまざまな問題に直面した。私も介護については詳しいつもりだったが、厚労相はカバーする範囲は予想外に広かった。厚労省は年金、医療、労働問題が柱で、3つの大臣が必要だと思ったぐらいだ。本当に必死で勉強してきた。いつでも国会で答弁できる状態だ」

 ―やっと国会論戦が本格化する。民主党の長妻昭衆院議員との攻防は?
「今さら、我々の対決にみんな興味があるのかな? マスコミも福田内閣自体に関心がいっているように見えるけど。年金問題だけでなく、高齢者の医療費負担などに話題が移っていると思う」

 ―もう眼中にない?
「そこまでは言わないけど、私も中に入ってみて社保庁などを細かく見てきた。長妻氏も現場をよく知らずにいろいろ言っている側面もある。それに散々、テレビで想定問答とかもやっていたじゃない(笑い)。彼一人のために国会をやっているわけではないし、手の内は見えてきた。もう勝負はついている」

(2007年10月1日17時19分 スポーツ報知)

2150片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/04(木) 11:45:56
自民・町村派、集団指導体制へ 中川元幹事長が実務担当
2007年10月04日07時06分
http://www.asahi.com/politics/update/1003/TKY200710030340.html

 自民党最大派閥である町村派(82人)の会長、町村信孝官房長官が会長職を返上し、町村氏を含む複数幹部による集団指導体制に移行することになった。複数の同派幹部が3日、明らかにした。町村氏のほか、中川秀直元幹事長と谷川秀善党両院議員総会長の3人が「代表世話人」となり、実務を分担する。4日の派閥総会で公表する。

 町村氏は昨年10月、森喜朗元首相に代わって会長職に就任。福田内閣で官房長官に就いた際、「それぞれ重要な仕事。体力の限りを尽くしてしっかりやっていきたい」との意向を示していた。ただ、派内からは「公務がおろそかになってはならない」(幹部)との声が出ていた。

 一方で、幹事長など要職にあって派閥を離脱していた中川氏がこのほど復帰。派内で町村、中川両氏をともに処遇する必要に迫られていた。集団指導体制への移行に当たり、名誉会長だった森氏は最高顧問となる。

2151片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/04(木) 12:16:08
町村派:中川、谷川両氏も代表世話人 「トロイカ体制」に
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071004k0000m010171000c.html

 自民党町村派は3日、町村信孝官房長官を会長とする体制を改め、町村氏と中川秀直元幹事長、参院の谷川秀善元副外相の3人を代表世話人とする「共同代表制」に移行する方針を固めた。早ければ4日の同派総会で正式に諮る見通しだ。政調会長、幹事長を歴任し同派を離脱していた中川氏が、9月の党総裁選を契機に復帰したことに伴うもの。町村、中川両氏による同派会長の座をめぐる争奪戦を避け、同派出身の福田康夫首相を支える派内体制の強化を狙ったとみられる。

 会長職を置かないことにより、名誉会長の森喜朗元首相は最高顧問に就任する見込み。

 町村、中川両氏は1日夜、東京都内で会談し、派の体制について協議。ともに共同代表として福田内閣を支えることで大筋一致した。さらにその後の調整で、両氏に参院のベテラン・谷川氏も加えた「トロイカ体制」に移行する案を固めた。ただ、派内の町村氏に近い議員らからは町村会長の続投を求める声も出ており、調整が難航する可能性も否定できない。【高山祐】

毎日新聞 2007年10月4日 3時00分

2152片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/04(木) 12:40:03
町村派 集団指導体制で運営へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/04/k20071004000015.html

自民党最大派閥の町村派は、町村会長が福田内閣の官房長官に就任したことなどから、今後、町村氏と中川元幹事長らが代表世話人となって派閥の運営に当たることになりました。
自民党町村派は、衆参あわせて83人が所属する党内最大派閥で、森元総理大臣、小泉元総理大臣、安倍前総理大臣、そして福田総理大臣と、4代続けて総理大臣を輩出しています。去年、森元総理大臣のあとを受けて町村官房長官が派閥の会長に就任し、町村派となりましたが、町村氏が福田内閣の要の官房長官に就任したことや、党役員を務めていた間、派閥を離脱していた中川元幹事長が復帰したことなどから、今後、町村氏と中川氏、それに派閥の参議院の会長の谷川秀善参議院議員の3人が代表世話人となって派閥の運営に当たることになりました。また、派閥の名誉会長の森元総理大臣は最高顧問に就任する見通しです。こうした人事は4日の派閥の総会で提案されますが、森氏は町村氏は官房長官の職務を優先すべきだという意向で、今後、中川氏の派閥内での発言力が強まるのではないかという見方が出ています。

2153片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/04(木) 22:36:14
自民党:町村派が初の共同代表制 分裂の火種の懸念も
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071005k0000m010083000c.html

中川秀直元幹事長(右端)、谷川秀善元副外相(左端)、町村信孝官房長官(右から2人目)の3人による共同代表制への移行を発表する森喜朗元首相(右から3人目)(右から4人目は小泉純一郎元首相)=東京都千代田区のホテルで2007年10月4日午後0時40分、木葉健二撮影 自民党町村派は4日、東京都内のホテルで開いた総会で、町村信孝官房長官を会長とする体制を改め、町村氏と中川秀直元幹事長、谷川秀善党両院議員総会長の3人を代表世話人とする新体制について了承した。名誉会長の森喜朗元首相は最高顧問となる。中川氏の派閥復帰に伴い、派内の結束を優先するため、同派初の共同代表制に移行した形だが、派内には「将来的な分裂の火種になるのではないか」(若手)との懸念の声も上がる。

 「昔のようにオーナー的な会長が出るなんてことは不可能だ」。森氏は総会で新体制への理解を求め、こう強調した。同派の源流となる福田派を創設した福田赳夫元首相や安倍晋太郎元外相ら、かつてのような絶対的実力者が不在の状況では、集団指導体制もやむを得ないとの判断だ。

 森氏は昨年10月、同派会長を退き、後任に文科相や外相などを歴任した町村氏を会長に抜てきした。町村氏が会長職に専念し、派内外で求心力を高めることができれば、将来の総裁候補になれるとみたからだ。

 森氏は町村氏に「内閣や党の要職就任の打診があっても断るべきだ」と繰り返し説いてきた。しかし、党内事情などから町村氏は同派出身の首相を支えることを優先。8月発足の安倍改造内閣で外相、9月の福田内閣でも官房長官に就任した。

 一方、福田内閣の発足に伴い、小泉、安倍両政権で党政調会長、幹事長を歴任し、派閥を離脱していた中川氏が同派に復帰した。当選9回の中川氏は当選8回の町村氏より1期先輩のうえ、派内で一定の求心力も確保しており、同派でも処遇に苦慮。一部幹部らは「町村氏を将来の総裁候補と明確に位置づけるため、町村氏が会長を続投し中川氏を会長代行とすべきだ」との案も浮上した。

 結局、町村氏が中川氏に配慮。会長職を退くことで中川氏との「融和」を演出する道を選び、参院の重鎮・谷川氏も含めた「トロイカ体制」への移行が決まった。参院で与野党が逆転するなか、厳しい政局運営を強いられる福田首相を支えるため、派内の結束が必要という判断も働いた。

 ただ、町村、中川両氏が並び立つ構図に、中堅・若手を中心に戸惑いの声も広がる。ある中堅議員は「町村氏と中川氏とどっちにつくか難しい判断に迫られる」と嘆いた。【高山祐】

毎日新聞 2007年10月4日 20時23分 (最終更新時間 10月4日 20時30分)

2154片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/04(木) 22:36:45
自民党:「財政改革研究会」会長に与謝野前官房長官を内定
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071004k0000m010172000c.html

 自民党は3日、財政健全化を協議する「財政改革研究会」(財革研)の会長に、与謝野馨前官房長官を内定した。会長はこれまで政調会長が務めてきたが、財政再建論者として知られる与謝野氏が就任し、谷垣禎一政調会長は顧問に就く。与謝野、谷垣両氏を柱に安倍政権の「成長路線」からの転換が進みそうだ。このほか、園田博之政調会長代理が会長代理に、後藤田正純衆院議員が事務局長に内定した。財革研は与謝野氏が政調会長時代の05年2月に発足。消費税率の10%台への引き上げや福祉目的税化を打ち出した。その後、中川秀直元幹事長が政調会長時代に消費税増税を否定する歳出削減路線にかじを切り、事実上、休眠状態となっていた。【竹島一登】

毎日新聞 2007年10月4日 3時00分

2155片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/06(土) 00:48:32
古賀・谷垣合体「中宏池会」構想…自民派閥再編へ
津島派も若手離反の動き
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007100426_all.html

念願の主流派入りを果たし、「中宏池会」構想に意欲を見せる古賀氏(右)と谷垣氏(クリックで拡大)
 福田康夫首相の誕生を受け、自民党9派閥が早くも“次”をにらんだ再編の動きに出てきた。最大派閥・町村派が4日までに、次期会長を目論む中川秀直元幹事長の「代表世話人」就任を内定したほか、非主流派から脱却した古賀派と谷垣派は今国会中にも合流する「中宏池会」実現を狙う。自民党内は今、派閥大再編に向け、地殻変動が起きようとしている。

 「臨時国会中にも(古賀派と谷垣派が)合流する可能性がある」

 古賀派幹部は明かす。派閥再編の震源地となるのが、古賀派と谷垣派の合流、いわゆる「中宏池会」構想だ。

 両派領袖の古賀誠選対委員長と谷垣禎一政調会長は先の総裁選で福田首相支持の流れを作り、論功行賞で4役に就任し、主流派に舞い戻った。

 先月末には、両派幹部が都内で会合を開き、「合流への環境が整ってきた」と笑顔で語り合った。「中宏池会」実現の機運は日増しに高まっているのだ。

 これまで旧宮沢派の出身議員の間では、古賀、谷垣、麻生の3派が合流する「大宏池会」実現を模索する動きがあった。だが、昨年の総裁選に谷垣氏と麻生氏が出馬。両氏に溝ができたうえ、麻生氏にライバル心を持つ古賀氏は「反麻生」の筆頭格となり、先の総裁選でも「反麻生包囲網」の中心的存在となった。

 政治評論家の浅川博忠氏は「総裁候補のいない古賀派としては、谷垣氏というポスト福田候補が手に入る。古賀氏も、その背後でキングメーカーとして影響力を発揮できればいいと考えている。谷垣派としても、人数が増えるし、望むところだろう」と話す。

 両派の思惑は一致するわけだが、「古賀派には、先の総裁選で麻生陣営に加わった菅義偉元総務相らがいる。合流を急げば、何人かが麻生派に流れる可能性がある」(自民党関係者)と見る向きもある。

 4代続けて首相を輩出し、我が世の春を謳歌する町村派でも人事をめぐる動きが出てきた。同派会長の町村信孝官房長官が会長職を返上し、中川秀直元幹事長とともに「代表世話人」に就任し、集団指導体制に移行する方向となった。名誉会長の森喜朗元首相は、最高顧問となる。

 中川氏は参院選惨敗の責任を取り、幹事長を辞し、「しばらく派閥に戻らない」としていた。だが、先の総裁選で福田氏の担ぎ出しに成功し、同派幹部として復帰するわけだ。

 中川氏の思惑について、町村派幹部は「町村氏が官邸に入ったことで、中川氏は次期会長を狙っている。しかし中川氏はイメージが良くない。派内が中川会長で結束するのは難しい」と不安を吐露する。自民党ベテラン議員も「中川氏は“麻生・与謝野クーデター説”を流した首謀者とされ、安倍前首相を支持した中堅・若手には距離を置く議員も多い」と指摘する。

 前出の浅川氏も「町村氏と中川氏は同世代のライバル。同派の人数が増え、3ケタになると一本化は難しい。そうなると、第3の細田博之幹事長代理も出てきて、3分裂する可能性もある」とみる。

 かつて鉄の団結を誇った田中派の流れを組む津島派は、タガが緩み放しで見る影もない。

 先月末、同派を離脱した後藤田正純氏は「津島派うんぬんではなく、少数でも政策・理念が同じ考え方の人間で活動していきたいと考えた。ただ、国会議員は権力にまじめでなくてはならない。総裁選で額賀福志郎財務相は出馬すべきだったが、額賀さんも派閥も努力しなかった」と手厳しい。

 津島派若手の中には、他にも「今すぐではないが、お別れする可能性はある」と離脱を示唆する議員が数人いる。

 先の総裁選では、鳩山邦夫法相らが麻生陣営に流れ、他派閥からは「津島派が草刈り場になった」「鉄の結束どころか、溶けたバターだ」と揶揄(やゆ)された。

 福田政権では党4役からも外され、先月末の派閥総会では、若手が「伊吹文明幹事長が党の金を握り、古賀氏は公認権を握った。衆院選で割を食うのはうちだ」などと津島雄二会長を突き上げる一幕もあった。

 有力な「ポスト福田」候補の不在は深刻で、津島派幹部も「額賀氏は若手が『もう支えない』といっている。石破茂防衛相も『一度離党したうえ、若手の面倒を見ない』という評判がある」と頭を抱える。

 伊吹や山崎、高村の3派も、それぞれナンバー2の中川昭一元政調会長、甘利明経産相、大島理森国対委員長が総裁選で麻生支持か、静観を決め込んだ。今や党内9派閥で、大きな動きがなさそうなのは麻生派、二階派の小派閥だけといった状況なのだ。

 福田首相のもと、8派閥が談合結束した自民党だが、水面下では派閥再編に向け、大きく動き始めている。

2156片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/06(土) 18:14:13
片山前鳥取県知事、舛添氏発言を批判
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20071006/20071006-00000021-jnn-pol.html

 改革派知事で知られる片山前鳥取県知事は、TBSの番組「時事放談」の収録で、社会保険料の横領問題にからんで舛添厚生労働大臣が「市町村は信用ならない」などと発言したことについて、「訂正すべきだ」と批判しました。

 「ひどいですね。全然 非がないところの市長に対して、『小人』とか『バカ市長』と言うのは 全くのぬれぎぬ。舛添大臣は発言を訂正されるべきだと思いますね」(片山善博 前鳥取県知事)

 片山氏はこのように述べて、舛添大臣が一部自治体の抗議に対し、「小人の戯れ言」、「バカ市長と言われるのいやでしょうから」などと発言したことを批判しました。(06日11:18)

2157片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/06(土) 23:44:16
年金着服:舛添厚労相と自治体が対立 総務相は困惑
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071007k0000m010028000c.html

 年金保険料の着服問題をめぐり舛添要一厚生労働相と自治体の間がぎくしゃくしている。舛添氏は社会保険庁長官に自治体の着服職員の告発を指示するなど強い姿勢で臨んでいるが、「市町村は社会保険庁より信用ならない」との同氏発言をきっかけに地方には感情的反発が広がっている。板ばさみとなった増田寛也総務相も困惑を隠せずにいる。

 「市町村長がやらないなら、社保庁長官に告発するよう指示する」。舛添氏は4日、増田氏との協議のあと記者団にこう述べ、市町村職員の告発をあくまで重視する考えを強調した。

 舛添氏と自治体の関係が冷え込むきっかけとなったのは、9月29日の発言。社保庁職員による保険料着服が52件、約1億6939万円なのに対し、市区町村職員らによるものが101件、約2億4383万円だったことを踏まえ、舛添氏は「社会保険庁は信用ならない。市町村はもっと信用ならない」と記者団に語った。もともとは、社保庁窓口で保険料を払う仕組みをやめる着服防止策を説明する中で飛び出した発言だった。

 これに鳥取県倉吉市の長谷川稔市長が「鳥取県では(着服は)1件もない」と訂正を求める抗議文を送り、東京都武蔵野市の邑上守正市長もこれにならったことで、今度は舛添氏が反応。2日の記者会見で「小人のざれ言に付き合う暇があったら、もっと大事なことをやらなければいけない」と反論し火に油を注いだ。鳥取県町村会は「上から見下ろした発言で市町村を愚弄(ぐろう)している」と抗議の決議。さらに社保庁が9市町に職員の告発をするよう通知したのに対し、宮城県大崎市ら8市町は見送る考えを示すなど、告発方針に同調しない動きも広がった。

 舛添氏は当初、自治体職員の着服について「泥棒はみな牢屋(ろうや)に入ってもらう」と気勢を上げていた。しかし、すぐに時効(7年)の壁で9市町しか刑事告発できないことが判明。さらに告発をめぐり自治体との足並みが乱れ、「引くに引けなくなった」(厚労省幹部)形で対応がエスカレートしている。

 一方、舛添氏と自治体の間にはさまれた格好の増田氏の立場も微妙だ。告発を見送る市町について「それはそれで受け止めなければいけない。最終的には住民が決める話だ」と判断尊重をにじませるが、着服問題への世論の厳しさも無視できない。舛添氏の「信用できない」発言について「すぐぱっとモノ言う人ですから、件数で(市町村が)もっと悪いと言ったんでしょう」と語るなど、対立の沈静化に追われている。【吉田啓志】

毎日新聞 2007年10月6日 19時09分

2158片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/07(日) 22:28:55
自民・中川秀氏、総裁選クーデター説「私は言っていない」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071007ia21.htm

 自民党の中川秀直・元幹事長は7日、広島市で講演し、総裁選で麻生太郎・前幹事長や与謝野馨・前官房長官が安倍前首相を辞任表明に追い込んだとする「クーデター説」に関し、「私が(その説を)言ったとか(いう話があるが)、そんなことを言った覚えはない」と述べた。

 今後の経済運営では「安易な増税論よりもまず無駄をなくすべきだ。国民負担を少なくした方が、個人消費も経済活動も活発になる」と述べ、消費税引き上げなどの増税に慎重な考えを示した。

(2007年10月7日21時27分 読売新聞)

2159片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/07(日) 22:40:35
自民・二階総務会長、道路特定財源一般化に地方の反対が相次ぐことから慎重な姿勢示す
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20071007/20071007-00000589-fnn-pol.html

自民党の二階俊博総務会長は7日、和歌山・田辺市で講演し、「道路特定財源の一般化には、地方の反対が相次いでいる」として、慎重な姿勢を示した。
二階総務会長は「この問題(道路特定財源の一般財源化)に対して、シーリングだ何だと言ってるだけでは、問題の解決にならない。新たな財源を捻出(ねんしゅつ)する方法を考えて、地方の要求に対して応えていかなくてはならない」と述べた。
また、二階総務会長は「先の参院選でも、高速道路網が発達していない地域で自民党は負けた。国民は、国土の均衡ある発展を望んでいる」と述べたうえで、「道路特定財源問題は、地方をいかに大切にするかという問題であり、年末の予算編成に向けて、早く議論するべきだ」との考えを強調した。

2160片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/07(日) 22:42:10
「剛腕」に期待と警戒交錯 古賀選対委員長、全国行脚へ '07/10/7
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200710070382.html

 自民党の古賀誠選対委員長が、次期衆院選に向け連休明けから全国行脚に乗り出すなど活動を本格化させる。郵政造反組と“刺客”議員の公認調整は難航必至で、混乱の火種。党内では古賀氏の「剛腕」への期待と、権限拡大に対する警戒感が交錯している。

 「参院で与野党が逆転した。来るべき総選挙は、わが党の命運を懸けた選挙になる」。古賀氏は五日、党本部で開かれた選対委初会合で危機感をにじませながら決意表明。同日夜には「与党が過半数を割れば議員辞職する覚悟」と踏み込んだ。

 古賀氏は選対委発足に当たり、古賀派に所属しながら党総裁選で麻生太郎前幹事長を支持した前選対総局長の菅義偉氏を副委員長に起用。選対委メンバーに各派閥の事務総長クラスを入れた。さらに「無派閥議員の意向を無視できない」(同委幹部)として石原伸晃前政調会長を加え、挙党態勢をアピールした。

 九日からは地方行脚を始め、年内に四十七都道府県連を順次訪問し実情を聴取する方針。公明党の地方組織も訪れるなど精力的に動く構えだ。

 ただ古賀氏が「選挙関係の実権を幹事長から分離した」(党幹部)とされる選対委員長ポストを手にしたことに、党内では「幹事長の頭越しに何でもできると思ったら大間違い」(閣僚経験者)などと警戒する声も根強い。

 古賀氏は五日夜、二〇〇五年の衆院選京都4区で落選した郵政造反組の田中英夫元衆院議員の会合に出席。古賀氏の「師」で政界引退した野中広務元自民党幹事長や、当選した郵政造反組で復党していない平沼赳夫元経済産業相らが同席した。

 事前に古賀氏から出席を伝えられた伊吹文明幹事長は「友人としての出席ですね。政治的発言は駄目ですよ」とくぎを刺したが、古賀氏は会合で「田中先生のご活躍の場が出てくるだろう」とあいさつ。「復党組や落選組を公認するつもりか」と憶測を呼んだ。

 会合に同席し、古賀氏に近い造反復党組の野田聖子元郵政相が党広報局長に就任した「復権人事」も党内で波紋を広げている。古賀氏自ら「悩ましい」と漏らす公認調整だが、党内のあつれきは日増しに強まりそうだ。

2161片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/07(日) 23:03:08
道路財源 使いみち慎重議論を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/07/k20071007000134.html

自民党の二階総務会長は、和歌山県田辺市で開かれた道路問題に関するシンポジウムに出席し、道路特定財源の使いみちは、地方の意向なども踏まえて慎重に議論する必要があるという考えを示しました。
この中で、二階総務会長は「国と地方をあわせて800兆円以上の借金を抱えている中で、道路だけどんどん造り続けろというのは乱暴だが、道路はやがて地域の発展、産業の飛躍につながり、税収も増える。むだづかいをしているわけではない」と述べました。そのうえで、二階氏は、政府・与党が去年、道路特定財源を見直して道路整備への歳出を上回った分の税収を一般財源とするなどとした方針を決めたことについて「全国の自治体の首長や議員からは再考を促す要請が多いが、わたしも内心は『わが意を得たり』と思っている。一般財源化は十分議論する必要があり、来年度の予算編成に向け早めに議論に入りたい」と述べ、慎重に議論する必要があるという考えを示しました。

2162片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/08(月) 03:32:41
自民・中川元幹事長、町村派運営に率先してかかわり福田内閣を支えていく意欲を示す
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20071007/20071007-00000593-fnn-pol.html

自民党の中川秀直元幹事長は7日、地元の広島市内で講演し、福田首相の出身派閥である町村派の代表世話人として、派閥の運営に率先してかかわり、福田内閣を支えていく意欲を明らかにした。
中川氏は「(派閥で)矢面に立つし、そして、また党内のいろいろな政策集団があるが、そういうところにも連携、あるいは協力していけるよう、あらゆる努力をしていかなければいけない」と述べた。
中川氏は、官房長官に就任した町村氏ではなく、自らが中心となって町村派の運営を行う意欲を示した。
また、町村派から森、小泉、安倍、福田と4代連続で首相を輩出したことに触れたうえで、「この改革と成長という路線を20年は続けないといけない」と述べ、政権運営の中核を長期にわたって担いたいとの思いをにじませた。

2163片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/08(月) 15:56:36
2007年10月7日(日)
ドクターヘリで紛糾/自民八戸 青森
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20071007094721.asp

 自民党八戸市支部(滝沢求支部長)の二〇〇七年度定期大会が六日、八戸市内で行われた。首相交代や次期衆院選など政治課題に事欠かない中だったが、話題は県立中央病院(青森市)への配備が有力とみられているドクターヘリに集中。八戸市民病院への配備を求める声が相次ぎ、あきらめきれない地元の思いを裏付ける形となった。

 口火を切ったのは来賓の中里信男元八戸市長。市長時代にヘリによる洋上救急態勢の構築や市民病院隣へのヘリポート整備を進めたことを挙げ、「八戸はもうシステムが出来上がっている。できているところを優先すべきだ」と主張。さらに将来的には青森、弘前、八戸の三医療圏にそれぞれヘリポートを整備し、近くの病院を活用できるようにするべきだ―と提言し、滝沢支部長の見解をただした。

 また、党員からも「ドクターヘリ配備を重点政策に加えるべきだ」との声が上がった。

 これに対し、滝沢支部長は「県議も積極的に取り組みたい」、大島理森党県連会長も「全力を尽くす」と強調し、〇七年度の重点政策に追加した。

2164片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/08(月) 18:10:01
中川氏 改革路線継続を強調
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/08/k20071007000144.html

自民党の中川元幹事長は、広島市で講演し「日本が成長していくためには今の改革路線をあと20年は続けなければならず、次々とそうした考えのリーダーをつくっていかなければならない」と述べ、改革路線を継続していく必要性を強調しました。
この中で中川元幹事長は「今、大事なことは国をこれ以上借金が増えない体質にすることだが、民主党の小沢代表は、農家に所得を補償するなどしておよそ16兆円もばらまくと言っており、国の財政破たんは必至だ。ばらまき路線は極力取るべきではない」と述べました。そのうえで中川氏は「日本は改革と成長の道を歩むのか、やさしい衰退の道を歩み、アジアの片隅のたそがれの国になってしまうのかの分かれ道だ。日本が成長していくためには改革路線をあと20年は続けなければならず、次々とそうした考えのリーダーをつくっていかなければならない」と述べ、改革路線を継続していく必要性を強調しました。また中川氏は、「わたしは党の政務調査会長や幹事長の経験を生かせという声に推されて、所属してきた政策集団の代表世話人に就任した。改革と成長の路線を継承し、発展させる人材の育成が使命だと考えている」と述べました。

2165片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/09(火) 15:44:49
「政治家に不向き」 自民・木村隆秀衆院議員が引退会見
2007年10月09日10時59分
http://www.asahi.com/politics/update/1009/NGY200710090003.html

 今期限りでの政界引退を表明している自民党の木村隆秀衆院議員(52)=愛知5区=が9日、愛知県庁で記者会見し、「政治家に不向きだった。普通の生活に戻りたい」と理由を明かした。



引退理由を説明する木村隆秀衆院議員=愛知県庁で

 木村氏は、愛知県議だった父の死去を受けて85年に県議となり、96年に衆院比例東海ブロックから初当選。05年には初めて小選挙区の当選を果たし、現在4期目だった。内閣府や国土交通省の政務官、防衛副大臣も務めた。

 会見で木村氏は「父が亡くなった年と同じ年になり、これからをどう生きようか考えた。私は議員立法をするなど、自分で切り開くタイプではない。派閥や党の垣根が低くなり、議員同士がグループをつくる新しい時代には向いていない。身勝手な理由で、支持者の皆さんには申し訳ない」と説明した。

 議員生活の思い出に挙げたのは二つ。防衛庁から防衛省に格上げされた節目に副大臣を務めたことと、05年の総選挙だった。「私は最後まで即時の郵政民営化に反対だった。しかし、自民から選挙に出るため、反対を貫くことができずにいまだに悔やんでいる」と振り返った。

 木村氏の引退表明を受け、愛知5区の県議と名古屋市議は今後、早急に後継者を決定し、団結して支援していく方針を決めている。

2166片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/09(火) 15:52:24
「普通の生活に戻りたい」 引退意向の木村代議士が会見
2007.10.9 12:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071009/stt0710091231004-n1.htm

 今期限りでの引退の意向を地元関係者らに伝えていた自民党の木村隆秀衆院議員(52)=愛知5区=が9日、愛知県庁で記者会見し、「普通の生活に戻りたいという気持ちが日々高まり、(次の)激しい選挙を戦い抜くのは困難だと思った」と理由を説明した。

 木村議員は「支えていただいた後援者には身勝手な発表で申し訳ない」と陳謝した上で、「議員活動をしていて、わたしには不向きではないかと以前から思っていた。参院選前の今年6月ごろに決断した」と述べた。

 同議員は平成8年の衆院選(比例代表)で初当選。現在4期目で防衛副大臣などを務めた。1−3期は比例の復活や繰り上げで当選した。17年は選挙区で当選した。

2167片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/09(火) 21:47:48
保守再生へ何度でも戦う 麻生氏、首相との違い強調(10/09 18:57)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/53998.html?_nva=10

 自民党総裁選で福田康夫首相に敗れた麻生太郎前幹事長が10日発売の月刊誌「文芸春秋」に、「男は何度でも勝負するといったのは三木武夫元首相だったが、問われるまでもなく、保守再生のためもちろん何度でも戦う」と、次期総裁選出馬に強い意欲を示す手記を寄せた。

 入閣要請を拒否した経緯にも触れ「受けるつもりはなかった。何より保守の思想、理念、哲学が違う」と、福田首相との違いを強調している。

 麻生氏は今後の政治課題として「保守再生」を掲げ、先の総裁選についても「福田氏の思想信条は近年の自民党の保守再生の流れとは異質なものだ。それに対しては、堂々と違う旗を立てねばなるまいと考えた」と説明。安倍晋三前首相と保守の理念を共有していた中川昭一元政調会長や甘利明経済産業相、菅義偉元総務相の協力が「真正保守を残そうとする選挙戦の大きな礎となった」と振り返った。

2168片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/10(水) 03:37:15
脱・派閥論、父に及ばず? 福田首相「名称変更」どまり
2007年10月09日22時49分
http://www.asahi.com/politics/update/1009/TKY200710090490.html

 「いまだに『派閥』と言われるのは心外。『政策研究グループ』と呼んでもらいたい」

 福田首相が9日の衆院予算委員会で、こんな「派閥論」を展開した。9月の総裁選の際から、派閥を政策研究グループと言い換え、「脱派閥」を強調してきた首相に対し、父の故赳夫元首相は政権に就いた76年末、「派閥解消」にまで踏み込んだ。だが、首相はこの日も「名称変更」止まり。迫力不足は否めなかった。

 首相の出身派閥である町村派の中山成彬氏(自民)が「派閥の実態は、研修や政策勉強、親睦(しんぼく)の場。親分がポストとカネで締めつけることはなくなった」と指摘したのに対する答弁。

 首相は「総裁選の時、自民党内で『派閥談合』という人がいたが、私ははっきりと『派閥選挙はあり得ない』と申し上げた。派閥的な活動の限界はすでに感じている」。総裁を争った麻生太郎前幹事長の陣営から「派閥主導で選ばれた」と指摘されたことへの反発もにじんだ。

2169片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/10(水) 10:56:51
呼称封印、町村派ピリピリ? 首相が異例の答弁 他派は冷ややか
10月10日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071010-00000075-san-pol&amp;kz=pol

 福田政権発足を機に町村信孝官房長官、中川秀直元幹事長、谷川秀善参院議員の3人を代表世話人とする集団指導体制に衣替えした自民党最大派閥の清和政策研究会が、「町村派」の呼称を封印しようと躍起になっている。9日の衆院予算委員会では、町村派事務総長の中山成彬元文科相が「派閥」という呼称をやめるように提唱。先の総裁選では、町村派が率先して各派を締め付けただけに、他派議員からは冷笑が漏れた。

 中山氏 「いまの派閥は研修の場、親睦(しんぼく)の場となっており、親分が金とポストで締め付けた昔とは変わった。ぜひ首相に『もう派閥はやめよう』と提唱してほしい」

 首相 「派閥政治はとっくに影を潜めた。実態はすっかり変わっているのにいまだに派閥といわれるのは心外だ。政策研究グループと呼んでもらいたい」

 衆院予算委の与党の質問で派閥問題が取り上げられるのは極めて異例。それほど先の総裁選が派閥談合でなかったことを訴えたかったといえる。

 背景には、町村派の最高実力者である森喜朗元首相の意向がある。森氏は4日、各社の記者に対し、「今後の呼称は『清和研』としてほしい」と要請。「これだけお願いして中川・町村・谷川派と書くなら代表世話人を5人、6人並べるぞ」とすごんでみせた。

 自民党内では、町村派の衣替えを、森−中川体制への移行と見る向きが強い。ある町村派中堅は「森氏らは『町村はずし』といわれることを嫌い、呼称封じに躍起になっているのではないか」と打ち明ける。

 このような町村派の動きに他派は冷ややかだ。「小泉改革で他派閥はとっくにぶっ壊された。最も派閥らしい町村派に言われるのは片腹痛い」(派閥領袖級)との声もあり、森氏以来4代にわたって首相を輩出している町村派への恨み節は広がりつつある。

2170片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/11(木) 21:45:24
領収書公開:自公折り合わず、結論持ち越し
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071011k0000m010141000c.html

 自民、公明両党は10日、政治資金規正法の改正に関する作業部会を開き、自民党は政党交付金の支出に限り1円以上の領収書を公開することなどを柱とした法改正の骨子案を公明党に提示した。骨子案は個人や企業・団体からの政治献金の支出の公開について「1円以上5万円未満を含めて政令で定める」とあいまいにしているため、すべての領収書の公開を主張する公明党は了承せず、結論を持ち越した。

 自民党の骨子案は、規制対象を国会議員の資金管理団体のほか、国会議員が代表を務める政党支部、政治団体−−とし、1円以上の領収書の添付を義務づけるという内容。1円からの領収書公開は政党交付金の支出に限る。第三者機関として国会に「政治資金適正化委員会」(仮称)を設置し、同委が登録検査人(仮称)に認定した公認会計士が政治資金収支報告書や領収書に不備がないかなどをチェックする。

 公明党は規制対象に、国会議員の親族や秘書が代表を務める政治団体を加えることも主張した。【西田進一郎、堀井恵里子】

毎日新聞 2007年10月10日 23時59分

2171片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/11(木) 23:14:54
古賀、谷垣両派、来春までに合流で一致
2007年10月11日21時54分
http://www.asahi.com/politics/update/1011/TKY200710110428.html

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀派と谷垣派の幹部らが11日夜、都内で会合を開き、遅くとも来年春までの合流をめざす方針を確認した。来春に予定されている両派閥のパーティーを合同で開催することも検討。それまでに衆院が解散された場合は総選挙前の合流を図る。

 この日の会合には、古賀派の太田誠一、谷垣派の川崎二郎の両会長代行も参加。「中宏池会」構想の実現に向けた協議を本格化させることで一致した。ただ、古賀派内には慎重意見もあるため、同派の出席者からは「派内で調整する時間がほしい」との意見も出た。

2172片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/12(金) 11:49:05
「町村派」改メ「清和研」…主張ウラに解消できぬ確執
衆院予算委異例の質疑
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007101007_all.html

派閥継承問題で冷戦が始まった町村官房長官(左)と中川元幹事長
 自民党最大派閥である清和政策研究会が、呼称を「町村派」ではなく「清和研」とするよう懸命に呼びかけている。福田政権で町村信孝氏が官房長官に就任したことに伴い、町村氏、中川秀直元幹事長、谷川秀善参院議員の3人を代表世話人とする集団指導体制に衣替えしたためだが、その裏には複雑な派内事情があるようだ。

 町村派事務総長の中山成彬元文科相は、9日の衆院予算委員会で「これからは町村派と言わずに清和政策研究会、略して『清和研』と言うことを決めた。(首相から)各派の会長に『何々派というのはやめよう』と提唱してほしい」と訴えた。

 これに対し、町村派出身の福田康夫首相は「実態はすっかり変わっているのに、いまだに『派閥』と言われるのは心外だ。政策研究グループと呼んでもらいたい」と応じた。

 予算委で派閥問題が取り上げられるのは異例のことで、両者とも、先の総裁選は派閥談合ではなかったことを訴えたかったとみられる。ただ、町村派が呼称にこだわるのには別のワケがある。同派関係者は打ち明ける。

 「(町村派の最高顧問の)森喜朗元首相=写真左=は中川氏をかわいがっているが、中川派にすれば、『町村はずし』と見られてしまう。町村、中川両氏の確執が表面化する恐れもあるし、派内には中川氏に対する反発もある。そこで、カネを配っているわけでも、人事面で力を持っているわけでもない谷川氏を代表世話人に加えることで、中川色を薄めようとした」

 つまり、清和研と呼ばせることで町村色を薄め、徐々に中川体制に移行させようとしているのでは、というわけだ。町村と中川両氏はライバル関係にあり、町村氏が派閥会長に就任する際、中川氏は「あんなやつに何ができるんだ」と漏らしたとされる。それだけに、森氏も慎重に事を進めているようなのだ。

ZAKZAK 2007/10/10

2173片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/12(金) 11:50:37
歳出削減派と増税派“因縁の対決”…福田経済政策爆弾
竹中−中川秀vs与謝野−谷垣、内紛か
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007101031_all.html

経済政策をめぐり対立が深まる竹中元総務相(左)と与謝野前官房長官。福田内閣の“時限爆弾”ともなりかねない情勢だ
 小泉、安倍両政権が進めた構造改革をめぐり、福田康夫内閣で内紛の火種がくすぶっている。福田首相を支える主流派には、構造改革推進派と修正派が混在し、両派の対立は一触即発の状態なのだ。構造改革と密接な経済政策で、小泉政権で対立した増税派の与謝野馨前官房長官と、歳出削減派の竹中平蔵元総務相が早くも活動を本格化させている。福田首相が抱える“経済爆弾”が炸裂する気配が漂い始めた。

 「小泉−安倍路線を支持した議員も、反対した議員も総裁選では福田支持になだれ込んだ。結局、同床異夢。いつかボロが出る」と自民党ベテラン議員は吐き捨てた。

 福田首相は10日午前の衆院予算委員会で構造改革路線について「小泉、安倍路線を私が大きく逸脱して改革路線を否定する立場ではない。ただ内外の情勢の変化を考え、改革の影やひずみもある。その都度、修正する必要がある」と、あいまいな答弁に終始した。

 だが、水面下では経済政策で“綱引き”が激化しようとしている。

 小泉政権下で、竹中、与謝野両氏が対立したことは記憶に新しいが、「政治の世界で私の役割は終わった」とバッジを外した竹中氏が、永田町周辺で活動を再開させたのだ。

 竹中氏は最近、「改革逆行阻止」を旗印に町村派の“安倍応援団”、山本一太参院議員が立ち上げた勉強会「プロジェクト日本再生」の顧問に就任、政界での足掛かりをもった。顧問就任は山本氏が竹中氏に要請したものだが、党内には「竹中氏は、勉強会を足掛かりに政治的なメッセージを発信していく狙い」(関係者)との見方は強い。

 勉強会は9日夜、都内で開かれ、講師は最大派閥・町村派を実質的に支配しつつある“歳出削減派”の中川秀直氏が務めた。竹中氏も出席した。会合では構造改革路線を進める必要があるとの認識で一致。出席者は「改革の影ではなく、グローバル化で地方の競争力が落ちている。改革は進めるべきだ」と述べ、「改革の影」を修正しようとする首相を牽制する。

 竹中氏は総裁選最中の9月の講演で、「福田氏を支えている勢力には、改革にどう考えても熱心でない人もたくさんいる」と改革修正派にクギを刺した。

 一方の与謝野氏は、福田総裁誕生に伴う党人事で、党税制調査会の小委員長に就任。党財政改革研究会(財革研)の会長にも返り咲き、10日に活動を再開させた。

 財革研は05年、政調会長が会長を兼ねる形で設置され、当時政調会長だった与謝野氏が消費税率の引き上げを求める提言をまとめた経緯がある。 だが、その後、歳出削減、経済成長をキーワードとする「上げ潮路線」を掲げた中川氏に引き継がれ、休眠状態に追いやられていた。

 つまり今回の与謝野氏の会長就任、財革研の活動再開は、「増税を持論とする谷垣禎一政調会長とともに、小泉−安倍路線から距離を置き、増税による財政再建を模索する動き」(党関係者)にほかならない。

 与謝野氏も産経新聞のインタビューで「無駄をなくして100円助かったと言っても、足りないのは1万円という話だ。額を考えないで財政を論じるのは精神論に過ぎない」と消費税増税などの国民負担増は不可避との考えを示唆していた。

 構造改革には、小泉氏のキャッチフレーズ「官から民へ」に代表される政府のスリム化による歳出削減も含まれる。しかし、与謝野氏の考えを「増税ありき」とみる向きは党内に強い。

 そもそも、中川氏の「上げ潮路線」は竹中氏とタッグを組んで進められたもので、中川、竹中両氏と与謝野氏の確執は根深い。

 与謝野氏が経済財政担当相だった05年、経済成長に伴う税収増を狙っていた中川、竹中両氏の主張について、「成長率が上がると自然に財政が再建されるというのは幻想。インフレを期待して財政再建する悪魔的な手法だ」と痛烈に批判。

 両派の路線対立は官邸内の人事にも飛び火した。与謝野氏は、安倍改造内閣で官房長官を務めた際、竹中氏のブレーンだった高橋洋一前内閣参事官を官邸から“追放”した。高橋氏は財務省出身だが、安倍前首相の一本釣りで官邸入りした経緯がある。その高橋氏を与謝野氏は「独断で官邸からはずした」(官邸筋)とされた。

 竹中氏に近い関係者は谷垣−与謝野路線について、「野党は消費税増税に反対だし、結局、経済成長を目指し、歳出削減していくしかない」とあくまで強気だ。

 福田政権下、「谷垣−与謝野」vs「中川−竹中」の全面戦争が勃発する日も近い。

ZAKZAK 2007/10/10

2174片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/12(金) 11:52:23
まるでピエロ…武部氏、古賀に“宣戦布告”も孤立無援
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007101109_all.html

 小泉チルドレンの後見人を自任する自民党の武部勤元幹事長=写真=が、古賀誠選対委員長に宣戦布告した。露骨なチルドレン切りに走る古賀氏に対し、武部氏も黙っていられなくなったようだが、党内は「武部氏はまるでピエロ」と冷ややかだ。

 「原理原則を忘れた調整は決して党のためにならない。(古賀氏らが公認調整で)談合するならこちらにも考えがある。私自身、体を張って皆さんを守る」。武部氏は10日昼、チルドレン約20人が参加する「新しい風」の会合で、古賀氏らをこう批判した。

 武部氏が宣戦布告したのは、古賀氏がチルドレン切りを開始したためだ。古賀氏は広報局長に郵政造反組の野田聖子氏を抜擢したほか、5日には造反落選組の田中英夫氏のパーティーに出席。同席した造反組の平沼赳夫元経産相を「次期衆院選のキーマン」と持ち上げ、選挙区調整で連携する考えを表明した。

 「チルドレンをまとめることで党内影響力の維持を狙っている」とされる武部氏にとって、古賀氏の行動は我慢ならなかったのだろう。

 だが、自民党中堅は「武部氏は先の総裁選で、チルドレンを福田支持でまとめた。その福田首相が選対委員長に任命した古賀氏に反旗を翻すのは、理論的になりたたない。こんなはずではなかったという思いかもしれないが、政局観のなさを露呈している」と話している。

ZAKZAK 2007/10/11

2175片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/12(金) 12:30:58
地方財源の拡充自民県連が要望
自民本部と総務省 讀賣愛知

自民党県連役員らが11日、自民党本部と総務省を訪れ、伊吹幹事長らや滝野欣弥事務次官に地方財源拡充についての要望書を手渡した。総務省には神田真秋知事も同行した。

 党本部を訪れたのは、県連の川上万一郎政調会長ら。県連役員らは「本県は不交付団体となったが、法人2税が見直されれば、すぐに交付団体に転落する」などと訴え、法人2税の見直しに反対した。

 これに対し、伊吹幹事長は「どういう形で地方財源を拡充するかは非常に難しい。三位一体改革で大失敗したと思う」などと述べ、一定の理解を示した。

(2007年10月12日 読売新聞)

2176片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/12(金) 22:26:39
福田首相:渡辺行革相に注意「民主党の意見にも謙虚に…」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071013k0000m010124000c.html

 福田康夫首相は12日、国会内で渡辺喜美行革担当相に「民主党の意見にも謙虚に耳を傾けるのが内閣の方針だ」と述べ、公務員制度改革をめぐって熱くなりがちな国会答弁をやんわりと注意した。安倍内閣では対民主党、対官僚の双方で「突破力」を期待された渡辺氏だが、できるだけあつれきを避けたい首相との温度差がここにきて目立っている。

 発端は9日の衆院予算委員会。国家公務員の再就職あっせんを一元化する人材バンク構想について、民主党の長妻昭氏から「税金を使ったスペシャル版天下りバンクだ」と追及された渡辺氏は「役人は死ぬまで役人をやらないといけないのか」と激高。首相は「閣議決定を直すこともある」と引き取ったが、この首相答弁が逆に官僚寄りの軌道修正を示唆したものと受け止められている。

 首相は12日の閣議後に渡辺氏を引き留め、約7分間話し合った。その後、記者会見に臨んだ渡辺氏は「私の答弁ぶりが民主党を挑発しているように聞こえたのかもしれない。不徳のいたすところだ」と苦笑まじりに述べ、首相の「説諭」をほのめかした。ただ、首相の「閣議決定見直し」発言については、「方針転換を示唆したとは理解していない。いつのご発言ですか」と強気の姿勢ものぞかせた。

 一方、首相は同日夕、記者団から「どんな点を注意したのか」と問われ「注意なんか全然してませんよ。いいじゃないですか、元気よくやっててね」とはぐらかした。【三沢耕平】

毎日新聞 2007年10月12日 22時09分

2177片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/13(土) 11:34:58
公務員制度改革「突破力」に求められる「低姿勢」 渡辺行革相、募るイライラ
10月13日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071013-00000055-san-pol

 安倍内閣で「切り込み隊長」として期待されてきた渡辺喜美行革担当相(55)が12日、福田康夫首相から国会答弁をめぐり野党への「低姿勢」を求められた。

 渡辺氏によると、福田首相は閣議後に呼び止め、笑顔で「民主党もよい提案をしている。そういう意見にも謙虚に耳を傾け、ていねいに対処するのが福田内閣の方針だ」と諭したという。

 問題になった国会論戦は、9日の衆院予算委員会。国家公務員の再就職をめぐる政府の取り組みを「押しつけ的天下り促進法だ」と非難する民主党の長妻昭政調会長代理に、渡辺氏は「予算や権限をつけて天下りするのを全面的にやめる。これがミソなんですよ!」と身ぶり手ぶりで反論した。その後も、ヤジを浴びせる野党側を大声で制するなど激しい答弁を続けた。

 渡辺氏は昨年12月末、「官僚と戦う」姿勢を見せたい安倍晋三首相(当時)から「突破力」を期待され、行革担当相に就任した。突破力を「腕力、気力、持続力ということ」と解説し、今年の通常国会では与党内の消極論をも押し切る形で「官民人材交流センター」設立などを盛り込んだ公務員制度改革関連法の成立に尽力した。

 9日の答弁も安倍内閣時代の延長線上にあり、「野党の挑発に『どんどんパンチを打ってこい』という感じで返したようだ」(政府関係者)が、福田首相は転向を求めた格好だ。町村信孝官房長官からも9日の同委終了後「謙虚に」とくぎを刺されている。

 一方で、改革への官僚の抵抗も激しく、独法改革では、所管府省が整理統合に事実上の「ゼロ回答」を繰り返し、公務員制度改革も政府の懇談会が結論を来年1月へと2カ月先送りした。

政府関係者によると、渡辺氏は公務員制度改革や独立行政法人(独法)の整理・統合にもブレーキがかけられつつあるのではないかとの不満を募らせているという。

 渡辺氏は12日の記者会見で「答弁ぶりが挑発しているように聞こえたのかもしれない。私の不徳の致すところだ」と、困惑した表情を浮かべながら語った。(岡田浩明)

2178片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/14(日) 13:42:34
道路特定財源 一般化 見直し要求へ 自民、次期衆院選にらみ
2007年10月14日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007101402056373.html

 自民党執行部は十三日、道路特定財源の一般財源化の方向性を打ち出した閣議決定の見直しを政府に求める方向で検討に入った。次期衆院選を視野に、地方が強く要望している高速道路などの建設を推進するための財源確保が狙い。

 安倍内閣は昨年十二月八日、「道路特定財源の見直しに関する具体策」を閣議決定した。

 閣議決定は、一般財源化の対象を「道路歳出を上回る税収」分として、道路整備予算を上回る剰余分に限定。「一般財源化を前提とした国の道路特定財源の見直しについては、二〇〇八年の通常国会で法改正を行う」と一般財源化へのスケジュールを示した。

 法改正に先立ち、二〇〇七年度予算で道路整備剰余分の千八百億円が一般財源化されている。

 自民党は七月の参院選で、道路整備の遅れている地域が多い改選数一人区で惨敗した。党内では「道路特定財源の一般化の方針が、地方の反発を招いたためだ」(党幹部)などとして、閣議決定の見直しを求める声が高まっている。

 政府への具体的な要求内容については今後、党道路調査会などで議論して詰める。当面は、〇八年度予算に関し、剰余分の一般財源化幅の縮小を主張するとみられる。

 一方、福田康夫首相は十一日、記者団の質問に対し、「閣議方針で決まっている。その中でどうするかだ」と述べ、閣議決定の堅持を前提とする考えを示しており、党の要求に応じるか不透明だ。

2179片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/15(月) 01:39:38
公明党、地方議員との懇談会を開催
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20071014/20071014-00000031-jnn-pol.html

 公明党は、参議院選挙の大敗を受け、地方の声をもっと聞く必要があるとして、地方議員との初めての懇談会を開催しました。出席者からは、地方格差の是正などを求める意見が相次ぎました。

 「しっかり一念をこめて行動し、結果を出すという戦いを国会も地方議員も一丸となって展開して、参議院選挙の結果を受けて戦いをスタートしたい」(公明党 太田昭宏 代表)

 出席した地方議員からは、「三位一体の改革で、地方の現状は大変厳しくなっている」などと、地域格差の是正を求める意見が相次ぎました。また、「公明党は自民党の補完勢力でしかないという声が聞かれる」「自民党との連立の前に、公明党らしさを出してもらいたい」などと、独自色を求める意見も相次ぎました。

 こうした声を受け、北側幹事長は、11月に開かれる党の代表者会議までに、中央と地方との連携をさらに密にするための仕組みを作りたいという考えを示しました。(14日17:26)

2180片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/15(月) 11:16:11
「閣外協力検討も」 公明党地方議員から厳しい意見
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20071015/20071015-00000001-ann-pol.html

 公明党は、党執行部と地方議員の懇談会を行い、地方議員からは「自民党との閣外協力も検討すべき」などと厳しい意見が相次ぎました。

 今回の会合は、7月の参院選惨敗の反省から国会議員と地方議員との連携を強化するため、初めて行われたものです。このなかでは、「自民党との選挙協力が機能していない地域もある」などと厳しい現状報告がされました。さらに、「安倍前総理大臣の続投を支持したことは、庶民の気持ちが分かっていない」、「閣外協力にできないのか」など、執行部に対する厳しい意見も相次ぎました。執行部側は、来月上旬までに地方議員との新しい連携の仕組みを取りまとめますが、足元からの厳しい意見に今後も厳しい党運営を迫られそうです。

2181片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/15(月) 19:41:35
地元で宮沢元首相しのぶ会 古賀氏、再結集に意欲
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20071015/20071015_008.shtml

 6月に87歳で亡くなった宮沢喜一元首相をしのぶ会が15日午後、宮沢氏の地元広島県福山市内のホテルで開かれ、河野洋平衆院議長、古賀誠自民党選対委員長、逢沢一郎衆院予算委員長ら旧宮沢派の国会議員や地元の各界関係者約2100人が参列した。

 古賀氏はあいさつで「平和国家日本の基礎を築いた一人は宮沢先生だ。池田勇人先生(元首相)が結成し、宮沢先生が引き継いだ宏池会を預かる立場として、日本の平和と反映のため一身を賭して政治の道を歩むことを誓う」と決意を表明。

 しのぶ会終了後、記者団に「最後に会った時、谷垣派と一緒になるというのが自然なのかなと(宮沢氏が考えていると)受け止めた」と述べ、2000年の「加藤の乱」で分裂した谷垣派との再結集は宮沢氏の意向にも沿うと強調、意欲をにじませた。
2007年10月15日19時32分

2182片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/17(水) 00:41:56
2007/10/16-18:26 公明・創価学会を追及=冬柴氏とバトル−民主・石井氏
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007101600824

 16日午後の参院予算委員会で、民主党の石井一副代表が公明党とその支持母体の創価学会への批判を展開。同党の冬柴鉄三国土交通相が色をなして反論する一幕があった。
 石井氏は、公明党には国会議員が党本部を通じて創価学会に納める「上納金」と、国会議員から学会の池田大作名誉会長への「P(プレジデント)献金」があると追及。さらに党役員人事の決定過程も不透明と指摘し、「あらゆる面で不可解」と批判した。
 これに対し、冬柴氏は「上納金」について「(選挙の際に)公認料は党に出している」としながらも、学会への上納は否定。「P献金」の存在も認めなかった。
 石井氏が「閣僚席に座っているのだから、その言葉は重い」と畳み掛けると、冬柴氏も「(P献金などが)ないということになれば、あなたも議員を辞めるか」と反撃。両氏のバトルはエスカレートし、石井氏は池田氏の参考人招致や文部科学省による実態調査を求めた。

2183片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/17(水) 00:45:46
「自公依存体質」で、民主・石井氏に与党、必死の反論
2007.10.16 22:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071016/stt0710162247004-n1.htm

 福田康夫首相と全閣僚が出席して開かれた16日の参院予算委員会で、質問に立った民主党の石井一氏が公明党と支持母体の創価学会との関係や「自公依存体質」を痛烈に批判し、審議が中断する一幕があった。参院選で大敗した自民、公明両党は、双方の一部で連立政権の維持を疑問視する声が出始めていることもあり、石井氏の批判に必死の反論を展開した。

 石井氏は「自民党の公明党への依存体質は目を覆う状態だ」と述べ、自公両党の選挙協力体制を批判した。首相は「依存する関係ではない」と否定したが、石井氏は「公明党はクリーンを主張するが、不明な上納金があり、政治資金収支報告書に載っていない」と指摘した。

 さらに石井氏は、創価学会の池田大作名誉会長に公明党の国会議員が献金しているとして、冬柴鉄三国土交通相に答弁を要求。冬柴氏は「そういうことはしたことがない。もし(池田氏への献金を)したことがなければ、あなた自身も議員を辞めますね」と切り返した。

 石井氏の次に質問に立った公明党の山口那津男氏は「上納金とか意味の分からない言葉を乱用した質問は厳に慎んでほしい」とすかさず牽制(けんせい)し、「わが党は特別に党で選挙費用がかかる部分を党費として納め、きちんと政治資金収支報告書に出している」と反論した。

2184片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/17(水) 11:24:07
「中宏池会」、参院も足並み
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071017AT3S1602G16102007.html

 自民党の古賀派の溝手顕正氏、谷垣派の加納時男氏ら両派所属の参院議員が16日、都内で集まり、合流を前提に協力関係を深めることで一致した。衆院の主要幹部は合流推進で固まっており、参院側も足並みをそろえた。古賀誠選挙対策委員長も参加した。(00:25)

2185片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/17(水) 12:47:38
自民有志 改革継続で提言へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/17/k20071017000021.html

小泉政権以来の改革路線の継続を訴えている自民党の中堅・若手議員の有志の勉強会は、規制改革の徹底や、国の権限や財源を大幅に地方へ移譲することなどを盛り込んだ提言を今後、随時まとめることになりました。
この勉強会は、世耕前総理大臣補佐官や山本一太参議院議員ら、自民党の中堅・若手の国会議員の有志が、小泉政権以来の改革路線を継続していこうと、小泉内閣で郵政民営化などに尽力した竹中元総務大臣を顧問に迎えて先週、発足させました。勉強会では、自民党内で、改革路線によって都市と地方の格差が広がったことが参議院選挙の大敗の一因だという意見があることに対し「改革の結果、地方が疲弊したという意見にはくみしない。地方が生き残るためには、抜本的な改革で体力をつけるしかない」として、改革の具体策について、今後、随時提言をまとめることになりました。勉強会では、規制改革をさらに徹底することや、外国資本の積極的な導入を図り日本経済を強化すること、国の権限や財源を大幅に地方へ移譲し、地方分権を実現することなどを提言したいとしています。さらに国会改革として、参議院の権限や定数の見直しについても検討する見通しで、こうした提言を党の政策に反映させるよう求めていきたいとしています。

2186片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/18(木) 01:13:25
領収書添付「1万円超」に、自民が新提案
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071017AT3S1700O17102007.html

 自民党は17日午前、政治資金の透明化策を巡る公明党との実務者会合で、政治資金収支報告書への領収書の添付を「1万円超」とする新提案を示した。1円以上のすべての領収書を添付することは「行政コストの肥大化につながる」と指摘。1万円以下の支出は政治資金収支報告書に項目別の合計額を提示するのみとした。

 両党は12日に「すべての支出の領収書を公開する」との基本原則で合意したばかり。会合で自民は1万円以下の領収書は情報公開請求に基づいて公開する方針を説明。今後3―5年かけて段階的に添付基準を引き下げる考えを示した。領収書の全面公開を主張する公明は「合意から後退した感は否めない」(幹部)と反発している。(16:50)

2187片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/19(金) 00:16:28
中曽根氏 自民・民主で連立を
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/10/19/k20071018000202.html

中曽根元総理大臣は、東京都内で講演し、参議院で与野党の勢力が逆転していることに関連して、「大連立を作り、協力し合う経験をする必要がある」と述べ、次の衆議院選挙後に自民党と民主党による連立政権を目指すべきだという考えを示しました。
この中で、中曽根元総理大臣は「これまでは自民党単独で、ある程度、政策を決められたが、参議院選挙で自民党が負けて、今はそうではない状況だ。こういう状況が続けば、国の前進が阻まれるという問題がある」と指摘しました。そのうえで、中曽根氏は「大連立を作って、何が国益かを話し合い、協力し合う経験をしてみる必要がある。経験するならできるだけ早いほうがよく、選挙が終わったあと、政治家は大局的に考えなければならない」と述べ、次の衆議院選挙後に自民党と民主党による連立政権を目指すべきだという考えを示しました。

2188片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/19(金) 01:12:21
伊吹派で世代交代が加速 中川氏中心に反主流派勢力の要へ
2007.10.18 23:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071018/plc0710182347009-n1.htm

 自民党の伊吹派(志帥会)で、会長の伊吹文明幹事長(派閥離脱中)から、会長代行の中川昭一元政調会長への世代交代が加速している。中川氏は、政治信条の近い麻生太郎前幹事長や平沼赳夫元経産相らと連携を強めており、伊吹派は反主流派勢力の「要」として、リベラル勢力とのバランスを重視する福田政権の気になる存在になりそうだ。

 18日夕、都内のホテルで、中川氏が会長代行就任後初めての政策勉強会を開催。伊吹派の前身である旧中曽根派領袖の中曽根康弘元首相を講師に招いた。

 中川氏が「混迷した状況の中、どうしてよいのか分からない局面も多いが、われわれは中曽根氏のご指導をいただける。これほど幸せなことはない」とあいさつすると、中曽根氏は深くうなずき、日本の保守政治の流れを語り奮起を促した。会場には引退した江藤隆美元会長も駆けつけた。

 郵政民営化に造反し、昨年末に復党した古屋圭司、江藤拓両衆院議員も同日、伊吹派に復帰し、派閥勢力は27人(衆院21人、参院6人)となった。亀井静香国民新党代表代行が率い、総勢60人を超えた往時には及ばないが、衆院1回生数人も入会を希望しており、存在感を増しつつある。

 伊吹派は先の総裁選で、伊吹氏が福田康夫首相を支持したのに反し、中川氏は盟友の麻生氏を応援し、所属議員の7〜8割は麻生氏支持に流れた。もともと閥務に熱心ではなかった中川氏は結果として急速に求心力を高める形となった。

 今後、中川氏は麻生氏と連携を強め、党内保守派の糾合を目指すとみられている。郵政民営化に反対し、無所属を続ける平沼氏とは「兄弟分」の間柄だけに「政界再編のキーマンとなるのでは」(閣僚経験者)との見方もある。幹事長派閥にもかかわらず、中川氏が反主流派色を強めると、派内の足並みが乱れる可能性もある。

2189片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/21(日) 01:37:19
“3分の2条項”使っても、谷垣氏が予算法案重視の考え
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071020i212.htm

 自民党の谷垣政調会長は20日、京都市で講演し、来年の通常国会で道路特定財源の暫定税率を延長するための租税特別措置法改正案などの予算関連法案が民主党などの反対で参院で否決された場合、衆院で3分の2以上で再可決し、成立を図るべきだとの考えを示した。

 谷垣氏は「(租特法改正案が否決されれば)2兆数千億円の税収欠損が生じ、公共事業をどう執行すればいいのか分からなくなる。道路特定財源だけでなく、税法はあらゆるところで国民生活に影響を及ぼす」と強調。その上で、「我々は、衆院で『3分の2』の多数を使う必要がある時は、断固として使わなければいけない」と述べた。

 道路特定財源の暫定税率に関し、政府は道路整備費が足りないとの理由から、揮発油税などに本来の税率の2倍以上高い暫定税率を課しているが、2007年度末で期限が切れる。

(2007年10月20日22時41分 読売新聞)

2190片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/21(日) 03:22:46
自民党:農政改革見直しへ 民主に対抗し小規模農家に配慮
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071021k0000m010106000c.html
 自民党は、農業経営の規模拡大を促すため大規模農家に補助金を厚く配分する政府の農政改革を見直す方針を固めた。併せて、下落している07年産米の価格の下支え策にも着手した。同党は7月の参院選「1人区」惨敗について、「兼業農家を中心とする農家の自民党離れが要因」と分析。農家への戸別所得補償制度を掲げる民主党に対抗するため、次期衆院選に向けて小規模農家への配慮を打ち出す必要に迫られた。

 自民党農業基本政策小委員会(西川公也委員長)で具体案を検討し、今月中にも米価対策を打ち出すほか、農政改革も11月中旬までにまとめ、来年度予算に反映させたい考えだ。

 政府は農政改革として、コメや麦などを作る農家について、「担い手」となる大規模農家に補助金を厚く配分する「品目横断的経営安定対策」を今年4月に導入した。補助金交付対象を(1)4ヘクタール以上の田畑を持つ単独農家(2)同20ヘクタール以上を持つ集落営農組織(小規模農家の集合体)−−に原則として限り、農地集約と大規模経営を促す内容。自民党内では制度は維持しつつ(1)補助金が交付される対象の基準を市町村判断で緩和する(2)補助対象品目を現行の5品目から拡大する−−などの見直し案が浮上している。米価対策については、過剰米の一部買い上げのほか、全国農業協同組合連合会(全農)がコメの販売委託を受けた際に農家に支払う「仮渡し金」の積み増しなどが課題に挙がっている。

 自民が農政改革の見直しを急ぐ背景には、民主党が参院選で、比較的規模が小さい兼業農家も対象とした総額1兆円程度の「戸別所得補償制度」導入を提唱した経緯がある。同党は同時に、政府の農政改革を「小規模農家切り捨て」と批判しており、自民党内では、参院選で地方離反の一因となったとの不満が強い。19日の小委員会には党所属議員約90人が参加し、「専業農家の数はわずか。中山間地の農家は置いてけぼりだ」(増原義剛衆院議員)など、兼業農家重視を求める声が噴出した。

 小委員会は農水官僚の出席を認めず、農政改革の見直し作業を加速させる考えだ。ただ、こうした動きに都市部選出議員からは「選挙目当てのばらまき」との懸念も出ている。【竹島一登】

毎日新聞 2007年10月21日 3時00分

2191片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/22(月) 22:52:19
【単刀直言】 中川元自民党幹事長 「与野党話し合いが民意」 (1/3ページ)
2007.10.22 17:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071022/stt0710221724002-n1.htm

 安倍晋三前首相が9月12日のあのタイミングで引くとは考えもしなかった。前の日も答弁の打ち合わせを熱心にやっていた。もうこれは局面転換しかないと思った瞬間の判断だったと思う。こちらも瞬間の判断になり、ちょっと困ったと思ったのが郵政民営化造反組の復党問題をきっかけとした83人の小泉チルドレンの動きだった。衆院が再議決可能の3分の2だって、チルドレンの15、16人ほどが造反したらダメ。首相指名選挙でまさかと思うけど、そんな空気になったらまずいなと思った。政治は生き物だから、宮沢政権(平成5年)の自民党下野を思いだした。

 チルドレンたちは「小泉さんを担ぎたい」と言ってきたので、「君らが本気で言うなら、君らは君らで一国一城の主(あるじ)なんだから、真剣にやりなさい。君らの気持ちは伝えるよ」と言った。それを小泉さんに伝えると、小泉さんは「百パーセントないから言っておいてくれ」と大声で言われた。

 小泉再登板がなくなり、次にいろんな人が「福田康夫さんを立ててよ」と言ってきた。森喜朗さんらと相談して、「やるかな本人は」と思ったが、森さんが席をはずしてその場で福田さんに電話したら「わかりました。ありがとうございました」と言った。そこで私が政策のことをいろいろ話をしたんですよ。その間、まさに1日ぐらいのことだ。当時の麻生太郎幹事長ら執行部が「現職を大事にしますよ」と言っていれば変わっていたかもしれない。麻生前幹事長に対しては、もう終わったことだし、しこりとか言ってはいけない。ひとつの歴史なんです。結果が出たんだから。

2192片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/22(月) 22:53:00
 ■増税で財政再建はできない

 17日の経済財政諮問会議で財政再建を重視した増税路線が鮮明に打ち出されたが、私の考えは違う。福田首相も改革と成長の路線を守ると言っている。経済財政一体改革の中長期の枠組みとして確立しているんだ。私が政調会長時代に作った「骨太の方針2006」を首相は「しっかり守っていく」と明言した。当時の担当大臣は谷垣禎一政調会長であり与謝野馨前官房長官。それに合意したんですよ。

 財政の立て直しの基本は経済成長と歳出削減だと思う。先進国の過去5年の名目経済成長率の平均は4%後半。私は国際水準よりはるかに低い名目経済成長率を言っているのに過ぎない。志は国際水準並みぐらいを目指さないと格差是正もできず、世界大競争時代に生き残れない。まず社会保障の安心感確保があって、その上でどうなのかというのが正しいあり方。社会保障、税制改革は中長期なものとしてやらなくてはいけない。私は3%成長を目指そうとしているんだが、批判派は「悪魔的手法」だとか言うけど、このままだとアジアの片隅のたそがれ国家になってしまう。

 第一、増税不可避と言うが、どうやって法律を通すのか。ある種の合意を作って、大連立か中連立して合意形成しないと通らない。まず社会保障の議論ありきはおかしい。税収が上がらないようになったら悪循環になる。大増税の下では名目2%成長もできないよ。必ずマイナス成長になる。消費税が5%上がれば、GDP(国内総生産)は1%下がりますよ。これで国民福祉ができるのか。欧米の成功例は成長率を維持しながら、歳出削減に7割、歳入措置に3割のウエートを置いている。増税だけで財政再建を成功した国はどこにもない。「骨太の方針2006」の枠内での議論は大いに結構だが、成長目標をいじくって増税幅を取ろうなんて、それは論理的におかしい。やっぱり国民の理解が得られる税制改革をしないといけない。まず増税ありきの議論では国民合意形成なんてできないよ。次期衆院選を考えたら、こんな議論なんてできない。順番が違う。

 ■民主党と話し合いを

 新テロ対策特別措置法案の審議が始まるが、民意がどう動くかが鍵になる。民意の6割の支持を得られるようにして、その後押しで合意できることが望ましい。社民、共産両党は絶対駄目でしょうから、民主党に給油活動継続に賛成してもらいたい。ひたすら低姿勢で国民全体の利益を考えて話し合いを続けることに尽きると思う。参院に送付されたら、主導権は民主党が持つ。可決するか、否決するか、継続にするか、全部民主党の判断となる。民主党に判断を委ねるところまでは責任を持ってやる。参院で否決なら3分の2を使うのか、国会でもう一度出し直すのか。問責決議案の一撃も向こうの判断だ。だからあらゆる選択肢を持つべきだ。

 今後の政局をみる上で重要なのは7月の参院選の時点と今の時点の民意は違う点だ。世論調査の平均値をとると内閣支持率も給油支持も同じような数字だ。与野党の話し合い路線を支持している人が軽く6割を超えている。平成17年の衆院選の民意は改革路線を支持したということだ。参院選では年金記録問題や閣僚の不祥事に有権者が怒りをたたきつけた。与党しっかりしろよと。でも、改革路線を否定はしていない。政治はさまざまな民意を読み解いて、バランスを取っていくことだと思う。そういう意味で与野党話し合いが今の民意だ。政策連立もあれば、参院のねじれを乗り越えていくために政党間の思惑を超えた連立があってもいい。やっぱり足元の民意を確認しながらほふく前進していくしかない。(村上新太郎)

2193片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/22(月) 23:52:49
下からの情報がウソだと思ったら仕事にならない【町村官房長官会見詳報22日午後】 (1/3ページ)
2007.10.22 18:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071022/plc0710221811002-n1.htm

 町村信孝官房長官は22日午後の記者会見で、厚生労働省がC型肝炎の患者リストが存在しながら患者に通知しなかった問題や、インド洋における海上自衛隊の給油量について海上幕僚監部がミスを把握しながら報告していかった問題について、「各省それぞれ文書管理、報告のシステムなどについてもう一度再点検をしながら、しっかりとした態勢を作ってもらう」と述べ、各省に再点検による態勢整備を求めた。

【胡錦涛新体制】

 −−中国共産党がきょう、胡錦涛総書記の2期目の体制を選出しました。総書記の後継ともなる50代の世代が加わるなど新たな顔ぶれが加わったが、受け止めと今後の日中関係への期待は

 「この5年間にわたる新しい指導部が発足したということで、まずお祝いを申し上げたいと思います。日本と中国、戦略的互恵関係ということで、緊密な意思疎通のもとにいい関係を築いていこうということですから、いろいろな具体的なテーマについて先般、ちょっと東シナ海のことを申し上げましたけれども、そうしたことを含めて着実に日中関係がいい方向に進むように双方それぞれ努力をしていくべきだろうと思います。個々の人事についてはそこまで申し上げるつもりはございません」

【首相訪中】

 −−福田康夫首相の訪中時期について現状で検討しているものは

 「まったくありません。まあ、基本的には両首脳が電話会談で早い機会にということは合意をしているわけですけれども、具体的な話には至っておりません」

【国会同意人事】

 −−国会の同意人事について、一部報道では明日にも野党側に政府が説明を行うという話もあるが、調整状況は

 「同意人事のプロセスというのは、国会でこうやってくれというようなことを受けてやるものですから、何か新しいルールができたのかできていないのか、必ずしもよく承知をしておりませんが、新しい提案を自民党の方からしたけれども、民主党が受けなかったとか、そんな話は漏れ伝わって聞いておりますが、具体的にいつどういう形でやるかというのは聞いておりません」

 −−今のところ、政府側から野党側に説明する予定は

 「ちょっと聞いておりません」

2194片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/22(月) 23:53:10
【C型肝炎】

 −−C型肝炎の関係で午前中に厚生労働省から発表があり、400人あまりに告知が行われておらず、そのうち感染者を特定できる可能性がある情報156人分を把握しながら厚労省が対策を取ってこなかったという発表があったが、長官自身の受け止めは

 「きょう厚生労働大臣から製薬メーカーの社長を呼んで、お話をいろいろしたようでございますが、医療機関と協力して患者の方々に製剤投与の事実などをお知らせをするというふうにお願いをしたと。そのことが患者さんの検査とか、治療につながることを期待をしているわけでございます。ただ、厚生労働省の中で文書管理とか、情報共有にも問題があったということで今後、事実関係を明らかにしてしっかり対応してもらいたいと思っております」

【C型肝炎、インド洋補給】

 −−C型肝炎のリストに関しては今までなかったというものが出てきた。それ以外にも海上自衛隊の給油の記録ミスの問題に関しても報告がなかったことが明らかになった。こういった問題について、長官あるいは首相が記録があるならば出せというような指示をしたのか

 「指示をするまでもなくですね、そういうものは各省の事務方と大臣の意思疎通の問題ですからね。あるものはちゃんと出す。当たり前のことは改めて指示することないわけであります。結果的にどういうことになるかというと、舛添要一厚労相も予算委員会の自分の発言は正式に撤回するとか、あるいは首相も予算委員会等の場で、当時の官房長官のこと、あるいは当時の防衛庁長官の石破茂さんが謝罪するということにつながるわけでありますから、各省それぞれ、そうした文書管理、あるいは報告のシステムなどについてですね、しっかりとした態勢を作って、やって、もう一度再点検をしながら、しっかりとした態勢を作ってもらう。それは両省のみならず、政府全体に共通する話でありますけれども、しっかりやってもらわなければならないと思います」

 −−首相や閣僚が事務方の説明を信じて答弁したものが実は間違っていたといったことが相次いでいることの受け止めは

 「それは下から上がってくる情報が嘘だと思っていたら仕事になりませんわね。当然真実の報告が上がってくるものという前提でみんな仕事をしているわけですから、それをいちいち、それがどこまで本当かということを疑っていたらきりがありませんわね。それはみなさん方もそうでしょ。みなさん方もメモを上げて、上の人にメモを上げたら、これは真実か否かといちいち、いちいち、問いつめられたら君らも仕事にならないということと同じことでしょ」

2195片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/22(月) 23:55:58
【平均株価】

 −−日経平均株価がきょう一時500円超下がる下落ぶりだったが、G7(先進 7カ国財務相・中央銀行総裁会議)の共同声明の評価とか、アメリカ経済の減速への危機感とか、いろんなことを言われているが、政府としての受け止めは

 「株価、為替についてはですね、それぞれの動きの個別の要因というのは、それはご指摘のようなことはいろいろあるんだろうと思います。それを今私がただちに分析する資格も能力もありませんけれども、いずれにいたしましても、個々の動きについてコメントをするのはどうかなと思いますし、また、基本的には日本経済、ファンダメンタルズが大きく変わっているというわけではない。健全な状態が続いていると思っておりますから、それだけで株価とか為替レートが決まってくるものでもないわけでございましょう。したがって、その水準の、あるいはその変動について、1つ1つコメントすることは差し控えたいと思います」

【守屋武昌前防衛事務次官】

 −−長官は午前中の会見で、守屋前次官の問題について、事実であれば公務員としてあるまじき行為だとおっしゃったが、守屋前次官は次官としては異例の4年間の在任期間で、この間大臣が次々と代わっていったが、このような体制があのような疑惑を生んだという考えはあるか

 「体制というのは在任期間が長く、大臣がどんどん代わったことですか?まあ、一般論でいえばですね、次官のポストにあまり長くいると、短すぎるのもいかがなものかと思いますけれどもね。まあ、あまり長きにわたるということはやはり問題がある場合もあるんでしょう。長いことが一般に悪いとは私言いませんけれどもね。たとえば、アメリカの加藤良三駐米大使はかなり長くなっておりますけれども、しっかりとした仕事をやっておられますから、長いが故に必ずだめだということではないでしょう。逆に大臣がコロコロ代わるというのは1つの問題だろうと思いますけど。だからこそ、小泉さんは1内閣1閣僚というね。原則論を言われたんだろうと思います。あまり答えになっていないけれども、大臣が短すぎ次官が長すぎたという印象はそれはありますよね」

【社会保障税制改革政府与党協議会】

 −−長官が午前に発表した安心できる社会保障税制改革に関する政府与党協議会についてだが、自民党税調や政府税調、経済財政諮問会議など、他にも税制を協議する機関がたくさんあると思うが、その中でこの協議会の立ち位置、役割は

 「別に税制だけを議論する場ではございません。社会保障の給付問題と負担問題をパッケージで考えましょうというのが、この会の特色だとご理解をいただければと思います」

2196片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/23(火) 01:06:41
隠蔽、疑惑、放置の「新3点セット」で首相、試練
2007.10.23 00:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071023/plc0710230041001-n1.htm

 防衛省の給油量訂正の隠蔽(いんぺい)、厚生労働省の肝炎患者リスト放置、そして守屋武昌前防衛事務次官の接待疑惑…。「新たな3点セット」とも呼べる相次ぐ問題発覚で福田康夫首相は初めて大きな試練に直面した。「官僚寄り」といわれる首相だが、官僚の不祥事連発にいらだちは隠せない。問題閣僚をかばい続けた「負の連鎖」が安倍晋三前首相の政権運営の蹉跌(さてつ)となっただけに、首相には「突き放し」で危機を乗り切ろうとする思惑も見える。

 22日夕に国会内で開かれた自民党役員会。いつも飄々(ひようひよう)とした首相がぼやく場面があった。

 「一難去って、また一難だ。国民から疑念をもたれるような政府ではいけない」

 首相は就任後、「ねじれ国会」で低姿勢に徹してきた。だが海上自衛隊による補給燃料のイラク作戦転用疑惑に端を発した不祥事の連鎖が政権運営に影を落としているのは事実で、「『瞬間湯沸かし器』の首相がぼやくのも無理はない」と自民党幹部はいう。

 現に首相は22日、記者団に海自の隠蔽問題について聞かれ、「とんでもないことをしてくれていると思いますね。十分注意してほしい。私まで疑われてしまうから」と吐き捨てた。肝炎患者リストの放置でも「またかーっていう感じだな。もういいかげんにしてほしいって感じ」と述べた。

 伏線はある。首相は官房長官当時の平成15年5月の記者会見で、海自から米補給艦への給油量を20万ガロンと述べた。防衛省の隠蔽とはいえ、結果的に虚偽の発言をしたが、10日の衆院予算委員会では「私が創作したわけではない」と言い切った。

 首相は「信頼」を政権のキーワードに据える。1日の所信表明演説では「国民の信頼なくしてはどのような政策も実現することは不可能だ」と強調し、「説明責任を尽くすよう閣僚に徹底した」とした。最高責任者としてどう説明するのか。25日の就任1カ月を前に、首相は正念場を迎えている。(酒井充)

2197片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/23(火) 15:09:11
「東京を目の敵は、日本沈没に」 自民の議員同士が火花
2007年10月23日14時30分
http://www.asahi.com/politics/update/1023/TKY200710230235.html

 「東京を目の敵にして税源を召し上げようとすれば、日本沈没につながりかねない」

 「大きな間違い。今は地方が活性化しなければ日本が沈没する」

 7月の参院選で惨敗した反省から、自民党に新設された地域活性化特命委員会が23日朝、党本部であり、地域間の財政力格差の解消をめぐり、東京と地方の党所属国会議員が激しい「舌戦」を繰り広げた。

 口火を切ったのは、中川雅治参院議員(東京選挙区)。これに対し、谷川弥一衆院議員(長崎3区)らが「弱者に冷たいから参院選で負けた」と逆襲すると、今度は石原宏高衆院議員(東京3区)らが「東京都も財政再建をしてきた」などとかみついた。

 あまりの過熱ぶりに、会合終盤では「議論がこういう形で集約されるのは望ましくない」と心配する声も上がった。

2198片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/24(水) 01:57:43
自民若手が勉強会立ち上げ〜増税路線けん制
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20071023/20071023-00000035-nnn-pol.html

 世耕弘成前首相補佐官や山本一太参議院議員ら自民党の中堅・若手議員らが23日朝、新たな勉強会を立ち上げた。増税による財政再建を主張する与謝野馨前官房長官らの動きをけん制する狙いがあるものとみられる。

 「プロジェクト・日本復活」と名付けた勉強会には、9人の中堅・若手議員のほかに、竹中平蔵元金融・経済財政担当相が顧問についている。参加したメンバーは会見で以下のように主張している。

 山本参議院議員「財政再建は、やはり歳出削減と経済成長によって成し遂げるべき」

 世耕前首相補佐官「党内では今、改革という言葉を口にしてはいけないような空気がある。(党内の色々な組織で)増税、ばらまきに近い政策が検討され、危機感を抱いている」

 竹中元金融・経済財政担当相「財政再建をする時は、まず歳出削減し、厳しい厳しい姿勢を政府自身が見せ、それで国民に負担を求めるのが常道」

 23日の会見で、メンバーは増税に頼らない経済成長による財政再建を目指すスタンスを明確に打ち出した。自民党内では、与謝野前官房長官を中心に消費税率アップによる財政再建を目指す動きが強まっており、これをけん制する狙いがあるものとみられる。

2199片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/24(水) 21:46:12
「成長重視派」と「財政再建派」が舌戦 自民財革研
2007年10月24日20時53分
http://www.asahi.com/politics/update/1024/TKY200710240463.html

 消費増税論議を主導する与謝野馨前官房長官ら「財政再建派」が集う自民党の財政改革研究会に24日、小泉・安倍内閣の改革路線を支持する「経済成長重視派」の議員が顔を出し、舌戦を繰り広げた。

 口火を切ったのは、竹中平蔵元総務相らと改革路線を訴える山本一太参院議員。「成長と歳出削減が必要だ。安易に消費税を持ち出すと財政規律が緩む」と主張した。これに対し、与謝野氏に近い園田博之・党政調会長代理が「社会保障制度そのものを維持するための財源はどうするのか」と切り返し、津島雄二・党税制調査会長も「成長だけで頑張れるという人たちの意見の根拠を聞きたい」と畳みかけた。

 会合後、財政再建派の後藤田正純衆院議員は、山本氏の発言に「ほんの一部、いまだに成長を阻害するのではと訳のわからない議論をする人がいたが、今日の議論で合意はできた」。

2200片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/24(水) 21:47:17
自民財改研:「成長路線派」の巻き返しに批判相次ぐ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071025k0000m020071000c.html

 増税なしで財政再建を目指す「成長路線派」が政策勉強会を発足させるなど、巻き返しの動きを強めていることに対し、24日開かれた自民党の「財政改革研究会」(与謝野馨会長)で批判が相次いだ。

 成長路線派は、小泉純一郎・安倍晋三両政権下では主導権を握っていたが、消費税増税を否定しない福田康夫首相の就任で発言力を失っていた。しかし、23日には自民党の中堅・若手議員が竹中平蔵元総務相を顧問とする政策勉強会「プロジェクト日本復活」を発足させるなど、復権を目指す動きが本格化してきた。

 24日の自民党財革研では、出席者から「歳出削減と経済成長、更に財源確保の3本立てでやるべきだ」と、積極的な財源論議を促す意見が相次いだ。出席した額賀福志郎財務相も記者団に「不景気でも国民サービスが不安定にならないよう考えるのも政治」と指摘。「抽象的な議論をしている時ではない。現実的にどう対応するかを考えるべきだ」と成長路線派をけん制した。【須佐美玲子】

毎日新聞 2007年10月24日 19時50分

2201片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/25(木) 11:17:32
「県民銀行は野党的立場の計画」
足銀受け皿で渡辺金融相軌道修正 讀賣栃木

 渡辺金融相は24日の衆院財務金融委員会で、足利銀行の破たん直後に受け皿として自身が提唱した「県民銀行」構想について、「当時は野党的立場で、非常時対応プランだった」と述べ、発言を“軌道修正”した。

 渡辺金融相は、2003年12月の足銀破たん直後に、県が出資する「県民銀行」の創設を強く求めていたが、金融相就任後は地元資本の参加について慎重な発言を繰り返している。このため、24日の委員会では、破たん時の知事で「県民銀行」に慎重だった福田昭夫衆院議員(民主)が、「あんなに県内で騒いだのに、なぜ今は作ろうとしないんだ。無責任だ」と追及した。

 これに対し、渡辺金融相は「野党的立場」を繰り返し強調した上で、「(当時)福田昭夫知事が構想を取り入れてくれていれば、また違ったかもしれないが」とやり返した。福田氏は「県内と国会と言ってることがまったく違う。『ダブルスタンダード渡辺喜美』だ」と、収まりがつかない様子だった。

(2007年10月24日 読売新聞)

2202片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/25(木) 22:56:47
「1円以上に領収書」民主案に自民反論 コスト増を指摘
2007年10月25日20時58分
http://www.asahi.com/politics/update/1025/TKY200710250394.html

 自民、公明両党は25日、政治資金の透明化に向けた民主党案への疑問点をまとめ、個別に提出した。すべての政治団体に1円以上の領収書添付を義務付け、公開する民主党案に対し、両党とも行政コスト肥大化を指摘した。民主党は、質問に回答する意向を伝えたが、独自に法案を提出する構えも崩していない。

 自民党が挙げた疑問点では「形式審査や情報公開の業務、人員、スペースなどの増加についてどう考えるか」と指摘。公明党も、対応する職員数や閲覧・保存スペースの見込みをただした。

 自民党は政治資金規正法改正案の落としどころを探るための協議機関の設置を改めて求めたが、民主党側は「今日はそういう話をする場ではない」(山岡賢次国会対策委員長)と拒否。ただ、民主党側は両党の疑問点に回答する約束をした。民主党案を修正する可能性について、山岡氏は「あり得る」と記者団に語り、事実上、与党と民主党による協議が進んでいく可能性もある。

 一方で、山岡氏は「別の方向なら回答する必要がない」とも語り、党執行部と協議したうえで歩み寄りが難しいと判断した場合には、回答前に民主党単独で法案を提出する考えも示した。

2203片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/26(金) 01:36:20
自民党:都道府県連から不満の声相次ぐ 全国幹事長会議
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071026k0000m010131000c.html

 自民党は25日、東京都内のホテルで全国幹事長・政調会長会議を開いた。参院選惨敗を受けた地方の選挙態勢の立て直しを図るとともに、臨時国会の焦点となっている新テロ対策特別措置法案や政治とカネの問題で理解を求めるのが狙いだが、地方からは不満の声が上がった。

 都道府県連の出席者からは法案への質問はほとんどなく、「バブル崩壊後に積み上げた公共事業の借金返済で、自治体の財政が立ちゆかなくなっている」「交付税が足りず、我慢の限界だ」など地方財政への配慮を求める意見が続出した。

 衆院の解散・総選挙に対しては「今すぐやっても大変だ。農業政策などいろいろな政策の効果が出てから衆院を解散すべきだ」と、早期の解散に慎重な意見が出た。【堀井恵里子】

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党首討論:福田首相と小沢代表、31日に
毎日新聞 2007年10月25日 23時35分 (最終更新時間 10月26日 0時01分)

2204片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/26(金) 12:09:30
町村官房長官 記者会見詳報(25日午前) (1/3ページ)
2007.10.25 12:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071025/plc0710251257006-n2.htm

 町村信孝官房長官は25日午前の記者会見で、福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表の初の党首討論が31日開催で基本的に合意されたことについて「テロ対策に小沢氏は独自の見解を述べている。それが個人の意見なのか民主党の意見なのか、はっきりと言っていただくことがテロ対策の審議を進める上で有益だ」と述べた。会見の詳細は以下の通り。

【金大中氏】

 −−先ほどの参院の内閣委員会で金大中事件について、真相究明のために容疑者の引き渡しを要求することもあるのかという質問に、長官は「韓国政府がどのような対応をするかを見極めたいが、委員が指摘したことも含めてさまざまな対応を考えていきたいと思う」という答弁したが、容疑者の引き渡し要求の可能性も含めて検討していくのかどうか

「まだ、相手側がどういう対応をしてくるのかどうか、それをとりあえず待っている状態ですからね。可能性があるかと言ったら、それはいろんなことを考えることを言ったまでであって、今後の対応については公式の反応があってから考えたいと思います」

【年金】

 −−きょう夕方の経済財政諮問会議で、公的年金改革について議論が議題になり、基礎年金について全額税方式も議論の対象になるようだが、それについて長官としてはどのように考えるか

「あのー、きょうの諮問会議で民間側からお考えを示されるというふうに聞いておりますし、それにはこういうメリットも、こういう問題点もあるというような形でですね、それぞれの今の仕組みのいい点と問題点、全額税方式のいい点と問題点、それぞれが示されるというふうに聞いておりますが、そのへんをできるだけ考え方をクリアにして、まさにこれは国民的議論の中で、あるいは国会の中で与野党を超えてしっかりとした議論をやって決めていく重大な問題であると、こう私は受け止めております」


【薬害肝炎】

 −−きのう薬害肝炎に対して、舛添大臣が30万人の被害者というか、追跡調査をやることに前向きな意見を話していたが、財政的にもお金のかかることだと思うが、財政措置はどのようにやるのか

「できるだけ早く、問題があった製剤が投与されたということを、できるだけ早く告知していくということは、それだけ早く検査ができたり、それだけ早く治療ができるという意味ですから、それは大変重要なことだと、こう思っております。財源の問題等含めて難しい問題もあると思いますけれども、厚生省が製薬会社とか、医療機関、それぞれ情報があったり、また伝達ルートもあるだろうから、そうした方々の協力も得てですね、取り組んでいくべき大切な課題であると思っております。ま、財源がないからやらないとかそういう話ではないだろうと思います。いろんなやり方、工夫はあるんだろうと思います」

【党首討論】

 −−党首討論、クエスチョンタイムですが、来週の31日に行う方向で調整していますが、開催が決まったら、討論に向けてどのような議論を期待しているか

「まあ、小沢党首の地方ばかり回っておられないで、大いに党首討論をやっていただきたいもんだと、こう思っておりますし、福田総理もまた、喜んで党首討論の機会を活用していこうと、こう思っておられると思っております。特にですね、これだけ今、防衛省、厚生省等の不祥事ばかりが問題になっているが、それはそれで重要なことですが、それとはまた次元の違う話といつも私は申し上げておりますが、たとえば、本当にテロ対策として日本は何ができるかという、これから先に向けての国家としてなさねばならないこと、小沢さんは独自の見解を述べておられるわけでしょう。それが党の見解と違うのか、同じなのかという点を含めてですね、そういう点をむしろはっきりとして言っていただくことが、これからのテロ対策特別委員会の審議を進めるにあたっても大変有益だと私は考えるし、国民のみなさま方にも一体、小沢さんが言っていることは個人の意見なのか、党の意見なのか、あるいは全然関係ないのかですね、分からないという状態はまことによろしくないと思うんですよ。ま、例えばですね、そういう具体の問題について議論をしていただければありがたいなと思います。対案を示すといって、あれだけ対案、対案と言って、参院を中心にどんどん法案を出そうとしておられるのであれば、まさに一番の課題であるテロ対策について、民主党のほうから対案が示されないということは、私は責任ある政党として、いかがなものかと、こう思っておるものですから、そういう意味でクエスチョンタイム、大変有効なチャンスだと思っております」

2205片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/26(金) 12:10:59
【拉致】

 −−北朝鮮による拉致問題について、拉致被害者家族の方が、26日に福田総理と面会されるという一部報道があるが、事実関係は。面会された場合、総理から家族会のほうにどういう話をされるのか

「あのー、きょうの夕方ですかね。明日の日程のことのアナウンスがあるはずであります。なかなか明日の日程、国会の関係等々もあるものですから、はっきりいついつというのは、確定しづらいから今日の夕方になるんだろうなと思っております。その際ですね、総理のほうからは、これは例えば、総裁選挙の最中の発言だったと記憶しておりますけれども、自分の手で拉致問題を解決したいという意欲を示されたわけですね。その基本姿勢は何ら変わるところはないし、政府全体もそういう姿勢でいるわけですから、その基本姿勢を首相自らの言葉で拉致のご家族のみなさん方にしっかりとお伝えいただくということが大切なことだなと私は思っております」

2206片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/26(金) 20:32:43
町村氏が外相見解批判 拉致めぐり足並み乱れ
2007年10月26日 18時52分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007102601000578.html

 町村信孝官房長官(拉致問題担当)は26日午後の記者会見で、北朝鮮による拉致被害者数人の帰国実現を拉致問題の「進展」とみなすとした高村正彦外相の見解について「ここで(進展の定義を)具体的に言って何の意味があるのか。相手に付け入るすきを与えるだけだ」と強く批判した。福田康夫首相は「積極的アジア外交」の推進を掲げているが、最重要課題の北朝鮮対応をめぐり担当閣僚間の足並みの乱れが露呈した形だ。

 会見で町村氏は、外相発言について「被害者が何人帰国しそうだとか、(帰国の可能性がある)何人かの名前が出ているのではないかとの誤解を与える。そんな事実はない」と指摘。政府として「すべての被害者の一刻も早い帰国を求めるとの一点に尽きる」と述べ、対処方針は変わっていないと強調した。

2207片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/26(金) 20:34:10
町村官房長官の記者会見(26日午後)の詳報 (1/2ページ)
2007.10.26 18:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071026/stt0710261801003-n1.htm

【拉致】

 −−先ほどの内閣委員会で、外務大臣の拉致問題に関する発言について、長官の答弁は外務大臣と違ったと思うが、つまり、数人帰ってきたら進展であるとの外務大臣の認識に対して、長官はそういう感じではないと思うが、政府全体としてどういう立場か

「ま、有り体に言うと、今ここで何人とか、何とかって言うのはね、なんか、別に高村さんを批判するつもりで言っているわけじゃないんだけれども、ちょっと誤った印象を与えるでしょう。なんか、あたかも何人かが帰ってきそうだとかですね、あるいは何っていう名前が出ているのではないかとかですね、そういう事実はまったくありませんからね。大臣は、高村大臣はあくまで一般論として言っておられるんだろうけれども、ちょっと今ここで一般論という感じでものを言っちゃうとね、なんか、そうは言っても関係者は、うちは入っているのであろうかとかですね、何とかっていう、そういうあらぬ誤解を招く。やっぱりすべての拉致被害者の一刻も早い帰国を求めていく、その一点に尽きるんですよね」

 −−進展の定義についてはこれまでよくわからないところがあったが、外務大臣の発言は進展の考え方を具体的に言ったものだと思うが・・・

「それを言って何か意味がありますか?何の意味もないと思うんですよ。そんなところで定義をしても。相手に逆に、ある意味ではね、つけいるすきを与えるだけでしょ。意味がないんですよ。だから意味のないことは言わない」

 −−政府全体としてそういう進展の定義をしたことはないか

「ありません。ありません」

 −−北朝鮮政策について新たな方針を作ったという報道がありますが・・・

「ありません。そういうことはありません」

【デフレ】

 −−今日発表になった9月の全国消費者物価が前年比マイナスになったが、福田内閣としてデフレ脱却をどの程重視しているのか。どう取り組んでいくのか

「経済全体の判断というのは毎月の月例経済報告で出されているわけでありまして、緩やかに景気は上昇しているということだと思います。デフレうんぬんというのは大変重要なことでありまして、このところ10カ月ぐらい対前年同期比0.1とか0.2が続いているという状態であるわけでありまして、したがって、まだデフレが解消できたということはやっぱり断言できないんですよね。それだけに慎重な、また、積極的な経済運営をやっていくということが大切なんだろうと思っております」

【上げ潮派】

 −−きょうの財政改革研究会でも名目成長率と財政再建の関係が議論されているが、いわゆる上げ潮派の主張についてはどう考えるか

「あんまり私がそれを言うと、また、面白おかしく誰と誰が対立しているという、そういう書かれ方をするので、私は申し上げません」


【道路特定財源】

 −−けさの閣僚懇談会で、道路特定財源について議論があって、鳩山法務大臣の会見によると、長官からこの問題は非常に大きな問題になってくる。改めて議論の機会を設けますとおっしゃったと説明しているが、新たに何らかの組織を立ち上げるということでしょうか

「いや、別に、組織の立ち上げということを言ったつもりはまったくありません。重要な問題であるということは別に、ここで改めて言うまでもないことでありましょうし、政府は昨年の12月に閣議決定した方針があるわけですよね。基本はそこにあるということでありますが、これから国土交通大臣が11月中でしたかね。必要な道路というのはどのぐらいかということを整備計画ですか、ちょっと正確な名前は忘れましたが、それを詰めている最中でしょ。それを受けて、今後、道路財源をもう一回オーバーフローするのか、しないのかといったようなことを含めて、政府全体で議論していくことであろう。そういう意味で重要な問題だと。また国民の関心も強い問題であると思っておりますから、とりたてて組織を立ち上げるつもりもありませんが、関係各部でよく今後、折に触れて話し合っていい答えを出していきたいし、もちろん、これは党ともよく相談しなければならないテーマであります」

 −−閣議決定を基本にするという考えだったが、場合によっては閣議決定の内容を改めることはあり得るのでしょうか

「あらかじめ変えるということを前提に議論しているわけではありません」

2208片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/27(土) 13:39:05
大臣一族・中山外務政務官、3度のメシよりクルマ好き
高級外国車など11台所有
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007102706_all.html

高級外車を多数所有する中山泰秀外務政務官(右)と、父の正暉元建設相(左)
 閣僚らの資産公開で自民党の中山泰秀外務政務官(37)が車11台を所有し、うち7台はポルシェなどの高級外国車であることが分かった。趣味がカーレースで「3度のメシよりクルマが好き」という中山氏だけに、外国車のほとんどがレース用だ。

 ポルシェ3台、ベンツ3台、ダッジ1台…。かなりぜいたくに思えるが、中山氏によると「ほとんどが中古で、レース用に所有しています」。ポルシェはカーレース愛好家に人気の高い「カレラ」で、ベンツ「ゲレンデヴァーゲン」は山道レース用に改造してある。

 「幼いころ、漫画『サーキットの狼』を読んでレースにあこがれた」という中山氏は成城大卒業後、広告会社最大手の電通に入り、入社直後からカートのレースを始めた。その後、2005年の総選挙で初当選し、当選2回。自民党ではモータースポーツ振興議連に所属し、筑波サーキットで開かれた国会議員のレースに出場したこともある。

 父は中山正暉元建設相で、伯父が中山太郎元外相、祖母が日本初の女性閣僚となった中山マサ元厚相。バリバリの“大臣一族”で裕福な家庭に育ったが、「父は厳しい人で、学生時代に車をせがんでもまったく取り合ってくれなかった。社会人になって初めてベンツを買えたときは、本当にうれしかった」と振り返る。

 1台300万円前後で購入したこれらの中古車は走行距離3000キロ程度で手放し、「ネットオークションで売りに出したこともある」。

 これまでにのべ11台の外国車を所有してきた。「ゴルフもせず、ローンを組んでクルマに没頭しています。クルマ以外に回すお金がほとんどなく、回転ずしに計算機を持ち込んだこともあった」という。

 車にかかる税金も当然、かなりの額になる。「自動車に関する税が高すぎるのは大きな問題。議員としてこの問題に取り組んでいきたい」と意気込んでいた。

ZAKZAK 2007/10/27

2209片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/28(日) 02:12:23
対テロ新法案で与党内に対立/判断は“3連戦”後
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20071026.html

 新テロ対策特別措置法案を廃案も覚悟で参院に送付しようという自民党の首脳部と、守屋武昌前防衛事務次官のゴルフ問題など相次ぐ不祥事発覚を受け「法案の成立は絶望的。早期に国会を閉じるべきだ」とする多くの自民党議員や公明党との意見の違いが際立ってきた。

 与党内では、二十九日から三日間連続で続く守屋氏の証人喚問、衆院テロ防止特別委員会での野党質問、福田康夫首相と小沢一郎民主党代表の初の党首討論の“三連戦”の結果を踏まえ、国会対応を決めるべきだとの声が強まっている。

 「民主党の意見を表に出してもらわなければ困るから、法案は必ず参院へ送る」

 自民党の伊吹文明幹事長は二十六日の記者会見で語気を強めた。

 ただ、肝心の対テロ新法案はこの日ようやく実質審議入りしたものの、守屋氏問題など「強い逆風」で審議は停滞気味だ。

 伊吹氏が抱いているのは「参院第一党という責任ある立場になったにもかかわらず、修正協議に応じないだけでなく、対案すら出さない無責任な民主党」(自民党幹部)の姿勢を国民の前で明らかにしたいとの思いだ。

 首相が一貫して給油活動継続の必要性を訴えてきたことや、十一月半ばにも米国を訪問、初の日米首脳会談に臨むことへの配慮もにじむ。

 自民党首脳部は客観情勢が悪化する中でも「会期内に必ず参院に送る。そこで廃案にするか、延長するか民主党に決めてもらえばいい」との対決姿勢を崩していない。

 だが守屋氏問題に加え、海上自衛隊の給油量訂正、情報隠ぺい問題、久間章生元防衛相の飲食接待問題も浮上。厚生労働省のC型肝炎資料隠ぺい問題も発覚した。

 自公両党にはもともと対テロ新法案審議をめぐる混乱が衆院解散・総選挙につながることを懸念する議員が多く、「延長なんてもってのほかだ。国会を早く閉じた方が政権へのダメージが少ない」(自民党中堅議員)との慎重論が大勢になってきた。

 首相を支える最大派閥町村派幹部や、野党との折衝の最前線に立つ国会対策委員からも「どう考えても成立しない」「成立は難しい。会期延長はない」との“終戦論”が漏れる。森喜朗元首相が二十五日に首相官邸を訪れ福田首相と会談したことも、「早期閉会を促したのだろう」(国対関係者)との期待を呼んでいる。

2210片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/28(日) 22:47:35
人権擁護法案提出の動き再燃 法相が強い意欲
2007.10.28 18:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071028/stt0710281848003-n1.htm

 過去に自民党内の反対を受けて頓挫した人権擁護法案を、来年の通常国会に提出しようとする動きが政府・与党内で再燃している。鳩山邦夫法相が国会答弁で再提出への強い意欲を表明したためだ。しかし、2年前には人権侵害の定義があいまいなどの理由で自民党内の保守勢力が反発し、党を二分する騒動に発展した経緯があるだけに、すんなりと再提出できるかどうかは微妙だ。

 鳩山法相は24日の衆院法務委員会で「さまざまな問題点をクリアできる方法を考え、人権擁護法案は国会に再提出したいと考えている。日本に人権擁護法案がないというのは実に情けないことではないか」と答弁した。

 鳩山氏は19日の同委員会では「国会への再提出を目指すべきだが、与党内にもさまざまな議論があることから、真摯(しんし)に検討を進める」と述べるにとどまっていただけに、一歩踏み込んだ格好だ。

 鳩山氏は周辺に「自民党が人権擁護法案を通せば、選挙にも有利だ」と漏らしているという。これに連動するかのように「自民党内の人権擁護法推進派が水面下で再提出へと動き出している」と同党関係者は指摘する。

 鳩山氏が描く具体的な議論再開の時期や法案の修正内容は不透明だが、鳩山氏の「意欲」に対し自民党内では「新たな人権侵害を生む可能性をはらんだ法案には賛成できない」(中堅)と早くも警戒感が広がっている。


 政府は平成14年3月、出生や国籍などを理由にした差別や人権侵害の防止と救済を目的に人権擁護法案を国会に提出した。だが、メディア規制も対象にしていることから自民党の保守派勢力などから反発が沸騰したため、15年10月の衆院解散に伴って廃案となった。

 17年には、自民党の現選挙対策委員長を座長とする与党の「人権問題等に関する懇話会」が中心となって修正案を提示したが、法務省の外局に新設する人権擁護委員会に令状なしの強大な調査権を与えることへの批判は収まらず、提出を断念している。

 与党懇は昨年8月にも、あいまいとなってい人権侵害の定義に「違法性」を加える修正を検討した。しかし、9月に法案反対派の安倍晋三前首相が政権トップの座に就くと、党内には前首相の思いを忖度(そんたく)する空気が強まり、法案を議論する党人権問題等調査会の会長ポスト自体が空席となった。調査会は現在も活動を停止している。

 ところが、福田政権が発足してから事態は急展開。党役員には推進派の古賀氏と二階俊博総務会長が名を連ね、逆に反対派の中川昭一氏が政調会長を退任した。反対派の議員連盟「真の人権擁護を考える会」を結成した平沼赳夫元経済産業相は郵政民営化反対で党を離れたままとなっている。

 もっとも、自民党内には、「法案再提出の動きが、退潮著しい保守勢力の結集のきっかけになりうる」(若手)との見方もあるだけに、展開次第では再び自民党内が混乱に陥る可能性もある。

2211片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/29(月) 20:49:58
2007/10/29-18:49 久間元防衛相が入院へ=解離性大動脈瘤で、30日から
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007102900635

 自民党の久間章生元防衛相は29日午後、三重県四日市市で開かれた同党衆院議員の会合で講演し、解離性大動脈瘤(りゅう)の手術のため30日から入院することを明らかにした。久間氏は「『早くしないと(同じ病気だった俳優の)石原裕次郎みたいになる。人工の血管に替えなさい』と医者から脅された」と語った。このため30日からのロシア出張も急きょ中止したという。
 久間氏は昨年9月の安倍内閣発足に伴い、2度目の防衛庁長官に就任。今年1月に初代防衛相となったが、在任中に防衛専門商社「山田洋行」の元専務らから都内で飲食接待を受けていたことが明らかになっている。

2212片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/30(火) 12:38:24
創価学会会長が聖教新聞で「自民党離れ」を示唆
10月30日12時0分配信 FACTA
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071030-00000000-fac-pol

我らは「人物本位」で政治家を評価――。公明党の支持母体、創価学会の機関紙「聖教新聞」10月4日付に、こんな見出しの記事が掲載され、政界関係者の話題を呼んでいる。記事は創価学会創立80周年に向けた座談会で、原田稔会長をはじめ正木正明理事長ら6人の幹部が出席。福田内閣の発足について原田会長が「期待する声、厳しい注文の声等々、国民の反応はさまざまだ」と指摘。別の出席者が「我が創価学会は、あくまで『人物本位』だ」(正木氏)、「我々は政治団体じゃない。どの政党、どの議員を支持しようが全く自由だ」(山本武副理事長)と強調。さらに正木氏は「特にさんざん応援をしてもらいながら大恩ある支持者を裏切る。逆恨みする。悪党と結託して牙をむく。そういう恩知らずどもとは徹底的に戦おう」と、選挙協力をした自民党を批判したとも受け取れる発言をしている。同記事には、激しく対立してきた共産党について、1974年に結んだ「創共協定」を引き合いに、「池田大作名誉会長は、あれだけ学会を目の敵にしていた共産党とも協調した。どれほど幅があるか。懐が深いか」などとも書かれている。創価学会は将来、自民党が野党に転落し、民主党を中心とする反自民勢力結集の動きが出てくることを想定して、戦略を再構築し始めたのではとの憶測も出ている。

最終更新:10月30日12時0分

2213片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/30(火) 12:45:28
舛添厚労相、肝炎調査チームの「ドタキャン」理由明かさず
2007.10.30 12:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071030/stt0710301211003-n1.htm

 舛添要一厚生労働大臣は30日午前の閣議後記者会見で、薬害肝炎や国の肝炎対策を検証する調査チームが29日夜、舛添厚労相の都合で中止になった理由を「ほかの用事があった。忖度(そんたく)して下さい」と述べ、詳しい理由を明かさなかった。

 また、舛添厚労相は29日昼に町村信孝官房長官と官邸で1時間にわたって肝炎問題について会談したことも明かし、「全面的な解決を目指して各方面との折衝に着手し、一気に作業を開始した。その時間、どうしても使えなかった」と説明した。

2214片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/30(火) 18:05:40
党首会談は「密室」=山崎参院幹事長−自民内から異例の批判
10月30日17時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071030-00000099-jij-pol

 自民党の山崎正昭参院幹事長は30日午後の記者会見で、福田康夫首相と小沢一郎民主党代表の党首会談について、「詳細が明らかにされておらず密室的な要素が多い。もう少しわれわれにも国民にも何らかのシグナルがあっていいのではないか」と述べ、不満を示した。自民党幹部が党首会談の開催自体やその後の首相の対応に批判的な考えを示すのは異例だ。
 山崎氏はその理由として、会談で新テロ対策特別措置法案の扱いが議論されたことを挙げて「議論を戦わせるなら、党首討論など国会を通じた方が国民も判断できるのではないか」と指摘。「(首相に対する批判も)全くゼロではない」と語った。

2215片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/31(水) 01:02:36
道路特定財源 しぼむ「完全一般化」 与党PT初会合
2007年10月31日00時30分
http://www.asahi.com/politics/update/1030/TKY200710300349.html

 自民党は30日、道路特定財源の見直しに関するプロジェクトチーム(座長・山本有二党道路調査会長)の初会合を開いた。議論の焦点となるのは、道路歳出から余った部分をどう使うかだ。一般財源化を決めた昨年末の閣議決定を事実上修正し、使い道を道路関連に絞るかどうかだ。福田首相が軌道修正に理解を示す発言をするなか、党内でも完全な一般財源化に消極論が強まっている。

 初会合となった、この日のプロジェクトチーム(PT)では、道路特定財源の一般財源化への慎重論が噴き出した。

 出席したトラック業界の代表者は「一般財源化には絶対反対。もしも余るというなら、一刻も早く税負担を軽減すべきだ」と主張。出席議員の一人は「道路特定財源や暫定税率には納税者の理解がある」と強調した。

 「『年金などに使うなら理解できる』という納税者の声もあり、無視できない」と一般財源化を唱える議員の声は、かき消されるほどだった。

 PTは12月半ばまでに道路特定財源の使い道について考え方をまとめ、党税制調査会に提言する。一般財源化への慎重論が続出する背景には、福田政権になって構造改革のたがが緩み始めたことがある。小泉・安倍政権では、道路特定財源の一般財源化は構造改革の目玉だった。特定財源は「税収が入ってくるから道路を造る」というムダ遣いにつながりかねないと、かねて指摘されてきた。揮発油税(ガソリン税)などが一般財源になれば、道路以外の社会保障費などに振り向けることもできる。

 ところが、福田氏は自民党総裁選で「特定財源をやめるとなると大変な影響がある」と一般財源化に慎重な姿勢を表明。国会答弁では「(一般財源化を決めた)閣議決定の趣旨に沿って運用する」と述べたものの、党内には「首相は大胆な見直しには消極的だ」との受け止め方が広がった。

 安倍政権は昨年末、「道路歳出を上回る税収は一般財源とする」という方針を閣議で決めた。ここにきて、この余った部分を完全に一般財源化するのではなく、道路のバリアフリー化などといった「道路関連」事業に限り使う案が浮上してきた。

 麻生太郎・前幹事長は26日の党本部での会合で「道路特定財源は電線の地下埋設に使っても理屈は立つ」と、使い道を限る案を提起。道路族ドン、古賀誠・選挙対策委員長も26日の奈良市内での講演で「一般財源化があたかも閣議で決まったかのように一人歩きしているが、決してそんなことはない」と牽制(けんせい)した。

 執行部の一人も「まだまだ必要な道路があり、暫定税率も維持すると表明している中で、道路と無関係のことに本当に使えるか。有権者の理解を得られるのか」と話す。

 年末に向けもう一つ焦点となりそうなのが、中期的な「道路歳出」の規模だ。安倍政権が昨年末に見直しの方針を閣議決定した際は、公共事業全体の削減と合わせて道路予算を削り、余ったお金を一般財源化する考えだった。道路歳出を低く抑えることができれば、一般財源に回す分が増えることになる。

 ところが、山本座長はPTの議論では「道路歳出」そのものは取り上げず、余った分の使い道に絞る考え。ただ、仮に余った分を完全に一般財源化しても、道路整備のあり方そのものも論議しなければ本末転倒になる。

 昨年末に官邸と死闘を展開した道路族の一人は「昨年、今の内閣だったら、もっとずっとやりやすかった」と漏らした。

2216片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/10/31(水) 13:13:47
大連立構想再燃か…動揺する与野党 公明に焦り (1/2ページ)
2007.10.31 01:33

このニュースのトピックス:福田内閣
 衆参ねじれ国会の打開を目指して、福田康夫首相(自民党総裁)が30日、民主党の小沢一郎代表との党首会談に踏み切ったことにより、自民、民主両党の「大連立」構想が再燃している。7月の参院選後、自民党の中川秀直元幹事長や山崎拓元副総裁らが相次いでぶち上げた構想だが、いざ現実味を帯びると与野党には動揺が走った。中でも「二大政党」の間に埋没しかねない公明党は焦りの色を募らせている。

