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World Election Watch

160片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 00:50:53
キャメロンのほうがよさそうだな。

英国:改革派39歳、右派56歳の対決 保守党の党首選
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051103k0000m030024000c.html

 【ロンドン小松浩】英野党・保守党の党首選は12月6日に全国の党員による決選投票の結果が発表され、政権奪回を目指すニューリーダーが決まる。決選投票に残った39歳の改革派、デビッド・キャメロン氏(影の教育・技能相)と56歳の右派、デビッド・デービス氏(影の内相)は生い立ちから政治信条まで好対照で、勝敗は今後の党の政治路線を決定づける。政権を離れて8年。果たして名門保守党の再生はなるか。

 キャメロン氏は上流階級の子弟が集まる名門イートン校を経てオックスフォード大学に進み、20代から保守党幹部の政策作りを手伝ってきた。ロンドンの高級住宅街ノッティング・ヒルに住み、趣味は乗馬や射撃という絵に描いたような保守党エリートだ。10月上旬の党大会でさっそうと壇上に現れた時は「サッカーのスター選手みたい」という女性党員の声が漏れた。

 デービス氏は公営住宅の母子家庭で育った。ラグビーなどで鼻を3回骨折。元陸軍特殊部隊テロ対策員という「タフガイ」のイメージが保守党支持層に安心感を与える。その一方、裕福ではない家庭環境だったことが労働党の支持層にもアピールする強みとなる。

 キャメロン氏は弱者保護にも力点を置くなどリベラル色をとり入れた党内若手改革派グループの代表的存在。一方、デービス氏は1世帯あたり1200ポンドの減税を公約、「低い税金」「規制なき競争社会」を志向する伝統的な保守党路線を堅持する。両氏は党内を二分する「近代化主義者」と「伝統維持派」の象徴だ。

 ブレア首相に対する両氏の評価も分かれる。首相の業績を認め、「首相の政治革命に学ばなければ保守党は二度と政権をとれない」と主張するキャメロン氏は保守党の愛称(トーリー)をもじって「トーリー・ブレア」と呼ばれる。これに対し、デービス氏はブレア流政治手法を嫌い、保守党の基盤である右派の結束こそカギだと繰り返す。

 10月末の党員世論調査ではキャメロン氏が76%でデービス氏の24%を圧倒、優位は動かない。右派の中にも次の総選挙で「勝てる候補はキャメロン氏」とくら替えする動きが出てきた。サッチャー元首相が退陣した時に24歳で、政界入りしていなかったキャメロン氏が新党首になれば、保守党は名実ともに世代交代を遂げることになる。

 ▽保守党系シンクタンク「ボウ・グループ」の政治担当責任者デビッド・ブランチ氏

 保守党はかつて強い政治指導力で労働市場改革や民営化などを成し遂げ英国をつくり変えた。ブレアの労働党は右に寄らなければ政権をとれないと気づき、保守党の中核支持層に照準を合わせた。現在の反テロ法は50年前の労働党では考えられない内容だ。

 労働党のイメージは左から中道寄りになり、保守党は右の隅へ押し出される形になって総選挙(97年、01年、05年)で3連敗した。問題は実際の政策以上にこうしたイメージが有権者に浸透していることだ。英国政治の中心は今、労働党に支配されている。保守党の「失われたブランド」をどうやって取り返すかが次期党首の課題だ。

 保守党員は党を再生させることのできる自分たちの「ブレア」を探しており、キャメロン氏の若さはその可能性を感じさせる。保守党員にとって「キャメロン党首」は「賭け」だが、デービス氏が勝てば「より安全な選択」をしたことになる。【聞き手・小松浩】

 ◇英保守党の党首選

 保守党の党首選びは(1)下院議員198人による投票を繰り返して最低得票者をふるい落とし、上位2人に絞り込む(2)全国の党員30万人による決選投票で当選者を決める−−という2段構えだ。

 今回は5人が出馬表明していたが、リフキンド元外相が直前に取りやめたため、4人が下院議員投票に臨んだ。第1回(10月18日)でクラーク前財務相、第2回(同20日)ではフォックス「影の外相」が脱落。トップに立ったキャメロン氏(90票)と2位のデービス氏(57票)が党員投票に駒を進めた。

 党員投票は今週後半から投票用紙が全党員に郵送される。郵送で返送された票の集計を12月5日までに終え、翌6日に結果が発表される段取りだ。選挙運動は6日まであるが、多くの党員は早めに記入して返送するとみられることから、キャメロン、デービス両陣営とも「ここ2週間が勝負」と踏んでいる。テレビ討論や地方での選挙演説会なども行われる。

 長く党勢低迷の続く保守党では、ここ8年で4人の党首が辞任している。

毎日新聞 2005年11月2日 18時17分 (最終更新時間 11月2日 18時29分)

161片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 00:51:50
大統領選に向けて政治同盟 フジモリ氏支持の3党
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000151-kyodo-int

 日本滞在中のフジモリ元ペルー大統領は2日、来年4月の大統領選で同氏の支持母体となる3党による政治同盟「シ・クンプレ(成し遂げる)」が結成されたことを明らかにした。元大統領自身が同日、東京都内のペルー総領事館を訪れて一連の書類を提出、受理された。
 フジモリ氏は20以上の罪で起訴、国際手配中で帰国は困難ともされているが、同氏は次期大統領選への立候補を正式表明。今回の政治同盟結成により、3党一体による選挙活動が可能となり、フジモリ氏は支持拡大に力を入れる方針だ。
 フジモリ氏は、共同通信に「政治同盟の結成に必要なわたしの署名が有効なものと確認された。わたしが同盟の代表だ」と語った。一連の書類はペルーの中央選管に送られるが、法的に問題はなく2日付で結成が認められたという。(共同)
(共同通信) - 11月2日18時18分更新

162片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 00:53:23
日本はフジモリ応援してるけど、どうなんだろ。日系人ってことでそれでいいかな。

フジモリ氏:「大統領立候補は不可能」ペルー大使館が見解
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20051103k0000m030099000c.html

 来年4月のペルー大統領選立候補を目指している日本滞在中のフジモリ元大統領は2日、フジモリ派3政党の政治同盟結成手続きのため、東京都内のペルー総領事館で手続き書類の本人署名証明を受けた。同日記者会見したマタリャナ総領事は「署名が本人のものであることだけを証明した」と述べた。会見に同席した在日ペルー大使館のパルド司法顧問は、国会決議でフジモリ氏が10年間公職追放されていることから「政党代表にはなれない」と述べ、大統領選立候補は不可能であるとの見解を示した。【庭田学】

毎日新聞 2005年11月2日 20時43分

163片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 00:57:19
メルケル人望薄い?

独CSU党首、大連立入閣を再考 SPD党首は一転“残留”示唆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000013-san-int

 【ベルリン=黒沢潤】ドイツのキリスト教社会同盟(CSU)のシュトイバー党首は三十一日、社会民主党(SPD)との大連立政権で入閣を考え直す意向を示した。メルケル次期首相率いる大連立政権下での自身の役割に不満を募らせていることが原因とみられる。一方、社民党のミュンテフェリング党首も前日の党内幹事長選で自らが推す候補者が敗れたことを受けて入閣を白紙にする考えを示したが、一日には政権内に残る意向を示唆し、揺れている。重要な役割を果たすシュトイバー党首が実際に連立から“離脱”すれば、大連立政権の不安定要因になりそうだ。
 社民党が三十一日に幹部会議で行った次期幹事長選では、ミュンテフェリング党首が後押しするワッサーヘーフェル氏(43)が左派勢力の支持を受けた女性のナーレス氏(35)に十四対二十三で敗れるという予想外の結果となった。ミュンテフェリング党首はこれを受けて同日、今月中旬にも党首を辞任し、副首相兼労働社会相としての入閣も白紙とする考えを示した。
 しかし、同党首は一日、党内有志に送った書簡で「政権内にとどまり若手を支える」と政権内に残る意向を示唆。社民党内では左派勢力が同盟との大連立に懐疑的で、左右両派の調整役を務めてきた同党首が要職を離れた場合、左派の声が強まり、連立政権が不安定になるとの懸念がある。
 一方、大連立政権下で経済技術相に就任する予定だったシュトイバー党首は三十一日、ミュンテフェリング党首がいったん入閣を見直す動きを見せた後、「(ミュンテフェリング氏は)連立の要であり、政治状況は変わった」として、入閣を見直す意向を示した。
 背景には、経済技術省が今後管轄する分野をめぐりメルケル氏と対立していたことがある。社会同盟はキリスト教民主同盟以上に社会福祉を重視する政党であり、入閣見直しで福祉削減を訴えるメルケル氏を牽制(けんせい)したともみられている。社民党と民主・社会同盟は十二日までに交渉を終えたい意向だが、シュトイバー党首が入閣を見直した場合、交渉に影響が出るのは必至だ。
(産経新聞) - 11月2日2時42分更新

独大連立政権交渉に危機感、党首の辞任や入閣辞退で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000699-reu-int

 [ベルリン 1日 ロイター] ドイツ2大政党による大連立政権交渉で、主要政党の党首が辞任や入閣辞退を表明したことを受け、連立政権樹立への危機感が増大している。
 シュレーダー首相の社会民主党(SPD)のミュンテフェリング党首は31日、党首を辞任する意向を表明。新政権への参加に関しては前向きな姿勢を見せているものの、SPD内でのリーダーシップ問題を浮き彫りにした。
 ミュンテフェリング党首の辞任を受け、キリスト教社会同盟(CSU)のシュトイバー党首は1日、新政権の経済相に就任しない方針を明らかにした。同党首は記者団に対し「SPDの路線と信頼性が、明らかでなくなった」と語った。新政権の経済相には、同CSUのグロス氏が就任する予定という。
 シュトイバー党首は総選挙後、第1党となった野党キリスト教民主同盟(CDU)のメルケル党首の最も忠実な協力者のひとりであり、連立交渉でも重要な役割を担ってきたことから、交渉が今後難航する可能性もでてきた。
 メルケル党首は1日声明を発表し、シュトイバー党首の辞退により今後交渉が難しくなると認めながらも、交渉を前進させていくことを確約し、「SPDが連立交渉を続けていきたいという意向を感じており、交渉を成功させることができると思っている」と語った。
(ロイター) - 11月2日7時44分更新

164片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 01:27:01
ケニア:改憲の国民投票前に、政府と反対派の対立激化
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20051031k0000m030031000c.html

 【ヨハネスブルク白戸圭一】東アフリカのケニアで11月に予定されている憲法改正の是非を問う国民投票を前に、改憲を推進する政府と反対派の対立が激化、西部の都市キスムで29日、警官隊が反対派のデモ行進に発砲し、8歳と10歳の少年2人が死亡、24人が重傷を負う惨事となった。

 キバキ大統領は首相職新設、妊娠中絶の原則禁止、宗教別裁判所の新設などを柱とする改憲を提唱、政府を挙げて「賛成キャンペーン」を展開している。しかし、連立政権のキバキ政権では、閣内にも「新憲法は大統領権限が強過ぎる」と反対の声があり、21日の世論調査では賛成32%に対して反対42%と、賛成派が劣勢に立たされた。

 このため政府は11月21日の投票へ向け、反対派への締め付けを強化。警察官や兵士による暴力などが報告されている。

毎日新聞 2005年10月30日 18時25分

165片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/03(木) 01:32:15
<ポーランド>大統領選 ワルシャワ市長の勝利確実に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000020-mai-int

 【ウィーン会川晴之】ポーランドの大統領選決選投票が23日実施された。各メディアの出口調査によると、9日の第1回投票で2位だった「法と正義」のカチンスキ・ワルシャワ市長(56)が得票率52〜53%で、同1位だった「市民プラットフォーム」のトゥスク党首(48)を逆転で破るのが確実な情勢となった。カチンスキ市長は23日夜、勝利宣言を行った。
 自主管理労組「連帯」出身の大統領は、ワレサ元議長(90〜95年)以来2人目。選管公式集計は、24日午後(日本時間夜)に発表される。
 両党はともに「連帯」系の政党。中道保守の「法と正義」は、社会保障などの充実を志向する欧州的な社会民主主義を掲げ、中高年層や農村部を支持層に持つのに対し、中道右派の「市民プラットフォーム」は英米的な自由主義路線を志向。経済界や都市部、若者層に支持が厚い。
 ポーランドでは89年の民主化以後、「連帯」と旧共産党系の「民主左翼連合」が大統領、政権与党を交互で担い、大統領は95年、首相は前回の01年の総選挙以来「民主左翼連合」が独占している。有権者は、総選挙に次いで大統領選でも、急激な変化を嫌い「法と正義」の候補者を選択した形だ。
 カチンスキ候補は「法と正義」のヤロスワフ・カチンスキ党首(56)と双子の兄弟。兄のヤロスワフ党首は弟が立候補した大統領選を優位に運ぶため首相候補を辞退。代わりに指名したマルチンキエビッチ下院議員は29日にも「市民プラットフォーム」との連立内閣を発足させる。
(毎日新聞) - 10月24日11時39分更新

ポーランド 「法と正義」が少数単独内閣
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000011-san-int

 9月のポーランド総選挙で第一党となった中道右派、「法と正義」のマルチンキエウィチュ氏が31日、首相に就任、少数単独内閣を発足させた。「法と正義」は当初、第二党でやはり中道右派の「市民プラットフォーム」と連立を組むことで合意していたが、内閣ポストや経済政策などをめぐり交渉が決裂した。新内閣は11月10日に行われる信任投票で不信任となる可能性もある。その場合には、連立交渉が再開されることもあり得るため、同国政局は当面、混迷が続きそうだ。(ベルリン 黒沢潤)
(産経新聞) - 11月1日2時55分更新

ポーランド、保守少数派「法と正義」単独の内閣が発足
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000636-reu-int

 [ワルシャワ 31日 ロイター] ポーランドで31日、保守系少数派の「法と正義」単独による内閣が発足した。企業寄りの「市民プラットフォーム」との連立は実現しなかった。
 クワシニエフスキ大統領は、マルチンキエウィチュ首相と17人の閣僚を任命し、4年間の任期を終えた。
 新閣僚らは、ワルシャワの教会でミサを受け、新政権の運営を開始した。
 マルチンキエウィチュ首相は、就任後「数週間にわたる働きかけと議論の結果、われわれは専門家や政治家からなる政府を発足させた。みな改革と国家の回復を望む人たちだ」と述べた。
(ロイター) - 11月1日15時17分更新

166片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/09(水) 22:23:10
仏首相の評価、一転優勢に 対内相、暴動対応影響か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000167-kyodo-int

 【パリ9日共同】フランスの世論調査会社IFOPが今月初めに実施した世論調査によると、2007年の大統領選に向けてライバル関係にあるドビルパン首相とサルコジ内相の人気が逆転、首相が内相を上回った。連夜続く暴動の対応で、首相が示したリーダーシップが好影響を与えた可能性がある。フランス公共ラジオが8日伝えた。
 調査は3、4両日に実施。両者を比べて首相の方が好ましいと答えた人は52%だったのに対し、内相を選んだ人は44%にとどまった。10月の同様の調査では、首相46%、内相49%だった。
 調査直前の今月2日にはドビルパン首相がカナダ訪問を急きょ取りやめ、暴動対策の指揮を執る姿勢を明確にした経緯がある。
(共同通信) - 11月9日18時13分更新

167片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/09(水) 22:30:50
TV討論でデービス氏浮上=英保守党党首選−世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000065-jij-int

 【ロンドン9日時事】9日付の英紙タイムズが掲載した最新の世論調査結果によると、野党・保守党の次期党首候補として、「影の内閣」内相、デービッド・デービス氏が50%の支持を獲得し、対抗馬で影の教育相、デービッド・キャメロン氏の37%を上回った。これまでの調査ではキャメロン氏がリードしていた。
 同紙によると、デービス氏が大幅減税を公約に掲げたことや、キャメロン氏とのテレビ討論で力強い論客ぶりを見せたことが支持拡大につながった。これまで誰を支持するか決めていなかった人などがデービス氏に流れているという。 
(時事通信) - 11月9日15時1分更新

168片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/12(土) 01:26:50
ポーランド少数内閣を信任 極右が閣外協力
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051111-00000045-kyodo-int

 【ベルリン10日共同】ポーランド下院は10日、9月の総選挙で第1党となった保守政党「法と正義」による少数単独内閣を賛成多数で信任し、マルチンキエウィチュ首相率いる新政権が正式に発足した。
 同党は当初予定していた第2党「市民プラットフォーム」との連立交渉が閣僚人事をめぐって決裂したため、先月末に単独内閣を発足させた。しかし議会信任に必要な票を獲得するため、反欧州連合(EU)を唱える極右政党「自衛」などの閣外協力を取り付けた。
 首相は投票に先立つ演説でEU最悪の失業率18%を記録する雇用対策などに全力を挙げる考えを表明。「欧州と米国が安全保障の主要な柱だ」とし、来年1月に全面撤退を予定しているイラク派遣部隊のうち少数をイラク軍訓練のため残留させるかどうかを近く決定する考えを示した。
(共同通信) - 11月11日9時4分更新

169片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/17(木) 01:17:44
この、なんたら政党って言い方がコロコロ変わって面白いね。

ポーランド:深まる混迷 連立決裂、単独政権に 政局、綱渡り必死
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20051115ddm007030045000c.html

 ポーランドの政局が混迷している。9月末の総選挙で第1党となった中道保守政党「法と正義(PiS)」と、第2党の中道リベラル政党「市民プラットフォーム(PO)」との連立交渉が決裂したためだ。下院で3割強の議席を持つPiSは単独で組閣に踏み切り、当面、民族主義路線を掲げる大衆迎合政党の協力を得ながら綱渡りの政局運営を続けることになる。【ワルシャワで会川晴之】

 ◇協力政党は政策に溝

 「相手が態度を改めない限り、PiSとの連立交渉再開の可能性はない」。POのトゥスク党首は毎日新聞の取材にこう言って気色ばんだ。PO幹部のフレボフスキ議員も「PiSは事実上、大衆迎合政党との連立を組んだ状態にある。経済政策を中心にPOとPiSはあまりにもかけ離れている」と指摘した。

 両党はともに自主管理労組「連帯」の流れをくむ中道政党だ。約1年前から「総選挙で勝利すれば両党の連立政権樹立」で合意していた。総選挙では両党合わせて下院の6割強の議席を獲得したが、事前予想を覆しPiSが第1党となったためPO優位の力のバランスが崩れた。10月の大統領選でもPiSのカチンスキ候補がPOのトゥスク候補を破り当選、下院議長や閣僚人事をめぐって両党の確執が深まり、連立交渉は決裂した。

 一方、PiSは組閣(閣僚18人)にあたり、PO系の2人を含む民間人計7人を入閣させた。政治家よりも御しやすい民間人の多数登用で、将来、POと連立を組む場合に閣僚交代を容易にする措置とみられ、PiSはPOに秋波を送り続けている。

 双子の兄弟であるヤロスワフ・カチンスキ党首、レフ・カチンスキ次期大統領に近いジョブロ法相は「POはいま感情的になっているが、数カ月すれば再び交渉の場に戻るはずだ」と冷静に分析する。また、PiSのゴシェフスキ議員団長も「少数内閣では大胆な改革はできない。POの力が必要だ」と安定政権樹立にはPOの協力が不可欠と主張する。

 一方、PiS政権支持に回った第3党の大衆迎合政党「自衛」はPiSとの閣外協力、さらには連立を目指す。マクシミュク副党首は「農業保護政策や社会保障の充実など各分野で両党の政策は近い」と話すなど積極的だ。また、より右翼色の濃い第5党の「ポーランド家族連盟」も「欧州各国を見ても、少数与党政権は長続きしない」(コバルスキ副党首)と政権参加に色気を見せる。

 ただ、「自衛」、「家族連盟」ともに年金支給額の増額や減税などの大衆迎合路線を掲げ、欧州連合(EU)反対など民族右派の色合いが濃い。両党の政策を採用すれば、欧州共通通貨ユーロの早期導入が困難になるばかりでなく、財政破たんを招く危険が高まる。イラク派兵問題でも両党は撤退を主張、「駐留延長」を目指す新政権とは立場が違う。

 世論調査では、PiSと大衆迎合政党との連立政権樹立を望む声は20%弱なのに対し、POとの連立を望む声が約半数を占めている。カチンスキ党首の政治手法を熟知する「連帯」の旧幹部の中には「相手をまずたたきのめし、相手が折れてから初めて連携するのが彼のスタイル」と評する。PiSは将来のPOとの連立の可能性を視野に民意を探りながらの政権運営を迫られそうだ。

 ◇当面、独自色抑え−−ポーランド内閣

 「法と正義(PiS)」単独のマルチンキエビッチ内閣は10日、ポーランド下院の信任を得て正式に発足した。下院定数は460議席で、信任には出席議員の過半数が必要だが、PiSは154議席にとどまる。このため、第3党の「自衛」(56議席)、第5党の「ポーランド家族連盟」(34議席)、第6党の「ポーランド農民党」(25議席)の支持を得た。

 PiSと連立を組むはずだった「市民プラットフォーム(PO)」(132議席)と、旧与党で共産党の流れをくむ「民主左翼連合」(55議席)は反対票を投じた。

 マルチンキエビッチ首相は旧政権が作成し、各党がおおむね合意していた06年予算案について、抜本的な改正はしない意向を示した。当面は独自色を出すのを控える柔軟路線を打ち出したものとみられる。このため、07年予算案の作成が本格化する来夏までは、不安定ながら少数与党政権が続くとの見方が出始めている。【ワルシャワで会川晴之】

毎日新聞 2005年11月15日 東京朝刊

170片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/17(木) 01:18:34
キーワードを読む:レームダック まだ早い?ブレア英首相
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20051115ddm007070044000c.html

 英下院が反テロ法案の柱の一つだったテロ容疑者の起訴なし拘束期間延長条項を否決した翌10日、英国の新聞に片足を包帯で覆ったアヒル姿のブレア首相のマンガが載った。「足の不自由なアヒル」すなわち「レームダック」だ。

 落ち目の政治家を指すのに、これほどひんぱんに使われる言葉もない。最近ではブッシュ米大統領や盧武鉉韓国大統領もレームダック呼ばわりされているし、シラク仏大統領が総選挙で退陣が見込まれていたシュレーダー独首相(当時)と今年6月に会った時など、英メディアは「レームダックがデッドダック(死んだアヒル)と会談へ」と皮肉ったほどである。

 もとは18世紀のロンドン証券取引所で債務不履行になった仲買人のことを言った。その後、米国で任期切れを間近にして影響力を失った政治家を呼ぶ政界用語として定着した。

 ブレア首相は09年見込みの次期総選挙前まで務めて辞めると公言している。あと4年もあるのにレームダックはそぐわないが、現実はかなり深刻だ。

 反テロ法の一部が否決されたのは、与党・労働党から49人が造反したため。このうち30人前後は、ブレア首相の言うことなら何でも反対する「確信犯」だといわれる。ライバルであるブラウン財務相の支持者が中心だ。

 首相が総仕上げと意気込む教育と医療の改革では今回以上の造反が予想されるというから、レームダック化は延々続く恐れもある。

 だがシラク氏の後釜にすわる勢いだったサルコジ内相は、移民暴動で一挙に評判を落とした。シュレーダー氏は総選挙後の連立交渉で驚異の粘り腰を見せ、メルケル次期首相を早々とレームダック化させた。

