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識者の発言

7アリベシ </b><font color=#FF0000>(Fgq/hcZ2)</font><b>:2004/04/24(土) 20:45
□反市民派の空気
自作自演説など本気で信じていた「2ちゃんねらー」はたぶんほとんどいない。
彼らにとっては、市民派然とした被害者のキャラクターをいじりながら、
面白おかしくコミュニケーションを連接させていくことこそ重要だった。
こうした反応の様式は今回初めて登場したものではなく、
2ちゃんねるでは幾度となく反復された来た伝統芸のようなものといえる。
今回の事件で注目すべきは、時間の経過とともに「世論」もまた、
きわめて2ちゃんねる的な自業自得論へと傾いていったということである。
一部メディアが3人の住所を公開してしまったということもあり、
被害者の家族のもとには多くの中傷、非難の声が寄せられたという。
無謀なバックパッカーと被害者3人を同一視するような世論の空気ー。
人質事件を非政治化する。先の小泉発言は、こうした空気のなかで可能となったものといえる。
□レトリック
ひとまず自己責任論=自業自得論そのものの可否についてはいくこととしよう。
重要なのは、自己責任論の背後に2ちゃんねる的な「屈折したナショナリズム」
が見え隠れしているということだ。もしかすると、かれらは無謀であるがゆえに
非難されたのではなく、左派という“キャラクター”を担っているがゆえに非難
されたのかもしれない。その場合、無謀であるというのは、かれらを非難するた
めのレトリックに過ぎず、本質的な理由ではなかったということになる。
反体制的な被害者は救うに値しない悪い被害者であるー。
アンチ市民主義を基調とする2ちゃんねるや保守系メディアが3人を標的とした
のもうなずける。自己責任論とは、実は不気味に世間に浸透しつつあるナショナ
リズム的信念によって担保された言辞だったのではなかろうか。
私たちは今「2ちゃんねる」化する社会のただなかに生きているのかもしれない。
以上
※見出し「世論もネットに同調」「左派的言動 攻撃の的に」
南日本新聞4月24日
2ちゃんねるに《リベラル》の花束を − 北田 暁大
http://media.excite.co.jp/book/interview/200311/


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