 「小沢氏のことだから何を仕掛けてくるか分からない。大連立や解散の話も出かねないので、しっかり気を引き締めなければならない」

 党首会談を控え、30日朝、国会内で開かれた自民党の臨時役員会で、伊吹文明幹事長は厳しい表情でこう語った。

 伊吹氏はこの直後、公明党の北側一雄幹事長と会い、「小沢氏を穴から引っ張り出したのはいいが、福田さんが穴に落ちないようにしなければならない」と強調。党首会談直前にも首相に「新テロ対策特別措置法案以外の話はすべきでない」と念を押した。

 党首会談が決まった直後から、自民党執行部には、公明党から不安の声が次々に寄せられた。公明党は細川政権以来、小沢氏に翻弄(ほんろう)されてきたからだ。加えて党首会談を軸に今後の国会運営が進むようになれば、公明党の存在感が薄まることは確実だ。

 大連立構想の旗振り役となったのは参院選後に読売新聞の渡辺恒雄・グループ本社代表取締役会長だ。自民、民主両党の幹部らに「自民、民主で大連立を組み、憲法や社会保障改革などを一気に進めた上で中選挙区制に戻すべきだ」と力説して回ったとされる。


 これと連動し、中川、山崎両氏のほか、古賀誠選対委員長、武部勤元幹事長、中曽根康弘元首相らも相次いで大連立構想に言及した。渡辺氏は福田政権樹立にも一役買っており、首相も「選択肢の一つ」と考えている節がある。

 ただ、大連立構想は早期解散への流れを加速することにもなる。各小選挙区で自民、民主が対立した状態では連立協議を進めようがないからだ。党首会談後、首相は公明党の太田昭宏代表に電話し、「解散についてはご心配なく」と釈明したが、公明党の動揺は収まりそうもない。

 しかも首相と小沢氏は45分にわたり2人だけで会談しており、真相はやぶの中だ。首相は会談後、記者団に「政治情勢について一般的な意見交換をした。だいぶ話ができた」と満足げに語り、大連立構想についても「衆参分かれちゃった状況の中、何らかの工夫はしないといけない」と含みを持たせた。

 一方、小沢氏は30日夕の民主党役員会で「会談を拒否すればみなさんに迷惑がかかるので受けたが、大連立とか解散など政治的な話は一切なかった」と語った。周囲には「首相は弱り切って困り果てた様子だった」と漏らし、手応えを感じた表情だったという。

2217片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 02:23:16
福田首相:「大連立は実行困難」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071031dde001010018000c.html

 福田康夫首相は31日、自民党と民主党の「大連立」について「(民主・小沢一郎代表との党首会談では)そこまで至らなかった。現実社会の問題としてはどうなのか。考えるのは自由だ。実行可能なことを考えてもらわないといけない」と述べ、簡単に実行できることではないとの認識を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 これに関連し、町村信孝官房長官も同日午前の記者会見で「日本のように小選挙区制の国で、そう簡単に行われるものではない。政治構造の成り立ちを無視して大連立というのはどうか」と懐疑的な見方を示した。【佐藤丈一】

毎日新聞 2007年10月31日 東京夕刊

2218片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 02:33:56
「厚労省はフライング」肝炎問題で舛添氏に町村氏苦言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071031i112.htm

 肝炎患者の救済や薬害肝炎訴訟の解決に向けて舛添厚生労働相が積極的な発言を繰り返していることに対し、町村官房長官は31日の記者会見で「厚労省だけでどんどん走って周りがついていけない状態になってはダメですよと注意した」と述べ、本人に直接苦言を呈したことを明らかにした。

 舛添厚労相は10月27日、肝炎患者の治療費助成について、7年計画で1000億〜2000億円の支出が必要との考えを記者団に示したが、町村官房長官は「数字を軽々に言うことはフライングだと思う。数字が独り歩きするようなことはあってはならない」とくぎを刺した。舛添厚労相には、肝炎対策を検討する与党プロジェクトチームや法務省、財務省との連携を強めるよう指示したという。

(2007年10月31日20時23分 読売新聞)

2219片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 02:35:08
衆院首相指名選「木札」廃止、前法相の2回提出で
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071031i413.htm

 与野党は31日の衆院議会制度協議会で、首相指名選挙の際、各議員の氏名が書かれた木札を提出する慣例を廃止することで合意した。

 次回の首相指名選挙から実施する。

 衆院の首相指名選挙では、議員は木札と紙の投票用紙を壇上で事務局職員に渡すことになっている。しかし、9月25日の首相指名選挙で自民党の長勢甚遠・前法相が木札を2回提出し、木札の数が投票総数よりも多い事態が生じたため、「過ちを犯す制度はない方がいい」(笹川堯衆院議院運営委員長)として廃止に踏み切った。参院はすでに廃止している。

(2007年10月31日20時12分 読売新聞)

2220片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 02:35:56
薬害肝炎:「厚労相発言はフライング」官房長官が不快感
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071101k0000m010066000c.html

町村官房長官=国会内で2007年10月31日午後6時3分、藤井太郎撮影 町村信孝官房長官は31日の記者会見で、舛添要一厚生労働相がB・C型肝炎患者の治療費助成額として「約1000億〜2000億円」と言及したことに対し「数字を軽々に言うのはフライングだ。もっと足が地についた議論をしてほしい」と不快感を表明した。患者救済策を巡っては与党プロジェクトチーム(PT)が検討を重ねてきた経緯があり、大詰めの作業に向けて舛添氏の突出ぶりを戒めた格好だ。

 町村氏は「厚労省だけで解決できる問題ではない。予算編成にかかわる財務省、訴訟にかかわる法務省ともよく相談しなければいけない」と指摘。先週末に舛添氏がテレビ番組で行った発言を受け、29日に「周囲がついていけない状況になってはだめだ」と口頭で注意したとも明らかにした。

 舛添氏に対しては、与党PT内にも「最後だけ出てきて自分の手柄にしようとするスタンドプレー」との不満がくすぶっている。【坂口裕彦】

毎日新聞 2007年10月31日 19時46分 (最終更新時間 10月31日 23時57分)

2221片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 02:37:51
2007/10/31-13:28 大連立あり得る=自民・武部氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007103100524

 自民党の武部勤元幹事長は31日昼、自身が主宰する選挙塾「新しい風」の例会であいさつし、福田康夫首相と小沢一郎民主党代表との党首会談に関し、「(与野党)共通の認識を持った政治運営がなされる可能性が出てきた。場合によって大連立も考えられる」と述べ、自民、民主両党による大連立に発展することもあり得るとの見方を示した。
 武部氏はまた、「当然、衆院解散・総選挙も考えなければならない。政界再編も考えられないこともない」と指摘した。

2222片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 02:55:54
ペンタゴンから天ぷら・ウナギごちそうに…鳩山大臣
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20071031/20071031-00000028-ann-soci.html

 鳩山法務大臣が31日の国会で、「若いころは、しょっちゅうペンタゴンからウナギや天ぷらをごちそうになった」と米国防総省から度重なる接待を受けていたことを明らかにしました。

 鳩山法務大臣:「思い出を語りたいんですが、田中角栄先生の私設秘書になった時、毎月、ペンタゴンがやって来て食事をごちそうしてくれた。当時、私は金がありませんから『ウナギが良い』とか『天ぷら』と言ってた」
 衆議院の法務委員会で、鳩山大臣はこのように述べたうえで、費用については「私は1円も払っていない」と話しました。
 鳩山法務大臣:「ペンタゴンは情報収集にお金をかけてる。日本の外交や防衛も情報収集には潤沢に(予算を)回した方が良い」
 また、「友人の友人がアルカイダ」などと発言したことについては、「いくつかの省庁に、その人物について調査を依頼したが、結果が出てこなかった」と批判の矛先を防衛省など関係省庁に向けていました。

2223片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 15:54:11
高齢者医療:「統一2割負担」再び模索 公明主張
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071031k0000m010139000c.html

 与党は30日、高齢者医療費の負担増凍結とともに、高齢者医療制度改革について、「世代間・世代内の公平(略)の観点も踏まえ」引き続き検討する方針を打ち出した。負担増凍結だけでは「選挙目当て」と批判されかねないためで、65〜69歳の負担を3割から2割に引き下げる法改正を念頭に置いている。この案は、かつて小泉純一郎元首相に却下された経緯があり、「復活」させることが厚生族議員の復権につながる側面もある。実現へのハードルは依然高いものの、福田政権誕生に合わせ公明党が引き下げを主張し、自民党にも同調する動きが出ている。

 法改正をにらんだ動きは早くからあった。17日の高齢者医療に関する与党の会合で、公明党の坂口力元厚労相は「前期高齢者(65〜74歳)の負担を08年前半までに本格的に見直すべきだ」と提案。これに自民党の丹羽雄哉元厚相は「(同じ医療制度の)前期高齢者の中で窓口負担が異なるのはおかしい」と呼応した。

 現行の高齢者の窓口負担は、69歳以下が3割で70歳以上が1割。それが06年の制度改革で65〜69歳は3割のままとする一方、08年4月以降、70〜74歳は1割から2割へのアップが決まった。丹羽、坂口両氏の発言は65〜69歳の負担軽減を「残された課題」とし、65〜74歳を2割で統一する再度の法改正を意図している。

 恒久的な負担減を目指す動きは「凍結だけでは次期衆院選を戦えない」(公明党幹部)という思いが根底にあるが、それだけではない。

 丹羽氏らは、厚労省と組み、65〜74歳を同じ制度に含め、負担も一律2割とする案を長年練ってきた。ところが、65〜69歳が3割から2割に下がる点に、官邸の意をくむ中川秀直自民党政調会長(当時)が「団塊の世代が65歳を迎えるのにもったいない」とかみつき、この案は05年末に土壇場で覆された。一律2割案の再度の模索は、族議員のメンツ回復につながるのだ。

 ただ、65〜69歳の負担を軽減すれば現役世代に多大なツケを回さざるを得ず、実現への障害は多い。「高齢者も応分の負担」という06年改革の理念に反するうえ、一部の族議員は「65〜74歳も、現役同様3割で統一すべきだ」と主張しており、足並みの乱れがあるためだ。【大場伸也】

毎日新聞 2007年10月30日 22時49分

2224片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/01(木) 21:40:14
2007/10/28-16:06 小泉チルドレン、ピリピリ=公認調整控え「幹部詣で」も−自民
http://www.jiji.com/jc/zc?key=&amp;k=200710/2007102800077&amp;rel=j&amp;g=pol

 次期衆院選に向けた自民党の公認調整をめぐり、2005年の郵政選挙で大量に初当選した「小泉チルドレン」と呼ばれる議員たちが、執行部の動向に神経をとがらせている。次回は大幅議席減が予想される中、執行部は「勝てる候補」(古賀誠選対委員長)を優先して公認する考えで、これに危機感を募らせ「幹部詣で」するチルドレンも現れている。
 「わたしにとって、落選することは命を落とすことと同じです」。川条志嘉氏(大阪2区)は25日、所属する二階派の総会を涙ながらに退席した。
 発端は、古賀氏が22日、前回衆院選で川条氏に敗れた郵政造反組の左藤章元衆院議員のパーティーに出席したことだ。二階派総会ではこの件が話題になったが、川条氏擁護の声は聞かれなかった。逆に落選経験のある同僚から「落選もいい経験だった」との声が出て、川条氏はいたたまれなくなったというわけだ。
 「刺客」に追い風が吹いた前回と異なり、次回は川条氏の苦戦が想定され、左藤氏の自民復党−公認の可能性さえ取りざたされている。
 まして、選挙区に現職の復党組を抱える小泉チルドレンにとって公認調整はより切実な問題だ。岐阜市連の玉田和浩会長は17日、自民党本部に古賀氏を訪ね、公認調整を急ぐよう要請した。「勝てる候補」を理由に岐阜1区で復党組の野田聖子氏が公認されれば、比例代表で復活当選した佐藤ゆかり氏は行き場を失うことを懸念しているためだ。
 比例代表単独で初当選した議員も、厳しい状況に置かれている。大量得票した前回の再現や、名簿上位への登載を期待できないからだ。当時の小泉純一郎首相の要請を受け、比例代表東京ブロックの1位で当選した猪口邦子氏は24日、菅義偉選対副委員長を訪れ、国会議員としての自らの実績をアピールした。
 しかし、こうした動きに党内の視線は総じて冷ややかだ。古賀氏ら執行部は年内にも公認調整を本格化させるが、幹部の1人は「逆風の下で、初当選組ばかりを優遇できるはずがない」と明言している。

◇公認調整が不透明な小泉チルドレン

 選挙区    自民新人         競合する郵政造反組
北海道10区  飯島夕雁 (無派閥)※  山下貴史(落選)
 埼玉11区  新井悦二 (町村派)   小泉龍司(〃)
  山梨2区  長崎幸太郎(二階派)※  堀内光雄(復党現職)
  山梨3区  小野次郎 (無派閥)※  保坂武 (〃)
  静岡7区  片山さつき(無派閥)   城内実 (落選)
  岐阜1区  佐藤ゆかり(無派閥)※  野田聖子(復党現職)
  京都4区  中川泰宏 (無派閥)   田中英夫(落選)
  大阪2区  川条志嘉 (二階派)   左藤章 (〃)
  奈良1区  鍵田忠兵衛(伊吹派)※  森岡正宏(〃)
  岡山3区  阿部俊子 (無派閥)※  平沼赳夫(無所属現職)
  佐賀3区  広津素子 (山崎派)※  保利耕輔(復党現職)
(敬称略。※は比例代表復活)

◇比例代表単独の小泉チルドレン

比例代表ブロック 自民新人      前回名簿順位
北関東      中森福代 (伊吹派) 34位
南関東      近江屋信広(無派閥) 33位
         鈴木馨祐 (麻生派) 34位
         杉村太蔵 (無派閥) 35位
         浮島敏男 (無派閥) 36位
東京       猪口邦子 (無派閥)  1位
         安井潤一郎(無派閥) 27位
         若宮健嗣 (津島派) 28位
         大塚拓  (無派閥) 29位
         清水清一朗(二階派) 30位
北信越      長島忠美 (無派閥)  1位
近畿       近藤三津枝(無派閥)  1位
         矢野隆司 (二階派) 43位
四国       西本勝子 (高村派) 14位
(敬称略)

2225片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/02(金) 21:22:03
福田首相:「大連立」に至る伏線あった
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071103k0000m010097000c.html

 福田康夫首相は2日午後から夜にかけて行った小沢一郎民主党代表との2度目の党首会談で、とうとう「大連立」の打診という思い切ったカードを切った。最強のカードなのか。それとも追い詰められたのか。ここに至る伏線はあった。

 1日夕、首相は自民党本部で開かれた党全国女性議員政策研究会懇親会であいさつした。話の中心はどうしても参院で与野党が逆転した「ねじれ国会」の苦労に対するぼやきに向かう。

 「私もねぇ、今なかなか苦労してますよ。片肺飛行っていうんです。衆院の方はエンジンついてんですよ。参院の方はエンジン落っことしちゃった……」

 両腕を翼のように広げたうえで、体を傾けるジェスチャー付き。「いつもこのような感じでね。操縦をしてんだけど、キャプテン大変です、これ」と付け加えた。

 就任から1カ月余。首相は「今国会は法案が1本も通っていないんだよな」と周辺にこぼしていた。焦点の新テロ対策特別措置法案は成立の見通しが立たない。首相官邸筋が「一国の経営者として、焦燥感、切迫感は感じているんだろう」と指摘する中、今週ついに小沢氏との直談判で事態打開を図る「究極の話し合い路線」に踏み切った。

 「成果なし」とされた10月30日の1回目の会談。同日夜には「民主党もメリットがないと、簡単に自民党と協力できないのでは」という記者団の質問をさえぎった首相は、珍しく声を荒らげた。

 「損得っていうことでやるんですかぁ? 損得ですか? ねぇ? 国民のためじゃないんですか? 国のため、国民のためですよ」

 永田町は「話し合い解散」と「大連立」をめぐって疑心暗鬼になった。「国民のため」に最も良い方法が大連立という結論に至ったのだろう。首相が大連立を打診というニュースが駆けめぐった2日夜、与党からは「成果なしと総括された1回目の会談は、実は大連立カードへの準備過程だったのだろう」との見方が上がった。

 海上自衛隊のインド洋での給油活動が期限切れを迎えた1日には、記者団に「再会談には解散も辞さないという考えで臨むか」と問われ、首相は「まあね、話がまとまらなければ、また次の会談してもいいんじゃないでしょうか」と語り、何度でも小沢氏と話す考えを示していた。

 午後3時に始まった2日の再会談は、4時10分過ぎにいったん中断。6時半に再開され、7時半前に終わった。結論は小沢氏が持ち帰ったが、どちらが主導権を握っているのかはまだ見えない。

毎日新聞 2007年11月2日 21時06分

2226片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 02:43:53
首相真意、身内も? 急過ぎ・密室… 連立打診
2007年11月03日02時37分
http://www.asahi.com/politics/update/1103/TKY200711020517.html

 「密室での相談は、政治不信につながる」「あまりに急な話」。福田首相が小沢代表に民主との「大連立」を持ちかけた2日、自民党の国会議員や地元関係者の間には戸惑いが広がった。

 「国民にとっては何がなんだかもっとわからない話だろう。政治不信につながりかねない」。ニュースが駆けめぐった2日夜、自民党の亀井善太郎衆院議員(神奈川16区)は、こう言って続けた。「政治は結果も大事だが、過程も大事。まず連立では、違うのではないか。国民も納得できないだろう」と話した。

 山内康一衆院議員(神奈川9区)も批判的だ。「年金など一部に限った連立ならわかるが、大連立なら理念なき野合だ。国民無視も極まった印象だ」と述べた。

 福田首相の思惑を読み切れない地方の自民関係者は少なくない。

 今夏の参院選で39年ぶりに公認候補が敗れた富山県。県連幹事長の鹿熊正一県議は報道陣の取材を受けるまでニュースを知らなかった。「あまりに急な話。そんなのありか……」と絶句した。

 茨城県選出のある衆院議員は、「1人しか当選できない小選挙区制度のもとで、どういう形がありうるのか。具体的なイメージがわかない」。福島県連の佐藤憲保・政調会長は「開いた口がふさがらない。国民の批判は持ちかけた自民の側に集まる。小沢は逆手にとってくるだろう。非常に厳しい状況だ」と話した。

 一方、福田首相の考えを受け入れる見方もある。青森県連の山内和夫幹事長は連立協議打診の報に、「いいんじゃない? 民主も自民も、もとは同じような人が集まっているわけだし。日本の繁栄と平和を守っていくという点では同じだ」との考えを示し、選挙制度については「中選挙区制に戻し、自民と民主の2人が当選できるようにすればいいんじゃないか」と語った。

 今後はどう展開するのか。打診を受け入れなかった民主サイドもはかりかねている。小宮山洋子衆院議員(比例・東京ブロック)の秘書は「色々なうわさは出回っていたが、当面、これまで通り選挙に向けた準備を進めていくしかないでしょうね」と話した。

2227片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/03(土) 17:04:41
福田、自宅で当落分析…新聞社幹部呼び○×予想
「来年、通常国会の冒頭で解散」の噂
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007110232_all.html

 福田康夫首相は2日午後、民主党の小沢一郎代表と2回目の党首会談を行う。先月30日の会談では、参院での与野党逆転という現状を受け、福田首相は「新しい政治のあり方を模索しましょう」と小沢氏に提案したとされる。就任1カ月を過ぎても首相は低姿勢を崩さないが、東京・野沢の私邸では、天下分け目の総選挙に向けた準備を着々と進め、関係者は、「候補者の当落を分析している」と明かす。

 歴代首相の胸中を取材するため、番記者らはこれまで「夜会合」を重視してきた。どんな議員や財界人らと夕食を共にして、どんな会話を交わしたのか。そこから、重要法案の行方や解散総選挙などの感触を探るからだ。

 ところが、福田首相の場合、皇居での夕食会をはじめ、来日したナミビア大統領との官邸での夕食会、秘書官との会食、歯科医院での治療などの十数日以外、ほぼ午後7時台から8時台には、さっさと帰宅している。

 寂しい夜の日程について、出身派閥の町村派議員は「もともと、政界では人望は薄いほうだから…」と嘆いたが、永田町関係者は驚くべき事実を明らかにした。

 「福田首相は野沢の私邸に親しい人物を呼び、それぞれの専門分野の話を聞いている。政局分析では、父・赳夫元首相の番記者だった新聞社幹部やOBら。経済政策では元経団連会長らだ。首相が帰宅する前、こっそり部屋に招き入れ、貴代子夫人が自慢の手料理でもてなして待ってもらい、帰宅後に話し込んでいるという」

 首相の私邸は、閑静な住宅街に建つ高級マンションの1室。正面玄関付近に警察官が常駐しているが、首相の帰宅前なら報道陣に見つからず、中に入ることは可能だ。

 さらに、関係者はこう付け加えた。

 「首相は私邸で総選挙分析も進めている。新聞社幹部を通じ、地方紙の情勢データも入手している。候補者名が入った選挙区の表を作り、『彼は大丈夫』『彼は厳しい』などと表に〇印や×印、△印を書き込みながら検討しているらしい」

 福田首相は就任直後の自民党役員人事で、幹事長経験者の古賀誠氏を選対委員長に任命し、党4役に格上げした。

 表向き古賀氏に総選挙対策を任せているが、自らもひそかに私邸で情勢分析を進めていたというのだ。

 これは、参院での与野党逆転という現状が大きいとみられる。

 自民党中堅は「現状では、臨時国会の焦点であるテロ特措法だけでなく、来年度予算の関連法案も簡単には成立させられない。首相が解散総選挙で情勢打開を図る可能性は十分ある。伝家の宝刀を抜くタイミングは首相自らが判断するだろう」と話している。

 解散のタイミングに影響しそうなのが、永田町が注目している東京地検特捜部の動きだ。特捜部は近く防衛専門商社「山田洋行」の宮崎元伸元専務が、同社子会社から約1億円を不正に引き出した疑いがあるとして、業務上横領容疑で立件する方針を固めたとされる。

 特捜部の捜査は、宮崎氏による過剰接待などで証人喚問を受けた防衛省の守屋武昌前事務次官や背後にある防衛利権、大手建設コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」とグループ会社による特別背任事件にも波及するとされ、「特捜部が勝負に出るのは年末から年始にかけてだろう。最終的なターゲットは与野党の政治家ではないか」(司法関係者)とささやかれている。

 守屋喚問が行われた先月29日、福田首相は突然、自民党の伊吹文明幹事長と大島理森国対委員長に対し、「民主党の小沢代表との党首会談をセッティングするように」と指示した。翌30日、首相と小沢氏は45分間に及ぶ2人だけのサシの会談を行った。

 首相は会談終了後、「(衆院の解散・総選挙の話は)全然していない。いろいろな政治情勢とか一般的なことは意見交換した」と語ったが、額面通りに受け取っていいのか。

 民主党ベテラン議員は「小沢代表も表向き『大連立や解散の話は一切なかった』と話しているが、党首2人がサシで会う以上、議題は大連立か解散・総選挙ぐらいしか考えにくい。状況から判断して解散ではないか。すでに永田町では『来年早々、通常国会の冒頭解散』という噂も流れている。案外早いかもしれない」と話している。

ZAKZAK 2007/11/02

2228片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/04(日) 08:47:38
“衆院選前後に政界再編も”
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/04/k20071103000146.html

自民党の加藤元幹事長は早稲田大学で講演し、福田総理大臣が民主党の小沢代表に連立政権を打診したことに関連して、次の衆議院選挙の前後に政界再編の動きが起こる可能性があり、その際には選挙制度の見直しが密接に絡んでくるという認識を示しました。
この中で加藤元幹事長は、福田総理大臣が民主党の小沢代表に連立政権を打診して拒否されたことについて、「福田総理大臣が投げた連立という石が余りに激しかったので拒否されたが、今後の政治を考えるうえでまじめに論議されるべきテーマだ。福田総理大臣にとってマイナスだったとか、小沢代表の失点だなどという次元で考えるべき話ではない」と述べました。そのうえで加藤氏は「小選挙区制ではたぶん政治は動かなくなる。次の衆議院選挙の前後に新たな政治のあり方を模索するときがくると思うが、小選挙区制から中選挙区制に変えるかどうかという問題が政界再編に非常に密接に絡んでくる」と述べました。

2229片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/05(月) 18:32:45
「連立打診は自民から」
自民・伊吹幹事長が明言
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007110400129&amp;genre=A1&amp;area=K00

 民主党の小沢一郎代表の辞任表明を受け、自民党の伊吹文明幹事長は4日、京都市内で記者団に「政策が少しでも前に進む可能性が摘まれたのは残念だ」と述べた。また大連立を拒否した民主党幹部の対応を問題視した。

 伊吹幹事長は「自民党では不協和音が生じないよう念には念を入れて役員会などで話していた。民主党でそれを行っていたのか分からないが、党首をバックアップするのが党役員として当たり前だ」と語った。

 大連立の打診の経過について「公党として自民党から申し入れたのは事実だ」とあらためて自民党から打診したことを明らかにした。

 今後、民主党との政策協議については「単一政策協議か閣外の政策協議機関をつくるなど、さまざまなパターンがある」と述べ、話し合いを求めていく姿勢に変わりがないことを強調した。

2230片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/06(火) 23:13:03
「さすが小沢一郎先生だ」…鳩山法相、大連立話で絶賛
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071106ia21.htm

 鳩山法相は6日の閣議後の記者会見で、民主党の小沢代表について「大連立の話が出た時、さすが小沢一郎先生だなと思った」と評価した。

 法相は、7月の参院選直後に兄(鳩山民主党幹事長)に衆院選挙で民主党が多数を取るとは思えない。(ねじれ国会について)今後の対応を真剣に考えるべきだという手紙を書いた」とした上で、「小沢代表もやはり衆院選で勝てるはずはないと見て、自分たちの政策を具現化する道を選んだ。大英断を高く評価する」と述べた。

(2007年11月6日22時20分 読売新聞)

2231片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/07(水) 16:56:42
敵失! 小沢ドタバタ続投で福田追い風ムード
政権運営の選択肢増え、問責も回避!?
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007110711_all.html

 民主党の小沢一郎代表の辞意騒動を受け、福田康夫首相率いる政府与党に追い風ムードが漂ってきた。敵失により、政権運営の選択肢が増えたのだ。インド洋で給油活動を再開するための新テロ対策特措法案でも、参院で否決された場合は衆院で再議決すべきだとの強気の意見が強まっている。

 首相は6日夜、東京・大手町の高級レストランで「大連立構想」の仕掛け人である読売新聞の渡辺恒雄グループ本社会長ら、報道各社の首脳十数人と会食した。

 オフレコが原則という同会だが、ある出席者は会食後、「首相は非常に余裕を感じさせた。小沢氏の去就を気にしている様子だった」と語った。

 民主党が混乱を続ける間、自公与党はほぼ静観の構えを取り続けてきた。与党内にも、福田首相と小沢氏の密室会談への不満はあるが、「せっかくの敵失なのに、与党が足並みを乱れさせるのは得策ではない」(閣僚経験者)との判断からだ。

 わずか3日での小沢氏の辞意撤回を受け、自民党幹部は記者団に「これで(小沢氏の)力が削がれる。代表権のない社長になったようなものだ」と指摘。菅偉義前総務相は「党首が自分の党を『政権担当能力がない』と言ったのに、そんなに簡単にいくのか」と皮肉った。

 こうした余裕の発言が飛び出すのは、一連の騒動を経て、首相が持つ政権運営の選択肢が増えたためだ。

 民主党幹部が小沢氏慰留にあたり、「連立はダメだが、政策協議までは認める」としたことで、臨時国会の焦点である新テロ対策特措法案をめぐり、民主党との政策協議の糸口ができたことが1つ。

 さらに、小沢氏と党首会談を2回も行ったことで、首相の「対話重視」の姿勢を国民に示せたことも大きい。仮に民主党との話し合いがつかず参院で否決されれば、衆院の3分の2以上で再議決する−という環境も整いつつある。

 ここには、民主党内の混乱はしばらく続くうえ、首相との大連立構想を模索した小沢氏には「首相問責決議案を提出する余裕はないはず」(自民党中堅)といった見立てがある。

 ただ、与党内には警戒感も残る。窮地の小沢氏が党内結束を図るため、これまで以上の「徹底抗戦」路線を仕掛けてくる可能性もあるからだ。

 永田町の風向きはすぐ変わるうえ、参院少数という現状は変わらないため、首相は今後も慎重なかじ取りが要求されそうだ。

ZAKZAK 2007/11/07

2232片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/08(木) 22:14:02
「涙の謝罪、見るに堪えなかった」=小沢氏に気遣い−仲介役?の森氏
11月8日21時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071108-00000190-jij-pol

 「2人とも立派だった」。自民党の森喜朗元首相は8日の町村派総会で、「大連立」について協議した福田康夫首相と小沢一郎民主党代表をこう評価した。
 森氏は「(社会保障や税制などでの)政策協議の結果、連立した方がいいということになれば、それも一つの考え方だ」と大連立への意欲を表明。一方で、小沢氏が辞意撤回を表明した7日の民主党両院議員懇談会で謝罪したことに触れ「なぜ引っ張り出して涙まで流させなければいけないのか。同じ政治家として見るに堪えなかった」と、小沢氏を気遣った。
 小沢氏は同日の記者会見で、福田首相との党首会談の前に「首相の代理人」と大連立について話し合ったことを明かしており、自民党内では「代理人は森氏」(幹部)との見方がもっぱら。森氏は自身のかかわりには、言及しなかった。

2233片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/09(金) 19:10:08
「派閥領袖は互助会会長さん!?」
http://mainichi.jp/select/seiji/matsuda/news/20071009org00m010014000c.html

 「昔のようなオーナー的な会長が出るなんてことは不可能だ」

 集団指導体制に移行を決めた自民党町村派の総会で森喜朗元首相はこう力説してみせた。

 ここ4代にわたり首相を輩出している町村派だが、福田康夫政権の発足で町村信孝会長が官房長官に登用されたことから、その後の体制作りが難題になっていた。参院選の惨敗の責任を取り、幹事長を退いた後はしばらく町村派に距離を置いていた中川秀直元幹事長の処遇が焦点だった。

 総裁候補の要件を満たす町村に対し、中川は参謀型の策士。安倍晋三前首相の退陣は麻生太郎前幹事長の企てとする「麻生クーデター説」の発信源とも言われている。タイプは異なるが2人はライバル関係にある。

 結局、町村が会長職を返上し、町村、中川に参院町村派会長でもある谷川秀善自民党両院議員総会長を加えた3人を代表世話人にすることで一応の決着を見た。集団指導体制でライバルの2人を並列に扱うことで派内に亀裂が走ることを未然に阻止したといえる。これまでは名誉会長として、オーナー的存在だった森も一歩退き、最高顧問に転じた。

 旧田中(角栄元首相)派の流れをくむ津島派の現状はさらに厳しい。総裁候補の額賀福志郎財務相は、「ポスト安倍」を争う総裁選出馬を途中で見送り、福田支持に回った。にもかかわらず党役員人事では執行部入りを断念せざるを得なかった。

 安倍批判の急先鋒、後藤田正純衆院議員は「基本政策や基本理念が同じ仲間と再結集したい」と、無派閥に転じた。会長の津島雄二元厚相は「今は次の総選挙に勝つという一点で党は結集すべきだ」と、派内の不満をかわした。

 衆院に小選挙区が導入されて以来、それまで派閥が持っていた最大の特長、選挙時での公認調整権が無用化した。中選挙区当時は「そんなに文句があるなら、地元から有力候補をぶつけるゾ」といった派閥の引き締めは効果を発揮した。

 ところが、小選挙区では自民党の公認候補は1人だけ。現職優先が大原則になっている。しかも、党営選挙が進み地元有力者が立候補しても、無所属で当選するケースは極めてまれだ。公認をテコにした派閥の引き締めは不可能になった。当選3回の後藤田の津島派からの脱会がその象徴だ。

 自民党の派閥は中選挙区であるからこそ活発だった。派閥全盛期には5大派閥に集約されたのも、中選挙区では最大の定数が5だったからだ。

 そもそも派閥は、自分たちのリーダーを総理・総裁に押し上げようとする仲間が作った集団だった。「ポスト佐藤(栄作首相)」を「三角大福」が争った70年代は派閥の領袖になることが総理・総裁の要件だった。

 ところが、最近は総理・総裁候補が派閥の会長要件にはなっていない。津島派が典型だが、逆に小泉純一郎元首相をはじめ、安倍、福田とここ3代の首相は派閥会長を務めていない。橋本龍太郎元首相のように退陣後、会長の座に納まった例もある。

 82年の総裁選で、当時の田中派は中曽根康弘元首相の擁立を決めた。異論を唱える派内の面々に対し、金丸信元副総裁はこう叱責した。

 「このシャバはキミたちの思うようなシャバではない。親分が右と言えば右、左と言えば左なのだ。親分が右と言うのにいやだというなら、この派閥を出て行くしかない」

 事の善し悪しは別として、この迫力は現状の自民党内では見出せない。森の指摘通り「オーナー的な会長は不可能だ」とするなら、派閥の会長を何と例えればよいか。互助会の会長的存在というところだろう。

 福田は「派閥と呼ばれること自体心外だ」と、反論する。しかし、自民党政治は派閥のヒエラルキーをこれまで基本にしてきた。しかも、代わるべきシステムは生まれていない。組織崩壊の内部的危機といえる。(敬称略)

 2007年10月9日
松田 喬和

2234片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/09(金) 21:53:19
「大連立より自公同盟強い」・首相が公明幹部に説明
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071109AT3S0901209112007.html

 福田康夫首相は9日昼、首相官邸で公明党の太田昭宏代表、北側一雄幹事長と昼食をともにしながら会談した。首相は民主党の小沢一郎代表との二度にわたる会談の内容を説明したうえで「大連立よりも(自公両党の)同盟の方が強い」と語り、両党の結束を強化して連携していく方針を確認した。自民党の伊吹文明幹事長も同席した。

 首相はインド洋での海上自衛隊の給油活動を再開するための新法案の成立に向けた協力を改めて要請した。(15:04)

2235片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/10(土) 01:02:26
元日野市職員を起訴猶予 自治体の保険料着服問題
2007年11月9日 21時03分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007110901000796.html

 自治体職員による年金保険料着服問題で、東京地検八王子支部は9日、保険料などの公金を着服したとして、業務上横領容疑で書類送検された東京都日野市の元女性職員(56)=多摩市=を起訴猶予とした。

 社会保険庁が10月、公訴時効が成立していない発生から7年未満の着服が判明した全国9市町に、告発などの厳正な対応を要請。日野市が唯一応じ、警視庁捜査2課が11月7日に書類送検していた。

 わずか2日で処分を決めたことについて、同支部の曽木徹也副部長は「容疑者がすでに受けている社会的制裁や反省の度合いなどを総合的に考慮し、起訴の必要がないと判断した」と説明。日野市は「理由など諸事情が分からずコメントできない」としている。

 調べでは、元女性職員は2000年9−12月、国民年金保険料約10万円を含む公金約120万円を着服したとして書類送検された。

(共同)

2236片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/10(土) 23:14:16
“劇場型閣僚”舛添氏、問われる真価
11月10日21時45分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071110-00000947-san-pol

 舛添要一厚生労働相就任から2カ月半が経過した。年金、薬害肝炎など次々に降りかかる難題に、わかりやすい言葉遣いと派手なパフォーマンスで立ち向かう姿に国民は喝采(かっさい)し、「次期首相候補」の声もかかるほどの人気を得ている。メディアのニーズにも合致し、テレビなどにもほぼ連日登場している。ただ、最近は「発言が行き過ぎ」「実行は伴っているのか」との声も聞かれ始めた。滑り出し好調な“劇場型閣僚”だが、政治家としての真価が問われる時期に入ってきた。

 ■「平易に過激に」 国民つかむ

 舛添流の極意は、言葉のわかりやすさとインパクトだ。「横領した連中はきちんと牢屋に入ってもらう」。年金横領・着服問題では、国民にわかりやすく、かつ刺激的なフレーズを並べた。
 そのスタイルは8月27日、安倍前内閣の厚労相に就任した直後から表れた。
 30日に厚労省の前九州厚生局長が親類の社会福祉法人前理事長から高級車や現金を受け取っていた事実が発覚した際、「法律に基づき厳正に対処する」と即座に責任追及を表明。前局長はすでに退職しており、厚労省内では「処分は困難」との見方もあったが、給与10カ月分にあたる約1000万円を返還させた。
 薬害肝炎問題では、大阪高裁の和解勧告直後に原告団と面会した。現職大臣が訴訟中の相手と直接会うのは異例で、テレビカメラの前で「心を1つにしてまとめていきたい」と声を詰まらせた。
 ただ、こうした言動がトーンダウンすることも多い。
 「牢屋に入ってもらう」と明言した自治体職員による年金横領・着服の刑事告発では、後に「時効の壁で無理。私は憤慨しているが、法を犯してまではできない」。
 「平成22年1月に年金機構ができるときには、データの完璧(かんぺき)を期したい」とした年金記録紛失問題。国会で民主党・長妻昭衆院議員に「公約として明言していただきたい」と迫られると、「そういう決意で取り組むということだ」と尻すぼみとなった。
 先の薬害肝炎問題の原告団との「涙の面会」のあとも、報道陣が加わらなかった意見交換の場で舛添氏から謝罪の言葉はなく、原告団からは不満の声も漏れた。

 歯にきぬ着せぬ発言が思わぬ軋轢(あつれき)も生むこともある。年金横領・着服問題をめぐり、「銀行は信用できるが、社保庁は信用できない。市町村はもっと信用できない」と発言したことに各地の市長らが反発し、抗議文を提出する騒ぎとなった。
 ところが、舛添氏は、さらに「小人のざれ言」「バカ市長」と切って捨てたため、国会で批判され、結局は陳謝した。
 政局をめぐる“脱線発言”もある。故橋本龍太郎元首相をしのぶ会で「早ければ年内にも解散・総選挙があるのでは」と言及。町村信孝官房長官から「首相以外が解散に触れるのは不適切」と注意を受けた。
 与党内の評価は「無責任に発言しすぎだが、舛添氏の活躍で内閣支持率がもっている面もある」(自民党中堅)と複雑だ。安倍晋三前首相の退陣表明直後、若手国会議員ら二十数人と政策研究会「安心と希望」を発足させたことで「事実上の舛添派では」と警戒する声もある。政治家としてステップアップできるかは、高まる一方の国民の期待に応えられるかにかかる。(桑原雄尚)

2237片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/11(日) 03:14:59
国会:第2幕、新テロ法案は筋書き見えず 自民に強硬論
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071111k0000m010143000c.html

 ■空気一変

 2週間前、給油流用問題や守屋武昌前防衛事務次官の接待問題などが政府を直撃し、与党内には「新テロ法案が参院を通過する可能性はゼロ。国会は延長せず当初の会期で閉じる」(参院自民党幹部)という、早期閉幕論まであった。

 ところが2度の党首会談で空気が一変。「3分の2(で衆院で再議決する)というルールを使って、当然成立させなければならない」(菅義偉・自民選対副委員長)と、再議決を求める強硬論が高まっている。

 小沢一郎民主党代表の辞意表明・撤回という同党の迷走に乗じた要素も強い。また小沢氏が会見で「党首会談で連立政権ができれば新テロ法案にこだわらないことで合意した」と発言した影響も大きい。首相は否定したが、今後の態度でそれが事実でないことを証明しなければならない。

 一方、鳩山由紀夫民主党幹事長は10日の会見で「問責決議は安売りすべきではない」と語った。これをとらえ、与党内には問責決議案は簡単には出てこないとの強気の読みも出ている。

 一方で再議決に対する慎重論も残っている。「民主党は混乱している。問責決議案は簡単に出さないというが、確信を持てないと再議決は簡単にはできない」。8日午前、伊吹文明・自民党幹事長は公明党幹部に電話で伝えた。

 ■協調は困難?

 参院で首相問責決議案が可決された場合、院として首相を認めないという立場を表明したことになる。民主党として最低でも首相出席の国会審議は認められず、審議は完全に停滞。政府提案であれば、生活関連の重要法案も可決できなくなる可能性が高い。

 そのため参院幹部は問責決議案の扱いには慎重だ。輿石東参院議員会長は10日の小沢一郎代表らとの会談で、問責決議案提出について「出せばいいというものではない」と語った。

 輿石氏は自民党の青木幹雄前参院議員会長と太いパイプを持ち、与党との協調路線派。昨年の臨時国会で衆院側の国対幹部が求める首相問責決議案提出をはねつけた実績もある。今回の局面でも自民党が期待するのは輿石氏の協調路線だ。

 だが今夏の参院選で新人が大量に当選したことで、皮肉にも輿石氏の統制力もそれほど効かなくなっている。参院中堅幹部の一人は「1年生議員はこれまでの参院の慣例をほとんど理解していない。解散も関係なく、問責決議案を出すものだと素直に思っている」と懸念する。

 自民党幹部は「輿石さんとも話しているが、輿石さんも(民主党の)チルドレンを抑えられない。問責決議案を出させないよう慎重に対応しないといけない」と語った。

 ■見えぬシナリオ

 民主党が与党の再議決に対して、問責決議案を出さなければ、「解散が怖いのか」と批判を浴びかねない。それでは批判回避の妙案はあるのか。

 小沢氏は新テロ法案を「憲法違反」と言い切り、「考え方の基本的な違いなので、足して2で割る手法は通じない」として修正合意も否定した。

 このため一部で浮上しているのが政府・与党が民主党の主張をある程度取り入れた修正をすることで、同党は参院で否決するが、再議決は黙認するという綱渡り戦術だ。

 民主党の長島昭久衆院議員は7日の衆院テロ特委で「党の中には補給活動を継続すべきだと考えている人がいるが、新法が国会承認の事項を含まないままなら反対する。ぜひ新法に国会承認の事項を入れるよう修正してほしい」と質問した。

 党首会談で話題となった自衛隊の海外派遣の原則を定める恒久法案も、選択肢として残ってはいる。小沢氏の原理原則を盛り込んだ恒久法の与野党協議を始めれば、問責決議案を提出しない理由になるという理屈だ。

 しかし連立政権論議につながりかねず、党内が大混乱する可能性もある。

 与野党とも相手の出方をみながらの対応を迫られ、今後のシナリオが書けないというのが現状だ。

毎日新聞 2007年11月11日 2時30分

2238片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/11(日) 20:53:32
石破防衛相:「参院選を反省して、信頼取り戻したい」−−鳥取で講演会 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20071111ddlk31010148000c.html

 石破茂防衛相の講演会が10日、鳥取市掛出町の市民会館で開かれた。今夏の参院選鳥取選挙区で自民現職が負けたことを振り返り、「(福田内閣の)原点は参院選の反省の上になくてはいけない。信頼を取り戻したい」と述べた。また、インド洋の海上自衛隊による給油支援活動再開の必要性を強調、次期衆院選支援も求めた。

 講演会は石破氏を支援する県東部女性団体の主催で、約1800人が参加した。石破氏は「小泉改革を進め過ぎてしわ寄せが残った。改革の負の部分を直していきたい」と述べ、次期衆院選について「予算をきちんと組み、国民に示してから信を問うことが内閣として当然のあり方」と語った。

 守屋武昌・前防衛事務次官や防衛専門商社「山田洋行」について「事務次官がどうとか、山田洋行がどうしたとかいろいろなことがありまして、正直言って前回(の防衛庁長官の時代)以上にしんどい」と吐露。「いろんな問題がありますが、これは徹底してやります」と述べた。【山下貴史】

毎日新聞 2007年11月11日

2239片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/12(月) 01:20:41
町村長官 「ねじれ」苦悩吐露 就任後初地元入り(11/11 23:15)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/59966.html?_nva=14

 町村信孝官房長官は十一日、就任後初めて地元・札幌に入り、中央区内のホテルで開かれた自民党道5区支部主催のセミナーで講演した。初の「お国入り」で一息ついた町村氏だが、参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」は波乱含みで、講演で苦悩をのぞかせる場面も。福田康夫政権のかじ取り役として、試行錯誤が続いている。

 「今の政治状況のままでは、国家の意思決定ができないんです」。町村氏は講演で、聴衆に厳しい表情で「ねじれ国会」の実情を訴えた。

 臨時国会の最大の焦点だったインド洋での海上自衛隊の給油活動継続問題は、今月一日に根拠法のテロ対策特別措置法の期限が切れ活動は中断した。町村氏は「日に何度も首相の執務室で対応を話し合っている」(側近)が、旧法に代わる新テロ対策特別措置法案の成立は不透明で、周囲に「一本道でスッといくようにはならないなあ」とこぼす。

 首相が民主党の小沢一郎代表に党首会談を呼び掛けたのも、「野党の協力なしでは重要法案が一本も通らない」(町村氏)ためだ。ただ官房長官の立場では、与党の公明党にも気を使わなければならない。今月二日には、小沢氏との二回目の党首会談に臨む首相に、「『連立』は使わず、『政策実現の新しい体制づくり』と言ってください」と要請。民主党との接点を探る姿勢を維持しつつ、大連立を懸念する公明党への配慮を忘れないようくぎを刺した。

 民主党は結局、小沢氏の代表辞任表明騒動を経て対決路線に回帰した。町村氏は引き続き「与野党の真摯(しんし)な話し合い」を呼びかける構えだが展望はなかなか開けない状況だ。

 一方で町村氏にとっては、官房長官就任に伴って会長職を返上した自民党最大派閥・町村派の行方も気になるところだ。同派は町村氏と中川秀直元幹事長、谷川秀善参院議員が代表世話人を務める集団指導体制に移行したが、町村氏は派閥総会にほとんど出席し、派内掌握に努めている。

 セミナー会場で支持者から「ぜひ北海道初の首相に」との声がかかった町村氏。難しい政権運営をこなしつつ、党内での影響力をどう強めるかが、「ポスト福田」として存在感を高める上で、大きな課題となりそうだ。(東京政経部 林真樹)

2240片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/12(月) 21:05:14
党首会談:「こらえ性ない」…公明議員が首相に苦言
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071113k0000m010028000c.html

 「リング上で対決しようとしている2人が、期待を裏切っていきなり抱き合った印象だ。少しこらえ性がなかったのでは」。公明党の赤松正雄氏が、12日の衆院テロ防止・イラク支援特別委員会で、福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表による党首会談に触れ、「少し早過ぎたのでは」と首相に苦言を呈した。

 党首会談では自民、民主両党の「大連立」が議論され、8年前から自民党と連立を組む公明党内には「外されるのでは」との疑念が、今なおくすぶっている。

 首相は大連立について「政策協議をして詰めていかなければいけない。すべて省略して何でも結論を出せばいい、ということではない」と弁明したが、赤松氏は「大連立を言う前に『小連立』の現在をしっかり認識してほしい」と、さらにクギを刺した。【尾中香尚里】

毎日新聞 2007年11月12日 18時27分

2241片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/12(月) 21:29:50
福田首相「大連立、時期尚早だった」
11月12日19時35分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071112-00000937-san-pol

 福田康夫首相は12日の衆院テロ防止特別委員会で、小沢一郎民主党代表との党首会談で協議した大連立構想について「いきなり(民主党との)連立とは乱暴ではないか。急ぎすぎではないか。まさにそういうことだ」と述べ、連立政権に向けた協議を打診したのは時期尚早だったとの認識を示した。公明党の赤松正雄氏の質問に答えた。
 赤松氏が「党首会談はちょっと早かったのではないか」とただしたのに対し、首相は「まずは(民主党と)政策協議をしなければならない。すべて省略して結論を出すというようなことではない」と釈明した。

2242片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/12(月) 23:47:03
“憎まれ役”徹する町村官房長官 「次」にらみ「閥務」にも (1/2ページ)
2007.11.12 23:23
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071112/plc0711122323005-n1.htm

 福田内閣発足から約1カ月半、寡黙で目立つことの嫌いな福田康夫首相にかわって町村信孝官房長官が閣内ににらみを利かす「憎まれ役」を演じる場面が出ている。ただ、与党や霞が関との調整という官房長官の力量の見せ場が今のところほとんどなく、「官邸主導」の政策運営が影を潜めているのも事実。年末の来年度予算編成などに向けて女房役の真価が問われそうだ。

 町村氏は11日、地元・札幌市内で開かれた自身の選挙区支部総会で講演し、首相の女房役たる官房長官の役回りの難しさを口にした。

 「私の女房に『女房役は何をやったらいいのか』と聞いたら、『苦労が多いのよ』と言って教えてくれないんですよ」

 首相と出身派閥(町村派)を同じくする官房長官は小泉政権時代の安倍晋三前首相以来。首相と気心が知れたはずの町村氏も、手探りで女房役をこなしているようだが、そんな町村氏を官邸筋は「閣内の嫌われ役に徹している」と解説する。

 高村正彦外相が10月26日に北朝鮮による拉致問題について「(被害者が)何人かでも帰国すれば進展だ」と発言すると、町村氏は「(進展の定義を)言っても何の意味もない。北朝鮮につけいるすきを与えるだけだ」と痛烈に批判した。

 政府の方針は「すべての拉致被害者の一刻も早い帰国」(首相)であり、高村氏の発言を放置すれば「北朝鮮に甘い福田内閣」との印象を強めかねない。首相は同日夜、町村氏の発言を支持した上で「(町村、高村両氏の)思いは同じだ」とまとめてみせた。


 また、肝炎対策について国の負担を計1000億−2000億円とする見方を示した舛添要一厚生労働相に対し、町村氏は10月31日の記者会見で「厚労省だけ走って、周りが付いていけないのはだめだ」とかみついた。このときも首相は「舛添厚労相も一生懸命やっている」となだめ役を決め込んだ。

 町村派の中堅議員は町村氏について「将来の自民党総裁選を視野に『実力派官房長官』として存在感をみせつける戦略がある」と指摘する。現に町村氏は昨年10月に町村派会長に就任した際、総裁レースに意欲を表明するなど「頂点」をにらんでいるのは確かだ。

 自民党内で「『次』をにらんで閥務にも精を出している」(町村派中堅)との町村氏への評価も漏れる中、町村氏の正念場はこれからだ。

 年末に向けた予算編成では道路特定財源の一般財源化をめぐる政府・与党の調整の難航は避けられず、米軍普天間飛行場移設問題でも、政府と沖縄県、地元自治体との協議会の主宰者を自身に変更し、調整を主導する意欲を示しているものの、解決のめどは立っていない。

2243片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/14(水) 15:12:12
「保守政治復活を」中川昭一、平沼氏ら勉強会
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20071113/20071113-00000043-ann-pol.html

 前の安倍政権が目指した「保守政治」を復活させようと、自民党の中川昭一元政調会長や無所属の平沼赳夫元経済産業大臣らが新しい勉強会を立ち上げました。

 自民党・中川昭一元政調会長:「自民党のなかで保守という観点から、みんなで共通認識を持ち、やるべきことをやっていきたい」
 準備会合には、中川氏が会長代行を務める伊吹派を中心に、麻生派、町村派や無派閥の議員も参加しました。正式な発足を急ぎ、「保守」をテーマに外交や教育問題などを議論していく方針です。勉強会について、中川氏は「政局とは無関係だ。福田総理を全面的に応援していく」と主張していますが、麻生前幹事長とも連携を取っていて、次の総裁選で支援するのが狙いではないかという見方も出ています。また、「伊吹派の分派活動だ」、「選挙後の政界再編をにらんだ動きではないか」などといった警戒感も広がっています。

2244片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/14(水) 17:14:15
中川昭&平沼、合体の衝撃…ついに反福田派集結か
政策勉強会、30人規模で発足へ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007111432_all.html

 自民党の中川昭一元政調会長が13日、保守勢力の再結集に向け、政策勉強会旗揚げの準備会を開いた。安倍晋三前首相の退陣後、動揺が続いていた保守派議員が派閥横断的に政策研究を行うものだが、永田町では「反福田勢力の結集か」「麻生別動隊か」「中川派旗揚げの布石」との憶測が飛ぶ。新党構想を持つ無所属の平沼赳夫元経産相も加わっており、中川一派の旗揚げは、政界に波紋を広げている。

 13日、都内のホテルで開かれた設立準備会には、中川氏をはじめ、同氏が代表代行を務める伊吹派(8人)、麻生太郎前幹事長が率いる麻生派(1人)、津島派(1人)、町村派(2人)、島村宜伸元農水相を含む無派閥(3人)の衆参議員15人が参加した。

 そして、この日の会合に平沼氏が姿を見せたことで、集まった報道陣からは「このメンバーは政局だ」といった驚きの声があがった。平沼氏は30分ほどで退席し、「私は無所属のオブザーバーなので、(詳しい内容は)別の参加者に聞いてほしい」とだけ話した。

 今月中に30人規模で正式発足するという。

 自民党関係者は「ついに動き出したか、という感想だ。安倍氏の退陣後、保守派の中心は中川氏に移りつつあった。今回の政策勉強会は、中川、安倍、平沼3氏にとって都合がいい。ただ、他派のベテラン勢は警戒するだろう」と話す。

 勉強会では今後、「安倍氏が掲げた憲法改正や集団的自衛権の容認、教育改革、地方の活性化などについて研究して具体的政策にまとめ、福田康夫首相に実現を促していく」(同会関係者)。

 ただ、「政策研究会」という言葉を額面通り受け止める永田町関係者はほとんどいない。

 これまで、天下獲りを狙った実力者らは、政策研究会や政策集団を振り出しに自らの派閥を立ち上げ、存在感を示してきたからだ。

 竹下登元首相は85年、田中角栄元首相が率いる田中派内に政策研究会「創政会」を立ち上げた。田中氏の猛反発でいったん解散に追い込まれたが、その後、竹下派(経世会)結成につながった。

 中曽根康弘元首相が率いた中曽根派も80年代、渡辺美智雄元副総理の「温知会」系と、藤波孝生元官房長官の「新生クラブ」系が主導権争いを展開し、最終的に渡辺氏が後継会長を勝ち取っている。

2245片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/14(水) 17:15:12
 中川氏は農水相や経産相、自民党政調会長を歴任し、超党派の拉致議連会長も務めた新世代のリーダー。「保守派のエース」といわれた安倍氏や麻生氏とは政治理念を共有しており、安倍、麻生両氏のAA(ダブル・エー)に中川氏を加えた3人は「ANA」とも称される。

 このため、今回の勉強会についても、新聞各紙が「タカ派の再結集狙う」「麻生別動隊との見方も」などと報じたほか、自民党内でも「伊吹派の分派活動ではないか」との憶測も飛び、当初、伊吹文明幹事長が不快感を漏らしたという。

 さらに、中川氏は外交路線などをめぐって、福田首相とは距離があるため、自民党関係者は「福田政権が北朝鮮による拉致問題で弱腰になったり、人権擁護法案などを推し進めれば、中川氏は反福田に向け、動く可能性もある。今回の勉強会は、反福田勢力の再構築を狙ったものではないか」とみる。

 新党構想を持つ無所属の平沼氏が今回、勉強会に加わったことで、「平沼氏の自民党復党の足掛かり」といった見方のほか、直前に福田首相と民主党の小沢一郎代表による「大連立構想」が挫折したことから、「政界再々編を見据えた動きなのでは」(永田町関係者)との観測もある。

 また、「安倍氏の本格復帰に向けたホームグラウンドになる」(中堅)といった指摘や、安倍、麻生両氏が合流する可能性まで取りざたされる。

 さまざまな憶測や観測について、中川氏は夕刊フジの取材に「心外な報道や噂もある。伊吹幹事長にもきちんと話してある」といい、こう説明する。

 「日本は現在、米国発の原油高だけでなく、食糧や資源、水の問題、地方や中小企業の活性化など、多くの喫緊の課題に直面している。哲学者エドモンド・バーグの『真の改革は、保守にしかできない』という言葉もあるが、保守の政治とは、国や地域の文化や伝統、歴史を守りながら、国民が本当に幸せになる改革を進めていくこと。真の自民党支持者を取り戻すためにも、同志の方々と積極的に政策を研究していきたい。こうした理念で福田首相を支援していきたい」

 そのうえで、安倍、麻生両氏の合流には、「安倍前首相をはじめ、中曽根先生や麻生先生に相談しているのは確かだが、メンバーになるのはまったく別次元の話だ」と話している。

 中川氏の父、一郎氏は73年、石原慎太郎都知事や渡辺美智雄元副総理らと政策集団「青嵐会」を立ち上げ、永田町に衝撃を与えた。

 福田内閣の支持率が下落するなか、中川氏らが受け継いだ保守のDNAは永田町に嵐を巻き起こすのか。

ZAKZAK 2007/11/14

2246片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/14(水) 20:23:31
公明党:中小企業への支援策、政府に申し入れる
http://www.mainichi.jp/select/seiji/news/20071115k0000m010065000c.html

 公明党の太田昭宏代表は14日、首相官邸で町村信孝官房長官に対し、原油価格の高騰を製品価格に反映できずに苦しんでいる中小企業への支援策を急ぐよう申し入れた。(1)原油、原材料の高騰分を価格に反映できる環境整備や資金繰りに苦しむ中小企業に対する融資の返済繰り延べ(2)製造業や運送業などの「下請けいじめ」について相談窓口を創設(3)公共事業のダンピング受注の是正対策−−など6項目。町村長官は記者会見で「関係省庁に大至急検討するように指示したい」と述べ、対策に乗り出す考えを示した。【西田進一郎】

毎日新聞 2007年11月14日 20時00分

2247片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/15(木) 17:52:47
「ボンボン育ち」の官房長官 町村信孝氏の駄々っ子ぶり
2007年11月15日 週刊文春
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20071115-01-0702.html

 安倍晋三前首相と福田康夫首相は、官房長官しか閣僚経験がないのに、その実績を看板にして首相の座を射止めた。かつては「首相の女房役」「内閣の番頭」などと言われたものだが、二代続いた先例を見て「今や官房長官ポストが首相への登竜門」と思ったのだろうか。町村信孝官房長官は本来、外相として残るはずが、「何としても官邸入りしたい」と首相に直訴し、横滑りを果たした。
 以来一カ月余。望んで就いたポストだけに「舌」好調である。「一日二回の記者会見がうれしくて仕方ない。ただ、長い割にメッセージがないため、ほとんど記事にならない。機嫌のいい時は親しみ易さを心掛けるあまり、発言が質問した記者とのおしゃべり調になることも」(官邸詰め記者)
 前任の与謝野馨氏は、個性的な表現と鋭い受け答えで注目を集め、「官邸の主」の評判を勝ち得た。自民党税制調査会の長年のライバルの活躍に、町村氏が嫉妬したことは想像に難くない。「毛並みはいいし、若い頃から格好いい役ばかりだった。政治家になっても目立っていないとおもしろくないタイプ」(自民党幹部)。
 父親は北海道知事や自治大臣を務めた大物。本人も中学時代は野球チームの四番、都立日比谷高校ではラグビー部のナンバー8で主将、大学時代は東大紛争の真っ只中に反全共闘派のリーダーとして、大学側と一緒にバリケード解除を求める七学部集会の議長を務めた。花の通産官僚を経て政界入り。絵に描いたようなエリート人生だ。
 しかし天は二物を与えず。苦労知らずのせいか、永田町では「筋金入りの政局音痴」(同前)という定評。本人も苦手を自覚し、これまで政策以外は口を慎んできたが、官邸中枢に陣取って目立ちたがり癖がムクムク頭をもたげたようだ。福田首相と民主党・小沢一郎代表の党首会談について、途中や事後に様々な講評をしたりの大活躍。前出の自民党幹部は「始まるまでほとんど知らなかったくせに、口を出しすぎる」と苦々しげだ。
 それだけではない。福田首相が長官在任中、田中真紀子元外相に代わる「陰の外相」と呼ばれたのにあやかろうと、自ら外相ポストを袖にしておきながら「政策から人事まで外務省にやたら口を挟みたがる」(同省幹部)のだとか。他人が評判を取った仕事は、自分も全部やってみたいボンボンの駄々っ子丸出し。これで内閣をまとめられるの?

2248片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/16(金) 22:45:05
「官房長官は理屈が多い」 笹川氏、異例の身内批判
2007年11月16日20時33分
http://www.asahi.com/politics/update/1116/TKY200711160307.html

 「官房長官の会見はいくらか感情論的なものがあった」。笹川尭・衆院議院運営委員長が16日、同じ自民党の町村官房長官を名指しで批判した。56年ぶりの不同意につながった国会同意人事で、町村氏は13日の会見で野党の反対理由を「誠に理解しがたい」と発言し、野党が反発を強めたため、行司役の笹川氏が異例の身内批判に出た。

 笹川氏は記者団に「頭のいい人はすぐ論破しようとするから困る。政府には提案権しかない」と指摘。「理屈が多い」とも述べた上、町村派から福田首相が誕生したことを取り上げて「だから福田さんの方が先に総理になったんだ」と語った。

2249片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/16(金) 23:52:36
守屋問題で与党の足並みに乱れ (1/2ページ)
2007.11.16 20:40
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071116/stt0711162040004-n2.htm

 守屋武昌前防衛事務次官が証人喚問で、額賀福志郎財務相、久間章生元防衛相の名を挙げたことにより、民主党など野党は一気に攻勢をかけ、自民、公明両党は防戦一方だ。民主党が第1党の参院は16日、新テロ対策特別措置法案の趣旨説明を行う予定だった19日の本会議を見送り、公明党からは「サッサと国会を閉じるべきだ」(ベテラン議員)との声が出始める状況で、与党内の足並みは乱れ始めた。福田康夫首相が、「国際社会への責任」と意気込む新テロ特措法案はどこにいくのか−。

 「自分の記憶に頼るのではなく、役所や事務所に残る日程表を徹底的に調べてくれ!」

 自民党の大島理森国対委員長は15日夜、「記憶にない」と釈明の電話をかけてきた額賀氏に厳しくこう命じた。伊吹文明幹事長もこの夜、額賀氏に「自分から進んで説明していかないとダメだ」とクギを刺した。

 自民、公明両党は16日、野党による額賀氏らの証人喚問要求に断固抵抗する方針を確認。疑惑の対象者と会合で同席しただけで証人喚問となることはまれであり、「この一線は崩せない」との判断からだ。

 伊吹氏は16日の会見で「説明が不十分なら何度でも質問すればよい。なぜすぐに証人喚問となるのか。あらゆることの判断基準が狂ってきている」と述べた。

 これに対し、民主党は19日の参院決算委員会などで額賀氏を徹底追及し、説明に納得できない限り、新テロ法案の審議に応じない構え。鳩山由紀夫幹事長は16日の記者会見で「12月にならないと審議入りは難しい。この調子でいけば(会期末までに)法案を十分に審議し尽くした状況にはなりにくいはずだ」と述べ、新テロ法案を廃案に追い込む考えを示した。

 またしても自民党に疑惑が波及したことに公明党に不満はくすぶる。太田昭宏代表は「新テロ法案とまったく関係ないとはいわないが、海外での国際貢献は必要だ。民主党もぜひ協力してほしい」と平静を装うが、ある公明党幹部は「もう勘弁してくれって感じだ。ダメだ。自民党は…。かばい疲れた。旅に出たいって感じ」とあきれ顔。

 別のベテラン議員は「もう国会はピシャと閉じて、法案を一度ご破算にし、民主党とゼロから作り直した方がいい」と語った。

2250片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/18(日) 12:43:47
自民「大樹」支部ほぼ消滅 特定郵便局長ら20万人、国民新に移籍
2007年11月18日 09時06分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007111890071231.html

 全国の特定郵便局長やOB、その家族ら約二十万人が、昨年三月に発足した国民新党の職域支部「国民新党憲友会」(東京都千代田区)に加入していたことが、本紙の調べで分かった。長年、自民党を強力に支援してきた特定郵便局関係者が大量移動したもので、かつては十万人以上いた自民党職域支部「大樹(たいじゅ)」の会員は昨年、一万人を大きく下回った。自民党の有力な集票組織の事実上の“消滅”状態は、次期総選挙にも大きな影響を与えそうだ。

 憲友会の昨年分の政治資金収支報告書によると、同会は元郵政官僚の長谷川憲正参院議員が代表を務め、約十九万五千四百人が加入する。昨年の収入は約三億円で、一人当たり千円の党費計約二億円と、個人からを中心とした寄付約一億円を集めた。支出は都道府県支部への交付金が中心となっている。

 特定局長OBや家族らは長年、都道府県ごとに自民党の大樹支部を組織。国政選挙のたびに自民党を強力に支援してきたが、郵政民営化が最大の争点となった一昨年九月の衆院選をきっかけに、急速に自民離れが進んだ。

 都道府県の自民党大樹支部の政治資金収支報告書を本紙で集計したところ、二〇〇四年は約十一万二千八百人が党・会費計約一億八千万円を納めた。

 ところが、郵政解散のあった〇五年は計約三万八千三百人(党・会費計約七千七百万円)と激減。昨年はさらに約三千六百人(同約六百万円)にまで落ち込んだ。

 憲友会の幹部は「自民党大樹支部にいた多くの人が、憲友会に移ってきた」と話している。

 憲友会代表の長谷川議員は〇四年の参院選に出馬、約二十八万票を集めて自民比例三位で初当選したが、民営化法に反対して離党。綿貫民輔・元自民党幹事長らと国民新党の結成に参加した。国民新党は今国会に郵政民営化見直し法案を民主党と共同提出している。

 長谷川議員は「民営化は見直すべきで、二十万人という数字は今後もあきらめずに闘争を展開するという意思表示だ。選挙で自民と民主の候補者が競り合った場合、われわれが乗るのと乗らないのとでは大きく違う」と話している。

(東京新聞)

2251片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/18(日) 13:07:09
大阪市長選の応援演説で伊吹幹事長「みのさん首相になれる」
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200711/sha2007111805.html

 自民党の伊吹文明幹事長(69)は17日、大阪市で市長選(18日投開票)の応援演説。民主党などが推薦する平松邦夫元アナウンサー(59)について「行政経験のないテレビキャスターが市長になれるなら、みのもんたさんは首相、ビートたけしさんは自民党幹事長になれる」とおどけてみせた。

 政治には経験や実績が必要と強調し、与党が推す関淳一市長(72)を持ち上げたかったようだが、大阪は西川きよし元参院議員(61)ら「タレント政治家」を生んだ土地柄。京都が地元の伊吹氏に対し、聴衆の反応は冷ややかだった。

2252片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/19(月) 16:41:34
読む政治:ハラハラ、舛添劇場 メディアを意識、世論背に「切り込み」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071119ddm003010035000c.html

 ◇「独演」反発も

 抵抗勢力との対決を行政の推進力とする舛添要一厚生労働相。メディアを活用し刺激的な言動で年金記録漏れや薬害肝炎問題に取り組む姿勢は、官僚との協調姿勢が目立つ福田内閣では異彩を放つ存在だ。しかし、アドリブが目立つ「舛添劇場」は結末も見えにくい。演目が国民生活に直結するテーマだけに、舛添氏の評価は政権の浮沈にもかかわる。

 朝、自ら自宅前にごみを出し、記者団のインタビューに応じる大臣はいなかった。「ごみ出し」は「絵」になり、弁が立つ舛添氏にはテレビ局から出演依頼が殺到する。民放関係者は「政治家の中では視聴率がとれる数少ない存在」と言う。

 舛添氏は7月の参院選比例代表で、逆風下でも自民党トップの47万票を獲得。人気を十分に自覚し、世論をバックに行政に切り込み始めた。

 「(抵抗するのが)厚労省の役人なら、人事権を持つ私が首を切る」

 舛添氏は大阪高裁が薬害肝炎訴訟で和解勧告をした7日、テレビ出演し全面解決を誓った。そして抵抗する官僚には「人事権」を振りかざした。

 肝炎問題で省内の慎重論を押し切って「謝罪すべきはする、補償すべきはする」と発言し、和解への道筋をつけた。「患者を特定できる情報は把握していない」と言う担当局に「徹底的にうみを出す」と地下倉庫に眠る資料の調査を命じ、患者の実名を含む個人情報を明らかにした。

 突破力は高齢者医療費の負担増凍結問題でも発揮された。与党が1500億円を要する財源に頭を痛めていた9月下旬、記者団に「補正予算はありうる」と表明。既成事実化させ、最後まで抵抗した財務省も黙認せざるを得なくなった。舛添氏は「言ったもん勝ち」とご機嫌だったという。

 市町村職員による年金保険料の横領では、「盗人は牢屋(ろうや)に入ってもらう」と宣言し、首長が異を唱えると「小人のざれ言に付き合う暇はない」と切り返した。

 後に発言を撤回したものの、正義の味方と「横領犯」をかばう首長。舛添氏には、世論は自分に味方するという計算があっただろう。

 「菅直人厚相時代のてつは踏まない。げたの雪と言われても大臣についていくことが省益だ」

 舛添氏の挑発に対する官僚の受け止めは、この厚労省幹部の言葉によく表れている。

2253片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/19(月) 16:41:54

 民主党の菅代表代行は厚相時代、官僚と対立しながらもエイズ問題に取り組み脚光を浴びた。反比例するように「情報隠し」を指弾された同省の評判は地に落ちた。

 ただでさえ年金記録漏れ問題で厚労省の信用は失われている。菅氏と舛添氏がダブり、「大臣VS官僚」の構図になることだけは避けたいのだ。

    *

 前のめりの舛添厚労相の計算も誤算が生じる時がある。薬害肝炎訴訟で和解勧告が出た7日、舛添氏は歴代担当相が「係争中」を理由に断ってきた原告患者との面会に踏み切った。

 午後6時過ぎ、舛添氏は約20人の原告が待つ議員会館の会議室に、満面に笑みを浮かべて入ってきた。そして「心を一つにしてまとめていきたい」と呼びかけた。

 しかし、その笑顔と最後まで謝罪をしない姿勢に、患者たちは違和感を覚えた。原告の一人、出田妙子さんは「これで全面解決ですよと言いたげで、被害を訴えようと緊張していた私たちの気持ちとのギャップに、がっくりした」。原告患者らは、これから始まる和解協議の内容を重視している。それなのに、舛添氏が和解勧告を引き出した救世主のように振る舞っていると受け止め、不信を募らせたのだ。

 「私は、面積を広げるよう各方面を説得しているんだっ」。10月31日午後、代表的な厚生族議員である丹羽雄哉元厚相は国会答弁をめぐり舛添氏を責めた。

 高齢者向け長期入院施設、療養病床は政府の医療費削減方針で4割減らすことが決まり、経営者は介護施設への転換を迫られている。ただ、それには1床あたりの面積を広げる必要があり、猶予期間の11年度末までに実施しなければならない。

 ところが、舛添氏は31日の衆院厚労委員会で、猶予期間の延長を求める自民党議員に対して「非常に柔軟に対応したい」と声を張り上げ、大きな拍手を浴びた。担当課が事前に用意した答弁は「検討する」。このため「11年度末」で関係者の説得に動いていた丹羽氏が激怒したのだ。

 舛添氏は、民放番組で肝炎患者の治療費助成策として「1000億〜2000億円の公費を投入する。私の試算だ」と述べたこともある。与党が水面下で調整を進めていたさなかで、自民党政調幹部は「手柄を独り占めしようとするスタンドプレーだ」と顔をしかめた。

 来年3月、舛添氏には大きなヤマ場が訪れる。宙に浮く5000万件の年金記録の照合問題は、政府が「3月末完了」と公約し、舛添氏も「政治全体に対する信頼感を取り返すためにきちんとやる」と言い切った。

 しかし、総務省の抽出調査で、持ち主の特定作業が難しそうな記録が最大4割にのぼることが明らかになるなど、公約の達成には黄信号がともっている。実現しなければ政府への反発が強まり、解散の時期によっては衆院選への影響も出る。

2254片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/19(月) 16:42:09

 ◇二重苦に直面−−大石裕・慶応大法学部教授

 舛添さんは、小泉純一郎元首相の言葉の力に影響を受けている。言葉が面白いかどうかが問われる政治は正統でないが、多くの人が関心を持ち政策が動き出すきっかけになる。ただ、打ち上げ花火に終わって政策議論が深まらない危険がある。

 舛添さんは自民党政治に距離を持っている。孤軍奮闘、肩に力が入っているのが表に出すぎている。地味な福田内閣のスターだからはしゃがないといけない。従来タレント的だったので、求められる刺激のハードルが高いのが非常につらい。小泉さんはワンフレーズで言質を取らせなかった。舛添さんは国民生活に直結する行政の担当で、多弁かつ具体的に踏み込まないといけない。刺激のハードルと二重苦になっているのではないか。

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 ■舛添厚労相の主な発言■

 「横領したような連中はきちんと牢屋に入ってもらう」(9月4日、自治体や社保庁職員による年金保険料着服問題で)

 「補正を使うというのも当然ひとつの手段」(9月26日、高齢者医療費の負担増凍結に伴う財源について)

 「市町村の窓口は信用ならない」(9月29日、自治体職員による年金保険料着服問題で)

 「小人のざれ言に付き合っている暇があったら(私は)もっと大事なことをしないといけない」(10月2日、保険料着服をめぐる舛添氏の発言を批判した首長に対し=16日に「不適切な言葉だった」と撤回)

 「(国は)特定する十分な努力をしていない」(10月16日、血液製剤フィブリノゲン治療を受けた418人について参院予算委で)

 「早ければ年内に解散・総選挙はある」(10月18日、故・橋本龍太郎元首相をしのぶ会で=19日、町村信孝官房長官に注意され「慎重さを欠いた」と謝罪)

 「患者は感染を知らせてほしいと思うのが当たり前だが、やっていなかった」(10月21日、418人について実名、イニシャルを示す資料があることを認める中で)

 「謝罪すべきは謝罪し、補償すべきは補償する」(11月2日、薬害肝炎訴訟問題で)

 「(抵抗するのが)厚労省の役人なら、人事権を持っている私が首を切る」(11月7日、同)

毎日新聞 2007年11月19日 東京朝刊

2255片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/19(月) 19:46:32
松岡利勝氏をしのぶ会
2007年11月19日 朝日熊本
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000711190002

松岡氏の遺影に向けて手を合わせる出席者=熊本市内のホテルで

  今年5月に死亡した松岡利勝・元農林水産相をしのぶ会が18日、熊本市内のホテルで開かれた。地元国会議員や後援会関係者ら約800人が出席し、在りし日の故人をしのんだ。


  しのぶ会は自民党県連の山本秀久会長ら3人が、代表発起人となって企画された。会場の祭壇には松岡氏がほほえむ遺影が掲げられ、出席者は白菊を献花し、遺影に向かって手を合わせた。


  あいさつに立った潮谷義子知事は「農林水産業のエキスパートとして活躍する姿はとても心強く感じた。水俣病などの県政課題についても真摯(しん・し)に取り組んで頂いた」と振り返った。ほかの来賓も農林行政に力を尽くした故人の業績をたたえた。


  これに対し、妻の初美さんが遺族を代表して、「(政治家としては)剛腕とか強いというイメージかも知れないが、家では息子たちに優しく、素晴らしい父親だった」などと明かした。


  一方で、松岡氏と03、05年の総選挙で争い、松岡氏の死去に伴う7月の衆院熊本3区補欠選挙で当選した坂本哲志・衆院議員(無所属)も顔を見せた。「呼ばれたわけではないが出席した。私にとって(松岡氏は)功罪相半ばする。ただ、農業に対する故人の熱意は受け継いでいきたい」と述べた。


  また、出席者の一人は「最後は様々な疑惑にまみれてしまい、残念でならない。多くの面で光と陰を持った政治家だった」と話していた。

2256片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/19(月) 21:56:59
自民『大樹』支部 ほぼ消滅 20万人 国民新に 特定郵便局長ら移籍
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007111802065282.html
2007年11月18日 朝刊

 全国の特定郵便局長やOB、その家族ら約二十万人が、昨年三月に発足した国民新党の職域支部「国民新党憲友会」(東京都千代田区)に加入していたことが、本紙の調べで分かった。長年、自民党を強力に支援してきた特定郵便局関係者が大量移動したもので、かつては十万人以上いた自民党職域支部「大樹(たいじゅ)」の会員は昨年、一万人を大きく下回った。自民党の有力な集票組織の事実上の“消滅”状態は、次期総選挙にも大きな影響を与えそうだ。 

 憲友会の昨年分の政治資金収支報告書によると、同会は元郵政官僚の長谷川憲正参院議員が代表を務め、約十九万五千四百人が加入する。昨年の収入は約三億円で、一人当たり千円の党費計約二億円と、個人からを中心とした寄付約一億円を集めた。支出は都道府県支部への交付金が中心となっている。

 特定局長OBや家族らは長年、都道府県ごとに自民党の大樹支部を組織。国政選挙のたびに自民党を強力に支援してきたが、郵政民営化が最大の争点となった一昨年九月の衆院選をきっかけに、急速に自民離れが進んだ。

 都道府県の自民党大樹支部の政治資金収支報告書を本紙で集計したところ、二〇〇四年は約十一万二千八百人が党・会費計約一億八千万円を納めた。

 ところが、郵政解散のあった〇五年は計約三万八千三百人(党・会費計約七千七百万円)と激減。昨年はさらに約三千六百人(同約六百万円)にまで落ち込んだ。

 憲友会の幹部は「自民党大樹支部にいた多くの人が、憲友会に移ってきた」と話している。

 憲友会代表の長谷川議員は〇四年の参院選に出馬、約二十八万票を集めて自民比例三位で初当選したが、民営化法に反対して離党。綿貫民輔・元自民党幹事長らと国民新党の結成に参加した。国民新党は今国会に郵政民営化見直し法案を民主党と共同提出している。

 長谷川議員は「民営化は見直すべきで、二十万人という数字は今後もあきらめずに闘争を展開するという意思表示だ。選挙で自民と民主の候補者が競り合った場合、われわれが乗るのと乗らないのとでは大きく違う」と話している。

2257片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/21(水) 14:33:18
2007/11/21-13:54 福田首相「問責できるのか」=新テロ法案成立に強い意欲−記者団に
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&amp;k=2007112100491

 【シンガポール21日時事】福田康夫首相は21日午前(日本時間午後)、シンガポールのホテルで記者団に対し、民主党など野党が多数を占める参院で首相問責決議案を提出する構えを示していることについて「何のための問責かさっぱり分からない。僕を問責できるような人はいるかな」と述べ、けん制した。また、首相は22日に予定される野党各党との党首会談について、新テロ対策特別措置法案の成立へ協力を求める考えを示して、「(給油活動に)ぜひ復帰したい」と、同法案成立に強い意欲を表明した。
 首相は「日米首脳会談でもアジア各国首脳からも日本の給油活動は有益との声を聞いた」と強調した。一方、12月15日までの会期を再延長するかどうかについては「まだ時間がある。いろいろ工夫してほしい」と述べるにとどめた。新テロ法案が参院で否決された場合、衆院で3分の2以上の賛成で再可決するかについても「仮定の話を考えてもしょうがない」と語った。
 額賀福志郎財務相が防衛専門商社「山田洋行」元専務と宴席を同席したと守屋武昌前防衛事務次官が証言したことに関し、首相は「財務相は政治家だからしっかり説明し、疑念を解く努力をすることが必要だ」と述べ、一層の説明責任を果たすよう求めた。
 額賀氏は防衛施設局発注工事をめぐり口利きをしたと報じられ、民主党は追及している。首相はこれを念頭に「全くガセネタだったら、(疑惑を言った人の)罪は重い。何もなかったらどうするのか」と、同氏の証人喚問を要求する構えを見せる民主党を批判した。

2258片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/21(水) 16:53:58
野党党首との会談 「期待を込めて会う」 福田首相の内政懇のやりとり全文
2007.11.21 14:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071121/stt0711211410002-n1.htm

 福田康夫首相がシンガポールのホテルで行った内政懇の内容は次の通り

 −−明日の党首会談、日米首脳会談では新テロ法案の成立に全力を尽くすと表明したが、野党は防衛省問題の徹底解明を最優先させたいとしている。法案成立にどう理解を求めるのか

 「私が(党首会談を)申し込んだのは、日米首脳会談、アジアとの重要な会談、中国、韓国も含めてだが、各党の方に説明する必要ありと考えた。こういうやり方は過去においてもある。私の記憶しているのでは、小泉(純一郎)総理も各党党首に来ていただき、説明することもした。当然すべきだと思う、私も。外交だから、国全体のことだからね、その国全体が一体どういう動きをしているかは、交渉してきた私から交渉の中身を説明する、これは義務的なものだろうと思う。だから、そのために集まっていただくということだ。折角、集まっていただいたら、それだけで済むのかわからない。相手のこともあるので、ここは聞いてくれないというのでは困るのだが、多少は聞いてくださるのではないかとの期待を込めて会うということになる」

 −−新テロ法案の審議日程が厳しい状況だが

 「国会のことなので、国会でどのように扱ってくださるかにかかっているが、日米会談でも当然、先方から大きな期待が寄せられた。また、アジアの方々とも話をしてみて、各国首脳からテロ対策ということは必要だと、そして、この日本の給油活動は有益である、ぜひ継続してほしい、といったような声を何人の方から聞いている。なので、これは、単にいち日本のことだけで済ます問題でもないような思いを強くした。そのようなことも説明しないといけないと思う。やっぱり、国際社会の中で、日本がどれだけのことをしたらよいのか、ということだ。日本ができることであるならば、むしろ積極的に参加することで、日本の国際社会の中における位置づけというものが明確になると私は思うので、これはぜひ、ほかの国と一緒の活動をしたいと思う。今日本の給油艦がいないので不便をしているという話も聞いているし、またこのインド洋における艦船の活動が鈍ると、テロの活動のチャンスが増える可能性がある。折角今まで効果挙げてきた、そして不審な船も余りうろうろしなくなったということにいい効果が出てきたので、ぜひさらに徹底してやることが必要ではないかと思う。日本の活動はその意味においても、有益だと思っている」

 −−会期を再延長してでも通したいと。

 「通ってほしい、その意味からは。どうしても通ってほしいと思う。しかし、これは再延長しなきゃいかんとか何とかについては国会のことなので、国会はまだ時間があるから、特急列車だってあるんだし、新幹線だってあるんだし、それはいろいろと工夫していただきたい」

 −−3分の2の再議決も視野に入れて断固通すと?

 「まだ時間があるので、そういうことを決めなきゃいけないころに決めるということであって、今仮定の話をああだこうだ考えてもしょうがない、という段階だ」

 −−CNNでは法案成立は1、2カ月で決まる、と発言したが

 「いやー、アメリカで言ったから言ったんだよ!! 世界に向かって言った! ウフフー」

 −−1、2カ月かけて通すと。

 「1カ月といってもね、またどうのこうの言われるでしょう。だから、1、2カ月でいいじゃない。CNNで世界中にばらまかれたんだから」

2259片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/21(水) 16:55:38


 −−額賀福志郎財務相の問題、どうする?

 「あれどうなっちゃんたのかな? よくわからないんだけどね。新聞のコピーが来るんで見てるんだけどね。本当に怪しいの? え? 怪しい?」

 −−説明で関係者の食い違いがあって…

 「どっちが正しいかわかんない? 困るよね。どっち取ろうか? それによって変わっちゃう…。まあ、そのー、財務大臣なんだからね、今日もやっているんじゃないの? 委員会。それでたっぷり聞けるんだから、そこで心証…じゃない、事実関係を明らかにすることが必要で、もしまったくガセネタだったら、そういうことを言った人の罪は重いよ、逆に! 人を疑ってはいけないことは、僕はちっちゃいころからよく言われたが… エヘヘヘー、その日本人的な考え方からするとね、そういう反省も必要ではないかね。よっぽど慎重に、皆さん方も対応しないといけないということがあるんじゃないかね。いずれにしても、これは財務大臣が、政治家なので、しっかりと説明し、疑念を解く努力をされることが必要だと思う」

 −−野党は証人喚問も視野に入れている

 「額賀さん? しゃべった人? あー、額賀大臣! それは、事実関係によるんであって、何もないのに呼んだってしょうがないだろう。それはそれらしき事実があって、どうしても聞かなきゃいけない、これだけの事実関係があるんだということであって初めて証人喚問が実現するんであって…。証人喚問って、なかなか重いよ。で、何もなかったらどうするの? かける人の責任はあるよ。いい加減なことではできない」

 −−事実関係が実証されて、口利きの事実があったら?

 「だから、口利きの中身もあるね。何を一体口利きしたのか。その辺もよく見た上で判断することではないだろうか」

 −−問責が出たら…

 「誰の問責?」

 −−総理の

 「あー、出ないかなあー。フフフフ…」

 −−出たら、与党では(衆院の)解散につながるとの見方があるが

 「だから、何のためにね、たがために、何のために問責なのか、その辺がさっぱりわからなくて、それでどうするかと聞かれても困る話だ。僕を問責できるような人いるかな?」

 −−問責が可決したら、衆院の不信任と同様に重いものか?

 「それがどういう事情で、だれがどういう事情で問責されるか、ということなんだ。問責されるにふさわしいものなのかどうか、どんな理由なのか、どういう事情にあって、どういう環境にあって、といろいろ考えた上で、それが重いのか軽いのか、そうじゃないの? 何事もものを決めるということは、エヘヘ…」

 −−日米会談で、ブッシュから拉致問題でテロ国家指定解除を決めるときの要件とするというニュアンスの話はあったのか?

 「まあー、じっくりと話をした。よーく知ってるね、事情をね。よーく知っている。日本の立場も考えるということは、はっきり言っておられたし…。もっといろいろ言ってるよ! だけど、これは2人だけの話なので言えない! 勘弁して、ウフフ…」

2260片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/22(木) 22:28:40
首相の問責決議発言が波紋/けん制か「おとぼけ」か
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20071121.html

 与野党で二十一日、首相問責決議案が可決されても衆院解散に直結しないとの認識を示した福田康夫首相の真意をめぐり憶測が飛び交った。野党に決議案を提出させないようにする「けん制」論のほか、「可決されれば解散との方針を福田流にとぼけてみせた」との見方も。新テロ対策特別措置法案が参院で審議入りしないまま会期末が近づき、与野党の神経戦は激しさを増している。

 「問責出ないかなあ」「ぼくを問責できるような人がいるかな」。首相はシンガポールでの同行記者団との懇談で、問責決議案が提出された場合の対応を聞かれ、おどけてみせた。

 首相が対テロ新法案の成立を断念すれば問責決議案は提出されない。しかし、先の日米首脳会談で給油活動再開に向けて全力を尽くす意向を表明した状況では非現実的だ。

 野党が過半数を占める参院で対テロ新法案が否決されれば与党は衆院で再可決、それに対し野党が問責決議案を提出するのではないか―攻防の焦点はそこに集中する。

 「与党が強硬手段をとるかどうかが問われている。首相は『誰が問責を出せるのか』と言うが、胸に手を当てて反省した方がいい」。民主党の鳩山由紀夫幹事長は記者団に世論を見て、問責決議案提出を判断する考えを示した。

 民主党内では「大阪市長選で敗北し、防衛省疑惑が泥沼化しているときに、首相が衆院解散する余裕はない」(ベテラン)との声の一方、「問責決議案が可決すれば参院での審議は全部止まる。持ちこたえられずに衆院解散は必至だ。正直に『解散する』と言えば、衆院議員が浮足立つから言えないだけだ」(中堅)との見立てもある。

 政府、与党では、参院で首相問責決議案が可決されたとしても、あくまで「政治的な意味」(町村信孝官房長官)にとどまるとの認識が大勢で、首相の発言は当然と受け止めている。

 自民党の大島理森国対委員長は記者団に「問責決議がどういうものか冷静に考えないといけない。そうすれば、憲法上持つ意味が理解できる」と述べ、衆院解散か内閣総辞職につながる衆院の内閣不信任決議とは別物との認識を強調した。

 ただ、一九九八年に問責決議案が可決された額賀福志郎防衛庁長官(当時)は辞任に追い込まれており、公明党には「首相の発言は正論だが、可決されれば重い」(参院幹部)との声があるのも事実。別の幹部は「衆院解散につながる可能性は否定できない」と懸念を隠さない。

 民主党の小沢一郎代表は二十一日、若手との会合でこう注意喚起した。「衆院選がいつか全く予想がつかない。首相は『解散、解散』とやりたがる人ではないと思うが、いつあってもおかしくないように準備しよう」

2261片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/23(金) 16:32:58
自民県連:二階総務会長に格差是正求める要望書 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20071123ddlk31010063000c.html

 自民党県連は22日、鳥取市内で常任総務会を開き、来県した二階俊博・同党総務会長に対し都市と地方の格差是正を求める要望書を提出した。

 山口享・県連会長は「参院選は党本部、安倍内閣への批判が強かった。格差が敗戦要素だった」と述べ、山根英明・県連幹事長が▽地方交付税、道路整備費の確保▽山陰道の早期整備▽集落営農の支援−−などを二階氏に要望した。

 二階氏は農業問題に触れ「地域の要請に対し、党としてとどう答えるか。大事なものから着手していく」と述べた。また、参院選を振り返り、「力及ばず申し訳ないが、いつまでも反省を繰り返すだけでは十分ではない。思いを新たにして一緒に(次期衆院選に)立ち向かう」と語った。【山下貴史】

毎日新聞 2007年11月23日

2262片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/25(日) 07:34:54
県民の声 自民党本部に
政策反映 県連要望へ 讀賣青森

 自民党県連は24日、青森市内で県選出国会議員と県議団の会合を開き、県連が衆院小選挙区ごとに行ってきた市町村長らとの意見交換会で取りまとめた「地方の声」について、党政策に反映させるよう党執行部に要望することを決めた。次期衆院選を見据え、地方対策を充実させることで、県民の自民党離れを食い止めたい考えだ。

 7月の参院選で、自民党は県内すべての衆院小選挙区で議席を確保しながら、民主党新人候補に5万票以上の差をつけられ、惨敗した。この反省に立ち、県連では9月以降、小選挙区ごとに市町村長や議長との意見交換会を開催し、現場の声を吸い上げる取り組みを続けてきた。

 意見交換会では、市町村長から「乾いたぞうきんを絞るような状態」(佐々木誠造・青森市長)など、厳しい財政事情を訴える声が相次いだ。また、米価下落で農家の生活が困窮していることや公共事業の減少で出稼ぎ収入が大幅に減っていることなど、県民の苦しい生活ぶりも明らかになった。こうした声を受け、県連では、地方交付税の削減反対や農業政策の充実など地方重視の政策の実現を党執行部に求めていくという。

 意見を取りまとめた山内和夫県連幹事長は「参院選の反省に立って、地方の声に耳を傾けないと県民の自民党離れは食い止めることができない」と強調。党国会対策委員長を務める大島理森県連会長は「今後の予算編成や税制改正に反映できるものはしていきたい」と語った。

(2007年11月25日 読売新聞)

2263片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/26(月) 21:57:22
自民、中堅は横並び続く 当選10年 全員副大臣以上 英、7割が次官未経験
2007年11月26日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007112602067456.html

 日英両国の初当選から十年を経た与党議員の経歴を分析すると、自民党は全員が官房副長官を含む副大臣か閣僚を経験しているのに対し、英国の労働党では約七割が一度も政務次官以上の政府の役職に就いていないことが分かった。小泉内閣が誕生したころから、日本では閣僚や党幹部人事の年功序列が崩れてきているが、能力主義が貫かれている英国と比較すると、中堅以下の人事では、依然として横並び主義が残っていることが浮き彫りになった。 (政治部・篠ケ瀬祐司)

 河野太郎衆院議員(自民党)事務所インターンのモニカ・レイネムさん(筑波大博士課程在学中)、ティナ・バレットさん(元英労働党議員アシスタント)の二人が調査に当たった。

 自民党で一九九六年に初当選し、現在まで四期連続当選している議員は二十一人で、二十人が官房副長官か副大臣を経験。副大臣経験のない棚橋泰文氏は、三期目に入閣経験がある。

 一方、九七年に初当選して現在まで三期連続当選した英労働党下院議員百二十九人のうち、政務次官、閣議に出席する閣内相、閣議に出席しない閣外相を経験しているのは三十九人。いずれも未経験の議員は九十人に上る。

 この九十人は、委員会に所属するほかは国会対策や、大臣政務秘書官などを担当している。

 半面、五人の現職閣僚は二期目以降、途切れなく政府の役職に就いており、ほとんどの議員が副大臣を一回しか経験しない日本との違いは歴然としている。

 河野氏は「(自民党は)横並びで政府のポストを割り振る結果、在任期間が短くなり、リーダーシップを発揮できていない」と指摘。適材適所の人事の断行を党内で提起していく考えだ。

2264片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/27(火) 18:32:57
浜四津代表代行:与党に民主の一部が加わる連立望ましい
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071128k0000m010032000c.html

 公明党の浜四津敏子代表代行は27日、福岡市内で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、「総選挙による直近の民意と参院の民意を合わせて新しい体制を、という動きが考えられる。政策、理念が同じグループで中連立というのが望ましい」と述べた。次期衆院選で与党が過半数を維持しても参院の過半数割れは変わらないため、選挙後の政界再編で国会の「ねじれ」解消を図るべきだとの考えを示したものだ。

 浜四津氏は講演後、記者団に、自民党と民主党による「大連立構想」について「理想的なものではない」と指摘。「政界再編で、自公連立で実現しようとする理念、政策に一致する方が加わってくれれば」と述べ、与党に民主党の一部が加わる連立が望ましいとの考えを示した。

 一方、新テロ対策特別措置法案を衆院の3分の2以上の賛成で再可決することについては「憲法上認められているが、国民にとって3分の2ルールはあまりなじみがない。強行採決と同じように受け止められるのではないかという危惧(きぐ)がある」と述べた。

 衆院の解散時期については「(来年7月の)洞爺湖サミットを無事、福田政権で終えて、その後衆院選に入るのが自然の形だが、政治は一寸先は闇。ハプニング解散はいつあってもおかしくない」と語った。【西田進一郎】

毎日新聞 2007年11月27日 18時25分

2265片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/29(木) 01:30:10
「しつこく聞かないで」 首相、記者団にキレる
2007.11.29 01:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071129/plc0711290116000-n1.htm

 「あなた、質問きちんとやってよ。この間みたいにしつこく答えられないことを何度も聞くのはやめて」。福田康夫首相は28日夜、首相官邸で記者団との質疑応答の冒頭、異例の注文を付けた。

 語り口はソフトだったが、記者が「お答えいただければ」と切り返すと、首相は「そういうのをやめて」と表情を変えて念押しした。

 質問は報道各社が持ち回りで行っているが、この日担当した記者が数日前、宴席同席問題で額賀福志郎財務相の説明責任を繰り返し問いただしたことが、今回の発言の伏線になったとみられる。

 首相は9月の就任直後、首相番記者との質疑応答について「若い方にお会いできるのも楽しい」と前向きだった。しかし、綱渡りの政権運営の中、厳しい質問を浴びるうちに取材対応に変化の兆しが出ているようだ。

2266片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/11/29(木) 23:34:02
自民党:中川昭一氏が新勉強会…「保守再結集」目指す
http://www.mainichi.jp/select/seiji/news/20071130k0000m010145000c.html

 自民党の中川昭一元政調会長らは29日、保守勢力の再結集を目指す新しい勉強会の発起人会を国会内で開いた。発起人会には同党議員23人のほか、郵政造反議員で無所属の平沼赳夫元経済産業相が参加。来月4日の初会合に向け、会長に中川氏、最高顧問に平沼氏が就くことが決まった。9月の党総裁選で麻生太郎前幹事長を支援した議員が中心となっており、党内には「福田政権をけん制する動きでは」との警戒感も出ている。

 中川氏は「数カ月前まで、みんなが『やるべきだ』と言っていたことが忘れ去られてはならない」とあいさつ。教育再生など安倍晋三前首相が掲げた「戦後レジーム(体制)からの脱却」路線に沿った政策の実現に取り組む方針を表明した。「福田康夫首相や伊吹文明幹事長はじめ党執行部を全面的に支援する」と述べ、福田政権を支えていく考えも強調した。

 ただ、島村宜伸元農相や鴻池祥肇元防災担当相ら麻生氏に近い議員が勉強会に加わっていることから、福田首相の出身派閥・町村派は神経をとがらせている。同派の中川秀直代表世話人は15日の総会で「勉強会が福田内閣を支えようとしない動きになるなら、(参加者は)派閥を出てもらうしかない」と発言するなど波紋も広げている。

【堀井恵里子】

 発起人会に出席した議員は次の通り。(敬称略)

 【自民党】衆院=中山泰秀、西村康稔、萩生田光一(以上、町村派)、山口泰明、戸井田徹(以上、津島派)、古川禎久(山崎派)、中川昭一、古屋圭司、小島敏男、中野清、松浪健太(以上、伊吹派)、薗浦健太郎(麻生派)、島村宜伸、水野賢一、武藤容治(無派閥)▽参院=岸信夫、西田昌司(町村派)、中川義雄、秋元司、衛藤晟一(伊吹派)、鴻池祥肇、浅野勝人、塚田一郎(以上、麻生派)

 【無所属】衆院=平沼赳夫

毎日新聞 2007年11月29日 23時24分

2267片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/01(土) 00:58:47
伊吹幹事長「私の人権が侵害された!」
2007.11.30 23:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071130/stt0711302348010-n1.htm

 人権擁護法案の審議機関である自民党人権問題調査会(会長・太田誠一元総務庁長官)が、12月3日の活動再開を前に早くも足並みが乱れ始めた。伊吹文明幹事長は顧問就任を「了承していない」と不快感を表明。他のメンバーも「事後承諾だった」と不満をもらしており、来年の通常国会提出に向け、意見がまとまるか微妙な情勢だ。

 「何の了解もなく顧問にさせられ、私の人権は侵害された。よって、もう会合には行かない!」

 30日午前、党総務会終了後、伊吹氏は、太田氏に厳しい口調でこう通告し、釈明も聞かずにその場を後にした。

 同調査会は福田政権発足後の11月9日、新体制を決定。伊吹氏ら党四役に加え、青木幹雄前参院議員会長、山崎拓元副総裁らが顧問となる重厚な布陣を敷いた。反対派の安倍晋三前首相の牽制(けんせい)を狙ってか、盟友の塩崎恭久元官房長官を会長代理に就任させた。

 だが、伊吹氏は顧問就任を知らなかったとみえ、30日の記者会見でも「私の人権がまったく無視されたまま、顧問就任と報道され非常に問題だ」と強い不快感を表明。直後に太田氏に顧問就任を正式要請されて“キレた”ようだ。

 人権擁護法案は党内が賛否二分しており、2年前も推進派と反対派が激しく対立した。古賀誠選対委員長ら推進派は来年の通常国会への再提出を目指すが、反対派は提出阻止に向けネットワークを広げつつある。

 「勘の鋭い伊吹氏は党内の空気を察して防波堤を張ったのでは」(閣僚経験者)との見方もあり、「自分の会長就任も報道で知った」と漏らす太田氏も頭を抱えている。

2268片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/01(土) 03:35:52
ねじれ国会、二階氏「大連立か政界再編を」
2007.11.30 20:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071130/plc0711302034018-n1.htm

 自民党の二階俊博総務会長は30日夜、大阪市内のホテルで講演し、衆参両院で与野党が逆転している「ねじれ国会」の状況に関し、「9年先まで今の状況を回復するにはかかりそうだ。政治の生産性を高めるためには、(民主党と)大連立を組むか、政界を再編するか以外にない」との考えを示した。また二階氏は「歯がゆい今の状況を1日も早く回復するために、先頭に立っていきたい」と述べた。

2269片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/02(日) 14:02:34
2007年12月 2日 (日)
町村官房長官「沖縄は平成研の利権だ」の衝撃発言
http://kamibakunews.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_b8dd.html

おもしろいのか、口が軽いのか、
評価が分かれる、町村官房長官。
目立ちたがりで、地味な福田内閣を
盛り上げようとしているのは、よくわかる。
沖縄の普天間基地移設に関する問題は
内閣の重要課題の一つ。また、
トンデモ発言が出てしまった。

普天間基地問題は、政府から見ると、
沖縄の姿勢が強硬すぎるようだ。
「稲嶺(前知事)さんも仲井真(現知事)さんも
最初はいいが、途中でおかしくなる。
沖縄独特の政治、文化」
と政治風土に触れ、ついで
「まとまりそうになって、
地元2紙が変な県内世論を構成し、
県民がそれになびく。いつもなんだ」
と愚痴ったという。そして、
「ただ、沖縄を食い物にしている政治家がいっぱいいる。
情けないこと。だから、県内世論もおかしくなる」
沖縄の地元紙、琉球新報と沖縄タイムスが悪いととぼやき、
「沖縄は平成研の利権。小渕さんに野中さんね。
あと、鈴木宗男もだ。それに、尾身さんも。
もう、これ以上は固有名詞をあげないけどね」
平成研とは平成研究会。わかりやすく言えば
竹下登元首相の旧竹下派。現在は津島派。
その名前をあげて、基地問題とリンクし、批判したのだ。
これを聞いた、平成研の某議員は
「町村氏は北海道が選挙区。だからといって
めちゃめちゃ言うなよ。あんただって、北海道で
儲けているんだろう」
と激怒。ちなみに、尾身さんと名前が出た尾身幸次氏は同じ町村派。こんなこといっちゃって、だいじょうぶ?