 動物的な政治カンのあるブレア首相を見限るのはまだ早い。「政界は一寸先は闇」ともいう。こちらは故川島正次郎・元自民党副総裁の永田町名言だ。【ロンドン小松浩】

毎日新聞 2005年11月15日 東京朝刊

171片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/17(木) 01:21:19
ドイツ:社会民主党 新党首にブランデンブルク州首相
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20051116k0000m030093000c.html

 【ベルリン斎藤義彦】ドイツの社会民主党は15日も独南部で党大会を開き、新党首にプラッツェック・ブランデンブルク州首相(51)を圧倒的多数で選出した。ミュンテフェリング前党首(65)が内紛で辞任したのに伴う党首交代。新党首はシュレーダー首相の改革路線を継承する。ハイル幹事長(33)も同日選出される予定で、党は大幅な若返りを果たす。また次期首相に就任するメルケル・キリスト教民主同盟党首とともに2大政党の党首が初めて旧東独出身者になった。

 新党首は演説で、民主同盟との大連立政権は「社民党の政策を実現する好機」とし、仏での暴動を引き合いに「社会統合と連帯、信頼がドイツに必要だ」と訴えた。

毎日新聞 2005年11月15日 21時17分

172片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/04(日) 10:34:01
台湾統一地方選 野党・国民党が大勝 14ポスト確保、政権奪回視野に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051204-00000001-san-int

 【台北=河崎真澄】二〇〇八年の次期総統選の前哨戦とされた台湾統一地方選挙の投開票が三日行われ、非改選の台北と高雄の両直轄市を除く二十三県市の首長選のうち、十四県市で最大野党の国民党の候補者が当選し、大勝した。選挙前に汚職事件が発覚した与党の民進党は蘇貞昌主席が辞意を表明。国民党の政権奪回が視野に入ってきた。焦点となる対中政策で、陳水扁政権に大幅な路線変更を迫ることになりそうだ。
 同日夜に記者会見した国民党の馬英九主席(台北市長)は、「選挙結果は民進党政権に対する台湾住民の不信任票だ」と述べ、勝利宣言した。
 民進党は、これまで県長(知事)ポストを十六年間維持した台北県、二十四年間守った宜蘭県を含め、五県市の首長ポストを国民党に奪われ、敗北した。
 民進党候補が当選したのは陳総統の出身地の台南県や台南市、高雄県など六県市(高雄市を加えて七)。野党側は国民党のほか、親民党と新党が離島県で得た各一ポストを含めて十六県市(台北市を加えて十七)となった。
 高雄市の地下鉄工事に絡む陳政権の元総統府副秘書長(副官房長官)の汚職事件が、クリーンなイメージで支持者を集めてきた民進党に大打撃を与える結果になった。
 蘇主席は同日夜、「選挙結果は民進党への警告。改革して再出発する」と敗北宣言し、引責辞任することを明らかにした。
 対中関係の改善を訴えて圧勝した国民党は「中台協調で信任を得た」と判断し、民進党の陳政権が慎重に対応している空と海の中台直行便の解禁など、経済界が強く求めている対中政策の変更を強く迫るのは確実だ。中国との「国共合作」も一層強めることになる。
 立法院(国会)でも少数与党の陳政権は二〇〇〇年の発足以来、最大の危機を迎えており、「陳総統はレームダック化した」(国民党幹部)との見方すら出始めた。
     ◇
【用語解説】民進党と国民党
 台湾意識の高揚を背景に2000年の総統選で陳水扁氏が勝利、民進党は半世紀余り一党支配を続けた国民党から政権を奪取した。党綱領に「台湾独立」を掲げるが、立法院(国会)で少数与党のため「新憲法」制定など“台湾化”は遅れ気味。一方、最大野党の国民党は、党綱領に「台湾独立反対」を盛り込み、中国共産党との関係改善をテコに陳政権の包囲網を狭める。馬英九主席の人気もバネにして08年の総統選での政権奪回を狙っている。
(産経新聞) - 12月4日3時6分更新

173片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/04(日) 11:34:51
>>160>>167
あれ?

イギリスで保守党・キャメロン氏旋風 そのメディア戦略を取材
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20051204/20051204-00000004-nnn-int.html

 今年の流行語大賞には「小泉劇場」が選ばれたが、イギリスでは今、労働党・ブレア政権の打倒を目指す野党・保守党のキャメロン氏が大旋風を巻き起こしている。「キャメロン劇場」ともいえる、そのメディア戦略を伊佐治記者が取材した。

 野党・保守党の党首候補、デービッド・キャメロン下院議員(39)、この2か月、新聞にキャメロン氏の写真が載らない日はない。39歳の若さと華やかなムードで人気を独占し、本命といわれたベテラン候補、デービッド・デービス氏に圧勝する勢いだ。

 人気の秘密は、メディア戦略。カメラの前ではサービス満点、演説でも原稿に頼らず、パフォーマンスが得意なところは日本の小泉首相とも似ている。

 若いスタッフが脇を固め、記者が行うインタビューの内容も事前にチェックしようとしてきた。キャメロン氏は、取材に対し「適切なメッセージを持つことも大事だが、政治で重要なのはコミュニケーションだ」と語った。

 英・王立国際問題研究所・前田充浩研究員は、「イギリスは活字(文化)で、政策の内容を国民が面白がる所。テレビの力を活用する所は新機軸であると思う」と述べている。

 中身はこれからと指摘されるキャメロン氏だが、巧みなメディア戦略で旋風を巻き起こす気配だ。

[4日11時2分更新]

174片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/04(日) 11:41:26
台湾統一地方選:国民党、政権奪回に向けてはずみ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20051204k0000m030095000c.html

 【台北・庄司哲也】3日に投開票された台湾統一地方選で大勝した国民党は、政権奪回を目指す08年の次期総統選に向けてはずみをつけた。主席今年8月の就任後、初の選挙となった馬英九主席は「党の勝利ではなく台湾すべての人々の勝利だ。だが、喜びは今晩限りだ」と語り、これまで十分とみられていなかった党内の基盤固めにも強い意欲を示した。

 国民党は、陳水扁総統の側近だった元総統府副秘書長が起訴された汚職事件を突き、「反汚職、反腐敗」をスローガンに掲げて民進党政権を激しく批判。清廉なイメージのある馬氏を前面に押し立てた。また、今春の連戦・前主席の訪中以後に進めてきた中台融和路線の成果を強調し、対中関係で打開策を見いだせない陳政権との違いを訴えた。馬氏は「11県・市長を獲得できなければ主席を辞任する」と述べ、不退転の決意を示していた。

 一方、民進党は、退職公務員の優遇金利カットや兵役期間の2カ月短縮など、一般住民の支持拡大を狙った政策を打ち出し、巻き返しを図った。国民党の中台融和路線に対し陳総統は「今回の選挙は中国化か台湾化かの選択だ」と、台湾で大多数を占める本省人(台湾出身者)の「本土化(台湾化)意識」に訴えかけた。

 だが、16年間にわたって死守してきた人口373万人と台湾最大の票田である台北県長のポストを失ったほか、伝統的な地盤である北部の宜蘭県も奪われる予想外の大敗。国内経済の低迷や、汚職事件でこれまでの「清廉さ」「公正さ」というイメージが傷ついたことが、最後まで響いた。選挙結果を受けて陳政権は内政や対中政策でも戦略の立て直しを迫られる。辞意を表明した民進党の蘇貞昌主席は「台湾の人々が党に対し警鐘を与えた。謙虚に受け止めなければならない」と敗戦の弁を述べた。

 民進党は昨年12月、国会に当たる立法委員(国会議員)選挙で敗北し、陳総統が主席を辞任しており、わずか1年で再び主席が代わることになった。元側近の不祥事に、有効な手だてを打ち出せなかった陳総統に対する求心力の低下も予想される。

毎日新聞 2005年12月3日 23時13分 (最終更新時間 12月4日 1時11分)

175片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/07(水) 10:55:31
方向性としてはこれがベターだろう。
キャメロン氏ってそんなにかっこよくないけど。

英野党・保守党の党首に39歳キャメロン氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051206-00000317-yom-int

 【ロンドン=飯塚恵子】英国の2大政党制の一翼を担う野党・保守党の党首選は6日、約20万人分の党員投票が開票され、新党首に「影の内閣」教育相のデビッド・キャメロン氏(39)が大差で当選した。

 昨年までほとんど無名だったキャメロン氏は、同党史上2番目の若さでの党首就任。総選挙で3連敗と低迷が続く同党の政権復帰をかけ、「保守党のブレア(現英首相)」を目指す。

 10月に始まった党首選は、党所属下院議員198人の投票が繰り返された結果、キャメロン氏とベテランのデビッド・デービス「影の内閣」内相(56)との一騎打ちとなった。6日の開票結果は、キャメロン氏が13万4446票を獲得、デービス氏は6万4398票にとどまった。

 下院議員当選2回のキャメロン氏は、秋口まで泡沫(ほうまつ)候補に近かったが、10月の年次党大会で「党の近代化」をメモなしで訴えた若々しい演説が予想外の評価を受けて急浮上。一方、最有力候補だったデービス氏はこの時の演説で党改革の具体像を示せず、支持者が離れた。

 キャメロン氏は2001年に初当選。オックスフォード大出身で、19世紀前半の英国王ウィリアム4世の末裔(まつえい)とも伝えられる。保守党の調査スタッフ時代に当時のラモント蔵相に抜てきされ、特別顧問に選ばれて頭角を現した。政策面では「思いやりのある保守主義」を掲げ、労働党に奪われている中産階級の支持回復や女性、移民層などの票掘り起こしを図る。

 当選したキャメロン氏は社会保障制度改革、治安対策改善などの主要政策を列挙。さらに、「我々は変わる必要があるが、正しい価値観を持つ。これらの政策は労働党には出来ない。彼らはもはや過去の遺物だ」と述べた。
(読売新聞) - 12月7日1時40分更新

政権奪還へ中道に軸足 英保守党の新党首
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051207-00000049-kyodo-int

 【ロンドン7日共同】英野党、保守党の新党首に選出されたデービッド・キャメロン下院議員(39)は6日、1997年以来の政権奪還に向け「時代に合った近代的で思いやりのある保守主義を提示したい」と演説、中間層の支持を労働党から引き戻すことを意識し、より中道寄りの社会政策に軸足を移す姿勢を鮮明にした。
 現在の保守党議員の90%が白人男性だとも指摘し「女性をより多く登用し、党の思考、行動様式を変革する」と述べた。
 キャメロン党首は今後、党政策全般の見直しに着手する。議員経験の浅さから指導力を不安視する声もある一方で、党首選での大勝を背景に大胆な党改革を早期に打ち出すとの分析も英メディア内に出ている。
(共同通信) - 12月7日9時25分更新

176片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/07(水) 12:01:07
英保守党の新党首、39歳キャメロン氏 政権奪取に期待
2005年12月07日10時46分
http://www.asahi.com/international/update/1207/003.html

 英国の最大野党、保守党の党首選挙の最終結果が6日判明し、「影の内閣」の教育・技能相を務めるデービッド・キャメロン氏(39)が、党内右派の実力者、デービッド・デービス氏(56)を圧倒的大差で破り、新しい党首に選ばれた。3期連続で労働党に政権の座を渡した保守党が、09年にも予定される次期総選挙を視野に、政権奪還への期待を若手成長株にかけた。

 キャメロン氏は勝利宣言で「有権者は、現代的な思いやりのある保守党を求めている」と力説し、労働党に対抗できる国民政党への復権を呼びかけた。党首を決める党員投票で、全党員約26万人の68%の票を獲得。党内人事で強い指導力を発揮できる地盤を固めた。

 30代の保守党党首の誕生は、97年に36歳で選ばれたウィリアム・ヘイグ氏以来。今期限りの引退を表明したブレア首相の後継とみられるブラウン財務相は6日、BBCラジオで、キャメロン氏の党首選での訴えを「公共サービスへの支出を削る保守党の古くさい政策の焼き直しでしかない」と一刀両断。15歳の年齢差については「私は2歳の子どもの父親で若いつもりだ」と、早くもライバル意識をのぞかせた。

 キャメロン氏はロンドンで、株の仲買人の家庭に生まれた。私立の名門イートン校、オックスフォード大の卒業で、典型的な上流階級出身の生い立ち。88年に保守党の政策研究所に入り、01年に下院議員に初当選した。重度の障害を持つ息子の育児に熱心な父親でもある。

177片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/09(金) 01:59:43
「フジモリ代表」認めず ペルー選管、立候補困難に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051209-00000011-kyodo-int

 【リマ8日共同】8日のペルー各紙によると、同国の中央選管に相当する全国選挙評議会(JNE)は7日、来年4月の大統領選に向け、フジモリ元大統領派の3党がフジモリ氏を代表として提出した選挙連合の結成届を受理しないことを決めた。同氏が国会で10年間の公職追放決議を受けていることが理由とみられる。
 JNEは来年1月の立候補申請締め切り後に、各候補が大統領選に出馬できるかどうかを判断する機関。同氏の選挙連合の代表への就任を認めなければ、立候補も承認しないとの見方が強く、フジモリ氏はさらに厳しい立場に追い込まれた。
(共同通信) - 12月9日1時26分更新

178片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/10(土) 12:31:09
エジプト選挙:ムスリム同胞団が躍進
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20051210k0000m030089000c.html

 【カイロ高橋宗男】エジプトで先月から行われていた人民議会(国会、定数454)選挙の暫定結果が8日、公表された。穏健なイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が6倍近い88議席と大躍進する一方、ムバラク大統領が率いる政権党「国民民主党」(NDP)は系列無所属候補を含め330議席以上を確保し、憲法改正案など重要法案の可決に必要な3分の2以上を満たした。政府はムスリム同胞団を非合法組織としているが、議会内の最大対抗勢力となったことで今後、合法化要求を高めるとみられる。

 政府は当初、同胞団の選挙活動に比較的寛容な姿勢を示した。しかし、先月中旬の第1ラウンドで同胞団が大幅に議席を伸ばすと、第2ラウンドからは強硬姿勢に転換。千人規模の同胞団メンバーの逮捕に踏み切ったほか、同胞団が優勢な選挙区では警察官が投票所を取り囲んで有権者の入場を阻止した。

 今回の選挙は米国が提唱する中東民主化のテストケースと位置づけられたが、選挙妨害が表面化したことで、ムバラク大統領の民主化意欲への懐疑論が広がっている。

毎日新聞 2005年12月9日 20時47分

179片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/11(日) 21:14:36
社会党の女性候補が優位 チリ大統領選始まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051211-00000083-kyodo-int

 【サンティアゴ11日共同】南米チリで11日、大統領選が行われた。世論調査では中道左派の社会党の女性候補、ミチェル・バチェレ前国防相(54)が支持率4割前後で首位。右派の独立民主連合のホアキン・ラビン前サンティアゴ市長(52)と、中道右派の国民改進党のセバスティアン・ピニェラ前党首(56)が2割前後で追っている。
 ピノチェト軍事独裁政権から民政移管した1990年以来、政権を担当する社会党などによる与党連合への評価が焦点。父親が軍政下で拷問され死亡した経験を持つバチェレ氏は、反軍政の象徴的な存在である一方、女性として初めて国防相を無難に務めた手腕が評価されている。
 前回選挙で同じ社会党のラゴス現大統領と接戦となった右派は、候補者の一本化に失敗した。
(共同通信) - 12月11日20時24分更新

180片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/11(日) 21:16:39
台湾 選挙敗北から1週間 陳総統、姿見せず 「政権弱体化」の声も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051211-00000011-san-int

 【台北=河崎真澄】三日の統一地方選で大敗した台湾の与党、民進党の陳水扁総統が選挙から一週間、公開の場から姿を消している。こうした事態は五年前の総統就任後、初めて。陳総統の周辺筋では、選挙結果の分析などで多忙なためと説明している。しかし、一週間も姿を“隠す”という異常事態に、憲法では最長二〇〇八年五月までの任期がある陳政権の弱体化を象徴するとの見方も出ている。
 一方、最大野党の国民党は、中台直行便の解禁など対中政策の転換を迫っている。
 改選された二十三の県長(知事)や市長で、ポスト数を十から六に減らした民進党の蘇貞昌主席が三日夜に引責辞任を表明したが、陳総統は一度も姿をみせなかった。
 八日になって陳総統はホームページで、「選挙敗北の理由は一つ。それはわれわれの努力が足りなかったからだ。民意を尊重し深く反省する」と心情を書いたが、選挙の敗北に言及した発言はこの時が初めてだった。
 十日付の台湾紙、自由時報によると、総統府資政(最高顧問)の辜寛敏氏など台湾独立派の長老四人が陳総統を訪ね、残る二年余りの任期内の対中政策を週明けに台湾住民に改めて説明するよう要請した。辜氏によると陳総統は、国民党が強く求める積極開放には応じず、従来の対中慎重路線を堅持すると答えた。
 一方、選挙から一週間で、国民党側は次期総統選での政権奪回をにらんだ動きを強めている。
 馬英九主席が七日、外国人記者を集めて会見を行い、中台「三通」(通信、通商、通航の直接開放)で最後まで残された空と海の中台直行便の早期解禁を強く求めた。また、昨年基本合意していた第二野党の親民党(宋楚瑜主席)との合併協議を実務レベルで再開。十二日夜に両党主席トップ会談を開催することを決めるなど、野党陣営の結束強化も急いでいる。
 こうした攻めの姿勢の野党とは対照的な受け身の陳総統に対し、政界でさまざまな憶測も流れており、与党内部や支持者の間から不満の声があがるのは必至の情勢だ。
(産経新聞) - 12月11日2時29分更新

181片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/23(金) 13:24:30
左翼モラレス氏が当選 ボリビア大統領選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051222-00000032-kyodo-int

 【リマ21日共同】ボリビアの選挙裁判所(中央選管)が21日発表した大統領選の中間集計(開票率94%)によると、首位に立っている先住民出身の左翼、社会主義運動のモラレス党首の得票が54%、2位の保守派、キロガ元大統領が29%となり、モラレス氏の当選が確定した。
 先住民出身の大統領はボリビアで初めてとなる。モラレス氏は1月22日に新大統領に就任する予定。任期は5年。
 モラレス氏はコカインの原料にもなるコカを栽培する農家の団体代表で、米国主導のコカ栽培規制に反対。貧しい先住民らの支持を集めたほか、選挙期間中は過激な主張を控え、都市部の有権者や中間層の取り込みにも成功した。
(共同通信) - 12月22日9時26分更新

182片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/23(金) 13:26:43
香港立法会 選挙制度改革案が否決 「25万人デモ」影響か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051222-00000012-san-int

 【北京=福島香織】香港の立法会(議会、定数六〇)は二十一日、香港民主の行方を左右する行政長官選挙などの改革案を否決した。可決に必要な三分の二の賛成票が得られなかった。直接選挙への道筋が盛り込まれていないとして、法案の否決を求める民主派議員が呼びかけた四日のデモが、予想以上の規模にふくれあがったことが、採決結果に影響を与えたといえそうだ。
 採決結果は、賛成三十四票、反対二十四票、棄権一票だった。
 香港政府が提示した改革案では、二〇〇七年の行政長官選挙について、投票権を持つ選挙委員に、一部直接選挙で選ばれる区議を加え、選挙員数を倍増するなど、民意をより反映しやすい形への改善を盛り込んだとするが、市民一人一票の直接選挙実施に向けた道筋などが示されていないとして、民主派が反発していた。
 四日に行われたデモは、中国の干渉に抵抗し続けたことで知られる前政務官の陳方安生(アンソン・チャン)氏の参加もあり、二十五万人規模という予想以上の盛り上がりを見せていた。
 このデモを受け香港政府は、区議選挙の直接選挙枠増加などを盛り込んだ修正案を十九日に発表。民主派議員の中には、政府案との妥協に傾く意見もあったが、結局二十五人の民主派議員のうち二十四人が抵抗の姿勢を崩さなかった。
 改革案の否決により、直接選挙を求める民主派と、現行制度を基本的に維持しようとする香港政府や親中派の議論が紛糾する可能性がある。デモに対しては静観の構えを見せていた中国政府が今後、どう出るかが注目される。
(産経新聞) - 12月22日2時47分更新

183片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/07(土) 11:21:04
英首相、後任にブラウン財務相支持の考えを初めて公に表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060106-00000937-reu-int

 [ロンドン 6日 ロイター] ブレア英首相は、自らの後任としてブラウン財務相を支持する姿勢を初めて示した。ただ、改革を完了するまでは退任しない意向を改めて強調した。
 ブレア首相は、タブロイド紙サンとのインタビューで「ゴードン(ブラウン財務相)が後任になることに、大いに満足だ」と語った。
 これまで首相は、後任候補としてブラウン財務相の名前を公言することを避け、財務相の功績を高く評価するだけにとどめてきた。
 多くのアナリストは、首相が2年以内に退任してブラウン財務相に政権を禅譲するとみているが、首相は2009年に予定されている次回選挙までは、改革の行方を見守ると強調している。
(ロイター) - 1月6日15時5分更新

184片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/08(日) 18:14:27
ペルー大統領選 本命なし 左派の動き焦点 フジモリ氏届け出、不受理の公算
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060108-00000005-san-int
「反米」候補の支持率急伸
 フジモリ元大統領を代表とする政党「シ・クンプレ(成し遂げる)」が六日、フジモリ氏を四月のペルー大統領選の候補として全国選挙審査会(JNE)に届けた。立候補届けを試みることで、復権に向けて健在ぶりを支持者にアピールする狙いがあるが、同氏は十年間の公職追放の立場にあり、届け出受理の公算は極めて小さい。一方、昨秋から「反米」を掲げる元軍人の左派候補、オヤンタ・ウマラ氏が急速に支持率を伸ばしており、選挙の焦点は南米に広がりつつある左派政権誕生の行方に移りつつある。(ニューヨーク 長戸雅子、外信部 菅澤崇)
 AP通信によると、フジモリ氏の届け出は長女のケイコ氏が行い、第一副大統領候補がルイサ・ククリサ元女性問題相、第二副大統領候補がヘルマン・クルゲル弁護士だった。
 しかし、フジモリ氏は依然としてチリの刑務官学校に拘束されたまま。電話やインターネットなどによる政治的活動も禁じられており、面会に訪れる政権当時の閣僚や親族らに指示を出すだけの毎日を送っている。
 チリの最高裁は同日、フジモリ氏の正式引き渡し請求の審理の開始を宣言、同時に拘束継続も決定した。審理は半年以上かかるとみられ、フジモリ氏は立候補が認められた場合でも、選挙活動に乗り出すのは極めて困難な状況に置かれている。ペルーの産経新聞通信員によると、「昨秋まで、フジモリ氏への支持率は10−15%で推移しているとみていたが、拘束が長引いているため、現在、どれほど(支持率に)影響が出ているのか分からない」という。
 立候補の届け出は九日に締め切られるが、今のところ、立候補を予定しているのはフジモリ氏を入れて少なくとも五人。現地の世論調査会社の調査では、国民団結連盟の女性弁護士、ルルデス・フローレス氏が昨夏から支持率トップを維持しているが、貧困層を取り込みながら「反米」を主張するウマラ氏がここに来て急速に知名度を上げている。
 ウマラ氏は二〇〇〇年十月、フジモリ政権下で反乱を起こして服役した。トレド政権下では二〇〇三年からの二年間にパリやソウルのペルー大使館に勤務し、昨春帰国してからは、石油や天然ガスなど国内に豊富な天然資源国有化構想を主張して強く反米をアピールしており、その動向は今後、大統領選の大きな焦点として浮上しそうだ。
(産経新聞) - 1月8日3時12分更新

185片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/09(月) 21:51:35
不安定だなぁ。

ペルー大統領選:ウマラ氏とフロレス氏の一騎打ちに
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20060110k0000m030065000c.html

