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特別会計の闇を暴く

39百姓:2008/10/09(木) 08:37:08 ID:o/HqAsmU0
164 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[] 投稿日:2007/11/18(日) 10:56:17
★北沢栄 特別会計の限りなくルーズな実態  1
 (2006年12月11日) 

  国の31ある特別会計(特会)の「ルーズな財政実態」が、会計検査院の検査報告で
浮き彫りにされた。報告は、カネの流れの不透明さに加え、多額の繰越額・不用額が
毎年度発生しているなど、所管省庁の管理のずさんさを指摘している。「特別会計の闇」が、
国の財政チェック機関によって、ようやく照らし出された意義は大きい。

 複雑怪奇なカネの流れ

 今回の検査は、特別会計の状況について参議院決算委員会の報告要請を受けて行われ、
10月に検査結果が報告された。
 そのポイントはまず、特別会計に出入りする複雑怪奇なカネの流れが解明されたことだ。
特別会計が分かりにくい大きな要因は、一般会計と各特別会計間、各特別会計相互間、
同一特別会計の勘定間にカネの出入りがあり、歳入・歳出が重複していることだ。一般会計
からの繰入れなどの重複分を除いた純計ベースでみると、2006年度の特別会計予算規模は
225.3兆円と、一般会計(33.4兆円)の約6.7倍近くに上る。
 報告は、このような他会計や他勘定(特別会計全部で63勘定ある)相互の繰入れに
係る科目数は、2004年度の特別会計決算では約300にも上ることを挙げ、「極めて
複雑な状況となっている」と指摘している。

 特別会計が分かりにくいもう一つの要因は、年度を越えた資金移動に相当する前年度
余剰金の受け入れや、積立金との間の資金の受け払いといった内部取引の内訳が、
一斉示されていないことだ。
 さらに、一般会計の予算書・決算書にあるような主要経費別分類(「社会保障関係費」の
ように重点施策の種類を示す)のコード番号が付されていないことも、特別会計の不透明さを
助長している、と報告は指摘する。一般会計では、歳出の各「目」(「項」の下の勘定区分)が
主要経費別分類のいずれかに該当するかが分かるコード番号が付されてあるが、
これがないため「予算が何に使われたか」すぐに把握できない。

165 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[] 投稿日:2007/11/18(日) 11:07:49
★北沢栄 特別会計の限りなくルーズな実態  2

 不用額10.5兆円

 報告は、各特別会計の繰越額・不用額の多さも問題視している。予算執行後に残った
剰余金のうち、翌年度への繰越額を引いたものが不用額だが、検査の結果、04年度の
繰越額は特会全体で11.8兆円、不用額は10.5兆円にのぼった。02〜04年度の3年間に
連続して100億円以上の不用額が発生した“常連”の特別会計は18会計、28勘定あり、
その上予算10%以上の不用額が発生した特別会計は8会計、10勘定あるが、こうした
繰越額・不用額の年度ごとの推移は、一覧できる形では発表されてこなかった。
 不用額は基本的に、一般会計からの繰入金などとともに各会計の積立金に繰り入れられる。
この積立金は特別会計全体で04年度末で201.4兆円にのぼる(積立金を管理・運用する
財政融資資金と外国為替資金の2特会を除く)が、報告は積立金をめぐる自己規律の
欠如も指摘する。

  筆者は、国の財政赤字を改善するためにも適正レベル以上の積立金は一般会計に
繰り入れ・活用すべきだと考えるが、報告によれば、そもそもほとんどの特会は積立金の
目的、使途などに応じた「適正基準」を定めていない。「このため、積立金等の残高が
適正な水準であるかどうかを判断できず、資金の有効活用を図る上での財政統制が
機能しにくい状況となっている」と報告はいう。
  財政融資資金特会の積立金については、一部を国債・借入金の償還に備えるための
国債整理基金特会に繰り入れるなどの措置が06年度に講じられたが、それ以外の
多くの特会の積立金は、規律なく漫然と積み立てられ続けているのである。
  これらの積立金の適正基準作りと圧縮・一般会計化は、国家財政健全化の
重要なカギとなるだろう。


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