2270片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/03(月) 13:29:20
国民の不安取り除くためこっちは命がけだ
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071203-OHT1T00128.htm

 舛添要一厚労相(59)が4日で大臣就任100日目を迎える。瀕死(ひんし)の安倍改造内閣の目玉として入閣し支持率アップに貢献。福田首相に代わっても“内閣の顔”的存在として注目され続けてきた。しかし、最近では難しい対応を迫られる数々の問題をめぐり、厳しい批判にさらされることもしばしば。それでも「『頑張ります』だけで誰が付いてくる? こっちは命がけだ」と猛反論。「月刊・舛添」12月号では「厚労相100日」を振り返った。

 ―4日で大臣就任100日目を迎える。
「えっ、もうそんなにたった? 長かったとも思えるし、短かったとも…。次から次へと問題が出てきたが、できることから着実にやってきたつもりだ」

 ―役所の中に飛び込んでみた印象は。
「厚労省が受け持つ分野は年金、医療、労働と広すぎる。『首相以外の国務大臣は17人以内』の決まりがある以上、しかたがないが、省庁の再々編成が必要だとも思う」

 ―該当者不明の約5000万件の年金記録について全記録の照合が難しい情勢になり、大臣が批判の的になっている。
「確かに参院選でスローガン的な意味で『最後の1人、最後の1円まで確実にやる』と国民の皆さんと約束した。しかし、調べてみると台帳が戦災で焼けていたり、名前を確認しようにも台帳が傷んでいたり、と誰がどんなに一生懸命やっても照合が厳しいケースが出てきた。マスコミは『公約違反』と批判し『大臣は“できるはずはないけど、やってみます”と言うべきではなかったか』とまで指摘した。そんなことを言えるわけがない。国民の不安を少しでも取り除くためにこっちは命がけでやっているんだ」

 ―意気込みだけ?
「違う。でも、『頑張ります』で誰がついてきてくれるのか? 例えば、プロ野球選手が『今年頑張ります』と言ったら、周囲が『何勝? 打率は?』と具体的な目標を聞くのが普通だと思う。その意味で私は『最後の1円…』と言ったまで。努力もせずに物事が解決するはずもない。今回のことを国民に報告し理解をいただくほかはない。ただ、年金への不安も選挙のときに比べればだいぶ静まってきたのではないだろうか」

 ―薬害C型肝炎訴訟の原告と対面した際も厳しい指摘があった。
「笑っても、泣いても何か言われる。人の感情の起伏まで批判するのか。マスコミはしようがないね(笑い)。歴代大臣が会ったことがない原告と会ったこと自体は問題解決への大きな一歩だと思う。今まで放置され動かなかった問題がやっと動き出した。まだ障壁はあるが、どうにか年内に解決したい」

 ―大臣が「年金泥棒はろう屋に入ってもらう」と息巻いていた市町村職員の年金着服問題で刑事告発された職員は結局、起訴猶予となった。
「三権分立だから司法のいうことに口を挟むつもりはない。ただ、刑事告発自体には意義がある。不正は許さない、襟を正すという雰囲気をつくれたのではないか」

 ―思い描くように仕事が進まず、ジレンマは多い?
「ある程度は覚悟していた。まず官僚機構があり、さらに問題を囲む様々な世界の人たちが存在する。政治の仕事は利害関係の対立を調整すること。簡単に問題が解決できるなら誰が大臣をやっても一緒だ。政治家には艱難(かんなん)辛苦を乗り越えるパワーが必要だとつくづく感じた」

2271片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/03(月) 13:29:36
 ―今後の展開は。
「年金や肝炎などの問題は、過去の大臣の尻ぬぐいをしているのが実情。今後はもう少し前向きなことをやっていく。1つは『人生85年ビジョン』という政策を打ち出したい。『人生60年』時代から今は『人生85年』。新しい働き方や生き方を研究しなければならない。もう1つは日本医療の長期ビジョンの確立だ。今の日本は国家予算約80兆円のうち医療費が約30兆円。高齢化時代に向け、医療費を工面する方法を含め、医療制度に革命を起こす必要があると思う」

 ―守屋前防衛事務次官が、夫人とともに収賄容疑で逮捕された。
「我々も『なぜ守屋氏だけが4年も次官をやってるんだ』と言っていた。同じ権力者でも政治家は選挙の洗礼を受けるが、官僚には選挙がない。それで役人の頂点にいたらそりゃ腐敗するわけだ」

 ―守屋氏を重用していたのは小泉元首相だ。
「政治家は個々の省内の情報に詳しいわけではない。役所の人事が難しいのはそのためだ。リーダーをこの種の問題で煩わせないようにするために事務次官が1、2年で交代するのは意味があったはずなのだが…」

 ―政権への影響は。
「今後の捜査次第だが、この不祥事で海上自衛隊による給油活動を継続するための法案が国会で流れてしまうようだと国益を損なうことになる」

 ―額賀財務相の「宴席同席」問題をめぐる与野党の攻防が激しい。
「額賀氏は堂々と国民の納得がいくような説明をすればよかったが、結局、証人喚問も見送られた。よく実態が分からないから解明する必要があったのに…」

 ―国会は混沌(こんとん)としてきた。
「実はねじれ現象は悪いことばかりではない。先月末の国会で厚生労働省関連の法案が一気に5本通った。与党だけの提案だけでなく、民主党の意見も取り入れて、折衷案のような法案ができた。歩調が取れるなら今は衆院の解散総選挙をやる必要はない」

 ―選挙は遠のいた?
「でも、政治は弾みがつくと分からないからね。厚生労働分野には解散ネタはなく、むしろ防衛省問題だ。もう衆院議員は選挙準備に入っている。連日、政治資金パーティーがあるし、各地でポスター張りなども進んでいる。だから、最近『大臣と一緒に写真を』と頼んでくる議員も少なくないよ(笑い)」

(2007年12月3日09時40分 スポーツ報知)

2272片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/04(火) 03:06:22
人権擁護法案 自民再び火種 再提出の動きに保守派反発
2007年12月04日01時59分
http://www.asahi.com/politics/update/1204/TKY200712030379.html

 人権擁護法案の提出に向け、自民党内で推進派が本格的に動き始めた。党人権問題等調査会を2年ぶりに立ち上げ、かつて廃案になった政府案に修正を加えて来年の通常国会に提出をめざす。だが、党内の意見対立が根深い法案で、3日の初会合にも「保守派」を中心に反対論者が結集して異論を唱えた。党執行部が再提出でまとめようとすれば、党内対立の芽となることは必至の状況だ。

 安倍前首相が消極的だったこともあり、再提出に向けた動きは封印されていたが、福田政権発足で「潮目」が変わった。推進派の古賀誠選挙対策委員長、二階俊博総務会長らが党執行部に座り、党幹部の一人は「再提出できるならやってしまえばいい」。

 調査会は仕切り直しにあたり、古賀氏側近の太田誠一元総務庁長官を会長に起用。党四役や青木幹雄前参院議員会長らを顧問に迎え、3日の党本部での初会合で、ずらりとひな壇に並べた。重厚な布陣で反対派を押さえ込む狙いだった。

 だが、会合には安倍前首相に近い下村博文前官房副長官や古屋圭司衆院議員らが駆け付け、「歴史的な経緯を無視して人権を一つの価値観のように扱うのは間違い」などと主張。若手議員で作る「伝統と創造の会」会長の稲田朋美衆院議員はこう声を上げた。「総選挙に向けて一丸となっていくべき時期に、党内を二分するような議論はどうなのか」

 党執行部のかじ取りも定まっていない。調査会は年明けから週に一度のペースで会合を重ね、再提出を認めるかどうか最終判断するが、伊吹文明幹事長も会合のあいさつで「人権という言葉が独り歩きしてはいけない。しっかり研究していく必要がある」と述べるにとどめた。

2273片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/04(火) 03:29:32
民主と統一会派解消も=郵政見直し法案、参院通過ない場合−国民新
12月4日1時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071203-00000191-jij-pol

 国民新党の亀井静香代表代行は3日夜、都内のホテルで開かれた同党の亀井久興幹事長のパーティーであいさつし、民主党に対し「党がでかくなると態度がでかくなる。郵政民営化見直し法案が参院通過できないなら(参院での)統一会派を解消する」とけん制した。
 これに対し、民主党の鳩山由紀夫幹事長は「大きなずうたいになり、民主党の意思決定もなかなか大変。迷惑を掛けているのはつらい」と釈明。一方、自民党の伊吹文明幹事長は「郵政見直し法案を(参院で可決し)衆院へ送ってもらわないと困る」と語った。

2274片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/04(火) 18:14:25
新党「考えていない」が…中川勉強会59人参加
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_12/t2007120428_all.html

 自民党の中川昭一元政調会長を中心とする「保守」勉強会が4日午後、59人が参加して都内で設立総会を開いた。中川氏らは「純粋な勉強会で他意はない」としているが、党内では「反福田勢力の結集」「麻生別動隊」「中川派旗揚げの布石」などとの警戒感が消えない。郵政造反組で無所属の平沼赳夫元経済産業相が最高顧問として参加したこともあり、政局をにらんで目が離せない存在となりそうだ。

 「現時点で59人のみなさまのご賛同をいただいている。自信と誇りと謙虚さを持って、みんなでこの状況のなかで前に進んでいきたい」

 中川氏は設立総会の冒頭、胸を張ってこうあいさつ。平沼氏も「いま、改革と言わないと国会議員でない風潮があるが、保守というのは文化。こういう会が結成されたのは日本にとってすばらしいこと」と述べた。

 この日の総会には59人が参加したが、本人出席は島村宜伸元農相や鴻池祥肇参院予算委員長などのベテラン議員のほか、安倍晋三前首相に近い萩生田光一衆院議員ら30人。無所属の平沼氏を除いて派閥別にみると、町村派(4)、伊吹派(6)、津島派(3)、麻生派(6)、高村派(1)、無派閥(9)といった内訳だ。

 代理出席は鳩山邦夫法相や野田聖子元郵政相のほか、安倍内閣で首相補佐官を務めた世耕弘成参院議員、古賀派の二田孝治衆院議員ら29人となった。

 講師として呼ばれたジャーナリストの桜井よしこ氏は、「戦後体制の脱却が全くなくなってしまった。考え直さねばならない」と指摘。今後は教育再生など、福田政権で後退した感のある、安倍前首相が掲げた「戦後レジーム(体制)からの脱却」路線に沿った政策の実現に取り組む方針だ。

 ただ、党内には勉強会に対して警戒する声が根強い。総裁選で麻生太郎前幹事長を支持した議員が中心となっていることもあり、「麻生政権への準備が始まったのではないか」(中堅議員)などとの憶測は消えていない。

 福田首相の出身派閥・町村派は引き締めに躍起だ。町村派の中川秀直代表世話人は「勉強会が福田内閣を支えようとしない動きになるなら、(参加者は)派閥を出てもらうしかない」と所属議員にクギを刺している。

 このため、週刊誌記者からは「このメンバーで新党を結成するのか」という質問も出たが、中川氏は「まったく考えていない」と一(いつ)蹴(しゆう)した。

 ただ、「今後もないのか」と詰められると、「将来のことは分からない。今はまったく考えていない。こう言うと、考えていると思われるのかな」と、おどけて見せる場面もあった。

ZAKZAK 2007/12/04

2275片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/05(水) 03:17:30
渡辺氏「農相は役人」 独法改革で非難合戦に
2007年12月4日 21時06分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007120401000762.html

 渡辺喜美行政改革担当相は4日夕、独立行政法人(独法)の整理合理化計画取りまとめに向けて、若林正俊農相と農林水産省で協議したが、3日の冬柴鉄三国土交通相に続いて、事実上の「ゼロ回答」に終わった。協議後は双方の“非難合戦”にも発展し、調整の難しさを見せつけた。

 物別れの後、記者団に対して渡辺氏は「若林氏はもともと、こちら(農水省)の方。役人そのもの(の対応)だった」と改革への消極姿勢を厳しく批判。一方の若林氏は「(渡辺氏は独法存続の必要性を)100パーセント立証しなければ駄目だと言うが、自分が1パーセントでも納得できなければ(責任を)果たしていないと決め付ける。そうですかとはいかない」と不快感をあらわにした。

 協議で渡辺氏は(1)農水省が所管する農業生物資源研究所や農業環境技術研究所など6独法(2)水産総合研究センターと水産大学校の2独法−の統合案を提示したが、若林氏は「国民のための行革につながるとは思えない」と拒否した。

(共同)

2276片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/05(水) 03:18:12
自民・中川昭一氏ら勉強会、派閥横断で「健全な保守」推進
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071204i113.htm?from=main1

 自民党の中川昭一・元政調会長や島村宜伸・元農相ら保守色の強い有志議員は4日、派閥横断の勉強会を発足させた。

 今後、対中外交や北朝鮮の拉致問題、人権擁護法案などについて積極的に発言していくと見られ、党執行部からは警戒する声が出ている。

 設立総会は、東京・永田町の憲政記念館で開かれ、自民党議員29人と無所属の平沼赳夫・元経済産業相が出席。代理出席は29人だった。最高顧問に平沼氏、会長に中川氏が決まった。設立趣意書には、<1>伝統・文化を守る<2>疲弊した戦後システムを見直す<3>国益を守り、国際社会で尊敬される国にする――などの項目を盛り込んだ。会の正式名称は、決まらなかった。

 平沼氏は「日本に健全な保守が成立することが望ましい。改革はやらなければならないが、文化や伝統を大切にする姿勢は必要だ」と述べた。中川氏は「自信と誇りと謙虚さを持って進んでいく」と語った。

 席上、自民党の人権問題等調査会が3日に新たな人権救済制度を設ける人権擁護法案を巡る議論を始めたことが話題になり、「知らないうちに会議が開かれた」などと疑問視する声が上がった。

 中川氏は、福田政権を「全面支援する」としている。しかし、出席者には9月の総裁選で麻生太郎・前幹事長を支持した議員が多く含まれ、党執行部は、勉強会が「反福田色」を強めることを懸念している。メンバーは、安倍前首相とも志向が近い。伊吹幹事長は4日の記者会見で「勉強は結構だが、党の結束を乱さないようにやって欲しい」とクギを刺した。

 平沼氏は次期衆院選後、新党結成も視野に自民、民主両党の橋渡し役を務めるとしている。勉強会が政界再編の震源地になるのではないかとの観測もある。

 4日の総会の出席者は次の通り(代理出席を除く。敬称略)。

 【自民党】奥野信亮、萩生田光一、高鳥修一、西田昌司(以上、町村派)山口泰明、戸井田徹、馬渡龍治(以上、津島派)清水鴻一郎(古賀派)中川昭一、古屋圭司、中野清、小島敏男、江藤拓、鍵田忠兵衛、中曽根弘文、中川義雄(以上、伊吹派)松本純、薗浦健太郎、赤間二郎、鴻池祥肇、浅野勝人、塚田一郎(以上、麻生派)西本勝子(高村派)島村宜伸、水野賢一、武藤容治、山中あき子(「あき」は火へんに華)、永岡桂子、佐藤正久(以上、無派閥)

 【無所属】平沼赳夫

(2007年12月5日1時5分 読売新聞)

2277片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/05(水) 03:28:39
森参院議員が自伝つづる 5日に出版 福島
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&amp;mode=0&amp;classId=&amp;blockId=427496&amp;newsMode=article

 森雅子参院議員(自民、福島県選出)は自らの半生をつづった著書「あきらめず まっすぐに―すべての人の笑顔のために」をまとめ、5日にグラフ社から発刊される。
 著書は9章構成で、保証人として家族が負った借金の取り立てに苦しめられ、絶望のふちに立たされた幼少期から始まる。その後、生きる希望をともしてくれた恩師や弁護士らとの出会いから弁護士の道に進み、「弱者救済」を目指す弁護士としての活動ぶりや金融庁課長補佐時代の奮戦の様子などがエピソードを交えてしたためてある。
 参院議員として「消費者庁」の創設や「違法収益はく奪制度」の新設なども熱っぽく説いている。森氏は「幼いころの悲しい記憶を忘れたことはなく、同じ思いを誰にもしてほしくないとの一念で書き上げた。読んでいただいた方の心が少しでも元気になれば幸いです」と話している。
【写真】半生をつづった著書を手にする森氏
(2007/12/04 11:04)

2278片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/07(金) 01:56:21
渡辺行革相:独法改革で閣僚と対立 「ゼロ回答」相次ぐ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071207k0000m010153000c.html

 政府の独立行政法人改革を手がける渡辺喜美行革担当相は7日で関係閣僚との折衝をひと通り終えるが、これまでのところ「ゼロ回答」が相次ぎ、廃止、民営化への目立った成果は得られていない。世論の追い風を頼む渡辺氏は原則論を曲げず、メディアを意識し自らの主張の正当性をアピールしたが、逆に感情的な対立が目立つ結果に。このままでは静観を決め込む福田康夫首相に批判の矛先が向かいかねず、政府内には整理合理化計画の策定を来年に先送りする意見も出ている。

 「政治家というより役人そのものだった」。渡辺氏は4日、若林正俊農相との折衝がもの別れに終わると、農水官僚出身の同氏を公然と批判した。これを伝え聞いた若林氏は「きめ細かい話にならない。私は25年ここにいたから、全部分かっている」と述べ、渡辺氏こそ知識不足と言わんばかりに切り返した。若林氏は会談中、怒りを鎮めようと、普段吸わないたばこを吸い続けたという。

 さらに、渡辺氏は6日、視察先の横浜市内で、若林氏との一件を注意した町村信孝官房長官との携帯電話のやり取りをテレビカメラに公開。町村氏は「閣僚同士のやり取りは申し上げない」と不快感を隠さなかった。

 渡辺氏の意気込みをよそに、6日までに廃止を取り付けたのは厚生労働、文部科学両省の2法人だけ。それでも渡辺氏が強気なのは、盟友の安倍晋三前首相が手がけた改革を完成させたいという自負に加え、次の内閣改造で再任されないことを想定し、「改革派」を貫いた方が得策との政治判断が働いているようだ。

 ただ、渡辺氏の言動で独法見直し問題が脚光を浴びているだけに、改革が後退すれば政権のイメージダウンにもなりかねない。首相は6日夜、記者団に「成果を上げてもらわなきゃ困るな」と語った。【三沢耕平】

毎日新聞 2007年12月7日 0時15分

2279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/07(金) 07:02:18
異論抑えて窮地を救う 武部氏またも剛腕発揮 乗り過ぎて少々脱線も(12/07 00:41)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/64558.html

 自民党の武部勤元幹事長が「ねじれ国会」の与野党対決の中、取りまとめ困難とみられていた政治資金透明化策で、自民党内の異論を抑えて、与野党五党の合意を取り付けた。武部氏はこれまでも自民党が窮地の場面で結果を出しており、「剛腕」ぶりを発揮した格好だ。

 「第三者機関が全領収書を点検すれば間違いがなくなるシステムができたことは画期的だ」。武部氏は六日、与野党合意を福田康夫首相に報告した後、記者団に対し、そう自画自賛してみせた。

 武部氏は二○○一年の農水相時代、牛海綿状脳症(BSE)で消費者不安が広がった際に全頭検査の実施で乗り切った。小泉純一郎元首相に抜てきされた幹事長時代も当初、自民党が不利とされた「郵政選挙」を圧勝に導いており、「難局に強い武部氏」の評判が高まっている。

 ただ、武部氏は六日、次期衆院選に向けた選挙区調整で、自らが支援する新人議員の公認がはがされた場合は「重大な決意がある」と離党も辞さない考えを、記者団に表明。その後、一転して発言を否定するなど少々、脱線気味。

 関係者からは、政治資金透明化策で活躍した後で「勢いがつきすぎだ」と、冷ややかな見方も出ている。

2280片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/07(金) 16:00:29
“背水内閣”で四面楚歌…渡辺行革担当相視界ゼロ
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_12/t2007120706_all.html

 福田内閣はやはり官僚寄りの「改革後退内閣」だった。独立行政法人(独法)改革をめぐり、渡辺喜美行政改革担当相は6日、主要6閣僚との折衝を一通り終えた。しかし、閣僚は事実上の「ゼロ回答」を連発し、渡辺氏は孤立するばかり。福田康夫首相は突き放した対応をしており、首相の無責任ぶりも同時に浮き彫りとなってきた。

 「首相は役人寄りだし、町村信孝官房長官は役人出身。しかも、この2人は、中央省庁を束ねる自治省出身の二橋正弘官房副長官と、財務省から官邸入りしている坂篤郎官房副長官補に頼り切っている。これでは改革は進まないよ」

 行革の内部事情に詳しい自民党関係者は吐き捨てるようにこう語る。

 渡辺氏が閣僚折衝を始めたのは3日。これまで国土交通、厚生労働、農林水産、経済産業、文部科学、財務の6閣僚と協議し、計38法人の廃止や統合を提案した。しかし、返ってきた回答は「私を抵抗勢力にするなら許さない」(冬柴鉄三国交相)、「(渡辺氏から)まともな情報提供がない」(甘利明経産相)とにべもなかった。

 象徴的だったのは、4日に行われた若林正俊農水相との折衝だ。物別れに終わった後、渡辺氏の口から出た言葉は「役人そのもの(の対応)だった」。この発言を聞いた若林氏は「僕は25年間、農水省にいた。熟知したうえで反論したのだ」と激怒。追い打ちをかけるように町村氏は6日、渡辺氏に電話で「そういうことは言わないように」と注意した。

 この電話会談は渡辺氏が独法施設の視察途中に行われ、渡辺氏はこの場面をテレビカメラに撮らせたため、これに町村氏サイドは激高。渡辺、町村両氏の“バトル”もエスカレートしている。

 こうも閣内でギクシャクしては、最終的には首相自らが調整に乗り出すしかないわけだが、その首相は6日夜、記者団に「どういう方法を取ろうと、成果を上げてほしい。成果を上げてくれなければ困る」と述べ、まるで人ごとの様子。調整に乗り出す気配すらない。

 その辺りの事情について自民党関係者はこう解説する。

 「首相とすれば、独法改革をしないと国民から改革に後ろ向きだと思われるが、やりすぎると天下り先を失いたくない官僚たちを敵に回してしまうという思いがある。それで渡辺氏に丸投げしているのだ」

 独法の整理合理化計画は年内の策定を予定していたが、ここに来て町村氏は「いい結果が出るなら1月でも構わない」と計画策定の先送りも示唆し始めた。やはり、内閣の命運に影響しそうな問題は、先送りということか。
ZAKZAK 2007/12/07

2281片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/07(金) 16:03:08
自民党:古賀派と谷垣派、来春めど合流へ 党内第2派閥に迫る
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071207ddm005010092000c.html

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀派(46人)と谷垣派(15人)が、来春をめどに合流する方向となった。両派会長の古賀誠選対委員長と谷垣禎一政調会長が年明けにも会談し合意する見通し。両派が合流すれば61人となり、党内第2派閥の津島派(67人)に迫る勢力になる。両派は加藤派時代の「加藤の乱」(00年)を境に分裂していたが、次期衆院選後をにらみ「リベラル勢力を結集したほうが得策」(古賀派幹部)との認識で一致した。両派とも慎重派を抱えており、合流の場合どれだけ離脱者が出るかも焦点となる。

 両派は5日夜、東京都内で幹部らが会合を開いた。谷垣氏は欠席したが、古賀氏は参加し、合流方針を確認した。会合後、古賀派幹部は合流時期について「2〜3月に合流すればいい」と語った。合流は、古賀派にとって有力な総裁候補がいない中、旧宏池会を再結集して発言力を高める狙いがある。

 一方、谷垣氏の次期総裁選出馬をにらむ谷垣派も、推薦人20人の確保と同時に谷垣氏への党内支持を広げる思惑がある。古賀派が「会長は古賀氏、総裁候補は予断を持たない」ことを提示し、谷垣派が反発する局面もあったが、次期衆院選をにらみ、谷垣派内にも派閥の勢力拡大を優先し「総裁候補は古賀、谷垣両氏の判断に委ねていい」(幹部)との認識が広がったようだ。

 両派は今年5月、谷垣派から古賀派に連携を提案。古賀派の太田誠一元総務庁長官と谷垣派の川崎二郎元厚生労働相の両会長代行が協議を重ねてきた。同じ旧宮沢派の流れをくむ麻生派も含めた再結集を図る「大宏池会」構想も検討されたが、福田政権発足に伴い、政権を支える古賀、谷垣派と、会長の麻生太郎前幹事長が政権と距離を置く麻生派の立場の違いが鮮明になった。

 ただ、会長職については、古賀、谷垣氏の調整に委ねられる形となっており、今後の火種となりそうだ。また、古賀派内には菅義偉前総務相ら先の総裁選で麻生氏を支持したグループもあり、合流で離脱者が出る可能性も指摘されている。【竹島一登、野口武則】

毎日新聞 2007年12月7日 東京朝刊

2282片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/08(土) 19:21:12
福田首相:公邸への引越しいつ? 危機管理問題視の声も
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071209k0000m010024000c.html

 首相官邸に隣接する首相公邸の「あるじ不在」状態が続いている。福田康夫首相の就任後、引っ越し準備は着々と進んでいるが、当の本人が決断しないまま、8日で74日が過ぎた。周囲は「気分転換のために職住近接を嫌っているのでは」「喜代子夫人が公邸での生活を懸念しているようだ」などと推し量るが、首相の真意は分からずじまい。危機管理上の問題を指摘する声も出始めた。

 「準備さえ整えば、いろいろみなさんに迷惑をかけるから、なるべく早く来なければいけない」。首相は10月13日に公邸を下見した際、記者団にこう語り、引っ越しが近いことをにおわせた。しかし、それから2カ月近くたった今も、東京都内の私邸から約20分かけて公用車で通勤している。

 関係者によると、安倍晋三前首相の退任後、公邸は壁紙の張り替えなどのリフォームを終え、生活に必要な家財道具も搬入済み。いつでも居住可能な状態だという。ただ、在任中は必ず公邸に住まなければいけない決まりはなく、時の首相の判断に任されている。

 ちなみに、独身だった小泉純一郎元首相は、就任から12日目に早々と議員宿舎から公邸に引っ越した。趣味のクラシック音楽を大音量で楽しんだり、庭で1人でボールの「壁当て」に興じたり、公邸暮らしはさほど苦にならなかったようだ。

 対照的だったのが森喜朗元首相。急死した前任の小渕恵三氏への配慮から引っ越しを遅らせ、公邸に入ったのは就任114日目。しかも日々の生活に不満が強く、「ネズミも出るし、ヘビも出る。幽霊も出るという話だ」と語ったエピソードは有名だ。

 福田首相の通勤を巡っては、一部週刊誌が最近、「警護のための車列が朝のラッシュ時にいっそうの交通渋滞を招いている」と批判した。佐々淳行・元内閣安全保障室長は「危機管理上、好ましくない。災害などが起こったときに、首相は公邸にいて初動に遅れない方がいい」と指摘する。

 女房役の町村信孝官房長官は「幸い日本は比較的治安がいい。今すぐどうこうという気はしないが、首相はきっと幅広くいろんなことを考えている」と擁護するが、自民党内には「引っ越しがさらに遅れると、首相を長く務める気がないとも受け取られかねない」(閣僚経験者)という、うがった見方さえある。【石川貴教】

毎日新聞 2007年12月8日 18時02分

2283片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/08(土) 21:34:37
飯島勲元秘書官、長野で講演
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20071208/20071208-00000028-jnn-pol.html

 小泉元総理の懐刀で、9月に小泉事務所を辞めた飯島元総理秘書官が、失敗に終わった自民・民主の大連立工作について、「もっとカードを用意しておくべきだった」などと独自の政局観を示しました。

 「批判はしませんが、(大連立に向けて)カードがたった1枚だったことが残念」(飯島勲 元首相秘書官)

 飯島氏が公の場に姿を見せたのは、小泉元総理に公設秘書の辞表を提出して以来、初めてです。飯島氏は、大連立構想について「民主党が連立を断った時点で、福田総理が町村派から衆議院議員20人以上を引き連れて民主党と合流し、逆に民主党中心で政権を作るくらいのカードがあっても良かった」と述べ、様々な想定のもとに政界工作の準備をしておくべきだったとの認識を示しました。

 また、飯島氏は、収賄容疑で逮捕された守屋前防衛事務次官について「弁解の余地のないとんでもないことをした」と、業者から接待を受け続けたことについては批判しましたが、一方で、「冷静に功罪を正当公正に評価することも必要だ」とも述べ、アメリカ軍の再編問題など守屋容疑者の防衛政策への貢献については評価されるべきだとの考えを示しました。(08日18:43)

2284片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/09(日) 02:14:25
古賀・谷垣派 合流へ着々 来年1月にも正式合意か 早期解散なら頓挫も
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20071209/20071209_004.shtml

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派が合流する「中宏池会」構想の実現に向け、準備が着々と進んでいる。来春にも正式に合流したい考えだが、早期の衆院解散・総選挙となれば構想自体が先送りとなる可能性もある。両派はお互いに政局の動向に目を凝らしながら合流のタイミングを計っている。

 「年が明けて波静かな時にやろう、という意見がある」。太田誠一古賀派会長代行は5日夜の両派幹部会合で、欠席した丹羽雄哉前総務会長の声を紹介した。合流に慎重とされる丹羽氏も「中宏池会」構想を容認したと報告することで、機は熟したと強調したかったようだ。

 2000年11月の「加藤の乱」をきっかけに分裂した両派は、合流すれば総勢61人に達する。第二派閥の津島派(67人)をうかがう勢力となり、総裁選での影響力は増大する。今年6月に死去した宮沢喜一元首相を最後に総理総裁を長らく出しておらず、宏池会再結集で「ハト派勢力」復活の足掛かりにしたいとの思惑もある。

 古賀派幹部は合流時期について「来年2月か3月」とし、既に港区内の同派事務所を広くすることを検討。1月には古賀誠、谷垣禎一両会長が会談して正式合意にこぎつけたい考えだ。

 両派幹部の懸念は、衆院解散が早まって合流が頓挫することだ。「次の選挙はおれも落選するかもしれないから、早く合流を」。派内の根回しに奔走する太田氏は最近、丹羽氏にこう要請した。「両派の幹部が落選すれば、振り出しに戻りかねない」(関係者)と心配する声もある。

 古賀派には、9月の総裁選で麻生派会長の麻生太郎前幹事長を推した鈴木俊一元環境相や菅義偉選対副委員長らがおり、足並みがそろっているわけではない。特に鈴木氏は麻生派抜きの合流には反対しており、火種は残ったままだ。

=2007/12/09付 西日本新聞朝刊=

2285片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/11(火) 14:37:51
丸川珠代参院議員、破局!41歳会社社長と結婚目前も
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071211-OHT1T00007.htm

 元テレビ朝日アナウンサーで、自民党の丸川珠代参院議員(36)が、交際していた老舗メーカーの会社社長Kさん(41)と破局していたことが10日までに関係者の話で明らかになった。今夏の激戦を勝ち抜いて国会議員となった丸川氏があまりに多忙で、生じた生活のすれ違いが原因と見られる。プライベートで区切りをつけ、今後は公務に全力を挙げていくことになる。

 丸川氏が私生活で節目を迎えた。関係者によると、7月の参院選で激戦の東京選挙区を勝ち抜いて以来、丸川氏は早朝から夜遅くまで、委員会や会合に忙殺される毎日。土日も公務に追われることが多く、すでに都内のマンションで一緒に暮らしていたKさんとの間で、次第に生活がすれ違うようになった。

 この間、丸川氏は交際を続けるかどうか長く悩んでいた様子だったというが、このほど別れを決意。現在は別々に暮らし始めているという。

 丸川氏にとって、Kさんは結婚も視野に入れていた相手。出馬表明後の6月には「真剣に付き合っていることは確かなんですけれど(結婚は)まずは選挙が終わってからにしようということに。相手ともそういう話? そうです」と話していた。

 出馬に当たってはKさんから「落ちても当選しても、自分の実力なんだから、やってみればいい」と後押しされたことも明かしていた。週刊誌に2ショット写真が掲載されたこともあった。

 そのため参院選を無事勝ち抜いた後は、丸川氏がいつ結婚するのか?と注目を集めていた。Kさんとは昨年11月に知人の紹介で知り合い、同12月ごろから交際。互いの両親にも紹介済みだったという。

 しかし自ら別れを決意し、今後は公務に集中していくことになった。現在は参院経済産業委員会などに所属。11月には代表質問をこなしたり、大阪市長選の選挙応援にも駆けつけるなど活動の場を広げつつある。破局について丸川氏は「プライベートなことはお答えできません」と話している。

 ◆思い出の地で気持ち新た
丸川氏はこの日、東京・品川区の戸越銀座、武蔵小山の両商店街を、参院選のお礼の意味を込め、地元の石原宏高衆院議員(43)と練り歩いた。選挙期間中、過去の選挙で投票に行っていなかった問題が発覚し、7月19日にケジメの黒いスーツで練り歩いた場所だ。

 ゴール地点の武蔵小山駅前では、応援に来ていた片山さつき衆院議員(48)の腕の中で号泣。丸川氏は商店街のおばちゃんらに「元気になったわね〜」などと声をかけられ、握手して回った。「ちゃんと(委員会の)代表質問も終えて、成長したかたちでここに戻ってこられて良かった」と、充実の表情だった。

 ◆最近の丸川氏
参議院で経済産業委員会や、少子高齢化・共生社会に関する調査会などに所属。11月10日、大阪市長選で3選を目指した関淳一氏の応援演説を行った。また、同13日には、参院経産委でガス湯沸かし器などの問題をめぐり、初質問も経験。女性ファッション誌「AneCan」では、日本の国内問題について語る連載もスタートしている。

 ◆丸川 珠代(まるかわ・たまよ)1971年1月19日、兵庫県生まれ。36歳。大阪教育大付属池田高から東大経済学部へ。93年に卒業後、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。「たけしのTVタックル」などを担当。03年6月から1年間、ニューヨーク支局勤務も経験。今年5月16日、テレ朝を依願退職し参院選東京選挙区に出馬。7月29日、約69万票を獲得し初当選を果たす。趣味はヨット、ダイビング、ゴルフ。著書に「ダマされるな!目からウロコの政治経済学」(金子勝氏と共著、ダイヤモンド社)。家族は兵庫・宝塚市に住む母、祖母と、米在住の妹。独身。

(2007年12月11日11時40分 スポーツ報知)

2286片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/12(水) 11:35:26
石原伸氏、山崎派へ 政界流動化見据えメリット考慮?
2007年12月12日07時46分
http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200712120004.html

 自民党の石原伸晃・前政調会長は11日、山崎拓元副総裁のパーティーで山崎派に入会する意向を明らかにした。石原氏は記者団に「若いころは若手だけでやればよかったが、私も時間が過ぎた。しっかりしたグループの人たちと一緒に仕事をしていきたい」と強調。無派閥にもかかわらず、小泉、安倍の両内閣で閣僚や党の要職を歴任した石原氏としても、政界の流動化を見据えて、派閥に所属するメリットを考えたものと見られる。

 石原氏の加入により、同派は衆院36人、参院3人の計39人になる。同派は9月の総裁選で対応が割れ、会長の山崎氏の求心力低下が懸念されていた。次世代のホープと言われた石原氏を派内に抱えることで、派閥の求心力を高める狙いもある。

 ただ、派内には甘利経産相ら麻生太郎前幹事長を応援したグループもいるため、解散総選挙後をにらんだ主導権争いが活発になる可能性もある。

自民党・石原伸晃前政調会長が山崎派入り
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20071212/20071212-00000008-nnn-pol.html

 これまで無派閥だった自民党・石原伸晃前政調会長は11日夜、山崎派に入会することを発表した。石原氏は「(安保問題)は、仲間と共に声を大きくしてやっていかなければ実現することができない」と述べた。

 また、弟の石原宏高議員と、7月の参院選で初当選した丸川珠代議員も山崎派に入会する見通し。

2287片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/14(金) 17:16:35
2007/12/14-11:44 「ボタン押し忘れ」と釈明=郵政見直し法案棄権の自民・衛藤氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2007121400398

 自民党の尾辻秀久参院議員会長は14日午前、国会内の議員会長室に、野党提出の郵政民営化見直し法案の本会議採決を棄権した衛藤晟一氏を呼び、厳重注意した。
 衛藤氏は棄権した理由について「(採決の)ボタンを押し忘れた」と釈明した。衛藤氏は、2005年の郵政民営化法案採決で反対に回った造反組の1人で、同年の衆院選で自民党の公認を得られず落選。離党勧告処分を受けたが、今年3月に復党し、7月の参院選に比例代表から出馬し、当選した。

2288片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/14(金) 23:47:41
福田首相「公約違反と決めつけられちゃった」 年金問題
2007年12月14日20時46分
http://www.asahi.com/politics/update/1214/TKY200712140335.html

 「皆さん方が公約違反と決めつけちゃっているからね。そういう時にいくら抗弁しても、なかなか説明するのは難しいんじゃないかなあ」

 福田首相は14日の内閣記者会のインタビューで、年金記録問題をめぐる政府・与党の対応が「公約違反」と批判を浴びていることについて、開き直り気味にこう語った。

 世論や野党の政権批判が日増しに強まる中、首相は「公約違反と言うほど大げさなものかどうか」という12日の発言については「『大げさに』と言うことはなかったのかな」と釈明。その一方で「我々は政府・与党の年金記録問題に関する基本方針に基づき申し上げている。誤解を招いちゃったという意味では(参院選で)説明した人の責任でもある」。暗に「年金問題は私の内閣ですべて解決する」と訴えた安倍前首相に責任を転嫁した。

2289片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/17(月) 01:23:56
「立党以来の危機」強調 自民08年運動方針原案判明
http://www.47news.jp/CN/200712/CN2007121501000524.html

 自民党が来年1月の党大会で採択する2008年運動方針原案の全容が15日、判明した。参院で与野党が逆転した現状を「立党以来最大の危機」と指摘。参院選惨敗を受け、地方や農林水産業、生活者に配慮した格差是正策の推進を打ち出す一方で、靖国神社参拝には触れないなど「保守色」を薄めている。

 17日以降に福田康夫首相に報告、細部を調整した上で年明けに正式決定する。

 原案は参院選の敗因について「国民の『信』を得られず、国民に不安を与えるという政権与党がしてはいけない過ちを犯したからだ」と分析。現状は自民党が政権を失った1993年当時よりも厳しく、「参院での与野党逆転で今後6年間はいばらの道が続く」と危機感を訴えた。

 全党員の英知を結集し地方組織の再生を図るほか、戦略的方針を策定し次期衆院選に備えると明記。どんな逆風下でも勝ち抜ける強靱な態勢の構築を目指すとしている。

2290片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/17(月) 02:00:25
年金問題再燃で困惑の与党/よみがえる参院選の悪夢
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20071213.html

 「宙に浮いた」約五千万件の年金記録不備問題の再燃に与党が困惑している。参院選で惨敗を喫した“悪夢”がよみがえるテーマである上、福田康夫首相や町村信孝官房長官、舛添要一厚生労働相らの不適切な発言が相次ぎ、野党側が攻勢をかけているためだ。幹部らは社会保険庁批判を強めるなど矛先をかわそうと懸命だ。

 「私のつたない説明でご迷惑をかけていることをおわびする」

 党側の厳しい視線を感じたのか「プライドが高い」(若手議員)ことで知られる町村氏も十三日昼、町村派総会で、先の参院選中に年金記録問題の解決を訴えたことを「簡素化して物を言った」とした自らの発言について陳謝した。

 額賀福志郎財務相の証人喚問問題がようやく沈静化、会期を再延長し対テロ新法案の成立を目指して全力を傾けようとしていた矢先での年金問題再燃に、与党関係者はいら立ちを隠せない。自民党の参院幹部は「国民の理解と政府の考えがずれていたことは明らかだ」と不快感をあらわにした。

 自民党の伊吹文明幹事長は同日午後、国会内で開かれた与党幹事長、国対委員長会談に同席した大野松茂官房副長官に「政府は発言に注意してほしい」とくぎを刺した。

 自民党の山崎拓前副総裁も山崎派総会で、政府側の不適切な対応を念頭に「反省すべきは反省し、国民におわびし、最善を尽くすべきだ」と指摘した。伊吹氏は同日夕の記者会見では「社会保険庁の説明が非常に不十分だった」と、厳しい社保庁批判を展開した。

 公明党でも年金記録の照合と通知を来年三月までに完了することは極めて困難だとの認識が広がっており「一人残らずという言い方をして、国民の期待に応えられなかったのは大きい」(幹部)とダメージの大きさを懸念する。

 仮に衆院解散をした場合の選挙結果を懸念する声も広がっている。これまで強気な発言を繰り返していた議員からすら「年金問題は響く。これで選挙をすれば大変な結果になる」(谷垣派幹部)と悲鳴が上がった。

 「年金選挙で参院自民党が死んだ。今回は自民党全体が死ぬ番だ」

 十三日の自民党厚生労働部会でも、事態の深刻さを裏付けるかのような発言が相次いだ。

2291片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/17(月) 23:02:27
年金問題と首相発言が影響 内閣支持率急落で町村氏(12/17 12:26)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/66366.html?_nva=10

 町村信孝官房長官は17日午前の記者会見で、共同通信社の全国電話世論調査で福田内閣の支持率が35・3%と急落したことに関し「年金などのことがあるのだろう。謙虚に国民の声に耳を傾け、耳を澄ましてしっかり対応していかなければならない」と述べ、政府が年金記録問題の全面解決を事実上断念したことが原因との見方を示した。

 町村氏は、福田康夫首相が年金問題で「公約違反というほど大げさなものか」と発言したことに批判が出ていることについて「何とも申し上げられないが、やはり影響したのではないかと思う」と述べた。

2292片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/17(月) 23:27:31
中川勉強会、名前は「真・保守政策研究会」
12月17日23時15分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071217-00000965-san-pol

 保守勢力の再結集を掲げて、自民党の中川昭一元政調会長らが発足させた派閥横断の勉強会の名称が17日、「真・保守政策研究会」に決まった。19日午後、「国家の品格」の著者である藤原正彦お茶の水女子大教授を講師に招き、国会内で2回目の勉強会を開く。
 勉強会は今月4日、衆参59議員を賛同者として発足した。会長に中川氏、最高顧問に平沼赳夫元経済産業相(無所属)、議長に島村宜伸元農水相が就任。安倍晋三前首相が掲げた「戦後レジームからの脱却」路線を継承し、定期会合を続けていく方針。

2293片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/18(火) 01:11:22
会期再延長を支持=士志の会
12月17日23時0分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071217-00000157-jij-pol

 自民党の古賀誠選対委員長と麻生太郎前幹事長、久間章生元防衛相、無所属の平沼赳夫元経済産業相は17日夜、都内の料理屋で「士志の会」の会合を開いた。出席者からは、福田内閣が新テロ対策特別措置法案成立のため今国会会期を再延長したことを支持する声が相次いだ。会合は入院していた久間氏の快気祝いを名目に開かれた。高村正彦外相は欠席した。

2294片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/19(水) 20:47:14
古賀氏・武部氏「選挙へ協力」 自民内バトル休戦?
2007年12月19日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007121902073274.html

 二〇〇五年衆院選で自民党から初当選した「小泉チルドレン」の処遇をめぐって対立していた古賀誠選対委員長と武部勤元幹事長が十八日、都内で会談し、次期衆院選に向け協力していくことで一致した。

 会合は古賀、武部両氏と親交がある二階俊博総務会長が呼び掛けた。古賀氏が「言いたいことは言ってほしい。それが党のエネルギーになる」と要請すると、武部氏は「それは、その通りだ」と述べた。ただ、チルドレンの後見人を自任する武部氏と「勝てる候補」の擁立を目指す古賀氏の駆け引きが続くのは間違いなく、「手打ち」の効果は不透明だ。

 武部氏は、古賀氏がチルドレンに厳しい候補者選定基準を打ち出したのに対し「理屈に合わないことをやるなら重大な決意を持っている」と反発。古賀氏は「私は最初から政治生命を懸けると言っている」と応じ、対立がエスカレートしていた。

2295片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/20(木) 02:21:43
新幹線札幌延伸 道内全選挙区で勝たせてくれたら「一発で決まる」 陳情団に財務相(12/20 00:31)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/66847.html?_nva=11

 「(次期衆院選で)北海道全選挙区で与党を勝たせてくれたら、一発で決まりますよ」−。額賀福志郎財務相は十九日、北海道新幹線札幌延伸の陳情に訪れた札幌市議会の与党議員団にこう述べ、地元に注文を付けた。

 整備新幹線の未着工区間の扱いは今後、政府・与党の作業部会が検討するが、新函館−札幌間沿線の選挙区の多くは民主党が議席を占め、地元選出の与党議員が政府への攻勢を強める北陸新幹線とは対照的。

 「新幹線を延ばしたければ選挙協力にまい進せよ、と受け止めた」と陳情団関係者。

 大臣室に並んだ自民、公明の市議会議員約三十人は神妙な表情で聞き入った。

2296片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/20(木) 15:26:24
古賀・谷垣派が合流方針を了承、61人に
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071220ia01.htm

 自民党旧宮沢派の流れをくむ古賀、谷垣両派は20日昼、それぞれ派閥の総会を開き、両派の合流方針を了承した。

 古賀派会長の古賀誠選挙対策委員長、谷垣派の谷垣政調会長が来年1月15日までの臨時国会の閉会後にも会談し、正式合意する見通しだ。

 古賀氏は派閥総会で「合流が自然な形で出来るようタイミングを探っていきたい」と述べ、拍手で了承された。谷垣氏も「来年は古賀派との話を進めていかねばならない」として、一任を取り付けた。

 両派が合流すると61人になり、同党第2派閥の津島派(68人)にほぼ肩を並べる勢力となる。

(2007年12月20日13時30分 読売新聞)

2297片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/20(木) 16:25:05
派閥合流 古賀・谷垣両氏一任
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/12/20/k20071220000121.html

自民党の古賀派と谷垣派は、それぞれの派閥の会合で、両派の合流を目指していくことを決め、今後の対応を古賀選挙対策委員長と谷垣政務調査会長に一任しました。
このうち古賀派の会合では古賀選挙対策委員長が、同じ旧宮沢派の流れをくむ谷垣派との合流について「派内で論議した結果、おおむね賛成をいただいたと思う。合流の時期などをめぐる谷垣政務調査会長との話し合いは、わたしに一任してもらいたい」と提案して了承されました。古賀氏は、会合のあとで記者団に対し、「長い間の懸案だったので感慨深いものがある。合流の時期については政局をよく見ながら、福田政権にとってマイナスにならないように協議していきたい」と述べました。また、両派の合流に慎重な姿勢を示していた丹羽前総務会長は、記者団に対し、「派内には古賀・谷垣両派だけでなく、同じ旧宮沢派の流れをくむ麻生派も含めた合流を考えている人もいるので考慮していくべきだ」と述べました。一方、谷垣政務調査会長は、谷垣派の会合で「来年は古賀派といろいろな話を進めていかなければならないと思う。皆さんの意思を踏まえてやらせていただきたい」と述べ、古賀派との合流を目指して協議に臨む考えを示し、今後の対応を一任されました。両派の幹部からは、来年1月に古賀・谷垣両氏が会談して、合流することを決めてはどうかという意見も出ています。

2298片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/21(金) 00:52:34
「間違ったことしてない」 内閣支持率急落に首相
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007122001000701_Politics.html

 福田康夫首相は20日夜、報道各社の世論調査で内閣支持率が急落したことに関し、官邸で記者団に「それはそれとして受け止めるが、間違ったことをしているとは思っていない」と強気の姿勢を示した。

 年金記録不備問題や薬害肝炎訴訟の和解協議など難問が山積しているだけに、首相は「正直言って、このところいいことがない。(支持率急落も)やむを得ないかな」と“ぼやき”も漏らした。

2299片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/22(土) 17:28:33
渡辺行革相 助け舟なく 「突破」裏目、町村長官にはメンツ潰され…
12月22日8時2分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071222-00000066-san-pol

 独立行政法人(独法)改革は福田康夫首相の「裁定」で21日に決着したが、渡辺喜美行政改革担当相の「孤立」が目立った。関係各府省に改革案を押しつけ、反対すれば「抵抗勢力」と批判−。その手法に「霞が関」だけでなく関係閣僚や自民党が反発するのは想定内のことだったが、「突破力」を期待した安倍政権とは違い、「協調重視」の福田政権ではかえって裏目に出たといえる。(岡田浩明)

 渡辺氏は21日の記者会見で、国土交通省所管2法人の首相裁定で独法の整理合理化計画が固まったことについて「私にとっては若干不十分」と感想を述べ、複雑な心境をみせた。ただ、「百点満点とはいかないが、ぎりぎり合格点はいただける」とも強調し、「首相と町村信孝官房長官が最終局面で登場していただいたのは大変ありがたかった」と、あくまで官邸サイドを立てた。

 行政改革は「霞が関」にとって天下りをはじめとする既得権を奪われかねないだけに、これまでは関係者による周到な事前の「根回し」が欠かせないとされていた。しかし、渡辺氏は根回しをしないまま「正面突破」を敢行、閣僚折衝が難航すると「政治家としてリーダーシップを発揮してもらいたい」とする首相の発言を繰り返してきた。こうした手法に「霞が関」や関係閣僚が反発し、町村氏との連携不足も表面化した。

 19日には、町村氏と冬柴鉄三国土交通相を交えた会談で、町村氏が都市再生機構などの扱いをめぐり独自の改革案を提示、冬柴氏が受け入れたため、「行革相がその場で突然、案を聞かされるのはおかしな話」と食ってかかる一幕もあった。

 「私の存在が相当、厄介なものに扱われてきた」

 21日夜に出演したTBSラジオの番組では、閣僚折衝が難航したことを振り返り、不満をこのように漏らした。

 しかし、自民党は一様に「ひとりで走りすぎた結果、官邸からもはしごを外された」(党行革推進本部幹部)と冷ややかだ。首相も、17日に渡辺氏から独法改革の中間報告を受けた直後、町村氏に対し「あれでは、できるものもできなくなる」とぼやいたという。

2300片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/22(土) 17:30:04
「定年66歳、早い」 公明が見直し着手 神崎氏らの引退回避
12月22日8時2分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071222-00000067-san-pol

 公明党の太田昭宏代表は21日の記者会見で、党の66歳定年制について「今の時代では『ちょっと早い定年だな』という声が多いのは事実だ」と述べ、見直しを示唆した。このままでは神崎武法前代表(64)ら有力幹部が続々と引退し、発言力が低下する懸念があるからだ。来年中の衆院解散を見据えて、来年早々にも見直しに着手することになりそうだ。

 公明党は党内規で地方議員と参院議員の公認条件を「任期中に66歳を迎えない」と定めている。衆院は平均任期を2年7カ月と算定し、当選時に63歳5カ月を超えないことが条件となっている。

 内規に従えば、神崎氏をはじめ、冬柴鉄三国土交通相(71)、坂口力元厚労相(73)、池坊保子文科副大臣(65)らは軒並み引退となる。平成17年秋の衆院選では、郵政解散を受けた急な選挙だったため、冬柴氏らは「例外」として公認されたが、この際も地方議員から反発もあった。

 公明党は1月中旬から各地で政治学習会を予定しており、それまでに定年延長の方針を打ち出したいようだ。

2301片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/23(日) 14:42:55
人権擁護法案 自民対立再燃も
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/12/23/k20071223000007.html

差別や虐待など人権にかかわる被害の救済を目的とした「人権擁護法案」について、自民党内では、来年の通常国会への提出を目指す動きがあるのに対し、「法律が乱用されるおそれがある」としてこれに反対する議員もおり、この法案をめぐる対立が再燃することも予想されます。
「人権擁護法案」をめぐっては、自民党の古賀選挙対策委員長や二階総務会長らが、政府提案の形で、おととしの通常国会に提出することを目指しましたが、当時、幹事長代理だった安倍前総理大臣らが「人権侵害の定義が明確ではなく、法律が乱用されるおそれがある」などと反対して見送られました。しかし、安倍内閣から福田内閣に代わり、古賀氏や二階氏が党執行部に入ったのを受けて、自民党の人権問題調査会は、今月、およそ2年半ぶりに活動を再開し、年明けからは、法務省がおととし示した法案の概要を基に議論を本格化させることにしています。これに対し、党内の反対派では、当選1回の衆議院議員の有志で作るグループが法案に反対する意見書を執行部に提出することを決めたほか、「次の衆議院選挙に向けて結束すべきときに、党内で意見が分かれている法案を出すのはいかがなものか」という意見もあり、今後、党内の対立が再燃することも予想されます。

2302片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/24(月) 19:43:02
舛添厚労相:次期衆院選前の内閣改造に反対
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071225k0000m010025000c.html

 舛添要一厚労相は24日、CS放送の番組収録で、次期衆院選まで内閣改造は行うべきではないとの考えを示した。舛添氏は「内閣改造で、その内閣が強くなったことは一度もない。明確な福田ビジョンを出すことが先で、少なくとも選挙が終わるまでは、時期うんぬんではなく、やるべきではない」と述べた。【大場伸也】

毎日新聞 2007年12月24日 19時00分

2303片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/24(月) 19:46:02
読む政治:年金「照合」「統合」、意図的に混同 自民“公約偽装”
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2007/12/24/20071224ddm002010054000c.html

 ◇「3月に完全解決」イメージ植え付け

 全体の4割で持ち主の特定が進まず、約2割の945万件は突き止めるのが難しい−−。5000万件の宙に浮く年金記録に関する社会保険庁の調査結果が明らかとなり、政府は迷子の記録すべてを本来の持ち主に返すとした約束をほごにした。「照合」「統合」の用語が意図的に混同され、政府・自民党は来年3月末までの完全解決のイメージを国民に植え付けていった。無理を承知で、国民に約束した“公約偽装”とも言えよう。

 福田康夫首相は17日、「1年以内に統合する」とした自民党の参院選用ビラについて、「誤解を招いた」と陳謝した。ところが同党は、ビラと同内容の選挙用ビデオをホームページ上で23日現在も流し続けている。

 政府公約の「照合完了」は、5000万件の持ち主らしき人を探せる範囲で探し、「記録が漏れているかもしれません」と通知することにある。

 これに対し「統合完了」は、通知の返事を受けて全記録の持ち主を特定し、給付に結びつけることを指す。いわば全面解決に近い。

 首相は、ビラが「照合」と「統合」を混同し国民を惑わせた点を謝った。一方でホームページでは「統合」と胸を張るちぐはぐぶりは、政府・自民党の公約に対する責任感の欠如を物語る。

    ◆

 6月、自民党の公約作りで相談を受けた社保庁は、ビラには照合と同義の「突合(とつごう)」を使うよう進言していた。しかし、官邸や党幹部が「分かりにくい」と却下し、「統合」の言葉が採用された。

 6月19日、安倍晋三首相(当時)は、国会で民主党の蓮舫参院議員からビラについて「突合(照合)と統合は違う」と指摘されると、「意味が違うのは承知しているが、その方が表現が分かりやすい」と開き直った。

 自民党は既に全国にビラ210万枚を配布し始めており、7月12日の公示日までに、修正しようがなかったという事情もあったようだ。

 森喜朗元首相は6月29日、沖縄県での講演で「心配だ。一国の宰相が国民に約束したのだから、できなかったらどうなるか。まさにルビコン川を渡った」と懸念を示している。

2304片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/24(月) 19:47:06
    ◆

 安倍氏は7月5日、政府・与党公約として「最後のお一人まで記録をチェックし正しく年金を支払う」と発表し、来年5月までとしていた照合完了を、3月に前倒しする方針を表明した。

 文面に「統合」の文字はなく、関係者は「危ういと思い、入れなかった」と証言する。

 福田首相が「公約違反という大げさなものなのか」(今月12日)と発言したのも、「統合」を使用しなかったことが背景にある。

 それでも参院選公示後も、多くの与党候補は「問題は3月には解決」と訴えた。中川秀直幹事長(当時)も「5000万件については全部統合する」(7月20日、佐賀県内の演説で)と確証がないまま統合を約束した。

 こうした結果、政権公約は「3月に問題解決」であるかのように浸透していった。

 民主党の長妻昭政調会長代理は「後に『公約は照合だ』と釈明できるという甘い見通しで、わざと誤解を放置した」と批判する。

    ◆

 与党は参院選で惨敗した。内閣改造で、目玉閣僚として厚生労働相に就いた舛添要一氏は、高揚感も手伝って就任会見で「最後の一人、最後の一円まで」とぶち上げた。

 安倍氏退陣後、舛添氏は福田内閣でも続投した。政権交代と同時に、町村信孝官房長官らを中心に「3月」の公約撤回が模索された。「7月5日の公約は守れるのか」と聞く町村氏に、舛添氏は「できます」と言い切った。舛添氏の確約は「照合」のことに過ぎなかった。

 ここでも「照合」、「統合」の区別は明確にされなかった。ねじれ国会で与野党が激突していた。年末年始解散の可能性も捨てきれず、致命傷になりかねない「公約断念」は封印されたようだ。

    ◆

 12月に入り、舛添氏は5000万件の内訳の公表時期について「下旬はないぞ。急げ」と社保庁幹部を督励した。12月中旬から、年金記録に漏れがあると思われる人を優先し加入記録を通知する「ねんきん特別便」を発送すると約束していたからだ。発送対象を絞るには5000万件の内訳が必要だ。

 公表日の11日。社保庁から、午前中に自民党に説明された数字と午後に発表された数字が異なった。データは直前まで生煮えだったが、重点は早期公表に置かれた。

 公表日は、衆院解散の時期とも絡んだようだ。この時期、与党は国会を再延長し新テロ対策特別措置法案を再可決する方針を固めていた。11日は、折しも福田首相と太田昭宏公明党代表の会談が行われ、首相は公明党が懸念する早期解散論に慎重な姿勢を伝えている。

 衆院選挙は4月以降となれば、早く公約困難を明らかにし、3月時点での衝撃を和らげようという思惑も働いた。「3月になって公約破りが発覚するよりは、それまでに地ならしができていいということだ」。参院自民党幹部はこう漏らす。

 公約違反が首相を直撃し、内閣支持率は急落した。正月休みで国民の怒りがクールダウンするとは到底思えない。

毎日新聞 2007年12月24日 東京朝刊

2305片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/25(火) 17:24:42
自民派閥“復活” 入会続々、党改革失速で(12/25 07:12)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/67622.html

 自民党各派閥への衆参両議員の入会が相次いでいる。今年七月の参院選後、新たな入会者(再入会を含む)は二十四人で、今後入会を予定している議員もおり、派閥の勢力増大は止まらない情勢だ。小泉純一郎政権時代の無派閥議員の優遇が薄れた上、次期衆院選に向け支援を得たい事情もある。かつての「脱派閥」による党改革の流れは、衰退している。

 麻生太郎前幹事長は二十日の派閥総会で「為公会(麻生派)設立から一年。おかげさまで二人の新会員を迎え十八人というところまできた」と勢力拡大に満足げな表情をみせた。

 同派には一昨年の「郵政選挙」で当選した小泉チルドレンの遠藤宣彦、永岡桂子両氏が相次いで入会。遠藤氏は周囲の新人議員から「麻生派入会はうらやましい」と声を掛けられたといい、新人の「無派閥離れ」は確実に進んでいるようだ。山崎派入りした石原伸晃前政調会長のように「大物無派閥議員」の入会もあった。

 背景にあるのは、脱派閥による党改革の失速だ。小泉氏が首相当時、閣僚や党役員人事で派閥の意向を取り入れず、無派閥議員を抜てきしたほか、無派閥議員の会合などに率先して出席し、派閥の力を骨抜きにした。

 一方、福田康夫首相は派閥の力学で選出され、党役員人事でも自らを支持した派閥に配慮。現在の党執行部も次期衆院選の公認選定作業で、無派閥が多い新人議員を特別扱いしない方針で、無派閥で活動するメリットは低下している。

 さらに衆院解散・総選挙が取りざたされる中、党内では「派閥に入らないと党幹部や閣僚の選挙応援が来ない可能性がある」(選対関係者)とささやかれており、選挙への焦りも派閥入りを後押ししているようだ。

2306片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/25(火) 17:25:41
「官僚の抵抗で孤立無援」 舛添厚労相が胸中(12/25 07:08)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/67621.html?_nva=12

 舛添要一厚生労働相は二十四日の閣議後会見で薬害C型肝炎訴訟への対応をめぐって「若干、孤立無援になった」と、解決に慎重な官僚の抵抗に苦慮したことを明かした。それでも原告救済に向けて動きだしたのは「(自身が明言した)十一月中や年内など、全面解決の期限の約束」とし、「批判はあるが、仕方ないと、(官僚が)ついて来てくれたところがある」と振り返った。

 解決期限を区切った発言について「目標を設定し、全力を尽くし、反対している人(官僚)に賛成してほしいと思った。一日も早く結果を出したかった」と、厚労相として官僚を引っ張るための“作戦”だったことを披露してみせた。笑顔で「事態の打開に役立ったのかな」とも。

 一方で「過剰な期待を持たせ、(逆に)失望させた。原告が裏切られたと思うのは分かる」と、“作戦”の反動で原告が傷ついたとして反省も口にした。

2307片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/28(金) 01:00:17
【政局検証】一気呵成の8派連合「激動2007 永田町メルトダウン(中)」 (1/2ページ)
2007.12.26 20:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071226/plc0712262033009-n1.htm

 9月11日夜、東京・虎ノ門のホテルに自民党幹事長の麻生太郎、公明党幹事長の北側一雄、官房長官の与謝野馨ら政府・与党執行部が続々と集結した。安倍が9日に外遊先のシドニーで「職を賭す」と発言したインド洋での海上自衛隊の補給活動。この継続に向け、ねじれ国会をどう対応するか協議するためだった。

 麻生らは「テロとの戦いは国際公約であり、首相の意思だ。強い意思を持って説明していけば国民は納得してくれる」と、法案の強行突破に慎重な公明党を説得し、今国会で成立を期す方針だけは取り付けた。

 だが、麻生は与謝野らと別れて、車に乗り込むと1人つぶやいた。

 「首相の体調が1日も早く回復してくれればいいんだが…。体調を崩すと人間誰でも弱気になるものだからな…」

 麻生は10日夕、国会内の自民党総裁室で安倍から「これ以上続けるのは難しいかもしれない」と辞意とも受けとれる言葉を聞いていた。「何を言っているんですか」といさめたが、安倍の厳しい表情に一抹の不安を感じていた。

 同じく11日夜、安倍は首相公邸で秘書らと向き合っていた。

 「いろいろと考えたが、この体調で国会を乗り切ることはできない。明日辞任を表明する」

 秘書らは涙ながらに慰留したが、安倍は「もう決めたんだ!」と振り切った。

 翌12日正午過ぎ、安倍は国会内の幹事長室にいた麻生に電話を入れた。

 安倍「申し訳ありませんが、やはり辞任することにしました…」

 麻生「えっ、まもなく本会議のベルが鳴りますよ」

 安倍「申し訳ない…。本会議は中止してください」

 午後2時すぎ、安倍は首相官邸で記者会見を開き、辞任を表明した。

 「私が首相に残ることが障害となっている。辞することで局面を転換した方がよいだろう」

 辞任理由に多くの人が首をひねり、安倍は「政権ほうり出し」との批判を受けることになる。

2308片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/28(金) 01:00:43
   × × ×

 安倍の本当の辞任理由は内臓疾患による体調不良だった。参院選の無理がたたり8月中旬のインド・東南アジア歴訪後は食事もほとんど受け付けず、連夜公邸で主治医の点滴を受けてきた。だが、ここまで悪化したのは自民党内で広がりつつあった「安倍降ろし」による心労も大きい。

 参院選2日後の7月31日夜、東京・汐留の日本テレビ本社ビル36階に、元副総裁の山崎拓、元幹事長の加藤紘一、古賀誠の「新YKK」と元厚相の津島雄二がひそかに集結した。招集したのは氏家齊一郎日本テレビ取締役会議長と、後に大連立構想の仕掛け人として注目を浴びる渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役会長。ここで早々に安倍を退陣させ、次期総裁に福田康夫を擁立する方針を確認したのだ。

 この動きはすぐに安倍の耳に入ったが、「またあのメンバーか…」とさほど気にも留めなかった。安倍がショックを受けたのは「仲間」と思っていた面々まで倒閣に加わり始めたことだ。

 臨時国会召集日の8月7日正午すぎ、国会内で開かれた自民党代議士会で元防衛庁長官の中谷元、石破茂らが相次いで安倍に退陣を求めた。2人とも安保政策の勉強会を通じて安倍と旧知の間柄で、元首相の小泉純一郎に入閣を進言したのも安倍だった。

 倒閣の動きを受け、麻生は「臨時国会終了日の8月10日に電撃改造をしよう」と持ちかけたが、安倍は「外交日程を飛ばせば、ますます苦境に陥る」と拒否した。

 元首相、森喜朗が福田の入閣など内閣改造に厳しい注文をつけたことも悩みの種となった。閣僚候補の「身体検査」も芳しくなく、意中の候補は次々に消えた。安倍が改造人事を固めたのは改造直前の8月26日深夜。病状に苦しみながらの組閣だったが、このわずか17日後に安倍は首相の座を降りることになった。

   × × ×

 安倍の辞意を受け、自民党は一気に総裁選に突入した。一時は「麻生総裁か」と思われたが、福田擁立の動きは早かった。決定打は、またも渡辺が招集した日本テレビでの極秘会議だった。

 9月13日昼すぎ、ここに集まったのは、山崎、古賀、前参院議員会長の青木幹雄ら。フランスから帰国したばかりの森が遅れて顔を出すと、渡辺氏は「みんな福田で固まった。後はあんたのところだけだ」と詰め寄った。森はすぐに福田らに根回しを進め、夜までに麻生派をのぞく8派が福田支持でまとまった。

 町村派重鎮は「もともと昨年の総裁選で他派閥は福田で一致していたが、うちの派だけが『安倍だ』と騒いだ。そのとき他派は拳を降ろしたが、その力がまだ残っていたんだな。2年先なら分からなかった」と振り返る。

 だが、総裁選は自民党内に禍根を残した。前政調会長の中川昭一、経産相の甘利明、前総務相の菅義偉らが、派閥の決定に反旗を翻して麻生支持を表明。9月23日の総裁選の投開票では福田が330票、麻生は197票まで追い上げたからだ。

 甘利らが「負け覚悟」で麻生に走ったのは「後継は麻生」という安倍の意思を感じたからだった。加えて森以降4代続けて総裁を輩出する町村派への反発もあった。麻生を推した閣僚経験者は「1年前に『安倍だ』と騒いで福田を追い出したのは町村派じゃないか。それが『安倍がダメなら福田だ』ではムシが良すぎる」と憤慨した。

 町村派が「麻生と与謝野は安倍をカヤの外に置き勝手に人事を推し進めた」など偽情報を流したことも麻生陣営を結束させた。「男は悪(わる)でもいいが、卑怯(ひきよう)であってはいけない」を信条とする麻生は心底悔しがった。

 13日から緊急入院していた安倍は総裁選の情勢を聞き、病床でポツリとこう漏らした。

 「そうか…。なんとか筋道を付けたいと思っていたんだが、麻生さんには本当に申し訳ないことをしてしまった…」

2309片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/28(金) 02:29:45
自民・森氏と古賀氏、青木氏が会談 内閣改造や解散総選挙の時期などで意見交換か
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00124437.html

自民党の森元首相、古賀選挙対策委員長、青木前参院会長が27日夕方、都内のホテルで会談した。内閣改造や解散総選挙の時期などについて意見交換したものとみられる。
自民党内では、2008年の政治情勢について、通常国会前に内閣改造を行うかどうかや解散総選挙の時期などが焦点となっている。
森、古賀、青木の3氏は、党内に強い影響力を持っており、こうした点などについて、幅広く意見交換したものとみられる。
また、会談のあと古賀氏は、自民党本部で町村官房長官とも会談した。
自民党は、肝炎患者救済の協議を除いて、年内の日程をほぼ終えたが、2008年の政局に向けた動きは、今後も水面下で続くとみられる。

2310片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/12/31(月) 11:41:40
竹中平蔵の福田政権観=専門編集委員・山田孝男
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20071231ddm003070028000c.html

 竹中平蔵は土光敏夫語録のこの一節が好きだ。「社員諸君にはこれから3倍働いてもらう、役員は10倍働け。私はそれ以上に働く」。1965年、経営難に陥った東芝の再建を引き受けた土光の第一声である。土光は後に経団連会長を経て第2次臨時行政調査会会長に就任。80年代、鈴木・中曽根行革の顔となって国民を引っ張った。

 20年を経て小泉改革の顔となった竹中とは、経歴も年齢も資質も違い過ぎる。土光はどこから見ても大人物だが、竹中の雰囲気はまるで違う。あえて言えば軽い。が、知謀、闘志、執念において非凡だ。「国民の厳父にして慈父」ともいうべき存在だった土光に対し、竹中のイメージは「改革の旗手」と「アメリカの手先」に引き裂かれている。土光行革で国中がまとまった80年代と、小泉改革の評価が割れて漂流する現代。この差は何からくるのだろう。

 竹中は昨年、政界を退いて慶応大学に戻ったが、改革から手を引いたつもりはない。大学で教えるかたわら、「ポリシーウオッチ」を始めた。政界にいようと民間に戻ろうと、国の政策を問い、発信し続ける。それが成熟した民主主義社会だと思っている。竹中らしい着想と執念だ。

 既に福田政治に警告を発している。月刊「文芸春秋」(12月号)に「福田政権の復古政治を阻め」を書き、族議員・官僚主導・公共事業の復活にクギを刺した。毒のある見出しに竹中の懸念が凝縮されている。総裁選出の経緯から見て派閥依存的であり、伊吹文明幹事長(大蔵官僚出身)谷垣禎一政調会長(元財務相)の党人事から見て官僚に近過ぎ、改革推進体制とはいえない、と論じた。

 福田政治3カ月の答案である新年度予算案についても竹中の評価は厳しい。「問題を先送りし、足して2で割った。診療報酬を増やしても医師不足はなくならないし、地方交付税を2000億円増やして地方がよくなるわけでもない。問題を解決できる予算ではない」

 ただ、福田ではだめだと思い定めたわけでもない。小泉内閣の官房長官だった福田の意欲と能力は評価している。内閣改造で体制を立て直すべきだと主張してきた。声が届いたか、福田は29日、訪問先の中国・済南で、改造の意向を明らかにした。

 「07年与党政治の最大の失敗は参院選のメッセージを読み違えたこと」だと竹中は見る。選挙後、年金と農相のバンソウコウの批評には百万言が費やされたが、投票と構造改革についての分析は少なかった。格差批判に惑わされがちだが、大都市ではむしろ自民党票が増えた。ここで中途半端をやったら、次の衆院選で都市の有権者に復讐(ふくしゅう)される、と竹中は読む。

 閣僚在任中、竹中は「洋服の青山」でつるしのスーツを買う大臣として勇名をはせた。先日取材した際、そのスーツも青山ですかと聞いてみたら、「これはイトーヨーカドー。4万円です」と屈託がなかった。愛車は日産のマーチとサニー。この感覚は、メザシと菜っ葉を食べて国民運動の先頭に立った土光に通じなくもない。

 竹中バッシングのころ、夫を支える妻の手記が女性誌に載り、評判になったことがある。夫婦の質素な食卓がNHKで放映され、大反響を巻き起こした土光のスケールには及ばないが、改革運動に絡めて家族のきずなを見せる手法は似ている。国会とメディアでもまれ続けた論客だけに、民間から状況を動かそうという竹中の野心、侮れない気がする。(敬称略)=毎週月曜日掲載

毎日新聞 2007年12月31日 東京朝刊

2311名無しでチュウ:2007/12/31(月) 11:46:22
自民の各派閥、合流や新人囲い込みへ動く
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071231AT3S3000D30122007.html

 自民党の各派閥が内閣改造や衆院解散・総選挙と、その後の政局をにらんで動き始めた。来春に向け合流協議を着々と進める古賀・谷垣両派だけでなく、他派閥も新人議員らを囲い込み勢力拡大に躍起。派閥を超えた有力議員らの連携も表面化している。小泉内閣以来、動きを封じられてきた各派閥は福田内閣の誕生後、微妙な変化を感じており、主導権争いが活発化しそうだ。
 「感慨深い。宮沢喜一元首相が1番気にしていたことだったから」。古賀派の古賀誠会長は20日、記者団に谷垣派との合流についてこう語った。古賀氏は疎遠とされる麻生太郎氏率いる麻生派との連携も示唆、旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ3派の一本化にまで言及した。
 古賀・谷垣両派の合流は固定化した派閥の枠組みに一石を投じた。各派は年明けの内閣改造も視野に入れつつ、1回生や無派閥議員の取り込みに力を入れる。石原伸晃前政調会長を加えた山崎派の山崎拓会長は「(2005年衆院選で初当選した)小泉チルドレン以外から入会者を集めてこい」と所属議員に発破をかける。
 山崎氏には石原氏を将来の「総裁候補」の1人と位置付け、山崎氏と距離があるともみられる甘利明経済産業相や武部勤元幹事長をけん制、派閥掌握の狙いがにじむ。
 不穏な空気を漂わせるのが伊吹派の中川昭一氏による派閥横断の勉強会。同氏は「内輪で足を引っ張るのは国民のためにいいことではない」と分断を否定するが、同派から半数の14人が参加。安倍晋三前首相の出席への期待もある。麻生、町村両派などタカ派色の強い議員が集結。「次期総裁選で麻生氏擁立の原動力になる」との見方がある。
 「勝っても負けても、小沢一郎民主党代表は選挙後に自民との連携を模索する。手を突っ込まれないようにしておくべきだ」。自民幹部の1人は言い切る。次期衆院選後に与野党を超えた政界再編は避けられないとの予測は急速に党内に広がっている。
 数の確保そのものが権力に直結するのは事実だが、様子見を決め込む派閥もある。第2派閥の津島派だ。若手から「次期衆院選の公認調整が後回しにされるのでは」などと危機感が噴出。前防衛次官を巡る不祥事で額賀福志郎財務相ら幹部の名前も挙がった。そのほかに有力な総裁候補が見当たらないうえ、後藤田正純氏が退会するなど、退潮傾向は著しい。
 最大派閥の町村派も盤石ではない。福田政権発足後、中川秀直元幹事長、町村信孝官房長官、参院の谷川秀善氏による3人代表世話人制を敷いた。集団指導体制は裏を返せば、町村、中川両氏の微妙な関係をはじめ次の総裁候補を決められない事情が絡む。

2312片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/01(火) 17:59:37
経済論客対談:福田政治、離陸か失速か 竹中平蔵さん/幸田真音さん
http://mainichi.jp/life/money/news/20080101ddm010020079000c.html

 福田政権に向けられた陰口の一つに「復古政治」がある。族議員と官僚が息を吹き返し、公共事業依存型の政治に戻りつつあるという批判である。改革の修正か、後退か。今年は暗いか、明るいか。「復古政治」の命名者であり、それでも福田政権に期待しているという竹中平蔵慶応大教授と、小説「日本国債」で借金財政の足元を問うた作家の幸田真音さんに聞いた。【司会は専門編集委員・山田孝男、写真は須賀川理】

 ◇改造して立て直してからが福田内閣の本当の出発−−竹中さん

 ◇日本は「環境」で生き残る 政治家は流れをつくって−−幸田さん

 −−竹中さんは「市場原理主義者」ですか。

 竹中 逆にお尋ねしますが、市場原理主義って何ですか。

 幸田 過激派のイスラム原理主義をイメージして使われるのでしょうが、私も、どうも引っかかる言葉です。

 −−何事も競争重視・市場本位で決めるということじゃないでしょうか。

 竹中 私はそんな極端なことは言ってませんよ。ずっと批判されてきたけど、批判のパターンって3通りですね。一つは一貫性のない批判。改革が早ければ「拙速だ」とけなし、遅いと「グズグズするな」。要するに、批判のための批判です。二つ目は誰も否定できない「永遠の真理」を持ち出して攻めてくる。「もっと人の言うことを聞かなきゃダメ」とかね。3番目がレッテル張り。市場原理主義者がまさにそれです。問答無用。そこから先に話は進まない。

 −−小泉政権の参謀として非常に鮮やかな印象を与えた。そこから競争重視・市場本位の人というイメージが定着した……。

 竹中 アメリカ原理主義者だとか、市場原理主義者ね。ある参院議員の方に「竹中さん、あなたはアメリカ原理主義じゃない、アメリカそのものだ」って言われたこともありました。竹中は家で娘と話をする時も英語だなんていうのもね。私は家では関西弁なんですけどね(笑い)。

 −−この対談のテーマは市場原理主義ではなくて「福田政治」なんですが、竹中さんから、いかがでしょうか。

 竹中 今年、08年という年は「テストイヤー」だと思うんですよ。たとえば、サブプライムローン=ことば<1>=は05年から06年に残高が一番増えてますから、2年の経過期間を経て08年に一番たくさん出てくる。それに対して日本経済がどれぐらい強いか。

 7月の北海道洞爺湖サミットで、日本は環境問題で、どんなリーダーシップを取れるか。今年は衆院選もあるでしょう。その間を通じて日本の改革が続いていくかどうか。そういうことが試される年だと思います。

 −−竹中さんは「文芸春秋」12月号に「福田政権の復古政治を阻め」を寄稿された。族議員・官僚主導・公共事業が復活し、改革は非常に厳しいという論旨です。福田政治ってダメですか。

 竹中 福田総理は小泉内閣の官房長官だった方で、改革に対する理解も意欲もお持ちだと思いますよ。内閣改造を決断されたようですが、非常にいい。体制を立て直してからが、福田内閣の本当の出発だと思っているんです。

 −−政策新人類を入れろという議論ですか。

 竹中 いや、これはね、政治家の人事って難しい。突然大化けしますからね。小泉(純一郎・元首相)さんがそう。中曽根(康弘・元首相)さんだって、そういう面がある。逆に期待されたのに全然力を発揮しない人もいる。

 結局は、周りの大臣たちが福田さんのためにどれだけ必死で働くかが大事なんだと思います。私の経験から言って聞き上手の政治家が偉くなる。小泉さんしかり。経済戦略会議でご一緒した小渕(恵三・元首相)さんしかりです。

 −−幸田さんの小説「日本国債」には、あだ名が「売れ残りのハンバーガー」という首相が出てくる。モデルは「冷めたピザ」の小渕さんですね。

 幸田 特にモデルはいないんですが、書き始めたのは小渕さんが「僕は世界一の借金王」とおっしゃっていたころ(98年)でした。私が書いた小説のストーリーどおり、直後に小渕さんが倒れられた(00年)ので、びっくりしましたが。

 −−「日本国債」の行間には借金財政に対して危機感の薄い政治家に対する失望が流れています。その後、小泉さんが出てきて、首相観、政治家観は変わりましたか。

 幸田 「国債30兆円枠」などを持ち出して財政規律の大切さを説いたり、構造改革を前面に打ち出した首相は小泉さんが初めてでしょう。海外の投資家に聞いても「10年後の日本の成長イメージが描ける」との評価でした。ただ、安倍(晋三)前首相にはまだ改革姿勢の名残があったものの、福田さんからは、どこへ向かうのか方向性が見えてこないですね。

2313片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/01(火) 18:00:14

 −−幸田さんは、どういう人材に期待していますか。

 幸田 「世界の中の日本」を見据え、構想力のある人ですね。日本はとても効率が悪いと思うんです。例えば地方の企業なども、国際競争力のある優れた技術力があります。100年以上続いた老舗企業の特殊技術が、先端的な携帯電話に生かされたりね。でも技術力はすごいのに、世界仕様と違うので携帯電話全体では世界シェアが取れない。せっかくの力が、点在して結集せず、国全体の力につながらないんです。外交も含め、大きな視点でコーディネートできる政治家が必要です。

 竹中 いま幸田さんがおっしゃったことは大事です。日本の最大の問題は「プロデュース力」なんです。パーツ(部品)はないわけじゃない。全体を戦略的にプロデュースする人材がいない。

 −−「官邸主導」というのは、官邸がプロデュースするという意味ですよね。

 竹中 そうですけど、じゃあ、官邸に人材がいるかといえば官僚しかいない。その官僚はみんな本省の方を向いている。経済財政諮問会議を設置し、それをプロデュースするために総理を議長にしたけど、最近はあまり機能していませんねという話ですよ。

 −−財務省って悪いですか。

 竹中 財務省は本来の機能以上のことをしているところが問題だと思いますね。たとえば例の埋蔵金=ことば<2>。特別会計の剰余金は、企業で言えば内部留保だから株主のものです。一方、財務省は何かといえば経理部長ですよ。経理部長が「内部留保を使っちゃいかん」とか言うのは越権です。それは国民、その代表である政治が決めることでしょう。

 −−「日本国債」の著者から見て財務官僚はどうですか。

 幸田 あの作品を書いたころとは変わってきましたね。官僚であることのインセンティブ(動機)が低下してきた。社会の官僚に対するリスペクト(尊敬)がなくなったのも一因でしょう。昔の大蔵官僚は、国を動かしているという気概を感じさせましたよね。官民の癒着や接待疑惑でたたかれ財務省と金融庁に分かれたあたりから、批判を気にしてか、自分たちが国を預かっているという矜持(きょうじ)が薄れてきたように感じます。

 竹中 あえて言えば、自分が国をすべて預かってるという意識がおかしいんです。

 −−そうかなあ。私なんか城山三郎さんの「官僚たちの夏」(戦後、興隆期の旧通産省の官僚群像を描いた)を読んで感心したもんですがねえ。

 竹中 あれは途上国の証明なんです。異様な発展途上国的形態の中で(国家経営が)一時的に一部のエリートに委ねられた。今の日本の官僚は、世界の中でむしろ低学歴です。PHD(博士号)持ってる官僚なんてほとんどいないでしょう。

 −−戦後間もなくと比べると、社会との関係において官僚の学歴が相対的に低下したということは言えるのかな。

 竹中 そうですよ。公務員試験に受かっただけの人が、世の中のリスペクトを独占するというのはおかしい。たとえば不良債権処理のため、5年間だけ政府の中で仕事をする金融の専門家がたくさん出てこなきゃいけないという時に、逆に排除するのが今の(国家公務員)キャリア制度なんです。

 官僚は結局プロデューサーにはなれない。官僚組織というのは終身雇用制であり、政策自体が一つの利権を形成する。その利権に張りついた一部の産業界があり、その代弁者である族議員がおり、族議員との調整役の官僚がいる構図です。

 −−官僚バッシングの嵐の中で、省庁の幹部たちが「優秀な人材を確保できない」と嘆いています。

 竹中 そこが本質ですが、その議論は根本的に間違っていると思うんです。霞が関は一見、優秀な人材を集めているように見えるけど、途中から入ってこられるはずの優秀な人材を全部排除するシステムなんです。

 −−そこを変えるには、ものすごい力が要りますね。

 竹中 もちろんです。歴史の過渡期には必ず権力、ガバナンス(統治)の空白が生じる。そこをコントロールするのは政治の責任。乗り越えなきゃいけないですよ。

 −−その空白期に首相になり、何をしたいのか分からないといわれる福田さんが、省エネ技術を生かした経済成長戦略を打ち出しましたが。

 幸田 まさに日本の強みですからね。日本の環境技術を世界スタンダードにする方法はないか。国家戦略として洞爺湖サミットを好機に打ち出せないかと思うんです。環境問題は今後のビジネスの鍵で、日本の存在感を示すチャンスです。そういう流れを作る政治家が出てきたら、そこが日本が生き残れるとりでになりますよ。

 竹中 プロデューサーの役割を果たすんだという意識がようやく出てきたんだと思います。だからこそダボス会議=ことば<3>=で、今年のサミット議長国の首相としてどういう発信をするかが、すごく大事です。

2314片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/01(火) 18:00:39
 −−福田さん、行くんですよね。

 竹中 できれば初日(今年は23日の水曜日)に行ってほしい。ブレア(前英首相)もメルケル(独首相)も初日に発信し、流れをつくってます。福田さんは国会日程があるから土曜日(26日)しか行けないと報じられていますが、最終日で、ゴア(ノーベル平和賞の前米副大統領)たちも来るから参加者の注目が分散する。その辺が歯がゆいですね。

 −−幸田さん、次の小説のテーマは?

 幸田 5月から新聞連載が始まる予定ですが、昭和史や銀座史を背景に、ものすごく元気で前向きな商人の物語です。いま老舗が偽装なんかで元気をなくしているでしょ。働く人の意識や矜持が問われる時代でもありますが、こういう素晴らしい日本人がいて、我々の今がある、というのを知ってもらえたらと思っています。

 −−新春対談のしめくくりにふさわしいですねえ。期待します。ありがとうございました。

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 ■ことば

 <1>サブプライムローン

 返済能力の低い低所得者向けに、高金利で融資する住宅ローン。審査基準が緩く、当初の2年程度、金利を低水準に固定した商品が多い。途中から大幅に上昇した変動金利となるため、返済不能となるケースが米国で続出している。

 <2>埋蔵金

 特別会計の積立金や剰余金。自民党の中川秀直元幹事長が「過剰な積立金を国民に還元すべきだ。埋蔵金は40兆〜50兆円」と言って増税に反対、論議に火をつけた。08年度予算政府案では特別会計の積立金など11・7兆円の活用で国債残高抑制に成功した。

 <3>ダボス会議

 民間研究機関「世界経済フォーラム」(WEF、本部ジュネーブ)の年次総会の通称で、71年に始まった。スイスの保養地ダボスで、世界の政財界指導者が時々の課題で意見交換することを目的とし、その議論は世界的に影響力を持つ。

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 ■人物略歴

 ◇たけなか・へいぞう

 1951年生まれ。一橋大経済卒。日本開発銀行、大蔵省財政金融研究室主任研究官、ハーバード大客員准教授などを経て慶応大教授。小泉内閣で経済財政担当相、金融担当相、総務相など歴任。04年参院選で当選、06年辞職。現在は慶応大教授、経済学博士。

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 ■人物略歴

 ◇こうだ・まいん

 1951年生まれ。米国系銀行や証券会社を経て、95年に作家に転身。著書は「日本国債」「日銀券」「あきんど絹屋半兵衛」「バイアウト」など多数。テレビやラジオでコメンテーターとしても活躍。政府税制調査会、財務省・財政制度等審議会委員なども務める。

毎日新聞 2008年1月1日 東京朝刊

2315片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/03(木) 22:06:03
NATOと連携強化へ中川元幹事長が切り込み隊長 (1/2ページ)
2008.1.2 18:50
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080102/plc0801021850000-n1.htm

 アフガニスタンでの「テロとの戦い」をめぐり政府・与党が年明けから、北大西洋条約機構(NATO)との連携強化に乗り出すことが2日わかった。福田康夫首相の出身派閥・自民党町村派の中川秀直元幹事長が4月にも切り込み隊長として英国などNATO加盟国を訪問し、NATO本部が置かれるブリュッセルにも足を運ぶ方向で調整している。

 中川氏は英国などを訪問する際、NATOが中軸をなすアフガンでの国際治安支援部隊(ISAF)について意見交換する予定で、ISAFへの日本参加を視野に入れた論議が熱を帯びそうだ。

 中川氏の訪英は、昨年11月にメンバーが訪日した英国王立統合防衛安全保障研究所(RUSI)からの招待によるもの。同氏には、町村派所属議員数人も同行する方向で、日本のISAF参加や、11月に大統領選が行われる米国の新政権との連携についてRUSIなどと話し合う予定だ。

 ISAFをめぐっては、民主党の小沢一郎代表が昨年10月に月刊誌「世界」に掲載した論文で、「政権を取れば参加を実現したい」と表明した。これに対し政府は「自衛隊が(ISAFに)入るのは憲法で規定する問題につながる可能性もあると懸念している」(福田首相)として慎重姿勢を示していた。

 しかし、政府部内では、国際貢献するために、外務省を中心に「ISAF参加への道を残しておくべきだ」とする声は根強い。石破茂防衛相は昨年12月、記者団に「(ISAFの活動は)治安維持ということもあり、論理的にまったくないとは思わない」と述べ、合憲となる可能性を指摘した。政府筋も「(反政府武装勢力の)タリバンが『国または国に準ずる者』ではないと認定できれば、ISAFへの参加も可能になる」と説明している。

 これまでに、複数のNATO加盟国が外交ルートで日本のISAF参加を打診し、政府高官は「航空自衛隊がイラクでの輸送業務の拠点としているクウェートから、アフガンの首都カブールまで輸送することも検討する」と話している。

 福田首相も昨年12月、NATOのデホープスヘッフェル事務総長と会談した際、NATOとの連携強化に積極的な姿勢をみせた。

2316片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/04(金) 15:51:04
公明、大連立構想で危機感 自民けん制強める(01/04 07:29)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/68852.html

 公明党が連立政権を組む自民党へのけん制姿勢を強めている。薬害肝炎の救済策では、被害者の一律救済を強く要求した。首相が検討を示唆した内閣改造では、国土交通相のみの大臣ポスト増を求める。背景には、自民、民主両党との大連立構想が浮上するなど、与党内での公明党の存在感が薄れていることへの危機感がある。太田昭宏代表も次期衆院選後の政界再編をにらみ連立離脱をちらつかせており、与党間にはきな臭さが漂っている。

 「公明党は全員の一律救済を一貫して言い続けてきた」。太田代表は昨年十二月二十八日、肝炎被害者の救済法案で与党と原告側が合意した後、記者団に対し、公明党の役割が大きかったことを強調した。

 実際、政府が救済策で二の足を踏んでいた時期、公明党の斉藤鉄夫政調会長が真っ先に首相官邸に出向き一律救済を要請した。

 これまで公明党は政府・自民党の立場に配慮した発言が多かったが、最近は、肝炎問題をはじめ直言が目立つ。太田代表は十二月の民放テレビ番組で「公明党の閣僚の数は少ないと思う」とあからさまにポスト増を要求した。

 公明党と政府・自民党との関係がきしみだしたのは、先の参院選が発端だ。年金記録不備問題や「政治とカネ」など政府・自民党への逆風をもろに受けた上、各選挙区の選挙協力も予想した効果を生まず、公明党は歴史的惨敗となった。

 さらに、十一月の福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表との党首会談で浮上した大連立構想も影響する。公明党内で「わが党を外す動き」(関係者)と受け止められた。

 こうした不満は、連立の先行きにも影響しそうだ。太田代表は次期衆院選後は「政界が複雑に動く可能性がある」と、政界再編の可能性を示唆。公明党幹部も、民主党との連立は「未来永劫(えいごう)ないとはいえない」と不気味な発言をしている。

2317片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/04(金) 18:42:07
福田内閣改造「見送り」…それでも消えぬ首切りリスト
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_01/t2008010403_all.html

 福田康夫首相は4日午前、官邸で年頭会見を行い、通常国会召集前の内閣改造について、「今の閣僚は一生懸命に政策課題に取り組んでいる。引き続きやっていただきたい」と述べ、事実上見送る方針を明らかにした。ただ、アキレス腱(けん)を抱えた問題閣僚もいるだけに、首相にとって今回の改造見送りは“もろ刃の剣”になりかねない。

 内閣改造論は「首相の後見人」を自任する森喜朗元首相らが、「思い通りの内閣を作り、福田カラーを打ち出すべきだ」と主張していたもの。首相も昨年末の訪中時、「そういう意見があり、ごもっともなこともある。どうしようかを考える」などと前向きに語っていた。

 ところが、臨時国会が今月15日まで続くうえ、翌16日に民主党大会、17日に自民党大会が開催。18日には通常国会が召集される予定となっており、時間的余裕がないことから改造見送りを決断したとみられる。

 これが首相にとって「吉と出るか、凶と出るか」は微妙だ。福田内閣にはアキレス腱などを抱え、交代濃厚とみられていた閣僚が複数いるためだ。

 筆頭に挙がっていたのは額賀福志郎財務相である。

 民主党が取り上げた宴席疑惑は乗り切ったものの、「防衛汚職の捜査が進む中、防衛省前事務次官の守屋武昌容疑者や、防衛専門商社『山田洋行』元専務、宮崎元伸容疑者、社団法人『日米平和・文化交流協会』の秋山直紀専務理事と懇意だった額賀氏は、内閣の危険要因となりかねない」(党関係者)という。

 鳩山邦夫法相も更迭リストの上位だった。そもそも鳩山氏は昨年9月の自民党総裁選で、首相と敵対した麻生太郎前幹事長の選対本部長を務めていたうえ、外国人特派員協会での講演で「友人の友人がアル・カーイダ」と発言。さらに「死刑執行の自動化」論を打ち上げるなど脇が甘く、「慎重派の首相としては我慢ならない」(同)とみられていた。

 舛添要一厚労相と渡辺喜美金融・行革担当相もリスト入り組だ。

 「消えた年金」問題での公約違反について、舛添氏は「ないものはない」「誰が大臣をやっても同じ」と開き直り、その傲慢(ごうまん)姿勢は国民の怒りに火をつけ、内閣支持率を急落させた。さらに、「エリート意識からか、オフレコの記者懇談で、首相や他の閣僚、党幹部らをコキ降ろしているのが広まっており、評判が最悪」(自民党中堅)という。

 渡辺氏は公務員制度改革や独立行政法人(独法)整理合理化計画を担当してきた。しかし、首相は官僚のやる気をそぎかねない改革には消極的とされ、政府が先月末、閣議決定した独法整理合理化計画も「先送り」「数合わせ」の内容に終わっている。

 年内には、昨年の参院選で勝利した小沢一郎代表率いる民主党との最終決戦・総選挙が行われる可能性が高い。通常国会はその前哨戦であり、激しい攻防が予想されるが、問題閣僚を抱えたままの福田丸の前途は多難と言えそうだ。

ZAKZAK 2008/01/04

2318片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/04(金) 19:24:43
「大連立か政界再編、避けられない」 自民・山崎拓氏
2008年01月04日18時59分
http://www.asahi.com/politics/update/0104/TKY200801040216.html

 自民党の山崎拓元幹事長は4日、福岡市で講演し、次期衆院選について「今年は間違いなく総選挙がある。福田政権としては(7月の)北海道洞爺湖サミット後にやりたいだろうし、我々も同感だ」と述べた。その上で、衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」解消に向けて「総選挙後は(与党と民主党の)大連立か政界再編が避けられない」との見方を示した。

 政界再編について、山崎氏は「原動力になるのはリベラルも含む新保守勢力だ。生活者の視点に立つ勢力も含み、新しい政治の核が必ずできる」と指摘。福田首相が提唱する「生活者、消費者の重視」を軸に、公明党も含む形で新たな保守勢力が結集されるとの見方を示した。

2319片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/06(日) 00:14:47
“改造なしでも改革強調を”
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/01/06/k20080105000094.html

自民党の中川元幹事長は、広島県東広島市で記者団に対し、福田総理大臣が通常国会前の内閣改造に否定的な考えを示したことに関連して、内閣改造を行わなくても経済成長のための改革を続行するという強いメッセージを発信すべきだと強調しました。
この中で、中川元幹事長は、福田総理大臣が4日、通常国会前の内閣改造に否定的な考えを示したことについて、「臨時国会が続いていることや、平成20年度予算案や関連法案への対応などを考慮した結果、本格的な内閣改造は困難だと判断したのだと思うのでやむをえない」と述べました。そのうえで、中川氏は「通常国会ではさまざまな法案の成立に取り組まなければならず、内閣改造のチャンスを見つけることは困難になってくる可能性はある。ただ、内閣改造をしなくても、日本経済を成長させるための強力な改革続行のメッセージを出すことは十分可能だ」と述べ、福田内閣として、改革を続行するという強いメッセージを発信すべきだと強調しました。

2320片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/06(日) 03:07:11
山崎拓氏 「政界再編はリベラル勢力中心に」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080105/20080105-00000002-ann-pol.html

 自民党の山崎前副総裁は、次の衆議院選挙後に政界再編があった場合、党内のリベラル勢力が民主党の一部や公明党と連携し、政局の中心になるという見方を示しました。

 自民党・山崎前副総裁:「政界再編の原動力になるのは、私は『新保守勢力』、リベラルを含む『新保守勢力』だと思う」
 山崎氏はこのように述べ、政界再編の時には、山崎派や古賀派を念頭に、いわゆるリベラル勢力が中心になって、公明党や民主党の一部と連携するという考えを強調しました。そのうえで、勉強会を立ち上げた中川昭一元政調会長ら保守系グループでは、「公明党などと一体化するのは難しい」と動きをけん制しました。

2321片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/06(日) 03:09:49
選挙後に政界再編―山崎氏 自、民の新保守勢力結集
http://www.usfl.com/Daily/News/08/01/0104_011.asp

 自民党の山崎拓前副総裁は4日、福岡市内で開いた後援会会合で講演し「今年は間違いなく総選挙があり、総選挙後の大連合や政界再編は避けられない。その原動力になるのは、生活者の視点に立ったリベラル勢力を含む『新保守勢力』だ」との見通しを示した。

 解散の時期に関しては「(7月の)北海道洞爺湖サミットの後にやりたいというのが福田政権の基本的な考え方で、全く同感だ」と述べた。

 山崎氏は講演後、記者団に「自民党と民主党で同じ価値観を持つ勢力が一体化して政界再編の軸になる」と説明。自民党の中川昭一元政調会長ら党内保守派が新グループを立ち上げたことなどを念頭に「『旧保守勢力』も一つの核たらんとしているが、民主党や公明党と一体化するのは難しい」と指摘した。(共同)

2322片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/06(日) 11:51:17
2008/01/04-22:32 町村氏処遇で結論出ず見送り=自民幹部明かす−内閣改造
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2008010400859

 福田康夫首相が4日午前の年頭記者会見で表明した内閣改造見送りについて、自民党幹部は同日午後、首相と自民党の森喜朗元首相らが事前にひそかに会談してこうした方針を確認していたと明らかにした。同幹部によると、首相は3日に森氏らと会談して18日召集予定の通常国会前の内閣改造について協議。町村信孝官房長官の処遇について意見が分かれて結論が出なかったため、改造を見送ることで一致したという。

2323片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/07(月) 09:36:43
薬害と与謝野馨の助太刀=専門編集委員・山田孝男
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20080107ddm003070037000c.html

 薬害C型肝炎被害者の政治救済が行き詰まった昨年末、自ら収拾策を示して事態を打開したのは前官房長官・与謝野馨だった。なぜ与謝野なのか。69歳、当選9回の古参で経歴も多彩だが、いまは閣僚でも自民党三役でもない。首相と特に親しいわけでもない。総裁派閥・町村派とも疎遠な無派閥の与謝野がなぜ動いたのか。

 「私も次の選挙(衆院選)やろうって人間ですから、あんまり(内閣・自民党)支持率が下がっちゃ困るわけよ」

 当人は何食わぬ顔で冗談とも本気ともつかぬ心境を語る。訴訟原告団が政府の基金積み増し案を拒否して和解交渉が決裂したのが12月20日。推移を見守っていた与謝野はパソコンで3項目のメモをまとめ、翌21日午後、官邸に乗り込んだ。

 (1)司法は法的義務の有無を判断する立場であり、行政は司法判断を越えられない。司法が国の責任を限定的にとらえている以上、一括救済を避けて基金を積み増した政府案は、行政府としてはぎりぎりの線だ。

 (2)とはいえ、どの時期に投薬を受けたかは被害者の責任ではなく、一律一括救済を求める訴えは切実。一刻も早く被害者を訴訟当事者の立場から解放しなければならない。

 (3)かつてオウム真理教事件の被害者救済のため、法的根拠に欠ける施策を議員立法で実現したことがある。これを先例として自民党に検討を求め、国会にゆだねてはどうか。

 以上、与謝野メモの要約である。(3)の議員立法は橋本内閣の官房副長官だった与謝野の経験を言っている。A4判1枚。素早く目を走らせた福田康夫はひとしきり、官房長官として自らかかわったハンセン病国家賠償請求訴訟の控訴断念(01年5月)を話題にし、「これでいこう」と応じた。面談20分。「説明を始めてから総理の決断まで5分もかからなかった」と与謝野は振り返る。

 その場で携帯電話を取り出した与謝野が自民党政調会長室の谷垣禎一を呼び出し、与謝野の携帯を受け取った福田が谷垣に議員立法を指示。官邸を辞して谷垣と合流した与謝野は、政調会長代理・園田博之、公明党政調会長・斉藤鉄夫を交え、法務省、原告弁護団と折衝を重ねる。熊本選出の園田は水俣病未認定患者の補償・救済にかかわってきた。公明党は薬害肝炎の政治救済を強く求めてきた。福田が一律救済を発表(23日)、原告代表に謝罪(25日)し、議員立法骨子案がまとまる(28日)という流れだ。

 与謝野が動く直前、政府・与党は悲壮感に包まれていた。年金記録照合の公約違反と首相自身の「公約違反というほど大げさなものか」発言で内閣支持率が急落。メディアが連日伝える薬害肝炎原告団の悲痛な訴えをくみ取れない「官僚の硬直と福田の無能」というイメージが広がっていた。

 官僚は一括救済による財政負担の際限ない拡大を警戒したが、それ以上に三権分立にこだわった。ハンセン病の場合は国が敗訴した判決に従ったまで。薬害肝炎では国の責任を全面的に認める判決は出ていない。だから一括は無理−−。この抑制を官僚の硬直と見るか、誠実と見るか。「官僚は誠実だった。後は政治家が動くしかない」と与謝野はいう。

 囲碁七段、頭脳明晰(めいせき)が看板の与謝野だが、一昨年、咽頭(いんとう)がんを発病、手術を経て復帰してからドスが利いてきた。助太刀で袋小路の政治を救った剣客の、次の仕事は何だろう。(敬称略)=毎週月曜日掲載

毎日新聞 2008年1月7日 東京朝刊

2324片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/08(火) 15:19:59
ガツンと言えないと自分らしさなくなる“能面”の政治家にはなりたくないんだよ
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080107-OHT1T00117.htm

 舛添要一厚労相(59)は今年の干支(えと)、ネズミ年生まれだ。昨年末は年金問題や薬害肝炎問題でのビッグマウスが裏目に出て、袋だたきに遭った。さぞ懲りていると思いきや「ガツンと言わなくなったら、自分らしさがなくなる」と今年も舛添流パフォーマンスの継続を宣言。福田康夫首相(71)が示唆していた内閣改造も見送りが濃厚でこれでひと安心!? 新年早々、年男らしくほえまくった。

 ―年の瀬まで激務に追われた。
「体力、精神面でぎりぎりのところだったが、誰か1人でも評価してくれれば…という思いでやっていた。新年を迎え、また意欲がわいてきた」

 ―年金問題や肝炎訴訟の対応では、過去の発言が「大風呂敷を広げ過ぎ」と批判された。
「批判は甘んじて受け入れる。ただ肝炎訴訟については、最終的に福田首相の政治決断で決着のメドが立った。当初から私が『年内解決する』と宣言して取り組んできたからこそ首相だって動いた。仮に私が何も言わなかったらどうなっていたことか」

 ―肝炎問題では途中から孤立したように見えた。
「まあ孤軍奮闘だった。賛否両論が渦巻く状況で、解決に慎重な官僚が抵抗するのは致し方ない。私はあえて声を大にして『年内解決』と目標設定した。それで官僚もついてきてくれた」

 ―先月20日に和解修正案を原告に示す前、福田首相の了承を得る際に「職を賭(と)す覚悟だ」と迫ったそうだが。
「いやいや、解決に向け、あらゆる可能性を探っただけ。いろんな原理原則がある中で薬害を謝罪し、法律の枠で解決しなければいけなかったので非常に難しかった」

 ―今後の肝炎対策の展望について。
「今回の訴訟を終結させたら、まずC型肝炎患者の治療薬に公的助成を7か年計画で行う。同時に総合対策として『肝炎対策基本法』を制定し、350万人の患者が治療を受けやすい体制を整える。批判のさなか、ある患者さんから感謝の手紙が届いた。見てくれている人もいるんだと救われる思いだった」

 ―全面解決を事実上断念した年金記録問題で釈明を重ね、批判が集中した。
「私の期待感を持たせる発言を『できるわけないのに、できるかのように言っている』と批判されたが、全面解決できるよう頑張ると姿勢を示す必要があった」

 ―名寄せ作業が進まない要因は?
「特に多いのが、昔の中小企業の採用の際で年齢制限にかからないように、社員が年齢を詐称するケースだ。今なら住民票添付など身分証明が普通だが、昔は履歴書だけで採用を決め、そのまま年金登録されていた。ほかにも偽名を使う人や、一番ひどいのは経営者が脱税目的で架空の人物を社員に“採用”した悪質な事例もあった」

2325片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/08(火) 15:20:32

 ―つまり、いくら名寄せを進めても該当者が出てこない?
「そうです。経営者側は調査があるので社会保険料だけは納めるのだが、これらの事例は元のデータがでたらめなのだから、いくら名寄せを進めても完了するわけがないということ。なぜこんな手口が分かったかというと、社保庁などに『昔、自分はこういうケースをやった』と申告してきた人がいたからで、万単位で同様の事例があるようだ。いくらなんでも、年金を受け取るための大事な書類に、生年月日や名前を偽って書く人がいるとは思わなかった」

 ―見通しが甘かった?
「それを言われると厳しいが、これらの事例は想定外だった。実際に作業をしながら分かってきたことだし…。年金は難問が多いが、まずは期限の3月まで優先順位をつけながら全力を挙げて作業をしつつ、今後は国民の理解が得られるよう、一つひとつ丁寧に説明をしていくしかない」

 ―福田首相は昨年末に内閣改造を示唆した。
「組閣は首相の専権事項だ。政局を言うと、また怒られるんだけど…まあしかし、政治学者の立場から言えば、日本の政治史を振り返ると内閣改造をやって強くなった内閣は一つもないんですよ。それは客観的な事実。だから、今改造を行うのは得策ではない。あぁ言っちゃった。(笑い)」

 ―結局、内閣改造は見送られそうだ。正直、大臣を続けたかった?
「昨今の厚生労働行政は難題が山積する。そこで大臣を引き受けたのだから、単に長くやりたいとかではなく、問題を着実に一つひとつ解決をしていきたい。そこに尽きる。今まで誠意をもってやってきたつもりだし、手抜きは一切ない」

 ―ところで今年は年男。抱負を一つ。
「これでも若いころは髪が長くて『ゲゲゲの鬼太郎』なんてあだ名を付けられたものだけど、今はだんだん髪が薄くなって『ねずみ男』になっちゃったよ(笑い)。とにかく、国民が豊かになるよう、政局にはタッチせず、今の職務に集中し、ネズミのように細かくあらゆる問題に対応して頑張るつもりだ」

 ―今年はビッグマウスは控える?
「うまくいかないこともあるけど、期待感を持たせることは悪いことなのか。プロスポーツでも、期待させることでファンが付いてくるという側面があるでしょう」

 ―ということは…。
「だいたい、ガツンとものを言えなくなったら自分らしさがなくなると思っている。そんなのは面白くない。私は“能面”の政治家にはなりたくないんだよ」

(2008年1月8日14時23分 スポーツ報知)

2326片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/11(金) 16:08:22
自民党:「中宏池会」、5月にお披露目 会長に古賀氏、谷垣氏は代表世話人
 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀派(46人)の古賀誠会長(党選対委員長)と谷垣派(15人)の谷垣禎一会長(党政調会長)は、16日に東京都内で会談し、両派の合流で最終合意する。5月13日にお披露目のパーティーを開く。派閥会長は古賀氏で、谷垣氏はナンバー2として代表世話人に就任する。合流後の「中宏池会」は61人となり、第2派閥の津島派(68人)に次ぐ勢力となる。

 00年の「加藤の乱」による分裂から7年余を経て両派が合流するのは、年内に見込まれる衆院の解散・総選挙に備えるためだ。政界再編や「ポスト福田」に向けた影響力強化を狙う。古賀派幹部は「次期衆院選で自民党が大幅に議席を減らし、自民、民主の枠組みがなくなれば、大きなリベラル勢力は結集の核になる」と語る。

 次期総裁選を目指す谷垣氏にとっては、必要な推薦人20人を確保できる利点がある。合流に当たっては谷垣氏を総裁候補と明確に位置づけないが、総裁選経験者は谷垣氏だけ。いざとなれば一本化するとみて妥協した。

 ただ、新派閥の結束には疑問も残る。昨年の総裁選では、古賀派の鈴木俊一元環境相や菅義偉選対副委員長が麻生太郎前幹事長を支援した。両氏も合流するが、周辺に「次期総裁選も麻生氏を支援する」と漏らしている。

 麻生派も含めた3派合流の「大宏池会」構想は頓挫する。古賀氏は8日夜、麻生派幹部や河野洋平衆院議長と会談して理解を求めた。【竹島一登、野口武則】

毎日新聞 2008年1月11日 東京朝刊

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080111ddm005010048000c.html

2327片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/11(金) 17:53:12
人権擁護法案 議論本格化へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/01/11/k20080111000092.html
自民党の古賀選挙対策委員長や二階総務会長らが会談し、差別や虐待など、人権にかかわる被害の救済を目的とした「人権擁護法案」について、来週18日に召集される通常国会への提出を目指して党の人権問題調査会で議論を本格化させることを確認しました。
人権擁護法案をめぐっては、自民党の古賀選挙対策委員長や二階総務会長らが、政府提案の形で3年前の通常国会に提出することを目指しましたが、党内から「人権侵害の定義が明確ではなく、法律が乱用されるおそれがある」などと反対する意見が出て見送られました。この法案の取り扱いをめぐって、11日、古賀氏や二階氏に加え、党の人権問題調査会の会長を務める太田元総務庁長官らが意見を交わし、来週18日に召集される通常国会への提出を目指して今月中旬以降、人権問題調査会を週に1回のペースで開き、議論を本格化させることを確認しました。そのうえで、党内に依然として法案に反対する意見があることに配慮して、ていねいな議論を行って、党内の合意を得ていくことで一致しました。

2328片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/14(月) 12:03:02
内閣改造見送りに傷心 自民 入閣待望組に広がる
2008年1月14日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008011402079328.html

 福田康夫首相が通常国会前の内閣改造を見送ったことに、自民党内で不満がくすぶっている。

 首相は昨年末、「来年の日程を考えた上で(改造を)考えたい」と前向きの姿勢を表明。入閣待望組の期待は、にわかに高まった。

 昨年九月に福田政権が発足した時、首相は安倍改造内閣の閣僚をほぼ再任し、待望組の思いは、かなわなかった。それだけに新年早々の「お年玉」への期待は大きく、改造の規模への注文まで公然と出ていた。

 ところが首相は、一月四日の会見で、改造見送りを表明。「意外な感じがした」(山崎拓前副総裁)などと落胆の声が聞こえた。

 閣僚未経験の中堅議員は「いつ与党でなくなるかもしれないし…」と不安を口にする。昨年の参院選惨敗の後遺症を引きずる自民党は、年内にも予想される衆院選で野党に転落する恐怖におびえている。

 傷心の党内の関心は、早くも次の改造時期に向かっている。尾辻秀久参院議員会長は三月下旬に予想される二〇〇八年度予算成立後の改造を選択肢として挙げる。三月に「宙に浮いた年金」記録の名寄せを終えるとした公約が実現できないことが確定し、支持低下が想定される。その下落分を改造で取り返す狙いだ。

 しかし、春にはガソリン税の暫定税率の取り扱いをめぐり、与野党攻防が激化する。改造で政治空白はつくりにくい。さらに、七月は主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が待ち受ける。サミット前に関係閣僚を交代させるのは難しく、結局、夏まで現内閣が続く可能性もある。 (政治部・清水俊介)

2329片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/16(水) 00:06:14
宏池会:古賀、谷垣両派が合流正式合意へ 派閥再編が加速
 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派は16日、両派会長である古賀誠選対委員長、谷垣禎一政調会長が会談し、5月合流を正式に合意する。衆院解散・総選挙をにらんだ動きで、リベラル路線に加え、生活重視を掲げ「親福田」勢力として脱皮することをうかがう。一方で安倍晋三前首相の路線を支持した保守勢力にも連携の動きがあり、派閥再編の流れが加速してきた。

 「池田勇人先生(元首相)が提唱した『所得倍増』という言葉に示された通り、国民生活に目をすえることが宏池会の流れだ」。谷垣氏は12日、京都府綾部市での講演でこう強調した。古賀、谷垣両派が合流すれば61人で、第2派閥の津島派(68人)に迫る党内第3勢力になる。

 宏池会は57年6月、池田元首相が結成した。吉田茂元首相の門下として「軽武装・経済重視」のハト派路線を維持してきた。98年には宮沢派から加藤派への代替わりに伴い、河野洋平衆院議長を中心とするグループが脱会、現在の麻生派につながった。さらに、00年11月に加藤紘一元幹事長が森喜朗首相に退陣を迫った「加藤の乱」で分裂、現在の古賀派と谷垣派となった。小泉政権以来、閣僚人事から派閥推薦が拒まれたうえ、4代続けて総裁を出した清和会(現町村派)の勢力が急伸。旧宏池会勢力の存在感は低下の一途をたどった。

 党内発言力の回復も狙っての合流だが、「リベラル」の理念だけで世論の支持を得ることは難しい。谷垣氏の発言には、福田政権が強調する生活重視を党再編の軸足としたい思いもにじむ。党内では山崎派会長の山崎拓前副総裁も最近「生活者の視点にたつ勢力による新しい核が必ずできる」と発言している。

 一方、安倍前首相の退陣で失速した保守勢力も巻き返しを目指す。伊吹派の中川昭一元政調会長は昨年12月、派閥横断の勉強会「真・保守政策研究会」を発足させた。会には昨秋の党総裁選で福田康夫首相と争った麻生太郎前幹事長を推す議員らも多数参加しているが、安倍氏が掲げた「美しい国」路線に総じて同調的だ。メンバーからは「ポスト福田」の時がくれば、麻生支持で動く」との声も上がっており、首相支持派は警戒を強めている。【堀井恵里子、野口武則】

 ▽「加藤の乱」で旧宮沢派分裂の端緒を作った加藤紘一元幹事長の話

 (古賀、谷垣両派は)リベラル勢力、アジア外交中心の議員が多いグループだ。自民党の中に再びそういう流れを強くしていくことになる。混迷した政治の中にひとつの旗を立てることは良いことだ。(自身は現在無派閥だが)私の乱が原因で割れたので、参加がどうとか考えることはせんえつだ。政策面でできることは協力したい。

毎日新聞 2008年1月15日 22時46分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080116k0000m010144000c.html

2330片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/16(水) 00:07:39
危機感前面の自民 08年運動方針案改憲より『不安払拭』
2008年1月15日 朝刊

 自民党が十七日の党大会で採択する二〇〇八年の運動方針案は昨夏の参院選惨敗を受けて、「立党以来の危機に直面している」との分析を冒頭に挙げた。政策の優先順位も昨年から一変し、衆院選への危機感をあらわにした内容になっている。

 運動方針案は毎年一月に開かれる党大会で採択される。ここ数年、方針案の副題は〇六年が「改革、加速。」、〇七年が「美しい国、日本。」と党総裁のキャッチフレーズをそのまま採用してきた。

 しかし、〇八年は福田総裁の「誠実に、着実に。」は不採用。代わって「新たな決意、さらなる挑戦 立ち上がれ自民党」と、党が置かれた状況を訴える内容にした。

 運動方針案起草委員長の坂本剛二組織本部長は「『誠実に…』は二−五年かけて実行する話。次期衆院選をにらめば、今年は厳しい表現しかなかった」と説明する。

 重点政策では、格差是正、農林水産業、中小企業対策、地方の社会資本整備の推進をトップ項目に据え、小泉、安倍両総裁のときに最優先にしてきた「憲法改正に向けた国民的論議の喚起」は後ろに回した。

 坂本氏は「憲法や教育など『国のかたち』にかかわる政策を進めてきた結果、生活者や地方を置き去りにしていると誤解された」と指摘。その反省から、今年は「不安払拭(ふっしょく)に取り組む福田色」(二階俊博総務会長)を強く打ち出した結果だ。

 「生活が第一」と訴える民主党との違いが見えにくい懸念もあるが、伊吹文明幹事長は「民主党の政策はカタログ販売。誰も商品を手に取ってみたことがない。自民党は政府を預かっているから、偽物でない公約をする」と、与党の強みを強調している。 (篠ケ瀬祐司)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008011502079559.html

2331片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/16(水) 02:05:11
「古賀氏はマヨラー」大仁田氏、新著で政界裏話を暴露
 元参院議員でプロレスラーの大仁田厚氏(50)が14日、都内で15日発売の自著「国会デスマッチ。〜裏ネタ暴露100連発」(双葉社)の出版会見を行った。大仁田氏は「政治をもっと身近に感じてほしかった」と出版の理由を説明した。

 同書では、大仁田氏の“親分”で自民党の古賀誠選対委員長がマヨネーズ大好きの「マヨラー」という事実や、福田康夫首相が官房長官時代に「政治は男のロマンだぜ、ファイヤ〜」と絶叫した過去などを暴露している。

 会見で、次期総選挙について聞かれた大仁田氏は「(岐阜1区の公認は)間違いなく野田聖子さん。以前に酔っぱらって古賀先生のことを『まことちゃん』と呼んでいた」と明かした。

(2008年1月15日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080115-OHT1T00072.htm

2332片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/16(水) 19:15:24
森元首相:中川氏の行動に苦言
 自民党の森喜朗元首相は16日、東京都内で講演し、伊吹派の中川昭一元政調会長が昨年12月、無所属の平沼赳夫元経済産業相らと勉強会「真・保守政策研究会」を発足させたことについて、「伊吹文明さんが幹事長という重要ポストを与えられ、その間、派閥をしっかり守るのは中川さんだ。平沼さんとの個人的な心情は別の話だ」と述べ、中川氏の行動に苦言を呈した。

 森氏は衆院の解散・総選挙について「与えられた300議席は尊いもので、簡単に放す必要はない。ぎりぎりまで淡々とやればいい」と、早期解散に否定的な考えを示した。揮発油税などの暫定税率維持問題について「税金が25円安くなったら誰でも飛びつく。そのことが、日本が将来本当に助かることなのか。まさに公益か私益かだ」と述べ、撤廃を主張する民主党を批判した。【葛西大博】

毎日新聞 2008年1月16日 18時55分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080117k0000m010048000c.html

自民党:幹事長会議で暫定税率に危機感
 自民党は16日、党本部で全国幹事長会議を開いた。福田康夫首相(党総裁)は「結党宣言で『政治は国民のもの』とうたい上げた。もう一度思い起こし奮い立たないといけない」とあいさつし、国民生活に密着した視点で政治を進める姿勢を強調した。

 地方の出席者からは道路特定財源の暫定税率維持について「国民が納得する資料を出してアピールしないと理解を得られない」など、危機感を訴える発言が相次いだ。

 自民党は11日、所属国会議員に「(暫定税率撤廃で)地方自治体は大打撃!」「日本のガソリン価格は高くない」など4項目を掲げ、暫定税率維持の必要性を訴えた発言資料を配布している。しかし、ガソリンが1リットル当たり約25円安くなると強調する「民主党のPRが先行している」(千葉伝・岩手県連幹事長)のが実情で、執行部は「新たなビラを作成中だ」(岩永峯一広報本部長代理)など、釈明に追われた。【堀井恵里子】

毎日新聞 2008年1月16日 18時22分 (最終更新時間 1月16日 18時39分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080117k0000m010029000c.html

2333片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/17(木) 16:27:55
年金、雇用でリードを=創価学会が公明に注文
1月17日15時1分配信 時事通信

 公明党は17日、党本部で支持母体の創価学会との連絡協議会を開いた。学会の原田光治副理事長はあいさつで、特に重視する政策として年金・医療や若者の雇用問題などを挙げ「公明党が与野党の協議をリードしてほしい」と要望した。
 また、原田氏は、新テロ対策特別措置法が衆院で再可決、成立したことに関連し、「今後も国民に対する十分な説明と与野党間の合意形成を軸として、粘り強い努力をお願いしたい」と述べ、再議決の手法を安易に採用しないよう求めた。
 北側一雄幹事長はあいさつで、次期衆院選について「常在戦場の決意で何としても全力を挙げて勝利していく。戦い抜く決意である」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000110-jij-pol

2334片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/17(木) 18:49:02
公明党と創価学会 連絡協議会で意見交換
 公明党は17日、支持母体である「創価学会」との連絡協議会を開き、ガソリン税の暫定税率の問題などについて意見交換した。

 協議会で創価学会側は、ガソリン税などの暫定税率の維持について、「道路族議員や業界を守るための政策ではないかと映っている。国民の負担軽減を考えるべきではないか」との意見が出た。これに対し、北側幹事長は「暫定税率維持の必要性を丁寧に説明していく」と述べた。

 また、北側幹事長は、公明党が政府に求めていた自動車損害賠償責任保険料の値下げを近く政府が発表することを明らかにした。車検の度に支払っていた保険料が、自家用車で約9000円値下げされるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080117/20080117-00000056-nnn-pol.html