 【リマ藤原章生】4月投票のペルー大統領選は9日、国家選挙審議会(中央選管)が、大統領選立候補者の受け付けを締め切る。8日までに16政党の候補が届け出を済ませた。チリで拘束中のフジモリ元大統領(67)の出馬が認められる見通しはほぼなく、選挙戦は「急進的な左翼」を自称する「ペルー民族主義者党」のオジャンタ・ウマラ党首(42)=元陸軍中佐=と、同国初の女性大統領を目指す中道右派「国民統合」のルルデス・フロレス代表(46)との一騎打ちになりそうだ。

 ◇フジモリ氏は「その他」の一人

 リマでは今月6日、フジモリ派政党「シ・クンプレ(成し遂げる)」が、チリで昨年11月7日から拘束されているフジモリ元大統領の立候補を届け出た。しかし、国家選挙審議会が受理する可能性はまずない。同審議会は同年12月、フジモリ氏の10年間の公職停止処分を理由に、同氏の選挙連合代表登録を無効とみなした経緯があるためだ。不受理が正式に決まれば、フジモリ派は決定から2日以内に別の候補を立てざるを得ない。このため、反政府系のテレビ局「フレクエンシア・ラティーナ」は8日の選挙番組でフジモリ氏を、「当選の見込みがないのに顕示欲が強い」多くの候補者の一人として報じた。

 大統領選で国民の関心を集めるのは、元軍人のウマラ候補だ。ウマラ氏はフジモリ政権末期の00年10月、陸軍反フジモリ派の反乱を率い、収監後は、トレド政権下で在外大使館での勤務を経験した。貧困救済を訴え、伝統政党を批判するポピュリスト的な姿勢が、「左翼」を自認するベネズエラのチャベス大統領やボリビアのモラレス次期大統領とよく似ている。

 ウマラ氏は今月3日、モラレス氏と共にベネズエラに招待され、チャベス大統領の薫陶を受けた。これにトレド大統領らが反発し、ペルーとベネズエラの外交問題にまで発展。ところがこうしたメディアへの頻繁な登場が宣伝効果を生み、12月の世論調査ではウマラ氏が22%の支持を集め、フロレス氏の25%に肉薄した。フジモリ氏の拘束で、ウマラ氏は政治家や既成政党への不満を募らせる庶民の唯一の受け皿となり、地方のフジモリ支持層の多くもウマラ支持に回ったと言われる。

 一方、女性指導者のフロレス氏は清廉なイメージでは群を抜くものの、「富裕層の代表」というイメージをぬぐい切れないのが弱みだ。貧困層と富裕層への2極化の中で大統領選は、「帝国主義と闘う」(チャベス氏)として大衆の支持を集めるウマラ氏の活力と、フロレス氏の知性との戦いと言えそうだ。

毎日新聞 2006年1月9日 20時07分

186片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/12(木) 18:04:39
仏極右ルペン氏が始動 07年大統領選へ選対設置
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060112-00000178-kyodo-int

 【パリ12日共同】外国人排斥を唱えるフランスの極右政党、国民戦線のルペン党首(77)が2007年春の大統領選出馬に向け、ほかの政治家に先駆けて、このほど選挙対策事務局を設置した。自ら選対を率い、娘のマリン・ルペン副党首らが脇を固める。立候補に必要な国会議員・市町村長ら計500人の推薦を集めるのが当面の目標だ。
 大統領選は1年以上先だが、シラク大統領(73)が「目の血管障害」で昨年入院したことを踏まえ、ルペン氏は9日「(大統領の)生死にかかわる事故」や「戦略的な理由」による早期辞任があり得ると強調。今から選挙準備に着手する必要があると説明した。
(共同通信) - 1月12日17時53分更新

187片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/15(日) 02:24:02
来春の仏大統領選 サルコジ氏、意欲満々 「来年1月には内相辞任し専念」
2006年 1月14日 (土) 05:24
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20060114/m20060114013.html

 【パリ=山口昌子】フランス与党・国民運動連合(UMP)の党首で、来春の大統領選の有力候補であるサルコジ内相は十二日の報道陣との賀詞交換会で、来年一月には内相を辞任して大統領選に専念する意向を表明した。
 サルコジ内相は「わが国の五年間の将来を描く重大な決定をするとき」と述べ、来年一月の党大会で大統領候補に指名されることを前提に、指名後は内相を辞任して大統領選に専念することを表明した。大統領の任期(一期五年、何度でも再選可能)に関しても、「十年で十分」とし、当選後は大統領の任期を二期に限定することを含む機構改革に着手する意向を示した。
 首相の役割についても、政府を「指導」するのではなく、政府内の「調和」を図るべきだとし、昨秋のシラク大統領の入院事件以来、大統領に代わって指導力を強めているドビルパン首相を暗に批判した。欧州問題に関しては欧州憲法の批准が昨年の国民投票で否認されたことを受け、「議会による承認」を主張、国民投票での批准を選んだ大統領を批判した。
 サルコジ内相はこのところ、各種世論調査で支持率が首相に抜かれているが、党内では圧倒的支持率を誇っているうえ、別居中の夫人との関係も修復中との情報もあり、大統領選に向けて意欲満々の発言に終始した。

188片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/15(日) 02:26:11
台湾・民進党、15日に主席選…3氏の争いに
2006年 1月13日 (金) 22:32
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20060113/20060113id22-yol.html

 【台北=石井利尚】台湾の与党・民進党は15日、昨年12月の統一地方選大敗で引責辞任した蘇貞昌氏の後任を選ぶ主席選を行う。
 陳水扁総統を政権中枢で支えてきた游錫■・前行政院長(首相に相当)(57)と、陳総統に批判的な蔡同栄・立法委員(国会議員)(70)、女性の翁金珠・前彰化県長(58)の争いだ。(■は「方」を並べ、その下に「土」)

 蔡氏は、党内「独立派」の代表格で、対中姿勢が揺れている陳総統を批判している。翁氏は、政権から民意が離れる原因となった腐敗の一掃を主張している。

 有資格党員は23万人。世論調査では、党内主流派の支持を受けた游氏が優勢という。

189片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/15(日) 02:29:33
フランスの大統領選もおもしろそう。
場合によっては、独(首相)・仏・米が女性か・・・。

仏大統領選 社会党、急浮上の女性有力候補 “ライバル”の夫横目、高支持率
2006年 1月13日 (金) 02:57
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20060113/m20060113009.html

 【パリ=山口昌子】来春に大統領選を控えるフランスでは年明けとともに一気に候補者争いが激化してきたが、セゴレーヌ・ロワイヤル元環境相(52)が社会党候補として急浮上してきた。夫のオランド第一書記の渋い顔を横目に、選挙組織も作り、やる気満々だ。
 ロワイヤル氏は八日のミッテラン前大統領死去十周年で社会党幹部が前大統領の墓地に勢ぞろいする中、一人だけ国を離れ、チリ大統領選で有力視されているバシュレ候補の応援に駆けつけた。社会党代表団団長としての応援だが、バシュレ氏がチリで「初の女性大統領」という点に自らを重ねたとも指摘された。
 最近の各種世論調査によると支持率が社会党候補の中ではトップ。八日付の日曜紙ジュルナル・デュ・ディマンシュの調査では53%の支持を集め、左派支持者の間では64%。第一書記はそれぞれ21%、26%と妻の半分以下だ。
 十日に正式に立候補を表明したファビウス元首相もそれぞれ31%、30%と低い。
 七日発行のフィガロ・マガジンでは49%で、左派支持者だけだと71%。これに対して、保守陣営ではドビルパン首相が46%、保守支持者の間では70%。サルコジ内相がそれぞれ45%、80%だ。
 九日付のリベラシオン紙では、ロワイヤル氏はサルコジ内相の49%に対し39%。左派支持者の間でも75%と、内相の保守支持者の間での87%に負けている。しかし、親近感では76%、統治能力で62%などいずれも半数を超える好感度で、「大統領」としての資格は十分だ。
 ロワイヤル氏と夫のオランド第一書記はエリート校、国立行政学院(ENA)の同級生。四人の子供がいるが、なぜか正式に籍は入れずに同居人のままだ。第一書記には閣僚経験がなく、カリスマ性欠如も指摘される中、ロワイヤル氏は環境相や学校経営担当相、家族児童担当相を歴任している。
 注目されたのは、〇四年春の地方選挙。当時のラファラン首相のおひざ元の中部ポワトシャラン地方で圧勝し、〇二年大統領選で敗退した社会党に復活の兆しをもたらした。
 昨年暮れには将来の選挙運動組織とみられる団体を作り、ホームページも開いたが、大統領選出馬を促す投書が殺到しているという。社会党は十一月の党大会で候補者を指名する予定だが、第一書記としては自身が有力な候補者であるうえ、社会党幹部からは人気のない妻をもろ手をあげて支援するわけにはいかないようだ。

190片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/22(日) 02:14:22
13年ぶり政権交代か あすカナダ総選挙、保守党が優位  2006/01/22 00:04
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060122&j=0026&k=200601229020

 【ポートランド21日枝川敏実】二十三日に行われるカナダの下院総選挙で、マーティン首相率いる与党自由党が敗北し、野党保守党が政権を獲得する公算が大きくなっている。自由党は相次ぐスキャンダルへの批判に有効な反論ができていないうえ、一九九三年以来の長期政権が有権者に飽きられたとの見方もある。最新の世論調査でも保守党の優位は変わらず、十三年ぶりの政権交代の実現性が高まっている。

 同国の全国紙グローブ・アンド・メールが二十日に伝えたところによれば、自由党の支持率28%に対し、保守党は37%。先月下旬までは自由党が優勢だったが、政治の浄化を明快に唱える保守党の訴えが浸透し、今月中旬に形勢が逆転した。

 自由党は長期政権に伴うスキャンダルが続出。代表的なものが、前クレティエン政権がケベック州の分離独立運動を機に創設した補助金制度をめぐる不正支出だ。当時財務相だったマーティン首相は関与していないとされたが、独立調査委員会は補助金の一部が自由党の政治資金に還流していたと結論づけた。

 保守党は、自由党が推し進めてきた地球温暖化防止のための京都議定書には否定的。これまで参加を拒んできたブッシュ米政権のミサイル防衛構想にも容認姿勢を見せている。政権交代が実現すれば、親米路線が一気に強まる可能性がある。

191片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/22(日) 04:07:07
メキシコも左派優勢 7月の大統領選 駆け引き本格化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060122-00000010-san-int

 【ニューヨーク=長戸雅子】今年七月に行われる中米メキシコ大統領選の選挙戦が十九日にスタート。投票まで半年もあるなか、各陣営の駆け引きが本格化している。各種世論調査では中道左派の候補者が、これまで政権を担ってきた中道右派候補をおさえてリードしている。メキシコは米国経済への依存度が高く左派政権が誕生しても、反米路線へと傾くことはないとみられているが、中南米では左派政権が相次いで誕生しており、米国もメキシコ大統領選の行方を注視している。
 大統領選には現在五人が出馬を表明しているが、事実上三人の有力候補の戦いとなっている。
 十九日付の地元有力紙レフォルマによると、十四、十五日に約千三百人の有権者を対象に行ったアンケートで、前メキシコ市長のロペス・オブラドール氏(民主的革命党=PRD、中道左派)への支持が34%でトップ、与党・国民行動党(PAN)のフェリペ・カルデロン氏が26%、現フォックス政権前まで七十年にわたって政権を担当してきた前与党・制度的革命党(PRI、中道左派)のロベルト・マドラソ総裁が22%だった。別の世論調査でもオブラドール氏がトップ。
 オブラドール氏は選挙戦初日の十九日に国内の最貧困地区であるゲレロ州を訪れ、社会保障制度の充実など国民の十数%にあたる貧困層に向けた政策を最優先する方針を強調した。一方で「貧しい人を救うことは富裕層やビジネスを否定することではない」と産業界への配慮も見せた。
 現フォックス政権は、米主導の米州自由貿易地域(FTAA)設立に賛同するなど“親米”路線を進めてきた。
 しかし、同大統領が米政府に対し、メキシコからの不法移民を「短期労働力」として認めるよう求めているものの、米側の反応は鈍く、「“親米”で得た利益はほとんどないと国民の多くが考えている」(カスタネーダ前外相)との指摘もある。
 ライス米国務長官は「だれが選ばれても協力してやっていく」と述べているが、仮に今後、不法移民対策の緩和を米国が行えば、現政権が推すカルデロン氏が急浮上する可能性もある。
     ◇
 ■左派伸長…カギは「経済」
 メキシコ大統領選でも左派候補が優勢とされるなど、中南米諸国での左派勢力の伸びが著しい。米国主導の市場経済が拡大する陰で、地域全体で依然、四割近くを占める貧困層が、社会保障の充実を求めて左派に傾く構図が浸透しつつある。
 中南米では、一九九〇年代に「新自由主義」(ネオリベラリスモ)政策が導入されたが、国内の雇用増大にはつながらず経済は低迷。九八年から二〇〇三年は「失われた五年」といわれるほど深刻で、貧困層の脳裏には「介入する国際通貨基金(IMF)の背後で動く米国が原因」というイメージが広がった。ブラジル(〇三年一月)、アルゼンチン(同五月)、パナマ(〇四年九月)などで左派・中道左派政権が相次いで誕生したのも、貧困層からの強い支持を得た結果だった。
 その後も昨年十二月、ボリビアで反米左派のエボ・モラレス大統領が誕生。今月十五日にはチリ大統領に中道左派のミッチェル・バチェレ氏が選出された。ペルーでも左派の元軍人、オヤンタ・ウマラ氏は四月の大統領選の有力候補だ。ただ、経済のグローバル化が進むなかで、経済改革に背を向けることもできない。筑波大大学院の遅野井重雄教授は、「中南米での経済の安定は今後、左派を掲げながらも、チリが進めるような市場経済重視の政策が取れるかどうかが鍵になる」と指摘している。(菅澤崇)
(産経新聞) - 1月22日2時23分更新

192片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/22(日) 13:42:14
カナダ総選挙、13年ぶり政権交代か…23日投票
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060122-00000102-yom-int

 【オタワ=白川義和】カナダで23日、下院解散に伴う総選挙が行われる。政権の相次ぐスキャンダルで窮地に立つ中道左派の与党自由党に対し、野党第1党の保守党は「変化」を旗印に、13年ぶりの政権交代を実現する勢いを示している。

 保守党のハーパー党首(46)は「スキャンダルまみれの政府か、新しいチームかの選択だ」と訴える。重点政策は減税、腐敗防止、治安強化で、都市中流層の支持拡大を狙う。2004年6月の前回総選挙で敗れた反省から、中絶や同性愛結婚など個人の価値観にかかわる問題には極力触れず、中道路線による穏健な変化を強調する。

 これに対し、マーティン首相(67)率いる自由党は前回総選挙と同様、ハーパー氏を「右派極端主義者」とするネガティブ・キャンペーンで、有権者の不安に訴える。保守党政権になれば、同性愛結婚や中絶の権利が見直され、社会保障費は削減し、かつてハーパー氏がイラク戦争を支持したような親米路線に傾く――との主張だ。

 最新の世論調査では、保守党が支持率で自由党を10ポイント前後上回る。長期政権と腐敗体質への批判が表れているとの見方が強い。自由党は前回総選挙で過半数割れし、少数与党に転落。昨年11月、政府補助金が自由党の政治資金に流されていた問題の再燃で、閣外協力していた左派の新民主党が内閣不信任案賛成に回り、解散、総選挙となった。年明けには、政府の関与を疑わせるインサイダー取引の捜査も開始されている。
(読売新聞) - 1月22日13時24分更新

193片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/27(金) 01:31:03
カナダ 12年ぶり保守政権誕生 対米関係改善へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000009-san-int

 【ニューヨーク=長戸雅子】カナダ下院選挙(定数三〇八)は二十三日投開票の結果、野党・保守党が百二十四議席を獲得。与党・自由党を破り第一党となり、一九九三年十一月以来、十二年ぶりに保守党政権が誕生する。しかし、少数与党のため、首相に就くスティーブン・ハーパー党首は苦しい政権運営を強いられそうだ。新政権はただちに前政権が拒否した米主導のミサイル防衛構想(MD)への参加表明などは行わず、徐々にブッシュ米政権との関係改善を進めるとみられる。
 AP通信によると、各党の獲得議席は保守党一二四(選挙前議席九八)、自由党一〇三(同一三三)、ケベック連合五一(同五三)、新民主党二九(同一八)、無所属一(同四、欠員二)。
 保守党のハーパー党首は二十四日未明、地盤のアルバータ州カルガリーで、支持者を前に「カナダは変革を選んだ」と勝利宣言し、首相として政権を担う考えを表明した。そのうえで他の政党と政策面で協調しながら、「強いカナダ」を目指す姿勢を示した。
 一方、自由党党首のマーティン首相は同日、ケベック州モントリオールで敗北を宣言、党首を退くことを明らかにした。
 政権交代を実現した保守党のハーパー党首は、二〇〇四年六月の前回総選挙で優位を伝えられながら伸び悩んだ反省から、「反米傾向のリベラル気質」(外交筋)が強い国民にアピールするため、今回は「親米保守」の姿勢を抑え、減税、医療制度改革、犯罪対策など身近な政策を訴え、支持拡大に努めた。
 これに対し、一九九三年から政権を担ってきた自由党は、前クレティエン政権下で発覚した政府広報費不正利用疑惑などで国民の不信を招いた。政権運営で協力していた左派の新民主党(NDP)が協力見直しを表明、昨年十一月に内閣不信任動議が可決され、厳しい状態で、選挙に臨んだ。地元有力紙グローブ・アンド・メールは、選挙直前の調査で「変革」を求める国民が昨年末の公示直後の54%から63%に上がったことを指摘、自由党の「汚職体質」への不信が、国民に広がっていたと指摘していた。
 ただ、保守党新政権の先行きについて、トロント・スター紙は少数与党だったマーティン政権が十九カ月間、一九七九年のクラーク政権(進歩保守党)が少数与党で半年間しかもたなかったことを引き合いに、「この政権がどれぐらい続くかは不明」と指摘している。
     ◇
 ≪ハーパー次期首相 中道右派印象づけ≫
 トロントで会計士の家庭に生まれ、両親は自由党支持者だったが、自らは高校卒業後、西部アルバータ州に移住してから保守党支持に転じた。カルガリー大学で、当時の進歩保守党青年部に所属し、その後、改革党設立に参加。
 政治評論家として活躍する一方、九三年の総選挙で初当選。〇三年の保守再編で誕生した保守党の初代党首に就任した。政策に強いと評価される一方で大衆の人気が出ず、前回は自由党に競り負けた。今回は、マーティン首相が二世議員であることを意識し、「中産階級の親しみやすさ」をアピール、さらに保守党を「中道右派」と位置づけることに成功し、勝利に導いた。一男一女の父。四十六歳。(ニューヨーク 長戸雅子)
(産経新聞) - 1月25日2時55分更新

194片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/27(金) 01:35:55
カナダ総選挙:最大野党・保守党が政権奪還 12年ぶりに
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/can/news/20060124k0000e030046000c.html

 【ニューヨーク高橋弘司】カナダ総選挙(連邦下院議員選挙、308議席)の投開票が23日行われ、ハーパー党首(46)率いる最大野党・保守党がマーティン首相(67)率いる与党・自由党を破り、12年ぶりに保守党政権が誕生することになった。カナダでは第1党党首が首相となる慣例だが、保守党は少数与党にとどまる見通しで、ハーパー新首相は困難なかじ取りを余儀なくされそうだ。

 ◇対米関係は改善か

 一方、「西側で最もブッシュ米政権寄り」ともいわれるハーパー新首相の登場で、イラクへの派兵拒否などをめぐり、ギクシャクしてきたカナダと米国の関係改善につながるとの観測が強まっている。

 カナダ放送協会(CBC)によると、23日午後10時50分(日本時間24日午後0時50分)時点の開票結果に基づく各党の予測議席は保守党が124議席(改選前99議席)に対し、自由党は102議席(同133議席)にとどまっている。このほか、野党のケベック連合が50議席(同54議席)、新民主党が30議席(同19議席)などの議席配分になるとみられている。

 保守党は04年6月の前回総選挙で、右派的発言が目立つハーパー党首に有権者が不安を抱き、敗北したとの反省を踏まえ、昨年11月の選挙戦開始序盤から、同党首のイメージ改善を徹底した。中絶や同性婚問題など「右派」のレッテルを張られやすい問題を避け、犯罪対策や減税など特に女性層に関心の高い問題について、わかりやすいキャンペーンを展開した。この結果、有権者の間に「自由党が批判するほど右派ではないとの安心感が広がった」(オタワ外交筋)とされる。

 一方、自由党は、長期政権による飽きに加え、選挙戦を通じ、クレティエン前自由党政権下の97年から4年間、連邦政府広報費として自由党系宣伝会社に支払われた巨額の使途不明金疑惑による腐敗ダメージを回復できなかった。

 カナダは投票日の23日、ほぼ全土が天候に恵まれ、保守党支持者が多いとされる浮動票層の出足が好調だった。これも選挙結果に影響したとみられる。

毎日新聞 2006年1月24日 11時46分 (最終更新時間 1月24日 16時13分)

195片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/01/27(金) 01:36:36
カナダ:総選挙で与党敗れ、12年ぶり保守党政権誕生へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/can/news/20060125k0000m030056000c.html

 【ニューヨーク高橋弘司】23日のカナダ総選挙(連邦下院議員選挙、308議席)で、ハーパー党首(46)率いる最大野党・保守党がマーティン首相(67)率いる与党・自由党を破り、12年ぶりに保守党政権が誕生することになった。カナダでは第1党党首が首相となるのが慣例だが、保守党の獲得議席が過半数に届かなかったことから、ハーパー新首相は少数与党政権として困難なかじ取りを余儀なくされそうだ。

 カナダは従来、自由党政権下で「対米独自外交」を堅持してきたが、ブッシュ米政権に近いハーパー新政権は、ミサイル防衛構想や京都議定書達成計画などをめぐり、対米接近を強める可能性が指摘されている。

 カナダ放送協会(CBC)によると、最終開票結果は保守党が124議席(改選前98議席)、自由党が103議席(同133議席)となったのをはじめ、ケベック連合が51議席(同53議席)、新民主党が29議席(同18議席)などとなった。

 マーティン首相は敗北の責任を取り、次期総選挙前には自由党党首を辞任する意向を表明したが、「我々は多くの点で(保守党と)違っている。我々は強力な反対勢力となる」と保守党政権を監視して行く決意を強調した。

 保守党は選挙戦で、犯罪対策や減税、育児補助制度の充実など、生活に身近な問題をアピールし、主婦層にまで支持を広げた。また、連邦政府広報費をめぐる使途不明金疑惑で長期自由党政権に嫌気がさした有権者に広がる「変化」を求める空気を追い風にした。

 ハーパー党首はイラク派兵を明確に否定しているものの、国防予算の増大方針を表明。自由党政権下で頓挫してきた米国とのミサイル防衛構想を再考する考えも示している。さらに、カナダが署名・批准済みの京都議定書への反対も表明しており、同議定書達成計画の変更などに踏み切る恐れも懸念される。

毎日新聞 2006年1月24日 19時20分 (最終更新時間 1月24日 19時47分)

196片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/09(木) 20:53:39
ネパール 地方選の投票始まる 「民主化の第一歩」で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060209-00000011-maip-int

