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70年の伝統!・陸軍幼年学校の夜

21名無しさん:2017/05/12(金) 22:15:53
私は全国一の難関と言われた「東京陸軍幼年学校」を受験することとなりました。
終戦のニ年前のことです。
受験者は約九千人。宮家・軍人子息等の特待生を除く、一般からの合格者定員は僅か五十名程度でした。
受験は学科・面接と身体検査。冬の厳しい寒さの中で受験は実施されました。
十三歳の受験者が最年少ですが、二度目・三度目の受験者は十四・十五歳と随分大柄でした。
私は、十二月生まれでしたから十三歳になったばかりでした。

身体検査は、講堂で行われました。全員ふんどしだけ身に付けた全裸に近い格好で集合させられました。
身長・体重・視力等、順々に検査が進みます。
壇上には、日本刀を持った、立派な髭を生やされた兵隊さんが三名座って、
私たちの検査の様子を御覧になっておられたように思います。
ずっとふんどし姿で検査を続けましたが、軍医殿の「触診」の列に並んだときには、
唯一体を被っていた最後のふんどしさえも外すように命ぜられました。
外したふんどしを小脇に抱え、性器を丸出しにした状態で、「蹲踞の姿勢」で待機するように言われるのです。

受験生は、軍医殿の前に両手を後ろに組み、両足を軽く左右に開いた格好で立たされます。
皮を被ったままの者は、包皮を剥き上げられました。
できない者は、カルテに「包茎」と記されたようです。
何人もの受験者がいますから、かなり手荒く強引に剥き上げられていたようです。

「性病」の有無を調べると称し、膿が出ないかと一物をギュッ、ギュッと二、三度しごかれました。
睾丸を袋の中でぐりぐりと転がされ、これもかなり手荒く機械的に触診されていました。
包皮を剥かれ、睾丸をまさぐられ「ウッ。」とか「イテッ。」などの呻き声が、
何人もの受験生の口から漏れ出ていたのを記憶しています。

最後に「痔疾」の検査と称して、四つん這いになって、肛門の様子を検査していただくと終了。
だいたい、全国の優秀かつ真面目な志願生に「性病」検査等必要だったのかどうかはさておいて、
軍人として、兵士として、国家や上官の命令や規律の中においては、
個人の尊厳や権利等は皆無に等しいことを身を持って知らしめるための儀式であったと考えられます。

検査の様子は列の後ろに控えている受験生全てに見られているわけで、顔を真っ赤にしている初な生徒も沢山おりました。
当然のことながら自然の仕組みに逆らえず見事に「勃起」させてしまっている者もおり、
「蹲踞」の姿勢を崩し「勃起」を見られまいと、足を閉じ、見回りの検査官に指摘を受け、
無理矢理足を開かされ「勃起」を暴露され、「日本男児、何が恥ずかしいか。」と、
持っていた竹刀の先で、勃起をチョンチョンとつつかれて顔を赤らめて項垂れる生徒もおりました。


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