2335片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/17(木) 21:29:45
自民党大会:「生活重視」へ政策路線を一変 参院選を反省
 自民党は17日の党大会で、福田康夫首相(党総裁)が「徹底的に国民の立場に立つ政治を貫徹する」と宣言し、安倍晋三前総裁の「美しい国」から「生活重視」へ政策路線を一変させた。理念偏重で惨敗した参院選を反省し、18日から始まる通常国会の論戦では「国民の生活が第一」を掲げる民主党と国民生活に身近な政策で競う構えだ。ただ、ガソリン税の暫定税率や年金記録問題など難問が山積しており、内閣支持率が低迷する現状を打開するのは容易でない。

 「国民の中に入り、国民の声に耳を傾け、国民の自民党に対するまだ消えぬ期待の炎を、燃え盛る支持と支援の炎に変えていく」

 首相は演説で生活重視をテコに党再生にかける決意を強調した。

 運動方針は、重点政策の上位に格差是正や農業政策などを掲げた。起草した党幹部は「昨年の方針は新憲法制定など国家理念が前面に出て、農業など身近な問題が隅に追いやられたと国民に受け止められた」と路線転換の理由を説明する。

 政府・与党はすでにコメの備蓄を100万トンまで積み増す緊急対策や、高齢者医療の負担増凍結など、対策の具体化を進めている。加藤紘一元幹事長は記者団に「安倍前首相からガラッと変わって、理念より生活と言ったのはよかった。去年こうなっていたら、参院選でここまで負けなかった」と指摘した。

 生活重視への転換は公明党も歓迎だ。「大リーグのイチロー選手は1番バッターも3番バッターもできる。公明党も政策実現の1番バッター、時にはちょっと3番を打つこともあるという戦いを展開していきたい」。太田昭宏代表は来賓あいさつで、こう強調した。

 しかし、焦点となるガソリン税の暫定税率問題では、撤廃を主張する民主党が「1リットル当たり約25円安くなる」と宣伝に力を入れる。与党内には「地方は車で移動するから、5年、10年先の道路よりガソリン代の値下げを選ぶ」(幹部)との危機感も強い。民主党と同じ「生活」対決の土俵に乗ることで、窮地に追い込まれる可能性もある。【堀井恵里子】

毎日新聞 2008年1月17日 20時12分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080118k0000m010086000c.html

2336片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/17(木) 21:44:50
野中氏が再議決に懸念 新テロ対策特措法の成立で(01/17 19:25)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/71060.html?_nva=14

 野中広務元自民党幹事長が17日、関西プレスクラブで講演し、新テロ対策特別措置法の再議決をめぐり「(衆院で)3分の2を簡単に使えて自民党が困難な法案をやろうとすれば、やがて公明党が連立離脱を言い出す」と指摘。その上で「議会政治を停滞させ国民から批判を受ける時が来る」と述べ、自民党の対応を批判した。

 また民主党が圧勝した昨年7月の参院選に触れ「地方を中心に、自民党施策が国民の厳しい怒りを受けた」と分析した。

 さらに官僚と政治家との関係について「官僚と政治家が切磋琢磨しなければ、いい結果を生み出せない。公務員たたきをやって全部駄目なような印象を与え、官公庁の人材がどんどん減っている」と強調した。

2337片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/17(木) 22:44:07
危機連発 自民党大会は「隠忍自重」
2008.1.17 19:22

 自民党の第75回定期党大会が17日、都内のホテルで開かれた。福田康夫首相(党総裁)はあいさつで「立党以来の最大の危機だ」と指摘し、「国民の声に耳を傾け、自民党に対する消えぬ期待の炎を燃えさかる支持と支援の炎に変えていく。立党宣言に戻って大きな転換をしたい」と述べた。

 また、18日召集の通常国会について「国会は非常に難しい状況だ。困難があっても党利党略でなく、真に国民のための結論を得る」と述べ、平成20年度予算案や予算関連法案の年度内成立に全力を挙げる考えを示した。

 大会では、伊吹文明幹事長が平成20年運動方針を報告、採択された。運動方針は、格差問題の是正や農林水産政策の推進などの重点政策を打ち出した。首相は「原油価格や輸入食料品の高騰、株価下落が、短期的なのか長期的なのか見極めて対応したい」と強調し、国民の立場に立った政治の実践をアピールした。

    (大谷次郎)

 全国から約3400人の党員・党友を集めて盛大に催された17日の自民党党大会。福田康夫首相(党総裁)の就任後初めての大会は、衆参ねじれ国会のあおりを受け、「隠忍自重」(首相)な重苦しい空気が漂った。郵政選挙で大勝し、自信に満ちた平成18年の小泉党大会、最年少総裁誕生で期待感にあふれた19年の安倍党大会とは隔世の感がある。首相が明確な「福田ビジョン」を打ち出し、党員の自信と希望を取り戻すことが、政権浮揚の第一歩といえそうだ。

 「自民党は立党以来の最大の危機なんです」

 拍手の中で壇上に上がった首相は笑顔も見せず、切々と厳しい現状を訴えた。

 「徹底的に国民の立場に立つ政治」「国民本位の政治」「国民の期待の炎」「国民政治の再生」−。首相はわずか10分の演説で“国民”を35回も繰り返し、最後は「どうぞご支援を心からお願いします」と深々と頭を下げた。

 例年の党大会は通常国会召集直前に、党勢を内外にアピールする「景気付け」の場だが、今回は47都道府県連の女性幹部の一言スピーチをのぞき、派手な演出は一切なかった。

 思い起こせば、19年の党大会では、安倍晋三首相(当時)が巨大な筆で自らのスローガン「美しい国、日本」を揮(き)毫(ごう)。そして、「戦後レジームからの脱却」を高らかにうたっていた。

 その前年の18年の党大会は17年秋の郵政選挙で大勝し、自信にみなぎっていた。多くのチルドレンを従えた小泉純一郎首相(当時)は「改革の加速」を宣言。最後は全員にペンライトが配られ、コンサート会場のような雰囲気で幕を閉じた。

 しかし、今大会は、焦りばかりがにじみ出た。

 来賓の御手洗冨士夫経団連会長は、「国民生活を豊かにするために強力な改革を進める必要がある。それが閉塞(へいそく)感を払拭(ふつしよく)し、格差解消につながる。スピーディー、着実に進めることを期待する」と注文を付けたが、首相からはついに「改革」の言葉は聞けず終いだった。

 首相のあいさつが終わり、伊吹文明幹事長の党務報告が始まると、後列の出席者はゾロゾロと席を立った。レセプション会場でも話題は原油高、株安、解散時期−など暗いニュースばかり。

 一方、福田政権で無役となった麻生太郎前幹事長や安倍前首相らには人だかりの山ができ身動きできないほど。写真撮影や握手攻めにあっている麻生氏に対し、記者団が「内閣支持率も下がり、そろそろポスト福田の…」と水を向けると「ああ、そっちの話にしたいわけか。その話に答えることはありません。ガハハ…」ときびすを返した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080117/plc0801171906011-n1.htm

2338片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/18(金) 12:29:23
解散総選挙の緊張感ただよう 自民党大会出席の本県衆院議員 栃木
 福田康夫首相(党総裁)が「立党以来最大の危機」と訴えた十七日の自民党大会。年内に確実視される解散・総選挙を控えた本県関係の同党衆院議員にも緊張感がただよった。十八日召集の通常国会で最大の焦点となりそうな「ガソリン値下げ」問題に関して、各議員は「国民生活に大混乱を招く」と暫定税率撤廃を主張する民主党の姿勢を批判した。

 「いつものような軽さはなかった。選挙がいつあるかという緊張感が根底にあった」

 本県2区からの立候補を目指す西川公也衆院議員は例年と違った雰囲気を感じたという。

 西川氏は、通常国会で審議される二〇〇八年度予算案や暫定税率を維持するための租税特別措置法改正案について「国民生活に支障を与えないために何としても年度内に通さないといけない」と強調。さらに暫定税率撤廃の影響を「一時的にガソリンが安くなっても、地方は予算が組めなくなり結果として国民生活に大混乱を招く」と指摘した。

 同じく2区からの立候補を目指す森山真弓衆院議員は、閉会前に行われた四十七都道府県連の女性部長によるリレーアピールを笑顔で見つめた。「青年部もいいけど、やはり女性が出ると盛り上がる」

 解散の時期については「総理の心の内は分からない」と明言を避けたが「何も悪い時期に(解散を)やる必要はない。サミットなど重要な仕事を通じて、実績を積み上げていけばいい」と慌てる必要はないとの見方を示した。

 暫定税率撤廃を目指す民主党に対しては「足りない財源をどこからもってくるのかという肝心な部分の説明がない」と首をかしげる。

 1区からの立候補を予定する船田元衆院議員は「参院選の敗北で得た反省の空気に包まれていた。例年より地味だったが逆に引き締まった」と大会を振り返った。

 先の臨時国会では新テロ対策特別措置法案が参院で否決されたことを受け、五十七年ぶりの衆院再議決で可決成立させた。通常国会でも民主党をはじめとする野党の攻勢が予想されるが「この先、三分の二の再議決を使わざるを得ない場面が出てきたとしても、なぜ使わなければいけないのかをきちんと説明して理解を得る努力をしないといけない」と述べた。
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/php/s_news.php?f=k&amp;d=20080118&amp;n=4

2339片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/19(土) 02:26:38
気合?反省?赤城元農相が丸刈り…自民党定期大会

 衆院解散をにらみ、与野党の激しい攻防が予想される第169通常国会が18日に召集されるのを前に、自民党は17日、東京都内のホテルで定期党大会を開催した。挙党一致が確認されるなか、同大会には「バンソウコウ王子」こと、赤城徳彦元農相(48)も短髪姿で現れた。安倍内閣にとどめの一撃を与えた“戦犯”には、ライバル候補の名前が浮上するなど、決戦の年にどう立ち振る舞っていくのか注目が集まる。

 気合か、それとも反省の表れか。赤城氏が丸刈り姿で現れた。髪は伸びかけてはいたものの、以前までのやや長めを後ろにまとめた髪形からイメチェン。ただ、まだ後ろめたさがあるのか。

 大会終了5分前。福田首相の万歳三唱の前にほかの出席者よりいち早く会場を後にした。終始伏し目がちで、周囲の呼び掛けには反応せず、人ごみをかき分けながら小走りで去っていった。丸刈りの理由について赤城氏の事務所は「髪は年末に切りました。理由は分かりません」とした。

 赤城氏は、農相時代の昨年7月の参院選直前に、突然顔面に特大ガーゼとバンソウコウのいで立ちで会見場に現れ、記者の追及に「何でもありません」「大したことない」と繰り返し、大きな疑念を呼んだ。結局、原因は毛包(もうほう)炎と呼ばれる吹き出物だったが、「バンソウコウ王子」のありがたくない称号を受け、さらに参院選惨敗、安倍政権倒閣の“戦犯”として扱われた。

 祖父・宗徳氏(元防衛庁長官)の代から続く盤石な地盤を誇るだけに、次期衆院選は安泰と思いきや、ここにきて“刺客”の影がちらつき始めた。民主党が対立候補として05年の衆院千葉7区補選で初当選した元キャバクラ嬢の太田和美衆院議員(28)を擁立するという一部情報が浮上した。

 政治評論家の有馬晴海氏は「太田氏は『堀江メール』問題で民主党に逆風が吹く中、初当選した“スター性”がある。茨城という土地柄では落下傘候補は歓迎されないが、追われる立場の赤城氏は大変だろう」と語った。

 事務所問題を含め、数々の騒動を巻き起こしてからの辞任劇は赤城氏自身にも打撃を与えた。自民党茨城県連内で党本部への赤城氏の公認申請について慎重論が上がっていると言われる。

 「昨年末の本会議を欠席し、派閥の会合にも来ないなど引退説も流れた」(有馬氏)と引きこもり気味だった様子。髪形とともに気分一新した“王子”はどう巻き返すのだろうか。

(2008年1月18日06時01分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080118-OHT1T00069.htm

2340片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/19(土) 13:07:12
自民党員、10年連続減・07年1割、地方組織足腰弱く
 自民党の2007年の党員総数が06年に比べ1割減の105万人程度となったもようだ。党組織本部の推計によるもので、党員減少は10年連続。1991年のピーク時(約546万人)の2割弱まで落ち込んだことになる。同党は衆参両院の所属国会議員に、来年に予定する次の党総裁選挙までに1人当たり1500人の新規党員獲得をノルマとすると通知。党勢挽回(ばんかい)に懸命になっている。

 減少に歯止めがかからない背景には、市町村合併で地方議員の定員が減り、これまで活発な党員獲得活動を繰り広げた保守系の地方議員も減ったことがある。昨年の参院選惨敗の影響も大きく、「参院選後は党員のなかにも党費を払わない人が増えている」(党関係者)という。(07:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080119AT3S1801T18012008.html
>>1235

2341片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/22(火) 23:06:51
ガソリン以外でもひずみ 自民参院会長、政府に「喝」
2008年01月22日21時57分

 自民党の尾辻秀久参院議員会長は22日の参院での代表質問で、異例とも言える政府への注文を重ねた。伊吹文明幹事長が衆院の代表質問で福田首相を擁護、民主党に批判の矛先を向けたのとは正反対の尾辻氏の熱弁に、野党席から盛んな拍手が送られた。

 尾辻氏は、政府方針で決定済みの社会保障費削減について「乾いたタオルを絞っても(これ以上)何も出ない。09年度予算では削減しないと約束してほしい」。経済財政諮問会議については「私が厚生労働相時代、諮問会議にしばしば呼びつけられた。実績は否定しないが、格差を広げたのも事実だ」と敵意をむき出しにして批判した。とどめは年金記録問題で、同じ参院出身の舛添厚労相に「国民を不安にしたのだから、まず謝罪を」。

 首相は淡々と答弁したが、舛添氏は「国民の皆様に大変ご迷惑をおかけしていることを改めて深くおわび申し上げる」と厳しい表情だった。

http://www.asahi.com/politics/update/0122/TKY200801220434.html

2342片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/23(水) 19:27:30
福田首相:珍しく気色ばむ 大河原氏の「福田ダム」発言に
 23日の参院代表質問で、野党への「低姿勢」答弁を続けてきた福田康夫首相が、珍しく気色ばむ場面があった。

 民主党の大河原雅子氏が、首相の地元・群馬県で建設中の八ッ場(やんば)ダム(15年度完成予定)について「無駄な公共事業」と批判。同ダムが1952年の計画発表後、完成予定が2度も延長され、事業費が4600億円に膨らんだ経緯に触れ、「福田赳夫元首相の時代から『福田ダム』とやゆされている」と指摘したためだ。

 それまで答弁書を棒読みしていた首相は、この時ばかりは野党席をにらみつけ、「『福田ダム』という言葉は生まれて初めて聞いた。どこからそんな言葉を見つけたのか。あまり造語はなさらないようにしていただきたい」と声を荒らげた。【田中成之】

毎日新聞 2008年1月23日 19時18分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080124k0000m010047000c.html

2343片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/24(木) 03:04:58
加藤元幹事長:今秋総選挙、政界再編の可能性指摘
 自民党の加藤紘一元幹事長は23日、名古屋市で開かれた「ミッドランド毎日フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、今年秋に解散・総選挙が実施されるとの見通しを示したうえで、「日本の政治は今年の秋、化学反応が起こるかもしれない。何十年来の政局になりそうだという感じがする」と述べ、選挙を経て政界再編に至る可能性を指摘した。

 さらに、政界再編との絡みで「小選挙区制度ではその変化はもたらせない。たぶん中選挙区に戻さないと調整不可能なことではないかという議論がされていくような気がする」とも語り、具体的には定数3の中選挙区を150作る案を示した。【秋山信一】

毎日新聞 2008年1月23日 23時11分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080124k0000m010146000c.html

2344片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/24(木) 13:11:50
厚労委員長、議事録から長妻氏の発言削除
1月24日8時1分配信 産経新聞

 衆院厚生労働委員会の茂木敏充委員長(自民党)が、厚労委理事会の合意や発言者の了解もなく、職権で議事録から民主党の長妻昭議員の発言の一部を削除していたことが23日、分かった。長妻氏が同日の民主党厚生労働・総務合同部門会議で明らかにした。同氏によると、茂木氏は今月15日、昨年10月24日の厚労委で長妻氏が「与党というのは、一度でも不祥事を追及したことがあるんですか、政府の」と発言した部分を、議事録から削除した。民主党は18日付で、茂木氏に抗議文を送った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080124-00000069-san-pol

2345片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/24(木) 19:42:50
予算並み衆院優越を 関連法案 暫定税率継続へ自民・町村派提言
2008年1月24日 朝刊

 自民党町村派は二十三日、予算案に関する憲法の衆院優越の規定を、予算関連法案にも適用できるよう解釈の変更を求める緊急提言をまとめた。予算関連法案の一つで、ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率を二〇〇八年度も継続する租税特別措置法改正案の年度内成立が危ぶまれているのに応じた措置。二十四日の総会で正式決定し、同派出身の福田首相に提出する。

 憲法は予算案について(1)衆院に先に提出(2)衆院通過後、参院が否決しても衆院の議決を優先(3)参院が採決しない場合、否決したとみなす期間は通常法案の六十日より短い三十日間−と規定しているが従来、予算関連法案には適用されていない。

 提言は、租特法改正案に反対する民主党を「政局にする意図でやっている」と批判。自民党執行部に対し「ねじれ国会の中で、国民生活に影響を与えないように新たな国会運営ルールを超党派で確立する必要がある」として、憲法解釈の変更を民主党に働き掛けるよう求めている。

 民主党が呼び掛けに応じない場合は、予算関連法案を「できるだけ早期に参院に送付することが求められる」と指摘。参院採決が引き延ばされても「みなし否決」の規定により、年度内に衆院で再可決・成立可能な一月中に法案を衆院通過させることが望ましいとの立場を示して民主党をけん制している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008012402081903.html

2346片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/26(土) 14:02:08
「福田ダム初めて聞いた」
「八ッ場」指摘首相が不快感
 「生まれて初めて聞いた。あまり造語はしないで下さい」

 福田首相は23日の参院本会議の代表質問で、「八ッ場ダムは福田赳夫元首相の時代から『福田ダム』とやゆされている。水の需要は減っているのに、巨大なダムを建設する必要があるのか」などと指摘、ダム建設の必要性をただした民主党の大河原雅子議員の質問に、こう述べて不快感をあらわにした。

 関係者によると、ダム建設に慎重な中曽根元首相に対し、赳夫元首相は推進派として知られたが、「福田ダム」という言葉は使われたことはないという。

 高崎市の福田事務所では「利益誘導と絡めて見られるのは、首相自身が最も嫌っていること。首相は選挙区の関係で現地に行ったこともないのに」(悴田義則事務所長)と、いぶかることしきりだった。

 大河原議員は、昨年12月、「公共事業チェック議員の会」として、他の野党3議員とともに、八ッ場ダム建設予定地を視察した。

(2008年1月24日 読売新聞)群馬
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20080123-OYT8T00633.htm

2347片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/26(土) 15:06:03
暫定税率 自民党執行部ピリピリ 伊吹氏らが箝口令 (1/2ページ)
2008.1.25 19:55

このニュースのトピックス:ガソリン税
 揮発油税などの暫定税率を維持する歳入関連法案(日切れ法案)の1月中の衆院通過が困難になる中、自民党の伊吹文明幹事長らは衆参の所属議員にマスコミ対応の自粛を求める通達を出した。3月末の期限切れまでに「60日みなし否決」規定を担保できないことに参院で不満がくすぶっている上、若手議員に民主党へ同調し、「ガソリン値下げ」を訴える動きが出始めたからだ。だが、「箝口(かんこう)令」に対する反発は強く、国会の行方次第では執行部批判が吹き出しかねない情勢だ。

 伊吹氏「首相官邸に行き、首相に何か文句を言ったと報じられているけど事実なの?」

 尾辻秀久参院議員会長「いやあ…。何ともコメントがしようがありませんなあ」

 伊吹氏「事実と違うならば、そういう記者は出入り禁止にしないといけませんよ!」

 25日昼の自民党総務会終了後、国会内で伊吹氏は尾辻氏が24日夜に福田康夫首相に法案の月内衆院通過を「直談判」したことを嫌みたっぷりに牽制(けんせい)した。尾辻氏は特に釈明もしなかったが、参院側は「参院議員会長が党総裁と会うのに幹事長にいちいちお伺いを立てないといけないのかね」(幹部)と不快感をあらわにした。

 加えて伊吹氏らの通達が自民党内のきしみを増幅させた。

 通達は伊吹氏、谷垣禎一政調会長、河村建夫広報本部長の連名で24日に出された。表題は「ガソリン税暫定税率についてのマスコミ対応」。日切れ法案への理解を求めた上で、「わが党は自由な政党でありおのおのがそれぞれ意見を表明できる政党ですが、それは党として意見集約過程の中で行うべきです。党として意思決定が行われた後は党人としての規範を守り、マスコミなどへは慎重に対処していただくようにお願いします」と結んだ。

 実はこの通達は、若手の一部にガソリン代値下げを求める声があることを受けて、参院執行部が要請したものだが、日切れ法案の月内衆院通過が困難になったことで参院内で衆院への不信は強まっているだけに「伊吹氏は参院の意向を逆手にとったのでは」(中堅)といぶかる声も上がる。

 一方、伊吹氏の高圧的な手法には衆院にも「おれたちは官僚じゃない」(中堅)などと不満はくすぶる。加えて、対話路線にこだわる首相の手法にも「民主党が圧力を強めるだけではないか」(ベテラン)と疑問の声が相次ぐ。首相が民主党の小沢一郎代表との党首会談を模索していることも疑心暗鬼を増幅させており、「小沢氏は政権奪取を掲げているのに、頓挫した大連立構想に今さらしがみついてどうする」(閣僚経験者)との声も少なくない。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080125/stt0801251955010-n1.htm

2348片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/29(火) 01:37:34
新成人、年金に関心 公明党、盛岡で意識調査

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 公明党県本部青年局(局長・相原孝彦滝沢村議)と同党盛岡市議団は、今年の盛岡市成人式(1月13日)の会場で実施した政治意識調査の結果を公表した。新成人が最も関心があるのは「年金問題」が30・7%でトップだった。

 調査は面談方式で行われ、出席者2460人中、167人(男性94人、女性73人)から回答を得た。

 「選挙が行われたら投票に行くか」の質問は「行く」が73・7%(前年63%)で、「行かない」「分からない」(ともに13・2%)を上回った。行かない人の理由は「面倒だ」が72・7%を占めた。

 「今、何に一番関心があるか」は、年金問題に続いて「環境問題」21・2%、「少子高齢化問題」16・8%、「雇用問題」15・6%、「医療問題」11・2%の順だった。

 「結婚したいか」の質問には「したい」が85・0%。「将来子どもは何人ほしいか」は「2人」が52・1%、「3人」が26・7%だった。

 同党は結果を受け▽学校教育で政治に関心を持つことの大切さをあらためて教える▽投票機会の拡大や啓発、投票環境の整備▽子育て支援を中心とした少子化対策の充実−などを盛岡市に求めている。

(2008/01/28)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080128_6

2349片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/30(水) 21:23:37
中川自民元幹事長:「4月の解散・総選挙は絶対ない」
 自民党の中川秀直元幹事長は30日、福岡市で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演した。中川氏は「民主党は4月に衆院解散・総選挙に追い込むというが、甘い見方だ。福田康夫首相はそんな解散は絶対しない」と述べた。

 また、大阪府知事選で、自民党府連が推薦した橋下(はしもと)徹氏が野党候補を破って当選した結果を踏まえ「民主党は、これを直近の民意と位置づけるべきだ」と強調し、民主党をけん制した。【葛西大博】

毎日新聞 2008年1月30日 20時12分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080131k0000m010066000c.html

2350片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/31(木) 01:08:35
関係修復? 自民党の中川元幹事長と麻生氏が会合
 関係悪化が指摘されている自民党の中川元幹事長と麻生前幹事長が、30日夜に都内で会合を行いました。会合には、菅選対副委員長も同席しました。党内最大派閥の実力者である中川氏が「ポスト福田」を狙う麻生氏と接触したことで、波紋が広がりそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080130/20080130-00000048-ann-pol.html

2351片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/01/31(木) 01:43:32
中川秀、麻生、菅氏が会談
1月31日1時0分配信 時事通信

 自民党の中川秀直元幹事長、麻生太郎前幹事長、菅義偉前総務相が30日夜、都内の日本料理屋で会談した。中川氏が「福田康夫首相をしっかり支えてほしい」と政権への協力を要請。麻生氏らも支持を約束した。
 一方、揮発油(ガソリン)税の暫定税率などを期限切れにさせる民主党の戦略などについても意見交換し、「『ガソリン政局』にはしてはならない」との認識で一致した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000251-jij-pol

2352片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/02(土) 02:42:09
麻生前幹事長と町村官房長官が極秘に会談
 自民党・麻生前幹事長と町村官房長官が1日夜、極秘に会談した。

 先の自民党総裁選で敵味方にわかれた2人の事実上の「手打ち」とみられている。福田政権が株価の低迷などで厳しい状態が続く中、「ポスト福田」を狙う麻生氏と福田首相の出身派閥のトップでもある町村氏の接近は、今後の政局をにらんだ動きとして波紋を広げそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080202/20080202-00000004-nnn-pol.html

2353片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/02(土) 14:59:59
外国人選挙権「憲法に反する」 自民若手有志の会
2月2日8時1分配信 産経新聞

 民主党が永住外国人への地方選挙権付与法案の提出を検討していることを受けて、自民党の議連「伝統と創造の会」(会長・稲田朋美衆院議員)は1日、党本部で勉強会を開き、「地方選挙権の付与は憲法違反だ」として法案に反対していく方針を決めた。

 勉強会では、日本大学の百地章教授(憲法学)が講演。平成7年の最高裁で参政権を「日本国民のみを対象」とするとの判決が出ている▽韓国で地方参政権を付与される日本人は100人に満たず、在日韓国・朝鮮人約46万人に比べ著しく少ない▽有事における自衛隊活動に制約ができる−などを説明し、強い懸念を示した。

 自民党法務部会の「国籍問題に関するプロジェクトチーム(PT)」(座長・河野太郎衆院議員)が1月下旬、特別永住者の帰化手続きを、許可制から届け出制に変更する法案を今国会に議員立法で提出する方針を決定していることについても異論が相次いだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000077-san-pol

2354片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/03(日) 01:10:25
農村部に大量ビラ攻勢 自民、参院選惨敗で危機感

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 自民党が農家の保護策をPRするビラを大量に作製、農村部に猛烈な宣伝攻勢をかけている。昨年の参院選で惨敗したことへの危機感が背景にあるが、都市部の議員らからは懸念の声も聞かれる。

 ビラは機関紙「自由民主」の号外形式。先月1日付では、党側の要請を受けた福田康夫首相の「強い指示」により、農業予算に関し「1111億円を緊急追加 コメ政策の見直しが決定」したとアピールするビラ約250万枚を発行し、都道府県連や国会議員事務所に配布した。ビラでは「自民党は農畜産物の輸入自由化を前提としません」とも強調している。

 このほか「農業再生へ自民党動く」と題し、約170万枚を発行。小規模農家や高齢者農家の保護策をPRする一方、民主党の政策を「財源の根拠がない」と批判した。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2008020201000314_Politics.html

2355片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/03(日) 02:12:32
首相とりまく政治力学に変化 鞘当て顕在化 与謝野・秀直・森 そして小沢… (1/3ページ)
2008.2.3 01:00
 福田康夫首相を取り巻く政治力学に新たな流れが生まれつつある。昨年末に薬害肝炎問題の議員立法による決着を指南した与謝野馨前官房長官がキーマンとして存在感を強めれば、首相の出身派閥である自民党町村派の森喜朗元首相や中川秀直元幹事長らも福田政権誕生の立役者として首相への影響力を保持している。与謝野氏と森、中川両氏との関係は微妙で、双方の鞘(さや)当てが激化すれば、盤石とはいえない政権基盤がさらに揺らぐ要因にもなりかねない。(今堀守通)

 揮発油(ガソリン)税の暫定税率の期限を3月末から5月末まで延長する「ブリッジ(つなぎ)法案」の衆院本会議での採決を翌日に控えた1月29日昼、与謝野氏がひょっこり首相官邸に現れた。「薬害肝炎問題の後日談だ」と記者団をけむに巻いたが、首相執務室では、首相に同法案の採決を回避すべきだと進言した。

 「河野洋平衆院議長が納得するだろうか」「参院の権威を傷つけてしまう」「長い目で見るとかえって政権を混乱させる」…。与謝野氏が理由を挙げるたびにうなずいていた首相は最後に、「よーくわかった」と話した。

 首相周辺によると、首相も民主党との話し合いを優先させ、ブリッジ法案を押し通すことは避けたかった。翌30日午前、自民党の伊吹文明幹事長を公邸に呼び、与謝野氏の発言を引用しつつ「そういうことを踏まえて対応してほしい」とくぎを刺したという。

 内閣支持率下降の要因ともなった薬害肝炎問題への対応をきっかけに、首相周辺には与謝野氏の「官邸復帰」を求める声も出始めている。「首相と与謝野氏は波長が合っているようにみえる」と官邸関係者はいう。

 与謝野氏は次の布石も着々と打っている。

 昨年末、民主党の小沢一郎代表が会長を務める「国際草の根交流センター」(ジョン万次郎財団)の副会長に就き、4日の財団理事会で2人は同席する。小沢、与謝野両氏の顔合わせは、「大連立」構想が浮上した、首相と小沢氏の党首会談を2日後に控えた昨年10月28日の「囲碁対決」以来だ。小沢氏はわざわざ与謝野氏サイドに「自分は途中退席するので、理事会には冒頭から来てほしい」と要請してきている。

 首相が民主党との対話路線に固執する背景には何があるのか。自民党幹部は「政局をなぎの状態にするために衆院解散・総選挙を極力先送りさせるとともに、大連立の糸をつないでおきたいからだ」と、首相の思いを代弁する。

 3月19日に任期切れとなる日銀総裁の後任人事も控える。野党が参院を制する「ねじれ国会」のもと、民主党との対立や混乱の回避を最重要課題とする首相にとって、昨年の2度の党首会談で芽生えた小沢氏とのラインを断ち切ることはできない。与謝野氏には、両者のパイプ役になろうとの思惑も見え隠れする。

 対する森氏には、首相の「後見人」という自負がある。「大連立」構想で首相と小沢氏との仲介役になったが、日銀総裁人事でも、首相に電話し「何とかしようか」などと小沢氏との折衝を買って出ようとしているほどだ。

 しかし、与謝野、森両氏が、首相と小沢氏との接着剤として手を組む環境にはない。安倍晋三前首相が昨年8月の内閣改造で無派閥の与謝野氏を官房長官に起用した際、森氏は町村派ではないため反発したとされる。与謝野氏も官房長官時代に森氏と十分に連絡を取り合わず、両氏の関係は疎遠になっている。 

 森氏に近い中川氏も官邸に足しげく出向き、特別会計の埋蔵金問題への対応など政策に関して首相に積極的に進言してきたが、与謝野氏とはしっくりいかない。経済財政運営をめぐり経済成長重視の立場をとる中川氏と、財政再建派の与謝野氏とは「水と油」の関係にあるからだ。

 もともと、頼りになる側近やブレーン的な議員が政界には少ないとされてきた首相だが、当面は「知恵者」の与謝野氏と、「後見人」の森、中川両氏とのバランスに腐心しながら政権を運営していくものとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080203/stt0802030100000-n3.htm

2356片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/05(火) 15:05:14
渡辺金融相 冬柴国交相に「会見断られた」
2月5日12時21分配信 産経新聞


 成田国際空港の管理運営会社などに対する外資規制を盛り込んだ空港整備法改正案をめぐり、渡辺喜美金融担当相は5日、閣議後の会見で「資本規制という鎖国的、閉鎖的手法は間違い」と述べ、改めて反対を表明した。
 この問題で、渡辺金融相は冬柴鉄三国土交通相に会談を申し入れたが、「閣内対立をイメージさせる」と断られたことを明らかにした。その上で、「少なくとも3人の大臣が反対しており、まずは話し合いに応じていただく必要がある」と冬柴国交相の姿勢を強く批判。5日の自民党部会の結果をみて、再度会談を申し入れる考えを示した。
 改正案に対しては、渡辺金融相のほか、岸田文雄規制改革担当相、大田弘子経済財政担当相も反対を表明している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080205-00000913-san-pol

2357片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/05(火) 18:12:18
伊吹氏「修正発言控えるよう」 暫定税率問題で
 自民党の伊吹文明幹事長は5日の党役員連絡会で、揮発油税の暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案に関し「野党から修正協議(の呼び掛け)が出てくる前にこちらから(修正意見を)言うのは筋論としておかしい。政党政治の筋を守ってほしい」と述べ、見直し発言を当面控えるよう求めた。

 修正に強く反対している道路族らと、一般財源化や環境税化などを模索する「修正派」が対立しかねないことを懸念したとみられる。
2008年02月05日11時46分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20080205/20080205_004.shtml

2358片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/06(水) 02:59:53
空港整備法改正で紛糾 首相のリーダーシップは?
2月6日1時6分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000908-san-pol

 空港会社への外資規制を盛り込んだ空港整備法改正案をめぐり、政府・与党が紛糾している。小泉改革路線を支持する若手・中堅が「改革に逆行する」と改正案に猛反発するのに対し、国土交通省の意向をくむ運輸族と、市場原理主義に懐疑的な保守派がタッグを組んで対抗する新しい構図となった。自民党の法案了承のメドは立たず、8日の閣議決定は厳しい情勢。またも福田康夫首相のリーダーシップが問われる形となった。

 「首相がダボス会議で外国投資促進をアピールし、帰国後いきなり外資規制では日本の方向性が疑われる。改正案に金融相として反対します」

 渡辺喜美行革担当相は5日の閣議後会見で、改正案を強く批判し、冬柴鉄三国交相に直談判を申し入れたが「閣内対立をイメージさせる」と断られたことを暴露した。

 大田弘子経済財政担当相も「議論を尽くさず外資はいけないとなると日本は閉鎖的だとのイメージを与えかねない」と慎重姿勢を示した。

 これに対し、冬柴氏は「諸外国の多くは空港を国有化しており、制限しない空港は大きな問題が起こっている」と反論。町村信孝官房長官も1987年に民営化した英ヒースロー空港がスペイン企業に株を買収され、2006年に上場廃止に追い込まれた例を挙げ、冬柴氏を援護射撃した。

 一方、自民党の国土交通部会・航空対策特別委員会の合同会議も賛成、反対両派が真っ向から対立した。

 反対派は改革路線の後退による景気冷え込みを危惧(きぐ)し、「空港会社は国交省OBの天下り先で高コスト体質だ。外資規制しても投資ファンドに狙われる」(世耕弘成参院議員)、「万一、この法案が通れば、他の民営化プランもすべてリスクを負う」(佐藤ゆかり衆院議員)などと批判した。

 これに対し、賛成派は「日曜の報道番組じゃないんだから改革イコール市場原理主義という考えはもうやめよう」(脇雅史参院議員)、「チャラチャラした規制緩和は平和ボケだ。危機管理や安全保障はどうなる」(稲田朋美衆院議員)と譲らず、議論は平行線のまま。

 最後に委員長の太田誠一元総務庁長官が一任を取り付けようとしたが、反対派の世耕氏や塩崎恭久元官房長官らが取り囲み抗議し、6日に会議をやり直すことになった。

 町村氏は「大いに議論することは自民党らしいよい姿だ」と強弁したが調整は難航しそうだ。

 5日夕、首相官邸で記者団の質問に応じた首相は「もう少し両方の立場で議論していかないといけない。おのずとよい方向が出るだろう」と無関心を装った。「首相裁定に乗り出すか」との問いには「そういう状況ではない」と一言述べただけだった。

                   ◇

 空港整備法改正案 平成21年度以降の成田国際空港会社の株式上場に合わせ、危機管理や安全保障上の観点から成田、羽田空港の管理運営会社などを対象に外国企業の出資比率(議決権ベース)を3分の1未満に制限するための法律改正案。

2359片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/06(水) 03:00:43
空港外資規制 安全保障に議論を深めよ
2月6日1時30分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000912-san-pol

 空港会社への外資規制を盛り込んだ空港整備法改正案をめぐる自民党の紛糾は、内在していた路線対立が顕在化したといえる。小泉政権以来の構造改革路線を推すグループと、福田政権で勢いを増した各省庁の「族議員」との軋轢(あつれき)は広がっており、衆参ねじれ国会と相まって福田康夫首相の「悩みの種」になりそうだ。

 今回のケースが複雑なのは、改革派と守旧派の争いだけでなく、安倍晋三前首相の「保守再興」路線を支持する若手・中堅の保守派が改革派と鋭く対峙(たいじ)していることだ。

 改正案に反対する改革派は、空港会社の外資規制で、「改革路線が後退した」と市場からみなされれば、一気に対日投資が鈍り、景気が後退することを懸念する。

 これに対し、保守派は、有事では最重要施設となる拠点空港を中国などの外国資本に握られることを懸念する。空港は出入国を管理する水際である上、国家的な機密も少なくない。防衛関係者は「空港会社が外国資本に押さえられれば、保安情報の流出や有事の機動性低下などの問題を抱える」と指摘する。

 だが賛成、反対両派の議論がかみ合わないのは、いずれも空港完全民営化を「是」としており、空港の本質論を避けているためではないだろうか。

 空港の民営化は橋本、小渕政権の行革路線の中で推し進められた。当時を知る閣僚経験者は「当時の空港は官公労が牛耳っており、影響力を排除するには民営化しかなかった」と打ち明けるが、民営化後も労働組合の弊害は消えておらず、民営化の総括も論議された形跡はない。

 安全保障上の役割についても深く議論されたとは思えない。もっとも重要な管制業務を航空自衛隊が担っているのは千歳空港などごくわずかに限られ、沖縄・那覇空港でさえも自衛隊は管制業務に携わっていない。

 今回の論議を機に、空港をめぐる安全保障の現状や危機管理のあり方に議論を深めてはどうだろうか。巨大な空港利権をめぐる矮小(わいしょう)化された議論にすり替えてはならない。(原川貴郎)

2360片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/06(水) 03:01:14
空港外資規制、原則あいまいで混迷 一部修正も
2月6日1時29分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000911-san-pol

 空港整備法改正案の外資規制をめぐる調整は5日、政府、自民党内で反発が相次ぎ、了承が3度にわたって先送りされる異例の事態となった。混迷の背景には、政府が明確に外資規制のあり方やルールを打ち出せていない現状がある。国土交通省が目指す8日の閣議決定は微妙な情勢で、原案の一部修正が浮上する可能性もありそうだ。

■強い反発

 国交省の外資規制導入の論拠は、安全保障・危機管理面のほか、外資の買収によって利用者利便の公益性が損なわれるという点だ。「英ヒースロー空港では93%の株を外資に買い占められ、サービスが悪くなった」(冬柴鉄三国交相)というのがその一例。外資が高い投資利益を得ようと、着陸料やターミナルのテナント料などの値上げを図れば、サービスの質が低下するというのが言い分だ。実際、羽田のターミナルビルを所有する「日本航空ビルデング」では昨年、豪州の投資ファンドによる株式の大量取得が浮上しており、国交省は外資規制の導入に、政府・与党の理解は十分得られると踏んでいた。

 ところが、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発した株式市場の低迷などと相まって新たな外資規制は「日本市場が閉鎖的と受け取られる」と投資促進戦略を盾とする予想外の反発が噴出。特に、反対派はすでに株式上場している日本航空ビルデングを対象に含めた点を“後出しじゃんけん”的な事後規制だと問題視する。

 空港施設の重要性や株式上場を目指す成田国際空港会社などへの一定の外資規制には、自民党の多数が賛同している。

 ただ、外資を狙い打ちした資本規制には「行為規制で対応すべきだ」など、閣内からも明確な反対意見が出ており、閣議決定に向けた調整では羽田に対する事後規制の扱いが焦点になりそうだ。

■問われる規制

 一方、改正法案をめぐる激しい意見対立は、日本としての外資規制に対する原則のあいまいぶりを浮き彫りにした形だ。

 政府は安全保障や産業政策の観点から、エネルギー、通信、放送、石油などに携わる企業の株式を外資1社で10%以上保有することを外国為替及び外国貿易法(外為法)で規制している。

 また、昨年施行した金融商品取引法でも、東京証券取引所をはじめとする金融商品取引所を国の重要なインフラと位置づけ、20%以上の出資規制を導入している。公共性の高い基幹空港施設への外資規制を不要とする今回の政府、自民党内の反発は、これまでの外資規制のスタンスと矛盾しかねないものだ。

 しかも、10%以上の買い増しの可否を所管大臣らが判断する外為法による現行規制や行為規制は「行政の裁量に左右されるため、資本規制よりも透明性が低い」との指摘もある。政府・自民党内の混迷で、改正法案の決着があいまいな内容に終われば、外資対応で明確なルールを示せない原則不在の政府規制が、海外投資家の不信を招く恐れもある。(橋本亮)

2361片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/06(水) 23:03:18
外資規制で閣僚対立、伊吹幹事長が苦言
 外国資本による空港会社の株式取得を規制する空港整備法改正案をめぐり、閣僚同士の対立が激しくなっていることについて、与党内から懸念の声が出ている。

 空港整備法改正案をめぐっては、推進派の冬柴国交相と反対派の渡辺金融担当相が鋭く対立しているが、この問題が長引けば「閣内不一致」と受け取られかねないとの懸念の声が上がっている。

 6日朝に開かれた自民・公明両党の幹部による会合では、自民党・伊吹幹事長が「内閣がまずキチッと調整しなければいけない」と述べ、閣僚同士の意見対立に苦言を呈した。伊吹幹事長はこの後、福田首相と会談し、「緊張感を持って閣僚もやってほしい」と伝えたという。

 なお、5日に大荒れとなり、6日にあらためて開かれる予定だった自民党国土交通部会は中止になり、依然、政府・自民党を巻き込んで混乱が続いている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080206/20080206-00000056-nnn-pol.html

2362片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/09(土) 01:37:59
議事録削除:町村官房長官の小沢代表批判発言、与党が提案
 8日の衆院予算委員会で、民主党の小沢一郎代表を念頭に、町村信孝官房長官が「某党の某代表が政党を解散した時、お金がどこかに行ってしまった」と批判したが、質疑終了後の理事会で「身内」の与党側が発言の議事録削除を提案する珍事があった。

 民主党の笹木竜三氏が、自民党本部と関連企業間のカネの流れを質問した際の答弁。小沢氏が党首を務めた旧自由党の解党(03年)時に、政党交付金5億6096万円が政治資金団体に寄付されたことを意識したようだ。

 与党からも「行き過ぎ」の声があがり、町村氏は会見で「行き過ぎた部分があったら訂正したい」と述べた。

毎日新聞 2008年2月8日 23時09分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080209k0000m010131000c.html

2363片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/10(日) 13:28:20
読む政治:「ポスト福田」うごめく自民 思惑秘め、合従連衡
 自民党内に福田康夫首相の次を意識した動きが出始めている。内閣支持率が上がらず、次期衆院選の顔を福田首相に委ねる確信が持てない議員が多いからだ。麻生太郎前幹事長と首相の出身母体である町村派幹部との相次ぐ会談も党内の憶測を呼んでいる。

 ◇「麻生・中川秀」関係修復、「安倍・麻生」再結集も

 「福田さんをしっかり支えてほしい」。先月30日、東京都内の日本料理店。自民党の中川秀直元幹事長が政権への支持を訴えると、麻生氏は「ちゃんとしっかり支えますよ」とうなずいた。

 昨年9月に安倍晋三前首相が辞任を表明した際、中川元幹事長が「麻生氏によるクーデター」説を流したといううわさが流れ、2人の関係にはぎこちなさが残っていた。関係者によると、会談は中川元幹事長側が持ちかけ、仲介に入った前総務相の菅義偉(すがよしひで)選対副委員長と財界人2人も同席した。

 麻生氏は2月1日夜にも町村信孝官房長官と東京都内のホテルで会談した。2月25日の李明博(イミョンバク)次期韓国大統領の就任式に、森喜朗元首相や中川元幹事長らとともに麻生氏も出席する。

 町村派幹部の麻生氏への接近は、福田首相と距離を置く勢力が麻生氏擁立の動きを加速させることへのけん制でもある。

 また町村派は森、小泉純一郎、安倍、福田と4代続けて首相を出してきたが、次の首相候補を固め切れていない。麻生氏と疎遠のままでは候補を出せない場合、首相選びの選択肢が狭まるという判断もあろう。

 一方、首相と距離を置く中川昭一元政調会長らは昨年12月、派閥横断の「真・保守政策研究会」を結成した。安倍前首相を支持し、昨秋の総裁選で麻生氏を支援した「保守派」が中心で、約80人が集まった。

 安倍、麻生、菅の3氏は1月19日に千葉県内のゴルフ場で極秘に会談し、「安倍・麻生連合」の再結集を確認しあった。

 麻生氏は9日発売の中央公論誌上の論文で「私が目指す日本を作り上げるためには首相の座につかなければならない」と主張。次期総裁選への強い意欲を隠さない。

    ◇

 その中で、「ポスト福田」政局のキーパーソンの一人になるのは、麻生・中川(秀)会談の仲介役を務めた菅氏だろう。福田政権作りに動いた古賀派に属すが、麻生氏や安倍氏とパイプが太い。

 古賀派と谷垣派は5月に正式合流する。その「中宏池会」をバックに谷垣禎一政調会長が総裁候補を狙うが、菅氏の存在は高いハードルになる。

 また山崎派には昨年12月、石原伸晃前政調会長が新入会した。将来の首相候補という呼び声もあり、同氏を入会させたことで山崎拓前副総裁の求心力を高める効果もあった。

 与謝野馨前官房長官の存在も見逃せない。与謝野氏は1月28日、揮発油(ガソリン)税の暫定税率延長を巡る「つなぎ法案」の取り下げを首相に進言し、小沢一郎民主党代表とのパイプを維持するよう求めた。

 与謝野氏は今月7日、青木幹雄前自民党参院議員会長とも会談するなど、日銀総裁人事や暫定税率協議などをにらんで活発な動きを見せる。福田首相は政権維持の視点からも、大連立への意欲は失っていないようだ。与謝野氏との連携はさらに深まると見られる。

毎日新聞 2008年2月10日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080210ddm002010158000c.html

2364片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/10(日) 14:00:04
「つなぎ」撤回、疑心なお
 与党が提出した道路特定財源の暫定税率期限を延長する「つなぎ法案」が衆参両院議長のあっせんで一転して撤回された問題への疑心暗鬼が消えない。与野党合意の前提だった租税特別措置法改正案に関する修正協議は進まず、政策論議は停滞気味。3月19日に任期満了を迎える福井俊彦日銀総裁の後任人事にも影響が及んでいる。

 「自民と民主が話し合って新しい国会運営の道筋を作るチャンスだ」。自民の森喜朗元首相は9日の徳島市内での講演でこう指摘。民主の小沢一郎代表がいったん合意した大連立構想に執行部が反対したことには「小沢さんに手足を縛ったまま相撲を取らせているのと同じだ」と重ねて不快感を示した。(07:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080210AT3S0900M09022008.html

2365片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/11(月) 02:57:42
山崎拓氏 暫定税率問題で民主党との修正協議求める
 ソウルを訪れている自民党の山崎前副総裁は、同行記者団と懇談し、ガソリン税の暫定税率維持などを盛り込んだ税制改正法案について、民主党との修正協議に柔軟に対応すべきだという考えを示しました。

 このなかで、山崎氏は「議長斡旋に『修正』という文言がある以上、修正協議を与党側として求めるべきだ」と指摘しました。そのうえで、「できるだけ早く合意点を見出さない限り、衆議院を強行通過となって収集に困る」と述べ、早期に民主党との修正協議を行うべきだという認識を示しました。また、与党内の一部で出ている4月の内閣改造について、「ちょっと理解できない。大連立構想が復活する時以外はないと思うが、その動きはもう断絶した」と否定的な見方を示しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080210/20080210-00000026-ann-pol.html

2366片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/12(火) 16:59:46
空港会社外資規制で閣僚間の意見相違が問題となったことについて渡辺金融担当相が反論
空港会社への外資規制で、閣僚間の意見の相違が問題となったことについて、渡辺喜美金融担当相は12日朝の閣議後の会見で反論した。
12日午前、渡辺金融担当相は「協議が整っていない問題で大臣が発言するのは当然だし。報告のなかったものについて事務ベースでは合意が行われたのを大臣がひっくり返すというのは、あってしかるべき」と述べた。
この問題は先週、空港会社への外資規制を導入する法案に渡辺金融担当相など3人の閣僚が反対を表明したのに対し、町村信孝官房長官が「調整が終わったものについて、閣僚が違うことを言うのは組織として問題がある」としたもの。
渡辺金融担当相は、発言当時は各省庁間の調整がまだ途中だったとする認識を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080212/20080212-00000077-fnn-soci.html

2367片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/12(火) 18:56:50
町村また陳謝…民主・小沢の“カネ”発言で
党内からも批判「言葉軽すぎる」

 町村信孝官房長官が12日午前の衆院予算委員会で、民主党の小沢一郎代表を念頭に「某党の某代表が政党を解散したとき、カネがどこかに行ってしまった」と述べた8日の同委員会での発言について、「大変ご迷惑をお掛けし、おわび申し上げる」と陳謝し、議事録からの削除を求めた。民主党の馬渕澄夫氏の質問に答えた。

 町村氏をめぐっては、内閣の大番頭でありながら、「言葉が軽すぎるうえにイヤミだ」(自民党ベテラン議員)と批判が集まっている。

 年金公約違反問題では、「選挙だから縮めて言った」と開き直り内閣支持率の低下を招いた。UFO論争では「存在を確認していない」とする政府答弁に対し、「絶対にいると思う」などと論争の口火を切り、自民党の二階俊博総務会長に「いい加減にした方がいい」といさめられていた。
ZAKZAK 2008/02/12
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_02/t2008021241_all.html

2368片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/12(火) 19:01:25
「ゆかりたん」賞味期限切れ? ついに“封印”
「国替え」で岐阜はアタマ抱え…


野田氏(左)に敗れ、東京5区に転出する佐藤氏。スキャンダルに注意!?(クリックで拡大)
 次期総選挙で東京5区への転出が決まった自民党の佐藤ゆかり衆院議員(46)に、“賞味期限切れ”懸念が浮上している。女の戦いが決着し、今後はマスコミなどの注目が減るのではというのがその理由だ。すでに、岐阜で販売されていた、佐藤氏をモチーフにした菓子も、在庫を抱えたまま封印された。

 「東京5区にお知り合い、ご親族がいらっしゃいましたらご紹介を…」

 11日に岐阜市内で開かれた後援会総会で、佐藤氏は国替えを報告するとともに、次の選挙に向けたアピールを行った。

 野田聖子元郵政相(47)と仁義なき「女の戦い」を繰り広げたあげくに敗れ、総会には国替えに反発する一部の佐藤派県議と市議の姿がなかった。最後までドタバタの転出劇だったが、これで販売中止に追い込まれるのが佐藤氏をモチーフにした菓子「ゆかりたんの岐阜改革物語」(630円)。静岡・浜松の「うなぎパイ」に似た菓子で、「純ちゃんまんじゅう」や「晋ちゃんまんじゅう」シリーズで知られる菓子土産問屋「大藤」が、佐藤氏の支援者の依頼を受けてプロデュースしたものだ。

 2007年2月から計3220個が生産され、当初は市内の土産物店などで売られていたがふるわず、もっぱら後援会の会合などで配られていた。


「お菓子も東京へ国替え」という話になるか(クリックで拡大)
 その中心的な役割をしてきた岐阜市の男性は「国替えは、党本部の意向で、地元有権者は無視された。釈然としない。菓子を配るのも中止にせざるを得ない。ただ、ウチにも在庫があって、すでに昨年11月30日で賞味期限切れとなってしまったものもあるほどです」と残念がる。大藤にも、2000個ぶんの包装資材の在庫があるといういうが、このままでは廃棄処分となる気配が濃厚だという。

 賞味期限切れとなるのは菓子ばかりではない。東京5区での公認の決め手となった知名度も、「女の戦いが終わったことで、“賞味期限切れ”となるのでは」(自民党筋)との懸念が出ているのだ。

 実際、佐藤氏周辺も「強烈なライバルとの争いがなくなって、マスコミに取り上げていただく機会が減るかもしれません」と、安堵と不安が入り混じった複雑な表情を見せる。

 ただ、政治評論家の有馬晴海氏は「在京マスコミは佐藤氏の国替えで、『取材しやすくなった』と喜んでいる。今後はプライベートをしつこく取材されることになるだろう。次の選挙も佐藤氏の当落は大きな関心事になる」と、賞味期限切れ説を否定する。

 思い起こせば、05年の初出馬時には不倫疑惑が報じられるなど、佐藤氏の知名度は男性がらみの報道による部分も大きいのは事実。自民党ベテラン議員も「党内には『夜、ゆかりに会うな』が合言葉みたいになっている。変なうわさが立つからだ」と打ち明ける。

 佐藤氏の対抗馬になる民主党の手塚仁雄氏は「相手が佐藤氏だろうが、ひたむきに政策を訴えるだけ」と言うが、ゆかりタンが政策で注目される日は、いつのことになるのやら。

ZAKZAK 2008/02/12
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_02/t2008021211_all.html

2369片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/15(金) 01:06:59
特集ワイド:「KY」対談 加藤紘一氏VS山崎拓氏
 ◇政界再編の呼び水!? 「面白い」ビビンバ訪韓団

 ねじれ国会で超党派の動きが活発化する中、自民、公明、民主、社民各党のリベラル“ビビンバ”議員団が10、11日、訪韓した。対北朝鮮外交をどう導こうとしているのか、政界再編に向けてどのように動くのか。訪韓団を率いた自民党の加藤紘一元幹事長と山崎拓前副総裁が語り合った。司会は松田喬和専門編集委員。(敬称略)【構成・山田道子、太田阿利佐】

 ◇対北朝鮮、拉致解決と非核化 「安倍風」より「小泉風」で

 −−訪韓団の成果は?

 加藤 小泉純一郎、安倍晋三両政権で日韓関係は冷却化した。福田康夫首相になって一転、かなり話し合える感じになった。李明博(イミョンバク)次期大統領と直接会い、さらにいい方向に進みそうだと確認し合えたのが最大の成果だ。

 山崎 新政権スタートの節目に超党派で訪韓することで、外交安保政策では国論が統一されていることを示せた。

 −−北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議にも好影響を与えるか。

 山崎 当然与える。6カ国協議の進展のため、日米韓の連携をより緊密にしようと李氏も言っていた。

 加藤 すぐにいい展開になるのは難しいかもしれない。アメリカでは北朝鮮のシリアへの核情報提供が議会で問題になっている。また北朝鮮はいつも、韓国の大統領が代わるとしばらく観察期間を置く。僕は、李氏が打ち出した「非核開放3000」、すなわち北朝鮮が核を放棄して経済を開放すれば、1人当たりのGNP(国民総生産)が3000ドルになるよう10年間でしてあげるという政策は、長い目で見れば北朝鮮のためになると思う。

 山崎 「非核開放3000」を10年で実現するには、今年中に朝鮮半島を非核化しなければならない。ブッシュ政権は最後の年で外交安保上の実績を残したい。福田政権も外交上の最重要課題に日朝国交正常化を掲げ、しかも政局運営を考えた場合、今秋までに一挙に進むことが大変望ましい。「条件は整っているからこの1年で勝負しましょう」と李氏に言ったら、答えは「日本が6カ国協議にもっと積極的に取り組むことを期待する」だった。6カ国協議合意の「第2段階措置」(北朝鮮の核施設の無能力化と廃棄プログラムの完全申告)では各国が北朝鮮に100万トンの重油相当のエネルギー支援をすることになっているが、日本は加わっていない。李氏はそれはいかがなものかと示唆したのだ。

      *

 −−どうすればいいか。

 加藤 韓国の拉致被害者は数百人いて、政府は厳しく交渉すると同時に、北朝鮮を核を持たない国にして国際社会に引っ張り出そうともしている。日本も拉致問題解決と北朝鮮の非核化の両方を進めるべきだ。拉致問題が全面解決しない限り対話は一切しないという「安倍風」から、自ら訪朝し対話を進めようとした「小泉風」に戻すことが重要だ。

 −−福田さんにその意思がありますか?

 山崎 もちろんだ。拉致問題の全面解決は非常に難しいし、決着が何かという絵も描かれていない。当面はステップ・バイ・ステップで前進を図るべきだ。外交が政府の専管事項というなら、6カ国協議の中の日朝国交正常化作業部会で北朝鮮が拉致問題で見るべき前進案を示せば、日本側はそれを評価して協力をする。李氏が示唆したエネルギー支援に踏み切ることが必要だ。前進の内容次第では、日本の対北朝鮮経済制裁も一部解除すべきだ。

 −−国交がない段階では、かつての日中や日ソのように議員外交が必要ではないか。

 加藤 そう思う。日中も半官半民の協定に基づくLT貿易や首相親書をたずさえた公明党の竹入義勝委員長(当時)の訪中が大きな役割を果たした。対北朝鮮でも、自民党の金丸信元副総理と田辺誠社会党副委員長(肩書はいずれも当時)が率いた超党派議員団の訪朝で、両国間の空気をなごませた。福田政権になったのだから、超党派議員団で北朝鮮に行くということが、すぐにではないにせよ近未来に実現するように努力したい。

 −−その前段で山崎さんは今月中にも訪朝するのでは。

 山崎 その可能性は低い。時期としてはまず、北朝鮮が行う「第2段階措置」との引き換えにアメリカがテロ支援国家の指定を取り消すタイミングだ。もう一つは、日本の経済制裁の期限である4月13日。部分的でも制裁を解除するには拉致問題で見るべき前進が必要だ。「前進」は6カ国協議の日朝国交正常化作業部会で合意されるべきものだが、事前の根回しは政治家レベルでしなければならない。それが私の出番が取りざたされる背景だ。

 −−訪朝となれば、福田さんも了承していると見ていいか。

 山崎 今度は勝手に行かない(笑い)。首相の了承がないと交渉能力を失うから。

2370片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/15(金) 01:07:32

      *

 −−ところで、訪韓団メンバーは政界再編をにらんだものという見方があるが。

 山崎 政策調整可能なパイプ作りの一環だ。

 −−2人は福田政権に期待しているが、内閣支持率は低下している。どうしたら人気を回復できるか。

 加藤 やりたいことのメッセージがあっても実行できなければ人気は上がらない。実行できないのはねじれ国会だから。その解決策として福田さんがまず選んだのは大連立。次は「野党が数で押し切るなら与党も」という「つなぎ法案」でのチキンゲームだった。両方ともうまくいかなかった。我々の訪韓団はビビンバ(韓国風混ぜご飯)グループと言われたが、超党派のグループができて連携が生まれるのはいいことだ。

 −−訪韓団には民主党の仙谷由人、枝野幸男両元政調会長が加わっていたが。

 加藤 民主党はかなり幅広いメンバーだった。反小沢の両巨頭はいたが。その意味で面白い団だった。

 −−加藤さんは昔からリベラル。山崎さんは保守反動のように言われていたが、いつの間にリベラルに?

 山崎 憲法改正論者であることは間違いないが、集団的自衛権の行使は憲法を改正しない限り認められないという立場を固守している。靖国参拝も反対だ。私は定位置を守っているのに、周囲の景色が勝手に右に移動した。

 −−内政におけるリベラルとは?

 山崎 格差是正、弱者に優しい政治を目指す。これはかつての保守の立場である「大きな政府」だから分かりにくくなっている。

 加藤 外交リベラルと内政リベラルは7〜8割は一致するように思う。

 −−政界再編は次期総選挙後でないと無理か。

 加藤 選挙後だと思う。政界再編でも大連立でも数合わせではなく、原理原則で一緒にならなければならない。

 山崎 同感だ。政界再編は必至だ。

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 ◇「夕刊特集ワイド」へご意見、ご感想を

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ファクス 03・3212・0279

毎日新聞 2008年2月14日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080214dde012010019000c.html

2371片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/15(金) 20:47:02
自民 超党派議連に懸念の意見

15日の自民党の役員連絡会で、自民党や民主党の議員を中心に超党派の議員連盟や勉強会などを発足させる動きが相次いでいることについて、出席者から「党内に『誤解を招く行動は慎むべきだ』という声が出ている」などと懸念する意見が出されました。
自民党内では、麻生前幹事長が民主党の鳩山幹事長らとインターネットを使った行政手続きの普及を目指す議員連盟を発足させることにしているほか、河村元文部科学大臣や菅前総務大臣らが、北川元三重県知事や東国原宮崎県知事らのグループと連携して地方分権などについて政策提言を行っていく超党派の議員連盟を近く設立するなど、党派を超えて議員連盟や勉強会などを発足させる動きが相次いでいます。これについて、15日の自民党の役員連絡会で、出席者から「若手の議員から『民主党は選挙で戦う相手であり、誤解を招く行動は慎むべきだ』という声が出ている」などと懸念する意見が出されました。これを受けて、伊吹幹事長は「議員連盟や勉強会は各自の判断で行われるものだ」としながらも「相手を取り込むつもりが取り込まれることもあるので注意してほしい」と述べ、慎重な対応を求めました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/15/k20080215000094.html

2372片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/19(火) 00:51:44
自民 人権擁護法案で党内調整
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/19/k20080218000005.html

自民党の人権問題調査会は、今の国会への提出を目指している人権擁護法案に党内の反対が根強いことから、今後、法案の論点ごとに議論するなど意見調整に十分な時間をかけ、粘り強く反対派の理解を求めていきたいとしています。
差別や虐待など人権にかかわる被害を救済することを目的とした人権擁護法案は、3年前、自民党内の調整がつかず、国会への提出が見送られました。しかし、法案に反対していた安倍前総理大臣から福田総理大臣に代わり、推進派の古賀選挙対策委員長や二階総務会長が党執行部に入ったことなどから、党の人権問題調査会は、今の国会への提出を目指して先週から本格的な議論を再開しました。ただ、中川元政務調査会長の主宰する勉強会が先週、安倍氏を招いて会合を開き、人権擁護法案は「表現の自由を侵害する憲法違反の法案だ」として提出に反対する方針を確認するなど、党内には依然として根強い反対意見があります。このため、調査会では「拙速に意見集約を図れば対立が深刻化する」として、今後、人権侵害の定義や、報道機関の取材を規制するかどうかといった法案の論点ごとに議論するなど意見調整に十分な時間をかけ、粘り強く反対派の理解を求めていきたいとしています。

2373片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/19(火) 02:20:21
スコープ 総選挙にらむ自民 ポスト福田 動き活発化
2008年2月18日 紙面から

 自民党内で「ポスト福田」をめぐる動きが活発になってきた。支持率が上向く気配がない福田内閣のもとで衆院解散・総選挙になれば、与党の苦戦が避けられないのに加え、「国会が混乱すれば、内閣総辞職するのでは」との観測も出始めたためだ。知名度のある麻生太郎前幹事長を軸とした合従連衡や、各派閥の勢力拡大が本格化している。 (篠ケ瀬祐司)

 十六日の党福岡県連大会。同県選出の麻生氏が「無役の私に(しゃべる機会を与えてくれた)ご配慮いただき、感謝する」とあいさつすると、会場は笑いと拍手に包まれた。

 共同通信社の今月の世論調査によると、福田内閣の支持率は35・6%で発足以来二番目の低さ。選挙基盤の弱い議員からは「選挙の顔には、知名度が高く演説がうまい麻生氏を」との声が漏れる。

 麻生氏は月刊誌「中央公論」三月号に掲載された論文で「安心と活力ある日本を作り上げるためには、首相の座につかなければならない」と、「ポスト福田」への意欲を隠さない。

 十八人の小派閥を率いる麻生氏が支持拡大の足場にしたいのが、派閥横断勉強会「真・保守政策研究会」だ。同会は総裁選で麻生氏を支持した議員が中心になって結成し、会員約七十人。中川昭一元政調会長ら保守色の強い議員が結集した。十五日の会合には安倍晋三前首相も出席した。

 麻生氏は、福田氏の出身派閥・町村派幹部とも会合を重ね“和解”に努めている。

 麻生陣営に対抗し、他派閥も勢力拡大を図っている。

 古賀、谷垣両派は五月に正式合流し「中宏池会」ができる。これで党内第三勢力となる数をバックに、リベラル勢力の結集軸となり、麻生氏に対抗する事態も想定している。ただ、古賀派内には「谷垣禎一政調会長が総裁候補にならないのが、合流の条件」(閣僚経験者)との声もあり「中宏池会」内の結束固めが課題となりそうだ。

 山崎派は昨年十二月、無派閥だった石原伸晃前政調会長を迎え入れた。

 五十歳の石原氏は、既に国土交通相などを歴任しており、同世代の中では経験、知名度ともに抜きんでている。同派幹部は麻生氏や谷垣氏を念頭に「みんないつまでも若くない」とけん制。派の存在感を示すためにもポスト福田候補に石原氏を担ぎ世代交代を訴える可能性も否定できない。このほか与謝野馨前官房長官、園田博之政調会長代理ら約二十人が二十日、消費税率引き上げの必要性などの政策提言を目指す派閥横断勉強会を立ち上げる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008021802088412.html

2374片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/20(水) 08:27:15
公務員制度改革 自民党国家戦略本部が主導 党内に慎重論、軋轢も
2月20日8時1分配信 産経新聞


 自民党国家戦略本部(本部長・福田康夫首相)は19日、総会を開き、公務員制度の抜本改革に向けた議論をスタートさせた。政府が4月に国会提出を目指す「国家公務員制度改革基本法案」(仮称)が各省庁の抵抗により骨抜きになることを防ぐため、党に議論の場を移した。ただ、公務員改革には党内に慎重論も強く、激しい綱引きが予想される。

 19日の総会では、政府の有識者会議「公務員制度の総合的な改革に関する懇談会」で座長代理を務める堺屋太一・元経済企画庁長官が公務員制度の問題点と解決策を説明。構造改革派の若手・中堅議員ら約50人が出席した。

 公務員制度改革の議論の場を党に移したのは、公務員制度に熱心な渡辺喜美行革担当相が閣内で孤立し、有識者会議が形骸(けいがい)化されることが懸念されたためだ。主導したのは構造改革と経済成長を重視する「上げ潮路線」の提唱者である中川秀直元幹事長だ。国家戦略本部で人事管理を一元化する「内閣人事庁」の創設やキャリア制度廃止を強力に進めたい考えだ。

 会合で中川氏は「政府案を党総務会にポンと出すほど簡単な問題ではない。われわれの法案要綱は『こうだ』というものを作りたい」と意気込みを示した。

 この動きに連動し、山本一太参院議員らの勉強会「プロジェクト日本復活」は19日夜、衆院赤坂議員宿舎に渡辺氏を招き、改革路線の継続を強くアピール。

 一方、党行政改革推進本部は国家戦略本部の動きに警戒心を隠さない。中馬弘毅・元行革担当相は18日、首相と会い、基本法案は改革スケジュールの規定にとどめるべきだと進言した。

 国家戦略本部の議論の流れ次第では、党内に激しい路線対立を招く可能性もある
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000086-san-pol

2375片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/21(木) 01:21:54
鳩山法相:相次ぐ失言、政権のアキレスけんに
 鹿児島県議選の買収無罪事件を「冤罪(えんざい)と呼ぶべきではない」と発言するなど鳩山邦夫法相の言動に対し、政府・与党から福田政権への影響を危ぶむ声が出ている。過去の言動はいずれも法相の職務にかかわる発言だけに、次に同様の失言が出れば進退に波及する可能性も否定できないためだ。野党は法相発言に反発しているが、民主党は追及に及び腰で、温度差が出ている。

 与謝野馨前官房長官は20日のラジオ番組で「(支持率アップのためには)閣僚のつまらない発言を止めることだ。なかにオッチョコチョイがいて、言葉の意味を知らないで使ってひんしゅくを買う」と法相を念頭に痛烈に批判した。町村信孝官房長官も14日の記者会見で「子どもじゃないのだから、いちいちいちいちの発言で、いちいち申し上げません」と強い不快感を示しており、法相への不満は高まっている。

 与党に危惧(きぐ)が消えないのは、発言が問題化した後の釈明も不明確であいまいなものが多く「反省」が見えないからだ。「冤罪」発言でも、謝罪する一方で「法務省が言っていることをそのまま言った」などとも発言した。安倍晋三前内閣が閣僚の不祥事で失速した苦い経験があるだけに、不安がつきまとう。

 ただ、野党の足並みは必ずしもそろっていない。共産、社民両党は鳩山法相の罷免を要求。19日の野党国対委員長会談でも共産党などが野党で一致した罷免要求を提案したが、民主党の山岡賢次国対委員長は「それぞれの党で対応すべきだ」と応じなかった。日銀総裁人事で政府案への同意で党内のとりまとめをはかっていることもあり、ことさらに内閣を追い込みたくない事情がある。

 邦夫氏の兄、民主党の鳩山由紀夫幹事長が4月から鳩山法相とともに政治塾の「鳩山友愛塾」を発足させる予定で、そのために追及が甘いとの観測もある。法相は「政界再編のためにこれからは兄と極めて仲良くする」と語っているが、鳩山幹事長は20日の会見で「兄弟で政界再編が起こりそうという発言は快く思っていない」と釈明に追われた。【佐藤丈一】

毎日新聞 2008年2月20日 23時05分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080221k0000m010140000c.html

2376片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/21(木) 01:25:59
ピリピリムードで 福田首相昼食会
2008.2.21 01:09
 福田康夫首相は20日、首相官邸に閣僚を招いた初の昼食会を開いた。内閣支持率の低下に歯止めがかからず、空港管理会社への外資規制などをめぐる閣僚間の不協和音がやまぬ中、「自由に意見交換しよう」と、内閣の「一致結束」を図るねらいがあったようだ。

 しかし、首相は中国製ギョーザによる中毒事件やイージス艦衝突事故などの対応に追われる現状を前にしてか、「何か前向きな明るいことをやりたいね」とポツリ。

 出席者によると、室内で流れたテレビのニュースがイージス艦事故の責任問題について触れると石破茂防衛相の表情が強ばるような場面もあり、ピリピリしたムードが漂う会合だったようだ。

 このためか、多くの閣僚は会合後、記者団の質問にも「雑談、雑談」と述べるだけで足早に官邸を去った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080221/plc0802210107001-n1.htm

2377片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/21(木) 01:27:40
人事庁構想に「賛成意見」続出 自民党行革推進本部
2008.2.20 20:55
 自民党行政改革推進本部(中馬弘毅本部長)は20日、党本部で会合を開き、政府が今国会に提出予定の国家公務員制度改革基本法案をめぐり意見交換した。政府の有識者会議「公務員制度の総合的な改革に関する懇談会」がまとめた最終報告をそのまま法案に反映させることに慎重な同本部幹部に対し、この日の会合には改革を推進する渡辺喜美行政改革担当相を支援する若手議員らが押しかけたため、「賛成意見」が大勢を占めた。

 有識者会議の最終報告には、公務員の幹部人事を一元管理する「内閣人事庁」の創設が盛り込まれている。この点について、山本一太参院議員らが「改革が骨抜きにならないようしてほしい」「全面的に賛成だ」などと訴えた。渡辺氏は会合後、こうした意見について「もっと(反対意見が)出るかと思った。少し肩すかしでした」と振り返った。

 一方、行革本部の幹部は、会合ではほとんど発言を控えたが、終了後、記者団に対し、有識者会議の最終報告について「具体的な設計の話でかなり細かい議論まで書き込んでいる話がある。その点について疑問点がある」(宮沢洋一事務局長)などと人事庁の権限などに疑問を呈しており、対立は持ち越された形になった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080220/stt0802202055002-n1.htm

2378片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/21(木) 02:22:01
自民の「反安倍」勉強会が「親福田」で活動再開
2008年02月20日21時55分

 自民党の小坂憲次国対筆頭副委員長や園田博之政調会長代理ら、安倍前首相の路線に批判的な議員でつくる「正しいことを考え、実行する会」が20日、5カ月ぶりに会合を開いた。同会は昨年9月の党総裁選で消費税の社会保障目的税化を提言したあと、活動を休眠していた。今後は、福田政権を支持する立場から政策提言をめざす。

 消費税増税に積極的な与謝野馨前官房長官らも同会に加わり、衆参計24人と当初より倍増した。園田氏は会合後、記者団に「行き過ぎた市場原理主義には注意する必要がある。福田政権に具体的な提言をしていきたい」と述べた。

http://www.asahi.com/politics/update/0220/TKY200802200391.html

2379片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/21(木) 02:41:52
官僚制度改革で政府与党が真っ二つ
 これまで日本の政治を実質的に動かしてきたとも言える官僚制度。この官僚制度の改革をめぐって、政府与党内が真っ二つに割れています。

 20日、自民党で行われた行政改革推進本部。行政改革を推進するという名前がついているものの、公務員制度改革については、急激な改革に対して慎重な声も聞かれました。

 「もっと反対意見が出るかと思ったら、 肩透かしでした」(渡辺喜美 行革担当相)

 「細かい制度になると、本当にそういうことができるのかとか」(自民党、宮澤洋一 衆院議員)

 公務員改革をめぐっては、政府の有識者懇談会や渡辺行革担当大臣が、省庁の縦割り人事を見直すため、幹部公務員の人事を一元的に管理する「内閣人事庁」の設立や公務員と政治家の接触を制限するなど急進的な改革メニューを打ち出したため、自民党内から反発の声が出ているのです。

 20日行われた与謝野前官房長官らによる勉強会でも、「公務員がこれまで果たしてきた役割も評価すべき」として、渡辺行革担当大臣の進める改革に否定的な声が上がりました。

 「改革の逆行は許さない。自民党の先祖返りを阻むということで」(自民党、山本一太 参院議員)

 これに対して、改革の後退ととられることを恐れる若手議員を中心に、渡辺大臣を応援する動きも出ています。

 また、中川元幹事長も19日、「急進改革派」の本丸とも言える自民党国家戦略本部の会議で、「場合によっては我々で独自に法案を作る」と改革が骨抜きとなることを強くけん制しました。

 改革派、慎重派ともに「国のために公務員が気持ちよく働ける環境を作る」という点では一致しているものの、そもそも公務員という存在をどうとらえるかという理念の点で食い違いがあり、議論は難航も予想されます。(20日17:20)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080220/20080220-00000059-jnn-pol.html

2380片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/22(金) 12:58:02
自民「正しい議連」再開 与謝野氏も参加 上げ潮派を牽制
2月21日8時1分配信 産経新聞


 自民党の園田博之政調会長代理、小坂憲次元文部科学相らの派閥横断型勉強会「正しいことを考え実行する会」(正しい議連)が20日、都内のホテルで会合を開き、活動を再開した。消費税率引き上げを主張する与謝野馨前官房長官も新たに参加した。今後毎週会合を開き、来年度の予算編成までに政策提言をまとめる方針だ。

 「正しい議連」は昨年8月に結成された。その後、福田政権となって休眠状態となったが、与謝野氏が主張する「財政再建」派が、中川秀直元幹事長らが主導する経済成長を重視する「上げ潮」派に押され、劣勢となったことから巻き返しを狙ったようだ。

 会合後、園田氏は記者団に「消費税増税は緊急の課題だ。放っておけば福祉の切り捨てにつながる」と述べ、税体系や社会保障の抜本的な見直しを求めていく考えを強調するとともに、「行き過ぎた市場原理主義に注意する必要がある」と「上げ潮」派を強く牽制(けんせい)した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080221-00000079-san-pol

2381片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/22(金) 12:58:21
与謝野前官房長官:新勉強会発足 成長路線派に対抗、政界再編も視野
 自民党で財政再建路線を唱える与謝野馨前官房長官が20日、新たな勉強会「正しいことを考え、実行する会」をスタートさせたのは、福田政権の経済政策の軸足が定まらない中で、消費税増税に否定的な中川秀直元幹事長ら成長路線派への対抗軸を鮮明に打ち出すのが狙いだ。与謝野氏は次期衆院選後の政界再編にも言及しており、政界流動化に備えた党内の動きを加速させる可能性がある。

 「党内の一部が社会保障費を削ろうとしている。米国のような極端な勝者と弱者がいる社会は作りたくない」

 与謝野氏は18日の講演で、名指しこそ避けたが、歳出削減の徹底を唱え、消費税率引き上げに否定的な中川氏への対抗心をあらわにした。一層の歳出削減が「社会保障の切り捨て」につながると見ているためだ。

 与謝野氏は福田康夫首相に薬害C型肝炎訴訟の「一律救済」のほか、「つなぎ法案」撤回を進言するなど政権への影響力を印象づけた。だが、消費税問題では「中川氏に押され、首相と呼吸が合っていない」と見られ、勉強会を足場に巻き返しを強めるとみられる。【竹島一登】

 20日の勉強会の出席者は次の通り。敬称略、( )内は所属派閥。

 <衆院>(山崎派)野田毅、金子恭之、坂本哲志(谷垣派)園田博之、中谷元、山本公一(町村派)谷本龍哉(津島派)小坂憲次(古賀派)竹本直一(無派閥)与謝野馨、梶山弘志、後藤田正純

 <参院>(町村派)森雅子(津島派)脇雅史(無派閥)丸山和也

毎日新聞 2008年2月22日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080222ddm005010074000c.html

2382片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/22(金) 13:32:14
丸川珠代 新恋人は資産家の小泉チルドレン!? (ゲンダイネット)
 当選したら結婚するハズだった老舗メーカー御曹司(41)と昨年末に別れた元女子アナの丸川珠代参院議員(37)。破局の傷は浅かったのか、もう新恋人の存在が浮上している。今度の相手は、小泉チルドレンの大塚拓衆院議員(34=比例東京ブロック)。大塚製靴の創業者一族で、こちらも資産家の坊ちゃんだ。

「都連で何度も顔を合わせるうちに急接近したようです。ベテランの保坂三蔵をはじき飛ばした丸川は、針のムシロの毎日。かたや大塚は、狙っていた東京5区を佐藤ゆかりにかすめ取られ、次期衆院選はどうなるか分からない。お互い傷をなめあっているんですよ。先月あたりから、深夜の繁華街で一緒にいる姿を目撃されています」(永田町関係者)

 それにしても、丸川の話題というと男ネタばかり。この前も別の衆院議員とウワサになっていた。政治活動は二の次、三の次か。

 丸川事務所は「プライベートなことは関知していないので申し上げることはない」。大塚事務所は「何度も本人に連絡を試みたが、会合か何かで何時間も電波が届いていない」と、この時代に考えられない回答だった。

【2008年2月16日掲載記事】



[ 2008年2月19日10時00分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/19gendainet02035768/

2383片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/23(土) 02:40:15
自民党:党員が10年連続減少
 自民党は22日、07年の党員数が前年比7.5%減の110万2460人で、98年以来10年連続のマイナスになったと発表した。主な要因は職域支部の減少で「党員集めが参院比例名簿の順位に影響しなくなった時からの傾向で、仕方ない」(党幹部)と、半ばあきらめの声も漏れる。一方、新規党員獲得数トップ5の国会議員のうち、4人が05年郵政選挙での「刺客」や郵政造反復党組で、次期衆院選での公認を目指し党員獲得競争に動く様子をうかがわせた。

 トップ5はいずれも衆院議員で、(1)長崎幸太郎(2)野田聖子(3)堀内光雄(4)森山裕(5)小里泰弘−−各氏。長崎氏は05年郵政選挙の刺客、野田、堀内、森山の3氏は郵政復党組だ。長崎氏と堀内氏は同じ衆院山梨2区で公認を争う立場でもある。

 長崎氏は「地元の熱意の表れ」と強調、堀内氏も「(一緒に離党した支持者が)復党の時に2、3人連れて戻ってきたのだろう」と語った。衆院岐阜1区で佐藤ゆかり氏との公認争いを制した野田氏も、活発な地元活動が裏付けられた格好だ。

 党員数は91年がピークで約546万人で、今回はほぼ5分の1に落ち込んだ。07年は新規獲得が14万4619人、継続が95万7841人で前年比8万8412人減。減少分のうち職域支部が6万6989人で76%を占めた。

 同党は昨秋、(1)国会議員の党員募集を選挙区内だけでなく全国で認める(2)09年末までの国会議員1人当たりの新規党員獲得目標数を、現実的な1500人に下方修正−−などの対策を打ち出した。課題の職域支部の党員獲得のため年1回まとめて開いた300近い友好団体との懇親会も、今後は8グループに細分化し、緊密な交流を図るという。【堀井恵里子】

毎日新聞 2008年2月22日 20時25分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080223k0000m010089000c.html

2384片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/23(土) 02:40:55
自民党員10年連続減、新規獲得は“造反”か“刺客”組
 自民党は22日、2007年末の党員数を発表した。

 党員数は110万2460人で、前年より8万8412人減り、10年連続の減少となった。

 内訳は、新規14万4619人、継続95万7841人。新規党員の獲得で目立ったのは、2005年の衆院選で郵政民営化に反対して無所属で当選し、その後復党した「郵政造反組」と、その「刺客組」だった。次期衆院選の公認を巡り、両者が新規党員獲得でしのぎを削った様子が浮き彫りになった形だ。

 新規党員の獲得数のトップは、長崎幸太郎衆院議員(比例南関東ブロック)。獲得数は非公表だが、長崎氏によると約4000人集めた。前回衆院選の山梨2区で、造反組の堀内光雄・元総務会長の刺客として出馬し、比例選で復活当選した。長崎氏は「公認を得るためには、党員獲得がすべてではないが、やるべきことの一つだ」と語った。

 一方の堀内氏も3位に食い込み、「山梨2区には、昔からの党員が多く、その多くは私の支持者だ。新規獲得だけで公認は判断できない」と指摘した。執行部からは「堀内、長崎両氏とも譲らず、公認調整には時間がかかる」との指摘が出ている。

 党員獲得の2位には、造反組の野田聖子・元郵政相(岐阜1区)が入り、「復党したので、恥をかかせないようにという支持者の熱い思いによるものだ」と語った。4位も、造反組の森山裕・財務副大臣(鹿児島5区)。造反組の獲得党員には、議員の離党に伴っていったん党員でなくなり、再び党員になった人たちが含まれていると見られる。

 執行部は、衆参両院議員に07年から3か年で新規党員計1500人の獲得をノルマとして設定したが、「1人も獲得していない議員もいる」(党幹部)という。同党は来月から支援団体と順次、会合を開き、党員獲得を依頼する方針だ。

(2008年2月22日21時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080222-OYT1T00613.htm

2385片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/23(土) 02:50:34
石破氏を辞めさせる必要ない〜与党
 海上自衛隊のイージス艦と漁船の衝突事故を受け、野党側から石破防衛相への辞任要求の声が上がっているが、福田首相をはじめ政府・与党は、これまで防衛省の組織改革を進めてきた石破氏を「今、辞めさせる必要はない」との考え。

 ある国防族議員は「防衛相が事故で責任を取るという前例を残してはいけない」と話している。しかし、石破氏自身が国会で認めたように、情報の操作や隠ぺいなど、今後の対応で問題が出てきた場合は辞任論が強まる可能性がある。石破氏もそこには神経をとがらせていて、防衛省内に「うそはつくな、加工はするな、自己正当化はするな、すべて何でも『調査中ですから言えません』ということはあってはならない」という指示を出している。

 その一方、22日の衆議院安全保障委員会で、事故当時、イージス艦の艦長が何をしていたのかと聞かれると、「捜査中の時点で、独自の判断で言うのは問題がある」と言及を避けるなど、情報公開の難しさをにじませた。

 野党側は石破氏の問責決議案提出も検討しているが、ある野党幹部は「まだ問責は出し切れない」と話し、様子見の状況となっている。

 万が一、石破氏が辞任に追い込まれれば、福田政権を揺るがしかねず、緊張の日々が続きそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080223/20080223-00000004-nnn-pol.html

2386片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/23(土) 03:49:24
イージス艦衝突で海自の不手際表面化/野党、防衛相に“包囲網”

 海上自衛隊のイージス艦衝突事故をめぐり、衝突約十二分前の漁船発見後も自動操舵(そうだ)航行を続けたなど海自の不手際が次々と表面化。二十一日のインド洋での給油活動再開で国際貢献をアピールしようとした福田政権の思惑は外れ、野党は防衛省不信の高まりを受け、石破茂防衛相の辞任を求め“包囲網”を形成しつつある。

 ▽裏目

 「真実をきちんと教えてほしい」。二十一日午後、イージス艦と衝突した「清徳丸」が所属する千葉県の新勝浦漁協を訪問、事故後初めて直接謝罪した石破氏に、外記栄太郎組合長から厳しい注文が飛んだ。

 行方不明の吉清治夫さん、哲大さん父子と親しい漁協関係者は事故自体に加え、防衛省の事後対応に激怒。特に石破氏が事故発生日の十九日に「見張り員が緑色の灯火を視認している」と清徳丸の右舷灯目撃を示唆したことは、相手を右側に見る船に課される海上衝突予防法上の回避義務を「漁船側に押しつける情報操作」と受け取られた。

 官邸などへの事故連絡が大幅に遅れ、危機対応につまずいた石破氏。実は説明責任を果たす姿勢をアピールする狙いもあって右舷灯目撃に言及した。だが、発言は裏目に。漁協側の反発を聞いた石破氏は「そうか…」と顔をしかめた。

 ▽生殺与奪

 「石破氏の責任は重い」。首相官邸で民主党の鳩山由紀夫幹事長は町村信孝官房長官と向き合った。会談後、記者団に「最後の手段として問責(決議案)は十分考えられる話だ」と明言。別の場では「今日にでも辞めるのではないか」とけん制した。

 民主党は、石破氏が事故が起きても「ひとごとのように自衛隊を批判している」(山岡賢次国対委員長)態度が国民の反発を招くと判断した。

 前防衛次官汚職事件やイージス艦機密情報漏えい事件、元海幕防衛課長の給油量隠ぺい問題、航海日誌の誤廃棄…。不祥事が続出する中で「今回が一番攻めやすい」との声もある。ある幹部は、野党が過半数を握る参院で石破氏の問責決議案はいつでも可決できると指摘。「問題閣僚にあえて残ってもらい、じわじわと攻め続けてもいい」と漏らした。

 ▽タイミング

 一方の与党。「石破批判は控えるように」。公明党は、同党国会議員に内々に伝えた。背景には「石破氏の問題は福田政権の命運を左右しかねない」(幹部)との危機感がある。ただ、自民党内では「(石破氏の言動は)自分の部下を切り捨てようとしている」(閣僚経験者)と冷めた見方さえある。

 「責任論をなぜこういうタイミングで早々と言うのか、理解しかねる」。町村長官は記者会見で石破氏擁護に躍起となったが、来週には二〇〇八年度予算案と税制関連法案の衆院通過をめぐる与野党攻防が控える。「時期が悪い」。自民党幹部はつぶやいた。

 二十一日には防衛省の“悲願”だったインド洋での給油活動が再開された。だが、斎藤隆統合幕僚長は記者会見で「一層の緊張感を持って任務を遂行したい」と短くコメントするにとどめた。

 給油活動に従事する海自補給艦「おうみ」にも再開を祝うムードはなかった。衝突事故について乗組員は「海自にとって新たな逆風だ」とのショックを隠せない様子。「われわれが頑張って信頼回復するしかない」。おうみ幹部は表情を引き締めた。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0221.html

2387片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/23(土) 12:58:51
唐氏、創価学会池田名誉会長と会見 「日中の互恵関係重要に」
2月23日8時2分配信 産経新聞


 来日中の中国の唐家●(セン)国務委員は22日、東京都新宿区の聖教新聞社で、創価学会の池田大作名誉会長と会談した。

 池田氏は「10年ぶりに再会できてうれしい。今春に予定されている胡錦濤国家主席の訪日の成功をお祈りしている」との述べた。これに対し唐氏は「昨年の温家宝首相の訪日は氷を溶かす旅だった。福田康夫首相の訪中は迎春だった。胡錦濤国家主席の訪日は春爛漫(らんまん)の旅になる。長期にわたる今後の日中関係に重要な役割を果たす旅だ」と強調。「日中の戦略的互恵関係はますます重要になる」と述べた。

 会談は約30分間行われ、唐氏は、日中国交正常化を果たした当時の周恩来首相が「池田氏が日中友好に果たした役割は大きい」と話していたなどのエピソードを披瀝していたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080223-00000062-san-pol

2388片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/23(土) 13:02:39
丸川議員“春”近し!?噂の大塚議員は“友達以上、恋人未満”
2008.2.23 12:47

児童養護施設で熱心に説明を聞く自民党の義家弘介参院議員(左)と丸川珠代参院議員=22日午後、東京都目黒区 自民党の丸川珠代参院議員(37)が22日、「新恋人」と報じられた同党の大塚拓衆院議員(34)=比例東京=について“友達以上、恋人未満”であることを強調した。

 丸川氏はこの日、東京都目黒区の児童養護施設「目黒若葉寮」を視察。その後、記者から熱愛報道について問われ「とっても仲がいいですよ」と答えたものの、交際については「何も始まってませんから」と笑顔でやんわり否定した。丸川氏は昨年12月、結婚を噂されていた大手薬品メーカー社長と破局している。

 大塚氏は小泉チルドレンの一人。事務所は「正式にお付き合いしているわけではない」としながらも「(まだ決まっていない)選挙区の問題だけでなく、独身も片づいてほしい」と恋愛成就を期待?していた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080223/stt0802231259001-n1.htm

2389片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/28(木) 09:43:01
与党内に防衛相辞任論 自民幹部「あとは時期」
2008年2月28日 06時12分

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」の衝突事故の責任を取り、石破茂防衛相が辞任すべきだとの意見が27日、与党内で浮上した。まだ、大勢とはなっていないが、今後の捜査でイージス艦側の責任が明確になったり、防衛省の情報操作や隠ぺいが発覚したりすれば、さらに辞任論が強まる可能性がある。

 自民党幹部は同日夜、石破氏の進退について「既に(辞任の)流れは決まっている。あとはタイミングだけだ」と指摘。辞任の時期については、「再発防止策をまとめた後が一番良いのではないか。問責決議案が可決された後も、あり得る」などと述べた。

 一方、公明党幹部は「もう少し様子を見たい」と述べ、今後の状況を見極めて判断する考えを示した。

 これに対し、別の自民党幹部は「国民は石破氏の辞任より、事故原因の究明や防衛省の改革を望んでいる」と述べ、現段階では辞任は必要ないとの考えを示した。

 この問題をめぐり、与党内ではこれまで、事故の再発防止や防衛省改革に全力を挙げるため、石破氏は辞任すべきでないとの意見で、ほぼ一致していた。

 しかし27日になり、石破氏らが「あたご」の航海長の事情聴取を海上保安庁の事前了解を取らずに行っていたことが判明。国民や野党の批判がさらに高まるのは避けられない情勢となったことで、対応の練り直しを迫られていた。

◆防衛次官、虚偽説明を暗に認める

 防衛省の増田好平事務次官は27日夜の記者会見で、イージス艦衝突事故での航海長への事情聴取について、事故当日の19日午前中に、海上幕僚監部の幹部3人で行い、その後で石破茂防衛相ら約10人であらためて事情を聴いたことを明らかにした。

 その上で、増田次官は、防衛省の説明が虚偽だったとの指摘について「指摘の点の可能性も全くは排除できない」と述べ、虚偽の説明を行っていたことを暗に認めた。

(中日新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022890061210.html

2390片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/28(木) 09:49:53
一兵卒・小池百合子の半年=専門編集委員・山田孝男
 もはや旧聞に属するが、米ニューハンプシャー州のミニ集会でヒラリー・クリントンの涙を誘った質問は、

 「How do you keepso upbeat and so wonderful? (生き生きとステキでいるために、いつもどうしてるの?)」

 だった。

 素朴な問いが烈女の意表を突き、思わず目がうるんだという説明はうなずける。

 ヒラリーは「簡単じゃないの。自分のやってることは正しいと強く信じてなければ、やっていけないの」と答えた。

   ×  ×  ×

 一方、小池百合子をめぐる逸話だ。05年の郵政選挙で、民営化反対候補を倒す「刺客」と見込まれた小池は、兵庫6区(伊丹市、宝塚市、川西市)から東京10区(豊島区全域と練馬区の一部)へ選挙区を替えた。当選して使命は果たしたが、今度は民主党が、次期衆院選をにらみ、小池に狙いを定めて刺客を公認。48歳の新人、江端貴子(元東大准教授=経営学)である。

 簡単ではない情勢だが、これを知った小池は「私、小沢(一郎)さんが(刺客で)くればいいと思ってたの」と切り返した。機知に富む。が、生意気でずぶとい女というイメージが、いやが上にも増幅される。

   ×  ×  ×

 小池は豊富な米国人脈から情報を集め、大統領選の推移をドライに見ている。女だからというだけでヒラリーと比較されることに警戒を隠さないが、「強い信念が必要だというメッセージは共感できる」という。

 ちょうど半年前の昨年8月25日、小池は「これからは自民党の一兵卒として働きたい」と宣言した。前月、舌禍で失脚した防衛相・久間章生の後任として入閣し、8月末の内閣改造で再任が見込まれたが、本人が固辞した。イージス艦情報流出事件の責任を取るというのが、その理由だった。

 この半年、小池一兵卒は国際会議などでUAE(アラブ首長国連邦)、イスラエル、エジプト、バーレーンへ出張するかたわら、豊島区民体育大会の開会式、雑司ケ谷ラジオ体操会忘年会、とげぬき地蔵尊初春大祈祷(きとう)会にも駆けつけた。

 国会開会前に顔を出した新年会がざっと300。アラビア語に堪能な中東通の元キャスターは、東京10区のドブ板を跳びはね歩く自称「ブクロ(池袋)の百合子」でもある。

 いまは連日、衆院予算委員会に詰める。1月29日には自ら質問に立ち、スイスのダボスから戻ったばかりの首相に温暖化対策をただした。自民党国防関係部会のイージス艦事故をめぐる協議にも加わっている。

 海千山千と見えるが、小池なりのやりかたで自らを奮い立たせてきた。高い場所に登るのだ。1971年のエジプト留学以来、学業の節目節目で、カイロタワーやエジプト生命保険会社ビルの屋上に上った。カイロ大学を卒業した76年、その総仕上げとして、小池は有名なクフ王のピラミッド(高さ139メートル)に登り、頂上で振り袖を着て茶をたてた。高所といえば昨年10月、陸上自衛隊第1空挺(くうてい)団(千葉県船橋市)で地上11メートルの塔から飛び降りる訓練も体験した。

 小池は政界でも頂上を目指すのか。「そう思う時もあるけど、今の自民党では(首相には)なりえない」という迷いは正直なところだろう。

 一兵卒もそろそろ転機。ヒラリーにこだわり過ぎるかもしれないが、小池をめぐる逸話にも人情味がほしい。(敬称略)=毎週月曜日掲載

毎日新聞 2008年2月25日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/fuchisou/news/20080225ddm003070097000c.html

2391片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/28(木) 10:17:17
「YKKは終わった」と加藤氏
2008.2.27 20:55
 自民党の加藤紘一元幹事長は27日、TBSのラジオ番組で、山崎拓前副総裁、小泉純一郎元首相とのYKKトリオについて「もう終わった。いつまでも、いつまでもということではない」と述べ、事実上解散したとの認識を示した。

 YKKトリオを振り返り「3人の楽しい関係から始まって、政治にある程度の意味を持った」としながらも、山崎、小泉両氏から26日夜の会合に誘われたが断ったと説明。「これからはお友達同士みたいな話より、この国をどうもっていくかや政策で仲間が集まったり、離れたりするのが筋ではないか」と、政策本位で行動していく考えを強調した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080227/stt0802272055006-n1.htm

2392片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/28(木) 10:17:38
兄弟で倒閣? 民主・鳩山幹事長「福田内閣は末期症状」
2008.2.27 12:26

このニュースのトピックス:民主党
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は27日午前、国会近くの事務所で、実弟の鳩山邦夫法相の「次は麻生政権だ」との発言を取り上げ、「福田内閣は末期症状を表している。本来なら真っ先に支えるべき人が後継の話をするのは与党の中でも福田康夫首相ではダメだと末期症状を示しているということだ」と述べた。

 鳩山法相は26日の自民党の武藤容治衆院議員のパーティーに出席し、武藤氏が昨年の自民党総裁選で麻生太郎前幹事長を支援したことから「武藤さんはよくやった。次は麻生太郎政権であるべきだ」と発言していた。

 首相から任命を受けた閣僚から後継首相候補についての発言が出ることは異例。鳩山法相はこれまでにも「友人の友人はアルカーイダ」など相次ぐ失言で批判を受け、公職選挙法違反をめぐる志布志事件で「冤罪(えんざい)ではない」と発言した問題では、共産、社民、国民新の野党3党から罷免を求める声が上がっている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080227/stt0802271229002-n1.htm

2393片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/28(木) 10:28:43
【週間視聴率】麻生さん、意外に不人気? 〈2月18〜24日〉 (1/3ページ)
2008.2.27 22:18

このニュースのトピックス:麻生太郎
 NHK大河ドラマ「篤姫」が2度目の首位。開始以来の“20%超”連続記録を「8」に伸ばした。

 近年で全平均が20%を超えた大河といえば、平成14年の「利家とまつ・加賀百万石物語」(22.9%)と18年の「功名が辻」(20.9%)。ともに戦国武将の妻が主役だった。まつ(松嶋菜々子)と千代(仲間由紀恵)。今回は幕末だが、そのものズバリの篤姫(宮崎あおい)。やはり“女性大河”は当たるのか。

 今回のトップ30で一番の注目点はフジ「SMAP×SMAP」の不在かもしれない。15.3%(32位)でランク外となった。目玉コーナー、ビストロスマップのゲストは麻生太郎自民党前幹事長。終始笑顔で、「8割が笑顔ですね」と木村拓哉から言われ、またまた相好を崩した麻生さんだったが、意外にも17年3月14日来店の安倍晋三自民党幹事長代理(当時、18.7%)、18年12月18日の杉村太蔵衆院議員(17.6%)には及ばなかった。支持率下落の福田康夫首相が出ていたら、さてどんな結果となったか。

 23日のTBS「東アジアサッカー選手権」の対韓国戦は17.7%で、偶然にも今月6日の同「W杯アジア3次予選」の対タイ戦と同率。ただし瞬間最高は、韓国戦31.3%、タイ戦25.6%と、6ポイント近い差が出た。当然ながら。(山根聡)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/080227/med0802272218004-n1.htm

2394片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/28(木) 11:30:45
「身内友人の反対押し切り…」舛添大臣、突然”涙”
 舛添厚生労働大臣が、就任から半年を迎えた27日、職員への訓示を行いました。その途中で突然、感極まったのか、涙交じりの演説となりました。

 舛添厚生労働大臣:「江利川事務次官も坂野社会保険庁長官も、いったんは官を辞すことを決め、あるいは実際に役所の外に出ていましたが、厚生労働省、そして社会保険庁を再建するために、身内や友人の反対を押し切って今の職に就いております」
 就任からの半年を振り返ったところで突然、涙交じりの訓示となった舛添大臣。職員からの意見や内部告発を大臣に直接メールで送るシステムを作るなどの改革案を明らかにしましたが、来月には年金記録問題の期限が迫るなど、前途多難な日々が続きます。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080227/20080227-00000036-ann-soci.html

2395片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/02/29(金) 11:23:35
冬柴国交相:国交省擁護に公明議員から「役人に切り込め」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080229k0000m010116000c.html

 今国会の道路特定財源を巡る質疑で「国土交通省の代弁者?」との声が出ている冬柴鉄三国交相が、28日の衆院予算委員会で「身内」の公明党議員から「抵抗勢力からの脱皮」に向け、厳しい激励を受けた。

 質問に立った同党の富田茂之氏は、冬柴氏に「『国交省の代弁者になっているのでは』と厳しい声が寄せられている」と指摘。「役人が隠したいことに切り込むのが、政治家・冬柴鉄三の役目だ。『冬柴がいたから国交省の改革ができた』と言われるよう、具体的な成果を出すことが必要だ」と訴えた。

 「『改革を妨げる』とか投書が来るが、胸を張って毎日元気だ」と答弁した冬柴氏は、道路整備について「子供や孫のことを思えば、道路ネットワークが必要だということは、将来必ず評価してもらえる。これを守るのが私の使命だ」。富田氏の訴えが通じたかは微妙なようだ。【田中成之】

毎日新聞 2008年2月28日 21時33分 (最終更新時間 2月28日 21時36分)

2396片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/03(月) 01:34:43
新幹線長崎延伸に意欲 久間氏の講演に200人
 長崎市、長崎商工会議所、長崎国際観光コンベンション協会は1日、同市で新幹線講演会を開き、自民党整備新幹線等鉄道調査会長の久間章生衆院議員(長崎2区)が「整備新幹線の現状について」と題して話した。経済団体などから約200人が参加し、新幹線のこれからについて、耳を傾けた。

 2月27日に、整備新幹線政府・与党作業チームが、九州新幹線長崎(西九州)ルート武雄温泉―諫早間(45キロ)の着工を了承したばかり。久間氏は「夢に向かってようやく動き出した」と喜びを表した。

 また、「これまでは長崎延伸の話を性急にすると、武雄温泉―諫早間の着工もハンコをもらえないんじゃないかという気がしていた。今月中には認可がもらえる見通しがついたので、今後は強く訴えていきたい」と、長崎延伸実現への意欲を見せた。

 同時に、長崎延伸には経済効果がカギとなるとの認識を示した上で、「長崎を、他県の人を引きつけるような魅力ある街にすることが重要」と指摘、「新規財源を見つけるという課題もあるが、新幹線をうまく組み合わせた街づくりへの努力を続けてほしい」と協力を求めた。

 久間氏は冒頭、昨年夏の「原爆投下はしょうがない」と発言したことについて陳謝した。

(2008年3月2日 読売新聞)長崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20080301-OYT8T00619.htm

2397片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/03(月) 01:44:00
自民、道路で謝罪要求連発 「印象よくない」と疑問も


 自民党が、道路特定財源問題をめぐる菅直人・民主党代表代行の発言や、民放番組の内容に対し「看過できない」(幹部)と訂正、謝罪要求を繰り返している。

 党内では「執行部には今後の批判を封じる思惑があるのだろう」(ベテラン議員)との見方の一方で、「むしろ追い込まれて余裕がなくなっているように映る」「国民にいい印象を与えない」(閣僚経験者ら)と疑問の声も上がっている。

 きっかけは、菅氏が1月末のテレビ朝日番組で自民党道路族の実力者である古賀誠選対委員長や二階俊博総務会長を「見るからにこの(道路)利権だけは放さないという決意が表れている」と攻撃したことだった。

 これに反発した二階氏の問題提起を受け、自民党執行部は2月1日以降、菅氏に対し謝罪を求める抗議文や公開質問状を再三送付。その度に記者会見などで菅氏や番組内容を批判してきた。

 さらに2月29日には、テレビ朝日の別の番組で放映された道路財源の現状に関する報道内容に事実誤認があったとして、NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)に審査を申し立てた。
http://www.47news.jp/CN/200803/CN2008030201000366.html

2398片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/05(水) 02:34:58
空港外資規制見送りに公明不快感 「なめているのか」
2008年03月04日20時26分

 公明党は4日の政調全体会議で、空港整備法改正案を了承した。ただ、成田、羽田両空港への外資規制導入が見送られたことに対する批判が噴出。いったん外資規制が盛り込まれた原案を1月末の部会で了承していたことから、出席者から「相談も報告もなく法律をひっくり返す進め方は、与党のパートナーとしていかがなものか」などと不快感が示された。

 外資規制見送りは、一部閣僚や自民党内の反対が背景にあり、「冬柴国土交通相が恥をかかされた」と国交省の対応もやり玉に。斉藤鉄夫政調会長は「公明党をなめているのかという声は非常に強い」として、与党間の法案了承の手続きをきちんと進めるよう自民党側に求める考えを示した。
http://www.asahi.com/politics/update/0304/TKY200803040382.html

2399片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/05(水) 10:53:36
道路財源巡り古賀氏が岩手で逆陳情
 今の国会の焦点となっている道路特定財源の議論を巡って、自民党の古賀選挙対策委員長が、民主党の小沢代表の地元で「小沢氏に暫定税率の維持を頼み込んで欲しい」と、お膝元の市長らに逆陳情を行いました。

 「小沢代表のお膝元でございますから、余分なことか分かりませんが、このことは、ぜひ一つ皆様方からおっしゃっていただいた方が一番ありがたいことかなと。私の方からも逆陳情しておきますのでよろしくお願いします」(自民党・古賀選挙対策委員長)

 選挙区調整のため小沢氏の地元である岩手県入りした古賀氏は、地元市長らから陳情を受けてこのように述べ、地元から小沢氏に暫定税率の維持を頼み込んでほしいと逆に市長らに陳情しました。

 また、民主党が参議院に提出した対案については、「私に言わせれば対案というものではない。減税だけいいとこ取りをした『減税法案』に過ぎない」と批判しました。(04日21:20)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080305/20080305-00000010-jnn-pol.html

2400片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/10(月) 01:39:32
「漁船側に重大過失」自民・大前議員、地元会合で発言
2008年03月09日19時44分

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船清徳丸の衝突事故をめぐり、自民党の大前繁雄衆院議員(兵庫7区)が、神戸市内で8日にあった党兵庫県連の会合で、「漁船側に重大な過失がある」などと発言していたことがわかった。大前議員は「公正な調べによる原因究明を求め、事故の再発防止を訴える趣旨だったが、軽率だった」と話している。

 大前議員は県連総務会のあいさつで事故に触れ、「双方に過失があったはずで、公正な立場から原因究明にあたるべきだ」とし、漁船側に「重大な過失があるが、そのことには一言も触れられていない」と述べたという。

 さらに再発防止の重要性を訴える中で「ライフジャケットをつけていれば浮いてくるはずで、大規模な捜索活動はいらなかった。(地元漁協関係者が捜索の際に)これみよがしにライフジャケットを身につけていた」とも話したという。

 大前議員は朝日新聞の取材に「捜査が終わっていない段階で(清徳丸側に)重大な過失がある、と断定したような印象を与える発言は軽率だった。『これみよがしに』などの表現は行き過ぎだったと思う」と話した。

 大前議員は安倍内閣で防衛政務官を務めた。

http://www.asahi.com/politics/update/0309/OSK200803090026.html

2401片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/10(月) 01:40:50
参院で野党共闘分断狙い 与党が共・社に接近
2008年3月9日 朝刊

 与党は過半数割れしている参院で、民主、共産、社民、国民新の野党四党を分断するため、共産、社民両党への働き掛けを強める方針だ。

 与党は四日に二〇〇八年度予算案の参院審議に入りたい意向だったが、野党は「衆院で採決を強行した」と反発し、国会は空転した。

 自民党の鈴木政二、公明党の風間昶両参院国対委員長は三日、江田五月議長に早期の審議入りを求めたその足で共産、社民両党の参院国対委員長を訪問。「第一党である民主党が審議日程を提案する。これが国会のルールだ」と、審議入りに応じようとしない民主党批判を繰り広げ、審議に入るよう促した。

 民主党が参院で国民新党などと組む統一会派は過半数(百二十二議席)に二議席足りない。与党が共産(七議席)、社民(五議席)両党と民主党との間にくさびを打ち込むのに成功すれば、国会運営上の苦境を脱する道が開ける。

 参院財政金融委員会で野党が額賀福志郎財務相の証人喚問を与党反対を押し切り議決した後、共産党が「全会一致で決めてきた慣例を尊重する」として喚問反対に方針転換すると、民主党は喚問断念に追い込まれた。

 参院自民党幹部は「少数与党が取れる戦術は限られる。野党共闘の足並みの乱れを誘うのは重要だ」と語る。 (清水俊介)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008030902093881.html

2402片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/11(火) 00:38:31
人権擁護法案「断固阻止!」 反対派議員が気勢、亀裂ますます
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080310/stt0803101955003-n1.htm

 人権擁護法案に反対する国民集会が10日、国会の憲政記念館で開かれ、平沼赳夫元経産相(無所属)や自民党の中川昭一元政調会長らが法案の国会提出を断固阻止する考えを表明した。一方、法案を推進する自民党の人権問題調査会(会長・太田誠一元総務庁長官)は11日、4回目の会合を開き、あくまで今国会への提出を目指す構えを崩していない。推進、反対両派の溝はますます広がる公算が大きい。

 「3年前に反対した私が郵政解散で無所属となり、安倍晋三前首相もああいう形で辞任したとこを狙って、また法案が提出されようとしている。『鬼のいぬ間に洗濯』ではないか。これからが反対運動の正念場だ」

 集会で平沼氏がまず気勢を上げると、出席した他の衆参11議員も触発され、法案への猛烈な批判が吹き出した。

 「人権擁護法案は新たな冤罪(えんざい)を生むだけだ」(島村宜伸元農水相)「不気味かつ不快な『平成の治安維持法』を断固阻止することが未来の子どもたちへの責務だ」(中川氏)「法務省人権擁護局の権益を擁護するための法案にすぎない」(古屋圭司衆院議員)−。

 集会は、反対派の戸井田徹衆院議員が「国民に直接声を聞きたい」と自らのブログで呼びかけたところ、法案阻止を求める陳情文を携えて500人以上が集まった。

 あまりの反響の大きさを受け、反対派は議連「真の人権擁護を考える会」の活動を近く再開させ、さらに運動を広げていく方針だ。この議連は平成17年に反対派が結成したが、会長の平沼氏の離党を受けて休眠状態となっていた。新会長には島村氏が就任し、麻生太郎前幹事長が顧問に就任する見通しだ。

 一方、推進派も「今国会は法案成立のラストチャンス」(自民幹部)と強気の姿勢を崩していない。11日の人権問題調査会では、平成13年に法案の必要性を答申した「人権擁護推進審議会」(法務、文科、総務3相の諮問機関)の元会長、塩野宏東京大名誉教授を招き、答申の経緯などをヒアリングする。

 しかし、反対、推進両派が法案修正などで妥協する余地は乏しい。このまま自民党内の亀裂が広がれば、福田政権はますます苦しい立場に追い込まれる可能性もある。

2403片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/12(水) 11:08:31
【正論】東洋学園大学准教授・櫻田淳 民主党発「永田町不況」か
2008.3.12 04:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080312/plc0803120411006-n1.htm

 ■日銀総裁人事紛糾で経済低迷なら

 ≪無為無策を決め込む姿≫

 英エコノミスト誌(2月23日号)の「JAPAiN(日本の痛み、『JAPAN』と『pain』の合成)−世界第2位の経済国は落ち込んだままだ/その原因は政治にある」と題された記事は、度々、メディアで紹介され、反響を呼んでいる。これは、要するに、「日本の政治の質が劣悪だ」という趣旨の記事である。

 サブプライム・モーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン)の焦げ付きに端を発した国際経済の混乱を前に、「世界第2の経済大国」であるはずの日本は、無為無策を決め込んでいる。この記事からは、そうした落胆が伝わってくる。