 【カトマンズ西尾英之】ネパールで8日、昨年2月に実権を掌握したギャネンドラ国王が「民主化の第一歩」と位置付ける地方選挙の投票が行われた。99年の総選挙以来初の全国規模の選挙。国王と政党、反政府武装勢力の対立で投票率は極めて低い模様で、選挙の正当性を巡り対立が深まりそうだ。
 ◇投票率、極めて低い模様…国王側と反政府武装勢力の対立で
 普段は観光客でにぎわう首都カトマンズ中心部の旧王宮前広場。ロープで仕切られ、臨時投票所となった。毛主義派のテロを警戒する軍や武装警察が数メートルおきに立ち、厳重警備にあたる。投票する住民の姿はまばらだ。「99年総選挙では広場が投票を待つ人々であふれたのに今回はご覧の通りだ」と地元住民が語る。選管が発表した午後3時現在のカトマンズ市内の中間投票率は約8%。
 市長、区長、区議会議員などを選ぶ今回の選挙は全国58都市の4146ポストで争われるはずだった。だが、議会制民主主義への復帰を求める主要政党7党はボイコットを表明、反政府武装勢力「ネパール共産党毛沢東主義派」は候補者殺害などで妨害した。結局1277ポストは1人しか立候補者がおらずに無投票で当選が決定。2251ポストは立候補者ゼロで投票ができず、8日投票されたのは36都市618ポスト分にとどまった。
 同国の政治情勢は国王、政党勢力、毛主義派の三つどもえの状態で国民世論も分裂している。食品問屋を営むガジェンドラさん(47)は投票する有権者を遠まきに見ながら「国王の野心が引き起こした混乱で国民生活は悪化している。民主主義への復帰が必要だ。投票はボイコットする」と国王批判を繰り広げた。一方、オートバイ販売店を経営するマダルさん(30)は「政党は汚職と内紛ばかり。毛主義派は住民を殺すテロリストだ。私は投票する」と語気を強めた。
 毛主義派は東部の町ダンクタで8日未明から明け方にかけ警察署などを襲撃、銃撃戦で警官1人と市民1人が死亡した。
(毎日新聞) - 2月9日10時5分更新

197片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/09(木) 20:54:24
ネパール地方選投票 主要7政党ボイコット 国王強権政治に陰り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060209-00000009-san-int

 【バンコク=岩田智雄】ギャネンドラ国王による直接統治が続くネパールで八日、国王自らの民主化ロードマップ実現の第一歩となる地方選挙が実施された。しかし、投票は国王の強権政治に反発する主要七政党が選挙をボイコットするという異例の情勢下で強行され、政党側との対立は来年の総選挙(下院選)に向けてさらに激化する見通しだ。政党側は新憲法制定を迫るなど国王離れを加速させており、国王の親政に限界が見え始めている。
                 ◆◇◆
 地方選では五十八の選挙区で首長など四千百人余りを選ぶ予定だったが、半数以上は誰も候補者がいない空席で、約千二百八十人が無投票で当選した。
 ゼネストを呼びかけている反政府武装勢力、ネパール共産党毛沢東主義派によるテロも懸念されたため、軍が各地で厳戒態勢をとり、投票所に向かう有権者の姿はまばらだった。
 政府は反国王のデモ隊を繰り返し拘束してきたが、この日も選挙に抗議する政治家が逮捕され、混乱が続いた。
 主要七政党は、国王の専制政治の下での選挙は認められないと反発しており、昨年十一月には王制打倒を掲げてテロを続ける毛派と一線を画してきた従来の方針を転換。制憲議会選挙を実施し、新憲法制定を目指すとした毛派との合意文書を発表した。
 政党側は毛派と違い、現憲法下の立憲君主制を否定はしていないものの、政府軍の最高司令官であり、非常事態を宣言できる国王の強大な地位を新憲法で弱体化させ、政党主導の政治を確立したいとの狙いがある。
 一方、国民は、必ずしも政党政治を支持してきたわけではない。毛派のテロを食い止めるのに何の役割も果たせないばかりか、腐敗が蔓延(まんえん)した政治家に不信感を募らせる人も多く、国王親政にある程度の期待感も抱いていた。
 しかし、親政開始以来ネパール情勢はさらに混乱し、言論の自由も度々奪われたことから、国王への失望感と反発は拡大している。
 国王は国内各層からの支持を失いつつあるだけでなく、欧米や隣国インドからも人権抑圧を非難されていることもあり、来年春までに予定する下院選で国王派の候補者を擁立し、権力維持を図る構えだ。
 しかし、地方選同様、国会が定員を大きく割り込めば、選挙の正当性は大きく損なわれ、国王の権威はさらに傷つくことになりそうだ。
     ◇
【用語解説】ネパール国王の直接統治
 2001年6月、カトマンズの王宮内でディペンドラ皇太子が両親のビレンドラ国王夫妻ら王族を射殺して自殺。国王の弟のギャネンドラ王子が新国王に即位した。国王は昨年2月1日、非常事態を宣言し、デウバ首相ら全閣僚を解任、直接統治を敷き、全権を掌握。主要政党の指導者を自宅軟禁下に置くなどの強権措置を取った。3年以内に平和と民主主義を回復させると約束しており、地方選に続き、来年4月までに下院選を実施すると表明している。
(産経新聞) - 2月9日2時56分更新

198片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/11(土) 23:35:45
ベルルスコーニのようなのが日本にいなくてよかったよなぁ。

伊議会解散、4月総選挙へ 右派と左派が10年ぶり対決
2006年02月11日21時37分
http://www.asahi.com/international/update/0211/009.html

 イタリアのチャンピ大統領は11日、議会解散令に署名、上下両院を解散した。これを受けて、政府は総選挙の日程を4月9、10日と正式に決めた。ベルルスコーニ首相(69)率いる与党の中道右派連合と、プロディ元首相(66)率いる野党の中道左派連合との全面対決となる。中道左派が5年ぶりの政権交代を実現させるか、中道右派が01年に続いて再び勝利するかが焦点だ。

 長引く景気低迷やイラク政策などで、ベルルスコーニ政権に対する国民の不満は高まっている。世論調査では、今のところ野党が5ポイントほどリードしている。

 ベルルスコーニ首相は解散前からテレビやラジオに次々と出演し、劣勢の巻き返しに躍起だ。野党との支持率の差を縮めつつあり、情勢は流動的だ。

 議会は昨年末、選挙制度改革法案を可決。小選挙区制と比例代表制を組み合わせた制度が変わり、今度の総選挙は完全な比例代表制のもとで行われる。選挙制度の変更は、与党に有利に働くとみられている。


伊首相が五輪開会式を欠席、テレビ討論番組出演を優先
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060211-00000512-yom-int

 【トリノ=藤原善晴】イタリアのベルルスコーニ首相は10日夜のトリノ五輪開会式に欠席し、民放のテレビ討論番組に約2時間出演した。

 同国のチャンピ大統領は、上下両院を11日に解散した。同日以降は、政治家のテレビ出演が法律で厳しく規制されるため、開会式での首脳外交より政局を優先し、駆け込み出演した形だ。

 任期満了に伴う総選挙は4月9、10日に行われる。ベルルスコーニ首相の与党中道右派勢力「自由の家」に対し、プローディ元首相を「首相候補」とする野党中道左派勢力「連合」が政権奪回を果たすかどうかが焦点だが、「連合」は支持率で数%のリードを保つだけの接戦。このため、メディア王として知られる首相は今年1月から総選挙を念頭に連日、自らの支配、影響下にある民放、国営各局でテレビ出演を続けてきた。

 ベルルスコーニ首相は26日の閉会式には出席するとしている。
(読売新聞) - 2月11日23時21分更新

199片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/25(土) 21:06:17
タイ:首相の下院解散、退陣要求の火に油を注ぐ?
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060226k0000m030027000c.html

 【バンコク竹之内満】タイのタクシン首相は25日、退陣要求をかわすために打って出た下院解散について、定例ラジオ演説で「(退陣要求集会が続く)現状を長引かせることはできず、解散を決めた。今の政府に再び政権を任せるかどうか、国民の判断に委ねる」と民意を問う姿勢を強調した。しかし、反タクシン陣営は解散・選挙を「強権発動」と批判、選挙ボイコットを呼びかける構えだ。解散が退陣要求の火に油を注ぎかねない情勢だ。

 タクシン首相率いるタイ愛国党は昨年2月の総選挙で500議席の約75%にあたる377議席を獲得、タイ憲政史上初の単独政権を実現した。首相には株売却などを巡るスキャンダルを除くと政策面で大きな失点がなく、現時点で総選挙が実施されても「資金面で劣る野党陣営の議席急伸は難しい」(外交筋)。解散に踏み切った首相の強気の裏には「野党不利」の読みがある。

 マスコミ大手「マネジャー・グループ」のソンティ会長(58)ら退陣要求集会を組織する「民主主義市民連合」は25日の記者会見で「首相の強権を許すわけにはいかない。26日の集会では選挙反対を訴える」と表明。前回の総選挙で議席を失った新希望党のチンチャイ党首も25日、選挙戦ボイコットを表明した。

 一方、ラジオ演説でタクシン首相は「(総選挙投票日の)4月2日は、私を好ましくないと思う人が多いのか、好ましいと思う人が多いのか、私にとって歴史的な日になる」と述べ、選挙を事実上の「首相信任投票」と位置付けた。

 タイ選管は3月2〜8日に下院総選挙の比例代表(100議席)と小選挙区(400議席)の各党候補者の届け出受け付けを開始すると発表している。前から決まっていた4月19日投開票の上院選も予定通り実施される。

毎日新聞 2006年2月25日 18時43分 (最終更新時間 2月25日 18時47分)

200片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/28(火) 00:48:13
タイ3野党、総選挙ボイコットで合意…政局さらに混迷
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060227-00000114-yom-int

 【バンコク=太田誠】タイのタクシン首相は27日、バンコクで会見し、民主、タイ国民、大衆の3野党が求めていた政治改革案への署名を事実上、拒否した。

 これを受け、3野党は会見し、4月2日の総選挙をボイコットすることで合意したと発表した。タイ政局はさらに混迷の度を深めることになる。

 首相は会見で、「私は政治改革をすでに進めてきた」と強調。しかし、首相会見直後に対応策を検討した3野党は、「首相は3党案を避けようとしているだけ。政治改革に誠実でない」との見方で一致、ボイコットを決めた。選挙戦を戦うために必要な候補者リストの選挙管理委員会への提出期限は3月2日。

 ただ、私立アサンプション大が26日に発表した世論調査結果によると、野党支持者が比較的多いとされるバンコク市民でも、74・1%がボイコットに反対しており、有権者の支持を得られるかどうかは不透明だ。
(読売新聞) - 2月27日23時4分更新

201片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/23(木) 05:30:12
わけのわからないことになっているが,これを無理にしのぐ力はないようだ。

混迷タイ政局、出口見えず 総選挙、来月2日に実施 解散→定数割れ→再選挙?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000010-san-int

 【バンコク=岩田智雄】タクシン首相の辞任を求める抗議運動が続くなか、タイ総選挙が四月二日に実施されることが二十二日、確定した。選挙管理委員会は野党のボイコットという異例の事態を回避するため、選挙の延期を念頭に、立候補者の追加登録が可能かどうかなどの判断を憲法裁判所に求めていたが、同裁判所は判断は選挙後にしかできないとしたためだ。総選挙に突入した場合、下院が定数(五〇〇)割れし、再選挙が繰り返される可能性が高く、政局は一段と混迷しそうだ。
 主要野党が総選挙をボイコットしたことで、タクシン首相率いるタイ愛国党以外では、小政党しか候補者を擁立できない。ところが小政党の候補は党員歴が九十日未満が多く、立候補資格を満たしていないために立候補できず、結果的に与党候補一人しかいない選挙区が多数出た。さらに、当選には、それぞれの選挙区で有権者数の20%以上の得票率が必要だが、与党候補が信任を得られなければ、失格となる。
 また、タイ愛国党が比例代表の定数ぎりぎりに提出した比例名簿百人のうち、一人が仏門に入って立候補を取り下げたが、小政党は、最低得票率の5%を確保できる見通しが低く、比例代表も定数割れとなりそうだ。
 タクシン首相側と反タクシン派はこれまで水面下で接触を行い、二十日には初の公式協議が行われたが、まとまらなかった。国民民主同盟は、二十五日に最大規模の辞任要求運動を行うと警告、対立は続いている。
 事態収拾のため、有識者団体はプミポン国王に新首相の指名を求める請願を行っている。国王が仲介に乗り出せば選挙の延期もありうる。
 最大野党の民主党は、選管に届けられた小政党の候補者の履歴をタイ愛国党が不正に改変したと主張。こうした不正を理由に野党や国民民主同盟が選挙後、憲法裁判所に選挙の無効を申し立てることも予想される。
 予定通り総選挙が行われた場合、当選者の大半をタイ愛国党の候補者が独占するのは確実だ。しかし、当選者が決まらぬ選挙区が出て下院が定数割れとなれば、下院は招集できず再選挙となる。
 民主党、国民党、大衆党の主要野党三党は、タクシン首相の辞任を求めており、選挙には参加しないとの立場。仮に一部とはいえ、再選挙となった場合、タイ愛国党は改めて各党に選挙に参加するよう呼びかけるとみられるが、野党が受け入れる可能性は低い。
 その場合、五百人全員がそろうまで与党による選挙が繰り返されることになるが、そのままでは、政局が一段と混乱し、社会不安が増大する可能性さえある。
(産経新聞) - 3月23日2時55分更新

202片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/28(火) 20:51:53
ウクライナ議会選 与党惨敗へ 親欧米派の連立模索
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000011-san-int

 【モスクワ=内藤泰朗】ウクライナ最高会議(議会、定数四五〇)選挙は二十六日、投票を終え開票作業に入った。出口調査では、一昨年の大統領選挙再選挙で敗北した親ロシア派のヤヌコビッチ元首相率いる野党「ウクライナの地域」が第一党となり、「オレンジ革命」の中心だったユシチェンコ大統領の与党「われらのウクライナ」は惨敗の見通しだ。大統領の求心力低下は必至の情勢となった。
 急進改革派で女性政治家ティモシェンコ前首相率いる「ティモシェンコ連合」は「ウクライナの地域」と並ぶ勢いを見せており、二十七日に始まった連立工作では、与党と社会党を加えた親欧米派の「オレンジ連立政権」樹立を提案、ティモシェンコ氏が再び首相に返り咲く可能性が出てきた。
 中央選管によると、開票率42・54%の段階で、ロシア系住民が多数を占める東部を支持基盤とする「ウクライナの地域」が27%を得票、「ティモシェンコ連合」が23・67%で二位につけ、与党「われらのウクライナ」は16・13%と低迷している。社会党は7・14%、共産党は3・53%。議席獲得には3%の得票が必要。投票率は67・13%だった。
 選挙は比例代表制で行われたが、どの政党も単独過半数を確保することはできない中、連立は避けられない情勢だ。
 ティモシェンコ氏は二十六日、記者会見し、与党と社会党の改革派三党による「オレンジ連合」の創設を主張。与党陣営もこれに応じる姿勢を示しており、連立工作は改革派を軸に進むものとみられる。ただ、ユシチェンコ大統領とティモシェンコ氏は、国営企業の民営化などをめぐる経済改革路線で対立しており、閣僚ポストをめぐる交渉では難航も予想される。
 ティモシェンコ氏は「政権に復帰すれば、一カ月でロシアと結んだ天然ガス価格の引き上げ合意を破棄する」と言明、首相ポストへの返り咲きをもくろむ。一方のヤヌコビッチ氏も「あらゆる政党と協力する用意がある」と述べ、政権入りを狙っている。
 ウクライナでは今年一月、改正憲法が発効し、首相の任命権が大統領から議会に移行し、議会の解散も困難になる。議会選挙で敗れ、権限も縮小されたユシチェンコ大統領は今後、厳しい政権運営を迫られることになりそうだ。
(産経新聞) - 3月28日2時41分更新

203片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/28(火) 20:54:41
「国境」画定への支持焦点 28日イスラエル総選挙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060327-00000160-kyodo-int

 【エルサレム27日共同】パレスチナ和平の行方を左右するイスラエル総選挙が28日、行われる。重体が続くシャロン首相の中道系新党、カディマの優位は揺るがず、オルメルト首相代行が提唱するヨルダン川西岸のパレスチナ人居住区との一方的な「国境」画定が、どれだけ有権者に支持されるかが焦点だ。
 オルメルト代行は、対イスラエル武装闘争継続を掲げるイスラム原理主義組織ハマス主導の自治政府とは「交渉しない」と明言。選挙後は、カディマを中心とした連立政権となる公算が大きく、交渉によるパレスチナ和平実現の道は当面、閉ざされそうだ。
 最新の世論調査によると、定数120の国会(1院制)で、一時は40議席以上を獲得する勢いだったカディマは36議席程度とやや下落。しかし、主要政党の中道左派、労働党の獲得予想は20議席前後、右派、リクードも15議席前後と伸び悩んでいる。
(共同通信) - 3月27日21時57分更新

204片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/01(土) 21:22:32
混迷のタイ あす総選挙 「反タクシン」迷走?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060401-00000010-san-int
退陣追い込めず手詰まり
 【バンコク=岩田智雄】タクシン首相に対する抗議行動が続くタイで二日、下院(定数五〇〇)解散に伴う総選挙が行われる。与党・タイ愛国党以外は小政党しか候補者を擁立しておらず、主要野党は選挙をボイコットするという異常事態。反タクシンを訴える市民グループ「国民民主同盟」は選挙の不当性を主張して抗議行動を続ける構えだが、デモによる経済損失や総選挙を阻止できなかったことに反発の声も上がっており、反タクシン派も戦略の見直しを迫られている。
 投票は即日開票され、同日夜までに大部分の議席が判明する見通し。百六十以上の選挙区ではタイ愛国党の候補者しかおらず、同党が大多数の議席を獲得するのは確実とみられる。一方、野党が地盤の南部などでは候補者が当選に必要な20%の得票率を確保できないケースが相次ぐことも想定され、定数割れは避けられない情勢だ。「約百の小選挙区で当選者が出ない」(バンコク・ポスト)との予想もある。
 一方、選挙を控え、各地で首相支持派と反首相派の小競り合いも発生。反首相派は有権者に対して選挙で棄権を意味する白票を投じるよう呼びかけるとともに、三十一日には首相が遊説の際に有権者に金を配ったなどとして、首相の被選挙権を剥奪(はくだつ)するよう行政裁判所に申し立てた。
 しかし、チュラロンコン大学のティティナン助教授はバンコク・ポストへの寄稿で、国民民主同盟の指導者であるメディア・グループ創設者ソンティ氏や、チャムロン元バンコク知事らは首相を退陣に追い込むことができず、プミポン国王に暫定首相の任命を請願するしかなくなったと批判。ソンティ氏らを「反タクシン派の全体の声を代表するものではなくなりつつある」と分析する記事を掲載し、反タクシン派が迷走する可能性も指摘している。
     ◇
 □選挙監視団体P−NET サイユート・ケードポン議長
 ■混乱長期化なら首相退陣は必至
 タクシン首相と反タクシン派市民グループの国民民主同盟、野党三党代表者による政局の事態解決に向けた協議を呼びかけていた選挙監視団体、P−NETの議長で元タイ軍最高司令官サイユート・ケードポン氏は産経新聞とのインタビューに応じ、将来、首相の退陣は避けられないとの見方を示した。発言要旨は次の通り。(岩田智雄)
 首相の退陣を求める市民グループは暫定首相の任命をプミポン国王に求めているが、国王は黙して語らない。このため、市民グループはどうすればいいか悩んでいる。ただ、幅広い社会層の多くがデモに参加しており、市民グループは十分な力を得ているようにみえる。
 首相が退陣するシナリオはいくつか考えられる。一つは総選挙で国民が多くの棄権票を投じ、タイ愛国党が投票数の50%以上を確保できず首相が公約した通り辞任することだ。
 二つ目は、国王が国民の意思が反映された選挙ではないと判断し、憲法で規定されている選挙後の初議会に姿を見せない場合だ。国王から信任を得られていないとして、タクシン氏が首相を続けることは困難になる。
 このほか、反対運動が暴動に発展し、選挙や再選挙が延期となった場合、首相はその責任を問われることになる。
 指導者は誤りがあれば、責任をとるのがどこの国でも共通認識だ。いずれにせよ、混乱が長期化すれば、首相の退陣は避けられないだろう。
     ◇
【用語解説】タイ総選挙
 国会は上院(定数200、任期6年)と下院(同500、4年)の二院制。今回の下院選挙では比例代表100議席と小選挙区400議席を選ぶ。選挙権は18歳以上、被選挙権は25歳以上。1人しか候補者がいない選挙区で当選するには有権者総数の20%以上の得票が必要で、当選者がゼロの選挙区では再選挙が行われる。
(産経新聞) - 4月1日3時9分更

205片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/03(月) 21:14:37
【タイ】不信任が予想以上、首相の進退問題も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060403-00000006-nna-int

 下院総選挙(定数500)の投開票が2日行われ、タクシン首相率いる与党・愛国党が大半の議席を獲得する情勢となった。しかし、野党3党がボイコットしたため、首相に対する事実上の信任投票となり、バンコク都内や南部では白票が過半数となる選挙区が続出。予想以上に「不信任」が強く示されたことから、首相の進退問題に発展する可能性も出てきた。

 民放テレビ局チャンネル9などによると、3日午前1時現在、愛国党は地盤の東北部、北部の多くの選挙区で過半数の得票を獲得した。しかし、バンコク都内では、野党などの呼び掛けに応じ、どの政党や候補も信任しない「無投票」にマークする白票が上回る選挙区が大部分を占めた。野党・民主党が地盤の南部でも愛国党は惨敗するもようだ。

 愛国党が受けた衝撃は大きく、首相は午後7時に予定していた記者会見を急きょ中止。3日には党幹部が緊急会議を開き、善後策を協議する。ネーション(電子版)によると、党内では首相批判派グループが選挙結果で勢いを増すことに懸念が広がっているもようだ。党内では後継首相として、ソムキット副首相兼商務相やポーキン前下院議長らの名前も挙がっている。

 首相は「得票率50%未満なら続投しない」と明言し、2日午前、「どんな内容であれ、結果を受け入れるつもりだ」と強気の姿勢をみせていた。

 ■議会発足も混乱必至

 選挙管理委員会によると、全国400の小選挙区で計589人が立候補したが、全体の7割に当たる278区が愛国党の候補1人となった。候補1人の選挙区で当選するには、有権者の20%以上の得票が必要とされる。白票が数多く投じられたこともあり、当選者を確定できない選挙区が続出している。

 この場合は再選挙となるが、憲法で定められた議会の召集期限は30日以内。補欠選挙を繰り返しても当選者を確定できず、議会を召集できない異例の事態が発生、首相辞任圧力が一気に高まる可能性がある。また、強行的に召集した場合でも、反首相派は法廷で選挙の正当性を争うと予想され、政局の混乱は必至とみられる。

 首相は2月24日、退陣要求圧力の封じ込めを狙って解散・総選挙に打って出たが、野党のボイコットでシナリオは大きく狂った。反首相派グループは7日にバンコク都内で辞任要求集会を再開する。リーダーの1人、ジャムロン元バンコク都知事は2日、「問題解決の唯一の方法は首相辞任しかない」と言い切った。首相の進退問題をめぐり、選挙後も政局の混乱は激しさを増しそうだ。
(NNA) - 4月3日7時46分更新

206片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/04(火) 22:31:17
タクシンが辞任するかしないかだけが焦点か。

タイ総選挙 タクシン首相、勝利宣言 与党得票率57% 野党は反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060404-00000007-san-int

