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70年の伝統!・陸軍幼年学校の夜

7名無しさん:2009/11/04(水) 21:40:09
帝国陸軍美少年伝説(2003.11.18)
 今回は一部の女子向きの話題。
 最近、『陸大物語』(光人社NF文庫)という本を読んだ。
 題名からして帝国陸軍の指導者を育成した陸軍大学についてのノンフィクションかと思ったのだが、読んでみると陸大を卒業したエリート軍人たちの逸話集であった。昭和陸軍のマニアでないとわからん内容のうえに切り口が妙である。
 なにしろいきなり最初の章が「美少年伝説」なのだ。陸軍大学で美少年ですか。
 内容はまあ帝国陸軍の美形列伝である。しかしこれが女性にモテた将校の話だけならわかるのだが、評価の基準が同期生の回想だったりするので異様だ。例えば鈴木宗作中将がレイテ島で戦死したと報告された日、士官学校同期の参謀次長河辺虎四郎は「その昔…正に四十年の昔なり…かの自習室の一隅に座してコツコツたりし彼は文字通りの紅顔の美少年なりし。彼を追いまわしたる上級の猛者も一、二の数にはあらざりし」と日記に記している。これが戦死した旧友を悼む将軍の言葉なのであろうか。
 身も蓋もない話をすると、ボーイズラブの傾向は建軍以来滅亡に至るまで帝国陸軍将校団の文化的伝統であった。
 『陸大物語』によると「陸軍将校のほとんどが、将校生徒であった幼年学校と士官学校で、この世界を通過する」のだそうな。
 今年亡くなった評論家の村上兵衛氏の回想録『桜と剣 わが三代のグルメット』(光人社NF文庫)によれば、士官学校の生徒たちは美形を「ショーネン」と呼んで愛でていた。ドイツ語のシェーネ(美人)に「少年」をひっかけたものらしい。村上氏もこのショーネンの部類で上級生たちから目をつけられていたという。


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