 筆者は、「JAPAiN」記事の趣旨には概(おおむ)ね賛成する。それと同時に、塩野七生著『海の都の物語』の中の次の記述を思いだす。

 「資源に恵まれないヴェネツィアのような国家には、失政は許されない。それはただちに、彼らの存亡につながってくるからである」

 2000年以降、新興国と呼ばれているのは、中国、ロシア、インド、ブラジルであろうけれども、これらの国々には、もともと、広大な国土も資源もある。故に、これらの国々が一定の程度まで発展を遂げたとしても、何ら驚くに値しないであろう。しかし、日本は事情が異なる。「これだけ国土も狭く資源のない国が、まだ世界第2の経済大国といわれているのだから、本当は凄(すご)いことに違いない…」というのは、筆者の率直な感慨である。

 しかも、近年では、「経済大国・日本」を象徴するトヨタやソニーといった企業ブランドに加えて、料理やアニメーションの領域の「ジャパン・クール」が世界の注目を集めるようになっている。その点、日本は、確かに「凄い国」である。

 ≪スケールの小さな議論≫

 しかし、こうした立場の前提は、「時宜を得た統治」が適切に行われることである。現在、与野党を問わず日本の執政に与(くみ)する政治家には、前に触れた「失政は許されない」という切迫感は、どれだけ働いているであろうか。

 今期通常国会の焦点の一つは、揮発油税暫定税率の見直しであるけれども、民主党が唱える「ガソリン値下げ」云々という誠にスケールの小さい議論からは、そうした「切迫感」を感じ取ることは難しい。現下の景気失速懸念を前にして、それが有効な「処方箋(せん)」であるという説明は行われていない。

 加えて、「世界第2の経済大国」の金融政策を司(つかさど)る日本銀行の総裁・副総裁の人事が、実質上、「党争」の具にされているのは、誠に嘆かわしいことであるといえよう。民主党は、武藤敏郎副総裁の総裁昇格を軸とした政府案には、「財政・金融の分離」の観点から難色を示している。

 しかし、「財政・金融の分離」とは、平時の論理である。国際経済情勢が「暴風雨」の最中にある今、中央銀行総裁・副総裁を選ぶ基準は、「どのような出自・経歴の持ち主か」ではなく、「どのような手腕の持ち主か」ということ以外にはあり得ない。

 民主党は、現下の難局対応の手腕に疑問を感じるという理由で武藤副総裁の総裁昇格に反対するのであれば、その反対には理があるかもしれないけれども、「財政・金融の分離」という平時の論理に固執して反対するのであれば、それもまた、前に触れた「失政は許されない」という意識が民主党においては希薄であることを示す明白な証左となろう。

 ≪55年体制的な惰性か?≫

 無論、民主党が政府批判を専一とする「55年体制」思考の惰性の上で武藤副総裁昇格案に反対しているのであれば、それは、「国益」よりも「党益」を優先させた論外の沙汰(さた)と呼ぶ他はない。現在、民主党は、日本銀行総裁・副総裁の人事権を持たないにせよ、参議院第一党という立場に拠(よ)る「拒否権」を有している。民主党は、そうした権限に伴う責任をどこまで自覚しているのであろうか。

 もし、此度の日本銀行総裁・副総裁人事に絡む紛糾が経済低迷の歳月を再び到来させることになれば、筆者は、その経済低迷を「永田町不況」と呼ぶことにしよう。そして、筆者は、「民の竃(かまど)の賑(にぎ)わい」を消した「永田町不況」の責任を負うべき政治家、特に「党争」に平然と走った民主党政治家の顔ぶれを長きにわたって記憶に留めることにしよう。

 しかし、「永田町不況」こそは、「民の竃の賑わい」を実現するのを原初的な役割としているはずの政治家にとっては、最も避けるべきことではないのであろうか。(さくらだ じゅん)

2404片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/13(木) 01:05:38
森元首相が民主党批判 日銀総裁人事めぐり
3月12日22時56分配信 産経新聞


 自民党の森喜朗元首相は12日夕、都内で開かれた町村派議員のパーティーで、野党が参院で武藤敏郎副総裁を総裁に昇格させる人事を否決したことについて「民主党も小沢一郎代表以下、みんなが武藤氏が立派な人だと思っている。それなのに政治の争いの中で民主党が否決するのは、良識がない」と述べ、民主党の対応について強い不快感を表明した。
 中川秀直元幹事長も同じパーティーで「民主党は日銀総裁が空席となり政治不況を起こしてでも、『4月パニック』で政権交代をしようとしている」と批判した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080312-00000986-san-pol

2405片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/15(土) 01:19:09
松島国交副大臣の出席認めず
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/03/15/k20080314000145.html

鴻池参議院予算委員長は、14日午前の予算委員会で答弁に立った松島みどり国土交通副大臣が、答弁を中止するよう指示したにもかかわらず続けたとして、「委員会への冒とくだ」と批判し、午後から、松島副大臣の出席を認めませんでした。
松島国土交通副大臣は、14日午前の参議院予算委員会で、質問者から「かつてガソリン税などの暫定税率の廃止を唱えていたのに、変節したのか」などと指摘され、答弁に立ちましたが、途中、鴻池委員長が答弁を中止するよう指示したにもかかわらず、答弁を続けました。これについて、鴻池委員長は、「質問に答えずに、みずからの立場を選挙区向けに主張し続け、委員長の制止の指示にも従わなかった。委員会を冒とくした行為だ」として、午後から、松島副大臣の委員会への出席を認めませんでした。また、鴻池委員長は委員会のあと記者団に対し、「わたしが委員長をしているかぎり、参議院予算委員会には出入りはさせない」と述べました。

2406片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/15(土) 01:19:41
国交副大臣しゃべり過ぎ、委員長怒り「出入り禁止」
2008年03月14日19時39分

 自民党の松島みどり国土交通副大臣が、08年度予算案を審議中の参院予算委員会への「出入り禁止」を言い渡された。14日午前の質疑で鴻池祥肇委員長(自民)の制止をきかず、答弁を続けたのが理由。副大臣が委員会に出席できなくなるのは極めて異例だ。

 津田弥太郎氏(民主)が、松島氏が02年と06年に自らのホームページで「むやみに道路を造るのはやめるべきで、暫定税率撤廃を唱えてきた」と主張していたことを取り上げ、国交省の方針との整合性をただした。

 松島氏は「政治家、国土交通副大臣として答弁する」と切り出し、「不勉強にも、日本の橋、東京の橋が老朽化していることを知らなかった。橋を守るためにも暫定税率が必要」と選挙区の事情も挙げ、5分間にわたって釈明。途中、鴻池氏が「簡潔な答弁を」と注意したが、松島氏は答弁をやめず、鴻池氏が「打ち切りなさい」と2度絶叫。ようやく終わった。

 鴻池氏は午後の質疑冒頭、「委員会を冒涜(ぼうとく)するもので、松島氏の予算委への出入りはお断りを申し上げる」と宣言。国会法48条に「委員長は委員会の秩序を保持する」とあり、出入り禁止は同条に基づくとみられる。
http://www.asahi.com/politics/update/0314/TKY200803140327.html

2407片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/15(土) 01:20:55
「中宏池会」発足へ合同総会 自民・古賀派と谷垣派
2008年03月13日21時22分

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀派と谷垣派は13日、都内のホテルで合同総会を開き、両派の合流による「中宏池会」の人事などを決めた。新たな派閥は「古賀派」と名乗り、会長に古賀誠・選挙対策委員長、代表世話人に谷垣禎一・政調会長、事務総長に逢沢一郎・衆院予算委員長がそれぞれ就く。5月13日に都内のホテルで新派閥の政治資金パーティーを開き、派閥事務所を統合する。

 合同総会のあいさつで、古賀氏は「混迷を極めている政局で私どもの責任と使命は大きい」と述べ、谷垣氏は「再結集しても福田政権を支え、土俵際にいる自民党に国民の信頼を取り戻さなければ」と訴えた。

 古賀、谷垣両派は00年秋の「加藤の乱」をきっかけに旧加藤派が分裂。それ以来、両派の議員が一堂に会するのは約7年ぶりとなった。新たな「古賀派」は衆参計61人を擁し、党内第2派閥の津島派(69人)に迫る勢力となる。

 新古賀派には勢力を増やすことで、「常に政権の中枢を占める」(古賀氏)との思惑がある。ただ、「ポスト福田」について、谷垣氏を新派閥の総裁候補とは必ずしも明確に打ち出していない。一方で、旧宮沢派の流れをくむ麻生派について、古賀氏は「もし一緒になることが党や日本のためになるとお互いに共有できれば、現実のものに熟していくことも十分あり得る」と話している。

http://www.asahi.com/politics/update/0313/TKY200803130390.html

2408片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/15(土) 01:28:39
参院予算委:松島副国交相を出入り禁止 制止聞かず長広舌
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080315k0000m010090000c.html

 14日の参院予算委員会で、松島みどり副国土交通相(自民)が、答弁で鴻池祥肇(よしただ)委員長(自民)の制止に従わずに長い演説を行い、鴻池氏から予算委への「出入り禁止」を言い渡される一幕があった。閣僚や副大臣への「出入り禁止」は極めて異例。衆参両院の事務局も「聞いたことがない」と話している。

 この日午前の予算委で、松島氏は、自身のホームページ上のコラムで、過去に揮発油(ガソリン)税の暫定税率撤廃を主張していたことを民主党議員に取り上げられた。「変節」と追及され、「考えが変わった。地元の要望に同意したい」などと5分間にわたり猛然と自説を展開。鴻池氏の再三の制止も聞かず、激怒した鴻池氏は「答弁を打ち切りなさい!」と2度絶叫した。

 午後の予算委の冒頭で鴻池氏は、松島氏の答弁について「予算委を冒とくしたと判断し、出入りを断る」と宣言。松島氏は委員会終了後、謝罪のため鴻池氏を待ったが、結局すれ違い。鴻池氏は記者団に「私が委員長の間は委員会室に入れない」と言い切った。【田中成之】

毎日新聞 2008年3月14日 19時55分 (最終更新時間 3月14日 22時49分)

2409片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/18(火) 02:07:06
資金パーティー:引退表明の木村隆秀衆院議員が決行 愛知
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080318k0000m010179000c.html

 次期衆院選に立候補せず、今期限りでの政界引退を表明した自民党の木村隆秀衆院議員(愛知5区)の政治資金パーティーが17日、名古屋市内のホテルであり、支持者ら約800人が集まった。「選挙に出ないのに、なぜカネ集めのパーティーが必要なのか」と地元からも反発の声がある中での開催。木村氏は党県連内から早期の辞職を促す声もあったことを明らかにしたうえで、任期中は議員活動を続ける意志を改めて強調した。

 衆院議員の任期は09年9月だが、今月15日までに辞職していれば、来月に補欠選挙が実施されていた。07年10月の会見で「政治家として不向き」と自身を評した木村氏は、この日のあいさつで「ある県連幹部から『15日までに勇退して補欠選挙に備えろ』と、そんな話をされましたが、最後まで働かせていただくことが、支えていただいた方に対する私の責任」と述べた。終了後には記者団が取り囲んだが、木村氏は「もう勘弁して下さいよ」と振り切った。

 パーティーで講演した野中広務元自民党幹事長は「(名古屋市のような)政令指定都市では、地方の人情とは違うから、そんなに政治資金が簡単に集まるものではない」とかばっていた。【武本光政】

毎日新聞 2008年3月18日 1時56分

2410片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/20(木) 12:58:43
胡主席、池田大作氏と会談へ 「会いたい民間人3人のうちの1人」
3月20日8時0分配信 産経新聞


 5月の来日が予定される中国の胡錦濤国家主席が、来日時に創価学会の池田大作名誉会長と会談する方向となっていることが19日、分かった。中国側が「胡主席が日本で会いたい民間人3人のうちの1人」として池田氏を指名したという。胡氏は主席就任前の昭和60年と平成10年にも都内で池田氏と会っており、会談は今回で3回目となる。

 胡氏の来日について日本政府は、中国側に5月6日からの5日間の日程を打診中で、現在、正式な回答を待っている。胡氏は日本で天皇、皇后両陛下や福田康夫首相と会談するほか、中国とゆかりの深い古都、奈良などを訪問予定で、この間に池田氏との会談をセットする形だ。

 中国は昭和47年の国交正常化の地ならしを行った池田氏について「井戸を掘った功労者」と評価している。また、「中国で池田氏は宗教家というよりも、強い力を持った政治家という位置づけだ」(日中外交筋)とされ、公明党などを通じた政界への影響力にも期待しているとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080320-00000086-san-pol

2411片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/22(土) 00:31:05
有害サイトの法規制は是か非か 自民党真っ二つ
2008年03月21日19時46分

 インターネットの出会い系や自殺などを扱う有害サイトの規制をめぐり、自民党内の意見が割れている。高市早苗・前少子化担当相を中心とした党青少年特別委員会は、有害性を判断する行政委員会を内閣府に新設し、閲覧を制限する議員立法案を19日、内閣部会に提示。一方、法規制に慎重な総務部会は、業界の自主規制に任せるべきだとして、対立が続いている。

 出会い系サイトをきっかけに買春などの被害に遭う18歳未満の子どもは06年に1153人に達した。携帯電話各社は今年に入って、使用者が18歳未満の場合、有害サイトを見られないよう接続を制限するフィルタリングを原則加入とし、業界団体はサイトの審査を行う第三者機関を近く発足させる。

 だが、高市氏は「対策は不十分で、有害サイトに簡単にアクセスできる状況は変わらない」と主張。議員立法案は、有害情報を「著しく残虐性を助長する情報」「著しく犯罪、自殺及び売春を誘発する情報」などと定義。業界の自主判断ではなく、独立した権限をもつ行政委員会が具体的な基準を定め、携帯各社やネットカフェ業者などにフィルタリングを義務づける。

 また、サイト管理者やプロバイダーに対して、有害サイトの閲覧を18歳以上の会員に限ったり有害情報を削除したりすることを義務づける。違反した場合、罰金や懲役も設ける。

 一方、総務部会は19日、性急な規制強化を牽制(けんせい)しようと対策チームを発足。委員長となった山口俊一衆院議員は「青少年が犯罪に巻き込まれている現状をふまえつつ、表現の自由や関連業者の育成など多面的な検討が必要だ」と話し、4月末までに見解をまとめる。

 民主党も対策を検討している。民主党の19日の会合に出席したソフトバンクの孫正義社長は、「特定の組織が検閲するのは恐ろしいこと。行き過ぎた規制強化は危険」と述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/0321/TKY200803210348.html

2412片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/24(月) 18:24:00
景気持ち直すか疑問=福田首相を批判−東国原宮崎知事
3月24日17時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080324-00000075-jij-pol

 宮崎県の東国原英夫知事は24日の定例記者会見で、日銀総裁不在と円高・株安が進んでいることに関連し、「果たして福田総理で景気が持ち直すのかなと、国民の多くの方が疑問に思っているかもしれない」と述べ、有効な打開策を打ち出せない福田首相のリーダーシップ不足を批判した。

2413片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/24(月) 19:50:09
中川元幹事長の訪中 習副主席に会えず肩すかし
3月24日18時43分配信 産経新聞


 【北京=加納宏幸】自民党の中川秀直元幹事長は24日、北京市内の人民大会堂で中国共産党の李源潮・中央組織部長と会談し、地球温暖化など環境問題への取り組みの強化や、自民党と中国共産党の中堅・若手による相互訪問の活発化で一致した。中川氏は5月上中旬に予定される胡錦濤国家主席の訪日に向け、福田康夫首相からの歓迎メッセージを李氏や外交担当の戴秉国・国務委員(副首相級)に伝えたが、チベット騒乱などを抱える中、枢要な党・政府首脳との会談はかなわなかった。

 中川氏は、首相から胡主席にあてた「心から歓迎し、成功のため万全の準備をしてお待ちする」とのメッセージを携えて訪中した。訪日に向けた環境整備を図るためだ。

 「胡主席の公式訪日を控えたところで新しい外交責任者の戴国務委員、王毅外務次官と率直な話ができてよかった。過去の例からすれば中央組織部長は将来ともリーダーとして活躍すると思う」

 中川氏は今回の訪中をこう総括した。中国からの「日本の将来を担う新しいリーダーを連れてきてほしい」との求めに応じて小池百合子元防衛相を同行させ、中堅・若手のニューリーダーによる議員交流の基礎を作れたことも成果と考えている。

 ただ、中国新指導部は発足したものの、チベット騒乱が続く悪いタイミングでの訪中で、模索した次期指導者候補、習近平副主席との会談は実現せず、肩すかしをくらう格好となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080324-00000950-san-pol

2414片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/26(水) 00:44:02
自民・中川元幹事長「小沢氏も毎日、記者団に説明を」
 自民党の中川秀直・元幹事長は25日、都内で講演し、ガソリン税の暫定税率などが3月末で失効し、地方財政や国民生活に混乱が生じた場合の責任について、「責任はすべて民主党が負うことになる」と強調。「今週は日本経済にとって極めて重要な1週間になる。(首相と同様に)小沢氏も毎日、記者団に考え方を示すべきだ」と求めた。

 また、衆院解散・総選挙の時期について、民主党の出方次第で年内にもあり得るとの見方を示した。中川氏は、来年9月の衆院議員の任期満了による選挙を「理想」とする一方、「9月の民主党代表選以降、(民主党の代表と)福田首相の党首討論を徹底的にやり、年内なのか、来年なのか、国民に冷静に判断してもらう段階になってから行うのが最も望ましい」と述べた。

(2008年3月25日18時36分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080325-OYT1T00502.htm

2415片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/26(水) 00:47:50
中川秀直氏「危機は9月まで続く」 
2008.3.25 17:50

このニュースのトピックス:福田内閣
 自民党の中川秀直元幹事長は25日、都内で講演し、民主党について「党内にいくつか意見の相違があり、これに日本が巻き込まれていることが危機の本質だ。9月の代表選が終わるまでこの危機が続く」とし、民主党の小沢一郎代表の統治能力の欠如が混乱の原因だとの見方を示した。その上で、福田康夫首相と小沢氏の関係について「日銀総裁人事の問題で相互信頼関係は破壊された」と指摘。また、衆院の解散時期について「代表選後に民主党代表と首相の国会論争を徹底的にやり、国民に冷静な判断をいただく」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080325/plc0803251749008-n1.htm

2416片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/03/28(金) 02:55:38
首相の新提案〜党内衝撃、幹部と言い争いも
 ガソリン税の暫定税率の期限切れが4日後に迫る中、福田首相は27日夕方、緊急記者会見を開き、道路特定財源を来年4月から一般財源化することなど新たな提案を行い、野党側に協議を呼びかけた。しかし、会見内容をめぐっては自民党の了解を得られておらず、自民党幹部と電話で言い争う場面も。

 福田首相が突然、会見を行った背景には、与野党の話し合いが全く行われないまま暫定全率が期限切れを迎えてしまうことへの焦りがある。福田首相には、自らが局面の打開に乗り出し、ギリギリの努力をしている姿を国民にアピールする狙いがあったとみられる。

 今回の提案で、09年度からの道路特定財源の一般財源化により踏み込んだことになるが、自民党内の了解は得られておらず、伊吹幹事長は「(会見内容は)党内手続きを取っているものじゃありませんよね。(福田首相の話は)一つの参考っていうのかなあ」と述べ、「勝手に言った」と言わんばかりに突き放している。27日午後には、突然、会見の内容を知らされた自民党幹部と福田首相が電話で言い争う場面もあったという。

 こうした自民党内の亀裂に、ある民主党幹部は「自民党はもう福田首相を支えられないと思っているんじゃないか」とあきれ顔で話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080328/20080328-00000002-nnn-pol.html

2417片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/02(水) 11:12:43
「満身創痍。福田康夫です。」? メルマガも不満が上回る
2008年04月01日20時51分

 福田首相の本音が垣間見える「福田内閣メールマガジン」が、このところ精彩を欠いている。一時8割に迫った読者の満足度は40%に下落。3月に入り、初めて「不満」が「満足」を上回るなど、読者の「福田離れ」が進んでいる。

 内閣メールマガジンは小泉元首相が創刊。福田内閣にも引き継がれ、その特徴は「○○○。福田康夫です。」というタイトルだ。毎週木曜日に配信。内閣広報室によると部数は約152万。

 首相就任1カ月を前にしたメルマガは「試練の連続。福田康夫です。」。インド洋での海自補給艦の給油量取り違え問題やC型肝炎の感染者リスト放置問題など「防衛省も厚労省も、どうしてこんなことになってしまったのか。長年政治に携わってきた一人として責任を痛感します」。

 同室の調べだと、この回の読者の「満足」「やや満足」をあわせた満足度は79%。「不祥事への率直な感想は好印象を受けた」「総理の人柄が分かるにつれ、親しみと期待が膨らみます」と好意的な意見が多かった。

 昨年11月、民主党の小沢代表との党首会談で「大連立」が不発に終わった直後は「ひたすら国民のためを思い。福田康夫です。」。「公開の場で、お互いが主張を繰り返すだけでは、何も決まりません。建前抜きで本音の話し合いを行う場があってもよいのではないか」と、「密室批判」に反論した。

 1月に補給支援特措法を衆院での再可決で成立させても「丁寧に、ねばり強く、話し合う。福田康夫です。」。「こういう政治情勢だからこそ、話し合うことによって、よりよい結論を出すことも可能」とあくまで対話路線を続けると宣言した。

 イージス艦の衝突事故などで政権運営が厳しさを増すなか、3月に入ると「『きぼう』の第一歩。福田康夫です。」。日本初の有人宇宙施設「きぼう」の建設など明るい話題を載せたが、読者からは「総理の信念や統率力の欠如は問題、即刻退陣すべし」と辛口のコメントが相次いだ。

 日銀総裁人事や道路特定財源問題で民主党との対立が深まると、余裕を失ったかのように、「日銀総裁問題。福田康夫です。」「道路財源問題。福田康夫です。」と題名も即物的に。「日銀総裁問題」の号で、戦前、軍部に屈せず軍縮を主張した浜口雄幸元首相の「唯一正道を歩まん」との言葉を引用しつつ、「拒否権を振りかざし、時間切れに追い込むような態度だけでは政治の責任は果たせない」と民主党を批判したが、読者の不満度は46%と過去最高を記録した。

 「ねじれ国会」に傷つき、支持率も低迷。次号のタイトルは「満身創痍(そうい)。福田康夫です。」?(今村尚徳)

http://www.asahi.com/politics/update/0401/TKY200804010368.html

2418片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/04(金) 00:36:30
長寿医療制度:呼び名変えた舛添氏に厚生族激怒
 後期高齢者医療制度の呼び名を長寿医療制度と変えた問題などを巡り、舛添要一厚生労働相と、自民党厚生族の関係悪化が目立ってきた。3日には舛添氏が族議員への不満をテレビカメラの前で口にするなど抜き差しならぬ状態になりつつある。

 「名称をいろいろおっしゃる暇があれば、制度の意味を国民に説得すべきでしょ。私はやってますよ」

 3日、舛添氏は記者団にそう言って族議員批判を展開した。厚生族の頭越しに、医療制度の呼び名を変えた厚労相に対し、自民党の鈴木俊一社会保障制度調査会長が2日、「私はそんな名称は使わない」と激怒したことへの反論だ。

 元々族議員は「スタンドプレーばかりだ」と舛添氏への不満を募らせていたが、2月27日、舛添氏が厚労省職員に「族議員に働きかけ、大臣に政策変更を迫ることは許されない」と厚生族との決別を訓示したことで、溝が深まった。族議員は舛添氏攻撃の「材料」に医療制度の呼び名の変更を使ったようだ。

 舛添氏は、従来の大臣とは違う姿勢を示し、国民の支持を取り付ける狙いがあるとみられるが、両者の板ばさみとなる同省幹部は「やりにくい」とこぼしている。【吉田啓志】

毎日新聞 2008年4月4日 0時16分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080404k0000m010134000c.html

2419片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/05(土) 01:06:52
「番犬」発言に自民反発 菅氏は品性ない−伊吹氏

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 自民党は4日、民主党の菅直人代表代行が街頭演説で自民党道路族議員を「国土交通省に飼われ、利益を守る番犬だ」とこき下ろしたことに強く反発した。菅氏をめぐっては、1月末に道路族実力者の古賀誠選対委員長や二階俊博総務会長を攻撃した際も騒動となっており、尾を引きそうだ。

 菅氏の発言について、二階氏は4日午前の役員連絡会後に「もっと厳しく対応すべきだ」と指摘。伊吹文明幹事長もその後の記者会見で「表現におのずから人間としての値打ちが表れる。こういう品性がなく恥ずかしい言葉を使う代表代行がいる党は恥ずかしい党だ、という気持ちを持たないといけないんじゃないか」と批判した。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2008040401000754_Politics.html

2420片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/05(土) 01:08:00
映画「靖国」:文科相「国政調査権で依頼」を疑問視
 ドキュメンタリー映画「靖国」の上映を中止する映画館が相次いだ問題で、渡海紀三朗文部科学相は4日の閣議後会見で「一部の議員が国政調査権として(内容の確認を)依頼したようだ。国政調査権は本来(両議院の)委員会を通じて行使されるのがルールだ」と述べた。この問題では、自民党の稲田朋美衆院議員が映画の封切り2カ月前の2月12日、文化庁に内容の確認を申し入れたことが明らかになっている。

 渡海文科相は「(稲田議員は)『あの映画に政治的メッセージがあるにもかかわらず、(文化庁所管の独立行政法人から)助成金が出ているのでは』という疑義があるから見せてほしいとのことだった。特定の依頼に対し、国の機関が何かをやるのは基本的によくないと思う」と述べた。

 文化庁は申し入れを受けて配給会社に相談し、全国会議員を対象とした異例の試写会(3月12日)を開催することが決まった。

 国政調査権は憲法に基づく国会の権利で、衆参両院のいずれかの議決で発動する。行政機関に記録の提出を要求したり、証人喚問をすることなどができる。【加藤隆寛】

毎日新聞 2008年4月4日 14時33分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080404k0000e040084000c.html

2421片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/10(木) 01:32:10
首相、青筋立て小沢氏なじる「人事権の乱用だ」
2008年04月10日01時13分
http://www.asahi.com/politics/update/0409/TKY200804090393.html

 福田首相の小沢民主党代表への「決別宣言」だった。約3カ月ぶりに開かれた9日の党首討論。首相は感情を爆発させ、小沢氏を激しくなじった。

 「質問に答える前に、一つぜひおたずねしたい」。小沢氏が冒頭、約9分間にわたって道路特定財源を巡り持論を展開すると、首相はこう切り返した。民主党がこの日、渡辺博史前財務官を日本銀行副総裁に充てる人事案を不同意にしたことを取り上げ、怒りをあらわにした。「本当に天下りなのか。適材適所の人物が不同意になった理由について、代表から説明願いたい」

 突然の「逆質問」に、小沢氏は「党首討論は野党の党首が主として総理に質問するものと思っていた」と苦笑いしたが、首相の民主党批判は止まらなかった。

 「大事なことに結論が遅いですよ、民主党は。誰と話をすれば信用できるのか、ぜひ教えて頂きたい。かわいそうなぐらい苦労しているんですよ」。額に青筋を立てて、まくしたてる。「日銀人事は正直言って翻弄(ほんろう)されました。4人も不同意にした。そういうことはね、権力の乱用って言うんです。人事権の乱用って言うんです」

 首相は就任から半年間、小沢氏を正面切って批判したことはなかった。「ねじれ国会で問題を解決するには連立しかない」と思い定め、小沢氏の協力を期待し続けたからだ。首相はこの日も、大連立を協議した党首会談を引き合いに、思いを語った。「代表は『一緒にやらないとできない』と考えて、あの会談をセットされた。その気持ちは忘れてもらっちゃ困る」

 ただ、与党が2月末、予算案の採決を強行した頃から、2人の「ホットライン」は途絶えがちになり、日銀人事で断絶した。

 首相は表の場所で直接、国民に訴えかける政治手法に転換する。

 3月27日、首相は緊急会見で、道路特定財源の09年度一般財源化などの新提案を発表した。首相周辺は「あそこで首相の気持ちが切り替わった」。党首討論でも、一般財源化について、「閣議決定をしろとおっしゃるが、必要に応じてやります。(08年の)骨太の方針にきちんと盛り込みます」と言い切った。

 「何よりも国民の皆さんにご説明したい」。首相は緊急会見でこう語り、その後、インタビュー、テレビ出演に次々と応じ、「大連立の話があったから、話し合い路線でずいぶん我慢してきた」(自民党の伊吹文明幹事長)という気持ちに踏ん切りをつけた。

 「けんかしない程度に感情を発露する」。3月30日のNHKの番組で、こう語っていた首相が、テレビ中継も入った党首討論で感情をむき出しに、小沢氏に迫った。首相に近い閣僚経験者は語る。

 「小沢さんとの決別宣言と受け止めた」

2422片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/10(木) 12:09:57
丸川珠代議員 大塚拓議員と6月結婚へ

 元テレビ朝日アナウンサーで、昨年7月の参院選で初当選した自民党の丸川珠代参院議員(37)が、同党の大塚拓衆院議員(34)と結婚することが9日、分かった。ともに1年生議員で、昨年末ごろから愛をはぐくんできた。6月15日の国会会期末後にもゴールインすることになりそうだ。

 安倍晋三前首相の強い要請を受けて局アナから政界に転身した「安倍チルドレン」の丸川氏と、05年の郵政解散で初当選した「小泉チルドレン」の大塚氏。政界初の“チルドレン夫婦”が誕生する。

 出会いは昨年7月29日投開票の参院選。東京選挙区から出馬した丸川氏の応援に、自民党東京都連に所属する大塚氏が駆け付けたのがきっかけ。丸川氏の当選後も、都連の会合などで顔を合わせていた。

 その後、1年生議員同士で意気投合。丸川氏が薬品メーカー社長と破局が発覚した昨年末ごろから、急接近したようだ。

 大塚氏は老舗シューズメーカー「大塚製靴」の御曹司で、慶応幼稚舎から慶大法学部に進んだ“慶応ボーイ”。大手銀行員、海外留学を経て、05年9月11日の衆院選に比例東京ブロックで出馬、初当選を果たしている。

 単独比例候補のため、一時は次期衆院選に東京5区からの出馬が取りざたされた。しかし、野田聖子元郵政相と岐阜1区で公認争いに敗れた佐藤ゆかり議員が東京5区に鞍替え。大塚氏の処遇はまだ決まっていない。

 今年2月には、丸川氏が住む都内のマンションにほど近いコンビニにいる大塚氏の姿を「週刊文春」がキャッチ。同誌2月28日号の取材に「素晴らしい女性」「心の痛みの分かる方」などと、“スープの冷めない距離での交際”を認めていた。選挙区問題でも丸川氏に相談していたことも明かしている。

 今国会の会期は6月15日まで。ある政界関係者は「ジューンブライドと聞いている」と話しており、閉会後の6月中にもゴールインするようだ。

 ◆大塚 拓(おおつか・たく)1973年(昭48)6月14日、東京都生まれ。慶大法学部卒。93年東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。03年退行、渡米。05年ハーバード大学ケネディ行政大学院修士課程修了。趣味はクラリネット演奏。

 ◆丸川 珠代(まるかわ・たまよ)1971年(昭46)1月19日、神戸市生まれ。東大経済学部卒。93年にテレビ朝日入社。アナウンサーとして報道番組からスポーツ中継まで担当。07年5月退社。趣味はスキー、スキューバダイビング。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/04/10/01.html

2423片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/11(金) 03:10:37
自民党各派会合で民主党への批判相次ぐ
 10日に開かれた自民党各派閥の会合で、9日の日銀人事をめぐる民主党の対応や、副総裁候補だった渡辺前財務官に民主党・山岡国対委員長が事前に電話で辞退を求めたとされる件について批判が相次いだ。

 山崎派・山崎前副総裁「政府が責任を持って提案した人事案件について、再三にわたって不同意にするということについては、それこそ同意しかねる」

 町村派・中川元幹事長「少し民主党は増長しているのではないか。あれ(山岡国対委員長の電話)はやってはならない。同意人事のルールをはるかに逸脱した政治介入である」

 町村派の会合では出席者から、山岡国対委員長が渡辺氏に電話で辞退を求めたことが事実なら、「国会議員から除名すべき」との厳しい意見が出た。

 こうした中、10日午後3時に予定されていた山岡国対委員長から直接事情を聴くための衆・参両院議運代表者会議は、急きょ延期となった。これは民主党が「議運委員長には参考人を会議に強制的に出席させる権限はない」と反発したためで、次回開催のメドは立っていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080410/20080410-00000056-nnn-pol.html

2424片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/11(金) 03:11:06
電話で圧力?民主・山岡氏の聴取延期
 民主党の山岡国対委員長が日銀の人事をめぐり、政府が国会に提示する前に副総裁候補だった渡辺前財務官に電話をかけ、圧力をかけたのではないかという問題がくすぶっています。

 「過去起きた民主党のメール事件、それよりも重大な問題。憲法にも国会同意人事のあり方にも関わってくる。議会運営のあり方にも関わってくる」(自民党 世耕弘成 参院議員)

 国会では10日、衆参両院の代表者が集まって、山岡氏から直接、事実関係を確認する予定になっていました。しかし、自民党がこの場で山岡氏を厳しく問い質す方針を示したのに対し、民主党が反発するなど、会議のあり方をめぐって与野党の調整がつかず、結局、山岡氏の事情聴取は延期されることになりました。

 民主党の菅代表代行は、「大蔵政務次官だった山岡氏が、財務省の幹部だった渡辺氏と何らかの意見交換をするのは不思議ではない」と、問題はないという考えを示しましたが、自民党は「事実を解明すべきだ」と追及する姿勢を強めています。

 当の山岡氏は記者団に対して、「プライベートなことなのでノーコメント」という態度を変えていません。(10日17:58)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080410/20080410-00000049-jnn-pol.html

2425片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/11(金) 11:23:24
山岡氏聴取を無期延期 日銀人事 与党徹底追及の構え
4月11日8時2分配信 産経新聞


 民主党の山岡賢次国対委員長が日銀副総裁候補だった渡辺博史一橋大大学院教授に電話で圧力をかけたとされる問題で、笹川堯(自民党)、西岡武夫(民主党)の衆参両院議院運営委員長は10日、国会内で会談し、同日に予定していた山岡氏からの事情聴取を無期延期することで合意した。今後の国会審議の停滞を憂慮しての判断だが、与党からは「あいまいに決着させるべきではない」(中堅)と反発の声が強まっている。

 笹川、西岡両氏は9日に会談し、両院の代表者会議の開催することで合意。代表者会議では笹川氏1人が質問に立ち、山岡氏に真相を聴く段取りだった。

 ところが、笹川氏が十分に調整しないまま、こうした方針で臨む構えをみせたことに対して、与党内から反発が上がり、両委員長に徹底追及を申し入れた。

 これを受けて、笹川、西岡両氏は10日午後、国会内で対応を協議。「両院代表者会議には権限がなく、公平にジャッジするのは難しい」(笹川氏)として事情聴取を取りやめた。両院運営の要である議運委員会がこの問題で紛糾すれば、今後の国会に重大な支障が出ると判断したようだ。

 しかし、与党側は収まらない。自民党の中川秀直元幹事長は同日の町村派総会で「山岡氏の行為が事実ならば、同意人事ルールをはるかに逸脱した政治介入であり言語道断だ」と批判。「衆院政治倫理審査会で山岡氏を追及すべきだ」との声も上がっているほか、同日夜の町村、山崎両派の会合では、山岡氏の証人喚問を求める意見も出た。

 与党が反発するのは、日銀正副総裁人事が3度も参院で不同意となった「腹いせ」だけではない。衆参両院が昨年10月、同意人事の新ルールを策定した際、西岡氏の強い要請により「政府の人事案件提示前に人事が報道された場合、原則として当該者の提示は受け付けない」との文言を合意文にねじ込んだ経緯があるからだ。

 ある自民党幹部は「事前に人事を知った野党幹部が人事に圧力をかけるのは合意文をはるかに逸脱した悪質な行為だ。この問題をあいまいにすると新ルールそのものが崩れる」と憤慨する。

 与党執行部は歳入関連法案の修正協議に向け、協調路線を打ち出したい考えだが、自民党の大島理森国対委員長は「事実関係を究明していく方針に変わりはない」としており、与野党攻防の中で再びこの問題が浮上する可能性もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000074-san-pol

2426片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/11(金) 13:42:59
自民、民主切り崩し本格化…小泉らが民主党議員と会合
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008041103_all.html

 参院で野党に過半数を握られ福田康夫政権が瀕死状態に陥っている現状を打破しようと、自民党が民主党参院議員の切り崩し工作を本格化させている。伊吹文明幹事長や二階俊博総務会長ら党幹部のほか、小泉純一郎元首相まで民主党議員と会合を開いたのだ。「揺さぶり」や「切り崩し」は剛腕・小沢一郎民主党代表の十八番だが、自民党の戦略は奏功するのか。

 「たとえば、25円分の暫定税率を15円に縮小したら民主党は乗れるか」

 日銀正副総裁人事の採決が行われた9日夜、伊吹氏は都内の日本料理店で、民主党の浅尾慶一郎、桜井充、小川敏夫、平野達男の各参院議員と、同党会派に所属する森田高参院議員と会食し、こう探りを入れた。

 桜井、森田の両氏は副総裁人事の採決に欠席し、党の方針を批判していただけに、民主党執行部が問題視。輿石東参院議員会長が10日、「タイミングは良くない。誤解を招く」と出席者を注意し、引き締めを図った。

 日銀副総裁人事が参院で否決された際、桜井氏らの欠席もありその差はわずか6票だった。

 そのため自民党としては、民主党内には選挙区事情などで暫定税率問題で一定数の「造反予備軍」がいる上、日銀人事対応で小沢一郎代表への不満がくすぶっていると睨んでいるのだ。

 自民党中堅議員は「暫定税率を戻さなければ政権にとって致命的になるが、衆院で再可決すれば世論の猛反発が予想される。民主党の内乱を“アリの一穴”にして切り崩し、参院で暫定税率を可決させれば局面が打開できる」と青写真を語る。

 このためか、「寝業師」といわれる二階氏も民主党議員との会合を続けているとされるほか、小泉氏も10日夜、都内の日本料理店で、民主党の岩國哲人元副代表、川上義博氏と会談した。小泉氏は「問責を出せば国民から問責を食らう。出したほうが負けだ」と強く牽制(けんせい)したという。

 ただ、こうした自民党の「切り崩し」に対し、民主党の菅直人代表代行は「自民党にだまされるような人はいない。一般的交流なら構わない」と述べ、党内の結束に自信を見せている。

 若手にも「政権交代が目の前にあって、党を裏切るだけの価値が自民党にあるのか。また、『加藤の乱』を平定した野中広務元官房長官のような『切り崩し』の名手ならともかく、伊吹氏みたいな根回し下手でイヤミな人に説得される人はいないのでは」と冷ややかな見方が多い。

ZAKZAK 2008/04/11

2427片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/11(金) 13:51:34
丸川議員 ラブラブ“結婚宣言”
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/04/11/01.html

 元テレビ朝日のアナウンサーで、昨年7月の参院選で初当選した自民党の丸川珠代参院議員(37)が10日、スポニチ本紙既報通り、同党の大塚拓衆院議員(34)と結婚に向けた準備を進めていることを明らかにした。「一本気な性格に引かれた」とアツアツぶりをアピール。大塚氏も「交際は順調。彼女の一番の魅力は優しい性格」とのろけた。

 丸川氏は10日、東京・永田町の自民党本部で開かれた講演会「未来フォーラム」に司会として出席。休憩中、報道陣の問い掛けに「いいお付き合いをしています。結婚に向けた話もしています」と堂々の“結婚宣言”。今国会の会期末は6月15日。閉会直後の“ジューンブライド”が噂されているが、日取りについては「このぐらいがいいという時期はありますが、詳細はこれから」と話すにとどめた。

 これに先立ち、国会内で報道陣から「おめでとうございます」と声を掛けられた大塚氏は「ありがとうございます。おかげさまで、交際は順調で、いろいろな話をしているところ」と満面の笑み。国会内で開かれた代議士会で同僚議員たちが肩を叩いて“職場結婚”を祝福すると、照れくさそうに頭を下げていた。

 丸川氏は「大塚さんのまじめで一本気な人柄に引かれた」「すごく頭もいいんです」とのろけを連発。大塚氏も「一番の魅力は優しくて心温かいところですかね。エヘヘ」と目尻を下げっぱなしだった。

 大塚氏は、05年9月の衆院選に東京ブロックの単独比例候補で初当選。次期総選挙で東京5区からの出馬が取りざたされた。しかし、野田聖子元郵政相との公認争い(岐阜1区)に敗れた佐藤ゆかり氏が東京5区に鞍替えしたため、大塚氏の処遇は白紙に戻っている。

 それでも丸川氏は「日本のために必要な人。選挙では応援する」と、姉さん女房として全面サポートすることを誓った。

 局アナから政界に転身した「安倍チルドレン」の丸川氏と、05年の郵政解散で初当選した「小泉チルドレン」の大塚氏。結婚すれば政界初の“チルドレン夫婦”の誕生となる。近く正式に結婚が発表されるとみられる。 【丸川珠代議員 大塚拓議員と6月結婚へ】
[ 2008年04月11日 ]

2428片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/14(月) 10:52:53
与謝野氏が首相に苦言 「ポスト福田」意識?

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 自民党の与謝野馨前官房長官は13日、テレビ朝日の番組で、日銀総裁人事をめぐる混乱に関し「人事の責任は政権、与党にある。どんなに民主党が幼い政党であっても、そのせいにしてはいけない」と述べた。

 福田康夫首相が先の党首討論で、日銀の正副総裁候補4人を相次ぎ不同意とした民主党の対応について「権力の乱用」と批判したことに苦言を呈した形。福田首相の相談役的存在とみられていた与謝野氏だが「ポスト福田」を意識した発言との見方も出そうだ。

 与謝野氏は党首討論のやりとりについて「もうちょっと次元の高いことを話すかと思ったが、約束を守ってくれなかったとかいう話で、レベルが低い」と指摘。政府が日銀総裁候補として、元財務事務次官に続き元大蔵事務次官を提示したことに「驚いた」と疑問を投げ掛けた。

 同時に、福田首相を支える立場の町村信孝官房長官や伊吹文明自民党幹事長らを念頭に「官邸や執行部が意を尽くしていない。首相が携帯片手に『いいのか悪いのか』と電話しているのはかわいそうだ」と批判した。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2008041301000203_Politics.html

2429片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/15(火) 00:47:14
全特・自民、連携へ地ならし? 議員会合に会長出席
2008年04月14日23時45分

 長年、自民党の有力な支持基盤でありながら、同党が郵政民営化を公約に掲げた05年の衆院選以降、疎遠な関係になった全国特定郵便局長会(全特)の中川茂会長が14日、自民党の有志議員による「郵政事業研究会」(代表・山口俊一衆院議員)の会合に出席した。

 研究会は、野田聖子氏ら郵政民営化に反対した議員ら約50人で構成。中川氏は、全国の郵便局長の74%が「10年後には山間地や離島等でサービス提供ができなくなり、結果として廃局せざるをえなくなる」と答えたアンケート結果などをもとに、民営化の問題点を報告。研究会幹部は「民営化前に戻ることはないが、必要な制度改正は考えたい」と連携に意欲を示した。

http://www.asahi.com/politics/update/0414/TKY200804140235.html

2430片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/15(火) 11:02:53
伊吹、町村両氏がテレビ発言めぐり与謝野氏を批判
4月14日23時22分配信 産経新聞


 自民党の伊吹文明幹事長は14日の会見で、同党の与謝野馨前官房長官が日銀総裁人事の混乱で党執行部や官邸の対応を批判したことについて「与謝野氏はどこまで(交渉内容を)知っているというのか。与謝野氏が民主党と合意を引き出せるなら、ぜひ頑張っていただければありがたい」と反論した。また、町村信孝官房長官も同日の会見で「今回は幹事長同士で相当詰めた。あれ以上、何ができたのか。細かいやり取りをご承知の上で発言されたのかどうか疑問だ」と強調した。

 与謝野氏は13日の民放テレビ番組で、日銀総裁人事について「福田康夫首相が携帯を片手に方々に『これはいいのか、悪いのか』と電話しているのは気の毒だ。執行部や官邸が意を尽くしていない」と述べ、伊吹氏や町村氏らを痛烈に批判した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080414-00000962-san-pol

2431片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/15(火) 17:49:40
福田、胃がん告白…身内以外には知らせず極秘入院

 福田康夫首相は15日午後、自身がマスコミ関係者との会合で胃がん手術を告白したと「週刊朝日」に報じられていることについて、「この年になれば、病気の一つ、二つはしている」と述べ、手術を受けていたことを事実上認めた。首相官邸で記者団に答えた。

 記事は、福田首相が2000年10月に森喜朗内閣の官房長官に就任する前、極秘入院して胃がんの手術を受けていたというもの。

 福田首相は3月12日夜、ニュースキャスターの筑紫哲也氏や朝日新聞コラムニストの早野透氏らマスコミ界の重鎮と東京都港区のフランス料理店での会食中に、「実はね、10年ほど前、極秘で胃がんの手術を受けたことがあるんですよ」と告白。入院中も病室を抜け出して国会審議には必ず出席し、胃がんの事実は身内以外の誰にも知らせていなかったという。

 首相の健康問題ともなれば、政権運営に大きな影響が出るのは必至だ。

 そのためか福田首相は不快そうに、質問した記者に「お宅どこ(の会社の記者)だ」と逆質問。記者が「朝日です」と答えても、「どこの雑誌(に掲載されたん)だ」と質問をたたみかけた。

 記者が「週刊朝日です」と答えると、福田首相は「自分のところを宣伝しなくてもいいだろう」とぶっきらぼうに述べて質疑を打ち切り、そのままきびすを返して執務室に戻った。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008041528_all.html

2432片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/16(水) 12:56:01
若手政治学者 菅原 琢さん Q 『古い自民党』に戻った?
2008年3月25日

 福田康夫首相のリーダーシップが見えてきません。小泉純一郎、安倍晋三政権は「官邸政治」が特徴でしたが、福田首相になって与党や官僚組織に配慮した政治に変わりました。「古い自民党」に逆戻りしたということなのか。若手政治学者の菅原琢・東京大特任准教授と一緒に考えてみました。

 記者・清水 孝幸

 清水 小泉、安倍政権は成否はともかく、首相官邸主導の政治を目指しました。福田首相は違うようですね。

 菅原 自民党と首相官邸の力関係が注目されるようになったのは、小泉さんからでしょう。なぜかというと、小泉さんはやりたいことがはっきりしていて、これをやると言って官僚や党と対決していったからです。

 この問題を考える時、首相にやりたいことがあるかどうかが一つのポイントになります。安倍さんもやりたいことがありましたが、福田さんは安倍退陣で急きょ担がれたので、こういう政策をやりたいというものがないまま首相になりました。

 つまり、官邸主導という手段はあるけど、政権の目的がない。しかも「ねじれ国会」では状況的にも許されない。

 清水 政策面でも自民党は農業や地方への傾斜を強めています。小泉首相時代は都市を意識した政策も打ち出していましたけど。

 菅原 小泉路線は潰(つい)えてしまったと思いますね。それを引っ張る人もいないし、仕組みもどこかに消えてしまった。

 自民党は昔から農村型の政党です。単に選挙で強いだけでなくて、農村選出の議員がパワーを持ってきました。東京圏など都市部選出議員で、大派閥を率いて総裁候補となるような大物政治家はほとんどいません。その中で小泉さんは例外と言っていいでしょう。結局、党に小泉路線を継承するための基盤がなかったということです。

 清水 道路特定財源の話は政官業が支え合う「古い自民党」の典型のように見えます。

 菅原 小泉さんが自民党の古い部分を覆い隠していたのに、小泉さんがいなくなったら、その覆いが簡単に取れてしまった。そんな感じですね。

 ただ、一九七〇年代、八〇年代の自民党と今の自民党が同じかというと、かなり違います。昔も国会は紛糾しましたが、自民党は政治的混乱を抑える仕組みを持っていました。先手先手に混乱が起きないようにする議員もいました。

 そうした議員を育てるシステムが壊れてしまった。昔に戻った部分はあっても、それが「古きよき自民党」と呼べるものかというと、決してそうではありません。

 清水 新しい自民党と古い自民党をどこで分けるか考えてみると、潮目は小泉さんの郵政解散・総選挙でしょう。最近、当時の郵政造反組を次期衆院選の小選挙区候補に内定していますが。

 菅原 自民党は選挙で勝たなければ意味がない政党だということです。与党になることを目的としている政党なので、候補者は政策より、選挙に強いかどうかという目で選ぶしかない。

 やっぱり選挙だと造反組の方が強いし、地方の核になっている議員も多い。選挙のことを考えれば、そういう人たちを野放しにしておくのはまずいということでしょう。

2433片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/16(水) 12:56:26
 清水 派閥の力も弱まってきているといわれますが、古賀、谷垣両派の合流や安倍さんの町村派復帰など、息を吹き返す気配もあります。

 菅原 自民党の中で、派閥に代わる新しい仕組みが小泉さんの時代にできなかったわけですよ。小泉さんは「派閥政治はやめる」と言っていましたが、じゃあ、その代わりに何か新しくつくったかというと、何もつくらなかった。だから、古いやり方に戻るしかないということです。

 派閥は自民党という巨大な組織を統治する上で重要な役割を担っています。例えば、どの議員が仕事ができ、官僚と渡り合え、野党に人脈を持っているかなどを判断して抜擢(ばってき)したり、そういった議員を育てる仕組みとして派閥は機能しています。結局、派閥がしっかりしていないと、自民党が組織として成り立たないというジレンマがあります。

 清水 自民党はどうすればいいのでしょうか。

 菅原 派閥以外に議員の実力を評価し、登用していくシステムをつくるとか、郵政造反組のような地方のボスに頼らない選挙のやり方を考えるべきです。次の選挙はこのままいったら大変でしょう。大敗すれば、おしまいの可能性もあります。

 清水 内閣支持率の低迷は自民党への信頼感のなさも原因では。

 菅原 昔のような安定感は全くないですよね。自民党が政権党でいられたのは、有権者から、腐っていても政権運営する能力はあるよねってみられていたからです。それだけに深刻です。

 すがわら・たく 1976年東京都生まれ。東京大卒。同大大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。同大先端科学技術研究センター特任准教授。専門は政治学(政治過程論、日本政治)。選挙分析や国会に関する論文多数。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/sokkyo/news/200803/CK2008032502098146.html

2434片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/16(水) 19:39:17
ゆかりたん、道路族へ走る?「古賀にすり寄り」との声
道路特定財源の一般財源化骨抜き阻止提言に名前なく

道路族転身疑惑が浮上した佐藤ゆかり衆院議員
 自民党の佐藤ゆかり衆院議員に対し、「道路族へ転向した」との憶測が飛び交っている。改革派の若手・中堅議員による勉強会有志が11日、道路特定財源の一般財源化を骨抜きされることを防ぐ提言を発表したが、勉強会設立当初から参加していた佐藤氏の名前がなかったからだ。永田町では「道路族のドンで、次期総選挙で東京5区の公認を決めてくれた古賀誠選対委員長=写真左=にすり寄ったのではないか」との声もささやかれている。

 勉強会は「プロジェクト日本復活」で、山本一太、世耕弘成両参院議員を中心に、小泉チルドレンら改革派を自任する若手・中堅議員20人がメンバーに名を連ねる。

 うち有志18人は、福田首相が提案した一般財源化をうたった政府・与党の基本方針に、道路族が「必要と判断される道路は着実に整備する」という骨抜き文言をねじ込んだことに「首相の提案が党内の反対で頓挫するのではないか」と反発。一般財源化を閣議決定や党総務会了承で担保するよう求める提言を11日、発表した。

 自民党内が道路族Vs改革派に割れるなか、有志には道路財源を10年間維持するための道路整備費財源特例措置法改正案に対して「首相案に沿う法案にせず再議決するなら、十数人の『タリバン』が造反し阻止する」と、造反を明言した河野太郎衆院議員も入っており、道路族の神経を逆なでする提言ともいえる。

 ただ、有志の1人は「過激にならないよう配慮しているのに、なぜ、全員でないのか分からない」と首をかしげた。

 外れたのは佐藤氏と御法川信英衆院議員(秋田3区)の2人だが、山本氏はブログで勉強会について「共に戦いたいと思う20人の確信犯を発掘する」としており、結束は固いはず。特に佐藤氏は昨年10月の発足当初のメンバー9人に名を連ねていた“筋金入り”の改革派だ。

 佐藤氏らの不参加について、別の有志は「選挙区事情でできない人がいた、と聞いた」と説明する。

 佐藤氏は、野田聖子元郵政相と岐阜1区公認を争った約2年半の女の闘いに敗れ、東京5区への転出が決まったばかり。東京では丸川珠代参院議員との結婚が決まった大塚拓衆院議員と水面下でのつばぜり合いがあったが、こちらはあっさりと勝利した。

 それだけに、自民党関係者は「公認争いで敗れて選挙区を失うはずだったが、あっさり都市部をあてがってくれたのは古賀氏。佐藤氏は、始動したばかりで地盤を固めていない。古賀氏に恩義に感じる一方、あまりうるさいと次期選挙で応援を得られないなど、まずいことになる、と思ったのではないか」と指摘する。

 真相はどうなのか。

 15日、国会内で佐藤氏を直撃すると、「毎回勉強会に参加しているわけではないので、提言については知りませんでした。事務所には連絡があったかもしれませんが、内容を見ていないので今後も入るかどうかは分かりません」と答えた。

 「道路族に気を使ったのではないか」という問いには、「そんなことはないです」と話していた。

ZAKZAK 2008/04/16
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008041631_all.html

2435片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 00:19:26
「史上最低の無責任」参院自民国対幹部が江田議長を批判
2008年04月17日20時14分

 自民党の脇雅史参院国対筆頭副委員長は17日の記者会見で、江田五月参院議長を「史上最低の無責任議長だ」と痛烈に批判した。道路整備財源特例法改正案の付託先が、税制改正関連法案の審議が滞っている参院財政金融委員会になったことに対し与党が抗議したが、江田氏が取り合わなかったことに不満を示した。

 与党と共産、社民両党は衆院と同じ国土交通委への付託を求めたが、民主党は財金委を主張。20年ぶりに議院運営委の投票で決まった。脇氏は「数の横暴だ。委員会で決まったことをすべて認めるなら議長は子供でもいい」とぶちまけた。

http://www.asahi.com/politics/update/0417/TKY200804170252.html

2436片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 00:20:18
自民、連休中の海外渡航は「禁止」 再議決にらみ通知
2008年04月17日19時31分

 自民党は17日、黄金週間の連休にかかる今月27日から5月3日までは、党所属の衆院議員に海外渡航や国内出張を認めない原則を決めた。与党はガソリン税などの暫定税率を元に戻す税制改正関連法案を、30日にも衆院の3分の2で再議決する方針で、定足数を保つための措置だ。

 この党国会対策委員会で決めた後、大島理森国対委員長が「27日の週は大決断をしなければならない。そういう決意と思いをしっかり持ってもらい、連休の計画はその翌週からにしてほしい」と衆院議員の会合で呼びかけた。

 連休中は例年、首相や多くの国会議員が「外遊」に出かける。だが今年は30日前後が再議決の「Xデー」とされ、福田首相も5月上旬で調整していた訪欧を取りやめた。他の閣僚の外国訪問も「基本的に難しいだろう」(国対幹部)との声が出ている。
http://www.asahi.com/politics/update/0417/TKY200804170240.html

2437片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 00:25:40
古賀氏、補選を前に自民党内の結束呼び掛け
 衆議院山口2区の補欠選挙を前に、17日に行われた自民党各派閥の会合では、派閥の領袖から党内の結束を求める声が相次いだ。

 「歳入法案、道路事業の財源による特別法とか、大事な法案が国会で審議される時に、我が党の中でいろんな異論が出てくる、また、心配するような状況が出てくるというのは、私は大変、気をつけるべきことだと思っている」−古賀派会長の古賀選対委員長は、自らの派閥のあいさつで、道路財源に関する法案や、後期高齢者医療制度などで党内に異論が出ていることに関し、「与党が結束してぶれずに責任政党としての姿勢を示すことが大事で、選挙にも影響を与える」と述べ、党内の結束を訴えた。

 また、山崎派会長の山崎前副総裁は、ガソリン税の暫定税率を元に戻す法案について「選挙の結果いかんにかかわらず、再議決しないと国や地方の財政に大きな穴があく。全員もれなく出席して再議決することが義務だ」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080417/20080417-00000056-nnn-pol.html

2438片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 01:41:35
後期高齢者医療制度:見直し求める自民議員が総会

自民党「後期高齢者医療制度を考える会」の設立総会=自民党本部で2008年4月17日午後3時5分、藤井太郎撮影 後期高齢者(長寿)医療制度の混乱を受け、自民党の「後期高齢者医療制度を考える会」が17日、党本部で設立総会を開いた。総会には代理出席を含め90人以上が出席。制度見直しへの要望や周知方法への批判が相次いだ。同会幹部は「最終的には制度廃止が会の目的だ」と話している。

 自民党支持者が多い高齢者層を直撃する問題のため、設立総会では「国民に今のままの説明しかできないなら次の選挙は戦えない」などの悲壮な声が上がった。議員本人の出席は42人。派閥別では、山崎派16人、古賀派6人、町村派5人、津島派4人、伊吹派1人、二階派1人、無派閥9人だった。

 これとは別に自民党の「社会保障制度研究会」もこの日会合を開き、出席議員からは同様の批判が相次いだ。【近藤大介】

 ◇「後期高齢者医療制度を考える会」の出席者は次の通り。(敬称略)
 <衆院>保岡興治、伊藤公介、木村義雄、佐藤剛男、今井宏、岩永峯一、田中和徳、竹本直一、平沢勝栄、渡辺具能、江崎洋一郎、小野寺五典、木村勉、高木毅、大前繁雄、岡下信子、菅原一秀、武田良太、山中あき(火ヘンに華)子、阿部俊子、安次富修、赤沢亮正、飯島夕雁、上野賢一郎、大塚拓、亀井善太郎、川条志嘉、清水鴻一郎、関芳弘、中川泰宏、林潤、平口洋、広津素子、福岡資麿、藤田幹雄、山内康一

 <参院>岡田広、秋元司、小泉昭男、中村博彦、石井みどり、磯崎陽輔

毎日新聞 2008年4月17日 22時40分(最終更新 4月18日 0時29分)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080418k0000m010113000c.html

2439片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 13:27:09
見直し議連に自民有志41人参加 後期高齢者医療制度(04/18 08:10)
 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の見直しを求める自民党有志の議連「後期高齢者医療制度を考える会」が十七日、発足した。設立総会には衆参四十一人が出席し政府の周知不足への不満のほか、制度に疑問を投げかける声が相次いだ。

 総会には政府からも小野寺五典外務副大臣が出席し、会長に佐藤剛男・党高齢者特別委員長を選出。厚生労働省に保険料増減の内訳を調査するよう求めたほか、問題点が明確になった時点で政府に見直しを求めることを確認した。

 このほか「七十五歳で分けた意味が分からない」との声や、地元の批判を受け「このままでは選挙を戦えない」などの批判も噴出。事務局長に就任した平沢勝栄衆院議員は会合後、「問題があるなら早い段階で改めた方がいい」と指摘した。

 こうした動きに、党執行部は二十七日投開票の衆院山口2区補選への影響を懸念。古賀誠選対委員長は十七日の古賀派会合で「持論をまくし立てるのは極めて残念だ」と不快感を表明した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/87884.html

2440片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/18(金) 18:19:13
伊吹幹事長 党内異論に不快感
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014066351000.html

自民党の伊吹幹事長は、記者会見で、75歳以上の高齢者を対象とした新しい医療制度をめぐって自民党内で再検討を求める議員グループが発足したことについて「民主党の主張に同調して与党のきょうじをかなぐりすてるのはいかがか」と述べ、不快感を示しました。

75歳以上の高齢者を対象とした新しい医療制度で、高齢者からの問い合わせや苦情が相次いでいることを受けて、自民党内では、17日、制度の再検討を求める議員グループが発足し、今後、問題点があれば制度の見直しも検討することで一致しました。これについて、自民党の伊吹幹事長は、党の役員連絡会で「新しい医療制度は、高齢者の間の負担を平準化するもので、制度の趣旨を十分説明することが政府・与党の責任だ。『保険料が上がる人がいるからけしからん』と文句を言うのは民主党にまかせておけばいい」と述べ、政府・与党が一体となって国民に理解を求める努力をすべきだという考えを示しました。このあと、伊吹氏は、記者会見で「政権与党として、低所得の人の保険料が急増するようなケースには適切に対応していかなければならない。しかし、民主党の主張に同調し、与党としてのきょうじをかなぐりすててペラペラしゃべるのはいかがか」と述べ、不快感を示しました。

2441片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/19(土) 13:39:07
福田首相と公明党の女性議員が会食 首相の指導力に対して注文が飛び出す
福田首相と18日夜に会食した公明党の女性議員から、福田首相の指導力に対して注文が飛び出した。
浜四津代表代行は「生意気な話ですけれども、特に政治においてはトップのリーダーの資質が大事だと」と述べた。
会合には、公明党から8人の女性議員と太田代表が参加し、少子化対策などについて話し合った。
この中で、最近世論調査などで首相の指導力不足が指摘されたことに関し、浜四津代表代行が「指導力を発揮するには、国民に対する真剣さと誠意が大事だ」とやんわり注文をつけた。
これに対し、福田首相は「政治家には信義というものが一番大事だ」と述べ、信義を重んじることが国民の期待に応えることになるとの考えを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080419/20080419-00000225-fnn-pol.html

2442片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/21(月) 15:11:32
ポスト福田“麻生・与謝野”連合

2008年4月21日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ



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 福田首相の退陣Xデーが近づいているせいで、自民党内のポスト福田の動きが速まっている。ここにきて、クローズアップされているのが麻生・与謝野の急接近だ。


「最近、大きな動きが2つあった。ひとつは、与謝野のロコツな首相批判だ」(政界事情通)

 確かに13日の民放テレビでの与謝野前官房長官の大胆発言にはだれもが驚いた。

 日銀総裁人事の混乱について、「人事の責任は政権与党にある。野党のせいにしてはいけない」と言い切り、首相が2度も大蔵次官経験者を提示したことも「驚いた」と呆れていた。

 さらに党首討論については、「約束を守ってくれなかったという話で、レベルが低い」と、泣き言を並べた福田首相をバッサリ。同時に「官邸や執行部が意を尽くしていない。首相が携帯片手に『いいのか悪いのか』と電話しているのはかわいそうだ」と、町村官房長官や伊吹幹事長までボロクソだった。

「昨年の総裁選で福田を担いだ自民党各派は、ポスト福田では、与謝野を担ぐとみられている。それなのに与謝野は、福田勢力をコキ下ろした。次の総裁選に出るつもりはないと宣言したも同じ。その与謝野が、最近は麻生と連携を密にしている。これが、2つ目の大きな動きだ。2人はちょくちょく会っているし、雑誌で対談もする。ポスト福田に一番近い麻生は、民主党の小沢とパイプの太い与謝野を右腕にしたいし、与謝野は与謝野で、総裁選に3回もチャレンジした麻生を適任とみている。この2人が手を握ったら、福田の終わりは近いということだ」(前出の事情通)

 支持率暴落中の福田や現執行部とは距離を置いた方が、総裁ポストに近づけるというのが2人の共通認識だ。


●敵役の中川は小池担いで勝負

 共通の“敵”がいることも麻生、与謝野の絆を強めさせている。清和会の中川秀直元幹事長だ。

 安倍政権の最後、「クーデター説を中川に流され、麻生後継を潰された」思いが強い。

 その中川は、小泉や小泉チルドレンを抱き込み、小池百合子元防衛相の担ぎ出しに動き始めた。対抗心ムキ出しだ。

 自民党は事あるごとに、「民主党の足並みの乱れ」を強調しているが、四分五裂しているのは、むしろ自民党の方になってきた。

【2008年4月18日掲載】
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02036612/1.htm

2443片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 14:04:26
民主・横峯良郎参院議員が財政金融委で初質問 「石川 遼君と同じくらい、いい結果」
「さくらパパ」こと、民主党の横峯良郎参院議員が、参議院財政金融委員会で初質問した。また、丸川珠代参院議員も道路財源などについて質問したが、委員長から質問の仕方について、注意される場面も見られた。
横峯議員は、各地で相次ぐ心中事件に触れ、「ほとんどが介護疲れ、生活苦です。今から質問します。道路特定財源よりも、高齢者福祉の方が大事な気がします」と述べた。
そして、本題のガソリン税について、横峯議員は「わたしもゴルフをしていますが、暫定球は1球か2球くらいです。『暫定』というのは本来、イレギュラーなものでしょ?」とティーショットの行方がわからない場合に打ち直す「暫定球」になぞらえ、暫定税率復活を目指す政府の方針をバッサリ。
横峯議員は、初質問のできについて、先週、初トーナメントで5位と健闘した石川 遼選手(16)のようにハニカミながら、「ゴルフにすれば(石川)遼君と一緒かな? あれくらいいい結果を出せたと思います」と答えた。
また同じ委員会で、大塚 拓衆院議員との結婚が報じられた丸川珠代参院議員にも注目が集まった。
丸川議員は「大塚議員にお伺いいたします」と、お相手の大塚 拓議員ではなく、民主党の大塚耕平議員に、暫定税率を廃止した場合の道路事業計画や現状などを質問した。
しかし、丸川議員は「これでも、地元には迷惑がかかっていない? (大塚議員の)地元でどんな混乱が起きているかは、よくわからないということでしょうか」と、同じ質問を繰り返し、周りからヤジを浴びた。
さらに丸川議員は、委員長から「もうちょっとわかりやすく質問してくださいませんか」と注意された。
丸川議員は「(大塚 拓議員に)質問すると言ったら、『こういう質問もあるんじゃない?』と言われたけど、それはまったく質問しませんでした」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080422/20080422-00000421-fnn-pol.html

2444片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 14:55:06
ポスト福田に小池氏急浮上 さらりと布石、麻生氏牽制…擁立現実味
4月23日8時2分配信 産経新聞

 福田康夫内閣の支持率下落に歯止めがかからない中、「ポスト福田」の有力候補として小池百合子元防衛相が急浮上している。小池氏は「光栄だけどジョークに過ぎない」と無関心を装うが、最有力候補の麻生太郎前幹事長を牽制(けんせい)する勢力の思惑も重なり、小池氏擁立は現実味を増している。次期総裁選で米大統領選の「ヒラリーVSオバマ」と似た構図ができれば自民党が勢いを取り戻す公算も大きい。「小池フィーバー」に火が付き、解散風はますます強まるかもしれない。(加納宏幸)

 「小池百合子のイニシャルはKYですが『環境を良くする』のKYです。私は日本新党出身なので自民党にも民主党にも仲間がおり、分かれていても日本を変えなければならないという方向性は同じ。大人の対応ができるような舞台回しの役割を果たせれば…」

 小池氏は22日、都内で開かれた自民党中堅議員のパーティーで約1時間講演したが、予定を急遽(きゅうきょ)変更し、冒頭3分間でマスコミをシャットアウトした。周辺は「時期が時期だけに…」と釈明するが、小池氏がポスト福田を意識している証左ともいえる。

 小池氏が総裁候補として脚光を浴びる契機は3月23〜24日の中川秀直元幹事長との訪中だった。中川氏は中国側に小池氏を「日本の将来を担う新しいリーダーだ」と紹介した。

 3月中旬には民主党の前原誠司前代表らと訪露し、国際会議に出席。4月1日には「京都議定書目標達成議連」(もくたつ議連)を発足させた。4月9日には議連の名誉顧問に就任した小泉純一郎元首相、前原氏らと会食。小泉氏は小池、前原両氏を名指しで「ここに首相候補が2人もいる。面白いことになるかもしれない」と語り、この情報は与党内を駆けめぐった。

 小池氏は「食事会に呼ばれたから行っただけよ」と釈明するが、政局の流動化を見据え、「次」の布石を打ち始めたように映る。

 女性ファッション誌「Domani」4月号は「明日の日本を夢見て!気さくなトップキャリア、潔さの向こう側」と題したグラビア記事を特集。6月には環境問題を中心とした新著「もったいない日本」(仮題)を出す予定だ。

 平成4年にキャスターから政界に転身した後、細川護煕元首相、小沢一郎民主党代表、小泉氏−と時の権力者の傍らをしなやかにすり抜け、「小泉氏に匹敵する政局勘の持ち主」(閣僚経験者)といわれる。

 小池氏は「ナチュラルにやっているだけ」と説明するが、政界のさざ波に敏感なのは間違いない。「熟柿戦術」に徹する麻生氏を横目に小池氏はいつ次の一手を仕掛けるのか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000069-san-pol

2445片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 02:55:15
自民の新医療制度見直し論、公明が批判
 衆議院山口2区の補欠選挙でも争点となってきた後期高齢者医療制度をめぐり、自民党内で見直しの声が上がっていることについて、公明党から「選挙の足を引っ張っている」と厳しい批判が飛び出しました。

 「自民党から鉄砲を撃つような、あえて足を引っ張る、厳に慎んでもらいたい。逆に足を引っ張る人は次の選挙のときに応援できるかというと、応援できないというのが正直な現場の方々もそういう思いではないかと思う」(公明党 高木選対委員長)

 公明党の高木選挙対策委員長は、党の会合でこのように述べ、後期高齢者医療制度について自民党内で見直しの声が上がっていることを厳しく批判しました。さらに、「足を引っ張るのであれば、推薦を出す必要はない」とも話し、次の選挙で自民党議員を推薦するかどうかの判断にも影響するという考えを示しました。

 後期高齢者医療制度をめぐっては、自民党の山崎派が23日に発表した基本政策で制度の見直しを掲げたり、新たに議員連盟が発足するなど、自民党内に見直しを求める動きが目立っています。(24日16:54)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080425/20080425-00000004-jnn-pol.html

2446片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 11:55:29
【単刀直言】森喜朗元首相 今こそ自・民協力を チャンスあれば内閣改造
4月25日8時2分配信 産経新聞

 ■淡々とやるしか

 衆院山口2区補選の結果が福田政権の行く末を決めるかのようにマスコミは騒ぎ立ててるけど、300ある小選挙区の1つじゃない。勝つことも負けることもあるよ。嵐の時に屋根の瓦を直そうとしても、風が収まらない限りは無理でしょ。選挙ってのはいろんな要素が絡んでいる。まあ暴風雨の中の選挙なんだから、勝っても負けても淡々とやっていくしかないんじゃないの?

 民主党は後期高齢者医療制度(長寿医療制度)や年金問題を批判しているよね。福田康夫首相は一生懸命に後始末をしている。でも社会保障や税制、医療といった問題は、避けられないテーマなんだから、こういうものを選挙の争点にしたら、仮に民主党が政権をとったときに困ると思うよ。こういう問題こそ自民、民主両党が一緒にやるべきなんじゃないかな。ドイツだって大連立を組んで間接税を引き上げ、経済や財政の危機を乗り越えたんだよ。

 民主党の小沢一郎代表もそういう気持ちで大連立を持ちかけてきたんだと思うよ。あの大連立は小沢さんが持ちかけ、それに福田さんが応えた。これは厳然たる事実だ。福田さんが総裁になったその日には話が来たんだから。小沢さんは僕にも「急がなきゃダメなんだ」と言ったんだよ。参院選の公約を1つも実行せず衆院選を戦ったらデメリットも大きい。少しでも公約を実行することが民主党への信頼につながると考えたんだろうね。

 ■電話に出ない小沢氏

 でも小沢さんの考えは党内に受け入れてもらえなかった。もう今は手足を完全に縛られてリングに上がっているのと同じでしょ。9月の代表選を見据え、続投を意識して「連立はできない」となっちゃった。

 僕が電話をかけても小沢さんはもう出ない。頼まれたから仲介したのに「すまなかった」の一言もない。福田−小沢のホットラインなんて言われてるけど、そんなものはもともとないんだよ。民主党の渡部恒三最高顧問に話したら「昔からそうだからおれたちは慣れてんだ。病気はいつまでたっても治らねえなあ…」と笑ってたな。だから僕は「今こそ長老としてやることがあるだろ」と言って議員会館の地下で買った金色の印籠(いんろう)をあげたんだ。

 福田さんはまだいちるの望みがあるんだろうけど、僕はもう嫌だね。小沢さんや渡部さんらとの昭和44年の当選同期会も、今やれば効果があると思うんだけどね…。

 そういえば綿貫民輔国民新党代表は「民主党はヤマタノオロチだ」と言ってたね。福田さんは「誰を信用していいのか分からない」と言っていたけど、元々バラバラなのが集まっただけなんだよね。

 でも自民党と民主党も思想でわかれているわけじゃない。自由経済、民主主義、人権の尊重、法の支配−。基本的な考えは同じでしょ。かつてのような「自由主義か社会主義か」みたいな対立はない。だからこそ世界経済が危険水域に入っている今こそ協力すべきなんだけどね。

 ■問責無視すればいい

 今年は5月末に横浜でアフリカ開発会議(TICAD)があり、7月に主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が開かれる。国際社会に日本のイニシアチブを示す千載一遇のチャンスなんですよ。それなのに次期政権を担おうという民主党が福田さんの手足を縛っているのは残念だ。

 しかも福田さんは議員生活18年間をずっと外交一筋でやってきた人ですよ。この前会ったら「私は一番大事な外交の話で手足を縛られている」とこぼしてたな。むしろ小沢さんが官邸に行って「頑張れ」と言ったら民主党の評価も上がるんじゃないかな。ラグビーの「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」の精神だよね。選挙で激しく戦っても「ノーサイド」で国民のために協力してしっかりとやる。それができないから民主党は「烏合(うごう)の衆」と言われるんだ。

 参院は民主党が審議に応じず、まるで「国会ジャック」だよね。このままいけば、民主党はガソリンに絡んで福田さんに問責決議をぶつけてくるだろう。でも法的拘束力はないんだよ。無視すればいい。衆院で信任決議をやってもいい。衆院の民意は与党にあるんだから、国家国民のため憲法で保障された再議決を淡々とやっていくしかない。

2447片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 11:55:58
 ■福田カラー出せ

 僕は国会の会期延長なんて必要ないと思っているんですよ。多少の法案は残っても仕方がない。国民のためによかれと思って政府が出した法案の審議をやらせないのは、国民に対する挑戦じゃないですか。

 小沢さんは衆院を解散に追い込みたいんだろうけど、僕は限りなく来年9月の任期満了近くまで引っ張ればいいと思っている。すぐに解散がないとなると民主党にも自戒の念が生まれ、色々な不満や正論が出てくるんじゃないかな。そうなれば政界再編になっても不思議じゃないよ。

 それに福田さんは早く手作りの内閣を作って福田イズムを打ち出すべきだ。安倍晋三前首相の内閣を引き継いだわけだから気の毒だよ。いま考えれば1月に内閣改造をやっておくべきだった。僕は「国会召集を1週間延ばしても改造すべきだ」と言ったんだけど、福田さんは「日程がなくて」とあきらめたんだ。

 だからチャンスがあれば内閣改造をやればいい。その時は官房長官や幹事長は一番の身内を置くべきだろうね。ドライな小泉純一郎元首相だって、官房長官は身近な人を使ったし、幹事長には安倍さんを抜擢(ばってき)したんだ。安倍さんは官房長官に他派閥の人を起用したけど結果はひどかっただろ?

 マスコミは面白がって「ポスト福田」なんて騒いでいるけど「ポスト福田」は福田だよ。小泉さんが小池百合子元防衛相を首相候補と持ち上げたけど会合でのジョークでしょ?

 次が誰かなんて分からない。麻生太郎前幹事長とは長い付き合いで考え方も合っているけどちょっと心配しているんだ。福田内閣が発足したときも入閣を求めたんだけど「やる気はありません」と断ったでしょ。残念だったね。とにかく福田さんをしっかり支えたら僕の仕事は終わりだと思っているんですよ。(加納宏幸)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000063-san-pol

2448片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 17:33:23
>>839-840
特集ワイド:ポスト福田を“すしネタ”に例えると 大トロ・森喜朗さんに聞く
 これも貧乏くじを引いたせいなのか? 福田康夫首相の支持率下落が続く。いや、もっと辛酸をなめた首相がいた。いまや永田町のキングメーカーといわれる森喜朗さんである。ポスト福田も取りざたされる春の一夜、森さん行きつけのすし屋で、その思いをたっぷり聞いた。【鈴木琢磨】

 ◇コハダ首相、本領発揮を
 ◇「政界再編、早いかも」
 いかにも隠れ家っぽいたたずまい。白木のカウンターが美しい。東京・六本木にある「よしの」は、歴代首相らすし好きの舌をうならせてきた。のれんをくぐるや、森さん、さっと上着を脱ぎ、ビールでのどをうるおし、煮あわびをつまみはじめた。通い慣れた感じ。27日の衆院山口2区補選が近づいている。その結果が気にならぬはずはない。

 「さあ、どうなるかな。いずれにせよ、わが党はガソリン税の暫定税率維持のための法案を衆院で再可決させてもらう。憲法の規定にあるんだからね。問責決議なんて法的拘束力はないんだし。民主党が国会を開かせないのなら、国会ジャックと同じだ。国民があきれる。それで支持率が上がるとは思わんが、頑張れ、頑張れ、と言ってる」

 イモ焼酎の水割りを飲みながら、まずはコハダから。こぶりのシャリにつやつやのネタ。それを森さん、くるっとひっくり返して口中へ。「ああ、うまいなー。私、すしでコハダが一番好きでね。これさえあればいいくらい」。そのコハダ、どこか福田さんに似てません? 「……」。通好み。「なるほど。たしかに子供なんかは頼まんしな。あっさり、淡々としたところが福田さんらしいといえば、らしい。ただ、このうまさがわかるには時間かかるよね」

 そう、支持率低迷は福田さんのコハダ体質によるのかもしれない。その点、このところ、にわかに動きが慌ただしい元首相の小泉純一郎さんとは好対照である。さしずめクルマエビ、それも生けの踊り。「ハハハ、よく踊ってるね。エンジョイしてるよ。この間、久しぶりにゴルフのコンペに誘ったら、朝のスタートに来ないんだ。顔を見せたのは昼だよ。その言い方が面白い。おれは目覚ましで起こされる人生はやめた。自然に起きて、いい天気だ、行きたい、となれば行く。それをけしからんという人とはゴルフはやらん、とね。もういっぺん総理なんてないよ。思惑のある人が再登板を求める声を出してるようだ」

 続いてアナゴである。ご主人いわく、羽田沖で取れた正真正銘の江戸前らしい。ふむ。海中深く潜行し、ぬめぬめとしてとらえどころがない。あたかも民主党代表の小沢一郎さんではないか。「ご主人、アナゴってかみつくかい?」「ええ、肉食ですから」「そこらへんは同じだな」。肉厚の逸品を口に運びつつ、自ら仲介役を務めた大連立構想の頓挫を思い出したのか、こうもつぶやくのだった。「ずっしり重いなあ。まあ、ほんとうは味のある男なんだけどね……」

 ねじれ国会は未知の領域である。いくらベテラン政治家でも特効薬は見つからない。いら立ちは募る。焼酎は進む。「そもそも2大政党っていってたんだよ、民主党は。それがだ、そうなりそうになったとたん、行儀悪くなってきた。てんでんばらばら、みんな勝手なことばかり。やんちゃ坊主の集まりだよ。小沢さんは手足を縛られてリングに上がってるようなもんだし。ラグビー精神がないんだよ。戦っても、ノーサイドになれば相手をたたえる。いまは国難がいっぱい。こういう時こそ、挙国一致して考えてもらいたいよ」

 だんだんぼやきモードになってきたそのとき、マグロのヅケが。これまた渋い大人の味である。インテリの与謝野馨さんを連想した。「堂々たる政治をせよ、か。立派な方ですよ。体を壊され、不思議な貫禄も出てきて」。で、ポスト福田の最有力と目されている麻生太郎さんは? 「カズノコかな。歯ごたえあるし、気位も高い。好き嫌いはあるけどね。どれだけ党内をつかまえるかだな。まあ、痛々しいような努力をしておられるよ。昔と違ってきた。総理は足、腰なんだ。安定感でね。ジーンズも似合うけど」

2449片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 17:33:58

 そういえば、永田町にはマダムすしがいた。小池百合子さん。アメリカ生まれのカリフォルニア巻き、といったところか。しきりに初の女性首相か、と名前があがる。「彼女はマスコミに乗るのがうまくてね。ひょっとしたらひょっとする、そのうわさになるのが最高なんですよ。選挙対策じゃないですか。本人も悪い気しないからね」。そう言って、森さん、むずむずしている。焼酎をぐっとやり、身を乗り出した。「ところで、私はなんだ。クジラか? ハハハ」

 いえいえ、その脂の乗り具合からすれば、もちろんマグロの大トロでしょう、と申し上げた。「失礼だな。これでもずいぶん減ったんだ。10キロ減ったかな。タマネギやキャベツをトマトベースで煮込んだ女房特製のスープを朝昼晩、飲んでね。涙ぐましい減量をしたよ」。体への気遣い、ままならぬ国会をにらんで、まだまだ指南役として、ときに力業も求められる場面が出てくるからか。立ち消えた大連立の次なるポイントは衆院解散、そして政界再編である。

 「ずっと再編は衆院選後とみていたけど、案外、早いかもしれんなあ。民主党の連中は水面下で行動している。早くやってくれ、早くやってくれって。再編の軸? うーん、イデオロギーは一緒。価値観は同じ。結局、小沢さんについて行けるかどうか、みたいなことになるよね」

 ヘンな政治だなあ。回転ずしでささやかな幸せを感じるしかない庶民は置いてけぼり、格差社会、地方の疲弊、高齢者の不安……。どれも解決を託せる政治家が現れてこない。ねじれ国会のその向こうが見えない。「ネタ不足なんだね、永田町も。オーソドックスなマグロでいい。味があればなおさら」。だから、ポストコハダはコハダ? 「いくらでもいけるよ。でも、いまの段階で、コハダの次、イカだのタコだのって言えるかね。絶対という人がおればいいが。私はコハダ、いや福田さんにいい仕事をしてもらいたい。外交もそう。ロシアを訪問するのは北朝鮮の問題もあるんだよ」

 つまりマスコミの支持率に一喜一憂せず、ここはひとつ踏んばってコハダ首相の本領を発揮せよ、ということらしい。でも、そろそろとびきりのマグロが食べたいけれど……。森さん、大笑いして、あがりをすすった。

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毎日新聞 2008年4月25日 東京夕刊

2450片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/26(土) 00:36:41
「後期高齢者医療の見直しを」 揺れる与党、「反旗」続々 
2008年4月25日 07時16分

 後期高齢者(長寿)医療制度をめぐり、与党の足並みが乱れてきた。自公両党の執行部は現行制度に国民の理解を得ようと説明に必死だが、自民党山崎派は制度見直しを提唱。民主党が制度廃止へ攻勢を強める中だけに、27日投票の衆院山口2区補選の結果次第では、見直し論が強まり、福田政権が苦境に立たされる可能性もある。

 公明党の高木陽介選対委員長は24日の党代議士会で「補選の現場で苦労している人たちの足を引っ張るのならば(次の選挙の)推薦も含めて考える必要がある」と選挙協力の見直しに言及しつつ、山崎派を厳しく批判した。

 山崎派だけでなく、自民党有志議員約100人も17日、後期高齢者医療制度を考える会を立ち上げて、制度の在り方を再検討することを決定した。公明党は「小集会などで徹底して制度の説明に努めている」(幹部)と自負している。それだけに、相次ぐ見直しの動きに「後ろから鉄砲を撃つのと同じだ」(高木氏)と怒り心頭だ。

 自民党でも「時期が最悪だ」と批判が噴き出している。

 厚労族議員は「少子高齢化社会に向けた医療制度改革が必要という制度導入時の議論を忘れたか」と指摘。執行部の一員は「大衆迎合的な発言だ。目立ちたいだけではないか」と切り捨てた。

 山崎派会長の山崎拓前副総裁は派閥の総会で「党内に(見直しを)弾力的に考える動きがあることが、選挙でプラスになる」と反論。派閥幹部の野田毅元自治相は24日、福田首相を官邸に訪ねて、見直し提言の真意を説明した。しかし、首相は記者団に「具体的なことは聞いていない」と素っ気なかった。

 それでも、山口2区補選で自民党公認候補が大敗すれば、与党でも次期衆院選に向けて見直し論が広がるのは必至だ。

 加えて、山崎派が「A級戦犯」扱いされて首相と溝が生じれば、総主流派体制が崩れ、支持率低迷に悩む福田政権はさらに弱体化しよう。

(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008042590071117.html

2451片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/26(土) 00:39:47
山拓ぶち上げ野田聖子首相待望論

 郵政復党組の野田聖子元郵政相のパーティーが24日夜、都内のホテルで開かれた。出席者からは「女性で首相になるのは野田さん以外にないのでは、とかねて思っている」(山崎拓前自民党副総裁)といった「首相待望論」も出た。

 会場には約1200人が詰め掛け、太田昭宏公明党代表や谷垣禎一自民党政調会長、野中広務元官房長官ら新旧の実力者が出席したほか、藤井孝男元運輸相ら郵政復党組や社民党の辻元清美衆院議員らも顔を見せた。

 [2008年4月24日20時46分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20080424-352114.html

2452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/26(土) 12:27:21
与党、「補選応援で」大量欠席・参院本会議
 ガソリンなどの暫定税率を盛った租税特別措置法改正案の早期採決を求めた動議を否決した25日の参院本会議を、提案した与党側の16人が欠席した。その後の政府提出の新型インフルエンザ法の採決は19人が欠席した。

 多くは27日投開票の衆院山口2区補欠選挙の応援のためと説明。自民党の尾辻秀久参院議員会長は記者会見で「大事な補選のさなかでやむを得なかった」と弁明した。民主党の簗瀬進参院国会対策委員長は「与党は議会運営で自己崩壊している」と皮肉った。与党内では「本会議欠席を繰り返す小沢一郎民主党代表を批判できなくなる」との声も出ている。(07:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080426AT3S2501A25042008.html

2453片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 10:21:20
内閣改造 ウソだろ?!「武藤敏郎金融相」が飛び交う背景 (ゲンダイネット)
「早ければ連休後か」などといわれる内閣改造。目くらましの人心一新をしなければ、内閣が持たないからだが、その人事で仰天の名前がささやかれている。ナント、日銀総裁になり損ねた武藤敏郎元財務次官の金融担当相抜擢である。

 福田首相は日銀総裁人事であれだけ武藤にこだわった。しかし、読みの甘さから、恥をかかせた。お詫びに大臣ポストということだろうが、実は武藤抜擢は町村官房長官が言いだしっぺだ。裏には内閣人事庁設置など公務員改革に力む渡辺喜美金融・行革担当相外しがある。町村の裏には財務省の影がちらつく。狙いはもちろん、公務員改革潰しだ。渡辺更迭と武藤就任の一石二鳥の企みが見え隠れする。

「大新聞はほとんど報じていませんが、渡辺大臣が推していた国家公務員制度改革基本法案は24日、大きなヤマ場を迎えた。内閣人事庁の設置などが盛り込まれた公務員改革法で、今月上旬に自民党の総務会が了承し、閣議決定もされた。審議日程を考えれば、24日、本会議で趣旨説明を行う必要があったのに、内閣委員会の与党筆頭理事・村田吉隆元防災担当相が『宇宙基本法が先だ』とか強硬に反対して潰した。趣旨説明も行われなければ、法案は葬り去られてしまう。村田は元大蔵官僚だから、露骨です」(自民党議員)

 閣議決定までされている法案が、ひとりの委員の反対で、趣旨説明すら行われないのは異常だ。渡辺は議員会館の村田の部屋まで出向いて直談判に及んだが、かなわなかった。

「村田ひとりでやれる芸当ではない。裏に財務官僚や町村官房長官がいるのは間違いない」(永田町関係者)といわれる。

 国家公務員法改正が潰されれば、独立行政法人への天下りを禁止するためにトップの公募制などを盛り込んだ独立行政法人改正案もたなざらしになる。そんな最中に飛び交う武藤大臣抜擢説。福田内閣の正体が割れる話だ。

【2008年4月25日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/28gendainet02036708/

2454片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/30(水) 01:25:16
小池、猪口、佐藤ゆかりの3氏が政策ユニット「レディース」
4月29日23時12分配信 産経新聞


 自民党の小池百合子元防衛相が、同党の猪口邦子元少子化担当相、佐藤ゆかり衆院議員と政策ユニット「TPL」(トーキョー・プロジェクト・レディース)を結成することが29日、分かった。次期衆院選をにらみ、東京が地盤の女性議員3人(猪口氏は比例東京ブロック)で“共同戦線“を張る格好で、共著の出版計画も進んでいる。

 関係者によると、共著は6月中旬に発売予定で、タイトルは「東京女子大作戦」(仮称)。小池氏が環境、猪口氏が少子化、エコノミストの経歴を持つ佐藤氏が経済・金融と、それぞれ得意分野で政策提言をする内容だという。

 「ポスト福田」の有力候補に急浮上している小池氏は、このところ「京都議定書目標達成議連」(もくたつ議連)を発足させたり、自民党の小泉純一郎元首相、民主党の前原誠司副代表と会食したりと活動を活発化。「小泉シスターズ」の猪口、佐藤両氏との連携も注目を集めそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080429-00000937-san-pol

2455片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/01(木) 13:25:05
小池を「総裁候補」に担ぐ中川秀直の腹の内
2008年4月30日 FACTA
福田康夫首相の余命は今秋にも尽きそうだ。自民党内で「ポスト福田」をめぐる動きが表面化。にわかに注目を集めているのが小池百合子元防衛相である。小池氏は3月下旬、所属する清和研(町村派)の事実上の代表である中川秀直元幹事長とともに中国を訪問。外交の実質的な責任者となった戴秉国・国務委員や「革命第5世代」のエースの一人、李源潮・共産党組織部長らと会談した。その後、やはり中川氏が立ち上げた超党派の「京都議定書目標達成議員連盟」の幹事長にも就任した。
 
小池氏の動きを、一部メディアが「ポスト福田狙い」「小泉新党政権の首相狙い」などと報じたこともあり、彼女の「本気度」に関心が集まっている。結論を先に言えば、彼女は本気である。小泉純一郎元首相と中川氏は、次の総選挙で小沢民主党に勝つには小池氏を担いで戦うしかないと考えているフシがある。が、それが現実的かといえば、政界筋の大方は懐疑的だ。とすれば、中川氏が「小池プレーアップ」に熱心なのはなぜか。
 
中川氏の目下の関心は、最大派閥・清和研維持の資金手当てとされる。事実上のオーナー、森喜朗元首相も、最近は自己資金の提供を渋りがち。清和研としては、なおのこと官房長官が握る官房機密費は手放すことができない。森政権から4代続く「清和研政権」によって、同派は「歴代官房長官から毎月3千万円の『上納』を受けている」(自民党代議士秘書)と噂される。もし、事実とすれば、領収書のいらない年間3億6千万円ものカネが派閥を潤すことになる。政界有数の策士、中川氏の腹は、「麻生政権の小池官房長官」狙いであり、そのために9月に前倒しが観測される総裁選に小池を担ぐポーズを取っているというのである。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080430-01-1101.html

2456片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/02(金) 02:42:20
TPL:小池元防衛相ら女性議員3人が政策集団

 福田内閣の支持率が低迷する中、自民党の小池百合子元防衛相が存在感を高めてきた。1日には女性衆院議員3人で新しい政策グループ結成を発表。先月も小泉純一郎元首相らと環境問題に関する議連の発足にかかわるなど、マスコミへの露出が目立っている。党内には「ポスト福田を意識した動き」との憶測も広がっている。

 「日本の最大の未利用エネルギーは女性だ。女性の女性による女性のための政策を行いたい」。1日、国会内で記者会見した小池氏はこう語り、女性の視点で政策提言するグループ「TPL」(トーキョー・プロジェクツ・オブ・バイ・フォー・レディース)の結成を発表した。

 小池氏とともに会見したのは、猪口邦子・元少子化担当相(比例東京)と、佐藤ゆかり衆院議員(比例東海)。小池氏は東京10区選出で、佐藤氏も次期衆院選では東京5区からの出馬が決まっており、東京を基盤とする3氏が共闘する。

 「ポスト福田」候補に挙がっていることを記者団に問われた小池氏は「光栄の至りだが、今は一兵卒として自分の足元を固め、次の選挙の備えに精いっぱい」と答えた。

 小池氏は、小泉氏を名誉顧問に据えた温室効果ガスの削減問題を議論する「京都議定書目標達成議連」にも参加し、自ら幹事長に就いた。4月9日には、その小泉氏や民主党の前原誠司副代表らと会合を開き、意見交換している。

 小池氏が所属する町村派幹部は「毎週開かれる派閥の幹事会に、最近は熱心に参加している。勘の鋭い人だから、今後の政局を意識して活動しているのは間違いない」と話している。【近藤大介】

毎日新聞 2008年5月1日 21時16分(最終更新 5月1日 21時26分)
http://mainichi.jp/photo/news/20080502k0000m010099000c.html

2457片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/02(金) 02:45:20
一心同体“淑女隊”…小池、猪口、佐藤ユニット結成
「ポスト福田」でもガッチリ!?

 自民党の小池百合子元防衛相と猪口邦子元少子化担当相、佐藤ゆかり衆院議員が1日午前、衆院議員会館で記者会見し、3人による政策ユニット「TPL」(トーキョー・プロジェクト・オブ/バイ/フォー・レディース)の結成を発表した。永田町では「ガソリン税の復活など、福田康夫首相の低空飛行が続く中、小池氏がポスト福田に向け動き出した」との憶測が飛び交っている。

 小池氏によれば、佐藤氏が東京5区に転出が決まった今年3月、東京を選挙区とする3人が集まり歓迎の会合を開いて意気投合。7月初旬までに共著「東京女子大作戦」(小学館)を出版し、来る次期総選挙でも“共闘”する方針だ。

 会見開始予定時刻に5分遅刻し、早くも“大物”ぶりを見せた佐藤氏は「東京から女性の潜在力の活用ということで、モデルケースを示したい」と述べた。

 「ポスト福田への意欲を見せ始めた」(ベテラン議員)とも言われる小池氏だが、「面倒見が悪く、子分が少ない」(中堅)との評判もある。それを意識してか、「佐藤さんが選挙区を代えたばかりなので、地元活動でもサポートしたい。(比例単独の)猪口さんは東京選挙区全体だが、活動しやすくなるようなサポートをしたい」と、小泉チルドレンの中でも知名度の高い2人を全力で支える意欲を示した。

 もっとも、東京選出の自民党女性衆院議員には小池氏と同じ町村派の松島みどり氏(14区)もいるが、参加していない。会見で理由を聞かれると小池氏は「この3人で食事をしたのがきっかけなので…」と述べるにとどめた。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008050125_all.html

2458片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/03(土) 01:18:00
胡主席と池田名誉会長、8日に会談
5月2日8時1分配信 産経新聞


 6日に来日する中国の胡錦濤国家主席と創価学会の池田大作名誉会長が8日、都内のホテルで会談することが1日、固まった。胡氏は主席就任前の昭和60年と平成10年にも都内で池田氏と会っており、両氏の会談は今回で3回目。池田氏はこのほか、昨年4月来日の温家宝首相や、今年2月来日の唐家●国務委員(当時)とも会談している。

 中国は池田氏を、昭和47年の国交正常化に尽力したとして当時の周恩来首相らが「井戸を掘った功労者」と評価するなど、「特別の存在」(日中外交筋)として扱ってきた。胡主席も今回の来日にあたり、池田氏との会談を希望していた。

●=王へんに旋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080502-00000058-san-pol

2459片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/03(土) 17:24:36
東国原知事 支持率急落の首相を批判
 宮崎県の東国原英夫知事は3日、京都市左京区の京都大で行った講演で、福田内閣の支持率が20%を割り込んだことに触れ「薬害肝炎や年金、暫定税率などの問題で、後手後手に回っているのは間違いない」と、支持率低迷の要因を挙げた。

 知事は「(宮崎県で)わたしの支持率は93%あるらしい」と紹介した後、福田内閣について「希望や夢を持たせてくれない」と批判。「社会保障の充実などで希望を持たせてくれることを強く望む。地方から連携して国を変える」と語った。

 講演は京大生の新入生歓迎イベントの一環で行われ、知事は「この国を引っ張っていくという気概や志を持って、学生生活を送ってほしい」とエールを送った。

[ 2008年05月03日 16:24 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080503039.html

2460片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/04(日) 11:11:56
「演説では経済成長しない」=中川元幹事長を批判−与謝野氏
5月4日11時1分配信 時事通信


 自民党の与謝野馨前官房長官は4日午前、フジテレビの番組で、経済成長を重視する中川秀直元幹事長ら「上げ潮派」について、「演説では経済は成長しない」と批判した。同時に、「日本の社会保障制度は優れているが、財政の裏付けがないと続けられない」と述べ、消費税などの増税は避けられないとの認識を示した。
 与謝野氏は「実質的な潜在成長力が高くなる政策を打ちながら、経済も回復させ、税を通じて収入を増やす(べきだ)」と指摘。上げ潮派に関し「経済成長のために必要な要素は何も教えて下さらない。演説していれば経済が成長するなら、われわれもどんどん演説する」と皮肉った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080504-00000020-jij-pol

2461片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/05(月) 11:10:52
ポスト福田 『5氏眈々』 交代論、サミット後にも
2008年5月5日 07時12分

 「ポスト福田」候補たちの動きが、活発化している。衆院山口2区補選の敗北やガソリン税(揮発油税など)の暫定税率をめぐる混乱で、福田首相の求心力が大幅に低下。「福田首相では衆院選は戦えない。主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)後には、首相交代論が出てくるのではないか」との観測が自民党内で出ているためだ。 (渡辺隆治)

■麻生氏 融和優先 地力養う

「自民党の中が右往左往するのは断固避ける必要がある」

 ポスト福田の最右翼とされ、四回目となる総裁選出馬を明言している麻生太郎前幹事長(67)は、補選敗北翌日の四月二十八日の派閥総会でこう強調した。

 政府・与党が民主党の攻勢に苦しんでいる最中に「反福田」を鮮明にすれば、民主党を利するだけでなく、首相を支える最大派閥・町村派の恨みを買う。麻生氏としては当面、目立つ動きを控え、地道に力を養う方が得策だと判断している。

 実際、一昨年十二月に十五人で発足した麻生派は現在、二十人にまで拡大。地方の講演にも精力的に足を運び、支持者の拡大に余念がない。

■与謝野氏 首相批判で急浮上

 ポスト福田として急浮上したのが与謝野馨前官房長官(69)。与謝野氏は首相の知恵袋的な存在だったが、最近は批判的な言動が目立つ。一日の民放番組でも「首相は財政再建など、大きな課題を国民に訴えることが必要だ」と苦言を呈した。

 ときを合わせたように、消費税率10%などの持論を盛り込んだ初の著書を出版。「総裁選出馬の布石か」との観測が流れた。

 与謝野氏を囲む議員の勉強会も活動を活発化させる予定で、待望論が広がる可能性がある。

■議連結成 活動盛ん

小池百合子元防衛相(55)は、三月下旬に中川秀直元幹事長と中国を訪問。四月一日に中川氏とともに「京都議定書目標達成議連」を結成するなど華やかな活動を続けている。

 四月九日に小泉純一郎元首相(66)、民主党の前原誠司副代表らと会食した際、小泉氏は小池、前原両氏の名を挙げて「ここには二人も首相候補がいる」と発言したとされる。初の女性首相誕生となれば、国民の人気が沸騰する可能性は高い。

 ただ、所属する町村派の幹部は「派として推すなら、町村信孝官房長官。誰も小池氏を応援しない」と冷ややかで、支持が広がるかは不透明だ。

■発言増え 脈あり?