 【バンコク=岩田智雄】タイのタクシン首相は三日夜の国営テレビで、下院選(小選挙区定数四〇〇、比例代表同一〇〇)の開票の結果、与党タイ愛国党の得票率が50%を超えたとして「勝利宣言」を行った。選挙では、首相への批判票として多くの白票が投じられたが、主要野党が選挙をボイコットしたため、民意を議席に反映できなかった。野党は反発を強めているが、選挙という民主的手段を選ばなかった野党側の姿勢が、政局の混迷に拍車をかけた面も否定できない。
 タクシン首相は三日のテレビ番組で、投票総数二千八百万票のうち与党の得票数が千六百万票に上り、得票率も57%と、首相が信任ラインとした50%を上回ったことを表明し、自ら退陣する考えのないことを強調した。
 さらに首相は、国民和解のため、元首相や元最高裁長官ら有識者による賢人会議を設置することを提案。そのうえで、「もし、賢人会議が辞めろと言ったら辞めてもいいが、その場合は千六百万人に理由を説明してほしい」などと述べ、続投に自信を示した。
 地元メディアによると、白票は首相への抗議運動が続いた首都バンコクや最大野党・民主党が地盤とする南部に集中し、一部では与党票を大きく上回った。全国三十九選挙区で法定得票数に届かなかったり、候補がいなかったため、再選挙になる見通しだ。
 今回の選挙について、欧米各紙は「タクシン氏、選挙の結果を受け入れるよう呼びかけ」(フィナンシャル・タイムズ紙)、「タクシン氏の地すべり的勝利、ボイコットで損なわれる」(ヘラルド・トリビューン紙)などと伝えた。記事ではタクシン首相が「結果がどうであれ、すべての人に国民の決定を尊重するよう望む」と述べたことを強調。行間には、国民が選挙によって政権を選択するという民主主義の原則が働かないことへの疑問をにじませた。
 民主党のアピシット党首は選挙前、記者会見で「タクシン氏がすべてを支配している状態では公正な選挙は行えない」などとボイコットの理由を説明したが、主張の是非を有権者に問うことも、国会の場で首相をただす手段も放棄した形だ。
 野党国民党のバンハーン党首は三日、「選挙が早すぎて準備ができていなかった」と述べたが、今回の選挙に参加して政権を奪取する意思が本当にあったのかは疑問だ。
 反首相派は、タクシン氏が首相を辞めるまで抗議行動を続けるとして、国王による首相解任に期待をかける。しかし、国王が今回の解散・総選挙を認めており、選挙で勝利したタクシン首相を解任すれば、民主主義の否定になりかねず、容易に解任には動けないのではとの見方が強い。
(産経新聞) - 4月4日2時53分更新

207片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/04(火) 22:38:46
伊総選挙:最後のテレビ討論会 互いになじり合う一幕も
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060404k0000e030028000c.html

 【ローマ海保真人】イタリア総選挙(9、10日投票)を控え、中道右派勢力を率いるベルルスコーニ首相と、中道左派勢力を率いるプロディ元首相の2回目で最後のテレビ討論会が3日夜行われ、国営テレビで生中継された。双方とも弁論に熱が入り、互いをなじり合う一幕も見られた。

 先月14日の1回目と同様、各質問に制限時間内で意見を述べ合う方式で行われた。

 事前の世論調査で優勢のプロディ氏が終始、国家財政や教育制度の現状を批判したのに対し、ベルルスコーニ首相はしばしばいら立った様子を見せた。実績を強調する首相をプロディ氏が「街灯の柱(政権の意味)にしがみつこうとする大酒飲み」と皮肉ると、首相は「プロディは旧共産主義者にいい顔を見せる、よくできた間抜けだ」と応酬した。

 最後にベルルスコーニ首相は「我々はもっとよくできたかもしれないが、イタリアは複雑だ。仕事を続け、有能な国家をつくり上げたい」と述べた。プロディ氏は「我々は一致結束した政府を用意している。格差のある分裂社会を是正したい」と語った。

 放送後の大方の評では「優劣がつけがたい」とされている。1回目の討論会は視聴率52%を記録し、約1600万人の国民が見た。

毎日新聞 2006年4月4日 10時33分

208片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/09(日) 00:46:45
9、10日にイタリア総選挙 野党・中道左派リード 首相、終盤猛追
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000012-san-int

 【パリ=山口昌子】イタリア総選挙が九、十の両日行われる。最新の各種世論調査では、プローディ元首相(前欧州委員長)率いる野党・中道左派が、ベルルスコーニ首相率いる与党・中道右派を小差でリードしているが、ベルルスコーニ首相が終盤追い上げており、ぎりぎりまで激しい選挙戦が展開されている。
 イタリアの通信社ANSAが六日報じたところによると、一足早く実施された在外者による投票では、イラク派遣部隊(二千九百人)の投票率が96・8%と高率だったが、全体では34・23%にとどまっている。
 首相は六日の民放テレビとの会見で、五日夜に首相の一族が所有するテレビへの出演を禁止されたことを挙げ、中道左派が勝利すれば「イタリアは自由を失う」と批判。同日の記者会見でも、首相が汚職と偽証罪で起訴勧告を受けたミラノ検察が、予備公判開始の日程を五日に決めたことについても「司法の政治的利用」と非難した。
 そのうえで、「自分がライオンのように強く感じられ、勝利を確信している」と強気の発言をする一方、「敗北しても小差のはずだから、左派はわれわれを当てにせざるをえない」と述べ、初めて敗北の可能性に言及するなど、弱気な面も。
 ベルルスコーニ首相は日ごろから毒舌で知られるが、このところ、「中東和平の獲得よりもプローディを知的にするほうがむずかしい」とか、首相をワニに例えた風刺映画「ワニ」(カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞したナンニ・モレッティ監督の新作)を逆手に取って、「私はワニだ。敵を一口で平らげる」などと言いたい放題だが、首相の焦りの証拠との指摘もある。
     ◇
【用語解説】イタリア選挙の仕組み
 今回から選挙制度が改正され、上院(定数315)、下院(同630)ともに、拘束名簿式比例代表制で行われ、下院は海外枠など13議席を除く617議席を争う。ただ、いずれも単純比例代表ではなく、選挙で最大得票数を獲得した政党または政党連合に安定多数を与えるため、全議席の約55%に相当する議席が配分される。残り議席は、他の政党もしくは政党連合に、得票率に応じて配分される。
 今回の選挙では「自由の家」(リーダーはベルルスコーニ首相)、「連合」(リーダーはプローディ氏)の二つの政党連合が届け出ており、いずれもシンボルマークが登録されている。有権者は投票用紙に記されたリストから、支持する政党のシンボルマークに×印をつけて投票する。(パリ 山口昌子)
(産経新聞) - 4月8日2時54分更新

209片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/09(日) 00:57:37
社会党の政権維持が焦点 9日ハンガリー総選挙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000090-kyodo-int

 【ウィーン8日共同】ハンガリー国会(一院制、定数386)の任期満了に伴う総選挙(2回投票制)の第1回投票が9日行われる。1989年の民主化後、総選挙のたびに政権が交代しており、ジュルチャーニ首相の社会党が第1党の座を守り中道左派政権を維持できるかどうかが焦点。
 選挙は主に小選挙区と比例代表で争われ、小選挙区で過半数の票を得た候補が出なかった選挙区では23日に第2回投票が行われる。
 世論調査では社会党が支持率44−46%で、野党第1党、青年民主連盟をわずかにリード。
(共同通信) - 4月8日18時17分更新

210片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/10(月) 01:21:21
岐路のイタリア:’06総選挙/上 ベルルスコーニ首相 実態なき「実績」陰り
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/ita/news/20060406ddm007030043000c.html
 ◇人気下降、与党も距離

 イタリア総選挙(上下院)が9、10日投票される。ベルルスコーニ首相が率いる中道右派勢力「自由の家」と、プロディ元首相(前欧州委員長)が率いる中道左派勢力「連合」が政権の座を争う。米国に追随してイラク戦争を支持した首相は再選を狙うが劣勢。プロディ氏が勝てば中道左派は5年ぶりの政権奪還となる。岐路に立つイタリアの選挙情勢を報告する。【ローマ海保真人】

 「私たちは年金を上げ、減税した」「私たちは学校と大学を改革した」「私たちは南部の雇用機会を増やした」−−。40%近い視聴率を記録した3日のプロディ氏とのテレビ討論会で、ベルルスコーニ首相は政権の実績を並べ上げた。

 「『私は』『私たちは』を多用する、従来のイタリア政治家にはない話し方で聞き手を引き付けてきた」(言語学者デパラーテジ氏)首相だが、今回はどうか。

 不動産業から民放3局を所有する「メディア王」にのし上がり、94年に自党「フォルツァ(がんばれ)イタリア」を率いて政界入り。01年以来の首相在任は戦後最長記録となった。だが、この2年間で人気は下降線をたどっている。3月末の最新の世論調査でもプロディ氏に5ポイント先行された。

 「ベルルスコーニ政権は期待はずれだった。プロディの連合勢力こそ今後5年間、国を治めるのにふさわしい」。先月8日、伊で最大の発行部数のコリエレ・デラ・セラ紙の1面に編集長の論文が載った。中立系の同紙としては異例だった。

 同紙のロマーノ論説委員は首相が信を失った理由を説明する。「過去5年間の経済成長率は平均0・7〜0・8%と低調なのに、首相は『成長した』と言う。雇用が『増えた』とも自慢するが、大半は移民だ。国民の多くは分かっている」

 さらに在任中、何度も汚職など司法捜査の対象になったが、保身のために新法を成立させて捜査を逃れた。有力週刊誌が「バイバイ、シルビオ(首相の名)」との題で特集記事を組むなど、傘下でないメディアは首相批判を強めている。

 この1カ月間、首相の迷走ぶりが目立つ。企業主が集まる席で、中道左派を支持する実業家を「理性を失っている」と非難。選挙集会では「中国の共産主義者は赤ちゃんを煮沸し肥料に使っていた」と発言し、物議を醸した。

 与党「国民同盟」のメローニ下院議員候補は、首相について「当初は斬新さや変化を象徴していたが今はない。国民も理性的になっている」。与党「統一民主中道」の選対幹部も「国民は首相を信じ過ぎ、首相にも過信があった」と話す。両党は「首相と微妙に距離を置き始めている」との観測がある。

 3日の討論会。首相は最後に「私たちはもっとうまくできたかもしれない」と珍しく率直に認めた。審判の日は近づいている。

毎日新聞 2006年4月6日 東京朝刊

211片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/10(月) 01:23:51
岐路のイタリア:’06総選挙/中 「連合」代表、プロディ元首相 統率難しく
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/ita/news/20060407ddm007030019000c.html
 ◇「同床異夢」統率難しく

 「私の選挙運動はトラックでイタリア国中を旅する貧乏なもの。テレビばかりに出ている『彼』とは違う」。中道左派勢力「連合」代表のプロディ元首相は先月30日、ローマで内外の記者団にベルルスコーニ首相と自分の違いを強調した。

 遊説先では屋外集会を好み、庶民の輪に入る。側近で野党「左翼民主党」のモッリ選対幹部は「今、中流層ですら生活に困り、変化が期待されている。その期待がきまじめなプロディに向けられている」と話す。野党「マルゲリータ」のジャケッティ下院議員はプロディ氏を「あだ討ちを実現できる人物。ベルルスコーニを唯一倒した男だ」と持ち上げる。

 プロディ氏は10年前の選挙でベルルスコーニ氏を破り、首相に就いた。その後、欧州連合(EU)の行政機関である欧州委員会の委員長に転身。プロディ氏を欠いた中道左派は01年の選挙でベルルスコーニ氏に敗れた。

 過去にボローニャ大学で25年間、経済学を教えたプロディ氏は今も「教授」と呼ばれる。今選挙のため作成した「連合」の政策綱領は281ページと分厚い。経済学者サルチネッリ氏によると、その中で「欧州」「EU」に351回言及している。一方、中道右派勢力の綱領で欧州への言及は23回しかない。

 またプロディ氏は「首相、欧州委員長だったころ(米国とは)申し分ない関係にあった。イラク問題だけで意見が一致しなかった。友人であっても進言はすべきだ」と、米国べったりのベルルスコーニ首相との違いをほのめかす。

 世論調査を見る限り、再登板への期待は高い。ただ、自分の党を持たないプロディ氏が「あまりにも色の異なる連立勢力を統率できるのか」(政界通)という疑問の声もある。伊パノラマ誌によれば、「連合」に加わる政党は、労組派から企業主派、公共事業推進派から環境保護派、親アラブ派から親イスラエル派までと幅広い。政権を取れば、見解の相違は「時限爆弾」になり得る。

 中道右派勢力「自由の家」を構成する各党の選対幹部も「プロディはベルルスコーニを倒すことだけが共通目的の各党の操り人形に過ぎない」と同床異夢の「連合」のもろさを指摘している。【ローマ海保真人】

毎日新聞 2006年4月7日 東京朝刊

212片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/10(月) 01:25:33
岐路のイタリア:’06総選挙/下 左右の「年金者」政党 退職者狙い駆け引き
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/ita/news/20060408ddm007030082000c.html

 「ベルルスコーニ首相は人の2倍のサイズの耳を持ちながら、人の言うことを聞かない。だから私は中道左派についた。イデオロギーなんて関係ない」。7年間歩調をともにした中道右派勢力から今回、中道左派勢力にくら替えした「年金受給者党」のファトゥッツォ党首(62)は力説した。

 首相に再三「高齢の年金受給者のために何かやってほしい」と頼んできた。だが、配偶者の年金を増やす改正法案を要請したところ、今年1月初めに訪れた首相の使者は「いずれ何とかなる」。話し合いは決裂し、中道左派に移る決断をした。

 5日後、プロディ元首相と中道左派勢力「連合」の一員になる記者発表を行った。「半年前から誘われていた。私の目的は年金受給者の役に立つことで、右派左派どっちにつくかは気にしない」(ファトゥッツォ氏)

 別の年金受給者支援団体を率いるデヨリオ元下院議員(72)のもとに首相側近から電話がかかってきたのは、その直後だった。「ベルルスコーニ氏に会ってほしい」。デヨリオ氏は新党を組織し中道右派勢力「自由の家」の一員になることを要請された。「年金問題を政策綱領に入れてほしい」という要望が受け入れられ、デヨリオ氏は快諾。新党「統一年金受給者」が誕生した。

 イタリアの年金受給者(男性65歳、女性60歳以上)は人口の3分の1強の約2000万人。小政党を率いる両党首は「高齢者の生活を助けたい」との思いでは一致している。だが、先月末に収録のあった1対1のテレビ討論会で、互いの党の正統性をめぐり激しくやり合った。

 ベルルスコーニ首相は5日夜、ローマで開かれた自党の決起集会で怒声を上げた。「中道左派の年金党は突然、良い提案を示され左に移った。本物の年金党は別にある」。聴衆には高齢者の姿が目立った。

 統計学者のバヌッチ氏は「態度を決めかねている浮動者層は多い。中でも退職者は政治家の重要な標的となっている」と話す。首相、元首相の「ツーマンショー」といわれる選挙の舞台裏で、9〜10日の投票日に向け、し烈な駆け引きが繰り広げられている。【ローマ海保真人】

毎日新聞 2006年4月8日 東京朝刊

213片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/10(月) 22:01:01
ハンガリー総選挙:与党・社会党と青年民主連盟が大接戦
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060410k0000e030020000c.html

 【ウィーン会川晴之】ハンガリーは9日、03年5月の欧州連合(EU)加盟以来、初の国会(1院制、386議席)総選挙の第1回投票を実施、即日開票した。

 地元の報道によると、開票率91%段階でジュルチャーニ首相率いる中道左派の与党・社会党は得票率43.3%を獲得、野党でオルバン元首相が率いる中道右派の青年民主連盟が42.4%と大接戦を演じている。また社会党と連立与党を組む自由民主同盟も6.1%と議席の必要条件である得票率5%以上を確保した。

 ハンガリーの総選挙は小選挙区(定数176)と全国20の比例区(同152)、さらに両選挙区の死票を集計して政党別に配分する全国区(同58)と複雑な仕組み。小選挙区は第1回の投票で過半数の票を得る候補が出なかった場合、第2回の投票で決選投票を実施する。

毎日新聞 2006年4月10日 10時49分

214片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/11(火) 15:11:48
フランス:新雇用策撤回 ドビルパン首相、打撃 大統領レースに影響
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/archive/news/2006/04/11/20060411ddm007030077000c.html

 ◇サルコジ内相、優位に

 【パリ福井聡】フランスのシラク大統領、ドビルパン首相が10日、若者雇用促進策「初期雇用契約」(CPE)を事実上撤回したことは、労組・学生側の大きな勝利となった。政権内ではCPE推進に固執したドビルパン首相にとって大打撃になることは確実。野党側は「首相退任」を要求しているが、首相は新法の実施で政局を乗り切る構えだ。政権弱体化と共に今回、事態の収束で前面に出たサルコジ内相(与党・国民運動連合党首)の影響力増大が鮮明となった。

 首相は「CPEの意図するものが正しく理解されなかったことは遺憾だ」と間接的な表現ながら、撤回の事態を招いた責任を認めた。しかし、先週の会見で辞任の可能性を聞かれ「雇用問題との戦いを最後まで指揮する」とした立場を崩さず、新法実施を推進する構えだ。

 今回のCPE騒動収束劇は3月31日に大統領がいったん法案への署名を発表した上で一部修正を指示した時点で動き出した。法修正には国会への新法案提出が必要となるため、首相は与党党首のサルコジ内相らに労組・学生との協議を依頼。ここで大統領、首相の誤算が生じた。

 内相は大統領が述べた「修正まで適用しない」のくだりを「CPE凍結」と解釈して提示し、労組・学生は「修正」ではない点で初めて対話に応じた。これで主導権は首相から内相に移った。

 結果として首相は「新法への置き換え」で決着を図る構えだが、政権内での力関係は明らかに内相優勢となっている。首相と内相は来春大統領選挙でライバル視されてきたが、現時点では大きく差が付いたといえる。

 野党・社会党のクロード・バトロン議員は「どのような民主主義国家でも、こうした形で法を推進し撤回に追い込まれた首相は退陣するのが常だ」としながらも、昨年の欧州憲法の国民投票でシラク大統領が敗北したことを例に、「フランスでは今回も首相は居座るだろう」と皮肉を込めて論評した。また、仏全国自治労組のアラン・オリーブ事務局長は「(撤回は)若者の職の不安の勝利であり、法制化の過程で(労組側らとの)交渉を怠った首相個人の不正義の敗北だ」としている。

 ◇学生らの団結画期的−−日本の労働問題に詳しいポール・ジョバン仏パリ第7大学助教授の話

 CPEを撤回させたのは、大学を卒業しても安定した仕事に就けない状況に対する学生たちの怒りだったといえる。

 親の支援を受けてもアルバイトしないと生活できない中間層の学生たちは、不安定な雇用問題にとても敏感だった。

 当初、発表された段階ではCPEの内容が十分知らされず、国民の7割以上が賛成だった。その後、反対運動が盛り上がり、わずか1カ月で立場は逆転、反対が7割を超えた。若者を2年間も研修生扱いし理由もなく解雇できるというCPEの差別的な内容が明らかになったからだ。

 これまでも市民による反対運動が起こったことがあるが、今回画期的だったのは、あらゆる労働組合、学生組織がCPE撤回で一致し、団結して社会を動かしたことだ。今後の事態の推移でも、学生たちの動きが注目される。【聞き手・中尾卓司】

215片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/15(土) 00:48:04
デッドロックになってないから、大連立の必要がない。中道左派連合政権誕生が確定的となった。
しかし、下院と上院でねじれたら再選挙含みだなんて、ずいぶん行き当たりばったりで意図不明な議会構成だなぁ。

イタリア野党の勝利確認 疑問票のチェック終了
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060414-00000043-kyodo-int

 【ローマ14日共同】イタリア総選挙における野党の小差の勝利に対し、ベルルスコーニ首相が票の再集計を求めている問題で、各地の高裁は13日、再集計の対象となる疑問票のチェックを終了、議席数は変わらず、プローディ元首相率いる野党、中道左派連合の勝利が確認された。
 ANSA通信は、下院4万3000票、上院3万9000票の疑問票を裁判所が調べた結果、特定の党の得票とみなせる票はそれぞれ数百票しかないと報道、野党が勝利した両院の選挙結果に影響を及ぼさないことが明らかになった。
 13日付イタリア各紙によると、再集計にあくまでこだわる首相は12日、チャンピ大統領と会談した際、疑問票だけでなく全投票用紙の点検を可能にする法改正を提案したが、大統領は拒否した。
(共同通信) - 4月14日10時9分更新

伊新政権はEU重視…本紙会見でプローディ元首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060414-00000101-yom-int

 【ローマ=藤原善晴】先のイタリア総選挙に勝利し、政権奪取を決めた中道左派勢力「連合」を率いるプローディ元首相が12日、読売新聞と単独会見した。

 この中で、「まず、欧州でイタリアの地位を回復しなければならない」などと述べ、中道右派ベルルスコーニ現政権の際立った対米傾斜路線を見直し、欧州連合(EU)の結束重視へと転じる方針を明言した。

 また、イラク政策について「米国と欧州は依然として一致していない」と指摘しつつ、イラク駐留イタリア部隊の撤退時期については「治安状況を考慮し、イラク当局の同意を得た上で撤退する」と述べ、中道左派陣営の一部にある「即時撤退要求」を退けた。
(読売新聞) - 4月14日3時4分更新

216片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/15(土) 23:49:24
誰が引導を渡すの。
政策協定結んで大連立やりたいなら、まず自分の陣営をまとめる必要がある。
そうじゃなければ、離党して中道左派に馳せ参じるしかないんじゃないかな。

ベルルスコーニ首相、敗北依然認めず…大連立再提案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060415-00000312-yom-int

 【ローマ=藤原善晴】15日付けのイタリア有力紙「コリエーレ・デラ・セラ」は、中道右派勢力「自由の家」を率いる同国のベルルスコーニ首相が、総選挙で勝利したプローディ元首相率いる中道左派勢力「連合」に対し、「大連立」協議を改めて呼びかける書簡を掲載した。

 書簡の中で同首相は依然として敗北を認めていない。

 プローディ氏は、同紙電子版が報じた14日夜の段階で、「まず、我々の勝利を認めるべきだ」と提案を拒否した。「自由の家」に参加する政党「北部同盟」に所属するカステッリ法相は「(書簡について)友党に事前の相談がなく、容認できない」と批判した。

 一方、同国内務省は14日、再集計の対象となる疑問票について、上院で約3000票、下院で約2000票だと大幅に下方修正。地元メディアは「選挙結果が覆る可能性はほとんどなくなった」と一斉に報じている。
(読売新聞) - 4月15日20時2分更新

217片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/22(土) 12:33:22
伊・ベルルスコーニ首相が敗北宣言 議会は全面対決へ
2006年04月22日12時07分
http://www.asahi.com/international/update/0422/005.html?ref=rss

 イタリアの中道右派連合を率いるベルルスコーニ首相は21日、北部トリエステでの演説で、大接戦となった先の総選挙で勝利したプロディ元首相の中道左派連合について「短命政権に終わる」と政権交代を認め、事実上の敗北宣言をした。今後は野党として議会で全面的に対決していく意向を示した。

 一方、ベルルスコーニ首相と盟友関係だったブッシュ米大統領もこの日、プロディ元首相に祝福の電話をかけて元首相の勝利を認定した。

 ベルルスコーニ首相はこの日、党首をつとめる政党フォルツァ(がんばれ)・イタリアが来月行われる地方選挙向けに開いた集会で総選挙後、初めて演説。中道左派連合を「統治ができるとは思えない。ただの短命政権になる」と切り捨てながらも事実上、敗北を認めた。「祝福することになるからプロディには電話していないし、これからもしない」とも。

 19日の最高裁による中道左派連合の勝利確認後、通常は敗者が勝者を電話で祝福する形で行われる「敗北宣言」を首相がいつするかが注目されていた。

 また、首相は演説で「我々が成し遂げた改革を覆させないよう議会のあらゆる方法を使って彼らを妨げる」とも語り、野党連合の指導者として政権と全面対決すると宣言。「国内外の全投票を集計すれば上下両院とも22万票差で勝った。我々が倫理的、政治的な勝者だ」と言い切り、最高裁も認めた集計結果に改めて抗議した。

 プロディ元首相は21日、「彼が電話をかけてこなくても、民主主義は続く」と述べた。

218片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/23(日) 20:10:20
>>213
連立与党が優勢維持 ハンガリーで2回目投票
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060423-00000058-kyodo-int

 【ブダペスト23日共同】任期満了に伴うハンガリー国会(一院制、定数386)総選挙の第2回投票が23日、始まった。同日午後7時(日本時間24日午前2時)に締め切られ、即日開票される。23日中にも大勢が判明する見通し。
 外資導入や国営企業の民営化などリベラルな政策を打ち出し、第1回投票でリードした与党第1党の社会党と自由民主同盟の連立与党が優勢を保っている。
 国内産業保護や民営化見直しを訴え、巻き返しを図る野党第1党の右派・青年民主連盟は第1回投票後に右派の民主フォーラムとの選挙協力に失敗し、苦戦している。
 1989年の民主化後、初の政権続投が実現するかどうかが最大の焦点。
(共同通信) - 4月23日15時56分更新

219片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/24(月) 22:58:08
ハンガリー総選挙、左派・中道連立与党が議席増で勝利
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060424i202.htm

 【ウィーン=石黒穣】23日に第2回投票が行われたハンガリー国会(一院制、386議席)総選挙は、即日開票され、中央選管の集計(開票率98%)によると、ジュルチャーニ首相が率いる社会党と自由民主同盟の左派・中道連立与党が、第1回投票と合わせた獲得議席を過半数の210議席とし、勝利を決めた。

 続投を確実にしたジュルチャーニ首相は同日、「よりよい暮らしのできる国をつくる責任を託された」と勝利宣言した。

 連立与党は、現状より12議席増やした。1989年の民主化以来、総選挙のたびに政権交代を繰り返してきたハンガリーで、与党が連続して政権を担当する初のケースとなった。

 4年ぶりの政権復帰を狙った右派野党フィデス市民連合(旧青年民主連盟)は164議席、民主フォーラムは11議席だった。

 ハンガリーは欧州単一通貨ユーロの2010年導入を目指しており、膨張する財政赤字の削減のための改革が課題になっている。

 社会党は、選挙戦で、減税や賃上げといった有権者受けを狙った公約も並べており、今後、痛みも伴う財政再建にいかに取り組むかが焦点となる。

(2006年4月24日12時18分 読売新聞)

220片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/25(火) 23:43:27
面白いけど、終わってます。

伊首相「反撃」 選挙敗北宣言せず/大統領候補に側近?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060425-00000013-san-int

 【パリ=山口昌子】イタリアの上下両院総選挙は、最高裁もプローディ元首相(前欧州委員長)率いる中道左派「団結」の勝利を承認したが、ベルルスコーニ首相は敗北宣言を拒否、五月十八日に任期の切れるチャンピ大統領の後任候補に側近を充てる動きを見せるなど、反撃のチャンスを狙っている。
 ベルルスコーニ氏は四月二十八日の任期切れまで内閣総辞職はしないと宣言。プローディ氏にお祝い電話をかけることも「米国の習慣であってイタリアにはない」と拒否した。さらに、下院と同様の権限を持つ上院で首相率いる中道右派「自由の家」と「団結」の議席数の差が二議席しかないことを指摘し、新政権は短命に終わることを予言している。
 また、大統領選にはベルルスコーニ氏の側近であるジャンニ・レッタ官房長を出馬させる意向を示しているほか、上下院議会の議長ポストのどちらかを「自由の家」が得るよう画策するなど、混乱も狙っている。
 イタリアでは大統領が新議会を招集して首相を任命するが、チャンピ大統領は八十五歳の高齢を理由に再出馬しないことを表明、新大統領に新首相の任命を任せると述べており、新大統領がなかなか決まらない場合は、新首相の任命が六月にずれ込む可能性もある。
 ベルルスコーニ氏は選挙で勝利した場合、所有する三大テレビなどを友人に譲り、政党党首がメディアの所有者になることを禁止する法律も制定すると公約していた。しかし、敗北した現在、この公約は果たさずに済んだため、メディアを使った新政権に対する攻勢も一段と強めそうだ。プローディ氏は古巣の欧州連合(EU)も巻き込んで、民放テレビへの公社や銀行、保険会社の広告出稿を規制する法案を提出する見通しだが、ベルルスコーニ氏がメディアをあげて法案成立阻止に出ることは明白だ。
 側近議員の中には、新政権が提案する新法案については「第一章第一節」も阻止すると息巻く者もおり、ベルルスコーニ氏とプローディ氏の闘いはさらに激化しそうな気配だ。
(産経新聞) - 4月25日3時1分更新

221片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/26(水) 00:09:41
タイ国王、中立内閣任命は「民主的でない」と拒否
2006年04月25日23時47分
http://www.asahi.com/international/update/0425/018.html

 タイのプミポン国王は25日、混迷が続く政局について発言し、反タクシン首相を掲げる野党などが求めている国王による中立内閣の任命を「民主的ではない」と拒否、政治介入を否定した。一方で、主要野党のボイコットで混乱が続く選挙にも苦言を呈し、早期の解決を促した。

 国王は、行政裁判所の長官らとの面会の席で発言。高まる退陣要求をかわすためタクシン首相が踏み切った2日の総選挙が野党のボイコットで定数割れに陥り、残りの議席を与党がほぼ独占する異常な事態に対し、「国は一つの党だけに支配されてはならない。これは民主主義ではない」と述べた。そのうえで、最終的に「裁判所が解決策を見つけ出すべきだ」と述べた。

222片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/27(木) 11:03:05
サルコジが有力だろう。

仏大統領選まで1年 過去と決別 国民期待
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060427-00000010-san-int
支持率首位ロワイヤル氏/追うサルコジ氏
 【パリ=山口昌子】フランス次期大統領選まで一年を切った。目下、野党、社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル元環境相(52)が支持率でトップに立ち、同国初の女性大統領の誕生か、と注目を集めている。与党からは、中道・保守政党、国民運動連合(UMP)の党首、ニコラ・サルコジ内相(51)が対抗馬として出てくるとの見方が支配的だ。来春の選挙時点で在任十二年になるシラク大統領に代わる、新しい指導者選びは早くも、前哨戦たけなわである。
 最近の各種世論調査によれば、第一回投票でロワイヤル氏とサルコジ氏がいずれも得票率30−34%で決選投票に進出し、その結果、ロワイヤル氏が得票率51−53%で勝利すると予測されている。
 社会党は六月中旬に大統領選向けの選挙綱領を発表し、十一月末の党大会での党員投票で統一候補を選出する予定だ。ロワイヤル氏のほか、ファビウス元首相、ストラスカン元財務相、ラング元文化相がすでに出馬を表明しており、ロワイヤル氏の夫のオランド第一書記や、ジョスパン元首相の名前も挙がっている。
 オランド氏を除く他の候補たちのロワイヤル氏に対する反発は強い。ラング氏は二十三日の出馬宣言と同時に、ロワイヤル氏を含む候補者全員によるテレビ討論を提案、同氏の弱点とされる外交、経済、教育問題を論じるべきだと主張、反撃機会をうかがっている。
 ロワイヤル氏の支持率の高さについては、与党側は「一時的なバブル現象」と冷めた見方だ。だが、社会党支持者の間には、ロワイヤル氏に本気で期待している者も少なくないとみられている。
 一九八一年のミッテラン社会党政権誕生から約二十年間、三度にわたる保革共存政権時代も含めて同党への失望感は党の支持層に広がっており、「主要閣僚の経験がないうえに女性であるロワイヤル氏に従来の社会党との絶縁を期待している」(政治評論家ロラン・ケロル氏)というわけだ。
                 ◆◇◆
 与党に目を転じれば、サルコジ氏が支持される理由もまた、同様だ。昨年十一月のUMP党首就任演説で、同氏は、「過去三十年間との絶縁」を表明した。シラク大統領に代表される保守政治への決別であり、保革とも戦後、営々と築いてきた福祉重視の欧州大陸型の社会経済政策、「社会モデル」への決別でもある。
 シラク大統領もドビルパン首相も、社会党の候補者全員も高級官僚養成機関、国立行政院(ENA)出身という中で、サルコジ氏はパリ大学法学部卒の弁護士出身だ。同氏の台頭には、戦後の仏政財界を牛耳ってきたENAとの絶縁という象徴性も込められている。
 ドビルパン氏がここにきて支持率競争で後退しているのは、強硬に推進した雇用促進策、「初回雇用契約(CPE)」の失敗に加え、大統領直結の「後継者」の立場からくる「過去の継承者」というイメージが嫌われたためだとの指摘もある。
                 ◆◇◆
 極右政党、国民戦線のルペン党首は〇二年の前回大統領選で、治安悪化を背景に移民排斥を掲げてシラク氏との決選投票に臨み、衝撃を与えた。
 しかし、七十七歳と高齢で「フランスのイスラム化」を警告して名乗りを上げた右派政党、フランス運動(MPF)のドビリエ党首と支持基盤も競合し、サルコジ氏も「フランスを愛さない者はフランスを去れ」と移民への強硬姿勢を取っているため、次期大統領選では“活躍の場”はない、との見方も強い。
 世論調査の結果は「選挙の半年前までは無意味だ」(ケロル氏)との見方もあり、大統領選の行方は、なお星雲状態だ。
     ◇
【用語解説】仏大統領選
 フランス憲法では、大統領選は現職の任期満了の35日から20日前までに第1回投票を行うと定められている。95年に就任し02年に再選されたシラク大統領の現任期は来年5月17日午前0時に満了する。第1回投票は、日曜日であることが絶対条件だから、来年4月15日か同22日になる。通常は最も遅い日が選ばれる。第1回投票で50%以上の得票率を獲得する候補がいない場合、2週間後に上位候補2人による決選投票が行われる。
(産経新聞) - 4月27日3時19分更新

223片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/27(木) 11:04:18
ガルシア氏が2位、決選へ 元中佐と、ペルー大統領選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060426-00000118-kyodo-int

 【リオデジャネイロ26日共同】9日に投票されたペルー大統領選は、25日までの開票作業の結果、中道左派のアラン・ガルシア元大統領が得票率で2位となり、首位の左派の元陸軍中佐、オジャンタ・ウマラ氏とともに決選投票に進むことが、ほぼ確実となった。決選投票の実施は5月28日が有力。
 地元テレビが25日夜に伝えた選管当局の中間集計(開票率99・2%)によると、ウマラ氏の得票率は30・7%でガルシア氏は24・3%、中道右派の女性弁護士ルルデス・フロレス氏が23・7%。
 フロレス氏は敗北を認めていないが、24−25日、副大統領候補ら陣営幹部から「もう(3位という)状況は変わらない」と事実上の敗北宣言が相次いだ。
(共同通信) - 4月26日16時15分更新

224片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/29(土) 02:17:40
案外がんばってるね。

仏大統領選挙:左派候補にロワイヤル元家庭・児童担当相
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060428k0000e030072000c.html

 来年5月のフランス大統領選挙の候補として、社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル元家庭・児童担当相(52)が脚光を浴びている。右派は与党・国民運動連合党首のニコラ・サルコジ内相(51)でまとまる気配が強い。対する左派陣営では混戦模様の中、ロワイヤル氏の人気が衰えを見せない。国民も「フランス初の女性大統領」を予感し始めている。【パリ福井聡】

 昨秋の移民系若者の暴動、今春の雇用促進策を巡る労組と学生らの大規模デモ−−。かつて米国と張り合った大国フランスは今、内なるひずみとほころびに揺れる。保守正統派・シラク大統領の権威は失墜し、後継者と目されたドビルパン首相も低迷。国民の中からは従来と違った形でフランスの権威を取り戻してくれる政治家を望む声が強まっている。ロワイヤル氏の新鮮なイメージがその声に合致するのだ。

 ◇エレガントに仏復権目指す…「人気先行」の見方も

 人気の源泉は、女性であることとエレガントさ。しつけの厳しい軍人の家庭に生まれ、歴代大統領を輩出した国立行政学院(ENA)に学んだ。故ミッテラン大統領に見いだされ、社会党政権で閣僚入り。教育・保健相当時は暴力アニメやポルノに強硬に反対して保守層からも支持を得た。

 経歴では他の有力政治家と大きな違いはないが、醸し出されるエレガントさが仏政界に新風を吹き込んでいる。デザイナーズブランドの鮮やかなスーツに身を包み、網タイツにひざまでのロングブーツ。カメラに笑顔を振りまく姿は閣僚級政治家というより人気キャスターに近い。

 フランス女性の社会進出は目覚ましい。だが、給与や昇進に歴然と格差のある男性優位社会でもある。国会議員の女性比率は約13%と欧州最低水準だ。ロワイヤル氏が初めて出馬をほのめかした昨秋、身内の左派陣営からは直ちに「子供の面倒は誰が見るのだ」(ファビウス元首相)、「大統領選は美人コンテストじゃない」(ラング元文化相)と批判が飛んだ。

 一方、意外な援軍も現れた。敵対するはずのシラク大統領のバーナデット夫人(72)である。「女性の時が来た。容姿が良く、現代的な要素を備え、十分勝てる候補だ。女性が命じる場面が一層増え男性には厳しい時代になるだろうが、それが流れだ」。そんな言葉でロワイヤル氏への期待を表明したのだ。

 ENAの同級生だったオランド社会党第1書記と未婚のまま30年来同居し、4人の子をもうけた。ロワイヤル氏は未入籍の理由を「『夫婦2人が国会議員となることを認めない』規定を避けるため」としている。

 オランド氏自身も大統領選出馬の野心を持っていた。しかし、妻の人気急上昇の影で公言できぬまま、支え役に徹する覚悟を固めたようだ。

 称賛と期待の声が強いロワイヤル氏だが、死角はないのか。パリ政治学院のデュアメル教授は「今の彼女は猛然と突っ走る機関車のようだ。素晴らしく見えるが、後ろに客車がいない『メディア候補』だ」と手厳しい。

 95年大統領選挙の左派候補選出では当時、欧州委員会委員長だったドロール氏が世論調査で独走していたが、最終的にはジョスパン元第1書記が候補となった。誰が候補になるか、11月の社会党大会まで予断を許さない。

毎日新聞 2006年4月28日 12時45分 (最終更新時間 4月28日 12時50分)

225片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/01(月) 23:28:03
イタリア首相:週明けにも辞表提出 ようやく敗北認知へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060501k0000m030051000c.html

 【ローマ海保真人】イタリアのベルルスコーニ首相は29日、週明けにもチャンピ大統領に辞表を提出する意向を示した。首相はこれまで総選挙(4月9、10日投票)での敗北を認めていなかった。首相の正式辞任により、ようやくプロディ元首相による新政権発足の環境が整う。

 イタリア国会は29日、上院でマリーニ新議長(マルゲリータ所属)、下院でベルティノッティ新議長(再建共産党党首)をそれぞれ選出した。いずれもプロディ元首相が率いる中道左派勢力の一員。これを受けてベルルスコーニ首相は記者団に「5月2日の閣議終了後、大統領と会う」と明言した。その場で辞表を提出する見通しだ。

 新議長選では首相の中道右派勢力が上院で別の候補を立てて食い下がったが届かず、首相は引導を渡された形となった。ただ伊AGI通信によると、首相は29日も「敗北宣言」を拒否。「50・2%(上院選)の得票を得た私の責務は大きい。数年間の休暇を取れれば素晴らしいだろうが、それは国民を裏切ることになる」と語り、今後も野党のリーダーとして戦う決意を示した。

 さらに5月10〜12日に予定される国会での新大統領選出へ向け、中道右派勢力独自の候補者を立て、中道左派に対抗する方針を明らかにした。

毎日新聞 2006年4月30日 19時58分

226片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/05(金) 19:08:19
国政選挙は次期首相の下でやるから関係ないにしても、ブレア自身は苦しくなりそう。

与党労働党に厳しい結果 英地方選、首相に打撃
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060505-00000049-kyodo-int

 【ロンドン5日共同】4日実施された英南部イングランドの地方議会選挙は5日、開票が続き、スカイニューズ・テレビによると与党労働党が200議席以上を失い、ブレア政権にとって厳しい結果となる可能性が強まった。任期を今期限りと明言する首相の一層の求心力低下は避けられないとみられている。
 閣僚のフーン下院院内総務はBBCテレビで、首相が5日にも内閣改造に踏み切ると指摘。秘書との不倫を認めたプレスコット副首相の去就などが注目されている。
 地方選はロンドン市の32区議会など176地方議会の約4300議席が改選対象。野党第1党の保守党は議席を伸ばすのが確実な情勢で、就任後初の主要選挙となったキャメロン党首にとっては好調な滑り出しとなった。
(共同通信) - 5月5日15時7分更新

227片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/05(金) 19:12:03
>>223
南米には反米の潮流があるらしい。

ウマラ、ガルシア両氏の決選投票に…ペルー大統領選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060504-00000412-yom-int

 【サントドミンゴ(ドミニカ共和国)=中島慎一郎】6月4日に予定されるペルー大統領選決選投票は、左派「ペルーのための連合」のオジャンタ・ウマラ候補(43)と中道左派アプラ党のアラン・ガルシア元大統領(56)との間で争われることが3日、決まった。

 このため、“左傾化”の進む中南米でまた「左の政権」が誕生することが確実となった。

 中央選管が同日発表した、開票率99・98%の集計結果で、ウマラ候補は30・62%、ガルシア候補は24・3%をそれぞれ得票。2位を争っていた中道右派、国民統合のルルデス・フロレス代表(46)は23・8%と伸びず、敗北を認めた。

 ウマラ候補はフジモリ政権時代に反乱を率いた元陸軍中佐で、民族主義者でもある。対米自由貿易協定(FTA)の見直しや鉱物資源開発への多国籍企業参画の見直しなどを公約に掲げる。「(自分は)反米主義者ではない」と主張しつつ、「反米・左派」のベネズエラのチャベス大統領やボリビアのモラレス大統領と親密な関係を築いている。
(読売新聞) - 5月4日19時13分更新

228片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/05(金) 19:18:42
直接選挙だし中華人民共和国とは違うけども、それにしてもなぁ。
歴史の新しさを感じる。

シンガポール、6日総選挙 与党、圧勝へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060504-00000109-kyodo-int

 【シンガポール4日共同】シンガポール議会(1院制、定数84)総選挙は6日、投票される。2004年8月のリー・シェンロン首相就任後初の総選挙。与党、人民行動党(PAP)は01年11月の前回選挙で獲得した82を上回る議席確保を目指す。
 1965年の独立以来、PAPの強力な1党支配が続いており、低失業率と高成長を実績として掲げる与党が今回も優勢。1党支配打破を掲げる野党は、告示日に定数の半分を超す候補者を立て、投票日前に敗北が決まる「不戦敗」を18年ぶりに阻止した。しかし、与党の攻勢で苦戦しており、解散前の2議席の死守が課題となりそうだ。
(共同通信) - 5月4日19時17分更新

229片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/07(日) 07:34:57
極右ってのはだいたい移民と関係してるっぽい。

極右政党が躍進、英統一地方選
2006年05月07日06時55分
http://www.asahi.com/international/update/0507/004.html?ref=rss

 4日投開票された英国統一地方選で、移民排斥を訴える極右政党・英国国民党が改選前の20議席から45議席以上を確実にし、躍進した。白人労働者が多いロンドン東部のバーキング・ダゲナム区議会では、擁立した13人の大半が当選、全国で初めて第2党となった。主要3政党は、大都市圏での極右勢力の伸長に警戒を強めている。

 国民党のニック・グリフィン党首は5日、選挙結果について「英国を変質させる政治エリートへの反乱だ」と述べた。

 同党は今回の選挙で350人以上を擁立。最も力を入れたバーキング・ダゲナム選挙区では、労働党による移民を優遇する住宅政策に反発する同党の支持者が国民党に流れたとみられている。ロンドン郊外の選挙区では中道右派政党への脱皮を図る保守党のキャメロン新党首の路線への批判票を集めたとされる。

 国民党は国会と欧州議会では議席を持っていない。だが、地方議会での勢力拡大を警戒し、投票日の前日には、労働党のリビングストン・ロンドン市長が、04年市長選を争った保守党、自由民主党の元候補者とバーキング・ダゲナム選挙区に入り、国民党に投票しないよう訴えた。

 グリフィン党首らは現在、イングランド北部リーズの裁判所で人種差別を扇動した罪で公判中。

230片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/07(日) 17:49:31
予想以上の大敗北。

英統一地方選は与党が大敗、ブレア首相の退陣要求強まる可能性
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060507-00000313-reu-int

 [ロンドン 6日 ロイター] 4日に実施された英イングランドの統一地方選挙で、ブレア首相率いる労働党が惨敗した。ブレア首相は、同選挙で労働党の敗色が濃くなったことを受け、速やかに内閣改造に着手していたが、党内からの同首相への退陣要求がさらに強まりそうだ。
 労働党は319議席を失った。一方、保守党は1992年以来最高数となる316議席を獲得。アナリストらは200議席以上を失うようだと労働党にとって敗北と予想していた。
 首相後任候補のブラウン財務相は、統一選挙の大敗を受けて、党の改革が早急に必要、とあらためて表明した。
 同財務相はGMTVに対し「警告は発せられた。それは無視できないシグナルで、やらなければならないことを早急に実行する必要が示された。我々は今後直面する問題に対処するため改革を実施しなければならない」と述べた。
 ブラウン財務相は、今週末にもブレア首相と党の改革について協議するもよう。
(ロイター) - 5月7日17時29分更新