小泉氏は再登板を明確に否定しているが、待望論は根強い。首相退任後控えていた会合や講演を解禁して、解散時期などについて積極的に発言していることが「再登板の脈がある」(若手)との観測を生んでいる。

 ただ、「ねじれ国会の与野党攻防で『政局の小泉』の血が騒ぎ、黙っていられなくなっただけ。再登板の気はない」(ベテラン)との見方がもっぱらだ。

■アピール不足の声

前々回の総裁選に出馬した谷垣禎一政調会長(63)については「要職に就いたのにアピールが足りない」と厳しい意見が多い。谷垣、古賀両派が十三日に合流した後、新派閥内で総裁候補としての地位を固める必要もある。

(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008050590071229.html

2462片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/05(月) 11:58:47
自民・小池百合子氏がメイドカフェで環境アピール
 ポスト福田候補の1人、小池百合子元防衛大臣が4日、環境問題を訴えるイベントに参加しました。活動を活発化させる小池氏の思惑とはなにか、一日密着しました。

 「オタク」の聖地・秋葉原に乗り込んだ小池氏は、メイドに囲まれながら「環境問題」をアピール。「CO2を出さないゴールデンウイークにしよう」と東京都内を回る小池氏は、メイド喫茶でレジ袋削減を訴えました。次のイベントには、天ぷら油のリサイクル燃料で走るバスで移動しました。小池氏は、女性議員と本を出版したり、小泉元総理大臣や民主党の前原前代表らと勉強会を重ねています。5日からは、民主党の岡田元代表らと「環境」をテーマにドイツに向かう予定で、政界再編やポスト福田を見据えた動きではと憶測を呼んでいます。
 小池百合子氏:「(Q.ポスト福田が話題になっているが)私は、福田政権にしっかりと長期にわたって仕事をして頂きたいと思う1人です」
 ポーカーフェースを決め込む小池氏ですが、周辺によると、ある大物幹部から「今は黙々と政策に取り組めば、いずれは『総理候補』になる」とアドバイスされているということです。ただ、足元の自民党内には「小池氏についていく人はいるのか」と冷めた見方も少なくありません。得意の環境問題以外に具体的な政策をいつ打ち出すのか。その封印を解いた時こそが、ポスト福田へ向けて本腰を入れる証となります。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080504/20080504-00000018-ann-pol.html

2463片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/05(月) 12:56:02
法案の柔軟な修正を
田村耕太郎
http://kotarotamura.net/b/blog/index.php?itemid=2410

2464片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/05(月) 14:39:40
自民、外国人定住へ基本法・「移民庁」設置など検討
 自民党は外国人の定住を推し進めるための基本法制定の検討に入った。日本で一定期間働く外国人の受け入れや管理政策を担う「移民庁」を設置するほか、不当な低賃金労働などが問題となっている外国人研修・技能実習制度を抜本的に見直す。少子高齢化による人口減少の流れを踏まえ、海外からの人材確保体制を強化する。来年の次期通常国会への提出・成立を目指す。

 自民党の国会議員約80人で構成する外国人材交流推進議員連盟(会長・中川秀直元幹事長)が今月中旬に提言をまとめる。ただ、政府・与党内には治安や国内労働問題から慎重・反対論もある。 (11:10)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080505AT3S0201E04052008.html

2465片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/06(火) 13:26:43
与謝野前官房長官インタビュー ポスト福田?誰も言ってくれない

 「ポスト福田? 誰も本人には言ってくれないんだよね」―。自民党の与謝野馨前官房長官(69)の存在感&発言力が、日増しに強まっている。求心力を失った福田康夫首相の後任としてクローズアップされる中、先月には初の著書「堂々たる政治」(新潮新書)を出版。「9月の民主党代表選が、きっかけになる可能性もある」と政界再編をも視野に入れる永田町のキーマンにその決意を聞いた。

 ■平沼さん発言はわからない

 ガソリン税、後期高齢者医療制度などが焦点となり、全国の注目を集めた衆院山口2区補選。結果は自民党の惨敗となった。これを受けて攻勢を強める民主党。“ねじれ国会”解消のメドは立っていない。

 「こういう状況が長続きすると、世の中の変化のスピードについていけなくなる。世界情勢にも、うまく対応できるのかという疑問も大きくなるでしょう。その時に政策合意なのか、連立なのか、それとも政界再編なのかという土壌が生まれると思う」

 福田首相と民主党の小沢一郎代表の大連立構想は時期尚早だった感もあるが、決して間違いではないという与謝野氏。政界再編をどう読んでいるのか。

 「大連立も難しいとなり、もう少し機が熟してくれば『政界再編となる』と予想する人が多いですね。自民党の中の考え方が熟してきて、民主党の考え方にも変化が起きれば、9月の民主党代表選がひとつのきっかけになる可能性もあるが…断定的には言えない」

 先月29日の街頭演説で中川秀直元幹事長は、秋以降に経済成長重視派(中川氏ら)と、財政再建派の戦いが「始まる予感がする」と語った。与謝野氏とのバトルを念頭に置いたものと見られているが。

 「我々の考え方は経済成長も財政再建も両方重視する。経済成長だけで、財政再建も全部できるという幻想は持っていない。経済成長といっても日本は随分成長してしまったので、これから背が伸びるのは大変なんです。ただ『戦い』は始まらないですよ。まあ、街頭演説として面白い演説なんでしょう」

 先月28日には小沢代表と政界再編のかぎを握る平沼赳夫氏が会談。平沼氏は「自民党はダメだ」と発言したとされる。共著もある同志の言動には首をかしげた。

 「平沼さんは『ザ・自民党』のような人だったのに、なぜそういうことを言われたのか、真意はわからない。自民党のどこがダメなのか、それは本人に聞いてみないと…」

 自身の動向にも注目が集まっている。今回の著書の出版は、自民党総裁選出馬への布石なのでは、との憶測を呼んだ。

 「まったくそういうこと(出馬)は考えてなかったです」

 だが、周囲の期待は大きい。麻生太郎氏、小池百合子氏とともに「ポスト福田」の有力候補と目されている。

 「なんか名前が挙がっているんだけど、本人の私には誰も言ってくれないんだよね。『総裁選挙に出ろ』とは誰も言ってくれない」

2466片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/06(火) 13:27:09
 ■福田さん男気&安定感ある 

 「ポスト福田」の話になると、笑みを浮かべ冗談ぽい口調で話をそらした。それでもにじみ出る思いはあるという。

 「最近、先輩たちがいなくなっちゃったなあと感じます。我々は最も古いグループに入ってきた。この間、暇つぶしに鳩山邦夫法相の『長老度』はどれくらいかと思い調べてみると、上から12番目だった。鳩山さんの先輩は11人しかいない。もう古くなっているんです。やっぱり、いい政治をやりたい、いい日本を作りたい、いい世の中を子供や孫の世代に残したい、という意欲は一議員として非常に強いです」

 著書では、世の反発を覚悟の上で、消費税アップを堂々と提言。「耳障りなことを言う」ことが、政治家の仕事だと自負している。

 「方向を間違わないようにしないといけないと思う。間違った方向に“みんなで”進んじゃうというのは最悪なんです」

 小泉政権では自民党政調会長、安倍政権では官房長官を務めた。薬害C型肝炎訴訟をめぐる問題では、官邸に足を運び福田首相に助言。歴代3人の首相を支えてきた。

 「小泉さんは天才的な人。安倍さんは若いリーダーとして人間的にも優れている。福田さんは表現力はいまいちなんだけど、安定感はあるし大事なことには正面からぶつかっていく人です。福田さんから最近連絡があるか、ですか? 今は特に用事がないから…。何か用事があれば言ってくるでしょう」

 時の首相が頼りにする理由は「政策通」と呼ばれるその頭脳にある。

 「私は国会の中で委員会や本会議の運営ばかりをやらされていたんですよ。『政策通』と言われると、おもはゆい。照れちゃう。ただ自民党というのはすごく勉強する政党だから、朝の部会や調査会にちゃんと出て人の話を聞いていると、すごい政策通になっちゃいますよ。大学の授業を聴いているのと一緒。そこでまじめに聴いているかどうかです」

 自らをどう思っているのか。言葉を選びながら自己分析してくれた。

 「私は地味なほうだから…。まあ、職人肌で仕事にかかったら逃げないで、それを解決していくというタイプの人間だと思っています」

 その思いは著書のタイトル「堂々たる政治」にも込められている。

 「大事な話から逃げてはいけない。『まだ経済は大丈夫、まだ財政は大丈夫』と言って国民を引っ張っていくのはダメ。将来に対する正しい展望を持って、国民に語りかけることが政治家に課せられた課題なんです」

 ◆「堂々たる政治」 与謝野氏初の著書。小泉、安倍政権の舞台裏や自らの半生を赤裸々につづっている。一方で中川秀直元幹事長らが主張する「上げ潮路線」を「国民に幻想をもたらすのはよくない」と批判。社会保障制度の維持や財政再建のため、消費税アップは不可避などと主張している。(新潮新書、714円)

 ◆ナベツネさん巨人戦の話しなくなった 06年に咽頭(いんとう)がんの手術を受けた与謝野氏。選挙でも3度の落選を経験している。がんや落選の経験が、自身に影響を与えているかを問うと「ないですねえ」と即答。うまそうにたばこをくゆらせた。どんな相手に対しても正論を吐き、永田町では「怖いもの知らず」などと評される。
東大時代は野球部でマネジャーを務めたこともある。就職の際、中曽根康弘元首相と出会い、政官財、マスコミ界に人脈を広げていった。「巨人が勝たないから大変でしょう、報知も。ナベツネさん(渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長)も巨人戦の話をしなくなったからなあ…」
民主党の小沢一郎代表との対局が話題となった囲碁は、アマ7段の腕前。IT系にも通じており、趣味のカメラで撮った写真をパソコンで処理したり、インターネット上でも囲碁を打つ。「『2ちゃんねる』は見方がわからないから見ない」
最近のリラックス方法は自宅屋上にある菜園での野菜作りだという。「毎朝、15分でも20分でも水をやらないと、駄目になっちゃう。すぐ雑草が生えてくるのにはびっくりしますよ」

 ◆与謝野 馨(よさの・かおる)1938年8月22日、東京都生まれ。69歳。歌人の与謝野鉄幹・晶子の孫。麻布高から東大法学部を卒業し、日本原子力発電に入社。中曽根康弘元首相の秘書を経て、76年衆院選で初当選。文部相、通産相、自民党政調会長、経済財政担当相などを歴任。安倍改造内閣では官房長官を務めた。当選9回。

(2008年5月6日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080506-OHT1T00057.htm

2467片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/08(木) 00:54:26
参院自民に議長不信任の誘惑 提出なら自民は両院で初
2008年05月07日23時32分

 参院自民党が、江田五月参院議長への不信任決議案提出を検討している。江田氏が多数野党の「強引な国会運営」を黙認したとして責任を問う構えだ。ただ、会期中に1回しか出せないうえ、少数与党のため否決される見込みで、政治的効果を最大限に発揮できる時期を見極めている。

 これまで提出された参院議長不信任案は25件。いずれも野党が提出し、可決されなかった。衆参両院の事務局によると、自民党が提出すれば、両院を通じて初めてとなる。

 税制改正関連法案が衆院で56年ぶりに「みなし否決」され、再議決された4月30日。参院自民党の尾辻秀久議員会長は記者会見で「60日たっても結論を得ることができなかった。議長の責任は極めて重い。議長不信任案もあり得る事態だ」と述べ、提出を示唆した。

 有力視される時期は、民主党が4月末の政局で温存した福田首相や閣僚の問責決議案を参院に提出する時だ。民主党が再議決を乱発する首相や政府の責任を問うならば、対抗して、参院審議を滞らせて採決しなかった民主党の姿勢を容認した江田氏の姿勢を問うという。

 与党には、強引な民主党の国会運営を認めてきた江田氏に対して、「イエローカード(警告)がたまっている」(参院自民党国対幹部)という不満が積もっている。

 野党が衆院での予算案の採決強行に反発して審議を進めなかった時に、度重ねて江田氏に申し入れたが動かなかった。衆参両院議長が「07年度内に一定の結論を得る」とあっせんした税制関連法案は、3月中に参院で一度も審議されないまま暫定税率が失効。審議を積極的に促さなかった江田氏への不満が高まり、「史上最低の無責任議長」(脇雅史・参院自民党筆頭国対副委員長)と批判した。

 この切り札は「両刃の剣」でもある。不信任案の否決によって逆に信任されてしまえば、それ以後の国会運営に「従うしかなくなる」(参院与党議運関係者)からだ。このため「否決されるものを出しても仕方がない」(参院自民党国対幹部)といった消極論もある。(関根慎一)

http://www.asahi.com/politics/update/0507/TKY200805070194.html

2468片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/08(木) 12:55:49
津島派 独自の政策提言策定へ

自民党津島派は、後期高齢者医療制度などをめぐって自民党に対する国民の批判が強まっているとして、次の衆議院選挙に向けて社会保障や農業政策などで国民の要望をより反映した独自の政策提言をまとめることになりました。

津島派は、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度や年金記録の問題などで自民党に対する国民の批判が強まっているとしており、7日の会合でも、大型連休に選挙区に戻った議員から有権者の厳しい反応が寄せられたことが報告されました。こうした状況を踏まえて、津島派は、次の衆議院選挙に向けて社会保障や農業政策などで国民の要望をより反映した政策を打ち出す必要があるとして、派閥として独自の政策提言をまとめることになりました。提言には、年金や医療などの給付と負担のあり方も含め国民が安心できる社会保障制度の構築や、農家の自主性を尊重した農業政策など、幅広い内容を盛り込む考えで、会長の津島元厚生大臣は「有権者の地殻変動が起きつつあると率直に感じており、思い切った提言を出したい」としていましす。津島派は、速やかに提言を取りまとめ、福田総理大臣や党執行部に実現を求めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014436541000.html

2469片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 00:57:11
道路で首相支える公明党/政権安定へ改革アピール

 公明党が道路特定財源見直し問題で福田康夫首相の強力な応援団になっている。首相の一般財源化方針をいち早く支持し、ガソリン値上げにつながる税制改正法再可決にも世論の反発覚悟で全面協力した。改革姿勢をアピールし政権安定を図るとともに、一連の冬柴鉄三国土交通相の発言で定着しかかった「改革に消極的」というイメージを一掃したい思惑もあるようだ。

 「画期的だ。日本の将来を見据えて決断した」。太田昭宏代表は三月末の記者会見で、道路特定財源を二〇〇九年度から全額一般財源化するという首相の新提案を褒めちぎった。

 自民党幹部が「党内手続きを通っているものではない」と冷めた対応を見せたのとは好対照。自民党若手議員らが一般財源化実現の「担保」を求める声を上げた際も、「首相の言葉で十分だ。公明党はさらなる担保は必要ない」と言い切り、不快感すらにじませた。

 四月末の自民党町村派総会で森喜朗元首相が「公明党が一生懸命内閣を支えているのに、町村派がどうして福田さんを勇気付けないのか」と引き合いに出し、所属議員にげきを飛ばしたほどだ。

 その背景には、前幹事長の冬柴氏が国会答弁で繰り返し道路整備の必要性を強調し、「官僚寄り」などと厳しい批判にさらされてきた経緯がある。連日、野党の格好の標的になった冬柴氏に、党幹部も「『何か隠している顔』として認知されてしまった。テレビに出ない方がいい」と表情を曇らせた。これを打ち消すには、「改革推進」の姿勢を党が強くアピールするしかないという思いが働いている。

 ただ党内には疲労感も漂い始めている。先月二十七日の衆院山口2区補選では、太田氏と北側一雄幹事長が二度ずつ現地入りする異例の応援態勢を敷いたが、自民党候補は大敗。太田氏は一日の街頭演説で「再可決について首相は『苦しい決断』と言った。私たちの方がはるかに苦しい」と本音をのぞかせた。

 「底無し沼だ。いつ解散になるか、解散すれば負けるという恐怖心を抱えながら進むしかない」。幹部の一人は支持率低落傾向の止まらない福田内閣を支える心境をこう漏らした。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080505.html

2470片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 01:22:56
胡中国主席:創価学会の池田名誉会長と会談 訪中を要請
 胡錦濤国家主席は8日、東京都内のホテルで創価学会の池田大作名誉会長と会談した。胡主席は「都合のよろしい時の訪中を心からお待ちしております」と要請したが、池田氏は答えを明言しなかった。池田氏は74〜97年に計10回の訪中歴がある。00年に東南アジアを歴訪して以降、外遊に出ていない。

 池田氏は胡主席の名前にちなみ、「友好は波の音とともに万代へ流れゆく」などとの意味の漢詩を贈った。北京五輪について「大成功を真剣に祈っている」と述べたが、チベット問題は話題に上らなかった。【木村健二】

毎日新聞 2008年5月8日 23時22分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080509k0000m010150000c.html

2471片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/09(金) 14:25:35
福田、運動音痴? 胡主席に“ピンポン外交”不戦敗

 中国の胡錦濤国家主席が8日に訪れた早稲田大学で、北京五輪に出場する福原愛選手らと楽しんだ卓球に、本来は福田康夫首相も参加し、ダブルスで「ピンポン外交」を行う予定だったが、首相側が固辞したという。毒ギョーザ事件などの重要問題を先送りにした福田首相にしては珍しく強硬姿勢を貫いたわけだが、「実は、運動音痴でカッコ悪い姿を見られたくなかっただけでは」との憶測も流れている。

 「ピンポン外交」は中国側の強い要望で胡主席の訪日日程に組み込まれ、約1カ月前から外務省や早大側で調整を進めてきた。

 中国側は、この日のために特製ユニホームまで準備し、「スーツを着替えて本格的にやりましょう」とノリノリだったが、首相官邸側は当初から福田首相の参加に難色を示し、本番間近になって正式に拒否を通知したという。

 日中関係筋は「参加を拒否した理由はよく分かりませんが、プライドの高い福田首相だけに卓球で負けてぶざまな姿をさらしたくなかったのでは。チベット問題などそれ以外では説明がつかない」と語る。

 実際、胡主席はユニホームにこそ着替えなかったものの、スーツの上着を脱ぎ、福原選手ら2人を相手にポイントを取るなどなかなかの腕前を披露した。

 卓球台の横で観戦した福田首相は「(胡主席は)戦略的な卓球をする人で、恐ろしいと思った」などと、コメントするだけだった。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008050901_all.html

2472片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/10(土) 04:16:39
太田代表 教育予算充実を要望

公明党の太田代表は町村官房長官と会談し、政府が近く閣議決定する「教育振興基本計画」にGDP・国内総生産に占める教育投資の割合を、5%を上回ることを目指す数値目標を盛り込むことなどを通じて教育予算を充実させるよう要望しました。

文部科学省は、教育予算を充実させるため「教育振興基本計画」に今後10年間でGDP・国内総生産に占める教育投資の割合を、今の3.5%から、5%を上回るようにすることなどを盛り込みたいとして政府内の調整を進めています。これについて、公明党の太田代表は、多様化する教育課題にきめ細かく対応するため、文部科学省の方針に沿って十分な教育投資を確保することや、子どもの学力向上につなげるため教職員を増やすことなどを求めました。これに対し、町村官房長官は「要望の内容を検討し、よく考えたい」と述べました。会談後、太田代表は記者団に対し「いちばん大事なのはGDPの5%を超える教育投資を確保することだ。予算を増やすことで教職員の増員などさまざまな対応をとり、教育を充実させることができる」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014481501000.html

2473片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/10(土) 05:16:55
パンダ有償貸与「疑問は少数派」 福田首相が中国のテレビに
2008.5.9 21:25
 福田康夫首相は9日、官邸で中国の中国中央テレビのインタビューを受け、雄雌のパンダ2頭の有償貸与に疑問の声があることに関し「メディアの一部でいろんなことを言う人がいるが、これはごくごく少数派。ほとんどはかわいいパンダを見たいと思っており、手放しで喜んでいる」と強調した。

 北京五輪について「中国の人が中国の応援ばかりし、相手国を批判したりブーイングすれば反感を持たれるが、今回はそういうことはないと思う」と指摘した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080509/plc0805092127016-n1.htm

2474片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/11(日) 23:49:12
#言ってることがまともすぎるw

中曽根元首相、二世議員の増加に懸念
 中曽根康弘元首相は11日のテレビ朝日番組で、国会議員に二世議員が増えていることについて「一族郎党政治みたいな状況では、結局は国の伸びが止まる。父親の地盤の上で心配のない世界で生まれた人間と、自分で切り開いて汗水流して上がってきた人間とは差がある」と述べ、世襲議員の首相就任が続いていることなどへの懸念を示した。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080511AT3S1100G11052008.html

2475片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/12(月) 11:31:57
読む政治:(その1) 支持率低下、かえって結束
 ◇首相「何があっても、解散も辞職もしない」
 ◇「みのさんに理解してもらわないと…」
 ガソリン(揮発油)税の暫定税率が復活した直後のマスコミ各社の世論調査で、内閣支持率はさらに下がり、毎日新聞では18%を記録した。極めて低い水準で政権に黄色信号がともった。支持率低下の動揺が解散回避の一点で、かえって自民党の結束を促している。

 衆院山口2区補選で自民党候補が敗れた4月27日夜、福田康夫首相はひそかに首相公邸に森喜朗元首相、青木幹雄前参院議員会長を呼んだ。

 首相は2人に「国内の政治状況で外交日程がなかなか決められない」とぼやいた。そして首相はこう続けた。「何があっても、衆院解散も内閣総辞職もしない」「支持率は気にせず、外交を粛々と進めていく」

 首相の弱気を心配していた森、青木両氏には安堵(あんど)のセリフで、いきおい話題は内閣改造に及んだ。3人は改造時期を巡り▽北海道洞爺湖サミットより前▽サミット直後▽党役員改選期の9月−−の各案について意見交換したという。

 青木氏は「支持率なんて気にしたって仕方ないわね」と周囲に語る。青木氏の「100%理論」。世論調査の支持率が低くても、党内の支持率と合わせて100%になれば、政権は維持できるというものだ。人事で人心を掌握する改造がその決め手というわけだ。

 この会談は党内の動揺を先手を打って封じ込めようという、実力者の腹合わせだった。

 しかし、その翌28日、国会内で開かれた首相と公明党の太田昭宏代表らとの党首会談。公明党の出席者からこんな指摘が出された。

 「新聞の論説委員だけに理解してもらっても仕方がない。みのもんたさんに理解してもらわないといけない」

 日銀総裁人事での武藤敏郎副総裁の昇格提案などで、首相は新聞の社説から比較的、好意的な評価を受けた。しかし、テレビ番組の人気司会者から批判を受ければ、支持率上昇はないという懸念だ。

 特にガソリン価格や後期高齢者医療制度などの生活テーマでは、自民党もテレビに神経をとがらせる。党の部会などでは「朝の番組でみのさんが、民主党と同じ主張をした」などと話題になり、「テレビ出演する議員は、執行部が人選して弁の立つ人を送り込め」などの注文も出る。

 7日の津島派幹部会。津島雄二会長は「『次の選挙では自民党に入れない』という人が増えている。地殻変動が起きている」と語った。連休中に選挙区でベテラン議員が感じた支持率低下を裏付ける逆風。多くの自民党議員の共通認識だろう。

毎日新聞 2008年5月12日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080512ddm001010071000c.html

2476片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/12(月) 11:32:23
読む政治:(その2止) 低支持内閣、反転なるか
 <1面からつづく>

 ◇森内閣は20%以下で持続/「外交カード」で上昇狙う
 解散回避で自民党内の結束を保っても、議員の動揺がいつマグマになって噴き出すかわからない。18%は歴代政権を見ても「政権末期」の数字だ。

 さらに「ねじれ国会」で野党の圧力が強く、今の通常国会を乗り切っても秋の臨時国会、来年の通常国会とハードルは高い。

 佐藤栄作、田中角栄、鈴木善幸各内閣は支持率20%を割って3カ月以内に退陣。竹下登、森喜朗両内閣は10%台からさらに9%まで下がり、宮沢喜一内閣の退陣直近の支持率は14、12、18%だった。

 福田内閣の今後を読む場合、森内閣が参考になるだろう。00年4月に支持率40%でスタートし「日本は神の国」という森氏の問題発言を受け、5月に20%に下落。その後20%を超えることはなかったが、1年間政権を維持した。00年11月に非主流派の加藤紘一元幹事長が森退陣を要求する「加藤の乱」を起こすが、主流派が数の力で抑え込んだ。

 その後、「ポスト森」の動きも、加藤氏の失敗にこりて「出ればつぶされる」と顕在化しなかった。この様子見の状況も、現在の「ポスト福田」候補の動きと似ている。しかし、年が明けると主流派は一転して「森おろし」に動き、01年4月に退陣に追い込んだ。7月に参院選を控え「森首相では勝てない」と判断したためだ。

 つまり、低支持率でも首相が「辞めない」と踏ん張れば政権維持は可能だが、選挙が近くなっても低いままでは「選挙の顔」にならないと、退陣包囲網を張られてしまう。森首相の退陣時の官房長官は福田首相だ。福田氏は、「支持率が1けたになった時に内閣は持たないと思った」と周囲に語ったことがある。

    ◆

 過去の例を見る限り支持率の反転は容易なことではないが、このまま回復しないとは言い切れない。

 「今回の外交成果が内閣支持率のアップにつながると思うか」

 中国の胡錦濤国家主席との首脳会談を終えた福田首相は7日夕、記者団から単刀直入にこう質問された。

 「あなたは自分のために仕事をしているわけではないでしょ?」

 首相は記者とのやりとりを切り上げてしまった。「支持率のために政治をしているのではない」という不快感だが、首相は「今の若い記者は」と、森氏らにも不満をぶちまけたという。実際、中国国家主席との会談が支持率上昇につながるか不明で、13日の道路整備財源特例法改正案の再可決に対する批判で、上昇分が吸収されてしまうかもしれない。

 ただ、北海道洞爺湖サミットは政権浮揚の有力カードであり、北朝鮮政策などで新たな外交カードを切る可能性も否定できない。

 歴代内閣で20%割れの逆境を一時的にせよはね返したのは、小渕恵三内閣だ。

 参院では過半数を割り、凡人、冷めたピザと酷評の中での支持率25%のスタートだった。16%、18%、16%と続くが、自由党との連立を機に30%に倍増。公明党との連立で48%にまで上昇したこともあった。小渕政権の番頭格だった野中広務元官房長官は「小渕さんの着実な姿勢が徐々に評価された。福田さんも仕事はきっちりやっており、日中首脳会談も評価すべきだ。もう少し何をしたいかはっきりさせるべきだ」と言う。

 政策研究大学院大の竹中治堅(はるかた)准教授は、支持率上昇の可能性にも言及する。

 「福田首相は世論の声に応えていない。世論に応えるということは迎合とは違う。小泉純一郎元首相の場合、郵政民営化を打ち出した結果、世論が歓迎した。迎合するための郵政民営化ではなかった。首相は道路特定財源の一般財源化を打ち出したが、やる気があるなら、政権発足当初から言わないといけない。世論に動かされるのでは駄目だ。首相が『これを頑張る』と言って実際に頑張れば、世論は支持すると思う」<読む政治は、政治部・犬飼直幸 世論調査室・中山裕司、田村佳子が担当しました>

2477片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/12(月) 11:32:45
 ◇小選挙区導入で重み−−世論調査
 自民党も民主党も独自に世論調査を実施して政策判断や候補者選びに利用している。背景には96年衆院選から始まった小選挙区制の導入と政党の組織力低下がある。中選挙区時代は、同じ選挙区で自民党が複数候補を擁立。派閥単位の争いという性格が強く、有権者は人物本位で投票する傾向があった。小選挙区では候補は各党1人で、投票は政党単位の選択となる。党首の魅力に選挙結果が大きく左右される。

 小泉氏が郵政民営化を争点に解散に踏み切り、自民党が圧勝した05年衆院選がその典型だ。国民の人気を知る手段として、世論調査に頼らざるを得なくなった。その傾向に、政党支持組織の衰退が拍車をかけた。

 早稲田大学政治経済学部の谷藤悦史教授は「社員の組織化の難しい第3次産業が盛んとなり、政党の系列団体や労働組合が衰退した。政党も『個人』を相手にした世論調査をするようになった」と指摘する。

 「自民党をぶっ壊す」と宣言した小泉氏の5年半で、業界団体の自民党離れは進み、「風」に頼らざるを得なくなっている。野中元官房長官も「世論調査を気にしているのは小泉・安倍(晋三)政権以後のことだ」と言う。

 世論調査が本格的に広まったのは戦後、連合国軍総司令部(GHQ)が普及を指導してからだ。調査の持つ意味は時代とともに変わっている。谷藤教授は「かつては政策の成果を問うものだったが、今は世論調査の結果を受けてから政策が選択される。時代の流れが速くなり、短い期間で成果が出ないと、国民も満足しない」と話す。

==============

 ◆暫定税率再可決後の各社内閣支持率(%)◆

     支持   不支持

毎日新聞 18   61

朝日新聞 20   59

日経新聞 21   68

共同通信 19.8 66.6

==============

◆毎日新聞調査による歴代内閣の発足時と退陣前の支持率(%)◆

      支持      不支持

内閣    発足時 退陣前 発足時 退陣前

吉田茂   55  38  14  35

鳩山一郎  35  34  14  33

石橋湛山   −   −   −   −

岸信介   46  28  24  34

池田勇人  40  33  26  36

佐藤栄作  46  19  18  46

田中角栄  53  18  13  48

三木武夫  47  32  12  30

福田赳夫  27  25  38  29

大平正芳  27  21  24  46

鈴木善幸  38  16  21  35

中曽根康弘 39  30  31  30

竹下登   30   9  20  63

宇野宗佑  22   −  40   −

海部俊樹  31  36  27  24

宮沢喜一  31  18  22  49

細川護熙  75  74   9  12

羽田孜   43   −  23   −

村山富市  40  24  31  37

橋本龍太郎 59  27  16  41

小渕恵三  25  28  48  43

森喜朗   40   9  24  75

小泉純一郎 85  45   5  37

安倍晋三  67  29  16  58

 (注)宇野、羽田の両内閣は在任中1回しか調査がなく、石橋内閣は在任中の調査がなかった。吉田内閣の発足時の数字は、第3次内閣のもの。支持20%未満は太字にした。

毎日新聞 2008年5月12日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080512ddm003010054000c.html

2478片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/13(火) 00:20:37
年内総選挙“伊吹発言”の理由は 記者解説
<5/12 21:06>

 永田町では早くも「ポスト福田」、衆議院の解散・総選挙をめぐる駆け引きが始まっている。自民党・伊吹幹事長が11日、年内解散の可能性を示す一方、党内では「福田首相では無理」との声が大勢を占めている。伊吹幹事長はなぜこの時期に年内総選挙の可能性を示したのか、政治部・青山和弘記者が解説。
 伊吹幹事長は「福田首相も解散に打って出るかもしれない」という姿勢を見せたかったとみられ、周辺には「一発かましてやったんだ」と話している。しかし、自民党内では、福田首相で解散・総選挙はできないというムードが変わる気配はない。今回の発言を「訳がわからない」と切って捨てるベテラン議員もいる。

 一方、民主党は、早く総選挙で民意を問うべきだと主張している。道路特定財源を今後10年間維持する法案は12日、参議院で否決されたが、13日に衆議院で再可決され、成立する。再可決は今年3回目となるが、この再可決に必要な衆議院の3分の2を超える与党の議席は、小泉政権の郵政民営化選挙の結果であり、民主党は「今の民意からかけ離れている」と批判している。ガソリン税や後期高齢者医療制度の問題で民意を問えというわけだ。

 福田首相は「ねじれ国会」の現状に「普通なら解散するよ」と周辺に話しているが、勝てないから先送りで許されるのか。今後の判断が注目される。
http://www1.ntv.co.jp/news/wmtram/dw/ng.html?m_url=080512078&amp;n_url=109224

2479片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/13(火) 01:30:47
町村、伊吹氏:ガソリン税や税制で火花 「専門家」を自負
 町村信孝官房長官と自民党の伊吹文明幹事長が週末から12日にかけ、ガソリン税、税制改革という当面の重要政策テーマで正反対の発言を行った。福田政権を支える政府と党の要の足並みの乱れは野党の追及材料にもなりかねず、自民党国対幹部は「困ったものだ」とおかんむりだ。

 ガソリン税に関し、町村氏が10日の講演で「温暖化対策上、今より高くいただくかもしれない」と引き上げに言及したところ、伊吹氏は11日の講演で「道路特定財源を一般財源化するなら減税してくれ、という話は当然起きる」と打ち消した。

 伊吹氏は同じ講演で来年度税制改正について「国会が閉会したあたりで国民に訴えたらどうかと福田康夫首相に申し上げている」と表明。これに対し、町村氏が12日午前の会見で「1カ月ちょっとで税制抜本改正の方針を決めることが果たして可能か」と反論すると、伊吹氏は同日夕の会見で「意見があるなら私に言ってほしい」と不快感を示した。

 両氏はともに官僚出身の当選8回で、自民党税調小委員長を務めた「税の専門家」。党内には「プライドが高過ぎる点も共通している」との声もある。【坂口裕彦】

毎日新聞 2008年5月12日 23時35分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080513k0000m010148000c.html

2480片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/13(火) 02:14:46
片山さつきのブログ「おめかけさん」騒動 (ゲンダイネット)
 自民党の片山さつき衆院議員(静岡7区)が地元から総スカン寸前だ。

 片山は7日の「さつきブログ」で、「弱い自民党女性部の典型、浜松の問題は女帝」と題した記事を掲載。この内容にトンデモない記述があった。地元関係者が言う。

「隣の静岡8区選出の自民党・塩谷立衆院議員の関係者で党浜松支部の女性部顧問を名指しし、『塩谷先生の先代の一夫先生のおめかけさん』と書いたのです。これを見た塩谷事務所関係者はカンカンになって片山氏に抗議。記事部分はすぐに削除されましたが、名指しされた女性は『名誉棄損で片山氏を警察に訴える』と怒りが収まらない。塩谷氏の支援者も『片山は国替えして出て行け』と大騒ぎです」

 片山氏に記事の真意を聞くと「いわれていることを書いただけ。私は開かれた政治をしたいので、なるべく情報を公開する。訴えるなら、こちらには顧問弁護士がいる」と強気。一方、同僚議員から予想外の“口撃”を受けた塩谷氏は「どういう意図で書いたのか理解に苦しむ。ブログに書く前に直接話をするのがスジではないか」と憤る。

 次期衆院選で、静岡7区は注目区のひとつ。片山と、郵政造反組の城内実氏に、元NHKアナウンサーの斉木武志氏=民主党公認=の東大卒三つ巴の激戦になる。騒動が起きた浜松市は、7区、8区にまたがる票田。自民党浜松支部も両区にまたがっているから、古参の女性支援者にソッポを向かれると片山は厳しい。

【2008年5月9日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_katayama_satsuki__20080512_3/story/12gendainet02036835/

2481片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/18(日) 22:56:55
与謝野氏、「ポスト福田」に意欲? 「いい仕事したい」
2008年05月17日07時36分

 「私は職人気質の人間で、仕事があれば一生懸命やる。個人的な野心は自覚していないが、いい仕事はしたい」。自民党の与謝野馨前官房長官が16日、東京都内の日本記者クラブで会見し、「首相をめざす考えがあるか」との質問に、こう答えた。

 最近の著書で財政再建のために消費税を10%に引き上げることに理解を求めたり、麻生太郎前幹事長と共同提言を発表したりして、「ポスト福田」の有力候補として注目される与謝野氏。質問者が「首相はいい仕事か。与謝野さんに期待する声がある」と畳みかけると、与謝野氏は「面と向かって『頑張れ』と言われたのは初めてなので、よく考えます」とだけ語った。

http://www.asahi.com/politics/update/0517/TKY200805170005.html

2482片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 00:28:17
高木公明選対委員長:「社会保障で党独自の政策ビジョン」
 公明党の高木陽介選対委員長は15日、衛星放送「BS11」の報道番組「インサイドアウト」に出演し、社会保障に関する党独自の政策ビジョンのとりまとめを急ぐ必要があるとの考えを示した。与党が次期衆院選で過半数割れした場合の対応にも触れ、このビジョンが「政界再編の軸になり得る」と指摘した。

毎日新聞 2008年5月16日 0時12分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080516k0000m010186000c.html

2483片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 08:45:05
『道路族のドン』環境族に!? 植林活動乗り出す
2008年5月18日 朝刊

 自民党の二階俊博総務会長=似顔=が、地球温暖化対策の一環として、インドネシアでマングローブ一万本の植林に乗り出している。

 二階氏は、福岡市内の外国産木材輸入会社の元社長が「産地に恩返しを」と進めているマングローブ植林事業に共鳴。

 自ら率いる二階派に実行委員会を設け、同派議員やその支持者らにも協力を呼び掛けている。来月には、同派議員の現地視察も計画している。

 運輸相などを務めた二階氏は「道路族のドン」と呼ばれるが、最近の講演では、道路行政に言及しなくても、マングローブ植林の意義を訴えることを欠かさないなど、「環境族」に転身したかのような力の入れよう。

 背景には、環境問題に熱心な福田首相を、党執行部として側面支援することで、政権浮揚を図る狙いがあるとみられるが、党内の一部には「道路特定財源を環境税にする話がある中、議論の主導権を握るための布石では」との見方もある。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008051802012260.html

2484片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 08:45:31
宏池会合流 古賀氏の出方に注目 名門復活鍵は結束力
2008年5月19日 朝刊


 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派の合流が実現した。「保守本流」を自負し、戦後政治の要所、要所で首相を輩出してきた名門派閥の真の復活の鍵は結束力だ。

 宏池会は旧大蔵省を中心に官僚出身者が多い。政策に強い一方で権力闘争が苦手な「お公家集団」と評されるのもそのせいだが、創始者の池田勇人氏をはじめ大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一の四氏が首相に上り詰めた。

 ただ、宮沢氏退陣以降は不遇の時代に。二〇〇〇年の「加藤の乱」で分裂するなど十五年も政権から遠ざかり、その間、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫の四氏を続けて首相にした町村派(清和会)と比べ影響力が著しく低下した。

 合流で議員数は六十一人と第二派閥の津島派(六十九人)に迫る勢力に。新派閥の会長を務める古賀誠選対委員長は十三日の合流記念パーティーで「宏池会を主軸とした政権を誕生させる」と、決意を披露した。宏池会政権を目指すのに不可欠な総裁候補や政策、理念の披露はなかった。

 旧谷垣派の議員の間では、〇六年の総裁選に出馬した谷垣禎一政調会長を首相候補に担ぐべきだとの意見が強い。だが、旧古賀派には、〇七年の総裁選で麻生太郎前幹事長を支持した議員が少なくない。中には、谷垣氏が総裁選に出馬した場合、派閥離脱も辞さない構えの議員もいる。とはいえ麻生氏や他の候補を担ごうとすれば、旧谷垣派の議員の反発が必至だ。

 注目されるのは、かじ取り役の古賀氏の出方。十五日夜、不仲とされてきた麻生氏と都内の料理屋で会談し、さまざまな憶測を呼んだ。古賀氏には、谷垣、麻生両氏の「カード」を示すことで派内の結束を保ち、さらに「ポスト福田」政局で主導権を握ろうとの思惑があるとみられる。しかし、二枚のカードを同時に切ることができない以上、いずれ難しい立場に立たされることは避けられない。 (本田英寛)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008051902012460.html

2485片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/19(月) 21:02:55
自民党町村派:「ポスト福田」固まらず
 自民党町村派は19日夜、東京都内のホテルでパーティーを開いた。福田康夫首相まで4代続けて首相を出した党内最大派閥(所属議員86人)として、各派幹部ら約5000人の出席者を集め、力を誇示した。しかし、「ポスト福田」の総裁候補は固め切れておらず、幹部から「派の実態はばらばら」との声が漏れるなど、展望が描けない状況だ。

 同派代表世話人の中川秀直元幹事長はパーティーで「派内からこれからもヒーローやヒロインを続々と誕生させたい」と強調。そのうえで「改革の旗の下に、町村派や自民党の枠を超え、結集を呼びかけなければいけない」と政界再編の主導権を握る考えも示した。

 「ポスト福田」が固め切れないのは、同派会長を務めた町村信孝官房長官に総裁候補として派内の支持が集まらず、中川氏についても、女性スキャンダルが一因で森内閣の官房長官を辞任した経緯から、候補としてふさわしくないとの見方が強いからだ。

 そうした中で、同派出身の小泉純一郎元首相が同派中堅の小池百合子元防衛相を「将来の首相候補」と指名したり、派内若手が道路特定財源の一般財源化を要求して党執行部を突き上げるなど、序列無視の行動が目立っている。パーティーでは、伊吹文明幹事長が「(支持率が低迷する)福田首相は苦しんでおり、一糸乱れず支えてほしい」と注文する場面があったほどだ。

 同派幹部からは「総裁候補がいなければ、派としての求心力は失われる一方だ」と、同派の将来を不安視する声も出ている。【近藤大介】

毎日新聞 2008年5月19日 20時34分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080520k0000m010078000c.html

2486片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/20(火) 09:17:42
大塚氏&丸川氏 夫婦で町村派入りへ
5月20日8時1分配信 スポーツ報知

 6月16日に挙式する自民党の丸川珠代参院議員(37)と、大塚拓衆院議員(34)が、結婚を機に党の最大派閥・町村派に入ることが19日、関係者の話などで分かった。安倍晋三前首相の勧めを受け“夫婦”で最終調整に入っている。すでに披露宴の招待状を森喜朗氏、小泉純一郎氏、安倍氏ら同派閥が生んだ歴代首相に送付済み。披露宴が、派閥入りのお披露目の場ともなりそうだ。

 プライベートで人生のパートナーとなる丸川氏と大塚氏が、政策面でも足並みをそろえて歩くことになった。関係者によると、安倍前首相が2人に対し「結婚を機に、一緒に入ったらどうか」と町村派入りを勧めたという。元テレビ朝日アナウンサーの丸川氏は、安倍氏の肝いりで昨夏の参院選に出馬、当選した「安倍チルドレン」。一方の大塚氏も「小泉チルドレン」で、2人は自身の“父親”らと同じ町村派入りに向け、最終調整に入っているという。

 党内では、大塚氏が東京5区での公認を希望した際、町村派幹部の中川秀直氏に「後ろ盾」を頼んだとの見方がもっぱら。同僚議員によると「町村派に入るのも時間の問題と思われていた」という。

 一方で丸川氏は、東京都連会長の石原伸晃衆院議員のもとで選挙を勝ち抜き「石原ファミリー」の一員として、伸晃氏と同じ山崎派に入るのではと言われていた。だが、かねてから「大塚氏とは政治家としての志も似ている」とも話しており、最終的には夫妻で同じ派閥を選ぶ形になったようだ。

 東京都の比例代表で当選した大塚氏だが、岐阜1区から転出した佐藤ゆかり衆院議員にはじき出される形で、希望していた東京5区の公認候補になれず、選挙区問題では苦戦中。結婚&町村派入りを再浮上のきっかけとしたいところだ。

 披露宴は6月16日、日本経団連前会長の奥田碩氏(75)を仲人にホテルオークラで行われるが、2人はすでに森氏、小泉氏、安倍氏に招待状を送付。福田康夫首相を含め、現時点で出欠の確認はとれていないものの、歴代首相が顔をそろえれば、公私にわたって新しいスタートのお披露目となる。

 なお一部でささやかれていた結婚式での小泉元首相による「X JAPAN」熱唱について、2人に近い関係者は「頼んでもいないし、あり得ない話」と否定した

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000065-sph-soci

2487片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/20(火) 09:18:34
町村派 栄華に陰り 政権求心力衰え、確執は広がる
5月20日8時1分配信 産経新聞

 福田康夫首相を含めて自民党総裁が4代連続で輩出している町村派(清和政策研究会、86人)が19日夕、東京・グランドプリンスホテル赤坂で政治資金パーティーを開いた。都内最大級の宴会場は約5000人であふれ、権勢を見せつけたが、かつての高揚感はなかった。福田政権の求心力は急速に衰えており、派内では町村信孝官房長官、中川秀直元幹事長らの確執が広がる。最大派閥の栄華にも「陰り」が着実に忍び寄っているようだ。

 パーティーは身動きできないほど盛況で、別フロアに特設された3つの別会場も大入り満員となった。

 伊吹文明幹事長は「4代続けて首相を出すとこれほどの人が集まるのか」と驚き、古賀誠選対委員長は「清和研は自民党史にかつてない金字塔を打ち立てた」と賛辞を贈った。「ポスト福田」をうかがう麻生太郎前幹事長も圧倒されたのか、「結党以来の危機を克服するため一緒に頑張っていくことをお誓いしたい」と“忠誠”を示した。

 町村派は昨年9月の福田内閣発足を機に、町村官房長官、中川元幹事長、谷川秀善両院議員総会長の3人の代表世話人制に移行したが、実権は中川氏が掌握。最高顧問に退いた森喜朗元首相とともに「森−中川体制」となった。

 中川氏は、木村拓哉さん主演の政治ドラマ『CHANGE』(フジテレビ)を例に出し、「今まで日本のドラマで政治は悪役だったが、初めてヒーローとして描かれた。『正直』こそが政治の原点だ。われわれ清和研もヒーロー、ヒロインをこれからも誕生させたい」とあいさつし、最大派閥の「数の強み」を強調。他派閥の「ポスト福田」の動きを牽制(けんせい)した。

 故福田赳夫元首相の「清和会」を源流とする町村派は、反主流派として長く悲哀の歴史を歩んできたが、平成12年の森氏の首相就任後、形勢は逆転。小泉、安倍、福田−の3政権を打ち立て、森氏は故金丸信元副総裁に次ぐ「キングメーカー」として君臨してきた。

 しかし、「鉄の結束」を誇った町村派にもほころびが見え始めた。

 党人派の中川氏と、官僚気質の町村氏はソリが合わず、主導権争いが激化。森氏は「もう自分たちが次の総裁をやるなんて思ってはいけない。派内の仲間をどう支えていくか一緒に考えるべきだ」とたしなめたが、対立は深まる一方だ。

 加えて派内には小池百合子元防衛相を次期総裁選に担ぐ動きもある。3月に派閥復帰した安倍氏は麻生氏との盟友関係をますます深めており、「次期総裁選になれば町村派は空中分解するかもしれない」(中堅)との声も上がる。

 伊吹氏があいさつで「福田首相は苦しい中で一生懸命誠実にやっておられる。清和研のみなさんも一糸乱れず福田首相を支えていただきたい」と付け加えたのは、町村派への嫌みとも受け取れる。

 森氏は「日本の繁栄と、国際社会の平和をお祈りする」とにこやかに乾杯の音頭を取ったが、その胸中はいかに…。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000058-san-pol

2488片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/20(火) 09:20:03
自民党町村派と二階派がそれぞれパーティー 福田政権支持を確認、反転攻勢に気勢上げる
自民党の最大派閥・町村派と二階派が、それぞれパーティーを開き、福田政権を支えていくことを確認したうえで、反転攻勢に気勢を上げた。
中川秀直元幹事長は「改革を続けなければなりません。自民党の枠を越え、そうした結集を呼びかけていかなければいけない。話題のドラマも参考に、世の中を『CHANGE』していく。そうした努力を続けたい、こういうふうに思います」などと述べた。
町村派の代表世話人である中川元幹事長は、政界再編も視野に、小泉政権以来の構造改革路線を軸とした、改革派の結集を呼びかけた。
派閥のパーティーでは異例の発言で、自民党の危機感の深さを浮き彫りにした。
また、二階派の二階俊博総務会長は「自民党は、いろんな面で相手にしてやられるといいますか。ここらで、思い切って対応を考えていかなくてはならない」などと述べた。
二階総務会長は、民主党が攻勢を強める後期高齢者医療制度問題などで、「反省すべきところは反省したうえで、正々堂々と巻き返しを図るべき」と強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080520/20080520-00000115-fnn-pol.html

2489片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/20(火) 23:35:37
「異能の人」与謝野氏再起動 高齢者対策を陣頭指揮、ポスト福田の声も
5月20日23時21分配信 産経新聞


 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)導入による自民党への逆風が続く中、党内きっての「政策通」で知られる与謝野馨前官房長官が抜本的な高齢者対策策定に向け、陣頭指揮に乗り出した。財政再建をめぐり、中川秀直元幹事長ら経済成長重視の「上げ潮」派と対立し、政権で足場を失ったかに見えたが、卓越した調整能力と柔軟性により再び存在感を増し、「ポスト福田」に推す声も少なくない。与謝野氏は流動化しつつある政局の先に何を見据えているのか。(今堀守通)

 「君たち今昔物語を読んだことがあるかい?」

 20日午前、党本部で開かれた「高齢者の『安心と活力』を強化するための関係合同部会」の準備会合。会長に就任した与謝野氏は唐突にこう切り出した。居並ぶ財務官僚らがいっせいに首を横に振ると、「一度読んだ方がいいよ」と言ってニヤリと笑った。

 与謝野氏はそれ以上言及しなかったが、今昔物語には年寄りを疎んじた若者が年寄りの知恵と経験に一杯食わされる説話が多く、「高齢者を一律に『弱者』の視点で制度設計するとしっぺ返しに合う」と言いたかったようだ。官僚を頭ごなしにしからず、しなやかに誘導する“与謝野流”の人心掌握術がさっそく発揮されたといえそうだ。

 後期高齢者医療制度に対する高齢者の怒りはすさまじく、これをなだめる高齢者対策は福田政権にとって喫緊の課題となった。

 そこで福田康夫首相が白羽の矢を立てたのは与謝野氏だった。首相は16日、首相官邸に与謝野氏を呼び、「高齢者対策は党でまとめてほしい」と要請。与謝野氏は「上げ潮派」との確執により政権と距離を置いていたが、快く応じた。

 与謝野氏の高齢者政策の柱は「お年寄りにやる気と元気を促すこと」。「70歳定年制」導入などドラスチックな改革策を月内にもまとめる方針だ。「参謀役」の座長には園田博之政調会長代理が就任し、「影の政調会長」としてカムバックした感もある。

 与謝野氏は4月に初著書「堂々たる政治」(新潮新書)を出版し、テレビにも頻繁に出演。2月には園田氏や野田毅元自治相らの議連「正しいことを考え、実行する会」にも参加し、若手・中堅とも積極的に会合を重ねる。一昨年秋に咽頭(いんとう)がんを患ったが、「ゴルフで10ヤードほど飛ばなくなった」だけで健康状態もまずまずのようだ。

 「ポスト福田」をうかがう麻生太郎前幹事長との協調路線を取り、文芸春秋6月号で対談し、ねじれ国会の打開策を提言。中央公論7月号では民主党の前原誠司前代表との対談を掲載する予定だ。

 与謝野氏は「耳障りなことを言い続けるのが私の役割だ」と公言するが、与野党の主流・反主流、リベラル・保守−と、あらゆる勢力と等距離でつきあえることが何よりの強みだ。「ポスト福田」の呼び声に与謝野氏は「私は職人かたぎなので仕事があれば喜んで打ち込むが、個人的な野心は自覚していません」(16日、日本記者クラブ)とそっけないが、「もつれた毛糸玉」のような政治状況こそ異能を発揮するチャンスとみている向きもある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080520-00000984-san-pol

2490片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/21(水) 13:08:48
保守本流宏池会が再結集へ/ポスト福田で足並みに乱れ

 自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、谷垣両派は十三日、都内のホテルで政治資金パーティーを開き正式に合流、新「古賀派」となる。再結集で党内の発言力を高めたい考えだが、ポスト福田戦略では必ずしも足並みがそろっているとはいえず、存在感回復への道筋もまだ見えていない。四人の首相を輩出、「保守本流」と自任する「名門・宏池会」の完全復活には課題が山積している。

 「ただ集まるだけでは意味がない。国民生活や地方、アジアを重視する宏池会の政策をしっかり行い一致結束し福田内閣を支えたい」

 谷垣派会長の谷垣禎一政調会長は十二日、記者団にそう力説。党四役就任のため派閥離脱中の自身と古賀誠選対委員長を含めれば六十一人となり、町村派八十七人(福田康夫首相を含む)、津島派六十九人に次ぐ有力派閥となることへの自負をうかがわせた。

 谷垣氏が古賀派との合流を模索し始めたのは二〇〇六年十二月。戦後レジームからの脱却を掲げた安倍晋三首相(当時)への対抗心と、党内第三派閥に身を置くことで、次期総裁選への再出馬の備えを固めるもくろみがあった。

 しかし、合流を優先したこともあってポスト福田戦略はあいまいにされてきたのが実情で、両派有力幹部の思惑は異なっている。谷垣氏は新派閥の総裁候補として認知されることを狙うが、古賀氏は今年になってポスト福田の有力候補として、一時は距離があるとされた麻生太郎前幹事長の名前を挙げ、周囲を驚かせた。

 麻生氏も古賀氏の要請で四月の衆院山口2区補選の応援に入っただけでなく、投開票日には古賀氏に電話し労をねぎらうなど配慮をみせており、他派閥の領袖の一人は「古賀氏は、麻生氏が次期総裁に一番近いとみて連携を強めている」と指摘する。

 一方で、一枚岩とされてきた谷垣派でも、園田博之政調会長代理が政界再編も視野にポスト福田候補の一人とされる与謝野馨前官房長官との関係を強めている。古賀派の中堅議員からも「もはや派閥単位で議員が動く時代ではない」との声が上がる。

 谷垣派幹部は再結集に向け「福田首相のアジア外交、生活者重視の政策は宏池会が目指してきた政策。新派閥でさらに強力に政権を支えたい」と意気込む。ただ、現状では党内で主導権を握る勢いはなく、かつて結び付きが強かった津島派など他派閥との連携も、まだこれからというのが実情だ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080512.html

2491片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/21(水) 13:09:44
町村派が政治資金パーティー/「権勢」の陰で思惑交錯

 自民党町村派が十九日夜、都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。福田康夫首相まで四代続けて首相を輩出している最大派閥だけに、与党幹部や財界人ら多数が詰め掛け「権勢」ぶりを見せつけた。だが福田内閣の支持率は20%を割り込む厳しい情勢で、派内には「ポスト福田」をめぐる思惑の違いも見え隠れしており、次の戦略は描き切れない。

 「四代も続けて首相を出すと、これほどの人が集まるのかと大変驚いている」。あいさつに立った自民党の伊吹文明幹事長が盛況ぶりを持ち上げると、古賀誠選対委員長は「町村派とともに福田政権を支えることを誓う」と強調。パーティーは表向き「福田支持決起大会」の様相を呈した。

 しかし次期衆院選をめぐっては、党内に「福田首相では戦えない」との見方が静かに拡大。福田政権が窮地に追い込まれれば、町村派としてもポスト福田の対応を迫られるのは間違いない。

 町村派を代表してあいさつに立った中川秀直元幹事長は「自民党の枠を超えて(改革派の)結集を呼び掛けたい」と、政界再編も示唆しながら改革を訴えた。これまでは「トップを目指すタイプではない」(若手)と目されてきたものの、森喜朗、小泉純一郎両元首相に近く、福田氏とも頻繁に接触。近く出版する著書で過去の女性問題に反省を表明し「自ら総裁選に立つことも考え出したのでは」(同派幹部)と観測が広がっている。

 一方で、昨年まで同派会長を務めた町村信孝官房長官も「ポスト福田」に強い意欲を持ち続けているとされ、中川氏に対抗心を隠さない。ただ首相との不仲が取りざたされ「町村氏を推す議員も多くない」(若手)との声が漏れてくる。

 昨年秋の総裁選で善戦した麻生太郎前幹事長は十九日、共同通信社論説研究会での講演で「総理総裁になるには時の運もある」と慎重な物言いに終始したが、町村派との連携を探っているのは衆目が一致するところ。町村派にも安倍晋三前首相はじめ麻生氏支持の議員がおり、以前から麻生氏を評価している森氏も総裁選で対立し一時悪化した関係の修復に動いているとされる。

 今も高い国民的人気を誇る小泉氏の存在も微妙な影を投げ掛けている。派内には小泉氏の再登板や政界再編での動きを期待する声が少なくない。小泉氏自身は明確な発言を控えているが、小池百合子元防衛相や民主党の前原誠司副代表と会食するなど政局にらみの動きを活発化させている。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080519.html

2492片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/21(水) 15:00:55
弟・竹中平蔵の七光り? ミサワホーム因縁社長人事

 「弟の七光り」−。そう言われたら、ご本人は心外なことだろう。ミサワホームは、竹中宣雄取締役専務執行役員(59)が6月27日付で社長に昇格する人事を発表した。宣雄氏の実弟は、小泉内閣で経済財政・金融担当相などを歴任した竹中平蔵・慶応大教授(57)。社長就任はどうしても実弟との関係で語られることになる。

 竹中宣雄氏は、創業者の三澤千代治氏(70)、旧三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)出身の水谷和生社長(64)に次ぐ3代目の社長で、プロパーとしては初の社長となる。

 宣雄氏は1972年に法政大社会学部を卒業後、ミサワホームに入社。直後に配属された長野県の販売子会社では3年半で住宅100棟を売り、営業マンとして頭角を現した。92年に本社の営業企画部長に抜擢され、95年取締役に就任した。ミサワホーム東京社長、持ち株会社のミサワホールディングス(HD、現・ミサワホーム)執行役員などを歴任し、昨年から現職。

 その宣雄氏の名前が登場してくるのは、いずれも実弟の平蔵氏絡みだ。

 2004年7月の参院選で、竹中平蔵金融・経財相(当時)が比例代表でトップ当選したが、当時、ミサワHDの執行役員をしていた宣雄氏が子会社幹部らを動員して選挙運動していたことが問題視された。

 宣雄氏は水谷社長に選挙応援への理解を求め、電話で全国各地の販売子会社の社長に約5000枚のポスター張りを要請。子会社の社長らは社員を使ってポスターを張った。支援要請のはがきのあて名書きを手伝った社員もいたという。

 「旧UFJ銀行の大口の不良融資先の産業再生機構入りが焦点になるなか、金融当局のトップである竹中平蔵氏が、再生機構入りの対象とみられていたミサワグループから便宜を受けていたことは、政治倫理の面から問題視する向きが多かった」とは金融関係者。

 05年3月、ミサワホーム創業者の三澤千代治氏が竹中平蔵氏を「職権乱用罪」で東京地検に刑事告訴した際も、宣雄氏の名前が取りざたされた。

 ミサワホームは04年12月に産業再生機構(すでに清算)入りし、05年3月、トヨタ自動車が再生のスポンサーに決定した。再生機構を経由したミサワの売却劇に竹中平蔵氏が違法にかかわっていたというのが、三澤氏の告訴理由だ。

 「三澤氏によると、竹中宣雄ミサワホーム東京社長(当時)から、弟の平蔵氏が奥田碩トヨタ自動車会長(当時)と(三澤氏が)会う場を設定したので会ってくれと頼まれた。03年10月に経団連で会談し、奥田氏からミサワホーム買収を持ちかけられたが、三澤氏はこれを断ったという。会談の事実を確認するため、竹中兄弟に問い合わせが殺到したが、平蔵氏も宣雄氏も口利きした事実はないと完全否定した」(三澤氏を知る関係者)

 金融相だった平蔵氏が生みの親となった産業再生機構のもとで再建を進めたミサワホーム。そのトップに実兄の宣雄氏が就く。因縁めいた話ではある。
ZAKZAK 2008/05/21
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008052110_all.html

2493片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/22(木) 18:24:21
宮崎元専務証人喚問 与党欠席
05月22日17時30分
22日、参議院外交防衛委員会で行われた防衛商社・山田洋行の宮崎元伸元専務に対する証人喚問で、自民・公明両党は、宮崎氏の意向に反して報道各社の撮影が許可されたことは認められないとして欠席し、野党側だけが質疑を行う異例の事態となりました。

参議院外交防衛委員会は、午後1時すぎから、防衛装備品をめぐる汚職事件で贈賄などの罪に問われている防衛商社・山田洋行の宮崎元伸元専務に対する証人喚問が行われました。これに先だって、国会内に入った宮崎元専務は北澤委員長らと会い、刑事被告人の身であるとして証言中の撮影や録音を許可しないよう求めました。しかし、北澤委員長が理事会で撮影と録音を許可する方針を示したことから、自民・公明両党は「証人の主張を尊重すべきだ」として委員会に出席せず、証人喚問は野党側だけが出席して行われました。衆・参両院の事務局によりますと、証人喚問が今回のように、与野党の一方だけが出席して行われたのは、過去に例がないとしています。自民党の筆頭理事を務める山本一太氏は記者団に対し、「証人喚問は非常に重いもので、きちんと人権上の配慮をすべきだ。北澤委員長の運営は非常に残念であり、自民・公明両党がいない状況での証人喚問はあってはならないことだ」と述べました。一方、民主党の筆頭理事を務める浅尾慶一郎氏は記者団に対し、「与党が欠席したことはたいへん残念だ。証人喚問そのものは全会一致で決めている。宮崎氏も証言を拒んでいるわけではないのであり、与党側も出席して質問してほしかった」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014761361000.html

2494片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/23(金) 01:06:21
小泉、麻生、中川氏らがゴルフ=米大使交え24日プレー
5月22日19時1分配信 時事通信

 自民党の小泉純一郎元首相と麻生太郎前幹事長、中川秀直元幹事長らが、シーファー駐日米大使を交え24日に山梨県内でゴルフをすることになった。「ポスト福田」政局のキーパーソンが顔をそろえるだけに、ゴルフ会談の中身に関心が集まりそうだ。
 7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)へ向けた機運を盛り上げようと、福田康夫首相に近い衛藤征士郎元防衛庁長官がサミット参加国の駐日大使と自民党実力者に呼び掛けた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080522-00000131-jij-pol

2495片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/24(土) 13:41:00
首相 自民結党以来最大の危機

福田総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し、世論調査で自民党の支持率が民主党を下回っているというような情勢について、結党以来、最大の危機だという認識を示したうえで、党勢の回復を図る方策を探っていく考えを示しました。

福田総理大臣は23日、当選4回の自民党の衆議院議員と昼食をともにしながら懇談し、この中で出席者から、世論調査で自民党への支持率が民主党を下回っているというような自民党を取り巻く厳しい情勢について「結党以来、最大の危機だ」などという意見が出ました。これに関連して福田総理大臣は記者団に対し、「わたしもそう思っている。そう思うことは当然だと思う。去年の参議院選挙の結果が出て以来のことで、まったく状況は変わっていない」と述べました。そのうえで、福田総理大臣は「常に危機感を持つことは悪いことではない。そして、何をなすべきかをあわせて考えていくことは大事だ」と述べ、党勢の回復を図る方策を探っていく考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014798841000.html

2496片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/24(土) 21:00:25
小泉元首相や麻生前幹事長ら政局のキーマンたちが「ゴルフ会談」 意味深発言も

自民党の小泉 純一郎元首相と麻生太郎前幹事長、中川秀直元幹事長ら政局のキーマンたちが、山梨県内に集結し、芝生の上で会談を行った。
第1打を打った小泉元首相は「お〜、いいねぇ。最初にしてはいいねぇ」と述べた。
すると、麻生前幹事長は「最近、よく(ゴルフを)やっているよね、絶対こりゃ。それじゃなきゃ、あそこまでいかないもんな」と語った。
このコンペは、7月の洞爺湖サミットを前に、アメリカのシーファー駐日大使らと交流を深める目的で行われたもの。
小泉元首相と並んで注目を集めたのは、「ポスト福田」の最有力候補と目される麻生前幹事長だった。
その麻生前幹事長の第1打は、大きく左にそれるミスショットだった。
中川元幹事長は「珍しいなあ。少し意識し始めたかな」と意味深な発言をした。
小泉元首相と麻生前幹事長は、郵政造反組の復党などをめぐり、関係悪化が伝えられており、「ゴルフ会談」での関係修復も取りざたされていた。
小泉元首相は「(ゴルフしながら政局の話は?)まったく、政局の話なし!」と述べた。
「ポスト福田」について、自民党のベテラン議員からは「小泉さんは、麻生君と小池(百合子)さんの一騎打ちの総裁選をやって、総選挙という絵を描いていると思う」といった声も出ている。
コンペでは、88打の麻生前幹事長は12人中6位、小泉元首相は9位だった。
小泉元首相は「麻生さんのスコアが88(打)だから、末広がりでいいんじゃないの」と述べ、思わせぶりな言葉を残した。
24日に参加した国会議員は、森 喜朗元首相、安部晋三前首相、与謝野 馨前官房長官、武部 勤元幹事長を加え、「富士の会」と名づけた会合を定期的に開くことで合意し、さまざまな憶測を呼ぶとみられる。.
http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00133414.html

2497片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/24(土) 21:53:58
ゴルフで関係修復? 小泉、麻生両氏がプレー '08/5/24

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 自民党の小泉純一郎元首相と麻生太郎前幹事長が二十四日、富士山に近い山梨県山中湖村でシーファー駐日米大使や財界人とのゴルフに参加した。麻生氏は、幹事長時代に郵政造反組の平沼赳夫元経済産業相の復党に動いて小泉氏と不仲になったと指摘されたが、両氏はプレー後の懇親会で隣席に座り談笑するなど関係修復をアピールした。

 小泉氏は、麻生氏のスコアが八十八だったことについて「『末広がり』でいいんじゃないの」と記者団に語り、エールを送った。

 スタート時、小泉氏は「プレッシャーがかかるなあ」と言いながらまずまずのショットを披露したが、麻生氏は林に打ち込むミスショット。周囲から「後の人が打ちやすくなった」とからかわれると、ポスト福田を狙う本人だけに「最近、気配りがいいでしょ」と切り返していた。

 コンペには自民党から両氏に加え、中川秀直元幹事長、高村正彦外相、額賀福志郎財務相、堀内光雄元総務会長ら計八人が参加。福田内閣を支えることを確認し、「富士の会」の名称で今後も交流を続けることにした。

【写真説明】記念撮影する小泉元首相(前列左から3人目)、自民党の麻生前幹事長(後列右端)ら参加者=24日、山梨県山中湖村

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200805240463.html

2498片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/26(月) 00:47:52
自民・菅選対副委員長、後期高齢者医療制度の凍結求める堀内氏を事実上名指しで批判

自民党の菅 義偉選対副委員長は、茨城県内で講演し、後期高齢者医療制度に関連して、「決めた人が『廃止』と騒いでいるが、それなら政治家を辞めて言うべきだ」と、制度の凍結を求めている堀内元総務会長を事実上、名指しで批判した。
菅選対副委員長は「私が一番許せなかったのは、自民党の中で、これを決めた人が、(制度が)始まってすぐに廃止だとか騒いでいる人がいるんですよね。そんなに今の制度に反対するのであれば、これは政治家を辞めてから、わたしは言った方がいいと思うんですよね」と述べたうえで、「点検して間違いがあったら、当然直す」とも発言し、運用面などでの見直しはあり得るとした。
5月30日告示の沖縄県議選を前にして、自民党執行部は、後期高齢者医療制度をめぐる党内世論の乱れに神経をとがらせており、菅選対副委員長の発言も、こうした異論を封じる狙いがあるものとみられる。
堀内氏は、2003年に制度の基本方針を閣議決定した当時、自民党の総務会長だった。
http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00133456.html

2499片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/26(月) 00:59:56
「議連に規制」、自民党内に波紋
 外交や憲法などの問題で党の垣根を越えて活動する議員連盟をめぐり、自民党執行部は活動の届け出を義務づけるなどの規制を設ける方向で検討に入りました。この「議連規制」問題、党内に波紋を広げています。

 「政治が動かなくなりますよ、これだけ(国会が)ねじれてるところで。それに勝るリーダーシップを、説得力を執行部が持つことが先です」(自民党 加藤紘一 元幹事長)

 自民党の重鎮、加藤紘一元幹事長が憤っているのは、このところ活発化している議員連盟の動きを規制しようとする自民党内の動きです。きっかけは、若手の反乱でした。

 道路財源特別措置法の再可決をめぐり、道路の一般財源化を求める自民党の若手グループが造反を示唆する発言を繰り返したのです。今回の規制は、こうした動きを封じ込めようとするものだというのです。

 「党所属の議員が作る議員連盟である限りは、党の決定、党の方針の中で活動していただかないと困る」(自民党 伊吹文明 幹事長)

 規制の矛先は、現在花盛りの超党派での議員連盟にも向けられています。「ねじれ国会」のもと、政策実現には党を超えた協力が必要だとして多くの議員連盟が発足していますが、そこには議員たちの「政界再編後の拠点づくりをしたい」思惑も見え隠れします。ある幹部は、「民主党に弱点を教えてあげているようなものだ」と話し、議連を規制する必要性を訴えます。

 「国会議員の活動の手を縛るということは無理だと思いますよ。(Q.山崎氏の議連への影響は?)まったくありません」(自民党 山崎拓 前副総裁)

 「議連の行動が党の趣旨とまったく違う方向にある場合が時々あります。そこまでの規制にする必要があるかは十分に考えていない」(民主党 鳩山由紀夫 幹事長)

 自民党は今後、党改革実行本部で具体的なルール作りを模索していく方針ですが、「『自由な議論』になぜ幹部の許可が必要なのか」といった反発の声もあがっており、今後、物議をかもしそうです。(25日14:28)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080525/20080525-00000021-jnn-pol.html

2500片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/26(月) 20:38:22
野田元郵政相:将来の総裁選立候補に意欲

 野田聖子元郵政相は26日、福岡市で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演し、自民党総裁選について「出る資格を得られるなら、明治時代の固定化した家族像を押しつける民法を改め、男性も女性も人間として堂々と生きていける社会を作りたい」と述べ、将来的な立候補に意欲を示した。ただ、一方で「この1、2年の政局にはあまり関心がない」とも語った。

 次期衆院選をめぐっては「消費者庁という新制度が来年でき、国民がハッピーになったのを見届け、任期満了で解散するのが福田康夫首相らしい美学だ」と指摘した。【堀井恵里子】

毎日新聞 2008年5月26日 19時23分(最終更新 5月26日 19時35分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080527k0000m010065000c.html

2501片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/27(火) 00:37:15
自民・中川秀氏が戦闘宣言 ポスト福田か? 政界再編か?
5月26日23時28分配信 産経新聞


 経済成長重視の「上げ潮派」リーダーである自民党の中川秀直元幹事長が、政界再編をにらみ、快気炎を上げ始めた。26日発売の新著「官僚国家の崩壊」(講談社)では「霞が関改革」を掲げ、与謝野馨前官房長官ら「財政再建派」や官僚機構との戦闘を宣言。講演でも歯にきぬ着せぬ発言を続ける。小泉、安倍両政権では黒子役に徹してきた中川氏だが、自著では愛人問題にも触れ、過去を“清算”しており、「小泉改革路線の継承者として『ポスト福田』を狙い始めた」(閣僚経験者)との見方も強まっている。(加納宏幸)
 「サミット後の政局は『霧の中』といわれるが、ビジョンが共有されればおのずと同志が結集するものだ。ビジョンが先であり、政界再編はその結果だ」
 中川氏は26日、札幌市内で講演し、改革に抵抗する官僚機構と族議員の同盟関係を「(目に見えない)ステルス複合体」と名付けて激しく批判。官僚機構との対峙こそが政界再編の軸となるとの考えを強調した。
 夏から始まる社会保障・税制の抜本改革論議では、消費税率引き上げをめぐり「上げ潮派」と「財政再建派」の対立は必至だ。そうなれば9月の民主党代表選にも飛び火し、自民、民主両党が「改革派」と「守旧派」に再編され、新たな政治の枠組みが形成される−。これが中川氏の描く政界再編の「青写真」だ。
 著書はこの青写真を念頭に約300ページにわたり霞が関批判を展開している。「霞が関を中心とする各界の劣化したエリートたちが見えざる抵抗勢力の複合体を形成し、われわれの前に立ちはだかっている」「無駄を残したままの増税は、劣化したエリートの延命のために負担を国民に押し付けることを意味する」−。
 著書では名指しこそ避けたが、一連の霞が関批判は、消費税引き上げ容認を唱える与謝野氏らへの牽制(けんせい)ともいえる。
 中川氏は昨秋、特別会計の余剰金「霞ヶ関埋蔵金」を財政再建に充てるプランを提案した。これを与謝野氏が批判したことに端を発した両氏の対立は根深い。与謝野氏は自著「堂々たる政治」(新潮新書)で「上げ潮派」を痛烈に批判しており、今回の著書は「意趣返し」ともいえる。
 一方、中川氏は著書で平成12年秋に官房長官辞任の原因となった愛人問題に触れ、「付き合いを終わらせようとしたことがかえって彼女からの恨みを買い、何年も経てスキャンダルとなった」と赤裸々に告白した。問題を今後、再浮上させないためにあえて触れ、「みそぎ」にしたとの見方も強く、「次期内閣改造で入閣し、ポスト福田を狙うつもりでは」(自民中堅)との声も上がる。
 だが、中川氏が置かれた境遇は複雑だ。町村派の主導権をめぐり町村信孝官房長官との関係は冷え切っており、安倍晋三前首相は「ポスト福田」の有力候補である麻生太郎前幹事長との連携を強めている。小池百合子元防衛相らとの連携を深めれば、兄貴分の森喜朗元首相との関係にヒビが生じかねない。
 それでも中川氏が「改革の旗手」として名乗りを上げたのは、悲痛な決意の証ともいえる。
 「明治以来の日本を根本から転換する旗を立てようという私なりの覚悟をまとめた本だ。明日から批判のオンパレードかもしれないが、それで思わぬ人が『ステルス複合体』の一員だと明らかになるかもしれない。トップを狙うとか、そういうものを超越した本なんですよ。うん!」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080526-00000962-san-pol

2502片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/27(火) 13:35:28
北海道カジノ 外国客限定で 中川氏が持論(05/27 07:36)
 北海道に外国人観光客に利用を限定したカジノを−。自民党の中川秀直元幹事長は二十六日の北海道政経懇話会の講演で、道内各地で誘致活動が活発化するカジノ構想が、北海道観光の起爆剤になるとの持論を展開した。

 中川氏は「宝くじ、競輪、競艇などは政策目的のためにお金を集めることが認められている」として、自民党内で検討しているカジノ合法化に問題はないとの認識を表明。「教育上よくないという意見があるが、外国人観光客に限ったっていい」との考えを示した。

 候補地に関しては「(カジノで栄える)米国のラスベガスのように隔離された土地がいい」とし、誘致構想が浮上している夕張市と、苫東がある苫小牧市を例示した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/95163.html

2503片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/28(水) 11:19:34
自民、CMに浜田幸一元議員を起用
 後期高齢者医療制度で厳しい世論にさらされている自民党は、イメージアップのため、「ハマコー」こと浜田幸一元衆院議員を起用したテレビ・コマーシャルを作りました。

 浜田氏の起用について自民党は、「後期高齢者に該当する79歳で、知名度も高い浜田氏によって制度の見直しを進めるイメージを社会に浸透させたい」としており、30日からの県議会議員選挙を控える沖縄県で放送を始める予定です。

 これに対し、民主党では来週、同じく後期高齢者に該当する渡部最高顧問らを動員して街頭演説する方向で調整を進めていて、与野党双方のアピール合戦が激しくなりそうです。(27日23:53)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080528/20080528-00000012-jnn-pol.html

2504片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/30(金) 10:35:46
「過酷な運命との戦い」 “裏の議長”森元首相 TICADIV
5月30日9時59分配信 産経新聞

 第4回アフリカ開発会議(TICADIV)の議長代理を務めている森喜朗元首相は29日、チュニジアのガンヌーシ首相らアフリカ5カ国の首脳級と相次いで会談した。森氏は議長の福田康夫首相同様に横浜市内のホテルに泊まり込みで会議に臨んでおり、「裏の議長」(自民党中堅)さながらの意気込みせている。

・ <<写真で見る>>福田首相、「マラソン会談」スタート

 森氏は28日の全体会合冒頭から、40カ国首脳との「マラソン会談」に追われていた首相に代わって議事進行のほとんどを任された。29日の全体会合の席では「私は過酷な運命と戦っている」と語り、会議の仕切り役の“重さ”を強調した。

 首相には「アフリカの最も大事な友人の1人だ」と紹介されたが、もともと「森氏にはアフリカでの日本の顔という自負がある」(外務省筋)とされる。

 現に森氏は平成8年、チュニジアのベンアリ大統領から「勲一等共和国勲章」が贈られた。また、13年1月には日本の首相として初めて南アフリカなどサハラ砂漠以南のアフリカ諸国を公式訪問したほか、今年1月にはエチオピアで開催されたアフリカ連合(AU総会)に政府代表として出席し演説している。

 29日の一連の会談の内容は明らかにされていないが、「相手側の要請でセットされた」(外務省筋)という。森氏は今回の会議でもアフリカへの隠然たる影響力と存在感を示している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000911-san-pol

2505片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/31(土) 17:35:26
衆院選比例代表は廃止…自民伊吹に公明太田が怒り爆発
比例議員大半で死活問題に

 連立与党内で大喧嘩が勃発した。自民党の伊吹文明幹事長=写真右=が衆院選比例代表の廃止を主張したため、公明党の太田昭宏代表=同左=が怒りを爆発させている。

 伊吹氏は28日の党全国青年部長・青年局長合同会議で、現行の衆院小選挙区比例代表並立制(小選挙区300、比例代表180)について「役人に無駄をやめさせるには政治家が身を切らなければならない。衆院小選挙区は300議席でいい。比例はむしろやめた方がいい」と、比例廃止論を唱えた。

 この発言を聞きつけた太田氏は30日の会見で、「全部小選挙区にするのは、とんでもない話だ。選挙制度では民意をどう反映するかが大事で、比例代表が基本になくてはならない」と強い不快感を示した。

 小選挙区制は大政党の自民、民主両党には有利に働く。だが、比例代表の廃止は、衆院31人のうち比例議員が23人を占める公明党にとっては死活問題に発展する。このため、太田氏も伊吹氏の“暴言”を許すことができなかったようだ。

 こうした公明党の怒りを意識してか、伊吹氏は30日の会見で「ポイントは国会議員が自ら血を流すことだ」と釈明した。あたかも衆院議員全体の定数削減が主眼であったかのように発言を軌道修正したわけだが、両者の遺恨は尾を引きそうだ。

ZAKZAK 2008/05/31
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008053113_all.html

2506片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/03(火) 13:27:13
「チェンジ」に共感 石破防衛相、改革論とうとうと披露
6月3日13時0分配信 産経新聞


 「あんなに格好良くないが、共感するところはある」−。石破茂防衛相は3日、閣議後の会見で、木村拓哉さんが首相役を演じているフジテレビ系のドラマ「チェンジ」について、「防衛省改革を進めている大臣として自身と重なるところがあるか」と問われると、一気に「石破節」を披露した。

 「(自分は)あんなに格好良くない。正直言って、かなり共感するところはある。ドラマなのでかなり誇張されたところはあるが、防衛省改革でもそうだが、現状を変えるには多くの抵抗がある」と切り出した石破防衛相。

 そのうえで、「防衛省改革で言えば、第一線で働いている中堅幹部や、歯を食いしばって働いている一般隊員、そういう人たちの心にすとんと落ちる改革でなければだめだということだと思う。“市ケ谷目線”の改革ではいかんと思う」と指摘。

 「誰のためにやるのか、それは単に受ければいいというものでなく、本当に多くの人の心を動かすものであり、声なき声というか、例えば、この市ケ谷には届いてこないが、一線で本当に心に悩みを抱えている隊員たちがいる。そういう人たちが本当に心に響く、そういうものでないと改革は実現しない」と、現場主義に立った改革という持論を展開した。

 そして、「『チェンジ』の中で総理にいろんな反対がある。だけど本当に国が誤っているとするならそれは正直に認めなければならない。政治家は誰のために仕事をしているのか、それをついつい忘れて省庁の代表者という意識を持つ。デフォルメされているだけにそういう感じがある。そして、それがその場だけの人気取りに終わってはいけない。そのことは心していかないといけない」と、自らの立場に置き換えて締めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000936-san-pol

2507片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/03(火) 13:31:54
コメ減反見直し発言…町村“暴走”に批判の声集中


 コメの生産調整(減反)政策の見直しを突然表明した町村信孝官房長官=写真=に対し、自民党内から「何も根回しがない」と、批判の声が集まっている。UFO論争など脱線発言はお手のものの町村氏だが、今回のスタンドプレー批判にはどうこたえるのか。

 町村氏は2日、「食糧不足や価格高騰が起きている。日本だけの問題ではなく、世界の食糧不足という文脈で考えなければならない」と述べ、減反見直しの必要性を重ねて強調した。

 これに対し、谷津義男元農相は「減反をやめれば農家が大赤字になる。差額補償など約8000億円の補助金が必要だが、できるわけがない」と反論した。

 政府・自民党は昨年秋、政府備蓄米を急遽買い増して米価急落をしのいだ経緯がある。減反見直しで米が増産すれば、米価下落は避けられず、農家の反発は確実とみたためだ。

 それだけに農水族議員は「農村を基盤とする自民党にとって、次期総選挙で致命傷になりかねない。ひと昔前なら罷免に値する失言だ」とまで憤った。

 野党からも「政府は減反をやらなかったら米価が下がると言って押しつけた。何の反省もなしにああいうことを言うのは思いつきで、無責任のそしりを免れない」(共産党・市田忠義書記局長)と厳しい追及の声が上がっている。

 町村氏は同日午後の会見で「いま、急に変えるという話をしているわけではない」と釈明したが、騒動が収まる気配はない。

 一方、町村氏は同日、日本財団の笹川陽平会長が、たばこ1箱1000円にするという、たばこ増税を提案していることについて、「私個人は大変面白い提案だと思っている」とも述べた。自民党内では賛成する声もあるが、「2006年に上げたばかり。取りやすいところから取るというのは役人的発想で、理解が得られない」(喫煙者のベテラン)と反対意見も根強い。この問題をめぐっても一悶着起きそうな気配だ。

ZAKZAK 2008/06/03
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_06/t2008060301_all.html

2508片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/03(火) 13:35:26
法相絶賛 サイバンインコ、統一キャラに“昇格” 裁判員制度PR
6月3日11時10分配信 産経新聞


 裁判員制度のPRのため福岡高検が作成した広報キャラクター「サイバンインコ」について、法務省は3日、全国の検察庁の“統一キャラ”として活用していく方針を明らかにした。鳩山邦夫法相が同日の閣議後会見で、「サイバンインコを全国の統一キャラにしたいと指示をした」と述べた。今後、法務省のホームページなどで活用し、裁判員制度をアピールする予定という。

 サイバンインコは5月23日に鳩山法相を訪問。「サイバンインコがいいと思う。裁判員と分かるから」と法相に絶賛されていた。

 5月14日現在で全国40の地検、高検で60のキャラクターを作成している。鳩山法相は「各地検でさまざまなキャラを使っており、それはそれで存在する。ただ、60キャラいる親玉にサイバンインコが君臨するということだ」と述べ、各検察庁のキャラクターを残したまま、サイバンインコだけを統一キャラクターに昇格させる考えを示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080603-00000918-san-pol

2509片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/05(木) 08:11:13
自民「高齢者医療見直しを」
党本部へ 次期衆院選へ強い危機感
 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)を巡り、自民党宮城県連は5日、谷垣政調会長に制度の簡素化や低所得者への保険料軽減などを求める要望書を提出する。自民党の地方組織が、同制度の見直しを文書で党本部に求めるのは「初めてでは」(党関係者)という。与党内では制度の見直し作業が進められているが、異例の申し入れに踏み切る背景には、次期衆院選に向けた県連幹部らの強い危機感がある。

 要望書では、▽制度全般の簡素化▽低所得者への保険料軽減▽名称の見直し▽年金問題など厚生労働行政に対する信頼確保−−など8項目の見直しを要求し、見直し作業では地方の声を反映するよう求める。

 県連が5月下旬に全67支部で実施した緊急アンケートでも、制度の運用への批判や、保険料の年金天引きに対する怒り、年金問題など厚生労働行政に対する不信感などが多数あることが判明した。

 県連会長の土井亨衆院議員(宮城1区)は「制度が始まったからといって簡単な見直しで済ましては、批判はなくならない」と強調。「少子化により、社会保障制度自体が機能しなくなっている。検証して抜本的に改革をしなければ、(与党への)逆風は続く」と次期衆院選への危機感をにじませる。

 谷垣政調会長に要望書を手渡す県連政調会長の中島源陽県議は「制度設計の段階から現場感覚がないから、大幅な見直しが必要になった」と批判し、「福田内閣には、地方をはじめ国民の声を聞く姿勢が足りない。地方のありのままの声を伝えたい」と語気を強めた。県連幹事長の柏佑整県議も「お年寄りから、批判の声が広がっている。制度は必要だが、地方の声を伝え、党に改善を促したい」と話した。

 政府・与党の修正原案では、保険料の負担軽減や診療報酬体系の見直しなどが盛り込まれ、同居の子供らが親の保険料を肩代わりして払える仕組みを導入するなど、保険料の年金天引き制度を一部見直すことなども検討されている。ただ、批判が根強い年金天引きは原則、現行制度が続く見通しだ。

(2008年6月5日 読売新聞)宮城
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20080605-OYT8T00115.htm

2510片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/05(木) 20:43:53
「低支持率のまま選挙はダメ」 与謝野氏が危機感表明
2008年06月05日18時37分

 自民党の与謝野馨前官房長官は5日、東京都内での講演で「福田首相にはしっかり仕事をしてほしいが、選挙だけは絶対にやってほしくない。福田さんの持ち味を生かして地道に仕事をやり、(内閣)支持率の回復を待ってほしい」と語り、低支持率のままで衆院解散をすべきではないと注文をつけた。

 理由については「あわてて選挙をやると、東京選出の我々は首を並べて討ち死にする可能性が高い」と語った。経済政策については「日本のように成熟した経済の潜在成長力は2%くらいが限界」と指摘。成長戦略を重視する中川秀直元幹事長らを念頭に「『上げ潮派』は5%が可能で、3%分はインフレ率だと(言う)。物価を低く安定させることを考えるべきで、インフレ頼みの政治は悪魔的政策だ」と批判した。

http://www.asahi.com/politics/update/0605/TKY200806050223.html

2511片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/06(金) 22:25:45
排出量取引、自民商工族議員は否定的
2008年06月06日19時36分

 自民党の商工族議員らでつくるエネルギー戦略合同部会(深谷隆司会長)は6日、国内での排出量取引導入について「メリットとリスク、国際的観点と国益を踏まえた十分な国民的議論が必要」とする報告書を了承した。鉄鋼や電力など主要排出業界の反対を受けて、導入に否定的な姿勢を示した。

 排出量取引をめぐっては、政府が福田首相が打ち出す地球温暖化対策に盛り込む方向で検討しているほか、同党の地球温暖化対策推進本部(野田毅委員長)も前向きに議論している。だが、この日の報告書決定を受けて、商工族として異論を唱えていくことになる。

 報告書は「原油価格高騰と長期的な地球温暖化の一体的解決を図る」ことを対策の趣旨とし、温室効果ガス削減の中・長期目標は「50年までに世界で半減」など世界レベルの目標にとどめ、日本自身の目標は盛り込まなかった。運転が停止している東京電力・柏崎刈羽原子力発電所について「万全な安全確認の上、早急な運転再開」を求めた。(田伏潤)

http://www.asahi.com/national/update/0606/TKY200806060057.html

2512片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/07(土) 12:45:03
「後期高齢者医療改善策」意見集約は困難 PT、強まる官邸不信
6月7日8時0分配信 産経新聞

 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の運用改善策を検討している与党高齢者医療制度プロジェクトチーム(PT)は6日、年金天引き選択制導入を確認したが、最終案まとめには至らず、福田康夫首相が指示した次回年金天引きの13日までの意見集約は困難な情勢となった。背景には、PTの頭越しに実態調査結果が公表されたことによる首相官邸への不信がある。最終案まとめを見送り、検討項目列挙で終わらせようとの強硬意見も浮上している。PTと官邸の対立はさらに激化する可能性もある。

 「何でわれわれが知らぬデータを発表したんだ!!」。5日開かれたPTの非公式会合で、公明党の坂口力元厚生労働相の怒号が響き渡った。6日のPTの会合でも批判の声は収まらなかった。

 PTの厚労関係議員の怒りに火を付けたのは、後期高齢者医療制度の保険料増減を調べた厚労省の実態調査の発表プロセスだ。

 PT側は改善策議論のため早期提出を求めていたが、厚労省が出し渋ぶり、調査結果を踏まえず保険料追加軽減策をまとめた。ところがPT案がまとまった3日夜、政府高官が突如記者団に結果を漏らしたのだ。7割の保険料が下がったことをアピールする思惑だったが、PTはメンツをつぶされた。

 怒りの火に油を注いだのが翌4日、厚労省が低所得世帯ほど負担増となっていたことを公表したことだ。沖縄県は保険料負担減となった人が全国最低で、8日投開票の沖縄県議選への影響を考えて保険料軽減策を急いだPTにとって最悪のタイミングだった。非公式会合では「マスコミに漏らした政府高官は更迭だ」「官邸の依頼で改善策を検討してきたが、はしごを外された」との批判が続出。最終案の詰めは棚上げとなった。

 厚生関係議員の多くは、首相が社会保障費の伸びを2200億円抑制する意向を示したことに不満を募らせてきた。調査結果公表のまずさが重なり、官邸批判が爆発した形だ。PTメンバーの1人は「沖縄県議選で負けなければ、官邸には事態の重大さが分からないのだろう」と指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080607-00000099-san-pol

2513片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/09(月) 01:04:02
佐藤ゆかり氏、本音トーク番組ドタキャン!「政治家としてありえない」 (スポーツ報知)
 自民党の佐藤ゆかり衆院議員(46)=東京5区=が4日、BS11の番組収録をドタキャンし、周囲を困惑させた。“政界キャンディーズ”こと「TPL(トーキョー・プロジェクツ・オブ・バイ・フォー・レディース)」を結成した小池百合子元防衛相(55)、猪口邦子元少子化担当相(56)とトークを繰り広げるはずが、収録直前に「食あたりで気分が悪い」と連絡。小池氏と猪口氏のみで収録を行った。放送局側は「前代未聞」と激怒。レディースの今後にも、暗雲がたれ込めた。

 収録開始直前、小池氏と猪口氏、12人の報道陣が居合わせた控室に衝撃が走った。「佐藤さんが、食あたりで気分が悪いとのことで、まだいらしていません」。驚く報道陣から「何を食べたのか」などの質問が上がったが、番組関係者も首をかしげるばかりだった。

 番組関係者によると、ゆかり氏の秘書は3日夜には参加の意向を示していたにもかかわらず、当日の午後1時30分、「食あたり」と連絡してきた。「それでも本人が行きたいと言っている。先に始めていてほしい」との話だったという。

 収録はゆかり氏不在で2時15分から、時間通りに小池氏と猪口氏の2人でスタート。番組関係者がゆかり氏の事務所に「結局来るのか来ないのか?」との問い合わせをすると、秘書は「遅れても出たいと言っている」としたが、最終的にはキャンセルとの答えだったという。

 政治番組を10年以上作り続けてきたという番組関係者は「前代未聞。森喜朗(元首相)といった大物政治家でも、前の予定が押して5〜10分の遅れということはあったが、来ないなんて」と、口をあんぐり。「つまりドタキャン。報道陣もスタッフも、何十人もが収録のために動いている。政治家としてありえない」と、怒りを通り越してあきれ顔だ。

 番組テーマは「政策ユニット『TPL』の向かう先」。5月1日に結成会見を行って以来3人が初めて顔をそろえ、50分間本音で語り合う趣旨だった。制作サイドは「これでは全く意味がない」と、ガックリだ。

 結成会見でも1人、遅れて現れたゆかり氏。収録後、ゆかり氏の秘書が報道陣に対して状況説明。パーティーの準備や本の出版のことで「過労がたたった」としたが、いつ何を食べてあたり、どのように具合が悪くなったかなどの経緯はあいまいなままだった。

 レディースは7月に、政策提言をまとめた共著の出版を予定。収録後、ゆかり氏の秘書から頭を下げられた猪口氏は「いいのよ」と優しく応じていたものの、いきなり足並みが乱れた格好だ。収録の模様は7日に放送される。

[ 2008年6月5日8時00分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_yukari_sato__20080605_4/story/20080605hochi110/

2514片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/10(火) 12:10:15
自民:森、青木氏らが会合 政権結束し支えると確認
 自民党の森喜朗元首相、青木幹雄前参院議員会長、山崎拓前副総裁、加藤紘一元幹事長は9日夜、東京・南麻布の日本料理店で会談した。民主党が福田康夫首相への問責決議案の提出方針を決めるなど攻勢を強めている事態を踏まえ、福田政権を結束して支え、衆院解散・総選挙の回避に当面、全力を挙げることを確認した。

 出席者によると、森氏は会合で「福田政権の足を引っ張る動きは断じて許せない」と発言。「党内が足並みを乱せば、衆院解散・総選挙に追い込まれかねず、民主党の小沢一郎代表の思うつぼだ」と述べたという。また、加藤氏は森政権当時の「加藤の乱」(00年秋)を振り返り、森氏に「迷惑をかけた」と述べた。【山田夢留】

毎日新聞 2008年6月9日 23時11分(最終更新 6月10日 0時09分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080610k0000m010165000c.html

2515片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/11(水) 04:29:18
森元総理、青木前参院議員会長らが麻生氏をけん制
 自民党の森元総理大臣や青木前参院議員会長らが都内の料亭で会談し、「ポスト福田」を狙う麻生前幹事長らの動きについて、「解散・総選挙を誘発しかねない」とけん制しました。

 会合には、山崎前副総裁と加藤元幹事長も出席しました。出席者の一人によると、麻生前幹事長を念頭に、「連夜会合を開いて自分の勢力を伸ばそうとしているが、ポスト福田の動きは解散・総選挙を誘発しかねない」などと批判が出たということです。そのうえで、「国会が閉じれば福田外交の季節になる」として、福田政権を支えることで一致しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080610/20080610-00000003-ann-pol.html

2516片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/13(金) 17:32:30
スコープ 内閣信任衆院が可決 打算の『首相支持』
2008年6月13日 紙面から

 自民、公明両党が提出した福田内閣信任決議案は十二日午後の衆院本会議で、与党などの賛成多数で可決された。与党内は「福田康夫首相を支える」の大合唱となったが、支持率低迷による求心力低下の歯止めには、なりそうもない。 (渡辺隆治)

 公明党の北側一雄幹事長は、信任決議後、記者団に「北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)が控えているし、さまざまな政策課題もあるのでしっかりとやってほしい」と首相にエールを送った。

 自民党の各派閥が本会議前に開いた総会でも「一致結束して福田政権を支える」(古賀誠選対委員長)、「首相をしっかり支える」(津島雄二元厚相)などと“福田支持”一色となった。

 ただ、信任決議は民主党への対抗上、前日に参院で可決された首相問責決議の影響を打ち消すのが狙い。与党議員が実際に首相に向ける視線は厳しい。

 福田内閣の支持率は、ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率復活や後期高齢者医療制度の影響で急落。衆院山口2区補選、沖縄県議選と連敗した与党内では「衆院選は福田首相では戦えない」との見方が共通認識となりつつある。

 首相はサミット後に内閣改造・自民党役員人事を断行する方針。続いて八月後半に臨時国会を召集し、道路特定財源一般財源化や新テロ対策特別措置法(給油新法)改正などの政策課題を処理しつつ政権浮揚を図りたい意向だ。衆院解散・総選挙はできるだけ先送りする考え。

 そんな意気込みを示すように、首相は十二日夜、都内で自民党の伊吹文明幹事長らと会食した席上「乱気流にあえて突っ込む覚悟で必死になって頑張る」と表明した。だが、一度落ちた支持率をV字回復させるのは至難の業。党内では「サミット後には首相交代論が出てくる」との見方が強まっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008061302000115.html

2517片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/14(土) 20:19:24
ポスト福田で露出急増 小池氏、動き活発 '08/6/14

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 「ポスト福田」候補に取りざたされる自民党の小池百合子元防衛相が、同僚女性議員と共著の出版準備を進めるなど活発な動きを見せている。「名前が挙がるのは光栄だけど、マスコミが面白がって取り上げてくれているだけ」とかわす小池氏だが、視線を楽しむかのように、メディアへの登場回数は急増している。

 ニュースキャスター出身の小池氏はもともと知名度が高く、政治的な勘の良さでも知られている。「クールビズ」を推進した小泉内閣の環境相、「女性初」の安倍内閣の防衛相と、閣僚経験も着々と積んできたが、ポスト福田で注目を集めたのは、今なお国民的人気の高い小泉純一郎元首相が四月に「首相候補」と評したのがきっかけ。「小泉さんは、次は小池さんで勝負するのでは」(閣僚経験者)との見方が党内に一気に広がった。

 最近は「京都議定書目標達成議連」の幹事長に就き、会長の中川秀直元幹事長とも連携を深めている。

 党内には日本新、新進、自由、保守、自民と所属政党を次々に変えてきたことにまゆをひそめる向きが少なくなく、所属する町村派内にも「派閥で小池氏を推すことはない」(幹部)との冷めた見方が多い。

 その一方で、党内には「小池氏擁立ぐらいの思い切ったことをやらないと、もう選挙で勝てない」(三役経験者)との危機感が強く、「米国の民主党のように、総裁選を麻生太郎前幹事長と小池氏の一騎打ちにすれば、自民党の支持率も上がる」(中堅)と期待する声も漏れている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200806140524.html

2518片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/17(火) 13:02:28
前原氏の身内批判「勇気ある」 自民選対幹部がエール
2008年6月16日22時54分

 自民党の菅義偉選挙対策副委員長は16日、川崎市内での講演で民主党の前原誠司副代表が月刊誌の対談で同党の政策批判をしたことについて、「勇気のあることを言った。前原さんのような人が指導者になれば、日本の真の2大政党、信頼できる政党になる」と述べ、エールを送った。菅氏は「小沢さん(民主党代表)という人はとにかく何でも政局、政局だ。こういう人たちが政権を取っても2大政党とは言えない」と強調した。
http://www.asahi.com/politics/update/0616/TKY200806160288.html

2519片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/17(火) 13:10:53
丸川珠代氏、大塚拓氏KY挙式 (1/2ページ)
2008.6.17 05:03

 自民党の丸川珠代参院議員(37)と同党の大塚拓衆院議員(35)が16日、東京・ホテルオークラで、結婚披露宴を行った。

 披露宴前の会見に、丸川氏はウエディングドレス、大塚氏はタキシード姿で登場。「きょうの丸川さんは?」との質問に大塚氏は、丸川氏を見つめ「きれいです」。その丸川氏は「恥ずかしい」とほおを赤らめた。

 丸川氏は大塚氏について「議会では論点の見極めが的確」とデレデレ。だが、国会は参院で福田康夫首相(71)の問責決議が可決し、13日には会期延長が決定(会期末が15日から21日に変更)。翌14日は宮城・岩手内陸地震が発生した。

 冒頭、大塚氏は「被災者にお見舞い申し上げます」と述べ、今回の日取りに「延長を踏まえ、この日なら大丈夫と判断した」。延長期間は知っていたはずだが…。

 さらに、東京5区に国替えした佐藤ゆかり氏(46)と、昨年7月の参院選で東京選挙区を同じ自民党として丸川氏とともに戦い、落選した保坂三蔵氏(69)に、招待状が未送付だった疑惑が浮上。その真偽について大塚氏は「お答えできない」としたが、都連幹部は「その件で自民党のある幹部は怒っていた」と明かした。

 この日の披露宴には、女優の藤原紀香(36)も薄紫色の和服姿で出席。藤原によると「タマちゃんとは学生時代からの友だち」。友人代表のスピーチ中、丸川氏の涙にもらい泣きをしたという。夫婦生活のアドバイスとして「私もまだ1年ですが、お互い主人に思いやりを持って接したいものです」と話した。
http://www.sanspo.com/shakai/news/080617/sha0806170503002-n2.htm

2520片言丸:2008/06/19(木) 00:04:29
骨太の方針:削減路線に自民党内から猛反発

 政府がまとめた経済財政運営の基本方針「骨太の方針08」素案について18日、自民党内から歳出削減方針を見直すよう求める意見が噴出した。歳出圧力の背景にあるのは、次期衆院選への危機感。小泉政権下で官邸の力が強まった予算編成の主導権を奪い返したい思惑も絡み、「財政規律の堅持」か「歳出増」かを巡る綱引きが本格化してきた。【三沢耕平】

 「地域経済を支える公共事業はこれ以上減らせない」「社会保障費を毎年2200億円抑制する方針は見直すべきだ」。素案を討議するため、自民党が18日開いた政務調査会全体会議は約3時間に及び、ベテランから若手まで30人を超える議員が次々にマイクを握って歳出削減路線に「待った」をかけた。財政規律の堅持論を訴えたのは2人にとどまり、「国・地方を通じて最大限の歳出削減」と明記した素案への不満の大合唱となった。

 この後の党国土交通部会関係合同会議は、素案にある公共事業費の3%削減の見直し要求の決議までまとめた。福田政権下で歳出削減路線を骨抜きにしようとする動きが一気に顕在化した。

 党内論議に火を付けたのが、消費税率引き上げは不可避との考えを示唆した福田康夫首相の17日の発言。

 引き上げ論者がそろう、与謝野馨前官房長官らを囲む勉強会で、野田毅元自治相や園田博之政調会長代理は18日、「妥当な発言だ」と評価した。会合後、与謝野氏も記者団に「自民党が過去に約束したことからも、理にかなっている」と語った。

 これに対し、若手中心の党内グループ「新しい風」の会合で、会長の武部勤元幹事長は「北海道開発局の職員逮捕など不祥事が続く状況で増税などできるわけない」と訴え、引き上げ論を激しくけん制した。津島派の幹部会では、党税調会長を務める津島雄二会長が「今の段階では、首相は税制は頭に入れず、政策をどんどん打ち出していただくのがいい」とクギを刺した。

 首相は同日夕、官邸で記者団に、自らの消費税発言に関し「ものには順序がある。もろもろのことを詰めていき、その財源がどうなるかを詰めないといけない。(消費税を)どうするかはその先の話だ」と強調し、事態の沈静化に努めた。

毎日新聞 2008年6月18日 21時23分(最終更新 6月18日 23時26分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080619k0000m010110000c.html

2521片言丸:2008/06/19(木) 01:05:55
社会保障費削減「もう弾切れ」 骨太素案に自民異論
2008年6月18日22時58分

 社会保障費の伸びを抑制する方針を踏襲した政府の「骨太の方針08」の素案に対し、18日の自民党政調全体会議で、方針の撤廃や見直しを求める声が相次いだ。

 山口俊一衆院議員は「国民の声に応えなければならないのに、危機意識が欠如した素案だ」と批判。衛藤晟一・党厚生労働部会長も「ただ削るだけで、穴を補正予算で埋めてきたのは完全に限界に来ている。国民の批判を浴びている」と異を唱えた。

 谷垣禎一・政調会長が「強いご意思が示されたので生かせるものは生かしていきたい。ただ何事もカネなしでやるわけにはいかず、歳出の議論だけでなく歳入の議論もある」と指摘したが、異論はやまず、鈴木俊一・党社会保障制度調査会長は「これまでかろうじて年2200億円(の削減)を工面してきたがいよいよ弾切れだ。こうした手法は限界だから、見直していただきたい」。木村義雄・党財務委員長は「党主導で(素案を)全面的に書き直すべきだ」と訴えた。
http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY200806180315.html

2522片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/21(土) 09:03:47
大連立構想の裏側、森氏が激白 小沢氏「どうせみんな離れる…」
6月21日8時1分配信 産経新聞


 自民党の森喜朗元首相は20日、神戸市内で講演し、昨年秋に浮上した自民、民主両党の大連立構想の際に小沢一郎代表と交わしたやりとりを“激白”した。

 森氏は、小沢氏から大連立構想を持ちかけられた時に「小沢さんが言ったことが忘れられない」と前置きした上で、小沢氏が「(参院選で民主党が大勝し)うちの連中は私に目を向けているが、(党内には)『小沢嫌い』がいっぱいある。日がたつとどうせみんな離れていく」と語ったことを紹介した。

 この際、小沢氏は「今の(戦勝)ムードのときに自民党と協力して(民主党が)参院選で並べた公約を実現することが大事だ。民主党が野党である限りは無理だ。次の衆院選までに公約を実現しないと、国民からしっぺ返しがくる」と述べたことを明かした。

 小沢氏は連立が頓挫した後、代表辞任を表明しながら撤回したが、森氏は「連立と言わない約束で(代表に)残った。辞めればよかった。みっともない話だ」とこきおろした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080621-00000065-san-pol

2523片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/22(日) 16:19:13
人権擁護法案、今国会提出先送り 新素案も不発 自民
2008年6月21日9時57分

 自民党の人権問題等調査会(太田誠一会長)は20日、人権侵害に救済制度を導入する人権擁護法案をめぐり意見集約を図ったが、結論が出なかった。同党は政府を通じた今国会への法案提出はせず、秋の臨時国会に議論を先送りした。ただ党内の意見は割れており、見通しは立たない。

 調査会幹部は反対派にも配慮し、人権侵害の定義を限定するなど新たな素案をまとめた。20日の調査会には推進派の重鎮である古賀誠選対委員長も出席。だが中堅・若手議員から「現在ある個別法で対応すべきで、新たな法案は不要」と反対が絶えなかった。幹部の一人は「反対派の大半は選挙が危ない若手議員だ。政府による法案化は、次の衆院選が終わってからでもいいだろう」と話している。
http://www.asahi.com/politics/update/0621/TKY200806210044.html

2524片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 11:09:01
自民党:町村派、不協和音 ポスト福田にらみ、「改造で亀裂」の声
 自民党最大派閥である町村派の不協和音が、福田康夫首相の政権運営に影を落としている。同派では、中川秀直元幹事長が「政権獲得を目指している」との観測が浮上しているほか、安倍晋三前首相が「ポスト福田」をうかがう麻生太郎前幹事長と連携。政権を支えるはずの派内に足並みの乱れが表面化しつつあるためだ。首相が内閣改造を「白紙」と繰り返すことについても「改造で町村派に亀裂を生みかねず、ためらっているのではないか」(古賀派幹部)との声が出ている。【犬飼直幸、近藤大介】

 町村派は福田首相の出身派閥で、衆参合わせて88人。00年以来、森喜朗氏、小泉純一郎氏、安倍氏、福田氏と4代続けて首相を輩出した。ただ、首相、幹事長経験のある実力者が増えたことで、派内運営の難しさが強まっていたのも事実だ。

 町村派の最高顧問を務める森氏は26日、訪問先のスウェーデンで同行記者団に、町村派について「ポスト福田(の動き)があるとみられることをしてはいけない」と述べ、首相後継をうかがう動きへの不快感を示した。

 森氏の不満の矛先は、中川氏に向けたものとみられる。派内に約30人を集める勉強会を発足させ、主導権確保と受け取られる行動を表立って取るなど、存在感を高めているためだ。中川氏は、同派を離脱しているものの影響力を残す小泉氏との関係を深めている。

 中川氏が行動を先鋭化させるのは、中川氏と並んで同派代表世話人を務める町村信孝官房長官の存在がある。首相が内閣改造に踏み切った場合、党内で町村氏の去就に関心が集まる背景にも、この「派内力学」がある。党四役の一人は「町村氏が閣外に去って閥務に専念しようとすれば、中川氏との主導権争いで町村派は分裂しかねない」との見立てを示す。

 一方、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定解除を議会に通告したことも、懸念材料の一つだ。安倍氏は27日、記者団に「拉致問題が前進していない中での解除(着手)は本当に残念だ」と発言。圧力重視の対北朝鮮外交を打ち出してきた経緯があるだけに、拉致問題の進展が見込めない場合、福田政権批判に転じる可能性がある。

 安倍氏は首相時代に外相、幹事長として支えてくれた麻生氏に恩義を感じており、次期総裁選で麻生氏を支持する構えだ。

毎日新聞 2008年6月29日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080629ddm002010152000c.html

2525片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 12:15:09
北朝鮮・拉致問題:自民党県連、被害者奪還を訴え−−JR金沢駅前 /石川
 自民党県連は29日、「北朝鮮による拉致問題の解決」などをテーマに、金沢市のJR金沢駅前で街頭演説を行った。岡田直樹参院議員は「『対話と圧力』の姿勢を堅持しながら、残る拉致被害者を奪還するのが与党の最大の使命だ」と話した。

 党青年局・青年部による全国一斉の活動。森喜朗・元首相は昨年の参院選時の民主党の公約について「1人区で勝つための政策を並べただけ」と批判。「次の衆院選までに公約が実現できたか見ようじゃないですか」と話した。また岡田参院議員は拉致被害者の再調査を「若干の前進」としつつも「無責任な対応だった場合、重油を提供しないなど外交カードを一つずつ切っていくことが必要だ」と述べた。【高橋慶浩】

毎日新聞 2008年6月30日 地方版
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20080630ddlk17040291000c.html

2526片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 16:48:00
スコープ 町村、中川秀氏綱引き 統制乱れる?最大派閥 
2008年7月1日 紙面から

 自民党最大派閥である町村派のごたごたが収まらない。共同代表の町村信孝官房長官と中川秀直元幹事長の微妙な関係が最大の要因。このままでは主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)後に予想される内閣改造・自民党役員人事にも影響しかねない。 (安藤美由紀)

 「不協和音や亀裂が走っていると取り上げられているが、そんなことは全くない」

 中川氏は三十日、都内の講演の冒頭、こう強調した。

 騒動の発端は六月四日に発足した中川氏の新著を教材とする派内勉強会。同派所属の議員八十八人のうち三十三人が出席した。

 中川氏は「政策委員会という正式機関が開催している勉強会の一つだ。私から頼んだことはない」と説明しているが、「派中派をつくるつもりか」と憶測を呼んだ。

 勉強会の翌日開かれた同派総会では、最高顧問の森喜朗元首相が「(首相の)足を引っ張るのはやめてほしい」と苦言を呈した。

 森氏は六月十日に中川氏と二人きりで会談。二十六日には滞在先のスウェーデンで、記者団に「謙虚であれ」とクギを刺した。

 森氏は派閥一丸となって福田内閣を支えなければ、総裁派閥としての示しがつかないという考え。中川氏が突出すれば、同派の次期後継者との声もある町村氏との均衡が崩れ、政権基盤を揺るがすと心配している。

 内閣改造で町村氏が官房長官を外れて中川氏が党にとどまれば、派閥で両氏が直接、角を突き合わせることになる。同派出身の首相は、改造に際しては、両氏の処遇に気を使わざるを得ない。

 中川、町村両氏以外にも、安倍晋三前首相が北朝鮮問題で山崎拓前副総裁と派手な舌戦を展開中。

 小泉純一郎元首相に「首相候補」と持ち上げられた小池百合子元防衛相も三十日の講演で、日本の温室効果ガス排出量削減の中期目標について「首相は野心的に言ったほうがいい」と注文をつけるなど同派の議員たちは活発に活動している。森氏の心痛は続きそうだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008070102000130.html

2527片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/02(水) 14:38:11
「内閣改造」意見交換 福田首相が森元首相と会談
7月2日8時0分配信 産経新聞


 福田康夫首相は1日午後、自民党の森喜朗元首相を東京・永田町の事務所に訪ねて会談し、7日から開かれる主要国首脳会談(北海道洞爺湖サミット)について意見交換した。サミット後に予想される内閣改造など、福田政権の今後の政権運営に関しても意見を交わしたものとみられる。

 森氏は1日夕、首相との会談後、仙台市内で講演し、次期衆院選に関し「なにも(衆院での再議決が可能な)3分の2という大きな力があるのに、みすみす負けることが分かっていて、解散することはない。ぎりぎり来年9月まで頑張ったらいい」と述べ、早期の解散を否定。その上で「衆院で負ければ自民党は野党となり、政権は破綻(はたん)する。野党の幹事長をやったことがあるが、悲しい寂しい11カ月だった」と語った。

 福田首相はサミットを前に歴代首相と会談しており、6月30日には小泉純一郎元首相と電話で協議するなどした。2日には安倍晋三前首相と意見交換する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080702-00000126-san-pol

2528片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/03(木) 08:33:18
「支持率低迷なら衆院選前に首相退陣も」公明・神崎前代表
 公明党の神崎武法・前代表は2日夜、千葉県市原市での党会合で講演し、「次の衆院選はいつになるか分からない。福田首相の支持率がこれから上がり、福田氏の手で解散になるのか、あるいは支持率が低迷して福田氏が代わり、次の首相で解散になるのか、それも分からない」と述べ、今後の内閣支持率の動向次第では、衆院選前に福田首相が退陣する可能性もあるとの見方を示した。

 与党の実力者が、公の場で首相退陣の可能性に言及したのは神崎氏が初めて。

 4月の衆院山口2区補欠選挙での自民党候補敗北などを受け、公明党内に「首相の支持率が低迷したままでは次期衆院選は戦えない」と不満が出ている。神崎氏の発言は、こうした党内の空気を代弁したものと見られる。

(2008年7月3日03時01分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080702-OYT1T00931.htm

2529片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 08:41:19
神崎氏発言で与党に波紋 「福田おろし」の憶測も '08/7/3

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 公明党の神崎武法前代表が次期衆院選前の福田康夫首相退陣の可能性に言及したことが三日、与党内に波紋を広げた。かつて神崎氏は森喜朗元首相に退陣を迫る口火を切った過去があるだけに、自民党で「福田おろしか」の憶測を呼び、公明党幹部は沈静化に躍起になった。今後、両党の亀裂にもつながりかねない。

 神崎氏は二日夜、千葉県市原市での講演で、公明党支持者を前に約四十分間にわたり党の実績を紹介した後、付け加えるように語り出した。「これから支持率が上がり福田首相の手で衆院解散になるのか、支持率が低迷して次の首相で解散になるのか分からない」

 発言はその夜のうちに太田昭宏代表ら党幹部に伝わり、北側一雄幹事長は三日の記者会見で「可能性の話をしたのだろう。重く発言したのではない」と火消しに努めた。

 しかし自民党側は軽く受け流すわけにはいかなかった。幹部は「公明党全体の意向だろう」として、公明党が重視する来年の東京都議選前の退陣を求めているとの見方を示した上で、付け加えた。「森おろしのときも公明党からだった」

 二〇〇一年二月、ハワイ沖での米原子力潜水艦と水産高校実習船との衝突事故の際にゴルフを続行した当時の森首相に批判が集中し、低迷する支持率がさらに下落。このとき公明党代表だった神崎氏は、野党の内閣不信任決議案に関し「簡単に否決に回ることはできない」と述べ、三月の首相退陣表明につながった。

 神崎氏の今回の発言については自民党内に「支持率が上がらないなら自民党総裁を代えて選挙をするのが当たり前だ」(ベテラン議員)と理解を示す声もあるが、町村信孝官房長官は三日の会見で「首相は全力を挙げて課題に取り組んでいる」と不快感をにじませた。

 公明党幹部は「内閣支持率がもっと下がっているときであれば大変だった」と影響は大きくないとする。それでも「神崎氏の発言だけに、かつての森おろしを想起するのだろう。しばらく自民党とぎくしゃくするかもしれない」と懸念せざるを得ない。

 一方、野党側は神崎氏の発言にほくそえむ。民主党の菅直人代表代行は記者会見で「つい本音が出たということではないか。福田首相で選挙をすると考えている人はほとんどいないのでは。主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)後に、いつ首相を代えるか自民党内でせめぎ合いが始まる」と指摘した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807030370.html

2530片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:00:23
特集ワイド:死刑執行13人 鳩山法相の死生観

愛犬ジャムの遺影の前で語る鳩山邦夫法相。後ろは不動明王=武市公孝撮影■遺族が望んでいるなら断ち切れない

■日本人はウエット

 何かとお騒がせな鳩山邦夫法務大臣(59)である。安倍改造内閣で昨年8月に就任、同9月の福田内閣発足で再任されて以来、13人の死刑を執行し、朝日新聞の一面コラム「素粒子」に「死に神」と書かれて、怒った。「執行を自動的に」「友人の友人はアルカイダ」発言など、話題が絶えない。鳩山大臣、いかなる人物なのか。

 文京区本駒込の自宅を訪ねると、アロハシャツの大臣は、台所の椅子にどかっと腰を下ろした。

 「批判、中傷は慣れとる」。だから「死に神」と書かれたときの最初の反応は「ふーん、よく言うわ」だった。だが「待てよ、これはいかんわ、絶対いかん」と思い直したという。

 「だって正義のために死んでもらっているわけでしょ。他人を無残に殺して生き延びていてはいけない、というのが日本の法律であり、世論だ」。熱弁は続く。「遺族は極刑を望んでいる。大部分は1日も早い死刑執行を願っている。一生忘れることのできない傷であっても、正義の実現により、墓前に報告できる。うちの家族を殺したから報いを受けたんだよ、と。そういう気持ちになろうとしているときに、死に神が連れて行ったと言われたら、どう思うか」

 大臣は死刑にどうかかわっているのか。

 法務省の職員が再審や恩赦の可能性、心神喪失などの要素を検討し、候補を挙げる。「説明を聞いた後、自分でも1件あたり2時間くらい資料を読む。資料は持ち出せないから大臣室にこもって。それで、皆さんが提案してきたなかでこういうのをやりましょうか、と決まる」。先月17日に執行された連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚の資料も見た。「私も精査して、間違いないね、と決めた」。秋葉原殺傷事件直後の「みせしめ執行」説もあるが、「事件前に内定していた」と明確に否定した。

 だが、大臣が「日本の生命観は自然と共生であり、日本人はウエット」という持論を話し出したあたりから、分からなくなってきた。「死刑廃止論はドライでかさかさした人たちの考え。人の命を奪ったんですよ。何人奪っても死刑がない、そんなドライな世の中に私は生きたくない」

 大臣は、日本人は木や石などすべてのものに神をみるアニミズム(汎神論者)と考えている。「すべての命を大事にする文明だ。すべてと共生するアニミズムこそ、洞爺湖サミット最大の課題である地球環境を救う唯一の道だ」

 ……分からない。すべての命に死刑囚は含まれないのか。後で元秘書に解釈してもらう。「大臣の立ち位置は死刑囚でなく、遺族。遺族が死刑を望んでいるならその望みを断ち切ることはできない、という意味でウエットなんです」

 どうしても聞きたかったことがある。裁判員になって死刑判決にかかわるのは嫌だという理由で、裁判員になることを拒否できるのか。

 答えは意外にもイエスだった。「それはなんとか認める方向に持っていこうとしている。どうしても苦痛が大きいのであれば配慮されるようになると思う」

 大臣自身は死刑執行前に心の整理をつけるため、東京・谷中の鳩山家の墓や、福岡にある母の父であるブリヂストン創業者石橋正二郎氏の墓にお参りするという。「極めて凶悪、社会を震かんさせた事件、あるいは遺族が極刑を望んでいる、手口が残忍など、私なりに記録を精査、再確認して、やらなきゃならないと思ってからお参りをする。おじいさん、お父さん、やらせていただきますよ、と」

 鳩山家の宗教は神道だ。だが、大臣は真言密教の鹿児島最福寺の総代でもある。居間には池口恵観大阿闍梨から贈られた不動明王の像が鎮座していた。「不動明王は地獄に落ちた人を救うそうです。執行した後は不動明王にお参りしてます」という。大臣は、ひょっとして地獄に落ちるかも、と怖いのだろうか。

 「失礼だな、私自身は地獄に落ちるとは全然思っていない。死刑囚は天国に行かず地獄に落ちるだろうから(死刑囚を)導いてくれ、ということだ」とむっとした。

 その不動明王の隣の祭壇に、犬の写真と白い袋に包まれた骨つぼがあった。(溺愛できあい)していたポメラニアンのジャム(雄)が昨年3月、16歳で死んだのだ。

 「家に帰ってもすることがない。午後11時ごろ帰宅して、ジャムとじゃれて一緒に寝るという生活がずっと続いてきたから。ジャムのいない家になぜ帰ってきたのだろうと思うことがある、1年4カ月たった今でも」。

 選挙区に向かう飛行機の中で、「私のお墓の前で泣かないでください」で始まる「千の風になって」を初めて聞いた大臣。「これはジャムの歌だ、光も風もジャムなんだ」と思ったとたん、涙が止まらなくなったという。

2531片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:00:41
◇身近な人の鳩山評

■「裏表の感覚ない王様」

 身近な人に鳩山評を聞いてみた。正直、子どもっぽい、人情家、強情、努力家、野心なし−−。写真のように覚える直観像記憶があるのでは、との推測まで飛び出した。

 「本質は芸人。受けるか、受けないかがすべて」。あるメディア関係者は批判する。「注目させて、ほめられたら万歳。もっと受けようとして放言する。死刑囚の人権など後からつけた理屈だ」

 一方、元秘書で、ジャーナリストの上杉隆氏は「普段の発言が報道されただけ。大臣はプラスマイナスなしにそのまま。深読みすべきではない」。

 物心ついたときは、祖父は総理大臣、父は大蔵官僚。音羽の邸宅には常に政治家、記者、秘書がうろうろしていた。「普通の人にとって公式な世界が、鳩山氏にとってはプライベート。だからオンオフ、裏表の感覚が育たなかった」というのが上杉氏の分析だ。他人が家で生活していても、どんな相手に出会っても、緊張することも怖がることもない。つまり王様だ。取材の際も、目の前でランニングシャツとパンツになって、スーツに着替えていた。

 こうだと思ったら、政治的損得は考えず、突き進むタイプらしい。財界人が集まった後援会で「日本はマイナス成長すべきだ」と発言したこともあるという。

 趣味は、チョウの飼育、畑仕事、料理。朝6時ごろから包丁を握り、庭で育てた無農薬野菜で秘書らの朝食をつくる。食わせて育てた秘書出身の国会議員は現在、衆参合わせて7人もいる。

はとやま・くにお 1948年生まれ。東大法学部卒。76年、28歳で初当選。当選10回。文部、労働各大臣を歴任。祖父は鳩山一郎元首相。父は威一郎元外相。兄は鳩山由紀夫・民主党幹事長。

2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010029000c.html

2532片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:02:56
特集ワイド:鳩山法相インタビュー詳細(1)「刑場は見に行った」

 7月4日夕刊「特集ワイド」で掲載した鳩山邦夫法相インタビューの詳細は次の通り。

−−法務大臣になったとき、刑場の視察をするのですか。

鳩山氏 刑場は見に行きました。凶悪犯がたくさんいる府中の刑務所、著名な死刑囚がずいぶんとおる東京拘置所にいきました。正直に言います。東京拘置所の視察のとき、所長さんに「刑場は勘弁できないかな?」と言った。見ないで済むものなら、と思ったんですね。だけど、ずっと一通り終わって最後に「秘書官、SPさんもここで待っていて下さい」と言って、案内の3人が手を合わせた。「あー、これが刑場だな」と思った。

−−(死刑囚が立つ)藤色の絨毯(じゅうたん)の部屋(死刑を執行する場所)も見ましたか?