231片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/07(日) 22:37:52
英地方選 労働党が大敗 内閣改造、ブレア政権延命図るが…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060507-00000005-san-int
“ブラウン待望論”勢い
 【ロンドン=蔭山実】英南部イングランドの百七十六自治体で四日に実施された地方選挙で、与党・労働党が二〇〇四年に続く大敗を喫した。ブレア政権は、初の女性外相起用など大幅な内閣改造で政権の延命を図ろうとしているが、党の危機を訴える声は大きく、党内では早期にブラウン財務相を後継首相に推す圧力がさらに強まりそうだ。
 労働党の得票率は26%で、最大野党の保守党(40%)はおろか、第三党の自由民主党(27%)にも及ばなかった。労働党は計三百十九議席を失い、多数を占める地方議会を四十七から二十九に減らした。労働党が強いロンドンでも保守党との形勢が逆転。労働党は〇四年に実施された別の百六十六自治体の地方選でも大敗しており、全国的な勢力後退は否めない。
 党の危機に、ブレア首相は当初の予定を繰り上げ、大幅な内閣改造に打って出た。外国人犯罪者の釈放問題で去就が注目されたクラーク内相を更迭し、後任にリード国防相を起用。ストロー外相を下院院内総務に任命し、代わりに環境・食糧・農村相だったマーガレット・ベケット氏(63)を英政権で初の女性外相に抜擢(ばつてき)するなど、二十二の閣僚ポストのうち十三人を入れ替えた。
 ベケット新外相の周辺は、党内での存在感や実績から外相抜擢も不思議ではないと受け止めている。しかし、最近の醜聞や党への批判とは無縁のストロー氏に代えてあえて起用したあたりに、政権に新味を出し、地方選の大敗から目先をそらしたいというブレア首相の意向が見え隠れする。
 五日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は、今回の内閣改造には、ブレア氏が首相にとどまることをアピールするために機先を制する思惑があると指摘した。
 ただ、党内では退陣時期を明確にするよう首相に求める声も強まっており、新閣僚の布陣は、後継首相が確実視されるブラウン財務相を支持する勢力に配慮しているとの指摘もある。同紙は、首相自身はすでに辞任時期を見定めたとの観測も出ていると伝えた。ブラウン財務相はBBCラジオで、今回の大敗を「政権への警告」と語り、「党の刷新が必要だ」と訴えた。
     ◇
 ■初の女性外相、手堅い手腕
 英国史上初の女性外相に起用されたマーガレット・ベケット氏は、ライス米国務長官とともに、イランの核開発阻止やイラク安定化など緊急の課題で、国際社会のかじ取りを担うことになる。
 ベケット氏は一九七四年に下院議員に初当選し、党内でも屈指の左派として知られた。しかし、八〇−九〇年代の党改革に賛同し、中道寄りに政治姿勢を変えて頭角を現した。
 スミス前党首時代の九二年、党史上初の女性副党首に就任。スミス氏急死に伴う九四年の党首選ではブレア氏と争う気概をみせた。
 しかし、労働党が政権を奪取した九七年から一年間、貿易産業相を務めた後、下院院内総務として下院改革に尽力。二〇〇一年からは環境・食糧・農村相として気候変動対策を推進し、産業界に温室効果ガス削減目標を設定する先進的な政策をまとめるなど、党重鎮としてブレア政権を支えてきた。
 大学では冶金(やきん)学を学び、党活動は産業政策の研究者としてスタートした学究肌。下院院内総務に議会対策でみせた手堅い手腕は、与野党を問わず高く評価された。(ロンドン 蔭山実)
(産経新聞) - 5月7日3時9分更新

232片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/07(日) 22:39:43
>>228
言論の自由規制への不満がたまるかどうか。

シンガポール総選挙 経済至上どう判断 野党の獲得議席数焦点
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060507-00000008-san-int

 【シンガポール=藤本欣也】与党・人民行動党(PAP)の事実上の一党支配体制が続くシンガポールで六日、総選挙が行われ、中間開票結果ではPAPが過半数を獲得した。ただ、当初から与党が議席のほとんどを獲得することは予想されており、アジア各国で民主化運動が相次ぐ中、これまで言論や集会の自由を規制してでも経済発展至上主義を貫いてきた“シンガポール型民主主義体制”を若い世代がどう判断するのか、野党(解散前二議席)の獲得議席数が焦点となっている。
 七日午前零時(日本時間同一時)過ぎの開票結果では、PAPの議席数は五十四、野党の議席数は二。最終結果は同日未明に判明する。
 同国議会は一院制で定数八四。すでに四月二十七日の公示日にPAPの三十七人が無投票当選を決めており、この日は残り四十七議席をめぐり投票が行われた。有権者は約百二十二万人。
 今回の選挙は、建国の父、リー・クアンユー顧問相(元首相)の長男で現首相のリー・シェンロン氏にとって、二〇〇四年八月の首相就任以来初めての選挙となった。
 〇一年の前回選挙ではPAPが八十二議席を獲得している。
 一九六五年の独立以来、政権の座にあるPAPは、言論や集会の自由を規制することで政治・社会の安定を実現、それを背景に経済成長路線を進めてきた。
 選挙戦では、PAP書記長のリー首相が、東南アジア随一の経済発展をもたらした同党の成果を強調し、「野党議員が増えればその対応に追われ、シンガポールの政策を検討する時間がなくなる」などと訴えた。
 一方、労働者党など野党三党は「野党のチェックが及ばない一党支配を許していてはならない」(労働者党)などと政治の自由拡大を主張した。今回は野党の集会に参加した国民がこれまでになく多く、独立後に生まれた若い世代が有権者の四割を占めている。
(産経新聞) - 5月7日3時9分更新

233片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/17(水) 10:12:59
韓国与党、地方選で劣勢 大統領候補選出に影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060516-00000195-kyodo-int

 【ソウル16日共同】16日の立候補の受け付け開始で事実上の選挙戦に突入した韓国の統一地方選挙は、与党ウリ党にとって極めて厳しい情勢だ。同選挙は、来年の次期大統領選挙の前哨戦とされ、各党の大統領候補の決定にも大きな影響を与えることになる。
 今回の焦点は、7大都市の市長選と9つの道知事選。これまでの世論調査によると、野党ハンナラ党がソウル市、京畿道など首都圏を含め11カ所で優勢を保ち、圧勝の勢いだ。
 ウリ党の優勢な地域は大田市、全羅北道の2カ所にすぎない。光州市、全羅南道は、同地域を地盤とする野党の民主党、済州道は無所属候補がリードしている。
 ウリ党は首都圏での形勢逆転が地方選挙を勝利に導く鍵と見て、ソウル市の康錦実、京畿道の陳大済の両候補を集中的に支援する方針。
(共同通信) - 5月16日19時27分更新

234片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/17(水) 10:31:30
やり直し選の日程、不適法 タイ選管に辞職再勧告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060516-00000235-kyodo-int

 【バンコク16日共同】タイ最高裁、憲法裁、行政裁の3長官は16日、選挙管理委員会が決めたやり直し総選挙の日程について「決定要件を満たしていない」として不適法との見解を示すとともに、選管委員の辞職をあらためて勧告した。
 選管は15日、投票日を10月22日とする案を政府に諮ることを決めたが、会議には現委員4人のうち3人しか出席していなかった。選挙法は「決定事項には5委員中4人の賛成が必要」と規定しており、裁判所側は「委員が4人しかいない場合は全員の賛成が必要」と判断した。
 3長官はまた、違憲状態で選挙を実施した選管の責任を指摘。「職にとどまる理由が理解できない」と述べ、辞職を再度勧告した。
(共同通信) - 5月16日20時52分更新

235片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/19(金) 00:41:36
タイやり直し選 宙に浮く 最高裁「日程、違法で無効」 選管委員長が辞意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060518-00000023-nnp-int

 【バンコク17日永田健】総選挙のやり直しを決めたタイで、やり直し選挙の日程をめぐる混乱が続いている。中央選管が内定した投票日程を、最高裁などが「手続きが違法で無効」と判断したためだ。混乱の責任を取り、選管のワサナ委員長が17日、辞意を表明した。

 タイの中央選管は15日、与党のタイ愛国党などを交えた会議を開き、やり直し総選挙を10月22日に実施することを内定した。

 しかし16日、タイの最高裁、憲法裁、行政裁が合同会議を開き、15日の選管会議は定数5人(現在は死亡欠員により4人)のうち3人しか会議に出席しておらず、決定に必要な出席数(4人)を満たしていなかったとして、決定は無効と判断。選管委員全員に「選挙運営の権限なし」として辞任を求めた。

 現選管は「与党寄り」との批判が強く、政局混乱の一因にもなっていた。批判を受け、選管のワサナ委員長は17日「辞任の用意がある」と表明。すでに他の委員1人が辞任表明しており、選管は事実上の機能不全状態となった。今後新たな選管委員が選考されるが、それまでやり直し選の日程も宙に浮いたままとなりそうだ。
 =2006/05/18付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 5月18日10時1分更新

236片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/22(月) 00:17:25
ハンナラ党、さらに優勢か 朴代表襲撃、統一選へ影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060521-00000103-kyodo-int

 【ソウル21日共同】韓国の最大野党ハンナラ党の朴槿恵代表が20日の遊説中に襲撃され重傷を負った事件が、今月末の統一地方選挙に影響を与えるのは必至だ。韓国マスコミは21日、優勢が伝えられる同党がさらに支持を広げるのではないかとの見方を伝えた。
 韓国政界は事件に大きな衝撃を受けており、盧武鉉大統領も「選挙の過程でテロや暴力はいかなる場合も許されない」と強調、真相究明を指示した。
 朴代表に切りつけた容疑者とともに現場で選挙運動妨害の疑いで拘束されたもう1人の容疑者は与党ウリ党の党員と判明し、同党は21日、除名の方針を決定。幹部による同日の遊説日程も取り消した。
 韓国マスコミによると、今回の選挙で焦点の7大都市と9つの道の16首長選のうち、ハンナラ党はソウル市など首都圏を含め11カ所で優勢。
(共同通信) - 5月21日18時17分更新

237片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/24(水) 00:37:34
こういう傾向があるのって万国共通なのかな?
韓国は特に強そうだが。

<韓国>統一地方選、与党が苦境
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000133-mai-int

 【ソウル堀山明子】今月31日に投開票される韓国の統一地方選挙で、遊説中に顔を切りつけられた第1野党、ハンナラ党の朴槿恵(パククンヘ)代表への同情論から、同党への追い風が強まっている。与党の開かれたウリ党選対からは「一発逆転はもう不可能」との悲観論まで出始め、ウリ党幹部は運動員の引き締めに懸命だ。
 病院側発表によると、20日に襲撃された朴代表は、60針縫ったため会話や食事が困難な状況で、投票日直前の27日前後までは入院が必要という。
 捜査当局によると、朴代表を襲って現行犯逮捕された男(50)は、昨年12月にも今回と同じソウル市新村の現代百貨店前でハンナラ党集会に乱入したことがあり、背後に金を提供して依頼した「第三の人物」がいる可能性もあるとみて追及している。司法当局は23日、殺人未遂容疑などで正式に男の逮捕状を発布した。
 一方、朴代表が襲われた時、壇上で暴れて一緒に連行された男性(54)は、04年にウリ党籍を持っていたことが確認された。ただ「事件前に(加害の男と)会ったことがない」と共謀は否定している。
 今回選挙の焦点となる16市長・知事選では、事件前からハンナラ党の優勢が指摘されていた。ウリ党の優勢は韓国中部の大田市長選と全羅北道知事の2ポストだけで、ハンナラ党がソウル市長を含め11ポストを獲得する勢いだった。
 20日の事件後、各選挙区でハンナラ党がリードを広げている。23日の「東亜日報」報道によると、ソウル市長選のハンナラ党候補への支持率は14・4ポイント増え、32・4ポイント差になった。一方、大田市長のウリ党候補への支持率は25・1ポイント差から12・8ポイント差に縮まり、逆転の可能性も出始めた。
 苦境の中でウリ党は、朴代表への同情論を刺激しないよう襲撃の翌21日は選挙運動を自粛した。ところが同日、市民団体「盧武鉉(ノムヒョン)を愛する人たちの集い(ノサモ)」の女性代表が、ホームページ上に、朴代表が60針縫った手術について「(ついでに)整形もやったようだ」と記載。与党支持者からも大きな反発を招き、与党離れを一層加速させる結果になった。
(毎日新聞) - 5月23日23時5分更新

238片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/24(水) 00:41:06
55%ってジャストだったんだなあ。

<モンテネグロ>国民投票、独立賛成55.5%を達成
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000100-mai-int

 【ワルシャワ会川晴之】連合国家を形成するセルビアからの独立の是非を問う国民投票を21日に実施したモンテネグロの選挙管理委員会は23日午前(日本時間同日夕)、最終結果を発表した。賛成が55.5%と独立承認に必要な「55%以上の賛成」をかろうじて達成した。選挙を監視した全欧安保協力機構(OSCE)や欧州連合(EU)は、選挙が民主的に実施されたとして「選挙結果を尊重する」(ソラナEU共通外交・安保上級代表)考えを示しており、近く独立が承認される見通しだ。
 選挙管理委員会のリプカ委員長が発表した最終結果によると、賛成が55.5%、反対が44.5%だった。独立反対派は票の再集計や選挙人名簿の再確認などを求めているが、同委員長は「正式な要請は受けていない」と述べた。
 モンテネグロの独立決定により、六つの共和国で構成した旧ユーゴスラビアは完全に解体する。欧州での独立国誕生は、91〜92年に相次いで旧ユーゴから独立したスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア以来となる。
 ロイター通信によると、セルビア共和国のタディッチ大統領は23日、投票結果を「受け入れる」と表明。最大野党で極右民族主義政党であるセルビア急進党のニコリッチ代表代行も「モンテネグロ在住のセルビア系住民にとっては悲しい選択だ」としながらも、結果については「尊重する」との考えを示した。
(毎日新聞) - 5月23日23時48分更新

2000票差で独立派勝利 モンテネグロ暫定最終結果
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000248-kyodo-int

 【ポドゴリツァ(モンテネグロ)23日共同】セルビア・モンテネグロのモンテネグロ共和国で21日に行われた独立を問う住民投票で、投票管理委員会のリプカ委員長は23日、記者会見し、独立賛成票が有効投票総数の55・5%を獲得、独立派が勝利したとの暫定最終集計結果を発表した。独立条件の55%をわずかに約2000票上回る結果だった。
 ロイター通信によると、セルビア共和国のタディッチ大統領は同日、投票結果を「受け入れる」と表明した。
 今後3日以内に異議申し立てなどがなければ、投票管理委の最終結果として確定する。
 ただ、独立反対派は投開票に不正があった疑いがあるとして集計作業のやり直しを求める声明を出しており、異議申し立てなどを行うことも予想される。
(共同通信) - 5月23日23時35分更新

239片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/24(水) 00:42:21
愚だ愚だ。

タクシン首相が職務復帰 1カ月半ぶり、野党は静観
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000175-kyodo-int

 【バンコク23日共同】一時休養を宣言していたタイのタクシン首相は23日、閣議を主宰、約1カ月半ぶりに職務に復帰した。野党や市民団体は「タクシン首相復権」に警戒感を抱いているものの、6月の国王在位60周年式典を控えて当面は静観の構えだ。
 首相は20日、「経済、治安など解決すべき課題は多い」として職務復帰を表明。直後の世論調査では、バンコク近郊の住民の56%がタクシン氏の復帰に反対した。
 しかし北部や東北部の農村地帯では復帰を歓迎する声も多く、タクシン氏の去就をめぐり依然、世論は割れている。
 この日の閣議では、タクシン政権が目玉のひとつとしている大規模なインフラ整備計画について協議。首相は閣議に先立ち「全面的に職務復帰し、今後はすべての閣議を主宰する」と語った。
(共同通信) - 5月23日19時11分更新

240片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/24(水) 00:46:27
支持率急降下に泣くウリ党、ハンナラ党の半分に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000024-yonh-int

【ソウル23日聯合】与党・開かれたウリ党が23日、ハンナラ党の朴槿恵(パク・クネ)代表が襲撃された後の世論調査の結果に言葉を失った。
 コリアリサーチセンターが、20日から2日間にわたり調査した結果によると、ハンナラ党の支持率は41.5%、ウリ党は19.5%と大きな差が表れた。ほかの機関の世論調査でも同様の結果になった。

 ウリ党は、朴代表の襲撃事件がマイナス要因になると予想してはいたものの、これほどまでに影響を受けるとは想像していなかったようだ。党関係者は「ウリ党の支持率がハンナラ党の支持率の半分にすぎない状況ではなにも期待できない」とし、選挙戦終盤で支持層を結集したとしても大きな効果はないだろうとあきらめムードのようだ。

 康錦実(カン・グムシル)ソウル市長候補側の関係者も「朴代表の襲撃事件により、候補者に対する正当な評価が得られない雰囲気が今後も続くだろう」とため息をついている。世論調査機関の韓国ギャラップの調査結果では、康候補の支持率は24.9%にとどまり、ハンナラ党の呉世勲(オ・セフン)候補の51.8%の半分以下と苦戦している。

 ただ、ウリ党執行部は最後まで最善を尽くす姿勢を崩していない。鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長は、ハンナラ党が地方権力を独占するのは国にとって悪影響だと強調するとともに、国民の支持を呼びかける方針だ。また廉東淵(ヨム・ドンヨン)事務総長も、国民に機会を与えられれば新たな気持ちでスタートしたいとの考えを示している。
(YONHAP NEWS) - 5月23日14時30分更新

241片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/24(水) 00:47:27
朴槿恵代表襲撃事件でハンナラ党の支持率が上昇
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060523-00000022-yonh-int

【ソウル23日聯合】遊説中だった野党ハンナラ党の朴槿惠(パク・クネ)代表が刃物を持った男に襲われた事件が、中盤に差し掛かっている統一地方選挙戦の支持率に大きな影響を及ぼしている。
 世論調査会社のメディアリサーチが、激戦区の済州と大田でそれぞれ成人男女500人を対象に行った調査によると、済州道知事候補の支持率では、事件発生前はハンナラ党の玄明官(ヒョン・ミョングァン)候補が30.5%で無所属の金泰換(キム・テファン)候補の36.0%より5.5ポイント低かったが、事件後に玄候補が32.4%、金候補が30.8%と逆転した。大田市長選でも、トップだった与党・開かれたウリ党の廉弘チョル(ヨム・ホンチョル)候補とハンナラ党の朴城孝(パク・ソンヒョ)候補の格差が、事件前の22.2ポイントから事件後には16.9ポイントまで縮めている。

 同じく世論調査会社のザ・ピープルが、18日から21日まで全国230の市・郡・区別の成人男女800人を対象に行った調査では、ハンナラ党の支持率が56.6%となり、16日に行った調査の51.8%より4.8ポイント上昇した。ウリ党の支持率は22.6%から18.9%と3.7ポイント下落した。

 首都圏の場合、66の市・郡・区のうちハンナラ党が2位と10ポイント以上の差をつけてトップに立つ選挙区は61か所に達し、ソウルでは全区でハンナラ党が優勢だった。これに対し、ウリ党は全国230か所のうち10ポイント以上の差をつけ1位になっているのは9か所だけだった。
(YONHAP NEWS) - 5月23日13時54分更新

242片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/28(日) 00:12:18
韓国という国、よく知らないが、こういう話に弱いんじゃないか?

朴代表 襲撃で“同情票” 次期大統領候補好感度調査 ライバル抜き初めて首位に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060527-00000010-nnp-int

 【ソウル26日原田正隆】韓国の最大野党ハンナラ党の朴槿恵(パククンヘ)代表に対する襲撃事件が、31日投開票の統一地方選での同党支持率を大幅アップさせているばかりか、朴代表に対する人気も押し上げている。事件直後に行われた次期大統領候補に関する世論調査で朴代表は軒並み支持率トップに躍り出た。

 MBCテレビが事件当日の20日から3日間、世論調査専門機関・コリアリサーチセンター(KRC)に依頼して実施した次期大統領候補好感度調査。朴代表は21.5%の支持を得て、高建(コゴン)元首相(21.1%)と李明博(イミョンバク)ソウル市長(18.1%)を抜いて初めてトップに立った。

 ケーブルテレビのCBSが22、23の両日に実施した世論調査でも、朴代表の支持率は27.2%で、李市長(21.9%)と高元首相(17.7%)を抑えた。事件直前の調査では、高元首相が24.9%でトップ。朴代表は23.9%で2位、3位の李市長は19.5%だった。

 故朴正熙(パクチョンヒ)元大統領の長女として知名度の高い朴代表は今月に入って、来年末に行われる大統領選への出馬に意欲を示し、ハンナラ党代表職を退く考えを表明していた。

 事件では右顔面に60針を縫う重傷を負った。退院は早くても今月末、自由に話ができるまでには1―2カ月かかるとされ、地方選での遊説は事実上困難だ。しかし、もともと優勢だった選挙戦は事件での同情論が集まってさらに追い風が吹いており、与党ウリ党の支持率19.5%に対し、ハンナラ党は41.5%(KRC調査)など各世論調査で圧倒している。
=2006/05/27付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 5月27日10時1分更新

243片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/02(金) 11:11:29
ソウル市長40代弁護士 与党候補に2倍の票差 釜山も野党側再選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060602-00000006-nnp-int

 【ソウル1日原田正隆】韓国統一地方選で「40歳代・法曹対決」として注目されたソウル市長選は、弁護士で元国会議員の呉世勲(オセフン)氏(45)=ハンナラ党=が、女性で元法相の康錦実(カングムシル)氏(49)=ウリ党=を2倍以上の票差で破り当選した。

 環境保護運動に取り組む呉氏は、テレビ出演が多く、清新でスマートなイメージから市民の人気も抜群。独身女性を対象にした「結婚したい男性」アンケートでトップに選ばれたこともある。2年前にはハンナラ党内の改革や世代交代を唱えながら突然、政界を引退したが、「首都の顔」として再登場した。

 今回選挙では、地域間格差解消、賃貸住宅10万戸供給などの公約が受け入れられたが、「イメージ先行」との批判もついて回った。市長としての行政能力は未知数だ。

 韓国第2の都市・釜山市の市長選は、ハンナラ党の許南植(ホナムシク)氏(57)が再選を果たした。釜山は同党の牙城。盧武鉉政権の経済政策に対する批判票を吸収、圧勝した。許氏は選挙前、2020年に向けて都市計画の青写真を描いた「釜山発展ビジョン」を発表。ビジョンに盛り込んだ釜山港再開発による観光振興や海洋産業の集積などに取り組む方針だ。地域経済の立て直しが最大の課題となる。

 =2006/06/02付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 6月2日10時1分更新

244片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/02(金) 11:12:23
韓国地方選 ウリ党惨敗 大統領、求心力低下へ 与党離脱の一部観測も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060602-00000000-nnp-int

 【ソウル1日原田正隆】韓国の与党ウリ党の鄭東泳(チョンドンヨン)議長(党首)は1日、5月31日の統一地方選で惨敗した責任を取って辞任した。後任議長については5日に協議する予定だが、前保健福祉相の金槿泰(キムグンテ)同党最高委員が有力視されている。同党の有力な次期大統領候補と位置付けられていた鄭氏の失脚で、来年12月の大統領選をにらんだ党内の主導権争いが活発化、野党の民主党との合併など政界再編につながる可能性がある。

 一方、与党の「史上最悪の惨敗」(有力紙・朝鮮日報)によって、盧武鉉政権の求心力低下は避けられない。同紙は1日、「住宅価格の高騰や税金の引き上げ、景気低迷に国民はうんざりしていた」と批判し、「政権の無能と失政に対し、国民が離れていった」とする専門家の選挙結果分析を掲載した。

 MBCテレビの有権者調査では、ウリ党惨敗の原因について「盧政権の国政運営」との回答が50%に達し、「ウリ党の役割不在」の33%を大きく上回った。

 これに対し青瓦台(大統領官邸)筋は1日、レームダック(死に体)化の進行を回避するために「盧大統領がウリ党を離党する考え」と言及。今回選挙で圧勝した野党ハンナラ党が今後の政局で主導権を握るのは確実なことから、盧大統領はウリ党離党によって中立性を確保、選挙で批判された政策課題の推進が可能な環境を整えて挽回(ばんかい)を図るという。盧大統領自身も同日、選挙結果について「民心の流れだと受け止める」と甘受する意向を示しながらも、既存政策の継続を強調した。

 =2006/06/02付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 6月2日10時1分更新

245片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/02(金) 11:14:00
フジモリ派、「ウマラ氏支持せず」=ペルー大統領選決選投票
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060601-00000225-jij-int