鳩山氏 見ました。

−−どう思いましたか。

鳩山氏 人の命を奪い、凶悪犯罪を犯した結果、犯罪者が命を奪われる場所。ある意味神聖な場所なんだろうな、と。数々の死刑囚がここで執行されていったと思うと、まあ、手を合わせる、ということですね。「治安のため、正義のために死んでいった方ですが、冥福はお祈りしましょう」という気持ち。

−−執行については、死刑囚のリストが上がってきて、大臣が選ぶのですか。

鳩山氏 死刑執行は大変厳粛な事実でございますので、そう簡単に決められることではない。そのために再審が開始される可能性とか、恩赦にあたる事実、心神喪失、裁判で間違いがなかったか、などを慎重に検討する。何十年もないが、かつて死刑囚の恩赦があった。このケースは、分離裁判で子分が死刑確定、親分が無期となっていた。「おかしいんじゃないか」ということで、子分を恩赦して無期懲役に減刑した例があった。そういうことがないように。役人に検討させ、いくつか候補があがってくる。説明を聞く。その後、自分でも資料を読む。まあ、1件あたり2時間くらいですか。資料は持ち出せないから、大臣室にこもって精査する。みなさんが提案してきたなかでこういうのをやりましょうか、と決まる。

−−幼女連続誘拐殺人犯の宮崎勤元死刑囚はなぜこの時期に?

鳩山氏 宮崎の件は上がってきて、私も精査して、間違いないね、ということで決めた。「秋葉原事件のみせしめ」というばかみたいなコメンテーターがいるが、宮崎勤の執行決定は事件以前に内定していた。

−−執行前は何か儀式をするのですか?

鳩山氏 いたします。非常に厳粛な決定ですから、不可逆的な刑を執行するわけですから。どんなに凶悪であっても、人権人格をもった人間の命を絶つわけですから、正義のために。私ががへらへらしてできることではない。斎戒沐浴してやるべき、と(メディアに)発言したが、やり方が分からない。そのころお袋が電話してきて、「死刑執行するときは先祖の墓ぐらいはお参りしなさいよ」と。

 谷中にある鳩山先祖代々の墓にお参りし、たまたま福岡の選挙区には母の父、石橋正二郎の墓がある。そこにもお参りする。役所から説明を受けて、自分の目で読んで私なりに記録を精査して「極めて凶悪、社会を震かんさせた事件である、あるいは遺族が極刑を望んでいる、手口極めて残忍である」などを再確認して、やらねばならない、と思ってから墓参りをする。お墓の前で気持ちの整理をつけている。「おじいさん、お父さん、やらせていただきますよ」と。これが私のいう斎戒沐浴です。斎戒沐浴というよりは、自分の気持ちの整理のためにやっているというほうが正しいかも。墓の前に立つと澄んだ心境になる。

−−「冷血」を書いた米小説家トルーマン・カポーティは小説のモデルとなった男の死刑執行を見た後、アル中になり、2度と作品を書けなかったといいます。大臣は執行後に何もないですか。

鳩山氏 私は真言密教の鹿児島最福寺の総代です。これは総代の数珠(と、手首にまいた数珠2本をみせる)。私自身は神道だが、池口恵観大阿闍梨からそこ(居間)にある不動明王をいただきました。不動明王は地獄に落ちた人を救うそうです。執行した後は不動明王にお参りしてます。

−−それは大臣、ひょっとして自分で地獄に落ちるかもと思われるわけですか。

鳩山氏 そうじゃなくて、そうは全然思いません。失礼だな。私は地獄に落ちると思っていない。死刑囚は普通天国にいかず、地獄に落ちるでしょうから(死刑囚を)導いてくれ、ということ。私自身のことじゃない。

(2)に続く
2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010035000c.html

2533片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:04:08
特集ワイド:鳩山法相インタビュー詳細(3)「風も光もジャムなんだ」

−−愛犬のポメラニアンのジャムについて、ウェブサイトで語っていますね。

鳩山氏 ジャムは私にとってオンリーワン・ドッグ。次の犬は飼えない。本当に家にいるときはいつも一緒にいたし、信頼関係があったし。いま、ジャムが死んで1年4カ月。家に帰って来るとやることがない。わたしは変わっていて、テレビはスポーツ以外は見ない。だから死に神報道は見ていない。裁判インコの報道も。チョウと野菜の世話、料理はする。だが、すべての中心にジャムがいた。夜11時ごろ、酔っ払って帰ってきたら、ジャムとじゃれて、ジャムと一緒に寝る。それがずっと続いてきたから。ジャムのいない家になんで帰ってきたのだろう、と思うことがある。1年半たった今でも。

 1年ぐらい前、選挙区に向かう飛行機のなかで、「私のお墓の前で泣かないでください」(「千の風になって」)を初めて聞いた。「これはジャムの歌だ」と思ったら涙が止まらない。千の風になって、光になって戻ってくるんだ。風も光もジャムなんだ。

 もうひとつ大泣きに泣いたのは、虹の橋という詩。死んだ犬が天国にたくさんいて、最愛の人がやってくるのを待っているという内容。これなんかすごいよ、これは大泣きに泣いた。いまでもパソコンに入っているが、見るのが怖い。読むとまた泣くから。

−−頭のいい犬だったと聞きましたが。

鳩山氏 一体だった。(これこれ、といって「虹の橋」を読み上げる)。「幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎ あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します そしてあなたは 信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです あなたの人生から長い間失われていたけれど その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を」

−−政界31年で、大臣は大金持ち。何でも手にはいるじゃないですか。(鳩山氏 何でもなんて……と下を向く)それがなぜポメラニアンのジャムちゃん?

鳩山氏 かけがえのない存在なんでしょう。

−−家族は?

鳩山氏 家族はもめることもあるし、ケンカすることもある。ジャムは16歳になってすぐ死んだが、10歳を超えたころから、キスしたり抱っこしながら、この子がもし死んじゃったらどうしよう、と考えるようになった。老犬になりますからね。死んだ後、「2頭目を飼ったら」と勧める人もいたが、一心同体に過ごせる可能性は極めて低いから。かわいい犬を飼っても、僕はその犬を愛せないのではないか、という気がしてね。飼えないですね。

−−クローンにしたかったくらいでしょうね。

鳩山氏 随分考えたんだよね。毛だけは一応、死んだ後すぐに切り取って、金庫にしまってあるんだよ。毛から作れるのかね?

−−米国でやってましたが、毛並みが微妙に同じにならないらしいですよ。

鳩山氏 だから同じに思えないわけか。生物学的には分からないけど、僕の毛と皮からとったDNAでも同じに発現するとは思えないしね。

−−ジャム亡き後、心の慰めは何ですか?

鳩山氏 穴が空いたままです。

−−1日の畑仕事の時間は。

鳩山氏 嫌なこと聞きますね。いまはもう肝心なこと以外は秘書まかせ。30分もないかな。

−−チョウの世話は。

鳩山氏 チョウは慣れているから。ちょいちょいと。秘書が手伝ってくれるし。日本のチョウはだいたい飼育したから。

−−チョウの飼育の腕は日本十指に入ると言ってました。

鳩山氏 五指に入るでしょ。15年前までは20〜30種類飼っていたが、そのときは徹夜もあった。雌を1匹捕ればいい。それに卵を産ませるんだ。珍しいチョウを手に入れたいとは思うが、捕りに行く暇がない。3連休が取れればどこかに行くが、いまは無理でしょ。いまは平凡なチョウを飼う。3種類ぐらいしか飼っていない。

(4)に続く
2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010037000c.html

2534片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:05:25
特集ワイド:鳩山法相インタビュー詳細(2)「彼らは正義のために処刑された」

−−「素粒子」に怒るのはなぜですか。

鳩山氏 何度も申し上げたように、政治家は悪口はさんざん書かれる。批判、中傷は慣れとる。「友達の友達にアルカイダ系の人間がいる」という話をしたときも、平和ぼけもいいとこで批判された。友人の友人というのは事実。その人間が日本に入国しているのは怖いでしょ、と警告を発したつもり。外国のマスコミは「率直でよろしい」。日本のマスコミは「法務大臣の友人の友人にアルカイダがいていいのか」。そればっかり。典型的な中傷ですよ。でもそれは慣れている。

 死に神か、ふーん。よく言うわ、と思った。待てよ、これはいかんわ、絶対いかん、と。だって、正義のために死んでもらっているわけでしょ。法律があって法治国家だから。正義のために、凶悪犯罪を犯した人の死刑は執行しなくちゃいけない。まさに正義のためと私は思ってる。世論も9割が支持してくれているんだし。どんなに苦しくても責任を果たそうと思ってやってきた。決して死に神が連れて行ったのではない。私を死に神と呼ぶことは処刑された人への冒とくでもある。

−−そこが分からない。

鳩山氏 彼らは正義のために処刑されたんだ。死に神に連れて行かれたのではない。法治国家としての正義の実現だ。他人を無残に殺して生き延びていてはいけない、というのが日本の法律、世論だ。死に神が連れて行ったのではない。もうひとつは遺族だ。最愛の肉親を奪われた遺族は極刑を望んでいる。一日も早い執行を願っている、だいたいは。やっとやってくれたか、と思うと思う。一生忘れることのできない傷であっても、正義の実現により、少しは墓前に報告できる。やはりうちの家族を殺したんだから報いを受けたんだよ、と。正義のために死刑が執行されたんだよ、と。そういう気持ちになろうとしているときに、死に神が連れて行った、と言われたら、遺族はどう思うか。私の怒りに比べたら、遺族の怒りは1万倍、100万倍ではないか。そういう意味であの死に神という表現は許してはならない。事務所には300本の激励電話がかかってきた。

−−死刑には賛成反対ありますが……。

鳩山氏 死刑反対は極めて少数だ。

−−団藤重光さん(死刑反対派の元最高裁裁判所判事)は「鳩山君なら私の死刑廃止論を読んだらきっとわかってくれるはず」と夕刊編集部のインタビューに答えている。

鳩山氏 尊敬すべき大先輩が、どうして考えを変えたのか、残念です。

−−死刑廃止論は読みましたか。

鳩山氏 団藤さんのいろんな意見は読んでいるが、私とは相入れないものがある。

−−自分が裁判員になったら死刑判決にはかかわりたくない、それが理由で裁判員を拒否していいのか。

鳩山氏 それはなんとか認める方向にもっていっている。苦痛がどうしても大きいのではあれば配慮されるようになると思う。心情として裁きたくない、という。

−−なぜ死刑賛成派は増えていると思うか。

鳩山氏 日本人は優しい国民だ。人の命を奪うことへの怒りが大きい。日本の生命観が縄文時代より一貫している。縄文の1万年は戦争はおきていない。武器を造ることも考えもしなかった。自然と共生。日本人はウエット。死刑廃止と聞くとなんてドライな人たちと思う。死刑廃止論はドライでかさかさ人たちの考え。人の命を奪ったんですよ。何人奪っても死刑がない、そんなドライな世のなかに私は生きたくない。それが日本の9割の人の考えだ。それはドライ過ぎますよ。

−−ドライというのがよく分からない。

鳩山氏 私の文明論を2時間聞けば分かる。(日本の文明は)森で起きた文明だ。夜にいろんな音がしている。神道は森のなかから生まれる。木や草はあたりまえだが、山にも川にも神がある。石ころにも。すべての命を大事にする文明だ。

−−アニミズムですね。

鳩山氏 アニミズム以外に地球環境を救う法はない。

すべてのものに神をみる、すべてと共生するというアニミズムこそ、洞爺湖サミット最大の課題である地球環境を救う唯一の道である。

−−大臣の発言は、死刑制度に関する国民的議論が活発になることを望んでしているのか。

鳩山氏 死刑にたいする国民的議論を沸騰させるために行動しているわけないが、国民的議論がおこることはいいことだ。

(3)に続く
2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010036000c.html

2535片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/04(金) 20:06:12
特集ワイド:鳩山法相インタビュー詳細(4)「兄弟で新党つくりたい」
−−政界31年で、政治観や世界観は変化したか? もう飽きてきたとか。

鳩山氏 ……政治って進歩しないものだな、と思いますね。日本の政治は質的に低下しているように思えてならない。民主党を見てると、特にそうだ。足を引っ張ることしか考えていない。自民党だって、なんだか、こう、はっきりせんですよね。私は総理は尊敬している。すごい総理だと思う。能力的にも、人格的にも、すごい総理だと思う。リーダーシップもある、何でもよく知っているし。まあ、前の政権からの借金が多すぎて、たいへん苦労されている。なんかな、総理の個性丸出しでいったら、相当人気が出るという気がするが。

鳩山氏 ちょっと話は別だが、北朝鮮の核の申告にたいするテロ支援解除。国際政治の中では仕方ないのかな、と思う部分はあるが、拉致を抱えてる日本の立場でいうと、国際政治はドライに動きますなあ。だからといって我々日本の国がドライになってはいけない。日本の良さが失なわれるから。日本は外交もある程度ウエットでいい。

−−通じないかもしれないですけど。

鳩山氏 外交はテクニックも大事だが、みんながドライだからってこっちも、となるとなると、みんがおかしくなってしまう。祖父の鳩山一郎は典型的なウエット政治家でした。日ソ国交回復に命をかけた。シベリア抑留の人たちをなんとしても連れて帰りたい、という一念だった。

−−抑留者の家族が陳情にきて、その話を聞きながら泣いている祖父の姿を見て、幼い鳩山さんが政治家になろうと思ったわけですよね。

鳩山氏 うん。だからみんなうちはウエットでいいんだよな。兄貴ももっとウエットになれ、って。民主党の幹事長という立場ゆえに、自民党や福田政権に対してさあ、素粒子みたいなこというわけでしょう。兄貴の本心とは思えない。兄貴もウエットな人間ですからね。かなり無理している。はやく民主党抜けてくればいい。で、新党つくればいい、また。

−−また兄弟で?

鳩山氏 お互いが政治家を辞める前には、また(2人で)新党つくりたいね。

−−それは熱烈なラブコールですか。またテーマは友愛?

鳩山氏 ウエットさと友愛ですね。

(終わり)
2008年7月4日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080704mog00m010038000c.html

2536片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/06(日) 08:17:58
ねじれ国会で行き詰まり感 「自公後」探る公明
 公明党は自民党と組むことで、自らの政策を実現するという基本戦略を立ててきた。ところが参院選で与党が惨敗し、民主党が主役の一角を占める「ねじれ国会」では、行き詰まり感が漂う。自民・民主の大連立構想の中で、外されかける場面もあった。次期衆院選では、政権交代の可能性も指摘されている。このままでは将来的な展望が開けないと、党内では「ポスト自公連立」を探る動きも語られ始めた。【川上克己、田所柳子】

 ◇表向きは蜜月関係
 「何を話したのか、物議を醸してますよ。冗談ばかりじゃ3時間も持たんでしょう……」

 5月22日の衆院本会議場で、自民党の麻生太郎前幹事長は、公明党の太田昭宏代表の席に立ち寄り、探りを入れた。同月17日、太田氏と福田康夫首相は公邸で、日本酒を飲みながら長時間、会談したからだ。

 会談後、政界には衆院選のタイミングや内閣改造について意見が交わされたとの観測が広がった。これを皮切りに、6月に入ってから首相と太田氏は官邸や国会内で5度も会談している。

 「私のせいで苦労をおかけした。私が苦しい時に声をかけ、的を射た政策提言も持ってくる。皆様方は、日ごろから生活者視点です」

 6月20日、首相は国会閉会のあいさつに国会内の公明党の控室を訪れ、頭を下げた。

 ガソリン税暫定税率維持のために改正租税特別措置法を3分の2条項で再可決。道路特定財源問題の矢面に立ったのは、公明党の冬柴鉄三国土交通相だ。後期高齢者医療制度では、与党として逆風を浴び続ける。

 「苦労をかけた」との首相の言葉は本音であろう。

 しかし、旧新進党の結成に加わった公明党幹部は「かつての野党暮らしで、何の政策実現ができたというのか。苦しくても今さら野党には戻れない」と話す。自民党幹部も「衆院選まで公明党が離れることはあり得ない」と断言する。

 ◇中堅議員「衆院選戦えない」
 こんな公明党と福田政権との固い関係に、一石を投じる発言が飛び出した。

 「福田首相の手で衆院解散になるのか、内閣支持率が低迷して福田首相が代わり、次の首相で解散になるか、それも分からない」

 公明党の神崎武法前代表が2日、千葉県市原市の講演で首相の進退に言及したのだ。

 公明党内には「支持率が低迷している福田首相では絶対に選挙は戦えない。このまま衆院選に突っ込んでもいいのか」(中堅議員)という声が強い。

 立場上発言しにくい太田代表ら執行部に代わって、神崎氏が党内の不満を代弁してみせたとの見方が有力だ。

 「衆院選挙の顔を誰にするか」は、自民党にとって政権維持の肝となる戦略テーマ。それだけに党内では退陣を口にするのは、はばかられる空気がある。

 町村信孝官房長官は3日の記者会見で、「首相の出処進退にかかわる話について、何を言うのも自由だが、一切コメントしない」と不快感をあらわにした。

 神崎氏には代表時代の01年、森喜朗首相(当時)退陣の引き金を引いた「過去」がある。この年も参院選が7月に迫り、支持率が1けたに落ち込んだ森内閣への不満がくすぶっていた。

 神崎氏は講演で「自民党の自己改革に期待したい」と、暗に首相交代を求めた。それをきっかけに「森降ろし」の大合唱が始まり、森氏は4月に退陣に追い込まれた。

2537片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/06(日) 08:18:19
 ◇幹部「民主は嫌っていない」
 公明党内では衆院選での与党敗北を想定し、政界再編が現実味を帯びて語られ始めている。5月末、国会内で数人の幹部が顔を合わせた際に、一人からこんな言葉が飛び出した。

 「民主党だって我々を決して嫌がっているわけじゃない。民主党が政権を取ったら、いずれは組んだらいい。その時は執行部が全員辞めようじゃないか」

 同席した一人は「半ば本気で話を聞いた」という。

 自公路線を主導してきたベテランが一線を退き、中堅・若手に民公路線の推進役を担わせるシナリオだ。

 公明党の支持母体である創価学会幹部は「民主党との関係が元々深い関西などでは、支持者の中にも『一度、民主に政権をとらせてみては』という声も意外にある」と話す。

 民主党が政権をとれば、公明党は民主党との関係を再構築しなければならない。自民党が比較第1党になり、公明党を加えてぎりぎりで過半数を維持しても、ねじれ状態は変わらない。「その時こそ政界再編が起きる」と指摘する自民党議員は多い。その時、公明党はあくまで政権を志向するのか。

 一方、昨年来、公明党との対決姿勢を見せてきた民主党内には、「投票率さえ上がれば公明党票は大きな影響力を持たない」(幹部)と、公明党に秋波を送る空気は薄い。

 臨時国会の運営の中で、民主党が創価学会を支持母体にする公明党との対決姿勢を強めれば、選挙後の両党の関係にも影響を与えるかもしれない。

 先行きの見えない政局の中で、公明党の苦悩は深い。

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 ■公明党関連の主な動き

92年 6月 宮沢内閣で国連平和維持活動(PKO)協力法が自民、公明、民社3党の賛成で成立。「事実上の閣外協力」と指摘される

93年 8月 非自民連立の細川内閣が発足し4人が入閣

94年 6月 自民、社会、新党さきがけ3党連立の村山内閣が発足。野党に転落

94年12月 新生党、日本新党、民社党などと新進党の結成に参加。参院議員の一部と地方議員は「公明」を結成

97年12月 新進党が解党

98年 1月 旧新進党の衆院議員が「新党平和」、参院議員は「黎明クラブ」(すぐに公明に合流)をそれぞれ旗揚げ。衆院議員の一部は自由党結成に参加

98年11月 新党平和と公明が合流して公明党を結成

99年10月 自民、自由、公明連立政権(小渕内閣)がスタート

00年 4月 自由党が連立を離脱。自由党から分裂した保守党が加わり、自公保連立政権(森内閣)が発足

03年11月 保守党が改組した保守新党が自民党に合流。自公連立(小泉政権)始まる

06年 9月 太田昭宏氏が党代表就任

07年 7月 自公両党が参院選で惨敗(安倍政権)。民主党など野党が参院で過半数に

08年 4月 衆院山口2区補選で自民党公認候補敗北

毎日新聞 2008年7月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/choice/news/20080706ddm003010167000c.html

2538片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/07(月) 10:24:40
「小泉路線から転換へ内閣改造を」 自民・加藤元幹事長
2008年7月7日0時8分

 自民党の加藤紘一元幹事長は6日、山口県萩市での講演で「小泉・竹中路線で自民党の評判が悪くなって、福田さんがかぶっている。政策を変える、という意味でも内閣改造をすべきだ」と述べ、内閣改造によって政策転換をアピールすべきだと主張した。また改造しない場合でも「小泉・安倍(政権)時代からの経済財政諮問会議メンバーを一掃すべきだ」と強調した。

 また衆院解散について「今解散するのは自殺行為に近い。任期満了でもいい、と割り切るべきだ」と語った。
http://www.asahi.com/politics/update/0706/TKY200807060215.html

2539片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/08(火) 16:33:19
言わせて:実感「ねじれ国会」/8 公明党・遠山清彦参院議員
 ◇「民公」連立も排除せず
 −−ねじれ国会での対応は、どんな点が難しいのですか。

 ◆衆院で単独過半数の自民党と、参院で第1会派の民主党との間で存在感を発揮するのは難しい。野党に寄り過ぎると国会運営ができない。さりとて自民党に寄り過ぎると、公明党独自の主張にほおかむりせざるを得なくなり、埋没してしまうからです。

 −−民主党をどう見ていますか。

 ◆「与党は負担一辺倒だ、悪政だ」と言いますが、負担増は少子高齢化が原因です。どの政党が政権にあろうが、直面する問題なのです。民主党が「政権準備政党」と言うのなら、現役世代がどれくらい負担すればいいのかなど、現実的な話をしてほしい。政府の社会保障国民会議にも参加してもらいたい。それを拒否して政局に走るなら、長期的には国民の信頼を失う。

 −−次の衆院選で、もし民主党が過半数を取ったらどうなると思いますか。

 ◆国民の多くは民主党が勝てば、ねじれが解消されると思っていますが、民主党は参院で単独過半数ではありません。社民党は今、与党だけでなく、民主党も批判している。参院で自民、公明、社民が組む可能性だってありますよ。民主党は衆院選の前に、単独で政権を取るつもりなのか、それとも今の野党のどの政党と連立政権を組むのかについて、展望を示すべきですね。

 −−与党がぎりぎりで過半数という選挙結果の場合はどうしますか。

 ◆今、衆院で持っている3分の2以上の勢力を維持できなかった場合、法案を衆院で再可決できなくなります。ですから、野党の意見を聞いて修正し、基本的に全会一致で両院を通すアプローチを取る。それからもう一つ、政界再編という選択肢も出てきます。

 −−公明党が政界再編を選ぶ場合はどう対応すべきだと思いますか。

 ◆自公ありきでも、民公ありきでもなく、どの枠組みが国民のためになるか、という視点で臨むべきだと思います。自民党とともに野に下ることもあり得ます。その一方で、政党としては政策をなるべく実現したいので、民公も選択肢として排除しません。9年前、自民党と連立政権を組んだ時の決断もそうでした。【聞き手・田所柳子】=つづく

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 ■人物略歴

 ◇とおやま・きよひこ
 69年生まれ、39歳。創価大法学部卒、英ブラッドフォード大院修了。宮崎国際大で国際関係論や政治論の講師を勤めた。01年参院選の比例代表に立候補し初当選。当選2回。小泉内閣で外務政務官。現在は党国際局長、参院法務委員長。

毎日新聞 2008年7月8日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080708ddm005010177000c.html

2540片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/12(土) 00:08:28
舛添厚労相「留任工作?」 会議乱立…結論すべて「秋以降」
2008.7.11 23:31
 舛添要一厚生労働相は11日の記者会見で、厚労省改革の一環として、厚労相直属の有識者会議や省内組織を一挙に4つ立ち上げることを発表した。ほかにも7月中に設立予定の厚労相直属の有識者会議が医療と介護分野で1つずつあり、舛添氏自身も「整理がつきにくい」と認めるほどの乱立ぶり。今月末にも内閣改造が予想される中で、会議の結論がすべて秋以降となっており、与党内からは「留任運動か」と冷ややかな見方も広がっている。

 舛添氏が設立を発表したのは外部有識者による「厚労省改革会議」(仮称)など4つの厚労相直属組織。福田康夫首相に同日の閣議後に面会し、10分以上もアピールした舛添氏は「私に入る情報と雑多な意見をまとめて首相にお持ちし、首相と私で最終的に政府の方針を決めるという体制づくりをしたい」と説明した。

 ただ、テーマが重なる会議もあり「屋上屋」(厚労省幹部)との指摘も。与党内には「首相官邸で伊藤達也首相補佐官の存在感が増しており、厚労相留任のためには、なりふり構っていられないのでは」(自民党中堅)との声も出ている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080711/plc0807112333018-n1.htm

2541片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/12(土) 00:13:02
単刀直言 菅義偉自民党選対副委員長 「小沢民主党は怖くない」

 巷(ちまた)では「自民党に逆風」などといわれてるけど、次期衆院選で民主党代表が小沢一郎氏のままならば別に怖いことはない。だって自民党が変わる前の姿が小沢民主党なんですよ。選挙のやり方も旧態依然じゃないですか。党運営も民主的ではなくすべて密室で決まっている。そういうことは国民にも次第に見えてくるはずですよ。

 民主党はマニフェスト(政権公約)もメチャクチャじゃないですか。財源の裏付けもなく、高速道路無料化や農家への戸別所得補償、子供手当などをうたっていますよね。国家自体をばらまいてしまいそうな政策だ。こんな政党に一度でも政権を取らせてしまったら取り返しのつかないことになってしまう。

 ただ、自民党にも大きな課題があります。まず、衆院選に向けて各候補予定者は原点に立ち返り、一人でも多くの有権者とコンタクトをとり、政策面で説明責任を果たしてほしい。「頼れる政党は自民党だな」と国民に思ってもらわなければならない。

 そして、改革への意欲をきちんと示していかなければ国民の理解は得られません。例えば、公務員のさまざまな不祥事が出ていますが、与党だからといって彼らをかばっていては国民はソッポを向きますよ。


 とにかく次期衆院選は、その後の政界の帰趨(きすう)を決める大決戦になると思いますよ。焦点は都市部です。平成17年の前回衆院選で自民党が大勝できたのは都市部で圧勝したからでしょう。次期衆院選で都市部がおかしなことになれば、与党は過半数割れしてしまうと考えています。

 解散時期については首相の専権事項ですが、衆院の任期は4年ですから、よほどのことがない限り、来年9月の任期満了まで衆院議員は国民の負託にしっかり応えて仕事をすることが基本です。これまで衆院の平均任期が2年8カ月だったことの方がおかしい。まあ来年7月に東京都議選があり、衆院選と重なればいろいろな弊害が出るだろうからどう兼ね合いをつけるか…。

 私は昨年8月に安倍晋三首相(当時)に選対総局長を命じられ、9月の福田政権発足により選対副委員長となり、郵政造反組と比例復活組の公認調整はずいぶん苦労しましたね。でも岐阜1区(野田聖子、佐藤ゆかり両氏)などもようやく決着した。残る福岡11区(武田良太、山本幸三両氏)だけど秋までにメドをつけたいね。


 あとは8選挙区で採用しているコスタリカ方式ですが、これは中選挙区制から小選挙区制への移行に伴う過渡的な措置であり、選挙をやる前から特定の候補者の当選が決まっているというのはやはりおかしい。選挙は横一線でやらないとね。難しい問題もありますが、基本的にはなくしていく。まず神奈川12区(桜井郁三、江崎洋一郎両氏)のコスタリカを今月中に解消するつもりです。

 少し前に東京12区に民主党の小沢一郎代表が出馬するという話があったが、出たければどうぞ。でも出る勇気はないんじゃないかね。福田康夫首相は地味だけど「静かなる改革」の持ち味がジワジワ浸透しているじゃない。確かに昨年の参院選では民主党に負けましたが、二匹目のドジョウはいません。いつ解散しても自民党は一丸となって闘いますよ。(坂井広志)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080711/stt0807110200001-n3.htm

2542片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 15:46:23
参院自民に9月召集案浮上=民主の追及回避狙う−臨時国会
7月18日13時18分配信 時事通信


 与党内で18日、8月下旬に予定していた次期臨時国会の召集時期を9月に先送りする案が浮上した。早期に国会を開いて、原油高騰や年金記録漏れ問題などで野党から攻勢を受けるのは得策ではないとの判断からで、主に参院自民党が主張している。ただ、衆院サイドには異論があり、最終的には福田康夫首相が判断する。
 臨時国会では、来年1月に期限が切れる新テロ対策特別措置法の延長問題が最大の焦点。政府・与党は野党が法案審議を拒否しても、憲法の「60日ルール」を使って衆院で再可決する構えで、そのためには日程に余裕を持てる8月下旬の召集が望ましいとしていた。
 しかし、参院自民党幹部は18日午前、「民主党が新テロ法延長に反対することを考えれば、例年通りに9月に開けば十分だ」と指摘。自民党国対幹部は「(参院側は)民主党の追及を受けたくないから、召集時期を遅らせるべきだと言っている」と明かした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000075-jij-pol

2543片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/18(金) 19:14:16
公明:地方議員から連立批判の声 執行部との懇談会で
 公明党の地方議員から、自民党との連立政権維持への懐疑的な声が上がっている。17、18の両日、党本部で行われた「地方議員懇談会」では、福田康夫首相の支持率が低迷したままの自公連立政権について、「自民党と泥船に乗っていていいのか」とする執行部批判が続出。次期衆院選を念頭に置いた危機感が強まっている。

 懇談会は17日に東日本、18日に西日本の公明党市議や町議など約40人ずつが出席し、太田昭宏代表、北側一雄幹事長ら党執行部が顔をそろえた。太田氏は「衆院選は常在戦場だ。しっかりと3000人の(国会と地方の)議員が一体感を持って戦わなければならない」と強調した。

 しかし、地方議員からは「自民党とべったりだ」「党の独自性を発揮してほしい」などといった意見が上がった。具体的な政策では、原油高騰や後期高齢者医療制度などへの対応を求める声が出た。【仙石恭】
毎日新聞 2008年7月18日 18時39分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080719k0000m010030000c.html

2544片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/19(土) 00:04:17
古賀氏「臨時国会の召集急がなくていい」
7月18日22時31分配信 産経新聞


 自民党の古賀誠選対委員長、麻生太郎前幹事長、高村正彦外相、久間章生元防衛相と平沼赳夫元経産相(無所属)の月例会「士志の会」は18日夜、都内の料亭で会合を開いた。古賀、久間両氏は次期臨時国会の召集時期について「急いで開くことはない」との考えを示したが、高村氏は「新テロ対策特別措置法の延長があるから」と言葉を濁したという。麻生氏は中座したため、この話題には加わっていなかったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000977-san-pol

2545片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/19(土) 03:12:31
「選挙勝つには目くらまし必要」 伊吹幹事長 与野党から批判(07/19 00:58)
 自民党の伊吹文明幹事長が講演で、次期衆院選について「勝とうと思うと一種の目くらましをやらないとしょうがない」と発言し、与野党に波紋を広げている。選挙対策上、消費税引き上げ問題などから国民の目をそらす意図があったとみられ、野党は「有権者軽視」と批判。与党内からも「あまりに軽率」との声が上がる。

 伊吹氏は十六日に京都市内で「(消費税を)上げてから選挙をすれば大変なことになる」と強調し「目くらまし」に言及した。

 さらに「いい意味での目くらましとパフォーマンスを福田康夫首相にお願いし難局を切り抜けたい」と、一時的な人気取りの政策が必要とのとの姿勢も示した。

 北海道洞爺湖サミット後も内閣支持率が横ばいの現状に危機感を抱き、首相に対し国民にアピールする政策を打ち出すよう促す意図があったとみられる。

 ただ、政党同士がマニフェスト(政権公約)を掲げ、政策の実現性を競い合う選挙が定着しつつある流れに逆行するかのような発言で、民主党の鳩山由紀夫幹事長は「国民をばかにしなければ、そんな発言は絶対にできない」と批判した。

 自民党伊吹派内からも「国民をだましていると受け取られ、明らかにマイナス。自民党の支持低下を招く」との懸念が出ている。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/105880.html?_nva=19

2546名無しでチュウ:2008/07/21(月) 23:40:39
自民党:派閥研修会相次ぐ 政局流動化にらみ結束へ
 自民党の各派閥が「夏の研修会」を相次いで開催している。参院選があった昨年夏はほとんどの派閥が開催を見送ったが、今年は伊吹派が結成後初めて開催に踏み切るなど8派閥すべてが9月中旬までに開く予定だ。今の派閥には往時のような政局・政策面での力はなく、衆参両院で多数勢力が異なる「ねじれ国会」下で、衆院解散・総選挙を含めた政局の先行きが読めない不安感が結束を促しているようだ。【近藤大介】

 ◇伊吹派が初開催、町村派6年ぶり
 5月に谷垣派と合流したばかりの古賀派は10日、山梨県富士吉田市で研修会を開いた。会長の古賀誠選対委員長は「たくさんの議員の参加で開催できたのは合流の成果だ」と強調。ナンバー2の谷垣禎一政調会長も「古賀会長を中心に福田政権を支えたい」と息を合わせた。

 研修会には約50人の議員が参加し、1泊2日の日程で寺島実郎・日本総研会長の講演を聞いたほか、ゴルフなどで懇親を深めた。

 町村派に次ぎ党内第2勢力の津島派(会長・津島雄二元厚相)は24日、東京都内で研修会を開く。派閥政治そのものと言われた旧竹下派の流れをくむ同派だが、最近は影が薄く、「団結して政権を支えるとアピールし、党役員人事があれば四役を取りたい」(若手議員)との声がしきりだ。

 次期衆院選を見据え、内閣改造や党役員人事にどうからむかが当面の課題になっている。

 首相とのパイプを誇示する伊吹文明幹事長が率いる伊吹派は9月12、13の両日、99年に結成した「村上・亀井派」以来初めての研修会を開く予定だ。派内には首相と距離を置く中川昭一元政調会長ら「保守派」も多く、幹部は「政局の流動化をにらんで結束を固めておく必要がある」と事情を説明する。

 首相の出身派閥の町村派も6年ぶりの開催だ。7月初めまでは「研修会より選挙準備が大事」と見送る方向だったが、急きょ方針を転換した。

 町村信孝官房長官と中川秀直元幹事長の主導権争いが顕在化するなど、結束がゆらいでいるため、研修会をテコに「規律の緩みを締め直したい」(幹部)との思惑がある。

毎日新聞 2008年7月21日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080721ddm002010122000c.html

2547名無しでチュウ:2008/07/23(水) 06:14:46
山崎拓氏「小泉時代終わった」 構造改革路線に決別宣言
2008年7月22日23時52分

 「小泉時代は終わった。単に構造改革を唱えるだけでは日本が持たない」。自民党の山崎拓元幹事長が21日、大津市での講演で、かつて加藤紘一元幹事長とともに「YKK」トリオをつくっていた盟友の小泉元首相の構造改革路線に決別宣言をした。

 構造改革を進めていた当時の幹事長だった山崎氏は「小泉政権がなければ自民党はもっと前に衰弱していたが、一時立ち直った」と評価。その一方で「もうポスト小泉だ。地方を活性化しないと、東京一極集中だけで国は伸びていかない」と強調し、福田首相が力を入れる中央と地方の格差是正路線を支持した。
http://www.asahi.com/politics/update/0722/TKY200807220326.html

2548片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/28(月) 10:10:35
伊吹文明幹事長、続投に意欲満々
7月27日15時6分配信 産経新聞


 内閣改造が政局の焦点となる中、続投に意欲満々なのが、自民党の伊吹文明幹事長だ。24日、大阪市内で講演し、首相とのパイプの太さを誇示し、内閣改造について、「わたしも何度か話をしたが、首相は来週あたりに決断されるのでしょう」と語った。

 伊吹氏は「7月中旬ごろからご機嫌になった」(周辺)とされており、首相から続投をにおわす言質を取ったのではないか、という観測も流れている。

 さて、首相が内閣改造に踏み切った場合、伊吹氏は続投となるのか、一議員に戻るのか。心中は穏やかではないはずだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080727-00000916-san-pol

2549名無しでチュウ:2008/08/08(金) 17:32:12
自民党:四役インタビュー
 自民党の新体制発足に伴い、麻生太郎幹事長▽笹川尭総務会長▽保利耕輔政調会長▽古賀誠選対委員長は5日、党本部で毎日新聞などのインタビューにそれぞれ応じ、新テロ対策特別措置法の延長問題など次期臨時国会の展望や、衆院解散・総選挙に向けた戦略などについて語った。主な発言は次の通り。【写真はいずれも長谷川直亮撮影】

 ◇給油以外の国際貢献も−−麻生太郎・幹事長
 今の段階で、衆院解散はいつなのかと聞かれても答えようがない。衆院の解散権は、首相の専権事項で、首相がどう判断するかだ。その判断がいつあっても対応できるよう、態勢を作っておくことが、私や選対委員長に与えられた仕事だ。

 臨時国会の召集時期は、必ずしも8月末でなければならないと思っているわけではないが、具体的なことを言う段階ではない。

 新テロ対策特別措置法の延長は、国際的な関心がイラクからアフガニスタンに移っている中で、日本だけ撤退というのはいかがなものかと思う。給油はどうしても(世論が反対)というなら、給油以外の国際貢献も考えておかなければいけない。

 政府は基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を11年度に黒字化する方針を掲げているが、これを優先させて景気がさらに悪くなるというのは取るべき選択じゃない。景気対策が優先されてしかるべきだ。2、3年して、改めて、という話にするのが順番じゃないか。(PBは)財政再建の目標として掲げなければいけないが、こだわると動けなくなる。小泉内閣から掲げてきた国債発行の30兆円枠には、全然こだわらない。景気は踊り場じゃなく、後退に入っている。

 ◇テロ対策法目的、石油船の安全に−−笹川尭・総務会長
 臨時国会の召集時期は内閣が決めることだが、首相の希望はなるだけ早くということだ。与党内には9月召集という説もあるが、少なくとも9月前半になるのではないか。

 臨時国会での新テロ対策特別措置法の延長問題は、「ねじれ国会」だから野党との話し合いが大切だ。3分の2の衆院再可決という意見を頭から出さないほうがいい。自衛隊の活動をインド洋での給油主体ではなく、日本に石油を運ぶ輸送船の安全を図ることにすれば、公明党も民主党も反対しない。

 今は福田内閣の存続どころか、自民党政権そのものの存続の危機。麻生太郎幹事長は、福田内閣の存続に協力することで、首相になる可能性が出てくる。

 ◇改革路線止めず、原油高対策出す−−保利耕輔・政調会長
 小泉内閣の構造改革は行き過ぎがあったかもしれない。ただ、旗印にしてきた改革路線を止めるわけにはいかない。今の原油高、食糧価格の上昇などに対し、党として国民に安心を与えるための対策を考える。公明党とも意見交換したい。

 消費税率を上げる時期については、首相や幹事長の発言を踏まえながら考えたい。次期衆院選と絡む問題かもしれないが、今の厳しい財政状況を国民に分かりやすく話すところから始めなければならない。自民党と民主党の大きな違いは一つの政策を打つ場合に財源をしっかり考えるかどうかということだ。(税引き上げなど)財源の処置は国民に嫌がられるかもしれないが、粘り強い説得が必要だ。

 ◇臨時国会召集前、景気対策で努力−−古賀誠・選対委員長
 選挙を戦う者として、経済状況が極めて厳しく、しっかり景気対策を打ち立てたい。年金など社会保障制度の道筋も明らかにすべきだ。そのために選挙まで時間が必要だ。

 次期臨時国会を8月下旬に召集する余裕はない。まず政府・与党一丸で景気対策で努力すべきだ。予備費も投入し、結果として補正予算編成などで臨時国会が必要になるかを考える手順で、開会日を決めればいい。

 次期衆院選では、地方の取りこぼしを少なくする戦術を考えないといけない。また、コスタリカ方式は原則やめる。ただ、候補者の党への貢献を認め、結果的に比例上位になることはあり得る。公明党との信頼関係は揺らいでいない。

毎日新聞 2008年8月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080806ddm005010011000c.html

2550片言丸:2008/08/09(土) 18:00:19
公明、選挙控え「バラマキ」要求 緊急経済対策 自民「参った」(08/09 06:59)
 自民党の保利耕輔、公明党の山口那津男両政調会長は八日、与謝野馨経済財政担当相に対し、原油高に対する緊急経済対策を申し入れた。公明党は独自に、減税や低所得者支援など大型の財政出動を求め、衆院解散・総選挙をにらんだ有権者対策がにじんだ。

 公明党は、低所得者層に対する定額減税や住宅ローン減税の延長・拡充などのほか、生活保護世帯に対する物価スライド分の給付も求めた。給付方法として、一九九九年に実施した地域振興券も念頭に置いているという。

 山口氏は申し入れ後、記者団に「(与謝野氏は)否定も肯定もしなかったので、今後の協議に委ねられたと認識している」と実現へ期待感を示した。

 同党は、福田康夫首相が内閣改造で歳出削減から財政出動路線へかじを切ったとみて、選挙向けの実績づくりに乗り出した格好だ。多額の財源を要するため、自民党政調幹部は「公明党はできもしない減税を求めた。選挙が近いからとはいえ参った」と困惑気味だ。

 このほか、両党共通で要望したのは、高速道路料金引き下げや中小企業の資金繰り対策など。与謝野氏は「政府、与党が密接に連絡を取ってやろう」と応じた。政府は週明けにも対策を発表する。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/110087.html?_nva=6

2551片言丸:2008/08/09(土) 18:03:16
自民で給油継続に反対・慎重論/延長断念の地ならし説も

 自民党内で、インド洋での海上自衛隊による給油活動継続への反対論や慎重論が表面化し始めた。福田康夫首相は次の臨時国会で新テロ対策特別措置法改正案の成立を目指す意向だが、民主党を引き寄せるため党執行部では給油以外の活動を模索する動きも出ており、延長断念も視野に入れた地ならしとの見方も出ている。

 「給油はもうやめるべきだ。米国への支援の意味があったが、そろそろ限界だ。国会も(法案を)通せない」。自民党の加藤紘一元幹事長は八日の民放番組収録で、党有力議員としては初めて明確に反対論をぶち上げた。

 執行部からは慎重論が相次ぐ。笹川尭総務会長は五日の報道各社のインタビューで「衆院再議決で成立させた昨年と経済情勢が違う」と指摘。ただで給油を続けるのは、原油高騰で生活が苦しい国民の理解が得られないとの認識だ。

 麻生太郎幹事長も五日のインタビューでねじれ国会を踏まえ「給油活動を『どうしても(駄目だ)』というのであれば、それ以外に何ができるかを含めて考えないといけない」と継続断念の可能性に言及。「日本の船を護送するとか、いろいろな方法がある」と代替案を提示した。

 一方、政府は早期成立の立場を崩していない。首相は一日の記者会見で「関係国が大きな犠牲を払っていることも無視できない」と活動継続の意向を表明。高村正彦外相も「給油活動は必要最低限の国際貢献。続けたい。やめたら日本はテロとの戦いをやめたのかと思われる」と強調している。

 問題は法案成立の見通しが立たないことだ。民主党が徹底して反対するのは確実。成立させるためには衆院再可決が必要だが、これには公明党が慎重姿勢だ。公明党が方針を変えない限り、継続断念が現実味を帯びる。

 六日の自民、公明両党の幹事長、国対委員長会談。公明党の北側一雄幹事長が「民主党に協力を働き掛けよう」と呼び掛けると、麻生氏は「タンカーが日本に来る際の護衛は必要だ。野党も反対できないのではないか」と提案。自民党の大島理森国対委員長も、民主党対案を与野党協議の場に乗せてもいいとの考えを示した。

 麻生氏らの代替案には民主党との接点を探る狙いがあるとみられる。ただ、衆院解散・総選挙を求めて対決姿勢を強める民主党が応じるとは考えにくい。「福田首相の退陣と引き換えに公明党が再議決に応じ、『麻生首相』で衆院解散に踏み切る」。与党内ではこんなささやきも聞こえている。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080808.html

2552片言丸:2008/08/09(土) 18:07:36
#ドタキャン癖?

代議士の都合で公開講座中止 '08/8/9

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 周南市は8日、市内のホテルで23日に計画していた自民党衆院議員佐藤ゆかり氏の公開講座を中止すると発表した。「支援者へのあいさつ回りに忙しく、エリア(東京)外に出られない」(佐藤事務所)のが理由。島津幸男市長は「政治色は出さない」と主張していたが、結局は政治家の都合で開催できなくなった。

 佐藤氏の講座は、市長をトップとする実行委員会が主催する連続講座「周南再生塾」の第1回。事務局の市教委によると、佐藤氏側から6日、島津市長に断りの連絡があったという。佐藤氏は岐阜1区から東京5区への転出が決まったばかりで、事務所は「街頭演説や支援者宅への訪問に注力する時期」と説明する。市教委は第2回に予定していた9月の萩市特別学芸員の講演会を初回にスライドさせた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200808090067.html

2553片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/19(火) 18:17:08
近聞遠見:「町内会長」の出番が続く=岩見隆夫
 内閣改造から1週間、人事話は伝播(でんぱ)力がすごく、中央より地方に意外な情報があったりする。

 自民党の当選5回、中堅衆院議員Mの地元の福岡県、先日たまたま訪れると、後援会幹部が、

 「M先生は防衛大臣に決まっていたんだけど、アフリカに旅行していて間に合わなかった。ツイてないんです」

 とくやしげだ。Mが所属する派閥に問い合わせると、

 「そう聞いている。首相は早めに打診してほしかった」

 と言う。もし事実なら、随分粗雑な話だ。

 ところで、福田康夫首相の初人事、表の主役は麻生太郎新幹事長だが、舞台回しをした裏の主役は、今回も森喜朗元首相だった。

 森が早くから麻生起用で動き、大詰めではかつて総裁・幹事長でコンビを組んだ河野洋平衆院議長に協力を求めた内幕は、すでに報じられた通りだ。森の助けを借りなければ、福田新体制は完結しなかった。

 輪郭はそうだが、いつの人事も微妙で複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながら推移する。今回にしても、細部にわたる真相が明らかになるのには時間がかかる。

 古い話になるが、<河野洋平首相>が誕生しかけてつぶれたことがあった。95年夏、参院選の直後である。

 首相官邸で、村山富市首相(社会党委員長)、河野自民党総裁、武村正義新党さきがけ代表の連立3党首会談が開かれ、席上、村山は社会党の大敗を受け、

 「政権を河野さんに譲りたい」

 と申し出た。しかし、河野は断る。その理由について、当時幹事長だった森は、10年後、自民党の機関誌「月刊・自由民主」の対談で、

 「ある自民党の有力者が、河野さんの総理就任に絶対反対と異を唱えたからだ。誰かはいまは言えない。いろいろと影響するから」

 と述べた。

 この発言のあと、当コラムは、

 <党首会談の控えの部屋で待機していた森幹事長のもとに、「反対だ」と電話をかけてきた有力者は、最大派閥、平成政治研究会の小渕恵三会長だった。

 竹下政権の退陣から6年余、河野政権を許せば、この集団にいつまた政権がめぐってくるかわからないからだ。河野は党内融和を優先して断念したのだろう>

 と明かした。しかし、しばらくして、森は、

 「あのコラムは少し違う。電話ではなく、直接(官邸に)来たんだよ」

 ともらす。そう言われれば、電話1本ですませる事柄ではない。こうして、時を経て少しずつ真相に近づく。

 それにしても、巨体にもかかわらず、森の行動範囲は驚くほど広く、敏しょうだ。海外にしょっちゅう出掛けるかと思えば、オリンピック選手団の結団式で乾杯の音頭をとっている。

 とにかく、面倒見がいい。相談しやすい。話がうまく、和む。情があってやさしい。怒ってもシコらない。融通無碍(むげ)で敵がいない……。

 褒めゴロシみたいだが、いまや実力者でただ一人の貴重なキャラクターだ。最近の雑誌対談で、

 「若い人がすっかり若年寄りになっちゃって。自分の身の安全ばかり考えている」

 と71歳の森がぼやいている。教育係も当分やめられない。

 政界は動乱前夜を思わせる。荒れてこじれれば、ほぐし役がほしい。

 「永田町の町内会長だな」

 という森評を聞いたが、森の出番が続きそうだ。(敬称略)=毎週土曜日掲載

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 岩見隆夫ホームページhttp://mainichi.jp/select/seiji/iwami/

毎日新聞 2008年8月9日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20080809ddm003070103000c.html

2554片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/20(水) 06:01:57
尾辻氏“大型補正予算案を”

8月19日 17時13分
自民党の尾辻参議院議員会長は記者会見で、政府が臨時国会に総合的な経済対策として今年度の補正予算案を提出するという見通しを示したうえで、「かなり思い切った規模が必要だ」と述べ、大型の補正予算案の編成を求める考えを示しました。

このなかで自民党の尾辻参議院議員会長は「福田総理大臣は臨時国会で取り組む主な課題として、物価高や景気の後退を受けた総合的な経済対策を冒頭にあげた。補正予算案を編成し臨時国会で審議することになると思う」と述べ、政府が次の臨時国会に補正予算案を提出するという見通しを示しました。そのうえで尾辻氏は「原油高など経済情勢はたいへんな事態であり、かなり思い切った規模の補正予算案を編成する必要がある」と述べ、大型の補正予算案の編成を求める考えを示しました。また尾辻氏は、福田総理大臣が来月中旬に臨時国会を召集したいという考えを示したことについて、「国会の召集は月曜日か金曜日が普通であり、来月中旬には12日と19日しか条件に合う日はない」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013588291000.html

2555名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:32:32
「緊急の非常対策発信を」 自民・中川昭一氏が首相批判
2008年8月23日21時36分

 自民党の中川昭一元政調会長は23日、北海道帯広市で講演し、福田内閣の経済政策に触れて「緊急の非常対策をまず発信すべきだ。何もしていないのは政治の無責任と言わざるを得ない。このままでは日本が沈没しかねない。何も発信しない総理では駄目だ」と首相を批判した。中川氏は麻生太郎幹事長に近く、「ポスト福田」に麻生氏を押し上げる狙いがあるとみられる。

 中川氏は「2兆〜3兆円相当の財政出動が必要だ。必要なことは何でもやって難局を乗り切るべきだ」とも語った。
http://www.asahi.com/politics/update/0823/TKY200808230230.html

2556名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:33:36
「何もしない首相はダメ」中川昭一氏が景気対策で発言
 自民党の中川昭一・元政調会長は23日、北海道帯広市の会合で、最近の景気後退に関し、「政府がやれることはなんでもやらなければならない。何も発信しない日本、何もしない政治、何もしない首相はダメだ」と述べ、福田首相が指導力を発揮して積極的な景気刺激策を取るよう強く求めた。

 政府・与党が月内に策定する総合経済対策については、「2〜3兆円の財政出動を含めた定率減税、投資減税が必要だ」と指摘した。また、2011年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する政府の財政再建目標について、「黒字化して日本が沈没したのでは世界中の笑い者になる」と語り、先送りを検討すべきだと主張した。

(2008年8月23日22時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080823-OYT1T00773.htm

2557名無しでチュウ:2008/08/24(日) 22:38:39
「臨時国会で一気に解散を」公明副代表
2008.8.23 20:20

 公明党の東順治副代表は23日、鹿児島市での自民党議員の会合であいさつし、臨時国会の会期に関し「のんべんだらりと長い国会をやっていたら攻撃の的になる。与党にとっていいことは一つもない」と述べ、短い会期が望ましいとの考えを示した。

 同時に「原油、物価高騰で国民は大型の補正予算を望んでいる」と指摘。「大胆な経済政策をやり、短い国会で、勝機が訪れたら一気に衆院を解散する。それがわれわれの構えだ」と強調した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080823/stt0808232022004-n1.htm

2558片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/08/28(木) 06:36:49
対テロ新法、補正予算で思惑交錯/自公が〝溝〟取り繕う

 自民、公明両党は二十五日、調整が難航していた次期臨時国会の会期を九月十二日から七十日間とすることで合意。インド洋での給油活動を継続する新テロ対策特別措置法改正案と補正予算の扱いをめぐり表面化していた福田康夫首相と公明党の考え方の溝を取り繕い、会期をめぐり長短で割れた意見を「足して二で割る」形で何とか一致点を見いだした。ただ衆院解散・総選挙の時期への影響をにらみながらの会期延長判断で再び対立が再燃しかねない。

 「給油活動は続ける必要がある。シーレーン(海上交通路)を守り、平穏な状態を確保することが日本にとって必要だ」。自民党の保利耕輔政調会長は二十五日の日本記者クラブでの講演で、対テロ新法延長の必要性を重ねて強調した。「慎重居士」で知られる保利氏だけに、首相の意を体した発言とみられる。

 ところが公明党からはなおも首相の意向に沿わない発言が続く。東順治副代表は二十三日に「大胆な経済政策をやり、短い国会で、勝機が訪れたら一気に衆院を解散する。それがわれわれの構えだ」と、対テロ新法改正案を棚上げするように短期国会を主張。公明党幹部の一人も「常識的には対テロ新法の延長は必要だが、与党にいればいつでもできる。政権維持が大事だ」と解説する。

 ただ、公明党内でも東氏のような過激な発言は一部にとどまり「衆院再議決を前提としない会期設定であれば受け入れる」というのが基本姿勢。この点については「首相も公明党の考えを無視することはないだろう」(幹部)と楽観していた。

 公明党のもう一つの要求は大型の補正予算編成だ。さらに所得税を一律に一定額減税する「定額減税」を緊急経済対策に盛り込み、中低所得者へのアピールを狙う。

 これに対し自民党は大型補正に前向きな保利氏も「難しい」と否定的。大型減税を実施するには赤字国債増発が必要になるためだ。公明党の北側一雄幹事長は「実施時期はいろいろあるかもしれないが、何らかの表現があってしかるべきだ」とけん制。仮に「ゼロ回答」であれば公明党の反発は避けられない。

 定額減税を別にすれば、自民党内でも麻生太郎幹事長らは「まずは景気対策だ」と赤字国債増発も視野に大型補正予算に理解を示すが、中川秀直元幹事長らは慎重な姿勢を崩さない。同じ選挙担当者でも公明党に近い古賀誠選対委員長と菅義偉選対副委員長は補正予算へのスタンスが異なる。

 補正予算を「成果」に年末年始の衆院解散を狙う公明党。主張通りに、大型補正予算を編成すれば、一気に「解散風」が吹きかねない。首相は二十五日、記者団に「しっかりした経済対策。しかし、財政の健全化も大事でしょう。両方大事です」とけむに巻いた。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080825.html

2559片言丸:2008/08/29(金) 09:32:39
自民党:国家戦略本部、「改革続行」を強調 中川元幹事長、反転攻勢へ

 自民党国家戦略本部(本部長・福田康夫首相)は28日、党本部で今月1日の内閣改造・党役員人事後初の会合を開いた。実質トップの本部長代行に就任した中川秀直元幹事長は、渡辺喜美前行革担当相、塩崎恭久元官房長官ら「改革続行の同志」の閣僚経験者を副本部長にそろえた。小泉改革路線見直しを図る麻生太郎幹事長らが登用される半面、中川氏らは冷遇されただけに、戦略本部を反転攻勢の拠点にする考えだ。

 「世界が音を立てて前に進んでいる。今の時代を好機ととらえ、変革に挑戦するビジョンを作りたい」

 中川氏はあいさつで、次期衆院選の党のマニフェスト(政権公約)に反映させる「中長期ビジョン」を策定する方針を示した。ビジョンには経済財政や政治改革などの政策が盛り込まれる見通しだ。

 会合には約70人が出席、渡辺氏は「改革続行のメッセージを発信しないといけない」と強調した。

 慣例的に執行部の「あて職」として本部長代理に麻生氏、副本部長に「郵政造反復党組」の保利耕輔政調会長らを入れざるを得なかったが、中川氏は副本部長ポストを6人から27人に増員して改革派で包囲する人事を実行。渡辺、塩崎両氏のほか、小泉純一郎元首相につながる武部勤元幹事長、小池百合子元防衛相、中川氏と親しい伊藤達也首相補佐官らを任命した。

 中長期ビジョンは11月をめどに原案をまとめる。新たに策定委員会を設置して小池氏が委員長に就任。計130人の副委員長には05年の郵政選挙で初当選した「小泉チルドレン」の衆院議員からも52人を起用した。

 中川氏は「改革の旗を掲げないと衆院選で都市部の無党派層の支持を得られない」との考えだが、改革路線に後ろ向きな執行部とあつれきが生じるのは必至だ。【近藤大介】

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 ◆自民党国家戦略本部の主な役員メンバー◆(敬称略、党執行部以外)

<本部長代行>中川秀直

<副本部長>鳩山邦夫、伊藤公介、額賀福志郎、逢沢一郎、石破茂、金子一義、武部勤、谷津義男、石原伸晃、河村建夫、杉浦正健、山本有二、伊藤達也、小池百合子、塩崎恭久、菅義偉、棚橋泰文、渡辺喜美、猪口邦子、松田岩夫、川口順子

毎日新聞 2008年8月29日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080829ddm005010015000c.html

2560片言丸:2008/08/29(金) 11:31:25
自民党国家戦略本部が始動/経済政策で路線対立へ

 自民党の中川秀直元幹事長が本部長代行として率いる国家戦略本部(本部長・福田康夫首相)が二十八日、始動した。衆院選マニフェスト(政権公約)に、小泉構造改革を反映させる考えで、経済政策をめぐり麻生太郎幹事長らとの路線対立が予想される。ポスト福田で「反麻生」の拠点になるとの憶測も消えない。

 「改革路線の明確化が重要だ。意見があるなら大いに論争をすべきだ」

 中川氏は初会合でこう表明し、集まった約六十人の衆参両院議員に協力を求めた。副本部長は中川氏と近い武部勤元幹事長や塩崎恭久元官房長官ら党三役、閣僚経験者ら二十七人で構成。政権公約を練る新設の「中長期ビジョン策定委員会」委員長にはポスト福田の一人とされる小池百合子元防衛相を起用した。十一月までに政権公約の原案を策定する段取りだ。

 今月一日の内閣改造では、財政再建に向け消費税率引き上げを唱える与謝野馨氏が経済財政担当相に就任し、党執行部も小泉改革に批判的な麻生氏、保利耕輔政調会長らが占め、中川氏は要職から外された。

 ところが「脱小泉路線で改革後退だ」との批判を恐れた首相は四日、急きょ本部長代行を新設、中川氏を処遇した。経済成長を優先する「上げ潮派」の中川氏は国家戦略本部を足場に巻き返しを図ることになった。

 中川氏は六日、自身のホームページで「小泉改革路線を後退させるのではなく、前進させねばならない。下野した上げ潮派は、国家戦略本部を改革派の拠点として、改革貫徹の旗を振り続ける」と宣言した。

 ただ本来、政権公約づくりは政務調査会の仕事。党内には「二つの政権公約ができてしまう」との懸念が出ている。この日の会合でも「政権公約とこの会との関係が分からない」(鳩山邦夫前法相)、「ここで政権公約をつくるとは思っていなかった」(松田岩夫元科学技術担当相)などと異論が続出した。

 これに対し中川氏は「三―五年のビジョンをつくれば政権公約の枠組みになるのは当然だ」と反論した。

 中川氏が決めた戦略本部の顔触れから首相が退陣した場合、「小泉改革」を旗印に小池氏らを擁立して麻生氏に対抗するのではないかとの憶測も強まる。マニフェストづくりが前哨戦となりそうだ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080828.html

2561片言丸:2008/08/30(土) 06:46:47
近聞遠見:太田・公明の「がぶり寄り」=岩見隆夫

 国民新党の亀井静香代表代行は24日朝、TBSテレビの番組<時事放談>で、

 「自民党の最大支持母体は創価学会だ。あとは小泉さん(純一郎・元首相)が全部つぶした。このままでは(自公の)抱き合い心中になる。『泥舟から出てこい』と私は公明党の人に言っている」

 と述べた。極端な発言のようだが、核心をついたところがある。

 臨時国会の舞台だけは設定されたが、本番はこれからだ。与野党対立よりも、与党内の綱引きが日々緊迫の度を増してくる。すべては亀井が言う<抱き合い心中>をいかに回避するか、をめぐるぎりぎりの選択だ。

 近づく衆院選、与党勢が過半数を割り込めば、自民党が第1党の席を譲れば、政権を失う。それは自民、公明両党の心中を意味する。

 回避策として、公明党の太田昭宏代表は、

 「どのあたりが勝ちうる状況を生み出せるか考えなくてはいけない。年末・年始(の解散)は当然、最初に出てくる選択肢だ」(22日の発言)

 という答えを出した。

 福田康夫首相はこれに応じるかどうか。公式、非公式に福田・太田会談を重ねているらしいが、福田はハラのうちを明かさないという。年末・年始案に乗れば、解散権を渡したも同然、と言われかねないからだろう。

 福田の進退、法案の選択をからめながら、公明党はひたひたと強引に迫っている。こんな姿を見ることはかつてなかった。党の命運を懸けているかのようだ。

 太田は四十数年前の京大生時代、相撲部の主将をつとめた。最近の執念は<がぶり寄り>を連想させる。それは、福田が内閣改造を終えた日、太田が

 「内閣を支えるのは当然だが、むしろ私はリードしたい」

 ともらしたのにあらわれていた。リードという名の闘争宣言、波状攻勢だ。

 自民、公明両党の連携は98年7月の小渕政権発足から始まっている。やはり参院が少数与党だった。野中広務官房長官を中心に連立を持ちかけると、公明党が

 「いきなり一緒になれますか。間に座布団を置いてもらわないと」

 と答えたのはよく知られた話だ。座布団用に小沢一郎率いる自由党を引き入れ、まず自自、ついで自自公、自公という経過をたどった。

 だから、最初はクッションつきの連立だったが、次第に選挙支援が深まり融合関係に入っていく。しかし、自公連立8年、自民党の退潮、政権ピンチのもとで、転機が訪れたようだ。

 自民党はがけっぷち、公明党もまた揺れている。同党首脳は、

 「結党以来の危機でしょうね。支持組織の創価学会との関係をちゃんとしなければならない」

 と言う。

 与党暮らしが長くなり、自民党との政策的な一体化が進んで、当初唱えた中道政治がかすんできた。海上自衛隊のインド洋派遣の根拠法である新テロ特措法は、公明党の協力で3分の2以上が賛成しなければ成立していない。批判の強い後期高齢者医療制度も同党が支えた。

 だが、<平和・人権・福祉>を原点とする学会側はいずれにも反発を強め、公明党とのズレが広がっている。国家運営に責任を持つ与党と宗教の立場の違いだ。

 公明党の結党大会は64年11月、衆院に進出したのが67年1月の選挙で、25人当選させた。同じような党勢のまま、40年以上が過ぎている。

 中型、それも宗教団体に支えられた政党の身の振り方、むずかしい。(敬称略)=毎週土曜日掲載

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 岩見隆夫ホームページhttp://mainichi.jp/select/seiji/iwami/

毎日新聞 2008年8月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/iwami/news/20080830ddm003070101000c.html

2562片言丸:2008/08/30(土) 06:52:47
クローズアップ2008:政府、定額減税実施へ 解散視野、バラマキ
 ◇攻勢公明に押し切られ
 29日に決定した総合経済対策では、公明党が総額2兆円を念頭に低所得者向けの定額減税を強く求め、財政規律を守ろうと抵抗した政府・自民党を押し切った。年末年始の衆院解散・総選挙を狙ってタブーだった「バラマキ」へ突き進む公明党に引きずられた形だ。ただ、経済対策としての効果は不透明。福田康夫首相は赤字国債発行を否定するが、福田政権は構造改革路線からの転換に続き、財政再建でもつまずきかねない。

 28日深夜、国会近くのホテルで行われた自民、公明両党の幹事長、政調会長らの協議は延々3時間半に及んだが、午前0時を過ぎてもまとまらなかった。

 「定額減税は緊急性があり、臨時国会で実現すべきだ」。公明党の北側一雄幹事長らが「年内実施」を強く迫ったのに対し、自民党は「年末の税制調査会での議論を経ないわけにいかない」(保利耕輔政調会長)と反論。

 公明党は妥協案として、来年3月までの「年度内実施」に譲歩し、自民党も受け入れたが、了承を得るために呼んだ与謝野馨経済財政担当相は「即答できない」と結論を避けた。そのため29日朝、町村信孝官房長官や与謝野氏、麻生太郎幹事長らが首相官邸に集まり、首相の了承を得て決着した。自民党幹部は「選挙協力を考えたら自民党に公明党とケンカできる余裕はなく、受け入れるしかなかった」と解説する。

 8月1日の内閣改造前まで、自民党内では与謝野氏ら「消費税増税派」と経済成長と歳出削減で増税を避けるとする中川秀直元幹事長ら「上げ潮派」が路線対立を繰り広げていたが、どちらも財政再建を目標に掲げていたのは同じだった。

 ところが、内閣改造を機に公明党が「年末・年始解散」への期待をむき出しにし、自民党もあおられ出した。物価上昇と景気減速への不安が広がる中、選挙をにらんだ経済対策の合唱が始まった。公明党は大型補正予算編成を迫り、「ポスト福田」政局で公明党の支えが欲しい麻生氏も「財政再建より景気対策を優先すべきだ」と同調。「財政出動派」が一気に台頭した。

 流れに押されて、与謝野氏も「赤字国債発行の回避は首相の願望だ」と、財政再建路線を後退させた。

 しかし、選挙前に連立政権での存在感を誇示したい公明党の攻勢は止まらない。大型補正だけでは飽きたらず、家族の数などに応じて所得税や住民税から一定額を減税し、低所得者ほど恩恵が大きい定額減税という難題を持ち出した。これには麻生氏も「一律いくら(の減額)ではありがたみがない」と腰が引けたが、押し切られた。

 公明党は減税規模2兆円を狙うが、実施するには赤字国債発行が避けられない。減税の法案提出は年明けの通常国会になる。実施は決まったものの、先送りされた規模や財源の調整は解散時期の駆け引きに直結する。自民党幹部は「公明党に譲歩した分、新テロ対策特別措置法の延長や、衆院解散時期は協力してくれないと割が合わない」とぼやく。

 しかし、公明党とパイプを持つ自民党の古賀誠選対委員長が29日、新潟市での講演で「もう少し財政支出など踏み込んだ対策が必要ではないか」と不満を述べるなど、圧力はやみそうにない。【犬飼直幸、三沢耕平】

 ◇民主は「22兆円」
 民主党は昨年の参院選で▽年金基礎部分への消費税全額投入6・3兆円▽子供手当創設4・8兆円−−など総額15・3兆円の政策を掲げた。次期衆院選では、さらに▽緊急経済対策3・5兆円▽ガソリン税など暫定税率の廃止2・6兆円−−などを加え総額22兆円超を打ち出す方向。小沢一郎代表は「財源の具体的な検討は政権を取ってから」と主張する。【小山由宇】

 ◇景気刺激効果は不透明
 定額減税が焦点となったのは、「公共事業が封印され、減税以外に有力な需要喚起策が見当たらない」(公明党幹部)事情もある。ただ、景気低迷で節約志向が強まる中、減税分が消費に回らず貯蓄に向かえば経済対策としての効果は薄く、単なるバラマキに終わりかねない。

 過去の経済対策で実施された大規模公共事業については「景気浮揚効果は大きくない。国の借金を膨らませただけに終わった」(市場関係者)との評価が定着している。国際的にも、近年の経済対策は公共事業のような需要追加型がほとんど採用されず、減税が中心となっている。

 低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題で景気が失速した米国でも今春、総額16兆円の所得税減税が行われ、個人消費の落ち込みを一時的に和らげた。ただ、「景気刺激効果は一時的」(米大手証券)と言われ、米政府は早くも追加減税を迫られているのが実情だ。

2563片言丸:2008/08/30(土) 06:53:20
 日本でも橋本龍太郎政権が98年に4兆円規模の定額減税を実施。小渕恵三政権も99年に恒久的減税に踏み切ったが、目立った効果はなかった。

 一方で、日本の国と地方の借金残高は800兆円に迫る。財政再建が急務なのに、大型減税はそれに逆行する。政府・与党は「減税は実施しても単年度限り」(伊吹文明財務相)、「財源は赤字国債ではなく埋蔵金を活用する」(太田昭宏・公明党代表)と言いつくろう。政府内では特別会計の積立金の取り崩しが検討されている。

 しかし、09年度から基礎年金の国庫負担割合を2分の1(現行3分の1)に引き上げるのに必要な財源(2・3兆円)の手当てさえ付かない中での減税は、政府の懐具合を一層厳しくさせる。エコノミストからは「景気対策ではなく、選挙対策としての展望なき壮大なバラマキだ」との声も上がっている。【清水憲司、赤間清広】

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 ■過去の特別減税■

    政権 規模

94年 細川 5.5 定率

95年 村山 2.0 定率

96年 村山 2.0 定率

98年 橋本 4.0 定額

99年 小渕 3.5 定率

 ※規模の単位は兆円

毎日新聞 2008年8月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080830ddm003010098000c.html

2564片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 19:48:16
「無用の雑音」と首相、取材拒否 問われる説明責任 '08/9/2

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 福田康夫首相は二日、退陣表明を理由に、原則一日一、二回行っていた記者団のぶら下がり取材(質疑)に応じない意向を内閣記者会に伝えた。新内閣発足までの二十日間以上、質疑が中止となる上、拒否理由で、質疑を「無用な雑音」と表現しており、説明責任に対する首相の姿勢が問われそうだ。

 首相の意向を伝達した秘書官によると、首相は「退陣表明した以上は職務を淡々とこなしたい。無用な雑音を立てるべきではない」と話している。ただし、国内外で大事件・事故があった場合は「柔軟に対応する」としている。

 森内閣以前は、首相の隣を歩きながら記者団が質問する方式だったが、小泉内閣発足に伴い、立ち止まってのぶら下がり取材が定着。安倍晋三前首相は退陣表明翌日に入院したため、ぶら下がり取材には応じられなかった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809020379.html

2565片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 19:49:06
麻生氏、総裁選出馬を表明 10日告示22日投票 '08/9/2

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 自民党は二日午後、総裁選挙管理委員会(臼井日出男委員長)を党本部で開き、退陣表明した福田康夫首相の後継を決める総裁選を十日告示、二十二日投開票の日程で行うことを決めた。後継に本命視される麻生太郎幹事長は出馬する意向を事実上表明。中堅、若手を中心に麻生氏の対抗馬擁立を模索する動きも広がり、小池百合子元防衛相らに期待する声が出ている。

 麻生氏は記者会見で「(総裁を)受ける資格はあると思う。自分なりの考えを実行したい」と明言。支持グループは、麻生派が会合を開くなど立候補に向けた調整をスタートした。

 小池氏は都内で記者団の質問に「日本の危機そのものなので皆と危機感を共有したい」と答え、出馬に含みを残した。

 首相は二日の自民党役員会で「お騒がせして申し訳ない」と陳謝した。

 総裁選は十日午前十一時から三十分間、立候補を受け付ける。複数の候補者が届け出た場合は同日午後二時から共同記者会見を開き、十一日に所信表明演説を実施。二十二日に党大会に代わる両院議員総会で投開票する段取りだ。

 選挙方法は党所属国会議員三百八十七人にそれぞれ一票、各都道府県連に三票ずつ計百四十一票を割り振り、合わせて五百二十八票を争う。各都道府県連には党員・党友投票を実施するよう要請する方針で、最も得票の多かった候補者に三票全部を投じる「総取り方式」にするか、得票数に応じて票を配分する「ドント方式」にするかは各都道府県連の判断に任せる。

 自民党内では、小沢一郎代表の無投票三選となる見通しの民主党代表選との違いを鮮明にするためにも、複数候補による選挙戦を展開すべきだとの声が大勢で、石原伸晃元政調会長を推す声もある。若手の一部に待望論がある小泉純一郎元首相は出馬する意思がないことをあらためて周辺に伝えた。

 党内各派はそれぞれ会合を開き対応を協議したが、派閥単位の統一行動は難しいとの空気が広がっている。こうした情勢を踏まえ、麻生氏支持グループや、対抗馬擁立を目指す中堅・若手議員グループなど派閥横断の動きが活発化しそうだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809020378.html

2566片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 19:50:39
麻生氏に反発?小池氏と中川氏会談 野田氏出馬せず
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(56k / 300k)(56k / 300k)
 福田総理大臣が1日夜に辞意を表明しました。ポスト福田は誰になるのか、永田町が動き出しました。

 2日夕方、「上げ潮派」の中川元幹事長のもとを小池元防衛大臣が訪れました。現在も話し合いが行われています。中川氏は、麻生幹事長の政策に「小泉改革の後退だ」と批判的で、2日は渡辺前行革担当大臣ら「上げ潮派」の議員と意見交換を重ねました。中川氏に担がれて小池氏が出馬するかどうかが最大の焦点です。ただ、自民党幹部の一人は「小池氏が出馬すれば、小泉チルドレンが結構集まる。最大派閥の町村派も麻生支持と小池支持で割れるかもしれない」と指摘し、党を二分しかねない状況を予想しています。一方、いち早く出馬の意向を示した本命・麻生幹事長の陣営は、麻生派が会合を開いて情勢分析を行いました。しかし、去年と同様に、幹事長でありながら真っ先に手を挙げたことに党内の反発も出ていて、期待通り所属議員の支持が広がるかは不透明です。また、出馬に含みを見せた野田消費者担当大臣ですが、記者団に「出馬しない」と明言しました。こうした状況に、去年は反麻生で福田支持に回った津島派や古賀派などは、ほかの派閥の動向をにらみながら様子見といった状況です。まずは小池氏が出馬するかどうか、この結果次第で各グループの動きは大きく左右されることになります。

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index.html?now=20080902193302

2567片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 20:07:29
【記者手帳】首相の辞任会見に思う '08/9/2

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 「総理の会見は国民には『人ごと』のように聞こえる。この辞任会見も」。一日夜、福田康夫首相の辞任会見で、そんな質問をぶつけた。首相は「私は自分を客観的に見ることができる。あなたとは違う」と気色ばんだ。生意気な質問だという指摘を受けるかもしれないが、あえて聞いておきたかった。

 昨年十月、米民主党のオバマ上院議員が大統領候補指名を争う中、「米国は核兵器のない世界を追求する」と発言した。首相はどう感じたか、夕方の「ぶらさがり会見」で尋ねた。返答は次のようなものだった。

 「そりゃ、そういう世界が実現すれば、それにこしたことはないと思います。まあ、いずれにしてもですね、核兵器を保有する、その競争をするような世界では、あまりよくないと思いますけどね」。被爆国の首相の言葉としては、あまりに物足らなく感じた。

 福田首相は確かに自身の置かれた状況を客観視し、慎重に発言する人だと思う。しかし、それだけでは務まらないのが首相の重責だろう。国民に自身の明確な意思を伝える必要に常に迫られている。辞任会見を聞きながら過去の取材経験がよみがえり、どうしても聞かずにはおれなかった。(東京支社・道面雅量)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809020385.html

2568片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/02(火) 20:37:44
自民総裁選:浜四津・公明代表代行が麻生氏支持 幹部で初
 公明党の浜四津敏子代表代行は2日、党本部で記者団に、自民党総裁選に出馬表明した麻生太郎幹事長について「明るくて、はっきりしていて(総裁・首相として)いいのではないか。公明党の党員・支持者からも受け入れられる」と述べ、いち早く支持を打ち出した。党幹部で麻生氏支持を表明したのは初めて。福田康夫首相を事実上先頭に立って退陣に追い込んだ公明党が、今度は「麻生禅譲」戦略もリードしようとしているようだ。

 浜四津氏は支持母体・創価学会の中核である婦人部から絶大な支持があり、大きな党内発言力を持っている。閣僚の問題発言などで、公明党が辞任を迫る時には浜四津氏が口火を切るケースも多く、「麻生氏支持」発言も同党全体の姿勢を示唆しているとみられる。

 公明党は、年末年始の解散・総選挙実現に向けて8月以降、政局をリードしている。臨時国会の召集日や会期幅の決定、定額減税の年度内実施合意など、この間の重要な政府与党決定では、北側一雄幹事長を中心に麻生氏と連携しながら議論をけん引してきた。

 麻生氏との「蜜月関係」の一環で、党内では福田首相の退陣表明前から、麻生氏への早期交代を待望する意見が半ば公然と出ていた。その意味で、浜四津氏の支持発言は必ずしも唐突でない。

 だが、自民党総裁選で公明党は、しょせん局外にいる。自民党の各派閥はまだどこも態度を明確にしておらず、公明党の先行ぶりが目立つ。麻生氏が狙い通り次期総裁に選出されれば、いち早い支持表明は、連立与党内の足場を強くするが、思惑が外れた時は、先走りすぎたリスクを背負う可能性もある。

 このため、太田昭宏代表は同日の記者会見で「個別の人の論評は差し控える」と慎重姿勢を強調。党内には、「昨年の自民党総裁選では1日で情勢が一変した。行方をよく見極める必要がある」(公明党幹部)と、前のめりな「麻生氏支持」を不安視する声もある。

【仙石恭】

毎日新聞 2008年9月2日 20時04分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080903k0000m010069000c.html

2569片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 08:17:09
『大連立かなっていたら』 首相退陣検証
2008年9月3日 朝刊

 一日夜の記者会見で突然、辞意を表明した福田康夫首相。決断の背景に何があったのか−。

 (政治部政局取材班、文中敬称略)

 「辞意、辞意」

 一日夕、福田は長男で秘書官の達夫を執務室に呼んで、こう告げた。達夫が「えっ」と問い直すと「辞意表明する」と、福田は言い直した。

 福田は同日午後、大阪府岸和田市で開かれた近畿府県合同災害訓練を視察。炊き出しの昼食として自衛隊がつくったカレーライスを「おいしいね」と平らげており、辞任の気配など全くなかった。

 驚いた達夫は、自民党幹事長・麻生太郎に連絡。官邸に駆け付けた麻生と官房長官・町村信孝の二人が福田とひざ詰めで「内閣改造をしたばかりだ。なぜ今、辞めるのか」と、一時間にわたり慰留に努めた。

 福田は、ねじれ国会での民主党代表・小沢一郎らの「横暴さ」を挙げ「小沢対私では通常国会のままだが、別の人なら少しは変わるかもしれない」と説明。麻生らは「首相が代わっても民主党の態度は変わらないのでは」などと反論したが、福田は「可能性」を強調して譲らず、午後九時半からの緊急記者会見を設定した。

 準備を終えた福田は、後見役の元首相・森喜朗や連立相手の公明党代表・太田昭宏、財務相・伊吹文明などごく少数の関係者に電話で連絡。唐突な辞意に戸惑う森らに構わず、会見に臨んだ。

 福田は会見でも民主党を批判。会見後に正副官房長官を集めた席でも「大連立がかなっていたらなあ。少しは変わっていただろう」と未練を口にした。政府高官は「民主党への抗議の辞任だ」と福田の心中を思いやった。

  ■   ■

 ただ、福田に近いベテランは「会見で本当の理由を言うわけがない」と指摘する。

 政府・与党は八月二十五日、臨時国会を九月十二日に召集し、会期を七十日とすることで合意。二十九日に決定した総合経済対策には定額減税が盛り込まれた。いずれも福田が公明党に譲歩した形の決着だった。

 福田は会見で、辞任の決断は「先週末」と明かした。口をつぐんでいるが、真の辞任理由は「公明党の要求に愛想を尽かした」「公明党の首相交代論が強まる機先を制した」との見方を生んでいる。

 太田は、二日の記者会見で「亀裂があるとは思ってない」と、福田追い込み説の否定に躍起になった。公明党代表代行の浜四津敏子は「限界を感じたのだろう」と福田を突き放す一方、次期首相候補の麻生に「明るくてはっきりしている」とエールを送った。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008090302000150.html

2570片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 08:18:46
発信力弱かった福田首相 TVメディアには物足りず
2008年9月3日 08時14分

 突然の退陣を一日に表明した福田康夫首相。在任十一カ月を振り返っても印象的な言動はほとんど浮かんでこない。派手なパフォーマンスや紋切り型のワンフレーズ…。メディアをフル活用した小泉純一郎元首相の「劇場型政治」に慣れてしまった国民にすれば、刺激に乏しく、物足りなさを感じたのは間違いない。安倍晋三前首相は「小泉劇場」をうまく引き継げなかったが、福田首相もまたメディアを存分に使いこなせなかったといえる。 (小田克也、石原真樹)

 「小泉政治は激辛料理。それに国民の舌はまひしてしまった。『安倍中華』も『福田和食』も小泉政治に比べると味がしない」。政治アナリストの伊藤惇夫氏は、メディアを通じた首相の影響力を、料理にたとえてこう語る。

 小泉元首相は、大相撲夏場所で横綱・貴乃花関(当時)が優勝すると「感動した!」と絶叫。訪米すればプレスリーのまねをしてワシントン・ポストに大きく報じられた。

 テレビカメラは、予想外の出来事や派手なパフォーマンスを期待する。フジテレビ関係者は「小泉さんを追っかけたのは、何かやってくれるのではないかという期待感からだ。だが福田さんにはそれが感じられない」。手を高く突き上げるバラク・オバマ上院議員や絶叫するヒラリー・クリントン上院議員…。この夏、テレビカメラはむしろ米民主党の大統領候補指名争いを大きくとらえた。

     ◇

 福田首相はメディア向きの政治家ではないのか。音好宏・上智大学教授(メディア論)は「メディア受けは悪くない。小泉首相時代に内閣のスポークスマンである官房長官を務め、皮肉っぽい口調がウケた。名脇役だったが、自分が主役になると、周りの役者が手薄。八月の改造で消費者行政担当相に野田聖子氏を起用するなどしたが、遅きに失した感がある」。

 「キャスティング」が後手に回ったのは、飯島勲氏(小泉首相の首席秘書官)のような“敏腕プロデューサー”がいなかったことも影響しているのだろう。

 メッセージの発信力も脆弱(ぜいじゃく)だった感は否めない。「小泉首相はメディアを通じて郵政民営化など自らの政策課題を鮮明にしていった。しかし福田首相は受け身。環境問題や消費者庁設置に取り組んだが、その意欲を伝えきれなかった」(放送関係者)。伊藤氏は「福田さんは心構えも準備もないまま首相になった。発信したいことがない。だから人に説明できない。(国民が)政権発足数カ月でそういう固定観念を持ってしまった」と切り捨てる。

     ◇

 福田政権は昨年九月に発足。国民は、小泉−安倍と続いた派手なパフォーマンス型の政治ではなく、少し落ち着いた政治を求めたといえるし、福田首相もそうしたパフォーマンスを内心、嫌っていたのは間違いない。

 ただ「小泉劇場」の劇薬に慣れた国民にすれば、福田首相の言動はやはり物足りなく映ったのだろう。

 福田首相も、日中首脳会談で温家宝首相とキャッチボールしたり、洞爺湖サミットに向けて未来のクルマに試乗したりと、それなりのサービスを見せたが、国民のハートをつかむには至らなかった。

 辞任を表明した一日の緊急会見。出席した記者から「人ごとのようだ」と半ば批判されると、福田首相は、「私は自分自身を客観的に見ることができる。あなたとは違う」とめずらしく気色ばんだが、国民が見たかったのは、まさにこの表情だったのではないだろうか。

(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008090390070642.html

2571片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 09:01:12
自民足元ガタガタ 退陣、怒る東北の支持者

 政権の座に君臨し続ける自民党の足元が揺らいでいる。福田康夫首相の退陣表明を受けて2日、東北の自民党国会議員や県連幹部は釈明に追われた。首相が2人続けて政権を投げ出す醜態の連鎖。草の根で政権を支え続けてきた支持者は、国民からのかつてない逆風を感じ始めている。「自民党はもうおしまいだ」。冷たく突き放すような声も聞かれた。

 2日夕、党宮城県連会長を務める土井亨衆院議員(宮城1区)の政治資金パーティーが仙台市内で開かれた。次期衆院選に向け気勢を上げようと思っていた土井氏だが、あいさつでは同じ町村派出身の首相をかばい続ける羽目になった。

 「若い世代で新しい政治をつくる必要性を問い掛けるため、福田首相が自らお辞めになったのです」

 「苦しい言い訳だな」。失笑する会場。集まった約800人の支持者のうち何人が納得できたか。60代の建設会社役員は「1年たたないうちに辞めるとは頼りない。一度、民主党に政権をやらせてもいいんじゃないの」と真顔で話した。

 宮古市では2日、党岩手県連主催の政策要望懇談会が開かれた。「ちょうどいい時期の辞任劇だ。辞任するんじゃないかと思っていた」。菊池勲県連会長は開き直るしかなかった。集まった首長らが「大変ですね」と同情した。

 秋田県選出の国会議員の事務所には「党は大丈夫なのか」と行く末を案じる電話が相次いだ。ただ、怖いのは今後だ。「これから怒りの声が強まるだろう」。事務所関係者は頭を抱える。

 自民党の地方組織を支える小熊慎司福島県議も「支持者は皆あきれている。総理の座はこんなに軽いものか」と嘆いた。

 秒読みが始まった衆院解散・総選挙。総裁選で誕生する新たな「党の顔」は、がけっぷちの巨大与党を救えるのか。

 青森県中泊町中里地区の佐藤均党支部長は「誰が総裁でも党への厳しい声は変わらない。大規模農業の推進、後期高齢者医療制度は、党を支えてきた人を敵に回した。事態は昨年の参院選より深刻だ」と声をこわばらせた。

 「自民への風はもはや逆風以上だ。実行力に乏しい福田首相は民主党にもてあそばれた」と分析する党山形支部長の鈴木善太郎山形市議。「次はきちんとものが言えるリーダーが必要だ」と切実に願った。
2008年09月03日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080903t73012.htm

2572片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 10:05:30
福田首相、GW以降2度辞意漏らす…森氏が慰留
福田退陣・総裁選
 福田首相が今春の大型連休以降、森元首相に対して2度にわたり、辞意を漏らし、慰留を受けていたことが分かった。首相の出身派閥の自民党町村派関係者が2日、明らかにした。

 8月21日には、森氏、小泉元首相、安倍前首相の首相経験者3氏と中川秀直・元幹事長が静岡県内でゴルフを名目に会合し、慰留に努めることを確認するとともに、首相退陣後の自民党総裁選への対応などについても協議したという。

 連休前の4月27日の衆院山口2区補選では、自民党候補が敗北。首相は「自らの手で今後、衆院を解散してもいいのか」と漏らしていたともいう。

(2008年9月3日09時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080903-OYT1T00181.htm

2573片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 10:20:49
「一体、どうすれば?」 不安募らす小泉チルドレン '08/9/3

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 「一体どうすればいいのか」。福田康夫首相の辞意表明で早期の解散総選挙もささやかれる中、二〇〇五年の郵政選挙で初当選した自民党の「小泉チルドレン」のうち選挙区が決まっていない新人議員たちが党の混迷に不安を募らせている。

 「解散総選挙に向け心の準備は怠っていないが、いつになれば選挙区が決まるのか」と、複雑な表情を浮かべるのは第三次小泉内閣で少子化担当相に抜てきされた猪口邦子衆院議員。

 政治学者から転じた前回総選挙では比例東京ブロック一位で優遇されたが、次回は小選挙区での出馬を狙う。昨秋以降、約千四百人の新規党員を獲得、小池百合子元防衛相らと女性議員による政策ユニットも結成し執行部に猛アピール。それでも選挙区の決定通知はいまだに届いていない。

 求める総裁像についても「これまでの党への貢献度をきちんと評価できる人」と話し、自分の選挙区を早く決めてほしいとの期待をにじませた。

 大塚拓衆院議員(比例東京)は「選挙区が決まらず、正直焦っている」。同党の丸川珠代参院議員と六月に結婚したことに触れ、「生活の足場を築いたばかりで、何としても勝ち上がらなければならない」。再選への決意は強まる一方だが、「選挙時期もはっきりしない今の状態でどう動くべきなのか」と、揺れる胸中を明かした。

 「突然の辞意表明はあまりに無責任」と憤るのは、単独比例での出馬の意向を示す浮島敏男衆院議員(比例南関東)。「党幹部たちは選挙が強いからいいが、来年の選挙を念頭に一生懸命動いてきた一回生議員はどう対応すればいいのか」と話した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809030217.html

2574片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 11:08:48
検証・首相退陣/「辞意だ」とさじ投げる

 内閣支持率の低迷にあえいだ首相福田康夫は、周囲に「辞意だ」と唐突に告げて政権運営のさじを投げた。信頼回復と国民目線を掲げての就任からわずか一年足らず。国民不在の退陣劇が繰り返された背景には、解散・総選挙前の「顔」のすげ替えを既定路線にした与党の「暗黙のシナリオ」があった。(敬称略)

 ▽かん口令

 「小沢とはもうやれない。民主党が変わらないなら自民党が変わらなければいけない。余裕のあるうちに新しい態勢をつくって臨むべきだ」。福田は一日午後六時ごろ、官邸に自民党幹事長麻生太郎と官房長官町村信孝を呼び込み、民主党代表小沢一郎と信頼関係を構築できないことを理由に辞意を切り出した。

 福田は、麻生の顔をのぞき込みながら「麻生さん、総裁選に出るんでしょ。麻生さんが出ないんだったら誰も出られないよ」と強調。町村が元首相森喜朗には伝えたのか問うと「関係先への連絡は僕がする。あんまり早く情報が流れると、また『禅譲密約』とか言われちゃうからね」とかん口令を敷いた。

 この一時間後、元自民党幹事長中川秀直と食事を共にしていた森は、福田から携帯電話で政権の幕引きを聞かされる。「ご決断されたのですか。もう少し待ってくれませんか」。森は慰留したが、福田は「もう麻生さんにも話しましたから。党総裁選は正々堂々とやっていただきたい」と受け流した。

 森は退陣を予感していた。しかし引き際には何らかの「花道」を用意することが必要だと考えていた。時期が早いことだけが計算違いだった。

 森は元首相小泉純一郎に電話し「清和会(自民党町村派)は四代続けて首相を出した。今度の総裁選は静観すべきだ」との認識で一致。小泉はこの後、親しい議員に「にぎやかな総裁選をして、来年の通常国会冒頭で解散すればいい。おれは出ないぞ」と宣言した。

 ▽見切り

 福田にとって、七月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)と、八月の内閣改造は政権浮揚に向けたラストチャンスだった。しかし政権は低空飛行を続けた。「なすべきことをこなしていけば、国民に分かってもらえる」。福田が周囲にいくら強気を見せても「福田では衆院選を戦えない」という与党の声は増幅していった。

 八月二十日夜、神奈川県・箱根で開かれた町村派研修会の終了後、幹部が場を移して集まった。「福田さんが自分の手で解散に踏み切るのは無理ではないか」。出席者の一人が口を開くと、元法相杉浦正健は「(衆院議員の任期満了直前の)来年八月まで続投し、その後に総裁選をして新首相で解散する手はある」との延命策に言及した。しかし、小泉は「そりゃ無理だ」と即答。この間、森は沈黙を続けた。福田は、出身派閥からも見切りをつけられていた。

2575片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 11:11:56
 ▽直談判

 「時間があるならちょっとお茶でもどうですか」。内閣改造直前の七月二十八日夕、福田は官邸での政府与党政策懇談会終了後、公明党代表太田昭宏と幹事長北側一雄を執務室に招き入れるや「首相は私なんだから、外交のことは任せてください」と言い放った。

 公明党は、インド洋での給油活動を継続する新テロ対策特別措置法改正案の衆院再議決について、衆院選への影響を懸念する立場から慎重論を展開した。連立パートナーの協力を得られなければ「国際公約」は空手形になり、政権は立ち往生しかねない。危機感を強めた福田による直談判だった。しかし太田は押し黙ったまま。会合後には、周囲に「よく分からん」とつぶやいた。

 「公明党は何やってんのかねえ」。対テロ新法改正案の審議時間を確保するための早期の臨時国会召集にも待ったを掛けた太田らに、福田のいら立ちは募っていく。

 公明党の支持母体・創価学会とは、父親の元首相福田赳夫から引き継いだ複数のルートで接触を続けてきた。周辺は「首相は『党が駄目でも創価学会とさえうまくやればいい』と考えていた」と明かす。だが衆院の年明け解散を狙う友党の揺さぶりはやまず、福田の目算は大きく狂う。

 公明党サイドには七月になって、福田で衆院選に突入した場合には惨敗が必至との自民党の独自分析が伝えられた。公明党は解散前の首相退陣は不可避と判断し、最も早いケースとして「お盆明けの退陣表明―自民党総裁選―新首相の手による秋口の解散」を想定した。これは「九月の民主党代表選つぶしのベストシナリオ」と位置付けられた。退陣劇はこの筋書きにほぼ沿った形で進行することになる。

 政権取りを狙う麻生は、国会召集時期や総合経済対策の策定で北側と歩調を合わせ「麻生―公明ライン」が政局の主導権を握る。首相周辺は「公明党との距離感、麻生への違和感が退陣の理由だ」と言い切る。自民党中堅議員からは「福田内閣は公明党につぶされた」との恨み節も漏れた。

 「スーパーにはいつ行くんだ」。福田が退陣表明した一日、異変に気付かなかった太田は官邸に何度も電話をかけ、福田と一緒に行う計画だった商店街の視察日程を首相秘書官に問い合わせた。福田が太田に電話で退陣を伝えたのは、記者会見のわずか三十分前の午後九時ごろ。福田のささやかな「意趣返し」だったといえる。

 ▽貧乏くじ

 「辞意だ、辞意」。一日午後五時半ごろ、大阪での防災訓練を終えて官邸に戻った福田は、官邸スタッフの面々に初めて明かした。驚く秘書官を横目に、会見設定を指示。約十七分間の会見を終えると、いつもと変わらぬひょうひょうとした様子で、職員が用意した夕食のしょうが焼き弁当を平らげた。

 この後、福田は官房副長官塩谷立らを集め「日銀人事、ガソリン税、対テロ新法など大変なことがあった。大連立がかなっていたらなあ」と語り、小沢に持ち掛けながら頓挫した大連立構想に未練を見せた。

 就任当初の所信表明演説で野党との話し合い路線を掲げ、ねじれ国会の克服に全力を挙げた。しかし野党の攻勢と与党の交代圧力に挟撃され、孤立無援に陥った。「首相になろうなんて考えたことは一度もなかった」とつぶやき続けた福田にとって、この一年はやはり「貧乏くじ」だったのかもしれない。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0902.html

2576片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/03(水) 23:27:20
【単刀直言】 森喜朗元首相 自主投票にあらず 「当面静観」だ! (1/4ページ)
2008.9.3 22:59
 ここ最近の報道があまりにもデタラメなので断っておきたいが、わが派(町村派)は党総裁選で自主投票を決めたわけじゃない。福田康夫首相が辞意表明をしたのは1日だ。こんな時期に、うちが派の候補者を立てたり、まとまって誰かを推したりすることは避けなければならない。かといって90人近くのメンバーが勝手に動き出したら収まりがつかなくなるでしょ。

 すでに報道をみて、私のところに「誰をやってもいいんですね」と言ってきた議員がいるし、「麻生太郎幹事長の支持を呼びかけているのに自主投票では困る」と言ってきた議員もいる。みんな立場があるから変な記事を捏造(ねつぞう)されると困る。記者魂に反することだよ。

 とにかく自主投票は決めていない。「当面静観」。もっと分かりやすくいえば「謹慎」だな。小泉純一郎元首相も同じ意見だったよ。「森さん、(町村派出身の首相が)4人も続いたのだから今回は気を付けようよ」ってね。

 2日夜の中川秀直元幹事長、安倍晋三前首相たちとの会合での結論もそうだった。「3人でも4人でもたくさんの候補に出てもらい、激しく議論し合ってほしいな」「推薦人が20人そろわない人がいて、手伝いを頼まれたら個々のケースで判断しよう」という話をしただけだ。総裁選告示日が近付き、ある程度候補が出そろったときに改めて誰を応援するか、自主投票にするかを決めることになるだろう。もっともこれは代表世話人の中川君や町村信孝官房長官が考えればよいことだ。

 だから中川君が代表世話人として小池百合子元防衛相に「改革派のチャンピオンとして出なさい」と要請するのは間違いだよ。総裁選でエキサイティングに議論するのはいいことだが、代表世話人としての立場がある。彼女に総裁選への出馬の意欲を持ってもらうために中川君が何かを言わなければならないというのは分かる。しかし、「改革路線を貫徹すべきだ。改革派から誰かが総裁選に出なければいけない」という発言は、わが派の代表の発言としてはふさわしくないな。違いますか?

 小池さん本人が出馬表明するのは構わない。応援する、応援しないとは関係なく、うちの派から手を挙げて「出たい」という者に「君は出てはいけない」といえるような時代ではなくなったからね。でも、うちがグループとしてまとまって「この人を推そう」という行動に出ることは慎むべきだ。麻生さんを推すかどうかだって、今はまだ何も決めない。それはみんなで相談することだ。

 自分の胸の内はまだ言わないけど、私も福田さんもお世話になった人が麻生さんだ。私が「福田さんと率直な話をしてくれ」とアドバイスをしたら、それを聞き入れて幹事長に就任してくれた。そういうことがあるから麻生さんに感謝の念はあるわなあ…。

 私は麻生さんを非改革派だとは思っていない。中川君のいう「改革派」が総裁選に出ることはよいことだけど、改革にもいろいろとあるんだよ。都会にだって田舎にだって改革はある。俗にいう都会的な改革は田舎にとっては一番困るんですよ。郵政民営化だってそうだったでしょ。わが派の仲間だった小泉さんが命がけでやったから協力したけど、郵便局がなくなって田舎の人が困っているのは事実でしょ。

 代表世話人が改革派だと派全体が改革派になるのかな? そんなヒトラーみたいな世の中じゃないんだ。中川君とは親しい仲だから言っているんですよ。奥さんから「あなたのやることはよくないわね」といわれただけで、夫婦関係に亀裂ができると思いますか。

 この年になっておれももうそろそろ辞めようかと計算しているんだ。もうちょっと派閥に関係なく一人でのんびりとやってみたいんだ。1期くらいは…。記者に付け回されてあることないことを書かれるのは煩わしいよ。ちゃんと、しっかり、派としてまとめていってくれるなら、もう喜んで私は辞めますよ。(加納宏幸)

     ◇

 今回の単刀直言は、森喜朗元首相が3日、各社記者団に語った内容です。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080903/stt0809032302014-n4.htm

2577片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/04(木) 00:04:59
全党員で選挙を、中堅若手の不満が爆発/自民党総裁選
政治・行政 2008/09/03

 自民党総裁選をめぐり三日、若手中堅議員の不満が爆発した。午後に開かれた両院議員総会で河野太郎氏(衆院神奈川15区)らが「総裁選はすべての党員が投票すべき」と、選挙方法に異議を唱えたものの、受け入れられなかった。しかも質疑も打ち切り。河野氏は「あまりの危機感のなさに心底あきれた。末期的だ」と党執行部を厳しく批判した。

 今回の総裁選は党所属衆参両院議員票三百八十七、地方票百四十一(各都道府県連三票)の計五百二十八票で争われる。しかし、若手議員らは全党員による投票で新総裁を選出すべきと提案している。

 口火を切ったのが河野氏。「結党以来の危機。その中で党を支えている党員が投票できない総裁選をすべきでない。すべての党員が投票できるルールで行うべき。総裁選挙管理委員会からの提案に断固反対する」と訴えた。

 これに、「総裁選は反転攻勢する機会。できるだけ国民に開かれないと」(山本一太参院議員)「党内の制度も変えられないなら党は発展できない。新しい自民党をつくらないと絶対つぶれる」(関芳弘衆院議員)などとの声が続いた。

 しかし、選管委は「総務会でも了承されている」と一蹴(いっしゅう)。しかも手を挙げ発言を求める若手がまだいるにもかかわらず、両院議員総会長が「これで終わりにします」と一方的に打ち切った。

 これで若手の不満は増幅。河野氏は総会後、「もう切れた」と興奮気味にまくしたて、近くにいた仲間に「名前を貸してくれ」と総裁選出馬に必要な推薦人集めともとれる発言も。出馬について「それも含め、仲間と真剣に考えたい」と含みを残した。
                    ◇
 地方票三票の扱いは都道府県連の判断に委ねられているが、判断材料にするため党員投票を行う動きが全国で広がっている。

 神奈川県連は前回総裁選と同様に、党員・党友による予備選挙を実施する方針。六日に総務会を開き、最多得票候補に三票全部を投じる「総取り方式」にするか、得票数に応じ票を配分する「ドント方式」にするかなど、運営方法なども協議する見通し。

 県連は前回の総裁選で総取り方式を採用。最多得票の麻生太郎氏に三票を投じた。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiisep0809100/

2578片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/05(金) 00:48:07
「好き嫌いで公務選別」 首相提案の政策にはご執心
9月4日21時8分配信 産経新聞


 福田康夫首相は1日の退陣表明後、ほぼ首相官邸の執務室にこもって“残務整理”にいそしんでいるが、自らの肝いりで設置した有識者会議には出席するなど、「福田カラー」の濃い政策には強いこだわりをみせている。
 首相は4日、官邸近くの内閣府に出向き、自身の鶴の一声で3月に立ち上げた「公文書管理の在り方に関する有識者会議」(座長、尾崎護・元大蔵事務次官)に初めて出席した。首相は席上、「平成20年に急に首相が辞めちゃったことが百年たっても千年たっても分かるようにしなければならない」と軽口をたたき、公文書管理強化に向けた政策は次期政権でも継承されると強調してみせた。
 首相は3日には、野田聖子消費者担当相を官邸に呼び、自身が金看板としていた「消費者庁」設置法案について現内閣で閣議決定する方針を確認した。消費者庁設置は首相がことさらこだわった政策課題であり、道筋は自らの任期中にしっかりとつけておきたいという思いのようだ。
 首相は退陣表明後、定例の記者団との「ぶら下がり取材」を拒否し続けているほか、防衛省で3日行われた自衛隊高級幹部会同には欠席した。
 ところが、公文書管理や消費者庁など思い入れのある政策課題だけはしっかりと見届けたいようで、「首相は公務を気分や好き嫌いで選別している」(政府関係者)との声も漏れている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000974-san-pol

2579片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/05(金) 00:48:57
福田首相:「ぶら下がり」拒否続く 電話問い合わせもNO

 突然の辞任表明以来続いている福田康夫首相の「ぶら下がり取材」拒否は、4日でまる3日となった。首相が連日、秘書官を通じて内閣記者会に伝える拒否の言葉は次第に語調が強まり、4日はぶら下がり時間の問い合わせも拒否した。一方で首相が好む有識者会議などでは、マメにあいさつしている。一方的な情報発信だけを求める姿勢に、自ら訴えてきた「国民目線」は感じられない。

 「今後やるつもりはない。電話はかけてこなくていいから」。4日午前、首相秘書官から内閣記者会側に、ぶら下がりに関する電話での問い合わせも拒む考えが示された。

 原則として平日の昼と夕の1日2回、立ったまま記者団の質問に答える「ぶら下がり取材」について首相は、辞任表明翌日の2日、秘書官を通じ「退陣表明した以上、無用な雑音を立てるべきではない」と、拒否する意向を伝えてきた。毎日新聞を含む翌3日の朝刊各紙で批判されると、同日には「考えは変わらない。映像、記事にかかわらず、取材は受けたくない。記事にしないならいいけど」。

 首相としては、自民党総裁選をめぐる記者団との質疑が面白おかしく取り上げられることを避けたい−−との思いがあるようだ。しかし、テーマは総裁選だけでなく、首相辞任を受け積み残される政策課題の行方など多岐にわたる。辞意表明したとはいえ、現職首相である以上、説明責任は今でもある。

 首相は4日発行の「福田内閣メールマガジン」最終号「ありがとうございました。福田康夫です」で、辞任を報告するとともに「厳しいご批判も(中略)政策を進めるための大きな原動力でありました」と読者に謝意を述べた。だが、一方通行で自らの思いを伝え、国民の疑問に答えないならば、「批判に感謝」の言葉もむなしい。【尾中香尚里】

毎日新聞 2008年9月4日 22時52分(最終更新 9月5日 0時10分)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080905k0000m010124000c.html

2580片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/05(金) 02:51:30
自民総裁選:4人の出馬固まる 若手も擁立を模索

 福田康夫首相の後継を選ぶ自民党総裁選(10日告示、22日投開票)で、麻生太郎幹事長(67)、小池百合子元防衛相(56)、与謝野馨経済財政担当相(70)、石原伸晃元政調会長(51)がそれぞれ出馬することを決めた。麻生氏は景気回復を重視の立場を鮮明にし、今後3年間で減税などの政策を集中的に進めることを打ち出す方針。また、棚橋泰文元科学技術担当相(45)が立候補を目指し推薦人集めに乗り出した。総裁選は既に立候補を固めた4氏を軸に、さらに出馬を模索する動きも出てきている。

 麻生氏は8日に正式に出馬会見を開き、政権構想を明らかにする。素案のタイトルは「日本の底力−強くて明るい日本をつくる」。経済分野では、政府・与党が先に合意した所得税・住民税の定額減税のほか、設備投資減税などを盛り込んでいる。11年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化する政府方針を事実上凍結する内容で、財政再建を重視する与謝野氏らとの論争が活発に展開されそうだ。

 年金改革については「安定的な財源を確保する」と記すにとどめた。麻生氏は基礎年金の財源をすべて税金でまかなう「全額税方式化」を唱えてきたが、消費税率の引き上げが必要なことから盛り込むのは見送った。

 石原氏は4日、党内最大派閥の町村派(88人)で最高顧問を務める森喜朗元首相と東京都内で会談。「自民党のため、日本のため出馬する決心をした」と立候補の意思を伝えた。石原氏は森氏から出馬に必要な党所属国会議員20人の推薦人確保に向けての協力を取り付けた。石原氏が所属する山崎派は、山崎拓会長が野田毅元自治相ら幹部と会談し、派として自主投票とする意向を固めた。

 このほかには、棚橋氏が4日夜、都内で記者団に「次時代に責任を持てるのは30代、40代の政治家。自民党の世代を変えるため仲間と頑張りたい」と、出馬を目指す考えを表明。中堅・若手の勉強会「プロジェクト日本復活」でもメンバーの山本一太副外相の擁立論が出た。党内第2派閥の津島派(70人)でも同日、若手議員を中心に独自候補の擁立を模索する動きが表面化。石破茂前防衛相(51)の名が挙がっているが、同派実力者の青木幹雄前参院議員会長が同派からの候補擁立に否定的で、派としての擁立は不透明な状況だ。

 伊吹文明財務相が会長を務める伊吹派(28人)は役員会で、麻生氏支持を決めた。【川上克己】

毎日新聞 2008年9月5日 2時30分(最終更新 9月5日 2時30分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080905k0000m010159000c.html

2581名無しでチュウ:2008/09/06(土) 08:43:16
山本議員出馬意向で渦巻く賛否
自民総裁選 「応援したい」「混乱に拍車」

 自民党の山本一太参院議員(50)が5日、自民党本部での記者会見で総裁選に出馬する意向を表明したことについて、県内の関係者からは「応援したい」とする声が出たほか、「福田首相の辞任で意気消沈している県民感情を考えてほしい」といった異論も吹き出した。山本氏は推薦人20人を確保できていない模様で、10日の告示に向けて党内の支持をどこまで伸ばせるかは不透明な情勢だ。

 前橋市元総社町の山本氏の事務所には、山本氏の会見後、支持者らから立て続けに電話が入り、秘書ら3人が「詳しいことはよくわからない」などと説明、応対に追われた。

 山本氏の出馬表明について、地元・草津町の中沢敬町長は「若い政治家が野心を持って混沌(こんとん)とした社会を直そうとするのは良いことだ。本人の意思を尊重して応援したい」と語った。

 同町出身の萩原渉県議は「同郷の仲間としてエールを送りたい。福田首相が辞意表明をした後だから、群馬に次の首相を狙う議員がいることをアピールするいい機会だ」と語った。山本氏は当選1回の自民党県議と、3か月に1回程度の頻度で勉強会を開いており、メンバーでもある萩原氏は「山本氏は外交政策に通じている。これからの首相はこうでないといけない」と話していた。

 しかし、突然の出馬会見には、「自民党の混乱に拍車をかける」「推薦人確保の見通しを立ててから表明すべきだった」といった冷ややかな声も上がった。

 背景には、山本氏が一昨年の総裁選で県連が福田氏擁立を目指す中、山本氏が公然と安倍前首相支持を打ち出し、県連や福田氏の支持者から「県民の気持ちを逆なでした」と、怒りを買ったことがある。

 県連の飯塚実枝子女性部長は「山本さんが安倍さんの旗振り役でテレビに出た時は不愉快だった。『康夫さんがいるのに、なぜそんなことをするのですか』と注意したら、『ごめんなさい』と言っていたのにその後もテレビに出続けた」と話した。

 柳沢本次元県議も「総理総裁を目指すには勉強も経験も足りない。お祭り騒ぎの中で手を挙げたようなものだ」と厳しく批判した。

 こうした党内の雰囲気もあって、南波和憲幹事長は、地元出身ながら山本氏を特別扱いせず、予定通り予備選を実施する考えを示した。

 一方、民主党は21日の代表選で小沢代表が無投票で3選を果たす見通しで、県内でも話題をますます自民党にさらわれることに埋没感を強めている。同党関係者は、「民主党も代表選をやるべきだ。有権者が民主党の政策を理解するいい機会だ」と述べ、小沢代表の対抗馬出現に期待を示した。

 公明党は、「無投票で党首を決めるより、選挙をした方が議論が深まる」(加藤修一・県本部代表)と、基本的に総裁選の活性化につながると歓迎。社民党県連の土屋富久代表は、「(立候補者が増えて)総裁選が盛り上がればスピード解散もあるだろう。選挙準備を急がないといけない」と語った。

(2008年9月6日 読売新聞)群馬
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20080906-OYT8T00030.htm

2582片言丸:2008/09/07(日) 00:36:26
クローズアップ2008:自民総裁選、乱戦模様に 「首相候補」重み薄れ
 4人が争う構図に固まるとみられていた自民党総裁選は5日、石破茂前防衛相(51)が出馬を表明、1955年の結党以来最多となる5人以上の戦いになる可能性が強まった。棚橋泰文元科学技術担当相(45)、山本一太前副外相(50)も出馬を目指す。中堅・若手議員らの相次ぐ「参戦」は、多様な論戦を生み出す一方、「首相候補」の重みまでそぎ落とす副作用をもたらしそうだ。【川上克己、犬飼直幸】

 ◇「派閥打破」口々に−−党内から「売名行為」批判も
 第5、第6の候補者たちは口々に「派閥への反発」を立候補の大義名分に掲げた。

 5日、党本部で記者会見した山本氏は「今までのように派閥が相談して候補者を立てる総裁選をやったら、自民党に未来はない」と訴え、石破氏も「今回の総裁選は派閥単位でやるのではなく、同志が集い、国民に訴えるべきだ」と強調した。

 しかし、小泉政権の誕生後、派閥はすでに弱体化の道を歩んできた。乱戦模様になっているのは、派閥の締め付けが効かず、出馬へのハードルが下がっている証左でもある。

 福田康夫首相の退陣表明を受け、党内ではベテラン、若手を問わず「開かれた総裁選」を提唱。それが派閥領袖の麻生太郎幹事長(67)に対抗して石原伸晃元政調会長(51)、小池百合子元防衛相(56)、与謝野馨経済財政担当相(70)が出馬する土壌となった。

 派閥の流動化は確実に進んでいるものの、水面下では各派幹部間で旧来型のやり取りもまだ行われている。立候補に必要な国会議員20人の推薦人を、各候補者にどう割り振るかといった調整だ。

 麻生、津島両派の幹部は4日に会談し、麻生、与謝野両氏に票を割り振ることを約束した。津島派幹部は「与謝野氏を支援するのは総裁選全体を盛り上げるため。勝とうと思っているわけではない」と伝えた。

 5日に自主投票を決めた古賀派の幹部は「独自候補を出さずに、推薦人を出すことで支援を高く売れる」と明かす。4日には古賀派の塩崎恭久元官房長官が出馬を目指し、会長の古賀誠選対委員長らに派閥の支援を要請したが、幹部側は「自力で20人の推薦人を集めるならいいが、派閥は支援しない」と断った。

 こうした動きが結果として中堅・若手を「派閥政治打破」名目の出馬に向かわせた。

 「このままでは本命の麻生氏を当選させるための壮大な『出来レース』になりかねず、構図を変えないといけないと考えた」

 若手議員の一人はそう解説する。しかし、中堅議員は「売名行為にほかならない。派閥への反発は方便だ」と指摘する。

 降ってわいたような乱戦模様に麻生陣営は警戒感を強める。陣営幹部は「麻生包囲網ができるかもしれない。決選投票になったら危なくなる」と語った。

 5日午後には古賀派の菅義偉選対副委員長をはじめ、津島派、伊吹派など麻生氏支持の議員が集まって対応を協議。決選投票も視野に入れ、麻生氏を2番目に支持する議員などのリストを作った。

2583片言丸:2008/09/07(日) 00:36:57
 ◇一転、ほくそ笑む民主 「単なるお祭り騒ぎ」/「国民に対し失敬だ」
 首相の「政権投げ出し」で世論の批判を浴びた自民党。文字通り「背水の陣」の総裁選は麻生、石原、小池、与謝野4氏が名乗りを上げ、「ダメージを挽回(ばんかい)する役者がそろった」(党幹部)と、思い通りの展開となりつつあった。

 ところが、相次ぐ出馬表明で誤算が生じ始めている。首相の座に直結するはずの総裁候補が軽くなり、総裁選本来の緊張感を損ないかねない状況となっているためだ。

 「最大のライバルは民主党の小沢一郎代表だということを念頭に入れておくべきだと思います」

 小池氏は5日夜、東京都内で記者団に乱戦模様の総裁選への不満を漏らした。ベテランから中堅、若手まで入り乱れて候補者が乱立すれば、改革志向で党内の中堅・若手を中心に支持を集めたい小池氏の戦略を揺るがしかねないという計算もあった。

 今回の総裁選は、低迷の続く党支持率の回復には格好の滑り出しだった。与謝野氏の登場で麻生氏との経済政策をめぐる論戦への期待を膨らませ、小池氏が出馬すれば女性初。石原氏も世代交代の機運をアピールできるとの空気がベテランの間で強まった。

 ところが棚橋、山本両氏が相次いで出馬を目指す考えを表明。棚橋氏は5日、出馬に必要な20人の推薦人を確保しようと国会議員会館を走り回った。中堅・若手として活動範囲が重なる両氏の一本化を期待する声も上がっているが、行方は不透明だ。

 「本格的な政策論争をされるのが一番困る」と総裁選による埋没に懸念を深めていた民主党からは、一転して強気の声が聞こえてきた。

 輿石東参院議員会長は5日、東京都内の会合で「劇場型の総裁選どころか、単なるお祭り騒ぎだ」と皮肉り、鳩山由紀夫幹事長も滋賀県近江八幡市の街頭演説で「候補を出せるだけ出して、レスリングのバトルロイヤルではないがめちゃくちゃで、国民に対して失敬だ」と批判した。

毎日新聞 2008年9月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20080906ddm003010050000c.html

2584片言丸:2008/09/07(日) 00:57:10
総裁選に7候補乱立 20人の推薦人集め難航の候補も
 自民党総裁選は、本命・麻生幹事長ら4人に加えて、5日、石破前防衛大臣が出馬を表明しました。山本一太外務副大臣らも出馬を目指していて、候補者乱立の様相ですが、20人の推薦人集めが大きな壁となっています。

 小池元防衛大臣:「ここへ来まして、改革はやっぱり進めなくちゃだめだよねということで、そういった、私は勢いも感じるようになって参りました」
 横浜での講演後推薦人集めに自信を見せた小池元防衛大臣は、地元の東京・池袋に帰って祭りに参加しました。さらに、この後、秋田に飛んで講演を行う予定です。
 自民党・石原元政調会長:「何とか応援してくれる方がいる以上は、(推薦人)20人のめどを早くつけたい」
 石原元政調会長は、都内の事務所で推薦人集めを続けています。
 与謝野経済財政担当大臣:「(公約は)大体きょう、最終稿を見まして、あしたから印刷」
 すでに20人の推薦人を確保した与謝野経済財政担当大臣は、囲碁を楽しむ余裕ぶりを見せました。そんな与謝野氏を支持するのか、杉村太蔵議員が事務所を訪れました。
 石破前防衛大臣:「歴史を変えるのは、常に己を捨てた人たちが歴史を変えてきたのだ。私もその一員でありたい」
 石破前防衛大臣は、地元・鳥取で街頭演説や20世紀梨の集荷場の視察を精力的にこなしました。こうしたなか、本命の麻生幹事長は、広島市で行われる自らの政治団体の会合で講演しました。8日には、政策発表の記者会見を行う予定です。一方、棚橋元科学技術担当大臣は、地元・岐阜県で、「若手の代表として頑張りたい」と決意を示しましたが、難航する推薦人集めに、同じく出馬を目指す山本一太副大臣との一本化も検討する考えを示しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20080906/20080906-00000022-ann-pol.html

2585片言丸:2008/09/07(日) 04:54:30
「首相辞任」検証 「先手を打つ」麻生氏に打ち明けた(1/5ページ)
2008年9月7日3時4分

 1日午後6時、首相官邸5階の首相執務室。福田首相は急きょ呼び出した自民党の麻生太郎幹事長に、一枚の紙を差し出した。

 1週間前、首相と麻生氏らが秋の臨時国会の打ち合わせをした際、12日の召集日や代表質問など、9月の政治日程を書き込んだカレンダーだった。首相はおもむろに口を開いた。

 「この日程で、総裁選をやってほしい」

 突然のことに、麻生氏は黙り込んだ。首相はたたみかけた。「辞意表明をしようと思っている」

 ようやく意味がのみ込めた麻生氏は、あっけにとられた。

 麻生氏「いつですか」

 首相「今日」

 麻生氏「早いですな」

 首相「早いんだよ。こういう事は」

 麻生氏は慰留したが、首相の考えは変わらなかった。数分後に入ってきた町村官房長官も、首相の辞意を聞かされ、絶句した。「改造したばかりではないですか」

 慰留する2人を説き伏せるように、首相は一気にまくし立てた。

 「私は任期ぎりぎりまで解散するつもりはなかったが、政局によっては、追い込まれて解散になる可能性はある。ならば先手を打って、こちらに余裕がある状態で、勝てる態勢を作るべきだ。民主党が変わらないのであれば、自民党が先に変わって主導権を握るべきなんだよ」

 臨時国会が始まれば、早期の衆院解散を求める民主党の攻勢が一気に強まる。与党が追い込まれて手詰まりになりかねない。一方、自分が開会前に辞めれば、新しい首相が内閣支持率の高いうちに解散・総選挙に打って出る戦略も立てられるし、民主党も「解散カード」を振り回せなくなる――。首相の真意は、こうしたところにあった。

 「総裁選が始まるが、ぜひ国民がわくわくするような、エネルギーに満ちあふれた自民党を多くの皆さまに見せて欲しい。この際、徹底してやって頂きたい」


http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231.html

2586片言丸:2008/09/07(日) 04:55:27
 1日の辞意表明会見の2日後、自民党本部で開かれた党両院議員総会。首相は党所属国会議員らを前に、声を張り上げた。

 首相の狙い通り、総裁選は5人以上が立候補する異例の展開になった。多彩な候補者の競演で、民主党はかすみがち。勢いづく与党内では臨時国会での「冒頭解散論」が強まってきた。

 攻勢に立つ民主党、守勢の与党。首相の突然の辞任は、確かにその構図を逆転させた。

■首相「小沢とはもうやれない」

 1日午後9時半。辞意表明の記者会見に臨んだ福田首相は、記者から「民主党の小沢代表におっしゃりたいことは」と問われ、こう答えた。

 「国のためにどうしたらいいか。虚心坦懐(きょしんたんかい)、胸襟を開いて話し合いをする機会がもっとあったらよかった。そういう機会を持ちたかった」

 首相が辞意を固めた背景には、小沢氏との修復不能な関係悪化があった。

 約3時間半前、首相は麻生太郎幹事長、町村官房長官に漏らした。

 「小沢とはもうやれない。信頼関係がないからな。小沢が残り、自分も残ると、これまでと同じ繰り返しになる」

 首相は昨年10月と11月、小沢氏との2度にわたる党首会談で、民主党との「大連立」を模索した。小沢氏が党内の反対にあい、不発に終わったが、その後も小沢氏との「ホットライン」はつながっていた。

 だが、与党が2月末に衆院で予算案の採決を強行。逆に民主党が日本銀行総裁人事で、首相が強くこだわった武藤敏郎副総裁の昇格案を不同意にした頃から、連絡は途絶えがちになった。

 「経済活性化が必要な時期なのに、日銀の副総裁が決まっていない。福田対小沢という図式では展望が開けない」。首相は日銀人事も引き合いに、慰留する麻生、町村両氏に反論した。「福田対小沢の構図だと旧態依然とした『ねじれ国会』の情勢に変化を見いだせない」

http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231_01.html

2587片言丸:2008/09/07(日) 04:56:03
 「(首相の進退を)小沢が全部決めているようで……」。町村氏は悔しさをにじませたが、首相を翻意させることはできなかった。

■「党が変わる勢いを殺してしまう」

 首相はなぜ、このタイミングで辞任を決断したのか――。

 政府・与党は3日前の8月29日、原油高や景気減速を受けた総合経済対策を決定した。首相は麻生、町村両氏に「限られた時間の中で、しっかりとした経済対策をつくらなければならなかった。経済について強力な布陣を敷いた改造内閣で、その対策ができあがった。よいタイミングだ」と、経済対策に一区切りついたことを理由に挙げた。

 実は首相周辺では、経済対策のとりまとめが、首相の「延命」につながるとの見方の方が強かった。

 公明党が強く求めた「定額減税」の実施を受け入れたことで、そのための税制関連法案を来年1月召集の通常国会で成立させるまでは、公明党からの「早期解散圧力」をかわせる。うまくいけば、解散時期を3月ごろの来年度予算成立後に先送りすることも可能、というわけだ。

 首相に翻意を促す町村氏は粘った。「(辞任は)来年度予算を通してから、ということは考えられませんか」。首相はにべもなかった。「それはだめだ。花道論と言われてしまい、自民党が新しく変わる勢いを殺してしまう」

 「太田農林水産相の問題などで、臨時国会は開会当初からゴタゴタする。結局、国民に迷惑をかける。今なら国民にも迷惑をかけずに交代できる」。首相は臨時国会前の体制一新にこだわった。

 首相の傍らには、辞任会見を想定して、この1年間に手がけた政策をまとめたと見られるメモがいくつもあった。首相は1日は朝から防災訓練などに忙殺されており、メモは前日までに用意したものとみられる。

http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231_02.html

2588片言丸:2008/09/07(日) 04:56:52
 一方で、首相は前日の31日午後、首相公邸にひそかに官僚を呼び入れ、12日に召集を予定していた臨時国会での所信表明演説の原稿を練っていた。

 辞意表明への準備と、臨時国会への準備。首相周辺はいう。「ギリギリまで悩み、二つの作業を同時並行で進めていたのだろう」

 首相は麻生、町村両氏にこう言った。「無責任と言われるかもしれないが、いま辞めるのが、最も責任のある辞め方だ。今を失えば、機会を失う」

■「禅譲説、麻生さんが迷惑しちゃう」

 首相の辞任の背景に「禅譲密約」はあったのか――。

 首相が8月の内閣改造で、地方組織を中心に人気のある麻生氏を幹事長に起用、麻生氏も応じたことで、解散・総選挙の前に麻生氏に政権を禅譲するという「密約」があったのではないかとの憶測が一気に広がった。

 首相は「公になっているものは『密約』とは言わない」と記者団に不快感をあらわにし、麻生氏も記者会見で「その種の話は一回もない」と否定している。

 1日の3者会談で、首相は冗談めかして「総裁選が成立するかどうかわからないが、幹事長は出るんでしょうなあ。幹事長が出ないと誰も出なくなっちゃう」と笑った。

 そのうえで、麻生氏に向かって「(昨年9月の初の)組閣の時、本当は外務大臣とかで引っ張り出そうとした。今回ようやく表舞台に引っ張り出すことができた」。期待感を隠さなかった。

 首相は世間に流布する「禅譲説」を気にしていた。退陣表明を来春の予算成立後に延ばせないかと訴える町村氏に対し、翻意がありえないことを断言したうえで、こう語った。「禅譲説がますます信憑(しんぴょう)性を帯びてしまう」

 首相はこの日の朝、貴代子夫人には真意を明らかにしていたが、3者会談の時点では、後見人である森元首相にも辞意を伝えていなかった。

http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231_03.html

2589片言丸:2008/09/07(日) 04:57:24
 「あまり早いうちに話が出ると、『禅譲説』とかいう、ありもしない話が定着しちゃう。麻生さんが迷惑しちゃう」。首相は麻生氏をおもんぱかった。

 「総理は総裁選で麻生氏を支持するのか」。辞意表明会見でそう聞かれた首相は、記者の質問には直接答えず、こうはぐらかした。「その後のことは、自民党内でどうするかという問題。総裁選挙の日取りとか、手続きを進めていただきたいと麻生幹事長にお願いしました」

http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY200809060231_04.html

2590片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 10:09:56
野田聖子氏に総裁選出馬要請していた 森元首相明かす
2008年9月8日1時55分

 森元首相は7日、金沢市であった自民党パーティーでのあいさつで、無派閥の野田聖子消費者行政担当相に総裁選への立候補を要請していたことを明らかにした。森氏は町村派の最高顧問で、総裁選には同派の小池百合子元防衛相が出馬の意向を示している。

 森氏は野田氏について「女性はたくさんいらっしゃるが、一番、女性として、政治家として強い信念を持った人だ。きっと女性候補として出てくれるだろうとの思いがあった」と語った。ただ、立候補を勧めたところ野田氏は拒んだという。

 一方、小池氏は7日、記者団に「昨日は森(元)総理にごあいさつして、決意のほどはお伝えしました」。推薦人20人が確保できたとして8日にも正式に立候補を表明する。
http://www.asahi.com/politics/update/0908/TKY200809070171.html

2591片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 10:14:01
自民党総裁選 財政政策三つどもえ 路線闘争見直しも
9月8日8時23分配信 産経新聞


 自民党総裁選は、経済財政政策をめぐり党内で反目を続けてきた「積極財政派」「上げ潮派」「財政規律派」の代理戦争の様相を帯びてきた。論争は自民党に国民の関心を引きつける効果がある一方、党内の亀裂を深めかねない。自民党の路線闘争はどこから始まり、どう収拾していくのか−。(加納宏幸)

 ≪バラマキ批判≫

 「麻生太郎幹事長も小沢一郎民主党代表もバラマキだ。聞こえのいいことばかりいってたら10年後に財政は破綻(はたん)する」

 総裁選出馬を目指す棚橋泰文元科学技術担当相は7日の民放番組で激しいバラマキ批判を展開。山本一太参院議員も同調した。

 麻生氏は地元・福岡の講演ですかさず反論した。

 「財政出動と言った途端に『バラマキだ』というのはためにする論理だ。何も公債をバンバン出せと言っているわけではない。『増税』『上げ潮』と単純に二者択一化するのは経済を知らない人たちだ」

 総裁選候補のうち麻生氏と石破茂前防衛相は景気対策を重視する積極財政派。与謝野馨経済財政担当相は税財政改革を掲げる財政規律派のリーダー。石原伸晃元政調会長、小池百合子元防衛相は規制緩和や霞が関改革を優先する「上げ潮派」に近い。3派が出そろったことで、経済財政政策が最大の争点となった。

 対立の端緒は昨年秋、上げ潮派リーダーの中川秀直元幹事長と与謝野氏が火をつけた「霞が関埋蔵金」論争だった。与謝野氏が社会保障費増大を理由に消費税増税に動き出したところ、中川氏は特別会計の「埋蔵金」活用による増税回避を主張。論争は党内を二分する騒ぎに発展した。

 米国のサブプライムローン問題に端を発する世界的な金融不安や原油高騰を受け、対立は一度終息したが、景気の先行き不安を受けて、今度は積極財政派が台頭。麻生氏がプライマリーバランスを平成23年度までに黒字化する政府目標の先送りを示唆したことにより、路線闘争は「三つどもえ」となって復活した。

 ≪矛先は民主に≫

 ただ、麻生氏の主張は住宅関連の政策減税や投資促進が中心であり、従来型の公共事業路線とは一線を画す。上げ潮派も景気対策を否定しているわけではなく、中川氏は「『改革の配当』をバラマキでない形で還元すべきだ」と埋蔵金による景気対策を主張する。与謝野氏も政府の総合経済対策をまとめる際に建設国債発行に柔軟姿勢を示しておりゴリゴリの財政再建論者とはいえない。

 上げ潮派の若手・中堅は優位に立つ麻生氏に対し、「バラマキ批判」を強める構えだが、批判の応酬は党内にシコリを残す。石破氏は「麻生氏がカネをバラまけばよいと思っているはずがない。要はアクセントの違いであり3派に分けるのはミスリードだ」と論争の軌道修正を呼びかけており、小池、石原両氏はややトーンダウンしている。

 むしろ矛先は民主党に向きつつある。石原氏はこう強調した。

 「民主党の政策は公共事業や高速道路無料化などのバラマキだが、自民党は財源が裏打ちされた政策だ。理性があるんです」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000908-san-pol

2592片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 13:23:35
集票合戦が活発化 自民党総裁選・県関係議員
派閥軸に支持調整/乱立の影響「板挟み」も  沖縄

 乱戦模様の自民党総裁選で、県選出・出身の自民党国会議員は、立候補に必要な推薦人に名を連ねるなど動きが活発化している。一方、派閥の意向などを理由に支持表明していない議員に対する各陣営からの綱引きも激化している。

 津島派に属する西銘恒三郎衆院議員は同じ派閥から立候補を表明した石破茂前防衛相(51)の推薦人に加わった。西銘氏は「安全保障など国の在り方に明確な指針を国民に示せる」と政策論争に期待する。鳥取県選出の石破氏に、「地方の痛みがよく分かり、国政に生かせる」とした。

 安次富修衆院議員も、同じ山崎派の石原伸晃元政調会長(51)の推薦人に名を連ねた。安次富氏は「国交相や政調会長を歴任し、政治的な力量は十分。同じ派閥の仲間として力になっていきたい」と述べた。立候補者の乱立に「開かれた政党として、堂々と政策を主張し、党員・党友さらに国民に支持を訴えるべきだ。党の活性化につながる」と強調した。

 一方、津島派の仲村正治衆院議員は総裁選の選挙管理委員会副委員長に就いた。公平公正な姿勢が求められる立場上、推薦人や支持表明は控える考えだ。

 嘉数知賢衆院議員は八日夕に開かれる町村派臨時総会の結果を受け、態度を表明するとしている。

 島尻安伊子参院議員は参院津島派の支持表明に従う方針という。「参院が結束した行動を取ることが重要」とした。

 各国会議員には、立候補を表明した各陣営幹部が電話などで支持を訴え、集票合戦に火がついている。

 ある議員は「個人的なお世話を受けた議員も多いが、派閥や仲間との意向も重視しないといけない。板挟みに遭っている」と複雑な表情を見せている。

 一方、党県連は党員・党友約六千五百人による投票(予備選)を実施。往復はがきで二十日までに投票し、二十一日に開票。県連持ち分の三票を、投票数に応じたドント方式で分配する。
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-09-07-M_1-002-1_001.html?PSID=3450aa626d626301919333d5ffc3a422

2593片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 17:35:36
ドキュメント・九月政変:総裁選劇場、盛り上げ 自民、早期解散に照準
 ◇山本、棚橋氏には推薦20人の壁
 自民党の古賀誠選対委員長は7日のテレビ番組で、「10月上旬解散−11月上旬総選挙」の公算が大きいとの見方を示し、町村信孝官房長官もテレビ番組で「早く選挙をやる選択肢はあり得る」と語った。民主党側からも小沢一郎代表をはじめ、臨時国会召集後の早期解散の見方が相次ぐ。

 自民党が衆院選挙での劣勢予想を覆すための「総裁選−解散」シナリオが見え隠れする中、7日の日曜日、7人の議員による「総裁選劇場」が繰り広げられた。

    ◆

 山本一太前副外相と棚橋泰文元科学技術担当相は、立候補の条件となる推薦人(20人)の壁にぶつかる。

 7日朝、2人はテレビ番組に相次いで出演し、同じテーブルで意欲を語った。

 棚橋氏「麻生さんも小沢さんもバラマキを言っている」

 山本氏「構造改革路線を転換する動きがあった。おかしい」

 2人の主張は重なっておりコメンテーターからは、「政策の違いが分からない」と指摘された。

 最初の番組終了後、山本氏は棚橋氏に「驚きました。言っていることが似ている」と話しかけると、棚橋氏は「一緒にできませんかね」と応じた。

 ただ、互いのグループには山本嫌い、棚橋嫌いの議員も存在し、仮に両グループが一本化できても、単純な足し算にならない。

 一方、推薦人を確保した石破茂前防衛相は朝、地元・鳥取県から夜行列車で上京。そのままテレビ局に駆けつけ、午前中2本の番組をはしごした。石破氏は外交・安全保障などの問題が埋没していることから、「新しい論点を総裁選に持ち込みたい」と意欲を示す。

 ただ、この日は得意分野を持ち出して論戦に持ち込もうとしたものの、空回りが目立ち、表情にはいら立ちがにじんだ。「経済政策」に焦点が当たる総裁選で、安保の石破氏はどう存在感を示していくのか。

    ◆

 与謝野馨経済財政担当相は朝一番で、東京都新宿区の水稲荷神社の例大祭を訪れた。あいさつに立つと、法被姿のみこしの担ぎ手たちから「総理、総理」と声がかかった。

 その後、同区内の運動場で開かれた少年野球大会に参加。衆院東京1区で対決する民主党の海江田万里前衆院議員が姿を見せ、無言で会釈を交わした。

 小池百合子元防衛相は7日、講演先の静岡県熱海市から、生中継でテレビ出演。

 米大統領選にも触れ「アメリカには(女性の活躍を妨げる)『ガラスの天井』があるが、日本は『鉄板』だ。明確な政策と国民との共感を持って進めたい」と強調した。

 夕方、地元・練馬区北町商店街の祭り会場。雨の中、法被姿の小池氏が現れると、みこしの担ぎ手らからは「ゆりっ、ゆりっ」と声が上がった。

 石原伸晃元政調会長は朝、東京都内でテレビ番組に出演した後、飛行機で石川県へ飛び、金沢市のテレビ局から番組に出演した。

 石川県連の会合では、壇上で並んだ森喜朗元首相が建設相だったころ、森氏を総裁候補に擁立しようとしたエピソードを披露。推薦人集めについて「大変です。森元総理みたいな方がサインしてくれたらバッチリなんですが、なかなかそうもいかない」と述べ、会場の笑いを誘った。

 過去3度の出馬経験があり、政権構想作りも進む麻生太郎幹事長は、立候補表明後初の地元・福岡入りをした。

 「誰が小沢一郎と戦うに最もふさわしいかを考えてほしい。経験豊富な麻生太郎しかいない」

 飯塚市のホテルで開いた地元後援会の非公開の緊急役員会で、麻生氏が自信たっぷりにあいさつすると、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

毎日新聞 2008年9月8日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080908ddm002010139000c.html

2594片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/08(月) 18:56:28
気をもむ公明/本命麻生氏に熱い視線

 公明党が自民党総裁選の行方に気をもんでいる。景気対策を重視する本命候補の麻生太郎幹事長に「熱い視線」を送るが、五候補乱立でレースの展開が見えにくくなってきたためだ。財政再建派の与謝野馨経済財政担当相、上げ潮派の小池百合子元防衛相らの出馬により、経済政策が争点軸になるのは必至で、論争を通じて肝いりの定額減税をめぐる「ばらまき批判」が拡大することへの警戒感も募る。

 「原油高、物価高で中小企業、庶民から悲鳴が上がっている。危機感がまだ足りない」。太田昭宏代表は七日、テレビ番組に出演し、これに先立ち番組内で論戦した小池氏、石原伸晃元政調会長、石破茂前防衛相の各候補に駄目出し。この後、記者団にも「活発であれば何を話しても結構だが、もう少し日本をどうするか議論してほしい」と注文を付けた。出演を見送った麻生氏をやんわり“援護射撃”したといえなくもない。

 太田氏は別の番組で、公明党が麻生氏後継を望んでいるとの見方を否定し「大いなる論戦が行われればいい」と強調して見せた。しかし浜四津敏子代表代行は二日に麻生氏について「明るくていいのではないか。支持者にも受け入れられる」との本音を隠していない。北側一雄幹事長も四日、総裁選に向けて「景気対策が国民の一番の関心事だ」と指摘した。

 太田氏が“意中の人”を明言しないのは、自民党内の一部に「公明党が麻生氏と連携して福田おろしを画策した」(幹部)との反発がくすぶるためだ。麻生氏への期待感を露骨に口にすれば、「ひいきの引き倒し」にもなりかねない。山口那津男政調会長は四日、「誰がいいとか介入しないで見守る」と不干渉を宣言した。

 ただ公明党にとって、衆院の「十月解散―十一月総選挙」の流れが強まる中、支持者への実績としたい定額減税の年度内の実施方針を総裁選後の自公連立合意に盛り込むことが「譲れない一線」(党幹部)だ。財政規律を重視する与謝野氏や、改革後退を戒める小池氏らがレースで飛び出せば、減税実施や規模をめぐる自公間の不協和音が拡大する可能性も否めない。

 山口氏が四日のテレビ番組で「次の首相も(定額減税実施の)政府与党合意を守っていかなければならない。次の内閣も実現する義務を負っている」と念を押したのも、こうした懸念があるからにほかならない。

 「(与党が衆院選で過半数を得られずに)数が足りないということになれば『連立野党』はない」。これまで自民党が下野した場合でも民主党と連立する可能性を否定してきた太田氏は七日、一転して民主党との連携カードをちらつかせた。自民党内で「反麻生包囲網」を構築する動きを暗にけん制した発言とも受け取れそうだ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080907.html

2595片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/09(火) 09:10:57
総裁選 総選挙 自民議員“板挟み” 他党は準備着々「早く地元へ」
2008年9月7日 00:14 カテゴリー:政治
 自民党総裁選が混戦模様となる中、若手から派閥の領袖クラスまで、党内の最大の関心事は、実は総裁選後とみられる衆院解散・総選挙だ。民主党代表選は早々に無投票が固まり、すでにそれぞれの選挙区での準備を活発化させているだけに、自民党議員も地元に張り付きたいのが本心。しかし総裁選に多くの時間が割かれる上に、新政権で存在感を誇示したい思惑から、中央を空けるわけにはいかない。自民党議員には悩ましい状況が続いている。

 「総裁選、にぎやかにやれば、報道してくれるんだから。相手(民主党)は何もないんだから」。長崎県選出のある自民党議員は、総裁選が盛り上がれば、自民党の支持率アップにつながると期待する。

 しかし、九州のある若手議員は「自分が所属する派閥から候補者は出てほしくない」と複雑な表情。総選挙は「秒読み」(古賀誠選対委員長)との見方が大勢を占める中で、本来は支援者へのあいさつまわりに力を入れたい時期だからだ。派閥から候補者が出ることで「公約づくりや協力依頼の電話などに駆り出される。自分の選挙をやりたいのに…」。

 ベテラン議員からも「(総裁選の投票まで)3週間もとられるのは痛い」(古賀派幹部)との声も漏れてくる。ただ、新政権発足後の影響力を考えると「派閥を高く売らなきゃいかん」(閣僚経験者)という思惑もあり、党内の動向を見極めるため永田町にいなければならない「板挟み状態」になっている。

 候補者が過去最多となる見通しとなった総裁選。党の支持率を押し上げる可能性もあるが、有力候補の麻生太郎幹事長が打ち出している財政出動を柱とする経済政策を「ばらまき」と批判され、次期衆院選へ影響が出ることを懸念する議員も。民主党との決戦を控えた自民党だけに、議員らは気もそぞろだ。 (東京報道部・稲田二郎)

=2008/09/07付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/45985

2596片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/09(火) 19:34:09
太田公明代表、23日再選へ

 公明党は23日の党大会で太田昭宏代表を再選する。支持母体の創価学会の組織票は次期衆院選で苦戦必至の自民党議員にはのどから手が出るほど欲しく、公明党の強気を支えている。
 8月初めの内閣改造前、自民党幹部が独自データを使ってまとめた次期衆院選の推計は同党幹部に衝撃を与えた。公明党・創価学会の支援がない場合、自民党は100議席を切るとの結果が出たからだ。
 小泉純一郎元首相が退いた後、安倍晋三前首相で臨んだ昨年夏の参院選で自民党は惨敗した。郵政民営化や公共事業削減などの影響で、自民党の「集票マシン」は目に見えて衰えている。
 昨年の参院選の比例代表での公明党の得票は777万票。衆院小選挙区の300で単純に割れば、一選挙区あたり約2万6000人が公明党に投票したことになる。小選挙区でしのぎを削る候補には重い数字だ。
 「自民党が辞めさせないなら嫌な役回りをうちがする」。福田康夫首相が退陣表明する2カ月前、公明党のベテラン議員は漏らした。緊急総合経済対策では連立離脱までちらつかせて定額減税を盛り込ませた。同党の支持層を意識した定額減税は、かつての「地域振興券」を思わせる。首相は「公明党の言いなりになるな」と自民党執行部に指示したが押し切られたともいわれている。
 公明党に揺さぶりをかけているのが民主党だ。材料は創価学会を提訴している矢野絢也元公明党委員長の国会での参考人招致だ。
 それでも自民、民主両党とも次期衆院選で単独過半数を取るだけの力はなく、公明党の影響力はなお残るとの見方は多い。ただ、そんな立ち位置は「勝ち馬に乗るだけで無節操」との批判と紙一重。野党に回ってもより逆風が強まりかねず、同党の強気の裏側にある危機感の背景になっている。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080908AT3S0600Y07092008.html

2597片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 03:57:33
自民総裁選:推薦人リストににじむ派閥談合色
 10日告示された自民党総裁選で、麻生太郎幹事長(67)ら5人の候補者が集めた20人の推薦人リストは、「脱派閥」を装っているが、分析すると派閥有力者らによる「談合」色が濃くにじんでいる。総裁選後に有利な位置を確保したい派閥幹部らが、各候補者に推薦人を割り振った形跡も見られる。他方で、党内最大派閥の町村派(88人)が分裂含みの様相となるなど、次期衆院選後の政界再編の予兆もうかがえる。

 最も注目されたのが町村派の小池百合子元防衛相(56)の推薦人だ。派内実力者の森喜朗元首相と中川秀直元幹事長の暗闘にほんろうされたからだ。

 小池氏出馬に難色を示す森氏は締め付けを強化。対抗して中川氏は小池氏を強力にテコ入れし、同派から若手中心に12人が名を連ねた。同派以外では「小泉チルドレン」の衆院1回生6人が加わった。小池氏出馬に伴う同派の亀裂は深刻で、小池氏の支持勢力を基に中川氏が「政界再編」の引き金を引く可能性も指摘されている。

 津島派の石破茂前防衛相(51)の推薦人は20人中19人が同派中堅・若手。青木幹雄前参院議員会長ら同派幹部が総裁選で過去2回候補者擁立を見送り、今回も麻生氏や与謝野馨経済財政担当相(70)らの支援を鮮明にしている現状への不満が公然と表れた。竹下登元首相の実弟、竹下亘衆院議員が青木氏を「若手の意見を聞かない」と痛烈に批判する一幕もあった。

 本命視される麻生氏は、総裁選後の挙党体制構築を意識して、町村、津島、山崎派など各派から満遍なく推薦人を選んだのが特徴。

 与謝野氏の推薦人は財政再建派の勉強会メンバーが中心だが、青木氏や古賀誠選対委員長が派閥から子飼いの議員を推薦人に回したと見られる。

 石原伸晃元政調会長(51)は、所属の山崎派を主体に、東京都連メンバーや塩崎恭久元官房長官ら「政策新人類」と言われる中堅クラスと混成部隊だ。

 古賀派が与謝野氏6人、石原氏4人、小池氏2人、麻生氏2人と推薦人を配分したと見られるのが、派閥の思惑を象徴している。【犬飼直幸】

毎日新聞 2008年9月11日 2時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080911k0000m010124000c.html

2598片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 10:33:58
クローズアップ2008:自民総裁選スタート 敵は民主? 論戦低調
 自民党総裁選が告示された10日、5候補の共同記者会見で12日間の舌戦の火ぶたが切られた。しかし、各候補とも目玉政策を打ち出せたとは言えず、最大の対立軸の経済財政政策をめぐっては慎重な物言いが目立った。むしろ民主党批判で足並みをそろえるなど、総裁選後の衆院解散・総選挙をにらんだ奇妙な結束が浮かび上がる滑り出しとなった。【中田卓二、古本陽荘】

 ■経済政策

 ◇党分裂懸念? 影潜める対立
 「補正予算はできるだけ早く成立させていくように、最大限に努力していくべきだ」

 麻生太郎幹事長は共同会見で、8月末にまとめた総合経済対策の裏付けとなる08年度補正予算案を臨時国会で早期に成立させる意欲を示し、他の4候補もこれに同調した。

 石原伸晃元政調会長が国の特別会計の徹底見直し、道路特定財源の一般財源化を力説するなど、安定財源をめぐって多少の意見の相違が見られたものの、各候補ともに経済財政政策を語る際、そろって「自民党は責任政党」と繰り返した。

 今回の総裁選は、(1)財政規律よりも当面の景気対策を優先させる「景気対策派」の麻生氏と石破茂前防衛相(2)消費税増税を視野に入れた「財政再建派」の与謝野馨経済財政担当相(3)経済成長を重視する「上げ潮派」の石原氏と小池百合子元防衛相−−という構図に注目が集まっている。

 「バラマキVS財政規律」と「増税VS経済成長」という経済財政政策をめぐる二つの党内対立を反映しているからで、「総裁選の論争は経済財政政策が中心になる」というのが衆目の一致するところだった。

 しかし、この日の共同会見はそうした対立は影を潜め、融和が優先されるかのような印象を与えた。

 党内には「経済財政政策をめぐる対立は、衆院選前後をにらんだ党分裂、政界再編の引き金になる」(幹部)との見方が強い。そこには経済財政政策を隠れみのにした政局的思惑も働いており、まさに権力闘争そのものになっている。

 経済財政の対立を覆い隠すように慎重な5候補の発言には「党分裂、政界再編に発展」というきな臭さを消す考えも働いたとみられる。

 ■暮らし

 ◇推薦人に配慮、独自色出せず
 福田康夫首相の突然の退陣表明で、以前から「ポスト福田」をにらんで動いていた麻生氏を除くと政権構想執筆はほとんど「一夜漬け」。それに加え、石破氏以外は派閥横断的に推薦人を集めたことから、多方面への目配りが必要になった。

 「政権構想は総花的にならざるを得なかった。推薦人にしてみれば、『おれの政策が入っていること』が大事なんだから」

 ある陣営の幹部は嘆くが、各候補の政権構想を読み、共同会見を聞く限りは、それが端的に表れたのは「暮らし」の分野だった。

 社会保障には各候補とも独自色がない。医師不足対策、中小・零細企業振興、食料自給率の向上などはほとんどが政権構想に盛り込み、主張は重なっているように映る。

 全員が実行する考えを示した09年度からの基礎年金国庫負担率引き上げ。3分の1から2分の1になるが、財源に消費税を充てる考えを示したのは与謝野氏だけだった。その与謝野氏も来年の通常国会での法改正は困難との見方で、五十歩百歩とも受け取れた。

 一昨年と昨年の総裁選では多弁を誇った麻生氏。一人だけ準備万端かと思いきや、「追われる立場」を考慮してか、他候補に比べて回答を早めに切り上げる場面が目立ち、暮らしをめぐる論戦も盛り上がりを欠いた。

 民主党は衆院選に向けて「暮らし最優先」だ。小沢一郎代表が8日に発表した基本政策案は「新しい国民生活をつくる」と題し、子ども手当創設、「働く貧困層」解消などを列挙している。

 「暮らし論議が低調なままだと、民主党に付け入るすきを与えかねない」。自民党内には危機感も芽生え始めた。

2599片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 10:34:36
 ■外交・安保

 ◇似通う主張、争点化を回避
 各候補ともインド洋での海上自衛隊の補給活動継続の必要性を強調し、小池氏は「民主党の小沢一郎代表はアフガニスタン本土への陸上自衛隊派遣を主張したが、テロリストとどう停戦合意するのか」と語気を強めた。

 小池氏に続き、麻生氏は「日本だけ撤退することは常識的に考えられない」と発言。石破氏も「各国の若者がテロとの戦いに参加する中、何で日本だけ逃げるのか」と語り、批判の矛先はお互いではなく、活動延長に反対する民主党に向いた。

 党内きっての防衛政策通の石破氏の参戦で外交・安保の争点化が予想された。

 ただ、麻生氏は対立を避けるかのように、外相時代に提唱した「自由と繁栄の弧」構想を政権構想に書き込まなかった。石破氏でさえ五つの主要政策の中で外交・安保は最終項だ。

 外交・安保は一昨年は「安倍晋三VS谷垣禎一」、昨年は「福田VS麻生」がクローズアップされたが、今回は主張が似通い、重要度の低下は否めない。

 ◇決選投票に地方票も
 今回の自民党総裁選(22日投開票)は、党籍を離れている河野洋平衆院議長と山東昭子参院副議長、山梨県甲斐市長選立候補のため21日に失職する保坂武衆院議員を除き、党所属国会議員386人の各1票と、各都道府県連3票ずつ割り当てる地方票141票の計527票で争われる。

 総裁任期(3年間)満了に伴う総裁選は総裁公選規程が適用され、国会議員票と地方票300票で争うが、今回は福田康夫首相(党総裁)が任期途中で退陣表明したため、総裁選管理委員会は党則6条の「特に緊急を要する時」と判断。安倍晋三前首相の突然の辞任表明を受けた昨年9月の総裁選と同じだ。

 全都道府県連で21日までに党員・党友の予備選を行うが、投票への反映の仕方は、最多得票者に3票すべて投じる「総取り方式」か、得票割合に応じて配分する「ドント方式」かに分かれる見通しだ。

 どの候補者も1回目で有効投票数の過半数を得られなかった場合、上位2人の決選投票が行われる。総裁公選規程は国会議員票だけで行うと定めているが、今回は「本選」と同様に地方票141票も加わるため、「地方で人気のある麻生太郎氏に有利に働く」との指摘もある。【高山祐】

毎日新聞 2008年9月11日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080911ddm003010109000c.html

2600片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 10:36:50
「麻生」3人「小池」1人 総裁選・宮城県選出議員
 10日告示された自民党総裁選(22日投票)は、5人が立候補して支持を訴えている。河北新報社が県関係の同党国会議員8人に支持動向を聞いたところ、3人が麻生太郎氏、1人が小池百合子氏に投票すると答えた。残る4人のうち2人は「未定」で、2人は連絡が取れなかった。石原伸晃氏、石破茂氏、与謝野馨氏を推す声は今のところない。

 麻生氏を推すのは、土井亨(1区)、小野寺五典(6区)、中野正志(比例東北)の3衆院議員。

 土井氏は「都市部や大企業だけが『勝ち組』になるのではなく、地方の活力をいかに取り戻すかについて麻生さんは明確な考えを持っている」と理由を挙げた。所属する町村派は事実上自主投票となったが「派閥は関係なく、自分の信念で決めた」と言う。

 麻生氏が掲げる地域景気対策などの政策作りにかかわった小野寺氏は「麻生さんが地域経済や地方の活性化の政策について一番多く取り上げている」と強調する。

 「原油高、景気低迷の中で経済対策に本気で取り組めるのは麻生さんしかいない」と話すのは中野氏。「明るいキャラクターで閉塞(へいそく)感も一掃できる」と、人物的な魅力も理由に挙げた。

 同じ町村派に所属する小池氏の推薦人となった西村明宏衆院議員(3区)は「当初は麻生さん以外の人が立候補できる雰囲気は無かったが、経済成長、財政再建、景気対策について国民の前で論戦をしてもらうのが大事だと思った」と説明する。ただ、複雑な思いもあるようで「(もし負けたら)冷や飯を食わされるぞといろんな人から言われた」と明かす。

 麻生氏か小池氏かで迷っているという秋葉賢也衆院議員(2区)は「地方経済の現状を考えると麻生さんのリーダーシップは捨て難いし、小池さんの掲げる構造改革の継続も大切。政策の中身をよく見極めて、最終的に判断したい」と話す。

 伊藤信太郎衆院議員(4区)、愛知治郎参院議員は10日現在、支持を明確にしていない。愛知氏は「国民にとってだれがベストか、政策、人物を見極めて投票したい」と語った。伊藤氏の東京事務所秘書は「連絡が取れない」と言っている。

 市川一朗参院議員は、WTO(世界貿易機関)に関する議員会議出席のため、スイスに出張中。所属する古賀派は自主投票を決めている。
2008年09月11日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080911t11031.htm

2601片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/11(木) 11:11:52
検証・5候補乱立/再編にらみ液状化

 自民党総裁選に五候補が出走したのは、衆院選決戦の“前座ショー”で風を引き戻し、政権の座にしがみつこうとの生存本能の表れだ。ただ乱立レースの舞台裏では、大連立や政界再編をにらんだ思惑が交錯。小泉改革継承を旗印にした元幹事長中川秀直らによる新党構想がささやかれるなど、路線対立の激化に伴う党の“液状化”も始まりつつある。(敬称略)

 ▽冷や飯

 「麻生が首相になったら、小池だ何だとやっていると冷や飯を食わされる。中川君はあんな風だから三役にはなれない。なるとすれば君しかいないんだ。そこをよく考えて君がまとめろ」

 四日、元首相森喜朗は事務所を訪れた町村派代表世話人の官房長官町村信孝に「麻生政権」での要職起用をちらつかせて、派内を幹事長麻生太郎支持でまとめるよう求めた。

 町村とともに代表世話人を務める中川は、経済成長重視の「上げ潮派」で同派所属の元防衛相小池百合子擁立を画策。総裁選後の冷遇を危ぶむ森は中川を見限り、町村の前に「ニンジン」をぶら下げた。首相福田康夫は、女房役の町村が出馬に意欲を持っていることを察知し、森に「町村さんを抑えてほしい」と依頼していた。

 「政策集団として対応を強制したら、国民目線にかなわない」。八日の町村派総会。中川は、森が「長い」と一喝しても構わずに小池支持を容認するよう訴え続けた。一方の森は総会の最後、「麻生さんには大変世話になった。それを忘れてはいけない」と麻生支持を表明した。

 しかし森の発言でも「流れ」はできなかった。十日の総会では、小池の推薦人に名を連ねた衆院議員馳浩が「森先生と違う行動を取ることについてけじめをつけたい」と森の面前で退会届を出す場面もあった。

 「干されることが嫌なら政治家を辞めればいい」。派閥離脱も辞さないかのような中川の言動について、ある党幹部は「中川周辺では都市部選出議員を中核にした新党構想がある。小池擁立の先に政界再編を見据えている」と解説。中川は十日、自身のホームページでこれを裏付けるように「自民、民主の保守改革派は、日米同盟重視と改革路線継承で手を組めというのが民意なのではないか」と強調した。

 ▽布石

 「わたしは出ませんよ。記者会見でよく聞かれるけど」。経済財政担当相与謝野馨は三日、首相官邸で福田と向き合い、出馬説を打ち消した。しかし翌四日になって、唐突に出馬を表明する。

 福田が退陣を表明する数時間前の一日午前、いち早く異変を察知した与謝野は「様子がおかしい。何かあったんでしょうか」と森の個人事務所に駆け込んだ。この時点から出馬を考え始めていた可能性は高い。

 四日夜には、森と、前参院議員会長の青木幹雄、読売新聞グループ本社会長渡辺恒雄らが都内で会談し「麻生優勢」との認識で一致した。しかし青木は「麻生が独り勝ちすれば、みんな麻生になびく。それはいかん」と政局の主導権を麻生一人に握られることを警戒し、津島派所属の参院議員を与謝野支持でまとめる意向を示したとされる。渡辺、与謝野ともに昨秋の大連立騒動の仕掛け人に挙げられており、与謝野擁立は衆院選後の民主党との連携を探る「布石」との見方も強い。

 麻生包囲網が狭まることを危ぶんだ森は九日、麻生の選対本部長を務める前法相鳩山邦夫に「投開票日までまだ時間がある。油断大敵だ」と忠告した。

 ▽反旗

 「どうして参院だけ事前に対応を決めるんだ。小沢(一郎民主党代表)のようなことをするな」。五日の津島派会合。衆院議員竹下亘は、参院側から「うちは独自に対応する」と告げられるや声を荒らげた。

 二〇〇三年の総裁選以降、青木は津島派の衆院側が独自候補を立てようとする動きにことごとく反対。衆院側は「総裁選の度に他派の草刈り場になっている」(中堅)と不満を募らせていた。青木と同じ島根県選出の竹下が反旗を翻したことは、青木の影響力低下を印象づけた。

 青木は五日、出馬のあいさつに訪れた前防衛相石破茂を「もう少し早く来ていればなあ」と突き放した。二十人の推薦議員集めに難渋する石破が参院議員会長尾辻秀久に頭を下げ、青木はようやく参院側からの推薦人「貸し出し」を認めた。

 麻生陣営の幹部は「小池との一騎打ちになるのが最も嫌だった」と漏らし、世論調査での期待度が高い「麻生首相」による衆院解散を望む森ら有力者が、元政調会長石原伸晃を含めた乱立を演出したとの見方を示す。ただレースの劇場化が、二度にわたる首相退陣劇で露呈した「統治能力の欠如」を覆い隠せるかはまだ見通せない。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0910.html

2602片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/12(金) 02:39:34
自民総裁選:演説会、若者の反応いま一つ…東京・渋谷

自民党総裁選の街頭演説会に集まる大勢の人たち=東京都渋谷区のJR渋谷駅前で2008年9月11日午後4時15分、木葉健二撮影 見てみたいけど、駅前占拠はちょっと迷惑−−。11日夕、自民党総裁選の街頭演説会が行われた東京・渋谷のJR渋谷駅前。学校帰りの高校生や大学生でごった返す若者の街に、硬質の政策論が響いた。「テレビより分かりやすい」と話す20代もいたが、投票権を持つ党員がどれだけ聞いていたか不明だ。【町田徳丈、長野宏美、木戸哲】

 時折、小雨がぱらつく中、「忠犬ハチ公像」のそばに囲いの柵が置かれた。待ち合わせをしていた人たちが外にあふれ、相手を探している。

 午後4時過ぎ、正面に止まった街宣車の上に5人の候補が姿を見せると、ぱらぱらと拍手が起きた。囲いの中に若者たちが入り、携帯電話をかざして写真を撮り始める。

 「全員いるの? まじっすか」。改札から出て来た男子大学生(22)が声を上げた。「ちょっと見て行こう」。一緒にいた友人を誘ったものの、断られると「やじ馬根性で見たいと思ったけど、人が多すぎるし、今なら居酒屋が安いんで」。人込みをかき分け、繁華街へ向かった。

 麻生太郎幹事長(67)がマイクを握る。「景気対策が最優先だ」。この日は得意の漫画の話題もなく、若者の反応はいま一つ。柵の外で友達を待っていた茶髪の高校1年生、マイコさん(16)は「芸能人なら興味あるけど、ぶっちゃけ迷惑」。一方、「麻生さんには親しみが持てる。民主党の政策は財源があいまい」と話した女子中学生は、麻生氏が卒業した学習院の後輩だった。

 横浜市の大学生、荻野みづきさん(22)は「2代続けて首相が途中で辞めているので、信頼感がある人がいい」と話し、5人の舌戦を見届けた。

毎日新聞 2008年9月11日 21時35分(最終更新 9月11日 21時41分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080912k0000m010100000c.html

2603片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/12(金) 02:40:06
自民総裁選:小池氏の選挙事務所、たった1日で閉鎖
 自民党総裁選で、小池百合子元防衛相(56)の陣営が構えた選挙事務所が不動産契約に絡むトラブルで11日、閉鎖に追い込まれた。党本部に隣接するビル内の通称「サテライト・オフィス」で、告示の10日に新設。応援の寄せ書きを掲示するなど一般の人との交流の場を想定していた。

 小池氏の選対関係者によると、ビルの管理会社と不動産会社との間の契約で、また貸しやビラ掲示が禁止されており「契約上問題がある」と管理会社に指摘された。

 ただ、関係者は「管理会社は『ビルの他のテナントからクレームがついている』と説明した」と話した。同じビルには同党の森喜朗元首相ら政治家の事務所も入居している。

毎日新聞 2008年9月11日 22時06分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080912k0000m010116000c.html

2604片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/12(金) 03:18:29
自民総裁選で町村派に亀裂、麻生・小池支持で二分
福田退陣・総裁選

 自民党総裁選の対応をめぐり、町村派の亀裂が一段と鮮明になってきた。

 代表世話人の中川秀直・元幹事長が11日、同派の小池百合子・元防衛相支持を表明したのに対し、町村官房長官は、麻生太郎幹事長支持を明言した。

 森元首相や安倍前首相らも麻生氏支持で派内のとりまとめに動いており、「中川包囲網」の様相も見せている。

 ◆中川包囲網◆

 この日、中川氏は立会演説会の後、記者団に対し「小池さんを中川個人として今からしっかり応援していく」と語った。「改革路線を進化、発展させる旗印を持たないと、次の総選挙では支持は得られない」とも指摘した。

 中川氏は構造改革を堅持するとともに、経済成長で経済のパイを大きくして増税を回避する「上げ潮派」だ。構造改革より景気対策を優先する麻生氏とも、増税をためらわない与謝野馨経済財政相とも立場が違う。

 これまで、代表世話人の立場を考慮し、表だった行動を控えてきたが、小池氏の支持が広がりに欠けるため、旗印を鮮明にしたと見られる。今後、山崎派の武部勤・元幹事長が率いる政策研究グループ「新しい風」と連携し、選挙運動を進める構えだ。

 ◆政局第二幕◆

 しかし、町村派では、麻生氏支持の流れが急速に強まっている。

 町村氏や同派事務総長の中山成彬・元文部科学相、尾身幸次・元財務相らは11日午前、党本部にひそかに集まり、麻生氏支持の選挙対策本部を派内に発足させることで一致した。

 尾身氏は同日昼の総会で、「麻生選対」の設置を明かし、「森、安倍、町村各氏と谷川秀善参院議員が顧問だ」と説明した。これに対し、小池氏の選対本部長を務める衛藤征士郎・元防衛長官が「派閥の縛りをかけないと決めていた。断固、設置すべきではない」と異論を唱えた。結局、麻生選対の設置は報告事項で、派として了承したわけではないということでその場はおさまった。

 同派の参院議員らは同日夜、都内のホテルに集まり、他候補の推薦人となった議員以外は麻生氏を支持する方向でまとまった。同派参院幹部は「27人のうち20人以上が麻生氏支持だ」と語った。

 中川氏は周囲に「総裁選は政局の第一幕で、衆院選が第二幕だ」と漏らし、衆院選にあわせて、民主党を巻き込んだ政界再編を視野に入れている。今回の小池氏支持の動きが、その第一歩との受け止めがある。もっとも、小池氏を支持する議員にも「離党とか、派閥離脱など考えていない」などと、冷めた声も少なくない。

(2008年9月12日03時05分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080912-OYT1T00134.htm

2605片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/16(火) 21:20:57
玉沢元農相が引退表明
 元農相の玉沢徳一郎衆院議員(70)=無所属、比例東北=は13日、河北新報社の取材に対し、「(自民党に)復党して最後を全うしたい」と述べ、次期衆院選に出馬せず引退する意向を明らかにした。既に党本部に復党願を提出している。

 玉沢氏は昨年9月、自身が支部長を務めていた自民党岩手4区支部が2003年の収支報告書に虚偽の領収証を添付したことが発覚して自民党を離党した。

 玉沢氏は「党には迷惑をかけたが、最後に無所属で終わるわけにはいかない。国会議員でなくても政治活動はできる。若い議員を育てるなど、わたしなりの活動をしたい」と語った。

 玉沢氏は岩手県宮古市出身、早大大学院修了。1976年の衆院選に無所属で初当選し、現在9期目。村山内閣で防衛庁長官に初入閣し、小渕、森の両内閣で農相を務めた。
2008年09月14日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080914t31034.htm

2606片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/22(月) 07:57:08
『麻生構想』 影ひそめ 国民受け狙い“変節”
2008年9月22日 07時06分

 五候補が十二日間にわたって繰り広げた自民党総裁選。論戦では、当選が確実視される麻生幹事長が、従来と違う主張をする傾向が目立った。首相の座が近いのを意識し、持論を貫くより政府方針との整合性や国民受けを重視したようだ。

 代表例は経済政策。麻生氏は二月、月刊誌で「基礎年金は全額税方式に改め、財源は消費税を10%に引き上げて充当する」との論文を発表、注目を集めた。ところが総裁選では、全額税方式は「一つのアイデアとして話をしただけ」。消費税増税についても「景気を著しく冷やす可能性がある」と消極姿勢に転じ、10%台は将来景気が回復した時点での「一つの目安」と述べるにとどめた。

 赤字国債発行については八月、幹事長就任当初は、新規国債発行額の三十兆円枠に「こだわらない」と発言していたが、総裁選が始まると「(自分は)赤字国債発行と一度も言ったことはない」と修正した。

 批判が多い後期高齢者医療制度は、総裁選の論戦でもずっと触れてこなかったが、舛添要一厚生労働相の提案を受け論戦最終日の二十一日、テレビ出演でいきなり「抜本的に見直すべきだ」と明言した。国民受けを狙った発言とみられるが、逆に“変節”が批判対象になる可能性もある。

 外交政策でも、麻生氏は東欧、中央・東南アジア諸国との連携強化をうたった「自由と繁栄の弧」構想を強調してきたが、総裁選ではほとんど触れずじまい。「中国・ロシア包囲網」との批判を気にしたようだ。

 “変節”は麻生氏だけではない。与謝野馨経済財政担当相は二年前、二〇〇八、〇九年の消費税率引き上げを見通していたが、今回「二、三年以内に上げる道筋をつける」と先送り。

 小池百合子元防衛相は当初、環境政策や女性目線の政策に重点を置いていたが、小泉純一郎元首相の支持を受けると一転、「霞が関をぶっ壊す」と小泉節を強調し始めた。 (古田哲也)

(東京新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008092290070606.html

2607片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/24(水) 14:18:51
自民・麻生新総裁:新四役人事、派閥均衡に配慮

 自民党新総裁に選出された麻生太郎前幹事長が後任幹事長に町村派の細田博之前幹事長代理を指名し、無派閥の保利耕輔政調会長、津島派の笹川尭総務会長、古賀派の古賀誠選対委員長らの続投を決めたのは、党内各派のバランスを重視し、衆院選に向けた挙党体制構築を目指した結果にほかならない。特に最大派閥・町村派重視の政権運営を行わざるを得ない麻生氏の基盤の弱さを映し出した。

 麻生氏は18日、外遊から帰国した町村派最高顧問の森喜朗元首相に電話をかけた。

 麻生氏「おかげさまで総裁選うまく戦わせていただいています。もう一つ甘えていいですか。党をまとめていただけませんか」

 森氏「一体何のことだ」

 麻生氏「幹事長をお引き受けいただきたいのです」

 麻生氏の幹事長打診を森氏は固辞した。首相経験者の幹事長は前例がないとの理由からだったとみられる。

 総裁選で、町村派が麻生氏支持と小池百合子元防衛相支持に割れる中、派内の7割近くを固めて麻生氏優勢の流れを作った森氏は、その「見返り」として町村派の幹事長に意欲を見せていた。

 麻生氏はそうした事情を踏まえ、まず森氏に幹事長を打診し、「最大派閥重視」の姿勢を示した。しかしその一方で、森氏が町村信孝官房長官に派の運営を任せる意向であるのを渡りに船と、調整型で「裏方」のイメージの強い細田氏を選んだのだ。次期衆院選は麻生氏自身の「一枚看板」で臨むとの強気の姿勢を示したとも言える。

 麻生氏は21日、森氏に再び電話して、細田幹事長の了承を得たという。【高山祐、近藤大介】

毎日新聞 2008年9月23日 2時30分(最終更新 9月23日 10時17分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080923k0000m010147000c.html

2608片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/24(水) 16:08:36
検証・麻生新総裁誕生/幻の森幹事長構想

 「党運営の責任者をやってほしい」―。自民党総裁選が最終盤を迎えた十九日。当選を確信した幹事長麻生太郎は、町村派最高顧問の元首相森喜朗に電話し、幹事長就任を要請した。周囲に人がいれば気付かれかねないため、森が在宅であることを確認したうえで電話を入れるほどの“極秘打診”だった。

 首相経験者が幹事長に就任するのは自民党史でも前例がない。森が即座に拒否すると、麻生は代わりに同派の幹事長代理細田博之の起用案を持ち出す。「細田さんは体調が悪いと聞いている。幹事長を務めても大丈夫なのか聞いてほしい」

 森は麻生の求めに応じて細田の意向を確認。二十一日、ニューヨークでの国連会合出席のため離日する直前に、成田空港のVIPルームから麻生に電話で「それでいい」と伝えた。細田抜てきが決まった瞬間だった。

 森は麻生に「幹事長代理は選挙戦で全国を飛び回るのだから、(元政調会長の)石原(伸晃)君がいい」と推挙。一連の党人事は森・麻生の合作であるのは間違いない。

 × ×

 麻生が四度目の総裁レースを圧勝で駆け抜けた。迫りくる衆院選を“麻生人気”で乗り切りたい議員心理が働いたことに加え、森が最大派閥・町村派の影響力維持を狙い麻生選出へのレールを敷いたことも、党内の「勝ち馬志向」に拍車を掛けたといえる。ただ麻生はわずか二十人の小派閥領袖。幻に終わった「森幹事長」構想の背景には、政権運営や衆院選決戦をにらみ、党内基盤の確保に腐心する「町村派頼み」の構図も浮かび上がる。(敬称略)

 × ×

 ▽禅譲シナリオ

 首相福田康夫が退陣表明した翌日の二日夜。森や前首相安倍晋三、官房長官町村信孝、元幹事長中川秀直ら町村派幹部が都内のホテルに集まった。「麻生でいいじゃないか」。森は、元防衛相小池百合子擁立を探る中川に翻意を迫った。

 安倍、福田を幹事長として支えた麻生は、一時本命視された昨年の総裁選で、安倍から辞意を漏らされながら町村派に伝えなかったとして「クーデター説」を流され、急きょ出馬した福田の前に涙をのんだ。

 森は同じ文教族の麻生と親しく、首相時代には経済財政担当相として入閣させるなど引き立ててきた。辞任を決意した福田からは「何とか麻生さんに協力してもらえないか」と禅譲シナリオも伝えられていた。安倍、福田と二代続いた同派出身首相による政権投げ出しで「一回休み」を決め込んだ森は、迷わず麻生支持へかじを切る。

 「小泉改革の継続」を訴えて麻生と対立する中川はこれに反発。周囲に「干されることが嫌なら政治家を辞めればいい」と森との決別までほのめかして小池擁立―支持拡大に奔走した。しかし元首相小泉純一郎の小池支持表明の効果も空振りに。全国の党員・党友票の得票率では二位につけて、将来へ「一定の足場」を築いたとはいえ、麻生に独走を許したことに変わりはない。

 中川は総裁選終盤に入り、態度を決めかねている議員に「ワンサイドゲームだと自民党には活力がないと思われ、その後の衆院選にもマイナス材料になる」と働き掛けたが、過半数は遠かった。

 「派閥は町村君と安倍君がしっかりやればいい」。森は二十二日、周囲にこう語ったが、反旗を翻した中川の処遇には触れなかった。

2609片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/24(水) 16:09:25
 ▽盛り上げ役

 当初は出馬に否定的だった経済財政担当相与謝野馨は四日、首相官邸で町村と向き合い「麻生対小池の政策論争では、『自民党のレベルはこの程度か』と思われてしまう。居たたまれない」と参戦を表明した。

 小泉内閣以降、要職を歴任してきた麻生に反感を抱く一部の派閥領袖の間では、与謝野を押し立てての「麻生包囲網」構築に動く気配もあった。党幹部の一人は当初、昨年の総裁選で麻生を追い落とした福田擁立劇の再現を念頭に「これぞ選挙というのを見せてやる」と息巻いた。

 だが、包囲網の一角を担う可能性もあった津島派の前参院議員会長青木幹雄は、与謝野を支持する一方で「最後は結局、麻生が勝つだろう」と予測し、“盛り上げ役”に徹することを宣言。青木は与謝野に「一生懸命やるのはいいが、地方票を掘り起こすなどと考えてはいけない」と諭し、番狂わせは消えた。

 ▽決戦布陣

 自民党は総裁選を激戦で盛り上げ支持回復につなげようとの戦略を描いた。しかし序盤から麻生独走の構図が固まり、レースは一気に消化試合になった。劇場化戦略は、皮肉にも勝ち馬に乗ろうとする当の自民党議員たちに覆された格好だ。

 「選挙に強いやつを選びたいんだ」。麻生は総裁選会場を後にする際、二十四日の首相指名後の組閣に向けて、民主党代表小沢一郎との戦いを意識した布陣とする考えを親しい議員に漏らした。ただ天下取りで森への“依存体質”をうかがわせた麻生が、衆院選決戦で「剛腕・小沢」を打ち破れるかは未知数だ。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0922.html

2610片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/25(木) 12:45:46
「今、選挙運動で…」と発言=就任会見で佐藤国家公安委員長
 麻生内閣で初入閣した佐藤勉国家公安委員長(栃木4区)は25日未明、警察庁で就任会見を行った際、事故米の不正転売事件に関連し、「私も今、選挙運動ということで農家などを訪れる」と述べた。会見直後、広報を通じて「『政治活動』の言い間違い」と訂正したが、警察庁を管理する国家公安委員長が公職選挙法で禁じている「事前運動」をしていると受け取れる発言だった。 
 会見で佐藤氏は事故米の食用転売に関する質問に対し、「誠に悪質な事件と思っている」と述べた後、「私も今、選挙運動ということで、特に農家等々を訪れると、『この件については本当に真剣に考えてくれ』という話があって、本当に身につまされた状況だと思います」と発言した。
 公選法は、立候補届け出前の選挙運動を事前運動として禁じている。
 佐藤氏は1996年と2000年の衆院選で、運動員が買収や供応などの公選法違反容疑で栃木県警に摘発されている。(了)
佐藤勉(さとう・つとむ)
(2008/09/25-05:49)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2008092500100

2611片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/25(木) 13:32:53
ドタバタ二転三転、組閣の舞台裏…森元首相が強権

 24日に発足した麻生太郎内閣は組閣当日、朝刊各紙に閣僚人事情報がスッパ抜かれたうえ、その後、ポストが二転三転するドタバタ劇を見せた。自民党総裁選を圧勝し、強いリーダーシップを目指した麻生首相に何があったのか。その舞台裏は。

 波乱は組閣前夜の23日夜から始まった。麻生首相が都内のホテルで、自民党の細田博之幹事長や公明党の太田昭宏代表と食事をしていたところ、ニューヨーク滞在中の森喜朗元首相から国際電話が入った。

 森元首相はオーナーを務める町村派からの入閣が1人との情報を聞きつけ、「1人じゃダメだ」とまくし立てた。弱小派閥(20人)の領袖である麻生首相は、最大派閥・町村派(88人)の意向に逆らえない。麻生氏は「衆院1人、参院1人ではどうか」と提案したが、森元首相は衆院2人を譲らなかった。

 24日も混乱は続いた。朝刊各紙には「入閣が固まった顔ぶれ」が掲載された。人事情報を一切漏らさない小泉内閣以来のスタイルは崩れたのだ。

 総裁選で麻生選対の本部長を務めた鳩山邦夫氏は「法相」と報じられたが、2度目の法相就任に難色を示した。このため、麻生首相は鳩山氏を総務相に横滑りさせ、総務相起用を検討していた甘利明氏を国交相で処遇しようと考えた。

 同日午後、首相指名選挙を控えた衆院本会議場でまた“事件”は起こった。町村派事務総長の中山成彬氏が、官房長官就任が内定していた河村建夫氏に近づき、ポスト差し替えを求めたのだ。

 中山氏は、麻生首相から「行革担当相」を提示されたが、家族が公務員のため、公務員改革には不向きだという理由だ。

 最大派閥として重要閣僚を求めたとの見方もあり、日経新聞は中山氏が河村氏に「首相指名選挙で町村派が『小沢一郎』と書いてもいいのか」と詰め寄ったと報じた。

 最終的に中山氏は国交相になり、国交相を検討されていた甘利氏は空いた行革担当相に着任した。甘利氏は就任会見で「これだけ、ポストがいろいろ報道されたのは経験がない」と不満を漏らした。

 福田改造内閣で、麻生派の鈴木恒夫氏が務めていた「文科相」には、同派の森英介氏の起用が検討されていたが、森氏は鳩山氏が固辞した法相に着任した。

 麻生首相は24日夜の記者会見で、「(閣僚人事の)基本は適材適所」と語ったが、閣僚候補のポストが次々に変更され、振り回された夕刊フジを含む報道機関は記事を差し替え続けた。党内各派にしこりも残した。

ZAKZAK 2008/09/25
http://www.zakzak.co.jp/top/200809/t2008092507_all.html

2612片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/25(木) 13:34:53
「麻生ワンマン人事」波紋 「盟友優遇」に派閥反発

 24日に発足した麻生内閣は、目玉人事の少なさから逆に麻生太郎首相1人が際立つ一方、自らの盟友らを優遇する「「ワンマン」人事となった。「親麻生」ばかり並ぶ布陣には最大派閥・町村派などが反発、閣僚リストは当初案から修正を余儀なくされた。「選挙の顔」としての首相への期待は強いが、支持率次第で政権の求心力が一気に低下しかねない。
 24日朝、麻生首相の人事構想を伝え聞いた町村派内は大騒ぎになった。リストに所属議員が一切見あたらなかったからだ。福田改造内閣の1人から3人に増えた伊吹派とは対照的だった。中川昭一、甘利明、鳩山邦夫各氏ら麻生首相と親密な議員、文教族の麻生首相に近い文相・文部科学相経験者も主要ポストにずらりと並んでいた。
 麻生首相は小泉純一郎元首相のように派閥の意向に耳を貸さない人事にこだわったフシがある。しかし、それを「冷遇」と感じ取った町村派は巻き返しに動いた。
 「どうなってるんだ。首相指名選挙で町村派が小沢一郎と書いてもいいのか」。首相指名を目前に控えた24日午後の衆院本会議場。町村派事務総長の中山成彬氏は、官房長官に内定していた河村建夫氏に近づき、激しく抗議した。
 町村派は当選6回議員2人の初入閣を最優先に求めてきた。しかし、麻生首相は中山氏に行政改革担当相での再入閣を提示した。
 「ウチは私も妻も息子も大蔵省(現・財務省)の公務員一家だ。行革相なんてできるわけない」。中山氏は同僚議員に不満をぶちまけた。30分後、中山氏のポストは国土交通相に差し替えられた。結局、同派からは福田改造内閣と同じ2人が入閣したが、幹部は怒りを隠さない。「こういう仕打ちを受けるなら、町村派は反主流派だな」
 同じく「入閣ゼロ」に危機感を強めた古賀派は幹部がポスト取りに動いたが、獲得したのは一ポスト。伊吹派とやはり明暗を分けた。
 小泉純一郎、安倍晋三両首相時代に主流派として政権を支えた「上げ潮派」の姿もない。小泉構造改革が党内ではすでに「過去」になりつつあることを印象付けた。
 麻生首相にも誤算があった。組閣前日の23日夜の段階で「甘利総務相」「鳩山法相」「森英介文科相」らを固めたところ、鳩山氏が二度目の法相就任に難色を示したことだった、と周辺は明かす。そのあおりを受けて甘利氏は総務相、国土交通相、行革相とポストがくるくると変わった。
 麻生派の鈴木恒夫氏の後任の文科相に森氏を充てる案は「派閥順送りはしないと言いながら、自派閥だけ順送りは良くない」と批判が出たため、白紙に戻った。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080925AT3S2402Z24092008.html

2613片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/25(木) 21:45:49
中山国交相が「誤解を招く表現」を連発、撤回
2008年9月25日21時7分

 中山国土交通相は25日、報道各社のインタビューで失言を連発した。「誤解を招く表現があった」として撤回したが、今後、波紋を呼びそうだ。

 住民の根強い反対もあり整備が遅れる成田空港。今後の施策、整備の考え方を問われ「ごね得というか戦後教育が悪かったと思いますが、公共の精神というか公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでも捨ててもというのが無くて、なかなか空港拡張もできなかった」と、住民の対応を批判した。

 来月1日に観光庁が発足するなど注目を集める観光行政。訪日観光客を増やすには閉鎖的な国民性の克服が必要ではないかとの質問に「日本はずいぶん内向きな、単一民族といいますか……」と答えた。86年、当時の中曽根首相は、「日本は単一民族」と発言し、アイヌ民族から抗議を受けた。

 文部科学相を経験している中山国交相は、教育問題にも言及。大分県教委の汚職事件について「日教組(日本教職員組合)の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」と主張した。自ら提唱した全国学力調査については「日教組の強いところは学力が低いんじゃないかと思ったから」と実施の背景を説明。その仮説が証明されたとして「テストの役目は終わった」とも述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/0925/TKY200809250311.html

2614片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/27(土) 03:20:39
中山国交相:与党内に更迭論強まる 解散日程にも影響か

 中山成彬(なりあき)国土交通相が、成田空港の拡張が進まなかった原因を「(地元住民の)ごね得」などと発言した問題で、麻生太郎首相が中山氏を更迭するのは不可避との声が26日、与党内で強まった。10月上旬が確実視される衆院解散を前に、民主党など野党4党は中山氏の罷免を求めて攻勢に出ている。内閣を発足させたばかりの麻生首相の任命責任は免れず、解散日程にも影響するとみられる。この問題で26日、堂本暁子千葉県知事とアイヌ民族団体の北海道ウタリ協会の加藤忠理事長らが国交省を訪れ、中山氏に抗議した。

 中山氏は25日、成田空港に関する発言のほか、「日教組の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」「日本は『単一民族』と言うか、内向きになりがち」と問題発言を続けた。

 麻生首相に近い自民党幹部は26日夜、「野党が多数の参院から中山氏の辞職を求めて問責決議案が出る。放置したら、予算委員会で野党から散々にやられて持たなくなる」と述べ、中山氏を更迭する以外に収拾策はない、との考えを強調した。

 公明党幹部も同日夜、「首相は更迭を迅速に決断すべきだ。すっきりするし、麻生内閣の支持率は逆に上がる」と述べ、中山氏の更迭を強く促した。

 首相は国連総会出席で25日から訪米していたが、27日未明に帰国。政府・与党幹部と発言問題への対応を協議するとみられる。

 堂本知事は26日、小泉一成・成田市長らとともに中山氏と面会。「成田空港は地元住民の協力と関係者の努力で建設された。発言は、今後の空港の整備・運用にも大きな影響を及ぼす」との抗議文を手渡した。

 「日本は単一民族」との発言には、北海道ウタリ協会の加藤理事長が中山氏に抗議した。日教組の高橋睦子副委員長らも国交省を訪れたが、中山氏とは会えず、謝罪と辞任を求める抗議文を事務方に渡した。中山氏は堂本知事とウタリ協会に謝罪後、記者団に「しっかり職務を全うしたい」と述べ、辞任は否定した。【犬飼直幸、太田圭介】

毎日新聞 2008年9月27日 2時30分(最終更新 9月27日 2時30分)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080927k0000m010163000c.html

2615片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/09/29(月) 20:15:28
国交相辞任の中山氏、日教組批判の持論繰り返す
麻生内閣
 失言で国土交通相を引責辞任した自民党の中山成彬衆院議員は、29日朝もTBSのテレビ番組に出演し、「私の次の選挙は本当に危ないが、政治生命をかけてでも国民に訴える責任がある」として、持論の日教組批判を繰り返した。

 中山氏の“口撃”の対象は民主党にも及び、「民主党政権が誕生すると、日本全国が大阪府みたいになる。職員組合とのなれ合いで財政破綻(はたん)にひんしている」などと発言した。

 こうした中山氏の発言に対し、町村派では、衆院選への悪影響を懸念する声が党内に出かねないとして、森元首相、町村信孝・前官房長官、細田自民党幹事長が急きょ、麻生首相の所信表明演説終了後に衆院本会議場に残って対応を協議。その結果、中山氏に発言を控えるよう求めることを決めた。

 中山氏は30日にもテレビ朝日の番組出演を予定していたが、29日夕になってキャンセルした。中山氏の事務所は「知人の葬儀に出席するため」と説明している。

(2008年9月29日19時28分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080929-OYT1T00571.htm

2616片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/12/03(水) 06:57:03
歳出抑制の政府方針維持 首相、景気対策は補正で '08/12/3

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 麻生太郎首相は二日、官邸で記者団に、二〇〇九年度予算編成について、公共事業関係費の前年度比3%減や、社会保障費の自然増を抑制する政府方針を維持する考えを表明した。

 首相は社会保障費などのシーリング(概算要求基準)に関し「維持します」と明言。同時に「現下の経済情勢は急転直下みたいなところがあるので、どのような形が最も機動的に対応できるか、党としても検討するように」と自民党の保利耕輔政調会長に指示したことを明らかにした。景気対策は補正予算や三千三百億円の重点枠で対応する方向だ。

 自民党は二日午前の総務会で、公共事業費や社会保障費の歳出削減方針について〇九年度予算から三年間凍結するよう政府に要求する方針をいったん決めた。しかし首相と会談した笹川尭総務会長は同日夕、記者団に「総務会は決定機関ではない」と撤回。自民党の迷走ぶりをあらためて露呈した。

 関係者によると、保利氏とともに首相に会った園田博之政調会長代理が財政規律を維持すべきだと強く進言、首相も了承したという。

 午前の総務会では笹川氏が「景気回復以外に国民が幸せになる方法はない」と切り出し、細田氏が「骨太方針や財政健全化路線を三年程度停止してでも景気刺激策にかじを切らなければならない」と指摘。これに同調する意見が相次ぎ、総務会決定とした。

 笹川氏は直後の会見で「きょうの総務会決定は誠に重い」と強調、党四役で申し入れる方針を明らかにしたが、首相と会った際は総務会の議事録を手渡しただけだった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812030074.html

2617片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/01/31(土) 08:21:32
中川財務相が言い間違え、「歳入」を「歳出」など26か所
1月31日1時21分配信 読売新聞


 中川財務相が28日の衆院本会議で行った2009年度予算案に関する財政演説について、財務省が26か所の速記録訂正を衆院事務局に申し出ていたことが30日、明らかになった。

 同省によると、財務相は「歳入」を「歳出」、「7兆4510億円」を「7兆4050億円」、「9兆1510億円」を「9兆1050億円」と取り違えた。この3か所以外は、「税制抜本改革」を「税制抜本改正」と呼ぶなど、意味が通じないわけではないが演説原稿に即して正確を期すために訂正を求めたという。

 同省は、過去の財政演説でも、原稿の読み間違いによる速記録訂正を行ったことは時々あったという。ただ、民主党側は「2、3か所ならともかく、26か所とは尋常な数字ではない」(渡辺周・衆院議院運営委員会理事)と問題視し、訂正の了承を保留している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090131-00000005-yom-pol

2618片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/12(木) 07:56:11
細田氏、首相とすきま風?郵政発言にイライラ募る
 麻生太郎首相を支える立場にある自民党の細田博之幹事長と首相との間に「すきま風が吹き始めた」との観測が党内で広がっている。細田氏は11日、地元松江市でのパーティーで、支持率低迷に悩む麻生政権への理解を求めた。しかし、郵政民営化などで定まらない発言を繰り返す首相に内心いら立ちを募らせているようで、首相の求心力低下は党の中枢ラインにも及びつつある。

 「最もふさわしい首相は、いろんな意味で麻生首相だ。“幹事長だから麻生さんをかばっているだけで、つらいでしょう”と言う人がいるが、そんなことはない」。細田氏は支援者の前で、憶測が広まらないよう火消しに努めた。

 ところが、これに先立つ記者会見では、民営化からの後退とも受け取れる首相の答弁に関し「非常に分かりにくい内容だった」と本音を吐露。野党が国会で首相のぶれを追及した9日も「首相は余計なことを言った」と周囲に漏らすなど、不満を隠しきれていない。

 背景にあるのは、自民党が圧勝した2005年の衆院選当時、官房長官として小泉純一郎首相(当時)に仕えた自らの経験だ。民営化に逆らえば世論の猛反発を招き、政権基盤を揺るがしかねないとの危機感は「人一倍強い」(細田氏周辺)だけに、首相の認識との違いは明確だ。

 「すき間風」は、首相が細田氏の早期の衆院解散論に耳を貸さずに先送りした昨年11月から吹き始めたと見る向きもあって、党幹部の1人は「2人の意思疎通は不足する一方だ」と懸念を示している。

[ 2009年02月11日 17:54 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090211084.html

2619片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/12(木) 07:58:54
森氏「民営化賛成、小泉さんだけ」 首相の郵政発言を擁護
 自民党の森喜朗元首相は11日、麻生太郎首相が郵政民営化について「賛成ではなかった」と発言したことについて「胸を張って『民営化して正しい』と思った議員は、私は小泉純一郎元首相だけだったと思う」と述べ、同発言で批判を浴びた首相を擁護した。徳島市内で開いた同党参院議員の国政報告会で講演した。

 首相が2005年の郵政解散に関して「あのとき4分社化を知っていた人はほとんどいない」との認識を示したことにも、森氏は「よっぽどの専門家でないと分からなかった」と指摘。一方で「少し分が悪くなると浮足立って、自民党の悪口を言って『野党と協力して新しい旗の下に政党をつくる』と、結構な(立場の)人まで言うのは残念」と述べ、中川秀直元幹事長を念頭に党内の政界再編志向組をけん制した。(11日 22:32)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090211AT3S1100V11022009.html

2620片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/16(月) 20:21:29
「麻生降ろし」の声広がる/予算成立後に炎上?

 小泉純一郎元首相の痛烈な批判を機に麻生太郎首相の求心力が一段と低下、自民党内で「麻生降ろし」が公然と語られるようになった。党執行部は結束を訴えるが、二〇〇九年度予算成立後に首相交代を求める動きが一気に「炎上」するとの見方もある。

 ただ有力な後継候補は見当たらず「麻生首相で我慢して戦うしかない」との声も根強い。首相が「景気悪化」を理由に〇九年度補正予算編成に踏み切れば、麻生降ろしも先送りになりそうだ。

 「改革を逆戻りさせ古い自民党に戻そうという人と、改革を進め新しい自民党をつくろうという人と両方いることは事実だ」。中川秀直元幹事長は十三日の会合でこう指摘し、構造改革路線を推進する新たな議員連盟を予算案衆院通過後に旗揚げする意向を表明した。

 首相への批判的な言動から、所属する町村派で降格処分を受けた中川氏が“戦闘再開”を宣言したのは、小泉氏発言で党内の空気が大きく変わると読んでいるからだ。

 実際、小泉氏の首相批判を受け「麻生首相では衆院選を戦えないという認識を確認した」と語る中堅・若手は少なくない。古賀派若手は「七月の『サミット花道論』ではなく、四月の『金融サミット花道論』でもいい」と主張。中堅議員の一人も「予算が成立すれば本格的な『麻生降ろし』になる。新しい総裁の下ですぐに衆院解散だ」と意気込む。

 昨年末、小泉チルドレンが「私たちは当選一回で首相指名を四回やった」とぼやいたのに対し、小泉氏が「五回目があるかも」と“予言”したとの話も広がっている。

 ただ、麻生降ろしが簡単でないのも事実だ。党則には、臨時総裁選を要求できる事実上のリコール規定があるが、党所属国会議員と都道府県連代表各一人の合計の過半数が必要で、必ずしもハードルは低くない。

 安倍晋三、福田康夫両氏が二代続けて一年で政権を投げ出したことも影響する。津島派若手は「内閣支持率低迷は首相がころころ代わったのも一因。また『顔』を代えれば批判の方が大きい。それを吹き飛ばすだけのカリスマ性を持った後継者もいない」と指摘する。

 福田前首相の退陣を主導する形となった公明党も「自民党で麻生降ろしが始まっても、次を誰にするという展望がない。そういう状況で公明党が発言することはない」(幹部)と静観の構えだ。

 こうした状況を踏まえ、首相周辺は「麻生氏を代えて、ほかに誰がいるのか。首相の足を引っ張れば結果的に自分に降り掛かる。それが小選挙区制だ」と乗り切りに自信を見せている。

 また急激な景気悪化を受け、首相が〇九年度予算成立直後から補正予算編成、成立を目指せば、その間は与党として支えざるを得ない。執行部内で比較的、首相に距離を置く石原伸晃幹事長代理は十五日のテレビ番組で「首相を引っ張り降ろす余裕は与党にも国民にもない」と述べた。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20090215.html

2621片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/17(火) 07:57:41
きょう問責決議案 中川財務相問題で野党 '09/2/17

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 民主党は十六日夕、幹部会を国会内で開き、先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)閉幕後、ろれつが回らない状態で記者会見した中川昭一財務相兼金融担当相に対する問責決議案を十七日に参院へ提出する方針を固めた。十六日の国対委員長会談でほかの野党に伝え、了承された。早ければ十八日の本会議で採決、可決されれば、麻生政権に大きな打撃となるのは必至だ。

 自民党役員会でも尾辻秀久参院議員会長が「国家存亡のときに、体調の悪い方が財務相をやっていて良いのか」と早期の辞任を要求。自民党幹部は「世界に恥をさらしてくれた」と辞任を求めており、首相は難しい対応を迫られそうだ。

 一方、麻生太郎首相は十六日夜、官邸で中川氏に「大変な時期だから体調を管理して職務に専念してほしい」と続投を指示。問責決議案が可決された場合の対応について、記者団に「今の段階で仮定の質問に答えることはしない」と述べた。自民党執行部の一人は「問責を無視する」と強調した。

 中川氏は首相との会談後、官邸で記者団に「昼食会の乾杯でワインに口を付けたが、ごくっと飲んだということはない」と「深酒」を否定。十六日の衆院財務金融委員会では、ろれつが回らなくなった原因について「風邪気味だった。念のためと薬を倍近く飲んでしまった」と釈明した。

 自民党幹部は共同通信の取材に「会見には世界各国の記者がいた。どうしようもない。自ら腹を切るべきだ。一日でも早い方がいい」と述べ、早期に辞任すべきだとの考えを示した。

 河村建夫官房長官は記者会見で、中川氏の進退問題について「本人は深く反省している。大事な時だからその職務を果たしてほしい」と述べ、更迭や辞任の必要はないとの認識を表明。「G7が中川氏の発言で壊れたわけではなく、泥酔状態で失敗したわけではない」と擁護した。

 中川氏は財務金融委員会で「ああいう映像、発言が世界に報じられ、国会はもとより国民に大変申し訳ない。深く反省している」と謝罪した。民主党の小沢一郎代表は山口県宇部市内で記者団に「閣僚としての責任が問われる」と指摘。鳩山由紀夫幹事長は記者団に「国益の損失は計り知れない」と強く批判した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902170081.html

2622片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/18(水) 09:09:41
ヤマ場になると飲まずにいられない…中川氏、失態いろいろ
激震・麻生政権
 17日夕に辞任した中川氏にはこれまでも飲酒や体調不良が理由で、政治活動に支障をきたす場面があった。

 経済産業相時代の中川氏を知るキャリア官僚は「見かけによらずプレッシャーに弱いのか、大きな交渉の前に酒を飲まずにはいられないようだった」と振り返る。2004〜05年にかけて行われたアジア各国との経済連携協定(EPA)交渉では、「締結前のヤマ場を迎えると、ホテルの客室の冷蔵庫から酒が全部なくなることもあった」と明かす。

 昨年11月には、スペイン国王夫妻を歓迎する宮中晩さん会でワインなどを飲み、懇親会で「宮内庁のばかやろう」などとどなって途中退席。先月28日の衆院本会議で行った財政演説で、「歳入」を「歳出」とするなど、計26か所を読み間違えたことについては、「体調不良が原因」と周囲に説明していたという。

 中川氏は、もうろうとなった理由を風邪薬の飲み過ぎとしている。製薬会社でつくる日本OTC医薬品協会(東京都)によると、少量のアルコールでも、風邪薬を併用すると副作用が強まる恐れがあるというが、同協会は「個人差もあるが、薬だけであれ程もうろうとした状態になるとは考えにくい。体調が相当悪かったのだろうか」としている。

(2009年2月18日03時10分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090218-OYT1T00004.htm

2623片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/18(水) 18:44:49
財務相辞任/衝撃映像が命取り

 もうろう会見をめぐる中川昭一財務相の辞任劇は、景気優先を大義名分にした麻生太郎首相の“延命シナリオ”を大きく揺さぶった。前代未聞の衝撃映像がテレビ、ネットで繰り返されたことが命取りとなり、強気の続投路線は一夜で破綻(はたん)。盟友をかばい傷口を広げた首相の威信失墜は避けられない。辞任時期についても、二〇〇九年度予算案の衆院通過後とした当初方針を引っ込めるドタバタぶり。引き際での「醜態再演」は、迷走政権の機能不全をあらためて見せつけた格好だ。

 ▽赤城氏再来

 「〇九年度予算と関連法案が衆院を通過したら辞任したい」。十七日昼、進退をうかがう中川氏の電話に、首相は「全力を尽くして(衆院通過までは)当面の懸案事項に取り組んでほしい」と応じ、辞任させる方針に転換した。

 首相は十六日から中川氏を擁護し続けた。景気対策は内閣の一枚看板で、担当閣僚を交代させれば政権へのダメージは計り知れない。中川氏の金融担当相兼務が、持論の「財政・金融一体」を体現する目玉人事だったことも早期辞任に二の足を踏ませたようだ。政府関係者は「(十七日午前の)閣議後にも中川氏が辞任を申し出たが、首相は慰留した」と明かす。

 首相は十六日の自民党役員会で、尾辻秀久参院議員会長が辞任論を展開した際には「(中川氏は)酒を飲んでいないと言っているのに、何が問題なんだ」と強調。直後に官邸を訪れた中川氏には「大丈夫だ。おれが必ず守る」と言い切った。

 だが、もうろう会見の「ショッキングな映像」(野田聖子消費者行政担当相)に対する拒否反応は首相の予想を超えた。

 安倍内閣当時には、顔に大きな「ばんそうこう」を張った赤城徳彦農相の異様な姿が何度も報道され、参院選惨敗を招いた。自民党内では次期衆院選に向けて「赤城氏の再来だ」(若手)との危機感が増幅し、国対幹部は中川氏サイドに「早く辞意を表明した方がいい」と要求。所属する伊吹派幹部も説得に回り、中川氏も「映像を見た人たち、とりわけ子どもたちにいろんな印象を与えた」と辞意を固めた。

 ▽KY体質

 ただ辞任時期をめぐる混乱は続いた。中川氏は当初、春の予算成立後の辞任を要望したが、国会審議への影響を懸念した大島理森国対委員長が即刻辞任を要求。間を取って「〇九年度予算の衆院通過後」にいったんは落ち着いた。

 しかし野党は「辞めると分かっている財務相の下で予算審議などできるわけがない」と猛反発し、問責決議案提出方針を確認。自民党でも石原伸晃幹事長代理が「『衆院を通過してから』という文言に驚いた」との不快感を示したほか、中堅議員から「政権のKY(空気が読めない)体質がまた露呈した」との声が上がるありさまに。

 「私の決断が理解されない状況だ。今日辞任することが国家、国民のためになる」。中川氏は与党だけで開かれた衆院予算委員会後、大島氏に即刻辞任の意向を伝えた。

 ▽オウンゴール

 中川氏は飲酒にまつわる武勇伝に事欠かなかっただけに、首相の任命責任は免れない。民主党は衆院の早期解散を求めながら決め手を欠いてきたが「こちらは何もしていないのに、政権は次から次へと勝手にオウンゴールを決めてくれる」(国対幹部)とほくそ笑む。

 平田健二参院幹事長は記者会見で「自民党が断末魔(の叫び)を上げている」。小沢一郎代表も福岡市内で記者団に「ほとんどの国民は選挙をやって出直せと思うだろう。そうせざるを得なくなる」と追撃した。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2009/0217_1.html

2624片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/18(水) 18:50:44
中川財務相辞任:何度も酒に飲まれ 千鳥足で会議出席 04年改造、初閣議でも失態
 「酔って閣議に出席した」「飲み過ぎで会議に遅刻した」。17日に財務・金融担当相を辞任した中川昭一氏(55)は、過去に飲酒が原因とみられる失態を度々演じてきた。今回のもうろう会見については「風邪薬を多めに飲んだ」と述べ、会見前の飲酒を否定した。だが、酒にまつわる過去の問題は麻生太郎首相も認識していたはずで、任命責任を問う声は弱まりそうにない。

 1月28日の衆院本会議で行った財政演説。読み間違いが26カ所もあり、財務省は「風邪で体調が悪かった」(幹部)と釈明に追われた。だが、自民党国会議員の秘書によると、中川氏は前日に東京都内で酒を飲みながらテニスをし、持病の腰痛を悪化させていたという。

 昨年10月に政府が「緊急市場安定化策」を決定した際は、会見が午前9時の開始予定から15分ほど遅れたうえ、対策の具体的中身に触れず、正式な発表が昼にずれ込んだ。

 このためバブル後の最安値を更新していた株安の流れを止められず「危機対応に甘さがある」(アナリスト)と批判が集中。一部週刊誌が「前日の飲酒が原因で会見に遅刻した」と報じると、中川氏は「会見時間前に登庁していた。(事務方からの)レクチャーが長引いただけだ」と抗議する騒動に発展していた。

 自民党政調会長時代の06年には、都内のホテルで開かれた与党幹事長・政調会長・国対委員長会談に遅刻して現れた。酩酊(めいてい)状態で、千鳥足で歩き、ホテルの柱にぶつかりそうになった。見かねたSP(警護官)に抱きかかえられて会場に向かった。

 経済産業相当時、04年9月の小泉政権の内閣改造では、お別れ会見後に経産省を出て別の場所で酒を飲んだ。ところが再任され、あわてて官邸に向かい、酔ったまま初閣議に臨んだ。

    ■

 17日午後7時、中川氏はこの日2回目の辞任会見に臨んだ。疲れ切った表情。辞任理由について「08年度補正予算の関連法案と09年度予算を通すため」と繰り返し、酒については「体調からすれば、とても飲む気分になれない」と話した。

2625片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/18(水) 18:51:12


 ◇「国益損ね、当たり前」
 中川昭一財務・金融担当相の辞任表明には、与野党双方の国会議員からも厳しい指摘が相次いだ。

 自民の山本一太参院議員(51)は「あの会見が世界に配信されたのが痛い。党にとってマイナスイメージだ。麻生総理の判断だが、党内には『これでは選挙が戦えない』という声もある」と衆院選への影響を心配した。

 同じく自民の平将明衆院議員(41)は「予算案の衆院通過後に辞めるという理屈はおかしく、辞表提出は当然だ。中川さんの緊張感の欠如が原因なのだから、麻生総理にも任命責任がある」と執行部を批判した。

 一方の野党。中川財務相の父、故中川一郎氏の秘書を務めたことがある新党大地の鈴木宗男衆院議員(61)は「昨年11月に地元の式典で会った際も、あいさつの内容が的外れで、どうしたのかなと感じていた。豪放磊落(ごうほうらいらく)な一郎先生だったら『おれより大物だ』とおっしゃるかもしれないが、世界の経済危機を論じる場での失態だけに、辞任せざるを得なかったのでは」と話した。

 民主の笠浩史衆院議員(44)は「国益を損ねる失態で日本の恥。内閣の危機管理がなっていないことの証明だ。『辞める』と言っている大臣が予算について答弁するのは筋が通らず、即辞任は当たり前だ」と語った。【篠原成行】

 ◇ダルマに黒い涙−−祝6選、酔って墨はみ出し
 00年6月の衆院選。6選を決め帯広市内の選挙事務所に現れた中川氏は酒に酔い、ふらふらとしながら万歳三唱。必勝祈願のダルマに目を入れる際も筆に墨をつけすぎて大きくはみ出し「黒い涙」を流すダルマの目になって周囲を慌てさせた。支持者らには「友達が来ていて夕方から飲んでいた」と話した。

 十勝管内本別町で05年夏に開かれた後援会パーティー。複数の関係者によると、中川氏は支持者約2000人が集まる中、酩酊(めいてい)状態で現れた。10分間を予定していたあいさつはろれつが回らずに、数分間で終了。同席していた同管内の首長から「ちゃんとあいさつした方がいい」と一喝されたという。

 地元道議は「中川氏はああ見えて『ガラスの心臓』の持ち主で、選挙の投開票前日は不安が募るのか、酒なしではいられなかった」と指摘。別の道議は「中川氏はビールが嫌いで以前はウイスキーや日本酒を好んでいたが、ここ数年は酒に弱いことを自覚してか焼酎をソーダで割るなどしていた」と証言する。

 また、08年11月29日には、十勝管内中札内村立中札内小学校体育館で開かれた道路開通式に出席。昼食中にたばこを吸い始め、一部出席者は「小学校の体育館でたばこを吸うのはいかがなものか」とまゆをひそめた。後援会関係者は「要職を務めるようになって、古い付き合いの人を除いて意見できる人がいなくなった」と漏らした。【鈴木勝一、横田愛、田中裕之】

毎日新聞 2009年2月18日 北海道朝刊

2626片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/19(木) 07:25:44
自民の森・青木氏ら会談「麻生首相では選挙にならない」
2009年2月19日1時1分
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 自民党の森元首相と山崎拓元幹事長、青木幹雄前参院議員会長らが18日夜、東京都内の日本料理店で会談した。出席者によると、中川昭一財務相の辞任を受けて「麻生首相の下では選挙にはならない」など、複数の出席者が次期衆院選は厳しいとの認識を示したという。会合には、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長らも同席した。
http://www.asahi.com/politics/update/0219/TKY200902180363.html

2627片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/19(木) 07:27:29
「小泉改革前に戻りたい」 自民26地方組織、転換訴え(1/2ページ)
2009年2月19日1時1分
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 郵政民営化の見直し一つとっても姿勢が定まらない麻生首相にしびれを切らし、地方組織は「小泉改革前」への回帰を求めている――。自民党の都道府県連幹部への取材で、そんなもどかしさが浮かび上がった。地方経済を疲弊させた「小泉改革」の総括なしに総選挙は戦えないという危機感が広がっている。

 次の総選挙で「小泉構造改革路線を継承する姿勢を強調すべきだ」としたのは6府県連にとどまり、「転換を強調すべきだ」と答えたのは26都道県連にのぼった。地方組織からみれば、麻生首相は景気対策を最重視すると主張しながら、財政再建などの小泉改革路線に引きずられていると映っているようだ。

 「転換派」が唱えるのは、小泉改革こそ地方疲弊の元凶とする見方だ。「構造改革で公共事業は減り、田舎になるほど厳しい」(島根)、「規制緩和で中小企業を軸とした地方経済が破壊された」(徳島)と改革の痛みを強調。「麻生さんの景気対策で倒産を免れた企業は多い。小泉路線復活では選挙を戦えない」(宮城)と、どっちつかずの首相にいらだちを隠さない。

 「継承派」にも「構造改革を全否定するような方向転換を打ち出せば国民の信頼を損なう」(佐賀)と路線修正を求める声は多く、そのままの継承を認める声は少ない。

 麻生首相を批判した小泉元首相の言動についても、「共感できない」が33都道府県連と圧倒し、「共感できる」はわずか6県連にとどまった。

 小泉氏には「同志が難局にあたっているのに、足を引っ張るのはおかしい」(福島)、「挙党一致で臨むべき時に不穏当な発言は避けるべきだ」(福岡)、「再議決へのスタンスを人質にとった政局絡みの発言はすべきではない」(沖縄)との批判が相次いだ。「小泉節」への反応はきわめて冷淡だ。


 景気回復や地方重視を掲げて政権の座を射止めたはずの麻生首相が、小泉路線との決別に躊躇(ちゅうちょ)するのは、05年郵政選挙で得た衆院の3分の2の議席に政権運営を依存しているからだ。小泉路線を転換する姿勢をみせた途端、中川秀直元幹事長や小泉チルドレンが造反の構えを見せ、ねじれ国会に不可欠な衆院再可決が危うくなる。総選挙で国民に信を問うまで路線転換はままならないのだが、今の低支持率では解散に踏み切ることもできない。

 05年の民意に縛られたままの麻生政権と、経済情勢の変化を受けて「脱小泉」に動く地方組織。そのギャップを埋められないまま、国民に信を問う期限は迫ってくる。(松村愛、関根慎一、渡辺丘)
http://www.asahi.com/politics/update/0218/TKY200902180312.html

2628片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/19(木) 07:29:10
「麻生降ろし」自民党内で公然と、中川財務相辞任から一夜
 中川昭一前財務・金融相の辞任から一夜明けた18日、自民党では「麻生降ろし」が公然と語られ始めた。

 後藤田正純衆院議員は同日午前、党本部で記者団に、「首相には危機管理能力、信頼、誠実さがすでになくなっている」と語り、首相退陣を要求した。

 夜には、棚橋泰文・元科学技術相や世耕弘成参院議員、平将明衆院議員ら中堅・若手議員約10人が都内で開いた会合で、「麻生首相は交代すべきだ」などの意見が相次いだ。篠田陽介衆院議員は会合後、「今の体たらくに、ストレスがたまって爆発しそうだ」と記者団に不満をぶちまけた。

 2009年度予算の年度内成立を最優先する執行部は当面、麻生政権を擁護する姿勢を示している。しかし、参院幹部が「これからは首相交代に伴うゴタゴタより、メリットの方が大きくなる」と述べるなど、4月末にも09年度予算の関連法が成立すれば、首相退陣を求める動きが強まる可能性が出てきている。

 「首相の下で衆院選は戦えない」という危機感が、中川氏の辞任劇を機に党全体を覆いつつある。

          ◇

 麻生政権の失態が続く中、自民党では麻生離れが進み、「嫌麻生」とも言うべき空気が漂い始めている。

 ◆「次の顔」探し

 選挙を控えた自民党衆院議員の今の悩みは、「誰と一緒にポスターに写るか」だ。首相とのツーショットが一般的だが、不人気の首相と一緒だと「票が逃げる」という。

 南関東の当選1回の議員は「無党派層に知名度が高い舛添厚生労働相にお願いした」と語る。悩んだ揚げ句、地元の知事に頼んだ議員もいる。首相に近い東京都選出議員は、「7月に都議選があるから、都議と並んで撮影する」という。

 加藤紘一・元幹事長は18日収録の朝日ニュースターの番組で、「1週間に数百軒を訪ねて『少し盛り返したかな』と思うと、(首相の失言などで)潮を引いたようになるから、やるせない思いだ」と語った。

 麻生内閣の支持率が下降の一途をたどる中、「麻生離れ」という漠然とした雰囲気は、首相に対する明確な嫌悪感に転じている。2009年度予算案の審議中でもあり、直ちに「反麻生」の行動には結びついていないが、衆院選が近づくに連れ、「麻生降ろし」に発展するのは間違いない。首相に批判的な議員が口にする、「景気への影響を避けるため、09年度予算成立までは動かない」という言葉は、「予算後には退陣を求める」という思いの裏返しだ。

 麻生首相の自民党総裁任期は9月末までだ。「反麻生」陣営は、首相の辞任によって事実上前倒しする形で臨時の総裁選を実施し、「新たな顔」で衆院選に臨むシナリオを描く。

 党内では早くも、ポスト麻生の名前が取りざたされている。後藤田正純衆院議員は「世代交代という意味で、石破農相や野田消費者相。新たな国づくり、種まきという構想力は与謝野財務・金融・経済財政相」と語った。舛添氏や石原伸晃幹事長代理らの名前も挙がる。

2629片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/19(木) 07:29:23

 ◆中川秀氏攻勢

 安倍元首相、福田前首相が約1年で退陣した経緯から、麻生首相を交代させれば、「『政権たらい回し』と世論の批判を浴びる」と懸念する向きもある。それでも、「麻生氏の下で選挙をやるよりましだ」という声は確実に増えている。

 反麻生の急先鋒(せんぽう)である中川秀直・元幹事長は、月内にも議員連盟を発足させる予定だ。テーマは「政治の信頼と責任」という。「反麻生」の受け皿を狙っていると見られる。

 中川氏は18日、都内で自民党町村派の議員と会い、「もう麻生さんじゃ厳しい。麻生さんは引きずり下ろそうとしても辞めない性格だが、5月には党内から動きが出るかもしれない」と語ったという。

 ◆補正で「延命」

 首相周辺や党執行部の危機感は強い。河村官房長官は18日の記者会見で、後藤田氏らの動きについて、「元気があっていいが、今がどういう時なのかを考えていただきたい」と不快感をにじませた。首相や周辺は、09年度予算の成立後に新たな政治課題を設定し、求心力を回復しようとしている。最大の武器は、09年度補正予算の編成だ。

 09年度予算案の衆院通過後、首相が補正を念頭に、追加景気対策の策定を与党に指示し、4月2日のロンドンでの金融サミットまでに策定し国際公約にする。4月中旬に補正予算案として国会に提出する――。

 首相に近い自民党幹部は、こんな戦略を描く。

 6月3日までの通常国会を乗り切れば、主要国首脳会議(サミット)はすぐそこだ。中曽根元首相は、予算成立後、内閣改造に踏み切ることを提案している。政権のテコ入れが狙いだ。

 しかし、こうした反転攻勢を仕掛けるだけの「体力」が政権に残されているのか。仮に実現しても、支持率が回復するかどうかはわからない。1けたまで落ちこめば、「麻生降ろしの激流にのみ込まれる」という見方が強まっている。

(2009年2月19日03時01分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090219-OYT1T00039.htm?from=main1

2630片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/20(金) 07:47:15
自民 結束図るも批判くすぶる

2月20日 5時22分
小泉元総理大臣が第2次補正予算の関連法案を再議決する衆議院本会議への欠席を表明したことに対し、自民党内では批判が相次ぎ、結束を図る動きが出ていますが、一方で中堅・若手議員らの間には、麻生総理大臣の政権運営に対する批判もくすぶっています。

20日に帰国する小泉元総理大臣は、訪問先のロシアで定額給付金などの財源の裏付けとなる第2次補正予算の関連法案が衆議院で再議決される場合、本会議を欠席する考えを示しました。これについて、麻生総理大臣は19日夜、「3分の2の議席はみんなで頑張ってとった議席だ。小泉元総理大臣が3分の2の議席をとったという話と、定額給付金の再可決の話は脈絡が通じてないように思う」と述べました。また、自民党の笹川総務会長は「小泉氏の投票行動が、党の方針と違うのであれば、それなりの対応を考えざるをえない」と述べ、欠席すれば処分するという認識を示し、自民党の各派閥の会合でも、党内を混乱させるような行動は慎むべきだといった批判が相次ぎました。そして、19日夜開かれた各派閥の事務総長の会合に出席した河村官房長官は「補正予算の関連法案の再議決などで、党側の協力をお願いしたい」と述べ、事務総長らは反対や欠席が出ないよう、各派閥で引き締めを図っていくことを確認しました。一方で会合では、「小泉元総理大臣をこれ以上刺激することは、党の結束を図るうえで好ましくない」として、河村官房長官に対し、対立が深まりかねないような発言は控えるよう求める意見も出されました。こうしたなか、塩崎元官房長官や石原幹事長代理、それに菅原一秀副幹事長ら5人が19日夜会談し、「麻生総理大臣に対する批判が強まっており、今の体制では衆議院選挙は戦えない」という意見が相次いだということで、党内の中堅・若手議員らの間には、麻生総理大臣の政権運営に対する批判もくすぶっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014290121000.html

2631片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/02/20(金) 08:49:32
与党の危機感、官邸に伝わらず=入院シナリオ幻に−中川氏辞任劇
 求心力低下にあえぐ麻生政権にとって、屋台骨を揺るがす大打撃となった中川昭一前財務・金融相の辞任劇。与党内には危機感が満ちていたにもかかわらず、なぜここまで傷口が広がったのか。盟友をかばい判断ミスを重ねた麻生太郎首相と統制力を失ってしまった首相官邸の姿は、この政権が末期にあることを如実に物語った。
 「そんな健康状態で(予算審議を)乗り切れるのか」。16日夕の自民党役員会。中川氏の「もうろう会見」は飲酒でなく薬の服用によるものだとして「問題なし」との判断を下した首相を一喝したのは、尾辻秀久参院議員会長だった。ねじれ国会の最前線である参院は、定額給付金関連法案の採決を控えた大事な時期。ここで進退のタイミングを誤れば、国会審議は立ち行かなくなるとの危機感からだ。
 これより先、自民党の細田博之幹事長と石原伸晃、林幹雄両幹事長代理らが国会内で額を寄せ合い善後策を協議。林氏はここで「検査入院で様子を見てはどうか」と提案。野党の追及次第で、中川氏に入院先から辞表を提出させ幕引きを図るというシナリオが練られた。しかし、官邸サイドは林氏の秘策に難色を示し幻に終わった。
 夜になっても動きは続く。与党内の空気を察知した鴻池祥肇官房副長官は石破茂農水相を伴って、首相行きつけの都内のホテルのバーに赴いた。表向きの話題は農政改革。鴻池氏は首相に向かって開口一番「今回は腹を切らせた方がいい」。石破氏も内閣改造まで持ち出して局面転換の必要性を説いた。しかし、首相は「体調に気を付ければ頑張れる」と擁護の姿勢を崩さなかった。
 首相はこの時点で「野党は中川氏の問責決議案を提出できないと読んでいた」(自民党幹部)とされる。中川氏の兄貴分だった国民新党の亀井静香代表代行が問責提出に否定的だったことから、同党がブレーキ役になると踏んでいたのだ。
 結局、首相の読みは外れ、民主党は17日午前に決議案提出を決定。中川氏はこの日午後、「2009年度予算案の衆院通過後の辞任」を表明したが、即時辞任を求める野党は攻勢を緩めず、最後は自民党の大島理森国対委員長が官邸サイドに「国会の状況は厳しい」と伝え、中川氏に引導を渡した。
 与党幹部の耳には、泣いて馬謖(ばしょく)を切った首相は悲嘆に暮れ、周囲ももらい泣きしたという話が伝わってきた。しかし別の幹部は、聞きたくもないといった表情で「『お友達』という関係にこだわり全体の判断を誤った。官邸は機能不全だ」と突き放した。(了)(2009/02/19-21:14)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009021900948

2632片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/03/02(月) 08:06:45
「解散・総選挙は間違いなく麻生総理でやります」
 自民党の古賀選対委員長はテレビ朝日の番組に出演して、20兆円規模の追加経済対策を盛り込んだ2009年度補正予算を編成し、その成立後に衆議院の解散に踏み切るべきだという考えを示しました。

 自民党・古賀選対委員長:「補正予算を作り上げるところまでは責任だと思いますよ」「(Q.補正が終わったら解散)そういう状況を作り上げたら一つのタイミングだと、ということは総理には申し上げようと思います」
 古賀氏は、7月12日の東京都議選の前後1カ月は、公明党に配慮して衆議院選挙は行わない考えを示しました。また、菅選対副委員長は、自民党内に広がる「麻生降ろし」の動きをけん制しました。
 自民党・菅選対副委員長:「総理大臣が途中で代わることなんて100%ありませんから。解散・総選挙は間違いなく麻生さんでやりますよ」
 また、現職閣僚からも「麻生降ろし」に批判の声が出ました。
 石破農水大臣:「今の時期に『ポスト麻生』だとか、『麻生降ろし』とは何たる有り様か。5カ月前にみんなで麻生(総裁)と決めたんですから」

[2日1時56分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20090301/20090301-00000018-ann-pol.html

2633片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2009/03/13(金) 17:55:38
自民太田氏が「野党優遇の献金は不公正」記事を印刷する

 農相などを務めた自民党の太田誠一衆院議員は12日の古賀派総会で、西松建設の巨額献金事件や東北地方の公共事業をめぐり、小沢一郎民主党代表側と建設会社の不透明な関係が伝えられていることを念頭に「自民党政権下であるにもかかわらず、予算案の議決に賛成する与党でなく、反対している野党が(建設会社に)大変優遇されている。どこかに不公正さがある」と発言した。

 建設会社が与党の自民党に高額の献金をするのは当然との認識を示したと受け取られかねない発言だけに、与野党内で波紋を広げそうだ。

 太田氏は「言葉が滑るかもしれない」と前置きした上で、「農相時代の私は東京後援会を通じて全部で二千数百万円。それなのに小沢氏はたった1社で二千数百万円だ」とも指摘した。

 総会後、複数の議員が記者団に「極めて不適切な発言だ」と不快感を表明。太田氏が古賀派会長代行を続けることを疑問視する声も上がった。(共同)

 [2009年3月12日22時11分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090312-470464.html


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