 【カラカス1日時事】ペルーで6月4日に左派民族主義者オリャンタ・ウマラ元陸軍中佐と中道左派アラン・ガルシア元大統領の間で争われる大統領選決選投票について、フジモリ派の政党連合「未来連合」代表のマルタ・チャベス元国会議長は1日までに、時事通信に対し、同派は自主投票とする方針だが、「ウマラ氏を支持するわけにはいかない」として、同派がガルシア氏支持に回ることを示唆した。
 決選投票に関する最新の世論調査では、ガルシア氏が支持率44%でリード。ウマラ氏支持は36%、白票その他が20%となっている。
 チャベス代表は、議会第4党に躍進する見込みのフジモリ派として決選投票対策は検討していないと述べた上で、「フジモリ派は自由に投票できる」と強調。一方で「(フジモリ政権末期にクーデター未遂事件を起こした)ウマラ氏は以前、フジモリ氏を犯罪者扱いした。そういう人を支持するわけにはいかない」と批判した。
 ガルシア氏については「大統領時代に(経済政策の失敗とテロ横行で)国を壊滅させたが、今回は自分が変わったと主張し、国民からも期待がある」と述べた。 
(時事通信) - 6月2日7時1分更新

246片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/02(金) 11:16:10
ウリ党首が引責辞任 ハンナラ党 主要12カ所制す 韓国地方選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060601-00000043-nnp-int

 【ソウル1日原田正隆】31日投開票の韓国統一地方選で惨敗した与党ウリ党の鄭東泳(チョンドンヨン)議長(党首)は1日、党最高委員会終了後に記者会見し、引責辞任することを表明した。鄭議長は「地方選で表れた国民の叱責(しっせき)を重く、謙虚に受け止める」と述べた。鄭氏は今年2月、党勢衰退を続けるウリ党を立て直すため統一相から議長に復帰し、今回選挙で巻き返しを図ったが、在職100日余りで退くことになる。

 また、青瓦台(大統領官邸)スポークスマンによると、今回選挙で国民から政権運営に対する厳しい審判を下された盧武鉉大統領は1日、「(選挙結果は)民心の流れだと受け止める」とした上で「政策課題について、忠実に、最善を尽くして推進していく」と述べた。

 統一地方選の開票作業は1日未明まで続き、大接戦となった大田市長選で最大野党ハンナラ党候補が、済州道知事選で無所属候補がそれぞれ当選。この結果、ハンナラ党は焦点となった七大都市の市長と九道知事の計十六首長選のうち、ソウル市など12カ所を制した。与党ウリ党は全羅北道知事選を制しただけで、全羅南道と光州市の2カ所で勝利した少数野党・民主党にも及ばない惨敗となった。

 これ以外の全国230の市、郡、区の首長選でもハンナラ党が155カ所を押さえ、有権者の48%が居住する首都圏では独占した。

=2006/06/01付 西日本新聞夕刊=
(西日本新聞) - 6月1日17時7分更新

247片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/03(土) 22:52:56
中道左派の元職優位 4日ペルー大統領選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060603-00000099-kyodo-int

 【リマ3日共同】ペルー大統領選の決選投票が4日、行われる。中道左派の伝統政党、アメリカ革命人民同盟を率いるアラン・ガルシア元大統領が優位で、左派のオジャンタ・ウマラ元陸軍中佐が追う展開。
 4月の第1回投票では、富裕層を敵視し、貧しい人々の強い支持を受けて昨年末から急浮上してきたウマラ氏が首位。しかし決選に向けた世論調査では、急激な政策変更に反対する保守派をガルシア氏が取り込んで逆転した。
 どちらが当選しても、南米で増えている左派系の政権が、現在は親米政権のペルーにも誕生する。
(共同通信) - 6月3日17時15分更新

248片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/07(水) 23:08:51
ガタガタ。

盧大統領責任に言及 地方選惨敗 発言を修正 内閣改造、政策転換は否定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060607-00000004-nnp-int

 【ソウル6日原田正隆】韓国の有力紙・中央日報は6日、統一地方選で与党ウリ党が惨敗した結果に対する「無責任」発言によって非難されている盧武鉉大統領が、5日の青瓦台(大統領官邸)補佐官会議で「大統領に責任なしということでいいのか」と述べ、初めて自らの責任に言及したと報じた。青瓦台幹部は「選挙結果に大統領が包括的責任を負うとの認識を明らかにしたもので、(責任はないとした)発言に対する論争が収まらず、これに始末をつけたいとの意思も込められている」と解説している。

 しかし、一方で大統領は、責任の取り方としての内閣改造や政策転換について「責任政治ではない」「(選挙結果に対する)診断と代案の用意もなしに国政基調を変えることにどんな意味があるのか」とも語っており、新たな批判を招く可能性もある。

 盧大統領は選挙翌日の1日、選挙で批判された政策の継続推進を強調。2日には「選挙での敗北は、私には重要なことではない。1、2回の選挙で国が良くなったり悪くなったりするのは民主主義ではない」と開き直った発言をし、与党内からも批判が噴出している。
=2006/06/07付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 6月7日10時7分更新

249片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/18(日) 21:42:57
仏与野党、大統領選へ党員数競う
2006年06月18日18時33分
http://www.asahi.com/international/update/0618/003.html

 フランスの与野党が、07年大統領選挙の手足となる党員の数を競っている。与党・民衆運動連合(UMP)は2年で倍増させて23万人を突破、野党の社会党もネット登録制による増員で20万人を初めて超えた。社会党の発表を疑うUMPは、党員数の根拠を求める公開質問状を送りつけた。

 社会党は3月からインターネットによる入党運動を展開。6月1日までに20ユーロ(約2900円)を納めて党員になれば、大統領候補を選ぶ11月の投票に参加できるとあって、党員は一気に7万5000人増えて約21万人になった。都市部の若者の増加が目立つといい、オランド第1書記は「大統領選に勝つための切り札になる」と歓迎した。

 これにケチをつけたのがUMPだ。13日に公開した質問状では、05年発行の党費領収書の数と、06年分の党費納入者を新規と前年からの継続に分けて示すよう求めた。また、UMPのように新党員の歓迎会を毎月やってはどうかと提案した。

 UMPによると、06年の党員は前年からの継続が18万2914人、新規が4万9829人の計23万2743人。社会党が1けたまで明示しないのは透明性に疑問がある、との論理だ。党勢拡大をアピールする社会党への挑発とみられる。

 02年、シラク大統領の支持母体として発足したUMPだが、04年に党首になったサルコジ内相を慕う若い世代が大量に入党し、すっかり大統領を目指す同氏の選挙マシンとなった。07年初めの党大会では「党員の意思」で同氏を候補者に指名する段取りだ。

 社会党の党員増やしはサルコジ流の草の根戦略に対抗したもの。にわか党員が増えるほど、世論調査の人気で他を引き離すロワイヤル元環境相に有利とみられる。

250片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/18(日) 21:43:27
スロバキア総選挙、左派野党が第1党に
2006年06月18日18時45分
http://www.asahi.com/international/update/0618/004.html

 スロバキアの国会議員選挙(一院制、定数150)は17日投開票され、野党の左派「スメル」(方向)が第1党となった。しかし、単独で過半数には達しなかった。現在連立与党の中道右派政党などとの連立政権を目指す方針だが、政策の違いから交渉は難航が予想される。第2党となったジュリンダ首相の中道右派、民主キリスト教同盟(SDKU)も連立の維持を狙っており、激しい連立交渉となりそうだ。

 04年の欧州連合(EU)加盟後初の総選挙で、経済社会改革が主な争点だった。SDKUは税率の一本化などで外国の直接投資が急増し、約6%の高い経済成長率を背景に、8年間の改革路線の継続を訴えた。

 これに対してスメルはジュリンダ政権の腐敗を批判。改革で貧富の差が拡大したとして、税率一本化の廃止や社会保障の拡大、イラク駐留部隊の撤退などを主張し、有権者の支持を集めた。

 スメルは連立与党のハンガリー人連合党(SMK)や2月に連立を離脱したキリスト教民主運動(KDH)と連立交渉を進めるとみられるが、両党は税率一本化の維持を求めており、協議は難航しそうだ。また、独裁色が強く米欧が反発したメチアル元首相率いる民主スロバキア運動(HZDS)などとの連立を模索する可能性もある。交渉が不調に終わった場合は、ジュリンダ首相の続投の可能性も出てくる。

 スメルによる連立政権ができた場合は、09年の単一通貨ユーロ導入が遅れると懸念されている。

 中央選管などによると、各党の得票率(予想獲得議席数)は、スメル29.14%(50議席)、SDKU18.35%(31)、民族主義政党の国民党11.73%(20)、SMK11.68%(20)、HZDS8.79%(15)、KDH8.31%(14)。投票率は54.67%だった。

251片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/27(火) 15:50:37
伊憲法改正案を否決 国民投票で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060627-00000057-kyodo-int

 【ローマ27日共同】州の自治権拡大や首相の権限強化などを盛り込んだ、イタリア憲法改正の是非を問う国民投票は26日夜、開票を終え、賛成38・3%、反対61・7%で否決された。
 改正案は、北部イタリアを地盤とする北部同盟が中心となって推進し、前政権の中道右派(野党)は賛成、中道左派(与党)は「地域格差を拡大する」などの理由で反対してきた。
 全国20州のうち、北部2州を除くすべての州で反対票が上回った。投票率は53・7%だった。
 改正案は(1)教育、保健などの分野で立法権を州政府に持たせる(2)下院は外交や国防などに、上院は州関係の政策に、それぞれ機能を特化させる(3)下院解散、閣僚任命などの権限を大統領から首相に移管する−などの内容だった。
(共同通信) - 6月27日9時41分更新

252片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/16(土) 11:15:07
17日にドイツで州議選、極右と極左に勢い
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/060916-085607.html

 【ベルリン16日豊田剛】ドイツの2州で17日、議会選挙が行われる。発足して約1年が経たメルケル首相率いる大連立政権に有権者の審判が下される。
 北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州では左派連立が維持されるかどうかが焦点となる。世論調査では、極右・国家民主党(NPD)が議席獲得に必要な5%を上回る勢い。

 ベルリン市(州に相当)では、社会民主党の第一党維持は確実視されており、連立パートナーに注目が集まる。野党・緑の党が旧東独共産党系の民主社会党と替わって与党入りする可能性もある。極右政党は旧東独2州で議会入りしている。両州の失業率は全国平均を大きく上回り、極右および極左の躍進の進出を許している。
2006/9/16 8:56

253片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/19(火) 15:46:10
スウェーデン総選挙:右派連合勝利、12年ぶり政権交代 「高福祉」見直しへ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060919ddm007030069000c.html

 【ストックホルム山科武司】17日投票のスウェーデン総選挙(定数349)は即日開票され、穏健党を中心とした野党の中道右派4党連合が、ペーション首相率いる社会民主労働党と閣外協力2党(左翼党、緑の党)の与党左派連合を破った。ペーション内閣は18日、総辞職した。この結果、12年ぶりに政権が交代し高福祉・高負担のスウェーデン型福祉国家像の見直しが図られることになった。次期首相には穏健党のラインフェルト党首(41)が就任し、同国史上で最も若い首相となる。

 社会民主労働党の得票率は35・2%と1914年の総選挙以来最も低くなった。ペーション首相は17日夜、「我々は長く政権にいすぎた」と敗北を認めた。来年3月には党首を辞任する意向だ。

 選挙戦は若者を中心とした高失業率や医療問題などが争点だった。

 4党連合は共同でマニフェスト(選挙公約)を提言。低中所得層を対象に総額600億クローナ(約9700億円)の減税と、失業保険の削減を主張すると同時に、教育や保健分野では社民党路線の継承を訴え、国民の支持を集めた。

 来月5日にラインフェルト氏が首相に選任され、新内閣が翌日発足する予定だ。

 議席配分は海外投票分を加えて20日に確定する。18日未明に選挙管理機構が発表した最終議席予測は以下の通り(カッコ内は02年総選挙時の獲得議席)。

 穏健党97(55)▽中央党29(22)▽自由党28(48)▽キリスト教民主党24(33)=以上中道右派連合。社会民主労働党130(144)▽左翼党22(30)▽緑の党19(17)=以上中道左派陣営。投票率80・4%。

毎日新聞 2006年9月19日 東京朝刊

254片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/19(火) 15:46:57
キーパーソン:フレドリック・ラインフェルト氏=スウェーデン次期首相に就任する
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060919ddm007070055000c.html

 ◇柔軟な姿勢「右派のブレア」−−フレドリック・ラインフェルト氏(41)

 26歳で国会議員に初当選。03年に38歳の若さで党首に就任すると前回の総選挙で惨敗した党勢の立て直しに乗り出した。

 企業を重視し規制緩和を主張する「自由主義」一辺倒だった穏健党の政策を改め、ライバルの社民党の政策でも良いものは採用した。合理的で柔軟な政治姿勢は、労働党の政策を保守党寄りに変えたブレア英首相と似通っており、「スウェーデンのブレア」「右派のブレア」とも呼ばれる。

 ともすれば強圧的な言動が批判を浴びた前党首のビルト元首相とは対照的に、柔らかな物腰で周囲に安心感を与える。その半面「エネルギッシュさに欠ける」との評も。周囲に合わせるスタイルを反対政党から「風見鶏」とやゆされることもある。

 選挙は共同のマニフェストで乗り切った中道右派連合だが、北大西洋条約機構(NATO)加盟には4党のうち2党が賛成するなど、足並みがそろわない部分もある。同国史上最も若い首相として強力な指導力を発揮できるか。

 ストックホルム郊外で育ち、少年時代はさまざまな民族が交じったバスケットチームで活躍した。テレビの風刺番組にも入れ込み、自分自身をも笑い飛ばすすべを身に着けた。学生時代にベストコメディアンに選ばれたことも。掃除が趣味で、暇があれば自宅を片付け回っているという。

 妻のフィリッパさんはストックホルム郊外の行政区の首長を務める。3児の父親でもある。【ストックホルム山科武司】

毎日新聞 2006年9月19日 東京朝刊

255片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/02(月) 23:38:09
イ・ミョンバク前市長も大統領候補選に出馬「党を勝利へ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061002-00000005-yonh-kr

【浦項1日聯合】野党ハンナラ党の有力な大統領候補の1人として挙げられるイ・ミョンバク前ソウル市長が1日、「(大統領候補を選出する)党内選挙に参加し、次の大統領選でハンナラ党を勝利に導く」と述べた。

 秋夕(旧盆)を控え10年ぶりに出身地の慶尚北道・浦項を訪れた李前市長は、市内で記者会見を開いた。この席で、同党の朴槿恵(パク・クネ)前代表が党内選挙出馬を正式に宣言したことに関連し、李前市長自身の計画を尋ねられ、このように答えた。ハンナラ党の大統領候補として世論調査でも首位を競う朴前代表と李前市長が相次ぎ正式に出馬表明したことで、今後、党内選挙をめぐる議論も本格化する見通しだ。
(YONHAP NEWS) - 10月2日9時16分更新

256片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/03(火) 08:54:54
ブラジル大統領選:決選投票に…大統領、過半数に届かず
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20061003k0000m030033000c.html

 【サンパウロ庭田学】1日実施されたブラジル大統領選で、再選が確実視されていた与党・労働党のルラ大統領(60)の得票率が過半数に届かず、決選投票(今月29日)に臨むことになった。中道左派でブラジル社会民主党のアルキミン前サンパウロ州知事(53)と大統領の座を争う。

 労働党による連立政権内の他党議員への贈賄など相次ぐ汚職疑惑にもかかわらず、ルラ大統領は「国民は私に無罪を宣告する」と第1回投票での再選に自信を示し、汚職疑惑は選挙に影響しないと強気の発言をしていた。しかし、投票10日前に労働党幹部が野党幹部の汚職疑惑に関する怪文書を約80万ドルで不正に買い取ろうとした新たなスキャンダルが発覚。この資金の出所も不明で、野党はさらに批判を強めた。

 ルラ大統領は「この4年間には過ちもあった」と述べながらも、実績をアピールしてマイナス面を帳消しにしようとした。だが、9月28日の最後の候補者テレビ討論会に参加しないなど、批判をかわそうとしたことも逆効果になった。

毎日新聞 2006年10月2日 19時23分

ブラジル金融市場がトリプル高、大統領選決選投票での対立候補の勝算高まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061003-00000615-reu-bus_all

 [サンパウロ 2日 ロイター] 2日のブラジル金融市場は、株、債券、通貨がそろって上昇するトリプル高で引けた。1日投票の大統領選挙が決戦投票に持ち込まれることになり、現職ルラ大統領にとって最大の対立候補であるブラジル社会民主党(PSDB)のアルキミン前サンパウロ州知事の勝算が高まっていることが背景。
 ブラジル選挙管理当局の発表によると、ルラ大統領の得票率は48.6%、アルキミン候補は41.6%。ルラ大統領は、当選に必要な50%を確保できなかった。
 世論調査でのルラ大統領のリードは、1日の投票が近づくにつれて急激に縮まってはいたが、実際、アルキミン候補は直前の調査結果以上の健闘をみせた。
 エマージング・マーケッツ・マネジメント(米バージニア州)のクレシウス・ピークソト氏は、アルキミン候補について「財政構造は現行維持、為替は若干自国通貨安に誘導する景気拡大策をとるだろう」と予想。決戦投票に持ち込まれたことは、株式市場にとってプラス材料との見方を示した。
 サンパウロ株式市場の主要株価指数ボベスパ指数は1.67%上昇して4週間ぶりの高値水準で終了。通貨レアルは、対ドルで0.6%上昇した。
 債券市場では、新興国債券のなかで最も流動性の高い同国債(2040年償還、利率11%)の利回りが前週末の6.51%から6.43%に低下した。
 産業界エリートに人気のアルキミン候補は、経済活動の活発化を狙い金利低下、減税を主張している。
(ロイター) - 10月3日8時35分更新

257片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/03(火) 08:55:39
タイ:愛国党の主要幹部が一斉離党 政界再編へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061003k0000m030082000c.html

 【バンコク浦松丈二】タイ最大の政党で、タクシン前政権の与党だったタイ愛国党の主要メンバーが2日、一斉に離党した。タイでは来年10月に総選挙が予定されているが、有力政治家のタクシン氏離れが進み、政界再編が確実視されている。

 離党した幹部は、国連事務総長候補にもなっているスラキアット前副首相▽ソムキット前副首相兼商業相▽ソムサック前労相▽ワタナー前社会開発・人間安全保障相▽ソラアート前情報通信技術相など、前政権の有力政治家が目立つ。

 同党は今年4月の下院総選挙で小政党を買収したとされ、現在、裁判が続いている。有罪が確定した場合、同党は解党され、党幹部も一定期間選挙に立候補できなくなる。このため、離党した多くの幹部は総選挙に立候補するため、他の政党に合流するとみられている。

 タイ愛国党はクーデターで首相職を追われたタクシン氏が現在も党首を務めている。

毎日新聞 2006年10月2日 20時39分

258片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/03(火) 08:57:24
スウェーデン総選挙:右派連合勝利 4党連合政権へ−−識者2人に聞く
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20061003ddm007030065000c.html

 9月のスウェーデン総選挙で、高福祉・高負担社会を築いてきた左派政権が敗れ、12年ぶりに政権が交代する。6日に発足する予定のラインフェルト穏健党党首率いる中道右派4党の連合政権は、どのような政策を展開するのか。識者2人に聞いた。【ストックホルムで山科武司】

 ◇国営企業の民営化促進−−政治ビジネス研究所長、ステファン・ランドグレン氏

 「高福祉・高負担」の政策が大きく変わるわけではない。それでも4党連合は、社会民主労働党の経済政策を修正するとみられる。民営化を進め、国が所有する銀行や電気通信企業の株を放出するだろう。通貨スウェーデン・クローナの価値にも影響を与えそうだ。

 失業率は公式統計で5〜6%、実際は10%ほどと推計される。過去2〜3%だった我が国の歴史上では異常に高い。高福祉政策のために失業しても暮らせることが背景にある。4党連合が公約で訴えた失業給付の減額や減税は、エコノミストからすれば良薬に映る。

 しかし、今後4年間で目に見える改善を果たさないと、次回の総選挙で再び社労党に政権を奪われることになる。過去2度あった、非社労党系の連合政権はいずれも1党が政策で妥協できず、瓦解した。91〜94年の政権(穏健党のビルト首相)では、環境政策で中央党が妥協しなかった。

 今回、4党は2年間かけて政策をすり合わせており、瓦解の可能性は前回より低い。将来的には党の合併も進むだろう。

 ◇EUの役割は限定的か−−サーダルトールンス大学上級講師、・カール・ヨハンソン氏

 今回の選挙は党首、すなわち首相になる人物のキャラクターがインパクトを与えた点で興味深い選挙となった。立憲君主制のスウェーデンでは、首相が大統領に近い役割をも担う傾向にある。これは世界中で見られることだ。

 外交政策は選挙の争点にはならなかった。政権が交代しても、社会民主労働党政権から大きく変わることはない。

 95年に加盟した欧州連合(EU)への対応では4党の間に「EUの役割は限られた部分にとどまるべきだ」との意見が強く、その方向に進むのではないか。スウェーデンの高福祉政策は国益であり、それを欧州水準に落とす必要はないと考えている政党が多い。

 加盟していない北大西洋条約機構(NATO)への対応では、4党の間に足並みの乱れがある。穏健党はNATO加盟に好意的だ。しかし、この4年の間に加盟へとかじを切ることはない。非同盟中立の伝統から大きく踏み出すような政策変更は、野党に転落した社会民主労働党の協力なしにはできないからだ。結局、外交面では大きな変化は見られないだろう。

毎日新聞 2006年10月3日 東京朝刊

259片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/03(火) 08:58:38
オーストリア総選挙、野党・社民党が勝利 極右は増加
2006年10月02日11時01分
http://www.asahi.com/international/update/1002/003.html

 オーストリア下院(定数183)選挙が1日、投開票され、野党の社会民主党が暫定得票率35.7%(予想獲得議席数68)となり、シュッセル首相率いる保守・国民党の34.2%(同66)をわずかに上回って勝利、政権交代がほぼ確実となった。

 社民党は単独過半数には届かず、9日にも出される最終開票結果を待って連立交渉を始める。緑の党との連立では過半数にならないため、国民党との大連立を目指す可能性が高い。ただ、社民党による連立交渉がすべて失敗に終わった場合、国民党と極右2党による連立も可能性は残されている。

 社民党は国民党の年金改革や法人減税を批判、不公平税制の是正や教育の充実などを訴え、支持を集めた。アルフレッド・グーゼンバウアー党首は「国民はより公平で公正な社会を望み、変化を求めた」と述べた。

 一方、国民党は好調な経済を背景に6年間の実績を強調するとともに、雇用拡大を訴えたが、02年の前回から13議席減らした。投票率が前回より約10ポイント下がったことも、国民党に不利に働いたとみられる。選挙前にわずかにリードと伝えられていたシュッセル首相は「厳しい結果に失望した」と話し、社民党の勝利を認めた。

 ナチス時代賛美などの発言で知られるハイダー氏らが昨年離脱した自由党は新党首のもとで議席を増やし、第3党に。ハイダー氏らが結成した未来同盟は議席獲得に必要な得票率4%を辛うじて上回り、国政の場にとどまる見通しとなった。極右の両党を合わせた得票率は約15%、前回の自由党の10%から増えた。

 暫定開票結果の他党の得票率は自由党11.2%(同21)、緑の党10.5%(同20)、連立与党の未来同盟4.2%(同8)。郵便投票など40万票程度が未集計で、得票率や議席数が変わる可能性がある。


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